泡フェスHIROSHIMA2015実行委員会は9月13日、呉ポートピアパーク(広島県呉市)にて「泡フェス」を開催する。「泡フェス」は、日本初の泡パーティーとして始まった「泡パ」の大型野外フェス版イベント。2014年には東京、2015年には大阪で開催し、今回の開催は中・四国地方初となる。DJ Suzuki Amiさん(鈴木亜美)やギュウゾウさん(電撃ネットワーク)らをゲストに迎え、特大泡マシーン2台を含む合計5台の泡マシーンを会場に設置。"巨大泡プール"や"泡ウォータースライダー"などのコンテンツも用意する。なお、同イベントの開催日時は14:00~18:00で、参加費は男性3,800円、女性2,800円(共に税込)となる。チケットの申込方法など、詳細は公式WEBサイトにて。
2015年09月10日映画『きみはいい子』が6月27日(土)に公開を迎え、呉美保監督をはじめ、高良健吾、尾野真千子、高橋和也、喜多道枝、加部亜門、三宅希空が舞台挨拶に登壇。高良さんが、第一子を出産したばかりの呉監督を抱擁し会場をわかせた。『そこのみにて光輝く』の呉監督最新作で中脇初枝のベストセラーを実写化。子供たちに向き合えない新人教師、自身が親に虐待された過去を持ち、我が子に暴力をふるってしまう母親など、悩みを抱えた人々が他者とのつながりの中で光を見出していくさまを描き出す。本作は26日(金)に閉幕した第37回モスクワ国際映画祭のコンペティション部門で「最優秀アジア映画賞」を受賞したばかり。モスクワを訪れていた呉監督は現地ので反応について「日本の社会問題を描いたつもりでしたが、実はどこの国にもあることであり『世界のいろんな人に見てほしい』と言ってもらえて、モスクワに来れてよかったと思いました」と笑顔で語った。高良さんも「嬉しいです」と受賞に満面の笑み。「言葉も育った環境も違うのに、心に響き評価してもらえて、目には映らないかもしれないけど心に伝わると信じてやってきたことが、それでよかったんだと思えました」と充実の表情を見せた。尾野さんは「最高のご褒美をもらいました。美容院にいて受賞の結果を知ったんですがガッツポーズをして他のお客さんに迷惑をおかけしてしまいました(笑)」と明かし、会場は笑いに包まれた。映画にちなんで「いま、抱きしめたい人」を問われると、高橋さんは「うちは子供が多くて、あらかた大きくなって上はもう21で、向こうも嫌がると思うけど…でもやっぱり子供ですかね」としみじみ。呉監督は5月29日に第一子となる男児を出産したことを改めて報告し、会場は拍手に包まれたが、今回のモスクワ行きとこの日の舞台挨拶のために、三重県の姉のところに赤ちゃんを預けているそうで「今日、帰ったら抱き上げて、おっぱいをあげて、おしめを替えて…という日々に戻ります」と“母”の顔で語る。尾野さんは「(抱きしめたいのは)家族ですね。大好きな父母、姉が3人いるんですが、姉をハグすることってあまりないけど、それもありやなと思ってます」とニッコリ。高良さんは、以前の舞台挨拶で両親を抱きしめたいと語り、それを尾野さんから“宿題”とされていたが、宿題の成否を尋ねられると「あれからまだ会えてないんです。今日、会うのでやって報告します」と少し照れくさそうに語った。さらにその舞台挨拶で、呉監督の出産を祝福し「抱きしめたい」と語っていたが、この日はその公約を実践!壇上でがっちりと呉監督を抱擁し、会場は温かい拍手に包まれた。『きみはいい子』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:きみはいい子 2015年6月27日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「きみはいい子」製作委員会
2015年06月27日映画『きみはいい子』のプレミア試写会が6月7日(日)に開催され、主演の高良健吾、尾野真千子舞台挨拶に出席。つい先日、第一子となる男児を出産したばかりの呉美保監督からは赤ちゃんを抱いた写真とコメントが到着した。中脇初枝の同名小説を昨年公開の映画『そこのみにて光輝く』が絶賛を呼んだ呉監督が映画化。真面目だが優柔不断で真正面から子供たちに向き合えない教師やかつて虐待された経験を持ち、我が子に手を上げてしまう母親など、苦悩を抱えて生きる人々の人生の交錯、彼らが光を見つけ、一歩を踏み出すさまを描き出していく。高良さんは本作について「役者を始めて10年目ということで気合いが入った作品です」と強い思いを口にする。初の教師役となったが「子供たちと接した時間」が撮影中の何より忘れられない大切な思い出だという。「入る前は不安で、子供たちを目の前にしてその子たちと向き合えるのか?という思いでした。教師役をやった俳優さんたちからも『子供はバケモノだよ』と聞いてたので…。でも一緒にいて素直に向き合い、ただただ楽しく、ただただ大変でした」と晴れ晴れとした表情で語る。撮影を通じて「先生になれたんだと思います」と手応えを口にする。尾野さんは、子供を虐待してしまう母親という難しい役どころだったが、娘役の子とは「凄く仲良かったです」と笑顔で語り「大丈夫です!(実際は)たたいてません(笑)!」と説明。虐待のシーンでも「自分の手を(娘の)背中に置いて、見えないようにその手をバシッとたたいたり、助監督の足をたたいたりしてました」と明かす。それでも、つらいシーンが続くこともあり「カットがかかるとハグしていました」と心のケアをしていたと語り「らせん階段があったので、そこで『アナ雪』をしてました。『Let it go~』って(笑)。らせん階段が『アナ雪』にはいいんですよ」と語り笑いを誘っていた。「抱きしめられたい。子どもだって。おとなだって。」というのが本作のコピーだが、2人とも最近、誰かを抱きしめたり、抱きしめられたりした経験は?と尋ねると、高良さんは「僕は男友達と久々に会った時に、握手して抱きしめるのは普通です」と語る。尾野さんは「奈良に戻った時、(東京に)帰る時に『またね』と母親をハグするのをここ何年も続けています。なぜかここ1年くらい、父親ともやってます。急に来まして…寂しかったのか(笑)?」と笑いながら明かす。それを聞いた高良さんは「自分も親にやってみます」と宣言した。呉監督からは5月29日に出産したばかりの赤ちゃんと一緒の写真と共にコメントが到着。「いまは、息子のおむつを交換するか、おっぱいをあげるか、共に寝ているか、泣き止まない息子をあやしているかです」「じっと見つめられると抱きしめずにはいられない」といった母の言葉に映画を見終えたばかりの客席は再び感動に包まれた。高良さんは「監督は小柄で、(出産前は)体の半分くらいがお腹で…(笑)。やっぱり生まれるんですね。嬉しいです」と笑顔。尾野さんは「(出産前は)お腹は大きいのに『まだ実感がない』と言ってたので、変化を聞きたいです。早く会いたい」と嬉しそうに語っていた。『きみはいい子』は6月27日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:きみはいい子 2015年6月27日より、テアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2015「きみはいい子」製作委員会
2015年06月07日人気ドラマの最新作「リーガルハイ・スペシャル」の完成披露試写会で主演の堺雅人とゲスト出演した大森南朋が初めて本格的な共演の喜びについて熱く語った。百戦錬磨の敏腕弁護士・古美門を主人公にした人気ドラマのスペシャル版。巨大総合病院の医療過誤事件に古美門&黛(新垣結衣)の凸凹コンビが立ち向かう。大森さんは、一見、うだつの上がらない中年弁護士だが、実は病院から金を巻き上げることを目的とした“たかり弁護士”の九條を演じており、法廷で古美門と火花を散らす。ほぼ同世代の2人で、これまでも同じ作品に出演したことはあるが、ここまで直接“対峙”する関係性を演じるのは初めて。堺さんが「南朋さんはご一緒したかった先輩」と言えば、大森さんは連続ドラマの頃から本作を見ていたことを明かし「TVで見ていて、ちょうど新垣さんと別の作品でご一緒したときに、堺くんのセリフ回しのスピードや、全てワンカットで撮っているのか?どうやってセリフを覚えているのかなどを聞いた」と堺さんの演技が気になって仕方がなかったと告白する。大森さんはさらに堺さんの名演について「同世代でああいう芝居をやられると迷惑(苦笑)!」とまで言い切り、「『おれは出演の話が来ても受けない』と言ってたんですが(笑)、読んでみたら魅力的で『おれもついにあっち側に行くのか…』という恐怖と好奇心があった」とふり返る。実際に法廷での対決を終えて、堺さんは「楽しかったです。ガッツンガッツンと真っ直ぐに来る芝居で、幸せな日々でした」と述懐。大森さんは「小劇場のようだった」と独特の空気を明かし「楽しくやったし『やはり、この人(=堺さん)は前を走ってるな』と思った」と改めて、称賛を送った。堺さんの法廷で相手を追い込んでいく話術については、同じくゲスト出演しており、その“餌食”となる吉瀬さんが「もうやめてよ!って感じで、本当にすごくイヤな感じです(苦笑)」とその凄まじさを実感のこもった言葉で称賛(?)を送っていた。土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日堺雅人が熱烈なキャラクターを演じ人気を博したドラマ「リーガルハイ」のスペシャルドラマが11月22日(土)に放送される。この度、堺さんの対決相手となる大森南朋を始め、吉瀬美智子、剛力彩芽、東出昌大、古谷一行らゲストキャストが発表され、喜びのコメントが到着した。相変わらずの日々を過ごしていた古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)のもとに、巨大総合病院から弁護の依頼が入る。依頼は、1年前に病院内で死亡した患者の妻・中原さやかが弁護士を立て、病院に対してクレームを入れてきた件を処理してほしいという内容。お安いご用と依頼を引き受けた古美門が対峙した相手側の弁護士・九條和馬は、うだつの上がらない中年で、正式に病院を訴えるのではなく、依頼人の夫が死んだ原因を院長である赤目義二の医療過誤と決めつけ、病院からお金を巻き上げようとするような、いわゆる“たかり弁護士”だった。百戦錬磨で舌鋒鋭い古美門に“たかり弁護士”の九條がかなうわけもなく、あっさりと追い払われてしまう。しかし、その後、古美門のもとに、九條が病院を医療過誤で訴えてきたと赤目院長から連絡が入る。初めは、九條のことを「ゆすりたかりの野良犬」と決めつけ、余裕を見せていた古美門だが、法廷で“たかり弁護士”ならではの戦い方を見せる九條に苦戦を強いられることに…。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』「ゴンゾウ 伝説の刑事」など話題作を手がけてきた古沢良太による完全オリジナル脚本で描く。「法律」と「笑い」相反する2つの要素が絶妙に組み合わさった大人が笑える極上コメディを堺雅人、新垣結衣、生瀬勝久、小池栄子ら芝居達者なキャスト陣で贈る本作。今回、堺さんの対決相手となる“たかり弁護士”九條和馬に実力派俳優・大森南朋が好演。そのキャラクターは、堺さんが「男くさくて、もの悲しい、実に魅力的な人物で、台本を読んで、できればこっちを演じたいと思った」と語るほど。そのほか、病院側の医療過誤が疑われる状況で夫を亡くし、九條に弁護を依頼することになる未亡人・中原さやかに、「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」での好演が記憶に新しい吉瀬美智子。巨大総合病院院長の赤目義二の次女・赤目好美に剛力彩芽、赤目のもとで働く若手内科医で、好美と婚約中の広瀬史也に東出昌大、さやかに医療過誤で訴えられ、古美門に弁護を依頼する巨大総合病院院長の赤目義二に古谷一行が出演。主演の堺さんも「(ゲストで出演されるみなさんの)お名前を聞いて、期待がふくらみました」と豪華俳優陣の集結に心躍らせているようだ。■出演者コメント<大森南朋/九條和馬役>「完成されたチームに入るプレッシャーが、かなりありました。堺さんの見事なセリフまわしに、がく然としました」<吉瀬美智子/中原さやか役>「人気シリーズの作品に参加できてうれしい気持ちと、本物の古美門先生に会えるという喜び、そして大森さんとご一緒できるという喜びがありました」「疲労感を出すのに苦労しました。精神的にもつらい役だったので、気持ちをキープすることが大変でした」<剛力彩芽/赤目好美役>「とてもうれしかったです!最初のシリーズから見させていただいていました。その世界観の中にご一緒できると思ったら撮影が待ち遠しくなりました」「堺さんも新垣さんも、とにかくステキな方でした。そのお二人が作られる現場の雰囲気がとても温かく、人見知りな私でも居心地良くさせていただきました! 堺さんはアドリブで、私が踊っているダンスをドラマの中で取り入れてくれました! とてもうれしかったです!」<東出昌大/広瀬史也役>「完成された世界観の中に、ゲストとして入るのはとても緊張しました。出演者皆さんの持つ個性とリーガルハイの世界観が混ざった時に、どのようなドラマになっているのか、一視聴者としもいまから完成が楽しみです」<古谷一行/赤目義二役>「すごく活気があって、楽しい撮影現場だった。堺君、新垣君のコンビが、スタッフたちと共に作り出してきた、この楽しい雰囲気なのだろう。初日は、私はほとんど意識のないベッドの中のシーンだった。初めて会った堺君は私に“やっとお会いできましたね、お待ちしていました”と握手。この作品に参加してくれて、ありがとうの気持ちが伝わってきた。今回の赤目役は、大病院の院長。週刊誌のスキャンダルになるほどの悪い医者のイメージが強い男。圧倒的に悪い医者の部分が多く、冷酷な面を出すのに苦労した。私自身、どんな男にでき上がっているか楽しみ。皆さんもお楽しみに!!」<堺雅人/古美門研介役>「九條役の大森南朋さんは、昔から大好きな先輩です。何作かご一緒したことはありますが、撮影現場ではすれ違ってばかりで、残念な思いをしておりました。念願かない、今回はじめて、がっぷり四つのお芝居です。南朋さんの俳優としての色気と包容力、間近でたっぷり堪能したいと思います」「古谷一行さん、吉瀬美智子さん、東出昌大さん、剛力彩芽さんとは初めて共演させていただきます。これだけのメンバーのドラマなら、『リーガルハイ』じゃなくても“おもしろそうだ”とおもわれる方は多いんじゃないでしょうか。僕もお名前をきいて、期待がふくらみました。今回は、“ゲストをお呼びする”ではなく、“ゲストのみなさんの本格ドラマに、僕たちレギュラーメンバーがまぜてもらう”スペシャルドラマになりそうです。ゲストのみなさんによって繰り広げられる人間ドラマを、見てくださるお客様と一緒に、僕も楽しみたいと思っています。どうぞご期待ください」土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月05日数々のテレビドラマや映画などで確かな存在感を放ってきた俳優の大森南朋。近年、缶コーヒー“BOSS”のCMを代表するように、どこか“いい人”というイメージの役柄が多かった彼が、最新主演作『捨てがたき人々』では久々に一転ともいうべき危うい男役に挑んだ。その他の写真「アシュラ」など賛否ある問題作で知られる漫画家、ジョージ秋山の原作をもとにした本作は、脚本を実の息子である秋山命が手掛け、俳優としても活躍する榊英雄監督が映画化した。聞くと榊監督とは長い付き合いだそうだ。「出会ったのは確か2000年に公開された『忘れられぬ人々』の現場。年齢も近く、馬が合いまして。お互いまだ役者では食べていけてないころ、この業界に人脈を作ろうと関係者を集めての宴会をふたりで企画して開いたりもしました(笑)」。そういう間柄というのもあって、出演はふたつ返事だったという。「監督と秋山さんからまず会おうと。まだ脚本もない構想の段階でしたが、秋山さんには親父さんの作品を今の時代に届けたい気持ちが、監督には過去の作品とは違う人間の業と欲望に迫る人間ドラマを作りたいという意志が話からひしひしと伝わってきました。僕自身、監督が映画監督を始めたときから、“いつかがっつり組んでみたい”という気持ちもあったので断る理由はなかったです」。演じたのは社会の底辺で愛など知らずに生きてきた狸穴勇介。作品は、三輪ひとみ演じる京子との出逢いを機に変化する彼の心の遍歴を通し、人間の“性”と“生”の本質を見据える。「体重を5キロほど増やしたりといった下準備は幾つかしたのですが、それよりも人間のむき出しの本能や本性が出せるかどうか。芝居うんぬんではなく、生身の人間になれるかが勝負でした」。その演技の凄みは観て確認してほしい。ただ、ひとつ言えるのは大森の役者としてのダーク・サイド的魅力が全開で出ている。「三輪さんに暴力をふるうシーンとか演技とはいえ本気でいかないとダメで、良心の呵責にさいなまれるというか。撮影中はずっと嫌な気分で、これほど肉体的にも精神的にも負担の大きい役は今までなかったかもしれないです。最近、こういう汚れ役というか危うさのある人物を演じていなかったので、自分に今こういう役をぶつけてきてくれたことにすごく感謝しています」。こうして公開を迎えた今こう語る。「インディペンデント体制でスタッフも役者も一丸となって挑んだ作品。ひとりでも多くの人に届いてくれたらうれしいです」。『捨てがたき人々』公開中取材・文・写真:水上賢治
2014年06月09日音戸の舟唄全国大会実行委員会は1月27日、呉市制110周年記念「第6回音戸の舟唄(おんどのふなうた)全国大会」を開催する。開催場所は、音戸公民館ホール(広島県呉市南隠渡1-7-1)。「音戸の舟歌」は、その昔、呉市警固屋と音戸町との間にある「音戸の瀬戸」で漁をする人が、小さな船で艪(ろ)をこぎながら瀬戸の流れに合わせてうたったとされ、日本三大舟歌の一つとして知られている。同大会では、一般の部予選を1部から4部にかけて実施。ジュニアの部を挟み、一般の部の決勝戦、さらに過去5大会の一般の部最優秀賞受賞者による名人戦を行う。今大会では、初の「名人位」が決定するという。また、同時開催として、音戸特産の海産物や呉地域のグルメなどを販売する「呉の物産展」も実施するとのこと。開催時間は、9時30分から18時まで。詳細は、呉市観光ホームページ「くれナビ」でみることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月16日広島県呉市は、かつて日本最大かつ東洋最大の海軍工廠(かいぐんこうしょう。艦船や航空機を開発・製造する海軍直営の軍需工場)があった地であり、有名な「戦艦大和」などを製造した歴史を誇る。そして、ここで製造された戦艦や弾丸の展示を行っているのが、通称「大和ミュージアム」と呼ばれる「呉市海事歴史科学館」だ。「同ミュージアムは、JR呉駅から歩道橋を利用して徒歩5分ほどの呉湾に面した海沿いに建っている。通称名から想像できる通り、展示の目玉は実物とほぼ同じ工程で制作された10分の1スケールの「戦艦大和」のモデルである。「設計図がないので、写真などの資料を手掛かりに復元されているのですが、新しい資料が見つかれば、それに合わせて随時改修もしています」と運営グループの井坂純子さん。本物の大和は全長263m。展示品も10分の1スケールとはいえ、全長が20mを越える圧巻の大きさ。実物を前にすると、その迫力に圧倒されることは間違いない。ちなみに本物は、昭和初期に建造されたのにも関わらず、空調設備やエレベーターなどが設置されていたという。また、ここには実物の展示も多く、例えば館外には大和以前の主力艦だった「戦艦陸奥」の主砲や、日本初の有人深海調査艇「しんかい」などがある。さらに、特殊潜行挺(せんこうてい)「海竜」後期量産型や「九三式魚雷」、特攻兵器「回天」十型試作型、「零式艦上戦闘機六二型」なども展示されている。軍港としての呉市の歴史は、明治22年(1889)に呉鎮守府、明治36年(1903)には呉海軍工廠が設置されたことに始まる。同市はその後、戦艦「大和」をはじめとする数多くの船舶を製造して、海軍工廠の街として栄えた。そして戦後は、戦前から培われてきた様々な技術を生かし、さらに新しい技術を導入して、世界最大のタンカーを数多く建造する有数の臨海工業都市として発展してきた。ミュージアムにはそうした呉市の歴史を写真や映像、資料などで詳しく紹介している展示室も設けられている。建物の最上階には、科学技術の素晴らしさを伝える目的で、操船シミュレーターや波の性質を学べる実験水槽が設置されている。また、科学の不思議を体験するサイエンスショー、工作教室なども行われているので、子どもたちが楽しみながら学ぶことができる。また、「ボランティアガイドによる館内案内も行っています。映像や模型などの展示は個人でもご見学いただけますが、ボランティアガイドの解説をお聞きいただくのも面白いと思います」(井坂さん)とのこと。家族連れでも友達同士でも大いに楽しめること間違いなしのスポットなのだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月27日広島県呉市で第20回となる「2012くれ食の祭典」が行われる。開催日時は11月4日(日)10:00~16:00まで。会場は蔵本通り公園一帯のほか、楓橋、れんがどおり、そごう呉店など。イベントは、呉発祥といわれる「肉じゃが」のほか、「呉細うどん」、「国産和牛もも炭火焼き」など呉市ならではの味を来場者に楽しんでもらおうと言うもの。第20回を迎える今回は呉市制定110周年のメモリアルでもある。イベント内容を一部紹介すると、地元組合による「青空市場」では地元の食材と料理の作りたてを味わうことが出来る。さらに一般参加者による各種料理や、呉広域商工会による「うまいもの市」が開催。「肉じゃが食べて元気いっぱい広場」では日本一の大和鍋で1,100食もの肉じゃがが用意されるほか、呉の地酒22品目が勢ぞろいする「呉地酒まつり」も行われる。れんがどおり会場ではフリーマーケットや、呉青年会議所60周年記念事業として「日本一の太巻きに挑戦!!」を実施。呉海軍工廠で竣工した世界最大の戦艦「大和」の主砲と同じ20.7mの太巻き作りに挑戦する。楓橋会場では「呉生衛まつり」と題して各組合のPR、飲食コーナーのほか、マジックショーなどステージイベントも用意されている。なお、関連イベントとして11月3日(土)10:00~17:00まで広島ガス呉支店会場にて「最新ガス機器展示即売会」、「新鮮青果市」が行われるほか、9日(金)、10日(土)、11日(日)の10:00~19:00には「れんがどおり」で「北海道と全国うまいもの市」などが実施される。イベント詳細はくれナビで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月03日LIXILは、同社のガーデンルームPRの新テレビCMに俳優の岩松了と大森南朋を起用。12日から主要テレビ局で放送される。今回、用意されたCMは2篇。大森が主人公の「僕の居場所」篇と岩松が主人公の「私の庭だよ」篇だ。妻の実家で両親と同居することになった、大森南朋が演じる娘婿と岩松了が演じる義父とのやりとりが中心。娘婿の悲哀や義父とのかけあいを通して、同製品によって庭に新たな空間ができあがることや、リビングが広がるような快適さと、屋外の開放感が溶け合うスペースが、暮らしに新しい楽しさを広げてくれることを表現している。CMは15秒と30秒の2パターンを用意。放送局はTBSテレビ、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京、地方のテレビ局の計73局。6月1日までスポット放送される。CM放送にあわせて、同社では「ガーデンキャンペーン」を全国で開催。スペシャルサイトを立ち上げ、同製品の特長や施工事例などを紹介している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月11日大森南朋と蒼井優の破局、小野ゆり子との結婚人気俳優・大森南朋(40)と入籍した女優・小野ゆり子(22)が、大森の元カノ・蒼井優(26)にそっくりなことが世間を騒がせていた。(画像:蒼井優公式ホームページより)しかし、ここにきて、大森に小野を紹介したのが蒼井本人だったという衝撃の事実が明らかになった。結婚のきっかけは元カノの後輩との浮気?先日発売された『女性セブン』の記事によれば、「小野と蒼井は、2011年に野田秀樹の舞台『南へ』で共演してから親しくなり、一昨年の春にあくまでも“可愛い後輩”の一人として、大森に小野を会わせた」という。そして、「それから2か月後の昨年5月。大森の自宅近くの路上で、2人が激しく口喧嘩をしている様子がキャッチされた。実はこの喧嘩の原因こそ小野だった」というのだ。確かに、思い返してみると、大森は小野との結婚をホームページ上で報告した際、二人の“馴初め”などについては一切語っていない。男の浮気癖はなかなか治らないというし、大森と別れてよかったのかもしれないが、その男が二股をかけらていた後輩と結婚するとなっては、蒼井も大きなショック受けたのではないだろうか。編集部 鈴木真美元の記事を読む
2012年03月29日サプライズ発表のホワイトデー婚さまざまな年下女性との交際の報道が絶えなかった、モテ男で個性派の実力派俳優として有名な、大森南朋を射止めたのは、意外にも新人女優の小野ゆり子だった。2人は所属事務所の公式サイトを通じ、結婚したことを発表。18歳の年の差婚であり、この点でも注目を集めそうだ。結婚したのは14日でちょうどホワイトデーの日。山田優、小栗旬のケースと同じく、ホワイトデー婚となった。事務所によると、会見などの予定はとくにないという。モデルから女優業へこれまで大森と噂になってきた、パフィーの吉村由美や女優の浅見れいな、結婚も間近といわれた女優、蒼井優らに比べると、知名度は低い小野ゆり子だが、現在の所属事務所であるフライングボックスの姉妹会社に所属するモデルとして活躍した人物。近年、舞台や映画を中心に女優業をスタートさせたばかりの22歳だ。モデル出身ということもあり、抜群のスタイルのよさ、ナチュラルでフレッシュな魅力をもっている彼女。バトントワリングも特技だとか。今後の活動については女優として精進を続けるということなので、まずは幸せいっぱいの彼女を祝福し、今後の成長に期待したい。元の記事を読む
2012年03月14日公開中の映画『東京プレイボーイクラブ』に主演している大森南朋が作品について語ったインタビュー映像と、緊迫した撮影現場の模様を記録したメイキング映像がこのほど公開された。インタビュー映像はこちら『東京プレイボーイクラブ』は、地元で問題を起こし東京にやってきた勝利(大森)が、かつての仲間・成吉(光石研)が経営する場末のサロンに身を寄せるが、ある事件を機に次々とトラブルに巻き込まれていく様を描く。インタビュー映像で大森は、本作を手がけた新鋭・奥田庸介監督の印象や、自身が演じた勝利を演じる上で考えたこと、そして本作の脚本を初めて読んだ時の印象などについて語っている。また、特別動画の後半では、勝利が居酒屋で地元一帯を仕切っているヤクザの兄弟(赤堀雅秋、三浦貴大)といざこざを起こす場面の撮影風景を記録した映像が登場。大森と赤堀が激しく言い合うシーンをジッと見つめる奥田監督の姿もおさめられている。『東京プレイボーイクラブ』公開中
2012年02月28日俳優の大森南朋が2月4日(土)、主演作『東京プレイボーイクラブ』の初日舞台挨拶を共演した光石研、臼田あさ美、淵上泰史、三浦貴大、奥田庸介監督と共に東京・渋谷のユーロスペースで行った。映画の中では、大森さんにとって久々となる激しいアクションシーンを披露しており「いい年して暴れられる快感があった」と不敵な笑み。その男っぷりに「いやあ、現場ではセクシー“ナンバーワン”でした!」(光石さん)、「本当にセクシーでした」(臼田さん)と共演者も太鼓判を押していた。奥田監督は1986年生まれの25歳(本作撮影時は24歳)。昨年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて自主製作映画『青春墓場~明日と一緒に歩くのだ~』がグランプリを受賞するなど、久々の大型新人として期待を集める存在。商業映画デビュー作となる本作は、場末のピンサロ“東京プレイボーイクラブ”を舞台に、血の気の多い流れ者やその昔の仲間、店員の男やその彼女が人生を賭けて繰り広げるドタバタ劇が描き出される。「インディーズ界でそこそこの結果を残してきたが、やはりプロの現場はスタッフさんの意識や志がケタ外れ。いい刺激になりました」と奥田監督。先日は、第41回ロッテルダム国際映画祭での公式上映に立ち会ったと言い「楽しかったけど、あっちのお客さんは映画の途中で、平気でトイレに立っちゃうんですよ。やっぱり日本が一番落ち着くし、いいですね。みんな大好き、愛しています」とエネルギッシュにアピールしていた。舞台挨拶でも新人らしからぬ堂々たる態度が印象的な奥田監督に対して、大森さんは「貫録があるんで、演出にも力強さがある。この映画がヒットすれば、奥田くんと僕とでまた何か出来ると思う」といち早く再タッグを宣誓。「監督の熱に押されっぱなし」(臼田さん)、「とにかく元気で、映画を撮りたくってしょうがない感じ。現場ではよく『そうはいかない』とスタッフになだめられていた」(光石さん)と監督のあふれんばかりのパワーは、現場で存分に発揮されていたようだ。『東京プレイボーイクラブ』は渋谷ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:東京プレイボーイクラブ 2012年2月4日より渋谷ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2011 東京プレイボーイクラブ■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?“いい人”大森南朋、天真爛漫な25歳の新鋭監督にお手上げ?松下奈緒「ゲゲゲ」以来のNHKドラマは、憧れの向田邦子原作
2012年02月06日先日より撮影がスタートした、松山ケンイチ主演の来年のNHK大河ドラマ「平清盛」。9月上旬より広島県の呉市で行われている、平家軍と海賊たちが船上で壮絶な戦いを繰り広げるシーンの撮影の様子が公開され、清盛役の松山さんと西海の海賊・兎丸を演じる加藤浩次のコメントが到着した。平家の棟梁として武士で初めて太政大臣の地位に登りつめた平清盛の波乱の生涯を通じて、平家の栄枯盛衰を描く本作。8月中旬に岩手県奥州市でクランクインし、9月4日(日)より呉市での撮影が行われている。公開されたのは来年2月に放送予定の第6回のシーン。1135年の初夏、“ジャンク船”と呼ばれる宋船の上で、平氏軍が西海の海賊たちと死闘を繰り広げる。松山さん、加藤さんをはじめ、中村梅雀、上川隆也、阿部サダヲ、豊原功補、さらに90名ほどのエキストラが参加している。桟橋に船を固定した状態での撮影に加え、実際に洋上での撮影も敢行。計8隻の船が撮影のために用意されており、最も大きなもので全長22メートルに及ぶ。大河ドラマにおいて大規模な海上ロケが行われたのは2005年の滝沢秀明主演の「義経」以来。神奈川県の三浦半島にて、奇しくもこのときは平家が源氏に滅亡させられる「壇ノ浦の合戦」の撮影が行われた。松山さんは20メートル級の船に乗ってみて「思った以上に壮大ですね。平安期には、こういう船で宋(中国)と日本を行き来していたんだという説得力のある船でした」と感想を語った。さらに、最大の山場である西海の海賊・兎丸(加藤さん)との対決シーンについては「清盛自身が幼少期から抱くコンプレックスや自分の弱さと対決する大事な部分。清盛はここから大人になっていくので、しっかりと子供の部分(弱い心の部分)に決着をつけたいと思っています」と語る。映画『男たちの大和/YAMATO』(’05)でも呉を訪れている松山さん。「海が雄大でとても魅力的だと思います。この海で撮影ができたことをとても嬉しく思っています」と呉再訪の喜びを明かしてくれた。一方の加藤さんは「この海上ロケ撮影のスケールには驚きました。大河ドラマ恐るべしだと思いました。船もさることながらこれだけのスタッフやカメラの数に囲まれた現場は経験したことありません。ドキドキしました。失敗できませんね」と何より撮影の規模の大きさに驚いた様子。公開された写真を見ても分かるように、いかにも海の荒くれ者といった様相の奇抜な衣裳と髪形が特徴的な兎丸。「この衣裳、めちゃめちゃ気に入っています。兎の耳や往年のMCハマーを彷彿させるこのパンツ。いいでしょう。特に片方が折れている兎の耳が気に入っています。小道具さんの思いつきかと思えば、これにもちゃんとストーリーがあるんです。どうですか?ロン毛も似合うでしょう?『コージー・デップ』とか『パイレーツ・オブ・コージー』みたいな(笑)」と満面の笑みを浮かべる。さらに、現場についても「松山ケンイチくんを中心にすごくいい感じですね。ピリピリせずリラックスして撮影に臨めているので楽しいです」と充実した表情。「これからも1シーン1シーン、気持ちを込めていきますので、死んでいなくなる時期が1回でも遅くなるように頑張ります(笑)」と意気込みを語った。豪華キャストを結集し、いままでにない規模で描く平安絵巻。いまから完成が楽しみだ。「平清盛」は2012年、NHKにて放送。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会映画ドラえもん新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ 天使たち〜 2011年3月5日より全国東宝系にて公開© 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK2011 僕達急行 A列車で行こう 2012年春、全国にて公開© 2011『僕達急行』製作委員会■関連記事:金髪で登場の綾野剛、松ケンと小雪の赤ちゃんは「羽が生えてそう!」松山ケンイチの老けメイク“変身”に愛菜ちゃん「気づいてましたよー!」『うさぎドロップ』インタビュー芦田愛菜からの大人びた注意に松山ケンイチは…向井理、芦田愛菜、武井咲、中山優馬が「ほんとにあった怖い話」でホラー初挑戦!松田聖子が「平清盛」で大河初出演!寵姫にして松山ケンイチ、松田翔太の相談相手に
2011年09月12日篠原涼子主演の人気ドラマの劇場版第2弾となる『アンフェア the answer』のキャストが発表され佐藤浩市、山田孝之、大森南朋が新たに本作から出演することが明らかになった。検挙率No.1を誇る敏腕の美人刑事・雪平(篠原さん)が、「アンフェアなのは誰か」というメッセージと共に連続して起こる予告型殺人事件の犯人を追うという展開で、多くの視聴者を惹きつけたドラマ「アンフェア」。これまでに三浦春馬に瑛太、江口洋介、椎名桔平ら人気の俳優陣が演じる個性的なキャラクターが予測不可能な騙し合いを繰り広げてきたが、謎を残した前作『アンフェア the movie』から4年を経ての劇場第2弾は“雪平、最後の事件”と銘打たれ、ついに“アンフェアなるもの”の答えが明かされる――?本作では、北の大地・紋別(北海道)で、雪平に連続殺人の容疑がかけられる。警察の内部機密が隠されていると言われるUSBの存在を巡り、元夫、同僚、上司、検察、凶悪犯罪者らが雪平に迫る。雪平役の篠原さんはもちろん、現実主義かつ日和見主義の野心的な警視庁捜査一課長・小久保を演じる阿部サダヲ、推理大好きの鑑識員で様々な技術を駆使して雪平に協力する三上を演じる加藤雅也、現在は所轄の刑事となっている情に厚い山路役の寺島進、そして雪平の元夫でフリーのジャーナリストである佐藤役の香川照之など、おなじみの面々はもちろん、今回の映画でも続投する。加えて、新たに登場する男たちも強力!佐藤浩市が演じるのは、現在の雪平の上司で、北海道西紋別署のたたき上げの刑事にして捜査一課長・一条。また、山田孝之は、東京地検の若き検察官で、正義感と強い上昇志向を持つ村上を、そして大森南朋は雪平を付け狙う謎の男・結城に扮する。北海道で2月に開始された撮影は、4月に都内でクランクアップ。現在は完成に向けての編集作業が続けられている。冬の北海道に始まり、様々な思惑が絡み合う緊迫の逃避行の中で、雪平夏見は誰を信じ、誰に裏切られ、そして誰を裏切るのか――?『アンフェア the answer』は9月17日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:アンフェア the movie 2007年3月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国東宝系にて公開© 2006 Kansai Telecasting Corporation.All Rights Reserved.アンフェア the answer 2011年9月17日より全国東宝系にて公開■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第14回)頼りになる“アネゴ”女優は?ヤバイ役者にヤバイスタッフが作ったヤバイ映画がついに完成!篠原涼子、江口洋介、キャスト勢揃い『アンフェアthe movie』完成披露試写会あの雪平刑事がスクリーンに『アンフェア the movie』試写会に20組40名様をご招待
2011年05月18日犬と人間の心温まる交流を描いた『いぬのえいが』(2005)の第2弾『犬とあなたの物語 いぬのえいが』が1月22日(土)、全国で公開初日を迎え、大森南朋、松嶋菜々子、北乃きい、芦田愛菜が東京・新宿ピカデリーで舞台挨拶を行った。幼い頃に愛犬を亡くした翻訳家の男(大森さん)が、妻(松嶋さん)の連れてきたラブラドールレトリバーとの生活を通して気持ちを通わせる長崎俊一監督の「犬の名前」、愛犬のジャック・ラッセル・テリアを失った悲しみを抱える女性(北乃さん)が、愛犬とそっくりな犬を連れた少女(芦田さん)と出会う江藤尚志監督の「バニラのかけら」など6つの感動エピソードから構成されたアンサンブル作品。大森さんは「本当に楽しい現場でしたよ。犬がいらっしゃって(笑)、松嶋さんもいらっしゃって。たまに(犬が)言うことを聞かないこともありましたが、不思議と苦労とは思わず、それさえ楽しい時間でした」と犬との共演に役柄同様、癒された様子。また「俳優は監督の言うことをハイハイとよく聞くので、僕自身も犬っぽいなと(笑)」と自身を評したが、子供の頃は犬が苦手だったそうで「悲しい過去があるんで、あまり掘り起こさないでもらえますか…」と意味深発言。さらに「猫にはいい思い出があるんですけど」と本音を漏らし、これには松嶋さんもビックリ!?その松嶋さんは大の犬好きで知られ、プライベートでも犬を飼っているといい「現場にワンちゃんがいるだけで、気持ちがほぐれました。演技に関しても助けられましたね」とニッコリ。「犬は人間に比べると寿命も短い。その分、中身が濃い生き方をしていると思うし、この作品を通して犬への愛情を見つめ直してもらえれば」と愛犬家の素顔を披露した。ちなみに「みなさんは犬っぽいですか?」の質問に、松嶋さんは「ノー」。その理由は「意外と顔で笑っていても、心の中では緊張していることが多くって。あまり(犬のように)人懐っこいとは言えない」のだとか。実家で犬を飼う北乃さんは「ワンちゃん中心の現場。おかげでみんなが早くひとつになれました」。現在はペットとの死別を境に発症する“ペットロス”も増えており、「悩んでいる人にとって、この映画が新しい一歩を踏み出すきっかけになれば」と語った。また、愛菜ちゃんは「可愛いワンちゃんがいっぱい出てくる、泣いたり笑ったりできる楽しい映画です。私も(出演を機に)犬が大好きになって、いまは触れるようになりました」と子犬顔負けの癒しオーラで、会場を包み込んだ。これに負けじと(?)大森さんも「猫派の僕が言うのも何ですが…笑いあり泣きありの映画に仕上がりました」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくった。『犬とあなたの物語いぬのえいが』は新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。■関連作品:犬とあなたの物語 いぬのえいが 2011年1月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©2010「犬とあなたの物語」製作委員会■関連記事:大森南朋×松嶋菜々子インタビュー思わずふたりがキュンとした犬の仕草は…?ペットを飼いたくなる!?『犬とあなたの物語』で検証、“犬”と“人”の関係写真と手紙を投稿!あなたの愛犬が『犬とあなたの物語』公式サイトトップを飾る!?犬と人の絆を描く『犬とあなたの物語』特製ストラップ&プレスを5名様プレゼント大森南朋松嶋菜々子との初共演の感想は「あ、松嶋菜々子だ!」
2011年01月22日映画『犬とあなたの物語いぬの映画』のプレミア試写会が12月16日(木)、東京・新宿区の新宿ピカデリーで行われ、W主演の大森南朋、松嶋菜々子と長崎俊一監督らが出席した。犬と人が織りなす物語を描いた『いぬのえいが』(2005年公開)に続く第2弾で、6監督が6つのエピソードを撮った。大森さんと松嶋さんは、長崎監督がメガホンを取ったエピソード「犬の名前」に主演している。2人は夫婦役で今回が初共演。司会のTBS青木裕子アナウンサーから感想を求められた大森さんは「あっ、松嶋菜々子だ!って感じで…呼び捨てにしちゃってすみません」と前置きし、「ナチュラルですごく柔らかい空気をまとっていらっしゃる方だなと。その柔らかさがね、ハハハ…眺めていたいなと」と照れまじり。松嶋さんは「一度ぜひ共演したいと思っていた方で、イメージでは無口なのかな?と思っていたんですけど、現場に入ったら大人の男の人という感じでした。夫婦としてお互いの時間を尊重する空気感を出せたらと思っていたので、うまくいったかなと」と信頼を寄せていた。後半、2人が共演したラブラドールレトリバーのラッキーが登場。季節柄、サンタクロースの帽子を被って現れたが、カメラマンのフラッシュ放射に怯えた様子で後ずさり。大森さんは「こんなに写真に撮られて大丈夫?」と心配し、写真撮影時も何度もラッキーの様子をうかがい、頭をナデナデしていた。一方、私生活でも犬を飼っているという松嶋さんは、青木アナから「ラッキーのように賢い?」とぶしつけな質問をされ、一瞬きょとんとしつつ「そうですね、賢くなってほしいと思ってしつけをしました。でもラッキーの方が演技ができるので賢いと思います」と冷静に答え、会場の笑いを誘っていた。『犬とあなたの物語いぬのえいが』は2011年1月22日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:犬とあなたの物語 いぬのえいが 2011年1月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©2010「犬とあなたの物語」製作委員会■関連記事:笑って、泣いて、怒って…『犬とあなたの物語』独占試写会に35組70名様ご招待AKB篠田が愛犬家役で映画初出演!意外な(?)コメディエンヌぶりを発揮犬好き感涙必至!『いぬのえいが』続編で大森南朋&松嶋菜々子が夫婦に
2010年12月16日実際にかつて夫婦関係にあった小泉今日子と永瀬正敏が夫婦役を演じることで話題の映画『毎日かあさん』の共演者が新たに発表され、古田新太、大森南朋らが出演することが明らかになった。併せて劇中の写真も公開され、小泉さんの母親ぶりをうかがわせるビジュアルも解禁となった。漫画家・西原理恵子が実人生を反映させる形で毎日新聞に週1回のペースで連載している漫画が原作で、単行本はシリーズ累計で150万部を突破している。主人公の漫画家・サイバラとその夫・カモシダ、そして6歳の息子と4歳の娘の物語が綴られる。今回、新たに本作への出演が明らかになったのは子役の2人(矢部光祐、小西舞優)を含め総勢12人。古田さんと大森さん以外に、“かしまし娘”の正司照枝に田畑智子、光石研、鈴木砂羽、柴田理恵、安藤玉恵、遠山景織子、さらに元女子プロレスラーの北斗晶の名も!また、到着した写真では小泉さん演じるサイバラが、ペンを手に机に向かう姿や、ベッドで子供たちと話をしている様子が写し出されている。一方、永瀬さん演じる夫のカモシダは短髪で口の周りに薄くひげを残しており、渋い表情を浮かべて枡でお酒を呑む姿が…。対照的な雰囲気を感じさせる妻と夫だが、“元夫婦”の小泉さん、永瀬さんが、どのような掛け合いを見せてくれるのか?また古田さんや大森さんといった実力派の俳優陣とどのように絡むのか楽しみなところ。『毎日かあさん』は2011年2月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:小泉今日子&永瀬正敏が西原理恵子原作『毎日かあさん』で夫婦役!
2010年10月07日清水崇監督が、満島ひかり、香川照之、大森南朋らを起用して最新作となる3D作品『ラビット・ホラー3D』を製作!その一部映像が開催中の第67回ヴェネチア国際映画祭にて上映されることが明らかになった。“3D元年”と言われる2009年、アジア圏初の長編デジタル3D作品となる『戦慄迷宮3DTHE SHOCK LABYRINTH』を世に送り出した清水監督。その功績もあって現在開催中のヴェネチア国際映画祭の「3D映画部門」の審査委員長を務めることが先日発表されたが、このタイミングで3Dによる最新作のニュースが飛びこんできた。主演を務めるのは昨年、各映画賞における新人女優賞を総なめにし、今年に入っても次々と話題作への出演が続く満島ひかりと、言わずと知れた日本映画界を代表する演技派・香川照之。さらに、大森南朋、緒川たまきらが癖のある役どころで登場するという。気になるストーリーだが、物語自体が“3D”をモチーフにしている。流行りの3D映画を鑑賞しているとなぜか突然スクリーンからウサギのぬいぐるみが飛び出してくる。それを受け取ってしまったことから始まる“恐怖”が描かれる。本作では、つい先日パナソニックが出荷を開始したばかりの一体型二眼式3Dカメラレコーダー「AG-3DA1」を使用。そして、作品の映像美を担うカメラマンとして、『恋する惑星』など一連のウォン・カーウァイ作品や『レディ・イン・ザ・ウォーター』に参加し、世界的な名声を集めるクリストファー・ドイルが参加している。本作の撮影は9月8日(水)まで続けられ、その後、清水監督はヴェネチアへと出発。映画祭の「3D映画部門」のセレモニーの場で、本作のフッテージ上映が行われる。なお、このイベントには映画祭の審査委員長を務めるクエンティン・タランティーノ監督も出席するとのこと。清水監督の『呪怨』のファンを公言するタランティーノはどのような感想を漏らすのか――?旬の俳優陣と最高の機材、一流のカメラマンを得て、ジャパニーズ・ホラーの旗手がどのような恐怖を3Dで描き出すのか?注目が集まる。『ラビット・ホラー3D』は2011年公開予定。■関連作品:戦慄迷宮3DTHE SHOCK LABYRINTH 2009年10月17日新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開© ショック・ラビリンス・フィルム・コミッティ2009第67回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]■関連記事:『ノルウェイの森』に強敵出現ソフィア・コッポラ新作に喝采!現地紙は最高点『ノルウェイの森』にスタンディング・オベーション松山ケンイチ「確信」得た!『ノルウェイの森』に質問続出! 凛子、松山ケンイチと「楽屋にこもって話し合った」ヴェネチア国際映画祭開幕!ナタリー・ポートマン、過激なシーンも「覚悟してたわ」ヴェネチア国際映画祭、「ヴェネチア3Dアワード」審査委員長に清水崇が就任
2010年09月05日2005年に公開されてスマッシュヒットを飛ばした『いぬのえいが』の続編『犬とあなたの物語 いぬのえいが』で大森南朋と松嶋菜々子が初共演で夫婦役を演じることが発表された。前作は複数のクリエイターによるオムニバス作品で、犬と人間の関わりを笑いと涙で描き、犬好きの人はもちろん、多くの人々の感動を呼んだ。今回の第2弾でも、愛する犬との思い出や悲しい別れ、飼い犬を愛し過ぎて暴走してしまう飼い主の姿などなど、犬と人との間の愛情あふれるエピソードが6編にわたって展開される。キャスト陣も前作に引けを取らない豪華俳優たちが続々と参戦!放送中のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の武市半平太役をはじめ、もはや日本の映画、ドラマに欠かせない存在となった演技派・大森南朋と、アジア版『ゴースト ニューヨークの幻』として製作が発表された『ゴースト』に主演する松嶋菜々子が、初共演にして夫婦を演じることに。2人からは自身と犬にまつわるエピソードを明かすコメントも到着!大森さんは「子供のとき、近所に秋田犬がいたんですが、その犬に追いかけられて…。3〜4歳の頃だったので、すごく大きい犬に食べられちゃうんじゃないかと思った。しばらく犬が怖かったです。でも大人になったら大丈夫でしたね。おばあちゃんの家に黒い犬がいて、彼と遊んだりしていたのでなじんでいったと思うんですよ。真っ黒の犬で“クロ”って名前でした。死んだときにおばあちゃんが寂しそうだったのを覚えています」と幼い頃の恐怖体験と犬との思い出を披露。自身もいま、大型犬を飼っており、(映画に出演している)マムちゃんとは自然にリラックスしてお芝居ができた」と語る松嶋さんは、犬にまつわる思い出を尋ねられ「いま、飼っている犬は、以前、飼っていた犬の子供なので二代目なんです。その子が産まれるとき、私が取り上げたんですが、幼い頃から、日々大きくなっていく成長過程をずっと見てきたので本当にかわいいです。犬のお産に立ち会えたことは貴重な体験ですね」と明かしてくれた。2人のほかには中尾彬、内野聖陽、高畑淳子、北乃きいと多彩な顔ぶれが出演。監督を務めるのは『西の魔女が死んだ』の長崎俊一のほか、印象的なコマーシャルを手がけてきたCM界のトップクリエイターたち。すでに4月にクランクインしており、8月中旬には全ての作品がクランクアップする予定だという。未曾有の不況が叫ばれる中でも、実はペットを飼う人々の数は、年々増えているのだとか。こんな時代だからこそ、人間の言葉をしゃべることはできなくとも、しっかりと愛情や温かさを伝え、人間を支えてくれる犬たちと人間のエピソードに目を向けてみては?『犬とあなたの物語 いぬのえいが』は2011年、全国にて公開。「いぬのえいがプレミアム・エディション」[DVD]発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント価格:3.990円(税込)発売中■関連作品:犬とあなたの物語 いぬのえいが 2011年、全国にて公開
2010年06月22日「そろそろしっとりとした恋愛ものをやりたいと思って…」。目を細めながらそんなふうに『スイートリトルライズ』との出会いを語る大森南朋。たしかに、『ハゲタカ』、『笑う警官』、『ゴールデンスランバー』など、近年出演した作品は社会派ものが目立つ。殻を破りたいと思うのは役者として当然のことだ。そこで、今現在“色気のある格好いい大人の男”として女性を魅了し続けている大森南朋の魅力に、さらには恋愛観に迫ってみた。近づけないのか、それとも近づかないのか本人曰く、今回演じる聡という男は「甘えん坊で優柔不断な軽い男」。穏やかな妻・瑠璃子(中谷美紀)と積極的な後輩・しほ(池脇千鶴)の間で揺れ動く役どころで、そんな「男の心の揺れを表現したいと思った」のだと言う。「現場でも瑠璃子としほ、どっちがタイプか?という話題はよく出ていましたけど、生意気承知で言うならば、瑠璃子としほの両方を持ち合わせている女性が理想です。ただ、しほのような元気のある女性もいいけれど、僕自身は瑠璃子のようなちょっと面倒に思われがちな女性も嫌いじゃないかもしれないです(笑)」と、照れながら本音をちらつかせる。聡と瑠璃子の夫婦については「夫婦なんだけれどギリギリ夫婦に見えるか見えないか、近づけないのかそれとも近づかないのか、という距離感。それが監督の狙いでもあったと思うんです」。常に“距離”を意識し、タイプの異なる2人の女性それぞれが与えてくれる空間も楽しんだそう。「池脇さんとのシーンを前半に、中谷さんとのシーンを後半に撮っていたので、違う映画を撮っている感覚だったことも面白かった。特に朝食のシーンでの聡と瑠璃子の間合の取り方は、演じていて楽しかったです。ただ、理解し難かったのは、部屋に鍵をかけてゲームをしている聡の心理。たとえ倦怠期でもそれは失礼なんじゃないかな、と。もしも大好きな女性が聡のように鍵をかける女性だったら、やめた方がいいって注意します、きっと(笑)」と言うように、聡は同じ家に住みながらも自分の部屋にこもり、鍵をかけ、携帯でやりとりするような男。その姿から観客は孤独を感じ、孤独について考えるだろう。ちなみに、大森さん自身は「誰からもメールが来ない日が2日間続いたら孤独を感じる」と、意外な一面も明るみに!愛はずっと続いていくものであってほしいそして、最後にこんな質問を投げかけてみた。聡と瑠璃子はお互いの愛を確かめるために恋をし、それぞれが恋と愛の答えを出しているようにも捉えられる──大森さん、愛と恋の違いって何ですか?「難しい質問ですね…」と悩みながらも「恋は一過性のものだけれど、愛はずっと続いていくものであってほしい。なんて、上手いこと言っちゃったかな(笑)」。こんなコメントをさらりと口にしてしまうなんて、やはり格好良すぎる。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)特集『スイートリトルライズ』FEATURE INTERVIEW 中谷美紀×大森南朋■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 「スイートリトルライズ」製作委員会笑う警官 2009年11月14日より全国にて公開© 2009『笑う警官』製作委員会ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会ハゲタカ 2009年6月6日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ハゲタカ」製作委員会■関連記事:『スイートリトルライズ』中谷美紀インタビュー夫以外の人に心奪われていく気持ち…恋愛脚本家が見せる、乙女な素顔狗飼恭子×大森美香“大人の恋愛”トークショー『スイートリトルライズ』矢崎監督インタビュー「映画は理解するのではなく感じる物」中尾彬夫妻、30年前の結婚3年目をふり返り「仕事してた記憶しかない…」【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々
2010年03月09日女性から絶大な人気を誇る江國香織の同名小説を中谷美紀×大森南朋という組み合わせで映画化し注目を集める『スイートリトルライズ』の予告編がこのほど初めて公開された。一見、理想的な家庭を築いているかのようで、心のすれ違いを感じている一組の夫婦。それぞれに家の外に心惹かれる相手を持ち、家の中では嘘と秘密を重ねつつも、互いへの愛の深さを確認し合う姿が生々しく描かれる。映画の製作が決定した当初から、江國作品独特の言葉遣いが、生身の俳優によってどのようなトーンでどのように表現されるのか?と注目を集めていたが、今回解禁となった予告編では、妻・瑠璃子(中谷さん)の「恋をしているの。本当は夫だけを愛していたいのに」、「この部屋には、恋が足りないと思うの」などのセリフが登場している。小林十市が演じる不思議な青年、池脇千鶴扮する大学の後輩に、瑠璃子と聡(大森さん)がそれぞれ惹かれていく様子もしっかりと描かれているので、こちらもぜひチェック!ちなみに原作者の江國さんは、映像化された本作について「書いたことではなく書きたかったことを、視覚化されて愕然とした、というのが正直なところです。一体どうしてこんなことができたのかわかりません。小さな、美しい映画」と独特の表現で称賛している。原作者を“愕然と”させるとは、一体どのような作品に仕上がっているのか?『スイートリトルライズ』は2010年3月、シネマライズほかにて公開。こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月、シネマライズにて公開© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:中谷美紀、官能&ドッキリ表現「肌の上をなめくじが這うような作品」「変態監督?」大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つスガシカオが江國香織×中谷美紀×大森南朋『スイートリトルライズ』の主題歌を担当!『スイートリトルライズ』クランクアップ!中谷美紀×大森南朋の自宅写真を独占初公開中谷美紀×大森南朋が夫婦役に!江國香織原作『スイートリトルライズ』が映画化
2009年12月19日数々の映画へ出演が相次ぎ、それぞれで印象的な演技を見せている大森南朋。兼ねてから実力派俳優として、多くの監督たちに信頼されてきた彼が、一躍世間に名を広めたのは連続TVドラマ「ハゲタカ」の主演。最新作『笑う警官』では再び主演に抜擢され、社会派ドラマに挑戦している。出演の決め手は“タイミング”これまでの出演作を改めてふり返ってみると、その数と幅広さに驚かされる。「基本的に『タイミング』が大きいんです。スケジュールのタイミングがまずありますし、イメージが固定されてしまうのもなるべく避けたいので、(同じタイプの作品が)続くと外したくなる、というのもあります。『ハゲタカ』、『笑う警官』と社会派が続いたので、ちょうど違うテイストの作品がやりたいな、と思っていたところに(恋愛映画の)『スイートリトルライズ』のお話をいただいて…というように。あとは、昔からお世話になっている監督やプロデューサー、共演者…そういう方からお話をいただけるなら、時間さえ合えば出来るだけ参加したいと思っています」。『笑う警官』の原作は、実際に起こった北海道警察による組織ぐるみの汚職事件をヒントにしたベストセラー警察小説。監督は12年ぶりにメガホンを取る巨匠・角川春樹だ。「道警の話は以前、ノンフィクション小説で読んだことがあったんです。こんな事実があるということに衝撃を受けて、『誰か映画化しないのかな?』と思っていました。それから数か月後に角川春樹さんに映画出演のお話をいただきまして。僕は子供のときから角川映画を観て育っていて、その角川さんからお話をいただいたので、すぐに『やらさせていただきます』とお返事しました」。実際、角川監督と仕事をしてみて、「監督は自分が取りたい世界観をしっかり持っている人」と印象を語る。特に記憶に残っている撮影シーンは…「11分間の長回しのシーン(メインキャストたちがバーに集まり、事件について話しあうシーン)があったんですが、そこは前半の肝の部分だと意識していて、前半戦はその日が来るのを待ち望んでいた、という気持ちもありました。あの人数で11分に及ぶ芝居をする、というのはもちろん緊張もしましたが、妙な興奮も感じました」。先のことはあえてイメージしないように『笑う警官』は映画ならではの緊迫感や重厚感を持つ、まさに映画の醍醐味が詰まった作品と言えるが、テレビ、舞台…と俳優として広く活躍している大森さんにも「映画」に対しては特別な思いがある、と話してくれた。「やはり若いときから、映画の現場でプロ意識の高い大人たちに囲まれて、怒られながらいろんなことを教えてもらってきたと思っています。最初の頃は映画の現場に行くのが嫌でしょうがなかったんですが、いつしか映画の現場が一番ホッとするようになっていた。映画のスタッフ、監督、共演者の方…みなさんに育てていただいた。映画の現場というのは、僕にとっては“真ん中”なんです。舞台やドラマにも出演させてもらっていますが、そこでの仕事を終えた後には『次は映画がやりたいな』そう思ったりしています」。知れば知るほど、もっと見たくなる俳優…そんな不思議な、人々惹きつける力を持つ大森さん。この先の俳優活動について、「あまり何年も先のことをイメージしないようにしているんです」と話すが、その自然体なところこそが、大森南朋の魅力なのかもしれない。(photo:HIRAROCK)大森南朋ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中特集 美しき男の佇まい■関連作品:笑う警官 2009年11月14日より全国にて公開© 2009『笑う警官』製作委員会■関連記事:大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つ角川春樹、『笑う警官』宣伝のために自ら時計に変身して時をかける…というか刻む【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分大森南朋「監督と一緒に、人間ドラマをしっかり作った」『笑う警官』舞台挨拶恋したい“大人”な俳優は誰?MTVオリジナルiTunesダウンロードカードを10名様プレゼント
2009年11月13日江國香織の人気小説を中谷美紀×大森南朋という、この世代を代表する実力派俳優2人を主演に迎えて映画化した『スイートリトルライズ』の主題歌が、スガシカオの書き下ろし曲「雨上がりの朝に」に決定した。原作小説は、2004年に刊行され、透明感あふれる文体の中に強烈な“孤独”と“恐怖”を散りばめた名作として江國ファンの間でも人気の高い作品。結婚生活3年目を迎えた夫婦が、それぞれに家庭以外の場で恋をし、小さな嘘を積み重ねつつも寄り添って共に生きていくさまが綴られる。スガシカオさんにとっては、『DEATH NOTE デスノート』に挿入歌として提供した「真夏の夜のユメ」以来、3年ぶりとなる映画とのタイアップ。今回の「雨あがりの朝に」は、スガシカオさん自身が映画を観た上で書き下ろした。映画化に際し、原作の中の「恋をしているの。本当は夫だけを愛していたいのに」、「この部屋には、恋が足りないと思うの」といった女性の心に強く響く、江國さん独特のセリフが映画でどのように再現されるのか?といった声が多数聞かれたが、スガシカオさんによる、軽やかさの中にもどこか切なさを含んだ詞とメロディは、江國作品に通じるものが。スガシカオさんはこの主題歌について「大人になってもうまくいかないことは多くて、自分が思っていた“大人”とはずい分違うなぁ…なんて思ったりして…。そんなことを映画を見ながら感じて出来上がった曲です」と説明。中谷さんは「横断歩道で信号待ちをしながら『君に会いにいくよ』と、思わず口ずさみたくなるような素敵な曲ですね」と曲を聴いての感想を寄せている。美しく切ない大人の恋愛映画のラストにスガシカオさんの艶やかな歌声が響き渡る!『スイートリトルライズ』は2010年春、シネマライズほか全国にて公開。■関連作品:スイートリトルライズ 2010年公開予定© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つ『スイートリトルライズ』クランクアップ!中谷美紀×大森南朋の自宅写真を独占初公開中谷美紀×大森南朋が夫婦役に!江國香織原作『スイートリトルライズ』が映画化
2009年11月13日映画『笑う警官』が23日(金)、開催中の東京国際映画祭にて特別招待作品として上映され、これに先立ち角川春樹監督および大森南朋、松雪泰子、宮迫博之(雨上がり決死隊)らキャスト陣、そして原作者の佐々木譲が出席しての記者会見が行われた。北海道警で実際に起きた事件を基に書かれた佐々木さんの同名小説を映画化した本作。12年ぶりにメガホンを握った角川監督は「全世界のどこでも通用する映画になった」と自信満々。主演を務めた大森さんは「僕は子供の頃、角川映画で育った世代。(角川監督と会って)憧れの人と出会えた気分でした」と挨拶した。警察をテーマにした作品とあって、報道陣からは角川監督の演出方法について、大森さんに「直接、(監督の)実体験を基にした演出や指導はあったか?」というきわどい質問も。大森さんは「現場でこまごまとありましたが、どういうものだったかは僕の口からは差し控えます」と慎重なコメント。では、角川監督の第一印象は?という質問には「恐怖!」(大森さん)、「左に同じ」(宮迫さん)、「恐怖(笑)」(松雪さん)と口を揃えた。だが、話をしてみると最初の印象と全く違ったようで、松雪さんは「純粋な情熱を持った方で少年のように目が輝いていた」と笑顔で語った。一方で「監督には常に『いままでにない表現を見せておれを感動させてくれ』と求められた」と妥協のない演出を明かした。宮迫さんは、海外の報道陣も詰め掛ける国際映画祭の場で、おなじみの身振り手振りを付けて「宮迫です!」を決め「いちコメディアンなもので」とご満悦。「僕はこのキャストの中で唯一、実体験で怖い人に追われたり、逃亡したり、すごく隠れたりしたことがあるので、やりやすかったです」と笑顔を見せた。原作者の佐々木さんは完成した映画について「あの原作をここまで深い映画にするとは…原作者として悔しいです。もっと野暮ったい道警の刑事たちを描いたつもりが『こんなにかっこよくていいのか?こんなかっこいい刑事いないだろう』と思った」と称賛を贈ったが、大森さんはこのコメントに「嬉しいですが…ちょっと複雑な気持ちです」と苦笑していた。『笑う警官』は11月14日(土)より全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催笑う警官 2009年11月14日より全国にて公開© 2009『笑う警官』製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!辻仁成インタビュー「アントニオ猪木さんをもう一度、リングに上げたかった」【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛
2009年10月24日中谷美紀と大森南朋を主演に迎え、江國香織の人気小説を映画化した『スイートリトルライズ』が無事、クランクアップを迎えた。先日のクランクアップ直前に、撮影現場に潜入!さらにこのほど、映画の新たな場面写真も到着。嘘と秘密を積み重ねつつ、共に歩む夫婦を演じた中谷さん、大森さんの姿が初めて公開された。撮影も佳境に差し掛かった6月中旬、訪れたのは主人公の瑠璃子(中谷さん)と聡(大森さん)が住むマンション。東京・五反田にある6階建てのマンションをビルごと借り切って撮影は行われていた。2人が住む岩本家の一室は、外観の古ぼけた感じからは全く想像つかないほど見事なセットが組まれていた。瑠璃子のテディベア作業机のあるリビングとキッチンがつながるダイニング。十数体のテディベアが並べられた2人の寝室に1人閉じこもりゲームを楽しむ聡の部屋。淡いブルーやグリーンを配色した部屋にはアンティーク調の家具が並べられ、テディベア作家の瑠璃子らしいハンドメイドの趣あるセットが美術・装飾の手によってゼロから作り上げられていた。この日、撮影が行われていたのは瑠璃子と聡の朝食のシーン。瑠璃子が食卓に差し出したポーチドエッグを見て「これが食べたいとずっと思ってたんだ」と言う聡に対して「私たち、気持ちがちゃんとつながっているのね」と返す瑠璃子。一見、何気ない会話のように見えて、静かな朝の風景に2人の間の微妙な緊張感が感じとれるシーンだ。中でも鍵となるのは「一緒に眠って一緒に起きて、どこかに出かけてもまた同じ場所に帰るってこと。大切なのはそのことだと思う」という瑠璃子の孤独が見え隠れする意味深なセリフ。ちなみに本作にはこれ以外にも、「恋をしているの。本当は夫だけを愛していたいのに」、「人は守りたいものに嘘をつくの。あるいは守ろうとするものに」など、原作そのままのセリフが度々登場し、江國香織の繊細で美しい世界観が映画で表現されている。監督を務めるのは『ストロベリーショートケイクス』の独特な空気感が印象的だった矢崎仁司。本作でもまた、夫婦の間の距離感をどう映像として表現するのかに期待と注目が集まる。監督の細部に至るまでのただならぬこだわりは、撮影現場を見れば容易に見てとれる。そして、中谷美紀と大森南朋こそが、そんな彼の要求に応えうる役者なのである。監督は2人について、こう語ってくれた。「中谷さんは、初めて会ったときに『瑠璃子だ』と直感しました。中谷さんが醸し出す“品”のようなものが『瑠璃子に会えた』と思わせたのだと思います。大森さんについては、彼の持つ静けさ、他人と一線を画す距離感みたいなものが、聡の孤独と重なると感じました。孤独をまとっているこの2人の夫婦を見てみたいと思いました」。『スイートリトルライズ』は今秋の完成を目指しており、公開は2010年を予定。まさに現在編集中という段階にあり、これまで、ほとんど写真も明かされていなかったが、このたび、シネマカフェが写真を独占入手。岩本家のベランダで瑠璃子が遠くを見つめ、聡がその姿を優しく見つめるシーン(写真上)のほか、2人の朝食シーンなど、合わせて4枚の写真が到着、シネマカフェ内の『スイートリトルライズ』特集にて公開中。特集『スイートリトルライズ』撮影現場フォトアルバム■関連作品:スイートリトルライズ 2010年公開予定© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:中谷美紀×大森南朋が夫婦役に!江國香織原作『スイートリトルライズ』が映画化
2009年07月17日