映画『ういらぶ。』が、2018年11月9日(金)に全国ロードショー。人気少女漫画を実写化映画『ういらぶ。』は、人気少女漫画「ういらぶ。ー初々しい恋のおはなし―」の実写化作品。同じマンションに住む美男美女の幼なじみ高校生男女4人組が繰り広げるラブストーリーだ。幼馴染同士好き合っているのに素直になれずにいるうちに、ライバルが現れて…。そんな焦ったくも甘くピュア恋模様に思わずドキドキさせられる。キング アンド プリンス・平野紫耀&桜井日奈子ら注目すべきは、誰もが振り返るような美男美女4人組を演じる、旬な俳優陣たち。同じマンションに暮らす優羽のことが大好きなのに、恥ずかしくてつい毒舌になってしまう”こじらせイケメン”、主人公・凛を演じるのは、5月23日(水)にデビューを果たしたジャニーズのアイドルグループ「キング アンド プリンス(King & Prince)」の平野紫耀だ。ヒロイン・優羽は、同じく少女漫画を実写化した映画『ママレード・ボーイ』でも主演を務めた、桜井日奈子が演じる。さらに、優羽の親友のクールビューティーな暦には玉城ティナ、凛と優羽を優しく見守る蛍太にはNHK「連続テレビ小説 ひよっこ」でも知られる磯村勇斗、凛のライバル・和真役に健太郎、和真の妹・実花に桜田ひよりが抜擢された。監督を務めるのは、『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』など様々な映画・ドラマを手掛ける佐藤祐市だ。ストーリー同じマンションに住む、凛と優羽、暦と蛍太の幼なじみ4 人組。誰もが振り返る美男美女の4人は、高校でも最強の幼なじみチームとして憧れの的。クールで華麗な見た目とは裏腹に、優羽のことが好きすぎていつも優羽にドSな態度で毒舌をふるい冷たくふるまってしまう凛。実は凛 のことが好きな優羽も、そんな凛のせいで自分に自信が持てず、完全にネガティブ思考。お互い大好きすぎて「好き」と言えない…そんなふたりを心配し見守る親友の暦と蛍太。そんな4人の前に、“好きなら好きとハッキリ言う”ライバル・和真が現れる。ずっとこのまま変わらないと思っていた 2 人の恋と4人の友情は思わぬ方向へ動きはじめて…【詳細】映画『ういらぶ。』公開時期:2018年11月9日(金)全国ロードショー出演:平野紫耀(King & Prince)、桜井日奈子、玉城ティナ、磯村勇斗、桜田ひより、健太郎監督:佐藤祐市原作:星森ゆきも「ういらぶ。-初々しい恋のおはなし―」(小学館「Sho-Comi フラワーコミックス」刊)脚本:高橋ナツコ音楽:佐藤直紀
2017年10月24日ミュージカル×アニメーションで紡ぐ新感覚ライブエンターテインメント「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」プロジェクトの第一弾として2.5次元ミュージカルとライブの二部で構成される舞台「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ―The LIVE―」#1が9月22日(金)に開幕する。それに先駆け稽古場取材会が開かれた。【チケット情報はこちら】名門音楽学校を舞台に、「トップスタァ」を目指す9人の“舞台少女”たちが戦う姿を描く本作。舞台とアニメがリンクして展開し、メインキャラクター9名はミュージカル版とアニメ版で同じキャストが演じる。その中でW主演を務めるのは、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」でセーラーマーキュリーを演じた女優・小山百代と、数々のアニメに出演し抜群の歌唱力を持つ声優・三森すずこ。さらに舞台を中心に幅広く活躍する富田麻帆や、アイドルとしての活動経験もある佐藤日向ら声優、舞台俳優、アイドルとさまざまなジャンルの「スタァ」が揃う。また、舞台版には、歌手・声優として絶大な人気を誇る椎名へきるも出演。演出は児玉明子、脚本は三浦 香と、強力な布陣でプロジェクトの幕を開ける。物語は、幼い頃に「いつか必ずふたりであの舞台に立とうね」と約束し合った、小山演じる華恋(かれん)と三森演じるひかりを軸に展開する。ある日突然離れ離れになったふたりだが、華恋はそのときの約束を忘れず、名門音楽学校で個性豊かな同級生と共にレッスンに励んでいた。そんなある日、世界最高峰の演劇学園からの転校生としてひかりが現れる。再会を喜ぶ華恋にそっけないひかり。動き出す運命――。9人それぞれの夢をかけた挑戦が始まる。稽古では、9人が揃い歌うシーンを披露。歌とダンスで盛り上げるポップな曲から、それぞれの内に秘めた想いを一人ひとりソロで歌い上げるバラードまで幅広い楽曲が揃う。その中には少女たちの繊細な想いや友情などが丁寧に描かれており、どこかあどけない歌声がその心情と美しく重なる。その舞台少女たちを指導する椎名演じる学年主任の場面では、打って変わって椎名が圧倒的な歌声で「スタァ」になるための心得を歌い上げるなど、ミュージカルならではの表現が楽しめた。また、キャラクターの個性が鮮やかなので、前向きで元気な華恋、クールでミステリアスなひかりをはじめとする9人の魅力がすぐに理解できるのも見事だ。「あの舞台に立ちたい」と互いをときにライバル視し、ときに助け合いながら進んでいくさまは、今まさに舞台に立つキャスト達とどこか重なるものもあり、今この瞬間の輝きを見逃してはいけないような気持ちにさせられる本作。公演は9月22日(金)から24日(日)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて。2018年1月に再演が決定している。取材・文:中川實穂
2017年09月14日子供の頃繰り返し読んだ「はいからさんが通る」をまた読みたくて、文庫で買って一気読みした(実家にある愛蔵版は段ボールのどこかに埋もれている)。近々タカラヅカでも上演予定、劇場アニメも制作中のこの名作、人気が再燃してるらしい。1970年代のマンガだけど今読んでも全く古くないので未読の方はぜひ読んでみて下さい。久々に読んで「ああこれぞ少女マンガのセオリー…!」と思ったことがある。出てくる男出てくる男みんなイケメンなのだが、それが揃って主人公・紅緒に惚れるのである。ちなみに紅緒は当初彼らから「ちんくしゃ」と評されてる。意味は「狆(ちん)がくしゃみしたような顔」。想像すると愛くるしいが、主に不美人の形容として使われてた言葉だ。しかし脇に才色兼備な女性がいても、みんな「ちんくしゃで男か女か分からん」とけなしていたはずの紅緒に恋をする。決してモテるタイプではない主人公に、男性たちがどんどん惚れてゆく…これは(今は知らないけど)少女マンガの王道パターンだ。例が古くて申し訳ないが「キャンディ・キャンディ」もそうだし「ベルサイユのばら」もそう(オスカルは美女だがなにせ男として生きてるので)。このセオリーを昔は「女の子に夢を与えるマンガならではのファンタジー」だと思っていたから、ときめきつつも「まあ現実にはないよね」と笑っていた。ところが「そのファンタジーはひょっとしてファンタジーではないかもしれない…」と今回初めて思った。数年前、30代前半の男友達が何人か結婚した。本人と新婦、それぞれタイプが全く違うけど、いずれも仲良しで絆が強い雰囲気が共通点。なので彼らに「彼女のどこに惹かれて結婚したの?」と聞いてみたら、奇しくも同じ答えが返ってきた。「面白いんだよね」おおお…妻にした決め手がそれとは!可愛いから優しいから家庭的だから…じゃなくて「面白い」ということばが彼らから最初に出てきたことが興味深かった。今回久しぶりに目にした少女まんがのファンタジーは、もしかしたらこれに近いことなんじゃないか。メディアで描かれる「本命になれる女・結婚できる女」の特性は、限りなく聖母だ。可愛い、料理上手、控えめで男性を立てる、気だてがよい…もちろんそういう女性は魅力的だけど、ちょっと無理ゲーが過ぎる。逆に世間的には上がってこないが周囲でよく聞く条件、それが「予想を裏切る面白い女」「言うなりにならない女」だ。俺がこうしたらこう返すだろう、大抵の女はこうだろう…そんな予想を覆し、男が先を読むのが難しい、安易にレッテルを貼れない女。むろん男性が最初からその条件を掲げてるとは思えない。でも「可愛くて優しい彼女が欲しいな」なんて言ってる男の脇をフェイントからのドリブルで華麗にすり抜ける女を、彼らは驚いて思わず追いかけてしまいがちだ。「おもしれえ…」には抗えない。例えそれが男にとって都合が良くなくても、一般的モテから外れていたとしても。美人でも尽くし型でもない少女まんがの主人公にイケメンたちが惹かれる理由は、多分その意外性ある面白さだ。好かれようと寄ってくる多くの女たちとは全然違う方を見て1人進む、その異質さが気になってしまうのだ。そういえば「はいからさんが通る」では、少尉は紅緒のとんでもない言動の数々に毎回ゲラゲラ笑ってるよ。容姿や能力基準で見れば「美女を押しのけイケメンを射止める冴えない女の子」はファンタジーだ。でも、意外性や独自性で見れば「ありがちなスタイルとアプローチですり寄らず我が道をゆく面白い女の子」になる。女子よ、少女まんがのセオリーはアラサーになったら意外と現実的だぞ。「愛される女」より「面白い女」を目指そう。別に芸人的な面白さは目指さなくていい。ただ、男性の予想を裏切ろう。ありがちを避けよう。万人ウケに心を砕いて自分の個性を殺さぬよう、好きなものと己の引き出しを増やすことを、まず大切にしよう。
2017年09月07日ナチスに追われたユダヤ人の少女が、子どもたちだけでスイス国境を目指した実話から生まれた『少女ファニーと運命の旅』が8月11日(金・祝)より公開される。このほど、本作で映画初主演を果たしたファニー役のレオニー・スーショーと監督のローラ・ドワイヨン、そして映画のモデルとなった実際のファニー本人のインタビューを含む特別映像が、シネマカフェに到着した。1943年、ナチスドイツの脅威はヨーロッパに広がり、フランスもその支配下にあった。13歳のユダヤ人の少女ファニーは幼い2人の妹と共に、協力者たちが秘かに運営する児童施設に匿われていた。ファニーの楽しみは検閲の目をくぐって届く母からの手紙と、夜、ベッドの中で父からもらったカメラのファインダーを覗いて楽しかった日々を思い出すこと。だが、ある日、心ない密告者の通報により、子どもたちは別の施設に移らなくてはならなくなる。やっと落ち着いたと思ったのも束の間、その施設にもナチスの手が迫り…。ファニーたちは列車を使って移動するが、ドイツ兵による厳しい取り締まりのせいで引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅で取り残される9人の子どもたち。リーダーを託されたファニーは、バラバラになりかける子どもたちの心を1つにし、いくつもの窮地を勇気と知恵で乗り越え、ひたすらスイスの国境を目指す――。戦時下、両親と引き離された子どもたちの、純粋で、必死に生きようとする前向きな姿が観る者の心を打つ本作。今回解禁となったは、その聡明さと勇気で幼い子どもたちを鼓舞し、時には1人涙を流す繊細さを秘めた少女ファニーを演じたレオニーのインタビューから始まる。「私が演じた13歳のユダヤ系の女の子はスイスに逃げるの。フランスがナチスに占領されたからよ。ファニーには2人の妹ジョルジェットとエリカがいる」と、役柄を説明するレオニー。彼女の堂々とした演技は、とても映画初出演とは思えない。「この物語を子どもの視点で語るのが大事だと思ったわ」と本作について語っている。また、彼女のモデルとなった“実在”のファニー・ベン=アミは、劇中で描かれた決死の逃避行について、「私にとっては“反抗”だった。理不尽な状況で大人たちに対して怒りを抱えてた。怒りは消えなかったわ。“私もほかの子たちも捕まるものですか”“逃げてみせる”と思ってた」と当時の心境に触れる。「映画は本とは違う。大事なのは何よりも“伝えること”よ。私の言いたいことが伝わればうれしいわ。自分が英雄だと言いたいわけじゃないの。悲劇が2度と起きないよう本質の部分を語りたい」と自身の強い思いを語った。ローラ・ドワイヨン監督も「共同脚本のアン・ペイレニャと原作を基に書いていった。ファニー・ベン=アミにテルアビブで話も聞いたわ。彼女は話を聞かせてくれて自身の体験を私に託してくれた」とふり返りながら、「私は物語を再構成し実在しない人物も加えた。細かな逸話も組み込んだわ。ほかの人の体験談も本作には含まれているの」とも明かしている。『少女ファニーと運命の旅』は8月11日(金・祝)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:少女ファニーと運命の旅 2017年8月11日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) ORIGAMI FILMS / BEE FILMS / DAVIS FILMS / SCOPE PICTURES / FRANCE 2 CINEMA / CINEMA RHONE-ALPES / CE QUI ME MEUT - 2015
2017年08月07日少女漫画『ガラスの仮面』のコラボレーションカフェ「ガラスの仮面カフェ」が、2017年7月19日(水)から8月29日(火)まで大阪・阪急うめだ本店にオープンする。『ガラスの仮面』は、美内すずえによる累計発行部数5,000万部を突破した大ベストセラー少女漫画。演劇の天才少女・北島マヤの成長を波瀾万丈に描き続けている作品だ。今回、作者・美内すずえの出身地である大阪に「ガラスの仮面カフェ」が登場。店内では、物語の中で約1,300回も描かれた白目のシーンをイメージした「白目パフェ・・・!」や、主人公・北島マヤが忘れかけていた女優魂を思い出す渾身の復活劇を描いた「まさかの泥?スムージー」など、名シーンを再現した5種類のメニューが展開される。また、カフェオリジナルグッズちして、ここでしか手に入らないポストカード、缶バッジ、ボールペンなどを販売。来店者には、オリジナルコースターもプレゼントされる。【イベント詳細】ガラスの仮面カフェ開催期間:2017年7月19日(水)~8月29日(火)住所:大阪市北区角田町8‐7 阪急うめだ本店4F会場:チアーズ カフェ アンド ダイニング営業時間:10:00~20:00※金曜、土曜は21:00まで。<メニュー例>・紫のバラのひと「いつもあなたを見ています」バーガー1,590円+税・紅天女 白い渦と赤い渦 天地を荒らす冷製パスタ1,490円+税・白目パフェ・・・!1,290円+税・まさかの泥?スムージー990円+税 ©Miuchi Suzue
2017年07月07日ナチスの追跡を逃れ、フランスからスイスの国境を目指す13歳の少女の決してあきらめない旅を描く、フランス・ベルギー合作映画『少女ファニーと運命の旅』。この度、本作の予告編が公開され、勇気の旅を続けた少女ファニーのモデルとなった実在のファニー・ベン=アミからコメントも到着した。1943年、ナチスドイツの脅威はヨーロッパに広がり、フランスもその支配下にあった。勝気さを内に秘めた13歳のユダヤ人の少女ファニーは、幼い2人の妹と共に協力者たちがひそかに運営する児童施設に匿われていた。ファニーの楽しみは、検閲の目をくぐって届く母からの手紙と、夜中にベッドの中で父からもらったカメラのファインダーを覗いて楽しかった日々を思い出すことだ。ある日、心無い密告者の通報により、子どもたちは別の協力者の施設に移らなくてはならなくなる。やっと落ち着いたと思ったのも束の間、その施設にもナチスの手が…。ファニーたちは列車を使って移動するが、ドイツ兵による厳しい取り締まりのせいで引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅で取り残される9人の子どもたち、いつの間にかリーダー役となったファニーは、バラバラになりかける子どもたちの心を一つにし、いくつもの窮地を勇気と知恵で乗り越え、ひたすらスイスの骨棘を目指す。しかし、追手は彼らのすぐそばまで迫っていた――。本作は、ファニー・ベン=アミの自伝に基づく実話で、純粋で前向きな子どもたちの姿が、観る者の心を打つ勇気と感動の物語だ。監督は、『ポネット』のジャック・ドワイヨンを父に持ち、女優で歌手のルー・ドワイヨンが異母姉妹のローラ・ドワイヨン。キャストには、レオニー・スーショー、セシル・ドゥ・フランス、ステファン・ドゥ・グルート、ライアン・ブロディらが名を連ねている。公開された予告編は、ファニーが母親に手紙を書くシーンからスタート。平穏な日々も束の間、ラジオからドイツ軍が来るというニュースが流れ、一変する。自らの危険を顧みず、子どもたちを守ろうとする大人たちの姿、リーダーになったファニーの不安な気持ちが伝わる予告編となっている。本作の主人公・ファニーのモデルとなったファニー・ベン=アミさんは、「当時の時勢や実際の出来事をうまく反映していますね。映画としてとてもよくできた作品だと感じましたし、監督は私の心情をよく捉えてくれていると思っています」と映画について話し、またこのような体験をする子どもたちが2度と出ないようにするためには、「戦争を始める前に、一番の被害者となる子どもについてよく考えるべきですね。結局、大人の決断によって、最も苦しめられるのは彼らなのですから」と体験者としての想いを語っている。『少女ファニーと運命の旅』は8月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年06月20日ナチスドイツ支配下のフランスからスイスの国境を目指し、勇気の旅を続けた少女の実話から生まれたフランス・ベルギー合作映画『FANNY’S JOURNEY』が、邦題を『少女ファニーと運命の旅』として8月11日(金)より公開されることが決定した。1943年、ナチスドイツの脅威はヨーロッパ中に広がり、フランスもその支配下にあった。勝ち気さを内に秘めた13歳のユダヤ人の少女ファニーは幼い2人の妹と共に、協力者たちが秘かに運営する児童施設に匿われていた。ファニーの楽しみは、検閲の目をくぐって届く母からの手紙と、夜中にベッドの中で父からもらったカメラのファインダーを覗いて楽しかった日々を思い出すこと。だが、ある日、心ない密告者の通報により、子どもたちは別の協力者の施設に移らなくてはならなくなる。やっと落ち着いたと思ったのも束の間、その施設にもナチスの手が…。ファニーたちは列車を使って移動するが、ドイツ兵による厳しい取り締まりのせいで引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅で取り残された9人の子どもたち。いつの間にか彼らのリーダー役となったファニーは、バラバラになりかける子どもたちの心を1つにし、いくつもの窮地を勇気と知恵で乗り越え、ひたすらスイスの国境を目指す。しかし、追っ手は彼らのすぐそばまで迫っていた――。ナチスの追跡を逃れ、フランスからスイスの国境を目指す13歳の少女の決してあきらめない旅を描く本作は、ファニー・ベン=アミの自伝に基づく実話。純粋で前向きな子どもたちの姿が、観る者の心を打つ勇気と感動の物語だ。「フランス映画祭2017」で来日する予定の映画監督ジャック・ドワイヨンを父に持ち、女優で歌手のルー・ドワイヨンが異母姉妹、夫は『スパニッシュ・アパートメント』など青春3部作で知られるセドリック・クラピッシュという女性監督ローラ・ドワイヨンがメガホンをとった。キャストには、レオニー・スーショー、セシル・ドゥ・フランス、ステファン・ドゥ・グルート、ライアン・ブロディらが名を連ねている。『少女ファニーと運命の旅』は8月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年05月18日自宅で旅気分とラブラブ気分を味わえるゴールデンウィークですね。長いお休みを活かしてここはひとつ、長編漫画を読んでみませんか?少女マンガで長編というと、やっぱり今お勧めなのは『王家の紋章』! これです。連載40年、既刊62巻、古代エジプトを舞台にした大スペクタクル垂涎ドラマです。『王家の紋章』(細川智栄子/秋田書店)第1巻物語の舞台はエジプトを中心とした地中海沿岸の国々。自宅に居ながらにして大冒険気分が味わえます。しかも現代エジプトだけでなく古代エジプトまで、時代を変えて旅するんですよ。ゴージャスゴージャス。先日、ミュージカル『王家の紋章』を観に行ったので漫画を読み返しているんですが、なんだかめちゃくちゃキュンキュンしますね。なにしろ古式ゆかしいマンガなので、激しいエロはなし。奪われるのはキスのみ。萌えシーンではひたすらハグのみ。スキンシップは豊富なので、1人で読んでいても誰かと触れ合っているような気がしてきます。ざっくりあらすじを紹介すると、現代のアメリカ娘キャロルは、王家の呪いにかかって古代エジプトに送られてしまいます。そこで若き王メンフィスと出会うのですが、キャロルがエジプトでは珍しい金髪娘だったこと、21世紀の知恵を次々披露して奇跡を起こしたことから熱愛され、激しく慕われます。ところでキャロルの口癖は「21世紀の人間なら誰でも知っていることよ」と言いながら、泥水を真水に変えたり鉄を精製したりするんだけど、未だに和久井はそのどちらのやり方も知りません。誰でも知ってることを知らない自分はバカなんだなと思います。そして初めは嫌がっていたキャロルだけど、そのうちすっかりほだされてメンフィスとラブラブに。しかし彼女の絶大なる影響力は各国に知れ渡り、アッシリアだのヒッタイトだのいろんな国々から次々と彼女を付け狙う権力者たちがやってきます。そしてさらわれちゃー戻り、またさらわれちゃー戻りを繰り返して60数巻。横恋慕されたい欲を刺激する王子和久井の脳内はけっこう王家に毒されていて、夢や憧れはすべて王家から教わりました。和久井の歴史好きは、たぶん王家のせいです。エジプトは憧れの旅行先です。そして和久井の理想の男性像は、キャロルの筆頭“ストーカー”・イズミル王子です。メンフィス王とキャロルの恋がエジプトをさらに熱く燃え上がらせているにもかかわらず、横恋慕して「その身も心も……この私になびかせてみせるぞ」とか強気なこと言ってます。こいつのせいで和久井は、横恋慕されるのにものすごい憧れがあります。奪われるほどに愛されたい。その上、ストーカーもされてみたい。最寄り駅で待ち伏せされて「おお、会いたかった……」とか言われたい。いつでも冷静沈着で理性的な王子だけど、キャロルのことにだけは大興奮でいつでも顔を赤らめてるところもかわいらしい。しかもイズミル王子はものすごいドSです。キャロルを柱にくくりつけて鞭で打ち、その後気絶したキャロルの服を脱がせて、自分で傷の手当てとかしてます。こうなるともう手当てと称して脱がせたいから鞭で打ったんじゃないか、という疑惑が浮かんできますね。イズミル王子、よくよく無理矢理が好きみたいで、大けがを負ったキャロルに「傷が見たい」とか言って、これまた服を剥がしてきます。でも決して余計なところを触ったり揉んだりしないんですよね。それ以上する気もなさそう。なんのために服を剥いだのか意味不明なほどです。彼の中の決まり事はけっこう明確で、キスは無理矢理してもいい、寝てるときにキスしたり服を脱がせても構わない、だけど結婚式を挙げるまではエッチはしない……何かのラインが彼の中に出来上がってるんですね。少女漫画は気持ちのいいスキンシップだけ一方で和久井はベラベラ大声でしゃべる男子はちょっと苦手です。王家で言えばメンフィスですね。メンフィスは、イズミル王子が送り込んだスパイ・ルカをまんまと王宮に引き入れて疑いもしないし、ヒッタイトの王宮に忍び込んだはいいけど大した策もなかったみたいで、見つかりそうになってキャロルに犠牲になってもらってるし、ちょっと短絡的で頭が弱そうです。メンフィスはキャロルとがっつりくっついていただき、あまったイズミル王子は和久井に払い下げていただきたい。しかもこの作品のいいところは、メンフィスやイズミル王子といったイケメンにはキャロルはいくらでも襲われて抱きしめられてキスされてるのに、その他のアルゴン王といったブサメンからは襲われないんです。物語に登場するのは、気持ちのいいスキンシップだけ。本当に、少女漫画って都合がいいですね。62巻も出てるけど、ストーリー自体は単純なので、割とサクサク読めちゃいます。GW、リア充たちの華やかなSNSを眺めつつ、旅行気分とラブラブ気分に没頭するのはいかがでしょうか。Text/和久井香菜子前回記事<「このメールは返信すべき?」男女の恋愛スタンスの違いが分かる『僕と君の大切な話』>もチェック!カップルで感想を言い合うのも面白いけれど、おひとりさまで読むのも面白い。
2017年04月26日北海道札幌市で結成された5人組ロックバンド、最終少女ひかさがツアー「GEKOKUJO!-2017巣立ち-」のファイナルとなる6月23日(金)北海道・札幌Sound Lab mole公演をもって、解散することを発表した。【チケット情報はこちら】解散の発表にあわせ、ボーカルの但野正和が公式サイトでコメントを公開。さらにラストシングル「ディアマイフレンド」をツアー会場限定で販売することを発表している。最終少女ひかさは2013年に結成。昨年4月に1stアルバムをリリースし、今年の3月にはミニアルバムを発表。同作を携えて、5月14日(日)大阪・Shangri-Laより初の全国ツアー「GEKOKUJO!-2017巣立ち-」の開催を発表していた。ツアーのチケットは発売中。■最終少女ひかさ全国ツアー「GEKOKUJO! -2017巣立ち-」5月14日(日)Shangri-La(大阪府)5月16日(火)TOONICE(香川県)5月17日(水)広島Cave-Be(広島県)5月19日(金)Public Space 四次元(福岡県)6月9日(金)UNIT(東京都)6月11日(日)CLUB ROCK’N’ROLL(愛知県)6月23日(金)mole(北海道)
2017年04月24日1976年から「月刊プリンセス」で連載40年、コミックは60巻を超え、現在も連載が続く漫画『王家の紋章』。昨年8月にミュージカル化し、東京・帝国劇場での初演は連日満員御礼記録を達成する人気を博した。この話題の舞台が早くも再演、大阪に初登場する。「王家の紋章」チケット情報物語は、現代アメリカで考古学を学ぶ少女キャロルが古代エジプトにタイムスリップ、若き王メンフィスと3000年の時を超えた愛のドラマを繰り広げる。脚本・作詞・演出は荻田浩一、作曲・編曲は巨匠シルヴェスター・リーヴァイ。キャストも初演と同じく華やかだ。メンフィス王に浦井健治、キャロルには新妻聖子・宮澤佐江(Wキャスト)をはじめ、キャロルを奪おうとするヒッタイト王子イズミルには宮野真守・平方元基(Wキャスト)。ほかに、伊礼彼方、濱田めぐみ、山口祐一郎らが出演。この時空を超えた歴史ロマンスに再登板する平方元基が来阪、作品の魅力と再演への意気込みを語った。舞台は、原作の1~4巻を約3時間のミュージカルに凝縮して作り上げた。「内容が濃く、音楽をたくさん使ってダイナミックに仕上げているところが魅力だと思います。リーヴァイさんの楽曲は、『エリザベート』や『レディ・ベス』より一層ご覧になる皆さんの想像力をかきたてます。キャラクターも、漫画の中から浮き上がって来たようなイメージを大事に作り上げているし。大劇場のミュージカルとして、今まで観たことがないような作品に見えるんじゃないかな」。初演で、漫画が原作の舞台を初めて経験した平方。「お客様の反応が全然違って、すごく充実感がありました。これまで以上に歌の分量も多く、歌で魅せるところもあり。とにかく舞台セットや衣装、そして音楽が素晴らしいので、それらに埋もれないような描写をしないと。漫画の世界のイズミルに、どうやって人間の血を通わせているかを観てほしいです。そこを見逃さないでいただくと、物語をもっと深く楽しめると思います」。漫画ファンからは、Wキャストの宮野真守は“パッションが溢れたイズミル”、平方は“青い炎のイズミル”と評されたそう。「原作を知らなくても、テンポよく進んでいくので大丈夫。でも、漫画と同じ動きをするなど、漫画とリンクするシーンもたくさんあるので、4巻まで先に読んでおくともっと楽しめると思います。関西のお客様は、チケット代以上の価値のあるお芝居を楽しみに行くわよって来られますよね、必ず(笑)。反応が素直なのも関西の醍醐味で、すごく温かく迎えてくださる。相当ブラッシュアップして、いい作品にしてこないと敵わないですよね。今回は東京で1か月公演した後、1番いい時期に大阪に来ますから。いや~、でも、ドキドキします(笑)。公演は、4月8日(土)から5月7日(日)まで東京・帝国劇場、5月13日(土)から31日(水)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケットは発売中。<衣裳協力>ジャケット、パンツ、Tシャツ:Psycho Bunny / ジョイックスコーポレーション靴:fabs class取材・文:高橋晴代
2017年03月24日京都国際マンガミュージアムにて、少女まんが雑誌「りぼん」のふろくに注目した「LOVE♥りぼん♥FUROKU」展を開催。会期は2016年12月8日(木)から2017年2月5日(日)まで。1955年にスタートして以来、60年以上にわたって日本の少女たちをリードしてきた少女漫画雑誌「りぼん」。「ちびまる子ちゃん」や「魔法使いサリー」、「ママレードボーイ」など、「りぼん」から誕生した数々の名作は少女たちだけに留まらず、世代を超えて日本の文化に大きな影響を与えている。1990年代には少女マンガ雑誌の最高発行部数を記録したほどの「りぼん」の圧倒的な人気の背景には、その名作たちだけでなく、「ふろく」の存在がある。本展ではそのふろくに注目した。少女まんが全体の歴史の流れも捉えながら、1990年代のふろくをメインに黎明期から現代までのふろくを紹介する。さらに、会期中は「星の瞳のシルエット」などを描いた柊あおいと、「グッドモーニング・コール」で知られる高須賀由枝によるトークイベント&サイン会がそれぞれ開催される。【開催概要】「LOVE♥りぼん♥FUROKU」展会期:2016年12月8日(木)〜2017年2月5日(日)会場:京都国際マンガミュージアム 2F ギャラリー1,2,3住所:京都府京都市中京区 烏丸通御池上ル開館時間:10:00〜18:00 (最終入館は17:30)休館日:毎週水曜日、12月28日(水)〜1月4日(水)入場料:大人 800円(640円) / 中高生 300円(240円) / 小学生 100円(80円)※観覧料は不要。※()は団体料金※小学生以下は保護者の同伴にて入場可。※小学生未満は入場無料。※割引の併用は適用不可。◼︎トークイベント・柊あおい日時:2016年12月17日(土) 14:00〜16:00・高須賀由枝日時:2017年1月22日(日) 14:00〜16:00会場:京都国際マンガミュージアム 1F 多目的映像ホール料金:無料 ※ただし、ミュージアム入場料は別途必要定員:200名 (サイン会50名) ※いずれも先着順参加方法:事前申し込み不要※当日10:00より館内にて整理券を配布※サイン会は、館内にて当日、関連書籍の購入により整理券を配布
2016年11月20日ヒップホップユニット電波少女が、“電波少女的ヒッチハイクの旅”47都道府県ストリートライブTOURと題した企画を行うことが決定した。【チケット情報はこちら】この企画は、11月11日(金)に北海道・時計台を出発、ヒッチハイクで移動し47都道府県全県にてストリートライブを行いながら、2017年1月31日(火)までに地元宮崎にゴールできればメジャーデビューが決定するという企画。この企画にはゴールのほかにも、ストリートライブの観客やヒッチハイクで乗せてくれた人など、旅で出会った人と友達になり1000人を目指す「LINEで友達1000人できるかな!?」、毎日必ずLINELIVEにてストリートライブやヒッチハイクの移動模様を生配信するといったミッションがある。また、食事・宿泊等生活に必要とされるお金はストリートライブでの稼ぎのみ。リスナーやファンからの移動協力は禁止。個人携帯電話と個人SNSなどは禁止というルールがある。支給される持ち物は寝袋、音響機材、筆記用具、地図、携帯電話1台のみ。道中の模様は随時LINELIVEで生配信され、YouTubeではダイジェスト版が投稿される。なぜこんな企画を敢行する事になったのか、など詳細はオフィシャルホームページに掲載された動画でご確認を。さらに、この企画発表と同タイミングで2017年2月4日(土)に東京・Shibuya WWWにてワンマンライブの開催も発表された。ヒッチハイク企画の結末がすべてわかるワンマンライブとなりそうだ。現在、チケットぴあではオフィシャルHP先行を実施中。受付は11月13日(日)午後11時59分まで。■電波少女ワンマンライブ“サライ”~電波少女的ヒッチハイクの旅完~日程:2017年2月4日(土)開場 17:00 / 開演18:00会場:Shibuya WWW(東京都)料金:前売り3,500円(ドリンク代別)
2016年11月02日無性に「胸キュン」したくなる時ってありますよね。そんな時、一番手軽にトキメキを補給できるのが少女漫画。最近では人気の少女漫画は続々映画化されて、旬なイケメン俳優たちがとびきりの胸キュンシチュエーションを実写で再現してくれるのでたまりません。今回は、どんなに仕事で疲れていても寝る前の束の間の読書タイムでキュンキュンして元気をもらえる、そんな少女漫画をピックアップしてみました。王子様に愛されるマジメ女子!『今日、恋をはじめます』【理想の王子様度☆☆☆☆☆】2007年~2011年に連載された『今日、恋をはじめます』は、武井咲さんと松坂桃李さんで映画化もされた人気作です。地味で「昭和」なガリ勉女子・日比野つばきが、チャラいけど成績トップのイケメン・椿京汰と恋に落ちるストーリーは、ある種テッパンな設定。恋愛初心者も初心者で、取り立てて美人でもないつばき(着飾ると可愛いという王道パターンもありつつ)は、読者にとってこれ以上ない感情移入の対象に。そして王子様的存在である京汰がつばきに夢中になっていく様子は、もうつばき目線で読んでいると胸キュンが止まらないのです。モダンになりすぎず適度に甘い絵柄も◎。掲載されていたのは、『東京ジュリエット』『快感フレーズ』など、ちょっぴりエッチな作品も人気を博してきた『sho-comi』。『今日、恋をはじめます』も、ロマンティックでオトナなラブシーンがたっぷり。それもトキメキポイントだったり。いつだって憧れる先生との恋…『近キョリ恋愛』【秘密の恋度☆☆☆☆☆】ちょっぴり禁断感がある恋は、胸キュンも倍増しますよね。”先生”との恋愛は、誰もが一度くらい憧れたことがあるのではないでしょうか。『近キョリ恋愛』は、ちょっぴり変わり者な天才少女とイケメン英語教師の秘密の恋愛を描いた物語。2人の関係がバレてはいけない禁断感もありつつ、コミカルなテンポと、とにかくカッコいい先生・ハルカのキラキラっぷりが際立つポジティブな世界観が魅力です。ドラマ『高校教師』のように何かとシリアスになりがちな教師×生徒モノの中にあって、そのトキメキ要素をうまく抽出して楽しませてくれる上質の胸キュン漫画だと思います。シチュエーションに萌えるという方にオススメ。映画版では山下智久さんがハルカを演じて、見事にそのイケメンさを再現していましたね。片想いの相手が振り向いてくれる瞬間にキュン死する『ストロボ・エッジ』【青春度☆☆☆☆☆】錚々たる少女漫画の中でも、胸キュンレベルが特に高いのが、『ストロボ・エッジ』。純粋で素直な主人公・仁菜子が、学年で一番人気のある男子・蓮に一途な片想いをし続け、最後に振り向いてもらうストーリー。そう、やっぱり一番切なくて、でもその分極上の胸キュンを味わえるのが”片想い”なのです。しかもここでの障壁は「彼に彼女がいる」というところ。これが絶妙なポイントです。自分のことを好きじゃないわけじゃない。でも、出会った順番が違った…。努力すれば乗り越えられそうなハードルを、とにかく諦めない恋心で少しずつクリアしていく主人公は、共感度も抜群に高いはず。読んでいると「私も頑張ればこんなイケメンと恋できるかも」的な妄想が膨らんで、それはそれで楽しめます。途中、蓮への片想いに一生懸命な仁菜子に惹かれる第二のイケメンも登場したりして、読者的には至れり尽くせりのトキメキフルコースを味わえます。何よりこの漫画の胸キュンのピークは、蓮がようやく仁菜子への恋心に気付いたあとではないでしょうか。散々追いかけて手に入らなかった蓮が、今度は自分から仁菜子に振り向いてもらおうと努力してくれるのです。彼の想いが垣間見えるシーンでは、フルマラソンのゴールテープを切る直前のような高揚感に思わずジタバタしてしまったり。確実に胸キュンしたいなら、必読の一作でしょう。少女漫画の主人公は主に学生で、リアルな自分とはだいぶ異なるシチュエーションにいるわけですが、いくつになってもトキメキの源泉は変わらないものです。現実世界の恋愛とは別腹で、胸キュンをチャージする時間は日々の活力になるはず。ぜひ本屋に立ち寄って、今夜は妄想に浸ってみてください。ライタープロフィール二美(ふたみ)ややダメンズ傾向のある30代の独身OL。ファザコンの延長なのか年上男性が好きで、かつてはSNSで「おじさま萌え」という名のコミュニティを運営し、初老の男性との恋愛を描くような漫画を愛読。勤め先の会社に程良いおじさまがいないことが不満。
2016年10月13日原作・湊かなえ×主演・本田翼&山本美月×監督・三島有紀子という4人の女性たちが仕掛ける、“死”にまつわる禁断の世界を描いたミステリー『少女』。このほど、少女たちの心の闇に近づくかのような、新たなポスタービジュアルが解禁となった。女子高生の由紀(本田翼)と敦子(山本美月)は、「死体って見たことがある?」という転校生の何気ない“告白”をきっかけに、死を知りたいという願望にとらわれる。本当の“死”を理解できたら、それぞれの“闇”から解放されるのではないかという思いに駆られた2人の、刺激的で衝撃的な夏休みが始まる――。17歳という年代を生きる少女たちが生きるのは、暗闇のなかで綱渡りをしているような、危うい毎日。『告白』『白ゆき姫殺人事件』「夜行観覧車」「Nのために」など、大ヒット映像化作品を数多く世に送り出してきた“湊かなえワールド”が、本田さん、山本さんという最旬の人気若手女優と、『しあわせのパン』や『繕い裁つ人』などの三島監督の手によってスクリーンに描き出されていく。マスコミ・関係者向け試写では、「すべてがつながるラストに衝撃を受けた!」「女の闇がリアルに描かれていて良かった」「映像美が素晴らしかった」といったコメントが、早くも各方面から寄せられている。今回、そんな本作から新たに解禁となったのは、これまでの白を基調としたポスターから一転、ダークな世界観をより打ち出したポスタービジュアル。本作の舞台となる、厳格なミッション系女子高のパイプオルガンの前で、グレーの制服を着た本田さん演じる由紀と山本さん演じる敦子が寄り添っている様子が描かれているものだ。さらに、背景にうっすらと入っている文字は、劇中でも登場する遺書の一部になり、いったい誰の遺書なのかは謎に包まれている。また、由紀と敦子が着用している制服には、三島監督のこだわりが詰まっており、閉塞的な空間で生きている籠の中の鳥たちのようなイメージで制作されたという。まさに本作のテーマである“闇”を象徴する仕上がりに、ますます心がザワつきそうだ。『少女』は10月8日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月16日あなたは自分のモテテクに、自信がありますか?自信があるあなたは、「これなら男はイチコロ!」と信じてモテテクを披露しているかもしれませんが、もしかしたら男性からドン引きされているかも!?裏で「勘違い女」なんて笑われていたら、立ち直れませんよね。そこで今回は、男性がドン引きしてしまう「やりすぎなモテテク」を紹介します。くれぐれもこんな行動はしないように注意してくださいね。■■上目遣い少女漫画なら男の子をドキッ!とさせる定番のしぐさですが、現実世界では通用しないようです。身長の差があるなら自然と上目遣いになるのはわかりますが、無理やりアゴをひいて実行するのはNG。にらみつけているように見えますよ。また、男性も「上目遣いが女性のモテテクだ」ということをすでに知っています。昔ならともかく、いまやると「あざとい」「無理やりすぎる」「目つきが悪いだけ」と散々に言われてしまうでしょう。■■体でアピールボディタッチは嫌われます。そっと触れる程度なら良いですが、あまりに密着したりベタベタと触っていると、実際には「キャバクラかよ!」と思われます。付き合っていないのになれなれしいとも感じてしまいますし、触られるのが苦手な人もいます。むやみに男性には触らないようにしましょう。また、胸の谷間が見えるようなファッションや、ミニスカートもアウト。男性なら誰でもつい目がいってしまうものですが、同時に「下品」「遊んでる」「軽そう」という印象を与えてしまいます。ただし、遊びで声をかけてくる男性は増えるかもしれませんので、うまく遊びたいときは良いかもしれませんね。■■やりすぎの聞き上手アピール男性に対しては聞き上手になる、が定番のモテテクです。でもやりすぎると危険です。会話の合いの手として「知らなかった~」「さすが~」や、会話を広げる手として「教えてくださ~い」ばかりを連発していると、頭が悪く自分の意見がない女だと失望されます。ほめられて喜ばない男性はまずいませんが、いまはきちんと話ができる女性がモテるのです。知っていることを知らないフリはやめて、的確な質問やあいづちをうつようにしましょう。また、ていねいな言葉遣いを忘れずに。なにを言っても「ヤバーイ!」しか返ってこなかったらウンザリしますよね。きちんとした日本語を話せるようにしましょう。■■得意料理「肉じゃが」や「カレー」は、男性に得意料理を聞かれたときの鉄板回答だと信じられてきました。しかしこれがモテテクだということを、すでに男性たちは知っています。あなたが「得意料理は肉じゃがです」と言った瞬間、ウンザリしているはず。得意なものを聞かれたら大まかなジャンルで答えましょう。たとえば「最近パスタにこってるの」「いまお母さんに煮物を習ってる」などです。こちらのほうが本当に料理をしている、というリアリティがありますよね。■■幻想と現実を区別して少女漫画や雑誌の中のモテテクは、男性をドン引きさせることが多いようです。女性が現実の壁ドンにイラッとするのと一緒ですね。あまりあざとい真似はせず、自然のままでいるのが一番のモテテクなのかもしれません。(ななりん/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年09月08日少女漫画雑誌『なかよし』創刊60周年を記念して、同誌の人気作品『おはよう!スパンク』とサンリオの人気キャラクター「マイメロディ」がコラボレーション。2016年7月15日(金)から8月31日(水)までの期間、東京・丸の内の「マルノウチリーディングスタイル・カフェ」内に、二人をモチーフにした「なかよし60th×マイメロディカフェ」がオープンする。店内では、付属のチョコペンでペイントしたりメッセージが書ける「マイメロディ♡ふわふわお絵かきパンケーキ」や、こっそりスイーツをつまみ食いをしているスパンクをイメージした「スパンクつまみぐいロールケーキ」など、キュートなオリジナルメニューを多数提供。また、カフェの各テーブルには、なかよし歴代の大人気作品や現在連載中の漫画の1ページが展示されているほか、たかなししずえによる「スパンク×マイメロディコラボイラスト」の貴重な原画展示、イラストレーター&漫画家・しめ子による少女漫画meetsマイメロディの特大パネル展示も行われるので、こちらも是非合わせてチェックしてほしい。【概要】「なかよし60th×マイメロディカフェ」オープン期間:2016年7月15日(金)〜8月31日(水)会場:マルノウチリーディングスタイル・カフェ住所:東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワーKITTE 4F営業時間:[月~土] 11:00~21:00 [日・祝] 11:00~20:00TEL:03-6256-0830
2016年07月04日映画『ピーチガール』が2017年5月20日(土)より公開される。原作は、上田美和による累計発行部数1,300万部を超える伝説ヒットの同名少女漫画。見た目と本当の自分とのギャップに悩むヒロインが、自分の気持ちに素直になり、勇気を出して一歩踏み出していく、前向きでパワフルなストーリーだ。登場人物たちの様々な想いが交錯し、全くタイプの違う2人の男性の間で気持ちが揺れるヒロイン。最後までどちらを選ぶか分からない、予測不可能で波乱に満ちた展開が注目を浴びた。キャストはもも役に山本美月、学校一のイケメン男子・カイリ役にHey! Say! JUMPの伊野尾慧、そして小悪魔・沙絵役に永野芽郁という顔ぶれ。さらに今回、カイリと三角関係を繰り広げる、野球一筋の硬派なさわやか男子・とーじ役が真剣佑が担当する。脇を固める追加キャストとして本仮屋ユイカ、水上剣星、升毅、菊池桃子らが参加することも発表された。解禁された予告映像では、主人公・ももが元気をくれた人・カイリと、ずっと好きだった人・とーじの2人の間で揺れる乙女心をくすぐられるポイントで溢れており、さらに山本美月の顔面白塗り姿や伊野尾によるウィンク、そして永野芽郁の白目むき出し姿など、コミカルなシーンが満載だ。また場面写真には、いい雰囲気で見つめ合うももととーじや、窓越しに何かを見ながらにやりと微笑む小悪魔な沙絵の姿が映し出されている。また公開されたイラストバージョンのビジュアルは、もも・カイリ・とーじ・沙絵の4人が“ピーチ”を持った映画のポスタービジュアルを原作のキャラクターたちで再現したデザイン。劇中の4人と同じ制服を身にまとったイラストを、原作者・上田美和が特別に描き下ろした。外見と中身でギャップを持ったそれぞれのキャラクターの特徴を表したキャッチコピーにも注目したい。■ストーリー元水泳部のももは、日焼けした肌と赤い髪という外見のせいでいつも周囲から「遊んでる」などと誤解されてしまうが、実は誰よりも純粋な心をもつ女子高生。ももには、とーじという中学時代からずっと想い続けている人がいた。そして、そんな一途なももに興味を持つ、学校一のイケメン男子・カイリ。そんな中、もものお気に入りを何でも欲しがる最強最悪の小悪魔・沙絵は、とーじを横取りしようと、ももに様々な罠を仕掛ける。沙絵の罠によるピンチから、いつもももを救ってくれたカイリは、いつしかももの一番の理解者となっていく。お調子者のカイリと硬派なとーじ、全くタイプの違う二人の間で気持ちが揺れるもも。果たしてももが最後に選ぶのはー―?【作品詳細】『ピーチガール』公開日:2017年5月20日(土)原作:上田美和『ピーチガール』(講談社「別冊フレンド」刊)監督:神徳幸治 / 脚本:山岡潤平出演:山本美月、伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、真剣佑、永野芽郁、本仮屋ユイカ、水上剣星、升毅、菊池桃子配給:松竹Ⓒ上田美和/講談社
2016年07月02日7月15日(金)、16日(土)に開催される、細田守監督作『時をかける少女』を東京国立博物館にて野外上映する「『時をかける少女』10th Anniversary『博物館で野外シネマ』」。このほど、2日目のスペシャルゲストとして奥華子の登壇が決定した。“今年もまたあの夏がやってくる”をキャッチコピーに、細田監督作『バケモノの子』のテレビ初放送を記念した“スタジオ地図2016 in Summer”の一環として行われる本企画。東京国立博物館とのコラボレーションとして、『時をかける少女』の劇場公開から10年を記念した野外上映が行われる。このほど各日程のゲスト登壇者が決定。初日は、東京国立博物館の松嶋雅人平常展調整室長と細田監督自身が登壇し、二日目に奥さんが登壇する。奥さんは、『時をかける少女』の主題歌「ガーネット」を手掛けており、今夏にデビュー10周年を迎えるシンガーソングライター。“10万人が足を止めた魔法の声”と称され、1年間で2万枚の自主制作CDを手売りするなど、驚異的な集客力の路上ライブが話題となり、2005年にメジャーデビューを果たした。また同イベントは、当日の東京国立博物館入館料のみで観覧できるが、野外シネマ限定デザインのクリアフォルダが付いてくる優先席付きチケットが各日350席分発売される。なお、こちらのチケット持参者は屋外での上映ができない場合、場所を振替え、東京国立博物館平成館でのトークイベントおよび館内上映に参加できるという。チケットは、6月15日(水)午前10時より販売中。「『時をかける少女』10th Anniversary『博物館で野外シネマ』」は、7月15日(金)、16日(土)東京国立博物館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年06月15日「SKE48」の佐藤すみれが単独初主演を果たす『燐寸少女 マッチショウジョ』。アイドルファンの中で話題となっている本作から、主演の佐藤さんほか、小林豊らが写るメインビジュアルがこのほど到着した。心に闇(キズ)を抱えた人々の元にふと訪れ、寿命と引きかえに「妄想燐寸(マッチ)」を売り歩く謎の少女・リン(佐藤すみれ)。火がついている間に頭の中で唱えた妄想が具現化するという「妄想燐寸」を手に入れた者たちは、最初は恐る恐る燐寸を擦るが、妄想が具現化するのを体験した途端にのめり込み、取り憑かれていく。欲望、嫉妬、嘘が渦巻く“妄想”を具現化した人々は、思わぬ代償を払うはめになる――。「ヤングエース」(KADOKAWA)にて連載中の鈴木小波の同名コミックが原作。既刊3巻にして、累計10万部を超える人気を博している。アンデルセン童話「マッチ売りの少女」をモチーフとした作品で、謎の少女・リンが、心に闇(キズ)を持った人の前に現れ、寿命と引き替えに人間の心に潜む“妄想”を具体化できる「妄想マッチ」を授けていく物語。キャストには、主人公の謎の少女・リン役の佐藤さんをはじめ、彼女に誘われる心に闇(キズ)を持った人物に、「BOYS AND MEN」の小林さんと本田剛文が内藤勇実役と氏家治役に、声優・俳優・歌手とマルチに活動する小野賢章が美大生・岸田叶人役が出演。また、美山加恋が勇実の彼女・田仲かの子役、上野優華が治に憧れられる上野葉子役、叶人の同級生に唯月ふうかと森迫永依が好演し、若手俳優が集結している。そして今回解禁されたメインビジュアルは、佐藤さん演じる謎の少女・リンが、モチーフである童話の「マッチ売りの少女」を思わせるミステリアスなロリータ衣装に身を包んだ姿を披露。自身も「Angelic Pretty」のイメージモデルに抜擢された経験を持つだけあって、その姿はまさにハマり役だ。またそのリンの周りには、劇中でリンと出会う小林さん演じる勇実、本田さん演じる治、小野さん演じる叶人の3人が、それぞれ物語のカギとなる「妄想燐寸」を手に持ち、はかなく揺れる燐寸の炎に照らされている。妄想に翻弄される己の運命を暗示するかのような、妖しい魅力たっぷりのビジュアルに仕上がった。「妄想燐寸」を手にした3人は、どうその燐寸を使っていくのか。使った人々が支払わなければいけない思わぬ代償とは一体…。人気のコミックの映像化とあって、さらに公開が楽しみだ。『燐寸少女 マッチショウジョ』は5月28日(土)よりシネ・リーブル池袋、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月21日学生時代はよく読んでいた少女漫画も、大人になったらあまり読まなくなったという人も多いのではないでしょうか。そんな人に向けて、大人のための恋愛漫画を3冊紹介。青春時代の恋愛を思い出す甘酸っぱい物語から、40代以降のリアルな恋愛を描いたものまで選びました。どの漫画も現実から少し離れられる、なのに離れすぎていないリアル感があります。ときには漫画の世界に入りこんで気持ちを切り替えるのも大切です。誰もが経験したであろうピュア漫画『夢の温度』(著:南 Q太、出版:フィールコミックスGOLD)主人公はどこにでもいそうな中高生。好きな相手に気持ちを伝えたいけれど、うまく表現できないもどかしさが、微妙なタッチで表現されている純愛漫画です。これって誰もが学生時代に経験しているのではないでしょうか。漫画家・南Q太の描く世界は、自分の青春時代を思い出させてくれます。「はる」「夏祭り」「あき」「冬」の4巻があります。それぞれ主人公が変わっていますが話がつながっていて、違う人物の目線から同じ出来事を表現しているのもおもしろいポイントです。青春時代の純粋な気持ちに触れることで、当時の自分へタイムスリップさせてくれます。たまにはリフレッシュに純愛漫画を読んでみてはいかがでしょうか。大人の恋愛に憧れて背伸びした『うみべの女の子』(著:浅野 いにお、出版:Fxコミックス)『おやすみプンプン』で有名な漫画家・浅野いにおさんが描いた恋愛コミックです。背伸びしてもしきれない女子高生が主人公。早く大人になりたい気持ちとは裏腹に、なかなか大人になりきれない主人公の想いが、かつての自分と重なります。2巻で終わる読みやすさも、忙しい人にはオススメです。40代からの恋愛 リアルすぎるヒューマニズム『黄昏流星群』(著:弘兼 憲史、出版:ビッグコミックス)あの『島耕作』シリーズを手がけた漫画家・弘兼憲史さんの恋愛漫画。まさに大人の恋愛そのものです。現在51巻目まで発売されていますが、今もなおストーリーは続いていて、その人気度がうかがえます。人気の秘密は人間ドラマの濃密さと、出会いの素晴らしさを描いているからではないでしょうか。51巻は多いと感じますが、一巻完結型でそれぞれ別々のお話しとなっているのでどの巻からでも読むことができます。たまには昔の気持ちを思いだすきっかけに恋愛漫画はいかがでしょうか。日々の忙しさの合間に淡い時代を回想してみてください。リフレッシュしてまた次の日の活力が湧いてくることでしょう。
2016年04月16日●『黒崎くん』にみんな夢中少女漫画原作の映画が続々と制作されている昨今。インターネット上では批判的な意見もありますが、実際にメインターゲットとされるのは女子中高生です。我々のような大人たちがやみくもに批判するのは良くないのではないか? 女子中高生の意見を聞いてみた方がいいのでは!? という思いから、今回はティーン向けメディア「マイナビティーンズ」に協力をお願いして、原宿マイナビティーンズメンバーのJC・JK5名に、集まってもらいました。アラサー、というよりover30の我々と、原宿JC・JKはわかりあえるのか!?○本当に見ているのか?今回集まってもらったのはこちらの5人。みんな、かわいくておしゃれ! さうらさん、まなかさんはまだ14歳ということで、自分が彼女たちの2倍以上生きているのかと思うと恐ろしくなります。早速、少女漫画原作映画について聞いてみましょう。Q.少女漫画原作の映画を見に行ったことありますか?全員が迷うことなくマル! やっぱ見てる!! いや、言っても3:2くらいで分かれるのではないか? と思っていたのですが、こんなにみんな見ているものなんですね……。これは作るわ。ちなみに、最近見た作品は?くるみ「最近だったら『黒崎くん』!!」映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2016)ドS男子「黒悪魔」こと黒崎晴人(中島健人)と、女子の憧れの的「白王子」こと白河タクミ(千葉雄大)の2人に、ヒロイン赤羽由宇(小松菜奈)が翻弄される姿を描くラブストーリー。マキノ原作、掲載誌は講談社『別冊フレンド』。「あー」「わかる!!」「やばい!!」と口々に騒ぎ出すJC・JKたち。くるみ「キュンキュンするし、なんか飽きない! 最後までちゃんと見れる」まなか「理想だよね、理想像」なお「メインじゃない人もいい! 岸(優太)くんめっちゃ輝いてて~!! あの、本当に輝いてた!! あれ多分岸くんの好感度上がる!! 私、リピートして見るタイプなんですけど、『言葉と顔が合ってませんけど』ってところが一番好きです!!」勢い止まらず。あまりに反応がすごいのでこの取材終了後に観に行きましたが、確かにすごかった。映画館のなかも「ヒッ」という感じの声にならない叫びであふれていました。まなか「ほかだと、『今日恋』とか。キュンキュンするとこ、よかったよね」映画『今日、恋をはじめます』(2012年)真面目すぎる女子高生・日比野つばき(武井咲)が、学校一のモテ男・椿京汰(松坂桃李)にファーストキスを奪われ、2人は次第に惹かれ合っていく。水波風南原作、掲載誌は小学館『Sho-Comi』。少女漫画原作の映画を本当に見ているんですね。ちなみに、黒崎くんみたいな"ドS男子"はアリ? と聞いたところ……くるみ「それは人による!!!」まなか「まあでもね、顔とか」くるみ「だってタイプじゃない人にドSやられても全然嬉しくない!! 黒崎くんとか、みんなが好きなかっこいい系だったらありだと思う」まったく正論! ある種のファンタジーですよね。映画を真に受けて"ドS"路線でいく男性は大怪我をしてしまうので、気をつけましょう。●JKが好きな俳優は?少女漫画原作映画では様々なイケメンが出てきますが、JC・JKにはどんな方が人気なんでしょうか? それぞれに聞いてみます。なお「Hey! Say! JUMPの山田涼介くんです。私漫画が大好きで、『暗殺教室』も大好きなんです。実写化するって聞いて、バカにしてるの!? と思ったけど、見てみたら私がバカにしてたなって」映画『暗殺教室』(2015年)主人公の潮田渚(山田涼介)は学園の落ちこぼれクラスに在籍する少年。ある日謎の生命体「殺せんせー」が担任として現れ、落ちこぼれクラスに暗殺術を教えていく。クラスメイトの赤羽業を菅田将暉、茅野カエデを山本舞香が演じる。松井優征原作、掲載誌は集英社『週刊少年ジャンプ』。なお「殺せんせーの触手とか、CGとかすごいし、アクションシーンも全部動きが決まってるんですよ。そういう、一つ一つに熱が入っててやばい!」なおさんはアニメ・漫画が好きだそうで、視点がかなり細かいです。くるみ「私は志尊淳くんです。『トッキュウジャー』の時の金髪がすごい好きです」『烈車戦隊トッキュウジャー』(2014年、テレビ朝日)列車をモチーフにした戦隊ヒーロー。志尊淳、平牧仁、小島梨里杏、横浜流星、森高愛、長濱慎らが出演。敵チームの人間ドラマや、主人公たちの秘密が明かされる展開が話題となった。くるみ「『トッキュウジャー』はちっちゃい子向けかなと思ってたからちょくちょくしか見てなくて、その時はそんなだったけど、『先輩と彼女』で一番好きになりました。また映画主演もやるんです!」映画『先輩と彼女』(2015年)恋を夢見る高校1年生の都築りか(芳根京子)が好きになった先輩(志尊淳)は、他の女の人に恋をしていた。主人公の片思いの姿を描く。南波あつこ原作、掲載誌は講談社『別冊フレンド』。●やっぱり『黒崎くん』どんどん聞いていきましょう。中学生のさうらさん、まなかさんは?さうら「菅田将暉さん。いろんなドラマとか映画とか見ると、役を全部違う人が演じてるみたいな演技で。『ランナウェイ』で見ていて、それから好きになりました」『ランナウェイ』って5年前だから、そのときのさうらさんはいくつだ!?ドラマ『ランナウェイ~愛する君のために』(2011年、TBS)無実の罪で刑務所に入れられていた若者4人(市原隼人、塚本高史、上田竜也、菅田将暉)が脱獄をして東京を目指すドラマ。さうら「最近だと、『星ガ丘ワンダーランド』を見に行きました」映画『星ガ丘ワンダーランド』(2016年)「星ガ丘駅」の駅員として働く主人公の温人(中村倫也)のもとに、20年前に姿を消した母の訃報が届き、離れ離れになっていた兄(新井浩文)、そして義理の姉(佐々木希)と弟(菅田将暉)と再会。閉ざされた過去が明らかになっていく物語。まなか「松坂桃李くんです。『今日恋』ではまって、めっちゃかっこいいと思っていろいろ見始めました。で、性格もいいなみたいな。バラエティも出てたら見るようになって、ドラマもDVDが出たらめっちゃ買って。面白くなくて途中で買うのやめちゃったのもあるけど(笑)」ドラマのDVD買うとか、めちゃくちゃいいお客さんじゃないですか……。まなかさんは中3だけど、お小遣いで足りるのでしょうか?まなか「まだアルバイトはできないから、ママが買ってくれました」なるほどうらやましい。○そしてやっぱり黒崎くんえり「私は、中島健人くんです。健人くんは今22歳なんですけど、これまで映画に3本出ていて、役によって健人くんのキャラクターが変わっていくのが面白いなって。前作の『銀の匙』でのモサい役もよかったけど、そこから急に『黒崎くん』でドーン! みたいのに変わって、心が……あの、破裂しそうでした」「心が破裂しそう」なんというキラーフレーズ……中島健人くん、罪深い。映画『銀の匙 Silver Spoon』(2014年)高校受験に失敗した秀才・八軒勇吾(中島健人)が進学した、寮制の大蝦夷農業高等学校(エゾノー)での生活と八軒の成長を描く。ヒロイン・御影アキを広瀬アリスが演じる。荒川弘原作、掲載誌は小学館『週刊少年サンデー』。えり「健人くんは基本、ファンを『お姫様』と呼ぶようなタイプなんですが、『黒崎くん~』の時はサイトの日記の書き方とか、ファンへの接し方も変わったので、役に入り込める人なんだなと思って、尊敬できます」いやーもう、とにかく『黒崎くん~』がすごいことがよくわかりました!○まとめ取材しながら思ったのは、みなさんがとても真剣に少女漫画原作の映画を見ている、ということでした。出ている俳優が良かったら他の出演ドラマのDVDを買って、新しい映画も見に行って、彼女たちはとても良いお客さんです。映画館も賑わうし、そのうちもっと背伸びした作品も見てみよう、という方も出てくるでしょう。だからこそ、真剣に胸キュンとむきあって、良い作品を届けなければいけないのかもしれません。
2016年04月08日俳優・中村雅俊の娘でモデル・タレントとして活動する中村里砂が主演を務める、世界的カルト漫画の実写映画化『少女椿』。このほど、中村さん演じるヒロインのみどりをはじめ、カナブンや紅悦など、原作の世界観を表現する強烈なキャラクター写真の数々が解禁となった。ある時代の東京。14歳のみどり(中村里砂)は、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていたが、ある日、家に帰ると母親(鳥居みゆき)は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎(中谷彰宏)に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)ら、個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、いじめにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。そんなある日、サーカス団にワンダー正光(風間俊介)という超能力を持った男が加入する。いじめにあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけ、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団員たちは彼の人気に嫉妬し、さらにみどりをいじめる。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した鞭棄も、みどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒、超能力で鞭棄を殺害してしまう――。1984年の発刊以来、アニメ化や舞台化がされてきた、丸尾末広によるカルト漫画を原作とする本作。これまで実写映画化は何度も試みられながら、その世界観を描くことが難しく、幾度も企画が立ち消えになってきたが、このほど短編映画『ミガカガミ』でモントリオール国際映画祭ほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した監督TORICOによってついに実現。本作の公開決定がニュースとして流れるや、Twitter上などSNSでは大きな盛り上がりを見せ、翌日のTwitterでは話題度1位となったほど。先に発表となった、主人公でヒロインのみどりを演じる中村さんのほか、ワンダー正光には『猫なんかよんでもこない』の風間俊介、カナブンにはビジュアル系ロッカーの武瑠(SuG)、紅悦にはグラビアでも話題となった女優『花鳥籠』の森野美咲、鞭棄には若手俳優の注目株『アキラNo.2』の佐伯大地、赤座には『新宿スワン』の個性派俳優・深水元基、そしてサーカス団団長の嵐鯉治郎には作家としても活躍する中谷彰宏といった、超個性的な面々が登場。見事なまでに、美しくも奇妙でエログロな世界観を再現した本作を、これらの写真から覗いてみて。『少女椿』はシネマート新宿ほか5月21日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月05日丸尾末広の同名漫画を実写化した映画『少女椿』(5月21日公開)の登場キャラクター写真が5日、マスコミ向けに公開された。同映画は、俳優・中村雅俊の娘でモデルの中村里砂が映画初出演にして主演を務める異色作。父親は家を出て行き、母親を亡くして孤児になり、赤猫サーカス団に拾われた14歳のみどり(中村)が、団員である怪力自慢の赤座(深水元基)、美少年のカナブン(武瑠)、蛇使いの紅悦(森野美咲)、足芸の鞭棄(佐伯大地)、異人の海鼠、蟻男といった個性的で怪しげな連中たちに虐げられるが、超能力を持った男・ワンダー正光(風間俊介)の優しさに惹かれていく。ワンダー正光もみどりに恋心を寄せるが、みどりは次第にワンダー正光の暴力と狂気に恐怖していく、というストーリーが展開する。短編映画『ミガカガミ』でモントリオールほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した監督TORICOが監督を務める。また、みどりの母親に鳥居みゆき、町の実力者に鳥肌実も出演する。今回、公開されたのは、みどり、鞭棄、赤座、紅悦、カナブン、嵐鯉治郎(中谷彰宏)らが登場の場面写真。奇抜な衣装と特異なキャラクター、独特の世界観が伝わる写真となっている。(c)2016「少女椿」フィルム・パートナーズ
2016年03月05日同人作品としてスタートした『魔法少女オーバーエイジ』。2015年2月にライトノベル『魔法少女オーバーエイジ「私たち、もう変身したくありません」』(著:砂守岳央、イラスト:日向あずり、発売:ぽにきゃんBOOKS)および、CD『魔法少女オーバーエイジ -kawaii songs collection-』(発売:EXIT TUNES)でメジャーデビューをはたした本作だが、次なる展開として、2016年5月3日にライトノベルの続刊が発売されることが決定した。これにあわせて、花澤香菜、渕上舞、飯田里穂、M・A・O、松井恵理子、遠藤ゆりか、鈴木愛奈、徳井青空が出演するCDが制作され、きゃにめ限定版として発売。さらに2月27日に公開ニコ生イベントが開催されるほか、3月31日にNHKホールで行われる『アニソンヒストリージャパン』にライブ出演、そして5月28日に音楽ライブの主催が予定されている。第2作目となる続刊のタイトルは『魔法少女オーバーエイジ「二番煎じなんてレベルじゃないっ」』。今作では、前作に登場したキャラクター・島津くれはの同期である現役世代の魔法少女「ソルシエール・リュミエール」のメンバーたちが新たに登場する。CDアルバムには、前作からのキャラクターである伊藤ましろ(cv. 花澤香菜)、久坂そらの(cv. 飯田里穂)、桂ゆかり(cv. 渕上舞)、島津くれは(cv. 遠藤ゆりか)に、新キャラクターの小宮ももか(cv. M・A・O)、児玉あおい(cv. 松井恵理子)、有馬こはく(cv. 鈴木愛奈)、黒田はがね(cv. 徳井青空)を加えた豪華キャストが出演。収録内容は、各キャラクターのボーカル曲(ソロ、デュエット含)とドラマ、およびフリートークとなっている。詳細については、きゃにめ.jpの特設サイトをチェックしてほしい。
2016年02月27日二階堂ふみ×山崎賢人のダブル主演による人気漫画の実写化『オオカミ少女と黒王子』の撮影現場に潜入!金髪の山崎さんがドSな王子様に発揮するシーンが撮影された。累計発行部数450万部超の人気少女漫画を『ストロボ・エッジ』の廣木隆一監督が映画化。恋愛経験ゼロなのに彼氏との恋愛を友人に言いふらしてしまった“オオカミ少女”エリカは街で見かけたイケメンを盗撮し、彼氏として紹介するが、その彼は学校一のイケメン“王子”恭也だった!事情を明かし、恋人のふりをしてもらうことになったが、条件として恭也はエリカに“絶対服従”を求め…。この日は、高校の学食で、エリカと恭也がエリカの友人で池田エライザ演じる手塚と玉城ティナ演じるマリンに見つかってしまう…というシーンの様子が公開された。東京近郊の某女子大のキャンパス内の学食に約200名のエキストラを集めて行われた。絶対服従の約束通り、エリカが恭也のためにジュースを買って走って届けるところからスタート。それを手塚とマリンが発見する。さらに、マリンと手塚は、エリカから以前より聞かされていたとして「拘束プレイが大好きってホント?」と恭也を意地悪に追い詰める。だが、恭也は慌てることなく「そうだね、好きかな」と返し、マリンのアゴに手をやり「このうるさい口がきけなくなるぐらい…身動きできないくらいに強く縛って…。試してみる?」とサディスティックな笑みを浮かべて語る。そして、周囲があっけにとられる中、エリカの手を取って、食堂を突っ切っていく。短いシーンで恭也とエリカの関係性やキャラクターが見て取れ、山崎さんは金髪にした見た目だけでなく、中身もすっかり恭也となっており、ドS王子っぷりが堂に入っており、冷酷なのにかっこいい!二階堂さんも、これまであまり演じてこなかったタイプの、相手に振り回される等身大の女子高生・エリカをコミカルに演じて見せた。二階堂さんは、廣木監督からの指示について「ドM!ドS!終わり!!です(笑)」と説明。山崎さんについて「恭也のカリスマ性のようなものが山崎くんと近いものがあると思います」と語り「とにかく今まで観たことがない山崎賢人が観られると思います(笑)。それを全国の山崎賢人ファンに伝える役割だと思っていますので、最終日まで犬で居続けようと思っています」と笑う。山崎さんは「とにかくドSにエリカをイジメていきたいなと思っています」と抱負を口にする。過去に『パラダイス・キス』などを手掛けてきた松橋真三プロデューサーはエリカと恭也の関係性を本作の主軸とし、キャスティングについて「恭也は国宝級のイケメンということで、山崎くんで満場一致でした。二階堂さんは、実力派ですが意外とこういう普通の女子高生をやってないので、あえて等身大の女の子をお願いした」と明かす。また、恭也のSなセリフの数々も原作の大きな魅力だが、映画でも多くをそのまま取り入れているという。ドSの王子とドMのオオカミ少女がこの先、どうやって惹かれ合っていくのか?完成が楽しみだ。『オオカミ少女と黒王子』は5月28日(土)公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月16日世界的に知られる丸尾末広のカルト漫画「少女椿」が、モデル・タレントとして活動する中村里砂主演で5月下旬に映画化されることが決定。併せて本作のティザービジュアルも解禁された。ある時代の東京。14歳のみどりは、病気の母親を置いて家を出て行った父親の代わりに家計を助けるため、花売りをしていた。ある日家に帰ると母親は病死していた。一人ぼっちになったみどりは、赤猫サーカス団の団長である嵐鯉治郎に拾われる。地方巡業に回るサーカス団には、怪力自慢の赤座、美少年のカナブン、蛇使いの紅悦、足芸の鞭棄、異人の海鼠、蟻男といった個性的で怪しげな連中が顔を揃えていた。その中で下働きするみどりは、苛めにあいながらも健気に毎日を送り、走る列車を見ながら東京の我が家のことを思うのだった。そんなある日、サーカス団にワンダー正光という超能力を持った男が加入する。苛め にあうみどりを見たワンダー正光は、彼女のことを気にかけて、彼自身が持つ超能力で不思議な光景を見せる。彼の優しさにみどりは次第に心を寄せていく。ワンダー正光の評判は瞬く間に広まり、サーカス団は連日大入りとなった。だが、団 員たちは彼の人気に嫉妬し、みどりを苛める。それを見たワンダー正光は怒り、超能力で団員たちを従わせる。彼はみどりのことを愛していたのだった。それに嫉妬した 鞭棄もみどりを力づくで振り向かせようとするが、それを見たワンダー正光は激怒し、超能力で鞭棄を殺害する。その光景を見たみどりはワンダー正光に恐怖を覚え、避けようとするが――。原作は、1984年に発刊された全1巻の同名コミック。本作は、浪花清雲作の街頭紙芝居「少女椿」に作者特有の“エロ・グロ”“怪奇性”などの脚色を加えたもので、1992年にはアニメ映画化され、高い評価を受けたが、その内容表現から海外の一部地域では上映禁止にもなった。その後も舞台化はされたものの、実写映画化は30年もの間何度も試みがされては、その世界観を描くむずかしさゆえに企画が立ち消えになっていたという。そんな武勇伝を持つ原作の完全実写映画化に挑んだのは、短編映画『ミガカガミ』で「モントリオール国際映画祭」ほか、国内外の映画祭で数々の賞を受賞した監督「TORICO」。監督と脚本を務め、本作に挑戦している。主人公のみどりを演じるのは、中村雅俊、五十嵐淳子を両親に持つ中村さん。本作が初の映画出演にして初主演にとなる中村さんは、モデル・タレントとして活動中で、演技は初挑戦だという。そして、そんな彼女を支えるのは、演技派として高い評価を受ける風間俊介、ビジュアル系ロックバンド「SuG」の武瑠、グラビアでも話題の森野美咲、喜矢武豊主演の舞台「GOKU」の出演も控える若手俳優の注目株の佐伯大地、『新宿スワン』『7s/セブンス』などに出演し個性派俳優として注目を浴びる深水元基、作家としても活躍する中谷彰宏といった面々が共演している。同時に解禁されたティザービジュアルは、原作コミックの表紙の主人公を忠実に再現した中村さんが、昭和臭漂う背景と、見事に同化されているビジュアルだ。また主題歌には、海外で「オルタナティブ・シャンソン」とも評され、その独特の世界観や、歌とアコーディオンで大きな注目を浴びている姉妹音楽ユニット「チャラン・ポ・ランタン」の「あの子のジンタ」が起用されている。演技初の中村さんがこの難しい原作をどう演じるのか、共演のキャストがどういった配役になるのか、近年ではない衝撃作となりそうだ。『少女椿』は5月下旬、シネマート新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年02月15日俳優の山崎賢人と女優の二階堂ふみがW主演を務める『オオカミ少女と黒王子』(5月28日公開)の特報映像が4日、公開された。原作は、八田鮎子氏が2011年から漫画誌『別冊マーガレット』(集英社)で連載している同名コミック。既刊14巻のコミックス累計発行部数は450万部を突破している。2014年には、『たまゆら』シリーズなどのTYOアニメーションズの制作でTVアニメ化もされ、話題を呼んだ。恋人がいないにもかかわらず、周囲に「いる」と嘘をついてしまい、学校一のイケメン・佐田恭也(山崎)に彼氏のフリをお願いする、見えっ張りの女子高生・篠原エリカ(二階堂)のドタバタラブコメディが描かれる。廣木隆一監督がメガホンを取り、門脇麦、池田エライザ、菜々緒らも出演する。特報映像は、街で見かけたイケメンを盗撮したエリカが、友人たちに彼氏だと嘘の自慢をする場面から始まる。続いて、その彼氏と嘘をついた高校生が同じ学校の恭也だと知り、事情を説明する姿が描写される。懇願するエリカに、笑顔で「要するに彼氏のフリをすれば良いんだよね?」と優しい言葉をかける恭也。そんな恭也の態度に「なんて優しいの!? 王子様みたい」と感激するエリカだが、それも束の間、突然恭也は「じゃあ、3回まわってお手からワン! だな」と豹変する。さらに恭也が、彼氏のフリをする条件として突きつけたのは「お前は犬で、俺はご主人様」という"絶対服従"。「え!?」と戸惑うエリカだが、友人にも自慢してしまった分、後には引けない。その後も、"黒王子"と化した恭也は、エリカの頬をつねったり、デコピンを繰り出したりと、そのドSぶりを見せつける。(C)八田鮎子/集英社 (C)2016 映画「オオカミ少女と黒王子」製作委員会
2016年02月04日月刊漫画雑誌「ヤングエース」にて連載中の話題作「燐寸少女 マッチショウジョ」。この度、実写映画化されることが決定し、「SKE48」で活躍する佐藤すみれが初の主演を務めることが分かった。心に闇(キズ)を抱えた人々の元にふと訪れ、寿命と引きかえに「妄想燐寸(マッチ)」を売り歩く謎の少女・リン。火がついている間に頭の中で唱えた妄想が具現化するという「妄想燐寸」を手に入れた者たちは、最初は恐る恐る燐寸を擦るが、妄想が具現化するのを体験した途端にのめり込み、取り憑かれていく。欲望、嫉妬、嘘が渦巻く“妄想”を具現化した人々は、思わぬ代償を払うはめになる。原作は、2014年より「ヤングエース」にて連載中の同名人気コミック。現在2巻まで発売され3月に発売される3巻で累計10万部を超える記録を樹立している。誰もが知るアンデルセン童話「マッチ売りの少女」をモチーフとした作品で、寿命と引き替えに人間の心に潜む妄想を具現化する「妄想燐寸」を持つ謎の少女が、心に闇(キズ)を持った人の前に現れるところから物語が始まる。謎の少女・リンを演じるのは、2012年に開催されたミュージカル「ピーターパン」のウェンディ役を演じた「SKE48」の佐藤さん。ロリータファッションとして世界でも名を馳せ、自身もイメージモデルとなった「Angelic Pretty」の衣裳を身にまとい、神秘的な雰囲気をまとう主人公をミステリアスに演じている。今回単独映画初主演となる佐藤さんは「いつもと違った自分を見てもらえる大きなチャンス。自分とは違って感情が表に出ない分、表現するのは難しそうですが、リンの台詞が物語のキーワードになっていることが多いので一つ一つを大事にしていきたいです」と喜びと意気込みを語った。また「想像通りの可愛い衣装を着せていただけて嬉しいです。ロリータについては元々詳しかったりモデルもやっていたので、自分から意見を言ったり、スタッフさん達と一緒に試行錯誤しながら決めていきました」と衣装についても語った。そして彼女に誘われる、心に闇(キズ)を持った人物には、東海エリアを中心に活動する名古屋出身・在住のエンターテインメントグループ「BOYS AND MEN」のメンバーから、内藤勇実役を小林豊、氏家治役を本田剛文が演じる。小林さんは「僕が演じる内藤勇実は、とても愛に溢れていて、それによってどんな運命が待ちかまえているのか…。勇実のただひたすらまっすぐな愛をみなさまに見ていただければと思います」とコメント。さらに本田さんは物語について「“妄想”という、誰もが口にせずとも頭をよぎるモノを、赤裸々に描き出す本作。人の欲の愚かしさや、哀れな一面が照らし出される様子を楽しんでいただければ幸いです」と真摯に語った。さらに自分の才能に自信がある負けず嫌いの美大生・岸田叶人役に、映画『ハリー・ポッター』の吹き替えや「黒子のバスケ」などのアニメでも活躍中の小野賢章が好演。「妄想を叶える燐寸を売る、という独特の世界観が映像でどう表現されていくのかとても楽しみです。撮影頑張ります!」と気合十分の様子だ。『燐寸少女 マッチショウジョ』は5月28日(土)よりシネ・リーブル池袋、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年01月28日湊かなえが『告白』の次に発表したベストセラー小説『少女』が、本田翼と山本美月主演で映画化されることが決定した。原作は“人が死ぬ瞬間を見たい”という欲望と願望を胸に秘めた女子高生の死生観を描いた衝撃作で、『繕い断つ人』の三島有紀子が監督を務め、秋に公開される。その他の情報本田と山本が演じるのは高校2年生の桜井由紀と草野敦子。ふたりは親友で、由紀は何を考えているのかつかめないところのある知的で繊細で、どこかミステリアスな少女。敦子は、天真爛漫だが過去にいじめられた経験があり、過度の不安症から人の悪意に触れると過呼吸になってしまう感情の起伏が大きい少女だという。キャスティングについて原作者の湊は「現場に伺った際、クライマックスのシーン撮影を拝見しました。そこからどんどん妄想が膨らんでいって、映画の完成がとても楽しみになりました。『少女』を再読すると、おふたりのイメージをあてはめながら読んでしまう程です」とコメント。本田は「これまで私が演じてきた役は、明るいキャラクターが多かったので、由紀の様な役柄は正直少し不安だったのですが、『チャンスだ!』と思いました」といい、「撮影中は毎日、監督から“挑戦状”を貰っている感覚(笑)。結構難しい“挑戦状”を受け取ることもあって、監督のおっしゃっていることを上手く飲み込めない時は、とても苦しくて『どうしたら監督と同じ方向を向けるんだろう』と悩ましく思っていました。1カ月弱の撮影期間でしたが、毎日が物凄く濃厚で…『あれ、これって今日の出来事だっけ…!?』と分からなくなる程でした」と明かしている。山本は「この『少女』という作品は、ミステリー要素の中に、人間味を強く感じる作品。楽しみながら演じることが出来ました」と振り返り、共演した本田について「現場では色々な話をしたり、待ち時間にゲームをしたりして楽しく過ごせました」と話している。三島監督は「湊かなえさんの描く“毒”が大好物です」といい、「原作には、自分勝手さと閉塞感がしっかりと描かれていて、登場人物のキャラクターも個性的で、何より全体を通しての疾走感がありました。その三つを私なりに解釈して作品作りを目指しました」と語っている。『少女』秋公開
2016年01月05日●「親に買ってもらえないもの」を付録に小中学生むけの少女漫画雑誌はいくつか存在するが、1977年発行と、後発でありながら現在最も発行部数が多いのが小学館『ちゃお』。2002年には100万部を超え、雑誌の発行部数が全体的に落ちている中でも、1位をキープし続けている。2002年に小学生だった読者はちょうどいまの新入社員くらい。つまり、これから入ってくる新人女性は『元ちゃおっ娘たち』が多いということになる。一体どうして『ちゃお』がこれほど人気となっていたのか。その秘密を探るべく、ちゃお編集部の方に伺った。○新規読者は3%植田さんは2006年に入社、最初は学年誌の担当になり、6年目になって、自分から希望して「ちゃお」編集部に異動したという。「本数は月に寄って変わってきますが、連載をいくつか担当しているほか、付録についても責任を持っています。最初に経験した学年誌と、今担当している『ちゃお』に共通しているのは、キャラクターものが多いことと、付録に力を入れていることでしょうか。前の部署での経験が今に活きていると思います」と植田さん。恋愛や友情、ファンタジーなど、少女漫画に欠かせない要素に加え、たまごっち、ポケットモンスター、アイカツ! など、読者層に人気のキャラクターを多く抱えていたことが『ちゃお』が飛躍するきっかけになった。現在のコア層は10歳~12歳。特に11歳、小学5年生が主な読者だ。植田さん「毎月の新規読者は3%。ということは、97%がリピーターということになります。この層を持続させることがとても大事になってきますね」そこで大きな要因となっているのが、植田さんが担当している付録の領域だ。○読者とはテンション合戦そもそも漫画誌の付録には規制があり、基本的には紙のものしか扱ってはいけなかった。日本雑誌協会がその規制を緩和したのが2001年のこと。確かに、昔の少女漫画誌の付録といえば、シールやレターセット、トランプなどが思い浮かぶ。現在の『ちゃお』では、ネイルセットや、ライトボックス(トレース台)までついている「漫画道具セット」(2015年4月号)など豪華! 最新の2016年1月号では、ATM型貯金箱がついてくると、少女だけでなくネットの大人の間でも話題となった。植田さんが実際に付録について大切にしているのは、「親に買ってもらえないもの」を企画することだという。学校で使うような実用的なものは、わざわざ付録にしなくても親が買い与えてくれる。小学生女子が「ほしい」と思うけれど、親には買ってもらえないものが、一番心に響く。更に、『ちゃお』を作る上で大切にしているのが「かわいい」こと。「地味は一番の敵です!!(笑)」と語る。植田さん「テンションが低いものが一番だめです。『大人テイストでオシャレに』などと考えてしまいそうですが、それはNG。ちゃおっ娘は心も身体も急速に成長している時期にあって、いろんなことをすごい勢いで吸収しています。その元気の良さに追いつかなければ。もう、テンション合戦ですね(笑)」1万人が集まる「ちゃおサマーフェスティバル」などのイベントやモニター調査など、実際に読者と接する機会は定期的に設けていると植田さん。周りの人から「最近の子供はすごいんでしょう? みんな彼氏がいたり、ブランド服を着てたり……」と言われる機会も多いとか。植田さん「ほんとに子供を見てる? と思います。大人がイメージするような、"最近の子供"なんてそんなにいないし、みんながみんなオシャレなわけじゃない。私達が子供のときと、そんなに変わりはありません。でも、実際にちゃおっ娘たちに会わないと、そういったことを忘れて勝手な読者像をつくってしまいます。小学生のときは冷めてもいなくて、自分もアイドルになりたい、お洒落になりたい、とあこがれをパワーにすることができた。そういう気持ちを忘れてはいけません」●読者をちゃんと見つめて商品をつくること○付録のつくりかた毎月の付録については、まず5~6時間の会議を行い、編集部全員とデザイナーが100点以上の候補作を持ち寄り、その月ごとに方向性、スペックを決めていく。最初の議論は時間がかかるが、方向性が決まったあとは植田さんが簡単なラフを書いて見積りをとり、内容を詰めていくといったプロセスがとられているという。植田さん「よく原宿の竹下通りをうろちょろしています。地方に出張にいったときも必ずショッピングセンターに行っていますね。知らない文房具はないと思います(笑)」多くの付録は中国の工場で作られており、年に何回かは視察にもいっている植田さん、まるでメーカーのようだが、それだけ力を入れないと、読者にもすぐにばれてしまう。大人なら、少しくらい縫製が甘くても「これは付録だから」ですませられるところだが、子供の読者は真剣にがっかりしてしまうのだ。ちゃんと見ているし、とても潔癖だ。逆に言えば、期待は大きく、付録によって部数も3~5万部程度変わっていく。昔で言えば「全サ(全員プレゼントサービス)」で500円の切手などを送って家に届くような品物がふろくとしてついてくるのだから驚きだ。見せてもらったのは「スプレーペンセット」(2015年12月号)。見た目はふつうのペンであり、実際普通に使えるのに、スプレーツールをつけてポンプをプッシュするだけでエアブラシのようなカラーリングができる。クリスマスカードや年賀状などの需要を見込んだもので、ずっと見本になるような品を探し歩いていたところ、中国出張の際にやっと見つけることができたそうだ。ポンプ部分が人気キャラクター「ちぃちゃん」(『プリプリちぃちゃん!!』)になっており、見た目からしてまさに「かわいい!!」。ちなみに、ちゃお編集部に向いている人はやっぱり「かわいいもの」が好きな人なのだろうか?植田さん「子供を本気で楽しませたい人、じゃないでしょうか。好きなものは、読者が決めることであって、編集部が決めるものではありませんから」徹底的に読者に向き合った視線。これこそが、『ちゃお』がNo.1となっている理由なのかもしれない。
2015年12月16日