株式会社G-Place(本社:京都府長岡京市、代表取締役社長:綾部 英寿、以下「当社」)でごみ・環境政策運営、子育て支援、防災対策などに関する自治体向けの業務支援を行う「公共イノベーション事業グループ」は、株式会社ALBERT(アルベルト、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松本 壮志、以下「ALBERT社」)と代理店契約※を締結し、AIチャットボット『スグレス』を自治体向けに提供しています。この『スグレス』を活用して、保育園の入園や利用料に関する疑問にWEB上で自動応答する新サービスを世田谷区の区民向けに提供開始しました。※「株式会社ALBERTとの協業開始のお知らせ」 世田谷区×スグレス【行政・自治体におけるチャットボットの活用が加速】総務省が実施した「地方自治体におけるAI・RPAの実証実験・導入状況等調査」※によると、AIを導入した106の自治体のうち、半数を上回る55の自治体がチャットボットを活用していることが分かっており、全国の地方自治体におけるチャットボット活用ニーズは高まっています。当社は全国の自治体向けにAIチャットボットのシステム導入の提案とスムーズな事業開始のサポートを行っており、今回、世田谷区とAIチャットボットサービスによる問い合わせ対応システム導入及び運用支援業務委託契約を締結しました。ALBERT社は以前より、東京都渋谷区や熊本県にも「スグレス」を活用した住民向け子育て相談システムを提供しています。また、各自治体におけるAIチャットボットの普及を目的として、「子育てオープンデータ協議会」に参画し、2020年4月23日には自治体のAIチャットボット活用に必要となる報告書及びFAQ データセットの公開等も行っています。※総務省「地方自治体におけるAI・RPAの実証実験・導入状況等調査」 ◆世田谷区HP *スグレス導入ページのタイトル【ページ番号】※区ホームページのトップにある検索スペースにページ番号を入力することで、各ページに移ることができます。・申込みから入園までの流れ【ページ番号:5730】・入園(転園)の申込み(ファクシミリ不可)【ページ番号:5733】・入園のご相談および申込み方法【ページ番号:187005】・幼児教育の無償化について【ページ番号:162468】・施設等利用給付認定(2号・3号)について【ページ番号:180271】【AI・高性能チャットボット『スグレス』で業務の効率化を支援】チャットボット(chatbot)とは、「チャット」と「ボット」を組み合わせた言葉で、人工知能(AI)を組み込んだコンピューターが人間に代わって一定の会話を自動化する「自動会話プログラム」のことです。『スグレス』は人工知能(AI)を搭載した高性能チャットボットサービスで、自然言語でのお問い合わせ自動応答機能や自動学習機能を搭載しており、運用コストをかけずに回答精度の向上が可能です。さらに、LINEをはじめ様々なSNSツールと連携できるなど、ユーザー毎に最適化されたコミュニケーションを実現します。◆『スグレス』特設サイト ◇株式会社ALBERT所在地 : 東京都新宿区北新宿2丁目21-1設立日 : 2005年7月1日代表者 : 代表取締役社長 松本 壮志証券コード : 3906(東京証券取引所マザーズ)事業内容 : データソリューション事業/AI活用コンサルティング/ビッグデータ分析/AIアルゴリズム構築とシステム開発・運用/AIを用いた独自プロダクトの提供/データサイエンティストの育成支援コーポレートURL: スグレスURL : アルベルト社_ロゴ<株式会社G-Placeについて>1968年に「日本グリーンパックス」という社名で事業をスタート。2019年5月、創業50周年を機に現社名に変更しました。『アイディアで未来をつくる、創造総合商社』を掲げ、さまざまな分野で独自性のある商品やサービスを提供しています。創業から一貫して、全国自治体のごみ減量促進を支援。また、再生可能エネルギーに関する資材や再生樹脂製品の販売、天然由来成分にこだわったオリジナルの化粧品や雑貨類の企画・販売なども行っています。現在では海外にも拠点を設け、積極的に事業を展開中です。【会社概要】商号 : 株式会社G-Place(読み:ジープレイス)所在地 : 〒617-0835 京都府長岡京市城の里10-9創業/設立 : 1968年5月7日/1969年5月16日代表取締役社長: 綾部 英寿公式HP : 【事業に関するお問い合わせ先】株式会社G-Place公共イノベーション事業グループ東日本営業チーム Email: kan2@g-place.co.jp 西日本営業チーム Email: kan1@g-place.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月29日小学校でも支援を受けていたけど、日本語で発達障害を理解し子どもに伝えたかったIさんは25年以上前に渡米し、アメリカ人とご結婚。お子さんは現在9歳で、ADHD、不安症、反抗挑戦性障害(Oppositional defiant disorder ; ODD)と診断されています。Iさんは、2歳ごろからお子さんにADHDの可能性を感じ、診断前から地域の幼稚園で行動療法の先生をつけてもらうなど、支援を受けていました。ところが、小学校に上がるとさまざまなトラブルが起こり、合理的配慮を得るために6歳のときに診断書をもらうことに。そして2021年から、『発達ナビPLUS』を使い始めました。――今、お子さんはアメリカの小学校でどのような支援を受けていますか。Individual Educational Plan(個別教育計画)という、その子に合わせた学習支援として、1週間に1回カウンセラーの先生と個人的なセッションを受けたり、グループで遊びながらスキルを学ぶ時間をとってもらったりしています。aid(支援員)もついています。こう話すと支援が充実しているように思われるかもしれませんが、ここまでたどり着くには、自分で調べて学校に対してかなりしっかり自己主張しなくてはならなかったという経緯があります。主張しないまま学校に居づらくなって転校する人もたくさんいると思います。――そうだったのですね。充実した支援を受けられていながらも、『発達ナビPLUS』を利用しようと思ったのはどうしてでしょうか。日本語で、自分の子どもの特性や状況に合わせたアドバイスがほしいと思ったからです。たしかに、発達障害の支援に関してアメリカは進んでいると思いますし、英語で調べれば多くの情報を得ることができます。普段の日常会話では、いちいち日本語に変換したりはしませんが、こうした発達障害や子育てのことは、頭の中で日本語で一度理解して、今自分が何をしているのか、次は何をすべきかを整理してからでないと先に進めなくて。カウンセラーや行動療法の先生に英語でアドバイスを受けたり相談したりして、言われたことを行動に移してはみるけれど、やはり私自身の身についていない感じ、腹落ちしていない気がしていました。それでは、子どもにも伝わっていないだろうなあと。また、本を読んで理解したとしても、書いてある通りにはいかないですよね。場面によっても違うし、子どもによっても違う反応になります。結局、情報を英語で読んでいても日本語で読んでいても、「わが子ならどうなのか」が重要だと思いました。――それで日本語で検索してみたということですね。はい。日本語で、「ADHD発達障害」といった言葉で検索しました。そうしたらずいぶんたくさんの情報があることに気づきました。なんだ、もっと早くアクセスしてみればよかった!と思いましたね。そして、検索して見つけたLITALICO発達ナビPLUSのオンラインセミナーに参加したところ、『発達ナビPLUS』を知り、良い機会かなと思って入ることにしました。Upload By 発達ナビ編集部アメリカは精神科医のアドバイスを受けるだけでも高額。『発達ナビPLUS』は費用的なメリットが大きかった――『発達ナビPLUS』を利用しようと思われたポイントはどんなところにありましたか。まずは、日本語でさまざまなサービスを受けられるということ。そして、費用の面は大きかったです。アメリカでは医療費が高額で、さらに精神科医による診断は保険がきかないので、1回の受診が最低でも400ドルから、アドバイスや療育を受けようと思うと2,000~6,000ドルくらいかかるのです。アメリカでは、スペシャルニーズがある子どもがいる家庭は、そうでない家庭よりも1年で150万円くらい余計に費用がかかるとも言われているし、私自身も、そのことを実感しています。たしかにアメリカは、療育についての研究は進んでいるし支援もあるのですが、それを利用するには非常にお金がかかるというのが現実です。それにくらべると、『発達ナビPLUS』は、月額3,000円程度で『個別ケース相談』や勉強会の『ライブ配信』で、専門家の意見を聞けるし、教材も自由にダウンロードできる。しかも日本語。こんなに「使える」サービスはないなと思いました。勉強会にオンラインで参加すると、専門家にチャットで質問ができて助かる――実際に使ってみて、特に役立ったのはどのメニューですか。勉強会の『ライブ配信』です。はじめのころは必死だったので、自分の子どもの年齢に当てはまるテーマは、ほとんど参加していました。13時間の時差をこえてでも、参加したいと思う内容でしたね。アメリカで個別の相談をしようと思うと、金額の問題もありますし、とにかく予約待ちの期間が長いのです。それが『ライブ配信』では、勉強会の最後にチャットで専門家に質問できて、核心をついた答えが得られるのです。その場で解決できることに感謝しました。――印象に残っているのは、どのような勉強会でしたか。薬に関しての勉強会ですね。そのころ、子どもに薬を飲ませるかどうかで1年くらい悩んでいたときでした。薬以外のできることをやったあと、2人の医師に全く違う効果の薬を提案されていました。そのことを小児科医の先生にチャットで質問したら、お答えいただける範囲でそれぞれの薬の特徴や用法を聞くことができました。また、「いつ子どもに、発達障害があることを伝えるか」というテーマの勉強会で、精神科医の先生の「今すぐですよ」という言葉も、薬を飲ませることに関してあと押しになりました。どういうことかというと、薬を飲むかどうかは、子ども自身で決めたほうがいいと思っていたのですが、そのためには、子どもにADHDであることを伝えなくてはなりません。本人に、いつ・どう知らせようかと躊躇していたのですが、先生の言葉をきっかけに、子どもに伝えることができました。その結果、子どもが自分で決めて薬を飲むようになりました。――『個別ケース相談』のほうはいかがでしたか。メールでの『個別ケース相談』は、3回ほど利用しました。何科に相談したらいいのかわからないことがあって、症状を説明して聞いてみたら、考えられる可能性を提示していただけました。やみくもに病院に行くことは費用や時間の面からも難しいので、専門家の意見を事前に聞けたことは大きかったですね。ほかの相談をしたときも、いろいろな可能性を考慮して、専門家がこまやかに回答してくれました。「あ、そういう観点からも考えられるか」といった気づきをもらえるので、とても助かっています。日本語で得られたアドバイスは、子どもにも伝えやすく感じています。駐在員の方は、帰国後も療育コンテンツを使えるのではと思います――海外に住んでいる方で、これから『発達ナビPLUS』を使う人へのメッセージはありますか。海外に永住している私のような方には、待ち時間なしで日本の先生に聞きたいことをチャットで聞ける勉強会の『ライブ配信』をぜひ試してほしいと思います。駐在の方はいずれ日本に帰られると思いますが、日本に帰っても継続して『発達ナビPLUS』を活用できると思いますよ。それから、親自身のケアの意味でもおすすめしたいです。子どもが学校で何かトラブルがあったとき、子どもは学校でセラピーを受けられるかもしれないけれど、親自身のセラピーはなかなかないですよね。『個別ケース相談』などを使って、日本語でしっかり吐き出すことも大事なのかもしれません。――ありがとうございました。取材・文/関川香織Upload By 発達ナビ編集部発達が気になるお子さんの保護者さま向けサービス『発達ナビPLUS』では、オンラインで医師・心理士など発達支援にかかわる様々な専門家と繋がり、個別相談や勉強会を通して、子育てをサポートします。― 発達ナビPLUSの3つの特長 ―1.「わかる」から「解決」まで子どもの行動の「どうして?」が分かれば、「こうすればいいんだ!」につながります。『発達ナビPLUS』では、各ご家庭に合わせた個別最適な手立ての実践までサポートします。2.50名以上の専門家がサポート医師、心理士などの発達支援の専門家が50名以上在籍。どこにも相談できなかった悩みも、幅広い専門性で納得いく解決策をご提案します。3.「すきま」でプラス忙しい育児の味方!5分でわかる解説動画も多数あります。スマホ一つでいつでも、どこでも子育てのヒントを。くわしくは、お得なクーポンも配布中の以下よりご確認ください。
2021年11月27日麗澤幼稚園(千葉県柏市/園長:岡田喜)は、現在子育て広場「あい❤あい」を行っている、廣池学園内の施設「さくら」をリニューアルオープンし、そのお披露目会を実施します。現在行っている子育て広場「あい❤あい」は0~2歳児の未就園児を対象として、遊び場の提供を目的として行っています。毎回20組ほどの子育て世代の方々にご来園いただき、子ども達の遊び場として、また地域の子育て拠点として活用していただいておりましたが、来場者の方々が年々増加しており、たくさんの方々がご来場いただいた際には現状の施設では少し狭さを感じるようになり、リニューアルを実施することを決めました。より多くの方々に利用がいただけるよう、空間を広げるだけでなく、新たな遊具を導入し、雨の日でも身体を思いっきり動かして遊んでいただける室内空間として、リニューアルオープンします。当日はリニューアルした「さくら」と共に、新規に導入する遊具のお披露目を兼ねて、来場者の方々皆さんに実際に遊んでいただく機会を設けます。たくさんの方々に遊んでいただけるよう、また、コロナウイルス感染症拡大防止のために、2部制とし、完全入れ替え制で実施します。新規で導入した遊具は、全国の遊び場で室内遊具を提供している株式会社ボーネルンドの遊具を導入し、子ども達が発達に合わせた遊びが展開できるよう、常駐する保育者が遊具の使い方に合わせて幼児の年齢に即した遊びを提案する等の工夫をしていきます。本園の園長である岡田喜は「今後も地域の子育て支援拠点として、遊び場の提供や子育ての相談などを通じて、子育て世代の方々が子育てをより楽しく感じていただけるよう、幼稚園としてできることを検討し、新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています。」とコメントしています。【子育て広場あい♥あい実施概要】◆実施日:10月8日(金)①9:30~10:30②10:45~11:45※時間制による完全入れ替え制での実施.※お申し込み不要。ただし、コロナウイルス感染防止のため、人数制限を設けている関係上、参加を制限させていただく可能性がございます。◆対象:未就園児のお子様を持つご家庭◆定員:各回30組活動の様子▲導入遊具(※画像提供:株式会社ボーネルンド)▲導入遊具(※提供:画像株式会社ボーネルンド)▲導入遊具(※提供:画像株式会社ボーネルンド)あいあいリニューアル.pdf : 【麗澤幼稚園について】麗澤幼稚園は昭和55年に開園しました。開園以来、創立者である廣池千九郎(法学博士)が提唱した教育方針を継承し、保育に取り組んでいます。教育目標として「やさしく思いやりのある子」「ありがとうが言える子」「自分のことは自分でする子」を掲げています。2021年度より英語教育を導入し、日常の幼稚園生活に英語をプラスし、教職員一同心をひとつに幼児教育からのグローバル教育活動を展開しています。麗澤幼稚園ウェブサイトはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月06日地域の子育て支援サークルで役員をしているママ。コロナ禍を機にオンラインで子育て支援サークルを開催することにしたそうです。新しい形での子育て支援活動をするまでの経緯や開催後の感想などを紹介しています。 私は仕事関連や自分の学びのために、Web会議ツールの「Zoom」を使うことがあったのですが、ある日「オンラインによる子育て支援」を発見! 試しに参加してみたらその素晴らしさに心がウキウキしました。このような体験をもっと多くの人にしてもらいたいと思い、私がおこなった新しい生活様式での子育て支援活動をご紹介します。 たまたま見つけた「オンライン児童館」新型コロナウイルスの感染拡大以前からZoomを使うことがあった私。外出自粛期間も友だちとSNSやZoomでつながりを持ち、乗り越えてきました。そんなある日、友だちのインスタグラムから「オンライン児童館」の存在を知りました。 そのころ、外出自粛は解除されたとはいえ、周りの児童館や子育て支援センター等は閉鎖されたり、限定的に解放されたりしている状態。試しに参加してみると、無料で手遊びや読み聞かせ、工作などをやってもらえ、親子共々楽しい時間を過ごすことができました。 広がるオンラインでの子育て支援調べてみると、他にもオンラインでの子育て支援が見つかりました。オンライン子育て広場、オンライン子育て支援センターなど個人でおこなっているものもあれば、自治体主導の子育てサロンもあり、親子ヨガや親子ダンスなどのレッスンもオンラインで受けられるようでした。 田舎に住んでいる私としては家にいながら全国の人とつながれたり、子育て支援を受けられたりして、新たな世界が開けたように感じたのです。 自分だけでなく、みんなにも広めたいこうしてZoomを使うことでコロナ禍もわりと楽しく過ごせていたのですが、ふと、Zoomが使えない人たちのなかには、ただただ孤独な育児に追い込まれている人もいるのではないかと思うようになりました。 ちょうどそのころ、地域の親子サークルの役員の間で「今年の活動は無理」と話していたのですが、「オンラインでの活動を広める良い機会だ!」と思い立ち、急ピッチで準備を進めました。 地域の子育てサークルをオンライン化役場の窓口や乳幼児健診で親子サークルのチラシを配ってもらったり、お試し会をしたりして、何とかオンラインでの活動を始めました。地域の民生委員さんも入ってくださり、初めてZoomを使った方も「意外と簡単だし、マスクもなくみんなの顔が見られてうれしい!」と笑顔になるのを見ると、おこなってよかったと思っています。 また、この活動をきっかけに、今度は自ら気になる講座やイベントを見つけて参加し、育児をより楽しめるようになった人がいてくれたらうれしいです。 専業主婦の中にはZoomになじみがなく不安な方もいたようですが、使ってみると意外に簡単でビデオやマイクをオフにして参加もできることから、かえって参加しやすいという感想ももらいました。今後ほかの地域や自治体でも取り組みが進めばうれしいなと思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2021年09月13日ファイナンシャルプランナーの大野先生が自治体独自の出産・子育て支援制度について教えてくれました。東京都では、新生児1人あたり10万円相当の育児用品や子育て支援サービス等を提供する事業を実施しています。 行政(国、都道府県、市区町村)は、様々な支援制度・助成制度を実施していますが、多くの場合、対象者が申請をすることによって支援・助成が受けられます。制度の中には新しくできた制度や期間限定のものなどあまり浸透していないものも少なくありません。 今回は、自治体独自の制度で子育てに関する支援制度・助成制度について2021年9月5日時点の内容のものをいくつかお伝えします。 10万円相当の育児用品や子育て支援サービスを提供東京都では、コロナ禍において、子供を産み育てる家庭を応援・後押しするために、新生児1人あたり10万円相当の育児用品や子育て支援サービス等を提供する事業を実施しています。対象となる世帯は、以下に該当する世帯です。【1】2021年1月1日~2021年3月31日までの間に出産し、出生日と2021年4月1日の両日に、出生した子どもを含む住民登録が都内にある世帯【2】2021年4月1日~2023年3月31日までの間に出産し、出生日に、出生した子どもを含む住民登録が都内にある世帯 利用には、出生時にお住まいの区市町村を通じて、対象家庭へ専用IDを記載したカードを配付します。カードの配布には申請は不要です。カードに記載されている内容から、専用サイトへアクセスしたあと登録を行い、10万円相当のポイントが設定されていますので、専用サイトからご希望の育児用品・子育て支援サービス等を選択し、申込ができます。 期限内であれば、複数回に分けての利用も可能です。10万円は現金給付でなく、育児用品への交換や子育て支援サービスの利用ができるポイントが付与されます。利用できる育児用品やサービスは主に以下の通りです。 ○家事・育児等サービス(家事支援、育児支援サービス、ベビーシッター)○ベビー服・雑貨、○離乳食、ミルク○おしりふき、おむつ○生活支援用品(加湿器、空気清浄機等の家電製品、生活雑貨)○おもちゃ○ベビー用品(ベビーカー、チャイルドシート、バウンサー、ベビーチェア、ベビーベッド、ベビー食器、ファッション雑貨等)○多胎児用品〇マスク、アルコール 自治体独自の出産・子育て支援の主な例その他にも自治体独自の支援の例をお伝えします。 1.出産祝金(現金給付)子育て支援に力を入れている自治体や財政に余力のある自治体で実施していることが少なくありません。金額も自治体によって異なりますが、一例をあげますと、広島県にある庄原市、岐阜県にある高山市などでは、第1子でも10万円の出産祝金が支給されます。地域商品券等が支給される自治体や子どもの人数が多いと支給額が増える自治体等もあります。 2.育児用品やサービスの無償化・負担軽減化現金給付ではなく、育児用品やサービスの無償化によって子育て支援の充実を図っている自治体も少なくありません。兵庫県にある明石市ではお子さんが生後3か月~1歳までの間、見守り支援員が毎月紙おむつを無料で配達するとともに子育ての相談ができるサービスを実施しています。 また、第2子以降の保育料が完全無料化などの子育て支援も併せて実施しています。その他の自治体でも、小児医療の無料化の拡充や保育料の負担軽減、不妊治療の女性や妊婦健診等のタクシー料金助成など、様々な取り組みをしています。 現金給付にしても、育児用品やサービスの無償化・負担軽減化にしても、自治体やサービス内容によっては、在住の期間や所得の大小によって、対象外となることもありますので、利用を検討する場合には詳しい条件を確認しましょう。 全国には47都道府県以外に1700を超える市区町村があり、全国で統一されている税や社会福祉の制度以外は、自治体独自の状況や考えが反映されています。上記でお伝えした支援制度も一例で、お住まいの自治体独自の制度がある可能性もあります。これを機会に広報誌やホームページを確認する機会にして、行政からの支援制度を有効に使っていただければと思います。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2021年09月12日障がい者の就労移行支援サービスを行う「DEPARTURE」を展開する株式会社在宅支援総合ケアーサービス(代表:依田 和孝、本社:千葉県千葉市稲毛区)では、新型コロナウイルス感染症を理由に一時的に通所者が減少しましたが、Zoomによる遠隔サポートを推し進めた結果、自宅に居ながら支援を受けることが可能になったと好評で、遠隔サポート利用者が2019年度比80%増となりました。ZOOMとリアルの2本柱が好評【Zoomとリアルの2本柱での就労支援が好評】新型コロナウイルス感染症発生当初は、当事業所も休止状態となり、電話による安否確認など限られた支援しか行えない状況となっていました。事業所再開後もコロナに対する恐怖心や、三密を避ける動きから、通所を控える利用者が急増してしまい、多くの利用者が引きこもり状態に陥ってしまいました。そんな中でZoomによる遠隔サポートを推し進めた結果、自宅に居ながら安心して支援を受けることが可能になったと好評で、現在では来所は制限しているものの、午前中は来所対応、午後はZoomでの利用という形で通常通りの支援ができるようになり、当事業所は5名の就職者を送り出すことができました(全国平均では1事業所3名程度)。【コロナ影響を鑑み、厚労省から就労移行支援1年延期の通達も】「就労移行支援」とは、期限が2年で、その期間内に就労できなかった場合は条件を満たせばさらに1年延期できるシステムです。コロナの影響により十分な就労の実施や就職活動の継続が困難であった場合はさらに最大1年の延期という指示が、厚生労働省から通達されています。テレワークなど、今後多様な働き方が急速に進むことが予測され、支援の内容としてZoomという多くの事業所で使われる遠隔のシステムを就労移行支援の中で使用していくことは、利用者にとっても有効なシステムとなると考えられます。【就労移行支援 DEPARTURE詳細】障がいのある方を対象に、企業への就職に必要な就労トレーニングを行う福祉サービスです。最大2年間を学校のように通う通所型で、初歩的なPC操作から、書類作成や面接対策などを経て、就職の準備をしていきます。また支援員と相談しながらコミュニケーション能力向上を目指し、体調面でも各個人を配慮しながら学んでいくことができます。他の就労移行にはないPC指導のスペシャリストがおり、PCの資格検定試験を開催したり、資格研修を行ったり、事務作業に必要なテクニックや資格を取得することが出来ることが最大の特徴です。卒業生には、医療・介護・福祉・保育サービスを行うグループ会社への就職も紹介しています。【今後の展開】新型コロナウイルス感染症による影響は、今後も増加し続けていくことが予測されます。当社では感染対策も実施しつつ、変化する社会に対応した支援を実施していきます。本件に関するより詳しい内容をご希望でしたら、当社ではマスコミの方の取材お申し込みを随時受け付けておりますので、是非お問い合わせください。【会社概要】名称 : 株式会社在宅支援総合ケアーサービス所在地: 〒263-0043 千葉県千葉市稲毛区小仲台6-5-11URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年08月31日赤ちゃんと気軽におでかけできる場所の1つである、子育て支援センター。私は育休中かなりお世話になりました。私の体験談をお伝えします。 生後1カ月、初めての子育て支援センター私が初めて子育て支援センターに行ったのは、娘が生後1カ月を過ぎたころ。家の外に出たい、でも娘はまだまだ小さいし、授乳間隔も定まらないから気軽に出かけられない……と悩んでいたときに、行ってみようと思い立ちました。 もちろんまだ娘はおもちゃで遊ぶことはできず、先生や他のママと話をして終わりました。寝ている娘を眺めるだけの時間もあったので、娘と遊べるようになるまでは、ベビーマッサージなどのイベントがあるときに行っていました。 先生に悩みを聞いてもらうことも娘が手足を動かしてメリーを触ったり、おもちゃを舐めたりするようになってからは、イベント以外の時間も行くようになりました。自分と娘のタイミングで行けるし、授乳もいつでもできると思うと気軽に行くことができました。 月齢の近い子が遊んでいる様子を見たり、そのママと話をしたりすることで、子どもによって発達の個性があっておもしろいなぁと思いました。また先生にちょっとした悩みを聞いてもらうことができ、安心することができました。 煮詰まった気持ちがラクに!娘はどんどん動けるようになると、人見知り・後追いも出てきました。支援センターに行っても娘は私から離れず、他のママや先生と目が合うと泣く……という感じでした。 それでも支援センターに行っていたのは、私の気分転換になっていたからです。家でずっと娘と向き合っていると煮詰まってしまいますが、家と同じように娘が泣いていても、他のママや先生と話しながらだと気がラクになりました。 なかには雰囲気や先生によって、合う・合わないがあると思います。私もいくつか行ってみましたが、結局通っていたのは2カ所でした。地元が離れている私にとっては、近所の情報を聞くことができたのもありがたかったです。育休の時間は限られていますが、通ってよかったなぁと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のため、一部地域子育て支援拠点では利用人数や時間などの制限をしている可能性があります。ご利用の際には感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:金子ゆかこ11カ月の女の子のママ。職業は助産師。仕事も育児も必要不可欠!をモットーに、両立を目指して奮闘中。不妊治療や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月03日葬送支援サービスプラットフォーム「涙そうそう」を運営する株式会社終楽(所在地:愛知県春日井市、代表取締役社長:伊藤 俊吾)は、ペットの葬送サービスがワンストップで提供できる新サービス「涙そうそうのワンストップサービスのペット葬」の提供を3月1日(月)より開始いたしました。涙そうそうのペット葬「涙そうそうのワンストップサービスのペット葬」詳細URL: ■提供背景これまで葬送支援サービスとして「ご葬儀・お墓じまい・僧侶派遣(お坊さん手配)・仏壇じまい(R)」などのサービス提供を行って参りましたが、今回コロナ禍における戦略的ラインロビングとしてペットの葬送サービスとして「天名(ペット戒名)授与・ペット供養(僧侶派遣)・ペット葬儀・ペット位牌・ペット遺品お焚き上げ・ペット永代供養墓」のラインナップをワンストップサービスで提供いたします。■サービスの特徴*天名(ペット戒名)授与:1.1万円(税込)大切な家族であるペットが亡くなった悲しい別れの時、ペット戒名を授与して欲しいというご依頼が増加しています。涙そうそうではペット戒名を「天名(てんみょう)」と名付けました。天名は本職のお坊さんに授与して頂きます。*ペット供養:1.7万円(税込)涙そうそうのペット供養はお寺さんがお客様のご自宅やお客様の指定される場所(墓前など)にお伺いし、供養のための読経をあげさせて頂きます。お寺さんの中にはペットは供養の必要が無いというお考えもあるようですが、涙そうそうは全国800ヵ寺のお寺さんと提携しているので、きちんとペット供養を対応頂ける方をお手配させて頂きます。*ペット葬儀:9,350円(税込)~主にはペット葬儀者さんが訪問ペット火葬車でお客様のご自宅へお伺いし、ペットの火葬を実施いたします。全国対応。*ペット永代供養墓:1柱1.2万円(税込)涙そうそうが提携している全国800ヵ寺の中から、ペットの納骨ができる永代供養墓(合祀墓)をお持ちのお寺さんをご案内。年会費や管理費一切不要。全国からゆうパックでの受入も可能(送料お客様負担)。■ご利用の流れ1. ホームページ( )をご覧頂き、まずはお電話(TEL:050-5305-2563)かメールでお問い合わせください。2. 受付の葬送サービスアドバイザーがご希望内容をヒアリング。ご希望のサービスをワンストップでご提供いたします。3. 追加費用の心配が無い前払い制となっています。※ペット火葬は施工完了後にペット葬儀者さんへ直接お支払いください。■サービス概要サービス名: ワンストップサービスのペット葬提供開始日: 2021年3月1日(月)受付時間 : 9時~18時(年中無休)料金 : サービスによる申込方法 : 電話・メールURL : ■会社概要商号 : 株式会社終楽代表者 : 代表取締役社長 伊藤 俊吾所在地 : 〒487-0034愛知県春日井市白山町1丁目61-6 第18オーシャンプラザ2F設立 : 1999年11月事業内容: 終活支援サービス(終活支援・整理処分支援・葬送支援)提供資本金 : 9,432万円URL : 【本サービスに関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社終楽 / 涙(なだ)そうそうTEL : 050-5305-2563お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年03月09日2021年1月7日に再発令した緊急事態宣言ですが、お買いものや外出の頻度を減らしている方もいらっしゃると思います。そのような中、ネットスーパーのエリアやサービスが拡大しています。利用していない方やあまり利用していないか向けに、ネットスーパーの概要や子育て世帯向けのサービス、注意点についてお伝えします。 配送エリアや時間帯・料金について確認基本的な利用方法は、インターネットショッピングを利用する方法と同様のことが多く、初回は住所や連絡先、支払情報などを登録します。その後、商品、配達時間帯と支払方法を選び、注文を完了させます。配送エリアは多くの場合、スーパーの実店舗からあまり遠くないエリアであることが多いです。利用状況に応じて、エリアが広くなったり、狭くなったりすることもあります。 配達時間帯は2時間ごとの枠で設定されていることが多いです。利用者が多いエリアは1時間ごとの場合もあります。最も遅い配達時間帯が各社異なり、20時が最終のスーパーもあれば、22時が最終のスーパーもあります。また、予約状況にもよりますが、当日~1週間以内の時間帯を選ぶ形となります。 配送料金は、1回あたり330~550円であることが多いです。一定金額以上を注文すると、配送料金が割引になったり、無料になったりするスーパーもあります。また、配送料金を含めた商品代金はクレジットカードまたは代金引換で支払します。中にはポイントや電子マネーが使えるスーパーもあります。 気になる方は、登録せずに値段や商品を確認できる「店舗見学」ページを用意しているサイトもありますので、事前に確認する良いでしょう。 子育て世帯向けのサービスを用意しているスーパーもネットスーパーは、配達エリア内であれば誰でも利用できますが、子育て世帯向けにサービスを行っているところもあります。詳細は各スーパーのサイトをご確認いただければと思いますが、主なものを3つご紹介します。 イトーヨーカドーネットスーパー母子手帳(交付日より4年以内のもの)の提示により、配達料金が登録より4年間102円(通常220円または330円)に割引されます。 楽天西友ネットスーパーママ割メンバー(パパの登録も可)にお子さんのお名前・誕生日を登録すると、毎週水曜19時~木曜日のお買いもののポイントが3倍にアップし、5歳までのお子さん向けのバースデークーポンがもらえます。 おうちコープ厳密にはネットスーパーではありませんが、神奈川・静岡・山梨の生協宅配であるおうちコープですが、母子手帳発行の妊娠中の方から3歳未満のお子様がいる世帯では、宅配サービス料は毎週が0円(通常は110円または165円)になります。 ネットスーパー利用上の注意点慣れると便利なネットスーパーですが、利用上の注意点がいくつかあります。私は3店舗を使い分けしていますが、経験も踏まえて4点ほどお伝えします。 注文のし過ぎに注意しましょう一定金額を超えると送料が割引されることもあり、まとめて注文することも多いのですが、不必要なものを購入したり、割高なものを購入したりすることがなるべくないようにしましょう。 商品の現物が確認できません店舗に行く場合は、商品の現物を確認できますが、ネットスーパーの場合は確認できません。生鮮食品等の消費期限は店舗によっても異なります。例えば、同じ食パンを注文した際に消費期限が2日後のスーパーと4日後のスーパーがありました。 注文後の品切れがあることも注文時には受け付けた商品でも、品切れになることがあります。品切れになると、①同じ種類の代替品の配達、②キャンセル、③別の商品を別途注文のいずれかを選ぶことになり、電話やメールでの確認・連絡があります。代替品の場合、注文時の値段のまま、注文していた商品よりも価格の高い商品が届くことがあります。 配達時間帯には在宅が必要時間帯の指定ができますが、1時間~2時間の枠での指定となり、その時間帯は在宅している必要があります。不在の場合は、再配達料金やキャンセル料金が掛かるスーパーもありますので、事情がない限り在宅して受け取りましょう。スーパーによっては、非対面での配達(置き配)ができるところもあります。 ネットスーパーは空いた時間に注文ができ、在宅中に受け取れるため、外出の機会も減らすことができ便利です。その一方、通常のお買いものとは異なる注意点もあります。複数のスーパーが選べる人は使い分けやご自身にあったスーパーを見つけても良いと思います。普段のお買いものと組み合わせて、便利に活用していただければと思います。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2021年02月08日文/Sayuri2020年12月22日(火)より、ウィメンズヘルスケアブランド『ILLUMINATE』からLINEで利用できる『服薬支援サービス(β)』が開始されました。毎日、同じ時間に飲むのが意外と大変な低用量ピル。今回はそんな低用量ピルに関するアンケート調査とともに、3ステップで服用管理できる『服薬支援サービス(β)』についてご紹介します!約4割がピルを飲み忘れている…!『ILLUMINATE』が行った調査によると、低用量ピルを服用したことのある女性は調査対象1,629人のうち約70%と高い結果に。その服用目的について詳しく見てみると、「生理痛の改善」「PMSの改善」「避妊」といった順に多く、不調の緩和を目的とした使用が多いことが分かりました。一方、ピルの飲み忘れが発生する頻度については、「月に1回以上」の飲み忘れがある人が約4割もいるということが明らかに!アンケートでは“タイマーを設定する”などの対策をしているという意見も見られましたが、飲み忘れについては多くの人が悩んでいるようです。そこで『ILLUMINATE』はコミュニケーションアプリ・LINEを通して、低用量ピルを忘れずに服用できる管理サービスの提供を開始。ピル愛用者からも好評なようなので、ご紹介します!簡単3ステップ!プッシュ通知で“服用時間”をお知らせ低用量ピルの服薬支援サービスは、3ステップととても簡単!1.まずは処方された薬を登録。複数シートを使ってまとめて管理することがもできます。2.登録を終えたらピルを飲む時間を設定。設定した時間になるとプッシュ通知で服用するようにお知らせしてくれます。3.服用したことを記録すれば完了!実薬日だけでなく、休薬日も記録できますよ。年末年始はイベントなどもあり、飲み忘れもしやすくなる時期。服薬支援サービスを活用して、摂取忘れを防ぎましょう。【参考】低容量ピルの服薬支援サービスをウィメンズヘルスケア「ILLUMINATE」がスタート。年末年始限定でピルの当日配送サービスも提供 - PR TIMES©株式会社KOHKOH©poom jung/Shutterstock
2020年12月24日子育てをしていると、つい周りの子どもと自分の子どもを比べてしまい、「うちの子周りの子と違うかも?」と感じるタイミングがありませんか? そんな多様な子どもたちの「何か違う」を大切な個性として、支援する方法について知っておくと、親子ともに、軽やかに生き抜いていけるヒントになるかもしれません。書籍 『子どものよさを引き出し、個性を伸ばす「教室支援」』 には、ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)といった傾向にある多様な子どもたちの個性をのばす方法について、具体的に書かれています。書籍は学校での具体的な困りごとが4コマ漫画で紹介され、主に学校の先生の教育実践をサポートするために描かれています。しかし多様な子どもとの付き合いで悩む親御さんにも困りごとを解決する一助となります。著者で日本の特別支援教育を牽引してきた高山恵子さんをはじめとして、教師や心理士、教授や医師など、多くの専門家が、支援策を提案してくれています。今回は書籍から、多様な子どもたちの支援方法について、ご紹介したいと思います。高山恵子さんNPO法人えじそんくらぶ代表。ハーティック研究所所長。臨床心理士。薬剤師。専門はAD/HD等高機能発達障害のある人のカウンセリングと、教育を中心にストレスマネジメント講座などにも力を入れている。■やるべきことがなかなかできない子、どう声かけする?事例のうち、まずは、「やるべきことをなかなかできない子」について、見ていきたいと思います。▼注意力が足りず、他のことで頭がいっぱい?子どもに対して、「集中できていないのでは?」などと感じたことはありませんか? 授業や習い事の課題など、やるべきことがあっても、なかなか取り組むのが難しい場合もあるかもしれません。子どもたちがやるべきことに手をつけられない理由はさまざまですが、なかにはADHDの3大特性の一つである、他のことに気が散る「不注意」が原因の場合も。その場合は、「いま、もっとも注目しなければいけないものに注意する力」すなわち「選択的注意」が続かず、何かしていてもすぐに他のことに気がそれてしまっている可能性があります。だから、一見ボーッとしているように見える子も、頭の中は多動の状態になっている場合もあるのです。▼なぜ、注意できないのかを考えよう支援の方法としては、まずは子どもをよく観察するところから。「何でボーッとしているんだろう? という理由を探すところから始めましょう」(麻生先生)注意できない理由の見立てができてから、子どもへの対応を考えてみることが大切だといいます。そのとき、子どもの様子をもとに、どういった声かけができるか考えることが重要です。「集中できないのなら、小まめに声かけをする。心が別世界にいっているのなら、『3分後の図工室だよ』と見通しを伝える。状態の原因を見つけ、使える方法を選ぶという視点がもてると良いですね」(井上先生)■すぐに怒る子、怒るのには理由がある次は、何かあるとすぐに怒ってしまって、周りを怖がらせてしまう子の特性と支援策についてです。何かあるたびにすぐ怒ってしまう子どもたち。怒ってしまうのはどんな理由からなのでしょうか。▼すぐに怒るのは、独特な感覚とストレス反応のせいかもそんなに怒ることでもないのに、すぐに怒ってしまうと感じる場合には、もしかしたら「ASD(自閉スペクトラム症)」の傾向があるかもしれません。その子からすると、ちょっとぶつかっただけなのに、なんで「ぶった」と言われるのだろうと感じているかも。独特な感覚を持っているがためにそうした行動に至っているだけで、本人には悪気が全くない可能性もあります。また、一般的な感覚だと怖く感じるほどのオーバーリアクションを取ることもしばしばあります。しかし、そのリアクションの裏では、その子が強いストレス反応をしていると読み取ることもできます。「このタイプの子を理解するキーワードは、『独特な感覚』と『ストレス反応』です。音や接触など感覚過敏がひどいとストレスが多く、それだけで疲れ果ててしまっている子もいます。『ちょっと触っただけ』が引き金となって、強烈なストレス反応が出る子もいます」(井上先生)▼周りに、本人の特性を理解してもらえるように働きかけようまずは、周りの人たちに、その子にとって独自の感じ方があることをしっかりとわかってもらう必要性があるそうです。「Dくんにとっては、突然、後ろから触られるのが、強い恐怖であるという、独自の感じ方を周囲に説明する必要があります。一方で、Dくんには、『突然触られたら、自分はとても怖いと伝えればいいんだよ』と、外的な言語を教えます」(麻生先生)「『嫌なことは人によって違う』という切り口で、独特な感覚について伝えましょう」(井上先生)■自分の世界で生きている子は、集中力が抜群次に取り上げるのは、自分の世界で生きている一見マイペースなタイプの子どもたちです。いくら話しかけても全然聞いていないなという子どもたち、なぜ自分の世界に入り込んでしまうのでしょうか。▼飽きずに、同じことが続けられる特性がある自分の世界で生きるタイプの子どもたちは、とくに男の子に多いといいます。たとえば、休み時間に遊びに集中してしまい、チャイムが鳴ったことにも気づかないということも。こうしたことが続くと、「なぜ気づかないの?」「無視しているの?」と思ってしまいますよね。「よく言えば、集中力が高いのです。この手の集中力は、物事を成し遂げるのに必要です。こういう子が、未来を変えていくのではないでしょうか?」(久保田先生)▼大切なのは、気持ちの切り替え大切なのは、子どもたちに気持ちの切り替えをちゃんとさせてあげること。「この場合、切り替えができないことが問題だと思うのです。たとえば授業の前に、学級全体で背筋を伸ばして、深呼吸をしてはいかがでしょう?身体に触れながら声をかけると、『聞く耳』のスイッチに切り替わることもあります」(久保田先生)気持ちを切り替えてほしいタイミングで、体に触れながら声かけ、深呼吸やストレッチ、軽い体操などをすると効果的なのだそうです。■「ママの心が平穏なら、大体のことはなんとかなる!」本書の取材・執筆を担当された楢戸ひかるさんは、息子さんが保育園の年長時に広汎性発達障害と診断され、小学校時代に特別支援学級に通っていました。現在は高校生になった息子さんの子育てについて、楢戸さんにお話を聞きました。――子どもを「育てづらいな」と悩んだとき、まずはどうされましたか? まずは、図書館で発達障害関連の本を借りて読んでみました。10年以上前だったので、インターネットの情報が少ない時代だったことも大きいのですが、「いかに不確かな情報に振り回されないか?」どうかは、今も非常に重要だと思います。――それから、相談に行かれたのでしょうか?ある程度情報をストックをして、「心の準備」ができたら、いざ相談です。発達障害のことを最初に相談する相手は、発達障害についての知識がある人のほうがいいと思います。たとえば、ママ友に愚痴を言ってガス抜きをするのは私もよくやっていますし、とても大切なことですが、それはあくまで、「ガス抜き」でしかありません。「うちの子、発達障害かも?」と気になっているのであれば、しかるべき相談窓口に行ったほうが、回り道をすることなく適切な対応策にたどりつけるのではないかと思います。――子どもが学校に通っている時に、先生とはどうやってコミュニケーションをとっていましたか?試行錯誤の繰り返しでしたね。子どもが3人いるので、「先生にもいろいろなタイプの人がいる。教師経験の違いや発達障害についての知識や理解は人それぞれ」という現実は理解しています。だから、先生に発達障害についての知識や理解があまりない場合は、深追いはしませんでした。一方で、「この先生だったら話を聞いてもらえるかも」という場合は、なるべく学校に顔を出して、自分からコミュニケーションをとることを心がけました。「わが子が定型発達の子より手がかかる」というのは事実だと割り切り、そこを忘れずに、相談やお願い事をすることが大切だと思います。また、学校の役員なども、できる範囲でなるべくお引き受けしました。「先生と顔を会わす機会が増えた方が、いろいろと話ができるかな?」という気持ちがありましたね。――自分のお子さんが「他の子とは違うかも」と悩んでいるママに向けて、伝えたいことはありますか? 私は、「うちの子、他の子とは違うかも?」、「でも、大丈夫かもしれない」という無限のループを、頭の血管がすりきれるほど何年もグルグルと一人で考え続けていました。今思うと、一人で抱えてグルグル考え続けていた時期が最もつらかったです。だから、最初にお伝えしたいことは、「一人で抱え込んで悩まず、しかるべき機関とつながることが、発達障害の子の子育ての第一歩」ということです。 そして、とにかくママ自身がバテないこと! ママの心は子どもが育つ上での「胎盤」のようなものだと思います。「自分をケアする方法」や「助けてくれる人を探す」など、バテないための手札を増やすことを心がけてほしいと思います。メディアに登場するような「ステキなママ」でなくたって、大丈夫! ママの心が平穏なら、だいたいのことは何とかなりますよ。ここまで、子どもたちの個性を伸ばす方法について考えてきました。将来、子どもたちが自立できる力を身につけるために、今できる範囲でその子にあった支援をしていくことが重要なのでしょう。楢戸さんの言葉のように、まずはママ自身の心を平穏に、子どもたちと過ごしていけるよう、ヒントを探していきたいですね。 『子どものよさを引き出し、個性を伸ばす「教室支援」』 (小学館/1800円(税別))多様な子どもたちについて、症例別に4コマ漫画で、困り感と支援策を具体的にわかりやすく解説している。教師や教育実習生、さらには子どもの保護者まで、特別支援教育や発達障害への理解を深められる1冊。取材・執筆を担当した楢戸さんのウーマンエキサイトの連載: 「うちの子、発達障害かも!?」と思ったら 【記事内でご紹介した先生】井上薫先生:心理士・特別支援教育士スーパーバイザー/東京都武蔵野市立井之頭小学校主任教諭。麻生崇子先生:東京都武蔵野市立井之頭小学校主任教諭。担任経験が豊富。久保田健夫先生:医学博士/聖徳大学大学院教職研究科/児童学部教授。 【同じテーマの連載はこちら】 大変だけど、不幸じゃない。発達障害の豊かな世界 この連載の全話を見る >>
2020年12月21日初めての出産、そして退院後から始まる初めての子育て。実家は近くても、私の親が子育てしていたのは30年も前の話。何を信じたらいいのか、最新の子育ての知識や情報が知りたかった私にとって、とてもありがたかった産後ケアサービスがありました。 2泊3日のステイからスタート私が受けた産後ケアサービスは、産院の目の前にある施設で初産の場合のみ退院後すぐから利用できるものでした。パパと新たな家族である赤ちゃんと3人で、まずはゆったり2泊3日の宿泊が可能。助産師さんや保育士さんも常駐していて、赤ちゃんのことをなんでも相談できます。 私は特におっぱいの出が悪かったので、授乳指導やおっぱいマッサージをしてもらえて助かりました。また、パパは沐浴を教えてもらったり、他のパパや男性保育士さんと話をしたり、料理を少し習ったりと、有意義に過ごせていたようです。パパがいつも積極的に子育てをしてくれているきっかけになったと思います。 会話のなかで見つかるヒント3日間で宿泊は終わりですが、その後も1年間だけ、宿泊棟の隣にあるサロンに通えます。年中無休で、毎日午前か午後のその日行きたい時間に予約なしで通うことができ、こちらも保育士さんが常駐しています。サロンでは初産同士のママやパパが通うので、初産ならではの悩みなど共感できることも多く、お互いに情報交換も活発でした。 また、自分では気づかないことを保育士さんに気づいてもらえて、「髪の毛をもっと濡らしてから洗ってみて」「首の赤みは切れちゃう前に保湿してあげて」など、適宜アドバイスをもらえて助かりました。 子どもの成長をみんなで楽しむ何より、毎日通ってたくさんのママ友・パパ友を作れたことは、これからの育児も仕事も頑張ろうという活力にもなりました。 テレビで観たことがあるのですが、産後のママは本能では群れで子育てをしたいと思うそうです。確かに、このサロンで毎日子どもたちをみんなで見守って笑い合い、私も他の子どもまでもがわが子のように感じ、とても楽しく過ごせていたなと感じています。私自身、産後のホルモンバランスの乱れか、訳もなく落ち込むこともたまにありましたが、サロンに行くと気持ちがラクになっていました。 このサービスは数年前に始まったばかりのようです。私は初産にも関わらず、夫婦が同じ目線で子育てに関われていることや、明るく毎日を過ごしてわが子に接することができていることにとても感謝をしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:中村もこ0歳女児の母。小学校教諭と旅行代理店、保険営業を経験。現在は保育の勉強をしながら、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年12月11日長男のタケルは通常学級に通うも...Upload By 寺島ヒロうちのでこぼこ兄妹は6歳違い。お兄ちゃんのタケルが小学生になった2007年は、まだ学校での発達障害支援は始まったばかり、当時の保護者はもちろん、小学校の先生の中にも「発達障害って何?単にサボってるだけじゃないの?」という感覚の方も正直いらっしゃったのではないかと思います。また、当時の地域での判定基準がIQに偏っていたこともあり、タケルは就学時健康診断でも特に問題とされることなく、ベテランの先生方にも「ちょっと変わっているかもしれないけど、こういう子っているものよ。」「これからたくましくなるんだよな。」と優しく言っていただき、多少のずれを感じながらも通常学級に通うことになりました。しかし、問題続出…!!Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロしかし、「ほらあ!」というわけにもいきません。結局、2年後に地元の発達相談をきっかけに、療育センターで「アスペルガー症候群(当時)に近い症例」と診断され、通級に通うことになりました。しかし、その2年間の間に市内の小学校の間で発達障害への理解が深まっていたことも大きく、幸運にも当時県内で唯一の心理士が在籍する小学校に転校でき、スムーズに通級での指導に切り替えることができました。本人が環境の変化についていけるかは心配でしたが、最初から障害がありますといって登場したことで、それまでより快適になり、意外とすんなり新しい2つの教室に馴染めたようです。授業に飽きたり、教室がうるさくて逃げだしたくなったりしたときにも、休むところができたので、「帰りたい」ということもなくなりました。一方、妹のいっちゃんは…妹のいっちゃんは2007年生まれ。小学校に入る前から、県内の療育センターで療育を受けていました。Upload By 寺島ヒロ療育センターでのリハビリテーションのおかげか、いっちゃんも就学時健康診断では「通常学級相当」とされ、地元の小学校の通常学級に通うことになりました。しかし実は、その前に療育センターからは、「学校生活がやりやすいかどうかは学校の対応次第だが、それはそれとして通常学級に行くとここでの支援は難しくなる。他の県内のデイサービスでも支援に当たらないとされる可能性がある。」と言われていたので、むしろ特別支援学級の方がいいんじゃないかと思っていました。Upload By 寺島ヒロですが、仕方ありません。センターの先生からは、眠りが一定しないことで十分な登校ができない可能性があることや、動きがぎこちないことがあるが、ふざけているわけでも病気でもないことなどを書面で書いていただき、小学校で特別支援学級の子どもたちと同じように支援ファイルをつくっていただきました。そして、今…特別支援学級の先生の一言から気づいたこと現在は中学生となったいっちゃんですが、睡眠リズムがずれ込むのが止められず、中学から通級になりました。学校に行くのはたまにですが、それなりに親しい人もでき、楽しくやっているようです。今、気になるのは卒業してからのこと…。本人はテレビやアニメの主人公たちのようになんとなく高校に行くものと思っているようですが…。Upload By 寺島ヒロ出席日数が少ないので、高校からは「通う意思なし」とみなされ入学できない可能性が高いのです…。そこで、帰り際に支援担当の先生を呼びとめて、このようにお願いしました。「娘はああ言っていましたが、あの子がほかの同じ年頃の子と同じくらい進学や将来について理解しているかは微妙です。私は芸術系の学校などに進学して手に職系の仕事につき、自立できれば有難いと考えています。本人が高校を目指すのは良いと思いますが、何が何でも15歳でと考えなくてもいいと思っていて、本人がどの程度高校のことについて理解しているのか、行きたいという意思が固いかが分かるような言動があったら、教えていただけませんか?」すると、「お母さんは自分の希望と、いっちゃんの考えを分けてお話してくれるので助かります。分かりました、気をつけて覚えておきます。」と、言われました。自分の希望と本人の希望は別なんだから当たり前じゃないか?と思ったのですが、お兄ちゃんのタケルが通級に通い始めたときのこともあわせて後々考えると、これは自分の希望を「ウチからの要望」としてカタマリのまま支援者に投げる保護者の方が意外と多くいらっしゃるからなのかなと、ふと思いました。Upload By 寺島ヒロまた逆に、すごく勉強もされてプランを練り「私はこう育てたいので、学校でもこうしてください。」と言われる方もいらっしゃるようです。家庭が主体性をもって決めるのは良いことだと思いますが、あまりに度が過ぎると学校を自分の下請けにするようで、これもまたよろしくないなあと思います。「なんでも言ってください」という支援者の言葉に甘えて、子どものための要望という形で自分の不安をぶつけてはいないか?何か頼み事をするとき、自分の勝手なプランのお手伝いをさせようとしていないか?時にはちょっと立ち止まって考えてみるといいかもしれません。Upload By 寺島ヒロ目の前にいる学校の先生や支援スタッフが、支援に対する十分な知識や能力がないことも、まあ実際あります。ですが、元々彼らは子どもを一緒に育ててくれる「外の目」「外の手」。親のやりたいことを代わりにやってくれるわけではなく、むしろ親ができないことをやってくれるプロのはずです。なので、まずはプロが用意した支援を有難く受け取り、任せるべきところは任せ、そしてその分の余力で、自分がやるべきところを頑張るというやり方をしてみると案外上手くいくんじゃないかなと思います。とか言いつつ、今日も学校から「いっちゃん、今日は学校に体操服を忘れていきました。明日も体育ありますよね。洗って学習室に干してありますので朝持っていくようにお願いします。」と電話がかかってきた私です。それ先生(プロ)の仕事じゃないですよね!!すみませえぇんん!!
2020年11月28日新スタイルで従業員を応援パソナグループ子会社のプロフェリエでは10月28日から、法人向けの特別会員プラン『じぶん磨き支援サービス』をスタートしました。プロフェリエは個人向けマンツーマン・プロフェッショナル・マッチングサービスです。法人向けプランではプロフェリエに登録する各分野のプロフェッショナルによるマンツーマンサービスや、自分磨きを支援する様々なセミナーを利用してもらうことで、従業員一人一人の自己開発や自分磨きを応援する企業を支援します。約1,200種類のプログラムを用意同プログラムは自宅にいながらチャットで専属コンシェルジュが「なりたい自分像」の実現や個人の悩み解決に向けて、各分野のプロフェッショナルを紹介、オンラインでマンツーマンのクラスやセミナーを受けられるというものです。約1,200種類と多彩なプログラムがあり、例としては、パーソナルカラー診断・骨格分析やダイエットを目指すオンライン食事指導など多角的に自分磨きをサポートします。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社プロフェリエ公式サイト
2020年11月03日地域の子育て支援サークルで役員をしているママ。コロナ禍を機にオンラインで子育て支援サークルを開催することにしたそうです。新しい形での子育て支援活動をするまでの経緯や開催後の感想などを紹介しています。 私は仕事関連や自分の学びのために、Web会議ツールの「Zoom」を使うことがあったのですが、ある日「オンラインによる子育て支援」を発見! 試しに参加してみたらその素晴らしさに心がウキウキしました。このような体験をもっと多くの人にしてもらいたいと思い、私がおこなった新しい生活様式での子育て支援活動をご紹介します。 たまたま見つけた「オンライン児童館」新型コロナウイルスの感染拡大以前からZoomを使うことがあった私。外出自粛期間も友だちとSNSやZoomでつながりを持ち、乗り越えてきました。そんなある日、友だちのインスタグラムから「オンライン児童館」の存在を知りました。 そのころ、外出自粛は解除されたとはいえ、周りの児童館や子育て支援センター等は閉鎖されたり、限定的に解放されたりしている状態。試しに参加してみると、無料で手遊びや読み聞かせ、工作などをやってもらえ、親子共々楽しい時間を過ごすことができました。 広がるオンラインでの子育て支援調べてみると、他にもオンラインでの子育て支援が見つかりました。オンライン子育て広場、オンライン子育て支援センターなど個人でおこなっているものもあれば、自治体主導の子育てサロンもあり、親子ヨガや親子ダンスなどのレッスンもオンラインで受けられるようでした。 田舎に住んでいる私としては家にいながら全国の人とつながれたり、子育て支援を受けられたりして、新たな世界が開けたように感じたのです。 自分だけでなく、みんなにも広めたいこうしてZoomを使うことでコロナ禍もわりと楽しく過ごせていたのですが、ふと、Zoomが使えない人たちのなかには、ただただ孤独な育児に追い込まれている人もいるのではないかと思うようになりました。 ちょうどそのころ、地域の親子サークルの役員の間で「今年の活動は無理」と話していたのですが、「オンラインでの活動を広める良い機会だ!」と思い立ち、急ピッチで準備を進めました。 地域の子育てサークルをオンライン化役場の窓口や乳幼児健診で親子サークルのチラシを配ってもらったり、お試し会をしたりして、何とかオンラインでの活動を始めました。地域の民生委員さんも入ってくださり、初めてZoomを使った方も「意外と簡単だし、マスクもなくみんなの顔が見られてうれしい!」と笑顔になるのを見ると、おこなってよかったと思っています。 また、この活動をきっかけに、今度は自ら気になる講座やイベントを見つけて参加し、育児をより楽しめるようになった人がいてくれたらうれしいです。 専業主婦の中にはZoomになじみがなく不安な方もいたようですが、使ってみると意外に簡単でビデオやマイクをオフにして参加もできることから、かえって参加しやすいという感想ももらいました。今後ほかの地域や自治体でも取り組みが進めばうれしいなと思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年10月01日0〜2、3歳ごろまでの親子が遊べる子育て支援センター。新型コロナウイルスの感染拡大により、利用人数や時間などの制限付きのところも多いですが、徐々に利用できるようになっているところも増えてきたようです。私が1人目を出産したときに住んでいた地域では、児童館の中に乳幼児向けの一室が設けられていました。乳幼児健診のときにそのような場所があることを知りましたが、行ったほうがいいのかどうか迷ったときのことをお伝えします。 子育て支援センターに行くタイミング子育て支援センターに初めて実際に足を運んだのは、赤ちゃんが1歳になるかならないかのころ。かなり活発にハイハイや伝い歩きで動き回るようになり、1日中、自宅の中で過ごすことに限界を感じていたからでした。 子育て支援センターは自宅よりもずっと広いうえに、安全対策もしっかりされているため、のびのびと赤ちゃんを遊ばせることができました。また、スタッフの方やほかのママさんと他愛もないおしゃべりをすることで、思った以上にリフレッシュできた点もよかったです。 自宅ではできなかった経験ができる!子育て支援センターには、乳幼児向けの絵本やおもちゃがたくさん。自宅にあるもののほかにも「わが子はこういうものにも興味があるんだ!」と、新たな発見もありました。 また、私は手遊びなどでわが子と一緒に遊ぶのがあまり得意ではないため、自宅ではほとんどしていませんでした。そのため、スタッフの方が手遊びや歌を歌ってくれる時間があったことも、とてもありがたいと感じた点でした。 でも、無理をして行く必要はない!上の子が赤ちゃんのころは頻繁に通った子育て支援センターですが、下の子のときは上の子の幼稚園送迎などで忙しくなったこともあり、それほど足を運ぶことはありませんでした。 でも、そのことによって上の子と下の子の発育や発達上の差は、特に感じていません。メリットもたくさんある子育て支援センターですが、近くに支援センターがない、一度行ってみたけれど雰囲気が合わなかったなどの場合は、無理をしてまで行く必要はないと私は思います。 子育て支援センターで出会うママさんたちとの「行けるときに行き、会えたら話す」という距離感。この距離感も、幼稚園でのママさん関係とまた違い、そのゆるやかさがなかなか心地よかったです。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年09月26日子育て支援センターをご存じでしょうか。市区町村や社会福祉法人、NPO法人等が運営する施設で、地域の子育て家庭に対する育児支援をおこなうことを目的としています。利用した方もいらっしゃると思いますが、利用をしていない方向けに子育て支援センターについてお伝えします。 子育て支援センターとはこんなところ子育て支援センターは地域の子育て支援の拠点として、全国に7578か所(2019年度)ある施設です。従事者や施設の差はありますが、子育て親子の交流の場の提供と交流の促進、子育てなどに関する相談・援助の実施、地域の子育て関連情報の提供、子育ておよび子育て支援に関する講習などの実施をおこなっています。 分類としては、以下の3つに分かれます。 ひろば型常設のひろばを開設し、子育て家庭の親とその子どもが気軽に集い、うち解けた雰囲気の中で語り合い、相互に交流を図る場となっています。公共施設内のスペースや商店街の空き店舗、学校の余裕教室、民家の一室などで実施しています。 センター型地域の子育て支援情報の収集・提供に努め、子育て全般に関する専門的な支援をおこなう拠点として機能するとともに、既存のネットワークや子育て支援活動をおこなう団体等と連携しながら、地域に出向いた地域支援活動を実施しています。保育所などの児童福祉施設や公共施設等が実施場所となっています。保育士や看護師など、育児・保育に関する知識・経験を有する人を2名以上配置しています。 児童館型民営の児童館、児童センターにおいて、利用児童の来館前の時間などを利用して、親子の交流・集いの場を設けるとともに、子育て中の親などの当事者等をスタッフに交えて、身近で利用しやすい地域交流活動を実施しています。 電話やメールなどで相談ができるところも利用するには、予約が必要なイベント以外では基本的には予約不要ですが、最近では新型コロナウイルスの影響で通常と異なる運営がされているケースもありますので、まずはホームページやお電話などで確認しましょう。相談ごとであれば、子育て支援センターにもよりますが、電話やメールで子育てについての相談を受け付けているところも増えています。ご相談の内容としては、子育て全般、子どもの発達・発育、一時預かりの紹介、子どもと遊ぶ場所など多岐にわたっています。 また、子育て支援センターではありませんが、ベビーカレンダーでも専門家への相談ができます。ユーザー登録をしたうえでログインすると、無料で助産師・管理栄養士などに相談ができるフォームが開きますので、ぜひご利用ください。 子育てについて不安になることもあると思いますが、子育て支援センターの利用や専門家の相談で解消される内容も少なくありません。子育てでお困りのことがある場合には、子育て支援センターの利用や本サイトも含めた専門家への相談をすることも検討してみましょう。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年09月23日出産や保育園・幼稚園入園時期は住宅を購入したり、住み替えをしたりするタイミングになりやすいです。住宅の購入や賃貸に対して、子育て世帯へ支援する制度があるのを知っていますか? すべての方に適用されるわけではありませんが、一例をご紹介します。 賃貸の場合UR賃貸住宅独立行政法人都市再生機構が運営するUR賃貸住宅では、一部物件で18歳未満のお子さんがいて、所得要件を満たす世帯に最大6年間、家賃20%(上限月額25,000円)を減額する、子育て割を実施しています。 子育て世帯向け優良賃貸住宅都道府県・政令指定都市等の住宅供給公社が、要件を満たす賃貸物件に対象となる子育て世帯の方が入居した際に家賃の一部を補助する制度です。例えば、横浜市住宅供給公社が実施する「子育てりぶいん」では、最大月額4万円・6年間の補助が受けられます。お住いの住宅供給公社のサイト等で実施しているか確認できます。 公営住宅の家賃減額・当選倍率加算等都道府県・市区町村が運営する公営住宅・定住促進住宅について子育て世帯の家賃を減額したり、当選倍率を加算や子育て世帯の区分を設定したりしています。例えば、名古屋市の定住促進住宅(公共型)の場合では、要件を満たして小学校入学前の子どもがいる世帯では、家賃の20%(最低家賃は6万円以内)の減額がなされます。お住いの都道府県・市区町村の公営住宅・定住促進住宅のサイト等を確認しましょう。 持ち家の場合住宅ローンの優遇住宅ローンを取り扱っている金融機関によっては、子育て世帯向けに優遇を実施しているところもあります。例えば、フラット35・子育て支援型では、子育て支援に積極的な一部の地方公共団体の住宅購入者に対する支援とセットで、【フラット35】の当初5年間の借入金利を年0.25%引き下げることができます。対象となる住宅金融支援機構と連携する地方公共団体を確認してみましょう。その他、あまり多くはありませんが、子育て支援型の住宅ローンで金利などを優遇しているケースもありますので、借り入れを検討している金融機関に子育て支援の制度がないか確認するとよいでしょう。 地方公共団体からの住宅ローンの利子の補助お住いの都道府県・市区町村によっては、子育て世帯等が住宅ローンを組んで自宅を購入した際に利子の一部を補助してくれるところがあります。例えば、大阪市では、小学校6年生以下の子どものいる世帯(その他の要件もあり)で初めて住宅ローンを組んだ際に、年間10万円・最長5年間の利子を受けられる可能性があります。すべての地方公共団体で実施しているわけではありませんので、こちらも確認することをおすすめします。 地方公共団体から住宅購入の補助都市より地方で実施されている制度ですが、住宅を購入したり、新築したりすると補助金が受け取れる制度があります。子育て世帯に限定しているところもあれば、若年層、移住者等別の要件でも補助が受けられるケースがあります。例えば、北海道・南幌町では、要件を満たした中学生以下の子どもがいる世帯、または夫婦とも40歳未満の世帯が住宅を新築した場合に25万円~200万円の助成金が受け取れる制度があります。多くの地方公共団体で実施されているわけではありませんので、物件を検討している周辺の地方公共団体を確認するとよいでしょう。 子育てでお金のかかる時期に住宅ローンや家賃を払っていくのは、家計としても厳しい面もあると思いますが、上記にある制度やそれ以外の制度も利用できれば、住居費を想定より抑えることもできます。住宅の購入や住み替えを検討する場合のご参考にしていただければと思います。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年09月02日発達ナビPLUSに子育てヒント動画がラインナップ!どうしたらいい?のヒントを動画で分かりやすく解説Upload By 発達ナビ編集部発達ナビPLUSは、有料の会員さま向けサービスです。すでに、・発達支援の専門家によるオンライン勉強会(毎月8回程度開催 ※アーカイブ動画の視聴も可能)・専門家が監修!メールで個別ケース相談(毎月1回までご利用)・発達支援施設で活用されている特別支援教材の3つのサービスをご提供していましたが、6月24日に「子育てヒント動画」が待望のリリース!発達ナビPLUSの全4つのサービスラインナップがそろいました。子育てヒント動画は、特性の凸凹があるお子さまへの基本的な関わり方のコツ、困ったときの虎の巻。具体的な手だてを動画で分かりやすく解説します。どんどん増えるラインナップの第一弾は、次の3つのこのカテゴリ15本!◆3つのカテゴリ・子どもと大人のストレスとケア・カンタン!お家で運動・宿題・学習サポートのコツUpload By 発達ナビ編集部お家での宿題・学習時の工夫や、学習をする上でのつまずきポイントと手助け方法、楽しく取り組める教材の工夫を動画で解説!・お子さまに学習への興味を持ってもらいたい・宿題をしてもらうことに大変さを感じている・学習時のつまずきポイントと手助けを知りたいというときにお役立ちの動画ラインナップです。Upload By 発達ナビ編集部個別ケース相談でも、新型コロナの影響での突然の休校・休園や、外出がしづらい状況の中、ストレスを強く感じたり、かんしゃくやパニックの頻度が増えたことへの悩みや相談なども多くありました。その中で、ぜひご家庭で取り入れていただきたいストレスケアや対応方法について動画でご紹介しています。Upload By 発達ナビ編集部発達ナビPLUSのサービスを詳しく解説!無料体験会を開催。体験会参加後入会で1.5万円分ギフト券進呈もUpload By 発達ナビ編集部すでに約500家庭が入会し、大変ご好評いただいている一方、「どんなサービスかいまいち分からない」「まず無料で体験してみたい」という声も多くいただきました。そんな皆さまの声にお応えし、4サービスがそろった今、無料オンライン体験会を開催します。無料体験会は、ビデオ電話形式で、実際のサイト画面をお見せしながら各サービスについての詳細をお伝えする「無料オンライン体験会」です。※スタッフの画面を共有する形でのご紹介となるため、画面操作はスタッフが行います。オンライン勉強会の一部、個別ケース相談の回答イメージ、教材サイトなどを実際に閲覧していただきます。 その場で、スタッフに対する質問(チャットでも、口頭でも)も受け付けます!無料オンライン体験会に参加した方限定のお得な特典(※)もご用意しているので、ぜひこの機会にご参加ください。※キャッシュバックの方法についてギフト券から変更となる場合もあります。7/5(日) 11:30-11:507/7(火) 19:30-19:507/9(木) 11:30-11:507/12(日) 11:30-11:507/15(水) 19:30-19:507/17(金) 11:30-11:507/19(日) 11:30-11:50※参加する日程を1つお選びください1:サービス概要のご紹介2:各サービスの詳細※実際のサービス画面をお見せします3:入会方法/特典のご案内4:質疑応答Q.自分の顔は映る?参加される皆さまの映像や音声はオフになっており、スタッフのみ映し出されます。Q.質問はどうやってするの?質疑応答の時間に、以下どちらかの方法で質問を受け付けております。・ご自身で音声をオンに切り替えて口頭で質問する・チャット機能を使って質問を記入する
2020年07月03日子育てにおけるキーワードとして頻繁に見聞きする「ほめて伸ばす」という言葉。ただ、株式会社子育て支援代表取締役であり日本アドラー心理学会/日本個人心理学会正会員でもある熊野英一さんは、「ほめて伸ばす」子育てに潜む危険性を指摘します。アドラー心理学に基づく子育てでは、ほめるのではなく、「勇気づける」ことが大切だとされているのだそう。その理由とはどんなものでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカット)親子の信頼関係を壊す、子どもを操作しようとする「下心」アドラー心理学に基づく子育てでは、「ほめない」ことを大切にしています。その代わりに、子どもを「勇気づける」のです。こう言うと、「ほめることで子どもは伸びるのではないか」と思う人も多いでしょう。「ほめ言葉」が駄目だという意味ではありません。大切なのは、親の声かけのなかに「下心」をもたないこと。子どもをほめるときには、どこかで「子どもを自分の思い通りにしよう」という「操作」の下心が入りやすくなるものです。「いい子だから早く寝ようね」「こんなに勉強ができてすごいね!」と言って子どもをその気にさせようとする。そういった操作の下心があると、子どもとの信頼関係をきちんと築けなくなります。なぜなら、親の下心を子どもは敏感に察知するからです。最初は、子どももよろこぶでしょう。お父さんやお母さんから「いい子だね」と言われて嬉しくない子どもはいません。でも、親の下心は、表情やしぐさなどどこかににじみ出るものですから、そのうち必ず子どもにバレます。自分に置き換えて考えてみてください。仕事相手でもプライベートの知り合いでも、妙にお世辞を言うなどしてあなたのことをうまく転がそうとしてくるような人間と、いい関係を築けると思うでしょうか?そんなことはないはずです。ほめすぎることが子どもの人格形成に与える悪影響また、下心をもっているかどうかは別として、子どもをほめすぎることは、子どもの人格形成に悪影響を与えることもあります。ひとつは、「ほめられないとなにもしない子どもになる」ということ。ほめられることが当たり前になるために、ほめてくれないのなら勉強もしない、部屋の片づけもしない、といったことになります。また、「指示待ち人間になる」というのも、ほめすぎることが子どもに与える悪影響です。なぜなら、ほめるという行為の前提は、上下関係があるということだからです。子どもをほめすぎることは、「親は上に立って命令し、結果を評価する人であり、子どもは言うことを聞いたり親に依存したりして、その評価に左右される人」という関係をつくってしまう。その関係のなかで、子どもは指示待ち人間になっていきます。そして、最終的には子どもが「勇気を失ってしまう」ことにもなる。子どもを大げさにほめすぎるような親は、反面、子どもがちょっとしたミスをしたようなときには必要以上に叱りがちです。そういう親は、子どもが勉強の基本問題で正解できたようなときにも「わあ、すごい!」なんて大げさにほめ、「あなたは頭がいいから、応用問題もやってみようか」とけしかけます。でも、子どもは「基本問題だけでいい」とチャレンジから逃げてしまう。なぜなら、難しい応用問題でもいい結果を出せなければ、叱られることを知っているからです。ほめられないとなにもしない、自分で考えて行動できない、チャレンジする勇気がない――そんな子どもが、将来、自立した人生を歩んでいけるでしょうか?答えは考えるまでもなく「NO」ですよね。子どもを認めることが、子どもに「勇気」を与える大切なのは、ただ子どもをほめることなどではなく、子どもをひとりの人間として信頼してリスペクトすることにあります。もちろん、親と子、大人と子どもという立場の上下は存在する。でも、親子でコミュニケーションをするときには、縦ではなく横の関係であるべきです。それは、子どもを「認める」、子どもに「共感する」ことであり、そして子どもを「勇気づける」ことにつながります。テストで100点とったかそうではないのか、スポーツでいいプレーをできたかそうではないのか――そういった子どもがやったことの結果ではなく、子どもの気持ちに関心を寄せるのです。仮に結果がよくなかったとしたら、悔しさや恥ずかしさなど、子どもはさまざまな気持ちを抱いています。その気持ちに共感して寄り添うのです。そして、「じゃ、今度はどうしようか?」「なにか手伝えることはある?」と親が伴走してくれたなら、子どもにとってこれほど頼もしいことはない。きっと子どもは「よし、もう一回やってみよう!」という勇気を手にすることができるはずです。このように、子どもがなにかに失敗した場面でなら、「認める」「共感する」「勇気づける」ための親の振る舞いはイメージしやすいものでしょう。でも、逆に子どもがなにかに成功した場面ならどうでしょうか?それこそ、手放しでほめたくなるものですよね。下心のないほめであればいいですが、やはりほめることに重点は置かないようにしましょう。ほめてあげるよりも、もっと子どもを勇気づけるのは、「自分の気持ち」、そして「感謝」を伝えることです。子どもが打ち込んでいるなにかでしっかり結果を出した。そのとき、お父さんとお母さんから、「すごく嬉しいよ、ありがとう!」と言われた――。それこそが、子どもにとって最高の勇気づけです。『アドラー式働き方改革 仕事も家庭も充実させたいパパのための本』熊野英一 著/小学館(2018)■ 株式会社子育て支援代表取締役・熊野英一さん インタビュー記事一覧第1回:「○○ファースト」がポイント!アドラー心理学で親子間のコミュニケーションがうまくいく第2回:大事なのは我が子を無条件で信じる「信頼」。「信用」しかできないのはとても危険第3回:子育てでは“ほめないこと”が大切なわけ。アドラー流・子どもを「ほめずに勇気づける」方法第4回:つい叱りたくなるときでも、親は「インタビュアー」になれば落ち着いて我が子に向き合える(※近日公開)【プロフィール】熊野英一(くまの・えいいち)1972年1月22日生まれ、フランス・パリ出身。株式会社子育て支援代表取締役。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。メルセデス・ベンツ日本人事部門に勤務後、米国Indiana University Kelley School of Businessに留学(MBA/経営学修士)。製薬企業イーライ・リリー米国本社及び日本法人を経て、保育サービスの株式会社コティに統括部長として入社。約60の保育施設の立ち上げ・運営、ベビーシッター事業に従事。2007年、株式会社子育て支援を設立し、代表取締役に就任。日本アドラー心理学会/日本個人心理学会正会員。主な著書に『アドラー式子育て 家族を笑顔にしたいパパのための本』(小学館)、『アドラー子育て・親育て 家族の教科書 子どもの人格は、家族がつくる』(アルテ)、『アドラー子育て・親育て 育児の教科書 父母が学べば、子どもは伸びる』(アルテ)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2020年06月16日感染拡大の中でも支援を途切れさせないために――通所施設向け教材サービスをバージョンアップ新型コロナウイルスの影響も鑑み、4月の厚労省通達でも告知された、通所以外の支援の選択肢「オンライン支援」。この支援を検討する児童発達支援事業所、放課後等デイサービスが全国で増えています。LITALICO発達ナビが実施した4月の全国一斉調査(112法人が回答)では、3割の施設で、すでにオンライン支援を実施、6割以上の施設が実施する方向で準備中、そして8割以上の施設が「実施ノウハウを学びたい、具体的な事例、手立てを知りたい」という回答結果でした。お子さま、職員双方の安全と安心を守りながら支援を途切れさせない手段としてのオンライン支援ですが、「いざ実施するには難易度が高い」「ノウハウがないので難しい」という声が多いのも事実です。保護者さま、お子さま、通所施設にとって全国的にとても緊急性の高いニーズとして受け止め、この度LITALICO発達ナビでは全国700施設をサポートしてきた「研修教材サービス」を新型コロナ対策「オンライン支援版」として緊急開発・バージョンアップいたしました。電話、ビデオ通話などツール別に未就学、学齢期それぞれで設計されたオンライン支援専用のプログラムオンライン支援の実績には指導員がお子さまへの直接的支援、もしくは保護者さまへの間接支援と、それぞれ「指導員のコミュニケーションによって支援がなされた」ことが必要になります。発達ナビの「オンライン支援活用版」にバージョンアップした教材の強みは5つです。1、自治体の確認の仕方から、保護者様との連携のステップまで丁寧な解説2、プログラムの「ねらいと支援内容」が記載されているから、支援計画と連動した保護者さまへの提案がスムーズにできる(根拠を持って合意形成しやすい)3、プログラム例・教材をメール等で共有できるから、支援内容がわかりやすい4、特別支援に特化したプログラムとプリント設計だから、お子さまのつまづきポイントにあった支援ができる5、オンライン支援実施までの流れの解説があるから取り組みやすい※実施には自治体確認が必要です詳しくは、下記よりご確認ください。
2020年05月08日参加者と運営者の声から知る、自助会の役割と可能性――『発達障害者の当事者活動・自助グループの「いま」と「これから」』本書では、2000年初めごろに立ち上げられた3つの自助グループの取り組みと課題、そして展望が寄稿されています。当事者活動・自助グループの活動内容、参加者の声がまとめられているほか、支援者の立場、研究者の立場からも論考されています。また、座談会などの様子も掲載されており、参加者だからこそ分かる自助グループの課題感や、今求められていることなどが当事者目線で語られています。発達障害の当事者にとって、大切な居場所である当事者活動・自助グループを多角的に論じている本書は、運営に携わる支援者だけでなく、これから活動に主体的に関わっていきたいと考えている保護者、当事者活動・自助グループに参加してみたい当事者の方にも役立つ内容になっています。現場で起こる「これどうすればいいの?」を解決!『知的障害・自閉症のある人への行動障害支援に役立つアイデア集65例』近年、国によって研修のカリキュラムなどが整えられ、経験則や精神論にたよらず、体系化された知識をもとに支援者を育成できるようになりました。とはいえ、実際の支援現場では、研修で身につけた知識、技法だけでは乗り切れない不測の事態が起こることもあります。本書は、そんな不測の事態にどう対応すればいいのか、また、そもそもそういった事態が起こらないようにするためにはどうしたらいいのかについて筆者の経験をもとに、さまざまなアイデアが紹介されています。具体的には、主に「支援の心構えや下準備」「環境設定」「かかわり方」の3つのテーマで、イラストや実際の写真を用いて、計65個にもおよぶ実例が紹介されており、支援者の方にとって非常に参考になる内容になっています。子育てをするなかで生じるモヤモヤの解決法を紹介『ママでいるのがつらくなったら読むマンガ』この本では、年間150回、全国50か所でママ向けコーチング講座を開催している、ひろっしゅコーチこと著者の山崎さんが、子育てのなかで生じるモヤモヤした気持ちを解決する方法を紹介しています。本書では、「かかわり」に焦点があてられており、家族や他人、子ども、そして自分とのかかわり方について、大切にしたい意識や注意したいポイントなどが漫画で分かりやすく解説されています。子どもとのかかわりの部分では、「どれだけ自分が愛したかではなく、どれだけ子どもが満たされたかを意識することが重要」と語るなど、視点を変えてくれるような著者の言葉がたくさん詰まっています。子育てをするなかで「なんかうまくいってないな」と感じている方におすすめの一冊です。「これから」に備えて「いま」できること『知的障害/発達障害のある子の育て方』本書は、知的障害や発達障害のある子をもつ保護者向けに書かれたもので、障害への理解を深め、子どもと適切なかかわりができるようになることを目的としています。監修をつとめているのは、自身も発達障害の傾向がある筑波大学医学医療系の教授と准教授で、そのため当事者の観点と医学的な観点の両方から、知的障害や発達障害について解説されています。本書では、4人の発達障害のある子どもの生活例をもとに、知っておきたいポイントや、家庭での対処法のヒントなどが説明されています。基本的に1テーマにつき、見開き1ページの構成で、非常に読みやすくなっています。内容は、パニックを起こしたときの対応法や、子どもが友達と仲良くできない場合の対処法など、人とのかかわり部分はもちろん、就学先や就労先、活用できる制度なども紹介されており、障害のある子の今後の見通しを考えるうえで非常に参考になる一冊になっています。「親なきあと」を考える『障害のある子の住まいと暮らし』障害のある子のいる親や家族にとって、「親なきあと」は共通の課題です。本書では、数ある課題のなかでも「住まい」にスポットをあてています。それは、住まいが決まればお金の問題や日常の支援の対策なども見えてくるからです。近年、障害のある人の住まいの場は、制度の変化や地域の取り組みなどによって、さまざまな選択肢が広がっています。しかし、自分の子どもはどこに住めるのか、そのためにどんな準備が必要なのか、親の悩みは増えているのです。本書では実際に、全国16実例を施設の実名や写真付きで紹介しながら、近年の障害者の住まいの傾向や、制度の変化などについて分かりやすくまとめています。障害のあるお子さまをおもちの保護者の方が、「親なきあと」問題を考えるうえで非常に参考になる一冊です。小中学生の約13%がうつ傾向!?『子どものうつがわかる本』うつ病は、大人だけの心の病気だと思われがちですが、近年の研究では子どももうつ病になることが判明しています。北海道大学病院精神科の調査によって、小学生の約8%、中学生の約23%にうつ傾向があることが分かっています。本書は、こうしたあまり知られていない「子どものうつ」にスポットをあて、要因や対処法について解説しています。子どものうつは、成長過程にさまざまな問題を引き起こすため早めの対処が肝心ですが、同時に、子どものうつの兆候を見つけるのは気をつけていてもそう簡単ではないという事実があります。本書ではこの問題を解消すべく、うつ病の基礎知識と、子どものうつに気づくための具体的なサインについて解説すると同時に、家庭でできる対処法や、実際に子どもがなったときに頼れる医療機関や団体などについても紹介しています。子どもが安心して過ごせるための丁寧なかかわり方を、この本を通して考えたいですね。
2020年05月06日3,000以上のご家庭が利用。特別支援教材の無料開放と、オンライン保護者会LITALICO発達ナビでは、2020年3月11日から4月11日までの間、通常発達支援施設向けにご提供している特別支援教材の一部を保護者の皆さまに無料で開放させていただきました。また、専門家や編集長も参加するオンラインでの保護者会を開催しました。※特別支援教材の無料開放は4月22日で終了させていただきました特別支援教材は3,000を超えるご家庭からお申し込みをいただき、たくさんのご利用をいただきました。オンライン保護者会は合計8回開催。開催毎に「不安定になっている子どもとの関わり方」「保護者のストレス緩和の方法」「子どもの生活リズムの乱れへの対応方法」「家庭学習の支え方」という4つのテーマに沿った内容で行いました。心理の専門家にその場で悩みの相談ができたり、参加される保護者様同士経験をシェアしていただくことができました。特別支援教材の無料開放やオンライン保護者会の開催で、それぞれのご家庭での毎日を少しでもラクにすることができていたらうれしいです。1か月半の無料開放、保護者会開催の中で、ユーザーの皆さまのお子さまの学びの機会を保障したい専門家に相談したい悩みや不安を相談できる場が欲しいというニーズを強く感じました。そこで、LITALICO発達ナビでは、お寄せいただきましたたくさんの声を元に、発達支援施設向けにご提供してきた特別支援教材の開発での知見や、記事の監修などでつながるさまざまな専門家の力をお貸しいただくことなどにより、より皆さまを個別にサポートができたらと考え、新たなサービスをスタートさせたいと動き始めました。専門家からまなべる・相談できる!特別支援教材の利用や動画視聴も。LITALICO発達ナビの新サービス「発達ナビPLUS」Upload By 発達ナビ編集部新たにスタートする「発達ナビPLUS」は、発達の専門家によるオンライン勉強会や動画、専用フォームを用いた専門家への個別ケース相談、特別支援教材の利用などのラインナップがあるサービスです。すべてオンラインでのご提供なので、お住まいの地域にかかわらず利用ができます。発達ナビPLUSは、LITALICO発達ナビのご提供する有料サービスです。有料会員の皆さまは、次のようなサービスを受けることができます。Upload By 発達ナビ編集部ご提供サービス1、質問もできる!オンライン勉強会(毎週開催)2、専門家にメールで個別ケース相談3、ペアトレの考え方を取り入れた子育てヒント動画4、専門家監修!支援のプロも活用する特別支援教材早期申込特典をご用意!初期費用90%オフ、発達年齢別教材セットのプレゼントもUpload By 発達ナビ編集部「1年プラン」は初期コンテンツ利用料29,800円+月額利用料2,980円×11カ月(月額利用料は初月無料)のプランですが、発達ナビPLUSプレリリース時点でお申し込みをいただいた方には特別割引が適用され、初期コンテンツ利用料が2,980円となり、4月・5月の月額利用料もいただきません。※6月以降は月額利用料2,980円で利用できます。Upload By 発達ナビ編集部オンライン教材から発達年齢別に複数種類ピックアップし印刷したセットをご用意。4種類の中からご希望いただいた1セットをお送りします。少しでも早くサービスをお届けできるよう、スタッフ一同準備を進めています。近日中には受付開始できる予定です。お申込み開始はコラムやメルマガでお知らせいたします。ぜひご期待ください!
2020年04月23日赤ちゃんと気軽におでかけできる場所の1つである、子育て支援センター。私は育休中かなりお世話になりました。私の体験談をお伝えします。 生後1カ月、初めての子育て支援センター私が初めて子育て支援センターに行ったのは、娘が生後1カ月を過ぎたころ。家の外に出たい、でも娘はまだまだ小さいし、授乳間隔も定まらないから気軽に出かけられない……と悩んでいたときに、行ってみようと思い立ちました。 もちろんまだ娘はおもちゃで遊ぶことはできず、先生や他のママと話をして終わりました。寝ている娘を眺めるだけの時間もあったので、娘と遊べるようになるまでは、ベビーマッサージなどのイベントがあるときに行っていました。 先生に悩みを聞いてもらうことも娘が手足を動かしてメリーを触ったり、おもちゃを舐めたりするようになってからは、イベント以外の時間も行くようになりました。自分と娘のタイミングで行けるし、授乳もいつでもできると思うと気軽に行くことができました。 月齢の近い子が遊んでいる様子を見たり、そのママと話をしたりすることで、子どもによって発達の個性があっておもしろいなぁと思いました。また先生にちょっとした悩みを聞いてもらうことができ、安心することができました。 煮詰まった気持ちがラクに!娘はどんどん動けるようになると、人見知り・後追いも出てきました。支援センターに行っても娘は私から離れず、他のママや先生と目が合うと泣く……という感じでした。 それでも支援センターに行っていたのは、私の気分転換になっていたからです。家でずっと娘と向き合っていると煮詰まってしまいますが、家と同じように娘が泣いていても、他のママや先生と話しながらだと気がラクになりました。 なかには雰囲気や先生によって、合う・合わないがあると思います。私もいくつか行ってみましたが、結局通っていたのは2カ所でした。地元が離れている私にとっては、近所の情報を聞くことができたのもありがたかったです。育休の時間は限られていますが、通ってよかったなぁと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のため、一部地域子育て支援拠点では利用人数や時間などの制限をしている可能性があります。ご利用の際には感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:金子ゆかこ11カ月の女の子のママ。職業は助産師。仕事も育児も必要不可欠!をモットーに、両立を目指して奮闘中。不妊治療や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年03月31日未然に防ぎたいトラブル...弁護士がまとめた事例と対策『事例で学ぶ発達障害の法律トラブルQ&A』発達障害のある人が生活していく中で、当人同士では解決できないトラブルが起こったとき、法律に照らし合わせて解決するとどうなるか、34の事例とQ&Aの形で分かりやすくまとめられた書籍が発売されました。発達障害のある人のトラブルを多く扱う弁護士、鳥飼康二さんの著書です。お金や仕事、恋愛でのトラブルから、「いじめ被害にあった場合」「合理的配慮を学校に求める」など学齢期に起きる可能性のあるものまで、当事者にとっても保護者にとっても他人事ではない事例が並びます。法律に関する内容ときくと難しそうに感じますが、法律の解説、解決のヒントが易しい言葉で書かれているので、専門知識がない人にも読みやすい書籍です。トラブルは未然に防ぎたいもの。読んでおくと、トラブルを防ぐために日常生活の中で気をつけたいポイントも見つけられそうです。わが子に合った手立てを考えるヒントがたくさん!『発達障害&グレーゾーンの小学生の育て方』発達ナビユーザーに向けて実施したアンケートから、ニーズの高かったお悩みについて、どのように考えて対応していくとよいかを紹介している書籍です。鳥取大学大学院教授の井上雅彦先生が監修しています。ユーザーアンケートがもとになっているので、取り上げられているお悩みは家庭生活から対人関係に関する内容まで、小学生の生活の中で困りごととしてあがりやすいものばかり。「やることの優先順位付けや時間配分が苦手」「同じ質問や確認を何度もする」「人と協力して何かをすることが難しい」など、気になる内容が並んでいます。それぞれのお悩み事例につき3つの対策が提案されていますが、それらはあくまで例であり、お子さんに合う方法はこの3つ以外のものかもしれません。本に書いてあることを参考にしながら、ご自身のお子さんの得意や苦手にあわせたサポート方法はどのようなものか、考えていくきっかけとなる一冊です。当事者であり支援者でもある。だからこそ伝えられるメッセージ。『こちら、発達障害の世界より』自閉スペクトラム症とうつ病の当事者であり、支援者でもある著者の難波寿和さんが、当事者・支援者の2つの目線からみた発達障害の世界についてまとめています。子どものころから生きづらさを感じていた難波さんが、発達障害であると診断されたのは大人になってから。診断を受けたあと、支援者として仕事を続けるかどうか葛藤した胸中、二次障害のこと、再び支援者として活躍するようになるまで...当事者としての日々が赤裸々に綴られています。後半には支援者として活躍する難波さんの支援に対する思いや自身のライフハック術が紹介されています。根底に当事者としてのスタンスがあるためとても具体的で支援者としての信念も伝わってきます。最後には当事者に向けてのやさしいメッセージも書かれており、当事者がみる世界を改めて捉え直したいときに読みたい一冊です。育児で絶望した日々を経て、後輩ママたちへ伝えたい『そのママでいい発達障害の子を育てるあなたに贈る43のエール』発達障害のある人やその家族が生きやすい社会になるよう活動している、発達障害コンサルタントの橋口亜希子さん。前向きに社会に向けて発信を続ける橋口さんにも、過去には子育てに悩み辛い日々を過ごしていた時期がありました。過酷な日々の中で抱えた葛藤や、気になった周りの人の目。現在はイキイキと活動している姿が印象的な橋口さんは、壮絶な毎日からどのように前を向いていったのでしょうか。そのきっかけとなった人との出会いやお子さんからの言葉、現在に至るまでと、20年の子育ての経験がありのままに綴られています。現在の活動に込める思いや原動力などにも本の中で触れており、その中にも1人のママとしての経験、後輩ママへの思いが溢れていることが分かります。辛いことや不安が尽きない日々の子育てに悩んでいるママたちを包み込み、勇気づけてくれるような一冊です。
2020年01月21日お住まいを決める際には、建物の外観や設備、駅やバス停などからの距離、物件価格やローンの審査、日当たりや周辺の環境など、優先順位はご家庭それぞれかと思いますが、自治体(都道府県・市区町村)ごとに異なる行政サービスをお住まい選びのポイントの一つに挙げる方も増えてきました。しかし、行政サービスのどのような点が異なるか分かりにくい点もあると思います。 今回は、子育てに関する行政サービスを中心とした比較のポイントについてお伝えします。 行政サービスを比較して住まいを決める?お住まいを選ぶ際に、具体的な物件が決まっていればこの限りではないのですが、候補がいくつかある際には物件価格は大きな要因と思います。しかし、その後の行政サービスの状況によっては医療や教育費に支払う金額が100万円以上の差となることがあり得ます。 お住まいの選択肢に、複数の市区町村になる場合は、その市区町村の行政サービスがどうなっているか確認をすると良いでしょう。 子育てに対する助成(手当)制度児童手当や幼児教育の無償化などは国の制度ですので、原則どの自治体でも同じ内容ですが、医療や教育の助成は独自の制度や基準で実施している自治体もあります。自治体で異なる行政サービスの主なポイントをあげると、主に3つの分野になります。【医療の助成】“乳幼児医療費助成”は全国で実施されている制度ですが、対象となるお子さんの年齢や保護者の所得状況、自己負担金等は自治体によって基準が異なります。例えば、対象となるお子さんの年齢で最も多いのは15歳年度末(中学校卒業まで)であることが多いのですが、早い自治体では小学校入学前まで、遅い自治体では22歳年度末(4年制大学卒業まで)となっています。最大で16年間異なると仮に年2万円の医療費がかかるとした場合、総額32万円も医療費の支払いが異なることになります。 【教育の助成】基本的には多くの自治体で所得の低い世帯向けに奨学金や助成金が用意されていますが、所得基準が緩い制度もあります。一例をあげると東京都では、“私立高等学校等授業料軽減助成金”制度が実施され、最大で1年あたり337,200円(2019年度)の授業料が軽減されます。年度によって金額は変わりますが、この金額が3年間適用されれば、約101万円にもなります。医療の助成と合わせて、教育の助成についても確認をされると良いでしょう。 【その他の助成】医療や教育以外に子育て中の世帯やお子さんに手当を支給する自治体があります。以前にご紹介した東京都江戸川区の“乳児養育手当”や、京都府南丹市の“子育て手当”等がその一例です。これ以外にも第3子以降のお子さんに手当を出したり、ひとり親の世帯に手当や助成を出したりする自治体もあります。自治体によって内容が異なるので、こちらもホームページや担当部署に確認しましょう。 地方税等の比較お子さんに対する手当・助成だけでなく、毎年かかる地方税等も自治体によって異なります。同じような住環境であれば、税負担が少ないほうが手取りに回りますので、地方税の状況を確認されると良いでしょう。 【住民税(都道府県民税・市区町村民税)】前年分の所得にかかる税金です。住民税は原則として、地方税法という法律に基づいているため、ほとんどの市区町村で同じ税率ですが、37府県2市で住民税の超過税率(基本税率より高い税率・金額を設定)を適用しています。お住まいの自治体が該当するかどうかは、総務省の「超過課税の状況」をご確認ください。また、名古屋市では2019年時点で従来の税率に対して5%減税が実施されています。【固定資産税】土地や建物などの所有者にかかる税金です。固定資産税は標準税率が1.4%ですが、153の市町村で標準税率の1.4%を超えています。税率を確認したい場合は、自治体のホームページまたは税務担当部署へ照会するようにしましょう。 【国民健康保険】自営業者・フリーランスが加入する国民健康保険の保険料・保険税は市区町村によって計算基準が異なります。一部の市区町村では固定資産税のある国民健康保険加入者には“資産割”と呼ばれる固定資産税をベースに保険料の一部を計算基準に含めているところもあります。 お引っ越しをする際の選択肢に複数の市区町村がある場合、物件や住環境等で決め手に欠ける場合には行政サービスがどうなっているかも判断基準の一つに入れてみても良いと思います。以前はなかった制度ができたり、以前はあった制度がなくなったりする可能性もありますので、検討の際にはホームページや役所・役場等で最新情報を確認することをおすすめします。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2019年10月06日赤ちゃん連れの外出は、ときに途方にくれるサバイバルに出かけたような気分にさせられることもしばしば。「おむつが汚れた」「お腹が空いた」と泣きわめく赤ちゃんを抱えて、おむつ替えや授乳ができるスペースを探して奔走することもあれば、子連れでの外食は「何が食べたい」より「どこでなら食べられるのか」が判断基準。しかも全国で最も人口が集中する東京都内での子育ては、人混みも多く、常に忙しい空気感が漂うなかで、ママ・パパ自身が周りへの過度な気遣いを抱えながら外出を強いられることもあります。そんな「不便」を大前提とした赤ちゃん連れでの外出を快適にサポートしてくれるのが、東京都が子育て支援の一つとして推進している 『子育て応援とうきょうパスポート』 です。今回は、本事業の担当者である東京都福祉保健局 少子社会対策部の桑田さんと加藤さんに、実施に至るまでの経緯や現在抱える課題をはじめ、今後東京都が目指す子育ての未来像についてもお話をお伺いしました。『子育て応援とうきょうパスポート』とは?企業・店舗等が、善意により、都内在住の18歳未満のお子様がいる子育て世帯や妊娠中の方がいる世帯に対して、おむつ替え・授乳スペースや割引サービスなどを提供する仕組みです。本事業に協賛する企業や協賛ステッカーを掲示している協賛店でサービスを受けられます。景品の提供、ポイントの付与及び商品の割引等のサービスを利用する際など、協賛店等からパスポートの提示を求められた場合に、アプリなどで取得できる「デジタルパスポート」をスマートフォンで表示するか、区市町村庁舎などで交付される「紙パスポート」を提示します。「サービスの利用方法」や「パスポート入手方法」は コチラ ■実施までの経緯は?課題解決に邁進する日々ーーまずは『子育て応援とうきょうパスポート』実施に至った経緯を教えていただけますか?桑田さん(以下、桑田):これまで東京都内では、区市町村が主体となって子育て世帯向けの優待事業は実施しており、東京都はあくまで財政的に支援するという形をとってきました。しかし、平成27年5月に内閣府の旗振りで、協賛店舗や企業が子育て世帯対象に優待サービスや外出支援・応援サービスを行う「子育て支援パスポート事業」を全国共通展開する施策が打ち出されたことで、状況が変わりました。各自治体が実施している事業を県をまたいでも使えるようにするには、実施主体が都道府県でないといけないという縛りができたのです。そこで東京都としても、「子育て支援パスポート事業」を立ち上げ、『子育て応援とうきょうパスポート』として展開することになりました。ただ東京都では、おむつ替えや授乳スペースなどを提供する 『赤ちゃん・ふらっと』 という事業を平成20年から推進していますので、このような既存の事業といかに整合性を取りながら事業を進めていくかが課題となり、実施の決断までには時間を要しました。ーー現在4,675店舗(2019年9月2日時点)が協賛店舗として参加されていますが、協賛店舗を広げていくにあたり、ご苦労や現状の課題などはありますか?桑田: 『子育て応援とうきょうパスポート』事業自体、補助金は出ないため、例えばおむつ替えスペースをこれから作るとなったとしても、すべて事業者側の自己負担となります。東京都は、何か事業を進めたいと思ったとき、比較的補助金を出すケースが多いため、誤解が生じないよう事業者の方には補助金が出ないということを慎重に説明する必要がありました。また、最近の課題となっているのが、おむつ替えスペースなどの設備はあるけれど割引サービスがないという店舗についてです。協賛店になることで、割引サービスがないということへのクレームを受けるのでは…という懸念を感じ、協賛店になることに二の足を踏んでしまうということがありました。今後は、そういった面をどうバランスをとっていくのが課題なのかなと思っています。■多くの人に知ってもらいたい!情報発信に込めた工夫桑田: 現在、区市町村にご協力いただいて妊娠届けを提出した際に母子手帳と一緒に受け取る「母と子の保健バッグ」の中に、『子育て応援とうきょうパスポート』のチラシと「紙パスポート」を入れて周知を行なっています。平成30年度以降に妊娠された方については全員にチラシが行き届いている形にはなっていますが、事業自体がまだ若いというのもあり、まだまだ知名度が低い状況です。また、『子育て応援とうきょうパスポート』は高校生まで使えるサービスではあるものの、中高生のお子さんを子育て中の方への周知や情報発信がまだまだ弱いという側面もあります。ーーやはり知名度は一番の課題ですか?そうですね。都庁のなかでも協力してもらえそうな局に声をかけて、人目につきやすそうなところにポスターを貼ってもらうという周知活動も行っています。それ以外にも 『とうきょう子育て応援ブック』 という冊子のなかで『子育て応援とうきょうパスポート』についてご紹介しています。『とうきょう子育て応援ブック』は、東京都が実施している子育て支援のサービスを網羅的に紹介している冊子です。2年前からは、東京都内の国公立小学校で配られていて、小学校1年生の2学期になると必ず受け取れるようになっています。もともとこの冊子は、東京都がやっている色々な子育て支援サービスの情報が本当に助けが必要な家庭に届いていないという課題のなかで、学校から配られるプリントなら保護者も目にするという調査結果が出たことで、学校にお願いをして配らせていただけることになったのです。■『子育て応援とうきょうパスポート』が担う本当の目的ーー『子育て応援とうきょうパスポート』のサービスを開始後、周囲の反応はどのようなものがありましたか?加藤さん(以下、加藤):平成30年2月からアプリの配信を開始したことで、普段スマートフォンで使っているクーポンと同じ感覚で使用できるようになり、周りからも「使っているよ」と声をかけてもらうことが増えました。子連れで外出するとなるととにかく荷物が多いので、スマホでパッとパスポートを出せると使い勝手がいいなというのは私自身も子どもと外出の際に使っていて思いますし、周りからも使いやすいという声が多く届いています。ーー現在、アプリのダウンロード数はどのくらいですか?桑田: 2019年7月31日時点で4万9,505件です。やはり利用規模が大きければ大きいほど、協賛店にも魅力を感じてもらいやすいというメリットがあります。ただ、東京都としてはこのパスポート事業は、単にお子さんや子育て世帯がちょっとお得なことができるというだけでなくて、このステッカーを掲示している店舗や施設が増えることで、「子育てを地域と社会で見守っているよ」というサインになるようにやっていきたいと思っています。サービスの中身だけでなく、そういった子育てへの肯定的な意思表示みたいなものを大事にしていきたいと思っているので、その部分を今後しっかり啓発していきたいなと考えています。■東京都が目指す未来の子育てとは?ーー東京都ではさまざまな取り組みを行っているということですが、現在力を入れている子育て支援事業を教えていただけますか?桑田: まずはパスポートの関連事業としてご紹介させていただきたいのが 『子育て応援とうきょう会議』 です。さまざまな分野の関係機関・団体が連携しながら、社会全体ですべての子どもと子育て家庭を支援できる環境を作ることを目的に設置されたものです。「子育て応援とうきょう会議」では、子育て応援のポータルサイト 『とうきょう子育てスイッチ』 も開設し、様々な子育て情報を発信しています。民間団体や企業に協働会員になっていただくことで、ここをプラットフォームにして情報発信をすることができます。協働会員は現在600団体ほどで、民間の色々な取り組みを東京都として支援するということを行っています。また2019年8月1日からは、児童虐待を防止するためのLINE相談 『子ゴコロ・親ゴコロ相談@東京』 を通年で本格実施することになりました。電話相談は昔からありますし、児童相談センターや子ども家庭支援センターのように、行って相談する窓口もかなり整備されてはいます。しかし、若いお父さん、お母さんや中高生のお子さんのコミュニケーション手段がSNSがメインになってなっているなかで、相談するハードルが低いツールを使って悩み事が深刻になる前にSOSの声を上げていただきたいので、こういった取り組みも合わせて進めています。ーー今後子育て世代を取り巻く環境、少子化など色々問題はありますがこんな未来像があったらいいなというものはありますか?桑田: 知事も再三申し上げていることかと思いますが、「子どもを産み育てたい」という希望を持つ人たちが安心して子どもを産んで育てられる東京の実現というのが一番の目標です。社会全体が子育てをしていない人も含めて、子どもと子育て家庭を「応援」とまで言わなくても、「見守る」くらいから始めて、そういうやさしい気持ちになってくれるような色々な取り組みを進めていきたいなと思います。加藤:今、自分が子育ての当事者として様々なことをリアルタイムで感じていますが、その中にはいいこともあれば、ネガティブなこともあると思います。いいことはもちろん次の世代にも引き継いでいきたいと思っていますし、ネガティブなことは自分の代でおしまいにしたいという気持ちで今後も事業に取り組んでいきたいと思っています。
2019年09月09日0〜2、3歳ごろまでの親子が遊べる子育て支援センター。私が1人目を出産したときに住んでいた地域では、児童館の中に乳幼児向けの一室が設けられていました。乳幼児健診のときに、そのような場所があることを知りましたが、行ったほうがいいのかどうか迷ったときのことをお伝えします。 子育て支援センターに行くタイミング子育て支援センターに初めて実際に足を運んだのは、赤ちゃんが1歳になるかならないかのころ。かなり活発にハイハイや伝い歩きで動き回るようになり、1日中、自宅の中で過ごすことに限界を感じていたからでした。 子育て支援センターは、自宅よりもずっと広いうえに、安全対策もしっかりされているため、のびのびと赤ちゃんを遊ばせることができました。また、スタッフの方やほかのママさんと他愛もないおしゃべりをすることで、思った以上にリフレッシュできた点もよかったです。 自宅ではできなかった経験ができる!子育て支援センターには、乳幼児向けの絵本やおもちゃがたくさん。自宅にあるもののほかにも「わが子はこういうものにも興味があるんだ!」と、新たな発見もありました。 また、私は手遊びなどでわが子と一緒に遊ぶのがあまり得意ではないため、自宅ではほとんどしていませんでした。そのため、スタッフの方が手遊びや歌を歌ってくれる時間があったことも、とてもありがたいと感じた点でした。 でも、無理をして行く必要はない!上の子が赤ちゃんのころは頻繁に通った子育て支援センターですが、下の子のときは上の子の幼稚園送迎などで忙しくなったこともあり、それほど足を運ぶことはありませんでした。 でも、そのことによって上の子と下の子の発育や発達上の差は、特に感じていません。メリットもたくさんある子育て支援センターですが、近くに支援センターがない、一度行ってみたけれど雰囲気が合わなかったなどの場合は、無理をしてまで行く必要はないと私は思います。 子育て支援センターで出会うママさんたちとの「行けるときに行き、会えたら話す」という距離感。この距離感も、幼稚園でのママさん関係とまた違い、そのゆるやかさがなかなか心地よかったです。著者:奥田美紀二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。夫の転勤や子育てのために退職し、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年09月06日「子ども欲しいけど、実際どうなの?」人気コラムニスト犬山紙子が育児体験者の話を聞いて考える「出産・育児」のリアル。保活、育児分担、二人目問題…母親の本音炸裂! 『私、子ども欲しいかもしれない。』より(全19話 連載)まずは「ファミリーサポート」について。これは、「子育てを経験してる近所のおばちゃんとかが、子どものお迎えに行ったり預かってくれたりする有償ボランティアみたいなもので、1時間800〜900円です。いまは週1でお願いしています」と言う。初めて聞くサービスだけど、使いやすい値段! でも担当の方との相性もあるだろうし、もし家庭の事情に踏み込まれたら、私はけっこう嫌だなあ……。「それが、遠くの親戚より近くの他人って感じで、かなり分かってくれるんです。区のサービスなので研修がしっかりしてたりと安心もできますね。忙しい時は、保育園の延長保育をマックス19時15分まで使って、おばちゃんに保育園にお迎えに行ってもらって、ご飯は彼女の家で手料理を食べさせてもらって、私が20時15分にお迎えに行きます。ちなみに食事代は300円の実費です」食事代300円とはありがたい……! でもでも仕事が遅くなったり、たまには飲み会だったり、その時間にも帰れないこともありそう。そんな時に活用するのが、「ベビーシッター」さんだと言う。「もっと遅くなる時は、シッターさんにファミサポのおばちゃんの家まで迎えに行ってもらって、シャワーと寝かしつけをお願いしています。非常時に備えて、鍵は常に保育園の鞄に入れてあるんです」Kさんが登録しているシッター会社は、 『キッズライン』 と 『スマートシッター』 の2社。金額は1時間1500円程度だそうで、Webを見て自分でどのシッターさんにお願いするのか選べるらしい。「シッターサービスには、女子学生さんや保育士を辞めた方が登録しています。登録してる人のプロフィール画面には、顔写真や評価も載っていて、住んでる場所や時間など条件に当てはまる人を選べます。私は医学部の学生さんにお願いすることが多いです」実際にサイトを見てみたら、「明日来られる!」、「保育士などの資格あり」という条件で選べたり、自己紹介の動画があったり、値段も1500円以下の人もいた。想像より、自分にとってどういう人がいいのかを選びやすいし、顔が見られるからすご く安心だと思った。「シッターさんには基本は23時ぐらいまでいてもらうのですが、遅くなりそうな時は終電までお願いしたり、終電をすぎたらタクシー代を負担してもっと遅くまでお願いすることもあります」ということは、 時間ご飯を食べに行くのに、シッター料金が4500円。自分のご飯代が5000円とすると、結局1万円になるのか……。「そう! だから子どもを産む前と大きく変わったのが、お金を使ってでも会いたい人とか行きたい場所。職場の流れで吞みに行くことは、もうなくなりました」そりゃ、そうだよなあ。いま、私が自由に人と好きな時に遊べているのって、とても贅沢なことなんだと実感。子どもができたら、自分の時間を作るためには、お金を使う必要があるんだ。「あとは 『タスカジ』 っていう家事代行サービスも使っています。週に1度、3時間来てもらって、1回6000円もしてないかな。私がお願いしてるのは、仕事に行ってる間に、掃除洗濯と料理の作りおき。19時に帰ってきて、ご飯作って、お風呂に入れて、寝かしつけまで私にはできないんですよ! その作りおきの料理を小分けに冷凍して、毎日食べてます(笑)」 ええっ、このサービスも知らなかった。なんて便利なんだろう。いますぐにでも使いたいよ! 週1でそれだけやってもらえたら、生活はぐっと楽になるだろうし、気持ちも楽になるだろうな。シッターさんや家事代行は、夫の理解が得られなかったり、家に知らない人が来るのが嫌で躊躇する人も多いと思うけど、いざという時にはきっと助かるから、頭の片隅に入れておいてもらいたいなあ。もちろん、私は赤字が出ても絶対使いますけど!つづく 私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の〝どうしよう〟をとことん考えてみました』 犬山紙子著(平凡社)
2019年06月02日「子ども欲しいけど、実際どうなの?」人気コラムニスト犬山紙子が育児体験者の話を聞いて考える「出産・育児」のリアル。保活、育児分担、二人目問題…母親の本音炸裂! 『私、子ども欲しいかもしれない。』より(全19話 連載)■Kさん(29歳・大手企業勤務・2歳の男の子)の場合私は、子どもができたとしても、仕事はしたいし、生きるためにしなければならない。でも、親は東京にいないし、夫以外でパッと頼れる人もいない。その夫と協力するにしても、彼にも仕事がある……。それに無事に保育園が決まったとしても、子どもを保育園に預けている間にフルで働いて、そのまま子どもを迎えに行って、家事と子育てもして。う〜ん、自分が休める時間がほぼなさそうなんだけど……。 使っているのは、保育園、ファミリーサポート、ベビーシッター、家事代行 Kさんは2013年の冬に出産し、2015年4月に職場復帰した。2歳年上の旦那さんは結婚して数か月後に海外へ単身赴任、そのため妊娠中からずっと一人暮らし。 双方のご両親も地方在住のため、子育ては自分だけでなんとかしないといけないという、私だったらとても一人じゃ抱えられなさそうな状況だ。それなのに現在は時短勤務もせずに、様々なサービスを駆使して、フルタイムで働いているという。しかもKさんの肌は、疲れ知らずのピチピチである(それはKさんの遺伝子のせいかもしれないけど)。 「子どもが11月生まれなので、1歳半になってから次の4月に区立園に入りました。 認可園ですが区が運営しているので、ややお役所的で設備も古め。でもうちは夫婦共 働きっていう基礎点だけだったので、人気の少ない区立園でも入れるかどうか難しかったんです」エーッ! 夫が海外に単身赴任って加算されないの! これは制度としておかしいんじゃなかろうか。男女共に協力して子育てする方向に進んでる世の中で、夫が離れ ていることが考慮されないなんて......。ちなみに区立園の保育料は夫婦の年収で決まるそうだが、Kさんの場合は夫婦共に 若いので、月に2〜3万ほどですむという。認可外保育園の半分以下だ。やはり、認可なのか認可外かで、負担は相当違ってくるんだな。そんなKさんを支えるのが、保育園のほかに利用している複数のサービスだ。でもそれって、高すぎない? 予約は取れるの? 安心して任せられる? ぶっちゃけた本音を聞かせてもらった。つづく 私、子ども欲しいかもしれない。:妊娠・出産・育児の〝どうしよう〟をとことん考えてみました』 犬山紙子著(平凡社)
2019年06月01日