漫才コンビ、オール阪神・巨人のオール巨人が7日に自身のアメブロを更新。12月29日に老衰のため大阪市内で亡くなった「アホの坂田」の愛称で親しまれたお笑いタレントの坂田利夫さんの告別式で棺に入れたものを明かした。この日、巨人は「1月4日祇園花月が終わって坂田師匠のお通夜に」と説明し「1月5日…劇場前に告別式に行って参りました」と報告。「やっぱり寂しいです…」と坂田さんの遺影の写真とともにつづり「棺の中に師匠の好きなCDを…そっと『天国で聞いて下さい』」と入れたことを明かした。続けて「5日の夜は…劇場終了後 千里山で2024年独り初の飲み」と堪能した料理の写真を公開し「なんか一人が好きですわ」とコメント。「阪神ちゃんも2024年初居眠り」と居眠りをする相方・オール阪神の姿も公開した。この投稿に読者からは「本当に寂しくなりますね」「たくさん、笑わせていただきました」「坂田師匠の漫才TVで放送してもらえるのかな?」などのコメントが寄せられている。
2024年01月08日お笑いタレント・アントニオ小猪木が2日に自身のアメブロを更新。12月29日に老衰のため大阪市内で亡くなった「アホの坂田」の愛称で親しまれたお笑いタレントの坂田利夫さんとの思い出を回想した。この日、小猪木は「2023年12月31日のニュースで坂田利夫さんが亡くなられ」と坂田さんの訃報について言及し「ショッキングなニュース」と心境をコメント。坂田さんについて「2006年の西口プロレスZepp大阪大会のメインイベント、アントニオ小猪木対長州小力の『坂田利夫アホアホ杯争奪戦』の立会人としてゲスト登場してくれた」と明かした。続けて「西口プロレスのかっとび社長が元々、坂田利夫師匠の付き人を務めていたご縁でのゲスト登場」だったといい「これにはビッグサプライズで会場も沸いた」とコメント。「西口プロレスも箔が付いた大会となった」と大会を振り返った。最後に「笑顔の坂田利夫さんと思い出のツーショット写真」と坂田さんとの2ショットを公開し「ご冥福をお祈りします」と追悼し、ブログを締めくくった。
2024年01月04日2023年12月30日、お笑いタレントの坂田利夫さんが亡くなったことが分かりました。82歳でした。所属事務所の吉本興業株式会社によると、坂田さんは同月29日に、老衰のため逝去したとのこと。なお通夜、葬儀、告別式は、近親者のみで執り行う予定だそうです。坂田利夫さん逝去「たくさんの笑いをありがとう」坂田さんの代表的なギャグは「あ~りが~とさ~ん」や「あんたバカね、オホホ~」など。自ら『アホキャラ』を演じ、『アホの坂田』の愛称で全国のお茶の間で愛され、テレビ番組やCM、映画など多方面で活躍しました。吉本新喜劇などにも出演し、劇場でも多くの客に愛されていた、坂田さん。最期は親族と、お笑いタレントの間寛平さんらに見守られながら息を引き取ったそうです。ネットでは、坂田さんを偲ぶコメントが多数投稿されています。・たくさん笑わせていただきました。本当にありがとう!・『アホの坂田』が子供の頃から大好きでした。・『誰も傷つけない笑い』をやっている人という印象。数えきれないほど笑わせていただきました。・最期まで寛平さんが付き添っていたんだね。それならきっと、さびしくはなかったはずだ。また、坂田さんのギャグを使い「笑わせてくれて『あ~りが~とさ~ん』」と、感謝をつづる人もたくさんいたようです。坂田さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年12月31日主婦の加奈子は夫のモラハラ発言に悩み、日々の夫婦生活にストレスを抱えていました。夫との生活が苦痛だった加奈子はいつしか心の拠り所として、宝くじを買うようになります。そして、宝くじを買い続けたことで、ある日3億円に当せんすることに! すると、モラハラ夫に対する緊張の糸がその瞬間から切れてしまったのでした。加奈子は夫に離婚したいと伝えるものの夫と意見がかみ合わず、仕方なく加奈子が妥協すことに。しかしその後、夫が浮気をしているということを息子から聞かされたのです。加奈子はすぐに探偵に浮気調査を依頼。すると、すぐに浮気の証拠写真が集まったのでした。自分を裏切った夫に強い悲しみと怒りが込み上げた加奈子は、夫の会社の懇親会で浮気の写真をビンゴの景品のくじの封筒に紛れさせ、会社の人たちに夫の失態を知ってもらうことを思いつきます。そして、懇親会当日、それを実行することに。 すると、加奈子の想定通り、会場は一時騒然に!夫の信頼は地に落ちてしまったのでした。そして懇親会の一件以降、夫は家に帰ってきませんでした。しかし、1週間が経過すると、突然離婚届を持って家に帰ってきたのです。 加奈子が離婚届にサインをして渡すと、夫は「もう帰らない」と言うと、その場を去ろうとしました。夫は振り向くと同時に「あとさ」と話しかけると、加奈子に向かって「今の加奈子、俺にそっくりだよ」と言ってきて……? 「俺にそっくりだよ」夫の言葉を聞いた瞬間、妻は… 夫が扉を閉めて出て行ってしまうと、手が震えだした加奈子。 すると、頭にこれまでの出来事がよぎりました。 宝くじに当たったこと。 宝くじに当たってから、自分が変わってしまったこと。 そ自分の手で夫の社会的地位を崩壊させたたこと。 「ああああ~……………っ」 「わああああ~……!!」 すると、泣き崩れてしまったのでした。 ◇◇◇ 夫に「俺にそっくりだよ」という言葉を言われ、自分のこれまでしてきたことを振り返ると、泣き崩れてしまった加奈子。泣き崩れた理由はさまざまあると思うのですが、恐らくその1つに自責の念にかられてしまったことが挙げられるような気がしました。夫と離婚できることを目標に頑張ってきたわけですが、まさかこのような絶望感に打ちひしがれる日が来るなんて、加奈子自身も想像していなかったのではないでしょうか。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2023年10月05日主婦の加奈子は夫のモラハラ発言に悩み、日々の夫婦生活にストレスを抱えていました。夫との生活が苦痛だった加奈子はいつしか心の拠り所として、宝くじを買うようになります。そして、宝くじを買い続けたことで、ある日3億円に当せんすることに! すると、モラハラ夫に対する緊張の糸がその瞬間から切れてしまったのでした。加奈子は夫に離婚したいと伝えると、「離婚は嫌だ」と主張。その後、離婚のことで言い合っていた2人でしたが、離婚への意見はかみ合わず……。その後、何度も言い合いになっていたわけですが、ある日、とうとう息子もその渦に巻き込まれてしまったのでした。加奈子は部屋に閉じこもった息子をフォローするため、部屋の前で息子に話しかけていると、突然割り込んできた夫。 夫は自分の支持率を上げるため、加奈子の印象を下げるようなねつ造を息子に話しかけるのですが、すかさず加奈子は全力で否定。しかし、息子からは「お父さんもお母さんも嫌いだ」と言われてしまったのでした。 ショックを受ける加奈子対し、夫は「これで諦めはついたか?」と言ってきて……? 「諦めはついたか?」夫の言葉に妻は……? 「加奈子は嘘だと言っていたけど、多分想太は信じてたよ」 「俺は加奈子への愛を見せたし、それに対して加奈子は明らかに拒絶していた」 「俺も想太も加奈子に男がいることに確信を持てたね」 さらに夫は、「そんな状態で離婚して、想太はついていくのかな?」と、とどめのひと言を加奈子に言い放ったのでした。 ◇◇◇ 加奈子にとって息子がすべてというのを分かっていた夫は、このように追い込むことで、加奈子の思考を変えさせて離婚を回避しようとしていたのかもしれません。なんだかやり方が姑息な気がしてしまいましたが、加奈子はどうするのでしょうか。しかし、このようなやり方でしか加奈子を引き留められないのだとを考えると、なんだか虚しく思ってしまいますね。著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
2023年08月26日直木賞作家西加奈子×監督ふくだももこ×うらじぬの×ファーストサマーウイカ、この4人の個性が掛け合わさって、すごい映画ができた。タイトルは原作と同じ『炎上する君』。8月4日(金) から、渋谷シネクイント他でロードショーされる。脇を固める役者も、あれ?この人は……と、ドラマ・演劇ツウなら活躍を知る俳優たちばかり。ちなみに、ファーストサマーウイカは来年のNHK大河ドラマ『光る君へ』でなんと清少納言役を演じるそうだ。上映時間は42分。そのわりに濃厚な作品。びんびん圧倒されます。『炎上する君』いきなり、ちょっと目のやりばのないシーンから始まる。場所は高円寺。昼間、高架下の一角で、なぞめいた覆面マスクの女性ふたりが、ぼうぼうの脇毛をみせびらかすように踊り狂う。それにファンとおぼしき若者たちが熱狂している──。なんじゃ、こ、これは。踊っているのは梨田(うらじぬの)と浜中(ファーストサマーウイカ)。唯一無二の親友だ。映画はふたりが、なぜ、こういうことになっちゃったのか、を描いていく。場面は高円寺の銭湯「なみのゆ」に転じる。一番風呂の湯船につかったふたり。彼らの至福の時間だ。おかっぱ頭の梨田、湯の中ですらメガネを外さないおさげ頭の浜中、ふたりは、たんたんと会話をしている。「梨田よ、昨夜の炎上をみたか」。「50代の男性と14歳の少女の真剣な恋愛は本当か、というあれか。笑止! だが、浜中よ……」。女性蔑視やLGBTQに対する偏見の現実を語る。特に外見至上主義、ルッキズムに対しては心を痛めている様子だ。会話は、昔風のいい方をすれば「バンカラ」を気取っている、硬派な大昔の学生風。大まじめにやられるとこれはギャグ。小劇場のお笑いコントをみてるようで、かなりおかしい。ふたりの最近の関心事は、高円寺のあちこちに出没する、足がぼうぼう燃えている男のことである。「足が炎上している男とは、どういうことなのだ。比喩か?」「神か?」「私たちと同様に傷つき、怒っているのか?」「これは、何としても会わなければ」。ふたりは、高円寺中を、探し回ることになる……。監督・脚本はふくだももこ。父親が突然女装し母親になる『おいしい家族』(2019)、30代女性の結婚を描く『ずっと独⾝でいるつもり?』(2021) とコンスタントに作品を発表する監督であり、2016年には小説 『えん』で第40回すばる文学賞を受賞した小説家でもある。ふくだ監督は、「世界中でわたしが一番撮りたいと思っている“うらじぬの”が最も魅力的に映る物語として、敬愛してやまない作家・⻄加奈子のこの作品を選んだ」という。ルッキズムに傷つく親友同士が、 ⾜が燃えている男の噂を聞きつけ探し始める、という⾻格はそのままに、キャラクターの背景やストーリーを大胆に改変している。ふたりのバンカラ言葉は原作と同じだ。梨田は人の機微に敏感だ。容姿をイジられているお笑い芸人、同性が好きなことをただの勘違いだと決めつけられているインディーズバンドの女性ボーカル、そして、炎上する君……、そんな抑圧を受ける人の気持ちを察し、「君たちは全然悪くない!」とエールを送り続けるのが、うらじぬの 演じる梨田だ。その梨田の一途な姿に共感して、君は真の友だ、と行動を共にする浜中。ふたりの、熱血友情シスターフッドムービー。いいねえ。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)LesPros entertainment
2023年07月24日革靴メーカーのマドラス株式会社(愛知県名古屋市、代表取締役社長:岩田達七、以下 マドラス)は、中京大学 坂田隆文ゼミの学生のアイデアにより製品化した革小物3種類を7月1日(土)よりクラウドファンディングサイトのMakuakeにて販売を開始いたします。このプロジェクトは、「靴を製造する際に余った革をどのように再利用するか」をテーマに、2022年9月から始動しました。マドラス社と中京大学坂田隆文ゼミの学生たちで何度も打ち合わせを重ね、1000以上のアイデアや提案の中から、環境にも配慮された革小物の製品化に絞り込まれました。靴の残革を再利用することで、新たな価値観でのモノ作りを具現化いたしました。自分用やギフトにはもちろん、一部アイテムはオプション(要追加料金)を注文するとレーザー加工で文字や企業ロゴを追加することができるので、受付カウンター等に置いてさりげなくお店や事務所などをリッチな雰囲気にすることも出来ます。【Calenther(カレンザー)】《 学生からの提案 》Calendar(カレンダー) + Leather(レザー)= Calenther「お店の雰囲気をいつもよりリッチに出来る、革製の卓上カレンダーです。たくさんの人が出入りするお店に置いてもらえたらマドラスの革製品をより多くの人に見てもらえるのではないか、というアイデアから提案しました。」《 商品情報 》販売価格:¥10,000文字入れオプション付き:¥13,000・本体サイズ:幅 20.5cm 高さ 8cm 奥行 4cm・重さ:70g・カラー:ブラック、ブラウン、ホワイト・材質:牛革・月、日付、曜日パーツを土台の穴にセットし、毎日パーツを入れ替えて使用します。・応援購入後は専用のボックスにキットが入った状態で購入者のもとへ送られるので、ご自宅用やオフィス用だけでなく、そのままギフトとしてプレゼントすることも出来ます。・オプション(要追加料金)付で注文すると写真の赤枠内にレーザーで文字を印字できます。(20文字以内 / 裏側には「madras」ロゴが印字されます)【Cocolot(ココロット)~幸運を呼ぶ家の守り神~】《 学生からの提案 》「『人生の大きな節目を迎えるタイミングで両親や大切な人からもらったら嬉しい物』を大学生目線で考案したのがこのCocolot。インテリアとして置ける革製の立体パズルは幸運のシンボルをモチーフにしているので、経年変化を楽しむうちに愛着もわいてくるギフトアイテムです。」《 商品情報 》販売価格:¥6,000革製台座、文字入れオプション付き:¥8,000・本体サイズ:幅 10cm 高さ 7cm 奥行 7cm・重さ:52g・カラー:ハリネズミ … ブラック/ブラウン コンビカラー、ネイビー/ブラウン コンビカラーヒツジ … ブラック/ホワイト コンビカラー・材質:牛革オプション台座・カラー:ホワイト、ブラック、ブルー・サイズ:幅 12cm奥行 10cm厚さ 3mm・付属の説明書を見ながら組み立てれば約10分程で完成。(所要時間には個人差があります)・オプションの台座にはレーザー加工でお名前やお祝いメッセージなどを入れることも出来ます。(要追加料金、20文字以内)・応援購入後は専用のボックスにキットが入った状態で購入者のもとへ送られるので、そのままプレゼントすることが出来ます。・ハリネズミはヨーロッパ地方では家の庭や公園で見かけると幸運に恵まれると言い伝えられ、日本でいうところの白蛇やてんとう虫のような存在として親しまれています。・ヒツジは群れを成して行動することから家族安泰を表すほか、「未年」と書くのに使われる「未」には「これから」や「未来」という意味が含まれているので、ヒツジのモチーフにはしばしば「将来運気が上がるように」という意味も込められます。【Tetote(テトテ)】《 学生からの提案 》「一番印象に残る嬉しいプレゼントはやっぱり思いがこもった手作りのプレゼント。そこで私たちが考えた商品は似顔絵レザークラフトキットです。プレゼントを贈りたい人の似顔絵を描いてデータを送り、後日似顔絵がプリントされた革でキーホルダーを作成したらプレゼント。革製なら経年変化を楽しみながら長く使い続けることができ、また似顔絵もレーザー加工なので消える心配はありません。お子様からのプレゼントに特におすすめのギフトアイテムです。」《 商品情報 》販売価格(レーザー加工、キーホルダー用キット込み):¥4,000・本体サイズ:幅 4.5cm 長さ 8cm 厚さ 4mm・重さ:8g・カラー:レッド、ブルー、ブラウン、オレンジ、ブラック・材質:牛革《 作り方 》【STEP 0】紙に似顔絵を描く*白い画用紙に描き、黒の太い油性ペンで濃くはっきり描くときれいなデータを作成できます【STEP 1】スキャンした似顔絵のPDFデータをMakuake実行者へ送付*似顔絵のPDF化の詳しい方法はMakuakeページからご確認ください【STEP 2】キットに沿ってキーホルダーを作成データを送付後、後日似顔絵が刻印された状態でキット一式が届きます。同封の手順書に沿って作成したら世界に一つだけのキーホルダーが完成!*針を使用しますので、お子様が作成される場合は保護者の方と一緒に作成してください・応援購入後は専用のギフトボックスにキット一式が入った状態で購入者のもとへ送られるので、ボックスはキーホルダーを作成した後にキーホルダーと一緒にプレゼントすることが出来ます。(写真右)【クラウドファンディングプロジェクト概要 】『【産学連携】マドラス×中京大学 坂田隆文ゼミ革製品のギフトアイテム』募集期間:2023年7月1日 (土) 17:00 ~ 7月30日 (日) 18:00目標金額:100,000円クラウドファンディングサイトURL: *クラウドファンディング期間中はサンプル商品を以下の店舗にて展示いたします。・マドラス ヤエチカ店・マドラス 栄地下店(一部サンプルのカラーは現物の代わりにスワッチを展示いたします)【大学・企業情報 】中京大学総合政策学部 坂田隆文ゼミ 中京大学 坂田隆文ゼミは、マーケティングの知識と理論をベースに、産学連携による商品企画提案を行っています。そこでは学生ならではの努力が徹底的に求められ、一つのテーマに対して合計何百、何千という案を出し、4桁を超える市場調査やアンケートを行うこともあります。「学生の枠に囚われられない」レベルでの活動を目指してきたことにより、過去には様々な企業・団体で商品化やキャンペーンを実現してきました。マドラス株式会社 イタリアの靴づくりの伝統を踏襲しながらも、日本人の求める快適な履き心地と機能性、そして美しいデザインを追求し続けてきました。100年以上続く靴づくりのノウハウは、今もなお受け継がれ、進化し続けています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月29日舞台を中心に活躍しながらドラマ「あのときキスしておけば」や映画『Red』などに出演するうらじぬのが主演、ふくだももこ脚本・監督のもと西加奈子の傑作短編小説を映画化する『炎上する君』。この度、キャスト情報と劇中歌・エンディング曲が発表された。本作は、株式会社レプロエンタテインメントが主催する映画製作プロジェクト「感動シネマアワード」でグランプリに輝いた企画として制作された作品。「『うらじぬのを撮りたい!』きっと世界中で、私が一番うらじさんを撮りたい映画監督だ。そして、うらじさんがもっとも魅力的に映る物語は、西加奈子さん原作の『炎上する君』しかないと思った」と語るのは、小説、演劇、ドラマと幅広く才能を発揮するふくだももこ監督。ふくだももこ監督2010年に上梓された原作では、唯一無二の親友である梨田と浜中が、女を外見で判断する男を敵視し、知性によって安定した生活とキャリアを生きるところから始まり、2人は徐々に冒険と解放を求めるように。そんな折に足元が燃えている「炎上する男」という不思議な存在のうわさを聞きつけて…という内容を、ふくだ監督が大胆に脚色。2022年現在にも通じる原作小説の先進性と普遍性を炙り出すシスターフッドムービーが完成した。うらじぬのうらじさんが演じるのはおかっぱ頭で、日々生えてくる脇毛に憤る梨田。梨田の唯一無二の親友・浜中には、ドラマ「ファーストペンギン!」など俳優としてもめざましい活躍を見せるファーストサマーウイカ。パブリックイメージとは異なる、銭湯に入る時もメガネを外さない、おさげの浜中を演じている。ファーストサマーウイカ物語のキーパーソンとなる「炎上する男」はオーディションで選ばれた齊藤広大。梨田と浜中の行きつけの銭湯で働く少女・トモにはミスiD 2019グランプリの中井友望、その銭湯の常連客には南久松真奈、トモのバンドメンバーには大下ヒロト、中山求一郎、當山美智子、梨田と浜中がある行動をするきっかけとなる芸人に影山徹など、映画、演劇、ドラマで活躍する演技巧者が集まっている。梨田と浜中が脇毛を見せながら踊り狂う劇中歌にはゆっきゅんの「DIVA ME」。さらに、物語の余韻に寄り沿うエンディングテーマには、同じくゆっきゅんの「NG」が起用された。ゆっきゅん政治家の女性蔑視発言のような明確な抑圧だけでなく、居酒屋での会話、お笑い芸人のネタ、ポケットティッシュに印字された広告など、見て見ぬ振りをしながらやり過ごしてきた、しかし確実に誰かの心を抉る日々の現実。傷つき、憤り、絶望する梨田と浜中が、世にも奇っ怪な「炎上する男」を探す。キャスト&監督らのコメント到着うらじぬの/梨田 役西加奈子さんとふくだももこ監督のほとばしるエネルギーを一身に受けて作品に臨んだ今春は、いつにも増して灼熱でした。とっても良い汗をかきました。いつも隣にいてくれたファーストサマーウイカさんも、かっこいい汗をかかれていました。この企画が立ち上がってから本当にたくさんの方々の支えがあって、生き生きと燃え盛る躍動の物語が出来たと思います。ありがとうございます、と、皆様どうぞよろしくお願い致します!ファーストサマーウイカ/浜中 役他人と違っていたいのに、他人と違うのが怖い。自分のNOは誰かにはYESで、唯一無二でいたいのに、無意識に共感のいいねを求めている。自己評価と世間体のはざまで炎のようにゆらぎゆらめく若者の心と身体。原作とは違った時代と世界線で描かれる梨田と浜中の葛藤が、誰かの光になりますように。ゆっきゅん/劇中歌・エンディング曲私の楽曲が初めて映画の中で流れるのが『炎上する君』であることを光栄に思います!「DIVA ME」の使い方がDIVAすぎて痺れました。ふくだももこ監督、うらじぬの様、ファーストサマーウイカ様、みんなまとめてあんたがDIVA。「NG」も新しい聴こえ方がして、物語の中で音楽が使われるってこういうことなんだ!と新鮮でした。ぜひ多くの方に観ていただけますように!ふくだももこ/監督・脚本西加奈子さんの小説「炎上する君」を初めて読んでから、10年が経った。あの頃、まさか自分が西加奈子原作の映画を撮れるなんて、夢にも思っていなかった。そして「今だ!」と背中を押してくれたのは、主演の“うらじぬの”さんの存在だ。うらじさんの演じる梨田を一番近くで見たい!という欲望が私を突き動かした。だけど3年前に企画がはじまってから、一度目はコロナで、二度目は私の産後うつで、映画が止まってしまった。それでも、うらじさんは信じてくれていた。そして、最高の相棒“ファーストサマーウイカ”さんが現れた。ふたりの演じる梨田と浜中が、何度も何度も私を救ってくれた。今、心から『炎上する君』を撮れたことが本当にうれしい。この映画に関わってくれた人たちみんなを抱きしめたい。私は私のために、この映画をつくりました。みなさんの心には、どんなふうに映るでしょうか。『炎上する君』は2023年、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:炎上する君 2023年公開予定©LesPros entertainment
2022年10月25日アイドルグループ・NMB48の佐月愛果、坂田心咲が27日、ライブ配信アプリ「17LIVE」の企画 「NMB48の2Sトーク 〜一緒におしゃべりしよ〜」に出演。オーディションを受けて“この子絶対合格するな”と思った同期メンバーを明かした。同企画のコンセプトは「2S(ツーショット)でおしゃべり」。チームや年齢の垣根を越え、普段あまり見ることのない組み合わせの2人が、リスナーからの質問に答えながら“2人だけの”トークを繰り広げる。27日の配信には、佐月愛果、坂田心咲が登場した。“普段あまり見ることのない組み合わせ”というコンセプトに対し、佐月が「あまり見ることないかな?」と問いかけ。坂田は「隣で歌ってますもんね」とうなずきながら、「でも、出かけたりとかはないですもんね」と補足した。そして、ツイッターで事前にリスナーから募集した質問に答えるコーナー「#NMB48とおしゃべり」では、「オーディションを受けて“この子絶対合格するな”と思った同期メンバーは?」というコメントをピックアップ。8期生の坂田は「やっぱり田中雪乃ですね」と即答し、「セレクション期間中から、ダンスももちろん上手い」「愛嬌があるし、私が審査員やったら一番印象に残るなと思うんですよ」と説明した。7期生の佐月は「私は、眞鍋杏樹ちゃん」「同じ高校に通ってたんですけど、その頃からスペックが高かった」「ダンスも上手いし、身体能力も高いし、杏樹が(オーディションを)受けてるって知った時は“この子は受かるやろな”という確信が自分のなかでありました」と明かした。今回の配信について、佐月は「1時間の仕切りに不安はありましたが、たくさんコメントをもらえて、さかたんと楽しく配信ができました!」と回顧。坂田も「緊張しましたが、あいぴさんがサポートしてくださって、視聴者の皆さんからもコメントをたくさんもらえたので、あっという間に1時間が過ぎました!」とコメントを寄せている。
2022年05月31日2021年に発足したプロジェクト“TOHOシネマズ ピックアップ・シネマ”第3弾の上映会が3月10日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、坂田敦哉監督作品『宮田バスターズ(株)-大長編-』の舞台挨拶が行われた。“TOHOシネマズ ピックアップ・シネマ”は、「いま、気になる映画人や映画、もっと注目されるべき作品を邦画・洋画問わずピックアップする」というTOHOシネマズによるオリジナル企画。第3弾として上映されたのは、これまでもさまざまな自主映画を手掛け、監督・脚本から特殊造形まで、ほぼすべてを自身で行うという坂田監督が制作したSFモンスターパニック映画『宮田バスターズ(株)-大長編-』。この日は、坂田監督をはじめ、主演の渡辺直也、特別出演の宮崎美子、劇中で大活躍するタンクくんが登壇。坂田監督は、客席を見渡すと「僕は子供のころ『ドラえもん』のなかの映画を作る話を観て、映画を撮り始めたんです。それがいま隣のスクリーンで『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』が上映されているTOHOシネマズで、僕の映画を上映していただけるなんて」と感無量な表情を浮かべる。本作で主演を務める渡辺との出会いは、坂田監督が18歳のときに身内で作った映画を福岡で開催されている映画祭に出品したときだという。坂田監督は「そこで初めて出会った俳優さんが渡辺さんなんです。渡辺さんが中小企業の社長っぽい感じがしたので、そこから発想を広げていってできた映画なんです」とアイデアを説明する。さらに坂田監督は「僕は脚本から映画を作っていくのではなく、一枚絵から想像を広げていく感じなんです」と語ると「中小企業の社長の物語に、SFを混ぜると面白いのかなと思ったので、宇宙生物を駆除する会社にして話を広げていきました」とストーリーラインを述べていた。そんな奇想天外な作品に旅館の女将として出演しいている宮崎。出演の経緯を聞かれると「別の映画で渡辺さんとご一緒していたのですが、その縁でお声がけいただいたんです」と回答。続けて宮崎は「宇宙生物とか中小企業とかSFとか……そのなかで私に何ができるのだろうと思った」とぶっちゃけつつも「私は宇宙生物がどんなものか見たくて現場に行ったんです」とオファーを快諾した理由を話した。実際の現場での坂田監督について、宮崎は「坂田さんは、お芝居を細かく演出するというよりは、映画作りのお仲間のリーダーという感じでした」と感想を述べると「私が『こうしたらどうですかね』というアイデアを出すと、しっかりと汲んでくださる方だったので、モノづくりの現場としてはとても楽しかった。仲間に入れてもらった気分です」と感謝。出来上がった作品いついては「ちょっと荒っぽいところもあるんですけれど、そんなことが気にならないぐらいの熱意が詰まっています」と評価していた。坂田監督は「この作品はDIY映画と言われていて、自主映画としては珍しく、ホームセンターにある材料を使って巨大セットを作ったりしています」と作品をアピールすると「1日限りですが、『ドラえもん』と一緒に上映されて感慨深いです」と改めて“偉業”に感激していた。取材・文・写真=磯部正和■TOHOシネマズ ピックアップ・シネマVol.3『宮田バスターズ(株)-大長編-』(C)映像製作団体友
2022年03月10日「TOHOシネマズピックアップ・シネマ」プロジェクトの第3弾として、坂田敦哉監督の作品の特別上映が決定した。本プロジェクトは、TOHOシネマズが、いま、気になる映画人や映画、もっと注目されるべき作品を邦画、洋画問わずピックアップしてTOHOシネマズ 日比谷の大スクリーンで特別上映を行う企画。昨年12月に行われた第1回は、阪元裕吾監督の作品を上映。本年2月実施の第2回では いしづかあつこ監督の作品を上映し、どちらも好評を博した。今回上映される作品は坂田敦哉監督のSFモンスターパニック『宮田バスターズ(株) 大長編』。坂田監督はこれまで様々な自主映画を手掛けたが、この作品は監督・脚本から特殊造形など、ほぼ全てを一人で担って制作した。当日は監督が登壇しての舞台挨拶とともに、TOHOシネマズ 日比谷で特別上映される。「ぴあ」アプリは、同プロジェクトに「オフィシャル・メディアパートナー」として参加。「ぴあ」のアプリおよびWebサイトにて特集企画を展開し、坂田敦哉監督と上映作品をフィーチャーした特集を展開するとともに、チケットぴあにて先行チケットが独占販売される。なお、第1弾、第2弾の模様は、アプリ「ぴあ」にて、阪元裕吾監督、いしづかあつこ監督のインタビューなどが公開されている。■TOHOシネマズ ピックアップ・シネマVol.3『宮田バスターズ(株)大長編』(C)映像製作団体友ゲスト:坂田 敦哉監督※予定上映日時: 3月10日(木)19:00~(上映前舞台挨拶)上映劇場: TOHOシネマズ日比谷料金:TOHO シネマズインターネットチケット販売;1,000円ぴあ販売:1,200円※ぴあ販売は各種手数料が発生します。販売日時:プレリザーブ:2月26日(土)11:00~3月1日(火)23:59URL: (販売開始時間よりアクセスいただけます)TOHOシネマズインターネットチケット販売:3月8日(火)0:00~※シネマイレージ会員:3月7日(月)21:00~■新型コロナウイルス感染予防措置についてTOHOシネマズでは営業に際し、お客様と従業員の安全を確保するため、感染予防に向けた取り組みを徹底し、安心して映画をお楽しみいただける環境づくりに努めてまいります。
2022年02月25日浦島坂田船が、7月より全国11カ所のアリーナ・ホールをまわる全17公演のライブツアーを開催することが決定した。本日4月26日21時より放送された自身の生配信番組『浦島坂田船のげつようび。』にて詳細が発表された今回のツアー。タイトルは『浦島坂田船 SUMMER TOUR 2021 ~甘い∞密のような♡をしない?キミの放課後はボクのモノ♡無限大の♡STARTぉ☆~』で、「学校」がコンセプトとなっている。チケットは4月27日18時よりイープラスにて先行抽選受付が開始される。<浦島坂田船メンバーよりコメント>■うらたぬきいつも応援してくれている皆さんありがとうございます!うらたぬきです。浦島坂田船初のアリーナツアーを開催できることをとても嬉しく思います。これもたくさんのcrewからの応援、支えてくれるスタッフさんのおかげです。ルールをしっかり守った上でこのご時世だからこそできる楽しい最高の公演を作っていくので、楽しみにしててください!■志麻志麻です。まず、いつも支えてくれてありがとうございます!昨日大団円で閉幕した「花」が楽しくて、もっと沢山のcrewに会いたくてツアーを計画しちゃいました。ライブできることが当たり前じゃないんだと気づいた昨年の夏、置いてきた忘れ物を取りに行きたいと思います。■となりの坂田。坂田です。去年の夏は一瞬で過ぎて「何も無かった」ってバーソロミューくまにやられたゾロみたいになりました。でもみんなの支えでなんとか耐えてこうやって新たなチャンスが再び巡って来た事に感謝です。このチャンス、必ずものにしてみんなと素敵な思い出にしたいです。■センラセンラですー。日々エンジョイしてますか?この度皆さんのおかげで夏ツアーを開催することが決定しました。もっともっと沢山のcrewを幸せにしたいし、勿論僕も楽しみたい!!ので、全力でルールを守って全力で楽しませるつもりなので覚悟していてください!!いつもありがとうね!!<ライブ情報>『浦島坂田船 SUMMER TOUR 2021 ~甘い∞密のような♡をしない?キミの放課後はボクのモノ♡無限大の♡STARTぉ☆~』【ツアースケジュール】7月24日(土) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru[問]WESS:011-614-9999(平日 11:00~15:00)7月28日(水) 東京・東京ガーデンシアター7月29日(木) 東京・東京ガーデンシアター[問]DISK GARAGE:050-5533-0888(11:00~16:00 ※日・祝休み)8月7日(土) 愛知・日本ガイシホール8月8日(日) 愛知・日本ガイシホール[問]サンデーフォークプロモーション:052-320-9100(12:00~16:00)8月14日(土) 福岡・マリンメッセ福岡[問]キョードー西日本:0570-09-2424(11:00~17:00 ※日・祝 休み)8月20日(金) 宮城・ゼビオアリーナ仙台8月21日(土) 宮城・ゼビオアリーナ仙台[問]キョードー東北:022-217-7788(水・木・金13:00~16:00 / 土11:00~12:00 ※月・火・日・祝休み)8月24日(火) 大阪・大阪城ホール8月25日(水) 大阪・大阪城ホール[問]キョードーインフォメーション:0570-200-888(11:00~16:00 ※日・祝休み)8月28日(土) 広島・広島サンプラザホール8月29日(日) 広島・広島サンプラザホール[問]YUMEBANCHI(広島):082-249-3571(平日12:00~18:00※土日祝休み)9月4日(土) 高知・高知県立県民体育館9月5日(日) 高知・高知県立県民体育館[問]デューク高知:088-822-4488(11:00~17:00)9月11日(土) 島根・島根県民会館 大ホール[問]YUMEBANCHI(岡山):086-231-3531(平日12:00~18:00※土日祝休み)9月12日(日) 鳥取・とりぎん文化会館 梨花ホール[問]YUMEBANCHI(岡山):086-231-3531(平日12:00~18:00※土日祝休み)9月20日(月・祝) 千葉・幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール[問]DISK GARAGE:050-5533-0888(11:00~16:00 ※日・祝休み)【チケット料金】指定席 6,000円(税込)※3歳以上有料(北海道公演のみ)着席指定席 6,000円(税込)※着席指定席は、必ずお座りになってご鑑賞頂くお席です※3歳以上有料【チケット最速先行】受付期間:4月27日(火) 18:00~5月9日(日) 23:59受付枚数:1公演につき、お一人様2枚まで(申込時、同行者情報入力必須)受付方法:抽選受付URL:関連リンク浦島坂田船 オフィシャルHP浦島坂田船 LIVE&GOODS公式HP浦島坂田船 OfficialTwitterうらたぬき Offiial Twitter志麻 Official Twitterとなりの坂田。Official Twitterセンラ Official Twitter
2021年04月26日そらる、まふまふ、うらたぬき(浦島坂田船)、となりの坂田。(浦島坂田船)によるユニット“そらまふうらさか”のコラボ楽曲の全世界向けサブスク配信が4月7日0時よりスタートした。今回配信されたのは、これまでに投稿された楽曲の中からYouTubeでの再生回数が3,700万再生を超える「ロールプレイングゲーム」をはじめ、「エフピーエス」「必殺のコマンド」「ぼうけんのしょがきえました!」といった人気楽曲のほか、2020年大晦日に投稿された最新曲「能力引継ぎで乙女ゲーの世界に転生した件についてwww」、さらにうらたぬきとまふまふコラボの「リフジンセイロンパ」、となりの坂田。とまふまふによる「夜桜」を加えた、YouTubeでの合計再生数が8,400万を超える全7曲をラインアップ。なお、このうち「ぼうけんのしょがきえました!」の配信ジャケットはイラストレーターの“△○□×”によって今回のサブスク解禁のために描き下ろされたものとなっている。「能力引継ぎで乙女ゲーの世界に転生した件についてwww」ジャケット■そらまふうらさか配信サイト一覧:■うらたぬき×まふまふ配信サイト一覧:■となりの坂田。×まふまふ配信サイト一覧:■公式Twitterそらる (@soraruru) :まふまふ (@uni_mafumafu) :うらたぬき (@uratasama) :となりの坂田。 (@sakatandao):■公式YouTubeそらる:まふまふ:うらたぬき:となりの坂田。:
2021年04月07日浦島坂田船が4月25日(日)、無観客配信ライブ「浦島坂田船 Spring Tour 2021 花(HANA)~桜花再凛~ ONLINE LIVE」を開催することが決定した。3月30日(火)31日(水)の武道館公演2DAYS含む、3月公演が全てソールドアウトしている浦島坂田船の春ツアー「浦島坂田船 Spring Tour 2021 花(HANA)~桜花再凛~」。今回コロナ禍でのツアー開催にあたり、入場者数の制限などでチケット入手が困難だったファンもたくさんいる中、時世を踏まえやむを得ず開催中止となった徳島・愛媛公演、2月13日に発生した福島県沖地震の影響により中止となった福島公演だけでなく、さまざまな理由で会場に来ることが出来なかったファンたちと一緒にツアーファイナルを迎えるため、今回のオンラインライブの開催が決定した。福島公演を予定していた4月25日に行われる本公演は、公演タイトルと“花魁”のテーマはそのままに、配信ライブのためにさらに趣向を凝らした内容となる予定だ。ライブの最新情報は、LIVE&GOODS特設サイトにて随時発表されるのでチェックしてほしい。【公演概要】「浦島坂田船 Spring Tour 2021 花(HANA)~桜花再凛~ ONLINE LIVE」配信日時:4月25日(日) 開場18:00 / 開演19:00(日本時間)※4月26日(月)19:00までアーカイブ視聴可能出演アーティスト:浦島坂田船(うらたぬき・志麻・となりの坂田。・センラ)<視聴チケット情報>料金:3,300円(税込)※視聴チケット料金のほかに別途手数料がかかります。購入枚数制限:お一人さま1枚まで●国内向け(イープラス Streaming+)購入URL: ・コンビニ / ペイジー / ネットバンキング決済販売期間:3月22日(月)~4月22日(木)23:59まで・クレジットカード決済販売期間:3月22日(月)~4月26日(月)15:59まで※お支払方法によって販売期間が異なりますので、ご注意ください。●海外向け(ZAIKO)購入URL: クレジットカード(海外発行含む) / Paypal / WeChat / Alipay決済販売期間:3月22日(月)~4月26日(月)15:59までLIVE&GOODS特設サイト: >
2021年03月22日西加奈子の小説「漁港の肉子ちゃん」が、明石家さんま企画・プロデュースによりアニメ化、2021年初夏に公開されることが決定。ビジュアルと超特報映像が到着した。本作は、第152回直木賞を受賞した西さんの累計発行部数35万部超えベストセラー小説「漁港の肉子ちゃん」が原作。『海獣の子供』の渡辺歩が監督を務め、『かぐや姫の物語』『海獣の子供』で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を、「凪のお暇」の大島里美が脚本を担当。なお、アニメーション制作は、圧倒的クオリティと世界観で世界中に多くのファンを持つ、『海獣の子供』『映画 えんとつ町のプペル』の「STUDIO4°C」が手掛ける。そして、この小説に惚れ込んだ明石家さんが、劇場公開アニメ映画を初プロデュース。「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で、ドラマの企画・プロデュースを務めているが、アニメ映画をプロデュースするのは今回が初めてだ。本作は、漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長が描かれる。公開決定と同時に到着したビジュアルには、洗濯物が掛かる船の上にいるお団子をもった笑顔の母・肉子ちゃんと、読書中の娘・キクコの姿が描かれている。そして超特報では、全てを包み込んでくれそうな優しくて大らかな肉子ちゃんの姿が確認できる絵コンテが登場。キャラクターたちがどう動き出すのか、期待の膨らむ映像だ。コメント明石家さんま西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに「サラバ!」が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、「かわいいね」「儲かりまっか」「明石家さんま」という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは"明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて。(笑)その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで「漁港の肉子ちゃん」に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。「漁港の肉子ちゃん」はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。西加奈子Q:さんまさんプロデュースでアニメ映画化のお話を最初に聞かれた際についてA:さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした。Q:さんまさんとはじめてお会いになった際のさんまさんの印象についてA:直木賞をいただいた後に、「さんまのまんま」という番組に出演させていただきました。初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で「めちゃくちゃ大きな祭」を見ているような気持ちになりました。Q:小説「漁港の肉子ちゃん」をどのような思いで書かれましたか。A:私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした。渡辺歩さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に「気付き」を下さいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなる様な映画を目指したいです。『漁港の肉子ちゃん』は2021年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年01月01日明石家さんまが、惚れ込んだ小説を基に劇場公開アニメ映画を初プロデュースすることが分かった。原作は、第152回直木賞を受賞した西加奈子の累計発行部数35万部を超えるベストセラー小説『漁港の肉子ちゃん』。この度、本作のビジュアルと“超特報”映像が公開された。明石家さんまは、2018年に世界配信されたNetflixドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』で、ドラマの企画・プロデュースを務めているが、劇場公開されるアニメ映画をプロデュースするのは今回が初めてとなる。アニメーション制作を手がけるのは、『鉄コン筋クリート』、『海獣の子供』、『映画 えんとつ町のプペル』のSTUDIO4℃。監督は、『ドラえもんのび太の恐竜 2006』、『海獣の子供』で監督を務めた渡辺歩が担当。脚本を『凪のお暇』などの大島里美、『かぐや姫の物語』、『海獣の子供』で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を務める。漁港の船に住むふたりきりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描いた本作。公開されたビジュアルには、洗濯物が掛かる船の上にいるお団子をもった笑顔の母・肉子ちゃんと、読書に集中する娘・キクコが描かれている。超特報では、「おおきくて、まんまるで底抜けに明るい肉子ちゃんがみんなに幸せを運んでくれる」というナレーションがはいり、数枚の絵コンテからも、すべてを包み込んでくれそうな優しくて大らかな肉子ちゃんの姿が確認できる。アニメーションとなることで、“肉子ちゃん”が、よりいっそうパワフルでハートフルなキャラクターとして描かれる期待膨らむ仕上がりとなっている。明石家さんま、西加奈子、渡辺歩監督のコメントは以下の通り。■企画・プロデュース:明石家さんまコメント「西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに『サラバ!』が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、“かわいいね”、“儲かりまっか”、“明石家さんま”という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは"明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて(笑)。その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで『漁港の肉子ちゃん』に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。『漁港の肉子ちゃん』はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください」■原作:西加奈子コメント(明石家さんまプロデュースでアニメ映画化のお話を最初に聞かれた際について)「さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした」(初めて会った明石家さんまの印象について)「直木賞をいただいた後に、『さんまのまんま』という番組に出演させていただきました。 初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で“めちゃくちゃ大きな祭”を見ているような気持ちになりました」(小説『漁港の肉子ちゃん』をどのような思いで書いたか)「私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした」■監督:渡辺 歩コメント「さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に“気付き”をくださいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなるような映画を目指したいです」『漁港の肉子ちゃん』2021年初夏公開
2021年01月01日さりげなく見えて味わい深いメニューの数々に、虜になる人が続出の『洋食 KUCHIBUE』。店主は、笑顔がトレードマークの坂田阿希子さん。オープン間もないお店で、熱い想いを聞きました。お店は、例えるなら体育会の世界。大変だけど私には合っているみたいです。手の込んだフレンチから白いご飯に合う和のお総菜まで。ジャンルを超え、独自の視点でおいしいレシピを提案する坂田阿希子さん。親しみやすい人柄でも知られ、メディア出演に料理教室にと大忙しですが、そのアッコ先生が昨年11月に、自身のレストランをオープン。おいしいものを食べて、口笛を吹くように軽やかな気持ちになってもらえたら…。そんな想いも込めて始めたお店のこと、たくさん語っていただきました。――温かみのある内装もですが、窓からの木々の眺めが素晴らしいですね。都内でこんなロケーションはなかなかありません。坂田:以前はサンドイッチの名店があって、私も大好きだった場所。よもや自分が、そこでレストランをやることになるとは思いもよりませんでした。そもそも、お店を開く予定もなかったですし。――そうなんですか!?坂田:料理教室のためのアトリエを探し続けていたけれどなかなか決まらなかった時、知人にたまたまここを紹介されて、「お店をやってみては」と。最初は「まさか」とスルーしました。私、料理家になろうと決めた20代の初めから約9年飲食店で修業していたんです。その時、お店の素晴らしさと同時に厳しさも目の当たりにして。生半可な気持ちでレストランはできない、とずっと思ってきたんです。――けれど、あえて挑戦を決めたのはなぜでしょう。坂田:ふと「もし私がお店をやるなら」と考えてみたら、やりたいことが鮮明に浮かんできたんです。洋食、それも日替わりでメニューを絞って、内装は誰が来てもくつろげる感じにして。なによりこんな素晴らしい物件に出合えるチャンスは二度とないかもしれない。それで「やろう」と決めました。――瞬発力がすごいですね。坂田さんは、フレンチも和食もエスニックもと、あらゆるジャンルをこなされますが、その中で洋食に絞られたことにも驚きました。坂田:小さい頃から洋食が大好きなんです。新潟県の実家の近くの、家族で通い詰めたおいしい洋食店の料理と、母がよく作ってくれた料理。そうしたものがルーツになっているのだと思います。――今日のメインは、マカロニグラタンとビーフストロガノフですね。ビーフストロガノフ、お肉のうまみと華やかな香りのソースがたまりません。そしてマカロニグラタン!今まで食べたことのないようなこのコクはいったい…。お皿のまわりにこぼれて焦げたチーズも最高においしいです。坂田:噴きこぼれていてこそグラタンなんです!(笑)グラタンに限らないんですけど、どのレシピにも私の中で譲れない材料や手順があって。雑誌やテレビでレシピを紹介する時は難しくても、お店だったらとことん追求できる。――だから品数を絞っての日替わりなんですね。どれも坂田さんならではのスペシャルな味。坂田:普通に見えて、さまざまな手間暇をかけて作られていると感じられる洋食が好きなんです。『KUCHIBUE』の料理もそうありたいな、と思っています。――ちなみに洋食愛は子どもの頃からとのことですが、料理を作るのもお好きだったんですか?坂田:はっきり覚えていないんですけど、小学生の半ばくらいからかな。実はそれ以前は、食べ物に興味がなかったんですよね。――なんと。意外です。坂田:しかもすごい引っ込み思案で、人に話しかけることもできなかった。休み時間のドッジボールでも、逃げ回るタイプでした。――今のパワフルな坂田さんからは想像もつきません…。坂田:ところが小学校3年生くらいから、きっかけは忘れちゃったんですけれど、急に活動的になったんです。ドッジボールもバスン!(ボールを受け止める)ボンボンボン(ドリブル)、バシッ!(当てる)って感じに。――いきなり中心メンバーになったわけですね。坂田:何かを作ることに興味を持ち始めたのもちょうどその頃。もともとお菓子のレシピ本は好きで、よく図書館で借りては眺めて、想像を膨らませていたんですよ。で、ある時、クッキーを焼いて学校に持っていったんです。「先生にはナイショね、ちょっと焦げちゃったんだけどさ~」なんて言いながら、女の子数人で食べていた。そうしたら、それを遠巻きに見ていた男子がひとり、給食で出される銀紙に包まれた四角い8gのバターを持ってきて、「これで俺にもクッキー焼いてくれ」って。――かわいい(笑)。坂田:「これだけじゃ何もできないよ」って言ったら、まわりの男子たちが「俺も」と持ってきて、10個集まったんです。それで、その80gのバターでクッキーを焼いて次の日持っていったら、みんながすごく喜んでくれて。今思えばおおらかな時代ですよね。そんな感じで、しばらくクッキーを焼いていた時期がありました。――そこが料理家としての原点だったのでしょうか!?坂田:どうでしょうね。ただ、自分が作ったもので人が喜んでくれるのは純粋にうれしかったし、自分から働きかければまわりの人との関係が変わることもわかった。「こうすればいいんだ」と、どこかで納得した気がします。料理はそれからいろいろ作るようになって、小学校高学年の頃にはNHKの『きょうの料理』で見た料理を週に1回、姉と一緒に作ったりしてましたね。――やがてその番組にご自身が出演されるようになるとは。坂田:想像もしませんでしたよ。人生、わからないものです。この続きは本誌で!『洋食 KUCHIBUE』のメニューや営業時間はインスタグラムで確認を(@kuchibue.daikanyama)。この日のメインはビーフストロガノフ¥3,500と定番のマカロニグラタン¥2,300 。デザートはクラシックなカスタードプリン¥600など。こちらのカラー写真をanan公式インスタグラム(@anan_mag)にアップするのでぜひチェックして。夜は予約も可。さかた・あきこ新潟県出身。出版社に勤務後、フランス料理店やフランス菓子店で研鑽を重ね、独立。和洋の垣根を越え、食材の食感や香りにこだわりつつおいしさを追求するレシピにファンが多い。本誌連載「Cooking」にも登場中。著書に『ピラフとドリア』(立東舎)ほか多数。店舗での料理教室も不定期で開催している。※『anan』2020年4月8日号より。写真・小川朋央インタビュー、文・新田草子(by anan編集部)
2020年04月02日佐藤二朗主演、4月放送のドラマ「浦安鉄筋家族」より、大沢木一家を演じる水野美紀、岸井ゆきの、本多力、斎藤汰鷹、キノスケ、坂田利夫の出演が明らかになった。シリーズ累計発行部数4400万部、実写化不可能といわれた浦安を舞台にパワフルな一家が大暴れする人気ギャグ漫画シリーズを、テレビ東京が地上波のギリギリに挑戦してドラマ化する本作。今回明らかになったキャストたちが演じるのは、佐藤さん演じる大鉄を取り囲む大沢木一家!料理上手で子煩悩、普段はお淑やかだがスイッチが入ると誰にも暴走が止められない大鉄の妻・順子役には、連続テレビ小説「スカーレット」で主人公のよき友人役を演じている水野さんに決定。「意気込みだけしかありません。それ以外はどうすれば良いのか分かりません」と今回の出演に関して正直な感想を述べた水野さんは、「大鉄役の佐藤二朗さんの印象はクレイジー。とにかくクレイジーな印象です。恐ろしいです。このドラマはコンプライアンスに抵触していそうなところが見どころ。岸井ちゃんの入浴シーンもあるかもしれません。ないかもしれません」とコメントしている。そんな水野さんは本作でアクションシーンもあるのだとか。また、大沢木家で一番まとも(!?)に見えるが、彼氏・花丸木くんのこととなると盲目になり、恋人関係を守るためなら全てを捨てて全力奔走するメルヘンかつ現実的な大沢木家の長女・桜役には、『愛がなんだ』で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した岸井さんが演じる。岸井さんは「数多くのファンの方がいるこの作品に関わることはプレッシャーが大きく、漫画を読み返しては悩んだりもしました」と不安を明かすも、「台本が届き、読みはじめた瞬間に文字から飛び出す楽しげな大騒ぎとそのハチャメチャさに、今はただワクワクしています」と撮影が楽しみだと話す。さらに、アニメ・発明オタクで大沢木家の自宅警備員を務める永遠の浪人生、長男・晴郎役に、「ヨーロッパ企画」所属で「俺の話は長い」の出演が話題となり、「知らなくていいコト」にも出演中の本多さん。坊主頭がトレードマークで勉強嫌いな次男・小鉄役に、『人魚の眠る家』で篠原涼子と西島秀俊の息子役を演じた汰鷹(たいよう)くん。趣味はロックを聴くこと、祖父・金鉄役に、アホの坂田こと坂田さん。そして三男・裕太役は、某スタッフの愛息子・キノスケくんが演じる。本多さんは「ほんとにどんなドラマになるか想像出来ないですが、とにかくうるさい、いや、騒がしいドラマになるはずです。脚本が同じヨーロッパ企画の上田くん・諏訪さん・酒井くんなので、3人の内に秘めたる騒がしさも現場に伝えられるように大きい声でのぞみたいです」と意気込み、汰鷹くんは「ママが昔、原作のマンガを読んでいたと聞いて気になって読んでみたら、面白すぎて一気に読んじゃいました!!キャラクターが自分とそっくりだったので絶対やりたいと思ってたから小鉄の役が決まった時は『っしゃぁぁぁ!!』って喜んじゃいました!!」と出演決定時の心境を明かす。「こんなにも自分に似ているキャラクターがいるのかと驚きました」と自身もびっくりだったと語る坂田さんは、「佐藤二朗さんをはじめ、共演させて頂く方たちと楽しく、明るく、にぎやかに撮影ができたらと思っています。大沢木家一丸となって視聴者に喜んでもらえるように頑張ります」と意気込んでいる。ドラマ24「浦安鉄筋家族」は4月、毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送予定。※テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12分~毎週地上波放送終了後、ひかり TV&Paraviにて配信予定(cinemacafe.net)
2020年02月14日お笑い芸人の坂田利夫が31日、都内で行われた映画『嘘八百 京町ロワイヤル』の初日舞台挨拶に、中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、加藤雅也、武正晴監督とともに登壇。「結婚できますように」と今年の願いを発表した。舞台挨拶では、今年の願いを書き入れた絵馬を一人ひとりお披露目。坂田は「結婚できますように」と願いを発表し、「絶対結婚しまっせー! 結婚式来てくださいよ」と観客に呼びかけ。「祝儀をようけくださいよ」と加え、中井から「祝儀をもらうために結婚したいんですか? 寂しさを紛らわせたいんですよね?」とツッコまれると、「そんなことないの。お金」と返して笑いを誘った。また、理想の女性について「心の良い女性。そして素晴らしく良い子供が生まれるように」と説明。中井が「まだこれからお子さんを作る予定?」と驚くと、坂田は「Yes,I do!」と答えた。そんな坂田のために、中井は締めの挨拶で「師匠が結婚したいんです。でもなかなか相手がいません。もし一緒に暮らしてもいい方、お帰りの際、どこかでご住所と名前、電話番号を記入していただければ、坂田利夫からご連絡をさせていただきます」と結婚相手を募集。会場から笑いが起こる中、坂田は「頼んだぞー!」とアピールした。2018年に公開された映画『嘘八百』の続編となる本作。中井貴一演じる空振りばかりの古物商・小池則夫と佐々木蔵之介扮する陶芸家・野田佐輔の骨董コンビが、京都を舞台に騙し騙されの珍騒動を描く。坂田は、前作に引き続き、紙偽造の達人・よっちゃんを演じた。
2020年01月31日造形作家・近代美術史研究者の岡崎乾二郎が監修する『坂田一男捲土重来格納された世界のすべて、風景のすべて』が、東京ステーションギャラリーにて開幕。2020年1月26日(日)まで開催されている。キュビスム以降の抽象絵画の展開を核心で理解し、その可能性を究極まで推しすすめた画家、坂田一男。同展は、これまで大きく紹介されることの少なかった坂田の画業の全貌を提示する初めての展覧会だ。1889年に岡山県に生まれた坂田は、中学卒業後に絵の道を志し、第1次世界大戦終了後の1921年に渡仏。キュビスムの巨匠、フェルナン・レジェに師事して本格的に抽象画を学び、のちに助手を務めるまでになる。フランス滞在中は複数のサロンの会員となり、国際展への参加や大規模なギャラリーでの個展を開催するなど一線で活躍。1933年に帰国すると岡山県にアトリエを構えて抽象絵画の制作に打ち込み、前衛美術集団「アヴァンギャルド岡山(A.G.O)」を主催するなど精力的な活動を続けた。日本の抽象画家の先駆者として高く評価されたのは没後で、これまでブリヂストン美術館や、岡山県立美術館などで回顧展が開催されている。同展は、そんな坂田を再評価する造形作家・近代美術史研究者の岡崎乾二郎氏が監修を務め、坂田の複雑な空間操作を解析すべく、坂田と同世代の画家や意外な作家たちを組み合わせて比較展示を試みる。坂田の作品に加えて、彼が師事したフェルナン・レジェ、坂本繁二郎、ル・コルビュジエ、ジョルジオ・モランディ、ニコラ・ド・スタール、ジャスパー・ジョーンズなど、国内外の作家たちの作品約200点を紹介。20世紀絵画表現の問題群として各作品を読み解いていく。また、坂田のアトリエは二度の大きな水害に見舞われ、多数の作品が破損、または損失の被害を受けたという。会場には、冠水のため剥がれ落ちた画面を修復・加筆を行った作品だけでなく、そうした被害の形跡を模すかのように創作に生かした作品も並ぶ。展覧会のタイトルにもなっている「捲土重来(けんどちょうらい)」とは、一度失敗した者が再び力を盛り返すこと。歴史に埋もれてしまった坂田一男という画家を掘り起こす意味とともに、ひとたび受けた破壊を復活に転化させるような、驚くべき坂田の作品を目撃してほしい。【開催情報】『坂田一男捲土重来格納された世界のすべて、風景のすべて』2020年1月26日(日)まで東京ステーションギャラリーにて開催【関連リンク】 東京ステーションギャラリー()※岡崎乾二郎の「崎」は「たつさき」が正式表記。《コンポジション》1936年個人蔵《アンサン》1954年個人蔵《コンポジションA》1948年個人蔵《コンポジションのエスキース》制作年不詳個人蔵《コンポジション(メカニック・エレメント)》1955年岡山県立美術館《静物I》1934年大原美術館《静物II》1934年大原美術館《コンポジション》制作年不詳個人蔵《構成》1946年宇フォーラム美術館
2019年12月10日映画『さくら』が、2020年秋に全国ロードショー。北村匠海×小松菜奈×吉沢亮が、3兄妹として共演する。直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説を実写化家族をテーマにした、直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説『さくら』が実写映画化。物語では、一家のヒーロー的存在である長男の交通事故をきっかけに運命が大きく変わっていく長谷川家の3兄妹と、どんな時も変わらずに家族に寄り添う愛犬の”さくら”の姿を温かな眼差しで描く。キャスト(登場人物)3兄妹役に、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮長谷川家の3兄妹を演じるのは、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮の人気若手俳優3名。次男の大学生・薫を北村匠海、美形の妹・ミキを小松菜奈、人気者の長男・一を吉沢亮が担当する。寺島しのぶ×永瀬正敏が夫婦役にまたそんな兄妹の両親にあたる母・つぼみ役に寺島しのぶ、父・昭夫役に永瀬正敏が抜擢。さらに3兄弟妹の人生のターニングポイントに登場する顔ぶれには、フレッシュな顔ぶれが勢ぞろい。ミキにできた初めての友達・カオル役を欅坂46の小林由依、一の恋人・ 矢嶋優子役を水谷果穂、薫の同級生・須々木原環役を山谷花純がそれぞれ演じる。そのほか、昭夫の学生時代の同級生でゲイバーを営む・溝口先史を加藤雅也、“フェラーリ“と呼ばれる謎の男性を趙珉和が担当する。監督は『3月のライオン』の矢崎仁司個性豊かなキャストを束ねるのは、映画『3月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司監督。詩情溢れる作品を多数生み出してきた手腕で、絶望の中に希望を紡ぐ家族の物語を色彩豊かに表現していく。あらすじハンサムで人気者の長男と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹、平凡な次男のボク。そして、どんな時でも変わらず家族に寄り添う愛犬のさくら。ちょっと風変わながらも幸せな家族が、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、運命が大きく変わっていく・・・。【詳細】映画『さくら』公開時期:2020年秋全国公開原作:西加奈子『さくら』監督:矢崎仁司出演:北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、寺島しのぶ、永瀬正敏、小林由依、水谷果穂、山谷花純、加藤雅也配給:松竹
2019年04月05日直木賞作家・西加奈子のベストセラー「さくら」が、2020年、映画化されることが決定。北村匠海、小松菜奈、吉沢亮といま注目の若手が“兄弟妹”役で共演し、家族の物語を描く。西加奈子の原点というべき傑作が映画化!「きいろいゾウ」「まく子」が映像化されている西さん。今回映画化が決定した「さくら」は、ある家族の姿を色彩豊かに温かな眼差しで描く、50万部突破のベストセラー小説だ。ハンサムで人気者の長男と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹。そして、平凡な次男のボク。ちょっと風変わりだけど幸せな家族が、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、 運命が大きく変わっていく。そして、どんなときでも変わらず家族に寄り添う愛犬のさくら。ごく普通の家族に次々と投げられる神様からの絶望とも思える変化球を、やさしいユーモアを交えてリズムよく返球していく希望に満ちた物語。次男/北村匠海「力を合わせて」そんな家族の物語で過酷な運命に立ち向かう兄弟妹を演じるのは、ドラマ、映画、CMなどで活躍する実力派若手俳優たち。長谷川家の次男、大学生の薫を演じるのは、永野芽郁とW主演を務めた『君は月夜に光り輝く』が現在公開中、「グッドワイフ」ではまた新たな一面を見せ話題となった北村さん。「一つの家族の大きな愛、小さな愛、一匹の犬にまつわる、愛情。端的には言えない、愛と情の物語です。丁寧に一言一言を紡いで力を合わせて作り上げていきたいと思います。頑張ります」とクランクイン前の意気込みを語っている。妹/小松菜奈「感じた想いを大切に」超美形の妹・ミキを演じるのは、『溺れるナイフ』『恋は雨上がりのように』の小松さん。「原作からも浮き出てくるリアルな家族のやり取りと喜怒哀楽の光景がとても微笑ましく、その中で感じる生きるとは何か・愛とは何か・家族とは何か、そんなメッセージが伝わる心温まる再生物語だと感じました」と作品の印象を語った小松さんは、「今回演じさせていただく末っ子のミキと常に向き合い、とても奮闘する日々になると思いますが、自分の感じた想いを大切にミキとして生きていきたいです」とコメントしている。長男/吉沢亮「妹、ワクワク」そして、人気者の長男・一を演じるのは、『銀魂』『ママレード・ボーイ』『BLEACH』など話題作に立て続けに出演、海外からも注目を集める『キングダム』の公開も控える吉沢さん。楽しみであり不安もあると心境を明かす吉沢さんは、「監督と話し合いながらこの一家の光であり影である一という役を精一杯生きたいと思います」と意気込み、「僕自身男4人兄弟で、女姉妹に憧れていました。妹、ワクワク」とお茶目に語っている。なお、監督は海外からも高い評価を受ける『ストロベリーショートケイクス』『無伴奏』の矢崎仁司が務める。『さくら』は2020年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年04月02日3月15日(金)に全国公開となる映画『まく子』。ウーマンエキサイトでは、同作の原作者で一児の母でもある西加奈子さんにお話を伺いました。映画化への思い、そして、育児や仕事との向き合い方とは?インタビューから浮かび上がったのは、“自由”というキーワードでした。西 加奈子(にし かなこ)さん1977年テヘラン生まれ。2004年『あおい』で小説家デビュー。2015年に『サラバ!』で直木賞を受賞。直木賞受賞後の第一作が『まく子』となる。2012年に結婚、2017年に出産。一児の母としての顔も持つ。■映画は映画監督の作品、原作に忠実でなくていい『まく子』は、子どもと大人のはざまで戸惑う小学5年生のサトシが、不思議な魅力を持つ転入生・コズエとの出会いをとおして、ほんの少しだけ大人に近づいていく物語。サトシ役には今作で映画初主演となる山崎光さん、コズエ役にはモデルとしても活動中の新人・新音(にのん)さんを抜擢(ばってき)。また、女好きのダメな父親役を草なぎ剛さん、母親役を須藤理彩さんが演じています。――『まく子』が映画化されると聞いたときのお気持ちは?うれしかったですね。私は映画が好きなので、自分の本が映画になるというのがシンプルにうれしくて。――映画制作の際、「こうしてほしい」と要望は出されのでしょうか?ありません。内容に関しても「自由に変えていただいて結構です」と。――自分の作品を完全に委ねるのは、少し怖くないですか? 映画は、映画監督の作品だと思うので、怖さは全然なかったですね。実際にそんなことはないと思っていますが、もし映画の出来が悪くてもそれは監督の責任だと言えます(笑)。もちろん原作者ではありますが、小説は小説で完結。だから映画は映画監督の作品。その作品がすばらしいものであったら、それはすべて監督の手柄だと思っています。突き放しているというわけではなくて、私は映画がとても好きだから、監督には自由に作ってほしくて。「『原作に忠実に』という考えはまったくいらないから、鶴岡(慧子)監督にはご自身の世界観をガンガン出していってほしい」と思いました。■草なぎ剛の色気に驚き! 「こんなにハンサムだったんだ」――魅力的なキャラクターばかりの本作ですが、演じたキャストの皆さんの印象はいかがでしたか?みなさん、すばらしかったです。映画のラストに近いシーンで親たちみんなが集まる場面で、それぞれ恥ずかしそうにしながら、でもワクワクしている表情がすごく好きで。本当にこういう集落があればいいなと思いました。――以前、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演された際、“草なぎ剛さんを文学的に例えるなら”というテーマに「ユーモアと美しい心が世界を変えるんだ。」と答えていらっしゃいました。今回、草なぎさんについてあらためて感じられたことはありますか?草なぎさんは優しくて柔らかいイメージがあったのですが、すごくセクシーな方だったんだと思いました。「役者ってすごいな」(笑)と。いろんなものを自分でキャッチして、演じられているんだと驚きました。――たしかに、草なぎさんの役どころは、すごく色っぽいですよね。ダメ男なんだけど、女性が惹かれてしまう気持ちがわかるという。そうそう! もちろん、もともと美しい方なんだけど、「こんなにハンサムやったっけ?」みたいな。すごくすてきですよね。■本はいつ何を読むか、何を感じるか、すべてが“自由”――原作『まく子』は児童小説ですが、映画を観て、子どもたちに感じてほしいことはありますか?それはまったくないですね。子ども、大人という線引きは、正直自分の中でできてなくて。見た目が大人、お酒を飲めるのが大人、運転できるのが大人、というのはあるかもしれませんが…。でも、自分がサトシくんと全然違うかというと、サトシくんの気持ちもすごくわかる。41歳の私よりしっかりした子どももいるだろうし、それこそサトシくんのようにお父さんよりすごくしっかりしている子どももいます。“子どもだから”とか“子どもの見方”ということは考えたことがないですし、本当に自由に観てほしいです。――西さんは2017年にご出産されましたが、『まく子』はそれ以前の作品。お子さんを産んで、本作に対する気持ちの変化はありますか?子どもが生まれてからも、作家としての変化はとくにないんです。もし子どもが『まく子』を読んでくれたとして、「自分こんなんちゃうわ」と思ってくれてもいい。何も変わらないですね。――お子さんには、いつ頃『まく子』を読んでほしいというのはありますか?いつでもいいです、ほんまに(笑)。読んでくれなくてもいい。そこは強制しないです。もちろんハードなポルノ作品は、禁止しておいた方がいいと思うんだけど、それ以外は、何歳で何を読もうが自由だと思っています。――(笑)。対象年齢は関係なく、何歳で読んでも、何を感じても良いということですね。そうです。それが小説ですから。――ふだん、お子さんと本を通じた触れ合いの時間はありますか?絵本の読み聞かせはしています。読んでほしい絵本は、子どもが自分で選んで持ってきます。私も絵本を出しているので、そのなかから選んでくれることも。でもすぐに飽きてしまうので、それほど長い時間は読み聞かせできないのですが…。――ご自身の子ども時代はいかがでしたか?よく絵本は買ってもらっていたし、好きだったんだと思います。小学1年生から4年生までエジプトにいたのですが、日本人が帰国する際に置いていってくれた本が図書室にあって、いつもその本を読んでいました。日本人学校に通っていたのですが、日本語にあまり触れられないから、きっと日本語に飢えていたんだと思います。――その頃の環境が、今の自分に与えている影響はありますか?自分が自分以外の人生を歩んでいたら客観的に見られると思うんですが、自分は自分を生きてきたから、どう影響されているのかわからないんですよね(笑)。もちろん、全員にとって子ども時代は大事だから、大きな影響はあったんだろうなとは思います。でも、それがどういう影響なのかまではわからないんです。■“自由”を奪われた産後、支えとなったものは?――忙しくお仕事をされているなかでの妊娠。不安はありませんでしたか?それは、なかったですね。――実際にお子さんを出産されて、“自由が奪われることがつらかった”という西さんのインタビューを拝読しました。本当につらかったのは産後1ヶ月。「外に出られへん」と。それ以降は、子どもを連れてどこにでも行けたので、気持ちは変わりました。――つらかった時期、何が西さんを支えていたのでしょう?友だちですね。ほぼ毎日、友だちに来てもらって、話をしたり、聞いたりしていました。――気持ちを吐き出せる場所があることは、大事ですよね。あとは、聞くことも大事。自分に自由がないので、「今どんな仕事してるの?」とか「どんなレストランに行ったの?」といった友だちの外での生活を聞くことが、とても慰めになりました。――自分で体験したわけではないけれど、話を聞いて心を豊かにする。少し読書にも近い気がしますね。そうですね。赤ちゃんとずっと2人きりでいるのは行き詰まるので、友だちの話を聞きながら、その社会性も一緒にもらう感じでした。いまは保育園にも助けてもらい、ベビーシッターさんにもたまに来てもらっています。親も友だちもいる、夫ももちろん育児してくれる。自分ひとりだけで子育てをしているわけではないので、すごく安心感がありますし、楽しいです。■女性にどれだけ求めているの!というプレッシャーが怖い――現在は、どのようなペースでお仕事をされているのですか?子どもを保育園に預けている間とか、できるときに執筆するという感じで、あまり決めないようにしているんです。――あえて決めていないんですか?決めちゃうと、できなかったときに悔しいじゃないですか(笑)。だから、「できるとき」に書くことにしています。――なるほど(笑)。お子さんの存在が、執筆のモチベーションにつながるようなことはありますか?時間が物理的にむちゃくちゃ貴重になったので、集中力は上がりました(笑)。昔はダラダラできたけど、「この時間に書かないと、夜は絶対書かれへん!」と。――時間は本当に貴重ですよね。ちなみに、母になって気づいた自身の一面はありますか?「自由を奪われるのが一番イヤなんだ」、と気づいたのは大きかったですね。「絶対に罪は犯さんとこう」と思いましたもん(笑)。子どものためにとかではなくて、自分のために「刑務所入るようなことはせんとこう」と。「自分で稼げるようにしよう」とか、「自分ひとりで動けるように体を大切にしよう」とか、“自由でいられるように”という気持ちは強くなりました。――ウーマンエキサイトの読者には、仕事に育児にがんばっているママがたくさんいます。母になっても、女性として輝き続ける秘訣(ひけつ)を教えてください。私、そういう考えが好きじゃなくて(笑)。「母である上に女性として輝く」って、なんか怖いというか、プレッシャーになるんですよね。「どれだけ求められんねん!」と(笑)。自然でいいと思います。お母さんとしてがんばっているならそれで充分だし、ボロボロでもいいと思う。――そのお言葉、すごく励まされますし、読者にも響く気がします(笑)。よかった(笑)。お母さんは、家事や仕事、育児をやっていらっしゃるだけで、ほんっっっまにすごいと思います。ドえらい賞を何個ももらっているのと同じなので、ご自身を褒めてあげてほしい。「自分すごい!」って、毎日100回くらい言ってもいいと思いますよ!映画『まく子』小さな温泉街に住む小学生5年生のぼく(サトシ)は、子どもと大人のはざまにいる。ぼくは、猛スピードで「大人」になっていく女子たちがおそろしかった。女の人とみれば、とたんにだらしなく笑う、父ちゃんみたいには絶対になりたくなかった。だから、否応なしに変わっていく自分の身体に抗おうとしていた。そんなとき、コズエが突然やってきた。コズエはとても変で、とてもきれいで、なんだって「撒く」ことが大好きで、そして彼女には秘密があった…。原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)監督・脚本:鶴岡慧子出演:山崎光、新音、須藤理彩/草なぎ剛主題歌:高橋 優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)2019年3月15日(金) テアトル新宿ほか全国ロードショー公式サイト: ※山崎光さんの「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記となります。※草なぎ剛さんの「なぎ」は弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記となります。
2019年03月15日2019年3月より映画「まく子」が全国で公開することが発表されました。原作は作家・西加奈子さんの同名小説。小さな温泉街で繰り広げられる、小学生の男女の成長物語を若手キャストや草彅剛さんが演じます。西加奈子さんの小説「まく子」が実写映画化作家・西加奈子さんの小説「まく子」が実写映画化することが発表されました。本作は、小学5年生の男の子・慧と転入生の美少女・コズエが織りなす人間ドラマ。2019年3月から全国ロードショー予定です。作家・西加奈子さん1977年イラン・テヘラン市生まれの作家。2004年『あおい』でデビューし、『サラバ!』で第152回直木賞を受賞。ほかにも数々の受賞経歴をもつ人気作家です。豪華な出演者が多数登場本作は主人公・慧役を中学3年生の山﨑光さん、転入生・コズエ役を13歳の新音さんが担当。注目の若手キャストを中心に物語が展開されます。また、主人公・慧の父親役を“新しい地図”の草彅剛さんが務め、物語を盛り上げます。映画「まく子」詳細公開時期2019年3月予定スタッフ監督:鶴岡慧子原作:西加奈子脚本:鶴岡慧子プロデューサー:赤城聡出演者山崎光新音須藤理彩草彅剛など問い合わせ先公式HP:映画「まく子」オフィシャルサイト映画「まく子」を見に行こう注目の若手キャストが織りなす物語に注目が集まる、映画「まく子」。ぜひこの機会に話題の作品を見に劇場へ足を運んでみませんか。
2018年11月09日「女性ロックバンド」に革命を起こしたチャットモンチー。彼女たちの曲に詞も提供したことのある作家・西加奈子さんが思う、7月の「完結」を迎えたラスト武道館ライブのこと、彼女たちのこと。「私は生きている」文・西 加奈子チャットモンチーはすごいバンドだ。私が知った時にはもうすごかったし、彼女らはデビューの時からすごかった。ちょっと怖くなるくらい格好いい演奏と、とても切実なボーカル。可愛らしい容貌を裏切るバンドだと散々言われてきただろうけど、私はバンドとしての彼女たちを「可愛い」と思ったことは一度もない。いつも、いつだって、ずっと格好良かった。なんだったら「北斗の拳」のラオウの集まりみたいに思っていた。彼女たちの音楽には、ずっと全力で応援されているような気持ちになった。その一方で圧倒的すぎて置いてきぼりにされているような気持ちにもなった。私のためだけに叫んでくれているようにも思えたし、自分たちのためだけに叫んでいるようにも見えた。とにかくどんな感想も想いも矛盾しなかった。自分が感じたことを、全部信じることができた。唯一共通点があったのは、彼女らの演奏を聞くと、いつもお腹いっぱいおにぎりを食べた後のような、とてもシンプルな幸福を感じることだった。彼女たちの潔い佇まいと、それは無関係ではないはずだ。どれだけ高度な演奏をしても、複雑な楽曲を披露しても、彼女たちの姿勢はシンプルだった。自分たちがいいと思う音楽を奏でる。つまり真っ向勝負をしていた(やっぱりラオウだ!)。おにぎりが私たちを生かしてくれているように、彼女たちの音楽に「生かされている」と思うことは多々あった。表現というものは、いつだって食べ物の救いよりは遅い。圧倒的に遅い。表現それ自体が物理的に人の命を救うことはないと、表現する人間ならみんな分かっている、はずだ。でも、私にとってチャットモンチーは限りなくおにぎりなのだった。なんかもう、ものすごく生きることに直結させてくれる音なのだった。そんなチャットモンチーが「完結」する。メンバーの脱退や変化を繰り返し、それでもチャットモンチーはずっとそこにあり続けるだろうと思っていた。勝手に私の常食にしていた、おにぎりが、なくなる?寂しくてめまいがしたけれど、彼女たちが「解散」という言葉を使わないこと、そこに何かすごく意味があるような気がした。これは絶対に目撃せねば、と思った。それで武道館へ行った。武道館のチャットモンチーは、いつもと変わらなかった。「CHATMONCHY MECHA」「たったさっきから3000年までの話」ラオウ的真っ向勝負をして、私たちみんなの口に、おにぎりを放りこんでくれた。「the key」「裸足の街のスター」演奏が終わるたびに、私の体はあたたかなもので膨らんだ。ああ、これがチャットモンチーだ。最初から私はずっと泣きそうで、結局泣いてしまって、すごく泣いて、その時思っていたことは「チャットモンチーを見れなくなるなんて嫌だ」ではなくって、「ありがとうチャットモンチー」なのだった。「私を生かしてくれて、ありがとう!」最近、みんな「ちょっとだけ死のう」としているように思う。本当に死にたいんじゃない。それどころか生きたくてたまらない。だから、自分が「本当に生きている」ことを実感したくて、ちょっとだけ死のうとしているように思うのだ。例えば分かりやすく手首をちょっと切ってみるだけじゃない。痛みを感じ、流れる血を見て「生きている」と思うのではなく、インターネットに誰かの悪口を書いたり、悪いお酒を飲んで酩酊したりして、チクチクと自分の心を刺すのだ。そうして見えない血を流して、それで「生きている」と思う。チャットモンチーの音楽は、「ちょっとだけ死ぬ」必要なんてないんだよ、と言ってくれていた。そんなことしなくても、自分を傷つけなくても、あなたは生きている。まごうことなく、完全に、全身全霊で生の只中にあるから、だから生きているんだよ。そう、叫んでくれていた。「砂鉄」「クッキング・ララ」「惚たる蛍」「染まるよ」私は生きている。「majority blues」「ウィークエンドのまぼろし」「例えば、」生きて、歌を歌う。「東京ハチミツオーケストラ」「さよならGood bye」「どなる、でんわ、どしゃぶり」熱狂する。「Last Love Letter」「真夜中遊園地」「ハナノユメ」体中を血がぐるぐると回る。それは、痛みを覚えるための血じゃない。生きている、それはもう圧倒的に生きている証拠の血が流れるのだ。「シャングリラ」「風吹けば恋」「サラバ青春」7月4日の武道館、私たちはみんなで生きていた。みんなで、ちっとも死なずに生きていた。チャットモンチーのへその緒に、みんなで繋がっていた気分だ。確かに彼女たちは「完結」した。そしてそれは同時に、生まれ直す行為だった。圧倒的に生きたまま生まれ直す行為。彼女たちの音楽が、その粒が私たちの体に入り込み、血になって、骨になって、細胞になって、心になった。そういえば武道館に下がった垂れ幕には、大きな字でこう書かれていたではないか。「Every day is your birthday」新しい誕生日おめでとう、私たち。新しい誕生日おめでとう、チャットモンチー。にし・かなこ作家。1977年生まれ、エジプト、大阪育ち。『サラバ!』(小学館)にて直木賞受賞。最新刊に『おまじない』(筑摩書房)。チャットモンチーの楽曲「例えば、」では、作詞を担当した。チャットモンチー2004年、地元徳島県にて結成。幾度かのメンバーチェンジを経て、橋本絵莉子(Vo、G)、福岡晃子(Ba、Dr)、高橋久美子(Dr)の3人での活動を始める。2005年、ミニアルバム『chatmonchy has come』にてメジャーデビュー。以降、テレビアニメ『働きマン』のエンディングテーマに抜擢された「シャングリラ」をはじめ、数々のヒット曲を世に出す。’11年の高橋の脱退以降は、サポートを迎えつつ2人体制で活動。’18年7月4日の日本武道館ライブ、そして同21日・22日の「徳島こなそんフェス」をもって「完結」。※『anan』2018年9月12日号より。写真・古溪一道上山陽介(by anan編集部)
2018年09月07日音楽家の椎名林檎、演出振付家のMIKIKO、そして小説家の西加奈子というトップクリエイターの3人が、初めて旅番組に挑戦した「猫にまた旅 ~椎名林檎・MIKIKO・西加奈子 ロシアを行く~」が、6月30日(土)に放送されることが決定した。今年デビュー20周年を迎え、書き下ろしたドラマ「カルテット」の主題歌が話題になったことも記憶に新しい椎名林檎、「Perfume」「BABYMETAL」など様々なアーティストの振付を手掛けるMIKIKO、そして、「まく子」が実写映画化されることも決定している直木賞作家・西加奈子。プライベートでも親交を深める彼女たちが訪れたのは、帝政ロシアの都として栄えたサンクトペテルブルグ。歴史と芸術に彩られた美しい街で、“3人の猫娘たち”が“芸のこやし”をハンティング。クリエイターならではの視点で、古都の魅力を掘り下げていく。番組内では、ロシアの伝統楽器「バラライカ」のバンドアンサンブルを体感したり、世界5大バレエ団として名をはせる「マリインスキー・バレエ団」に潜入したり。またロシアの文豪ドストエフスキーの家の訪問など、3人の創作に通ずるシチュエーションが満載。ほかにも、世界の猫・ロシア編として、ロシアンブルーのブリーダーを訪ね、ロシアの一般家族の夕食に突撃も。もちろん、エルミタージュ美術館をはじめとする名所も周る。「猫にまた旅 ~椎名林檎・MIKIKO・西加奈子 ロシアを行く~」は6月30日(土)23時5分~NHK総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2018年06月19日映画『まく子』が、2019年3月15日(金)より、テアトル新宿他全国ロードショー。直木賞作家・西加奈子の小説『まく子』が実写映画化原作は、直木賞作家の西加奈子による同名の小説『まく子』。小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(さとし)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエとの出会いをきっかけに、ほんの少しだけ大人へと近づいていくさまを描いた成長物語。誰しも成長の中で経験してきたであろう、思春期ならではの葛藤や親と子の確執・再生を、西加奈子ならではの世界観で瑞々しく表現した作品だ。主演は俳優界の新星2人本作の主演・慧(さとし)役を演じるのは、中学3年生の山﨑光。2010年『ちょんまげぷりん』で映画デビュー、その後『真夏の方程式』など数々の作品に出演しているが、今回14歳にして初の主演を果たす。転入生・コズエ役には、13歳の新音(にのん)が決定。RADWIMPS「狭心症」のミュージックビデオ、第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門において正式招待作品に選ばれた『Blue Wind Blows』の出演を経験している、注目の若手女優だ。主人公・慧の父親役に草彅剛そして慧の父親・光一役として、草彅剛が出演。2017年9月より「新しい地図」として再始動し、自身主演の『光へ、航る』を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が大ヒットを記録、舞台「バリーターク」では主演を務めるなど、役者としての更なる活躍が記憶に新しい。また、慧の母親・明美役は、NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」にて、20年ぶりの朝ドラ出演を果たして話題の須藤理彩が務める。お笑いコンビ・しずるの村上純が抜擢思春期の息子を温かく見守るサトシの母・明美役には、NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」で20年ぶりの朝ドラ出演で話題となった女優・須藤理彩が担当する。また、大人なのに子供たちとばかり一緒にいる青年・ドノ役には、お笑いコンビ・しずるの村上純が抜擢。子供とばかり一緒にいるドノをバカにしている主人公・サトシは、ドノの“ある想い”を知ることで少しずつ変化していく。映画『まく子』の世界を彩る他の出演者にも注目。サトシのクラス担任小菅役には、舞台「No.9-不滅の旋律‐」に出演するなど舞台での活躍がめざましい橋本淳、生徒たちを優しく見守る校長役には俳優・小倉久寛、旅館のベテラン仲居キミエおばちゃん役には女優・根岸季衣、ドノと心を通わす不登校児の類役には若手注目俳優の内川蓮生が選ばれている。主題歌は高橋優の書き下ろし主題歌は、シンガーソングライター高橋優の「若気の至り」。映画を観たあとすぐに書き下ろしたというこの楽曲は、思春期の繊細に揺れる気持ちを織り込んだ一曲に仕上がっている。なお「若気の至り」は、高橋優の6th アルバム「STARTING OVER」に収録されている。ストーリー小さな温泉街に住む小学生5年生の「ぼく」(慧)は、子どもと大人の狭間にいる。ぼくは、猛スピードで「大人」になっていく女子たちがおそろしかった。女の人とみれば、とたんにだらしなく笑う、父ちゃんみたいには絶対になりたくなかった。だから、否応なしに変わっていく自分の身体に抗おうとしていた。そんなとき、コズエがある日突然やってきた。コズエはとても変で、とてもきれいで、なんだって「まく」ことが大好きで、そして彼女には秘密があった…。【作品情報】映画『まく子』公開日:2019年3月15日(金)シアター:テアトル新宿ほか全国脚本・監督:鶴岡慧子原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)出演:山﨑光、新音、須藤理彩/草彅剛、つみきみほ、村上純、根岸季衣、小倉久寛、内川蓮生■前売券情報2018年12月28日(金)より、WEBで座席指定ができるムビチケカード1,400円(税込)を発売開始。購入者には、先着で西加奈子の手描きイラスト入り“想いをまく一筆箋”をプレゼント。※一部劇場を除く、数量限定
2018年05月19日第152回直木賞受賞の人気作家・西加奈子が受賞後第1作目として発表した、思春期の成長物語「まく子」が映画化、2019年に公開されることが決定!主演を『真夏の方程式』から成長した山崎光が務め、その父親役を草なぎ剛が務めることが分かった。■誰しもが経験する、思春期ならではの葛藤や親子の確執と再生を描く物語本作は、小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(さとし)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエと出会い、彼女に秘められた大きな秘密を知ることで、いままで見てきた世界<日常>が優しく塗りかえられていき、ほんの少しだけ大人へと近づいていく物語。誰しもが成長の中で経験してきた、思春期ならではの葛藤や親と子の確執と再生を、西加奈子らしい独自の世界観で瑞々しく描いた原作を、テレビ朝日「アメトーーク!」の「読書芸人大賞2016」にて芥川賞作家でもある又吉直樹(ピース)がおすすめ作品として紹介。さらに話題となり、子どもだけでなく、“かつての子どもたち”に向けられた小説として幅広い世代に親しまれている。■山崎光、14歳にして初主演!「重なるところが多く演じやすかった」主人公・慧役を演じるのは、現在、中学3年生の山崎光(14歳)。2010年『ちょんまげぷりん』(中村義洋監督)で映画デビューし、その後、松坂桃李が主演を務めた『ツナグ』(平川雄一朗監督)、ガリレオシリーズの『真夏の方程式』(西谷弘監督)など数々の作品に出演してきたが、本作で初主演を務める。山崎さんは現場をふり返り「初めて主演という大役を頂き緊張していたのですが、鶴岡(慧子)監督のわかりやすい指導と、スタッフさんたちのサポートのおかげで、思い切って楽しく演技することができました」とコメント。「少し恥ずかしいシーンもあり緊張もしましたが、自分なりに上手く演じることができたと思います。最後のシーンが終わり、監督からのOKの声を聴いて、ホッとしたのと同時に、撮影が終わってしまった寂しさがこみ上げてきました」と告白。「実際ぼくもいま、同じような境遇で、慧と重なるところが多く演じやすかったです。慧がコズエの不思議な世界観に巻き込まれていく、とても不思議で魅力的な作品で、精一杯演じさせて頂いたので、たくさんの方に観て頂けたら嬉しい」と、主人公に触れながら頼もしくアピールした。また、不思議な魅力を持つ美少女の転入生・コズエ役には、新音(にのん・13歳)が決定。「RADWIMPS」の「狭心症」のミュージックビデオや、佐渡島でオールロケを行った第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門・正式招待作品『Blue Wind Blows』(富名哲也監督)に出演しており、映画は本作で2作品目。今後の活躍が期待される若手注目女優の1人だ。コズエという役柄が「複雑で難しい面もありましたが、演じる上でたくさんのことを学べた気がします」と新音さん。「台本をもらった日から。『まく子』の不思議な世界観が伝わってきて特別な映画だと感じました。その世界を表現するような演技ができるようにがんばりました。完成楽しみにしてます!」と期待を込めている。■草なぎ剛、主人公に「しっかりしろよ」と言われてしまう父親に山崎さん演じる慧の父親・光一役には、2017年9月「新しい地図」として始動し、自身主演の『光へ、航る』(太田光監督)を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間限定公開の中、28万人以上の動員する大ヒット。さらに現在公演中の舞台「バリーターク」(演出:白井晃)では主演を務めるなど、役者としての活躍が目覚しい草なぎ剛(43歳)。草なぎさんは、小学5年生の息子をもつ父親役を演じることに「14歳の座長、山崎光君演じる慧の父親・光一役を演じさせていただきました。子どもから『お父さんしっかりしろよ』と言われてしまう、そんな父親です」と“自己紹介”、「僕もちょうど山崎君と同じくらいのときに仕事を始めているので、当時のことを思い出し、そのとき感じていたことはいまも感じているのかなと考えたりしました」と語る。作品についても「『まく子』は、誰しも持っている、どうしても失ってしまう大事な感情、想いを、もう一度取り戻してくれる作品です。僕たちの前にいきなり出てきて、花火の様に僕らの日常を映してくれて、『あいつ、バカだなぁ』って笑いながら、幸せをまいてくれる、この映画も、みなさんにとってそんな存在になる映画だと嬉しいです」とコメント。さらに慧の母親・明美役には、1998年にNHK朝の連続テレビ小説「天うらら」でヒロインを演じてから、数々の作品に出演を果たし、現在放送中の「半分、青い。」“人生・怒涛編”にて20年ぶりの朝ドラ出演を果たす須藤理彩(41歳)。「不思議な出会い、出来事。もしかしたら、いま起こっていること全てが幻だったとしても、そのとき感じたことは心に深く刻まれて『自分』は少し成長したんだと…そんな思春期の息子を見守る母の役です。母も、そんな息子から、学ぶのです。人を愛する気持ちを…」とコメントを寄せている。■監督は国内外から注目を集める新進気鋭・鶴岡慧子監督本作の監督を務めるのは、長編第1作目『くじらのまち』が第34回PFFアワード2012グランプリとジェムストーン賞をW受賞し、海外映画祭でも第63回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門、第17回釜山国際映画祭・コンペティション部門に正式出品され、高い評価を受けた若手監督・鶴岡慧子(29歳)。長編第2作目『はつ恋』も第32回バンクーバー国際映画祭にて、これまで数々のアジア監督を輩出してきた「ドラゴン&タイガー賞」にノミネートされており、国内外問わず注目を集めている。「美しい川が流れる四万温泉で、巡る季節を感じながら映画『まく子』を撮りました。光くんと新音さんが、成長期の真っただ中にいる主人公たちを、からだの全てで演じてくれました。そして2人の周辺を、新人から大先輩まで、様々なフィールドから集まったおもしろ~い俳優さんたちが彩ってくれました」と監督はコメント。そして、今回の映画化にあたり、原作者・西さんは、「あの頃のあなたへ、あの頃の私へ向けて書いたつもりが、いまこの瞬間のあなた、いまこの瞬間の私に向けて書いていました。私たちがいまこうやってここにいるのは奇跡です(よね?)。私にとって特別な思い入れがあるこの作品を映像にしていただけることも奇跡。素晴らしいスタッフに恵まれ、それだけでこの作品は祝福されています。完成がほんとうに楽しみでなりません」と万感の思いを明かす。撮影は、3月末~4月上旬に群馬県四万温泉付近にて行われ、すでにクランクアップ。現在は編集中にて、完成は8月を予定している。本作のプロデューサー・赤城聡は、完成、そして来年公開に向けて「脚本を作りながら、撮影を進めながら、主人公・慧の成長を描くと共に、この映画そのものが、僕たちの想像を超えた成長を遂げていきました。皆さんがこの映画に出会うこと、どうかそれが素晴らしい奇跡でありますように」とコメントを寄せている。映画『まく子』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月16日直木賞作家・西加奈子による絵画展、「おまじない」「“i” beyond」展が東京・千代田区のAI KOWADA GALLERYで開催される。本展は西が「文学」と同じく情熱を傾ける「絵画」にスポットを当てた、2度目となる企画展示となる。孫係 “私たちは、この世界で役割を与えられた係なんだ。” ボール紙にクレヨン 550x460mm 2018©Kanako NISHI courtesy of AI KOWADA GALLERYこれまでも、小説のテーマを絵画でも制作してきた西。その作品は表紙絵や挿絵となり、ストーリーを理解する鍵となる存在でもあった。クレヨンが油絵の具のように厚く塗り重ねられた段ボールのタブローには、西の華奢な体に宿るエネルギーが放出され、力強さに溢れている。西は小説を通し、自己のアイデンティティに悩み、途方に暮れる人々の背中を“あなたはあなたのままでいい”と押し続けてきているが、そのメッセージは絵画にも投影されている。西が画材としているのは、幼少時から親しんでいるクレヨン、そして通っているスーパーで譲り受けるという段ボール 。正式な美術教育を受けず身近な素材を“画材”とし 、表現するという西独自の制作スタイルは、 ニューヨークなどの街角で、描く素材や場所を選ばず、さまざまな社会問題を訴えてきたストリート・ アーティストの姿にも重ねられる。今回の作品展は前期「おまじない」と、後期「“i” beyond」に分けて行われる。前期「おまじない」では、先月刊行された、10年ぶりとなる短編集『おまじない』(筑摩書房、2018)にも表現される心の“ゆらぎ”や“不安定さ”をも見事に表現。夕焼けのように赤く染まる空をバックに煙を吐く煙突や、こちらを見上げる子犬の何か言いたげに揺らぐ瞳、地を這うカタツムリの滑らかな躰と魅惑的な殻模様。具体的な輪郭を与えられて描かれたそれらは優しい印象を持つ一方、不安定さも感じさせる。本展では、短編集それぞれの物語にあわせて描き下ろされた、具象絵画8点を展示する。後期「“i” beyond」は、小説 『 i(アイ)』(ポプラ社、2017)の刊行とともに本ギャラリーで開催された「インスタレーション “i”」 を、再構成したもの。ギャラリー全体を力強いストロークで描き上げた波や渦で埋め尽くし、西の表現世界に包まれる空間インスタレーションは、小説の登場人物たちの心の機微を追体験させ、たくさんの観客を圧倒。今回、そのインスタレーションを、「“i” beyond」というテーマで、個別のタブローとして再構成している。西が様々な色彩を自在に操りながら、鮮烈な生命観を描いた抽象絵画、13点が展示予定だ。小説を読んでなくても、西加奈子の豊穣な表現世界を体験できる貴重な機会となる。 【イベント情報】西加奈子「おまじない」「“I” beyond」会期:前期(「おまじない」)6月10日〜6月24日/後期(「“i” beyond」) 6月30日〜7月16日会場:AI KOWADA GALLERY住所:東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda 2F時間:14:00〜18:00 ※会期中無休入場無料
2018年05月14日ほっこりした笑いがちりばめられた作風で知られる西加奈子さんと、プロのお笑い芸人である又吉直樹さん。お互いに“笑いのツボが似ている”というおふたりにとっての笑いとは?笑うこと、笑われることへの優しさがあふれる対談が実現!***西:又吉さんとは、最初はイベントでお会いして。私が『炎上する君』という短編集を出した時に帯コメントをお願いしたんですよね。又吉:それがきっかけでお会いするようになって、最初はすごく質問されたんです。興味を持って聞いてくださっているのかなと思ったけれど、だんだん、研究されてんのかなと思えてきまして…。西:つい聞いてまうねん(笑)。「今なんでそれ言ったん?」「今、最後に言ったやつは、最初から頭の中にあったん?」とか。又吉:「最初から頭にあって、はやく言いたいと思いながら喋ってました」と言ったら「ほう…」って。西:だって又吉さんは、どうしたら思いつくんだろうってことを言うから。又吉さんの笑いには2種類あると思うねん。ひとつは、例えば小学校の授業中に校庭に犬が入ってきて興奮する、という思い出みたいな笑い。それって、うちの世代にとっては「あるある」やん?でも、そんなこと人に言われるまで思い出さないでしょう?又吉さんは「ああ、そういうことあった!」って思い出させて、私の中の体温をあげてくれるの。もうひとつは、私の体の中にはまったくなかった熱が、隕石が落ちたようにバーン!と入ってくるような笑い。又吉さんが、どちらの笑いも持っていることにおののいてしまう。又吉:自分ではあまり分からないですね。「こうなったらこうなる」とは考えずに、「こんなんあったら面白いな」とは思うんですけど。西:又吉さんは自分はどっちもできまっせ、みたいに気取ってないでしょう。超フラット。帯コメントをお願いしたのは、そんな人が、もしも自分の本を「面白い」と言ってくれたら、すごく自信になるなって思ったから。又吉さん、昔、「優しい人は必ず面白いです」って言ってましたよね。又吉:言ったかもしれません。西:その時は、すぐには分からなかった。「面白い人は優しい」なら分かる。誰かを楽しませようって気持ちは美しいし、誰かに笑われてもいいっていうのは、心が大きいことだし。その逆が分からなかったけれど、今は分かる。又吉さんは絶対にスカさないし、どんな無茶なことや寒いことを言われても「そうですね」と受け入れてますよね。又吉:ああ、それだけは決めているかもしれないです。自分たちがMCをする番組に後輩が来ると、めっちゃ緊張して訳の分かんないこと言い出す奴がいっぱいおるんです。その時に「何言うてんねん」とは言わず、一回そいつの言葉を信じて、質問していくんです。それでおもろなる時があります。西:おもろなくなる時もあるでしょう?又吉:そん時は、みんなでおもろない方向に突っ走っている1~2分がおもろなっているというか。それが芸人としていいのかは分からないですけれど。「芸人やったら笑われんと笑かせ」とは、先輩たちが言うてきた言葉ですけれど、僕はあまり気にしいひんというか。西:『火花』にもそういう話がありましたよね。又吉:そう、自分の小説に書いた時、先輩から批判されるかなと思ってたんです。でも、木村祐一さんがいろんな芸人さんたちにインタビューした映画が京都国際映画祭で上映されたんですが、そのタイトルが『ワレワレハワラワレタイ』なんです。むっちゃいいタイトルだと思って。木村さんに話したら、「俺も先輩に怒られるかと思ったけれど、でもみんなの話を聞いていて、そう思ってん」って。嬉しかったですね。西:人から笑われたいって、めっちゃ懐深いことだと思う。又吉:自分が笑っていたいんです。人が笑っているのを見るのは嬉しいですし。◇にし・かなこ 1977年、テヘラン生まれ、大阪府育ち。’04年に『あおい』でデビュー。『通天閣』で織田作之助賞、『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、『サラバ!』で直木賞受賞。◇またよし・なおき 1980年、大阪府生まれ。芥川賞作品「火花」の、俳優・堤真一による朗読CDが発売中。2016年春にはNETFLIXでのドラマ『火花』が配信スタート予定。※『anan』2015年11月18日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)取材、文・瀧井朝世
2015年11月12日