女優の吉田羊が18日、自身のインスタグラムを更新し、女優業を休止してイギリスに留学すると一部週刊誌に報じられたことについて否定した。吉田はハッシュタグで「吉田羊留学するの?」「へーってニュース見て思った人」「嘘が本当のように報道される」「こわいねぇ」「ねぇ(映画関係者)って誰?」「来年も日本でがんばります」とコメントした。また、「本日、中学聖日記最終回。を前に、Yマネさんと打ち上げ。オンエアまでには帰ります!みんな、みてねー。」と、この日最終回を迎えるTBS系火曜ドラマ『中学聖日記』(毎週火曜22:00~)を告知した。
2018年12月18日来年に女優業を一時休業し、英国へ演劇留学すると本誌が報じた吉田羊(年齢非公表)。所属事務所から独立することも伝えており、注目が集まっている。今年10月に公開された主演映画「ハナレイ・ベイ」の撮影を機に、演劇の本場であるロンドンで勉強したいと強く思うようになったという吉田。すでに演劇学校にも内定。留学期間はビザが必要ない半年を予定。来年のスケジュールは白紙状態だという。その背景には、所属事務所の女性社長Aさんとの“訣別”が。無名時代から吉田を支えてきたAさんだが、プライベートの振る舞いについても意見するように。その結果、昨年に吉田から関係終了を提案。年明けにも独立する方向で、最終調整していると伝えている。本誌は吉田の所属事務所にコメントを求めていたが、期日までに返答は得られなかった。報道後も各メディアが接触を図っているものの、沈黙を守り続けているという。「各社が事務所と社長にコンタクトをとっていますが、事務所スタッフは事情を飲み込めないようす。また社長も、携帯に出ない状態です。事務所の公式サイトを見ると、今年の5月で更新が止まっています……」(芸能デスク)これまでともに闘ってきた“恩人”から訣別するという吉田。そこで注目されているのが、吉田の“おもてなし”についてだという。「吉田さんとAさんといえば、関係者への心温まる“おもてなし”で知られていました。いっしょに仕事した監督やスタッフに誕生日プレゼントを贈ることを欠かさず、バレンタインデーの時期には豪華なチョコレートを配っていました。そうした粋な計らいに感動する人は多く、それが彼女の評価を上げていたともいえます。独立後の吉田さんは事務所がやっていた雑務もこなすことになるはず。きめ細やかな気配りを続けられるかが、今後重要になってくるでしょう」(映画業界関係者)
2018年12月18日「いまや演技派女優として不動の地位を得た吉田羊さんの19年のスケジュールが白紙状態になっています。本人の強い希望で一時的に休業し、英国・ロンドンへ演技留学するそうです」(映画関係者)18年には2本の主演映画を含む5本の映画に出演。今月3日に発表された「2018タレントCM起用社数ランキング」は11社で女性部門4位にランクインした吉田羊(年齢非公表)。順風満帆に思える彼女が今回、大きな決断をした原因のひとつが、10月に公開された主演映画『ハナレイ・ベイ』だったと前出の映画関係者は証言する。「撮影は昨年8~9月にハワイ・カウアイ島を中心に行われました。彼女は最愛の息子を事故で亡くしたシングルマザー役だったのですが、監督は、孤独感を出すため“ひとりきりでの渡米”を厳命。共演者と接することまで制限され、常に孤独な状態に置かれたんです」スタッフの半分は米国人で、せりふは約半分が英語。監督からは容赦ないダメ出しの連続――。「撮影のないときは英会話を猛勉強して、心身とも相当、追い込まれたそうです。自分自身のもろさを痛感し、女優としての作品への向き合い方を改めて考えたそうです。“もう一度演技を勉強したい”気持ちが強くなり、留学を決めたと聞きます」(前出・映画関係者)映画上映に先駆け、プレミア上映会に出席した吉田は、《クランクイン初日からコテンパンにやられました。この作品が終わったら女優をやめようと思いました。それぐらい追いつめられて闘った撮影でした》と、女優として転機になる作品だと述べていた。吉田の所属事務所に英国留学についてコメントを求めたが、期日までに返答は得られなかった。19年1月には出演するスペシャルドラマが放送され、2月には出演映画『七つの会議』が公開されるが、すべて撮影済みだという。「すでにロンドンでの演技学校も内定しているそうで、吉田さんは『向こうで舞台に立てるまで頑張りたい』とオーディションも受ける決意を口にしています。留学期間は半年ほどと聞いています」と前出の映画関係者。「6カ月以内の期間であれば、事前に取得しておくビザの必要がないので、簡単に留学できます」そう話すのは留学エージェント「ウインテック留学センター」の担当者。英国では大学の演劇学校は基本的に3年間、短くても1年間が中心だが、演劇関係者は言う。「ロンドンには民間の演劇学校も多く、映画『羊たちの沈黙』のアンソニー・ホプキンスなどを輩出した王立演劇学校は特に有名。サマースクールなどのショートコースも充実しているので、民間の学校に通う可能性は高いでしょう」英国留学は、彼女の新たなステップアップとなるか――。
2018年12月18日今年10月に公開された吉田羊(年齢非公表)の主演映画『ハナレイ・ベイ』。昨夏、ハワイで撮影が行われたが、「実は吉田さんはこの撮影と前後して、無名時代から10年来、二人三脚で歩んできた“恩人”と訣別の意志を固めていたんです」と語るのはある芸能関係者だ。吉田は01年に女性3人で劇団プロデュース集団「東京スウィカ」を立ち上げ、07年に卒業するまで主演女優を務めた。「まだ無名だった彼女に目をつけ、スカウトしたのが、現在の所属事務所社長でマネージャーも務める“恩人”女性・Aさんでした。Aさんは同年代の吉田さんに《アルバイト禁止》を言い渡し、借金をさせてまで彼女を女優業に専念させたんです」A社長の売り込みが功を奏し、吉田は07年に昼ドラ『愛の迷宮』(東海テレビ)でドラマデビュー。翌年にはNHK連続テレビ小説『瞳』に出演と、トントン拍子に仕事が決まり、14年にはドラマ『HERO』(フジテレビ系)出演でブレークを果たす。A社長は15年、吉田のブレークを特集した『金スマ』(TBS系)で「私の趣味は吉田羊。吉田羊の母であり、子であり、大ファンだ」と語っていた。前出の芸能関係者は続ける。「2人は言いたいことが言える関係を築きあげましたが、けんかも絶えませんでした。ただ、吉田さんのブレークを喜びあう“戦友”として絶妙な名コンビでした」別の芸能関係者によるとA社長の戦略で吉田が大成功を収めた大きな要因は2つあったという。「1つ目は、映画プロデューサーの助言を受け、吉田さんの年齢を非公開にしたことでした。これによって、役柄の幅が広がりました。2つ目はAさんと2人で“ヒツジのコスプレ”をして関係各所に毎年年賀状を出し続けたことです。羊の名前に羊の格好ですから、インパクトは大。『瞳』への出演もこれが功を奏したと聞いています」そんな2人の間に決定的な亀裂が入ったのは昨年のことだという。「Aさんは仕事上のアドバイスにとどまらず、有名になった彼女のプライベートの振舞いに関しても意見するようになっていました。事務所の社長として当然でしょう。ただ、ある仕事先のオフで、よかれと思ったAさんの細かい注意が吉田さんの癇に障ったそうです。“いい大人なんだから仕事以外のことに口を挟まれたくない”という思いが募った吉田さんは、ついに『もう仕事のパートナー関係は終わりにしましょう』と切り出したそうです」(前出・芸能関係者)売り言葉に買い言葉。A社長も、その提案を受け入れたという。だが、彼女が取ってきた吉田の仕事は1年以上先まで埋まっていた。「そこは吉田さんも恩義に感じていますから、Aさんが決めた仕事をすべて完璧に終わらせるまではお互い“休戦状態”になりました。契約終了についてはクライアントなど関係各所にすでに報告済みだと聞いています。スケジュール管理は、今は親族が担当。現在はお互い弁護士を立て、年明け独立に向け最終調整に入っているようです」(広告代理店関係者)吉田の所属事務所に独立についてコメントを求めたが、期日までに返答は得られなかった。彼女にとって、2019年は“変革の一年”となりそうだ。
2018年12月18日俳優の田中圭が24時間にわたり生出演、吉田鋼太郎、眞島秀和ら親交の深い俳優をはじめ豪華ゲストも集結したAbemaTVの「田中圭24時間テレビ」が12月15日から16日にわたり放送された。「24時間でドラマを作る」というテーマで行われた本番組、SNSはどんな反応を示したのか?本番組は田中さんが24時間にわたる生放送中の間、様々なゲストと共にドラマを1本作る「24時間耐久ドラマ制作」に挑戦するというもの。ドラマは「くちびるWANTED」というタイトルで「田中圭とキスした女性には1億円」という情報がネットで広まり田中さんの唇が様々な女性から狙われるというストーリー。田中さんがタイトルを間違えるハプニングで始まった放送は、大ヒットドラマ「おっさんずラブ」で共演した鋼太郎さんが登場、田中さんと鋼太郎さんの共演シーンに視聴者から「部長とはるたんにしか見えなかった」「吉田鋼太郎をおじさん呼びする田中圭くそくそくそ可愛すぎ」「吉田鋼太郎さんのアドリブにどんどん返していく田中圭もすごい」などの反応が寄せられる。またドラマ本編で「おっさんずラブ」のBGMが流れたことに「部長の曲ーーー激笑」「やばい!おと!おとが、おっさんずラブのやつ」と歓喜の声も。同じく「おっさんずラブ」で共演した眞島さんが登場、熱い“抱擁”シーンが放送されると「仲良しハグが見られて心拍数がドーーーンと上がりました」「田中圭を抱きしめて優しくとんとんってするの好き」「眞島さん、声も見た目も包容力も好き」などSNSは再び大きく沸きあがる。こちらも同作で共演した伊藤修子はシャワーを浴びて半裸の田中さんを“急襲”。田中さんの肉体美に「田中圭の裸刺激が強すぎ」「すごい、、筋肉すげえよはるたん」「ここのシーンだけ5万回くらい再生したい」といったツイートが続々と上がる。そのほかに田中さんを催眠術にかける謎の俳優・ロドリゲス役で出演した満島真之介の“怪演”に「面白いを超えた」「振り切れてるなぁ」などの声が上がっていたほか、田中さんのマネージャー役を演じた吉田羊とのエチュードにも「本当に観ていて楽しかった」「吉田羊さんの「中二かよ!!」最高でした」といった反応が寄せられていた。16日21時でいったん生放送は終了し、21時からはドラマ本編がオンエアされ全てのプログラムが終了。「田中圭24時間テレビ観てファンになった」「必ず田中圭を好きになる番組」「本当に刺激的で面白かった」など今回の企画を讃える声がいまも続々とネットに上がり続けている。(笠緒)
2018年12月17日現在放送中の「中学聖日記」で共演する有村架純と吉田羊がCM初共演を果たしたホットペッパービューティー新CM「思い立った時がキレイになる時」篇が、12月17日(月)よりオンエア。特設サイトにて本日12月14日(金)13時より公開スタートする。■先輩×後輩役でCM初共演!今回の新CMでは、とあるオフィスで有村さんが、いつもキレイで洗練された佇まいの吉田さん演じる先輩の姿を見つめている。すると、急にきりっとした表情に変わり、「私だって…やったる」と気合!次の瞬間、吉田さんがふと近づき顔を近づけ、「思い立った時がキレイになる時よ。…なんつって」とささやく――というストーリー。自分なりにキレイにしているけど、あまり自信がない。そんな女子の心情を有村さんが繊細に演じている。なお、1月2日(水)からは「思い込みがキレイを止める」篇もスタート。こちらもお楽しみに。■撮影合間には旅行計画!?「中学聖日記」のほか、『コーヒーが冷めないうちに』や『ビリギャル』などで過去にも共演経験のある有村さんと吉田さん。初めてのCM共演ということで、撮影がとても楽しみだったそう。有村さんは吉田さんの自宅に遊びに行くこともあるほど仲が良く、合間には楽しそうに談笑し、「来年は一緒に海外旅行に行こう!」と計画を立て始める一幕も。「羊さんと一緒だったら、どこでもうれしい」と話す有村さんに対し、吉田さんが「(そんなこと言われたら)何でも買ってあげる!」と照れるなど仲良しな一面が見られたようだ。■有村さんは料理上手!?またCM中の吉田さんのセリフにちなみ、“最近思い立って行動したこと”について、吉田さんは友人がSNSにアップしていたビューティーサロンが目に留まり、思い立ってすぐに予約したというアクティブさを披露。一方の有村さんは、ドラマのワンシーンで芋掘りをしたときに、その芋でポタージュを作り、現場に差し入れをしたそう。吉田さんは「なんで私がいない(現場の)時に持ってくるの!?」と有村さんの手料理が食べられなかったことをとても残念がっていた。■2018年は「耐」「待」――。「今年の漢字」にちなみ、2人にも“今年の漢字一文字”を披露してもらったところ、有村さんは「耐」、吉田さんは「待」とのこと。有村さんの文字を見て吉田さんも心配していたが、「今年は多くの作品に出演させてもらいましたが、演技をする上で自分の引き出しの少なさを感じることも多かった。そんな中でも挫折することなく、忍耐強く向き合えたことがプラスになったので」とポジティブな意味合いだと有村さんは述べ、吉田さんも「機が熟すのを待つ、吉報を待つ、スケジュールを待つなど、今年は待つ一年でした」と語っている。ホットペッパービューティー新CM「思い立った時がキレイになる時」篇は12月17日(月)~一部地域を除く全国にてオンエア。(※「思い込みがキレイを止める」篇は2019年1月2日(水)スタート)(cinemacafe.net)
2018年12月14日ディガウェル(DIGAWEL)より、“オフィス”をテーマにした限定アイテム並びに、吉田カバンとコラボレーションしたバッグやポーチが再登場。2018年12⽉13⽇(⽊)から12⽉26⽇(⽔)まで、日比谷・ヒビヤ セントラル マーケットにて開催される「オフィスウェア」にて販売される。2018年11月、代々木上原の社食堂で開催された限定ストアで初登場した本アイテム。「オフィスウェア」では、前回同様、吉田カバンと協働した“Officeware”ロゴ入りPCケースをはじめ、PVCポーチやコインケースなどを用意。またオフィスをテーマにしたコーチジャケットやパジャマシャツなども引き続き店頭に並ぶほか、SCOSのレアなステーショナリーや、TOXGOがセレクトした古着なども取り揃える。今回会場に選ばれたのは、日本の中心的ビジネス街に位置する日比谷。店内では、オフィスを彷彿させるデスクやホワイトボードなどをレイアウトした、架空のオフィスルームを演出する。この会場構成も、前回同様サポーズデザインオフィスが担当する。【詳細】ディガウェルの限定イベント「オフィスウェア」期間:2018年12⽉13⽇(⽊)~12⽉26⽇(⽔)会場:ヒビヤ セントラル マーケット/テントギャラリー住所:東京都千代⽥区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン⽇⽐⾕3階TEL:03-6205-7894
2018年12月08日それぞれ5歳より三味線を始めた吉田兄弟。1999年にアルバム『いぶき』でメジャーデビューし、津軽三味線ブームを巻き起こした。その後もアメリカ・ヨーロッパなど世界各国での活動や、EXILEやMONKEY MAJIK、海外アーティストたちとのコラボレーションなど、日本の伝統芸能の枠を超えて活躍中。来年11月に迎えるデビュー20周年を前に、新たなツアーに挑むふたりに話を聴いた。今回開催中のツアー「三味線だけの世界」は、兄弟ふたり、三味線2丁だけの構成。原点に戻り、新曲を含むオリジナル曲や、観客にも人気の高い民謡『津軽じょんがら節』を演奏する。「三味線だけがより鮮明に聴こえるからごまかしようもなくて(笑)。僕らにとっては修行のようなコンサートですが、三味線の可能性を今まで以上に見せていきたいです」(兄・吉田良一郎)今年のツアーには新たに「JAPAN VALUE PROJECT」というテーマが加わった。今回は島根県浜名市の石州和紙(石州半紙がユネスコの無形文化遺産に認定)にスポットを当て、このツアーの為に職人に漉いてもらった石州和紙をスクリーンほか舞台美術に使用している。「2003年の全米デビュー以降は海外活動が増えたこともあって“和”と“洋”のコラボが多かったんです。ここ最近は、津軽三味線と“フロム・ジャパン”や“メイド・イン・ジャパン”のもの、つまり“和”と“和”を組み合わせることによって、より強く“日本の良さ”を発信していきたいと思うようになりました。このプロジェクトもそのひとつです」(弟・吉田健一)今は学校教育でも和楽器が導入されており、ダンスの授業や運動会で彼らの楽曲が使われることも多いという。また、パルクールという人気スポーツとコラボした動画はYouTubeで1600万回以上再生され、世界的にも注目度が高いことがわかる。このように“和”への関心が高まってきた中で2020年の東京オリンピックを迎えることができるのは「世界に“和”の総力を見せる絶好のチャンス」と熱く語ってくれた。この年末には、吉田兄弟を始めとした若手奏者だけでの世界初の三味線フェス『SHAMI FES 2018』が東京で開催される。津軽三味線の世界は若い奏者も増えてきて勢いがあると感じていると語るふたり。「他の和楽器界も引っ張っていけるような存在になりたい」と意気込む。若い三味線奏者には九州出身者も多く「昔から三味線の音色に慣れ親しんできた東北の人とは、また違った新鮮さがあるのかも」。九州でのライブはいつも観客の反応が熱いと笑顔で口を揃える。「“お兄ちゃん”、“弟”、って名前で呼ばれないんですけど(笑)、よく声をかけていただきます。今回も津軽三味線の響き、そして兄弟バトルを楽しみに来てください」公演は2月28日(木)に福岡シンフォニーホールにて開催。チケットは発売中。
2018年12月07日有村架純主演、岡田健史、町田啓太、吉田羊らが共演する「中学聖日記」の第9話が12月4日オンエア。今回は吉田さん演じる原口律が別れを切りだす時の“大人の対応”に賞賛の声が集まっている。教え子と恋に落ちた女性教師・末永聖に有村さん、聖に恋い焦がれる元生徒の黒岩晶に岡田さん、聖の元婚約者・川合勝太郎に町田さん、勝太郎と関係を深めつつある上司の原口律に吉田さん、聖が現在勤務する小学校の同僚教師・野上一樹に渡辺大といったキャストのほか、晶に思いを寄せる同級生の岩崎るなに小野莉奈、晶の母・愛子に夏川結衣、友近、マキタスポーツらも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。父・康介(岸谷五朗)が暮らす「山江島」に着いた晶と聖は康介の所在を探し、ついに13年ぶりに父と子は対面する。康介と島の住人たちに優しく迎えられる2人だったが、晶の行方がわからなくなり気が気でない愛子は勝太郎の元へ出向き、聖と連絡を取らせようとする。聖を心配する勝太郎に、律は嫉妬心を抱く。一方、康介は聖と晶の関係を見抜いていた。聖と晶は離れ島で初めて2人きりの時間を楽しむが、その夜、勝太郎からの電話で晶が母親に連絡を取ってないことを知った聖は、「ホテルに泊まる」と嘘をつき晶のもとを離れる。康介はもどかしそうに過ごす晶を「愛子を納得させる立派な大人になれ」と励ますのだった。次の便で本土に戻ろうとする聖だが天候不良でフェリーが欠航。キャンプ場に泊まろうとするも山道で足を滑らせてしまう。心配した晶は、聖を探すためキャンプ場へ。2人は倉庫に避難。そこで聖は晶に初めて「好き」と想いを伝えるのだった。その頃、愛子は聖の実家を訪れていた。ラストでついにお互いの想いが通じ合った聖と晶に対して“別れ”の道を選んだ律と勝太郎。今回は「はい、解散!」と別れを切り出した律の“大人な対応”に賞賛の声が上がり「“今日で終わり解散!”の大人対応カッコイイ」「原口さんがかっこよすぎる」「原口さんの解散!って言い方かっこよかった」などの声が集中。放送開始当初とは逆に「お願いだから晶くんと聖ちゃんを結ばれますように」「黒岩くんが大学卒業して就職するまで待てばいいだけや!」など、聖と晶の仲を応援するツイートが多数見受けられるようになっている。(笠緒)
2018年12月05日俳優の吉田鋼太郎が、今年活躍したクリエイターをたたえる「Pen クリエイター・アワード 2018」に選出され3日、都内で行われた授賞式に出席し、自身が出演したテレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ』の続編を熱望した。『おっさんずラブ』での活躍などが評価されて受賞した吉田は、安藤貴之編集長から「『おっさんずラブ』で男性も女性も虜にした」などと評価され、「最大限に褒めていただいて恐縮です」と感謝。「田中圭君、林遣都君をはじめとする俳優陣、そして監督・スタッフ、本当に熱いすごくチームワークのいい現場だったので、みんなでいただいた賞だと思っています」と語った。来年の抱負を聞かれると「『おっさんずラブ』を見ていただいた方たちに熱い思いで受け入れてもらったので、できることならば続編をやりたい」と続編を希望。「僕ら役者たちは飲み屋で『またやりたいね』という話を3人でしています」と明かし、「こればっかりは僕らが決めることではないのでわかりませんけど、やれたらいいなと思っています」と期待を込めた。また、『おっさんずラブ』は、この日発表された「『現代用語の基礎知識』選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」でトップテンに選出されたが、吉田は「残念極まりないですね」と大賞を逃したことを悔しがった。クリエイティブな人々に注目している雑誌『Pen』による同賞は、アーティスト、俳優、クリエイティブ・ディレクター、デザイナーなど、さまざまなジャンルにおいて、今年目覚ましい活躍をみせた話題の人々をたたえる賞。2回目となる今年は、吉田のほか、稲垣吾郎(俳優)、松岡茉優(女優)、チームラボ(ウルトラテクノロジスト集団)、名和晃平(彫刻家)、石上純也(建築家)が受賞した。『Pen』12月15日号(12月1日発売)では、「Pen クリエイター・アワード」を特集している。
2018年12月03日俳優の稲垣吾郎、吉田鋼太郎、女優の松岡茉優が、今年活躍したクリエイターをたたえる「Pen クリエイター・アワード 2018」に選出され3日、都内で行われた授賞式に出席。稲垣が吉田に『おっさんずラブ』への出演を志願し、会場の笑いを誘う場面があった。クリエイティブな人々に注目している雑誌『Pen』による同賞は、アーティスト、俳優、クリエイティブ・ディレクター、デザイナーなど、さまざまなジャンルにおいて、今年目覚ましい活躍をみせた話題の人々をたたえる賞。2017年に新設され、今年で2回目となる。授賞式では、この日発表された「『現代用語の基礎知識』選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」の話題に。吉田が出演したテレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ』もノミネートされており、トップテンに選ばれたが、吉田は「残念極まりないですね」と、大賞に選ばれなかったことを悔しがった。そして、流行語大賞にちなんで、受賞者それぞれの中で流行した言葉を発表。吉田は迷わず「『おっさんずラブ』です」と答え、その後、稲垣も「『おっさんずラブ』かな」と挙げると会場から笑いが。吉田は「気を遣っていただいて…」と稲垣に感謝した。さらに、稲垣が「出させていただけるんですか?」と冗談交じりに出演を志願すると、「それは僕もなんとも…」と吉田。すると、稲垣と吉田の間に挟まれていた松岡も「真ん中に挟まれたのでオセロで私も『おっさんずラブ』に」と乗っかり、3人のやりとりで盛り上がった。今年は、稲垣、吉田、松岡のほか、チームラボ(ウルトラテクノロジスト集団)、名和晃平(彫刻家)、石上純也(建築家)が受賞。『Pen』12月15日号(12月1日発売)では、「Pen クリエイター・アワード」を特集している。
2018年12月03日主演・松坂桃李、演出・吉田鋼太郎というタッグで届ける彩の国シェイクスピア・シリーズ『ヘンリー五世』が2019年2月に上演される。松坂と吉田のビジュアル撮影に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指す彩の国シェイクスピア・シリーズの最新作。今回は、故蜷川幸雄の跡を継いでシリーズ2代目芸術監督に就任した俳優・吉田鋼太郎による演出2作目で、シリーズ第34弾となる。2013年に第27弾として蜷川の演出で上演した『ヘンリー四世』のその後の時代を描いた作品で、松坂桃李が当時演じたハル王子の未来であるイングランド王ヘンリー五世を演じ、その活躍を中心に、百年戦争の激戦のひとつ・アジンコートの戦いに臨む民衆や貴族、軍人たちの姿を群像劇として描く。吉田鋼太郎は今回、作品の各幕で観客を物語へいざなう説明役(コーラス)を務める。まず撮影が始まったのは吉田。クラシック音楽の流れるなか、タキシード姿&その強い目力でカメラを見つめ、早いペースで撮られていく。吉田は演出家として「自分以外のキャストの写真は躍動感があったほうがいいけど、(自分は)みんなと全然違うほうがいい」と伝え、「後ろのほうであまり目立たず見守っている感じ」とリクエスト。撮影中、カメラマンから「顔にやさしさが出ちゃってるので目を大きく」と指示があり、グッと強い表情を見せるとあちこちから「いい!」「ナイス!」と声が上がり、思わず笑ってしまう姿も見られた。本人が「家に飾りたいくらい!」と言う写真も撮れ、あっという間に撮影終了。そこにやってきたのは松坂。ここからは2ショット撮影。ふたりはテレビドラマや5年前の『ヘンリー四世』でも共演しており、仲はすでに出来上がっている様子。吉田が「痩せた?」と問えば松坂は「ドラマの役作りで」と笑顔。リラックスしたのか「桃李さん、もっとシュッと立てますか?」というカメラマンのお願いに思わず笑ってしまうふたりだった。次は松坂のソロ撮影。吉田とはまた違ったテイストの写真で、静かに始まりだんだんと躍動感を増していく撮影は、ヘンリー五世がひとり集中力を高め、マントを翻して戦いに出かけていくシーンを観ているよう。どの姿も凛として美しく、後ろ姿にまで表情がある。顔のアップの撮影では「強く、武骨に」「絶対に負けないんだという感じ」など声をかけられ「ああ、なるほど」とすぐにのみこむ松坂。手の使い方や顔の角度で写真のバリエーションをつくっていたのも印象的だった。公演は2019年2月8日(金)から24日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールほかにて。その後、宮城、大阪を周る。なお、埼玉公演の追加公演も決定している。
2018年11月27日雑誌『Pen』は27日、今年活躍したクリエイターをたたえる賞「Pen クリエイター・アワード 2018」の受賞者6組を発表。稲垣吾郎(俳優)、松岡茉優(女優)、吉田鋼太郎(俳優)らが選出された。稲垣吾郎松岡茉優吉田鋼太郎同賞は、アーティスト、俳優、クリエイティブ・ディレクター、デザイナーなど、さまざまなジャンルにおいて、今年目覚ましい活躍をみせた話題の人々をたたえる賞。2017年に新設され、今年で2回目となる。今年は、稲垣吾郎(俳優)、松岡茉優(女優)、吉田鋼太郎(俳優)、チームラボ(ウルトラテクノロジスト集団)、名和晃平(彫刻家)、石上純也(建築家)の6組が選出された。『Pen』12月15日号(12月1日発売)では、「Pen クリエイター・アワード」を特集。また、昨年に引き続き今年も授賞式を開催し、受賞者を表彰する。チームラボ(ウルトラテクノロジスト集団)※代表の猪子寿之名和晃平石上純也
2018年11月27日作家・吉田修一の「犯罪小説集」を綾野剛、杉咲花、佐藤浩市出演で映画化する『楽園』。この度、新たに柄本明、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、根岸季衣、石橋静河が出演していることが明らかになった。本作は、吉田氏自身が「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて」と語る新たな最高傑作を、5編からなる小説の「青田Y字路」「万屋善次郎」の2編を組み合せて脚色し映画化。すでに発表されている豪華俳優陣3名に加えて、今回新たに本作を彩るキャストが決定。柄本明/藤木五郎役『座頭市』『岸辺の旅』『万引き家族』など数々の作品に出演する、日本を代表するベテラン俳優・柄本明が演じるのは、幼女誘拐事件の被害少女の祖父・藤木五郎。『悪人』に続き、吉田修一作品2作目となる柄本さんは、「やはり今回も吉田さんの世界だなと感じました」と参加した印象を語り、また「綾野さん、杉咲さん、佐藤さんともこれまでにご一緒しており、現場も楽しかったです」とふり返った。村上虹郎/野上広呂役「仰げば尊し」「この世界の片隅に」、TVアニメ「いぬやしき」など話題作への出演が続き、急成長を遂げる若手俳優・村上虹郎が演じるのは、紡(杉咲さん)に想いを寄せる幼なじみ・野上広呂。演じた役柄について「天使なのか、悪魔なのか。大事な人物を演じさせて頂きました」と語る村上さん。今回初の瀬々組となったが、「監督の鋭い目つきにゾクワクする日々でした。監督の名台詞集をすぐにでも出版できそうですが此処ではひとつだけ、“さっきの方がグビッときた”スクリーンでお逢いできるのを心待ちにしています」とコメントしている。片岡礼子/久子役『ハッシュ!』や、瀬々敬久監督作『ヘヴンズ ストーリー』に出演した片岡礼子は、善次郎(佐藤さん)の身を案じる女性・久子を演じる。「現場では迷い…考え過ぎる自分をやめたい日々でした」とふり返る片岡さんは、「途中から久子の家族や善次郎との未来を信じることだけに集中することにしていました。物語が生きてるかのように変化し続けていたことにも現場で何度も鳥肌が立っていました。映画を見届けるまで現場が終わらないような気分です」と撮影の日々について明かした。黒沢あすか/中村洋子役豪士(綾野さん)の母・中村洋子には、『冷たい熱帯魚』『渇き。』などに出演した黒沢あすか。黒沢さんは、台本ト書には“アジア訛りの日本語を話す”と記されていたと明かし、「後日、デモCDを手にし洋子という名のクメール人になりきる役作り。発音取りに試行錯誤しながらカタイ頭が柔らかくなっていく手応えを感じていきました」と役作りについて語り、「クランクアップの日は満ち足りた気分でした。今は完成する日が待ち遠しくて仕方ありません」と心境を述べた。根岸季衣/藤木朝子役五郎の妻・藤木朝子を、「ふぞろいの林檎たち」シリーズや連続テレビ小説「梅ちゃん先生」ほか数々の作品に出演する根岸季衣。同じく、完成が楽しみだと語る根岸さんは「今迄にも老け役は何度か経験して来ましたが、遂に!初の認知症役でした。幸いあらぬ事を叫び続ける事もなく、余りに辛い現実から逃避するかのように、夫役の柄本明さんの手を拠り所にしっかり握って静かに惚けて行く朝子は、幸せにも思えました」と演じていて楽しかったとふり返っている。石橋静河/田中紀子役善次郎の亡き妻・田中紀子役は、連続テレビ小説「半分、青い。」で佐藤健(律)の妻(より子)を演じ話題となった石橋静河に決定。石橋さんは、本作について「人間の恐ろしさと同時に、誰しもが心の中に持っている、狂気や哀しみが描かれているのが、この作品だと思います」と自身の解釈を話し、「初めて今回の脚本を読んだ時、私が演じさせていただいた紀子という役はこの物語の中のひとつの希望なのだと感じ、その灯りを大切に演じたいと思いました。たくさんの方たちにこの映画が届くことを願っています」とコメントを寄せている。『楽園』は2019年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年、全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2018年11月23日吉田カバンが手掛ける新コンセプトショップ「POTR(ピー・オー・ティー・アール)」の1号店が、2018年11月17日(土)新宿タカシマヤにオープンする。吉田カバンの新業態としては「ポーター スタンド」以来の2ショップ目となる「POTR」。店名の「POTR」は「ポーター(PORTER)」の略字。吉田カバンの"一針入魂"精神のもと製作されたカバンを、物流ファクトリーのような店内で購入者の元へ"出荷する"というイメージを持たせた、個性的なコンセプトショップだ。「ポーター」や「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」といった数多くのアイテムからお気に入りの一品を探すことができるほか、「POTR」オリジナルアイテムも販売。使い勝手の良い「2way スーベニアショルダーバッグ」や店のロゴが描かれた「オリジナルバッジ」、首から下げられる便利な「Sharpie Mini」などがラインナップする。【詳細】POTR SHINJUKUオープン日:2018年11月17日(土)住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 新宿タカシマヤ2F営業時間:平日・日曜日 10:00~20:00/金曜・土曜日 10:00~20:30定休日:不定休オリジナルアイテム:・2way スーベニアショルダーバッグ(ホワイト/オレンジ) 各5,800円+税・オリジナルバッジ(ホワイト/オレンジ/シルバー) 各350円+税・Sharpie Mini(ブラック/カーキ/オレンジ) 各700円+税【問い合わせ先】POTR SHINJUKUTEL:03-5361-1111(代表)
2018年11月18日ドラマも映画もイケメンなしには楽しめない!今回、ご紹介する作品は、『母さんがどんなに僕を嫌いでも』。母親から拒絶され、友達からも愛されることなく育った青年・タイジが起こした奇跡を描く感動作です。本作で、タイジの心の機微を繊細に表現した太賀さんにお話をうかがいました。写真・大嶋千尋 文・田嶋真理 スタイリスト・山田陵太 ヘアメイク・高橋将氣【イケメンで観る海外ドラマ&映画】vol. 22コメディもシリアスもハマる、若手きっての実力派俳優原作は、漫画家、小説家、エッセイストとして活動する歌川たいじが2013年に出版した、同名のコミックエッセイ。母親から暴力を受け、児童保護施設に入れられながらもひたむきに母を愛する姿は、観る者の心を震わせます。太賀さんは、自分の殻に閉じこもっていたタイジが次第に心を開いていくさまを熱演。福田雄一監督作『今日から俺は!!』や『50回目のファーストキス』のコメディ演技とは全く違った、新たな魅力を披露しています。ーータイジを演じるうえで、大切にしたことは?太賀さん 誰かに認めてもらいたいという気持ちの底にある強烈な寂しさは、タイジの原動力。僕が最初に、タイジを肯定してあげたいと思いました。タイジは、自分の気持ちに寄り添ってくれる友だちを得たことで、母と向き合えるようになります。個人的に、役と自分との境界線は作るものではないと思っていて。自分自身が感じる喜びや悲しみを繊細にすくっていくことを心掛けながら演じました。ーータイジの心を深く傷つける母・光子を演じた吉田羊さんと太賀さんとの演技のぶつかり合いが素晴らしかったです。太賀さん 僕と吉田さんが撮影現場でお話をすることはほとんどありませんでした。吉田さんは母・光子として、ずっと緊張感をキープされていて。近くにいるけれど遠くに感じるというタイジと母の距離を体現されていました。その雰囲気は、映画にも反映されていると思います。母を演じた吉田さんのイメージは、僕の心にずっと残っていて。一緒の撮影がない日でも、吉田さんの顔を思い浮かべながら演じていました。ーー演じていて難しかったシーンは?太賀さん すべてのシーンにおいて、難しかったです。これまで僕はリアリティを持って演じていくことを大切にしてきましたが、御法川監督はリアリティよりも地上から10センチ浮いたポップな世界観を目指していました。僕も、その10センチがより多くの共感を生むために重要だと理解できたので、どのように表現すれば良いのか、悩みました。脚本の後に原作を読んだとき、歌川さんの絵のタッチにぬくもりを感じて。壮絶な人生ですが、悲しいだけのドラマではない。そこには生きていくうえでの力強さや希望がある。そういったところを演技で表現したいと思いました。ーー幼少期のタイジを演じた子役・小山春朋さんのつくり笑いを見ていると、切ない気持ちになります。太賀さん 顔合わせで小山くんと初めて会ったとき、“イケる!”と思いました。こういう雰囲気の子がつらい目にあったら、とても悲しく見えますし、小山くん持ち前の愛らしさもある。すごく良い形でバトンをもらえそうだなと。大人になったタイジのつくり笑いも、彼の演技が僕に良い影響を与えてくれたと思っています。ーータイジが友だちと一緒に過ごすシーンがとても自然でした。タイジを支える友だちを演じた森崎ウィンさん、白石隼也さん、秋月三佳さんの印象は?太賀さん 森崎ウィンくんとは、僕が中学生のころからの知り合いで。同じ事務所ですから、一緒にレッスンを受けたこともあります。タイジ役に決まった後、キミツを誰が演じるのか、ずっと気になっていました。愛嬌ある毒舌家という現実にいそうでいない役を堂々と演じることができるのは彼ならではの魅力。彼がキミツ役で良かったと思っています。僕はタイジが所属する社会人劇団のミュージカル・シーンに備え、ダンスのレッスンを受けたのですが、ウィンくんはそれに付き合ってくれました。白石さんと秋月さんはとても温かい方たちで、現場では自然とタイジを支える雰囲気になっていきました。ーー印象に残っているセリフやシーンは?太賀さん 友だち3人と温泉に行ったタイジが、海辺で身の上話をするシーンです。秋月さん演じるカナのセリフ、“タイちゃん、うちの子になりなよ” が強く心に残っています。彼女の愛情深さが、どれだけタイジの助けになっただろうと。演じていて心が震えました。ーータイジを演じて、ご自身の母親との関係を思い起こしたことは?太賀さん 僕には、甘えたくても甘えられない時期はありませんでした。甘えん坊の超マザコンです(笑)。といっても、「ママ、お金貸して、ご飯作って」みたいなことは決して言いません。言葉や態度では甘えず、仕事に対するアドバイスを求めることもありません。母は自分の中にある精神的な支え。言葉を交わさなくてもお互いに何かを感じ取れる。僕にとって、揺るぎない存在なんです。インタビューのこぼれ話太賀さんは、雑誌の企画でカメラマンデビューを果たし、フィルムとデジタルを使い分けるほどのカメラの達人。撮影時はカメラマンの機材に興味津々でした!Information『母さんがどんなに僕を嫌いでも』11 月16 日(金)より 新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座、イオンシネマほか全国公開出演:太賀、吉田羊ほか配給:REGENTS©2018 「母さんがどんなに僕を嫌いでも」製作委員会
2018年11月15日上田晋也、藤木直人、森泉の3人がMCを務め、旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」の11月4日(日)オンエア回のゲストに、今年大ブレイクした俳優・田中圭が登場する。2017年1月期のドラマ「東京タラレバ娘」では大島優子演じる居酒屋の娘の不倫相手、4月クールの「恋がヘタでも生きてます」ではN.Y.帰りのスマホゲーム会社社長を、秋クールの月9「民衆の敵」では篠原涼子演じる主人公をバックアップするイクメン専業主夫と、それぞれ違う性格のキャラクターを演じ分ける演技力を見せつけた田中さん。今年春に放送された「おっさんずラブ」では、ピュアすぎる乙女心を隠し持つ“おっさん上司”黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と同居している“イケメンでドSな後輩”牧凌太(林遣都)の間で揺れ動く33歳の主人公・春田創一を演じ、同作はTwitterで世界トレンド1位になるほどの大ヒット。夏には「健康で文化的な最低限度の生活」で“生活保護受給者”を支援する区役所の職員役を演じ新たな一面をみせるなか、現在放送中の「獣になれない私たち」も好評と、昨年から今年にかけて一気に超人気俳優への階段を駆け上がった。そんな田中さんがドラマでのキスシーンの舞台裏を告白するほか、「おっさんずラブ」で共演した吉田さんも登場、そのプライベートを暴露する。またクランクアップでまさかの大号泣事件に後輩俳優に深夜に呼び出された際のエピソードなども明らかに。さらに全然モテなかったという学生時代に女子から言われたショックな一言や、バスケ部時代の秘蔵写真なども公開。そして田中さんの意外すぎる女性のタイプやバイトしながら俳優を続けた下積み時代まで、田中さんの素顔が余すところなく語られる。今夜のゲスト、田中さんが出演している映画『スマホを落としただけなのに』は全国東宝系で大ヒット公開中。北川景子演じる派遣社員・稲葉麻美が彼氏がスマホを落としただけなのに自分に身に覚えのないメールが届いたり、SNSでなりすましの被害に遭うなどの出来事が身の周りで立て続けに起き、次第に思いもよらない大事件に巻き込まれていく…というストーリー。田中さんは全ての発端となるスマホを落としたちょっと頼りない麻美の彼氏・富田誠を演じる。また千葉雄大、原田泰造、成田凌、要潤、高橋メアリージュン、バカリズムら注目の俳優から個性派キャストまで多彩な出演者にも注目。「おしゃれイズム」は11月4日(日)22時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2018年11月04日映画『ハナレイ・ベイ』(10月19日公開)の公開記念舞台挨拶が20日、都内で行われ、吉田羊、佐野玲於、村上虹郎、松永大司監督が登場した。同作は作家・村上春樹の短編作品を映画化。サチ(吉田)は、ハワイの美しい湾ハナレイ・ベイで命を落とした息子・タカシ(佐野)の姿を、日本人サーファー高橋(村上)に重ねる。『トイレのピエタ』が多くの批評家から絶賛された日本映画界の新鋭・松永大司監督がメガホンを取る。作品にちなみ「一番大切な人」を聞かれた吉田は、「この作品で共に戦った戦友、松永大司監督。女優人生において大切な存在になったなと思います」と回答し、松永監督も「嬉しいです」と応える。佐野は「サチのような人ってたくさんいると思う。息子じゃなくても、友人が亡くなって会えない、僕にもそんな仲間もいるわけで、そういう人にとって、この映画が、一歩踏み出すきっかけになってくれたら、救われる気がする」と真摯に語る。「自分も少しでも、若いながらに伝えられたら。自分のできることをできたらいいなと思ってます」と改めて決意を述べた。さらに佐野は、サプライズで吉田にプレゼントを贈呈。実は、1年前の映画撮影時にオアフでプレゼントを買っていたという。「お守りというか、パワーストーンなんですけど。ハワイはいいと聞いたので」と照れたように説明し、「すごくいっぱい石がある中でこれを選んだんですけど、羊さんを少しでも救うアイテムになればいいな」と意図を明かした。吉田は「タカシ!」と役名で佐野の名を呼び、「相当嬉しいですね。しかも誕生石のアメジストなので、息子の愛を感じます。やだ、泣いちゃう」と喜ぶが、佐野は「カメラがあるので」と忠告。「全部、それになっちゃうもんね」(吉田)、「吉田羊、涙!」(佐野)と、ニュースの見出しを気にして会場の笑いを誘っていた。舞台挨拶では、キャスト陣の「異性にモテる3カ条」も披露。吉田が「自分の意見を持って話を聞く」「尊厳を傷つけない」「筋肉を褒める」と発表すると、拍手が起こる。かなりの筋肉を誇る佐野も満面の笑みになり、吉田から「褒められるために鍛えてるの?」と聞かれると、「はい!」と答えていた。さらに佐野は「美味しいご飯に連れて行く」「話をよく聞く」「仲間に会わせる」、村上は「品性」「笑顔」「無理してない感」と、それぞれの「3カ条」を発表していた。
2018年10月20日女優の小松菜奈さんと吉田羊さんが都内で開かれたロッテ『乳酸菌ショコラ』のイベントに出席。季節の変わり目となるこの時期におすすめの “腸内環境改善トレーニング” について、おふたりが実演してくれました!トレーニング姿で登場!今回のイベントは、ロッテが開発した「1日3分腸内環境改善トレーニング」の発表会。ゲストとして、チョコレートブランド『乳酸菌ショコラ』のサポーター、小松菜奈さんと吉田羊さんがトレーニング姿で登場です!まずは、おふたりが声で出演されている「1日3分腸内環境改善トレーニング」の動画がお披露目されました。このトレーニングは、健美腸ドクターとして知られる医師の小林暁子先生とセントラルスポーツ株式会社との共同でつくられたもの。1日3分の簡単なトレーニングをすることで、腸内環境の改善が促されるそうです。このトレーニングについて、小松さんは、「運動を習慣づけようと思っても違うことしたり、今日は休んじゃおうとか思ったりするけど、3分なら続けられますね」とコメント。吉田さんは、「3分はあっという間ですし、ラーメンにお湯を入れてできあがるまでの間に運動ができるので、“ながら” トレーニングが可能ですね」と答えていました。小松さんのリズム感が…続いて、おふたりがステージでトレーニングにチャレンジです。音楽に合わせて膝を直角に上げる運動をするのですが、小松さんは「私、リズム感ないから大丈夫かな……」と不安そう。そんな彼女に「リズムにあわない菜奈ちゃんも見てみたい。かわいいだろうな」と声をかける吉田さん。仲の良い姉妹のようです。ということで、まずは小松さんからスタート。音楽がはじまり、リズムに合わせて膝を上げなければならないのですが、いまひとつリズムに乗り切れていないようです。いっぽうの吉田さんは、リズム感もバッチリで美しいトレーニング姿を披露されていました。たまらなくかわいい!トレーニングが無事終わり、ほっとした様子のおふたり。膝上げの感想を問われると…小松さんリズムとるのが難しかったんですけど、羊さんが優しく声かけしてくれて、楽しかったです。吉田さんリズムに乗れていないような菜奈ちゃんがたまらなくかわいいですね。(この運動は)簡単そうに見えますけど、片脚なので、体幹がしっかりしていないとふらつきます。なので、体幹も鍛えられるとてもよいトレーニングだと思います。その後、トレーニングのごほうびとして『乳酸菌ショコラ』を実食。「トレーニング後は甘いものを欲しているので、うれしいです!」とふたりともおいしそうに食べていました。鍛えたい部位は…?続いて行われたトークセッションでは、おふたりがトレーニングについて語ってくれました。小松さんは、ふだんから走ったりジムに行ったりして、運動することや汗をかくことが大好きとのこと。吉田さん菜奈ちゃんのイメージって、ヘルシーな美しさがありますよね。小松さんでもリズム感はないです(笑)。吉田さんリズム感はなさげですね(笑)。と再び小松さんのリズム感をネタにしながらも、おふたりは本当に仲がよさそうです。さらに、今後やってみたいトレーニングについてもふたりの意見は一致。小松さん私は背中がきれいだといいなと思っていて…。衣装で背中が見えるときに、背中がきれいだと女性らしさを感じてドキッとします。なので、背筋を鍛えたいです。吉田さん私も背中を鍛えたいと思っているんです。携帯依存症的なところがあり、スマホ首になりがちで、カメみたいになっちゃうんです。なので、背中の筋肉を鍛えたいです。この美しいおふたりが声で出演されているトレーニング動画は、10月17日からロッテの公式サイトで公開されています。優しく応援する「小松菜奈のチョコ指導ver」篇、厳しく指導する「吉田羊のムチ指導ver」篇の2篇があり、腸腰筋や大腰筋を刺激する6種類のトレーニングが紹介されているので、腸の調子を整えたい人はぜひチェックしてみてください。以上、『ロッテ 乳酸菌ショコラ「1日3分腸内環境改善トレーニング」』発表会イベントレポートでした!
2018年10月19日有村架純が教え子に惹かれていく中学教師役を演じる「中学聖日記」の第2話が10月17日に放送。バイセクシャルのバリキャリ帰国子女を演じる吉田羊の“壁ドン”シーンに視聴者から“自分も壁ドンされたい”の声が続出している。片田舎の中学校に赴任してきた新人教師の末永聖を有村さんが演じるほか、聖に恋する中学生の黒岩晶には1年にわたるオーディションで選ばれた新人・岡田健史。聖の大学時代からの恋人で現在は大阪で働く川合勝太郎には町田啓太。勝太郎の上司でバリキャリ帰国子女、バイセクシャルの毒舌系女子・原口律役には吉田羊。また小野莉奈、夏川結衣、夏木マリ、友近、マキタスポーツらが共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話のラスト、「先生のこと、好きになっちゃいました」と聖に告白した晶だが、聖はその言葉を受け流し続ける。そんなある日、聖と勝太郎両家の顔合わせが急遽開かれることになったが、勝太郎が仕事のトラブルで遅れてしまう。聖ひとりに両家の親という構図のなか、聖は結婚後も教師を続けていきたいと思いを伝えるも、いずれは仕事をやめるように言われてしまう。そして子星中学校で体育祭が開催。そこで晶は聖に対し「自分を避けないで欲しい」と改めて想いを伝えるが、聖は「迷惑だからやめて。先生としては応援するけど、それ以上でも以下でもない」と冷たく突き放す。ショックを受けた晶は学校を勝手に早退、その帰り道に自転車でケガをしてしまう。そこに通りかかった聖はケガを手当てをしようと晶を自宅に招き入れるが、そこに勝太郎がやってくる…というのが2話のメインストーリー。主軸となる聖と晶の物語と並行して、大阪で勤務する勝太郎と原口の関係も描かれた。今回の2話、原口を演じる吉田さんの“バリキャリ上司”ぶりに「服装も化粧も役柄もカッコよくて好き」「クール系吉田羊さん、かっけー」「笑わない吉田羊さん凄い好み」などの反応が数多く寄せられており、特に原口が勝太郎を“壁ドン”するシーンには「吉田羊さんに壁ドンされたい人生だった」「私も吉田羊に壁ドンされたい町田啓太場所譲って」などの声が続々とタイムラインにアップされる状況に。今後さらに距離が接近していきそうな2人に「吉田羊と町田啓太パートだけで1本できるよね」という感想まで上がっている。(笠緒)
2018年10月17日衛藤美彩&吉田綾乃クリスティー×スタンド酒。東京ミッドタウン日比谷で、スタンドを巡ってハシゴ酒!ワイン片手にタパスを楽しむ。夜の街でしっぽり飲むのもよいけれど、小さなお店をハシゴして飲むのも楽しい。「ワインバー」に「角かくう打ち」「立ち飲み」も揃う「東京ミッドタウン日比谷」で、衛藤美彩さんと吉田綾乃クリスティーさんが、スタンド巡り!1軒目は、代官山のビストロ『Ata』と新潟のワイナリー『カーブドッチ』がコラボしたタパスバー『バーマン』へ。衛藤さんは北海道・仙せんぽうし鳳趾の生牡蠣を、吉田さんはコンビーフのタパスをチョイス。「剥きたて生牡蠣とスパークリングワイン♪文句なしの美味しさ」(衛藤さん)。「目の前に並ぶタパスを選ぶのも楽しい~」(吉田さん)と二人は大喜び。Varmen(バーマン)店の奥はカウンターとテーブル席が並ぶレストラン。シチュエーションに応じて使い分けられる。時期によって産地が変わる生牡蠣を目当てに通うファンもいるそう。東京都千代田区有楽町1-1-2東京ミッドタウン日比谷2FTEL:03・6205・772311:00~22:30LO不定休新しくて楽しい角打ちの最先端へ!「角打ちってなんですか?」とたずねる吉田さんを連れて、次に衛藤さんが向かったのは『住吉酒販』。人通りの多い地下通路に面した酒屋の一角が、立ち飲みスペースになった角打ちスタイル。この店のためにオリジナルで仕込まれた日本酒や限定ビール、珍しい焼酎、カクテルなどをグラス1杯から提供する。店に入ると花札を15枚ずつ渡され、注文ごとに店員に花札を渡すシステムも面白い。「あ!麦焼酎もある!『泰明ここから』をロックでください」(衛藤さん)、「じゃあ私は、『住吉レモンサワー』!」(吉田さん)と二人は花札を2枚ずつ出し、おつまみも注文して、カンパ〜イ!住吉酒販福岡・博多発の酒屋が東京初出店。日本各地の蔵元やブルワリーから直送される各種のお酒に、九州食材を使ったつまみや、洋風アレンジを施した一品も。店のコンセプトは“Field-to-Table ”。東京ミッドタウン日比谷B1 TEL:03・6205・417211:00~20:00LO不定休立ち飲み屋さんでこだわりのお酒を!飲み納めは、いつも満員御礼の『立呑 三ぶん』へ。日比谷移転前にはミシュランガイドにも掲載された、実力派のスタンド割烹だ。江戸時代の居酒屋『三分亭』をお手本に、お酒も料理も良いものをワンコイン感覚で提供。その理由は「若い人たちにこそ良いものに触れてほしいから」と店長さん。日本酒が出てきたところで、それぞれおちょこを選ぶ。「器が選べるんですか?他の2軒もタパスが選べたり花札でお会計したり、不慣れな私でも楽しめる工夫がいっぱい」(吉田さん)。「それに、どのお店も数百円から注文できる気軽さがいい。またすぐ飲みにこなきゃ!」(衛藤さん)立呑 三ぶんミシュランガイドでビブグルマンを獲得した人気店が東銀座から移転。人間国宝作家の作品や骨董品など貴重な器が並ぶことから、酒好きだけでなく器好きも通う。東京ミッドタウン日比谷3FTEL:03・6273・339515:00(土・日曜12:00)~ 22:00LO(日曜21:00LO)不定休衛藤美彩(左)1993年1月4日生まれ、大分県出身。小誌連載「美容の坂道のぼり隊」でもおなじみ。「麦焼酎はロック派。味が開いていくのを堪能しつつ飲んでいます♪」ワンピース¥15,000(DRWCYSTEL:03・3470・6511)吉田綾乃クリスティー(右)1995年9月6日生まれ、大分県出身。乃木坂46の3期生中、最年長の23歳。「みさ先輩にくっついて、いろんなお店に飲みに行けるようになるのが夢です」ブラウス¥11,000スカート¥11,000(共にDRWCYS)※『anan』2018年10月3日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・高松由佳取材、文・鳥澤 光(by anan編集部)
2018年10月02日映画『ハナレイ・ベイ』(10月19日公開)のプレミア上映会が2日、都内で行われ、吉田羊、佐野玲於、村上虹郎、佐藤魁、松永大司監督が登場した。同作は作家・村上春樹の短編作品を映画化。サチ(吉田)は、ハワイの美しい湾ハナレイ・ベイで命を落とした息子・タカシ(佐野玲於/GENERATIONS from EXILE TRIBE)の姿を、日本人サーファー高橋(村上虹郎)に重ねる。『トイレのピエタ』が多くの批評家から絶賛された日本映画界の新鋭・松永大司監督がメガホンを取る。登場した吉田は「佐野玲於です」と名乗り、会場の佐野ファンを笑わせる。「もともと村上春樹さんが好きなので、とにかく二つ返事でやらせていただきたいと思いましたし、松永監督の『トイレのピエタ』を拝見して、いつかこの監督に呼ばれるようになりたいと思っていたので、嬉しかったです」と語った。佐野は「自分の活動しているグループのライブにたまたま監督が来てくださって、『どうか』と言ってくださったことが、まずすごく嬉しいですし、頑張ってて良かったと思いました」と振り返る。『HiGH&LOW THE LIVE』を見たという松永監督は、「東京ドームが会場だったので、すっごい遠くだったんですけど、キラキラしている人がいる。『誰?』と聞いたら、『佐野玲於君だよ』って。その日のうちに連絡して、断られたんだよね」と語る。スケジュールの関係で知らないうちに断られていたという佐野だが、松永監督は「『どうしてもこの人に』という人って、恋してるみたいなものなので、『諦められない』と思って、2回目で出てもらえる、となった」と明かした。松永監督のこだわりが強かったという同作だが、吉田は「今回の撮影は、マネージャーさんを同行させずに『一人で成田に行って、一人で搭乗手続きし、一人でオアフに来てください』『ハワイに来る前からサチでいてください』というリクエストがありましたので、閉ざされた世界で過ごしていました」と撮影の裏を語る。監督からの厳しい演出に、「この作品が終わったら女優をやめようと思いました。それくらい戦った現場でした」と振り返った。また、出演者陣はそれぞれ「一番大切な写真」を披露。佐藤は「ファミリーがファーストだなと思ったのでこの写真にしました」と、子供の頃に撮った家族写真を見せる。村上は「たくさんの犬でございます」と語り、「この子が32匹産んだんですよ。この子の子孫今すごいですよ。世界中に」と言うと、会場も驚いていた。佐野は、今作の撮影中に出会った虹の写真を見せ、「写真もすごいんですけど、生で見たら泣きそうなくらい感動しちゃって。写真を撮ったんですけど、俺がもう(寝起きで)顔がパンパンで」と苦笑。しかし会場からの「かわいい〜!」という声に、「どうすればいいの、俺は」と照れた様子に。吉田が「かわいいよ」と褒め、さらに会場にマイクを向けて「かわいい〜」と言わせていじったため、佐野も「怖い!」笑顔を見せた。最後に吉田は「両親の結婚式の写真です。この二人に人を愛することを教えてもらったと思います」と自身の両親の写真を出し、会場も感心していた。
2018年10月02日映画『鈴木家の嘘』が2018年11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国で公開される。家族の再生を描くオリジナル作品『鈴木家の嘘』は、監督・沖田修一による『滝を見にいく』、監督・橋口亮輔の『恋人たち』、監督・坂下雄一郎の『ピン カートンに会いにいく』などを生み出した松竹ブロードキャスティングのオリジナル映画プロジェクト第6弾だ。ユーモアたっぷりに家族の再生を描く、感動のストーリーが展開される。『恋人たち』『舟を編む』『セトウツミ』など、数々の話題作で助監督を務めてきた野尻克己の、劇場映画初監督デビュー作となる。また、過去に『百円の恋』なども出品された、「第31回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門」への出品もすでに決定しており、注目を集めている。記憶喪失の母に父&娘がつく嘘物語は、鈴木家の長男・浩一の突然の死にショックを受け、倒れた母・悠子が記憶を失うことから始まる。記憶を無くした母親に、娘・富美がとっさに「お兄ちゃん、ひきこもりやめてアルゼンチンで働いてる!」と嘘をつき、家族全員が巻き込まれていく展開へ。母を悲しませないため必死に嘘をつき続ける家族だったが、段々と後悔の念が生まれ始める。岸部一徳、加瀬亮、原日出子など出演鈴木家の家長である父・幸男役は岸部一徳、母・悠子役は原日出子が演じる。ひきこもりの長男・浩一役に加瀬亮、鈴木家の長女・富美役は、400名もの応募者から選ばれ、瀬々敬久監督の『菊とギロチン』でもヒロインを務めた注目の新星・木竜麻生が務める。その他、岸本加世子や大森南朋らが出演。豪華演技派キャストが集結し、個性的なキャラクターを魅力的に演じている。なお、第31回東京国際映画祭では、映画スプラッシュ部門作品賞を受賞。ヒロインを務めた木竜麻生は東京ジェムストーン賞を受賞している。あらすじあまりにも突然に訪れた長男・浩一の死。ショックのあまり記憶を失った母のため、遺された父と長女は一世一代の嘘をつく。ひきこもりだった浩一は、扉を開けて家を離れ、世界に飛び出したのだと―。母の笑顔を守るべく奮闘する父と娘の姿をユーモラスに描きつつ、悲しみと悔しみを抱えながら再生しようともがく家族の姿を丁寧に紡ぐ感動作。詳細映画『鈴木家の嘘』公開日:2018年11月16日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー出演:岸部一徳、原日出子、木竜麻生、加瀬亮、岸本加世子、大森南朋監督・脚本:野尻克己音楽・主題歌:明星/Akeboshi「点と線」(RoofTop Owl)
2018年09月28日池井戸潤の傑作クライムノベルを野村萬斎主演で映画化する『七つの会議』。この度、吉田羊、土屋太鳳、小泉孝太郎、溝端淳平らの出演が決定。ポスタービジュアルと予告編も到着した。「結果がすべて」――。本作は、そんな考え方がいまなお続く会社が舞台。きっかけは社内で起きたパワハラ騒動だったが、そこに隠されたある謎が会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがすことに…。“働くこと”の正義とは?守るべき信念とは?現代に生きる全ての日本人に捧ぐ、企業犯罪エンターテインメント作品だ。■新たに実力派キャストの出演が決定プライドが高く、社内で犬猿の仲である営業部の粗探しに執着している東京建電経理部課長代理・新田役には、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾。同じく東京建電の営業一課員・浜本優衣役を朝倉あき。カスタマー室長・佐野役を岡田浩暉。絶対的な権力者である徳山の腹心、東京建電の親会社ゼノックスの副社長・田部役を木下ほうか。萬斎さん演じる八角の元妻・淑子役を吉田羊。零細ねじ工場の社長・三沢(音尾琢真)の妹・奈々子役を土屋太鳳。東京建電で取り扱う数多くの商品とその部品の開発・管理を担当している商品開発部の奈倉役を小泉孝太郎。若き八角が営業を行った老夫婦の息子・星野役を溝端淳平。東京建電経理部長の飯山役を春風亭昇太。東京建電経理部経理課長役を勝村政信。東京建電副社長・村西役を世良公則。過去に東京建電に在籍し、その強権的な態度で出世したゼノックス常務取締役・梨田役を鹿賀丈史。東京建電社長・宮野役を橋爪功が演じる。■ティザーポスタービジュアル&予告編公開またキャスト発表に併せて、無精ひげの八角が会議室の机の上に立ち、こちらを睨みつけるティザーポスタービジュアルも公開。さらに、予告編では今回解禁となったキャストを含む総勢20名が一挙登場!遠藤憲一がナレーションを務める本映像では、「死に物狂いで数字をあげろ!」「あんたみたいなお荷物は、生きてる価値すらないんだよ」「朝から晩までかけずり回れ!」などと、数々の“パワーワード”が詰め込まれており、本作の圧倒的なスケールと重厚で謎に満ちたストーリーを垣間見ることができる。『七つの会議』は2019年2月1日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:七つの会議 2019年2月1日より全国東宝系にて公開©2019映画「七つの会議」製作委員会
2018年09月13日映画『楽園』が2019年10月18日(金)に全国ロードショー。ベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」を主演・綾野剛、杉咲花、佐藤浩市ほか出演で映画化する。監督は『64-ロクヨン-』の瀬々敬久。ベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」が原作原作は、『悪人』『怒り』と映画化が続く吉田修一の「犯罪小説集」。吉田自身「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて。」と表現した5つの短編集の中から「青田Y字路」と「万屋善次郎」の2作品を組み合わせ脚色。映画『楽園』では、原作とはひと味違ったオリジナルのストーリーが展開される。Y字路で起こった少女失踪事件物語の舞台は、青田が広がるとある地方都市。屋台や骨董市が溢れ、祭客でごった返したある夏の日、Y字路で少女疾走事件が起こった。必至の捜索活動が行われるもの、少女の行方は知れぬまま。空しくも事件は未解決のままとなり、疾走した少女・愛華と直前まで一緒だった、親友・湯川紡(つむぎ)は、この事件を機に心に傷を抱え、罪悪感を感じながら成長していく。そして12年後のある夜、後方から迫る自動車に動揺して転倒した紡。そんな彼女を助けたのが、青年・中村豪士(たけし)だった。幼き頃、母に連れられ日本へとやって来た豪士もまた、孤独な日々を過ごしていた。紡と豪士はそれぞれ互いの不遇に共感し合い、心を開いていく。しかし、そんな矢先、再び悲劇が。あのY字路で一人の少女の消息が途絶えた。容疑者として名が上がったのは豪士。住民の懸念が一気に豪士へと浴びせられ、追い詰められた彼は街へと逃れるが…。綾野剛×杉咲花主演・豪士を演じるのは、吉田修一原作『横道世之介』『怒り』に続き三作品目の出演となる俳優・綾野剛。そして、Y字路での少女失踪事件をきっかけに心に深い傷を抱えながらもがき生きる少女・湯川紡役は、杉咲花が担当する。杉咲花が演じる紡は、原作「青田Y字路」の登場キャラクターとは一味違った形で描かれる。杉咲花から綾野剛へ、リレーインタビュー映画『楽園』を公開前に、「ずっと共演したいと思っていた」と話す綾野剛、杉咲花にインタビューを実施。後輩俳優から先輩俳優へバトンを繋ぐリレーインタビューを通して、互いの印象や映画『楽園』にまつわるエピソードにフォーカスを当てる。杉咲花「こんな形で現場に行ったのは初めてでした」Q.杉咲さんが演じた紡(つむぎ)は、原作に登場するキャラクターではありますが、映画『楽園』では全く異なる形で描かれていますね。杉咲: はい。台本をいただいた際に、原作を知って、半分くらい読み進めたのですが、台本から感じた紡の印象と、原作の紡をうまくリンクさせることができなくて。台本から受ける印象を大事にしたいなと思い、作品に入る前、敢えて原作を読まずに臨むことにしました。Q.台本を読んだ時に受けた紡のイメージとは?杉咲:正直今回は、紡がわかりそうでわからなかったです。Y字路の写真をいただいてその写真を見るようにしたり、失踪事件でいなくなった愛華ちゃんのことを考えたりとかはもちろんしましたが、理解できそうで紡がすごく遠いところにいる感じがしました。今まで演じる役の気持ちがわからないまま、現場に入ってはいけないと思っていましたし、それは失礼ではないかという考えが自分の中にありました。抽象的なシーンや台詞も多いので、考えれば考えるほど、紡の気持ちや役作りの方法がわからなくなっていきました。そんな時、ふと紡の台詞「わからなくたっていい」という言葉を思い出しました。わからないまま一回やってみようと、こんな形で現場に行ったのは初めてでした。Q.現場に行って気持ちの変化はありましたか?杉咲:こういう考え方、お芝居の入り方もあるんだなと思いました。台本を読んだ時には不安だったシーンも、いざ現場に入ってみると、自分では想像がつかなかった気持ちになって演じることができましたし、不思議な体験をしました。Q.新しいお芝居の仕方を見つけられたのですね。杉咲:はい、今回は現場の過ごし方も新しい方法を試してみました。これまでは、カメラが回っていないときも、役としての感情をずっと持ち続けている方が楽だと思っていたんです。でも、そうじゃないやり方を試してみよう、カメラが回っていないときは、普通でいようと。そうしたら、綾野さんはカメラが回っていないとき、まさに理想の形で過ごしていらっしゃっていて。ものすごく役に入り込まれる方かなと勝手に思っていたので、全然違ってびっくりしました。Q.ずっと願っていた綾野さんとの共演はいかがでしたか。杉咲:こんなに早いタイミングで、一緒にお仕事させていただくことができて、とても嬉しかったです。私自身色々と作品を見させていただき、憧れの人でもありました。ただ、今回綾野さんが演じた豪士は難しい役柄でしたし、どんな感じで現場にいられるかわからないので、話とかはきっとできないだろうなと思いながら、ドキドキして現場入りしました。でも、クランクインの日から一緒に話そうよと声をかけてくださり、色々と話をすることができました。私は、役として気持ちを保ち続けないことでしんどい場面もあったのですが、自然とそれをやられている綾野さんを見て、改めてすごいなと思いましたし、勉強になりました。綾野剛へバトンタッチQ.杉咲さんの印象を教えてください。綾野:初めて会ったのは、日本テレビ系列のテレビドラマ「妖怪人間ベム」。ワンシーンだけですが共演しました。その時から持っているエンジンはすごかったですよ。その後、授賞式などで再会しました。改めてご挨拶して、「何か一緒にやりたいね」って話したら、「はい、やりたいです」って。「共演するならどんな役がいい?」って尋ねたら、「誘拐される話がいいです」って(笑)。「僕が杉咲さんを誘拐するの?」って聞いたら「はい」って答えたんですよ。今でも忘れられないですね。そのときから、着眼点が違う、自分と人の能力を活かそうという考えがズバ抜けて長けていました。元から杉咲さんに対して、敬意を持っていましたが、実際に現場に入ってみると、すごく繊細に時に大胆に、自分の紡という役をちゃんと見つめている杉咲さんの姿を見て、改めて魅力的な女優さんだと確信しました。Q.杉咲さんは綾野さんの現場での姿に感銘を受けたようですが。綾野:杉咲さんは潜在的にちゃんと自分のスイッチを持っている人ですよ。コントロールするっていうあざとさではなくて、その場の空気をちゃんと大切にできる人。ずっと役に入り続けることもできますが、何でもないときは話をしたりコミュニケーションもとれる。今回、僕と杉咲さんは、ちゃんと心を通わせないといけなかった。杉咲花という人と、時に鏡のように照らし合わせて、ちゃんと向き合って作品を作っていけたと感じています。Q.ところで、原作・吉田修一さんの「犯罪小説集」は読まれましたか。綾野:小説が原作の場合、元々読んでしまっている場合は仕方ないのですが、基本的には撮影前には読まないです。台本は設計図のような形で、おおまかなことしか書かれていないのですが、小説は、おおまかだとストーリーが伝わらないので、事細かに書いている。どんな服を着ているか、どんな表情をしているかはわからないのに、感情がたくさん描かれている。なので、良くも悪くも引っ張られてしまうんです。ある種の演出なんですよ、小説って。原作を読んでも引っ張られない人もいるとは思うのですが、僕は単純というか、引っ張られちゃうこともあるんです。豪士(たけし)がどう生きなきゃいけないかっていうのは、ある意味その場の判断でいい。何の恥じらいもなく、感覚で読み取ったニュアンスとディテール。特にこの作品にはこれが重要だと思ったので、なるべく書かれてあることに自分がコントロールされないためにも触れない方がいいなと思っていました。Q.役作りにあたって原作は必要ないということでしょうか。綾野:場合によりますね。漫画原作だとキャラクターが明確なので、原作をしっかりと読んで、そのキャラクターの癖みたいなものだったり、ある程度ルールが決まっている中で、キャラクターに寄せていきながら、心情みたいなものを人物化していくことがとても大切だと思うんです。けれど小説原作の場合、先にも話したように僕は登場人物の感情に惑わされてしまうので。僕が原作を手に取るときは“役柄の取扱説明書”としてですかね。Q.取扱説明書?綾野:今回の場合だと、杉咲さんとのシーンも経て、撮影中盤くらい「もう大丈夫だな」と思ったときに、実は原作を手にしたんです。それは僕が豪士という役柄を生きていて、主観を貫こうとしたときに、これは正しいのかっていう、合っているか合っていないかの確認できる取扱説明書、いわば“精神安定剤”として捉えているからです。Q.実際に新しい発見はありましたか?綾野:読んでみて驚かされたのは、(豪士のシーンで表現されていた)「内股」っていうワード。僕は、脚本の段階で豪士が内省の強い人物なのではかと思い自然と内股で演じていたので、自然と吉田さんが見たい豪士の姿を感じていたんだろうなって、少し安心しました。杉咲さんが演じた紡に関しては、全然違った描かれ方をしていたので、原作の中にある紡のモチーフを自分が捉えてしまっていたら、臆病になってしまったと思います。原作に触れなかったからこそ、杉咲さんが目指す紡を、真正面から受け止められた。Q.小説原作の映画の面白さとは?綾野:いま映画作品の多くは、見る方々にダイレクトに伝わる表現方法が選ばれがち。それでいい作品もたくさんありますが、この作品のように、ダイレクトに語らずとも匂いで醸し出てくる作品も重要だと思います。Q.役作りにおいて大切にしていることはありますか?綾野:土地。土地(=撮影現場)を共演者と捉えていて、最終共演者である土地がどういった存在をしているのか、それをきちんと受け止めるためにも、なるべく真っ新な状態で撮影現場に入っていきたいという感覚を持っています。本作では、土地が持っている魔力や不安定さ、歪みが豪士(たけし)のあの状況を引き起こしている。彼がもっと違う環境で育っていれば、違った未来があった。今の豪士を生み出した土地は、いかほど歪んでいるのか。どれほど閉塞感があるのか。行ってみたら強烈で、どこにも自分の所在がない、何もないっていう感覚に襲われて。自発的に役作りを行ったというよりは、土地や環境から吸収し土地から吸い上げて役作りを行ったっていう感覚に等しいですね。インタービューの最後、綾野剛、杉咲花に同じ質問を聞いた。不遇な運命をたどる青年と少女を描きながらも作品のタイトルは「楽園」。原作タイトルとも異なる、映画タイトル「楽園」をどう思いますか?杉咲:なぜ「楽園」かはわからなかったのですが、瀬々敬久監督の「人はみんな生きていれば、楽園を探している気がする。」というコメントを読んで、なるほどなと思いました。たしかに紡もきっと楽園を探していたと思いますし、(登場人物)みんな楽園がないからどうしていいかわからなくて。でも、紡はきっと自分の力で楽園を作っていくんだと思います。綾野:豪士にとっての楽園は明日が来ること。僕達は生活をしていて、明日が来ることって当たり前になっていますが、彼は「今日も生かされた」と朝日を見て感じていた。愛華ちゃんには明日がこない。あの日から環境が全く変わっていない、そんな中でも豪士には残酷なほど明日が向かって来る。それでも、自分が明日を迎えられたという証明は、明日が来てくれることでしか生まれない。彼にとっての楽園は、朝日が昇るということだったのではないか?と思うんです。それくらい豪士はギリギリだったと思いますよ。映画『楽園』を観て、豪士のような人たちが世の中にはたくさんいることに気付いてもらいたい。気付いていても何もできないことが多く、もっと言ったら、気付かれることないまま終わってしまことがたくさんある。豪士を含めて登場人物に共通しているのは、誰も抱きしめられていないこと、誰にも見つめられていないこと。やっぱり本質的に大事なのは、人と人が見つめ合う、認知し合うということだと思います。人は人に見つめられ初めて人になりますから。こういう人達を見かけたら、その人たちの存在に気付いて欲しい。あまりに近くにいるのであれば、抱きしめて欲しいし寄り添ってあげてほしいと思います。未来はそこからです。村八分になった孤独な男が登場し、衝撃のラストへまた、映画『楽園』では、綾野剛演じる豪士、杉咲花演じる紡に加えて、Y字路につづく集落で暮らす養蜂家・田中善次郎にもフォーカス。亡き妻を想いながら、愛犬レオと穏やかな日々を送っていた善次郎だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり村八分に。村人から拒絶され、孤立を深めた善次郎は、次第に正気を失い、想像もしなかった事件へと発展する。そして、Y字路で起こった2つの事件、容疑者となった青年、傷ついた少女、追い込まれる男、3人の運命が繋がるとき、物語は衝撃のラストへと導かれる。「楽園」を求めるものたちに突き付けられる、衝撃の事実とは…。田中善次郎を演じるのは、瀬々敬久監督作品『64-ロクヨン-』で圧巻の演技力を見せつけた佐藤浩市だ。映画『楽園』そのほか登場人物藤木五郎:柄本明幼女誘拐事件の被害少女の祖父。野上広呂(ひろ):村上虹郎紡に想いを寄せる幼馴染。久子:片岡礼子善次郎の身を案じる女性。そのほか、豪士の母・中村洋子役に黒沢あすか、五郎の妻・藤木朝子役に根岸季衣、善次郎の亡き妻・田中紀子役に石橋静河と、豪華かつ個性溢れるキャスト陣が集結する。原作者・吉田修一吉田修一は、1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞し作家デビューを果たし、その後も「パーク・ライフ」で第127回芥川賞、「悪人」で第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞を受賞するなど多数の受賞歴を持つ、ベストセラー作家だ。彼の作品は今までも多数映像化されており、2007年には妻夫木聡と深津絵里主演で『悪人』、2014年には渡辺謙主演で『怒り』が映画化。いずれも大ヒットを記録した。上白石萌音が主題歌を担当、RADWIMPSの野田洋次郎が作詞・作曲主題歌「一縷(いちる)」を歌い上げるのは、上白石萌音。また作詞・作曲は、RADWIMPSの野田洋次郎が手掛けた。映画『君の名は。』でRADWIMPSによる主題歌「なんでもないや」を上白石がカバーして以来親交のある2人だが、野田が上白石の為に楽曲を提供するのは初となる出来事。そのタイトル通り、登場人物たちが探し求める“ひとすじの光”をイメージした「一縷」は、美しい旋律で作品の世界観を盛り上げていく。『楽園』あらすじある地方都市で起きた少女失踪事件。家族と周辺住民に深い影を落とした出来事をきっかけに知り合った孤独な青年・豪士と、失踪した少女の親友だった紡。不幸な生い立ち、過去に受けた心の傷、それぞれの不遇に共感しあうふたり。だが、事件から12年後に再び同じY字の分かれ道で少女が姿を消して事態は急変する。一方、そ の場所にほど近い集落で暮らす善次郎は、亡き妻の忘れ形見である愛犬と穏やかな日々を過ごしていた。だが、ある行き違いから周辺住民といさかいとなり、孤独を深める 次第に正気は失われ、誰もが想像つかなかった事件に発展する。2つの事件、3つの運命、粗衣の陰に隠される真実とはー。“楽園”を求め、戻ることができない道を進んだもの の運命とはー。【作品情報】映画『楽園』公開日:2019年10月18日(金)原作:吉田修一「犯罪小説集」(KADOKAWA刊)監督・脚本:瀬々敬久出演:綾野剛、杉咲花、佐藤浩市、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、石橋静河、根岸季衣、柄本明主題歌:上白石萌音「一縷」(ユニバーサル J) /作詞・作曲・プロデュース:野田洋次郎配給:KADOKAWA
2018年08月24日「悪人」「怒り」など、多数の著書が映像化されるベストセラー作家・吉田修一の「犯罪小説集」が、『64-ロクヨン-』『友罪』の瀬々敬久監督により『楽園』のタイトルで映画化されることが決定。綾野剛、杉咲花、佐藤浩市という豪華俳優陣が出演する。■あらすじ青田に囲まれたY字路。ある夏の日、幼女誘拐事件が起こった。未解決のまま、住民の胸には罪悪感だけがしこりのように残り、事件直前まで被害者と一緒にいた仲良しの紡は心に深い傷を負う。12年後、高校を卒業した紡(杉咲花)は、街のホームセンターで働いていた。祭りの前日、準備で集まった公民館で紡は豪士(綾野剛)と出会い、孤独な豪士に対して感情が芽生える。そして祭りの日、12年前と同じY字路で再び、2つの悲劇が起こる。少女が行方不明となり、町営住宅で暮らす豪士が容疑者として疑われた。追い詰められ、街へと逃れるが、そこで豪士は驚愕の行動に出る。そしてY字路に続く集落、愛犬と暮らす養蜂家の善次郎(佐藤浩市)は、村おこしの事業を進めていたが、話のこじれから非難を受け、村八分状態に。善次郎は狂気に陥り、恐るべき事件へと発展する――。被害者の親友だった少女、容疑者の青年、そして限界集落で暮らす男。なぜ、人は罪を犯すのか?なぜ自分だけ生き残ってしまったのか?それぞれの人生が交錯するとき、物語は衝撃のラストへと導かれることに。■綾野剛×杉咲花×佐藤浩市、犯罪者と彼らを取り巻く人々の業と哀しみとは――原作者の吉田氏自身、「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて」と明かす、新たな最高傑作といわれる短篇集「犯罪小説集」を映画化。母親と共にリサイクル品販売をする主人公・中村豪士役には、演じる役柄の幅広さとその演技力が高く評価される人気実力派俳優・綾野剛。『怒り』でも好演を見せた綾野さんが、本作では容疑者の孤独な青年という難しい役どころに挑戦する。12年前の未解決幼女誘拐事件の被害者と事件直前まで一緒にいた湯川紡(つむぎ)には、TV・映画で幅広く活躍し、急成長を遂げている杉咲花。心に負った深い傷を抱えながら、もがき生きる少女を熱演。そして、父親の介護のため村へと戻り、愛犬レオと暮らす養蜂家・善次郎には、その存在感で作品世界を支える日本を代表する俳優・佐藤浩市。狂気へと転落していく男の心情を安定の演技力で表現する。■キャスト&原作者&監督コメント綾野剛「愛おしく抱きしめながら過ごしたい」ただただ、そこに存在すること。映るのではなく、居る。それだけです。杉咲さん、浩市さん、お2人との大切な時間を、愛おしく抱きしめながら過ごしたいと思います。杉咲花「映画の中の一筋の光になりますように」綾野さんとは、これまで何度か映画の授賞式などでお会いする機会があり、その度に「いつか一緒にやろうね」と声を掛けてくださっていたので、今回ついにご一緒させていただけることをとても嬉しく思います。そして4年前、映画の世界にほぼ初めて足を踏み入れたあの頃の私に、格好良くて優しいお人柄で、その背中で、色々なことを教えてくださった尊敬する佐藤さんとまたご一緒させていただけること、心から幸せに思います。紡は難しい役ですが、どうか彼女がこの映画の中の一筋の光になりますように。初めての瀬々組、心して臨みたいと思います!佐藤浩市「人間の脆さ、怖さに目を向けていきたい」人種、宗教、個人で心の折れ方バランスの崩れ方は多様です、人の数だけある。他人がそれを解りたいと思うのは日常の生活に余計な不安を取り除きたい、安心に暮らしていきたいという当然の思いです。しかし最後のスイッチが何処に在るのか?それは壊れていくその人自身にも分からない。作者の吉田さんも監督の瀬々さんも、そして僕自身も、最後に背中を押されるその瞬間の人間の脆さ、怖さに目を向けていきたい。『楽園』はそれを体現する作品です。原作:吉田修一「どのような『人間』のドラマを見せてくれるのか」私が描いた「犯罪」と、瀬々監督が思い描く「楽園」が、スクリーンの中でどのように響き合い、どのような「人間」のドラマを見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。原作となる2つの短編から飛躍した大きな物語が、そこに生まれることを信じております。監督・脚本:瀬々敬久「今までにない犯罪と人生の映画になる」人はどこかに楽園を探して生きているような気がする。一方で、日常は犯罪事件で覆われ、人々はそれを見聞きし、生活している。罪を犯す人も、それをワイドショーで追う自分らも、実はどこかで楽園を探しているのではないか。吉田さんの「犯罪小説集」を初めて読んだ時、そんな印象を与えられた。長年のファンである吉田さんの小説は、今回も犯罪を通して、生きる意味を問うていたのだ。何とか映画にしたいと思った。短編集を1本の長編映画の脚本にするには様々な格闘があったが、何とか形に出来たと思う。さらに俳優たちの参加。綾野剛さんの持つ繊細さと危うさ、杉咲花さんの凛とした純粋さ、映画に生々しい力を与えてくれると思う。そして今回は佐藤浩市さんに静謐な狂気を。そんな震える魂を共に描き、今までにない犯罪と人生の映画になることを目指し、現場に臨もうと思っています。罪を犯した人間と、取り巻く人々の業と哀しみを真っ向から描く本作。犯罪をめぐる“喪失”と“再生”を描く慟哭のヒューマン・サスペンスに、期待していて。『楽園』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年08月21日女優の吉田羊が主演を務める映画『ハナレイ・ベイ』(10月19日公開)の本予告映像が3日、公開された。同作は作家・村上春樹の短編作品を映画化。サチ(吉田)は、ハワイの美しい湾ハナレイ・ベイで命を落とした息子・タカシ(佐野玲於/GENERATIONS from EXILE TRIBE)の姿を、日本人サーファー高橋(村上虹郎)に重ねる。『トイレのピエタ』が多くの批評家から絶賛された日本映画界の新鋭・松永大司監督がメガホンを取る。予告編では、ハワイのハナレイ・ベイで息子を失った母親サチが、浜辺でチェアに座り海を見つめる日々を過ごす過ごす姿が映し出される。命を落とした息子タカシとの思い出を振り返ってみても心のどこかでよぎる、「私は息子のことが好きではなかった」という想い。カウアイ島の美しいハナレイ・ベイの景観と、10年をかけて亡き息子を想い続け自分自身に向き合い続ける主人公サチの姿が描かれる。またサチがハワイで出会う、世間知らずでサーフィンに夢中な2人の日本人青年から、“片脚の日本人サーファー”を浜辺で見かけたと耳にするサチは、自らの人生を変える一歩を踏み出すことを決意する。「好きではなかった」はずの息子を想い、嗚咽と共に号泣するサチを演じる吉田の圧巻の演技が光る予告映像となった。
2018年08月03日映像化不可能と言われた吉田修一のスパイアクションエンターテイメント小説「太陽は動かない」が、藤原竜也主演で映画&連続ドラマ化されることが決定。『海猿』『MOZU』シリーズの羽住英一郎が監督を務めることもわかった。■ストーリー世界を股にかけながら国政や企業の裏で暗躍し、そこで得た重要機密事項や情報から対価を得ることを生業としている産業スパイ組織、AN通信。諜報員・鷹野一彦(藤原さん)と相棒の田岡亮一は、世界各国が奪い合う革新的な太陽光エネルギー開発技術に関する情報争奪戦の中にいた。そこには日本政財界を揺るがす巨大な陰謀が隠されており、鷹野らは商売敵の韓国人スパイ・デビッドキムや謎の女・AYAKO、そして各国の権力者らと対峙していく。一方で垣間見える鷹野らの壮絶な過去。そして、彼らの胸に埋め込まれているチップの謎とは…。■原作に加え、オリジナルストーリーも描かれる原作は、「怒り」「悪人」などの著者・吉田氏が描く、通称“鷹野一彦”シリーズ三部作の「太陽は動かない」「森は知っている」「ウォーターゲーム」。映画では「太陽は動かない」「森は知っている」の2編、そして連続ドラマでは原作者監修のもとオリジナルストーリーを構築する。羽住監督と藤原さんはこれが初タッグ。映画とドラマを同時製作し、完全映像化に挑むという。海外ロケも予定しており、けた外れのスケールで描かれることになりそうだ。■主演の藤原竜也と羽住英一郎監督のコメントが到着!諜報員・鷹野一彦役を務める藤原さんは、現在の心境について「今から身の引き締まる思い」と明かし、「激しいアクションシーンを要する“スパイ”の役どころになりますので、来年の撮影に向け体の状態を万全に整えて、心して臨みたいと思います。映画・ドラマ共に、皆様の心を揺さぶる作品になるように、頑張ります!」と意気込み。また、「前回出演させていただいた『パレード』は、比較的ゆっくりと静かに物語が進行していく作品でしたが、今作は正反対。終始ハードなテイストですし、物語の舞台は海外にまで広がっていくので…また新たな吉田ワールドを体感できることが、今から非常に楽しみです」とコメントしている。メガホンを取る羽住監督は、原作を読んで「頁を捲る手を休ませないノンストップアクションエンターテイメントにただただ圧倒され、鷹野一彦という男の過去を知れば知るほど、その姿をスクリーンで観てみたい衝動を抑えきれなくなっていく自分がそこにいました」と語り、 今回初タッグとなる藤原さんについては、「大胆さと繊細さを兼ね備え、男から見ても色気を感じる藤原竜也さんが創り出す鷹野一彦という男に会うのが今から楽しみです 」と期待のコメントを寄せている。「太陽は動かない」映画は2020年公開、ドラマはWOWOWにて放送。(cinemacafe.net)
2018年07月31日プレミアリーグ・サウサンプトンFCに所属するサッカー日本代表DFの吉田麻也が、8月9日に放送される特別番組『吉田麻也のオールナイトニッポン』(ニッポン放送/25:00~)にて、深夜ラジオの単独パーソナリティに初挑戦することが明らかになった。番組は新シーズンに向けて吉田が渡英する前に収録される。2大会ぶりのベスト16進出を果たした「2018 FIFAワールドカップ」ロシア大会を終えた吉田は、日本代表での出来事を語る他、イギリスでの選手生活、各選手の素顔、そしてこれからの夢などを話す予定だ。また、吉田自身がセレクションする楽曲も流される。そして番組では25日正午まで「西野監督はどんな人?」、「日本代表への批判は聞こえてた?」、「世界のストライカーはどうすごかった?」などワールドカップ関連の質問はもちろん、吉田への質問、またリスナーからの悩みなど、幅広く募集中だ。吉田は「学生時代に聴いていたオールナイトニッポンを担当させていただけるとは夢にも思わなかったです」とうれしさを語り、「滑舌の悪い僕をキャスティングって…ニッポン放送の方々は物好きですね(笑)」と自虐する場面も。さらに「当日は、NG無しでしゃべりまくりたいと思います! 吉田麻也のオールナイトニッポン、楽しみにしていてください」と抱負を述べていた。
2018年07月23日織田裕二が愛する家族の未来のため、吉田羊演じる妻の「最高の結婚相手」を探しだす…。2016年に公開され大ヒットした感動作『ボクの妻と結婚してください。』が6月19日(火)今夜、フジテレビ系で地上波初放送される。原作は樋口卓治による同名小説。斬新な設定と心温まる物語が支持され、世代を問わず究極の恋愛バイブルとなった原作を『阪急電車 片道15分の奇跡』や『レインツリーの国』などで知られる三宅喜重監督がメガホンを取って映画化した。織田さんが余命宣告を受けるテレビ業界で働く敏腕放送作家、三村修治役で主演。吉田さんが修治の妻・三村彩子を演じるほか、修冶が妻の“結婚相手”として選んだ伊東正蔵には原田泰造、結婚相談所を経営する修治の良き理解者・知多かおりに高島礼子、そのほか込江海翔、森カンナ、眞島秀和、佐藤ありさ、前川泰之、大塚千弘、小堺一機、大杉漣といった実力派が顔をそろえた。売れっ子放送作家の三村修治は末期のすい臓がんだと宣告される。余命6か月。1日でも長く延命し、家族と静かに過ごす。それこそが正しい最期の過ごし方だが、どうも面白くない。放送作家として修治は家族に遺せる“最期の企画”を考える。妻・彩子は専業主婦で小学生の息子・陽一郎を抱え、苦労するだろう…。気丈そうに見えて、もろいところがある。何とかして彼女を笑顔にしてあげられないか?そう考えていた修治が見かけたのは結婚相談所の看板…。自分がいなくなっても妻が前を向いて進めるように「妻の結婚相手を探そう!」と、思いつく。そんなひらめきを胸に修治は突っ走る。さらに元仕事仲間の知多かおりが現在、結婚相談所の社長であると知り、なんとか協力を取りつけて、妻にとって最高の結婚相手を探し出してもらう。やがて現れる、奇跡のような相手・伊東正蔵。インテリア会社社長。真面目で誠実、加えて独身。まさに命を懸けた一世一代のプロジェクト、そして迎える最高のエンディングとは?ある夫婦の物語がいま、始まる。『ボクの妻と結婚してください。』は6月19日(火)フジテレビ系で21時~地上波初放送。(笠緒)■関連作品:ボクの妻と結婚してください。 2016年11月5日より全国東宝系にて公開© 2016映画「ボクの妻と結婚してください。」製作委員会
2018年06月19日