8月26日(水)、大阪・ミナミのTSUTAYA EBISUBASHIにて、田口トモロヲ監督が多部未華子&綾野剛主演の最新作『ピース オブ ケイク』について語るトークイベントを実施。自らを「綾野剛です」と言い張る田口監督から、男性スタッフ4人でラブシーンの想定ビデオを制作した撮影秘話やマル秘の“注目シーン”など、恋愛トークを期待して来場した女子にはやや衝撃的(!?)な裏話が炸裂。映画評論家の平野秀朗氏とともに、“オトナ男子”トークを繰り広げていたことが分かった。世のオトナ女子から熱烈な支持を集めるジョージ朝倉の人気コミックを、多部さんに綾野さん、さらに松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸ら、個性豊かな人気俳優陣を迎えて実写映画化した本作。予告編上映の後、登場した田口監督は、のっけから、「どうも、綾野剛です。今日は短い時間ですがよろしくお願いします。綾野剛です」と挨拶。その後も何かと「綾野剛です」と連発し、ノリノリ。平野さんが、『アイデン&ティティ』(’03)、『色即ぜねれいしょん』(’09)に続く監督作品3作目にして「ちょっとカラーが変わったのでは?」と尋ねると、“伝説的”ともいわれる恋愛コミックが原作であることに触れつつ、「そこに出てくるカルチャーが、自分が影響を受けたものと共通していたので、このラブストーリーを描くことが出来るかも、と思いました」と語り、「でも一番のハードルは、自分が50歳を過ぎたオッサンで、25歳の女子の恋愛を描けるのか?あるいは描いていいのか?描く権利があるのか?俺に描けるのか?あ、しつこいですね(笑)、そのあたりの心配がありました」と明かした。本作をすでに観賞していた平野さんが、「関西的に言うと、めちゃめちゃええ感じの映画です。めっちゃハマります。まさかこんなに女の子の気持ちに、そしてその相手役の綾野剛さんの役にググっとハマりましたね」と絶賛すると、「ありがとうございます。それは初めて言っていただきました」と、安堵の表情を見せる監督。このキャスティングが決まった経緯については、「多部未華子さんは満場一致でしたね。俳優としてはご一緒したことがあったんですが、今回改めて素晴らしいプロの女優さんだなと思いましたね」とベタぼめ。「撮影の日の最終カットは、多部カットで終わる、という流れがありました。現場のスタッフさんも疲れてくるんですけど、最終的には多部さんのアップを撮って終わろうと。照明さんもノって『もうちょっと明るくしようか!?』なんて、スタッフ殺しな多部さんはさすがでしたね」。一方、相手役の綾野さんは、今回初めてとも言えるほど、かなりナチュラルな役柄に挑戦している。「こんばんは、綾野剛です(笑)。いつもはシャープな役が多いと思うんですけど、今回は京志郎という、木の幹のようにどんと構えた役なので、これまでやったことないんじゃないかと思い、キャスティングしました」と、監督。「確かにこんな綾野さんは観たことないですね」と平野さんが応じると、「とてもナチュラルな、立っているだけでも優しさを感じさせるような佇まいでした」。「まず、リハーサルでやってもらうと、とても肉体表現のうまい役者さんなので動きが出るんですが、京志郎役は敢えて動かないようにお願いして、共同作業としてつくっていきました」と話してくれた。その作品全体に流れるナチュラルな空気感に、「多部さんと綾野さんは本当につきあっているのではないかと思いましたが(笑)」と平野さんが突っ込むと、「付き合ってるんじゃないですかね。うそです(笑)」。「R指定にはしない」という要望が製作サイドからあったというが、「よくある、倒れ込んだら翌朝になっているという(淡泊な)表現にはしたくなくて、なるべく攻めたいと。なので、アクションシーンだと考えて、あらかじめ練ったものを役者さんにお願いしました」。なんと、その練ったものとは、「演出部の男4人で組んずほぐれつの絡み合った映像を作りました。それを映倫のチェックも通して、『いじりすぎ!』『揉みすぎ!』なんて言われながら…」と、渾身の想定映像を製作していたことを告白。また、先日、光宗さん自らも明かしていたように、「ラブシーンつながりで言うと、光宗薫さん演じるあかりと京志郎の回想シーンがあるんですが、そこはイチオシのシーンです(笑)」と話すと、女性客たちがやや引き気味になるのを確認しながらも、「女性の方にもご覧いただきたいですね(笑)。かなりエロティックなシーンなんですが、役者さんが果敢に挑戦してくれたところに、とても美しいものを感じました」と語った。さらに、平野さんが「(多部さん演じる)志乃が菅田将暉さん演じる川谷にキスを迫られるシーンの、嫌なんだけどついつい…という顎の上げ方がもう芸術的なんですよ!(笑)」と、注目したシーンを振ると、「それはオッサンの言葉ですねー(笑)。さすがですね、人生長いぶんだけ、観てらっしゃる。あれはたまらんですわ(笑)。いまの若い人はこうするのか、と。いくら演出部のオッサンがやってもかなわなくて、やっぱり若い役者さんが演じると芸術的な、かなり攻めた表現になるんですね」と、多部さんが挑んだ“肉食系”の演技に賛辞を贈る。最後に、「東京のリアルな風景をバックに、堂々巡りを繰り返しながら、自分たちにとっての真実を求める恋人たちのオルタナティブなラブストーリーになっていると思います」と、手応えを覗かせる田口監督。「サブキャラクターの方たちも、素直に心情を共感できるように肉体化できたと思いますので、そのあたりを楽しんでいただけたらと思います。以上、綾野剛でした(笑)」。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピース オブ ケイク 2015年9月5日より全国にて公開(C) 2015ジョージ朝倉/祥伝社 /「ピース オブ ケイク」製作委員会
2015年08月27日葛西臨海水族園はこのほど、同園の展示水槽「大洋の航海者:マグロ」にハガツオとスマを導入した。○ハガツオを21尾、スマを29尾導入展示水槽「大洋の航海者:マグロ」では、2014年12月から2015年1月にかけて展示中のクロマグロ、ハガツオ、スマの死亡が続いた結果、しばらくマグロの仲間の展示は、クロマグロ1尾のみになっていた。今回、マグロの仲間の展示回復を目的に、5月15日にハガツオを21尾、22日にスマを29尾導入。これらはクロマグロと同じサバ科魚類で、クロマグロ展示へ向けての取り組みの第2段階となる。ハガツオとスマは当初、慣れない環境に落ち着かない様子で、しばらくは初期の死亡が続いた。同園では今後、第1段階で導入したアカシュモクザメ、タカサゴ類とともに、これらサバ科魚類2種の状態をよく観察し、クロマグロ導入について判断していきたい、としている。6月3日 8時現在の「大洋の航海者:マグロ」の展示生物種と数は、クロマグロ1尾、スマ16尾、ハガツオ17尾、アカシュモクザメ2尾、タカサゴ類約500尾となる。
2015年06月08日アメリカで誕生した「母の日」が日本に紹介されて、今年でちょうど100年。これを記念して、線香大手の株式会社日本香堂が4月23日(木)、東京都千代田区の如水会館にて、“尾木ママ”こと教育評論家・尾木直樹さんを招き、『尾木ママ「母を語る」集い』を開催しました。5月の第2日曜日の「母の日」は、100年前に米国人女性アンナ・ジャービスさんが、亡き母の好きだった白いカーネーションを教会の祭壇に供えたのが始まりとされています。近年では亡き母の墓前を訪ねる「母の日参り」が少しずつ広がりを見せていることから、日本香堂は、この心優しい習慣の分かち合いを願い、今回のトークショーを開催。尾木さんは、亡きお母様との思い出をこう語ってくれました。僕が明石家さんまさんに“尾木ママ”と名付けていただいたテレビが放送されたのが、2009年12月30日。母はその2日前の28日に亡くなったんです。今、こうしてお仕事ができるのは、母の「息子がもっと世に知られて活躍できますように」という強い願いが現実になったような気がしています。ある日、実家にあった「いろり」にかぶせてある布団をうっかり踏んでしまい、落とし穴にはまってしまったときのこと。僕の頬には今でも残っている傷ができてしまって。父は「大丈夫だ」と言っていたけど、母は「男の子の顔に傷をつけちゃった!」と、泣きながら僕を背負い、40分も走り続けて隣村の病院まで連れて行ってくれました。あのときの母の背中の温かみは、還暦を過ぎた今でも忘れられません。母は、困っている人にすごく優しい人でもありました。終戦直後、母は傷痍軍人や貧しい人が家に来ると、お茶やお昼ご飯やお漬物を出して接待するんです。家はセンターみたいになってましたね。細かなしつけや優しい気遣い、困っている人を助けること、差別をしてはいけないこと。母の教えで僕は得をしていると思います。教師になることを勧めてくれたのも母でした。実は僕、高1を2回、経験しているんです。友人が教師に殴られている姿を見て、抗議したのが理由。だから教師にだけはなりたくなかったのに、「あんたは嫌な思いをたくさんしている。間違ってたたかれたり、暴力に抗議して高1を余計やるハメになったり。だから、不登校とか、病気がちとか、勉強ができない子供の気持ちが分かる。いい先生になれる」と母に言われて、納得しました。母は歴史上の人物の言葉を引用して、大切なこともたくさん教えてくれました。小学5年のとき、母に「宿題いつやるの?」と聞かれて翌日が日曜だったから僕は「明日やるよ」と答えたんです。そうしたら母が「明日ありと思う心のあだ桜。夜半に嵐の吹かぬものかは」って言うんです。これ、親鸞聖人っていう偉いお坊さんが言ったんだよ。きれいな桜が咲いている。明日花見をしようと思っても、夜、嵐が来て散ってしまうこともあるんだから、今のうちにやっておこうね、という教えなの。そのとき僕、すぐにノートに書き留めました。だから、僕、今日できることを明日に延ばすことはほとんどありません。「大器晩成」も、僕が失敗するたびに母が言ってくれた言葉です。高校入試、大学受験…僕は6回ぐらい、試験に落ちてるんです。そのたびに母は「あんたは大器晩成だから大丈夫。『ウドの大木』じゃなく、『山椒は小粒でもぴりりと辛い』存在になりなさい」と。「母への感謝の気持ちを持ったら、必ず明日は開ける」と呼びかけてトークショーは終了。トーク後、尾木さんは参加者とともに折り紙で鶴を折るミニワークショップにも参加。この日に折られた折り鶴は、米国の「母の日協会」に寄贈されます。またトークショーの後の取材で、尾木さんなりの観点で「母の日参り」に対する意見も聞くことができました。「お墓参りを、年に1回、2回やっている家庭、3〜5年に1回しかいかない、お墓参りに行ったことがない家庭で、それぞれの子どものやさしさ度合い、気遣いの度合いがかなり違うと思います。もしアンケート調査をしてみたら、お墓参りの度合いと子どものやさしさ、気遣いについて、おもしろい相関関係のデータ結果が出るのではないでしょうか。家族みんなでお墓参りするということは、古来からの日本伝統文化なので、教育的に意味が大きいと思う。」とのこと。お墓参りが教育の観点からも大切と語ってくれました。また、「現代のみなさんは忙しいと思うので、母の日参りのときくらいは、家族みんなで連れ立ってお墓参りしてほしい。母の日参り、お墓参りをすることで、家族の絆を強め、子どもたちを心優しく育てることができると思う」とも。とても心が温まるトークショーで、記者は尾木さんの話を聞いている最中、何度も母を思い出すとともに感謝の気持ちがわきました。「母の日参り」か「母の日のプレゼント」かは人により異なりますが、今年の5月の第2日曜日は、今までよりも丁寧に、大切に過ごしてみてはいかがでしょうか。・日本香堂 公式サイト
2015年05月01日“尾木ママ”こと教育評論家の尾木直樹が3月28日(土)、都内で行われた映画『暗殺教室』のヒット御礼舞台挨拶に出席。劣等生の殺(や)る気を引き出そうとする殺せんせーの“教育熱心”な姿に「ぜひ教育関係者に観てほしい。理想の教育論ね」と太鼓判を押した。東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた舞台挨拶には、尾木ママに加えて、本作が映画初主演となる人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介、羽住英一郎監督が出席。公開6日間で観客動員71万人を突破する大ヒット中で、「これだけ多くの皆さんに観ていただいたのなら、もしかすると続編もあるかも。それは僕らの願いでもあり、意欲はあります!」(山田さん)、「僕もぜひ続きが観たい。前向きに検討したい」(羽住監督)と続編に意欲を燃やしていた。そんな2人の発言に対し、尾木ママは「監督にお願いがあるんだけど…続編があるなら、ぜひチョイ役で出たいなあって。こう見えても先生なので、先生役なら上手よお」と猛アピール。「映画を通して、生徒たちがグングン成長するでしょ。だから、その先も見てみたい」と教育者の立場から、続編に期待を寄せた。原作は2012年から「週刊少年ジャンプ」で連載され、累計発行部数1,350万部を突破する人気漫画。進学校の落ちこぼれ生徒たちが、担任教師として突如現れたタコ型の超生物・殺せんせー(ころせんせー)の暗殺に奮闘するという異色アクションコメディで、殺せんせーの声優を「嵐」の二宮和也が担当していることでも話題を集めている。『暗殺教室』は全国東宝系にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:暗殺教室 2015年3月21日より全国東宝系にて公開(C) (C)2015 フジテレビジョン 集英社 ジェイ・ストーム 東宝 ROBOT(C) 松井優征/集英社
2015年03月29日百貨店のバレンタイン限定チョコに心躍る季節。彼にどんなチョコをあげようかなとそろそろ考え始めているのでは? でも一番は、大好きな彼や片思いの彼に、「好き」を伝える日。より想いを届けるために、ネイルにも想いを忍ばせてはいかが? ハートモチーフのあるネイルをセレクトしました。・ ブライダルネイル 彼に結婚を意識させるなら、やっぱりホワイトネイル! ホワイトデーに彼にプロポーズさせる作戦!・ ハートネイル ホワイトベースのネイルに、薬指だけハートをちりばめました。・ グラデーション×ハートフレンチ 思いっきりハートが恥ずかしい方にぴったり。さりげないハートフレンチで、バレンタイン気分。・ シンプル大人ハートフレンチ ヌーディーカラーにレッドのくりぬきハートが大人可愛い!・ ハートのフレンチ 思わずかわいい! 赤ベースのフレンチにキュン。・ ワンカラーチェック×ハートスタッズ さりげなくハートを使って、バレンタインを意識。・ 大人色のハートフレンチ 彼の名前と自分の名前を薬指に忍ばせるのもいいかも。ハートを忍ばせて、彼の心も奪っちゃおう!提供:ビューティーナビ編集部 ・ネイルビューティーナビ
2015年01月28日大地を守る会は1月22日、廃棄されることも多いメカジキの尾肉を「もったいナイ魚・メカジキ尾肉」として発売する。同社によると、メカジキは品質を見るために尾の部分がカットされるが、その際に切り取った部分はほとんど廃棄されるという。しかし気仙沼の漁師たちの間ではよく食べられていた。一匹に対して400g程度しかとれない希少部位で、ゼラチン質を多く含んでいる。このほど、そのメカジキの尾を「もったいナイ魚」シリーズとして販売することが決定した。同シリーズは、未利用魚や規格外魚を商品化したもので、自然環境・消費者・生産者のいずれにもメリットがある商品となっている。同商品は1月22日の13:30から、ウェブストアで販売開始する。価格は532円(税込)。
2015年01月09日テレビドラマ「とんび」で兄弟分の関係を演じた内野聖陽と音尾琢真が、今度は実の兄弟として濃密なバトルを繰り広げる「トゥルー・ウエスト~本物の西部~」。現代アメリカを代表する劇作家で俳優としても有名なサム・シェパードのこの傑作戯曲と格闘中の稽古場を訪ねた。『TRUE WEST~本物の西部~』チケット情報この日は稽古9日目。稽古場にはレトロだが日常的なキッチンのセットが組まれている。テーブルに靴のまま足をかけウォーミングアップする内野の姿を目撃。粗野な兄リーとしての振る舞いが体に染み付いているようだ。一方、リーとは対照的な弟オースティン役の音尾は、銀縁メガネに白いポロシャツといういかにもインテリ風ないでたち。聞くと、役柄に合う稽古着を新調したのだとか。言葉(台詞)でなくビジュアルでイメージしやすいようにという、外国人演出家への配慮が感じられる。本作の演出を手掛けるのは、トニー賞受賞経験のあるアメリカのシアターカンパニー「THE NEW GROUP」芸術監督のスコット・エリオット。日本での仕事は初で、来日自体も初めてというが、「サム・シェパードの大ファン。知らない言語で演出をするにあたって、このなじみのある戯曲ならぴったりだと思った」と語る。稽古はシーンごとに机上での本読み、立ち稽古というやや変則的な形で行われる。その理由をエリオットは「ずっと机の前にいるとイライラしてすぐ立ちたくなってしまう」と言うが、「彼はとにかく“待つ”演出家」と、一番身近にいる演出補(兼通訳)の薛珠麗は証言する。「私がこれまでアシストしてきた演出家はその時点でのパーフェクトを積み上げるという感じの人が多かったんですが、彼は『この程度で大丈夫?』という状態をじっくりと回数を積み重ねて完成に近づけていく。そうすると、この芝居を自分のものにしなきゃいけないということ以上のプレッシャーがないので、俳優はやりやすいと思います。つまり、人を信頼して任せられるということなんでしょうが、初めて来た国でそれをやれるのは相当すごいこと」(薛)。演出家曰く、“信頼”の理由は、内野、音尾ら俳優にもある。「万国共通、いい俳優というのは演出家を信用する。僕を信用してくれている空気を今、絶対的に感じていますよ」(エリオット)。ストップがほぼかからない状態で、立ち稽古が進む。愛憎に満ちた兄弟の立場が、台詞や状況ひとつで瞬時に入れ替わる様は実にスリリングで、片時も目が離せない。「顔が似てらっしゃるわけじゃないのに、お2人はすごく“兄弟”って感じがします。この年齢の男性ならではの焦燥感や敗北感が表れて、非常にリアルな作品になるはず」(薛)。「彼らが今まで行ったことのないところまで掘り下げることが出来ているような感触がある。2人のファンはきっと驚いて、喜んでくれるんじゃないかな」(エリオット)。熱くめまぐるしいバトルの行き着く先を見届けたい!9月29日(日)から東京・世田谷パブリックシアター、10月17日(木)から大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティなど全国で公演。チケット発売中。取材・文:武田吏都
2013年09月20日出版事業を行っているブックマン社は、11月20日、尾木直樹氏と、ごく普通の若者たちが「生き方論」について考えた本「生きづらいのは『ゆとり世代』だから、と思っている君たちへ」を出版する。価格は1,400円。同書では、「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏と、一般の若者で行った座談会をもとに、若者達たちが抱える「生きづらさ」の本当の在り処を探り、人生の本当の価値を考える「若い世代への生き方論」を書いている。内容は「授業」として描かれており、1時間目では、座談会出席者が「生きづらい」と感じていることについて紹介。2時間目以降では、それぞれの問題について詳しく解説し、それをどうやって解決していけばいいかを「尾木ママ」の言葉でつづっているという。なお、座談会であげられた問題は「将来の目標」や「ゆとり教育」、「子育て」、「働き方」などさまざま。20代から40代の自分は「若者世代」と思っている人だけでなく、「若者世代」を教育する立場にある人にも読んでもらいたい内容になっているとのこと。尾木直樹氏は、早稲田大学卒業後、22年間「海城高校」や公立中学校などで教師をつとめ、その後臨床教育研究所「虹」を設立。子どもと教育等に関する調査・研究活動に取り組んでいる。また、全国への講演、テレビやラジオの出演、新聞・雑誌への執筆、著書の出版など幅広く活動。最近では、テレビのバラエティ番組などにも出演し「尾木ママ」の愛称で知られている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月19日教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹がファンタジー映画『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』の親善大使に就任。5月26日(木)、映画にちなんで共に親善大使となる子ブタのモモちゃんと共に就任式に臨み、映画をアピールした。問題を抱えた家庭にどこからともなく現れ、不思議な魔法でみんなを笑顔にして回る魔法使いナニー・マクフィーの活躍を描くファンタジーで、エマ・トンプソンをはじめマギー・ギレンホール、ユアン・マクレガー、レイフ・ファインズら豪華キャストが集結。子供たちに向けた5つのレッスンを展開する。尾木さんが提唱する“叱らない子育て論”は、映画の趣旨にピッタリということで、尾木ママの大使就任が実現。尾木さんは、魔法使いの衣裳で、自らが名付け親となった子ブタのモモちゃんを抱っこして登場し、ナニー・マクフィーならぬ“尾木ママクフィー”として大使に任命された。映画の中の5つのレッスンについて尾木さんは「日本の復活に大事なことを全て教えてくれる」と大絶賛。これまでにも尾木さんの元には、映画のキャンペーンへの依頼が多く届いていたそうだが、教育評論家という立場を鑑みて全て固辞してきた。だが、本作に関しては自身が提唱する教育論とぴったり重なるということで就任を快諾したという。この日も尾木さんは、自身の“叱らない教育論”を展開。「ママが子供に振り回されて、叱ったり、ペナルティを与えようとして、うまくいかなかったのが戦後の日本の教育。映画では魔法をかけますが、言葉やまなざしで十分に魔法の代わりになります」。さらに、具体的な子供たちへの声のかけ方として「『早く早く』、『やめなさい』、『大丈夫?』と声を掛けるのはやめた方がいい。逆に『ありがとう』という言葉をよく使い、叱りそうになったらまず『どうしたの?』と優しく聞いてあげるといい。子育ては“愛とロマン”です!」と魔法使いの衣裳のまま熱弁をふるった。さらに、震災の被災に遭った子供たちについても「聞く耳を持つことが大事。受け止めてくれる人がいる、ということが子供たちにとっては大切なことになる」と今後のケアの重要性を訴えた。この日は初めての公務として、映画館に飾られるポスターにサイン。さらに、モモちゃんと一緒に仲良く色紙に手形を押し、映画をアピールした。『ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ』は7月2日(土)より有楽町スバル座ほか全国にて順次公開。■関連作品:ナニー・マクフィーと空飛ぶ子ブタ 2011年7月2日より有楽町スバル座ほか全国にて順次公開© 2010 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
2011年05月26日