~雨を学ぶ〜皆さんは、雨の種類をどれくらいご存知でしょうか。小雨、夕立、霧雨、五月雨、時雨くらいはご存知でしょう。正確に数えたことはありませんが、この日本には雨の種類がとても多いのです。最近はあまり耳にすることはなくなりましたが、小糠雨、驟雨、篠突く雨、宿雨、地雨、などもあります。ご存知ない方は、ぜひお調べくださいましね。日本人の感性って面白いですよ。雨一つをとっても、「雨が降っている」というのと、「篠突く雨が窓をたたく」というのでは、情景が変わってくるでしょう。一つの言葉だけでは表現方法を単調にしがちですが、いくつもの言葉を知ると表現の幅が広がりますし、人生をより何倍も楽しむことができるのです。晴耕雨読という四字熟語があります。文字通り、晴れの日は耕し外で働き、雨の日は家の中で本を読んで知識や教養を身につけるという生活の方法の意味です。雨の多いこの季節にこそ、雨の種類も勉強して知識を少し増やしてはいかがでしょう。そういえば、いつの頃からでしょうか、この日本でゲリラ豪雨という言葉が生まれましたが、何だか「下痢」しているみたいであまり美しい言葉ではありませんね。ゲリラ豪雨に代わる、美しい雨の言葉を、あなた作ってくださいません?例えば「パチンコ大当たり雨」とか?「天女のよだれ雨」とか?いかが?美しいでしょ?あれ?
2017年06月29日好きな人との結婚は女性なら誰もが憧れるものです。けど”好き”という感情だけで、本当に幸せになれるんでしょうか?結婚は「イベント」ではなく「生活」です。その先ずっと続いていく結婚生活を幸せに過ごせるかどうか、結婚に踏み切る前に今一度冷静にチェックしてみませんか?「好き」は大切!でも「好きじゃない」を見直すことも大切!彼のことを「好き」と思う気持ちはもちろん大切です。でも結婚生活を考えるなら、彼の「好きじゃない」部分を見直してみることも必要です。その「好きじゃない」部分が、自分にとってどの程度許容できるものなのかを把握しておきましょう。今は「好き」に塗りつぶされて見えづらくなっているかもしれませんが、その「好きじゃない」部分は、これからどんどん気になってく可能性があります。もっと言えば、新しく「好きじゃない」部分が出てくる可能性だってあります。「好き」が薄れても、彼の「好きじゃない」部分をあなたは許容できますか?相性は性格だけじゃない!結婚を考えるくらいの相手ですから、性格的な相性は合うのだと思っている人がほとんどだと思います。でもずっと一緒に生きていく上で、考えるべきは性格だけではありません。例えば料理の味付け、金銭感覚、セックス…。そうした日常生活で必要とされること、繰り返される小さなことの相性はどうなのかを、結婚する前に一度考えてみましょう。もちろん、何もかもが完全にぴったり合うことはないでしょう。重要なのはそれが許容できる範囲のものなのか、あるいは今後歩み寄っていけるのか、ということです。合う彼と合わない彼の違いとは自分と完全に合う人間なんて、この世には絶対にいません。これは断言できることです。もしも万が一、奇跡が起こってそんな人間と巡り合ったとしても、10年後も20年後も、その調子でいられる訳はありません。大切なのはその合わない部分をどれだけ許せるのか、前もって自分で覚悟しておくということです。もちろん、続いていく生活の中で思ってもみなかった一面に遭遇することは必ずあるでしょう。そういうことがあっても、それでもやっぱり彼で大丈夫なのか。彼があなたに本当に合うか合わないかは「好き」の反対側をどれだけあなたが許せるかということです。
2017年05月18日~ジャンヌモローに学ぶ〜安倍総理は、これまで女性の社会進出を促進することを公言してきました。そのための一つとしては、主婦たちが働きやすくする為に待機児童を減らすことが重要なのですが、それだけではなく、自立した女性が増えるべきだと私は考えます。かつて、フランスの大女優のジャンヌモローは、インタビューで、「どんな男性が好みですか?」と聞かれ、「男は美しければそれだけで結構」と答えたものです。記者は「経済力や包容力、知性や教養は相手に求めないのですか?」と聞いたところ、「そんなものは私が全部持っているから結構です。必要ありません」と答えたそうです。かっこいいでしょう!そう言える女性こそが、自立した女性と言えるのではないでしょうか。仕事の面では男女平等を主張しながら、結婚となると愛よりも年収が多い相手を選ぼうとするなんて、なぜ女は自らを落としめようとするのでしょう。いまは、女性が経済的に自立できる時代です。利害関係や世間の常識に支配されない愛、本物の愛の価値観を自分自身の中に見出していただきたいのです。ジャンヌモローのような、自立したカッコいい女性が一人でも増えることを願っています。貴方ならなれます。
2017年04月17日不妊治療に励む夫婦もいる中、自然に妊娠したにも関わらず中絶という選択をする夫婦もいます。今回は、既婚者が中絶する理由についてのお話です。お金と時間がないある看護師の話によると、中絶の件数は圧倒的に既婚者の方が多いそうです。その理由でいちばん多いのが「経済的にも時間的にも子育てをする余裕がない」というもの。育児と家事に専念できる環境にいる、つまり専業主婦なら違うでしょう。でも、今は皆さんもご存じの通り“共働きが当たり前”の時代。妊娠中と出産後の少なくとも数ヶ月~1年程度は収入が減ってしまうことや、働きながら子育てをするハードな環境を想像したら、無理という判断に至ってしまうようです。これ以上は増やせないもう1つの理由は家庭によって様々ですが、大きくまとめると「これ以上は増やせないから」というもの。子どもは1人と決めていた、もう3人もいる、子どもが思春期で理解を得られない、上の子との年が離れすぎる…etc.なら避妊すれば良いのに!と思う人もいると思いますが、実は避妊していたのに出来たという人は多いようです。コンドームの避妊率は90%とも言われていて、これは言い換えると“10人に1人は避妊に失敗する可能性がある”ということ。本当に出産が難しいなら、他の避妊方法を検討した方が良いかもしれませんね。死産の可能性先日、資格を持っていない医師による中絶手術を受けた女性が術後1週間ほど経った頃に亡くなるという悲しい事件がありました。その夫婦の場合は、医師から「赤ちゃんがお腹の中でちゃんと育っていない」という話を聞かされたことで中絶を決めたそうです。このような理由で中絶に至るケースは少ないかもしれません。でも、誰もが“想定外の妊娠”を理由に中絶する訳ではないということですね。実は10代よりも40代の中絶件数の方が多いというデータもあります。将来のためにも、家族計画や避妊についてパートナーと話をする習慣は必要なのではないでしょうか。
2017年02月27日~戦前の“商人道”から学ぶもの〜 戦前と戦後では“商人”の心構えが異なりました。戦前の商いは商人が品物に対し研究熱心で命がけで高品質の商品を適正価格で売っていました。必死のマーケティングリサーチで良いモノを作り、責任を持ってお客様に売る。サービスは礼儀作法から接客まで丁寧に、正に“商人道”でした。しかし、戦後はモノがない時代となり出せば売れるので上から目線で暴利をふっかける泥棒商売は蔓延し、日本が豊かになり大量消費時代、バブル期になる迄は本当に酷かったものです。しかし、バブルがはじけ、不景気時代が長くなるにつれてモノが売れなくなり泥棒商売では通用しなくなり、そんな商いはすべて潰れています。今は昔ながらの“商人道”を守っているところはやはり生き残っております。いまこそ良心的で誇りを持った、“商人道”を再認識し、努力するそんな時代になったのです。
2016年11月10日大好きな彼からの突然の別れ…辛くてなかなか立ち直れないですよね。そんな苦しい失恋、ただただ時間が癒してくれるのを待っているだけじゃもったいないんです!失恋を学びに変えて次へのステップへと繋げましょう!相手も自分も否定しないことまず、失恋から学ぶ為に「誰のことも否定しないこと」が絶対条件です。相手の不貞や性格、価値観、そして自分の魅力や努力など。あなたの所為で…どうせ私なんて…と失恋の原因をどちらか一方に欠点があったからだと、相手または自分を否定しているだけではきっとまた同じことが起こってしまいます。恋愛だけでなく、人間関係が破綻してしまう要因の多くは気持ちの「行違い」です。誰が悪いのかではなく、なぜ行違いが起きてしまったのか?を考えることが大切なんです!恋人に求めていたものは何か?別れる原因は様々ですが、その根っこの部分はやはり「価値観の違い」ではないでしょうか?それぞれが恋人に求めているもの、相手との距離感や束縛度合いなど。どちらかが我慢していたり不満を抱えている場合、付き合い続けることが難しくなります。では、今回の恋愛では自分はどんなことを相手に求めていたのでしょうか?関係が上手く行かなかったときほど自身の「価値観」が浮き彫りになります。自身の価値観を知ることが、次の恋愛でよりピッタリなパートナーを見つける武器となるでしょう。恋人に求められていたものは何か?人間関係の破綻は「行違い」から起こる、と言うことは自分だけではなく、相手の我慢や不満についても考える必要がありますよね。相手はあなたに何を求めていたのでしょうか?受け入れ、歩み寄ることは出来ていたでしょうか?そもそも理解しようとしていたでしょうか?これらのことを考えることは最も自身を成長させます。たとえそれが今の自分には受け入れがたいことでも、多くの価値観に触れることが理解力や広い心を育て、結果あなたの魅力を高めるのです。「学ぶ」ことで気持ちを未来に向けましょう!
2016年08月10日テレビを見れば不倫の報道ばかり。よくよく考えてみればあの知り合いがしていることも不倫だったりします。そんな世に蔓延する不倫なのですが、私の元にこのような相談事が舞い込んできました。「いつまで経っても彼が奥さんと別れてくれない。どうしよう・・・」よくある相談事です。ですが相談してきたのは50代も半ばの女性です。同じ男性との不倫関係を何十年と続けているというのです。「すぐに別れるから」 彼女が彼と何十年も不倫を続けている理由。それは彼の甘い言葉にあります。「妻とはすぐに別れるから」この「すぐに」が「子どもが成長してから」になり、「子どもが成長してから」が「子どもが成人してから」になり、子どもが成人すれば「両親が死んでから」になり、両親が他界しても自身の介護のことを考えて中々離婚しようとしないのです。社会的地位を脅かされることを恐れる では、なぜ離婚をしようとしないのか。それはですね、男性が離婚によって今まで築き上げてきた社会的地位を脅かされることに怯えているからです。これは何も離婚に限ったことではありません。どのようなことでも、男性は自身の社会的地位が脅かされるリスクを回避する傾向にあります。離婚が本当にそのような危険性があるのかは関係ありません。そのような危険性があるかもしれないと男性が判断すれば、離婚しないのです。離婚して良かったと周囲から思われるならもし、あなたが不倫をしていたとします。そのときの不倫相手はどのような状況でしょうか。環境は?周囲の人間関係は?そもそもその男性の資質は?離婚に抵抗があること自体はいいことです。もしあなたと結婚したとするならば、離婚しようとしないのですから。しかしながら、あなたは考えなければなりません。不倫相手の状況が、もし離婚をしても、周囲から「離婚して良かったね」と思われるような状況かどうかを。離婚にダメージがない状況であれば、その男性は、奥様と別れる決断をするでしょう。
2016年07月11日フランスでは「人は死ぬまで恋愛をするが、その相手は変わる」と言う諺があります。日本では愛する対象を変えることは悪いこととされていますが、フランスでは生きてたらそういうことってけっこう有るよね、で終わります。フランス人の恋愛感とは愛は育てることができますが、ある一瞬で消えてしまいます。恋愛は臆病な小鳥のようなもの。捕まえようとジタバタすると余計遠ざかってしまいます。フランス人の心とはフランス人は自分と他人は「違う」ことを徹底的に教えられます。これは他人の「心」を想像しない、ということです。自分の心や意識は瞬間でハラハラと変わります。他人の心も同じように変わることを幼児の頃から叩き込まれます。以下は、フランス人が考えないことです。一方、あなたはどうですか?×あの人はこう思っているに違いない×今、こっちを見たから私のことを考えているに違いない×こうしたら、こういう人だと思われちゃう×嫌な人だと思われたかも×いわなくても判ってくれるはずフランス人は他人と自分が違うからこそ、余計恋愛を喜ぶ違うからと人の気持ちを無視したり、否定するとのではありません。違う人間が集まっている、そこで何かしらの接点があったことを喜びます。フランス人は他人と共感することを好みます。さいごにいかがでしたでしょうか。フランス人の恋愛感をご紹介させていただきました。あなたの恋愛のお役に立てれば幸いです。愛を込めて。
2016年07月01日猫の性格と言えば「ツンデレ」という言葉を思い浮かべる人が多いでしょう。ツンデレとは、ツンツンとした素っ気なさとデレっと甘えるという二面性を持つ性格のこと。勝手・我が儘と言われてしまうこともありますが、ツンデレには人を惹き付ける力があります。猫のツンデレから、その魅力について考えてみましょう。狩猟本能をくすぐる「ツン」猫は自由気ままな動物です。「撫でてちょうだい」と喉をゴロゴロ鳴らしながらすり寄って来た猫を撫でていたら、ある時点で急に「シャー!!!」と猫パンチをくらってしまった、という経験がある方も多いのでは?人間であれば、例えばさっきまで会話が弾んでいたのに急にだまりこくってしまったり、好きなのに「嫌い!」と言いながら逃げていくような状況に似ています。こんなふうに態度を変えられると、ツンツンしている時に人は何故か構いたくなってしまう心理状態になります。逃げて行く獲物を追いかけたくなる、狩猟本能をくすぐられるんですよね。ただし、ツンツンしている猫を構うと更に怒られるのが現実。構いたくても程々にしておいたほうが良いでしょう。リラックスモードの可愛い「デレ」猫がデレデレしている時はリラックスしている時です。安心して母猫に甘えているような気分になっています。動物が意志を伝えるための仕草を「カーミングシグナル」と言いますが、目を細めて見つめてくるのは愛情表現のカーミングシグナル。もしあなたにこのシグナルを送ってきたのなら、喜ばしいことに猫があなたを慕っている証拠です。人間も、甘えられる相手は信頼できて心を許せる人ではありませんか?普段は仕事などで頑張っている人も、リラックスしている時は信頼できる誰かに甘えて素直な自分を出しやすくなります。つまり、猫でも人でも「デレ」た姿が見られるのは信頼されている人だけの特権なのです。ツンデレ猫は人を惹き付けるこのように、人は「ツン」の時に構いたくなったり「デレ」の時は態度の大きなギャップによって可愛さを更に強く感じさせられたりします。「ツン」と「デレ」という相反する態度は相乗効果があり、人をより惹き付けるのです。これが、猫の「ツンデレ」の魅力…というより、もはや魔力。甘えたい時には甘え、それ以外の時には知らんぷりというツンデレな猫は、人間にとっても構いたいときだけ構うという自由な付き合い方が出来る素敵な動物でもあります。ちなみに、猫は毛色によって性格の傾向があると考えられており、最もツンデレ率が高いのが三毛猫。日本ではメジャーな三毛猫ですが、海外では珍しい毛色のひとつです。人間の恋愛にも「ツンデレ」は使える?人間の場合は、普段はツンツンしていて二人きりになった時に甘える人が一般的にツンデレな人と言われます。恥ずかしさやプライドが高くて素直に愛情表現ができずにツンツンしてしまうことが多いようです。その「ツン」が人に「何を考えているんだろう」と興味を持たせたり、「悪い事しちゃったかな」と動揺させたり、はたまた「またツンツンして強がってるな」などと可愛く感じさせたりします。強がっているのは本当は弱い証拠。それを見抜ける人には「守ってあげたい」とすら思わせる効果があるのです。また、「デレ」が出るのは猫と同じくリラックスしているとき。普段は見られない笑顔や思い切り甘えた姿、優しい言動や素直さにはたまらない魅力があります。「ツン」と「デレ」のギャップが異性の心を揺さぶり、恋愛感情を高めていくと言われています。特に追い掛けることが好きな人はツンデレな態度に惹かれることでしょう。このようにツンデレは人間同士においても魅力的なのですが、あまり激しくツンツンデレデレし過ぎるのは良くありません。我が儘、気分屋などと思われ、相手を疲れさせてしまいます。もし、異性を惹き付ける武器として意図的にツンデレを使うのであれば程々にしておいて、相手を労る気持ちも忘れないようにしましょう。
2016年06月16日オシャレな海外セレブの着こなしはとっても参考になります。中でもセレブカップルのデートコーデは私たちが男性と一緒にデートするときにも参考にしたいポイントが沢山!ステキな海外セレブカップルの着こなしをチェックしてみましょう♪オリヴィア・パレルモ♡ヨハネス・ヒューブルPhoto:jp.pinterest.com2人でのコーデがいつも注目されているカップル。おしゃれすぎて真似したくなるポイントが沢山!流行のサロペットは透けシャツと合わせてレディに着こなす♡可愛さの中にセクシーさもプラスする着こなしがステキ!カラーをさりげなく合わせてお揃い感も◎ジジ・ハディッド♡ゼイン・マリクPhoto:jp.pinterest.com元ワンダイレクションのゼイン・マリクと、大人気モデルのジジ・ハゼット。話題の二人はブラックコーデでステキに決めて。ペアルックではなく、似たよなカラーやアイテムで合わせるリンクコーデは日本でも流行中。トレンドのクラッシュジーンズもブラックでまとめてロックテイストに。イベントなどがあるときは、こんなコーデで合わせても楽しいかも♪デヴィット&ヴィクトリア・ベッカム夫妻Photo:jp.pinterest.com大人な雰囲気がステキなベッカム夫妻。ホワイトのスーツがオシャレでスタイリッシュなヴィクトリア!デヴィットはスーツにトレンチを合わせて紳士な着こなしに。ディナーデートなどにオススメのコーデです♪アン・ハサウェイ♡アダム・シュルマンPhoto:jinclude.comネイビーのコートでさりげにお揃いコーデ。アダムはグレーの小物でまとめて、アンは華やかなカラーのマフラーで差し色を入れたオシャレコーデに。オトナのデートコーデとして参考になりますね♪他にも色々な海外セレブカップルが居ますが、今回ご紹介したカップルたちは特にオシャレ!と人気です。他にも色々な写真がパパラッチされているのでチェックしてみては??
2016年05月30日今回からはTkinterというPythonのGUIライブラリを使って、GUIアプリケーションの使い方について学んでみたいと思います。GUIは初心者向けとは言いづらいところがありますが、自分が作りたいものを想像しやすいオブジェクト指向に慣れ親しむのに向いているという点から、初級者から中級者になるためのステップとしてはベストなものだと私は考えています。PythonでGUIを使うといってもさまざまなライブラリがあり、Tkinterがベストではない場合もあります。また、そもそもPythonではなくほかの言語を用いて作るべきである可能性すらあります。今回はあくまでも学習目的メインなので、そのあたりのことはご容赦ください。また、本連載はGUIをメインとしているわけではないので、当然ながらTkinterのすべてはカバーしきれません。簡単な使い方紹介や実例をとおして、GUIの仕組みやオブジェクト指向について理解してもらうことを目標にしているので、興味があるかたはほかのWebページや本などを活用してください。○Tkinterの紹介と本連載で作るサンプルWindowsやMac上のアプリケーションも当然ながらプログラムで作られています。それらを思い浮かべると、ある共通点があることがわかりませんか。まず一般的にアプリケーションはウィンドウという形で提供され、そのなかにボタンやテキストを書く領域、それにメニューなどが存在しています。GUIはこれらの「見た目」を作ることに特化したライブラリです。ライブラリの特定の関数を呼び出すことでウィンドウやメニューを作成したり、場合によってはライブラリのクラスを継承することで細かい挙動や見た目を作ったりします。TkinterもこういったGUIのライブラリであり、Pythonで利用されます。ただ、TkinterはPythonで一から作られたものというよりは、Tkという汎用のGUIのツールキットをPythonで利用できるようにしたものです。この仕組みを以下の図に記します。上記図にあるように、まずTkと呼ばれているGUIのツールキットがあり、Pythonがそれを「ラップ」しているようなイメージです。そのラップされたPythonのライブラリをTkinterと呼んでいます。Tkはほかの言語でも利用されていて、たとえば図にあるように、Rubyでも利用されています。今回はこのTkinterとPythonを使って、以下のようなカウンターを実装することを目標にします。見てもらうとわかりますが、clickと書かれているボタンを押すと表示されているカウンターの数が増えます。○GUIの基本的な考え方GUIといってもブラウザ上で動くものやデスクトップアプリとして動くものなどいろいろあります。ただ、ある一定の規模のGUIのアプリを構築する場合、基本的にGUIのウィンドウは入れ子構造で構成されている場合が多いです。たとえば以下の図のようになります。左側にアプリの画面の概念図、右側に GUIのパーツの階層構造が書かれています。みてわかるようにFrame1はFrame2, 3を内部に持っていて、それらを縦に並べて表示させています。そしてFrame2も中にWidget1,2,3,4を持っており、それを横に表示。Frame3はWidget5,6を持ち、縦に表示といった具合です。このとき大切なのは、Frame1,2,3 やWidgetは必要に応じて適切なものが選ばれ、場合によっては「継承」でカスタマイズされているということです。このあたりの話は後半で扱います。○Tkinterの作法詳しいGUIの使い方を理解するためには、まず基礎となる作法を学ぶ必要があります。そのため、簡単なものから順を追って説明していきたいと思います。まず最初に以下の図のものを作ります。これを実現するコードは以下となります。import Tkinter as tkfont=("Helevetica", 32, "bold")label = tk.Label(text="Hello Tkinter", font=font, bg="red")label.pack()label.mainloop()コードの解説をすると、まず最初にTkinterを使うためにライブラリをインポートしています。import X as Yとすると、XというライブラリをYという名前で使うことができます。Tkinterという名前が長いのでtkとしています。次にfontの定義ですが、これは単にタプルでフォント、文字サイズ、大文字と指定しているだけです。tk.Label()関数でGUIのパーツである「ラベル」と呼ばれているWidgetを作成します。名前付き引数を使って作るパーツの詳細をオプションとして指定していますが、今回は表示する文字列を "Hello Tkinter" とし、フォントは定義したもの、背景色(BackGround)を赤としています。そして、作成されたラベルのpack()と呼ばれているメソッドで label を配置し、mainloop()メソッドでGUIを表示するという流れになります。今回はラベルひとつだけを表示するので比較的簡単でしたが、複数のウィジェットと呼ばれているGUIパーツをまとめたアプリケーションを作る場合はもうちょっと複雑になってきます。○複数のWidgetの利用先程はラベルひとつだけの単純なパーツ構成だったので、今回はもう少し複雑なものを作ってみます。とはいっても単純で、以下のような2つのラベルを表示するだけのアプリケーションです。これを実現するためにはFrameを使うのが簡単です。Frameはその中にWidgetを複数持つことができ、それらをどのように表示するかを管理してくれます。まぁ、まずは簡単なのでコードを見てみましょうか。import Tkinter as tkframe = tk.Frame()font=("Helevetica", 32, "bold")label1 = tk.Label(frame, text="Hello Tk", font=font, bg="red")label2 = tk.Label(frame, text="Hello Python", font=font, bg="blue")label1.pack()label2.pack()frame.pack()frame.mainloop()上記のコードで気をつけてもらいたいのは、まずtk.Frame()関数によりFrameのインスタンスを作っているところです。そして次に、先ほどと同じようにtk.Label()関数でラベルを作っているのですが、その第一引数に親となるFrameを与えています。このようにすることで新しく作られたラベルは先程のFrameの中に格納されます。要するにラベルがFrameの子要素となったということです。そして、ラベル、Frameというように内側から順にpackメソッドを呼び出していき、最後に一番外側のFrameに対してmainloop を呼び出します。簡単ですね。GUIのフレームワークにより、このパーツの親子関係の指定方法は変わってきます。今回は子に親を指定していますが、どちらかというと親に対して "親のパーツ.addChild(中のパーツ)" というような形で指定することのほうが一般的かもしれません。基本となる思想はそれほど変わらないので、フレームワークの流儀に合わせてください。○Frameの表示オプション先ほどのフレームでの表示はちょっと雑だったので、オプションを付けてもう少し丁寧に表示してみます。オプションはpackメソッドの中で「どのように表示するか」を指定できます。たとえば以下のようなものがあります。基本的にFrameの中に「縦に並べるか」「横に並べるか」を指定し、あとは細かい調整をするという考え方でいいと思います。今回は割愛していますが、中に格納するWidget間のスペースといったことも調整できます。○Frameの入れ子構造複雑なWidgetの配置をしたい場合は、Frameの中にFrameを入れるという入れ子構造にします。たとえば以下のような配置にしたいとしましょう。これは次のようにすれば大丈夫です。import Tkinter as tkframe1 = tk.Frame()# Child1frame2 = tk.Frame(frame1)font=("Helevetica", 32, "bold")label1 = tk.Label(frame2, text="Hello Tk", font=font, bg="red")label2 = tk.Label(frame2, text="Hello Python", font=font, bg="blue")label1.pack(side=tk.LEFT)label2.pack(side=tk.LEFT)frame2.pack()# Child2label3 = tk.Label(frame1, text="Hello Wodld", font=font, bg="green")label3.pack(fill=tk.X)frame1.pack()frame1.mainloop()注目して欲しいのはframe2の親にframe1が指定されていることです。frame2の中には2つのラベルが入っていますが、これはframe1から見るとframe2というひとつの要素に過ぎません。そしてlabel3は、frame1にとってframe2と同じく自分の子供となります。つまりframe1にとってはlabel1,2は孫で、label3は子供になります。誰が誰の親で、中から外に順にpackしていくということに注意を払えばそれほど難しくないですね。○Widgetの継承今まで利用してきたGUIのパーツはFrameとLabelだけでしたが、実際にはボタンやテキストボックスなど、さまざまなものが存在しています。ただ、よく考えてください。ボタンやラベルにはそれぞれ共通した役割である「フレームに格納可能」「画面に表示される」「クリックなどのイベント処理が可能」といった共通した特性があります。これらの共通した特性を複数のクラスで実現する必要がある場合は、前回お話ししたように「継承」が便利です。GUIはコンポジションより継承をするべき場面です。たとえばTkinterというよりも、一般的なGUIのライブラリでは、以下のようにラベルやボタンといったパーツは基本となるWidgetから継承される場合が多いです。こうすることで基本機能はWidgetに搭載し、その差分のみ子クラスであるボタンやラベルで実装すれば機能を実現できます。この基本ルールは自分でGUIのパーツを新しく作る際もあてはまります。確認のために簡単なGUIのパーツを作ってみます。冒頭でお話したカウンタを作ります。これを実装する場合、別に継承を使わないでも実現可能です。たとえば以下のようなものもそうです。import Tkinter as tkclass Counter:def __init__(self, value):self.value = valueframe = tk.Frame()font = ("Helevetica", 32, "bold")self.label = tk.Label(frame,text=self.getText(),font=font, bg="red")button = tk.Button(frame, text="Click",command=self.clicked)self.label.pack()button.pack()frame.pack()frame.mainloop()def clicked(self):self.value += 1self.label.configure(text=self.getText())def getText(self):return "Count:{}".format(self.value)c = Counter(0)コードを読んでみるとわかりますが、クラスCounterは、特にTkinterのパーツを継承しておらず、その初期化の際にFrameを作り、その中にラベルとボタンを格納して表示するという仕組みになっています。なお、ボタンが押されたときのアクションは、登録されたメソッドが呼び出されるというものになっています。一方、同じことを継承を使って実現することもできます。こちらのほうが一般的な GUIアプリの作り方だと思います。import Tkinter as tkclass Counter(tk.Frame):def init(self, master=None, value=0):self.value = valuetk.Frame.__init__(self, master)font = ("Helevetica", 32, "bold")self.label = tk.Label(self,text=self.getText(),font=font, bg="red")self.button = tk.Button(self, text="Click",command=self.clicked)self.label.pack()self.button.pack()def clicked(self):self.value += 1self.label.configure(text=self.getText())def getText(self):return "Count:{}".format(self.value)f = tk.Frame()c1 = Counter(value=0, master=f)c2 = Counter(value=5, master=f)c1.pack()c2.pack()f.pack()f.mainloop()ちょっとコードが複雑になっていますが、Counterはtk.Frameを継承して作り、自分自身の中にラベルとボタンを配置するという構成になっています。また、継承を使わないコードと使うコードの最後の部分を見比べてもらうとわかりますが、継承をしない場合はあくまでも「俺ルール」で表示をさせているのに対して、継承を使う場合はほかのtkのウィジェットのGUIパーツとほとんど違いなく利用できています。ほかのGUIパーツのように使えるので、今回はFrameの中に入れて2つ利用するということをやっています。これは継承を使わないコードでは「俺ルール」で仕組みを作らないと実現できませんし、そんなコードは汎用性が低くて使いにくいです。GUIのアプリケーションはパーツとパーツが複雑に絡み合うため、大規模なものを作るとなると難易度が一気に増えます。ただ、そのような問題をいかに乗り越えるかということに四苦八苦し、自分でいろいろ考えたアイディアを試したり先人の知恵を借りたりして解決していくということを繰り返すことでプログラマとしてのレベルが上がってくれるのではないかと思います。今回でオブジェクト指向編は終わりです。また演習の解説と回答、およびコラムを挟んだうえで、今までの話でカバーできなかった例外処理などの話題を扱っていきたいと思います。
2015年11月16日働く女子を刺激するAnother Action、ウーマンタイプがお送りするランチタイムのお慰みコラム【ビバ!ばら色人生から学ばせて】の、今回のテーマは「自己矛盾・炎上人生の沢尻エリカに学ぶ自己受容のススメ」。知名度、お騒がせ度、ケツ出し度、どれをとっても申し分のない女、沢尻エリカ。「女が嫌う女」ランキングでは常に上位に食い込む逸材、姿を現したと思ったらヒゲのドラァグ・クイーンと原宿でお買い物、記者会見では「悪女なエリカか、聖女なエリカか、どちらが好きか拍手でこたえてください」という懇親のギャグで会場を氷点下へと誘う……いつでも登板バッチコイというくらいネタをばらまきまくってくれている沢尻さんですが、いざコラムにしようとするとこれがまぁ書き辛いことこの上ない。映画『ヘルタースケルター』の公開迫る中での謎の休業宣言と、なんだか不吉な予感いっぱいの中、敢えてこのタイミングで沢尻さんの攻略を試みようとする冒険心をお許しください。さてさて、例えば当コラムのような「10%の情報、70%の決めつけ、20%の僻み」といったゲーセワ話におきましては、話をぷっくりと膨らますイースト菌のような存在が必要不可欠。「なんでそんなに紗栄子嫌いなの?かわいいから?」「えー眞鍋かをりのツイッター超面白いじゃーん」と小3の脳みそでのたまう男性諸氏には分からないでしょうが、「子どものために生きてまぁす」「私って本当にイタイ女」というアピールの裏側にある強かさを見咎めるのが、女という生き物。その強かさこそがイースト菌となり私の妄想をいかんなく発酵させ……ゼニビッチ紗栄子パンも、ビジネス非リア眞鍋パンもなかなか香ばしい焼き上がりに。一方で沢尻さんにはこの強かイーストがないのです。ワガママ、生意気、外国かぶれの目立ちたがり……材料はこんなに揃っているのに、膨らまないのが沢尻パン。要するに、ベタ過ぎるんです。ほら、「学校一のヤンキーが、おばあちゃんの手をひいて横断歩道を渡っていた」なら萌えますが、沢尻さんの場合「ヤンキーが駅前でカツアゲ」というステレオタイプ。だから萎える。面白くない。ワビサビがない(言いたい放題)。さて、気になるこの記事の続きは「 自己矛盾・炎上人生の沢尻エリカに学ぶ自己受容のススメ 【連載:ビバ!ばら色人生から学ばせて Vol.8】 」で読んでみよう。
2012年06月09日働く女子を刺激するAnother Action、ウーマンタイプがお送りするランチタイムのお慰みコラム【ビバ!ばら色人生から学ばせて】の、今回のテーマは「世界的な女・冨永愛に学ぶ「表現オンナ」の生きる道」。最近の「キングオブどうでもいいニュース」といえば、何はさておき冨永愛⇔塩谷瞬⇔園山真希絵による二股騒動ですね。このどうでもいい具合、このコラムが配信されるまでに果たして何人の方が(この騒動を)覚えているのか不安なほど。知名度が微妙な俳優さんの恋愛ラプソディーが、こんなにもメディアを賑わせた理由はただ一つ。何を隠そうそのお相手が、世界に名だたるトップモデル、あの冨永愛だったからです。2001年にNYコレクションでランウェイデビューを飾って以来、名だたる有名ショーに出演されているまさにスーパーモデル、それが冨永愛。スーパーモデル知識がナオミ・キャンベルから更新されていない私でも、おそらくスゲー人なんだろうと想像つきます。とにかくスタイルは、“日本人離れ”を超えて“人間離れ”の領域に突入してます。モデルとしての輝かしい実績を引っ提げ、最近ではバラエティ番組でもちょくちょくお見かけするようになりました。テレビでの彼女は特に面白いことを言うわけでも、私生活ネタをさらけ出すわけでもなく、ただそこに座りニヤっと笑っているだけ。しかし冨永さんがいるだけで「この番組……世界的だわ!」と思わせる何かが……きっとあるのでしょう。いややはり存在感は抜群です。猫も杓子もモデルを名乗るこの時代、冨永愛に「アンタ……モデルなんだって?」と上から見下ろされたら、そこいらの読モ連中などそれこそ蛇に睨まれた蛙。ピン子に睨まれた若手女優。さて、続きは「 」で読んでみよう。
2012年05月21日働く女子を刺激するAnother Action、ウーマンタイプがお送りするランチタイムのお慰みコラム【ビバ!ばら色人生から学ばせて】の、今回のテーマはズバリ元モー娘。藤本美貴に学ぶ「女のステルスマーケティング」 。モーニング娘。に関して特に思い入れもなく(世代的にちょいズレます)過ごしてきた私ですが、娘。さんたちのその後の人生は波乱万丈で結構好み。大所帯アイドルの先輩であるおニャン子たちが割と堅実な人生を歩んでいるのに対し、娘。さんたちはまるで「勢いと憧れだけで芸能界に入るとこんなんなるで!」というお手本のようであります。さて、そんな「女ののど自慢」的半生の娘。たちの中で、ひとり手堅く強かに立ち回る猛者が本日の主役、藤本美貴。通称「ミキティ」です。松浦あややに寄せられる「本当は40代ですよね?」という疑惑も、辻ちゃんへの「ウィンナーに火ぃ通してませんよね?」という疑念も、「加護ちゃん、すぐ離婚だよ離婚!」と心のみのもんたが発動されることもない。微妙な立ち位置で娘。時代を過ごし、微妙な立ち位置の芸人と結婚し、現在飽和状態のママタレ界に首の皮一枚で繋がらんとする女。そんなミキティの人生から今回学ばせて頂きたいのが、「女のステマ」についてです。この度、無事男子をご出産された藤本美貴から学ぶべき処世術とはどんなものか?続きはウーマンタイプにてお楽しみください。>> 元モー娘。藤本美貴に学ぶ「女のステルスマーケティング」 【連載:ビバ!ばら色人生から学ばせて Vol.4】
2012年04月10日