松坂桃季さん主演で映画化されたベストセラー『ツナグ』の続編『ツナグ 想い人の心得』について、作者の辻村深月さんに話を聞きました。あなたが会いたいのは誰?あの名作の続編登場。松坂桃季さん主演で映画化もされ、ベストセラーとなった辻村深月さんの『ツナグ』。一度だけ、一晩だけ会いたい死者に会わせてくれるツナグという使者をめぐる連作長編小説だ。このたび待望の続編『ツナグ 想い人の心得』が刊行された。辻村さんが続編を書くのはこれが初めて。「いろんな人が『ツナグ』を読んでくださって、“自分だったらこの人に会いたい”“死者に再会を拒否されたらどうなるんですか”といったフィードバックがすごくあったんです。1年に1編くらいのペースで続編を書いてきました。1年間他の仕事をしながらツナグのことを考えて温め続け、締め切りがきたら2日間で一気に書きあげるのは、すごく充実感がありました」ツナグの少年・歩美にまた会えると期待を高めてページをめくると、「おやっ?」と思うはず。「私も小説の続編を読んで“あれっ”となって惹き込まれた経験がたくさんあるんです。だから自分でもやってみたかったんです(笑)」前作から7年後という設定の本作。各編、設定や展開に工夫あり、深いドラマあり。どの話も胸打たれる場面が必ずあり、改めて著者のストーリーテラーっぷりが堪能できる。ツナグに会えるかどうかは、“ご縁”次第だが、この続編自体が、さまざまな“ご縁”で生まれている。「映画化の影響は大きいですね。公開当時キャストの方々がよくインタビューなどで“死んだ人に会えるとしたら誰に会いたいですか”と聞かれていて。その時、松坂桃季さんが宮本武蔵、桐谷美玲さんが沖田総司と答えていたんです。歴史上の人物という発想が自分の中になかったので、そういう話も書こう、と思いました。ただ、あまりに時代が異なると同じ日本語であっても言葉が今と異なるかもしれない。そこをどう見せるかも考えたかった」一方、以前『東京會舘とわたし』を執筆した際の取材で“ご縁”があり、亡くなった娘に会いたいと願う母親の話が生まれたという。「戦時中に東京會舘で結婚式を挙げた女性にお話をうかがっていたら、結婚後お嬢さんを2人産んで、でもお一人は成人後に亡くなったそうで…。娘さんを亡くした後の人生を聞いているうちに、どうにかして『ツナグ』でその方とお嬢さんを会わせたい、という気持ちに駆られ、書かせてほしいとお願いしました」実は『ツナグ』の執筆中、辻村さん自身も担当編集者の死を体験した。「血縁以外で、そばにいて当たり前だと思っていた人がいなくなってしまうのは初めてのことでした。身近な人を喪うとはどういうことか、歩美と一緒に考えたので、当時の気持ちもすごく入っていると思います」本作では、社会人となった歩美の内面的な前進も読みどころだ。「前作で、歩美は生きている人間の都合で死者を呼び出していいのか悩みますが、それは私の悩みでもあったんです。でも次第に、みんなが再会するのは死者本人というより、依頼者が会いたいと望んでいるその人の姿、鏡のような存在なんだと思えてきて。そう考えた時、死者に対して“どうぞいらしてください”と書こうと、作者の心も決まりました」またツナグに会えたことが、心から嬉しくなるこの続編。「書き終えたあとも、歩美や、新しい登場人物の今後も気になって。時間がかかるかもしれないけれど、ライフワークとして書き続けていきたいと思うようになりました」辻村深月『ツナグ 想い人の心得』顔も知らない父親、戦国時代の領主、最愛の娘…。死者との再会を望む人々と使者ツナグの物語。前作未読でも大丈夫。でも、2作合わせてぜひ。新潮社1500円つじむら・みづき1980年生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』でメフィスト賞を受賞し、デビュー。‘11年『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、翌年『鍵のない夢を見る』で直木賞、‘18年『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞。ほかに『青空と逃げる』『傲慢と善良』など著作多数。※『anan』2019年12月4日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年11月29日女優・吉田羊が『アナと雪の女王2』にて洋画アニメーション声優に初挑戦していることが分かった。「コウノドリ」シリーズや「凪のお暇」、『嫌な女』などに出演する吉田さんが本作で吹き替えるのは、アナとエルサのいまは亡き母親でアレンデール王国の元王妃・イドゥナ。前作で船の事故により命を落としてしまったと語られていたが、本作では“回想シーン”で登場。ロバート・ロペス、クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が手掛けた幼いアナとエルサに歌う子守歌を披露する。今回吉田さんはオーディションに参加し、見事合格し『アナと雪の女王』への仲間入りを果たした。本シリーズの大ファンだと語る吉田さんは「オーディションの合格通知をいただいたときは、びっくりしすぎて『ウソ!?』と言ってしまいました(笑)。ディズニーの作品はまさに“夢の世界”で、まさか自分がその世界の住人になれるとは思っていなかったので、本当に嬉しかったです」と参加決定時をふり返る。実際にアフレコしてみて「声の強弱やキャラクター同士の距離感を意識して演じました。アレンデール王国の王妃という気品や気高さを意識して演じさせていただいたので、“私の声には聞こえないね”という風に言っていただけたら成功かなと思っています」と観客の反応が楽しみだとコメントしている。なお、先日公開された日本版本予告では、吉田さんが吹き込む声も聞くことができる。「なぜ私だけ魔法が使えるの?」という幼いエルサの問いかけに、「いつか答えが分かるわ」とイドゥナ。前作では決して明かされなかった“エルサの力の秘密”を知る重要なキャラクターだ。『アナと雪の女王2』は11月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アナと雪の女王2 2019年11月22日より日米同時公開Ⓒ2019 Disney. All Rights Reserved
2019年10月31日長塚圭史の作・演出により2006年に上演された『アジアの女』。本作が吉田鋼太郎の演出・出演で新たに甦る。そこで吉田とともに、出演者のひとりである山内圭哉に話を聞いた。【チケット情報はこちら】ふたりの初共演作となった『悪魔の唄』(2005年)を始め、これまでも多くの長塚作品に参加してきた吉田と山内。吉田は「分かりづらい、容赦ない、観たあとの酒がまずい(笑)。でもそこが好き」と独特の切り口で長塚作品を語る。一方山内は、「今も子供のように演劇を扱っているというか、演劇を自由なものとして無邪気に遊んでいる。そこはホンマに面白いなと思います」と、長塚と親交の深い山内ならではの視点でその魅力を話す。物語の舞台は大災害が起きたアジアのどこかの国。半壊した家に住み続ける晃郎(山内)と麻希子(石原さとみ)兄妹のもと、書けない作家・一ノ瀬(吉田)が訪ねて来る。吉田が「この芝居を語る時、3.11のことを無視はできない」と話すように、舞台上の景色に東日本大震災を重ねる観客も多いだろう。書かれた当時は震災前だが、長塚はそこに何を見ていたのか。「この物語に登場するのは明らかに未来のない、死ぬしかないような人たち。つまり世界は終わっているのに、彼らの日常はそれほど変わっていない、そんな不条理さがあって」とは吉田。すると山内も「だから変にリアルに思える瞬間があるんですよね。圧倒的な虚しさが常に敷かれている中であっても、実際に生きていくってそういうことなのかな」と推察。さらに吉田は、「結果そこに希望を見出すかどうかは、演出する人間によってどちらでもいいのかもしれません」と思案の表情を浮かべた。実力派のふたりにとっても大きな難題をはらんだ作品だが、演出も担う吉田が本作を選んだ1番の理由とは?「石原さとみちゃんとやるからには、彼女がとんでもなく活躍出来るホンがいいと思ったんです。しかもザ・ヒロインではない、今まで彼女がやったことがないような役。その点『アジアの女』の麻希子はいかようにも出来る役ですし、何しろ僕は圭史のファンですから。1度圭史ワールドというものをつくってみたい、そんな希望があったんです」と笑う。そんな吉田の演出を受けることを、誰よりも望んでいたのが山内。「鋼太郎さんの劇団(AUN)に出してくれってお願いしたこともあるくらい。僕ら世代にとってはホンマにおってありがたい先輩ですし、ひとつひとつを大事に、稽古に臨んでいけたらと思います」と意気込みを見せた。公演は9月6日(金)から29日(日)まで、東京・シアターコクーンにて。取材・文:野上瑠美子
2019年08月16日6月25日に放送された「ウチのガヤがすみません!」(日本テレビ系)に、元レスリング選手の吉田沙保里(36)が出演した。吉田は番組内でお笑いコンビ・祇園の木崎太郎(33)とゲーム対戦。その際に起こったハプニングが《吉田沙保里、マジで強スギィ!》《綱引きの器具を壊すパワー 霊長類最強……》とネットで話題にあがっている。吉田と木崎は一本のゴムベルトを互いの腰に装着し、逆方向にダッシュする「綱引き」でトイレットペーパーを積み上げるというゲームに挑戦。結果は吉田が勝利し、力の勢いでベルトが外れた木崎は前方へ吹っ飛んだ。その際にベルトの部品が破損し、その場でゲーム終了。司会のフットボールアワー・後藤輝基(45)は「霊長類最強のパワー?」と吉田の威力に驚嘆していた。このハプニングについて吉田は《引退してほとんどトレーニングしていないのに…まさかの底力が残ってました》とインスタでコメント。さらにこのゲームで負けたことがないという木崎は吉田について《凄まじいパワーでした》とTwitterに感想をつづった。そんな“最強説”を持つ吉田だが、ファンからは《どんどん綺麗になっていきますね》《さおり嬢、きれいになった》という声もあがっている。
2019年06月28日辻村深月による長編小説『朝が来る』が、河瀨直美監督で実写化。2020年10月23日(金)にTOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開。“2人の母”を描く、辻村深月の感動ミステリードラマ原作『朝が来る』は、人気小説家・辻村深月が手掛ける感動のミステリードラマ。長く辛い不妊治療の末、自分たちの子を産めずに特別養子縁組という手段を選んだ夫婦と、中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放すことになった幼い母の2つの人生を丹念に描いた作品は、多くの読者の心を掴み、17万部を超えるベストセラーとなった。監督に河瀨直美そんな人気作品を映像へと落とし込むのは、これまで数々の賞を受賞してきた女性監督・河瀨直美。樹木希林を主演に迎えた『あん』や、オリジナル脚本による『光』、ジュリエット・ビノシュを迎えオール奈良ロケで挑んだ『Vision』などを手掛けてきた彼女が、人気ベストセラー小説をどのように描くのか高い期待が寄せられている。<あらすじ>1度は子どもを持つことを諦めた栗原清和と佐都子の夫婦は「特別養子縁組」というシステムを知り、男の子を迎え入れる。それから 6 年、夫婦は朝斗と名付けた息子の成長を見守る幸せな日々を送っていた。ところが突然、朝斗の産みの母親“片倉ひかり”を名乗る女性から、「子どもを返してほしいんです。それが駄目ならお金をください」という電話がかかってくる。当時14歳だったひかりとは一度だけ会ったが、生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心優しい少女だった。渦巻く疑問の中、訪ねて来た若い女には、あの日のひかりの面影は微塵もなかった。いったい、彼女は何者なのか、何が目的なのか──?登場人物&キャスト繊細な物語を紡ぐ登場人物達には、実力派キャストが集結。『八日目の蟬』で日本アカデミー賞を 受賞した永作博美や、話題ドラマの出演が続く井浦新を物語のキーを握る夫婦役として迎えるほか、浅田美代子ら人気キャストがそろう。その配役とともに、それぞれの人物像をおさえてシアターへと足を運んでみて。栗原佐都子役 - 永作博美栗原清和役 - 井浦新実の子をもつことが出来なかった夫婦。14歳の少女を繋ぐ「特別養子縁組」によって、男の子・朝斗を迎え入れる。片倉ひかり役 - 蒔田彩珠同級生に本気の恋をし、望まぬ妊娠をしてしまった。14歳にして出産。生まれた子どもへの手紙を佐都子に託す、心優しい少女。演じる蒔田彩珠は若くして是枝裕和監督作品に抜擢されている期待の女優。浅見静恵役 - 浅田美代子栗原夫婦と片倉ひかりを引き合わせる。その他ひかりの家族役には、中島ひろ子、平原テツ、駒井蓮らが出演する。原作者・辻村深月からコメントも『朝が来る』の実写化にあたり、辻村深月からのコメントも到着。「脚本を読みながら、河瀨監督に何度も感謝を覚えた。登場人物思いがより強く届くためにどうしたらよいのかを、心を砕いて考えてくれている人がいるということに対する途方もない感謝だ。作家として幸せを感じた。ラスト、“原作でもこうすればよかった”と思える構成がある。けれど私が小説で書いてもきっとその光景には届かなかった。映画だからこそ監督が彼らをここに送り届けてくれたのだということが、はっきりわかる。」と、熱い感謝の念を寄せている。カンヌ国際映画祭公式作品「CANNES 2020」へ正式に選出なお、カンヌ国際映画祭公式作品「CANNES 2020」へ正式に選出決定。通常のカンヌ国際映画祭では、部門ごとに公式選出リストを提示していたが、今回は、2021年春までに劇場公開を予定している作品の中から56作品をセレクトした。70年以上のカンヌ国際映画祭の歴史の中で初の取り組みとなる。【詳細】『朝が来る』公開日:2020年10月23日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開※2020年6月5日(金)公開予定だったが延期。原作:辻村深月『朝が来る』(文春文庫)監督・脚本:河瀨直美脚本:高橋泉キャスト:永作博美、井浦新、蒔田彩珠、浅田美代子、佐藤令旺、田中偉登、中島ひろ子、平原テツ、駒井蓮、山下リオ、森田想、堀内正美、山本浩司、三浦誠己、池津祥子、若葉竜也、青木崇高、利重剛制作・配給:キノフィルムズ(木下グループ)
2019年06月02日『あん』の河瀬直美監督最新作が、2020年に公開されることが決定。新作は、作家・辻村深月の「朝が来る」を映画化する。故・樹木希林さんを主演に迎えた『あん』(’15)をはじめ、『光』(’17)、『Vision』(’18)のほか、CM演出、エッセイ執筆などジャンルにこだわらず表現活動を続ける河瀬監督。待望の新作に河瀬監督が選んだのは、「鍵のない夢を見る」で第147回直木三十五賞を受賞し、今年公開された『映画ドラえもんのび太の月面探査記』では自身初となる映画脚本を手掛けたことでも話題となった辻村氏による長編小説「朝が来る」。2016年にはオトナの土ドラ枠第2弾として、安田成美出演でドラマ化もされた。長く辛い不妊治療の末、自分たちの子を産めずに“特別養子縁組”という手段を選んだ夫婦。中学生で妊娠し、断腸の思いで子どもを手放すことになった幼い母――。それぞれの人生を丹念に描き、第13回本屋大賞にて第5位に選出、17万部を超えるベストセラーとなった感動のミステリードラマだ。今回監督兼脚本(共同脚本:高橋泉)も手掛ける河瀬監督は、「原作『朝が来る』をこの世界に誕生させた辻村深月の才能に嫉妬する」と言い、映画化について「その物語を映画化できる喜びに打ち震えている」とその心境を明かす。そして「小説の中で、二人の母をつなぐ子供『朝斗』のまなざしが表現されている部分を読んだとき、ああ、この世界を映像化できれば素晴らしいなと感じた。その『まなざし』が見る未来を美しく描くことができればと願っている」と意気込み。一方、原作者の辻村氏は「『この映画を撮るにあたって、朝斗のまなざしというものは必要不可欠だと思っています』河瀬直美監督と初めてお会いしたホテルのラウンジで、正面に立った監督が開口一番、私をまっすぐに見つめて、そう言った。まだ互いに自己紹介もしていない、目が合った瞬間のことだった」と監督との出会いを明かし、「原作『朝が来る』はよく、産みの母親と育ての母親、『二人の母の物語』だと言われてきた。しかし、河瀬監督はそこに、幼い『朝斗』のまなざしなくしては成立しない世界をはっきり見ておられた。その瞬間、震えるような感謝とともに、この人に、朝斗と二人の母親を、『朝が来る』の世界を託したい、と強く思った」と通ずるものがあったという。そして「映画『朝が来る』。私が見たもの、河瀬監督がその先に見たもの、幼い子ども『朝斗』が見た世界を、できることなら、あなたにもぜひ見てほしい」と力を込めた。なお、本作はすでにクランクインし、東京の湾岸エリア、栃木、奈良、広島、似島(広島市)、横浜と、日本全国6か所での撮影を敢行中で、クランクアップは6月上旬を予定。また、気になるキャスト発表は後日、行われるようだ。『朝が来る』は2020年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年05月30日春分の日の次の満月から数えて最初の日曜日はイースター。今年は4月21日です。イースターは、春の女神エオストレ(Eastre)に由来する言葉。エオストレは、古英語 (ゲルマン語)で「東の女神」という意味で、紀元前には彼女を讃え、春の訪れを祝うお祭りがあったと言われています。その風習を残しつつ、後にキリスト教の祝祭日のひとつ、イエス・キリストの復活祭である「イースター」になりました。■欧米のイースターは華やかエオストレは東の女神なので、春に東からやって来て豊かさを届けます。この時期、世界各地で花々を飾ってパレードや仮装カーニバルをする、暗闇を追い払うために焚火を灯すなど、にぎやかにイベントが行われます。日本だとテーマパークのイースターパレードか、家族でイースターエッグを作って遊ぶ…くらいしか馴染みがないかもしれませんね。欧米ではイースターバニーがいい子を見つけ、卵型の入れ物にお菓子を詰めてプレゼントする光景なども見られますよ。■今年のイースターは芸術的ムード?占星術では、今年はイースターの日を境に太陽が牡牛座へと移動します。牡牛座に太陽が入ると芸術的ムード満点。同時に、活動的な牡羊座に恋愛やコミュニケーションの星も入り、恋もにぎやかムードも満点に。2019年のイースターは、卵にアーティスティックなハートの装飾をする人が増えたりして?春の女神はあなたのすぐ傍にいて、微笑んでくれるかもしれません。そんなイースターがさらに楽しくなる、西洋の「恋のおまじない」をご紹介しますね。■イースターに試したい恋のおまじない【1】恋を盛り上げるバニーアイテムイースターバニーにちなみ、うさぎのアイテムを身に着けてデートしましょう。うさぎは多産のシンボルなので、恋を楽しく盛り上げてくれますよ。結婚を意識している方も◎!【2】幸運に包まれる鐘の音イースターの日から夏頃までの間に、教会に行って大きな鐘の音を聴いてください。教会の祝福ムードの中、響き渡る鐘の音に耳を澄ますだけでも幸運に包まれるそうです(※宗教的な勧誘の意味合いはありません)。【3】出会いのチャンスを作るミモザイースターから2週間、特に日曜日(4月21日・28日)はイエローのアクセサリーを身に着けて。イエローは春の花ミモザのイメージ。ミモザのようにかわいらしいあなたは、注目の的となるでしょう。【4】復活させたい願い事には長い階段99段以上ある長い階段を探しましょう。イースター前後の、春の日差しの気持ちのいい日に長い階段を上ります。途中で立ち止まっても構いませんが、後ろを振り向かないのが条件。努力した分だけ効果があるとか。【5】不要な思い出を捨ててリセットキリストは金曜日に十字架の上で亡くなり、3日後の日曜日に生き返ったと伝えられています。そのため、復活までの夜、信徒は敬い慎む気持ちで過ごすそう。イースターの後は気持ちの切り替えがスムーズにいきます。古い不要な思い出を捨てて運命のリセットをするのにもぴったり。【6】新しい願い事を育てる好きな花の種を購入して鉢や庭の土に埋め、丁寧に丁寧に育てて。花の成長と共に、あなたの願い事も実ることでしょう。【7】物足りない愛情をアップロードイースターの日から1ヶ月以上空けて、好きな相手と一緒にレバーをいただきます。古代、レバーは愛の源とされていました。肉は血となり骨となり、愛情もアップロードされるでしょう。【8】富と豊穣を約束されるエッグ?イースターエッグを作ります。装飾するときは、色やデザインの意味を知っておくといいでしょう。ひとつとして同じものがないオリジナルなイースターエッグを飾ると、富と豊穣が舞い込むそうです。■あなたが叶えたい願い事って?楽しみながら恋や幸せを引き寄せられるなんて、素敵だと思いませんか?イースターにちなんだおまじない、ぜひ試してみてくださいね!参考文献:『Celtic Divine Ogham』(ブイツーソリューション)著者/吉田深保子
2019年04月21日吉田カバンのコンセプトストア・ポータースタンドは、マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)をフィーチャーした期間限定ストアを、2019年2月23日(土)から3月25日(月)まで、東京駅・品川駅の店舗にて開催する。期間限定ストアでは、マーガレット・ハウエルのブランドカラーであるグレーをテーマに、マーガレット・ハウエルとポーターがコラボレーションしたモッズコートやシャツ、トートバッグを数量限定で発売する。モッズコートには、コートを収納できる吉田カバン製のオリジナル巾着が付属されている。その他、店頭には、過去に好評を博したコラボレーションアイテムや、マーガレット・ハウエルの2019年春夏新作アイテム、雑貨など、バリエーション豊富な商品ラインナップを揃える。【詳細】「MARGARET HOWELL TRUNK SHOW」 by PORTER STAND会期:2019年2月23日(土)〜3月25日(月)場所:ポータースタンド 品川駅(東京都港区高輪3-26-27 JR品川駅 エキュート品川 サウス内)、ポータースタンド エキュート京葉ストリート(東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅 京葉ストリート内)限定アイテム・MARGARET HOWELL × PORTER オリジナルモッズコート〈メンズ〉 58,000円+税・MARGARET HOWELL × PORTER オリジナルシャツ〈メンズ〉 26,000円+税・MARGARET HOWELL × PORTER オリジナルトートバッグ 13,000円+税【問い合わせ先】ポータースタンド 品川駅TEL:03-6408-9173
2019年02月21日アイドルグループ・NMB48の吉田朱里が19日、都内で行われた「ロレアル パリ ルージュシグネチャー」新製品発表会に出席した。日本ロレアルが展開するブランド「ロレアル パリ」は、マットなのにふんわり質感が新鮮なリキッドルージュ「ロレアル パリ ルージュシグネチャー」を3月9日より発売をスタート。その発表会にYouTubeでメイク術などを披露して人気を集めている吉田朱里がトークショーを行った。新商品のリップをつけて登場した吉田は「普段はマットリップが重たい感じであまりつけないんですけど、今回塗ってみて軽いつけ心地だと感じました。塗っている感がなくてマットの重たい感じもなく、扱いやすいですね。毎日ポーチの中に入れています」と笑顔。「パッケージに高級感があって手を出せない若い子たちにも使いやすい値段ですよね。若い子たちも買いやすいし、私も10代の頃から買ってちょっと背伸びしたブランドです」と同ブランドの印象を語った。ビューティー系YouTuberとしても活躍していることから、48グループ内でも屈指の女子力を誇るという吉田は、2017年のベストビューティストアワードではクリエーター賞を受賞して話題を集めた。MCから「美を保つ秘けつは?」と聞かれると「面倒くさがり屋なので、凝ったことはしません。普段の生活で取り入れられることをやっていますね」とマイペース。「水をたくさん飲んだり汗をたくさんかいたりスキンケアも自分に合うモノを毎日使うようにしています。高いエステとか時間やお金はかけません。当たり前のことを一生懸命やっています」と日常での大切さを説いていた。
2019年02月19日レスリング女子の吉田沙保里選手が8日、自身のSNSで現役引退を発表しました。ツイッターに「この度、33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断いたしました」と綴ったあと、「後日、改めてみなさんの前で引退のご報告と感謝の気持ちをお伝えしたいと思います」と投稿しています。吉田選手は2004年のアテネ五輪、2008年の北京五輪、2012年のロンドン五輪での55キロ級で五輪3連覇を、2016年のリオデジャネイロ五輪での53キロ級で銀メダルを獲得。さらに、世界選手権では13連覇を達成(2014〜2015年は53キロ級)する偉業を成し遂げています。2012年には国民栄誉賞の受賞も話題になりました。リオ五輪後は選手兼コーチとして、日本代表と至学館大で後進の指導にあたっていました。これに対し、ツイッターでは・吉田沙保里選手、本当にお疲れ様でした!選手ではなくなってもきっと未来にも語られる伝説のファイターだと思います。・吉田沙保里さんレジェンドでした!お疲れ様でした。・吉田沙保里さんが引退と聞いてしまって何も手につかない・東京オリンピックに出ると思い期待してたので残念など、これまでの功績を称える声と引退を惜しむ声が多く見られました。引退後の道が明らかになるのはこれからですが、吉田選手には「総合格闘技の大会へ出てほしい」と期待する人も多数。今後の会見で吉田選手が何を語るのでしょうか――。画像/Shutterstock
2019年01月08日女優の吉田羊が31日、自身のインスタグラムを更新し、所属事務所・ORANKUとの契約を終了したことを報告した。吉田は「わたくし吉田羊は、2018.12/31をもちまして、所属事務所ORANKUとの所属契約を終了いたします事をここにご報告いたします」と報告。「Yマネさんと二人、お互い誠実に向かい合い、今後のことを考えよく話し合った結果です」とし、「吉田羊を応援してくださっている皆様、特に、ヒツジストと自称し熱心に応援してきてくださった皆様には、『Yマネさん』の不在はすぐには承服しがたい事と思います。けれどどうか、時間がかかったとしても、いつかご理解頂き、二人の決断を応援してくださると嬉しいです」と呼びかけた。マネージャーと乾杯している2ショット写真も掲載し、「Yマネさんとは、沢山の苦楽を共有してきました。舞台役者の端くれだった私に目をかけ、本気で、真剣に、真面目に、懸命に、映像の世界に吉田羊という居場所を作ってくれました。Yマネさんとでしか見られなかった景色、沢山、沢山あります。互いに足りないものを補填し合い、励まし合い、ぶつかり合い、許し合い、泣いた日も笑った日も怒った日も、全てが、大切で必要でかけがえのない日々でした」としみじみ。「今回、仕事のパートナーは解消いたしますが、人生で出会ったかけがえのない友人として、今後もお付き合いを続けて参ります。(今後も時々ここに顔を出すと思います。Yマネさんファンの皆様は、楽しみに待っていてください。)」と伝えた。そして、「約12年間、共に闘ってくれたYマネさんには感謝してもし尽くせません。Yマネさん、いやYっち、本当に本当に本当に、ありがとうございました。互いの死に水は約束通り、後に残った方が取ろうね。そして、『吉田羊&Yマネ』を応援してくださり、これまで沢山の力を貸してくださった全ての皆様にも心からの感謝を申し上げます」と感謝。「二人で得た多くの感謝を胸に、更なる成長をすべく、それぞれ頑張って参りますので、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします」と決意を記し、最後に「皆様に大切なことを。それは今後も、ここで私たちが発信する言葉だけが真実だという事。どうか、そのことを覚えておいてくださいね。それでは、2018年も大変お世話になりました。来たる2019年も、何卒よろしくお願いいたします」とあいさつした。また、マネージャーのコメントも掲載。「ヒツジストの皆さま(長文お許しください)本日をもって羊(ひつじ)とは、『女優』と『マネージャー』という関係ではなくなります。が!!私はこれからもヒツジストです。ヒツジスト会員証も羊に貰いました。イエィ。会員ナンバー1番です。イエィ!イエィ!イエィ!(笑)約12年間ずっと一緒に居たので、少しさみしいですが、これが、お互いの為に二人で話をして出した結論なので、ヒツジストの皆さんも笑顔でこれからの二人を応援してください」。マネージャーはさらに、「12年間本当に楽しかったです。今までありがとうございました。どうかこれからは、羊が話をすることだけが真実なので、それを信じて、羊を守ってあげてください。では、笑顔で『放牧!!』 最後に。ひつじ!今までありがとうね。これからは横ではないけど、後ろから応援しているね。ところで、いつ飲む???(笑)ひつじバンザーイ!ヒツジストさんバンザーイ!! Yマネ」とコメントした。
2018年12月31日女優の吉田羊が18日、自身のインスタグラムを更新し、女優業を休止してイギリスに留学すると一部週刊誌に報じられたことについて否定した。吉田はハッシュタグで「吉田羊留学するの?」「へーってニュース見て思った人」「嘘が本当のように報道される」「こわいねぇ」「ねぇ(映画関係者)って誰?」「来年も日本でがんばります」とコメントした。また、「本日、中学聖日記最終回。を前に、Yマネさんと打ち上げ。オンエアまでには帰ります!みんな、みてねー。」と、この日最終回を迎えるTBS系火曜ドラマ『中学聖日記』(毎週火曜22:00~)を告知した。
2018年12月18日今年10月に公開された吉田羊(年齢非公表)の主演映画『ハナレイ・ベイ』。昨夏、ハワイで撮影が行われたが、「実は吉田さんはこの撮影と前後して、無名時代から10年来、二人三脚で歩んできた“恩人”と訣別の意志を固めていたんです」と語るのはある芸能関係者だ。吉田は01年に女性3人で劇団プロデュース集団「東京スウィカ」を立ち上げ、07年に卒業するまで主演女優を務めた。「まだ無名だった彼女に目をつけ、スカウトしたのが、現在の所属事務所社長でマネージャーも務める“恩人”女性・Aさんでした。Aさんは同年代の吉田さんに《アルバイト禁止》を言い渡し、借金をさせてまで彼女を女優業に専念させたんです」A社長の売り込みが功を奏し、吉田は07年に昼ドラ『愛の迷宮』(東海テレビ)でドラマデビュー。翌年にはNHK連続テレビ小説『瞳』に出演と、トントン拍子に仕事が決まり、14年にはドラマ『HERO』(フジテレビ系)出演でブレークを果たす。A社長は15年、吉田のブレークを特集した『金スマ』(TBS系)で「私の趣味は吉田羊。吉田羊の母であり、子であり、大ファンだ」と語っていた。前出の芸能関係者は続ける。「2人は言いたいことが言える関係を築きあげましたが、けんかも絶えませんでした。ただ、吉田さんのブレークを喜びあう“戦友”として絶妙な名コンビでした」別の芸能関係者によるとA社長の戦略で吉田が大成功を収めた大きな要因は2つあったという。「1つ目は、映画プロデューサーの助言を受け、吉田さんの年齢を非公開にしたことでした。これによって、役柄の幅が広がりました。2つ目はAさんと2人で“ヒツジのコスプレ”をして関係各所に毎年年賀状を出し続けたことです。羊の名前に羊の格好ですから、インパクトは大。『瞳』への出演もこれが功を奏したと聞いています」そんな2人の間に決定的な亀裂が入ったのは昨年のことだという。「Aさんは仕事上のアドバイスにとどまらず、有名になった彼女のプライベートの振舞いに関しても意見するようになっていました。事務所の社長として当然でしょう。ただ、ある仕事先のオフで、よかれと思ったAさんの細かい注意が吉田さんの癇に障ったそうです。“いい大人なんだから仕事以外のことに口を挟まれたくない”という思いが募った吉田さんは、ついに『もう仕事のパートナー関係は終わりにしましょう』と切り出したそうです」(前出・芸能関係者)売り言葉に買い言葉。A社長も、その提案を受け入れたという。だが、彼女が取ってきた吉田の仕事は1年以上先まで埋まっていた。「そこは吉田さんも恩義に感じていますから、Aさんが決めた仕事をすべて完璧に終わらせるまではお互い“休戦状態”になりました。契約終了についてはクライアントなど関係各所にすでに報告済みだと聞いています。スケジュール管理は、今は親族が担当。現在はお互い弁護士を立て、年明け独立に向け最終調整に入っているようです」(広告代理店関係者)吉田の所属事務所に独立についてコメントを求めたが、期日までに返答は得られなかった。彼女にとって、2019年は“変革の一年”となりそうだ。
2018年12月18日それぞれ5歳より三味線を始めた吉田兄弟。1999年にアルバム『いぶき』でメジャーデビューし、津軽三味線ブームを巻き起こした。その後もアメリカ・ヨーロッパなど世界各国での活動や、EXILEやMONKEY MAJIK、海外アーティストたちとのコラボレーションなど、日本の伝統芸能の枠を超えて活躍中。来年11月に迎えるデビュー20周年を前に、新たなツアーに挑むふたりに話を聴いた。今回開催中のツアー「三味線だけの世界」は、兄弟ふたり、三味線2丁だけの構成。原点に戻り、新曲を含むオリジナル曲や、観客にも人気の高い民謡『津軽じょんがら節』を演奏する。「三味線だけがより鮮明に聴こえるからごまかしようもなくて(笑)。僕らにとっては修行のようなコンサートですが、三味線の可能性を今まで以上に見せていきたいです」(兄・吉田良一郎)今年のツアーには新たに「JAPAN VALUE PROJECT」というテーマが加わった。今回は島根県浜名市の石州和紙(石州半紙がユネスコの無形文化遺産に認定)にスポットを当て、このツアーの為に職人に漉いてもらった石州和紙をスクリーンほか舞台美術に使用している。「2003年の全米デビュー以降は海外活動が増えたこともあって“和”と“洋”のコラボが多かったんです。ここ最近は、津軽三味線と“フロム・ジャパン”や“メイド・イン・ジャパン”のもの、つまり“和”と“和”を組み合わせることによって、より強く“日本の良さ”を発信していきたいと思うようになりました。このプロジェクトもそのひとつです」(弟・吉田健一)今は学校教育でも和楽器が導入されており、ダンスの授業や運動会で彼らの楽曲が使われることも多いという。また、パルクールという人気スポーツとコラボした動画はYouTubeで1600万回以上再生され、世界的にも注目度が高いことがわかる。このように“和”への関心が高まってきた中で2020年の東京オリンピックを迎えることができるのは「世界に“和”の総力を見せる絶好のチャンス」と熱く語ってくれた。この年末には、吉田兄弟を始めとした若手奏者だけでの世界初の三味線フェス『SHAMI FES 2018』が東京で開催される。津軽三味線の世界は若い奏者も増えてきて勢いがあると感じていると語るふたり。「他の和楽器界も引っ張っていけるような存在になりたい」と意気込む。若い三味線奏者には九州出身者も多く「昔から三味線の音色に慣れ親しんできた東北の人とは、また違った新鮮さがあるのかも」。九州でのライブはいつも観客の反応が熱いと笑顔で口を揃える。「“お兄ちゃん”、“弟”、って名前で呼ばれないんですけど(笑)、よく声をかけていただきます。今回も津軽三味線の響き、そして兄弟バトルを楽しみに来てください」公演は2月28日(木)に福岡シンフォニーホールにて開催。チケットは発売中。
2018年12月07日主演・松坂桃李、演出・吉田鋼太郎というタッグで届ける彩の国シェイクスピア・シリーズ『ヘンリー五世』が2019年2月に上演される。松坂と吉田のビジュアル撮影に潜入した。【チケット情報はこちら】本作は、シェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指す彩の国シェイクスピア・シリーズの最新作。今回は、故蜷川幸雄の跡を継いでシリーズ2代目芸術監督に就任した俳優・吉田鋼太郎による演出2作目で、シリーズ第34弾となる。2013年に第27弾として蜷川の演出で上演した『ヘンリー四世』のその後の時代を描いた作品で、松坂桃李が当時演じたハル王子の未来であるイングランド王ヘンリー五世を演じ、その活躍を中心に、百年戦争の激戦のひとつ・アジンコートの戦いに臨む民衆や貴族、軍人たちの姿を群像劇として描く。吉田鋼太郎は今回、作品の各幕で観客を物語へいざなう説明役(コーラス)を務める。まず撮影が始まったのは吉田。クラシック音楽の流れるなか、タキシード姿&その強い目力でカメラを見つめ、早いペースで撮られていく。吉田は演出家として「自分以外のキャストの写真は躍動感があったほうがいいけど、(自分は)みんなと全然違うほうがいい」と伝え、「後ろのほうであまり目立たず見守っている感じ」とリクエスト。撮影中、カメラマンから「顔にやさしさが出ちゃってるので目を大きく」と指示があり、グッと強い表情を見せるとあちこちから「いい!」「ナイス!」と声が上がり、思わず笑ってしまう姿も見られた。本人が「家に飾りたいくらい!」と言う写真も撮れ、あっという間に撮影終了。そこにやってきたのは松坂。ここからは2ショット撮影。ふたりはテレビドラマや5年前の『ヘンリー四世』でも共演しており、仲はすでに出来上がっている様子。吉田が「痩せた?」と問えば松坂は「ドラマの役作りで」と笑顔。リラックスしたのか「桃李さん、もっとシュッと立てますか?」というカメラマンのお願いに思わず笑ってしまうふたりだった。次は松坂のソロ撮影。吉田とはまた違ったテイストの写真で、静かに始まりだんだんと躍動感を増していく撮影は、ヘンリー五世がひとり集中力を高め、マントを翻して戦いに出かけていくシーンを観ているよう。どの姿も凛として美しく、後ろ姿にまで表情がある。顔のアップの撮影では「強く、武骨に」「絶対に負けないんだという感じ」など声をかけられ「ああ、なるほど」とすぐにのみこむ松坂。手の使い方や顔の角度で写真のバリエーションをつくっていたのも印象的だった。公演は2019年2月8日(金)から24日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールほかにて。その後、宮城、大阪を周る。なお、埼玉公演の追加公演も決定している。
2018年11月27日女性作家・辻村深月さんに聞く、胸をキュンとさせる男性像とは?私が愛しいと思う男性像は、ナイト、騎士です。プリンスだったら、白馬に乗っているし家(お城)持ちだし、ヒロインの元へやって来てくれた瞬間に自己肯定感が満たされて「めでたしめでたし」と思えるかもしれない。でも、ナイトの場合は、持って生まれた持ち物に頼ることなく自分を磨くし、ヒロインを守る。だから、ヒロインにも、ナイトと一緒にこれからの人生の戦略を練っていくような、共に戦う人であってほしい。一方的にパートナーに寄り掛からず、お互いがお互いの人生を歩みながら、時に守ったり守られたりするべたつかない関係性が作品の中では私の理想です。ヒロインのために存在するような男の人にはしない、と常に意識しています。だからなのか、私が書いている男性キャラクターは、「守りたい」という気持ちが女の子ではなく、自分にとって一番大切な別のモノに向かっている場合が多い気がします。行動原理がしっかりしているというか、彼らは「本当に守らなければいけないものはこれだ」という絶対的な価値観だったり仕事だったりを自分の中に持っている。その思いが、いろんな巡り合わせを経て、「ここぞ」という瞬間に女の子のほうに向かった時、普通の男子が初めてナイトになる。その一瞬の驚きと喜びを読者に届けたいんです。でも、そういう人を書くと、なぜか不思議とダメ男になるんです(笑)。先日、たまたま『スロウハイツの神様』を読み返していたら、「一芸に秀でた駄目人間なんて素敵じゃないですか」という台詞が出てきて、私はデビューして間もない時からこの理論で書いてきているんだなと気が付きました。その台詞は、私にとっては「天才」の定義と一緒なんですよね。「秀才」には、事務処理能力がある。「天才」は、ものすごく特化している能力があるけれども、他のところがぜんぜん足りていない。「この人、ひとつの才能以外は全部ダメだ!」ってわかった時に、キュンとくる。「守ってあげたい」と思うかもしれないですね。情熱は強いけど、生活力や、あるいは他者への共感力さえも標準以下という男性たちは、人としてはダメかもしれないけれど、途方もなく魅力的。例えば、『ハケンアニメ!』で登場させたアニメ監督の〈王子〉や、『スロウハイツの神様』の小説家〈チヨダコーキ〉がそう。彼らは周りにものすごく迷惑をかけるけれども、「彼にしかできないことがある」とわかっているから、周りは彼らを全力でフォローする。他の人にはなつかない獣が自分にだけはなつく、というような関係性は書いていて楽しい。読者にも、「自分も彼を支える側になりたい」という目線で読んでほしいなと思っています。恋は、成立した瞬間に崩壊が始まるものではないでしょうか。でも、ずっとくっつかずにいると、夢とときめきは続きます。だから私の作品の中では、男の子が想いを打ち明けないことが多い。ただ、そういう気持ちって、周囲には意外とだだ漏れだったりします。「この人は気付かれてないと思ってるぞ」と気付いた時に、読者目線だとキュンとなる。ナイトというと、心にも鎧をつけて感情を出さないようにしているイメージがありますが、だからこそ、たまに見せる綻びというかちょっとした表情にぐらっときます。そういったベタさも小説を書く上ではとても大事。ベタに現代ならではの新しい意匠をまとわせ、自分なりの表現を心がけています。最初の頃は「辻村は男をいいふうに書きすぎ」と言われることも実はあったのですが、だんだん「ダメ男を書く人」と言われる人となり(笑)、最近では自分でも、「弱さも含めて魅力」だと感じられる男性が書けるようになってきたかな、と感じます。ナイトの気概を持った男子の新しい魅力を、これからも発見していきたいです。つじむら・みづき1980年、山梨県生まれ。’12年に『鍵のない夢を見る』で直木賞を、今年『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞。※『anan』2018年11月14日号より。イラスト・長谷川ひとみ(vision track)取材、文・吉田大助(by anan編集部)
2018年11月07日みなさんは、魔女や魔法使い、透視、霊視などに興味はありますか?夢もそうですが、実はハロウィンは、そういったよくわからないモノ、見えない世界とつながったり、魔術や占いをしたりするのに最適なタイミングなんです。■ハロウィンってどんな日?現代のハロウィン(サウィン)のルーツを持つ古代のケルト人にとって、ハロウィンは死者の火祭であり、大晦日でもあるとき。この大晦日には異世界への扉が開くとされています。ご先祖さまや死者を弔う一方、新年を迎える準備として、かがり火を灯し、妖精や精霊、そして悪霊も含めた霊が行き来するのを慰撫して追い払うこの日、過去・現在・未来にまつわる占いが多く行われたそうです。例えば、現代でも手軽にできる占いとしては、焼き栗を作って(フライパン、大鍋、オーブン、どれでもOK)、切れ目の弾け具合やできあがりで、恋が叶うか否かを観る占いが存在します。■ハロウィンに試したい魔術!「今宵、伝説が真実ならば、すべての魂が戻ってくる。真夜中の鐘がやさしく鳴り、暖炉が赤く燃えるとき、草生い茂る墓場や骨壷から、何やら言いたげな先祖もよみがえる」(作家Rose Terry Cookeの詩「All Saints’Eve」Atlantic Monthly/1880年より)昨年のハロウィンの記事にも記したのですが、死者の魂が帰るハロウィンに愛する人が戻ってくるというこの詩は、とてもロマンチック。この世を去った大切な人を思い出し、敬い、肉体は滅びたとしても魂は滅びず、蘇るものだ……そんなふうに信じる想いが綴られています。そこに描かれた歴史的な背景も興味深いなぁと。「この女神の大釜のなかで、災いは消滅し、闇は光へと生まれ変わる。サウィンの火よ、我に再生の力を与えたまえ」紙片に火を落とし、燃え尽きるのを見つめてください。苦しみが消えて無くなり、希望が湧いてくるのを感じることでしょう。(著者 吉田深保子 The Witche’s Journal「CELTIC DIARY」/2017より)許可を得て、一部掲載したのですが、これは魔術として使えます。今の悩みを小さな紙に書いてキャンドルの火で燃やし、紙が燃えるとともに悩み事も消えていく、という方法はハロウィンに試すと効果的でしょう。■エレメント別・おすすめの過ごし方今回は星座エレメント別に、恋のチャンスをつかむ「おすすめの過ごし方」を北欧ルーンの占いのメッセージを通してお届けします。北欧ルーンは古代から神聖視された文字。そしてエレメント(火・地・風・水)は“情熱の火がつく、地に足をつける、風の向くまま、水を打つ”…といった言葉のように、古代から人の性質を分類する方法です。どちらも魔術的でハロウィンにぴったりでしょ?【4つのエレメント】火:牡羊座、獅子座、射手座地:牡牛座、乙女座、山羊座風:双子座、天秤座、水瓶座水:蟹座、蠍座、魚座それではルーンのメッセージをどうぞ!■火 [牡羊、獅子、射手] のあなたへthurisaz(トゥリザーツ)ハロウィンの時期は未来に思いを馳せて。恋は焦らず、お互いに傷つけ合うことなく過ごすための計画が必要になりそう。多少のジレンマや今の悩み・苦しみは、全てあなたが描いた未来の計画の一部です。おすすめの過ごし方は、第一にあなたの免疫力の回復に努めること。嫌なものは火で燃やし、自信を取り戻すことに専念して。慌てて物事を成そうとするのは危険ですよ。この「thurisaz」のルーンの形を指でなぞると、あなたを守る効果もあります。照応するハーブ:ホリー照応するカラー:レッド■地 [牡牛、乙女、山羊] のあなたへ…ansuz(アンズーツ)ハロウィンの時期はコミュニケーションが重要になりそう。いつものパターンに甘んじて、恋のチャンスを後回しにしないようにして。今のあなたは、新しい出会いのきっかけや正確な情報を手に入れることで、相手と親密になれる可能性があります。おすすめの過ごし方は、伝え方の研究をすること。直感を大切にしつつ自分の心に素直になりましょう。協調性も大事です。この「ansuz」のルーンの形を指でなぞると、あなたの言葉に力が宿ります。照応するハーブ:ブラックベリー照応するカラー:ダークブルー■風 [双子、天秤、水瓶] のあなたへjera(イェーラ)ハロウィンの時期は過去を振り返ってみて。努力や経験、喜びに対して素直になることが、さらなる幸せを招く収穫の時期。今のあなたは既に充実しているか、あるいは悩み癖が板につき、悪い未来をイメージしていそう。おすすめの過ごし方は、漠然とした不安を手放すこと。不安は火で燃やし、あなたの魅力を最大に活かしましょう。ありのままの自分を受け入れて。この「jera」のルーンの形を指でなぞると、愛され体質になれますよ。照応するハーブ:ローズマリー照応するカラー:ライトブルー■水 [蟹、蠍、魚] のあなたへperdhro(ペルドゥロ)ハロウィンの時期はサプライズがありそう!恋において予想外の出来事が起こるかもしれないけど、戸惑っている時間はありません。こうすれば上手くいくという判断はつきにくい時ですが、これも運命の導きと思って勝負に出るもよし、自ら占いをしても効果的。おすすめの過ごし方は勢いに乗って行動することです。多少、計算外だと感じても、後で調整すればOK。時が来た!と自分を信頼して進んで。この「perdhro」のルーンの形を指でなぞると、隠れていた何かが見つかる効果があります。照応するハーブ:猛毒のため記載しません照応するカラー:ブラック■素晴らしいハロウィンを!例えば星占いでも、人は生まれた日を“魂の時点”で選ぶと言います。人生は常に選択の連続。ちょうどホロスコープ的にも、闇を支配する冥王星の蠍座から、幸運を支配する木星の射手座に移行するタイミングだし、ハロウィンは終わりであるとともに再生の始まりと言えそうです。そういったことからも、今年のハロウィンはコスプレやパーティーを楽しむだけでなく、生まれ変わりや生死にまつわることを意識してみては。今の悩みは全て、異世界の扉が開くこの日に燃やしてしまいましょう。また、過ぎ去った一年に感謝し、新しい年の平和を祈るのもよさそうです。ハロウィンを口実に家族と語り合うのもいいかもしれませんね。Hope your Halloween is a Treat!(素敵なハロウィンを!)参考文献: 吉田深保子『The Witche’s Journal「CELTIC DIARY」』
2018年10月30日辻村深月さんが新作の短編集『噛みあわない会話と、ある過去について』を上梓。作品について辻村さんに聞きました。「人って怖い!でも分かる!」と唸らずにはいられないのが、辻村深月さんの新作『噛みあわない会話と、ある過去について』。4編を収録した作品集だ。「以前“いじめをめぐる短編”を依頼された時、いじめられた側の気持ちなら分かるという読者は多いだろうけれど、いじめた側に共感したという人はなかなかいないと思ったんです。それは隠したいというより、自覚がないからかもしれない。悪意というより、“あの子は分かってないから分からせなきゃ”という気持ちが集団で起きた結果だったりする。でもそれは傍から見たらいじめに近いものに見えると思うんです」そんな思いから書いた短編「早穂とゆかり」は、小学校の同級生同士が塾経営者と彼女を取材するライターという形で再会する話だ。しかし会話にはかなりの温度差が生じ、話は過去の出来事に遡り…。この一編を書き上げた時、「全部の短編を、共感できない側から書いて短編集にまとめよう」と思い立った。「自分に都合の悪いことは忘れていたり、思い違いをしていたり。現実には回避できるような、言いにくい内容を、あえて正面切って会話させてみました。それを共感できない側から書くと、噛み合わない感じがより出るみたい(笑)。会話がどちらの方向に流れていくのか分からない緊迫感を楽しんでもらえたら」と言う通り、過去に実は何があり、その時相手はどう思ったのかが明晰に語られていく部分が非常にスリリング。これでもかというくらい相手を追い込む話もあれば、ちょっぴり不思議なテイストの短編もあり、読み応えはさまざまだ。ただ、「読者の方たちが、“自分もこういう怒りを感じたことがある”という気持ちとセットで“自分も誰かにこんな思いをさせたかもしれない”と感じた、と言う方が多いんですよ。自分を省みる視点で読んでくれるなんて、みんなすごい!(笑)」痛感するのは、過去と現在は明確に違う、ということ。「過去に何があったとしても、その後も時間は進んで、関係性は変わっている。家族でも友達でも、思い出に寄りかかって今の相手と向き合うのは甘えではないかと。この4編は、そうした甘えが通用しないと分かる話かもしれませんね」つじむら・みづき1980年生まれ。『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞、『かがみの孤城』で本屋大賞第1位を獲得。近著に『青空と逃げる』など。『噛みあわない会話と、ある過去について』小学校の同級生に取材するライター、人気アイドルになった生徒と再会する教師―スリリングな会話から真実を浮かび上がらせる作品集。講談社1500円※『anan』2018年7月25日号より。写真・土佐麻理子(辻村さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・瀧井朝世
2018年07月24日プレミアリーグ・サウサンプトンFCに所属するサッカー日本代表DFの吉田麻也が、8月9日に放送される特別番組『吉田麻也のオールナイトニッポン』(ニッポン放送/25:00~)にて、深夜ラジオの単独パーソナリティに初挑戦することが明らかになった。番組は新シーズンに向けて吉田が渡英する前に収録される。2大会ぶりのベスト16進出を果たした「2018 FIFAワールドカップ」ロシア大会を終えた吉田は、日本代表での出来事を語る他、イギリスでの選手生活、各選手の素顔、そしてこれからの夢などを話す予定だ。また、吉田自身がセレクションする楽曲も流される。そして番組では25日正午まで「西野監督はどんな人?」、「日本代表への批判は聞こえてた?」、「世界のストライカーはどうすごかった?」などワールドカップ関連の質問はもちろん、吉田への質問、またリスナーからの悩みなど、幅広く募集中だ。吉田は「学生時代に聴いていたオールナイトニッポンを担当させていただけるとは夢にも思わなかったです」とうれしさを語り、「滑舌の悪い僕をキャスティングって…ニッポン放送の方々は物好きですね(笑)」と自虐する場面も。さらに「当日は、NG無しでしゃべりまくりたいと思います! 吉田麻也のオールナイトニッポン、楽しみにしていてください」と抱負を述べていた。
2018年07月23日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の吉田美月喜さんです。カラダを動かすこと、表現することが大好き!凛とした瞳が印象的な15歳。昨年夏にスカウトされ、早くもCMやPVで活躍中。「オーディションも少しは慣れたけど、まだ緊張を隠すのに必死です(笑)。広瀬すずさんや永野芽郁さんなど、かわいさと芯の強さを兼ね備えた方に憧れます。いつかは私も、唯一無二の存在だと思われる女優になりたい」。運動が好きで、一時はバスケとテニス、バレエを同時にやっていたこともあるとか。「仕事を始めてやめてしまったけど、根性は身についたかな。今も学校の休み時間は、校庭で遊びます」食べたいものは我慢せず食べちゃう!食べることが本当に大好きで…特にお肉に目がありません。漫画を読むのが至福の時間!母から譲り受けたものもあります。いつか実写版作品に出てみたい!小さな頃からサンリオが好き。身の回りのものはサンリオだらけ!ピューロランドにもよく行きます。よしだ・みづき2003年生まれ。花王「リセッシュ」のCMやYahoo!映像トピックスオリジナル番組・お部屋コメディー『女子高生と武将』、坂本真綾のPVなどに出演。※『anan』2018年6月13日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年06月12日本年度の本屋大賞が辻村深月さんの『かがみの孤城』に決まった。4度目のノミネートでの栄冠だ。作家生活14年目にして進化し続ける人気作家・辻村深月さんの今、そしてこれから。開けていなかった扉を開くことができました。――新作『青空と逃げる』は、父親が交通事故に巻き込まれたのちに失踪、周囲の悪意から逃げるために母親の早苗と小学生の息子・力ちからが逃避行を続ける物語です。新聞に連載された長編ですね。辻村:連載する3年ほど前、まだ直木賞を受賞する前に依頼を受けました。毎日掲載する新聞連載に堪えうる作家だと認めてもらえたのが光栄でした。どんな話がいいか打ち合わせをしている時、「辻村さんが書く親子の話が読みたい」と言われて。私がこれまで書いてきた親子は、親にとって子どもは保護の対象であり、子どもにとって大人は反発の対象となる場合が多かった。それで今回は、母親も子どもも、お互いにきちんと対話する話にしようということになりました。「逃避行だから実際の風光明媚な場所を入れてほしい」「できれば4~5か所出してほしい」「できれば最後に泣かせてほしい」といろいろオーダーされ、そのおかげで景色を丁寧に描写するなど、それまで開けていなかった扉をここでもまた開くことができました。――母子は最初、四国の四万十へ行きます。そのあと家島や別府温泉など、場所を変えていく。実際に取材に行かれたのですか。辻村:四万十は数年前に女友達と行きました。取材旅行だったわけではないのですが、四万十川の広がりや青さ、カワエビが美味しかったことなどを思い出しながら書きました。家島は『島はぼくらと』に出てくる冴島のモデルなんです。ですから、『青空と逃げる』に出てくるこの島の女の子は、『島はぼくらと』に出てくるシングルマザーの娘さんがその後少し成長した姿をイメージしています。漁港のおばちゃんたちは同一人物だと思っていただいていいです(笑)。――そうだったんですか!この作品では『島はぼくらと』に出てくる谷川ヨシノという、地域活性デザイナーも意外なところで登場し、そんなリンクも楽しいですね。新たに取材した場所は?辻村:別府温泉には行きました。早苗が各地で仕事を探すので、「温泉地ならいろいろと仕事があるはず」と、担当者に薦められたんです。資料にあった、海辺の砂風呂でお客さんに砂をかける「砂かけ」の女性にお話を聞いたら、「砂かけは女の仕事で、ここは女の職場だから」と言われて、ああ、早苗にはここで働いてほしいと思いました。実際に取材した分、書いていて楽しかったですね。早苗たちに、もうここに住んでほしいと思ったくらい。高崎山の猿も実際に見に行ったので、読み返していてやっぱり楽しいですね。――早苗は元舞台女優ですが、出産を機に専業主婦になっている。そんな彼女が、各地で仕事を見つけ、周囲と人間関係を築いていく姿が頼もしく、痛快でした。辻村:まわりの女友達を見ていて、やる前から諦めている人が多いなと感じていたんですよね。家庭に入った女の人が、「私はもう働いてないから」と諦め口調で話していたりする。本当は使える翼があるのに長い間しまっているためにもう自分は飛べないと思っているんじゃないかな、って。早苗は閉じていた翼を開いていくんです。読んでくれた方の感想に、最後に早苗と力が“選べる自由”を獲得したことが素晴らしい、とあって。今、貧困の問題や家族の関係性などから、選べないから追いつめられることってたくさんあると思うんです。早苗も、他に方法がないから、最初はただ逃げざるをえない。彼らが自分たちの今後を選べるところに連れていくまでを、私は書きたかったのかもしれないなと後から思いました。――事件の謎が解明されたのちの、ラストが素晴らしかったです。辻村作品は緻密な構成が魅力ですが、いつも結末を考えずに書き始めるというから驚きます。『かがみの孤城』も、伏線が見事に回収されるあの見事な終盤、当初は何も考えていなかったそうですね。辻村:そうですね。『アンアン』に連載した「ハケンアニメ!」もそう(笑)。いつも何も決めずに書きだす時は、「ここ」と思える場所に辿り着けるか分からず、やっぱり怖いです。「でもこれまでも絶対、何かが降りてきてラストに辿り着けたんだから」という気持ちの積み重ねで、10何年もやってきた感じがあります(笑)。――今後の刊行予定などは。辻村:6月には短編集『噛み合わない会話と、ある過去について』が出ます。いくつかの媒体に書いた短編をまとめたものですが、実は一冊にまとめる時を見越してどれも共通する裏テーマとして、“結晶化された過去”というものを設定していました。いじめられた過去だったり、いい友達同士だと思っていた過去だったり、そうした結晶化された過去を持つ2人がその思い出について語るけれど……という。読んでくれた人から「よくぞこれを書いてくれた」という感想の声がもう届いていたりして、一冊読み終えた時には、不思議とスカッとしてもらえると思います。それと来年、『週刊朝日』に連載した「傲慢と善良」という婚活の話が刊行の予定です。つじむら・みづき1980年2月29日生まれ、山梨県出身。2004年「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。‘11年『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、‘12年『鍵のない夢を見る』で直木賞受賞。今年、4度目のノミネートである本屋大賞を『かがみの孤城』で受賞。他の著作に『朝が来る』『東京會舘とわたし』など。※『anan』2018年5月23日号より。写真・女鹿成二インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年05月21日映画『ラブ×ドック』(公開中)主演の女優・吉田羊のスタイリングを担当した伊島れいか氏が、コーディネートの秘話と吉田の魅力を明かした。本作は、『ハンサム★スーツ』(08)や『新宿スワン』(15)などの脚本でも知られる鈴木おさむ氏が初めてメガホンをとった作品。吉田演じる人気パティシエ・飛鳥は恋愛クリニック・ラブドックで「危険な恋愛を抑制する薬」を処方され、その後に見た目や中身が異なる3人からアプローチを受けて複雑になっていく恋愛模様が描かれる。鈴木監督が「30代、40代も見られるラブムービー、ラブコメディーのジャンルが広がっていくことを願っています」と語る通り、鍵となるのはこの主人公をいかに「愛すべきキャラクター」にするか。キャラクター設定はもちろんのことファッションに至るまで、スタッフ・キャストらで綿密な打ち合わせを重ねたという。それを裏付けるかのように、劇中では飛鳥が様々な系統のコーディネートを披露している。「"デニム+パンプス"は必須条件でした」と語るスタイリストの伊島氏。「飛鳥の設定上の年齢的にムリのない範囲で、ファッションを自由に楽しむカッコイイ女性像を意識しました」と明かし、「映像的に映えるように明るめの色で、色味のないコーディネートでも小物で差し色を入れるようにしました」の言葉通り、飛鳥のコーディネートには、ヘアバンドやイヤリングなど、ファッションの中にさり気なく散りばめられたアクセサリーが光る。そんな伊島氏にとって印象的だったのは、吉田がどんなファッションも着こなすだけでなく、衣装合わせの段階から楽しみながら取り組む姿だった。「かわいらしさとクールさが混同して、とても魅力的ですてきな方」と感じ、その吉田の持つ魅力を最大限に生かすことを意識したという。(C)2018 『ラブ×ドック』製作委員会
2018年05月19日ミステリ&ファンタジー小説『かがみの孤城』が、今年度の本屋大賞を圧倒的支持で受賞。作家生活14年目にして進化し続ける人気作家・辻村深月さんの今、そしてこれから。「いつも通り全力投球」という感覚でした(笑)。本年度の本屋大賞が辻村深月さんの『かがみの孤城』に決まった。4度目のノミネートでの栄冠だ。新作長編『青空と逃げる』も好評で、来年には作家生活15周年を迎え、充実の時期を迎えた彼女は今、どんな思いを抱いているのか。――まずは本屋大賞受賞おめでとうございます。辻村:今までノミネートされたどの作品で受賞できても嬉しかったのですが、今回特別に感じるのは、前年の受賞者がプレゼンターになるため、恩田陸さんから花束を受け取れたこと。このための今年の受賞だったのかと思いました(笑)。私は10代の頃から、それこそ恩田さんのデビュー作『六番目の小夜子』からずっと作品を読んできているんです。大好きな恩田さんからバトンをもらったことで、私も次にバトンを渡していけたらなと強く感じています。もちろん私にとっては今まで書いてきたどの作品も大切で、ひとつひとつ愛情を持って書いてきたつもりです。今回も特別気合を入れたということはなく、「いつも通り全力投球」という感覚でした(笑)。それでも、今まで開かなかった扉が開いた感じがあるのは嬉しいですね。――この作品は、学校に通えなくなった少女が、鏡を通じて異世界の城と行き来するようになる、という内容。でもある仕掛けにより、すでに大人になった読者にも、自分たちにも関係する物語なんだ、と思えますね。辻村:そういう思いで書きました。読んでくれた方の感想がものすごく熱くて、みなさん“自分の物語”として受け止めてくれているのが分かるんです。その方たちも今回の受賞を喜んでくれるだろうと思うと、とてもありがたいです。自分の代表作って自分で選べないんですよね。いろんなテイストのものを書いていることもあって、人によって「辻村深月の代表作」が違うと思うんです。今後は本屋大賞を受賞したことで『かがみの孤城』が代表作だと言ってもらえると思いますが、それは誰に対しても悔いがないというか。――14年間の作家生活のなかで、変わらないものは何ですか。辻村:やっぱり原点にあるのはミステリです。ミステリ作家であることが私の支え。傍から見れば私が書くものは、謎を提示して真相を探るというオーソドックスな形ではないかもしれません。でも、今まで全部の小説を、私はミステリの技法を使って書いてきました。謎だと思っていなかったものが実は謎だったり、謎だと提示しないでいきなり秘密を明かす方法を物語作りの軸にしてきたんです。――『かがみの孤城』はミステリ作家たちにとって大切な賞、日本推理作家協会賞の長編および連作短編集部門にもノミネートされていますね。この取材の時点で発表はまだですが。辻村:そうなんです!憧れの賞なのですごく嬉しいんです。自分はミステリの本家の子じゃなくて分家の子だから、この賞は目指せないのかなとも感じていたので。今回のノミネートで、ミステリ作家だと見てもらえているんだと思えました。ノミネートされたこと自体が、これからも頑張ったら扉は開くんだと、励みになりました。――来年で作家生活15周年です。先ほどご自身もおっしゃいましたが、作風を広げてきましたよね。辻村:ノンミステリのものも含めいろいろ書いてきましたね。デビューの頃からリアルタイムで読んでくださっている方に「初期の頃のような青春ミステリを書いてください」と言われて「待っててね」と言い続け、ようやく書けたのが『かがみの孤城』でした。ただ、今でも初期の作品を挙げて「最近これを読んで、そこからハマりました」と言ってくださる方も多いんです。10年前に書いたものも現役の物語として、今も読んでくれている人がいるのが嬉しいです。――2007年の作品『スロウハイツの神様』が昨年、演劇集団キャラメルボックスにより舞台化するなど話題になっていますし。過去の作品も愛されていますよね。辻村:『かがみの孤城』の初版の帯に「著者最高傑作」とあったのですが、それに怒ってくれる読者もいるんですよ。「実際に読んだら本当に傑作だったけれど、自分にとっては『ぼくのメジャースプーン』が最高傑作なんです」とか「過去の作品も全部あっての辻村さんなのに」とか(笑)。作品に一番愛情を持っているのが作者とは限らないものなんですよね。作者以上に作品のこと、登場人物のことを愛してくれたり、考えたりしてくれる人がいるのがすごく幸せ。自分の小説が今、私の手を離れたところで愛されている自覚を持てることを、作家として一番誇りに思います。つじむら・みづき1980年2月29日生まれ、山梨県出身。2004年「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。‘11年『ツナグ』で吉川英治文学新人賞、‘12年『鍵のない夢を見る』で直木賞受賞。今年、4度目のノミネートである本屋大賞を『かがみの孤城』で受賞。他の著作に『朝が来る』『東京會舘とわたし』など。※『anan』2018年5月23日号より。写真・女鹿成二インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年05月18日女優・吉田羊が映画単独初主演を飾るラブコメディ映画『ラブ×ドック』(5月11日より全国公開)。監督は今回が初作品となる鈴木おさむ氏、彼が脚本も担当。広末涼子、玉木宏、野村周平、吉田鋼太郎……と豪華な出演者に加えて、ヘアメイクにはイガリシノブ氏。作品そのものはもちろん、それを囲む外堀だけで話題性は十分だ。でも本編にはそれだけではない、独身女性たちの心と並走するようなメッセージが隠されていた。映画『ラブ×ドック』あらすじ剛田飛鳥(吉田羊)は40歳、洋菓子店を自ら営むパティシエだ。仕事にも恋愛にも手を抜かず、自分へ正直に生きてきた。そんな彼女が重ねてきた恋は別れることで仕事も失った上司・淡井淳治(吉田鋼太郎)との不倫。そして親友の細谷千種(大久保佳代子)が片思いしていた野村俊介(玉木宏)……。まるで恋愛の代償かのように、何かを失い続けてきた飛鳥。もう不遇な恋はしたくないと彼女が駆け込んだのは、恋愛クリニック『ラブドック』。特別な薬を注入することで、危険な恋だと遺伝子が判断したときには思いが止められるようになるというのだが……?○美しくて、悲しくて、だから楽しい下心のある恋愛作品をひと言の感想で表すのなら、まあ面白い。さすが数々のヒット番組を作り続けてきた鈴木氏の手腕が光っていて、5分に1度はクスッと笑う。ギャグと女の本音がそこかしこにあふれた2時間なのだ。剛田飛鳥の恋は36歳から始まる。自分がパティシエとして店で昇進したい、そんな気持ちから上司を利用して始まったのがゲス不倫。自分は不倫にハマらないタイプだと強い自負があったのに、ドツボにハマったのは女のほう。結果、仕事も失った。ああ、あるよね、こういうパターン。でも不倫なんて太古の時代からあるのに、なぜ最終的に痛い目を見るのが女性なのだろうか。日本国内で文春砲が活発化するようになって著名人が地位を失墜する様子も珍しくない景色になった。でも結果男性側は"自虐ネタ"にして早々に復活しているのを見ていると不思議でもあり、不可解な気持ちになる。って、不倫はしていないけど。そして飛鳥の恋は続く。友達が恋心を抱いていると知りながら、つい相手に惹かれて抱かれてしまう。結果、男は本気でなかったうえに友達の信頼も失うという、まさに股の損開き。相手の野村と飲みに行って、自宅に招き入れる。この一連の流れでもうすでにアウト。でも仕方がない、下心がメキメキと頭角を表すのだから。恋愛に奔放で自分至上主義の飛鳥のようなタイプは女性に嫌われる。私の周囲にもいるし、自分もその一派だろうし、誰だってその要素をはらんでいると思う。でも安全マークのついた、淡々とした恋愛なんて楽しくない。この映画を見ているとそう言いたくなってしまう。飛鳥のこんなセリフがあった。「あれだけ痛い思いしているのに、また恋しちゃうんです」年齢を重ねていくことで(何かの歌詞みたいだけれど)経験が邪魔をして、恋愛に踏み出しにくくなると思う。でも実は恋をするきっかけはたくさん転がっていて、ちょっとした下心を突くだけでいいのだと作品を通して飛鳥先生が教えてくれるのだ。○「女が全力で生きて何が悪い」吉田羊の背中がそう語りかけてくるダメ恋愛を重ねてきた女性は、アル中と似たようなものでそんな簡単には抜けられるわけがない。また飛鳥は恋をするのだけれど、相手はひとまわり以上年下の部下。危険な恋愛を止めてくれる薬が動かないのなら……? とここで彼女は初めて恋する気持ちの責任を自分以外に押し付けてしまうのだ。この続きは映画を見てのお楽しみ。仕事は失ったらもう一度積み直せばいい。この世の中、本当にどうにかなる。友情よりも愛情を選んでもいい。本当に必要な友達なら一度切れた縁も必ず戻る。そんな忘れかけていた当たり前のことを吉田羊の涙が語りかけてくる。「え? 次から次に男が寄ってくるなんて吉田羊だもんねえ(笑)」そんな風に思う鑑賞はやめよう。ビジュアルの問題ではなく、剛田飛鳥はあなた自身。ちょっと踏み出すタイミングがズレただけで、この映画を見た帰り道には踏み出せる。「40過ぎて恋愛して、ボロボロなんだよ……うらやましいだろ!」飛鳥のこのセリフに私は惚れた。これを今年中に道路の真ん中で叫ぶこと宣誓したい、40代。スナイパー小林ライター。取材モノから脚本まで書くことなら何でも好きで、ついでに編集者。出版社2社(ぶんか社、講談社『TOKYO★1週間』)を経て現在はフリーランス。"ドラマヲタ"が高じてエンタメコラムを各所で更新しながら年間10冊くらい単行本も制作。静岡県浜松市出身。正々堂々の独身。(C)2018 『ラブ×ドック』製作委員会
2018年05月10日『ラブ×ドック』で映画初単独主演を果たす女優・吉田羊が、5月9日(水)今夜オンエアされる日本テレビ系「今夜くらべてみました」にゲスト出演。さらに吉田さん憧れの存在だという藤井フミヤ、俳優の陣内孝則らも登場する。本番組は徳井義実、後藤輝基、指原莉乃が司会を務め、ある共通点を持ったゲストを招いてトークを繰り広げるバラエティ。今回は「男勝りな吉田羊が心配な男と女」と題してお届け。 「吉田羊 取扱説明書」 では、役柄のイメージから“男勝り”な印象が強い吉田羊さんの「プライベートでも男勝りなのか?」「一体いつから男勝りなのか?」といった疑問を徹底解明。さらに、吉田さんが“心配”だという、吉田さんと同じ福岡県出身の俳優・陣内さんと、舞台で共演し、2か月もの間ほぼ毎日一緒だったことから仲良くなった青木さやかもゲストとして登場。そして、吉田さんが子どもの頃から大好きなだったという藤井さんもサプライズ登場し、緊張する吉田さんに「あの名曲」をプレゼントする。学生時代に女優を志し小劇場からキャリアをスタートさせた吉田さん。女性による演劇プロデュース集団「東京スウィカ」を旗揚げし活動するなかで、NHK連続テレビ小説「瞳」や『20世紀少年<第2章> 最後の希望』、大河ドラマ「江 ~姫たちの戦国~」「平清盛」への出演で注目されると、2014年に放送された月9「HERO」を契機に一気に人気女優へと飛躍。黒木瞳初監督作品である『嫌な女』やドラマ「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」など、映画、ドラマだけでなく数多くのCM出演でいまや見ない日はない女優へと成長した。そんな吉田さんの主演最新作となる『ラブ×ドック』は、遺伝子レベルで恋愛を操作するクリニック「ラブドック」を舞台に、仕事は完璧だけど恋愛は失敗続きな剛田飛鳥(吉田さん)が、恋に仕事に友情に奮闘する物語。飛鳥が出会う年齢も性格も全く異なる3人の男性を野村周平、玉木宏、吉田鋼太郎といった個性豊かな俳優たちが演じている。『ラブ×ドック』は5月11日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。「今夜くらべてみました」は5月9日(水)今夜21時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:ラブ×ドック 2018年5月11日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開©2017 『ラブ×ドック』製作委員会
2018年05月09日女優・吉田羊が、映画では初の単独主演を果たす大人のためのラブコメ『ラブ×ドック』。今週公開となる本作からこの度、吉田鋼太郎が吉田羊さんを口説く特別映像が到着した。本作は、遺伝子レベルで恋愛を操作するクリニック「ラブドック」を舞台に、仕事は完璧だけど恋愛は失敗続きな剛田飛鳥(吉田羊)が、恋に仕事に友情に奮闘する物語。劇中で飛鳥は、年齢も性格も全く異なる3人の男性に出会うが、吉田鋼太郎さんが演じるのはその中のひとり、スイーツ店のオーナーで妻がいる大人のカレ・淡井淳治。今回到着した映像では、2人だけのキッチンで「ドキドキしてたんだ、(飛鳥が)結婚したらどうしようって」と淡井が静かに本音をこぼすシーンからスタート。仕事も完璧でどこかオトナな余裕を感じさせる淡井だが、時折見せる弱々しい姿や、ロマンチックな行動、歯の浮くようなセリフに心を奪われ、飛鳥は不倫の深みにハマっていくのだ。また映像では、人力車や食べ歩きなどデートを楽しむ姿、さらに、淡井が冷蔵庫からクリームを取り出し、「ここが、俺のキスしたいところ」と呟き優しく口づけ…。そしてラストでは、「別れたんだ、妻と。今後は堂々と…」と飛鳥に迫る淡井の姿も!一体2人の恋の行方は――と、続きが気になる映像となっている。『ラブ×ドック』は5月11日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ラブ×ドック 2018年5月11日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開©2017 『ラブ×ドック』製作委員会
2018年05月07日映画『ラブ×ドック』(5月11日公開)で不倫関係を演じている女優・吉田羊と俳優・吉田鋼太郎の劇中デート写真とオフショットが16日、公開された。同作は、『ハンサム★スーツ』『新宿スワン』などの脚本を手掛けてきた鈴木おさむ氏の初監督作。吉田羊が初の単独主演を務め、遺伝子レベルで恋愛を操作するクリニック・ラブドックを舞台に、「仕事は完璧だけど恋愛は失敗続き」な剛田飛鳥が恋に仕事に友情に奮闘する姿を描く。吉田鋼太郎演じる淡井淳治は、飛鳥が下積み時代に働いていたスイーツショップのオーナー。妻帯者でありながら、飛鳥と親密な関係になり、やがては不倫関係に。飛鳥は、親友の千種から「不倫は幸せを生まない」と諭されるが、淡井のロマンチックな行動や歯の浮くようなセリフ、時折見せる弱々しい姿に心を奪われていく。今回公開されたのは、劇中で逢瀬を重ねる2人の関係性が伝わる写真。旅先で観光人力車に乗ってヒミツの時間を楽しむデート、そしてもう1枚は撮影の合間に仲睦まじく自撮りする姿を捉えている。飛鳥を気遣ってさりげなく日傘を持つ"淡井として"の優しさ、オフショットでは吉田羊の腰にそっと手を回して引き寄せる"吉田鋼太郎として"の優しさ。役柄を超えて、2人の結びつきが伝わる。自ら「吉田羊ファン」を公言する吉田鋼太郎は、先日の完成披露で行われた「飛鳥を本気で落とすための口説き文句生披露コンテスト」にビデオメッセージで参戦。「新作のスイーツを作った。それは君だ」と飛鳥をスイーツに見立てて愛を告白し、観客を沸かせるとともに、同じく参戦した野村周平、玉木宏を差し置いて吉田羊のハートを射止めた。
2018年04月16日女優・吉田羊が映画で初の単独主演を果たす新感覚ラブコメディ『ラブ×ドック』。この度、本作の本予告映像が公開。あわせて、吉田さん扮する主人公の“運命の相手候補”らとのデート写真が到着した。今回到着した予告編は、笑顔から涙を流す姿まで、様々な表情を見せる吉田さんが印象的。また、“運命の相手候補”の吉田鋼太郎、玉木宏、野村周平らが登場し、キス寸前のシーンも。さらに映像では、加藤ミリヤによる書き下ろし主題歌「ROMANCE」が初解禁。いくつになっても頑張る全ての女性の気持ちに寄り添う楽曲で全編を彩る。鈴木おさむ監督は「青春時代に加藤ミリヤの曲で恋することを励まされた人たちが、大人になり、色んな経験を経て、自分の恋の答え合わせになるような曲を作ってほしいなと思ったんです。大人になっても恋したっていいんだよ!と」と、今回起用した理由を明かし、また「加藤ミリヤさんは脚本を読み込み、見事にそれにこたえる曲を作ってくれました。なので、映画の中で何度もかけさせていただいてます。主題歌と映画の新しい掛け合わせになっている気がします」と楽曲を絶賛している。そして予告編とあわせて到着したのは、アラフォー崖っぷちの飛鳥(吉田さん)を取り巻く、“妻がいる大人のカレ”淡井(吉田鋼太郎)、“親友の千種(大久保佳代子)も恋する同世代のカレ”野村(玉木さん)、“15歳も年の離れた年下のカレ”星矢(野村さん)といった、問題ばかりの運命の相手候補たちとのデート写真。ゲームセンターで無邪気に遊ぶ星矢との仲睦まじいデート、落ち着いた雰囲気のバーでカクテルを交わす野村とのしっとりデート、旅先でたい焼きを頬張り2人だけの時間を楽しむ淡井との不倫デート。三者三様に魅惑のデートで飛鳥を翻弄する。ピュアすぎる危険な年下のカレに、肉食オレ様な同世代のカレ、そして強引でズルい大人のカレ…。果たして飛鳥が遺伝子レベルで恋する「運命の相手」とは?『ラブ×ドック』は5月11日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ラブ×ドック 2018年5月11日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開©2017 『ラブ×ドック』製作委員会
2018年03月20日3月1日、レスリング選手の吉田沙保里(35)が、2月26日から開催されている明治「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018」への参戦を表明。たけのこ派の吉田の参戦にYahoo!検索ランキングで「吉田沙保里」が上位にランクインし話題となっている。 明治「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018」は、約38年に渡り対立を続けていた「きのこ派」と「たけのこ派」の戦いに決着をつけるべく2月26日~7月31日の5カ月間にわたって開催される。選挙には、愛のあるお菓子づくりを掲げる「きのこ党」、夢のあふれるお菓子づくりを実現する「たけのこ党」、きのこの山・たけのこの里双方の発展を目指す新党「どっちも党」が参加。総選挙委員長には、嵐の松本潤(34)が就任している。 吉田はTwitterで「待ちに待った、#きのこたけのこ国民総選挙 がはじまりましたぁーたけのこ党のメインマニフェスト【吉田沙保里とつくるたけのこの里】ぜひ実現させたいです! たけのこの党のみなさん応援よろしくお願しまーす!」と投稿。これに対し、それぞれ3万を超えるリツイートといいねされている。 ネットでは、「吉田沙保里と一緒のたけのこ派やから、圧倒的勝利を勝ち取れる気がした」「吉田沙保里たけのこ派かよ!?負けた…」「こんなん勝てるわけない」「頼む……!!きのこ派になってくれ……………………!!!!!」「たけのこ派の勝利しか見えない」「今日からきのこの山派からたけのこの里派に寝返ります。たけのこの里バンザイ沙保里様バンザイ」などの反応を見せている。
2018年03月01日吉田カバンの直営店「ポーター表参道(PORTER OMOTESANDO)」が、リニューアルオープン。2000年春に吉田カバン初の直営店として、表参道の裏路地にオープンした「ポーター表参道」。創業80周年の2015年3月には、ホテルのロビーをイメージした内装にリニューアルされた。今回新たに2階へとつながる螺旋階段が作られ、「吉田カバン」や「ポーター」の世界観をより強く表現できるような空間となった。バッグはもちろんのこと、世界中からセレクトしたアイテムや限定品を幅広く取り揃えている。さらに、ケイスリー ヘイフォード(Casely-Hayford)とのトラベルスーツや、アーティストのジェームス・ジャービス(James Jarvis)のオリジナルデザインのTシャツ、アメリカのヨーヨーメーカー「トムクーン(TOM KUHN)」のスペシャル仕様のヨーヨーなど、様々なブランドとのコラボレーションアイテムも必見だ。【詳細】PORTER OMOTESANDO(旧 KURA CHIKA YOSHIDA 表参道)リニューアルオープン日:2017年11月25日(土)住所:東京都渋谷区神宮前5-6-8営業時間:12:00~20:00TEL:03-5464-1766価格例:<コラボレーションアイテム>・James Jarvis×PORTER オリジナルTシャツ(ブラック/ホワイト) 各6,000円+税サイズ:S/M/L/XL・Casely-Hayford for PORTER トラベルスーツ 100,000円+税サイズ:36/38・ACME WHISTLES×PORTER オリジナルメトロポリタンホイッスルズ 7,800円+税・TOM KUHN×PORTER カスタムエディションBLACK CAT 22,000円+税 / FAT CAT 21,000円+税<エクスクルーシブアイテム>・スタッズグリップ L 12,000円+税 / S 9,000円+税・サック L 13,500円+税 / S 12,000円+税
2017年11月30日