●「自分の声が扱いやすく…」成長実感も声の仕事に葛藤2011年に第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し芸能界入りしてから10年以上が経過した女優の浜辺美波。映画やドラマ、CMなどで大活躍の彼女が、最新作アニメーション映画『金の国 水の国』(1月27日公開)ではヒロイン・サーラの声を担当し、声優としても高い演技力を披露している。まさに八面六臂の活躍をみせる浜辺だが、先に行われた第9回「東宝シンデレラ」オーディションの参加者から“憧れの存在”として自身の名前を挙げられていたことに、ある強い思いが心に宿ったという――。11歳で芸能界入りした浜辺も、現在22歳。人生の半分を演じるという仕事に費やしていることになる。その間に数々のドラマや映画への出演を重ね、主演として作品の真ん中に立つことも増えてきた。そんななか、声の芝居も何度か経験しているが「毎回すごく難しいですし、普段のお芝居とは違う仕事のように感じています」と率直な胸の内を明かす。本作で浜辺が演じたのは「金の国」のおっとりした王女・サーラ。姉たちと比べ、自分にコンプレックスを持っているという女の子だ。浜辺は「サーラはすごくおっとりしているのですが、決しておバカさんではないんです。自分の役割をしっかり分かっていて余計なことをしない。いつもニコニコとしていられる強さがある」と解釈したと言うと、「強いからこそ、何があっても穏やかでいられる。そんな感覚を忘れないように演じました」とアプローチ方法を語る。この言葉通り、劇中のサーラは優しい雰囲気のなかに、しっかりと芯の強さを感じさせるキャラクターになっている。そこにはなんとも言えない多幸感を感じさせるサーラのキャラクターと、浜辺自身の柔らかな声がマッチしているからだろう。「これまでナレーションやモノローグのお仕事をいただくことが多く、監督さんからも『とてもいいです』と言ってくださることがありました。でも最初は録音された自分の声が、普段しゃべっているときに耳から聞こえる声と全然違ったので違和感があったんです。最近ようやく慣れてきたというか、自分の声が扱いやすくなってきた気がします」それでも「まだまだ自分が声のお芝居に参加させていただくということには葛藤があります」と心情を吐露する。「最近、ゲスト声優として参加させていただく機会が増え、いつも温かく受け入れてくださることがありがたいなと思っているのですが、プロの方とご一緒してその実力を目の当たりにすると、声優さんのすごさを改めて感じます。私としてはちょっとでも作品にプラスになれればという気持ちで臨んでいます」と前向きに捉えるようにしているという。○■子供たちの声で「ありがたい仕事」だと改めて実感サーラが出会い心惹かれていく「水の国」の建築士・ナランバヤル。2人には“信頼”という強い絆がある。浜辺は「私が友人関係で大切にしているのが、距離感なんです」と切り出すと、「優しさをどれだけ出すかが重要なのかなと思うんです。本当に相手を心配しているとき、あまりそこを強調するのではなく、相手を心配しているからこそ、普段の距離感で接する。好きな相手でも、あまり好きだという気持ちを言葉にし過ぎると、ちょっとそれは違うかなと。そういう部分の距離感がぴったり合う人は安心できますし、信用できる相手なのかなと思います」と語る。適切な距離感――。友達同士ばかりではなく、どんな関係性でも重要な要素なのかもしれない。浜辺自身、前述したように芸能生活も10年を経過し、気がつけば後輩も増えてきた。先日第9回「東宝シンデレラ」オーディションが開催され、新たなグランプリをはじめ受賞者が並んだ。「私は結構適応能力が高めだと思うので、普通に後輩ができても、あまり変わらないかなと思っていました。でも今回初めて『東宝シンデレラ』のオーディションに行ったとき、私の作品を観てくださって“憧れの人”の欄に、私の名前を書いてくださっている人がいました。そのことがすごく衝撃というか、ありがたくて」小学生たちが、これまで出演した浜辺の作品を観て「こうなりたい」と理想として挙げる。「いまはコロナ禍で、ファンの方と接する機会も少ないですし、小学生だとSNSでダイレクトメールをいただくこともなくて。ある意味で実感がなかったのです」と述べ、「そう言っていただけると、私の出演した作品が小さな子供たちにも届いていたんだなと思ってうれしくなりました。すごくありがたい仕事をさせてもらっているんだなと改めて実感しました」と語った。特に感慨深かったのが、作品が更新されているということ。「これまで『君の膵臓をたべたい』を観たよって声を掛けていただくことが多かったんです。でも小学校4年生ぐらいの子たちのなかでは、圧倒的に『賭ケグルイ』や『約束のネバーランド』なんです。そうやって、作品を重ねるたびに『観ました』と言っていただける対象が変わっていくのは、すごくうれしいです」と笑顔を見せる。●周囲の期待にプレッシャーは感じず「大きな力になる」“憧れの存在”となることにプレッシャーはないのだろうか――。浜辺は「そういうのはあまり感じないかもしれません」と笑う。「どちらかというと、期待していただけるというのは大きな力になります。私はあまり体力もない方なのですが、皆さんの真ん中に立たせていただくと、なんか力がみなぎってくるというか、パワーが湧いてくるんです」本作で演じたサーラは、優しくホンワカながらも、芯の強さを持っている。浜辺は「すごく好きなキャラクターでした」と語ると、「私はとにかく周囲の人に恵まれています。家族もマネージャーさんも、友達も……さっきの話ではないですが、すごく分かりやすい優しさではないのですが、しっかり見守ってくれているという安心感があります。そういう人に支えてもらっているから、私は強くいられるんです」と周囲に感謝を述べる。物語全体に漂う多幸感は、浜辺がまとっている雰囲気に似ている。「私も作品に癒やされました」と笑顔を見せ、「岩本ナオ先生の原作の魅力と、マッドハウスさんの美しい映像、そして素敵な音楽が合わさって、作品を観たとき鳥肌が立ったぐらい。寒い時期にピッタリの心が温かくなる映画です」と作品をアピールしていた。■浜辺美波2000年8月29日生まれ、石川県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し芸能界入り。主な出演作に映画『君の膵臓をたべたい』(17年)、『センセイ君主』(18年)、『アルキメデスの大戦』『屍人荘の殺人』(19年)、『思い、思われ、ふり、ふられ』『約束のネバーランド』(20年)、『シン・仮面ライダー』(23年)、ドラマ『賭ケグルイ』シリーズ、『崖っぷちホテル!』(18年)、『アリバイ崩し承ります』『私たちはどうかしている』(20年)、『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』(21年)、『ドクターホワイト』(22年)など。2023年度前期連続テレビ小説『らんまん』のヒロインに決定している。スタイリスト=瀬川結美子衣装:ワンピース HeRIN.CYE/バロックジャパンリミテッドヘアメイク=進藤郁子(資生堂)
2023年01月26日主演に大竹しのぶ、共演に生田絵梨花、熊谷彩春、佐々木大光(7MEN侍/ジャニーズJr.)らを迎えたMusical「GYPSY」(ジプシー)。この度、艶やかなショービジネスの世界にいざなう、華やかなビジュアルが完成、演出クリストファー・ラスコムのコメントが到着した。実在した“バーレスクの女王”、ジプシー・ローズ・リーの回顧録を基に、“究極のショー・ビジネス・マザー“の代名詞となった彼女の母ローズに焦点を当て、舞台で活躍する2人の娘を育てた彼女の夢と努力を追うとともに、ショービジネスの苦難を愛情たっぷりに描いたミュージカル。初演では、ブロードウェイの女王エセル・マーマンが主役のローズを演じ、その後も時代を彩る名優が演じ続け、1990年トニー賞・ベストリバイバル、2016年ローレンス・オリヴィエ賞・ベストリバイバルを受賞するなど、初演から半世紀たったいまでも世界中で愛されている。娘をスターにすることを夢見る母親・ローズ役を大竹しのぶがコミカルに演じ、ローズの上の娘であり、後に“バーレスクの女王”と称されるようになるルイーズ役には生田絵梨花、パフォーマンス力の高いルイーズの妹・ジューン役には熊谷彩春、ジューンと駆け落ちするダンサー・タルサ役には佐々木大光、ローズと組んで娘たちを売り込み、次第にローズにひかれていくハービー役には今井清隆と豪華なメンバーが集結した。演出家は、2016年「Nell Gwynn」でローレンス・オリヴィエ賞新作コメディ賞を受賞したクリストファー・ラスコムが務める。「この作品の芯にあるのは母と娘の壮大な物語であり、それがこの作品に普遍的な魅力を与えているのだと思います。私がブロードウェイで初めて観たのもこの作品。以来、その素晴らしい楽曲にも親しみを感じ、愛してきました」と語るラスコム。本作について「皆さまにとって、アメリカン・ミュージカルの真の傑作とのスリリングな出逢いとなることを願っています」と来年の公演に向けて意気込みを語っている。Musical「GYPSY」は2023年4月9日(日)~30日(日)東京芸術劇場プレイハウスにて上演。・大阪公演:5月4日(木・祝)~7日(日)森ノ宮ピロティホール・愛知公演:5月12日(金)~14日(日)刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール・福岡公演:5月19日(金)~21日(日)キャナルシティ劇場(text:cinemacafe.net)
2022年12月19日吉沢亮「PICU 小児集中治療室」第9話が12月5日放送。大竹しのぶ演じる南の言葉に「すごい、すごすぎる」「本当に志子田先生のお母さんだと思えた」「大竹しのぶの演技がうますぎ」などの反応続出。視聴者から感動の声が殺到している。高度かつ集中した治療が必要とされる、およそ15歳以下の子どもを対象にした“子どものためのICU”であるPICU(=Pediatric Intensive Care Unit)を北海道に設立、広大な土地で患者を搬送するための医療用ジェット機の運用のために奔走する医師たちの姿を描く本作。キャストは母の南にガン治療を受けさせようとする小児科医・志子田武四郎を吉沢さんが演じるほか、自分が立ち上げたPICUを奪われようとしている植野元に安田顕。最初は武四郎を認めてなかった綿貫りさに木村文乃。植野に誘われ北海道に来た看護師の羽生仁子に高梨臨。武四郎の幼なじみで小児外科医の河本舞に菅野莉央。網走の病院から丘珠病院に移った武四郎の幼なじみ・矢野悠太に高杉真宙。武四郎の母・南と同僚のバスガイド、涌井桃子に生田絵梨花。PICUに力を貸す救命救急医の東上宗介に中尾明慶。同じくPICUに協力する麻酔科医・今成良平に甲本雅裕。PICUを北海道に設立した知事の鮫島立希に菊地凛子。すい臓ガンを患っている武四郎の母・志子田南に大竹しのぶといった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。武四郎はすい臓ガンの治療を拒否している母・南に頭を下げ、東京の病院で検査を受けてもらうことに。羽田空港に降り立った武四郎と南は、植野から紹介してもらった東京中央記念病院の腫瘍内科医・原口裕二(平原テツ)のもとに向かう。検査のあと南の代わりに結果を聞かされた武四郎は、寛解は難しいと告げられ、今後の治療について南と相談するよう促される。宿泊先で武四郎は南に対し、「もっと幸せにしてやるよ」と、まだ生きていて欲しいという想いを伝える…。その言葉に南は自分の夫で武四郎の父親が若くしてガンを患い、抗がん剤治療の苦しさで人が変わったようになり、亡くなっていったことを話し、自分がガンの治療を拒む理由を明かす…。「ここか、、10分近くのノーカットすごい、すごすぎる」「大竹しのぶさんの演技に感動した回だった 本当に志子田先生のお母さんだと思えた」など南役の大竹さんの演技を絶賛する声が上がる。その後ほどなくして南は亡くなり、さらに小松圭吾(柊木陽太)くんがもう助からないと悟った藤原優里(稲垣来泉)ちゃんから「嘘つき」と厳しい言葉を浴びせられた武四郎は退職届を出し、行方をくらます…。このラストに「優しくて真っ直ぐで嘘をつけない武四郎とPICUは無理矢理にでも距離を置かせるべきだった」「しこちゃんが辛い時支えてくれていたお母さんがもういない(T_T)心が折れたしこちゃん見てて辛い」などの声とともに、「植野先生の沈痛な表情がもう…責任というかなんというか、もうすごいたくさん孕んでて凄かった」と、退職届を見つけた際の植野の表情に触れたコメントも寄せられている。【10話あらすじ】武四郎は植野のデスクに退職願を置いて丘珠病院を後にする。それを知った悠太、桃子、舞の3人は武四郎のことを心配して彼の家を訪ねる。だが武四郎は「ひとりにしてくれ」と言って悠太たちを追い返す。そんな折、武四郎のもとへ1本の電話が入る…。「PICU 小児集中治療室」は毎週月曜21時~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年12月06日庵野秀明が脚本・監督を務める映画『シン・仮面ライダー』より、浜辺美波演じるヒロイン・緑川ルリ子のティザーポスタービジュアルが公開された。今回公開されたのは、仮面ライダーとサイクロン号で構成されたティザーポスターとはまた異なり、ルリ子が振り返り、何かを見つめているようなドラマ性を感じるビジュアルに。また、「言ったでしょ。私は用意周到なの。」という彼女のセリフが添えられ、さらに“孤高”という文字が大きく書かれ、本作の物語やルリ子のキャラクターの一端を垣間見られるかのようだ。新しいポスターは3種類制作され、本日より映画館で掲出。残り2種のビジュアルは、明日、明後日と公開される予定だ。また、3種類のビジュアルを使用したティザーチラシ2も本日より全国の映画館に設置されている。『シン・仮面ライダー』は2023年3月公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:シン・仮面ライダー 2023年3月、全国にて公開予定©石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会
2022年12月03日現代日本を代表するアーティストとして国内外で活躍している大竹伸朗さん。彼の作品およそ500点を集めた大規模な回顧展が、現在、東京国立近代美術館で開かれています。プレス内覧会に登壇した大竹さんのコメントとともに、展覧会の様子をレポートします!美術館が宇和島駅に…?!【女子的アートナビ】vol. 269『大竹伸朗展』では、1980年代初めにデビューして以来、絵画や彫刻、映像、インスタレーション、巨大な建造物など幅広いジャンルで多くの作品を手がけてきたアーティスト、大竹伸朗さんの作品約500点を展示。16年ぶりの大回顧展となります。大竹さんは、1955年東京生まれ。武蔵野美術大学を卒業後、1982年に初個展を開催。その後、ドイツ・カッセルで開かれている世界最大級の国際美術展・ドクメンタ(2012年)や、120年以上の歴史を持つヴェネチア・ビエンナーレ(2013年)など、さまざまな国際展に参加。アートの島として有名な直島に多くの作品が展示されているほか、「東京2020 公式アートポスター展」にも参加するなど、半世紀近くもの長い間、多方面で活躍されています。プレス内覧会に登壇した大竹さんは、次のように述べました。大竹さん本展は挑戦要素が多い展覧会で、今までにないものになっていると思います。世界は破壊が続いていますけど、モノをつくる力、つくりだすパワーを少しでも感じていただければとてもうれしく思います。5回ぐらい来て、見てください(笑)。大竹伸朗展2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)東京国立近代美術館展示風景より《宇和島駅》(1997年)また、大竹さんは、美術館のテラスに設置された作品《宇和島駅》についてもコメントしました。大竹さん宇和島は、僕が制作拠点にしている場所です。宇和島駅が新しくなるとき、駅名の文字を廃棄するというので、納得がいかなくて入手しました。駅舎に乗って、ひとつずつ焼き切ったのです。東京国立近代美術館と宇和島駅が交差するのは、ある種のコラージュ。赤い色は僕が創造したもので、夜はライトアップされて見え方が変わります。圧が強すぎ…!7つのテーマで体感大竹伸朗展2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)東京国立近代美術館展示風景より手前:《男》(1974-75年)富山県美術館では、展示の様子をご紹介。会場では、テーマに合わせて7つのセクションに分けられています。ただ、テーマに沿って作品をつくっているのではなく、また、制作時代順にも並んでいないので、自分の好きなところから自由に見ていけばいいようです。最初の展示室から、けっこう圧が強め。ちょっと怖い感じの人形のような作品が立っていたり、天井からぶら下がっていたりして、もし照明が暗いとお化け屋敷と思ってしまいそうな雰囲気です。大竹伸朗展2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)東京国立近代美術館展示風景より手前:《スクラップブック #71/宇和島》(2018-2021年)本展を担当された東京国立近代美術館の主任研究員、成相肇さんによると、大竹作品の特徴は「貼り付けること。貼ってからはがして、重ねて量を増やして密度を増していき、ほとんどの作品がコラージュ作品になっている」とのこと。その密度の濃さを体験してほしいそうです。もっとも密度を感じられるのは、スクラップブックと題された作品たち。もはやスクラップブックの面影もないような、大きな塊です。展示室に巨大な小屋が…!大竹伸朗展2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)東京国立近代美術館展示風景より《モンシェリー:スクラップ小屋としての自画像》(2012年)本展でもっとも目を引く作品は、ドイツの国際展にも展示された《モンシェリー:スクラップ小屋としての自画像》。ネオンサインやトレーラー、ギター、巨大なスクラップブックなどが凝縮されたパワフルなインスタレーションです。展示室の空間に巨大な小屋が置かれ、かなり迫力があります。小屋の中をのぞくと、いろいろなものが詰まっていて、こちらも圧が強め。音も鳴る作品で、大竹さんの集大成のひとつといわれています。人気のニューシャネルも…!また、本展はグッズも充実。大竹さんは、文字の作品も多く手がけていて、本展の「大竹伸朗展」という文字も今回の新作です。そんな「大竹文字」のひとつが《ニューシャネル》(1998年)。スナックの看板をモチーフにしてつくられたもので、Tシャツなどのグッズが大人気です。今回のためにつくられた新作グッズもあるので、ぜひ特設ショップものぞいてみてください。本展は2023年2月5日(日)まで開催。その後、愛媛県美術館と富山県美術館に巡回予定です。Information会期:~2023年2月5日(日)休館日:月曜日(ただし1月2日、9日は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)、1月10日(火)会場:東京国立近代美術館開館時間:10:00-17:00(金曜・土曜は10:00-20:00)(入館は各閉館時間の30分前まで)※最新情報などの詳細は展覧会公式HPをご覧ください観覧料:一般 ¥1,500、大学生¥1,000、高校生以下および18歳未満は無料お問合せ: 050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00~20:00)
2022年11月19日大竹しのぶはこうでなくちゃ。主人公・布引けいを再演で演じた『女の一生』。一人の女性が明治、大正、昭和という激動の三時代を、なぜ、頑なに生きたのか。それを鮮やかに浮かび出した彼女は、やはり演出の段田安則が言い当てたように“希代の名優”に違いない。戦後の昭和20年10月。第一幕一場で焼け跡に立つけい、50歳。全てを失った人生の冬である。「あなた、栄二さん」。初恋相手との再開で大竹は高い口調の声で口を大きく開き、万感の思いを放った。一庶民の女が乗り越えてきた道を回想させる芝居だ。一転して二場は明治38年正月。けい、16歳。見せ場である。幸せ一杯の堤家の庭先に入り込んだ時、一場とは別人の初々しさ。何て杉村春子に似ているのだ、と目を擦った。そして女主人しずの励ましを聞く間の苦しく、悲しさが入り混じった心境を一瞬にして演じた。庭に下りての号泣。声に悲しみに色が加わり、胸を打つ。見せ場は続く。第二幕は堤家の人となり長男・伸太郎(段田安則)の嫁にと、しず(銀粉蝶)から迫られる。この場面、女主人の銀粉蝶がいい。女の一生の分岐点だ。その意外さに驚き、戸惑う。栄二(高橋克実)との別れでもある。自分と結び付けた思い出の櫛を折り、涙と共に庭に投げ捨てる芝居は初演より心情が濃くなった。泣く場面の名女優は誰もが巧いものだ。大正4年の第三幕。けいは堤家の大黒柱になっている。長女・総子(西尾まり)のお見合いの日だ。夫(林翔太)に不満を抱く次女・ふみ(大和田美帆)に聞こえがしに、言う。「誰が選んでくれたものでもない。自分で選んで歩き出した道ですもの」。最初のこの名台詞はサラリと。叔父・章介から、自分の心に嘘を付いているのでは―と言われた、二度目の台詞。ここは、やや右上に顔と目を向けながら、一気に強く言い放った。前回よりもグッと深みを増していた。日露戦争後の行方などを叔父、伸太郎と言い争う場面での傲慢な態度や厭味な性分。けいの「負」の一面をたっぷりと見せたが、何とも巧いのが、久しぶりに戻った夫との第四幕。寒々とした心境が座敷の空気にまで伝わっていた。森本薫・作『女の一生』は、大竹しのぶの継承によって日本演劇史の金字塔として長く残ると、信じたのである。(10/20所見)<公演情報>『女の一生』2022年10月18日(火)~10月23日(日)会場:東京・新橋演舞場2022年10月27日(木)~11月8日(火)会場:京都・南座2022年11月18日(金)~11月30日(水)会場:福岡・博多座プロフィール大島幸久(おおしま・ゆきひさ)東京都生まれ。団塊の世代。演劇ジャーナリスト。スポーツ報知で演劇を長く取材。現代演劇、新劇、宝塚歌劇、ミュージカル、歌舞伎、日本舞踊。何でも見ます。著書には『名優の食卓』(演劇出版社)、『歌舞伎役者 市川雷蔵 のらりくらりと生きて』(中央公論新社)など。鶴屋南北戯曲賞、芸術祭などの選考委員を歴任。「毎日が劇場通い」という。
2022年11月05日大竹しのぶ主演で2020年に上演され、絶賛された舞台「女の一生」の再演公演が10月18日より新橋演舞場にて開幕する。これに先立ち10月17日に記者会見が行われ、大竹をはじめ、初演に続いての出演となり、演出も務める段田安則、同じく初演に続いて出演する高橋克実、風間杜夫が出席した。明治、大正、昭和の激動の時代を生き抜いた女性の姿を描き、杉村春子が生涯947回にわたり主人公・布引けいを演じたことでも知られる本作。2020年に大竹主演で上演されるも、新型コロナウイルスの影響で東京・新橋演舞場での上演は行われたが、その後、予定されていた京都・南座での公演は中止になった。今回の再演では東京、京都に加え、福岡・博多座でも上演される。2年前の初演からの変化を問われた大竹は、コロナ禍における様々な厳しい制限下だった前回との稽古場の雰囲気の変化を指摘。「(制限があるのは)今も変わらないけど、少しだけ自分たちの気持ちも慣れてきて、コミュニケーションをとる時間が前よりも持てました。人と話したりする無駄な時間、何でもない時間がどれほど大切か今回の稽古で分かりました」としみじみと語る。大竹しのぶちなみに、大竹によると、高橋は前回の初演で段田の厳しい演出を受けて「7キロ痩せた」とのこと。大竹から「今回は痩せてない?」と問われた高橋は「痩せてないですね」と答えたが、大竹から即座に「じゃあ、今回はダメですね(笑)」とダメ出しが。さらに風間からは「(高橋は)2年前はTVで忙しかったから。TVに魂を売った(笑)」とイジられる。演出の段田は、このやりとりを受けつつ、初演との違いについて「高橋克実が腕を上げて、素晴らしい俳優になっております!」と強調。高橋は「(この日のゲネプロで)初めてマスクを取るので期待してください!」と意気込んだが、風間から「かつら飛ばさないようにね(笑)」と茶々が入るなど、ベテラン俳優陣4人が壇上で軽妙なやりとりを見せた。高橋克実風間杜夫劇中、大竹は10代のけいも演じる。大竹は還暦を迎えた2017年に、20代前半で参加したミュージカル『にんじん』で演じた14歳の少年・にんじん役を1979年以来、約38年ぶりに演じて話題を呼んだが、この時の経験にも触れつつ「いまはどう見ても“少女”じゃないので、『心で見てくれ』と。心でやればなんとかなるのかなと思います。参考という意味では、若い時にお手伝いの役や、けなげな女の子の役が多かったので、その時の自分の声を思い出したりしています。でも、あまり作ったりしないで、心で見てもらおうと思っています」と語った。大竹の言葉に段田は「映像では無理ですが、舞台では十分に堪えてます」と擁護(?)。大竹は、段田らが学生服姿を舞台で見せることを明かし、段田は「私と高橋克実の学生服姿は怖いですよ(笑)。それだけでも見る価値があります!」と語ったが、大竹は「価値はないと思う(笑)」とバッサリ斬り捨て笑いを誘っていた。段田安則杉村春子が生涯947回にわたり、けいを演じたが、今後の目標回数などを尋ねられた大竹は「ないです」と即答。「杉村さんのように900回……となると100歳くらいになっちゃう(笑)。とにかくこの公演を最後までやれれば」と語る。そして、布引けいの「私の一生はこれからだと思う。新しい歴史の中に私も入っていくんだ」というセリフを引用しつつ「前向きなけいは素敵だなと思うし、ふり返ることなく、前を向きながら進むのが人生だと思うので、ふり返るヒマもないって感じで生きています」と語っていた。「女の一生」は10月23日より新橋演舞場にて開幕。10月27日より京都・南座、11月18日より博多座にて上演。取材・文・撮影:黒豆直樹
2022年10月18日2022年10・11月に上演される『女の一生』の取材会が行われ、主人公・布引けい役を務める大竹しのぶ、演出を担いながらけいの夫・伸太郎を演じる段田安則が登壇した。森本薫が文学座に書き下ろした『女の一生』は、名優・杉村春子の代表作(初演:1945年)。2020年に誕生した段田の演出版では、天涯孤独の少女けいが、拾われた家の長男に嫁いで家業を守る40年間が描かれる。なお本作は2020年に東京・京都で上演予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で京都・南座公演のみ中止になった経緯がある。人生経験を重ねる実感が、ヒロインの一生を通じて目の当たりにできる──段田さんの演出版が再演されることになりました。いまのお気持ちは?段田2020年は新橋演舞場のみ、上演が叶ったんですよね。前回公演中止になってしまった京都の南座だけでなく、今回は博多座にもお持ちして九州の皆さんにもお目にかけたいと思います。大竹演舞場も、客席を「半分」まで減らしてね。お客さまがその半分に満たない日もありました。はじめはショックでしたが、いつも満席の劇場は当たり前ではなかったんですよね。すぐ「この状況でもご来場のお客さまがこんなにいらっしゃるんだ」「ひとりでも劇場にいらしてくださるなら、私たちは演劇を続けよう」と思い直しました。段田そんな状況になって、もう2年以上が経つんですよね。大竹コロナ禍で踏んだ舞台ということもあって、『女の一生』は初心に帰らせてくれたお芝居という想いがあります。客席の皆さんが喜んだり集中したりする姿を拝見していると、何より私たちが励まされる。再演の機会をいただいたからには、お客さまの反応をもっと引き出せるようにパワーアップしたいですね。段田「文学座の宝」というべき不朽の名作ですが、2年前に立ち上げてみて改めて素晴らしい作品だということがわかりました。主人公の布引けいも、現在の日本では大竹しのぶしか演じられる方がいないのでは、と思います。大竹戯曲が素晴らしいんですよ。杉村春子さんが947回も「演じ続けたい」と感じた理由が、戯曲と向き合ってよく理解できました。段ちゃんも、いつも稽古場で「これは本当にいい本で、やればやるほど深さがよくわかる」「書かれてあることをそのままやればいい作品になる」とおっしゃっていたほど。──おふたりは戯曲のどんな点を気に入っていらっしゃるのですか?段田セリフがいいんですよね。これ、森本薫さんが34歳でお亡くなりになる直前に書かれた戯曲なんですが「その年齢でよくこれだけ人間の心情が描けたな」と感心するくらい。僕の演出版だと1905(明治38)年〜1945(昭和20)年を時代背景に、思春期から晩年の夫婦の会話まで16歳〜56歳の布引けいを取り巻く心情が描き分けられています。大竹それほど好きじゃないのに、なんなら高橋克実さん演じる次男に惹かれているのに、段田さん演じる堤家の長男と結婚させられてね(笑)。そういう夫婦間の冷え冷えしたところ、段ちゃんがとてもうまく演じられるんですよ(苦笑)。そこから時間が経って許し合う夫婦、老いていく夫婦の寂しさ、愛とは違う形で結びつく情みたいなものが、すべて描かれている。「人生経験を重ねるって、そういうことなんだな」という実感が、布引けいの一生を通じて目の当たりにできるんですよね。段田森本さんは杉村春子さんに当て書きされたそうですが、ヒロイン布引けいの多面的な描き方も気に入っています。戦災孤児だったけいが才覚を買われて堤家を盛り立てる成功譚に終わらせず、いや〜な影の一面もきちんと書くんですよね。大竹そうそう。明治・大正・昭和を生き抜いたヒロインは、明るくたくましく健気にがんばるだけじゃない。「人生そんなに甘いもんじゃない」って面も描かれます。そんな彼女だからこそ、有名な「誰が選んでくれたのでもない、自分で選んで歩き出した道ですもの」というセリフが響くんじゃないかな。布引けいのたくましい生き方は、現代の観客にとってエネルギーになる──大竹さんが演じる布引けいの魅力を、段田さんはどのように受け止めていらっしゃいますか?段田ヒロインが年を重ねることで生じる「内面の変化」を目の当たりにできるのが、大竹さんが持つ最大の魅力ですね。布引けいの人生を思春期から老年にさしかかるあたりまで演じ分けてもらう中で、扮装や声のトーンなど創意工夫のしどころはたくさんあると思いますが……大竹さんの場合は必ず「内面」がともなう。これが切り替わるだけで、10代にも50代にもなれるんですよ。その様子をそばで拝見しているのが、本当に楽しかったです。大竹芝居の「嘘」を楽しんで、笑ってもらうしかないですよね。だって段ちゃんは学生服を着ているし、高橋さんはカツラかぶっているんだから(笑)。2017年のミュージカル『にんじん』で、22歳のときにやった少年役に再び挑戦したことを思い出しました。若かった当時より、還暦を迎えた60歳で“にんじん”を演じた方がお芝居をしないで済んだ……といいますか、開き直れて楽しかったんですよね。見た目は仕方ないけれど、登場人物の気持ちを理解することはできる。今回なら、布引けいという少女の心になれるのが楽しいんです。──主人公の運命が変わっていく10代のヒロイン登場シーンに際して、段田さんはどんな演出をつけたのでしょうか?段田それが、特に大きな注文はつけなかったんですよ。大竹さん演じる布引けいが、僕にはちゃんと「16歳」に見えた。それでオッケーかなって。晩年の杉村春子さんは実年齢80代で、10代のヒロインを演じたんですよね。これから年を重ねた大竹さんも、どんな風に若き日のけいを演じるのでしょうね。そんな経年変化を楽しめる作品でもあると思います。──段田演出の魅力、どんなところに感じますか?大竹段ちゃんとは30年近く一緒に芝居をしていて、何でも相談しあえる役者仲間です。俳優同士で演技の話をするのは意外と難しいんですよ。現場において、それは演出家や監督の領域なので。でも段ちゃんは、そういうことが言い合える唯一の役者仲間。稽古中はもちろん、幕が上がってからも「あのセリフってさ」「アンタしつこいね!」とやり合いながら、一緒に追求しています。今回もこの難しい台本をよく演出なさったと思いますね。コロナ禍で出番でない人は早く帰らなければならず、稽古時間が限られる中でもしつこく粘り強く演出をつけてくれました。やっぱり私たちの仕事って、しつこく粘ってどこまでも追求するもの。それをまっとうできる仲間であり、演出家だと思いますね。──劇中には第一次・第二次世界大戦が人々の生活に影響を与え、日本が苦難の道を歩む様子も描かれます。ロシアによるウクライナ侵攻やいまだ収まらないコロナ禍など世界を取り巻く現状と通じる部分があると思いますが、その中で『女の一生』を上演する意義はどこにあると思いますか?段田布引けいのたくましい生き方は、現代の観客にとってエネルギーになる気がしますね。彼女の人生には、悲喜こもごもいろんなことが起こります。のほほんとしていたら、足元すくわれるわけです。周りをよく見て、現実としっかり渡り合ってさえいれば「人生に何があっても生きていける」という前向きなメッセージが得られると思います。大竹激動の時代を生き抜くため、自分の生き方を受け入れながらも強く前を向く布引けいの姿に、お客さんたちは励まされると思いますね。加えて私は、『女の一生』の初演が戦時中の1945(昭和20)年4月だったことにも胸に迫る想いがあります。憲兵に見張られ禁止されたら、空襲警報が鳴ったら幕が下りるかもしれない中でも「芝居を届けたい」という切実さが、ちょうど私たちが『女の一生』をコロナ禍で上演しようと思った気持ちに通じるんです。劇場に吹く風はまだまだ厳しいですが、それでも来てくださるお客さまの心に訴えるよい芝居を届けたいと思っています。取材・文:岡山朋代撮影:荒川潤ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★【よくばり❣ぴあニスト限定】招待券プレゼント受付中! ※10/12(水)迄【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!『女の一生』チケット情報はこちら:
2022年09月30日この秋スタートの新月9ドラマは、吉沢亮が駆け出しの小児科医を演じるメディカルヒューマンドラマ「PICU 小児集中治療室」を放送。この度、大竹しのぶが吉沢亮演じる主人公の母親役で出演することが分かった。大竹さんが演じる南は、北海道出身で女手一つで武四郎(吉沢さん)を育ててきた母。武四郎が落ち込んでいるときは、武四郎の大好きなおかずを作って励まし、厳しくも愛情深い言葉で鼓舞する存在。また、涌井桃子(生田絵梨花)の実家が営む観光バス会社のバスガイドだったが、定年後のいまも時折、バスガイドのヘルプに出ており、桃子とも仲良しでいつも茶飲み話で盛り上がっている。武四郎はそんな母のことが世界で一番大好きだが、不器用な性格も相まって、素直に愛情表現できず、生意気なことばっかり言ってしまう。今作で初共演となる吉沢さんについて大竹さんは「初めての一緒のシーンから不思議なぐらい会話が自然で、本当に一緒に芝居が出来て“喜び”を感じています」と印象を明かし、視聴者へ向けて「愛があふれるドラマです。ぜひ、ぜひ、ぜひ!」とメッセージを寄せている。「PICU 小児集中治療室」は10月10日より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。※初回30分拡大(cinemacafe.net)
2022年09月30日レスリー・マンヴィル主演『ミセス・ハリス、パリへ行く』より、ポスターと予告編が解禁。予告編のナレーションは大竹しのぶがつとめている。『ポセイドン・アドベンチャー』ほか数々の名作を生みだした小説家ポール・ギャリコの「ハリスおばさんパリへ行く」を原作とする本作。クリスチャン ディオールのドレスに魅せられた家政婦がドレスを買うためにパリへと向かい、そこで巻き起こる騒動と人々との出会いを描く。解禁されたメインビジュアルには、意気揚々とグリーンのドレスを抱きしめるハリスの姿が写し出されている。チャーミングな笑顔とともに彼女のドレスへの憧れの強さが伝わってくるようなポスターだ。またロンドンのハリスの友人であるヴァイや、パリで出会うイザベル・ユペール演じるディオールの敏腕支配人、マダム・コルベールなどのキャラクターの姿も。しっかりドレスを抱きしめているハリスだが、お気に入りの一着を手に入れることはできるのか…?夢見るハリスが人々を巻き込んで起こす、とびきり素敵な奇跡を予感させる1枚となっている。さらに解禁された予告編では、家政婦の仕事中に運命のドレスに出会う、夢のはじまりのシーンから、パリへ渡ったあともドレスのために奔走するハリスのまっすぐな姿が描かれている。マダム・コルベールと対立しながらも、夢を諦めない彼女に人々の心も動かされていく…。物語の重要なカギとなるディオールのドレスにも注目だ。この予告編では、いくつになっても夢を追う気持ちを忘れない、という本作のコンセプトに合わせて、女優としていつまでも輝き続ける大竹しのぶにナレーションを依頼。大竹さんのチャーミングな声は本作の世界観にもぴったりだ。実は以前に原作を読んでいたという大竹さんは、「とてもかわいらしいお話でページをめくるたびにワクワクしていましたが、スクリーンに広がる物語に同じような感情になり、少女のころに戻ったかのように楽しみました」とコメント。原作ファンにも、当時の気持ちまで楽しめる作品となっているようだ。▼大竹しのぶ コメント20代のころ、山田洋次監督に薦められて原作本の「ハリスおばさんパリへ行く」を読みました。とてもかわいらしいお話でページをめくるたびにワクワクしていましたが、スクリーンに広がる物語に同じような感情になり、少女のころに戻ったかのように楽しみました。慎ましく、ささやかな喜びで生きていた女性がクリスチャン ディオールのドレスに出会ったことで、外の世界に飛び出してゆく姿が大胆でもありチャーミングで。そして周りの人達も優しいんです。本当に胸がキュンとします。正直に、一生懸命に生きていれば神様は見ていてくださるんだ、という優しく爽やかな気持ちになる映画です。『ミセス・ハリス、パリへ行く』は11月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミセス・ハリス パリへ行く 2022年11月18日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2022 Universal Studios
2022年09月15日俳優の浜辺美波さんは、2022年8月29日に22歳の誕生日を迎えました。同日、Twitterを更新した浜辺さんは、ダブルピースのポーズを見せ、誕生日を迎えたことを報告。無事に22歳になりました!皆さまいつもありがとうございます!やったーー!22歳なのでダブルピースを主張してゆく所存ですっっよろしくお願いいたします! pic.twitter.com/6kbbfd1El7 — 浜辺美波 (@MINAMI373HAMABE) August 28, 2022 多くのファンから祝福のメッセージが届く中、俳優の橋本環奈さんからもお祝いの言葉が届いていました。おめでとう隣にいるけど。笑✌️✌️— 橋本環奈 (@H_KANNA_0203) August 28, 2022 「おめでとう!隣にいるけど」とコメントした橋本さん。なんと、この写真に写る浜辺さんの横にいたというのです!浜辺さんも、橋本さんのコメントに「ケーキありがとう」と返信しています。けーきありがとう— 浜辺美波 (@MINAMI373HAMABE) August 28, 2022 橋本さんは、浜辺さんと千葉県浦安市にあるテーマパーク『東京ディズニーランド』に出かけるほど、大の仲よし。橋本環奈と、浜辺美波が『ディズニーランド』を満喫!オフショットに「美しすぎる」「これが透明感か…」浜辺さんの誕生日という特別な日を、橋本さんはリアルタイムで祝っていたのでしょう。2人の仲むつまじい様子が伝わる投稿に対し、ファンは「本当に仲がいいんですね!」「世界を幸せにするツイートだ」と和んだようです。橋本さんが誕生日を迎える2月3日には、浜辺さんが祝う姿が思い浮かびますね![文・構成/grape編集部]
2022年08月30日女優の浜辺美波が出演する、ロッテ・ガーナミルクチョコレートの新CM「アガる口どけ」編が、9月6日より放送される。新CMには、CMキャラクター5年目を迎えた浜辺が登場。一人のリラックスした時間に、周囲を気にせず大きな口で同商品を頬張り、「ん~、とろける~」と“アガる口どけ”を堪能する。衣装は、赤がアクセントになった普段着風。頬張った後の幸福感ある表情のシーンでは、浜辺自ら「どうしたら良いとか、ありますか?」と監督に確認をする場面も。OKが出たると、浜辺の幸せそうな表情に周囲にいたスタッフも「おいしそうだなぁ」「かわいい!」と思わず声を漏らした。また、撮影の合間には、8月29日に22歳の誕生日を迎える浜辺に、巨大ガーナ風のバースデーケーキをプレゼント。「毎年、いつも祝っていただいてありがとうございます……!」と恐縮していた浜辺も、この特注ケーキのインパクトに「わーすごい! おいしそう~! 技術力が本当すごい(笑)。ありがとうございます!」と興奮気味の様子だった。さらに、同じくCMキャラクターを務める吉沢亮からサプライズでビデオメッセージが届き、「22歳のお誕生日、おめでとうございます! お忙しいとは思いますが、お身体にお気を付けて、是非素敵な1年をお過ごしください!」と浜辺を祝福。「今回、ロッテさんと一緒に、浜辺さんに巨大板チョコ風バースデーケーキをご用意しました! 是非、これを食べて、アガっちゃって、感想をお願いします!」と吉沢とロッテの合同プレゼントだったことが明かされた。■浜辺美波インタビュー――CM撮影の感想を教えてください。今回は1人だったからこそ、まったりと、いっぱいチョコレートを食べさせていただきました。(ロケ場所が)緑が多いところだったこともあり、すごく良い1日でした。がぶっと食べて口いっぱいにモゴモゴさせることは、幸福感が高いなと感じました。私も家では、外で食べる時より一口のサイズは大きくなっている気がします(笑)。――今回のCMは、口どけの良さに「アガる」というストーリーでした。そのキーメッセージ「アガる口どけ」にちなみ、最近アガって幸せな気分になったエピソードを教えてください。以前にも、私は重たい物と寒いことが一番嫌いであるとお話しさせていただきました。そんななか、最近、ごめんなさいをしたい(処分したい)ソファとか、組み立てたけど(内観に)合わなかった棚など、お願いすれば来てくださって回収してもらえるサービスを知ったんです。このサービスを使ったことで、お家から重たくてごめんなさいしたい物が無くなって、すごくスッキリして。だから最近毎日すごく気分がアガっています(笑)!――ガーナをがぶっと思いっきり食べたくなるシチュエーションを教えてください。眠くなってしまうので、お仕事中はご飯を腹10分目まで食べることが無いんです。でも例えばお仕事終わりに、夜遅くお家に帰り、「今日は甘いものを、チョコレートを絶対食べよう」ってご褒美として食べる時、がぶっと一口食べたくなります!――「教えてあげる」というセリフがありましたが、まだ公表していない、ここだけの浜辺さんの秘密があれば教えてください。朝、バタバタして(お家から)集合時間に間に合うよう、集合場所へ走っていくことがたまにあります。そんな状況になってしまった時でも、実は毎朝、余裕をもって朝起きないくせに……一丁前にパックをしています(笑)。バタバタ起きるくらいだったら、「パックする時間削れよ」って思うかもしれないのですが、毎朝、パックしています(笑)。ちなみに一回、寝坊してしまった時にパックを片手に持ちながら集合場所へ行ったことがあります。そして移動中、車の中で顔につけていました。譲れないルーティーンとして、肌質ケアもそうですが、毎朝ひんやりした何かがほしいなと思ってしまいます。――ガーナのCMキャラクターに就任されて5年目となりました。改めて、今のお気持ちを教えてください。学生だった頃に制服を着て登場させていただいたのが初めてだったので、もうあっという間だなというのが一番素直な気持ちです……。CMキャラクターに就任させていただいてから初めてのバレンタインに、その時撮影をしていた作品の現場へガーナチョコレートを差し入れしたことはすごく覚えています。毎年、バレンタインが近づくと撮影がすごく楽しみです。あっという間に5年目になりましたが、こうして振り返ってみるとたくさんの思い出があるなと感じました。――CMキャラクターとしての今後の抱負を教えてください。私自身、もともと、チョコレート大好き。中でもガーナが大好きで、よく家族で食べていました。一人暮らしをはじめた今でもよく購入しています。撮影のときには、「チョコレートおいしいぜ!」という気持ちをしっかりとあふれさせ、よりたくさんの方に、一緒においしく味わっていこうという気持ちをこめて、私自身も、ガーナチョコレートを応援できたらなと思っています。
2022年08月30日森崎ウィンが主演を務めるブロードウェイミュージカル『ピピン』に出演する前田美波里のコメント映像が公開された。1972年に鬼才ボブ・フォッシーによる演出と振付でブロードウェイにて誕生した本作。2013年の新演出版ではシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手がけた斬新なアクロバットパフォーマンスが加えられ、2019年の日本版初公演では城田優やCrystal Kay、中尾ミエらが全身全霊で挑む空中技が大きな話題となった。今回の再演でも前田は約3メートル程の高さで宙吊りにされるなど、年齢を感じさせないパフォーマンスを披露する。ブロードウェイミュージカル『ピピン』2019年公演より人生に悩む若き王子ピピンを導く祖母、バーサを演じる前田は3年ぶりの出演に「再演が決まって嬉しいという気持ちと、3年経った今の私にできるかな?という気持ち」とコメントし、「この作品ほど身体を張っている作品はない」と明かした。そのほか映像内では本作の魅力や再演に向けての意気込みを語っている。なお前田は8月8日に74歳の誕生日を迎え、「年齢を重ねることは未知との遭遇。身体が言うことを聞かなくなったりもします。」とも話しており、この3年間も再演を心待ちにしつつ、トレーニングを欠かさず続けていたという。ブロードウェイミュージカル『ピピン』は、8月30日から9月19日にかけて東京・東急シアターオーブ、9月23日から27日にかけて大阪・オリックス劇場で上演される。ブロードウェイミュージカル『ピピン』前田美波里 コメント映像<公演情報>ブロードウェイミュージカル『ピピン』ブロードウェイミュージカル『ピピン』メインビジュアル【東京公演】8月30日(火)~9月19日(月・祝) 東急シアターオーブ(全25公演)【大阪公演】9月23日(金・祝)~27日(火) オリックス劇場(全6公演)脚本:ロジャー・O・ハーソン作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ演出:ダイアン・パウルス振付:チェット・ウォーカー(in the style of Bob Fosse)サーカス・クリエーション:ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)【出演】森崎ウィン Crystal Kay 今井清隆 霧矢大夢 愛加あゆ 岡田亮輔中尾ミエ(Wキャスト) 前田美波里(Wキャスト) / 高畑遼大(Wキャスト) 生出真太郎(Wキャスト)加賀谷真聡、神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ、長谷川愛実、増井紬【スペシャルゲスト】ローマン・ハイルディン、ジョエル・ハーツフェルド、オライオン・グリフィス、モハメド・ブエスタエイミー・ナイチンゲールチケット購入リンク:お問い合わせ:キョードー東京TEL:0570-550-799(平日11:00-18:00 / 土日祝10:00-18:00)公式HP:
2022年08月09日ブログやSNSでタレントが使用すると、多くのファンをドキッとさせる一文が存在します。それは、『ご報告』。中でも、結婚や引退を明かす時にこの一文を冒頭に入れる人が多いため、ファンは内容を読む前に身構えてしまうのです。2022年8月1日、ある俳優の『ご報告』が話題になっています。浜辺美波の『ご報告』が話題にこの日、俳優の浜辺美波(はまべ・みなみ)さんは、Twitterアカウントに『ご報告』の一文から始まるツイートを投稿しました。きっと、この一文を目にした人は、ファンが複雑な気持ちになる発表かと思い、一瞬ドキッとしてしまったことでしょう。浜辺さんが深刻な雰囲気で明かした、『ご報告』の内容とは…。ご報告27日より育成していたたまごっちが私の快眠による育成不足により一昨日永眠いたしました。やっと第4形態のくちぱっちに成長したところでした。気の緩みが原因です。皆さんに応援していただいていたのに申し訳ございません…ごめんね くちぱっち pic.twitter.com/bqCY543zvX — 浜辺美波 (@MINAMI373HAMABE) August 1, 2022 浜辺さんの『ご報告』の内容…それは、育てていた『たまごっち』のキャラクターが亡くなってしまったこと!『たまごっち』は、かわいらしいキャラクターの世話をして育成するゲーム。しかし、世話を怠ってしまうと、キャラクターはさまざまな理由で命を落としてしまいます。投稿を読むに、浜辺さんはぐっすりと眠ったことで世話ができず、育てていたくちぱっちを永眠させてしまった模様。浜辺さんにとっては悲しいニュースではありますが、ファンは胸をなでおろすであろう内容に、続々と反響が上がっています。・これはつらい…。でも、深刻そうに切り出すからドキッとしたわ!・美波さん、元気出して!くちぱっちのご冥福をお祈りいたします…。・真面目な話なのかもしれないけど、「私の快眠による育成不足」で吹いた。『たまごっち』は失敗を重ねながら、何度も挑戦してキャラクターを立派に育てていくのが、楽しさの1つ。次に浜辺さんが育てるキャラクターは、もっと長生きをすることでしょう…![文・構成/grape編集部]
2022年08月01日2023年春公開『金の国 水の国』の声優キャストとして賀来賢人と浜辺美波が出演することが明らかになった。さらに特報も公開されている。各界から注目されるランキング「このマンガがすごい!」で、2017年(『金の国 水の国』)、2018年(『マロニエ王国の七人の騎士』)と連続して1位(オンナ編)を獲得した唯一の作家・岩本ナオ。口コミが口コミを呼び、発行部数は単巻コミックスながら40万部を超え、ファンを増やし続けている。『金の国 水の国』の映像化のために集まったのは死角なしの豪華クリエイター陣。監督は、見る者をうならせる確かな演出力でオファーが引きも切らない渡邉こと乃。『ちはやふる』、『俺物語!!』で頭角を現した、彼女がみずみずしい感性と勢いで作品をけん引する。脚本は『HUGっと!プリキュア』シリーズ構成を手掛け、ドラマ『コウノドリ』、『マッサン』で心の機微を丁寧に表現し、エモーショナルな感動を作り上げ、涙腺を崩壊させる名手・坪田文。アニメーション制作は『サマーウォーズ』や『ちはやふる』などで知られ、常に世界を熱狂させるアニメーション制作会社マッドハウスとなっている。盤石の布陣が心血を注ぎ、新たな名作がここに誕生する。発表されたキャストは、バイカリ国随一の賢さを誇る建築士、口が達者なお調子者で猫にオドンチメグという名前をつけて大事にしているナランバヤル役に賀来賢人。アルハミト国の第93王女で食べることが大好き。おっとりした性格で人にも犬のルクマンにも怒れないくらい気がやさしいサーラ役は浜辺美波。賀来は『ライオン・キング』のシンバ役、『きかんしゃトーマスおいでよ!未来の発明ショー!』に続く3作目の声優挑戦。浜辺も『HELLO WORLD』『名探偵コナン 緋色の弾丸』に続く3作目の挑戦となる。特報は“決して出会うはずのない敵国同士のふたり”のナランバヤルとサーラの偶然の出会いからスタート。さまざまな出来事を経て、だんだんとお互いを意識し始めているのだろうか、映像が進むにつれて豊かな表情の変化を見ることができるだろう。ティザービジュアルでも切り取られた月夜の橋のシーンは、キャラクターが動き、賀来・浜辺の声が入ることで、一層神秘的でエモーショナルな感情を沸き上がらせるはずだ。終盤、ナランバヤルがサーラに“大切な言葉”で呼び掛けるシーンでは、ふたりの真剣な表情の先に一体何があり、これからどうなっていくのか、期待感が高まるばかりだ。映画の完成がますます待ち望まれる。ナレーションを務めるのは声優、シンガーソングライターとして活躍する人気声優の斉藤壮馬。学生時代、偶然出会った岩本作品に一気に魅了され、以来ファンを公言しており、原作も愛読していることからナレーションを依頼したという。キャスト・スタッフコメント<ナランバヤル役:賀来賢人・コメント>オファーを頂き、大変光栄と共に恐れ多い気持ちでいっぱいです。原作の素晴らしい世界観と、豊かなキャラクターにとにかく魅了されました。ナランとサーラの不器用さと真っ直ぐな気持ちは、観て下さる方々の心に間違いなく響くはずです。僕自身も芝居をしながら動悸が止まりませんでした(笑)。沢山の方にこの素敵な物語が届きますように。是非劇場にお越しください。<サーラ役:浜辺美波・コメント>サーラとナランバヤルがなんとも愛おしく、2人の幸せをとにかく願っていました。心があたたかな物語で包まれ、やさしい気持ちをお裾分けしてもらった気がしました。映像も音楽もアフレコをしながら感嘆の声が漏れてしまうほど美しく、この作品に携わることができる喜びを感じながら、制作スタッフの皆さまにたくさんのお力をお借りしながら奮闘した思い出があります。行き詰まったときに気持ちを明るくしてくれたのは、サーラとナランバヤルの人間性、賀来賢人さんの存在、そして何より登場する犬のルクマンと猫のオドンチメグの可愛らしさでした。悶えてしまうくらい愛らしいので、劇場で堪能するのがたのしみです。私自身まだ完成したものを拝見していないので、『金の国 水の国』の世界に劇場で浸ることがとてもたのしみです。ぜひ皆さまもたのしみにお待ちくださいませ。<プロデューサー:谷生俊美・コメント>――ナランバヤル役の賀来賢人についてナランバヤルはお調子者でありながら、冷静に物事を見極める知力や人並外れたコミュニケーション力を持っています。個性強めのキャラクターを生き生きと説得力を持って演じられる役者さんを想像したとき、賀来さんにお願いできれば、と思いました。アフレコ現場で第一声を聞いたときは、ナランバヤルそのもので驚きました!ナランというキャラクターの魅力を見事に読み取っていただき、素晴らしい演技で作品を引っ張っていただき、本当に感謝です。――サーラ役の浜辺美波についてほんわかとした柔らかさと内に秘めた意思の強さを持つサーラは、その性格を表現するセリフ回しはもちろん、量も非常に多いので、演じるのが大変なキャラクターだと思います。浜辺さんの作られたサーラをアフレコ現場で聞き、繊細な感情の揺れまでも再現した多面的な表現に、一気に惹きこまれました。サーラは、こんな声だったんだな、という心からの納得感に満たされたのを覚えています。サーラは浜辺さんしかいなかったと思います!『金の国 水の国』2023年春公開
2022年07月13日女優の浜辺美波が出演する、メニコン・Miruの新CM「ハッピー音符」編が、3日から放送される。新CMでは、浜辺が小さくなった妖精として登場。「コンタクトならMiru」と軽やかに歌いながら、ピアノを演奏する姿を披露する。パステルカラーのワンピース姿でスタジオ入りした浜辺は、笑顔やコミカルな動きでスタッフを和ませるなど、終始明るい雰囲気で撮影は進行。ピアノに挑戦するシーンでは、「もう一回いいですか?」と動きを入念にチェックし、本番前まで練習して臨んでいた。■浜辺美波インタビュー――CM撮影を終えた感想を教えてください。今回は小さくなって(カウンターの)隅っこで座っていたりとか、自分が小さくなっていたのがすごく新鮮で、合成されているのを見て感激したりして、とっても楽しかったです!――CMの見どころをお願いします。「コンタクトを作る」っていう不安な表情から、店員さんとお話しするうちに明るくなっていく女子高生を見て、CMを見てくださる方と同じような気持ちで“応援する人”みたいな設定が面白いなと思っています。最初にコンタクトを目に入れる瞬間とか、自分に合ったコンタクトを探しにいく時ってドキドキすると思うので、そういう気持ちを思い出して、想像しながら演じました。CGもとってもかわいらしくて、音符の上にも乗っていたりするので、CMにいろんな見どころがあるなと思います。――浜辺さんは小さくなったら何をしたいですか?私はワンちゃんを飼ってるんですけど、「ワンちゃんの背中に乗ってみる」をしたいなと思っています。CMのサイズ感になると(手に持っているぬいぐるみを見ながら)多分これくらい? メル助くらいの大きさだと思うんですけど。多分これくらいだとワンちゃんの方が大きいので、背中に乗って一緒に散歩したりとか、アニメの映画とかで観るような左右のたてがみを引っ張って操縦して、家中を散歩したいです。
2022年06月03日俳優の大竹しのぶさんが、2022年5月25日にInstagramを更新。ありし日のような写真を投稿して話題になっています。注目を集めた姿が、こちら! この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 あどけなさが残る顔に、「あれ、若返った!?」とビックリしますね!大竹さんによると、子供の顔になれるスマホアプリを使用して、写真を加工したのだとか。かわいさに、多くの人が反応しています。・大竹さんの子供の頃のお顔は、こんな感じだったのでしょうね。かわいい!・時々、テレビ番組などで紹介されている、大竹さんの10代の姿とそっくり。・加工とはいえ、ナチュラルにかわいい。どこのアイドルかと思った。・俳優の高畑充希さんとか、芦田愛菜ちゃんに似てる!スマホアプリを使いこなし、楽しんでいる大竹さん。SNSを通して、おちゃめな一面を私たちに見せてくれました![文・構成/grape編集部]
2022年05月28日女優の浜辺美波が、20日から放送される花王「ビオレZ さらひや肌感ジュレ/シート」の新CM「さらひや肌感ジュレ編」「さらひや肌感シート編」に出演する。炎天下の街中で思わず「あち~」と声を上げてしまう浜辺。外出前に同商品を塗っていたことから「ひんやりきた~!」と感動し、汗をかくたびに「また(ひんやりが)きた♪」と心地良さそうな表情を浮かべる。■浜辺美波コメント――撮影を終えての感想をお願いします。久しぶりにノースリーブのワンピースを着用しました。CMが前向きな気持ちになるような瑞々しいシチュエーションだったので、なんだか今年の夏は外に出て汗をかきながら能動的に何かをしたいなと、夏に思いを馳せながら撮影していました。――商品を使用してみていかがですか?今回撮影ではじめて、皆さんよりひと足お先に「ビオレZ」のジュレとシートを使わせていただきました。やはり大判なシートは拭きやすい! そして何より、撮影前に商品の説明を聞いて、使用感がとても気になっていたのがジュレ! デコルテや腕に塗る朝支度シーンの本番で、あえて「さらひや肌感ジュレ」を初使用しました。時間をおいてもひんやりと風が吹いているかのような新感覚が印象的でした。――視聴者へメッセージをお願いします。汗をかきながら何かに取り組む姿は最高にたくましく素敵です。ニオイやベタつきに気をとられることなく心置きなく爽やかな汗をかけますように!
2022年04月20日岡田准一がヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警官を演じる主演映画『ヘルドッグス』に、松岡茉優、北村一輝、大竹しのぶが出演していることが分かった。松岡茉優が演じるのは、兼高(岡田さん)とバディの室岡(坂口健太郎)が所属する東鞘会・神津組のボスの愛人で、刺激大好きで挑発的なグリーンヘアの吉佐恵美裏。松岡さんは「台本を読んだ時に、私が平成生まれで、女性だからこそ、今の新しい価値観の子たちが見たときにギャップを感じない、さらに共感を得るキャラクターにできたらいいなと思いました。恵美裏は魅力的で頭が良くて、私も憧れてしまうような女性です」と役について明かし、艶っぽさと怪しさをあわせもった恵美裏のビジュアルについては「赤いリップを引きたいと思ったんです。口紅が赤なら髪は補色の緑だと、ちょっと目で追っちゃう色合いだなと思って。赤の補色であれば、最初は青ということも考えましたが、ゆっくり青緑になっていき、最終的に緑の髪色になりました」とこだわりも語っている。松岡茉優また、兼高と室岡のボスで、東鞘会最高幹部である東鞘会三羽烏の一人、任侠100%の人情組長・土岐勉を北村一輝。東鞘会へ恨みを抱え、マッサージ師として組織内部にも入り込む潜入捜査員の連絡係・衣笠典子を大竹しのぶが演じる。北村一輝土岐は、全身に龍の和彫りの刺青を入れ、ヴィンテージのバーバーチェアで行う散髪タイムを大事にする兼高の親父(オヤジ)。「最初に脚本を読んだ時はハードボイルド、男の世界の話なんだと思いました。自分にとっても本当に久しぶりで、少し懐かしいなと思いながら読ませていただいて。その中で土岐という、人間性が結構かっこよかったりする、筋が通っていて、非常に魅力的な役だなと思いました」と印象を述べた北村さん。警察と兼高を繋ぐ重要な役割を担いながら、東鞘会にも出入りをしている謎の存在を演じる大竹さんは「撮影は緊張感があり、映画を撮ってるんだなって実感することが出来ました」とふり返り、岡田さんについては「全然変わらず、初めてご一緒した当時に戻ったみたいで楽しかったです。『全く変わってないね』と話したら、私も変わってないと言われて、撮影の合間は色々な思い出話に花を咲かせました」と再会を喜んだという。大竹しのぶ見どころについては「アクションというのはなにも戦ってだけのシーンではなく、全体的な動きであったり、その空気感というのを、監督がこだわっていたりしましたので、そこは僕も個人的に見てみたいところです」(北村さん)、「本当に岡田さんの、日本人最強の動きが随所に、そして今回はもう右にも左にもとても強いキャラクターだから、最強っぷりが堪能できますし、それに食らいついている坂口くんがまたミステリアスで、対比がすごく良いんです!」(松岡さん)と明かし、大竹さんも「台本を読むと、とても怖いシーンが次々に出てくるんですけれど、先を読まずにはいられない気持ちにさせられます。出てくるキャラクターも、みんなどこか寂しくて魅力ある人たちなので、とにかく楽しみにしてほしいなと思います」と呼びかけている。『ヘルドッグス』は9月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ヘルドッグス 2022年9月16日より全国にて公開©2022 「ヘルドッグス」製作委員会
2022年04月04日4月1日公開の映画『やがて海へと届く』のプレミア試写イベントが20日、都内で行われ、岸井ゆきの、浜辺美波、杉野遥亮、中川龍太郎監督が出席した。彩瀬まるの同名小説を、国内外で注目されている中川龍太郎監督が映画化した本作。突然いなくなった親友・すみれ(浜辺美波)を想い続ける主人公の真奈(岸井ゆきの)が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を描く。公開を間近に控えたこの日はプレミア試写会が行われ、上映後にキャスト陣と中川監督が登壇して舞台あいさつが行われた。主人公の真奈を熱演した岸井は「この映画は"喪失と再生"の物語ですが、生きていたら悲しい気持ちは絶対にありますが、悲しい気持ちのまま悲しみに浸かろうと思えばいくらでも浸かれます。悲しい気持ちでいいから他の感情を探しながら楽しくしていただきたいと思っているので、それを伝えたいと思ってこの映画を作りました。そういう気持ちが届いたらと思っています」とアピール。岸井とドラマで共演したことはあるものの、本格的な共演は本作が初めてだという浜辺は「感性が素敵だから仕草や表情に魅力が溢れる愛おしさがあり、そういう人柄なんだな~と素直に憧れを抱きました」と絶賛すると、岸井は「多分アホなだけだと思います」と照れ笑いを見せた。劇中の内容や3月という卒業シーズンにちなみ、「卒業したこと、したいことは?」という質問に「教習所を卒業しました。もう運転をしています。卒業してから開放的というか、何もかも許された感じですね。先生が助手席にいないで走るのは本当に怖いので、そこから卒業したいです」と岸井。「卒業が羨ましいですね。私も(免許所得が)目標です!」と語った浜辺は「ぐちゃぐちゃで物が散らばっていた生活だったんですが、片づけて机の上がキレイになりました。だから気持ちがまっさらです」と机の上に散らかっていたDVDや手紙の書きかけ、台本などを片付けて気分も晴れやかだという。一方の杉野は「この前まで現場に行く時はジャージやサンダルに貰ったTシャツを着ていく毎日でしたが、それを止めてオシャレをするようになりました」と明かし、その理由を「格好いいから(笑)。(オシャレをしてから)しっかり気持ちが入るようになりましたね」と明かしていた。映画『やがて海へと届く』は、4月1日より全国公開。
2022年03月21日女優の浜辺美波が17日、都内で行われた資生堂「エリクシール ファースト エイジングケア 新ミューズ発表会」に出席した。同ブランドの新ミューズを務める浜辺が、透明感あふれる純白のワンピースで登場。「いろんな候補の中から、エイジングケアをイメージした真っ白のものを選ばせてもらいました」と衣装のポイントを明かした。また、事前にTwitter上で行われたキャンペーンでは、新ミューズのヒント画像を公開。自身が手書きしたという似顔絵について「全体的に特徴的で、上手いというよりは下手なところがポイント。似てるかといわれると似てない……(笑)」と笑いを誘い、「やっぱり100点かなと! そのときの全力ですし、今書いても私の全力はこれ。私の中の100点のイラストになっています」と自信をみせた。あわせて公開された幼少期の写真に「6、7歳頃」と補足し、「七五三のときなので7歳はいってないんじゃないかな……」と推測。当時を思い出し、「とっても恥ずかしがり屋で泣き虫なところがありました。これも写真スタジオで撮ったんですけど、うまく笑えていないところに緊張が現れているなと思います」と懐かしんだ。さらに、新ミューズ就任を記念してコラボポーチ付きで発売されることが明かされ、愛犬・ポメラニアンのぽぷちゃんのイラストが入ったポーチを手にした浜辺は「とっても似ていて、かわいらしい! 女の子なんですけど眉毛が凛々しかったり、アイラインのような模様とか口の周りが黒いところが似ているなぁ」と高評価。そして「疲れてお家に帰るといつも迎えてくれて、癒される存在です。いつも一緒に居られるわけではないので、お仕事のときはこのポーチでぽぷちゃんを持ち歩いて元気と癒しをもらえたらいいなと思います」と愛犬への愛情をのぞかせた。
2022年03月18日フランスを代表する世界的なシャンソン歌手エディット・ピアフ。彼女の人生を、その名曲の数々と共に描く『ピアフ』は、2011年に栗山民也演出のもと、大竹しのぶが初めて演じて以来、「ピアフが大竹しのぶに舞い降りた!」と多くの称賛を受け、上演を重ねてきた。2016年には第67回紅白歌合戦で「愛の讃歌」を熱唱。2018年にはピアフ楽曲をCD化した『SHINOBU avec PIAF』をリリースするなど、公演ごとに自身が演じる“ピアフ”像を深化させている大竹しのぶに、本舞台の魅力と、5度目となる再演への思いを聴いた。エディット・ピアフとの出会いは、20歳のとき中村勘三郎(当時・勘九郎)が貸してくれた1冊の本『わが愛の讃歌─エディット・ピアフ自伝─』。それから美輪明宏の『愛の讃歌〜エディット・ピアフ物語〜』や、ロンドンで本作のオリジナル舞台『ピアフ』を観て、“すごい人”だとは思っていたが「まさか自分が演じることになるとは思ってもいなかった」と振り返る。貧民街で生まれ、路上で歌っていた10代から、歌手として認められ、情熱的な恋に身を焦がした若き日。そんな“バラ色”の日々もつかの間、最愛の恋人の死、2度の交通事故、モルヒネ中毒…と、さまざまな悲劇に見舞われた壮絶な人生が、舞台では短い場面の連続で一気に描かれていく。「ピアフのジェットコースターのような人生を、目の前でお見せできるのが舞台の醍醐味。彼女の恋や絶望を、生の肌感覚で一緒に感じとっていただけると嬉しいです。どんなことがあろうと、人を愛することと、愛を与えることを忘れず前に進んでいったピアフは、まるで愛の塊のような存在。舞台を通して、そのエネルギーを皆さんと共有できればいいなと思っています」。大竹は劇中で『愛の讃歌』『バラ色の人生』『水に流して』など多数のナンバーを披露。「物語にそって流れていく楽曲が、この舞台の大きな要素。歌にはお芝居とはまた違う力があると思います。だからこそ、みなさんの心に届くよう、きちんと歌わなければという使命感は強いですね」と意気込む。「初演よりも再演、再演よりも再々演と、やればやるほどハードルは高くなっていくので、5度目となるともう本当に…頑張るしかないです」と笑顔で締めくくった大竹。ピアフとして生き、ピアフとして歌う大竹の“魂の舞台”に期待が高まる。公演は、3月18日(金)まで東京・シアタークリエ、3月25日(金)~28日(月)大阪・森ノ宮ピロティホール、4月1日(金)~10(日)福岡・博多座にて。博多座での上演は今回が初となる。チケットは発売中。
2022年03月08日女優の大竹しのぶが2月23日、東京・日比谷のシアタークリエで行われた主演舞台『ピアフ』のゲネプロ及び取材会に出席した。フランスの国民的歌手であるエディット・ピアフが歩んだ波乱の人生を描く本作。4年ぶり5度目の上演となり「栗山(民也)さんの新たな演出のもとで、新鮮な気持ちで臨みたい。こういう状況だからこそ、劇場に来てくださる皆さんのためにも、良いお芝居にしなければ。愛って本当にすばらしいということをお届けしたい」と意気込みを語った。シアタークリエに続き、福岡・博多座での大千穐楽をもって、上演200回目を迎えるが、大竹本人が「へえ~!」と驚いた様子。感想を求められると「(数字は)関係ない」と即答し、「1回1回、今日よりも明日をより良い状態に持っていければ。こういう状況ですから、明日どうなるかもわからないですし。201回目?だから、そういうの(意識)はないです」と女優としての矜持を示した。また、「せっかく博多に行くのに。おいしいものが食べたいです。その頃までに、元の世界に戻ってほしい」と願いも明かした。栗山民也演出のもと、大竹が初めてピアフを演じた2011年以来、「ピアフが、大竹しのぶに舞い降りた」と熱い支持を集め、2013年、2016年、2018年公演も盛況を博した。今回はピアフが愛する男性陣が新キャストとなり、中河内雅貴(ピアフと最も熱い恋をしたボクサー、マルセル・セルダン役)、上原理生(シャルル・アズナブール役)、竹内將人(ピアフに見出だされた歌手・イヴ・モンタン役)、山崎大輝(ピアフの生涯最後の恋人・テオ・サラボ役)と実力派が集結した。コロナ禍での稽古について、大竹は「マスクをつけてのお稽古はもちろんですけど、稽古が終わったらすぐ撤収しないといけないですし、一緒にご飯を食べたり、飲みにも行けない」と明かし、共演陣との親睦に苦心した様子。「だから、恥ずかしがっている時間はなくて、最初からオープンな気持ちで皆さんとは向き合っています。無理やりじゃないですけど(笑)、まるでピアフのように、いきなり『あなたが好きです、愛してください』って」と振り返った。報道陣が共演陣に対し、大竹の“座長ぶり”を問いかけると、大竹は「正直に言ってごらん!」。上原は「お芝居がうまくできないとき、しのぶさんがすっと来て『落ち込む必要はない』って言ってくださった」と感謝し、中河内も「大竹さんの姿を見て、自分から動こうという活力をいただいている」と敬意を表していた。取材・文・写真(会見写真)=内田涼『ピアフ』作:パム・ジェムス翻訳:常田景子演出:栗山民也<東京公演>2022年2月24日(木)~3月18日(金)会場:シアタークリエ<大阪公演>2022年3月25日(金)~3月28日(月)会場:森ノ宮ピロティホール<福岡公演>2022年4月1日(金)~4月10日(日)会場:博多座
2022年02月24日舞台『ピアフ』の公開ゲネプロが23日に東京・日比谷シアタークリエで行われ、大竹しのぶ、中河内雅貴、上原理生、竹内將人、山崎大輝が登場した。同作は仏歌手エディット・ピアフの人生を、パム・ジェムスが戯曲化し、2011年に栗山民也演出の元、大竹により日本で初演を迎えた。4年ぶり5度目の上演で、ピアフと熱い恋をしたボクサーのマルセル・マルダンを中河内、ピアフが見出す歌手シャルル・アズナブールを上原、イヴ・モンタンを竹内、20歳年下の生涯最後の恋人テオ・サラボを山崎が演じる。5度目の挑戦に、大竹は「栗山(民也)さんが新たに細かく演出をつけてくださっているので、また新しい気持ちでやっているし、新しいキャストとも一緒なので、すごい新鮮な気持ちです」と心境を表す。コロナ禍での稽古については「すぐに撤収しなければいけないのと、一緒にご飯を食べに行くとことやお酒を飲みに行くことが全くできていない状況なので、恥ずかしがったりとか、グズグズ言ってる時間はなくて、最初からオープンな気持ちにならないと、もう無理。だから無理矢理でも仲良くして、いきなり『あなたが好きです、愛してください』という、ピアフと同じように人間関係を作ってる」と明かした。さらに大竹は「ごはんとか食べなくても、きちんとお互いに芝居ができればこんなに仲良くなれるし、信頼し合えるチームになれるんだということがわかりました。そういう状況でもいいものを作らなくてはいけないし、こういう状況でもチケットを買ってくださる人に、やっぱり『来てよかった』と思わせなくてはいけないので、ハードではありますけど、私たちは届けたいなと思います」と意気込む。座長としての大竹について、山崎は「遠慮しちゃうところがあるなと思いつつ、ぶち壊しに来てくださってるのを感じて、何て器の大きい方なんだと思いながら稽古をしています」、竹内は「すごく優しく声をかけてくださって、本当にありがとうございます」と感謝。上原は「うまくできないことがあるんですけど、そういうときに稽古場でしのぶさんがスッと来て『落ち込む必要は全然ないし、みんなで最後まで一緒になって頑張って作ってくものだから気にしないで頑張ろう』とパッと声をかけてくれたことがすごい印象的」としみじみし、中河内も「大竹さんは残って稽古をされてるので、自然と僕らも残って見届けてしまう。そういう姿を見させていただいていたので、活力をいただいた」と様子を語る。共演者に声をかけることについて、大竹は「じっくり観察しようとかは思わなくて、一緒に芝居をしていたら絶対に『今日は元気がないな』とか『演出家に言われて落ち込んじゃうのかな』とか、わかる。若い子を見てやろうとかそういうことは全くないです。いい芝居を作りたいというだけかな」と説明。また「残って歌のお稽古してるのを見てくれているのは嬉しいし、逆に私もエネルギーをもらいました。そういう稽古場ってありそうでないから嬉しい」と振り返った。福岡・博多座で上演200回を迎えることを教えられると、大竹は驚きつつも「関係ない! もう、1回1回なんです。本当に。今日のゲネがどうなるか、明日どうなるかという感じだから、まったく関係ない」ときっぱり。200回以降、次回上演についての意欲を尋ねられると、「だから、ない! そんな明日のこともわかんないし! 今、今、今!」と訴えていた。東京公演は日比谷シアタークリエにて2月24日~3月18日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて3月25日~28日、福岡公演は博多座にて4月1日~10日。
2022年02月23日女優の浜辺美波、俳優の吉沢亮が出演する、ロッテ「ガーナチョコレート」の新WEB動画8編が1日に公開された。一部店頭などで先行公開している「ドライヤーガーナ」編と「ハートぶち抜きチャレンジ」編に加え、「ガーナドレス」編、「痛チョコ」編、「チートデー」編、「有給」編、「マザチョコ」編、「214km」編は、“バレンタインのせいにして”、もっと自由にバレンタインシーズンを楽しもうというメッセージを伝えるWEB動画。浜辺が500枚もの商品パッケージで作られたドレスを着こなしたり“推し”へチョコを捧げたり、吉沢がゲームを楽しんだりバイクに乗ったりと、ラップ調の台詞と共にさまざまな姿を見せている。今回は別々のスケジュールでの撮影となった2人。2月1日に誕生日を迎える吉沢へ、浜辺が合間にチョコペンでメッセージを書くことに。「ハッピーバースデー byべー」というメッセージを書き上げた浜辺は「吉沢さんと名前を呼び合う機会があまりないですが、『みなみ』も違うし、『はまべ』もちょっと距離があるので、中間をとって『べー』にしました。ぜひ、私のことを『べー』って呼んでくれたら、嬉しいなって思っています(笑)」と呼びかけ、「吉沢さんお誕生日おめでとうございます。2月は舞台などでお忙しいかと思いますが、28歳としての抱負をお聞かせください。これからもお体には気をつけてお仕事頑張ってください」と祝った。浜辺のチョコメッセージを付けた特製ケーキに感激した吉沢。「でも『べーちゃん』って呼んでっていう割には、(僕のこと)吉沢さんって言うんですね。ちょっと寂しかったですが(笑)」と笑顔でつぶやきつつも「浜辺さん、いや、ここはバレンタインのせいにして、べーちゃんと呼ばさせていただきたいと思います」と宣言。28歳の抱負を「そろそろ大人になっていく歳ということで、しっかり仕事の面もプライベートの面も充実させて、人間としてちゃんと成長できるような1年にしたいなと思います」と述べた。
2022年02月01日歌手エディット・ピアフの愛と歌で彩られたドラマチックな人生を描く、大竹しのぶ主演舞台『ピアフ』(演出:栗山民也)が2022年2月24日から日比谷シアタークリエほかで開幕する。1月13日、東京都内で製作発表があり、大竹のほか、梅沢昌代、中河内雅貴、竹内將人、山崎大輝が登壇して、取材に応じた。大竹は2011年に主演してから、今回で5度目の挑戦。「何回もやれば慣れるかなと思っていても、やればやるほどプレッシャーが大きくて。やるからには前よりもいいものを作らなくてはというプレッシャーもありつつ、初演から一緒にやっている梅ちゃんこと梅沢昌代さんはじめ、また新しいキャストと一緒に、また新しいピアフに出会えたら」と決意を話す。一方で、大竹が「年をとった分、若い人との年の差が激しくなって、どうもすみませんと言う感じ」と自嘲する場面も。それに対して、初演からタッグを組む梅沢は「初演から(自分自身、少女には)見えていない。10年なんてクソくらえ」と笑っていた。長年、ピアフと向き合う中で見方が変わった部分があるかと尋ねると、大竹は「教えられている部分がすごくある。『あたしが歌うときは、あたしを出すんだ。全部まるごと』というセリフがすごく好き。一瞬一瞬、全部愛を捧げるという生き方には、いつも教えられている。それと同時にいつも孤独を抱えていて。孤独と愛の繰り返しという感じ」と語った。ピアフとの愛に生きた男性たちを演じる新キャスト。「愛に生きた生涯」についてのコメントを求められると、中河内は「(演じる)マルセルは妻子がいながらもピアフに心を寄せていた人物。ピアフを心の底から信頼して、お互いがお互いを支え合っていたと思う。魂と魂が深く絡み合う、真剣で純粋で誠実な愛」と熱心に話し、竹内は「ピアフが苦しんだ分だけ、その感情がピアフの呼吸や唇に乗って、お客さんに届いた。愛した男性たちなしに、この伝説的なピアフはなかったのかなと思う」と鋭く分析。山崎は「月並みな言葉になってしまうが、愛の力はすごい」などと緊張気味に話していた。東京公演は2月24日(木)から3月18日(金)まで日比谷シアタークリエ。大阪公演は3月25日(金)から3月28日(月)まで森ノ宮ピロティホール。福岡公演は4月1日(金)から10日(日)まで博多座。東京公演はチケット発売中。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年01月17日舞台『ピアフ』の製作発表が13日に都内で行われ、大竹しのぶ、梅沢昌代、中河内雅貴、竹内將人、山崎大輝が登場した。同作は仏歌手エディット・ピアフの人生を、パム・ジェムスが戯曲化し、2011年に栗山民也演出の元、大竹により日本で初演を迎えた。4年ぶりの5演目の上演で、初演以来ピアフの親友トワーヌを演じる梅沢に加え、ピアフを取り巻く男性に新キャストとして中河内、竹内、山崎が登場する。同作へついての思いを聞かれた大竹は「次があるとは思わないでいつもやっているので、毎日『今日1回だけ』と無我夢中でピアフの人生を3時間生きるということしかない」と心境を表す。「経験を積めば積んだだけ、愛の深さなどはわかるかなと思います」と言いつつも、「若い人との年の差が激しくなって『どうもすいません』という感じ。ねえ梅ちゃん、とても困るよね。少女なんですよ。誰も見えないですよね」と梅沢に話を振ると、梅沢は「初演(2011年)から見えてないから、10年なんてくそくらえ」と頼もしい言葉。ピアフを取り巻く俳優陣について、大竹は「うちの息子よりも若いんですよ。どうしよう。でもいいや、ピアフもそうだったから」と自分で納得していた。ピアフの恋人でボクサーのマルセル・セルダン役の中河内は「マルセルは妻子がいながらもピアフに心を寄せ愛していたという人物で、心の底からピアフを信頼して打ち解け合っていた。お互いがお互いを支え合い、やっとひとりぼっちじゃなくなるような瞬間が、2人の中にあたたかい愛としてあったんじゃないかな」と分析。ピアフが見出した歌手のイヴ・モンタン役の竹内は、ピアフについて「とても皮肉な人生だなと思います。もしピアフが本当に幸せに1人の男性を愛し切って、ここまでいろいろな苦しみがなかったとしたら、遥か遠く離れた国でミュージカル化されるくらい伝説的な歌手になっていたかな? と思いますし、苦しんだ分だけ感情がピアフの呼吸や唇に乗ってお客さんに届いたのかなと思う」と語る。「愛した男性達なしに伝説的なピアフはなかったのかな」と思いを馳せた。ピアフより20歳年下で生涯最後の恋人となるテオ・サラポ役の山崎は「愛の力は本当にすごいもので、僕が演じるテオがピアフと結婚したのが26歳の時。僕自身も26歳で、僕のこの時に、あれだけの病にもかかっている年上の方に……」と率直な感想で、キャスト陣も思わず笑ってしまう。「『僕が治す』といった言葉もあったそうで、その心意気に今からならなければいけないんだなということを、稽古に入る前から考えておりました。まとめますと、愛の力はすごい」と締めていた。そんな3人の言葉を聞いて、大竹は「役に対する思いを聞いていて『大丈夫だな』と思いました。舞台上で3時間接するわけですけど、本当の愛をお互いに感じ合わないとお芝居ができないと思うので。私も明かりとか当たってるから大丈夫だと思うし、思いっきり愛すので愛してほしいと思います」と語りかける。中河内は「いやもう、最上の愛で返しますよ。こうしてお芝居の中でも初めましてから始まり、深いところまでいくのが芝居の醍醐味でもありますし、いろいろな変化を楽しみながら感情を出し合うキャッチボールが大好きなので、大竹さんとしっかりと愛を結びたいと思います」と返し、「この期間だけは妻よりも愛していきます」と宣言。竹内も「今までのどの愛よりも強い愛で」、山崎も「(テオは)ピアフに憧れを持った状態で初めてお会いするわけなので、愛の度合いとしては僕がマックスの状態から愛を与えたいと。受け取ってもらえるように頑張ります」とそれぞれに誓った。なお、同作には俳優の前山剛久が出演する予定だったが、活動休止による降板が発表されていた。前山についてどう受け止めたか聞かれた大竹は「受け止めると言っても、お会いしたこともない方なので、わからないんです」と回答。また、故・神田沙也加さんについての思いを尋ねられると「むやみにコメントできるようなことではないので」と誠実に答えた。東京公演は日比谷シアタークリエにて2月24日〜3月18日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて3月25日〜28日、福岡公演は博多座にて4月1日〜10日。
2022年01月13日女優の浜辺美波が16日、都内で行われた「VOCE ベストコスメアワード2021」に出席。Matt、丸山礼、神崎恵、宇垣美里もゲスト出演した。同賞は、今年で創刊24周年を迎えた美容雑誌のパイオニア「VOCE(ヴォーチェ)」が主催する、数あるベストコスメのなかでも最も権威と反響があるアワードで、いわば"ビューティ界のアカデミー賞"。65名の"美容のプロ"が、2021年に発売したすべてのコスメに"ヤラセなしのガチンコ採点"を実施。審査員は名前と得点を公開し「誰がどのコスメに何点入れたか?」まで公開し、その年もっとも優秀なコスメを選出・発表する。同アワードの特別賞である『最も美しい人』を受賞した浜辺は「この賞があることを知ってからずっとVOCEさんで拝見していたので、まさかこのタイミングで選んでいただけるとは思っていませんでした」と驚き、「事務所の先輩方も選ばれている賞なので、お姉様方のように内面からにじみ出る美しさを追求して、見習っていきたいなと思います」と目を輝かせた。また、この日のファッションのポイントを聞かれ「クリスマスが近いということで、赤い色を着たいなと思って少し透け感のあるドレスを選びました」と紹介した浜辺は、今年のクリスマスの過ごし方を尋ねられると「1月からドラマがスタートするので、みんなでドラマの撮影を精一杯やっています」と明かし、クリスマスプレゼントとしてほしいものについて聞かれると「酵素玄米を作れる炊飯器が何かの拍子に届いたりしないかなと思って(笑)。自分の一手(クリック)なのか、家族からなのか。楽しみです」と本音を明かして報道陣の笑いを誘った。2021年はどんな1年だったか尋ねられると「自分の中でも考える時間だったり、リフレッシュできる時間が取れた1年だったので、これからも前のめりに前向きにお仕事をしていきたいと思えた、充実した楽しい1年でした」と充実した表情を浮かべ、2021年を漢字1文字で表現するようお願いされると「『整』です。心の整理もできて、これからどうお仕事でやっていきたいかとか、スッキリと自分の中で整うことができた1年だったなと思いますし、2022年に向けてやり残したことはないなと思えてスッキリと整いました」と答えた。続けて、『今年の大活躍を伊勢エビでお祝いしたい芸能人(マルハニチロ調べ)』で1位に選ばれたことが話題に上がると「私も(同ニュースを)ネットで見たんですけど、たぶん名前だけですよね(笑)。名前が全力で海だからということとで選んでいただいたと思うんですけど、石川出身ということで海産物にはご縁があるので、これからもいろんな海の幸を食べて、一緒に食べたいなと思っていただけるように、美味しくいただく気持ちを忘れずに過ごしたいなと思います(笑)」と語った。さらに、2022年に美容でチャレンジしたいことを聞かれると「最近、あまり運動ができていなかったので、ジョギングなど自分からできることから始めたいと思います。ちょっとした筋肉をつけて美しいボディラインであったり、健康な心を手に入れたいなと思います」と意欲を見せ、女優としては「まずは1月に始まるドラマで医療ものに初挑戦させていただくので、しっかりと白衣をまとって新しい役柄にチャレンジしていきたいなと思いますし、いろんなことが吸収できるように、これから控えている作品に向き合っていきたいなと思います」と言葉に力を込めた。加えて、2022年に初挑戦してみたいことを尋ねられると「1人温泉旅行に行きたいなと思っていて、電車に乗って1泊2日でもいいので弾丸で旅行に行って、本とかだけ持って行って、景色を見ながらボーッとして、頭の中をリフレッシュするみたいな時間を作ってみたいなと思います」と笑顔を見せた。
2021年12月17日俳優の浜辺美波さんを主演に迎えた、関西テレビ・フジテレビ系の新ドラマ『ドクターホワイト』に、アイドルグループ『Kis-My-Ft2』の宮田俊哉さんが出演することが発表されました。『ドクターホワイト』あらすじ豊富な医療知識があるものの医師ではない、正体不明の主人公・雪村白夜が、「それ、誤診です!」と病名をくつがえして患者の命を救っていく、新感覚の医療ミステリードラマである同作。原作は樹林伸氏の小説『ドクター・ホワイト千里眼のカルテ』『ドクター・ホワイト神の診断』で、医療ドラマとしての見ごたえはもちろん、クスッと笑えるエンタメ感もたっぷりだといいます。また、主演の浜辺さんのほか、わきを固めるのは豪華俳優陣。俳優の柄本佑さん、瀧本美織さん、勝地涼さん、片桐仁さんら、個性豊かな俳優陣が集結します。『ドクターホワイト』での宮田俊哉の役どころは?今回、追加キャストとして発表された宮田さんが同作で演じるのは、捜査二課の刑事・奥村淳平。刑事としては優秀ではあるものの、不器用で二課の『はぐれ者』的な存在という役どころです。宮田さんは出演決定にあたり、動画でコメントを寄せています。 #宮田俊哉 さんスペシャルな✨コメント動画いただいてます♀️ので…みなさまに、お届けします!いつも、ありがとうございます♪ #ドクターホワイト #1月17日スタート #15分拡大 #浜辺美波 #柄本佑 #瀧本美織 #岡崎紗絵 #勝地涼 #片桐仁 #高橋努 #高橋文哉 #宮田俊哉 #小手伸也 #石坂浩二 pic.twitter.com/OAMfXjfUdY — 『ドクターホワイト』公式 (@dr_white2022) December 8, 2021 個性豊かな俳優たちが織り成す、新感覚医療ドラマ『ドクターホワイト』は、2022年1月放送開始予定です。[文・構成/grape編集部]
2021年12月10日女優の浜辺美波が出演する、エイチームエンターテインメント/スクウェア・エニックス『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER(ファイナルファンタジーVII ザ ファーストソルジャー)』の新CMが14日より、関東・関西・東海にて放送される。新CMでは、スーツ姿の浜辺が登場。面接会場で「ぜひ、御社のグローバル展開に」と意気込みを語っていると、窓の外にヘリが現れ、面接官から「すぐに、現場に出られますか?」と尋ねられる。「え?」と驚く浜辺はいつの間にか、ゲーム中に登場するソルジャー候補兵の衣装姿に。さらに兵士たちに囲まれ、気づけばヘリに乗せられている浜辺。「えー!」と絶叫したのち、「今度の戦場は、FFVIIだ」というセリフを伝えながら、戦いが繰り広げられる戦場に降り立つ――。
2021年11月11日