大沢たかお、松嶋菜々子、 藤原竜也が三池崇史監督の新作『藁の楯』で共演することが発表された。その他の写真本作は、漫画家、映画監督などマルチに活動する『BE-BOP-HIGHSCHOOL』のきうちかずひろが、木内一裕名義で書き下ろした同名小説が原作。物語は、孫娘を殺された資産家が、「この男を殺してください。清丸国秀(きよまるくにひで)。御礼として10億円お支払いします」と新聞に全面広告を出したことから始まる。大沢は、日本国民1億2千万人から命を狙われることになる殺人犯・清丸を護送する警視庁警備部SP・銘苅一基(めかりかずき)役を、松嶋は、そのパートナーである白岩篤子(しらいわあつこ)役を演じ、藤原は、惨殺事件を起こす凶悪犯・清丸国秀役で出演する。三池監督と初タッグを組む大沢は「この小説の映画化をずっと心待ちにしてました。大好きな三池監督と共にスタッフ、キャストと一丸となって撮影に挑みたいと思います」とコメント。共演者のふたりは「監督の世界観に染まれるよう、スタッフ、キャストの皆さんと共に、全力を注ぎたいと思っております。“生きる価値が無い”と容認された犯人を守り抜く事は、はたして“正義”なのか…。観終わった後に何かしらを感じて頂けるよう頑張ります」(松嶋)、「久々の三池組で、こういった特殊な悪役をやらせていただけるのは非常に光栄です。共演の方々も初顔合わせが多いので新鮮ですし、この夏どっぷり三池ワールドに浸からせていただきます」(藤原)と意欲的だ。三池監督は「最強のキャスト。空前のスケール。ハリケーンのような物語。…熱い夏になりますね」と語っている。撮影は8月19日(日)にクランクインし、10月上旬にクランクアップする予定。2013年のゴールデンウイークに公開される。『藁の楯』2013年GW全国公開
2012年07月31日エイベックスは小林武史と大沢伸一(以下、敬称略)のユニットBradberry Orchestra(ブラッドベリイ・オーケストラ)が、ヴォーカリストにスガシカオ、Crystal Kay(クリスタル・ケイ)、Salyu(サリュ) を迎えて制作した楽曲「Physical」(フィジカル)を7月25日に配信開始した。同曲はテレビ東京系ロンドン五輪中継のテーマソングとなっている。Bradberry Orchestraは小林武史と大沢伸一の2人を固定メンバーとし、自由に音楽を創り出していくユニット。今回、ボーカリストとして迎えたのはスガシカオ、Crystal Kay、Salyuの3名で、配信開始した楽曲「Physical」は、現代的なトラックに美しいメロディーが融合した壮大な仕上がりとなっている。同曲について参加アーティストたちは以下のようにコメントしている。「今回は震災だけじゃなく世界経済も難局に直面している中でのオリンピック。そう考えている内にいろんなことが結びつけられる像が浮かんだ(小林武史)」、「ロンドンは自分にとっても思い出が多い場所。そこで行われるオリンピックのテーマソングに携われることは光栄。日本人選手にもぜひ頑張ってほしい(大沢伸一)」。ボーカリストとして参加している3名は、「勝つ側だけじゃなく負ける側にもドラマがある。アスリートのドラマとともに、この曲をみなさんの心に刻んでもらえたら(スガシカオ)」、「限界に挑戦し続けるアスリートのみなさんへ精いっぱいの敬意を込めて謳いました。選手とオーディエンスのみなさんにとって、ドラマをサポートするサウンドになっていればいいと思う(Salyu)」、「世界が注目している一大イベントなので参加できて光栄。この曲は選手のみなさんはもちろん、世の中の人たちも応援しているような曲です(Crystal Kay)」同曲のダウンロードはiTunes、レコチョクから行える。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日宮崎あおい&大沢たかおが相合傘で登場!大沢の“パパ”ぶりに絶賛『時をかける少女』、『サマーウォーズ』の細田守監督の最新アニメーション『おおかみこどもの雨と雪』のジャパン・プレミアが6月18日(月)に都内で開催。細田監督を始め、声優を務めた宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門が舞台挨拶に登壇した。細田監督のオリジナル脚本による本作。“おおかみおとこ”の彼(大沢さん)と恋に落ち、彼との間に“おおかみこども”の雪と雨を生んだ人間の女性・花(宮崎さん)。おおかみおとことの死別という悲しみを経ながらも、母として雪と雨をたくましく育てていく彼女の成長を優しく描き出す。“雨”と“雪”にちなんで、この日は屋内のホールに雨と雪を降らせるという斬新かつ大がかりな演出でスタート。宮崎さんと大沢さん、黒木さんと西井さん、百花ちゃんと亜門くんがそれぞれ相合傘で登場すると客席は拍手と歓声に包まれた。宮崎さんは本作への参加にあたり「まず私自身がこの作品を観てみたいという気持ちでした」と語り、出演の喜びと手応えを口にした。細田監督は、宮崎さんと大沢さんの役柄を「非常に難しい役柄」と語るが、2人の起用について「長い時間を描く映画ですが、お芝居で(花の)成長を表していただきたくて、あおいさんしかいないと決めてお願いしました。大沢さんは、(おおかみおとこが)大きな人間性と器で花を包む役なので、大きな優しさ、愛を表現してくださる方としてお願いしました」と明かす。ちなみに声優だけでなく実写も含め、宮崎さんと大沢さんは本作が初共演。特に本作はアフレコをひとりずつ行うのではなく、声優陣が顔を揃えて収録が行われた。宮崎さんは改めて大沢さんとの共演について「大きくて優しい方でした」と述懐。大沢さんは自身の収録がないときもスタジオに顔を出していたそうで「見守ってくれて心強かったです」と笑顔でふり返った。成長した少女期の雪の声を演じた黒木さんも、大沢さんの存在に助けられたそう。「初めての声優で緊張してましたが、大沢さんが『大丈夫だよ』と言ってくださって『大沢さんが言うんだから大丈夫だ』と思えました」と微笑んだ。同じく少年期の雨を演じた西井さんも「お母さんみたいに見守ってくれました」と、大沢さんと宮崎さんへの感謝を口にした。幼年期の雪を演じた百花ちゃんは「小さい頃の雪は“ケモノ率”が高いので、監督とお話ししておおかみらしい声でやりました」とニッコリ。同じく雨を演じた亜門くんは「監督に初めて会ったとき、オーラを感じました。『サマーウォーズ』は何度も観させていただいて、すごくいい監督さんだなと思ってました」と、9歳とは思えない堂々とした挨拶で会場を沸かせた。2人とも、収録時には大沢さんにたくさん遊んでもらったそう。「大沢さんが宝の地図を書いて隠すという遊びで、宝は大沢さんが買ってきてくれたお菓子でした」(百花ちゃん)、「お菓子がどんどんグレードアップしていきました。本当にいい人だなと思いました(笑)」とすっかり“お父さん”になついた様子を見せた。大沢さんは「暇だったので」と少し照れくさそうに笑いつつ、「でも、2人とも現場に入ると集中して、ビックりするほどうまかったです」と目を細めた。また、細田監督は改めて宮崎さんについて「ほぼ出ずっぱりで休みがほとんどなかった。そんな中でも集中力が高くて驚きました」と称賛を送った。宮崎さんは劇中で大学生の頃と、結婚後、出産後とそれぞれ異なる人生のステージでの花を表現している。特に母親としての声をどう演じるかについては収録前に悩んだ部分だったそうだが「監督から『自然の流れの中で成長していくので、お母さんを役割として演じないでいい』と言われ、それがヒントになりました」と明かした。なお、本作はすでに34の国と地域での配給が決定しており、来週6月25日(月)にはパリにてワールドプレミアも開催。細田監督と宮崎さんがフランスに渡り出席する予定となっている。宮崎さんは「違う国で観ていただけるのは素直に嬉しい。みなさんの反応が楽しみです」と期待を語る。細田監督も「国内での公開を前に海外で試写などが行われるのは珍しいこと」と喜びを露わにし、「このチャンスに、フランスのみなさんに感じてもらいたい」と意気込みを語った。『おおかみこどもの雨と雪』は7月21日(土)より公開。■関連作品:おおかみこどもの雨と雪 2012年7月21日より全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
2012年06月18日竹内結子主演の刑事ドラマを映画化する『ストロベリーナイト』に、大沢たかお、三浦友和が新キャストとして出演することが発表された。その他の情報映画『ストロベリーナイト』は、誉田哲也の小説『インビジブルレイン』(姫川玲子シリーズ)が原作。暴力団構成員の連続殺人事件を追う刑事・姫川(竹内)が、隠ぺいされた警察組織の秘密に気付き、その闇を暴こうとする物語。大沢は、暴力団幹部の牧田勲役、三浦は物語のカギを握る、姫川班を含む捜査一課の課長・和田徹役を演じる。“ノンキャリアながら20代で警部補に昇進した智力と美貌を持つ主人公・姫川玲子”が当り役となった竹内は「今回の内容もなかなか手強いストーリーですので、いろんな意味で頑張っていきたいと思います。このヤマ、とれるか否か楽しみにして頂けると嬉しいです」と姫川流にコメント。映画は、連続殺人事件というサスペンスに加えて、姫川と牧田の関係性にも目が離せない展開になるという。大沢は「プロデューサーの方の熱意と原作の面白さに惹かれ、参加する事を決めました。“映画版”ではなく“映画”『ストロベリーナイト』と皆さんに言っていただけるように、素晴らしいキャスト、スタッフ達と作品を作っていければと思います」と意気込みを語っている。新キャストふたりのほか、竹内、西島秀俊、小出恵介ら“姫川班”を始めとしたドラマのレギュラー陣も総出演する映画『ストロベリーナイト』は、今月12日にクランクインし、7月にクランクアップする予定。2012年秋の完成を目指し、公開は2013年。『ストロベリーナイト』2013年 全国東宝系にて公開
2012年05月29日テイチクエンタテインメント インペリアルレコードに移籍、2012年1月25日に安室奈美恵などを手がけるカリスマDJ・大沢伸一プロデュースによる第1弾シングル『LADY MIND』をリリースした玉置成実。今までのイメージを打ち破る斬新な楽曲に仕上がり、FM局10局以上のパワープレイを獲得するなど楽曲評価が高く、ビジュアルイメージも刷新した新しい玉置成実を打ち出した。玉置成実 ライブ情報そんな玉置が4月23日(月)でデビュー10年目に突入。4月28日(土)には東京キネマ倶楽部にて、そして5月5日(土)には大阪シャングリラにてデビュー10年目を祝う単独公演を行うが、東京公演では人気アイドルユニット・ももいろクローバーZがサプライズ出演することがわかった。出演に至った経緯として、ももクロが初期から玉置のデビュー曲『Believe』をライブでカバーしており、昨年イベントで一緒になったのをきっかけに交流が始まり今回初共演が実現する。10年目という節目を迎え、着実に後輩世代に影響を与えるアーティストとして成長している玉置成実。その目で、その耳で“今の”玉置成実を体感してみては。東京・大阪公演のチケットは、ともにチケットぴあで発売中。
2012年04月24日昨今、タブレット端末が普及しつつあるのと同時に、電子書籍のコンテンツも加速度的に充実してきている。そんななか、1月27日に「大沢在昌さんと電子書籍にチャレンジ!」と題されたイベントが東京・新宿紀伊國屋本店で開催された。このイベントは、毎回ゲストとして参加する作家と共に、その作家の作品を電子書籍で楽しむ読書会。5回目となった今回の読書会では、ハードボイルド作家・大沢在昌氏が参加した。大沢氏の代表作「新宿鮫」シリーズ初の短編集『鮫島の貌 新宿鮫短編集』が題材で、大沢氏がこの作品をソニーの電子書籍専用端末「Reader」を使って朗読し、参加者とともに作品について語り合った。イベントでは大沢氏が、『鮫島の貌 新宿鮫短編集』の中の一作品「幼な馴染み」を解説。この作品は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の主人公・両津勘吉こと「両さん」が登場する異色の作品。大沢氏は、「作中ではあくまで『両さん』のイメージは壊さずに、主人公の鮫島と『両さん』という濃いキャラクターの2人をどう絡めるか悩みました」と、苦労した点を語った。ほかにも、作品の登場人物・薮に実在のモデルがいたというエピソードや、大沢氏が作中で「両さん」の特徴でもある粋な男をいかにして表現していたかというネタ明かしが繰り広げられた。また、参加者からの質問コーナーでは、「新宿鮫」シリーズ次期作品の構想や「今後の展開で、主人公の鮫島が死んでしまうこともありえるのか」といった質問まで上がり、話は大沢氏の死生観へ。「ミステリーは基本必ず人が死ぬ物語。主人公である鮫島の死も、物語を進めて行く上で必要ならば、考えられない話でもありません。ただし、作中では単なる都合で人を殺すことはしたくない。その登場人物の死によってしか物語を動かすことができない時だけ、そう書くようにしています」(大沢氏)そんな大沢氏がシリーズ最新作『絆回廊 新宿鮫X』を連載中、重要人物である桃井の死のエピソードを執筆していたとき、ちょうど昨年の東日本大震災が起きたという。「あの時はいろいろなことを考えました。現実に多くの方が亡くなられた中で、ある物語の架空の人物一人の死がどれ程読者に響くのだろうか、小説を書き続けて32年にして初めてそうした迷いも生まれました。作中での『残された者はただ生き続けないといけないんだ』という桃井の死に対する鮫島の言葉は、震災が自分に書かせたものだったと思います」(大沢氏)トークセッションの最後のテーマは「電子書籍」。電子書籍について、大沢氏は、「『新宿鮫』シリーズのようなハードボイルド小説は、一般的に女性の読み物ではないと思われています。そうした先入観があるのか、実際に書店で手に取ることも少ないでしょう」と前置きしつつ、電子書籍で大沢氏の作品を読んだ参加者の様子を見て、「意外とハードボイルド小説も面白いものだと感じてもらえたのではないでしょうか。作品の窓口を紙の本だけに絞らずに、新たなメディアでも展開したことで読者層の拡大につながったのだと思います」と自身の体感を語り、「電子書籍が普及することは本の業界には間違いなくプラスになると思います」と最後に締めくくった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月09日小林武史、大沢伸一ら日本を代表する才能が集結し手がける、634坪の新商業施設『代々木VILLAGE by kurkku』が、2011年11月18日(金)グランドオープン!レストラン、ミュージックバー、カフェ、ベーカリー、アパレルショップ、ギャラリー、旅行会社など11店舗が出展するスタイリッシュな空間に、ぜひ足を運んでみて。小林武史コメント5人のメンバーが集まって、とある場所に自分たちの居心地のいい巣を作ったら、こんなことになった、という感じです。人工的で都会的なものと、野性的でロックなもの…、全てが入り混じったようなね。エスケープできるけれど、決して特別ではなく、日常の延長線上にある場所。そのイマジネーションを訪れる人に繋いでいければ、ここはすごいことになると思います。これからは訪れてくれるみなさんとも一緒になって、ここを創り上げていきたいです。代々木VILLAGE by kurkku東京都渋谷区代々木1-28-9tel.03-5302-2073
2011年11月21日Mr.Childrenや一青窈を手がける人気プロデューサー・小林武史が、東京・代々木の商業施設「代々木VILLAGE by kurkku」をプロデュースする。「代々木VILLAGE」の全体パース11月オープン予定の同施設は、JR代々木駅から徒歩1分と好立地で、634坪と広大な敷地内にベーカリーやコーヒースタンド、洋書販売店、ギャラリー(不定期開催)などを構える。プロデューサーの小林を中心にミュージシャンの大沢伸一やインテリアデザイナーの片山正通、植物生産卸業「花宇」5代目の西畠清順、イタリアンレストラン「イル・ギオットーネ」のシェフ・笹島保弘が脇を固める。小林は、「最初に思ったのは『代々木という街が変わったら面白いことになるな』ということ。環境やサステナブル(持続可能)を意識するのはもちろんだけど、もっと面白さやグルーブ感を出したい。大きな意味でプロデュースはされているけれど、極上のバンドのグルーブや表現に似た楽しさが、きっと伝わると思う」と自信を覗かせている。
2011年08月26日野外の特設ステージにて繰り広げられる大沢たかおの朗読劇、一期一会。斬新でありながら日本の伝統美の香りを強く醸し出す刺激に満ちた舞台が、今年も幕を開けようとしている。昨年の『義経』に続く第2弾として大沢が選んだ演目は、シェイクスピア悲劇の名作『マクベス』だ。チケット情報稽古場では音楽を担当する吉田兄弟を始め、新・純邦楽ユニットWASABI、津軽三味線集団 疾風の面々が揃って、中央に立つ大沢に意識を集中させていた。大沢はシーンを細かく区切って進めながら、ところどころで音楽の雰囲気や緩急、踊り手の女性たちの動きなどに明解な指示を与えていく。時に笑いを誘ってなごやかに確認を終えると、瞬時にシーンに入り込み、語り手、マクベス、マクベス夫人…と多役を情熱的に演じ分ける。圧巻の切り替えの早さ、集中力。あえて演出のクレジットは出さないが、これはまさしく大沢たかお構成・演出の舞台なのだと再認識させられた。「“演出”なんて書かれたらこっぱずかしくて(笑)。基本的には朗読劇ですが、ただ本を読むだけではつまらない。どうしたらお客さんに楽しんでもらえるか。この朗読劇は僕にとって楽しめる時間なんです」。稽古の後、大沢はこの舞台がいかに自分にとって心躍る挑戦であるかを涼やかに語ってくれた。『マクベス』の選択理由は「起伏に富んだストーリーが描きやすいかな、と」。「ここに出てくるマクベスの出世欲をあおる魔女たちの囁きは、自分自身の心を投影した言葉だと思うんですよね。自ら蒔いた種によって歯車が狂って転落していく。人間誰にでも起こりうる展開が面白い」。胸に迫る津軽三味線の響き、絵画館前や大阪城といった歴史を抱える場所、衣裳においても、シェイクスピア作品をもり立てるテーマは“和”を強く感じさせるが……。「和というかアナログですね。可能な限り生の楽器の音色を聴いてもらい、僕も自分のできる限りのことをする。そしてお客さんの想像力を借りなければ成立しません。たまたまその日、その会場で出会った人たちとの間で奇跡が起きました、といった感じかな」。それこそが一期一会。「思いっきりやって自分の本業に戻っていきたい」という言葉からも、この舞台に立つのは単に俳優・大沢たかおではないようだ。では一体、何者?「遊び人、です(笑)。夏の終わりを風情のある場所で、皆さん一緒に遊びませんか?とね」。彼の遊び心に身を委ね、二度と巻き戻せない一期一会の時をとくと味わいたい。東京公演は8月26日(金)、27日(土)、明治神宮外苑・聖徳記念絵画館前特設ステージにて、大坂公演は9月3日(土)、4日(日)、大阪城西の丸庭園内特設会場にて上演。チケットは現在発売中。取材・文上野紀子
2011年08月24日映画『桜田門外ノ変』(佐藤純彌監督)の初日舞台挨拶が10月16日(土)、東京・銀座の丸の内TOEI1で行われ、主演の大沢たかお、共演の長谷川京子、子役の加藤清史郎らが出席した。幕末を舞台に、開国派の時の大老・井伊直弼を、尊王攘夷を唱える水戸藩浪士たちが打倒した事件を描く時代劇。大老襲撃の指揮を執った水戸藩士・関鉄之介を演じた大沢さんは劇中の志士たちに思いを寄せ「彼らの死が無念だったかどうかは、僕たちが豊かになるかどうかにかかっていると思う。俳優を始めて以来、忘れられない大きな作品になりました。役との向き合い方も変わりました」と感慨深げ。最後に「凄い近くで双眼鏡を使って見ているお客さんを見つけてしまいました。どこを見ているのか気になります」と不思議そうな表情を浮かべ、会場の笑いを誘った。鉄之介の妻を演じた長谷川さんは「現代の女性とは違い、多くを語らず男性の心を察する。難しかったですが勉強になりました」と役作りに苦労した様子。鉄之介の息子を演じた清史郎くんは劇中で鍬を初めて用いた感想を司会者から聞かれ「重くて土に入れたら抜けちゃって…思いっ切り引っ張ったら頭に当たっちゃったり…手だけ抜けちゃったりしました」と、しどろもどろな口調で、最後は「でも、いい体験ができました」とひきつった表情。大沢さんは「スミマセン、さっき控室で鍬の話をするのかしないのかって話をしていたんですけど準備ができていなくて」と“息子”のピンチに助け舟。観客から温かい拍手を誘っていた。ほかに、生瀬勝久、伊武雅刀、北大路欣也らが出席した。『桜田門外ノ変』は全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:桜田門外ノ変 2010年10月16日より全国にて公開© 2010「桜田門外ノ変」製作委員会■関連記事:ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位岡ちゃん“サムライシネマ”応援団長就任「まさかこんな風になっちゃうとは」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第6回)ちょんまげが似合う“まげメン”俳優といえば?長谷川京子が大沢たかおの妻にして“こども店長”の母役で本格時代劇挑戦!“こども店長”加藤清史郎が大沢たかおの息子役で“こども侍”に!
2010年10月16日アイドルグループ「光GENJI」の元リーダーで俳優の大沢樹生が8月28日(土)、東京・シネマート六本木で行われた、プロデュースと主演を務めた映画『捜査線 LINE OVER』のプレミア上映会で、共演の中松俊哉ら、前田直樹監督と舞台挨拶に立った。警察内部の汚職、不祥事をテーマに、借金の取り立てに追い詰められ、越えてはいけない一線を越えて、ひったくり事件を起こしてしまった主人公・田代刑事の奔走、カルト宗教集団と警察の駆け引きなどを描いた社会派エンターテイメント。満場の観客を見渡すと大沢さんは「どんな仕事もいまは客がなかなか入りませんし、今日お客さんが5人、10人だったらどうしよう?と久しぶりにドキドキしました」とホッとしたような表情を見せてニッコリ。「ケツからケチャップが出るくらい嬉しいです」と劇中の台詞を引用し、会場の笑いを誘うひと幕も。大沢さんのプロデュース作品第2弾で、自身が社長を務める芸能事務所ドリームフォープロモーションと、映像制作ユニット・東京ゲリラムービーズ所属の俳優でプロデューサーの中松さんとの初タッグ作で「今後とも発信していきたい」とプロデュース業に意欲的。観客席側にいたほかのキャスト陣数名を「こっちに!」と手招きして挨拶させるなど、プロデューサーらしい配慮も見せた。中松さんは「今日は警察関係の方、いらっしゃっていませんか?」と前置きし「この作品を企画したきっかけは、調べたら警察内部の不祥事ってすごく多かったからです」と説明した。『捜査線 LINE OVER』プレミア上映は29日(日)まで。同日もトークショーを開催。DVDは9月17日(金)より発売、25日(土)よりレンタル開始。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:捜査線 LINE OVER
2010年08月28日水戸浪士による井伊直弼大老暗殺の史実を描き出す時代劇『桜田門外ノ変』に、主演の大沢たかおの息子役として、CMの“こども店長”として人気の加藤清史郎が出演することが発表された。清史郎くんが演じるのは、井伊大老暗殺、俗に言う“桜田門外ノ変”の現場指揮官である、大沢さん演じる関鉄之介の息子・誠一郎役。3月29日(月)にクランクアップを迎えたが、全編にわたって緊迫感あふれるシーンが続く本作にあって、唯一、家族の団欒を描く穏やかなシーンの撮影に臨んだ清史郎くんは、大人たちを唸らせる演技を披露した。ブレイクのきっかけとなったNHK大河ドラマ「天地人」、5月に公開される映画『座頭市 THE LAST』に続き、時代劇への出演は3作目となるが「前2作はお百姓の役だったので、今回、初めて刀を差すことができてとても嬉しい」(清史郎くん)とのことで、現場でも刀を鞘から出して力強く殺陣の構えを取る姿が見られた。大沢さんは清史郎くんについて「とにかくすごく賢い俳優さんだと思いました。芝居を見ていても、とても自然体だし、俳優が持ち得る演技の感覚も非常に長けていて、僕が言うのもおこがましいですが大変感心しました」と共演の感想を語っており、清史郎くんも「撮影のないときは、大沢さんとは竹とんぼをして遊びました。すごい優しかったです」と嬉しそう。さらに「今回は、刀で戦うシーンとかはなかったので、(今後)チャンバラとかアクションにも挑戦したいです」とも!TBSドラマ「JIN-仁-」の大沢さんと大河ドラマ「天地人」の清史郎くん。昨年、人気を呼んだ時代劇の2人が映画で親子役を演じるという、新たな見どころが加わった『桜田門外ノ変』。公開は10月16日(土)より全国にて。■関連作品:桜田門外ノ変 2010年10月16日より全国にて公開© 2010「桜田門外ノ変」製作委員会■関連記事:大沢たかお、ちょんまげ水戸藩士姿を初披露「幕末志士の遺伝子絶対ある」来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!
2010年04月02日俳優、大沢たかおが2月7日(日)、茨城県・水戸市千波湖畔に建設された製作費2億円強のオープンセットで行われた主演映画『桜田門外ノ変』の撮影に参加し、水戸藩士・関鉄之介姿を初公開した。同作は、江戸末期、時の最高権力者で攘夷派を弾圧した幕府の大老・井伊直弼(伊武雅刀)が、水戸・薩摩の浪士らに暗殺された事件の推移を追う時代劇エンターテイメントで、『男たちの大和』の佐藤純彌監督がメガホンを取っている。出演はほかに越前福井藩主・松平春嶽役で池内博之ら。総製作費は約10億円。同セットは、同市所有のもので東京ドームとほぼ同じ約13,000平方メートルの敷地に、江戸城の桜田門外周辺を史実に基づき、ほぼ実寸大で、昨年10月から約4か月間かけて建設された。史実では事件は雪の降る中とされているため、約70トンの寒水石を砕いて敷き詰めて雪に見立てて積雪も“再現”し、この日、セット全体を初お披露目。彦根藩邸を出て登城途中の井伊大老の行列が襲撃されるクライマックスシーンがテスト撮影されたが、暗殺事件の指揮官で襲撃の成功を見届ける役割だった関役の大沢さんは、通り脇から劇中さながらの真摯な眼差しで同撮影を見守った。この日は、設定とは違う澄みきった晴天となったため、本撮影は見送られた。同セット内の松の廊下で行われた会見で、大沢さんは、幕末の志士たちに対し「その気概、思いはいま、望まれ求められていて、幕末モノが注目されているのかなと。自分たちにもそういう(志士たちの)遺伝子は絶対ある」と共感を寄せ「こういう作品にはなるべく参加したいし、今回もそうさせてもらった。小さく、少しでもある気概を膨らませて、ぶつかっていきたい」と青空を見つめて体当たり宣言。先月20日のクランクイン前に水戸入りし、市内にある関の墓へお参りをし「クランクイン前に、どうすれば最後まで役と向き合えるのだろう?と考えましたが、歳が同じくらいの関さんと、人間として男として懸命に向き合うことしかない。無駄なことは考えず全体のことは監督に委ねて、関さんと誠実に向き合おうとしていま、水戸に滞在しています」と気持ちが乗っている様子。「西郷隆盛や名が残っている人以外にもいろいろな人が国を思い、行動している。そこがすごくいいなと。それはいまも同じで政治家だけでなく誰でも国を思うことができる。この役を演じることがすごく意味のあることだと思っていて、いろいろな人に勇気を届けられたら、と思いながら関さんと向き合っています」と笑顔を見せた。一方で、昨年10〜12月放送で、同クールトップの平均視聴率19%を記録(TBS発表)した同局系主演ドラマ「JIN -仁-」から幕末モノ続き。だが「偶然です」と照れ笑いし「こういう作品に呼んでいただけるのは、時代の流れ、人が幕末を思い出すのが必要な時代だったりするのかなと思う」と分析してみせた。注目される同ドラマの映画化もしくは続編制作について、大沢さんの近い関係者は「わかりません」と話した。会見には、水戸藩九代目藩主・徳川斉昭役の北大路欣也も出席。「僕の出番は非常に少なめで、撮影は実は終わっている。いまなら大沢さんやスタッフと和んでいるし、今日が一番リラックスしている。いまぐらいから撮影が始まるのが僕の理想だった」と残念がって会場の笑いを誘いつつ「同じ方向を向いていない人たちが国を思い情熱をぶつけた事件。いまのどこかにつながる」と訴えた。佐藤監督は「今日は暖かくていい日ですが、撮影は渋滞です。まあ全体の撮影は5分の1は済んでいますが」と苦笑い。ほぼ全編、茨城県内で来月末まで撮影。同セットは、撮了後に一般公開される予定。映画『桜田門外ノ変』は10月公開予定。■関連作品:桜田門外ノ変 2010年10月、公開予定■関連記事:来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!
2010年02月07日