桐谷美玲が9月19日(土)、主演映画『ヒロイン失格』の舞台挨拶に登壇し、公開を迎えた感激、さらに原作者の幸田もも子、そして相手役を務めた山崎賢人、坂口健太郎のサプライズプレゼントに号泣した。人気漫画を原作に、自分こそがヒロインと信じる女子高生・はとりが幼なじみの王子様・利太、なぜか彼女に興味を持った学校一のモテ男・弘光の間を揺れ動くさまをコミカルに描き出すが、桐谷さんは原作の大ファンで実写化を熱望していた。実写化のオファーが来る以前から原作を熟読し、はとりの変顔まで研究していたという桐谷さんは冒頭の挨拶で「4年前に原作に出合って、はとりをいつか演じたいと思っていて、その夢がかなって、いまは…胸がいっぱいです」と声を詰まらせた。原作者の幸田さんからは、原作のはとりと桐谷さんの似顔絵を描いた色紙が届き、手紙でも桐谷さんが原作のファンであったこと、本作に主演したことへの感謝や労いの言葉が並んだ。桐谷さんが再び涙をこぼすと、隣の山崎さんがそっと白いハンカチを差し出し、桐谷さんは涙をぬぐった。そして原作の最終巻に描かれていた、映画に関係するあるシーンに言及し「いつか現実になればと強く願っていたので本当に幸せです」と涙ながらに語った。そしてこれだけでは終わらず、サプライズで山崎さん&坂口さんの両王子がそれぞれに見繕った花束をプレゼント。山崎さんは花言葉は“神秘”で海外では告白の定番としても使用されるという赤いガーベラを手渡した。一方の坂口さんは、様々な色を組み合わせたバラを18本用意し「バラは色でそれぞれにいろんな意味がありますが、はとりはいろんな表情を見せるので。18本は『誠意ある告白』を意味するそうなので、弘光なら18本のいろんな色のバラを渡すと思いました」と説明した。桐谷さんは年下男子2人のサプライズに「やるねぇ!」と目を真っ赤にしながらも満面の笑み。最後の挨拶では「本当に心を込めて、いろんな思いが伝わればいいなと思いながら作った作品です」と映画を送り出した。『ヒロイン失格』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヒロイン失格 2015年9月19日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会(C) 幸田もも子/集英社
2015年09月19日スウォッチ グループ ジャパン スウォッチ事業本部は17日、ビーチバレー向けの機能を搭載したウェアラブルデバイス「Swatch Touch Zero One」(Touch Zero One)を発表した。9月18日より、国内のスウォッチストア12店舗、および公式オンラインストアにて販売を開始する。税込価格は16,200円。既にヨーロッパでは、8月3日より先行して販売している。同日に開催されたプレス向け製品発表会には、お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんと、現役大学生ビーチバレー選手の坂口佳穂さんが登場。本稿では製品発表会の様子をお伝えする。「Swatch Touch Zero One」は、ビーチーバレーを中心としたスポーツパフォーマンスを計測できる腕時計型のデバイス。スマートフォン向け専用アプリ「The Swatch Touch Zero One app」(無料)と連携し、スマートフォン上で計測データの管理や搭載機能を利用できる。また、バッテリーは充電式ではなく、リチウムコイン電池を採用している。あくまでも「腕時計」としての使用を前提とし、充電不要にするためだという。ディスプレイはモノクロ(白黒)表示の曲面液晶を採用。ディスプレイ下部がタッチパネルになっており、操作は全てタッチ操作で行う。本体サイズは52.6mm×39.0×15.1mm、重量は約15.3g。防水性能は3気圧。専用アプリ「The Swatch Touch Zero One app」はiOS版、Android版を用意。ケース素材はプラスチック。カラーは、EARTHZERO(アースゼロ)、SUBZERO(サブゼロ)、STRIPEZERO(ストライプゼロ)、CUBEZERO(キューブゼロ)、SUNZERO(サンゼロ)、SKYZERO(スカイゼロ)の全6種類。ストラップのサイズは、最大4種類をラインナップしている。○これは「コネクティッドウォッチ」である発表会ではまず、スウォッチ グループ ジャパン代表取締役社長のクリストフ・サビオ氏が登壇した。サビオ氏によれば、Touch Zero Oneは、スマートウォッチではなく「コネクティッドウォッチ」だという。スマートフォンアプリと「コネクト」する「腕時計」であり、あくまでもメイン機能は時計で、コンピューターではない。スウォッチは「腕時計」メーカーとして、スウォッチが持つ、楽しさ、ファッション性、カラフルさを最も重視したと強く語った。○ゲストはお笑い芸人の徳井義実さんとビーチバレー選手の坂口佳穂さんゲストは、お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんと現役大学生ビーチバレー選手の坂口佳穂さんだ。Touch Zero Oneを装着した印象を訪ねられ、徳井さんは「軽いので、リストバンド感覚で身に付けられる。強度もしっかりしているので、ガンガン使えて安心。充電不要な電池式なのもありがたい」と興奮した様子で語った。さすが家電芸人といったところだ。坂口さんは、いつもの競技ユニフォームとは違ったカジュアルな服装で登場。「ビーチバレー選手としてプレイ中に使いたいのはもちろん、バンドの色もカラフルなので、カジュアルな服に合わせて普段使いもしたい」とはにかんだ笑顔でコメント。アスリート目線だけではなく、女子大生らしい一面を見せた。○スパイク強度を計測する「HITモード」と拍手の回数が分かる「CLAPモード」主要モードは、時間を表示や計測する「TIME(時間)モード」、運動時の歩数・消費カロリー・距離・活動時間を計測する「STEPモード」。そして、特徴的なのは、スパイクの強さやヒット数を計測する「HITモード」と、装着者の拍手の大きさや回数を計測できる「CLAPモード」だ。また、「COACHモード」では、専用アプリを入れたスマートフォンとBluetooth接続すると、スマートフォン上でトレーニングをコーチングしてくれる。この機能を聞いた坂口さんは「一刻も早く、難しいモードをクリアして、日本のトップ選手になりたい」と発言。○スパイク対決 - 勝者は坂口さん!トークの後に、徳井さんと坂口さんがスパイク。実際にSwatch Touch Zero Oneを装着し、HITモードを使用して、スパイクの強さを競った。計測値は1~99までの数字で示される。結果は坂口さんが68、徳井さんが46となり、勝者の坂口さんには、代表取締役社長のサビオ氏からTouch Zero Oneが贈呈された。Touch Zero Oneは、様々な機能を搭載していても、スウォッチは時計メーカーであり、作るのは「時計」であることを感じさせる内容だった。オメガやハミルトンなどの高級時計から、スウォッチブランドのようなポップで気軽に使える時計までを扱う同社らしい哲学が見えた。ところで、今回のTouch Zero Oneは、ビーチバレーにスポットを当てた製品だったが、「One」があるなら「Two」や「Three」が発売されるのか、次作はフットサルやスノーボードといった別のスポーツにフォーカスした製品になるのか、今後の動向が気になるところだ。
2015年09月17日俳優の坂口健太郎が7日、都内で行われた映画『ヒロイン失格』(9月19日公開)のトークイベント付き試写会に、英勉監督とともに出席した。原作は、漫画家・幸田もも子氏によって漫画誌『別冊マーガレット』(集英社)で連載され、全10巻で累計160万部を突破した同名コミック。『高校デビュー』(2011年)などで知られる英監督がメガホンを取った。自らを"彼のヒロイン"だと思い込んでいる暴走ヒロイン・はとりを、原作の大ファンだという桐谷美玲が演じ、クールな幼なじみの利太(山崎賢人)、学校一のモテ男・弘光(坂口健太郎)の三角関係によるロマンチックコメディーが描かれる。坂口演じる弘光の名シーンの1つが、はとりへの"3連発壁ドン"。共演の山崎が昨年公開された『L・DK』で、壁ドンブームの火付け役として"壁ドン王子"などと話題になったことから、坂口は直々にコツを伝授してもらったという。さまざまなやり方を学ぶも、「どれが正解なのか分かんなくて」と混乱。その解決策を「ネットでちょっと調べたんですよ。『壁ドン やり方』って」と恥ずかしそうに打ち明け、会場の笑いを誘った。さらに、ネット検索によって知ってしまったのは「本当に壁ドンされたい女性は4割」という実態だった。「これ…(演技を)やる前に見るべきじゃなかった」と裏目に出てしまったことを後悔しつつも、「いろいろありましたね。近いのもあれば行く手を遮るのもあったり。奥深いなぁと」と俳優としての発見もあった様子。英監督も同シーンを「楽しんで見てもらえれば。現場でも面白かったよね? 賢人くんも見てくれていて」と振り返った。また、司会者から「三角関係になったとしたら、"不器用で素直になれない利太"か"器用で思いをスマートに伝えられる弘光"かどちらのタイプ?」と聞かれ、坂口は「弘光は頭が良い」とした上で、「弘光7割、利太3割」と答えた。「ここまで弘光のようなカッコ良さは体現できないですけどね」と苦笑しながらも、「弘光の(割合の方が)ちょっと多いかも」と補足。三角関係になった場合、相手に気持ちをストレートに言えるかについては、「言えるかもな。僕、考えるのがあまり好きじゃなくて。だから結構、素直に言っちゃうかもしれないですね」とプライベートの一面をうかがわせていた。
2015年09月08日桐谷美玲を主演に、いま注目の若手俳優・山崎賢人と坂口健太郎が共演を果たす『ヒロイン失格』。この度公開に先駆け、“塩顔男子”として女子の人気を集める坂口さんが演じる学校イチのモテ男・弘光廣祐の笑顔に癒されるオフショット&未公開劇中写真が解禁された。主人公・松崎はとり(桐谷美玲)は幼なじみの寺坂利太(山崎賢人)に恋する高校生。絶対的な自信を持って自分が彼の“ヒロイン”だと思い込んでいる。そんな中、クラスの中でも六角精児似のイケてない女の子・安達未帆(我妻三輪子)に告白された利太が付き合い始めるというまさかの展開!「え?あたしヒロインじゃないの?」2人の関係に悶絶する中、学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)がはとりに興味を持ち始め…。本作で学校イチのモテ男弘光役を演じる坂口健太郎は、「MEN’SNON-NO」の専属モデルとして活躍し、昨年公開された『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』で映画デビュー。その後『娚の一生』や『海街diary』を始め、『at Home』『俺物語!!』など注目作品の出演が相次ぎ今年に入って7本の映画に出演、さらに綾野剛主演のドラマ「コウノドリ」(TBS)にも出演が決定し、今後の活躍に期待大の若手俳優だ。今回公開されたのは、太陽のような雰囲気を持つ弘光のキャラクターが表れているビジュアル。坂口さんの優しい笑顔に桐谷さん演じるはとりもついつい見とれてしまうほど、弘光は劇中で全女子を夢中にさせている。そんなキャラクターを英勉監督は「弘光は明るくその場を照らし、温かく人を包み込むような“太陽のような男”」と語っている。坂口さん自身は、「物腰も柔らかいし、女性の扱いも上手だけど、軽いわけじゃない。はとりに対して一途な弘光もいるんです。監督とはこの辺を深く掘り下げていきました。女性に対しての接し方は利太よりも慣れている感じですね。男から見てもかっこいい感じのイメージになるように演じました」とコメントを寄せている。坂口さんだから実現した実写“弘光”。彼が見せる笑顔には、日々の仕事や時間に追われる女性にとって胸キュンサプリになること間違いなし。『ヒロイン失格』は9月9日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年08月21日山崎賢人と坂口健太郎というイケメンの間で揺れ動きながら、恋に暴走するヒロイン・はとりを桐谷美玲が体当たりで演じる、胸キュン恋愛映画『ヒロイン失格』。このたび、この最旬キャスト3人が揃って登場し、映画館での“マナー失格”なシチュエーションを紹介する映像が、シネマカフェだけに到着した。松崎はとりは、幼なじみの寺坂利太(山崎賢人)にずっと恋し続けている高校生。絶対的な自信を持って自分が彼の“ヒロイン”だと思い込んでいるが、クラスの中でも六角精児似のイケてない女の子・安達未帆(我妻三輪子)に告白された利太が彼女と付き合い始めるというまさかの展開に!うまくいかない恋に悶絶する中、学校イチのモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)がはとりに興味を持ち始め、まさかの三角関係に!果たして、はとりが選ぶのは…。今回到着した映像は、「ホフディラン」と松竹マルチプレックスシアターズがコラボレーションしたことでも話題となっているポリシーシネマ。『ヒロイン失格』のタイトルにかけて、“マナー失格”なシチュエーションを、桐谷さん、山崎さん、坂口さんの3人がそれぞれ表情豊かに紹介する。もちろんそれだけに留まらず、「ホフディラン」小宮山雄飛が作詞作曲の「映画の中へ」が流れる後半は、本編からの見どころ映像がふんだんに盛り込まれた、予告編とも微妙に異なる夢のコラボレーション映像が実現。桐谷さん演じるはとりが、山崎さん演じる利太と安達さんのラブラブぶりに思わずパンを握りつぶしたり、“壁ドン”の立役者・山崎さんではなく、坂口さんが桐谷さんにガッツリ壁ドンしたりと、こちらも必見の映像となっている。こちらのポリシーシネマは明日7月11日(土)から全国のMOVIXブランド劇場、神戸国際松竹などにて上映の予定というから、ぜひチェックしてみて。『ヒロイン失格』は9月19日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月10日学費支援プラットフォーム「studygift(スタディギフト)」では28日、同サイトで学費支援の呼びかけを行っていた坂口綾優さんについて、坂口さん自身から返金を希望する申し出があり、今回の支援金を一旦返金する方向で、支援者と話をすすめることが最善であるという結論に達したことが発表された。「studygift(スタディギフト)」は、奨学金の利息が払えず学校に通えなくなってしまうといったような学生が、「大学で学びたい事」や「将来の大きな夢」を語り、学費を支援してくれるサポーターを探す事ができるプラットフォームとして開設。サポーターが支援できるのは、目標金額の75%までで、残りの25%はアルバイトや他の活動によって自力で集めることをルールとしていた。坂口綾優さんは、大学に行きたくても学費が払えなくて学校に行けないという状況だったといい、studygiftからの援助を受け、学費を支援するサポーターを募集していた。だが28日、「studygift」サイト上では、坂口綾優さんへの支援について、「ご支援を頂いた方々はもとより、studygiftに関心を持って頂いた多くの方々に対して、多大な混乱を招いてしまったことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。「坂口さんの現状説明において、スタッフによる確認不足や、誤解を招く様な表現がございました」「またそれらに対し、ユーザー様へのご説明に不足する部分が多々ありましたことも、紛れも無い事実」とし、「今回の事態を厳粛に受け止め、至らない点を改善していく所存」としている。その上で、坂口さん自身から返金を希望する申し出があり、今回の支援金を一旦返金する方向で、支援者と話をすすめることが最善であるという結論に達したことを明らかにした。今後の動きに関しては、弁護士などの専門家らと相談しながら協議し、決定次第サイトで告知するとしている。また、studygiftの活動再開時期は未定としながら、「私たちの学生を救いたいという気持ちは変わっておりません」とも記載している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月29日学費支援プラットフォーム「studygift(スタディギフト)」が開設され、Google+のフォロワー数が話題になったという、早稲田大学社会科学部の3年生の坂口綾優さんが支援を呼びかけている。「studygift(スタディギフト)」は、奨学金の利息が払えず学校に通えなくなってしまうといったような学生が、「大学で学びたい事」や「将来の大きな夢」を語り、学費を支援してくれるサポーターを探す事ができるプラットフォーム。サポーターが支援できるのは、目標金額の75%までで、残りの25%はアルバイトや他の活動によって自力で集めることをルールとしている。坂口綾優さんは、福岡県北九州市出身。早稲田大学社会科学部の3年生だが、学校に行きたくても学費が払えなくて学校に行けないという状況といい、今回studygiftからの援助を受け、奨学金が止まり学校に通えなくなってしまった坂口さんを支援するサポーターを募集する事とした。5,000円の支援をすると、授業のことや学生生活のこと、おもしろかったイベントの話など、現役の学生だからわかる今時の学生事情を、坂口さんが撮影した写真を交えてメールマガジン形式で伝える(週に1回程度の配信を予定)。また、「株主(サポーター)総会」として、9月と3月の成績発表の時期に合わせてサポーターの前で活動報告を行う。その他、予算がPCの購入や旅行などの臨時予算が発生した場合、坂口さんの活動に関する議決などを行う。株主様同士の交流もできる場にしたいと考えているという。また、特別スポンサーとして支援をすると、坂口さんを通じてさまざまなPR活動を行うことが可能としている。10万円の特別スポンサー(企業可)として支援をすると、坂口さんの使用しているMacbookAir、iPhoneなどの背面に社名のロゴやサービス名を貼り付けて宣伝するとしている。これらの機器は学生生活、バイト、その他の活動でも常に持ち歩いて使用しているという。さらに、坂口さんのSNS(Google+、facebook、twitterなど)や普段の活動で”全力を使って”企業をPR。普段の生活でのサンプル品配布なども相談すれば実施する。「その他、お気軽にご相談いただければと思います」(坂口さん)。詳しくはこちら。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月18日高橋克典、坂口憲二らが出演する舞台『十三人の刺客』。この製作発表が4月9日、都内で行われ、高橋、坂口のほか、共演の釈由美子、川村陽介、袴田吉彦、西岡徳馬、脚本・演出のマキノノゾミらが登壇した。本作は1963年公開の工藤栄一監督による同名の映画を原作にした初の舞台版。1990年にはテレビドラマ版、2010年には三池崇史監督による映画リメイク版も公開され、話題となった。舞台は江戸時代末期。時の将軍・家慶の弟で明石藩主・松平斉韶(袴田)は近く老中への就任も決まっており、権力を笠に蛮行を繰り返していた。斉韶の幕閣への昇進は幕府の存亡に関わるとして、御目付の島田新左衛門(高橋)に斉韶暗殺の命が下る。すぐに新左衛門は総勢13人の精鋭暗殺部隊を組織し、計画を練り上げるが、一方、斉韶の腹心で新左衛門とは旧知の鬼頭半兵ヱ(坂口)もまたその動きを察知し、殿を守る準備を進めていた。映画では工藤版で30分、三池版で50分あったラストの壮絶な死闘のシーンは舞台版でも健在。13人のキャラクターの死に様、殺陣に個性を持たせ、そのほかのプランは現在構想中と語る脚本・演出のマキノは、舞台版ならではの趣向を凝らす。「釈さん演じる奈緒という新左衛門の妻の設定を作りました。新左衛門と半兵ヱが竹馬の友として同じ道場で競っていた頃に、奈緒はふたりに好意を寄せられていた道場の娘とふたりの関係に少し意味合いを持たせ、今までの原作、ドラマより因縁も含めてとっつきやすい人間ドラマになっています」とのこと。また、マキノの演出、坂口の初舞台ということで13年ぶりに舞台出演を決めたという高橋は「舞台はそもそもあまり経験がありません。ですがそれを逆手にとって、(舞台)既存の価値観ではなく、自分が出来ることを精一杯やりたいと思います。とにかく力のある作品になれば」と意気込んだ。一方、舞台も時代劇も初めてという坂口は少々緊張気味。「(舞台は)全てが未知の世界。マキノ先生に御身を捧げ、克典さんはじめ全てのキャストの皆さんに少しでも追いつけますよう、皆様宜しくお願いします」と爽やかに挨拶をした。紅一点の釈は「奈緒の存在が、生死のかかった闘いの中で唯一の心の癒しになるよう精一杯頑張りたい」とコメント。また先日、古武道で黒帯を取ったが、今回の舞台で唯一殺陣がないと聞き「バサバサ斬る気満々だったんですけれど」と残念がった。注目の舞台は、8月3日(金)から18日(土)まで東京・赤坂ACTシアター、その後8月21日(火)から29日(水)まで大阪・新歌舞伎座で上演する。チケットはいずれも発売中。
2012年04月10日