吉高由里子が紫式部を演じる大河ドラマ「光る君へ」より、坂東巳之助、本郷奏多、塩野瑛久の扮装写真が公開された。5日連続で扮装写真を公開中の本作。ラストとなる今回は、64代~66代の天皇3人の姿が公開。巳之助さんが演じるのは、道長の姉・詮子が入内し、懐仁親王(のちの一条天皇)をもうける円融天皇。円融天皇役/坂東巳之助本郷さんが演じるのは、東宮のころから藤原為時による漢籍の指南を受ける花山天皇。懐仁親王が東宮となると、早々の譲位を画策され、大事件が起きる。花山天皇役/本郷奏多そして塩野さんが演じるのは、道長の甥で幼くして即位する一条天皇。入内した定子を寵愛するが、のちに彰子も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれることになる。大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)より放送(初回15分拡大)。NHK総合/日曜20時(再放送 翌週土曜13時5分)、BS・BSP4K/日曜18時、BSP4K/日曜12時15分。(シネマカフェ編集部)
2023年12月15日2024年年明けすぐ、1月2日(火)より静嘉堂@丸の内では、『ハッピー龍イヤー!~絵画・工芸の龍を楽しむ~』が開催される。2024年の干支が辰年であることにちなんで、館所蔵のコレクションから「龍」をモチーフとする作品を幅広く紹介する展覧会だ。天に昇り、雨を降らすなど様々な力を持ち、権力の象徴とされてきた「龍」。古代中国で誕生した想像上のこの生き物は、吉祥図様として、東南アジアの絵画をはじめ、様々な工芸品に取り上げられてきた。同展では、清朝・乾隆銘の大皿に描かれた見事な龍から、「名物裂(めいぶつぎれ)」の細かすぎて見えない染色の龍まで、静嘉堂の「龍」が勢ぞろいする。高さ77㎝もある《五彩龍文尊式花瓶》や、清朝皇帝の袍(官服)を改変して煎茶席に使う「帳(とばり)」に作り替えた可能性がある《紺地龍寿山福海模様刺繍帳》など、これまで展覧会に出る機会のなかった作品が、多数初公開されるのも見どころだ。また静嘉堂文庫の龍を描いた名作といえば、橋本雅邦の《竜虎図屏風》。吹き荒れる風雨と雷光の中、龍と虎が咆哮するダイナミックな作品で、その画面と色彩感覚は、伝統的な龍虎図とは一線を画する作品だが、同展ではこの重要文化財とともに、仙女の太真王夫人が龍の背に乗って現われる《群仙図屛風》も紹介。こちらは、京都で活躍した鈴木松年の作品で、両作は「東の雅邦」「西の松年」として、1895年(明治28年)の第4回内国勧業博覧会に出品された。どちらも受賞は逃したものの、後に評価が高まった作品だ。このほか国宝《曜変天目(稲葉天目》の出品に伴って龍文の茶道具も紹介。古美術をめぐる世界の動向や価格のことまで大いに語る鼎談や、作品を見ながら自由に会話できる「トークフリデー」など、関連イベントも用意されているので、興味のある方は美術館ホームページで紹介の確認を。<開催概要>『ハッピー龍イヤー!~絵画・工芸の龍を楽しむ~』会期:2024年1月2日(火)~2月3日(土)会場:静嘉堂@丸の内休館日:月曜(1月8日、29日は開館)、1月9日(火)時間:10:00~17:00、金曜は18:00まで(入館は閉館30分前まで)料金:一般1,500円、大高1,000円※辰年生まれ、姓名に龍、竜、辰、タツ、リュウがついている方は同伴者も含め200円引き※1月29日(月)はトークフリー公式サイト:
2023年12月11日2023年10月から放送が開始された、テレビドラマ『大奥 Season2』(NHK)。漫画家の、よしながふみさんによる漫画『大奥』を原作としており、若い男性のみに感染する病気『赤面疱瘡(あかづらほうそう)』がまん延したパラレルワールドが舞台です。同年1月に放送されたSeason1に続き、Season2では医療編と幕末編として、『男女逆転大奥』の世界を描いています。『男女逆転大奥』出演の福士蒼汰、猫とのオフショットに反響幕末編にて、胤篤(天璋院)役を演じているのは、俳優の福士蒼汰さん。胤篤は、さまざまな想いを抱えながら、徳川幕府を支えるキャラクターです。同年11月28日に福士さんがInstagramに投稿したのは、『大奥 Season2』の撮影現場でのオフショット。胤篤にふんした福士さんの、さまざまな表情に、ファンや視聴者から続々と反響が上がりました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Sota Fukushi(@fukushi_sota_official)がシェアした投稿 真剣な表情で撮影に関する情報を確認したり、椅子に腰をかけて休憩したりと、仕事に励んでいる福士さん。最後の写真では、かわいらしい猫を抱いて満面の笑みを浮かべており、『仕事モード』の写真とのギャップに癒されますね。福士さんが、猫とのツーショット写真を『とろけている胤篤』と題しているように、すっかりメロメロなのが伝わってきます。猫の愛らしさに心癒され、撮影の疲れが吹き飛んだことでしょう。福士さんのファンと、『大奥』のファン両者が必見のオフショットに、たくさんの人から『いいね』が寄せられています。・世界一かわいいツーショット写真。そりゃ、胤篤様もとろけますわ!・蒼汰くんも猫ちゃんも、とってもかわいい!ニヤニヤしました。・真剣な表情も、とろけている表情も素敵。貴重な写真をありがとう!本来であれば、番組の視聴者は見ることができない、作品の舞台裏。こういった写真を見ると、多くのスタッフや出演者の熱意によって、素晴らしい作品が生み出されていると再認識しますね![文・構成/grape編集部]
2023年11月30日前田敦子、カルーセル麻紀、哀川翔、坂東龍汰、片岡礼子、宇野祥平、とよた真帆らが出演、『幼な子われらに生まれ』『Red』の三島有紀子監督自身が47年間向き合い続ける“ある事件”をベースした最新作『一月の声に歓びを刻め』。予告編が解禁となった。八丈島の雄大な海と大地、大阪・堂島のエネルギッシュな街と人々、北海道・洞爺湖の幻想的な雪の世界を背景に、3つの罪と方舟をテーマに、人間たちの“生”を圧倒的な映像美で描いていく本作。解禁となった予告編は、道をさまよう“れいこ”(前田敦子)と、レンタル彼氏(坂東龍太)の2人から始まる。「なんで私が、罪感じなきゃいけないんだよ」と意味深な言葉を吐露するれいこ。前夜は楽しげに踊り、一夜をともにしたはずだったのに…。そして、雪深い道なき道を歩むマキ(カルーセル麻紀)が「れいこ…」と呟き、誠(哀川翔)が険しい顔つきで鉄パイプを手に握る。「わたし…6歳のときに変な男に変なことされたんで…。自分の身体なんか…好きな人とできる身体じゃないなって…」という衝撃の告白とともに泣きじゃくるれいこ。幼いれいこに、罪深い影を落とした心の傷が成長した彼女をいまでも苦しませ続けている。映像中には、前田さんがアカペラで歌う劇中歌が流れる。三島監督が本作の脚本を執筆中に、とある映画館のカフェで偶然耳にした奇妙礼太郎の「きになる」(作詞・作曲:早瀬直久)のカバー。「知らない間に、見違えるほどきれい。何にも知らなくても、幸せになれるかな」という歌詞と、オリジナル版とは対照的な悲壮感漂う前田さんの歌声。そのギャップは本編においても絶妙に生かされているという。現在マスコミ向けに行われている試写会では、抑制された演技からはじまり、終盤にかけて感情が流露していく役どころを見事に演じ切っている前田さんに「間違いなく、俳優としての新境地を開いた」「前田敦子の俳優人生を代表する一作になる」「とても力強く人生をエンパワーメントしてくれる」と、映画評論家やクリエイターから絶賛のコメントが寄せられている。さらに、「カルーセル麻紀がノーメイクでマイナス20度の雪原で挑んだ命懸けの演技が凄すぎた」「哀川翔の俳優という身体の凄絶さに改めて圧倒される」など、脇を固めるキャストにも賞賛の声が止まず、それぞれの存在感が観る者の心に響いていることが伺える。『一月の声に歓びを刻め』は2024年2月9日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:一月の声に歓びを刻め 2024年2月9日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© bouquet garni films
2023年11月29日前田敦子主演、『繕い裁つ人』『幼な子われらに生まれ』『Red』の三島有紀子監督の長編10作目となる最新映画『一月の声に歓びを刻め』が2024年2月9日(金)に劇場公開。この度、メインビジュアルと追加キャストをとらえた場面写真が解禁となった。本作は、三島監督自身が47年間向き合い続けた「ある事件」をモチーフに、自主映画からスタートしたオリジナル企画。八丈島の雄大な海と大地、大阪のエネルギッシュな街と人々、北海道洞爺湖の幻想的な雪の世界を背景に、3人の個性的な役者たちと、方舟をテーマに罪と赦しを繊細な映像で描く。船でやってきた者を前田敦子、船を待つ者を哀川翔、そして、船で向かう者をカルーセル麻紀が演じ、性暴力を別々の角度から静かに、凄まじく描き、その先を見る者に託した挑戦的な作品となっている。この度、追加キャストが一挙解禁。レンタル彼氏を生業にし、前田さん演じるれいこと一晩を過ごすトト・モレッティ役には、『バカ塗りの娘』「きのう何食べた?season2」などの出演でいま最も勢いのある若手俳優の一人である坂東龍汰。カルーセルさん演じるマキの長女で47年前に妹を亡くした美砂子役には、数々の作品に出演し演技力に定評がある片岡礼子。美砂子の夫・正夫役を演じるのは、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」出演でも話題のバイプレイヤー宇野祥平、哀川さん演じる誠の弟分・龍役を、『相棒 劇場版シリーズ』など幅広く活躍する原田龍二。妊娠して八丈島に帰ってくる誠の娘・海役を、『1秒先の彼』や12月1日公開の『MY (K)NIGHTマイ・ナイト』出演や、自身の個展を開催するなど絵画アーティストとしても活躍する松本妃代。美砂子の娘さら役に『メタモルフォーゼの縁側』出演の長田詩音、自由奔放なれいこの母親・真歩役を、確かな演技力でドラマ、映画、舞台に多数出演し、絵画など多彩な趣味を持つとよた真帆が演じる。さらに、メインビジュアルも解禁。5年前に別れた元恋人の葬儀のため、船で大阪・堂島に帰郷したれいこ(前田敦子)が切り取られている。吹き荒ぶ海風のなか、なかなか下船できずにいるれいこと、何かを決心して歩き出したれいこ。一連のシーンの中で対照的なカットを使用したデザインに、「美しく、凄惨な、罪の歌」とのコピーが添えられた。追加キャストよりコメント到着坂東龍汰三島監督の映画の世界観に魅了されながらの撮影期間でした。丁寧に演出してくださりリラックスしながら色々なチャレンジをさせていただきました。美しい映像と音と、今まで見たことの無いような新しい感覚になりました。是非映画館の空間で体験していただけると嬉しいです。片岡礼子三島組。今回は有紀子監督とカルーセル麻紀さんのやりとりが漫才や喧嘩に聴こえるほど賑やかで。時に皆でハラハラしたことも(笑)愛しき現場でした。月の輪郭は見えない時もそこにある。例えば誰しも、気づかないところで鍵のかかった記憶があって、開ければ自分を見失うような出来事を孕む扉もあるとしたら自分を深く傷つけた魂に何を問うのか。新月の空に見えたはずの月を想い強く生きることを願う。宇野祥平初めての三島組、快い緊張が常にありました。映画を観て、自分たちが日常的に安心している地盤がグラグラと揺らされたような思いです。ぜひ劇場で観ていただけたら幸いです。原田龍二誰もが皆、無格好で、ぎこちなくて、屈折してもいい。もっと己を曝け出して、精一杯自由に『生』を貪っていい。たった一度きりの人生なのだし、そもそも生きること自体が、贖罪なのかもしれないのだから…。松本妃代八丈島の海の音、吹き荒れる風、木々のざわめき。三島監督の包み込むような愛のある演出のもと、自然の力に大きく突き動かされながら海という人間を生きました。この作品が、届くべき人たちへのひかりになりますように。長田詩音三島監督をはじめ、キャスト・スタッフの皆さんの映画にかける想いを強く感じ、この作品に参加させていただけて本当に幸せでした。この想いが観てくださった方にも伝わったら嬉しいです。とよた真帆とても純粋で、それでいて痛みをもった空気の中、思いが交差する厳粛な現場でした。監督の特別な作品に参加できたことを心から幸せに思います。1人でも多くの方に観ていただけますように。『一月の声に歓びを刻め』は2024年2月9日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年11月14日西島秀俊と内野聖陽が同棲中のカップルを演じる「きのう何食べた? season2」の4話が10月27日に放送。賢二の同僚・田渕が披露したカルボナーラに「食べたくなっちゃう」や「お昼はカルボナーラ」など食欲を刺激された視聴者の声が多く上がっている。よしながふみの同名漫画が原作の本作は、史朗と賢二カップルのささやかな日常を描いた物語。弁護士でボスから昇進を打診されている史朗を西島秀俊、史朗と同棲中の美容師・賢二を内野聖陽、賢二の職場の店長・三宅祐をマキタスポーツ、祐の妻でエステを担当する玲子を奥貫薫、賢二の後輩・田渕剛を坂東龍汰、田渕の恋人・千波を朝倉あきが演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。11月。賢二の同僚で、腕はあるが毒舌キャラな田渕剛(坂東龍汰)にも顧客が増え始める。そんなある日、店長の三宅祐(マキタスポーツ)は久々に予約が入った顧客の対応を田渕に依頼。祐は当日予定があると言うが、名前を聞いた賢二たちは、その相手が1年前に別れた祐の浮気相手だと気づいて驚く。もちろん祐の妻の玲子(奥貫薫)も勘づいており、店内は凍り付くが、祐だけは全く気づいていなかった。そんな中、賢二は田渕から珍しく食事に誘われる。しかし何やら深刻そうな様子の彼を見て、「店を辞めるのではないか」との不安がよぎる。一方、史朗(西島秀俊)はボスである美江(高泉淳子)の顧問先へ同行。史朗は社内のパワハラ問題をどうにか和解できた経緯を社長(岡部尚)に説明するが、美江から突然「今後は筧史朗が担当する」と明言され戸惑う。さらに追い打ちをかけるように「事務所のボスになる覚悟をしておいて」と釘を刺されてしまい――というのが4話の展開。仕事を終え、田渕とご飯をすることになった賢二は、食材がいっぱいあるからという理由で田渕に手料理を振舞ってもらうことに。実は田渕は、彼女の千波(朝倉あき)と同棲していたが、カルボナーラが原因で破局していた。田渕の彼女は、料理が微妙に下手な女性。しかしそれでも問題なく田渕は彼女との生活を楽しいと思っていた。だが、田渕の作ったカルボナーラは絶品で、ふたりの口からは料理の感想がポンポン飛び出してくる。それに気づいた彼女は、自分の微妙な料理を食べさせることを申し訳なく思い、田渕に別れを告げて出て行ってしまったのだった。そんな別れの原因ともなったカルボナーラだが、あまりに魅惑的なビジュアルとキャストの食べっぷりからSNSでは「何食べ見た人の本日のカルボナーラ率めちゃくちゃ高いやろな~(もちろん私も食べますがなにか)」や「今日のお昼はカルボナーラ、作ろう。」、「カルボナーラ食べたくなっちゃう。夜中に見たらたまらんよね(笑)」などの声が。また、家に帰った賢二が、冷蔵庫に入っていた史朗の作ったきんぴらを見つけ「田渕くんのガッツリカルボナーラも美味しかったんだけど、やっぱこういうのが欲しくなっちゃう」と言い、史朗に座って食べるよう促されると「こういうのが良いの。料理してるシロさんの横で食べるのが良いの」と言うシーンには「最後にシロさんの側でケンジがきんぴらごぼうを食べるシーンは幸せでホッコリしました」や「最後の二人のキッチンシーン、ああーこれだよこれ!このふたりの並び!!素晴らしい!!とめちゃくちゃときめいたのでした」「きんぴらシーンでとてつもなく幸せな気持ちになりました」などの声が上がっている。【第5話あらすじ】12月。史朗は、午前中に洗濯機の排水ホースの不具合で水が溢れそうになった出来事について賢二に報告。だがその際にうっかり以前一緒に住んでいた人との出来事を口走ってしまう。それを聞いて瞬時に全てを理解した賢二は、相手がどんな人なのか詳しく聞きたいとしつこくせがみ、史朗から9年前の思い出を聞き出すことに成功する。それは史朗が40歳の時。排水口が詰まって洗濯機周辺が水浸しになってしまう。しかし当時の パートナーの伸彦(及川光博)は「昼メシまだ?」と状況を理解しつつも不機嫌そうに外出。その後も何かにつけ高圧的な態度をとる伸彦に、さすがの史朗も堪忍袋の緒が切れかけるが、あまりにドンピシャなビジュアルゆえ結局許してしまう日々を送っていた。自分といる時とは態度が違う史朗の過去を知った賢二は、案の定、嫉妬する。クリスマスを間近に控え、史朗はスーパーで見つけたお買い得な鶏モモ肉をクリスマスディナー用に買おうとするが、近頃体形を気にする賢二を思い出し、ボリューミーな恒例メニューのままでいいのか悩む。一方、賢二も美容室で周囲からクリスマスディナーについてある指摘を受けることに。そこでふたりは、一緒にクリスマスの新メニューを考えることにし――。「きのう何食べた? season2」は毎週金曜23時12分~テレビ東京系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年10月28日本木雅弘と滝藤賢一が共演するドラマスペシャル「友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~」の新たなキャストが発表された。現在のラグビー界の礎を築いたと言われる、ラグビー界の伝説“ミスター・ラグビー”平尾誠二さんと、ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授、異なる分野で活躍する2人の知られざる友情物語をドラマ化した本作。この度出演が発表されたのは、佐久間由衣、坂東龍汰、賀来千香子、濱田岳、そして倍賞美津子ら、実力派俳優5名。平尾誠二と惠子の長女・大塚早紀を演じるのは、若手実力派俳優として、数々の話題作で存在感を放ち続ける佐久間由衣。父の病状を知った早紀は、大きなショックを受けながらも「パパの前で絶対に泣かないで」という母の言葉どおり、涙を堪えて明るく振る舞う。密かに涙を流しながらも、父の前ではいつも笑顔。献身的に闘病生活を支える早紀を佐久間さんが繊細に演じる。長男・平尾昴大を演じるのは、新進気鋭の若手俳優・坂東龍汰。アメリカ・ニューヨークに留学中の昴大は、病に倒れた父に会いたい一心で一時帰国。現在は離れて暮らしている父と、一緒に過ごす時間をかみしめながら、父と交わした言葉をしっかりと胸に刻む昴大だったが…。そして、平尾の母・平尾信子役には、倍賞美津子が決定。容態が悪化し、意識朦朧とする平尾の病室に駆けつけた信子は、息子に力強く呼び掛ける。すると、平尾が意識を取り戻し、奇跡的な回復を見せ始めるという役どころで、倍賞さんが見せる渾身の演技が胸に迫ること必至だ。そして、平尾にがんを告知する甲南病院の佐川副院長を演じるのは賀来千香子。妻惠子さんとはプライベートでも仲がよく、生前の平尾さんとも交流のあった賀来さんは無事に撮影を終え、「平尾さんやご家族をよく存じ上げているので、不思議な緊張感のある現場でした。こういう感覚は初めてなんですが、無事に撮影が終わって肩の荷が下ろせたような気持ちです」と安堵の表情を浮かべた。「身近な人のお話なので、病気を告知するシーンは、テストの時からグッときてしまって…。作品においても大事なシーンだなと思いながら撮影に臨みました」と語った賀来さん。こみ上げる思いを堪えて体現した佐川副院長の、強靭な精神力で彼女の告知を受け入れた平尾とのシーンも見ごたえがありそうだ。そして、山中の尽力で平尾が治験を受けることになる大阪府立成人病センターの井岡医師を演じるのは濱田岳。自身もラグビー経験者の濱田さん。撮影後に「この作品でラグビー界のスーパースター・平尾さんの人生に少しでも触れられたことは、すごく幸せな経験でした」としみじみ。もうダメかもしれない…という状況でも決して諦めない平尾に胸を打たれ、ともに病に立ち向かう井岡医師を並々ならぬ思いで演じた濱田さん渾身の芝居にも注目だ。佐久間由衣(大塚早紀・役)コメント素敵なキャストの方々やスタッフの皆さんと、このような実際にあったお話の中で生きることができて幸せでした。本当にぜいたくな時間だったなぁと感じています。私は実際に早紀さんにお会いする機会がなかったのですが、だからこそ愛と敬意をもって、自分が思う形で思いきりやらせていただこうと思いながら、演じさせてもらいました。本木さんと石田さんと坂東くんと一緒にお芝居をしていると、自然と家族ができあがっている感じがしました。すごく助けていただきましたし、お芝居ではあるのですが、いろいろと込み上げてくるものが多い現場でしたね。お母さんに「お父さんの前では泣かないで」と言われた後に病室に入るシーンでは、必死に堪えていたのですが、涙が止まらなくなってしまって…。いざ、本木さんを目の前にした時に、すごく胸に迫るものがありました。役者さんとして感銘を受けた部分もあり、お父さんとして“そこにいる”感じがすごく伝わってきて、感極まってしまいました。今思い返すと、明るく家族の時間を過ごしたシーンがとても印象に残っています。初日に石田さんとご飯を並べながら話すシーンがあったのですが、平尾さんのご家族にも実際にこういう時間がたくさんあったんだろうなと思って、すごく豊かな時間だなぁと感じました。これは、平尾さんと山中さんの友情のお話でもあり、家族愛を描くホームドラマでもあり、平尾さんが大好きだった人たちのお話でもあり…本当にいろいろなことが詰まっている物語だと思います。山中教授との友情や、ともに闘病生活を送った家族の姿も見ていただきたいですし、平尾誠二さんというすごく素敵な方の人生が多くの人に伝わるといいなと思います。坂東龍汰(平尾昂大・役)コメント撮影期間は、一日一日が充実していて、濃い毎日でした。現場もとても穏やかだったので、毎日心が温かくなっていたのを覚えています。クランクイン前は、とても緊張していたんですけど、初日を迎えて本木さんと石田さんとお会いしたら、お二人ともすごく柔らかくて優しい方で、撮影の合間にいろんなお話をしてくださって、リラックスした状態で撮影に臨めました。本木さんが撮影中にどんどん痩せていかれるのを間近で見ながらの撮影だったんです。本当に心配になってしまうくらいでした。でも、僕が感じた気持ちをそのまま表現することができたと思います。実は昔から、本木さんの息子役をやりたいと思っていたので、今回夢がひとつ叶いました。いかに本当の親子に見えるようにするか、ということを目標に撮影に臨みました。家族が揃うシーンでは、毎回笑いが起きていて、リアルに家族になったような感覚でした。本木さんが常に明るく、笑顔を絶やさずいてくださって、本木さんの冗談にみんなが笑うというような何気ない会話の延長でシーンが始まり、気付いたら終わっているという不思議な経験をさせていただきました。脚本を初めて読ませていただいた時、自分の家族のことが頭に浮かんだんです。撮影しながらも、たびたび家族に連絡したくなってしまうことがありました。皆さんにも、この作品を通して、家族の温もりや、近くで支え合っている友だちのありがたさ、大切さを再確認していただけたらなと思いますし、平尾さんが最後まで“好きなものを好きでいる”ということを全うしている姿がかっこいいなと思ったので、いま何か好きなことがある人や、これから何かを始めようと頑張っている人が、死ぬまでやり続けるという覚悟をもって物事に取り組む、そんなきっかけになる作品になれたらいいなと思っています。賀来千香子(佐川副院長・役)コメント平尾さんやご家族をよく存じ上げているので、不思議な緊張感のある現場でした。こういう感覚は初めてなんですが、無事に撮影が終わって肩の荷が下ろせたような気持ちです。今回参加させていただいて、皆さんがご本人に近づきながら作品を作り上げていく様子を目の当たりにしたので、平尾惠子さんに、その様子をご報告したいと思います。この前も惠子ちゃんと電話で3時間しゃべったんですよ。撮影前日にも「千香ちゃん、明日よろしくお願いします」とメッセージをくださったんです。当日の朝、「これから行ってまいります。こちらこそよろしくお願いします」と返事をしたら、「千香ちゃんが出てくれてうれしい」というようなメッセージもいただきました。胆管がんはわかりにくいということですし、平尾さんも突然吐血なさったと聞いていて…。ビックリなさったでしょうし、ましてや厳しい状況だったので、ご本人にある程度は伏せるとはいえキツかったと思います。平尾さんのセリフに「自業自得」というものがありましたけど、そうではなくて、どなたにでも起こりうることだと思うんです。病気を告知するシーンは、テストの時からグッときてしまって…。お医者様って大変だなと思いましたし、実際に身近な人のお話なので、ご本人やご家族のことを考えると、胸が押し潰される思いでしたが、この作品においても大事なシーンだなと思いながら撮影に臨みました。そして何より本木さんが平尾さんにソックリで!惠子ちゃんが初めて本木さんにお会いになった時、すぐに写真を送ってくださったんですが、本当に似ていらして驚きました。私も実際にお会いしたら、ホクロの数まですごく研究されていらっしゃいますし、後頭部までソックリで…。やっぱり平尾さんのことが蘇りますし、お若すぎてもったいなかった…という何とも言えない思いも込み上げてきました。今年は平尾さんが本当に愛していたワールドカップもあり、平尾さんの願いだったラグビー界の盛り上がりも見られてうれしいです。そして、平尾さんのご家族はとても仲が良かったんですよ。そういう家族愛も皆さんに伝わる素敵な作品になるんだろうなと思うので、多くの方にご覧いただきたいですね。濱田 岳(井岡医師・役)コメント僕はラグビー経験者なので、この作品でラグビー界のスーパースター・平尾さんの人生に少しでも触れられたことは、すごく幸せな経験でした。以前、ドキュメンタリーでナレーションをした際、平尾さんの壮絶な闘病生活を勉強させていただいたので、短いシーンではありましたが、フラットな状態で臨むよりはだいぶ感情移入してしまった気がしています。日々頑張ってらっしゃる医療従事者の方々の苦労を体感して、本当に尊敬しましたし、辛いことを宣告するセリフもあるんですが、平尾さんがラガーマンじゃなければ、病気に正面から立ち向かうことはなかったんじゃないか、とも思ったりして…。いろいろなことを考えながらセリフを言った記憶があります。クランクインの日に、メイクルームで本木さんにご挨拶させていただいたんですが、その瞬間、「平尾さんだ!」と驚きました。そこに平尾誠二さんが立っている感覚に陥ったような気持ちになって、初日は不思議な緊張をしていました。もちろん俳優として先輩と芝居をするという緊張もあるんですが、まったく別世界の先輩に会っている感じといいますか、例えば野球少年がイチローさんに会うような…そんな感覚に似た緊張をしたのをすごく覚えています。本木さんの平尾さんへの敬意や、ご家族への思いが大きく、ものすごく努力されていると聞いていたので、平尾さんのファンはもちろん、平尾さんのことを知らない若い方でも、この作品を見ればのめり込んでしまうだろうという説得力があるなぁと思いました。このドラマは、平尾さんと山中先生の友情のストーリーでもあるし、ともに病気と戦ったご家族の話でもあるし…ひと言ではとても形容できない、いろいろな思いの詰まった深い作品です。見ていただけると、悲しいということだけでなく、すごく勇気をもらえるドラマだと思います。テレビ朝日ドラマスペシャル「友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~」は11月11日(土)21時~テレビ朝日系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年10月23日映画『OUT』(11月17日公開)に出演する醍醐虎汰朗の場面写真が18日、公開された。○■『ドロップ』の後日談が描かれる『OUT』同作は、品川ヒロシの自伝を小説化した『ドロップ』の後日談で、累計600万部超えの人気コミック『OUT』(秋田書店)の実写化作。少年院から出所した17歳の井口達也(倉悠貴)は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなったが、出所初日に暴走族・斬人副総長の安倍要(水上恒司)とタイマンで喧嘩をしてしまう。喧嘩には勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意。2人は交流を深め、達也の壮絶な更生生活が始まっていく。○■“最強にして最凶”総長・丹沢敦司役の醍醐虎汰朗この度公開されたのは、醍醐演じる“あっちゃん”こと丹沢敦司の場面写真。敦司は主人公の井口が出会う千葉の暴走族「斬人(キリヒト)」で、最強にして最凶の総長を張っている。金髪ロン毛で小柄な体格、少し甘えたような口調で、劇中での初登場シーンでも飴を片手にしており、普段はその恐ろしさを微塵も感じさせないカワイイ系の男子だが、内に秘めた冷酷さと、副総長ですら「次元が違う。何回生まれ変わっても勝てる気がしねえ」と慄くほどの圧倒的な強さを誇る絶対的な総長だ。○■『天気の子』『舞いあがれ!』で話題に演じる醍醐は、新海誠監督『天気の子』(声/19)で大注目を浴び、その後も活躍。NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(22年後期)で演じたヒロインの同期生も話題を呼んだほか、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』(19~21)の主人公・日向翔陽役ではマンガからそのまま飛び出したようなスパイク技も。品川ヒロシ監督が「直感的に“何でもできる”と確信し、いろいろムチャをさせました」と言うほどの身体能力を持ち、本作のアクション練習中にも、最初は出来なかったバク転を30分ほどで会得してしまったという。○■品川ヒロシ監督「卓越した身体能力とあの目力」と絶賛品川監督は「副総長の要以外の『斬人』のメンバーは全員いいヤツではないという、(作画の)みずた先生のこだわりが実はあって。“あっちゃん”も達也との友情が芽生えていくし、仲間に対してアツいけれど、すごく冷酷なところがある。それを醍醐は目の切り替えだけで見事に表現した。身体が小さいから普通だったら弱く見えちゃうんだけど、彼は卓越した身体能力とあの目力でちゃんと強い“あっちゃん”にしてくれましたね」と称賛。場面写真では、まるで子供のように無邪気な顔でご飯をかきこむ様子も見せつつ、一方で命をも賭すような覚悟が見える鋭い視線や冷たい表情、同じ志を持つ仲間たちを背中で束ねる立ち姿などが写し出された。(C)2023『OUT』製作委員会
2023年10月18日龍体文字普及推進協議会事務局は、日本全国47都道府県別に、龍体文字コンシェルジュ(TM)ショップを通じて発売を開始いたします。波動測定数値は73を実現しました。10秒間手をかざすだけであらゆるものが波動数値73になります。新フトマニ図1■ウマシアシカビヒコジ(『古事記』宇摩志阿斯訶備比古遅神、『日本書紀』可美葦芽彦舅尊)をについて日本には神代文字といって中国から漢字が伝わる以前、神話に出てくる神様の時代に使われたとされる文字が30種類ほど存在しています。例えば「カタカムナ文字」推定5500年前「ホツマ文字」3300年前の文献『ホツマツタエ』そして龍体文字は約5600年前ウマシアシカビヒコジという4番目の神様この神様は「古事記」に登場する神さまで、万物の生命力を神格化させたといわれています。もともと龍体文字は伊勢神宮に保存されていたものを書道家の安藤妍雪先生が記録するように託されたのだそうです。1976年秋天振り日、宮座主の小島末喜氏と歴史学者の坂本弘氏が訪れ「昭和天皇より伊勢神宮で保管されていた古代文字を公開するお許しが出たので修繕をお願いしたい」との依頼があったそうです。そして1977年11月1日発行となったのが「伊勢神宮の古代文字」です。その時の昭和天皇のメッセージは「この神大文字を表に出したのは、世界の人々に日本の文化の一つとして発表していただきたい。きっとその実践は世界平和に役立つことであろう」ということでした。2013年 片野先生が書籍などで広めるきっかけとなり功労者である。令和5年10月2日月曜日~波動測定 5項目×2 ビフォーアフター:11,000円13,200円 高波動 龍体文字 新フトマニ図 が5,500円(期間限定)※龍体文字サポーター価格は、お問合せください。さらに波動測定を希望の方むけに個人相談:30分 11,000円:コンシェルジュ対応波動測定:5項目×2 ビフォーアフター計22,000円 を特別 11,000円 波動測定 付 期間限定龍体文字普及推進協議会として神代文字の中でももっとも古い龍体文字を降ろしたとされる。神様 ウマシアシカビヒコジノカミ(宇摩志阿斯訶備比古遅神)祀りする神社。全国に約10社ほど。神事にかせない製麻の寄贈、寄付などおこないます。寄贈済み神社:愛媛県東温市 浮嶋神社様 お守りの企画、予約代行その他 順次■宇摩志阿斯訶備比古遅神について ■内容47都道府県別 購入可能エリア新フトマニ図2■取り扱い地域(龍体文字コンシェルジュ(TM) ご登録エリア)北海道帯広市 ざっか功 山形県宮城県仙台市 埼玉県千葉県山梨県東京都世田谷区 とぅとぅがなし 東京都足立区東京都町田市岐阜県大垣市愛知県東海市三重県大阪府城東区大阪府茨木市 兵庫県尼崎市 うみトータルサロン 加西市西宮市岡山県岡山市広島県山口県鳥取県島根県徳島県徳島市 龍体文字普及推進協議会 愛媛県松山市 長崎県佐世保市長崎県長崎市宮崎県宮崎市鹿児島県沖縄県dragon_con_tm-3b-j 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月02日「錦秋十月大歌舞伎」(10月2日初日~25日千穐楽)夜の部に上演される『水戸黄門』に主演する坂東彌十郎が取材会に出席し、「肩の凝らないものを目指したい」と抱負を語った。様々な作品を通し、時代を超えて愛される『水戸黄門』は、日本各地を漫遊し、世直しを行った黄門様の勧善懲悪の物語。今回上演する「讃岐漫遊篇」は水戸光圀公(水戸黄門)が、お供の佐々木助三郎(助さん)と渥美格之進(格さん)と共に、お忍びで訪れた四国の讃岐を舞台に物語が繰り広げられる。今回は、ドラマや映画など活躍の場を広げる彌十郎が“黄門様”として親しまれる水戸光圀を初役で勤めることに。「皆さんが持っていらっしゃるイメージの水戸黄門、歴代の皆さんそうですけれども、そういうイメージに近づけられればなと。キャラクターとしては違和感のない、そして、ほっこりしてにこやかに帰っていただける水戸黄門になりたいなと思っております」と自身が目指す水戸黄門のイメージを語った。また、「子どもの頃からいろいろな方の黄門さんを拝見していました。なんとうちの父(坂東好太郎)もやってたっていうことを後から知ったんですが」と不思議な縁を明かし、「この作品には、必ず人情味のある部分が出てきます。 やはり、勧善懲悪が好きなので、最後はスッキリと終われて、なんか良かったなという気持ちでお芝居を見られる、肩の凝らないものを目指したいなと思っております」と意気込んだ。讃岐の国に自分の長男を養子に出しているという設定で、「長男と黄門様とのちょっとした確執とか、そういう親子の情愛も見ていただければ。最近、そういうほんわかした芝居が少なくなっている気もして。そういう部分を大切にやっていきたいなと思っています」とも。活躍の場が広がるなかでの水戸黄門役に「こんなありがたいことはないです。見に来てくださる方を、絶対に裏切らないようにしたいと思いますので、また彌十郎の芝居を見てみたいなって思っていただけるように、もうこれは本当に日々努力、精進するしかないと思っております」と表情を引き締めていた。<『水戸黄門』讃岐漫遊篇あらすじ>さきの中納言・水戸光圀公(水戸黄門)は、お供の佐々木助三郎(助さん)と渥美格之進(格さん)を引き連れて、お忍びで四国の讃岐にやって来ました。助三郎と格之進は金毘羅宮の境内でお蝶という美しい娘に出会いますが、お蝶が長次という男であることが露見したうえに、財布を掏られてしまいます。一方、水戸の百姓老爺に身分を偽ってうどん屋にいた黄門様は、そこで領主松平頼常に対する領民たちの不満を耳にします。実はこの頼常こそ黄門様の長男。果たして黄門様一行は藩の内部ではびこる悪の根源を成敗することができるのか。歌舞伎座『水戸黄門』特別ポスター<公演情報>歌舞伎座新開場十周年「錦秋十月大歌舞伎」【夜の部】『水戸黄門』讃岐漫遊篇作:宮川一郎演出:齋藤雅文出演:水戸光圀:坂東彌十郎松平頼常:中村歌昇うどん屋娘おそで:坂東新悟佐々木助三郎:中村福之助渥美格之進:中村歌之助娘お蝶実は九紋竜の長次:中村虎之介うどん職人茂助:澤村宗之助目付沢木源之助:中村吉之丞吉太郎妹お光:市川男寅港屋の伜吉太郎:大谷廣太郎山崎又一郎:中村亀鶴港屋辰五郎:片岡亀蔵うどん屋女将お源:中村魁春2023年10月2日(月)~10月25日(水)会場:東京・歌舞伎座チケット情報公式サイト
2023年09月30日女優の新木優子、俳優の福士蒼汰が出演する、東京シティ競馬(TCK)「JBC」の新CM「JBC2023 高鳴れ、JBC。Road to JBC編」と 「JBC2023 高鳴れ、JBC。編」が27日より放送される。○■新木優子&福士蒼汰、“サラブレッドステップ”披露11月3日に開催されるダート競馬の祭典「JBC」。今年のキャッチコピーである「高鳴れ、JBC。」には、競馬場などへの入場制限がなくなり、4年ぶりの本格開催となる「JBC」を思う存分、お祭り気分で楽しんでほしい、という思いが込められている。新CMでは、新木と福士が競走馬の 「タカタッ」という足音をイメージした“サラブレッドステップ”を披露するほか、「JBC」開催に関係者やファンの心が高鳴っていく様子が随所に表現されている。○■新木優子&福士蒼汰インタビュー――お二人は6月、7月とそれぞれプレゼンターとして競馬場に来場されていました。来場される前と後で、レースの印象や競馬場のイメージに変化はありましたか?福士:会場の熱気をとても感じました。あそこまで熱くなって盛り上がるのは想像以上だったので、僕も自然と盛り上がりましたし、楽しかったです。また、リアルの場で集まるのも改めていいなと思いました。新木:CM撮影の際に、エキストラの方々が熱狂するシーンがありましたが、実際に会場に行ってみると、撮影の時の熱量を遥かに超えていて、目の前のレースに熱狂している姿に感動して、雰囲気を楽しめました。(行く前のイメージでは)もっと大人な方が盛り上がる場所だと思っていたけど、実際に行ってみると自分たち世代でも盛り上がって楽しめる場所だと思いました。――今回のJBCは、「高鳴れ、JBC。」というキャッチコピーです。キャッチコピーにちなんで、最近心が高鳴ったなと感じたエピソードがあれば、教えてください。福士:再び始めた乗馬です。森の中で馬と一緒に走るのですが、自然に囲まれて馬が生き生きとしていて、僕も心が高鳴りました。新木:ピアノとバレエのスペシャルステージを拝見する機会があって、ピアノとバレエのセッションを初めて間近で見た体験がとても素晴らしくて、アーティスティックでありながらも素敵なステージだったので、心が高鳴りました。――新木さんに質問です。 今回のCMの見どころはどこだと思われますか?新木:見どころは、とにかく高鳴るCMになっていると思います。ダンスは好きなんですけど、苦手分野でもあるので、振付師の先生やバックダンサーの皆さんに助けてもらいながら、撮影現場を楽しみました。ぜひ、軽やかなステップを見ていただけたらなと思います!――TCKイメージキャラクターとして、お二人がJBCに期待することを教えてください。福士:以前、大井競馬場で大きなレースにプレゼンターとして参加しましたが、今回は1日に4つも大きなレースがあることが楽しみです。また、門別競馬場、大井競馬場だけではなインターネットでの生配信もされるレースなので、全国で楽しめる1日になると思いますし、僕自身も楽しみにしています。新木:大井競馬場で、目の前を走っている競走馬や熱狂して観戦している皆さんを見て本当に感動しました。JBCは多くの方がいらっしゃると思いますので、ダート競馬の祭典である1日を楽しんでいただきたいです。
2023年09月22日株式会社ディーアイジー(本社:東京都台東区、代表取締役社長:秋山 徹郎、以下 ディーアイジー)は、大人気ゲームソフト『龍が如く』シリーズより、“堂島の龍”桐生一馬と“嶋野の狂犬”真島吾朗をフィギュア化し、2024年4月に発売予定です。■DIGSTA『龍が如く』桐生一馬桐生一馬 1桐生一馬 2桐生一馬 3桐生一馬 4桐生一馬 オプションパーツ■DIGSTA『龍が如く』真島吾朗真島吾朗 1真島吾朗 2真島吾朗 3真島吾朗 4真島吾朗 5真島吾朗 オプションパーツ【商品説明】『龍が如く』シリーズより、桐生一馬と真島吾朗がスタチューフィギュアで登場!魅力溢れる熱き漢(おとこ)たちを全高約170mmに凝縮!顔に「デジタル印刷技術」を用いることで、細やかな表情まで忠実に再現!!それぞれ交換用パーツが付属し、お好みの組み合わせでディスプレイを楽しめる!桐生一馬は「スタミナンX」を持って決めポーズ!真島吾朗は「ヘルメット」と「鬼炎のドス」を持ったポーズを再現可能!全国のホビーショップ、量販店、ウェブショップにて絶賛予約受付中!詳細は下記URLよりご確認ください。 ・DIGSTA『龍が如く』桐生一馬伝説の極道に相応しい凛々しい顔つき、鋭い眼光やジャケット姿を忠実に表現。パーツの差し替えで「スタミナンX」を持っている姿を再現可能。「応龍」のデザインをあしらった専用台座付属。・DIGSTA『龍が如く』真島吾朗精悍な顔つきや蛇柄のジャケット、刺青の入った肉体美を忠実に表現。パーツの差し替えで「ヘルメット姿」と「鬼炎のドス」を持っている姿を再現可能。「般若」のデザインをあしらった専用台座付属。【商品情報】商品名 :DIGSTA『龍が如く』桐生一馬作品名 :龍が如く発売月 :2024年4月予定各種価格 :8,600円(税抜)/ 9,460円(税込)材質 :PVC+ABSカテゴリ :彩色済完成品フィギュア本体全高(台座含む):約175mm対象年齢 :15歳以上ライセンス :(C)SEGA発売元 :株式会社ディーアイジー【商品情報】商品名 :DIGSTA『龍が如く』真島吾朗作品名 :龍が如く発売月 :2024年4月予定各種価格 :8,600円(税抜)/ 9,460円(税込)材質 :PVC+ABSカテゴリ :彩色済完成品フィギュア本体全高(台座含む):約175mm対象年齢 :15歳以上ライセンス :(C)SEGA発売元 :株式会社ディーアイジー※掲載している写真は開発中のものです。実際の商品とは異なります。【株式会社ディーアイジーについて】★新たなフィギュアメーカー「ディーアイジー」誕生!!!★デジタル技術を最大限に活かした、精巧で細密な表現を可能にする新たなメーカー。スタチュー、プラスチックモデル、可動フィギュアを中心とした玩具・ホビー商品の企画製造販売を行います。皆様の好奇心をdig dig(ディグディグ)掘り起こしていけるよう、全力で進んでまいります。ディーアイジーHP : ディーアイジー公式X(旧Twitter): 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月21日映画『君の忘れ方』が2024年度内に公開される予定だ。亡き恋人とのラブストーリーを描く映画『君の忘れ方』は、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマにしたラブストーリー。恋人を亡くした構成作家の青年が、立ち直っていく様を切なくも温かな眼差しで描く。主演は坂東龍汰、ヒロインは西野七瀬主演を務めるのは、『君の忘れ方』で映画単独主演を果たす坂東龍汰。若手実力派俳優として振り幅の大きい演技でたしかな存在感を放つ坂東が、恋人を亡くした青年という難しい役どころに挑む。そしてヒロインは、映画、ドラマ、CM、舞台で活躍する西野七瀬が演じる。監督・脚本は作道雄監督・脚本は、第79回ヴェネチア国際映画祭VENICE IMMERSIVE部門の正式招待を果たしたVRアニメーション『Thank you for sharing your world』を手掛けた作道雄。“脚本を書くのにとても苦んだ”と話す作道のオリジナル脚本で贈る映画『君の忘れ方』を、ぜひ劇場で見届けてみて欲しい。映画『君の忘れ方』あらすじ主人公は、27歳の放送作家の青年・森下昴。彼には、付き合って3年が経つ結婚間近の恋人がいた。結婚式の準備に追われ、式で披露するための思い出の写真をまとめていたある日。彼女は夜になっても帰って来なかった……。そして彼女の死後、不思議な出来事を経験する昴。切なくも愛しい、追憶の日々とは?【作品詳細】映画『君の忘れ方』公開時期:2024年度内監督:作道雄脚本:作道雄、伊藤元晴原案:「愛する人を亡くした人へ」(一条真也・現代書林)出演:坂東龍汰、西野七瀬配給:ラビットハウス©2024『君の忘れ方』製作委員会
2023年09月16日講談社は11月29日、醍醐虎汰朗1st写真集を発売します。醍醐虎汰朗さんの23歳の誕生日である2023年9月1日には、同書の予約販売の受付を開始しました。■モード系のメイク・衣装にも初挑戦! インタビューも収録醍醐虎汰朗さんは、2021年アニメーション映画『天気の子』で主人公の森嶋帆高役に抜擢。第14回『声優アワード』では、新人男優賞を受賞し、NHK連続テレビ小説 『舞いあがれ!』で朝ドラデビューしました。その後、『野球部に花束を』で実写映画初主演、『シガテラ』で連続ドラマ初主演。舞台『千と千尋の神隠し』ではハク役として話題を集め、役柄でイメージが変わる若手随一の演技派俳優としての地位を確立しています。撮影の舞台となったのは、醍醐さんの出身地・東京。くったくのない笑顔に親近感を感じる醍醐さんを被写体にした同書のテーマは「気づけばいつも隣にいる男友だち」。ゲームセンターで遊んだり、商店街をブラブラしたり、夜にスケボーをしたり、町中華でお昼を食べたりといった気の置けない男友だちを思わせるショットを掲載しました。ドキッとさせるショットもたっぷり収録。BARでのシックなスタイルと大人びた表情、朝シャンからの身支度中に垣間見せる男の色気は、ゲームセンターや町中華でくったくのない笑顔の醍醐さんと異なり、そのギャップにどっきりさせられるはず。醍醐さんの「せっかくの写真集だから、好きなことをやりたい」というアイデアから訪れた趣味のサウナで披露された、普段のあどけなさが残る表情からは想像できないような、ボクシングで鍛えられたしなやかな肉体美は必見です。さらに今回は、モード撮影にも初めて挑みました。繊細な表情の美しさ、ダイナミックな身体の使い方、一着一着の世界観を完璧に表現する姿が切り取られています。”素の自分を出すのは恥ずかしい”という醍醐さんを丸裸にしようとしたら、「さらにいろいろな一面を発見して翻弄されてしまった」そんな声が聞こえてきそうな永久保存版の写真集です。写真だけでなく、醍醐さんのロングインタビューも収録しました。幼少期の可愛らしい写真とともに、自身を作ってきた原体験や、分岐点となった作品を振り返りながら、俳優としての軌跡と志を語っています。醍醐さんの誕生日である9月1日には、『醍醐虎汰朗1st写真集』の公式X(Twitter)アカウント(@daigokotaro_1st)を開設。オフショットやオリジナルコンテンツをはじめ、写真集に関する情報などを発信しています。醍醐さんは、今回の写真集について「美味しいご飯を食べたり、サウナやスケボーを楽しんだり、普段休みの日にしていることができたので撮影をしている感覚があまりなく、好きなものに触れている時の自然体な僕が見られると思います。その一方で、初チャレンジしたモード系のメイク・衣装での撮影は、今まで見た事のないような表現もしています」とコメント。醍醐さんが、個人的に最も印象に残っているカットは、フレンチブルドックのnicoとご飯を食べながら撮った写真とのこと。普段の作品では見られない色々なシチュエーションの醍醐さんに出会える写真集です。■書誌概要タイトル:醍醐虎汰朗1st写真集『タイトル未定』発売予定日:2023年11月29日予約開始日:2023年9月1日判型:B5版ソフトカバー帯付き/118P定価:3,080円(税込)※通常版のほか、電子版限定表紙(電子版限定カット付き)、【楽天ブックス限定特典】スマホに入るサイズのオリジナルカード付きが発売予定(フォルサ)
2023年09月14日俳優の坂東龍汰が、映画『君の忘れ方』(2025年正月公開)の主演を務めることが13日、明らかになった。西野七瀬がヒロインを務める。同作は作道雄が監督・脚本を務めるオリジナル作。放送作家の森下昴(坂東)は、付き合って3年が経つ恋人と結婚間近で、結婚式の準備に追われていたが、彼女は帰って来なかった。昴が経験する、不思議な出来事の数々と、て切なくも愛しい追憶の日々を描く。坂東は本作で初めての映画単独主演を務め、西野七瀬がヒロインに。写真家の松井綾音が撮り下ろしたイメージカットも公開された。撮影は東京ではじまり、岐阜県飛騨市と高山市の雄大な自然を背景にも行われ、2024年度の国内公開、海外映画祭への出品を目指す。○坂東龍汰 コメント今回作道雄監督のオリジナル脚本、映画『君の忘れ方』に出演させて頂くことになりました。作道監督の過去の経験も含まれた脚本を読ませていただき共感する部分が随所にありました。その世界観を丁寧に演じるために撮影前から監督と色々な話を重ねて良い準備期間をもって、いよいよクランクインします。本当に素晴らしいキャスト、スタッフの方々と映画を作れる事が今から楽しみです。その中で自分なりの主人公を表現出来るように全力で悩み、答えを決めすぎず、力みすぎず、楽しみながら挑戦できたらと思います。ロケ地でもお邪魔させて頂く、飛騨高山のパワーも全身で感じながら良い映画をお届け出来るように頑張ります。是非完成まで楽しみにお待ちください。○作道雄/監督・脚本難しいテーマでしたので、脚本を書くのにとても苦しみました。いつもは悩むと、一人籠りがちになるし、今作も企画立ち上げの頃はそうでした。が、あまりに苦しんだので、周囲に助けを求めました。するとたくさんの意見や励ましをもらい、3年をかけて脚本を書き上げ、スタッフの力と支えで撮影を開始することができました。その経験はそのまま、人は辛い時に一人になりたがる生き物だが、人の中で生きていく道を消してはならないという、今作のテーマへ結び付きました。坂東龍汰さん、西野七瀬さんほか、最高のキャストの方々とお会いして、その結びつきを、力強くも繊細に、皆さんの元に届けることができるだろう、と確信しています。(C)2024『君の忘れ方』製作委員会
2023年09月13日坂東龍汰が映画単独初主演を務める『君の忘れ方』の公開が決定。ヒロインは、西野七瀬が務める。放送作家の森下昴(坂東さん)は、付き合って3年が経つ恋人と結婚間近。仕事の傍ら、結婚式の準備に追われていた。式で披露するための、思い出の写真をまとめていた昴。しかし夜になっても、彼女は帰って来なかった――。本作は、『光を追いかけて』『アライブフーン』の脚本を担当した作道雄が、亡き恋人とのラブストーリーを描いたオリジナル脚本の映画化。“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした構成作家の青年が、悲嘆の状態にある人に、さりげなく寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描く。「本当に素晴らしいキャスト、スタッフの方々と映画を作れる事が今から楽しみです」と期待を寄せた坂東さんは、「自分なりの主人公を表現出来るように全力で悩み、答えを決めすぎず、力みすぎず、楽しみながら挑戦できたらと思います。ロケ地でもお邪魔させて頂く、飛騨高山のパワーも全身で感じながら良い映画をお届け出来るように頑張ります。是非完成まで楽しみにお待ちください」と呼びかける。坂東龍汰作道監督は「坂東龍汰さん、西野七瀬さんほか、最高のキャストの方々とお会いして、その結びつきを、力強くも繊細に、皆さんの元に届けることができるだろう、と確信しています」と自信を見せている。また、写真家・松井綾音が撮り下ろしたイメージカットも到着。どういったシーンの一遍なのか、作品への期待が高まる1枚となっている。撮影は東京ではじまり、岐阜県飛騨市と高山市の雄大な自然を背景にも行われる本作。2024年度の国内公開、海外映画祭への出品を目指す。『君の忘れ方』は2025年正月第2弾として新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君の忘れ方 2025年正月第2弾として新宿ピカデリーほか全国にて公開予定©2024『君の忘れ方』製作委員会
2023年09月13日12月歌舞伎座公演にて、坂東玉三郎演出による『天守物語』が上演されることが発表された。文豪・泉鏡花の戯曲の中でも屈指の名作とされる『天守物語』は、白鷺城(姫路城)の天守閣にまつわる伝説をもとにした、美しい異形の世界の者とこの世の人間との夢幻の物語。天守閣の最上階に棲む美しく気高い天守夫人・富姫と若き鷹匠・姫川図書之助の恋が描かれ、美の本質、真の純粋さを希求した傑作として知られる。歌舞伎では、昭和30(1955)年に六世中村歌右衛門の富姫で初演。近年では、坂東玉三郎が昭和52(1977)年に富姫を初演して以来、自身が演出も勤めながら大切に上演を重ねてきた。そして今年5月には、「平成中村座姫路城公演」にて玉三郎の演出により、中村七之助が富姫を初役で勤め、好評を博した。本公演では、七之助の富姫、中村虎之介の図書之助、中村勘九郎の舌長姥/近江之丞桃六、中村獅童の朱の盤坊の配役に、演出をする玉三郎が富姫の妹分である亀姫役を初役で勤める。<公演情報>「歌舞伎座新開場十周年 十二月公演」公演日程:2023(令和5)年12月会場:東京・歌舞伎座上演演目:『天守物語』ほか一般前売:11月14日(火) 10:00より電話予約・WEB受付開始■出演天守夫人富姫:中村七之助姫川図書之助:中村虎之介舌長姥/近江之丞桃六:中村勘九郎朱の盤坊:中村獅童亀姫:坂東玉三郎
2023年09月12日“いるだけで空気がキリッと締まる”。そんな存在感と演技力で、主演を支える役回りで知られてきた坂東龍太。いずれの作品でも、主人公たちに大きな影響を及ぼす役を好演してきた坂東さんは、現在、横浜流星の前に立ちはだかるボクシングチャンピオン役に挑んだ『春に散る』と津軽塗に没頭する“妹”堀田真由を後押しする『バカ塗りの娘』と出演映画が2作連続公開中。大きな注目を集めている。「リバーサルオーケストラ」「王様に捧ぐ薬指」で注目度急上昇2022年7月期のテレビドラマ「ユニコーンに乗って」で、人付き合いが苦手な天才エンジニア・森本海斗役を演じ鮮烈な印象的を放った坂東さん。その後、2クール連続で放送された「真犯人フラグ」にも参加。そして今年2023年の1月期「リバーサルオーケストラ」では、市の“お荷物”オーケストラ「児玉交響楽団」のヴァイオリニスト・谷岡初音(門脇麦)を一途に思うフルート首席・庄司蒼役、4月期「王様に捧ぐ薬指」では家族のために契約結婚を選んだ羽田綾華(橋本環奈)の初恋の人・神山絢斗役で一気にファン層を広げた。坂東さんはギターとバイオリンは弾けるが、「人生初挑戦」となったフルート。「リバーサルオーケストラ」にあたり「頑張って練習している」と語っていただけに、経験者らしき視聴者からも絶賛が寄せられていた。「王様に捧ぐ薬指」では、当初は新田静(松嶋菜々子)から金と引き換えに、綾華に近づき東郷(山田涼介)との仲を引き裂く命を受けていたものの、高校時代からずっと好きだった綾華のために身を引き、綾華が東郷と一度別れてからはその傍らに寄り添う、という完璧な当て馬を演じて話題となった。周囲から妬まれ、影口を言われたりトラブルに巻き込まれたりする人生を歩んできた綾華に、“そういうことに慣れたらダメだ”とはっきりと言ってくれた神山くん。高校時代の制服姿、物理を愛するメガネ姿などが「似合う」と注目され、続編やスペシャルなどで神山くんの幸せを願う声もファンから上がったほど。北海道出身。1997年5月24日生まれ。2017年にドラマ版「セトウツミ」で俳優デビューし、2018年、NHKドラマ「花へんろ 特別編 春子の人形」にて脚本家・早坂暁が実体験を基に記した名作の特別編でドラマ初主演。田中裕子や尾美としのり、芦田愛菜と共演し、戦後に痛みを背負って生きる青年を演じた。『弱虫ペダル』(20)よりオダギリジョーや光石研、田中哲司ら実力派が揃う「鈍牛倶楽部」に所属。その確かな演技力は『十二人の死にたい子どもたち』(19)の堤幸彦監督、『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』(19)の平山秀幸監督、『静かな雨』(20)の中川龍太郎監督、『犬鳴村』(20)の清水崇監督、『峠 最後のサムライ』(22)の小泉堯史監督、さらにヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞した『スパイの妻』(20)の黒沢清監督など、錚々たる映画監督とともにしたフィルモグラフィーでも証明されている。『ハニーレモンソーダ』(21)よりFtoMのトランスジェンダー役を演じたラブストーリー『フタリノセカイ』(21)で映画初主演。当事者である飯塚花笑監督のもとシスジェンダーの女性(片山友希)と恋に落ち、“どうしても子どもを持ちたい”と願う真也役を演じて第32回日本映画批評家大賞の新人男優賞(南俊子賞)を受賞する。『フタリノセカイ』より最近は地上派ドラマのほかにも、WOWOWの「杉咲花の撮休」や「ああ、ラブホテルー秘密ー『狐と狸』」といったオムニバスドラマでも活躍。「杉咲花の撮休」では“杉咲花”と6年交際・同棲した恋人役を演じたが、自然体の演技を披露している。奇しくもこの2作はカメラマンの役。趣味の「写真撮影」が活かされ、カメラを構える姿も様になっている。その一方で、「私が撮りたかった俳優展 001」の1人として、注目の写真家・井崎竜太朗から“撮りたい俳優”にも選ばれている。『春に散る』説得力のあるチャンピオン役に『春に散る』メイキング佐藤浩市と横浜流星がW主演、不公平な判定で人生が変わった元ボクサーと若きボクサーの再起を描いた本作で、坂東さんは横浜さん演じる黒木翔吾の前に最初に立ちはだかる現チャンピオン・大塚俊役を演じている。スマートボクシング(考えるボクシング)の余裕すら感じさせるチャンピオンは、翔吾に一度倒されてから、泥くさく奮起する。身体表現が巧くプロライセンスも取得した横浜さんとの対戦に挑む、坂東さんの“本気”は必見だ。『バカ塗りの娘』明るく柔らかい兄に通称“バカ塗り”と言われるほど、手間暇のかかる津軽塗の職人を目指す美也子(堀田真由)と職人の父・清史郎(小林薫)を描く物語で、坂東さんは美也子の兄・ユウ役に。家業は継がずに美容師となり、パートナーである花屋の尚人(宮田俊哉)との未来を思い、明るくおおらか。美也子が津軽塗の道へ一歩踏み込むよう勇気を与える存在である。念願のタッグだった鶴岡慧子監督にゆだね「すごく信頼を置いていた」と言い、「純粋に『尚人と一緒に生きていきたい』気持ちを大事に、自然体で演じられたらとやっていました」とふり返っている。カンヌで上映、北野武監督『首』第76回カンヌ国際映画祭にてワールドプレミアされ、上映後は5分間のスタンディングオベーションが巻き起こった映画『首』。北野監督自らが羽柴秀吉を、明智光秀を西島秀俊が演じるほか、加瀬亮、浅野忠信、大森南朋ら日本を代表する超一級キャストに加わる!さらに、主演舞台「う蝕」の上演(24年2月-3月)も発表されたばかり、5年ぶり2度目の舞台に挑む。ドラマでの坂東さんを知ったなら、ぜひスクリーンや舞台でもその輝きを感じてみてほしい。『春に散る』『バカ塗りの娘』は全国にて公開中。『首』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:春に散る 2023年8月25日より全国にて公開©2023映画『春に散る』製作委員会首 2023年11月23日より全国にて公開ⓒ2023KADOKAWA ⓒT.N GON Co.,Ltdバカ塗りの娘 2023年9月1日より全国にて公開※青森県先行あり(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年09月11日西島秀俊&内野聖陽がW主演を務める「きのう何食べた?season2」が10月6日(金)より放送開始されることが決定。坂東龍汰と朝倉あきが新キャストとして、ドラマでは初登場となる田渕と千波を演じる。原作は、シリーズ累計945万部(電子版を含む)突破のよしながふみによる同名人気漫画(講談社)。2LDKのマンションで同居する、料理上手で几帳面・倹約家の弁護士・筧史朗(通称・シロさん)と、その恋人で人当たりの良い美容師・矢吹賢二(通称・ケンジ)の毎日の食を通して浮かび上がる、ほろ苦くてあたたかな日々を描く。2019年4月クールにseason1が放送され、最終回終了後には“何食べロス”となる人々が続出するなど人気を集めた本作は、2020年元日に正月スペシャルドラマが放送、2021年には映画化もされ大ヒットを記録した。そんな本作に、新キャストとして坂東龍汰と朝倉あきが出演。「王様に捧ぐ薬指」も記憶に新しい坂東さんは、賢二(内野聖陽)が働く美容室「フォーム」のスタッフ・田渕剛を、「それってパクリじゃないですか?」などで知られる朝倉さんは、田渕の彼女・逸見千波を演じる。田渕は誰に対しても思ったことを何でも言ってしまうところがあるものの、裏表がなくさっぱりとした性格。また、千波は出版社で校正の仕事をしており、家事をきっちりこなすが、料理が微妙に美味しくない…という役どころ。田渕と千波のエピソードは、ドラマでは今回が初登場。順調に交際していたはずの田渕と千波ですが、ある日、突然千波が同棲していた部屋を出ていくことに。その原因は“料理”!?坂東さん演じる田渕がつくる1品にも注目だ。「season1から大好きだったドラマ」に出演が決定したことに「ワクワクしました」という坂東さん。「この作品ならではの『食べるシーン』が思っていたよりも難しかったです。美味しくて勢いのまま口に入れすぎると上手く喋れなかったり…!なかなか苦戦しました」と、撮影の様子を明かした。現場の雰囲気がとても心地が良いそうで、「特にケンジ役の内野さんには田渕くんを演じる上でのヒントやアドバイスを沢山いただき助けてもらいました。嬉しかったですし、学ぶことだらけでした」とコメントした。朝倉さんも「長いことよしながふみ先生の一ファンでしたので、まさか自分がその原作のキャラクターを演じることができるとは、まるで夢のようでした」と喜びをコメント。「シロさんとケンジさんに負けず、田渕くんと千波も大変素敵なカップルで、演じながらとても幸せなひとときだなあと感じていました。ドラマ・原作と同じく長く愛されることを願いたいです。見てくださる方にも、千波さんの不器用ながらも芯の通ったところに共感していただけたら」と、演じるカップルをアピールした。「きのう何食べた?season2」は10月6日(金)より毎週金曜深夜24時12分~テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送にて放送開始。(シネマカフェ編集部)
2023年09月08日映画『春に散る』(8月25日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が5日に都内で行われ、佐藤浩市、横浜流星、片岡鶴太郎、坂東龍汰、松浦慎一郎が登場した。同作は沢木耕太郎氏による同名小説の実写化作。不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。○横浜流星と坂東龍汰のボクシングシーンを見守る佐藤浩市作中でボクサーの大塚役の坂東、中西役の窪田正孝とも試合があったという横浜は「撮影前から顔合わせて練習を重ねていました。松浦さんがいろいろ型を作ってくださるんですけど、ボクシングの練習を重ねていくにつれてお互い役になっていくので、松浦さんが作った型から『翔吾だったらこう動きたい』『大塚だったらこう動きたい』というのは、コミュニケーションを重ねてみんなで作っていきました」と振り返る。その姿を見ていたという佐藤は、「スパーリングのところは2人ともヘッドギアをつけてるんで、けっこう当たってるんですよね。俺とか鶴さんとかコーナーで見てるんだけど『ちょっとやばいね』という感じで。『触れてるな、頭』みたいな風に見てました。坂東、危なかったよなあ」と語りかける。坂東は「本当に、目が怖いんですよ。肉体もなんですけど、流星くんは目がキラッて入る瞬間があって、怖かったです」と苦笑。横浜は「当てあってましたよ。恨みっこなしですよ、役なんで」と言いつつ、「でも坂東くんだったから当ててできたいうのはやっぱりありますよね。ボクシングも経験してるし、本当に初心者だったらこちらも躊躇しちゃうし、信頼関係で成り立つものだなと思います」と感謝ししていた。今回演じた大塚について、坂東は「東洋チャンピオンのベルトを持っているという役柄だったので、その前に高校ボクシングのドラマでちょっとやってたんですけど、体も全部見えますし、流星くんと戦わなくてはいけないというので、ボクシングにとことん嘘がないように練習するというところから入りました。松浦さんにお世話になりながら強くしてもらいました」と明かす。横浜が「練習の日が重なったりして、体とかも一緒に鏡見ながら、『いいじゃん』みたいなことやってたよね」と言うと、坂東も「『背中いいな』『胸いいな』とか」と同意。さらに横浜が「坂東くんは特に変わっていきましたよね」と褒めると、坂東は「たしかに最初は全然ウェイトとかやってなかったので、やり始めて(変わった)。流星くんはもう、初めて会った時からバッキバキなんです。常に多分バキバキなんでしょうね、日常から」と語った。
2023年09月05日映画『春に散る』(8月25日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が5日に都内で行われ、佐藤浩市、横浜流星、片岡鶴太郎、坂東龍汰、松浦慎一郎が登場した。同作は沢木耕太郎氏による同名小説の実写化作。不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。この日のMCが、長年ボクシングの実況を行っている赤平大アナウンサーだったことから、ボクシング関係者に同作の感想を聞いたそうで、キャスト陣に質問をぶつけることに。実際の東洋太平洋チャンピオンからの「特に足の運び、特にディフェンスの際のサイドステップ、それからコンビネーションを打つ際の足の運び、これは素人ではできないです。どうやって練習したんですか?」という質問には、横浜も「東洋太平洋チャンピオンに少し認めてもらえた気がして、本当に嬉しいですね、その言葉」と喜ぶ。横浜は「僕はずっと空手ベースで、格闘技を知らない人はほとんど一緒なんじゃないかと思うかもしれませんが、空手が足を引っ張ることしかなかったんですよ。スタンスもだし、それを埋めるにはボクシングの練習を重ねていくことしかない。松浦さんには親身に指導してもらって、修正していきました」と振り返った。スタンスについては「ボクシングの方が広い。空手のが狭いのと、あんまりフットワークを使わないですね。空手は素手だし、パンチも蹴りも使うので、我慢比べみたいな感じで、フットワークがあんまりいらないので。ボクシングは足が大事だったし、最初の練習とか、足が筋肉痛になりました。こんなに下半身を使うんだ、大事なんだと思いました」と説明した横浜。松浦も「下半身の動きを見れば大体わかります。上半身だけでごまかしてるのか(もわかる)。今回は引いても大丈夫なように3人(横浜、窪田正孝、坂東)は努力している」と太鼓判を押していた。
2023年09月05日俳優の福士蒼汰が出演する、ニベア花王・美容オイルクレンズの新WEB CM「瞬感するん落ち #顔面広告」編、「瞬感するん落ち試してみない?」編が1日、公開された。新CM「瞬感するん落ち #顔面広告」編では、福士が“顔面広告”に挑戦。スタジオでポーズを決める福士の顔が近づいてくると、頬にキャッチコピーが書かれたペイントが。福士は同商品で洗い流し、別角度でもクールな表情を見せるが、またしても頬にペイントが現れる。一方、「瞬感するん落ち試してみない?」編は、メイクをした女性が鏡の前でメイクオフを面倒に感じているシーンからスタート。どこからともなく顔にキャッチコピーをペイントした福士が現れ、 「瞬感するん落ち、試してみない?」とクールに誘う。そして、すっぴんになった女性に「いいじゃん!」と声をかける。○■福士蒼汰 インタビュー――今回の撮影で印象的だったことは何ですか?今回の水を使った演出はとても新鮮で、こんなにキレイな水の球がでてくるんだという驚きと、「するん」と落ちていく気持ちよさを同時に感じられて楽しかったです。――メイク落としのような帰宅後のルーティーンはありますか?「顔を洗う」です。お仕事でメイクをしますし、メイクをしない日にもクレンジングオイルなどで顔を拭き取るととてもサッパリするんです。まず顔を洗ってサッパリしてから、翌日の仕事に備えたり、台本覚えたりしています。それこそ洗顔中やお風呂に入っているときにセリフを思い出したり、何かしているときにふとあのセリフ言えるかな? と挑戦をしてみたり……。意外と日常の「ルーティーン」になっているのかなと思いました。あと「朝のルーティーン」は水を飲むようにしています。一杯、500mlをガーッと飲んで。冬場だったら白湯にしたり、夏は白湯だと熱いなって思うので、常温のお水を飲んだりします。――最近“試してみたい”と福士さんが思うことはありますか?今日の水の演出に関連して、スキューバダイビングかな! 海のアクティビティはあまり経験がないですが、スキューバダイビングとか、海に……自然に触れ合って。海で遊ぶ時にそういったオプションが1個、選択肢として増えるといいなって思います。――“瞬感するん”と洗い流したいエピソードを教えてください。今日の撮影で「するん」というセリフがあったのですが、スタッフさんに「次何撮ります?」ときいて「するんです!」って言われた時に「するんするん?」って言ったんです僕が。そうしたら、しーんっとなって……(笑)。見事に……スベったので、ちょっと忘れたいです。するんって……(笑)。でも「するん」とスベっても、みんな「大丈夫だよ、今の面白かったよ」と言ってくれたので、優しい現場で良かったです。
2023年09月01日2024年2月~3月に東京・シアタートラムで上演される舞台『う蝕』のキャスト6人が31日に発表され、坂東龍汰、近藤公園、綱啓永、正名僕蔵、新納慎也、相島一之の出演が明らかになった。立場や事情の異なる人々の葛藤を対話中心に描き出す作劇に定評のある横山拓也氏と、公共劇場から商業演劇まで幅広く活動し今最も勢いのある劇作家・演出家のうちの一人である瀬戸山美咲氏の強力タッグが実現。フランツ・カフカ、サミュエル・ベケット、別役実の作品をモチーフの参考として濃密な会話劇を練り上げ、実力派俳優人が、荒れ果てた町で遺体の身元確認のため集められた歯科医師たちをめぐる不条理劇を創出する。「う蝕」とは虫歯のこと。荒れ果てた町で、歯のカルテを使い遺体の照合をするために集められた歯科医師と役人が、ひたすらその場に集められたこと、その目的をみんなで探りあっていき、ストーリーは展開していく。なお、シアタートラムでの上演に加え、兵庫・愛知にてツアー公演あり。作家・演出家・出演者のコメントは以下の通り。○■作・横山拓也起筆の準備は孤独な作業だと思っていたので、今回、演出の瀬戸山さん、芸術監督の白井さんと作品のスタート地点を決める会議を繰り返し行ったことがとても新鮮で、作劇の共犯関係を築くようなゾクゾクする時間でした。それが「不条理」になったことも意外で、これまで書いてきたものとは全然違うことをやっていいんだよと、お墨付きをもらった気分です。そういえば、大学1年生のときに対話文の小説を書いて授業で発表したときに、同級生から「別役実みたいだ!」と言われたことを思い出しました。あの頃の自分の手つきなんて何も覚えていないけど、書くことをシンプルに楽しんでいた記憶はあって、今、改めて創作の原点に戻ったようでもあります。『う蝕』がどんな不条理劇になるのか、僕自身も楽しみたいと思います。○■演出・瀬戸山美咲とっても魅力的な6人の俳優さんたちと、横山さんが描くおかしくて奇妙な物語に挑戦します。先日、みなさんと横山さんの過去の台本を読んでやってみるワークショップを開催したのですが、スリリングでありながら、ずっと笑いの絶えない刺激的な時間でした。真剣なのか、ふざけているのか。絶妙なライン上を飄々と歩ける素晴らしい俳優さんたちです。ひとりひとりの個性が際立っていて、誰と誰が組んでも新鮮な驚きがあり、稽古がとても楽しみになりました。6人の混沌の中にみなさんをご案内いたします。どうぞ、ご期待ください。○■坂東龍汰僕自身5年ぶり、2回目の舞台なので今から緊張してますが思い切り頑張りたいと思います。劇作の横山さんと演出の瀬戸山さんとは初めてご一緒させていただきます。一度全キャスト揃ってワークショップをしたのですが、もうみなさんのお芝居が面白くて面白くて…! もうすでにどんな台本が上がるのか、皆さんとどんな舞台を創っていけるのか、とてもワクワクしています。同世代の綱くんとは2度目の共演なので彼とのお芝居も楽しみです。大先輩方の中で飲み込まれないように精一杯挑みたいですし、純粋に楽しみたいと思います。皆様、来年までお楽しみに!○■近藤公園昔から、少人数の男だけの芝居に惹かれます。プレハブ小屋で、缶ジュースと煙草の煙と、ほんのり汗臭くて、そしていつも途方に暮れる。はっきり言って気楽だ。いつもより躊躇なく、ささっと恥を捨てられそうな気がする。先日行われたワークショップでは、横山拓也さんの書く台詞の応酬が本当に面白く、不条理な世界観での台詞劇をこれから当て書きして頂けるとの事で、本当に贅沢で楽しみです。そして、それぞれの場所で活動してきた男子たち(過半数が中年&親子ほどの年齢差もさておき)の戯れを、素敵なセンスをお持ちの瀬戸山美咲さんがどのように見守り、導いてくれるのか。今からワクワクしています。○■綱啓永今回、舞台「う蝕」に出演させて頂くことになりました! 久しぶりの舞台出演ということで既に緊張していますが、楽しみな気持ちでいっぱいです。周りのキャスト陣には実力派の先輩方がいらっしゃって、一度この公演のワークショップの際に皆様にお会いしたのですが、本当に優しくて気さくで、自分にとっては贅沢な環境に身を置けるので、ここで沢山の事を吸収しつつしっかり自分の色も乗せていけたらいいなと思っています。舞台は何度も稽古を重ねて、仕上げて、それを直接お客様に魅せられるのが1番の魅力だと思っています。画面越しでは伝えられない、生だからこそ伝えられるものがあると思うので、努力と熱量で素敵な舞台期間にしたいです。又、二度目の共演となる(坂東)龍汰君とまたお芝居できるのも本当に嬉しいです。是非お楽しみに!○■正名僕蔵“う蝕”とは医療用語で虫歯のことだそうです。私はてっきりこの作品のための造語かと思っていました。そう勘違いしたまま、“う蝕”という文字を眺めていると、ひらがなの“う”が得体の知れない不穏な生き物のように見えてきて、“う”に人が蝕まれる光景などをこわごわ思い描いたりしましたが、れっきとした医療用語だと知り、筋立てに則した題名だったんだと腑に落ちました。とはいえ、“う”の不穏さはいまだ消えずにいます。『う蝕』、どこか怖い題名です。そして題名にすでに、横山さん&瀬戸山さんの目論見が仕掛けられているわけですから、そこに気づくとまた怖い。どんな舞台になるのでしょう。お楽しみに。○■新納慎也この作品のオファーをいただいた時はまだ何も決まっていませんでした。ただ「横山拓也さん作、瀬戸山美咲さん演出、男6人、トラム」これだけでした。全く内容も役柄もわからない状態でしたが、僕の中で食指が動いた気がしてすぐにお話をお受けしました。その後“ワークショップ”と名付けられた会合がありました。作家、演出家、俳優6人が集まって短い台本を演じてみる。恐らくこれは作家と演出家が作品を描いていくにあたり俳優の性質等を見るためのもの。とても丁寧に作品を創り始めている様に思えました。そしてこの6人での化学反応がその数時間ですでにとても面白かった! 穏やかだけどクセの強い6人です(笑)。ゲラゲラ笑っている間に終わりましたが、これで横山さんには何が見えたんだろう? 瀬戸山さんの脳内にはどんな世界が広がったのだろう? 当て書きに近い方法で作品が創られて行くのだと思います。今の段階ではいったいどんな作品が出来上がるのか想像も出来ませんが、前述した僕の「食指」は最近性能が良いんです!(笑)きっと素敵な作品をお届け出来ると思います! 是非劇場にお越しくださいね!○■相島一之男6名だけの芝居。しかも気がつけば曲者だらけとなってしまった。1度この6名でワークショップをやったのだが、その面白いこと。その男たちで横山拓也さんの新作戯曲に挑戦できる。なんと当て書きである! 役者として当て書きほど名誉なことはない。それを瀬戸山美咲さんが演出してくださる。ワークショップの時もケラケラと笑いながら鋭く厳しいお言葉で我ら俳優を導いてくださっていた。そもそも『う蝕』なんてタイトルがまず謎だ。怖い話なんだろうか。笑える話なんだろうか。ああ、どんな舞台になるのだろう。お客さまよりもまずあいじまが楽しみで慄いている。
2023年08月31日直近で放送されたドラマにおいて「観ないクールはないのでは?」と驚いてしまうほど、躍進目覚ましい俳優の坂東龍汰。「王様に捧ぐ薬指」では山田涼介の恋敵役を、「リバーサルオーケストラ」では一途なフルート奏者を、「ユニコーンに乗って」ではコミュ障な天才プログラマーを立て続けに好演している。数年前までは顔を指されることもなかったが、近ごろは「あっ、あの作品に出ている…!ですよね?」と声をかけられることも珍しくなくなったと、インタビューで朗らかに話した。多種多様な役を柔軟に渡り歩き、自分のものにする坂東さんの最新出演作は、津軽塗がつむぐ家族の映画『バカ塗りの娘』。通称“バカ塗り”と言われる津軽塗の職人を目指す美也子(堀田真由)と寡黙な職人の父・清史郎(小林薫)の物語において、坂東さんは美也子の兄・ユウを演じた。ユウは父と祖父に期待されながらも家業を継がず、美容師として独り立ち、さらには将来を見据えて花屋の尚人(宮田俊哉)と付き合っている人物。奔放さと繊細さを絶妙に織り交ぜた、坂東さんの演技に魅せられる。青森県弘前市で全編撮影したという本作、坂東さんに撮影中のエピソードや深部まで考え抜かれた役への思い、息抜きの仕方や価値観の変化に至るまでインタビューで聞いた。撮影も心地よく進んだ最新作――最初に『バカ塗りの娘』への出演が決まったときの気持ちから、教えてください。鶴岡(慧子)監督の映画は今まで観ていたので、ご一緒できることが素直にすごく嬉しかったです。物語は、津軽塗というものを軸に伝統工芸をやられている家族のお話。津軽塗がきっかけで家族が離ればなれになってしまい、またその津軽塗を通して元に戻っていくという再生物語なんです。脚本を読みながら画が浮かぶようで、すごく美しい作品になるだろうし、静かで心地のいい空気感の映画になるのかなという印象をまず受けました。――坂東さんは主人公・美也子の兄ユウを演じています。どのような人物という印象で臨んでいかれたんですか?ユウは、お父さんとの関係がだいぶぎくしゃくしていて本音で話し合えない状況にあるけど、美也子のことはすごく気にかけていて、いい関係でいられている…そんな家族との関係性だと思っていました。丁寧に演じていけたら、と意識していました。――ユウは美也子、父、恋人の尚人と3人に見せる顔がそれぞれ少し違いましたよね。その表情がリアルさを帯びていました。脚本を読んだときに、映画に映っていないときの時間…どういうことがあって、みんなそれぞれ何を考えていたのかが、すごく大事な作品だと思っていたんです。映っていないときに人間はいろいろなところでいろいろなことがあって、悩んで、葛藤したあげく、やっと話せる瞬間だけを映画(映るところ)は切り取っていたりするものかなと。相手によって見せる顔が違うのは、僕も普段生活していて同じだなと思うんですよね。マネージャーさんと話すとき、友達と話すとき、親と話すときは違うので。本質は一貫しているけど、そこには別の自分がいるというか。その本質さえちゃんと捉えていれば、ユウもいろいろな表現の仕方があるのかなと思っていました。――その4人が一堂に会す、ユウが尚人を連れて父と美也子に挨拶に行くシーンは印象的でしたね。美也子が「津軽塗をやる」と決意するきっかけにもなるシーンなんですよね。印象的にしたいなと思っていたので、すごく大事に演じました。現場では、いつもみんなすごく話すんですけど、あのシーンに向けてのときだけは口数が自然と減っていました。待ち時間も映画そのままの空気がずっと流れているような感じで、心地よかったです。共演者、その土地との空気感を大切に――坂東さんはユウと尚人の状況について、どう感じていましたか?宮田さんとの空気感も絶妙でしたが、ふたりでお話もされたんでしょうか?特に話し合うことはしませんでした。弘前で撮っているという場所の力と、監督にゆだねている部分があり、そこにすごく信頼を置いていたんです。純粋に「尚人と一緒に生きていきたい」気持ちを大事に、自然体で演じられたらとやっていました。――劇中ではぎくしゃくした親子関係でしたが、小林さんと共演していかがでしたか?僕、薫さんのことが大好きなんです!薫さんは現場で本当にムードメーカーでいてくださって。お芝居をしているとき以外、ずっとしゃべっているんです(笑)。役柄とのギャップがすごくあって、もうギャップ萌えでした。現場ではお芝居の話はせずに、「昨日何を食べたよ」、「あのお酒がおいしい」とか本当に他愛もない話をしていました。――そうした会話や現場での雰囲気は、演じる上で大きく影響するものなんですよね。今回の作品に必要なコミュニケーションだったと、僕は思いました。薫さんと「役者とは」とか「こう演じると、こうなって」という話をしなかったのも、作品と地続きな感じがすごくしていて。現場の空気を薫さんと一緒に吸えているだけでも、本当に学びをもらうばかりなので、お芝居しているときにどれだけこの人のことを感じられるか、というのが今回の僕の勝負でした。――空気を感じてお芝居をするということ、つまり、その土地で撮影することも坂東さんにとって重要な意味を持つし、演技にも響いてきますか?はい。地方で撮影するとき、その土地で撮るということは、そこの街になじんだり、そこの街のものを食べたりすることに意味があるのかな、と思うタイプなんです。この作品に限らず、地方での撮影のときは率先していろいろな居酒屋に行って、地元の人と話すようにはしています。その土地でどういう風に生きているのかがわかる気がするので。弘前で撮ることの意味は、そこで生まれてくるのかなと思いました。「そのとき周りにないものを見つめたりして、価値観は逆転していたり」――ちなみに、オフにどこかに行ったというエピソードもあります?あります!クランクアップしてから、青森を2日間ぐらい車で旅しました。地元の人に「ここに行ったほうがいいよ」とたくさん教えていただいたので、いろいろ行きました。県立美術館に行って、おいしい弘前の天ぷらとおいしい蕎麦屋さんに行って、山の上にも登りましたし、パーキングでソフトクリームも食べた…(笑)。――満喫されたんですね!出演作品も多い中、自分なりの息の抜き方みたいものは芸能生活で身についてきましたか?だいぶ身についてきました。そして、僕にとっては自然の中にいることがすごく必要だということもわかりました。今思い返すと…自然が足りていないと思うときは、よく代々木公園や明治神宮外苑、井の頭公園という自然がある大きな公園に行って、お昼寝したりしていたな(笑)。思い返すと、それはプチ自然充電でしたね。今は休みがあったらすぐ車で地方に行くような感じです。僕、もともと海外に行ったり旅をしたり、知らない土地の人と話したりすることが大好きだったんです。あと、北海道の大自然の中で育ったので、都会にどこか息苦しさみたいなものを感じて生きているんだろうなって、今も感じるんですよ。今、自分がやりたいことを東京でできているということにはものすごく感謝していますし、本当に恵まれた環境に身を置いていると思っています。東京が嫌いということではまったくなく。――自然を摂取されに行く、と。そう、自然を感じに行っています。でも…僕自身、すごい驚いています。北海道に住んでいたときは、そんなことは全く考えなかったんですよ。ないものねだりじゃないですけど、そのとき周りにないものを見つめたりして、価値観は逆転していたりするんだろうな、と最近感じています。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:バカ塗りの娘 2023年9月1日より全国にて公開※青森県先行あり(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年08月29日沢木耕太郎さんが手掛けた作品のなかでも、幅広い読者から人気の高い小説「春に散る」がついに映画化。ボクシングの世界で命をかけて再起を誓った2人の男を主人公に描いた本作は、リアルを追求した白熱のボクシングシーンが繰り広げられていることでも注目が集まっています。そこで、重要な役どころを託されたこちらの方にお話をうかがってきました。坂東龍汰さん【映画、ときどき私】 vol. 596ドラマ『王様に捧ぐ薬指』や映画『スパイの妻』など話題作への出演が続き、昨年には『フタリノセカイ』で映画初主演も果たした坂東さん。主演を務めた横浜流星さんにとって、最初のライバルとなるボクサーの大塚に抜擢され、見事に演じ切っています。今回は、激しいボクシングシーンの裏側や豪華共演者の方々とのエピソード、そして自身にとって最高のご褒美などについて語っていただきました。―脚本を読んで心が震えたそうですが、どういったところに魅力を感じましたか?坂東さん今回のオファーをいただく前に、『未来への10カウント』というボクシングを題材にしたドラマに出演していたことがあり、自分もボクシングの練習をしていたのでいろいろとリアルに想像してしまったのだと思います。しかも、本作でボクシング指導をされている松浦慎一郎さんと実際にプロの試合を何度か観に行く機会があったこともあり、戦っている方々が抱えている人生と重なるような感覚もありました。―横浜流星さんとのボクシングシーンについては脚本のト書きを読みながら、自分の演じ方次第ですごいシーンになると感じていたとか。それだけに相当プレッシャーもあったのではないかなと思うのですが。坂東さん求められているレベルが高いこともあって、確かに最初はプレッシャーのほうが大きかったかもしれないですね。しかも、僕がボクシングを始めたのは撮影に入る1年くらい前のこと。その状況で大塚という大事な役を任せていただけることが、最初は信じられませんでした。でも、そんなことを言っている暇があるなら、練習しようと。なるべくジムに通って、黙々とサンドバッグやパンチングボールを打つようにしていました。脚本にはとにかく細かく生々しく試合のシーンが描かれていましたが、それを松浦さんがどういうふうに組み立てていくのかを考えているうちにワクワクしていった感じです。ボクシングシーンは、みんなで一緒に作ることができた―松浦さんは坂東さんに対して「最初は1ラウンドももたなかったのに、陰ですごく努力しているのを感じた」とおっしゃっていますが、実際にどのような準備をされて挑みましたか?坂東さん多いときで週4日くらいジムに行き、長くて5~6時間は汗を流していました。でも、できないことができるようになるのが実感できるので、本当に楽しかったです。二重跳びも気がついたら100回もできるようになっていました。そんなふうに何も考えず、ひたすら取り組んでいました。そのうえで、たまに練習を見に来てくださった瀬々敬久監督からも的確なアドバイスをいただけたのはありがたかったです。「もっと何かに憑りつかれたように動いて」とか「顔が優しすぎる」とか。普段の練習では役と切り離していた部分がありましたが、練習の段階から大塚という役を自分のなかに落とし込んでいく作業がいかに大切かを知ることができました。―それほど入念な役作りがあったからこそ、真に迫る演技であったのもうなずけます。ボクシングシーンでは、どのくらい細かく動きは決められていたのでしょうか。坂東さん基本的には事前にすべて決められていますが、「アドリブ」とされた時間だけはお互いに好きなように動いています。ボクシングでは殴り合っている時間よりも、相手の感情を探っている時間のほうが意外と長かったりするので、僕たちを信用してくださっている松浦さんだからこそそういう時間を設けてくださったんだと思っています。そのほかは、かっこよく見える動きや得意な動きを松浦さんが組み込んでくださいましたが、みんなでとことん話し合い、意見を出し合ったので、一緒に作っている感覚は強かったかなと。あとは、流星くんとあうんの呼吸で動けていたような気がします。先輩方の現場でのメリハリはすごかった―そういう意味では、流星さんとコミュニケーションを普段からどのように取るかも大切だったかなと。共演してみて、印象に残っていることはありますか?坂東さん流星くんとはたくさん話をしましたが、とにかく優しいですし、周りがすごく見えていて引っ張っていく力がすごくある方だなという印象でした。あと、練習中に楽しんでいるときもありますが、ふと見たときにガチの格闘家の目をしているときもありましたね…。なので、実は流星くんとはスパーリングしたくないなと思っていました(笑)。おそらく流星くんが本気になったら、僕なんて足元にも及ばないですから。ただ、練習のときからそういう雰囲気をバシバシ出してくれていたからこそ、僕も「この人と互角に戦っているさまを映画として残さなきゃいけない」という気持ちになりました。流星くんの気迫を感じたり、集中した顔を見たりするだけで目標がしっかりと見える感覚はあったと思います。―坂東さんといえば、ほかの現場ではムードメーカーと呼ばれていることが多い印象ですが、本作では錚々たる先輩方が揃っているなかで、どのようにして現場では過ごされていましたか?坂東さん今回も僕は普段のまま、マイペースでいることができました。佐藤浩市さんや片岡鶴太郎さん、哀川翔さんなど、みなさんとても気さくでおもしろい方々で、撮影の合間も、みんなで輪になってお茶を飲みながら昔の話を聞かせてもらったりしました。本当に和気あいあいとしたなごやかな雰囲気でしたが、いざ本番になるとピリッとした空気感になるので、そのメリハリはすごかったです。30歳まではどんなことも果敢にトライしたい―本作では、どのキャラクターも闘志をむき出しに、自分のやりたいことへと情熱を燃やしている姿が映し出されていましたが、ご自身にもそういう瞬間はありますか?坂東さんやっぱりボクシングの試合を観に行ったときは、アドレナリンが半端じゃないくらい出ているので、気がついたら号泣していたことはよくありました(笑)。会場の歓声やリングの上にいる人に感情移入して、熱くなりすぎてしまうんでしょうね。―そんななか、20代も折り返しましたが、いまのうちにしたいことなどがあれば教えてください。坂東さん30歳という節目までに経験できることは逃さず、果敢にトライしていきたいなと思っています。自分がサボったらサボっただけ恥をかきますし、がんばったらがんばっただけ映像にも残りますから。いくつになってもいろんなことにがむしゃらに挑めるので、おもしろい職業だなと改めて思っています。いまは時代劇にもすごく興味があるので、殺陣や乗馬などにも挑戦して、幅広く活躍できる俳優になりたいと考えているところです。自然のなかにいると、心が満たされる―忙しい日々が続いていると思いますが、いま坂東さんが癒しを感じる瞬間といえば?坂東さんこの前、北海道の実家に1週間ほど帰省しましたが、「実家が北海道でよかったなぁ」と思いました。近くはないので、なかなか行けないというのはありますが、だからこそ行ったときの回復できる感じがすごくあるなと。そんなふうに、ゆっくり充電できる時間を過ごすためにがんばろうと思いますし、本当にいいリフレッシュになりました。―確かに、自然があったり、おいしい食べ物があったりするのはいいですよね。がんばっている自分に対して、ご褒美にしたこともあったのでは?坂東さん6000円くらいする海鮮丼を食べました。「めちゃくちゃ高い!」と思いましたが、そのぶんすごくおいしかったです。あとは、回転寿司に行ったり、星空の下でバーベキューをしたり、湖で泳いでみたり。北海道をかなり満喫しましたね。実家に住んでいた15年間では当たり前のことでしたが、北海道から離れて10年くらい経って久しぶりにするとこんなにも心が満たされるのかと感じました。別に東京が嫌いというわけではありませんが、自分は単純に自然が好きなんだなというのを再認識したところです。負けることも悪いことじゃない坂東さん僕もつねに悩んでいますし、壁にぶち当たることも多いですが、そういうときはみなさんもぜひ自然のなかに飛び込んだり、好きなものをたくさん食べたりしてリフレッシュしてください。そして、この作品を観ていただければ、「負けることも悪いことじゃない」と感じていただけると思っています。なので、うまくいかなくて落ち込んでいる人がいたら、ぜひ僕が演じる大塚から何かを受け取ってもらえたらうれしいです。インタビューを終えてみて…。とても気さくで、笑顔が似合う坂東さん。「おしゃべりをするのが好きだから聞き上手な女性にグッとくる」とも教えてくれましたが、終始楽しそうに話す姿に現場でも先輩たちから愛されている様子が目に浮かぶようでした。それだけに、普段のお茶目な坂東さんとはまったく別の表情を見せる渾身のボクシングシーンは必見です。戦いのゴングに胸が熱くなる!生きていれば挫折やどん底を味わうことはあるけれど、誰でもふたたび立ち上がることができると感じさせてくれる本作。人生という名のリングで最後まで戦うことの意味、そしていまを生きる尊さに、込み上げてくる思いを止められなくなるはずです。写真・園山友基(坂東龍汰)取材、文・志村昌美スタイリスト・李靖華ヘアメイク・原みさとジャケット¥73,700、パンツ¥37,400(ともにsuzuki takayuki TEL:03-6821-6701)、その他スタイリスト私物ストーリー40年ぶりに故郷に戻ってきた元ボクサーの広岡仁一。引退後はアメリカで興した事業で成功を収めたが、不完全燃焼の心を抱えて突然帰国したのだった。かつて所属したジムを訪れたのち、広岡はすっかり落ちぶれた二人の仲間に会いに行く。そんな広岡の前に現れたのは、不公平な判定負けに怒り、一度はボクシングをやめた黒木翔吾。広岡の指導を受けたいと懇願する黒木に広岡の姪である佳菜子も加わり、不思議な共同生活が始まる。やがて翔吾をチャンピオンにするという広岡の情熱は、夢を諦めた周りの人々を巻き込んでいく。果たして、それぞれが命がけで歩き出した新たな人生の行方は…。気持ちが高ぶる予告編はこちら!作品情報『春に散る』8月25日(金)全国ロードショー配給:ギャガ(C)2023映画『春に散る』製作委員会写真・園山友基(坂東龍汰)
2023年08月24日沢木耕太郎の同名小説を原作に、ボクシングを通じて“生きる”を問う映画『春に散る』から、ボクシングプロテストに合格した横浜流星、佐藤浩市、坂東龍汰、窪田正孝のボクシングの壮絶な舞台裏を写したメイキング写真と対戦ポスターも解禁された。今回解禁されたメイキング写真では、ボクシングシーンで真剣な眼差しで映像をチェックする横浜さんと坂東さんの姿。元世界チャンピオンの山中慎介が撮影に駆けつけ、窪田さんに指導をする姿。そして本物の師弟関係をうかがわせるように肩を組み噛みしめるような笑顔を浮かべる佐藤さんと横浜さんの姿など、リアルを極限まで徹底的に追求した白熱のボクシングシーンの舞台裏を写し出している。先日行われた舞台挨拶で、「カットで止めない限り、二人は戦い続ける。役の上でも役者同士としても二人の負けたくないという気持ちが前のめりに出ているので、ワンカットワンカット全部にそれが映っている。それくらいハードルを上げても見応えのあるシーンになっている」と佐藤さんも語っていたように、まさに“演じる”だけではない役者たちが全身全霊で挑んだ壮絶なボクシングシーンの裏側を垣間見ることができる。さらに、劇中で使用されている対戦ポスター画像も解禁。ファイティングポーズを決める翔吾(横浜さん)と大塚(坂東さん)。そして挑発的な表情をみせる翔吾と中西(窪田さん)の2枚のポスターは本物のボクシングの対戦ポスターさながら、迫力満点の出来上がりとなっている。『春に散る』は8月25日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:春に散る 2023年8月25日より全国にて公開©2023映画『春に散る』製作委員会
2023年08月11日映画 『バカ塗りの娘』(9月1日公開)の完成披露試写会が9日に都内で行われ、堀田真由、小林薫、坂東龍汰、宮田俊哉、鶴岡慧子監督が登場した。同作は青森の伝統工芸・津軽塗をテーマに、津軽塗職人を目指す娘・美也子(堀田真由)と寡黙な父・清史郎(小林薫)が、漆や家族と真摯に向き合う姿を、四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理、そこに生きる人々の魅力を織り交ぜ描く。この度は、映画の完成披露試写会が行われ、オフィシャルレポートが到着した。○映画 『バカ塗りの娘』完成披露試写会オフィシャルレポート本作の主人公で津軽塗職人を目指す青木美也子を演じた堀田。先週末には青森県弘前市の舞台挨拶にも参加したが「地元の方が作品を観ていただくことに緊張はしましたが、皆さん優しく微笑んでくださって、とても暖かい雰囲気の中での舞台挨拶でした」と凱旋を報告。鶴岡監督も「舞台挨拶前日にねぶた祭があって『バカ塗りの娘』のねぶたを引かせていただき、感動しました」と撮影地の全面協力に感謝しきりだった。また堀田は役柄について「内気な役で等身大の女の子をイメージしました。セリフの少ない受け身の役でもあったので、しぐさや表情、動きに本質が見えると思い工夫をしました」と紹介。学校でのシーンを挙げて「宮田さんがカッコよく塀を乗り越えていますが、美也子は運動が苦手だと思うのでその違いも出せたらと思いました」と明かすと、当の宮田は「もしかしてイジっている? あれはあれでどうやろうか悩んだ結果です」と大テレで、堀田や坂東から「いや、最高でした!」と労われていた。美也子の父で津軽塗職人・清史郎役の小林。「津軽弁は大変なので、事前にセリフを削ってもらいました」とニヤリとするも「この親子関係として寡黙で不器用な人であった方がいいと思いました」とその狙いを解説。堀田から「今回は父娘として距離の縮まった濃密な時間を過ごせると思いました。弘前での3週間の撮影ではとても勉強になりました」とリスペクトされると、小林も「堀田さんは佇まいのいい人で、自然な演技をされる。僕もお父さんとして自然と向き合うことが出来ました」と返礼していた。青木家の長男で美也子の兄・ユウ役の坂東は「初めて髪の毛をド派手に染めました」とこだわりの役作りを報告しながら「堀田さんとは3度目の共演で3年おきにお会いしている気がする。普段からしっかりとされているので年上かと思ったら、さっき僕の方が1つ年上であることを知りました!」とまさかの事実にビックリ。美也子が一目ぼれする花屋の青年でユウのパートナー・鈴木尚人役の宮田は「演じる上では、一目ぼれされる男ってどんなんだ!? 難しくないか!?と考えました」と打ち明けるも、司会から一目ぼれ経験を聞かれると「うーん、NOじゃないですね!」と高笑いで場を盛り上げていた。○「バカ塗り」にちなんだトーク何度も塗り重ねて「バカ丁寧に作られる」という意味を込めて「バカ塗り」ともいわれる「津軽塗」。インパクト大の本作のタイトルについて鶴岡監督は「効率など関係なく、色々な工程をへて愚直にやらないと辿り着かないのが漆塗り。その素晴らしさを見習いたいと思うとともに、自分もそのような映画を作りたいと思いました」と命名理由を明かした。そんなタイトルにちなんで「バカみたいに続けていること」をそれぞれ発表。鶴岡監督は「映画館通い」といい、かなりのアニメ好きで知られる宮田は「アニメ鑑賞」と答えて「僕にとってアニメは生活の一部。歯を磨くのと同じような感覚で観ています。ギャップありました?」とイメージ通りの返答をしていた。多趣味という坂東は「あそび」と答えながら、どんな「あそび」なのかは「内緒です」。すると小林から「まさか女遊びじゃないだろうね!?」と鋭いツッコミを受けて「違います! カメラとか絵とか…あ、言ってしまった」と頭をかいていた。一方、小林は「仕事」といい「歳を重ねるとベテランと言われることが多くなったけれど、それは本人的には面白くない。初心を忘れず、ただひたすらにひた向きにやっていきたいと思います」と初心貫徹の構え。そして堀田は「母と電話」といい「やり続けているというより、やり続けちゃっている感じ? お母さんが友達みたいな感覚でほぼ毎日電話。休みの時は3,4時間くらいテレビ電話。二人でリモートカフェをしています」と照れながら打ち明けて、「可愛い~!」との声を掛けられていた。最後に主演の堀田は「この作品は津軽塗がテーマの作品で、津軽塗の魅力が最大限に出されている作品です。撮影させていただいた弘前の四季折々の風景や青森の食、出ていただいた青森の人々の笑顔などたくさんの魅力が詰まった作品です。静かな作品ではありますが、観終わった後に心地よかったと思える映画になりました」と胸を張ってアピールしていた。(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年08月10日福士蒼汰が、7月7日(金)放送の「Google Pixel presents ANOTHER SKY」にゲスト出演する。福士さんといえば、現在「Hulu」にて配信中のドラマ「THE HEAD」Season2にメインキャストの一人として出演。作品は、Huluの海外ドラマ視聴ランキングで配信開始から1位を獲得し続けている。今回番組では、本作で海外作品デビューを果たした福士さんが、撮影地であるスペイン・マドリードとテネリフェ島を1年ぶりに再訪した。以前、「アナザースカイ」でニューヨークを訪れ、「海外作品に出たい」と語っていた福士さん。ついに「THE HEAD」への出演が決まった彼は、昨年の29歳の誕生日に日本を発ち、撮影のためスペインへ。周りにはマネージャーも日本人もいないなか、2か月間の撮影に全身全霊で挑んだ。それから1年、30代に突入し、かつて人生の大転換期を迎えたマドリード&テネリフェ島に再びやって来た福士さん。「久々に訪れて『うわっ!そうだ、ここで毎日撮影していたんだ!』という感触が蘇ってきて…!撮影時の思い出が一気にフラッシュバックしました」というドラマのクランクイン場所であるテネリフェ島、マドリードでは撮影中よく行っていたという中心広場「プエルタ・デル・ソル」やレストラン、滞在していたホテルなど、思い出の場所を再訪。また、撮影当時は行けなかったマドリードの遊園地「ワーナーパーク」や王宮なども巡る。さらに、本作でマギー役を務めたキャサリン・オドネリーと久々に再会。自らの思いをしっかりと英語で伝え、キャサリンと尽きることのない思い出話に花を咲かせる。様々な感慨深さに包まれたようで、ロケ終了後には「キャサリンと撮影後にも会えるなんて…すごく特別!世界中に友達ができたことを改めて実感し、すごくうれしかったです」と、満面の笑みを浮かべた。そして「また5年後、新たな夢をかなえて、『アナザースカイ』に出たいと思いました!とにもかくにも、今回はスペインにまた来ることができ胸が躍りました。その喜びが出ていると思うので、ぜひ観てください」と呼びかけた。ゲスト:福士蒼汰「Google Pixel presents ANOTHER SKY」は7月7日(金)23時30分~日本テレビ系にて放送。Huluオリジナル「THE HEAD」Season2はHuluにて独占配信中、毎週土曜日新エピソード追加(全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月01日歌舞伎俳優の坂東玉三郎が贈る『坂東玉三郎PRESENTSPREMIUMSHOW』。9月2日(土)~10日(日)は「口上と衣裳解説」、12日(火)~24日(日)は「スペシャルコンサート」という構成で、会場は座席数100席の円形ホール「BAROOM」だ。文字通りプレミアムな公演となるその内容を玉三郎に聞いた。「口上と衣裳解説」は、玉三郎所有の豪華な衣裳を本人がまとい、解説しながら進むステージ。きっかけは、やはりコロナ禍だったという。「舞台が出来ないときでもお客様に楽しんでいただくにはと考えて、一昨年、大阪の舞踊公演から衣裳を見ていただくことを始めました。それで今回は実際にBAROOMで着て皆さまにお見せしてみてはどうかなぁ…ということに。普段は客席から見る衣裳を近くで見ていただくのも楽しいと思いますし、パリコレのランウェイとまではいかないですが、(臨場感を)楽しんでいただければ」と微笑む玉三郎。衣裳は5点の予定だが、「その日によって変えることも」考えているとのこと。「解説も多少の即興性が出るかと思います」というから楽しみだ。また「スペシャルコンサート」では、ピアノとキーボードの生演奏と共に90分で18、9曲を歌う予定。「この空間でどんな歌をお届けできるかと選曲中です。それから今回歌うかは未定なのですが……。淡谷のり子さんが歌って、合間に杉村春子さんが淡谷さんの人生を朗読するレコード(『歌手 淡谷のり子~歌に託した半世紀~』)が本当に素晴らしくて大好きなので、そんな“歌と語り”のようなものを今後もやらせていただけたらと思っています。淡谷さんはご自身の人生を歌っていらっしゃいますが、私が歌うなら“こういう物語がありました”という語り部のようになるかと思います」と玉三郎は話す。客席数100での公演は、以前出演した舞台『ナスターシャ』(1989年、アンジェイ・ワイダ演出)の会場、ベニサン・ピット(閉館)を思い出すという。「客席と近いのは緊張もしますが、お客様と非常に密接な空間での公演だった記憶があります。近頃、そんな空間で楽しんでいただけるものを…と考えていたところでしたので、今回の公演は今まで考えていた事とのご縁を感じていますね。今後も続けていけたらいいですし、歌舞伎やそれ以外の公演でも演出をしたり、若い人に知っていることを伝えたりするのが自分のこれから生きていく道かなと。体力的に叶うところでのお仕事というのをじっくりさせていただければと思っています」取材・文:藤野さくら
2023年06月23日堀田真由と小林薫が父と娘を演じる鶴岡慧子監督作『バカ塗りの娘』より、坂東龍汰演じる主人公の兄・ユウの場面写真が解禁された。津軽塗職人を目指す娘・美也子(堀田真由)と寡黙な父・清史郎(小林薫)が、漆や家族と真摯に向き合う姿を、四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理、そこに生きる人々の魅力を織り交ぜ描く本作。坂東龍汰演じる美也子の兄ユウは「お兄ちゃんは昔から明るくて人気者で、みんなから似てない兄弟って言われてました」と劇中で美也子が語るように、内気で引っ込み思案な妹に優しく寄り添う、美也子とは正反対の性格を持つ青年。自分自身は家業を継がず家を飛び出したものの、津軽塗に心惹かれる美也子に一歩踏み込むよう勇気を与える存在だ。そんなユウは実家を出て弘前で美容師として働いており、今回解禁された場面写真からも分かるように、劇中ではメッシュの入った暗い髪色から鮮やかな金髪に変化する姿が見られる。笑顔でピアノを弾く1枚からは、その明るくおおらかな雰囲気が伝わってくる。2017年にドラマ「セトウツミ」で俳優デビューし、いまや映画やドラマに引っ張りだこの坂東さんだが、本作への出演に関して「鶴岡監督の映画がとても好きなので今回お話を頂いた時は素直にとても嬉しく楽しみでした」と語っている。自分の夢・目標と津軽塗職人を父に持つ家族の間で葛藤する姿が印象的なユウの役作りについては「実際に僕の実家もワイン農園をやっていて、僕が継ぐという話まではしませんでしたが役者の道に進むときに感じた感情などはユウにも少し生かすことが出来たかなと思います」と、自身の置かれていた環境とユウの境遇に共通点を見出したことを明かしている。また、妹への深い愛情を忘れないユウという人物を演じたことについては、「美也子との最初のシーンは妹思いなユウの人柄をうまく表現できたらと思って演じました。父親に対しては色々とぶつかる事の多いユウですが根本の人柄は明るくて優しい、という部分を繊細に見せられたらと」とコメント。堀田さんとの共演に関しては「3度目の共演ということもありとても安心してお芝居ができました。普段からほんわかした空気感の堀田さんは常に現場で美也子にしか見えなかったのでとても撮影に入りやすかったです」と撮影時をふり返る。「津軽塗りの美しい職人技、静けさの中に響く音や画面いっぱいに広がる鮮やかな色は見ていて聞いていて一瞬で引き込まれうっとりしてしまいました」と本作の魅力についても語っており、津軽塗の工程を1カット1カット丁寧に漆を塗り重ねるように撮影された本作では、色鮮やかな模様を研ぎ出すように登場人物たちの個性も光っている。この夏は瀬々敬久監督最新作『春に散る』の公開も控えている坂東さん。躍進を続ける彼の新たな魅力を本作で堪能してほしい。『バカ塗りの娘』は9月1日(金)より全国にて公開。※8月25日(金)青森県先行(シネマカフェ編集部)■関連作品:バカ塗りの娘 2023年9月1日より全国にて公開※青森県先行あり(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年06月21日