中村蒼が主演する『春子超常現象研究所』が、第37回モスクワ国際映画祭「Official Out of Competition」部門で上映されることがこのほど決定した。長編デビュー作『さまよう小指』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014で最高賞、シネガーアワードを受賞した竹葉リサ監督の最新作である『春子超常現象研究所』。ある日突然、心と体を持ってしまったテレビ男と春子、そしてそれを取り巻く個性あふれるキャラクターたちが騒動を巻き起こす異色のコメディーだ。主演のテレビ男を演じる中村蒼は、『東京難民』『トワイライトささらさや』や、NHK大河ドラマ「八重の桜」、TBS連続ドラマ「アリスの棘」、テレビ東京スペシャルドラマ「永遠の0」など、数多くの話題作に出演。さらに、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015ではニューウェーブ賞を受賞し、最も注目されている若手演技派俳優のひとり。今年は既に7月と10月に「本棚食堂」の続編、10月には映画の続編ドラマ「図書館戦争BOOK OF MEMORIES」へ出演することが決定している。ヒロインである春子を演じるのは、「第7回ミスTGC」で準グランプリに輝き、女性ファッション誌「non-no」の専属モデルを経て、現在トップモデル、女優として活躍する野崎萌香。ほかにも、女芸人として活躍する一方女優としてもキャリアを重ねる青木さやかや、タレント・歌手であり俳優としても活躍するブラザートムなど、個性的なキャストが名を連ねる。また本作の衣装を、アイドルグループ「でんぱ組.inc」の衣装を手掛け、東京・パリ・ミラノの3都市でコレクションを発表するMikio Sakabeが担当。日本のアニメ・マンガの要素を取り入れ、東京ファッションシーンの新鋭デザイナーとして注目を集める彼女が、映画の衣装監督を務めるのは今回が初であり、ファッション界から早くも注目されはじめている。また、今回の決定にあてて、中村さんと竹葉監督からコメントが届いている。<中村蒼>『春子超常現象研究所』モスクワ国際映画祭で上映です! まさかこんなことになるとは! まさに超常現象!!監督!スタッフの皆さん ! おめでとうございますー!!<竹葉リサ>モスクワ映画祭といえば、世界四大映画祭。「四」という数字って、カルト的でこの作品にあっていてとても光栄です。「春子超常現象研究所」は、ロッテルダム国際映画祭、香港国際映画祭、そのほか、北米の映画祭をこの春まわってきました。それぞれ国によってリアクションが様々で、独特な会場のネルギーを感じる事ができ毎回毎回、楽しくてイキそうでした。中村蒼さんのお芝居に対する評価の高さが万国共通だったとか、野崎萌香さんのありえない可愛さは人種を問わなかったとか、現地で熱狂的なファンの方々に囲まれて、各国のカルトな波動をミシミシとうけた2015年春でした。様々な文化圏で「トリッピーな映画」として愛されはじめている「春子超常現象研究所」ですが、天下のボリジョイサーカスや猫のサーカス、アバンギャルドポエムが盛んなロシアで、コアなファンをクリティカルヒットしてこようと思います!未知なる文化圏へ。ピロシキ食べて、たのも~う!!正統派イケメンを封印した中村さんが演じるテレビ男や、女性監督ならではのポップな演出や小道具が見どころの本作。今年のロッテルダム映画祭でも絶賛された本作に、モスクワの観客がどんな反応を示すか、大いに期待がかかる。(text:cinemacafe.net)
2015年06月09日タモリがストーリーテラーを務める人気ドラマ番組「世にも奇妙な物語」が、今年25周年を迎えるにあたり、アニメ「ワンピース」との異色コラボが決定!阿部寛が、海賊モンキー・D・ルフィと共演することが明らかとなった。人間が持つ恐ろしさ、醜さなどがにじみ出る奇妙なドラマを描いてきた同番組。25周年ということで、特別なものを…とフジテレビが贈りだす今回の企画は、“人気マンガ家”とコラボする「25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~(仮)」。その中でも、目玉となるのがこのアニメ「ワンピース」とのコラボドラマ「ゴムゴムの男」だ。主人公となる阿部さんが演じるのは、組の若頭・鬼頭。抗争で命を狙われ歩けなくなるほどの傷を負った鬼頭が、入院中の病院で偶然“ゴムゴムの実”(※体がゴムのように伸び縮みするようになる、ルフィが食べた悪魔の実)を食べてしまう。ゴムの力で再び奮起する鬼頭だったが、すでに組からは邪魔者扱い…。しかし、鬼頭はルフィと出会うことによって忘れかけていた大切なことに気づかされていくーー。もちろんだが阿部さんは、今回がルフィと初共演。そしてルフィは念願(?)のドラマ初出演となる。阿部さん演じる鬼頭は「ゴムゴムの実」を食べたことによりゴム人間となり、子どもの前で何メートルにも腕が伸びてしまう、という実写にするとかなりシュールなシーンが満載となっているようだが、どんな役づくりで挑んだのか?阿部さんは今回の収録をふり返り、「25周年という節目で24年ぶり(※1回目の出演は、’91年8月29日放送の『ま・ば・た・き』)に出演することになり嬉しく思っています。あの『ワンピース』ルフィと初共演ということで、どんなものになるか想像も付きませんが、こんな経験もないので、楽しくやらせていただきました。アニメと一緒になるのが楽しみです」と感想を寄せている。「世にも奇妙な物語」×「ワンピース」で阿部寛×ルフィ…その名に偽りなく“世にも奇妙な物語”が誕生しそうだ。「世にも奇妙な物語25周年スペシャル・春~人気マンガ家競演編~(仮)」は4月11日(土)21時~23時10分よりフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年03月10日ドワンゴとカラーが共同で進める短編アニメーション企画「日本アニメ(ーター)見本市」の作品群を鑑賞する企画「『日本アニメ(ーター)見本市』勝手に鑑賞会」が、2月13日に動画サービス「ニコニコ生放送」にて放送される。番組には、人気アイドルグループ「でんぱ組.inc」の夢眠ねむ、成瀬瑛美に加え、批評誌『PLANETS』編集長の宇野常寛、KADOKAWA代表取締役専務の井上伸一郎が出演。「日本アニメ(ーター)見本市」の配信作品を鑑賞し、各作品の感想や日本アニメについて議論していくという。鑑賞作品は、第2話「HILL CLIMB GIRL」、第5話「安彦良和・板野一郎 原撮集」(本作のみ番組での放映はなし)、第6話「西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2か月ペット不可」、第7話「until You come to me.」、第9話「電光超人グリッドマン」、第11話「POWER PLANT No.33」の全6作品。詳細は番組ページまで。番組名:「『日本アニメ(ーター)見本市』勝手に鑑賞会」放送日:2月13日(金)放送時間:21:00~22:30出演者:夢眠ねむ(でんぱ組.inc)、成瀬瑛美(でんぱ組.inc)、宇野常寛(評論家/「PLANETS」編集長)、井上伸一郎(KADOKAWA代表取締役専務)鑑賞作品:第2話「HILL CLIMB GIRL」、第5話「安彦良和・板野一郎 原撮集」(ニコ生での放映はなし)、第6話「西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2か月ペット不可」、第7話「until You come to me.」、第9話「電光超人グリッドマン」、第11話「POWER PLANT No.33」番組ページはこちら
2015年02月13日原宿のギャラリー「ロケット(ROCKET)」は、「見える!クリエイターズ福袋」を発売する。期間は2015年1月17日から20日まで。このイベントは毎年恒例の「クリエイターズフリマ」をバージョンアップしたもので、名前通りに中身が見えるパッケージとなっている。その中身は総勢50組以上のクリエーターによる作品で、グッズ、私物、コレクションなどが詰められる。お得なサンプルやB級品なども充実しており、ここでしか手に入らないオリジナルアイテムも用意。各福袋の価格は中身別に3,000円、5,000円、1万円の3種類。イラストレーターの安藤晶子が手掛ける1万円の福袋では、ポストカード、ビーズネックレス、アンティークハンコといった小物に加え、それらをモチーフとした額付きの原画を出品。デザイナーの小高真理が手掛ける「malamute」は5,000円の福袋を用意し、靴下、シュシュ、チョーカー、ブレスレットなど計15アイテムを梱包している。姉妹によるアーティストデュオ「STOMACHACHE.」の3,000円福袋には、ポケット付きトートバッグやTシャツ、ステッカーセットなどが詰めこまれた。イベントの特設サイトでは福袋の中身を事前に公開。期間中には屋台も登場し、17日には焼き芋が、18日には「ケイタリング ロケット」として特別メニューが提供される。なお、主な参加者は以下の通り。acco/AKIKOAOKI/ancco/BANZAI/DILIGENCE PARLOUR/ecocolo 編集部/edenworks/FAKE FURNITURE by FAKE TOKYO/Food&Company/fumiko imano/HYOTA/Jenny Fax/JUN OSON/kloka/Ly/m×e/MERCI BAKE/mel/MIKIOSAKABE/momo/NORITAKE/OLGA-goose candle-/<PARADISE ALLEY BREAD & CO. × ロマーナけいこ × 南風食堂 × yoyo.× TABLE and BAR 10× 稲葉まり× 菊池良助 >/proto (egg) product project/Rouge Magic(横山沙織/sina(有本ゆみこ)/studioBOWL/The Little Vicious/YUKI FUJISAWA/YUKI SHIMANE/zazi/大原大次郎/奥山由之/かすみ/川上薫/庄司佳那/< 庄司佳那 & mel>/ステレオテニス/橘房図/点子/鳥羽史仁/長尾謙一郎/長坂常(スキーマ建築計画)/花代/平野紗季子/八木百合子/矢島沙夜子/山田遊/縷縷夢兎
2014年12月20日東京都・お台場にて、アドビ システムズの協力のもと、"超常現象"をテーマとした未確認写真の真実と写真加工のテクニックを解説するトークライブ『ジャンクの花園プレゼンツ「Adobe vs 月刊ムー~信じるか信じないかはアドビ次第~」』が開催される。開催日時は11月27日 19:30~(18:30開場)。会場は東京・お台場の東京カルチャーカルチャー。参加費は1,500円(飲食別)。このイベントは、トークライブ「ジャンクの花園」と、アドビ システムズ、そしてオカルト情報誌「月刊ムー」のコラボレーションにより行われるもの。月刊ムーの編集長・三上丈晴 氏とアドビ システムズの栃谷宗央 氏、岩本崇 氏が登壇し、「UFO」や「UMA」、さまざまな「超常現象」などの目撃情報や未確認写真の真実を、写真加工のテクニックを徹底解説しながら検証するという。また、「2014年に起こった重大ニュース総まとめ」、「2015年の世界をPhotoshopで念写」などのコーナーも予定されている。前述した3名のほか、デザイナーのコヤマシゲト氏、イラストレーターのスーパーログ氏、漫画家のマミヤ狂四郎氏、VJ・デザイナーのVJ knzdp氏の出演も予定され、司会進行はDJ急行とセラチェン春山が務める。なお、イベントの参加希望者は、同イベントのWebページに設置されている予約フォームから申し込み手続きを行う。予約した人全員に対して、同イベントの特製Tシャツがプレゼントされるということだ(1回の予約で2名まで配布)。
2014年11月12日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「常夜鍋」を含めた全4品。毎日食べても飽きない常夜鍋は数種類の柑橘汁で作ったポン酢しょうゆで食べると美味! レンジで作る簡単カスタードでデザートも豪華に。 常夜鍋 食べ過ぎた翌日など、胃をやすめたい時にピッタリの体にやさしいお鍋。柑橘汁がきいたポン酢によく合います。 揚げジャガの納豆和え カリッと揚げたジャガイモ入りで食べ応えある一品に。納豆が苦手な方は大葉を多めにすると食べやすくなります。 モヤシとカニカマの甘酢和え サッパリとしてヘルシー。箸休めの一品に。 イチゴの和風トライフル 手作りのクリームとソースで見た目にもかわいいデザートに仕上がります。市販のカステラを使うので簡単に出来る上、おもてなしにもぴったり。 ⇒今日の献立一覧はこちら
2014年02月25日阿部寛はメールを見て驚いた。送り主は仲間由紀恵。14年におよぶ「トリック」シリーズの終幕を飾る『トリック劇場版 ラストステージ』の撮影最終日。全てのシーンの撮影を終えたという報告と共にスタッフ、キャスト陣で撮った記念写真が添付されていた。そこに阿部さんの姿はない…。数日前にすでに自らの出演シーンは全て撮り終えていたからだ。「その1週間くらい前です。(意外と)あっさり終わりました。その日のラストシーンですらなくて、(スタッフも)『はい、移動です』って感じで、極めてサラリと…(苦笑)。だからメールを見てびっくりしました。泣いてる人までいるよ!って(笑)。その場にいないのが悔しかったですね」。上田らしい、いや『トリック』らしいと言うべきか…。目の前にいるのは役からすっかり離れ、落ち着いた佇まいの仲間さんと阿部さんなのに、語られるエピソードの中の2人は山田奈緒子と上田次郎そのものである。自称・超売れっ子天才美人マジシャン(金欠・貧乳)の山田と、騙されやすい天才物理学者(巨根・童貞)の上田のコンビが、殺人事件や怪奇現象の裏に隠されたトリックを暴いていく人気シリーズがついに幕を下ろす。人気作品を次々と生み出す堤幸彦監督にとっても歴代最長のシリーズとなったが、その中核を担った2人のコンビネーションはどのように生まれたのか――?14年前、仲間さんは20歳。不安と緊張を胸に連続ドラマの撮影に臨んでいた。「民放初主演ですごく緊張してました。阿部さんに生瀬(勝久)さんと周りは大先輩ばかりで…。掛け合いということもよく分かってない中で、最初は一生懸命、投げるばかりで、阿部さんが全てを受け止めて方向性から何から決めてくださいました」。阿部さんにとっても上田というコミカルで奇妙なキャラクターは未知の領域。「最初は手探りだった」と言いつつ、グイグイとコミカルな方向へと足を踏み出していった。これまでにない3枚目のキャラとして、上田の人物像が固まっていく過程を阿部さんはこうふり返る。「最初は『カッコよくいこうか?』って考えてたんです。(同じ堤作品の)『ケイゾク』の渡部(篤郎)さんみたいに。いろいろ可能性を模索したんだけど、それがこうなるとは…(苦笑)。連ドラで上田が大ウソを吐いた回があったんです。シューマッハがどうのって(※上田がF1世界王者のシューマッハに運転を教えたのは自分だと主張する)。そのあたりで観念しました(笑)。当初、台本を読んだときは疑問だったんです。『これを言って成立するのかな?』って。でも、連ドラが毎話、出来ていき、完成したものを見てまた作っていくわけですけど、『確かにこれは面白い!』って思うようになっていきました」。山田と上田の2人のコンビネーションも回を追うごとに深まり、それがまたそれぞれのキャラクターをはっきりと際立たせていくことにも繋がった。決して山田も上田も人間として成長はしないのだが…。仲間さんは、シーズンを重ねる中で覚えた“駆け引き”の面白さをこう語る。「シーズン1では上田にやられっぱなしでしたけど、シリーズを重ねていくうちに掛け合いが面白いと思うようになりました。上田の言うことに反応したりアドリブで返したり。最初のうちは笑いが止まらなくてNGを連発していました(笑)。シーズン2は『今度は笑わないぞ』と決意して臨んで、気の抜けない現場だと実感しつつ楽しかった。蒔田(光治)さんの脚本を読み込み、回を重ねるごとに奈緒子というキャラの幅が見えてきました。最初は上田さんに対しても敬語なのに、だんだん変わっていって、呼び捨てになって、殴ったりウソついたり…。そういう中でだんだん、私も観念していきました(笑)」。阿部さんも掛け合いの中での仲間さんの変化をひしひしと感じていた。「最初の頃の奈緒子は、過去やいろんなものに精神的にも囚われていて、そこに上田が土足で踏み込んでいくような感じで、まさに仲間さんの目の中に入っていくような芝居でした。それがシリーズが進むにつれて、奈緒子がだんだんと手強くなってきた(笑)。殴り返してきたり、一筋縄ではいかなくなってきて。今回、久々にお会いしてやってみると、やっぱり安心感を持ってやらせてもらえるんですよ。僕がどんな芝居をやっても助けてくれるという信頼感があるんです」。「長いような、あっという間だったような――」。仲間さんは14年という歳月をそんな言葉で表現する。「今回で本当に終わりですが、あの世界観は私たちの知らないところでずっと続いているような気がします。終わってせいせいするという気持ちでもないし、寂しさもあるけど、一生お別れという気もしない…不思議な感じです」といまだはっきりとした実感を伴わない別れを語る。阿部さんは、堤監督からもメールを受け取った。それは仲間さんからメールを受け取った撮影最終日よりもさらにずっと後のこと。編集の最終段階でスタジオから送られたものだった。「『編集していて、涙が止まらくなった。寂しいです』って。あの強い堤さんらしくない…いや、普段は強い人だからこそ、メールで本音をのぞかせて、寂しさを語ってくれたんだなと思います」。ラスト近く、これまでの14年の山田と上田の姿が映し出される。「14年間、一緒に歩いてきたから、パッと見せられてもどこのシーンなのかすぐに分かるんですよ」と阿部さん。「ホントに『やめてよ!』って思いましたね」とスクリーンに映し出された20代前半の姿に仲間さんは苦笑する。その声は照れくさそうで、そして少しだけ寂しげだった。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:トリック劇場版 ラストステージ 2014年1月11日より全国東宝系にて公開(C) 2014「トリック劇場版 ラストステージ」製作委員会
2014年01月08日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「具だくさんの常夜鍋」を含めた全4品。だしの効いた常夜鍋は薬味を色々変えて楽しんで。しめはそばで決まり!から揚げはコリコリとした食感が楽しい軟骨で。 具だくさんの常夜鍋 お鍋の季節です。野菜とお肉をたっぷり食べた後のしめはそばでヘルシーに! 鶏軟骨のから揚げ コリコリ食感がくせになります。ビールを片手にお酒のおつまみに。 ニンジンのゴマ風味酢の物 切り干し大根が入ったニンジンの酢の物は箸休めの一品に。 おさつの甘納豆風お菓子 おやつにもピッタリ! 甘いサツマイモは子供も大好きな味に仕上がります。 ⇒今日の献立一覧はこちら
2013年11月02日直木賞作家・道尾秀介氏の本格ミステリーを映画化した『カラスの親指』。本作で人生の哀しみを背負うサギ師の中年男を好演した俳優・阿部寛が、頭脳明晰な刑事や古代ローマ人など、まるでカメレオンのようにさまざまなキャラクターに挑み続けている理由を明かした。その他の写真タケこと武沢竹夫(阿部)は新米のテツ(村上ショージ)と組み、競馬や骨董をネタに作戦を考え、シノギを上げるサギ師だ。「サギをするシーンが3か所ほどありますが、毎回違うキャラクターでサギを仕掛けるのは面白かったです」とまずはサギ師役の感想を吐露する阿部。映画は、この中年コンビと偶然出会う3人の若者たちが、タケの過去にまつわる一世一代の大勝負に出るまでを描く。「伊藤(匡史)監督は強いこだわりと愛情を持っていて、カット数が尋常じゃなかった(笑)。ただ、だからこそ自分が演じたどのキャラクターたちよりも、タケという男には人間臭い側面がより強く出ていたように思いました」と人世の悲哀を背負った“人間”を演じることが出来て感謝の念を抱いたという。宣伝コピーにあるように近年の阿部は出演映画に限ってみても、頭脳明晰な刑事や古代ローマ人など、まるでカメレオンのようにさまざまなキャラクターに挑み続けている。今作ではサギ師という新たな表情も話題の的で、そこには「自分ではまったくできないと思っているようなことに挑戦したくて」という俳優としての本質的な、課題にも似た願いがあるという。「先日、舞台でシェイクスピアの戯曲に50歳を前にして挑戦しましたが、大恥かいてもいいと思っていましたよ(笑)」と想いを打ち明ける。「そうやって自分を鍛えていくことで、違う自信を持っちゃう自分を抑えているみたいなことはあると思いますね」。演技について、「間違った方向に進んでいても、役者は気づかないことがある。10年ぐらい切り替えができない場合があります」と明かす阿部。最後に本作で重要なモチーフとなる“親指”に掛けて、「それこそ“これでいい”みたいな間違った“親指”を作ることが一番怖いと思いますよ。つねに自分をイジメ抜いて、何度も失敗していい、そういう意気込みで今はやっています」と語っていた。『カラスの親指』公開中取材・文・写真:鴇田 崇
2012年11月26日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介! 今日の献立は「常夜鍋」を含めた全4品。毎日食べても飽きないおいしさの常夜鍋は、サッパリとした味。デザートの大学芋はどこか懐かしい味。 常夜鍋 毎日食べても飽きない、野菜がたっぷり食べられる一品。お好みでポン酢しょうゆをかけても良いですね。 ゆでサヤインゲンのゴマ汚し サヤインゲンのゆで加減はお好みで。甘めの味付けにしています。 チリメンジャコのおろし酢和え スダチの搾り汁を入れた、サッパリとした一品。箸休めに最適。 ホクホク大学芋 常温の揚げ油と一緒に揚げる事で、ホクホクの食感に仕上がります。 ⇒今週の献立一覧はこちら レシピ制作: E・レシピ
2012年11月14日直木賞作家・道尾秀介の人気ミステリーを映画化した『カラスの親指』の完成会見が8月16日(木)に都内ホテルで開かれ、主演の阿部寛に村上ショージ、原作者の道尾さんが出席した。哀しい過去を抱えた詐欺師に彼とコンビを組むことになった新米の中年男、スリの少女とその姉とその彼氏の5人。奇妙な共同生活をすることになった彼らが実行するある大作戦の行方を描く。阿部さんは「人間の悲哀を奥深いところまで描いた作品。観たら温かい気持ちがあふれてくる映画に仕上がっています」と完成した作品に自信をのぞかせる。ほとんど演技初挑戦のショージさんとコンビを組み、石原さとみ、能年玲奈、小柳友といった若手キャストとの現場となったが「現場の雰囲気をそのまま出していけばいいという感じで、力の抜けた感じでやりました」と語り、初挑戦の詐欺師役についても「世間の聞こえは悪いけど(苦笑)、それを(ショージさんと)2人でユーモラスにやってます。楽しみながら作れました」と笑顔を見せた。ショージさんは「プレッシャーを感じながらやった」とふり返る。長ゼリフには相当苦戦したようで「終わった直後は“二度とやるか!”と思った」と語るが、「試写で完成した作品を見たらハマったような感じ」と役者業への手応えをつかんだよう?「死ぬまでに代表作ができて嬉しい。吉本を辞めたとしてもこの作品があるからいいかと思える」と強い思い入れを明かし「このまま(劇中の詐欺師コンビの)タケ&テツとして歩みたい!」と阿部さんにコンビ結成をラブコール。阿部さんからは「自信ないです…」と断られたが、めげることなく演技中の阿部さんのカッコよさを熱弁し「こういう人とコンビ組んだら楽しいだろうと思った」と再三にわたり新コンビ結成をアピールしていた。道尾さんは「初めて5人が暮らす借家のセットを見たとき、あまりにもイメージにぴったりで驚きました。原作では全く書いてないのに、イメージをくみ取ってくださった。あれを見て『これは絶対に面白い映画になる』と思った」と明かす。実際に完成した映画についても大満足のようで「映画を観て自分の作品を素で味わい『いい物語だな』と改めて思えた。こんなに声を出して笑ったりボロボロ泣いたのは久しぶり」とその完成度の高さを称賛した。映画の中のように、これまで騙された経験について問われたショージさんは「前にお米のCMの仕事で、吉本の担当のお偉いさんから『ほとんどお前に決まりや』と言われたのに待てど暮らせど何もないので、聞いてみたら『残念ながら(オーディションで)素人に負けた』と言われた。芸人は目先のお金を計算して経理に前借するので(笑)、そのお金を返すのに走り回った。あのときは騙されたと思いました」と苦い経験を告白。実は、この日も映画のどんでん返しさながらのドッキリをショージさんに敢行!事前に何も知らせないままショージさんが本作のプロモーションのための全国行脚に出ることが突然、発表された。これにはショージさんも「嘘やろ?アホなこと言うな!」と信じられない様子だったが、阿部さんから「僕は忙しいので。コンビは組めないけどテツ一人で行ってきて下さい」と託されると、観念したように「阿部さんが言うなら行きます」と応じ、そのまま全国への旅に出発した。最後に阿部さんは改めて映画について「人間再生のドラマです。温かい気持ちになっていただければ」と語り、サプライズ仕立ての会見は幕を閉じた。『カラスの親指』は11月23日(金・祝)より公開。■関連作品:カラスの親指 2012年11月23日より全国にて公開© 道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ
2012年08月16日超常現象を懐疑的なスタンスでとらえ、それを科学的に検証する人のことをデバンカーと言います。『トンデモ本』シリーズで有名な「と学会」会員の皆神龍太郎さんは日本最強のデバンカーと呼ばれています。最近の超常現象について伺いました。――お久しぶりです。皆神さん久しぶりですね。何年ぶりですか。――UFO墜落50周年の記念イベントがロズウェルで催されたのに行き損なって以来ですので……(笑)。皆神さんイベントが1997年でしたから、15年ぶりになりますか。えらい久しぶりですね。最近はUFOは余り落ちてませんが、今回は一体なんのご用事で(笑)。*……アメリカのロズウェルにエイリアン・クラフトとおぼしきUFOが墜落したのが1947年とされている。1997年には「UFO墜落50周年記念イベント」が開催され、筆者と皆神さんはそのイベントに取材に行く予定だったのが諸事情で行けなかった。――超常現象ウォッチャーの第一人者の皆神さんにぜひ最新の超常現象のトレンドを教えてほしいのですが。皆神さんそれが、最近はあまり大きな話がないんですよね(笑)。フライング・ヒューマノイドみたいな変ちくりんな物でよければ、たまに出たりするんですけどね。*……フライング・ヒューマノイドは人型の謎の飛行物体。主にメキシコで目撃されているという。――フライング・ヒューマノイドは新しいんですか?皆神さん比較的新しいですね。昔は、人間は空を飛びませんでしたからね(笑)。――人型と言えば、南極海に現れるというニンゲンがありますね。皆神さんニンゲンね(笑)。あれも10年ぐらい前からありますよ。――結構古いんですね。皆神さん昔から都市伝説としてあって、ただ最近画像を作り出したので、画像が見られるようになったのは最近ですかね。――作り出した(笑)。皆神さんまあ誰かが作ってるわけですよ。あと南極で言うと、南極ゴジラっていうのが昔からいて……。南極観測隊の隊員が見たっていう記録が残ってますけど(笑)。絵にしたのも残ってますよ。カバゴンみたいなのがぬーっと出てる。――超常現象界はぽつぽつと新しいので出るって感じなんですね。皆神さん瞬間的にちょっとだけ人気が出るっていうのは、結構ありますけどね。例えばエルサレム上空にUFOが出た!とか。YouTubeにその映像が上がった!みたいなね。でもそんなもの瞬間だけですぐに忘れ去られちゃうんですよ。――超常現象界にもビッグな話題が欲しいですね(笑)。皆神さんそうですね。前にお会いした15年前から状況はそう変わってないんですよね。でっかい話がないんですよ、でっかいのが。昔で言うとMJ12文書みたいな夢のあるやつが。*……MJ12文書(マジェスティック・トゥエルブ)文書。米政府がUFOの存在を隠ぺいしている証拠として一時スポットが当たった。が、後に偽造文書だったというオチがついた。――なんで出ないんでしょうか。皆神さんまあ、元からないのを無理に話を作っていたからしょうがない(笑)、「おっ!」と思うようなものがあってもスグに消えちゃうんですよね。――それはなぜなんでしょうか?皆神さん一番、大きいのはインターネットの発達ですね。話題になった途端に、みんなでわーっと寄って行ってすぐにつぶしちゃうから(笑)。昔は、いい感じのネタが出たら、その話題だけでまず1、2カ月持ったの。その後、研究者が目撃者にコンタクトを取ったりして、論争が始まる、っていう感じで、数年はもったわけです。でも今はスグに化けの皮がはがされて、バブルがつぶれちゃいますからね。――最新の話題ではどんなものがありますか?皆神さん今年一杯はもつ話だと「マヤの暦」がありますね。2012年12月21日か23日で人類が滅ぶっていうお話。――ノストラダムスの時と同じで年を越えるとなくなるんですよね。皆神さんそうです(笑)。だから賞味期限が今年いっぱいなんですねえ。――都市伝説的な物だとどんな物が新しいですか?皆神さん例えば携帯みたいな大きさの小さいおじさんが、そこらに出没する「小さいおじさん」都市伝説とか(笑)。――え、そんな話があるんですか。皆神さんあるんですけども、昔ある妖怪話みたいな物に最近のガジェット、例えば携帯を加えてみるとか、そういう風にしてバリエーションを作って流布されているんですね。――陰謀論では最近何か面白い物はありますか?皆神さん陰謀論の種は尽きないんですけどね。まあ大体がしょうもない話で……。――一番最近でまだネタが持ってる話で言うと9.11の陰謀論があると思いますが。皆神さんあれももう随分古いですよ。もう10年以上たちましたからね。――でも、まだネット上ではビーリバーの人も多いですし。皆神さん純粋水爆が使われたなんて人もいますね(笑)。そうですね、続いていると言えば続いているのかなあ。あれも膨大な話でね。9・11陰謀論にちゃんと反論し出すと百科事典ができるぐらいの話ですから。――皆神さんは「アポロは月に行ってない」というアポロ陰謀論を科学的に否定されたりもしてるわけですが、その結論がなかなかビリーバーの人に浸透しないですよね。皆神さん人は信じたいものしか信じないってとこがありまして、「それはこういう理由で間違ってるよ」と説明してもなかなか受け入れてもらえない(笑)。――あと、皆神さんが本で書かれていると思いますが、日本の場合は「投げっぱなし」なのがありますよね。こういう怪奇現象が起こった! ふーん、みたいな。皆神さん日本では超常現象をなかなかちゃんと検証しないんですよね。アメリカなんかだと複数のデバンカーがとことん調べてウラを取って真偽を確かめるんですが。――皆神さんに続くデバンカーの人たちは出てこないんでしょうか。皆神さん検証をやりましょうという若い人の団体がいますよ。ASIOSっていうんですが。若い人もいますよ。――最近はUFO事件もあまりないんですね(笑)。寂しいですねえ。皆神最近はUFOもとんと飛ばないですねえ。UFOがいま一番目撃されているのは、インターネットのYouTubeの中ですよ(笑)。最近の超常現象界はたまに新しい物がぽっと出てはすぐに消えてしまうという状況のようです。これもインターネットが発達したためでしょう。あなたは超常現象に遭ったことありますか?(高橋モータース@dcp)ASIOS-超常現象の懐疑的調査のための会
2012年06月30日『麒麟の翼~劇場版・新参者~』の完成披露試写会が1月15日(日)に開催され、主演の阿部寛を始め、新垣結衣、松坂桃李、田中麗奈、三浦貴大が出席。上映直後にはサプライズで歌手のJUJUが登場し、主題歌「Sign」を生で歌い上げた。東野圭吾の人気連作である加賀恭一郎シリーズの1作を、連続ドラマ、スペシャルドラマに続いて映画化した本作。胸を刺され、日本橋の翼のある麒麟像の前で息絶えた男の事件の謎に、日本橋署の敏腕刑事・加賀が挑む。映画上映直後、再び幕が上がるとJUJUが登場し「Sign」をピアノ伴奏に合わせて熱唱。事前にJUJUの登場を知らされていなかった観客は力強い歌声に酔いしれた。このステージが今年の舞台初めというJUJUは「こんな素敵な作品に関わらせていただけたことだけでも光栄ですが、こうして歌わせてもらい幸せです」とニッコリ。「生きていると、素直に言った方がいい、気持ちが言えないことがほとんど。分かってても素直に受け取れないことがありますが、後悔から生み出される明るいこともあるんじゃないかという思いで作りました」と楽曲に込めた思いを明かした。舞台袖で「みんなで横から見てました」という阿部さん。「歌詞の力、歌の力を感じました。思いが伝わる曲で感謝してます」と感動しきりだった。この日の登壇陣のうち、阿部さんと新垣さん、松坂さんの3人は辰年の年男&年女。今年の抱負を尋ねると、阿部さんは「48歳になりますが、この後の映画(『テルマエ・ロマエ』)では裸になったりもしてるので(笑)、恥ずかしいこともどんどんやっていきたいです」と語った。新垣さんは「プライベートでは食生活を改めたい。好きな食べ物が体に悪そうなものばかりなので、野菜も食べて、体を動かして綺麗になりたい」と宣言。司会者から「これ以上綺麗になってどうするんですか?」とツッコまれると「中はドロドロしてるんです」と苦笑交じりに明かした。松坂さんは「風邪をひかないように」とこちらも健康第一。さらに「この作品と共に、龍の如く昇っていけたらと思います」と飛躍を誓った。田中さんは今年、本厄ということだが、実は役者にとって厄年は“厄”と“役”つながりでよい年になると言われているとか。阿部さんからの「僕も本厄の年にいろんな役をやりましたよ。『結婚できない男』とか…(笑)」という本厄の年のご利益(?)の証言に田中さんは「そうですね。『結婚できない女』とか(笑)、いい役に出会えるように精進したいです」と笑顔で語った。三浦さんは「いつもと変わらず暮らしていければ」とマイペース。「仕事が忙しいのはいいけど、それ以外は家にこもって静かに暮らしたい」と新年早々の“ひきこもり”宣言で笑いを誘っていた。『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』は1月28日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:麒麟の翼~劇場版・新参者~ 2012年1月28日より全国東宝系にて公開© 2012映画『麒麟の翼』製作委員会■関連記事:このミステリーが泣ける!『麒麟の翼~劇場版・新参者~』試写会に10組20名様ご招待駆け引き上手な俳優No.1は藤原竜也!向井理、西田敏行らが上位にランクイン【TIFFレポート】新垣結衣、阿部寛と溝端淳平の“職務質問”に「興奮しました」【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ癒し系?頼れる系?親友にしたい俳優ランキング三浦春馬と天海祐希が1位に!
2012年01月16日4ピースロックバンド、ART-SCHOOLの宇野剛史(ベース)、鈴木浩之(ドラムス)が12月31日をもって脱退。現体制での最後の単独ライブが、12月9日(金)に行われることが決定された。「ART-SCHOOL」の公演情報メンバーやスタッフとの度重なる協議の末に発表された宇野・鈴木両名の脱退。ART-SCHOOLオフィシャルサイトでは、今回の発表に至るまでの経緯や各メンバーのコメントなどを詳しく掲載。また今後のART-SCHOOLは、木下理樹(ボーカル/ギター)、戸高賢史(ギター)の2人体制で活動を継続していくことも合わせて発表されている。ART-SCHOOL現体制での最後の単独ライブは、12月9日(金)に東京・新木場のSTUDIO COASTで開催。チケットの一般発売は11月12日(土) 10:00より開始となる。また一般発売に先駆けて、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを10月14日(金)から20日(木)まで受付。
2011年10月14日映画『天国からのエール』が10月1日(土)に公開を迎え、主演の阿部寛を始めミムラ、桜庭ななみ、矢野聖人、森崎ウィン、野村周平と熊澤誓人監督が舞台挨拶に登壇した。主人公のモデルとなった故・仲宗根陽さんの妻・美幸さんもゲストとして登場しキャストやスタッフへの感謝の思いを綴った手紙を朗読。劇場は深い感動に包まれた。沖縄で弁当屋を営みながら地元の高校生のために無料の音楽スタジオを設立し、一昨年、がんで他界した仲宗根さんの実話を基に、彼と彼のもとで成長を遂げていく若者たちの姿を描いた本作。阿部さんは映画を観終えたばかりの観客に「本当に、本当にありがとうございます」と感謝の思いを伝えた。「東京から来たいち俳優が、(亡くなって)1年も経たないうちに仲宗根さんを演じるということにプレッシャーもありましたが、みなさんに支えられてやらせていただきました」と晴れ晴れとした表情で語った。阿部さん演じる陽の妻を演じたミムラさん。いまも仲宗根さんの遺志を継いで音楽スタジオを続けている妻の美幸さんとは、役作りのために撮影中はあえてあまり深く接することをしなかったと言うが、「日常会話やたわいもない話の中からも奥さんと陽さんの距離感が見えてきました。現場にも来ていただき“現場のお母さん”という感じで同じ女性としても憧れるところがありました」とふり返った。桜庭さんも初日を迎えて万感の思い。「もしも仲宗根さんのような人が近くにいたら、私たちも仲宗根さんを信じられるし、仲宗根さんも私たちを信じてくれて、夢を追いかける自信になると思う」と仲宗根さんへの思いを語った。矢野さん、森崎さん、野村さんはホテルの部屋も一緒で常に一緒に過ごしていたという。劇中、桜庭さんと4人でバンドを組むが、全員、ほとんど楽器は初めて。森崎さんが「みんな、成長がすごく早かった。ヤバいと思って家で練習した」と言えば、ほかのメンバーからは「実は森崎くんが一番成長が早かった」という声が上がるなど互いに切磋琢磨したよう。野村さんは「休みの日に男3人で美ら海水族館に行って参りました」と明かすなど、仲の良さをうかがわせた。映画初出演となる矢野さんが阿部さんとの共演について「夢のような時間でした。右も左も分からない中で、阿部さんやミムラさん、スタッフのみなさんに支えていただいた」と語ると、阿部さんは「大人になったな」と嬉しそうに目を細めた。沖縄からこの日のために上京した仲宗根さんの妻・美幸さんはキャスト陣、スタッフへの思いをしたためた手紙を涙ながらに朗読。特に、劇中の手作り結婚式で阿部さんが台本にない「いままでありがとう」というセリフを加えたことに「不器用だった主人の思いを代弁しているようで涙があふれました。阿部さんは人の痛みの分かる方。主人も喜んでいると思います。この映画は宝物になりました」と語ると、会場は温かい拍手に包まれた。阿部さんは「最初は夢物語のように感じ、本当にこんな人がいたのかな?という思いでしたが、沖縄で奥さんが出迎えに来てくださったとき、後ろに仲宗根さんが立っているように感じました。奥さんを通じて仲宗根さんの存在を感じて、それまでの思いが消えた」と語った。監督も「ストーリーだけ聞くとファンタジーのように聞こえますが、みなさんの近くに本当にいるんじゃないかと思ってもらえるようにとリアリティを大切にした」と“実話”の重みを強調した。『天国からのエール』は全国にて公開中。■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:阿部寛×ミムラインタビュー目指したのは「対等にケンカできる」夫婦女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」
2011年10月03日阿部寛とミムラ、2人の年齢差は19。だがスクリーンの中で2人は、全く年齢による遠慮や気兼ねを感じさせない太陽のように明るく、やさしく、そしてエネルギーにあふれた夫婦の姿を見事に演じている。沖縄で若者たちのために、私財を投じて無料の音楽スタジオを設立し、2009年にがんで亡くなった仲宗根陽さん。子供たちに正面から向き合い、全力でぶつかっていった彼の姿を描いた本作で、2人はどのような思いで夫婦を演じたのか?役柄に込めた思いを語ってもらった。熱演ではなく、憑依?「台本のセリフを超えたい」(阿部さん)実在の人物を演じるにあたって阿部さん、ミムラさんを驚かせ、そして悩ませたのが陽さんという人物のスケールの大きさ。「事実は小説より奇なり」とい言葉を体現したような彼の生き方を阿部さんは「2時間で収まるサイズじゃない」と評し、ミムラさんも「普通の人が5年に1回あるかないかっていうエピソードを週に1回体験してる」と頷く。阿部さんは陽さんの魅力として彼が持つ“眼差し”を挙げてこう語る。「生前の陽さんのインタビューと、若者たちのライヴを見守っている姿を映した映像が残ってるんですが、そのときの様子がいまも目に焼きついて離れない。仁王のようにも菩薩のようにも見える、何とも言えない人間を超越したような目をしてるんです。この目が人を惹きつけるんだな、僕にはこの目はできないと感服しました。演じる上ではとにかくぶれずにやりきろうという気持ちでした。自分がこの人とこの人の家族を守らなければとも思いましたし、この人が伝えたかったことは何なのか?考えに考え抜いてやらなければという意地もありました」。当初は台本に描かれた陽さんをシンプルに力強く演じようと考えていたという阿部さん。彼の家族や周囲の人々への取材を通じて感じた思いは「見えない部分で出していければ」と考えていたそうだが、撮影が進む中である思いが阿部さんの心に染みこんでいく――。「後半に差し掛かって『もっと、もっと』と思う中で『台本のセリフを超えたい』と考えるようになりましたね。それにはもう“乗っける”しかないのかな、と。“何か”が乗っかって入って来てくれないかなという思いで、陽さんのお墓参りに行ったりもしました。特に最後、陽さんが亡くなるシーンは誠心誠意やりたいという一心でした」。この陽さんを支える妻とはどんな女性なのか?ミムラさんはまず「対等にケンカができる関係」を念頭に置いて妻の美智子をイメージしていったという。「これだけのエネルギーとエピソードを持っている人の奥さんということで、同じだけのエネルギーがなければきっと横にはいられなかっただろうと。だから彼を止めるシーンではしっかりと止められなくてはいけないと思ったんです」。あえて陽さんの奥さんに話を聞くのではなく、阿部さんが演じる陽の姿から美智子というキャラクター、そして夫婦の関係性を作り上げていった。「絶対にただ優しいだけの人ではないとは分かるんですが、なかなか想像がつかなくて…。『無理だ』と行き詰まったときに、阿部さんに頼ろうって思ったんです(笑)。私は陽さんについて、エネルギーだけでなく『おれは動かんぞ』という確固たる信念が風貌からも感じられる人をイメージしてたんです。だから阿部さんが陽役って聞いて、ピッタリだと思いました。それで、阿部さんに肩を借りる形で2人の関係性を築いていきました。陽さんのやろうとしていることも、問題も全部分かってて『あなた、これどうすんの!?』ってハードルを出せればと。実際に奥さんに聞いたら、おふたりはよくケンカをされてたそうで、周りも『あの夫婦のケンカはすごいよ』っておっしゃってたそうなんです(笑)」。若き日をふり返れば「かっこつけても無駄なんだって思えた」(ミムラさん)映画の中で2人は若者たちを導く立場にあるわけだが、もちろんかつては、劇中の若者たちの側の立場で青春を過ごし、進むべき道を模索していたのだ。映画を観ると、陽さんのような人がそばにいてくれたらと思わずにいられないが、2人にも若い頃、周囲の大人が自分に向き合い、掛けてくれた言葉に人生を大きな影響を受けたという経験があるという。阿部さんは俳優としての自らを確立する過程でのある忘れられない経験を明かしてくれた。「僕は『メンズノンノ』という雑誌が世の注目を集めたことで、苦労せずにこの世界に入ったんです。しばらくして自分には俳優として何の実力もないってことに気づいたんですが、どういう手段を取ったらいいかさえも分からずにいました。そんなとき、あるカメラマンさんから『自分の身は自分で守らなくちゃダメだよ』と言われたんです。その意味は何だろう?って考えたとき、他人がどうこう言っても、役を演じる上で自分の感性でその役を守らなければ他に守ってくれる人はいないんだっていう考えに至った。そこから役作りをすることが徐々にではありますが楽しくなっていきました。それから、つか(こうへい)先生に声を掛けてもらったときも、半ば強制的にオーディションに参加させられたんですが、自分の中には『飛び込みたい』という意識も『行きたくない』って気持ちもあったんです。そうしたら、つか先生が僕の芝居にならない芝居を見て『おぉ、いいな』と褒めてくれた。たとえ嘘でもその瞬間にモヤモヤしたものが消えていきました。信じてくれる大人がいるということは、すごく大きなことだなと、それによって越えられるハードルはいくつもある。今回の陽さんと重なる部分がありました」。ミムラさんも「私も自らこの世界に入ったわけではなくて」と苦笑を浮かべつつ若かりし頃に思いをはせる。「あるCMが決まって、『勉強して来い!』って送り込まれたんですが、いま考えてもあのときの自分は、中途半端で自分本位でダメダメで、迷惑のかけ倒しでした(苦笑)。自分でも『向いてない』って思いながらやってたんですが、打ち上げの席である技術スタッフの方が『おれたちは現場の人間だから、(キャストが)悩んだり、一生懸命やったりというのを全て見てるよ』と言ってくださったんです。そのとき、私は『怖い』って思っちゃったんです。私の失態や見栄を張ってるのとか全部見抜かれてるんだって。優しい言葉で力みを取ってくれたんですが、私には逆に聞こえていた時期があって(笑)、でもこの人たちの前でかっこつけても無駄なんだって思えた。いま思うと両方の意味で取っていて良かった、余計に心に響いたな、と思います。事細かに説明された言葉じゃなくて、実感のこもったひと言を、時間が経って実感できることがあるんです」。本作だけでなく、『奇跡』、『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』など、阿部さんは若者たちを導こうとする役柄を演じることが多くなっているようにも思えるが…。阿部さんなりに若い世代に何かを伝えたいという思いがあるのでは?「若い俳優は周りに多いですが、とはいえ彼らは同じ職場でプロとして同じ舞台に立ってる。困ったことがあれば支えようとは思ってます。たまに一緒に食事に行ったら、昔、自分が経験したことをお節介で話しますがそれを受信するかどうかは彼ら次第。もうすでにプロですから、僕としては彼らの邪魔をしないように、より光り輝かせてやりたいとは思ってます」。2人の若者たちへの本物の思いをスクリーンを通じて感じてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:天国からのエール 2011年10月1日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011『天国からのエール』製作委員会■関連記事:女性の圧倒的支持を集め“ぶちょお”藤木直人が「理想の上司No.1」に君臨!阿部寛、具志堅用高の生「ちょっちゅね」に大喜びNHK来年の朝ドラの堀北真希の共演陣に南果歩、ミムラ、小出恵介、松坂桃李ら『天国からのエール』監督が語る「夫婦ならではの気遣い、苦難を乗り越える瞬間」夫婦の絆を確かめる『天国からのエール』夫婦限定試写会に25組50名様ご招待
2011年09月27日無謀、無茶だなどと思う前に“役者の本能”とでも言うべきものがうずくのか?阿部寛にとって、周囲の声など演じることを思いとどまる理由にはならないようだ。黒澤明の傑作『隠し砦の三悪人』のリメイクに、原作の熱烈なファンの多い司馬遼太郎の「坂の上の雲」(NHK)、東野圭吾の人気シリーズの「新参者」(TBS)など、「オリジナルを超えられない」、「映像化不可能」と言われる作品に次々と出演し、存在感を発揮してきた。そして今回、ヌーヴェルバーグの傑作『死刑台のエレベーター』に出演。製作決定の報に対して、おそらく否定派の方が多かったのではないだろうか?もちろん、それでも阿部さんは演じている…しかも楽しみながら。果たして阿部寛を突き動かすのは何なのか――?“エレベーターに閉じ込められる男”はシミュレーション済み?阿部さんが演じた時籐は、吉瀬美智子演じる愛人の夫を殺害し、逃走を図るもエレベーターに閉じ込められてしまう男。ほぼ全編にわたって阿部さんの演技は狭くて四角いハコの中…。「エレベーターに閉じ込められるって、誰でも夢で一度は見たことあるんじゃないかな?僕がよく見るのは、エレベーターが急上昇して止まらなくなって、100階くらいまで行っちゃう夢(苦笑)。だからある種、シミュレーションができてて、初めて演じるという気がしなかった(笑)。楽しく、孤独に(笑)やらせてもらいました」。映画で、ほかの共演者とほとんど絡むことがないというのもかなり珍しい。「たった一人で追い詰められた人間がどうするのか?それも面白かったですね。僕、『ランボー』なんか好きなんですよ(笑)。それが今回はエレベーター。隙間との戦いです。真四角のハコの中で大の男が繰り広げる必死の戦い。オリジナルを観たときに、最後の最後でドアが開いたときに男が見せる表情がすごく印象に残ってた。その“顔”こそが、この男の人生全てなんじゃないか?と。そういう男を演じるのは楽しかったですね」。「楽しい」とは言うものの、時籐という男の憔悴していく様子は“迫真”という言葉がぴったりの熱演である。相手は見えない中でどのようにあのテンションを保ち、役を作り上げていったのだろう?「今回は運よくと言いますか…蜷川(幸雄)さんの10時間もの芝居を終えた翌日にクランクインだったんです(笑)。それこそ(公演期間の)2か月ずっと追い込まれてて放心状態で。緒方監督からは『そのまま来てください』って言われました。だからもう、脱力した状態で現場に行って、それをそのまま役に移行した。時間が経ってから自分の芝居を見たとき、こんな芝居を演じていたことを忘れていたら面白いだろうなと思いました。計算も何もなく演じた。『覚えてない』ってことはそういうことですから。もう一度同じ芝居やれと言われても、変に考えちゃってだめだろうね」。「自分に肉付けできるように考え、楽しんで演じてます」では、改めて冒頭の質問に戻ろう。「この作品をなぜ映像化?」と反対する者の声が決して少なくない作品になぜ挑戦するのか?その裏にはどんな思いがあるのか?「『原作、オリジナルを超えることはできない』と言われることは多々ありますが、そこで役が自分の一部になる、肉付けをできるようにと考えながら楽しんで演じてますね。例えば『隠し砦の三悪人』で、三船敏郎さんが演じた役をやったとき、あの役のどんなところを盗んで自分のものにするか?僕にとっては馬上のシーンがそうで、あそこだけはあのまま表現してやりたかった。あとは自分流に分解して、最終的な到達点が同じ意味になるようにする、ただそれだけです。今回も本当に有名な作品で、この“力のない男”を演じるチャンスだ!と。フランス映画のフッと力を抜いたあの世界観に身を投じて、自分を映像で客観的に見ることができる。自分の中でもすごい経験になるとね」。常に演じる役から何が吸収できるかを考える。そんな阿部さんのスタイルがうかがえるが…。「リメイクの場合は特にそうかな。(オリジナルの)この役者は、自分の発想にないものを持ってる。それを真似して、盗んで、自分の肉にしようとする。あとは、新しい作品に臨む上ではこれまでと同じことをやるのではなく、できるだけ違う方向に引き離していこう、ということは意識してますね。もちろん、自己満足にだけ陥ったら見ている人は醒めてしまうからそこは気をつけていますが」。つかこうへいとの出会いが教えてくれたこと幾度となく口をつく「楽しい」という言葉。演じることに楽しさを覚えるようになったのは、今年亡くなった演出家のつかこうへいさんとの出会いがきっかけだったという。20年近くも前につかさんの「熱海殺人事件 モンテカルロ・イルージョン」に出演。バイセクシャルの刑事役が称賛されると共に、二枚目役の多かった阿部さんのイメージを一新した。「そのころは自分の幅なんて本当に小さかった。イメージとか、くだらないものが邪魔してて。そこをつかさんが、舞台で強制的に壊してくれた。そのときは理解できなかったんだけど、2年、3年と経つうちに、『あのとき、あそこまでできたんだから今回はこれができるんじゃないか?』と自分で考えるようになった。最初に思い切り広げてもらったから、そこで自分なりの選択肢が持てるようになった。すごく演じるという世界の中で“遊ばせて”もらったんだなと思います」。「僕は決して芝居がうまくない。だからこそ越えたい壁がいろいろあるんです。壁を高く感じ続けているうちは大丈夫かな(笑)と思いますが」。演じ続ける、挑戦し続ける理由をこう語り、“不敵”とも言うべき笑みを浮かべる。。少なくとも彼がチャレンジし続ける限り、どんな「映像化不可能」作品もまずは観てみたい――。そう思わせてくれる笑みだった。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:吉瀬美智子「毛穴が分かる顔アップ」に困惑吉瀬美智子&阿部寛、年代物の貴重なワインを壇上でゴクリ!2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年10月15日上戸彩と成宮寛貴が、世界的ベストセラーの映画化第3弾『エクリプス/トワイライト・サーガ』の日本語吹き替え版キャストを務めることが決まった。人間の少女・ベラとヴァンパイアの美しき青年・エドワードの禁断の恋を軸に、若き2人の葛藤、ヴァンパイアと宿敵関係にある狼族の青年を交えた三角関係、ベラの命を狙う敵のヴァンパイアたちとの戦いなどを描く本作。全米ではすでに6月末に公開を迎え、シリーズ最高の興行成績を記録している。ベラ役のクリステン・スチュワート、エドワード役のロバート・パティンソンは本シリーズ同様、アメリカのみならず、日本を含む世界中のティーンを熱狂させているが、その2人の声を上戸さん、成宮さんが担当することに。上戸さんと成宮さんは、今年揃ってデビュー10周年を迎え、おまけに誕生日も同じ9月14日とのことでこれぞ運命?これまで、数々の作品で声優としてのキャリアを積んできた上戸さんは「作品として話題性があるので、最初、悩みました。が、お話をいただいて嬉しくて即答しました」と語り「ベラの声にしっかりハマる様、役をつかみたい。人間に恋するのと全く一緒で、恋するベラの乙女な部分をしっかり伝えていきたいです」と気合十分!海外ドラマ「Supernatural/スーパーナチュラル」の日本語吹き替えを担当し話題を集めた成宮さんも「シリーズ2作品とも元々観ていました。子供の頃からヴァンパイアものが大好きで、いつか自分もヴァンパイア役に挑戦してみたいと思っていたくらいなので、今回のお話をいただいて非常に嬉しかったです」とコメント。本シリーズについては「人間とヴァンパイア、人間と狼…仲間にしてしまえばいいけど、愛しているからできない、近くにいるのに一緒になれない心情を非常に切なく感じたのと同時に、3人の三角関係にも引き込まれていきました。加えて、ただのラブストーリーではなく、家族の絆を描いた作品でもあり、映像もとてもおしゃれなので、一気にファンになりました」とその魅力を語る。“世界一セクシーな男”と称されるロバート・パティンソンの吹き替えを務めるという“大役”を任させることについては「非日常的でファンタジックなヴァンパイアをとてもセクシーに演じているのを見て、同じ俳優として単純にうらやましいなという気持ちがあったので、今回、彼の吹き替えをするということで、自分でいいのか?という思いもありつつ、やらせていただけるのは光栄です。ロバート・パティソンの芝居、世界観を大切にして演じたいと思っています」とプレッシャーを感じつつも上戸さん同様、強い意気込みを明かしてくれた。そして“声”での共演について2人は「初めてお会いしたのが17歳の頃。その頃と全く変わらない成宮くんとまた今回御一緒できて嬉しいです」(上戸さん)、「上戸さんとは何回か共演もしているし、誕生日が同じという共通点もあり、不思議な縁をいつも感じているので…今回、久しぶりに一緒に仕事をできるのは嬉しいです」(成宮さん)と喜びを語ってくれた。世界43か国で初登場1位を記録した本作。上戸さんと成宮さんは日本語吹替え版にどのような命を吹き込み、ベラとエドワードのカップルの愛、葛藤、絆を表現してくれるのか?『エクリプス/トワイライト・サーガ』は11月13日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:トワイライト〜初恋〜 2009年4月4日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2008 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.ニュームーン/トワイライト・サーガ 2009年11月28日より全国にて公開© 2009 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.エクリプス/トワイライト・サーガ 2010年11月13日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:AKB前田吸血鬼になっていいほどの恋「していません」ティーン・チョイス・アワード発表!2冠のサンドラ・ブロック、自身の十代を懐かしむMTVアワード『トワイライト』が5部門制覇も、この日の主役はサンドラ・ブロック!『ハリポタ』シリーズのジニーが『ニュームーン』のヴァンパイアと婚約!『トワイライト』最新作『エクリプス』のメイキング映像が到着!三角関係混迷?
2010年08月30日映画『死刑台のエレベーター』の完成報告会見が7月8日(木)、東京・紀尾井町のグランドプリンスホテル赤坂で行われ、W主演の阿部寛、吉瀬美智子らが出席した。フランス・ヌーヴェルヴァーグの旗手、故ルイ・マル監督の名作サスペンスのリメイクで、愛人関係にある男女(阿部さん、吉瀬さん)が、女の夫の殺人計画を試みたものの、男がエレベーターの中に閉じ込められたことから衝撃の結末に至るまでを描く物語。魔性の女に翻弄されて殺人に手を染める役どころの阿部さんは「悪女に悩まされる役はあまり本数をやったことがない。新鮮でした」と楽しんだ様子。役と共感できる?との問いに「武将とか強い役をよくやっていますけど、本来こっちの方があっているかも。ここまでではないけど、こういう恋愛はしたことがあると思います」と照れつつ告白した。愛に溺れ愛する男を狂わす筋金入りの悪女を演じた吉瀬さんは「悪女役は慣れていますが、今回『あの人を殺して、私を奪いなさい』なんて台詞を、こんな素敵な阿部さんに言っている。絶対言えない台詞ですし、楽しんでやらせていただきました」と恍惚の笑み。自身の悪女ぶりについて聞かれると「翻弄してみたいですよね」とやんわりかわしつつ、「そこまで思える男性がいたら素敵だなと。出会いたいなと思いました」と“悪女化”願望を口にした。一方、世界各国の映画会社によるリメイク権争奪戦を勝ち抜いた小椋悟プロデューサーは、「マル家の協力があって実現したこと」と報告。この日、スケジュールの都合で欠席した故ルイ・マル監督の息子、マニュエル・マル監督から寄せられたというメッセージを「出来栄えにとても満足しています。ブラボー」と読み上げた。“大役”をこなした緒方明監督は「小椋さんの言い方が上手かった。『興味あります?』と聞かれて、ないとは言えなかった」と映画人の性を苦笑いで嘆き、「暴挙かと思ったけど快挙は暴挙から始まると言うし、50年前の名作を日本の旬の俳優でリメイクしたらどんなことになるか、面白いと思った」と話した。『死刑台のエレベーター』は10月9日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年07月08日