花房観音さんをご存知ですか?昼はバスガイドとして修学旅行生などを案内、夜は濃厚な官能小説を執筆、と二足のわらじを履いている京都在住の作家さんです。経歴も興味深いのですが、彼女の小説には“醜女”、つまり不細工な女性が出てくることが多い、という特徴が。しかも官能小説ですから!そんな花房観音さんの、おすすめ“醜女小説”をご紹介しますね。■乾いた心に潤いを与える?怖い一冊『どうしてあんな女に私が』幻冬舎文庫もう、このタイトルがすごいですよね!こんなふうに呟いたことのある女性は少なくないのでは?「どうしてあんな女に私が負けるの?」「どうしてあんな女に私が彼氏を取られるの?」「どうしてあんな女に私が馬鹿にされなくちゃいけないの」……と、後に続く言葉もいろいろありそうです。◎どんな作品?本作の主人公は作家・桜川詩子。ルックスにコンプレックスを持つ42歳の女性です。一方、おデブでおブスな“さくら”は男性にモテモテで女神扱い。いったいどうして?この“さくら”の正体は徐々に明かされていきます。真相はぜひ、小説で確認してくださいね。ちなみに、単行本として出た当初は『黄泉醜女』というタイトルでしたが、文庫化の際に『どうしてあんな女に私が』に変わりました。◎女同士の醜い争いが勃発作者の分身のような存在と思われる詩子は“さくら”を題材に小説を書くことになり、取材を進めるうちに “醜女=さくら”に対する罵詈雑言が噴出!女たちの醜い争いが繰り広げられます。でも、そこは官能小説。随所に色っぽい表現が登場するので、心が乾燥気味の女性はリハビリを兼ねて読んでみてもいいかも。女ってそうだよね……と共感できる部分も多い作品です。■なぜか負の感情が浄化される!?『愛欲と情念の京都案内(京都しあわせ倶楽部)』PHP研究所こちらは、現役バスガイド&小説家ならではのエッセイ。花房さんはホラーテイストの小説を手掛けることも多いのですが、その作品の源泉は京都にあるんだな、ってことが伝わってくる一冊です。◎どんな作品?転ぶと三年後に死ぬという「三年坂」、その井戸の水を飲ませると相手との縁が切れる「鉄輪の井戸」、「みたらし団子」の本当の意味など、こんな京都があったの?とびっくりな“裏京都案内”を楽しめます。怨念、嫉妬、呪い、縁切り、性の禍々しさ、人間の情といった、誰の心にもあるような負の感情が綴られていて、逆に読んでいる自分の負の感情が浄化される気もするから不思議。■大人の女性におすすめ女性が書く官能小説が気になる人はもちろん、京都好きやホラー好き、女の業や性に興味津々、“醜女”にピンと来た……なんてみなさん、ぜひ花房観音さんの著書を手に取ってみてくださいね。あなたもエロティックで美しく、そして怖い、独特の世界観にハマってしまうかも。
2018年10月28日NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』のヒロインをはじめ、活躍目覚ましい芳根京子が舞台に挑戦する。演目は、2016年に上演された『母と惑星について、および自転する女たちの記録』。脚本を手がけた蓬莱竜太が第20回鶴屋南北戯曲賞を受賞した珠玉作の待望の再演である。そこに新キャストとして加わる芳根。作品にまた新たな魅力を与えそうだ。【チケット情報はこちら】この舞台の登場人物は母と3姉妹の4人のみ。長女役の田畑智子、次女役の鈴木杏が初演から続投し、母親役のキムラ緑子、三女のシオ役の芳根が、新キャストとして出演することになる。芳根はまず、この少人数編成に心惹かれたのだという。「出演者が4人しかいないというのは、ちゃんと舞台を経験するにはすごくいい機会だなと思ったんです。演出の栗山(民也)さんにもきっとたくさんご指導いただけるのではないかなと思いますし。みなさんと一緒にひとつの作品を作る喜びもより感じられるのではないかなと思うんです」。芳根にとって舞台は、2015年の『幕が上がる』に続いて実はこれが2度目。高校演劇部を舞台にした前作は、映画からスタートしたこともあり、同年代の出演者たちと楽しく過ごしたという記憶が大きいらしい。「だけど、舞台を経験されている先輩方の話を聞くと、舞台ってもっと悩んでもがいて作り上げていくものじゃないかという気がして。楽しいだけじゃいけないんじゃないかと勝手に思い込んでしまっているところがあるんです。だから今回は、ちゃんと壁を乗り越えてやるぞと思っています(笑)」実際、壁は大きそうだ。「まずセリフ量がすごいんです。台本をいただいて蛍光ペンを引いてみたら、インクがなくなっちゃったほどでした(笑)。しかも、長崎弁なので大変だろうなと思います。でも、それだけセリフをいただけるのは幸せなこと。しっかりやっていきたいと思っています」。また、演じるのは、“母”というものに恐怖を懐き、ある大きな選択を迫られているという複雑な役どころ。「私自身も苦しむだろうなと思います。でも、その分いろんな景色が見えるだろうなと思うので、しっかり苦しみたいと思いますし。自分から出てくる感情を1回1回大切にしたいなと思います。1度完成した作品をやるのはプレッシャーがありますが、もう1度やる意味を感じていただけるように、みなさんが引き込まれるお芝居ができたらなと思っています」。映像でも瑞々しい演技を見せる芳根だ。ナマの舞台にさらに期待したい。公演は2019年3月5日(火)から26日(火)まで東京・紀伊國屋ホールにて。チケットは12月8日(土)より一般発売開始。取材・文:大内弓子
2018年10月19日NHK連続テレビ小説「まんぷく」が好評だ。「DREAMS COME TRUE」の楽曲に乗せ、ヒロイン・安藤サクラの個性だけで押すオープニングは見れば見るほどクセになり、人となりが見えてきた登場人物の中には応援したい推しキャラが現れている。第2週は長姉・咲(内田有紀)の結核や激化する戦局という心配な出来事があったものの、何より、安藤さん演じる今井福子と、後の夫となる立花萬平とのやりとりに毎朝、ほっこり、にやにや、ハラハラ、キュンキュンしている方が多い様子。その萬平を演じているのが、ハセヒロこと長谷川博己だ。丸メガネに“技術屋”らしいエプロン、商売に疎く、恋にも奥手、でも決めるところはビシッと決める姿には「可愛いすぎる」「素敵すぎる」「癒される」といった声が続出。三姉妹の末っ子でおっとりはしていても、意外としっかり者の福子に比べて、「むしろハセヒロのほうがヒロインでは?」と「ハセヒロイン」といった言葉まで誕生するほど。本作ではこれまで以上に、ダメカッコいい、キュートな魅力が炸裂している。福子×萬平のほのぼのカップルはどうなる…!?家庭でも手軽に味わえるインスタントラーメンを生み出した日清食品の創業者・安藤百福とその妻・仁子をモデルに、激動の時代の大阪で生き抜く夫婦の苦労と成功を描く「まんぷく」。タイトルは劇中の夫婦の名前、萬平と福子からとられている。制作発表時には、「朝ドラは20代の頃に何度かオーディションを受けさせてもらいまして、何度も落ちておりまして(笑)」と語っていた長谷川さん。ところが、生真面目なインテリやエキセントリックな役柄をやらせたらピカイチな彼は、本作での矜持を持った発明家であり、ハニカミながらも福子にちゃんと恋する男がハマっている。朝ドラで実在の企業の創業者や配偶者がモデルとなるのはよくあることだが、今回は子役時代は描かず、いきなり大人(福子18歳!)からスタート。福子の人柄や仕事ぶり、今井家の実情、萬平との出会いや彼の事業など、様々な要素が初週から実に小気味よく描かれ、このカップルの初々しさ、お似合いぶりは見る者を大いに楽しませている。たとえば、2人の初デート。福子は父を、萬平は両親を早くに亡くしているのに、それぞれの身の上を明るく語り合う。屋台のラーメンを並んで食べながら、「そんなに深刻にならないでください、さあ食べて食べて」と萬平は朗らかに言ってのける。そして、自身の仕事場を案内しながら「世の中の役に立つ仕事がしたい。みんなが喜んでくれるような仕事を」と語る萬平を、福子は尊敬を込めて見つめる。また、「私なんか…」と自分を卑下するような福子に対し、「福子さんは、かっ、可愛い方です」と真っ直ぐに伝える。それに心が優しい、礼儀正しい、に続いて「ラーメンをおいしそうに食べる」と、本作らしい“愛の言葉”も。その上、福子の母・鈴(松坂慶子)に交際を断われると、萬平は「それはできません」ときっぱり!咲の病気が治ったら「結婚を申し込むつもりです」と、それまでのヘタレぶりはどこへやら、力強くそう宣言してみせるのだ。福子は、おいしい食べ物や楽しい出会いなど日常の些細な幸福を、極めて素直な心で喜ぶことのできる女性だ(その逆もしかり…)。そんな彼女に萬平が惹かれていく理由が、わずか2週間あまりで丁寧に描かれてきており、そこに視聴者も深く共感する。ただ、これからの福子と萬平がどうなってしまうのかは、気にならずにはいられない。加えて、萬平の周りには営業担当として共同経営者となる加地谷(片岡愛之助)、萬平の才能に一目置く世良(桐谷健太)という朝から濃~い顔ぶれが。かつてないほど可愛らしいヒロイン役を務める安藤さんの周りにも、勤務するホテルの先輩・保科(橋本マナミ)に、缶詰をくれる同僚・野呂(藤山扇治郎)、白馬の歯医者様・牧善之介(浜野謙太)など、個性豊かな面々ばかり。ここに瀬戸康史や中尾明慶、やがては菅田将暉などが加わってくるので、ますます楽しみは尽きない。なお、萬平が、長谷川さんの代表作「MOZU」シリーズの「チャオ!」の決めゼリフで知られる狂気の公安・東と180度違ったキャラクターであることを逆手にとり、「#ハセヒロイン」とともに「#チャオ平」なるタグも派生している。「セカンドバージン」で大ブレイク!1977年3月7日生まれの長谷川さんは、大学卒業後、2001年に文学座へ入座し、舞台俳優として活躍。文学座の「モンテ・クリスト伯」ほか、「ヘンリー六世」「海辺のカフカ」など故・蜷川幸雄の舞台にも数多く出演した。脚本家・大石静による「四つの嘘」(08)が、初めてのテレビドラマ出演。その後、大石氏の「ギネ産婦人科の女たち」などを経て、2010年「セカンドバージン」で、鈴木京香演じる敏腕出版プロデューサー・中村るいの不倫相手となる金融庁のキャリア・鈴木行役で一躍脚光を浴びる。翌年に公開された劇場版は映画初出演作となり、第35回日本アカデミー賞新人俳優賞に選ばれた。大石氏は朝ドラ「ふたりっ子」の内野聖陽、同じく「オードリー」の堺雅人や佐々木蔵之介など、人気舞台俳優を全国区に紹介し、ブレイクさせてきた実績があり(系統は違うが「カーネーション」の綾野剛も)、当時34歳の長谷川さんも同作以降、遅咲きの実力派として認知度を高めていく。2011年は、4月期に後述する「鈴木先生」、10月期に高視聴率を記録した「家政婦のミタ」に出演。その後、綾瀬はるか主演の大河「八重の桜」(13)では主人公・八重の最初の夫となる洋学者・川崎尚之助を務めあげ、映画『進撃の巨人』2部作や『この国の空』などに相次いで出演。社会現象級の大ヒットとなった『シン・ゴジラ』では、巨大不明生物ゴジラの出現に立ち向かう官僚・矢口蘭堂を熱演し、第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した。『散歩する侵略者』では憧れだったという黒沢清組に初参加。日曜劇場「小さな巨人」では前髪をすっきりと上げ、警視庁捜査一課から所轄に飛ばされる正義感あふれる主人公・香坂を演じた。映画『二重生活』で意外な下積み時代が明らかに!?門脇麦に尾行されるワケあり隣人を演じた、岸善幸監督の『二重生活』。実はこの完成披露試写会で、長谷川さんの大学時代のエピソードがリリー・フランキーにより明かされた。約20年前、長谷川さんは出版社でアルバイトをしており、リリーさんの家に原稿を取りに行っていたそうで「ずっと長谷川くんに尾行されていました」とリリーさん。そこで「居留守を使われたこともありました」と長谷川さんが応じると、「ポルノ映画のHなポスターを見て、どこに売ってるんですか?と食らいついてきた」とリリーさんが返し、思い出話(?)に花が咲くことに。さらに、リリーさんが初めて出演した映画『盲獣vs一寸法師』(04)では、同じ役を長谷川さんがオーディションで受け、落選していた事実も判明。それほど縁がある2人は、同作での共演を「変な感じですね…」とふり返っていた。このときに演じたのも“ゲス”なインテリ男だったが、今回は“まんぷく”的なツボをつく、長谷川さんのキュートな部分を堪能できる作品に注目してみた。妄想が教育を変える!? 黒縁メガネ+ループタイの「鈴木先生」2011年、武富健治の人気コミックをドラマ化した「鈴木先生」は民放連ドラ初主演作。『ALWAYS 三丁目の夕日』「リーガル・ハイ」の古沢良太による脚本がお見事。黒縁メガネとループタイがトレードマークの国語教師・鈴木先生が、“鈴木メソッド”なる独自の教育理論で、給食の献立から中学生の性に至るまで痛快に斬り込んでいった。シリアスとコミカルを行ったり来たり、スマートなルックスなのに時折、妄想が膨らみすぎるチョイキモな鈴木先生は、カルト的といえる人気に。2013年にはドラマ特別編「鈴木先生の結婚報告~待望の休暇も心の汗が止まらないッ!~」に続いて、『映画 鈴木先生』も公開された。歌声も披露!『舞妓はレディ』“エセ京都弁”を操る言語学者に周防正行監督による2014年のミュージカル映画。「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞の上白石萌音が、主人公・春子役に初主演で抜擢された。長谷川さんが演じたのは、インチキ京都弁(?)を操る言語学者・京野法嗣。それでも、ほんのわずか聞いただけで春子が鹿児島弁と津軽弁の“バイリンガル”であることを言い当ててた。本作では、“京野メソッド”として「おおきに」「すんまへん」「おたのもうします」の舞妓必須三単語や「一見さんお断り」の精神を、春子に歌で伝えていくシーンは必見。彼女の上達を目にした際、「はははっ」と笑顔を見せる姿は萬平さんかと思うほど!?シルバーのタキシード姿で踊る、ラストのダンスまでお見逃しなく。『ラブ&ピース』冴えない男がカメのおかげで大逆転!?『地獄でなぜ悪い』園子温監督と再タッグを組んだ本作は、摩訶不思議な展開に転調していくファンタジック・ラブストーリー。社内で「カメ」と馬鹿にされ、パワハラを受ける鈴木良一は、閉まりかけのエレベーターに必ず挟まれるような冴えない男。やがて、“ピカドン”と名付けたミドリカメとの出会いで人生が激変。カメを思って作った歌が反原爆・反戦のメッセージと勘違いされ、レコード会社にスカウトされる。髪はボサボサの伸び放題、地味なメガネでカメとじゃれ合う前半の姿と、サングラスにアイメイク、“ワイルドリョウ”としてド派手な革パンでシャウトする姿の対比がクセになりそう!?映画版のエリート童貞に!『海月姫』月9のテレビドラマも話題を呼んだ、東村アキコの同名ベストセラーコミックを映画化した『海月姫』(14)。菅田将暉が女装美男子・鯉淵蔵之介に扮し、長谷川さんが恋愛経験のない、こじらせエリートの鯉淵修(映画では兄)を好演した。蔵之介にきれいにメイクされ、大変身した“クラゲオタク”月海(のん)にひと目惚れするシーンは、絶妙にずれた銀縁メガネがポイント!どうやらメガネ男子となると“ハセヒロイン”性が増すようで、終始ぎこちなく不器用な言動は十分に萬平を想起させる。本作の初日舞台挨拶に登壇した当時37歳の長谷川さんは、「変態おやじにならないように、できるだけ若さを出すのが難しかった」と自嘲気味にふり返っていた。月9史上最も恋愛下手な2人?「デート~恋とはどんなものかしら~」萬平のドタバタな交際申込みに、本ドラマの“高等遊民”のプロポーズを重ねた人も多かったはず。「鈴木先生」の古沢氏のオリジナル脚本であり、長谷川さんは月9初出演。東大大学院卒の超合理的女子・藪下依子(杏)と、文学や映画、エンターテインメントを愛するニート・谷口巧という、ともに恋愛力ゼロの凸凹な2人を温かく見守る人が続出した。理想のタイプが「オードリー・ヘプバーン、原節子、峰不二子、メーテルを足して4で割った女性」というのが、何より彼のパーソナリティを物語る。「僕なんかに月9のお話が来るようになったのか…と思ったら、ニートの高等遊民と聞いて『なるほど、そういうことか』と思いました(笑)」とは長谷川さん本人の弁。今秋、東京国際映画祭で新作映画が連続上映長谷川さんがキーパーソンとして出演する稲垣吾郎の主演映画『半世界』が、10月25日(木)より開幕する第31回東京国際映画祭コンペティション部門に正式出品される。ある地方都市、長谷川さん演じる瑛介が仕事を辞め、家族と別れ、突然ひとりで帰ってきた。この仲間の帰還が、同級生たち(稲垣さん&渋川清彦)にも変化をもたらしていく。『エルネスト もう一人のゲバラ』『北のカナリアたち』など、日本映画界を代表する名匠・阪本順治が贈る完全オリジナルストーリーが、どう受け入れられるのか要注目。一方、日本を含むアジアの気鋭監督3名が、1つのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作する「国際交流基金アジアセンター×東京国際映画祭」による『アジア三面鏡2018:Journey』の1篇『碧朱(へきしゅ)』にも参加。『ハナレイ・ベイ』『トイレのピエタ』の松永大司監督とのタッグで、こちらも東京国際映画祭にてプレミア上映される。また、「すごいことを引き受けたんだな」と自身でも語るのが、明智光秀を演じる2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」。主人公に据えられることは珍しい“反逆”の戦国武将を、「夏目漱石の妻」でも組んだ大ベテラン・池端俊策の脚本で描く。朝ドラからの“連投”で大河主演というのも、また異例。まだしばらくは、長谷川さんの大活躍が続きそうだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:半世界 2019年、全国にて公開予定Ⓒ2018「半世界」FILM PARTNERS
2018年10月15日元SKE48で女優の松井玲奈が、集英社の文芸誌『小説すばる』の2018年11月号(10月17日発売)で、自身初の短編小説を発表することが12日、わかった。幼少期から読書好きで普段から多くの本を読んでいることから、小説誌への書評の投稿や有名作家の文庫解説の執筆など、これまでもさまざまな文筆活動を積み重ねてきた松井。このたび初めての短編小説を執筆し、小説家としての活動をスタートさせることとなった。『小説すばる』に掲載されるデビュー作のタイトルは『拭っても、拭っても』。過去の恋愛によってトラウマを抱えたアラサー女性の主人公が、小さな、しかし確かな希望を持って前を向くまでの物語で、過去にとらわれた主人公の姿をユーモラスかつ切実に描いている。なお、今後も『小説すばる』での執筆を予定しているという。松井は「頭の中にある映像を言葉で人に伝えるのは、とてもエネルギーのいる作業でしたが、どこかで物語の続きを考えて遊んでいた子供の頃を思い出して楽しんでいる自分がいました。書き続けることで、自分の新しい感性に出会える予感がしています」とコメントしている。また、集英社の月間読書情報誌『青春と読書』11月号(10月20日発売)に、初めての小説執筆に関する松井のエッセイが掲載される。
2018年10月12日女優の松井玲奈が、集英社の文芸誌「小説すばる」11月号で小説家デビューを果たすことが分かった。現在放送中のNHK連続テレビ小説「まんぷく」にレギュラー出演するなど、女優として活躍中の松井さん。幼少期からの読書好きが高じて、近年は書評の寄稿や文庫解説の執筆なども行ってきた彼女が、今回満を持して小説家デビューを飾る。掲載されるのは、短編小説「拭っても、拭っても」。過去の恋愛によって心に傷を負ったアラサー女性の主人公が、小さな、しかし確かな希望を持って前を向くまでを綴った、失恋と再生の物語だという。10月17日10時より、同誌公式サイトにて試し読みができる。また、本作執筆に関する松井さんのエッセイが集英社の月刊読書情報誌「青春と読書」11月号に掲載される予定となっており、松井さんは執筆をふり返り「頭の中にある映像を言葉で人に伝えるのは、とてもエネルギーのいる作業でしたが、どこかで物語の続きを考えて遊んでいた子供の頃を思い出して楽しんでいる自分がいました。書き続けることで、自分の新しい感性に出会える予感がしています」とコメントを寄せている。「小説すばる」といえば、村山由佳、萩原浩、堂場瞬一、朝井リョウといったそうそうたる作家たちを輩出したことでも知られ、現在、北方謙三、夢枕獏、冲方丁らの連載が掲載されている。今後も同誌での執筆が予定されており、小説家としてもどんな活躍を見せるのか期待したい。「小説すばる」11月号は10月17日(水)発売。「青春と読書」11月号は10月20日(土)発売。(text:cinemacafe.net)
2018年10月12日現在、話題沸騰中の長編小説『青少年のための小説入門』。著者の久保寺健彦さんの7年ぶりの新刊だ。奇妙なコンビが作家を目指す!小説愛に溢れた熱い成長物語。「書いては捨て、書いては捨てを繰り返して、ずっと小説を完成させられない時期があったんです。あとから考えると、小説がなぜ世の中に必要なのかが自分の中にひっかかっていたからかもしれません。自分で自分を納得させるために、この本を書いたのかもしれないです」文字の読み書きが苦手なディスレクシアという学習障害を持つヤンキー青年・登さんが、中学生の一真に小説の朗読を頼む。「以前から人に本を読んでもらって作品世界に浸るという行為自体がすごくいいなと思っていて。それに、人と一緒に読むと感想を語り合えますよね。僕も仲がいい人と本について話し合う楽しみを知っているので、それが反映されていますね」実は登さん、無謀にも作家になろうと決意している。朗読は作品研究の一環であり、一真は登さんに代わって文章を書くため、表現力の訓練をする。具体的なトレーニング方法も出てくるのだが、「これらは実際に小説を書く上で役立つかもしれませんが、彼らがやっているのはまっとうな努力なので、決して近道ではないですよね(苦笑)。作中で二人が創作において悪戦苦闘するところは、僕自身が経験したことなので、リアリティが出ているのではないかと思います」実在の名作タイトルも多数登場して読書欲がそそられるうえ、彼らが創作する物語の冒頭やあらすじが紹介され、これがまた非常に面白そうで読みたくなる。小説の魅力が溢れた本作は、「小説がなぜ世の中に必要なのか」の答えそのものだ。「この小説を書いてみて、自分はまだまだ小説をなめていたなと思って。こっちが思っているよりもっと手ごわいし、自由でなんでもありなんだなと実感しました」では、ご自身にとって面白い作品とはどんなものになるのだろう。「こんなもの読んだことがないという新鮮味のあるものですね。物語のパターンは出尽くしているともいわれるけれど、僕はそれは怪しいと思う。同じ話でも角度を変えれば違うものになるし、新しい物語が生まれると読み手側の感性も変容していく。小説って、本当に面白いんですよ」『青少年のための小説入門』いじめられっ子の一真は、ある日助けてくれた青年・登さんから小説の朗読を頼まれる。実は彼は読み書きが困難だが、作家を目指していて…。集英社1650円くぼでら・たけひこ1969年生まれ。2007年に『みなさん、さようなら』でパピルス新人賞、『ブラック・ジャック・キッド』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞などを受賞し作家デビュー。※『anan』2018年10月10日号より。写真・土佐麻理子(久保寺さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(byanan編集部)
2018年10月03日「DREAMS COME TRUE」が、10月からスタートするNHKの新連続テレビ小説「まんぷく」の主題歌を担当することが決定した。安藤サクラがヒロインを務める本作は、チキンラーメン、カップヌードルを開発した実業家・安藤百福とその妻・仁子の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功を描いたヒューマンドラマ。安藤さんのほかにも、桐谷健太、瀬戸康史、岸井ゆきの、橋本マナミ、長谷川博己、松下奈緒、要潤ら豪華俳優陣が参加する。脚本はテレビドラマ「HERO」や「海猿」「ガリレオ」シリーズ、NHK大河ドラマ「龍馬伝」など人気作を手掛ける福田靖ということもあって注目を集める本作だが、今回新たにドラマにそっと寄り添う主題歌が決定。担当するのは、来年デビュー30周年という節目を迎える「DREAMS COME TRUE」。タイトルは「あなたとトゥラッタッタ♪」で、本作のために作られたオリジナルソングだ。石田ひかり出演の連続テレビ小説第48作「ひらり」では、名曲「晴れたらいいね」を楽曲提供した「DREAMS COME TRUE」。同一アーティストが2回目の主題歌を制作し歌うのは、連続テレビ小説史上初。「2度目の主題歌担当ということでとても光栄に思っています」と喜んだ彼らは、「笑ったり泣いたり怒ったり、福子さんの萬平さんに対するスペシャルな『愛』をマーチのリズムに乗せて届けます。この楽曲が『まんぷく』と一心同体となり、ひとりでも多くのみなさまが『トゥラッタッタ♪』と口ずさんでくださることを願っています」とコメントを寄せている。いち早くこの主題歌を聴いたヒロイン・今井福子を演じる安藤さんは、「初めて聴いたときからわくわくが止まりません。わくわくがあふれて聴く度に涙が出ます」と感想を述べ、「この曲と一緒なら、絶対ぜったい大丈夫じゃんってちょっぴりあった不安は全部吹っ飛んでいきました。この曲が毎回ど頭で流れるなら確実におもしろい!この朝ドラ!!」と楽曲を絶賛、早くも本作の成功を確信した。連続テレビ小説「まんぷく」は10月1日(月)より毎週月曜日から土曜日、8時~NHK総合にて放送(全151回)。(cinemacafe.net)
2018年08月29日現在、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」に出演している佐藤健が、本作の貴重なショットを集めたフォトブックと2019年のカレンダーを発売することが決定した。また発売を記念して5大都市にて「佐藤健 写真展 2019」を開催する。■ドラマフォトブック&20代最後のカレンダーを発売「半分、青い。」とTBS系火曜22時ドラマ「義母と娘のブルース」、2本の出演作が現在放送中で、さらに10月19日(金)には主演映画『億男』が公開するなど、ドラマ・映画で幅広い活躍を続ける佐藤さん。今回、そんな佐藤さんの「半分、青い。」のフォトブックと20代最後を切り取った「佐藤健2019年カレンダー」の発売が決定した。カレンダーはドラマ「半分、青い。」にちなんで「青」のグラデーションをコンセプトに、3名の新進気鋭の若手カメラマンが撮りおろし、佐藤さんの魅力があふれる作品に仕上がっている。また、撮影時のメイキング映像を収録した豪華DVD付きカレンダーと関連グッズの発売も決定しており、こちらも注目だ。■全国5大都市にて写真展を開催そして、この2作品の発売を記念して、東京・渋谷、名古屋、仙台、大阪、福岡の全国5大都市にて「佐藤健 写真展 2019」の開催も予定されている。写真展では、カレンダーに収まりきらなかった貴重なカットを含め約40点を展示、会場内には超特大パネルやフォトスポットも設置される。また、会場には「半分、青い。」写真展(無料)を併設。ヒロイン・鈴愛の幼なじみ、萩尾律を演じる佐藤さんにフォーカスした貴重なカットを公開し、ドラマファンにとっても堪らない展示となっている。佐藤健の魅力を存分に感じられる展示会の内容も是非チェックしてみて。「佐藤健2019年カレンダー」「佐藤健 in 半分、青い。PHOTO BOOK」は現在予約販売中。「佐藤健 写真展 2019」は東京・渋谷、名古屋、仙台、大阪、福岡の全国5大都市にて9月~開催予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:億男 2018年10月19日より全国東宝系にて公開©2018映画「億男」製作委員会
2018年08月22日お笑い芸人のビートたけしの新作小説「キャバレー」が、22日発売の小説誌『オール讀物』9月号(文藝春秋)に掲載されることが明らかになった。「キャバレー」は漫才ブーム前夜の70年代を舞台に、若き日の綾小路きみまろやツービートら芸人たちの姿を描く成長物語で、書き下ろし200枚の力作。新宿のキャバレーの雇われ店長や地回りのヤクザ、その情婦の専属歌手といったキャラクターと実在の芸人たちが入り混じる内容で、執筆にあたっては自らの記憶だけでなく、綾小路きみまろに話を聞いて取材したという。また、挿絵もたけし自身が手がけたカットが複数掲載される。『週刊文春』8月16日・23日号の独占インタビューでは、「いま、俺にとっては〈書く〉ってことが一番面白いね」「口述じゃホントに言いたい意味が伝わってないところが多かったし(中略)自分のものじゃない違和感が残ってたの」「だから、『よし今度は自分で書こう』って決めたわけ」などと語っている。【「キャバレー」あらすじ】1970年代、田中角栄の日本列島改造論に乗った好景気のもとで、キャバレーブームが起こっていた頃。新宿・歌舞伎町のキャバレー「ナイトクイーン」の雇われ支配人、多田耕平は地回りのヤクザに翻弄されながら、なんとか店を回す日々だ。そんな多田の店に、金ラメの上着におかっぱ頭の綾小路きみまろが新人司会者として飛び込んでくる。きみまろが話芸で活躍の場を広げはじめたころ、キャバレー廻りの芸人仲間でツービートが話題になり始めた。彼らを気に懸けるが、ツービートは漫才ブームに乗って一躍スターに。きみまろとビートたけしは、別の道を歩んで行くが……。
2018年08月21日永野芽郁がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」から、終盤の展開で大きな鍵を握る新たなキャストが発表。連続テレビ小説初出演の「くりぃむしちゅー」有田哲平と、小関裕太に、小西真奈美、山田真歩が参加することが分かった。連続テレビ小説第98作目となる本作は、脚本家・北川悦吏子のオリジナル作品。時は流れて2010年代。漫画家という夢と結婚に挫折したヒロイン・鈴愛の人生は新たなステージへ。インターネットや3Dプリンタの普及などで、誰でも少量からモノづくりができるようになった時代。大量生産が前提の大手メーカーではなかなか通せないこだわりも、1人でやるならとことん通せる。のちに「ひとりメーカー」と呼ばれる人々との出会いで、鈴愛の人生はまた新たな方向へと転がり始めていく。ヒロイン・鈴愛の新たなステージを飾る個性派キャストたちそんな本作で有田哲平が演じるのは、鈴愛の実家である岐阜・梟町のつくし食堂に、突然現れたうさんくさい男・津曲雅彦。かつては大手広告代理店に勤めていたが独立、“ヒットエンドラン”という会社を立ち上げる。商品プランニング、マーケティング、コンサルティング…様々な事業を展開しているというが、“具体的に何をしているか”は不明。しかし、後に鈴愛の人生に大きな影響を与えていくという。有田さんは「昨年、連続ドラマで主演をやらせていただきまして、これは大変な仕事だなと実感したので、しばらく俳優業はお休みしようと思っていたんですが…。“朝ドラ”しかも、“北川悦吏子さんにあて書きしていただいている”と聞いて、喜んで!というか、僕でいいんですか?という気持ちでオファーを受けました」とコメント。その津曲の妹で主婦の加藤恵子役には、同じく北川氏があて書きしたという小西真奈美。恵子は、廃校を利用したシェアオフィスにて“グリーングリーングリーン”という会社を30歳を過ぎてから1人で立ち上げた。儲けは二の次、自分の大好きな緑色と手触りの良さに特化した商品を開発。当の本人も全身緑色のものをまとい、一面緑色のオフィスでモノづくりを行っているという、"ぶっ飛んだ”役になる模様。小西さんは「(脚本を)読みながら、ぶっ飛んだ、でも真っ直ぐで素敵なこのキャラクターを“私に”と書いてくださったことがとても嬉しく、心を込めて、精一杯、演じたいと思いました」とコメント。「初回から欠かさず観ていたこの作品に、何度も勇気づけられ、涙した1人として、参加する立場になったいま、少しでも皆様に楽しい朝のひと時を過ごしていただけるよう、元気に、そして丁寧に、愛情を持ってこの役に向き合っていきたいと思っています」と意気込みを語っている。さらに、『曇天に笑う』『わたしに××しなさい!』、間宮祥太朗も出演するドラマ「ゼロ 一獲千金ゲーム」や土屋太鳳主演『春待つ僕ら』など、今年大躍進を続ける小関裕太は、両親は日本人だが、アメリカ生まれのアメリカ育ち、つくし食堂で見習いとして働く青年・健人(ケント)役を務める。彼の夢はアメリカでカツ丼を広めること。楡野家に居候し、鈴愛の部屋を自分色に染めている。連続テレビ小説初出演となる小関さんは、「ケントはアメリカ生まれアメリカ育ちの日本人。言葉は『標準語』『関西弁』『カタコトの日本語』『英語』が混合しているというなかなかクセのある人物」と紹介。「北川悦吏子さんに素敵に描いていただいております。とんでもない登場の仕方をしますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです!」と期待を煽っている。そして、「花子とアン」の女流小説家・宇田川満代役が大きな話題を呼び、清野菜名主演の「トットちゃん!」や『永い言い訳』『アズミ・ハルコは行方不明』などで知られる山田真歩は、“ブッチャー” (矢本悠馬)の姉・西園寺麗子役に!何不自由ない環境で育ったせいか、幼少の頃から性格が“ブッチャー”そのもので、自意識過剰なところがある。いつまでも結婚しないことに両親は心配するが、そんな麗子にも転機が訪れる、という…。久しぶりの朝ドラに「とてもワクワクしています」と山田さん。「『君は美しい。僕にとってのナンバーワン!』と誰かに偏愛されるって、とっても幸せなことです。やっとやっと巡り会えた運命の相手に全身で恋する女、麗子嬢を楽しんで演じたいと思います」と、展開が気になるコメントを寄せている。永野芽郁、クセが強すぎるキャラたちに「自分のセリフに集中できない」怒濤の人生を歩む鈴愛役の永野さんは、「安定の岐阜のつくし食堂にも新しいキャラクターが登場してきます。健人と麗子の2人のお芝居は本当におもしろくて、気になってしまって自分のセリフに集中できないくらいでした(笑)。そして、スズメの人生にもまた、新しい出会いが待っています」と語り、「小西さん演じられる恵子は、『半分、青い。』史上最強のビジュアルインパクトで一緒にお芝居するのに期待が膨らんでいます。有田さんには撮影の合間に、ノリ突っ込みを教えていただきました!」と、個性的な共演者たちとの撮影を楽しんでいる(!?)様子。また、脚本家の北川氏は、「終盤のキーパーソンとなる怪しい怪しい津曲を演じる」有田さんに対して「そこに、有田さんでなければならなかった、理由が、あります」と述べている。連続テレビ小説「半分、青い。」はNHK総合にて月~土曜午前8時~8時15分、午後0時45分~1時のほか放送中。(text:cinemacafe.net)
2018年07月20日「いつの間にか婚」ってご存知ですか?NHKの連続テレビ小説『半分、青い。』に登場し、視聴者の間で反響を呼んだこの言葉は、SNS上でも大盛り上がりを見せました。そこで今回は、「いつの間にか婚」的アプローチの成功例、失敗例をそれぞれご紹介。スムーズに結婚まで持ち込むにはどうしたらいいか、をそこから検証してみましょう。■「いつの間にか婚」っていったい何?まず、「いつの間にか婚」とは?というところをお話ししていきます。これは、彼女にフラれた、仕事で失敗をした、など何らかの理由で男性が弱っているときに、少しずつ外堀を埋めて、徐々に結婚へと持ち込むことを表すようです。なんだか回りくどくて難しそうなこの方法の、成功の条件は以下の通り。◎気がついたらそばにいる長年の友人、悩みを相談し合える仲である、など彼が心を開いていることが大前提。相手が弱みを見せたら、アプローチ開始のタイミングです。◎周りに協力者を作る意中の男性の周囲にいる人を味方につけることが恋愛成就のカギ。友達、先輩、後輩、親族、上司…。近くの人間が協力的でないと失敗に終わります。◎結婚しても問題ない環境であること結婚したはいいけど、パートナーが仕事を辞めて無職になってしまった、借金問題や女性問題を解決できていなかった…なんてことになったら、「私、なんであんな早まったことしちゃったんだろう」と後悔の日々を過ごすことに。一緒になっても大丈夫かどうかをしっかりリサーチしておきましょう。■「いつの間にか婚」成功例商社に勤めるAさん(28歳)は、幼なじみの男性が気になっていたけれど、友達期間が長すぎてなかなか恋愛関係に発展しませんでした。そんな折、彼の母親が病気で亡くなるという不幸が訪れます。Aさんたちはお互い家族ぐるみの付き合いだったので、男二人暮らしになった彼の家に料理を持っていくなど、献身的に幼なじみ家族のサポートを行っていました。すると、相手の父親が「息子と結婚してくれないか」と言ってくるように。さらには彼の伯母さんや近所の人たちも「Aちゃんはいい奥さんになるわよ。逃がしたらもったいない」なんて後押しし始めたので、周りに言われるがままに交際し、結婚することに。成功のポイントは、Aさんが「好印象を持たれたい」「いい女だと思われたい」という下心を微塵も見せずに手助けをしたこと。まずは弱っている相手をしっかりとサポートする、それが大切です。■「いつの間にか婚」失敗例会社員のCさん(30歳)は、ずっと狙っていた先輩社員が長年付き合っていた彼女にフラれたとの噂を聞き、アタック開始。一人暮らしの彼の家に押しかけて食事を作ったり、いろいろと口実を作ってデートに誘ったり。相手もまんざらでもなさそう…と感じた彼女は気持ちが先走って、会社の同僚に「結婚前提で付き合っている」と話していたのだとか。しかし、彼女にフラれた、というのはまったくの誤解。なんと、彼女が仕事の関係で3ヶ月海外に行っていただけだったのだそう。先輩からは帰国した彼女と結婚すると告げられ、会社では「寝取ろうとして失敗した」と噂される、散々な結果になってしまいました。今回の敗因はリサーチ不足。いいな、と思う相手がいるなら、シングルなのかどうかくらいは調べておきましょう。また、自分の思い込みだけで突っ走るのもダメ。「慎重に慎重を重ねること」が勝利の鉄則、長期戦を覚悟で挑みましょう。■計画は綿密に「いつの間にか婚」を成就させるには、根気と準備が必要です。相手との信頼関係を構築し、なおかつアプローチのベストタイミングを見計らい…。途中で「もうダメかも」なんて諦めてしまいそうになるかもしれません。でも、激しい風や強い日差しに耐えてこそ、美しい花が咲くこともあるのです。
2018年07月19日めまぐるしい日々を過ごす中で、ときには眠れない夜もあるでしょう。睡眠不足は翌日に響く上、眠れず静かな夜を過ごすのは不安ですよね。そこで今回は、眠れない夜に試したい4つの方法をご紹介します。眠れない夜を過ごすあなたに…出典:byBirthめまぐるしく1日を駆け抜ける私たちには、眠れない夜が訪れることもありますよね。昼間の慌ただしさを懐かしく思うほど、静かで暗い夜は心細く感じるでしょう。睡眠不足は、集中力の低下や翌日の気怠さを招きます。夜に眠れない方の多くは、翌日の昼間に睡魔に襲われることもしばしば…。これでは、仕事にも趣味にも悪影響を及ぼします。そこで今回は、眠れない夜に試したい4つの方法をご紹介します。夜が来るのが怖いと思いながら過ごす日が、1日でも少なくなりますように。1. 悩みや心配ごとをノートに書き出す出典:byBirth悩みや心配ごとは、忙しく過ごしている昼間には心の奥底にしまい込んでおくことができます。しかし、ひとり静かな夜を過ごしていると、しまい込んだはずの悩みや心配ごとがふっと現れることはありませんか?こうして1度思い出してしまうと、憂鬱な気分に支配されて眠れなくなってしまうのです。悩みや心配ごとは、いつかは自分の力で解決しなくてはなりません。納得できる答えを導き出すまでは、定期的に眠れない夜が訪れることでしょう。悩みや心配ごとが気になって眠れないのなら、それらをすべてノートに書き出してみてください。嫌なことも、どうしようもないことも、嫉妬や悔しさなどマイナスな感情も、1度ノートに吐き出してみましょう。モヤモヤした気持ちは一旦、目で見える形にした方が整理しやすいのです。「私はこれが嫌だったんだ。」「こんな小さなことを心配していたなんて。」ノートの文字を見ることで、自分の抱える問題を改めて見直すことができると思います。解決には至らなくとも、小さな気付きや納得を生むことができたら十分です。眠れない夜は、枕元にノートとペンを用意してみて。2. 「478呼吸法」を取り入れる出典:byBirthライブ後やカラオケに行った日など、大音量の音楽や眩しい照明にあたっていた日は眠れなくなることが多いのではないでしょうか?これは、体と脳が興奮して、呼吸が浅くなっていることが原因です。心を落ち着けるために、4秒かけて鼻から息を吸い込み、7秒間息を止める、そこから8秒かけて口から息を吐き出す「478呼吸法」を取り入れてみましょう。478呼吸法は、この工程を3回繰り返すだけで早くも効果が表れます。夜に限らず、落ち着いて物事を考えたいときにも役立つ方法なので覚えておくとよいでしょう。478呼吸法は、健康啓発活動を行うアメリカのアンドルー・ワイル博士が提唱した呼吸法です。“息を吐く”ことを重視することで、副交感神経優位な状態にし、心身ともにリラックスさせることができるでしょう。3. 白湯orホットミルクを飲む出典:byBirth昔から「眠れない夜は、ホットミルクを飲むとよい」といわれていますよね。確かに、ホットミルクを飲むことで体がぽかぽか温まり、眠気を誘う効果があるようです。しかし、夜のホットミルクはカロリーを気にする大人女子には、少々キツい方法かもしれません。そのうえ牛乳が苦手な方なら、試す前から断念してしまうでしょう…。そんなときにおすすめなのが「白湯」です。お湯を冷ました白湯は、朝に飲むことでダイエット効果に期待できることはご存知の方も多いと思います。そんな白湯は、夜に飲むことで眠気を誘うことにも役立つのです!白湯は、作るのに少々時間がかかるため、帰宅後すぐに作っておくことをおすすめします。4. ベッドの上では作業をしない出典:byBirth眠れないときは、どうしてもベッドの上でスマホやパソコンを触ったり、細かい作業をしたりしがち。何気なく行っているこれらの作業は、睡眠を妨害することに繋がるのです。心理学のアンカリングという技法では、人間は場所や触覚に記憶を留めることができるといわれています。日常的にベッドの上で作業していると、ベッド=作業場だと勝手に認識して眠れなくなる場合があるようです。ベッドに入ったら、スマホやパソコンは触らず心地よい眠りを誘いましょう。
2018年06月27日女優・広瀬すずが連続テレビ小説初出演にしてヒロインを務める、2019年度前期連続テレビ小説「なつぞら」。この度、新たに岡田将生、松嶋菜々子、「TEAM NACS」の戸次重幸、安田顕、音尾琢真ら計14名の出演者が発表された。記念すべき連続テレビ小説100作目となる本作は、戦争で両親を失ったヒロイン・奥原なつ(広瀬さん)が北海道の大地で癒され、たくましく育ち、やがて上京。当時はまだ“漫画映画”と呼ばれていたアニメーションの世界に挑戦、アニメ草創期を支えた女性アニメーターとして活躍していく様を描く。そして今回、「北海道・十勝編」に出演するキャストが発表。広瀬さん演じるなつの陽気な兄・咲太郎役には、連続テレビ小説初出演の岡田将生。母としてなつを育てる柴田富士子役を松嶋菜々子、その夫・剛男役を藤木直人。2人の子ども、照夫と夕見子役を清原翔と福地桃子。富士子を男手ひとつで育てた父・泰樹を草刈正雄。さらに、大人気演劇ユニット「TEAM NACS」から3人が出演!連続テレビ小説初出演の音尾琢真は、のちに照男の後見役となり柴田牧場の発展に大きく貢献する戸村菊介役。安田顕は、帯広に和菓子屋を構える小畑雪之助役。そして戸次重幸は、戦後北海道に入植する山田正治役を演じる。そのほか、柴田牧場の従業員で泰樹の右腕的存在、戸村悠吉役に小林隆、雪之助の母・とよ役に高畑淳子、雪之助の息子・雪次郎役に山田裕貴、正治の息子でなつに絵心を教える天陽役に吉沢亮、天陽の母・タミ役に小林綾子が決定した。2019年度前期連続テレビ小説「なつぞら」は2019年4月~9月、NHKにて放送(全156回)。(cinemacafe.net)
2018年04月27日「また連続テレビ小説に、さらに、初めての先生役としてなんて、うれしいです」 NHKのホームページ上にこうコメントを寄せたのは、97年後期の連続テレビ小説「甘辛しゃん」(同局)のヒロインを務めた佐藤夕美子(39)だ。佐藤は4月4日に放送された「半分、青い。」(同局)の第3話に出演。朝ドラ出演は実に20年ぶりだという。 佐藤はヒロイン・鈴愛の小学校の担任・豊島先生を演じる。前述のように女優人生で初めての先生役を演じた佐藤は、放送を待望していたようだ。 「放送が待ち切れない。台本を初めて手にした時、こんなにステキなお話が、どんな映像になるんだろうと、ワクワクしました」 続けて「撮影に入ると、不思議とあの頃の空気感と緊張感を思い出すものですね」とも明かし、佐藤は久々の出演を喜んだ。 ネットでは朝ドラファンから懐かしむ声が上がっている。 《キャストに佐藤夕美子が……甘辛しゃん!》《あれ、この先生は知ってるけど誰だっけと思ってたら、佐藤夕美子さんでしたか》《そうやん!なんか見たことある、誰だっけ?誰だっけな?と思ってたら佐藤夕美子だった!懐かしい》 佐藤はこの20年の間に、結婚と出産を経験した。現在2児の母であり、夫の出身地である山梨県に居を構えている。女優業では「半分、青い。」でも脚本を務めている北川悦吏子(56)の16年に放送されたドラマ「運命に、似た恋」(同局)に出演している。 「半分、青い。」には、14日の放送分まで佐藤の出演が予定されている。
2018年04月06日安藤サクラ(32)がヒロインをつとめる、10月1日スタートのNHK連続テレビ小説「まんぷく」。その主要キャストが発表された。 高度成長期の大阪を舞台に、日清食品創業者でインスタントラーメンなどを開発した安藤百福(長谷川博己)・仁子(安藤)夫妻がモデルの同作。 新たに発表されたのは福子の姉・克子を松下奈緒(33)、克子の姉で三姉妹の長女・咲を内田有紀(42)が演じるというものだ。 今回、内田は朝ドラ初出演。近年は出演作「ドクターX」シリーズ(テレビ朝日系)や「偽装の夫婦」(日本テレビ系)、「ナオミとカナコ」(日本テレビ系)などでことごとくその演技が高く評価されている。 だが脇役での活躍が目立つようになったのは、ここ最近のことだった。 「92年にデビュー後、そのボーイッシュな美貌で男性のみならず女性にも人気になりました。当時それほど売れているアイドルがいたわけではなかったので、歌手活動もしていた内田さんはアイドル顔負けの人気者に。続々と主演・ヒロインのドラマのオファーが舞い込む売れっ子になりました。しかし現状に満足せずに“修業”で自身を追い込み、演技をとことん追及。今や女優陣では貴重なバイプレイヤーに成長したのです」(テレビ局関係者) 内田が“修業”に選んだのは、すでに天国に旅だったあの大物演出家の劇団だった。 「00年の年明けに『演技の勉強をやり直したい』とつかこうへいさんが主宰する『北区つかこうへい劇団』の門をたたき、歌手業を休業。活動の場をテレビドラマ・映画から舞台へと移しました。そこでつかさんに演技を鍛えられたことで、女優として大きく成長。つかさんから学んだものを“武器”に、息の長い女優になりそうです」(芸能記者) つかさんは10年7月に永眠したが、天国で内田の活躍ぶりを喜んでいることだろう。
2018年03月26日星野源が、新曲「アイデア」を発表する。『映画ドラえもんのび太の宝島』の主題歌・挿入歌を含む11thシングル「ドラえもん」を、2月28日(水)にリリースした星野源。オリコン週間シングルランキングでは初登場1位を獲得し、前作「Family Song」に続く2作連続の1位を記録した。新曲「アイデア」は、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌として楽曲提供される。星野は新曲について「力強く生きる主人公・鈴愛と、いまを生きる皆様の毎朝を支える一曲になればと思います」とコメントを寄せている。シングルの発売日等は未定だが、ドラマのストーリーにも、日本全国の朝のお茶の間を彩るのにもぴったりなアップテンポな楽曲に仕上がっているという。続報を待ちたい。【詳細】星野源 新曲「アイデア」※発売日などは未定。
2018年03月11日「逃げるは恥だが役に立つ」で知られる漫画家・海野つなみによる「デイジー・ラック」のドラマ化が、NHKにて4月より放送スタート。この度、連続テレビ小説「ひよっこ」で有村架純演じるヒロイン・みねこと最終的に結婚するコック・前田秀俊(ヒデ)を演じ話題となった磯村勇斗が、本作に出演することが明らかになった。子どものころ「ひなぎく会」という名前をつけて集まっていた幼なじみの楓、薫、ミチル、えみの4人は、えみの結婚式で久しぶりに再会する。だが、まさにその日、楓は勤務する会社が突然倒産し、恋人からもふられ、30歳目前で仕事も恋も失うことに。楓は子どものころの夢だったパン職人になることを決意。町のパン屋に職を得たものの、パン作りの道は険しく、先輩の職人・安芸の指導も容赦がない。楓の新しい人生の始まりとともに、高級エステサロンの仕事にまい進する薫、極貧のカバン職人のミチル、新婚のえみの日常も、それぞれに思いがけない展開を見せていく。4人の明日は晴れ、それとも雨――?本作はすでに楓役の佐々木希、薫役の夏菜、ミチル役の中川翔子、えみ役の徳永えりと、「ひなぎく会」の30歳4人のキャストが明らかになっていた。そして今回出演が明らかになったのは、「仮面ライダーゴースト」や連続テレビ小説「ひよっこ」に出演し、自身5年ぶりとなる舞台「hammer&hummingbird」の上演、『恋は雨上がりのように』『ういらぶ。』の公開も控える磯村勇斗。今作では夏菜さん演じる薫の実弟で、ミチル(中川さん)を“アニキ”と慕い、出版社「ヴィヴィッドマガジン」で勤務する周防貴大役を演じる。人懐っこく、誰にでも好かれる明るい性格の彼が、30歳女子たちとどのように関係していくのか…?磯村さんは、「連続ドラマが朝ドラ以来になるので、それがNHKさんの作品で再び携わらせて頂けること、とても嬉しく思います。貴大はアニキと慕うミチルとの関係性や、薫の実の弟ということもあって、可愛がられるような存在。でも大人な貴大を演じれるよう、作品と向き合っていきます」と意気込みを語っている。また、夏菜さん演じる薫のライバル会社に勤める大和孝一郎役には、映画『曇天に笑う』金城白子役や、3月24日放送のアガサ・クリスティ「パディントン発4時50分」への出演が明らかになった桐山漣が配役。「30手前にして、この時期に仕事も恋愛もホンネでぶつかり合って支え合える、そんな仲間がいる4人を本を読んでいてとても羨ましく思い、応援したくなりました」と本作への印象を語り、「彼の成長がどう描かれていくかこれからが楽しみなところですが、まずは薫を揺さぶっていく濃い一色でありたいと思います」と意気込みを寄せた。またほかにも、鈴木伸之、長谷川朝晴、矢野聖人、井上苑子、浅香航大、柳俊太郎、MEGUMI、芦名星、とよた真帆、小林隆、片平なぎさほかも出演する。「デイジー・ラック」は4月20日より毎週金曜日22時~NHK総合にて放送(全10回)。(cinemacafe.net)
2018年02月26日天海祐希と沢村一樹をそれぞれ主演に迎え放送する、「アガサ・クリスティ 2夜連続ドラマスペシャル」。この度、第一夜&第二夜の共演者が決定し、黒木瞳、前田敦子、西田敏行、荒川良々、川口春奈らが出演することが明らかに。さらに、本作のビジュアルが公開された。■第一夜「パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~」天海祐希扮する“和製マープル”、元敏腕刑事にして危機管理のプロ・天乃瞳子が消えた死体の謎を追う「パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~」は、並走する列車の車窓から殺人現場を目撃する…というドラマチックな幕開けが印象的な傑作ミステリー「パディントン発4時50分」のドラマ化。そんな本作の新たなキャストが決定。車窓から殺人を目撃し、物語のきっかけを作る重要な人物、義母・雀役には、かつてミス・マープル役の吹き替えを務めたこともある草笛光子。瞳子の指示を受け、死体が投げ込まれたと思われる豪邸に潜入するスーパー家政婦・中村彩役を前田敦子、疑惑の豪邸に暮らす美貌の長女・富沢恵子役を原沙知絵、警視庁参事官役を橋爪功、ワンマン会長・富沢信介役を西田敏行。そのほか、石黒賢、勝村政信、鈴木浩介、桐山漣、黒谷友香らが出演する。■第二夜「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」アガサ・クリスティが1962年に発表した傑作ミステリー「鏡は横にひび割れて」をドラマ化する本作は、映画界の大物女優が開いた豪華絢爛なパーティーで起きたひとつの殺人事件が物語の幕開け。犯人の標的は、その女優だったのではないかと見られる中、第2、第3の殺人が起きていく――という謎多き連続殺人を、沢村さん演じる警視庁捜査一課の警部・相国寺が鮮やかに解き明かしていくというストーリー。『クリスタル殺人事件』として映画化された際、エリザベス・テイラーが演じた役柄を今回黒木瞳が演じることが決定。本作では殺人事件が起きたパーティーの主催者、映画界の大物女優・綵まど香として出演。物語の大きな鍵を握る役どころだ。さらに、まど香のライバルで因縁の仲にある女優・朝風沙霧役を財前直見、「そして誰もいなくなった」でも相国寺とコンビを組んだ刑事・多々良伴平役を荒川良々、まど香に興味を持ち密着取材を続ける若きカメラマン・谷口小雨役を川口春奈、朝風沙霧が所属するプロダクションの社長・段原平臣役を津川雅彦、まど香の夫で映画監督の海堂粲役に古谷一行。そのほか、八嶋智人、中原丈雄、水沢エレナ、平岩紙らが脇を固める。■「パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~」キャストコメント前田敦子(中村彩役)アガサ・クリスティのミステリーは誰もが知っている作品ばかりなので、その世界に入れたことをとても嬉しく思います。私はスーパー家政婦役で、役名に“スーパー”が付いているので、とても気合いが入りました(笑)演じる上で、家政婦としての役目と、瞳子さんに潜入現場の状況を伝えるという2つの大事な役割があったので、その両方の立場をスムーズに行き来できるよう心掛けました。また、お茶目な顔がたくさんある役なので、作品の中で浮かないよう、大切に演じることに気をつけました。天海祐希さんは本当に格好良くて美しいです。長ゼリフもすべて完璧におっしゃっていて、とにかくカッコイイ!のひと言です。西田敏行さんはお茶目なシーンをさらに素敵にさせちゃう、とてもユーモアに溢れている方で、現場をいつも和やかにして下さいました。瞳子さんの右腕として役に立つよう、精一杯頑張っている彩の姿を見ていただけたら嬉しいです。■「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」キャストコメント黒木瞳(綵まど香役)愛に飢えた女性。愛がすべてで、愛に満たされたいと思いながら生きてきたのだと思います。すべての行動原理は“愛”で、世間体とか地位とか名誉とか、そういうことをすべて抜きにして生きている女性――そのように理解しないと演じることが難しい役でもありました。同時にまど香は“無垢”なイメージでもありました。身につける衣装なども白を基調にしたもの。回想シーンは柄のあるものなどを選びつつ、現代のまど香との違いを表現しました。そうそう、50代にしてウエディングドレスも着てしまいました(笑)そちらもよかったら楽しみにしてみてください(笑)川口春奈(谷口小雨役)アガサクリスティ作品は初めてで、しかも、こんな大先輩方とご一緒させて頂けて、現場ではいい緊張感の中でやらせて頂くことが出来ました。私は報道カメラマンの小雨という役を演じさせてもらいましたが、小雨だけではなくみんながどこか怪しくて独特な世界観です。細かい表情や動きなどを見逃さずに楽しんで頂けたら嬉しいです。荒川良々(多々良伴平役)ア・ガ・サ・アガサ!クリスティ!です。大女優殺人事件です!乞うご期待!津川雅彦(段原平臣役)これまで、たくさんのドラマプロデューサーを観察して来たお陰で、ちょっとカッコ良い役に挑戦出来ました。アガサ・クリスティ 2夜連続ドラマスペシャル「パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~」「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」は3月24日(土)、25日(日)21時~テレビ朝日系にて2夜連続放送。(cinemacafe.net)
2018年02月24日2018年後期の連続テレビ小説「まんぷく」(NHK総合)。そのヒロインの夫役に長谷川博己(40)が起用されたと、2月7日に発表された。 長谷川は大阪市内の同局で行われた会見で、「みなさまに幸せと希望をお届けできればと思います」と語っている。朝ドラは初出演で、「20代前半に何度もオーディションを受けて落ちてきた」と告白。ヒロインを務める安藤サクラ(31)とも初共演だが、「ずっと共演したかった女優のひとり」とダブルで念願が叶ったことに笑顔を見せた。また役に関しては、こう意気込んでいる。 「朝ドラも出たいという欲を捨てたときに出られたので、欲を捨てて臨みたい」 長谷川は以前も、“欲を捨てることで掴むことができた”と語っていたことがあった。それは昨年11月に受賞した「GQ MEN OF THE YEAR」だ。 授賞式の壇上で、長谷川は同賞が「目標にしてきた賞のひとつ」だったと告白。16年に大ヒットした映画「シン・ゴジラ」にも出演していたが、このときは受賞してなかった。 「『シン・ゴジラ』がヒットしてとれるかなと思っていたのにとれなくて……。今年は無理だろうと思っていたのにとれた。本当に嬉しいです」 16年に出演した「アナザー・スカイ」(日本テレビ系)では、役者人生の原点ともいえるスペインはバルセロナを旅した長谷川。20歳のときにこの地を旅した際、「もっと世の中って楽しんでいいんだ」と人生を謳歌すると決意。そして役者を志すようになったという。 この番組に出演したとき、長谷川は39歳だった。“不惑”を迎えるに際し、こう目標を掲げていた。 「40歳になって花を咲かせる俳優になりたい。僕にとっては40歳が大事だなって」 欲を捨てたことで、自然体になった長谷川。そんな不惑の決断が、追い風となっているようだ。
2018年02月08日テレビ朝日では、“アガサ・クリスティ 二夜連続ドラマスペシャル”と銘打ち、世界No.1のミステリーの女王、アガサ・クリスティの名作を、2夜連続で放送することが決定。今回は「パディントン発4時50分」と「鏡は横にひび割れて」を、天海祐希と沢村一樹をそれぞれ主演に迎えドラマ化する。■天海祐希主演「パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~」まず天海さん主演でドラマ化する名作は、車窓から並走する列車の殺人現場を目撃する…というドラマチックな幕開けが読者に鮮烈な印象を与えた「パディントン発4時50分」。原作では、鋭い洞察力により難事件を解決に導く老婦人“ミス・マープル”が主人公となっているが、今回は日本版に大胆アレンジし、“元敏腕刑事にして危機管理のプロ”という華麗な経歴を持つデキる女、天乃瞳子を主人公に描く。ドラマはある夕方、瞳子の義母が「特急オリオン」に乗っていたところ、並走していた「寝台特急朝霧」内で男が女性の首を絞めているのを目撃。すぐさま通報したものの、寝ぼけていたとして車掌も警察も取り合あってくれない。そんな義母の汚名を返上するため、真相究明に立ちあがった瞳子は犯人が車内から死体を投棄したものと推理。そして、遺体が投げ込まれたのは沿線に広がる豪邸の敷地内だと考え、ある人物をその屋敷に潜入させる。しかし、その豪邸には一筋縄ではいかない曲者の社長一族が顔を揃えていた。さらに、なんと屋敷内でさらなる殺人事件も発生!果たして、“消えた死体”の行方は?複雑に絡み合う一連の事件の真相とは…というあらすじ。瞳子を演じるのは、クリスティ作品初挑戦となる天海さん。「列車を舞台にしたミステリーはいまとなっては定番に思えるかも知れませんが、この『パディントン発4時50分』の発表当時はとても衝撃的な内容だったのではと思います。登場人物のキャラクターも個性豊かで、さまざまな人間が絡み合うミステリーなので最後まで楽しんでいただけると思います」とコメントしている。■沢村一樹主演「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」沢村さん主演でドラマ化するのは、エリザベス・テイラー主演でハリウッドでも『クリスタル殺人事件』として映画化もされた「鏡は横にひび割れて」。大女優が開いた豪華絢爛なパーティーで起きたひとつの殺人事件。犯人の標的は、その大女優だったのではないかと見られる中、第2、第3の殺人が起きていく――という謎多き連続殺人を、スリリングに描いていく。何者かに脅迫を受けていた大女優、彼女を取り巻く一癖も二癖もある怪しい人物たち…と容疑者だらけで捜査難航する中この謎に挑むのは、警視庁捜査一課・特別捜査係の警部・相国寺竜也。昨年3月、日本で初めて映像化され大きな話題を呼んだ「そして誰もいなくなった」にて、八丈島沖の孤島・兵隊島で起きた不可解な連続殺人事件の謎を鮮やかに解き明かしたのが、沢村さん演じる相国寺。視聴者に強烈な印象を残したそんな相国寺が、今回再びクリスティの世界に登場する!沢村さんは、「孤島の屋敷に張り巡らされた巧妙なトリックの数々を解き明かしていくに値する天才的な刑事とは、どんな人だろうということを想像しながら作り上げた少し濃いめのキャラクターでした」と相国寺というキャラの役作りについて明かし、「描かれる人々のストーリーと、殺人事件に紐づく推理モノの両方が楽しめる作品となっており、そこを分けて見ていただくとより物語が引き立つのではないかと思います。物語の全体を通して人間の“情念”というものも感じられるドラマで、登場人物たちも激しい感情を持つ人ばかり。その中に入った相国寺との対比もまた、楽しんでいただける要素のひとつとなっています」とドラマをアピール。■お互いの作品についてそれぞれコメント!また今回は2作品を2夜連続で放送するということで、お互いの作品についてそれぞれコメント。天海さんは、「どんなストーリーなのかとても興味がありますし、沢村さん主演の作品を見るのはすごく楽しみ!皆さんもぜひ二夜連続でご覧いただけるとうれしいです」と話し、沢村さんは「セリフが少ないなんて話をしていたんですけど、実際、最後の謎解きのシーン、10ページを1カットの長回しで撮ったんです!『楽なんですよ、天海さんより♪』と言っていた自分がバカだった!と後悔しています(笑)『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』で天海さんが演じる探偵役も楽しみにしています!」と語っている。アガサ・クリスティ 二夜連続ドラマスペシャル「パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~」「大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~」は3月、テレビ朝日系にて2夜連続放送。(cinemacafe.net)
2018年02月01日連続テレビ小説「ひよっこ」や、「仮面ライダーゴースト磯村勇斗が主演する舞台「hammer & hummingbird(ハンマー アンド ハミングバード)」が、2月28日(水)より上演されることが決定し、あわせてメインビジュアルが公開。実に5年ぶりの舞台出演となる磯村さんは、「皆さんとご一緒に作り上げていくのが楽しみです」と期待を語っている。本作は、脚本家・演出家・俳優の濱田真和が率いるSuperendroller(スーパーエンドローラー)プロデュース5作品目となる新作舞台。濱田氏が脚本・演出・プロデュースを担い、さらに自身も出演する完全オリジナル作品だ。物語は、現代詩人・中村泳(なかむらおよぐ)の半生を描いたもの。<夢と現実>の狭間や<生と死>の狭間で孤独に揺れ動く心の葛藤や、答えを探し求め過去の記憶と共に放浪する様子を捉えた「喪失」と「再生」の物語。今回、現代詩人・中村泳を演じるのは磯村さん。「仮面ライダーゴースト」(アラン/仮面ライダーネクロム役)に出演後、連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロイン・有村架純の相手、前田秀俊役で話題になり、今後は『恋は雨上がりのように』『ういらぶ。』の公開が控える。出演決定時は、正直不安があったと言う磯村さん。しかし、「脚本を読ませて頂いたとき、率直に“泳”の役を全うしたい。そう感じる程、泳、そして濱田さんの描く世界に惹かれました」とコメント。また「いま自分にあるものを全てこの作品にぶつけ、ある意味自分自身の『再生』でもあるので、舞台上を放浪し、その先へと歩んでいきたい」と意気込みを語っている。一方濱田氏は、「今回の新作は『放浪』の物語です。その中で物語のキャラクターたちが、同じ方向を向いて歩いたり、傷つけ合ったり、愛し合ったりするのと同じように、キャストスタッフアーティスト、全員で同じ方向を向いて、お客様に届けたいと思っています。いまから、どんな化学反応が起こるのか、起きるのか、僕が一番楽しみです」と期待を寄せた。また、音楽はミュージシャン・俳優の古舘佑太郎と加藤綾太を中心に2017年に結成したロックバンド「2(ツー)」、本作のビジュアル撮影は気鋭の写真家・嶌村吉祥丸。さらに、仕立て屋のサーカスの一員としても活動する照明作家・渡辺敬之(仕立て屋のサーカス/tremolo)も参加し作品に華を添える。なお、そのほかキャストには高山璃子、新井郁、小林英樹、島田惇平、石川瑠華などの名がクレジットされている。舞台「hammer & hummingbird」は2月28日(水)~3月4日(日)すみだパークスタジオ 倉|THEATER - SOUにて上演。※計8公演予定(cinemacafe.net)
2018年01月25日大河ドラマ「毛利元就」や連続テレビ小説「ひらり」などの脚本を手掛ける内館牧子のベストセラー小説を原作に、ホラーの名匠・中田秀夫が監督を務めた『終わった人』。この度、舘ひろしと黒木瞳が夫婦役で共演する本作から、本編映像初解禁となる特報映像と、ティザービジュアルが到着した。定年を迎え、朝起きてから夜寝るまで何もやることがなく、世間から“終わった人”と思われるようになった主人公・田代壮介(舘さん)。妻・千草(黒木さん)や娘からは「恋でもしたら?」とからかわれ、「このままではマズイ」と感じ、職探しをしたりジムに通ったりと奮闘するも、全く上手くいかない。しかし、あるとき“人生の転機”が訪れ世界が一変!“終わった人”としての人生は、思いもよらぬ出来事の連続だった!?今回到着した特報映像は、舘さん演じる田代壮介が華々しく送り出され、定年退職するシーンから始まる。しかし、家に帰れば「趣味なし」「夢なし」「仕事なし」「居場所なし」と、まさに“終わった人”な姿が。また、後半部分では「俺決めた」の一言から、波乱万丈な人生スタート。黒木さん演じる妻・千草を前に大胆にも恋愛宣言したかと思えば、広末涼子演じる浜田久里と夜景の美しい川辺でロマンチックな雰囲気に…!?そんな浮かれる壮介に、なぜか微笑む千草。さらに、清水ミチコ&温水洋一演じる山下夫妻が営む会社では、バカにしているのかと思うほど就職を拒まれる場面や、遠くを見つめ涙を浮かべるシーンなども盛り込まれ、コミカルな仕上がりになっている。さらに、「暇だ。」とブランコで呆然とし、“終わった人”になっている舘さんを、呆れつつも見守る黒木さんの姿が印象的なティザービジュアルも公開された。『終わった人』は2018年6月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月26日NHKの連続テレビ小説『わろてんか』に出演中の広瀬アリス(23)。その高い演技力が話題を呼んでいるという。 小学校6年生のときにスカウトされ、ファッション誌「Seventeen」の専属モデルとして活躍。女優としてもキャリアは意外に長いが、これまでは“広瀬すず(19)の姉”と呼ばれることが多かった。 「すずさんといえば、19年前期の連続テレビ小説100作目となる『夏空』にヒロインにも抜擢。来年1月からはドラマ『anone』(日本テレビ系)でも主演を務めています。共演者がこぞって“天才”と評価しており、いまもっとも勢いのある女優です。いっぽうアリスさんは姉妹仲がいいことでも知られていますが、『ライバルは妹です』と漏らすことも。意識することも多かったようです」(芸能関係者) だが、14年公開の映画「銀の匙 Silver Spoon」で転機を迎える。オーディションを勝ち抜きヒロインの御影アキ役に選ばれたアリスは、長かった髪をばっさりカット。並々ならぬ決意で、周囲を驚かせたという。 「役作りのため、彼女はひとりで住み込みの酪農を2週間も体験。乗馬も練習して、代役なしでこなしたそうです。この仕事で彼女は仕事への責任感が芽生えたそうで、『自分は女優なんだ』と強く意識するようになったと聞きました」(映画関係者) その意識が彼女を変えたのだろう。『わろてんか』でも、スタッフを驚かせるほどの“憑依ぶり”をみせている。 「アリスさんが演じるのは、主人公の恋敵である活動写真女優・リリコ役。クランクイン前は関西弁を猛勉強して『難しい』と頭を抱えることもあったそうですが、いざ撮影が始まると目を見張るような好演を見せてくれています。アリスさんについて『妹以上の逸材だ』と評価する声も高まっていますよ」(NHK関係者) 12月16日には自身のブログを更新し、11日に23歳の誕生日を迎えたこと心境を明かしたアリス。「ここまで誕生日感がないのは初めてかも」と多忙な撮影生活を振り返りながらも、「マイペースに、でも時には貪欲に、頑張って行きたいと思います」と決意をつづっている。アリスにとって、来年は飛躍の年となりそうだ。
2017年12月21日女優の広瀬すず(19)が、2019年度前期のNHK連続テレビ小説「夏空」でヒロインをつとめると発表された。 ドラマは、戦後の北海道・十勝、日本アニメの草創期が舞台。戦争で両親を失った主人公が、アニメーターを目指していくストーリーだという。 「いままで広瀬がやったことがないような役。来年は20歳の誕生日を迎え、そろそろ制服姿の役からの“卒業”をはかっているタイミングでした。そこに、ちょうどよく朝ドラのヒロインのオファーがあったようです。あまり広瀬の顔と名前が一致しないであろう高齢者にも、ドラマを通してしっかり認識されることになりそうです」(映画業界関係者) 今年は主演作「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」など、3本の映画に出演。アニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」ではヒロインの声優をつとめた。 また来年は主演の人気シリーズ完結編「ちはやふる -結び-」など3本の公開を控え、1月クールでは日本テレビ系ドラマ「anone」(仮題)に主演予定。そして18年後期の「まんぷく」のヒロインがまだ発表されていないにもかかわらず、異例の早期発表で「夏色」のヒロイン決定が発表されたのだ。 ただでさえ多忙な生活のなか、さらに過密スケジュールとなりそうな広瀬。だが朝ドラの撮影は、広瀬にとってある意味“いい息抜き”にもなりそうだという。 「撮影は来年夏からスタートします。日の入りが早い北海道を舞台にしており、ロケ地は空気が澄んでいて絶景です。都会の雑踏から抜け出すことができるため、広瀬さんとしても『リフレッシュできそう』と意欲を見せているようです」(NHK関係者) 朝ドラを通して、女優としてかなり成長しそうだ。
2017年11月23日近年、次世代ブレイク俳優の“登竜門”として名高いのが戦隊や仮面ライダーなどの特撮作品、もしくは、朝ドラことNHK連続テレビ小説への出演だ。これらの作品を機に、子どもからお年寄りまで老若男女に愛される人気俳優たちが、現在の日本映画界を牽引しているといっても過言ではない。日経トレンディが選ぶ「2017年のヒット人」の竹内涼真もその1人。「仮面ライダードライブ」で主演を務め、有村架純主演の「ひよっこ」を機にブレイクを果たした。さらに竹内さんとともに受賞した女優の高梨臨も、やはり松坂桃李主演「侍戦隊シンケンジャー」に出演。その松坂さんも「侍戦隊シンケンジャー」から朝ドラ「梅ちゃん先生」に出演して大躍進、現在も「わろてんか」に出演中だ。そして、中条あやみ主演で大きな注目を集める映画『覆面系ノイズ』にも、こうしたブレイク男子たちが続々。志尊淳は「烈車戦隊トッキュウジャー」で主演を務め磯村勇斗、も「仮面ライダーゴースト」を経て「ひよっこ」で話題を呼んだばかり。一方、本作に出演している小関裕太は、ブレイクの登竜門の“元祖”ともいうべき番組の出身。その番組とは、NHKの「天才てれびくん」シリーズだ。岡田結実や大沢あかねらを輩出したこの番組は、毎回、てれび戦士と呼ばれる子役タレントたちが様々なことにチャレンジしていく内容で1993年から改題しながらも長きにわたって放送されている。そのてれび戦士の1人として活躍したのが小関さん。小関さんの出演時期には、映画『HiGH&LOW THE MOVIE』や数々のドラマに出演する俳優の前田公輝や、現在はYoutuberとして活動する橋本甜歌も名前を連ね、過去には、『先生!、、、好きになってもいいですか?』が公開中の生田斗真、さらにバラエティ番組にひっぱりだこのウエンツ瑛士、女優・前田亜季なども出演。番組企画内ではバンドを結成し、生田さんがギター、ウエンツさんがベース、前田さんがキーボードという現在では考えられない超豪華な布陣でCDデビューまで遂げている。くしくも本作はバンド活動を通し、言葉では伝えられない気持ちを歌や音楽に乗せて届けようとする、切なくもキュンとする片恋ラブストーリー。個性豊かなキャラクターの中で小関さんはヒロイン・ニノ(中条あやみ)が想いを寄せる幼なじみで初恋の相手・モモをクールに演じている。2018年には、須賀健太、山本涼介とともに、ゆくえ高那原作の実写映画『ちょっとまて野球部!』(1月27日公開)に出演し、福士蒼汰主演『曇天に笑う』(3月18日公開)といった話題作への出演が続いており、今後、本格ブレイクが期待される若手俳優として熱い視線を送られている。『覆面系ノイズ』は11月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月12日NHK連続テレビ小説『わろてんか』ヒロインに抜擢された葵わかなさんに、現場での様子を語っていただきました。初めての“朝ドラ”は戸惑いの連続。ずっと走り続けている感じです(笑)。明治から昭和初期の大阪を舞台に、日本で初めて“笑い”をビジネスにした女性の半生を描くNHK連続テレビ小説『わろてんか』。天真爛漫でいつも笑顔を絶やさないヒロイン・藤岡てんを演じるのは、2378人の応募者の中からオーディションで選ばれた葵わかなさん。「オーディションを受けたときは、手応えを1ミリも感じていなかったんです。発表会見のあと、両親や友達から『よかったね』という連絡が来て初めて合格した実感が湧いたくらいで(笑)。でも、てんちゃんの芯が強い部分は、自分と似たところがあるのかも。もちろん、似ていない部分もありますが、そこはお芝居で寄せていくようにしています」初めての“朝ドラ”の現場は、戸惑いの連続だったそう。「今までの現場とは何もかもが違いすぎて。1週間のスケジュールがきっちり決まっていることにも驚きましたし、1日に撮る分量も多く、ペースも速いので、とにかくずっと走り続けている感じです(笑)。最初はペース配分もわからず、振り回されていたんですけど、4か月たってようやく慣れてきました」そんな慌ただしい現場で葵さんの癒しとなっているのが、子役の存在。「私、このお仕事をしていなかったら保育園の先生になっていたくらいに、子供が大好きなので、もうかわいくてかわいくて…♪そのうち、てんちゃんの子供が生まれるシーンも描かれますが、自分が経験したことのない母親という役を演じるのはとても難しいけれど、そのぶん楽しみでもあるので、良き母を演じられればいいなと思います」来年の3月まで休むことなく続く撮影が終わったら、やってみたいことがたくさんあるそうで…?「まず、車の免許を取る。そして、韓国語の勉強を始めたいです。私、週に1回は食べてるくらい韓国料理が大好きなので。それから、宝塚が好きなこともあり、フランスの革命史に興味があるんです。だからベルサイユ宮殿に行ってみたい!もう行くことは決めているので、あとはタイミングの問題ですね(笑)」あおい・わかな1998年6月30日生まれ、神奈川県出身。女優。2018年公開の映画『ミッドナイト・バス』に出演。映画『サバイバルファミリー』のBlu-ray&DVDが好評発売中。ワンピース¥43,000(Y.M.Walts/MARVIN&SONSTEL:03・6452・3982)いつも周りに笑いを振りまく藤岡てんは、ひょんなことから夫婦で寄席経営を始めることに…。出演/葵わかな、松坂桃李、濱田岳、高橋一生、鈴木保奈美、竹下景子、遠藤憲一ほか。NHK総合、毎週月~土曜8:00~放送中。※『anan』2017年10月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・岡本純子ヘア&メイク・吉田美幸インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年10月04日連続テレビ小説「ひよっこ」が、9月30日(土)に最終回を迎えるのにあわせ、物語の舞台となった茨城県高萩市にて「連続テレビ小説『ひよっこ』ファン感謝祭 最終回を一緒に見よう!!」が開催。イベント終了後に、有村架純をはじめとする出演者がそれぞれコメントをよせた。2017年4月3日から放送がスタートした本作。物語の始まりは東京オリンピックが開催された1964年。茨城県の北西部にある山あいの村・奥茨城村で育った谷田部みね子(17歳/有村さん)が、“金の卵”として東京に集団就職し、自らの殻を破って成長していく波乱万丈の青春記が描かれた。沢村一樹、木村佳乃、峯田和伸、佐久間由衣、竹内涼真、磯村勇斗、竜星涼、島崎遥香ら豪華俳優陣の共演でも度々話題をよんだ。この日、イベントにはヒロイン・谷田部みね子役の有村さんをはじめ、佐久間由衣(助川時子役)、泉澤祐希(角谷三男役)、磯村勇斗(前田秀俊役)が登壇。有村さんは「この最後の時間をみなさんと共有でき、終わりの日にふさわしい時間になったのかなと思います。皆さんにこの作品が届くということを信じてずっと撮影をしてきたので、このように迎えてくださって、心から幸せに思います。茨城を舞台にした作品に出られて嬉しかったです。みなさんたくさんの愛情をありがとうございました」と感動の思いをコメント。また、磯村さんは「たくさんの人に集まっていただき、幸せな最後を迎えることができたと思っております。『ひよっこ』は終わってしまったんですけれど、続きがあることを信じて、皆さん『ひよっこ』のことを忘れずに、ヒデは生き続けていくので、よろしくお願いします」と熱い思いを寄せた。また、みね子の幼なじみを演じた佐久間さんは「1年くらい前にここ(茨城県)に(撮影で)毎日通ってきていたので、懐かしい気持ちになって、第二のふるさとに帰ってきたような気持ちになりました」と話し、泉澤さんも「また(茨城に)帰ってこられて嬉しいです」「幼なじみ三人とヒデの4人で来られたことが、劇中でそんなにヒデと絡むことがなかったので、こうやってヒデと一緒に来られたことがすごく嬉しかったですし、三男として来ることは最後になるんじゃないかなと思うので、こうやって茨城に来られて嬉しかったです」とそれぞれ物語の舞台となった茨城県への愛情を垣間見せた。イベと終了後の囲み取材では、各々、イベントの感想を述べ、「見てくださってた皆さんが、『ひよっこ』という作品を通して、みね子やいろいろな登場人物たちと一緒に、半年間過ごしてくださっていたんだなというのが、実感できる時間でした。一緒に笑ったり泣いたり怒ったりしてくださっていたことに感謝しています」(有村さん)、「こんなにもたくさんの方々と最後を一緒に終えることができたというのは、すごく幸せな時間をいただけたな、と思って。すごく楽しかったですね」(磯村さん)、「本当に愛されていた作品に自分はかかわらせてもらっていたんだなと実感する時間でした。最終回イベントに参加させていただいて、すごく楽しかったです」(佐久間さん)と、幸せな時間を過ごせた様子。さらに、続編などへの期待や希望を聞かれると、有村さんは「いままで何気ない日常を描いていたからこそ、お話の続きがなんとでも、岡田さんの力をお借りして作れるんじゃないかなと思います。チャンスがあれば」と意欲をみせた。(text:cinemacafe.net)
2017年09月30日いよいよ最終回が近づいてきたNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』。個性的なキャラクターたちがむかえるラストがとっても気になるところ。そのうちの1人。記憶を失った状態で家族の前に戻ってきたヒロインの父・谷田部実を演じる沢村一樹(50)は、放送期間中にまわりからいつもこんなことを言われていたそう。 「どこに行っても『どこに行ったの?』『帰ってあげてください』と言われました。それで見つかった後は、案の定、『記憶は戻るんですか?』って(笑)」(沢村・以下同) 故郷の茨城へ戻り、手探りながらも徐々に谷田部家の環境になじんでいく実。温厚で優しく真面目。その役柄と自身との共通点を聞いてみると、意外な返事が。 「実さんは僕よりずっとしっかりしている人ですね。ただ、ちょっと頼りない部分は自分と重なるところがあるかな。僕はマネージャーがいてくれなかったらなんにもできないから(笑)」 沢村にとって、今回が初の朝ドラ出演。キャスト発表時は「さわやかに演じて(エロ男爵という)世間のイメージを払拭したい」とも話していたが……。 「そのイメージがだいぶ邪魔しているな、という自覚はあります。ただ、それを僕も逆手にとって利用しているというか、楽しみながらやっていましたから。払拭できたかどうかは、みなさまにお任せします」 今後は「張られていた伏線が次々と回収されていく」と、沢村は語る。 「最終週は、怒涛のような展開だと思われるかもしれません。(脚本担当の)岡田(惠和)さんは、“人が持っているさまざまな感情のなかで、恋がくれるエネルギーはいろんなものを乗り越えていけるパワーを与えてくれる”と考えているのだと脚本から感じます。それが見ている方たちにも伝わってくれればうれしいです」 気になる実と妻・美代子(木村佳乃)の関係はどうなっていく? 「実と美代子のとっても“ピュアな大人の物語”も展開されるので、そこにもぜひ注目してほしいですね」
2017年09月24日大きな悩み…寝ない息子。Upload By shiori睡眠時間が短く、夜に寝付くことが難しいという特性がある息子のカム。寝かせるために今までいろんな事を試してきましたが…それでもなかなか寝てくれない。しかも、寝かしつけようとしていることを悟られると激しく怒り、朝まで大泣きしてしまいます。そんなカムも真冬はある程度寝てくれますが、夏の間は夜通し起きていて、明け方に寝る日が増えてしまいます。そして機嫌よく夜中にも起きている時でも、飛んだり跳ねたり走ったり壁をドンドン叩いたり…昼間よりも活動が激しくなります。これでは家族の睡眠にまで影響してしまう。困った困った…そんな我が家で夏の夜に大活躍なのが、子ども用テント!テントが、安心できる空間に。出典 : テントの屋根をバシバシ叩いたり、テントを激しく揺らしたり。これがカムのテントでの過ごし方です。おとなしく過ごす…というわけにはいきませんでしたが、これなら走り回ったり飛び跳ねたり壁を叩くこともないので、テントがない時と比べると断然しずかで大助かり!購入したばかりの時は、テントを怖がってすぐには入ってくれませんでしたが、慣れてくると、この限られた空間が安心できるお気に入り空間となっていきました。寝室から脱出!出典 : 子供用テントとは言ってもそれなりにスペースを必要とするし、激しく揺れたりするので、これまではいつも寝室(和室)にテントを出していました。が!ついにテントが移動式になったようです。カムはテントごと寝室を脱出してリビングに出てくるようになりました。でかいよ〜。ご機嫌でくつろぐカム。そして安眠スペースに出典 : そして最終的にカムはテントのまま布団に横になって寝てしまいます。思う存分遊んだのが良かったのか、テントというお気に入り空間だから寝てくれたのか、真相は謎のまま。睡眠の変化寝ないということで一番気がかりなのはカムの健康状態。成長に影響しないだろうかと心配でした。2年に1度、血液検査で栄養状態や成長ホルモンなどを調べていますが、問題ないとのことでちょっとホッとしています。今までは、なんとか夜に寝て欲しくて試行錯誤してきましたが、寝かせよう寝かせようとすると私自身もイライラしてしまいます。寝ないなら、せめてお互い楽しく過ごそう。そう考えてテントを購入し、私はテントで遊ぶカムの様子を絵に描いているのです。そんなカムですが一昨年あたりから少しずつですが睡眠時間が延びてきています。今年の夏も早く寝る日が増えてきました。今後の変化に期待です。
2017年08月25日「グリコ・森永事件」をモデルにした小説「罪の声」で数々賞を受賞し、いま最も注目される小説家・塩田武士の待望の新刊「騙し絵の牙」が8月31日(木)より発売されることが決定。本作は、俳優・大泉洋を綿密に分析し尽くした作家が描く、完全「あてがき」 による新感覚小説で、カバーも大泉さんが務めている。大手出版社で雑誌編集長を務める速水輝也。誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。ある夜、上司から休刊を匂わされたことをきっかけに、速水は組織に翻弄されていく。すると次第に彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!出版社は数少ない文芸のヒット作に対して、映画会社などから映像化の声がかかるのを待ち、芸能事務所は俳優に適した映像化作品が生まれるのを待つ。そんな一般的な流れに抗い、塩田作品10作目にあたる本作は出版社と作家に加え、芸能事務所そして俳優までが一体となって、発案当初から映像化をも見据え企画された異色の文芸作品だ。社会派作家・塩田氏の4年間にわたる丁寧な取材と、大泉さんに関する綿密な分析、さらには大泉さん本人からの細部にわたるアドバイスが加わったことで、読者は大泉さん個人を自然に主人公に重ねて読み進めることができる作品に仕上がっている本書。また、話し方や会話の間の取り方など、塩田氏の緻密な分析により初めて実現できた完全「あてがき」を通し、読み手は主人公に扮する大泉さんが、脳内で自ずと動き出すというかつてない感覚を体験できるという。また単行本のカバーも、主人公に扮した大泉さんが飾っており、単行本のカバーを飾るのは実はこれが初。グレーのスーツに身を包み、原稿や書類を脇に抱え編集長・速水に扮した大泉さんの影が、“騙し絵”を写し出している。装丁を担当したのは、星野源らトップアーティストのCDジャケットなどを手掛けるアートディレクター・吉田ユニ。裏表紙の別カットにも注目だ。「騙し絵の牙」の発案出発点は、雑誌「ダ・ヴィンチ」の表紙に出る際、おすすめ本を一冊選ばなければならなかったことからだと明かす大泉さん。「私は表紙撮影がある度に、『大泉エッセイ』を担当してくれていた同編集者に、いつも『お薦め本、ない?』と、聞いていたんです。映像化されて、私が主演をできるような小説をと。それを、毎回訊かれるのが、彼女はめんどくさくなったんでしょうね。『じゃあ、もう大泉さんを主人公としてイメージした本をつくります!』と言ったが始まりなんです」と話す。また中にも自身の写真が入っているそうで、「私の写真集と言っても過言ではございません!」と言い、「でもいま、何より怖れているのが、この小説が映画化されたとき、速水役が私でない、ということです」と不安も明かし、「本書帯キャッチに<最後は“大泉洋”に騙される>ってあるんだけれど、<最後は“大泉洋”が騙される>って。実それが“騙し絵の牙”だったんだと。それだけ避けたいですね」とコメントしている。著者の塩田氏は、「私のイメージを遥かに超えた『小説の核』が出来上がった」と自信を見せ、「速水輝也と大泉洋さんの『完全同期化』を目指し、私は大泉さんの映画やバラエティー番組、舞台を観て、語尾や会話の間、どのような方法で笑いを取っているのかを分析しました。作品中に速水が接待でモノマネをするシーンがありますが、それはほぼ全てが大泉さんのレパートリーです。改めて実感しました。こんな振り幅の大きい俳優はいない、と」と分析していて確信したそう。また、いまはもうできることはない、という清々しさが胸内にあると言う塩田氏は、「『物語の内容が現実とリンクしていく可能性がある』――そう気づいたとき、読者の皆さまはどんな未来予想図を描かれるでしょうか?本を愛する全ての人たちへ。さぁ、新しい扉を開いてください」とこれから本書を手に取る読者へメッセージを残している。「騙し絵の牙」は8月31日(木)より発売。(cinemacafe.net)
2017年08月22日