歌手の和田アキ子(66)が1日、TBS系バラエティ番組『アッコにおまかせ!』(毎週日曜11:45~12:54)に出演し、不倫騒動で休業中のベッキー(32)の復帰について「出てくれるんだったらいろんな話を聞きたい」と歓迎する姿勢を示した。今年1月に『週刊文春』が報じたベッキーとゲスの極み乙女・川谷絵音の不倫騒動。4月27日発売の同誌では、所属事務所社長から届けられたというベッキーの直筆手紙の内容が公開された。番組では、「川谷さんへの気持ちはもうありません」といった手紙につづられていたベッキーの思いを紹介した。また、渋谷の若者65人を対象に街頭アンケートを実施。「ベッキー復帰に賛成? 反対?」という質問に対し、「賛成」46人、「反対」19人という結果に。そして、賛成した46人に「復帰するならいつ頃がいいと思う?」と聞いたところ、「すぐにでも」1人、「半年後」20人、「今年中」5人、「1年後」19人、「3年後」1人という結果になったという。さらに、「どの番組で復帰すると思う?」という質問では、1位は『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で31人、2位は『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)で12人、3位は『有吉反省会』(日本テレビ系)で10人に。少数意見として『24時間テレビ』(日本テレビ系)のマラソンという声もあったという。和田は「『おまかせ!』の準レギュラーだったら復帰させるか?」と聞かれると、「ベッキーが出てくれるんだったらいろんな話を聞きたい」と歓迎姿勢。「深い付き合いじゃなかったけどすごいお行儀いい子だったから、一般の目線として『休み間何してたの?』『どうやって知り合ったの?』『何も知らなかったの?』とか聞いてみたい」と関心を示した。また、勝俣州和やトレンディエンジェル、安田美沙子、佐野ひなこも復帰に賛成。復帰時期について勝俣は「すぐにでもいいと思いますよ」と言い、トレンディエンジェルの斎藤司も「そろそろかなと思います。すぐにでもいいと思います」と話した。
2016年05月01日歌手の和田アキ子(66)が17日、TBS系バラエティ番組『アッコにおまかせ!』(毎週日曜11:45~12:54)に出演し、熊本地震の被災者へメッセージを送った上で、平常運転で笑いを届けたいとの思いを語った。いつも通り、「アッコにおまかせ~!」のあいさつとピースサインでスタートした同番組。冒頭で峰竜太が「熊本県で大きな地震があり、被害に遭った方が大勢いっらっしゃいますけど」と切り出すと、和田は「地震で被害に遭われた方々、心よりお見舞い申し上げます」とメッセージを送った。そして、「しかし、この番組はバラエティでございます」と続け、「何かあったら逐一速報でお届けしますが、日曜お昼を楽しく過ごしていただこうと。もし九州の方でご覧になっている方々がいらしたら、ちょっとでも安らいでいただけるとうれしい」とコメント。共演者にも「みんな、笑っていただけるように頑張ってください!」と呼びかけた。あいさつを終えると、トレンディエンジェルの斎藤司に「君だれだっけ!?」とからみ、お得意にギャグ「だれだと思ってるんだ。斎藤さんだぞ!」を引き出した和田。さらに、「たかしは覚えたんだけどね…。君だれだっけ!?」ともう一度振り、斎藤が2度目の「斎藤さんだぞ!」を披露すると、スタジオから爆笑が起こった。この日は、吉田羊とHey! Say! JUMP・中島裕翔の熱愛報道や、上野樹里とTRICERATOPS・和田唱の熱愛報道、バドミントン桃田賢斗選手の賭博問題などを取り上げた。
2016年04月17日「anan」1999号4/6発売は大野智さんが表紙の「今どきマナーQ&A」特集。今週の表紙作成ストーリーを紹介します。ビリヤードからシャツたたみまで。大野智さんには、「できないこと」ってあるんでしょうか?ビリヤードのキューを手に取ると、ごくナチュラルな動作で構えに入った大野智さん。そして、ぱーーーん!と気持ちのよい音を響かせて9つの球をブレイクし、撮影は始まりました。ビリヤードをクールにたしなむONの顔をした大野さん、そして家(に見立てたスタジオ)でコーヒーを淹れるなど、OFFの時間を丁寧に過ごす大野さん。今回、そんな両面を引き出すべくいろいろな撮影をさせていただいたのですが、個人的に「服をたたむ」撮影が一番印象的だったので、読者の皆様にもお伝えしたいと思います!まず、「お洋服をたたむ所作を撮影したいので、これ、よろしくお願いします」とシャツを大野さんにお渡ししまして。ちなみに、シャツをきれいにたたむのって、案外難しいですよね。なので、私たちananスタッフの計画では、ゆっくりシャツを折りたたんでいく大野さんの所作をひとコマひとコマ撮影していこう、という予定になっていました。ところが、そこで予想外の動きを見せるところが、さすが大野さんだったのです!シャツを「はい」と受け取ると、そのまま立った状態で、何気な~く、ぱ、ぱ、ぱ、くるり。まるでショップの店員さんのような早業で、美しくたたんでしまったのでした。その間、ものの3~4秒!あまりの早業に「あ……」とびっくりしているスタッフをちらりと見やり、「えーと、たためちゃったけど……?」と言いたげに、そして少し照れくさそうに、ニッと小さく笑っていらっしゃいました。その笑顔に、ああ、ほのぼのする……と思ったのは私だけではなかったようで、 現場にいたスタッフみんなが笑いだし、スタジオはすっかり“癒し”でいっぱいの温かい空気に包まれたのでした。「大野さん、すみません、思ったより早くて…(笑)、もう一度座った状態でゆっくりお願いします!」と笑いながらお願いすると、やはり笑いながらご快諾。そして撮影されたカットが本誌に掲載されています。それはもう丁寧にたたんでくださいましたので、ひとコマひとコマ、真剣な表情をお楽しみください。(Y)
2016年04月05日嵐の大野智(35)が、4日放送の日本テレビ系バラエティ『しゃべくり007春の完璧ゲストSP』(21:00~22:54)で、グループのメンバー一人ひとりのキャラクターを説明した。大野は、自分以外で一番芸能人っぽくないのは二宮和也だと言い、スターの感じは「全然ない」ときっぱり。「楽屋でずっとこうですよ」とゲームをしている姿をまねし、「それでアカデミー賞とるから」と驚いていた。反対に、松本潤について「一番芸能人っぽい」と話し、衣装をいくつか試着してこだわりを持って決めている様子を再現してみせた。また、櫻井翔を「影のリーダー」と表現し、頼っている部分が「けっこうある」とコメント。いろいろまとめてくれることも多いそうで、「そういう時に『あぁ! ありがとう』って思います。心の中で見つめながら『ありがとう』って」と話した。そして、相葉雅紀については「あんないい人見たことないっていう人」だと言い、「人に嫌われているところを見たことないし、相葉君の悪口を言っているのも聞いたこともない」と語った。
2016年04月04日スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2016」。セイコーネクステージブースでは、各界で活躍するデザイナーとともに独創的な時計作りを行う「ISSEY MIYAKE ウオッチ」プロジェクトから、日本を代表するプロダクト・デザイナーの岩崎一郎氏がデザインした新シリーズを発表。同じくISSEY MIYAKE ウオッチから、カーデザイナーの和田智氏がデザインした「W」の新作も展示された。なお、記事中の価格はすべて税別の予価で、写真のサムネイルをクリックすると拡大表示となる。○ISSEY MIYAKE ウオッチ「C」ISSEY MIYAKE ウオッチの14作目となる新シリーズ「C(シィ)」は、家具や照明器具からデジタルカメラまで幅広く手がけるプロダクトデザイナー、岩崎一郎氏を起用。"C"は「Chronograph(クロノグラフ)」の頭文字でもある。クロノグラフのデザインに真正面から向き合い、「クロノグラフに徹した」シリーズだ。時計らしさと美しい文字板にこだわり、精緻な数字と目盛りが生み出す自然な視認性を追求。岩崎氏いわく、Cは「線と数字のクロノグラフ」だという。ムーブメントはクォーツで、1/10秒計測60分間計のストップウオッチ機能を搭載する。デザインコンセプトには「DAY」というキーワードも盛り込んだ。「いつでも誰でもどんなシーンでも身に着けていたいと思わせる時計」を目指したという。確かに、先鋭的なイメージのデザインが多いISSEY MIYAKE ウオッチに対して、Cは身近で汎用的な美しさを感じさせる。ダイヤルカラーは白と黒の2種類。ケースはSS(ステンレス・スチール)製で外径42.4mm、厚さは12.2mm。ジェンダーレスのワンサイズとなっている。防水性能は5気圧。価格は、SSブレス付きが4万3,000円、牛ヌメ革ストラップ(黒またはブラウン)付きが3万8,000円、ナイロンストラップ(グレーまたは濃ブラウン)付きが3万6,000円。2016年6月10日発売予定。○ISSEY MIYAKE ウオッチ「W」にオートマティックモデルカーデザイナー、そしてプロダクトデザイナーの和田智氏が手がけるISSEY MIYAKE ウオッチ「W(ダブリュー)」に、機械式自動巻の新モデルが登場。セイコーネクステージブースに、サンプルが展示されていた。実はまだ製品化が決定したばかりで、価格や発売時期など詳細は一切未定。ただし、ダイヤルデザインにはブラックとブラック+ホワイトリングの2パターンが存在し、それぞれにラバーストラップやSSブレスが用意されるようだ。今回は3針モデルで、従来のクォーツ式「W」とは大きく印象を変えた。しかしながら、自動車のメーターパネルを彷彿とさせるダイヤルは、カーデザイナーとしても活躍する和田智氏らしいデザインとなっている。
2016年03月29日1月1日21時より日本テレビ系にて放送された「嵐にしやがれ 嵐旅館スペシャル」の中で、「嵐」の大野智が4月期放送の連続ドラマの主演を務めることが明らかとなった。同番組にて、大野さんは「大野智のジャニーズ匠の会」というコーナーを担当。ゲストには、2015年にデビュー20周年を迎え、大人気番組「学校へ行こう!」が一夜限りの復活を果たすなど大活躍だった「V6」の長野博や、「NEWS」のメンバーにして作家活動も行い、処女作の映画化『ピンクとグレー』の公開やドラマ化「傘をもたない蟻たちは」の放送が控える加藤シゲアキ、そして、2015年に初の「24時間テレビ」メインパーソナリティーを務め、年末には初の単独カウントダウンコンサートを京セラドームにて開催した「Hey!Say!JUMP」のメンバー・伊野尾慧が出演。同じ事務所の中でも一芸に秀でたメンバーたちと共にコーナーを進める中で、「今年の抱負」についての話に。すると突如、番組ディレクターが大野さんの春ドラマ主演について言及!大野さんは「それ言っちゃダメなやつでしょ」と驚きの表情をみせるが、ディレクターはさらに“老舗旅館の二代目”という役どころでラブコメに挑戦することまで明かした。大野さんはゲストに3人から「『ラブコメやりたい、やりたい!』って言ったの?」と茶化されながらも「俺が言うわけ無いでしょ!」「ラブコメ初挑戦!みんな観てね!」と照れながらドラマの宣伝を行った。今回の件について「嵐にしやがれ」のチーフプロデューサーと、ドラマプロデューサーからコメントが届いた。■「嵐にしやがれ」チーフプロデューサー田中宏史2016年元日に放送した「嵐にしやがれ」の中で、番組チーフプロデューサーとして何か新しい事を発表したいと思っていたので、うれしいです。急遽ではありますが、通常では考えられないタイミングでの情報解禁を関係各所お許し頂き、本当に感謝しております。「嵐にしやがれ」では今後も大野さん主演ドラマに関して様々なコラボを行わせて頂ければと思っております。■ドラマプロデューサー櫨山裕子いままで「嵐にしやがれ」さんには番宣などでたいへんお世話になっておりますが日本テレビの2016年社運を賭けた大切な大切な大野さん主演ドラマの初出し発表を寒風吹きすさぶ雪原でこんな形で、しかも元旦に…新しいことを発表したいにもほどがある…。この貸しはきっと返してもらいますから!大野さん主演ドラマは2016年4月期放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年01月05日東京都・中目黒のアートギャラリー「MDP GALLERY」では、造形作家・菅本智氏の個展 「What’s inside our Heads」を開催する。会期は1月15日~1月30日 11:00~19:00(日曜・月曜・祝日は休廊)。入場無料。同展は、喜怒哀楽といった人間の原始的かつ普遍的な感情を、「縄」や「鏡」といったマテリアルを用いて、ファッションに近い立体造形に落とし込んで表現する造形作家・菅本智(すがもと さと)氏の個展。会場では、人の感情や内面性を具現化したヘッドドレスや鏡などが展示されるほか、アクセサリーの販売も行われるという。また、初日の1月15日 18:00~20:00には、同ギャラリーにおいてオープニングレセプションが開催されるとのこと。なお、菅本智氏は1987年 東京生まれ。2013年 東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。受賞歴は、2011年 第6回藝大アートプラザ大賞展 入選。2013年 MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD 2013 茂木健一郎賞 受賞。2014年 SICF15 準グランプリ 受賞。
2016年01月05日アートアクアリウムアーティスト・木村英智氏は、日本人アーティストの発掘・育成を目的に設立した「アートアクアリウム基金」の第1弾として、日本のアーティストからアート作品を募り、選ばれたアーティストにイタリア・ミラノのギャラリーで自身の作品を展示・販売する機会を提供するプロジェクト「コンコルソ アルテ ミラノ 2016」を始動した。作品の応募締め切りは2016年2月29日。今回のプロジェクトは、日本のアーティストが海外で自らのアート作品を展示・販売し、本場のアートに触れ、世界で通用するかを試すチャンスを提供することを目的としたもの。日本在住の日本人アーティストから、絵画やイラスト、書、写真、造形などのアート作品を募集し、厳正なる審査によって選ばれたアーティストは、2016年4月頃、イタリア・ミラノのギャラリー「Carte Scoperte(カルテ スコペルテ)」にて自身の作品を展示・販売する機会が与えられるという。また、同ギャラリーは、新しいアート地区であるイゾラ地区でも、多くの画廊が集まるマロンチェッリ通りに位置する。展示会開催にかかる諸費用は同プロジェクトが負担し、展示会の作品カタログの制作も行われるという。展示会では、審査員とアーティスト双方が合意した価格で作品が売買されるとのことだ。なお、審査員は、木村氏をはじめ、俳優であり芸術家としても活躍する片岡鶴太郎氏、イタリアアート界の有識者ルチアーノ・テッラロ―リ氏やアンドレア・ザルディン氏らが務める。応募の締め切り日は2016年2月29日。出品企画は絵画、イラスト、書、写真、造形など。素材やサイズは自由(ただし映像・動画作品は不可)。応募点数は1アーティストにつき3点まで。応募料金は無料。応募方法などについての詳細は、「コンコルソ アルテ ミラノ 2016」公式サイトを参照のこと。「アートアクアリウム基金」は、未来ある有能な日本人アーティストを海外に紹介し発信していくことを目的として、アートアクアリウムアーティスト・木村英智氏が設立したもの。今年、アートアクアリウムの展覧会がイタリア・ミラノで開催された際、木村氏は「イタリアはアートへの関心が高く、アーティストの作品が売買される環境が日本より一般的なシーンとしてある」と感じ、日本人アーティストの作品を手に取ってもらう機会を増やしたいという強い思いから、設立に至ったということだ。
2015年12月18日●視力矯正がいらない人にもメガネを売る直近のニュース記事をピックアップして、「家電的な意味で」もうちょい深掘りしながら楽しい情報や役に立つ情報を付け加えていこう……という趣向で進めている当連載。今回の題材は以下の記事だ。眠気や疲れを可視化できるアイウェア「JINS MEME」、11月5日に一般販売(10月15日掲載)こういうスマートグラスは、Google GlassのようにAR技術などを組み合わせた「ベターディスプレイ」としてのアプローチが多いのだが、「JINS MEME」(ジンズ・ミーム) はまったく異なる。ディスプレイとしての機能はなく、センサーを使って身体の情報をモニタリングすることに特化した「ベターセンサー」アプローチのスマートグラスと言える。Googleが一時的に計画をスローダウンさせたこともあって、スマートグラスの行方は混沌としている。だがその中で、メガネメーカーが独自のアプローチで市場参入を目指すのは、世界的にもまだあまり例がなく、痛快な出来事でもある。JINS MEMEのコンセプト作りや商品企画は、JINSの運営元であるジェイアイエヌが担当するものの、ハードウエアとしての開発と設計は、デバイス設計ではトップメーカーの一角にいるアルプス電気である。得意な部分を持ち合ってコラボレーションする形でJINS MEMEの開発は続いている。○視力矯正がいらない人にもメガネを売るジェイアイエヌの狙いは明確。メガネ市場の拡大だ。メガネは基本的に視力矯正が必要な人にしかニーズがない。サングラスやファッション用の伊達メガネといったニーズもあるが、その割合はかなり小さい。人口が減る=視力矯正が必要な人の数も減る、という日本の市場は、JINSのようにメガネを薄利多売していくビジネスモデルの企業には魅力が薄くなっている。かといって、国が違えばメガネに関するニーズや慣習も異なるため、簡単に国際展開することも難しい。そこで海外展開とともに重要になってくるのが、「そもそもメガネを欲しいと思う人を増やす」というアプローチだ。2010年からJINSはこの戦略を拡大している。もっとも大きな成功例が、LEDのブルーライト成分をカットして眼精疲労を防ぐ、という触れ込みの「JINS PC」である。PCやスマートフォンで目を酷使する人に、視力矯正でなく「目を守るためのメガネ」を売る、というアプローチだ。JINS MEMEはJINS PCよりも多くのテクノロジーが注入された製品ではあるが、狙うところは同じである。体や眼球の動きをトラッキングすることで、人の体と心の状態を「かけている人自身」に伝え、生活を改善するツールとして使ってもらおう、というわけだ。ジェイアイエヌの田中仁社長は、「2010年に、メガネをかけていない人にもメガネを、というコンセプトを打ち出し、メガネの国内市場を1兆円規模にするという目標を掲げた。JINS MEMEはそのためのキラープロダクト。デバイスの小型化が必要だが、5年後にはJINSのすべてのメガネに入れられるようになる」と話す。その田中社長の計画を実現するには、何よりも重要なことが二つある。●バリエーションを広げるための秘策○実は「プラットフォーム」になっている!一つは、「メガネとしてかけたくなる」ことだ。ディスプレイ型のスマートグラスと違い、センサー型のスマートグラスは、四六時中かけて、大量のデータを得られてはじめて価値が出る。また、JINSが狙うように「メガネ」として大量に売れるには、メガネとして自然であることが求められる。その点では、JINS MEMEはかなり成功している。ウェリントンタイプのクラシックな外見だが、かけてしまえばメガネとしてはごくごく普通のもの。スマートグラスという「ITガジェットらしさ」はほとんど感じられない。デザインを担当した工業デザイナーの和田智さんは「普通であることがコンセプト。正面から見て違和感がないことを目指した。いつもかけていられるものでないといけない」と話す。外観ではわからないが、デザイン上の工夫はいくつもある。「実は、ハードウエアはプラットフォームになっている」と和田さんは言う。メガネはファッションに紐付いている。人の個性を演出するものであり、本質的には「一人一人違うものをつける」ことが望まれる。JINSが成功したのも、低価格かつ膨大なバリエーションのあるメガネを供給したところにある。JINS MEMEは現状、スポーツ向けと一般向けの2バリエーションしかなく、ファッション性という面では厳しい。和田さんの考える「プラットフォーム化」とは、メカ部とメガネ部をうまく切り分ける構造を指す。電池やBluetoothモジュールはメガネの「ツル」に入っていて、レンズフレームは別に作れる。眼電位センサーはノーズパッドにあるため、レンズ側のフレームに配線を仕込む必要があるのだが、実はフレームが上下に分割した構造になっていて、配線が絡む作りになるのは片方だけ。半分を変えることで、デサインバリエーションは広げやすい。「仕組みとしてはバリエーションを作れる構造にある。ただし、その構造を使うかどうかは別の話」と和田さんは釘をさす。現状のJINS MEMEでデザインバリエーションを広げる計画はないが、準備は進んでいるようだ。プラットフォーム化とメカ部の小型化を進めることで、最終的には「すべてのメガネに入れられる世界」を目指すのだろう。●わかりやすい指標とアプリ作りに1年半をかける○わかりやすい指標とアプリ作りに1年半をかけるJINS MEMEを普及させる上でのもう一つの課題は「何に使うと便利なのか」を周知させることだ。体のデータを取れる、と言っても、そのままでは難しい。体の傾きがデータとしてわかっても、生活に活かせないからだ。そこでJINSは開発初期から、東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授に協力を依頼し、取得したデータから「心と体の状況」を客観的かつ簡単に把握するための指標づくりを行ってきた。その指標が「カラダ年齢」「ココロ年齢」と名付けられた数値だ。体幹のブレや眼球の動きから、身体・精神の疲れを把握し、「年齢」として表示する。川島教授は「実際には、医学的には意味のない数字」と断った上で、「行動によってどう変わるかを把握し、行動の指針としてほしい」と話す。数値一つに一喜一憂するのではなく、行動によって数値が変わることを把握し、低い数値になるように行動することでより健康な状態を保つ、という考え方だ。この他にも、運転時の居眠り防止やランニングのフォーム確認と矯正など、わかりやすいアプリケーションを揃えている。JINS MEMEは2014年5月に発表されたが、製品化には1年半の時間を必要とした。その理由は、こうしたアプリケーションの開発にある。実際にセンサーから取れるデータには、首の向きや動きに応じたノイズがつきもので、適切な処理をしないと、普通の人にわかりやすいデータにはならない。たくさんの被験者からデータを集め、そういう計測手法を確立してアプリを作りやすくすることが求められる。JINS MEMEはハードを作っただけでは売れない。生かすための環境づくりこそが、JINSがコストと時間をかけたところであり、そこに本質がある。そのくらい、彼らは「メガネ市場の拡大」に本気だ、ということでもある。
2015年10月17日俳優の城田優、女優の黒川智花が29日、都内で行われた、ドラマ『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』シーズン2の試写イベントに出席した。CS放送・女性チャンネル♪LaLaTVで毎週水曜23時から放送中の本作は、ジェーン・スーの書籍を実写化したオムニバスドラマ。城田がドラマ監督に初挑戦した第8話(10月21日放送)では、ヒロインを黒川が演じている。企画・脚本から手掛けた城田は、「最近、作ることへの熱が上がっていたので、素直にうれしかった。全体的に僕の人生観が結構入ってます」とアピールしつつ、「不安もないけど自信もない」と正直な心境を。また、監督として、「個人的に頑張ったけど、もっともっと出来ると思う。作品の司令塔としての難しさや大変さを勉強した。これを糧にもっとやりたい」と更なる意欲も見せた。一方、今年3月に一般男性と結婚したばかりの黒川は、「こんなにキャピキャピしてないと思ってたけど、一緒に見た旦那さんに『家ではこんな感じだよ』と言われた。いつも以上に褒めてくれました」と明かしてにっこり。城田の監督っぷりについては、「格好良くて優しくて、どんな監督よりも丁寧に演出してくれた。上手くいくと褒めてくれて、完璧だなと思います!」と大絶賛し、城田は「非常に細かくて大変だったと思う」と反省しながら照れ笑いしていた。
2015年09月30日セイコーネクステージは7日、「ISSEY MIYAKE WATCH」プロジェクトから、カー&プロダクトデザイナーの和田智氏による「W(ダブリュ)」シリーズの新作を4モデル発表した(数量限定モデルを含む)。10月9日の発売予定で、税別価格は38,000円、または40,000円。和田氏は、独アウディ社で多くのシリーズを手がけたデザイナー。今回のWシリーズは、自動車の計器類やアルミホイールからインスパイアされたという文字板、ケースなど、カーデザインの要素を取り入れた。一方、落ち着いたダイヤルデザインといった日本のミニマルな美しさも追求している。デザインコンセプトは「フォレスト グリーン」で、和田氏がドイツで過ごしたクリスマスをイメージ。欧州のクリスマスに新雪が降り積もるホワイトと、淡いグレーのダイヤル色をベースに、モミの木の葉を表現するグリーンの針がアクセントとした。バンドには風合いある水染めのヌメ革(牛皮革)を採用。ラインナップは、レギュラーサイズのクロノグラフモデルと、やや小振りの多針モデル。両方に用意されたシックなグレー・モデルは、国内限定300個の「Limited Edition」となる。いずれもケース素材はステンレススチールで、ケースサイズ/重さはレギュラーサイズが外径43×厚さ12.8mm/100g、多針モデルが外径39×厚さ11.5mm/82g。防水性能は日常生活用強化防水(5気圧)だ。
2015年09月10日「嵐」の櫻井翔と大野智、「NEWS」の加藤シゲアキという、ほかではなかなか見られない豪華スリーショットで、アイドルの“いま”、そして“これから”を語った番組が、日本テレビ夜のニュース番組「ZERO」カルチャーのスピンオフとして放送されることが分かった。今回、番組に登場する3人は、いずれもアイドルでありながら“自分”の世界を持ち、世の中に発信しているメンバー。従来のアイドルの枠を飛び出し、新しいアイドルの形を模索する彼らの対談に、どんな化学変化が起きるのか期待が高まる。メンバーのひとり、「嵐」の櫻井さんは2006年から「ZERO」の月曜ニュースキャスターとして活躍。海外でのレポートや各界の有名人・著名人へのインタビューなどをこなし、気になるニュースを分かりやすく3分でまとめた「櫻井翔 イチメン!」という自身のコーナーまで担当している。同じく「嵐」の大野さんは、2013年「24時間テレビ」のチャリTシャツの制作にて、世界的アーティスト草間彌生とコラボレーション。草間氏も認めるデザインを生み出し、アーティストとしての存在感を示した。日本国内での個展も開催し、2015年には上海でも個展を開催した。そして「NEWS」の加藤さんは、2012年、「ピンクとグレー」で作家デビュー。処女作にして20万部を記録し、今年の6月1日には早くも4作目となる「傘をもたない蟻たちは」を発表し、今後の作家活動にも期待が高まる。収録は、3人が普段よりリラックスした衣装に身を包み、海が見えるホテルの一室での対談形式でスタート。普段はアイドルとして舞台に立つ彼らの「オフ」空間で語られる“等身大かつリアル”な話や、アイドル活動とは別の「オン」=仕事についてのやりがいや苦悩について赤裸々に語った話は、ファンならずと必聴な貴重な内容だ。本番組の収録を終えた感想がそれぞれから届いた。大野智今回、翔ちゃん、シゲと僕で対談をさせて頂きました。グループで活動しているときとは違った姿をみられて、とても新鮮でした!翔ちゃんの報道番組への向き合い方は、15 年以上一緒にいますが、ここまで深く聞いたことがなかったし、シゲもとても悩んでいたことを改めて聞けて刺激的な時間となりました。これから「NEWS ZERO」を観るときは、もっと櫻井キャスターに注目します!そして普段あまり本を読みませんが、シゲの最新作を読もうと思います(笑)。普段なかなか話すことのないテーマだったので、是非観てもらえたら嬉しいです!櫻井翔加藤はもちろんのこと。嵐のメンバーである大野からも初めて聞く話が沢山あり、収録があっという間に感じました。30分の放送時間では収まらないのではないかと思うほどの濃密な時間でした。遅い時間の放送ですが、是非ご覧頂きたいと思います。加藤シゲアキこの度、尊敬する先輩方との鼎談をさせていただきました。他では聞けない話が満載で、ぶっちゃけた内容も多々あり、一後輩として大変刺激になりました。視聴者の方々にも、この番組が何かいい刺激になればと思います。新しい“アイドル”像を切り開くパイオニアたちに迫った本番組で、3人が明かしたアイドルの“いま”と“これから”をぜひその目で耳で確かめてほしい。「ZERO」カルチャースピンオフは7月30日(木)24時59分~25時29分まで、関東ローカルにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月22日嵐のリーダー、大野智さんの2度目となる個展「大野智作品展 FREESTYLEII」が7月24日から東京で開かれる。それに先立つ7月9日から29日まで、中国の上海で初めてとなる海外個展が開かれる。内容は7年前の個展「FREESTYLE」と同様のものではあるが、この個展に対し、中国の嵐ファンたちはどんな反応を見せているのだろうか。○中国全土から上海に大野ファン集う個展のサイトで大野さん自身は「上海の方々が自分の作品を見て、何を思うんだろう? 」コメントしているが、とんでもない! 大野さんの作品を見にやってくるのは、上海のファンだけではない。中国全土のファンたちだ。中国版ツイッターである「ウェイボー」には、「青島から大野くんの個展に行く人はいませんか? 一緒に行きましょう! 」「個展の会場近くにいいホテルはありませんか? 」という地方から上海に向かう人の声が見られる。○開催の前に土日分チケットは売り切れ個展は会期中の10時から18時まで開かれ、1時間ごとに200人、1日1,600人限定となる。6月5日に個展の予約がスタートすると、早い段階で土日のチケットが売り切れてしまった。「もっとチケット売って! 全然足りない! 」「開催者の方、日本の方に話をつけてチケットを増やすか、展覧会を延長してもらえないですか? 」「1回じゃ足りない。2回分買わないと」などというコメントがネット上にあふれていた。中でも初日は特に人気がある。オフィシャルでは何も言われていないが、「初日には大野くんが来てくれるといいな」と期待している人もいるようだ。○「そろそろアジアツアー、来るんじゃない?」この個展に先立ち、6月27、28日には「嵐のワクワク学校2015 ライブビューイング」が上海で開催される。次々開催される嵐のイベントに、中国のファンたちの期待はいやがおうにも高まっている。「大野くんの個展もやるし、ライブビューイングもやるし、きっと2年のうちにはアジアツアーがあるんじゃないの!? 」「うれしい! 大野くん、上海の個展頑張って! 開催の時には来てね! きっと来てね! 私もきっと行くから。アジアツアーも間もなくだよね? 私はもう、大野くんを迎える準備ができてるよ! 」。嵐は2008年に2度目となるアジアツアーを実施している。その3度目の開催を待ちわびるファンが中国にもたくさんいることがうかがえた。※写真はイメージで本文とは関係ありません
2015年06月12日作・演出の松村武が主宰を務め、看板俳優に八嶋智人を有する劇団「カムカムミニキーナ」が、今年結成25周年を迎える。その記念公演『スワン・ダイブ』の上演を前に、劇団、さらに新作への想いをふたりに訊いた。カムカムミニキーナ『スワン・ダイブ』チケット情報四半世紀にも及ぶ劇団生活について、「とにかく続けたいという想いでやってきて、実際ここまで途切れずにきた。それがすごくありがたい」と八嶋。松村も「その中で“カムカムでしか観られない作品”にこだわって芝居をつくってきた。そこがはっきりしていたからこそ続けられたし、これからも続いていくものだと思います」と声を大にする。では“カムカムでしか観られない作品”とはいかなるものなのか。それは八嶋いわく「時間の捉え方」だと。その詳細を松村は、「僕ら奈良県人というのは、近所に古墳があったり、1000年幅で時間を考えていたりするんですよね。その“時間の縦軸”というものが作品の特徴でもあって、例えば5代前の人の生き方と、現代をリンクさせた物語をつくっていく。しかもそこにある説得力を持たせながら。カムカムってそういう団体なんです」と語る。そういった作品の演じ手として、「想像することの面白さ」を醍醐味のひとつに挙げる八嶋。さらに「(松村とは)中学校からの同級生ということもあり、僕にも似たような感覚があると思うんです。だから大きな時間のうねりの中で、すごく突発的なことが起きても、そんなに疑問を持たない。逆にそれにより各キャラクターが生きていく作風だと思うので、そこで自分が生きられるっていうのは、すごく楽しいことだと思います」と続ける。新作『スワン・ダイブ』も、まさに古代と現代がリンクした壮大な物語になる予定。諏訪大社の御柱祭や、列島縦横の大断層が交わる諏訪湖、ヤマトタケル伝説などをなぞりつつも、「諏訪湖とスワンをかけて『スワン・ダイブ』。いつもそうやってダジャレと流れだけで話をつくっていくんです」と松村は笑う。25周年記念公演ということで、「カムカムが久々って人にもぜひ観てもらいたい」と松村。また八嶋は、30数年前にチケットぴあで初めて演劇のチケットを買ったと振り返り、「そのことは今でも忘れられないし、演劇ってそれくらい強く残るものだと思うんです。我々もそういう想いでつくっているので、ぜひチケットぴあにアクセスしていただき(笑)、劇場まで足を運んで欲しいなと。30数年前の僕がそうであったように……」と目を輝かせた。公演は5月16日(土)から24日(日)まで東京・本多劇場、5月30日(土)・31日(日)大阪・ABCホールにて。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2015年04月13日●ゲームに登場する時計をリアルに再現スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2015」。セイコーネクステージブースでは、すでに発表されて話題となっている「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」コラボモデルの実機を展示。そのほか、時計としてのデザインと質感を追求した人気ブランド「ISSEI MIYAKE」ウオッチの新色などがウィンドーを飾った。記事中の価格はすべて予価、税抜き価格となる。○ゲーム中でもキーアイテムとして登場する、コレクター垂涎の限定コラボモデルセイコーネクステージブースの目玉アイテムは、何といっても「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」とコラボした「WIRED」(ワイアード)のニューモデルだ。「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」は、コナミデジタルエンタテインメントのゲームタイトル。MSXの時代からゲームファンに愛されてきた人気作品「メタルギア」シリーズの最新作で、PlayStation 4 / PlayStation 3 / Xbox One / Xbox 360 / PC(Steam)をプラットフォームとして、9月2日に発売が予定されている。実は、WIREDとメタルギアソリッドのコラボはこれが第3弾。ただし、今まではデザインが主人公「スネーク」のスニーキングスーツを想起させるものだったり、針が登場キャラ「雷電」の刀のデザインになっていたりと、あくまでイメージアイテムとしてのコラボだった。しかし、今回はストーリーに組み込まれ、映像中にもキーアイテムとして登場する時計をそのまま実機にしただけに、インパクトは圧倒的だ(ゲーム中の機能や動きとは異なる部分がある)。ベースモデルは、1980年のセイコーデジボーグ「GZC038」。個性的なパネルデザインを踏襲しつつ、ケースデザインや視認性、各種スペックをアップデートした。ケースとバンドはステンレススチールで、コーデュラ素材のナイロンバンドが付属。現在公開されているゲーム映像でも、スネークはナイロンバンドを使用している。ケース外径は52.5mm×42.0mm。厚さは15.3mm。10気圧防水(日常生活用強化防水)。価格は4万5,000円で、全世界2,500本の数量限定販売。裏ぶたには、「WIRED」、「METAL GEAR SOLID V」、「デジボーグ」の刻印とともに、2,500を分母としたシリアルナンバーが刻まれる。発売日はゲーム発売翌日の9月3日。通販サイト「コナミスタイル」で4月1日に先行予約が始まったが、1時間足らずで予定数を完売したとのこと。次の機会として、一般時計店(WIRED取扱い店)で6月1日から予約受け付けが開始されるので、入手したい人は見逃さないようにしてほしい(発売元はセイコーウオッチ株式会社)。●人気ブランド「ISSEI MIYAKE」ウオッチの新作○シンプルで力強い時計「TWELVE」の新色時計としてのデザインと質感を追求した人気ブランド「ISSEI MIYAKE」ウオッチからは、深澤直人氏デザインの「TWELVE」(トゥエルブ)に新色が登場。針に濃紺、ダイヤルに薄いブルーを配した。レザーストラップにはウレタンコーティングを施し、シワが目立たないようになっている。「できるだけ単純で強いウオッチをデザインしようと思った。文字板上の数字や略字さえもはぶきたかった」という深澤氏のコンセプトを体現する2針タイプと、秒針とカレンダーのインダイヤルがユニークな顔の表情を思わせるデイデイトタイプの2モデルをラインナップする。ムーブメントはクォーツ。ケース素材はステンレススチールで、3気圧防水。ケース外径は38mm、厚さは2針が9.2mmでデイデイトが10.0mm。価格は2針タイプが3万円、デイデイトタイプが3万2,000円で、8月21日発売予定。○カーデザイナー和田智氏デザインの「W」にクリスマス限定カラー同じく「ISSEI MIYAKE」ウオッチの「W」(ダブリュー)にも、クリスマス限定カラーが登場。テーマは「フォレストグリーン」。ダイヤルとヌメ革のレザーストラップに山の岩肌をイメージしたグレー、針には差し色としてグリーンをあしらい、クリスマスらしく、もみの木の葉に見立てている。ケースサイズとダイヤルデザインの異なる2モデルが用意され、それぞれ300本限定。一方、テーマを同じくしたレギュラーカラーも登場。こちらのダイヤルとレザーストラップは雪山をイメージしたホワイトだ。限定カラー、レギュラーカラーともに、ケース外径は43mm(大)と39mm(小)。ケース素材はステンレススチールで、5気圧防水。厚さは12.8mm(大)と11.5mm(小)。ムーブメントはクォーツ。価格は3万8,000円(大)と3万6,000円(小)で、9月発売予定。
2015年04月09日画家の智内兄助による展覧会「智内兄助 展」が3月13日から4月12日まで、「ギャルリー ためなが 大阪」で開催される。智内は東京藝術大学で油彩画を学んだ後、80年代に入ると和紙にアクリル絵の具で描くという、日本画と西洋画の境界を越えた技法を確立。00年にはパリで個展を開催するなど海外に進出しており、昨年秋にはロンドンでも個展を開催した。その作品はロスチャイルド家で募集されるなど、世界中で注目されている。同展では「ユートピア(Utopia)」と題された作品群を展示。陣内が近年取り組んでいる、花々や山々といった日本人の原風景に迫っている。出展される主な作品は、夜空の青と桜のピンクのコントラストが美しい「天宮花明かり」をはじめ、「地の産声・室戸」「西予島の元」など。作品に共通して登場する色鮮やかな蝶が、幻想的な世界観を演出している。他にも、東京国立博物館の所蔵作品を参考に、神前や仏前に供えた花を描いた「立花 春夏秋冬」も出品される予定だ。中でも注目なのが、衣桁や屏風にたくさんの衣装を掛け並べた様子を描いた“誰が袖図”の一つ「秋草武蔵野誰ヶ袖」。これは江戸時代のはじめに多く描かれたもので、静物画として見るだけでなく、描かれた着物や香炉の姿に、そこには存在しない遊女などの人物を偲ぶことが出来る。なお、展覧会の前日である3月12日のレセプションには、智内も参加する予定だ。【イベント情報】智内兄助 展会場:ギャルリー ためなが 大阪住所:大阪府大阪市中央区城見1-4-1ホテルニューオータニ大阪1階会期:3月13日から4月12日まで時間:11:00から20:00まで休館日:なし
2015年02月27日人気グループ「嵐」の大野智が1月26日(月)、都内で行われた久光製薬「アレグラFX」の新CM発表会に出席。3年連続でメインキャラクター“アレグラ人”に扮することになり、「地球に来てかれこれ3年。年に一度の恒例行事になりました」と意気込んだ。アレグラ人とは、花粉に苦しむ地球人を救うため、100万光年彼方のアレグラ星からやって来た異星人。アレグラ人のリーダーである“サトシーラ”役の大野さんは、紫頭に裃(かもしも)の獅子姿という純和風なCM衣装で会見に臨み、「これがアレグラ星の正装です。裃?アレグラ星ではカミーシモーって言うんです」とすっかりなりきり!ただ、フサフサの紫頭は「1~2キロある」(大野さん)と言い、体勢を保つのも一苦労の様子だった。今回、製作されたのは富士山を背景に、ハイキング中にくしゃみした登山者にアレグラを勧める「ニッポンのアレグラ篇」(1月27日から放送)、マスクをし観劇中のOL二人の前に裃姿のアレグラ人が登場する「平成アレグラ座篇」(2月15日から放送)の2パターン。大野さんに加えて、格闘家の桜庭和志とモデルの奈緒がアレグラ人を演じるほか、登山者役で女優の片桐はいりが出演している。会見では受験シーズン到来を前に、花粉に苦しむ受験生を応援したいという大野さんが、「アレグラ星からもってきた」と言う合格祈願の巨大傘をお披露目する場面も。「この時期、受験生の皆さんにとって大切なのは、集中力を持続させること。僕らが24時間体制で応援するので、ラストスパート頑張ってください。眠気に負けるな、集中だ!」とエールを送っていた。(text:cinemacafe.net)
2015年01月26日諌山創の人気漫画「進撃の巨人」の初の公式スマホアプリでDeNAから配信中の「進撃の巨人 -自由への咆哮-」の新CMに和田アキ子が出演していることが発表され、3月20日(木)に都内で会見が行われた。人間を食い尽くそうとする謎の巨人たちに生き残りをかけて戦いを挑む人類の姿を描いた人気漫画の公式スマホアプリで、iPhone、iPad、およびAndroid端末向けに配信され、先月末には100万ダウンロードを突破。壁の外への追放された者たちが、時に巨人を利用しながら生き残るべく戦うバトルゲームとなっている。CMでは「カラテカ」ら若手芸人が焼肉を食べているところへ、劇中と同じように壁の向こうから和田さんの手がはみ出し、さらに箸を手に持った状態で顔をのぞかせるのだが、この日も正面の壁の向こうから“巨人”さながらに登場し会場を沸かせた。昨年末の「紅白歌合戦」でアニメ版「進撃の巨人」の主題歌を歌う「Linked Horizon」の出番の前に和田が登場して「そっくり!」と言われるなど、和田さんと巨人の類似が話題を呼んできたが、和田さん自身は「似てるってことで、自分の番組で取り上げたりもしたし、『似てなくもないな』と思いつつ、笑ってたけどCMが来るとは思わなかった(笑)」とオファーへの驚きを口にする。勇気ある企画(?)とも言えるが、「暗いニュースが多い中で面白い!」と語り、「現実の巨人」篇というCMタイトルについても「気に入ってます。これから使っていきたい」とニッコリ。唯一、出演に際して原作で巨人が裸である点が心配だったようで「ハダカで?と思ったら着衣でした!」と安堵の表情で語り、会場は笑いに包まれた。今後、CM第2弾の放送も決まっているが内容はいまだ謎のまま。和田さんは「全身筋肉痛になりました」とかなりアクティブなものになっていることを示唆。また、新CM放送を記念し、和田さんを模した巨人像「アッコ巨人像 食」がアプリのショップ内で3月21日(金・祝)より期間限定で入手可能となることも発表された。芸能界で巨人のように踏みつぶしたい人は?という問いには「苦手な人とは仕事はしないので、会わないので踏みつぶさなくても大丈夫です」と和田さんらしい答え。この日、親交のある「ナインティナイン」の矢部浩之と青木裕子の間に第一子の男の子が誕生したことが報じられたが、「よかったですね」と祝福しつつ、「やべっちは幸せで大丈夫だけど、岡村(隆史)の方が心配!」と独身の相方のことを気にかけていた。スマホアプリ「進撃の巨人 -自由への咆哮-」新CMは3月21日(金・祝)より放送開始。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会
2014年03月20日セイコーインスツルは10月、「ISSEY MIYAKEウオッチ・プロジェクト」において、日本を代表するカーデザイナー・和田智氏がデザインした「W(ダブリュ)」シリーズより、オレンジダイアルのモデル「SILAY005」を追加発売する。同プロジェクトは2001年にスタートし、ISSEY MIYAKEの総合ディレクションのもと、山中俊治氏、ハッリ・コスキネン氏、吉岡徳仁氏、深澤直人氏、ロス・ラブグローブ氏、イブ・ベアール氏など、デザイン界を代表するデザイナーたちと同社とのコラボレーションにより、独自のウオッチシリーズを展開している。「W」は、自動車の計器類のような文字盤や針、アルミホイールからインスパイアされたソリッドなケースをはじめ、カーデザインのエッセンスを取り入れる一方で、無駄のない落ち着いたダイアルデザインなど、日本のミニマルな美しさを追求したクロノグラフウオッチだ。今回、この精緻な時計にスポーツカーのインパネをイメージした鮮やかなオレンジカラーのダイアルを採用し、「W」に新たなテイストが加わった。また、精悍なブラックケースに、ナチュラルで上質感のあるヌメ皮のバンドを組み合わせたレザーバンドモデル「SILAY006」も同時発売。価格は「SILAY005」が4万7,250円、「SILAY006」が4万2,000円となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日セイコーインスツル(SII)はこのほど、ISSEY MIYAKE ウオッチ・プロジェクトの新作「W(ダブリュ)」のプレス発表会を都内のアウディ・フォーラム東京にて行った。シリーズ4モデルの展示およびタッチ&トライとともに、「W」のデザインを担当したカーデザイナー和田智氏が登壇。「W」誕生の過程とそこに込めた思いを、自ら熱くプレゼンテーションした。ISSEY MIYAKE ウオッチ・プロジェクトは、2001年より活動を開始したSIIのウオッチブランド。世界的なファッションブランドであるISSEY MIYAKEと、各界の著名デザイナーとのコラボレーションにより、毎年ユニークで斬新な時計を世に送り出してきた。記念すべき10年というひとつの節目を経て、11作目となる今作のデザイナーを務めたのは和田智(わだ・さとし)氏。かつてアウディのA5、A6など主要シリーズのデザインを手がけ、現在もカーデザインをはじめ多くのプロダクトデザインに携わる人物だ。計器類を思わせる繊細な文字板や視認性の高い長めの針、アルミホイールからインスパイアされたソリッドなケースなど、和田氏らしさあふれるエッセンスとともに、白や黒を基調としたシックな色調、蛇の目と呼ばれる日本の伝統的デザインをダイヤル構成の基調に据えるなど、和の落ち着きと普遍性、静かな安定感を感じさせる仕上がりに。「『W』には、この1年、私がデザイナーとして考えていたことのすべてが詰まっています」と和田氏は語る。すでに「W」のプロジェクトがスタートしていた2011年3月、あの震災が起こる。その後、約1カ月間、和田氏はデザイン作業ができない状況に陥ったという。しかし、自分もこれからの日本のクリエイティビティに役立ちたいと思い直し、それまで考えていたデザインコンセプトを思いきってリセット。すべてを1から作り直したという。「次から次へと新しいデザインが生まれ、消費されていく。でも、そこにはもう感動がなくなってしまった。私達がいま注目すべきは、我々日本人のDNAの中に刷り込まれていると同時に失ってはいけない”伝統的な和の美しさ”だと思うんです。それは、粋(いき)や間(ま)、そして品格。これからのデザインに必要なのは、新しいという価値より”美しい”という価値です」(和田氏)かわいい、カッコイイ、ではなく「美しい」という、純粋で研ぎ澄まされた普遍的価値。それは、これからの日本を生きるすべての人々の間で共有できる感動だ。そしてそれこそが、”Created in Japan”であることの意義なのだと和田氏は語る。5気圧防水のケースは、直径43mmと大振り。厚みも12.8mmとかなりのボリュームだが、ケースとバンドを接続するラグが可倒式なため、細めの腕でもバンドが腕に添うようにフィットする。和田氏によれば、「女性にも違和感なく着けていただけるデザインです」とのこと。ガラスは無機ガラスとなっている。ダイヤルデザインは4種類。バンドはSSブレスとヌメ革のレザーベルトがあるが、ダイヤルデザインとの組み合わせは既定(バリエーションとして選択はできない)。3つのインダイヤルは、スモールセコンドと分・時のクロノグラフ計測計。3時位置にはカレンダー表示がある。1/10秒以下の計測はできないが、クオーツムーブメントでありながらメカ式の帰零センター針を採用しているのはユニーク。センター針をリセットする際、リセットボタンを押すと針が瞬時に押し戻される感覚は、機械式ストップウォッチのそれに近い。価格は、SSブレスモデルが4万5,150円、ケースとブレスにブラックIP処理を施したブラックモデルは4万7,250円。レザーベルトモデルは3万9,900円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月12日セイコーインスツルは17日、日本を代表するカーデザイナー和田智氏がデザインを手がけたウオッチ「W(ダブリュ)」を発表した。各界で活躍するデザイナーとのコラボにより独創的なウオッチを展開しているISSEY MIYAKEウオッチ・プロジェクトの新作。6月に発売する。和田氏は「Audi A5」をはじめ、アウディを代表する車のデザインを手がけてきたことで知られる。同氏が「W」に込めたコンセプトは「伝統的な日本の美意識をベースにしたミニマルな精神」。白や黒を基調としたダイアルの色使いや、ムダがなくすっきりとした文字盤デザインなど、最小限の機能性に美を追求する日本の精神を表現した。一方で、計器類を連想させる文字盤や針、自動車のアルミホイールからインスパイアされたという硬質感を感じさせるケースなど、カーデザインの要素も取り入れられている。視認性を考慮したという直径43mmの大振りな文字盤もユニークだ。ケースはステンレススチール、バンドはステンレススチールまたは皮革。ダイアルの色は、ブラック、ホワイト、シルバーの3色。大きさは直径43mm、厚さ12.8mm。価格は3万9,900円から4万7,250円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月18日3月14日にアルバム『愛の夢』をリリースし、クラシック日本人ピアニストとして史上最年少CDデビューを果たした牛田智大。12歳の天才少年として話題のピアニストの本格的デビュー公演が、7月に開催されることが決定した。「牛田智大 デビュー ピアノ・リサイタル」の公演情報両親の仕事の関係で上海にわたった3歳の頃より、ピアノを弾きはじめたという牛田智大。弱冠5歳にして上海市で行われたコンクールで1700人の中から1位に輝く。さらに若きピアニストの登竜門「ショパン国際ピアノ・コンクール IN ASIA」年齢別出場部門において、8歳から12歳までの5年連続で1位を獲得。また今年2月に行われた第16回浜松国際ピアノアカデミー・コンクールでは、19歳のイタリアの女流ピアニストと1位を分かち合い、同アカデミー音楽監督の中村紘子や世界的ピアニストのラン・ランからもその才能を絶賛されている。昨年10月に放送されたテレビ朝日『題名のない音楽会』出演を機に、注目度も急上昇の牛田智大。本格的デビュー公演となるピアノ・リサイタルは、7月17日(火)に東京オペラシティ コンサートホールにて開催。チケットの一般発売は3月31日(土)10時より。また一般発売に先駆け、チケットぴあではインターネット先行先着プリセールを3月27日(火)10時より受付開始。■牛田智大 デビュー ピアノ・リサイタル【日時】7月17日(火) 19:00開演【会場】東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル (東京都)※本公演は20:00終演予定(休憩無し)
2012年03月26日オセロ中島の占い師……なんと和田にも?2月19日に放送されたTBS系の「アッコにおまかせ!」が話題になっている。松竹芸能のお笑いコンビ・TKOが生出演し、同じ事務所の後輩であり、とても仲が良かったという噂の「オセロの中島」に戻って来欲しいとメッセージを伝えた。そこで、なんと驚いたことに中島があの「和田アキ子」にも例の占い師を会わせようとしていた事が明らかになったのだ。(写真:松竹芸能タレント一覧より参照)食事に誘った和田と中島の奇妙なやりとり同番組で、和田は昨年に中島の体調不良を心配して電話をし、食事に誘っていたことを明らかにした。和田の話によると、その際中島は、「友達連れて行っていいですか。一般人ですが親友なんです」と占い師の同席を求め、「一般人は気を使うから」と同席を断った和田に対し、「編集長をやってたんですけど、だめですか」としつこくせまり、結局会食は実現せずに終わったという。「ゴッドねぇちゃん」も骨抜きに?和田は「今思えばあの人が…」と当時を振り返っていたが、もし面会が実現していれば「ゴッドねぇちゃん」も骨抜きにされていたのだろうか?もし「ゴッドねぇちゃん」を支配下に置く事が出来ていたとすれば、その占い師の力は相当なものだと言えるだろう。いずれにせよアッコさんにはぜひその時会食を実現させ、しっかり「ご意見」をして中島の目を覚ませてあげてほしかったが、今となっては後の祭りである。編集部 鈴木真美元の記事を読む
2012年02月20日光インターネット接続サービス「UCOM 光」キャンペーン記者発表会が2月15日、都内にて行われ、同サービス初代キャンペーンキャラクターに決まった山口智充が登場した。“ギガぐっさん”の必殺技写真山口は、CMで演じるネット世界のスーパーヒーロー“ギガぐっさん”として、光り輝く衣装を身にまとい登場。「こういうのを着ると、いつまでも男心をくすぐりますね。ステージにあがる前もこうやって…」と、効果音を交えながらポージングを披露した。CGを駆使したCMについては「自分がこういう世界のなかで生き生きと動く姿を見ると、ほんとに嬉しく思います。撮影も非常に楽しかったですね! ヒーローになった気分」と満面の笑みをみせた。最後に“ギガぐっさん”の必殺技「ギガぐっサンダーフラッシュ」「ギガぐっさん アップクライム ボンバー」を披露し、「みなさまのネットライフを安全に快適にパワフルに、光ぶっとくサポートさせていただきます!」と力強く宣言した。世界で初めて光インターネットサービスを提供した「UCOM 光」は、“光ぶっとい”をキーワードに、インターネットの利用用途に応じて、100Mbpsと1Gbpsを選択することができる「UCOM 光 マンション全戸一括タイプ 100 メガ/1 ギガ セレクトプラン(仮称)」サービスを首都圏ほか一部の地域で3月1日(木)より販売開始する。サービスエリアは順次拡大予定。山口が出演する新CM「ネットのヒーロー ギガぐっさん登場」篇は、2月20日(月)よりJR東日本、東京メトロ、東急電鉄、JR西日本の車内ビジョンにて順次放送される。
2012年02月15日舞台から映画、TVドラマ、バラエティ番組まで、その流暢な語り草とスパイスの効いたキャラクターで、独特の存在感を示す八嶋智人。昨年公開された『秋深き』で映画初主演を飾った彼が今回、ノスタルジーあふれる篠原哲雄監督の最新作『つむじ風食堂の夜』で二度目の主演を果たした。名前のない、「私」という役を通して見えてくる、役者・八嶋智人のこだわりとは――。大人だけれど少年の心を抱えたままの、どこかファンタジーの主人公を彷彿とさせる「私」。原作者の吉田篤弘によれば、この「私」はまさに八嶋さんをイメージして書かれたそうだ。自身をイメージして作り出された役を演じるというのは、どんな心境だったのだろうか?「お話が『私』という、誰でもない役だったので、いろんな人が『私』という人物とダブればいいという部分はありましたね。どういう風に生きて、これからどこへ向かっていくのか、自分探しみたいなものを、頭で分かってても生理的に受け入れられるような瞬間に、ようやく地に足がついて一歩踏み出せる。そんな瞬間が最後に訪れる映画なので、僕自身は、感じるということ、刺激を受けることに対して嘘がないようにやるのが一番重要なんだろうなと思ってやってました。その分、周りの方々は個性の強いキャラクターなので大変だったと思いますよ。(帽子屋役の)下條(アトム)さんは、ありもしないものを『ある』って言ったり…、でもそれが『声のマジック』みたいなものかもしれませんが、リアリティをもってくるんですよ。すごく助けていただきました!」八嶋さん曰く、「普遍的なものが凝縮された“旅”のような映画」という本作。撮影は和洋折衷の雰囲気漂う函館で行われたが、独特の空気に誘われるように、「私」は個性あふれる人々と出会っていく。中でも月船さらら扮する女性・奈々津との、微妙な距離感のあるやり取りの間に見せる、八嶋さんの少年のような表情が印象的だが、2人の関係はどうやって築いていったのか?「月船さんも演技のバランスを迷っていて、8日間しか時間がなかったのでお話した方がいいかなと思って、『僕の好みとしては、がーっと泣いたり感情的なところを、劇的だけどもうちょっと抑えてる方が好きです』と最初に言って。無責任に言ったんですけど(笑)、すごく考えていただいて、リハーサルからすごく変わりましたね。『この女優さん、すごい対応力だな』と思いました。物語の中でも、彼女は『芝居をやりたくても出来ない』という役なのですが、宝塚のトップをやられていた月船さんもちょうどその頃に、『もっとちゃんと自分たちで考えた芝居をしたい』って作家に直談判して、小さな劇場で舞台をやるって話していて。映画のまんまじゃん!って(笑)。僕以外にもたくさんの縁がある作品だなと思いました」。現実から目を背けるではないが、どこか夢見がちなところを秘めた「私」は、この一期一会を通して、先ほども出てきたように「地に足つけて」一歩を踏み出していく。この人生の“ターニングポイント”について八嶋さんは語る。「全部が繋がっているから今ここにいる、ということが僕は大きいような気がして、この映画をやって余計にそう思いました。ここにいてもどこにでも行ける、“タネも仕掛けもございません”というようなイメージを自分の中に持つこと。それが行き過ぎると夢見がちになってしまうのですが、そのどっちにおいても己の分が分かるという、地に足が着いた瞬間がターニングポイントだと思うんです。それは僕にとっては、作品に向かう自分のあり方、家族が出来た瞬間や子供が出来た瞬間というのがターニングポイントになってますね」。これまで数々の作品で、バイプレーヤーとして唯一無二の存在感を示してきた八嶋さん。だが『秋深き』、そして本作と主演作が続き、また新たな演技の“ルート”が見つかったという。「『エドモンド』(’05)という人生初の主演の舞台のときに、それまでは“受け身でいる”ということが全くなくて“攻撃が最大の防御”というところがあって(笑)。仕掛けていくという演技体を突き進んでいたんですけど、あらゆることを封じられたんですね。主演か主演じゃないかって『いる』感覚が違うんですよね。山の頂点に行くのは同じなんだけどその登り方、ルートが違うような。昨年の『秋深き』のときも初めて主演をやらせていただいて、やっぱり物語を背負わなきゃいけないし、ぶれちゃいけないんだと思いましたが、今回も完全に“受け身”でいることが重要だったから、それは自分の中で新しい展開でした」。それでは、この先どんな作品や役に出会いたいか?との質問には「お呼びがかかる待ちです」と一見、意外にも思える“受け身”な姿勢を見せる八嶋さん。だが、そんなフラットな姿勢こそが、彼の変幻自在な魅力を生み出しているのかもしれない。「ずっと役者を続けていれば、いろんな使い方をしてくれる人と出会う。すごい消極的なことを積極的に話してますけど(笑)、出会い待ちというのが俳優の仕事だと思うので。基本的には何でもやりたいです。主演が続くのも楽しいし、逆に(主人公に)刺激を与える奇抜な役も遊べて楽しいし、待ちたいですね。そのためにずっと俳優でいたいというのはあります」。衣裳・レザーブルゾン/カットソー/パンツ/ベルト:BURNER 代官山問い合わせ先:BURNER 代官山(03-5784-2030)Hair&Make:陽(akira)/Stylist:どら(CaNN)■関連作品:つむじ風食堂の夜 2009年11月21日よりユーロスペースほか全国にて順次公開©2009「つむじ風食堂の夜」製作委員会
2009年11月20日