作・演出の藤原文翁が2009年にスタートさせた、新感覚・音楽朗読劇「SOUND THEATRE」。その新作『eclipse』に、声優の寿美菜子と豊崎愛生が初参加する。そこで藤原含めた3人に、本作への思いを訊いた。SOUND THEATRE 『eclipse』チケット情報「SOUND THEATRE」が“新感覚”と称されるのはなぜか。すると藤沢は、ふたつの理由を挙げる。「まず僕たちは“音楽”をすごく大事にしています。これほど完全にストーリーと演出と音楽が融合している朗読劇は、ほかにはなかなかない。またSOUND THEATREでは、“聴く”とか“観る”ではなく、“体感”という表現を使っています。そしてお客さんそれぞれに、自分だけの舞台を持って帰って欲しい。その人たちだけの宝物をつくる、そんな余地のある舞台をつくりたいと思っているんです」。また藤沢が「世界トップクラスの文化であり、そのスキルを最大限に生かしたい」と語るのが、声優の存在。寿と豊崎は声優界の中でも特に人気の高いふたりだが、今回任されたのはWキャスト。その点について寿は、「逆に相手が愛生ちゃんで安心しました」とひと言。豊崎も「やっぱり一番好きで、魅力的だと思っているのは、自分がやらせていただくキャラクター。それを他でもない美菜ちゃんと共有出来るのは、とても楽しみです」と続ける。本作では、歌舞伎『蘆屋道満大内鑑』と能『殺生石』をベースに、安倍清明と“鬼”について描かれる。その中で寿と豊崎が演じるのは、藤沢によるオリジナルキャラクター・朱華(はねず)。すでに台本を読んだというふたりだが、あまり内容については話し合っていないらしい。というのも、「あまり先入観を持って、共通したキャラクター像をつくり出さない方がいいんじゃないかなと思って」とは豊崎。寿も「たぶん読み方次第、受け取り方次第で、何通りもの朱華がいるはず。だからそこまでの過程は知らずに、むしろ出来上がったものをお互いに観たいなと思います」と明かす。Wキャストというのは、藤沢にとっても新しい試み。「きっと性質の違うふたりがWキャストをやることで、他の方々の芝居も変わっていくと思うんです」と期待感を表すと、「共演者の皆さんとかけ合う中で、自分の答えも見つかると思います」と寿。その一方豊崎は、「私は匂いとか色、思い出とかから役を引っ張るタイプかな」と、寿とは違う、感覚派な一面を見せる。まったく異なるふたりが演じる、ふたつのキャラクター。劇場でその違いを見比べる、いや感じ比べてみてはいかがだろうか。公演は9月23日(火・祝)から29日(月)まで東京・シアタークリエにて。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2014年09月22日宝塚歌劇花組の男役トップスター、蘭寿とむのサヨナラ公演が2月7日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕。フィッツジェラルドの未完の長編小説をミュージカル化した『ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-』とショー『TAKARAZUKA∞夢眩』の2本立てで上演中だ。宝塚歌劇花組公演『ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-』/『TAKARAZUKA∞夢眩』のチケット情報『ラスト・タイクーン』は、1930年代のハリウッド映画界が舞台。タイクーンと呼ばれる若き天才映画プロデューサー、モンロー・スターは、女優ミナ・デービスと婚約していたが、突然の事故で彼女を亡くしてしまう。心に大きな傷を抱えながらも、映画創りにさらなる情熱を傾けていくが、スタッフたちはモンローの強引なやり方に次第に反発するようになる。そんな中、モンローは亡きミナと瓜ふたつの女性キャサリンと出会い……。宝塚歌劇団入団から20年、男役ひと筋で生きてきた蘭寿のラストステージ。その集大成となるモンローは、セクシーで大人っぽく、強引な中にも情熱と温かい愛情を持った男。蘭寿の魅力をたっぷりと感じられる役柄だ。スタッフたちを先導切ってまとめる姿や、モンローの映画にかける想いや夢を綴った曲を歌う場面は、トップスターとしての蘭寿、そして宝塚歌劇で生きてきた蘭寿の姿に自然と重なり、“ラスト”を感じさせる。次期トップスターとなる明日海りおは、モンローを育て上げた映画プロデューサーのブレーディ役。モンローの活躍に嫉妬し、モンローをおとしめようとする憎まれ役だ。フレッシュな印象の明日海が、年配の男性を声のトーンや佇まいなど、深みのある表現で演じているのにも注目だ。第二幕のショーは、幕開きからリズミカルで勢いのある印象。怪しげな雰囲気からスタートし、一瞬にして、宝塚歌劇ならではの煌びやかな空間へと変わる。スターが歌い継ぎ、それぞれの個性が観客に届くような演出で楽しませる。また、KENTO MORIの振付によるシーンでは、銀狼に扮した蘭寿が独特のステップや表現で魅せる。ラストを思わせる演出も見どころで、蘭寿がひとり銀橋に立ち、組子一人ひとりを見渡していく姿には、胸に熱いものがこみ上げてくる。男役の真骨頂である大階段での黒燕尾は、ため息が漏れるほどに美しく、蘭寿を始めとする花組の力を見せつけられる。新しさとクラシックな宝塚歌劇の魅力、そして蘭寿の美しいダンスをたっぷりと堪能できるステージだ。兵庫公演は3月17日(月) まで上演中。取材・文:黒石悦子
2014年02月12日優しく包み込むような温かなオーラを持つ、宝塚歌劇団花組トップスター・蘭寿とむ。歌、ダンス、演技の3拍子が揃った蘭寿のサヨナラ公演が、2月7日(金)、兵庫・宝塚大劇場にて開幕する。演目は、ミュージカル『ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-』とショー『TAKARAZUKA∞夢眩』の2本立て。創立80周年の年に宝塚音楽学校に入学し、20年間タカラヅカひと筋で生きてきた蘭寿に、ラストステージにかける想いを訊いた。宝塚歌劇花組『ラスト・タイクーン-ハリウッドの帝王、不滅の愛-』チケット情報『ラスト・タイクーン』は、アメリカの作家フィッツジェラルドの未完の大作をベースにした物語。1930年代のハリウッド映画界を舞台に、大物プロデューサーの栄光と挫折や、亡き先妻と瓜ふたつの女性とのロマンスを描いたミュージカル。「強引にも周りをまとめて映画を作り上げていく大物プロデューサーを演じます。映画に魅せられて面白い映画を作ろうと集まってきた人たちは、タカラヅカの舞台に立ちたいと思って集まってきた私たちに重なるものがあり、共感できる部分が多いです。その気持ちを反映しながら、役を作り込んでいます」本作は演出家・生田大和の大劇場デビュー作でもある。生田の熱意と愛情を感じながら、日々稽古を重ねていると話す。「稽古をしながらも台詞を変えたり、新場面が増えたり、すごく熱意を感じます。私としては、遠慮なくぶつかっていけるのがとても嬉しいです。それに、「迷わず歩んだ、ただひとつの道を」というような、私のタカラヅカ人生と重ね合わせた歌詞や場面を作ってくださり、生田先生の愛情を感じます」。ショーでは「花組の男役の魅力を最大限に見せたい」と意気込む。「幕開きからかなりアップテンポで、花組のパワーがいきなり炸裂します(笑)。前半ではリズミカルでスピーディな場面を展開しつつ、ラストは男役全員で大階段での黒燕尾を。大好きな黒燕尾で、思い残すことなく踊りきりたいです」。20年間の集大成だからこそ、感傷に浸る暇はない。「本当に最後まで挑戦だなと思います。“これぞ蘭寿とむ!”というものを残したいですし、花組が最高に活気づいた状態でバトンタッチしたい。そして、ずっと応援してくださり、支えてくださった方々への感謝の気持ちを舞台で返したいと思います」。公演は宝塚大劇場にて2月7日(金)から3月17日(月)まで上演。東京宝塚劇場では4月10日(木)から5月11日(日)まで上演され、3月9日(日)より一般発売を開始。取材・文:黒石悦子
2014年02月03日連日多くのショコラマニアが来場し大盛況を見せる伊勢丹新宿店の「サロン・デュ・ショコラ」。今年は、ショコラだけでなく、テイクアウトアイテムがパワーアップして登場した。その中でも人気を集める新感覚ドリンクを紹介。数々のパティスリーショップを成功させ、2004年に関西初となるチョコレート専門店「ショコラティエ パレ ド オール」をオープンした三枝俊介シェフが提案するのは、世界初のチョコレート味の透明ドリンク。09年に発売されるや否や、ショコラファンの間でたちまち話題に。「ショコラ ネスパ?!(ショコラじゃない?!)」と名付けられたドリンクは、カカオ豆のエキスを独自の製法で抽出することで透明なショコラの味わいを表現することに成功。使用するカカオ豆の量は、チョコレートの数倍とのこと。抽出されたエキスを炭酸で割り、爽やかなテーストと後味もすっきりな不思議な感覚の贅沢なチョコレートドリンクだ。通常は、大阪と東京・丸の内のショップでしか販売されていない「ショコラ ネスパ?!」(481円)が、サロン・デュ・ショコラの期間中だけ特別に体験できる。次にご紹介するのは、ベルギーのクーベルチュールメーカーとして、世界90ヶ国以上の数多くの一流ショコラティエやパティシエに愛されている「ベルコラーデ」の“飲むケーキ”。キャラメルとバニラのニュアンスがあるベネズエラ産のカカオミルクチョコレートにマロンとラム酒を合わせた「モンブラン」と、バターやミルクの味わいがあるドミニカ共和国産カカオのホワイトチョコレートにクリームチーズ、サワークリーム、ヨーグルト、レモンを合わせた「チーズケーキ」の2種(各420円)が登場。それぞれトッピングにクリームとクランブルを添えて、味も食感もケーキそのもの。デザートをごくごく飲んで楽しむ感覚の冷たいチョコレートドリンクだ。フードペアリングの提唱でも知られる同ブランドは、“お料理をショコラで!”をテーマに、食前酒や前菜、メイン、デザートをコース仕立てで一粒のボンボンショコラで提案。「リストランテ」(1,365円)と名付けられたショコラBOXには、前菜=バジル、サラダ=ラズベリードレッシング、パスタ=トマト・オレガノ、食後のドリンク=エスプレッソマキアートというように、4粒のボンボンショコラでイタリアンのコースを表現したユニークなショコラが楽しめる。いずれもサロン・デュ・ショコラのために作られたもので、この期間にしか味わえない貴重なアイテムが並んでいる。
2014年01月24日ベジギフト(ギフト用野菜のアレンジメントやジェラート)などを展開しているベジターレは、クリスマスに向けて食用花を使用した「ショコラ・フルール」を発売。また、12月22日~12月24日(11時~19時)まで、銀座マロニエゲート正面口にて、限定ショップをオープンする。同商品は、「ケンズカフェ東京」の氏家シェフとのコラボレーションによるガトーショコラで、すべて手作りとのこと。小麦粉やココアなどは一切使わず、ショコラと国産バターを配合して焼き上げた。その上には、食べるための花・エディブルフラワーが添えられる。温度によって食感がさまざまに変化し、常温ではしっとり濃厚に、冷やせば生チョコ感覚、レンジで10秒ほど温めるとフォンダンショコラのようなとろける味わいになるという。重さは約250g、長さは約13cm。価格は3,500円。限定ショップのほか、同社のオンラインギフトショップでも購入可能。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日ハーゲンダッツ ジャパンは12月3日、新商品のハーゲンダッツ スペシャルエディション「オペラ」を全国のコンビニエンスストアで発売した。また同時に、「ショコラルージュ」も全国のセブンイレブン限定で販売。このほど発売したスペシャルエディション「オペラ」は、パリのスイーツ“オペラ”をハーゲンダッツが表現。芳(かぐわ)しいラム酒入りのコーヒーシロップと、洋菓子で使用する「ビスキュイ・ジョコンド」をイメージした香ばしいアーモンドクッキーが奥深さを演出している。アイスクリームは2種類のバタークリームを使用。つややかなチョコレートソースと金箔(きんぱく)で、高級感ある仕上がりとなっている。価格は420円。「ショコラルージュ」は濃厚な「ミルクチョコレートアイスクリーム」と、ほのかなローズが香る「ラズベリーアイスクリーム」をバランスよく組み合わせた。ローズの香り付けには、希少性が高いダマスクローズを使用。アイスクリームの中央には、なめらかなチョコレートソースが入っている。また、鮮やかな赤いラズベリーソースと金箔で、見た目にも豪華なアイスクリームとなった。全国のセブンイレブン限定発売で、価格は420円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日特別な記念日を演出する「アニヴェルセル 表参道」ギフトコレクションのショコラブティックから、「秋に食べたい濃厚ショコラ」、3種の新商品が発売される。いずれもショコラの「余韻」にこだわり、カカオを厳選した贅沢なショコラスイーツだ。1品目は、しっとりとしたショコラケーキに甘酸っぱいアプリコットのコンフィチュールを挟んだ「ボヌール」。芳醇なフランス産バターと厳選したカカオパウダーを使って焼きあげ、表面のコーティングにはミルクチョコレートのバタークリームを使用。ショコラの苦みとアプリコットの酸味が絶妙なバランスで調和し、ふんだんに散らされたピスタチオの食感がほど良いアクセントに。“ボヌール”とは、フランス語で「幸福」、「幸せ」という意味で、「幸せが永遠に続きますように」との願いがこめられている。■価格:¥1,600■発売期間:通年発売で発売中2品目は、濃厚なクレームガナッシュの上にプルプルのジュレをあしらった「クレーム ド ショコラ」。クレームガナッシュにはエクアドル産のフレーバービーンズを使用。ジュレは4種類あり、ビターで大人なテイストの「ノワール」(エクアドル産カカオビーンズ使用)、程よい甘さで柔らかなやさしい味わいの「ミルク」(ドミニカ産シングルビーンズ使用)、キャラメルの甘さとなめらかさ、香りがひきたつ「キャラメル」、ミルキーで上品な味わいの「ブラン」(ベルギー産ショコラ使用)の4つの味が楽しめる。■価格:¥2,100(4個入り)■発売期間:2012年10月31日までの期間限定発売3品目は、トッピングの、彩りゆたかな木の実とドライフルーツがかわいらしいフォルムをつくりだすプティショコラ・「マンディアン」。パリッとした食感のショコラカップの中に、とろりとしたガナッシュをいれたショコラ部分には、3種類のカカオを使用。コクのある香ばしい木の実と甘酸っぱくジューシーなドライフルーツが「恵みの秋」を演出する。ショコラの味はスイート、ミルク、ホワイトの三種類。それぞれ木の実とドライフルーツのトッピングの組み合わせが2パターンずつあり、合計6種のラインナップになっている。■価格:¥1,700(6個入り/スイート・ミルク・ホワイト 各2個) ¥3.400(12個入り/スイート・ミルク・ホワイト 各4個)■発売期間:2012年9月1日(土)~12月24日(月)これらの商品はオンラインショップでも購入することができる アニヴェルセル表参道 オンラインショップ 大人の秋。大切な人への贈り物や、自分へのちょっと贅沢なご褒美に、甘くてほろ苦い濃厚ショコラはいかが?■お問い合わせアニヴェルセル表参道 ギフトコレクション東京都港区北青山3-5-30tel:03-3478-5488(代表) 公式サイト(PC) 公式サイト(mobile)
2012年08月18日芸能界における幼なじみ。こちらのそんな指摘に神木隆之介はチラリと隣りの大後寿々花を見やり「そうなんです。珍しいでしょ?」とニッコリと笑う。共に1993年生まれで役者としてのデビューの時期もわずか1年違い。ドラマ「あいくるしい」や映画『遠くの空に消えた』など、これまでもたびたび共演してきた2人がまもなく公開される『桐島、部活やめるってよ』で高校のクラスメイトという間柄を演じている。この春、高校を卒業した2人だが、撮影が行われたのは在学時。彼らの生の息吹が映画に焼きつけられていると言える。高校生活ならではの葛藤、気持ちの変化原作は朝井リョウが大学在学中に著した同名処女小説。バレー部のキャプテンで人気者の桐島がバレー部を退部したといううわさが校内を駆け巡る。彼の周囲の人間がこのうわさに翻弄されていく過程で若者たちの心の内が鮮やかに浮かび上がっていく。「脚本を読んで、高校生活独特の複雑な気持ちや葛藤、心の些細な動きが文面からだけでもひしひしと伝わってきた」と神木さん。大後さんも「本当に何気ない高校生活を描いているんですが、学生にとっては本当に共感できる物語だなと思いました」と頷く。多くの若い俳優陣が出演しているが、吉田大八監督の下で撮影の1か月ほど前からワークショップを実施。劇中のクラス内のグループや所属する部活ごとに分かれて行動し、さらに監督からは自分の役柄の生い立ちや性格といった“裏設定”をレポートとして提出するように指示されたという。原作小説をヒントに自分の役を作り上げていく者もいれば、神木さんのように「全くゼロから前田涼也という役の歩んできた道をオリジナルから考えて作った」という者もいた。「前田はヘタレで臆病者なのですが、実はすごく我慢強くて熱いものを内に秘めていて意志も人一倍強い子だと思います。それは脚本を読んだときやレポートを書いたとき、それから演じているときも強く感じていました」。大後さんが演じた沢島亜矢は吹奏楽部の部長。決して目立つ存在ではないが、前田同様に芯の強さを持った女の子であり、自らに重なる部分もあったようだ。「女子がまとまって騒いでてもそれを遠目に見てるタイプです。でも、すごく純粋で好きな男の子の方を思わず見ちゃうところなんかはかわいいですよね。心の中で思っていることはたくさんあるけど、勇気がなくて言えないところは私と似てます(笑)。沢島が感情を高ぶらせるシーンは、まさに私自身と重ねて言葉にならない思いを感じながら演じました。それから吹奏楽のシーンは音楽の力にすごく助けられましたね」。2人の間で役作りは必要なかった?冒頭で2人の劇中での関係をクラスメイトと書いたが、前田と沢島は決して仲が良いわけではない。そんな2人がそれぞれの“事情”を抱えて少しずつ交差していく。幼い頃から互いを知り尽くしている神木さんと大後さんが、恋愛感情も友情もない何とも微妙な前田と沢島の関係性を作り上げているところがおもしろい。神木さんは「あのシーンについて、2人で事前に演技について話をすることは全くなかったんですよ。ね?」とイタズラっぽい笑みを浮かべる。「噛み合わない前田と沢島だけど、どこかで互いに分かり合える部分を持っていると思うんです。だからこそ前田の沢島に対する最後の言葉が出てきたんだろうな、と。大後さんとは何度も共演して、互いにお芝居の仕方だけでなくひとりの人間としての中身もよく知っている。それがあったからこそ、あのどこかで繋がっている2人の関係性をきちんと表現することができたんじゃないかなと思うんです。逆に、例えば橋本(愛)さんのことは僕はほとんど知らなくて、一緒のシーンがある最終日まで『おはよう』しか会話を交わしたことがなかった。実際にぎこちなくて、映画の中の前田とかすみ(橋本)の関係そのままなんです(苦笑)。芝居をしていても互いに距離感が掴めずにズレをすごく感じる。撮影後にようやく喋れるようになったのですが、そういう意味でこの映画はキャスト同士の距離感が絶妙だったと思います」。安心感がある。心地よい幼なじみの関係幼なじみにして、同じ俳優としての道を歩んできた同志でもある2人。この機会に改めて互いの性格や魅力についてマジメに語ってもらおう。神木さん、ずばり大後さんはどんな人?「すごく頭がいいです。とにかく回転が速い!周りに気を遣えるし、しっかりしています、近寄りがたいくらいに(笑)。それが、芝居となるとフワーっと優しく包み込んでくれるんです。僕のイメージでは、黄緑色の薄いカーテンに包まれるような心地いい感じ(笑)。あの感じはいつも共演しながら『すごいな』と思って尊敬してます」。そんな神木さんの言葉に大後さんは頬を赤らめながら、神木さんが共演者にもたらす「安心感」を語ってくれた。「神木さんとは本当に小っちゃい頃から一緒なので、私もリラックスして気負いなく現場にいられます。どんな芝居をしても受け止めてくれる安心感があるんです。普段の神木さんは…すごく優しいですよ(笑)。本当にそのひと言に尽きます。お芝居のことでもそれ以外のことでも、私が考え込んでいるときにその空気を察してフッと温かいひと言をかけてくれる。それがすごく嬉しくて、悩んでたことも『そんなに悩まなくていいんだな』って思えたり。ひと言で私を変えてしまうくらいすごく影響を与えてくれます」。これからも幾度となく共演することになるであろう2人だが、この作品に閉じ込められている感情は間違いなくあのとき、あの場所でしか表現することができなかったものである。懐かしさを感じるもよし、胸の痛みにのた打ち回るもよし、モヤモヤとした何とも言葉にできない、だが限りなく美しい感情を2人の姿を通じて感じてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年08月08日リンツ ショコラ カフェ 自由が丘店が5月25日(金)午前11時にオープン!新メニューとしてリンツ・ショコラクレープが登場する。新メニュー:リンツ・ショコラクレープあこがれの住みたい街として高い人気を誇る自由が丘に、2010年の銀座店、2011年の表参道店に続くリンツ ショコラ カフェの3号店がオープンする。3階建ての店舗は、1階がチョコレート、デリース(マカロン)、ケーキ、焼き菓子等の販売、カフェのオーダーカウンターとキッチン、2・3階が客席となる。3階部分は約半分のスペースがテラスであり、快適なオープンエアのカフェ空間が誕生。リンツ ショコラ カフェとしては65席のこれまでで最大規模のカフェだ。自由が丘店のオープンを記念して、新メニューとして「リンツ・ショコラクレープ」4種類が登場。クレープ生地にもリンツのカカオの香り高いチョコレートを混ぜ込んだリンツ ショコラ カフェならではのリッチなデザートクレープ。フレーバーは定番の3種類と季節のクレープが1種類。焼き立てのクレープに冷たいアイスクリーム、とろりとしたチョコレートソースをからめていただこう。お問い合わせ: リンツ ジャパンサイト
2012年04月30日フレンチの巨匠ジョエル・ロブション氏が贈るバレンタインスイーツの2012年新作「ボンボンショコラ」は、高品質なチョコレートを贅沢に使用し、味のバランスや風味にこだわった大人のショコラ。2012年2月1日(水)~14日(火)の期間限定で、六本木、恵比寿、丸の内のラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブションで販売される。ボンボンショコラ ¥2,625「ボンボンショコラ」のフレーバーは、フランボワーズ、シロトン、キャラメル・プラリネの3種類。フランボワーズは、ホワイトチョコレートにフランボワーズのピュレ、レモン汁を加えたガナッシュ。シトロンは、レモン風味のチョコレートのガナッシュとレモンコンフィチュールの二層構造。キャラメル・プラリネは、イタリア ピエモンテ産のプラリネとピーナッツを入れた、さくさくとした食感のミルクチョコレートで、なめらかな塩キャラメルを包んだ一品となっている。「ボンボンショコラ」のほかにも、大人気のマカロンやハート型のブラウニーなど、バレンタインならではのラブリーなチョコレートがそろうラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション。巨匠が贈るバレンタインの特別なスイーツを、大切な人への贈り物としていかが?お問い合わせ:ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション各店舗恵比寿店 tel.03-5424-1345六本木店 tel.03-5772-7507丸の内店 tel.03-3217-2877
2012年02月01日仙台銘菓・萩の月の菓匠三全から生まれた新•揚げ菓子ブランド<あおざしからり>から、バレンタインにおすすめの「ショコラからり」が登場。2月1日(水)から2月14日(火)の期間限定で、伊勢丹新宿店に出店する。ショコラからり「ブラック」「ホワイト」 各¥450「ショコラからり」は、真空の力を利用して揚げた生地にチョコレートを染み込ませるという、独自の方法で作られている。さっくりとした食感を残しつつ、チョコレートのマイルドな味を楽しめる新食感が特徴だ。チョコレートを絶妙なバランスで浸みこませた全く新しいあげもちは、友チョコや逆チョコにもぴったりで、バレンタインの新しい定番になりそうだ。ショコラからりお問い合わせ:菓匠三全東京オフィス tel.03-6202-0511伊勢丹新宿店 tel.03-3352-1111販売場所:伊勢丹新宿店本館地下1階期間:2012年2月1日(水)~2月14日(火)
2012年01月24日酒蔵の知恵から生まれた、体の内側からぽかぽか温まる、温活メニュー。今回は、『ホット・オレンジ・ショコラ』をご紹介。オレンジジュースにショコラリキュールを入れるだけで、お酒のプロが作るような味に変身する。材料 2人前・百々登勢 ショコラリキュール:30mL・オレンジジュース:100mL・オレンジスライス:1枚 作り方1.オレンジジュースを小鍋に入れて弱火で温めます(耐熱容器に入れて電子レンジで1~2分でもOK)。2.耐熱グラスに(1)を注ぎ、「百々登勢 ショコラリキュール」を加えてよく混ぜます。3.輪切りにしたオレンジスライスを添えます。大人の時間を演出してくれる、オレンジの香りとチョコレートのほろ苦さ。ショコラリキュールはカルーアミルクだけ?と思っていたけれど、これからは他のお酒でも大活躍しそうだ。・今回使ったお酒: 百々登勢 ショコラリキュール ・レシピを詳しく見る:「 ホット・オレンジ・ショコラ 」
2011年11月28日今年のラ・メゾン・デュ・ショコラのクリスマス限定コレクションのテーマは、「パリのクリスマス」。クリエイティブ・ディレクターのジル・マルシャルは、パリのエレガントなクリスマス・ディナーを、5種類の新作ボンボン・ドゥ・ショコラやショコラ・カレンダー、オーナメントに表現。クリスマス・シーズンのパリは、街中が美しいイルミネーションでキラキラと輝き、人々を照らし、目を、そして舌を喜びで満たす…家族で囲むクリスマスのディナーの後にはもちろん、甘いデザートを。パリジャンに愛されている素材をふんだんに用いたボンボン・ドゥ・ショコラたちは、ディナー・テーブルを更に華やかなものにしてくれること間違いなし。クリスマス限定コレクション「マジー・ドゥ・パリ」全3サイズ2011年11月中旬発売予定275g ¥8,925/535g ¥15,750/1,050g ¥30,450お問い合わせ:ラ・メゾン・デュ・ショコラ 丸の内店 tel.03-3201-6006
2011年11月04日クリスマスは、大切な人にとっておきのショコラを。アニヴェルセル表参道 ギフトコレクションより、カカオが香る珠玉のショコラが届いている。コロンビア産のカカオを使用したクリスマス限定のケーキ「ノエル」。しっとり濃厚な「ガトーショコラ スイート」とホワイトチョコレートで作ったミルキーな「ガトーショコラブラン」、2つのケーキを3層に重ね、リッチな味わいのビターガナッシュでコーティング。トップのジュエルのような丸いショコラは、パリッと砕くと中から真っ赤なフランス産フランボワーズガナッシュが溢れだし、芳醇なカカオの味わいを引き立てくれる。ノエル価格:¥3,500販売期間:2011年11月1日(火)~12月25日(日)賞味期限:7日間(冷蔵保存)シャンパンから立ち上る宝石のような泡を表現した、美しいダイヤモンドカットのボンボンショコラ、「シャンパーニュ」。シャンパンジュレとシャンパンガナッシュがそれぞれ入った、「ミルク」「スイート」の2種類。チョコレートの甘さの中にシャンパンの魅惑的な余韻が残る、大人のスイーツとなっている。シャンパーニュ価格:6個入り ¥1,800/12個入り ¥3,600販売期間:2011 年11月1日(火)~12月25日(日)賞味期限:10日間(冷蔵保存)アニヴェルセル表参道、自信のブラウニー「アニヴェルセル ブラウニー」。外はカリッと香ばしく、中はしっとり。くるみとショコラチップの味わいと食感が、ブラウニーの奥深い風味の多彩なアクセントとなっている。トップにはリッチなビターガナッシュと、ベネズエラ産カカオを使用したショコラプレートをあしらい、洗練されたデザインに。アニヴェルセル ブラウニー価格:¥2,100販売期間:2011年10月3日(月)~通年賞味期限:2週間(直射日光を避け、22℃以下で保存)特に、遠く大切な人がいるあなたにおすすめ。こだわりのショコラで、素敵なクリスマスを届けてみては?お問い合わせ: アニヴェルセル表参道 ギフトコレクション
2011年10月30日グラマラスな今年顔をひきだして☆RIMMEL(リンメル)から、モード感たっぷりの新アイシャドウが登場。今回発売されるのは「ショコラスウィートアイズ」というアイシャドウパレット全5種で、9月2日から販売が開始されるそうだ。この「ショコラスウィートアイズ」は商品名の通り、ショコラカラーがベース。肌に溶け込むような美しいカラーで、秋らしく、グラマラスな大人の甘さのある目元を演出してくれる。アクセントカラーからベースカラーまで、相性の良い5色が1つのパレットにインされているので、簡単にグラデーションアイが作れるところも魅力。これ1つで旬顔になれること間違いなしだ。密着性抜群!よれない!とばない!アイシャドウというと、よれてしまったり、粉とびが激しくてうまくつけられなかったりといった悩みをもつ人も多いだろう。でも、今回のアイテムなら大丈夫。肌に密着性の高いオイルを配合しているので、粉とびもなく、ひと塗りでしっかりと発色する。しかもパウダーの透明感が高いので、色を塗り重ねても濁ることがない。深みのある、印象的できれいな目元が演出できるというわけだ。カラーはゴールドブラウン、ベージュブラウン、ピンクブラウン、カーキゴールド、パープルブラウンの5種。それぞれニュアンスの違うショコラカラーなので、お気に入りのものを。香りもほんのり甘いこの新作パレット。ショコラのように甘く魅惑するまなざしを、この秋、手に入れてみては?元の記事を読む
2011年09月01日海外での修行経験のない日本人パティシエとしては、史上初!「小山ロール」でお馴染みのコヤマススムが、フランス・パリのチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」に作品を出展する。今回こちらに先駆けて、"DNA Kyoto 2011"をコンセプトにした出展作品の、試食会に参加した。京都に生まれ、幼い頃から和の文化に親しんできたコヤマが意識したのは、「日本の素材を正しく紹介する」こと。近年の海外での、日本食材への関心の高まりを受けて、抹茶、金胡麻、黒七味などを丁寧にチョコレートと融合させた作品が並ぶ。ラインナップDNA京都2011・色も味も鮮やかなままに封じ込めた「抹茶」・えぐみのない苦味と酸味をホワイトチョコレートですっきり引き立たせた「柚子」・大徳寺納豆のもつ塩味と旨味が溶け合った「一休」・醤油×カカオ・渾身の一品「醤油」・黒七味と蜂蜜がなぜか懐かしい、ビターな味わい「YABAI」・番茶のまったりとした味わいの中に香る、燻し「京番茶」・香ばしくキャラメリゼされた「金胡麻」・甘みとコクが塩キャラメルを彷彿とさせる「味噌」チョコレートバーガファクトリーこれはまさに、子どものころにあこがれた味かも。ザクザクとしたヘーゼルナッツをミルクチョコレートでコーティングしており、かなりボリュームがある。けれど、後味はそこまで甘くない。この作品が去年のバレンタインラインナップの中で一番人気だったのも、うなずける。テリーヌドゥ ショコラヘッコンダテリーヌといっても、粉分は極力控え低温でじっくり焼き上げられているから、かなり濃厚。それでいて、何もしなくても溶けていくような味わい。チョコレートと一緒に自身もとろけそうな感覚に。和菓子のような繊細さを併せ持っているこれらの作品。「日本の文化」「日本人の繊細なものづくりの心」「和の感性」がフランスの祭典でどのように活躍するか、期待が高まる。
2011年08月31日「アニヴェルセル表参道」のギフトコレクションで9月1日(木)より発売される、秋季限定ショコラ「マロングラッセ」「マンディアン2011」をご紹介。マロングラッセ厳選した北イタリア産のマロングラッセを粗くクラッシュし、マロンの食感を残したまま、パリパリに仕上げたチョコレートと、チョコレートガナッシュでサンド。マロングラッセには、深みのある味と、広がりを見せる香りが特徴のジャマイカ産ラム酒を加え、大人の至福を感じる仕上がりに。ショコラティエの手絞りによるチョコレートは、「エキストラビター」「ビター」「ミルク」3種類のカカオを使用し、マロングラッセの甘みとの絶妙なマリアージュを楽しませてくれる。価 格 : 6個入り¥1,600/12個入り¥3,200販売期間 : 2011年9月1日(木)~2011年12月25日(日)賞味期限 : 冷蔵保存10日間マンディアン2011アニヴェルセルの秋季人気ショコラ「マンディアン」が、限定のフルーツを身に纏った2011 年版として新登場。ケーキのように可愛らしいフォルムと、彩り豊かな木の実とフルーツのマリアージュ。パリっとした食感が楽しい「スイートマンディアン」「ミルクマンディアン」「ホワイトマンディアン」3種類のカカオを使用したショコラカップと、とろりと滑らかなガナッシュのコントラストが楽しい大人のデザート。かみ砕くほどにコクのある香ばしい木の実や、甘酸っぱくジューシーなドライフルーツが、濃厚で余韻の長いカカオと絶妙なバランスで溶け合う逸品。価 格 : 6個入り¥1,700/12個入り¥3,400/16個入り¥4,500販売期間 : 2011年9月1日(木)~2011年12月25日(日)賞味期限 : 冷蔵保存10日間香り高いショコラと秋の恵みとのマリアージュが、至福のひとときを約束してくれること、間違いなし。
2011年08月30日「人のために優しくなれる女優になりたい」──大人顔負けのセリフをさらりと語るのは、弱冠16歳にして数多くの映画やドラマに出演する大後寿々花。今年だけでも『おっぱいバレー』や『カムイ外伝』など、話題作への出演が続く売れっ子女優だ。本作『女の子ものがたり』は「毎日かあさん」のテレビアニメ化、「いけちゃんとぼく」の実写映画化が記憶に新しい漫画家・西原理恵子の自叙伝的漫画が原作。西原の分身とも言えるヒロインの菜都美(なつみ)を深津絵里、その高校時代を大後寿々花が演じている。「その場で自分が感じ取ったまま動いてみよう、と」子役として多くの役を演じてきた彼女だが「子供から大人に変わる瞬間を演じるのは初めてだった」と、これまでとは一味違う挑戦があったと話す。「小学生、高校生、現在──なつみは3世代に分かれていて、私はその真ん中の時代を演じました。大人になっていく変化を演じるのは初めてでしたが、原作のなつみと、映画のなつみの両方を大切にすることで、その繋がりをうまく演じられるのかなと思いました」。11歳のときに出演した『SAYURI』でハリウッドデビューを果たしているだけあって、役に対するアプローチも子役の域を優に超えている。そんな彼女があえて深く考えずに演じたシーンがあると言う。それはずっと仲良くしてきた3人に訪れる、別れの瞬間。女の子の喧嘩とは思えない取っ組み合いの大喧嘩が描かれる、何とも印象的な一幕だ。3人それぞれの感情も高まる緊張感あるシーンで、きみこ役の波瑠はあまりにも感情移入し過ぎて撮影が終わるまでほかの2人と距離を置いたというほど。だが、大後さんはその逆。考えずに挑んだその理由は?「なつみはきいちゃんから“この街から出て行け”なんて言われるとは想像していなかった。だから、その場で自分が感じ取ったまま動いてみようと思ったんです。最初は男の子の喧嘩みたいにお腹を蹴ったりするシーンが多くて、前日にはスタントの人を交えてリハーサルをしたりしました。でも、女の子の喧嘩はもっとこうなんじゃない?ああなんじゃない?と、現場で意見を出し合ってシーンが変わっていきました」。脚本を読んだときから、とても大切なシーンになると思ったと言う。また、3人の感情を高めるために監督は、現場でそのシーンに合った音楽を流すことがあり「音楽でイメージをつかむという演出は初めてだったけれど、音楽を聴いていると自然に涙が出てきたりして…言葉に表せないものを感じることができました」。新しい感覚を手にしたと語る。「大抵は“大丈夫”と言って隠してしまう性格」楽しいことも、辛いことも、情けないことも、全てを受け入れてくれる友達の存在は何にも代え難い宝物。大後寿々花もなつみを演じながら「この3人の、自分をさらけ出せる関係が羨ましい!」と思ったそう。「なつみが泣きながら“何も知らないことは恥ずかしいことなんだよ…”って自分のことを話すシーンがとても印象的で。というのは私自身、友達に相談をしたり、友だちの前で泣いたりしたことはあるけれど、大抵は“大丈夫”と言って隠してしまう性格なんです。だから、なつみを通じて感情をさらけ出したことが思い出深いんです」。ちょっぴり遠慮がちなその性格も彼女の個性のひとつ。けれど、今回の現場では「撮影をしていくうちにどんどん仲良くなっていくのが嬉しくて。私が一番年下なので、しばらくは敬語でしたけど(笑)」。やはり彼女らしい。新しい友情を得た16歳の女優が今後どんな一面を見せてくれるのか楽しみで仕方ないが、まずはいくつもの変化をもたらしたという『女の子ものがたり』の大後寿々花を見てほしい。(text:Rie Shintani/photo:Yoshio Kumagai)「シネマカフェsweet」『女の子ものがたり』特集 interviewvol.1 波瑠vol.2 高山侑子vol.3 大後寿々花■関連作品:女の子ものがたり 2009年8月29日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009西原理恵子・小学館/「女の子ものがたり」製作委員会■関連記事:「明るくて変な子なんですよ、みさも私も(笑)」『女の子ものがたり』高山侑子の素顔持田香織が熱唱も、だんだん足が開いてしまう?“女子力”の低さに苦笑波瑠、大後寿々花と本気で取っ組み合い!?「あんなに感情的になったのは初めて」女子の友情は最強!『女の子ものがたり』ノベライズ版を3名様にプレゼント大後寿々花ら女友達3人、浴衣姿で『女の子ものがたり』×「毎日かあさん」コラボ
2009年08月25日