くらし情報『『わろてんか』モデル「吉本興業」創業者は商売の天才だった!』

2017年10月22日 11:00

『わろてんか』モデル「吉本興業」創業者は商売の天才だった!

 

NHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロイン(藤岡てん)のモデルとなった吉本せいは、“お笑い帝国”吉本興業を一代で築き上げ「日本一の女興行師」「女太閤」と呼ばれた人物だ。

「そんな呼ばれ方は、本人がいちばん驚いているはず。せい自身は、もともと芸人やら寄席やらにはなんの興味もなかったのですから。ただ夫の商売に尽くす、典型的な“明治の女”の生き方なんです」

こう語るのは、せいの弟で後に同社社長を務めた林正之助の伝記『笑売人林正之助伝』(大阪新聞社)の著者・竹本浩三さん。せいの親族の取材をしてきた竹本さんに、その波瀾万丈な人生を振り返ってもらった。

せいは1889年12月5日、大阪市北区の米穀商を営む父・林豊次郎と母・ちよの三女として生まれた。勉強はよくできたが、きょうだいが12人もいたため、尋常小学校を卒業すると船場の大きな商家に奉公に出された。

「そこで3歳年上の男性との縁談が持ち上がりました。
吉兆やなだ万といった一流料亭に箸を卸す老舗の荒物問屋「箸吉」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.