戸田恵梨香と加瀬亮のW主演で話題を呼んだTBSドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿〜」が映画化されることが決定。映画公開前にスペシャルドラマが放送されることも明らかになった。大ブームを巻き起こした「ケイゾク」(TBS)のスタッフが再集結し、昨年10月から12月にかけて連続ドラマとして放送され、熱狂的な支持者を生み出した本作。未解決事件の捜査強化のために公安部に設けられた未詳事件特別対策係、通称“ミショウ”に配属された2人の刑事が、未来予知や千里眼など“SPEC(スペック)”と呼ばれる特殊超能力を駆使して未解決事件の真犯人を追い詰めていく姿を描く。IQ201を誇り、異常な記憶力に動体視力、洞察力を備えたKYなドS女の捜査官・当麻紗綾を戸田さん、元警視庁特殊部隊(SIT)のエリートながらも誤射事件をきっかけにミショウに飛ばされてきた瀬文焚流(せぶみたける)を加瀬さんが演じる。多大に問題を抱えつつも実力は飛び抜けている2人が、ケンカしながらもSPECを持った犯罪者に立ち向かっていく姿が支持を集め、放送終了後もTBSや番組の公式サイトやTwitterには続編を望む声が数多く寄せられていた。こうした声を受けて、スペシャルドラマと映画の製作が決定!まずスペシャルドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿〜翔」(放送日未定)が放送されたのち、映画『SPEC〜天』(仮題)が公開される。スペシャルドラマ「SPEC〜翔」で描かれるのは連続ドラマ最終回から1年後の世界。目の療養で休職していた瀬文がミショウに復帰した数日後、白昼の街中でマシンガンによる殺人事件が勃発する。唯一の生存者である女子高生・望(谷村美月)は「犯人が瞬間移動で逃げた」と証言。当麻はスペックホルダーを奪い合う抗争が街中で堂々と行われたと分析するが…。このドラマを通じて連続ドラマの最終回に残された謎――「野々村(竜雷太)は何を見たのか?」、「最後に犯人の地居(城田優)を倒したのは誰か?」、「津田(椎名桔平)のラストシーンの意味」などがすべて明らかになる。連続ドラマに続いてメガホンを握るのは堤幸彦。本作のプロデューサーを務めるTBSの植田博樹氏は、続編製作の決定について、視聴者、キャスト、スタッフへの感謝の言葉と共に、映画に関して「当麻と瀬文のコンビネーション、スペックホルダーはじめ、独特の怪キャラクターというエンターテイメントと、進化論、人種論、政治論、宗教論、歴史論みたいな硬派のテーマが混在している『堤ワールド』の真髄です。俳優の力、技術の力に“ノリ”が加わって、独特の世界観になっている。昔、松田優作さんの『探偵物語』のようなかっこよくて笑えてオリジナリティがあって、という作品に憧れたのですが、『SPEC』は種類は違うが、そういうかっこよさがある作品だと思うし、そこを表現したいです」と意気込みを語る。当麻役で新たな境地を切り拓いた戸田さんは、続編製作決定について「映画化が決まって、とても嬉しいです。『SPEC』で当麻の役に出会い、実際に演じてみて、役者として自分が変わることができましたし、いままでにない女優『戸田恵梨香』を見せれた作品なので、堤監督やスタッフのみなさんに感謝しています。今回の映画で、さらにパワーアップした『SPEC』と、当麻が見せられると思います。楽しみにしていてください」と気合十分。連続ドラマの場で新たな一面を見せた加瀬さんも「映画になるとは、最初は思ってもみませんでしたが、たくさんの方が連続ドラマを観て、応援してくれて、『SPEC』を愛してくれたことが、今回の映画化に繋がったと思います」と喜びを語り、戸田さんとの再会については「会うのが約半年ぶりで、最初はまだ大人しいな、と思ってましたが、今日の撮影現場で笑い上戸なところが見られて、『あ、戻ってきたな』と感じました(笑)」と当麻&瀬文のコンビ復活を実感した様子。連続ドラマ以上の暴れっぷりを期待したい。スペシャルドラマ「SPEC〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿〜翔」は放送日未定。映画『SPEC〜天』(仮題)は2012年春、全国東宝系にて公開。■関連作品:SPEC〜天 (仮題) 2012年春、全国東宝系にて公開
2011年07月08日小栗旬&岡田将生を主演に迎えての映画化が発表されている『宇宙兄弟』に麻生久美子と堤真一が出演することが明らかになった。原作は現在も「モーニング」(講談社刊)に連載中で、小学館漫画賞と講談社漫画賞のW受賞という「20世紀少年」以来の快挙(※同年W受賞は史上初)を成し遂げ、累計400万部を突破した人気漫画。幼い頃に宇宙飛行士になると誓い、約束通りに宇宙飛行士となった弟と、会社をクビになり無職となった兄。だが、弟からの一通のメールをきっかけに、兄も再び宇宙を目指し始める!そんな兄弟と仲間たちの奮闘が人間味たっぷりに描かれる。麻生さんが演じるのは、小栗さん扮する六太(ムッタ)と共に宇宙飛行士を目指す才女・伊東せりか。幼い頃のムッタと日々人(ひびと/岡田さん)を知るJAXA職員で宇宙飛行士選抜試験官のひとりでもある星加正に堤さんが扮する。今後、公開される作品だけでも『日輪の遺産』に『ロック 〜わんこの島〜』、『モテキ』、『ガール』に『幸運の壺 Good Fotune』といま、日本で最も多忙な女優のひとりである麻生さん。「私は原作の大ファンなので、正直、嬉しさと戸惑いがありました。でも、ほんの少しでもせりかさんの人生を歩きたいと参加させて頂くことになりました。不安もありますが、才能ある監督のもとでお仕事できること、とても嬉しく思っています」と出演への喜びを語り、堤さんも「このような希望あふれた作品に関われることを非常に嬉しく思っています。私が演じる星加は、かつて宇宙飛行士を志したが叶わず、宇宙を目指す者を支える立場として、再び夢をもつ人物です。宇宙に興味のある方もない方も、わくわくする気持ちや、“夢”を感じていただける映画になると思います」と意気込みと期待を明かす。ほかにムッタのライバルであり親友でもある真壁ケンジを、ミュージカル界のスター、井上芳雄が演じ、溝口大和、古谷やすし、福田直人といった、同じく彼らと共に宇宙飛行士を目指す仲間に新井浩文、濱田岳、塩見三省が扮する。JAXAからの全面協力を得て撮影も中盤に差し掛かっており、7月中にはクランクアップの予定。小栗さん、岡田さんはもちろん、麻生さんの宇宙服姿は…?新たな仲間を得て、ますます期待と注目を集めそうだ。『宇宙兄弟』は2012年春、全国東宝系にて公開。■関連作品:宇宙兄弟 2012年春、全国東宝系にて公開■関連記事:“ブラック・ジャック”岡田将生、脚フェチ告白の仲里依紗に振り回されっぱなし?岡田将生が若き日のブラック・ジャックに!手塚治虫の名作ドラマ化共演に仲里依紗『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2011年06月23日映画『はやぶさ/HAYABUSA』(堤幸彦監督)に主演する女優の竹内結子と共演の俳優、高嶋政宏が6月13日(月)、東京・東京国際フォーラムで行われた“はやぶさ”帰還1周年記念イベントに出席した。2010年6月13日に小惑星のサンプルを地球に持ち帰るという奇跡的生還を果たし、日本に感動させた小惑星探査機はやぶさの旅と、そのプロジェクトに関わった人々の7年間の軌跡に迫る人間ドラマ。今年4月13日(水)ら5月25日(水)まで撮影。竹内さんは、架空の人物で宇宙科学研究所(現JAXA)の一員として同プロジェクトに関わる女性研究員の主人公・水沢恵役。司会者から、これまでにない役どころでしたか?と尋ねられ、「ええ。ずっと眼鏡をかけていて、自分の得意分野の説明になると、子供相手でも容赦なく専門用語を使う。台詞を覚えるのが大変でした」と苦笑い。「ひとつの言葉を調べるとその説明がバァーっと出てきて、その中にまた意味の分からない言葉がいくつも出てきて。調べれば調べるほど果てしなくて、宇宙って広いんだなと…」と脱帽した様子だった。一方の高嶋さんも「僕、元々台詞覚えのいい方なんですけど、(3.11の)震災以降、覚えられなくなって大変でした。地震のせいですね」とショック症状があったことを吐露。JAXA宇宙航空研究開発機構技術参与の的川泰宣名誉教授から「地震で自信を失った?」とダジャレで突っ込まれると、「上手い!」と妙に感心していた。同日から東京国際フォーラム1階で、はやぶさのカプセルレプリカなどをお披露目する展示ギャラリー「はやぶさ情報センター『はやぶさi』」がオープン。カプセルレプリカを手に持った竹内さんは「重い!米6キロ?」、高嶋さんは「5.8キロくらい」と会場の笑いを誘った。ギャラリーは10月10日(月・祝)まで。映画『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年06月13日最新鋭の映像技術を駆使し、壮大なスケールで描いた作品の数多くを送り出してきた20世紀フォックス映画配給のもと、映画『20世紀少年』や『BECKベック』で、世間を熱狂させてきた堤幸彦監督が人類の永遠のロマン“宇宙”をテーマに、竹内結子主演で贈る『はやぶさ/HAYABUSA』の特報映像がシネマカフェに到着した。2003年5月9日。小惑星探査機「はやぶさ」は、小惑星・イトカワを目指し、地球を出発。イオンエンジンの実験、さらに(成功すれば)世界初となる小惑星からのサンプル入手などを目的として2005年9月にイトカワに到着した。そして、姿勢制御装置の不具合や通信の遮断など、様々なトラブルに見舞われながらも、奇跡的な帰還を果たしたはやぶさ。「NASA」さえもなしえなかった7年間にわたるこの一大プロジェクトに携わる開発者たちの、挑戦と苦闘の人間模様を描く。今回到着した映像では、竹内結子、西田敏之、山本耕史、佐野史郎などなど、“実力派”とされる豪華な面々が演じる開発者たちの苦闘の表情と共に、それぞれの“諦めない”姿が映し出されている。そして、ラストには青く輝きながら地球を目指すはやぶさの奇跡の帰還シーンが…。さらに、はやぶさが地球に帰ってきた際、子供からお年寄りまで大勢の人々から、(はやぶさの帰還に対する)歓迎のメッセージやイラストがプロジェクトチームのもとに届いたという感動のエピソードも映画では再現される。このほど『はやぶさ』公式サイトでは同シーンで使用されるイラストやメッセージを募集するキャンペーンが実施されることに。もしかすると、あなたの手紙もスクリーンデビューできるかも?『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開。※こちらの特報はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『はやぶさ/HAYABUSA』イラストキャンペーン公式サイト■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年06月10日昨年、日本中を感動に包んだ小惑星探査機“はやぶさ”の奇跡の帰還のドラマを映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』。本作の製作報告会見が5月23日(月)、撮影が行われている神奈川県相模原市のJAXA 相模原キャンパスで行われ、主演の竹内結子、西田敏行に堤幸彦監督、さらに「はやぶさプロジェクト」に実際に携わったJAXA宇宙科学研究所教授の國中均氏らが出席した。2003年の打ち上げから2010年の帰還まで、帰還を信じるJAXAの職員たちが一丸となって幾多のトラブルを乗り越えていくさまが描かれる。撮影はあさって5月25日(水)まで続くが、この日集まった報道陣には、4分間の作品の一部映像が初めて披露された。竹内さんは研究スタッフ兼広報係の水沢恵を演じている。公開された映像では、どこかオドオドした雰囲気で、ロケットについて質問する子供に専門用語で早口でまくしたてる、といったこれまでのイメージを一新するようなキャラクターを垣間見せた。化粧っ気もなく、撮影でもほぼノーメイク。会見にもメガネに制服という姿で登場し「一応、女優という肩書をいただいているのですが…」と苦笑しつつ「仕事しやすいのでいいです。そこが、一生懸命な恵の魅力」と力強く語った。西田さんは、“対外協力室”の室長・的場を演じているが、モデルとなった実在の的場室長について「メガネから頭の薄くなり加減も僕と同じ。温厚、キャパの広さ慈愛の心…的場室長の人柄に実際に触れて、僕にしかできない役だと思った」と自賛!?会場は笑いに包まれた。堤監督は「はやぶさがどのようにでき、どのようにして宇宙に行き、トラブルを乗り越えたのか?“完コピ”と言ってもいいくらい、できるだけ克明に描いています」と仕上がりに自信をのぞかせる。実際のプロジェクトではやぶさに搭載されたイオンエンジンの開発に携わり、カプセル回収の指揮もとった國中教授は、自らが関わった偉業が映画化されることについて「当惑しています」と語りつつ「いま、日本が厳しい局面にある中で、復興のために尽力されている方々を鼓舞することができれば本望です」と映画への期待を語った。偉業の追体験という点はもちろん、“研究者”竹内さんの活躍も楽しみな『はやぶさ/HAYABUSA』。公開は10月1日(土)より全国にて。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年05月23日女優、竹内結子が『20世紀少年』シリーズや『BECK』などヒット作を手がけてきた堤幸彦監督とタッグを組み、小惑星探査機「はやぶさ」を題材にした映画に出演することが決定した。タイトルはそのまま通り『はやぶさ/HAYABUSA』。製作を『タイタニック』、『アバター』などを壮大なスケールで描いた作品の数々を送りだしてきた、20世紀フォックス映画が手がけることも明らかになった。2003年5月9日、小惑星「イトカワ」に向けて打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が7年の月日を経て、数々の困難を越え、昨年地球に帰還したのは記憶が新しいところ。太陽系誕生の謎を解く手がかりとなる小惑星のサンプルを持ち帰るという、NASAでさえも成し遂げなかった快挙を果たし、人々に多くの感動をもたらした。本作ではこの一大プロジェクトの7年間にわたる挑戦と苦闘の日々を、事実に基づき描き出す。竹内さんが演じるのは宇宙科学研究所(現・JAXA)のスタッフとしてこの偉業の一端を担い、自らの生き方も見つめなおす役どころ。「7年越しのはやぶさの帰還が多くの人に感動をもたらしたように、この作品もいまの日本の夢や希望となれたら嬉しいです」と今後の意気込みを露にした。そして彼女を研究スタッフ兼広報要員としてスカウトする上司役に、西田敏行の起用が決定。西田さんは、はやぶさが成し遂げた偉業が映画化されることについて「震災と原発事故による日本のマイナス・イメージが広まっていますが、この映画で改めて『はやぶさ』の快挙、世界に誇る日本の科学技術を知ってもらいたい。昨年のあの感動をもう一度思い出してもらい、日本に誇りとプライドを取り戻したい」と目標を掲げる。メガホンを取る堤監督は「はやぶさのニュースは久々に聞く明るい話題でした。大震災で大変厳しい状況の中、この映画が少しでも日本のみなさまに自信と力を与えられれば嬉しいです」とコメントを寄せている。これまで数多くのハリウッド大作を送りだしてきた20世紀フォックスだが、今回は作品により一層リアリティを出すべく、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力を得て、製作に挑む。はやぶさが命賭けで持ち帰ったカプセルが着陸したオーストラリアのウーメラ砂漠など、海外での撮影も予定。海外配給も視野にいれた、まさに壮大なプロジェクトになりそうだ。撮影は既に4月13日にクランクインし、5月下旬にクランクアップを予定。ちなみに今年ははやぶさ“イヤー”とも言えるぐらい、はやぶさを題材にした映画が目白押し。東映配給の『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』(仮題)では、はやぶさのプロジェクトチームと家族の感動のドラマが描かれる。こちらの詳細はまだ明かされていないが、日本を代表する豪華俳優陣が集結するとのこと。また、最新VFXを駆使し「はやぶさ」しか見たことのない深宇宙をスクリーンで再現、と期待が高まる1本でもある。また松竹は『おかえり、はやぶさ』(仮題)というタイトルで3D実写映画化。監督は『鴨川ホルモー』や『釣りバカ日誌』シリーズの本木克英。脚本は「ナースのお仕事」、『陰日向に咲く』の女流脚本家・金子ありさが担当する。これに対し、角川映画はフルCGドキュメンタリーで勝負!タイトルは『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』。先日行われた第52回科学技術映画祭で、文部科学大臣賞を受賞した本作は、今後、東日本大震災の被災地で、モバイルプラネタリウムを使用し無償上映を行うことも決定している。それぞれ異なる視点やテイストで“はやぶさ”の起こした奇跡を描いた映画の数々。不安に揺れるいま、日本に再びあの感動を伝えていく。『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』は5月14日(土)より公開、『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開、『おかえり、はやぶさ』は2011年、公開、『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』は2012年、公開。※『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』の無償上映についてはこちらから詳細をご覧いただけます。■関連作品:おかえり、はやぶさ (仮題) 2011年、公開小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還− (仮題) 2012年、公開はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH 2011年5月14日よりワーナー・マイカル・シネマズ、角川シネプレックスにて公開© 有限会社ライブ©「はやぶさ」大型映像制作委員会はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ
2011年05月02日3月26日(土)、映画『SP 革命篇』の舞台挨拶が都内で開催され、主演の岡田准一(V6)に、堤真一、松尾諭、神尾佑、波多野貴文監督が登壇。本作の収益の一部が、東北地方太平洋沖地震の被災者のために寄付されることが発表された。要人警護のスペシャリストたちの活躍を描くTVドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」としてスタートし、昨年公開された『SP 野望篇』を経て、これまでの全ての謎が明かされる完結編として、先日より公開されている本作。当初、公開初日の3月12日(土)に舞台挨拶が行われる予定だったが、震災のため延期され、改めてこうして舞台挨拶が行われることになった。岡田さんは「被害に遭われた方々のご冥福をお祈りします。そして『SP』の戦っている姿やチームワーク、勇気といったものが、いま、戦っている方の力になればこれ以上に嬉しいことはありません」と真摯に語った。堤さんも「震災があって、温かいところにいられることや電気のありがたさなどを感じましたし、いろんなことを考えさせられました。いま、みなさんもいろいろ考えてワサワサした感じを持っていると思いますが、それが大事だと思います」と語りかけた。阪神大震災で被災した経験を持つ松尾さんは「物質的な復興も大事ですが、被災されたみなさんの心の復興も長い時間をかけて大事にしていかなくてはならないと思います。早く、みなさんに映画を観ていただける日がくれば」と祈りを込めた挨拶。神尾さんは福島県いわき市出身で、ご家族が避難生活を送っているそう。「いま、この瞬間も現場で復興に向けて戦っている人への感謝の気持ちでいっぱいです。笑顔で生活できる日が来ることをお祈りしています」と語った。撮影時の話になると、次々と興味深いエピソードが続出。堤さんは「年なので、セリフを覚えるのがつらかった。その上、何で岡田准一とアクションせなあかんの?オッサン、大変でした」と苦労をふり返る。堤さんによると、岡田さんは鉄砲から出る火花を一瞬でかわしたそうで「本当にすごい!速い!速いよキミは。弾丸をよけられる男ですからね。たまりませんね」と手放しで岡田さんの身体能力を絶賛していた。岡田さんは「あなたにとって『SP』とは?」という問いに「結晶。スタッフとキャストみんなで偽りなく『観て!』と言えるものを作ったと思います」と充実の表情。最後に改めて「これから元気が大事だと思います。笑顔になっていただけるように出来ることをやっていきたいと思います。『SP』がその力になれば」と呼びかけた。『SP 革命篇』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:SP 革命篇 2011年3月12日より全国東宝系にて公開© 2011「SP」プロジェクトチーム SP 野望篇 2010年10月30日より全国東宝系にて公開© 2010「SP」プロジェクトチーム■関連記事:真木よう子インタビュー 「SP」誕生から4年、大作への進化に「予測できた」キャスト陣も参加で裏話が聞ける?『SP』Twitterイベントを特別ドラマ放送中に開催真木よう子、壇上でまさかの舌打ち疑惑!岡田准一「何かムカつくことありました?」2010年映画ファンが選ぶベストムービー洋画大作を抑えあの邦画がNo.1に輝く!岡田准一『SP』深夜ロケで荒れた?「誰か蹴りてぇ!」で犠牲になったのは…
2011年03月26日TBS系新ドラマ「SPEC(スペック)〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」の制作会見が9月26日(日)、東京・渋谷区のマウントレーニアホールで行われ、W主演の戸田恵梨香、加瀬亮、堤幸彦監督らが出席した。警視庁の捜査一課弐係(通称:ケイゾク)に続き新設された未解決の難事件を扱う部署・通称ミショウを舞台に、IQ201の天才脳を持つ変わり者・当麻紗綾(戸田さん)と元特殊部隊で武闘派の瀬文焚流(加瀬さん)が特殊能力“SPEC”を持つ犯罪者たちに挑む物語。1999年にドラマ放送され、その後映画化もされた堤監督の代表的人気シリーズ「ケイゾク」の後継作品。現在、第3話、第4話を撮影中。この日も午前中に収録が行われており、加瀬さんは黒スーツに丸刈り頭、戸田さんはボサボサ頭にジャケット、ロング丈のスカートと“イモ臭い”恰好の劇中衣裳で出席。現場の様子を、加瀬さんは「最近、戸田さんの暴走が目立ちます。台本にないことをやってきて、本番中に意味の分からないことをやって、ハメられています。この間は僕がシリアスな表情を求められているときに、とんかつのソースのフタにバカって書いてあって、それが僕にしか見えないようになっていた」と暴露。戸田さんは「ああ、結構やっちゃいましたね」とニッコリ。また互いの印象について、戸田さんは「加瀬さんは自分と似ている気がします。暴走しそうな気がします」。加瀬さんは「戸田さん、メチャメチャ面白いです」とそれぞれ好相性を感じている様子。一方で、もし特殊能力(スペック)を得られるなら?との質問に、戸田さんは「当麻役はセリフがとっても多くて、11ページとか14〜15ページにわたり、それを毎週やるのでプレッシャーがある。1回読んだだけでセリフを覚えるスペックがほしい」と苦笑い。加瀬さんは「単純に空を飛ぶスペックがほしい」と無邪気な回答。堤監督は「短時間に大量の台本を消化できる、予算を押さえる、期日内に納品できる、視聴率が取れるスペックがほしいです」と現実的な悩みを噴出させ、会場の笑いを誘った。ほかに「ケイゾク」と同じ役柄で2人の上司を演じる竜雷太が出席した。「SPEC 〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」は10月8日(金)スタート(22:00〜/初回は15分拡大版)。(text:Yoko Saito)SPEC 〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜■関連作品:阪急電車 2011年初夏、全国東宝系にて公開アウトレイジ 2010年6月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2010『アウトレイジ』製作委員会■関連記事:たけし、初の倉本聰ドラマに「見事な脚本。怒られない出来の芝居を」苦情続出のキャスト陣に北野監督毒っ気回答連発カンニング竹山主演作初日挨拶で北野監督新作タイトルを3連呼北野武監督インタビューキタノはいかにして加瀬亮を“ヤクザ”に仕立て上げたのか?モナもシビれた!北野監督作『アウトレイジ』女性座談会
2010年09月26日映画『BECK ベック』が9月4日(土)に公開を迎え、水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、中村蒼、向井理らキャスト陣と堤幸彦監督が登壇しての舞台挨拶が行われた。「9月4日という日はこれから忘れられない日になると思う」(向井さん)、「命を賭けてやりました。(初日を迎えて)素直に嬉しい」(桐谷さん)など、それぞれに初日を迎えた感慨を口にする中で、異彩を放ったのがコユキ(佐藤さん)とサク(中村さん)の同級生・弘美を演じた倉内沙莉。「みなさん、残暑お見舞い申し上げます!この映画を観て、私は原作を読み返したくなりました。みなさん、本屋へレッツゴーです!」とホワンとした口調で呼びかけ、会場はどよめいた。これに触発され(?)、堤監督も「気に入った方はもう一度、映画館にレッツゴーです!」と語り笑いを誘った。キャスト陣に劇中のオススメのポイントを尋ねると水嶋さんは「スペシャルゲストを探すのが楽しみだと思います。一人挙げるなら、有吉さんとか」と“隠れゲスト”の存在を見どころにあげた。佐藤さんは、自身と真帆役の忽那汐里のキスシーンについて「本当に申し訳ありません」となぜか謝罪を連発しつつ「キスの瞬間、後ろの信号が青から黄色、赤に変わるんです」とかなり細かいシーンに言及。桐谷さんは、自身が演じる千葉が働くラーメン屋の店主の「前髪に注目してほしい」とのこと。また、中村さんはエンドロールにも表示されない、自身が特別に声優を務めたシーンの存在を告白。「平くん(向井さん)のバンドがライヴの後に帰るとき、竜介(水嶋さん)が入ってくるんですが、そのときの平くんの後ろにいるバンドメンバーの声をやってます」と明かした。そのセリフはと言うと「あっ」というひと言のみ!堤監督曰く「たまたまです。そこにいたから」。向井さんは八王子のスタジオでの撮影に触れ「たまたま、マキシマムザホルモンさんがそのスタジオで練習されてて、監督が交渉して出てもらいました」と明かした。カンニング竹山はコユキにギターを教える斎藤を演じたが「斎藤研一を演じました…」と自己紹介した直後、「いま、隣りで向井くんが『研一っていうんだ…』って言いました」と寂しそうに“告発”し会場は笑いに包まれた。最後に佐藤さん、中村さん、桐谷さん、向井さんからリーダーとしてバンド、そして撮影を引っ張った水嶋さんにひと言。「また共演してください」(佐藤さん)、「超好きです」(桐谷さん)、「今日という日を迎えられたのは水嶋さんのおかげです」(中村さん)、「またメシ食いに行きましょう」(向井さん)といった仲間たちの言葉に水嶋さんは「何とも言えません…まさかの流れですね」と汗びっしょりで照れくさそうな表情を浮かべていた。『BECK ベック』は全国にて公開中。水嶋ヒロロングインタビュー シネマカフェSweet「見つめられてドキっ」■関連作品:BECK ベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:水嶋ヒロインタビュー天才ギタリストを演じるための役作りはビジュアルから?無人島に一緒に流れ着きたい俳優1位は意外にも?… 向井理!クールな知性に期待水嶋ヒロ『BECK』でのカツラ着用をカミングアウト桐谷健太の熱きラップ炸裂!!『BECK』ライヴハウスでの演奏映像が到着水嶋ヒロ、佐藤健ら「BECK」が音楽の聖地に集結!
2010年09月04日映画『BECK ベック』の試写会が8月18日(水)、東京・北の丸公園の日本武道館で行われ、水嶋ヒロ、佐藤健らメーンキャストをはじめとする11人が勢揃いした。ハロルド作石の同名人気コミックを原作に、天性の歌声を持つコユキ(佐藤さん)、天才ギタリスト・竜介(水嶋さん)らバンド「BECK」を組んだ若者5人が音楽に情熱を注ぐ姿を描く青春音楽ムービー。“音楽の聖地”での一般向けとしては初の試写会で、ファン約6,500人が集結。水嶋さんは「スタッフ、キャストみんなで全身全霊を込めて作った作品を聖地でいち早く観ていただける。反応が楽しみ」。佐藤さんも「とてもドキドキして不安もありますが、僕たちの青春が詰まった熱い作品です」。向井理も「このメンバーでここに立つことができて幸せです」と胸を張った。ドラム担当のサクを演じる中村蒼は「この日を1年前から楽しみに待っていました」と緊張気味に切り出すと、「に…日本武道館」と噛んでしまい、会場から「可愛い〜」の声援を浴びて照れ笑い。バンドのムードメーカー的存在・千葉を演じる桐谷健太は、体を横向きから正面へよじらせる“ステージパフォーマンス”を見せながら「武道館〜!」と絶叫し、「一度これ、やってみたかった」とニッコリ。佐藤さん演じるコユキにギターを教える役で出演しているカンニング竹山も「呼び捨てにすんな!一度武道館でキレてみたかった」とそれぞれ会場の笑いを誘った。ほかに忽那汐里、松下由樹、水上剣星、倉内沙莉、堤幸彦監督が出席し大きな盛り上がりを見せた。映画『BECK ベック』は9月4日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:BECK ベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:水嶋ヒロらBECKメンバー5人が青春熱血トークHMV渋谷ラストイベント奇跡の出会い!オアシス、レッチリにディランも…『BECK』アルバム発売決定!キャスト陣来場!『BECK』スペシャルイベントに5組10名様ご招待
2010年08月18日全米で初登場から3週連続1位をキープし、日本でも初登場1位に輝いた『インセプション』。観客動員数も好調で、上映時間が約2時間半ということで1館での上映回数が他作品に比べて少ないにもかかわらず、国内で2週間で100万人を突破、興行収入でもすでに15億円を超えており、50億円という目標も現実味を帯びてきた。また、本作を鑑賞した映画監督の庵野秀明、モデルの蛯原友里らからも、本作を絶賛するコメントが寄せられている。人の頭の中に侵入し、アイディアを盗むという、奇想天外な犯罪を軸に展開する本作。その斬新な発想や、綿密に積み上げられたストーリー、そして意外な結末が波紋を呼び、Twitterやブログではすでに活発な議論が交わされており、リピーター客の増加、ならびに口コミによる広がりを見せている。映画を観た、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの総監督を務める庵野秀明は「面白いです。SFアクション映画という言葉にとらわれず、観るとまた面白いです。監督の『夢』『逃避』『現実』『目覚め』 そして『観客』『作り手』という一連のメッセージがまたよかったです」と絶賛。『BECK ベック』の公開が控える堤幸彦監督は「脳のすべてに刺激的!エンターテイメント映画の要素すべて詰め込んである! 覚悟せよ!」と同じエンターテイメント作家として手放しで本作を称賛する。モデルの蛯原友里は「最高のアクション大作であり、夢の中の夢で生きる美しき愛の物語」という言葉で本作を表現。さらに、「メタルギア」シリーズで知られるゲームデザイナーの小島秀夫は「世の中が映像の3D化に堕ちていく中、天才クリストファー・ノーランは映像そのものの階層化に挑んだ。現実(フィクション)から夢(フィクション)、夢(フィクション)から虚構(フィクション)へと墜ちて行く、底なし脳内アクション大作!」というコメントを寄せてくれた。クリエイターにトップモデルと、ジャンルは違えど各界の最前線で戦う人々からのこの熱烈なる支持の声に、改めてクリストファー・ノーランの作り上げた世界の緻密さ、凄まじさがうかがえる。『インセプション』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。特集「新時代の男たち」■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:夏の陣!『インセプション』が『アリエッティ』、『トイ3』、『踊る3』抑え1位に渡辺謙インタビュー「50歳になって、“不確かな状態”にあるって楽しいです」レオ、日本への思いを熱弁!渡辺謙は「監督はダ・ヴィンチの再来」と絶賛レオ、侵入するなら「アレキサンダー大王の頭の中。でもプライバシーの侵害だよ…」『インセプション』と「ブラッディ・マンデイ」がコラボオリジナルストーリーも展開
2010年08月03日人気作家・万城目学の直木賞候補にもなったベストセラーを映画化した『プリンセス トヨトミ』の大阪の撮影現場の様子が8月1日(日)に公開され、主演の堤真一をはじめ、共演の綾瀬はるか、岡田将生のコメントも到着!あわせてこの3人以外の共演陣も新たに発表された。国家予算の使用用途についての会計検査院による査察をきっかけに、大坂夏の陣で断絶したはずの豊臣家の末裔が秘密裏に生き延びていたことが発覚し、この秘密をめぐって大阪中を巻き込んだ大騒動が勃発する、という本作。「鴨川ホルモー」、「鹿男あをによし」がそれぞれ映画化、TVドラマ化されるなど高い人気を誇る万城目さんの同名小説の映画化作品で、大阪府の全面協力を得て、このほど撮影が開始された。撮影が行われたのは堤さん、綾瀬さん、岡田さん演じる会計検査院の3人が、大阪府庁に到着し、調査を始める場面。100名ものエキストラが扮する大勢の職員に対して自己紹介と提出すべき書類の説明を行い、職員たちが慌てながら資料を集める、というシーンが展開する。撮影が実施されるのは大阪府庁内の大会議室で、ここで撮影が行われるのは、松田優作の遺作となった『ブラック・レイン』(’89)以来、2度目のこと。橋下徹大阪府知事からは「僕も原作を読みましたが、大阪府庁をはじめ、大阪城、そして空堀商店街など大阪の都市(まち)の魅力がいっぱい詰まった壮大なドラマです。今日、大阪府庁での撮影がスタートしますが、みなさんの熱演で、万城目学さんの原作の持つ大阪に対する愛情あふれるストーリーを、そして大阪の都市(まち)の魅力を日本全国に、そして世界中に伝えていただけることを心から期待しています。必要があれば、府庁の幹部を出演させますよ」と製作陣、キャスト陣に向けての歓迎と期待の気持ちを込めたメッセージが届けられた。検査院のチームのリーダー役を演じ、自身も関西出身の堤さんは「不思議な話で、大阪の人が大阪のことが大好きだという思いが強く出ているが、大阪以外の人でも、観たら大阪を好きになれる作品にしたいです。綾瀬さんは超天然、岡田さんは、(自分は)彼の父親と同じくらいの年齢で、こんな息子がいたら自慢できるけど、自分は結婚すらしていないし…(笑)、今日のように大阪府庁のような建物で撮影させていただくと、セットと違って建物が空気感を出してくれて、力をもらえます。ぜひ残してほしい建物です。知事がエキストラ参加を希望されているそうですが、エキストラは時間もかかるし、こちらも緊張するので、遠くから見守っていただけたら!作品は親子の間の秘密を描いた内容ですが、自分の秘密は言えません。ただ、綾瀬さんは、大阪城をお寺だと思っていたらしく、指摘をしたら『あ、神社だ!』と言っていました(笑)」と共演者に関わるエピソードを交えながらユーモアたっぷりに意気込みを語ってくれた。綾瀬さんは「空堀商店街に行ってみて、人が多くて、服装も派手で大阪だ!と感じました。堤さんはノリのいい大阪のお兄ちゃん。岡田さんは、いい人(笑)!(自身の)役どころは、性格は抜けていますが、ちょっとした行動でミラクルなことを巻き起こす調査員。歴史的な面から見ても妄想できるところがたくさんあって夢がある映画です」とアピール。そして、岡田さんは「大阪はにぎやかで温かい印象です。周りの人が普通に話しかけてきてくれました。堤さんはお父さんみたいで、楽しませてくれ、やりやすくて感謝しています。綾瀬さんは天然で不思議な人。自分の役柄的にはお話しできないことも多いんですが、先輩たちの足を引っ張らないようにがんばります!作品はおとぎ話のような話。大阪の人はもちろん、大阪の人以外にも楽しんでいただける作品になると思います。知事のおかげで大阪で撮影ができているし、大阪府庁も撮影で来られるとは思っていなかったので嬉しいです」と笑顔で語った。“お父さん”、“天然”、“いい人”という3人が映画の中でどのような“化学変化”を見せてくれるのか?加えて、新たな共演陣として沢木ルカ、森永悠希、和久井映見、中井貴一の出演も発表された。『プリンセス トヨトミ』は2011年夏、全国東宝系にて公開。■関連作品:プリンセス トヨトミ 2011年夏、全国東宝系にて公開
2010年08月02日仲間由紀恵、阿部寛らが5月8日(土)、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われた映画『TRICK 霊能力者バトルロイヤル』(堤幸彦監督)の初日舞台挨拶に出席した。自称・売れっ子奇術師・山田奈緒子(仲間さん)と石頭の天才物理学者・上田次郎(阿部さん)の凸凹コンビが数々の超常現象の謎に挑む人気ドラマシリーズの劇場版第3弾で、ドラマスタートから10周年。仲間さんは「続けてこられたのはみなさまのおかげ。私にとっては大切な作品」。阿部さんも「感無量です。これからも『TRICK』をやっていきたいと個人的には思っています」と揃って感慨深げ。客席から大声援が飛び交う中、観客のひとりが劇中の仲間さんのキメ台詞をマネて「まるっと…」と言おうとして噛む場面があり、仲間さんは「噛みましたね?」と即、ツッコミ。会場の笑いを誘い、共演の生瀬勝久からは「10年経って仲間さんがこんなにおしゃべりが上手になるとは。何を素人に突っ込んでいるんですか!」と逆に突っ込まれた。一方、レギュラー共演陣の野際陽子も「ロケ弁はひどかった」、「老い先短いですから、大ヒットを味わってから死にたい」。シリーズ初参加で、劇中、仲間さんらと対決する霊媒師役の戸田恵子も「派手な格好をさせていただきましたが、朝からあの恰好は大変でつらい日々でございました」とストレートな物言いで観客を笑わせた。同じシリーズ初参加の佐藤健が「元々、『TRICK』の大ファンで、『TRICK2』を劇場で観たときに続編あるのかな?って思っていたら、あった。だからみなさんが愛し続けてくれれば、15周年とか…」と堤監督に“4”のおねだり。堤監督は「中途半端な数字がいいんじゃないですか?13.5周年とか」とシリーズの作風そのままのトボけた回答。客席を沸かせていた。『TRICK 霊能力者バトルロイヤル』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:劇場版TRICK(トリック) 霊能力者バトルロイヤル 2010年5月8日より全国東宝系にて公開© 2010「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」製作委員会■関連記事:「担任の先生になってほしい俳優」ランキング男女とも混戦…1位はやはり、この人!阿部寛山下達郎の音声メッセージに「本当に山下さん?」4年ぶりの最新作『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』試写会に15組30名様ご招待三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!『TRICK』10周年大感謝祭を開催!最新劇場版の公開も決定、佐藤健ら出演
2010年05月08日堤真一が4月26日(月)、東京・千代田区のよみうりホールで行われた、主演映画『孤高のメス』(成島出監督)の完成披露会見に、共演の夏川結衣らと出席した。現役医師の大鐘稔彦氏の同名小説を原作に、1989年当時、日本の法律で認められていなかった禁断のオペ、脳死肝移植に挑んだ天才外科医・当麻の姿を描く医療ドラマ。オペシーンに関わるキャスト陣は撮影前、役作りのため生体肝移植、肝臓がんの摘出などの手術を見学。孤高の天才外科医と似ている部分を聞かれ、堤さんは「全く見当たりません。僕がやっていいのか?と思った」と取材陣を笑わせつつ、「主治医の先生は孤独を感じられながらも、現場に行くとチームワークで手術をする。その点は俳優に似ている」と職業柄には共鳴した様子。劇中のオペシーンでは「アンコ椿は恋の花」など演歌歌手、都はるみの楽曲が流れる。堤さんは「(当麻の)モデルの先生が、(オペ中に)石川さゆりさんを聴いていらっしゃるのですが、そのままだとパクリになるので、都はるみさんになった」と説明し「家で、糸結びなど練習するときもはるみさんの歌を聴きながらやりました。こぶしがパワフルで力をもらった」とこだわりの“特訓”法を告白。看護師役の夏川さんから「石川さゆりさんがいいって言っていたじゃないですか?」と突っ込まれて、「言ってた」と苦笑いだった。夏川さんは「手術を見学させてもらったときに、先生たちが聴きながら鼻歌まじりになさっているのを見てビックリしました。でもリラックスしてやることが手術にいいのだそうです」と話した。ほかに吉沢悠、中越典子、平田満らが出席した。『孤高のメス』は6月5日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会■関連記事:目の前の命を救うため、禁断のオペに挑む『孤高のメス』試写会に15組30名様をご招待小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!堤真一、大組織の悪しき体制と闘う熱血医師に「ヒーローではない、医師を演じたい」
2010年04月26日累計発行部数1,500万部を超える人気漫画を原作に、若手人気俳優陣をキャストに迎えて製作された映画『BECK ベック』の製作報告会見が3月30日(火)に東京・渋谷のSHIBUYA-AXで行われ、水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、忽那汐里、中村蒼、向井理という主要キャスト陣と堤幸彦監督が出席。あわせて、本作のW主題歌としてレッド・ホット・チリ・ペッパーズの「Around The World」とオアシスの「Don’t Look Back in Anger」が起用されることも発表された。一般客も招待して行われたこの日の会見。水嶋さんらが姿を現すと、会場は悲鳴のような歓声に包まれた。最初に挨拶に立った、天才ギタリスト・竜介役の水嶋さんは「このお話をいただいたとき、光栄に思うと共にプレッシャーもありましたが、一丸となって役を全うしました」と真摯に語った。天性の声を持つボーカルのコユキを演じた佐藤さんは「ここにこうやって立って、みんなと久々に会って、いよいよという気持ちでワクワクしています。みんなで一緒に努力し、青春しながら作ったこの映画を早く観てもらいたい」と笑顔を見せた。ラッパーの千葉役の桐谷さんは役柄そのままに「全力を注いで、全神経集中し爆発させてます!すごい化学反応起きてる映画になってます」と熱い言葉を発した。ドラムのサクに扮した中村さんは「音楽がすごくかっこよくて、ライヴシーンは自然に盛り上がれました。音楽に乗せて、たくさんのメッセージが伝われば」と呼びかけた。司会者から「最年長者としてバンドを支えるベーシスト・平」と役柄を紹介された向井さんは「実際の最年長は桐谷くんなんですが、キャラ的にやんちゃなところが多くて、僕がいろいろ任されることもありました(笑)」と明かし、横目で桐谷さんをチラリ。そして「音楽や青春ってベタかもしれないけど、それを堂々と一生懸命、熱くやることがかっこいいことだと、僕らも改めて気づかされました」とクールな口調で熱い思いを語ってくれた。楽器やボーカルの練習に話が及ぶと、水嶋さんが「がんばって話します。でも、カジュアルめに…ってどっちだよ!」と謎の一人ボケツッコミと共に「天才ギタリストの名を背負うプレッシャーはありました。睡眠時間を削ってでも練習しないと、役に説得力を欠いてしまうので」と苦労を明かした。ほかのメンバーもそれぞれ「血のにじむような努力」(堤監督)を行っていたようだが、一方で「ギターの楽しさにすぐに気づけたので楽しめた」(佐藤さん)、「常に楽しんでいて、本気と遊びの繰り返しだった」(桐谷さん)という声も。また、「なるべくドラムスティックを触っていた」という中村さんは「撮影中に、スティックが折れた」と明かし、「それだけがんばっていたということなので、お願いします!」と自ら報道陣にエピソードを売り込み、桐谷さんらから突っ込まれる一幕も。さらに、堤監督が、ひとりひとりに「完璧でした!」と合いの手を入れ、報道陣と観客の笑いを誘った。最後に締めの挨拶のためにマイクを握った水嶋さんは、撮影に臨んだキャスト・スタッフの姿勢について「原作のハロルド作石先生へのリスペクトを常に掲げ、原作ファンの顔を思い浮かべながらワンシーン、ワンシーン取り組んできました」と語った。さらに報道陣に向けて「僕らが、全身全霊を傾けて取り組んだこの作品をぜひ伝えてください。もし上司の方が『(この会見記事にスペースを)そんなに使わなくても』と言っても、夢をあきらめちゃいけないんですよ(笑)!熱い思いがあれば上司の気持ちも傾けさせることができます」と口説きモードで宣伝を懇願。会場を爆笑に包み込んだ。『BECK』は9月4日(土)より全国にて公開。■関連作品:BECKベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社■関連記事:【文豪を演る】インタビューvol.1 向井理 as 太宰治 「素の自分?秘密です(笑)」向井理、成宮寛貴らが文豪に変身?ドラマ「Bungo」主題歌はいきものがかりに決定水嶋ヒロ&佐藤健がギターをかき鳴らし向井理は半裸金髪でベース!『BECK』最新映像三浦春馬&佐藤健がN.Y.の中心で鍋をつつく?5日間の旅を収めたDVD発売!『BECK』水嶋ヒロ、佐藤健らによる音楽フェスのライヴシーン観客役を大募集!
2010年03月30日浦沢直樹の傑作コミックを原作に、総製作費60億円を注ぎ込んで製作された3部作映画『20世紀少年』。昨年8月に公開され興収約40億円を記録した第1章、続く第2章の大ヒットを経て、遂に完結編『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』が8月29日(土)に公開初日を迎えた。公開まで一切伏せられていたラスト10分の謎も解禁され、興奮渦巻く初回上映後、堤幸彦監督をはじめ、主演の唐沢寿明に豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、石塚英彦(ホンジャマカ)、山寺宏一、佐野史郎の総勢9名が舞台挨拶に登壇した。登場するなり、観客から「顔小さい!」との声を浴びたケンヂ役の唐沢さんは、調子に乗り「『頭蓋骨を小さくしようの会』の唐沢寿明です」と自己紹介。おなじみの挨拶で観客の笑いをつかむや、「本当に今日で終わるなという寂しい気持ちもありますが、こんなにたくさんの方に来ていただいて嬉しい気持ちでいっぱいです」と名残惜しさもにじませた。続いてオッチョ役の豊川さんは、「唐沢さんがいつも微妙な空気を作った後で本当にやりにくい挨拶もこれで最後だと思うと、気持ちが楽になりました(笑)」と漏らしながらも「『20世紀少年』をやれて良かったです。すごく幸せな作品になったと思います」と満面の笑顔を浮かべた。また、ヨシツネ役の香川さんも「いつも楽しみだった唐沢さんの挨拶が聞けなくなると思うと寂しい」とコメント。しかし、公開を迎えて気を許したのか「犯人(“ともだち”)じゃなくて良かったと思いました。ワンシーンだけ被ったマスクはとても息苦しく、真夏の中、つらかったことを思い出します」と“ともだち”候補からの離脱を明かした。「ご紹介に預かりました、ゴールデンレトリバーです」と挨拶し、癒しオーラを吹き込むのはマルオ役の石塚さん。「この作品はこれで終わりますが、第4章『カンナとマルオの夢日記』がクランクインするので、ぜひそちらも楽しみにしてください」と嘘八百を堂々と並べる始末。完結編で新たに登場するコンチ役の山寺さんは、「普段は声でしか出演しない私にこんな大役をいただいて感謝しています」と一礼。「それでは、感謝の気持ちを込めて…」と前置きをし、撮影中にマスターしたという“ともだち”のモノマネで、「ケンヂくん、遊びましょ。そう、僕だよ、僕が…トモダチじゃないよ!」とコンチの潔白をアピールした。劇中と打って変わり、煌びやかな衣裳で一際視線を集める常盤さんが、観客に向けて「結末はいかがでしたか?」と尋ねると、盛大な拍手が沸き起こった。会場から“ユキジ姉”との声援が上がる中、常盤さんは「私たちはこの1年半近く、地球を守ってきたので(笑)、今日で最後だと思うと本当に残念ですが、夏休みが終わってからも、みんなで最後の夏祭りを盛り上げてください!」と力強く呼びかけた。一方、舞台挨拶早々から込み上げる涙を抑えきれずに、常盤さんに支えられながら号泣していた平さん。カンナ役への大抜擢をふり返り、「この偉大な作品にちっぽけな私が出演できたことを本当にありがたく思います。監督や共演者、スタッフの方々が私を育ててくれました。10年間も売れない私を見捨てずにいてくれた事務所の社長さんやスタッフに、今後ちゃんと恩返しができるように頑張ります」とひとしきりに感謝の言葉を並べると、温かい拍手が贈られた。そんな平さんを父親のような眼差しで見守っていたヤン坊・マー坊役の佐野さんは、「子供の頃の夏休みの楽しみと言えば、東宝の特撮映画でした。大スペクタクルの歴史がある中で、この映画はその最新作として捉えてます。これを超える特撮映画はこれ以上ないと思います」と思いの丈を語った。そして、第1章から完結編まで完成させた堤監督は、長きにわたるこのプロジェクトをふり返り、「この映画は自分の人生の一部になっていて、ずっと忘れることはありません。この経験を忘れないまま、監督を続けていきたいと思います。本当にありがとうございました」と込み上げる思いを口にした。さらに、本作のヒットを祈願して、この日のために作られた200万円相当の“ともだち”仕様のダルマが登場。一同を代表して唐沢さんは、二重丸の目を入れると「ダルマにこんなマークを入れられるなんて、最高の気分です」と冗談交じりに感動を語り、吸い寄せられるようにダルマに抱きついてみせた。そして最後の最後はやはり、これ!恒例となった豊川さんの音頭による三本締めといくところが、記念すべきラストは常盤さんの「お手を拝借…」の合図でゴールイン。会場一体となって、盛大に三本締めが行われ、最終章の門出を祝った。『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:20世紀少年 第1章 2008年8月30日より全国東宝系にて公開© 1999浦沢直樹スタジオナッツ/小学館 © 2008「20世紀少年」製作委員会20世紀少年<第2章> 最後の希望 2009年1月31日より全国東宝系にて公開© 1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館 © 2009 映画「20世紀少年」製作委員会20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 2009年8月29日より全国東宝系にて公開© 1999,2006 浦沢直樹 スタジオナッツ/小学館© 2009 映画「20世紀少年」製作委員会■関連記事:謎に包まれたラスト10分、あなたはどう判断する?遂に完結!『20世紀少年』溝端淳平がよさこいを踊る!本場・高知を舞台にした青春ムービー製作決定トヨエツ、現役引退で解放感?『20世紀少年』ラストに向けてカウントダウン!平愛梨号泣に温かい拍手の一方で、ユースケセクハラ満載トークに会場ドン引き?元&現役肥満児たちが大集合?『20世紀少年』完成披露イベント
2009年08月29日