発達障害のある子どもの個性的な行動、どうやって褒める?注意したほうがいい?「平均」や「常識」にとらわれず、子ども一人ひとりにあった育て方が大事だと思っている方は多いと思います。ですが、子どもが個性的すぎる行動をしている……こんな時、保護者としてそれを手放しで褒めていいのか、注意したほうがいいのか悩まれることもあるのではないでしょうか。子どもの個性的な行動にどのように声を掛ければいいのか、どのように褒めたらいいのか、ケースごとに見てみましょう。ケース:ミニカーをひたすら並べて遊んでいるときUpload By 専門家体験談発達障害のあるお子さんは、ちょっと変わった遊び方をすることがあります。この例のように、ミニカーを走らせるのではなく、何台も何台もきれいにひたすら並べて遊ぶことも。大人がこれを見ると「ミニカーって走らせて遊ぶものじゃないの?」といった常識にとらわれてしまい、良かれと思ってそのような遊び方をお子さんにうながしてしまうことがありませんか?しかし、それでは子どもの個性を認めず、保護者側の常識を押しつける形になってしまうと思います。子どもがミニカーを並べることを楽しんでいるのならば、それが子どもが「好き」で「興味」があり「楽しい」遊び方なのです。それを理解して、そのまま「長く並べたね」と声をかけるのが大切ではないでしょうか。子どもが一番自信をつけるのは自分が好きなことなどを褒められた時です。特に、本人がやりたいことを達成して少し興奮をしているような時に、その達成感に共鳴するような形で「やったね」と軽く褒めるのがいいでしょう。ケース:頑張っても忘れ物をしてしまう子ども。頑張る努力を褒めたらプレッシャーに?Upload By 専門家体験談このお子さんはADHD(注意欠如多動症)で不注意の特性があります。努力しても忘れ物をしてしまうことが多いようですが、本人はまあいいかと深刻にはとらえていません。ただここで、母親が「頑張ってるけど今回は忘れちゃったんだよね」「次はきっとできるよ」と褒めて励ましていたところ、これがお子さんにとってプレッシャーとなってしまったようです。「努力を褒めることはいいこと」と言われますが、このお子さんのように「まあいいか」と切り替えられるタイプなら、毎回声掛けする必要はありません。見守っていて、たまたまうまくいったときに「よかったね!」と声をかけるくらいがいいですね。褒め方のポイントは?5つの褒め方のヒント褒め方は、そのお子さんにあったものかどうかが大事です。それを見極めるポイントは「褒めたときに喜ぶかどうか」。お子さんの様子を観察して、褒め方を変えてみましょう。また以下の5つのヒントも参考にしてみてください。子どもがまだ小さく、保護者やまわりの人から声をかけられることを喜ぶ場合は、あまり深く考えず、「よくできたね」「えらいね」とどんどん褒めていいでしょう。やがて子どもが成長するにつれ褒めてもうれしそうではないと感じるようになったら、なんでもかんでも褒めることはやめて、子どもが達成感などを感じているときに共鳴する形で褒めましょう。この頃には保護者とお子さんの間に信頼関係のようなものができていますので、露骨に褒めるのではなく、さりげなくつぶやく言葉も褒め言葉になります。子どもがやりたいことをやっているときにボソッと「やるじゃん」「イェイ」「やったね」と声をかけるくらいでいいでしょう。褒め方のヒント1、2での年齢は目安です。学童期になっても褒められると無邪気に喜ぶ子どももいるので、子どもの様子を見て褒め方を考えましょう。ASD(自閉スペクトラム症)のお子さんの場合は、遠回しな表現が伝わりづらいことがあります。「すごいね」「やるじゃん」よりも「(ミニカーを)長く並べたね」「(積み木を)高く積めてすごいね」と、お子さんの行動を具体的に褒めましょう。ADHD(注意欠如多動症)のお子さんの場合は「できていなくても頑張ったことを褒める」と間違ってはいけないというプレッシャーなど間違ったメッセージになってしまう場合があるので、過程よりなんとかなった結果を見て「結果オーライ!よかったね」といった褒め方がおすすめです。自分はミスが多い、周りに手伝ってもらったりお騒がせすることもあるけれど、みんなで相談すればなんとかなるという考え方を得て、「人の助けを借りればなんとかなる」「最後には帳尻が合う」という感覚を持てれば、のびのびと育っていくことができるでしょう。褒めるときに動作も組み合わせると子どもが達成感を持ちやすくなる場合があります。達成感だけでなく相手と共感しやすい、活動を切り替えやすいというメリットも。ただ、子どもが嫌がる場合は無理にやることはありません。「子どものやりたいこと」と「保護者がやらせたいこと」が違うことは多々あります。私は「子どもは自発的に伸びていく芽であり、それを見つけてそのまま伸ばすことが大事」だと考えています。「こう育ってほしい」と思って褒めるのではなく、お子さんの特性はそのままに、子どもの個性を伸ばす褒め方をしていけるといいですね。マンガ/吉田いらこ前の記事はこちらUpload By 専門家体験談(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年02月27日タレントの小倉優子が16日と17日に自身のアメブロを更新。叱られた次男から貰った手紙を公開した。16日のブログで、小倉は「お料理教室へ行ってきました」と明かし「デミグラスソースや海老のビスクなど家庭でも作れるなんて知らなかったです!!」と料理の写真を公開。「どれも美味しくて、とにかく感動でした」とつづった。17日に更新したブログでは「次男が長男に唾をつけたので、私が次男に怒ったら次男から手紙をもらいました」と小倉に叱られた次男からの手紙を公開し「思わず笑ってしまいました笑」とコメント。「この手紙に長男も大爆笑」したそうで「次男って本当にユーモアがあり可愛いです笑」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「反省したんだね」「可愛くて素直ですね」「癒されました」「これ見たら許しちゃいますね」などのコメントが寄せられている。
2024年02月18日皆さんは、ショッピングモールで驚いた経験はありますか?今回は「ショッピングモールで叱られる子どもたち」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:多喜ショッピングモールで…主人公が友人とショッピングモールを訪れたときのこと。お腹が空いた主人公と友人は、飲食店を探し始めました。突然の声に驚き出典:愛カツ突然「何食べてんの!ありえない」と言う女性の怒鳴り声が聞こえてきました。振り返ってみると、子どもたちが母親と思われる女性に叱られていて…。主人公は子どもたちをかわいそうに思いながら、よくある光景だと思い店探しに戻りました。そのとき、店先に見本として飾られた本物の料理を見つけたのです。本物の料理が見本として飾られているのを初めて見て、驚いた主人公と友人。しかも飾ってある料理の一部が欠けていました。どうやら子どもたちはその見本を食べてしまったため怒られていたのでした。読者の感想見本に本物の料理が使われていたのも、子どもたちが勝手に食べてしまったのも驚きですよね。申し訳なさや子どもたちへの心配で、怒鳴ってしまった母親の気持ちがよくわかります…。(40代/女性)突然怒鳴り声が聞こえたら主人公のようにびっくりしてしまうと思います。子どもたちを叱っていた理由が、子どもたちが勝手に見本を食べてしまったことだと知り、なかなかないケースだなと感じました。(20代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年01月26日結婚について、多様な考え方が尊重されるようになってきました。ですが、パートナーがいる人との会話で「子どもの話題」をふるケースはまだまだあり……。子どもに関して質問され、返答に困った方も多くいるのではないでしょうか。そこで今回のMOREDOORは「子どもについて聞かれた時の返し方」を聞いてみました。※当事者の声はさまざまですが、あくまで一例として、参考になれば幸いです。両親から尋ねられ……Wさんの場合結婚をして周りの人に「子どもはどうするの?」と聞かれました。その時私は、「旦那さんと過ごす時間を大切にしたいから今は大丈夫!」と伝えました。その言葉を聞いて、周囲は「そっかー!」といった反応をされました。結局は自分の人生なので、人に干渉されたとしても、深く考えすぎないことがいいと思います。(26歳/会社員)Yさんの場合私の場合は「子どもは?」と聞かれて、「戸建てを買いたいから見て回ってるとこだから、まだかなー」と伝えました。実際に家についても考えていて、嘘をついたわけではなかったので、やましい気持ちは抱きませんでした。デリケートな話にはなりますので、「まだ考えてない」ときっぱりと伝えるとよいと思います。深掘りするような方には、話題をそらすことで回避できるかもしれません。(30歳/会社員)「結婚=子ども」というイメージ夫婦によって子どもに対する考え方は「今のタイミングではない」「なかなか授かりにくくて悩んでいる」「子どもをつくらない選択をした」など理由はさまざま。とはいえ、周囲の人の中には「結婚=子ども」というイメージから、悪気なくその話題を振ってしまうのかもしれません。そんな時は、投稿者さんたちのように話題をそらしたり、はっきりと伝えてみてはいかがでしょうか。※この物語はフィクションです。■脚本:simme■作画:石川ナオ(MOREDOOR編集部)
2024年01月21日Q:子どものり方が分かりません。自己肯定感を下げない叱り方など知りたいです。A:子ども自身の人格を否定しないで行動に対して叱ること、怒りの感情のみを子どもにそのままぶつけるような叱り方をしないことが大切です。Upload By 発達障害のキホン子ども自身の人格を否定しないで行動に対して叱ること、怒りの感情のみを子どもにそのままぶつけるような叱り方をしないことが大切です。子どもは何を叱られているのか分からない場合があります。どうしてその行動がよくなかったのか理由が分かるように伝え、代わりにどうすればいいのか教えられるとよいでしょう。また、子どもが興奮しているときに伝えるのではなく、少し落ち着いてから納得するように伝えることも大切です。
2023年12月31日「我が子がほしい…」妻は早く子どもがほしくてたまらないのに、夫はそんな妻の焦る姿を見ると気持ちがなえていく…。拓也さんは、妻の美咲さんから毎月妊活のタイミングを知らされ、有無を言わせない雰囲気で求められる。ただでさえ仕事でも数字に追われているのに、妻のプレッシャーにも押しつぶされそうだ。一方妻も、拓也さんが妊活におよび腰で、3年前から「また今度」とずっと避けられていることに限界を感じ、不安定になっていき…。夫婦の温度差、すれ違い、うまくいかないストレスや悩み、男性の心理など、多くの不妊夫婦が妊活でぶつかる問題を描く家族の物語。多くの困難や奇跡を経て、ふたりがたどり着く運命とは…?■前回のあらすじ子どもがほしい美咲は拓也に詰め寄るが、「今日はやめよう」「また今度」「気持ち的にそうなれない」と残酷な言葉を返してくる。すると美咲は「最初にそれ言われてから3年たつ」と言い出し…。■ちゃんと考えてる!?■待ってればいずれ…!?美咲は「子どもほしくないの?」と単刀直入に聞くと、「ほしいよ、もちろん!」と答える拓也。しかしその理由は「人の経験としていたほうがいいかなー」というもので…!?さらに「待ってればいずれ」と言うけれど、本当にそれで大丈夫なのでしょうか…?次回に続く「僕たちは親になりたい」(全64話)は12時更新!
2023年12月20日くわばたさん反省「ごめんなさいを寝顔に言うのはやめよう」女優の仲里依紗さんとの間に誕生した小学4年生の息子の父である中尾さん。くわばたさんは中学生の長男と小学生の次男、長女の三児の母です。ともに小学生の子どもを育てている親同士、普段の生活や育児についてざっくばらんに語る動画をYouTubeで公開しました。中尾さんの長男とくわばたさんの次男は同学年ということもあり、話は弾みます。くわばたさんが「最近次男が嘘をつくようになった」と明かすと、すかさず中尾さんが「全く一緒です。それで僕は何度か怒りましたね」と答え、「こういう話が聞けるので、(一緒に飲むのは)いいですね」とうれしそう。中尾さんと長男・トカゲくん(愛称)は、一緒にゲームをするなど友達のように仲良しだそうですが、ときに中尾さんが感情的な態度をとってしまうことがあるのだそう。後で反省し、ストレートに「ごめん。さっきはちょっと、俺も感情的になりすぎて言いすぎた。でも俺は、こうやって言いたかったから、そこは分かってほしい」と、変に子ども扱いせず自分の非をわびてから気持ちを伝えるようにしているのだとか。中尾さんの話に共感しつつ、くわばたさんは自身の子どもへの謝り方について考えるところがあったそうです。以前は、寝ている子どもに向かって「こんなに怒ってもうて、ごめんね」とこっそり謝っていました。ところがあるとき「これ何の意味もないんちゃうか」と気づいて……。「夫婦喧嘩しても、旦那の寝顔に謝ったって次の日は夫婦喧嘩が続く。やっぱり起きてるときにちゃんとその人に向かって言わなあかん」と、考えを改めたといいます。くわばたさんも中尾さんも、親として成長しながら、子どもと真摯に向きあっているのですね。ちなみに、くわばたさんの旦那さんは、何を言っても「そうだね」と肯定してくれるため、なんと一度も夫婦喧嘩をしたことがないのだそう。「宝くじ当たったぐらいのことやと思う。今の旦那と結婚できたことは」とのろけるくわばらさんに、中尾さんは「本当素敵な旦那様ですね……」と驚きを隠せません。一方で中尾さん夫妻は、結婚当時よりは減ったものの、今でも夫婦喧嘩がたまに勃発。子どもの習い事や進学のことなどで意見が分かれがちで、先日はトカゲくんがスイミングスクールに通い続けるかどうかで揉めたのだそうです。スイミングスクールを辞めたいと話すトカゲくんに仲さんは賛成したのですが、中尾さんは「今4級だから、1級になればやめてもいいよ」と返答。「せっかくだから最後までやり遂げたという自信をつけてほしい」「1個自慢できることがあるといい」という思いからですが、くわばたさんは「もうええやん、やめたら。十分やろ。バタフライぐらいできたら」と、仲さんに同意。これには中尾さんも思わず苦笑していました。
2023年12月16日何か悪いことをしたり、家のルールを破ったりした時に、親が子供を叱る場面があるでしょう。「同じことを繰り返さないように」と、親はしっかりといい聞かせて子供を反省させるものです。そんな真剣な場面で、思わずクスッとしてしまうエピソードが反響を呼んでいます。母親に叱られる息子、そこにやってきたのは?えりこ(@milkcocoa3655)さんの中学1年生の息子さんは、家庭内で決めている携帯電話のルールを破ってしまいました。息子さんは正座をして、えりこさんに叱られてしまいます。きっと頭の中では「早くこの時間が終わってほしい…」と思ったことでしょう。すると、『助け舟』がやってきたのです!正座をする息子さんの足元にぴたっと体を寄せたのは、愛犬のみるくちゃん。神妙な面持ちからは、「反省しているから許して」と伝えているようにも見えますね。みるくちゃんは、息子さんのことが大好きなのだとか。毎回息子さんが叱られていると、こうして寄り添い、同じような表情を見せるのだといいます。こんなほほ笑ましい光景を前にしたら、つい説教を切り上げて許してしまいそうですね…。優しく寄り添うみるくちゃんの姿には、癒される人が続出しました!・みるくちゃん、お兄ちゃんっ子だから寄り添っているのかな?・神妙な面持ちでかわいい!お兄ちゃんの味方ですね。・めっちゃ反省顔!「一緒に反省したらショックも半減するかな?」って思っているんでしょうか?自分が悪いことをしたとはいえ、叱られると気分が落ち込むもの。みるくちゃんが隣で寄り添ってくれることで、息子さんはいつも慰められているのかもしれません。かわいらしい『助け船』に、多くの人が笑顔になりました![文・構成/grape編集部]
2023年11月30日保育士の中田馨さんが、子どもに強く当たってしまったときの対応について詳しく教えてくれました。自分自身に余裕がなくて、子どもに大きな声で怒鳴ってしまった……冷たい態度をとってしまった……と落ち込んでしまうママやパパもいることでしょう。ぜひ、参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。子どもに冷たい態度をとってしまったり、大きな声を出して怒ったり、頭をたたいてしまったり……などなど。日々育児をしていく中で、思わず子どもにやってはいけない対応をしてしまった! と後で落ち込んでしまうことってありませんか? きっと、誰でもあるのではないかと思います。保育の専門家でもある私だって、わが子への対応には「ああ、失敗した!」と反省の日々です。そこで今回は、できるだけ避けたい子どもへの対応のお話をします。 どうして思わず、“やってはいけない対応”をしてしまうのか?本当は何度も言いたくないけれど(叱りたくないけれど)、子どもの態度を見ていると思わず“やってはいけない対応”をしてしまいます。どうして“やってはいけない対応”をしてしまうと思いますか? それは、親が子どもに「正しい行動をしてほしい」と思うからこそです。子どものことを思っているからこそなので、「正しい行動をしてほしい」と思うこと自体は決して悪いことではありません。なので、「思わずしてしまう、やってはいけない対応」を変えていければよいですよね。 私の場合、「思わずしてしまうやってはいけない対応」をしてしまいそうになる直前に、大きく息を吸い込みゆっくりと吐きます。つまり、深呼吸ですね。1回で足りない場合は2回、3回と繰り返します。そうすると“頭で考える暇”ができるので、「さて、どう対応しようか?」と考えることができます。また、前回同じようなことが起きた場合は反省した時に、「次は、こう対応してみよう」と改善策を自分なりに考えていれば、深呼吸の後の対応がしやすいものです。 やってはいけない対応をしてしまった! と後で落ち込んだときは、落ち込むだけでなく次につながる改善策も考えてみるとよいですね。では次からは、具体的な例を挙げてみましょう。 子どもに冷たい態度を取ってしまったとき「子どもに冷たい態度を取ってしまった……」。子どもが何度も同じことを「なんで? なんで?」と聞いてきたり、サークル活動や習い事で、みんなの輪の中に入らずママにべったり……なんてときに冷たい態度をしてしまうことがあるかもしれませんね。 例えば、前者の場合、「なんで? なんで?」と聞かれることに疲れたのなら「なんでだと思う?」と聞き返してみてください。まさか聞き返されるとは思っていないので子どももびっくり! そして、子どもなりにその答えを導き出すはずです。また、後者の場合は「みんなの輪の中に入ること」が「正しい行動」と思うことを諦めてみましょう。今、子どもができていることを探すことのほうが、気持ちがラクになります。 例えば、みんながリズム体操をしているときに、ママの膝に座って体を揺らしていたら「この子なりに楽しんでいるんだ!」と感じることができれば心の余裕が生まれ、ママもきっとうれしくなるはずです。 大きな声を出して怒ってしまったとき「大きな声で怒ってしまった……」。大きな声を出すことは、子育てをしていたらあります! 例えば危険なことをした時や、お友だちを傷つけるようなことをした時は、とっさに大きな声を出して止めなければいけません。ここでママが反省してしまうのは、その大きな声を出すときに「感情的になっているかどうか?」ではないかと思います。必要以上に感情的になって大きな声を出したからきっと反省してしまうのですよね? 例えば、「いい加減にしなさい!! あなたは本当に……」と言いかけたなら、最初にお話しした深呼吸を1回入れて、低い低い声を腹の底からゆっくり出して「〇〇ちゃん……」と言ってみてください。(いわゆる“どす”の利いた声です)。これは、かなり冷静に子どもに注意することができますよ。これができると、感情的に「怒る」ではなく、冷静に「叱る」ことができるはずです。一度お試しを! 子どもをたたいてしまったとき「子どもをたたいてしまった……」。子どもがあまりに言うことを聞かないので、思わずたたいてしまった。たたかれた子どもが痛いのはもちろんのことですが、たたいてしまった親の手や心も痛くなってしまいますよね。それこそ本当に“思わず”手が出てしまったのだと思います。 もしも、子どもをたたいてしまったときには、そのままにせず必ずフォローを入れましょう。「ゴメンナサイ! たたいてしまった」と言い、たたいたところをさすったり抱きしめたりして謝ります。後でフォローをすればたたいていいものではないので、たたかずに言葉で子どもに伝える方法を、親としても考えていきましょうね。 また、たたきそうになったら、意識的に子どもとの距離を取ってみましょう。「大きな声を出して怒ってしまったとき」にご紹介した「深呼吸を1回入れて、低い低い声を腹の底からゆっくり出して……」の方法も使えますよ! 子どもにやってはいけない対応をしてしまうことは「誰しもあること」です。完璧な親なんてどこにもいませんよ! だから、やってしまったことを後悔した後は、「じゃあ次のときに、どうすればよいのか?」と前向きに考えていきましょうね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月23日保育士の中田馨さんが、子どもを叱るときの「言ってはいけないNGワード」について詳しく教えてくれました。「早くしなさい!」や「また散らかして!」などついつい言ってしまう言葉もたくさんありますよね。中田先生が子どもを叱るときの効果的な言い換え方法をいくつも教えてくれています。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。毎日子どもと生活していると、どうしても叱らなければいけない場面が訪れます。子どもを叱るって本当に難しい! と実は私も思っている一人。それは保育所の子どもたちもそうですし、もう中高生になった自分の子どもを叱るときもそうです。 叱るときに大切なことはいろいろありますが、私が大切にしているのは3つ。子どもの目を見て叱ること。そして、子どもの感情に影響されないこと。また、自分の感情は平たんでいることです。今回は、子どもを叱るときに思わず言ってしまいがちな言葉と、その言い換えの方法をご紹介します。 “また”○○したのね!子どもは、何度言っても同じことを繰り返しします。例えば、「また指を吸って!」「また、意地悪して!」「また、散らかして!」などあるかもしれませんね。しかし、大人が何か指摘されるときに、「また」と言われるとどうでしょう? 「また、テレビばっかり見て!」と言われたら? 「いやいや、さっきまで家事をしていて、今やっと休憩するところよ。“また”なんて決めつけないで」と思いませんか? 子どももきっとそう思っているはず。なので、言い換えてみましょう。 ・「また指を吸って!」⇒「指をはずそうね」 ・「また、意地悪して!」⇒「どうして○○したのかな?」 ・「また、散らかして!」⇒「ママ、お願いがあるんだけど。ここを片づけてくれると嬉しいな」 上記はあくまで一例です。子どもにして欲しい行動を具体的に伝えたり、子どもの気持ちを聞くとよいでしょう。 “早くしなさい!”「早く~しなさい」の“早く”は、親が思わず使ってしまう言葉の第1位かもしれませんね。「早くこっちに来なさい」「早く食べなさい」「早く着がえなさい」「早く寝なさい」などなど、年齢が高くなるごとに“早く”を言うことが増えてきます。 それはどうしてでしょう? それは、子どもがだんだん自立してきて自分でできることが増えてきたことを親自身が知っているからではないかと思います。しかし、思ったようには子どもが動いてくれない。そのため“早く”と言ってしまうのです。思ったように子どもが動いてくれないということは、親としては自分が思った通りに動いて欲しいわけです。しかし、親と子どもは別の生き物。思ったように動いてくれるはずがありません。 実は私もわが子には“早く”と言ってきた母親の一人です。でも、あるとき息子に言われたんです。「ボクは一生懸命早く動いているんだ!!」ってね。そこで気づいたんです。「そうだった。私は数十年人生経験があるけれど、この子はまだ数年しか生きていないんだ」と。大人は新幹線。子どもは普通列車。と思って、今以上に子どもを待ってみてください。その上で、言い換えをしてみましょう。 ・「早くこっちに来なさい」⇒「準備はできた?」 ・「早く食べなさい」⇒「よく噛んで飲み込んでね」 ・「早く着がえなさい」⇒「ズボンを履こうね」 ・「早く寝なさい」⇒「そろそろ寝る時間だから寝るよ」 言い換えるときは、今の状況をたずねてみたり、子どもにして欲しい行動を具体的に伝えるといいでしょう。 実は先日、中2の娘に「明日何時に起こしたらいい?」と聞いたときに指摘されました。「毎晩、“ホンマに起きてよ”って言うのやめてくれへん? 腹立つねん」と。最近の娘は、何度起こしても起きなくて手を焼いているので、口癖になっていたんですね。いやあ、反省しましたね。叱る場面じゃないにしても、普段思わず子どもに言ってしまっている「NGワード」は他にもありそうですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月10日保育士の中田馨さんが、子どもの褒め方や叱り方について教えてくれました。実はあなたのおこなっているその褒め方や叱り方、実はNGかも……!? ぜひ参考にしてくださいね!こんにちは! 保育士の中田馨です。1日子どもと過ごしていると、子どもを褒める場面、叱る場面が何度も訪れると思います。今回は、子どもを褒めるとき、叱るときに意識してほしいことをお話しします。 実はNGな褒め方 「すごい!」だけ「すごいね!」と褒めてばかりいませんか? 「すごい」という言葉を使ってはいけないわけではありませんが、必ずしも子どもは「すごい!」と言われたいわけではありません。 例えば、カラフルな絵を描いてママに見せに来たとします。このとき「すごいね!」だけだと、何がすごいのかが分かりませんよね。そのため、こんなときは「たくさんの色を使って描けたね。何色がある? 赤、青、黄色、緑。たくさんあるね。ママ、この絵が好きだなあ」と具体的にママが感じたことを言葉にするのです。 では、苦手な食べ物を食べられたら? 「ブロッコリー食べられたね!」。段差のある所からジャンプしたら? 「高いジャンプだったね!」。すごいと褒めてもいいですが、その前後に、ママの感想も付け加えてください。子どもは、より満足するはずです。 実はNGな褒め方 できたところだけ褒める子どもを褒める場面は、実は生活のさまざまなところに潜んでいます。子どもが「できた!」ことばかりに意識を向けず、普段の何気ない生活のなかでも見つけてみましょう。 例えば、ブロックであそんでいるとします。集中してあそんでいるときは、そっとしておいてもいいですが「その車、〇〇ちゃんが作ったの? カッコいい形だね」など、さりげなく子どもが作ったものを褒めることができます。 また、すでにできるようになっていることは、なかなか褒められなくなっていませんか? 例えば、妹が、食後の食器を台所まで持ってきてくれたら「ありがとう、助かるわ」と声をかける。でも小学生の兄が持ってきたときは持ってくることが当然だと思っているので「は~い」ぐらいのそっけない返事。親は新たにできるようになったことにどうしても目が行きがちですが、できるようになっていることにも目を向けると、子どもにかける声かけがまた変わってくるかもしれませんね。 実はNGなり方 「ダメ」だけ「ダメ!」という言葉、使ってしまいますよね。私も、わが子には思わず使ってしまうことがありました。「ダメ」だけじゃ「ダメ」って分かっているのに……。そう、「ダメ」だけだとあまり効果がありません。なぜかというと、子どもが、何が「ダメ」なのか分からないからです。「ダメ!」と大きな声で言われると、一瞬「ビクッ」として子どもの動きは止まると思いますが、それだけでは親の気持ちが伝わりません。触ってほしくないものを触ろうとしたら? 「見てるだけにしてね」と、ママがしてほしい行動を言葉にして伝えます。 私は「ダメ!」は、本当にしてほしくないことを子どもがしたときのための、とっておきの叱り文句だと思っています。「ダメ! そんなことしたら、ママ本当に悲しい!」と感情込めて叱るときのね。そのため普段の生活のなかでは、「ダメ!」ではなく、別の言葉に置き換えられないか? を考えてみてください。 実はNGな叱り方 「〇〇しない」「〇〇しなさい」「〇〇しない」の否定、「〇〇しなさい」の命令もよく使ってしまう言葉です。否定の言葉の例でいうと、「ベビーカレンダーのサイトで、私のプロフィール写真見ないでくださいね」と言われると、「え? 何で? めっちゃ見たい!」という気持ちになるのではないでしょうか。大人も「〇〇しないで」と言われると逆にしてしまいたくなるものです。 そのため、走ってほしくない場面で走ったら「走らない」ではなく「歩いてね」とママがしてほしい行動を言葉にして伝えましょう。 同じように、命令の言葉の例でいうと、座ってほしい場面では「座りなさい」ではなく「座ろうね」が良いでしょう。言葉を言い換えるだけで、親のイライラも軽減されるように思います。 昔あったわが家でのそのエピソードをご紹介しましょう。親子でハイキングをしていて、車も走る細い道を歩いていた時の事。幼い私は父母と少し離れて対向車線側を歩いていたそうです。私が、父母の方へ道を渡ろうとしたときに車が走ってきて父は思わず「走るな!」と言ったそうです。でも、私は、走って父母の方へ。幸い間一髪で車とはぶつからなかったのですが、「あのとき、“止まれ”と言うべきだった」と何年経っても父の心に恐怖が残っていました。 褒めるときも叱るときも、共通点としては「子どもと目と目を合わせて声かけする」と言うこと。「ママはちゃんとあなたのことを見ているよ」と子どもに伝えるためにも大切です。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月08日保育士の中田馨さんが、子どもを叱るときの「言ってはいけないNGワード」について詳しく教えてくれました。子どもを叱らなくてはいけない場面、どうしてもありますよね。自分に余裕がないとついついキツい言葉を子どもに言ってしまい、反省する……なんてことも育児の中ではあるのではないでしょうか。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。毎日子どもと生活していると、どうしても叱らなければいけない場面が訪れます。子どもを叱るって本当に難しい! と実は私も思っている一人。それは保育所の子どもたちもそうですし、もう中高生になった自分の子どもを叱る時もそうです。 叱る時に大切なことはいろいろありますが、私が大切にしているのは3つ。子どもの目を見て叱ること。そして、子どもの感情に影響されないこと。また、自分の感情は平たんでいることです。今回は、子どもを叱る時に思わず言ってしまいがちな言葉と、その言い換えの方法をご紹介します。 片づけないなら“捨てるわよ”「おもちゃを片づける」は、どのおうちでもあるあるのお悩みかもしれません。「片づけてね」という声かけを何度しても聞いてくれなかったら「とほほほほ」となってしまいますね。だから思わず、「片づけないなら、捨てるわよ!」と言ってしまう気持ち、分かります! 分かります! しかし、これは“脅し”のようになってしまい、子どもの心に悪影響を与えてしまうことにもなり兼ねないのです。子どもにとっては「大切なおもちゃが捨てられる!!」とビックリしてしまいますね。 子どもに片づけてほしい部分はどこでしょう? そんなことを考えてみながら、「片づけなさい!」を違う言葉で言い換えをしてみましょう。 「今、あそんでいないおもちゃを片づけてほしい」⇒「使っていないおもちゃをおもちゃ箱に入れよう」 「これから予定があるから、全て片付けてほしい」⇒「そろそろお出かけするから片付けようね」 遊んでいるとき、“次のおもちゃ(遊び)に移るときには、今まで遊んでいたおもちゃを片づける”ことが基本。家事をしながらでも子どものあそびが変わったときは、「ブロック片づけてからパズルをしようね」と声かけをしていきましょう。それが習慣になると、自分でできるようになっていきます。低年齢のお子さんは、まだ自分ひとりでは片づけることができないので、親も一緒に片づけるようにしましょう。 “ダメ!”子どもが危ないことをするときに必要な言葉は「ダメ!」ですね。とにかくその危険な行動をやめてほしいときに使うにはよいのですが、例えば電車の中で騒いだとき、公園で順番のルールを守らなかったとき、「お菓子を買って!」と駄々をこねたときなど、何でもかんでも使ってしまいがちになるのもこの「ダメ!」です。では、「ダメ!」ではなく違う言葉で言い換えをしてみましょう。 ・電車の中で騒いだとき⇒小さな声でお話ししてほしい。と伝える。 ・公園で順番のルールを守らなかったとき⇒○○ちゃんの後ろに並ぼうね。と伝える。 ・「お菓子を買って!」と駄々をこねたとき⇒今日は、お菓子を買わない日なの。と伝える。 もちろん、どれもこの言葉だけでは納得いかないこともあるでしょう。その場合は、また別の言葉でしてほしいことや決まり事を伝えます。「ダメ」をたくさん使い続けていると「ダメ」では、子どもが反応しないようになります。「ダメ」は危険なことが起きたとき(起きそうなとき)のとっておきの言葉として残しておきましょう。 実は先日、中2の娘に「明日何時に起こしたらいい?」と聞いたときに指摘されました。「毎朝、“ホンマに起きてよ”って言うのやめてくれへん? 腹立つねん」と。最近の娘は、何度起こしても起きなくて手を焼いているので、口癖になっていたんですね。いやあ、反省しましたね。叱る場面じゃないにしても、普段思わず子どもに言ってしまっている「NGワード」は他にもありそうですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年11月05日子育て中に、子どもから衝撃的なひと言を言われた経験はありますか?子どもはときに、大人の予想もしないような発言をすることも。そこで今回は、MOREDOORに寄せられた「子どもに言われて衝撃を受けたひと言」を、話の展開を予想していただくクイズ形式でご紹介します。Aさんの子どもは……子どもが7歳のときのことです。私は、「毎日ランニングをして痩せる!」と宣言していたのに、だんだん辛くなり走らないことが増えていきました。そんなある日、子どもを叱っているときに「一度決めたことは実行しないと!」と声をかけたら、衝撃のひと言が返ってきました。(39歳/主婦)ここでクイズです!子どもを叱っているとき、衝撃の返答をされたというAさん。その言葉とは、一体どんなものだったのでしょうか?ヒントは、子どもは普段親をよく見ているとわかる内容です。子どものひと言とは……?「ママはいつもダイエットするって言ってるけどいつ痩せるの?」と言い返されました。自分ができていないことを子どもに求めているのだと、初めて気がつきました。自分のことは棚に置いて子どもに言ってしまったことは申し訳ないなと思いました。それと同時にすごく恥ずかしいし、ちゃんと言い返せることに感心して大笑いしました。正解は「ママはいつ痩せるの?」子どもは親の様子をよく見ていることがわかるエピソードでしたね。正論で言い返されるとハッとさせられそうです。あなたも似たような経験はありますか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年09月26日「ママ、怒ってばっかり!」と言われたときに試したいこと(※画像はイメージです/PhotoAC)現役保育士のてぃ先生は、YouTubeでさまざまな育児情報を発信。SNSで公開している子どものほほえましいエピソードやパパやママの気持ちに寄り添った育児論も反響を呼んでいます。子どもと過ごす時間が増える長期休み期間は、つい「子どもを叱ってばかり」になりがちだという方もいるのではないでしょうか?子どもにも「ママ、怒ってばっかり!」と言われて、落ち込んでしまったり……。ただ、親や子どもが「叱ってばかり」「叱られてばかり」と感じやすいのは、意識的に叱っているのではなく「“無意識的”に否定語を使って叱っている」ときだそう。子どもが親を意識的に叱るとき、例えば悪いことをしたときに「なんでそんなことをしたの?」などと理由を聞いたりします。一方で、「叱ってばかり」「叱られてばかり」と感じやすくなる「無意識的に否定語を使って叱っている」というのは、例えば子どもに片付けするように言っても「やだ、まだ遊びたい!」と拒否されて、「だめ、片付けなきゃ!」などと言ったとき。「だめ!」というのは、子どもに対していろんな場面で言いがちですよね。そんな状況を改善したいと思った場合は、つい言ってしまう「だめ!」を全く逆の「いいよ!」に変え、やってほしいことを伝えるよう意識してみましょう。例えば、「だめ、片付けなきゃ!」を「いいよ、じゃあ片付けてからまた後で遊ぼうね」と言い換えれば、伝えたい内容はそのままです。「まだご飯食べたくない」と言われたときは「だめ、食べなさい!」ではなく、「いいよ、じゃあちょっとだけ食べてみようか」と言えばいいんです。そうすることで、子どもの受け止め方も変わり、言う側のパパやママも「今日も怒ってばっかりだった」と感じにくくなります。なので子どもの言動に対しては、まず「いいよ!」と言うようにし、その後に続ける言葉はそのとき考えればいい、というスタンスで試してみるといいでしょう。続けるうちに、「今日、全然怒ってないな」と、気持ち的に楽に過ごせるようになるかもしれません。<あわせて読みたい!>保育士さんにほっこり【漫画】「保育園の連絡帳」エピソード一挙7作品▶︎【子どものしつけ】人前で子どものことって叱る? ママたちが実践してる「子どもを叱るときに気をつけていること」14選も紹介▶︎「共感→叱る」ではなく「共感→叱る→再度共感」が大事! 子どもが自然に言うことを聞いてくれる叱り方▶︎「叱り方より【叱る場所】が重要」だった!! 保育士YouTuber・てぃ先生が実践している叱り方のポイント
2023年08月15日「叱らない子育て」の本来の意味とは?(※画像はイメージです/PhotoAC)現役保育士のてぃ先生は、YouTubeでさまざまな育児情報を発信。SNSで公開している子どものほほえましいエピソードやパパやママの気持ちに寄り添った育児論も反響を呼んでいます。近年、育児方法のひとつとして提唱されている「叱らない子育て」。その言葉のイメージから「叱らないなんて無理でしょ!」「叱らないなんて、子どもがワガママになるのでは」と感じる人も少なくないでしょう。確かに叱らないことだけを実行すると、子どもがワガママになってしまう可能性もありますが、そもそも叱らない子育てとは「“しつけをする=叱らなければならない”という認識を取り払うこと」です。脳科学的には、親が「しつけのために叱らなきゃ!」と強く考えて叱ったときほど、子どもに本当に伝えたいことが伝わりにくいと言われています。人は相手の表情や言動に恐怖を感じると、脳の機能が一時的に萎縮状態になるため、いくら子どもを叱ったところで、伝えたい内容を理解してもらえず、子供に残るのは「怒られてすごく怖かった」という記憶や印象となります。それを続けると、「叱られるのが怖いから、その行動をやめる」ようになるので、一見正しい行動がとれるようになります。ですが、結局「怖いと感じる対象がいないと成り立たない」状態でしかなく、例えばパパに叱られるのが怖いと感じている場合は、パパがいないところで禁じられた行動をとるようになります。なので、基本的に叱る際には冷静かつ端的に伝えることが重要です。また、日常生活の中では、叱らなければならないシーンと、叱る以外の方法で伝えた方が良いシーンがあります。例えば、自分や周りの人の命やケガの危険性がある場合は、きちんと叱って伝える必要があるでしょう。しかし、「お片付けをしない」ことに対しても、命やケガの危険性がある場合と同じトーンで叱ってしまうと、子どもはそれらの事柄を同等レベルに捉えてしまい、本当にやってはいけないことがボヤけてしまうリスクが生じます。お片づけであれば「片付けると何がいいのか」を伝え、「片付けるのは楽しい!」「キレイになって気持ちいい」と子どもが思えるような伝え方がいいでしょう。とはいえ、日々の子育てでは毎回そんなことを考える余裕がないのも事実であり、「早く言うことを聞いてほしい」がゆえについ叱ってしまうこともありますよね。ただ、こちらの真意が伝わらなければ意味がないので、できる範囲で2つのポイントを意識してみましょう。一つ目のポイントは、目的をずらしてみること。例えば、公園で遊んでいるときに「お部屋に戻ろう!」と言っても子どもが嫌がる場合は、「ママと一緒に、出口までうさぎさんみたいにジャンプしよう!」などと言えば、結果的にスムーズに帰りやすくなります。目的を「部屋を戻る」ではなく、「楽しくジャンプする」にずらすわけですね。そして二つ目のポイントは、具体的に指示すること。子どもは、「片付けなさい!」と言われただけでは、どれから手をつければいいのかわからないことも多いので、「青いおもちゃを探して、パパに教えて」などと、具体的で明確な指示を出してあげることが大切です。そして青いおもちゃを探すことができたら、「見つけてくれてありがとう、パパが箱に入れるね」などとやりとりすることで、結果的に早く、親子で気持ちよく片付けを進めることができます。その上で、「○○ちゃんが片付けてくれたからお部屋がキレイになったよ!」「ありがとう、キレイなお部屋は気持ちいいよね!」と片付けのメリットが伝わるような言葉がけをしてあげるとなお良いでしょう。<あわせて読みたい!>保育士さんにほっこり【漫画】「保育園の連絡帳」エピソード一挙7作品▶︎「叱り方より【叱る場所】が重要」だった!! 保育士YouTuber・てぃ先生が実践している叱り方のポイント▶︎「共感→叱る」ではなく「共感→叱る→再度共感」が大事! 子どもが自然に言うことを聞いてくれる叱り方▶︎【子どものしつけ】人前で子どものことって叱る? ママたちが実践してる「子どもを叱るときに気をつけていること」14選も紹介
2023年08月13日子供がいたずらをしたり、いうことを守らなかったりした時、しつけのために叱る親は多いでしょう。叱られた子供は、許してもらおうとさまざまな反応を見せるものです。なかには、許される謝り方を心得ている子供もいるそうで…。2歳にして心得ている…あざとい謝り方とは?ある日、のぶえ(sanmanobue)さんは、自宅の壁に絵を描く2歳の娘さんを見つけます。すぐに注意をすると、娘さんから返ってきたひと言が…。娘さんは、母親であるのぶえさんのことが大好きすぎて壁に絵を描いてしまったというのです…!なんてかわいらしい理由なのでしょうか。その後も『「大好き」の盾』で、のぶえさんが叱る隙を与えない娘さん。のぶえさんの夫に叱られた時には、「会いたかったから」「イケメンすぎるから」など、さまざまなパターンで謝るそうで、これには「じゃあ仕方ないな!!」と許すしかありませんね。2歳にして、許される謝り方を心得ている娘さんに、多くのコメントが寄せられました!・うちの娘も叱られそうになると、「ママだーいしゅき」といってきます。・あざとい!きっと世渡り上手ですね。・イケメンという言葉も習得済みとは…!・こんなことをいわれたら許してしまう!かわいすぎます!娘さんの言葉には、謝りたい気持ちと、両親のことが大好きな気持ちがあふれているのでしょう。すでに世渡り上手な2歳児は、どのような大人に成長していくのか、将来が楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2023年06月28日人間誰しも、新しいことに挑戦をし始めたばかりの頃は、ミスをしてしまうもの。そう分かっていても、いざ自分が失敗をして、誰かに注意をされたら、落ち込んでしまいますよね。日常生活をベースにエッセイ漫画を描いているセオ(the_only351)さんは、会社で『大きな壁』にぶつかっている人を目にしました。それは、新卒で入社したばかりの岡村さん。まだ仕事に慣れていない彼女はミスが多く、先輩に強めの注意をされてしまったようで…。真面目な新入社員と真面目な先輩の『衝突』に、同僚たちは…?教育を担当するセオさんの同僚は、決して岡村さんのことが嫌いなわけではありません。むしろ、今後に期待しているからこそ、一生懸命に教育を行っているといいます。しかし、真面目な性格ゆえか、無意識のうちに言葉が強くなってしまう模様。同じく真面目な性格の新人女性は、叱られたことで落ち込んでしまいました。新人女性と同僚、両者の気持ちがよく分かるセオさんたちは、一連の流れを見てこう思ったようです。「ここは、自分たちが手助けをしたほうがいいかもしれない」社員たちは、見事な連係プレーで『真面目同士の衝突』をフォロー!落ち込んだ新人を優しい言葉で元気付け、つい強い言葉で叱ってしまった同僚には、上司が指導についてアドバイスを入れたのでした。人は共同生活を送る上で、お互いに足りないところを補い、支え合っています。それは、仕事の場でも同様です。今日も誰かが、日常生活のさまざまな場でたくさんの人に助けられながら、『壁』を乗り越えているのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年05月21日皆さんは、家の掃除や片付けについてお悩みはありますか?今回は「片付けない夫が娘に叱られた話」を紹介します。お片付けを覚えた娘主人公は、暇さえあればだらけている夫にいつもイライラしていました。夫は食べた食器は置いたまま、ゴミもその場で放置しているありさまです。一方の娘は積極的にお片付け。幼稚園でさまざまなルールを習い、覚え始めている時期でした。そんなある日、夫がごみを放置しているのを見た娘が…。夫がごみを放置しているのを見て出典:CoordiSnap娘はぷりぷりと怒りながら、放置されていたごみを捨てます。さらに続けて「おかたづけするんだよ!」と一喝したのです。うろたえる夫の姿に、思わず笑ってしまう主人公でした。お片付けは大事!娘さんに叱られて、夫はドキッとしたことでしょう。このことをきっかけに、お片付けに積極的になってくれるといいですね。※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。
2023年05月07日「場所が8割だなと感じる」ほどの効果を実感(※画像はイメージです/PhotoAC)保育士としての日々の経験から、パパやママの気持ちに寄り添った子育てのポイントなどを積極的に発信しているてぃ先生。今回はYouTubeで公開した「子どもを叱るとき」のポイントを紹介します。子どもを何度叱っても伝わらない、キョロキョロして話を聞いていない……と悩む保護者は少なくありませんが、てぃ先生いわく、子どもは「叱り方より【叱る場所】が重要」なのだそう。叱る際の理想的なシチュエーションは「叱る大人の後ろに何もない状態」だといいます。子どもを叱っても響いていない様子なのは、その時の環境・場所に理由があることが多いそう。特に、就学前の子どもは視覚から多くの情報を得ているので、さまざまなものが目に入る状態だと、聞くこと(叱られていること)に集中できなくなってしまうのです。また、子どもを壁側など端に寄せて、その前に大人が立った状態で叱ると、子どもは大人の後ろにあるさまざまなものが視界に入るので、そちらに興味が移ってしまい、結果的に叱られても響かないといいます。子どもを叱る際はむしろ、大人が何もない壁側に立って、子どもの視界に余計なものが入らないようにすると良く、これは絵本を読むときや大事なお話をするときにも効果的だといいます。てぃ先生自身、この方法を保育の現場で活用しており、「場所が8割だなと感じる」ほど効果が実感できたそう。家庭でも壁の周辺に何も置かないスペースを作っておき、実践していきたいですね。<あわせて読みたい!>保育士さんにほっこり【漫画】「保育園の連絡帳」エピソード一挙7作品
2023年05月04日お子さんがいる家庭では、節約が難しいと感じている方も多いかもしれません。他の家庭では、どのように節約をしているのでしょうか?そこで今回は、実際に募集した「子どもがいる方の節約術」を2つご紹介します。自宅でセットメニューを再現基本的に外食はせず、安いファストフード店でお持ち帰りにし、お家で楽しむようにしています。また、冷凍のポテトやナゲットとスーパーで買ったジュース、そして近所のおもちゃ屋で安売りしているガチャガチャをまとめて買い、ファストフード店のセットメニューを家で再現しています。家族で1回2,500円くらいかかるファストフード店代が、1,000円程度になります。この要領で節約ができ、月4,000円以上減らせました。(35歳/会社員)安いときにまとめ買い子どもが2人いますが、子どもたちがシェアできる持ち物(ハンカチや靴下など)は、色をそろえて年に1回安いときにまとめ買いしています。小さいですが体感的に、1年で2,000円くらいは貯金できているようです。(匿名)さまざまな工夫で節約お子さんにかかるお金を、さまざまな工夫で節約している2つの方法をご紹介しました。皆さんは、どの節約術を試してみたいですか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年04月16日子どもの将来のため、少しでも貯金へまわしたいと思っている方も多いのではないでしょうか?節約すれば、貯金へ回す金額も変わってくるかもしれません。そこで今回は、実際に募集した「子どもがいる方の節約術と貯金の方法」を2つご紹介します。直売所や業務スーパーで買い物野菜はスーパーではなく、直売所で購入するようにしました。また、肉は業務用スーパーなどで大量に購入して冷凍することで、買い物に行く回数を減らすようにもしました。月に5万円ほどかかっていた食費が半額の2万5千円になり、余った2万5千円を貯金へ。今までより年間30万円貯金できる額が増えました。(30歳/会社員)家電や電気の使用頻度を減らす洗濯をするときはお風呂の残り湯を使い、お風呂に入るときは脱衣所の電気を消しています。また、テレビは極力つけず、乾燥機は使わず外で干すように……。他にも、誕生日は手作りオードブルと手作りケーキにするなど、節約する前とした後では年間36万円くらい貯金できるようになりました。(32歳/専業主婦)節約して貯金へ「子どもがいる方の節約術と貯金の方法」を2つご紹介しました。皆さんは、どのような節約術を活用していますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年04月01日お子さんがいらっしゃる家庭では、どのような節約をしているのでしょうか?どの支出を節約していくのか、悩む方も多いでしょう。そこで今回は、実際に募集した「子どもがいる方の節約術と貯金の方法」を2つご紹介します。昼食の変更で節約毎日の会社での昼食は、これまで外食メインだったのですが、それをやめてカップ麺と菓子パンにしました。昼食で1,000円前後使っていたところを、今は200円に節約。1日に700~800円を節約し、月に20,000円くらい貯金にまわせるようになりました。(44歳/会社員)おやつを手作りして節約単価は安くても毎日購入していると家計を圧迫するおやつ代ですが、なるべく手作りにしています。例えば安売りのときにホットケーキミックスや小麦粉を多めに買っておき、バナナやニンジン、カボチャなどのあまり物を入れて、簡単なカップケーキを作っています。おやつ貯金で毎月5,000円です。(50歳/パート)食費を節約して貯金へ食費を節約して貯金にまわしているという2つの節約術をご紹介しました。皆さんは、食費を節約するために行っていることはありますか?※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年03月29日対等な関係を長続きさせるカップルは、意外にも互いのよくない部分を正面から指摘し、叱ることができるもの。嫌われることよりも、相手がよりよい方向へ行くことを優先した、愛情表現の一部として「叱る」という行為が機能しているのです。そこで今回は、男性が彼女に叱られて感動した瞬間を3つ紹介します。自信を失っていた「男ってプライドで生きてるって部分があるから、そのプライドが傷つくと全部投げやりになっちゃうんですよね。自分に自信をなくして、なにもかもをネガティブに捉えちゃって。そういうときに叱られたのが励みになりましたね」(33歳男性/警備)自信を無くした恋人を叱るというのは、とても勇気が要るもの。やり方を間違えるとさらに自信をなくさせたり、余計にマイナス方向へ気持ちを持って行ったりする可能性があります。それを励ましの言葉にできるのは、確かな信頼関係を築いた恋人同士だからこそでしょう。仕事の愚痴をこぼした「仕事が大変な時期があって、しばらく休みたいなあって思ってたんです。それをデート中に彼女に漏らしたら『仕事に恵まれてるのになに言ってるの?』って叱られて。確かに給料は結構もらっていたので、仕事ができることをありがたいと思わないとなって思い直せました」(31歳男性/自動車)残業や休日出勤など、人によって仕事上の苦労はさまざまです。疲労とストレスが溜まり、彼女に癒やしを求める男性も少なくありません。しかし、彼が怠けそうになっているなら活を入れてあげるのも、長い時間をそばで過ごす彼女の役割の1つと言えるはず。夢を諦めようとしていた「毎日毎日仕事と家の往復で生きがいをなくしてて、夢は持ってたけど『どうせ無理だろうし』って諦めかけてたんですよ。そんなときに彼女が『夢はどうしたの?それに向かってなにも努力してないよね?それで諦めるの?』って。彼女の言うことが真っ当すぎて反論できませんでした」(30歳男性/アパレル)仕事をしながら夢を追いかけるには、人よりも頑張らなければいけません。それが並大抵の努力では済まないこともあるでしょう。だからこそ、彼が描いた理想をときに思い出させてあげることも、夢を応援する方法の1つなのです。愛情表現の一部である叱り恋人を叱った経験のない女性も、決して珍しくないと思います。エネルギーや覚悟はもちろん、相手への深い理解も必要になるので、叱るというのは難しいこと。そのため、男性は彼女から真っ当な叱りを受けることで、確かな愛情を感じ取ってくれるのだと言えます。(大木アンヌ/ライター)(愛カツ編集部)
2023年03月29日小学校高学年の娘さんたちを育てる、父親のエンジニアの猫(@neco_engineer)さん。ある日、散歩から帰った妻が、娘さんたちを叱っていました。妻は、娘さんたちにこのようにまくしたてます。「パソコンをつけっぱなしにして!」「もう、小学校低学年じゃないのよ!」「いつまで『プリキュア』を観るつもり!?」どうやら、パソコンにアニメシリーズ『プリキュア』が映し出されたままになっていたことを叱っていたようです。対する娘さんたちは、不満げな表情を浮かべていました。※写真はイメージそれもそのはず。『プリキュア』には「幼い子供しか見てはいけない」というルールはありません。成長した娘さんたちが『プリキュア』を観て楽しんでもいいのです。しかし、娘さんたちが不満に思っていたポイントはそこではありませんでした。なぜなら、パソコンで『プリキュア』を観ていたのは、娘さんたちではなく、父親である猫さんだったからです!散歩から帰ったら嫁が「PCつけっぱなしにして‼」「もう低学年じゃないのよ‼」「いつまでプリキュア観る気⁉」と怒ってるんですね娘たちは不満顔。そりゃそうですよ。『子供しか観ちゃダメ』こんな理屈はおかしいともう分かる年齢です。だいたい見当違いなんですね観てたの私なんですから— エンジニアの猫 (@neco_engineer) March 25, 2023 娘さんたちに濡れ衣を着せてしまった、猫さんに対し、ネットからはさまざまな声が寄せられました。・パパ…。・娘さんがめちゃくちゃかわいそうで笑った~!・私は40代の男性ですが、『プリキュア』を観る時は「ぷいきゅあ~!がんばえ~!」といっています。・オチが秀逸で好き。その後、猫さんは妻に謝罪。娘さんたちにはアイスを献上して謝ったところ、許してもらえたそうです。父親として「いくつになっても、好きなものを楽しんでいい」という姿勢だけは、娘さんたちに伝わったことでしょう!…たぶん。[文・構成/grape編集部]
2023年03月27日2歳半と生後7カ月の男の子2人を育てています。最近、長男はよくしゃべるようになり、私の言うこともだいぶ理解できるようになりましたが、いたずらを繰り返すので叱ってばかりの毎日。育児と家事で叱ることにも疲れてきてしまいました。そんな私が、長男を叱らずに落ち着かせ、笑顔にさせる方法を見つけたのです……! 説明すれば理解してくれる長男最近、言葉をよく理解できるようになった長男。興味本位でいたずらをしたときは、時間を取って「○○したらダメでしょ? ○○したらけがをして痛いんだよ」と目線を合わせて説明しています。そうすると、長男は私の言うことを繰り返し「ダメ、ダメ」と納得したかのような素振りをみせて、同じいたずらを繰り返すことはありません。 そんな成長した長男の姿を見ると、改めて私がしっかり長男に説明して良し悪しを教えていく必要があると感じていました。 不眠が続きイライラ! 説明なんてムリ生後7カ月になる次男が夜間起きるようになり、慢性的に不眠状態が続く私。さらに外は寒く、雨が続いて思いっきり外で遊べないせいで、長男は同じおもちゃに飽きて家の中をぐちゃぐちゃにしてしまうように。 私はそんな長男にいらだち、説明せずに長男を叱ってばかりいました。すると長男は、叱ってばかりいる私に向かって「おー!」と怒るようになったのです。これではいけないと思い、私は叱りそうになると長男を力強く抱きしめて「ギュー!」と声をかけるようにしました。 「ギュー」の効果は思った以上で力強く長男を抱きしめることで私のいらだちがおさまり、小さい体をギュッとすることで愛おしさが増してきて私自身落ち着けることに気づきました。そして長男は、私が何度も抱きしめて「ギュー!」と言うので、その様子がおかしいのか笑い出し、同じように力強く私を抱きしめてきて「ギュー!」と声をかけ始めました。 すると私もおかしくなり、毎回2人で笑い合うようになっていったのです。この抱きしめ合いが終わると長男と私は心に落ち着きが戻り、怒りもどこかへ飛んでいってしまうのでした。 私の心の余裕のなさが原因で長男に叱ってばかりいたころは「ママの説明不足がいけないのに叱ってばかりでごめんね」と自分を責める日もたくさんありました。しかし、この方法のおかげで自分の気持ちも抑えられ、長男を笑顔にできることがわかり、叱ることも随分減っていったのです。今後もできるだけ楽しく幸せに毎日が送れるように続けていこうと思います。 イラストレーター/まっふ監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年02月22日保育士の中田馨さんが、子どもがお友だちを叩いてしまったり、ものを壊してしまった時の対応について教えてくれました。「どうしてお友だちを叩いてしまうの…」「なぜうちの子はこんなに乱暴なの?」と悩んでいるパパやママもいるかもしれませんね。中田先生が子どもの行動や心理について詳しくお話してくれています。ぜひ参考にしてくださいね。 こんにちは。保育士の中田馨です。子育ては「楽しい!」「嬉しい!」「すごい!」と思うことも多いですが、「あれ?どうすればよいのだろう?」と悩むこともあります。例えば、友だちを叩いたり、ものを投げて壊したりする子どもの行動など。そこで今回は、そういった少し乱暴に見える子どもの行動について考えてみましょう。 大切なことは、周りの大人が「そういう子」と思い込まないこと友だちを叩いたり、ものを投げてしまうような行動は、成長の過程です。保育所の子どもたちを見ていても、多かれ少なかれどの子にもやってきます。子どもたちの様子を見ていると、それが大きく出て目立つ子と、それほど目立たない子がいるなと感じます。みんなが通る道なので、「この子は乱暴なのではないか?」とは思わないでください。例えば、「あなたは、いつも乱暴ね!」なんて声かけをして、「乱暴な子」のレッテルを張らないでほしいなと思います。とはいえ、何度注意しても何度も何度も同じことを繰り返されたら、「じゃあ、どうすればよいの??」と思ってしまいますよね。では、どうして子どもがそのような行動をするかを考えてみましょう。 友だちを叩いたり、ものを投げたりするのはなぜ?あなたのお子さんは、なぜ友だちを叩いたり、ものを投げたりすると思いますか?理由はいろいろあるのではないかと思います。「自分のおもちゃをお友だちに急に取られた」、「お友だちのおもちゃが欲しくなった」という分かりやすいものもありますし、「投げてみたら面白かった!」なんて理由のこともあります。以前起きた、私の保育所での出来事を例にお話しします。Aちゃん(1歳児)が何もしていないBちゃん(2歳児)を叩いたり、噛んだりすることが続きました。その理由は、これまで何度もBちゃんに自分が使っているおもちゃやあそびを取られたり、壊されたりしていたからです。その過去の記憶があるから、目の前をBちゃんが通っただけで「また、取られてしまう!」と思って自分の身を守るために叩いていたのです。子どもの「今した行動」だけでなく、その前後や関係性にどういった思いがあったのか?を見ることができると、子どもの行動を理解ができ、大人の対応も変わってくるかもしれませんね。 どの月齢でも「あそび」や「良し」にしないこと私の保育所では、友だちを叩いたり、ものを投げたりする行動をどの月齢でも遊びとしてとらえたり、「良いこと」と捉えないようにしています。例えば0歳児を抱っこしているときに、大人のほっぺをペシペシ叩くことがありますね。こんなときは、「痛いよ。さすさすしてくれたら嬉しいな」と子どもの手を持って一緒に「さすさす」します。ものを投げたら「これは危ないから、ボールを投げてみよう」と、投げてもよいものと交換します。ほっぺをペシペシされて笑顔で「痛い痛い~」と笑うと、赤ちゃんは「ペシペシしたら、ママ(パパ)が喜んでくれる!楽しい!」と思ってしまいます。固いおもちゃを投げて「上手に投げられたね!」と褒めたら、固いおもちゃを投げてもよいと理解します。子どもを叱る必要はなく、してもよい行動を伝える(教えてあげる)ようにできると良いですね。 感情的に怒らず、子どもの気持ちに寄り添いつつ「待つ」1歳児、2歳児になり、お友達と関わることが増えてくると、上記の方法では問題解決しなくなることもあります。もし、お友だちを叩いてしまった時には、まずは叩いたことに対して注意をして、子どもの行動を止め、声かけをします。「叩いたら痛い!」「叩いたら○○ちゃんがかわいそう」「叩くのはダメ!」など、お子さんへ伝わりやすい言葉でOKです。この時だけは、わざと大きめの声で叱ります。そして、たたかれたお友だちには、まず親が「痛かったねごめんね」とフォローを入れて、お子さんと向き合ってみましょう。この時話しかける声は、できる限り静かな口調です。そして、叩いてしまった子どもには、まだ言葉でうまく伝えられない場合には、「どうして叩いたのかな?」「○○ちゃんのおもちゃが使いたかったの?」など子どもの気持ちを代弁します。「ママ(パパ)は、叩いたことがとっても悲しい」とママ(パパ)の気持ちも伝えましょう。そして、「○○ちゃんに謝ろうね」と一緒に謝ります。今回は、とっても完結に書きましたが、子どもの気持ちはそんなに簡単に「謝る」方向には進みません。子どもの表情を観察しながらできる限り言葉数は少なく、「待つ」姿勢で声かけを行ってみましょう。もし、子どもが謝れなくても、そんな時もあるものですから大丈夫。代わりにママ(パパ)がしっかりと謝る姿を目の前で見せましょう。大切なのは、親が感情的に怒らないことです。 最後にお話しした方法は、少し親の「演技力」も必要になるかもしれません。感情的にならず、いかに簡単な言葉で子どもに伝わるように説明できるか?も、子育てには大切かもしれませんね。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年02月16日まずはクリスマスの準備で気分を盛り上げようツリーの飾りつけクリスマスの準備といえば、まずツリーの飾りつけを思い浮かべる方も多いでしょう。最近はIKEAや生花店などで生木のツリーも手に入るようになりました。とはいえ子どもが小さいうちはイミテーションのクリスマスツリーを使用するという家庭も多いでしょう。タペストリーやウォールシールのツリーも種類が豊富で場所を取らず近年人気です。家族で今年のクリスマスのテーマやカラーなどを相談してオーナメントを買い足したり、ツリーの設置場所を片づけたりするのも良いでしょう。「あなたが決めていいよ」と声をかけると、子どもは張り切るものです。ママやパパが思いもよらないくらい完璧に片づけたり、面白いアイデアを出してくれたりするかもしれません。ツリーは子どもと一緒に楽しく飾りつけするのも良いでしょう。また子どもが幼稚園や学校に行っている留守のあいだにクリスマスツリーを出しておいてびっくりさせる、というのも楽しいかもしれません。どちらが自分の子どもは喜ぶか考えるのもわくわくしますね。部屋の飾りつけクリスマスはツリーだけでなく、部屋のインテリアも凝りたくなりますよね。しかし、小さい子どもや赤ちゃんを育てている家では難しく感じてしまいますよね。子どもの手の届かないところにクリスマスカラーのリボンやガーランドを飾る、窓にクリスマスモチーフや雪モチーフのサンキャッチャーを飾るだけでも、ぐっとクリスマスらしいインテリアになりますよ。アドベント・カレンダーを飾るキリスト教では、クリスマスの4週前の日曜日からクリスマス・イブまでを待降節と呼びます。クリスマスまでの約4週間、クリスマスを待ち望むながら過ごすのです。この期間をアドベントとも言います。アドベント・カレンダーはその期間の日数をカウントダウンしていくカレンダーです。一日にひとつずつ窓や引き出しをあけてオーナメントやスイーツなどのギフトがもらえる仕組みとなっているものが多く、子どもも大人も楽しめます。キャラクターものやお菓子メーカーのものが一般的ですが、パッケージや絵柄が華やかで目を引くデザインのものが多く、アドベント・カレンダーがあるだけでクリスマスらしい、空間になるでしょう。まだ子どもが小さく、小さなお菓子や雑貨は触らせたくない、という場合はポスタータイプのアドベント・カレンダーもおすすめです。おしゃれなデザインが多いので、選ぶのも楽しいですよ。クリスマスシーズンのお菓子を食べるアドベント・カレンダーのように、待降節の期間、毎日少しずつ食べてクリスマスを待つ、シュトーレンというドイツのお菓子があります。近年日本でも一般的となっていて、お菓子屋さんやパン屋さんで手に入れることができます。年の瀬の忙しい時期、クリスマスに思いを馳せながら、お茶のお供としてホット息をつける時間を作るのも良いでしょう。キャンドルを飾る欧米のクリスマスではキャンドルが欠かせない存在です。キリストが「夜を照らす光」であると考えられていることからも、キャンドルの光が大切にされているのですね。クリスマスシーズンには素敵なキャンドルがたくさん登場します。インテリアのアクセントとして取り入れるだけで、クリスマスらしさがいっそう増しますよ。またアドベント・キャンドルという、アドベント期間中の毎週日曜日に一本ずつろうそくを灯していくものもあります。アドベント・クランツというリースのなかにろうそくが組み込まれているものも素敵ですよ。クリスマスプレゼントを用意する夏ごろから、今年のクリスマスにはサンタさんに○○をもらうの。なんて口にしている子どももいますよね。しかし子どもの欲求は移り気なもの。11月ごろに一度確認をしましょう。そのころには「サンタさんは遠くに住んでいるから、早めにプレゼントのお願いをしないとクリスマスに間に合わなくなるよ。」と話して聞かせるママもいるようです。子どもと一緒にサンタさんに手紙を書かせるのも良いでしょう。ネットのおもちゃ屋さんなどでは、12月の中旬ころになると売り切れの商品がでたり、そのころまでに注文しておかないと商品の到着がクリスマス・イブに間に合わなかったりします。クリスマスの1週間くらい前になると、クリスマスプレゼントとお年玉需要で商品の値段が一時的に上がってしまうおもちゃ屋さんもあるようです。遅くとも12月10日より前にはプレゼントを購入しておくのがおすすめです。商品を購入した店でラッピングをお願いするのも良いですが、まだ字が読めない子どもでも大好きなおもちゃ屋さんのロゴを覚えていることがあります。ロゴの印刷されたラッピング材を使っている場合もあり、サンタさんの正体がばれてしまう危険性もあります。そんなことを避けるためにも、時間に余裕があれば、サイズのあったラッピングペーパーやリボンを準備しておいてはいかがでしょうか。袋にリボンを結ぶタイプのラッピング材や張るタイプのリボンなどサイズやバラエティ豊富なラッピンググッズが100円均一でも手に入りますよ。見ているだけでも楽しいですね。クリスマスの過ごし方1.家族で自宅のご飯を楽しむ家族みんなで献立を考えて、自宅でディナーをするのも良いでしょう。子どもと一緒に食事の準備をする子どもと一緒に料理をするのも作るのも楽しいですね。小さな子どもでも材料や、サラダを混ぜあわせたり、クッキーの型抜きなどを使って野菜をかわいらしい形を切ったりするのは楽しめるもの。集中して作業する横顔はたまらなくかわいいものです。簡単な作業でも子どもには時間がかかる場合があるので、そのあいだママやパパは何をするのか、など順序立てて考えておくと良いでしょう。卵や魚など手についたままにしておくと、あまりよくないものも触れる可能性があります。雑菌やウイルスの繁殖も防ぐためにも、手洗いや消毒はマメにするよう声をかけましょう。包丁や火を使いたがる場合は、必ず隣について危険がないように配慮しましょう。ママやパパが料理はひとりでやりたいという場合や、自分の子どもに料理はまだ早いという考えの場合は、テーブルウエアのセッティングを子どもと一緒にするのはいかがでしょう。クリスマスらしいテーブルウエアを用意すると、自炊したものでなくても温かみのあるクリスマスディナーとなるでしょう。デリバリーやお惣菜を上手に利用する事前の予約が必要な場合ほとんどですが、デリバリーやテイクアウトのクリスマス限定メニューがたくさんあります。クリスマス限定の食器やおもちゃが付いてくるようなサービスもあるので子どもと一緒にチェックするのもたのしいですよ。スーパーのお惣菜売り場も要チェックです。一家族分作るのはちょっと、というような手間のかかる料理や、ついつい食べきれないほど大量に作ってしまいがちなメニューが含まれたオードブル類が比較的安い価格で買うことができるかもしれません。せっかくのクリスマスですから、メニューの半分はデリバリーやお惣菜、半分は自分で作るなどして、ママも少し手を抜けると良いですね。テーブルコーティネートでクリスマスを演出クリスマス用の食器などもかわいいものがたくさんあります。食卓や食器棚に並べるだけでもインテリアのアクセントになりますよね。カラフルでデコラティブな食器やスプーン、フォークといったテーブルウエアは子どもも楽しいものです。並べておくだけで気分もクリスマスムードになります。クリスマスの夜には普段忙しい大人だけでほっと一息つけるような時間があると良いですね。クリスマス使用のグラスや食器を使うとその時間も、ぐっとムーディーになることでしょう。クリスマスの過ごし方2.家族で外食する早めにレストランの個室を予約しておく毎日育児で忙しいなか、ご飯の献立を決めて、料理して、食べさせて、後片付けをして…というのはかなりのハードワーク。クリスマスはレストランなどでクリスマスディナーをしたいというママも多いでしょう。子どもがいると迷惑がられるかもしれないと普段外食をしり込みしているママやパパもいるかもしれません。しかし、なかには子ども大歓迎というお店もありますよ。「子どもOK〇歳ディナー」などで外食の口コミサイトで検索してみましょう。子連れで外食をするときには、個室のある店を選ぶと、より気楽にディナーを楽しめるかもしれません。子連れで個室希望の場合、競争率が高くなります。また食事が出てくるまで長い時間待たされるのは、小さい子どもには苦行ともいえます。小さい子どもとの待ち時間はパパやママにとっても大変なものです。リスクを少しでも回避できるように、お店選び、予約は早めに済ませたほうがよいでしょう。子どもが小さい間は、子連れで行きなれていない店に行くのも一苦労ですが、予約の際に子連れで行ってもよいか確認し、子どもの年齢などを伝えておくと少しは配慮が期待できるでしょう。離乳食を食べている年齢の子どもがいる場合や、子どもにアレルギーがある場合は、食品の持ち込みがOKかどうかの確認も含め、予約の際に話をしておいたほうが良いでしょう。ファミリーレストランもおすすめ子連れで行きやすいファミリーレストランなどでも子どもは喜ぶものです。予約ができない場合があるので、事前に確認しておいた方が良いでしょう。また6時前後から8時頃までは同じ年頃の子どもを持つ家庭で混みあうことが予想されます。クリスマスは特別な日ですから、少し時間をずらして食事をするのも良いでしょう。外食時の注意点クリスマスディナーだと家族全員が少しドレスアップもするかもしれませんね。子ども用の手拭き、食事エプロン、タオルなどは準備していった方が良いですね。クリスマスにはムードのあるディナーを楽しみたいところですが、そんな気持ちはなかなか子どもには通じないもの。多少騒いだり、思うようにいかなかったりすることがあっても、子どももクリスマスに興奮しているのだ、と割り切りましょう。危険なこと以外はなるべく気にしないようにして、年に一度のクリスマスディナーを楽しんでくださいね。また帰り道、街のあちらこちらでライトアップされているのを目にするでしょう。数日前からイルミネーションは始まっている場合がほとんどですが、クリスマスの夜に家族で眺めるイルミネーションは格別です。風邪をひかないように防寒対策はしっかりしてくださいね。新型コロナウイルスの感染対策がきちんとされているのか、事前に確認しておくと安心してクリスマスの外食を楽しめるでしょう。クリスマスの過ごし方3.クリスマスケーキを食べるクリスマスケーキは子どもにとってはクリスマスに欠かせない、クリスマスの目玉のひとつといえるでしょう。ケーキの種類もたくさん出ています。生クリームのデコレーションケーキ、アイスケーキ、ブッシュドノエルなどが定番です。子どもが喜ぶ顔を思い浮かべながらクリスマスケーキを選ぶのは楽しいものですよね。フォトジェニックなお菓子の家やカップケーキを手作りするというのも良いでしょう。アレルギーの子でも食べられるケーキの手作りキットやケーキ自体もネットショップで簡単に手に入れられます。またせっかくのクリスマスですから、ママやパパ、大人が楽しめる一流ホテルのケーキやお取り寄せのケーキなどを味わうのも良いでしょう。大人だけで普段よりワンランク上のケーキを食べるのも、自分へのクリスマスプレゼントとなるかもしれません。クリスマスの過ごし方4.プレゼント交換子どもとママやパパ、おじいちゃんやおばあちゃんへのクリスマスプレゼントを用意するのも楽しいかもしれません。凝ったものでなくても、手書きのクリスマスカードや子どもが描いた似顔絵や肩たたき券、お手伝い券などを額に入れたりかわいい封筒に入れたりするだけでも立派なプレゼントになります。粘度やビーズ、折り紙などで作った小物もよろこばれるでしょう。子どもの仲良しのお友達にも手作りのものならお互いの家庭に気兼ねなくプレゼント交換ができるかもしれませんね。子どももサンタ気分が味わえて、もらう喜びだけでなく、あげる喜びを知る良い機会となるかもしれません。普段頑張っているパパやママ、お世話になっている祖父母にお礼の気持ちを表せるようなプレゼントを子どもと一緒に考えてみましょう。クリスマスの過ごし方5.みんなで記念撮影ツリーやケーキ、プレゼントと一緒に家族写真を撮影して、毎年記念にしていくのもおすすめです。毎日少しずつ成長していく子どもと過ごせるクリスマスはそう何度もあるものではありません。子どもにとっても子ども時代のクリスマスを記録として残しておくのは良いことでしょう。あとで振り返ってこのときは家族でこういうことをしたね、ケーキはこうだったね、と話ができるような写真を撮れると素敵ですね。家族みんなでコスプレして記念撮影をしたり、写真館で撮影したりするのも楽しいですよ。大手写真館チェーン店スタジオアリスなどでは、衣装も自由にえらべるクリスマスの撮影プランがあります。子どもが親のすすめるコスプレを楽しんでくれる年齢も短いもの。ぜひ一緒に家族で過ごすクリスマスの記録を残しましょう。クリスマスの過ごし方6.思い切って外出する2022年のクリスマスは新型コロナウイルスの影響で、人が多い場所へおでかけするかどうかを悩む方も多いでしょう。宿泊施設の中には、子どもの安全を守るためにウイルス対策をしているところもあります。各家庭の判断で、無理のないようにクリスマスを楽しむことができると良いですね。クリスマスにはさまざまなレジャースポットでクリスマス限定のイベントが企画されています。テーマパークやイルミネーション、子どもの年齢別に適した場所を選べばママやパパも楽しむことができるでしょう。クリスマス時期に限ったことではないですが、バギーや小さい子ども連れの家族には過ごしやすいようある程度の配慮がされている場合があります。少し寒い時期ですが、防寒対策をしっかりしてお出かけするのも楽しいでしょう。この時期のお出かけスポットはイルミネーションが施されている場所が多いもの。まだ遊具で楽しんだり、自分の希望を伝えられたりする年齢ではない子どもでも楽しむことができるでしょう。テーマパークにお出かけするディズニーリゾート、ユニバーサルスタジオジャパンなどは子どもの年齢などを問わず楽しめるでしょう。サンリオピューロランド、アンパンマンミュージアムなども赤ちゃんでも楽しめるスポットです。クリスマスのパレードやショーが楽しめるので、行くだけでも十分楽しめます。ただし、せっかくのクリスマスのお出かけに機嫌を損ねる時間があるといつもよりママやパパが疲弊してしまうかもしれません。普段よりアトラクションの待ち時間が長いかもしれないこと、特に幼児の子どもには乗り物系のアトラクションには身長制限があるので乗れるものと乗れないものがあることをあらかじめ話して聞かせましょう。ほかにもイルミネーションで有名な長崎ハウステンボス、東京ドイツ村なども家族で幻想的な時間が楽しめます。11月くらいになるとクリスマスのイルミネーションスポット・ランキングなどが発表されるので要チェックですね。動物園や水族館に行く子どもがまだ小さかったり、動物や生き物が大好きだったり、する場合には、動物園や水族館もおすすめです。各施設でクリスマス時期限定のイベントが行われているものです。日中そういったレジャー施設に出かけると、夜早く寝てくれて大人だけのホーリーナイトが味わえるかもしれません。人混みは苦手、というママやパパも少し考えてみてはいかがでしょうか。きっと良い記念になるでしょう。温泉旅行もおすすめ普段、仕事や家事、育児に頑張っているママやパパをねぎらうために温泉などに行くのも良いですね。2022年のクリスマスは日曜日です。普段より割高感はありますが、24日、25日と泊りがけで小旅行などに行くのも、ゆっくり羽根が延ばせて良いかもしれません。旅行先付近のイルミネーションイベントなどをチェックしてみてはいかがでしょうか。特に伊豆では伊豆ぐらんぱる公園のイルミネーションが人気です。温泉地もクリスマスシーズンは込み合いますので少し早めの予約をおすすめします。旅行先にサンタが来たとなると、子どもにとっても特別感があるクリスマスとして心に残るのではないでしょうか。※新型コロナウイルスの影響でイベントを中止する施設もあります。事前に確認してから計画を立ててみてくださいね。家族の笑顔が最高のクリスマスプレゼント子どもが小さいあいだのクリスマスは、なんといっても家族そろって祝うことができるというのが醍醐味ではないでしょうか。普段の生活に追われながらクリスマスの準備をするのも大変です。まずは自分たちのこだわりのポイント、どうしたら家族みんなが笑顔のクリスマスが送れるかを考えてみると良いかもしれません。何より、普段子どものために頑張っているママやパパ自身が楽しめる企画、うまく手を抜ける方法を見つけるのが一番です。自分にもクリスマスプレゼントを贈るような気持ちで、一年に一度のクリスマスを堪能してくださいね。そして家族みんなで素敵なクリスマスを迎えましょう。※この記事は2022年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。クリスマスプレゼントを選ぶ
2022年12月20日保育士の中田馨さんが、子どもに強く当たってしまったときの対応について詳しく教えてくれました。自分自身に余裕がなくて、子どもに大きな声で怒鳴ってしまった……冷たい態度をとってしまった……と落ち込んでしまうママやパパもいることでしょう。ぜひ、参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。子どもに冷たい態度をとってしまったり、大きな声を出して怒ったり、頭をたたいてしまったり……などなど。日々育児をしていく中で、思わず子どもにやってはいけない対応をしてしまった! と後で落ち込んでしまうことってありませんか? きっと、誰でもあるのではないかと思います。保育の専門家でもある私だって、わが子への対応には「ああ、失敗した!」と反省の日々です。そこで今回は、できるだけ避けたい子どもへの対応のお話をします。 どうして思わず、“やってはいけない対応”をしてしまうのか?本当は何度も言いたくないけれど(叱りたくないけれど)、子どもの態度を見ていると思わず“やってはいけない対応”をしてしまいます。どうして“やってはいけない対応”をしてしまうと思いますか? それは、親が子どもに「正しい行動をしてほしい」と思うからこそです。子どものことを思っているからこそなので、「正しい行動をしてほしい」と思うこと自体は決して悪いことではありません。なので、「思わずしてしまう、やってはいけない対応」を変えていければよいですよね。 私の場合、「思わずしてしまうやってはいけない対応」をしてしまいそうになる直前に、大きく息を吸い込みゆっくりと吐きます。つまり、深呼吸ですね。1回で足りない場合は2回、3回と繰り返します。そうすると“頭で考える暇”ができるので、「さて、どう対応しようか?」と考えることができます。また、前回同じようなことが起きた場合は反省した時に、「次は、こう対応してみよう」と改善策を自分なりに考えていれば、深呼吸の後の対応がしやすいものです。 やってはいけない対応をしてしまった! と後で落ち込んだときは、落ち込むだけでなく次につながる改善策も考えてみるとよいですね。では次からは、具体的な例を挙げてみましょう。 子どもに冷たい態度を取ってしまったとき「子どもに冷たい態度を取ってしまった……」。子どもが何度も同じことを「なんで? なんで?」と聞いてきたり、サークル活動や習い事で、みんなの輪の中に入らずママにべったり……なんてときに冷たい態度をしてしまうことがあるかもしれませんね。 例えば、前者の場合、「なんで? なんで?」と聞かれることに疲れたのなら「なんでだと思う?」と聞き返してみてください。まさか聞き返されるとは思っていないので子どももびっくり! そして、子どもなりにその答えを導き出すはずです。また、後者の場合は「みんなの輪の中に入ること」が「正しい行動」と思うことを諦めてみましょう。今、子どもができていることを探すことのほうが、気持ちがラクになります。 例えば、みんながリズム体操をしているときに、ママの膝に座って体を揺らしていたら「この子なりに楽しんでいるんだ!」と感じることができれば心の余裕が生まれ、ママもきっとうれしくなるはずです。 大きな声を出して怒ってしまったとき「大きな声で怒ってしまった……」。大きな声を出すことは、子育てをしていたらあります! 例えば危険なことをした時や、お友だちを傷つけるようなことをした時は、とっさに大きな声を出して止めなければいけません。ここでママが反省してしまうのは、その大きな声を出すときに「感情的になっているかどうか?」ではないかと思います。必要以上に感情的になって大きな声を出したからきっと反省してしまうのですよね? 例えば、「いい加減にしなさい!! あなたは本当に……」と言いかけたなら、最初にお話しした深呼吸を1回入れて、低い低い声を腹の底からゆっくり出して「〇〇ちゃん……」と言ってみてください。(いわゆる“どす”の利いた声です)。これは、かなり冷静に子どもに注意することができますよ。これができると、感情的に「怒る」ではなく、冷静に「叱る」ことができるはずです。一度お試しを! 子どもをたたいてしまったとき「子どもをたたいてしまった……」。子どもがあまりに言うことを聞かないので、思わずたたいてしまった。たたかれた子どもが痛いのはもちろんのことですが、たたいてしまった親の手や心も痛くなってしまいますよね。それこそ本当に“思わず”手が出てしまったのだと思います。 もしも、子どもをたたいてしまったときには、そのままにせず必ずフォローを入れましょう。「ゴメンナサイ! たたいてしまった」と言い、たたいたところをさすったり抱きしめたりして謝ります。後でフォローをすればたたいていいものではないので、たたかずに言葉で子どもに伝える方法を、親としても考えていきましょうね。 また、たたきそうになったら、意識的に子どもとの距離を取ってみましょう。「大きな声を出して怒ってしまったとき」にご紹介した「深呼吸を1回入れて、低い低い声を腹の底からゆっくり出して……」の方法も使えますよ! 子どもにやってはいけない対応をしてしまうことは「誰しもあること」です。完璧な親なんてどこにもいませんよ! だから、やってしまったことを後悔した後は、「じゃあ次のときに、どうすればよいのか?」と前向きに考えていきましょうね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月25日保育士の中田馨さんが、子どもを叱るときの「言ってはいけないNGワード」について詳しく教えてくれました。「早くしなさい!」や「また散らかして!」などついつい言ってしまう言葉もたくさんありますよね。中田先生が子どもを叱るときの効果的な言い換え方法をいくつも教えてくれています。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。毎日子どもと生活していると、どうしても叱らなければいけない場面が訪れます。子どもを叱るって本当に難しい! と実は私も思っている一人。それは保育所の子どもたちもそうですし、もう中高生になった自分の子どもを叱るときもそうです。 叱るときに大切なことはいろいろありますが、私が大切にしているのは3つ。子どもの目を見て叱ること。そして、子どもの感情に影響されないこと。また、自分の感情は平たんでいることです。今回は、子どもを叱るときに思わず言ってしまいがちな言葉と、その言い換えの方法をご紹介します。 “また”○○したのね!子どもは、何度言っても同じことを繰り返しします。例えば、「また指を吸って!」「また、意地悪して!」「また、散らかして!」などあるかもしれませんね。しかし、大人が何か指摘されるときに、「また」と言われるとどうでしょう? 「また、テレビばっかり見て!」と言われたら? 「いやいや、さっきまで家事をしていて、今やっと休憩するところよ。“また”なんて決めつけないで」と思いませんか? 子どももきっとそう思っているはず。なので、言い換えてみましょう。 ・「また指を吸って!」⇒「指をはずそうね」 ・「また、意地悪して!」⇒「どうして○○したのかな?」 ・「また、散らかして!」⇒「ママ、お願いがあるんだけど。ここを片づけてくれると嬉しいな」 上記はあくまで一例です。子どもにして欲しい行動を具体的に伝えたり、子どもの気持ちを聞くとよいでしょう。 “早くしなさい!”「早く~しなさい」の“早く”は、親が思わず使ってしまう言葉の第1位かもしれませんね。「早くこっちに来なさい」「早く食べなさい」「早く着がえなさい」「早く寝なさい」などなど、年齢が高くなるごとに“早く”を言うことが増えてきます。 それはどうしてでしょう? それは、子どもがだんだん自立してきて自分でできることが増えてきたことを親自身が知っているからではないかと思います。しかし、思ったようには子どもが動いてくれない。そのため“早く”と言ってしまうのです。思ったように子どもが動いてくれないということは、親としては自分が思った通りに動いて欲しいわけです。しかし、親と子どもは別の生き物。思ったように動いてくれるはずがありません。 実は私もわが子には“早く”と言ってきた母親の一人です。でも、あるとき息子に言われたんです。「ボクは一生懸命早く動いているんだ!!」ってね。そこで気づいたんです。「そうだった。私は数十年人生経験があるけれど、この子はまだ数年しか生きていないんだ」と。大人は新幹線。子どもは普通列車。と思って、今以上に子どもを待ってみてください。その上で、言い換えをしてみましょう。 ・「早くこっちに来なさい」⇒「準備はできた?」 ・「早く食べなさい」⇒「よく噛んで飲み込んでね」 ・「早く着がえなさい」⇒「ズボンを履こうね」 ・「早く寝なさい」⇒「そろそろ寝る時間だから寝るよ」 言い換えるときは、今の状況をたずねてみたり、子どもにして欲しい行動を具体的に伝えるといいでしょう。 実は先日、中2の娘に「明日何時に起こしたらいい?」と聞いたときに指摘されました。「毎晩、“ホンマに起きてよ”って言うのやめてくれへん? 腹立つねん」と。最近の娘は、何度起こしても起きなくて手を焼いているので、口癖になっていたんですね。いやあ、反省しましたね。叱る場面じゃないにしても、普段思わず子どもに言ってしまっている「NGワード」は他にもありそうですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2022年11月17日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事もあるのではないでしょうか? そこで今回は、実際に募集した“モヤモヤを吹き飛ばしたスカッと体験談”「子どもを叱らない母親」を漫画にしてご紹介します!「子どもを叱らない母親」出典:lamire店内でやりたい放題する子ども出典:lamire母親がまさかの一言…出典:lamire素敵なお客様の登場!出典:lamire読者の感想お子さんの教育が不十分な母親のようですね。店内に、子どもに上手にしつけができるお客さんがいて、その場は何とか穏やかに事が治まり助かりましたね…。(34歳/主婦)怒らない育児、いい面もあるけどこのケースはきちんと叱ってほしいところですね。怒らない育児をするならきちんとしつけて欲しいですし。店員さんはなかなか注意しにくいと思うので、この漫画のように、ビシッと言ってくれる人がいたら助かりますね。(31歳/主婦)以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。(lamire編集部)(イラスト/碧海自由)"
2022年11月15日