フィギュアスケート女子のフリープログラムも23日に終了、25日閉幕する平昌オリンピック。各種競技に世界中が熱狂したが、ハリウッドからもセレブがSNSを介して応援。特に、チアリーダー並みにアメリカ代表たちにエールを送っていたのがリース・ウィザースプーンだ。■リースのお気に入りはフィギュアスケート男子のアダム・リッポン選手リースのお気に入りは、フィギュアスケート男子のアダム・リッポン選手。開会式前から「冬季オリンピックを見る一番の理由はアダム・リッポン」とツイート。それを受けてリッポン選手は「あなたが正しい」とハートの絵文字を3つ付けてリプライ。リッポンはNBCのインタビューで意気込みを尋ねられ、「リース・ウィザースプーンに誇りに思ってもらいたい」と答え、さらにリースが「あなたは、とても誇りに思わせてくれるわ!私たちをハッピーにさせ続けて!」と交流が続いた。■フィギュア女子の長洲未来にも賞賛を!フィギュア女子の長洲未来が12日、団体の女子フリーに出場し、トリプルアクセルを成功させると、「ワオ!!長洲未来が歴史を作った!!」と、輝く星の絵文字つきで五輪史上3人目の快挙を賞賛した。伊藤みどり、浅田真央に続く快挙を成し遂げた長洲も、もちろんリースにリプライ。平昌へ向かうときにリースの主演作『ホーム・アゲイン』を見ていたことを明かし、「これが映画だとはわかっているけど、あなたが私のママだったらいいのに、と思いました。あなたは私のヒーローです」と語りかけると、「あなたが私のヒーローよ!!」と応えた。リースはほかにも、スノーボードの女子ハーフパイプで金メダルを獲得したクロエ・キム、アルペンスキーの女子大回転で金メダル、女子複合で銀メダル獲得のミカエラ・シフリンについての記事紹介したり、女子アイスホッケーが優勝した22日にも祝福ツイート。「すごい試合だった!!氷上の真の戦士たち」と讃えた。■ライアン・レイノルズはジョークを交えて祝福!『ムーラン・ルージュ』監督からも感涙コメントが現在ハリウッドは、3月4日(現地時間)に第90回アカデミー賞の発表を控えている時期でもあり、オリンピック・フィーバーは少々控えめ。それでもジェシカ・チャステインがツイッターでアダム・リッポンの演技を「完ぺき」と絶賛。冬季五輪のアメリカ代表選手で、同性愛者であることを公表しているのは彼が初めてだが、それを踏まえて「アダム・リッポンがアメリカを代表していることを誇りに思う。本当の自分でいる彼が大好き」とツイートした。カナダ出身のライアン・レイノルズは、フリースタイルスキーの女子ハーフパイプで金メダルを獲得したキャシー・シャープを「レジェンドだ」と絶賛。フィギュアスケートの団体戦とアイスダンスで金メダル獲得のテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアには「僕の子どもたちを育てることに同意してくれて、ありがとう」とメッセージを送り、ヴァーチュ選手が「競技生活後のキャリアの道筋がついたわ。スコット、ミニバンを買ってきて!」とジョークで返した。ヴァーチュ&モイアはプログラムで映画『ムーラン・ルージュ』のサウンドトラックを使用したことから、同作のバズ・ラーマン監督も「昨夜の大勝利、おめでとうございます。あなたたちがすべてを捧げるのを見ていて、インスパイアされました」と祝福。テッサは「あなたからの励ましとサポートのメッセージを受けたことがどれほど特別か、言葉で言い表せません。数え切れないほど読み返し、私たちのオリンピックの瞬間に大きな意味を与えてくれました」と感謝の言葉を綴った。(text:Yuki Tominaga)
2018年02月24日平昌五輪フィギュアスケート男子で連覇を果たした羽生結弦、銀メダルを獲得した宇野昌磨らが参加する25日のエキシビジョンで、ヒュー・ジャックマン主演の映画『グレイテスト・ショーマン』の主題歌「This Is Me」が使用されるのではないかと話題を呼んでいる。羽生結弦22日にNHKの公式YouTubeで公開された練習の映像で、羽生、宇野をはじめとするメダリストたちが同楽曲にあわせてダンスしている様子が映し出され、SNS上で「エキシビション this is me 踊んのかな めっちゃ楽しみ」「エキシビションの練習動画で流れてる曲は、this is me ではないか!?!?」「フィギュアスケートエキシビション This Is Meやるんやね!!泣いちゃうな」「羽生くんたちが『This is me』で踊ってるんだけど!やばい!!!This is me!!!」などと期待の声が上がっている。『グレイテスト・ショーマン』は、ロマンティックな一途な愛とドラマティックな人生を描いた感動ミュージカル・エンタテイメント。主題歌「This Is Me」を手掛けたのは、『ラ・ラ・ランド』で昨年のアカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞を果たしたベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビだ。2人は、「This Is Me」でもゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞し、さらにアカデミー賞主題歌賞にもノミネートされており、2年連続アカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞に王手をかけている。
2018年02月23日「報道陣のブースで見かけたときは目が充血していて眠そうでした。でも、カメラが回ったらキリッとした表情で台本を読んでいたのはさすがでしたね」(現地の記者) 平昌五輪の特番『ピョンチャンオリンピック2018』(日本テレビ系)のスペシャルキャスターとして奮闘している、櫻井翔(36)。開会式が行われた2月9日、平昌の平均気温は氷点下5度。“もっとも寒い五輪になる”といわれているがーー。 「モーグルやジャンプの競技中、キャスターはずっと屋外にいなければいけないのですが、あまりの寒さのせいで、櫻井さんの足にはしもやけができてしまったといいます」(テレビ局関係者) そんな厳しい寒さにくわえ、“五輪特需”で深刻な宿泊施設不足に陥っているという平昌。開催前は観光客の6割が宿泊困難者になると予想されていたほどだ。 「局はかなり前から宿泊施設を押さえようとしていましたが、それでも十分な部屋数を確保できなかったそうです」(前出・テレビ局関係者) そこで櫻井が見せた“神対応”とはーー。 「もちろん櫻井さんには個室が用意されていたのですが、『よければ僕の部屋を一緒に使ってください』と、自らスタッフとの相部屋を申し出たそうです。櫻井さんにとって、現場スタッフは“同志”。局は『東京五輪も彼に任せたい』と考えているそうですが、櫻井さんはその期待に応えるべく、チーム一丸となって頑張っています」(前出・テレビ局関係者) 《選手の熱気だけでなく、大会そのものの熱気、盛り上がりもお伝えできたらなと思います》と語っていた櫻井。キャスターとしての熱気も負けていなかったーー。
2018年02月22日「平昌オリンピック」での羽生結弦選手&宇野昌磨選手の金銀メダル獲得などで大いに盛り上がる“フィギュアスケート”界が物語の舞台となる『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』をはじめ、今年のオスカー候補作は、実話をもとにした作品が多数!俳優部門でも実在の人物を演じた5人がノミネートされた。そこで、今回は5人の“なりきり演技&役作り”のエピソードを一挙紹介する。■主演女優賞マーゴット・ロビー/トーニャ・ハーディング役『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』1994年のリレハンメル冬季オリンピック直前、オリンピック出場権を得るためにアメリカのフィギュアスケート界で起きたライバル襲撃事件。首謀者では?という疑惑の視線を浴びながら、アメリカ代表選手として出場したトーニャ・ハーディングを演じたマーゴット・ロビーは今回が初ノミネート。1990年生まれでオーストラリア出身の彼女は本作の脚本を読むまで、トーニャについて何も知らず、フィクションだと思ったそう。貧しい生い立ちや不遇に苦しんだトーニャに惹かれ、自身の製作会社でプロデュースも決意した。トーニャについてのドキュメンタリーやYouTube上の映像をくまなくチェックし、米北西部訛りや特徴ある笑い方を身につけた。撮影開始4か月前から、クリスマスも自分の結婚式前日も、1日4時間/週5回のスケートの猛特訓。顔立ちはむしろ、襲撃されたナンシー・ケリガンに似ているくらいだが、徹底した役作りで内面からトーニャになりきった。メリル・ストリープ/キャサリン・グラハム役『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』本作でなんと21度目のオスカー候補となったメリル。12度候補になったキャサリン・ヘップバーンとジャック・ニコルソンを大きく引き離す前人未到の記録だ。今回演じたのは、女性としてアメリカ史上初のワシントン・ポスト紙の社主・発行人で、1972年のウォーターゲート事件報道に踏み切る英断を下したキャサリン・グラハム。フェイクニュースという言葉が飛び交ういまの時代、報道の自由や女性の活躍を描くスティーブン・スピルバーグ監督の姿勢に共感し、出演を決意したメリルは、外見を似せることよりもグラハム自身の気品を表現することを心がけた。ピューリッツァー賞を受賞した自伝「キャサリン・グラハムわが人生」を熟読し、2001年に亡くなった本人をよく知る家族や友人たちから話を聞いた。当時グラハムが着ていたワードローブを忠実に再現した衣装も大きな助けになった。■主演男優賞ゲイリー・オールドマン/ウィンストン・チャーチル役『ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男』第二次世界大戦中、そして戦後と2度イギリスの首相を務めたウィンストン・チャーチル。1度目の首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いた作品に主演したゲイリーの素の外見は、全くと言っていいほど似ていないが、姿形や身のこなし、声も「チャーチルそのもの」と言いたくなるなりきりぶり。外見も声色も、自分自身が納得出来るレベルを目指し、試行錯誤を重ねた。名演を支えた特殊メイクを担当したのは日本出身の辻一弘。ハリウッドで活躍した後、現代美術のアーティストに転身していたが、「彼しかいない」と言うゲイリーの熱烈なラブコールに応えて数年ぶりに復帰。毎日3時間以上かけて、伝説の政治家の変身を支えた。ゲイリーは受賞スピーチやテレビ出演の際、しばしば辻氏の名前を出して讃えている。意外にもゲイリーがオスカー候補になるのは今回が2度目。2012年『裏切りのサーカス』以来の主演男優賞候補。ゴールデン・グローブ賞、SAG賞など前哨戦でも圧倒的な強さ。アカデミー賞では、辻氏をはじめとするメイクアップ・ヘア担当スタッフとW受賞に期待がかかる。■助演女優賞アリソン・ジャネイ/トーニャの母役『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』トーニャ・ハーディングの人格形成に大きく影響したのが、娘に愛情をかけることなく、貧困から抜け出す手段として娘の才能だけを利用しようとした母のラヴォナ。押しが強く、娘を罵倒し、暴力もふるう非情すぎる母を演じたアリソンは、脚本のスティーヴン・ロジャースが彼女をイメージしながら執筆した。実物のトーニャは現在母親と絶縁状態で、ロジャースが尋ねても母の生死さえわからないと答えたそう。製作側が調べても消息はつかめなかった。自分が演じたのは、脚本とトーニャから聞いた話から想像で作り上げたラヴォナ像だと、アリソンは「Vulture」のインタビューで語っている。唯一の手がかりと言うべきは、80年代に作られた学生映画のドキュメンタリー中のインタビュー映像。ファーコートを着て、肩に小鳥を乗せたラヴォナを完全再現したなりきりぶりは必見。アリソンはマーゴット同様、今回がアカデミー賞初ノミネート。SAG賞、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞など前哨戦の主要な賞をほぼ独占していて、オスカー受賞も大本命と目されている。■助演男優賞クリストファー・プラマー/ジャン・ポール・ゲッティ役『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』原題昨年10月、過去に未成年男性に対するセクハラ行為をしたことが発覚、その後も次々に被害者が名乗りを上げたケヴィン・スペイシー。12月に全米公開を予定していたリドリー・スコット監督の『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』(原題)で大富豪のジャン・ポール・ゲッティを演じ、アカデミー賞助演男優賞ノミネート間違いなしの呼び声が高かったのだが、ケヴィン自身が行為を認めて謝罪文を発表したことから、製作側はケヴィンの出演した全シーンの削除を決断。公開が迫る中、急きょ行われた再撮影で代役を務めたのが、2011年、史上最高齢の82歳で第84回アカデミー賞助演男優賞(『人生はビギナーズ』)したクリストファー・プラマーだ。スコット監督によると、実はスペイシー以前にプラマー起用を考えたこともあったというから、期せずして理想のキャスティングが実現したことになる。監督から連絡が来たのは、休暇でフロリダへ行こうとしていたときだったとプラマーは「Hollywood Reporter」のインタビューで語った。準備期間もなく、脚本と監督の指示通りに演じた。そして、ゲッティならどう行動するか?と自身の想像力もフル稼働。9日間で全シーンを撮り、ゴールデン・グローブ賞に続いてアカデミー賞助演男優賞候補に。ノミネートでもオスカー史上最高齢(88)となり、自ら記録を塗り替えた。(text:Yuki Tominaga)
2018年02月22日「五輪の大舞台に初めて出場した宇野昌磨選手ですが、緊張で硬くなるどころか、どこかワクワクしているようでした。試合前には『こんなに気持ちが高まったことは、今シーズンはなかった』と言うほど。羽生選手と戦うことが、少年がゲームに興じるように楽しくてしかたがないという感じでした」 と語るのはスポーツジャーナリストの野口美惠さん。平昌五輪で銀メダルに輝いたフィギュア男子の宇野昌磨(20)は、羽生結弦(23)の背中を追い続けてきた。スケート関係者が語る。 「10歳だった宇野選手が出場した’08年にデンマークで行われた『スケート・コペンハーゲン』でのこと。一緒に出場した羽生選手が宇野選手の面倒をよくみていました。トイレに行きたくてもモジモジして言い出せなかったくらい人見知りの激しい宇野選手を、羽生選手が一緒に連れて行ってやったこともあります。宇野選手にとっては、羽生選手は兄のような存在。“ゆづくん”と言って慕っていました。羽生選手は、3歳年下の宇野選手を”しょうま”と呼んで、弟のように可愛がっていました」 宇野を長年取材しているスポーツ記者がこう語る。 「羽生選手は、つねに宇野選手を成長させる原動力でした。’09 年に小学生だった宇野選手が、ジュニア大会で3位になりましたが、そこで優勝したのが羽生選手。『ゆづ君は話し方もスケーティングもステップも、全部が大人っぽい』と話していました。このころは本当に“憧れの存在”といった感じでしたね。羽生選手の背中を必死に追いかけていた宇野選手ですが、高校生になってもトップクラスの選手なら成功して当たり前のトリプルアクセルが跳べずに伸び悩んでいたんです。いつも”跳べなくて悔しい”と泣きながら練習していました。宇野選手は1日100本ジャンプという過酷な練習をこなし続けました」 猛練習の成果が出て’14年にトリプルアクセルを習得すると、宇野は4回転も跳べるように。’15年には、ジュニアから羽生と同じシニアクラスに移行。同年の全日本選手権では羽生に次いで、準優勝している。羽生の次の「二番手」が定位置になった宇野に心境の変化が現れたのは、昨年の世界選手権だった。 「世界選手権で羽生選手に次いで銀メダルをとった宇野選手が、『僕のスケートの唯一の目標は、羽生選手に勝つこと』と話すようになったんです。それまでの宇野選手は、勝つことよりも、とにかくいい演技をすることを大事にしてきました。それが『勝とうと思うことすらもおこがましい』存在だった羽生選手を勝ちたい相手として意識するようになったのです。羽生選手に勝ちたいと公言してからは、宇野選手の滑りが大きく、表現力もより豊かになったんです」 “今の自分があるのはゆづくんがいたからーー”。 宇野にとって五輪は、そんな羽生とライバルとして勝負できる、格好の舞台だった。羽生に追いつき追い越すために、さらなる高みを目指すことだろう。
2018年02月21日東出昌大が確かな腕を持つメカニックの兄、新田真剣佑が天才ドライバーの弟を演じる映画『OVER DRIVE-オーバードライブ-』。先日、“兄弟”2人のビジュアルが解禁され話題沸騰中の本作から、ド迫力の本編映像が初お披露目された。公道をアクセル全開で駆け抜ける最も過酷な自動車競技「ラリー」の世界を舞台に、若者たちの熱い絆と愛を描いた本作。届いた初映像では、「ラリー」に己の全てを懸ける檜山(ひやま)兄弟が映し出される。同じチームに所属し勝利のために衝突を繰り返す、メカニックの兄・篤洋(東出さん)と、ドライバーの弟・直純(新田さん)。2人が所属する“スピカレーシングファクトリー”が誇るモンスターマシン、直純が操るヤリス(ヴィッツの海外での名称)が首都高速を全開走行で駆け抜ける圧倒的にダイナミックな映像に仕上がった。また、公道をアクセル全開で駆け抜ける極限状態を前に描かれる人間ドラマにも注目。「攻めなきゃ、勝てねーから!」「怖いと思った瞬間負け」と勝ち気な弟・直純に、厳しい視線を見せる兄・篤洋。己のプライドを懸け、感情を激しくぶつけあう檜山兄弟の姿に、心揺さぶられる。さらに、森川葵、北村匠海といった兄弟を取り巻く者たちの姿も…。本作のコピーは「信じて、駆けろ」。篤洋の熱い眼差しと、リスクを顧みない直純からこぼれる涙の先にあるものとは?最旬キャストが放つ、手に汗握る体験型エンターテインメントの新領域に期待していて。『OVER DRIVE-オーバードライブ-』は6月1日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月20日「やれることはやった。自分のコンディションの中でできることはやった」 平昌五輪で金メダルに輝いた羽生結弦(23)は、ショートプログラム後の会見でそう語っていた。 しかし、そこに至るまでには“苦悩の3カ月間”があった。昨年11月のNHK杯で公式練習中に転倒し、右足首靭帯を損傷。グランプリファイナルも全日本選手権も欠場しリハビリに専念してきたのだ。氷上練習再開を発表したのは、1月から。跳び始めたのは、トリプルアクセルが3週間前。4回転は2週間ほど前だったという。ギリギリで臨んだ本番だった。 それでも、ブライアン・オーサーコーチ(56)は「これは、運ではない」と語っている。66年ぶりとなる五輪2連覇。その快挙の裏に隠されていた“執念の物語”を追った――。 通常はフィギュア選手が休業すると、復活するまでに3倍の期間がかかるといわれている。その点、練習再開までに2カ月間を要した羽生。「治るんだろうかと考えていた時期もあった」と漏らしているように、絶望の日々をすごしていたようだ。だがそんな動けないなかでも、彼は着々と準備を進めていた。13日の会見で、こう語っている。 「学ぶ機会がなかったことを、たくさん学べたと思います。陸上でのトレーニングや考えることも、たくさんできました」 はやる気持ちを必死に押さえながら、リハビリやマッサージを徹底的に行ってきた。イメージトレーニングを何度も行い、備えてきた。そして復活への秘策も用意していたという。 「羽生選手はシューズを“改良”していたようです。今年1月、彼はシューズ開発チームに相談をしていたといいます。そこで調整を行うことで、より足首に負担がかからないようにしていたそうです」(フィギュア関係者) さらに羽生は“先輩”金メダリストの荒川静香(36)と極秘に連絡を取り合っていた。 「現在、荒川さんは『日本スケート連盟』の副会長。平昌入りしていた彼女に“視察”をしてもらっていたのです。荒川さんは現地で、ライバル選手のコンディションや試合会場の状態を調査。それらをトロントにいる羽生選手へ伝えていたそうです。そんな荒川さんからの励ましも、彼を奮い立たせてくれたでしょう」(前出・フィギュア関係者) 11日に現地入りしてからも、羽生は最後まで油断することがなかった。 「練習後、専属トレーナーが熱心にマッサージを行っていました。懸案の足首だけでなく膝まで、時間をかけてほぐしていたのです。度重なるケガに見舞われた彼は、満身創痍の状態だったでしょう。それでも万全の状態で本番に臨むため、ケアを続けていたようです」(スポーツ紙記者) “人事を尽くして、天命を待つ”ではなく、絶望的な状態でも諦めず自力で金メダルを取りにいく。それは「天命を超える」という“決意表明”でもあった。羽生を古くから知るフィギュア関係者は、彼についてこう評している。 「ジャンプが得意だけど、表現力が足りない。表現力が豊かだけど、ジャンプが苦手。普通はどちらかのタイプになるものです。しかし、羽生選手はどちらも得意。だから強いのです。そしてもうひとつ。彼は“努力を惜しまない天才”です。才能がありながらも、努力を続ける。そんな選手だけが、五輪で金メダルを取れるのだと思います」 そうして迎えた本番。準備は万端だった。唯一の不安はジャンプの練習不足。だが信じて跳んだ。結果は、おのずとついてきた。すべてを終えた後、こう語って笑ったという。 「右足が頑張ってくれた。感謝しかない」
2018年02月20日圧巻の演技だった。2月17日、平昌五輪のフリープログラムに臨んだ羽生結弦(23)。演目は「SEIMEI」。静まり返った会場に、笛の音が鳴り響いた。日本中がかたずをのんで見守るなか、冒頭の4回転サルコウを見事に着氷。後半のジャンプこそ少し乱れたが、最後まで滑り切った。会場が割れんばかりの拍手に包まれた。 得点は206.17点。前日のショートプログラムと合計で317.85点となり、首位に。金メダルが確定すると、羽生の目から涙がこぼれ落ちた。 羽生とゆかりのある宮城県仙台市「秋保神社」の高山晃和宮司(49)は、こう語っている。 「羽生選手は、ただいたずらに神頼みをしているのではありません。やるべきことをやりつくしたうえで、最後の最後に神さまに祈りを捧げているのだと思います」 高山宮司は、東日本大震災の復興行事で初めて羽生と出会ったという。そして14年のソチ五輪直前に神社のお守りをスケート連盟へ送ったところ、金メダルを取った羽生がお礼参りに訪れたこともあった。以来毎年、スケート連盟に神社から御札を寄贈しているという。 「羽生選手の勝利を願って、女性がたくさんいらっしゃっています。勝利を願って羽生選手の名前入りの“のぼり”を奉納した後は、トロントの方角に手を合わせるそうです。中国人のファンもいらっしゃって、20個以上もお守りを購入していかれたことがありました。みなさん、『羽生選手が金メダルを取れますように』と思いをこめていらっしゃいます」 ファンの想いが届いたのだろうか。五輪本番直前には、こんな不思議なことがおきていた。 「2月14日、SPの抽選会で彼は最終組の一番滑走を引きました。ソチ五輪と同じ、羽生選手が得意な順番です。すると彼は突然、『実は昨日、夢を見たんです。そこでも一番滑走を引いていて、今と同じ景色でした……』と言ったそうです。そんな“勝利の正夢”が、リラックスさせてくれたみたいですね」(前出・スポーツ紙記者) そして気になるのは、羽生のこれからだ。優勝後の会見で羽生は「もうちょっと滑る」と現役続投を表明しているが……。羽生を育てた都築章一郎コーチ(80)はこう語る。 「日本はまだフィギュア選手を育てる環境が整っていません。そのため昨年8月、彼に『将来はプロデューサーのような立場で環境づくりをしてほしい』と話しました。すると彼は『先生、3年待ってください』と言ったのです。おそらく彼の中に、そうした“将来のビジョン”があるのでしょう」 五輪2連覇の偉業を達成してもまだ終わらぬ夢……。これからも羽生の“挑戦”は続く。
2018年02月20日女優の平祐奈(19)が19日、自身のインスタグラムとブログを更新。ヒロインを演じる映画『honey』(3月31日公開)の撮影オフショットを公開し、姉で女優の平愛梨に似ていると話題を呼んでいる。平は「映画【honey】公開まであと40日」とコメントし、海をバックに制服姿でバンザイをしてる撮影オフショットを公開。「#映画honey」「#3月31日」「#鬼キュンロードショー」「#honeyは甘酸っぱい」「#エンドロールもかわいいよ」「#広めてね」「#オフショット」「#カウントダウンスタート」とハッシュタグも添えた。ファンからは「爽HAPPY!!」「めちゃめちゃ可愛い」「鬼かわいい」「きれい」「ばりかわいいやんか」という絶賛の声に加え、「お姉ちゃんそっくりですね」「愛ちゃんに似てるー!」「愛梨ちゃんにソックリ!」「愛梨ちゃんかと思った似すぎ!!!」「このゆうなちゃんすごい愛梨ちゃんに似てる可愛い」と、姉で女優の平愛梨とそっくりだという声も多数寄せられている。アイドルグループ・King & Princeの平野紫耀が主演を務める『honey』は、目黒あむの同名コミックが原作。平野演じる鬼S不良男子・鬼瀬大雅が、平祐奈演じるヘタレでビビリの女子高生・小暮奈緒に突然プロポーズしたことから、2人の関係が始まっていく。
2018年02月19日平昌五輪・フィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦選手が、19日放送のTOKYO FMラジオ番組『LOVE CONNECTION』(11:00~13:00)を通じて、「試合前に聴く曲」「心の支えとしている曲」を発表。2016年に上咽頭がんで亡くなった歌手・和田光司さんへの思いも語った。羽生結弦TOKYO FMでは、平昌五輪に向けて音楽でエールを送るスペシャル企画『アスリートたちのCheer up SONGS』を実施。アスリートに独自取材した「試合前に聴く曲」や「心の支えとしている」曲を、平日の生ワイド番組を中心にオンエアしている。羽生もこの企画に参加し「試合前に聴いたり心の支えとなっていた曲=Cheer up SONGS」のベスト3を発表し、コメントを寄せた。羽生が1位に選んだのは、和田さんが歌う「風 ~re-fly ver.~」。和田さんは1999年4月にTVアニメ『デジモンアドベンチャー』の主題歌「Butter-Fly」でメジャーデビューして以降、『デジモン』シリーズの主題歌、挿入歌などを数多く担当した。2003年、29歳の時に癌を患い、2度の活動休止を経て歌い続ける姿から、デビュー曲にかけて「不死蝶のアニソンシンガー」と呼ばれていた。TOKYO FMでは引き続き47選手に取材した「Cheer up SONGS」を『クロノス』(月~金6:00~8:55)、『Blue Ocean』(月~金8:55~11:00)、『LOVE CONNECTION』(月~金11:30~13:00)、『高橋みなみの「これから、何する?」』(月~木13:00~14:55)、『シンクロのシティ』(月~木15:00~16:50)、『Skyrocket Company』(月~木17:00~19:00)、『よんぱち』(金13:00~16:30)などでオンエアしていく。■羽生選手が選んだCheer up SONGSベスト3とコメント・1位「風 ~re-fly ver.~」(和田光司)「和田光司さんは(亡くなって)もういらっしゃらないんですけど、もともと僕はデジモンが好きで、デジモンの曲です。ただ翼とか風とか、向かい風の中を飛んで行くような、そんなイメージが強くある曲。和田光司さんも(天の)上から見ていただけていたらな、と思いました」・2位「夢の飼い主」(BUMP OF CHICKEN)「BUMP OF CHICKENはもともと全曲そらで歌えるくらい好きで聴いているのですが、何よりも今回は夢の舞台ということもありましたし、この曲の主人公がだんだん夢に味付けをしていってしまって…その感じがちょっと自分にもあって。ずーっと自分で『これが夢だ!』と思っていたからこそ、いつのまにか純粋な気持ちを忘れてしまってたな、ということを思い返すことができた曲です」・3位「戦いは終わらない」(阿部真央)「この曲は自分自身を鼓舞してくれる、 自分自身を代弁してくれるような曲。本当に力強い阿部真央さんの声、『自分に自信を持っていいんだよ』と思えるような曲でした」
2018年02月19日(写真:アフロ) いよいよ開幕した平昌五輪!そんななか注目されているのが坂本花織選手(17)だ。昨年末の全日本選手権で準優勝し、1月の四大陸選手権では初優勝!勢いそのままに五輪へ挑んでいる。そんな女子フィギュア界の新星の原点を追った――。 兵庫県神戸市で3人姉妹の末っ子として生まれた坂本。父は警察に勤め、母は専業主婦。年の離れた姉2人はすでに社会人だという。坂本が通っている美容室で働くAさんは言う。 「いつも周囲を笑わせてくれる、明るい子。私がカットをしているとき、いつも鏡ごしに“変顔”をするんです(笑)。お母さんには『そんな顔ばっかりして!』と怒られていますね。でも海外の試合ではそれが生きているみたいです。というのも言葉が通じなくても、彼女は変顔で笑いを取れる。そうすることで、海外の選手とすぐ友達になれるそうです」 そんな天真爛漫な坂本。その“個性”を伸ばしてくれたのは、家族だった。 「フィギュアスケートはお金がかかります。その資金を家族一丸となり捻出していました。お父さんはもちろんの、お姉ちゃん2人も働いて花織ちゃんを支えていました。お母さんは専業主婦ですが、いつも花織ちゃんについて支えていました」(近所の住民) 実際、Aさんは母の苦労をこう振り返る。 「花織ちゃんは本格的にフィギュアを始めた当初、大阪まで早朝練習に通っていました。その後で神戸へ戻って学校に行き、放課後は再び大阪で練習。お母さんは毎日、送り迎えに奔走していました。思えばあのころのお母さんは、いつも目を充血させていました。ほとんど睡眠もとれないほど大変だったのだと思います」 中学までは試合に付き添っていた母だが、坂本が高校生になると“自立”を促すように。 「中学卒業直前、お母さんから『あの子が高校生になったら、1人で試合に行かせたい。でも、そうなるとメークも自分でできないとダメ。だから、あの子にやり方を教えてくれませんか?』と頼まれたんです。レクチャーしているときも、お姉ちゃんが『後で見返すことができるように』と言ってビデオ撮影をしていました。そんなときでもあの子は“変顔”をして、お姉ちゃんに『こらっ!やめなさい!』と怒られていましたね(笑)」 Aさんは、最後に期待を込めてこう語る。 「彼女がどこでも変顔になれるのは、見方を変えると“物おじしない性格”だということ。大きな試合でも、緊張したりナーバスになったりすることがない。いつも平常心でいられるんです。だから花織ちゃんならきっと五輪のような大舞台でも、普段の試合と同じように見事な演技を見せてくれるはずですよ!」
2018年02月19日(写真:アフロ) 平昌五輪の女子フィギュアでいま注目を集めている坂本花織選手(17)。11日からの団体戦を終了、21日からシングル戦に突入する。 ここ最近の日本女子フィギュア選手にはなかった“高く遠く跳ぶジャンプ”を武器に突如、彗星のごとく現れた坂本。昨年末の全日本選手権で準優勝して代表入りを果たすと、1月の四大陸選手権ではみごと初優勝!勢いそのままに五輪へ挑んでいるのだ。 そんな女子フィギュア界の新星は、いかにして誕生したのだろうか。兵庫県神戸市で3人姉妹の末っ子として誕生。父は警察に勤め、母は専業主婦。年の離れた姉2人は、すでに社会人だ。家族の支えを受け、幼いころからフィギュアや水泳、ダンスなどの習いごとをしてきた坂本。4歳から通っていたイトマンスイミングスクールの羽谷明美コーチは言う。 「フィギュアと同じ時期に始めたそうですが、彼女は水泳のセンスも抜群。選手専門のコースへの推薦がコーチから出てくるほどでした。他の子が四苦八苦するようなことも、彼女は自然にできてしまうんです。でも器用というわけではなく、壁にぶち当たることも。そんなときでも決してあきらめず、クリアするまで努力を続けるような子でした」 彼女の天真爛漫さは、いつも周囲を惹きつけていたという。羽谷コーチがこう振り返る。 「彼女は、気がつくと輪の中心でリーダーシップをとっているような子でした。目立つようなことをするわけでもないし、『私が!』と手をあげるわけでもない。でもいつの間にか、みんながついていくんです。あの明るい性格と、面白いキャラクターがそうさせているのだと思います。それに年下の子が泣いていると、彼女はそっと近づいて声をかけてあげていました。そうしたさりげない優しさがあるから、みんな好きになるのでしょうね」 坂本は中学卒業まで12年間、通い続けた。水泳で培った空間認識能力があの高いジャンプを生み出し、身についた持久力が終盤になっても衰えない演技を生み出したのだろう。 4日には決戦の地、韓国に降り立った坂本。四大陸選手権での初優勝について聞かれると、力強くこう語っている。 「この勢いのまま、いこうと思う――」 女子シングルでミラクルを起こすことができるのか。今から目が離せない。
2018年02月19日66年ぶりとなる五輪連覇を成し遂げた羽生結弦(23)。絶対王者が「伝説」となった瞬間だった。 2月16日に行われたショートプログラムでは111.68点を獲得し、首位発進。フリーでも圧巻の演技を見せつけ、206.17点を獲得。合計317.85点となり、金メダルに輝いたのだ。 昨年11月のNHK杯で公式練習中に転倒し、右足首靭帯を損傷。練習再開までには2カ月間かかり、ジャンプ練習は今年に入ってから。演技構成についても直前まで迷うなど、まさにギリギリで臨んだ大舞台だった。 しかし羽生はすべてを終えた後、こう語っている。 「本当に自分がやりきれたなと思うくらいの演技ができたことがよかったと思う」 11日にカナダ・トロントから現地入りした際も「どの選手よりも勝ちたいという気持ちが強くあると思うし、ピークまでもっていける伸びしろがたくさんある」と意気込んでいた羽生。平昌五輪で金メダルを取る。そのイメージだけは揺るがなかった。 実は羽生、その夢をすでに10代のころから見据えていたという。 16年に発売されたスポーツライター野口美惠氏の『羽生結弦 王者のメソッド 2008-2016』(文藝春秋)。13歳の少年が絶対王者に至るまでの軌跡を本人の肉声とともに描いたものだが、そのなかでシニア転向した羽生の“予言”が記されている。 《14年のソチ五輪は、とにかく出場したいです。あの空気を味わって,初の五輪だからある程度緊張もするだろうけれど、『僕は五輪で滑っているだぞ』っていう空気を味わって、すごく思い切って出来るんじゃないかな。そして、18年平昌五輪は23歳で年齢的には味も出てくるし、一番ベストの年齢。平昌五輪では金というイメージです》 快挙の陰には、どんなときでも決してぶれなかった“強い信念”があったのだ。
2018年02月17日フィギュアスケート男子代表の羽生結弦選手が17日、平昌オリンピックで金メダルを獲得。Twitterでは一部の映画ファンが、映画『バーフバリ 王の凱旋』を連想したことで話題となっている。映画『バーフバリ 王の凱旋』は、現在上映中のインド映画で、同国で歴代最高興収を達成した大ヒット作。2015年に上映された『バーフバリ 伝説誕生』と二部作となっており、21日には『王の凱旋』のブルーレイ&DVDも発売される。古代インドを舞台に、数奇な運命に導かれた伝説の戦士・バーフバリが、三代にわたり愛と復讐の物語を繰り広げる同作は日本でもSNSを中心に熱狂的に受け入れられた。映画を観た人がバーフバリ(父親&息子)のカリスマ性に感化され、「バーフバリ! バーフバリ!」としかつぶやかなくなることでもおなじみとなっている。前回のソチオリンピックで金メダルを獲得した後、怪我に悩まされていたが、平昌オリンピックで見事にそのカリスマ性を見せた羽生。16日に羽生がショートプログラムで1位に輝いたことで、Twitterでは「ソチが『伝説誕生』、平昌が『王の凱旋』」と話題になり、「バーフバリ」と検索すると「羽生」という単語がサジェストされる結果となっていた。さらに17日、フリープログラムを終えて金メダル決定となった羽生に、王の気配を感じた映画ファンたちが「羽生くんがバーフバリに見えてきた」「バーフバリのような絶対王者感」「実質バーフバリ」「フィギュア界のバーフバリ」「氷上のバーフバリ」と話題に。同作のキャッチコピーにかけて「王を称えよ!」と羽生に興奮する人が続出している。
2018年02月17日平昌オリンピックのスキージャンプで、銅メダル獲得という活躍を見せた高梨沙羅選手。ソチオリンピックに出場した17歳のときは、まだあどけなさが残る表情が印象的でしたが、現在は21歳。4年前と比べ、グッと大人っぽく美人になった彼女にビックリした人も多かったのでは?今回はそんな高梨選手のメイクについて分析してみました!高梨選手のメイクのポイントを紹介高梨選手がメイクにハマったのは20歳ぐらいの頃。周囲のすすめで気分転換にとメイクを始めたところ、ハマってしまったとの話です。今は資生堂がスポンサーについていて、メイク指導なども受けているらしいですよ。メイクをするとスイッチが入って、競技に集中できるという彼女。私たちもそのメイクのテクニックをぜひ取り入れたいですね。■目、眉…部位別・メイクの詳細◎アイメイクまず、印象的なのはアイメイク。アイラインとブラウンメイクが特徴です。アイラインは黒で、上まつげの「目の際~目尻~下まつげの際」までを、くの字型に囲んでいます。さらにブラウンアイシャドウを重ね、目尻を囲んでいますね。二重の部分にも暗めのブラウンシャドウをぼかしています。◎ノーズシャドウ眉頭から鼻筋にかけてはナチュラルですが、ノーズシャドウを入れています。これでかなり彫の深い顔立ちが実現!高梨選手は健康的な肌色なので、ノーズシャドウやブラウンシャドウがナチュラルに映えていますが、色白さんは、ブラウンの色調をもう少しベージュ寄りにするといいかもしれません。◎涙袋メイクそして涙袋にも注目です。実は涙袋の部分に、ごく自然にですが、パールベージュを乗せて涙袋メイクをしているのです。キュートさの中にも大人っぽさが出るこのテクニックは、ぜひ真似したいところです。◎まつげのカール高梨選手はまつげエクステをつけているかもしれませんが、まつげ自体もキュッと上げ、アイメイクを強調しています。まつエクをしていない人はカールアップ&カールキープタイプのマスカラを使って、しっかりまつげのカールをキープするといいでしょう。◎眉メイク眉は眉山を作らないストレート眉です。長さも短めで、ここはアスリートらしく意思のある強い眉になっていますね。このストレート眉は2018年のトレンド眉でもあるので、アスリートではないみなさんにもおすすめ。◎リップメイク目元がしっかりメイクなので、口元はあっさりとリップクリームで仕上げているようです。21歳の女子らしいキュートさが出ていますね。■高梨選手風メイクを取り入れて「ストレート眉+しっかりアイメイク」で、絶妙な女性っぽさのバランスを取っている高梨選手のメイク。彼女の大変身を目にして「メイクって大切!」「ちょっと真似したい!」と思った女子は少なくないのではないでしょうか?高梨選手風のメイクは、プチプラコスメでも充分、対応可能なので挑戦してみてくださいね。美女度を上げて、気になる彼をあっと言わせちゃいましょう!
2018年02月17日(写真:アフロ) 宇野昌磨(20)が5歳でスケートを始めてから15年、自分の時間も犠牲にしてサポートを続けてきた母・純子さん。金メダルに挑む平昌五輪、その献身が結実するときがきたーー。 平昌五輪フィギュア男子で金メダル候補となった宇野を語るうえで、欠かせないのが母親の存在だ。 「幼いころから、リンクのなかでは、切れ味の鋭いスケーティングと豊かな表現力を見せていましたが、僕らが印象に残っているのは、いつも母の純子さんに叱られて涙を流していた姿です。スケートを始めたころから宇野は練習に身が入らないことがあって。さぼりグセが出ないように、リンクの外から目を光らせていたんです。5歳でスケートを始めて15年、宇野がここまでこられたのも、息子に寄り添うように献身的に支えてきたお母さんの存在があったからです」(スケート関係者) 宇野は、IT会社を経営する父・宏樹さん(53)と専業主婦の母・純子さんの長男として、’97年に名古屋市で生まれた。4歳下には弟・樹くん(16)がいる。純子さんは、自分の時間を犠牲にしてすべてを宇野に注いだという。 「リンクを借り切って行う練習は、一般の人のフリー滑走がない深夜や早朝になることも。その送り迎えだけでなく、名古屋にある安藤美姫さんの祖父が経営する喫茶店でカツカレーを食べさせたり、アイスショーなどのイベントに参加させたりしていました。フィギュアの男子選手は思春期になると、競技とは別のものに興味を示したり、親に反抗したりして、競技をやめてしまうこともあるのです。純子さんは、宇野にフィギュアだけに集中できる環境を作ろうと苦心していました。ただ宇野も中学生になっても『ママ、ママ』と頼っていたので、『昌磨は大丈夫?』と心配する声もありました」(別のスケート関係者) そんな宇野が大きく変貌したのは高校に入ってすぐのこと。ジュニアからシニアに上がる直前の’14年だった。 「そのシーズン中に、宇野は純子さんに『もう遠征についてこないで』と言ったんです。ジャンプが跳べなくて、壁にぶち当たっていた宇野にとって、強くなるためには、いつまでも母親に頼っていてはいけないと思っての決断だったのでしょう。宇野の強みは膨大な練習量ですが、母親に言われてやっていた部分も少なくありませんでした。その後、宇野はそれまでに輪をかけて、練習の虫になりました」(スポーツ紙記者) “母からの自立”とともに宇野のスケートもどんどん進化していった。 「試合の衣装について記者に聞かれた宇野は最近まで『お母さんがカバンに入れたから』と答えていました。試合の荷造りは、純子さんが完璧にやっていたので、まかせっきりだったようですね。ところが、昨シーズンの世界選手権で銀メダルを取ったときは、荷造りだけでなく、コンディショニングや栄養管理なども自分なりにこなしていると話していました」(前出・スポーツ紙記者) 息子の自立に最初は戸惑っていたという純子さん。しかし、サポートは今も続けている。1月に出場した四大陸選手権の直前には、好物の肉料理をふるまって“景気づけ”をしたという。 「自立したからこそ、宇野は母親の献身的なサポートのありがたみが身に染みているようです。最近『僕より頑張った母のために最高の演技をしたい』ということを話しています。平昌の観客席で見守る母に最高の演技を見せて、金メダルをプレゼントすることが、恩返しだと自覚しているようです」(前出・スケート関係者)
2018年02月16日(写真:アフロ) 「フィギュア男子の金メダルの行方は、4回転ジャンプを完璧に成功させることがカギ。宇野は、フリーで4回転ジャンプを5回から4回に減らし、確実に成功させることで高得点を狙っています。表彰台のいちばん上をしっかり見据えているのでしょう」 そう話してくれたのは、元フィギュアスケート選手で日本人初の世界選手権メダリストの佐野稔さん(62)。平昌五輪フィギュア男子で金メダル候補となった宇野昌磨(20)を語るうえで、欠かせないのが母親の存在だ。 「幼いころから、リンクのなかでは、切れ味の鋭いスケーティングと豊かな表現力を見せていましたが、僕らが印象に残っているのは、いつも母の純子さんに叱られて涙を流していた姿です。スケートを始めたころから宇野は練習に身が入らないことがあって。さぼりグセが出ないように、リンクの外から目を光らせていたんです。5歳でスケートを始めて15年、宇野がここまでこられたのも、息子に寄り添うように献身的に支えてきたお母さんの存在があったからです」(スケート関係者) 宇野は、IT会社を経営する父・宏樹さん(53)と専業主婦の母・純子さんの長男として、’97年に名古屋市で生まれた。4歳下には弟・樹くん(16)がいる。 「宇野がスケートと出合ったのは、自宅近くのスケートリンク『名古屋スポーツセンター』に遊びにいったことがきっかけ。そこに練習を終えた12歳の浅田真央さんがいたのです。真央さんに誘われて、たちまち夢中になり、毎日滑りに行くようになりました」(スポーツ紙記者) まもなく宇野は、伊藤みどりや浅田真央を育てた山田満知子コーチ(74)が指導する「グランプリ東海クラブ」の門をくぐった。 「厳しい練習で知られる山田コーチですが、純子さんの指導も負けていませんでした。スケート経験はなくても息子の調子を鋭く見極めていて『ジャンプがいいときとここが違う』とか『タイミングが少しずれている』などと指摘していました」(前出・スケート関係者) 小柄な純子さんは、ふだんはファッショナブルでとてもかわいい雰囲気。しかし、息子のスケートのことになると、“もうひとりのコーチ”として熱心に指導した。 「熱がこもる純子さんの言葉に昌磨君はメソメソ泣いてしまうんです。ときに山田コーチのところに逃げ込むこともありました。山田コーチも『昌磨のママがいちばん怖い』と笑っていました」(別のスケート関係者) 母親との二人三脚で、小学生の宇野は全日本ノービス(ジュニアの下のクラス)で4連覇を達成。ジュニアでも世界選手権に出場するほど成長した。純子さんは、自分の時間を犠牲にしてすべてを宇野に注いだという。 「リンクを借り切って行う練習は、一般の人のフリー滑走がない深夜や早朝になることも。その送り迎えだけでなく、名古屋にある安藤美姫さんの祖父が経営する喫茶店でカツカレーを食べさせたり、アイスショーなどのイベントに参加させたりしていました」(前出・別のスケート関係者) 純子さんは、宇野を練習場所のリンクへ往復1時間半ほどかけて送迎をするなど、サポートは今も続けている。宇野は「僕がここまでジャンプが跳べるようになったのも、母がガンガン言いながら練習を見てくれたから」と語っている。
2018年02月16日2月13日、平昌五輪フィギアスケート男子シングル日本代表の羽生結弦(23)が、本番リンクで練習をスタート。昨日の公式練習から羽生が愛用している「くまのプーさん」のティッシュケースカバーをいちごのショートケーキ型のカバーへと変更しネットを中心に話題になっている。 羽生はディズニーキャラクター「くまのプーさん」のファンで知られており、普段から練習時にはプーさんのティッシュカバーを愛用している。しかし、国際オリンピック委員会が特定のスポンサーやロゴに厳しいためプーさんカバーを控えたとみられ、代わりにいちごのショートケーキ型のカバーを持参した。前回のソチ五輪の際もプーさんは控えており、ブルーのティッシュケースを使用していた。 いつも愛用している「くまのプーさん」とは違うケースが登場し、ネットでは「ティッシュカバーがショートケーキになってる!」「どんだけ可愛いの!」「ショートケーキが似合いすぎる!」「羽生さんがケーキのティッシュカバー持っている!!」などの反応を見せている。また、プーさん好きを推すファンからは「あのケーキのティッシュケースヒックリ返すとプーさんカラーになるアイディアかな?」「まさかと思って調べてたんだけど、羽生くんのケーキの中身これじゃないかな?」などケーキケースの下にはプーさんの柄の箱ティッシュなのではないかといった憶測も広がっている。
2018年02月13日平昌五輪のスキージャンプ女子・ノーマルヒルで高梨沙羅が銅メダルを獲得したことを受け、ものまねメイクで話題のタレント・ざわちんが13日にブログを更新し、高梨を祝福。これまで2人はメイクで心を通わせてきた"縁"がある。ざわちん11日に高梨のものまねメイクを披露し、ブログからエールを送っていたざわちん。家族と一緒にテレビで観戦していたようで、「たくさんの頑張りと勇気を与えて貰いました。とてもかっこよかったです。ありがとうございました」「表彰台での笑顔が最高に輝いていましたよ」と感動の瞬間を振り返った。「いつか機会があれば沙羅さんとメイクのお話をしてメイクをしてあげたいです」と期待を寄せるのは、以前から高梨が出演番組などでざわちんを「メイクの師匠」と度々公言していたから。ざわちんも「光栄です」「ざわちん、現在ひとりも弟子はいませんので(笑)、今度はこっちが勝手に沙羅さんを一番弟子に指名しちゃいます」と冗談交じりに喜びを伝えていた。昨年には、平昌を盛り上げるために結成された「平昌オンラインサポーターズ」のリーダーに就任。スキージャンプ台の競技会場にも足を運び、「ひゃー高い」「すんごい迫力です。下から見るのとえらい違いです」とスターティングゲートから見下ろした感想をつづったこともあった。その昨年9月7日付けの投稿には、「高梨沙羅選手。毎回、こんな凄いところで戦っているんですね。驚きました。国民はじめまわりの期待も大きくてプレッシャーもハンパないと思いますが、つきつめれば沙羅さんのオリンピックです。いつも通りの平常心で平昌オリンピックのスキージャンプを思い切り楽しんで下さいね」と気使う内容も。「心から応援しています」と高梨の飛躍を願っていた。
2018年02月13日ものまねメイクで話題のタレント・ざわちんが11日、自身のブログを更新し、平昌五輪で金メダルを狙うノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅のものまねメイクを披露した。ざわちんのアメブロオフィシャルブログより「ふぁいてぃん!!」というタイトルで更新したざわちんは、「いよいよ明日、平昌オリンピックノルディックスキー・ジャンプ女子決勝が行われますね」と書き出し、「高梨沙羅さん、日本中からの大きな期待で、プレッシャーの圧が凄いと思いますが、いつも通りリラックスして大好きなジャンプを最高に楽しんで下さい」とエールを送った。そして、「光栄にも沙羅さんご自身にメイクの師匠と呼んで戴いていますので、ざわちん、ものまねメイクで応援します!!」と高梨のものまねメイクを公開。「フレーフレー沙羅さんふぁいてぃん!!」と応援した。ファンからは「ホントに沙羅さんに似てますね!」「本当にモノマネメイクこんなに出来るって才能すごい」「それにしても相変わらず、怖いくらい?笑っちゃうくらい?似てます笑」「メッチャかわいくて、高梨ちゃんにメッチャ似てます」と絶賛の声が上がっている。
2018年02月12日平昌五輪の注目競技の一つ、フィギュアスケート。今回はその中でもフィギュアの“技”に注目して、観戦のポイントをご紹介します。4回転が1種類あれば、メダル争いに食い込めたソチ五輪から4年。男子シングルはどんな技の競い合いになるのか。そして女子シングルは?五輪出場経験があるプロフィギュアスケーター・本田武史さんに予想していただきました。「2種類以上の4回転ジャンプを3本はフリースケーティング(FS)に入れないと、上位に食い込めません」と、解説者の本田武史さんが予想する男子シングルの戦い。しかも、4回転をただたくさん跳んでもダメ。いかにそのジャンプの質を上げて、高いGOE(出来栄え点)を叩き出すかが、雌雄を決するという。その点で強いのが、羽生結弦選手。「ジャンプはもちろん、スピンやステップにも高いGOEがつくバランスが優れた選手。不安があるとすれば、ケガの影響ぐらい」メダル候補に、彼をはじめ、ネイサン・チェン、宇野昌磨、ハビエル・フェルナンデス、ミハイル・コリヤダ選手たちが並ぶ。「実績のあるフェルナンデス選手と羽生選手は、PCS(演技構成点)でも高い得点を叩き出します。若い選手は対抗するために、4回転の種類や本数を増やしてくると思いますが、そこでGOEのマイナスをつけないことが肝心。チェン選手は4回転の成功率が高く、滑りの姿勢も、体の動かし方もいいですから、一番難しいルッツを確実に跳べば強いと思います」宇野選手はジャンプの着氷時にクセがあることを懸念しつつ、「音楽と一体化したスピンは素晴らしいですし、今季は表現力でも高い評価を受けているので、十分チャンスはあります。独特の表現力を持つコリヤダ選手も、4回転ルッツが決まれば、プログラムの流れが一気に良くなる。ジャンプに高さ、幅、流れがとてもあり、彼の滑りは好きです」力でなく、リズムで跳ぶジャンプが魅力という田中刑事選手は、「長身を活かして踊れる彼の良さを引き出したプログラム。ノーミスで、上位を狙ってほしいですね」一方、女子シングルのメダル争いは、男子以上にミスが許されない、過酷な展開になると予想する。「3回転の連続ジャンプを、GOEのマイナスをつけずに、確実に跳ぶことがメダルの条件です」メダル候補に挙げたのは、エフゲニア・メドベージェワ、アリーナ・ザギトワ、マリア・ソツコワ、カロリーナ・コストナー、ケイトリン・オズモンド各選手。「ザギトワ選手は、すべてのジャンプを後半に入れながら、きちんと回り切ってから降りてくる。さらに、ジャンプに抜群の安定感を持つメドベージェワ選手、長身をコントロールして高さのあるジャンプを飛ぶソツコワ選手というロシア勢が強いと思います」対抗馬は、若手ひしめく中、燦然と輝く31歳、コストナー選手だ。「エッジの深さ、漕がないスケーティングの滑らかさ。年齢を重ねて、さらに磨かれた滑りのうまさは、世界中のスケート関係者が認めるところです」そこに食い込んできそうなのが、宮原知子選手とガブリエル・デールマン選手。「宮原選手の強みは安定感。ノーミスで滑れば、PCSも伸びてきます。デールマン選手は、冒頭に跳ぶ3回転の連続ジャンプが観る者の心を掴む迫力。完璧に演じた時の破壊力はすごいですから」その彼女と肩を並べるジャンプを跳ぶのが、坂本花織選手だ。実績の少ない彼女にもチャンスあり。「滑りの速さと、それをコントロールして跳ぶ高さと幅のあるジャンプは、女子選手には珍しい。彼女の持つ元気の良さも武器になります。練習でも緊張感で張り詰めているのが、五輪という特別な舞台。その中で楽しそうに滑っている選手がいると、周囲の選手がリズムを崩したりすることもありますから、練習の時から持ち味を前面に出してほしいですね」メダル争いに絡まずとも、素晴らしい技を持った選手が世界中から参加する。フィギュアスケートで、マレーシアから初めて五輪に出場するジュリアン イー・ジージェイ選手のバレエジャンプは、得意とする本田さんが太鼓判。本田武史さん日本の4回転ジャンプのパイオニア。長野、ソルトレイクシティ五輪に出場し、後者ではヤグディン、プルシェンコとメダル争いをして、4 位入賞。SP『ドン・キホーテ』は名演。※『anan』2018年2月14日号より。取材、文・齋藤優子写真提供・共同/Getty Images、朝日新聞社/Getty Images、ISU via Getty Images
2018年02月09日(写真:THE FACT JAPAN) 東京ドーム公演を成功させるなど、日本でも人気の韓国男性アイドルグループ・2PMがメンバー全員で平昌冬季オリンピックのヘッドライナーショーに出演することが決まった。テギョンの入隊後、メンバー全員でステージに立つのは今回がはじめてだ。 韓国メディアによると、2PMは19日に平昌メダルプラザで開かれる『ヘッドライナーショー』に出演する。軍服務中のメンバーであるテギョン(29)は国家的行事である平昌冬季オリンピックの陸軍公演要員として国から呼ばれたという。 もともとヘッドライナーショーにはテギョン1人で出演する予定だったが、このことを知った2PMのメンバーが、テギョンと一緒にステージに立ちたいと申し出て、今回の“完全体”の出演が実現した。このために2PMは個人スケジュールを調整。出演料は受け取らない意向だという。 兵役中のメンバーがいるなかで、グループ全員のパフォーマンスを行うことは非常に珍しい。そんな2PMのグループ愛にネットでは「仲良しで嬉しい!」「なんて素敵なグループなんだろう」「2PMの絆の深さに泣ける」と感動の声が上がっている。
2018年02月07日「anan」2089号2/7水曜日発売「思考の整理術。」特集、表紙には平昌五輪直前の羽生結弦選手が登場。今回の表紙撮影の様子を紹介します。anan編集部羽生結弦選手、anan3度目の表紙です!ファンの方でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、2015年のグランプリファイナル、2017年の世界選手権どちらも試合直前に羽生選手に表紙を飾っていただいております。そして、いよいよ、2018年。平昌五輪前。何が何でも、表紙を飾っていただきたい! と約半年前からプロジェクトを開始いたしました。今回の独占シューティングのカメラマンはずっと羽生選手をとり続けていらっしゃる能登直さん。昨秋に行われたカナダ・トロントにあるクリケットクラブの公開練習からはじまり、9月のオータムクラシック、10月のロステレコム杯まで、追いかけていただきました。長年、取材に携わっている能登さんは、羽生選手ともすっかり顔なじみ。目が合うと、手を振ってくれたり、笑顔でカメラを見てくれるそうで、試合中や練習中には見れない、無邪気な表情の写真なども。いまの拠点、カナダでの練習中のストイックながらもリラックスした表情にも注目です!インタビューでも「やっぱり勝ちたい!という気持ちはありますね」と語る羽生選手。ケガを乗り越えて、どんな演技でワタシたちを感動させてくれるのか、今から楽しみでなりません。もちろん羽生選手だけでなく、平昌五輪での日本代表選手のみなさんをanan編集部は心より応援しています!(HK)
2018年02月06日(写真:アフロ) 開幕直前の平昌五輪。今大会でも、要注目のヒロイン候補がたくさんいる。彼女たちが世界でトップをうかがう選手になるまでには、お互いを高め合う相手が欠かせなかった。その関係性はさまざまだが、本番では、アスリートのライバル物語が新たに生まれることだろう――。 「平昌から東京へ。未来への希望となれるよう、チームジャパン一丸となり精進します」 日本選手団主将として、全競技の選手を代表して結団式であいさつしたのは、’10年バンクーバー五輪スピードスケート団体パシュート銅メダル、1,000mの世界記録保持者で、平昌では500mと1,000m、1,500mに出場する小平奈緒(31)。短距離の金メダル有力候補だ。 今五輪ではスピードスケートでもう1人、金メダルの有力候補がいる。1,000m、1,500m、3,000m、新種目のマススタート、団体パシュートに出場する高木美帆(23)だ。 ’94年リレハンメル五輪500m銅メダリストで現・衆議院議員の堀井学さんが、2人の関係性についてこう話す。 「選手団の主将になったように、小平選手はチームジャパンのリーダー。高木選手からすれば、ついていきたい尊敬する先輩でしょう。平昌では『大将』『副将』格として、ぜひワンツーフィニッシュを決めてほしいものですね」 2人が世界のトップに並び出るまでは、長い道のりがあったのだと堀井さんは言う。 「’10年バンクーバー五輪で、中学生で日本代表になり、鮮烈なデビューを飾った高木選手ですが、次の’14年ソチ五輪の選考では落選し、苦しい時期を過ごしています。彼女はそこであきらめず、挑戦を続けた結果、長いトンネルを抜けて今日に至ります。その道のりではやはり、地味ながらコツコツと努力を重ねてきた、8年先輩の小平選手の姿に勇気を与えられてきたのではないでしょうか」 一方、世界でも圧倒的な強さを誇る小平にとっても、後輩の高木の成長が刺激になっているのだという。 「1,000mで、高地の室内リンクでは小平が大差で勝ちますが、低地の屋外では数回に1回、高木に敗れることがある。1,000mは互いの“現在”を確かめ合える場所でもあるんです」 では、平昌での直接対決の展開は、どうなるのだろう。スポーツジャーナリストの折山淑美さんはこう見る。 「日程的には1,500mが先にありますので、ここで勝つことを第一目標にしてきた高木にすれば、自分のレース展開を守って金メダルを取りたいところ。1,000mは小平が世界でも圧倒的に強いですから、同走なら、最初から飛ばす小平に冷静についていければ、金銀独占もあるかもしれません」
2018年02月01日(写真:アフロ) 開幕直前の平昌五輪。今大会でも、要注目のヒロイン候補がたくさんいる。彼女たちが世界でトップをうかがう選手になるまでには、お互いを高め合う相手が欠かせなかった。その関係性はさまざまだが、本番では、アスリートのライバル物語が新たに生まれることだろう――。 フィギュアスケート女子で平昌五輪日本代表に選出されたのは、宮原知子(19)と坂本花織(17)の2人。ともに初出場となる彼女たちの横顔を、’77年世界選手権東京大会で日本人初の銅メダリストとなった佐野稔さんに語ってもらった。 「’15年世界選手権の銀メダリストである宮原さんは、股関節の疲労骨折で昨年の世界選手権を欠場しましたが、逆境を乗り切って全日本選手権で見事に4連覇を達成、名実ともに『日本の女王』に返り咲きました。坂本さんは、全日本選手権のフリーでプレッシャーのかかる最終滑走を、ノーミスで乗り切る強いハートの持ち主。初挑戦で日本代表の座を射止めた、今回のシンデレラガールなんです」 そんな2人の関係性を、佐野さんは次のようにみる。 「宮原さんは、演技を見てもわかるとおり、生真面目で、フィギュアに対しての姿勢がすがすがしく感じられる選手。そんなエース・宮原さんには、新星・坂本さんを包んで引き上げられる、姉のような包容力があるのではないかと思います。かたや妹分のような坂本さんが五輪という大舞台で、努力型の宮原さんという先輩と一緒に戦えるのが、大きな糧になるはずなんです。怖いものなしの若さをぶつけてほしいですね」 では、五輪当日はどのような試合展開になるのだろう。スポーツジャーナリストの折山淑美さんはこう考える。 「宮原は、ジャンプをノーミスで切り抜け、自分らしい着実な演技を目指すはずです。坂本は、同世代の強豪がひしめくなかで自分だけが出られることをラッキーと捉えているはず。宮原というエースが上にいる安心感から、順位を気にせず戦うことができれば、平昌でサプライズを起こすかもしれないですね」
2018年02月01日(写真:アフロ) 開幕直前の平昌五輪。今大会でも、要注目のヒロイン候補がたくさんいる。彼女たちが世界でトップをうかがう選手になるまでには、お互いを高め合う相手が欠かせなかった。その関係性はさまざまだが、本番では、アスリートのライバル物語が新たに生まれることだろう――。 「小学生のころ、初めて見た沙羅ちゃん……いえ、高梨選手の印象は、鮮明に覚えています。私も含めて女子のジャンプの飛び出しって、男子に比べて『もさ~っ』というか、動きが遅いんですが、彼女は男子のように『バンッ』と一発で飛び出すことができていたのが、印象的でした」 その驚きを昨日のことのように、目を見開いて振り返るのは、平昌五輪スキージャンプ女子日本代表・伊藤有希(23・土屋ホーム所属)。技術の要といわれるテレマーク(両足を前後させて着地する姿勢)は“世界一美しい”と称され、伊藤はいまや世界の強豪からも注目される存在なのだ。 しかし現在までの実績において、伊藤の上に位置しているのが、言わずと知れた女子日本代表・高梨沙羅(21)。’16-’17年のワールドカップ総合1位、通算勝利数はなんと「53」と世界1位。日本で1、2位を争い、ともに2度目の五輪となる平昌の大舞台に向かう彼女たちは、幼少期から10年にわたってしのぎを削るライバルとしての日々を過ごしてきた。 伊藤の出身は、北海道上川郡にある人口約3400人の下川町。年に数回はマイナス30度になるという極寒の地だ。祖父・恒さん(故人)は、町の子どもたちのジャンプ競技活動のために尽力し、葛西紀明(45)らの才能を幼少期に見いだしたことで“下川ジャンプの父”ともいわれている存在だ。 恵まれた環境で伊藤が頭角を現したのが、中1で出たシニアの国際大会・コンチネンタルカップだった。初出場でなんと4位、翌’08年には銅メダルで表彰台と、“スーパー中学生”と騒がれたのである。 しかし冒頭のように、すぐ2つ下には高梨がいて、’11年、コンチネンタルカップ2度目の挑戦で優勝。その後に女子ジャンプの五輪正式採用も決定し、高校生になった伊藤が伸び悩むのを横目に、高梨が“天才女子ジャンパー”の名をほしいままにしていく。 伊藤が当時の胸中を明かす。 「う~ん……自分ではあまり、若いコがいきなりバーンと出てくることは気にしないようにしていました。『年下に抜かされる』ということも意識しないように……」(伊藤・以下同) 伸び悩んだ高校生時代は、高梨がワールドカップで初優勝を挙げ、連戦連勝、16歳4カ月と最年少で個人総合優勝を決めた時期と重なる。伊藤が低迷していた時期に高梨は男子選手のように前方に体を伸ばしてバンバン飛び、距離を伸ばした。高梨は伊藤のはるか先を行っていた。 ’13年4月、伊藤は高校卒業後、地元の大先輩・葛西のいる土屋ホームに入社、男子選手に交じって同じメニューをこなすという“荒行”に打って出る日々を過ごすうちに、成績が向上していった。 「陸上や筋力トレーニングも含めた監督の厳しいメニューをこなすなかで、思い出したのは、幼いころ、下川でやってきた厳しい練習でした。あのときも女子は私ひとり。『あの苦しさに比べれば……』と、食らいついていったんです」 そして’14年1月のワールドカップで高梨に次ぐ2位と初の表彰台に立つことに。伊藤にとってようやく先行していた高梨に追いつき、世界で勝負できると勇んで臨んだ初めての五輪だった。 高梨はワールドカップで連戦連勝。ソチ五輪は優勝候補筆頭だった。それぞれ自信を深め出場した同年2月のソチ五輪。高梨が4位、伊藤が7位と期待されたメダルに届かず、ともに悔し涙に暮れた。 だが、この挫折が伊藤の競技人生をがらりと変えた。伊藤は今まで以上の努力を重ね、大技を習得。’17年1月のワールドカップ札幌大会で、ついに高梨を2位に抑えて初優勝を果たしたのだ。 「高梨選手という世界のトップがいるからこそ、身近でそのレベルを体感でき、世界との実力差を体感できた。その意味では、高梨選手に負けることで、私のモチベーションが上がったんだとも言える」 伊藤は平昌五輪にかける思いをこう語る。 「メダルを取れる選手って、五輪当日に自分の調子と、ジャンプ台との相性と、風など自然環境の運を持ち合わせた選手だと思う。自分はそのチャンスが巡ってきたとき確実に手にできるよう、準備して臨むだけです」 目標は、伊藤と高梨のワンツーフィニッシュかと問うと、伊藤は笑顔で即答した。 「はい、高梨選手と一緒に、平昌の舞台で世界にリベンジしたいですね!」
2018年02月01日(写真:アフロ) 開幕直前の平昌五輪。今大会でも、要注目のヒロイン候補がたくさんいる。彼女たちが世界でトップをうかがう選手になるまでには、お互いを高め合う相手が欠かせなかった。その関係性はさまざまだが、本番では、アスリートのライバル物語が新たに生まれることだろう――。 「2歳の息子にも平昌に来てもらうことになりました。彼にも、ときめいてもらいたい」 1月24日の平昌五輪日本選手団結式で、記者団にこう話したのは、カーリング女子日本代表チーム「LS北見(=ロコ・ソラーレ)」キャプテンで3度目の五輪出場となる本橋麻里(31)。 かつてはスキップ(最後にストーンを投じる。ほかの選手への指示もする司令塔)を務めていたが、1児の母となった現在はどのポジションもできるオールラウンドの堅実なタイプの選手に変わった。 そしてLS北見の現在の不動のスキップといえば、藤澤五月(26)。強気で「決まれば大量得点」という一投ができる攻撃型の選手。 2人をよく知る北海道の常呂カーリング倶楽部・田房和彦会長は、こう話す。 「2人の共通点は、新天地に文字どおり『身ひとつ』で飛び込める、フロンティア・スピリット。本橋は、五輪にも出場した『チーム青森』を脱退して、’10年にLS北見を地元で旗揚げした。藤澤は、中部電力という強豪チームで結果をだせず、LSに飛び込むように移籍したんです。男子ではなかなかできない決断ですが、それが女子カーリングの新しい道を作ったんです」 退路を断ってチャレンジしてきた2人は、’16年にLS北見で世界選手権に出場し、男女通じて日本初の銀メダルに輝いた。その直後の本誌取材で移籍のいきさつについて、こう振り返っていた。 「中部電力時代、いい環境に甘えてしまい『環境を変えたい』と思っていたところ、憧れの麻里さんに声をかけてもらったんです」(藤澤) 「ええ、新しい風が必要でしたし、実力がありながら、悔しい思いをしてきた、さっちゃんの力は絶対に必要だと思っていましたから」(本橋) そんな“相思相愛”だった2人だが、本橋は産休に入ると藤澤にスキップを任せ、復帰後もリザーブ(補欠)に回ることに。田房さんがチームの事情を明かす。 「じつは復帰後に出場していた試合で、本橋のショット率は抜群に高いのに、なぜか勝てないという時期が続いたんですね。実力的にはいまでも抜群なんだけれど、彼女はコーチらと相談して、『自分はなるべく試合には出ない』と決めたんだと思います」 本橋がキャプテンとして一歩引いて試合を俯瞰することで藤澤の、“ゲームリーダー”としてのプレッシャーが軽くなった。「本橋さんが見守ってくれている」という安心感から、最高のパフォーマンスを発揮することができたのだ。 そこには、カーリングという競技独特の教えがあるのだと、田房さんは説く。 「カーリングはチームの結束がないと成り立たない競技です。彼女たちには幼いころから、『他人の失敗を喜ぶな』と、つねづね言い聞かせてきました。だから試合中、相手にも『ナイスショット』と言える。それが彼女たちに染みついているカーリングの精神です」 チームがみんなで助け合い高め合う気持ちが強いカーリング選手たち。その象徴が今回世界に挑む、本橋と藤澤だ。’16年の世界選手権でのエピソードとして藤澤は、「予選で発熱したとき、宿泊先で麻里さん特製の豆乳キムチ鍋が体を温めてくれた」と話す。 一方の本橋は「鍋だけじゃないですよ。試合で消耗するから炭水化物をしっかりと取れるように、炊込みご飯など飽きのこないアレンジで。えっ、お母さん役?もう若くないので“お母ちゃん”でいいですよ」と笑った。 本橋は離日直前に、こんなことも言っていた。 「平昌には、みんながいちばん必要とする、お米を持っていきます!」 平昌では、本橋特製の炊込みご飯が、日本を初のメダル獲得に導くことだろう。
2018年02月01日2月9日、いよいよ平昌五輪が開幕する。 羽生結弦(23)は昨年11月に行われたNHK杯の公式練習中に転倒し、右足関節外側靱帯を損傷。なんとか五輪代表には選出されたが、“ぶっつけ本番”で臨むことになった。そんな“奇跡の復活”を目指すなか、“祈祷班”たちも日本各地で祈りを捧げていた――。 “祈祷班”とは、羽生の無事を願うファンたちのこと。もともと彼がケガをした際、ツイッター上で自然発生的に誕生し話題となった。今や、その輪は全国に拡大。熱心なファンたちは実際に神社まで足を運ぶことも少なくない。 羽生の地元・宮城県仙台市にある「秋保神社」も、そのひとつ。“戦の神”を祀るこの神社、羽生の父親も息子の勝利のため祈りを捧げに来ていた“ゆかりの地”だ。 「ソチ五輪で金メダルを獲った後、羽生選手はこちらにお礼参りへ来てくださいました。以来、東北や関東の女性が訪れるようになりました。最近では日本人だけでなく、外国人の女性ファンの姿も見えますね。みなさん、熱心に羽生選手を応援しているようです。昨年の暮れあたりから必勝祈願の“奉納のぼり”が立ち始め、先日ついにその数が100本を超えたと聞きました」(秋保神社関係者) 売られているのは、金色で「心」「技」「体」の文字があしらわれた新勝守(800円)。金メダルをとれるよう、ファンたちもこのお守りを購入しているようだ。 そして羽生ゆかりの神社は、ほかにも。その名称から “聖地”とも呼ばれる兵庫県神戸市の「弓弦羽神社」にも、熱心な女性ファンたちが押し寄せているという。しかもなんと羽生を応援するため、弓弦羽神社を参拝するバスツアーまで組まれていたというのだ! 「昨年秋以降、それらしき団体さんがいらっしゃるようになりました。おかしいなと思い調べてみると、関東の旅行会社が『羽生結弦選手怪我回復とオリンピック連覇を祈願するバスツアー』といったようなものを企画していたんです。それに参加された方々が、団体でお参りにこられていたようです」(弓弦羽神社関係者) ツアーパンフレットに神社の名前が無断で使われていたため、神社はこの会社には抗議したという。ただそれでもツアーに頼らず自力で神社を訪れる熱心なファンは、今も後を絶たないようだ。 《羽生結弦選手の右足が早くよくなりますように。平昌オリンピックで金メダルがとれますように》《羽生結弦選手が金メダルをとり世界中のファンと喜びを分かち合えますように……!!》 絵馬所にはそうした祈願の文字とともに、羽生の写真や金の縁などで彩られた絵馬があふれていた。 そして羽生のフリー演目『SEIMEI』にちなんで“もうひとつの聖地”といわれているのが、京都府京都市にある「晴明神社」。やはりここにもファンたちは殺到していたという。 「もっともファンのお参りが多かったのは、羽生選手がケガをされた直後でした。うちの神社で参拝する人が行列を作るのはお正月ぐらいですが、このときは初詣かと思うほど境内が羽生ファンでいっぱいになりました。最近でもまだまだ参拝客はたくさんいらっしゃっていて、絵馬掛けを増設したほどです。絵馬を見ると、みなさんの願いは“金メダル”よりも“ケガの完治”が多いようです。『結果よりも、五輪本番で練習の成果を発揮してほしい』という思いから、祈願しているのでしょう」(晴明神社宮司) 日本全国で広がる「祈祷班」の祈り――。これだけ多くの願いが寄せられれば、きっと神々も羽生に勝利のパワーを送ってくれることだろう。
2018年01月31日(写真:アフロ) 2月9日から開幕する平昌五輪。羽生結弦(23)にとって、フィギュアスケート人生の集大成となる。だが、羽生はその場に立つことができるのか……。そんな不安も囁かれている。 昨年11月のNHK杯で公式練習中に転倒し、“右足関節外側靱帯損傷”の大けがを負った羽生。平昌五輪の最終選考会でもある、昨年12月20日の全日本選手権も欠場していた。 14年のソチ五輪で金メダルを獲得したことや、昨季の世界選手権を制した実績から五輪代表には選出された。とはいえ、公の試合は3カ月ぶり。今年1月からは、氷上練習も再開したと発表されている。 そんな彼をバックアップする“神様”がいた。日本フィギュアスケート界で “ゴッドハンド”と呼ばれている「マッサージセラピスト」の青嶋正さん(54)だ。 マッサージセラピーとは、施術を通じて心と体の両面から改善していく治療法。青嶋氏はトロントで20年以上前から指圧鍼灸クリニックを営んでおり、患者ひとりひとりに合わせた施術を行う。その腕前が話題となり、彼のもとへ通う選手は多い。 「選手がケガをしないようにするだけでなく、最大のパフォーマンスを出せるコンディションにしていく。それが青嶋さんのポリシーです。選手をあらゆる面からサポートしてくれるとあって、これまでにも小塚崇彦さん(28)や織田信成さん(30)などが“神の手”のお世話になったと聞きました」(フィギュアスケート関係者) 羽生は17歳でトロントに渡って以来、青嶋さんのもとに通っているという。 「最初はストレッチの重要性を認識していなかったという羽生選手も、青嶋さんの指導によって次第に“身体のケア”をふだんから行うようになったそうです。羽生選手はソチ五輪の前も決して万全だったわけではありませんが、みごと金メダルを取ることができた。だから今回も、4年前と同じです。羽生選手は本番までにきっと体を仕上げ、周囲の不安を払拭してくれることでしょう」(前出・フィギュアスケート関係者) “ゴッドハンド”のパワーをもらいながら、決戦の地へと挑む羽生。その目はきっと“五輪2連覇”の快挙を見据えている――。
2018年01月31日(画像:THE FACT JAPAN) 1月30日、『2018年平昌冬季オリンピック、パラリンピック』の開催地である江原道の観光広報大使を務める俳優で歌手のチャン・グンソク(30)が29日に江原道・春川市で行われた聖火リレーに参加したと韓国メディアTVREPORTが報じた。 この日、江原道春川で『2018年平昌冬季五輪聖火リレー』のイベントが行われ、チャン・グンソクは、聖火リレー最後の走者として登場したという。何よりもチャン・グンソクは、今回の五輪広報大使として活動しているため、より意味を深めたと伝えている。 チャン・グンソクは自身のInstagramに「あいにくこんな寒い日、あんなに長く待ってくれて応援しに来てくれたウナギたち。忘れないよ。ありがとう。ところで、この帽子簡単じゃないね。行くぞ」というコメントと共にグンソクが聖火リレー用のユニフォームを来て微笑でいる写真を投稿。 これに対しグンソクのinstagramには「グンちゃんお疲れ様笑顔ステキでカッコ良かった」「聖火ランナーおつかれさま。ありがとう笑顔が大好き」「グンちゃんおつかれさまにほんからおうえんしてたよ」「おつかれさまでしたLiveで見たかったけど…親分、今日は、ほこらしかったよ」など日本からも応援メッセージが続々届いている。
2018年01月30日