どんなに長い付き合いでも、お互いの価値観をすり合わせるのは難しいこともありますよね。中には、”片づけ”についてパートナーともめてしまった方も……。今回のMOREDOORでは、交際5年目になるFさんにインタビューを実施。Fさんが相手の行動に不満を持ったエピソードと、夫婦関係の専門家カップルセラピストからの意見をご紹介します。Fさんの悩みとは?カップルセラピストからの言葉価値観を認め合う彼の部屋が片付いていないことが気になってしょうがなかったというFさん。「こうしてほしい」と自分の気持ちを話したものの、彼の本音も聞いたことで「一緒に片づける」という解決策にたどり着きました。Fさんのようにパートナーの「苦手」に気づき歩み寄ることが、価値観の違う相手とうまく付き合っていくカギとなるのかもしれません。みなさんは、この記事を読んでどのように感じましたか?監修・コメント:坂﨑 崇正(さかざき たかまさ)臨床心理士・公認心理師、COBEYAセラピスト。2010年鳴門教育大学大学院修了。スクールカウンセラー、男性相談員、就労支援相談員、専門学校講師等を経て、2021年よりCOBEYAにカップルセラピストとして参画。これまでの3,000件以上に及ぶ臨床経験を活かし、パートナー間の課題解決をサポート。(MOREDOOR編集部)
2024年04月10日いつかはやらなくちゃと思いつつ、毎回失敗を繰り返したり、先送りにしている人が多い「実家の片づけ」。うまくいかない原因は、“考え方”と“進め方”の両方にあるのだというーー。「『久しぶりに実家に帰ってみたら、物が増えすぎていて、その散らかり具合に驚きました』という相談が最近とても多いです」そう語るのは、フリーアナウンサーで整理収納アドバイザーの阿部静子さん。これまで6,000人以上に片づけの指南をしてきた阿部さんのもとには、コロナ禍以降、“実家の片づけ”に関する悩みが寄せられることが多くなったという。「在宅時間が増えたことで、家の片づけを見直した人はたくさんいます。自宅が片づくと、次に実家に気持ちが向く人が多いようです」(阿部さん・以下同)読者世代にとって、“実家の片づけ”は、いつかは向き合わなくてはならない問題。大型連休での帰省をきっかけに、少しでも早く着手しなくちゃ!と感じた人もいるだろう。しかし、焦りは禁物だ。「いざ子どもが親のためにと片づけようとしても、なかなか進まなかったり、結局対立を生むだけだったりと、失敗するケースは少なくありません。物を捨てるかどうかの判断に時間がかかる親にイライラしたり、娘が父の趣味の本を処分しようとして、『勝手に片づけるな!』と、怒られたという話も聞きます」阿部さんいわく、シニア世代と、その子どもの世代とでは、片づけ方も心構えもまるで異なるものなのだという。「物の少ない時代を過ごした経験のある親世代は“捨てる”ことへの抵抗が強く、家に物があふれているという状況を招いてしまうのでしょう」そんな“親の気持ち”に寄り添うことなく、子どもの世代が「とにかく物を捨ててほしい」という思いを押し付けてしまうことが、失敗につながるようだ。実家の片づけをスムーズに進めるためにはどのような点に気をつければよいのか。ポイントを阿部さんに解説してもらった。まずは心構えを確認しよう。「はじめに、片づけの“目的”を共有します。散らかった部屋で転倒するリスクを心配する気持ちや、自分の家が片づいたときに感じた心地よさを伝えましょう。そして『物が減ってスッキリした部屋で何をしたい?』と、“片づいた後のイメージ”を問いかけてみましょう。ゆっくりお茶を飲みながら読書をしたい、ヨガマットを敷きたい……など、親の気持ちを尊重し、そこで快適な時間を過ごす姿を思い浮かべてもらうのです」同時に、はじめは「思い出の物は捨てなくてもいい」と、きちんと伝えてあげることも欠かせない。「そう伝えることで、安心して片づけを始められるようになります。どうしても親の思い出の品=不要な物、に映ることが多いのですが、それ以外にも処分すべき物は山ほどあるので(笑)。物がどんどん減って、片づけのスイッチが入ると、最終的に思い出の物にも着手できます。“捨てる”という言葉に抵抗がある人も多いため、私はできるだけ“手放す”と表現するようにしています」■小さいスペースで成功体験を積み重ねる気持ちの準備が整ったら、実際の片づけの手順を見ていこう。シニア世代の片づけは、どのスペースからやるかの順番がとても重要だという。はじめは入口である玄関から。次にクローゼット→キッチン→リビング→洗面室と進めて、多くの人が最初に手をつけがちな押入れは“最後のとりで”に位置づける。 「小さいスペースで、処分しやすいものが多い玄関は、『スッキリして気持ちがいい♪』という成功体験を得やすく、それが片づけるモチベーションになってくれます」■まずは玄関を片付けよう!【STEP1・玄関】・“3年履いていない靴”を最初に手放す・たたきに置く靴は“家族の分+1(サンダルなど)”に・“おしゃれなゴミ箱”を置いて、不要なチラシを入れる玄関のたたきに靴がたくさんあると、それを避けようとよろけて転倒する原因にも。最初に“家の顔”である玄関をスッキリさせよう。傷んだ靴は処分の判断がしやすく、片づけのウオームアップにもってこい。残すことにした履き物は、使う人別・頻度別に分けて収納。サクサク進めて片づけの自信をつけて。【STEP2・クローゼット】・洋服の“賞味期限”は「3年」「5年」「10年」・「やせたら着よう」という洋服は潔く手放す・要クリーニングの服は5着までに絞る「着る」「着ない」の判断の中間にある服が毎回減らないという人が多数。「この服も5年も着ていないよね?大事な服を選んで残そう」と親に服の賞味期限を決めてもらう提案をしよう。自宅で洗える服が増えた今、クリーニングに出す必要がある服も絞り込みを。迷ったら、親に着てもらって判断をゆだねて。【STEP3・キッチン】・賞味期限切れの物を迷わず手放す・60代からの調味料は「小サイズ」にシフト・調理道具を残す基準は、値段ではなく使用頻度まず賞味期限切れの食品・調味料を処分。スプーンやお皿などの食器類は「家族の人数+一度に来るお客様の数」に限定しよう。浅い引出しなど小さなスペースから始めるとスムーズに進む。三角コーナー、キッチンマットなど、洗うのが面倒だと思いつつも「あって当然」で置いているものや使っていない調理道具を手放してみるのも○。【STEP4・リビング】・テーブル、ソファ、床、棚の4ゾーンに分けて作業する・「ソファには物を置かない」を家族の原則に・本棚やラックは“1段ずつ”片づける4つのゾーンに分けて作業を。テーブル上の不要な紙類は捨てて、頻繁に使うもの以外は片づけて。テーブルの近くにマガジンラックを置いたり、リビングに家族の私物を入れる「家族ごとボックス」を1人に1つ作って、ソファの上や床に雑誌や私物を置かないルールを。紙袋や菓子箱は定位置を決め、そこに入るだけの量をキープするように。【STEP5・洗面室】・試供品やアメニティ、いまいちな化粧品はすぐ手放す・化粧品は「いつも」「たまに」「ストック」で分類・タオルは消耗品と考え、くたびれたものは処分洗面台の上と、引出し、棚から手をつけよう。いつもらったかわからない試供品やアメニティは処分。洗面台の上には極力物を置かないように。化粧品は使う頻度別に収納していき、とりあえずとってある物も処分を検討して。タオルは長く使ってゴワゴワした物を手放し、フワフワの物を使って気分もスッキリ。【STEP6・押入れ】・客用布団は思い切って“貸布団”に・趣味アイテムは「今後やる?」と親に問いかけを・「何かに使えるかも」の空き箱・空き缶は迷わず処分押入れは家族の思い出が詰まった最難関。実家にありがちな客用布団は、使用頻度がほぼゼロなら手放して、貸布団のレンタルに切り替えれば、一気にスッキリ。健康器具や親の昔の趣味の物も「いつ使う?」と確認を。ただし、思い入れのある物を極端に手放すのはハードルが高いので、多少時間がかかってもよい気持ちで臨んで。どのエリアでも、片づけの流れは〈1〉物を全部出す、〈2〉要・不要を決める、〈3〉「種類別」「使う人別」「頻度別」などに分けて収納する、の3段階。そのことを踏まえて、親と子の役割分担をしよう。「娘の役割は、〈1〉の物を出してあげること。〈2〉の選別は、親に決めてもらいましょう。『もうこれいらないよね?』はタブー。親世代は選別に時間がかかるものと心得て。思い出話にも『懐かしいね』と相づちを打ちます。片づけが進んだら、『よく決断できたね』と、親に声をかけてあげることも忘れずに」〈3〉の収納は、親子で一緒に取り組む。リモコンや筆記具などの定位置を、親にとって使い勝手がよくなるように考えよう。「一気にやろうとすると、長続きしないものです。1日5分ずつとか、シューズボックスの1段だけ、などのように、少しずつでもOKというスタンスが片づけを成功させるコツですよ。片づいたことで生活が快適になった、という気持ちを積み重ねてください」心地よい気候の5月は、片づけに取り組むには絶好のタイミングだという。親の気持ちに寄り添った片づけで、心も空間も風通しをよくしよう。
2022年05月13日3人の男の子のママであるrumiさん(@rumi_home169)のモットーは「子どもがいても片づく家」。そんなrumiさんに掃除がしやすく使い勝手のいい収納法を教えてもらいました。いろんな100均グッズが大活躍します! コードホルダーで「床に転がりっぱなし」を解消 ソファでスマホを使う際、近くにコンセントがあると充電するときに便利ですよね。でも、充電していないときはというと……。充電コードが床に転がりっぱなしになることも。 そうならないように、窓枠にコードホルダーを貼り付けてそこに引っ掛けるようにしています。窓枠に跡が付かないように、マステを貼ってからコードホルダーを貼り付けています。 寝室はホルダーを貼る適当な場所がないので照明スイッチに貼っています。 ホルダーがあれば充電コードが床に転がることなく、掃除もしやすくなります。ソファ近くで使っているのはワッツで、寝室で使っているのはセリアで購入しました。 掃除道具はストッパー付きのフックで落下の心配なし フローリングワイパーやコロコロなど掃除道具の収納に、セリアの「ストッパー付きS字フック」を使っています。 ストッパーがついているおかけでレールからS字フックが落下しなくて便利なのですが、掃除道具に引っ掛けにくく少し面倒だったので、掃除道具本体にS字フックを取りつけるようにしました。これによりフックの落下を気にせず、掃除道具が取り出しやすく戻しやすくなりました。 玄関にあると便利なものをぜ〜んぶフックに引っ掛け 玄関収納もセリアの透明フックが大活躍しています。靴箱の扉の裏にフックを貼り、玄関にあると便利なものを収納しています。このフックは透明だから、目立たない点が気に入っています。 ●ティッシュ、ウエットティッシュ泣いた子どもたちの涙や鼻水を拭いたり、ちょこっと汚れを拭いたりするときに。●ペンおろしたての靴や傘に名前を書いたりします。●ハサミや荷造り用ひも、ガムテープ届いた荷物を開封したり、段ボールをまとめたりするのに使用。●時計遊びに行くときに付け忘れないように。 ●ポリ袋玄関周りのゴミを入れたり、公園や散歩で拾ったもの(石、どんぐり、虫など)を入れたりします。ポリ袋は見た目のごちゃっと感を軽減するため、普段は裏側を表にしています。 補助便座も専用フックで床置きしない! トイレトレーニング用の補助便座も浮かせています。補助便座を西松屋で買った際に補助便座用フックも一緒に♡ 補助便座は特に床置きしたくないので購入してよかったです。 浮かせる収納にすれば、いちいち物を動かして掃除する必要がなく、取り出しやすいので使い勝手が抜群。しかも大がかりな収納道具は必要なく、フックさえあればできる手軽さも◎。収納の参考になればうれしいです。「この収納アイデアがよかった」「こんな方法もあるよ」など感想や提案があれば、ベビーカレンダーサイト内のコメントにお寄せいただければと思います。お待ちしています♪ ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 著者:rumi「こんなおうちに住みたいな」が叶った建売住宅に家族5人で暮らしている男の子3人のママ。子どもがいても片づく家がモットー。整理収納アドバイザーを目指し中。Instagram:@ rumi_home169
2021年02月20日TOPICS・ノート、手帳に「書く」ことで心も体も家もすっきり整う・「書いて整える」を実践している有名人、インスタグラマーが登場・あなたにぴったりのノート、手帳術がきっと見つかる『書くだけで心、もの、お金が整う私のノート、手帳術』(1400円+税)やることが多すぎて暮らしが回らない、何となくモヤモヤ、イライラする、お金が貯まらない、家が片づかない……これらは「書く」ことで整います。本書では、「書いて整える」を実践している達人やインスタグラマーたちの実例を通して、先行き不安な日々を、できるだけすっきりと暮らしていくヒントをご紹介します。有名人たちも、ノート、手帳を書いているChapter1では、有名人たちのノート、手帳術を紹介します。節約アドバイザーの丸山晴美さんや、コミックエッセイストのうだひろえさん、アロマセラピストの和田文緖さん、メンタルコーチのMACOさんなど豪華なメンバーです。「お片付けノート」で捨てられる人になれた整理収納アドバイザーのmocaさん。自宅のキッチンにて整理収納アドバイザーのmocaさんは、自作の「お片付けノート」のおかげで捨てられない人から捨てられる人へ!今でこそ、すっきりと片付いたきれいなお家で暮らしているmocaさんですが、以前は本当にものを減らせず、片付けが苦手だったそう。「ときどき思い立って多少ものを処分して、すっきりした気持ちになっていましたが、減った分また何か買ったりして、結局ものが減りませんでした」。お片付けノートの一例。1日3~5個ずつ、2、3週間を目安に毎日続けることがコツ。Mocaさんの「お片付けノート」はとてもシンプル。いらないものとその理由を書いて捨てるだけ。たとえば、ペン→出ないから。竹串→カビてるから。ウイスキー→誰も飲まないから、など。「数個捨てただけでは、見た目は変わりません。でも実際に処分したものを書いたメモを見ると達成感が湧いたんです」。そしてどんどんお片付けの波に乗り、やがて未使用のものや思い出の品など難しいものも判断できるようになったそう。ワクワクした気持ちで書く「ありがとうノート」エッセイスト、イラストレーターの中山庸子さんエッセイストの中山庸子さんは、これまで30年以上もの間「いいこと日記」や「夢ノート」など、ワクワクする手書きノートをメディアに紹介してきました。そんな中山さんが最近新しく取り組み始めたのが「ありがとうノート」です。「簡単に言うと『エンディングノート』ですが、ポジティブな言葉をつけたかったんです。自分が人生を終えるときに、感謝の気持ちを持てるかどうか、それに向かって生きるために」と中山さん。自分のデータはもちろん、気がかりなことをリスト化してわかりやすく記入します。中山さんの「ありがとうノート」は1年ごとに更新している「遺すもの、贈るものをどうするかは細かく書いています。葬儀の香典返しもできることなら自分が好きだったお菓子を、と候補を書いていますよ。終わりを迎える準備と考えるのではなく、これからどうする?とワクワクした気持ちを忘れずに」。人気インスタグラマーのノート、手帳術も必見Chapter2には、人気インスタグラマーが登場。家計簿や絵日記、食日記など、見た目も華やかなさまざまなノート、手帳を紹介しています。オリジナルフォーマットを作り、楽しみながら家計管理をしているNao家計簿さん。カリグラフィーとイラストの組み合わせで、おいしかった食べ物や旅の記録などを残すaratakanakoさん。また、Chapter3では精神科医、奥田弘美先生にインタビュー。やる気が出る、すっきりするなど、思考や心に少なからず影響があるように感じられる「書く」ということが、実際に心身にどのような作用があるのか聞きました。ひとくちに「書く」といっても、その向き合い方や、効果はさまざまです。きっと気になるものが見つかるはず。自宅で過ごす時間も増えている今、ぜひトライしてみてください。書誌情報『書くだけで心、もの、お金が整う私のノート、手帳術』(1400円+税)タイトル:『書くだけで心、もの、お金が整う私のノート、手帳術』編者:主婦の友社定価:本体1400円+税仕様:A5判、144ページ発売:2020年10月2日(金)ISBN:978-4-07-445162-3Amazon本書に関するお問い合わせ先【主婦の友社広報窓口】株式会社C-パブリッシングサービス広報宣伝部TEL:03-5403-4320(直通)pr★c-pub.co.jp(★は@に変換してお送りください)企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年10月09日3人の男の子のママであるrumiさん(@rumi_home169)のモットーは「子どもがいても片づく家」。そんなrumiさんに掃除がしやすく使い勝手のいい収納法を教えてもらいました。いろんな100均グッズが大活躍します! コードホルダーで「床に転がりっぱなし」を解消 ソファでスマホを使う際、近くにコンセントがあると充電するときに便利ですよね。でも、充電していないときはというと……。充電コードが床に転がりっぱなしになることも。 そうならないように、窓枠にコードホルダーを貼り付けてそこに引っ掛けるようにしています。窓枠に跡が付かないように、マステを貼ってからコードホルダーを貼り付けています。 寝室はホルダーを貼る適当な場所がないので照明スイッチに貼っています。 ホルダーがあれば充電コードが床に転がることなく、掃除もしやすくなります。ソファ近くで使っているのはワッツで、寝室で使っているのはセリアで購入しました。 掃除道具はストッパー付きのフックで落下の心配なし フローリングワイパーやコロコロなど掃除道具の収納に、セリアの「ストッパー付きS字フック」を使っています。 ストッパーがついているおかけでレールからS字フックが落下しなくて便利なのですが、掃除道具に引っ掛けにくく少し面倒だったので、掃除道具本体にS字フックを取りつけるようにしました。これによりフックの落下を気にせず、掃除道具が取り出しやすく戻しやすくなりました。 玄関にあると便利なものをぜ〜んぶフックに引っ掛け 玄関収納もセリアの透明フックが大活躍しています。靴箱の扉の裏にフックを貼り、玄関にあると便利なものを収納しています。このフックは透明だから、目立たない点が気に入っています。 ●ティッシュ、ウエットティッシュ泣いた子どもたちの涙や鼻水を拭いたり、ちょこっと汚れを拭いたりするときに。●ペンおろしたての靴や傘に名前を書いたりします。●ハサミや荷造り用ひも、ガムテープ届いた荷物を開封したり、段ボールをまとめたりするのに使用。●時計遊びに行くときに付け忘れないように。 ●ポリ袋玄関周りのゴミを入れたり、公園や散歩で拾ったもの(石、どんぐり、虫など)を入れたりします。ポリ袋は見た目のごちゃっと感を軽減するため、普段は裏側を表にしています。 補助便座も専用フックで床置きしない! トイレトレーニング用の補助便座も浮かせています。補助便座を西松屋で買った際に補助便座用フックも一緒に♡ 補助便座は特に床置きしたくないので購入してよかったです。 浮かせる収納にすれば、いちいち物を動かして掃除する必要がなく、取り出しやすいので使い勝手が抜群。しかも大がかりな収納道具は必要なく、フックさえあればできる手軽さも◎。収納の参考になればうれしいです。「この収納アイデアがよかった」「こんな方法もあるよ」など感想や提案があれば、ベビーカレンダーサイト内のコメントにお寄せいただければと思います。お待ちしています♪ ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 著者:rumi「こんなおうちに住みたいな」が叶った建売住宅に家族5人で暮らしている男の子3人のママ。子どもがいても片づく家がモットー。整理収納アドバイザーを目指し中。Instagram:@ rumi_home169
2020年01月25日NHK総合テレビ「あさイチ」の“スーパー主婦”シリーズで、“片づけの達人”として大人気の井田典子さん。「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」というシンプルなルールで、数々の片づけが苦手な主婦の悩みを解決してきました。さらに、井田さんは自身の経験から、片づけが時間・お金・さらに心の整理にまでつながることを実感。著書 「片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう」 (主婦の友社)では、モノと心を整えるアイデアを一冊にまとめました。心が整った、すっきりとした暮らしを送るためには、まず「家の中のモノを数えることが大切」と言います。いったいどういうことなのでしょうか? お話をうかがってきました。井田典子(いだのりこ)さん プロフィール整理収納アドバイザー1級・相模友の会(婦人之友の会読者の会)所属。モノの整理が心を整えることを実感して、片づけ依頼を受けるようになった。NHK総合テレビ「あさイチ」などで“片づけの達人”“スーパー主婦”として活躍。うかがうお宅の住人に寄り添った、ていねいな片づけアドバイスに人気が集まっている。■自分の靴の数、すぐに答えられますか?――最新刊「片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう」の題名にならって、私も玄関の靴の数を数えてみました。そうしたら、私の分だけで24足もあって…。自分ではもっと少ないつもりだったので、この数には驚きでした。井田典子さん(以下、井田さん):お仕事柄、靴がたくさん必要な方もいるでしょうし、何足にするのが正しい、という正解はありません。片づけは、その人の暮らしにより合うサイズを見つけていく作業。なので、その人、その家族ではないと、必要な数はわかりません。まずは、自分が持っているモノの量を、なんとなくではなく、はっきり数で知ることは大事です。なぜなら、生活はすべてモノと数でできあがっているから。すてきな暮らしがしたいというイメージがあっても、「あなたにとって、すてきな暮らしとは何ですか?」と聞かれた時に、きちっと答えられる人はなかなかいません。それと同じで、「靴、何足で暮らしたいですか?」と聞かれると、みなさん意外とわからないものなのですよ。――「靴、何足で暮らしたいか?」を考えた時、私の答えは12足でした。なのになぜこんな大量に? と見直したら、3年以上はいていない靴が5足、1年以上はいてない靴が4足もありました(苦笑)。井田さん:その12足が、あなたにとってのレギュラーということなのです。そのレギュラーは、玄関のすぐ出せるところに並んでいることが大事。迷わない、探さない、すぐ戻せる、管理ができる、という気持ち良さを毎日繰り返し確認できることは、自己肯定感を上げることにもつながります。反対に、毎回探しモノをしたり、せっかく良い靴を持っていてもはかないでいることは、小さなことですけど自分を傷つけてしまいます。日々の生活で自分を傷つける要素は、少しでも減らしてほしいですね。■処分は罪悪感との戦い…「捨てる」ではなく「手放す」――ただ、そのモノを「減らす」作業って意外と難しいですよね…。「高かったから」とか「きっとまた、いつかはく日がくるから」と未練いっぱいでなかなか捨てられない(苦笑)。いさぎよく「減らす」ためのコツはありますか?井田さん:私もそうだったので、お気持ちよくわかりますよ。でも、モノは勝手に腐ってはくれません。どんなに小さくても、勝手に消えてくれないのです。だから、いつか誰かが処分しない限り、ずっとそのまま残ってしまいます。自分のモノは自分の代で処分していかないと、結局いつか、子どもや孫や誰かに迷惑をかけることになるのです。また、たくさんモノがあるということは、それらを管理するエネルギーも自分にかかってくるということ。日々、「これ、ぜんぜん使ってないな」などと、使ってあげられないモノたちのことをチクチク気にしながらくらすのは、なんだか心苦しいですよね。――確かに、モノは使ってあげてこそ幸せ、ですよね。井田さん:使わないとわかったら、そのモノはできるだけ早く手放しましょう。この時、「捨てる」とは考えないで「手放す」と考えることがポイント。少しでも価値があるうちに、自分の手から手放して、ほかに生かせる場所に移すと考えるのです。これは、よく難しいと言われる実家の片づけでも同じように使えます。私たちの親世代は、特にモノを捨てられない世代ですが、「これ誰かにゆずってもいい?」と言うと、意外と素直に手放せる方が多いようです。――確かに、「捨てる」というと罪悪感がわいてきてしまうけれど、「手放す」だとそう感じませんし、誰かの役に立つと考えればうれしいですよね。井田さん:最初から処分を考えるのは難しいので、まずは「選ぶ」ということをしてみてください。靴の話に戻るなら、「昔、何万円も出して買ったから…」と過去にしばられるのではなく、「今、お金を払ってでもその靴を買いたいか?」と「今からはく靴を選ぶ」という基準で判断するのです。そう考えると、判断つきやすくなると思いますよ。それでも手放せない場合は、とりあえず場所を移してみてください。玄関の靴箱を一軍だけにして暮らしてみると、二軍三軍のことはあっという間に忘れてしまいますから。そうすると、もう一軍の場所に戻す気にはならないはずですよ。■「枠」を決めて、管理は家族それぞれに「任せる」――自分のモノを減らすだけでも大変なのに、主人や子どもにもモノを減らしてほしい場合はどうしたらよいのでしょう?井田さん:わが家にも、本好きの夫が毎週のように本を買ってきて本が増える一方だった時期がありました。そこで、まず本を収納する「枠」を決めて、そこからはみ出さないというルールを作りました。そして、家族の誰かが読んでいる間は置いておくけれど、みんなが読み終わった本については、「もう一度この本を読むか?」が具体的に思い浮かばなかったら手放すという基準も作りました。いったん「枠」を決めてしまえば、モノが際限なく広がることはなくなるので、とても楽になりますよ。――モノの管理には、まずは「枠」を決めることが大事。そして、その「枠」に入らない分はためこまず、常に見直す、ということですね?井田さん:本棚やげた箱のような家族みんなが使う場所では、家族別の「枠」を作ります。例えば、「私はこの2段、夫はこの2段、子どもはこの1段」というふうに。この時、「あなたの分はここだけにおさめて」と言うのではなく、「ここはあなたに任せるね」と言うのがポイント。任されるとうれしいものですから、本人にも管理する気持ちが生まれます。――確かに、言い方ひとつで全然印象が違いますね。また、これは、主人だけでなく子どもに対しても同じですね?井田さん:そうです。「〇〇して」と言われると、誰でもやらされ気分になり反発心が生まれてしまいますが、「任せるよ」と言うと、子どもも張り切りますよ。そして、「何を入れるのか? どれくらい入るのか?」など、自ら考えるようになります。子どもは、最初は筆箱やランドセルの中など、小さな範囲から任せると良いと思います。そして、その子なりに工夫して片づけられたら、行動や工夫を具体的にほめてあげましょう。また、まだ小さいうちは、片づけるという言葉自体が難しいので、「戻してね」と伝えるとわかりやすいと思います。そうすると、「最初にどこにあったかな?」と子どもなりに一生懸命考えます。わかりやすいように、棚や引き出しに絵や写真を貼り、ざっくりグループ分けして片づける練習からはじめてみると良いでしょう。家族片づけのコツは、「枠」だけ提供して、後は家族それぞれに「任せる」こと。夫や子どもが「枠」の中をそれぞれ自分で管理してくれるようになると、お母さんはきっとすごく楽になれるはずですよ。「枠」を与えて後は「任せる」――。主人や子どもと、家の中で縄張り争いをしている場合ではないと実感(苦笑)。上手な片づけには、上手なコミュニケーションも必要なのだと思い知りました。次回は、差し迫った年末の大掃除についておうかがいします。参考図書: 『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』 (主婦の友社)井田典子/著 1200円(税別)NHK総合テレビ「あさイチ」でスーパー主婦として活躍中の片づけ達人・井田典子さんが、「モノと時間と心の整理」をテーマに、人生を豊かにするヒントを綴った1冊。まちとこ出版社N
2018年12月14日NHK総合テレビの情報番組「あさイチ」で“スーパー主婦”として話題の井田典子さんが、初の著書『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』を発売しました。書影/プロフィール画像井田典子(イダノリコ)さんプロフィール整理収納アドバイザー。相模友の会(婦人之友 読者の会)所属。NHK総合テレビの情報番組「あさイチ」などで“片づけの達人”、“スーパー主婦”として活躍。主婦ならではの実践的な整理・収納術が好評で全国各地で講演会を行う。HP: 整理収納アドバイザーでもある井田さんが、長年の家庭生活のなかでトライ&エラーを繰り返しながら確立してきた整理収納術は、どれも目からウロコ! 片づけはもちろん、時間の使い方やお金とのつきあいかたまで、家事の考えをあますところなく語った一冊です。今回は本のなかから、おさえておきたい片づけの4つのルールや忙しいママにぜひ参考してほしい時間管理のコツをご紹介します。■まずは収納の枠づくり コツは「キン・コン・カン」子どもがいると片づける暇もないし、毎日ふつうに暮らすだけでもモノは増えがち。「いくらやっても片づかない」「知らないうちにモノが散らかってしまう」と嘆くママも多いはず。井田さんは本のなかで、「家が片づかないという方は、『枠』を決めてみましょう」と呼びかけています。具体的には、「カトラリーは仕切りに収まるぶんだけ」とか「本はこの棚に入るだけ」など、あらかじめ収納空間を決めてしまうんだそうです。枠という言葉には、なんとなく窮屈で不自由そうな響きがありますが、井田さんいわく「じつは、その逆」。枠を決めることで家に迎え入れるモノのハードルがあがり、「必要にして十分なだけのモノと暮らす、満ち足りた生活」になるのだといいます。収納の「枠」づくりをするときにヒントになるのが、井田さんが提案する「キン・コン・カン」という考え方です。・キン… できるだけ使う場所の「近く」に置く・コン… 「コンパクト」の略。外封筒や包装を外して本体だけにする・カン… 「簡単に」の意。ワンアクションでスムーズに出し入れできるように収納する枠はつくるだけじゃなく、保つことが大事。キン・コン・カンに従えば、枠もキープしやすくなりますね。ちなみに「枠」は、収納以外のことにも当てはまるそうです。時間がないという人は時間の区切りを意識して暮らしてみる。お金がないという人は予算立てをしてみる。そんな「枠」の意識が、暮らしのシステムを劇的に変えてくれるといいます。■片づけの4つのルール 「だ・わ・へ・し」基準となる「枠」を決めたら、いよいよ片づけです。忙しくて片づけの時間がとれないというママもいると思いますが、井田さんは「片づけの時間なんて一生やってきません」とバッサリ。モノは意識して処分しなければ増えていく一方。その状態にも慣れてしまい、「ゴミ屋敷」になってしまったお宅もあるというからおそろしいかぎり。そうならないためには、とにかく「手をつける」ことが肝心。一度に家中をきれいにしようと思うと心が折れそうになりますが、「引き出し1つ」からでOKと聞けば、少し気がラクになりませんか?具体的な片づけの基本となるのが「だ・わ・へ・し」。以下の4つのルールに沿ってやれば、誰でも上手に整理整頓できるそうです。●「だわへし」ルール・だ(出す)… なかのものを全部取り出してみる・わ(分ける)… 種類別にして仕分けする・へ(減らす)… レギュラーを選んで適量に減らす・し(しまう)… 枠を決めて収納するこのなかで、意外に忘れがちなのは「減らす」かもしれませんね。ごちゃごちゃしがちな文具やカトラリーなどは持ち数を決めると、引き出しのなかですぐに見つかり、探すストレスもなくなります。ちなみに井田さんが片づけのスタート地点としておすすすめするのはキッチン。用途がはっきりしているので選別しやすく、毎日使う場所なので達成感も大きいのがその理由。ほかには、こまかなモノがあふれがちな洗面所まわりもおすすめだそうです。■やりかけのままにしない 「ひと仕事ひと片づけ」片づけや収納の考え方は家事全般や時間の管理にも応用できるそう。井田さんは時間の使いかたとして、婦人之友社創立者の羽仁もと子さんの言葉「ひと仕事ひと片づけ」を心がけているといいます。「効率を追い求めて『ながら仕事』をするよりも、やることをひとつずつ順番にすませたほうが、結局は時間のムダが減ります。あれこれ手をつけては、やりかけのままという状態になりがちな場合、『今している1つの動作に集中して、手早く終わらせる』ことを意識してはいかがでしょう」(井田さん)たとえば、子どもの学校へ提出する書類を書いているのに、頭のなかで次にやる家事のことばかり考えていたら、書き間違えて修正が必要になり、結局二度手間に…なんてよくある話。また、作業を途中で中断してほかの作業をすると、戻ったとき、どこまで進めたか振り返る手間がプラスされて余計に時間がかかることも。それなら1回で最後まで仕上げてしまったほうが、結果的に時間も労力も省けますね。ママは片づけだけじゃなく、料理や育児などやることがいっぱい。毎日がバタバタしているうちに終わってしまうという人は、一度時間の使いかたを見直してみるとよいかもしれません。■書き出すことで 「脳内の荷」を下ろす物理的には「ひと仕事」だけをしていても、頭のなかはマルチタスク状態になっている人も少なくないかもしれません。「子どもに頼まれていたことはなんだっけ?」「もうすぐシャンプーがなくなりそう」などあれこれ考えて「頭が忙しい」状態になると、疲れてしまうし、目の前のこともおろそかになってしまいがち。「それは『頭でつくり出した未来のために、大切な今を犠牲にしている』ということ。今を大事にするなら、今に集中して、気がかりなことはいったんすっぱり忘れる、ということを心がけています。なので、やらなければいけないことが続いても『忙しい』と思うことはあまりありません」と井田さん。ただ、本当に忘れてしまっては困るので、「書きとめる」ことを日常の習慣にしているそう。予定はキッチンの1カ月カレンダーに、買うべきものは携帯電話のメモに入力したら、そのときがくるまで忘れてOK。そうやって“脳内の荷下ろし”をすると、頭や心に余裕ができ、今を楽しめるようになるのだそうです。本にはこのほかにも、1週間分の「買い物の型紙」の作り方や、家にあるもので作れる根菜ストッカー、年賀状ファイルの作り方など、すぐに真似したくなる整理収納のノウハウ、そして暮らしと心をラクにする家事の考え方のヒントがいっぱい。自分にとって心地よい暮らしが何かを考えるきっかけになり、それを実現するための一歩を後押ししてくれる一冊です。 『「引き出し1つ」から始まる! 人生を救う 片づけ』 井田典子著(主婦と生活社) 1200円(税抜) NHK「あさイチ」“スーパー主婦”で話題の著者、初めての書籍。番組で話題となった整理収納術、時間の使い方や、お金とのつきあいかた、 家事の考えをあますことなく語った写真つき・イラストつき55編のエッセイ。暮らしと心をラクにするヒントをたっぷりとお届けします。NHKの番組取材で訪れた「香港」「スウェーデン」の片づけ紀行も収録。
2018年03月13日きちんと過去を整理することが、前向きな一歩を踏み出すことにもつながる「実家の片づけ」。単に家の中をスッキリさせるだけでなく、家族の“これから”を考える貴重な機会にもなるという。 二人三脚で「実家の片づけ」を成功させた梅本さん親子。生前整理アドバイザー認定指導員である娘の梅本和子さん(50)と、母親の深沢智枝さん(75)。一人暮らしになった智枝さんの家を片づけ始めてもう3年!梅本さんが実家の片づけを手伝い始めたのは、実の父が亡くなった’14年のこと。 「自営業だった実家は仕事場も兼ねた3階建て。母1人には広すぎ、住み替えることになったのがきっかけです」(梅本さん) 母親の智枝さんはくぎ1本捨てられない世代。大小さまざまな「モノ」との格闘は続き、マッサージチェアから卓球台までをなんとか処分して、いまの団地に落ち着いたのは8カ月後のことだった。 「主人は趣味で女形踊りをやっていたので、着物やカセットなどの遺品整理に苦労しました。子どもたちには同じ思いをさせたくないと思いましたね」(智枝さん) とはいえ引っ越し当初は、ご主人のスーツなど、まだまだ多くの遺品があふれていた。そんな様子を見かねた梅本さんは生前整理の資格を取得。片づけの正しい手順や、当事者との関わり方を理解したことで、片づけが一気に進んだという。 「でも続かないのよ、1時間もやると疲れちゃって」と智枝さんがうなだれれば、「でも進めることをやめないじゃん。いいの。いいの」とすかさずフォロー。智枝さんは、古い洋服や家電、台所にあふれていた調味料などを、徐々に手放していった。 「いちばん大変だったのは写真。なにせ2万枚ありましたから(笑)。何が写っているかわからないものを手放し、残りはデジタル化。そのうえで、いまはベストショットアルバムを母といっしょに作っています」(梅本さん) 「はじめは子どもだましだと思いましたが、飾ってみるとかわいくて……。これまでの人生も振り返ることができました」(智枝さん) いつの間にかまたモノが増えてしまうリバウンドも経験したが、そのつど、片づけのリバウンドを防ぐ、次の「買い物5原則」を確認し合ったという。 1. 使うモノしか買わない2. 収める場所がなかったらかわない3. ひと目ぼれで買わない4. 流行だから、で買わない5. 他人との比較で買わない そんな行きつ戻りつの時間こそが、じつは「実家の片づけ」の幸せなひとときなのかもしれないと、2人は笑顔で語っていた。
2017年08月02日59㎡と広くはない家で4歳の男の子を育てながら「持ちたいものは持つ」暮らしを実践するさいとうきいさん。ライフオーガナイザ―の資格を持つさいとうさんに、限られたスペースで心地よく、家族みんなが幸せに暮らせる収納術についてお話を伺いました。▼さいとうきい さんファミリー プロフィール・家族構成:夫、妻、4歳の男の子との3人暮らし・居住エリア:東京都・住宅形態:マンション 1LDK+DENblog: HP: ■お母さんだけが頑張らなくても片づく、収納アイデア【Point-3】家族が各自で片づけられる収納を目指せば、家事の負担は激減。玄関まわりにも、子どもが自立する小さな仕組みづくりがありました。玄関を入ってすぐのところに取りつけたフック。ここは、保育園から帰ったらリュックをかける定位置です。難しい収納方法ではなく、またスムーズな動線上にあることで、自然と自分で片づける習慣が身に付きます。玄関脇のシュークローゼットは、半分を収納庫として活用しています。ここには、掃除や洗濯用品など、日用品のストックをまとめて収納。一カ所にまとめることで、なくなったときに家族みんなが「まずここをチェック」できるので、ムダがありません。また、玄関で準備をすることの多いハンカチや、手袋などの季節小物、子どものヘルメットもここへ。これもまた、子どもが自分で準備や片づけができる仕組みのひとつです。「家事に育児、そして仕事……と頑張るママたちは、ついつい家の中もきれいに、と頑張りすぎたり、完璧を目指したりしてしまいがち。まずは自分の完璧志向を手放して、ひとりだけが頑張らないことも大切です。家族を巻き込みながら、どうしたら使いやすくなるか、時には話し合うのもいいですね」。 ■家は「家族が楽しく暮らすための場所」今、さいとうさん宅のリビングには、大きな電子ピアノが置かれています。ピアノを習いだして1年になる息子さん、そして一緒に始めだしたというご主人がレッスンに使うためのピアノです。椅子はダイニングテーブル用と兼用することで、省スペースに。「インテリアのことや、スペース的なことを考えると、ここにピアノを置くなんて考えられなかったんです。だから最初は、ベッドの下にしまい込んで、使うたびに出してもらっていました。でも、やっぱりそれだと練習できないんですよね。家という場所が、誰ために、なんのためにあるのかな、と考えたとき、ここは“家族みんなが心地よく、楽しく過ごすための場所”なんだな、と。そこで思い切って、出しっぱなしにしたところ子どものやる気も倍増! 目に見えて上達するようになって、毎日楽しくレッスンしています」。見た目の美しさ、部屋の広さだけでは、家族のしあわせは測れません。寝室兼書斎に飾られた、お子さんの作品。数を厳選しながら額装すると、とっておきのアートに。頑張りすぎて、片づけなくちゃ! とがんじがらめになるのではなく、家族が居心地のいいかたち、暮らし方を模索していくことが、「片づけ」へとつながるようです。取材/文:藤沢あかり 撮影:佐藤拓央
2017年01月14日『あなたのお部屋がイライラしないで片づく本』(かんき出版)の著者・丸山郁美さんは、ストレスを持たずに片づける方法を考案しました。それは、アドラー心理学のエッセンスを取り入れた片づけ術。丸山さんは東京在住の主婦。2013年に、サンケイリビング新聞社主催の主婦の技を競うSHUFU-1コンテストで準グランプリを受賞した片づけの達人です。思い通りに片づけられず、ストレスを抱えていたのに、アドラー心理学を取り入れた片づけ術を実践したところ、きれいに片づけられるようになったというのです。以後7年にわたり、750を超える世帯で「アドラー流お片づけ」のレクチャーやカウンセリングをされています。それはどんな方法なのでしょうか?■アドラーマインドを取り入れるアドラー心理学とは、オーストリア出身のアルフレッド・アドラー(1870-1937)が創始した「個人心理学」のこと。「すべての悩みは対人関係の悩みである」とし、人は過去の原因によって突き動かされるのではなく、目的に沿って生きていると「目的論」で考えます。つまり「なぜあの人は怒りっぽいのか」と考えるとき、アドラーは「怒っている人は、怒っている人独自の目的を達成するために”怒る”行動をとっている」と見るのです。本書では、「イライラや劣等感などの不快な感情こそ、より快い状態=目的を叶えるエネルギーになる」というアドラーの主張から、片づけられない自分にイライラするのではなく、不快な感情を自分のなりたい姿や、したい行動、いわゆる目的のための意識に変えると、自分が思うように叶うと説いているわけです。たとえばモノが多くて散らかっている場合。捨てたり減らしたりすることばかりを考えるのではなく、「どういうモノといかに暮らしていくか」を考えるのだということ。気持ちをこう切りかえ、「イメージ」「整理」「収納」「片づけ」「掃除」「見直し」という6ステップを踏んで片づけると、ストレスなく部屋を片づけられるというのです。■アドラー流お片付け6ステップ(1)行動を「イメージする」「普段、なにをしているときにいちばん幸せを感じるか」「この部屋で何をしたいのか」をイメージします。既成の価値観にとらわれず、「本当にしたい行動」にアプローチすると、部屋をどう片づければ心地よい部屋になるのかが判ってくるのだといいます。なかなかイメージできない人は「イライラ・ポイント」リストを作成し、部屋の間取りを描いて、「机の上に書類が山盛り」「家電の取扱説明書があり過ぎて面倒」など不快だと思うポイントを書き込んでみましょう。すると、「机の上はすっきりしたい」「家電の取扱説明書は探しやすくしたい」など、本当にしたい行動が見つかるそうです。(2)全部出して分けて減らして「整理」する具体的なイメージができたら、次は整理。ポイントは、出して、分けて、減らすこと。また収納のスペースの大きさを知るためにも、全部出して仕分けします。ルールはなく、自分の価値観に沿ったやり方でOKです。クローゼットの整理の場合、洋服を捨てたくないなら、その気持ちを大切にすればいいということ。着ないけれど取っておきたい服は、自分が「快」と「不快」のとどちらの感情なのかで判断し、「不快」なモノを減らすようにします。こうすると、「思い切って処分した」というような感情はなくなるもの。大事なのは、捨てることではなく「大切なモノといかに仲よく暮らすか」を考えることだといいます。(3)「収納」する次は収納。収納家具やグッズを買う前に、整理されたモノの定位置を決めます。行動イメージに沿って、どこになにを置くかを考えるのです。モノの定位置を決めるときも、アドラー心理学的に、自分を主人公として捉えます。既成の価値観でなく、自身の行動を考え、「なにをどう置くのが自分に適した収納なのか」を考えるのです。収納方法は次の3パターン。1.引き出し収納・・・立てる、仕切る、重ねない2.棚の収納・・・高さ調整可能に、棚は増減自在に、奥高く手前は低く3.吊るす収納・・・1フックにかけすぎない、洋服は1ハンガー1着モノの収納は、このいずれかに当てはめてみると、すっきりするといいます。洋服の収納の場合なら、「たたむ」「棚に並べる」「吊るす」、どの収納が便利か、自分に合っているか考えてください。避けるべきが床置き。どうしても収納場所がない場合は、整理してモノを減らすか、収納グッズや家具で工夫しましょう。(4)「片づけ」のポイントは「使ったら戻す」片づけで大切なのは、「使ったら戻す」こと。余計なことは考えず、「使ったら戻す」ことを習慣化するのです。一緒に掃除する必要はなし。なぜなら掃除しながら片づけると余計な動きが多くなり、かえって疲れて嫌になってしまうから。「片づけ」と「掃除」の時間は別々に分けて行うことが、片づけを楽にするポイントだということです。著者は、「使ったら戻す」片づけの時間を寝る前にとるそうです。所要時間は5分~10分で、「リセットタイム」と名づけて習慣化しているそう。毎日が無理なら、休みの日にまとめてもOK。ストレスを感じない方法でやればいいといいます。(5)「掃除」も1日1回できれば十分「片づけ」と「掃除」は、それぞれの時間帯を分けた方が楽。著者は、「片づけ」は夜、「掃除」は朝早く家族が起床する前に済ませるといいます。1日1回どこかで「リセットタイム」を持てばOK、「掃除」も1日1回できれば十分。一人暮らしや共働き家庭では、休みの日にまとめて掃除するだけでもいいそうです。普通に生活していれば、どんな人の部屋でもモノが増えたりするもの。ずっときれいな状態をキープすることに躍起になる必要はないといいます。(6)「見なおし」でライフスタイルの変化に対応一度は片づいても、生活の変化で片づかないときがやってきます。そこで一定の期間を決めて、定期的に「片づけシステム」の見なおしをします。子どもがいる家族は半年ぐらいで、ライフスタイルが確立されている一人暮らしは2~3年のサイクルで。具体的にはステップ1の「イメージする」に戻るのです。ライフスタイルが変化するたびに、システムづくりの腕は上がり、より心地よい理想の暮らしになっていくはず。*「アドラー流お片づけ」は、無理のないサイクルで6つのステップを順番にくるくる回していくだけ。アドラー心理学はちょっと難しいかもしれませんが、参考にできるところは多々あります。(文/森美奈)【参考】※丸山郁美(2015)『あなたのお部屋がイライラしないで片づく本』かんき出版
2016年01月26日※【前編】は コチラ から「片づけなさ~い!」というセリフ、子どもに言いがちな言葉の1つかもしれませんね。実際私も未だに口に出すことがあります。実は言っておきながら、ちょっと後ろめたくなる言葉。なぜなら自分が片づけられない人だったからです。「片づけている」つもりでも客観的に見れば詰め込んでいるだけだったり、端に寄せているだけだったり、探し物は多いし、すぐ散らかってしまう。そんな状態でした。ある意味、片付けができなくても自分も困らず機嫌よく、他の人も迷惑を被っていなければ問題ないかもしれません。私の場合は「片付けができない」ことが大きな問題だったのでなおしました。変えるのは大変でしたし、いまだ発展途上です。大げさかもしれないですが、「片づける力」は、人生を豊かにする基本的な能力が詰まっていると考えています。にもかかわらず、多くの人はどうして必要なのかも、具体的な方法などを習うこともなかったのではないでしょうか?私と同じような片付けが苦手でなおしたいと思っているママは、子どもには苦労させたくないと日々あの手この手で頑張っていると思います。そこで「そもそも片づけるとは」ということから、「親子で考えるお片づけ」について考えたいと思います。■人生を豊かにする「片づけ力」のポイント3つその昔、ものや情報がこんなに溢れていなかった頃は、片付けられないことがそれほど問題にならなかったかもしれません。でも今の日本はものも情報も溢れかえっていて、入ってくるばかり。自分で取捨選択できる片づける力を身につけることは、人生をより豊かにします。片づけるという事について3つの視点で考えてみましょう。1.片付けで磨ける力5つ1)考える力自分にとって好きなものや大事なもの・欲しいものが何か、反対に必要でないものは何かを考える力が養われます。これは自分という個性を知るのにも役立ちますよね。2)選ぶ力好きや必要・大事を考えたら、それを選び取ります。人生は選択の連続ですから、小さなことから慣れておくと良さそうです。3)工夫する力スペースに入りきらない時、どうしたら収めることができるか自分で工夫する力が付きます。さらにはスペースを増やしてくれるように交渉する、なんてこともできるようになるかもしれませんね。4)大切にする気持ち自分で考えて選んだものたちですから、愛着を持って大切にしようという気持ちが生まれやすくなります。5)責任感の芽生え自分のものを片づけるという繰り返しで、責任感も身につきます。ざっと上げただけでも、片付けにはこんなに良い点があります。どれも子どもはもちろん、大人になっても役立つものばかり。ではどうしたら身につくのでしょうか。2.どうしたら身につくのか日々積み重ねるのみ! というと乱暴になりますが、自分の身をもって、また子どもやクライアントの話を伺っていてそう感じています。その「日々」を楽にするために、ものの量を減らしたり、収納をどうするか、動線はどうかが重要になります。3.まず自分を振り返る親子で考えるお片づけに入る前に、とりあげたいことがあります。それは「私は片づけているかしら?」ということ。「片づけなさい」といったママが使ったままにしていることないですか。子どもはとってもよく見ています。私も「ママも出しっぱなし~」と主人や長男に何度言われたことか。自分はどうかを考えてみると、「片づけなさい」も違う言い方にできそうです。例えば「ママも頑張っているから片づけてくれたら嬉しいな」とか「おもちゃもお家に帰れたら嬉しいって」などですね。次回は「親子で考える、お片づけ」についてお伝えしたいと思います。
2014年07月30日