ヤマハは23日、「VOCALOID 4」向けの新たな歌声ライブラリとして、小林幸子さんの声をもとに開発した「VOCALOID4 Library Sachiko」を発表した。直販価格は12,000円(税別)。7月27日17時より公式オンラインストアにてダウンロード販売を開始する。同時に体験版の配布も始める。パッケージ版の発売は8月下旬の予定だ。「VOCALOID4 Library Sachiko」は、日本を代表する歌手である小林幸子さんの声で楽曲制作が楽しめる「VOCALOID4」用の女性歌声ライブラリ。特徴は「クリエイターの情熱を生々しく歌い上げる、圧倒的なソウルフルボイス」としている。推奨音域はD2~B3、推奨テンポは60~175BPM。小林幸子さんのこれまでの歌唱データから「こぶし」や「しゃくり」などの特徴を分析し、本人に近い歌いまわしを再現できるジョブプラグイン「Sachikobushi」を付属。「声の立ち上がり」や「振れ幅」などの好みの効果を選ぶだけで、小林幸子さん風の歌い方にすることが可能だ。さらに、本人による400種類以上のボイスマテリアルを用意。「歌います!」「レッツゴー」など定番の掛け声から、「それでは!お手を拝借うううぅ!」「降臨!」といった特殊なものまで、幅広く収録されている。パッケージに描かれている「Sachiko」のキャラクターデザインにはイラストレーター・碧風羽(みどりふう)さんを起用。また、製品ロゴである「Sachiko」の文字は、小林幸子さんの直筆によるものとなっている。対応OSはWindows 7 SP1 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.8~10.10。使用の際は別途エディタソフト「VOCALOID4 Editor」が必要。
2015年07月24日声優の悠木碧が、モンブランやコーヒーゼリーなどの"お菓子擬人化"に挑戦したフォトブック『悠木碧フォトブック Sugary Fairy~季節のスイーツを添えて~』(主婦の友社)が、24日に発売される。『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公・鹿目まどかや、『妖怪ウォッチ』の未空イナホ、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』の比企谷小町など、数々の人気アニメで声優を務めてきた悠木は、2011年度の第6回声優アワードでは歴代最年少の19歳で主演女優賞を受賞。アニメ公開を控える『ワンパンマン』で主要キャラクター・戦慄のタツマキ役も決定するなど、声優としてさらなる活躍が期待されている。今回発売されるフォトブックは、雑誌『声優グランプリ』(主婦の友社)で2013年5月号から開始された連載「悠木碧のSugary Fairy」を書籍化したもの。「甘~いお菓子を擬人化したら…」というテーマのもと、さまざまなテイストの衣装に身を包み、わたあめ、ローズジャム、コーヒーゼリーなどの"お菓子の妖精"になりきった悠木を、29パターンも見ることができるという。『悠木碧フォトブック Sugary Fairy~季節のスイーツを添えて~』は、6月24日発売。B5判96ページの仕様で、定価は3,000円(税別)となる。
2015年06月23日七夕の夜、香川真司が日本代表の青いユニフォームから黒と黄のユニフォームに着替え、等々力陸上競技場のピッチに立つ。ドイツ屈指の人気クラブ・ボルシア・ドルトムントがアジアツアーを行い、川崎フロンターレと対峙するのだ。川崎フロンターレ×ボルシア・ドルトムント チケット情報ファンだけではない。香川自身もこのアジアツアーを心待ちにしている。「日本で親善試合ができるのはすごくうれしいです。日本のファンのみなさんにもドルトムントのことをもっと知ってもらうためにも、すばらしい試合ができるようにしたい。それぞれ自分たちがもっている力を発揮して、日本のみんなにドルトムントを知ってもらえるようにやっていきたいと思います」と喜びのコメントを発している。来季に対する思いは強い。マンチェスター・ユナイテッドで不本意な2年を過ごした香川は今季、古巣・ドルトムントでの復活を誓ったが、『ヨーロッパリーグ』出場圏の7位に甘んじた。恩師・クロップ監督も今季限りで勇退するなど、悔しい思いをした。光明もある。香川はシーズン後半にはパフォーマンスを上げてきた。密集の中、トップスピードでシュートにラストパスと決定的な仕事をした。ブンデスリーガ連覇の原動力となった2010-11、2011-12シーズンの輝きを取り戻そうとしている。香川だけではない。ドルトムントには得点ランキング4位に入ったオーバメヤンやクラブの象徴であるマルコ・ロイス、中盤まで不調だったが、後半に攻撃センスを発揮したムヒタルヤンら有能なタレントが揃う。トゥヘル新監督がどんなスタイルを築き、どのようなメンバー構成にするのかも注目される。迎え撃つ川崎FはJリーグ随一の攻撃力を誇る。元日本代表の中村憲剛とU-22日本代表の大島僚太が中盤でタクトを振るう攻撃はバリエーションが豊富。アタッカー陣は2年連続得点王の大久保嘉人や背番号10・レナト、万能型の小林悠にスケールの大きさを感じさせる杉本健勇など多士済々。さらに日本代表に選出されたCB・谷口彰悟もいる。「谷口はパワーがある。日本代表には少しパワーが足りないので、彼のような選手が必要。彼がチームに何かをもたらしてくれるだろう」とハリルホジッチ監督も期待するユーティリティプレイヤーだ。3月に日本代表のバックアップメンバーに選出された車屋紳太郎も左サイドで躍動する。『Borussia Dortmund Asia Tour 2015』川崎フロンターレ×ボルシア・ドルトムントは7月7日(火)・等々力陸上競技場にてキックオフ。6月13日(土)の一般発売を前に、6月6日(土)午前10時から6月12日(金)午後11時59分まで先行先着「プリセール」で受付。ドルトムント・香川の凱旋試合のチケット争奪戦に乗り遅れるな。
2015年06月05日5月2日(土)の『明治安田生命J1』1stステージ第9節の注目カードは浦和レッズ×ガンバ大阪だけではない。そう、多摩川クラシコがラインナップされているのだ。5/2(土) FC東京対川崎フロンターレ 開催情報多摩川を挟んでホームタウンを持つFC東京と川崎フロンターレの対戦は両クラブの企画力、サポーターの熱気とともに、ど派手な打ち合いが代名詞となっている。多摩川クラシコの名称がスタートした2007年の川崎F5-2FC東京を皮切りに、同年のFC東京0-7川崎F、2008年のFC東京4-2川崎F、2013年の2-2、2014年のFC東京0-4川崎Fなど大量のゴールが生まれている。1999年J2リーグでの対戦まで遡った通算成績は川崎Fの10勝7分7敗、24試合中16試合で両軍合わせて3ゴール以上生まれているのだ。では、今季も打ち合いか言うと趣は異なる。FC東京はハードワークプラス組織的なディフェンスでリーグ最少タイの4失点の堅守を見せている。武藤嘉紀が前線からチェイシングし、中盤では米本拓司がボールを追い込み、森重真人&吉本一謙のCBが跳ね返す。鉄壁の守備網が切り裂かれても、GK・権田修一が最後の砦として控える。守備陣は直近の公式戦3試合無失点と好調を維持する。堅守だけではない。FW・武藤がスピードとテクニックを生かし、得点ランク4位タイの5ゴールをマークする。セットプレーになれば、DF・森重の高さも武器となる。9得点と圧倒的な攻撃力があるわけではないが、固いディフェンスとチャンスを決め切る決定力で1-0でも勝点3を手繰り寄せ、5勝2分1敗・勝点17の3位に位置する。一方の川崎Fは相変わらずの破壊力を見せる。2年連続得点王の大久保嘉人が得点ランク2位タイの6ゴールをマークするとともに、レナトが5得点、小林悠が2得点とリーグ最多の17得点を支える。ただ不安もある。川崎Fは前節・柏レイソル戦で1-4の完敗を喫した。中村憲剛、大島僚太のダブルボランチが前掛かりになったところを狙われ、カウンターの餌食となり、4勝2分2敗・勝点14の5位に後退したのだ。今季守備は改善しつつあっただけにショックは大きい。それでも、風間八宏監督は「彼らは非常に能力の高い選手。次の試合はやってくれる」とふたりのボランチに信頼を置く。中村&大島がリズムを作り、前線を動かすことができるのか、相手に潰されるのか、多摩川クラシコの勝敗の鍵を握る。FC東京×川崎Fの第25回多摩川クラシコは、5月2日(土)・味の素スタジアムでキックオフ。試合当日はオリジナルグッズ、フードコートでの特別メニューの販売や東京ドロンパふわふわ、キッズ・ジュニアカート体験に両クラブの子どもたちによる多摩川“コ”ラシコなどなど、イベントや特別企画が盛りだくさん。チケット発売中。
2015年04月30日間もなくゴールデンウィーク到来!とはいえ、4月29日(水・祝)は平日の中休み。どこに出かけるか迷っている方も多いのでは?そんな方々におススメなのが、サッカー・『明治安田生命J1リーグ』1stステージ第8節・川崎フロンターレ×柏レイソル・等々力陸上競技場の一戦だ。これまでも、動物とふれあえるイベントや旧検測車の展示、スーパーフォーミュラカーのデモ走行など、数々の企画を実施してきた川崎F。GWという一大イベントに何もしないわけがない。4/29(水・祝) 川崎フロンターレ対柏レイソル 開催情報4月29日(水・祝)は、この日限定イベント『イッツァスモウワールド』を開催する。川崎で唯一の相撲部屋・春日山部屋、日本相撲協会と協力して行われるこの企画は、元小結・高見盛関の振分親方が春日山親方とともに始球式に登場したり、中学生以下限定で力士と対決ができたりと、相撲の文化に触れられる催しが盛りだくさん。ほかにも、春日山部屋所属床山による大銀杏の実演ステージ、国技館名物「やきとり」や春日山部屋特製「力塩ちゃんこ」&「日替わりちゃんこ全種」の販売など、まさに“相撲の世界”にどっぷりと浸れる。さらに、国技館気分を味わえるセブン-イレブン4人マス席/おみやげ付き(オリジナル座布団・特製湯呑・国技館名物「やきとり」付き/4名44,200円)がお目見え。マス席は、4人で観戦しても狭さを感じない作りとなっているのでファミリーにもぴったり。また、川崎Fのホームスタジアム・等々力陸上競技場のメインスタンドには、藤子・F・不二雄ミュージアムとのコラボによるキャラクターのブロンズ像が設置されている。ドラえもんやパーマン、オバケのQ太郎ら点在する藤子キャラをぜひ探したい。試合後は、スタジアムや川崎市市民ミュージアムを擁する等々力緑地でのんびりするも良し、駅周辺に立ち並ぶグランツリー武蔵小杉や東急スクエアなどの商業施設で飲食やショッピングをするも良し、と丸一日使って楽しめる。『明治安田J1』1stステージで4勝2分1敗と3位に位置する川崎Fの魅力は、何と言っても攻撃力。昨季得点王・大久保嘉人、日本代表・小林悠、外国人FW・レナトの3人で13得点をあげている。『明治安田J1』川崎F×柏は、4月29日(水・祝)・等々力陸上競技場にてキックオフ。チケット発売中。
2015年04月27日4月12日(日)の『明治安田生命J1リーグ』1stステージ第5節は、ホームで迎え撃つ川崎フロンターレにとっても、アウェイに乗り込む浦和レッズにとっても、今後を占う重要な90分間となるだろう。4月12日(日)川崎対浦和 チケット情報3勝1分で首位を走る浦和は、ここまで4試合中3試合はJ1昇格組との対戦となった。例年、下位を相手に勝点を取りこぼすことも少なくなかった浦和にとって、きっちり勝点9を積み重ねたのは大きい上、がっちり引いて守備ブロックを敷く相手のゴールをこじ開けたことはペトロヴィッチ監督も満足の色を見せている。だが、一方で対戦カードに恵まれた感は否めない。しかも、『ACL』では1分3敗とリーグ戦での勝負強さが全く見られない不安要素もある。優勝戦線に絡んでくるであろう川崎Fを相手に、浦和は『明治安田J1』の顔を見せるのか、『ACL』の顔を覗かせるのか、興味深い。2勝1分1敗の勝点3差で浦和を追う4位・川崎Fとしては、ここで一気に勝点で並びたいところ。序盤5試合でV戦線を語るのは決して早計ではない。2ステージ制となる今季は第5節終了時でも勝点6差はステージ優勝から後退することを意味する。全17試合でのポイント争いは、ライバルが多数存在することになる。首位を走るクラブの失速があったとしても、上位陣が揃って足踏みするとは考えられない。第1節・横浜F・マリノス戦は3-1、前節・アルビレックス新潟戦は4-1と自慢の攻撃力を見せ付けながら、第3節・モンテディオ山形戦では内容も押され、0-1で黒星を喫した。川崎Fもまた、シーズン序盤ならではの不安定さを解消してはいない。両軍の得点者の顔ぶれは対照的だ。川崎Fは9得点中、大久保嘉人が4ゴール、レナトが2得点、小林悠、新戦力の杉本健勇がそれぞれ1ゴールとFW陣の得点の大半を占める。片や浦和は全5得点中、FWのゴールは開幕戦の興梠慎三の1点のみ。これをどこからでも点を取れるという見方をするかどうかは判断が分かれる。ズラタン、石原直樹、高木俊幸ら新戦力が多い1トップ2シャドーは日に日にコンビネーションを高め、決定機も増やしているが、あくまで「惜しい!」シュート止まりなのが気になる。戦線離脱中の興梠慎三もケガでトップフォームではない。決めるべき局面で決めるべき人間が決めている川崎Fとの違いは明白だ。ただ、守備面では浦和の完成度が高い。スタイルや対戦相手は異なるものの、川崎Fは5失点を喫しているが、浦和は1失点のみ。4月12日(日)・等々力陸上競技場でのゲームは川崎Fが打ち合い上等で攻撃力を発揮するのか、浦和が堅守を生かし僅差の勝負をものにするのか。リーグ戦の通算対戦成績は浦和の8勝5分7敗、両軍の得点は全く同じ31点という拮抗した戦いが、『明治安田J1』1stステージのターニングポイントとなる。チケット発売中。
2015年04月10日国際Aマッチのピッチで、これほどJリーガーたちが躍動したのはいつ以来のことだろうか。日本代表がウズベキスタンを5-1で粉砕した3月31日『JALチャレンジカップ』の話である。Jリーグ 開催情報素晴らしいゴールラッシュだった。試合後、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が「ブラボー!」「スペクタクル」と何度も口にしたのも頷ける内容だ。前半6分に青山敏弘(サンフレッチェ広島)のスーパーボレーで先制すれば、後半9分に岡崎慎司(マインツ)が代名詞のダイビングヘッドをズバリ。ウズベキスタンの足が止まった後半35分からは途中出場のJ1戦士たちが立て続けにゴールを奪う。柴崎岳(鹿島アントラーズ)が岡崎の“アシスト”を受け、42mの超ロングシュートで追加点を奪えば、38分に宇佐美貴史(ガンバ大阪)がファーストタッチでDFの間を抜けるテクニカルな代表初ゴールを決め、試合終了間際に川又堅碁(名古屋グランパス)が泥臭い代表初ゴールで締めた。ゴールシーンだけではない。DF・森重真人(FC東京)は川又へのアシストだけではなく、タテを意識したパスを連発し、同じくFC東京のSB・太田宏介は高精度なクロスを披露、本来のセンターバックではなくボランチに入った水本裕貴(広島)も中盤の底でブロックを築いた。2-0で初陣を飾った3月27日・チュニジア戦を含めた2試合で、25名のフィールドプレイヤー全員をピッチに送り出した上での結果である。それでも、ハリルホジッチ監督は「私のやり方ではメンバーを固めることはない」と断言した。さらに「今後も現地で試合を見て、誰が調子がいいか見極めていく。日本のすべての選手を見たいし、これからの代表合宿でチャンスを与えたい」と続けた。事実今回の代表メンバー発表前日に視察した、『ナビスコカップ』川崎フロンターレ×名古屋で、2得点を決めた川又と1ゴールの永井謙佑(名古屋)、好調を維持する小林悠(川崎F/ケガで離脱)を招集し、タレントを感じさせる車屋紳太郎(川崎F)をバックアップに選出した。そう、新指揮官は常にJリーグ、欧州各国のリーグに目を光らせているのだ。今回、日本代表でアピールした選手たちは各クラブへ戻って、日常の戦いに臨む。『明治安田生命J1リーグ』は4月3日(金)・4日(土)に迫っている。4月3日(金)・鹿島×サガン鳥栖、G大阪×名古屋、4月4日(土)・FC東京×ヴァンフォーレ甲府、広島×ヴィッセル神戸でウズベキスタン戦で存在感を見せたJリーガーたちが引き続きアピールする。そして、すべてのJリーガーが次の代表を睨み、熱戦を繰り広げる。日本代表の強化は、日々のJリーグが担う。チケット発売中。
2015年04月01日いよいよ『2015明治安田生命J1リーグ』が開幕を迎える。中でも、横浜F・マリノス×川崎フロンターレ(日産スタジアム)の『SKYシリーズ』は注目カードのひとつだ。3月7日(土)横浜FM×川崎F チケット情報今シーズンの横浜FMは、昨季までの戦力をベースに2013年関東大学リーグ得点王の仲川輝人、U-18日本代表・中島賢星ら若手を加えた。さらに、ブラジルアンダー世代代表のアデミウソンも期限付移籍加入が内定。指揮官には、パリ・サンジェルマンFCやフランスU-18代表、U-21代表監督のキャリアを誇るエリク・モンバエルツ監督を招聘した。風間八宏監督体制4年目を迎え、成熟を見せる川崎Fは、FW・杉本健勇、DF・角田誠、エウシーニョ、GK・松井謙弥ら即戦力を補強。昇格組と大卒ルーキーを加え、風間イズムと新戦力との融合を図り更なる攻撃サッカーを目指す。4シーズン目を戦う中町公祐は、モンバエルツ監督について「マリノスのスタイルを継続しながらの、新たな進化というのがある。その中でひとつ大きく違うのは“ダイナミックさ”。固い守備を継続しつつ、例年課題であるゴールチャンスや得点を増やしていくことに着手している」と語る。さらに、「2ステージ制に変わったことで短期間で考えたときに、新監督で新しい色を出して勝ち点を積み重ねられるのは、シチュエーション的にプラス。上位を狙いたい」と意気込む。対する川崎F・小林悠は、今季の目標について「個人的には去年達成できなかった“15得点以上”が目標。チームとしては、より一層攻撃的なサッカーが今年見せられると思う」と話す。昨年、日本代表デビューを果たした小林は、その経験を振り返り「(僕は)オフザボールの動きを得意としていて、完全に自分のモノにできた部分がある。ただ、ボールを持ってもドリブルなどで仕掛けられる選手にならないといけないと強く感じた。あとは、もっと自分に自信を持ってやらなければいけない」。神奈川ダービーについて中町が「昨年の対戦では、(川崎Fの)良さである攻撃力を消しながらプレーが出来ていたので、自分たちがそこにプラスして攻撃できるか。イメージは湧いている。(ホームタウンが)近いチームで、お互い優勝を狙っている中で、僕らもサポーターもクラブも“負けたくない”という気持ちが強い。その気持ちをピッチにいる僕らが体現したい」と気を吐けば、小林は「マリノスは守備が堅いというイメージがいちばん強い。FWとしてはやりづらい部分もあるが、今年は攻撃的な選手も多く入ったので、色々なところから攻められる。今年は絶対勝ちたい」と気合十分。これまでの対戦成績は、横浜FMの10勝4分8敗とほぼ互角。昨シーズンは横浜FMが2勝している。『SKYシリーズ』を制するのは、攻の川崎Fか、守の横浜FMか。『明治安田J1』開幕戦・横浜FM×川崎Fは、3月7日(土)・日産スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。
2015年03月05日ワコムは2月10日、「CGアーティスト森田悠揮ZBrushテクニックセミナー」をデジタルハリウッド駿河台ホールにて開催した。セミナーにはCGアーティスト森田悠揮氏とPixologic社COOのハイミ氏、マーケティング担当のトマ氏が登壇。オークの山田有祐氏が司会を務めた。森田氏の実演に会場が沸いたセミナーの様子をレポートする。○デジタルライブスカルプティングを披露同セミナーは、3Dモデリング制作を行っている人から3Dモデリング制作に興味がある人までの幅広い層を対象に行われた。「ZBrush」はゲームや映像作品の3Dモデリング制作に使われているデジタルスカルプティングソフトウェア。今回のセミナーに登壇した森田氏は、「CG Student Awards 2013」にて、世界第3位を受賞。セミナーでは、ZBrushとペンタブレットを使ったデジタルライブスカルプティングを披露した。また、実演と平行してZBrushの開発元であるPixologic社のハイミ氏とトマ氏がソフトウェアを解説し、質疑応答も実施。会場には液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズのフラッグシップモデル「Cintiq 27HD」を中心とした液晶ペンタブレットを展示し、その場で体験できるようになっており、セミナー終演後には、実際に試してみる参加者の姿も見られた。○「爬虫類っぽい」クリーチャーを作成セミナー冒頭で進行の山田氏が尋ねたところ、来場者の中でZBrushを使っているのは4~5割程度。森田氏はセミナーが行われる1時間半~2時間の間にクリーチャーの頭部を作ると話し、実演が開始された。森田氏が作るのは「爬虫類っぽい」クリーチャーということで、トカゲを意識しながら作ると説明。普段はクリーチャーであれば何の動物をベースに作るかを考え、大量の資料を見て、動物の構図を頭にたたき込んでからさっと作るようにしているとのこと。最初の段階では印象だけを重視しているので、ディテールにはあまり凝らずに進めるのだという。目の周りが決まるとそれ以外の部分も決まるということで、目の周りから重点的に作っていた。会場からの「自分で絵を描くのか」という質問に対しては、デッサンを本格的に習ったことはないが、デッサンは観察力をつけるためにあるため、観察力さえあればできなくても大丈夫だとの回答をしていた。○ZBrush 4R7をPixologic社が紹介森田氏による作業の中盤には、Pixologic社によるZBrushの説明が行われた。ZBrushの特徴は、紙とペンがあれば何かが描けるのと同じように、ZBrushがあれば経験がなくても制作を始められるということだ。「粘土をこねるように作業を進められる」と例えていた。産業分野ではゲーム、映画、マーケットデザインのイラストレーション、製品製作前のコンセプト段階でのアート、テレビコマーシャルなどさまざまな場面で使われており、利用者に合わせて幅広く活用できるという。ハイミ氏とトマ氏は、今回の来日で2月8日に行われたワンダーフェスティバルに参加し、「日本では漫画文化が強い」と実感したとのこと。このほどリリースされた「ZBrush 4R7」についても、いち早く詳細を紹介。ZBrushの特徴のひとつに「ZBrushだけですべての作業が完結できること」があるが、4R7ではそれがさらに強化されたという。○最終的な質感をイメージして作業を進行Pixologic社が「ZBrush 4R7」の説明をしている間に、森田氏の実演も進行。大まかな形が完成。続くディテールでは、質感を考えて作業を進めるという。今回のクリーチャーについては、ぬるっとした首の皮にし、ヒダや顔のシワをつけていた。最終的な質感をイメージしていると作業が早く進むのだという。その様子を見ていたハイミ氏は、球からアウトラインを作っていったことに注目し、「作業をやっていく中で調整を重ねてドラゴン(クリーチャー)ができあがっていった」と話した。トマ氏は作業の早さがZBrushならではであると強調。山田氏は、「デジタルでは、良くも悪くもとことんディテールを突き詰められる」とデジタルならではの特徴を読み取って説明していた。○液晶ペンタブレットは「アナログで制作しているみたい」セミナーの後半では、山田氏が事前アンケートの結果を紹介。会場にいるZBrushユーザーではペンタブレットを使っている人が多いという内容だった。それについて、最近液晶ペンタブレットを買ったという森田氏は、「アナログで制作しているみたいで慣れるとすごく使いやすい。5時間で慣れてしまった」と話した。購入したのは「Cintiq 13HD」だという。メインのディスプレイとミラーリングして使っているという山田氏は、「Cintiq 13HDなら原型を作る感覚のまま、フィギュアを作る感じに近いので良い選択だった」と振り返っていた。そしていよいよ森田氏のクリーチャーが完成。ハイミ氏は「2時間以内で作った作品ではハイクオリティ」と評価していた。森田氏はもともとはモデラー志望ではなく、いろいろなものを作っていたのだという。しかし、クリーチャーを作るのが楽しく、生き物が好きだったことから、現在ではクリーチャーの仕事が9割を占めるようになったそうだ。また森田氏は、日頃から使えそうな質感や造形を頭にストックしておくことの大切さを強調。現存の動物から使える要素を探して、イマジネーションに取り入れておく。実際の作業においては、シルエットが決まれば完成形も見えるため、ディテールにとらわれずに形を突き詰めて、最終的に良い物をつくることを心がけるように意識していると話し、セミナーは幕を閉じた。
2015年02月17日映画『深夜食堂』の完成披露イベントが13日、東京・中央区の東映本社で行われ、キャストの小林薫、不破万作、綾田俊樹、光石研、安藤玉恵、須藤理沙、小林麻子、吉本菜穂子、山中崇、宇野祥平、金子清文と松岡錠司監督が出席した。安倍夜郎の同名漫画(小学館刊)を実写化した本作は、TBS系で放送されたドラマシリーズの劇場版。繁華街の路地裏にある小さな食堂・めしやは、人々から親しまれている"深夜食堂"。店を切り盛りするマスター(小林)が出す懐かしい味を前に、ちょっとワケありな客たちの人生が交錯する――というストーリーで、31日から全国公開する。松岡監督と共に鏡開きを行った主演の小林薫は、本作の魅力を、「ズバリ、今日登場してる常連客のみなさん。店に馴染んでホッとしてる姿を通して、マスターなり店なりが見えてくる」とずらりと並んだ"常連客"の面々をアピール。劇中では、映画『かもめ食堂』やNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』などで活躍したフードスタイリスト・飯島奈美氏による料理も見どころとなっており、小林が、「たらこを焼いたのとかタコウィンナーとか、たいしたもん出てないんですよ。でも、それがやたら美味かったりする。隠し味とかじゃなく、当たり前のものが本当に美味しい」と顔をほころばせると、綾田も、「カットがかかってもみんな食べ続けてる」と明かしていた。また、決まってお茶漬けを注文する独身OL3人組“お茶漬けシスターズ”の1人である須藤は、「常連客は好き勝手言ってるけど、マスターは『うん』とか『あぁ』とか、聞き役に徹してくれる。家に帰るみたいな感覚になる店です」と話しつつ、“お茶漬けシスターズ”の小林麻子、吉本と賑やかにトークを展開。その様子に、松岡監督は、「しゃべり過ぎでしょ!?仕事中なのに、現場でも世間話してて……。想像力が不足してるのがこの3人のミソ。それくらい良い空間なんだろうな」と苦笑いを浮かべながら、「小林薫さんが『本当に問題がない作品』と言っていた。何でもないものがこの映画の魅力。気軽に肩の力を抜いて最後まで楽しめるんじゃないか」と、本作の仕上がりに胸を張った。イベント後に行われた舞台あいさつでは、300坪の倉庫で制作された巨大セットの話になり、小林は、「光石さんのデビュー作『博多っ子純情』のポスターが見えないところに貼ってあったり、キメ細かいんですよ。ツアーを組んで、チラシ探しをしてました」とディティールにこだわったセットを大絶賛し、最後に、「戸をガラガラっと開けてカウンターで料理を食べるお客になってみたいなという気分になってくれると思います」と自信を持ってアピールしていた。
2015年01月14日11月5日、ハビエル・アギーレ監督が『キリンチャレンジカップ2014』に臨む日本代表メンバー23名を発表した。これまでの4試合とは選手選考の基準が変わった。過去4戦は来年1月の『アジアカップ』を睨み、選手を試すテストマッチと位置づけていたが、11月14日(金)・ホンジュラス戦・豊田スタジアム、11月18日(火)・オーストラリア戦・ヤンマースタジアム長居では、結果を求める。指揮官は「この2試合は何かを試す試合ではない。勝ちに行く」とキッパリ。メンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(スタンダール・リエージュ)/東口順昭(G大阪)/西川周作(浦和)【DF】森重真人(F東京)/太田宏介(F東京)/内田篤人(シャルケ)/吉田麻也(サウサンプトン)/塩谷司(広島)/酒井高徳(シュツットガルト)/昌子源(鹿島)/松原健(新潟)【MF】遠藤保仁(G大阪)/今野泰幸(G大阪)/長谷部誠(フランクフルト)/香川真司(ドルトムント)/田口泰士(名古屋)/柴崎岳(鹿島)【FW】豊田陽平(鳥栖)/岡崎慎司(マインツ)/本田圭佑(ミラン)/小林悠(川崎F)/乾貴士(フランクフルト)/武藤嘉紀(F東京)『W杯』メンバーの遠藤と今野のベテラン勢が代表復帰を果たした。初采配以来、若手を抜擢してきたアギーレだが、「サッカーで重要なのは質であり、年齢ではない」と語った。さらに「彼らは今季素晴らしいシーズンを送っている。毎週のゲームでベストプレイヤーに選ばれるほどの活躍を見せている。フィジカルコンディションもいい」と続けた。クラブでのパフォーマンスが良ければ、代表に選ばれる。事実、得点ランクトップタイの豊田も代表復帰を果たした。「彼は違ったものを代表にもたらしてくれる。パワフルで空中戦に強い。Jリーグでも15得点取っている。代表に呼ぶべき選手だ」(アギーレ)。代表からの引退を考えた内田も再び代表の戦闘服に袖を通す。アギーレ監督も「今シャルケでやっていること、今まで代表でやってきたことをやってほしい」と期待を寄せた。本田や岡崎、香川といったこれまでの主力とともに、アギーレのテストを生き残った新たなコアメンバー・武藤、柴崎も名を連ねる。アギーレジャパンの初陣前夜に離脱した長谷部や前回ケガで代表を辞退した吉田も再び選ばれた。『アジア杯』連覇を目指す、メンバーはほぼ固まっている。「1、2点考えないといけないポジションはあるが、私の頭の中でベースはある。メンバーは80、90%決まっている」今回のメンバーはこの2試合でその地位を磐石にしたいところだろう。メンバーに選ばれなかった国内組は、残り3試合となったJリーグで結果を残すのみだ。アギーレは「すべての選手に代表の扉は開かれている」と語り、高いパフォーマンスを見せ続ける選手を選んできた。『アジア杯』メンバーへの可能性はまだゼロではない。『キリンチャレンジカップ2014』のチケットは予定枚数終了。
2014年11月05日“炎のコバケン”の愛称で親しまれる指揮者の小林研一郎が、11月1日付けで日本フィルハーモニー交響楽団の桂冠名誉指揮者になることが決定した。「小林研一郎&日本フィル」の公演情報日本フィルとは、約25年以上の長きにわたり、密接な関係を築きあげてきた小林研一郎。首席指揮者(1988~90年)を皮切りに、常任指揮者(1990~94年)、首席客演指揮者(1994~97年)、常任指揮者(1997~2004年)、音楽監督(2004~07年)、桂冠指揮者(2010年~)、第2代音楽監督(2004~07年)と同楽団の主要ポストを歴任。炎のコバケン&日本フィルのコンビは、情熱的な音楽作りで独特な世界を創り出し、多くの聴衆から熱狂的な支持を得てきた。今年は、小林研一郎がブダペスト国際指揮者コンクール優勝を飾ってから40年。その節目の年にあたり、長年マエストロが日本フィルに注いだ愛情と指導への感謝、そしてマエストロのさらなる活躍と健勝を祈念する思いを込めて、日本フィルより「桂冠名誉指揮者」の称号が贈られる運びとなった。小林研一郎と日本フィルの今後の共演は、年末恒例の「第九特別演奏会」(12月21日~28日)、新春1月10日(土)の横浜定期演奏会(みなとみらいホール)、同30日(金)の東京定期演奏会(サントリーホール)、2015年2月に通算40回目を迎える九州公演(九州全県10公演)、3月25日(水)の特別演奏会(サントリーホール)などを予定している。
2014年10月31日「第27回東京国際映画祭」のTOHOシネマズ日本橋会場にて26日、「東京国際映画祭×円谷プロダクション」スペシャルイベント「『ウルトラセブン』HDリマスター2.0 ~円谷プロ特撮への誘い!~」が行われた。イベントでは、神戸港でセブンと宇宙ロボットキングジョーが激闘を繰り広げる第14話、第15話が特別上映されたほか、上映前には森次晃嗣(モロボシ・ダン隊員役)、ひし美ゆり子(アンヌ隊員役)、古谷敏(アマギ隊員役)、満田かずほ(「ウルトラセブン」監督)、樋口真嗣(実写版『進撃の巨人』監督ほか)によるトークショーを実施。MCはTBSの小林悠アナウンサーが務めた。最初に登場した樋口監督は「控室に"本物"がいて緊張した。神なので……」と興奮気味。「『ウルトラセブン』は真っ暗なんですよね。夜が多くて非情に怖いけどクールというか、映像はもちろん音楽が当時の洋楽っぽくてすごく洗練されていた」とクリエイター視点で語る。当時は単に格好いいと思って見ていたが、大人になってから「デザイン化された世界観の中で30分のTVドラマをやっていた」ことがわかったという。その"本物"こと満田監督と役者陣が登場。今回上映された第14話、第15話『ウルトラ警備隊西へ』の思い出を聞かれた満田監督は、「スポンサーだった武田薬品のお招きにより神戸でロケを行い、宿泊費と交通費は先方持ちだった」と明かす。「夜は飲み会をしたいから、脚本家に夜のシーンはなしにしてくれと頼んだ」との裏話もあり、宿泊した日本旅館には飲み専用の部屋も用意して、お酒は満田監督が、おつまみはキリヤマ隊長役の中山昭二が用意したという。『ウルトラ警備隊西へ』のほかに印象的だった話として、満田監督は『ノンマルトの使者』を挙げる。脚本の金城哲夫氏と店で待ち合わせをしたものの、同じ店名が2件あったためにすれ違ってしまい「彼が書き直す前の第一稿がどのようなストーリーだったのかいまだに謎だ」という携帯電話がない時代だからこそのエピソードを語られた。森次が選んだのは「超兵器R1号」「第四惑星の悪夢」「ノンマルトの使者」「史上最大の侵略(最終回)」。最終回といえば「僕はね、人間じゃないんだよ」と告白する名シーンが有名だが、このシーンを見ると今でも涙が出るらしく「いいシーンを作っていただきました」と満田監督に感謝を述べていた。すべて印象に残っているというひし美は、あえて印象に残っていない話として「V3から来た男」「魔の山へ飛べ」「アンドロイド0指令」をチョイスし、いずれもアンヌ隊員が出ていないからという理由。古谷は三浦半島でのロケで苦労した「700キロを突っ走れ!」や「散歩する惑星」が印象的だという。さらに松坂慶子が出た話も挙げると、ひし美から「16歳の松坂さんを毎日送っていたよね」との暴露も。みんなから突っ込まれ「当時のことですよ」と笑って答えていた。また、樋口監督は、アンヌ隊員の髪の長さが話によって違うことは子供の頃から気になっていたという。それについて満田監督は「女性の長い髪が好きだったから。ウルトラ警備隊の給料でウィッグぐらい買えるだろうと思って」と語り、髪はウィッグという設定だったことを明かした。すると「あれ自前なんですよ。高かったんです」とひし美。実は最近まで満田監督も自前だったとは知らなかったという。変装するシーンの時に購入して以降使っていたそうで、そんな思い出話でも盛り上がった。トークショーの途中には、フルハシ・シゲル隊員役である毒蝮三太夫からのメッセージビデオも公開。円谷英二氏がよく語っていた「ウルトラマンもウルトラセブンも帰ってきたウルトラマンもいないんだ。地球は地球人で守れ!」という気持ちが、今の時代にこそ届いて欲しいと想いを語った。そうこうしていると、会場にはなにやら怪しい気配が。なんとゴース星人が現れアマギ隊員を連れ去ってしまう。「アマギ隊員がピンチなんだ!」とダンが走り去りウルトラセブンが登場。ウルトラセブンがゴース星人と戦いを繰り広げるという最終回さながらのパフォーマンスに、詰めかけたファンはもちろん、役者陣も大喜び。最後には、それぞれからメッセージが伝えられる。森次が「宇宙人役ということでどう演じようか悩みましたが、24歳の僕がそのまま突っ走ればモロボシ・ダンになるのではないかと1年間やった作品です。Blu-rayになってものすごく鮮明になっていますので、また『ウルトラセブン』を堪能していただければと思います」と語り、トークショーは終了した。『ウルトラセブン Blu-ray BOX』は全2巻でリリース。BOXIは11月21日、BOXIIは2015年1月28日に発売される。また、今回森次がかけていたメガネは、青山グループのアイウェア「ウルトラセブン×ブラックアイス」。森次や古谷が着ていたカットソーは、ヨウジヤマモトの新コンセプトショップ「Ground Y」と、ウルトラマン関連のコラボレーションアイテムも続々と展開されている。(C)円谷プロ
2014年10月28日ハビエル・アギーレ日本代表監督は、就任会見で「国内外すべての選手に代表の扉は開かれている」とメッセージを送った。事実、Jリーグで活躍している選手、将来性のある若い選手を選出してきた。前任のアルベルト・ザッケローニ監督には、明確な序列があった。代表選手の内訳は『ブラジルW杯』では国内組11人、アギーレが初采配を振るった9月は同11人、10月は13人となっている。スタメンを見れば、違いは明白だ。『W杯』初戦・コートジボワール戦の国内組の先発は2人だけだったが、アギーレ監督が就任後の4試合は3人、3人、5人、7人と増加の一途にある。海外組か国内組かという議論ではない。10月・ブラジル戦を選考の場にした疑問の声も多いが、メンバー内で競争があるのは健全である。何より、Jリーグで高いパフォーマンスを見せ続けたり、経験がなくとも若い選手が才能の一端を垣間見せれば、代表に選ばれるという事実が持つ意味は大きい。9月にはリーグ戦に8試合しか出場していないルーキー・皆川佑介(サンフレッチェ広島)や今季出場4試合だったDF・坂井達弥(サガン鳥栖)がサプライズ選出された。10月は得点を量産していた小林悠(川崎フロンターレ)や4年目にして鹿島アントラーズの最終ラインの定位置を確保した昌子源(後にケガで辞退)、DFながら得点能力を発揮していた塩谷司(広島)が初選出された。また、9月には選出漏れした『W杯』メンバーのGK・権田修一は、FC東京の14試合連続無敗の原動力となり、10月には代表復帰を果たした。『W杯』でも吉田麻也とCBを組んだ森重真人(F東京)はアンカー、そしてCBとして、唯一4試合すべてに先発出場を果たしている。インサイドハーフの柴崎岳(鹿島)とウイングの武藤嘉紀(F東京)は、一躍アギーレジャパンのキーパーソンに名乗り出た。次の柴崎、次の武藤はまだまだいる。高いシュート技術を誇る宇佐美貴史(ガンバ大阪)の日本代表待望論は根強い。インサイドハーフに守備力を求めるアギーレ監督にとって、米本拓司(F東京)は最適な人材と言える。相手DFをぶっちぎる韋駄天・永井謙佑(名古屋グランパス)を推す声も少なくない。U-21日本代表の攻撃の核となった大島僚太(川崎F)、U-19日本代表の攻撃を司った南野拓実(セレッソ大阪)らも次のステージを睨んで虎視眈々だ。選手たちは日本代表に選ばれるために、Jリーグを戦うわけではない。だが、Jリーグでの活躍がなければ、日本代表への道がないことも知っている。終盤戦を迎えるJ1リーグ戦が11月のホンジュラス戦、オーストラリア戦、そして来年1月の『アジアカップ』につながる。
2014年10月24日ほんの1週間前は、浦和レッズが8年ぶりJ1リーグ優勝へ向けて快走していた。だが、残り5試合となり、優勝争いは混沌としてきた。首位・浦和が2位・ガンバ大阪に勝点5差のアドバンテージを持っているが、ここにきて足踏みを余儀なくされたのだ。浦和は第26節からセレッソ大阪、徳島ヴォルティス、ベガルタ仙台、ヴァンフォーレ甲府と残留争いを強いられている4チームとの連戦で、ライバルたちをさらに引き離そうと目論んでいた。だが、結果は1勝1分2敗とわずか勝点4の上積みに終わった。ただ、G大阪こそ第26節以降3勝1敗としたが、川崎フロンターレ、鹿島アントラーズは1勝1分2敗、サガン鳥栖は2勝2敗とライバルたちも一気に差を詰められなかった。1位浦和・勝点57、2位G大阪・勝点52、3位川崎F・勝点51、4位鹿島・5位鳥栖・勝点50の5チームに優勝争いを絞られたと言っていいだろう。通常であれば、残り試合数から言って、勝点6差以内がぎりぎりの線だが、鹿島も鳥栖も浦和との直接対決を残している。9月末から停滞気味だが、浦和がタイトルに最も近いことには変わりない。サンフレッチェ広島で連覇を果たし、浦和に堅守をもたらしたGK・西川周作は、夏場の時から「タイトル獲得には残り5節が本当に重要」と語っている。仙台戦では自身のミスもあり、4失点を喫したが、西川が加入し、最小失点リーグ2位タイを維持している。ここ4試合で2試合は無得点に終わったが、興梠慎三、李忠成、柏木陽介のトライアングルを中心に第21節から3試合連続4ゴールを決めた破壊力も秘める。ここまでの悪い流れを断ち切れるか否かは、次節・鹿島戦が大きなウェートを占める。次が大事なのはライバルたちも同じだ。G大阪は中断明け以降、12勝1分2敗と破竹の勢いを見せた。しかし、前節・柏レイソル戦で試合終了間際にゴールを許し、連勝は7でストップした。敗戦のショックを振り切れるかは、FC東京との第30節にかかっている。G大阪としては31節・仙台戦もクリアし、第32節・浦和戦で一気に勝点3差を詰めたいところ。川崎Fは、第32節・鹿島戦以外は上位陣との対決はない。中位・下位勢との試合で勝点とともに、大久保嘉人、小林悠、レナトの強力アタッカー陣でゴールも量産したい。鹿島と鳥栖はとにかく勝ち続けるしかない。鹿島はエース・ダヴィが今季絶望となったが、言い訳はしない。第30節・浦和戦、第32節・川崎F戦、第34節・鳥栖戦でライバルを直接叩くのみ。夏、ユン・ジョンファン監督の突然の辞任を乗り越えた鳥栖も堅守速攻を貫くだけだ。浦和レッズが歓喜に浸るのか、ライバルが昨年同様に逆転Vをかっさらうのか。残り5試合となったJ1リーグ戦は1試合たりとも見逃せない。
2014年10月24日『2014Jリーグヤマザキナビスコカップ』決勝にガンバ大阪とサンフレッチェ広島が王手をかけた。10月9日、準決勝第1戦でG大阪が川崎フロンターレを3-1、広島が柏レイソルを2-0で下した。10月12日(日)・アウェイでの第2戦を前に、圧倒的なアドバンテージを得たのだ。2014Jリーグヤマザキナビスコカップ チケット情報G大阪と広島が絶対有利だが、川崎Fと柏にとって決勝進出は絶望的ではない。事実、初戦を終えた指揮官たちは次のように語った。「ホームで勝ったのはいい結果だと思うが、最後の1点取られたので、まだセカンドレグは予断を許さない状況だと思う」(G大阪・長谷川健太監督)、「後半、追加点のチャンスで決められず、サッカーの神様が『次の試合は相当に厳しくなる。覚悟しておけ』と教えてくれたような気がする」(広島・森保一監督)という言葉は、決してリップサービスではないだろう。「点差が開きなかなかうまくいかなかったが、選手は最後まで諦めずに1点を取るためによくやってくれた。次に繋がる最低限の試合はできた」(川崎F・風間八宏監督)、「2点以上取るために、FWを5人並べる必要はない。大切なのは、明確な戦術でチームをオーガナイズすること。戦い方を変える必要はない」(柏・ネルシーニョ監督)というセリフも、決して強がりではないはずだ。川崎Fは日本代表のため不在のFW・小林悠とともに、MF・中村憲剛をケガで欠いたのが響いた。それでも川崎Fは序盤から攻勢に出た。一方のG大阪は慌てず騒がず、川崎Fの攻撃をしのぐと遠藤保仁のパスをDF・米倉恒貴が決め、宇佐美貴志も3試合連続ゴールをマーク。後半に宇佐美と2トップを組むパトリックがハーフウェイからペナルティエリアまでドリブルで持ち込みそのままゴールし、勝負あり。ただ、川崎FもアディショナルタイムにコーナーキックからのヘディングをDF・田中裕介が決め、意地のアウェイゴールを獲得した。前回大会覇者・柏は、FW・佐藤寿人-MF・高萩洋次郎の広島ホットラインにやられた。41分にGKとDFの間に高萩がピンポイントパスを送り、走り込んだ佐藤が左足でダイレクトで決めた。50分にはCBとCBの間に落とす高萩のパスに佐藤がジャンプしながらループシュートをふわり。エースと背番号10の絶妙なコンビネーションを見せ付けた。佐藤はこれで『ナビスコ杯』通算26ゴール。中山雅史、ジュニーニョに並ぶ最多タイ記録となった。柏は48分にMF・エドゥアルドが退場となり、広島の猛攻を浴びたが、追加点は許さず第2戦に望みをつなげた。10月12日(日)・川崎F×G大阪・等々力記念陸上競技場はチケットぴあにて発売中、10月12日(日)・柏×広島・日立柏サッカー場はJリーグチケットにて発売中。
2014年10月10日10月9日(木)・12日(日)、『2014 Jリーグ ヤマザキナビスコカップ』決勝のキップを賭けたホーム&アウェイゲームが開催される。サンフレッチェ広島×柏レイソル、川崎フロンターレ×ガンバ大阪がキックオフを迎えるのだ。ナビスコカップ準決勝 チケット情報10月5日(日)・J1リーグ戦第27節で激突した柏と広島に、3連戦の2戦目という認識はないだろう。大雨に見舞われた日立柏サッカー場はピッチ上のいたるところに水溜りができていた。両軍とも、リスクを冒さず、ボールを奪取すればひたすら相手最終ラインの裏のスペースへロングボールを放り込んだ。守備陣は最後まで集中力を切らさず、結果はスコアレスドローとなった。『ナビスコカップ』準決勝では柏は鈴木大輔、広島は水本裕貴、塩谷司と最終ラインの3人が日本代表選出で出場できない。となれば、0-0を演じた両クラブだが、得点のチャンスが広がる。ゴールを予感させるトライアングルがいるのだ。柏は前節で惜しいオーバーヘッドシュートを披露したレアンドロ、ボールを収めたかと思えばスペースも突くなど攻撃にアクセントを加える工藤壮人、スピードを活かした突破を見せる高山薫が揃う。広島は前節で常に背後を狙い続けた佐藤寿人、前線でボールをキープする石原直樹、卓越したパスセンスでフィニッシュを演出する高萩洋次郎が名を連ねる。得点の匂いと言えば、Jリーグ第28節を含め3連戦になる川崎F×G大阪だ。リーグ戦でG大阪は最多2位の50得点、川崎Fは3位の47得点を積み上げる。川崎Fは10得点の小林悠こそ日本代表で不在だが、15ゴールで得点ランキングトップを快走する昨季得点王・大久保嘉人がいる。長短あらゆるパスで決定機を演出する今季キレキレの中村憲剛も2列目で存在感を発揮している。あとは負傷明けのレナトのコンディションが気になるところ。G大阪はパトリックは12試合、宇佐美貴史は19試合の出場ながら、それぞれ8ゴールをマークしている。遠藤保仁&今野泰幸の元日本代表コンビが中盤の底でさすがのコントロール術を見せる。前節・鹿島アントラーズ戦で大接戦を制し、リーグ戦6連勝と只今ピークにある。『ナビスコカップ』準決勝のスケジュールは以下の通り。10月9日(木)・広島×柏・エディオンスタジアム広島、10月12日(日)・柏×広島・日立柏サッカー場、10月9日(木)・G大阪×川崎F・万博記念競技場、10月12日(日)・川崎F×G大阪・等々力記念陸上競技場。チケット発売中(柏×広島のみJリーグチケットにて販売)。
2014年10月07日10月1日、アギーレ監督は新潟でのジャマイカ戦、シンガポールでのブラジル戦と2連戦に臨む日本代表メンバーを発表した。キリンチャレンジカップ2014 チケット情報初選出3人、復帰組5人と前回メンバーから8人を入れ替えたアギーレ監督は「日本代表は今状態のいい選手を選ばなくてはいけない。また『アジア杯』まで4試合ある。その中で多くの選手を見てみたい。前回呼ばれて今回選ばれていない選手は一層の努力をして、代表に戻ってきてほしい」と語った。メンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(スタンダール・リエージュ)/西川周作(浦和)/権田修一(F東京)【DF】水本裕貴(広島)/長友佑都(インテル)/太田宏介(F東京)/西大伍(鹿島)/吉田麻也(サウサンプトン)/塩谷司(広島)/酒井高徳(シュツットガルト)/昌子源(鹿島)【MF】細貝萌(ヘルタ・ベルリン)/森重真人(F東京)/田中順也(スポルティング)/香川真司(ドルトムント)/森岡亮太(神戸)/柴崎岳(鹿島)【FW】岡崎慎司(マインツ)/本田圭佑(ミラン)/ハーフナー・マイク(コルドバ)/小林悠(川崎F)/柿谷曜一朗(バーゼル)/武藤嘉紀(F東京)指揮官はベネズエラ戦でゴールを決め、“新しい血”と評した武藤に続く、新戦力について言及した。「(塩谷と昌子は)いいシーズンを送っている。小林もゴールを決めている。日本代表で直接見てみたいと思った。Jリーグで見せているレベルを国際試合で見せられるか、この2試合で確認したい」『ブラジルW杯』で10番を背負った香川への期待感も口にした。「前回も代表のリストに載っていたが、不運なことにケガで合流できなかった。彼は非常に能力の高い選手。ピッチ上でたくさんの解決策を持っている。攻撃だけではなく、守備での貢献もできるオールラウンドな選手。彼はFWでもMFでもプレーできるが、基本的には4-3-3の中盤の選手として見ている」また、所属するFC東京ではCBを務める森重のアンカー起用についても、説明した。「基本は4-3-3だが、ボールを持った時には3-4-3になる。その時、ポリバレントな選手である森重の存在が重要」。さらにアギーレ監督は、森重のライバルに細貝の名を挙げた。2012年に0-4、2013年に0-3と大敗続きのブラジルとの対戦にも、アギーレ監督は「世界トップクラスのチームと戦うことで日本代表の成長に繋がる。難しい試合になるが、この逆境に立ち向かいたい」とコメントした。『キリンチャレンジカップ2014』は10月に続き、11月にも2連戦が控える。10月10日(金)・日本代表×ジャマイカ代表・デンカビッグスワンスタジアムはチケット発売中。11月14日(金)・日本代表×ホンジュラス代表・豊田スタジアム、11月18日(火)・日本代表×オーストラリア代表・ヤンマースタジアム長居は10月4日(土)一般販売。
2014年10月01日東京都・表参道のスパイラルガーデンでは、小林賢太郎が舞台のために自ら制作した作品を紹介する「小林賢太郎がコントや演劇のためにつくった美術 展」を開催する。開催期間は9月19日~10月5日、開場時間は11:00~20:00。入場無料。同展は、劇作家、パフォーミングアーティストの活動を精力的に行い、またコントグループ「ラーメンズ」としての活動でも知られる小林賢太郎のステージを構成する作品の数々を展示。これまで舞台や画面上でしか見ることのできなかった、舞台や映像作品のために描いた絵、セットのデザイン、たくさんの小道具など、自らの手で製作してきたイメージを見ることができる。さらに会場には、小林がデザインし、実際に使用された舞台衣装などを展示する「楽屋」が出現。作品(=舞台)が生み出される過程を工場見学をするように楽しむことができる。なお、小林が創り出す「舞台」は、機智に富み巧妙に紡がれた言葉と動き、そして、ミニマルなつくりの舞台上を緻密な仕掛けによって最大限に演出する舞台美術で観客を魅了してきた。
2014年09月04日今季の浦和レッズ×川崎フロンターレは、ここ2シーズンとはひと味違う試合展開となるかもれない。4/19(土)浦和レッズ対川崎フロンターレ J1リーグ戦 チケット情報浦和×川崎Fの直接対決は、浦和の7勝5分6敗29得点29失点である。昨年は川崎Fがリーグ戦で4-0、3-1と連勝し、『ナビスコカップ』準決勝では2-3、1-0で浦和が決勝進出を果たした。2012年J1リーグでも川崎Fは1-1、4-2とし、『ナビスコカップ』予選リーグでは浦和が3-0と一矢報いた。ここ2年間は乱打戦になるか、どちらか一方がシュートの雨を降らせているのだ。浦和・ペトロヴィッチ監督も川崎F・風間八宏監督も、超攻撃型サッカーを標榜する。1-0で守り切るよりも、2点目、3点目を狙い、試合を決めにかかる。浦和×川崎Fが乱打戦や大量得点になるのは、必然と言えた。3年目を迎えるペトロヴィッチ監督は、これまでの攻撃一辺倒からの脱却を見せつつある。最終ラインから細かいパスを交換し、攻撃を組み立てていたが、ボールを奪った直後に効果的なロングボールを放るようになった。新加入のGK・西川周作から高精度なキックで一気にカウンターを狙うことも、昨季までにはなかった形だ。守備時のハイプレスも、選手全員が高い意識を持って実行している。4月16日の『ナビスコカップ』徳島ヴォルティス戦では4-3と、昨季までの浦和らしい打ち合いを演じたが、リーグ戦では新たな顔も見せている。7試合で11得点6失点は、昨季の浦和とは一線を画す数字である。結果、4勝1分2敗・勝点13の4位につけている。川崎Fのスタイルは不変である。J1リーグ戦第3節・大宮アルディージャ戦を3-4で落とすも、翌週のFC東京との多摩川クラシコでは4-0と鬱憤を晴らした。第6節・徳島戦も4-0で完勝。前節・柏レイソル戦は小林悠、レナト、森島康仁らアタッカー陣を欠き、1-1に終わったが、パスサッカーにこだわった。開幕3試合こそ躓いたが、風間監督は3勝2分2敗・勝点11で7位まで順位を上げてきた。リーグ最多得点16は、川崎Fの哲学を表した数字と言えよう。川崎Fのパスサッカーに対し、浦和はハイプレスでボールを奪いに行くのか、ある程度ラインを下げてカウンターから活路を見出そうとするのか。ケガ人が続出するなかでもスタイルを変えない風間監督の戦術は予想できる。では、ペトロヴィッチ監督はどう出るか。原口元気(浦和)、大久保嘉人(川崎F)の両エースの決定力とともに、指揮官の采配が勝負を左右する。浦和×川崎Fは、4月19日(土)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。チケット発売中。
2014年04月17日「子供の頃から、建築家になりたいと思っていた」高橋は、中学校の3年生頃に、ファッションに出合う。反抗期と共に、自分のお小遣いで自ら服を買い始めるが、ちょうどその時期は裏原ブーム、“おしゃれな友達”と人気のあったショップを回っていた。さらに、メンズファッション雑誌の裏原マップを見て、奥の奥まで行こうと友達を誘う。ところが、周りはそこまでする気がなかった。「他の人よりファッションが好き、という気持ちが強いことがわかりました」と、高橋。ぼろぼろのデニムにも自分でヤスリをかけたり、染料を買って染めたりして、手を加えていた。その“好き”は、衣服だけではなく、ジョン・ロブなどの革靴ブームにも影響され、靴職人にも興味を抱くことに。“手でものを作ることが好きな”少年が、将来ファッションデザイナーになることを、無意識に思い描いていたとしても不思議はない。しかし、“ファッションにはまった”少年が、それを仕事とするまでには、まだいくつかの出会いと経験、そして時間が必要だった。高校2年の時、進路を考えるようになった高橋は、建築家という選択肢もありつつ、受験を避けて、中学・高校からそのまま推薦で大学へ。そこで、1年生の時は、油絵や彫刻などの美術から、プロダクト、インテリア、テキスタイルなどのデザインに至るまで、幅広いフィールドから10種類のクラスをとることができた。高橋の旺盛な好奇心を満たすだけではなく、視野を広げることに大いに役だったことは想像に難くない。2年生になると、専攻を決めなくてはならなくなり、テキスタイルデザインを選ぶことに。そのきっかけの一つが、「ミシン屋さんに行って、シャツの縫い方を教えてもらった時に、『これからはテキスタイルの時代』と言われたわけですよ」という。その人が、どういう根拠からアドバイスをしたかは知るよしもないが、的を射ていたことは確かだ。だが、ファッションだけでなく、「同時にインテリアも捨てきれない。両方できるのではという思いもあった」という。若いということは、さまざまな可能性に満ち溢れていることでもある。ファッションデザインに絞られていくには、まだ時間が掛かる。「芸術論の授業をとって、現代アートにも出合い、特にミニマルアートやコンセプチュアルアートにはまりました」。その頃はパリコレにも興味を持ち、好きになったフセイン・チャラヤンの作品について、「蘊蓄(うんちく)を並べていた」という。そういう高橋に、先生からうってつけの大学があると勧められ、2年生の時、大学の国際教育プログラムでテキスタイルコースがあるロンドンのカレッジに留学することになる。3/4に続く。
2013年09月03日「ヒフミド」との共同開発でうまれたサプリメント小林製薬は、天然型セラミドⅡを直接補充し、乾燥による肌老化に対処するメディカル発想のスキンケアブランド「ヒフミド」との共同開発でうまれた、低分子コラーゲン5000mgに米由来のセラミド2000μgを配合したサプリメント「セラミドコラーゲン」を10月1日から、通信販売限定で新発売する。*画像はニュースリリースより飲み物や料理などに溶かして摂取できる顆粒タイプ「セラミドコラーゲン」は、コラーゲンやセラミドを、好みの飲み物や料理などに溶かして摂ることができる、顆粒タイプの栄養補助食品。加齢に伴い減少する、美容のために重要な成分とされる、コラーゲンやセラミドを、1日に付属のスプーン1杯(約5g)で、5,000mgの低分子コラーゲンと、米由来のセラミドをたっぷり2,000μgを摂取でき、“体の内側からハリやうるおいのある毎日へ”導くという。元の記事を読む
2012年10月02日小林幸子、元社長との関係修復に失敗、紅白出場も赤信号演歌歌手の小林幸子が事務所の元、社長の解任騒動での和解に乗り出しているが、決裂状態だと日刊サイゾーが報じている。小林は芸能界のドンと呼ばれているバーニングプロダクションの周防郁雄社長に、和解の意向を伝えてもらったが、元社長側はお金の問題では無く、誠意が感じられないとして和解を拒否したという。芸能プロの関係者は、ここまで関係がこじれると元には戻らないと、推測している。紅白名物の豪華衣装全てが元社長の仕切りNHK紅白歌合戦で名物となっている豪華衣装で、10年以上ヒット曲の無い小林の紅白出場を不動の物にしてきた立役者は元社長であり、小林は袖を通すだけだったという。小林の仕事に介入し、衣装のコストカットを主張していたという小林の夫に、元社長と同様の働きは不可能だという。元社長の偉大さを確認小林が故郷の新潟県・長岡市山古志地区で毎年開催してきた恒例の田植えは、もともとは元社長、元専務の3人で進めてきた企画だった。小林一人になった今、水田の提供者から断られるという事態も起きている。敏腕社長を自ら追放し四面楚歌の状態の小林だが、何とか踏ん張って、発売が無期延期になっている新曲を、一日も早くリリースして、久々の大ヒットを狙ってほしい。元の記事を読む
2012年05月21日女性サックス・プレイヤー、小林香織がニュー・アルバム『SEVENth』を2月1日にリリースした。小林香織の公演情報彼女自身が初めてプロデュースを手掛けたこのアルバムには、都会的で洗練されたヴィヴィッドなオリジナル曲のほか、ラテン・アレンジで演奏したショパンの『ノクターン』や、ガールズロックバンド、ブラック・ベリーズによる『哀愁のヨーロッパ』などが収録されている。小林香織はアジアでも大変人気があり、2010年に台湾でアップされたYouTubeのライブ映像の閲覧数は、460万回を超え、このアルバムもアジア各国でほぼ同時に発売される。また、タイのサックス・ソサエティで、今年1月20日に「アジアで最も美しいサックス・プレイヤー」(The Most Beautiful Saxophonist in Asia)を受賞した。■小林香織/『SEVENth』2月1日発売初回限定盤(DVD付):3600円通常盤:3150円
2012年02月02日『かもめ食堂』チームの新作『東京オアシス』が遂に公開。こちらの主演・小林聡美のインタビューをお届けする。『東京オアシス』というタイトルの通り、今回は東京が舞台です。小林さんにとって東京という街の印象、魅力に感じるところはどこですか?全国各地からいろいろな人が集まってくる、すごくエネルギーのある街だと思います。殺伐とした大都会というイメージとはまた違った場所もちゃんとあって、そこでは人と人とが助け合いながら暮らしていたり、知らない人同士のちょっとした触れあいがあったりと、いろんな表情のある魅力的な街だと思います。『かもめ食堂』からのこのプロジェクト作品で、東京が舞台ということに驚きを感じました。東京での撮影はいかがでしたか?これまでフィンランド、与論島、タイ、京都と撮影を行ってきたなかで、今回の舞台が東京と聞いたときには、すごく新鮮に感じました。日常と切り離された場所での撮影ではなく、普段暮らしてる場所から現場に通って、しかも見慣れた景色の中で撮影するというのが、すごく自然な感覚でいられてリラックスしてのぞむことができたと思います。今回は、2人の監督、3人の脚本によって、3つのエピソードからなるアンソロジーということで、これまでの作品とは少し違った雰囲気になるのでしょうか?今までの作品もすごくシンプルな雰囲気でしたけれど、今回はさらにシンプルな構成になっているので、きっと物語には入りやすいんじゃないかなと思っています。3つのエピソードでは、加瀬亮さん、原田知世さん、黒木華さん、それぞれの方と2人だけの会話のシーンがほとんどで、人生の迷子になってしまった人たちが、小さな出会いを通じて人生の“オアシス”を見つけていく物語です。いつもと違う場所に行き、そこで人と出会うことによって、自分が一歩進むことができたり、自然とその人の背中を押してあげることができたりする、そういうことって誰にでも起こり得ると思うんです。日常生活において人と関わることで世界が広がっていく、そんな偶然の面白さがこの映画では描かれていると思います。小林さんにとっての“オアシス”はなんですか?私にとってのオアシスとは、ちょっとほっとできる場所、時間のことなのかなって思います。そういう意味では、自分で運転しているときが一番リラックスできますね。音楽もかけずにただ運転している、そんな時間が好きです。もうひとつ、みんなの機嫌が良くてのんびりと穏やかに流れる時間が好きです。そういう意味では、『かもめ食堂』から一緒にやっているこのチームの作品には、力まずにリラックスして参加できるので、私にとってはオアシスなのかもしれません。作品情報『東京オアシス』監督:松本佳奈/中村佳代出演:小林聡美/加瀬亮/黒木華/原田知世配給:スールキートス2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開(C)2011オアシス計画
2011年10月21日小林幸子(57)が8歳年下の会社社長と結婚!!30日、スポーツ報知の取材で、歌手の小林幸子(57)が再生医療の会社「TESホールディングス」の社長で、8歳年下の林明男さん(49)と結婚することが分かった。二人は5年以上の交際を経て、年内入籍の予定で小林は初婚となる。小林幸子が結婚を決めた理由とは?これまでプライベートより仕事を優先し、今までの恋愛でも最終的には仕事を選んできた小林が何故、結婚を決意したのか?二人は、知人の紹介で会食したのを機に交際をスタートさせた。小林は周囲に、林さんのことを「いいパートナー。仕事の分野が違うから、お互いの話が新鮮だった。」と話しているという。林さんとは交際していく中で、「仕事に理解を示してくれる」という信頼を深めたことから、結婚を決めたという。9月1日から26日までは東京・明治座で座長公演「小林幸子特別公演」が開幕されるが、劇中で老舗旅館に嫁ぐ若女将を演じ白むく姿を披露する。二人は、仕事が落ち着いた段階で年内にも婚姻届を提出する予定だ。当初は今年の早い時期に結婚発表の予定だったが、東日本大震災が起きたことで延期した。小林自身も故郷の新潟が2004年に新潟県中越地震の被害に遭っており、今回も大変胸を痛め、東北の被災地に何度も足を運び、炊き出しを行うなど復興支援に力を注いできた。小林は2013年に歌手生活50周年を迎える。最愛のパートナーと共に大きな節目を幸せに迎える事になる。元の記事を読む
2011年09月01日「医療モノということで、“カッコよく”見えてしまうイメージを抱いていたんですが、ここで描かれているのは、ひとりひとりが背負っている人生なんです」――。吉沢悠は、出演作『孤高のメス』をこう表現する。この言葉にこの映画の魅力、そして演技者としての彼の揺るぎないスタンスが表われている。ベストセラー医療小説を実写化した本作。吉沢さんは「自らの素の感情を役柄に重ね合わせながら演じた」と言葉に力を込めた。この“人間ドラマ”に彼はどのような思いで向き合ったのか――?映画の公開を前に話を聞いた。物語の始まりは1989年、とある地方の市民病院に当麻鉄彦(堤真一)という名の外科医が赴任するところから始まる。大学病院に依存し、満足な手術ひとつ行えない腐敗した環境を当麻はその腕で、変えていく。当麻が変えたのは何より、そこで働く人々の意識。吉沢さん演じる青木はまさに、彼との出会いによって自らの生き方を省み、そして変わっていく若き医師である。「大学病院の古い体質があって、その下で働く青木はいろんな思いを抱えつつ、“権威”という壁にぶつかる。当麻との出会いで大きく変わっていくこの人物をしっかりと演じ切れないことにはこの作品のテイストが観る人に伝わらない。そのプレッシャーはありました。と、同時に青木が感じる葛藤は、ひとりの俳優として僕にとっては感じたことのある思いでした。それを生かして演じ切ることができれば楽しいだろうな、という相反する複雑な気持ちでした」。90年代末から2000年代の前半に掛けて、次々と話題のドラマ、映画に出演し、主演も数多くこなしてきた吉沢さんが芸能活動を休止したのは2005年。奇しくも本作で演じた青木と同様にアメリカに渡り、帰国後、俳優としての活動を再開した。役柄に自らを重ねた、という部分についてさらに深く尋ねた。「自分なりの信念を持って俳優という仕事をやっていましたが、やればやるほどに『いまのままでいいのか?』というクエスチョンがついて回るようになった。それはまさに、約束された道を見失った青木そのもの。前半部分の彼に、その当時、自分が抱いていた感情を乗せました。それからアメリカに渡って何より感じたのは、俳優として現場に立てるということは、決して当たり前のことではないのだということ。そう感じたときに無性に俳優をやりたい、演じたいって思えてきたんです。帰国して初めての仕事が映画だったんですが、あのときは本当に嬉しかった。それはまさに、青木が当麻先生を手伝いたくて帰国するときと同じ気持ちでした」。復帰後、彼が出演した映画は『夕凪の街 桜の国』、『逃亡くそたわけ−21才の夏』、『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』に本作と物語性と共に、社会への強いメッセージを感じさせるところがあるが…。「決して、それを意識して作品を選んでいるわけではないです。ただ、例えばニューヨークにいる頃、『自分は日本のことを何も知らない』と強く感じて、帰ったら広島に行きたいと思うようになった。そうしたら(広島を舞台に被爆を扱った)映画『夕凪の街 桜の国』のお話をいただいた。不思議なめぐり合わせは感じますね(笑)。常に、観る人に何か良い影響を少しでも与えられたら、という思いはあります。そうした思いがこういう良い循環を生んでいるのかも」。そうした流れに身を投じる中で、映画というメディアへの熱い思いが自身の内側からも沸々とわいて来ていると明かす。「映画人の熱…独特の温度の高さへの憧れは以前以上に強く感じます。周りが見えなくなるような強い思いで、わが子を育てるようにみんなが映画に夢中になっているあの環境は、本当に気持ち良いんです。30歳を過ぎて、ここにいられることが幸せだな、と感じるようになりましたね」。最後に「今後演じてみたい役は?」という質問に「もちろん、当麻先生のような役もやってみたいですね」と語り、「それから…」と、生瀬勝久が演じた、自らの保身しか考えない大学病院の医師・野本の名を挙げ、少し興奮気味にこう続ける。「生瀬さんが仰ってたんです。『俺は、野本という役を“悪”として演じたわけじゃない。一人の人間として演じた結果がこうだったんだ』って。それを聞いて、ああいう役をいつか演じられるようになりたいな、と思いました。僕自身今回、野本という存在に生かしてもらってるんです。そんな深みを演じられるようになりたいです」。(photo:Ryusuke Suzuki)■関連作品:孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会■関連記事:堤真一天才外科医役に都はるみのこぶしを聴いて特訓目の前の命を救うため、禁断のオペに挑む『孤高のメス』試写会に15組30名様をご招待小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!堤真一、大組織の悪しき体制と闘う熱血医師に「ヒーローではない、医師を演じたい」
2010年06月23日