女優の安藤サクラさん(36)はかねてよりお付き合いしていた俳優の柄本佑さん(35)と2012年に結婚。二世俳優同士のビッグカップルとして当時話題に。先日、素肌にジャケットを羽織るオシャレショットを投稿し注目を集めているようです。早速チェックしてみましょう! 雰囲気のあるオシャレショットにファン歓喜 この投稿をInstagramで見る 安藤サクラ(@sakuraando)がシェアした投稿 素肌にジャケットを羽織り、ちょっぴり肌見せ感がセクシーな1枚を投稿したサクラさん。無造作なヘアスタイルもとてもお似合いで、どこか遠くを見つめる表情も雰囲気がありカッコイイですね。コメント欄には「街でこんな素敵な雰囲気を見かけたら釘付けです」「素敵な表情ですね」「色気ヤバい」「かっこいい。さくらさんしか出来ない表情♡」と称賛のコメントが相次いで寄せられておりました。私生活では1児のママでもあるサクラさん。佑さんとの夫婦仲も良く、自身のインスタグラムに夫婦ツーショット写真を投稿することも。今後の活躍も楽しみですね!あわせて読みたい🌈吉岡里帆さんの胸の谷間がチラり!「女神様すぎ」「ため息のでる美しさ」と大反響
2022年10月03日ニュースキャスターでジャーナリストの安藤優子さん(63)はかねてよりお付き合いしていたフジテレビディレクターの堤康一さんと2006年に再婚。安藤さんといえば『スーパーニュース』などの報道番組で、キャスターとして仕切る姿が多く知られていて、知的で頭が良く芯が強そうといったイメージがありますが、プライベートでの姿はどんな感じなのでしょうか。先日、安藤さんが若かりし頃の写真を投稿し、注目を集めていました。早速チェックしてみましょう! ハーフと間違えてしまうような美しい顔立ちの安藤アナ この投稿をInstagramで見る 安藤優子(Yuko Ando)(@yukoando0203)がシェアした投稿 「私も一丁前にテニスガールしていました。」と若かりし頃の写真を投稿した安藤アナ。ハーフのような彫りの深い顔立ちが美しく、ショートパンツから伸びた長い脚も美しく見惚れてしまいますね。コメント欄には「優子さん脚長〜い♡綺麗ですね」「長くてバランスの良い脚!綺麗です。」「スタイル抜群ですね〜」「スタイルよくて、可愛くて、素敵」と安藤アナの美脚に視線がくぎ付けになるフォロワー続出のようでした。安藤アナのインスタグラムには、私生活のオフショットやファッションやお料理など、テレビからは知ることのできない情報ばかり投稿されています。新たな一面を発見できるとても新鮮なインスタグラム、今後もチェックしていこうと思います!あわせて読みたい🌈安達祐実さんの美しすぎるアップに「姉妹に間違えられそう」「ママには見えない」と反響
2022年09月28日画面から“匂い”を感じさせる俳優だ。ときに暮らす街の匂いや家のごはんの匂い…その匂いのあまりの生々しさが心を掴む。それが安藤玉恵という人。――9月9日開幕の舞台『阿修羅のごとく』は、昭和の名脚本家・向田邦子さん作の四姉妹の物語。舞台のほか、ドラマや映画もいくつも作られている名作ですね。木野花さんの演出を受けたかったのでラッキーだなと(笑)。ご本人ではないけれど、木野さんが演じていた月影先生(’96年・’03年の舞台『花の紅天狗』、’21年の舞台『月影花之丞大逆転』で演じた演出家の役)が大好きだったんです。かっこよくて。あと、木野さんから演出を受けていた人から聞いていた話が楽しそうだったので…。――ドラマ『あまちゃん』で俳優としての共演はありましたけれど、現場で木野さんの演出家としてのエッセンスを感じたことは?フフフフ(笑)…ありました。『あまちゃん』で、笑えるシーンを“普通”にやっていたら隣にいた木野さんが「もっと面白くやらなきゃ!」って(笑)。ドキッとしましたけれど、ありがたかったですね。言い方も威圧的ではなく穏やかで。ナチュラルに作品をみんなで面白くしようという想いで現場のリーダーになってくださっていたので、監督やみんなから信頼が厚いのだと思いました。――楽しみにされていることは?木野さんもですし、作品もキャストも全部がすごいから、楽しみすぎてよくわからないぐらいです。ほとんどの方が初めましてなので、みなさんが稽古初日にどこまで台本を覚えてくるか気になるし。もし私が全部覚えて稽古場に入ったら、気合入りすぎだろって逆に恥ずかしかったりするのかなとか、余計なことをいろいろ考えちゃっています。――普段、舞台稽古には、どんな感じで臨まれるんですか?台本は読み込んでいきますけど、役をこう演じようとか、このセリフはこう言おうということはあまり考えずに稽古に臨むようにしています。相手とのお芝居の中でできてくるものというか。――安藤さんは、この作品のどこに魅力を感じていますか?四姉妹の喧嘩です。言葉の応酬が激しいんですけど、女同士って本当にこういう喧嘩をするのかって。私には女きょうだいがいないのですが、姉妹でもこんなこと言われたら傷ついてショボンってしそうな気がするんですけど、彼女たちはそうでもなくて淡々と日常を生きていて。でも、この喧嘩を本気でやったら面白いんだろうから、本気でやりたいなっていう…そこですね。なんか野性のぶつかり合いみたいな感じ、というか。向田さんの書かれたセリフはナチュラルだけれど、ベースに野性的なものを感じるんです。姉妹を演じる3人の方たちがセリフを言ったとき、言葉じゃない戦いみたいなものも見えてきたら面白い。しかも舞台は、目の前の人の空気感まで全部伝わるから、より感じやすいんじゃないかと思います。――先ほど、事前にあまり役を作らないとおっしゃっていましたが、役と自分とを重ねたりは?あまりしないです。読んでいて「わかる」「この感情、知っている」ってことはありますし、結果的に重なってくることは多いような気がしますけど。いつも相手の俳優さんを頼りにしちゃってます。雰囲気とか言い方とか、その方から出ている“何か”があって、それをきちんと受け止めてお芝居するようにしています。――安藤さんって、舞台でも映像作品でも、どんな役を演じられていても場に違和感なく溶け込む印象があって。作家や監督の世界観に染まるみたいなことを考えて臨まれているんでしょうか。あんまり考えてないんです。本当に感覚的というか。その場所に立って感じてはいますね。ロケのときもだし、セットでもここにコップがあるとか、こたつがあるとか…。撮影のドライとかテストの後に時間があるときは、楽屋に戻らず本番までセットの中にいることが多いんです。「戻らないの?」って聞かれるんですが、なぜかそこにいたくて。もしかしたら、そういう意味で必要な時間なのかもしれないですね。ただ、あえてそうしているわけじゃなく、なんとなくいるだけなんですけど。――ならば、共演していて魅力的に感じる俳優さんとは?こっちが何をやっても大丈夫って思わせてくださる方の存在は、本当にありがたいです。直感的に信頼できるというか。安藤さんが出演する舞台『阿修羅のごとく』は、9月9日(金)~10月2日(日)、東京・シアタートラムにて上演。9月14日(水)18時開演の回で生配信あり。大人計画 TEL:03・3327・4312(平日11:00~19:00)10月8日(土)~10日(月)には兵庫公演も。あんどう・たまえ1976年生まれ、東京都出身。早稲田大学在学中に演劇活動をスタート。2013年の連続テレビ小説『あまちゃん』の栗原しおり役をはじめ、映像作品にも数々出演。近作にドラマ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』『拾われた男 Lost Man Found』など。近年は、自主公演「とんかつと語りの夕べ」も開催。衣装協力・salon de GAUCHO TEL:03・6380・9979※『anan』2022年9月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Kei(salon de GAUCHO)ヘア&メイク・大和田一美(APREA)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年09月10日太宰治原作「斜陽」を主演・宮本茉由、安藤政信で映画化した『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』の公開が決定。併せて、宮本さんと安藤さんの2ショットをとらえたメインビジュアルが解禁された。敗戦後の昭和20年、没落貴族となった上、父を失ったかず子とその母・都貴子は生活のために本郷西片町の実家を売って西伊豆で暮らすことに。そんな折、戦地で行方不明となっていた弟の直治が帰還するとの知らせが入ると、母は「歳の離れた資産家に嫁いだらどうか」とかず子に話す。激怒したかず子は「鳩のごとく素直に、蛇のごとく慧かれ」というイエスの言葉とともに6年前の出来事を想いだす。まだ学生だった直治が師匠と仰ぐ中年作家、上原二郎との出会い、それは一夜の恋心の目覚めだった――。今回公開日決定と併せて、かず子を演じる映画デビューにして初主演の宮本さんと、太宰自身を投影した無頼な生活を続ける売れっ子作家・上原を演じる安藤さんをとらえたメインビジュアルが解禁。元貴族の品の良さが伺える真っ青な着物を纏ったかず子が、上原に身を寄せているもので、上原の手前にはウイスキーグラスが確認でき、酒に溺れた生活を続けていることが想像できる。太宰治「斜陽」執筆75周年記念作品となる本作は、近藤明男監督が世界的な大監督である故・増村保造監督(甲府市出身)の助監督を務め、増村監督と脚本家の白坂依志夫が遺した「斜陽」草稿脚本を基に本作の脚本を仕上げた。『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』は10月28日(金)TOHOシネマズ甲府先行、11月4日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:鳩のごとく蛇のごとく斜陽 2022年全国にて公開予定©2021「鳩のごとく蛇のごとく」製作委員会
2022年08月30日今、注目の女の子を紹介する『anan』の「イットガール」。今回は俳優の山本千尋さんです。映画『キングダム2』など話題作に続々出演。3歳から中国武術を習い、世界大会で優勝したことも。「練習は週6回。16歳でお芝居を始めるまで中国武術しか知らない子供でした。『キングダム2』で演じている羌象(きょうしょう)は、幼少期から鍛錬を積んだ強い精神力を持つ女性。おこがましいけれど、経験が導いてくれた運命的な役だと感じています」。『鎌倉殿の13人』にも出演。「大河ドラマ出演という夢が叶ったのも、殺陣ができるという強みがあってこそだと思うので、まだまだ磨きたい。いつでも動けるように、普段着でもジャージーをよく着ます」帯を締めると気持ちがONに。『鎌倉殿~』の稽古や準備の時間は浴衣で。着ると気持ちが引き締まります。パワーをくれる、名入りリングシューズ。ライセンスを取得した時に、お世話になっている方からいただいた宝物。本は人生におけるガイドブック。読書が大好き!本は感性や言葉の感覚を磨くために欠かせないもの。やまもと・ちひろ1996年生まれ。映画『キングダム2 遥かなる大地へ』が公開中。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演も控えている。Instagramは@chihirooyamamotoo※『anan』2022年7月27日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2022年07月26日2022年7月24日、ジャーナリストやキャスターとして活躍する安藤優子さんがInstagramを更新。『怖いもの知らず』だったという、若かりし頃の写真を公開し、反響を呼んでいます。安藤優子「怖いもの知らずの時代」人々の注目を集めたのは、写真に写る安藤さんの服装と状況のギャップ。スキーをしている最中の安藤さんを撮影した1枚ではあるものの、その姿はワイルドさあふれるものでした。 この投稿をInstagramで見る 安藤優子(Yuko Ando)(@yukoando0203)がシェアした投稿 半袖に短パンという服装に、安藤さん自身、当時を振り返り「怖いもの知らずの時代」とコメント。もしもバランスを崩してしまった場合、むき出しの肌に傷が付いてしまう可能性もあるでしょう。また、当時は日焼け止めを塗らずにスキーをしていたといい「日焼け止めなんて知らず、日焼けしまくり、怖い」とも。怖いもの知らずだった安藤さんの投稿は反響を呼び、「かっこいい!」「素敵です」と、多くのコメントが寄せられています。今も、第一線で活躍している安藤さん。そのワイルドな姿とバイタリティーは、この当時から健在だったようです。[文・構成/grape編集部]
2022年07月25日アイドルグループ・NMB48の川上千尋が6月30日、ライブ配信アプリ「17LIVE」にて実施された企画「NMB48 27thシングル選抜メンバー 個人リレー配信」に登場。幸せを感じる瞬間は「野球を観ているとき」と語った。『NAMBATTLE2(ナンバトルツー)〜がむしゃらにならな NMBちゃうやろっ!〜』のファン投票によって選ばれた、27thシングル選抜メンバー14名が日替わりで個人リレー配信を実施する同企画。配信最終日となる6月30日は、選抜第1位の川上千尋がトリを務めた。配信では、Twitterのハッシュタグ「#NMB48とおしゃべり」を用いて募集した、各配信出演メンバーに対する質問に回答するコーナー「NMB48とおしゃべり~!」を実施。そのなかで、川上は「歴代で一番好きな阪神の選手の応援歌は?」という質問をピックアップする。大の阪神ファンとして知られる川上。「私が一番好きな選手の応援歌は、桧山(進次郎)選手とマートン選手です。あとは大和選手。糸原(健斗)選手の応援歌も好き」と答え、「糸原選手の応援歌は2番まである勢いで長いのがすごく新しくて、ちゃんと歌えたときはスッキリしたというか、嬉しかったです」と懐かしんだ。また、コーナーの最後に取り上げた「幸せを感じる瞬間は?」という質問には、「野球を観てるときかな」と回答。「ファンの皆さんが私を応援してくれているみたいに、私もチームを応援して、一喜一憂するのが楽しいですね」としみじみと語った。
2022年07月05日2022年5月、栃木県に住む小学生たちが、ランドセルをキャリーバッグのように運ぶ『さんぽセル』を発案し、ネットで話題になりました。荷物が重すぎたり、ランドセルが身体に合わなかったりすると心身に支障をきたし、通称『ランドセル症候群』になる可能性も。実際にランドセルで大変な思いをしている子供は少なくないようで、『さんぽセル』の注文は殺到し、予約が数か月待ちになるほどの人気を博しています。しかし、ネットで『さんぽセル』が取り上げられると、大人からアイディアや子供たちに対する批判の声が上がりました。アイディアをネットで叩かれた小学生反論に「スカッとした」「キレキレで最高」アイディアに対する批判だけでなく、中には発案者である小学生たちをバカにするようなコメントも。大人から寄せられた批判の声に対し、小学生らが正論で切り返す姿勢に称賛の声が上がりました。安藤優子、大人の『さんぽセル批判』に苦笑同年6月12日に放送された情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、『さんぽセル』について特集。小学生らが反論した『さんぽセル』への批判には、こういったコメントもありました。「ランドセルは重いけど、楽をしたら筋力が下がってイカン!身体も心も鍛えないと」このコメントを投稿した人は、ランドセルを身に着けることで体力をつけたり、忍耐力を上げたりする効果があると考えているのでしょう。そんな意見に対し、コメンテーターとして出演する安藤優子アナウンサーは、このように考えを述べました。いやでも本当に子供のランドセルだけじゃなくて、さっき三上(大進)さんもおっしゃったけれど…。ランドセル以外にピアニカみたいなのをぶら下げて、シューズをぶら下げて、水筒下げて、自分たちの給食の袋もあって、もう本当にランドセルしょった上に、なおかつ両手に荷物を持って。小学校1年生の子がでっかいランドセルをがちゃがちゃいわせて歩いてるのを見ると、「ちょっとそれトゥーマッチじゃない?」って。で、「あれ(ランドセル)をしょったら鍛えられる」って発想って…すごく、どうなってるんでしょうね?本当に。「ランドセルしょって鍛えろ」っていわれてもねぇ…。ワイドナショーーより引用小学生のアイディアを称賛した上で、批判をした大人に「どんな発想をしているのかが理解できない」と苦笑した、安藤さん。安藤さんのいう通り、小学生が通学時に心身を鍛える意味はあるのでしょうか。そもそも、ランドセルで鍛える必要はあるのかが疑問です。この意見に対し、発案した小学生は「灯油缶を遠くに運ぶ時、大人は鍛えるために背負うの?きっとタイヤで運ぶと思う」と反論しています。安藤さんも同様に、苦労を美徳とし、他人に強制する考えが理解できなかったのでしょう。【ネットの声】・本当に発想が謎すぎる。いつからランドセルはトレーニング器具になったんだ…?・同意です。成長過程の子供は、鍛えるよりも身体の成長を大切にするほうが重要だと思う。・「鍛えろ!」っていってる人は、どんなに重い荷物も背負っているのか?重いランドセルで苦労する気持ちは、実際にその状況下に置かれている子供が一番よく分かるはず。当事者の考えを尊重しているからこそ、『さんぽセル』は多くの注文が寄せられているのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年06月12日現在放送中の木村拓哉主演「未来への10カウント」第3話から、山本千尋が登場することが分かった。山本さんは、「ウルトラマンジード」のヒロイン役や、「着飾る恋には理由があって」の福本葉菜役などを演じ、夏公開の『キングダム2 遥かなる大地へ』では、羌象を演じることも発表されたばかり。今回演じるのは、1年生にしてインターハイに出場し、3年生を相手に優勢な状況で試合を運ぶ高い実力を持つ奥村紗耶。主人公・桐沢祥吾(木村さん)ら松葉台高校ボクシング部の前に立ちはだかる、名門京明高校の最強の選手という役どころだ。中国武術やアクションなどを特技とし、プロボクシングライセンスを持つ山本さんは、奥村を演じるにあたって「最も残酷で最も美しい競技とも言えるボクシング。木村拓哉さん演じる桐沢の哀愁と儚さ溢れる姿が、ボクシングの美学と重なって見えて、胸を打たれながら、そして共演させて頂ける幸せと喜びを噛み締めながら撮影に参加させて頂いています」と話し、「プロライセンス所持者として、強さに説得力のあるライバルとして存在出来るように、そして何より孤独で孤高で神聖な協議の選手・関係者の皆様への敬意と感謝の気持ちを手前勝手で恐縮ですが私のボクシングでお伝え出来れば嬉しいです」とコメント。様々なアクション作品に参加してきた山本さんだが、ボクシングを披露するのは本作が初となる。「未来への10カウント」は毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送中。(cinemacafe.net)
2022年04月22日「AZUL BY MOUSSY(アズール バイ マウジー)」と「AJUGA.(アジュガ)」がコラボして発売する、「DISNEY COLLECTION」に注目。 ひとつのブランドだけでママ・パパ・キッズ、みんなで着られる家族リンクが完成しちゃいます♡2022年4月21日(木)正午からはEC予約での受付、4月29日(金)からは店頭で販売スタート!気になる「DISNEY COLLECTION」のデザインは?AZUL BY MOUSSYの顔ともいえるデニム着用のミッキーデザインや、「Fun together All the time.」のメッセージととも愛らしいミッキーがプリントされた商品、AJUGA.で大人気のマザーズバッグやバックパック、マルチポーチを中心とした雑貨など、全12型が登場!パパも使いやすいデザイン♪・男性でも持ちやすいシンプルなバッグママバッグやリュックはシンプルな黒で落ち着いたデザインで、汚れが目立ちづらく、パパとも兼用しやすいのがポイント。ちぴちゃんプロデュースブランドなので、ママ目線での使いやすさも間違いなし!・レディース/メンズ/キッズそれぞれ丈や形など計算済み◎【LADIES】No. 250FSX90-222DSIZE / S,MCOLOR / WHT,BLK,柄NVYPRICE / ¥4,180(in tax)【MENS】No. 251FSX90-153DSIZE / M,LCOLOR / WHT,BLKPRICE / ¥4,400(in tax)【KIDS】No. 252FSX90-021DSIZE / S(100),M(110),L(120)COLOR / WHT,BLK,柄NVYPRICE / ¥2,750(in tax)Tシャツもレディース・メンズ・キッズと丈感や形が絶妙に違い、着やすさやスタイル盛れもしっかり設計されています◎リンクはしたいけどちょっとダサい‥なんてことにならない安心感は形のきれいなアズールバイマウジーならでは♡ママブランドとアズールのレアコラボ、お見逃しなく♡かわいさも機能性もバッチリで、ファミリーリンクに使えるアイテムがたくさんそろう今回のAJUGA.とAZUL BY MOUSSYのコラボレーションによる「DISNEY COLLECTION」。この機会にぜひチェックを♡あわせて読みたい🌈思わずキュン♡【ルコックスポルティフ×ミッフィー】の高機能スニーカーが登場
2022年04月22日お笑いトリオ・ジャングルポケットの太田博久、モデルの近藤千尋が出演する、ケイミュー「光セラ」の新CMが5日より、放送されている。なお太田と近藤が夫婦でCMに出演するのは今回が初めて。新CMで、自宅のリビングでCMの絵コンテを持ちながら「汚れをガッツリ、洗い流す!」とセリフの練習を始める太田。それを見て、近藤が「洗剤のCM来たの!?」と問いかけると、太田は「ううん、壁!」と返答する。そして最後は二人が爽やかな踊りとキメポーズでCMを締めくくっている。
2022年04月05日橋本環奈と上白石萌音が、千尋をWキャストで演じている現在上演中の舞台「千と千尋の神隠し」。この度、御園座大千穐楽公演が生配信されることが発表された。宮崎駿不朽の名作を、「レ・ミゼラブル」「ナイツ・テイル」のジョン・ケアードが舞台化した本作。初舞台となった橋本さん、舞台出演や歌手としても活躍の場を広げている上白石さんに加え、夏木マリ、朴璐美、田口トモロヲ、橋本さとしらが出演。公演チケットが各地完売が続き、観たくても観られない、また、もう一度観たいという方のために、愛知・御園座公演の大千穐楽を、今回生配信することが決定した。橋本さんが千尋を演じる7月3日(日)、上白石さんが千尋を演じる7月4日(月)の回が、Huluストアにて独占生配信となる。(cinemacafe.net)
2022年03月29日アイドルグループ・NMB48の川上千尋が27日、ライブ配信アプリ「17LIVE(ワンセブンライブ)」にて実施された「NAMBATTLE2〜がむしゃらにならなNMBちゃうやろっ!〜愛〜開票イベント」後夜祭配信に出演。同イベントで1位を獲得し、27thシングルでセンターを務める意気込みを語った。27thシングル選抜メンバーを決定する同イベントで2万1,462票を獲得し、1位に輝いた川上は「ずっと自分に自信がなかったんですけど、この期間でファンの方からの応援だったりとか、ファンの方以外からの応援がすごい目に留まるようになって」とイベント中に心境の変化があったと言い、「自分に自信が持てた期間だとすごく思うので、センターに立っても自信を出していきたいなって思います」と意気込んだ。続けて「みんなが狙っていた座なので、今は正直実感ができていないし、不安もある」と率直な思いを吐露しながらも「私が不安になってたら、みんながついてこないと思うので、ついてきたくなるようなセンター(になりたい)」「ファンの方も悔しい気持ちもあると思うので、皆さんに認めてもらえるようなセンターになりたいなって思います」と誓った。そして、今回の配信のMCを務めた元NMB48・三田麻央から「どう引っ張っていきたい?」と聞かれると、「スピーチでもあったんですけど、『このイベントで1位になりたかったです』とか、『もっと上に行けるように』とか、『選抜常連になりたい』という言葉がいっぱい出てきていて、まだまだ(グループの)未来は明るいなと思ったので、私の座を狙いに来てほしい」と笑顔を見せ、「みんながその気持ちを持っていれば、NMBもどんどん大きくなっていけるんじゃないのかなって思います」と期待に胸を膨らませた。
2022年03月28日アイドルグループ・NMB48の川上千尋が、27日にロームシアター京都で行われた、27thシングル選抜メンバーを決定するイベント「NAMBATTLE2 ~がむしゃらにならなNMBちゃうやろっ!~ 愛 開票イベント」で1位を獲得した。同イベントは、NMB活性化プロジェクト「NAMBATTLE2〜がむしゃらにならなNMBちゃうやろっ!」の企画として開催され、ファンからの投票によって27thシングルに参加するメンバーが決定する。表題曲に参加する選抜メンバーは1位~14位、カップリング曲に参加するアンダーガールズは15位~24位のメンバーが務める。イベントでは、26thシングル「恋と愛のその間には」、ライブ初披露となる前田令子センター曲「ジャンジャン」、平山真衣センター曲「ホンマにサンキュー」など13曲を披露。その後、MCの陣内智則と卒業生の三田麻央が登場し、開票が行われた。3日に発表された中間発表では、キャプテンの小嶋花梨が1位、上西怜が2位、川上は3位だったが中間発表から約3倍の票を集め、センターの座を手にした。3位から躍進し、1位を獲得した川上は「加入して10年目になります。同期の(渋谷)凪咲や後輩たちが上に行って活躍する姿を見て、少し焦る日もあったり、どうしたら上に行けるのか悩む日々が続いてました。最初は自信がなくて、皆さんに『5位以内に入りたい』って自分の気持ちにウソをついて、自分のことを、ファンのことを信じてなかったなって思います」と吐露。「でも、こうして1位になれました。10年目の私でも夢を見続けさせてくれるグループです。たくさん夢が叶ったわけではないけど、夢が叶う瞬間があるんだよって、私だから示せることもあるのかなって。私にはたくさんの夢があるんですけど、今日一つ目標ができました。まだその器にはなれてないかもしれないですけど、私にもNMB48を背負わせてください。今回のシングル、私に任せてください! それに相応しい人になりたいです」と胸のうちを語った。■川上千尋インタビュー――1位になった今の気持ちは?すごい夢みたいだなって思ってます。1位になりたいとは言ってたんですけど、まさかなれるとは思ってなかったので、これからNMB48を背負って行ける人になれるように頑張っていきたいです。――27thシングルはどんな曲がいいですか?曲はNMB48感があったら嬉しいなと思うんですけど、MVが曲に合った物語性があって、みんなの個性が出る曲になればうれしいです。――阪神は開幕3連敗ですが?私が1位になったので、阪神も1位になると思います。これから上り調子で。オープン戦も右肩上がりだったので、シーズン終盤は右肩上がりになってると思います。――10年目ということですが、心が折れそうな時は?一番心がポキッてなったのは、山本彩さんの卒業シングル「僕だって泣いちゃうよ」の選抜メンバーになれなかったことです。――1位のスピーチで“愛のボールがキャッチャーミットに”というフレーズがありましたが、これはいつ考えたものですか?スピーチを考える時に、自分なりの何かがある方がいいんじゃないかと思って、私のイメージとして皆さんに伝わっているのが“野球”だと思ったので、「愛のボールが私の心のキャッチャーミットにストライク、ズドン! と来ました」っていうのを思いついて、スタッフさんに話したら「メッチャ面白いやん!」って言っていただけたので入れました(笑)。――“アイドルをいつまでもやっていいのか”という気持ちは?48グループは夢を見つける場所、夢の通過点とも言われます。確かにそうかもしれませんが、ずっと48グループでアイドルでいる子がいてもいいんじゃないかって思っています。私も10年目でセンターになれましたけど、苦労してきた方かなって思うので、そういうことを伝えていけたらいいなって思います。――センターになったことで、グループで変えたいこと、チャレンジしたいことは?全員センターというコンサートを去年しましたが、そういうことができるグループなので、どんどん私の座を狙いにきてほしいと思います(笑)。私がセンターになれたということで、気持ちの面で変えられるんじゃないかと思っています。
2022年03月28日2001年に日本で公開され、今なお高い人気を誇る、スタジオジブリのアニメ映画『千と千尋の神隠し』。7(@_szuna)さんが、神奈川県藤沢市を走る江ノ島電鉄に乗車した際、『千と千尋の神隠し』のワンシーンのような写真が撮影できたといいます。36万件を超える、驚異的な数の『いいね』を集めた、話題の写真をご覧ください。千と千尋の神隠しみたいな写真が撮れた。 pic.twitter.com/JUVmPjYVby — 7 (@_szuna) March 26, 2022 千尋が銭婆の家に向かうため、電車に乗るあの名シーンが現実の世界に…!そこに写っていないはずの千尋やカオナシの姿が見えるようです。写真は反響を呼び、『いいね』だけでなく、多くのコメントも寄せられました。・電車のシーンで流れてきた音楽が頭の中でも流れて感動した。・『千と千尋の神隠し』そのまんま!すごい!・「みたいな」ではなく、本物。7さんの写真は海を越え、海外でも話題になり、外国語で「人生を終える前に見たい景色」「実際に足を運んでみたい」といったコメントも。『千と千尋の神隠し』の登場人物の気分にひたれる、美しい光景に多くの人が感動したようです。[文・構成/grape編集部]
2022年03月28日舞台版『千と千尋の神隠し』が帝国劇場で上演中だ。原作は、言わずと知れた宮崎駿監督によるアニメーション映画の最高傑作で、『レ・ミゼラブル』の世界初演の潤色・演出を担うなどしてきたジョン・ケアードが翻案と演出を手掛け、今回が世界初演となる。開幕直後の3月3日(木)、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、朴路美(いずれもWキャスト)らが開幕にあたっての思いを語った。会見時、一足先に初日を迎えた橋本は「無事に幕をあげることができたので、最後まで必死に千尋として生きていって、走り抜けたい。これからどんどん全体を通して成長できたらいいなと思っております」と話し、一方、まだ初日を迎えていなかった上白石は「このご時世に予定されていた日に初日が迎えられること、本当に嬉しくありがたく思っています。こんな時期に劇場に足を運んでくださる方々の気持ちに応えられるよう、日々楽しく丁寧にやっていきたいです」などと話していた。夏木は「幕は開きましたけど、ジョン・ケアードは決して諦めないので、日々ブラッシュアップして、毎日毎日いいものになっていくと思います。お客様も皆様いろいろご配慮くださっているようで、本当に感謝しかない。初日を迎えられることが信じられないような気持ちですが、頑張っていきます」と意気込み、朴も「改めて感じているのは、コロナ禍でのものづくりの大変さ。みんなで努力をしてきて、今この場に立っています。スタッフ、キャスト一同、熱いハートをもって、ものづくりに本当に真摯な人たちに囲まれた幸せな現場。心を一つにして、湯屋一同心を揃えて、みなさんをお迎えできるように日々頑張っていきたいです」。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが本舞台を観劇したといい、「お世辞なしに本当に面白かったです!とにかくジョンの演出とキャストのみなさんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられて嬉しかったです。印象的なシーンを言い出したらきりがありませんが、キャストが大勢出てくるシーンはどのシーンも気持ちが高揚しました。映画の公開から20年が経っていることを考えると、キャストの方々の中には、当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力につながっているような気がして、感慨深いです」などとコメントを寄せた。それに対して、橋本は「これだけお褒めの言葉をいただけるのは、本当に嬉しい」と語り、上白石は「映画を何度見たか分かりませんし、フィルムコミックや絵にずっと励まされ、お手本にしながら、稽古を進めてきました。作品の素晴らしさに支えられて、助けられることもあれば、やっぱりその素晴らしさを壁に感じることもあって。鈴木さんにそういっていただけて、ホッとしています」と涙ぐんだ。東京公演は3月29日まで。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年03月08日舞台版『千と千尋の神隠し』が帝国劇場で上演中だ。原作は、言わずと知れた宮﨑駿監督によるアニメーション映画の最高傑作で、『レ・ミゼラブル』の世界初演の潤色・演出を担うなどしてきたジョン・ケアードが翻案と演出を手掛け、今回が世界初演となる。開幕直後の3月3日(木)、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、朴璐美(いずれもWキャスト)が、青蛙役・おばたのお兄さん(会見では司会進行を担当)と共に登場。開幕にあたっての思いを語った。もっともっと成長していい舞台に(橋本)日々楽しく丁寧にやっていきたい(上白石)――まずはご挨拶をお願いします。橋本環奈(以下、橋本)私はすでに初日(3/2)を迎えました。もうすぐ初日が始まるおふたり(※上白石と朴)を前にして、ちょっと気の抜けた空気が私だけが出ているのではないかと心配しております(笑)。この作品のお話をいただいた時から、幕が上がることを楽しみにしていました。やはり大変な日常の中で不安がたくさんありましたし、来てくださる方ももちろんだと思いますが、感染対策を行って、今日という日を迎えることができて嬉しいなと思います。これからもっともっと成長して、いい舞台にしていけたらいいなと思っております。上白石萌音(以下、上白石)今もまさに舞台稽古をしていて、プレビュー公演、昨日の初日よりもさらにさらにいいものをお届けするためにカンパニー一丸となって頑張っているところです。環奈ちゃんもおっしゃっていましたが、このご時世に予定されていた日に初日が迎えられること、本当に嬉しくありがたく思っています。こんな時期に劇場に足を運んでくださる方々の気持ちに応えられるよう、日々楽しく丁寧にやっていきたいと思います。よろしくお願いします!舞台『千と千尋の神隠し』ポスター夏木マリ(以下、夏木)昨日環奈ちゃんと一緒に初日を迎えました。7月まで続く舞台なので、昨日幕は開きましたけど、ジョン・ケアードは決して諦めないので、日々ブラッシュアップして、毎日毎日いいものになっていくと思います。出演者が力を合わせて、何よりみんな健康でね。お客様も皆様いろいろご配慮くださっているようで、本当に感謝しかないです。初日を迎えられることが信じられないような気持ちですが、頑張っていきますので、よろしくお願いします。朴璐美(以下、朴)お三方が今おっしゃった通りなんですが、改めて感じているのは、コロナ禍でのものづくりの大変さを痛感しています。言えないような努力をみんなしてきて、今この場に立っています。スタッフ、キャスト一同、熱いハートをもって、ものづくりに本当に真摯な人たちに囲まれた幸せな現場に立たせてもらっています。心をひとつにして、湯屋一同心を揃えて、みなさんをお迎えできるように日々頑張っていきたいと思います。千尋は「身体能力めちゃくちゃ高い」(橋本)「体を追い込む役です」(上白石)――ここで映画『千と千尋の神隠し』の製作に関わった、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーからの観劇の感想をお伝えします。「お世辞なしに本当に面白かったです!とにかくジョンの演出とキャストのみなさんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられて嬉しかったです。印象的なシーンを言い出したらきりがありませんが、キャストが大勢出てくるシーンはどのシーンも気持ちが高揚しましたし、千尋とカオナシが電車に乗っているシーンは、実は観るまで心配だったのですが、非常にうまくできていると感動しました。映画の公開から20年が経っていることを考えると、キャストの方々の中には、当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力につながっているような気がして、感慨深いです。みなさん頑張ってください」(鈴木敏夫)――こちらの感想を聞いて、いかがでしょうか。左から、上白石萌音、橋本環奈橋本本当に安心しますね。認められたというのがすごく嬉しくて。やっぱり映画『千と千尋の神隠し』が好きなみんなが揃っているじゃないですか。だからこそ鈴木さんにどう思われるか。多分ジョンもめちゃくちゃ心配していたと思うんですよ。緊張していたと思うし。そんななかで、これだけお褒めの言葉をいただけるのは、本当に嬉しいですね。上白石本当にお稽古に入る前から、お稽古中も何度映画を観たか分かりませんし、フィルムコミックとか、絵とかにずっと励まされ、お手本にしながら、稽古を進めてきました。作品の素晴らしさに支えられて、助けられることもあれば、やっぱりその素晴らしさを壁に感じることもあって。本当にどきどきしているので、鈴木さんにそういっていただけて……私がやった回をご覧になったわけではないんですけど(笑)、ホッとしています。夏木自分の作品がどういう風に舞台化されるのか、正直不安があったんでしょうね。だけど、ジョンが私たち俳優の肉体を使ってあれだけ再現してくれたし、セットが2度と同じ場面がないという素晴らしいセットなので、きっと楽しんでくださったんだと思います。「パーフェクト」とおっしゃってくださったそうなので、すごく出演者にもその言葉が力になります。嬉しいです。――稽古中大変だったことはありますか?橋本ありすぎるぐらいありますね。千尋は本当にステージをはけている時間がめちゃくちゃ短いんですよ。ずっといるじゃないですか。どのシーンも。上白石ハケても早替えで走っている(笑)橋本そうそう。全然休めない感じだったので、ドジな一面があって、こけたりするんですね。舞台は何回もするので、実際に怪我をしてはダメ。怪我をしない転び方などを研究するのが難しかったですね。実は千尋、身体能力めちゃくちゃ高いと思います。上白石本当に千尋は運動量が半端なくて。倒れ込みそうなところまで体を追い込む役です。それに加えて、稽古場では常にマスクをしていて、しかも精度の高い密閉されているマスクをしていたので、何回か倒れると思いました。でも、高地トレーニングみたいな感じで、舞台ではマスクを外すので、稽古場より楽なんですよ! なので、ちょっとありがたかったなと、今ではマスクに感謝しています(笑)夏木コロナ対策も全てそうですけど、千尋も湯婆婆も見えないところが大変なんですよ。走ったり着替えたり。それがお稽古でつながる/つながらないというのが大変でしたね。そんなことかな。朴本当に感染対策をちゃんとしてきました。すごく意識の高い稽古場だったんじゃないかなと思っています。ご覧になったら分かると思いますが、一番アンサンブルの人たちが体を張っているし、裏ではスタッフさんたちも休む暇がない。大変な分、エネルギーとなって前に出ているので、分かっていただけると思います。スタッフキャストが感染対策をやったということはひとつ、「私たちやったな!」というところであります。7月まで、夢中になって走り抜けたい――すごい運動量ということですが、痩せましたか?橋本どうなんだろ……?夏木私、痩せた。800グラム。すごい汗かかない?朴汗はかきますけど、痩せてなかったです(笑)夏木1幕も2幕もこんな格好で汗びっしょり。これはいいぞと思いました(笑)上白石私、初めて通しをした日、1.5キロ落ちていました。始まる前に緊張して何も食べられなかったのもあると思いますが......今はいくら食べても太らない、無双状態だと思います。楽しもうと思います。――映画が忠実に再現されている世界に入って、どんな気持ちになりましたか?橋本多分千尋と同じ気持ちになれた気がします。出てくる神々もそうですけど、セットも壮大で、それを肌で感じる。本当に千尋と同じ気持ちだろうなと思いますね。やりやすかったですね。夏木テーマパークにいるようだよね。――舞台は7月まで続きます。健康を維持するための方法を教えてください!上白石熱いお湯のお風呂にちゃんとはいることですかね。湯屋の話でもありますから。橋本健康法ですか……特にやっていないですけど、別に至って健康です。上白石この人、ストレッチもしないんですよ!(笑)夏木そう、舞台に出るのに何もしないんですよ!緊張もしない(笑)橋本アキレス腱は伸ばします(笑)夏木私は終わったらマッサージのケアにいきます。朴ごめんなさい。環奈ちゃんと同じタイプ。ギリギリが好きなんです(笑)上白石声のケアとかは?朴全くしないです。橋本ええ!あんなに叫んでいて!朴ごめんね。ちゃんとやります。夏木自分のペースがあるからね。いいのよ(笑)左から、朴璐美、上白石萌音、橋本環奈、夏木マリ、おばたのお兄さん――では最後に改めての意気込みをお願いします。橋本無事に幕を開けることができたので、最後まで必死に千尋として生きていって、走り抜けたいなと思います。これからどんどん全体を通して成長できたらいいなと思っております。上白石本当に世の中いろんなことが起きていて、不安になったり、恐ろしい気持ちになったりすることが多いと思うんですけど、劇場にいらっしゃる3時間だけでも、いろんなことを忘れて楽しんでいただけるように、私たちも夢中になって全員で走り抜けたいなと思っております。劇場でお待ちしております!舞台『千と千尋の神隠し』上演時間は約3時間。東京公演は3月29日(火)まで帝国劇場にて。その後、4月13日(水)~24日(日)に大阪・梅田芸術劇場ホール、5月1日(日)~28日(土)に福岡・博多座、6月6日(月)~12日(日)北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru、6月22日(水)~7月4日(月)に愛知県名古屋市・御園座にて上演される。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年03月07日舞台版『千と千尋の神隠し』が帝国劇場で上演中だ。原作は、言わずと知れた宮崎駿監督によるアニメーション映画の最高傑作で、『レ・ミゼラブル』の世界初演の潤色・演出を担うなどしてきたジョン・ケアードが翻案と演出を手掛け、今回が世界初演となる。開幕直後の3月3日(木)、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、朴路美(いずれもWキャスト)らが開幕にあたっての思いを語った。会見時、一足先に初日を迎えた橋本は「無事に幕をあげることができたので、最後まで必死に千尋として生きていって、走り抜けたい。これからどんどん全体を通して成長できたらいいなと思っております」と話し、一方、まだ初日を迎えていなかった上白石は「このご時世に予定されていた日に初日が迎えられること、本当に嬉しくありがたく思っています。こんな時期に劇場に足を運んでくださる方々の気持ちに応えられるよう、日々楽しく丁寧にやっていきたいです」などと話していた。夏木は「幕は開きましたけど、ジョン・ケアードは決して諦めないので、日々ブラッシュして、毎日毎日いいものになっていくと思います。お客様も皆様いろいろご配慮くださっているようで、本当に感謝しかない。初日を迎えられることが信じられないような気持ちですが、頑張っていきます」と意気込み、朴も「改めて感じているのは、コロナ禍でのものづくりの大変さ。みんなで努力をしてきて、今この場に立っています。スタッフ、キャスト一同、熱いハートをもって、ものづくりに本当に真摯な人たちに囲まれた幸せな現場。心を一つにして、湯屋一同心を揃えて、みなさんをお迎えできるように日々頑張っていきたいです」。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが本舞台を観劇したといい、「お世辞なしに本当に面白かったです!とにかくジョンの演出とキャストのみなさんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられて嬉しかったです。印象的なシーンを言い出したらきりがありませんが、キャストが大勢出てくるシーンはどのシーンも気持ちが高揚しました。映画の公開から20年が経っていることを考えると、キャストの方々の中には、当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力につながっているような気がして、感慨深いです」などとコメントを寄せた。それに対して、橋本は「これだけお褒めの言葉をいただけるのは、本当に嬉しい」と語り、上白石は「映画を何度見たか分かりませんし、フィルムコミックや絵にずっと励まされ、お手本にしながら、稽古を進めてきました。作品の素晴らしさに支えられて、助けられることもあれば、やっぱりその素晴らしさを壁に感じることもあって。鈴木さんにそういっていただけて、ホッとしています」と涙ぐんだ。東京公演は3月29日まで。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年03月07日宮崎駿監督による世界的大ヒットアニメ映画を原作とする、今年最大の話題作と言っても過言ではない舞台、『千と千尋の神隠し』が帝国劇場で上演されている。あのアニメならではの世界を、一体どうやって3次元に……? 舞台化が発表された際、誰もがそう思ったに違いない本作。3月2日の本初日を前に、プレビュー公演とゲネプロでいよいよヴェールを脱いだそれは、原作へのリスペクトと演劇ならではの表現に彩られた超大作だった――!まず、「原作へのリスペクト」の部分。演出のジョン・ケアード(『レ・ミゼラブル』『ナイツ・テイル』)は、いたずらに換骨奪胎するようなことはせず、物語もキャラクターも基本的にはそのまま見せていく。パペットや衣裳の力によって、6本の腕を持つ釜爺も体が影のようなカオナシも、3つの頭部が飛び回る頭(かしら)から、小さな青蛙やさらに小さなススワタリに至るまで、愛すべきあの姿のまま立体となって目の前に現れるのだ。映像やイリュージョンに頼ることなく、パペットや衣裳の力でそれを実現している時点で既に、「演劇ならではの表現」となっていることは明らか。だが、それだけではない。パペットの操り手が隠れることなく、歌舞伎の黒衣のように観客から見える趣向になっていたり。カオナシの心情や「油屋」で働く湯女たちの作業が、時にダンスで表現されたり。そして美術も、能舞台を思わせるセットが360°回転することであらゆる場面を象徴的に表しており、実に演劇的だ。おまけにオーケストラの生演奏までついて、ライブ感を味わいながらイマジネーションを働かせて楽しめる、まさに演劇の醍醐味に満ちた舞台と言えるだろう。特筆すべきは、セット、パペット、衣裳、振付、そして俳優の演技の境目が見えないこと。コロナ禍の中、これほど見事に溶け合うところまで持っていくには、一体どれだけ濃密な稽古が必要だったことだろう。Wキャストのうち、取材できたのは橋本環奈の千尋、醍醐虎汰朗のハク、菅原小春のカオナシ、咲妃みゆのリン/千尋の母、田口トモロヲの釜爺、夏木マリの湯婆婆/銭婆の回。全員が、もはやその役にしか見えないハマリ役ぶりだった。とはいえ、ケアードは俳優それぞれの持ち味や解釈を尊重する演出家であり、そしてWキャストには個性はもちろん、時に性別まで異なる俳優が配役されている(上記の順に、上白石萌音、三浦宏規、辻本知彦、妃海風、橋本さとし、朴ろ美)。別のキャストで観たら、きっとまた違った「千と千尋」の魅力が見えてくることだろう。その多彩さや可能性も含めてやはり、東宝の創立90周年を記念するにふさわしい超大作だ。取材・文:町田麻子舞台『千と千尋の神隠し』2022年3月29日(火)まで、帝国劇場にて。その後大阪(4月)、福岡(5月)、北海道(6月)、愛知(6・7月)にて上演※宮崎駿の「崎」は立つ崎(たつさき)、辻本知彦の「辻」はしんにょうの点が1つ、朴ろ美の「ろ」は王へんに路が正式表記。
2022年03月04日舞台『千と千尋の神隠し』の初日記念会見が3日に東京・帝国劇場で行われ、千尋役の橋本環奈、上白石萌音、湯婆婆/銭婆役の夏木マリ、朴ロ美(※ロは王偏に路)が登場。青蛙役のおばたのお兄さんがMCを務めた。同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋(橋本環奈、上白石萌音 ※Wキャスト)が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクタージョン・ケアードが翻案・演出を手掛け、2022年2月・3月の東京・帝国劇場を皮切りに、4月大阪、5月福岡、6月札幌、6月・7月名古屋と、4大都市でも上演される。2月28日、3月1日のプレビュー公演を終え、2日に初日を迎えた橋本・夏木と、会見後に初日を迎える上白石と朴。原作を手がけた鈴木敏夫プロデューサーからは「お世辞なしに本当におもしろかったです。とにかくジョンの演出とキャストの皆さんが素晴らしくて、原作へのリスペクトが感じられて嬉しかったです。印象的なシーンを言い出したらきりがありませんが、キャストが大勢が出てくるシーンはどのシーンも観ていて気持ちが高揚しましたし、千尋とカオナシが電車に乗って行くシーンは実は観るまで少し心配だったのですが、非常にうまくできていると感動しました。映画の公開から20年が経っていることを考えるとキャストの方々の中には当時まだ生まれたばかりだった方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている方もいる。その経験が舞台の迫力に繋がっているような気がして感慨深いです。皆さんがんばってください!」というメッセージが届く。橋本は「安心します。認められたというのがすごく嬉しくて、『千と千尋の神隠し』が好きなみんながそろっているからこそ、鈴木さんにどう思われるか、ジョンもめちゃくちゃ心配してたと思うんです。これだけお褒めの言葉をいただけるとなると本当に嬉しいですね」と喜ぶ。上白石は「お稽古に入る前から何度映画を観たかわかりませんし、フィルムコミックや絵に励まされお手本にしながら稽古を進めてきて、作品の素晴らしさに助けられることもあれば壁に感じることもあって、本当にどきどきしていたので、鈴木さんにそう言っていただけて」と感極まる。「私がやった回をご覧になったわけじゃないんですけど、ほっとしています」と笑顔を見せた。鈴木プロデューサーとも交流の深い夏木は「自分の作品がどういう風に舞台化されるのか、正直不安だったんでしょうね。だけどジョンが私たち俳優の肉体を使ってあれだけ再現してくれたし、2度と同じ場面がないという素晴らしいセットなので、きっと楽しんでいただいて、メッセージをくださったんだと思います。『パーフェクト』と言ってくれたってジョンが言ってたよね。出演者にもその言葉が力になります」と述べる。28日のプレビュー初日について、朴は「ゲロ吐くかと思った」と苦笑しながら、「ゲネプロができなくて、そのままプレビュー初日で通しだったもので、本当に緊張したんだけど、夢中になってやってしまったという感じがあります」と振り返った。稽古での大変なことを聞かれると、おばたは「全部です」ときっぱり。橋本は「千尋は本当にステージにずっといるのと、ドジな一面があって転んだりするけど、怪我をしない転び方を研究するのが難しかった。実は身体能力めちゃくちゃ高いんです」と説明する。上白石は「運動量がはんぱなくて、『もう無理です』というところまで走らなきゃいけない。体を追い込む役」としみじみとし「はじめて通した日には、1.5kg落ちてました。いくら食べても太らない無双状態で楽しもうと思います」と語る。7月まで続く公演での健康対策を聞かれると、橋本は「特にやってないですけど、いたって健康です」と答え、上白石は「この人、ストレッチもしないんです。丸腰なの」と明かす。「アキレス腱は伸ばします」と言う橋本には、上白石が「ストレッチだけはして!」と懇願するなど、仲の良い様子。さらに夏木が「とにかく大変ですよ。終わったらケアにいく。東宝さんがマッサージさんを用意してくれてますから、朝やっていただく。そんな感じでやらないと続かないですね」と続ける。しかし夏木と同じ役の朴は「環奈ちゃんと一緒で……」と体のケアや喉のケアもしていないということで、「ギリギリが好きなんです。まったくしないです。ごめんね、ちゃんとやります」と謝る朴に、夏木が「自分のペースがあるからね」と声をかけていた。舞台写真提供:東宝演劇部
2022年03月04日東宝創立90周年を記念し、宮崎駿監督の国民的アニメを世界で初めて舞台化する「千と千尋の神隠し」(演出:ジョン・ケアード)の初日記念会見が3月3日、帝国劇場で行われた。会見には千尋役の橋本環奈と上白石萌音、湯婆婆/銭婆をWキャストで演じる夏木マリと朴ロ美、青蛙役のおばたのお兄さんが出席。一足先に初日公演を終えた橋本さんは「わたしにとって初めての舞台。やり遂げることができて良かった」と安どの表情を浮かべ、「これからどんどん成長し、もっといい舞台にしていければいいなと思っております」と決意を新たにしていた。一方、会見後に初日を迎える上白石さんは「気もそぞろです…」と緊張した面持ち。「大変な状況で、予定通りに初日を迎えられることを、うれしくありがたく思っております。劇場に足を運んでくださる方々の気持ちに応えられるように、日々楽しく、丁寧にやっていきたいと思っています」とこちらも気合い十分だった。苦労と問われると、橋本さんは「あり過ぎます!」と即答し、「千尋はステージにいない時間がめちゃくちゃ短いんです。ずっと(ステージ上に)いるんじゃないですか。裏では早替えで全然休めない(笑)」と目まぐるしい舞台裏を告白。また「千尋は結構ドジなところがあって、舞台で何度もこけたりするんですけど、実際にはケガしちゃいけないので、ケガしない転び方を研究しています。千尋、実は身体能力がめちゃくちゃ高いんです。(初日を終えて)足が痛いです」と千尋役ならではの過酷さを明かした。一方、上白石さんはマスク着用での稽古を「高地トレーニングみたいだった」と振り返り、「大変でしたが、(マスクなしで)舞台に立つと稽古場よりラクで、今ではマスクに感謝です」。また、初めての通し稽古を終えた後「1.5(キロ)落ちていました。始まる前から緊張で食べられなくて。いまはいくら食べても太らない“無双状態”なので、楽しもうと思っています」と驚きのエピソードを披露していた。会見では、すでに観劇を終えたスタジオジブリの鈴木敏夫氏からの絶賛コメントも紹介され、「本当に安心しますね。鈴木さんにどう思われるか、ジョンも心配していたと思うし、これだけお褒めの言葉をいただき、本当に認められたというのが、うれしいです」(橋本さん)、「映画に励まされながら、お手本にし、稽古を進めてきました。すばらしさに支えられることもあれば、壁に感じることもありましたが、鈴木さんにそう言っていただいて、ホッとしています」(上白石さん)と喜びを安どを胸に、7月まで続く公演の成功を祈っていた。舞台「千と千尋の神隠し」では、醍醐虎汰朗と三浦宏規がハク、菅原小春と辻本知彦がカオナシ、咲妃みゆと妃海風がリン/千尋の母を演じるほか、釜爺役の田口トモロヲと橋本さとし、兄役/千尋の父の2役を大澄賢也、父役の吉村直ら個性あふれる実力派が顔を揃えている。【スタジオジブリ 鈴木敏夫氏のコメント】お世辞なしに本当に面白かったです。とにかくジョンの演出と、キャストの皆さんがすばらしくて、原作へのリスペクトが感じられてうれしかったです。印象的なシーンを言い出したら、キリがありませんが、キャストが大勢出てくるシーンはどれも見ていて気持ちが高揚しましたし、千尋とカオナシが電車に乗っていくシーンは、実は見るまで少し心配だったのですが、非常にうまくできていると感動いたしました。映画の公開から20年が経っていることを考えると、キャストの方々の中には、当時まだ生まれたばかりの方もいて、幼い頃に映画『千と千尋の神隠し』をご覧になっている人もいる。その経験が舞台の迫力につながっているような気がして、感慨深いです。皆さん、頑張ってください。舞台「千と千尋の神隠し」は2022年3月2日(水)~29日(火)帝国劇場にて上演(プレビュー公演 2月28日・3月1日)。※大阪・福岡・札幌・名古屋公演あり。(text:cinemacafe.net)
2022年03月04日スタジオジブリの大ヒット映画『千と千尋の神隠し』が舞台化される。10歳の少女・千尋(橋本環奈・上白石萌音)が迷い込んだのは八百万の神々たちの世界。神様たちが疲れを癒す「湯屋」を舞台に、奇妙な世界で奮闘する千尋の姿を描いた冒険譚だ。今作で重要な役割を担うハクを、醍醐虎汰朗さんと三浦宏規さんがWキャストで演じる。神様たちが疲れを癒す「湯屋」が帝国劇場に姿を現す!?三浦宏規さん(以下、三浦):最初、『千と千尋~』を舞台化するって知ったときも衝撃でしたけど、オーディションでハク役に決まったと言われたときも、嬉しいけどどこか現実味がなくて。あまりに大きなプロジェクトすぎて…。醍醐虎汰朗さん(以下、醍醐):わかります。世界的に愛される作品ですからね。その一員になれるのは幸せだし、誇りでもあるので、プレッシャーに呑まれないよう、緊張を味方に変えていきたいです。三浦:ハクって、誰もが知ってるキャラクターですし、みなさんの中にいいイメージがあるでしょうから…。醍醐:カッコいいですしね。(演出の)ジョン(・ケアード)さんの考えはまだわからないですが、僕はハクのカッコ良さや儚さ、美しさみたいな部分にこだわりたいと思ってて。三浦:“儚さ男子”っていうのがいいですよね。色気も感じるし。今回はWキャストで一緒にアイデアを出し合える相手がいるのはありがたいです。ただ、これまではWキャストだとしても、自分が年下の現場が多かったから僕の方が年上っていうのがすごく新鮮な感じで…。醍醐:僕は、Wキャストって今回が初めてなんです。この前、声優の梶(裕貴)さんとお話しさせていただいたら、「Wキャストは戦う相手じゃなくて、助け合える相手だから楽しくできるよ」っておっしゃっていて。それで三浦さんにお会いしたら、すごく受け入れ態勢でいてくださったので安心したし、楽しみにもなりました。三浦:オーディションどうでした?僕の場合はアニメのセリフを読んだり、劇中の曲を使って1分半の振り付けを考えるという課題を出されて踊ったりもしたけど。醍醐:僕の場合は、事前に振り付けをいただいて期日までに動画を撮って見てもらったり、リモートでジョンさん相手にお芝居をしたりしました。でも、カメラ目線のままでずっとお芝居してくださいと言われて…。三浦:それは結構難しいな(笑)。醍醐:だから感情の内圧を必死にキープしながらやりました。三浦:出演者関係なく楽しみにしてるのは湯屋のセット。セットのミニチュアを見せてもらったんですが、これ本当に帝劇でやるの?って。醍醐:僕も見ました。細部までものすごく緻密ですごかったです。あれを生で観られるだけでも十分アトラクションって感じですよね。三浦:今回Wキャストだから、僕も客席で観られるんですよね。ジョンさんが、この作品をあえて舞台化する意味として「舞台だからこその新しいチャレンジを」っておっしゃっているんですけど、音楽とか照明とかあの世界観が目の前にリアルに立ち上がったらすごいことになるよね。醍醐:香りや衝撃、音のビリビリくる振動とか生で受けることで、よりのめり込める気がしています。東宝創立90周年記念作品舞台『千と千尋の神隠し』演出は、世界的大ヒットミュージカル『レ・ミゼラブル』初演の潤色・演出も手がけたジョン・ケアード。原作映画で湯婆婆・銭婆の声を務めた夏木マリが、同役で出演するのも話題。3月2日(水)~29日(火)2月28日(月)、3月1日(火)プレビュー公演あり。日比谷・帝国劇場原作/宮﨑駿演出/ジョン・ケアード出演/橋本環奈・上白石萌音、醍醐虎汰朗・三浦宏規、菅原小春・辻本知彦、咲妃みゆ・妃海風、田口トモロヲ・橋本さとし、夏木マリ・朴璐美(すべてWキャスト)ほかS 席1万4500円A席9500円B席5000円東宝テレザーブ TEL:03・3201・7777大阪、福岡、札幌、名古屋公演あり。右・だいご・こたろう2000年9 月1日生まれ、東京都出身。’17年より舞台『弱虫ペダル』に主演し注目される。’19年の映画『天気の子』で主人公の声を担当し話題に。近作に配信ドラマ『未来世紀SHIBUYA』など。パンツ¥40,700(AOI WANAKA TEL:03・6786・6855)その他はスタイリスト私物左・みうら・ひろき1999年3月24日生まれ、三重県出身。5歳より始めたバレエで注目を集め、俳優に転向後はミュージカル『刀剣乱舞』や『レ・ミゼラブル』などに出演。近作に主演ミュージカル『グリース』。※『anan』2022年3月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・MASAYA(醍醐さん)小田優士(三浦さん)ヘア&メイク・七絵(醍醐さん)AKi(三浦さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年02月28日ロエベ(LOEWE)がスタジオジブリとのコラボレーション第2弾を発表。今回は、映画『千と千尋の神隠し』をテーマにしたカプセルコレクションを2022年1月7日(金)より発売する。ロエベ×スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』カプセルコレクション『となりのトトロ』の世界観を表現した第1弾に続いて実現した、ロエベとスタジオジブリとのコラボレーション。第2弾では、宮崎駿が監督を手掛ける2001年のアニメーション映画『千と千尋の神隠し』をピックアップした。第75回アカデミー賞の長編アニメーション賞をはじめ数々の賞を受賞した、その名作の世界観を余すことなく表現すべく、今回のカプセルコレクションでは、作品に登場する数多くのキャラクターたちをフィーチャーしている。主人公の千尋はもちろん、なぞの少年ハク、湯屋を支配する魔女湯婆婆、カオナシ、坊ネズミとハエドリ、アオガエル、オオトリさま、ススワタリといったおなじみの面々が、ロエベのクラフツマンシップによって精緻にあしらわれた。ジャカード、プリント、アップリケ、パッチ、レザー、マルケトリー、刺繍など様々な素材と手法が駆使されている。バッグまず目を向けたいのは、「アマソナ バッグ」や「パズル バッグ」、「ハンモック バッグ」、「フラメンコ バッグ」といったロエベのアイコンバッグの数々。鮮やかなブルーの「アマソナ バッグ」にはハクと千尋を、ブラックの「ハンモック バッグ」には、カオナシを大胆に配した。「パズル バッグ」に描かれたススワタリの中には、ご飯の“金平糖”を手にしたススワタリもおり、映画のワンシーンを彷彿とさせる。スモールレザーグッズスモールレザーグッズも豊富なラインナップで登場。使い勝手のいい「スモール バーティカル ウォレット」や「トライフォールド ウォレット」は、ロエベのアナグラムロゴを施した上質なレザーをベースに、『千と千尋の神隠し』の魔法のような世界を表現している。その他、小物類にはストールやマフラー、ハットなどが登場。熟練の職人が手触りと立体的なフォルムにこだわったススワタリのポンポンは、見逃せないアイテムのひとつだ。ウェアウェア類も、レザージャケットからニット、カーディガン、プルオーバー、Tシャツ、キュロットまで幅広いラインナップだ。手の込んだディテールはロエベならではで、それはまさに“着られる映画”。特に目を引くのが、日本の古典的な技法である「ぼろ織り」にインスパイアされたウェア。繕った布と藍染めの切れ端をパッチワークする「ぼろ織り」と同様の手法で、かすりとアナグラムのジャカードを用いたインターシャのシャツなどが登場している。振り向く千尋が描かれた、映画のポスターを彷彿とさせるデザインはニットやパーカーも展開。また、ウェアは映画のワンシーンを切り取ったものも多数で、ハクが自分の名前を思い出したシーンをはじめ、「えんがちょ」をする坊ネズミとハエドリたち、銭婆のもとに向かう千尋たちを追いかけるカオナシなど、印象深いキャラクターたちのワンシーンが映し出されている。さらに、カジュアルに着られるTシャツは、アナグラムを運ぶススワタリや、2枚で物語が完成する銭婆とカオナシ、千尋についていく坊ネズミとハエドリなど豊富なデザインが用意されている。東京・原宿で限定ストアを開催発売を記念し、東京・原宿のアンノン原宿(UNKNOWN HARAJUKU)では、1月7日(金)から1月16日(日)まで限定ストアを実施。『千と千尋の神隠し』の世界観たっぷりの会場には、油屋を思わせる提灯が飾られ、赤い橋にはオオトリさまが――。作中で千尋とカオナシが乗る海原電鉄をモチーフにしたフォトスポットも設置される。なお、本限定ストアは完全予約制での入場となる。【詳細】ロエベ×スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』カプセルコレクション発売日:2022年1月7日(金)価格例:AMAZONA 28 GIRL DRAGONBAG 531,300円PUZZLE BORO BAG 442,200円CHIHIRO SHIRT 218,900円HAMMOCK KAONASHI SMALLBAG 368,500円PUZZLE SUSUWATARI MINI BAG 311,300円TRIFOLD WALLET BÔ 83,600円HAKU JACQUARD FLEECEJACKET 297,000円BORO PATCHWORK OVERSHIRT 422,400円BÔ HOODIE 138,600円■限定ストア詳細期間:1月7日(金)~1月16日(日)場所:アンノン原宿住所:東京都渋谷区神宮前6-5-10・限定アイテムZENIBA T-SHIRT 77,000円ANAGRAM TOTE YUBABASMALL BAG 376,200円※完全予約制:
2022年01月09日2022年1月7日、映画番組『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で、2001年7月に公開されたアニメ映画『千と千尋の神隠し』が放送されました。公開から20年経った現在でも、物語は色あせることなく「何度見ても泣いてしまう」「好きなシーンが多すぎる」と、多くの人を魅了し続けている作品です。『千と千尋の神隠し』裏話や豆知識にファン歓喜!地上波での放送に合わせ、『金曜ロードショー』では『千と千尋の神隠し』についての質問を募集。集まったさまざまな質問に対し、スタジオジブリがTwitter上で回答しました。中でも、反響の多かった質問と回答をご紹介します。釜爺が銭婆を恐れているのはなぜ?出典:スタジオジブリ物語の中盤で登場する、クモのようにたくさんの腕を駆使して働いている釜爺(かまじい)と、湯婆婆(ゆばーば)の双子の姉である銭婆(ぜにーば)についての質問です。Q:釜爺は銭婆のことを恐ろしいと言っていますが、劇中では優しいおばあさんです。釜爺はなぜ銭婆のことを恐ろしいと言ったのでしょうか?— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 作中では恐ろしい一面が見られなかった銭婆。この質問に対し、スタジオジブリはこのように回答しています。A:優しく見える人が、怒ると一番怖いのです。— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 「優しく見える人が怒ると一番怖い」という回答に、多くの人が「確かに」と納得したようです!カオナシは神様?出典:スタジオジブリ作品の中でも人気の高いキャラクターであるカオナシについても、質問が寄せられました。Q:カオナシは神様ですか?湯屋に入れてもらえなかった理由はありますか?— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 作中、千尋が働く油屋で大暴れしたカオナシの正体について、気になっていた人は多いようです。神様とも妖怪とも思えるカオナシは、一体何者なのか…。スタジオジブリはこのように回答しています。A:カオナシは神様ではありませんが、「みんなの中にカオナシはいる」と、当時宮﨑さんは発言しています。— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 この回答について、さまざまな声が寄せられました。・カオナシ、そうだったのか。ずっと何かの神様だと思っていた。なるほど、面白いな。・自分の存在を認めてくれる人をずっと探している。私の中にはカオナシがいるなと思います。・分かる。会計で「レジ袋をください」っていいたいのに「あ…あ…」ってなる。ちなみに、カオナシの声を担当したのは、俳優の中村彰男さんでした。スタジオジブリは「カオナシのアフレコ現場は、爆笑の連続だった」とも明かしています。カオナシのアフレコは爆笑の連続。「もっと悲しい『あっ』を下さい」「あっ…」「もっと悲しい『あっ』を」「あっ……」— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 作品制作中の裏話も出典:スタジオジブリスタジオジブリは、質問に回答するだけでなく、制作秘話も明かしました。湯婆婆と銭婆の声優を務めた、女優の夏木マリさんの演技力に、制作陣は度肝を抜かれたようです。夏木マリさんが、「千!」と叫んだ時に試写室の照明器具が共振して音が出たため、リテークになった事もありました。さすがの声量……! pic.twitter.com/f3BvxpsHUD — スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 声量で照明器具が揺れたという秘話に、「夏木マリさんは本当に別格」「すごすぎるでしょ」「伝説として語り継がなければ…」という驚きの声が寄せられています。また、同日スタジオジブリは、夏木マリさんからファンへのコメントも公開。 pic.twitter.com/VLCHqWyiC1 — スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) July 7, 2021 湯婆婆なのか、銭婆なのか…。いずれにしても、作品のファンなら誰しも、一気に気合が入るコメントですね!一番反響が大きかった回答は?出典:スタジオジブリ同日、スタジオジブリは寄せられた質問に対し、最終的に30個以上の回答を公開。中でも、一番反響を集めた質問と回答がこちらです。Q:千尋とハクはその後出会えたのでしょうか?— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 物語の重要人物である、ハク。千尋とハクは物語の最後、きっとまた会えると信じながら別れたのでした。作中で、2人のその後は描かれておらず、再会できたのかどうかは視聴者の想像に任されています。この質問に対する、スタジオジブリの回答がこちらです。A:ハクは千尋が元住んでいた家の近くを流れる川の主でした。千尋がその川を訪れることがあれば……。 pic.twitter.com/DDNvQIGsQy — スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) January 7, 2022 スタジオジブリが明らかにした、『千と千尋の神隠し』の裏話。制作秘話や豆知識を知ると、もう一度、作品を見直したくなりますね![文・構成/grape編集部]
2022年01月08日「ロエベ(LOEWE)」とスタジオジブリのコラボレーション第2弾が、1月7日(金)本日より発売スタートした。今回のコラボ第2弾では、映画『千と千尋の神隠し』をテーマにしたカプセルコレクションを発売。ロエベの卓越したクラフトマンシップと独創性により、数々の名キャラクターと作品の美しい自然風景が、ウェアやレザーアイテムに蘇る。作品に登場する数多くのキャラクターたちをフィーチャーした今回。千尋やハクをはじめ、湯婆婆、カオナシ、アオガエル、オオトリさま、坊ネズミやハエドリ、ススワタリに至るまで、ウェアやブランケット、スカーフ、さらにアマソナやパズル、ハンモック、フラメンコなどのレザーやキャンバスのバッグ、またはトートバッグやレザー小物などに登場。キャラクターは、ジャカード、プリント、アップリケ、パッチ、レザーマルケトリー、刺繍などで表現され、風景画は総柄のプリントに仕上げた。またススワタリは、ポンポンや房状のバッグに。さらに、「ぼろ織り」にインスパイアされたウェアやバッグも登場。また、Tシャツ、フード付きスウェットシャツ、カーディガン、オーバーサイズのジャンパー、キュロット、そしてデニムトラウザーやパフなどは、表面のテクスチャーを最大限に引き出すため、ゆったりとしたシルエットに。そんな「着られる映画化」にした今回のコレクションは、数量限定でオンラインと全国のロエベストアにて発売されている。さらにコレクションの発売を記念し、東京・原宿の古民家をリノベーションした空間で、『千と千尋の神隠し』の世界を再現した、完全予約制のポップアップストアを本日より10日間限定でオープン。作品の世界を堪能しながら、買い物を楽しむことができる。「LOEWEポップアップ in 原宿」は1月16日(日)まで限定オープン。(cinemacafe.net)
2022年01月07日橋本環奈と上白石萌音がWキャストで千尋を演じる舞台『千と千尋の神隠し』。千尋を陰で支えるハクには、映画『天気の子』の主人公・森嶋帆高の声で注目を集めた醍醐虎汰朗と、幼少期からバレエを経験してミュージカルで活躍している三浦宏規が選ばれた。このフレッシュな顔が、ジョン・ケアードによる名作の舞台化に、どんな色を与えるだろうか。オーディションは「少し手応えはあった」(醍醐)「落ちたなと思っていて・・・」(三浦)――おふたりはオーディションで出演が決まったそうですが、どんなオーディションだったのでしょうか。そして、合格を聞かれたときはいかがでしたか。醍醐僕はリモートでのオーディションで、パソコンの画面にジョンがいて、ハクの台詞の課題を演じました。「カメラから目を離さないでください」と言われていたので、それが難しかったです。ダンス課題の動画も送りましたね。僕はダンスが未経験だったので、時間をいただいて、振付師の方に付けていただいたものを猛練習して映像を撮りました。パソコンを介してではありましたけど、少し手応えはあったので、合格を聞いたときは、「やったぁ!」と嬉しく思いましたね。三浦僕はジョン・ケアードさんと対面のオーディションでした。その前に、僕がバレエをやっていたからか、ハクが龍になるところの1分半の振りを作ってくださいというオーダーがあって、音楽の素材をいただいて。「えっ、自分で作るんですか!?」と思いつつも出来ませんとは絶対言いたくなかったので、何とか作ってジョンの前で踊りました。ダンスは喜んでくださったんですけど、台詞を一度読んで、あとは、『リトルショップ・オブ・ホラーズ』をやったこととか雑談をしただけで、「OK.Thank you」ってあっさり終わったので落ちたなと思っていて(笑)。だから、合格したときはびっくりしました。自分が見せられるものは見せようと思って挑んだので、受かって本当に良かったです。――『千と千尋の神隠し』との最初の出会いと、改めて観た感想を教えてください。醍醐たぶん小学生くらいのときに初めて観たと思います。その頃僕は戦隊モノとか海外のアクション映画を観るのが好きだったんですけど、それとはまったく違う穏やかな雰囲気があったので、マイナスイオンを浴びたみたいにほっこりして、やさしい気分になりました。改めて観たときはハクを演じるかもしれないということがわかっていたので、ハクが走るときの腕の角度はこれくらいかとか、こんな感じで歩くのかとか、3次元で見せるなら間を取ってこのへんかなとか、研究材料として観てしまって。今はフラットに観るのはなかなか難しいかもしれないと思っています。三浦僕は何歳か覚えてないんですけど、小さい頃にテレビで放送されたのを観たのが最初だと思います。そのときは、不思議、不気味、怖いみたいな印象がけっこう強くて。最近見返したときも、「このシーン、怖いと思いながら観ていたな」と、その当時抱いていた感情を思い出したりしました。でも、怖いなと思いながらも最後まで観ていたということは、やっぱり引き込まれるものがあったんだろうなと思いますし。子どもの頃は自分が千尋だと思って、千尋と一緒に物語を進んでいっているような感覚で観ているから、何かあっても千尋みたいにあきらめずにやっていけば良いことがあるんだよっていうようなメッセージを受け取っていたのかもしれないなと思って。それと同時に、大人になって観たら、素晴らしさに改めて気付けるところもあったので、その名作の初の舞台化に出られる自分が誇らしいですし、名作に恥じないように頑張らないとなと思っています。2次元のマネではなく、生の身体から生まれるものを大切に――演じるハクの魅力はどこにありますか。また、現段階では、どんなふうに演じたいと思っていらっしゃるでしょうか。三浦ハクはまず人じゃなくて神様だっていうところが、演じるにあたっては一番難しいところだなと思うのですが、千尋を通して見たとき、やっぱりハクってすごく頼もしいし、すごく大きな存在だし、ハクを嫌いな人っていないと思うんですよね。だからこそ、千尋に対して「気安く触るな」とか「しゃべるな」って冷たく接した瞬間は、僕も「そんなこと言わないで」って思ってしまうし(笑)、そんな気持ちにさせるくらい魅力にあふれていると思うんです。ただ一方で、ハク自身の気持ちになってみると、もちろん見た目も美しく、龍になったときもカッコいいんですけど、その中に儚さも混在している気がして。千尋を小さい頃から知っていて元の世界に帰れるように助けるわけですけど、実は自分も帰れないんですよね。本当は自分も帰りたいと思いながら千尋を助けているんだと思うと切なくて。その儚さがハクの魅力につながっているのかなというふうに僕は思っています。醍醐三浦くんが今、僕の思っていることを全部しゃべってくれました(笑)。いや本当にほとんど同じなんですよね。やっぱりこの物語って千尋のフィルターを通して観るようにできているので、まず、千尋を助けてくれる存在であるというところが必然的にカッコいいですし。所作も、王道のカッコ良さがありますし。――原作がアニメということで言えば、おふたりとも2.5次元舞台への出演経験がおありなので、その経験が今回に活かされたりすると思われますか。三浦僕はそもそも、2.5次元でもほかの作品でも、形から入って外側を固めていく意識はあまりなくて、その役の中から作っていくことを大事にしようと思ってやっていて。作品のジャンルによって作り方を変えるということもあまりしないので。今回もこれまで通り、台本を読んで自分が受け取ったものをジョン・ケアードさんの前で提出していって。その作品と、その演出家さんに合った作り方をしていけたらなと思っています。もちろん原作の映画を勉強して参考にはしますけど、実際のナマのこの身体から生まれるものを大切にしたいですし。それが、2次元のものを3次元で表現することの面白さにつながるのではないかなと思っています。醍醐ひと言で2.5次元と言っても、たぶんアプローチの仕方は人によって違うと思うんですけど。僕も役作りにおいては三浦くんと似ているところがあって、よく「生きる」っていう言葉を使いますけど、2次元の真似をするのではなく、そこに体現させなければ意味がないとは思っています。ただ、それぞれのジャンルに合った、それぞれのお客様が求めるお芝居の仕方はあるとは思っています。でも、今回の『千と千尋の神隠し』に関しては、規模が大きすぎて、どこに焦点を絞ったらいいかまだよくわからなくて(笑)。なので稽古が始まったらとにかく、ジョンと話し合って一緒に作っていって。そこを信じて突き進んでいきたいと思います。龍になるところは身体表現が必要だと思うけれど・・・――醍醐さんは帝国劇場に初めて立たれますが、今どんなお気持ちですか。また三浦さんは『レ・ミゼラブル』で帝劇を経験されました。“魔物が住む”と言われたりもする劇場ですが、立ってみていかがでしたか。醍醐帝国劇場という名前は、この仕事をしている人だったらたぶん誰でも知っているので、そこに、しかも一発目で、『千と千尋の神隠し』という作品で立てるのは、役者として本当に幸せなことだと思います。でも、皆さんから脅されるので(笑)。「足がすくむぞ」って。三浦それ、俺がさっき言ったやつ(笑)。醍醐(笑)。だから、その怖さみたいなのは若干あります。それこそ本当に魔物が住んでいるのかもしれないですし、やってみないとわからないです。しっかり噛み締めながら立ちたいですし、伝統ある劇場に立つということが、いい具合にプレッシャーをかけてくれて心身ともに引き締まりそうなので、楽しみです。三浦僕はもう本当に足がすくみました。魔物にはまだ会ってないですけど(笑)、舞台の仕事をやればやるほどその偉大さを感じているので、どんどんすくんでいくんだろうなとも思っています。あと、お伝えしておきたいことがあるんです。帝劇といえば皆様ミュージカルのイメージが強くて、この『千と千尋の神隠し』もミュージカルだと思ってらっしゃる人が多いんですけど、僕らもまだはっきりわかってはいないものの、どうやらミュージカルではないみたいです。だから、また帝国劇場に立てるんだ、帝国劇場でミュージカルではないものをやれるんだという嬉しさがあります。舞台『千と千尋の神隠し』ビジュアル――ミュージカルではないけれども、オーディションで踊ったということは、ダンスはあるんですよね。おふたりの身体表現は、ファンの皆さんも期待されているかと思います。三浦いやーどうなるんでしょうね。ジョンが何を思い描いているのか、まだわかりません(笑)。醍醐踊るんですかね(笑)。三浦もちろん、ハクを表現するにあたって何かダンスみたいなものを取り入れたほうが伝わりやすいんだったら、精一杯やります。自分が得意だからやるとか、自分のスタイルでやるというのではなく、作品に上手くハマるように、ハクという役につなげられるようにやるのであれば、必要とされるのであれば、自分の得意なものを使いたいなと思います。醍醐ハクが龍になるところを表現するのであれば、やっぱり身体表現を取り入れるのが最善の方法なんだろうなと思いますよね。でも、何しろ僕、ダンス経験者じゃないので、ダンスシーンはなるべく少なくしてほしいなと祈るしかないです(笑)。オーディションのときも、2週間ぐらい、頼んでみっちり教えてもらってできたので、数をこなせばできるようになるとは思うんですけどね。居残り稽古をいっぱいしなきゃいけなくなりますね(笑)、頑張ります!――最後に、千尋を演じる、橋本環奈さんと上白石萌音さんの印象を教えてください。醍醐僕はおふたりとも面識があるんですが、ふたりとも存在感があって、中心にドンといてくれそうで頼りがいがあります。でも、僕もちょっとでも助けることができたらいいなと思っています。三浦僕はおふたりとも初めましてです。もちろんテレビなどでよく拝見させてもらっていますけど、ポスターのビジュアル写真を見たら、普段のイメージとまったく違っていて、「あー千尋だー!」という感じだったので。一緒にお稽古するのが楽しみです。取材・文:大内弓子撮影:川野結李歌ヘアメイク:[醍醐] 七絵 [三浦] AKiスタイリスト:[醍醐] MASAYA [三浦] 小田優士衣装協力:[醍醐]パンツ ¥40,700 (AOI WANAKA)その他スタイリスト私物公演情報舞台『千と千尋の神隠し』2022年3月2日(水)~2022年3月29日(火)※プレビュー公演2月28日(月)~3月1日(火)会場:東京・帝国劇場大阪(4月)、福岡(5月)、北海道(6月)、愛知(6・7月)でも上演予定
2021年12月11日宮﨑駿監督の不朽の名作『千と千尋の神隠し』が、『レ・ミゼラブル』など演劇史に残る名作を生み出してきたジョン・ケアードの翻案・演出によって、初めて舞台化される。主人公の千尋を演じるのは、今回が初舞台となる橋本環奈と、幅広く活躍し、放送中の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』も話題の上白石萌音。世界中で愛される作品を演じる心境はいかなるものなのか。興奮の中にも真摯に向き合おうとするふたりの役者魂が見えてくる。成長していく千尋と心を通わせて──原作の映画『千と千尋の神隠し』を最初に観たときの思い出と、舞台化にあたって改めてご覧になった感想を聞かせてください。橋本最初に観たのは小学校1年生くらいです。それが人生で初めて観た映画だったと思うんですけど、小学校1年生では感じたことのない、いろんな感情になったことを覚えています。怖いけど何度も観たくなる。惹きつけられる。そんな魅力のある映画でした。そして今改めて観ても、その圧倒される気持ちは変わらなくて。どの年代でも惹かれる魅力があるんだなと改めて感じました。上白石私が最初に観たのは、忘れもしない7歳のときでした。恐ろしいけど引き込まれるものを感じたんでしょうね、おいおいと泣きながら最後まで観ていたそうです(笑)。本当に一度観たら忘れられない夢みたいな世界で、スケールが大きいんですけど、でも、油屋で働いている人たちはあくまで淡々としていて、日常をあっさり生きているみたいなギャップがあって。そこが面白いところなのかなと、何度も観ているうちに思ってきました。舞台『千と千尋の神隠し』ビジュアル──その世界にいる千尋の魅力や、今回演じるにあたってポイントにしたいと思うのは、どんなところでしょうか。橋本千尋があの世界の中でどんどん進んで成長していく姿っていうのは、観ていて応援したくなるんですよね。カッコいいし、かわいいし、いろんな要素があるなと思います。ただ、その中でもまずは、すべてを新鮮に感じていくことが大事だと思うんです。私自身も初舞台で何もかもが初めてというところで、千尋の気持ちとつながるのかなと思うので、千尋と心を通わせて、成長できたらいいなと思っています。そして、観に来てくださっている方にも、千尋と一緒に油屋の世界に飛び込む気持ちになってもらえるように、応援してもらえるように、千尋として生きたいです。上白石油屋の人たちがあの壮大な世界の中であっさり生きているように、千尋も怖がったり不思議がったり勇気を出したりしながらも、どこかさっぱりしているところがあるんですよね。そこが子どもならではの潔さなのかなと思ったりしているんですけど。それから、勘が鋭くて運がいい。一歩踏み外したら奈落の底に落ちるような階段も無事に降りきるし、奇跡みたいな選択ができる。それも何も考えずに一生懸命できることをやっているがゆえの、子どもならでは強さかなと思うので、すべてのキーポイントは、千尋が10歳であるというところにある気がしていて。だから私も、あの世界の一つひとつに驚いたり、一つひとつを信じたりしながら、とにかくまっすぐ演じることができればいいなと思います。「10歳の時はケンカっ早い時期でした(笑)」(上白石)──おふたりは、どんな10歳でしたか。橋本9歳になったときにお仕事を始めたので、もうお仕事をしていましたね。上白石あの有名な写真は何歳なの?踊っていて髪がヒュンってなっている写真。橋本あれは14歳で、私は是枝裕和監督の『奇跡』で初めて映画に出たんですけど、そのオーディションを受けたのが10歳のときでした。上白石観に行きました!橋本ほんとですか!?あの映画は九州に新幹線が開通するときだったので、出演できたのがうれしかったのを覚えていますね(橋本は福岡県出身)。私はとにかくやんちゃな子で怖いもの知らずで、今も中身はあまり変わってないですけど(笑)、千尋は踏み出す勇気のある子なので、そこは似ているかなと思います。上白石私は10歳のときはメキシコに住んでいて、楽しい生き方を学んでいた時期でしたね。日本人学校に通っていたんですけど、同じ敷地内に現地校もあったので、一歩外に出たら現地の子どもたちがいて。当時はスペイン語も少しだけは話せていましたが、それ以上にわからなくても伝えたいみたいなガッツがすごくあって。人生の中で一番アクティブで気が強くてケンカっ早い時期でした(笑)。橋本ケンカするイメージがない(笑)。上白石すぐケンカしてたんです。正義感が強くて、例えばやんちゃな子がおとなしい女の子をからかったりしていたら、立ち上がって「人の気持ちがわからないの?」なんて言っちゃう、学級委員タイプでした。その後日本の中学校で思春期を迎えてすごく陰になったんですけど(笑)。あの頃は、勇気があって、私も何も怖くなくて無敵だと思っていたので、そういう意味では千尋と近いかもしれません。「不安もあるけどここで怖気づいてはいけないと(笑)」(橋本)──橋本さんは今回が初舞台です。舞台にはどういう思いを持っておられましたか。また、このタイミングで舞台に立つことになったのはなぜだったのか、教えてください。橋本これまでも、舞台というものが気持ちの中になかったわけではありませんでした。周りの役者さんで舞台に立っている人は、口を揃えて「舞台は楽しいよ。やったほうがいいよ」おっしゃいますから。しかもそう言っている顔がみんなイキイキしていて、それを見るたびにそんなに楽しいんだと思っていたんです。でも、観ている側としてはやっぱり、中途半端な気持ちで立てる場所ではないという思いが大きくて、そんなに簡単に「やりたい!」と言ってできるものではないんだろうと自戒するような気持でいたんですけど、そんなときにこの『千と千尋の神隠し』のお話をいただいて。これだけみんなから愛されている作品で千尋をやらせていただけるなんて光栄なことだし、こんな機会はないんだから、不安もありましたけど、ここで怖気づいてはけないと(笑)、挑戦しようと思ったんです。上白石舞台は楽しいよ(笑)。──上白石さんは、ジョン・ケアード演出のミュージカル『ナイツ・テイル─騎士物語─』をはじめ、舞台には数多く立っておられます。その「舞台は楽しい」という思いを、詳しく聞かせてください。上白石私は舞台が一番好きなんですけど、考える時間も悩む時間もいっぱいあるのがいいなと思っています。1行の台詞に何日も何日も悩めるなんて、こんなに贅沢なことはないなと。そうやって日々脚本に向き合うことで自分の足りない部分がわかったり、もっとこうしたいという欲が出てきたりもしますし。もちろん映像の瞬発力の楽しさもあるんですけど、舞台に出るたびにしっかり地に足が着く感覚があるんです。あと、毎日物語が始まって終わって、全部を生ききれるというのが好きです。しかも、同じ脚本で同じことをやっているのに一度も同じ舞台にならない。本当に生きている、お芝居をしているという感覚を毎日しびれるくらい味わえるのが、たまらなくて。たまにふっと我に返ったときに、なんでこんなに緊張することをしているんだろうと思うこともあるんですけど(笑)。でもやっぱり舞台は、小さいときから好きで、今も好きで、これからも一番好きだろうなと思っています。すべてのことを驚きと新鮮さを持って受け止められるように──初舞台の橋本さんには、楽しみなことや自分に期待したいことを、これまでも舞台に立ってこられた上白石さんには、この『千と千尋の神隠し』で自分の課題にしたいことを、教えていただければ。橋本まったく想像がつかないですけど(笑)、自分の新しい面を見つけられるのかなという気はしています。ひとつの役をこんなに長くやることも初めてですから、萌音ちゃんの言う悩める時間で、役を深く捉えていけたらなとも思いますし。ジョン・ケアードさんの演出も本当に楽しみです。『ナイツ・テイル』も拝見したんですけど、びっくり箱のようでした。盛り上がって感動するところもあれば、やさしい気持ちになって癒やされるところもあって、2時間とか3時間の間でいろんな感情が味わえて、本当に夢が詰まっているなと思いました。そんな場所で自分が千尋を演じられるなんて、楽しみしかないなと思っています。上白石私は、ジョンがよく言う「本当に初めてこの場で起きているように見せたい」という言葉が好きなんですけど、それってお芝居のすべてのような気がしていて。とくに千尋は、本当に初めての経験を重ねてちょっとずつ成長していくので、どれだけその場の空気や、起こっていることに素直に反応できるかがとても大切になってくると思うんです。大人の初めてと子どもの初めては違う気がしますし。本当にすべてのことに驚きと新鮮さを持って受け止められるように、やわらかくいられたらいいなと思っています。──映画を繰り返し観るなど、準備をしていることはありますか。橋本もちろん映画は繰り返し観ています。でも、自分がやるとわかりつつ、結局楽しんで観てしまっていて(笑)。だけど、そうやって映画を観て自分が感じていることを忘れないで、大事にしていくのがいいんだろうなとは思っています。上白石準備だと思って観始めても最後は普通に泣いちゃうんです(笑)。ただ、このとき千尋はどんな表情をしているんだろうとか、千尋の顔を観るようになってはいます。言ってしまえば答えは映画にあるので、そこは大事にしたいなと思って。あと、繰り返し観てわかったのが、千尋はめちゃくちゃ身体能力が高いということ。動くし走るし、転んだら必ず足がエビ反りみたいになって起き上がるし。身体もやわらかいんです。橋本確かに(笑)!上白石だから、どんな動きを求められてもできるように、ストレッチと筋トレはやっておこうと思っています。橋本うわー、過酷だなぁ(笑)。上白石そう。きっと過酷だよ(笑)。取材・文:大内弓子撮影:川野結李歌ヘアメイク:[橋本] 森本淳子(GON.) [上白石] 冨永朋子(allure)スタイリスト:[橋本]鈴江英夫(株式会社H)[上白石]嶋岡隆、北村梓(Office Shimarl)舞台『千と千尋の神隠し』2022年3月2日(水)~2022年3月29日(火)※プレビュー公演2月28日(月)~3月1日(火)会場:東京・帝国劇場大阪(4月)、福岡(5月)、北海道(6月)、愛知(6・7月)でも上演予定
2021年12月10日2022年2~3月に舞台化が決定している、スタジオジブリのアニメーション映画『千と千尋の神隠し』。2001年に映画が公開され、日本はもちろん世界中で今なお愛されている不朽の名作です。2021年11月9日には製作発表会が都内で行われ、千尋役の橋本環奈さんと上白石萌音さんら、主要キャストが出席。また、メインポスターも公開されました。本日、舞台『千と千尋の神隠し』の製作発表を実施いたしました✨会見の模様は、明日の「ZIP!」「スッキリ」「めざましテレビ」「グッド!モーニング」「THE TIME」ほか各メディアをご覧くださいませ2022年2月・3月、帝国劇場にて上演いたします!ご期待ください pic.twitter.com/gfwT3ocJBJ — 舞台『千と千尋の神隠し』 (@sentochihiro_st) November 9, 2021 舞台化にあたり、翻案と演出を手掛けるのは、ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』、『ナイツ・テイル』や『ダディ・ロング・レッグズ』など、数々の名作を生み出してきたジョン・ケアードさん。カオナシ役には、世界的ダンサーの菅原小春さんと、同じくダンサーの辻本知彦さん、また、湯婆婆役には俳優の夏木マリさんと声優としても活躍する朴璐美(ぱく・ろみ)さんなど、個性豊かなキャストが集結します。まだ稽古開始前ということもあり、期待が高まるばかりの舞台『千と千尋の神隠し』。東京・帝国劇場を皮切りに、4月に大阪・梅田芸術劇場、5月に福岡・博多座、6月に北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru、6~7月に愛知・御園座と順次、公演していきます。なお、東京公演のチケットの一般発売は、2021年12月18日からです。[文・構成/grape編集部]
2021年11月11日舞台『千と千尋の神隠し』の製作発表が9日に都内で行われ、ジョン・ケアード(翻案・演出)、スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサー、千尋役 橋本環奈/上白石萌音、ハク役 醍醐虎汰朗/三浦宏規、カオナシ役 菅原小春/辻本知彦(※辻のシンニョウは点1つ)、リン/千尋の母役 咲妃みゆ/妃海風、釜爺役 田口トモロヲ/橋本さとし、湯婆婆/銭婆役 夏木マリ/朴ロ美(※ロは王偏に路)、兄役/千尋の父役 大澄賢也、今井麻緒子(共同翻案・演出補佐)、池田篤郎(東宝常務執行役員演劇担当)が登場した。同作は宮崎駿監督の名作『千と千尋の神隠し』の舞台化作。少女・千尋(橋本環奈、上白石萌音※Wキャスト)が引っ越し先に向かう途中で八百万の神々の世界へ迷い込み、様々な出会いを経て、人間の世界に戻るため生きる力を呼び醒ましながら奮闘する。英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードが翻案・演出を手掛ける。2022年2月・3月の東京・帝国劇場を皮切りに、4月大阪、5月福岡、6月札幌、6月・7月名古屋と、4大都市での上演も決定している。鈴木プロデューサーは「この作品は僕の小さなガールフレンドをモデルに作った映画だったんですよ。あれから20年、ちょっと感慨深いですよね」としみじみ。同作を舞台化するにあたって、宮崎監督とは「いやになるほど話した」と言い、「彼が最初に言ったのは『いいよ』って、簡単な一言だったんです。なぜかというと、『もう俺の手は離れたから。あんなに多くの人に支持されたから、もう俺のものではないです。みなさんのものだ』そんな感じでした」と明かす。さらに同作をケアードが演出することについて、鈴木プロデューサーは「『耳をすませば』という映画を作る時、実はヒントにしたのが、イギリスの方が撮ったドキュメンタリーで、日本の中学生を追いかけていたものだったんです。『イギリスの人が作るとこんなに面白くなるんだ』と。それを宮崎と2人で話したのを覚えてます。だから今回もジョンは間違いなく素晴らしい舞台を作ってくれると思います。宮崎も彼と話して、非常に意気投合してましたから」と信頼を寄せた。宮崎作品の大ファンだというケアードは、原作映画について「演劇的な作品だ、これは絶対舞台になると常々思って来た」と明かす。「鈴木さんと宮崎さんにお会いして。絶対にいいとは言ってくれないだろうなと思いながらお話をさせていただいたら、『いいよ、やって。どうやってやるの?』と言われて、『やらなきゃいけないんだ』といきなりパニックになっちゃった。でもとっても感謝をしております」という状況も振り返った。ケアードは宮崎作品を全て見て「『未来少年コナン』も素晴らしい。見てない人は見てください」とその場でアピールも。作品と宮崎監督について「知的な、高貴なものがテーマに含まれている。何回も繰り返し描く環境のことはものすごく重要だし、女性と男性の平等、子供の大切さ、人間と動物の間の平等も何回も繰り返していらっしゃる」と分析。「でも宮崎さんが1番天才だと思うことは、子供の心の中に入れること。80代でもまだ子供のように考えることができるという才能は、チャールズ・ディケンズ、アンデルセン、ルイス・キャロルといった素晴らしい人たちと並ぶくらいで、歴史に名を残す方だと思う」と大絶賛し、「久石譲さんも欠かせない存在。音楽的才能を豊かに持ち合わせて、彼も快く『音楽を使っていい』と言ってくださった」と感謝する。「ミーティングの時、敏夫さんが『いいことやって』、駿さんは『楽しんで』と。努力はしながらも『いいこと』の自信はないけど、『楽しい』ことは絶対に保証できると思います」と自信を見せた。また、東宝 演劇担当 池田常務は、世界初演を迎える同作について「世界各地にこの作品のファンの方がいらっしゃるので、そのファンの方にお届けしたいと、日本語以外に中国語、韓国語、英語、フランス語、韓国語のサイトを立ち上げたんですが、実に多くの海外のプロデューサーからこの作品についてご照会をいただきました」と語る。「もちろん作品をご覧いただいてということで、海外からたくさんのプロデューサーをゲストとしてお迎えすることができると思いますので、映画が世界を席巻したように、いずれかはどこかの国で上演されることを祈っております」と展望も。ケアードは「実現すれば素晴らしいと思います」と希望を見せつつ、「まずは日本でちゃんと上演するということ。この作品は宮崎さんの作品の中でも特に日本色が強い。台湾だったり他の国の要素も入ってると言われますけど、宮崎さんはNHKでやった神道と日本に伝わる神様のドキュメンタリーをご覧になったそうなんです。日本各地、八百万の神と呼ばれている伝統のドキュメンタリーをご覧になったというので、もしも海外に行ったら嬉しいことですけど、やっぱり日本的なものに対する敬意を払いたいと思っています。海外で成功するとしたら、『日本をリスペクトしているから海外の人が喜ぶ』という形にしたい。日本バージョンじゃないものを作るのではなく、日本を理解して『日本ってこういうものなんだ』と楽しめる作品として海外に持って行けたらいいなと思います」と真摯に語った。
2021年11月10日舞台「千と千尋の神隠し」製作発表が11月9日(火)、都内にて行われ、主人公・千尋のWキャストを務める橋本環奈と上白石萌音が出席した。この日、初解禁となるポスタービジュアルを前にたたずんだふたり。橋本さんが「“ああ、本当にやるんだな”って実感しました」と言うと、上白石さんも「後戻りできないところまできたんだな、いよいよ始まるんだな、という高揚の中にいます!」と武者震い、両者は微笑み合っていた。2001年の封切り以降、爆発的な大ヒットとなった宮崎駿監督によるアニメーション映画『千と千尋の神隠し』の世界初の舞台化となった本作。少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まる物語だ。人間の世界に戻るために様々な出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿が見どころとなっている。本作が初舞台となる橋本さんは、「『千と千尋の神隠し』は世界中の皆さんに愛されている作品だと思うので、千尋を演じさせていただくのはすごく光栄です。初舞台になりますが、右も左も上も下も何もわからない状態なので、でもこれだけ周りの皆さんがいらっしゃるので、皆さんの背中を見て何でも吸収して真っすぐぶつかっていければ」と、力強く意気込んだ。ダブルキャストとなった上白石さんも、「大好きな映画で、演じることになっためぐり合わせをすごくうれしく、ありがたく感じています」と挨拶しながら、「出演が決まってからたくさんの知人から連絡をもらって“見たい、出たい”と(笑)。こんなにたくさん反応をいただいたことはなかった。プレッシャーをぬぐうことはできないので、心地よく感じながら、リスペクトと覚悟と責任を持ってしっかり演じます」と作品のスケールの大きさを正面から受け止めていた。映画版で湯婆婆/銭婆役を演じた夏木マリは、同役を続投。「声をやったのは20年前、20年後に実演を舞台でかなうとは思ってもみなかったので、とても楽しみです。舞台なので別ものとしてフレッシュに取り組みたいです。橋本さんと同じ気持ちでやりたい」と隣に座る橋本さんにチャーミングに語りかけ、橋本さんも笑顔で応じていた。ほか、製作発表にはジョン・ケアード(翻案・演出)、スタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサー、醍醐虎汰朗、三浦宏規、菅原小春、辻本知彦、咲妃みゆ、妃海風、田口トモロヲ、橋本さとし、朴ロ美、大澄賢也、今井麻緒子(共同翻案・演出補佐)、池田篤郎(東宝常務執行役員演劇担当)が登壇した。舞台「千と千尋の神隠し」は2022年2月より帝国劇場ほかにて上演。(cinamacafe.net)
2021年11月10日