己龍が7月13日に新曲「蟲毒」を発売。「蟲毒」を引っさげ、単独巡業「蠱毒厭魅」を7月より開催する。また12月15日(木)には、「己龍生誕十五周年記念公演」を東京ガーデンシアターで開催することも発表された。己龍単独巡業「蠱毒厭魅」は7月17日(日)宮城・仙台darwinを皮切りに、9月19日(月・祝)KT Zepp Yokohamaで開催される千秋楽まで全国各地で15公演行われる。なお、5月9日(月)21時よりオフィシャルファンクラブ「子龍」にてツアーチケットの先行受付がスタートしている。詳しくはオフィシャルサイトにて。「蟲毒」己龍新ビジュアル<28thマキシシングル「蠱毒」>2022年7月13日(水)3タイプ同時発売<己龍単独巡業「蠱毒厭魅」>7月17日(日) 仙台darwin7月20日(水) 青森Quarter7月23日(土) 帯広 MEGA STONE7月24日(日) 札幌PENNY LANE247月28日(木) NIIGATA LOTS8月06日(土) 名古屋E.L.L.8月12日(金) mito LIGHT HOUSE8月13日(土) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-38月19日(金) umeda TRAD8月21日(日) 広島CLUB QUATTRO8月26日(金) 福岡DRUM LOGOS8月28日(日) 高松festhalle9月04日(日) 柏PALOOZA9月07日(水) 新宿BLAZE9月19日(月・祝) KT Zepp Yokohama【先行受付】・オフィシャルファンクラブ「子龍」5月9日(月)21:00~5月23日(月)23:59 ・プレリクエスト抽選先行5月27日(金)12:00~6月13日(月)23:59 【己龍生誕十五周年記念公演】12月15日(木)東京ガーデンシアター※詳細後日発表<己龍オフィシャルサイト> 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月09日2022年4月からテレビ朝日系でスタートする、木村拓哉さん主演の新テレビドラマ『未来への10カウント』の追加キャストが新たに発表されました。『未来への10カウント』村上虹郎ほか、注目の若手俳優が集結主演に木村さん、共演に満島ひかりさんの出演が発表されている『未来への10カウント』。生きる希望を失った高校ボクシング部のコーチが、高校生たちと向き合い、ぶつかり、ともに悩み、鼓舞し合いながら新たな未来を見つけていく様子を描いた、学園ドラマです。新たに発表されたキャストは、木村さん演じる主人公・桐沢とともに、切磋琢磨しながら未来を切り拓く高校生役。桐沢がコーチを務める葉台高校ボクシング部の唯一の女子部員・水野あかり役を俳優の山田杏奈さん、また、大阪から転校してきた生徒・西条桃介役を村上虹郎さんが演じます。さらに、『真犯人フラグ』(日本テレビ系)で注目度が急上昇中の坂東龍汰さん、NHKの連続テレビ小説『エール』をはじめ、話題作に多数出演してきた佐久本宝さんら人気俳優が集結。また、安田顕さんや生瀬勝久さん、内田有紀さん、柄本明さんをはじめとした数多くの作品に出演する豪華俳優陣がわきを固めます。\豪華キャスト集結/ #木村拓哉 さん演じる主人公・桐沢を取り囲む豪華キャスト陣を一挙解禁✨桐沢の親友・甲斐を演じる #安田顕 さんをはじめ、希望を失った桐沢の再生物語において大きなカギを握る面々に、豪華かつ個性的な皆さんが勢揃い大人たちのドラマからも目が離せません‼️ pic.twitter.com/VP3fFHRy7U — 木曜ドラマ「未来への10カウント」【テレビ朝日公式】 (@miraten_tvasahi) March 5, 2022 さまざまな世代の俳優が一堂に会する『未来への10カウント』は、豪華俳優陣の演技にも期待が寄せられます。『未来への10カウント』は、2022年4月14日の夜9時から放送開始です。[文・構成/grape編集部]
2022年03月14日独自ルートで上質な素材をコスパ抜群に提供吟味した鮮魚と地元野菜の極上ハーモニー銘酒八海山をはじめ、ワインやシャンパンを豊富に揃える独自ルートで上質な素材をコスパ抜群に提供信頼を置く卸売業者から仕入れる、地元産のキノコや野菜JR五日町駅から約3km。喧騒から離れた静かなエリアに【龍寿し】はあります。提供されるネタは、マイタケが大トロを覆い隠す握りや、生キクラゲがのったネギトロ巻などオリジナリティ豊か。【龍寿し】では、新鮮な魚介はもちろん、地元のキノコや山菜も主役級のネタになります。人気のおまかせコースは、つまみ5皿とにぎり13貫ほどに、全国の旬魚、新潟・南魚沼産の旬の幸を盛り込んだ充実の内容。それでいて価格は14,300円(税込)と、コストパフォーマンスは抜群です。落ち着いたカウンター席、奥にはくつろげる個室を備える2021年7月にリニューアルオープンした店は、店主 佐藤正幸氏の丁寧な仕事が眺められるコの字型のカウンター席に。土壁と木製カウンターが和の風情を醸し出す、シックな空間です。奥には個室があり、接待や宴会、グループの観光客などにも利用されています。吟味した鮮魚と地元野菜の極上ハーモニー北海道・利尻や兵庫・淡路島の由良から届く、フレッシュなウニ【龍寿し】の強みはなんといっても、町寿司だった時代に築いた、市場を通さない仕入れルート。町寿司の時代には、兵庫・淡路島のタイや明石のアナゴを使った上寿司を、2,000円の破格値で販売していたのだとか。今もそのルートを活かし、ウニは北海道・利尻や兵庫・淡路島の由良、トロは時期によって青森からと、季節ごとに極上のものを仕入れています。ここからはその中でも、お店オススメのおまかせコース14,300円から、3つのメニューをご紹介します。『黒舞茸と大トロの握り』大トロの脂とマイタケの香りにワインが進む『黒舞茸と大トロの握り』この日は青森から直送された大トロに、ソテーした南魚沼の黒マイタケを添えて。大トロの上質な脂が口いっぱいに広がり、鼻に抜ける黒マイタケの芳香が満足感を高めます。ライトボディの赤ワインに合わせたい握りです。『西バイ貝とキュウリの佃煮の握り』醤油の甘辛さが、ツブ貝の旨みを引き出す『西バイ貝とキュウリの佃煮の握り』新潟県糸魚川市能生で上がった西バイ貝は、コリコリとした食感が持ち味。淡白な身の味わいと、自家製のキュウリの佃煮は相性抜群の組み合わせ。キリッとした醤油の味わいも、西バイ貝の滋味を引き出す名脇役に。『マグロの赤身 ツルムラサキと花山椒を添えて』ツルムラサキの苦味が赤身の旨みを押し上げる『マグロの赤身 ツルムラサキと花山椒を添えて』この日の赤身には、地元で収穫したツルムラサキが色鮮やかに添えられていました。ねっとりとマグロに絡む食感がたまりません。また醤油には、こちらも南魚沼産の花山椒を加えており、華やかなアクセントを添えてくれます。銘酒八海山をはじめ、ワインやシャンパンを豊富に揃えるフランス・レーマン社のワイングラスで楽しむ、地元の日本酒日本酒は地元【八海醸造】の「八海山」を、大吟醸を中心に複数ラインナップ。その香りがいっそう花開く、フランス・レーマン社のワイングラスで提供しています。ワインやシャンパンも、フランス産や新潟産まで幅広く揃っているので、お好みで寿司とのマリアージュを楽しんでみては。料理人プロフィール:佐藤正幸(サトウマサユキ)さん1969年、新潟県生まれ。高校卒業後に上京して都内、その後は新潟県長岡市の町寿司で修業を積む。28歳で【龍寿し】を継ぎ、「世界一コスパのいい上寿司」の提供を目指して、市場を通さない魚介の仕入れルートを構築。2021年7月のリニューアルを機に、【龍寿し】を高級感あふれるカウンター寿司店へ。南魚沼の山菜や野菜を使った寿司で、全国の食通から注目を集める。龍寿し【エリア】湯沢/奥只見【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】13500円【ディナー平均予算】13500円※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2022年03月14日どんな役もしなやかに演じ分ける坂東龍汰さん。初のW主演を務める映画『フタリノセカイ』では、トランスジェンダーの真也役に挑む。オファーを受けた時の心境を「難しい役だと思いました」と打ち明ける。性を超えたカップルを通じて、形にとらわれない愛を描き出す。「W主演ということにも驚きましたけど、女性の体で生まれながら男性として生きることを望む、FtMの役ということで、僕には胸もないし、男性の骨格で生まれてきたので、リアリティという意味で大丈夫なのか、FtMの方が演じないとダメなんじゃないかと」難役への理解を深めるため、クランクインまでにさまざまな体験を重ねた。自身がトランスジェンダーである、飯塚花笑(かしょう)監督と話し合いを重ねたこともそのひとつ。「真也が性の違和感に気づき、自分に向き合うと決めて、“大変”という言葉でまとめていいのかはわからないですけど、いろんなことを乗り越えようとした10年を、短い撮影期間で表現しなければいけなくて。撮影前の1か月間は、何度となく監督とお話しさせていただきました。その中で、監督からブラジャーをつけて生活してみてほしいと言われて実際につけて人前にも出てみたんですが、なんとも言えない不思議な感覚になりました。特殊造形で胸を作ってもらい、つけた時の重さを感じられたことも大きかったですね。監督には、トランスジェンダーの方たちが集まるバーにも連れていってもらったんです。そこではざっくばらんにたわいもない話を楽しくして、みなさんの雰囲気に触れることができました。バーのお客さんからも監督からも言われたんですけど、僕の声がいいんですって。高くも低くもないミックスボイスが、FtMの方と近いみたいです。そうしたことを重ねながら、もちろん調べた知識も大事ですが、頭で考えるよりも体で感じたことを役に活かそうと思うようになりました。このような役作りのアプローチは初めてでしたが、FtMの当事者ではない僕が、極力嘘なく、表現するにはどうしたらいいのか。そうした迷いはクリアにしてから現場に入れました」真也が、会った瞬間に恋に落ち、いずれ結婚して家族を作りたいと願う相手・ユイは、女性の体で生まれ、性自認も女性。真也への想いと彼が抱える事情の狭間で葛藤する役を演じるのは、ドラマ『ボイスII 110緊急指令室』などで注目されている片山友希さん。「片山さんのリクエストで、真也とユイのようなカップルにお会いして、お話しする機会を監督が作ってくれたんですが、お二人ともすごく明るく幸せそうだったんです。この作品を通じて、愛にはいろんなあり方があって、それぞれが素敵なんだと気づかされました。どんな愛でも、二人が幸せなら、それが本物の愛なんだと。それは愛に限らず、仕事もそう。形や理屈にとらわれず、これまでに演じたことのない役に挑戦していきたいです」『フタリノセカイ』写実家の弁当屋を手伝うトランスジェンダーの真也は、保育園勤めのユイと出会い、恋に落ちる。やがて同棲を始めた二人だったが、その先には乗り越えなければいけない、厳しい現実があった。1月14日より全国順次公開。©2021 フタリノセカイ製作委員会ばんどう・りょうた1997年5月24日生まれ、北海道出身。2017年、俳優デビュー。翌年『花へんろ 特別編 春子の人形』で主演。放送中のドラマ『真犯人フラグ』に出演。今年、映画『峠 最後のサムライ』が公開予定。※『anan』2022年1月12日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)ヘア&メイク・浅井美智恵インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2022年01月11日たとえエンターテイメントは停滞しても、輝く新星はいつでも私たちの前に現れる。あるいは、あまりにもさりげなく存在していたから、その魅力になかなか気づけなかった、という場合もあるかもしれない。2022年、状況がさらに好転していくことを願いつつ注目していきたいネクストブレイク俳優を選んでみた。高橋文哉「最愛」で熱視線!新ドラマでは研修医に吉高由里子、松下洸平、井浦新という実力派キャストが揃った先の金曜ドラマ「最愛」は、新井順子がプロデューサー、演出は塚原あゆ子監督、脚本は奥寺佐渡子&清水友佳子と女性制作陣が集結。塚原監督が手がけた2021年1月「夢中さ、きみに。」への出演から、梨央(吉高由里子)の弟に起用されたのが高橋文哉だ。演じたのは、幼いころの事故の後遺症で、興奮すると一時的に記憶を失ってしまう記憶障害を抱えている朝宮優。そのせいで学校生活や新しい生活に馴染めずに姿を消す。第5話で、梨央の素行を探る情報屋“生田誠”が実は優であることが明かされた。弟・優のための薬剤を開発するのが梨央の夢。「自分だけ覚えておらんことがあるのが怖かった」と語る優の葛藤を癒すような、梨央と大輝(松下さん)、あるいは梨央と加瀬(井浦さん)との疑似家族のような食事シーンは、シリアスな本作において微笑ましく尊いものとなり、韓国ドラマなら「国民の弟」という呼び名がついたことだろう。2001年3月12日生まれ、埼玉県出身で現在20歳。2018年に「太陽とオオカミくんには騙されない」や舞台「大正浪漫探偵譚 -六つのマリア像-」などの出演を経て、「仮面ライダーゼロワン」(2019~2020)の主演・飛電或人 / 仮面ライダーゼロワンに大抜擢される。裏の顔を持つ優等生を演じた「先生を消す方程式。」、川口春奈×横浜流星の「着飾る恋には理由があって」では先輩・七海(山下美月)に一途に恋する秋葉亮役に。2人の恋はParaviオリジナル「着飾らない恋には理由があって」でも描かれた。映画では『DIVOC-12』『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ファイナル』と話題作に出演。「TELASA」オリジナルドラマ第2弾「僕らが殺した、最愛のキミ」では鈴木仁とW主演を務め、門脇麦主演「うきわ ―友達以上、不倫未満―」では小西桜子とマッチングアプリで出逢う“クリーニング店アルバイト”役に。店先の木に話しかけ、レアキャラの缶バッチを持つユニークな男子だ。「ドクターホワイト」より高橋文哉2022年1月期は、浜辺美波演じるナゾの女性・白夜が難しい症状から病名を確定させて患者の命を救っていく月曜22時枠の「ドクターホワイト」で、総合診断協議チーム「CDT」のメンバーの若手研修医の佐久間新平を演じる。ムードメーカーの役割を担おうとするが空回りする、若干調子にのりやすいキャラクターらしいが、明るく愛嬌のある高橋さんに出会えることになりそう。また、Koki,主演、萩原利久、芋生悠、莉子ら出演の『犬鳴村』『樹海村』に続く「恐怖の村」シリーズ第3弾『牛首村』が2月18日より公開。若手俳優にとって登竜門の1つであるJホラーに挑む高橋さんにも注目だ。坂東龍汰クリエイターが起用したい逸材2クール連続の「真犯人フラグ」で“亀田運輸”の二宮瑞穂(芳根京子)に片想いし、主人公・相良凌介(西島秀俊)を快く思わない配送ドライバー・望月鼓太朗を怪しさたっぷりに演じているのが坂東龍汰。また、企画・原案:秋元康×脚本:徳尾浩司による完全オリジナル脚本「この初恋はフィクションです」でも、主人公に片想いする高校生役で注目を浴びている。オーディションプロジェクト「TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日」の演技バトル1位受賞・飯沼愛が主演する同作はYouTubeでも配信中だ。1997年5月24日生まれ、北海道出身。絵や音楽、演劇など芸術教育を重んじ、個性を重視するシュタイナー教育の学校に通い、クレイアニメーションの制作という特技も持つ坂東さん。2017年TVドラマ版「セトウツミ」でデビュー、NHKスペシャルドラマ「花へんろ 特別編 『春子の人形』~脚本家・早坂暁がうつくしむ人~」ではデビュー翌年にして主演を務めた。大西流星(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)主演で、高橋さんも参加した「夢中さ、きみに。」では揃って男子高校生を演じていた。杉咲花や北村匠海、新田真剣佑、黒島結菜、古川琴音らと共演した『十二人の死にたい子どもたち』(2019)では堤幸彦監督から「変幻自在の俳優」と評され、以降も清水崇監督による『犬鳴村』ほか、中川龍太郎監督『静かな雨』、三木康一郎監督の『弱虫ペダル』、さらに黒沢清監督が第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞した『スパイの妻』(2020)にも起用され、日本映画界を担うクリエイターたちを魅了している。『ハニーレモンソーダ』昨年も、映画『犬部!』『ハニーレモンソーダ』、NHKドラマ「今ここにある危機とぼくの好感度について」、WOWOW連続ドラマW 宮部みゆき「ソロモンの偽証」など、話題作には必ずといっていいほど彼の名前があり、着実に見つかってきている。1月14日からはトランスジェンダーの男性役に挑んだ飯塚花笑監督によるラブストーリー『フタリノセカイ』が公開。オダギリジョーや光石研、田中哲司らを有する俳優事務所「鈍牛倶楽部」に所属しており、その確かな演技力で息の長い俳優となりそうな予感大。『フタリノセカイ』福本莉子「消え恋」ロスが大量発生!青木(「なにわ男子」道枝駿佑)と井田(「Snow Man」目黒蓮)、あっくん(鈴木仁)、そして福本莉子が演じる橋下さん…勘違いから始まった高校生たちの一生懸命な恋模様を描く人気ラブコメ「消えた初恋」は、12月18日に最終回を迎えるとSNSにはロスを訴える人が相次いだ。続編を望む声もある中、「橋下さんが福本さんで良かった」という声も上がっている。福本さん自身も「『消えた初恋』の優しい世界観が、みんなが大好きでした」と投稿しており、思い入れある1作となったようだ。2000年11月25日生まれ、大阪府出身。これまで沢口靖子や長澤まさみ、上白石萌歌&萌音姉妹、浜辺美波らを輩出してきた第8回「東宝シンデレラ」オーディション(2016)のグランプリ・集英社賞(セブンティーン賞)受賞者。北村さんや浜辺さん、そして2021年のブレイク俳優・赤楚衛二と共演した『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020)では、北村さん演じる理央に憧れる由奈役に。浜辺さんとは親友同士という役どころだった。このほか、『センセイ君主』『屍人荘の殺人』『映像研には手を出すな!』などに出演。2018年のミュージカル「魔女の宅急便」では主人公・キキ役で初主演を務めた。『君が落とした青空』20歳の節目に新写真集「Grace」が発売されたばかり。今年は、松田元太(Travis Japan/ジャニーズJr.)とのW主演映画『君が落とした青空』が2月18日(金)より公開。最愛の人が交通事故に遭った日にタイムリープしてしまい、彼を助けるために何度も“同じ日”を繰り返していく、という今回も応援したくなるヒロインに。先日解禁された親友役・莉子との“W莉子”2ショットも話題となった。また、神尾楓珠主演、市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲「市船 soul」誕生の裏側を描く感動青春ストーリー『20歳のソウル』が初夏公開。主人公・浅野大義の恋人・宮田夏月役に決まっている。1980年代から“令和”にタイムスリップする主人公を演じるNHK「昭和歌謡ミュージカルまた逢う日まで」も控え、これからますます注目を集めること必至だ。『20歳のソウル』高橋ひかるYouTubeやバラエティでファン急増「全日本国民的美少女コンテスト」もまた、第一線で活躍する人気俳優たちを数多く生みだしてきた。2014年、12歳のときに8万人強の応募者の中から第14回グランプリに輝いたのが、高橋ひかる。このときの演技部門賞受賞者には、2021年日韓中の合同オーディション「Girls Planet999:少女祭典」で話題を呼んだ川口ゆりながいる。高橋さんも2021年はドラマ「春の呪い」(主演)、「レッドアイズ 監視捜査班」に加え、準レギュラーの「スクール革命!」ほか数多くのバラエティ番組に次々に出演、監督として恋愛ドラマを本気で演出する「女優監督」にも参加した。2001年9月22日生まれ、滋賀県出身。大河ドラマ「おんな城主 直虎」や、ドラマ「高嶺の花」「俺のスカート、どこ行った?」などに出演してきた。コロナ禍、2020年7月に開設したYouTubeチャンネル「たかしの部屋」には約25万人の登録者がおり、関西弁トークや飾らぬキャラクターが人気となっている。今年は俳優としての高橋さんに出会う機会が多そうで、ヒロインを演じる佐藤勝利(Sexy Zone)主演のWOWOWオリジナルドラマ「青野くんに触りたいから死にたい」が春放送予定。「Snow Man」が六つ子を演じる3月25日公開の『映画 おそ松さん』ではトト子役に。また、「オールナイトニッポン0」「オールナイトニッポンX」のパーソナリティ経験があり、ラジオ好きで知られるだけに、オールナイトニッポン55周年記念の演劇作品「あの夜を覚えてる」で千葉雄大とW主演を果たす。「あの夜を覚えてる」さらに、2020年に中止となった、NHKみんなのうたミュージカル「リトル・ゾンビガール」も8月に上演決定。主人公ゾンビの少女・ノノ役でも出演する(熊谷彩春とWキャスト)。今後もキラキラとした“陽”の魅力を振りまくことになるだろう。※「高」は正式には「はしごだか」堀田真由「言霊荘」『ハニーレモンソーダ』などで人気上昇西野七瀬をはじめ、内田理央、三吉彩花、森田望智、石井杏奈ら錚々たる注目俳優たちが総結集した、テレビ朝日・ABEMA共同制作のホラードラマ「言霊荘」。インターネット報道番組に出演する“3号室”のフリーアナウンサー・小宮山を演じた堀田真由にも、「ニュース読みがほんとのアナウンサーみたい」と注目が集まった。テレビ朝日・ABEMA共同制作「言霊荘」1998年4月2日生まれ、滋賀県出身。NHK連続テレビ小説「わろてんか」(2017)ほか、「チア☆ダン」「3年A組 ―今から皆さんは、人質です―」「恋はつづくよどこまでも」、映画『殺さない彼と死なない彼女』などの話題作の数々に出演してきている。妻夫木聡主演の日曜劇場「危険なビーナス」(2020)の名家の子女役もシックな雰囲気がマッチしていた。「言霊荘」のアナウンサーや連続テレビ小説「エール」の踊り子役など、同世代の中でもひと際大人びた色気と、柔らかな表情を見せられるのが強み。「ゼクシィ」13代目イメージキャラクターも務めている。昨年は映画『ライアー×ライアー』『ハニーレモンソーダ』『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル』、お芝居をするきっかけになったという『るろうに剣心』の『最終章 The Beginning』にも出演。専属モデルをしている「non-no」11月号通常版にて初のカバーガールも務めた。着実に成長を遂げている堀田さんは、ますます引く手あまたとなるはずだ。中村ゆりか仕事を愛するOL役で新たなフェーズへ「言霊荘」のみならず、ABEMAオリジナルドラマ「会社は学校じゃねぇんだよ新世代逆襲編」、「A.B.C-Z」の橋本良亮初単独主演ドラマ「痴情の接吻」などに出演するなど昨年活躍、1月5日(水)よりスタートする新ドラマ「部長と社畜の恋はもどかしい」で民放連続ドラマ初主演を務める中村ゆりかにも注目したい。「言霊荘」オフィシャルブログより「言霊荘」では、“言霊”によって一時は命の危機に陥ったこともあった都議の私設秘書、“2号室”の丸山栞役を務めた中村さん。「会社は学校じゃねぇんだよ新世代逆襲編」では、前作で起業家・鉄平(三浦翔平)に恋心を寄せながらも非業の死を遂げた華子の妹で、智美(藤井夏恋)と同期入社となるサイファークリエーション新卒社員・水川雪子役に。「ギルティ ~この恋は罪ですか?~」(2020)の怪演の印象が強烈だった中村さんだが、同作では二度と姉のような悲劇が起きないために、プレッシャーや罪悪感に押しつぶされそうになる智美を支える存在となった。「会社は学校じゃねぇんだよ新世代逆襲編」より1997年3月4日生まれ、神奈川県出身。父親が日本人、母親が台湾人とダブルのルーツを持ち、特技は中国語。2015年、連続テレビ小説「まれ」で小日向文世の娘役を演じると「あの少女は誰?」と話題を呼び、以降、杉野遥亮らと共演した主演ドラマ「花にけだもの」の久美役、浜辺美波をはじめとする若手俳優陣が振り切った演技合戦を見せる『賭ケグルイ』シリーズの五十嵐清華役などでも知られ、その“振り幅”には定評がある。「きのう何食べた?」での、シロさん(西島秀俊)が務める小さな弁護士事務所のしっかり者で倹約家の事務担当・志乃さん役も印象深い。「部長と社畜の恋はもどかしい」(C)志茂・ぶんか社/「部長と社畜の恋はもどかしい」製作委員会そんな中村さんが、「部長と社畜の恋はもどかしい」では仕事に生きがいを感じ、食をないがしろにする残業大好きなOLに!?定時上がりで有名な、まるで正反対の総務部部長・堤司(竹財輝之助)と一夜を共にしたことで、部長を好きになってしまう…という主人公・まるちゃんこと丸山真由美役で、「ギルティ」や「賭ケグルイ」とは対極の振り方の新たなフェーズを見せてくれるかもしれない。ほかにも、「劇団☆新感線」中島かずきが脚本、「会社は学校じゃねぇんだよ」「アバランチ」藤井道人監督と独自の映像世界を持つ曽根隼人監督の演出チームが組む早乙女太一主演ドラマ「封刃師」にも出演する。笠松将「岸辺露伴は動かない」「ムチャブリ!」で大衆に見つかる!?「君と世界が終わる日に」シリーズの等々力役で知られ、年末の「岸辺露伴は動かない」新作エピソードでも話題を呼んだ笠松将。危うい色気を放つFOD配信ドラマ「エロい彼氏が私を魅わす」ではラブコメに初挑戦、大河ドラマ「青天を衝け」では渋沢栄一の孫・渋沢敬三役を演じた。1992年11月4日生まれ、愛知県出身。今年30歳を迎える笠松さんは、2013年から本格的に俳優活動を開始。オーディションになかなか受からない日々もあったようだが、HIP HOPアーティスト・SEEDAのアルバムを原案にした『花と雨』(2019)で長編映画初主演、脚光を浴び始める。同作は第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門に出品された。『花と雨』その独特の存在感で、『ドンテンタウン』の主演や、藤井道人監督『デイアンドナイト』『宇宙でいちばんあかるい屋根』に『DIVOC-12』、そして佐久間由衣主演『君は永遠にそいつらより若い』では重要人物を演じ、いまやオファーが引っ切りなし。日本のインディペンデント映画界きっての期待の俳優となった。プライベートでは、“うにたん”・“さめくん”と暮らす愛猫家、というギャップもいい。『君は永遠にそいつらより若い』2月25日(金)よりHulu独占配信される「君と世界が終わる日に」シーズン3でも、もちろん存在感を示していくだろう。主演映画『リング・ワンダリング』(2月)、WOWOW×ハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE」(2022年春)など出演作品も待機。さらに、高畑充希主演の水曜ドラマ「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」が1月12日よりスタート。高畑さん演じる“社長”のライバル会社の御曹司を演じるというから、ついに、“見つかってしまう”はずだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:思い、思われ、ふり、ふられ 2020年8月14日より全国にて公開Ⓒ2020映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会©咲坂伊緒/集英社花と雨 2020年1月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2019「花と雨」製作委員会スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&Iハニーレモンソーダ 2021年7月9日より全国にて公開(c) 2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会(c)村田真優/集英社DIVOC-12 2021年10月1日より全国にて公開©2021 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル 2021年8月20日より全国東宝系にて公開ⓒ2021『かぐや様は告らせたい2』製作委員会ⓒ赤坂アカ/集英社君は永遠にそいつらより若い 2021年9月17日よりテアトル新宿ほか全国にて順次公開©「君は永遠にそいつらより若い」製作委員会20歳のソウル 2022年全国にて公開予定©2022「20歳のソウル」製作委員会牛首村 2022年2月18日より全国にて公開Ⓒ2022「牛首村」製作委員会リング・ワンダリング 2022年2月19日より渋谷シアター・イメージフォーラムほか全国にて公開Ⓒ2021 リング・ワンダリング製作委員会フタリノセカイ 2022年1月14日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開©️2021 フタリノセカイ製作委員会君が落とした青空 2022年2月18日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『君が落とした青空』製作委員会
2022年01月02日元宝塚歌劇団月組トップスター龍真咲が2月、新感覚のクラシックコンサート『チェロ&ピアノ&ヴォーカル はるかそよかの音楽に恋して meets 龍真咲』を大阪で開催する。龍の本格的な舞台復帰は1年9カ月ぶり。「あ、歌いたい。今だ!」と直感したのが、今回初共演するチェロ奏者の姉・林はるか、ピアノ奏者で作曲家の妹・林そよかの演奏を9月のコンサートで耳にした時だったという。林姉妹と合同取材に応じた龍が、公演への意気込みを語った。チェロ&ピアノ&ヴォーカル「はるかそよかの音楽に恋して meets 龍真咲」~クラシックから宝塚歌劇ナンバーまで~ チケット情報「この2年間はいろんなことがあったと思うんですけど、少なからず自分の中にも積み重ねたストレスがあったのかなと。林姉妹の演奏を聴いて、自然と涙が溢れ出ました」。解放感と共に自然と歌への情熱が沸き上がった。「チェロとピアノという楽器の声と素敵な“三重唱”を奏でられたら」と、宝塚時代のナンバーなど珠玉のポップス5曲での共演をリクエスト。その後は、姉妹のクラシック演奏とヴォーカル入りのポップス演奏の2部構成で、とんとん拍子に企画が進んだ。龍との思わぬ巡り合わせに「未だに信じられません」と口を揃える林姉妹。とりわけ妹そよかは、宝塚歌劇の音楽を手掛けることが夢で10代の頃から作曲を始めた熱心な宝塚ファン。「宝塚が大好きで今日まで生きてきました。本当に光栄です」と喜びもひとしお。「それぞれの良さが奏でられたらいいなと、第1部では有名なクラシック曲をチェロとピアノのアレンジで。第2部ではシンプルな編成ですが、龍さんの素晴らしい歌声を壮大なオーケストラのように奏でることができたらいいな」と、新編曲に腕を振るう。そよかは他に、その場で観客のお題に応えるピアノ即興演奏コーナーも担当する。姉はるかは、合間のトークコーナーで趣味の鉄道音楽を披露するユニークな試みも。「例えば大阪環状線の新今宮駅ではドヴォルザーク作曲『新世界』が流れていたり。身近な鉄道音楽から、いろんな奏法や音色が出せるチェロの魅力も知っていただけたらと思っています。ちなみにドヴォルザークも鉄道ファンとして有名です」と、当日も思わぬプチ情報が得られそうだ。今年で宝塚の初舞台から20周年。この節目を「今後継続していく自分へのエール」と捉える龍に、表現者としてやってみたいことを問うと「作詞」との返答が。「宝塚の卒業コンサートで挑戦した時は日記みたいにしか書けなくて、センスがないことが発覚したんですけど(笑)。でも今は手作りのオリジナル曲もほしいなと思うので、20年の節目にちょっと書いてみようかな」。ファンには、2月のコンサートを皮切りに「今後はもう少しみなさまに近寄ってコミュニケーションできる場をいろいろと設けていきたいと思っています」とメッセージを送った。公演は2月19日(土)14:00からサンケイホールブリーゼにて。チケットは12月18日(土)一般発売。取材・文:石橋法子
2021年12月16日元宝塚歌劇団月組トップスターの龍真咲が25日、大阪市内で行われた会見に出席し、来年2月19日に開催される『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』(大阪・サンケイホールブリーゼ)で約2年ぶりにコンサートに出演することを発表した。同公演は、大阪出身のチェリスト・林はるか、ピアニストで作曲家の林そよか姉妹によるクラシックコンサート。龍はスペシャル・ヴォーカルゲストとして出演し、姉妹の生演奏とのコラボで宝塚歌劇のナンバーなど5曲を披露する。19年5月に行ったライブツアーを最後に舞台から遠ざかっていた龍。今年5月にはモナコにも拠点を置き、日本と行き来する生活を送る中、9月に林姉妹のコンサートを鑑賞。2人の生演奏に「心が解き放たれて自然に涙が出た」と感銘を受け、「“いつかまた歌いたいな”という思いが自分の中にふつふつと沸いてきた」ことから、今回の出演が実現したという。龍は「歌いたい!という素直な気持ちを大事にできるのが今なのかなと思いました」と心境を説明。「お客さんも舞台に上にいる私たちも、心躍るような気持ちになれる新しい形のクラシックコンサートになれば」と抱負を語った。会見には、林姉妹も出席。姉のはるかが「龍さんとコンサートができるなんて、いまだに信じられない気持ち」と驚きを明かせば、宝塚ファンという妹のそよかは「私が作曲家を目指したきっかけは中学のときに観た宝塚歌劇。9月のコンサートのときも龍さんが観てくださっていると聞いて、客席を見られないほど緊張して(笑)」とトップスターとのコラボに感激しきり。ピアノとチェロ、ボーカルというシンプルな構成だが「それぞれの楽器のよさと龍さんの歌声を壮大なオーケストラのように響かせたい」(そよか)と意気込んだ。2001年に宝塚歌劇団で初舞台を踏んでから、今年で20周年を迎えた龍。「退団するときに“作詞をやってみませんか?”とお話をいただいたことがありましたが、書いてみると歌詞というよりまるで絵の描いていない絵日記(笑)。才能がないなと思いましたが、20周年の節目に書いてみようかな。手作りの自分のオリジナル曲を作ってみたい」と、今後の活動に意欲を見せていた。
2021年11月25日広島ホームテレビで毎週水曜日深夜に放送中の『カープ道』、今回は今年ブレイクした林晃汰選手を深掘りします。番組内容今年ブレイクしたカープ選手と言えば林晃汰選手。今回は『林晃汰論』と題して林晃汰選手の素顔や魅力をお伝えします。講師は智辯和歌山高校野球部OBでコーチそして部長として林晃汰選手を指導した古宮克人さん。現在は「BASEBALIFE」代表としてプロ野球選手の育成などに携わっています。出演者中島尚樹古宮克人さん(「BASEBALIFE」代表)touzitu235pr15.mp4 : カープを知らない、興味ない、乗っかりたい人必見のカープ学習番組【毎週水曜深夜放送中】番組ホームページはこちら▼ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月16日11月の歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』の第二部で、十世坂東三津五郎七回忌の追善が行われる。追善狂言は『寿曽我対面』、三津五郎襲名披露の際に初役で務めた曽我五郎時致を、長男の坂東巳之助が同じく初役で務める。「(尾上)菊五郎のおじさまはじめ、父の先輩方、父と一緒にやってきてくださった先輩方、皆さまがお顔を揃えてくださること、そして歌舞伎座で追善をさせていただけること、ただただ感謝しかありません。父が遺してくれた大事な機会ととらえて曽我五郎を勤めさせていただきます」と語る。曽我五郎のこしらえで撮影された写真パネルを前にして、「常ならば舞台稽古の日に初めて衣裳を着け翌日が初日となりますが、初役ですから、舞台稽古より前に衣裳を着けさせていただけてたのは勉強になり、ありがたかったですね。また五郎としての形、ポーズもいろいろしてみて、なるほどこういうことかと、少し役が見えてくるような感じがしました」と語る。「役については(尾上)松緑の兄さんに教わっています。五郎という役には、思っていた以上に約束事、決まり事がこんなにちりばめられているのだなと改めて思い知りました。どの役でもそうですが、基本的な部分を大切にすることは父の芸風でもありましたので、そこを守っていくことが父の追善になると考えています」曽我兄弟の敵討ちを題材とした歌舞伎の様式美あふれる演目だ。中でもこの曽我五郎は荒事の役の典型であり、力強く美しい見得の数々や、どこか稚気も感じさせる若者の力強さが魅力だ。三津五郎も過去3度にわたり、曽我五郎を勤めている。「父から言われたのは、“荒事は小難しいことを考えちゃいけない。”ということ。父を討った工藤祐経に対して常に怒りをまっすぐに向けていることが大事だと。もちろん気を付けるべきことは他にもあります。でもあれこれ考えずにできるようになるまで稽古をしなくちゃいけない。そういう役だと思っています」『寿曽我対面』(H23.1新橋演舞場)左から、化粧坂少将=坂東巳之助、大磯の虎=中村雀右衛門、曽我五郎=十世坂東三津五郎(c)松竹曽我五郎という役どころについては、父とのこんな思い出も。「『対面』の五郎は初役ですが、踊りの会では『草摺引』の曽我五郎を踊ったことがあります。同じ曽我五郎ですし荒事の代表的な役柄という意味では共通するものがありますので、荒事の体の使い方をいろいろ教わりました。その会の時に父が僕の化粧を直してくれたことがありました。”なんか変だな、なぜだろう”と左の眉毛をずっとずっと直していて、”あ、右だったか”とまた右も直し始めて、結局両方のとも眉毛がすごく太くなってしまったという思い出もございます(笑)」また三津五郎は常々こんなふうにも語っていたという。「父は本当に歌舞伎や歌舞伎舞踊をするための体つきで、手足の長さ、顔の大きさとバランス、実におさまりのいい体形でした。父に比べれば、僕はいわゆる現代人の体形です。羨ましいなと何度も思いました。実力がどうこうという以前に体形は変えようがありません。でもその父から、”僕は君のようには背が高くないし手足も長くない。だから基本的なことは教えられるけれど、僕にも教えてあげられないことがある。大事なのは自分の身体を十分に使って、良い形を見つけて表現することだよ”と。そんなふうに言ってもらったときは僕自身救われる思いでした」五郎のこしらえをした巳之助の写真を目にすると、やはり三津五郎の面影が重なる。「父の生前からよく似ているとは言われていました。それが正直居心地が良くない時もありましたが、亡くなってみると諦めというか開き直りというか、”そりゃそうですよね”と(笑)。似ていると言われることに、こそばゆさが薄くなってきたのかもしれません」『寿曽我対面』曽我五郎=坂東巳之助 (c)松竹昨年の3月以降、コロナ禍の影響で出演を予定していた公演が次々に延期・中止となっていったことについては「なにしろ正体のつかめていない未知のウイルスですので、一つ所に人を集めてお芝居をごらんいただくというのは難しいだろうと。現状は落ち着いてきましたが、でもこれが終息していくかどうかはわかりません。どんなに僕らが十分に対策をして舞台に立っても、お客様に”何を押しても劇場へお越しください”とは、やはりまだまだ言えないですよね」と率直に語る。「ステイホーム中には2歳になる長男とは公園で遊んだりしていました。思いがけず一緒にいられる時間が増えました。ただ、家族でも楽屋へは入れない状況が1年以上続いています。僕らの子供の頃といえば楽屋で過ごしながら、衣裳さんが通ったり、化粧する人が隣にいたり、モニターから舞台の音が聞こえたり。その中で育ってきたわけです。初御目見得や初舞台でも、本当に初めて出会う大人たちに囲まれて舞台に放り出されたわけではありませんでした。でも今の子供たちにはその下地を作ってやれない。全然知らない大人たちに囲まれていきなり舞台に立たされる、それはお客様に対しても本人たちに対しても、やってはいけないことだと思っています。なので今はまだ初御目見得などについて語るには厳しい状況だと思っています」おしまいに、追善の演目となった『寿曽我対面』について、改めてその魅力を語った。「小林朝比奈のように突拍子もない見た目の人は出てくるし、役柄も実にいろいろなタイプが登場します。決まり事もいろいろありますが、歌舞伎に詳しい方も、ご覧になってまだ日の浅いお客様にも楽しんでもらいやすい。先人たちが長く守って続けてきてくれた演目の強みだと思います」『吉例顔見世大歌舞伎』は11月1日(月)より11月26日(金)まで。取材・文:五十川晶子公演情報『吉例顔見世大歌舞伎』2021年11月1日(月)~2021年11月26日(金)会場:東京・歌舞伎座
2021年10月23日ドラマ「真犯人フラグ」に出演する坂東龍汰がトランスジェンダーの男性を演じ、「ボイスII 110緊急指令室」も記憶に新しい片山友希とW主演する映画『フタリノセカイ』のポスタービジュアルが完成し、“フタリ”を中心にした劇中画像が初解禁。さらに、ソウル国際プライド映画祭コンペティション部門への出品も決定した。本作は、トランスジェンダーとして葛藤する彼・真也とその彼女(シスジェンダー)ユイの2人の10年間の軌跡を描いたラブストーリー。本作W主演の片山さん(ユイ役)は、「撮影当時の私は22歳で愛とはなにか分かりませんでした。人を想う事の難しさや自分の気持ちだけではどうにもならないこと。悩んで考えて少しずつ進むの繰り返しです。自分の感情を素直に受け入れるのも簡単じゃないと知りました。人に優しくするのは当たり前で人にしてもらって当たり前な事なんてないんだと思いました」とコメント。また、坂東さんは「今回この役のお話をいただいた時は正直驚きました、自分に演じられるのか不安もありました」と語りながらも「しかし飯塚(花笑)監督と何度も役について話し合い深めていく事により真也という役を演じることが楽しみになりました。トランジェンダーとして色々な葛藤と戦う真也、それを支えるユイのフタリの究極の愛を描いた作品になっています。僕自身初めての挑戦が沢山あった現場でしたがユイ役の片山友希さんに助けられながら丁寧に演じられたと思います」とふり返っている。解禁されたポスタービジュアルには、暖かな配色の2人“フタリ”のキスシーンが起用された。そして、今年11年目を迎えるソウル国際プライド映画祭 2021(SIPFF 2021/11月4日~10日開催)コンペティションの1部門「Asia Pride Section」に本作の出品が決定。この映画祭は、韓国内外の優れた作品性を備えた多様なクィア映画を披露し、多様性を享受できる文化フェスティバルとして、今年は世界32か国124編の規模で開催される。『フタリノセカイ』は2022年1月14日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フタリノセカイ 2022年1月14日より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開©️2021 フタリノセカイ製作委員会
2021年10月18日女優でモデルの中条あやみ、俳優の福士蒼汰、ゆうたろう、お笑いコンビ・とんねるずの木梨憲武、歌手のCharaが6日、都内で行われた「ジーユー2021年秋冬新キャンペーン発表会」に出席した。「YOUR FREEDOM 自分を新しくする自由を。」がブランドメッセージのジーユーは、2021年秋冬シーズンよりイメージキャラクターを大幅に一新して新コレクションの登場に合わせた新たなキャンペーンを展開。これまでの中条あやみと福士蒼汰に加え、木梨憲武、Chara、ゆうたろうが新たに登場し、この日よりウエブCM、来月からテレビCMが放映され、CMはシリーズ化されるという。イベントには既にCMの収録を終えたという5人のイメージキャラクターが勢揃い。前回に続いて出演となった中条が「前回は福士さんとダンスを踊りましたが、今回はシュールというかコメディータッチで面白い絵になっていると思います」と自信を見せ、福士も「今回は仲間が増えて嬉しいですね。色んな仲間という設定でCMが撮れて撮影が楽しかったです」と満足げ。木梨やCharaとともに新たなイメージキャラクターに起用され、同CMで初めてCMに出演したゆうたろうは「中条さんと1回映画で共演したことがあって、その映画に出た時も初映画でした。初○○は基本中条さん。すごく安心します」と中条に縁を感じているようで、この日MCを務めた大島麻衣から「ゆうたろうさんのバージンを奪うのは中条さん?」と冷やかされると「そんなことないです(笑)」と照れ笑いを浮かべた。イベントの最後にはゆうたろうがセレクトした登壇者のコーディネートを紹介するコーナーも。「暗めでシンプルな服が多い」という福士にゆうたろうは「中間色が似合う人はおしゃれ上級者。ワンポイントにマフラーが似合うと思って選ばせてもらいました」とマフラーにピンクの上着をチョイス。続けて「ピンクが似合う男性ってモテると思います」とゆうたろうが解説すると、それに飛びついた福士は「もっとモテちゃう?困るなぁ~(笑)」と上機嫌だった。
2021年09月07日集英社『りぼん』連載の少女コミックを実写化した映画『ハニーレモンソーダ』が現在公開中だ。この度、本作より界(ラウール)が友人の友哉(濱田龍臣)&悟(坂東龍汰)とのバスケシーンにおける場面写真とメイキング映像が公開された。本作は、集英社『りぼん』連載作品、累計発行部数700万部突破の大ヒット少女コミック『ハニーレモンソーダ』(村田真優)の実写化作品。Snow Manのラウールが映画単独初主演で主人公・三浦界役を、ヒロインの石森羽花役を吉川愛が演じるほか、個性溢れる同級生役に堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美らが名を連ねている。いつも塩対応でクールだけど本当は誰よりも優しい、レモン色の髪がトレードマークのレモンソーダ男子・三浦界。ある日、間違いでレモンソーダをかけてしまったことをきっかけに、石森羽花の世話を焼くことに。羽花は、中学生時代に“石”と呼ばれいじめられており、そんな内向的な自分を変えるために自由な校風の高校へ入学した女の子。不器用な彼女が一生懸命に自分を変えようと努力する姿を見た界は、次第に彼女へ興味を持つようになる。そして、憧れだった界との距離が近づき、羽花も自分の界への想いに気づいていく…というストーリーだ。この度解禁された場面写真は、主人公・界(ラウール)が友人たちとバスケに興じる姿と華麗にゴールを決めるシーン。女子生徒からの黄色い声援が飛び交うなか、その姿をギャラリーの女子生徒に混じって応援するヒロイン・羽花(吉川愛)も。内気な彼女は他の女子生徒と違い、声援を送ることは出来ないでいるが、界がゴールを決めた時には静ながらも嬉しそうに喜ぶ仕草を見せる。スポーツも万能で学校一の人気者である界と、内気な自分から変わりたいと思いながらも、なかなか一歩を踏み出せない羽花。そんなふたりのキャラクターがよく分かる写真だ。併せて公開されたメイキング映像でもラウールがドリブルからのレイアップシュートを決める。綺麗にドリブルとシュートを決めると、女子生徒たちからは大きな歓声。カメラに写っているところではクールに振る舞っているラウールだが、カメラから外れるとシュートを決めた喜びを爆発させる一幕も。これには濱田も「17歳が出てるぞ!可愛いな!」と笑顔でコメントしている(※撮影時は17歳)。インタビューでは「球技は苦手」と語ったラウールは、バスケが得意な坂東から指導を受けるも、なかなか思うように出来ず苦戦。それでも撮影時には綺麗なドリブルとシュートを見せ、坂東も「完璧!」と絶賛した。『ハニーレモンソーダ』公開中
2021年08月07日日本映画のレジェンド、篠田正浩監督が坂東玉三郎を主演に泉鏡花の世界を映像化した『夜叉ヶ池』が、今年のカンヌ国際映画祭クラシック部門(カンヌ・クラシックス)で上映される。この度、本作のBlu-rayが本日7月14日に発売された。『夜叉ヶ池』は、幻想文学の礎を築いた泉鏡花の原作を、『梟の城』や『スパイ・ゾルゲ』などで知られる巨匠・篠田監督が、1979年に取り組んだ意欲作。女方の坂東玉三郎が初めて映画に出演し、村に暮らす女性・百合と夜叉ヶ池の竜神・白雪姫の二役を演じて妖艶な世界を表現。さらに加藤剛、山﨑努、丹阿弥谷津子が出演している。日本の特撮技術の基礎を築いた特撮監督の矢島信男の指揮のもと、大船撮影所のステージを大改造して作ったセットで、50トンもの水を使い大洪水シーンは圧巻。クライマックスの洪水シーンの撮影のために、ブラジルのイグアスの滝やハワイを始めとする海外ロケも敢行された。当時、本作を観たマーティン・スコセッシ監督は、篠田監督への手紙の中で、「玉三郎の演技と、あなたが彼を素晴らしく演出した手法に魅了された」「玉三郎が演じた百合を超えるのは、玉三郎が演じた夜叉ヶ池の白雪姫の他にない」と絶賛している。この度発売されるBlu-rayには、1979年劇場公開時のポスターデザインのポストカード、1979年劇場公開時のプレスシート縮刷版が封入される。また現在、ユーロスペースで42年ぶりに本作がリバイバル公開され、レトロスペクティブ「篠田正浩監督生誕90年祭 『夜叉ヶ池』への道 モダニズム ポップアート そしてニッポン」が開催、各地で順次公開される予定だ。「篠田正浩監督生誕90年祭 『夜叉ヶ池』への道 モダニズム ポップアート そしてニッポン」開催期間:2021年7月10日(土)〜30日(金)上映劇場:ユーロスペース上映作品:『夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版』『私たちの結婚』『涙を、獅子のたて髪に』『乾いた花』『暗殺』『心中天網島』『無頼漢』『沈黙 SILENCE』『化石の森』『はなれ瞽女おりん』※その後全国各地で順次公開予定Blu-ray『夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版』発売中価格:6,380円(税込)封入特典:・1979年劇場公開時のポスターデザインのポストカード・1979年劇場公開時のプレスシート縮刷版発売・販売:松竹※山崎努の「崎」は「たつさき」が正式表記
2021年07月14日Snow Manのラウールが映画単独初主演を果たす『ハニーレモンソーダ』が、7月9日より公開となる。髪を“レモン色”に染め、基本的には塩対応で“ソーダ”みたいに刺激的だが、実は“優しい”という“レモンソーダ男子”の高校生の三浦界(ラウール)と、界と出会ったことで、いじめられていた過去の自分と向き合い、徐々に素敵な女の子へと変わっていく石森羽花(吉川愛)との恋愛模様を描く本作。坂東龍汰は、界の友人で、明るいムードメーカーの瀬戸悟を演じる。幼なじみの遠藤あゆみ(岡本夏美)から好意を抱かれているも、全くそれに気付かないちょっと天然なところもある悟を、「素でやってる」と笑う坂東。彼自身の明るく、フランクな人柄も投影されたキャラクターを瑞々しく表現している。インタビューでは、そんな彼の役との向き合い方や、ラウールを筆頭にまさに“ハニーレモンソーダ”なフレッシュな共演者の印象、そして、彼自身の恋愛エピソードまで話してくれた。これまで自分がやってきた役への向き合い方で観ている人たちをキュンキュンさせる――出演が決まったときの印象を教えてください。ここまでキラキラキュンキュンした作品に出るのが初めてだったので、最初は「大丈夫かな?」と少し心配になりましたけど、だからこそワクワクもするというか。知らないことだからこそやってみないとわからないし、その中で自分がどういうアプローチができるかを考えるのは楽しみでした。――役作りはどのようにしていきましたか? 何か資料になる作品は観ましたか?こういうジャンルの作品に関して、自分の頭の中に資料とか、手本になるようなものがなかったので、敢えてそういうものには頼らずやってみようと思いました。求められているものを意識的に作るのではなくて、これまで自分がやってきた役への向き合い方で観ている人たちをキュンキュンさせるような悟にできたら、と。だからアプローチとしては、これまで通りに脚本を読んで、悟がどういう人なのかを理解して演じるというやり方でした。特に何かに影響されることはなかったです。――そうすると、原作も敢えて読まないとか?いえいえ(笑)。もちろん原作は読ませていただきました。だけど、あまり影響は受けたくないと思ったので、軽く読む程度にしました。だって、この原作、すごく素敵な世界観じゃないですか。これをちゃんと読んでしまったら、めちゃめちゃ影響されちゃうだろうな、って。僕は姉がいるので、小中学生のころは姉の持っている少女漫画をかなり読んでいて、結構好きでハマっていた作品も多かったので、ちゃんと読んだら原作のままの悟になっちゃうな、と。それに、今回は本当に素敵なキャストの方々が集まっていたし、ラウールの初単独主演映画だし、みんなからのエネルギーを受けてキャッチボールができれば、おのずとそれぞれのキャラクターが立ってくるだろうな、と思ったんです。実際に現場でもキュンキュン映画だから何かしなきゃ、みたいなプレッシャーは一切なかったです。それぞれが言った言葉や、動きに対して、それぞれが素直に反応をして、みんながそのシーンを面白くしよう、という一心でやっていたと思います。僕らが受け取ったままに体現させてもらいました。ただ映画は観た人それぞれの受け取り方があって、それがその人にどう影響するか、というのは、受け取る皆さん次第なので、SNSとかに感想を書き込んでほしいです。僕、レビューとか、皆さんの反応とかをめっちゃ見るんですよ。エゴサしますので「#坂東龍汰」でつぶやいてください(笑)。悟はまんま僕です(笑)――悟を演じる上で意識していたことはありますか?力まず、フラットに、ありのままでそこにいるような感覚でお芝居をしていました。――そのせいなのか、悟には普段の坂東さんを見ているような感覚もあって。これまで僕に会ったことがある人だったら「こいつ、素でやってるな、芝居してないな」って思うと思います(笑)。『ひとりキャンプで食って寝る』とか『夢中さ、きみに。』なんかもそうだったんですけど、まんま僕です。素を知られたら終わりです(笑)。――でも、逆に映画『スパイの妻』などの時代ものだと、普段とは全く違う雰囲気の坂東さんですよね。そういう作品のときは、普段の自分を封印しています(笑)。――そのふり幅がすごいな、と。自分としてはどっちも好きです。自分とは全く違う誰かになるときも、どこか自分と共通点があってそこを膨らませていく今回の悟のような役も、どちらもやっていてワクワクしています。――悟にはどの部分に共感できましたか?恋愛面で言うと、悟の鈍感さは、わかるな、と(笑)。僕も相手からの“好き”という気持ちを受け取れないときがあるので。そのボケっとしているというか、天然っぽいところはちょっと似ているな、って思いました。――悟は相手の気持ちに気づかないというか、自分の気持ちにすら気づいていないようなところもありますよね。さすがに僕はそんなことはないです(笑)。僕は好きになったら止まらないタイプなので、そこは悟とは違います。あと、悟とは恋愛面以外でも、人に対して好奇心があるところとか、周りの人を気にするところとか、ワクワクを忘れずに楽しむところとか、共通点が多かったです。悟のみんながハッピーになるためにはどうすればいいんだ、って考える感覚は、僕自身とかなり近いところにあるな、と思っていました。ラウールは表現者としてものすごく大きなものを持っていて、羨ましい――メインキャストの中では坂東さんが一番年上ですし、ラウールさんも初の単独主演映画でしたし、現場では自分が全体をまとめる、というような意識はありましたか?最初に本読みをしたとき、ラウちゃん(ラウール)がかなり緊張していたんです。僕は初めての現場のとき、すごく緊張したし、そのときのことが強く印象に残っていたので、ラウちゃんには伸び伸びと気持ちよくお芝居ができる現場になってほしいな、と。この現場でお芝居を好きになってほしい、と思いました。だから、その辺のことはたっつん(高嶺友哉役の濱田龍臣)とも話をしましたし、周りの空気が悪くならないように、大変なときでもみんなで笑いながら撮影ができるように考えていました。普段、僕が現場で先輩方からそういう気遣いをしていただいているので、その感覚を自分がやることは、僕にとってもいい機会になりました。そういう気持ちを少し自分が持つだけで、こんなにも現場が明るく、楽しくなって、撮影が終わったあとにも、「あの現場は楽しかったね」って、振り返れるのは、すごく嬉しかったです。――坂東さんから見たラウールさんはどんな人ですか?エネルギーや才能をすごく持っている人だな、と思いました。ただそれを照れみたいなもので隠してしまうことがあるので、もっとバーン!と出してもいいのに、とも。会話をしたりしていると、熱さとか、爆発力みたいなものをすごく感じるんです。人見知りなところもあるから、そういうものをグッと堪えてみんなと接しているんだろうな、とも思ったし。あとは、今回は一番年下ということもあって、みんなに甘えていたりもして。そこは純粋にかわいいな、って(笑)。みんなに愛されるキャラクターですね。――ラウールさんは、撮影時は17歳と、年齢的には絶賛思春期ですからね。そうなんですよね。だから熱さを出すのが少し恥ずかしいと思ってしまうのもわかるんです。ただ闘志みたいな、目の奥からギラギラしたものが伝わってくるんです。表現者としてものすごく大きなものを持っていて、羨ましいな、とも思いました。今の段階でこんなんだったら、これからどうなっていくのか恐ろしいと感じるくらい。今も踊っているところとかを見ると、「すっげーなー」って思うので、僕はもう彼のファンです(笑)。ラウちゃんはいろんな顔を持っていますからね。これからもずっと見ていきたいと思います。――メインキャストの皆さんは同級生役ですが、実際には年齢差もあり、キャリアも違います。一緒にいるときの雰囲気はどんな感じでしたか?なんか今回はいい意味で、前に出ようとする人がいなくて、会話をしていても、みんながみんなの話をすごくよく聞いていて、居心地が良かったです。しかもそれが気を使い合ってるわけじゃなくて、自然とそうなっていたので。輪を大切にするタイプの人たちが集まっていましたね。芹奈タイプからは相手にしてもらえないと思うので、僕も相手にしません(笑)――本作に登場する女性キャラクターの羽花(吉川愛)、菅野芹奈(堀田真由)、あゆみ(岡本夏美)は、どの子もすごくかわいくて、良い子ですが、坂東さんはどのキャラクターが好きですか?ホント、3人ともがずるいくらいかわいいですよね(笑)。だから悩みますけど、高校に入学して、教室のドアを開けてまず目に入るのは芹奈かな。ちょっとツンとしていて、パッと見で美しい感じに惹かれると思います。でも、僕の性格からすると、あゆみみたいに、一緒にいて安心できて、ふざけたりもできる子に惹かれていくんだと思います。高校時代の僕を思い出すと、芹奈みたいな人にはたぶん相手にされないんですよ。俳優は自分のことを客観的に見なくちゃいけない仕事でもあるので、その辺はわかっています。どんどんわかってきて嫌になるときもありますけど(笑)。スパーンと切られます。――そうすると、役柄的にもちょうど良かった、と。そうです。一番共感です。映画の中でも悟と芹奈なんて、絡みすらなかったじゃないですか。生きてる次元が違うというか、天と地ですよ(笑)。――芹奈は女性から見ても素敵な人ですよ。だから僕もいいな、と思うんですけど、芹奈からは相手にしてもらえないと思うので、僕も相手にしません(笑)。好きになり損です。――片想いする良さもあると思いますけど(笑)。それがわかるからこそなんです。僕、高校三年間、ずっと片想いをして、時間を使い果たしたので。他校の人だったんですけど、芹奈タイプで、みんなからキレイって言われていた人に片想いをし続けて終わりましたから。それはもう学びました(笑)。――坂東さんは5月にお誕生日を迎えて、24歳となりましたが、この一年、どんな風に過ごしたいですか?毎年、時間が過ぎていくのがどんどん早くなりますよね。二十歳を過ぎた頃から徐々に早くなってきているな、と感じているので、その中で過ぎ去ってしまうものを見失わないようにしたいです。既に自分の中にあるものや、見えてきたもの、これから見るものを、見失わない。新しいものを発見することも大事にしながら、これまでのものも大事にしたいんです。そうすることで、25歳以降に関わってくるというか。気持ちの上で成長をしていきたいですし、人間としても大きくなりたいです。あとはやっぱりお芝居を楽しむこと。30歳、40歳、50歳と年を重ねても、ワクワクする気持ちは忘れないようにしたいです。演じた悟について「『こいつ、素でやってるな、芝居してないな』って思うと思います(笑)」と、まさに悟っぽい屈託のない笑顔を見せながら話してくれた坂東龍汰。一方、写真撮影では大人っぽいクールな表情を見せ、そのふり幅の大きさを見せてくれた。映画『ハニーレモンソーダ』本予告編<映画情報>『ハニーレモンソーダ』7月9日(金) 全国ロードショー原作:『ハニーレモンソーダ』村田真優(集英社「りぼん」連載)2016年2月~連載開始 / 既刊15巻(連載中)出演:ラウール(Snow Man)吉川愛 / 堀田真由 / 濱田龍臣 / 坂東龍汰 / 岡本夏美監督:神徳幸治
2021年07月09日映画『ハニーレモンソーダ』(7月9日公開)のしゅわきゅん・スパークナイト(・はハート)が8日に都内で行われ、ラウール(Snow Man)、吉川愛、堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美、神徳幸治監督が登場した。同作は村田真優による大ヒット作の実写映画。中学時代「石」と呼ばれていじめられていた自分を変えるため、自由な高校に入学した石森羽花(吉川愛)は、その高校を選んだ理由であるレモン色の髪をした三浦界(ラウール)に出会う。2人の距離はどんどん縮まっていくが、実は界には誰も知らない秘密があった。同作のキャッチコピーが「あなたに出会い、世界が変わる」であることから、「○○に出会って自分が変わった」という出来事について聞かれたキャスト陣。胸キュン青春映画のイベントだが、ウルトラマン好きで知られる濱田は「ウルトラマンですかね」と、ブレない姿勢を見せる。濱田は「4年前にここ(丸の内ピカデリー)で初めてウルトラマンの役としてお客様の前に立つ機会をいただいて、またここに『戻ってきた』という気持ちが勝手にあります」としみじみ。「そこから色々お仕事をいただいたり。もともと好きだったのもあって、すごく色々なことをさせていただいています。最初に出会ったのは2〜3歳の頃、車でDVDを観てたのが始まりなんですけど、そこから自分が役者になる、役者を続けようと思えるきっかけにもなったし、出会って全てが変わったと思います」と語り、周囲も「いい話」と感心していた。
2021年07月08日Snow Manのラウールが7月8日、都内で行われた主演作『ハニーレモンソーダ』の公開前夜イベントに、ヒロイン役の吉川愛、共演する堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美、神徳幸治監督とともに出席した。雑誌『セブンティーン』(集英社)の2020年9月号で、「読者が選ぶ好きな少女マンガ&実写化してほしいマンガランキング1位」を獲得した村田真優による少女コミックを実写映画化。クラスの人気者でレモン色の髪色をした男子高校生・三浦界(ラウール)と、いじめられた経験を持つ、内向的な性格の女子高生・石森羽花(吉川)が織りなす甘酸っぱい恋愛模様を描く。主題歌には、Snow Manの新曲「HELLO HELLO」が起用されている。ラウールにとって初の単独主演映画となった本作。この日は映画のプロモーションとして、初めての有観客イベントが実現し「こういう景色を見られてうれしい。ついに公開されるんだという実感が湧いてきました」と感無量の面持ち。「皆さんの反応が気になる」と語ると、客席からは歓声に代わって、大きな拍手が巻き起こり「ありがとうございます。今も自分がここに立っているのが不思議。信じられません」と言葉を振り絞った。舞台挨拶の途中には、サプライズでSnow Manからの祝福メッセージが上映され、ラルールは「本当にうれしいし…、うれしいなあ」とさらに感極まり、「(ウルッと)来ますね」と瞳を潤ませる瞬間も。「すばらしい人たちに囲まれ、支えられ、本当に自分は幸せな人間。大切にしたいです」と挨拶し、「キラキラの恋愛映画ですが、ありふれた日常も描いた作品。今はそういう“当たり前”がさらに特別に感じるときですし、見ていただければ、幸せな気持ちで帰ってもらえるはず」とアピールしていた。また、「あなたに出会い、世界が変わる」という映画のキャッチコピーにちなみ、「最近、出会って、自分を変えたものは?」と問われると、「ほわっとしたバスタオルを新しく買いました」と回答。「今までは、こすっただけで肌が荒れてしまうほど、ヨレヨレのタオルで(笑)。愛着もあったんですが、デビューして1年、やっと新品を買ってもいいかなと思えるようになりました」と会場をほっこりさせていた。取材・文・写真=内田涼『ハニーレモンソーダ』7月9日(金)より公開
2021年07月08日アイドルグループ・Snow Manのラウールが主演を務める映画『ハニーレモンソーダ』(7月9日公開)のオフショット映像&写真が1日、公開された。同作は村田真優による集英社「りぼん」連載作品で、累計発行部数650万部突破の大ヒット作の実写化。中学時代「石」と呼ばれていじめられていた自分を変えるため、自由な高校に入学した石森羽花(吉川愛)は、その高校を選んだ理由であるレモン色の髪をした三浦界(ラウール)に出会う。2人の距離はどんどん縮まっていくが、実は界には誰も知らない秘密があった。本編は2人の恋愛だけでなく、仲間たちとお祭りや海でのスイカ割りなど、キラキラした青春のシーンも大きな見どころとなっている。中でも界のクラスメイトでムードメーカーの瀬戸悟(坂東龍汰)と、悟の幼なじみで、羽花の親友になる遠藤あゆみ(岡本夏美)の甘酸っぱい恋模様には、界&羽花とは違ったキュンが詰まっている。7月1日があゆみ役・岡本夏美の23歳のバースデーであることから、”あゆさと”オフショット動画&写真を特別公開。映画のタイトルにちなみ「ハニー・レモン・ソーダ顔にチャレンジする」というオフショット動画で、撮影期間中、キャストの間で流行していたゲームで、吉川愛、濱田龍臣が挑戦する様子が公式SNSで公開されている。動画は「2人合わせて“あゆさと”で~す!」と、劇中の仲良し設定で息ピッタリの自己紹介から始まり、横にいた濱田から「ハニー・レモン・ソーダ顔チャレンジ」のお題を出されると、「ハニー顔:ほっぺに手を添え、可愛く満面の笑み」「レモン顔:まるでレモンをかじったかのようなすっぱそうな顔」「ソーダ顔:クールで澄ました顔」と、全身全霊をかけて表情を決める、かわいすぎる映像となっている。オフショット写真では、遠近法を駆使して岡本の顔を指でつまむ坂東のセルフィーや、海で大はしゃぎする2人、さらには校舎での2ショットなど、様々な表情をみせる“あゆさと”コンビの様子が切り取られている。(c)2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会 (c)村田真優/集英社
2021年07月01日「Snow Man」ラウールが映画単独初主演を務めた『ハニーレモンソーダ』より、ラウールさんが演じる三浦界の親友、友哉(濱田龍臣)と悟(坂東龍汰)の場面写真がシネマカフェに到着した。レモン色の髪がトレードマークの学校の人気者である界。彼の良き理解者で親友の高嶺友哉と瀬戸悟は、クラスメイト。そこに、羽花(吉川愛)と界の元カノ・芹奈(堀田真由)、悟の幼なじみのあゆみ(岡本夏美)が加わり、6人でいつメンとなるのだ。今回到着した場面写真に写る大人びた性格の友哉は、界だけでなく、いつメンみんなのことをよく分かっており、羽花や芹奈の相談相手になることも。自分の本心に気づけていない界に対して、さりげなく助言をする場面もあり、界と羽花の恋を後押しするキーパーソンのひとり。また、独り言のような話し方をするところが特徴的でもある。対して明るく天真爛漫な性格の悟は、みんなの盛り上げ役。恋愛に関して疎いようで、幼なじみのあゆみが片想いをしていることにも全く気がついていない。また、何かを隠して羽花らに冷たい態度を取る界を気遣い、悟ならではの行動をとる、界や羽花らを見守る存在だ。場面写真では、海辺にいる友哉と屋上にいる悟のそれぞれのカットに加え、屋上での2人のワンシーンも切り取られている。羽花との関係に悩んでいる界に、さりげなく助言をする友哉に対して、助言の意味がイマイチ分からない鈍感な悟。2人のキャラクター性が感じられる場面となっている。そして本編では、そんな男子3人の高校生らしい掛け合いも必見だ。『ハニーレモンソーダ』は7月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハニーレモンソーダ 2021年7月9日より全国にて公開(c) 2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会(c)村田真優/集英社
2021年06月09日十八世中村勘三郎のチャーミングな鰯賣の猿源氏に、坂東玉三郎のたおやかで気品あふれる傾城蛍火実は丹鶴城の姫。幸福感と笑いに包まれた三島由紀夫の名舞台『鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)』が、シネマ歌舞伎となってお目見えする。俳優の息遣い、手の動き、表情、衣裳のディテールや小道具の質感、そして客席のライブな雰囲気に至るまで、臨場感たっぷりに再現するシネマ歌舞伎。映像作品なのに、生の舞台とはまた異なる“観劇空間”として人気だ。坂東玉三郎(C)松竹坂東玉三郎は自身が出演した舞台をシネマ歌舞伎として観てみて、「改めて“好いなあ”と思うんです」としみじみと語る。「他のシネマ歌舞伎の作品『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』や『刺青奇偶(いれずみちょうはん)』にも同じように感じますね。私たち俳優は、舞台の上でその時はどれほど感情こめて芝居していても、どこか客観的で、技術的、意識的にお芝居をしているものなのです。お客様がついてきてくれているかな、尺八だけでここの場面が何分持つかな、などそういうことを頭のどこかで考えながらお芝居している。それに私も哲明さん(十八世中村勘三郎)も、芝居の最中はお互いをじっくり真正面から見るわけではありません。でもシネマ歌舞伎となったものをこうやって改めて観てみると、ふたりの間の、特に哲明さんの情緒がとても現れているのが分かります」。さらに十八世中村勘三郎について、「ああいう俳優には二度と巡り会えないのではという思いがあります」という。「先代の勘三郎(十七世中村勘三郎)さんと哲明さん、親子二代で同じ作品、同じ役を当たり役とされていて、どちらもお客様にとても喜ばれているでしょう。それも哲明さんが十七代目のひな型をなぞっているのではないですしね。これはどちらが良い悪いではなく、荒事のような型で演じていく作品ではなくて、感情の機微、自分の中からしか出てこない情緒、そういうものが必要なこのお芝居で、二代続けて当たり役というのはめったにないこと」と感慨をこめる。シネマ歌舞伎『鰯賣戀曳網』チラシ玉三郎と勘三郎のふたりの息があまりにもぴったりで、その時そこに偶然生まれてきた言葉のように見える場面も。「(アドリブは)全くありません。哲明さんはアドリブで思いついたことを型にすることがありますよ。でも彼は、その動きが生まれた必然性を型にできる俳優でした。たとえば(蛍火と一緒に猿源氏が座敷に上がる場面で)、私がすっと上がる、哲明さんはそれまでのやり方を変えて『ここ、ピョンッと上がってもいい?』と。それがとても自然で可愛いんですね。幕切れでふたりが花道に座り、観音様に心を込めてお礼を言うことにしたのも、単にさよなら公演だからではなく、観音様のお導きでふたりが出会えた、だから手を合わせて感謝するのだと。彼は戯曲の情感を読める人でしたね」時には舞台の上で“つっ走ろうとする”勘三郎にブレーキをかけることもあったという。「たしかに、ありました(笑)。ただ、平成中村座やコクーン歌舞伎も拝見しましたが、彼がアドリブでつっ走って笑わせたりしても、他の俳優さん達のそれとは違います。他の方だと行きっぱなしで見ていて醒めてしまうこともあるのですが、哲明さんは役が崩れない。役の本当の部分をしっかりと考えている。それはきっと幼い頃から修行して身に着けた”作法”なのでしょうね」3人だからこそ生まれた濃密な空気またシネマ歌舞伎ならではの、映像に封じ込められた共演者たちとの濃密な空気についても、「平たい言葉で言えばあうんの呼吸。お互い尊敬しあう者同士が醸す空気が、にじみ出ているのではないでしょうか。哲明さんにしても(片岡)仁左衛門さんにしても、幼い頃から一緒に舞台に出ていていますが、私生活ではお食事ですら3度くらいしかご一緒したことがありません。お互いに言わず語らずのうちに、馴れ合いにならないようにと考えていたのでしょう。先代の勘三郎さん、十三世(片岡)仁左衛門さん、うちの父(十四世守田勘彌)と、それぞれ教育法が似ていましたし、その中で修行した3人だから自然に生まれた空気なのかもしれません」と語る。このシネマ歌舞伎をきっかけに歌舞伎の魅力を知り、劇場に足を運ぶようになる人も少なくない。「演劇って歌舞伎でも、日本人の好きなシェイクスピアでも、基本的にお話が飛躍しているものですよね。たとえば『ロミオとジュリエット』。牧師さんから仮死状態になる薬をどうやってもらうのか。亡霊がそう言ったからといって、ハムレットはどうして敵討ちなんてできるのだろう。能楽にしても旅の僧の前に霊が時空を超えてやってきて、夜が明けたからさよなら……とかね。こういった飛躍を楽しめるかどうかが、お芝居を好きになれるかどうかの分かれ道かもしれません。ただ、この飛躍した物語によって人間の魂が劇場の中で立ち上がっていく、それを感じたくて皆さん劇場へ通うのだと思います」この『鰯賣戀曳網』は三島由紀夫の戯曲の中でも珍しくハッピーエンドでおとぎ話のようなラブストーリー。運命に導かれて出会う蛍火と猿源氏に、玉三郎と十八世中村勘三郎の深い信頼関係がフワリと重なる。不安な気持ちに陥りがちの今だからこそ、幸せに満ち溢れたこの作品に注目したい。6/4全国公開取材・文:五十川晶子
2021年05月22日ラウール(Snow Man)と吉川愛をはじめ、堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美ら若手俳優が集結した映画『ハニーレモンソーダ』のイベントが昨日5月18日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて無観客で行われた。映画タイトルにちなみ、しゅわしゅわの泡をイメージした風船パネルが飾られた今回のイベント。塩対応でソーダみたいに刺激的だけど、本当は誰よりも優しいレモンソーダ男子・三浦界役のラウールさんは「(単独で)主演の映画は初めてなので、観てくださる方の反応が楽しみです」と期待し、「今日は初めてのことがたくさんで、めちゃくちゃ緊張しています。ガチガチです」と心境を明かすと、ほかのメンバーから笑いが起こった。また「完成した作品を観るときは緊張して、恥ずかしくて仕方がなかったです。客観的に観ても心がぷるぷると潤いました」と感想を述べ、「本編を観たときはちょうどマスクをしていたので、(照れ隠しのため)半分くらい目を隠しながら観ていました」とふり返る。完成した作品を観たときは、ラウールさん、吉川さん、岡本さんの3人が居合わせたそうで、吉川さんは「前の座席に座っているラウールさんが、キュンキュンシーンになると下に消えていくんです」、岡本さんも「あんな大きい人が居なくなれるんだというくらい沈んでいました」と鑑賞中のラウールさんについて明かす場面も。そして、ヒロイン役の吉川さんはラウールさんとの共演をふり返り「最初お会いしたときは全然目が合わなくて、仲良くなるシーンはどうしようと思ったんです。ですが、”三浦界”のスイッチが入るとコロッと変わって、私の目を見てくださるようになって」と話すと、瀬戸悟役の坂東さんが、ラウールさんの人見知りエピソードとして、初対面の本読みの時に小声で挨拶をしたモノマネを披露。一方、界の元カノ・菅野芹奈役の堀田さんは「演じるときは10代の揺れ動く心情を表現するのが難しかったです。また、公開前なので詳しくは言えないのですが、何度もテイクを重ねられないシーンがいくつかあり、そこが精神的に鍛えられました。どのシーンなのか、公開されたらぜひ観て欲しいです」と見どころをアピール。印象的なシーンについて聞かれた、界と羽花のクラスメイト・高嶺友哉役の濱田さんは「印象的なのは…」と言葉が詰まり、すかさず「がんばれ!」(岡本さん)「起きてる?」(坂東さん)とフォローする場面も。続けて「羽花から相談を受けて、友哉なりに受け止めながらも、自分の思いを独り言のように話すシーンです。監督と何度も話し合いながら、探りながら撮影しました」と語った。また、ラウールさんと吉川さんも本作の印象的なシーンについて「学校に羽花ちゃんと手を繋いで入っていくところです。女の子、男の子たちから『キャー』と言われて、撮影していて恥ずかしくなってしまいました。(普段のアイドルとは違い)学校という施設の中で制服ということもあり、非日常体験ができました」(ラウールさん)、「自転車に乗るシーンです。あり得ないくらいの坂を、足を付けずにずっとあがっていかなくてはいけなくて。ものすごく暑くて、倒れてしまうんではないかと思いましたが、カメラも気にせず一生懸命漕ぎました」(吉川さん)とそれぞれコメントしていた。イベント最後には、吉川さんは「この映画はキュンキュンシーンだけではなくて、友情だったり、人間のリアルが描かれている作品です。自分も青春を味わえる素敵な作品になっていますので、一人でも多くの方に観ていただきたいと思います」、ラウールさんも「スクリーンに映し出される映像も、感心できるものになっていると思いますので、ぜひ劇場でご覧ください」と挨拶し、幕を閉じた。『ハニーレモンソーダ』は7月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハニーレモンソーダ 2021年7月9日より全国にて公開(c) 2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会(c)村田真優/集英社
2021年05月19日映画『ハニーレモンソーダ』(7月9日公開)のしゅわきゅんサマー開幕式イベントが18日に都内で行われ、ラウール、吉川愛、堀田真由、濱田龍臣、坂東龍汰、岡本夏美、神徳幸治監督が登場した。同作は村田真優による集英社「りぼん」連載作品で、累計発行部数650万部突破の大ヒット作の実写化。中学時代「石」と呼ばれていじめられていた自分を変えるため、自由な高校に入学した石森羽花(吉川愛)は、その高校を選んだ理由であるレモン色の髪をした三浦界(ラウール)に出会う。2人の距離はどんどん縮まっていくが、実は界には誰も知らない秘密があった。初主演となったラウールは「たくさんプレッシャーもあったんですけど、見る時はとにかく緊張で恥ずかしくてしょうがなくてドキドキしていました。客観的に見てすっごい心がブルブルする感じがして潤いました。僕の年で言うと信じられないんですけど、『青春とはこのことなのか』というのを知れたような気がしました。あんまり青春とかないタイプで」と、胸キュンした様子。「マスクをしていたので、半分くらい目を隠したり隠さなかったりということを繰り返して……」というラウールに、吉川は「夏美ちゃんとラウールさんと3人で試写を見たんですけど、ラウールさんが前に座ってらっしゃって、キュンキュンシーンになると必ずラウールさんがどんどん消えていって」と明かす。岡本も「あんなにおっきい人がいなくなれたんだってくらい、椅子の背もたれより低く沈んでいった」と表していた。互いに人見知りという2人だが、吉川はラウールについて「最初お会いした時に全然目が合わなくて、『今後、どうしよう』と思ったのが第一印象だったんですけど、三浦界のスイッチが入るとコロッと変わって、私の目をまっすぐ見てくれて、変わる瞬間が見えてプロだなと思いました」と絶賛する。ラウールも「吉川さんもちょっと人見知りなんですけど、僕の方が人見知りなんで、気を使わせちゃってごめんなさい」と謝っていた。一方で、徐々に高校生らしいラウールの姿も出てきたようで、吉川は「息子みたいになってきちゃって」と笑顔に。坂東は「気付いたら、僕の膝の上に座って、指をなんか1本1本触ってくる。かわいくて、めっちゃキュンキュンしました」と訴え、ラウールは「言葉より身体のスキンシップをとってしまいました。心が縮まったかもなと思うと、そこにちょっとつけこんでしまう」と告白していた。
2021年05月18日ディズニー・アニメーション映画『ラーヤと龍の王国』のMovieNEXが、5月21日(金)にリリース。これに先駆けて、MovieNEXに収録されるボーナス・コンテンツから、リモートワークでの声優たちの収録風景やスタッフのインタビューが公開された。ディズニー・アニメーション初の試みとなった、リモートワークでの声優たちの収録風景が覗ける本映像。まず、スタッフが「自宅でアフレコをすることに、役者たちは重圧を感じていたにちがいない」「“クローゼットで名演を頼む”なんてかなり無茶を言ったと思う」とその収録について語る場面から始まる。ヒロイン・ラーヤの声を担当したケリー・マリー・トランは「秘密基地で録音するようだった」とふり返るとともに、その“秘密基地”の内部を紹介。また、シスー役のオークワフィナは、自宅リビングに防音テントを作り、収録に臨む様子が映し出され、彼女のペットの猫の登場でリテイクとなったのがとても面白かったというエピソードも明かされている。ほかにもMovieNEXには、幻の「未公開シーン」、「ラーヤ・トリビア!」などの豪華ボーナスコンテンツが多数収録されている。『ラーヤと龍の王国』MovieNEXは5月21日(金)リリース、デジタル配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:ラーヤと龍の王国 2021年3月5日より映画館 and ディズニープラス プレミア アクセス 同時公開© 2020 Disney. All Rights Reserved.
2021年05月13日L.A.で映画館の再開が許された最初の週末、北米ボックスオフィスの1位はディズニーの『ラーヤと龍の王国』だった。2位は『トムとジェリー』、3位はベネディクト・カンバーバッチ主演の『The Courier』、4位はダグ・リーマンの『Chaos Walking』、5位は『The Croods: A New Age』。ニューヨークでは今月5日から、L.A.では15日から、丸1年ぶりに映画館の最オープンが許可されたが、まだ開いている劇場は一部で、全米2番目の規模のリーガル・シネマも閉まったままだ。カナダでもまだ映画館のオープンは許されておらず、北米で劇場ビジネスが本格化するのは、『ブラック・ウィドウ』など大作が控える5月になると思われる。文=猿渡由紀『ラーヤと龍の王国』映画館とディズニープラス プレミア アクセス同時公開中※プレミア アクセスは追加支払いが必要
2021年03月22日現在公開中のディズニー映画最新作『ラーヤと龍の王国』の大ヒット記念舞台挨拶が開催され、ヒロイン・ラーヤ役の吉川愛をはじめ、高乃麗、森川智之、斎藤汰鷹といった日本版声優が初集結した。イベントで吉川さんは「友達が観てくれていて、エンドロールが長くて助かったと言ってました(笑)一緒にいた人に泣き顔みられるのが恥ずかしいほど、泣いて感動してくれたみたいです」と周囲の反応を明かした。ラーヤのほかにも、個性豊かなキャラクターたちが登場する本作。『ズートピア』『スター・ウォーズ』シリーズなどにも参加し、ディズニー作品には欠かせない存在であり、今作ではラーヤの父・ベンジャの声を担当した森川さんは「ベンジャはハートの国の長でして、龍の石の守護者ということで、一族やラーヤと共にずっと石を守ってきたんです。彼自身はバラバラになった王国を、再び平和な王国へ復興させるために『みんなが共存しあって集まろうよ』という想いをずっと持ち続けています。ラーヤに剣術も教えていて、剣の達人でもあるんです」とキャラクターについて説明し、「素晴らしい方で、僕みたいです(笑)本当にいいお父さんなんですよ」と語ると、思わずほかのキャストも笑みを浮かべた。またキッズ実業家、ブーン役の斎藤さんは「ブーンは過去に悲しいことがあったけど、それでも元気で優しくておしゃべりで、商売上手。少し僕に似たところもあるキャラクターです」と満面の笑顔で無邪気に語り、王国を救う鍵となる伝説の最後の龍シスー役の高乃さんは「シスーは面白い。そして純粋、正直で、すごいポジティブなんですよね。前向きなのは自分をあまり大きくみせない、頑張っちゃわないので、大らかで自然体で、みんな何もかも信じちゃうというのは何も知らないからっていうこともあるんですけど、シスーは信じちゃいます。そして大抵おなかがすいてます(笑)」と楽しそうに話す。自分だけしか信じることのできないラーヤと、他人を信じすぎてしまうシスー。高乃さんは「信じるっていうのは、凄い怖いことだと思うし、せっかく手を繋いでも握り返してくれるとは限らないじゃないですか。手を払われるかもしれないし…そう考えると信じることはすごい勇気がいることで、いま信じないほうがいい、とか信じちゃいけないという風潮がある中でラーヤの成長をみると信じることが大きな力に繋がるんだな、としみじみと感じました」と本作のテーマ「人を信じる」ことの大切さについて述べ、吉川さんは「ラーヤが旅を続けていくにつれて、シスーたちに出会って心に染みる様々なセリフを言ってくれるんですけど、それは私の心にも響くセリフで『私も頑張ろう』と思える作品で、『ラーヤ分かるよ、頑張れ!』と思いながら演じていました」とふり返っていた。『ラーヤと龍の王国』は劇場公開中、ディズニープラス プレミア アクセス公開中。※プレミア アクセスは追加支払いが必要(cinemacafe.net)■関連作品:ラーヤと龍の王国 2021年3月5日より映画館 and ディズニープラス プレミア アクセス 同時公開© 2020 Disney. All Rights Reserved.
2021年03月16日女優の吉川愛が15日、都内で行われたディズニー・アニメーション最新作『ラーヤと龍の王国』の大ヒット記念舞台あいさつに声優の高乃麗、森川智之、子役の斎藤汰鷹(たいよう)とともに出席した。本作は、“龍の王国”を舞台に繰り広げられる少女ラーヤの戦いと成長を描く物語。吉川はヒロイン・ラーヤの日本語版吹き替えを担当し、声優デビューを果たした。今月5日に封切られてから10日が経過。周囲の反響について、吉川は「友達が見てくれた。泣き顔が見られちゃうから最後のエンドロールが長くてよかったって言っていて、すごくうれしかったです」と報告した。伝説の龍・シスーの声を担当した高乃は「家族が予告編のマネをしてきたので、今度は私が家族のマネをするというヘビロテにハマっていました」といい、ラーヤの父親を演じた森川は「お父さんという役は最近やり始めたのでこの作品がしっくりきている。なかなかいいお父さんだなって思いました。僕自身はお父さんではないですけど、お父さん役をやるために生まれてきたんですかねぇ。ぴったりです」と自画自賛して笑わせた。イベントには国内に3人しかいないという一筆龍絵師の手島啓輔氏が登場し、本作のさらなるヒットを祈願して一筆龍のライブペインティングを披露した。一筆龍は龍の胴体を一筆で描くもので、手島氏が慎重に筆を走らせると、シスーをイメージした青い龍が浮かび上がった。吉川は「やばいですね。想像していたのと違う。こんなにきれいでかっこいいんですね。鳥肌が立っちゃうくらい」と目を輝かせた。さらに仕上げとしてキャスト4人が最後に筆を加えることなると、吉川は「一番のプレッシャー。棒人間しか描けない人間ですよ」と戦々恐々。及び腰になりながらも龍の頭部に色を入れ、一筆龍を完成させたが「めちゃめちゃ緊張しすぎて…!」と手が震えていた。
2021年03月15日映画『ブレイブ -群青戦記-』が現在公開されている。笠原真樹氏による人気漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写化した同作では、いつも通りの日常を過ごす高校生たちが、ある日突然学校まるごと戦国時代にタイムスリップ。スポーツの名門校で活躍していた彼らは「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を活かして、戦国時代を生き延び、平和な現代に戻ることを目指す。弓道部所属で驚異的なポテンシャルを持つが、引っ込み思案で歴史オタクの主人公・西野蒼(新田真剣佑)、蒼を支える幼なじみであるヒロイン・瀬野遥(山崎紘菜)、蒼の幼馴染で剣道部の主将・松本考太(鈴木伸之)など魅力的な生徒達が多く登場する中、キャスト陣も「実は最強なんじゃないか」と口をそろえるのが、技術と知識で活躍する科学部のメンバーだ。国際科学オリンピックで金メダルをとった吉元萬次郎を演じたのは、子役として活躍し、いまや20歳になった濱田龍臣。ドラマや映画出演も相次ぎ、昨年からはSNSも始めるなどますます活動の場を広げる濱田にインタビューした。○■タイムスリップしたらTwitterができない――吉元萬次郎役に決まった時はどうでしたか? 運動系の部員の役が多い中で、ちょっと特殊な立ち位置の役でもありましたね。オーディションで役をいただいたので、嬉しかったです。スポーツ強豪校と言いつつ、勉強ができる人たちで、戦国時代から現代にいたるまでおよそ500年くらいの文明の進化があるので、その知識を使って色々できるというのは強みだと思います。知らないものに対する恐怖はどういう生物にでもあると思うので、そこで対抗できるのは「やるな」という感じです。――濱田さんご自身もスポーツ系よりも科学部系なんですか?あんまり運動が得意でもないので、合っているんじゃないかな、と(笑)。オーディションも、科学部の役を対象としたものに参加させていただきました。原作の方でも科学に対してのこだわりやアイデンティティがあったので、大事に向き合いたいと思っていました。――高校生役については、自身の経験と重ね合わせたりされましたか?僕自身とは全然違う高校生でした。自分は学ランじゃなかったんですけど、色々な役で学ランを着る機会も増えていて、いつ着ても新鮮な気持ちになれます。あとはやっぱり、校舎まるごとタイムスリップする……という状況が自分に起こるとは想像がつかないし、生き残れる自信が全然ないです! こういうことを考えると、改めて電気に頼って生きていると実感します。――タイムスリップしたらTwitterもできないですし…。そうなんです。タイムスリップしてTwitterができないと言われたら、どうしたらいいかわからないです(笑)。――濱田さんは深いウルトラマン愛から「龍臣プロ」「濱田プロ」と呼ばれ愛されてるし、昨年から始められたTwitterも話題ですよね。とんでもないです! ひたすら楽しく使っているだけで……。でも、色々な方が共感してくださったり、交流できたりすることは、心の支えになっています。――20歳になった時にSNSを始められたとのことで。「20歳になったし、いいんじゃないか」という話し合いの結果、始めることになりました。お仕事と言うよりも日常のことをつぶやきまくっているアカウントなので、「いつ怒られるかなあ」と思いながら(笑)。でも、自分でもラインを決めてやってはいるので、探りつつも楽しく使っています。――見ている方としても伝わってきます。SNSとの付き合い方がうまいのは、世代的なところもあるのでしょうか?学校の授業でもネットリテラシーについて学ぶ機会がありましたし、自分がつぶやくときも、1回は下書きに残して見てみるようにしています。もちろん1番は楽しくですけど、はしゃぎすぎて使えなくなってしまったら、意味がないので!○■つながりに感謝しながら…「日々、ゲーム」――今回の作品は大勢の同年代の方がいて、学園ものでもこれだけの人数が集まることはなかなかないようにも思いましたが、どのような雰囲気でしたか?皆が和気藹々としてて、すごく幸せな現場でした。昼食休憩でも毎回あたたかいごはんを給食のように並んで食べることができて、学校の空気を感じました。スタッフさんや足軽の方も一緒で、ゆったりした食事がもたらしてくれるストレスフリーな環境がすごくありがたかったです。足軽さん達もほどよく装備を解除して、みんなであたたかいごはんを囲んでいました。――主演の新田さんとはどのようなお話をされましたか?よくゲームをなさるみたいで、僕もやっていたので、意気投合しました。ゲームに関して話したり、「一緒にやろうよ」と誘っていただいたりもして、すごく楽しかったです。――最近は俳優の皆さんがゲームでつながってることも多いイメージがあります。僕も、共演したことがないのに、ゲームは一緒にしたことがある、という方もいます。ゲームだったりSNSだったり、自分が発信することによってつながれるし、今の時代に外に出ないでも会話ができる。電話やチャットをつないだりすることも多いので、すごく素敵なことだなあと思いながら、日々、ゲームしてます(笑)。――作品では生徒達の恋模様も描かれますが、萬次郎も気になるシーンがありますね。あるシーンでは、監督から「こういうことをしてもらうから、練習してね」と言われたんですが、いざやってみるとめちゃくちゃ恥ずかしくて……。撮影でも、スタッフさんたちが皆ニヤニヤしてるんですよ! 実際に完成した時に試写で観たら「これは確かにニヤニヤするな……」「恥ずかしい! これ、流れるんだ!?」と、すごく照れくさかったです。そんなところも、萬次郎のかわいらしさにつながったかなと思いました。生徒達の中でも萬次郎は1番、息抜きができるキャラクター。信長も元康も張り詰めた空気感の中で、すごくみんなギラギラしている中で、出てくるとにっこりできるキャラクターだなと思います。必死な萬次郎の良さが伝わると嬉しいです。■濱田龍臣2000年8月27日生まれ、千葉県出身。幼少期より子役として活躍し、大河ドラマ『龍馬伝』(10年)、ドラマ『怪物くん』(10年)などの出演が話題に。2017年の『ウルトラマンジード』では主演を務め、近年の出演作にドラマ『モブサイコ100』『花のち晴れ~花男 Next Season~』(18年)、映画『記憶にございません!』(19年)、『記憶屋 あなたを忘れない』(20年)など。公開待機作に映画『ハニーレモンソーダ』(7月9日公開)がある。
2021年03月14日永瀬廉が第44回日本アカデミー賞新人俳優賞に選ばれた『弱虫ペダル』のBlu-ray&DVDリリースに合わせ、永瀬さん、橋本環奈、坂東龍汰がBlu-ray&DVDでの見どころを語る特別フリートーク映像が解禁となった。友達のいないアニメ好き高校生・小野田坂道が出会ったのは、チームで戦う自転車競技。自転車で走る楽しさを知り、初めて出来た“仲間”とともに熱い奇跡を起こす青春スポーツ映画。Blu-ray&DVD豪華版の特典映像は5時間超え。今回はその発売を記念し、永瀬さん、橋本さん、坂東さんの3人が見どころをフリートークする特別映像が到着。坂東さんは「その日めっちゃ監督が熱かった!」という熱い芝居が印象的な海のシーンを挙げ、橋本さんは「スクリーンよりも実際に見るほうが相当ヤバイ傾斜だった」と“一年生レース”のシーンなどをおすすめ。永瀬さんはお風呂のシーンに「チーム総北のワチャワチャ感がギュッと詰まってるよね」と話し、キャストだからこそ語れる撮影裏話と共にBD&DVDでもう一度観てほしいおすすめシーンを語っていた。『弱虫ペダル』は3月10日(水)よりBlu-ray&DVDリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:弱虫ペダル 2020年8月14日より全国にて公開(C)2020「弱虫ペダル」製作委員会(C)渡辺航(秋田書店)2008
2021年03月10日映画『弱虫ペダル』のBlu-ray&DVDが本日3月10日に発売となった。それを記念し、永瀬廉、橋本環奈、坂東龍汰の3人が、Blu-ray&DVDでの作品の見どころを改めて語る、特別フリートーク映像が公開された。本作は累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画『弱虫ペダル』を実写映画化した青春ドラマ。全国レベルの強豪校・総北高校自転車競技部を舞台に、高校生の熱い青春を描いた物語だ。主人公・アニメ好きの高校生・小野田坂道役をKing & Princeの永瀬廉が主演を務め、同じ自転車競技部の仲間として伊藤健太郎、坂東龍汰、竜星涼、柳俊太郎、菅原健ら人気上昇中の俳優陣が本気で自転車競技に挑み、CG一切なしの走行シーンが大きな話題となった。長い自粛期間を経て、2020年8月14日に公開されるや否や「CG無しで自転車を漕いでるなんて凄い!」「自転車に乗りたくなった!」「原作読んでたけど感動したし元気出た!」と映画を待ち望んでいたファンのみならず、原作・アニメファンからも絶賛の声が。公開されたトーク映像の抜粋は以下となっている。永瀬「(おすすめのみどころは)意外とお風呂のシーンとか」橋本&坂東「あはははっ!(意味深に笑う)」永瀬「チーム総北のワチャワチャ感がギュッと詰まってるよね」坂東「ワチャワチャしてたね」永瀬「(あと)うまいこと隠れてるよねぇ(意味深に)」坂東「ギリギリだったからね(意味深な身振り)」永瀬「ソレも含めてワチャワチャ感をもう一度見てほしいかな」■リリース情報『弱虫ペダル』Blu-ray&DVD3月10日(水)発売<豪華版(初回限定生産・3枚組)>Blu-ray:(本編BD+特典DVD1+特典DVD2) 価格:6,700円+税(本編DVD+特典DVD1+特典DVD2)価格:5,800円+税特典映像:本編DISC・予告 / TVCM集特典DISC1・ビジュアルコメンタリー、公開記念特番特典DISC2・本編メイキング、イベント映像集外装特典:特製ケース<通常版>価格:3,800円+税全ての小売店舗・ECサイトにて豪華版オリジナル特典「総北高校 生徒手帳風メモ帳」付(豪華版のみ / 全9色 / 詳細は公式HPへ)特典映像:予告 / TVCM集
2021年03月10日現在公開中の龍の王国を舞台に少女ラーヤの戦いと成長を描く壮大なスペクタクル・ファンタジー『ラーヤと龍の王国』より、ヒロイン・ラーヤと仲間たちが団結し、世界の危機に立ち向かう姿をとらえた本編映像がシネマカフェに到着した。今作のディズニーの新ヒロイン・ラーヤは、父を失いひとりぼっちで生きてきた少女。邪悪な魔物によって人々が“信じあう心”を失い、バラバラになってしまった王国を救うため、旅をしていく。そんな道中でラーヤは、商魂たくましい孤独な実業家・ブーンをはじめ、愛らしい見た目の盗っ人ベイビー・ノイ、強面だけれど優しく仲間思いな戦士・トングらと出会っていく。映像は、“平和な国を取り戻し、失った人々を蘇らせる”という旅の目的を知った彼らが、彼女たちの力になろうと心をひとつにする場面だ。本作では、壮大な冒険はもちろん、人を信じることができなくなってしまったラーヤが、仲間たちとの旅を通して成長していく様子も大きな見どころのひとつ。プロデューサーのオスナット・シューラーは「今、私たちの多くが最優先に考えていること、それは“世界の分断”について。そして、それぞれ違いはあれども、“大義のために団結すること”の必要性ではないでしょうか。そのような内容の会話に入る余地を提供できる映画をこうして送り出せることに、私たち全員が心を躍らせています」と思いを明かし、共同監督を務めたポール・ブリッグスも「この映画が“お互いを信頼すること”の必要性を描いた映画であることを、自分の息子や孫、ひ孫たちに理解してほしい。そうすれば、この世界をより良い世界にするために団結できるはずだと思っています」とコメントを寄せている。『ラーヤと龍の王国』は劇場公開中、ディズニープラス プレミア アクセス公開中。※プレミア アクセスは追加支払いが必要(cinemacafe.net)■関連作品:ラーヤと龍の王国 2021年3月5日より映画館 and ディズニープラス プレミア アクセス 同時公開© 2020 Disney. All Rights Reserved.
2021年03月09日人気脚本家×若手俳優で贈る究極の1シチュエーションドラマ「THE LIMIT」より、約2週間後に配信が迫った第1話「ネコと井戸」からオフショットが到着した。本作は、限られた空間、限られた時間、限られた状況でリアルタイム進行する、半径3メートルの人間ドラマをオムニバス形式および、4K・HDR映像&5.1chサラウンドで配信。リアルな臨場感を漂わせながら、様々な限定空間の中で追い詰められた主人公たちが、深みのある人間ドラマを展開していく。今回公開されたのは、ネコ救出作戦と並行して、入り乱れる男女3人の恋心が描かれる第1話「ネコと井戸」より、緊迫のドラマ本編とは異なる、伊藤沙莉、堺小春、坂東龍汰の癒やしのオフショット。撮影現場では、子ネコを抱きしめたりキスしたりする一幕もあったという。第1話「ネコと井戸」あらすじカフェのアルバイトを終え、葵(伊藤沙莉)と沙耶(堺小春)が道を歩いていると、携帯電話の着信音が聞こえてきた。2人は井戸の縁に置いてある携帯を発見し、その直後、ふいに背後から声をかけられる。そこにいたのは、木の棒を持ったカフェの常連客・悠馬(坂東龍汰)。井戸の中に落ちたネコを助けるため、携帯を置いたまま、長い棒を探しに行っていたのだという。葵と沙耶は悠馬に協力し、身動きが取れなくなっているネコを助けることに。と同時に、前々から葵が悠馬に好意を寄せていることを知っている沙耶は、これを機に2人の距離を縮めようと画策するが…。Huluオリジナル「THE LIMIT」は3月5日(金)より毎週1話ずつ配信(通常配信に加え、4KHDR/5.1chでも配信)。(cinemacafe.net)
2021年02月22日