息子が生まれてしばらく経ったころの話です。子どものいる生活に慣れてきた私は、気分転換に息子を連れてショッピングセンターに行きました。抱っこ紐で息子を抱っこし、あちこち見ていると、時間はあっという間に経っていました。そろそろ帰ろうとしたときに、恥ずかしい事件が起こってしまったのです――。 穴があったら入りたい…帰ろうと思った矢先に、何やら脚に生ぬるいものを感じました。生ぬるいものを感じたあたりを見ると、じわじわと服に広がっていくシミ。息子がおしっこを漏らしたのです……。 焦った私はなぜかガニ股になって自分の脚の間をチェック。そのときちょうど後ろにいたやんちゃ盛りの男の子2人が私の様子に気付き、「あ!あのおばさんおもらししてるっ!」と大声で言ったため、私は周りの注目を集めてしまうことに……。 「まだおばさんじゃないです!」「これは息子のおもらしなんです!!」と叫びたい気持ちにかられたものの、とりあえずトイレに避難。穴があったら入りたかったです。 この失敗を機に、まずは息子のおむつを見直しました。抱っこ紐の時は横漏れしやすいことがわかったので、試行錯誤しながらちょうどいいポジションを見つけ出しました。 そして、産後の自分のケアがおろそかになっていたことも反省。「おばさん」と言われないように、身なりを意識するようにしました。もう絶対「おばさん」とは言わせません! イラスト/まげよ 著者:田中あずさ
2024年04月25日息子が4歳くらいのとき。とある高級食材の味を実家で知ってしまいました。それはそれはおいしかったようで、スーパーへ行ったときに泣いてねだられてしまい……。今日はもう帰ろうとしたところ、見知らぬ女性からまさかの声をかけられました。 食べたい!と大騒ぎしていたら…あるとき、実家でウナギの蒲焼きを食べた息子。ウナギのおいしさを知ってしまいました。そんな息子とスーパーへ買い物に行ったときのこと。ウナギの蒲焼きが並んでいるのを息子が発見しました。 普段は物をねだったりしない息子ですが、実家で食べたウナギの蒲焼きを思い出したのか、「ウナギ、食べたい!食べたい!」と大声で主張。国産ではなかったのでお値段も割とお手頃だったのですが、実家で食べたウナギの味を知っている息子。買ったとしても「おいしくない」と言うのでは?と違う売り場に行こうとしました。 ですが、今回ばかりは息子も負けず、ウナギの前で「食べたい!」と泣いて大騒ぎ。あまりに騒いでいるので横を通る人も何事か?とチラチラ見始める始末。そんななか、一人の女性がやって来てさらっと一言。「こんなに食べたいって言ってるんだから、買ってあげたらいいじゃない」と。 これ以上騒いで他の方の迷惑になってもと思い、仕方なく購入しました。結果的に息子の笑顔が見れたのでよかったですが、難しいですね……。 ◇ ◇ ◇ わが子が大声で泣きだすと周りの目が気になりますよね。今後は、「ウナギは特別な日だけだよ」といった約束をするのもいいかもしれません。子どもの成長を感じつつ、買い物も楽しい時間にいなるといいですよね。 イラスト/森田家著者:まみ
2024年04月25日子どもが2歳のとき。2人目を妊娠していた私と義父母の4人でショッピングモールに行きました。お昼ごはんをどこで食べようかと話していた一瞬の隙に、子どもの姿が見えなくなり……。 一瞬の隙に息子の姿が見当たらず…義母と話していた一瞬の隙に息子がいなくなり、パニックになった私。すごく焦り、慌てて周囲を探し始めました。 すぐそばにゲームセンターがあったので、おそらくここにいるのでは?と懸命に探したところ、息子を発見。ゲームセンターにある幼児用の小さなメリーゴーランドに乗っていました。 息子の近くに見知らぬ女の子とお母さんがおり、女の子が乗ろうとしたときに息子がもう一台の馬に乗ったそうです。悪意のない涼しい顔で、ひと様のお金で遊具に乗っている息子。 無事だったことに安心はしたものの、女の子のお母さんに平謝り。お金を払おうとしましたが、「娘が乗りたいと言っていたので大丈夫ですよ」と優しい言葉をかけていただきました。息子の行動に恥ずかしいやら申し訳ないやらで、もう二度と目を離さないと誓いました。 ◇ ◇ ◇ お子さんが無事でよかったです。ショピングセンターなど子どもにとって誘惑が多い場所ではなかなか難しいですが、手を繋いで歩く、ひとりで行動しないように約束するなどで迷子を防ぎたいですね。 イラスト/シュー子著者:足立香織
2024年04月24日保育園のお迎えの後、2人の娘と一緒にいつものスーパーに買い物へ行きました。まさかのズボンのチャックが……!?わが家の娘たちは抱っこ大好き、1人で2人抱っこして歩くことは日常茶飯事でした。買い物も終わり駐車場へ向かっていました。すると、上の娘がチラチラと私を見て「ママ?パンツ見えてる?」と言うのです。慌ててズボンを見ると、社会の窓が全開でした! 駐車場で子どもと手を繋いで荷物も持っていたので、どうしようもできず恥ずかしかったです。抱っこしたときに開いたのか、お迎え前に急いでトイレに行ったときから開いていたのか……。どちらにしてもとても恥ずかしい瞬間でした。 ◇ ◇ ◇ 急いで車まで行き子どもたちを車に乗せてから社会の窓をしっかりしめました。いつから開いていたのか考え冷や汗が出ました。しかし、考えても仕方ないので冷静になり、家まで帰りました。次に抱っこしたとき、下の子の足が私の足の付近にあり「きっとこれだ……」と思い、それからは気をつけるようになりました。 作画/まげよ著者:太田はるか30代、3歳と6歳の女の子を育てる母。事務職でフルタイム勤務。韓ドラに夢中です。
2024年04月22日息子が小学生のときの話です。夏休みに入ったので、夫と息子を連れて私の祖父母の家に泊まりに行きました。祖父母の家は、交通の便の悪い山の中。ようやく到着して、とりあえず泊まる部屋に向かったのですが……!? においの正体に悲鳴をあげた理由何やらエスニックなにおいがしてきたので、祖母がエスニック料理を用意してくれたのかと思った私。しかし、夕食に出てきたのは祖母の得意な和食でした。 部屋に帰ってきた私たち。夫と息子も「パクチーのようなにおいがするね」と言っていました。においのもとはわかりませんでしたが、なんだかさっきよりニオイが強くなったおうな気がしました。「なんか臭う……」そう言いつつ、とりあえず就寝の準備をすることに。 そして押し入れに入っていた布団を広げると……、そこには大量のカメムシが!! おびただしい数のカメムシに私はパニック。大騒ぎとなり、祖父母に報告すると、「そういえば今年は大量発生しているらしい」「お布団干しておけばよかったねぇ」とのこと。結局その日はリビングにタオルケットを敷いて寝ることに……。 それからというもの、祖父母の家や山の方に泊まりに行くときは、到着後すぐに一家総出で布団をチェックするようになりました。カメムシに限らず、他の虫が隠れていることもあるので、しっかりとパンパンとはらうようにもしています。 その1件以来、息子はパクチーが大っ嫌いになってしまいました。私は依然としてパクチーを使った料理が好きなのですが、食べるたびに大量のカメムシを思い出してしまいます……。 イラスト/はたこ著者:斉藤くるみ
2024年04月22日義親族一家と一緒に旅行に行ったときの話です。義母、義祖父母、義伯母、義兄一家の総勢13人での旅行でした。大人数なので移動もひと苦労。そしてホテルでエレベーターを使った際、心底ヒヤッとした出来事が起こったのです――。 エレベーターで起こった事件先日、義親族と一緒にテーマパークを目的とした旅行に行きました。わが家の5歳の長男と、義兄の息子である甥っ子は誕生日が1カ月違いで、親族が集まるといつも行動を共にする仲良しです。 ホテルに宿泊した際、みんなで大浴場に行こうとしたときのことです。大浴場の近くのエレベーターは定員が6人で、全員は乗れなかったので先発組と後発組に別れることに。 長男と甥っ子が先にエレベーターに入り、次に車いすに乗っている義祖母に先に乗ってもらおうと、エレベーターの外から義兄がボタンを押していたのですが、義祖母が私に「〇〇ちゃん(次男)のベビーカーが先でいいよ」と言ってくれました。私がお礼を言い、エレベーターに乗り込もうと歩いている最中に、なぜかゆっくりとエレベーターのドアは閉まってしまいました。 すぐ近くにいた義兄が手を入れようとしましたが、時すでに遅し。長男と甥っ子だけが乗ったエレベーターが動き出してしまったのです。甥っ子が1階のボタンを押してくれていたので、義兄と夫は階段を使って急いで1階へ。 私もすぐに隣のエレベーターで追いかけ、無事に長男と甥っ子に会うことができました。甥っ子はパニックになり泣き叫び、長男は耳をふさいで「泣き声がうるさすぎ」と、意外にも冷静にむすっとしていました。 今回は何ごともなくてよかったのですが、もしエレベーターが緊急停止したり、エレベーター内で何かあったりしたら……と、ヒヤッとした出来事でした。このことがあってからは、子どもをエレベーターに乗せるときは、必ず大人も同じタイミングで乗るようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/海乃けだま著者:吉川 みきな監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月20日子どもが1歳のころ、電車の中で急に泣き出してしまいました。周りの視線が痛いと感じて次の駅で降りようかと考えていたとき、ある女性の言葉がきっかけで乗客が一斉にまさかの行動に!?周りの乗客が一斉に!?子どもが1歳のときの話です。電車に乗っていると、あともう少しで目的地に着くというタイミングで子どもが急に泣き叫び始めてしまいました。抱っこしても泣き止まず、同じ車両の方の視線がとても痛くて、次の駅で降りるかどうかと迷っていた私。するとすぐ隣にいた年配の女性が、「子どもは泣くものだから、それでいいのよ」と言ってくださって、それを聞いていた周りの方も一斉に「うん、うん」と頷くようなそぶりを見せて下さり、目的地まで降りずにすみました。 子どもが泣いて周りに迷惑をかけていると、とても肩身がせまくてやるせない気持ちになります。しかし今回、やさしく声をかけていただいて涙が出ました。周りの方も同調するそぶりを見せてくださって、本当にあのときは助けられたと感じています。 作画/しおん著者:井本桜子
2024年04月19日わが家の家族旅行の計画は毎回私が考えます。ふと「どうして当たり前のように私が担当なんだ」と思い、昨年の旅行計画は初めて夫にしてもらうことに。すると、予想外の事が起きてしまったのです……! 予想外だったのは…夫に旅行計画をお願いしたのは1年前。長女が10歳、次女が2歳のときでした。どの県に行くかは既に決まっていたので、残りの計画を夫にしてもらうことに。「計画立てたら教えてね」と夫に伝え、私は初めて旅行計画から解放されました。 しかし、1週間経っても夫から計画の話はなく、「そろそろ宿泊先予約したほうがいいんじゃないかな」と私はやきもきしていました。 そして翌日、私は我慢できずに「もう計画決まった?」と夫に聞くと、「大体決まったよ」と。「じゃあ早く言ってよー」と少し思いながら「どこに泊まるの?」と聞きました。すると……。 夫が「このホテルに素泊まりするんだけど、夕食はこの店がおいしそうだからここで食べて......」と言った時点で、私は固まってしまいました。長女はともかく、次女はまだ2歳なので移動が少ないほうがいいと思っていたのです。 ごはん、お風呂の流れをスムーズにしたいし、おそらく旅先ではお昼寝をしないのでいつ眠くなってもいいように、夕方以降は宿泊するホテルから出たくありません。 それなのにホテルに素泊まりとは......。しかも夕食のお店は海鮮のおいしいお店で、確実に夫の好み。魅力的ではありますが、2歳児が食べられる物はなさそうです。予想外の計画に、夫は子どもよりも自分優先で考えてしまうんだなと少しがっかりしました。 とは言え、せっかく考えてくれたのに無下にはできないので、夫が探してくれたホテルに1泊2食付に変更して泊まりました。なかなか良いホテルだったので結局は楽しい旅行になったので満足です。ひとまず、今年の旅行は私が計画しようと考えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:石井ゆうき
2024年04月19日大きな公園で2歳の娘を遊ばせて帰ろうとしたとき、早く帰りたいのに娘はなかなかチャイルドシートに座ってくれず、私はイライラしてつい怒ってしまいます。しかも、無理やり座らせると号泣する始末。そこで、友人に相談してみると……? まさかの方法でイライラを解消!駐車場がたくさんある大きな公園へ、よく2歳の娘を連れて遊びに行くのですが、車に乗って帰宅しようとすると娘はいつもチャイルドシートになかなか座ってくれません。早く帰りたい私は、やさしく「早く帰らなきゃいけないから、座ってね〜」と声をかけますが、「イヤー!」と叫ぶだけ。イライラした私は「もう! 早く帰りたいって言っているでしょ!」と怒鳴り、娘を無理やり座らせると、娘はさらに嫌がり大号泣……。私も娘も疲労困ぱいです。イライラして娘を怒鳴ってしまう自分にも、ストレスを感じます……。そこで私は、ママ友に「娘がなかなかチャイルドシートに座ってくれなくて、いつも怒鳴ってしまうんだ。どうすればいいかな……」と電話で相談してみることに。すると「わかる~! 私は車の中に自分用の休憩グッズを置いておいて、チャイルドシートに座ってくれるまで待ってるよ〜」と共感し、アドバイスをしてくれました。 後日同じ公園へ行ったとき、私はママ友のアドバイスを実践。車内に好きな音楽をかけて、ゆっくり娘を見守ることに。すると、娘はしばらく車内で遊んだら気が済んだのか、自分からチャイルドシートに座ってくれたのです。早く帰ることはできませんが、娘を怒鳴りつけてしまうストレスからは解放されました。 私が怒鳴ることで、娘も意地になっていたのかもしれません。家事は多少遅れてもいいやと割り切ることにし、今後は早く帰りたいと焦らず、休憩する気持ちでイライラせずに対応しようと思った出来事です。 作画/Pappayappa著者:井上なお
2024年04月16日友人の子どもと一緒に食事に行ったときのお話です。このニオイは一体!?その日は、たまたま友人と休日が被り、私と子ども2人、友人と友人の子ども2人と食事に行くことになりました。子ども連れだったこともあり、座敷のある場所での食事になりました。久しぶりに会ったこともあり、他愛のない話で盛り上がっていたのですが、ふと何とも言えない、何かが腐ったようなツーンとする臭いが漂ってきました。最初は、風に乗って窓から臭いが入ってきたのかな? と思っていたのですが、周りの人がチラチラとこちらを見ている事から、どうやら私達が座っている場所から臭いが出ているようでした。 しかし、友人はさほど気にしていないようです。どうにか臭いの原因を探そうとしていたそのとき、友人の子どもが私の横を通りました。その直後、ツーンと凄まじい臭いが……! 何事かと、何の気なしに足元に目をやると、靴下がまっ茶色。どうやら、靴下を洗わず履かせていたようで、私も子どもたちも食事どころではありませんでした。 ◇ ◇ ◇ 私は、傷つけないよう言葉を選びながら、友人にその事を伝えました。すると、友人は普段から靴下を洗っていないようで、臭いになれていた事もあり気づいていなかったようです。さすがに、周りの人でも気づくような臭いに気づかないとは……。とても驚いたと共に、もし今度一緒に食事に行く際は、座敷は辞めておこうと思いました。 作画/さくら著者:陽葵ひなた30代、6歳と8歳の息子を育てる母。歯科医院でパート勤務。趣味はカラオケ。
2024年04月14日長男を出産する前に流産を経験。二度目の妊娠生活はかなり慎重になっていました。それを見た夫に、驚きの提案をされた出来事です。 また流産するのでは…と心配な日々長男を出産する前に流産を経験。そのことがあり、長男を妊娠してから仕事を辞めました。 そして、また流産するのではないかと心配する毎日。ほぼ家に引きこもっていました。 しばらくして、体がだるくて何もできない日が続いたときのこと。夫から「妊娠は病気じゃない!体を動かした方がいい!」と言われ……。 とてもショックで、夫は自分が経験していないからそんなことが言えるんだ!と思いました。 私の様子を見た夫は妊娠について調べ、後日謝ってくれたのですが……。「言葉は取り消せない。二度と忘れないから」とだけ言いました(笑)。ことがあってから、妊娠や出産の大変さ、体調の変化、手伝って欲しいことをきっちり伝えるようになりました。今は長男を含めて3人の子が産まれ、夫は子育ても家事も積極的にやっています。 ◇ ◇ ◇ 「妊娠は病気じゃない!」と言う前に、妻の体調や気持ちにもう少し寄り添ってほしかったですね。夫婦であっても相手の立場を考え、発言には気をつけたいですね。 イラスト/さくら著者:匿名希望
2024年04月13日1歳になり、初めて耳鼻科を訪れた息子。待ち時間には隣に座っていたおばあちゃんに遊んでもらい、泣かずに待つことができました。しかし、診察後に向かった薬局で、先ほどのおばあちゃんが息子にお金を渡してきて……? なんで急にお金を!?1歳の息子と初めての耳鼻科へ。受診予約していたものの、待合室は1時間は待つだろうと予測できる人の多さです。幸いにも隣に座ったおばあちゃんがいい人で、息子がぐずりそうになるたびに遊んでくれて、息子は待ち時間を楽しく過ごせました。 診察が終わり、耳鼻科で処方された薬をもらいに近くの薬局へ行くと、先ほど息子と遊んでくれたおばあちゃんの姿が! 息子がニコニコと駆け寄ると、おばあちゃんは待ち構えていたかのように懐に忍ばせていた何かを息子に握らせました。息子に近づいて確認すると、手の中には100円玉が2つ。慌てて返すも、おばあちゃんは「えぇから、もらって!」と譲りません。困った私は「子どもが口に入れてしまうので」と理由を添えて断ったのでした。 おばあちゃんの「何かしてあげたい」という気持ちはうれしいのですが、お金はもらえません。今回は「子どもが口に入れてしまう」と伝えたことで、おばあちゃんは納得してくれました。ただ断るだけでなく、ちゃんと理由を伝ることで穏便にすむケースもあると学んだ出来事です。 作画/yoichigo著者:木村メイ
2024年04月12日娘が0歳のころ、近所の仲良し親子とランチに行くことになりました。車移動だったのでお互いの車に乗って行くと思っていたところ、赤ちゃんは抱っこして乗り合わせて行くと言い出して……!? 「赤ちゃんを抱っこ」で乗車はNGでしょ育休中、私と同じくねんね期の赤ちゃんを持つ仲良しのママ友と、子ども連れでランチに行くことになりました。お店には各自の車で行くのだと思っていましたが、前日の夜に「どっちの車で行く?」とママ友からメッセージが届いてびっくり。「チャイルドシートは1個しかないから、各自の車で行こう」と返信すると「うちチャイルドシートいらないよ! 抱っこするから」と返信が……!私はえっ? と困惑し、「危なくない?」と返します。すると「いつも抱っこして乗せてるから大丈夫だよ〜。でもそっちは抱っこで車乗るの無理な人かぁ。わかった、各自の車で行こう」と返信が来たので、結局それぞれの車でランチに行きました。 改めてママ友に話を聞くと、過去に住んでいた地域では、近所のママ友たちと代表者の車にみんなで乗り、子どもは各ママが抱っこするのが当たり前だったことが判明。その場で「抱っこしたまま車に乗るのはダメだよ! チャイルドシートを使わなきゃ」とはっきり伝えました。ママ友はびっくりした様子でしたが、「そうだよね……軽く考えてたかも」と反省してくれたようです。 仲良しのママ友だったので意見をするには勇気がいりました。それでも、ダメなことはダメだとその場で伝えることが大切と実感した私。ママ友付き合いは大切ですが、子どもの命には代えられません。 ◇ ◇ ◇ 6歳未満の子どもには、道路交通法でチャイルドシートの着用が義務付けられています。座席の構造上の問題で設置できなかったり、座席数以上のチャイルドシートが必要で設置ができなかったりする場合は着用免除となることもありますが、子どもの安全のためには必須アイテム。法令で定めるやむを得ない理由があるとき以外は、必ず着用させてくださいね。 作画/yoichigo著者:大谷りほ
2024年04月11日2歳と0歳の息子を連れて近所のレンタルビデオ屋に歩いて行ったことでした。突然女性から声をかけられ……当時2歳の長男があるアニメにどハマりしていて、毎日何度も繰り返し見ていました。 そこで私は、もっとたくさん見せてあげたい!と思いビデオ屋さんに向かいました。 ベビーカーで行こうとしていたのですが、息子はそのころベビーカー拒否で仕方なく歩いて行きました。0歳の次男は抱っこ紐で、途中グズったりしながらも無事にDVDを借りることができ店を出ました。 しかし、すぐに息子がグズリだし抱っこも嫌、歩きたくない、そして10分ほどして、突然雨が降ってきました。 ヤバい!と思いすかさず抱っこしたらのけぞって嫌がり大変!どうにか片手で長男を抱っこし、雨の中小走りで家に向かっていたら急に涙が出てきました。 周りから見たら大変だろうなと思われているなと思いながらコンビニを通り過ぎようとしたときでした。 突然女の人が車から傘を持って降りてきて、大丈夫?と声をかけてくれました。 グズる長男に声をかけながら、家まで送ってくよ!と言ってくれて、ママすごいよ、ほんと頑張ってる!と言ってくれました。 ◇ ◇ ◇ ご厚意に甘えて送っていただきました。 その方も2人のお子さんのママさんで、大変だよねすっごくわかるよ!もっと自分を褒めてあげてー!と家に着くまでずっと励ましてくれました。 見ず知らずの私に迷いもなく声をかけてくれて、励ましてくれて、家にまで送ってくれたあの日のことを私は絶対に忘れないと思います。 そして私も困っている人がいたら迷わず声をかけられるような、そんな素敵な人になりたいと思いました。 作画/てる子著者:上田どんぐり20代、2歳、0歳の兄弟ママ。毎日もみくちゃにされてます。子供が寝たらもっぱらゲームでストレス発散。
2024年04月10日スマホの充電が切れそうになった時に、便利なモバイルバッテリー。外出先でも充電ができるので、常に持ち歩いている人も多いですよね。カバンの中に入っていた『あるもの』が反響ある日、外出の準備をしていた、蛇崩アケミ(@Akemi_Jakuzure)さん。カバンにモバイルバッテリーが入っていることを確認して、家を出たそうです。外出先でふとカバンを見ると、あるミスに気が付き、絶望してしまいました。その理由は、X(Twitter)に公開された写真をご覧ください。なんと、カバンの中に入っていたのは、モバイルバッテリー…ではなく、任天堂株式会社のゲーム機『ニンテンドー3DS LL』だったのです!きっと、モバイルバッテリーと色や形、サイズ感が似ていたのでしょう。急いで準備をするとこういうミスは付きものです。たまに耳にする「ペンケースだと思ってカバンに入れたら、テレビのリモコンだった」なんて話と同じですね。投稿には「笑った。これは間違える」「ゲームをしていれば、スマホのバッテリーを消費しなくて済みますね」「そうはならんやろ」などの声が寄せられました。人間誰しも時にはミスをしてしまうものです。とはいえ、時間に余裕をもって準備をしたり、持ち物を繰り返しチェックしたりするなどして、可能な限りミスは避けたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年04月08日夫の転勤で、まったく知らない土地に来た私たち夫婦と当時1歳の息子。私は夫の転勤を機に退職し、専業主婦に。退職したことで、私は毎日働いている夫に対して少し負い目が出てきました。しかし、児童館での新しい出会いによって、考え方が変わって……!?働いていないから送迎は当然?初めての土地で、新しい出会いも楽しみにしていた私は、息子を連れて児童館に向かいました。児童館では、引っ越してきたばかりの私に先生方がやさしく声をかけてくれ、自然と同年代の子どもを持つママたちとも、友だちに。私は息子と毎日楽しく過ごすことができていました。 ある日のこと、先生方やママ友たちと何気なく、1日のスケジュールについて話していました。私が「朝はまず夫を車で送って……」と言うと、あるママ友が「子どもじゃないから必要ないでしょ」と一言! 私が「でも、うちは車1台だから……」と返すと、今度は先生が「バスがある!」と言いました。実は、息子を連れて往復10kmの送迎は大変で、以前、夫にも意見を言ったことがあります。 しかし、夫は「働いてないんだから、それくらいいいでしょ」という姿勢でした。また、実母にも相談しましたが、夫と同じ意見。私自身も働いていない負い目があったので、夫の送迎は当然と思い込んでいたのです。 夫に再度、物申す!しかし今回、第三者の意見で自信がついた私は、再度、夫に送迎の負担を訴えることに。「児童館で、朝から夫を車で送っていると話したら『子どもみたい』と失笑されたよ」と他の人の意見を交えることで、夫は以前のような強気な姿勢ではなくなりました。 結果、車をもう1台購入するより金銭的な負担がない夫専用のバイクを買うことで決着! 学生時代以来のバイクを手に入れることができた夫はうれしそうでした。 バイクを手に入れたうれしさから、面倒くさがっていた雨の日のバス通勤も了承した夫。おかげで私は朝から息子とゆっくり過ごすことができるようになりました。あのとき、はっきり意見を言ってくれた先生とママ友に感謝です。 イラスト/ななぎ著者:都 うめこ
2024年04月03日昔から仲の良い友人と、お互いの子どもを連れてダブル親子旅行へ行くことに。友だちの4歳の息子・Kくんと私の2歳の息子はこの日が初対面でしたが、すぐに打ち解けて仲良くなっていきました。しかし思わぬ事態に……? 初めての親子旅行で気づかされた子どもに対する私の態度とは旅行の途中に立ち寄った公園で、砂場遊びをすることに。私たちは近くのベンチに座り、話しながら2人を見守っていました。すると、テンションが上がった息子が、Kくんの目の高さへ砂を投げてしまったのです! 私はすぐさま「コラッ! 危ないでしょ!」と大きな声で一喝。幸いKくんの目に砂は入っておらず何事もなかったのですが、その後も息子は何度も危ない遊び方をしていたので、そのたびに私が大きな声で怒っていました。すると、次第にKくんまで萎縮し、私の顔色をうかがいながら行動するようになってしまったのです。友人がお手洗いに行っている間にKくんと話をしてみると、「あのね……怒るとびっくりしちゃって怖いんだ」と打ち明けてくれました。私はKくんに謝り、その晩、友人へもKくんを怖がらせてしまったことを謝ると、「うちは怒るときは淡々と話す方針だから、余計に怖く見えたのかも。家庭の方針の違いがこんなふうに子どもたちに影響を及ぼすとは思わなかったよね」と笑って話してくれたのです。 翌日、「昨日は怖い思いをさせてごめんね」とKくんと息子に謝ると、2人とも笑顔でうなずいてくれました。今回の件で、怒っているときの自分は子どもからすると想像以上に怖いんだなと実感。外では周りの人に配慮し、普段の息子への接し方も見直そうと感じた出来事でした。 作画/yoichigo著者:木村メイ
2024年04月01日これは娘が4歳のころに起こったことです。娘を連れて買い物をしていたとき、ちょっと目を離したすきにヒヤリとする事故が起きてしまったのでした……。 手渡されたのは…その日、私は娘と一緒にホームセンターで買い物をしていました。必要な物をカゴに入れ、レジへと向かった私たち。そして会計を済ませたあと、レジの女性が娘に何かを差し出しました。 「はい、どうぞ」。見てみると、娘の手に小さなキャンディーが握られています。どうやらこのお店では子どもにお菓子を配ってくれているようでした。 私は購入した物を袋に移し替えながら、娘に声をかけました。「そのキャンディーは棒がないから、食べるときは気を付けてね。ごっくんしちゃダメだよ」。実を言うと娘はこのときまで、棒付きのキャンディーしか食べたことがありませんでした。 それで注意を促したのですが、時すでに遅し!! 娘を見ると、真っ赤な顔で苦しそうにしています。すでに袋を開けてキャンディーを口にし、のどに詰まらせてしまっていたのです! 幸いことなきを得た焦った私は、すぐに娘の背中を強めに叩きました。それがよかったのか、キャンディーが小さかったのが幸いしたのか、キャンディーは口の中へと戻り、娘はすぐに普通に呼吸できるようになりました。 その後もしばらく様子を見ましたが、特に問題はないようです。けれどこのときのことは私も娘もトラウマとなり、しばらくキャンディーを食べることはありませんでした。 結局無事だったのでよかったですが、購入した物をカゴから袋に移し替えながら見ていた私は、娘がキャンディーを口に入れる瞬間を見逃していたということ。やはり子育てでは一瞬の気のゆるみが大変な事故につながるのだと痛感しました。大切なわが子を守るため、改めて気を引き締めて娘から目を離さないように気を付けながら過ごしています。 ◇◇◇ 子どもがものをのどに詰まらせてしまうと心配で慌ててしまうかもしれません。ただ、口の奥まで指を入れて取り出そうとすると、かえって口の中に押し込んでしまうことがあり危険です。 もしお子さんが喉に物を詰まらせてしまったら、すぐに119番通報をし、以下の応急処置をおこなってください。 <意識がない、呼吸がない場合>心肺蘇生(気道確保・胸骨圧迫)をおこないます。※母子健康手帳に方法が記載されています。もしものときのために、日ごろから手順を把握しておくと安心です。 <1歳以上の子どもの場合>腹部突き上げ法(ハイムリッヒ法・ハイムリック法)をおこないます。①子どもの背中側から救護者の両手を回す②みぞおちの前で両手を組み、勢い良く両手を絞ってぎゅっと押す <1歳未満の乳児の場合>①救護者が膝を曲げ(もしくは椅子に座り)、太ももの上に子どもをうつ伏せに抱きあげる②子どもの背中の、肩甲骨の間のあたりを手のひらで5~6回強く叩き、詰まった食品を吐き出させる(背部叩打法)。 それでも窒息が解除できない場合や意識がない場合には…… ③子どもをあお向けに寝かせ、心肺蘇生と同じように、左右の乳頭を結んだ線の中央で、少し足側を指2本で押す。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る物)は誤飲するおそれがあるため、 赤ちゃんや小さな子どもに渡さない、手の届くところに置かないということも心がけましょう。 イラスト/ふくふく著者:やまね ゆき監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月29日赤ちゃんと一緒に、子連れ向け上映会に参加したときのことです。まさかの出来事に、自分でも驚くやら、恥ずかしいやら…。ヤバッ!子連れ向け上映会で、まさかの恥…子どもがまだ赤ちゃんのころの出来事です。 最近の映画館では、館内は薄明りで音も控えめ、上映中に赤ちゃんが泣いても「お互い様ですよ」という感じで、気兼ねなく赤ちゃんと映画鑑賞ができるという、子連れママ向けの企画をしていることがあります。 私も当時、何度か利用しており、その日は、子どもが気に入りそうな動物ものの映画をセレクト。着席すると、平日昼間の回のせいか閑散としており、私の周りは空席ばかりでした。 そのうち子どもがぐずり始めたので、こっそり胸元を開け、母乳をあげることに。そして、予告が終わり、いよいよ本編が始まったのですが……。 なんとそのあたりから、私の記憶が途切れてしまいました。そう、私も子どもと一緒に眠ってしまっていたのです! 清掃のスタッフの方に起こされて気づいたときには、すでにエンドロールすらも終了していて…。 胸元が丸出し!ではなかったものの、とてつもなく恥ずかしい経験でした。 作画/きりぷち著者:うえだまりな
2024年03月28日下の子を抱っこ紐で抱っこしながら、上の子をカートに座らせてスーパーで買い物をしていたときのこと。この日はふとしたことから兄弟同時に泣き始めてしまい……。周りの目も気になり、どうしようと焦っていました。そんなとき、ひとりの女性が声をかけてきたのです。 スーパーで2人同時に泣き出し…スーパーのカートに3歳になる上の子を座らせていたのですが、途中から降りて歩きたがりました。カートから降ろして歩かせたものの、あちこち行きたがり、走り出しそうになるので目が離せずひやひや。買い物どころではなくなってきました。 最初は優しく注意していましたが、段々声のトーンが上がって次第にイライラ。カートに乗せようにも「歩きたい!」とぐずり、泣きわめきだしました。すると0歳の下の子もつられて泣き出し……。次第に周りの目が気になり、ため息をついていたら買い物中のおばさまが声をかけてきました。 「怒られる!!」と思ったのですが、「2人いたら買い物も大変よね」と優しく声をかけてくださり、上の子に目線をあわせて「歩きたいよね」と声をかけてくれました。すると上の子は驚き、ピタっと泣き止みました!これには驚き!そして「カートに座る」と自ら言うではありませんか!! おばさまにお礼をすると、笑顔で去っていかれました。子どもの泣き声は迷惑になるのでは……とドキドキしながら2人連れて外に出ていましたが、こんな風に温かい声をかけられることもあるんだと外出への怖さが減りました。同じようにしんどそうなママがいたら、声をかけてみようと思います。 ◇ ◇ ◇ 子育てをしていると、知らない人からの共感の言葉や「かわいい」という声かけに心が救われることってありますよね。赤ちゃんや子どもが泣くのは当たり前のことなので、最低限のマナーを守って外出を楽しみたいですね。 イラスト/シュー子著者:立花咲子
2024年03月28日ちょっとそこまで買い物に行ったら娘のおむつが大爆発したエピソードです。ちょっとそこまでの油断が……いつもどこかに出かけるときは、おむつやおしり拭きはもちろん、ミルクに哺乳瓶などしっかり準備していきます。しかし、その日は近所に一瞬買い物に行くだけだからと、出かける前に綺麗なおむつに替え何も持たずに出かけました。するとレジをしている途中に娘のおしりからものすごい爆発音がしたかと思うと、今にもおむつを変えないと溢れ出て汚れてしまうという状況! 一緒に買い物に行っていた旦那と2人で大焦りしました。 たまたまおむつを買いに来てたので追加でおしりふきも買い、慌ててレジを済ませてトイレへ向かいました。幸い、何とか間に合い服が汚れることはありませんでしたが、本当に焦りました。◇◇◇ おむつとおしりふきを買って直ぐにおむつ替えをして何とか対処出来ました。ちょっとだけの外出でも、どんなとこに行く際も必ず何が起こるかわからないので用意をしっかりとして出かけるようにしないといけないなと思いました。 作画/さくら著者:田中夢20代、0歳を育てる母。現在は育休中で、趣味は読書とアニメ鑑賞とお菓子作り。
2024年03月28日駐車場で車のドアを開けるときは、隣の車に当たらないように気をつけている私。幼い子どもがいると、特に注意する必要があります。しかし、中にはバレないから良いと思っているのが、当たってもお構いなしな親もいるようで……。 スイミングスクールの駐車場にて昨年購入した車は念願のスライドドア。内側からは開けられないように設定もできます。今までは、6歳の長男がドアを開けようとするたびにヒヤヒヤしていたのですが、精神的にもだいぶラクになりました。 特に長男が通っているスイミングスクールの駐車場は車と車の間隔が狭く、毎回慎重に開けていたのでスライドドアになってからは心配が減りました。しかし、幼い子どもが多いスイミングスクールでは、ドアを当てられる可能性も低くはなく……。 ゴツン! 車のドアが当たる音が…その日は長男のレッスンが終わるまで、次男と車の中で待機していました。しばらくしてから1台の車がやってきて、私の車の隣のスペースに駐車。その後、5~6歳と思われる男の子が自分で車のドアを開けたのです。 「当てないでよ~」と思いながら私が見ていると、案の定私の予想が的中。ゴツン!と車のドアが当たる音が……。目が合った男の子の母親は…その瞬間、運転席から男の子の母親らしき人が出てきて「コラ!」と男の子を叱っていました。そして、運転席にいる私のほうをチラ見。私とその母親は目が合ったのです。 すると……。なにもなかったかのように完全スルー! さらっとスイミングの建物の中へ入って行ってしまいました。 ドアが当たったもののそこまでひどい傷ではないだろうと思ったため、私はすぐさま車外に出て確認することはしませんでした。しかし、母親は男の子が当てたことを知っています。私と目が合ったのに謝罪がないのはいかがなものかと思いました。子どもも見ているわけですし、当ててしまった側の親として謝罪するべきだと思いました。私が逆の立場になったら、子どもの手本になる行動を心がけようと改めて思った出来事でした。 ※車のドアをぶつけた場合、物損事故にあたります。道路交通法により事故が起こったときは警察に通報する義務がありますので、ぶつけられたことに気付いたら被害の大小にかかわらず、すぐに警察に連絡しましょう。保険金請求の際は警察が作成する「交通事故証明書」なども必要になります。また、加入している保険会社にも連絡して、今後の対応などについて相談しましょう。 イラスト/はたこ著者:鬼頭いちか
2024年03月27日次女が2歳のときに町を散歩していたときのこと。見知らぬ男性に嫌な思いをさせられました……。 2歳の次女と手を繋いで散歩していたら…天気の良い午後、2歳になってしっかり歩けるようになってきた次女と手を繋いで、家の近所のスーパーに買い物がてら散歩に出ることにしました。 次女は周りのお店や草木を指さしながら「これは何? あれは何?」と私に話しかけ、私はそれに答えながら、ほほえましい午後の時間が過ぎていきました。 しっかり歩いていた娘ですが、スーパー近くの横断歩道に差しかかったとき、段差につまずいてしまい、靴が脱げてしまいました。 急いで娘の靴を拾って、道の脇に移動してかがんで靴を履かせようとアタフタしていたら、目の前で男性が舌打ちする音がしました。嫌な予感がしたので、娘をかばいつつ立ち上がると……。 なんと、その男性が私に思いっきり肩でぶつかってきたのです。当時、小柄な女性などにわざとぶつかる男性のことがネットやニュースで話題になっていたため、思わず構えた私。男性に攻撃を受けるが…男性は50代くらいの背の低い痩せ型で、スポーツバッグを肩に背負っていました。頭がクラっとするほどの衝撃が走りましたが、実は私はかなりガタイがよく長身だったため、男性との勝負(?)はほぼ互角。 娘に靴を履かせようとかがんだ私は小さく見えたのでしょうけれども、立ち上がると私は男性より背が高く、正直私の相手にはならない体格でした。ぶつかられても私が一歩も引かなかったため、結果として男性はバツが悪そうに私をよけて道を通る形になりました。 道は広く、塞いでいるわけでもないのに後ろで「邪魔だなクソ」と言っているのが聞こえました。けれども娘のことを考えて男性に詰め寄ることはせず、とにかく娘が無事でよかったとホッとしました。 ニュースなどで見聞きしていたことが自分に起きてとても驚きました。それと同時に、世の中には本当にいろいろな人がいるのだなと実感した出来事でした。 イラスト/まげよ著者:大野肉美
2024年03月25日私が住んでいる場所は言ってしまえば田舎。車がないと生活はできません。普段、買い物に行くときは車なのですが、お店まで行ける巡回バスが家の近くを通っているので、物は試しと生後3カ月の息子と抱っこひもで巡回バスに乗ってみました。すると、帰りのバスで私の隣りに座った高齢女性に声をかけられ、あの言葉を言われたのです。初めて子連れで巡回バスを利用1時間弱バスに揺られ、小声で息子に声かけをしながらお店に到着。息子はご機嫌です。車移動では後部座席でひとりになってしまい、よく泣いてしまう息子。「たまにはこうやって買い物に行くのもいいかもしれない」と私は感じていました。 買い物を終えて帰るために巡回バスの待機列に並んでいると、私の前後に並んでいた高齢の女性たちが、息子を見てほほ笑んでいます。温かい目で見てくださるのはうれしいので、私もほほ笑み返していました。 そして巡回バスに乗る時間になったのでバスに乗り込み座席に座ると、先ほどほほ笑んでくれていた女性の1人が私の隣に座ってきたのです。 隣りに座った女性と話していたら…私の隣に座った高齢女性は、待ってましたと言わんばかりに息子をじっと見つめ、「かわいいわね〜! 男の子?」と話しかけてくれました。 長男であることを伝えると「あら〜! それじゃ、最初が男の子でお父さんは喜んだでしょ! 安心ね!」とニコニコしながら話す女性。息子がかわいいのは同意ですが、私は性別に関係なく、赤ちゃんを授かったことに喜びを感じていたので、少しモヤモヤしながらバスに乗り続けたのでした。 その女性が若いころは、跡継ぎが必要な時代だったのだろうと思います。しかし今は令和。必ずしも男の子が継ぐ時代ではないと思いますし、男の子でも女の子でも継ぎたい子に継がせるのが私たち夫婦の考えです。赤ちゃんの性別はどちらでも問題ありません。女性の発言は悪気がないものでしたが、「第1子は男の子じゃなきゃ」という思考の人がいることに「いまだにその感覚なんだなぁ」と驚く気持ちがありました。 イラスト/森田家著者:たなか かな
2024年03月25日大好きな映画が特別に再上映されるということで、映画館まで車で移動した帰りの出来事でした。どこに消えたの!?おなかがすいたため、途中サービスエリアに寄ってたこ焼きを購入しました。車内で食べようとしたところ、高速道路の加速車線で横から入ろうか迷っている車との衝突を避けて夫が急ブレーキをかけました。その勢いでたこ焼きがパックから何個か落ちてしまったのです。8個入りのたこ焼きの内4個が落ちてダメになってしまいました。ただ、いくら車内を探してもたこ焼きは3個しか見つからず…。高速でベルトが外せなかったので結局そのままにしてしまいました。当時、連日気温30度越えが続く真夏の日々。車内に残されたたこ焼きはどんどん腐って、数日後車を開けたとき、車内のとんでもない腐敗臭に驚きました。 ◇◇◇ 行方不明だったたこ焼きは助手席の下から、カピカピに固まった状態で発見されました。もっとドロドロになってしまっているのを想像していたので、不幸中の幸いだったと思います。たこ焼きを処理して、車のドアを何度か開け閉めして換気をしましたが匂いは数日残っていた気がします。今後は車内には絶対食べ物、飲み物は残さないようにしようと固く決意しました。 作画/ぽよ母著者:中村さち子30代、6歳男の子、9歳女の子を育てる二児の母。仕事探し中。趣味はゲーム。
2024年03月22日幼稚園に通う4歳の長女と、2歳の男女の双子を育てています。家族旅行でテーマパークへ出かけたのですが、楽しいはずの家族旅行が一変してしまう事件が起こったのです……。 楽しみにしていた家族旅行が一変…私の大好きなテーマパークへ家族で行ったときのことです。テーマパークに到着して楽しんでいると、子どもたちが光るおもちゃが欲しいと言い出しました。少し値段が高かったのですが、たまにしか来られないところだからと、3人分購入を決意。次女は夫が押しているベビーカーに座っており、長女は私と一緒にレジへ。 長男は夫の近くにいたので、夫に「長男くんを見ておいてね」と頼み、夫は「わかった!」とベビーカー押して店内の端へ移動しました。 そしてレジが終わりベビーカーのほうを見ると……、なんと長男がいないではありませんか! 大変なことに気がついた夫夫を見るとスマホゲームに夢中。急いで夫に「ねぇ!長男はどこにいるの!?ベビーカーの脇に隠れてる?」と聞くと、焦ってあたりをキョロキョロと探しました。店内はお客さんでいっぱい。 迷子になってしまったら、見つからないのでは……と、とても不安になりながら、長男の名前を呼んで探しました。 すると、私がさっきまでいたレジの近くで店員さんとお話をしている長男を発見……! 店員さんにお礼を言い、急いで夫のもとへ行き、本当にいなくなってしまったらどうするつもりだったのか、次からは子どもと出かけた先ではスマホゲームは禁止と伝えました。夫は反論することもなく、長男にごめんと謝りました。 旅行から帰宅後、これが公園だったらけがに気づかないかもしれないなど、子どもから目を離すとたくさんの危険があることを改めて夫へ伝えました。今回の出来事で夫は自分の不注意で子どもがいなくなるかもしれないと不安に感じたようで、その後、外出中のスマホゲームは減少。ついついやりがちな外出先でのスマホ、私自身も子どもがいる外出先でのスマホはとっても危険なものだと改めて感じ、夫婦にとって教訓となりました。 イラスト/はたこ著者:やまぐち さき
2024年03月18日休日に家族4人で博物館に出かけたときのことです。誰もが楽しめるはずのストリートピアノで長女が演奏中、見知らぬ女性に絡まれてしまいました……。 博物館展示のストリートピアノを演奏する休日に家族で出かけた博物館には多くの展示物があり、子どもたちは大興奮!展示物のなかに、アップライトピアノの裏側が透明になっていて、後ろから構造を見学できるというおもしろい体験展示がありました。数組の家族が和やかにそのピアノで演奏をしていて、私たちも演奏の順番を待ちました。 ピアノを演奏するわが子の後ろに女性が…順番が来て長女が弾き始めると……。なんと後ろの50代ぐらいの女性が「ヘタクソ早くしろよ……」と言ったのです。私たち夫婦は驚きました。 ピアノを長時間占領していたわけでもないのに、子どもに暴言を吐くなんて! と憤りを感じました。けれども帰宅後、長女はケロッとした顔で「でも私ヘタクソじゃないから、私のことじゃないと思って最後まで弾いた」と言ったのです。私たち夫婦は、へこたれるどころかたくましい長女の発言にもっとびっくりさせられました。 長女の成長を感じることができたものの、世の中には平気で他の子どもに暴言を吐く人がいるのだなと、悲しい気持ちでいっぱいになった出来事でした……。やはり、不特定多数の人が集まる場所ではいろいろな人がいることを実感。短時間でも子どもから目を離さないようにしようと心に決めました。 イラスト/きりぷち著者:中野 迷子
2024年03月16日娘が2歳くらいのときの話です。まさか扉が…自宅では標準装備のファミリーカーに乗っていますが、実家に帰ったとき、独身時代に乗っていた軽自動車に家族で乗りました。夫が運転をして、後部座席に私と娘が乗りました。娘は簡易のチャイルドシートに座っています。車を出発させてしばらくすると、なんと娘の席側のドアが突然開いてしまったのです!! ちょうど信号で車を停めるところだったので、その瞬間にすぐにドアに手を伸ばし閉め事なきを得ました。 その瞬間を見ていなかったですが、おそらく娘があちこち触っているときに、ドアのぶを引いてしまったのだと思います。普段使用しているファミリーカーはチャイルドロックがかかっていて、中側から開かないようになっていました。しかし、軽自動車のチャイルドロックに気づかず、さらに車のドアロックをすっかり忘れていたのです。 ◇◇◇ 日ごろの慣習で、子どもの予想外の行動により危険な目に遭ってしまうことを学びました。特に、車などは人命にかかわることなので、いつもと違う車種に乗るときなど、いろいろな可能性を考えて準備をしておかないといけないと思いました。 作画/てる子著者:よっしー40代、9歳の娘のママ。3人家族。専業主婦。趣味は料理系のドラマを見ること。
2024年03月16日娘が3歳のころ。スーパーで一緒に買い物をしていたとき、目の前をきれいなスキンヘッドのおじさまが通りかかりました。おじさまのことを見た娘は……。 家の中ではいいけれど…ある日、娘を連れてスーパーへ出かけました。3歳になってからおしゃべりが上手になり、本人も楽しいのかたくさん話していた時期でもありました。 当時はお笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀さんの人気が急上昇中で、娘は彼の代名詞である「こーんにーちはー!!」の挨拶を真似するようになりました。元気いっぱいでかわいいのですが、家と外ではまた別の話。 お店の中では静かにするように声かけを行い、買い物に出かけました。無事に買い物が終わり、レジへと向かったそのとき!目の前にはきれいなスキンヘッドのおじさまが!心のなかで「まずい!」と思ったときにはもう遅く……。 娘はおじさまに向かって「あっ!こーんにーちはー!!の人だ!こーんにーちはー!!」と大きな声で挨拶しました。必死に否定して謝る母。気まずそうに笑うおじさん。なぜか挨拶が止まらない娘。もうカオスな状況でした。その後、私はスキンヘッドの人を見かけると娘の視界に入らないよう気をつけるように。5歳になった今は、スキンヘッドの人を見ても反応しなくなりました。 ◇ ◇ ◇ 子どもは自分が感じたことを正直に口に出すので、ときとして焦りますよね。小さいうちは難しいですが、思ったことをすぐ口に出さないよう声かけをしつつ、コミュニケーションを楽しんでほしいですね。 イラスト/シュー子著者:清水理恵子
2024年03月15日娘がまだ生後6カ月のとき、夫は仕事が多忙のため毎日ワンオペ状態でした。今だからわかる女性の言葉産後ボロボロのからだで慣れない育児をこなすのに必死で、寝不足のせいもありその日はイライラしていました。娘を抱っこ紐で市営のバスに乗り買い物へ出かけていたときのことです。バスの中でおばあちゃんに話しかけられました。 「大丈夫?眠れてる?小さいうちは大変よね。私もそうだった。でもね、3歳になるまでの辛抱よ。3歳になると会話もできるし自分でできることがうんと増えるから、少し楽になるはず。それまで頑張ってね」と言われました。しかし、育児や寝不足で疲れていた私は、今がつらいのにそんな3年後の話なんてされても。と余裕のない気持ちでおばあちゃんに素っ気ない対応をしてしまいました。 そして3年後、娘が3歳になると夜は長く寝てくれるし服は自分で着れる、ご飯も自分で食べれる、なんと言っても会話ができる。おばあちゃんの言っていたとおりでした。経験したからこそ助言してくださったあのときのおばあちゃんに、素っ気ない態度をとってしまって申し訳ないのと、あのとき応援してくださったことのお礼を言いたいです。 ◇◇◇ 育児だけでなく、何事も経験していないとわからない気持ちがあると思います。そして余裕のなかった私のように、寄り添ってくれているのに気づけないことがあるかもしれません。この出来事を通して、そんなすれ違いがないように自分の言動に気をつけたいなと感じました。 作画/さくら 著者:高橋綾子20代、毎日ワンオペ育児奮闘中の4歳娘を育てる主婦。趣味は寝かしつけ後の晩酌。
2024年03月14日