元女子レスリング日本代表の吉田沙保里(39)が21日、自身のインスタグラムを更新し、初めて体験したという「ランボルギーニ」ショットを公開した。吉田は「『愛車の履歴書』前編初めてランボルギーニを体験しました『ウラカン・テクニカ』本当にカッコ良すぎて…私の車の履歴書も併せてぜひ読んでくださいね」と投稿。その後も「『愛車の履歴書』後編ランボルギーニ・ウルスを体験しました迫力あるエンジン音にビックリでもとっても快適なSUVでしたやっぱりSUVは好きだなぁー」とつづった。フォロワーからは「今日は可愛いからの、セクシーなさおりさん」「沙保里さんにランボすごく似合ってます」「凄い。どの写真見ても、まるでモデルさんみたい」「ファッションもよく似合ってますみるみる美人さんになっていきますね」「超カッコいい!!!!!」などのコメントが寄せられている。
2022年05月22日元女子レスリング日本代表の吉田沙保里(39)が20日、自身のインスタグラムを更新。大胆に美脚を披露するショットを公開した。吉田は「初めてランボルギーニを体験しました『ウラカン・テクニカ』本当にカッコ良すぎて…私の車の履歴書も併せてぜひ読んでくださいね」と呼び掛けている。投稿では、色鮮やかなブルーの衣装をまとった吉田が、高級外車・ランボルギーニの横に立ち、すらりとした美脚を披露。モデルとして華麗なポージングを見せている。この投稿を見た人からは「カッコ良すぎでした」「今日は可愛いからの、セクシーなさおりさん」「松たか子さんかと思った!!」「脚がめちゃくちゃ綺麗ですね」「綺麗すぎやろ~ホレテマウヤロ~」などとコメントが寄せられている。
2022年05月21日Netflix『全裸監督』ワールドプレミアでの伊藤沙莉(’19年7月)若手実力派女優・伊藤沙莉(27)の熱愛が明らかになった。熱愛発覚の伊藤沙莉、ネットも祝福ムードのワケ相手は、脚本家の蓬莱竜太(46)。食事デートから愛の巣に帰るところを写真誌に直撃されると、「えーまじで、まじで。こういう感じなんですね(爆笑)。びっくりしたー!」彼女は気さくに対応。報道された翌日には、自身のツイッターで、「彼から猛アプローチっていうのはwwwお互いにってやつですよ(略)#18歳差」と、報告した。なお「#18歳差」というのは、20歳差と報じられたのを訂正したものだ。そこに兄の芸人・伊藤俊介(オズワルド)も便乗。「M-1も妹もおじさんに獲られました。(略)#俺とは13歳差」とツイートして、笑いをとった。注目すべきは世間の反応で、とにかく祝福ムード一色。そこから見えてくるのは、彼女が今、めったにないほどのおいしいポジションにいるということだ。というのも、彼女はいわゆる「美人女優」という枠で勝負していない。メインを張れるほどの顔ではないことが子役時代からコンプレックスだったとして、「容姿だけで、視界に入れてもらえなかったこともあって、それが嫌だった」と、告白している。しかし「美人女優」枠から早期に降りたことにより、彼女は演技で勝負している実力派という評価を獲得。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、とはこのことだ。そして、もうひとつのコンプレックスというのが低音のハスキーボイスだ。これもまた、ナレーションや声優の仕事などでも武器になっているほか、特に同性からの好感度につながっている。なぜなら、女性が女性の性格を想像する際、声やしゃべり方によって判断するところが大だからだ。甘えた高音で舌足らずに話す女性が、女性に好まれる「サバサバ」タイプに認定されることはまずない。伊藤本人は自らを「粘着質」だと分析。共演経験のある千葉雄大から「付き合っていた彼氏全員に、明日、私が死んでも後悔しないくらい私を愛してと伝えていた」というエピソードも暴露されている。そんなところもほどよくカムフラージュされるのである。では、実際、彼女はどういう人なのか。興味深いのは、今年2月『あさイチ』(NHK総合)でしていた発言だ。伊藤沙莉は“不思議ちゃん”占い師に「あなたは人間じゃない、妖精なんです」と言われたと告白。サンタクロースの手伝いをする種族だそうで「どうりでクリスマスも好きだし」と納得したという。子役時代にも共演した高岡早紀から「沙莉って妖精みたいだよね」とも言われたそうで「私、妖精ってカミングアウトしてないのに」と続け、MCたちのビミョーな反応に「不思議ちゃんになりたいわけじゃないんですけど」と付け加えた。いや、それって十分に不思議ちゃんだろう、と思わずツッコんでしまったが──。そんなところが熱愛の相手である、18歳上のおじさん業界人にはたまらない魅力なのだと思われる。しかも、不思議ちゃんは女優として売れ続けるために有利なキャラ。古くは大竹しのぶ、最近だと綾瀬はるか、吉高由里子などがこのタイプだ。思えば、熱愛の相手がイケメンの人気俳優とかではないのもよかった。まさに、嫌われない要素の集合体である。こうしてみると、伊藤ほど「持ってる」女優もなかなかいないのではないか。これほどおいしいポジションにいることを、世間に気づかせないところも含めて。PROFILE●宝泉薫(ほうせん・かおる)アイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)
2022年04月27日2022年4月20日、PEACH JOHN BEAUTYのミューズを務める吉田朱里さんとピーチ・今のコラボアイテムが発売されました。吉田朱里さんご本人も日頃から愛用しているという「ボムバストクリーム リッチ」、「ヒップルン薬用ホワイトクリーム<医薬部外品>」がスペシャルバージョンになって登場です。■即プル艶になるパール入り!「ボムバストクリーム リッチ」ボムバストクリーム リッチ150g3,278円PEACH JOHN BEAUTYが提案する「ランジェリーの似合うハダカへ導く」ために生まれたバスト用クリーム。吉田朱里さんコラボではパール剤を配合し、キラキラっとトーンアップしたようなメイクアップ効果も。さらに、塗るとはじけるピンクカプセルビタミンEなど保湿美容成分も贅沢に追加。フレッシュなローズとパウダリーなサボンが基調のラブサボンローズの香りです。塗った瞬間からすっとなじみ、肌表面をぴたりと覆うようなハリとうるおいが持続。保湿&マッサージで自分史上最高のマシュマロバスト(※1)へ。※1肌が柔らかいこと。■プルンとした肌質感に似合う香り。「ヒップルン薬用ホワイトクリーム<医薬部外品>」ヒップルン薬用ホワイトクリーム<医薬部外品>ラブサボンの香り120g2,178円保湿&マッサージで、“ぷるぷる(※2)” “ふわふわ(※3)”のヒップへ。PEACH JOHN BEAUTYを象徴するもう1つのトップセラー。ヒップルン薬用ホワイトクリーム<医薬部外品>にも吉田朱里さんスペシャルバージョンが登場!サボンとフローラルの可憐な香りに、大理石調とピンクのバイカラーパッケージも本人のこだわりポイント。美白(※4)有効成分トラネキサム酸、おしりニキビを防ぐグリチルリチン酸2K、肌のハリ感をアップさせるポリリフト(※5)など、使うほどに美しくなる成分がたっぷり。 “ぷるぷる(※2)” ”ふわふわ(※3)“の、うるおって、やわらかくベビーな質感に。※2 肌がみずみずしいこと。※3 肌が柔らかいこと。※4 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ。※5 アルモンドエキス。■商品概要・ボムバストクリーム リッチ150g3,278円・ヒップルン薬用ホワイトクリーム<医薬部外品>ラブサボンの香り120g2,178円(マイナビウーマン編集部)
2022年04月20日第2弾がもうすぐ放送となる「松尾スズキと30分の女優」。この度、前作より吉田羊が出演した「吉田羊の乱」がYouTubeにて無料配信スタートした。松尾スズキが毎回ひとりの女優とがっぷり四つに組んで繰り広げる至極のWOWOWオリジナルオムニバスコントドラマ「松尾スズキと30分の女優」。第1弾には吉田さん 、多部未華子 、麻生久美子、黒木華が出演、観た人をやみつきにさせた。現在、WOWOWオンデマンドにて配信中の第1弾。全4話の中から今回、「吉田羊の乱」をYouTubeで期間限定配信。そして、3月放送の第2弾は、生田絵梨花、松本穂香、松雪泰子、天海祐希の4名が出演(放送順)。どんなコントを繰り広げるのか、注目だ。松尾スズキと30分の女優「吉田羊の乱」は4月4日(月)23時59分までWOWOWオフィシャルYouTubeチャンネルにて配信。「松尾スズキと30分の女優2」は3月13日(日)23時~WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて放送&配信。※WOWOWオンデマンドでは全4話を一挙配信(cinemacafe.net)
2022年02月27日吉田鋼太郎主演「おいハンサム!!」が1月8日から放送開始。SNSでは吉田さんの演技に「吉田鋼太郎さん劇場」「父の昭和感が絶妙」など絶賛の声が上がったほかキャスト陣を賞賛する声も多数。「テンポとリズムがすごい好き」など演出も高く評価されている。本作は東海テレビ×日本映画放送が共同製作する“家族”と“食”のラブ&ファミリードラマ。伊藤理佐による“食”と“恋”を描いた人気コミック「おいピータン!!」&「おいおいピータン!!」を中核原作に、「渡る世間はオヤジばかり」「チューネン娘。」「あさって朝子さん」など伊藤氏の数ある人気コミックのモチーフを加え実写化した。昭和頑固親父の生き残りのような伊藤源太郎を吉田さんが演じるほか、伊藤家の三姉妹のうち、ある程度の外見の良さを求め元カレを捨てた長女・由香に木南晴夏。今は結婚して大阪で暮らしている次女・里香に佐久間由衣。漫画家志望の彼をいて1人暮らしをはじめた三女の美香に武田玲奈。家族をのんびり支える母親の千鶴にはMEGUMI。由香に捨てられた元カレで、源太郎の取引相手でもある大森利夫に浜野謙太。里香の夫で銀行員のミキヒロに桐山漣。ちょっとだらしない漫画家志望で美香の彼氏・ユウジに須藤蓮。また合コンで美香と出会うエリートサラリーマン・大倉学に高杉真宙。由香の不倫相手の竜也に久保田悠来。物の例えが古風な美香の同僚・シイナに野波麻帆。大森の会社の新入社員・山下に京典和玖といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。美香は1人暮らしをはじめユウジと半同棲状態になるが、ユウジが全力を込めた漫画を読んだ美香は「別れてください」と土下座。しかし美香と別れたくないユウジは「僕と別れると後悔するよ」と部屋に居座る。また高学歴な銀行員の夫と大阪で暮らす次女の里香も離婚寸前。不倫中の長女の由香も食事をしていると元カレ・大森が現れ…というのが1話のストーリー。酔っ払って帰ってきて千鶴の周囲をぐるぐる回り、スーツのまま布団に倒れ込むが、千鶴がタイガーマスクのセリフを口にすると突然起き上がる…。ラストでは由香の元カレとは知らず、飲んで意気投合した大森を自宅に招いてしまう…。“昭和おやじ”全開な源太郎を演じる吉田さんに「説明しすぎず不思議なテンポなのに面白い!吉田鋼太郎さん劇場だった」「吉田鋼太郎演じる父の昭和感が絶妙 中々面白いドラマだった」「吉田鋼太郎を愛でるドラマ」といった声が続出。また「吉田鋼太郎さんとMEGUMIさんが夫婦の時点で一定の期待はしてましたが、やっぱいい味出してました」「MEGUMI母さんのキャラが笑いを増幅させてて面白すぎる」「木南晴夏とハマケンのコンビだけでも観る価値あり」「内容も細かく丁寧に作られてる感じして最高のキャスト」など、豪華キャスト陣への賞賛も。「テンポよくて面白かった。キャストも豪華。毎週見る事にしよう」「おいハンサムめっちゃ面白いな。ドラマのテンポとリズムがすごい好き」「テンポと絶妙なセリフと独特の雰囲気がめちゃくちゃ楽しい」「淡々と笑えるというのはなかなか珍しいので、このテンポと熱量を今後もキープしてもらいたい」といった演出の良さについて触れたコメントも多数投稿されている。(笠緒)
2022年01月09日アドリブ封印で挑む頑固おやじ役の「吉田鋼太郎」軟併せ持った芝居巧者としてさまざまな作品で存在感を放つ吉田が、主演するコメディーホームドラマ『おいハンサム‼』(1月8日スタート、東海テレビ・フジテレビ系土曜夜11時40分~)で頑固おやじを演じる。■吉田鋼太郎も共感した父親イメージ「ホームドラマといえば中高生のころに見ていた頑固おやじにみんなが手を焼く『寺内貫太郎一家』を思い出します。今回も無口だけど行動に娘たちへの思いと愛を伝える気持ちがあふれている昭和のお父さん像が全編に流れています。令和にあえて昭和のホームドラマというコンセプトもおもしろいと思います」主人公の伊藤源太郎は何かと融通が利かない父親だが、男を見る目のない3人の娘が心配でならない。父から娘への情愛に思い浮かべたのは、ドラマ化もされた向田邦子の名作エッセイ『父の詫び状』。傍若無人な父が、酔っぱらって家に連れてきた部下たちの粗相の後始末を娘にさせてしまったことを手紙で詫びる。「娘に“ありがとう”“ごめんなさい”を面と向かっては言えないけど、別の手段で伝えようとしている姿は素敵だと思います。自分の祖父や父も同じだったので、思いを伝えられないシャイな姿というのは父親のイメージです。源太郎ももってまわった表現でしか娘たちに思いを伝えられない。泥酔して帰宅して前触れもなく娘に“愛している”と言いだすところは共感できます」■娘の相手は食事の仕方が美しい人を昨年3月に娘が誕生。自身は現代に応じた父親像を探る。「伝えることはちゃんと言わないといけないと思っています。SNSで思いを吐露できる時代でもあり、言いたいことを言えないお父さんは少なくなっているのではないでしょうか。ドラマでは食事も重要な要素になっていて、私自身は食事の仕方、食べ方が美しい人は信じられます。まずは自分の娘にちゃんとした食事の仕方を教えて、それを素敵だなと思ってくれる男性が相手ならいいのではないかと思います」■「おっさんずラブ」がターニングポイント伊藤理佐原作の人気コミックをドラマ化。脚本・演出を担当する山口雅俊は『ナニワ金融道』『きらきらひかる』『闇金ウシジマくん』『新しい王様』シリーズなどの話題作を手がけている。「天才といわれていて、こだわりが強い方。台本も抽象的な描写が多い。ト書き(セリフ以外の説明)に“何かしらの会話が行われる”とあったときはセリフを書いてくれよと(笑)。撮影現場ではト書きとまったく違うことがありますが、逆にやる気が喚起されて、監督のサプライズに応えようと思います」シェークスピア劇など舞台だけなく数々の映像作品でも活躍し、キャリアを積んでいるが今回封印したことがある。「これまでは監督、共演者の了解のもとアドリブを入れるのが好きでした。でも今回は、監督が繰り出すさまざまな演出、要求ひとつひとつをクリアするとシーンがおもしろくなっている実感があってアドリブはなしで演じています。今回アドリブをやめることで違う自分、新たな発見があるんじゃないかと思っていてターニングポイントになるかもしれないし、代表作にしたいと取り組んでいます」部下に恋する上司を演じた人気ドラマ『おっさんずラブ』もターニングポイントになった作品として挙げる。「どうやって演技したらいい、どうやって実感をつかめばいいのかと思った作品。束縛が多い役で、そこをどう打ち壊して、突破していくのかを常に考えながら演じていたことが、ひとつのスキルになりました」アドリブなしの令和の頑固おやじ。新境地となりそう。吉田鋼太郎のハンサムな瞬間とイクメン「娘はかわいいし、抱いていると自然に笑っている。いままで見せたことないような笑顔の自分はハンサムだと思います(笑)。娘が生まれてからはすべてが変わり、子ども中心になりました。仕事が終わったら一目散に帰り、お風呂は必ず僕が入れるようにしています。娘が成人する20年後といわず嫁にいくまで、あと30年は頑張って生きたいと思っています」自身が演じる源太郎に共感するのは?「年代が同じで、蕎麦屋やチェーン店じゃない居酒屋とか店のチョイスが似ている。目玉焼きの焼き方が半熟なのも似ています」東海テレビ×日本映画放送共同製作連続ドラマ『おいハンサム!!』(1月8日スタート、東海テレビ・フジテレビ系土曜夜11時40分~)“食べて、恋して、人は生きている……”恋と家族とゴハンをめぐるコメディーホームドラマ。吉田鋼太郎、木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈、高杉真宙、MEGUMI、浜野謙太ほか出演。
2022年01月08日圧倒的な強さから『霊長類最強女子』として知られる、元レスリング選手の吉田沙保里さん。現役引退後は、タレントや解説者など幅広く活躍しています。そんな吉田さんが投稿した何やら意味がありげな写真に、ネットがざわついでいるようです。吉田沙保里の投稿した写真に「まさか…!」の声2021年10月31日、吉田さんは自身のInstagramに複数枚の写真を投稿しました。投稿文には「Happy Halloween」という10月31日にちなんだメッセージと、「#happyday」「#ありがとう」「#20211031」というハッシュタグが。何気ない文章の投稿が話題になっている理由は、添付された写真にありました。※写真や動画は複数あります。スライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 吉田沙保里(@saori___yoshida)がシェアした投稿 写っているのは、吉田さんと思われる女性と、同年代に見える男性の姿。2人は一緒にブランコに乗ったり、手をつないだり、肩を組んだりと、とても親しい関係に見えます。そう、この写真と意味ありげな投稿文を見た人たちは「もしかして、吉田さんに恋人がいるのでは…!?」と予想したのです。吉田さんの投稿はまたたく間に話題になり、Instagramのコメント欄だけでなく、ネットのあちこちで反響が上がっています。・ま、まさか…近いうちにご結婚されるのでは…!?・素敵な方だし、おめでたい発表が近いうちに来たら嬉しい!・どんどん美人になってるもんね。写真見てニヤニヤしちゃった。テレビ番組で「好きな人とうまく話すことができない」といった悩みを明かすなど、かわいらしい一面も持つ吉田さん。『霊長類最強女子』として試合に挑む勇ましい姿とのギャップも、魅力の1つといえるでしょう。もしかすると、近いうちに何か発表があるのでしょうか…![文・構成/grape編集部]
2021年10月31日『マネーの虎』に出演していたころの吉田栄作吉田栄作(52)が再婚に踏み出すことが『週刊女性』スクープでわかった。相手は内山理名(39)。前妻の平子理沙(50)とは18年間連れ添ったものの、2015年に離婚、子宝には恵まれなかった。栄作の父は「来年には結婚すると思う」としたうえで、「孫の顔を見たいから、まだまだ死ねないよ(笑)」と、コメントしている。■吉田栄作は面白名言の宝庫そんな栄作は、9月7日の『ラヴィット!』(TBS系)に生出演。大物ゲストなのに占いコーナーで最下位になってしまった。スタジオに気まずい空気が流れたが、実はおめでたい話が進行していたわけだ。その『ラヴィット!』には平野ノラも登場。あの巨大な携帯電話で「しもしも、栄作?」と話しかけていた。彼もまた、バブル期を思い出させる芸能人のひとりなのだ。そして、若いころの栄作は名言の宝庫でもある。1995年に休業して米国留学する際には、「ジャンボになってやる」という発言が話題に。8月20日の『5時に夢中!』(TOKYO MX)でその真意を聞かれると、「ビッグになる、では普通すぎたので」と説明していた。だとすれば、彼の場合はビッグマウスならぬ“ジャンボマウス”というべきなのだろう。そのジャンボマウスが最高に炸裂したのが、’90年に出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)でのこと。彼は芸能界を目指すきっかけとなった高校時代の経験を語った。それは、新宿にある50階以上の高層ビルから街を見下ろした際、歩く人たちが「ありんこ」に見えたため「自分はありんこみたいな中の1匹で終わってしまうのがすごくイヤ」になり「東京に出て何かしたいなと」思ったというものだ。当時、コラムニストのナンシー関からは「単なる遠近法の問題ではないのか。面白いなあ栄作は」などとちゃかされていた。が、栄作は大まじめだ。実は今年7月26日の『徹子の部屋』にも出演。ありんこ発言を含む過去映像が紹介されたが、彼は31年前の同じ回でこんな美学も明かしていた。「自分はね、街を歩いちゃいけない存在なんだなって言い聞かせてるんですね」これはどういうことかというと「お金を出してくれるファン」のためには、自分は特別な存在でなくてはならず、「街でインスタントにね、見る人がいちゃいけないんじゃないかなって」というわけだ。つまり「ありんこ」で終わりたくなかった彼は「スター」とは何かを考え、そのイメージに忠実であろうとした。その大まじめぶりがかえって面白がられたりもしたが、今では面白がられることも含めてスターなのだという境地に達しているようだ。というのも、最近出演した前出の3番組すべてで、彼は同じファッションをしていた。白いTシャツとブルージーンズの組み合わせだ。あのころを知る人に懐かしがられることを踏まえての自己顕示も兼ねたサービスである。思えば、栄作が大活躍した’90年代はスターのスターらしさが面白がられた最後の時代だった。反町隆史は「言いたいことも言えない」と全力でシャウトし、木村拓哉は「キムタクと呼ぶな」と本気で怒り、織田裕二は映画監督と大ゲンカ、加勢大周は坂本一生と芸名をめぐってモメたりした。ベテラン勢では、田村正和さんもまだ恋愛ドラマをやっていたし、勝新太郎さんだって生きていたのだ。栄作の再婚報道のおかげで、そんな時代がちょっと懐かしくなってしまった。気分は平野ノラ、である。PROFILE●宝泉薫(ほうせん・かおる)●作家・芸能評論家。テレビ、映画、ダイエットなどをテーマに執筆。近著に『平成の死』(ベストセラーズ)、『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)、『あのアイドルがなぜヌードに』(文藝春秋)などがある。
2021年09月29日2019年2月に白血病であることを公表するも、奇跡的な回復を見せた競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手。つらい闘病生活や抗がん剤の副作用、リハビリを乗り越え、2021年4月には東京五輪の代表の座をつかみ取りました。1人のアスリートとして常に努力を重ねている池江選手は、Twitterでも日々のトレーニングの様子を公開しています。池江璃花子選手の動画を見た、吉田沙保里のひと言にツッコミ同年9月8日、池江選手がTwitterにトレーニングの成果について投稿。動画には、10kgの重りを付けながら懸垂をする姿が映っています。重りを付けない状態でも、何度も懸垂をするのは簡単ではありません。病気から見事に回復した池江選手の、たくましい身体つきにも驚かされますね。そんな池江選手の動画に驚かされたのは、一般人だけではありません。元レスリング選手の吉田沙保里さんは、このようなコメントを付けて驚きをあらわにしました。凄ーい私、絶対にできないわー — 吉田沙保里 (@sao_sao53) September 8, 2021 池江選手の筋力を「すごい!私は絶対にできない!」とほめた吉田さん。しかし、この投稿を見た多くの人からは、ツッコミが続出!いたって普通の反応に見えますが、吉田さんがいうとツッコミが入る理由とは…。「さおりんなら30kgの重りでもいけるのでは?」「今日ってエイプリルフールでしたっけ?」「懸垂の機械を壊してしまうからですか?」その圧倒的強さから『霊長類最強女子』『レジェンド』と呼ばれていた、吉田さん。現役は引退してしまいましたが、数々の伝説を持つ吉田さんなら「ウソをつくんじゃない!」とツッコまれてもおかしくないでしょう…。吉田さんは過去にタイヤ引きをする姿を公開し、『霊長類最強女子』の強さを見せつけています。競技のジャンルは違えど、池江選手との筋力勝負も見てみたいですね![文・構成/grape編集部]
2021年09月09日吉田カバンが、新レーベル「POTR(ピー・オー・ティー・アール)」をスタートする。吉田カバンが新レーベル「POTR」をスタート1935年の創業以来、創業者の「一針入魂」の精神と「MADE IN JAPAN」にこだわった多種多様な鞄を作り続けている吉田カバン。今回、「ポーター(PORTER)」、「ラゲッジ レーベル(LUGGAGE LABEL)」に次ぐ新たなレーベルとして誕生した「POTR」では、これまでに培われた物づくりの経験を活かし、人々のライフスタイルに寄り添ったプロダクトを提案するという。概要吉田カバン 新レーベル「POTR(ピー・オー・ティー・アール)」展開アイテム:ライフスタイルプロダクト
2021年08月09日2021年7月スタートの新テレビドラマ『プロミス・シンデレラ』(TBS系)の追加キャストが発表されました。同作は、俳優の二階堂ふみさん演じるバツイチアラサーの主人公の桂木早梅が、眞栄田郷敦さん演じる高校生・片岡壱成と出会い、金と人生を賭けた『リアル人生ゲーム』を繰り広げていくラブコメディ。早梅と壱成とともに劇中で三角関係におちいる、壱成の兄で旅館の若旦那・片岡成吾に、『EXILE』『三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE』のメンバーとしても活躍する岩田剛典さんの出演が決定しています。松村沙友理、ドラマ出演決定にコメント旅館で働く仲居、坂村まひろ役に、同年7月13日でアイドルグループ『乃木坂46』での活動を終了することを発表している松村沙友理さんが決定。新入りの早梅に、旅館や片岡家の内部事情をあれこれ教える人物として、物語に大きく関わる役柄を演じます。さらに、動画配信サービス『Paravi』では、松村沙友理さん主演のオリジナルストーリーの配信も決定。松村沙友理さんは今回のドラマ出演、さらには自身が主演となるオリジナルストーリーの配信に「より一層身が引き締まる思い」と意気込みを語ります。松村沙友理さんコメント今回、自分自身にとって節目となる時期にこのような素敵な作品に参加できて、より一層身が引き締まる思いです。私の演じる坂村まひろは、見た目はほんわかとした雰囲気ですが、心には強い信念を秘めている凄く魅力的な女の子です。まひろちゃんの良いところを少しでも多くの方に感じてもらえるよう大切に演じさせていただきます。Paraviオリジナルストーリーでは、坂村まひろを中心としたラブコメに挑戦させていただきます! 本格的なラブコメは初めてですが、観てくださる皆さんに楽しんでいただけるよう、精一杯頑張ります。本編と合わせてよろしくお願いします。松村沙友理さん主演のオリジナルストーリーの配信日時は後日発表予定。個人としての活動をスタートさせる松村沙友理さんが、同作で見せる演技に注目です![文・構成/grape編集部]
2021年06月21日読めたらすごい!難読漢字を4つご紹介します。「秋沙」って、なんと読むかわかりますか?「あきしゃ」ではありませんよ。今回はすべて鳥の名前です。「鵤」「大鷭」「小雀」いくつ読めるか挑戦してみてくださいね。秋沙=あいさ「秋沙」は「あいさ」と読みます。カモ科アイサ属の鳥の総称で、11〜12月に飛来する冬鳥のことです。くちばしが長く、ノコギリのような鋸歯(きょし)状の刻みがあることから、「ノコギリバガモ」とも呼ばれています。「秋」は季節の秋、「沙」は「早い」と「去る」を指し、冬鳥なので「秋が去った頃にくる鴨」という意味から「秋沙」と名付けられたと言われています。鵤=いかる「鵤」は「いかる」と読みます。灰色の体に黄色のくちばしが特徴の、全長20cmくらいの鳥です。木の実をくちばしでまわしたり転がしたりするため、古くは「マメコロガシ」や「マメマワシ」、木の実を好んで食べることから「マメウマシ」や「マメワリ」などと呼ばれていました。鳥名の由来は、鳴き声が「イカルコキー」と聞こえることからきていると言われていますが、定かではありません。大鷭=おおばん「大鷭」は「おおばん」と読みます。全長30cm〜40cmくらいの鳥で全身黒色、額に白い板状の隆起があるのが特徴です。足の指には葉状の水かきがあり、泳ぎが上手な水鳥として知られています。鳥名の由来は、ハトくらいの大きさの鳥「鷭(ばん)」よりも大きいことから、「大鷭」と名付けられました。英名の「coot」は、鳴き声に由来するという説もあります。小雀=こがら「小雀」は「こがら」と読みます。全長12cmほどで体の上部分は薄茶色、お腹部分は白色をしている鳥です。頭部が黒いのが特徴で、まるでベレー帽をかぶっているように見えることから「鍋かむり」と呼ぶ地域もあります。鳥はオスとメスで色合いが異なることが多いですが、「小雀」はオスメス共に同じ色をしています。難読漢字いくつ読めた?4つの難読漢字を紹介しましたが、いくつ読めましたか?「秋沙」は「あいさ」と読み、11〜12月に飛来する冬鳥だということがわかりました。日常会話で使うことは少ないと思いますが、いい機会なのでぜひ覚えておいてくださいね。"
2021年06月18日東京オリンピック・パラリンピックの名誉総裁をお務めの天皇陛下は、昨年のお誕生日会見で世界的なスポーツの祭典が「つつがなく成功裡に終えられることを願っています」と述べられた。雅子さまも同じ思いで、双方の大会に臨まれる予定となっている。そんな、両陛下の五輪への思いを、秘蔵写真とお言葉で振り返る。■’64年・東京五輪当時4歳の天皇陛下は上皇ご夫妻とご観戦。陛下にとって、幼少時「記憶に残っている最初の大きな出来事」だそう。《各国選手団が国ごとではなく、混ざり合って仲良く行進する姿を目の当たりにすることができたことは、変わらず持ち続けている、世界の平和を切に願う気持ちの元となっているのかもしれないと思っております》――天皇陛下(’20年)■’72年・札幌五輪冬季オリンピックを観戦するため、秋篠宮さまと千歳空港にご到着■’96年・アトランタ五輪選手結団式壇上の田村亮子(当時)選手、谷口浩美主将を見守られる両陛下■’98年・長野五輪長野オリンピックでは、雅子さまのお好きなアイスホッケーの対フランス戦を観戦し、笑顔をお見せに。《多くのことを乗り越えてこられた選手一人一人に、心からの拍手を贈りたい気持ちで一杯になりました》――雅子さま(’98年)《オリンピックの場で得られた友情というものは、(中略)国境を越えた人と人との相互理解を深める上で、大きな役割を果たすものだと思います》――天皇陛下(’98年)■’16年・リオ五輪選手結団式結団式で吉田沙保里主将、右代啓佑選手らにエールを送られた。■’18年・園遊会平昌パラリンピック金メダリストの村岡桃佳選手とお話を。《日本の社会に新たな活力をもたらし、個々の人々の可能性を一層開花させるとともに、日本と世界の交流や相互理解が深められていく機会となることを願っております》――雅子さま(’18年)■’18年・パラリンピック選手とご伴走リオパラリンピック銀メダリストで目の不自由な道下美里選手を赤坂御用地に招き、伴走をお務めに。《オリンピック・パラリンピック大会を通して、特に若い人たちに、世界の人々への理解を深め、平和の尊さを感じてほしいと願っています》――天皇陛下(’20年)ご成婚以来、両陛下は長野オリンピック・パラリンピックの競技をご覧になったのをはじめ、オリンピック選手団の結団式・壮行会にも出席され、五輪に深く関わってこられた。しかし、この夏の大会は世界的なコロナ禍もあり、今も開催が危ぶまれている。いずれにせよ両陛下は、東京での大会が無事に終わり、平和の輪が広がることを願われていることだろう。
2021年06月16日5月26日、深田恭子(38)が「適応障害」と診断されたことにより、芸能活動を当面の間、休止すると発表された。所属事務所のホリプロによると、昨年春頃から体調を崩しがちになっていたという深田。しばらくは治療を優先し、7月期に予定されていたフジテレビ連続ドラマも降板する運びとなった。思いがけない出来事に、ネットでは深田を慮る声が広がっている。《適応障害は辛いと思う……わずかながら自分も色々大変なことあるので……活動を休止するほど限界だったんでしょうねゆっくり休んで、気楽な時間を楽しんでほしいです》《この間の記者会見の深キョンがなんだか凄く疲れてるように見えたのは、このせいだったのかな?活動休止は残念だけど早く元気な姿が見られますように》《びっくりしたけどゆっくり休んで欲しいです。戻るのはいつでも大丈夫。大好きな女優さんだから》深田とは親友である元女子レスリング選手・吉田沙保里(38)も、同日にInstagramのストーリーズを更新。深田へ“励ましのメッセージ”として、愛犬の写真とともにシンガーソングライター平井大(30)の楽曲「Beautiful」を届けていた。5月に入ってから「適応障害」と診断されたという深田。実は、少し前から彼女の健康を心配する声があったという。「4月12日に行われた、アニメ映画『それいけ!アンパンマンふわふわフワリーと雲の国』の公開アフレコイベントの頃からでしょうか。《痩せた?》や《印象が変わったような気がする》と体型の変化を心配する声が相次いでいました。同月26日にも、深田さんはスマホアプリ『放置少女~百花繚乱の萌姫たち~』の新CM発表会に出席。露出度の高いミニワンピース姿は、いっそうスリムさが目立っていたようです」(スポーツ紙記者)’19年7月から放送された深田主演の『ルパンの娘』(フジテレビ系)では、美しいボディラインの泥棒スーツ姿が話題を集めた。また昨年5月には、21作目の写真集『Brand new me』(集英社)を発表したことも記憶に新しい。「ドラマ撮影前から専属トレーナーの指導のもと、体作りに励んできたといいます。好評を博した『ルパンの娘』は昨年10月に続編も放送され、トレーニングは継続していたようです。今年10月に公開予定の映画版は、5月にクランクアップしたばかり。もともと水泳やサーフィンなど体を動かすことが好きな深田さんですが、お馴染みのミュージカルシーンやワイヤーアクションにも挑んでいたようです。チームワークのとれた仲間たちと『映画を成功させよう』と頑張っていたようですが、無理をしていなかったか心配ですね……」(前出・スポーツ紙記者)デビューから24年、最前線を走り続けてきた深田。今はただ、彼女が静養に集中できることを祈るばかりだ。
2021年05月27日24時間テレビのメインパーソナリティに抜擢されたKing&Prince『24時間テレビ』(日本テレビ系)の放送まで3か月となった。夏の風物詩となった同番組は今年で44回目を迎える。コロナ禍元年となる昨年は感染対策をとりながら行われたが、昨年よりはるかに感染者が増加している今年はどうなるのか。視聴者だけでなく業界も注目するなか、フジテレビ『27時間テレビ』は放送中止を発表。『24時間』も……と懸念されていたが、予定通り8月21日から22日にかけて放送されることに。同番組でいちばん視聴者の興味をそそるのは、「ランナーは誰なのか」と言っても過言ではないだろう。『チャリティーマラソン』は、ランナーがゴールである武道館を目指して24時間かけて100km近い距離を走りぬくという、過酷なだけに大きな感動を呼ぶ目玉企画だ。近年は走者が誰か放送ギリギリまで明かされないため、業界内でも“ランナー当て”競争が盛んになっている。■今年もランナーは“決まっている”また、ファンや野次馬が集まらないようにランニングコースは伏せられているのだが、今の時代に誰にも知られずに公道を走ることは困難で、人が集まるのは避けられない。そのため昨年は、関係者以外入ることができない場所で撮影が行われたようだ。「走者は高橋尚子さんが率いる『チームQ』。ほかのメンバーは土屋太鳳さん、吉田沙保里さん、陣内貴美子さん、松本薫さん、野口みずきさんの5人。通常のマラソンができなくなった昨年は、ただ走るのではなく、1周5kmのコースを周回するごとに10万円を募金する『募金ラン』となりましたが、批判の声も大きかったです」(同・制作会社関係者)《なぜランナーが自分で募金をするの》《チャリティーランって、そう言う事なのか?意味がわからん》視聴者からは疑問の声が多数噴出し、評判は散々だったという。企画のテーマが定まらないうえに、マラソン放送としても厳しいものがあったようで、「トラックを周回する彼女たちに画(え)的な変化がなく、単調になってしまっていました。競争するわけでもないので見ていた人はつまらないと思ったでしょう。日テレもその回の盛り上がらなさについては自覚的で、局内では箱根駅伝の予選でもやった方がよかったんじゃないか、なんて自嘲気味な冗談も出ていました。ただ、今年もランナーはすでに決まっています」(日本テレビ関係者)■動く数十億円の広告費緊急事態宣言がいつ解除になるかわからない状況で、同番組が強行されることに非難の声が出ているのも事実だ。今年は去年以上の感染対策を取ることが必要となるのは当然のことだが、「走者は決まっているのですが、緊急事態宣言も解除されないままに、まだ“マラソン企画”をどのようなパッケージにするか定まっていない。内定したランナーたちは“もうそろそろ練習を始めなくてはいけない”という状況なので、放送3ヶ月前になってもなかなかどのような距離・場所を走るのか決まらないこの状況に困惑しているそうです」(同・日本テレビ関係者)現在の番組全体の進行状況はというと、「去年と同じく武道館は無観客ですし、出演者は極力少なくする予定です。メインパーソナリティー(今年はKing &Prince)のみになるかもしれません。番組全体としてはドラマのような先に収録するいわゆる“完パケ”映像を中心に、生放送部分を減らす。全国各地からの中継リレーがメインとなるでしょう」(同・日本テレビ関係者)このまま緊急事態宣言が解除されず、またオリンピックが中止あるいは延長となった場合でも内容が変わる可能性はあるというが、「日テレといえば『24時間テレビ』、『24時間テレビ』といえば日テレ。看板中の看板番組ですからね。意地でもやるつもりです。また、この番組は“チャリティー番組”であるがゆえにスポンサーもお金を出しやすい。数十億円もの広告費が動きますから」(同・日本テレビ関係)強行開催されようとしている東京オリンピックと似たような話になっているような気も……。
2021年05月21日新国立劇場の吉田都舞踊芸術監督と、歌舞伎俳優、日本舞踊家の松本幸四郎との対談が実現した。吉田は6月5日(土)からの新国立劇場バレエ団『ライモンダ』の公演を、幸四郎は自らが構成・演出、さらに出演も務める第4回日本舞踊未来座の公演=祭(SAI)=『夢追う子』(6月4日(金)〜6日(日)、国立劇場小劇場にて開催、チケットは発売中)を控える。ともに多くのアーティストたちを率いる立場にいる二人だ。まずは日本舞踊の印象について、「踊り方の違いはあるけれど、伝統を大切にするという意味で通じる部分があると感じます」という吉田。幸四郎も「バレエはすごく繊細で、研ぎ澄まされた力強さがあると感じる。でも、古典を進化させ、時代に対応していくという点で共通しているなと思うんです」と、舞踊芸術に携わる者として思いを分かち合う。日本舞踊協会が2017年にスタートさせた未来座の舞台は、「いろんな題材、音楽、演出を取り入れることで、新たな日本舞踊を誕生させようという公演」と幸四郎。「とにかく、日本舞踊を得意技とする舞踊家がひたすら踊る、そのパワー、エネルギーを感じていただきたい」と熱を帯びる。多くの流派から47名もの舞踊家が一堂に会する、まさに“祭り”の舞台。演出を担う者として、「できているわけではないけれど、目指すところは、出演者が『いままででいちばんいい』と言われるような代表作、自信作にする」ことだという。これを受けて吉田も、「私も、皆が気持ちよく舞台に立てるよう環境を整えていきたい」。さらには、「大切にしたいのは、目指すところを明確にすることです。皆が同じ認識でいないと、注意をしても伝わらないと思うんです」と、演出家、指導者ならではの発言が飛び交った。吉田は現役時代、新国立劇場での『ライモンダ』初演(2004年)に主演しているだけに、ダンサーたちに伝えたいことは少なくない。貴族の娘ライモンダと十字軍の騎士ジャン・ド・ブリエンヌの恋物語を描く格調高い古典作品だが、「純粋に踊りを、またストーリー展開も楽しんでいただける。ルイザ(・スピナテッリ)さんの美術、衣裳の美しい色彩感覚が素晴らしく、私自身も観るのが楽しみなんです」とアピール。コロナ禍の中での活動が続くが、幸四郎の「持ち続けていれば夢は叶う!」という力強い声が、強く印象に残った。新国立劇場『ライモンダ』は、6月5日(土)〜13日(日)、新国立劇場オペラパレスにて。チケットは発売中。文:加藤智子
2021年05月20日6月25日公開の映画『それいけ!アンパンマン ふわふわフワリーと雲の国』の公開アフレコイベントが12日、都内で行われ、深田恭子、アンタッチャブルの山崎弘也が出席した。『それいけ!アンパンマン』の劇場版第32作目となる本作は、雲の国で生まれた"雲の子・フワリー"とアンパンマンたちが雲の国を救うために大奮闘する物語。本作で愛犬に深田恭子がヒロインのフワリーを、山崎弘也が雲の長老役の声をそれぞれ担当している。この日は報道陣を前にして深田と山崎が本作で演じたフワリーと雲の長老をアフレコで披露した。深田が「やっぱり報道陣の皆さんがいるとちょっと恥ずかしかったです」と赤面し、山崎は「でも顔は隠しちゃダメですよ(笑)」とツッコミ、「皆さんがシャッターの音で乗せてくれるんですけど、僕の時は少なかった! それは気を遣ってシャッターを切っていただけたらと思います」と話して笑いを誘った。また、生まれたての赤ちゃんから成長して容姿が大きく変化するフワリーについて深田は「成長過程を家で練習していたら犬がビックリしてました(笑)」と明かし、「今回参加させていただくことになって本当にうれしく思いました。精一杯やらせていただいたので、是非たくさんの方に楽しんでいただけたらと思います」と笑顔を見せた。愛犬に"メロンパンナちゃん"と名付けるほど大のアンパンマン好きである深田。「今年で13歳なんですが、犬のいる13年といない13年って違うなと思います。喜びを犬は一生懸命表現してくれるので、自分が嬉しい時は人にキチンと伝わなければいけないなと学びましたね」と愛犬に刺激を受けている様子。また、子どもたちから大人気のアンパンマンにちなみ、「芸能界でのアンパンマン的な存在は?」という質問に深田が「私は吉田沙保里さんですね。引っ込み思案の私を引っ張ってくれるので、沙保里ちゃんは私にとってのアンパンマンです」と回答し、山崎は「僕はカンニング竹山さんですね。困った時に助けてくれるしいつもどこにいるか分かっているので、本当に頼りになるお兄さんです!」と答えていた。映画『それいけ!アンパンマン ふわふわフワリーと雲の国』は、6月25日より全国公開。
2021年04月12日稲垣吾郎、吉田羊らが出演する、リアルと虚構が入り交じるまったく新しいドラマ、よるドラ「きれいのくに」のメインビジュアルが公開された。美容師の恵理(吉田さん)と税理士の宏之(平原テツ)は再婚同士の夫婦。気になることと言えば、わずかな容姿の衰えと、最近セックスレスなこと、そして子どもを持つことを諦めたことくらい。結婚生活に不満はまったくない…はずだった。しかし、謎の女(蓮佛美沙子)が宏之の前に現れ、夫婦は不可解で信じがたい出来事に遭遇する。同じ高校に通う誠也(青木柚)、凜(見上愛)、れいら(岡本夏美)、貴志(山脇辰哉)、中山(秋元龍太朗)は幼なじみ。仲は良いが、最近は異性や容姿を意識し、ときどきちょっとぎこちない。ごく普通の高校生だが、唯一違うのは、彼らの周囲の大人のほとんどが“同じ顔”をしている国に暮らしているということ。街を歩く大人はみんな同じ男(稲垣吾郎)と女(加藤ローサ)の顔をしているそんな世界で恋をする。ある日、凜と恵理は映画館で出会い――。好きな人の、好きな顔になりたい――。そんな容姿へのコンプレックスを物語の中心にすえ、ドラマではほとんどの大人が“同じ顔”をした斬新な世界が描かれていく。今回到着したのは、稲垣さん、吉田さん、蓮佛さんらメイン出演者の顔を分割して重ね合わせるという、新しいドラマを予感させるモノクロのビジュアル。さらに、NHKのサイトでは、映像制作の裏側や、何役も演じた稲垣さんのコメントを収録した5分動画も公開されている。よるドラ「きれいのくに」は4月12日より毎週月曜日22時45分~NHK総合にて放送(全8回)。(cinemacafe.net)
2021年04月02日(左から)川口春奈、竹内涼真、田中みな実昨日までは誰もが憧れる存在だったのに、思いもよらぬことで人気がガタ落ち―。と思えば、嫌われキャラだったのにいつの間にやら愛されキャラに。一寸先は……芸能評論家・宝泉薫が、芸能界を生き抜く難しさを解く!■恋愛や結婚で「一寸先は闇」芸能人の“好感度”を左右するスキャンダル。そのダメージで苦戦しているのが竹内涼真だ。2017年のNHK朝ドラ『ひよっこ』でヒロインの相手役を演じて、ブレイク。“国民の彼氏”とまで呼ばれていたが、昨年5月「恋人ポイ捨て」報道が飛び出した。これは女優・吉谷彩子との3年愛を一方的に解消して、同棲していたマンションから放り出し、別の女優・三吉彩花に乗り換えたというものだ。“国民の彼氏”らしからぬスキャンダルがたたってか現在、放送中の主演連ドラ『君と世界が終わる日に』(日本テレビ系)も低視聴率にあえいでいる。かと思えば、ハッピーなはずの話題で失速した人も。15年に女優・吹石一恵と結婚した福山雅治だ。“ましゃロス”に陥った女性も多かったが、本人の人気も“ロス”してしまった。ただ、年齢的にきつくなっていたのも事実。結婚2年後に発表された『jazzとHepburnと君と』は『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)のコーナー『胸キュンスカッと』のテーマソングだったが、ナオト・インティライミによる先代の曲のほうが視聴者ウケがよかった。福山の曲のヒロインはジャズとオードリー・ヘップバーンが好きな女子。若者向けのコーナーだけに、そんな女子、いまどきいるのかとツッコミを入れたくなったものだ。また、水嶋ヒロは絢香との結婚により、所属事務所との関係が悪化。翌2010年に作家転向を宣言して、退社した。そのわずか1か月後に本名の「齋藤智裕」で書いたデビュー作『KAGEROU』が『ポプラ社小説大賞』を受賞。しかも、「有効活用してほしい」と、賞金2千万円を辞退したが──。あまりにもカッコよすぎる展開に、出来レース説もささやかれた。ちなみに、賞金の一部は奄美大島への豪雨災害見舞いに使われたものの、中身はその出版社の刊行書籍500万円分。島民からは「あの本の山も、単なる売れ残りなんじゃないか」と皮肉られたりした。一方、結婚で株を上げたのが山里亮太だ。ブサイク芸人の代表格だったのに、一昨年、蒼井優との“美女と野獣”婚で評価が大逆転。昨年からは『土曜はナニする!?』(フジテレビ系)という爽やか系の朝番組でMCも務めている。なお、この枠でその前に放送されていたのが『にじいろジーン』。MCだったベッキーがゲス不倫で降板するなど、いろいろあって終了してしまった。そういえばベッキー、不倫後初の連ドラとなった主演時代劇『くノ一忍法帖 蛍火』(BSテレ東)では、入浴シーンでこんな意味深な台詞を言わされていたものだ。「また、けがれてしまった」そんな「けがれ」具合ではベッキー以上といえるのがアンジャッシュの渡部建。不倫騒動でクローズアップされた「多目的トイレ」について、先日、国土交通省が名称変更を検討していることも報じられた。なんにでも使えるわけではないことをアピールするためだという。渡部もこの際、名前を変えて出直したほうがいいのかも?■代役や10年ぶりの漫才、リベンジに燃えた人たち2月7日に終了したNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。不祥事で降板した沢尻エリカの代役に抜擢されたのは、時代劇初挑戦の川口春奈だった。だが、2013年に初主演した連ドラ『夫のカノジョ』(TBS系)が低視聴率で打ち切りになるなど、数字が取れないイメージもあり、荷が重く感じられたものだ。それがふたを開けてみると、大好評。織田信長の妻・帰蝶として黒幕的な役割も堂々と演じ、ネットでは「帰蝶P」とも呼ばれた。実はこの人、SNSで一般人の盗み撮りについて、《みんなはどうかわからないけどわたしはそれは嫌なんだよな。すごくすごくすごくすごくね》と異議申し立てをするほど、強気な性格。そこが、ピタリとはまったのだろう。コロナ禍によるスケジュールのズレで、放送再開後は出番が減ったが、視聴者からは「待望論」が飛び出し、23日放送の総集編ではナレーターを務めることに。まさしく、女優としての下克上に成功したといえる。その川口も出演したドラマ『教場』シリーズ(フジテレビ系)で失地回復を果たしたのが木村拓哉。SMAPの解散では分裂状態を招いた戦犯のように見られ、好感度を下げたが、警察学校の謎めいた鬼教官という主人公をオーラたっぷりに演じ、さすがキムタクという評価を取り戻した。リベンジにはやはり、本業で結果を出すことが近道なのだ。お笑いでは、一昨年、アンタッチャブルが10年ぶりに漫才を披露し、コンビ活動を再開した。2010年に柴田英嗣が女性問題で騒がれ、1年間謹慎したのを機に、別々で活動してきたが『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)で共演が実現。柴田にとってはまったくのサプライズだった。そのため、相方の山崎弘也が登場して漫才が始まっても、引け目のある柴田は途中で切り上げようとしたが─。山崎が、「いやいやいや、まだ終われませんから」と制止。最後までやりきったのだ。この「まだ終われません」には、コンビ復活を待ちわびた山崎の10年分の思いがこめられていたのだろう。笑えて泣ける名場面だった。そして、お笑い界史上最大のリベンジに成功したのが有吉弘行。1996年に森脇和成とのコンビ・猿岩石として大ブレイクし、歌でも大ヒットを飛ばしたが、解散後、一時は仕事がまったくない状態に陥った。そこから、ピン芸人として、あだ名をつける芸で再浮上。さらに、バラエティー番組のMCとしてトップクラスにまで上りつめた。特に『有吉の壁』(日本テレビ系)では、芸人たちのさまざまなネタを褒めたりけなしたりしながら、それも笑いにしてしまうという、かつてのビートたけしみたいなことをやっている。実は、たけしと有吉は似ていて、それは地獄を見てきたということ。たけしはバイク事故でまさに死にかけたが、ただ、仕事が途切れることはなかった。低迷期に「自殺しようかな……と思っていました」という有吉のほうがむしろ、芸人として死に近い場所をさまよったともいえる。そんなところから倍返し以上のリベンジを果たした有吉。その奇跡こそが、芸人たちから一目も二目も置かれるゆえんだ。■“女子力”は必ずしも成功しない!女子力と好感度。それは必ずしも一致しない。例えば、吉田沙保里のケースだ。レスリングで“霊長類最強女子”と呼ばれ、引退後はタレントとしても活躍。カラコンやまつげエクステを取り入れておしゃれになり、深田恭子と仲よくしたり、大ファンというNEWSの増田貴久にはハグされたりした。ところが、世間の女子からは「どこへ向かっているの?」という声が。女子力アップが、逆効果となった。格闘技で世界一になるよりも、国民栄誉賞をもらうよりも、好感度の維持は難しいのだ。ちなみに、吉田にとっての分岐点はレスリング界のパワハラ騒動。その際、日和見的な態度をとったことがマイナスだったとされる。が、はっきりとものを言えばいいわけでもない、というのが、近藤春菜のケースだ。芸能人の不倫について、MCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)で「外野が騒ぐべきではないのでは」と発言。「正義感がキモい」と反感を買った。また、吉田における深キョンや増田同様、吉高由里子らとの交流がやっかみや分不相応だという反発をもたらしている。そしてもうひとり、政治的な発信を始めて、好感度を落としたのが小泉今日子。ただ、この人の場合、不倫をして、長年所属した事務所をやめたあたりから、世の女性の支持を失っていた。そのあたりから見えてくることがある。それは、女子力とは「女子」に「好」かれる「力」だということ。女子に嫌われるようでは「好」感度にもつながらない。田中みな実にしても、その女子力がプラスになりだしたのはここ数年だ。もっぱら男性向けに使われていると思われていた魅力が、女性向けにシフトチェンジし、手本として使えるようになってからである。それゆえ、彼女がまた男性のほうを向き始めると、その好感度は危うい。最近は北村匠海がお気に入りで、6日放送の『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)では本人に向かって「好きなんです!」とアピール。山里亮太から「とんでもない野良猫」とからかわれると、「ニャー!」と、ぶりっこポーズをしていた。元カレ・藤森慎吾と北村がちょっと似ていることから、好みはブレてないようだが、女子力の使い方もブレないほうがよさそうだ。なお、女子力を上げる努力が好感度にしっかり直結した人もいる。有村藍里だ。朝ドラ女優である妹・架純と比較されるなどして、コンプレックスを抱えていたが、2年前に整形を決意。全身麻酔をしたうえで、6時間にも及ぶ大手術を受けた。本人いわく「最初の1週間」は、《顎の骨を切る手術をしているので、下顎の鈍痛が一日中ずっと続くんです。(略)もちろんまだ口を開くことができないし、気分がすぐれないから食欲もわかない。だけど、薬は飲まなくちゃいけないから胃と肌がどんどん荒れていく……》(with online)というつらい状態。整形後の評価がおおむね好意的なのは、痛みと引き換えに自分を変えた切実さに共感できる人が多かったからだろう。■出川や江頭にみる好感度の変化抱かれたくない男。そう呼ばれる存在がいつの世にもいる。そのなかにはタモリのように、好感度を上げて長年「お昼の顔」として親しまれた人も。最近だと、出川哲朗や江頭2:50も昔とはずいぶんイメージが変わった。まず、出川はリアクション芸人としていじられるだけでなく、冠番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)を持つまでに飛躍。いまや老若男女に愛されるタレントだ。その転機といえるのが、2011年から3年間、MCを務めた子ども番組『大!天才てれびくん』(NHK Eテレ)。10代前半だった岡田結実らを相手に、それまでほとんどやっていなかった仕切り役をこなした。おかげで、いじることもできるようになっただけでなく、この世代の子どもたちから絶大な親近感を得ることに。その数年後、大ブレイクを果たすわけだ。一方、江頭については、芸の幅が広がったわけではない。むしろ、最近はユーチューブなどでもそのハイテンション芸を披露し、その持ち味を職人的に極めようとしている印象だ。そのかたわら、ボランティア活動で話題に。きっかけは、10年前の東日本大震災だ。正体を明かさないまま、トラックで飲料水や紙おむつを被災地に運ぶ姿が「発見」され、ネットで「実はいい人」説が広まった。これについて本人が、「いや、違うんだよ。ほかの芸能人はお金をものすごい金額で寄付してるじゃない。俺はお金ないからさ、身体で払ってきただけなんだよ」と語ったことで、ますます好感度がアップしたわけだ。逆にあの震災で、ちょっとたたかれたのがトータス松本。ACが制作した『日本の力を、信じてる。』というCMに出演した際、シャツのボタンをふたつはずしていたことなどが偉そうだと言われてしまった。実はこの人、テレビ運がないというか、19年前の初主演ドラマ『ギンザの恋』(日本テレビ系)では数字がとれず、全10回の予定が7回で打ち切りに。現在放送中の『おちょやん』(NHK総合など)でもヒロインの父という本来おいしい役なのに「朝ドラ史上最悪の毒親」と呼ばれ、視聴者からかなり嫌われている。本人も1月29日放送の『あさイチ』(NHK総合)で、「テルヲ出てくんなって言われたらわかるんですけど、トータス出てくんなって言われるとへこむんですよね。俺じゃないねんけどって」と、こぼしていたほどだ。話を「抱かれたくない男」に戻すと、今まさにそういう存在なのがクロちゃんだろう。ただ、この人の場合は今後、好感度が上がる状況が想像できない。というか、キモくないクロちゃんは芸能界にいられないような気さえするのだ。人気とはまた別モノという意味で、好感度は謎が深い。だからこそ、芸能人はそこに翻弄されるのである。寄稿:宝泉薫ほうせん・かおるアイドル、二次元、流行歌、ダイエットなど、さまざまなジャンルをテーマに執筆。近著に『平成「一発屋」見聞録』(言視舎)『平成の死追悼は生きる糧』(KKベストセラーズ)
2021年02月20日NMB48・吉田朱里の発案で実現した音楽番組『MY PLAYLIST 7』が、23日より吉田の公式YouTubeチャンネルにて配信された。NMB48の楽曲の中から、推し曲7曲のプレイリストを“MY PLAYLIST 7”として発表する同番組。「もっともっと歌番組に出たい!」というNMB48の強い思いを吉田が形にし、「歌番組つくってみた」というタイトルでYouTubeに公開された。“毎週オンエア”されており“高視聴率で10年目”と、設定もしっかり練られている。司会を吉本新喜劇・川畑泰史が、アシスタントをメンバーの安田桃寧が務め、オリコン1位を獲得した24thシングル「恋なんかNo thank you!」の選抜メンバーと、派生ユニット・だんさぶる!、難波鉄砲隊其之九、Queentet、LAPIS ARCHが出演した。だんさぶる! からプレイリストを発表したのは、NMB48キャプテンの小嶋花梨。「HA!」は「NMB48が持っている大阪の強い女のイメージが出ていて、一番イキって踊れる」と紹介するも「私は埼玉出身ですけど」と明かす小嶋に「大阪ちゃうんかい!」と川端が鋭くツッコむ。NMB48・10周年企画のファン投票で選ばれた難波鉄砲隊其之九は、山本望叶がプレイリストを紹介するも、塩月希依音が「理由をたくさん書いたのに選ばれなかった」とクレームを入れる一幕も。吉田、渋谷凪咲、村瀬紗英が所属するQueentetは、村瀬がプレイリストを発表。「『儚い物語』はオリジナルメンバーじゃないけど、熱唱したくなります」という意見に、吉田も「あ~、わかる!」と共感。ただ吉田にとっては「一生やりたくないけど、好きな曲」に位置しているという発言も飛び出した。「一生やりたくない」理由は番組内で明かされている。LAPIS ARCHは、休日の1日というテーマで7曲を選んだという梅山恋和のプレイリストを。一番の推し曲「おNEWの上履き」の紹介では、小嶋が「曲中、恋和のジャンプがどんどん高くなって、最初は大の字だったのに、土になった」と、梅山の跳躍を絶賛。川畑とLAPIS ARCHの4人で実際にジャンプにも挑戦した。最後に登場した「恋なんかNo thank you!」の選抜メンバーからは、吉田がプレイリストを紹介。「夢に色がない理由」は「この曲を聴いて号泣しました」と歌詞についての思いを語り、21日より始まった吉田プロデュースの7期研究生公演「Will be idol」の最後の曲にも選んだことを明かした。吉田の卒業について小嶋は「朱里さんが卒業することで危機感もあるけど、メンバーそれぞれ頑張るしかないので、不安はありません」とコメント。白間美瑠も「あかりんが作ってくれた道は大きいです。私も最後の1期生として頑張りたい」と心境を語った。
2020年11月24日●出会いは2007年のドラマ『オトコの子育て』今年、『犬鳴村』『Daughters』と主演映画が続く三吉彩花と、主演映画『タイトル、拒絶』ほか『ホテルローヤル』『ステップ』など多くの作品が公開されている伊藤沙莉。ともに引っ張りだこの二人が、「源氏物語」を題材にした内館牧子氏の小説を、黒木瞳が監督した『十二単衣を着た悪魔』で共演している。「源氏物語」の世界に入り込んでしまった現代のフリーター・雷(伊藤健太郎)が、陰陽師として生き抜いていく本作で、これまで悪女と見られてきた弘徽殿女御(こきでんのにょうご)を、現代的なカッコイイ女性として演じた三吉と、結婚相手として雷を支えていく倫子(りんし)を演じた伊藤。本編では共演シーンがなかったものの、実は二人は小学生の頃から知る「三吉」「沙莉」と呼び合う仲! そんな二人だからこその掛け合いで、本作の魅力だけでなく当時の思い出などもざっくばらんに語り合った。○■弘徽殿女御はとても愛情の強い女性――源氏物語の絵巻の中に入ったようでした。三吉さんは現代の女性も憧れるかっこいい弘徽殿女御を、伊藤さんは現代の女性も可愛いと好きになる倫子を演じました。三吉:こんなに強い女性を演じさせていただくのは初めてでした。自分で口にしながら気持ちのいいセリフが多かったですね。一見、怖い女性に見えますが、いろいろなものを犠牲にしながら戦っている、とても愛情の強い女性。黒木監督からも、弘徽殿女御への思い入れをたくさんお話いただいて、セリフのニュアンスや佇まいなど、細かいところも一緒に作っていただきました。――三吉さんはクランクイン前に、黒木監督とみっちりレッスンされたそうですね。前に監督からお話を伺った際に、途中から三吉さん自身の弘徽殿女御として、役を消化して出せていたと。三吉:嬉しい! 「もうちょっと高い声で」とか、「滑らかに」とか、監督の細かな指導を日々吸収しながら必死にやっていました。とても濃い時間でした。○■雷と出会って、黒だったものが真っ黄色に――倫子は源氏物語にはいないキャラクターですね。伊藤:はい。倫子は雷の結婚相手です。結婚するというだけで、大人みたいに感じるけれど、でも倫子はまだ自分が整っていない状態。それでも大人として過ごさなきゃいけない。「もうちょっと子どもでいていいのに」みたいな育ち方をする人って、今でもいると思うんです。流れに逆らえずに。特にあの時代は恋愛結婚でもないから、倫子は「自分に当たった人はかわいそうだな」とも思っていた。それが雷と出会って、黒だったものが真っ黄色になったくらいに、パンって何かが跳ね上がった。その変化は大事にしたいと思いました。それと倫子はピュアではあるけど、弱い人間じゃないと感じました。――そうですね。しっかり支えになっていました。伊藤:自分とはまた違うベクトルで自信のなさを抱えた雷が目の前に来て、倫子の根っこにあった強さが出てきたというか。じゃなきゃ、雷を支えられない。そうした強さもどこかに垣間見えたらいいなと思いました。あと、強く見える弘徽殿女御にも弱い部分があって、クッとこらえているのが伝わるから、かっこいい女性に見えるんだと思います。完全無欠の鉄でできた女性ではない。それを三吉さんが、すごくステキに演じられてました。あ、すみません、「さん」付けでやらせていただきます。三吉:えー、やだ。こちらこそすみません(笑)。○■仲良しの二人の出会いは2007年のドラマ――おふたりは劇中での共演シーンはありませんでした。伊藤:そうなんですよ。そうそう、弘徽殿女御の登場シーン。あそこで扇子を投げるじゃん。あれって一発でOKだったの?三吉:扇子を最初に投げるのは私だけど、あとの扇子の動きはCGだから。伊藤:あ、そうなの!? あれ? 私、いいお客さんじゃない? どうやって撮ってるんだろうって真剣に思ってた。三吉:あはは。でも周りの人の動きがあるからね。御簾を上げるスピードだとか、みんなで合わせるのがすごく大変だったんです。クルクルクルって上げるんだけど、なかなかできなくて。「こうやるのよ」って監督が一番うまかった(笑)。伊藤:そうなんだぁ。――おふたり、とても仲良しですが、これまで共演は。伊藤:小学生のときから知ってるんです。最初は『オトコの子育て』(07 テレビ朝日系)っていうドラマで共演して。三吉:そこから年数があって『GTO』(14 カンテレ・フジテレビ系)でも一緒だったよね。――そうでしたね!伊藤:何年越しの付き合いだろうね。あと、オーディションでずっと会ってたんだよね。三吉:そう。当時から本当にすごいスーパー子役がいると思ってて、一緒になりたくなかったんです。オーディションって、5人ずつくらいのグループに分かれてたりするんですが、会場に入っていくと、「うわ、いる」って。伊藤:いやいや、スーパー子役って(笑)。「毎回、いるよ」ってね。私、オーディション魔だったんです。○■伊藤は三吉の母とも仲良しだった――確かに世代が一緒だとオーディションでも会いそうですね。そこから『GTO』でも一緒だと、学園ものは仲良くなりそうですね。伊藤:でも三吉の役は不登校だったからね。三吉:そうなんです。私は保健室っ子だったので。結構、みんなお芝居の中でのグループで一緒にいたりするから、そこではあまり話す機会がなかったかな。伊藤:だから一番密だったのは小学生のときだよね。三吉は、あの頃、一生お菓子食べてた。ジャンクなヤツ。三吉:今もです。あの頃のアノお菓子が一番好きです。伊藤:そうなの!? 当時から本当に背が高くてスタイルがよくて、すでに完成されてたんですよ。「こんなに一生、お菓子食べてるのに!どういうことなの!?」って思ってたんですけど、お母さんが答えなんです。キレイで、背が高くてスタイルがよくて。そういえば、三吉のお母さんって、当時、はっちゃけてたよね。三吉:今もです。伊藤:あはは! そうなんだ、サイコーじゃん! 当時は三吉とも喋ってたけど、お母さんとはもっと喋ってた。「沙莉、元気ぃ?」みたいな感じだったから、「あ、はい! 今日も元気っす」って。三吉:いまだに話に出るよ。今回もこの映画のこと見て、「え、沙莉、出てるの?」って言ってた。○■二人の関係は、三吉が姉で伊藤が妹?――なんだか同級生と会ってるみたいですね。伊藤:ほんとにね。三吉:いま何歳?伊藤:26歳。三吉:あ、そうなの。私は24歳。伊藤:え、2コ下なの? ずっと1コ下だと思ってた。意外と離れてるじゃん。――三吉さん、落ち着いてますからね。伊藤:同級生役が多かったから、同級生の感覚。というより、ホント三吉のほうがお姉さんぽいし、毎回お姉さんだと思って接してます。三吉:ウソでしょ。伊藤:ホントです。●互いに気になる「いつ休んでるの?」○■本作の見どころはお互いのシーン――今回、同じ作品で、大人になったお互いを観ていかがですか?三吉:私は、この映画の見どころは「倫子と雷のラブストーリーです」って他の取材でも話してるんです。伊藤:えー!三吉:本当に。弘徽殿女御は、もちろんかっこいい女性ですし、彼女によって雷が成長していく物語ではあるんですけど、一方で、ピュアで可愛い、とても温かい、そして最後にホロっと泣いてしまうような、そんな純愛が展開されていて。倫子も、ほんとだんだんたくましく見えてくるし。「二人のラブストーリーが見どころ」だとずっと言ってます。伊藤:三吉、ほんと、いい子だね。いや、嬉しいです。でもこれはお返しじゃなくて、私は強い女性を演じるって、本当に難しいと思うんです。ただ強くモノを言ったりしても、本当の強さには見えない。弱いヤツほどよく吠えるから。でも弘徽殿女御からは、ちゃんとした強さが滲み出ている。今回、三吉とは最初の所作指導で少し一緒だったくらいなんです。そのときにはゼロだったので、本編では完成された弘徽殿女御が出てくるんだろうと予想はしていましたが、でも予想以上だったというか。強く生きているように見えるのに、同時に切なさもあって。目が語る情報量がものすごく多くて、本当に三吉、さん、じゃなきゃできない弘徽殿の女御だったと思います。三吉:やだぁ、ありがとうございます。伊藤:いやいや、本当に。なんか上からに聞こえたら申し訳ないですけど、大正解の弘徽殿女御だったなって。しっかりと人間味があって、とても魅力的でした。○■もしもタイムスリップできるなら……――タイムスリップものでもあります。三吉さんは、時代でも物語でもで、どこかに移動できるならどこに行きたいですか?三吉:恐竜がいる時代に行ってみたいです。伊藤:アハハハ! 絶対ヤだ、食べられちゃうよ。三吉:恐竜に会いたいんです。伊藤:覗くんじゃなくて、会いたいの?三吉:触れたい。目を合わせたい。伊藤:ヤだ! めちゃくちゃデカイんだよ。どれに会いたいの? ティラノ?三吉:まあ、ティラノとか。一通り。――自分自身が恐竜になって戦いたいとかは?三吉:それは全然ないです。戦うのは本当に嫌いなので。伊藤:馬みたいな感覚で会いたいとか?三吉:そうそう。卵がかえる瞬間とか見たい。○■「光源氏」づいてる伊藤が三度目の正直で演じたいのは?――伊藤さんはこのところ光源氏づいてますが。(※ドラマ『いいね!光源氏くん』)伊藤:づいてますね~。――また光源氏ものの世界に入れるなら、今度はどんな役を演じたいですか?伊藤:役柄で言ったら、自分としては倫子がジャストだと思うんです。でもそうだなぁ、これまではどっちも受け入れる側なんですよ。現代で受け入れるか、平安で受け入れるか。三吉:確かに。伊藤:だから今度は受け入れられたいです。自分が降り立った時代で戸惑ってみたい!三吉:ねえねえ。沙莉っていつ休んでるの?伊藤:ええ! それはこちらのセリフですよ。三吉もすごく忙しそうじゃん。三吉:いや、仕事とかって話じゃなくて。伊藤:あ、テンションのこと?三吉:畳みかけるスピードが速すぎなんだもん。家に帰ったらめっちゃ静かとか?伊藤:家だとスイッチ切れてるね。充電してる。いまはまだ充電98くらいあるからね!三吉:あはは、そうなんだ。○■今度はがっつり共演をして喧嘩でも――本当に仲良しですね。今度は本編で共演しているお二人が見たいです。三吉&伊藤:本当に!伊藤:がっつり喧嘩とか。三吉:したいしたい。でも負けそう。伊藤:何言ってるの、大丈夫だよ。上から見下ろすだけで勝てるよ。三吉:あはは。そう?――最後に公開に向けてひと言ずつご自身のシーンから見どころをお願いします。三吉:弘徽殿女御は、たとえ犠牲を伴ったとしても、息子や国のために色んな事を成し遂げていく強い女性ですが、後半、六条御息所に問いかけるところがあって、そこは撮影しながらもグッと気持ちの入ったシーンでした。そういったところから弘徽殿女御の温かさを、ジンワリ感じていただけたらなと思います。伊藤:雷と倫子のシーンって、結構点描で展開していくんです。2人が育んでいく日々の全部を見せることはできないので。そのなかでも雷が歌うスピッツが絶妙なんです。三吉:わかる!伊藤:あそこが本当に絶妙で、倫子と雷の時間の流れを象徴するシーンにも感じられるので、ぜひ堪能してください。■三吉彩花1996年6月18日生まれ。埼玉県出身。ファッションモデルとして活躍。女優としては、映画『グッモーエビアン!』(12)、『旅立ちの島唄~十五の春~』(13)での演技が評価され、第67回毎日映画コンクールおよび第35回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。近年、『ダンスウィズミー』(19)、『犬鳴村』(20)、『Daughters』(20)と主演作が次々と公開されている。■伊藤沙莉1994年5月4日生まれ。千葉県出身。2003年に子役としてデビュー。主な出演作に映画『獣道』(17)、『寝ても覚めても』(18)、『劇場』(20)、ドラマ『ひよっこ』(17)、『これは経費で落ちません!』(19)、『いいね! 光源氏くん』(20)。アニメ『映像研には手を出すな!』(20)など声優としても活躍。本年は、第57回ギャラクシー賞個人賞ほかを受賞。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2020年11月20日2020年7月に刊行された、はらだ有彩さんの『百女百様〜街で見かけた女性たち』(内外出版社)。「前作の『日本のヤバい女の子』『日本のヤバい女の子 静かなる抵抗』(柏書房)を刊行しながら、改めて誰かを『ヤバい』とジャッジすることに疑問を感じたいと考えていました」と話すはらださんから、ウートピ読者へメッセージが届きました。また、特別に本書の一部を公開。さまざまな意見が飛び交うのを目にしやすい現代、じっくりと世間や自分に「なぜ?」「何が?」と問いかけてみませんか——?好きなように装って生きていくためのカウンターパンチ「装い」は最もジャッジされやすいものの一つです。衣服は生活必需品なのに、楽しみの要素も内包していて、「自分で選べる」と信じ込まれているせいで、肉体よりもさらに気軽にコメントしていいものだということになっている。「30代でこんな格好は痛い!」「40代であんな服装はきつい!」という記事が頻繁に炎上しながらも、いつまで経っても絶滅しない。街に出れば思い思いの装いをした人は確かにいるのに、なぜか雑誌やインターネットなどのメディアの上では「ヤバい」ということになっている。「『ヤバい』と言ってもいい」ことになっている。その気軽さの言い訳になっているのが、いつの間にか決まっていることになっているレギュレーションだとすれば、それを無効化したい。歴史の中で人間が勝手に決めたレギュレーションなら、100回「なぜヤバいの?」と聞き続ければ誰も答えられなくなるはず、と思い『百女百様』を書きました。ファッションに興味があろうと、なかろうと、明日好きなように装って生きていくためのカウンターパンチになれれば幸いです(はらだ有彩)第2章偏愛より「見えても見せても見せなくても、下着は私の衣服」を特別公開小さく寄せられたひだ。紐を縁取るピコ。つややかなサテンに儚いチュール。あるいは触るだけで眠くなるようなコットン。ぴったり包まれるジャージー。柔らかなパッド。はたまた、ショーツはご臨終してしまったけど思い出深くて捨てられないブラジャー。うんざりするワイヤー。我慢ならないホック。別に気に入ってるってほどではないけど、まあ清潔ではある、付き合いの長いパンツ。小さなドレス。生活用品。全部、下着についての説明だ。下に着るから下着。上に着るから上着。中に着るからインナー。外に着るからアウター。言葉通りの意味なら単なる衣服であるはずの物体に、イメージがとめどなく流れ込み、この不思議な形状の布はとりあえず隠さなければならないことになっている。だからだろうか。繁華街へ続く駅前の信号の前で、道行く人が彼女の背中を振り返って見ていたのは。画像提供:内外出版社横断歩道の岸には信号待ちの人々がひしめき合い、ぶつからないように自分の足元だけを見て距離を詰めあっていた。しかし皆一様に、「ある地点」に近づくとはっと顔を上げる。視線は全て一人の女性の背中に注がれていた。青いワンピースのリネンらしい生地は、後ろ身頃が完全に取り払われていた。そのかわり、大きく開いた背中は同じく青いレースに覆われている。腰から肩まで一面に踊る花模様のすぐ下には、彼女の皮膚があった。小さな花が肌に直接影を落とす。淡い影は肩甲骨の辺りで、黒いブラジャーのバックテープに分断されていた。目を逸らす人、微かに笑って見つめる人、驚いて眉をひそめる人。目の前に立っていた数人のうち、誰かが小さな声で「すご、めっちゃ露出度高い」と呟いた。呟きを聞きながら私が何をしていたかというと、ご多分に洩れず目を奪われていた。いつまでも奪われっぱなしではいられないので数秒で我に返り、視線をスライドさせる。なぜ目を奪われていたのか。それは彼女の着用していたブラジャーがいかにもランジェリー然としたデザインだったからだ。レースが広範囲にあしらわれた、背中をホックで留めるタイプの一般的なランジェリー。私はこの事実に驚いた自分に驚いていた。なぜか今日に至るまで、私の中に「肌が透ける衣服を着るときの選択肢」は、・何も着ない・ランジェリー風でないブラトップを着る・タンクトップを着るの3つしかなかったのであった。単純に自身が服を着込みがちなため、肌が見えるファッションの解像度が低かったのだろうが、どうやら私は下着が見えるファッションを「当然ありえるもの」だと思いながら、頭のどこかでは「見えていい下着」と「見えない方がいい下着」を分けていたらしい(そういえば以前水着を買いにいったときに「このデザイン、下着っぽくない?」などと心配した記憶さえある。なんということだ)。*2017年の夏、静岡駅前で下着姿になった女性が公然わいせつ罪の疑いで現行犯逮捕された。「わいせつ」=「徒に性欲を興奮又は刺激せしめ、且つ普通人の正常な性的羞恥心を害し、善良な性的道義に反するもの」という、いわゆる「わいせつ性の三原則」に基づいてのことだそうだ。この件は「全裸ではなく下着を着用しているのに、公然わいせつ罪にあたるのか」「わいせつの定義が曖昧ではないか」「水着ならどうなんだ」と論争を起こした。わいせつ性についての曖昧な定義は、遡れば1951年に『チャタレイ夫人の恋人』の日本語版が出版され、翻訳者と版元が「わいせつ物頒布罪」に問われた際に最高裁判所が下した判決の影響を受けている。価値観が時代や社会によって移り変わっていくのは当然だというのに、なぜかいつの時代も、下着はわいせつ、卑猥、エロ、タブーと容易に結び付けられる。この結びつきは案外強固で、「芸術か、わいせつか!?」といった論争の際にも「どうやってその『エロいもの』を芸術に昇華するかだよね」と、前提を検証しないままさらっと流されていくこともしばしばだ。「なぜエロいことになっているのか」は流すんかーい!となってしまう。工場やアトリエで縫い合わされる前、下着はレモン型や台形に切り取られた布片といくつかのパーツにすぎない。しかしひとたび縫製されて身体に沿う立体になった途端、この布製品は多くの意味を背負わされる、ことになっている。2018年にアイルランドで行われた強姦罪の裁判で「女性がレースのTバックショーツを履いていた」という理由によって無罪判決が下ったことは記憶に新しい。「エロい下着を履いていたんだからエロいことするつもりだったんでしょ」とさらっと流されていきそうになるムードに対し、#ThisIsNotConsent(これは同意ではない)のハッシュタグとともに抗議活動が巻き起こった。*なぜ下着はエロと結びつくのか。要因は、まあ、割と簡単に想像できる。おそらく現代において「セックスのときに動員されるメンバーの頭数に入っているから」という点が大きいのではないだろうか。(ちなみに「全裸に至るまでの工程で一番最後まで残るから」と表現すると「身体はエロいのか」という問いかけが必須となる。この問いかけに対する私を含めた全人類のザルの目が粗い現状が、雑な結びつけの原因なのは承知しているが、文字数が足りなくなるので今回は下着とセックスの関係に寄せてみた。)下着が積極的なプレーヤーとしてセックスに参加するシチュエーションはものすごくよくあるし、恋人と楽しむために下着を新調するのも大して珍しい行動ではない。下着をいい感じに利用したセックスはもちろん楽しい「場合」もある。場合もある。しかしこの「場合」という概念を忘れると、途端に下着は本来の用途である性器を保護するための「①衛生用品」、単に身体を包むための「②布製の衣服」としての一面を取りこぼされ、「③セックスの時に動員されるメンバー」のみに限定されてしまう。そして【エロいシーンに登場するケースもある】から【エロ以外の何者でもない】に断りなく置き換えられるのだ。静岡で女性が公然わいせつ罪で逮捕される2ヶ月前の2017年4月、集英社のウェブサイト「少年ジャンプ+」で連載されていたコミックエッセイ「すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!」の第3話が掲載中止となった。「漫画家の矢吹健太朗先生にジャンプ編集部の女子トイレのサインを描き下ろしてもらう」という趣旨の企画で、ショーツを膝まで下げる女性のシルエットを描いたイラストが公開され、矢吹先生の代表作をもじって「中で何かTo LOVE るが起こりそう」という発言が添えられた。イラストを描くときに構成を練り、強弱をつけ、取捨選択する行為はクリエイターにとって欠かせない行為だ。下着とともにあるエロを追求することはもちろん楽しい「場合」もあるし、そういった分野を得意とする描き手によって強調されたエロはもちろん素晴らしく楽しい「場合」もある。場合もある。そして意図的に楽しまないようコントロールすべき「場合」もある。例えば、安心して排泄を済ませられることを目的に作られた場所に掲げる場合がそうだ。例えば、街中で突然目の前に現れた女の子の装いにはっと目を奪われたり、あるいは(おっ、いい女)と思ったりしたときに最初の数秒で行動を終わらせるよう努める場合がそうだ。画像提供:内外出版社このように「③セックスのときに動員されるメンバー」と「①衛生用品」と「②布製の衣服」でできたベン図の、「セックスのときに動員されるメンバー」だけを全体のセオリーにすると壮大な取りこぼしが起きる。「下着は限られた状態の時にしか見えない」▼「下着は限られた状態のためのもの」▼「限られた状態=セックスであり、それ以外にはない」(①②の取りこぼし)▼「下着はセックスのみに紐づいた存在」▼「下着が見える=着用者以外の誰かに見せている=セックスを仄めかしている」というように、エロ一辺倒になるわけである。*エロ一辺倒になるとどうなるかというと、「見せる」「見せられる」という二人称が、突然、原理原則であるかのように取り込まれる。露出した状態を表すために【下着が「見える」】、【肌を「晒す」】という表現が使われ、露出したその場にいる「目撃する誰か」の存在が必要不可欠であるかのようなムードを醸し出す。2019年、下着メーカーの株式会社ワコールが、自社ブランド「Date.」の新製品キャンペーンに元レスリング選手の吉田沙保里氏を起用した。「ズレない私で、いこう。」のキャッチコピーと、紺色の現実的かつシックなブラジャーを着用した吉田氏の写真がメインビジュアルだ。しかし、この画像が公開されるとどういうわけかインターネットでネガティブなコメントが発生した。その多くが「見たくない」「勘違いしている」というものだった(これらの言葉を書いて再生産することに抵抗感があったが、嫌々ながら書いた)。画像提供:内外出版社しつこくベン図を載せてみたが、こちらはさしずめ②(場合によっては③も)を含む①のための広告を③の視点のみで批判している状態といえる。「見たくない」ということは吉田氏が自分の下着を見せジャッジを委ねている(広告の中で披露しているという意味ではなく、③の文脈で)状態を想定しているということだ。「勘違いしている」ということは③の文脈で「見せる」には何らかのクリアするべきラインが存在し、クリアしていない者は見せるべきではないという選別があるということだ。ちなみに③なんて想定していない、単に従来タイプのモデルを見たいんだ!という主張は、実際に着用を検討していた人(性別不問)が「吉田氏は私のなりたい人物像と大きくかけ離れているから、今後は購入を見送り別のブランドを選ぼう」と思案するときのみ成立する。それは購入者の自由だし、広告代理店の腕の見せ所でもある。*私は下着が結構好きだ。1970年代にはブラジャーを脱ぐことが女性の解放だと強く打ち出された。韓国では世間に求められる女性像から脱出することを「脱コルセット」と呼ぶ。下着の形状は見えない制約を具現化している。しかし自分の皮膚のすぐ上に、自分でお気に入りの布を乗せて翳してみることそのものは、割と楽しい。場合もある。数年前、フランス北部のカレーにある国際・レース・モード・センター(Cité dentelle mode Calais)へ行った。展示室にはいろいろなドレス、コルセット、ブラジャー、ショーツ、タペストリーが並ぶ。さまざまなレースが表面を飾る。当時装飾のない服装にハマっていた私はその日もつるっとした黒い布で全身を覆っていたが、ふと(下着ならレースを選んでも服の邪魔をしないな)と思い立った。「上着」に合わないマテリアルを「下着」で取り入れることができれば、単純計算で世界が二倍になる。それだけではない。青いワンピースの彼女のように「上着」に「下着」をかけ合わせることができれば——それも柄の制限なく——無数の組み合わせが思い浮かぶ。もちろん下着になんて全然興味なくて、洗濯してあれば何でもいい、場合もある。胸を隠すのが嫌で仕方ない場合もある。恋人との旅行のために百貨店のランジェリーフロアへつい足が向いてしまう場合もある。「胸とかどうでもいいから、とにかく腹に装飾を施したいんだよ私は」という場合もある。そのどの「場合」でも、そしてそれ以外のどんな「場合」に直面した時でも、あらゆる不確かな、取っ散らかった、綯い交ぜの、限定的な、アップデートされていない感覚に削られずに「この服をこんな風に着るのがしっくりくるな」という気持ちを優先できる世界であってほしい。*私はひらひらと揺れる青い裾を眺めていた。信号が変わる。勢いよく歩き出す人波に乗って、私も彼女も青信号を渡っていく。背中に踊る花模様は信号機の発光ダイオードのような彩度で、いつまでも目の奥に残っていた。
2020年11月17日女優としてさまざまな作品で活躍する、吉田羊(よしだ・よう)さん。出演作品以外にも、過去に出演したバラエティ番組で、俳優の吉田鋼太郎さんを魅了したエピソードが明かされるなど、そのプライベートが話題になったこともあります。そんな吉田羊さんの彼氏に関する情報や、相手がジャニーズアイドルという噂などをご紹介します。吉田羊の彼氏と噂される人物は?これまでに、俳優の西島秀俊さんや劇作家・映画監督などで活躍する三谷幸喜さん、お笑いコンビ『ピース』の又吉直樹さんとの熱愛が噂されてきた吉田羊さん。しかし、どれも噂の域を超えず、決定打に欠けるものばかりでした。そんな中、2016年に大々的に報じられた熱愛相手が、ジャニーズのアイドルグループ『Hey! Say! JUMP』のメンバー、中島裕翔(なかじま・ゆうと)さんです。中島裕翔、吉田羊との熱愛報道に無言『SUITS/スーツ』で織田裕二と初共演し「勉強になった」中島裕翔さんは、『Hey! Say! JUMP』のメンバーとして活躍するかたわら俳優としても活動中。ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)やドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)など、話題作への出演も目立ちます。\Happy Birthday!中島裕翔さん/本日8月10日は、我らが中島裕翔さんのお誕生日です㊗️㊗️㊗️おめでとうございます㊗️㊗️㊗️中島さんにとって素敵な1年になりますように…♡ #SUITS2 #ドラマスーツ #中島裕翔 #誕生日 #中島裕翔誕生祭 pic.twitter.com/NbvaSenY9E — 『SUITS/スーツ2』ご視聴ありがとうございました (@drama_suits) August 9, 2020 そんな中島裕翔さんが所属するジャニーズ事務所といえば『恋愛禁止』という厳密なルールこそないものの、恋愛ネタはご法度。また、吉田羊さんと中島裕翔さんの年齢が19歳差、ほぼ20歳という年の差でも話題を呼びました。週刊誌『週刊ポスト』が報じたところによると、中島裕翔さんが吉田羊さんの自宅に7連泊したといい、記事には2人が寄り添って歩く写真も掲載されています。なお、2人に共演経験はなく、記事によると出会いはバーとのこと。週刊誌では、同じバーのマスターを介して親交が深まり、交際に発展したと伝えています。吉田羊の熱愛報道にジャニーズ側の反応は?吉田羊さんと中島裕翔さんの熱愛が報じられた後、ジャニーズ事務所側は「仕事について相談に乗っていただいたことはあるようだ」としつつも「交際という事実はありません」と2人の関係を否定。吉田羊さん側の事務所もまた「役者の仲間の1人であり、交際はしていない」とコメントしました。一方で、出席するイベントなどで中島裕翔さんとの関係に関する質問を振られても、沈黙をつらぬき続けた吉田羊さん。しかし、熱愛が報じられた直後に出席した『日経ヘルス Presents ビューティーミューズ大賞2016』では、「基本的にはすべてが試練」「意味がある試練だと思っているので、しんどいですし、外に出られないこともありますけど、そこにきっと意味があると思っていれば、乗り越えられる」と意味深な発言をしたこともありました。『日経ヘルス Presents ビューティーミューズ大賞2016』出席時の吉田羊なお、この日のイベントではファンからの声援を受け涙するひと幕も。最後には「あなたを大事だと思っている人もきっと笑顔になると思いますので、日々笑顔で過ごしてください」という言葉も飛び出し、中島裕翔さんのことを思っての発言なのではないかと、噂になりました。吉田羊、ジャニーズの彼氏とのその後は?2016年に吉田羊さんと中島裕翔さんの熱愛報道が出た直後、しばらく2人の続報が出ることはありませんでした。一部では破局と見る動きも強まっていた中、2018年には久々に2人の関係に触れた記事が出ます。記事では、中島裕翔さんとの熱愛報道で吉田羊さんと事務所の社長との関係に溝ができたといい、独立準備と留学を予定していると伝えていました。しかし、後に吉田羊さん自身が留学の噂を否定。自身のインスタグラム上で「#嘘が本当のように報道される」とハッシュタグをつけて投稿しています。 この投稿をInstagramで見る 吉田羊( ♀)Yoh Yoshida(@yoshidayoh_official)がシェアした投稿 結局、吉田羊さんと中島裕翔さんが本当に熱愛関係にあったのかは本人たちがコメントを避けている以上分からないまま。しかし、中島裕翔さんが吉田羊さんの自宅に連泊し、決定打となる写真も撮影されているだけに、2人が親密な関係にあることは事実。今後、吉田羊さんが幸せな恋を手にすることを多くのファンが願っているに違いありません。[文・構成/grape編集部]
2020年11月13日一度、その名前を覚えたら、スクリーンのどこに映っていても無意識に探してしまう、病みつきになってしまう女優がいる。彼女の名前は伊藤沙莉。2020年、ブレイクしたと言われる俳優のひとりだが、伊藤さんはいまの場所を運で掴んだわけではない、実力で手繰り寄せた。周りの目を気にしていた過去、今は「賛否あるほうがむしろありがたい」ドラマ、映画、アニメーション作品などを合わせ、本年だけで12本もの作品に出演。数だけを見てもうなるほどだが、すべてにおいてまったく異なる顔を見せているのが伊藤さんの真価だろう。「自分の中で、やっていることは、ずーっと変わらないんです。きっと、この先も変わらないだろうなとも思います。今は、皆さんに知ってもらえている現状が、うれしくて仕方なくって。名前を言ってわかる、顔を見てわかる存在に少しでもなれたことは、ありがたいなと思います。…でも、何がきっかけで、そんなに思ってくれたんだろうとも感じちゃう(笑)」。「この作品で伊藤沙莉を知った」ともはや選べないことも、伊藤さんならではの特徴。伊藤さんは、何年も前からコツコツと着実に作品を積み重ねていたのだ。さかのぼれば、2019年に配信されたNetflixのシリーズ「全裸監督」ではチーム村西の紅一点として、2018年『寝ても覚めても』ではヒロインの親友を、そして2017年『獣道』では家庭に事情を抱える不良少女役で、映画初主演を飾った。こうして挙げていくと、年次でも追い切れないほど、光る名演揃いだ。その経歴に対する評価が、現在のブレイクにつながったことは一目瞭然。強烈な時代のうねり、急激な注目度の上昇について、本人は、どう受け止めているのだろうか。「すごく恵まれた毎日というか、すごい幸せだなって、常に感じています。ただ、周りの目は、逆に昔のほうが気にしていました。今は、賛否あるほうがむしろありがたいと思うようになってきたので…もちろん賛が多いほうがうれしいですね。若干のとまどいとか、ちょっとしたプレッシャーは、なくはないんです。だから、自分について考える時間が増えました」。朋友・松岡茉優と「たまーに、する」未来の話は…伊藤さんの「自分について考える時間」は、いつしか9歳から芝居を始めた過去の自分、少し先の未来の自分について、思いを馳せることになった。「20歳くらいのときかな。事務所の社長に、“来年どうなりたい、再来年どうなりたいは、もう捨てなさい。君は10年単位で考えなさい”と言われたんです。“30歳になったときに、そこにいられるかどうかだから”って」と、伊藤さんは懐かしそうな表情で語り出す。「私は、どちらかと言うと、ふつふつとしたハングリー精神の持ち主ではなくて。だから、社長にそう言われたとき、すごくホッとしたんです。“すぐ結果を出さなくていいんだ”と思ったら、“じゃあ、もうちょっとのんびりするかな”って(笑)。それで肩の力が結構抜けて、たぶん自分のペースで今までこられたんだと思います」。「私、シンプルにお芝居が好きなんです。とりあえず、30になったときに、“伊藤にやってほしい”と思える役があるような人ではいたい、という気持ちはあります」。今のような話は、朋友・松岡茉優とも「たまーに、する(笑)」と言う。「松岡とは、ちょいちょい、本当に、たまーに、ちょっと弱ってるときに、こういうことをしゃべったりします。お互いに、“いるよね。うちら、(30になっても)いるよね?”みたいな感じで、なぐさめ合っています(笑)」。30になっても、40になっても、80になろうと“いる”であろう、トップ女優ふたりの健気なやり取りを想像するだけで、何とも微笑ましい。15回観た主演作、「ここ最近で変わった人生観」と照らし合わせて伊藤さんが長編2本目の主演となった映画『タイトル、拒絶』が、11月13日より公開される。セックスワーカーとして生きる女性たちをオムニバス的に綴った、山田佳奈監督によるオリジナル作品。伊藤さんは、体験入店で店に来たものの、怖気づいて客前から逃げ出し、結果、デリヘル嬢たちの世話係をするカノウを演じた。「実はこの映画、すでに15回観ました。こんなに観ることは特殊ですが、観れば観るほど好きになるんです!」と、伊藤さんが目の中に入れても痛くない『タイトル、拒絶』は、トレーラーでも流れるカノウによる独白から始まる。「私の人生なんてクソみたいなもんだと思うんですよね」と、少し怒りを含んだ口調の独白シーン。何ページあるかわからない、長いひとりしゃべりは、カノウの心の内や人生観をさらすと同時に、世界観に引き込む重要な幕開けとしての役割を果たした。「これがファースト・カットでした。台本を読んだ時点から、この独白をやりたい気持ちが大きかったので、自分の中でもすごく気合いが入っていましたし、良い意味でのこわばりもあって。でも、独白は感情を込めすぎると、ちょっと胃もたれしてしまうので、気持ちが入っちゃうところは入っちゃうで放っておきつつ、基本はフラットでしゃべろうと心がけていました」。その後、物語はデリヘルの事務所を軸に展開していく。人気トップのマヒル、文句ばかりのアツコ、トウの立ったシホ、こっそり事務所内恋愛をするキョウコなど、様々な嬢に振り回されながら、カノウは裏方業をこなしていく。カノウはそこでの縮図を日本の昔話の「カチカチ山」になぞらえ、自分はタヌキ、マヒルをウサギとする。賢くてかわいいウサギはみんなに愛され、性悪で嫌われ者のタヌキには誰も目もくれない、と。伊藤さんは、タヌキの気持ちこそ痛いほどわかると、熱弁した。「実際カノウにとって、マヌケ役を買って出るステージに選んだのが、デリヘルの職場だっただけで、私としては芸能界は“カチカチ山”だと思っています。最初の頃はマヌケ役を買って出ていましたし。不器用で、万人受けする何かを求められないなら、“もうこれでいくしかない”、“タヌキは、タヌキの人生の主役ってことに変わりはないから”って」。「私もきっと、ここ最近で変わった人生観なんです」と、伊藤さんは言う。「まだ、今ほどお仕事がいただけていないときなんて、脇役人生と思うしかなかった部分がありました。そこに関しては、カノウがもがいている様もすごく理解できますし、ひねくれて“どうでもいい”と言いつつ、どこかでちゃんと傷ついている。“どこかで何か覆したい、でもどうにもならない“という葛藤は、めちゃくちゃわかると思いましたね」。「だから、カノウ役は絶対にやりたいと思ったんです」と、伊藤さんはインタビューを締めた。伊藤さんがカノウに込めた想いは作品内で荒々しく息づき、傷みをともなって観客にぶつけられる。そしてまたこの98分、伊藤沙莉という女優の凄みを肌で感じるのだ。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:タイトル、拒絶 2020年11月13日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開©DirectorsBox
2020年11月09日深田恭子主演、瀬戸康史らの共演で昨年放送された「ルパンの娘」の新シリーズが10月15日から放送開始。吉田沙保里のまさかの登場に驚きの声が上がっている。人気の同名原作をドラマ化、2019年夏クールに放送され話題を呼んだ前作から1年を経て復活した本作。深田さんが代々泥棒一家である“Lの一族”の娘・三雲華を、瀬戸さんが代々警察一家の息子・桜庭和馬をそれぞれ演じ、この2人の決して許されない恋愛を描いたラブコメディーとなる。“Lの一族”となる華の父・三雲尊役の渡部篤郎、母・三雲悦子役の小沢真珠、兄・三雲渉役の栗原類、祖母・三雲マツ役のどんぐり、祖父・三雲巌役の麿赤兒。華と幼なじみの泥棒・円城寺輝役の大貫勇輔。和馬の家族役で信太昌之、マルシアらが続投。京都で代々続く名探偵一家の娘・北条美雲に橋本環奈。左遷された和馬の所轄の上司・蒲谷隆太に松尾諭といったキャストが新たに加わる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。“Lの一族”三雲一家は全員が死亡したと装い、桜庭家に身を寄せていたが、警察一家の桜庭家にとってそれは苦痛の日々で和馬の父、典和は寝込んでしまう。三雲一家は二世帯住宅となっている豪華な新居に移るが、そんな折、渉が“信長の秘宝”を発見、“Lの一族”は再始動に向けて動き出す。しかし“信長の秘宝”が“泥棒アベンジャーズ”たちに先に盗まれてしまう…というのが今回のストーリー。全員が死んだことになっているLの一族。そんな彼らがドラマ化されることに…“劇中劇”で華役を演じたのはなんと“霊長類最強”の異名を持つ元レスリング選手の吉田さん。深田さん演じる華とは違い、レスリングスタイルで敵をなぎ倒していくその姿に「まさかの吉田沙保里」「華ちゃん霊長類最強になっとる」「三雲華、霊長類最強になった」など視聴者からも驚愕の声が上がり、なんと“吉田沙保里”の名前はトレンド入りを果たすほどに。また前シーズンに続き、今シーズンでも和馬が“泥棒アベンジャーズ”に捕まる展開に。悦子からも「捕まりグセのある…」と言われてしまう和馬にも注目が集まった。(笠緒)
2020年10月16日伊藤沙莉訳撮影/伊藤和幸「母がリアルタイムでアニメの放送を見ていたんです。“ビッケの声をやらせていただく”と伝えたときの興奮具合を見て、とんでもなく好きだったんだなと思いました(笑)。母にとっても特別な作品に、時を経て娘である自分が挑戦できるって、なんかいいなと」■3回目の声優出演で顔がぐちゃぐちゃ公開中の映画『小さなバイキングビッケ』で主人公の少年・ビッケの声を演じている伊藤沙莉(26)。『SING/シング』『怪盗グルーのミニオン大脱走』スタッフの最新作となる今作。原作は、世界130か国以上で愛され続けているスウェーデンの児童文学『小さなバイキング』シリーズ。日本では、ドイツと共同製作したテレビアニメが’72年から放送された。「本当にアニメーションがきれい。大画面の劇場で見て感動していただきたいです。母が見ていたころのビッケのいいところは残しつつ、進化したルックスになっています。新しいビッケも愛していただけるようになったらうれしい」“夢を信じる勇気”と“家族の絆”をテーマに、小さくて力は弱いけれど、頭の回転の速いビッケが、母を救うために海賊の父や仲間たちとともに大海原へ旅に出る物語。「ビッケの弱々しい声が、女々しく聞こえないように気をつけました。ボイスキャストをさせていただくのは、今回で3回目。いままで経験した中でいちばん幼い役柄です。ドラマや映画のようなお芝居以上に、表情から声を出していった気がします。例えば、子ども扱いされたビッケが“僕って呼ばないで”と言うときに“う~”っていう顔をしながらアフレコをしたり。声優のお仕事のときは、声も表情もオーバーに。特にこの作品はぐっちゃぐちゃの顔をしながら演じました(笑)」■伊藤沙莉が語った“家族への想い”3人きょうだいの末っ子の伊藤。ビッケとの共通点を“子ども扱いされること”と語る。「子ども扱いされることより、頼ってもらえないことにモヤモヤしてしまうんです。兄がまぁ、頼りないので、家族になにかあると基本的に姉が動いてくれて。そんなときに、私も頼ってくれたらいいのにと思います。大人になっていくにつれて子ども扱いの種類やレベルは変わっているのですが、距離感は変わらない。だから、ビッケの気持ちがよくわかります」長く伊藤と同居していた兄で、お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介が今夏引っ越し、ひとり暮らしをスタートさせた。「若干、寂しさはありますが、自由でいいです(笑)。兄とは、昨日もテレビ電話をしたのですが、部屋の中でダウンを着ていて。“なんで?”と聞いたら、同居している人の体格がいいからか暑がりで“家の中が北極になっちゃった”って(笑)。わざわざオーディションをして同居人を決めたはずなのに。兄、家ではずっとダウンを着ているそうです(笑)」“9歳から芸能界に入り、数々の作品に出演してきた。今年は、今作を含め映画8作、ドラマ4作に出演。昨年出演した作品でギャラクシー賞テレビ部門個人賞と、日本映画批評家大賞助演女優賞を受賞と、実力&人気の高まりをみせている。「女優という仕事がどんどん楽しくなっています。唯一、小さいころから興味がなくならなかったのが演じること。性格的にも、これしかできないんだと思います。だから、好きなことが見つかって本当によかった。楽しいと思える限りは、続けていきたいです」感動の冒険ファンタジー映画『小さなバイキング ビッケ』EJアニメシアター新宿ほかにて全国公開中配給:イオンエンターテイメント、AMGエンタテインメント(C)2019Studio100Animation−Studio100MediaGmbH−Belvision
2020年10月10日「現場での草なぎさんは、凪沙という人物、そのものでした。まるで憑依しているかのようで、生き様まで背負っている感じがしました」そう語るのは、草なぎ剛(46)がトランスジェンダー役を演じ、絶賛されている映画『ミッドナイトスワン』(全国公開中)に、バレエ講師・片平実花役で出演している真飛聖(43)。本作は、草なぎ演じる凪沙が、育児放棄されて孤独に生きていた一果という少女と出会い、母性が目覚めていく物語。実花は凪沙と一果の夢を後押しする、という重要な役どころだ。「一果がバレリーナになる、という夢に向かっていくということを通して、凪沙と一果の距離がどんどん縮まっていくのが映画の見どころでもありますが、実花としてもとてもうれしかったです」(真飛・以下同)一果役の服部樹咲(14)はこの作品が女優デビュー。その初々しさが演技をよりリアルにした、という。「樹咲ちゃんはバレエが大好きで、お芝居をやりたい!という情熱を持っている女の子。そこが夢を追いかけている一果の姿とピッタリ重なりました」作品を見て、何度も泣いてしまったという真飛。自身の母性や生き方なども考えさせられたようだ。「愛情を傾けられる存在がいることが大切ですよね、今後、結婚したり、家族が持てたらうれしいですが、今の私には愛犬のおもちが命をかけてでも守りたい存在。コロナ禍にあって、今までのようにお仕事をするのは難しいけれど、やらせていただけることの幸せを感じたり、演じることが好きなことを再認識しました。これからはプライベートも仕事も諦めないで生きよう、と心に決めました」「女性自身」2020年10月13日号 掲載
2020年10月05日元卓球選手の福原愛さんが、2020年9月23日に自身のTwitterを更新。長く伸ばした髪をバッサリと切り、ヘアドネーションを行ったと報告しました。福原愛「今の私が、世のため人のためにできること」ヘアドネーションとは、病気や事故で頭髪に悩みを抱える人が着用するウィッグをつくるため、髪を寄付することです。福原さんが、ヘアドネーションのために髪を切った様子がこちらです。ついに念願の30cmヘアードネーションをしてきました♀️選手のときは結果として皆さんに恩返しができたけど、ひとりの人間になった私に何ができるんだろうと思い、今の私が「世のため人のために出来ること」として思いついたのがヘアードネーションでした。誰かの力になることを祈って✨ pic.twitter.com/ObKuHWxuOh — 福原愛 (@aifukuhara1101) September 23, 2020 選手のときは結果として皆さんに恩返しができたけど、ひとりの人間になった私に何ができるんだろうと思い、今の私が「世のため人のために出来ること」として思いついたのがヘアードネーションでした。@aifukuhara1101ーより引用髪を約303切り、ミディアムヘアーを披露した福原さん。「選手ではなくなった今、世のため人のために自分に何ができるのか」を考えた結果、ヘアドネーションを思い付いたそうです。吉田沙保里も興味津々!福原さんの投稿に、親友で元女子レスリング選手の吉田沙保里さんもこう反応しました!私ももっと伸ばしてやろーかな?@sao_sao53ーより引用吉田さんも、ヘアドネーションに興味津々な様子。対して福原さんは…。沙保里さんの髪の毛ものすごいパワーがありそうです(^^)神風怪盗ジャンヌのフィンみたいな髪の毛一本だけで体力満タンになるんです(^.^)— 福原愛 (@aifukuhara1101) September 23, 2020 福原さんは、少女漫画『神風怪盗ジャンヌ』に登場する、髪に強いパワーを持つキャラクターに例えてコメント。確かに、吉田さんの髪にはすごいパワーがこめられていそうですね…!ネット上では、福原さんの投稿に対して賞賛のコメントが寄せられました。・さすが愛ちゃん。素晴らしい行動をしましたね!・自分も病気でヘアドネーションにお世話になっているので、嬉しいです。ありがとうございます!・愛ちゃんの行動が、きっと誰かを救うきっかけになりますね。・現役時代から変わらない愛ちゃんの真っすぐな姿勢に、いつも元気をもらっています。卓球選手時代、試合中の粘り強く戦う姿で、たくさんの人に勇気や元気を与えてきた福原さん。選手を引退した今でも、世の中のために行動する福原さんは、きっとまた誰かの背中を押すことでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年09月24日年齢肌を諦めない2ステップ株式会社Wondershakeは、9月11日、元宝塚・沙央くらまさんがプロデュースするスキンケアブランド「if nature(イフナチュール)」から化粧水「クリアピールローション」とクリーム「モイストバリアクリーム」を通信販売限定で新発売したことを明らかにした。同スキンケアブランドは、沙央くらまさんの「いつまでも魅力的でキラキラした人でありたい。」という思いから誕生した。敏感肌で悩む彼女が女優という仕事をする上でスキンケアに試行錯誤してきた経験を生かし、成分、テクスチャー、香り、全てにこだわりながら大切に作り上げたということだ。紫外線を浴びても壊れにくい次世代成分を配合同製品の特徴は、化粧水とクリームが異なる部位に効果を届ける独自システムを採用し、「潤してほぐす」と「守って育てる」を2ステップで実現する。化粧水には「奇跡の果実」と呼ばれるシーベリー果実を配合し、ミネラル・アミノ酸成分によって角質全体を整え、潤いを与える。クリームにはビタミンC誘導体、アセロラ果実エキス、クダモノトケイソウ種子油を配合し、年齢肌による肌の弾力や不足しがちな美容成分を補い潤いを保つ。また、次世代レチノールのして注目されるバクチオールを配合しているのも特徴だ。バクチオールは紫外線を浴びても壊れにくいと言われ、シワなどのエイジングサインへの効果が期待できるだけでなく、刺激が低く、敏感肌でも使うことができる。(画像はプレスリリースより)【参考】※if nature(イフナチュール)ブランドサイト
2020年09月16日