娘の3歳のお誕生日会。奮発してレストランのデリバリーのごちそうを楽しんだあと、食後にケーキを食べようと娘に声をかけると、顔に異変が……! 予想外の症状に、私は手が震えるくらい焦ってしまいました。娘が初めて食物アレルギーになってしまった体験談です。※訂正:(誤)ビザやパスタも大好き!→(正)ピザやパスタも大好き! アナフィラキシーショックの診断病院に着くころには唇が紫色になっていて、看護師さんに見せると、「大変! すぐ先生呼ぶから」と言われました。 診断結果はアナフィラキシーショック。2時間ほどで症状は落ち着きましたが、かなりひどいアレルギーだったと医師に言われ、同じことがあったらすぐに救急車を要請するようにと指示されました。 その後の検査で、娘はくるみアレルギーだとわかりました。チーズピザの上にくるみが乗っていたのが原因です。突然発症したアレルギーに、私はとても焦ってしまいました。子どもの異変は予想外に起こるんだなと痛感しました。家族のおかげで冷静に対応できたと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2024年03月05日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。【LINE】浮気夫の味方をして私を追い出した実の娘主人公は夫の浮気が原因で離婚しました。主人公には娘がいたのですが、娘は終始夫の味方で…。さらには「あんたなんか、もうママじゃない」と絶縁宣言。それから5年の月日が経ったときのことです。ある日突然、絶縁したはずの娘から連絡がありました。娘は弟が生まれて以来、両親から邪魔者扱いをされており…。寂しさとお小遣い欲しさに「既婚者の男性と関係を持った」と言います。その後、男性の妻にバレて、慰謝料を請求されたとのこと。主人公が社長業をしていることをどこからか聞きつけ…。娘は「社長なら早く教えてよ」と不始末の処理を依頼してきたのです。断る主人公出典:Youtube「スカッとドラマ」しかし、主人公は「お断りします」と即答。問題さあ、ここで問題です。直後、娘に対して主人公はなんと言ったでしょう?ヒント主人公は「娘との縁は切れている」と思っています。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:Youtube「スカッとドラマ」正解は「二度と会いたくない」でした。主人公は娘へ「あのとき、あなたへの愛は消えました」と告げます。その発言に娘は「無理矢理でも会いにいってやる!」と激怒。すでに主人公は別の家庭を築いており、継子もいたのですが…。見かねた継子が主人公に代わって娘へ返信したのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年03月04日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。【LINE】浮気夫の味方をして私を追い出した実の娘主人公は夫の浮気によって離婚をした兼業主婦です。離婚後、娘が夫についていくと言い出したので、主人公は何度も娘に確認をしました。思春期の娘は、父親の浮気を毛嫌いすると思っていたのですが…。娘はむしろ夫の浮気相手に好感を抱いていました。その理由は、以前から主人公に秘密で、何度も夫の浮気相手に会っていたからです。さらに娘は口うるさい主人公と離れることができて、せいせいしているようで…。主人公に対し「あんたなんかもうママじゃない」と吐き捨てたのです。5年後のこと…出典:Youtube「スカッとドラマ」それから5年後のことです。主人公のもとに突然、娘から連絡がありました。「久しぶり!嬉しい?」という娘に対し「いや…赤の他人ですけど…」と返答する主人公。すると娘は「ひどーい」と言いながら話を流し、助けてほしいことがあると言い出します。話を聞くと娘は弟ができてからというもの両親に冷遇されていると言いました。「今なら一緒に暮らしてあげられる」と同居を提案。しかし、主人公は娘の提案を拒否して…。問題さあ、ここで問題です。娘から「一緒に暮らしたい」と言われた主人公。主人公が提案を断る理由とは?ヒント主人公にはすでに同居している人物がいました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:Youtube「スカッとドラマ」正解は「愛しい娘と暮らしているから」でした。主人公は再婚しており、再婚相手が連れてきた子どもと暮らしていたのです。その子どもを心から愛おしいと思っていた主人公。娘に「あなたのことを愛しいと思わない」と言い放つと、娘は絶句するのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年03月01日娘が1歳ごろの話です。用事があった私は、夫に娘の子守りをお願いして出かけることに。娘に育児用ミルクを飲ませた私は、夫にそのことを伝えて「遊んでいてね」と言って出かけました。そして2時間ほどして帰宅した私。目に入ってきた光景に私はあ然としてしまいました……。 なんでそうなる!?用事から帰宅した私。ふと見るとテーブルに哺乳瓶が置いてありました。気になって、なぜ哺乳瓶が置いてあるのかを夫に尋ねると、「あまりにも激しく泣くから、おなかがすいたのかと思ってミルクを飲ませた……」とのこと。私が出かける前に娘に育児用ミルクを飲ませているのを見ているのにもかかわらず、どうして夫がそのような考えにいたるのか、私にはわかりませんでした。 きっと、娘は眠くなって泣いていたのでしょう。夫には、子どもはおなかがすいたとき以外にも、暑い・寒い、眠いなどの理由でも泣くことがあることや、離乳食や補食のおやつは時間をあけて決まった時間にあげていることなどをしっかり説明しました。 私がいない間の出来事で焦りもあったと思いますが、夫は子育てにも積極的だったので、ミルクをあげたばかりの娘にまた飲ませるとは思いもよりませんでした。夫がほかの対処方法を自分で考え出せなかったことは正直ショックでした。 けれどもこの一件以降、夫が同じ過ちを繰り返すことはなく、わからないことがあると私にすぐに質問をしてくれるようになりました。今は私も説明不足だったことを反省しています。このときは衝撃を受けたものの、こうやって失敗も経験しながら親としてお互いに成長していくのだなと思っています。 ※育児用ミルクは母乳に比べて消化に時間がかかるので、多く与え過ぎたり、間隔をあけずに与えたりすると、嘔吐や消化不良のおそれがあります。育児用ミルクを与える場合は、おおよそ3時間あけるようにしましょう。 イラスト/ぽん子監修/助産師 松田玲子著者:木下千子
2024年02月29日毎日意欲的に私のお手伝いをしてくれる3歳の娘。私はそのことがうれしく、私からも積極的にお手伝いをお願いしていました。そんなある日の朝食後、私は娘に「踏み台を使って牛乳を冷蔵庫に入れてもらえるかな?」とお手伝いを頼んだのですが……。 突然響く娘の叫び声!?お手伝いを頼まれた娘はうれしそうに「はい!」と返事をしてくれました。娘が牛乳を片付けている間、私はテーブルの上を片付けます。「ママ! できたよ!」と報告があり、私は「ありがとう。ママ助かった」と返事。すると娘は満面の笑みを浮かべて喜んでいました。 ほどなくして朝食の片付けが終わり、リビングでゆっくりしていると、台所から突然「ママー! ジャージャーだよ!」と大慌てで叫ぶ娘の声が! 一体なにごと!? と思い急いで駆け付けると、なんと冷蔵庫のドアが少し開いていて、その隙間から牛乳がたくさん流れ出ていたのです。どうやら娘は、開封済みの牛乳パックを横向きにして片付けていたそう。自分のお手伝いが失敗だったことがわかり、ショックで涙を流す娘……。私は落ち込む娘の姿を見て、「ごめんね、ママが片付け方をしっかり言ってなかったもんね」と言い、伝え方が悪かったことを反省しました。開封した牛乳は縦にして片付けるという大人にとっての当たり前は、3歳の娘にとっては当たり前ではなかったのです。今後も娘に楽しくお手伝いをしてもらうために、娘にもわかる伝え方をしないといけないなと感じた出来事でした。 作画/ひのっしー著者:こばたあかり
2024年02月29日夫と小学3年生の娘との3人暮らし。共働きのため、なかなか娘と過ごす時間が取れないのが私の悩みでした。娘がだんだん難しい年ごろになっていくため、その前に親としてしっかりコミュニケーションを取っておきたいと思っていました。しかし、自分勝手な夫は、夫と娘だけお休みという日に部屋にこもって断捨離に励み、ひとりでリサイクルショップにでかけるなど、娘との貴重な時間を無駄にしてしまうこともしばしば。 私は夫に注意をしていたのですが、遊園地の約束があるから大丈夫と言ってまったく気にしていませんでした。夏休み1番の思い出が…夫と娘が遊園地へ遊びに行く日。夏休み1番の思い出にするんだと、夫は張り切ってでかけていきました。娘は、最近買ってあげた携帯電話をしっかり持ってでかけました。娘は仕事で行けない私にたくさん写真を送るんだと、出発前に笑顔で話してくれました。 娘からの写真は、私に元気を与えてくれます。お礼の返信とともに、帰りに買ってきてほしいものをリクエスト。「帰りパパと買い物お願いね!」 その後、娘から何度も着信が入りました。仕事が忙しくて手が離せなかった私がやっと電話に出ると、思いもよらない事態が……。「ママと離れたくない。私のこと捨てないで」「え?」娘の言っていることがわからず、落ち着かせて話を聞いてみたところ、とんでもないことを言い出したのです。 お昼過ぎに遊園地を後にした夫と娘は、なぜか今どこかのおうちにいて、娘はこれからそこに住むと聞かされたようなのです。私が娘を嫌いになったから離れて暮らすことになった、この人が新しいママだよと、女性を紹介されたと娘は言いました。 しかし夫とその女性は言い争いになり、今はどこか別の場所へ出かけて話をしているよう。私は状況を何となく察し、娘にはそこから離れるよう伝え、携帯電話で連絡を取り合いながら、娘を無事保護しました。クズ夫はこちらから捨てるべし数時間後、夫から連絡が入りました。娘と遊園地ではぐれてしまい、連絡もつかないので、GPSを使って居場所を探してほしいと言うのです。私が娘と今一緒にいること、娘を保護するに至った経緯を丁寧に説明したところ、すっとぼける夫。 しかし、夫は逃げられないと思ったのか、正直に話し始めました。私よりも好きな女性ができた夫は、すこし前から離婚を考えていたそうです。自分都合の離婚なので娘は私の元へ置いていくつもりだったらしいのですが、久しぶりに娘と遊んで手放すのが惜しくなったとのこと。勢いで不倫相手の家へ娘を連れて行ったところ、相手が怒り出してしまい、なだめることに精一杯になってしまったようです。よって娘から目を離すことになってしまったと……。 断捨離に励んでいたのも、不倫相手との生活を考えてのことだったよう。リサイクルショップに行くと言って、いそいそと荷物を不倫相手宅へ運んでいたことも白状しました。 家族の心を振り回さないで!その後、私たちは即離婚。娘と穏やかな生活を始めました。しかし1カ月後、元夫がまたフラフラ現れて復縁を迫ってきたのです。不倫相手に振られたと風の便りで聞きましたが、本当だったよう。 しかも話を聞けば、養育費の支払いと不倫相手と折半するはずだった新居の家賃が夫負担になっているそうで、お金に困って私たちのところにやってきたというわけです。 私が何度も復縁を断ると、元夫は娘を連れ去ろうとまでし、警察のご厄介になりました。怖い思いをした娘は元夫との面会を拒否するようになったため、しばらく夫は大人しくしてくれることでしょう。私と娘の心落ち着く生活が続くことを願います。 自分勝手な欲望のために、娘まで巻き込むなど許されることではないですよね。娘さんにとっても、ショックな出来事だったはず。元夫には自分の行動を反省し、妻と娘の元に現れて不安にさせるのではなく、遠くから2人の幸せを願ってほしいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年02月28日私は国際結婚しており、ブラジルに住んでいます。ブラジルで生まれた一人娘がいますが、娘の外見について、ある日訪ねてきた義母がショックな発言をしたのです。私と夫を悲しい気持ちにさせた義母の発言に対し、私たち夫婦がとった対応は……。 訪ねてきた義母の信じられない発言ブラジル人の夫は目が青く、肌は少し褐色で髪は茶色という、ゲルマン系とラテン系のちょうど中間のような外見をしています。一方の私は、まっすぐな黒い髪、黒い瞳という、日本人に多い外見です。そんな私たちから生まれた娘は、茶色のウェーブした髪、黒い瞳、顔立ちはゲルマン系と東アジア系の中間のような印象で、私と夫の両方から少しずつ外見的な特徴を受け継いでいます。 そんな娘に対し、私たちの家に訪ねてきた義母が「娘ちゃんはとってもかわいいわね。青い目をパパから受け継がなかったのは残念だけど、黒い目もとってもかわいいわよ」という発言をしたのです。「黒い目の美しさは、青い目の美しさに劣る」という意識からくるこの発言に耳を疑いました。 娘の黒い瞳は「残念」?日本では「色の白いは七難隠す」ということわざがありますが、それと同じようにブラジルでは青い目が美しさの象徴と感じている人が多いようです。ですが娘の黒い目に対して、「残念だけど」とは言ってほしくなかったですし、「黒い目は青い目に美しさで劣る」という意識を植えつけるような発言はすべきではないと思っています。 不幸中の幸い、義母がその発言をしたとき娘は遊びに夢中で聞こえていなかったようですが、私の心の中は怒りで震えていました。夫もショックだったようで、娘がいるその場では注意しませんでしたが、娘が寝てから義母に怒りをあらわにしました。 どんな外見でもかわいい娘娘が寝たあとのこと。夫が義母に、青い目でも黒い目でも、髪が金色でも黒色でも、体形が細くても太くても、仮にどんな外見だったとしても私たちの大切な娘であり、「残念だけど」という言葉で形容されるいわれはないことをハッキリ伝えてくれました。 また、義母の発言は一種の差別意識が根底にあることも指摘すると、義母は本当に無意識で発言したようで、ひたすら謝ってくれて、二度と言わないと約束したのでした。 今回娘に対しひどい発言をしたのは義母でしたが、きっとこれから他人のトゲのある言葉に娘が傷つくこともあると思います。そんなとき、ひどい言葉の100倍は「かわいい、すてき」と言ってあげたいと思います。娘がこれからも自信をもって生きていけるように、手助けしていきたいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2024年02月26日私は3姉妹の母です。娘の生理なんてまだまだ先のこと……そう考えていた私ですが、気づけば長女は小学4年生に。長女と同級生のママ友から「娘に生理が始まった」と聞き、生理について娘に伝えたいと思うものの、どう話したらいいのか戸惑うばかりで……。 急に焦り始める私は3姉妹の母ですが、娘の生理なんてまだまだ先のこと……そう考えていました。しかし、気づけば長女は小学4年生に。生理が始まってもおかしくない年齢になっていました。ただ、私から娘に生理について教えてあげられておらず……。ある日、たまたまつけていたテレビ番組で「性教育は早ければ早いほどいい」というような話をしており、私は急に焦り始めてしまいました。 また、それから数日後、長女と同級生の女の子を育てるママ友から「うちの子、生理が始まったのよ」という話を聞きました。すると、別のママ友が「うちもなの。ナプキンはここにあるよとか、使い方を教えてはいるけど……」と話し始めるではありませんか。 同級生のママたちの話を聞き、娘も初潮をもうすぐ迎える可能性があることを再認識して、私は焦るばかりでした。 生理のことを伝えたい理由私は、娘たちが困らないように生理のことはいつかきちんと教えてあげようと思っていました。それは、私自身が初潮を迎えた際に誰にも相談できず、つらい経験をしたからです。私の初潮は中学2年生のときでした。母親は仕事で忙しく、同居している祖父母や父親とはそんな話をするような雰囲気ではなかったので、生理が始まったこと、初めての痛みなど相談できる人がおらず……ただひとりで耐えるしかなかったのです。 当時、思春期真っ盛りの時期で、性格的にも恥ずかしがりやだったこともあり、友だちにも相談したことはありません。ナプキンの装着ミスやナプキン交換のタイミングを誤り、経血漏れも度々経験しました。そのたびにどうしようと焦りながら自分の力だけで処理をするのは、とてもつらく悲しい日々でした。 だからこそ、娘たちが困ったら気軽に相談してほしいと強く願っています。娘たちには、「生理のことは母親だけでなく先生や友だちなど誰にでも気軽に相談していいのだよ」と伝えたいと思っていました。 でも娘を前にすると…しかし、いざ娘を目の前にしてみると、どう話していいのかわからず言葉が詰まってしまって……。何も話せないまま日が過ぎていき、焦りが募るばかり。 そんなとき、私が生理になってしまいました。「ああ、痛いなあ……」。生理痛を感じ、思わず私がそうつぶやいたとき、長女が反応したのです。「ママ、どうしたの? おなか痛いん?」と。 いつもなら余計な心配をかけないように「何でもない」と返すところでしたが、「生理について教えるいい機会かも?」と感じ、「そう、生理痛なの」と言ってみました。すると「生理って痛いの?」「まあ人によるかなあ。でもママに似たらあなたも痛いかもね」と、自然と会話が続きました。 私の中で、気を張りすぎず生理について伝えられた瞬間で、このときハッとしたのです。「ちゃんと正しい情報をわかりやすく伝えなきゃ」と思っていたあまり、言葉が詰まってしまっていましたが、こうして自分の経験を素直に伝えればいいのだと。 それからは「うまく伝えよう」と考えるのはやめて、生理前はおなかがすくとか、ママが怒ってイライラするのは生理が関係しているからだとか、体調の変化について世間話をするようなトーンで話してみることに。「教える」という感じではありませんでしたが、娘なりに理解をしてくれたようです。 そして、もう1つうれしいことが。娘との会話を聞いていた夫も、生理のことを理解してくれるようになったのです。生理前や生理中の体調がよくない際は気づかってくれるように。もっと気軽に生理の話をすればよかったのかな……と、少し肩の荷が下りた思いでした。 娘たちが少しでも快適な生理ライフを送れるよう、これからも自分の失敗談や経験したつらさ、対処法をたくさん話して伝えていきたいです。そして、いつか娘の生理が始まったときも、娘の話をたくさん聞いてあげたいと思います。 著者/桃野 ゆか作画/ののぱ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2024年02月21日1歳になった娘は、頻繁に後追いをするようになりました。そんなある日、私は仕事からの帰宅が遅くなったことと、娘になかなか後追いをやめてもらえないことで、夕飯作りにいつもより時間がかかっていました。すると、夫が嫌みのような行動に出て……。 手いっぱいな私をよそに、夫は…娘が足元で「ママ! ママ!」とかまってアピールをするので、夕飯の支度は思うように進まず。「パパ、ちょっと娘ちゃんと遊んであげて」と夫に助けを求めますが、娘は「パパはイヤ!」と夫と遊ぶことを拒否するのです。仕方なく、私は夕飯作りと娘の相手を同時にすることに。 すると、そんな状態の私を尻目に、夫はお菓子を食べ始めたのです。これにはさすがに黙っていられず「パパ! なんで今お菓子を食べてるの!? そんな暇があるなら少しは手伝ってよ!」と一喝。夫はバツが悪そうに「娘ちゃんには嫌がられるし、おなかが空いたって言うとプレッシャーになって嫌かなと思って……」と答えました。そんな夫の返答に私はあきれながらも、気遣ってくれている部分もあったんだなと少し感心。「気をつかってくれてありがとう。準備を手伝ってくれると早く食べられるよ」と言うと、夫はお菓子を片付け、すぐ夕飯の準備を手伝い始めました。 今までは仕事で疲れているだろうからと、あえて夕飯作りの手伝いを頼まなかったのですが、変に気をつかいい過ぎていたのかな? と反省。これからは我慢せず、素直にしてほしいことを伝えていこうと思いました。 作画/Pappayappa著者:小川麻里江
2024年02月17日皆さんは、親子関係で悩んだ経験はありますか? 今回は「妻の発言に傷ついた娘」にまつわる物語とその感想を紹介します。妻と連絡する娘主人公は、娘と2人で暮らしています。妻は娘を出産してから遊び歩くようになり、まったく家に帰ってこないのでした。主人公が娘を育てて15年が経ったある日…。娘は妻に連絡をしました。その後、娘は「わたしはお父さんの子じゃないの?」と主人公に聞いてきて…。妻と彼氏の子ども出典:Youtube「Lineドラマ」主人公は何があったのかわからず「なにを言っているんだ?」と困惑。すると娘は、妻が言っていたと説明したのでした。主人公は妻の発言で娘が傷ついたと思い、腹を立てます。そして、以前主人公がDNA鑑定をした結果、娘は妻と彼氏の子どもだったと娘に正直に言いました。そして予想外の事態だったものの、主人公は娘を自分の子どもだと言い、大切に思っていると伝えます。それを聞いて「よかった、安心した」と娘は言ってくれました。そして娘は、妻から本当のお父さんに会わせてやると言われたことも主人公に話します。主人公は「あいつ…」とつぶやき、再び怒りがこみあげてくるのでした。読者の感想主人公が今まで娘を育ててきたからこそ、信頼関係があるのだと思います。娘は妻から衝撃的なことを聞かされていたので、とても心配になりました。(30代/男性)出産してから遊び歩いて娘を主人公に任せ、娘が成長した後も心無い一言で傷つけるなんて最低ですね…。何十年も妻の言動に振り回される主人公たちには幸せになってほしいと思いました。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月17日皆さんは、家族の発言に驚いた経験はありますか?今回は「妻の発言にショックを受けた娘」にまつわる物語とその感想を紹介します。娘からの質問出産後に発覚した妻の浮気が原因で、離婚した主人公。そのときに娘が浮気相手との子であることも判明しましたが、主人公は娘を引き取って2人で暮らしていました。元妻と離婚してから15年たったある日のこと、娘が突然「私、お父さんの子どもじゃないの?」と聞いてきたのです。娘は母である元妻と連絡をとったようで…。元妻の発言に激怒出典:Youtube「Lineドラマ」「私、彼氏との子どもだって」と、元妻に言われたことを打ち明けてきた娘。主人公は元妻の無神経な発言に激怒して、娘に「あのな、元妻が出ていってからDNA鑑定した」と真実を話しました。そして娘との血縁関係は否定されたことを伝えたのです。娘は主人公の言葉に「そうなんだ…」とただ呟くのでした。読者の感想娘に自分が浮気していてその相手との子どもだったと勝手に話すなんて本当に無神経ですよね。元妻のせいで傷ついた娘と真剣に向き合おうとする主人公の姿に感心しました。(40代/女性)浮気相手との子だとわかりながらも娘を引き取って育てた主人公を立派に思いました。元妻の無神経すぎる発言は許せないですが、真実を話しても親子の絆で乗り越えられると信じたいです。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月16日「スピリチュアルな娘を受け入れるまで」第17話。ゆる子さんは夫、娘、息子の4人家族。赤ちゃんのころから不思議な子だった娘。2歳のある日、おなかの中にいたときの記憶を語りだしました。あまりの信憑性の高さに、ゆる子さんは驚愕しつつ、娘の言葉を信じるように。 ある日の夜、布団に入った娘が電球を指差して「あたち。あそこから生まれたの」と言い始めます。続けて、トンネルみたいな暗い道があって、おでこがあたって動けなくなったと言います。なんと、出産のときに助産師さんから言われたことと合致していて驚くゆる子さん。さらに、娘は空の上でママを選んだと言い早く会いたかったとゆる子さんに笑顔を向けたのでした。娘の話に興味津々のゆる子さんは、どうやってお空でママを選んだのか気になり娘に尋ねると……。娘の衝撃発言に感動 タブレットのような物を使ってママを探し出したという娘。続けて 「ママはすごく可愛くて、でも…とってもさびしそうだった。」と俯きながら言うのでした。その言葉にハッとするゆる子さん。当時、なかなか子どもを授かることができず苦しい思いをしていたことを思い出します。 空の上にいるときからゆる子さんの全てを受け入れ、大切に思ってくれていた愛情深い娘。ゆる子さんは娘に対し愛おしさが込み上げます。その一方で、なぜこんなにも不思議な記憶を持っているのか不思議に思うのでした。 ◇◇◇ 娘さんの「ママはすごく可愛くて、でも…とってもさびしそうだった。」という言葉に驚くゆる子さん。寂しそうだったママを選ぶ娘さんの優しさに胸が締め付けられますよね。みなさんのお子さんの中にも、胎内記憶を持っているということもあり得ますよね。気になるという方は、お子さまが上手に話せるようになったときに聞いてみてもいいかも知れませんね。著者:マンガ家・イラストレーター ゆる子
2024年02月06日娘は生後6カ月ごろから人見知りが激しくなり、私と夫、顔の知れた身内以外はかなり警戒するほどでした。家に友だちが遊びに来たときも、私と少しでも離れると不機嫌に怒りだすのです。友だちと遊ぶこと自体は楽しいようですが、このままでは娘が苦労すると考えた私は、人見知り克服のためにある行動を起こします。 成長しても落ち着かない人見知り 2歳を過ぎても人見知りが激しい娘。これでは娘本人が苦労すると思い、私は幼稚園入園までに克服しようと思い立ちました。友だちと遊ぶ機会を増やしたり、人が多そうな公園を選んだり、できることからスタート。娘の機嫌が良い日には支援センターの野外活動にも参加しましたが、ずっと抱っこから降りずに見ているだけ。何も参加できずに帰宅したり、泣いて途中帰宅したりすることもあり、何度も行くのを辞めようかと思いました。 そんなとき、支援センターの先生が「ママが周りの子やお母さんたちと仲良くしていると、娘ちゃんも安心するかも」とアドバイスが。納得した私は、近くにいるママや子どもに積極的に話しかけるように。すると、回数を重ねるごとに娘は少しずつ私から離れて遊べるようになったのです。 それから3歳になり、週2回のプレ幼稚園へ通うことにしました。 初めは泣いて登園拒否をしましたが、それも数回だけ。そのうち、自ら「幼稚園に行きたい!」と言うようになったのです。いざ幼稚園に入園してからは、面談で「自分からクラスのお友だちを誘っています」と1年前には思いもしなかったことを伝えられ、とてもうれしい気持ちになりました。娘自身を無理やり変えようとせず、まずは自分から変わることが大切だと気づいた出来事です。 作画/yacco著者:大山えり
2024年02月04日娘が1歳半くらいのころ、バスで移動していた時の話です。私が静止しても娘の動きたい欲が強く、信号待ちで停車するわずかな時間もじっとできず手を焼いていたら、隣に座っていた高齢の女性が声をかけきたのです―。 グズグズの娘に焦る私座るように注意してもすぐに立ち上がりグズグズする娘。エスカレートしていくグズグズに疲弊し、周りに迷惑もかけてしまうことから、途中で降りることも頭によぎっていました。すると……。 お隣に座った高齢の女性から「かわいい時期ね」と話しかけられたのです。「騒がしくてすみません」とお礼を言いつつ謝ったところ、「もし良かったら」とバッグについてたキューピーちゃんのキーホルダーを渡してくれました……。 申し訳なくてすぐに返そうと思っていたのですが、「良かったらもらって」と言ってくださったので、娘に渡してみるとキューピーちゃんに興味津々!娘はようやく私の膝の上に座ってくれました。その後バスに乗っている15分の間、おとなしくしてくれて、とても助かり、私はお隣の女性に感謝の気持ちでいっぱいに。 今後、女性を見習って、子どもの対応に困っているママたちを見かけたら私も声をかけたり助け船を出したりと、行動できるようになりたいなと思った出来事でした。 イラスト/ふくふく著者:阿部陽菜
2024年01月28日来月出産予定の私。夫も中学生の娘も、赤ちゃんの誕生を心待ちにしていました。今日から出張の夫は、娘に私のことを託してでかけていき……。夫が出張から戻ると、家は空っぽ。荷物がなくなっていることに驚いた夫は、娘に連絡。そして娘は……妻である私が死んだ、と告げました。妻が…死んだ!?夫が出張中、私は早産になり、破水。そこから帝王切開をする緊急手術と、予想もしなかった展開を迎えました。何度も夫に電話をしてくれた娘でしたが、1度も出てはくれなかったようです。いくら出張中とはいえ、折り返しすらなかったことは娘にとってとても信じられないことでした。結局何も連絡がないまま、夫は帰宅し、部屋に何もないことを知り、パニックに。 また夫が娘から私が死んだと言われても電話すらしない状況に、娘は違和感を覚えていたようです。仲良し親子だったはずなのに、大嫌い、二度と連絡をしてこないでと娘に言われ、居場所すら教えてもらえなかったことに夫はショックを受けたようでした。 その後夫は私の実家を尋ねましたが、誰も出ず。それもあり、夫は私に語りかけるように、携帯電話へメッセージを送ってきました。「娘のことは俺が必ず守る! 安心して天国にいってくれ!」初デートのことを思い出し、私への愛を叫び、ちょっとしたナルシストぶりを見せた夫。「きもちわる」「え? なんで返事?」死人が返事をしたことに、驚きを隠せない様子でした。ウソとウソ実は、私が死んだというのはウソ。しかし帝王切開になり、母子ともに危険な状態になったのは本当でした。産後夫と連絡を取りたいと思った私は、娘に頼んで会社に連絡してもらったのですが、有給中とのこと。出張なんて真っ赤なウソでした。そして、なんと隣の課の若い女子社員と、不倫旅行に出かけていたのです。 同時期に有給を取っている女子社員を聞き出し、その旦那さんに連絡を取ったところ……。やはりうちの夫と同じように出張と偽って家族に伝えていたようでした。 この話は社長の耳にも入ったようで、事実関係を詳しく調べてくださるとのこと。その話を聞いて夫は急に怒りだし、自分のキャリアに傷がついたらどうしてくれるのだとわめき散らし始めたのです。でも、それもすぐに収束。不倫相手の携帯に残ったトーク履歴や写真が、あちらのご主人によって確認されました。 夫いわく、これはあくまでも遊びで、不倫にすらならないと……。訳のわからないことを言いだす始末。そして私がしたことが倫理的にいけないことだと、夫が責めてきましたが、娘が「論点のすり替えだ」と泣いて文字が打てなくなってしまった私に代わって反論してくれました。そして、私たち夫婦が娘にとって世界一、憧れの存在だったことを告げた娘。 さすがに娘の言葉は身にしみたようで、もう1度チャンスがほしいと言ってきた夫。しかし、娘は断固拒否。さらに娘は、夫が1度も赤ちゃんのことについて触れてこなかったことも指摘し、結局家族より自分のことばかりだと、咎めました。生まれ変わったつもりで…その後、「もうお父さんなんていらない」と娘が宣言してくれたので、私は何の気兼ねもなく夫と離婚。 夫からの養育費と慰謝料、不倫相手からの慰謝料が私の懐に入ってきたので、しばらくは育児に専念しても生活できそうです。事情を知った両家両親の支えにも、とても助けられています。また元夫の勤める会社の社長も、彼をクビではなく降格にしてくださいました。私たちへの支払いが滞らないようにとのご配慮で、本当にありがたい話です。 元夫は会社で肩身の狭い思いをしており、また不倫相手とも破局し、抜け殻のような状態でただただ働く毎日だそう。現在私は、2人の娘とともに実家に身を寄せています。慌ただしくもにぎやかな、楽しい毎日を過ごしています。 夫と結婚していたころの私は、本当に死にました。娘に伝えてもらった言葉通り、死んだのです。新しく生まれ変わったつもりで、一生懸命生きていこうと思います。 妊娠中や出産のときは、不安を感じたり心細くなったりしますよね。そんな中、自分の欲求のためだけに、妻を裏切った夫。娘からの必死の連絡にも折り返さないというのは、夫だけでなく、父親失格と捉えられてもおかしくないですよね。家族の信頼を裏切ったのは、夫自身。自分のおこなった過ちに対して、反省し、償っていってほしいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月24日私の娘は、人見知りせず誰にでも話しかけるタイプです。4歳になって、なぜなぜ期に突入した娘は「どうして雨が降るの?」「車はどうやって走っているの?」と、なんでも興味を持って私をはじめ周囲の人に質問をします。そんなある日、娘がスーパーの店員さんに、思わず冷や汗をかくような驚きの質問をしたのです……。 子どもらしい純粋な質問だけど…親は冷や汗! ある日、4歳の娘とスーパーへ買い物に行き、レジでお金を払っているときのこと。娘が店員さんの顔をじっと見るなり、突然「ねぇ、男なの? 女なの?」と問いかけたので、私はびっくりしました。店員さんはショートカットでメイクも薄めでしたが、私から見ると明らかに女性です。それはいくらなんでも失礼だ……と思い慌てますが、どうフォローすればいいのか分からず、言葉に詰まっていました。 店員さんも一瞬表情を曇らせた気がして、私はドキッとします。しかし、店員さんはすぐ笑いながら「どっちだと思う?」と娘に質問。「うーん、髪の毛が短いけど女の子!」「正解! 私はね、女の子なの!」と会話が進みます。うまく返してくれた店員さんには、感謝と同時に申し訳ない気持ちもあり「すみません……」と伝えると、「気にしないで!」と、ニッコリ笑ってくれました。それから今度は、レジを打ちながら「ママは今日の晩ごはん何を作ってくれるのかな〜?」と娘に質問。娘は「今日のごはんはね……」と考え始め、性別のことが頭から離れたようです。 悪気はない子どもの言葉とはいえ、気分を害してもおかしくない質問への神対応に感謝の気持ちでいっぱいでした。店員さんにお礼をいい、娘にはあとで、「男の子か女の子か聞かれると嫌な気持ちになることもあるから、質問するのはやめようね」と伝えました。なぜなぜ期の娘は興味関心が先走ることで、今後も相手にデリカシーのない質問をすることがあるかもしれません。そのときには、なぜ質問をしてはいけないのかきちんと娘に教えたいと思います。 作画/Pappayappa著者:おかだあやの
2024年01月18日数年前に離婚した私は、都内で働きながら高校生の娘を1人で育てていました。仕事一筋の私ですが、娘には父親が必要だと思い……1年前、当時付き合っていた人と再婚しました。財布のお金がない再婚した夫は私にはやさしいのですが、娘とは距離があると感じていました。誰とでもすぐに仲良くなれる娘も、夫には寄りつかないのです。ある日、家の中で小さな事件が起こりました。私の財布から3万円がなくなっていたのです。私はすぐに夫に相談しました。すると夫は、娘が私の財布からお金を取るのを見たと言うのです。私は信じられず……娘にも確認できずにいました。意外な犯人とは…しかし、モヤモヤしたままではいけないと思い、思い切って娘に聞いてみることに。娘に連絡をすると、「ごめんなさい。お金が足りなかったから借りました」と返事が来ました。「小学生のころからずっと貯金していたのに、そのお金はどうしたの?」と聞いてみると、「ママの再婚相手に貯金とお小遣い取られたの」「借金返すって言ってた」「は?」その後、娘に電話をして詳細を聞いてみると、夫の指示で私の財布からお金を取ったこと。貯金をすべて夫に取られていたこと。夫には多額の借金があることがわかりました。夫にも連絡をして詳しい話を聞きました。すると、夫はクローゼットに高額な時計を隠していて、その時計を買うために借金をしたことがわかりました。私は、すぐに時計を換金して娘と私のお金を返すように言いました。しかし夫は、「その時計は命よりも大切だから、お金は返せない」と言うのです。私の怒りは頂点に達し、私は夫と離婚することを決めました。時計を調べてもらうと数日後、私と夫は正式に離婚することになり、夫が離婚届に判を押した後、私はこう言いました。「あの時計、偽物だからね」と。そのとき夫は苦笑し、私の言葉を信じていないようでした。しかし、私には鑑定士の友人がいて、家に来たときに調べてもらったのですが、その時計は本当に偽物だったのです。その後、夫がその時計をどうしたのかはわかりません。私は私にとって1番大切な娘を2度と傷つけないよう、肝に銘じて生きていこうと思います。--------------虚しくも、偽物の時計だけが残ってしまった夫……。本当に大切なものは、お金では買えないのかもしれませんね。著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系読者からの体験談をお届けします。
2024年01月13日私は、5歳になる娘を育てるバツイチ・シングルマザーです。最近、ちょっとおませなところがある娘は、私の恋愛事情に興味津々。お友だちのママが再婚すると聞いてから、さらに鋭く突っ込んでくるようになり、私もすこし困ってしまいます。今のところ相手もいないので、再婚するつもりはないのですが……。しかしそんな私にも転機が……! あれだけ恋愛に興味がなかった私が、中途入社してきた1歳年上の男性に、あっさり恋に落ちてしまいました。彼の猛アプローチを受けた私はーー。シングルマザーの恋ルックスも良く優秀な彼は、社内でも注目の的。バツイチ&シンママの私で良いのかと迷いましたが、彼を信じ、結婚を前提に付き合うことになりました。 彼氏ができても私の最優先は娘であることは変わりません。そんな私のスタンスも理解してくれ、良いお付き合いをしていました。 付き合って3カ月が経ったころ。彼のおばあちゃんが手術をすることになり、治療費が足りなくて困っていると打ち明けられました。普段から家族の話をよくしてくれる、家族思いの彼……。保険金が支払われるまでの間、治療費を貸すことに決めました。 しかし、家族には紹介されず、おばあちゃんのお見舞いにもいけないまま、交際からあっという間に半年が経ちました。そういえば、その後おばあちゃんがどうなったのか聞いていなかったと思って彼に聞くと、ちょうど先週退院したそう。これでひとまず安心できます。 私は、そろそろご両親やおばあちゃんにも会いたいと伝えたのですが、ご両親が私との交際をよく思っていないようで説得中だと言われてしまいます。バツイチで子どもがいることを後ろめたく思っていた私は、それ以上何も言えずにいました。 娘が塩対応をした理由彼の家族に会うことは諦め、まずは娘に会ってもらうことにした私。もちろん、娘には彼の存在について事前に話しています。きっと、娘も気に入ってくれるだろうと思ったのですが、娘は彼にまさかの塩対応! なんだか空気も気まずくなって、彼はすぐに帰ってしまいました。 彼が帰ったあと、娘は「あの人と本当に結婚するつもりなら、家に行ってみたほうがいいよ」と言いました。そういえば、彼の家がどこにあるかすら知らないと思い、私は急いで彼を尾行しました。 実家暮らしと聞いていたのに、到着したのは小さなアパート。表札には彼と女性の名前が並んでいたのでした。 娘は彼の正体を知っていた…!すぐに調査会社に依頼して彼の身辺を徹底的に調べると、結果は真っ黒! 既婚者だった上、私以外にも複数の女性と付き合い、お金を搾取していたのです。 信じられないことに、娘の友だちのママが再婚しようとしていたのも彼。娘の友だちは母親の再婚を受け入れられず、娘に相談していたようです。娘は、彼に会ってすぐに、友だちのママの再婚相手と同一人物だと気付いたのでした。 私は証拠とともに彼を問い詰め、お金を返してもらった上でお別れすることにしました。このままではもっと搾取され、とても傷ついていたかもしれません。冷静な娘に救われたのでした。 彼との出会いにすこし浮かれてしまっていた私。落ち着いて考えると、お金を貸すなんて血迷っていたような気がしています。娘との生活を維持するためにも、まだまだ私も男性を見る目を養わなければいけませんね!著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月10日シングルマザーで娘と2人暮らしの私。仕事が終わって保育園に娘を迎えに行ったあとは、帰宅して急いでごはんを作って娘に食べさせていました。そして娘が食べている間に、私は家事を進めるというのがわが家のいつものパターンでした。しかし、ある日、いつものように1人で食べさせて、家事が終わってから娘のところに戻りました。すると、娘は……!帰宅後は時間との闘いこれは、現在中学2年生の娘が6歳だったときの話です。当時の私はシングルマザーで娘と2人暮らし。夕方に仕事を終えてからは急いで保育園へ娘を迎えに行き、帰宅後もまた急いで食事の支度を済ませて娘にひとりで食べてもらっていました。 私はその間に洗濯ものをたたんだり、次の日の食事の仕込みをしたり、せわしなく動いていました。私の夕食はというと、家事の合間で台所で立って食べたり、娘が寝たあと夜に済ませることが日課になっていたのです。 寝たふり?ある日、いつものように娘を保育園へ迎えに行って帰宅後、夕食を作って娘にひとりで食べてもらっていました。私は、翌日分の夕食の仕込みをしたあと寝室に行き、洗濯物をたたんで洗い終わったシーツを布団にかけ、娘のところへ戻りました。 娘は夕食もそこそこに、椅子に座ったままで上を向いて口を開け、目をつぶった状態。寝ているフリをしていると思ったので、「こらこら、寝たふりしていないで食べなよ~」と声をかけましたが、反応はなく、よく見ると寝息をたてて本当に眠ってしまっていました。 娘の姿に涙寝ている娘の姿を見て、「こんな小さい子にひとりでごはん食べさせて、しかも途中で寝ちゃって……。ただでさえ、平日は保育園と仕事でコミュニケーションの時間が少ないのに」と娘に申し訳なく思い、涙が出てきました。 そして、娘が前に「ごはん食べながらママとお話しする時間、私好きなんだぁ」と言ってくれたことを思い出しました。それからは、どんなに家事がたまっていても、必ず夕食は娘と一緒にとることに。その日あった出来事を2人で話したり、コミュニケーションをとる時間として有意義に過ごすようになりました。 家事を少しでも早く終わらせたくて、夕食は娘にひとりで食べてもらっていましたが、娘が夕食中に寝落ちしてしまった姿と過去の娘の言動から、「夕食の時間、娘に今まで寂しい思いをさせていたのかな……ごめんね」と思いました。この出来事があってからは、どんなに忙しくても一緒に食卓につき、娘との食事の時間を楽しんでいます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2024年01月06日専業主婦の私は、毎日娘のお世話を朝から晩までひとりでこなしていました。ある日、大学の同級生で集まることになり、3歳の娘を夫に任せて一泊旅行に行くことに。すると、旅行から帰ってきたら娘に違和感を覚えたのです――。 違和感の正体泊まりでの外出は本当に久々でした。3歳の娘を置いて出かけるのは少々心配でしたが、夫も賛成してくれたので、晴れやかな気持ちで旅行に出発しました。楽しい旅行を終え、「2日ぶりに娘に会える!」と帰宅した私。ところが1泊しか離れていなかったはずの娘の姿になんだか違和感が……。あれ?何かが違う!?と凝視してドキッ……。 「あっ!前髪がない!」 びっくりするほどオン眉のパッツンカットになってしまっています。しかも、眉毛まで丁寧にキリリと剃られているではありませんか!あまりのキレ味の良い変わり様に、楽しかったプチ同窓会の余韻が一瞬でぶっ飛んでしまいました。 まさか自分が留守にしている間に、夫が勝手に娘の髪の毛をカットしてしまうなんて予想外の出来事でした。美容師でもないのに、眉毛までカットしてしまうなんて……。 娘を思っての行動だったのかもしれませんが、娘を置いて出かける際にはあらゆる可能性を含め、話し合いをしておくべきだったと思う出来事でした。 イラスト/ふくふく著者:のぶりんごちゃん
2024年01月03日私は3歳の娘を育てるシングルマザーです。同じ職場で働く10歳年上の部長と結婚して娘を授かりましたが、結婚生活は長く続かずに離婚しました。現在も元夫がいる職場で働いています。どうしても外せない仕事があったある日、娘が高熱を出したようで保育園から呼び出しの電話が……。近くに頼れる人がいないため、仕方なく元夫でもある部長に事情を説明したのですがーー。元夫の冷たい仕打ち「それなら帰っても構わない。ただし、この取引がダメになったら、君はリストラの対象者になるだろうね」 元夫は冷たく言い放ちました。実は元夫と姑は、私が親権を持ったことが気に入らず、娘を奪うチャンスを狙っていたのです……。もちろん、私も娘を手放すつもりはありませんが、職を失ってしまうと育てられなくなってしまいます。思わず廊下で悔し涙を流していた私に、隣の席の同僚・トオルが声をかけてくれました。泣きながら事情を話したところ、彼が「俺が病院に連れて行きましょうか?」と、申し出てくれたのです。 挨拶と仕事の話しかしない彼にそこまでお願いしても良いものかと悩みましたが、背に腹はかえられません。私は彼の申し出に甘えることにしました。 親切な彼に感謝取引先に向かう途中、トオルから娘はただの風邪だったという報告が入り、おかげで仕事にも集中できました。仕事を終えたと連絡をしたら、彼は娘を車に乗せて家まで送り届けてくれました。とても親切にしてくれて、感謝してもしきれません。お礼も兼ねて、わが家でお茶を飲みながら話をしたのですが、どうやら彼は前の職場に未練がある様子。一生懸命勉強して手に入れた職業だったのに、人間関係が拗れてしまい辞めざるをえなかったと話しました。 こんなにやさしくて行動力がある人なのだから、やりたいことをやって輝いてほしいと思いつつ、私は、彼が職場にいてくれたことをひっそりと感謝したのでした。 突然の異動、夫の仕業!?それ以来、私とトオルは社員食堂で一緒にランチをしたり、お互いのことを話したりするようになりました。しかし、元夫はそれが面白くなかったようで、突然彼に異動を命じたのです。嫌なら会社を辞めるしかないと脅すやり口は、明らかな嫌がらせです。 私が申し訳ない気持ちでうろたえていると、彼はその場で退職を宣言。驚いてすぐに話を聞きにいくと、前から辞めようと思っていたようで「前の職場に戻る決心がついた」と笑っていました。 親切な彼と新たな人生を…それから一週間後。私が娘と外を歩いていると、元夫と姑が突然現れて、娘を車で連れ去ってしまいました。 私はどうしていいかわからず、気づいたらトオルに電話で助けを求めていました。 すぐに駆け付けてくれたトオルは、「合意のない子どもの連れ去りは違法ですよ?」とインターホン越しに元夫と話しています。やけに詳しいな……と思って聞いていると「自分は弁護士です。違法行為の証拠は押さえておきます」と聞こえてきてビックリ。なんとトオルの前職は弁護士だったのです。私は彼の指示で、元夫や姑の身勝手な言動を全部録音していたので、一緒に提出することにしました。この一件で、元夫は会社をクビ。今はどうしているかもわかりません。 私はというと……、元夫に親権を取られる心配もなくなって、ひと安心。彼との距離がグッと縮まり、娘の後押しもあって間もなく家族になる予定です。 仕事と子育ての両立は、まわりのサポートがないと大変ですよね。思いがけない人からの申し出で最初はビックリしたかもしれませんが、思い切って頼ったことで新しいパートナーを得ることにつながったなんて、とても素敵なエピソードでした。これからは2人で力を合わせて子育てを楽しみながら、幸せになってほしいですね。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年01月02日私は数年前に、小学生の娘を連れて夫と再婚しました。その後、夫との間には2人の娘ができて、家族5人で幸せな日々を送っていました。長女に冷たい夫長女が高校生になり、次女と三女も大きくなったころから、夫の様子が少しおかしいと感じるようになりました。下の娘2人はかわいがるのに、長女に対して冷たい態度を取ることが多くなったのです。長女もそれに気付き、気にしている様子でした。思い切って、夫に長女のことをどう思っているのかを夫に聞いてみると「そんなことない」とのこと。私と長女が気にし過ぎているのかもしれないと思い、もう少し様子を見ることにしました。明らかになった夫の本性その2カ月後のお正月、家族で実家に遊びに行きました。私が片付けをしている間に、子どもたちは母からお年玉をもらったようで、とても喜んでいました。しかし帰宅すると、長女が自分のお年玉袋には10円しか入っていなかったと言いだしたのです。私はすぐに母に確認をしました。「メグミのお年玉10円ってなんで?」「ちゃんと1万円入れてあんたの夫に渡したけど…」「え?」私が片付けをしていたため、母はそれぞれに渡すお年玉の額が妥当かを夫に確認したそう。その際に夫が一時的にお年玉を預かっていたようです。私が夫に確認すると、夫は開き直ったようにこう答えました。「10円を代わりに入れたじゃん」と。私はこのとき、やはり夫は連れ子である長女のことはかわいく思っていなかったのだと確信しました。夫の本性を知った私は離婚を切り出しました。夫からは、「それくらいで離婚したら後悔するぞ」と言われましたが、私はこんな性格の人と一緒には暮らせないと思い、気持ちが変わることはありませんでした。長女に笑顔が戻った後日、離婚することが決まり、子どもたちを連れて実家へ戻りました。夫には、今後子どもたちとは一切会わないよう、約束させました。それから私は、母と子どもたちと一緒に幸せな日々を送っています。長女に嫌な思いをさせてしまった過去は戻りませんが、以前より笑顔が増えた子どもたちがずっと幸せでいられるよう、尽力していきます。--------------子どもからお年玉のお金を奪うなんて、とんでもない夫でしたね……。しかし、これまでは確信できなかった夫の本性が、この1件で明らかになり、早く離婚できてよかったですね。著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系読者からの体験談をお届けします。
2024年01月01日幼稚園に通う娘と夫と、3人暮らしを続けていた私。専業主婦の私がお金を使うのが気に入らない夫からは、毎月「生活費を使いすぎだ」と言われていたので、必要最低限のものしか買っていませんでした。しかし、最近では、私だけでなく、娘にかかる費用まで「無駄だ」と言い出すように。夫の暴言はエスカレートし、ついには「離婚してもいいのか?」と脅してくるようになったのです……。夫は会社員として働いていますが、そこまで給料が良いわけではありませんでした。私は生活費をやりくりし、自分の服や美容院代を娘の洋服やお菓子に回していました。 無駄無駄無駄ァ!夫は何かにつけて「生活費を使い過ぎだ」「無駄遣いが多い」と私を責め立ててきます。さらに、娘のお弁当の中身や洋服にもケチをつけ出したのです。 「ちょっと食いつきがいいからって、娘の弁当に金かけるんじゃねぇ」「子どもなんてすぐ大きくなるんだから、最初からデカいサイズの服を買っておけよ」「ちょっと娘を甘やかしすぎなんじゃないか?」 そして、気に入らないことがあると、すぐに「娘のおもちゃを捨てるぞ」と私を脅してくる始末。この頃から私は、夫との生活に限界を感じ始めていました……。 生活費が半分に!?1週間後――。 今月の生活費を夫からもらったのですが、中身はなんといつもの半分。さすがにこれでは暮らしていけません。 「俺の半分の収入で家族3人で暮らしているところもあるんだぞ」「お前が無駄遣いするから家計がギリギリになるんだ」「ただでさえ幼稚園の金も高いのに……。娘に金を使い過ぎなんだよ」 夫はそう言いますが、子どもの年齢や状況が違うかもしれないのに他の家族と比べられても納得がいきません。 「それだったら最近増えてるあなたの飲み歩きの回数を減らしてよ!」と私が言うと、夫は「俺は毎日汗水たらして働いてるんだよ!俺が稼いだ金を俺が使って何が悪い!」と返してきました。 こんなに我慢して節約しているのにと、私がくちびるを噛み締めていると、「次俺に口答えしたら離婚するからな」と、夫がいつもとは違う形で脅してきました。離婚届を差し出されて、仕方なくサイン。 切り詰められるところは、とことん切り詰めています。育ち盛りの娘の食費を削るわけにもいきません。私はどうしたらよいのか途方にくれていました……。 娘が高熱を出すと…1週間後――。 その日、朝から娘は高熱を出していました。私は娘を病院に連れて行くための準備をしていましたが……、財布がありません!どこにもないのです! 慌てて夫に電話すると、「お前の財布なら俺が持ってる」とすんなり白状。「病院でいくらかかるんだ?」「家に薬はあるだろ、それ飲ませとけば大丈夫だ」と、娘の病院代まで無駄だと言うのです。 「財布に入ってる保険証と医療証があれば無料なのよ!」「うちには一銭もお金がないの……、だから今すぐ帰ってきて、財布を返して!」 しかし、夫は「もう会社に着いたから帰るのは無理」「うちの金が使えなくなったから、今度は税金を使うんだな」「税金の無駄遣いってやつだ」と取り合ってくれません。 娘が苦しんでるのに……! 「もういい、あんたには期待しない」と言うと、夫は「お?そんなこと言ってもいいのかな~?」「こないだ離婚届書いたの忘れたのか?」「帰ったら出しちゃおうかな~」と煽り始めました。 「いいよ、私が出しておく」と告げると、「言ったな?マジで離婚するぞ?」とまだ私をおちょくる調子の夫。「あんたこそ離婚してから後悔しないでよね」と言うと、「するか」「専業主婦のお前が離婚できるわけないだろ」「俺が帰るまで土下座の練習でもしとけ」と言われたのです。 数時間後――。 「おい、お前らどこ行った?」「まさか病院じゃねえよな」「ガキなんて黙って寝かせてろって言っただろ!」「もうあんたの子はいないよ」 私は近くに住む両親に頼み、お金を貸してもらって病院へ。娘はインフルエンザでした。夫の言うとおりにあのまま家で寝かせていたら、もっとひどい事態になっていたかもしれません……。 母に娘についていてもらい、私は病院の帰り道に役所に寄り、離婚届を提出してきたのです。 離婚届を提出したことを話すと、「今すぐ訂正しに行け!」「俺は本気で離婚したいとは思ってなくて……。もう少し節約をしてもらいたかっただけで……」と夫。 「生活費は戻す!」「俺と暮らした方が絶対に良い生活ができるはずだ」と今更言われても、まったく心に響きません。自分だけは飲み歩き、妻と娘には少しの贅沢もさせない自分勝手な夫に用はないのです。 なおも「俺が金にシビアになってたのは、お前たちのためにマイホームを建てようと思ってたからだ」と言う夫。しかし、私は夫の貯金がほとんどないことも知っています。どうやら、飲み屋の女の子に入れあげていたようです。 何度謝罪されても、もうやり直すつもりはありません。専業主婦の前に、私は娘の母親なのです。大切な一人娘のためならば、誰にだって頭を下げるし、なんだってやります。 その後――。 私は離婚したこととその理由を義両親に話しました。最初は信じてくれなかった義両親。しかし、少し元気になった娘が「お菓子はいらない……パパが無駄だって怒るもん……」とつぶやいたのを聞いて、ようやく信じてもらえました。 義両親は元夫に激怒し、私への慰謝料と養育費を何が何でも払わせると鼻息荒くしていました。そして、私の両親と同じように娘のサポートを全力ですると約束してくれました。 順調に回復した娘と私は私の実家に戻り、娘は以前よりも笑顔で過ごしています。やはり、大声で怒鳴ったり、無理な節約を私に求めたりする元夫の姿を見て、幼心に思うところがあったのでしょう。 これからは、両親や義両親の力を借りながら、娘がのびのびと生活できるように全力で働き、愛情を注いでいこうと思います。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月30日私は5歳と3歳の娘を育てています。次女が3歳になると赤ちゃんだったころに比べ、自分の時間をとるタイミングがやっとできてきました。そんなとき、長女がショッキングな言葉を発したのです……。ごめんね…やっと家事や育児のちょっとした合間に、自分の趣味を楽しむ時間も確保できるようになった私。趣味に没頭しているときに、長女から「ママこれ見て」と言われても「あとでね」と話を聞いてあげられず……。そんなある日、テレビ番組で親が子どもの話を聞かないという話題が。 それを見ていた長女が、「これママとおんなじだ」と言ったのです。そのとき私は、無意識に長女を傷つけてしまっていたことに気が付きました。 親もリフレッシュをすることは大事だと思っていますが、今は反省し、子どもの話は自分の手を止めて、きちんと目を見て聞くように意識しています。それでも余裕がないときは、「ここまで終わったら必ずお話聞くからね」とひと言伝えるように。少しずつわかり合えたらいいなと思い、試行錯誤の日々です。 作画/ぽよ母監修/助産師 松田玲子著者:とろ いくら
2023年12月25日娘が生まれるまで、仲の良い夫婦だった私たち。しかし娘を出産してからは、夫は育児を一切せず、毎日飲み歩くようになっていました。私の両親はすでに他界しており、義両親は遠方に住んでいるので頼れる人はいません。ワンオペのつらさに「ちょっとは手伝って……」とお願いすると、夫は逆ギレ。私への暴言も次第にひどくなっていき、「養ってやってるのは俺だ」と言い出すようになって――?ワンオペ育児で疲弊した私が助けを求めても、「俺は忙しいんだよ。暇な専業主婦と一緒にしないでくれるか?」とそっけない返事しかしてくれない夫。こんな人じゃなかったはずなのに……。 暴君夫男孫を望んでいた義両親。しかし、生まれたのは女の子でした。それでも義両親は喜んでくれましたが、夫は「お前は俺の両親の期待を裏切った」と言って、私に当たり散らすようになったのです。 「こっちは仕事で疲れて家に帰ってきてんのに、リビングも寝室も汚いままだし」「この間なんて飯すら用意してなかったよな?」「毎日夜泣きもするし、今度から夜中は外で泣かせてくんないかな」 育児は2人で協力してやるものだと思っていた私。退院してから1カ月ですが、1日たりともまともに眠れておらず、体も心もいっぱいいっぱいでした。 「俺が養ってやってるんだから、お前は俺の言うことを黙って聞いてろよ」とまで言われ、言い返す気力もない私はただただわが子を腕に抱きながらくちびるを噛み締めるしかないのでした。 閉じ込められた…その後も夫の暴言は止まらず……。それどころか、次第にエスカレートしていきました。「凡ミスした。夜泣きで睡眠不足だからだ」「上司から注意された。わが家が汚くてストレスがたまってるからだ」と、会社で起きたことまで私と娘に責任転嫁するようになったのです。 そんなある日、夜泣きのひどい娘を抱いて、寝室から和室に移動した私。少しでも夫が眠れるように、そして私たちに八つ当たりしないように……。さすがに夜中に外に出るのは怖かったので、寝室から一番遠い和室に向かったのです。 娘を寝かしつけながら、一緒に眠ってしまった私。はっと気が付くと、朝日が昇っていました。夫の朝食を用意しようと、引き戸に手をかけたのですが……。 開かないのです。 つっかえ棒でもしてあるのでしょうか、全然開きません。私がガタガタやっていることに気付いたのか、和室の外から夫が声をかけてきました。 「真夜中も朝方もギャン泣きするし、おかげで全然眠れなかったわ」「しばらくそこで反省しておけ」「お前が『俺に逆らってごめんなさい』って言ったら出してやってもいいかな」「勝手に出たら離婚だからな!」 そのまま、夫は仕事に行ってしまったようです。こんなところに赤子と妻を閉じ込めるなんて……! スマホや娘のおむつやおしりふきは持ってきていたものの、ミルクはありません。私の両親はすでに亡くなっているし、義両親だってそう簡単に来れる距離ではありません。 すやすやと眠る娘を見ながら、必死で頭をしぼり……私は一か八かでとある人物に助けを求めることにしたのです。 助けて!数時間後――。 私のスマホに夫から電話がかかってきました。和室に閉じ込められて、途方に暮れる私を嘲笑いたかったのでしょう。 「お前は俺が養ってやってる寄生虫だろ?」「子どもに飯を食わせたいなら黙って言うことを聞け」「君はたいして稼いでもなにのに随分偉そうだな~」 娘にミルクをあげていた私に代わって、夫の電話に出たのは私の父の兄、つまり私の伯父でした。海外で暮らしている伯父は、年に数回日本に戻って来るのです。私の祖父の墓参りのために、毎年ちょうどこの時期には帰国するはず……と思って連絡したのですが、ビンゴでした。 隠しておいた合鍵の場所を教えて、伯父に和室から助け出してもらった私と娘。温和な伯父ですが、私たちの様子を見て怒り心頭でした。 「よくも僕のかわいい姪をあんなにボロボロにしてくれたね?」と穏やかな口調で言う伯父。「いや、これは俺だけが悪いんじゃなくって……」「専業主婦のくせに家事すらまともにしないんですよ!」「子どもの世話なんて片手間でできるのに、甘えてるんですよ!」と、まだ私のことを貶める夫。 夫がまったく育児に関わってこなかったことがわかったのでしょうか。伯父は大きくため息をついて言いました。 「そういえば、君のところの社長は元気か?大学時代の後輩なんだけど」 夫は、「いくら知り合いだからって簡単に会える人じゃないですよ!」「おじさん、無職なんでしょう?物価の安い海外にいるのは、日本じゃろくな生活ができないからだって聞いてますよ」と、伯父すらも嘲笑します。 「君の働いている会社の設立メンバーに、僕の名前があるはずだけど?」「僕ね、いくつか会社を経営してたんだけど、早期リタイアしたから今は無職で、海外の別荘でのんびり暮らしているだけだよ」「お金を持ってる自慢なんてしたら格好悪いじゃないか」「あ、今君のとこの社長から『会える』って返信が来たよ、君のことはよーく伝えておくからな」 伯父の正体を知って、「社長に俺のことは伝えないでください……!」「今回のことは謝りますから!」と半泣きで懇願する夫。しかし、伯父の怒りはおさまりません。 「家の中とはいえ、妻子を閉じ込めるなんて人間のやることじゃない」「今回のことは警察に被害届も出すつもりだ」 夫が「ごめんなさい」「許して」と涙ながらに叫んでいるのが聞こえます。娘にミルクを飲ませ終わった私に、伯父がスマホを返してきました。私の代わりに娘を抱き、げっぷさせようと背中をトントン。 「伯父さんからスマホ返してもらったよ」と電話越しに言うと、夫が「ごめん!仕事がうまくいかなくて八つ当たりしてただけなんだ!」と謝ってきました。しかし、それは私たちをこんな目にあわせていい理由にはなりません。 毎日眠れなくて、ずっと限界だった私。話し合いたいと言っても、冷たくあしらわれ、挙句の果てには「養ってる俺に逆らうな」と言われたのです。私が仕事をしておらず、両親もいないことから、逃げられないとわかっていて追い詰めてきたのでしょう。 「離婚してください」と言うと、「え?」と呆気にとられた様子の夫。「和室から勝手に出たら離婚するぞ、って言ったのはそっちでしょ?」「だからもう離婚でいいよ」と言うと、「いや、俺謝ってるんだけど……」「それに、本気で離婚したいわけじゃなくて……」ともごもご。 「脅しで言ったとしても最低だから、今すぐ離婚して」と重ねて言うと、「じゃあせめて社長に言うのと、被害届を出すのだけはやめてくれ!」とわが身かわいさを露呈した夫。どこまでも自分勝手な男です。こんな人と早々に離れられるのは、私にとっても、そして娘にとっても良かったのかもしれません。 その後――。 伯父は夫の会社の社長に事の顛末を伝え、私は警察に被害届を提出しました。話し合いの結果、被害届は取り下げたものの、会社からは自主退職を促された夫。すべてを失った夫との離婚は、案外スムーズでした。そして私は両親の遺産を使って、遠くに引っ越しました。 伯父はしばらく私たちと一緒に暮らしてくれましたが、離婚してから半年後くらいに海外へ帰ってしまいました。娘の成長を楽しみにしていて、「一緒に海外に住まないか」と最近では移住を勧めてきます。 今は慣れない育児にあっぷあっぷしているので、海外移住する余裕はないですが、もう少し娘が大きくなったらアリかなと思っています。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月18日私は、夫と5歳の娘との3人暮らしです。最近体調の悪い私のために、夫は料理を作ってくれたり、積極的に娘と遊びにでかけたりしてくれます。やさしい夫だと思っていたのですが……。娘は幼稚園が一緒の男の子と、週末よく公園で遊んでいます。夫がやきもちを焼くくらい、仲が良いんだそうです。今日も娘にせがまれて、夫は週末の公園へでかけていきました。 ある噂を耳にして心がざわつき…ここしばらく、私は体調不良で調子が良くありません。娘を公園に連れていってくれる夫に感謝していたのですが、娘が通う幼稚園のママ友からよくない噂を聞き……。 どうやら、娘が公園で仲良く遊んでいる男の子のママというのが、同じ幼稚園に通わせているパパと不倫をしているというのです。そういう人だから注意した方がいいとママ友に言われました。 夫が週末、娘を連れていく公園の裏手にはホテルが建っています。聞いたところによると、子どもたちが公園で遊んでいる間にホテルを利用して情事にふけるというのです。それが本当であれば幼い子どもを放置することになるので言語道断。許せない行為です。 うちの夫に限って不倫や放置はないと思いたいですが、男の子のママとうれしそうに話しているところを見たことがあり、心がざわつき始めました。 ついに信じられない出来事が!!「あなたどこいるの?」「え? 公園だけど?」「今泣きながらひとりで帰ってきたけど」 今週末も、夫は娘を連れて公園へでかけていきました。しかし、しばらくしてから娘がひとりで帰宅。いつも遊んでいるお友だちの男の子がケガをして、救急車を呼ぶ大騒ぎとなったようなのです。 娘は怖くなり、急いで家へ帰ってきたと話します。泣きじゃくる娘に夫のことを尋ねると、お友だちのママとどこかへ行っちゃったと言われ、がく然としました。 夫の携帯電話へ連絡すると、娘とはぐれただとか、コンビニへ飲み物を買いにいっていたとか、支離滅裂な言い訳のオンパレード。これはもう不倫確定でしょう。私は勤めて冷静に、救急車で息子さんが運ばれたことを隣りにいる人に伝えてほしいと話して電話を切りました。 別々の道を歩むことを決意して…その後、私は離婚に向けて動き出しました。夫は、家族が何よりも大事だと涙ながらに訴えてきましたが、子どもを放置してホテルに行っていた人を信用できるはずがなく……。娘も心の傷になったようで、夫を嫌うようになりました。 私は2人に慰謝料を請求。不倫相手だったママ友も離婚し、家を出たと聞きます。危険人物が去り、幼稚園のママ友たちはみなホッとしていると思います。 私は引っ越して娘と2人、穏やかに暮らしています。体調も良くなったので、公園で娘と一緒に遊べるようになりました。娘の成長をこれからも見守っていきたいと思います。 ◇ ◇ ◇ 不倫だけでなく、子どもを外に放置していたとなると謝られても許せないですよね。いっときの火遊びで後悔することのないよう、行動には気をつけたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月16日母親の優しさが息苦しい—。心配性で過干渉な母親に支配される子ども時代を過ごしてきた主人公・志乃。社会人になり、母親から逃れるため、一人暮らしを始めることに、しかし…。人生初の彼氏に夢中になる志乃と娘の恋を阻止する母親。対立する親子関係を通して描かれるのは、女性の「自立」と「恋愛」、そして「自分らしい生き方」について。彼氏の嘘を次々と明らかにする母親。「今ならまだ引き返せる」となだめる母親に娘はついに限界を迎え…。■前回のあらすじ探偵事務所に調べさせた彼氏の真実を次々と娘に突きつける母親。「今ならまだ引き返せるわ」となだめる母親に、娘は「うるさい」と言い放つのでした。■涙ながらに娘が訴えたことは… ■堰を切ったように不満をぶつける娘「言える訳にないよ」そう告げる娘の本心とは…!?次回に続く「やさしさに溺れる」(全86話)は21時更新!
2023年12月12日昔から馬の合わない私と姉。会うとけんかばかりでしたが、ついには私の娘にまで冷たい態度を取るように。悲しむ娘や態度の変わらない姉を見て、私は帰省がだんだんとストレスになりました……。そんなとき、夫が提案してくれた方法で悩みが解決したのです。 「もう大人なのに…」姉との不仲を改善する方法は? 姉と私は、昔から毎日けんかするほど仲の悪い姉妹です。大人になった今でもお互い理解し合うことができません。大学で県外に出た私と実家に残った姉は、しばらく別々に暮らしましたが、私の就職がきっかけでまた実家で一緒に暮らすことに。姉との関係に嫌気がさした私は、1年後にひとり暮らしを始めました。 それから私は、結婚を機に県外へ引っ越すことに。娘が生まれてからは、年2回ほど実家へ帰省していました。しかし実家に住んでいる姉は、私だけではなく私の娘にも冷たい態度をとります。そんな態度に何度か「やめてほしい」と伝えましたが、聞く耳を持ってくれませんでした。 「また嫌な思いをするから、帰るのをやめようかな……」と憂鬱になった私は、思い切ってその思いを夫へ伝えることにします。夫は「帰省をしない代わりに、ご両親をわが家に招待しよう」と提案してくれ、私の両親も賛成してくれました。そして次の年末年始には、約束通り両親をわが家に招待した結果、全員が思いっきり楽しめたのです。 それから私は、家族で実家に帰省せず、毎年両親をわが家に招待しています。帰省をやめた経験から、「親族でも無理やり関わって、お互いしんどくなるなら会わないほうがいい」と思うようになりました。これからも、家族で帰省しない選択を続ける予定です。 作画/ひのっしー著者:吉田奈々
2023年12月10日20年前に3歳年上の夫と結婚した私。当時、夫はバツイチで3歳の娘を育てるシングルファザーでした。娘は私にすぐに懐いてくれて、わが子同然に20年間大切に育ててきたのですが、中学に入ったころに戸籍を見てしまい、私と血が繋がっていないことを知りました。思春期ということもあって、私への反発も強く、「ニセモノ」と呼ぶように……。残念ながら、それ以来娘が私に心を開くことはありませんでした……。社会人になっても、娘の「ニセモノ」呼びが変わることはありませんでした。最初のうちは注意していた夫も、いつのころからか一緒に私を無下に扱うように……。もうこの家に私の居場所はないのかもしれないと思い始めていました。ニセモノ扱いされる私「お誕生日おめでとう」 誕生日の朝、まだ眠そうな娘にお祝いの言葉をかけたものの、案の定スルー。しかし、夫が同じようにお祝いの言葉をかけると、猫撫で声で返事をしています。キャッキャとはしゃぐ2人には、まるで私の姿が見えていないよう……。そのとき、娘がこんなことを言い出しました。 「今度の休みに彼を連れてこようと思うの! 私、結婚する!」夫もビックリしていて、どうやら初耳のようです。 お相手は一流の商社に勤めるエリートサラリーマンで、その肩書を聞いただけで夫も大喜びです。そんな素敵な結婚相手が来るのなら、しっかりおもてなしをしないと! と私は張り切っていました。 しかし「ニセモノはいなくていいわ」と、娘は私を拒絶し、結婚式にも呼ぶつもりはないと宣言されてしまいます。その発言を聞いた夫も、かばうどころか娘の発言に納得している様子。こんな2人の態度は許し難いものがありました。 来るなと言われたけれど…それから数カ月後ーー。いよいよ娘の結婚式がやってきました。ニセモノの母親は来ないように言われていましたが、私も式場に出向いています。もちろん、娘を祝うためではありません。他の人から招待されたので、来ないわけにはいかなかっただけです。 できるだけ身を潜めていたつもりでしたが、夫と娘にあっけなく見つかってしまいました。「なんでいるの!?」と娘は声を荒らげますが、ちゃんと招待されたとしか言いようがありません。もちろん聞き入れてもらえず、娘は私を会場から引きずり出そうと躍起になっていました。するとそこに、新郎がやってきて私に声をかけました。横で見ていた夫と娘は、事情がわからずに動揺しています。 「紹介するよ! 俺の大先輩で母親のような大切な上司なんだ! 」 実は新郎は、私が長きにわたり育てていた会社の後輩だったのです。 遅すぎる謝罪新郎は、それまでのやりとりも見ていたようで、娘に詰め寄ります。 「さっき『ニセモノ』って呼んでたのが気になったんだ。もしかして育ててくれたお母さんに向かってそう言ったの?!」 娘が答えに詰まっていると、「俺はお前がそんな女だとは思わなかったよ!」と怒ってしまいました。 娘は結婚が白紙になってしまうと焦ったのか、慌てて私に謝罪しましたが、今さら受け入れられません。 「その場しのぎの謝罪だったらいらないよ! もうかれこれ10年以上も暴言やひどい呼び名に傷付いてきたの」と私は娘に伝え、夫と離婚し、家族を辞めることを告げました。 一度は家族だったのに…結局、娘の結婚は破談に……。 新郎は私にとっても大切な後輩で、幸せになってほしいと願っていたけれど、結婚相手としてわが娘を自信を持って勧められない以上、フォローはできませんでした。また、わが子のようにかわいがっていた娘が悲しむ姿を見るのはつらいものがありましたが、ここまで私を拒否するのであれば割り切るしかありません。 しかし私も鬼ではありません。ここから先、別の人生を歩むことになりますが、陰ながら娘の幸せを願っています。 血の繋がりがないとわかっただけで、ここまで態度が変わってしまうのは悲しいものがありますね。一度は家族だった母娘……。娘が親になったときに、自分のおこないを後悔し、2人が和解できる日が来ることを願います。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月08日夫が急な病で40歳という若さでこの世を去ったときの話。残された中学3年生の娘は、実は夫の連れ子です。血の繋がりがなくても、私はわが子のように育ててきたのですがーー。バツイチのシングルファーザーだった夫。私と夫が出会ったころ、娘はまだ2歳でした。意気投合してすぐに結婚を前提にした付き合いを始めた私たち。娘はとても人懐こく、交際を始めてから今まで、私たちは本当の親子のように毎日を過ごしてきました。血の繋がりはないけれど…夫の葬儀や手続きがすべて終わったころ、娘は私に「私、ママと血が繋がってなかったんだね」と小さな声で言いました。私たちが結婚したころの記憶はなく、これまで本当の母親だと信じていた娘……。いつかは言わなければと思っていたものの、なかなか言い出せずにここまできてしまいました。どうやら弔問に訪れた親戚のために、押し入れにしまってあったアルバムを引っ張り出したよう。そこで産まれたばかりの自分と見知らぬ女性が写った写真を見つけたのだそう。まさか、夫がいなくなったこのタイミングで知ってしまうなんて、驚きとショックで私は言葉を失ってしまいました。 独立を決めた娘「一応戸籍上はママだけど、パパがいない以上、赤の他人になっちゃったんだよね。私、葬儀の間もずっと考えていたんだけど、この家を出るわ。だから、中学卒業まで家にいさせてください」 本当の娘ではないのだから、夫を亡くしてまで面倒をみることはないと主張する娘。でも夫がいなくなっても、私の娘への思いが変わることはありません。私は自分の思いをしっかり伝え、思いとどまるように言いました。 しかし三者面談の席で伝えられたのは『高校に行かず住み込みで働く』という娘の進路。決意は固く、あっという間に就職先を見つけ、着々と引越しの手配を進めたのでした。 卒業式に届いた1通の郵便ついに中学校の卒業式がやってきました。明日から娘も家からいなくなってしまうなんて、考えただけで悲しくなってしまい、私は複雑な気持ちでした。 式を終えて帰宅し、残った荷物を段ボールに詰めていると、郵便が届きました。開けてみると、SDカードが入っており、差出人には夫の名前がありました。娘の卒業まで生きられないことを悟った夫が入院中に動画を撮影し、病院の看護師さんに卒業に合わせて投函を頼んでいたのでした。 動画を再生すると、そこには夫の姿が……。自分の亡き後を予想していたのか、私が娘に伝えたいと思っていたことのすべてがそこにありました。 私と娘は血が繋がっていないこと。出会って一瞬で私たちが打ち解けた思い出。私がどれだけ娘を大切に育ててきたか……。最後に、ひとりになってしまった私を今度は助けてほしい、と娘に託していました。 娘の目からは涙が溢れ、その横で私も号泣。私たちは、これからも母娘で支え合って生きていこうと誓いました。娘は住み込みで働くのをやめ、今は働きながら夜間の高校に通っています。 かわいい娘を遺してくれた夫。最後の最後まで私たちの身を案じ、切れかけてしまった絆を固く結び直してくれました。 相手の負担になりたくないという気持ちは、お互いのことを本当に思い合っているからこそ。血が繋がっていなくても、心でしっかりと繋がっている、とても素敵な母娘のお話でした。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月02日