生田斗真が主演を務める大友啓史監督の新作『秘密 THE TOP SECRET』の3夜連続舞台あいさつの第3夜が21日に行われ、大友監督とキャストの織田梨沙が登場した。その他の画像映画は、死んだ人間の脳から“過去の記憶”を映像化できるスキャナーを使って事件を解明する捜査チーム、通称=第九のメンバーが、迷宮入りした猟奇事件に隠された真実と真犯人に迫っていく様を描くもので、織田は事件のカギを握る女性、絹子を演じている。織田は本作が女優デビュー作だが、大友監督は「実は、オーディションの時も、そうそうたる女優陣が来てくれたんですが、絹子を演じてもらうという時に、ある種の匿名性だったり、僕らがわからない存在でいてほしいというのがあったんです。そんな中、彼女の鮮度もそうですが、絹子という役を覚悟をもってトライしてくれたんです。その覚悟がオーディションでも伝わってきた」とコメント。一方、織田は「どのシーンも自分なりに努力しましたが、やっぱり演技って難しいなと思いました」と語るも「絹子は芯があってみんなを騙して、誘惑しなくちゃいけない。取調室で、大森さん演じる眞鍋に問い詰められても動揺しないようにと頑張りました。あのシーンは、オーディションの時からやっていたので、記憶に残ってます」と振り返った。また、「この映画はミステリーとうたってはいますが、普通の謎解き映画とは少し違うところがあると思う」という大友監督は「映画の楽しみ方として、観る方の個人的な経験のバックグラウンドの中で、補填しながら見る自由ってあると思っているんです。この作品が、まさに脳内をテーマにした作品である以上、無責任と言われようと“説明をしすぎない”という部分にこだわったところがあります。その辺を上手に楽しんでもらえると嬉しいです」と語った。『秘密 THE TOP SECRET』公開中
2016年08月22日映画『るろうに剣心』シリーズをはじめ、数多くのヒット作を手掛けてきた大友啓史監督。俳優・生田斗真主演の映画『秘密 THE TOP SECRET』(公開中)では細部にまでこだわった映像で観客を魅了する一方、あまりにハードな現場だったことから、出演者の間では"大友式ダイエット"ともささやかれていたという。大友組の"秘密"、そして俳優たちが「参加して良かった」と口をそろえる理由とは? 同作の主要キャストがコメントを寄せた。脳内捜査チーム「第九」室長の薪剛を演じた生田は、本作で初めて大友作品へ参加。さまざまな感情を内に秘めた難しい役どころを演じ、完成報告会見では、撮影中は精神的につらかったとしながらも「大友監督との仕事は刺激的でもあり、撮影中は1秒も飽きることのない日々でした」と喜びを述べている。加えて、大友監督に才能を見いだされ、本作で銀幕デビューした20歳の織田梨沙は、演出について「驚くことしかなくて、ずっと興奮しながらいっぱい観察をしていました」と報告。「あんな素晴らしい環境で演じる事ができて幸せでした」と感激する。本作のテーマでもある"脳内映像"の撮影では、当人の主観や感情が入ってくるものであるため、「レンズの画角を人間の視界にいかに近づけるか」というリアリティを求め、試行錯誤をしながら俳優自身が身に着ける"主観カメラ"を開発。大友監督は、この撮影方法を「俳優が演技しながら、彼らの目線となるカメラを装着して撮影をすると、不思議なことに心情的な震えなど、カメラマンが撮る以上に感情的なものが表れるんです」と自信を見せていた。心情を表す演技のみならず、「映したいものをきちんと映すために首の角度を決める」といった極度の集中力を要するこの撮影には、俳優陣も汗びっしょりになるほど。岡田将生も「無我夢中で撮影しました」と振り返っている。また、撮影前には俳優と何度も話し合いを重ねる大友監督だが、今回はさらに「脳の仕組み」「MRIスキャナー」など、現場では"秘密通信"と呼ばれた科学的な資料を渡し、脳に関する講義も敢行。生田は、そうした入念な準備の中で「そうした中でスタッフ、俳優同士も心をひとつにして熱を帯びていく過程を実感できた」と述懐する。これを経た撮影は、シーンの最初から最後までカットを割らずに長回しで撮影を行うため、俳優がどこへ動いても良いようなセットとなった。松坂桃李は「撮影後の体力はスッカラカン。サブタンクのエネルギーまで使い果たした印象」とコメント。「この作品と戦ったという意味で、斗真さんとは撮影を通して戦友になれたような気分」とまで語っている。(C)2016「秘密 THE TOP SECRET」製作委員会
2016年08月10日大友啓史監督が7月17日(日)、東京・銀座の アップルストアで行われたトークイベント「Meet the Filmmaker」に出席し、来月公開の新作『秘密 THE TOP SECRET』の舞台裏を明かした。清水玲子によるミステリーコミックを原作に、被害者の脳に残った記憶をスキャンする「脳内捜査」を専門とする警察庁の特別機関「第九」の捜査官たちが、精神崩壊の危険にさらされながら、迷宮入り事件の真相を暴き出す。主人公の第九室長・薪剛を演じるのは俳優の生田斗真。原作での薪は「女性と見誤るほどの美青年」という設定になっており、大友監督は「そんな俳優、いませんよね。ハードルは高かった」とふり返る。身長170センチを優に超える生田さんを「小さく見せる」工夫を施したと明かし、「190センチ近い大倉くん(大倉孝二)に、さらに上げ底の靴を履いてもらったり」と“秘策”を語った。生田さんの起用については、「警視庁という大きな組織で生き抜いてきた人間のタフさ、武骨さをリアルに落とし込んでくれる」と語り、「三池さん(三池崇史監督)とか、いろんな監督にもまれていますし」と生田さんのキャリアを役柄に重ね合わせた部分もあるようだ。本作をはじめ、大ヒットを記録した『るろうに剣心』シリーズ、今後公開を控える『ミュージアム』『3月のライオン』などコミック原作の映画を多く手がけている大友監督。「原作のコアな部分は踏まえて大切にしているが、原作ファンだけを相手にしているわけではない。生身の俳優さんが僕らの武器であり、(人間だからこそ)コントロールできない面が出てくるので、開き直っている」と思いを語った。『秘密 THE TOP SECRET』には猟奇的なシーンもあり、「最初に脚本を映倫に見せたら、『これは無理ですよ』と言われた」のだとか。「もちろん、怖がらせるのは目的ではない。脳をのぞく、のぞかれる恐怖を描き、『あなたなら、どうしますか?』と提示したかった」と話していた。『秘密THE TOP SECRET』は8月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月18日1902年香川県高松市に生まれた画家・猪熊弦一郎。作品を通じて猪熊弦一郎とはどんな人物だったのかを知るために、猪熊の故郷香川にある「丸亀市猪熊弦一郎美術館(通称 MIMOCA、以下MIMOCA)」を訪ねた。MIMOCAを訪ねるまで、頭の中には一つの疑問があった。猪熊弦一郎のことを調べる程、その多彩な絵画様式に驚かされ、そしてまた「どれが本当の猪熊さんなのか」という疑問が沸き上がってきたのだ。もちろん、どの作品もその絵筆を持った猪熊作品に違いないのだが、時にその作品からはアンリマティスを色濃く感じ、時に作品からはピカソの面影を感じる。また、具象と抽象を行き来し、自在に色彩やフォルムを操っているようにさえ見える。さあ、猪熊はどのような生涯をアーティストとして歩んだのか、6月30日まで開催中の展示「猪熊弦一郎展「私の履歴書」前編ーー絵には勇気がいる」を同館学芸員の古野華奈子さんとともに巡りながらお届けしよう。1/2はこちらから。■幼少期から晩年まで、約2万点の猪熊作品の収蔵約2万点もの猪熊作品を所蔵するMIMOCA。猪熊が幼少期に書いた絵から、東京美術大学(現 東京藝術大学)在学時の作品も含めて、日本、フランス、ニューヨーク、ハワイなどで創作された晩年までの作品を収蔵している。それに加えて、猪熊が蒐集していた雑多なものたちも保管されており、その時々の企画に合わせてセレクトされ、彼の絵画作品と共に展示されている。MIMOCAは、まさに猪熊の生涯に渡る創作活動の軌跡を知ることが出来る場だ。■私の履歴書ーー絵には勇気がいる5月にMIMOCAを訪れた時は、1979年に日本経済新聞の連載「私の履歴書」のために猪熊が半生を綴った原稿を元に構成された企画展「猪熊弦一郎展「私の履歴書」:前編ーー絵には勇気がいる」と、猪熊が晩年描いた「顔シリーズ」が展示されていた。学芸員の古野さんと共にこの二つの展示を歩きながら彼の作品を通して猪熊と向き合ってみたい。■絵の上手な少年が画家・猪熊弦一郎になるまで「私の履歴書」を元に猪熊の半生を知る企画展は、猪熊が絵画に目覚めた幼少期の作品からスタートする。その後、現東京藝術大学に進んだ猪熊は、後に画家として活躍する同級生、小磯良平、荻須高徳、中西利雄、岡田謙三、山口長男らの洗練を受ける。同級生たちと切磋琢磨し、自分らしい作品とはと猪熊が試行錯誤を繰り返したことは、次々と作風の変わる作品からも感じ取れる。「どんな絵画表現が出来るのだろうか」と言う問いに対するその時々の猪熊の答えが作品になっているかのようだ。《題名不明》1919年《画室》1932年■マティスからの一言ーー「お前の絵はうますぎる」学生時代よりパリに行くことを熱望していた猪熊は、1938年妻・文子と共に憧れの地を踏む。そこで猪熊はマティスに絵を見てもらう機会を得るのだが、そこでマティスに「お前の絵はうますぎる」と言われる。このことを猪熊は、著書『私の履歴書』にこう記している。ーー結局、うまく描くということは人によく見てもらいたいと思うために描くことに通じている。(中略)思ったことを素直な、虚飾のない姿でカンバスにぶっつけることこそ一番大切だ。「絵がうますぎる」という先生の言葉はそんな意味だ。(中略)この言葉は私の一生を通じて、すべてのことに最も大きな教訓となっているーー■自分らしい表現を追求して猪熊と親交が深かった画家の一人に藤田嗣治がいる。藤田と猪熊は第二次世界大戦中、フランスの片田舎へ共に疎開したり、日本への引き上げ船に乗るようにと藤田が猪熊を諭したりと、まさに寝食を共にしながら過ごした友人でもあった。同企画展では、藤田独特の乳白色の地塗りのテクニックを猪熊なりに真似たような作品『レゼシーの人形のような子供』(1939)も展示されている。また、日本への最後の引き上げ船に乗る直前まで、戦火の中描き続けた作品『マドモアゼルM』(1940)。この作品はパリでの最後の作品となり、猪熊の具象作品の代表作と言われている。《マドモアゼルM》1940年3年という短いパリ滞在期間においても、猪熊の作品は次々とその様相を変えてゆく。濃密な3年間、自分らしい表現とは何かを追求する猪熊の姿を、この展示を通じて知ることができた。猪熊は制作活動を通じ、「自分の表現とは何か」「美しさとは何か」を、生涯問い続けていたのだろう。アーティスト猪熊弦一郎の生涯は、創作を通じた発見の連続だったのかもしれない。ーー私は画家になって本当に良かったと思う。(中略)毎日を喜びと感謝を持ちつつ制作を続け、ますます子供の心のように清く生き生きとそして明るく、何事によらず未知の世界に大きな驚きと興味を持ち続けて、いままでにない何かを作り上げたい念願で一杯である。ーー『私の履歴書』猪熊弦一郎著より抜粋MIMOCAでは、勇気を持って絵と向き合うことを選んだアーティスト・猪熊弦一郎の軌跡に触れることができる。瀬戸内を訪ねるのなら、ぜひ訪れたい場所の一つだ。【展覧会情報】企画展「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」会期:7月17日から11月6日常設展「猪熊弦一郎展ニューヨークでの制作ーデザイン・壁」会期:7月17日から11月6日特別展示「ホンマタカシ《三越包装紙》」会期:7月17日から11月6日【美術館情報】丸亀市猪熊弦一郎現代美術館住所:香川県丸亀市浜町80-1(JR丸亀駅前)開館時間:10時から18時まで(入館は17時30分まで)休館日:年末(12月25日から30日)※臨時休館の場合あり
2016年06月28日瀬戸内を訪ねるにあたり、気になるアーティストがいた。1902年香川県高松市に生まれた画家・猪熊弦一郎。スキャパレリーピンクの小石が遊ぶように書かれた三越の包装紙「華ひらく」のデザインや、JR上野駅の中央改札の上に架かる壁画「自由」も広く知られる彼の作品だ。きっと誰もが、一度は猪熊の作品を目にしたことがあるだろう。今回FASHION HEADLINEでは作品を通じて猪熊弦一郎とはどんな人物だったのか知るために、彼の故郷・香川県にある「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(通称 MIMOCA、以下MIMOCA)」を訪ねた。■駅前に現代美術館を作った理由MIMOCAは、猪熊弦一郎の生前に完成した美術館だ。故に、美術館の設立を猪熊に提案した丸亀市の熱意と、猪熊本人の思いが込められた館になっている。美術館があるのは、高松駅からJR予讃線で約40分のところにあるJR丸亀駅から、徒歩1分のところ。まさに駅前美術館だ。1902年香川県高松市に生まれ、幼少期の一時期を香川県丸亀市で過ごした猪熊弦一郎。MIMOCAの設立は、丸亀市から猪熊へ「猪熊弦一郎の記念館を作りたい」という提案からはじまったという。しかし、猪熊は「私個人の記念館ではなく、世界の現代美術と触れ合える美術館にしましょう」と逆提案したのだと同館の学芸員、古野華奈子さんが教えてくれた。現代美術館にしたいと猪熊が願ったのは、自身の作品だけでなく現代の優れたアーティストや現代美術を紹介することで、何度も足を運びたくなる場所にしたいという願いから。そして、それが西洋の教会のように「訪れるとすっきりリフレッシュできるような「心の病院」のような存在でありたい」と生前猪熊は語っている。■MIMOCAの建築はMoMAも手がける建築家・谷口吉生駅からMIMOCAに向かうと、大きく広げたキャンパスのような猪熊による壁画「創造の広場」の脇に小さなドアがある。このトンネルの中に入って行くような感覚を覚えるエントランスを抜けると高さ14mにも及ぶ自然光が差し込む吹き抜けが私たちを迎えてくれる。「猪熊は小さな頃からいいもの、いい空間を体験して欲しいと願っていました」と古野さん。その願いから、今でも高校生までは無料で入館することが可能だ。猪熊は才能を見出すことにも長けていた人物。丹下健三の名建築の一つである香川県庁も、歴史を紐解けば当時の香川県知事から猪熊が県庁建築にあたり相談を受けた折に、丹下の名前を挙げたのがきっかけだという。MIMOCAの建築にあたっては、後にニューヨークのニューヨーク近代美術館(MoMA)の建築をデザインコンペで勝ち取る建築家、谷口吉生が猪熊によて選ばれた。谷口の設計による展示室の一つからは、その上部に設けられた横長の窓から丸亀の空を覗くことができる。美術館を訪れた人は、その日の空模様を感じながら作品と向き合うことができるだろう。また、展示室からカフェへと渡るガラス張りの渡り廊下からは駅前の光景を眺めることができる。「街の人々に訪れてもらえる場所に」という熱意はMIMOCAにもう一つのエントランスがあることからもよく分かる。前述の入り口の横に、建物に入らずとも上へ昇ることが可能な大階段がある。その先にあるのは、瀬戸内の海を思わせるような青の絨毯が印象的なカフェレスト MIMOCAや、猪熊の蔵書等を公開する美術図書室などの共有スペースだ。街に開かれた場所でありたいという思いが、至るところから感じられる仕掛けだ。後編は、MIMOCAの収蔵作品を通じて知る、アーティスト猪熊弦一郎が生涯求め続けた"美"について
2016年06月28日生田斗真が主演を務める大友啓史監督の新作『秘密 THE TOP SECRET』の追加キャストが発表になり、吉川晃司が28人殺しの凶悪犯、貝沼清孝を演じることが明らかになった。その他の情報映画は、被害者の脳の記憶を映像化する“MRIスキャナー”を駆使して脳内捜査を行う警察庁の特別機関“第九”が、迷宮入り事件を解決していくミステリー。『るろうに剣心』で鵜堂刃衛役を演じた吉川を起用した理由について大友監督は、「唯一無二の存在。それが吉川晃司を語る、それこそ唯一無二の表現であるように思います」といい、「原作の貝沼像以上に、作品の通奏低音を作り出す。この映画の世界観を決定付けるそんな存在を求めて、『るろうに剣心』でもご一緒した吉川さんに辿りつきました」とコメント。貝沼という人物は、第九が最大の闇として封印しているある事件と関連性があり、さらに生田演じる薪とは因縁もあるという。大友監督は「人の魂を鷲掴みにし、揺さぶり、その人の人生を大きく変えてしまう貝沼という男を吉川晃司がどのように演じたのか。この映画の、間違いなく大きな見所の一つです」と話す。このほど公開になった場面写真では、貝沼の表情をうかがい知ることはできないが、なにやら不穏な雰囲気を漂わせており、吉川が重要な役どころをどのように演じるのか、期待が高まるカットになっている。『秘密 THE TOP SECRET』8月6日(土) 全国ロードショー
2016年04月20日三越日本橋本店中央ホールにて3月30日から4月5日まで、三越の包装紙「華ひらく」の生みの親である猪熊弦一郎にフィーチャーした展覧会「猪熊弦一郎と『華ひらく』展」が開催される。同展示会は、猪熊弦一郎が香川県で生まれ育ったことももあり、三越伊勢丹と瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭 2016」とのコラボレーションの一環として開催されるもの。また3月30日からの期間は、戦後間もない1950年に猪熊弦一郎によってデザインされ、三越の顔として現代でも愛され続けているオリジナル包装紙「華ひらく」のデザインを採用した様々なアイテムが全国14店舗の三越各店で展開される(展開アイテムは各店ごとに異なる)。華ひらく柄を採用したラインアップは、廣瀬染工場による江戸小紋ストール、胸元にワンポイントとして華ひらくモチーフを採用したTシャツ、華ひらく柄のペアブリックボトルのミネラルウォーターなど。多彩な表情で暮らしの中にとけこんだ「華ひらく」をじっくりと楽しむことができる機会となっている。
2016年03月16日小栗旬が主演を、『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務める『ミュージアム』に尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋が出演することが発表になった。その他の画像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村の姿を描くスリラー作品。事件を捜査し、犯人を追いつめていく沢村と、罠を仕掛けて沢村を絶望的な状況へと追いつめていくカエル男の攻防を圧倒的な緊張感で描き出していく。沢村の妻・遥を演じる尾野は「精神的に辛い物語でした。でも家族という温かいものを見直す深い映画でもありました。母という目線から愛と恐怖が伝わればいいなと思います」と語り、沢村を慕う新米刑事・西野純一を演じた野村は「小栗さんとも初共演させていただきましたが、すごくストイックで勉強させられる事が沢山ありました」と撮影を振り返った。警視庁捜査一課の菅原剛を丸山が、警視正の岡部利夫を伊武が、遥の親友・秋山佳代を田畑が、捜査協力者の医師・橘幹絵を市川が、沢村の父を大森が演じる。なお、物語の最重要人物“カエル男”を誰が演じるのかは、いまだに明らかになっていない。「噛めば噛むほど味が出る、そんな個性的で味のある、僕の大好きな俳優たちを揃えることができました」という大友監督は「この映画はカエル男が引き起こす猟奇的殺人事件の単なる顛末を描くのではなく、究極の状況下で人間がどのように振る舞うのかという生理的な反応をモチーフにしています」と説明。細部まで徹底的にこだわった劇空間と、重厚なドラマ作りが魅力の大友監督が、本作のキャスト陣をどこまで追いつめ、スクリーンに“恐怖”を描き出すのか気になるところだ。『ミュージアム』2016年秋ロードショー
2016年03月11日小栗旬が主演を、『るろうに剣心』『秘密 THE TOP SECRET』の大友啓史が監督を務める『ミュージアム』が秋に公開されることが決定し、場面写真が公開になった。その他の画像本作は、巴亮介の人気コミックが原作で、カエルのマスクを被り、雨の日に猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村の姿を描くスリラー作品。事件を捜査し、犯人を追いつめていく沢村と、罠を仕掛けて沢村を絶望的な状況へと追いつめていくカエル男の攻防を圧倒的な緊張感で描き出していく。映像ユニット“群青いろ”のメンバーで『凶悪』や『秘密…』の脚本も手がけた高橋泉、『るろうに剣心』の脚本も担当した藤井清美と大友監督が共同で脚本を担当。小栗が主人公の沢村を演じることが明らかになっているが、カエル男を含め、その他のキャストはいまだに発表になっていない。撮影は昨年末に終了しており、現在、ポストプロダクション中。今秋に全国で公開になる。『ミュージアム』2016年秋ロードショー
2016年03月09日漫画大国日本を震撼させ、熱狂的な支持を受け続ける巴亮介作の超戦慄サイコスリラー漫画「ミュージアム」。この度、『るろうに剣心』の大友啓史監督が小栗旬を主演に迎え映画化することが決定した。原作は、2013年「ヤングマガジン」(講談社)で連載されるやいなや、その過激な描写と緊迫のストーリー展開で漫画ファンを夢中にさせ、連載終了後も“ヤバすぎる!”とSNS上で拡散され、熱狂的な支持を受け続ける巴さんの同名コミック。次々に発生する猟奇殺人事件。それは雨の日だけ発生していた。そして、まるで見つけられる事を前提にしたかのように演出された殺し方。“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”など、残された謎のメモ。これはただの殺人事件ではないと気付いた警視庁捜査一課の沢村久志刑事は、連続殺人の関連性に気づく。すると次のターゲットに沢村の妻と子どもがリストアップされていた。次第にあぶり出されて行く犯人像、犯人は必ずカエルのマスクを被り事件を実行していた。殺すターゲットを絞り、情報を集め、殺し方を演出する。沢村の情報も徹底的に調べ上げられ、準備が着々と進められて行く。そして、残された手がかりから犯人を追い詰める沢村だったが、それは全てカエル男によって仕組まれた罠であった――。本作で、残虐な猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う主人公の刑事・沢村を演じるのは、「花より男子」や『クローズZERO』シリーズなど様々な役をこなし、今年で映画デビュー15周年の小栗さん。犯人を追うはずが、絶望的状況に追い詰められるという難役に挑む小栗さんだが、「漫画を読みきったとき、本当に嫌な気持ちになりました。しかし、昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします。何故、これをいま突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。全力で演じさせていただきます」と本作への意気込みのコメントを寄せた。また、本作のメガホンを取ったのは、大河ドラマ「龍馬伝」で一躍注目を集め、『るろうに剣心』シリーズなどヒットメーカーとしての不動の地位を確立した大友監督。そんな監督は、「こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています。同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優の一人、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います」と原作について語った。さらに原作者の巴さんは、「自分が描いたモノが映画になるなんて夢のようで、さらには大好きで何度も観ている『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを握ってくださり、そのうえ僕が学生時代からドラマや映画の第一線を走り続けている、日本を代表する俳優の小栗旬さんが主演してくださるなんて信じられない話です」と制作陣についても絶賛した。衝撃的な内容に映画化権も争奪戦となった本作。細部にまでこだわった繊細な映像表現は、表面的な恐怖だけではなく、主人公とともに精神的に深く追い詰められる極限状態を味わうことになるはず。『ミュージアム』は2016年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2015年11月25日俳優の小栗旬と『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が初めてタッグを組み、2016年公開に向けて映画『ミュージアム』を制作していることが24日、明らかになった。原作は、巴亮介氏が漫画誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)で連載していた同名のサイコスリラー漫画。2013年の連載開始時から、過激な描写と緊迫感に満ちた展開が一部の漫画ファンの間で話題を呼び、連載終了後もSNS上で拡散。水面下では映画化権の争奪戦が繰り広げられていたという。小栗が演じる警視庁捜査一課の沢村久志刑事は、相手を徹底的に調べ上げた上で殺し方を演出する連続猟奇殺人犯"カエル男"を追う役どころ。沢村は、新たなターゲットとして自分の妻と子どもがリストアップされていたことから犯人を追い詰めるも、周到に仕組まれた罠の中で絶望的な状況に陥っていく。今年でスクリーンデビュー15周年を迎えた小栗。「漫画を読みきった時、本当に嫌な気持ちになりました」と吐露するも、「皆さんと一緒に考えられる作品になればと全力で演じさせていただきます」と役者としてのやりがいも。「昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします」と前置きした上で、「なぜ、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたら」と意気込みを見せる。一方の大友監督も「こんなにえたいの知れない怖さを感じる漫画は初めて」と読後感を語る。加えて小栗同様に、「全く思いもよらないところから、不意に顔の見えない何かが襲いかかってくる。今まで蓄積してきたものが、一瞬にして台無しにされてしまう。現代社会に巣くう、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリとあぶり出しています」と現在の社会構造に見られる切迫感も指摘。それを踏まえて、「同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。最も仕事をしてみたかった俳優の1人、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸しながら取り組みたい」とアピールしている。この世界観を創り出した原作の巴氏は、「自分が描いたモノが映画になるなんて夢のよう」と感激。さらに、大友監督と小栗のタッグを「信じられない話」と表現し、「今から完成がとても楽しみでわくわくしています。監督さん俳優さんスタッフさん、作品に携わる多くの皆様に心より感謝です」とコメントを寄せている。映画は、11月8日にクランクイン済み。2016年の公開を目指して現在、撮影が行われている。(C)巴亮介/講談社(C)2016映画「ミュージアム」製作委員会
2015年11月25日観客動員数130万人を記録した北野武の17作目の監督作『龍三と七人の子分たち』のBlu-ray&DVDが、10月9日(金)より発売&レンタル開始することが分かった。70歳の高橋龍三は、引退した元ヤクザ。“鬼の龍三”と畏れ慕われた時代はもはや過去のもの。現在は家族にも相手にされず、社会にも居場所がなく、息子の家に肩身の狭い思いで身を寄せながら、「義理も人情もありゃしねぇ」と世知辛い世の中を嘆いている。ある日、オレオレ詐欺に引っかかったことをきっかけに、元暴走族の京浜連合と因縁めいた関係になった龍三は、「若いヤツらに勝手な真似はさせられねぇ」と、昔の仲間に招集をかける――。全国246スクリーンで公開され、観客動員数130万人、興行収入16億円を突破を記録した本作。これまでの北野作品の興行収入では、前作『アウトレイジ・ビヨンド』を越え、『座頭市』に次ぐ歴代2位のヒットを記録するという大ヒットとなった。キャストに藤竜也を始め、平均年齢73歳の超ベテラン俳優たちが勢ぞろいした本作は、北野作品にしては珍しく女性層からの支持を集めているのも大きな特徴だ。「じいちゃんのキャラが濃い!」「おじいちゃんたちが可愛い!」などのコメントが相次ぎ、日本中に“空前のジジイブーム”を巻き起こした。Blu-ray&DVDと同日に発売される数量限定の特装版は、豪華キャストのメイキングインタビューや北野監督を始め、なかなか表舞台には現れない制作スタッフの特別インタビューなどの特典映像ほか、本編をより楽しめる解説書ブックレット付きという豪華特典付き。北野ファンはもちろん、北野映画入門としても最適の“ジジイ大暴れエンタテインメント”をぜひチェックしてみて。『龍三と七人の子分たち』のBlu-ray&DVDは、10月9日(金)より発売&レンタル開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年07月06日4月25日に全国246スクリーンで公開を迎えた北野武監督17作目の最新作『龍三と七人の子分たち』。本作が、北野監督作品史上初めて公開初週の映画観客動員ランキング1位を記録した『アウトレイジ ビヨンド』をも超える快挙を達成したことが明らかとなった。本作の主人公は、なんと引退した元ヤクザの“ジジイ”たち。金無し、先無し、怖いモノ無し!?何もかも失った彼らだったが、ある日、元組長の龍三(藤竜也)がオレオレ詐欺にひっかかってしまう。「若い者に勝手な真似はさせられねぇ」と、昔の仲間を呼び寄せ、世直しに立ち上がるが…。主演の藤竜也を始め近藤正臣、中尾彬ら平均年齢73歳の超ベテラン俳優たちが個性豊かでどこかチャーミングなジジイを演じ、軽快なテンポで進むストーリーで老若男女を魅了した本作。劇場では中高年~シニアが牽引し、家族連れや若年層カップルの姿もどんどん増えており、劇場内での大爆笑と、エンドロールでの拍手喝采を経験した観客たちが「とにかく笑えた!」「ジジイがかわいすぎる!」とクチコミやネット上で評価したことで、動員数が伸び続け、ゴールデン・ウィークには公開初日を超える興行成績を叩き出し、5月15日には『座頭市』(’03)、『アウトレイジ ビヨンド』(’12)に続き劇場動員数100万人を突破。そして公開35日目となる5月29日(金)、遂に『アウトレイジ ビヨンド』の最終興行成績14.5億円を超え、5月31日(日)には動員120万人を記録!興行収入15億円に迫る勢いをみせている。さらにこの勢いを経て、本作を上映する劇場がさらに追加されることも決定。6月13日(金)以降、全国34館にて順次追加上映を予定している。先日、第24回日本映画批評家大賞にて最高賞であるダイヤモンド大賞(淀川長治賞)を藤さんが受賞し授賞式に登壇した際にも、審査員から「今日は龍三親分に会えて嬉しい」「親分、今日は子分は一緒じゃないんですか(笑)?」といった発言が飛び出すなど、映画批評家も“大暴れジジイ”に首ったけの様子。公開館数も着実に増え、いまだ勢いが止まらない本作。愛すべき“ジジイ”たちは、まだまだ全国で大暴れを続けてくれそうだ。『龍三と七人の子分たち』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年06月01日現在公開中の北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』が、公開21日目となる5月15日(金)に、早くも劇場観客動員100万人を突破し、『アウトレイジビヨンド』(’12)の最終興行収入14.5億もビヨンド(越える)しそうな大ヒットとなっていることが判明。『座頭市』『アウトレイジビヨンド』に続く100万人突破に、北野監督と主演・藤竜也からの喜びのコメントも到着した。本作の主人公は、なんと引退した元ヤクザの“ジジイ”たち。金無し、先無し、怖いモノ無し!?何もかも失った彼らだったが、ある日、元組長の龍三(藤竜也)がオレオレ詐欺にひっかかってしまう。「若い者に勝手な真似はさせられねぇ」と、昔の仲間を呼び寄せ、世直しに立ち上がるが…。本作は、引退した元ヤクザが、オレオレ詐欺や悪徳訪問販売でやりたい放題のガキどもと対決する、気分爽快な“ジジイ大暴れエンタテインメント”。藤さんを始め、近藤正臣、中尾彬ら平均年齢73歳の超ベテラン俳優たちが個性豊かでどこかチャーミングなジジイを演じ、軽快なテンポで爆笑必至と評判。公開以来、劇場では中高年~シニア層が牽引、「とにかく笑えた!」「ジジイがかわいすぎる!」というクチコミやネット上での広がりもあり、家族連れや若年層カップルの姿も増え、全国の老若男女を笑いの渦に巻き込んでいたが、GWはその勢いがさらにアップ。5月4日(月)、5日(火)の各日は、初日4月25日(土)の動員・興行収入を上回る結果となった。そして、先週末5月15日(金)には劇場動員100万人を突破、興行収入12億円超を記録。北野監督作品史上初めて、公開初週の映画観客動員ランキング1位を記録した『アウトレイジビヨンド』を越える興収も見込める数字となった。この100万人突破の一報には、“世界の北野監督”も、昔かたぎの“鬼の龍三”親分を好演し、日本映画批評家大賞「ダイヤモンド大賞(淀川長治賞)」の受賞も決まった藤さんも、その喜びを隠せない様子だ。<北野武監督コメント>「映画が大ヒットして嬉しくて嬉しくて!とにかく嬉しくてたまらない!たくさんのお客さんに見て頂いてありがたいことです。見ていない方はもちろん、すでにご覧になった方も2回3回と見るとまた違った発見があります。是非、足を運んでちょーだい」。<藤竜也コメント>「100万人突破!? エーッ、ほんとうですか?…ジジイになってよかったです!!僕はしあわせものです。観に来てくれた皆さん、ありがとうございました。これから観に来てくれるみなさん、ありがとうございます」。『龍三と七人の子分たち』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年05月18日俳優の生田斗真が、映画『るろうに剣心』などで知られる大友啓史監督の最新作『秘密 THE TOP SECRET』(2016年公開)に主演することがわかった。本作は、最先端の科学技術を駆使し、死んだ人間の脳から「過去の記憶を映像化」できるMRIスキャナーを捜査に導入した科学警察研究所法医第九研究室(通称「第九」)のメンバーたちが、迷宮入りとなった猟奇事件の捜査を進めていく。天才的頭脳の持ち主だが、心にトラウマを抱える第九の室長 主人公・薪剛を生田、新たに第九に配属された新人・青木一行を岡田将生が演じる。また、科警研監察医・三好雪子には栗山千明。そして映画オリジナルの役として、所轄署の熱血刑事・眞鍋駿介を大森南朋が演じる。生田は今回の役柄に触れ、「撮影現場では、スタッフキャストの方々が『室長!』と呼んでくださいます。少し偉くなった気分です。気持ちがいいです」とコメントし、岡田との久しぶりの共演を「お互いが歩んできた道程や、これまで経験してきたことを現場で出し合いながら素敵な化学反応を起こせればと思っています」と心待ちにしている様子。一方の岡田も「久々に先輩とご一緒できるのはうれしすぎます」と共演を喜び、「監督キャスト・スタッフ、みなさんと最高の作品にしたいと思っています」と意気込んでいる。映像化困難と言われてきた本作に挑む大友監督は、「『るろうに剣心』に続く大冒険です。力強いキャスト・スタッフとともに、"心に突き刺さる映画"を目指します。ご期待ください」とコメントを寄せた。原作は、漫画誌『メロディ』(白泉社)で連載された清水玲子のミステリーコミック作品。第1巻発売時にはその衝撃的なストーリーに入手困難な状況となり、お詫び文が掲載誌に載る程の事態となった。また、第15回文化庁メディア芸術祭優秀賞も受賞するなど評価も高く、さらに2008年には日本テレビ系でアニメ化もされ好評を博した。現在は、スピンオフの新シリーズ『秘密 season 0』が同誌で連載されている。(C)2016「秘密THE TOP SECRET」製作委員会
2015年05月08日ドラマ『龍馬伝』、映画『るろうに剣心』の大友啓史監督の最新作『秘密THE TOP SECRET』に生田斗真、岡田将生、栗山千明、大森南朋が出演することが発表になった。その他の情報『秘密…』は、清水玲子の人気コミックが原作。死んだ人間の脳から“過去の記憶”を映像化できるMRIスキャナーが発明された世界が舞台で、警察庁の正式機関として認められていない科学警察研究所法医第九研究室のメンバーが、迷宮入りした猟奇事件の被害者の“記憶”を頼りに捜査する様を描く。天才的な頭脳の持ち主で、第九研究室の室長・薪剛を演じる生田は「大友啓史監督のもと撮影が進んでいます。岡田将生くんとは久しぶりの共演です。お互いが歩んできた道程や、これまで経験してきた事を現場で出しあいながら、素敵な化学反応を起こせればと思っています。撮影現場では、スタッフキャストの方々が『室長!』と呼んで下さいます。少し偉くなった気分です。気持ちがいいです。偉そうに、他人を見下しながら、人間の脆さと強さ、絶望と希望を表現できればと思っています。是非ご期待下さい」とコメント。新たに研究室に配属された青木一行を演じる岡田は「大友組、初参加。緊張と興奮、2つの感情が混ざり合って震えています。そして、生田斗真さん。久々に先輩とご一緒できるのは嬉しすぎます。監督キャスト・スタッフ、みなさんと最高の作品にしたいと思っています。クランクアップまで精一杯頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。また、栗山が科警研監察医・三好雪子を、大森が映画オリジナルキャラクターで刑事の眞鍋駿介を演じることが発表になった。4年前から本企画をすすめてきた大友監督は「原作が取り上げるテーマは、私たち人間存在の心の奥底に突き刺さります。映像化は『るろうに剣心』に続く大冒険です。力強いキャスト・スタッフと共に“心に突き刺さる映画”を目指します。ご期待ください」とメッセージをおくっている。『秘密 THE TOP SECRET』2016年公開
2015年05月06日『るろうに剣心』シリーズで大ヒットを記録した大友啓史監督の最新作となる『秘密THE TOP SECRET』。一時期、入手困難となるほど話題を呼んだ人気コミックを原作とする本作に、生田斗真、岡田将生、栗山千明、大森南朋らの出演が決定した。最先端の科学技術を駆使し、死んだ人間の脳から、<過去の記憶を映像化>できるMRIスキャナーが発明された。それを事件の捜査に導入したのが、まだ警察庁の正式機関として認められていない、科学警察研究所法医第九研究室、通称「第九」。宇宙ステーション並の施設を備え、天才エリートだけが集うMRI捜査組織だ。そこで室長を務める警視正・薪剛(生田斗真)と新人捜査官・青木一行(岡田将生)は秘密保護法の下、迷宮入りとなった猟奇事件を<死亡した被害者の記憶>をたどり捜査を進めていく。原作コミックは、白泉社「メロディ」で連載された清水玲子のミステリー作品。「誰も見たことがない死者の脳内映像を描く」という斬新な内容に、第1巻発売時には入手困難な状況となり、お詫び文が掲載誌に載るほどの事態となったほどの衝撃作だ。本作で生田さんが演じる薪剛は、大友監督が「捜査への情熱を持ちつつも、ある種の狂気や迷いなど様々な感情を孕みながら、細い糸の上を歩くような危うい精神状態を保っている役」と評する難役。「撮影現場では、スタッフキャストの方々が『室長!』と呼んで下さいます。少し偉くなった気分です。気持ちがいいです。偉そうに、他人を見下しながら、人間の脆さと強さ、絶望と希望を表現できればと思っています。是非ご期待下さい」と語り、その役柄とじっくり向き合っている様子だ。また、岡田さんとの久しぶりの共演に対し「お互いが歩んできた道程や、これまで経験してきたことを現場で出しあいながら、素敵な化学反応を起こせればと思っています」と、薪と青木のコンビネーションへの期待が高まるコメントを寄せた。一方の岡田さんは、大友組への初参加に「緊張と興奮、2つの感情が混ざり合って震えています。そして、生田斗真さん。久々に先輩とご一緒できるのは嬉しすぎます。監督キャスト・スタッフ、みなさんと最高の作品にしたいと思っています。クランクアップまで精一杯頑張りたいと思います」と意気込み十分。すでに始まっている撮影では、これまで演じてきた役柄とは一味違う「骨の太いどっしりと腰の据わった演技」を要求されているそうで、大友監督によると「今まで見たことのない新たな挑戦がみられると思いますので期待していただきたいです」とのことだ。今回の映画化にあたっては、4年前からスタートした企画がようやく実現にたどりついたとのことで、大友監督は「死者の記憶の映像化、最先端の脳科学システム、突出したキャラクターと限界ギリギリの人間ドラマ。原作が取り上げるテーマは、私たち人間存在の心の奥底に突き刺さります。映像化は、『るろうに剣心』に続く大冒険です。力強いキャスト・スタッフと共に、「心に突き刺さる映画」を目指します」とコメント。また、原作者の清水さんからは「紙の上の2次元で生まれた薪と青木、そして『秘密』の世界が今回、大友監督という希有な監督により3次元で映像化される機会に恵まれました。大友監督の新作というだけなら単純にわくわくして待ってられるのに、そこに自分が関わってくるとなると申し訳ないような怖いような『楽しみ』+『?』な不思議な感じです」と、映像化に込められた期待が語られた。さらに、本作では周囲を固めるキャストとして、科警研監察医・三好雪子に栗山千明。映画オリジナルの役として、所轄署の熱血刑事・眞鍋駿介に大森南朋という実力派俳優がキャスティングされている。死者の記憶を映像化し被害者が最後に味わった恐怖や、犯人の心の奥に潜む<誰にも言えない本当の秘密>が緻密に描かれるという、前代未聞の衝撃作を、アクション映画で日本映画の歴史を変えた大友啓史監督がいかにして描くのか…。今後の続報をお見逃しなく。『秘密THE TOP SECRET』は2016年秋公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年05月06日引退した元ヤクザのジジイたちが、オレオレ詐欺や悪徳訪問販売でやりたい放題のガキどもをこらしめる北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』。このほど、本作が愛知県警察の防犯ポスターに活用されることが分かった。本作の主人公は、引退した元ヤクザの“ジジイ”たち。金無し、先無し、怖いモノ無し!?何もかも失った彼らは、普通のジジイに収まれるはずもなく、毎日くすぶっている。ある日、オレオレ詐欺にひっかかってしまった元組長の龍三(藤竜也)。「若い者に勝手な真似はさせられねぇ」と、昔の仲間を呼び寄せ、世直しに立ち上がる!前作『アウトレイジビヨンド』とはうってかわって、コメディ路線全開の“ジジイ大暴れエンタテインメント”が期待できる本作。しかしながら、本作はコメディに終始せず、オレオレ詐欺や超高齢化社会などの社会問題に対して北野監督の鋭い視線が向けられているのも特徴。そのこともあり、愛知県警察と異例のコラボレーションへと繋がったという。愛知県警察の担当者は、「防犯ポスターを通じて、一件でも振り込め詐欺被害を減らしたい」とコメント。北野武監督からも「撮影場所として、名古屋を中心に愛知県のみなさんには、ずいぶんとご協力頂いた。その上、愛知県警察に活用されるとは、ありがたいこった」と感謝の意を示した。なお、北野監督作品が警察でのキャンペーンに起用されるのは、今回が初となる。『龍三と七人の子分たち』は4月25日(土) より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:龍三と七人の子分たち 2015年4月25日より全国にて公開(C) 2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年04月08日北野武監督最新作『龍三と七人の子分たち』(4月25日公開)の特別映像が26日、公開された。本作の主役である個性豊かな"ジジイ"たちのキャラクターの魅力が詰まった映像となっている。本作は、元暴走族の京浜連合と因縁の関係となった元ヤクザの龍三(藤竜也)が、かつての仲間を集め、龍三や子分の家族を巻き込んだ一大騒動へと発展するというストーリー。今回公開された2分半の特別映像は『俺たちに明日なんかいらない! ジジイが最高スペシャル』と題され、藤をはじめとする平均年齢72歳というベテラン俳優陣が演じる、ジジイたちのチャーミングな姿をはじめ、路線バスが爆走するカーアクションや、セスナ機の登場など、スクリーン狭しと大暴れするシーンが収められている。また、ジジイ一人ひとりのキャラクターも丁寧に紹介。かつては"鬼の龍三"と恐れられた大親分だったものの、現在は家族に煙たらがられ、オレオレ詐欺に引っかかってしまうという藤演じる龍三親分を筆頭に、丁半ばくちが大好きな若頭のマサ(近藤正臣)、寸借詐欺を図るはばかりのモキチ(中尾彬)、震える手で銃を乱射する早撃ちのマック(品田徹)など、8人の個性的なキャラクターが一気に分かる内容となっている。本編の試写後に行ったアンケートによると、20代以下の若者からの満足度が高く、彼らのジジイたちへの支持は80%以上を記録。今回の特別映像では、そんな若者たちからの「おじいちゃん超可愛い!」「ジジイ個性強すぎw」といったコメントも紹介されている。(C)2015 『龍三と七人の子分たち』 製作委員会
2015年03月26日引退した“元ヤクザのジジイたち”VSオレオレ詐欺&悪徳訪問販売の“ガキども”の対決を描く、北野武監督の17作目となる最新作『龍三と七人(しちにん)の子分たち』が4月25日より劇場公開となる。このほど、本作の公開まで8週連続で配信されているWEBマガジン「週刊 龍三セブン」の第4号に、「三代目J SOUL BROTHERS」のリーダーで、大の北野作品ファンというNAOTOが登場していることが分かった。本作は、かつては“鬼の龍三”と恐れられた親分・龍三(藤竜也)を始めとする引退した元ヤクザのジジイたちが、オレオレ詐欺や悪徳訪問販売でやりたい放題の最近のガキどもと対決する、気分爽快まちがいなしの“ジジイ大暴れエンタテインメント”。藤竜也、近藤正臣、中尾彬、品川徹ら平均年齢72歳(※公開発表時)の超ベテラン俳優たちが個性豊かでどこかチャーミングなジジイを演じ、軽快なテンポで進む本作は、試写アンケート結果ではどの世代よりも20代以下の若者からの満足度が高く、女性層からも「おじいちゃん、可愛い!」という声が聞かれるなど、世代・性別を超えて楽しめると話題に。その公開に先駆けたWEBマガジン「週刊 龍三セブン」では、毎回各界の著名人を迎え、本作の見どころを語るロングインタビューと、本作に登場する大暴れジジイ8人を毎週1人ずつ大フィーチャーする“今週のカバージジイ”を毎週配信しており、好評を博している。前回の第三号まで、ビートたけしのものまねでも人気の松村邦洋、「テラスハウス」の今井華、「百獣の王」こと武井壮がインタビューゲストとして登場。そして第四号となる今回は、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いのダンス&ボーカルユニットのリーダーとしてのアーティスト活動のみならず、俳優としても活躍の場を広げる「三代目J SOUL BROTHERS」のNAOTOが、本作の魅力を熱く語る。『その男凶暴につき』や『ソナチネ』など、初期作品からほとんどの北野作品を観ているというNAOTOさんは、前作までとは全く異なるコメディタッチのエンターテイメントとなった本作について、「もうゲラゲラ笑わせてもらいました。でも、笑いだけじゃない、現代社会に対する風刺も込められていて、全編通して何が起こるか本当に分からない極上のエンターテイメントですね!」と大絶賛。さらに、藤さん演じる龍三親分ほか大暴れジジイたちについては、「パワフルなおじいちゃんたちの青春、生き様を目に焼き付けてほしいですね。たくさん笑えて、日本を元気にしてくれる映画だと思います」と語り、「みんなかっこよくてチャーミングだから、僕もそんなジジイになりたいと思います!」と、“ジジイたち”への憧れを感じた様子。特に、映画『サクラサク』(’14)で共演した経験もある藤さんには「激かっこいい!渋すぎます!」と心酔、「自ら役にアプローチしていく姿勢が本当にかっこ良くて、すべてにおいて勉強になりました」と、その徹底した役作りへのリスペクトを明かし、「スクリーンに映っている藤さんはさらに輝きまくっています。圧倒されました」と語っている。また、インタビューと並行して毎週1人ずつジジイを徹底紹介する“今週のカバージジイ”は、NAOTOさんが「めちゃくちゃ面白かった!お気に入りのキャラクター」としてあげた、プルプル震えた手で拳銃をかまえる「早撃ちのマック」(品川徹)を紹介。ほかにも未発表情報が盛りだくさんのWEBマガジンで、本作をいっそう楽しめることになりそうだ。(text:cinemacafe.net)
2015年03月23日2013年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」を手がけた音楽家として知られる、大友良英。これまでにも映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』(’10)やTVドラマ「とんび」(’12)など様々な作品に楽曲を手がけてきたが、現在はというと、日本を飛び出し海外で活動を行っている。いま大友さんが手がけているのは、国際交流基金アジアセンターが行っている「ENSEMBLES ASIA(アンサンブルズ・アジア)」事業。大友さんは同事業のアーティスティック・ディレクターとなり、新たな音楽の可能性を世界へ発信すべく、アジアの国同士が、交流しながら音を楽しむ人とをつなぎ、ヒエラルキーのない、誰もが参加できるオーケストラを作るために奔走している。同事業は「Asian Music Network(アジアン・ミュージック・ネットワーク)」「Asian Sounds Research(アジアン・サウンズ・リサーチ)」「Ensembles Asia Orchestra(アンサンブルズ・ アジア・ オーケストラ)」の3つのプロジェクトで構成されている。これら3つのプロジェクトを同時併行で進めていきながら、ライヴ、トーク、シンポジウム、映画上映、インスタレーションなどの複合イベント「Asian Meeting Festival(アジアン・ミーティング・フェスティバル)」をプラットフォームとして各プロジェクトの成果を日本国内外で定期的に発表し、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けて、アジア域内における音楽を軸とした交流活動の活性化に貢献していくとのこと。2月5日(木)にはその報告会が開催され、翌6日(金)・7日(土)に行われる「Asian Meeting Festival 2015」では、「ENSEMBLES ASIA」の各プロジェクトの成果を初めて公開する場となり、「Asian Music Network」部門を中心に、東南アジア5か国から、初来日を含む音楽家11名が招待され、日本のさまざまな音楽家と共演するほか、音楽に関するインディペンデント映画の上映会、映画監督・音楽家によるトークセッションなども開催される。【Ensembles Asia Music Network / Asian Meeting Festival 2015 プログラム】<Ensembles Asia Orchestra 報告会/開催情報>【会場】国際交流基金【日時】2月5日(木)18:00~【登壇】大友良英、石川直樹(写真家)、開沼博(社会学者)<前半・フィリピン編>音楽の日常と非日常について<後半・インドネシア編>音楽家なしの音楽について【料金】無料(定員:120名)※事前予約優先※報告会の前に各プロジェクト・ディレクターが登壇する記者会見を同会場にて開催予定。<Asian Meeting Festival 2015 東京公演/開催情報>【会場】アサヒ・アートスクウェア【日時】■2月6日(金)/ライブ(1st DAY)[開場]19:00[開演]19:30■2月7日(土)/映画『BISING』上映[開場]12:30[開演]13:10監督によるアフタートーク 15:00~/ライブ(2nd DAY)[開場]18:30[開演]19:00【料金】前売:2,000円当日:2,500円2間間通しセット券:3,300円※2/7(土)映画『BISING』上映プログラム(無料上映)は、2/6(金)または2/7(日)のライブチケット購入者に限り、先着順で予約申し込み可。<Asian Meeting Festival 2015 京都公演実行委員会/開催情報>【会場】ゲーテ・インスティトゥートヴィラ鴨川【日時】2月8日(日)[開場]17:00[開演]18:00【料金】前売:2,500円当日:3,000円<アンサンブルズ・アジア シンポジウム&コンサート/開催情報>※ICCで開催中の「大友良英音楽と美術のあいだ」展の関連イベントとして開催。【主催】NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]【会場】NTT インターコミュニケーション・センター[ICC]【日時】2月11日(水)(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日17作目となる北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』。『アウトレイジ』シリーズとはうって変わって、平均年齢72歳の超ベテラン俳優が演じる個性豊かな“ジジイ”たちが大活躍する本作から予告編と共に最新ビジュアルが到着した。本作の主人公は、なんと引退した元ヤクザの“ジジイ”たち。金無し、先無し、怖いモノ無し!?何もかも失った彼らは、普通のジジイに収まれるはずもなく、毎日くすぶっている。ある日、オレオレ詐欺にひっかかってしまった元組長の龍三(藤竜也)。「若い者に勝手な真似はさせられねぇ」と、昔の仲間を呼び寄せ、世直しに立ち上がる――。今回公開された予告編は、藤竜也演じる龍三がオレオレ詐欺にひっかかるシーンから始まり、西(安田顕)率いる“詐欺集団のガキ”たちの「ジジイに邪魔されまして…」「ジジイが…」という台詞が鳴り響く中、龍三と七人の子分たちのジジイたちが意気揚々と大暴れする様がテンポよく描かれている。その“ジジイ”たちをまとめるのが、北野作品初出演となる藤竜也。そのほかに若頭のマサ(近藤正臣)、はばかりのモキチ(中尾彬)、神風のヤス(小野寺昭)、早撃ちのマック(品川徹)、ステッキのイチゾウ(樋浦勉)、五寸釘のヒデ(伊藤幸純)、カミソリのタカ(吉澤健)と各キャラクターが集結。さらに本作の監督を務めるビートたけしも、龍三たちと昔からの顔なじみの刑事・村上役として登場する。『アウトレイジビヨンド』以来2年ぶりとなる北野作品だが、本作では20代以下の若者からの満足度がどの世代よりも高い80%以上を記録するという驚きの結果に。「『アウトレイジ』は怖くて観られなかった」という声が多い女性層からも支持を得ているよう。最新ビジュアルにも「ジジイが最高!!」「俺たちに明日なんかいらない!!」というコピーとともにズラリと並ぶ超ベテラン俳優陣。この春、若者に負けじと大暴れする個性的なジジイたちに釘付けになりそうだ。『龍三と七人の子分たち』は4月25日(土) より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月27日北野武監督の最新作『龍三と七人(しちにん)の子分たち』の予告編映像が公開になった。藤竜也演じる引退した元ヤクザと彼の七人の子分たちが、詐欺集団のガキどもに立ち向かうエンターテインメント作品で、モニター試写会では若い世代から支持を集めているという。予告編映像本作は、金無し、先無し、怖いモノ無しのジジイ軍団が、“世直し”のために立ち上がる様を描いた作品。このほど公開された予告編では引退した元ヤクザの龍三のもとに“オレオレ詐欺”の電話がかかってくる場面から始まり、やがて龍三のもとに子分たちが集結し、詐欺集団のガキたちと対決する場面がテンポよく描かれる。またビートたけし演じる刑事も登場。プルプルと震える手で拳銃を構えるジジイ、足下がおぼつかないジジイなど個性的なキャラクターのジジイたちに魅了される映像だ。藤の他に、龍三の子分役で近藤正臣、中尾彬、小野寺昭、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健が出演。完成後に実施されたモニター試写会では20代以下の観客やどの世代より高い支持を寄せているそうで、女性からも高評価が集まっているという。『龍三と七人の子分たち』4月25日(土) 全国ロードショー!
2015年01月27日メガハウスが展開しているハイクオリティフィギュア「G.E.M.」シリーズより、『デジモンアドベンチャー 太刀川ミミ&パルモン』と『デジモンアドベンチャー 泉光子郎&テントモン』の予約受付が、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にてスタートしている。2015年6月発送予定で、価格は各5,832円(税込)。「G.E.M.」シリーズは、2009年より展開されている女性ファン向けの1/8フィギュアシリーズで、人気アニメや漫画のキャラクターを立体化。「G.E.M」とは、女の子にとって宝石のようなアイテムになって欲しいという意味と、女の子に向けたエクセレントモデル(Girl’s Excellent Model)という2つの意味が込められている。昨年15周年を迎え、新シリーズの制作も决定した『デジモンアドベンチャー』からの立体化は、昨年11月に開催された「メガホビEXPO Autumn」の中で発表され、注目を集めていた。『G.E.M.シリーズ デジモンアドベンチャー 太刀川ミミ&パルモン』は、二人の仲の良さを感じられる"ぎゅっ"と寄り添うポーズで立体化。ミミはパーツを差し替えることでポニーテールの髪型や、最終回のワンシーンを彷彿とさせる表情を楽しむことができる。そして『G.E.M.シリーズ デジモンアドベンチャー 泉光子郎&テントモン』は、パソコンに夢中の光子郎とそれを見守るテントモンを再現。光子郎は表情替えパーツでパソコンと格闘する真剣な顔も表現できる。商品価格は各5,832円(税込)で、予約締切は2015年2月下旬予定。商品の発送は、2015年6月下旬を予定している。また、この2商品をセットにした『G.E.M.シリーズ デジモンアドベンチャー「太刀川ミミ&パルモン」「泉光子郎&テントモン」』も用意されている。こちらの価格は11,016円(税込)。(C)本郷あきよし・東映アニメーション
2015年01月20日東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]は11月22日より、展覧会「大友良英音楽と美術のあいだ」を開始した。音楽と美術の領域を越境するアーティスト・大友良英による大型インスタレーション作品と、本展のための最新作を展示する。2008年制作の「quartets」は、音響と映像の大型インスタレーション作品。大きな展示室を丸ごと使ったこの作品では、8名の演奏家による即興演奏を事前に記録し、それらをコンピュータ・プログラムによって四つのカルテットに再編成した演奏音が流れる。中央に設置した白いキューブの各側面には、各演奏家達のシルエットが投影され、キューブの側面ごとに正対する展示室の壁面スクリーンには、木、鉄、液体などで作られたオブジェのディテールが映し出される。これらの映像は、演奏音に合わせて振動し変化していく。本展のために制作された「guitar solos 1」は、館内の階段を利用したサウンドインスタレーション。8対のスピーカーが階段の段上に設置され、それぞれのスピーカーから、事前に録音されたギターの音がランダムに再生される。スピーカーの前を通過したり、立ち止まったりしながら、複雑に変化していく演奏音を楽しむ。異なる芸術表現である「音楽」と「美術」は、お互いにそれぞれの歴史を持ち、各々独自の発展を遂げてきた。近年、両者の領域を横断する多様な表現が生み出されてきているが、それらは従来の芸術ジャンルの外枠を大きく拡げた一方、各分野の間にあった境界線は曖昧なものとなった。大友は「(音響作品である)『quartets』は時間を掛けてゆっくりと“観”ほしい作品」と語る。本展は美術館における音響インスタレーション作品の存在意義を、鑑賞者に再び問うものである。大友の作品は、固定化した聴覚音源とも、一過性のライブ体験とも異なる、「展示による上演」という新しいシステムを鑑賞者に観せてくれる。今一度「音楽」と「美術」それぞれに目を向けながら、それらの「あいだ」にあるもの、それらの「あいだ」を繋ぐものとはなにかを考えさせる展覧会だ。【イベント情報】「大友良英音楽と美術のあいだ」会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]ギャラリーA住所:東京都新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー4階会期:11月22日から2015年2月22日時間:11:00から18:00休館日:月曜日(祝日の場合翌日)、12月29日から1月5日、2月8日入場料:一般・大学生500円、高校生以下無料
2014年11月23日東京都・初台のNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]にて、「音楽」と「美術」を行き来する音楽家・大友良英のインスタレーションを紹介する「大友良英音楽と美術のあいだ展」を開催する。開催期間は11月22日~2015年2月22日まで(月曜、月曜が祝日の場合は翌火曜、12月29日~1月5日、2月8日は休館)、開場時間は11:00~18:00。入場料は一般・大学生500円、高校生以下は無料。同展は、「音楽と美術のあいだ」をテーマに、2008年に山口情報芸術センター [YCAM]で委嘱制作された作品「quartets」と、新作サウンドインスタレーション「guitar solos 1」、そしてトークやコンサートなどさまざまなイベントから構成される。大友は、即興音楽からポピュラー音楽、さらに70作品以上もの映画音楽や「あまちゃん」に代表されるテレビの劇伴音楽まで、幅広い音楽の領域で活動している一方、美術館やギャラリーなどでの展覧会への参加や、インスタレーション作品を制作するなど、美術の領域での発表も数多く行っている。それぞれ独自の発展を遂げてきた「音楽」と「美術」は1960年代以降、相互に介入し合うような表現が多く見られるようになると「インターメディア」「パフォーマンス」「サウンドアート」などと呼ばれる。その後さらに、さまざまなメディアを利用できる環境が整うことによって、「メディアアート」や「領域横断的」と称される表現が登場し、従来の定義や解釈を拡げたと同時に、境界線を曖昧にしていった。まさに大友はそれらの「あいだ」で活動してきたアーティストであり、今回の個展では、あらためて「音楽」と「美術」という異なる表現の相違に目を向け、それらの「あいだ」にあるものとはなにかを再考する。なお、11月22日、23日にはオープニングトークが、12月23日と2015年2月20日にはコンサートが開催予定。最新情報は同展のWebサイトで確認してほしい。
2014年11月21日北野武監督の最新作『龍三と七人(しちにん)の子分たち』が来年4月に公開されることが決定し、特報映像が公開になった。藤竜也演じる引退した元ヤクザと彼の七人の子分たちが、詐欺集団のガキどもに立ち向かうエンターテインメント作品だ。『龍三と七人の子分たち』特報映像“全員悪人”のキャッチフレーズで映画ファンをわかせた『アウトレイジ』シリーズに続く、北野監督の新作は、金無し、先無し、怖いモノ無しのジジイ軍団が、“世直し”のために立ち上がる様を描いた作品だ。北野監督は「今回の作品はメインキャストが高齢なんで、作品の公開日までとにかく元気でいて欲しい。誰かの遺作になっちゃったりしないよう、皆さんの健康が心配でしょうがないね」と語るも「ローリング・ストーンズやポール・マッカートニーに象徴されるように、国際的にもジジイたちが大活躍している時代であることを、あらためて思い知れって若者たちに言いたいね。随所にギャグを散りばめ、コメディ・タッチに仕上げてあるから、世代を超えて楽しめる娯楽作品だな。笑ってくれればそれでいいよ」とコメント。すでに映画は完成しており、ビートたけしも出演しているという。主演の藤は初の北野作品で「オファーの話を初めて聞いたとき、監督ご本人とは面識もなかったので「出てくれ、出てくれ詐欺」かと思いましたね」と振り返るも「僕も長い間、役者をやらせてもらっているので、現場では監督の意向やシーンの流れなど何となく見当がつくんだけど、北野監督はあまり指示を出さないので、自分のアンテナを鋭敏にしないといけないし、とても考えさせられました。ジジイたちにはボケ防止にちょうど良かったんじゃないかな。毎年また、来年の桜の花を見られるようにと思って生きているので、来年は北野監督の作品と桜を一緒に観られるなんてとてもおめでたい気分です」と感想を寄せている。藤の他に、龍三の子分役で近藤正臣、中尾彬、小野寺昭、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健が出演。平均年齢72歳のベテラン俳優たちがタイトルロールを演じ、『座頭市』『アウトレイジ』『アウトレイジ ビヨンド』に続いて鈴木慶一が音楽を務める。『龍三と七人の子分たち』2015年4月25日(土) 全国ロードショー!
2014年11月06日大友克洋監督の最新作となる短編アニメーション「火要鎮」をはじめ、日本を代表するトップクリエーターによる短編アニメ4本で構成されるオムニバス『SHORT PEACE』(本日公開)。その中でも特に注目を集めるのが、大友克洋が1981年に発表した伝説的戦闘アクション漫画「武器よさらば」の初の映像化だ。本作が初の監督作品となるカトキハジメ監督は「原作に出会ったのは、僕が16歳の時。当時の若者が受けた“衝撃”を今の若い人たちにも体感してもらいたい。そんな姿勢で作品に取り組みました」と自信を示した。その他の画像編の最後を飾る「武器よさらば」は荒廃した近未来の東京を舞台に、プロテクションスーツで武装した5人の小隊が、一台の戦車型無人兵器と遭遇し、すさまじい戦闘を繰り広げる。「他の3作品がどちらかといえば芸術志向なので、こっちは小難しいこと考えず、純粋なエンタメとして世代を超えて楽しんでもらいたいです」(カトキ監督)。同時にエンディングに待つ無常観も大友作品らしさだといい「ああいうトボけた余韻というか、シニカルな終わり方も(原作が発表された)当時は革新的でした」と語る。本作では脚本も手掛けたカトキ監督。原作への思い入れが強い分、シナリオ作りでは「完成度が高すぎるコミックを“足さず引かず”でそのまま映像化する選択ももちろんありましたが、それが本当に原作に誠実なのかという葛藤がありました」という。「大友さんの生み出したコミックの技法は、その後多くの作家にコピーされたため、この30年で見慣れたものになった側面もあります。だからフィルムでは、当時の熱意で反復しただけではダメなんだろうと。若い人にも見てもらうためには、さじ加減が必要だと考えた。そうした“橋渡し”は意識しています」。ひとつのアクションシーンを複数のカメラが追う演出は、『ボーン・アイデンティティー』に刺激された面もあり、「それに大友さんからはスピルバーグの『プライベート・ライアン』などを示唆された。もちろん以前から、何度も観ている作品です。ハリウッド的物量には勝てないにしても、個性や空気、味わいという面ではこちらにも勝機がある」。カトキ監督は1963年生まれ。デザイナー、イラストレーターとしてガンダムシリーズのメカデザインを務め、プラモデルやアクションフィギュアのデザイン監修、「バーチャロン」「スーパーロボット大戦」などのビデオゲームのデザインなどを手掛ける。本作で監督デビューを飾り「監督って言われても、名刺を借りているだけですけどね。今回は良いアウェイ感を体験できました」(カトキ監督)。『SHORT PEACE』公開中取材・文・写真:内田 涼
2013年07月20日映画『AKIRA』、『スチームボーイ』で国内外で高く評価されているアニメーション監督・漫画家の大友克洋の9年ぶりの映画作品『火要鎮』を収録したオムニバス映画『SHORT PEACE』のコラボレーション・ビジュアルがこのほど公開された。大友監督から絶大な信頼を受け、昨年開催された「大友克洋GENGA展」のメインビジュアルも担当したコラージュ・アーティストの河村康輔、そして監督の多くの作品のビジュアル・デザインを手がけるグラフィック・デザイナーの上杉季明が作り上げた今回のコラボビジュアル。大友監督は「デザインはシンプルで、かつ力強さがある。周りの余白の配分も緊張感があり、文字の置き方やデザインも完璧!」と絶賛のコメントを寄せている。大友監督を始めとする5人のクリエイターによるオムニバス作品『SHORT PEACE』を象徴する手段として選ばれたのは、ありとあらゆるバラバラの素材を組み合わせることで、一つの作品に作り上げる創作技法である“コラージュ”。河村氏が作り上げたコラージュに上杉秀明が彩色を施して仕上げられたポスターは、本作の世界観を凝縮した衝撃的なビジュアルに仕上がった。今回のコラボビジュアルについて、河村は「GENGA展のときとは違い、今回は5人の監督の作品を一つにまとめて『SHORT PEACE』という大きなイメージを作らねばならず、それは全く新しい挑戦ですごく楽しかった」と自信のコメントを寄せている。本作は、巨匠から若手まで、いずれも世界から注目を浴びるクリエイターが参加した一大プロジェクト。大友監督のほか、「ガンダム」のメカデザイナーのカトキハジメ、貞本義行、『REDLINE』の石井克人、『アニマトリックス』の森本晃司などが“日本”をテーマに、それぞれ独自のセンスと先端技術を駆使し、誰も観たことのない日本の姿を圧巻のビジュアルに凝縮した作品だ。『SHORT PEACE』は7月20日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SHORT PEACE 2013年7月20日より全国にて公開(C) SHORT PEACE COMMITTEE/(C) KATSUHIRO OTOMO/MASH・ROOM/SHORT PEACE COMMITTEE
2013年05月23日先日、東京で行われたプレミアイベントでの大熱狂が冷めやらぬ中、その翌日の8月16日(木)に福岡で映画『るろうに剣心』の舞台挨拶が開催され、主演の佐藤健と大友啓史監督が登壇。夜のスタートにも関わらず、猛暑の中、朝から並んでいたという熱狂的なファンたちの熱狂的な声援に応えた。幕末に“人斬り抜刀斎”として怖れられていた伝説の志士・緋村剣心。明治維新を境に「不殺(ころさず)」の誓いを立て、流浪人として旅をする彼は、神谷道場の師範代・薫らとの出会いを通して、自らの生きる道を見つめていく――。13日(月)の名古屋を皮切りに、大阪、東京と各地で行ってきたプロモーションの最終日となるこの日の舞台挨拶には、熱烈なファンおよそ600人が劇場に詰めかけた。劇場公開まであと9日、佐藤さんは「待ってました!という気分です」と興奮を抑えきれない様子。完成した作品について聞かれ、「大友監督って凄いんだなって改めて思いました。NHKを辞めてフリーになられての初めての作品なんですよね。だから“大友啓史”が日本映画界に殴り込みをしに来たわけです!」と監督を称えると、本人からは「言葉、悪いから(笑)!」とツッコまれていた。劇中では見事な殺陣アクションを披露している佐藤さん。相当ハードな訓練があったことが予想されるが、「野球の素振りを毎日やっている高校球児と一緒です。縦、横、斜め、それぞれの方向に剣を素振りする。そういう基本から始めました。あとはちょっとずつ、ちょっとずつ。今日は跳んでみたり、今日は転がってみたり、今日は避けてみたり、今日は壁を走ってみたりとか。そういった感じで本当に地道な作業でした」と謙虚にふり返った。一方で、実は佐藤さん、撮影前からアシスタントを立てることには断固反対だったそうで、「僕が剣心を演じさせてもらっているのに、ほかの方にアクションを任せるというのは絶対に成り立たないじゃないですか?それに同じ男だし、アクションのプロの方はもちろんいるけど、その人にできて俺にできないはずはない!とは思いましたよ」と男らしい一面を見せた。この言葉に対して、大友監督からは「(撮影当初に取材を受けた際に)『アクションかっこ悪かったら、役者辞めます』って言ったんですよ。僕は隣でドキドキしながら聞いてました(笑)」というエピソードが明かされ、観客を沸かせた。最後には「海の向こう側にも伝わる作品を作ったつもりです。何卒よろしくお願い致します!」と監督が話すと、佐藤さんも「特別な思い入れのある作品だし、本当に代表作と呼べるものができたんじゃないかなと思うので、たくさんの方に観ていただきたいです!」と最後まで熱い語り口でアピールしていた。『るろうに剣心』は8月25日(土)より全国にて公開。■関連作品:るろうに剣心 2012年8月25日より全国にて公開© 和月伸宏/集英社© 2012「るろうに剣心」製作委員会
2012年08月17日