私が仕事を続けていることを気に食わないとして、義母はいつも私に嫌がらせをしてきます。その矛先が娘にも向かってしまい……。新年のあいさつに向かおうとしたところ、「来なくていい!」と義母からの先制パンチ。私は訪問を遠慮することにしました。夫と小学生の娘がごあいさつに行ったのですが、娘が泣いて帰ってきてびっくり。なんと孫のなかで娘だけお年玉がもらえなかったというのです。 私と容姿が似ているからという理由で、娘まで意地悪されるのは我慢できません。夫もこの件にはカンカンでした。こんなことが続くと娘がかわいそうなので、私は意を決して義母に抗議することにしたのですーー。 良好な関係になるのは難しい!?私がお年玉の件を問いただすと「うちに来るのはお金目当てなんだろう」と返ってきました。お年玉をもらえなかったことが問題ではなく、仲間はずれのようなことになったのを指摘したのですが……。 義母とはいい関係を築こうと努力してきたつもりですが、仕事を続ける私がイヤだと言います。どうやら、仕事をしていると家事などがおろそかになると言う理由からのようですが……。そして私に似ている娘のことも好きではないとのこと。この件をきっかけに、私たち家族は今後について考えることにしました。 “家族を辞める”という決断数カ月後、義母が慌てて連絡をしてきました。「あんた、親に二世帯住宅建てたの?!」「息子は長男よ? うちは!?」夫は長男なので、本来ならば私たち家族が義母と同居するはずではないかと言うのですが、家族と認められていない私と娘がいるのに同居なんてできません。 自分の面倒は誰が見るのかと問われたので、私は正直に答えました。「私たちは私の両親だけ面倒見ますので」 今回の同居を希望したのは夫でした。もう義母のことは、母親としても家族としても見られないと言っています。私も娘も同様の考えですから、同居も老後の世話もとんでもないというわけです。 はっきりと私に言われたことがショックだったのか、義母は猛烈に怒り、絶縁を言い渡してきました。縁が切れて清々すると言っていましたが、それはこちらも同じです。 絶縁を言ってきた後、義母から連絡が…1カ月後、なぜか縁を切ったはずの義母から連絡がありました。自分の誕生日にプレゼントが送られてこないと訳のわからない苦情を言われ、開いた口がふさがりません。縁を切る、今後一切関わらないという話をしたばかりですが……。 そして今年は例年のように義姉一家がお祝いに来てくれないことにも、腹を立てているようでした。うちが何か言ったと勘違いしているようなのです。じつは我が家のことがあってから、義母は毎日のように義姉に同居をせがんだとのこと。このせいで夫婦仲も一時期険悪になったと聞きます。 義姉は私たち家族の味方でいてくれて、義母にも注意していました。ですが、義母は聞く耳をもたず……。そして同居の話があり、義姉も義母と距離を置くことを決めたのでした。夫に先立たれひとり暮らしをする義母は、この現状に大慌て。謝罪をしてきましたが、もう手遅れです。 しばらくして二世帯住宅が完成し、娘は私の両親にもかわいがられて幸せに暮らしています。 ◇ ◇ ◇ 老後一緒に暮らしたいと思っているなら、相手にもそう思ってもらえるよう行動すべきですよね。自分を変えるのはなかなか難しいですが、後悔のないよう言動に気をつけたいですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月27日シングルファザーの私は、これまで一人娘を大事に厳しく育ててきました。しかし、幼い子連れで離婚&再婚したその娘が、新たな婿のことで悩んでいるようで……。娘婿が会社で問題を起こし!?ある日、私のスマホに娘からSOSのメッセージが。聞けば、婿が会社で同僚と喧嘩をしたと言うのです。もともと血の気の多いタイプに見えた彼との再婚を案じていた私ですが、前の婿との子である孫も懐いていたため、3人が幸せならと思っていた矢先にこの事件。もめた相手というのは、以前婿が泥酔した際に家まで送り届けてくれて、次はすぐ迎えに行けるようにと娘が連絡先を教えた人なのだとか……。それを、婿が不倫していると誤解して怒ったようなのです。それ以来、娘のスマホや外出先を監視しているという婿。手も早い気性のため、婿からの仕打ちが怖いと言います。私は、孫を数日預かるから2人でじっくり話し合いなさいと諭し、「困ったらすぐに連絡してくれ。できることは何でもする」と言い聞かせました。しかし実際のところ…数日後。ネットカフェにいるという娘から、切羽詰まった様子のメッセージが届きました。「夫にボコボコにされてるパパ助けて」「助けるわけないだろ?」「え…?」娘からのSOSに私は冷静に返しました。言葉少ない娘からの返信がありましたが、私は今助けては娘のためにならないと思ったのです。なぜなら……。先日の娘とのやりとりの後、私を尋ねてやって来た婿。孫を預かることを伝えると、礼を述べ、「母親からこの子を守ってください」と言ったのです。詳しく聞くと、何と娘が、孫がいる家に不倫相手を引き込んでいたと伝えられました。彼が同僚ともめたのも、その真偽を確かめようとしたからだとか。それだけではありません。小さな孫も、知らない男性が家に度々来ることを黙っているよう口止めされていたと証言。おまけに、前の離婚も、娘が同じことをしでかしていたのが原因だと発覚。孫はすべて覚えていたのです。真実を認めた後は1週間ほどが過ぎ……。ずっとネットカフェに寝泊まりしていたらしい娘が、ようやく私のところに顔を出しました。私と婿とで真実を話しに行ったため、不倫相手にも拒否され、帰るところがなくなって「実家に置いて」と泣きついてきたのです。私が拒絶するとわかると、今度は「元サヤに戻りたい」と都合の良いことばかり。妻を早くに亡くし、父子家庭だからと負い目を感じさせないよう育ててきたのですが、ただ甘やかしていただけだったと悟りました。その後、ついに観念した娘は、婿と話し合って慰謝料の支払いを受け入れ、全面的に有責を認める結果に。孫の親権は、当然ながら婿のほうが持つことになりました。彼は、血のつながりがない孫のことを大切に思い、真面目に育てると誓って、祖父である私とも時折合わせると約束してくれたのです。子どもを顧みず2人の婿を裏切った娘。今は甘えさせないよう最低限の接触に控え、ひとりで慰謝料を支払い切るよう見守っています。それが、娘のためにできることは何でもすると約束した私の責任だと思っています。--------------婿の仕打ちに怯える娘のピンチかと思いきや、実は裏切り行為をしていたのは彼女本人でした。孫のことまでないがしろにしていたとあっては黙っていられませんよね。今後、慰謝料の支払いももちろんですが、ちゃんと改心し、子どもにも母親としてしっかり向き合ってほしいですね。著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系読者からの体験談をお届けします。
2023年11月23日私は高校1年生の娘を持つ専業主婦。中卒で水商売をしていた私と違い娘は優秀で、有名進学校にも合格できたのですが……。これまで家庭に無関心だった夫が、親戚内で一番優秀だと自慢を始め、娘にすり寄り出しました。さらに、私に毎日つらく当たるようになり……?離婚すると言いだした夫私の料理に文句を言い、食べずに捨てるなどひどい言動をするようになった夫。娘は、私の料理が大好きなのですが……。挙句、娘に「母さんを追い出せ」と命令している様子。怒った娘が理由を聞くと、「中卒の母さんは水商売で生きてきた。皆、大卒で大企業勤めの俺の家系とは違う。こんな女とは離婚してお前の親権は俺が取る。そのほうが将来に傷がつかない」と言っているらしいのです。私が義両親からひどい扱いを受けていたのもこれが原因だったよう……。しかし娘には、いつもやさしく笑顔で接しようと努めています。娘も、私の過去を知っても学歴や昔の職業は関係ないと断言してくれます。言葉だけでなくスーツを投げつけたり小突いたりと、夫の私への嫌がらせは日々エスカレート。娘は別れて良いと言いますが、私には娘を引き取るだけの経済力がなく、彼女と離れたくないので我慢していました。すると娘が、離婚後も母娘で生活できないかと調べてみると言うのです。「お母さん、ふたりで暮らすために一緒に闘って。もう我慢しないで!」育ちの悪さが料理にも出る!?数週間後。私はついに家を出ました。娘も帰宅せず、外から夫に「お母さんを追い出した」とメッセージを送信。「最後に夕食を作って出て行った」と……。すると夫は娘に、こんな返信をしてきたのです。「お前もう食ったか?あのババアの肉じゃがw」「マズすぎて唾吐いたったわ」「それ私が作ったやつなんだけど」やっぱり料理に中卒の育ちの悪さが出ている、親もろくなヤツじゃなかったんだ……。次々続く私への誹謗中傷に、怒りを抑えて娘が返信します。「ん?」と夫。「せっかく最後に手料理を作ってあげたのに。娘の料理に唾を吐くとか、ろくな親じゃないね」夫は慌てて、私の料理だと思ったからジョークのつもりだったと言い訳をしてきました。そんな夫を娘は一刀両断にしたのです。「きっと、育ちの悪さが出たんだね。お父さんのDNAが」見限られたのは誰?娘が、「お母さんは離婚を決めた、私もついていく」と伝えると、逆ギレした夫。自分に逆らったら生活費や学費は出さない、と脅す夫に、娘は最後の切り札を出しました。「お父さん、不倫しているから急に離婚したがったんでしょ。証拠もある。財産分与も不倫の慰謝料も養育費も一括で払ってね。それが嫌ならDVの暴行罪で訴える。どちらにしろ勝つのは私たち」そう。娘は、不利にならずに私が離婚し親権を持てるよう、弁護士をお父さんに持つ友だちに相談していたのです。その後、娘と私は新生活を始め、毎日楽しく暮らしています。訴訟沙汰を嫌がった夫からは条件通り支払いも受けられました。また、私はひそかに高卒や簿記の資格を取得しており、今は会社勤めをしています。娘はと言えば、今回の件を経て、大学で法律を学ぼうと決心。学歴を誇りたいからではなく、理不尽な立場にある人を救いたいから……。私のためにも、協力してくれた友だちのような人のためにも、精いっぱい頑張ると言ってくれています。--------------学歴や職歴で妻を侮辱し、娘に母親を追い出させようとする父親。大卒だろうが企業勤めだろうが、人として残念すぎます。見限られても仕方がありません。一方で、実はちゃんと生活力もつけていた母、すごいですね。きっと母娘で仲良く着実に暮らしていけるのではないでしょうか。著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系読者からの体験談をお届けします。
2023年11月20日サヤ山サヤさんの双子の娘・ポン子ちゃんとコン子ちゃんが小学校に入学したときのお話。入学式の翌日、制服に刺さっていたマチ針でポン子ちゃんがケガをしてしまいました。幸いにもポン子ちゃんは軽傷でしたが、なんとお友だちのレイちゃんの制服にも針が混入していたことが判明したのです。学校に駆けつけたサヤさんが集団下校する子どもたちと一緒に帰ろうとしていたときに、制服の販売店の店主から一方的な謝罪電話が。改めて連絡すると伝えても店主は話し続け、「もう1人、針が入っていたお子さんの名前を教えてほしい」「新しい制服を用意するので、明後日、店まで取りに来てほしい」と自分本位な発言を連発するのでした。軽傷とは言え、子どもがケガをしてしまった今回の事件。しかも店側のミスによるケガなのに、取りに来させるなんて……!?と、あぜんとしてしまったサヤさん。 そして夕飯時、制服販売店の店主から電話がかかってきました。折り返しの連絡を入れることをすっかり失念していたサヤさん。恐る恐る電話に出ると、「袖上げをした新しい制服を用意しました」「こちらがお届けに上がります」と、先ほどの言動とは180度変わっていました。 深く反省している様子の店主ですが、「今から行ってもいいですか?」と言い出し、しかも、あと5分で到着するとのこと! 「私、ナメられてるの?」と怒り心頭のサヤさんですが、戦闘力を上げるために急いでフルメイクをし、店主を待ち受けることに。結局、15分後にようやく店主が訪れて……。 あー無理!!無理無理無理!! 謝罪に来たのは、想像とは違い威圧感のない店主。玄関に出てきたポン子ちゃんに謝りながらも頭をなでたり、手を握ったり……。感染症流行の真っただ中ということもあり、サヤさんは嫌悪感が募ります。 そして、「下手したら深く刺さっていたかもしれない」と伝え、「同じクラスに2人も針が混入していたけれど、故意ではないのか」を確認。サヤさんは言いたいことを伝え、店主からの謝罪も受けたため、これ以上責めることはしないと心に決めたのでした。 今回のことを踏まえ、店側も二度とこのようなことが起きないよう、原因の特定と徹底した検品に努めてもらいたものですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター サヤ山 サヤ
2023年11月18日私は33歳のパート主婦で、会社員の夫と5歳の娘と3人家族です。最近、新しい家を購入し、よく家の近くの公園で遊んでいるのですが、苦手なママ友がいて……。 自称サバサバ系の迷惑なママ友そのママ友は娘と同じ年の子どもがいて、子ども同士が大の仲良しです。この公園に来るママのなかでも一番若く、「その服センスな~い」「今日もすごい髪型……なに目指してるの?」などと、年上のママたちに失礼な発言ばかりしてくるので苦手でした。そして「私、サバサバしてるから~ごめんねw」とまったく悪いと思っていない様子。 ママたちだけでなく、パパたちにも積極的に絡んでは「やっぱ私、男といるほうが気がラクだわ」と、とても嬉しそうなのです。私は「あんな人の言うことなんて気にしない」と心に決めているのですが、毎日嫌味を言われるといい気持ちではありません。 5歳娘の勇気ある行動とある休日、私が娘と公園で遊んでいると、ママ友親子も公園にやってきました。偶然出会えて子どもたちは大喜びですが、私は複雑な気持ち。会って早々、ママ友に「あれ? 今日の服、いつもよりさらにダサくない?」と言われました。 すると、遊んでいたはずの娘がやってきて、「あのママって、すごくむしんけいだね」と言ったのです。ママ友は絶句。娘の勇気ある行動に、今まで言われっぱなしだったママたちも声を上げ始めました。 公園での大暴露!ママたちは「会うたびにダメ出ししてきて、私たちが嫌がっていないと本気で思ってたの?」「公園にいる男目当てで来ているのが見え見え」「このまえ男と密会するのを見た!」と反撃! ママ友が「何よ! 不倫できるほど私はいい女ってことよ!」と反論したところ、ちょうどママ友の夫が公園にやってきました。 会話を聞いていたママ友の夫は、「周囲を不快にしているのにも気が付かず調子にのって……お前は男にも女にも嫌われていることをいい加減自覚しろ!」と大激怒。そして「浮気相手と仲良くな!」と離婚を宣言されてしまいました。その後、ママ友は離婚。不倫の慰謝料を請求され、大変だったとか。 迷惑なママ友がいなくなったあと迷惑なママ友がいなくなったことで、公園には平和な光景が戻ってきました。「サバサバ」とは、他人の気持ちや立場を尊重しながら、自分の意見や感情を正直に表現することです。一方的に他人を傷つける行為や、失礼な言葉を選んで相手を不快にすることではありません。 ママ友とは、お互いが相手を尊重して気持ちよく会話できるような、円滑なコミュニケーションを心がけたいと思った一件でした。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月07日引っ越しを機に郊外へ転園することとなった当時3歳の娘と、1歳の息子。自然にたくさん触れて、伸び伸びと幼少期を過ごしてほしかった私は、土や木々、動物との触れ合いが盛んな保育園へ通わせました。外で思う存分遊べる保育園の環境をとてもありがたく思っていたのですが、長女は慣らし保育を終えても、なかなか保育園に慣れず……。 登園を頑なに拒む娘!その意外なワケ 当時3歳の娘と1歳の息子は、引っ越しを機に保育園を転園することになりました。新しい保育園は自然や動物と触れ合う機会が多い園です。外で思いっきり遊べる環境は、私の理想にぴったりでした。 転園後すぐ、笑顔で登園するようになった1歳の息子。一方、3歳の娘はなかなか慣れずに、毎朝、自宅の玄関で泣きじゃくる日々が続きます。好奇心が強く、社交的な娘の登園拒否は想定外でした。娘だけ保育園を休ませ、自宅でゆっくり過ごしているときに、行きたくない訳を聞いてみることもありましたが、理由は謎のまま……。 1週間後、相変わらず朝の着替えを拒む娘でしたが「体操服が嫌なの!」と突然、登園を嫌がった理由を口にします。それはただの思いつきではなく、どうやら真実のようでした。新しい園は体操服登園。3歳の娘はパズルや工作など室内遊びへの興味が強い時期だったことに加え、プリンセスブーム真っ只中。毎日の体操服とどろんこ遊びは苦痛だったようです。 そのことを先生に伝えると、「好きな洋服を着てきていいですよ!」と即答。「まずは園生活を楽しむことが大事」と理解を示してくれたのです。安心した娘は翌日から私服で登園し、ぐずることも減りました。 1カ月後には保育園でお友だちとパズルをして遊んだり、楽しそうに追いかけっこをしたりする娘の姿が。人それぞれの楽しみ方を見つけることで、保育園生活が充実していくのだと感じられた出来事でした。 作画/Pappayappa著者:佐々木りか
2023年10月23日娘は2歳9カ月のときに保育園に入りました。しかし最初のころは保育園に入ったストレスで、娘はそれまでよりもわがままに。そんな娘の気持ちを受け止めようと、私は可能な限り娘と一緒に過ごすようにしました。しかし、ある日娘が泣きそうな顔で「お母さん、笑って」と言うのです。そこで気づいたのは、無理をして子育てをすることの限界でした。保育園入園でイヤイヤが大爆発!娘は保育園に入園するまでイヤイヤすることも少なく、とても育てやすい子でした。しかし2歳9カ月で保育園に入園したらそんな娘が一変。知らない環境に放り込まれたストレスなのか、娘史上最大のイヤイヤが訪れたのです。 何につけても抱っこを要求し、それまで自分でできていたこともやらなくなり、一度火がつくとずっと泣いて手がつけられない状態に。絵に書いたようなイヤイヤ期が娘にやってきたのです。 娘の言葉に2人で号泣し、最後は笑顔娘の「お母さん笑って」の言葉に、「そうだよね、お母さん笑ってなかったね。ごめんね」と言いながら、私は情けないやら、娘に申し訳ないやらで号泣。娘もつられて泣き出しました。それでも娘は泣きながら笑顔を作って見せてくるので、それを見てまた私は号泣。 最後には2人で「泣いてるー」と言い合いながら笑っていました。泣いてスッキリしたのか、これを機に娘のイヤイヤが激減し、私にも心の余裕ができて、本当に楽しくて笑う育児ができるようになりました。 私はついつい頑張りすぎてしまう性格です。けれど頑張ることに必死になって、目の前の娘と笑い合えていなかったら、娘が悲しい思いをするのは当たり前です。これからはできるだけ、目の前にいる娘と夫と「ガハハッ」と笑い合いながら過ごしていきたいと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2023年09月19日ゆる子さんは夫、娘、息子の4人家族。赤ちゃんのころから不思議な子だった娘。2歳のある日、おなかの中にいたときの記憶を語りだしました。あまりの信憑性の高さに、ゆる子さんは驚愕しつつ、娘の言葉を信じるように。娘の不思議な言動はそれだけではなく、ゆる子さんたちには見えない人物が見えると言ったり、誰もいないはずの階段から突き落とされたと言ったりするように。しまいには存在しない保育園の友だちのことまで話し出した娘を見て、環境を変えるため退園を決意。そのまま娘たちを連れてゆる子さんは実家に帰省します。実家でひと息ついたのも束の間、娘の不思議な能力が次々と明らかになります。娘がおなかの中にいたときに呼びかけていた胎児ネームを言い当てたり、生後間もないときの記憶を話し出したりして、ゆる子さんは驚きが隠し切れません。ある日のこと、娘を連れて公園に出かけたゆる子さん。久しぶりのお出かけでワクワクしていたのですが、恐れおののくような出来事が起こってしまいます……。娘との外出中に起こった恐怖の出来事 家の中では、娘の「いるはずのない人が見える」などといった発言はなくなり、安心していたゆる子さん。 ある日、ゆる子さんは娘と一緒に公園へ出かけることに。公園までの道のりを歩いていると……。 「ズキ」 ゆる子さんは突然、頭と肩に痛みを感じました。すると娘が……。 「その手……どうしたの!?」 「黒い手、くっついてる!」 もちろんゆる子さんに黒い手などは見えません。恐怖を感じたゆる子さんは思わずその場から走り出します。 しかし、娘の「ママ……待って……」という声でなんとか我に返ったゆる子さん。公園で遊びたいと泣き出す娘を抱き上げてなんとか帰宅しました。 家に着くと、ゆる子さんの頭と肩の痛みは自然と消えたのですが……。 ゆる子さんは、それからというもの外出が怖くなりふさぎ込んでいったのでした。 ◇◇◇ 公園へ向かう道中で、突然娘さんから肩に黒い手がついていると言われたゆる子さん。恐怖のあまりその場から逃げ出してしまいました。ママだってひとりの人間。恐怖を感じたときなどに取り乱すこともありますよね。ですが、幼いお子さんとの外出は交通事故、誘拐など危険がいっぱいなので、子どもから目を離してしまうことは避けたいもの。外出先で予想外の出来事が起こりパニックになってしまったときは、一度深呼吸をするなどして、冷静な対応を心がけていきたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ゆる子
2023年08月18日娘が2歳のころ、もぞもぞと股を触っているのを発見。保育士をしている私は、幼児の性器いじりについてある程度認識があったので、しばらく様子を見ていました。しかし、日を追うごとに頻度がエスカレートしてしまって困惑。試行錯誤しながら娘の性器いじりに対応した体験談をお伝えします。 性器をもぞもぞ…突然、股を触ってもぞもぞする行動が始まった娘を見て、最初はお尻がかゆいのかなと思っていましたが、明らかに性器を触って得る感覚に満足している様子でした。特に、寝るときや暇なときにしているのです。私は保育士をしているので幼児の性器いじりは過去に見たこともあって、特段驚かず、あまり言い過ぎないようにしようと思いました。もぞもぞ始めたときは、気を紛らわすために遊びに誘ったり、股が赤くなってしまったときはやさしく「触りすぎると赤くなっちゃうから、あんまり触らないように気をつけようね」と伝えたりしました。 保育園でも性器いじりが…3歳になるころ、保育園の保護者面談で性器いじりについて指摘されました。そのころ、家ではたまに見かける程度だったのですが「保育園でもしてるの!?」と頻度が増えていることにショックを受けました。しかし、先生も「直接は言わず、さりげなく遊びに誘ったり、寝るときは手を握ってあげたりしています」と言ってくれて、私と考え方が一緒だったので安心しました。それから、保育園と二人三脚で様子を見ていくことにしたのです。 娘への関わり方と伝え方を変えると…!暇を持て余すと性器いじりが始まるため、私は娘が満足する関わり方を考えてみました。娘はお手伝いが好きなので、料理や掃除の手伝いをお願いすることに。また、「ママがごはんを作っている間、ぬり絵をして待ってて」など、具体的に遊びを提案してあげました。すると、娘は進んで動くようになったり、自ら遊びたいものを探すようになったりして、暇で性器をいじることが少なくなってきたのです。いじっているのを見かけたときは、少し離れたところから「〇〇ちゃん、ちょっと来てくれる?」と用事をお願いしたり、あまり頻度が多い場合は「ここは大事なところだからあんまり触ったらだめだよ」と理由を伝えたりしたところ、年齢的な成長もあいまってか、だんだんと頻度が減少。小学校に入学する前にはほぼしなくなりました。 ついイライラして強く注意してしまい、私に隠れていじるようになったときには「どうしたらいいの?」と八方ふさがりになった気分に。しかし、一度肩の力を抜いて娘への関わり方を考えたところ、気持ちに余裕が生まれ落ち着いて対応できるようになりました。私の関わり方が適切だったのかはわかりませんが、結果的に功を奏してホッとしました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/さくら著者:坂本ひろ子1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年07月31日3歳になる娘には、いろんな場所でさまざまな経験をしてほしいと思っている私。休みの日には、私と夫、娘の3人で遠出するようにしていました。ある土曜日、ショッピングを楽しんで帰宅したとき、夫の態度にイライラする出来事が……。翌日仕切り直そうと、お出かけ場所の希望を娘に聞いてみたところ、意外な回答が返ってきたのです。 親の良かれと思っていたことが、実は違う…? できるだけ家族3人で一緒にいる時間を作りたくて、夫が休みの日には外出するようにしていました。夫は土日も仕事をすることがありますが、家にいるときはよく娘と遊んでくれるので、娘はパパが大好きです。 ある土曜日、家族3人で近くの街にお出かけし、食事と買い物を楽しむことに。食事を終えたころ、雨が降りそうだったため、急いで帰宅しました。仕事の疲れが出たのか、夫は帰宅するなりお昼寝。お互い疲れているのに自分だけ休む夫に私はイライラしてしまいました。 イライラを発散できないまま翌日に。普段なら夫がいない日は、娘と2人で近所の公園で遊んで過ごすのですが、昨日のイライラが残っていたので、娘と遠出したい気分でした。どうせなら、娘の行きたい場所に連れて行こうと、希望を聞いてみることにしました。きっと「いつもと違う場所がいい!」と言うだろうと考えていると、「近くの公園がいい!」と即答。 娘の思わぬ回答に、「そっち!?」と拍子抜けしました。希望通り、近所の公園へ連れて行くと、とても楽しそうです。いろいろな場所へ出かけて、さまざまな体験をさせてあげたいと思っていましたが、もしかしたら子どもの思いは別なのかもしれません。何かをするときは、娘の意見を聞いてみることが大切だと思った出来事でした。 作画/becomachi85著者:海月ミサ
2023年07月23日私には4歳の娘と生後9カ月の息子がいます。妊娠中から弟の誕生を楽しみにしていた娘。しかしいざ生まれると、やはりすんなりお姉さんになれるわけでもなく、時々赤ちゃん返りをするようになりました。そして娘にチックの症状が出てきたのです……。お姉さん、時々、爆発最初こそお姉さんとして下の子をかわいがっていた娘。しかし時間が経つにつれ、娘の不満は溜まっていき、「お姉さん、時々、わがまま爆発」の状態になりました。いつもは良き姉として弟をかまってくれるのですが、私に甘えたいときに弟の世話が入ってしまうと、大泣きで暴れて手がつけられないほどに。 私も私で2人目育児で余裕がなく、きつく当たってしまうこともありました。そんな状態が2カ月ほど続きましたが、だんだんと弟のいる生活に慣れてきたのか、娘は随分と聞き分けのいい状態になったと思った矢先でした。息子が生後半年のときに、娘に気になる症状が出てきたのです。 チックの症状と診断され…テレビを観ているときや、人と話しているときにまばたきが多いのです。最初は目が乾燥しているのかな?と思いましたが、何日も続くので「あ、これはチックの症状だ」と夫婦で思い至りました。後日病院で相談すると、そのときにもまばたきが多くなり、「チック症状ですね」とのことでした。 わがままの爆発が減った分、チックの症状が出てきた娘。夫婦で話し合った結果、甘やかし作戦を実行することにしました。チックを指摘しないほうが良いと言われたので、まばたきに言及はしませんが、まばたきをしているかな?と思ったら「甘えたいサインだ!」と判断。積極的に娘を触ったり、会話をしたり、隣で絵を描いているのを見たり、夫婦2人で全力で娘をかまうようにしたのです。 わがままを「言えている」と捉える甘やかし作戦の甲斐あってか、2カ月が過ぎるころにはチックの症状は消えていました。そしてその代わりに再び出てきたのが、わがままの爆発。「今度はこっちか」と思いつつ、今は「わがままをきちんと『言えている』状態」なんだと考えるようにしようと夫婦で共有。 不思議とそう考えることで、娘がわがままを言い始めても、「お、よしよし、今日もわがまま言えているな」と前向きに捉えられるようになりました。娘の気持ちに寄り添う対応を可能な限りしていると、このわがままの爆発も1カ月ほどで消えていきました。 チック症状があったことで、「今、娘はストレスを感じている状態だ」と客観的に知ることができ、娘の気持ちに寄り添うことができました。毎回のわがままに寄り添えるほど立派な親にはなれていませんが、可能な限り子どもをドンと構えて受け入れられる母親・父親でいようと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年07月11日皆さんは親子関係の悩みはありますか? 今回は反抗期の娘を持つ母親のエピソードを紹介します!イラスト:モナ・リザの戯言娘の反抗期娘と息子を育てる主人公。娘は元夫との子どもで、息子は再婚相手との子どもです。主人公はかつて自分の浮気が原因で元夫と離婚しており、一度は元夫のものになった娘の親権をなかば強引に取り戻した過去がありました。そんな紆余曲折を経て4人で暮らしていた主人公でしたが、娘は成長するにつれて主人公に反抗するようになり…。娘が激しく反抗した理由出典:モナ・リザの戯言ある日、些細な喧嘩がきっかけで「学費払わないよ!」と娘に告げた主人公と再婚相手。すると娘は「じゃあ私高校辞めるから」と言い、本当に退学して家を出て行きました。娘は主人公の浮気が原因で家族がバラバラになったことや、主人公が元夫から無理やり親権を奪ったことを知っていたのです。元夫を誘拐で通報しようとした主人公ですが、娘に「お父さんのこと通報したら一生恨むから」と言われ、何も言えなくなった主人公。その後主人公は娘とは疎遠になり、再婚相手には浮気をされ離婚、息子にも見放され、1人寂しく暮らすのでした。何もかも失った主人公の過去をすべて知っていて反抗していた娘。自分勝手に生きてきた主人公が、何もかも失ってしまうエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年07月09日トイレの際は4歳の娘と一緒に入る私。そのため私が生理のときも、一緒にトイレに入ることが多くありました。しかし、たまたま娘と違うトイレに入った際、私はある失敗をしてしまったのです。 娘は生理に興味深々娘は何ごとにも興味津々で、私が生理のときはナプキンを替えるのを手伝ってくれようとします。娘は4歳で少し会話が理解できるようになってきたころ。ただ、生理について「月に1回起こる生理現象」と説明しましたが、まだあまり理解していないようでした。 生理のときはお決まりのように便器を覗いて「赤い日だ!」と目を丸くして驚き、叫ぶのです。 スーパーで嫌な予感! そんな娘とスーパーで買い物をしていたときのことです。いつもは外出する前に娘にはトイレに行かせていましたが、その日は私が生理中で、娘のトイレのことまで頭がまわっておらず……。案の定、買い物中に娘が「トイレに行きたい!」と言いだしたので、スーパーのトイレを借りることにしました。 幸いトイレには誰もおらず、個室もすべて空いていました。そして私もトイレに入りたいと感じたため、「ママ、隣のおトイレに入るね!」と言って、娘をトイレに促し、私は隣のトイレへ。 そしてトイレが終わった娘から、「ママーうんちがでたからふいてーはやくふいてー!」という大声が聞こえてきました。 間一髪!私は急いでナプキンを交換し、娘のほうの個室へ。娘のおしりをふいて手を洗い、その場を立ち去りました。しかし、トイレから数メートル離れたところで「自分が使っていたトイレを流し忘れたかもしれない」と不安に。 急いでトイレに戻ると、ちょうど私が入っていた個室の前に女性が。私は娘に負けず劣らずの大声で「すみません! 流し忘れてます!」とひと言。女性は私の大きな声に立ち止まってくれました。 やっぱり流し忘れており、私は急いでトイレを流し汚れていないかチェックをして女性に謝りながらトイレをあとにしました。女性に流し忘れを見られなくてよかったですが、これまで流し忘れたことなどなかったため、顔から火が出る思いで、私は早々に買い物を済ませ、娘とスーパーを後にしたのでした。 いつもは娘とトイレに入るため流し忘れるということはないのですが、別々の個室に入ったことでしてしまった失敗でした。娘といるときは自分のことが後回しになることも多く、生理中のときこそ自分にしっかり目を向けなければと改めて思いました。 娘もまだ生理のことを正しく理解することは難しいと思いますが、成長するにつれて少しずつまた生理について話していけたらと感じています。 著者/伊東理恵子作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2023年07月03日私は4歳の娘を育てています。娘が保育園から幼稚園へ通うことになったときの話です。年少クラスの間は登園時に泣いてしまったり「行きたくない」と通園の途中で止まってしまったりして、私は「いつまで続くんだろう」と不安になっていました……。 毎日泣く娘…娘が幼稚園に初めて通った日のことは、今でも鮮明に覚えています。なぜなら、クラスの中で一番泣き喚いていたからです。 1カ月もすると、はじめのころよりましになっていましたが、それでもまだ泣いてしまったりしがみついて離れなかったり……。そんな娘を預けて重い足で仕事に行く毎日でした。 年少クラスのころは、私が幼稚園での出来事を聞いてもあまり話をしてくれなかった娘。年中クラスを目前にした娘のことを考えていた私は、周りからお姉さん扱いをされてまた不安になったり寂しく感じたりしないかなと、心配していました。 しかし、私の心配は必要ありませんでした。年中クラスに上がった途端、登園時は笑顔で「バイバイ!」をしてくれて、お迎えに行ったときは年少クラスのころには見たことがないくらいの笑顔で「ママー!」と走ってきてくれたのです。 娘に「なんで年中クラスになってニコニコさんなの?」と聞くと「だってお姉さんクラスだもん!」と答えてくれました。娘が年少クラスで感じていた、不安や寂しさも成長に必要なことだったのでしょう。子どもが突然成長する出来事を目の当たりにしたので、これからも子育てで悩んだときはいつか成長するものだと心配しすぎず、娘をサポートしていきたいと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:本田りか天真らんまんな4歳の娘と、やんちゃで甘えん坊な2歳の息子を育てているコスメ大好きママ。営業事務の仕事をしながらライターとしても活動中。
2023年06月30日私は、娘の記憶に残らないほど小さなころに、元夫と離婚しています。娘が小学生になってから、離婚理由をしつこく聞かれたので正直に話すと、娘から衝撃のひと言が……! 思わず涙してしまいました……。 「どうしてうちにはパパがいないの?」私は、「娘の記憶に残らないうちに離婚しよう」と、娘が生まれてすぐに離婚を決意しました。それからはシングルマザーとして過ごしていましたが、娘が小学3年生になったときに「どうして、うちにはパパがいないの?」と聞かれました。離婚理由を娘から聞かれたのは、このときが初めてです。 私は「ママとパパが大きな大きなケンカをしちゃって、仲直りできなくなったんだ」と言いました。すると娘は「私がそのとき赤ちゃんだったから、ママとパパのケンカを止められなかったんだよね。ごめんね。私がしゃべれて、ママとパパが仲直りできたら、今も一緒に仲良く暮らせてた?」と、まるで自分を責めるような言い方をしたのです! 私は「娘は何にも悪くないんだよ。娘がおしゃべりできても、ママとパパが仲直りできないくらい大きなケンカだったの。だから、娘はひとつも悪いことなんてないんだよ」と伝えました。娘のことを思うと涙があふれて、気付けば娘も私も泣いていて、ぎゅっとお互いを抱きしめあっていました。 娘からの質問に真摯に向き合ったつもりでしたが、結果として、娘に責任を感じさせてしまったようで、とても申し訳なくなりました。幸い、この話のあとも娘自身は不安定になることなく過ごしていたので、よかったです。デリケートな問題なので、「もう少し娘が大きくなってから話してもよかったかな?」と思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年06月29日娘が幼稚園の年長クラスだった年の7月、娘が落ち込んで泣いたり怒ったりするようになりました。あるときは怒って私をたたいたり、おもちゃを投げつけて物にあたったり……。原因がわかっていたので私はとても申し訳ない気持ちになりました。仲良しのお友だち娘が年長クラスだったころ、年中クラスのときから大の仲良しだったお友だちがいました。幼稚園では何をするにもそのお友だちと一緒で、帰宅後や休みの日はお互いの家で遊ぶことも。 娘とそのお友だちは学区が違ったため、小学校は別々になることがわかっていましたが、卒園までは毎日一緒に遊べるはずでした。ところが、あと半年で卒園というときに、夫の転勤辞令が! 引っ越しと転園をすることになってしまったのです。 娘の反応は…娘に引っ越すことを伝えると、最初は新しい街や新しい家へ行けることに喜んでいました。しかし、お友だちとお別れしなければならないとわかると、「お引っ越ししたくない」「○○ちゃんとお別れしたくない」と言うように。 その後も、新居や転園先を探すときは楽しそうにしているものの、急にお別れが寂しくなって落ち込み泣いてしまうなど、娘は情緒不安定気味になっていきました。泣きながら怒って私をたたいたり、おもちゃなどを投げつけて物にあたったりする日もありました。 引っ越しまでにしたこと私は娘の様子を見て、転勤族でごめんねと申し訳ない気持ちになり、なるべく娘がスムーズにお友だちとお別れできるようにサポートをしようと思いました。まず、楽しみにしていた幼稚園の行事に参加できるよう、当初の予定より引っ越しの日を延期。そして、お友だちのお母さんにも早めに引っ越すことを伝え、その日までたくさん一緒に遊ばせてあげようと協力してもらうことに。 お友だちの家や、普段はあまり利用しない延長保育で、たっぷり遊んでもらいました。娘はとてもうれしそうにしていて、私は引っ越し作業がはかどるし一石二鳥。家で遊ばせてくれたり、一緒に延長保育を利用してくれたり、協力してくれたお友だちのお母さんには、感謝の気持ちでいっぱいでした。 その後、幼稚園でのお別れ会や、プレゼントや手紙の交換をしたことで、娘は少しずつお別れすることを受け入れていったようでした。新しい街では、幸いすぐにお友だちもできて元気に暮らしていますが、たまに「○○ちゃん元気かなぁ」と少し寂しそうに話すことも。これからも同じように誰かとお別れをすることがあるかもしれませんが、一緒に乗り越えて娘の成長を見守りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:斉藤 ひかり6歳女児、3歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2023年06月25日娘たちを遅くまで児童館(放課後児童クラブ)や保育園に預けて働く私。ある日、そのことについて義父からショックな言葉を投げかけられ、悲しくなりました。そんなとき、娘たちのまさかの発言に救われて……!? 共働きなのに協力してくれない夫私は9歳・6歳・3歳の三姉妹の母です。共働きですが夫は育児には協力的でなく、毎日保育園の送迎や学校の準備など、すべて私がおこなっていました。 3人目が生まれた後の職場復帰で時短勤務を申請したものの仕事量はあまり減らず、持ち帰ったり、休憩時間に仕事をこなしたりと、何とか早く帰れるようにと頑張っていました。 義父からショックな発言が…仕事が終わらず、いつもより1時間ほど遅い19時ごろの迎えになった日のことです。子どもたちと帰り、家の前まで来たときに、近所に住む義両親とすれ違い、義父にショックな言葉を言われました。 「こんなに遅くまで保育園におったんか。もっと早く迎えに行ってやれよ。かわいそうに」。 私は仕事に育児にと頑張っていたつもりでしたが、義父の言葉を聞いて、娘たちにもつらい思いをさせているのではと思い、とても悲しい気持ちになりました。 娘たちの言葉に救われた!ショックを受けていた私に、娘が言いました。「ママ、明日も遅く来て! 今日、児童館すっごい楽しかったよ」「私も! 保育園ね、遅くなったら特別な部屋に行くんだよ!」と。 娘たちは児童館も保育園もとても楽しいようで、迎えが遅くなっても平気なようです。そんな孫たち様子を見た義父は、何も言えなくなっていました。 毎日、娘たちを預かってくれる保育園や児童館の先生方にはとても感謝しています。保育園や児童館に預けていることをかわいそうなことと捉えず、楽しく素敵な経験をさせてもらっていると前向きに考え、今後も仕事や育児を頑張りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/キヨ著者:桃野ゆか9歳、6歳、3歳の三姉妹の母。小学校教員を19年勤め、その間、育休や仕事復帰を経験。子育てや仕事の経験を元に、執筆活動中。
2023年06月23日シングルマザーとして奮闘する私は、ひとり親であることを理由に甘くみられたくないという意地がありました。そしていつの日か、2歳半の娘にも自分の理想を押し付けるように。日ごろから娘は順調に育っていると思っていたのですが……。 「もっと女の子らしく育ってほしい」母の願い おてんばでお調子者、好奇心旺盛な娘は、保育園でも「活発でおもしろい子」と言われています。虫を嫌がることもなく、手に乗せたり触ったりすることにも抵抗なし。高いところもへっちゃらで、周りの子がちゅうちょする遊具も大得意な様子。明るく元気に、真っ直ぐ育ってほしいと名付けた名前の通りに成長。しかし、私の中には、「もっと女の子らしい子に育ってほしい」と理想が生まれていました。ある日、娘と買い物に出かけた私。娘はおもちゃやシールを持って「ママ買って〜!」と駄々をこねています。「ひとつならいいよ」という私に「全部がいい!」と座り込んでぐずりだす娘。娘のわがままな姿を見て、私は次第に恥ずかしくなっていきました。そのとき、50代くらいの女性が「かわいいね〜」と笑顔で私たちに話しかけてくれたのです。娘に笑顔で「どうしたの?」と問いかけますが、娘は泣いているだけ。私が「ごあいさつは? きちんとしないと恥ずかしいよ!」と言うと、女性は「こんなかわいい子にワガママを言ってもらえるなんて、ママの特権ね」と。さらに「私は子どもがいないから経験がないけど、ママは大変よね。でも、生まれてきてくれただけで幸せよ」と笑顔で話しかけてくれました。 落ち着きがあって、お行儀の良い子になってほしいと理想ばかりを追い求めていた私。ありのままの娘を受け入れていたとは言えません。あの女性が言ってくれたように、娘がいたから私はママになれたのだと気づきました。妊娠中は「この子が無事に生まれてきますように」、生まれてきた瞬間は「元気に大きくなりますように」とだけ願っていたのです。理想像を押しつけず、娘のありのままの姿を受け入れていこうと、反省しました。まずは、娘が何を考えてどうしたいのかを理解し、その感情や行動を受け入れようと思った出来事でした。 作画/CHIHIRO著者:渡辺莉子
2023年06月19日私は新社会人1年生、娘は小学校1年生。新生活の始まりに気合いを入れ、当時シングルマザーだった私は「ひとりでも、実母に頼らず全部がんばるぞ!」と意気込んでいました。ですが、娘を泣かせてしまう結果となってしまい……。 まさかの突然の残業現在中学校2年生の娘が、小学校に上がったばかりのときの話です。私は、娘の小学校入学と同時に新しい職場に入職したので、娘は学童保育を利用していました。学童保育の最終下校時刻は、19時。その時間には、必ずお迎えに行けると思っていたので、近くに住む実母から「学童にお迎えに行くのを手伝うよ」と言われても、私は「自分でお迎えいけるから大丈夫」と断っていました。 入職し、最初の1週間ほどは定時で上がることができ、娘の学童保育のお迎えにも間に合っていました。ですが、研修が終わって現場に入った2日目、なんといきなり2時間の残業が! 実母の支援は、一度断っていたのと直前だったため頼みにくく、当然、学童保育のお迎えに間に合わず、娘は突然ひとりで学童保育から自宅に帰ることに……。 私が仕事を上がり、学童保育の最寄り駅で降りて娘の姿を探すと、ちょうど学童保育から自宅までの道を、ひとりで歩く娘の後ろ姿を見つけました。小さな体で、大きなランドセルを背負ってとぼとぼと歩いている娘……。私は大きな声で娘の名前を呼び、かけつけて「急にひとりで帰ることになってごめんね」と抱きしめました。娘は「周りも暗いし、こわかったよ」とうっすらと涙目に。 娘に無理をさせるくらいなら、最初から実母に頼っておけばよかったと思いました。8年経った今でも、私はあのときの娘の後ろ姿を忘れることができません。この出来事以来、私が仕事で残業になりそうなときは、お迎えをお願いするなど、実母に頼るようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年05月22日2023年5月8日、タレントの千秋さんが自身のInstagramを更新。娘さんが20歳になったことを報告したところ、多くのファンからお祝いのメッセージが届いています。千秋「それなりに頑張ってきたんだようううう」2003年に娘さんを出産した千秋さん。娘さんが生まれてからの20年間を振り返り、「この家に生まれてきて、母親が私なんて、大変なこともいっぱいあったと思うけど、いいこともいっぱいあったと思ってくれたらいいなあ」と、娘さんへの思いをつづりました。また、投稿の中で千秋さんは、娘さんが幼稚園に入園した頃のエピソードも明かしています。幼稚園に入園して、世の中のママ達を初めて知って、「ままはほんとうにおとななの?ちいさいしふくもしゃべりかたもほかのままとぜんぜんちがう。びょういんにいってほんとうにおとなかしらべてきて」って言われて、確かに。とわたしも思ったんだけど、それなりに頑張ってきたんだよううううchiaki77777ーより引用 この投稿をInstagramで見る 千秋/CHIAKITV/singer/Design/produce(@chiaki77777)がシェアした投稿 娘さんのまさかの提案に、当時の千秋さんはとても驚いたことでしょう。そんな娘さんのことを、千秋さんは「私に似ず、いつも機嫌のいい優しい娘に育ちました」と嬉しそうに語っています。娘さんが20歳を迎えたことについて、千秋さんのファンからも多くの祝福コメントが寄せられていました。・素敵な日々を送ってください!・ママのような素敵なレディになるんでしょうね。・千秋さんと娘さんのような親子関係を目指して、私も頑張ります!千秋さんは投稿の最後で「これまでの20年で、娘に少しでも関わってくれた優しい大人のみなさん、すべての方に感謝します。みんなに育ててもらった気持ちです」と、感謝の気持ちを記しています。娘さんには、これからもたくさんの人に愛される人生を過ごしてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2023年05月09日独身のときから不規則な生活だった私。母親になり、娘を早く寝かせ規則正しい生活にしようと思っていました。しかし、いつの間にか娘も遅寝遅起きの生活になってしまったのです……。 独身のときから不規則な生活だった私私は子どものころから早起きが苦手で、娘が生まれるまで不規則な生活をしていました。仕事の日は朝7時半に起きていましたが、休みの日は昼12時起き。寝る時間も遅くなり、毎日夜12時を過ぎていました。仕事中も体が怠く、夕方家に帰ってきて昼寝してしまうこともありました。 また、夫は交代勤務の仕事で夜勤があり、寝る時間も起きる時間もバラバラ。夫婦互いに気にせず、だらしない生活を送っていましたが、娘には規則正しい生活をしてほしいと思い、最初は張り切って寝かしつけをしていたのです。 娘の寝る時間が遅くなってしまった娘が生まれてから毎日夜9時までに寝かせようと、2人で寝室に行き絵本を読み、寝かしつけをしていました。しかし、娘が大きくなり体力がついてくると、寝る時間がどんどん遅くなるように……。その間、夫は別室でゲームをしているので、さっさと寝る支度をして手伝ってくれればいいのにとイライラすることが増えました。 娘が2歳になるころには、私は早く寝かせることを諦めるように……。寝る時間が夫や私と同じ夜11時を過ぎ、起きる時間も朝9時~10時と遅く、娘の生活リズムが大きく崩れてしまいました。 だらしない生活になってしまいごめんね今でも、予定がないと早起きができない私。自分のせいで、娘の生活リズムが遅寝遅起きになってしまったことをとても後悔しています。毎日早起きして娘を起こし、夫と協力して、夜9時には電気を消して寝る環境を作るべきでした。 これから幼稚園や学校が始まるにつれて、娘がうまく生活リズムを作れるのか不安です。新生活に向けて私も娘も、規則正しい生活に改善していきたいです。だらしない母親で娘に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 子どもだからといって早寝早起きができるわけではなく、親も規則正しい生活を心がけなければ、生活リズムが崩れてしまうことを身をもって知りました。また、娘が2歳になると、夫が一緒に寝ていないことに気づいて目が覚めてしまうこともあり、寝かしつけは家族の協力が必要だと感じました。幼稚園や学校生活に適応できるように改善していきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:渡邊なつ
2023年04月11日娘が4歳になったころの出来事です。ある日の夜、私は娘と一緒にお風呂に入ったのですが……。 驚いた娘が悲鳴をあげたとき、まずは「大丈夫だよ」とやさしく声をかけて安心させ、経血が体に付いてしまわないよう、すぐに湯船から出て2人でシャワーを浴びました。お風呂を出てから「ママは体から血が出る日があってね」と娘に説明してみましたが、まだ4歳なので理解できたかどうかはわかりません。娘が怖がって泣いている姿を見て、今後、生理中に一緒にお風呂に入るときには、経血が漏れてしまわないよう、もう少し何か工夫をすべきだと反省した出来事でした。 私の生理期間中だけでも、夫が娘をお風呂に入れてくれたらとても助かるのですが、夫はつねに仕事が忙しく、娘の入浴時間までに帰ってこられないことがほとんどです。それからというもの、本当は娘と一緒に湯船に浸かってゆっくりしたい気持ちはあるのですが、経血量が多い日は娘と少しだけ湯船に浸かって、経血が漏れてしまわないうちに私だけ湯船からあがり、シャワーで済ませるといった対策をとっています。 原案/山口てぃもさん作画/おみき監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター おみき旦那と娘(2020年産まれの女の子)の3人暮らし。夫婦のこと育児のことをコミックエッセイにしてインスタグラムで発信中。高齢出産&初めての育児に奮闘中です。
2023年04月09日つかまり立ちからつたい歩きに移行し、動くことが楽しくなってきた1歳ごろの娘。うまく進めず転んでしまうことを予測できたはずなのに、私は安全対策を完璧にできていませんでした。ある日、娘はテレビボードの角に向かって前から転倒してしまい、おでこがみるみる腫れあがってきて……。 つかまり立ちで手を滑らせ…娘が1歳になるころのことです。つたい歩きでリビングを盛んに動き回っていた娘。家具につかまっていた手が滑ってしりもちをついてしまったときは、泣くこともあればキャッキャと笑ってそれすらも楽しんでいる様子でした。 ある日、娘がいつものようにつたい歩きをしているのを、私は離れたところから家事をしながら見守っていました。しかし娘が手を滑らせてしまい、「あ、危ない!」と思ったのも遅く、娘はテレビボードの角めがけて前のめりに転倒! 以前は角の部分にクッション材をつけていたのですが、接着が弱くて娘が取ってはまた貼ってを繰り返し、面倒になり外れたままにしていたのです。そのことを私はひどく後悔しました。 腫れあがる娘のおでこ大泣きしている娘の姿を見て私は青ざめました。娘のおでこを確認すると、血は出ていないものの2cmほどの赤い傷ができています。出血していないので大丈夫かな?と思ったのも束の間、みるみる腫れ上がってきたのです。これは救急車を呼ぶべきか……私は悩みました。娘はその間も泣き続けていました。ひとまず氷水で傷の部分を冷やし、小児科の看護師である友人に電話で経緯を話すと、友人は傷を確認したいとのこと。私は一旦電話を切り、娘のおでこを写真に撮ってメールで送りました。 友人の神対応友人は傷を確認して、すぐに折り返し電話をくれました。救急車を呼ぶほどではないけれど、病院で診てもらったほうがいいとのこと。何科にいけばいいかわからなかったのですが、万が一縫うときのことを想定して外科と小児科のある病院をすすめてくれました。 すぐに娘を病院に連れて診察してもらい、幸い脳には影響なさそうだということがわかり、出血していないので縫うこともないと聞き、ホッとひと安心。娘は泣き疲れたようで、帰りの車ですぐに寝てしまいました。おでこの腫れは次第に引いていき、翌日には傷の赤みだけが残るような見た目になり、数日すると傷も目立たないほどよくなりました。 けがをしないようにずっと娘を近くで見張っているのは現実的に難しいです。それならば安全対策を徹底し、しっかりと対応するべきでした。娘には「ごめんね」という気持ちでいっぱいでした。救急車を呼ぶべきか、どこの診療科に行けばいいのかひとりでは判断できなかったので、すぐに対応してくれた友人に感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/星田つまみ著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
2023年04月03日私は元々シングルマザーで、娘が4歳のときに今の夫と再婚。いわゆるステップファミリーとなりました。交際期間中や再婚したころは娘も幼かったので、彼と娘の2人で出かけたりと私抜きでも楽しく過ごしていました。しかし、今、娘は多感な13歳。夫と娘の関係性に変化が起きています。ある日娘から学校でいじめにあっていることを聞かされた夫と私。そのとき夫は……。 わが家はステップファミリー私は娘が小さいときに離婚し、シングルで子育てをしていました。娘が4歳のときに今の夫と交際を始め、その4年後に再婚。いわゆるステップファミリーに。再婚したばかりのころは、娘は「パパができた!」と喜んでいて、夫と娘の2人で映画を観に行ったり、ワカサギ釣りに行ったりして楽しく過ごしていました。 そんな娘ももう13歳で多感なお年ごろ。家族と過ごすより友だちとの時間が楽しいようで、休日のお出かけを誘っても一緒に行ってくれないこともしばしば……。夫と娘にいたっては、たまにゲームの話をするくらいです。夫自身もたくさん話すほうではないのもあって、2人のコミュニケーション不足を感じていました。 娘が学校でいじめに! それを聞いた夫は…ある日、娘が突然「学校に行きたくないんだけど、パパとママは行けって言う?」と言ってきました。よくよく事情を聞くと、娘は学校でいじめにあっているとのこと。数人の男子から毎日悪口を言われていると言うのです。私と夫の結論は一緒で、「そんな嫌な思いまでして行く必要ない」でした。 その日の夜、娘が寝たあと、夫と2人で娘のことを話し合いました。すると夫は「腹立つ。相手をこらしめてやりたいくらいだ」と怒っていました。普段、愛情表現が乏しい夫なのですが、このとき娘にも深い愛情を持ってくれているのを感じ、うれしく思いました。 「パパって、ちゃんと私のこと大事に思ってくれてるんだね」後日娘と2人で話す機会があり、私が「パパが相手の男の子たちのこと怒っていたよ。『こらしめてやりたいくらい』って」と伝えると娘は、「意外! パパって、ちゃんと私のこと大事に思ってくれてるんだね。あんまり話さないから、私に関心ないのかなって思ってた。だからうれしい……!」と喜んでいました。 その言葉を聞いて、娘が父親の愛情に不安な気持ちを抱えていると気づかなかったことを反省しました。そして、娘には、パパが自分のおこづかいで娘にゲームを買ったこと、パパと私で娘のことを話すとき、パパがいつも「○○(娘)の意見を尊重しようよ」と言っていることなどを伝えました。「あんまり表に出さないだけでパパは○○のことをちゃんと想っているんだよ」と。 夫と娘の関係は変化したのか?夫には、「○○にパパの愛情伝わってなかったよ! ちゃんと口にしてあげないとわからないよ」と伝えると、夫は「年齢が年齢だから『大好きー!』って言っても気持ち悪がられそうだし、難しいよ。でも、なるべく口に出すようにする」と反省していました。 それから夫と娘の関係性が劇的によくなったかというと、そういうわけではありません。ですが、普段口数の少ない夫が娘のことを積極的に褒めるようになり、コミュニケーションをとる時間が少しずつ増えています。ちなみに、娘の友だち関係のトラブルは解決し、今は楽しく学校に通うことができています。 学校でのトラブルがきっかけでしたが、今回の一件で、血のつながりのない父親からの愛情を娘が再確認できたことはとてもよかったと思います。 夫としては、娘が13歳という難しい年齢であることや、夫自身が口下手であることから、どのように愛情表現をしていいかわからなかったようです。今回、私自身も夫の娘への愛情を再確認することができ、とてもうれしい気持ちになりました。夫と娘の関係性が良好に保てるよう、これからも見守っていきたいと思います。 作画/Michika著者:吉川 みきな13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年03月31日幼稚園のクラス替えで、仲良しのお友だちと離れてしまった娘。しばらくして新しいお友だちができたことに、私は安心していました。しかし、いつもと違う娘の様子が気になっていたところ、幼稚園のお友だち関係で嫌な思いをしていたことを知り……。その後、どのように解決し、円満に遊べるようになったのかをお伝えします。 仲良しのお友だちとはなればなれわが家の8歳の娘は、マイペースでのんびりやさん。慎重なところもあるので、見ていてもどかしいときもあります。そんな娘が年少から年中に上がるときのクラス替えで、それまでいつも一緒に遊んでいた仲良しのお友だちグループと、ひとりだけクラスが離れてしまいました。 娘以上に不安でいっぱいになった私でしたが、その不安は的中。もともと人見知りな娘はポツンとひとりで過ごす時間が増えてしまい、担任の先生に遊んでもらうことが多くなりました。 新しいお友だちができたけれど…しばらくすると、娘から新しいお友だち、Aちゃんの名前をよく聞くようになりました。毎朝幼稚園に行くと、早く着いているAちゃんが娘のことを待っていて、娘を見つけると必ず、「なんでそんなに遅かったのー?」と、駆け寄ってきてくれるのです。 仲良しの子ができたんだな、よかったなとホッとしていたのですが……。やがて娘は、「早く幼稚園に行かないと怒られちゃう」と、朝ソワソワとするようになりました。どうやらAちゃんは強めの性格で、娘はAちゃんに怒られないように遊んでいるようなのです。 そんなこともできないの?それでもAちゃんと遊ぶこと自体は楽しいようで、娘はそれからもよく一緒に遊んでいました。心配しながらも様子を見ていたのですが、そんな矢先に幼稚園のママ友から、「娘ちゃん大丈夫?」と言われました。 それは、娘がAちゃんから、「そんなこともできないの?」と言われて泣きそうになっているのを見た、というのです。しかも、このような話を別の2人のママ友からも聞いたので、どうやら真実のようです。悩んだ末ひとまず娘には、「嫌なことは嫌と言っていいんだよ」ということを伝えました。 体操の時間に起こったこと幼稚園の課外レッスンの体操の時間でのこと。その日は縄跳びのレッスンでした。娘は縄跳びは苦手なので、それまでもAちゃんからは心ない言葉を繰り返し言われていたようなのですが、その日の娘は練習の甲斐あって、Aちゃんよりもたくさん跳べたのです。 そのときの娘が小さな声で私に言った「Aちゃんより跳べたよ!」という言葉と、満面の笑みは忘れられません。娘はやはり、ずっと我慢をしていたのです。 娘はその後、少しずつではありますが、Aちゃんに言いたいことを言えるようになり、トラブルなく遊べるようになりました。また、そのような思いを経験したことで、自分より上手にできないお友だちがいたとしてもバカにしたり、下に見るようなことはありません。自分がされて嫌なことを人にはしないようにする、という、大切なことを学べたのだと思います。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/市田スナオ ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年03月30日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ手術後、娘にたくさんの変化が…。声が大きくなり、顔色が良くなり、呼吸が小さくなって、ミルクもちゃんと飲めるように。いよいよ退院。多くの人たちに助けられてここまで来たこと、感謝して病院を後にするのでした。■遺残短絡がある!?■元気な女の子に成長!ここまで読んでくださって本当に本当にありがとうございました!今さくちゃんは1年に1度の検査のみになりました。元気に怪獣のように成長しています!これからも精一杯生きて、泣いて笑って成長して大人になれるような、そんな未来が待っていますように。※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月17日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ入院して陣痛促進剤を入れたら早速陣痛がやってきて…。しかし25時間陣痛に苦しむも赤ちゃんは降りて来ず、子宮口も開かないため、帝王切開で出産。産後すぐ握手させてもらうが、赤ちゃんの手が冷たいことに驚き…。■退院と言われて胸騒ぎが…■私は頑張れていない!?暗い、暗い、暗い! でもこの時が一番気持ちが不安定で…。ミルクをあげるのにすごく時間がかかっていたんですが、大量に吐くようになってからはミルクの時間が苦痛でその時間が来るのがすごく怖かった記憶があります。あと、途中お医者さんにきついことを言われているような表現をしていますが、私もちゃんと「噴水のようにミルクを吐くんです。授乳に1時間もかかるんです」と伝えられていなくて…。お医者さんからしたら、母乳出ないのに完母で頑張ろうとしてるんじゃないかと思われていたかな、と。なぜかこの時は忙しいお医者さんの手を煩わせてはいけないという思いが強くて言えなかったのです。いやいや言えよー!次回は病気発覚のきっかけとなった出来事を描いていきます。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月02日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ教師をしていた私は順調な妊婦生活を送っていたが、出産予定日を過ぎても陣痛が来ず、なかなか生まれる気配がない。妊娠41週が過ぎた頃、担当医と相談し、翌日から入院して陣痛促進剤を入れることになるのだが…。■陣痛は来てるのに降りてこない!?■赤ちゃんと握手…!今回は出産と最初に感じた違和感のお話。生まれたての赤ちゃんと握手する感動の場面ですが、私は娘の手が冷たくて不安になったのを覚えています。そして、今思い出しても出産は痛かったですね…。これが「命懸けか!」と思いました。次回は病気発覚までの不安と葛藤を描いていきます。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月01日現在は4歳の娘と生後7カ月の息子を育てている私が、生後半年くらいの娘と夫と私の3人でショッピングモールへ出かけたときのことです。エレベーターに乗った私と娘に、急におばさんが近づいてきて……。逃げ場のないエレベーターで怖い思いをした体験談です。※コロナ禍前の体験談です。 夫と離れ、娘と2人だけでエレベーターへ3人で買い物をしていると娘の授乳時間になり、私は娘と2人で別の階の授乳室に向かいました。すぐ近くにあったエレベーターが来るのを待って乗り込んだそのとき、扉が閉まる前に1人のおばさんが乗ってきました。 エレベーターの中には、私と娘とおばさんの3人だけ。広いエレベーターでしたが、そのおばさんは乗ってきた勢いそのままに、奥に立っていた私と娘のほうに向かってずんずんと歩いてきました。 急に抱っこしようとするおばさんおばさんは「あらー! やだやだ! かわいい! ほら!!」と言って、急に手を出してきました。私は内心「何!?」と思いながら、おばさんの勢いが怖くて声が出せません。そのとき娘は抱っこひもで抱っこしておらず、私の腕で抱っこしている状態。おばさんは私の腕と娘の体の隙間に手を入れてきて、娘を抱っこしようとしてきました。 あまりの強引さに私は少しパニックになりながら「え!? あの! すみません!」と逃げようとしましたが、エレベーターは動き出したばかり。他の階に着くまで逃げ場がありません。それでもぐいぐいと娘を抱き上げようとするおばさんに、「いや、あの、人見知りなんで!」と言いましたが、「失礼ね! 何もしないわよ! 抱っこしたいだけ!」と譲りませんでした。 扉が開くと同時にダッシュ!「早く着いて!」と思いながら娘を渡すまいと体をねじらせ、ようやく他の階に着きました。エレベーターが止まり、扉が開くと同時に私は「失礼します!」と言ってダッシュ。そのときはものすごく長い時間のように感じましたが、実際時間にして数十秒だったと思います。おばさんはついてくることはありませんでした。 おばさん自身は本当に悪意もなく、「赤ちゃんがかわいいから抱っこしたい!」という気持ちだけだったのかもしれません。抱っこ以外の対応でも、もっとコミュニケーションをとることができたかもしれませんが、このときは知らないおばさんの勢いに焦ってしまいました。 もし同じようなことがあった際には、コミュニケーションをとりながら、じょうずに対応できたらと思いました。 イラストレーター/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年02月11日私は国際結婚しており、ブラジルに住んでいます。ブラジルで生まれた一人娘がいますが、娘の外見について、ある日訪ねてきた義母がショックな発言をしたのです。私と夫を悲しい気持ちにさせた義母の発言に対し、私たち夫婦がとった対応は……。 訪ねてきた義母の信じられない発言ブラジル人の夫は目が青く、肌は少し褐色で髪は茶色という、ゲルマン系とラテン系のちょうど中間のような外見をしています。一方の私は、まっすぐな黒い髪、黒い瞳という、日本人に多い外見です。そんな私たちから生まれた娘は、茶色のウェーブした髪、黒い瞳、顔立ちはゲルマン系と東アジア系の中間のような印象で、私と夫の両方から少しずつ外見的な特徴を受け継いでいます。 そんな娘に対し、私たちの家に訪ねてきた義母が「娘ちゃんはとってもかわいいわね。青い目をパパから受け継がなかったのは残念だけど、黒い目もとってもかわいいわよ」という発言をしたのです。「黒い目の美しさは、青い目の美しさに劣る」という意識からくるこの発言に耳を疑いました。 娘の黒い瞳は「残念」?日本では「色の白いは七難隠す」ということわざがありますが、それと同じようにブラジルでは青い目が美しさの象徴と感じている人が多いようです。ですが娘の黒い目に対して、「残念だけど」とは言ってほしくなかったですし、「黒い目は青い目に美しさで劣る」という意識を植えつけるような発言はすべきではないと思っています。 不幸中の幸い、義母がその発言をしたとき娘は遊びに夢中で聞こえていなかったようですが、私の心の中は怒りで震えていました。夫もショックだったようで、娘がいるその場では注意しませんでしたが、娘が寝てから義母に怒りをあらわにしました。 どんな外見でもかわいい娘娘が寝たあとのこと。夫が義母に、青い目でも黒い目でも、髪が金色でも黒色でも、体形が細くても太くても、仮にどんな外見だったとしても私たちの大切な娘であり、「残念だけど」という言葉で形容されるいわれはないことをハッキリ伝えてくれました。 また、義母の発言は一種の差別意識が根底にあることも指摘すると、義母は本当に無意識で発言したようで、ひたすら謝ってくれて、二度と言わないと約束したのでした。 今回娘に対しひどい発言をしたのは義母でしたが、きっとこれから他人のトゲのある言葉に娘が傷つくこともあると思います。そんなとき、ひどい言葉の100倍は「かわいい、すてき」と言ってあげたいと思います。娘がこれからも自信をもって生きていけるように、手助けしていきたいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2023年02月09日