アイドルグループ・FRUITS ZIPPERの櫻井優衣、鎮西寿々歌、松本かれんが13日、グランメッセ熊本で開催された『麻生専門学校グループ presents TGC 熊本 2024』に登場した。ヒョウ柄のワンピースと高めのツインテール姿で登場した櫻井は、首をかしげる“あざとポーズ”でファンを魅了した。昨年からランウェイの経験を積んだ松本は普段のかわいらしいイメージとは違った、黒のワンピースで登場。大人な表情でウォーキングを見せ、アイドルらしいぶりっ子ポーズで会場を沸かせた。鎮西は、黒のセットアップで登場し、ストライプのジャケットをなびかせて華麗にランウェイ。投げキッスも披露して会場は黄色い歓声に包まれた。『TGC』は「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催。5年ぶり開催となる『TGC熊本2024』では、藤田ニコルがトップバッターで登場し、三吉彩花、みちょぱこと池田美優、新川優愛、などがランウェイに登場。MCはウエンツ瑛士、元日向坂46の影山優佳が務めた。
2024年04月14日俳優の中山優馬、元NMBメンバーでタレントの山田菜々、山田寿々が20日、京セラドーム大阪で開催された「KANSAI COLLECTION 2024 SPRING&SUMMER」にシークレットゲストとして出演。きょうだい初共演を果たした。まさかの3ショットに会場となった京セラドームは歓声とどよめき。女性デュオ「もにゅそで」のラップに乗せて浴衣姿でランウェイを歩き、トップでは真ん中の優馬が姉と妹の肩に手置いてポーズを決めた。優馬は「いままで共演してこなかったので初共演。僕ら関西出身なので関西コレクションさんに声をかけられたので、ぜひ3人で出たかった」と明かした。菜々は「今日は3人で出られると聞いて気合を入れてきた。ありがたい」といい、会場には親も駆けつけていることを紹介して「親孝行できてうれしい」とにっこり。寿々は「貴重な機会をいただけてうれしかった。緊張して何がなんだか分からない」ときょうだい揃ってのランウェイを振り返った。ステージ終了後、優馬がMCを務めるTikTok LIVEに、菜々と寿々がゲスト登場。再びきょうだい3人でトークを展開した。優馬が「自分でもこの3人で画面に映っているのが不思議」といい、「どうやった?」と2人に問いかけ。寿々は「大舞台での初共演で緊張していたから終わってほっとしている。(ランウェイ)でお兄ちゃんと何回かぶつかった(笑)」と照れ笑い。また、菜々は2021年3月末に当時所属していた芸能事務所を退所し、芸能生活引退を発表。優馬から「引退していたのになんで出ているの?」と聞かれると、「誘ってきたのそっちやん?」と苦笑いを浮かべた。TikTok LIVEではランウェイ前に“ゆる~く”円陣を組んだや、菜々がランウェイ後に足の親指がつってしまったことが明かされた。「KANSAI COLLECTION」(関西コレクション)は、2011年2月に大阪で誕生したファッションとエンターテインメントのイベント。26回目となる今回は、「I LOVE ENTERTAINMENT」をテーマに、ファッションショーやアーティストライブなどを展開する。撮影:蔦野裕
2024年03月20日もちもち肌へと導く「蔵寿-coolage-」株式会社リシュブルーが、日本酒スキンケア商品「蔵寿-coolage-(クラージュ)」のパウチ型(化粧水・乳液)を、9月11日に発売した。「蔵寿-coolage-」は、“人は何歳であっても魅力的であり、輝ける”をブランドコンセプトに誕生したスキンケアブランドだ。17種類のアミノ酸成分が配合されており、肌が持っている本来の力を保ち、もちもち肌へと導く。また、フェルラ酸がメラニンの生成を抑制し、乾燥によってくすんでみえる肌にハリとツヤを与える。肌にのせると深呼吸したくなるようなグリーンティーの香りで、心もほぐれる商品となっている。「蔵寿-coolage-」パウチ型は2ml「蔵寿-coolage-」のボトル型の内容量は150mlだったが、今回発売されたパウチ型は2mlの使い切り仕様となっており、サウナ・温浴施設、宿泊施設などおいて販売することで、利用者の満足度を高める選択の1つにできる。外国人観光客数はコロナ前の水準に戻ることが予想される中で、日本文化を感じてもらえる水引をイメージした縁起良いデザインになっており、インバウンドへの訴求にもつなげられる。(画像はプレスリリースより)【参考】※蔵寿-coolage-
2023年09月19日渋谷すばるのポップアップショップ『渋谷すばる×TOWER RECORDS「すば基地〜The Secret base〜Vol.1」POP UP SHOP』が、8月16日(水) から31日(木) にタワーレコード渋谷店2階展示場で開催されることが決定した。ポップアップショップでは、普段使っているギターやハープなどの展示はもちろん、本人が撮影した写真や、本人が今回のために描き下ろしたイラストが展示されるなど、足を運んでくれた人たちが楽しんでもらえるレクリエーション要素がたくさん仕込まれた空間となっている。また、配信のみでリリースされてきた楽曲をまとめた限定ミニアルバム『ALPACA 5』が、期間中タワーレコード渋谷店先行販売でフィジカルリリースされる。本作のジャケットに使用されているアルパカの写真は渋谷がプライベートで撮影した作品で、タイトルロゴも自身が手描きで作成。ブックレットは最新の撮り下ろし写真で構成されている。さらに、初のアコースティックライヴ『すばるの部屋・1回目〜俺ん家、寄ってかへん?〜』を8月11日(金・祝) にタワーレコード渋谷店B1のライヴハウス「CUTUP STUDIO」で開催することが発表された。チケットの詳細は後日アナウンスされる。渋谷は今回のポップアップショップとアコースティックライヴについて、「自分だけの秘密基地みたいな秘密の場所を、みんなにこっそり覗いてもらう感じにしたかってん。“The Secret base”って秘密基地を英語にしただけなんやけど、なんかちょっとダサくてええやろ(笑)。自分が今、音楽を作ったりする場所は子供の頃に憧れた秘密基地みたいな場所に近いなぁと思って。そこにみんなを招待するイメージの空間にしたいというか。それにちなんで、とことん裸に近い状態で歌を歌うところも観てもらいたいという想いから、ずっとやってみたかったアコースティックライヴにも今回初めて挑戦してみようかと。そこは、“俺の部屋に誘ってるみたいな感じ”にしたくて。通常のバンドスタイルとは違う、俺の部屋でギター弾いてるのを、隣で聴いてもらえてるくらいの距離感の楽しませ方でライヴが出来たらええなぁ〜って思ってんねん」とコメントしている。<イベント情報>渋谷すばる×TOWER RECORDS『すば基地〜The Secret base〜Vol.1』POP UP SHOP8月16日(水) ~31日(木) タワーレコード渋谷店2階展示場(入場無料)渋谷すばる×TOWER RECORDS『すば基地〜The Secret base〜Vol.1』POP UP SHOP 告知画像<リリース情報>渋谷すばる ミニアルバム『ALPACA 5』8月16日(水) リリース※渋谷すばる×TOWER RECORDS『すば基地〜The Secret base〜Vol.1』POP UP SHOP 限定販売渋谷すばる『ALPACA 5』ジャケット【収録内容】M1. ぼーにんげんM2. これM3. stirM4. 7月5日M5. ないしょダンス<ライブ情報>渋谷すばる アコースティックライヴ『すばるの部屋・1回目〜俺ん家、寄ってかへん?〜』8月11日(金・祝) タワーレコードB1ライヴハウス「CUTUP STUDIO」※チケット販売の詳細は後日発表<ツアー情報>渋谷すばる LIVE TOUR 2023『ん』『渋谷すばる LIVE TOUR 2023「ん」』告知画像10月8日(日) 名古屋市公会堂 大ホール11月1日(水) LINE CUBE SHIBUYA12月1日(金) フェニーチェ堺 大ホール特設サイト:渋谷すばる オフィシャルサイト:
2023年07月06日展覧会「佐藤健寿展 奇界/世界」が、2023年7月15日(土)から9月18日(月・祝)まで群馬県立館林美術館で開催される。写真家・佐藤健寿の展覧会これまで世界120カ国以上を巡り、“奇妙なもの”を撮り続けてきた写真家・佐藤健寿。佐藤の造語をタイトルとして出版された写真集『奇界遺産』3部作は、異例のベストセラーとなった。写真集『奇界遺産』『世界』の作品を中心に約200点展覧会「佐藤健寿展 奇界/世界」では、そんな佐藤の代表作『奇界遺産』と、過去20年にわたる旅を振り返る『世界』の2つの写真集の作品を中心に、200点あまりを紹介。多様な文化や建築、自然が生んだ奇景など、見る者に多くの驚きと発見を与えてきた作品を豊富に取り揃える。世界遺産・富岡製糸場を撮影した撮り下ろし作品また、佐藤が紹介する世界各地の多様な文化に関連した国立民族学博物館所蔵の民族資料も展示。さらに、映像作品の《WONDER/MICROCOSM》や《SATELLITE》、会場となる群馬において関心を持ったという世界遺産・富岡製糸場を捉えた撮り下ろし作品も交えながら、写真家・佐藤健寿の魅力に迫る。【詳細】展覧会「佐藤健寿展 奇界/世界」会期:2023年7月15日(土)~9月18日(月・祝)休館日:月曜日(ただし7月17日(月・祝)、8月14日(月)、9月18日(月・祝)は除く)、7月18日(火)開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)会場:群馬県立館林美術館 展示室2~4観覧料:一般 830円(660)円、大高生 410(320)円※( )内は20名以上の団体割引料金。※中学生以下、障害者手帳等所持者とその介護者1名は無料。※群馬在住の65歳以上は平日のみ2割引。【問い合わせ先】群馬県立館林美術館TEL:0276-72-8188(代表)©KENJI SATO
2023年06月19日株式会社 叶 匠寿庵(かのうしょうじゅあん 本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:芝田 冬樹)の本拠地である寿長生の郷(すないのさと)。6万3,000坪の敷地にある梅林では、菓子原料として育てている約1,000本の梅の実が大きく育ち、収穫を迎える季節となりました。最も多く育てている『城州白梅』の梅の実を一般のお客様に収穫していただく、毎年人気の収穫体験「梅狩り」(昨年参加者3,118人)を、今年は6月10日(土)~7月2日(日)の日程で開催いたします。大きく育った城州白梅の実■毎年恒例『梅狩り』収穫体験たわわに実った城州白梅の実を、袋に入るだけ詰めていただけます。大人から子どもまで愉しめる体験です。[日程] 2023年6月10日(土)~7月2日(日) ※水曜定休日[時間] 10:30~16:00 ※最終受付15:15[料金] 1袋(詰め放題) 税込1,650円梅狩り特設ページはこちら: <寿長生の郷>[所在地] 滋賀県大津市大石龍門4丁目2-1[営業時間] 10:00~17:00 ※水曜定休日[電話番号] 077-546-3131[店舗ページ] ■寿長生の郷の「城州白梅(じょうしゅうはくばい)」[寿長生の郷の敷地面積] 6万3,000坪(208,264.46m2)[梅林面積] 5,475.25坪(18,100m2)[うち城州白梅の敷地面積] 4,265.25坪(14,100m2)城州白梅城州白(品種名):京都府城陽市の青谷地域でしかほぼ栽培されていない希少性の高い品種で、大粒で果肉が厚く、桃のような芳醇な香りが特徴です。創業者が多数の品種から菓子に合う素材を探し求めてたどりつきました。■本年の梅の様子叶 匠壽庵の本社・寿長生の郷では、1985年の開設以来、敷地内の農地でお菓子の原料である梅や柚子を育てており、中でも梅の木は観賞用や交配用も含め、紅白合わせて現在10品種約1,000本植えております。最も多い城州白梅は、毎年春には真っ白な花弁をつけ、梅林一面にほのかに甘い香りを漂わせます。そして6月になると大きく育った実を収穫し、自社の梅蔵でお菓子に使う梅酒へと加工するほか、苑内での販売や梅ジュースにするなど様々な形で商品化しております。梅雨を迎えた現在の実はまだ小さいながらも数は多く、最も実が育つ6月下旬から7月頭にかけて2Lサイズ(直径4cmまで/約30g)のものや、大きいものだと3Lサイズ(直径4cm~4.5cmまで/約40g)へ成長するものも見られます。例年11~13tを収穫し、本年の総収穫量は13t(昨年最終11t程度)を見込んでおります。■『梅狩り』期間中の限定商品梅狩り期間中は収穫体験の他にも、梅を使用したパンや限定メニュー、城州白梅ソフトクリーム、希少な天然氷から作るかき氷「氷室守」など、この時期にしか食べられない商品を各所でご用意しております。■景品付き!収穫した梅を競うイベントの実施●梅狩りグランプリ:制限時間内に収穫した5粒の梅の重量で競っていただきます。豪華景品もご用意![子どもの部] 6月18日(日)13:00~対象 小学1年生~6年生/参加費 無料[大人の部] 7月2日(日)13:00~対象 中学生以上/参加費 無料●梅大玉コンテスト:梅狩り中に1番重いと思う梅を1粒選んで計量し、記録更新をするとお菓子贈呈![日程] 6月25日(日)10:30~16:00随時対象 梅狩り参加者/参加費 無料(※ただし梅狩り料金は要)■梅ジュースキット「遊山つづら(梅)」の販売もぎたての城州白の梅ジュースを自宅で簡単に手づくりできるキット「遊山(ゆさん)つづら(梅)」を販売。オリジナル梅ジュースレシピも付き、届いたその日から始められます。オンラインショップでも取り寄せ可能です。遊山つづら(梅)【販売期間】2023年6月10日(土)~6月25日(日) 受注分●遊山つづら(梅):梅の実と手づくりキットが一緒になったセット[料金] 税込3,520円[内容] 梅500g/氷砂糖500g/保存瓶/楊枝/梅ジュースレシピ●城州白梅のみ:梅の実のみの販売でジュース以外の活用におすすめ[料金] 梅1kg 税込1,080円ご購入はこちら: 叶 匠壽庵 公式ホームページ: 叶 匠壽庵 公式Instagram : ■株式会社 叶 匠寿庵 概要(1) 商号 :株式会社 叶 匠寿庵(2) 代表者 :代表取締役社長 芝田 冬樹(3) 本社所在地 :滋賀県大津市大石龍門4丁目2-1(4) 設立年月 :1958年9月(5) 主な事業の内容:和洋菓子の製造・販売、一般飲食業(6) 資本金 :7,980万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月08日渋谷すばるが、10月から12月にかけて東名阪ライヴツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2023「ん」』を開催することが決定した。本ツアーは、“ここまでの渋谷すばるの集大成を現在(いま)の渋谷すばるで表現し、自らの歴史に敬意と感謝を払いながら更なる未来に向かう”をテーマに開催。10月8日(日) に名古屋市公会堂 大ホール、11月1日(水) にLINE CUBE SHIBUYA、12月1日(金) にフェニーチェ堺 大ホールで行われる。チケット情報など詳細は特設サイトでチェックを。<ツアー情報>渋谷すばる LIVE TOUR 2023『ん』『渋谷すばる LIVE TOUR 2023「ん」』告知画像10月8日(日) 名古屋市公会堂 大ホール11月1日(水) LINE CUBE SHIBUYA12月1日(金) フェニーチェ堺 大ホール特設サイト:
2023年05月31日2023年4月16日 Zepp haneda。渋谷すばるが3回目となるオフィシャルファンクラブ『Shubabu』の会員限定ファンクラブイベントツアーをスタートさせた。今回は初の試みとして“渋谷にやらせたいこと”と“聴きたい曲”が事前にファンから投票され、ファン投票に基づいた構成で行われた。とにかくファンが喜んでくれることを、ファンに寄り添った形で創り上げたいという意図で構成された【ファンによるファンのための】『babu会 vol.2』は、これまでのbabu会でも好評だった“入場者全員プレゼント”に加え、今回新たに設置された“等身大パネルとの撮影ブース”や“ウェルカムムービー”なども用意されていた。この日は入場者全員に会場ごとに異なる本人手描きのメッセージ入りオリジナルステッカー(“貼りパス”と呼ばれる通常関係者のみに配られる当日限定スタッフパス)が入場者特典として入口で配布されたこともあり、ファンたちは“貼りパス”越しに会場の様々な場所で今日の思い出を自らの携帯のカメラに収めていたのだった。ロビーからウェルカムムード全開の『babu会 vol.2』は、イベント開始後も終始ウェルカムムード全開で進められていった。前半戦にはトークコーナーとお楽しみコーナーが設けられており、全力でファンを楽しませる企画と向き合った渋谷は、全力のおもてなしモードでファンを喜ばせていたのだった。極度な人見知りで喋るのがとにかく苦手として知られる渋谷は、じっくり人との関係性を噛み締めながら、ゆっくりと長く時間をかけてあたためていく生真面目な性格でもあり、普段そこまで口数が多くないことや、感動や感激も自らの心の中に大切に抱きしめて深く仕舞い込むため、とっつき辛く勘違いされやすい性格でもあるのだが、実は、常に“誰かのためになりたい”と考えているピースフルな人間なのだ。『babu会 vol.2』はまさしく、至るところでそんな渋谷の人間性が浮き彫りとなっていた、思いやりと優しさを感じ取れるファンクラブイベントならではの空間であったと言える。後半戦からのライヴでは、『babu会 vol.2』のロゴとして用いていた“カバ”のイラストで匂わせていたカヴァー曲も何曲も届けられ、声出しが緩和された会場からは歓喜の声や悲鳴が上がっていた。このカヴァー選曲も、渋谷が集まってくれたファンを喜ばせたいという想いから考え抜いて選ばれた楽曲たちであった。ライヴでは、昨年の秋ツアーと同様のバンドメンバー新井弘毅(G)、安達貴史(B)、茂木左(Ds)、本間ドミノ(Key)と共に息の合った最高のライヴパフォーマンスはもちろんのこと、MCでもメンバーに容赦無くイジり倒されたり、安達からの無茶振りで、ガチのぶっつけ本番で届けられた「ハナミズキ」のカヴァーや、新井のチョイスによりギターを託され、事前投票にあった“弾き語りが見たい!”のリクエストに応えさせられることとなり「ぼくのうた」を弾き語るなど、予定にはなかったまさかの展開で絶妙な掛け合いが繰り広げられ、ファンたちを喜ばせた。コロナ禍の規制が緩和されたこともあり、スタンディングで埋め尽くされたフロアは自由に体を揺らし、曲ごとに異なるノリで渋谷の歌に応えたり、予期せぬ選曲に1曲ごとに歓喜の声を漏らしていたのが、とても熱く胸を打った。更に、これまではただただ真摯に自らの言葉とサウンドで想いを懇々と届けて来た渋谷であったが、今年の1月に公開された、3人のドラァグクイーンたちが隠し事のない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描いた、脚本・監督:田中和次朗・滝藤賢一主演映画『ひみつのなっちゃん。』の主題歌を担当し、“普通ではない臆病な彼女たち”の心情を見事に捉え、“普通とは何か?”という問題定義と共に渋谷すばるイズムを唱えた「ないしょダンス」をキッカケに渋谷が大きな成長を遂げたことを感じることが出来たことも大きかった。映画『ひみつのなっちゃん。』の公開時に合わせて行われた監督の田中和次朗や、俳優の滝藤賢一、ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダらとの対談を通して“人と対面し、しっかりと心から触れ合うことの大切さ”を改めて深く感じ取ったことから、これまで以上に自分に直接会いに来てくれる人たちへの感謝の気持ちと愛おしさが込み上げ、彼がモットーとして掲げる“誰かのためになりたい”という想いがより強くなり、気持ちに大きな変化を与えたのだろう。この日ステージに立った渋谷の立ち姿も、届けられた渋谷の歌も、ライヴ中のファンたちとの対話も、あきらかに少しずつ変化して来ていると切に感じた。『babu会 vol.2』は渋谷の新たな挑戦が詰まった第一歩。そう言っても過言ではない。“とにかく楽しませたい。楽しんでもらいたい”その想いに真っ直ぐに向き合っていた渋谷だったが、それを自分に強いられた役割だと感じることなく、本当に自らも心から笑顔になり、ファンと共に楽しさと喜びを共有出来ていたのが伝わってきた最高にピースフルな空間だった。『babu会 vol.2』はこの先、4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo、30日(日) 愛知・Zepp Nagoya、5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka、5月6日(土) 大阪・Zepp Nambaを回る。尚、渋谷すばるオフィシャルファンクラブ 「Shubabu」() は年会員と月会員を設けており、月会員(税込440円)入会でも今回の『babu会 vol.2』のチケットは購入可能だ。今回事前に寄せられた“すばるにやらせたいこと”投票はまだまだ無限に存在していることもあり、各日程で予想のつかない“ここだけ限定”の貴重な出来事が起こるに違いない。渋谷すばる、覚悟はいいか?震えて待て。といったところだろう。こんな楽しいことはない!そして、来場者のみなさんは、それをどうか心ゆくまで楽しんで頂きたい。本人は自身のライヴでありながら、こんなにも不安に苛まれドキドキし、観る側としては、こんなにもお楽しみ要素が詰め込まれたワクワクするライヴはないだろう。これぞ、生の醍醐味。“ライヴ感”ではなく、まさにこれぞ“ライヴ”そのものである。“普通じゃなく生きる人たち”“生きづらさを感じる人たち”“最近心から笑えていないなと感じる人たち”“人のために生きたいと思っている人たち”“変わりたいなと思っている人たち”はいませんか?日々、同じような想いを背負い込んで、不器用ながらも必死に生きている渋谷すばるに会いに来てみませんか?きっと何かが変わるはず。そんなに固く考えず、ふらっと遊びに来れたら、きっと何かが変わるはず。渋谷すばるの本気と遊ぶ会。ただただそれだけ。それだけがこんなに人を幸せに出来るのかと、あたたかい気持ちになれる空間であること。心から笑顔になれる時間を約束します。何処とも似てない渋谷すばるの感性(唄)と、最強の音楽仲間との最高のバンドサウンドを体感しに来て欲しい。そして、7月15日(土)・16日(日) に出演が決定した(※出演日程は後日発表)北海道岩見沢市のいわみざわ公園にて開催される野外音楽フェス 『JOIN ALIVE 2023』() では、このツアーでの経験が活かされた新たな渋谷すばるに会えることになるに違いない。文:武市尚子撮影:西村彩子(SELF:PSY’S)ヘアメイク:矢内浩美<イベント情報>渋谷すばる『babu会 vol.2』※終了分は割愛4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka5月6日(土) 大阪・Zepp Namba渋谷すばるオフィシャルファンクラブ「Shubabu」新規ご入会はこちら特設サイト:
2023年04月19日株式会社すばる舎(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:徳留慶太郎)は【すばるーむ!田中克成さんゲスト3万部突破『自分をよろこばせる習慣』出版記念】を3月30日(木)20時より開催します。詳細ページ : すばる舎の公式Peatixイベントに「中の人」がノープランで登場し、意外にも大好評だった「すばるーーーーーむ!」のVol.2が開催決定!【主な内容】 今回はゲストに2月刊『自分をよろこばせる習慣』が早くも3万部のベストセラーになっている田中克成先生をお招きし、編集部の上江洲安成&小寺裕樹と、営業部の原口大輔が、お酒を片手に田中先生を質問攻めにします!*事前に田中先生、すばる舎に関するご質問があれば受け付けます!(申し込みフォームに記載してください、イベント中もZOOM内にて受け付けます)▼こんな人におすすめ▼・本が好き、読書が好き、書店さんが好きな人・すばる舎の本を読んだことがある人・『自分をよろこばせる習慣』を読んだ&興味がある人・出版の仕事について知りたい人・いつか本を書いてみたい人・ベストセラーの裏話を聞きたい人…etc.【タイムスケジュール】・20:00〜20:05 イベントの趣旨ご説明・20:05〜21:00 フリートーク【イベント概要】・日時:2023年3月30日(木)20:00-21:00(受付開始時間19:55~)・参加条件:特になし、無料ご招待・開催形態:オンライン配信・参加特典:すばる舎発行の書籍下記15点の中から抽選で書籍1点を3名様にプレゼント(イベント終了後のアンケート内にて詳細記載)・申込方法URL: より申し込み可能・チケット申し込み:peatixからのお申込みになります。(初期登録は無料です)・主催:すばる舎【講師プロフィール】◆田中克成(たなか・かつなり)コミュニティマーケッター。講演家。カードゲームGIFT考案者。株式会社ANDRYU代表取締役。一般社団法人GIFT WORLD代表理事。わらしべ商人倶楽部理事。ANDBOOKS CEO。2009年、プロフィールライターとして独立。34名の新人著者をプロデュースし、累計発行部数は41万部にのぼる。2013年、現ANDBOOKSの前身となる立志出版社創業。リヤカーで日本一周行商をおこない1万3447冊を販売。その活動がテレビや新聞などで取り上げられ「リヤカー出版社」として話題を呼ぶ。上場企業をはじめ多くの企業やスポーツチームが導入するカードゲーム「GIFT」の考案者としても知られ、同ゲームはボードゲームメッカのヨーロッパでも話題となる。現在は、自分をよろこばせる習慣コミュニティ「悦コミュ!」の主宰、若い起業家を支援するエンジェル投資のほか、オーダースーツブランドのプロデュース、日本最大級の読書術コミュニティ「わらしべ商人の読書術」、数百数千人規模のビジネスコミュニティの企画・立ち上げを次々と手掛ける。また、プライベートではK-1世界王者のメンタルコーチ、セコンドとしても幅広く活躍中。◆上江洲安成(うえず・やすなり)編集部次長兼編集長沖縄県生まれ。五木寛之さんの『青春の門』の世界に憧れ上京。1999年早稲田大学第一文学部に入学。2004年に卒業後、フリーター期間を経て、2007年すばる舎に入社。2020年編集部次長兼編集長に就任。個性的な著者と個性的な上司、個性的な部下に恵まれ、『がんばれ!ベアーズ』さながらの日替わりヒーローが生まれる編集部で、「面倒くさがりで人見知りな自分でも動きたくなるような1冊」をつくるべく、日々奮闘。『人は話し方が9割』などのビジネス書をはじめ、幅広いジャンルの本を手掛けている。本作りのモットーは「正しいより楽しく」。◆原口大輔(はらぐち・だいすけ)営業部副部長1982年生まれ。千葉県出身。出版営業歴16年。現在までに6社の出版社を経験。すばる舎では『死んでも床にモノを置かない』『心に折り合いをつけてうまいことやる習慣』などに企画段階から携わり、2022年には『人は話し方が9割』が110万部を突破し、ミリオンセラーに。営業としてベストセラーを生み出し続けている。◆小寺裕樹(こでら・ゆうき)編集部編集長ビジネス書系の版元2社を経て、2021年10月にすばる舎にジョイン。直近の担当作は『「ありがとう」の教科書』『朝1分間、30の習慣。』など。本以外にも、さまざまなカタチでの「価値」を日々模索しており、DMMオンラインサロンアワード2019入賞「編集者の部屋(旧:小寺メディア戦略室)」オーナーでもある。基本スタンスは「最終的にはなんとかなるから大丈夫」。筋トレと芋焼酎が好き。▼田中克成氏の新刊『自分をよろこばせる習慣』2月7日発売重版3万部突破!すばるーーーーーむ!3万部突破『自分をよろこばせる習慣』出版記念 Guest:田中克成先生!! : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月09日渋谷すばるの『裏ぼん ♯1』が、本日2月19日(日) 12時に発売された。『裏ぼん ♯1』は、渋谷の中に潜む華麗なる一面を曝け出したフォトグラフとロングインタビューで構成されており、ここでしか見られない渋谷すばるを堪能できる一冊となっている。また、渋谷はファンクラブイベント『babu会 vol.2』の詳細も発表。今回の『babu会』では、特別企画としてソロデビュー以降に発表した楽曲作品(1stアルバム『二歳』から最新シングル「ないしょダンス」まで)の中から聴きたい楽曲を投票する楽曲リクエストや、『babu会 vol.2』で渋谷に“やらせたいこと”を募集する。■渋谷すばる コメント渋谷すばると申します。全国ツアーや『babu会』というイベントや、フェスとか対バンとかやったり、曲を作ってリリースしたりしております。それ以外にも、楽しんでもらえるなら、出来ることはなんだってやりたいと思って生きております。今度の『babu会vol.2』では、いろんな歌を歌いたいと思っています。なぜ今回の『babu会vol.2』のロゴが、カバなのか。カバが何か歌っている様にも見えます。僕は15歳から色んな歌を歌って来ました。今の渋谷すばるが歌いたい歌、今の渋谷すばるで聴かせたい歌を、『babu会vol.2』ではお届けしたいと思ってます。ぜひ、カバの歌を聴きに来てください。それ以外にも、とにかく!誰もが楽しいと思える、みんなが楽しめるイベントにしたいので、みんなで楽しめばいいと思う!『babu会』だからこそできる事が、僕にも、みなさんにも沢山あると思います!思う存分、キャーキャー言ってもらいたいし、全部忘れるくらい爆音浴びて欲しい。アイドル、タレント、ミュージシャン、バンドとか、いろいろ種類があると思いますが、どれでもなく、渋谷すばるです。今の渋谷すばるを体感しに来て下さい。<書籍情報>『裏ぼん ♯1』発売中購入リンク:『裏ぼん ♯1』表紙<イベント情報>『babu会 vol.2』『babu会 vol.2』ロゴ4月16日(日) 東京・Zepp Haneda4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka5月6日(土) 大阪・Zepp Namba■先行チケット購入期間2月26日(日) 23:59まで【リクエスト企画】■楽曲リクエストソロデビュー以降に発表した楽曲作品(1stアルバム『二歳』から最新シングル「ないしょダンス」まで)の中から、お聴きになりたい楽曲を投票して下さい!※お一人につき3曲まで投票可能。※重複は不可となります。■『babu会 vol.2』で渋谷すばるに“やらせたいこと”リクエスト・渋谷すばるにやらせたいことはありますか?・渋谷すばるにやってもらいたいことはありますか?・どんな渋谷すばるの姿が観たいですか?・あなたの観たい渋谷すばる!・あなたの理想の渋谷すばる!・あなたが思い描く渋谷すばる!を募集します!※例『○○○○○○チャレンジをして欲しい』『こんな衣装を着てこんなことをやって欲しい』『こんなことを聞いてみたい』etc……。リクエスト&アンケート募集:『babu会 vol.2』特設サイトはこちら:オフィシャルファンクラブ「Shubabu」新規ご入会はこちら:■渋谷すばる オフィシャルホームページ
2023年02月19日3人のドラァグクイーンを中心とした物語・映画『ひみつのなっちゃん。』(2023年の1月13日から全国で好評上映中)の主題歌「ないしょダンス」を渋谷すばるが書き下ろしたことをキッカケに、日本を代表するドラァグクイーンであるドリアン・ロロブリジーダとの対談が実現!15歳の頃からこの世界で活動を始め、現在はソロアーティストとしてステージから歌を届ける渋谷すばると、ドラァグクイーンとして日々華やかな出立ちでステージに立つドリアン・ロロブリジーダとの初対面。全く異なる世界を生き抜いてきた2人が共鳴する想いとは?渋谷すばるとドリアン・ロロブリジーダが本音で向き合った必見の対談をお届けする。“すごく狭いところで生きている感覚”というところに、すごく共感したんです(渋谷)――映画『ひみつのなっちゃん。』の主題歌を渋谷さんがご担当されたことで、今回のドリアン・ロロブリジーダさんとの対談が実現したわけですが。渋谷すばる(以下、渋谷)はい。そのご縁で監督の田中和次朗さんや主演の滝藤賢一さんとも対談させてもらったんです。田中監督と滝藤さんとの対談を通してもいろんなお話をさせて頂いて、本当にいろんな気持ちを貰ったんですけど、今回、ドリアンさん(ドリアン・ロロブリジーダ)と対談をさせてもらえる機会も貰えて、本当に嬉しく思ってます。ドリアン・ロロブリジーダ(以下、ドリアン)こちらこそ、光栄でございます。こんな機会を頂けて、とても嬉しく思っております。今日はどうぞよろしくお願い致します。渋谷こちらこそです。本当に楽しみにしてました。知り合いにもドラァグクイーンは居ないので、実際にお会いしてみて、すごく華やかだなぁ、すごいなぁって思ってます。渋谷すばるドリアンありがとうございます!こちらこそですよ!やっぱりすごい存在感だなって感じています。こんな言い方をしたら失礼かもしれませんが、“テレビで見ていた人だ!”と感じちゃって。私なんてただの女装なので(笑)。 やはり、オーラが違うなって思いました。渋谷いやいやいや、そんなんは全然ないです!ドリアンさんこそすごい人間力やなって思いましたもん。スタジオに入って来られたときも、撮影してるときとかも、その場が明るくなるというか。――分かります。花が咲いたみたいにパーッと明るくなりますよね。渋谷そう。ほんまにそう。すごいなって。ドリアンいやいや、こちらの台詞ですよ、それは!ドリアン・ロロブリジーダ――『ひみつのなっちゃん。』のお話の軸にドラァグクイーンという存在があったことで、今回の対談の流れになったのですが、渋谷さんは、今回この映画を通して、改めてドラァグクイーンやLGBTQ+というところと対面することになったんですよね?渋谷はい。『ひみつのなっちゃん。』は、“オネエ”仲間である“なっちゃん”が突然死んでしまったことをキッカケに、バージン(滝藤賢一)、モリリン(渡部秀)、ズブ子(前野朋哉)の3人のドラァグクイーンが、お葬式に参列する為に、なっちゃんの地元である岐阜県・郡上八幡に向かう物語で、“オネエ”であることを知らない家族の為に、なっちゃんの秘密を守り抜こうと、必死に“普通のおじさん”になりきる3人の様子が描かれている映画なんです。僕が曲を書かせてもらうときには、まだ台本しか上がっていない状態でビジュアルも全く無い状況だったので、頭の中で台本に描かれている風景や背景を想像しながら読み進めていったんですが、正直、台本を読む前は、ドラァグクイーンやLGBTQ+を題材にした内容ということで、そこがどう描かれているのか、少し心配になったんです。心配、、、というか、、、上手く言葉に出来ないですけど、ちょっと構えちゃったというか、、、。特別視しているとかそういうことではなく、どんな風に描かれているんだろうって思ったというか。でも、お話は、歳を重ねて、自分の容姿や踊りに自信を持てなくなってしまったバージンさんが、自分がドラァグクイーンになるキッカケとなった“なっちゃん”の死を受けて、いろんな人と触れていく中で、“なっちゃん”が自分にくれたちっちゃなコンパクトに込められていたメッセージや、自分に残してくれたメッセージに気付くんですよね。改めて自分の生き方と向き合うことになるというか。本当にあったかい映画だなって思ったんです。自分はドラァグクイーンでもLGBTQ+でもないので、全ての気持ちが理解出来るという訳ではないんですけど、ここに描かれていた、“すごく狭いところで生きている感覚”というところに、すごく共感したんです。自分も同じ感覚を持って生きて来た人間なので、自分の中ですごく重なるものを感じたんです。――主題歌として書き下ろされた「ないしょダンス」は、まさにご自身のことを歌われているのでは?と思うほどにリアルでしたからね。渋谷そうなんです。すごく自分自身と重なったんです。ドラァグクイーンやLGBTQ+の方たちみんながそうであるかどうかは分からなかったんですが、『ひみつのなっちゃん。』の台本を読んだとき、“すごく狭いところで生きている感覚”という孤独と、歌詞にも書かせて頂いたんですけど、“じゃあ普通って何なんだろ”ってところを、とても強く感じたんです。ドリアンすごく分かります。すばるさんは、私たちみたいに性的マイノリティではないけれど、そうではないところで“すごく狭いところで生きている感覚”で生きてこられたのかなっていうところでは、共通するところを感じます。周りにゲイとかレズビアンの方っていらっしゃいました?渋谷いました。同級生で、元々女の子だったんやけど、男の子になった子が。でも、僕はそこまで特別視をしていなかったから、ほんまに何も考えんと接してましたけどね。ドリアンなるほど。すばるさんにとっては自然なことだったんですね。渋谷そうですね。特別な目で見るとかは全くなかったです。ただその事実をすんなりと受け入れてただけだったので。“普通じゃない”って言われたら、“自分は抜きん出た存在なんだ!”って思うようにしなさい!(ドリアン)――よく“カミングアウトする”“カミングアウトしない”という言葉を聞きますが、やっぱりまだ隠さないと生きづらい世の中ということなんでしょうかね?ドリアンそうなのかもしれないですね。日本もだんだん自由になってはきているのは確かですが、制度が追いついていないところがありますから。それに、制度云々ではなく、やっぱり気持ちの問題で偏見というのはなくならないと思うんです。だからこそ隠したいと思ってしまう方も多いのではないでしょうか。渋谷人と違うということって、特別じゃないって思うんですよね、本当は。でも、人間って珍しいものとか、他とは違うものに対して、反射的に“え?”ってなるからね、絶対に。その反応は仕方ないことだと思うんですよ。でも、そこから、ちゃんと真っ直ぐに向き合って、それをちゃんと受け入れていけばいいことやと思っているんです。特別視されるのが本当に嫌なんです。小さい頃からそういう生き方して来ちゃったから、本当に大嫌いなんですよね。周りの人とかに気を遣われるような生き方して来ちゃったから。こういう仕事をするようになってからは、“コンビニとか行くんですか?”とか聞かれたりもしてたから、“え?なんで?コンビニとか行くでしょ。なんでそんなこと聞くん?”って思ってたりもしたし。たまたま仕事がこういう世界なだけで、僕も人間やねんけど、、、。特別やないねんけど、、、。って思ってたし。それに、自分はこういう世界に入る前からちょっと変わってたというか、小さい頃から自分でも周りに馴染めてない自覚があったんですよ。ドリアンこの世界に入る前からですか?渋谷そうなんです。なんか、変な目立ち方をする子やったんです。自分でも、自分ってちょっと変わってんなぁって思って自覚してたところもあったから。ずっと“普通って何なんだろう?”って生きてきたので、ここにきて、こんなにもそれについて語り合えていることが嬉しいんですよね。ドリアン本当にそうですよね。“普通って何なんだろう?”って私もずっと思って生きています。“私の普通は貴方の異常で、貴方の普通は私の異常”っていうことって、世の中に溢れていると思っているんです。だからね、み〜んな変だと思ってるの。み〜んな変!でいいじゃん!って。渋谷本当にそうかも。一緒であることの方がおかしいですよね。だって、みんな違う人間なんやもん。1人1人違って当たり前なのに。なんで“普通”にしたがるのかな?みんな一緒にしたがるのかな?みんなと同じじゃないとダメ!っていうのはどうしてなんかな?日本人だから?ドリアンみんな同じにしておけば、管理が楽で済むからね。そういうことじゃないかしら?渋谷あ〜。なるほど。そうすることによって、良いこともあるのかもしれないけど、そうすることによってシンドイ思いをする奴もいるよね、絶対に。後者の人たちは、少なくないと思うんやけどなぁ、俺。田中監督も滝藤さんも「ないしょダンス」の歌詞の中にある“じゃあ普通って何なんだろ”っていうところにとても共感してくれていたんですよ。そう思っている人って、案外多い気がするなぁって、今回改めて感じたことでもあったんですよね。ドリアン“普通にならなくちゃ”とか“自分は普通じゃないんだ”っていう思いを抱えて苦しんでいらっしゃるみなさんは、少なくないと私も思います。私も実際に、よくそういう悩みを抱えた方から相談を受けたり、お便りをたくさん頂くんですよ。渋谷やっぱそうですよね。ドリアンさんはそういう相談に、なんて言ってあげているんですか?ドリアン私はそういう相談に対しては、“普通じゃない”って言われたら、“自分は抜きん出た存在なんだ!”って思うようにしなさい!って言ってるの。自分は卓越した存在だと思うようにして!って伝えるようにしているんです。渋谷(すごく納得のいった表情で)なるほど。うんうん。ドリアン“普通”よりも、頭一個出てるってことなのよ〜!そう思った方が絶対にいいわ!って思っているの。さっきすばるさんが“日本だから?”っておっしゃっていたけれど、それもあると思う。日本は特にだと思うんですが、個性を削ぎ落として削ぎ落として、管理したがる社会だから。渋谷でも、本当に“普通でなければいけない”という考え方を改めて見つめ直すと、どんどん“普通って何?”って思えてきますよね。逆に、その“普通”にも人それぞれの“普通”があるから、一緒じゃないんじゃないの?って思えてくると言うか。――たしかに。“◯◯じゃなくちゃいけない”“◯◯であるに違いない”とかね。例えば、“ドラァグクイーンならば、御意見番としてバッサリ切ってくれるに違いない”とかも、ある意味偏見に入るんですかね?渋谷あー、うんうん、たしかにね。当人は全く意図していないのに、イメージというかで勝手にそう思われてしまうってやつね。ドリアンたしかにありますよね、そういうの。私たちドラァグクイーンは、御意見番としてバッサリ切って欲しいというのは、よく言われることでもありますからね。たしかに、そういうのも偏見の一つなのかもしれないですね。――でも、それも悪い意味とかではなく、むしろ、角が立たないであろうからという好意的なイメージなんだとは思うんですけどね。ドリアンでもそれもね、“男らしさ”とか“女らしさ”と同じでね、周りがその人に対してそうあって欲しい、そうあるべきって思っている、いわば幻想だから。例えば“ドラァグクイーンらしくしてよ”っていう人のドラァグクイーンのイメージは、偉そうにして、“アンタなんなのよ〜っ!”って言いたいことをズバズバ言うって感じだと思うし、アイドルらしい行動して欲しいっていうことに関しても、“こうあって欲しい”というその人の幻想を押し付けているだけだから。だからね、私は“らしさ”って言葉もあまり好きじゃないの。そんなもん、ねぇし。って思ってる。渋谷(真剣な面持ちでドリアンの話に聞き入る)。――なるほど。でも“らしさ”って使いがちですよね。私たちも正直原稿を書く上でよく書いてしまいがちです、“らしさ”って。悪い意味で使うことはないんですよね“らしさ”って。でも、たしかに、“らしさ”って、そう感じるその人の主観なのかもしれないなって、今、ドリアンさんの言葉を聞いて思いました。ドリアンうん。なんかね、私は“らしさ”って、やっぱり誰かが押し付けた幻想だと思っているのよね。“男らしさ”“女らしさ”“貴方らしさ”って。下手したら、“自分らしさ”もそうで、自分らしさなんてものは存在しないとも思うの。“ありのままの自分”って、すごく尊い言葉に聞こえるけれど、結局それってなんなんだろう?って、迷子になっている方が多いと思うんですよ。“本当の自分ってなんなんだろう?”って。選択の結果が今だし、今やってることが自分なだけであって、今の自分と地続きにしか自分らしさってないと思うから、そこを切り離して、幻のような“本当の自分”ばっかりを考えちゃってる人が多い気がしてるんですよね。渋谷(真剣な面持ちでドリアンの話に聞き入る)。――(渋谷の表情を見て)そういう表情で聞き入っているんだろうなと思ってました。渋谷(真剣に考えながら)うん。ドリアンでも、これはあくまでも私の意見であって、絶対にそうだ!って言い切る話でもないんですけどね。ずっと応援してくれているファンの人たちには感謝しかない(渋谷)――言われる側、言う側でもきっと想いは違うんでしょうからね。渋谷さんはどう思われますか?渋谷いや、、、。今、ドリアンさんが言ってたこと、ほんまにめちゃくちゃ分かるなって思いながら聞いてた。ほんまにすごく分かる。たしかにプラスの意味での“らしくある”“らしくありたい”という想いは悪い意味ではないと思うけど、ほんまにドリアンさんの言ってた“ありのままの自分って、すごく尊い言葉に聞こえるけど、結局、それってなんなんだろう?って、迷子になっている方が多いと思う”っていう意味もすごく分かる。自分も、自分じゃなくて周りとか応援してくれる人たちを傷つけたくなくて、傷つけない為に自分はどう在るべきかっていうことをすごく深く考え過ぎてしまうところがあるから。それって、まさに今、ドリアンさんが言ったことなんだろうなって思う。――そういう深い部分での想いって、なかなか真っ直ぐには伝わらなかったり、ときには誤解を招くこともありますからね。本当に人の心が真っ直ぐに伝わるのって難しいなって思います。渋谷今回『ひみつのなっちゃん。』の舞台挨拶に登壇するお話も頂いていたんですが、僕、そこは違うのかなって思ってお断りしてしまったんです。これは、偉そうな意味ではなく、この映画は、この映画を作られた田中監督と滝藤賢一さんをはじめとする役者のみなさんのものだと思っていて。僕は音楽でそのお手伝いをさせて頂いた立場なので、作品と関わられたみなさんを尊重するという意味でだったんです。もちろん、僕にとって僕を応援して下さっているファンの人たちは、本当に尊い存在で、本当にありがたくて、大切な存在なんですけど、きっと僕が登壇するということを知ったら、近くで会いたいと思ってくれるが故に、その舞台挨拶は、この映画の為のもので、田中監督と滝藤賢一さんをはじめとする役者のみなさんのものなのに、本来の目的と違う場所になってしまうんじゃないかな、そうなったら本当に申し訳ないなって思ったからだったりもしたんです。こういう話も言葉にすると真っ直ぐに伝わるかどうかってすごく難しい話やと思うんですけど、僕のファンの人たちを否定してる訳じゃないんですよ。むしろ、せっかく応援に来てくれているのに、自分のファンの人たちが周りから変な風に思われるのは嫌だし。もちろん、ファンのみんなも『ひみつのなっちゃん。』をすごく応援してくれているし。すごく嬉しいことやなって思ってるから。なんて言ってたらちゃんと曲がらずに伝わるか分からないし、ほんまに上手く話せないけど、、、、。映画の完成披露のおめでたい場所やし、僕で良かったらお祝いに行きたかった気持ちはすごくあったんですけどね、、、。ご迷惑がかかるといけないから、ご遠慮させて頂こうかなと、、、、。だから、自分なりに自分の出来ることで映画を応援したいなって思ったんですよね。ドリアン素敵なお話じゃないですか。――渋谷さん、先方に理由をお伝えせずに登壇をお断りしてしまったことにすごく心を痛めていらっしゃいましたもんね。渋谷そう。自分のファンの人たちはほんまに大事な存在やから、ほんまに大事にしたいと思っているんです。だから、自分のライヴとかでは思いっきり楽しませてあげたいし、最近ほんまにそういう気持ちがより強くなって来てるから、守りたい気持ちもあるというか。ドリアン本筋じゃないリアクションが来ちゃうことへの気遣いだったんですね。(とても納得した表情で)なるほど、そういうことだったのかぁ。なるほど。でも、すごく分かります、そのお気持ち。規模こそ全然違うんですけど、私もそういう経験あるんです。自分が出たかったイベントに出演させて頂いたとき、私のファンの方もそのイベントに来て下さったんです。DJが作る音楽に合わせてズンドコ踊りまくらなくちゃいけないイベントでもあったんですが、私のファンの方はそんなイベントの趣旨なんてあまり関係なくて、ステージの前でずっと棒立ちでドリアンのこと見てて。ちょっと、来てくれたんだったらイベントを盛り上げてよ!イベントの趣旨をちゃんと解って楽しんでよ!ドリアンだけのワンマンライヴでだったら何したって良いから!そこでは自由にして、人に迷惑かけなきゃ何したって良いからさ!って伝えたこともあります。来てくれたからには、ちゃんとそのイベントの空気に合わせて、そこで最高に楽しんでいってね!って。渋谷そう!ほんまにそうなんです!自分のライヴやったらとにかく思いっきり大好きって言ってくれていいし、むしろキャ〜ッて言いまくって欲しいし(笑)。これ、ちゃんと伝わるかな?ほんまに来るなって言ってる訳ちゃうねん。――伝わってますよ。大丈夫。渋谷さんのファンの方々、たくさん映画観に行って下さってるみたいですし、『ひみつのなっちゃん。』をすごく宣伝してくれてるみたいですし、田中監督や滝藤さんに対しても映画の感想とかも伝えて下さっているみたいですよ。その上で、ちゃんと「ないしょダンス」も渋谷すばるも宣伝してくれてるみたいですから。ドリアンあら、素敵!ファンの鏡ね。すばるさんの気持ちや人間性をちゃんと分かって下さっているんですよ。やっぱり気持ちって伝わるんです。渋谷それすごく嬉しいですね。本当にすごく嬉しいです。そういう話聞けるのも本当に嬉しいな。いろんな反応とかを見て、みんなが喜んでくれてるのを知れるのは本当に嬉しいことだし、間接的にそういう話が聞けるのも、すごく嬉しくて。また頑張ろう!って気持ちにさせてもらってます。――本当に羨ましい関係性ですよね。渋谷本当に改めて思いますね。ずっと応援してくれているファンの人たちには感謝しかないですからね。いろいろと気持ちを振り回しちゃったりもしたと思うけど、一生かけて恩返しをしていけたらと思ってます。ドリアンそれ、1番嬉しい言葉だと思いますよ。素敵です。自分が“楽しそうだな!”“楽しいな!”って思えることが1番大事(ドリアン)――本当に。ところで、唐突ですが、おふたりは悩みや迷いや葛藤ってありますか?ドリアン私はあります。私は一生迷ってますよ。何に?ってことではなく、とにかくいろんな迷いは常にあります。でも、そんな中で自分が大事にしているのは、自分がどっちをやったら楽しいだろう?どっちがやりたいかな?っていう感覚を大事にしていて。自分がこれをしているときはドキドキしている、とか、ワクワクしている、とか、これをやっているときの自分は好きって思えるか?っていうアンテナはいつも磨いていたいなって思ってます。すばるさんは、迷われたりしますか?渋谷迷いかぁ、、、、。迷うかなぁ、、、。ドリアンあんまり迷わないですか?渋谷そうですね。もちろん、日々、“どっちがいいかなぁ?”って思うことはたくさんありますよ。何か一つのことを決めるときも、“どっちがいいかなぁ?”って思うし。でも、いろんなものを見たり、周りの人の意見を聞いたりして、“なるほど、たしかに、こっちの方がいいね”って感じたら、そっちを選択するし。優柔不断とか、完全に任せっきりということではなく、自分の意見だけを頑なに通すのは違うと思っているから。そう思われがちなんですけどね(笑)。もちろん、“ここだけは譲れない”っていうものは自分の中にあるから、何でもかんでもいい訳じゃないし。だから、迷いはないけど、切り替えは意外と早い方かもしれないです。ドリアン素敵な方たちが周りにいらっしゃる証拠ですね。でも、迷いって、“どっちもいいけど、どっちにしよう”っていう迷いだったりもありますしね。“なるほどね”って思えて前に進めたら、もうそれは迷いにはならないですから。――どっちを選ぶかは、やっぱり自分の気持ち次第なのかもしれないですよね。ドリアンさんがおっしゃる通り、自分自身がワクワク出来るか?というところであると思うし、どっちを選んだ方が正解かは、“これをやっているときの自分は好きって思えるか?”だと思いますからね。ドリアンそう。自分が“楽しそうだな!”“楽しいな!”って思えることが1番大事なんだと思うんですよね。渋谷ほんまにそう思う。それって1番大事だと思うし、俺は自分だけじゃなくて、ファンのみんなや渋谷すばるに関わってくれるみんなにも、同じように楽しんでもらいたいと思うんですよね。――渋谷さんは、自分自身が楽しみたい!というところ以上に、そこ(ファンのみんなや渋谷すばるに関わってくれるみんなにも、同じように楽しんでもらいたいと思うところ)をとても強く願う人でもあるから、考えすぎて苦しくなってしまうところもあると思うんですよね。一緒にお仕事していて、それを本当に強く感じます。さっきお話に上がっていた“らしさ”のくだりで、まさしく、そこだなって思いました。渋谷本当にそうかもね。頑なに“これはやっちゃダメだと思う”って、自分の中で自分を押し付けてしまっているところはあると思うから。それって、さっきドリアンさんが言ってた“選択の結果が今だし、今やってることが自分なだけであって、今の自分と地続きにしか自分らしさってないと思うから、そこを切り離して、幻のような“本当の自分”ばっかりを考えちゃってる人が多い気がしてる”っていう言葉そのものだったりするよね。ほんまにそうやなって思うからね。――本当にそうですね。『ひみつのなっちゃん。』でも、そういうところを教えてくれていた気がするんですよね。主演の滝藤賢一さんが演じるバージンは、年齢を重ね衰えを感じた自分に自信を失い、踊ることを辞めてしまったドラァグクイーンという役柄でしたけど、周りはバージンさんの踊りが見たいと思っているのに、バージンさん自身の気持ちが開かないというところでしたからね。渋谷自分が思っているだけで、周りはそこまで思っていないよ、っていうところやねんな。すごくそれは伝わってきたけどね。――どうしても自分のことになるといろんな葛藤もありますからね。ドリアンさんは今回初めてご一緒させて頂きましたけど、本当にスタジオに入って来られた瞬間から、その場がすごく明るくなった印象でした。すごいパワーを感じたというか。その上、自分が積極的に前に前に出るというより、渋谷さんを立たせる位置に自分が立とうというお気遣いや、場を盛り上げるトーク力とか、本当に素晴らしいなと思いました。ドリアンとんでもございません!本当に貴重な体験をさせて頂けて感謝しかないですよ。今回お話しさせて頂けたことで、すばるさんからもいろいろな気持ちを頂けました。渋谷こちらこそです。本当にお話し出来て楽しかったし、本当に逢えて良かったと思ってます。自分の存在が人のキッカケになれるって、ほんまにすごいことやと思うんです(渋谷)――追求しているものが違えど、いろんな共通点が見えたりしていたことも、お互いにとっていい刺激になってくれたら嬉しいです。この対談のキッカケをくれた映画『ひみつのなっちゃん。』も主題歌の「ないしょダンス」もとても好評らしく、幅広い層にメッセージが届いているみたいで、本当に嬉しいです。渋谷すごく嬉しいですね。本当に今回「ないしょダンス」を書かせて頂いたことで、田中監督をはじめ、滝藤賢一さん、ドリアンさんに逢えたことを本当に嬉しく思ってます。――渋谷さんは4月からファンクラブツアー『babu会 vol.2』(2023年4月16日(日) 東京・Zepp Haneda、4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo、4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya、5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka、5月6日(土) 大阪・Zepp Namba。渋谷すばる『babu会 vol.2』特設サイトは こちら() !)が始まりますね。渋谷はい。すごく楽しみにしています。今、自分の中でいろんな気持ちの変化がある中でのツアーになるので、今まで以上にみんなを楽しませたい思いが強くなっているので、本当に楽しみにしていて欲しいです!ファンクラブの人たちはもちろん、『ひみつのなっちゃん。』や「ないしょダンス」をキッカケに渋谷すばると出逢ってくれた人たちにも、存分に渋谷すばるを感じてもらえるライヴにしていきたいと考え中なので、是非是非いらして下さい!待ってます!――ドリアンさんもご出演された映画の公開が続きますね。ドリアンはい。2月10日(金) から公開される、鈴木亮平さんと宮沢氷魚さんがゲイカップルを演じられる映画『エゴイスト』に、鈴木亮平さんの親友役として出演させて頂いております。そして春頃には、ドラァグクイーンと男子高校生の友情を描いた、つゆきゆるこさん原作の短編コミック『ストレンジ』の実写化となる映画『ストレンジ』で、ドラァグクイーン役で主演として出演させて頂いております。是非、お時間ありましたらどちらもご覧になって頂けると嬉しいです。LGBTQ+問題は、日本だけじゃなく世界中何処にでもあることなんですが、自由になってきたとは言うけれど、やっぱり日本はまだ制度が追いついていないですし、まだやはり偏見や誤解があると思うので、そういった中でエンターテインメントの果たす役割だったり効果はとても大きいと思うんです。20年前、30年前だったら、ヘテロセクシュアル(異性愛)の現役の俳優さんたちがドラァグクイーンをやるというのは、日本では考えられなかったことだったと思うので、チリツモ(塵も積もれば山となる)じゃないですが、エンタメを通して、みなさんの心に、こういう人たちが居るという事実が伝わっていけばいいのかなって思ってます。渋谷本当にそうですね。そういう意味では僕たちの役割って、すごく大きくて責任のあることやなって思いますよね。実際、滝藤さんもおっしゃっていたんですけど、滝藤さんのお子さん世代は、学校の先生がLGBTQ+でも、何の偏見も差別も特別視もないそうなんです。子どもたちは本当に先生が大好きだし、ご両親達にもその先生はすごく人気だそうで。世の中も徐々に変わって来ているんだと思います。ドリアンさんがおっしゃるように、結果として、この対談も、読んでくれた人たちの何かのキッカケになってくれたら嬉しいなって思うんですよね。自分の存在が人のキッカケになれるって、ほんまにすごいことやと思うんです、僕。そんな嬉しいことはないなって思って日々生きてるんです。ドリアンすごく分かります。“キッカケ”ですよね。本当にそう。何かのキッカケになってくれたら嬉しいなって本当に思います。渋谷僕もかつて子どもの頃に、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさんを観て衝撃を受けてから、ずっといろんな雑誌とかでヒロトさんのインタビューとかを読んで来ているんですけど、ヒロトさんは強い主張をするわけでもなく、何かを懇々と説くわけでもなく、本当にすごく自然体でお話しされているだけやのに、勝手にその何気ない言葉に感銘を受けているんです。それが本当に自分にとってはいろんなキッカケになっていて、力になっていたりするんです。最初の方でお話しさせてもらったように、僕自身が“すごく狭いところで生きている感覚”を持ちながら生きてる人間だからこそ、同じ思いで生きづらい生き方をしている人たちが、この対談を読んでくれたことで、少しでも元気に、少しでも明るく、楽しく、前を向いて生きてくれるキッカケになってもらえたら嬉しいなって思うんです。最近の世の中って、本当に生きづらくなってしまっていると思うんですよ。“すごく狭いところで生きている感覚”を持ちながら生きてる人たちだけに限らず、完璧を求められるところがある気がしていて。少しでも輪からはみ出したら非難されたり、特に意図がなく呟いたことでも、すごく曲がってとらえられて大騒ぎされたりとか、だんだん自分の意見すらも言えなくなっていく感じがあるというか。ドリアンSNSとかの影響もすごくありますよね。――発言の自由と言いながらも、そんな自由は何処にもないですよね。ドリアン本当にそうね。真っ白じゃなくちゃダメっていう感じというか。渋谷そう。そういうのも分からなくはないけど、なんかすごく窮屈になりすぎてる気がして。ドリアン潔癖になり過ぎているところは感じますよね。渋谷そう。物事って、もっとあやふやでいいのにな、って思うことが多々あるんですよね。僕がアナログが好きなのはそこなんです。レコードなんて昔のやつは歌詞カードも入ってなかったりするし、英詞の和訳も付いてないから本当の歌詞の意味とかも分からないし、でも、それくらいザックリしてていいと思うんですよね。何事に関してもキッチリキッチリし過ぎなくてもいいと思ってるんです。キッチリしていくことも大事やとは思うよ。思うけど、なんかキッチリし過ぎなんじゃない?って思うことがすごく多いというか。――想像する余白、考える余白、こそが楽しいことってありますからね。渋谷そう。ほんまにそう。そういう想像力こそが大事というかね。キッチリさせられ過ぎて、思考や行動を狭められてしまってる人たちがたくさんいるんじゃないかな?って感じるくらい。もっと自由があったら、そこからすごい発想や才能が生まれたりするんじゃないかな?もっと面白いことが起こるんじゃないかな?って思っちゃうんですよね。本当に思うんです。僕ね、よく自分のライヴで、“好きなように楽しんでってね!”って言うんです。それって、そういう意味だったりするんですよね。せめて僕のライヴでは、手放しで、好きなように楽しんで欲しいなって思うんです。人に迷惑をかけることは絶対に良くないから、人に迷惑をかけなければ、何をやってもいい空間でありたいなと思っているんです。好きなように楽しんだことで、何かが見えてくるかもしれないしね。本当に何かのキッカケになってくれたらいい。――ドリアンさんとのこの対談からも、映画『ひみつのなっちゃん。』からも、渋谷さんが映画のために書き下ろした「ないしょダンス。」からも、ライヴからも、キッカケを見つけてもらえたら嬉しいですよね。渋谷本当にそう思いますね。“こうしなくちゃいけない”“こうでなくてはならない”っていう、誰が決めた訳でもないことだけど、勝手にそう思い込んでいることって、すごくあると思うから、そういうのをちょっとでも取っ払えるキッカケになりたいなと思いますね。僕は本当に特別なことは何も出来ないから、音楽を通して歌うことや、時にこうしてお話をさせてもらうことしか出来ないですけど、本当に少しでもみんなの心を支えることが出来たなら、とても嬉しいなと思っています。それくらいしか出来ないですけど、、、、。何かのキッカケになってくれたら、本当に嬉しいです。取材・文:武市尚子撮影:西村彩子ヘアメイク:矢内浩美(渋谷すばる)<配信情報>渋谷すばる「ないしょダンス」Now On Sale渋谷すばる「ないしょダンス」ジャケット配信リンク:<作品情報>『ひみつのなっちゃん。』公開中『ひみつのなっちゃん。』ポスタービジュアル(C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会脚本・監督:田中和次朗主題歌:「ないしょダンス」渋谷すばる出演:滝藤賢一/渡部秀/前野朋哉/カンニング竹山/豊本明長/本多力/岩永洋昭/永田薫/市ノ瀬アオ/アンジェリカ/生稲晃子/菅原大吉/本田博太郎/松原智恵子映画『ひみつのなっちゃん。』公式サイト:<ライヴ情報>渋谷すばる『babu会 vol.2』渋谷すばる『babu会 vol.2』ロゴ4月16日(日) 東京・Zepp Haneda4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka5月6日(土) 大阪・Zepp Namba渋谷すばるオフィシャルファンクラブ「Shubabu」新規ご入会はこちら:渋谷すばる『babu会 vol.2』特設サイト:ライブナタリー 5周年記念公演“渋谷すばる × THE BAWDIES”2月5日(日) 東京・日比谷公園大音楽堂渋谷すばる 公式サイト:
2023年01月27日渋谷すばるの楽曲「ないしょダンス」が、1月11日(水) に配信リリースされることが決定した。「ないしょダンス」は、1月13日(金) より全国公開される映画『ひみつのなっちゃん。』主題歌のために書き下ろされ、昨年の秋ツアーでもいち早く披露していた楽曲。脚本・監督を務めた田中和次朗とプロデューサーの中野剛からオファーを受けた渋谷は、台本を受け取り即座に作り上げた。『ひみつのなっちゃん。』は、岐阜県・郡上八幡の町を舞台に、大切な友人“なっちゃん”の死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーン(滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉)が、なっちゃんがオネエであることを知らない家族のために、“普通のおじさん”として葬式に参列する物語。“普通ではない臆病な彼女たち”が隠し事のない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描く、ハートフルなヒューマンコメディだ。『ひみつのなっちゃん。』(C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会大切なメッセージがあたたかくもコミカルに描かれている今作に、渋谷は軽快なロックンロールのリズムと熱力の高いバンドサウンドを当て嵌めたいと思い立ったという。渋谷のほとばしるボーカルと歌詞に託された、誰もが一度は感じたことがある“普通って何なんだろ?”という疑問が、聴き手の胸を強くノックするナンバーとなっている。<配信情報>「ないしょダンス」1月11日(水) 配信リリース<作品情報>『ひみつのなっちゃん。』2023年1月13日(金) 全国公開※1月6日(金) 愛知・ 岐阜 先行公開『ひみつのなっちゃん。』ビジュアル(C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会脚本・監督:田中和次朗主題歌:「ないしょダンス」渋谷すばる■出演滝藤賢一/渡部秀/前野朋哉/カンニング竹山/豊本明長/本多力/岩永洋昭/永田薫/市ノ瀬アオ/アンジェリカ/生稲晃子/菅原大吉/本田博太郎/松原智恵子映画『ひみつのなっちゃん。』公式サイト:<イベント情報>「babu会 vol.2」4月16日(日) 東京・Zepp Haneda4月22日(土) 北海道・Zepp Sapporo4月30日(日) 愛知・Zepp Nagoya5月4日(木・祝) 福岡・Zepp Fukuoka5月6日(土) 大阪・Zepp Namba※詳細は後日発表渋谷すばるオフィシャルファンクラブ「Shubabu」:
2023年01月04日社会学者であり、コメンテーターとしてメディアに出演している、古市憲寿さん。古市さんは、2022年11月15日にTwitterを更新し、スペイン・バルセロナでの様子を公開しました。脱出ゲームを終えた後の写真や、サグラダ・ファミリアの写真に加え、『海外旅行する人が準備しておくと便利なこと』などの情報を投稿。スペインの脱出ゲームで汚れた。でも楽しかった! pic.twitter.com/rf2U4km4Zz — 古市憲寿 (@poe1985) November 14, 2022 いくつかのツイートの中で、自身の若い頃の写真も投稿しており、反響を呼んでいます。14年前、若い。バルセロナの港のどこか。 pic.twitter.com/gUMUt7Lkar — 古市憲寿 (@poe1985) November 15, 2022 古市さんは14年前にもバルセロナを訪れており、その時に撮影された写真を公開。2022年現在の古市さんと比べて、少しあどけない様子が伝わってきますね!投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。・やんちゃな雰囲気があって、かわいい。・まったく印象が違う、別人みたい…。・昔もいいけど、今もかっこいいよ!・髪型が若いけど、顔立ちは全然変わらないですね。メディアに出演している時の、臆することのない堂々たる姿勢とのギャップに、魅了された人が多かったようです![文・構成/grape編集部]
2022年11月19日株式会社エスユーエス(京都市下京区、代表取締役:齋藤 公男)は京都府立京都すばる高等学校(京都市伏見区、校長:貴島 良介)とXR(メタバース)を活用した販売学習『京都すばるデパート』を2022年11月19日(土)~11月27日(日)に開催いたします。イベントにお越しの皆様はアバターにてご参加いただき、メタバース空間上に設置された模擬店を通して、オンライン販売サイトへ移動し、商品を購入することが可能です。また、京都すばるデパートの開催と合わせてXR(メタバース)上で京都すばる高校の学校紹介も実施いたします。開店式学校紹介今年で36回目の開催となる『京都すばるデパート』ですが、3年前までは学校内で保護者・近隣の方、一般の方を招き、リアルで開催していましたが、新型コロナウイルスの影響により、リアル開催が難しくなり、売上が低迷していました。そこで、新たな試みとしてXR(メタバース)を用いて開催することにより、アバターを通してリアルタイムで会話や販売を実施することができるため、活気を取り戻し、生徒やお客様に楽しんでほしいといった想いから取り組みを行うこととなりました。<販売学習『京都すばるデパート』の概要>開催日時 : 2022年11月19日(土)~11月27日(日)開店式 : 11月19日(土)午前10時~10時30分開催方式 : 仮想空間上での開催仮想空間サイト: ※取材については、貴島校長がリアルで開店式に出席されますので、11月19日(土)午前10時に京都すばる高校までお越しいただけますと幸いです。■販売学習オンラインを活用した非対面型の販売形態で実施することで、全国をターゲットとし、地元「京都」の産品の販売、生徒の企画した商品の販売などを通して、心のこもった思いやりを届けたいと思います。なお、1回の購入金額が5,000円以上の先着200名様に、ノベルティグッズのプレゼントを企画しました。■主な取扱商品専門学科開発商品、タオルなどすばるオリジナル商品、府立高校連携による府立高校産品、野菜、果物、米、アウトレット衣料、竹工芸品、スポーツ用品、和雑貨・京小物、駄菓子、宇治茶、ハチミツ、京都の特産品など20店舗(約200品目)■協力会社数26社、府立高校連携校3校(海洋高校、北桑田高校、木津高校) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月08日2022年9月14日の福岡サンパレスホテル&ホール公演を皮切りに、全国7都市で開催されている渋谷すばるのライヴツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日』。福岡サンパレスホテル&ホール(9月14日・15日)、名古屋国際会議場センチュリーホール(9月21日・22日)、広島文化学園HBGホール(10月12日・13日)、仙台サンプラザホール(10月17日・18日)、札幌カナモトホール(10月24日・25日)と10公演を大成功に収め、残すは東京ガーデンシアター(10月31日・11月1日)とファイナルの大阪城ホール(11月5日・6日)のみとなった。このツアーが実に熱い。熱さにもいろいろ種類があるのだが、今回のツアーで魅せている“渋谷すばるの熱さ”は、自我を押し付ける暑苦しい熱さではなく、とても自然体でナチュラルに、“聴き手の為に唄う熱量”を深く感じ取ることが出来る。大きな変化として感じ取れるのは、ツアーの1曲目に唄われる「ぼくのうた」だ。この曲は、1stアルバム『二歳』(2019年10月9日リリース)のリード曲でもあり、ソロ活動の始まりの曲でもあり、ソロ活動初のツアーのセットリストの1曲目にも同楽曲をオープニング曲として選曲している。“歌を歌わせて頂けませんか”と連呼される「ぼくのうた」を渋谷が最初に唄っていた頃は、【歌を歌いたいという自らの渇望】だったと思うのだが、今回のツアーでは、その言葉の前に“貴方のために”という歌詞が聴こえてくる程、聴き手に寄り添う優しさが宿ったことを感じ取れるのだ。この変化は「ぼくのうた」に限ったことではなく、ライヴ全体を通して感じ取れるものである。現在、渋谷すばる(Vo)、新井弘毅(G)、安達貴史(B)、茂木左(Ds)、本間ドミノ(Key)という同世代でまとめられた座組で行われており、日を追うごとにそのバンド力は結束力を強め、最高のグルーヴと熱量で観客を魅了している。不器用にしか生きられなかった渋谷の心が、仲間と共に織り成す最強のサウンドによって解き放たれていると感じる今回のツアーでは、バンドメンバー達と他愛のない話で盛り上がるMCや、オーディエンス弄りなど、今までにはなかった和やかな空気感も生まれている。9月7日には4カ月連続配信リリースの第1弾として「7月5日」、10月5日には第2弾「ぼーにんげん」がリリースされ、11月2日には第3弾「これ」、12月7日には第4弾[タイトル未定]のリリースが控えている渋谷。これらの新曲がいち早く聴くことが出来るのも今回のツアーの見どころ。今回のツアーのラストで聴かせたいという想いで作られたという「7月5日」は、“あの日の君と これからの君が失くした日々を見失わずに 歩けるように”という願いが込められた優しいバラード。今作4曲の中で最初に出来たという「ぼーにんげん」は、表に感情が漏れない為に真意がなかなか伝わりづらいのだが、実は深い想いと暖かな人間性を持った人への愛しさを唄ったのほほんソング。今ツアー前にコロナ規制後初めて有観客で行ったファンクラブライヴの1曲目に届けたくて書かれたという「これ」は、多くを語らず、全てはここにあるんだ!と元気付けてくれるご機嫌なロックンロール。12月7日にリリースされる第4弾は、今までのレパートリーにはなかった音楽性に挑んだ新たな一面を提示した渋谷すばるの新境地となっている。また、ツアー初日の9月14日には、俳優の滝藤賢一が映画初主演を務める『ひみつのなっちゃん。』(2023年1月13日公開)の主題歌として、「ないしょダンス」を書き下ろしたことが発表された。同映画は、岐阜県・郡上八幡の町を舞台に、大切な友人・なっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーン(滝藤賢一、渡部秀、前野朋哉)が、なっちゃんがオネエであることを知らない家族のために、“普通のおじさん”として葬式に参列するまでの珍道中が描かれた物語だ。“臆病な彼女たち”が隠し事のない優しさに触れ、少しずつ前向きになっていく姿を描く、ハートフルなヒューマン・コメディは、本作が映画デビューとなる田中和次朗が自らのオリジナルの脚本で監督を務めた期待作でもある。田中和次朗とプロデューサー・中野剛からオファーを受けた渋谷は田中監督と話を重ね、台本を何度も読み返して“主題歌”を意識した曲作りに向き合ったのだという。今回のツアーでは「ないしょダンス」も歌われており、映画の予告と重なって流れる力強い楽曲と、自らも表現者としてステージに立つ者、自らも“変わり者扱いされていつも一人ぼっち(歌詞引用)”だと感じているのであろう渋谷のリアルな葛藤が聴き手の胸を打ち、オーディエンスは高く拳を上げ、既に新曲とは思えないほどの盛り上りを魅せている。8月20日に『SUMMER SONIC 2022』のMOUNTAINステージで、“渋谷すばる”そのものと言える実に真摯なロックを多くのオーディエンスに魅せ、新たなファンを獲得しつつある渋谷すばるだが、まだまだ“渋谷すばるの唄”の本当の魅力が伝わりきっていないと感じる今、この唄を、この音を、渋谷すばるという存在を知らない人にも届けたい。是非とも東京ガーデンシアター10月31日(月)・11月1日(火)、大阪城ホール11月5日(土)・6日(日) の公演に足を伸ばして、“渋谷すばる”に触れて欲しい。きっとそこには、求めていた音と唄があるはずだから。Text:武市尚子<公演情報>渋谷すばる LIVE TOUR 2022 二歳と1328日※終了分は割愛10月31日(月)・11月1日(火) 東京ガーデンシアター11月5日(土)・6日(日) 大阪城ホールチケット情報はこちら:<リリース情報>渋谷すばる 4カ月連続配信リリース第1弾「7月5日」Now On Sale渋谷すばる「7月5日」ジャケット配信リンク:渋谷すばる 4カ月連続配信リリース第2弾「ぼーにんげん」Now On Sale渋谷すばる「ぼーにんげん」ジャケット配信リンク:渋谷すばる 4カ月連続配信リリース第3弾「これ」11月2日(水) 配信リリース渋谷すばる「これ」ジャケット<作品情報>映画『ひみつのなっちゃん。』2023年1月13日(金) 新宿ピカデリー他、正月第2弾ロードショー映画『ひみつのなっちゃん。』ポスター画像 (C)2023「ひみつのなっちゃん。」製作委員会映画公式サイト:渋谷すばる オフィシャルサイト:
2022年10月27日漫画家で現代アーティストでもある、しりあがり寿による個展『焚書坑寿』が、渋谷のアートショップNADiff modernにて9月2日(金)から10月30日(日)まで開催されることが決定した。しりあがり寿は、1985年単行本『エレキな春』で漫画家としてデビューし、パロディを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴び、その後は幻想的あるいは文学的な作品、新聞の風刺マンガやアンダーグラウンドマンガなど、様々なジャンルのマンガを手掛けている。その活動は、マンガだけにとどまらず、映像や絵画、インスタレーションなど多方面に広がり、海外の企画展への参加や、国内での個展開催など精力的に活動。近年では、“劣化”というキーワードのもと、板に描いた作品を燃やす「焼き絵」の作品制作に力を入れている。そして今回、「焼き絵」の新たなる側面、「焼き言葉」に挑戦し、初の「焼き言葉」だけの個展を渋谷のアートショップNADiff modernにて開催する。あらゆる言葉があふれている現代。本当に大切な言葉は何なのか。焼いても残った言葉たちが「焼き絵」になって並ぶ。時代を超え言葉が遺されてきた書物があふれている言葉の海、本屋ならではの展示となっている。しりあがり寿のゆるくユーモアにあふれた世界は、癒しをもたらしてくれるだけでなく、新たな気づきをあたえてくれ、日々忘れてしまっていたことを思い出させてくれ、忙しい日々に一息つかせてくれることだろう。会期初日である9月2日には店舗前スペースにて、しりあがり寿によるライブペインティングを開催。そして9月17日には文化村内特設会場にて、しりあがり寿と文学者の高橋源一郎が“言葉”について語るトークイベントも開催される。 ぜひこの機会に唯一無二のしりあがり寿ワールドを楽しみたい。【アーティストステートメント】最近言葉が多すぎませんか?SNSだけじゃないけど、デマや罵詈雑言からどこかで見たような薄っぺらな良い言葉まで。もうこうなったら、一度自分の頭の中の言葉を全部焼いたらどうだろう?しりあがり寿の、言葉を焼く焚書坑儒ならぬ、焚書坑寿だ。はたして燃えさかる炎を免れる言葉はあるだろうか!?……ゴゴゴゴボウボウぶすぶす……あるんだよね、けっこう。忘れたくない焼け残った言葉たち。自分の作品のセリフもあれば、子供の頃印象の残った言葉、どこかでなんだかひっかかった言葉。いろいろあれこれ。今回は、それを言葉の海の中、本屋さんに飾ってもらいます。しりあがり寿【開催概要】しりあがり寿展『焚書坑寿』期間:2022年9月2日(金)~2022年10月30日(日)時間:10時~19時会場:NADiff modern 店内入場料:無料特集ページ: 【イベント概要】オープニング企画 墨絵ライブペインティング日時:2022年9月2日(金) 18:00~(30分~1時間程度実施の予定)会場:NADiff modern店舗前スペース参加:無料しりあがり寿×高橋源一郎「言葉でいろいろ」トークイベント登壇者:しりあがり寿 / 高橋源一郎日時:2022年9月17日(土) 14:00~15:30(開場 13:30)定員:100名会場:渋谷Bunkamura 地下1階特設会場※NADiff modernにご来店ください。 スタッフが会場へご案内いたします。※トーク終了後には、 サイン会を実施します。 トークイベントにご参加の方で、 しりあがり寿氏または高橋源一郎氏の著書をナディッフモダンにてご購入された方が対象となります。 奮ってご参加下さい。※該当の書籍1冊購入でお二人のサインをお入れします。<トークイベント参加方法>イベント参加券:1500円(税込)イベント参加券購入方法:チケット販売サイトMY Bunkamuraにて8月24日(水)10:00より販売。お申し込みはこちら: 【作品販売について】NADiff modern店頭にて9月2日(金)10時より販売開始。アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」でも販売予定。※「OIL by 美術手帖」での販売は店頭販売から約1週間後を予定しています。 決定次第、NADiff modern公式インスタグラムにてお知らせいたします。
2022年08月24日大自然に囲まれた山梨県富士河口湖町のテーマパーク「富士すばるランド」では、体験型アドベンチャー「ナイトウォーク〜クライの森と6つの星〜」を、2022年7月30日(土)から10月30日(日)までの期間限定で開催する。閉園後の「富士すばるランド」で体験型ナイトアドベンチャーが開催閉園後の「富士すばるランド」を舞台にした本イベントは、現実空間とAR空間を行き来する新感覚のナイト・エンターテインメントだ。本格的な照明や音響、イルミネーションなどを駆使した幻想的な夜の園内で、感情を揺さぶるオリジナルストーリーをベースにした体験型アドベンチャーが楽しめる。幻想的な夜の園内でミッションに挑戦参加者は約20名で1つのグループを組み、園内のいたるところに放たれたAR上の怪しいピエロを、タブレット端末で使用できる不思議なカメラ「カメラ・アイ」に収めて封印。「富士すばるランド」に平和をもたらす6つの星(六連星)を取り戻すミッションに挑戦する。物語の案内人プレア役に小泉萌香、語り部役に小倉久寛イベントの開催にあたって、脚本からキャラクターデザイン、音楽に至るまで全編をオリジナルで制作。脚本を「恐怖コレクター」「科学探偵」などの佐東みどり、キャラクターデザインを千坂ふうが担当するほか、物語の案内人であるプレア役を声優・小泉萌香、ストーリーテリングを担う老木の語り部役を小倉久寛が務める。開催概要「ナイトウォーク〜クライの森と6つの星〜」開催期間:2022年7月30日(土)〜10月30日(日)※7月、8月は毎週木曜日 定休日予定。※9月、10月は毎週金・土・日、祝日のみ開催予定。営業時間:18:30〜23:00(最終受付 21:45)所要時間:約60分会場:富士すばるランド(山梨県南都留郡富士河口湖町船津字剣丸尾6663-1)チケット価格:[大人]前売り 4,200円(中学生以上)、当日 4,500円[小人]前売り 2,900円(4歳以上〜小学生まで)、当日 3,200円※0〜3歳児無料、ベビーカー利用不可。取扱プレイガイド:EPARK おでかけ、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス<声の出演>プレア:小泉萌香老木の語り部:小倉久寛星祐樹 宮本誉之 江口慶 田中未唯奈<スタッフクレジット>キャラクターデザイン:千坂ふう脚本:佐東みどり 「恐怖コレクター」「科学探偵」制作協力:株式会社ディレクションズ企画・製作:株式会社アミューズ
2022年07月04日渋谷すばるが、4月26日に『babu会 vol.1』KT Zepp Yokohama公演を開催した。ここではそのオフィシャルレポートをお届けする。2022年4月26日KT Zepp Yokohama。『babu会 vol.1』として3公演目となったこの日は、3年前の2019年4月26日にオフィシャルファンクラブ『Shubabu』が発足した日であった。自身初のファンクラブイベント『babu会 vol.0』は、2019年10月9日の1stアルバム『二歳』でのデビュー日とも重ねて10月8日・9日に大阪・なんばHatch、東京・品川ステラボールにて行われており、2回目の開催となった『babu会 vol.1』は、4月19日・20日のZepp Osaka Bayside、4月26日・27日のKT Zepp Yokohamaと全4公演で行われた。渋谷は、『babu会 vol.0』の東京公演が行われた同日の10月9日にリリースされた1stアルバム『二歳』でソロデビューを果たし、アルバムを引っ提げ、翌年の2020年1月28日からソロアーティストとして初のライヴツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2020「二歳」』をスタートさせたのだが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、3月に予定されていた初の海外公演だったアジア4公演とツアーファイナルの大阪での野外公演『二歳と364日』が中止を余儀なくされてしまったのだ。その後、何度も仕切り直して有観客でのライヴを試みるも、来てくれるお客さんの安全を考え断念。そこから約2年近く、有観客イベントへの出演はあったものの、有観客でのワンマンライヴを再開することが出来ずにここまで来たのである。新たな人生を踏み出したばかりの渋谷にとって、それがどれほどまでに悔しい出来事であったかは、聞かずとも想像が付く。アルバム『二歳』に詰め込まれた渋谷の想いを深く読み取れば読み取るほど、はやる気持ちを押さえるのがどれほどまでのものであったかは、痛いほど伝わってきた。そして。2022年4月19日。渋谷は待ち焦がれた瞬間でもあった有観客ライヴの再開に、ファンクラブイベントである『babu会 vol.1』を当てたのだ。渋谷いわく“家族みたいな存在”という『Shubabu』。その再会に必然を感じた。何よりも1番近くで応援してくれるファンの安全を願って断念してきたライヴだった故、最初の再会が、渋谷が1番大切に思う“家族みたいな存在”である『Shubabu』のみんなであったことを、必然と思わざるを得なかった。そしてもう一つの必然を感じたのは、渋谷の唄の変化だった。ライヴが出来なかった時間が、渋谷の唄をより強く、そして、優しく、丸く、変えていたのだーーーーーー。19時ちょうど。定刻通りに客席の照明が落とされると、驚くほど自然体な渋谷がステージ下手からふらりと1人で登場した。この日はファンクラブライヴだったこともあり、ライヴの開始前にトークコーナーが設けられていたのである。あまりにラフな登場に意表をつかれたファン達は、驚きのあまり一拍遅れてしまった拍手で渋谷を迎えた。久しぶりに会う渋谷が目の前に居るのに声を出すことが許されない状況とあり、トーク中に客席に問いかける渋谷の言葉にも拍手で答える姿は、とてももどかしいそうだった。渋谷もまた、自らの名前を呼ぶ声も歓声も無い講演会の様な慣れない空気の中でのトークに時折戸惑いを見せ、照れ臭そうな表情を浮かべながらも、久しぶりの再会の喜びを噛み締めていた。ファンクラブイベントならではの近い距離のトークコーナーを終えると、ステージに張られていた紗幕が落とされ、バンドセッティングが姿を現した。スタジオでジャムった音源をそのまま録音した様な、のほほんとしたSEをバックに、塚本史朗(G)、安達貴史(B)、茂木左(Ds)、本間ドミノ(Key)と、渋谷すばる(Vo)が登場した。この面子でのライヴは今回が初。幕張メッセで観た『渋谷すばる LIVE TOUR 2020「二歳」』とは違うバンド編成である。広いステージを敢えて有効活用せず、中央にギュッと集めてセッティングされたバンドセットは、小箱のライヴハウスを切り取ったかの様な光景だった。1曲目に選ばれていたのはなんと新曲。2020年の11月にリリースした自身2作目となるフルアルバム『NEED』を披露するはずだった2021年4月からの2度目となる全国ライヴツアー『渋谷すばる LIVE TOUR 2021』も新型コロナウイルスの影響により全公演中止となっている為、まだ『NEED』での有観客ではライヴを行なっておらず、更には2021年9月22日には自身3作目となるフルアルバム『2021』もリリースしており、まだまだライヴで披露していない曲達のストックはたくさんある中で、渋谷は久しぶりのライヴの1曲目に新曲を選んでいたのである。きっと“いち早く新曲を聴かせたい!”という、紛れのない『Shubabu』愛であったに違いない。定位置に着いた塚本、安達、茂木、本間は、SEを遮る様に力強く放たれた渋谷のブルースハープの音を合図に、“OK! 準備は出来てるぜ!”と言わんばかりにそれぞれの楽器を掻き鳴らして応えると、茂木のシンバルの4カウントと掛け声からイントロのユニゾン4カウントへと繋げ、曲をスタートさせた。ピタリと息の合った力強いカウントに、ゾクゾクさせられた。“俺はここにいるぜ!”の歌詞を載せたサウンドが最高にロールしまくるロックは、オーディエンスの体を自然と揺さぶらせ、会場の温度を一気に上げた。渋谷が単独で音楽を始めてから、最強のパートナーとして渋谷のサウンドを支えてきた塚本のガレージ色が色濃いロックン・ロールギターを軸とし、絶妙な脱力感で、低音に重心を置いたバックビートの抜けを実に個性的なスタイルで放つ茂木のドラムに、最高のグルーヴとうねりを上げる安達のベースプレイが絡みつき、そこに本間のブルーススケールを使いこなしたロックン・ロールピアノがバンドサウンドを華やかに導き、唯一無二の輝きを与えていた。塚本、安達、茂木、本間が織りなす息の合ったバンドアンサンブルのリズムの重心は最強のノリを作り上げ、渋谷のブルースハープは、そんな極上のロックン・ロールの中で叫びを上げた。4人が発するサウンドとリズムの極上の波に、天性の感覚で飛び込んで唄を絡ませていく渋谷の感性も言わずもがな最高だ。間奏で暴れまくる個の音のぶつかり合いの強さといったら、最高なんて言葉じゃ収まらない。最高以上の表現があったらその言葉を記したいほど、それは圧巻と高揚の連続だった。茂木は絶やすことなくリズムを刻み続け、間髪入れずに「ワレワレハニンゲンダ」へと繋がれていった。人間として生きる自由をシニカルに唄う渋谷に、メンバー全員による“ニンゲン! ニンゲン!”という、渋谷の叫びへの同意的なコーラスが載る。叫びの中に込められた人間として生きる意味の深さと人間が人間を思いやること、尊重すべきことの大切さを考えさせられる1曲だ。掻きむしられる感情を表現したかの様な塚本のギターと鬱血した感情を表現したかの様な渋谷のブルースハープの重なり合う音像には、歌詞に落とし込まれた憤りを爆発させた凄みがあった。体を揺らさずには聴けないリズミックな「BUTT」への流れも、ノリを止めずに繋がれた。5人は、途中にMCを設けることなく、曲間に繋ぎ目を持たせないスタイルで、音を途切らすことなく届けていくという、実にストイックな流れを作っていったのである。アクの強いプレイヤー達が音をぶつけ合い、目まぐるしく曲を変化させて掻き回していった今回の座組でのライヴは、『二歳』のときに幕張メッセで観たバンド編成でのライヴとは全く異なるものだった。どちらが良いということではなく、どちらもそれぞれの良さはあるのだが、言葉にして記すとするならば、幕張メッセで観たバンド編成は、“渋谷すばるという個”をとても素晴らしく引き立てていた様に思う。一方、今回の編成で強く感じたのは、“渋谷すばるバンド”としての“バンドパワー”だった。敢えて“アクの強いプレイヤー達”と記したのだが、渋谷すばるというボーカリストも最上級レベルに“アクの強い唄い手”である。今回の塚本、安達、茂木、本間という“アクの強い編成”は、そんな渋谷の“アク”を、見事にサウンドに中和させていたのだ。プレイヤー個々のアクの強さが、渋谷のアクの強さと思いがけない科学変化を起こし、想像を絶するほどの合致を創り上げ、この5人でしか出すことの出来ない相性の良さを生み出したのだ。個々が相当強い個性を放つプレイヤーであることから、正直、ここまでまとまりのある一つの個体を創り上げられるとは想像していなかったのだが、いやいや、これはすごいことになった。荒々しいまでの音像と感情の抑揚を音に置き換えたサウンドのループで攻め立てた塚本、安達、茂木、本間、渋谷は、紛れもない“バンドパワー”を見せ付けてくれたのだった。歌詞に描かれる渋谷すばる独特の感性そして。渋谷らしさといえば、やはり他にはない感性で描かれる歌詞である。中でも特有の持ち味を放つ「来ないで」。最初にこの曲を聴いたとき、また随分と赤裸々な歌詞を書いたものだとハラハラしたのを覚えているのだが、この歌詞の結末を知ったときは、なんとも心地良い脱力感に包まれ、肩ガックリと落として、その“渋谷らしさ”を笑った。ゆっくりとしたコード進行で魅せていくミドルテンポなこの曲は、“我が強い僕だけど 君にはもうこりごり”という歌い出しから始まり、サビでは“もう来ないでくれないか 二度と僕の目の前に”と唄われる。“一度だけの口づけが こんなに脳裏に焼き付いて”とも記されていることから、特別な存在であった特定される“君”に唄われていることが分かる。が、しかし、結末に渋谷によって叫ばれるその“君”の名は……パクチーなのだ。こんなにも時間と手間と最高のロックバンドを使ってまで“パクチー嫌い”を叫ぶ贅沢さよ。これこそが渋谷すばるなのである。大きく構えた抜けの良い茂木のドラミングのフロアタム使いは格別で、和音から始まりメロにそっと寄り添うルートベースを奏でる安達のプレイも、塚本の強過ぎない心地良いバッキングも、うっすらと楽器隊の上を滑らせる様な奏法の本間の柔らかな鍵盤音も、気怠い感じの渋谷のハープと、極大工脳を切々と唄う渋谷の唄も、ラストに置かれた“パクチー嫌い”を叫ぶ為に在ったのかと思うと、なんとも心地良い脱力感に包まれるのだ。この日の「パクチー」も、いや、「来ないで」も最高だった。そして、更に心を奪われたのは、本間のどこまでも優しい鍵盤ソロから、塚本のアコースティックギターに繋がれて始まった「レコード」。重心を落としレイドバックさせて唄われたこの曲は、渋谷の人間性を浮き彫りにした。とことん熱くて真っ直ぐな渋谷が時折見せる寂しげな表情と似ている優しい唄も悪くない。安達と茂木の音での掛け合い、いや、もはや音での会話だったソロ対決を挟み、ライヴは後半戦へ。安達の瞬間的にミュートを感じさせるサムと、気持ちの良いアタックが癖になるプルが絶妙な相性で共存したスラップが会場を踊らせた「きになる」も、ただただ同じ言葉が繰り返される実に気になる歌詞が意味深である。が、しかし、歌詞の意味などどうでも良くなるほどに最高にファンキーで踊れる1曲なのだ。もはやこの曲の渋谷の唄は楽器だ。「レコード」からの空気感を一変させた展開の忙しさも、ギュッと詰め込まれたファンクラブならではのセットリストの醍醐味を感じさせるものだった。渋谷は本編のラスト前に、ハイスピードで音と言葉を激しくぶつけ切った新曲を届け、最後の曲に移る前に、初めてMCを取った。「ありがとうございました。最後にメンバー紹介させて下さい。ギター塚本史朗、ベース安達貴史、ドラム茂木左、鍵盤本間ドミノ」本当にメンバー紹介だけの短いMCだったのだが、渋谷にとって、1番伝えたいことだったのだろう。この日のサウンドを一緒に作ってくれた1番大切な仲間をちゃんと紹介したかった渋谷の想いが伝わってきた。この面子がこのタイミングで出逢い、渋谷の久しぶりのワンマン有観客ライヴを支えたことは、きっと必然。今もまだ続く日常の当たり前を変え、大きく世界を変えたコロナという最悪な時間は、偶然なんかではなく、必然に繋がる気付きの時間だったのかもしれない。そう思えた。渋谷が本編の最後に選んでいた「素晴らしい世界に」を聴いたとき、本当に心からそう思えたのだ。“どんな事にも 意味があるなら これの意味は 何”。辛いことが起こる度に誰もが自問するであろうこの言葉を、渋谷はこの曲の唄い出しに置いている。そして彼は、最後にこの想いが素晴らしい世界に続いていくと唄っている。渋谷の唄が心に響くのは、その全てがノンフィクションだからだろう。そこにある痛みも喜びも、全て自らが体感した感情だからだろう。鳴り止まない拍手に応えたアンコールで、渋谷はバンドメンバーと、スタッフ、集まってくれたファン達に向けて拍手を募った。そして、最後に「ぼくのうた」を届け、次の『babu会』での再会を約束し、ステージを後にしたのだった。渋谷を大きく変化させることとなったに違いない『babu会 vol.1』の経験が、この先の彼をどう変化させていくのかも、実に楽しみなところである。今ツアー終了後に、9月14日の福岡サンパレスホテル&ホールを皮切りに『渋谷すばる LIVE TOUR 2022』を全国7カ所14公演で行うことを発表した渋谷。フルサイズでのワンマンライヴツアーでは、いったいどんな渋谷すばるを魅せてくれようとしているのだろう?今から楽しみで仕方ない。取材・文=武市尚子<公演情報>『babu会 vol.1』2022年4月26日(火) KT Zepp Yokohama【セットリスト】01. 新曲02. ワレワレハニンゲンダ03. BUTT04. 来ないで05. 爆音06. レコード07. きになる08. 塊09. 新曲10. 素晴らしい世界に■encore1.たかぶる2.風のうた3.ぼくのうた<ツアー情報>『渋谷すばる LIVE TOUR 2022』9月14日(水) 福岡サンパレスホテル&ホール9月15日(木) 福岡サンパレスホテル&ホール9月21日(水) 名古屋国際会議場 センチュリーホール9月22日(木) 名古屋国際会議場 センチュリーホール10月12日(水) 広島文化学園HBGホール10月13日(木) 広島文化学園HBGホール10月17日(月) 仙台サンプラザホール10月18日(火) 仙台サンプラザホール10月24日(月) カナモトホール(札幌市民ホール)10月25日(火) カナモトホール(札幌市民ホール)10月31日(月) 東京ガーデンシアター11月1日(火) 東京ガーデンシアター11月5日(土) 大阪城ホール11月6日(日) 大阪城ホール■渋谷すばる オフィシャルホームページ
2022年05月14日八代拓、土岐隼一、深町寿成、市川太一、寺島惇太がイケメンインストラクターを演じるスマートフォン向けヨガ&ストレッチアプリ「ミミアロマ」とオンラインフィットネスサービスtorcia(トルチャ)との連動番組がスタートします。この番組は、アプリのメインキャラクターから人気声優の土岐隼一と深町寿成が出演する「ミミアロマやってみた動画」と題し、ヨガ初心者の2人が「ミミアロマ」内で配信されているレッスンと同じ内容のものを、TIPNESSインストラクターから習うもの。2人がヨガやストレッチに挑戦するレアな姿は必見です。「ミミアロマやってみた動画」は、オンラインフィットネスサービスtorcia(トルチャ)で5月14日(土)21時~フルバージョンが先行配信。また翌5月15日(日)21時~ダイジェスト版がYouTubeで配信されます。「ミミアロマやってみた動画」場面写真1「ミミアロマやってみた動画」場面写真2そして、ヨガやフィットネス初心者のための「ミミアロマ解説動画」も5月21日(土)21時~torcia(トルチャ)にて配信されます。「ミミアロマ解説動画」では、アプリ「ミミアロマ」内での音声に合わせてTIPNESSインストラクターが実際にレッスンする模様がトルチャにて無料で配信されます。さらに、「ミミアロマ」AmazonオリジナルTシャツの販売が本日からスタート。各キャラクターのシルエットとモチーフがおしゃれなデザインになっており、自宅でのフィットネスに一役買うこと間違いなし。「ミミアロマやってみた動画」内で土岐、深町の2人も着用しているものです。全5種、価格は各¥2,800(税込)。「ミミアロマ」AmazonオリジナルTシャツ▼「ミミアロマやってみた動画」2022年5月14日(土) オンラインフィットネスサービスtorciaにてスタート、隔週更新(YouTubeダイジェスト版は2022年5月15日(日)からスタート)オンラインフィットネスサービス「torcia」 「ミミアロマ」公式YouTubeチャンネル 土岐隼一(神代サツキ役)アーティスト写真深町寿成(七瀬ユズキ役)アーティスト写真▼「ミミアロマ解説動画」2022年5月21日(土) オンラインフィットネスサービスtorciaにてスタート、隔週更新オンラインフィットネスサービス「torcia」 「ミミアロマ」公式YouTubeチャンネル ▼オンラインフィットネスサービス「torcia」とはオンラインフィットネスtorcia(トルチャ)ならバラエティ豊かなレッスンを人目を気にせずおうちでいつでも受けられます。好きなレッスン受け放題!いつでも視聴可能なビデオレッスン・講師と繋がれるライブレッスンも。エイジングケアに有効な運動や四十肩緩和、ほうれい線対策におすすめの顔トレなど種類豊富!自宅で運動不足解消・好きな場所で好きな時に・簡単エクササイズ。▼PV【PV URL】 ◆「ミミアロマ」とは…ミミに癒し、ココロ整う、ゆる甘ヨガ&ストレッチアプリ。魅力的な声をもつイケメンインストラクターがあなたにゆるく、甘く、優しく、ヨガ、ストレッチを教えてくれる。安らかな眠りに誘う瞑想も充実。毎月、新作が追加!有料ユーザー特典では、キャラクター達のボイスストーリーも聴ける!◆キャラクター&キャスト伸条トーリ(CV:八代拓)七瀬ユズキ(CV:深町寿成)秋月ミナト(CV:市川太一)神代サツキ(CV:土岐隼一)Dr.C(CV:寺島惇太)◆アプリ情報 iOS版/Android版 好評配信中!・iOS版 ・Android版 基本ダウンロード無料【聴き放題月額課金制 1,480円(税込)】◆スタッフ制作 :読売テレビエンタープライズ・hotarubiフィットネス原稿制作・監修:ティップネスキャラクターデザイン :清白かりん(アイディアファクトリー/オトメイト)製作 :読売テレビエンタープライズ◆掲載いただきたいURL/権利表記公式サイト 公式Twitter 公式YouTubeチャンネル (C) mimiaroma株式会社読売テレビエンタープライズ設立50年記念プロジェクト 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月13日戦争の極限下で異質な他者と出会い、人はどう変わるのか。古市憲寿さんによる、極上純愛小説『ヒノマル』。「この2年で、自由というのは脆いものだと痛感しました。ある出来事をきっかけに社会の空気はがらりと変わってしまうし、当たり前だと思っていた“自由”という権利すら、突然奪われてしまう。それが、またすぐに『いまはしょうがないか』と当たり前の形が変わって、いつの間にか窮屈さが増していくことだってあり得ますよね。そんなときに、社会の要請に従順に従うのか、徹底的に抗うのか。ただ、それ以外の第三の道というのはあるんじゃないのかなと思うんです」『ヒノマル』の舞台である戦時下と、コロナ禍にあるいまの状況に共通点を感じたという古市憲寿さん。「たとえば戦時下にも『不要不急』というスローガンがあったんです。そんな非常時だからこそ書けた物語かもしれません。戦争に対して、あるいはコロナウイルスに対してどう向き合うか。価値観が極端に対立していたり、親しい人同士でも本音と本音をぶつけ合えなかったり。そんなふうに疑心暗鬼になってギスギスした空気が蔓延する時代に、人と人はどうすれば信頼し合い、共に行動できるのかを考えたかったんです」主人公は、国家のために命を捧げたいと考えている軍国少年の新城勇二。ある日、中学の同級生で親友の小針啓介から〈魔女退治に行かないか?〉と誘われる。観音山公園内の洞窟に魔女が住んでいると噂があるのだ。探しに行くと、ひっそりとした洞窟に〈秘密の図書館〉を作っていた美しい女の子が現れて…。一ノ瀬涼子と名乗った彼女は、歴史学者の娘で、勇二より1学年上の高等女学校生。勇二は、「日本は負ける」と主張する涼子に反発を覚えながら、無意識に惹かれていく。だが、彼女は兄・優一の恋人だった。「聡明な兄と、国の教育のまま軍国少年になってしまった弟、リベラリストで自由奔放な女の子。いわゆる三角関係の物語なんですが、戦争中の物語なのでどうしても事件が起こるんです。兄が徴兵されたり、非国民呼ばわりされたり、空襲に怯えたり。極限状態で人はどうなるのか」第1稿のときの勇二は、国の勝利を疑いもしないような人間だったそう。書き直すうちに、内心では理知的な大人たちの言説を否定できなくなっていく“二重性”を、にじませるよう意識した。「勇二の正義感のゆらぎをどう書くかが、いちばん気を遣ったところですね。涼子は涼子で気ままに振る舞いすぎて、周囲とハレーションを起こしていますが、優一や勇二らとの交流を経て少し変わった部分もある。異質な他者との出会いによって人はどう変わるのか。それを見つめるのが大きなテーマでした」極限を苦悩しながら生きる若者たちの姿が描かれるが、読み心地は存外に明るい。「確かに重苦しい時代ですが、戦時中には戦時中なりの青春はあったと思うんです。たとえば、勇二らは勤労動員で軍需工場に行かされますが、夜中に涼子たちがいる女子寮に忍び込んだりします。実際にあったエピソードを参考にしたのですが、どんな大変な時代に生まれたとしても、楽しみ方はある。それは現代にもいえる話だと思います」本書には、機転が利いて要領よく立ち回れるような人物も多く登場するが、そんな人間でも時代の常識から完全に逃れるのは難しい。「ただそうした束縛を突破できる力があるとすれば、『自分や大切な人を守りたい。一緒に幸せになりたい』しかないのかなと。そんな思いを込めた作品です」シンプルだが力強いラストの一文まで、一気読み必至の大ロマンスだ。ふるいち・のりとし1985年、東京都生まれ。社会学者。同世代の視点からの新たな若者論『絶望の国の幸福な若者たち』で注目を浴びる。2018年に初小説『平成くん、さようなら』を発表し、コンスタントに作品を書き続けている。近著に『楽観論』など。『ヒノマル』物語は昭和18年、戦争の只中にある日本から始まる。大学生だった優一は学徒出陣で徴兵され、勇二らは勤労動員で駆り出される。重苦しい束縛をかいくぐり、青春を駆け抜ける彼らのたくましさが希望だ。文藝春秋2200円※『anan』2022年4月20日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2022年04月19日ザ・サウザンド キョウトは、“ハートのお寺”京都・正寿院とコラボレーションしたアフタヌーンティー「正寿院×ティーアンドバー アフタヌーンティー」を2022年5月9日(月)から7月15日(金)まで、ザ・サウザンド キョウト2F ティーアンドバーで開催する。“ハートのお寺”正寿院コラボの和風アフタヌーンティーザ・サウザンド キョウトが、京都人気の観光スポット・正寿院と初のコラボレーション。正寿院は、ハート形の猪目窓や花と日本をテーマにした天井画など、乙女心をくすぐるキュートなスポットが満載の寺院だ。“ハートのお寺”との愛称で呼ばれ、SNSなどでも話題を呼んでいる。“ハート型”猪目窓がスイーツに今回は、この正寿院で見られる初夏の風景などを着想源に、和テイストのアフタヌーンティーを展開。目玉となるのは、“ハート型”の猪目窓を表現した、ウェルカムデセール「猪目窓から見える正寿院」。ハートに切り抜かれたプレートの中には、アジサイなどをあしらい初夏の風景を表現した。また、ティースタンドには、抹茶・ほうじ茶・玄米茶などを使用した、和テイストのスイーツがずらり。ローズの香りをつけた抹茶生地で、フランボワーズコンフィを包んだ「抹茶とラズベリーのロールケーキ」や、黒豆茶のクレームを忍ばせた抹茶ムース、抹茶と和三盆糖を使用したボンボンショコラなどがラインナップする。アフタヌーンティーの定番スコーンは、プレーンと抹茶を用意。蜂蜜ソースと粒あんソースが添えられているので、自分好みにアレンジして楽しめそう。ドリンクは、和紅茶や日本伝統茶など、約20種類をフリーフローで味わえる。「叶紐&散華」のお土産付き来店者には、正寿院で縁日のみ授与されている縁起物「叶紐(かのうひも)」と「散華(さんげ)」のうれしいお土産付き。期間限定メニューなので、気になる人は早めにチェックしてみて。【詳細】「正寿院×ティーアンドバー アフタヌーンティー」1名 6,215円開催期間:2022年5月9日(月)~7月15日(金)1部 11:30~(14:30までの利用)、2部 15:30~(18:30までの利用)場所:ザ・サウザンド キョウト2F ティーアンドバー住所:京都府京都市下京区東塩小路町570番※1名~利用可能。2日前までに要予約。■メニュー<ウェルカムドリンク>夏蜜柑と煎茶のウェルカムドリンク<ウェルカムデセール>猪目窓から見える正寿院<スイーツ>抹茶とラズベリーのロールケーキ、ほうじ茶とパンプルムースのサヴァラン、玄米茶サンマルク、抹茶と黒豆茶のムースリーヌ、和紅茶とさくらんぼの最中サンド、抹茶と和三盆糖、煎茶と柑橘のジュレ<セイボリー>アスパラガスとカラートマトのキッシュ/サーモンサンドウィッチ/冷製バーニャカウダー<スコーン>スコーン(プレーン・抹茶<フリーフロードリンク>ドリップコーヒー・エスプレッソ・カフェラテ・和紅茶・和紅茶フレーバー・日本伝統茶・紅茶など20種以上【問い合わせ先】TEL:075-351-0700(レストラン総合受付 10:00~19:00)
2022年04月03日百寿者の、腸内フローラの秘密に迫る!2021年秋の調査によると、日本国内の100歳以上の高齢者(百寿者)は8万6510人。およそ88%が女性です。一方、日本人女性の死因の1位となっているのは大腸がん(男性では2位)。腸内フローラって一体何?大腸がんの原因には、がんの遺伝的要因、食事などの環境要因、腸内フローラ(腸内細菌叢)の3つが複雑に関わっているのですが、そこから健康・長寿の秘密を探ってみたいと思います。腸内フローラのはたらき腸内に細菌が棲みつくのは、エサが豊富で酸素が少なく、細菌にとって居心地のいいところだから。そして、一部の腸内細菌が作り出す酸には、腸内環境をキレイに整える働きがあります。中でも、短鎖脂肪酸と呼ばれる酸(特に酪酸)は、大腸が正常に働くためのエネルギー源にもなります。つまり、人間と腸内細菌は、「持ちつ持たれつ」の関係。健康・長寿のために、腸内環境は欠かせない要素といえそうです。百寿者の腸内フローラの特徴は?近年の研究で、百寿者の腸内フローラをメタゲノム解析したところ、若年者に比較して種レベルで減少する細菌・増加する細菌、それぞれ4種が明らかになり、減少する4種はすべて酪酸産生菌だったのです。これまでの報告では、一般的に腸内細菌は、高齢になるとビフィズス菌が減り、大腸菌が増えるとされていたのですが、百寿者の腸内細菌は、60歳時ぐらいのパターンを維持できているようなのです。なぜ、ビフィズス菌が減らないのか?その理由はまだ明らかにされていませんが、百寿者の腸管内はビフィズス菌によって炎症が起きにくい傾向があり、炎症が起こると減りやすい菌が生き残っているからではないかと考えられています。このように、健康長寿のメカニズムに腸内細菌あるいはその代謝物が関与する可能性が、少しずつ明らかになってきているのです。健康長寿に最も有効な菌は?主な有用菌(善玉菌)の種類と特徴 日経メディカル Online 2018年1月27日以前から善玉菌として広く知られている乳酸菌やビフィズス菌と、最近注目度が上がっている酪酸菌。どちらが、より健康長寿に作用しているのでしょうか?日本の中でも長寿者の多い地域と平均的な地域での比較研究の結果、ビフィズス菌の占有率に差はなく、酪酸菌に差があることがわかっています。酪酸菌が作る酸は、酪酸と酢酸。酢酸はビフィズス菌にも作れますが、酪酸を作れるのは酪酸菌だけなのです。これからの研究で、さらにこの関係性が明かされることを期待しましょう。腸内フローラに含まれている酪酸産生菌酪酸を産生する菌を、酪酸産生菌あるいは酪酸菌と呼び、腸内フローラの中にはいくつかの酪酸産生菌が含まれています。占有率の高い代表的な菌はフィーカリバクテリア菌、ロゼブリア菌、コプロコッカス菌で、特にフィーカリバクテリア菌は注目度が高く、最近では新型コロナウイルス感染症により入院治療を受けた症例でも、この菌が有意に減少することが見いだされています。腸内フローラをよい状態にするには?腸内フローラをよい状態にするには?健康長寿に大きな影響をもたらす腸内フローラ。その環境を良好に保つためにはどうすればいいのでしょうか?まずは、「腸年齢」のチェックです。腸年齢=(実年齢-10)+(以下で該当した項目数×3)と考えてください。・帝王切開で生まれた・都会で生まれて育った・母親と食べ物などの好みが違う・ここ2年間でインフルエンザにかかった・おならが臭い・コロコロとした便が多い・やわらかい便が多い・朝食後にトイレに行かない・大腸ポリープがあるといわれた・抗生物質や胃酸分泌抑制薬を飲むことが多い腸年齢が実年齢を大きく上回った人は、腸内フローラが荒れ気味ですので、生活習慣の見直しが必要です。まずは「食習慣」を振り返ってください。その際、何を食べるか、ということとともにいつ食べるかということが重要で、夜型の食生活は腸内フローラの酪酸産生菌の減少を引き起こしますから注意してください。腸を育てようヒトの腸内フローラは、生後3年ぐらいの間に個人ごとに定着するフローラが決まるとされていて、大人になってからでは、新たな種類の細菌が常在細菌として定着することは難しいとされています。だからこそ、それぞれの腸内に存在している腸内フローラを増殖させ、活性化させること、すなわち「腸活」が重要なのです。健康・長寿の必須条件である腸の健康。あなたの腸内フローラを、美しくたくましく育ててください。著者プロフィール内藤裕二(ないとう・ゆうじ)著者:内藤裕二京都府立医科大学大学院教授1983年、京都府立医科大学卒業。米国ルイジアナ州立大学客員教授を経て、2009年より京都府立医科大学准教授。明朗なキャラクターで、メディアでも活躍中。2021年より、現職。専門は消化器病学、消化器内視鏡学、抗加齢学、腸内細菌叢。著書には『すべての臨床医が知っておきたい腸内細菌叢』(羊土社)、『人生を変える賢い腸のつくり方』(ダイヤモンド社)など多数。書籍情報表紙タイトル:酪酸菌を増やせば健康・長寿になれる~今、話題の酪酸・酪酸菌のすべてが分かる!~著者:内藤裕二ページ数:149ページ価格:1,760円(10%税込)発行日:2022年2月7日ISBN:978-4-86667-356-1 amazon: 楽天: 目次はじめに第1章健康・長寿の要は腸だった!第2章酪酸・酪酸菌がもたらすメリット第3章今日から始めたい酪酸菌を増やす具体的習慣おわりに 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月18日宝酒造株式会社では、“松竹梅「昴(すばる)」<生貯蔵酒>”※1を2月22日(火)から新発売します。“松竹梅「昴」<生貯蔵酒>”は、当社の独自開発した酵母により、通常の吟醸酒の2倍以上の香り成分※2を生成するとともに、高い香りを低温貯蔵で閉じ込めたことで、今までにないフルーティーな香りを生み出しました。そして、生貯蔵酒ならではのフレッシュな口当たりの清涼感あふれるすっきりとした味わいと後味は、和食に限らず洋食との相性も抜群です。当社では、“松竹梅「昴」<生貯蔵酒>”を新発売し、和酒市場で拡大するフルーティーな香りへのニーズに応えることで、日常の晩酌を華やかに彩る新しい日本酒の市場を創造し、「松竹梅」ブランドの更なる育成に努めてまいります。※1:特許出願中※2:当社吟醸酒比。松竹梅「昴」<生貯蔵酒>は吟醸酒ではありません。【商品概要】・商品名:松竹梅「昴」<生貯蔵酒>・品目:日本酒・酒質:日本酒度±0/酸度1.0・アルコール分:14度以上15度未満・原材料:米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール・容量/容器:1.8L/紙パック、900ml/紙パック・梱包:6本段ボール箱入・参考小売価格:1.8L/1,248円900ml/698円(いずれも消費税抜き)・発売地域:全国・発売日:2022年2月22日(火)■ブランドサイトURL 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月01日JA全農は、産地直送通販サイト「JAタウン」に出店する「JAなんすん」で、「西浦みかん 寿太郎」の販売を開始しました。「西浦みかん 寿太郎」は、昭和50年に山田寿太郎氏により発見された「寿太郎温州」をブランド化した静岡県沼津市自慢のみかんで、糖度が高く、酸味と甘みのバランスが絶妙で濃厚な風味が特徴です。また、2020年11月18日には、農産物や食品などの特産品を地域ブランドとして守る農水省の保護制度「地理的表示(GI)保護制度」に温州ミカンでは初めて登録されました。毎年人気のブランドみかんを、この機会にぜひご購入ください。「西浦みかん 寿太郎」「西浦みかん 寿太郎」産地直送通販お取り寄せJAなんすん/柑橘/西浦みかん寿太郎|JAタウン : 出荷時期:2月中旬頃~また、ツイッターアカウント「JAタウン【公式】」では、西浦みかん「寿太郎」1箱(5kg)が1名様に当たるプレゼントキャンペーンを実施しています。【JAタウン】JAタウンは、全国農業協同組合連合会(JA全農)が運営する、ショッピングモールです。「おいしい日本と暮らそう。」をテーマに、「JAタウン」に出店する全国の農協(JA)などが、各産地で育まれた旬の農産物や特産品を、インターネットを通じてお客さまに直接お届けし、食を通じて豊かな暮らしの実現を目指しています。産地直送通販お取り寄せトップ|JAタウン : 【ツイッターアカウント「JAタウン【公式】」】「JAタウン【公式】」では、全国の産地の旬の農畜産物やお得なキャンペーンの情報を都度発信しています。 : 【ツイッタープレゼントキャンペーン概要】応募期間:令和4年1月28日(金)~2月4日(金)応募方法:「JAタウン【公式】」のツイートをフォロー&リツイート内容:西浦みかん「寿太郎」1箱(5kg)を1名様にプレゼント産地直送通販お取り寄せ|Twitterフォロー&リツイート キャンペーン(2022年1月28日3:00PM〜2022年2月4日2:59PM)JAタウン : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月28日社会学者としてだけでなく、TV番組の司会やコメンテーター、小説家など、活躍の場を拡げ続ける古市憲寿さん。その軽やかなフットワークのヒントを教えていただきました。社会学者で小説家、TVのコメンテーターとしても活躍する古市さんが注目を浴びるきっかけとなったのは、ちょうど10年前、26歳で刊行した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(巻末には俳優の佐藤健さんとの対談を収録!)だった。ただし本人の感覚としては、人生を決定付けたターニングポイントは、大学生時代まで遡る。「大学3年生の1年間、ノルウェーに留学したんです。そこで学んだことを元に卒業論文を書いていた頃、大学院進学を勧められ、社会学を本格的に専攻することになった。キャリア形成という意味でも大きなポイントでしたが、あの1年で生き方、考え方自体がかなり変わりました」もともと留学を決めた理由は、「単純に就活したくなかっただけ(笑)。それで一番ゆっくりできそうな国を選びました」しかし留学当初は、後悔することも多かったそう。「初めての一人暮らしだし食事もそんなに美味しくないしいつも天気が悪いし、友達もすぐにはできないし。勝手に思い描いていたキラキラの留学生活とのギャップで、最初の1か月は鬱々としていました。でも、この気持ちって、過度に自分に期待しているから生まれるんだよなと気が付いたんです。“自分はもっとうまくできるはず”とか考えて縮こまらないで、今の自分にできることをやれればいいし、日常の中で楽しいと感じられる小さなことを拾い集めていけばいい。今はもう、自分に期待しないと割り切っているので、どんな大舞台に見える場所でも緊張せずに済むし、トラブルが起こっても一人で抱え込まず、あっさりと人に頼れる。自分に期待しないって、結構いいことずくめだと思うんです(笑)」それは、自己否定とは異なる。むしろ、適切な自己肯定だ。「自分の足りないところや、コンプレックスに感じるところを認識するのは大事だと思うんです。というのも、それが変えられないものだなと分かったら、肯定するしかないじゃないですか。ある種の絶望から、楽観は始まるんですよね。例えば“何をやっても長続きしない”と思っている人は、楽観的な見方をすれば“好奇心が旺盛”ですよね。自分の淡泊な顔が気にくわなくても、実はそれって誰に対しても威圧感を与えない顔かもしれない。太っている人って、優しそうに見えたりしますよね。全ては解釈次第で、どんなコンプレックスも、見方を変えれば必ずいいことだと思えるようになる。別に“新しい自分”を目指さなくても、今の自分のままでも自分を肯定できるはずなんです」8月に出した新著の題名は『楽観論』だが、100%の楽観を目指せと説いているわけではない。大前提として悲観や「諦め」はありつつ、「それでも」自分自身や世の中に対していいところを探す。そんな柔軟なバランスを提案している。「自分の能力を活かせる場所は、この世界のどこかに必ずある。気付いていないだけで、“ここ”がそうかもしれない。こんな時代だからこそ、日常生活の中に少しの楽観を取り入れてみてほしいです」Noritoshi Furuichi1985年、東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。日本学術振興会「育志賞」受賞。小説家として芥川賞に2度ノミネート。最新の著書は『楽観論』(新潮新書)。※『anan』2021年9月22日号より。写真・井手野下貴弘ヘア&メイク・堤 紗也香取材、文・吉田大助撮影協力・BACKGROUNDS FACTORY(by anan編集部)
2021年09月18日作家・古内一絵の「風の向こうへ駆け抜けろ」が、平手友梨奈主演でドラマ化されることが決定。連続テレビ小説「なつぞら」の大森寿美男が脚本を手掛ける。新人女性騎手・芦原瑞穂(平手友梨奈)は、養老牧場を営んでいた父を震災後に亡くした。その後、プロデビューするものの、成績は上がらず苦しんでいた。そんな瑞穂を迎え入れたのは、地方競馬の鈴田競馬場の緑川厩舎。そこは、ボロボロの厩舎でやる気のない調教師・緑川光司(中村蒼)と、頑固で融通の利かないベテラン厩務員たちと馬には優しいが人には心を閉ざした失声症の若い厩務員がいた――。本作は、新人女性騎手・芦原瑞穂のひたむきな情熱が、人生を諦めていた人々の心に火をつけ、廃業寸前の厩舎が桜花賞に挑む物語。その騎手・芦原瑞穂を演じるのは、「ドラゴン桜」や『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』への出演が話題となった平手さん。「初めてNHKのドラマに参加させて頂きます。また、女性騎手という役も初めて務めさせて頂きます。馬に対する想いを強く持っている芦原瑞穂という役と向き合っていきたいと思います」と撮影へ意気込み、「競馬に詳しい方も、そうでない方も楽しんで頂ける作品になったら嬉しいです」とコメントしている。平手さんのほかにも、調教師・緑川光司を中村蒼が演じ、板垣李光人、降谷建志、奥野壮、石井正則、高橋侃、剛力彩芽、池内博之、玉山鉄二、小沢仁志、大地康雄、奥田瑛二らも出演する。土曜ドラマ「風の向こうへ駆け抜けろ」は12月18日(土)、25日(土)21時~NHKにて前・後編で放送。(cinemacafe.net)
2021年08月24日渋谷すばるが、自身の誕生日となる9月22日にリリースするソロ3作目アルバム『2021』の収録内容とアートワークを公開した。今回のアートワークは聞き込んだレコード盤のようなデザインとなっており、シンプルでいて何回も繰り返し聞くことが出来る力強い作品であることを期待させるジャケットとなっている。また、店頭でアルバムを購入した方には特典としてB5サイズの特製冊子型壁掛けカレンダーがプレゼントされることが決定。さらに本日8月6日に予約受付が開始された渋谷すばるのファンクラブでは、Shubabu会員限定特典(受付期間限定)として特製「DEMOを特典にしてみたCD」が付属されることも合わせて発表された。<リリース情報>渋谷すばる3rd ALBUM『2021』9月22日(水) リリース『2021』ジャケット●初回限定盤【CD+DVD】4,950円(税込)●通常盤【CD】3,300円(税込)●LP盤【LP1枚組】4,950円(税込)【収録曲】※全形態共通01. 2021.01.2302. レコード03. きになる04. 塊05. さられ06. 同期の動機07. 池08. つくる09. 終焉【DVD収録内容】※●初回限定盤のみ・渋谷すばる ONLINE LIVE 2021「NEED」【店頭購入者特典】■Amazon:メガジャケ■楽天ブックス:アクリルキーホルダー■セブンネットショッピング:オリジナルスマホスタンド■上記外の店舗:特製B5サイズ冊子型壁掛けカレンダー※いずれも先着(予約者優先)で在庫がなくなり次第終了となります。<渋谷すばるFC:Shubabu会員限定特典>・「DEMOを特典にしてみたCD」今回のアルバムに収録した楽曲の中から2曲収録。渋谷すばるのちょっとした解説付き。※店頭購入者用特典は付属せず。■予約期間8月6日(金) 18:00~8月29日(日) 23:59■お届け時期 ※必ずご確認ください。①9月22日(水)までに商品到着をご希望の場合8月22日(日) 23:59までに先行予約購入ください。※LP盤は数量限定となりますので、販売期間内であっても、上限に達し次第受付を終了する場合がございます。②8月23日(月) 以降に、予約購入分発売日後、9月23日(木) 以降、順次発送予定※商品、並びに特典は数量限定となりますので、販売期間内であっても、上限に達し次第受付を終了する場合があります。※お届けについては、予告無く変更する場合や商品の入荷状況や配送状況によりやむを得ずお届け出来ない場合もあります。渋谷すばる『2021』予約購入URL:渋谷すばる『2021』特設サイト:関連リンク渋谷すばる オフィシャルサイトアカウントアカウントチャンネル
2021年08月06日過去のいじめ問題がきっかけとなり、ミュージシャンの小山田圭吾さんが、東京五輪開会式の楽曲担当を辞任することが発表されました。同件は、小山田さんが、障害のある同級生などにいじめを行っていたことを明かした、1990年代のインタビュー内容が拡散されたというもの。小山田さんが楽曲を担当する東京五輪には、障がい者スポーツの大会であるパラリンピックもあり、かついじめの内容も度を越えたものだったことから、批判の声が殺到しています。古市憲寿「そもそも『いじめ』という言葉がよくない」2021年7月19日、社会学者の古市憲寿さんが自身のTwitterを更新。内容に反響が上がっています。フォロワーに小山田さんの件について聞かれた古市さんは、自身の考えをこう明かしました。「いじめ」に関する報道に思うことはずっと一緒で(これまで何度も発言したり書いてきています)、そもそも「いじめ」という言葉がよくないと思うんです。刑法における暴行罪や傷害罪に当たるなら刑事事件になるべきで、学校空間を聖域にするべきではありません。@poe1985ーより引用古市さんはそもそも『いじめ』という言葉がよくないとした上で、「学校空間を聖域にするべきではない」と指摘。また、問題なのは『いじめから時間が経過してしまった場合』とし、「すべての被害者がすぐに告発できるわけではない。言葉にできるまでに10年、20年かかることがある」と被害者の心に寄り添いました。続けて、古市さんはこう持論を展開しています。当事者の問題であること、日本は法治国家であること、の二点が重要だと思います。私刑は許されないわけですから、当事者が告発したい場合に、それを支援する制度や社会のあり方は大事です。だけどそれを、それこそ「いじめ」のような形で加害者を糾弾するのは反対です。@poe1985ーより引用最後に、「当事者が告発をしたい場合に、それを支援する制度や社会のあり方が大切」と持論をつづっています。投稿には、ネット上でさまざまな声が寄せられました。・「『いじめ』という言葉がよくない」というのは本当に共感。その言葉があることで、いじめの実情が曖昧になっている気はする。・当事者が告発できる社会の構築っていうのは少し難しいのかも。もちろん実現するのが理想だけど…。・開会式の作曲家としてふさわしくないという批判は仕方がないと思う。けど古市さんのいうように、私刑にしていい、というわけでもない。ネット上では賛否が分かれた、古市さんのいじめに対する持論。いじめに関する問題を他人事として済まさず、正しい方法によって少しでも傷付く人を減らす努力が必要でしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年07月20日音楽劇『イキヌクキセキ~十年目の願い~』の公開稽古が2日、神奈川・横浜のKAAT神奈川芸術劇場ホールで行われ、浜中文一が安寿ミラの言葉に照れ笑いを見せた。「東日本大震災」から10年。震災に関わった多くの人たちにエールを送るために、数々の作品を手がける演出家のモトイキシゲキ氏が現地で取材し、実際の出来事をもとに書き下ろした作品。震災で両親を失い、東京でダンサーになる夢を叶えようと故郷を離れていた鈴木大樹(屋良朝幸)は、同郷で「元気食堂」を営む木島晃(松平健)との出会いで、故郷へ帰ることに。吉澤元(浜中)ら同級生たちと再会し、常連客と絆を深めるうち、震災によって幻となっていた「高校の卒業式」を計画し始める。浜中演じる元の母親・淳子役を演じた安寿。稽古を振り返り「息子役の文ちゃん(浜中)が日に日にかわいくなって……もう、すごくかわいい。ちょっと目が合うと、手を振り返してくれるんです」と浜中とのエピソードを明かした。思わず照れ笑いを浮かべた浜中は「ヘラヘラするなって!(笑)」とキャスト陣にツッコまれながら「僕が手を振るのは失礼かなと思ったのですが、パッと目が合ったときに手を振ってくださったので、つい僕もうれしくて振り返していました……」と説明していた。『イキヌクキセキ~十年目の願い~』は、KAAT神奈川芸術劇場(7月2~11日)、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール(7月16日~18日)にて公演される。
2021年07月03日世界的な画家、葛飾北斎(1760~1849)と人気漫画家のしりあがり寿さんがコラボした展覧会『しりあがりサン北斎サン -クスッと笑えるSHOW TIME!-』がすみだ北斎美術館で開かれています。コロナ禍でちょっとトゲトゲした心をもみほぐしてくれる、脱力系アート満載の展覧会をご紹介!遊び心がいっぱい!【女子的アートナビ】vol. 208本展では、人気漫画家でアーティストのしりあがり寿さんと葛飾北斎が時代をこえてコラボ。しりあがりさんは、2018年に北斎の「冨嶽三十六景」のパロディ作品「ちょっと可笑しなほぼ三十六景」をすみだ北斎美術館の展覧会で発表。今回はそれらの作品に新作も加え、約160点が紹介されています。北斎の浮世絵をしりあがりさんが楽しく解釈したパロディ作品は、どれも思わずニヤリとしてしまうものばかり。遊び心がいっぱいで、コロナ禍でトゲトゲしくなりがちな気分をもみほぐしてくれます。ちょっと笑える…それでは、展示作品からいくつかピックアップしてご紹介。まずは、北斎のもっとも有名な作品、《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》をご覧ください。うねる大波のなかに小舟が浮き、その奥に富士山が見えます。いっぽう、しりあがりさんのパロディ作品《ちょっと可笑しなほぼ三十六景太陽から見た富士山》では、北斎作品の「大波と富士山」を「太陽フレアと地球」に変換。太陽のフレア越しにある地球をよく見ると、日本列島のなかにちゃんと富士山も描かれています。しりあがりさんの新作、《ポテトチップス六景揚げたて》も要チェック。これはポテトチップスの作り方を浮世絵風に描く特別シリーズで、北斎の「大波」が「揚げ油」に変換され、そのなかに薄切りのポテトが浮かんでいます。ちょっと笑える、ゆるい感じが楽しいです。ちなみに、北斎生誕260年を記念して、2020年には期間限定で「すみだ北斎美術館監修 ポテトチップス うすしお味」がカルビーから発売され、しりあがりさんのパロディ作品もパッケージに採用されました。その全4パッケージも展示されています。絶叫マシーンも登場!?もうひとつ、楽しい作品をご紹介。まず、写真右側にある北斎の錦絵《諸国瀧廻り美濃ノ国養老の滝》(パネル)をご覧ください。岐阜県養老郡養老町にある有名な滝を描いたもので、垂直に流れ落ちる滝や水しぶきなど、さまざまな水の表情が表現されている名作です。しりあがりさんのパロディ作品《諸国瀧廻りアトラクション》では、滝が絶叫マシーンのアトラクションに変換されています。マシーンに乗って楽しそうに手をあげているのは、和服を着た江戸の人たち。見ているだけでほのぼのします。3階ホワイエでは、しりあがりさんのセンスで北斎作品をアレンジしたアパレルコレクションを展示。北斎の「諸国瀧廻り」シリーズをもとに作られた「瀧廻りポンチョ」や「飛沫どころか瀧マスク」など、今の時代や世相をクスッと笑い飛ばせるようなゆる~い作品が並んでいます。コロナ疲れをちょっと癒してくれる展覧会は7月10日まで。Information会期:~7月10日(土)会場: すみだ北斎美術館開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)休館日: 月曜日観覧料: 一般¥1,000、高校・大学生¥700、65歳以上¥700、中学生¥300、小学生以下無料
2021年06月09日