埼玉県川口市に大友克洋作の『童夢』のモデルになった団地がある。川口芝園団地だ。これがものすごい「壁」なのだ。今回はこの壁にまつわるミステリーについて話そう。○団地をそういう風に使っていいんだ!ご覧の通り、超能力者同士の空中戦が繰り広げられる舞台に相応しい高さと長さを備えた団地だが、作中では壁がひしゃげたり爆発したりしてなんとも心痛む。この作品によって団地に対するネガティブなイメージが決定づけられた面があり、個人的には複雑な気分だが『童夢』が名作であることは間違いない。1983年の第4回日本SF大賞を受賞している。さてこの川口芝園団地はなぜこんなにも壁なのか。その理由はこの団地が建っている場所にある。(場所はここ)1978年に完成したこの団地、なんと防音壁なのだ。この長大な壁によって、その内側の住宅群は鉄道の音から守られる。じゃあこの棟の人はうるさいじゃないか、ということになるが、線路側は廊下でそっち側にはトイレなどが面していて中はそれほどうるさくないと聞いた。ぼくも線路沿いのマンションで育ったけど、電車って道路と違って終電もあるから夜中は静かなんだよね。高速道路や幹線道路沿いの住宅の方がたいへんだと思う。それにしてもこれを知ったときは、団地を防音壁として使っちゃっていいんだ!とぼくもびっくりした。○日本3大「防壁団地」団地のその大きさを利用して、住宅以外の機能を持たせるという事例は、本連載第1回目で紹介した白髭東アパートもそうだ。あっちはまさかの防火壁だった。こういうボリュームを持っている建築に別の機能を持たせるっていうのは、都や公団(現UR)といった公的主体ならではの都市計画だと思う。すてきだ。今話題の新国立競技場も単にスタジアムっていうだけでなくて、巨大さならではのトンチを効かせたらいいのに、と思う。「巨大だから景観的にダメ」じゃなくて「でかい意味があるな!」っていう風にさ。どうも普通の建築は単機能すぎる。うん、余計なことを言った。さて、こういう「でかいから壁にしよう」でいうと、もうひとつ日本を代表する団地がある。これだ!○軍艦島はなんと「防波堤」団地!みんな大好き軍艦島の集合住宅がそれだ。軍艦島の集合住宅は、日本で最初の鉄筋コンクリート造の団地なのだ。最初のものは1916年完成。そしてこの島の集合住宅群は、なんと防波堤の役割をはたしていたという。最盛期には5000人を越える人びとが住んでいたので、狭い島はきつきつ。おのずとボリュームのある建築は単機能ではいられなかったというわけだ。以上の防音壁の川口芝園団地、防火壁の白髭東アパート、軍艦島の集合住宅をぼくは「日本3大防壁団地」と呼びたい。○とはいえ鉄道にお世話になってた川口芝園団地さて、川口芝園団地ができる前この場所は何だったのかを調べたら面白いことが分かった。上の写真は1947年の様子。前出の航空写真と同じ範囲。終戦直後で団地はまだ影も形もなく、なにやら工場っぽいものが建っている。調べたところ、これ1972年に閉鎖した日本車輌製造株式会社の蕨製作所というものだそうだ。つまり、列車の騒音に対抗する団地は、かつて車両を作っていた場所に建っているのだ。さらに面白いのは団地建設の際の資材搬入の話。以前も紹介した素晴らしい団地本『いえ 団地 まち――公団住宅設計計画史』(木下庸子 植田 実・ラトルズ・2014年)によれば、まわりの道路が狭すぎて工事用車両の出入りが困難だったため、すぐ脇の鉄道を使ってコンクリート打設用材料を搬入したという。一見、鉄道に対抗しているように見える川口芝園団地だが、実はすごくお世話になっていたのであった。そう知るとなんだか車両と団地とが、仲間に見えてきた。こういうけなげさを感じていたら『童夢』の超能力者たちもむやみに団地を壊したりしなかったのではないかと思う。<著者プロフィール<大山顕1972年生まれ。フォトグラファー・ライター。主な著書に『団地の見究』『工場萌え』『ジャンクション』。一般的に「悪い景観」とされるものが好物。デイリーポータルZで隔週金曜日に連載中。へんなイベント主催多数。Twitter: @sohsaiイラスト: 安海
2014年07月11日兵庫県は、団地再生のモデルとして再生を進める明舞団地において、地域活動等に参加する学生居住者を募集することを発表した。同団地は、住民の高齢化や人口減少に伴う地域活力の低下、コミュニティ機能の衰退等が課題となっている。今回の取り組みは、ミクストコミュニティの推進、地域コミュニティの活性化等を目的としたもの。明舞団地内での地域活動や明舞団地をテーマとした論文の執筆などを行っている大学生で、7月10日に実施する「説明会・意見交換会」への参加できることを条件に、学生住居者を募集する。対象団地は、明石舞子北鉄筋(神戸市垂水区神陵台1丁目)、明石舞子南鉄筋(明石市松が丘5丁目)の住戸各2室程度で、シェア居住によって1室2名の入居が可能。使用料や敷金、共益費等は県営住宅に準じて決定するほか、応募状況によって複数入居または単身入居となる。詳細は兵庫県公式ホームページ(を参照のこと。
2014年06月19日○墨田区のびっくり団地いきなりだが、まずとにかくこの写真を見てほしい。すごいぞ!これはなにかというと、団地だ。都営白鬚(しらひげ)東アパートという。だからなんだ、とおっしゃるかもしれない。でもじつはこれぜんぶ「つながって」いるのだ。長さが1km以上ある団地だ。すごいよね。ぼくも初めて見たときはびっくりした。このびっくり団地があるのは東京都墨田区。最寄り駅は東武スカイツリーラインの鐘ヶ淵駅(ちなみにこのそばあったのが鐘淵紡績、後のカネボウである)。でも、東京に住んでいてもこの付近に縁がない人はその存在を知らないのではないか。近くにスカイツリーができてそちらばかり注目されているが、縦にしたらこっちのほうが高いのに!(「縦にする」っていう比較方法が間違っていますが)実物見ると度肝を抜かれること間違いなしなので、スカイツリーはそこそこにしてみなさんこっちに来たらいい。結構本気でお勧めだ。スカイツリーにならって、そろそろお土産物作ったらどうか。「白鬚東アパートまんじゅう」とか。模型あったらぜったい買う。さて、この都営白鬚東アパート、伊達や酔狂で長いわけではない。なんとこれ住宅兼ファイアウォールなのだ。都市の防火壁。だから長い。すごいよね。ぼくも知ったときはびっくりした。地図で見ると分かるが、このびっくり団地は隅田川沿いに建っていて、土手側には公園になっている。この東白髭公園は10万人(!)を避難させることが出来る防災公園で、付近が大火災になった際にはここに住民を収容し、都営白鬚東アパートが体を張って火の手を防ぐという寸法だ。「体を張って」というのは比喩じゃなくて、この団地はいざというときにはトランスフォームして一枚の壁になるのだ!○なんでこんなすごいものができたのか?この団地が完成したのは1979年。「都営」の名の通り東京都作。東京都心の中でも、隅田川と荒川に挟まれたいわゆる「江東デルタ地帯」とよばれるエリアは、1964年の新潟地震を教訓とすると、災害時の被害的に都内で最もやばいことになるんじゃないかとされた。そこでこのエリア内のうち・白鬚(東地区・西地区)・四つ木・亀戸・大島・小松川・木場・両国・中央(猿江地区、墨田地区)の6つの地区を防災拠点として、重点的に対策をしていこう、と当時の都ががんばった。具体策としてはまず木造の建築物をできるだけ不燃構造物に置き換えていく、というものだ。あとは空地を増やすとかいろいろあるんだけど、とにかく「街が延焼しないようにする」というのが第一。だから前記6つの地区には団地が多い。団地は燃えないもの代表なわけだね。そしてなかでもここ白鬚東地区はその防災対策の白眉で、この都営白鬚東アパートはその華だ! とぼくは思うわけです。○ところで「東京団地ミステリー」ってなんだ…と、冒頭でいきなり蕩々と話をはじめてしまったわけですが、あらためて新連載「東京団地ミステリー」が何なのかを説明しよう。ぼくは十数年にわたり日本中を巡ってうっとりと団地を愛でている「団地マニア」だ。団地の何がそんなに素敵なのか説明しろと言われると難しいのだが(ほら、彼女に「あたしのどこが好き?」って訊かれた場合、どういう風に答えようが角が立つじゃないですか。あれといっしょです。こういうときは「そんな質問させちゃって…ごめん…」って抱きしめるほかないとされているので、こんどこの質問をして来た人にはそうしよう)、ただ団地は、それをじっくりと見ると、都市というものがある程度わかるものだと言っておきたい。ぼくは大学で街づくりの勉強をした。結局いまはフォトグラファーになってしまったけれど、ぼくがなお都市に興味を持ち続けている理由はそれが「ままならなさ」に支配されているからだ。「ままならなさ」には地形や気象・気候といった人間が抗えない「お天道さま」の事情もあるが、土地の所有関係や政治などいわゆる「大人の事情」も含んでいる。都市には計画が必要だが、必ずしもきれいにはいかない。というか、ほとんどの場合計画通りにはならない。どんな場所にも過去と事情があって、現在はそれを無視できない。ぼくの好きな言葉に"時間は消えていくものだとしても、場所はいつでもそこにあります。場所が時間の埋めあわせをしてくれます。"スーザン・ソンタグ「若い読者へのアドバイス」(『良心の領界』序文・NTT出版・2004年)というのがある。場所とは時間のことなのだ。いわば空間に「ままならなさ」が積み重なって場所になる。そして東京は膨大な「ままならなさ」の集積だ。だからおもしろい。ただ、東京全体となると、これはもう大きすぎてぼくなどが相手にするには荷が勝ちすぎる。とはいえ駅前など個別の開発だとサイズがちょっと小さすぎて「ままならなさ」が見えづらい。ここで団地の登場だ。このスケールがじつに程よい。団地とは最小の都市なのだ。あと、団地は規格化されているので、かえってそこに収まりきらない「ままならなさ」への折り合い方が際立つのもポイントだ。先頃出版された素晴らしい団地本『いえ 団地 まち――公団住宅設計計画史』(木下庸子 植田 実・ラトルズ・2014年)に"設計とは即、配置でした"というURの方の証言があって感動した。よく「画一的で個性がない」と言われちゃう団地だけれど、棟が規格化されたおかげで最小の都市としてどのようにレイアウトするか、という部分に注力できるようになったのだ。だから、平面図で見るとひとつとして同じ団地はない。むしろ個別の住宅開発の方が「画一的で個性がない」ようにぼくには思える。東京という都市がどうして現在のようになっているのか。その秘密の一端を、団地を見ることで解き明かす。だから「東京団地ミステリー」と題したのだ。うまくいくかどうか乞うご期待。○都営白鬚東アパートけなげだなあで、この都営白鬚東アパートにはどういう「ままならなさ」があるのか? 都市の防災という住宅のデザイン論理とは全く異なる機能のために、長さ1kmを越える壁という形になった、というだけでも充分「ままならない」といえる。(現にこの計画に携わった、都市計画界の重鎮である伊藤滋氏は、2007年に日建設計総合研究所主催の「第235回都市経営フォーラム」で、『私の都市計画の軌跡 ~昭和40年から50年にかけて』と題して、自らこの団地を「まずい建築」と苦々しく振り返っている)しかし、ぼくが今回ここで紹介したい「ままならなさ」はもっと別のものだ。それはこれだこれだけ徹底的に壁にしようとしたのに、横切る参道はなくせない。お天道さまもままならないが、神様もそう簡単には動かせない。ある意味、防災と同じぐらい神様の平穏も大事だったということだ。そう思って見ると、東京のあちこちの「ちょっとここへんだな」と感じる場所のそばに寺社仏閣があったりする。これだけ圧倒的な構造物なだけに、ここではその「ままならなさ」が際立つ。都営白鬚東アパートけなげだなあ、といじらしくなるのだ。<著者プロフィール<大山顕1972年生まれ。フォトグラファー・ライター。主な著書に『団地の見究』『工場萌え』『ジャンクション』。一般的に「悪い景観」とされるものが好物。デイリーポータルZで隔週金曜日に連載中。へんなイベント主催多数。Twitter: @sohsaiイラスト: 安海
2014年05月16日神奈川県住宅供給公社は22日、横浜市旭区若葉台団地商店街ショッピングタウンわかば内に「コミュニティ・オフィス&ダイニング春(Haru)」をオープンする。○少子高齢化対策と団地再生に向けた取り組み郊外型団地では、少子高齢化の進行などといった課題に直面していると言われている。そこで同公社は、横浜市旭区若葉台団地において、団地再生の方向性を「元気なシニア世代の生きがいの創出」、「団地内への若年・子育て世代の流入」を目指したとのこと。今後、「持続循環型のコミュニティを創造すること」を目的として、多様な施策を総合的に推進するという。「コミュニティ・オフィス」は、団地再生に関する取り組みの拠点として、各種情報発信や地域課題に関する取り組みを支援する場となる。また、高齢者や若者、豊富な知見を持つ団地住民と協働し、ソーシャル・コミュニティビジネスが生まれるような場を目指す。「コミュニテイ・ダイニング」は、神奈川県が提唱する「健康寿命を延ばす」、「未病を治す」といった施策を踏まえ、健康増進に留意したメニューを提供。県内産野菜の活用や、定期的な料理教室の開催なども行う。「新しいことが始まる予感、新芽(新しいビジネス)が芽吹く」という理由から、「春」というやさしく温かい響きの言葉を、同施設の名称として採用したとのこと。所在地は、神奈川県横浜市旭区若葉台。規模は6,304戸で、人口1万5,142人(3月1日現在)。高齢化率は、約36.5%(2013年9月 横浜市旭区人口・統計データ)となる。
2014年04月17日都市再生機構(UR都市機構)西日本支社とムジ・ネットは、「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」を、関西で合計5団地7プランに拡大展開し、合わせて首都圏での第1号の実施を決定した。この拡大に合わせて、暮らしを自分らしく編集するアイテム「MUJI×URリノベーションパーツ」を、無印良品の店舗にて春から販売する。昨年6月に関西圏で立ち上げた「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」は、現代の多様化した日本の暮らしに新たな賃貸リノベーションのスタンダードを発信すべく、両社が連携し立ち上げたもの。WEB上で展開するコラムなどを通したユーザーとのコミュニケーションを踏まえ、団地のもっている可能性を活かして、新しい暮らし方を賃貸住宅で実現しようと試みている。今回発表したプラン(は、千里青山台団地(大阪府吹田市)の「PLAN06(Re+ 006)15戸」、東豊中第2団地(大阪府豊中市)の「PLAN07(Re+ 007)7戸」など。募集期間は2014年1月25日~2月3日で、2014年1月中旬にモデルルーム見学の申し込みを開始する。なお、入居開始は2014年3月上旬以降とのこと。合わせて、両社が共同で開発した「MUJI×URリノベーションパーツ」の販売もスタートする。展開アイテムは、「麻畳」、「組合せキッチン」、「ダンボールふすま」。2014年春から全国各地の無印良品の家28店舗、無印良品大型店での販売を予定している。
2013年12月18日団地再生事業協同組合は14日~16日まで、すすき野団地(神奈川県横浜市)にて、リノベーション物件の内覧会を開催する。同内覧会は、同組合の「団地再生プロジェクト」の第1弾としてリノベーションした1室を、地域周辺住民、行政、投資家、建築関係者を対象に公開するというもの。同組合は、社会情勢の変化に対応した、首都圏の大規模団地の再生事業を行っている。このリノベーションでの特徴は、昭和49年建設当時の内装を、現代のライフスタイルにマッチしたものに変えている点となっている。懐かしさを感じる、ヴィンテージな空間に仕上げた。販売予定価格は1,550万円。場所は、神奈川県横浜市青葉区すすき野3丁目3-2-19-501(すすき野団地 19号棟 501号室)で、時間は11時~17時。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月13日“Jホラー”ブームを牽引する中田秀夫監督の最新作『クロユリ団地』の大ヒット御礼舞台あいさつが1日、都内で行われ、中田監督と主演を務める前田敦子が出席。同日、中田監督と『クロユリ団地』プロデューサーチームによる新作始動が発表された。現時点で詳細は「何も決まっていない」(中田監督)というが、「きっと皆さんも、(前田演じる)明日香やミノル君の行方が気になっているんじゃないかなあ……」と『クロユリ団地』続編の可能性も示唆していた。その他の画像映画は、“謎の死”が相次ぐ老朽化した集合住宅・クロユリ団地を舞台に、前田演じる主人公が暮らす部屋の隣室で老人が孤独死した事件をきっかけに、次々と起こる恐ろしい怪奇現象が描かれる。先月18日に全国162スクリーンで公開され、初登場第1位を記録する大ヒットスタート。2週目も好調に推移し、今年公開された邦画実写作品としては、初めて2週連続で1位に輝いている。前田本人も、本作が上映中の劇場に足を運んだといい「たくさんの皆さんが観にきてくださった。私がチケットを買う頃には、ほとんど席が埋まっていて、端っこの席で鑑賞した」とヒットを肌で感じた様子。また、先月には日本との同時封切りが実現した台湾で舞台あいさつに立ち、「ファンの皆さんがいろんな場所で、私たちを先回りしてくれて、温かく歓迎してくれた」とニッコリ。現地ではご当地グルメに舌鼓を打ったそうで「すっごく食べましたよ。たぶん3人前くらいは」(前田)、「横で見ていて、すっげーと思いました」(中田監督)と会話を弾ませた。中田監督は「心に染み入るホラーを目指した。もちろん、恐怖描写にも力を入れたが、ぜひ現代人が抱える孤独と、その隙間に入り込む“この世ならざるもの”を感じてもらえれば」と新境地となった本作への自信をさらに深めていた。『クロユリ団地』公開中
2013年06月01日都市再生機構西日本支社とムジ・ネットは、団地リノベーションの共同企画「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」を発足した。日本の暮らしのスタンダードを追求してきたUR西日本支社と「生活美学の専門店」を目指している無印良品が立ち上げた「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」は、WEB上で顧客とのコミュニケーションを行いながら、現代の多様化した日本の暮らしに新たな賃貸リノベーション(改築)のスタンダードを発信していくというもの。具体的には、「新千里西町」(大阪府豊中市)、「泉北茶山台二丁」(大阪府堺市)、「リバーサイドしろきた」(大阪府大阪市)の3団地において、2012年秋以降に5プランのリノベーションモデルを実際の住宅で公開する予定だ。3団地は昭和40年代から50年代に郊外ニュータウンや市街地で供給され、日本住宅のスタンダードのひとつとも言える住宅団地。今回のプロジェクトでは現代の壊して作るリノベーションから、壊し過ぎず作り過ぎないリノベーションを目指す。無印良品のサイト、UR西日本支社の団地リノベーションプロジェクトのサイトにて、詳細を公開している。
2012年06月29日