(写真:最初に会場入りした新垣結衣) 「クランクアップの際、山下さんは感無量だったようで涙ながらに挨拶していました。『このメンバーと一緒に最後まで走り切ることができたこと、本当に嬉しく思います』と締めくくると、新垣さんが抱きしめる一幕も。他のメンバーたちも駆け寄っていて、本当にいいチームだと感じさせました」(芸能関係者) 9月18日に放送された最終回の平均視聴率が14.8%を記録し、有終の美を飾ったドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)。前作から7年ぶりだったが、1話も視聴率首位を譲らないダントツのヒット。来年に映画が公開されることも発表された。 そんなドラマの打ち上げが9月21日、都内のホテルで行われていた。19時半のスタートを前に、主要メンバーで最初に姿を見せたのは、新垣結衣(29)。続いて山下智久(32)や戸田恵梨香(29)、比嘉愛未(31)や浅利陽介(30)らも笑顔で会場入りしていた。 「総勢200人ほどが参加していました。フジテレビの局長が『高視聴率で局を元気にしてくれた。今後もシリーズが続いてほしい』と挨拶すると、会場は大盛り上がり。抽選会も行われて、キャストがそれぞれ豪華景品を準備。山下さんが海外旅行ペアチケットを用意していると発表されると、どよめきが起こっていました」(テレビ局関係者) この日、出演者たちは熱い思いを語っていたという。 「比嘉さんは感極まって涙を流していました。新垣さんは『このドラマが自分にとっていかに大切か、改めて感じました』とコメント。山下さんが『コード・ブルーと自分の人生を重ねる部分がありました。最高のスタッフとキャストに囲まれて本当に幸せです』と話すと、割れんばかりの拍手が起きていました」(前出・テレビ局関係者) 1次会は23時ごろに終了。だがここで終わるはずもなく、一向は近くのカラオケ店へ。局側がマスコミから出演者をガードすべく、黒い傘の壁を作る超厳戒態勢だった。 「2次会ではスタッフによるダンスが披露されるなど、歌えや踊れの大宴会。主題歌であるMr.Childrenの『HANABI』をみんなで大合唱していました。結局2次会終了の朝5時まで、出演者が誰も帰らないほどの大盛り上がりぶり。映画化が決定しているので湿っぽい感じはなく、山下さんが『映画撮影でまた会おう!』と“再共演の約束”をしていました」(ドラマスタッフ) 深夜の熱唱で山下はチームの絆をさらに固めたようだ。
2017年09月27日6月13日で芸人を引退し女性自身記者となった、オモロー山下こと山下しげのり(48)。翌14日の「よしもとオススメ芸人2017お披露目会」で芸能記者デビューを飾った彼に、初めての取材原稿を書いてもらったーー。 6月14日、「よしもとオススメ芸人2017お披露目会」にのものまねでお馴染みの芸人・おばたのお兄さん(29)が出席。交際報道のあったフジテレビ・山崎夕貴アナウンサー(29)を連想させる質問が飛び交い、タジタジの展開となった。 同イベントは、芸人たちが学園祭に呼んでもらおうとアピールするために開かれたもの。司会をライスが務め、会場には学園祭の実行委員会の学生らの姿も。芸人たちが順番にネタを披露していくなか、トップバッターがおばたのお兄さんだった。 お得意の小栗旬ネタでしっかり笑いを取っていくおばたのお兄さん。ネタ終了後のトークでは、司会のライスがフジテレビの山崎アナを連想させる質問を連発する。簡単な計算問題の答えはすべて「8」。「好きなウイスキーの銘柄は?」との質問で「山崎」と答える方向に追い込まれたおばたのお兄さんは、「山崎ハイボールがいちばん好きです」と回答。「一見お高く見えるようですけど、意外に素朴な味がする」とコメントし、会場を沸かせた。 またおばたのお兄さんは次の仕事に急いで行かなければならず、最後にライスの田所仁(34)が「次の現場までノンストップで行って下さい」と山崎アナの出演番組をもじって送り出すと会場は笑いに包まれていた。 この日は他にも安倍総理のものまねで知られるビスケッティやマツコ・デラックス(44)のモノマネタレント・北条ふとし(40)、ガンバレルーヤ、尼神インター、ムーディ勝山(37)、天津・木村(41)、トレンディエンジェルらも参加しイベントを盛り上げていた。 その後の囲み取材ではおばたのお兄さんの交際について「知っていたんですか?」と投げかけたが、尼神インターから「声が震えてる」とイジられる始末。レポーターからも「芸人さんとかぶり過ぎ」とダメ出しされるなど、散々な記者デビューとなった。 現在大ブレーク中のおばたのお兄さんだが、昨年学園祭に呼ばれた数は0校。だが今年はすでに母校である日本体育大学からオファーが届いていることを聞き、嬉しさのあまり小栗旬のものまねを忘れるほど喜んでいた。この勢いなら、今年の学園祭キングも夢ではなさそうだ。
2017年06月15日「吉本を辞めて、女性自身の記者になります!」 そう意気込みを語るのはオモロー山下(48)だ。91年11月にお笑いコンビ「ジャリズム」を結成した山下だが、11年にコンビ解散。元相方の渡邊鐘(47)は「世界のナベアツ」名義でも活動していたが、桂三度として落語家転身を果たしている。 そして今回、相方の後を追うように山下が決断したのは、なんと「芸人引退」という一大決心!よしもとクリエイティブ・エージェンシーとの契約を終了し、女性自身の記者として再出発するというのだ。だが、そもそもなぜ引退なのだろうか? 「体力ならぬ、能力の限界ですね。これまでいろんなことに挑戦してきました。ゆるキャラが流行れば自分でも作って『ゆるキャラグランプリ』にエントリーしたし、YouTuberがブームになれば動画も投稿しました。でもどれも絶望的な結果でした(笑)。それなら本業をと思い、今年の『R‐1ぐらんぷり』にも出場しました。でも結果は1回戦落ち……。デビューから25年目、そろそろ区切りをつけようと思ったんです」 12年に都内でオープンしたうどん店「山下本気うどん」の経営は続けるが、芸能界から完全に離れることは考えられない。そこで選んだのが“芸能記者”の道だった。だが取材される側から取材する側へ転身するというのは異例のケース。その理由を山下はこう続ける。 「自分が取材を受けてきたなかで、さまざまなタイプの記者さんがいました。リアクションのいい人だと話しやすかったし、逆に重い雰囲気のなかだと話しにくいこともありました。そうした“受け手側の気持ち”がわかるからこそ、取材対象に寄り添う記者になれると思ったんです。芸人として培ってきた“話芸”も活かしていきたいですね」 「オモロー!」と叫ぶ持ちギャグで知られるも、“スベリ芸人”と称されてきた山下。だがこの日の彼の表情は、真剣そのものだった――。実際、世話になった近しい先輩芸人たちにも転身は報告済みだという。だが当初は厳しい反応もあったようだ。 「連絡先を知っている松本人志さん(53)や今田耕司さん(51)、東野幸治さん(49)や宮迫博之さん(47)には、直接お会いしてお話ししました。最初は驚いていたし、複雑な気持ちだったと思います。『会いにくくなるし、賛成はできないな』など警戒しているようでした。でも思いを伝えていくと、次第に『おもしろいやん!』と応援していただけるようになりました。元相方の渡邊とも連絡を取りました。『頑張れよ。俺も取材してもらえるように頑張る』と送り出してくれました」 今後、どんな記者になりたいのか。山下は最後に居住まいを正し、抱負を語った。 「芸人をやってきて思うのは、まだ世に出ていない面白い若手がいるということ。そうした人をクローズアップしたいですね。あとは先輩芸人へのインタビューなど、これまでの人脈をいかした取材もしていきたい。頑張りますのでよろしくお願いします!」 異色の芸能記者・山下の挑戦が、いま始まる。
2017年06月13日亀梨和也が恋愛に運がない主人公を演じ、主人公の“運命の人”を木村文乃が、山下智久が“神様”役で出演、亀梨さんと山下さんの約12年ぶりとなる主題歌ユニットも話題のドラマ「ボク、運命の人です。」が4月15日(土)今夜放送開始となる。今回亀梨さんが演じる主人公の正木誠は、なぜか付き合う女性たちには大きな難があって挙句別れを告げられるような恋愛を重ねてきたという、とにかく“女運”がない男。この4月、都内の会社に異動してきた誠の前に、山下さん演じる自らを“神”を名乗る謎の男が現れることから物語は始まる。“神”は誠が“運命の人”と信じ交際中の女性について「残念ながら君は騙されている」と告げる。“神”がTVを点けるとそこには美人局の容疑者として逮捕されている彼女の姿が。みずからの不運を嘆く誠に“神”は「それは君に『本当の運命の人』がいるからだよ」と1枚の写真を差し出す。その写真こそ木村さん演じる今作のヒロイン・湖月晴子のもの。誠は晴子のことを知らないのだが“神”いわく5歳の頃海水浴場で、大学受験のとき試験会場で、今年の初詣でも神社で…人生のなかでこれまで何度も「運命」のすれ違いを重ねてきた女性だという。さらに彼女は誠が異動してきた会社の壁を挟んで背中合わせで仕事する「運命」の距離にいるという。一方の晴子も今年で30歳を迎えるものの男運に恵まれず「次こそ最後の恋愛にしよう」と、堅実で地に足の着いた人と恋愛することを願っていた。会社のビルで晴子と同じエレベーターに乗り合わせた誠は焦るが、勇気をふり絞って「あの…ボク、運命の人です…」と声をかけるも、突然の発言を晴子は気味悪く感じてしまう…最悪の出会いから始まる最大の運命の物語。運命を武器にした男の恋の冒険が始まる!…というのが本作の物語。亀梨さん、木村さん、山下さんを取り巻くキャストには、ヒロイン・晴子と同じ会社で働く親友・四谷三恵役に菜々緒。「A LIFE~愛しき人~」や「サイレーン刑事×彼女×完全悪女」など数々のドラマで“悪女”のイメージが強い菜々緒さんだが、今作で演じる三恵は超自由な性格で晴子の恋に大きな役割を果たすという役どころ。“悪女”イメージを一新する菜々緒さんの演技も見どころだ。そのほか誠の会社の超自然派な部長・烏田翔吉役に田辺誠一、晴子の両親役で杉本哲太と石野真子、誠の上司・関原卓役に大倉孝二といったベテラン勢から、誠の同期・葛城和生役でハライチ・澤部佑、晴子と三恵が勤務する会社を取り仕切る女上司で“行き遅れ”の鳩崎すみれ役に阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子といったバラエティに富んだキャストが出演。亀梨さんと山下さんは2005年に大ヒットしたドラマ「野ブタ。をプロデュース」以来の共演。当時“修二と彰”名義で発表した主題歌「青春アミーゴ」が大ヒットしたが、今回12年ぶりに亀梨さんと山下さんがユニットを結成。“亀と山P”として主題歌「背中越しのチャンス」を担当するのも注目ポイント。成長した2人の姿に感慨深い想いを抱く視聴者も多いのではないだろうか。誠は晴子と付き合うことはできるのか!?“運命の恋”の行方をお楽しみに。ドラマ「ボク、運命の人です。」は4月15日(土)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年04月15日女優の山下聖菜(18)が演じる白蛇の化身・白娘(パイニャン)の姿が、このほど明らかになった。山下は、5月25日から東京・新宿の「紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA」で上演される舞台『幻想奇譚 白蛇伝(げんそうきたん はくじゃでん)』で主演する。中国では四大民話として著名な純愛映画『白蛇伝』。ある日、深い傷を負って下界へと落ちた白蛇の妖・白娘は、心優しい薬売りの青年・許仙によって一命を取り留める。白娘は許仙への愛を誓うが、それを許さない者たちが現れ、2人の仲を引き裂こうとする。2.5次元作品からサスペンスまでを幅広く手掛けてきた菅野臣太朗氏が脚本・作・演出を担当する。かつては天界でも大暴れしていた白娘は、人間界ではその姿を隠して懸命に生きようとする。今回公開されたビジュアルは2つの姿を写したもので、白娘になりきった山下からは切なく妖艶な雰囲気が漂う。山下は、2015年の舞台『NEW WORLD』で本格デビューを飾った女優。出演情報が発表された当時、その鋭い眼差しが同事務所・スウィートパワーの先輩である黒木メイサをほうふつとさせるとしてマスコミでも注目を集めた。本作でも眼力は健在だ。
2017年04月13日ダニエル・キイスの同名小説が原作のミュージカル『アルジャーノンに花束を』が3月2日に開幕。それに先がけ公開ゲネプロと囲み取材が行われ、主演の矢田悠祐、水夏希が登壇した。ミュージカル『アルジャーノンに花束を』チケット情報原作は1959年に発表された名作小説。世界3か国で映画化され、日本でも2度テレビドラマ化されている。ミュージカル版は、2006年に浦井健治主演で日本初演され、2014年にも同じく浦井主演で再演。今作でキャストが一新され、矢田が自身初となる主演に抜擢された。脚本・作詞・演出は、矢田が出演したミュージカル『王家の紋章』(2016年)の荻田浩一が初演から手掛けている。物語は、32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリィ・ゴードン(矢田)に、ある話が舞い込むことから始まる。それは、大学の先生が「頭を良くしてくれる」というものだった。この申し出に飛びついた彼は、白ネズミのアルジャーノン(長澤風海)を競争相手に連日検査を受ける事に。やがて手術によりチャーリィは天才に変貌したが――。ゲネプロ前に行われた囲み取材で、初主演の心境を聞かれた矢田は「正直どうなるかわからなくて。終わったときにどういう気持ちになるんだろうなっていうのが今の心境です」と緊張の滲む発言。本作の魅力について「SFなんですけどリアリティがあって、どの瞬間もどの関係も誰もが体験したことがあるようなエピソードが詰まっています。身につまされたり、嬉しかったり、悲しかったり、励まされたり…その瞬間瞬間が一人ひとりのお客さまの心を揺さぶる」と水。自身の役柄について矢田は「シーンによって全然違う人になった気分。すごいスピードでどんどん階段を上っていくので、その成長の段階や心の動きに自分が追いつかないときがあって。そこに食らいついていくのが今も大変です」。前作との違いを問われ「演じる人間が違うし、荻田さんは演じる人の個性に合わせて演出をしてくださるので、自然と違う形になってるかなと思います」(矢田)と話した。幕が開き、幼児並みの知能のチャーリィとして登場した矢田は、ピュアな魅力を纏い美しい歌声で物語の世界に誘い込む。全てひらがなで話していたような言葉は、知能が高まるにつれ少しずつ漢字が混じって聞こえ、あっという間に容易に理解できない言葉になる。しかし、言葉の成長スピードに追い付けない情緒面の成長。そんな特殊な状況にあるチャーリィの戸惑いや苦しさを、矢田の芝居と歌が一つひとつ真っ直ぐに届けた。アルジャーノンが踊る美しい世界に登場人物の生々しい感情が浮かび上がる本作は、3月12日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場、3月16日(木)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。取材・文:中川實穗
2017年03月07日ハワイを舞台に繰り広げる「テラスハウス」新シリーズ、「テラスハウス ALOHA STATE」に出演していた現役高校生ギタリスト/ウクレレ奏者・EDEN KAI(鮎澤悠介)が、この度劇中で披露した話題の“卒業ソング”を緊急発売することが明らかになった。EDEN KAIこと鮎澤さんは、若干18歳の現役高校生ながら“ハワイのグラミー賞”と呼ばれる「ナホク・ハノハノ・アワード2016」にノミネートされる実績を持つハワイ在住のシンガー・ソングライター/ギタリスト/ウクレレ奏者。現在「Netflix」とフジテレビ系列にて放送中の番組「テラスハウス ALOHA STATE」では、素朴なルックス、ピュアな性格でマスコット的なキャラクターとは裏腹に、ひとたびギターやウクレレを持つと非常にテクニカルで独創性のある高度な演奏を披露、そのギャップからいま人気急上昇中のアーティストだ。今回リリースが決定したのは、日本デビュー・デジタル・シングル「モノガタリ(Monogatari)」。これは、「テラスハウス」で仲間たちと共同生活する中で得た経験から感じた感情を唄にしたもの。「Netflix」で放送された第10話放送分にて、彼が「テラスハウス」を卒業する考えを仲間たちに独白するシーンでパフォーマンスし、仲間たちと出会えた感謝や淡い恋心を歌詞に込めた卒業ソングとなっている。すでに放送を見た視聴者は、「ウクレレが癒されるしカッコ良すぎる!」「名曲!心に響いて涙が出る」など早くも話題に。なお、日本デビュー・アルバムは5月に発売が予定されているという。EDEN KAI/日本デビュー・デジタル・シングル 「モノガタリ(Monogatari)」はiTunes、レコチョクほかにて配信中。(cinemacafe.net)
2017年02月15日'13年からミュージカル『美少女戦士セーラームーン』でタキシード仮面を演じている大和悠河さん。「宝塚を退団してから男役も卒業したつもりでいました。でも、お話をいただいて、武内直子先生の漫画を見たとき、自分が宝塚で培ってきたものを使えて、女の私だからこそ作り上げられるものがあるんじゃないかと思ったんです」それまでは、若い男性俳優が演じてきた役。しかし、宝塚でトップスターとして男役を極めた大和さんの、こなれたタキシードの着こなしや美しいマント捌きは、まさにそのまま少女漫画の世界が舞台に現れたようだった。「宝塚では、メイクや衣装、髪型や立ち方ひとつにしても、自分のいいところと欠点の全部を把握して、どうしたら美しく見えるかを、誰もが自分で考えて、自分でプロデュースしていかなくちゃいけない。だから男役時代には、自分の体型に合ったカッコいいスーツのラインを必死に研究していました。タキシード仮面を演じるならば、武内先生の描く、あのカッコいいシルエットに近づけたいじゃないですか。そのためには、それこそ1ミリ2ミリの調整が重要で、そこにはこだわらせていただいています。幕が開いてから、お客様がどんどん作品にのめり込んできてくださるのがわかって、それがとても気持ちよかったですね」高い美意識を持ちながら、素顔は気さく。タキシード仮面も、カッコいいのに妙にチャーミングなのだ。「昔から、よく下級生から『悠河さんって、カッコかわいいです』って言われていたんです。自分ではわからないんですけど、それが味であるならば、大切にしていけたらなと思います」◇やまと・ゆうが1995年に宝塚歌劇団入団。早くから注目され、'07年に宙組トップスターに就任。'09年の退団後は舞台を中心に活躍。7月にはブロードウェイミュージカル『CHICAGO』に主演のロキシー役で出演、NYでの公演も決まっている。◇ミュージカル『美少女戦士セーラームーン‐Amour Eternal‐』高校生になった月野うさぎ。ある日、皆既日食が起き、デッド・ムーン・サーカス団を名乗る船が現れる。そんななか、地球を守護する聖地エリュシオンの祭司から、地球存亡の危機を知らされ、立ち上がる。10月15日(土)~23日(日)渋谷・AiiA 2.5 Theater Tokyo福岡、大阪公演あり原作/武内直子脚本・演出/平光琢也音楽/佐橋俊彦出演/野本ほたる、大和悠河ほかネルケプランニングTEL:03・3715・5624(祝日を除く月~金曜11:00~18:00)(C)武内直子・PNP/ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」製作委員会2016※『anan』2016年7月20日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2016年07月17日共演は今回で4度目。24歳での初共演以来、プライベートでも親交の深い伊藤英明は、山下智久にとって「頼れる兄貴」。映画『テラフォーマーズ』への出演オファーを受け、山下は「主演が英明さんと聞いて、すぐに『ぜひ参加したい!』と思った」と明かす。その他の写真伊藤は共演者として俳優・山下智久の成長をつぶさに見てきたといえるが「印象は、最初に会った時から全く変わらない。口数は少ないけど熱くて、ストイックで男らしい。礼儀正しいし、家族をすごく大切にする優しい男なんですよ」と俳優として、人間として最大限の称賛を送る。これまでの共演と違ったのは、メガホンを握るのが、山下にとっては初体験となる三池崇史監督であり、累計発行部数1500万部を超える大人気漫画の映画化であるということ。ふたりの“共闘”は物語の上での大きな見せ場だが、この挑戦にはどう向き合ったのか?昆虫の特性・能力をミックスされて火星に送り込まれた15人の乗組員が、火星で恐るべき進化を遂げた“あの”害虫を駆除すべく戦うさまを描くアクション・エンターテインメント大作。当然、戦いのシーンが重要になる。総重量20キロを超えるスーツに昆虫への“変異”の特殊メイクをまとい、アクションする。ただ激しく動けばいいだけなら、伊藤も山下も身体能力、パワー共に問題ない。難しいのは後から加わるCGを想定して、緻密な計算の下で、相手がいない状態でアクションをしないといけないという点。伊藤は「ひとつのシーンでも、最初にゆっくりと合わせて、それから僕がエアーでやる、次はCG用のテラフォーマーの動きを撮るためにもう1回……と最低でも3~4回は繰り返す。制約の中で緻密に計算して作っていかないといけない難しさがあった」と明かす。山下が演じた仁は、キックボクサーでバッタの特性を埋め込まれた男ということで、キックが特徴。「下半身のアクションはほぼCGで、上半身と下半身の動きを合わせるのは大変でした」と振り返るが、実際に完成したシーンを見て「クオリティに驚きました。想像していた何倍も素晴らしく、自分が自分じゃないような動きでした」と目を輝かせる。目指したのは「勢いとテンポのあるアトラクションのような映画」(伊藤)。「男はこういう映画にワクワクする――それを見て、女性は『男ってこういうのが好きなんだ』と“上から目線”で見て楽しんでほしいです」(山下)。『テラフォーマーズ』4月29日(金)より全国ロードショー取材・文:内田涼
2016年04月18日歌手・俳優の山下智久が脱毛サロン「エターナルラビリンス」の新CMキャラクターになったことが8日、わかった。CMは、映像ディレクター・田向潤監督のもと、ダークなおとぎ話のような世界観のなか、山下扮する"ジョーカー"が女性を美の世界へ誘うという内容。山下の31歳の誕生日である、4月9日より展開する。山下は「女性の皆さん、キレイになるために努力している姿はとてもすてきだと思います。引き続き、美を追求していってください」と、世の女性たちにメッセージを送った。また、「どうすれば運命を変えられるか」という質問に対しては「なりたい自分を想像して、そのためにどうしていくのかという考えと、実行力が一番、必要不可欠かなと思います」と語る。「ついついやらなければいけないことを後回しにしてしまったりすると思うのですが、なるべくそういう時間を少なくして、自分のなりたい自分になるための行動を起こしていくことが大事かなと思っています」と、ストイックな姿勢を見せた。
2016年04月08日フジテレビの新月9ドラマで山下智久と石原さとみの初共演となる「5→9 ~私に恋したお坊さん~」の制作発表会見が9月20日(日)に行われ、山下さん、石原さんをはじめ、古川雄輝、高梨臨、速水もこみち、長妻怜央(ジャニーズJr.)らが顔を揃えた。人気漫画「5時から9時まで」を原作に、29歳にしてモテ期が到来した英会話教師のヒロインと彼女にメロメロの優秀でイケメンだが一風変わった僧侶を中心に恋のドタバタが展開する。月9初主演となる石原さんは「すごく嬉しいです!13年前のデビュー当時から元旦に、夢や目標を書いてきましたが、毎年必ず書いていたのが『月9主演』でした。夢がかないました!」と満面の笑みを浮かべる。5度の月9主演を誇り司会者から“月9ラブストーリー王”と紹介された山下さんは袈裟姿で登場!東大のインド哲学科卒の変わり者の僧侶を演じるが「袈裟男子です」とニッコリ。「興奮しています。極上のラブストーリーにしたい。自分なりにいい“悟り”を開いていけたら」と語った。ちなみに山下さんは、クランクインしてすぐに僧侶の修業の定番(?)、滝行に挑戦したとか。「勢いが凄くて、苦行かと…。僕の煩悩も消えていったと思います(笑)」と笑いを誘う。英会話学校のシーンは表参道で撮影が行われているそうで、袈裟姿での表参道出没についても「違和感を楽しんでます」と笑顔を見せた。石原さんは、山下さんについて「この世界に入る前も入った後も、ほとんどの作品を見てます。まさかこうして(共演が)できるとは…。13年間この世界にいて一度もお会いすることがなく、こうしてガッツリとご一緒できるのが嬉しいし、一緒にお芝居をしていてすごくワクワクしています」と語った。山下さんは石原さんの印象について「自分の芯を持っている強い女性という印象を持ってます。現場を引っ張る力のある女性だなと感じています」と語った。山下さん演じる高嶺(たかね)が何度断られてもめげずに、石原さん扮する英語教師・潤子にアタックを続ける。最近では、数年越しのアタックを実らせ「交際期間0日」で結婚したカップルが話題だが、女性陣には高嶺のようなあきらめないプロポーズ攻勢をどう感じるか?男性陣には断られても繰り返しプロポーズし続けられるか?という質問が。石原さんは「どんなことがあっても好きでいられるのはうらやましいと思います」と熱意は認めつつも、自身は好きでない相手に何度アタックされても「お断りします。それ以上、言われないようにハッキリと言います」バッサリ。高梨さんも「無理なものは無理」とつれない返事。中村さんだけは「押しに弱いのでタイミングによってはあるかも…」と含みを持たせた。一方、男性陣は山下さんは「(何度もプロポーズは)できないです!この先、分かりませんが、いまのところ3回くらい食事を断られたらすぐにあきらめますね」と語り、古川さんも「すぐにあきらめます」と同意。長妻さんも「1回断られたら、2回目の元気が出ない…。チャージ期間が必要です」と一様に弱気…。唯一、速水さんだけは「もう一度、気持ちを伝えたい」と再チャレンジをすると明かした。「5→9 ~私に恋したお坊さん~」は10月12日(月)より放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年09月20日声優の悠木碧が、モンブランやコーヒーゼリーなどの"お菓子擬人化"に挑戦したフォトブック『悠木碧フォトブック Sugary Fairy~季節のスイーツを添えて~』(主婦の友社)が、24日に発売される。『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公・鹿目まどかや、『妖怪ウォッチ』の未空イナホ、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』の比企谷小町など、数々の人気アニメで声優を務めてきた悠木は、2011年度の第6回声優アワードでは歴代最年少の19歳で主演女優賞を受賞。アニメ公開を控える『ワンパンマン』で主要キャラクター・戦慄のタツマキ役も決定するなど、声優としてさらなる活躍が期待されている。今回発売されるフォトブックは、雑誌『声優グランプリ』(主婦の友社)で2013年5月号から開始された連載「悠木碧のSugary Fairy」を書籍化したもの。「甘~いお菓子を擬人化したら…」というテーマのもと、さまざまなテイストの衣装に身を包み、わたあめ、ローズジャム、コーヒーゼリーなどの"お菓子の妖精"になりきった悠木を、29パターンも見ることができるという。『悠木碧フォトブック Sugary Fairy~季節のスイーツを添えて~』は、6月24日発売。B5判96ページの仕様で、定価は3,000円(税別)となる。
2015年06月23日山下智久が主演を務めるTBSドラマ「アルジャーノンに花束を」が4月30日(木)にクランクアップを迎え、脚本監修・野島伸司が山下さんへ花束を贈った。ダニエル・キイスの名作に作家の野島氏が新たな命を吹き込むことで注目を集める本作。山下さんは知的障がい者だったが、手術により天才的な知能を手に入れた28歳の青年・白鳥咲人という難役に挑む。そのほか栗山千明、窪田正孝、工藤阿須加、菊池風磨(Sexy Zone)、石丸幹二、谷村美月、大政絢、河相我聞、いしだ壱成、草刈民代、中原丈雄、萩原聖人と錚々たるキャストが集結している。1月12日(月)にクランクインしてから約3か月半の収録を終えた山下さんは「僕が今までやってきたドラマの中で一番期間が長かったです。役作りも含めて、すごく苦労しました」と明かしつつも、「30年間生きてきた経験、学んできたことを全部、この作品に注ぎ込んだつもりです。本当にこの作品を通してたくさんの事を学べました」とコメント。そんな山下さんのもとに花束を持って現れたのは、普段マスコミの前には登場しない野島氏。野島氏は山下さんのことについて「表現者として唯一無二感のある、妖精のような浄化作用のある表現をする役者はなかなか見ない」と絶賛。これには山下さんも感激の様子だった。「アルジャーノンに花束を」は金曜22時~TBS系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2015年05月01日山下しゅんや氏のイラストを忠実に立体化したコトブキヤの美少女シリーズより、「アベンジャーズ」のメンバーである「ワスプ」がフィギュア化され、2015年8月に発売されることが决定した。現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中で、価格は7,776円(税込)。実写映画が待たれている『アントマン』の良きパートナーでもあるワスプを、おなじみ山下しゅんや氏の描き下ろしイラストを元に、水面に優しく降り立ちこちらに微笑む可憐なポーズで立体化。彼女の能力を考えると1/1スケールともいえそうな、リアルな存在感に仕上がっている。ワスプの象徴とも言える背中の翅は、特殊な塗装により観る角度で変化する虫の翅のような特徴的な輝きで再現されているという。商品サイズは1/7スケールで、全高は約270mm(台座込み)。商品価格は7,776円(税込)で、現在「コトブキヤオンラインショップ」にて予約受付中。商品の発売および発送は、2015年8月を予定している。(C)MARVEL
2015年03月03日ワコムは2月10日、「CGアーティスト森田悠揮ZBrushテクニックセミナー」をデジタルハリウッド駿河台ホールにて開催した。セミナーにはCGアーティスト森田悠揮氏とPixologic社COOのハイミ氏、マーケティング担当のトマ氏が登壇。オークの山田有祐氏が司会を務めた。森田氏の実演に会場が沸いたセミナーの様子をレポートする。○デジタルライブスカルプティングを披露同セミナーは、3Dモデリング制作を行っている人から3Dモデリング制作に興味がある人までの幅広い層を対象に行われた。「ZBrush」はゲームや映像作品の3Dモデリング制作に使われているデジタルスカルプティングソフトウェア。今回のセミナーに登壇した森田氏は、「CG Student Awards 2013」にて、世界第3位を受賞。セミナーでは、ZBrushとペンタブレットを使ったデジタルライブスカルプティングを披露した。また、実演と平行してZBrushの開発元であるPixologic社のハイミ氏とトマ氏がソフトウェアを解説し、質疑応答も実施。会場には液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズのフラッグシップモデル「Cintiq 27HD」を中心とした液晶ペンタブレットを展示し、その場で体験できるようになっており、セミナー終演後には、実際に試してみる参加者の姿も見られた。○「爬虫類っぽい」クリーチャーを作成セミナー冒頭で進行の山田氏が尋ねたところ、来場者の中でZBrushを使っているのは4~5割程度。森田氏はセミナーが行われる1時間半~2時間の間にクリーチャーの頭部を作ると話し、実演が開始された。森田氏が作るのは「爬虫類っぽい」クリーチャーということで、トカゲを意識しながら作ると説明。普段はクリーチャーであれば何の動物をベースに作るかを考え、大量の資料を見て、動物の構図を頭にたたき込んでからさっと作るようにしているとのこと。最初の段階では印象だけを重視しているので、ディテールにはあまり凝らずに進めるのだという。目の周りが決まるとそれ以外の部分も決まるということで、目の周りから重点的に作っていた。会場からの「自分で絵を描くのか」という質問に対しては、デッサンを本格的に習ったことはないが、デッサンは観察力をつけるためにあるため、観察力さえあればできなくても大丈夫だとの回答をしていた。○ZBrush 4R7をPixologic社が紹介森田氏による作業の中盤には、Pixologic社によるZBrushの説明が行われた。ZBrushの特徴は、紙とペンがあれば何かが描けるのと同じように、ZBrushがあれば経験がなくても制作を始められるということだ。「粘土をこねるように作業を進められる」と例えていた。産業分野ではゲーム、映画、マーケットデザインのイラストレーション、製品製作前のコンセプト段階でのアート、テレビコマーシャルなどさまざまな場面で使われており、利用者に合わせて幅広く活用できるという。ハイミ氏とトマ氏は、今回の来日で2月8日に行われたワンダーフェスティバルに参加し、「日本では漫画文化が強い」と実感したとのこと。このほどリリースされた「ZBrush 4R7」についても、いち早く詳細を紹介。ZBrushの特徴のひとつに「ZBrushだけですべての作業が完結できること」があるが、4R7ではそれがさらに強化されたという。○最終的な質感をイメージして作業を進行Pixologic社が「ZBrush 4R7」の説明をしている間に、森田氏の実演も進行。大まかな形が完成。続くディテールでは、質感を考えて作業を進めるという。今回のクリーチャーについては、ぬるっとした首の皮にし、ヒダや顔のシワをつけていた。最終的な質感をイメージしていると作業が早く進むのだという。その様子を見ていたハイミ氏は、球からアウトラインを作っていったことに注目し、「作業をやっていく中で調整を重ねてドラゴン(クリーチャー)ができあがっていった」と話した。トマ氏は作業の早さがZBrushならではであると強調。山田氏は、「デジタルでは、良くも悪くもとことんディテールを突き詰められる」とデジタルならではの特徴を読み取って説明していた。○液晶ペンタブレットは「アナログで制作しているみたい」セミナーの後半では、山田氏が事前アンケートの結果を紹介。会場にいるZBrushユーザーではペンタブレットを使っている人が多いという内容だった。それについて、最近液晶ペンタブレットを買ったという森田氏は、「アナログで制作しているみたいで慣れるとすごく使いやすい。5時間で慣れてしまった」と話した。購入したのは「Cintiq 13HD」だという。メインのディスプレイとミラーリングして使っているという山田氏は、「Cintiq 13HDなら原型を作る感覚のまま、フィギュアを作る感じに近いので良い選択だった」と振り返っていた。そしていよいよ森田氏のクリーチャーが完成。ハイミ氏は「2時間以内で作った作品ではハイクオリティ」と評価していた。森田氏はもともとはモデラー志望ではなく、いろいろなものを作っていたのだという。しかし、クリーチャーを作るのが楽しく、生き物が好きだったことから、現在ではクリーチャーの仕事が9割を占めるようになったそうだ。また森田氏は、日頃から使えそうな質感や造形を頭にストックしておくことの大切さを強調。現存の動物から使える要素を探して、イマジネーションに取り入れておく。実際の作業においては、シルエットが決まれば完成形も見えるため、ディテールにとらわれずに形を突き詰めて、最終的に良い物をつくることを心がけるように意識していると話し、セミナーは幕を閉じた。
2015年02月17日山下智久が11日に東京・お台場シネマメディアージュで行われた主演作『近キョリ恋愛』の初日舞台あいさつに登壇。劇中の“ツンデレ”台詞である「もっと体温上げてやろうか?」を生披露し、駆けつけた女性ファンの心をわしづかみした。『近キョリ恋愛』初日舞台挨拶その他の写真みきもと凜の人気少女コミックを原作に、超美形のツンデレ英語教師・櫻井ハルカ(山下)と、超クールな天才女子高生・枢木ゆに(小松)が、教師と生徒という一線で揺れ動きながら、思いを寄せあう様が描かれる。山下にとっては、初の本格的な恋愛映画。役柄について「自分の性格とだいぶ遠いので、挑戦しがいがあった。すごく難しかったけど、ピュアなラブストーリーに仕上がった」と手応えを示した。初日舞台あいさつには山下をはじめ、共演する小松菜奈、小瀧望(ジャニーズWEST)、山本美月、佐野和真、熊澤尚人監督が登壇。この日の模様は全国76劇場で生中継され、小松の名にちなんだ計“77(なな)”か所での舞台あいさつとなり、当の小松も「こんなにたくさんの人に来ていただき、やっと初日が来たなと実感している。周りの人も『観るね』と言ってくれている」と感激しきりだった。小瀧は事務所の先輩にあたる山下を殴るシーンを「緊張はしましたが、思い切りやりました。殴った後のセリフが格好良くて、自分でもニヤニヤしちゃう」と振り返り、ヒロインの親友を演じた山本は「私は女子校出身なので、今回は共学の“キュンキュン”を味わった」と満足げ。佐野は「現場で、みんなと一緒に(カードゲームの)UNOをやった思い出が強い」と話していた。『近キョリ恋愛』公開中取材・文・写真:内田 涼
2014年10月11日「子供の頃から、建築家になりたいと思っていた」高橋は、中学校の3年生頃に、ファッションに出合う。反抗期と共に、自分のお小遣いで自ら服を買い始めるが、ちょうどその時期は裏原ブーム、“おしゃれな友達”と人気のあったショップを回っていた。さらに、メンズファッション雑誌の裏原マップを見て、奥の奥まで行こうと友達を誘う。ところが、周りはそこまでする気がなかった。「他の人よりファッションが好き、という気持ちが強いことがわかりました」と、高橋。ぼろぼろのデニムにも自分でヤスリをかけたり、染料を買って染めたりして、手を加えていた。その“好き”は、衣服だけではなく、ジョン・ロブなどの革靴ブームにも影響され、靴職人にも興味を抱くことに。“手でものを作ることが好きな”少年が、将来ファッションデザイナーになることを、無意識に思い描いていたとしても不思議はない。しかし、“ファッションにはまった”少年が、それを仕事とするまでには、まだいくつかの出会いと経験、そして時間が必要だった。高校2年の時、進路を考えるようになった高橋は、建築家という選択肢もありつつ、受験を避けて、中学・高校からそのまま推薦で大学へ。そこで、1年生の時は、油絵や彫刻などの美術から、プロダクト、インテリア、テキスタイルなどのデザインに至るまで、幅広いフィールドから10種類のクラスをとることができた。高橋の旺盛な好奇心を満たすだけではなく、視野を広げることに大いに役だったことは想像に難くない。2年生になると、専攻を決めなくてはならなくなり、テキスタイルデザインを選ぶことに。そのきっかけの一つが、「ミシン屋さんに行って、シャツの縫い方を教えてもらった時に、『これからはテキスタイルの時代』と言われたわけですよ」という。その人が、どういう根拠からアドバイスをしたかは知るよしもないが、的を射ていたことは確かだ。だが、ファッションだけでなく、「同時にインテリアも捨てきれない。両方できるのではという思いもあった」という。若いということは、さまざまな可能性に満ち溢れていることでもある。ファッションデザインに絞られていくには、まだ時間が掛かる。「芸術論の授業をとって、現代アートにも出合い、特にミニマルアートやコンセプチュアルアートにはまりました」。その頃はパリコレにも興味を持ち、好きになったフセイン・チャラヤンの作品について、「蘊蓄(うんちく)を並べていた」という。そういう高橋に、先生からうってつけの大学があると勧められ、2年生の時、大学の国際教育プログラムでテキスタイルコースがあるロンドンのカレッジに留学することになる。3/4に続く。
2013年09月03日静岡銀行は14日、個人の顧客専用の店舗「ミニ店舗」の第5号店として、21日に浜松市中区山下町(旧山下支店跡地)に「山下支店山下出張所(愛称しずぎんマイプラザ山下)」をオープンすると発表した。「山下支店山下出張所」の所在地は、静岡県浜松市中区山下町91番地。1月に山下支店が旧店舗所在地の山下町から北方へ1.3キロ離れた高林1丁目へ移転したことを受けて、従来の顧客に不便をかけないよう、旧店舗跡地に出店したとのこと。取扱業務は、個人の顧客を対象とした口座の開設・入出金、振込、住宅ローン・カードローン、各種相談、投資信託・個人年金保険の販売、税金・公共料金の支払いなど。個人事業主を含む法人の顧客は取引できない。同出張所で開設した口座は、母店となる山下支店の口座になる。窓口の営業時間は平日午前9時から午後3時。ATMの営業時間は、平日が午前8時から午後9時、休日が午前9時から午後7時。車椅子の顧客でも利用しやすいATMや着席型記帳台を導入したほか、高齢の顧客や体が不自由な人に配慮し、肘掛け付きのロビーチェアを設置。ATMは目の不自由な人も利用できるよう、受話器による音声ガイダンス機能を備えている。ちなみに、ミニ店舗の第1号店は呉服町支店静岡緑町出張所(2008年11月)、第2号店は砂山支店(2009年7月)、第3号店は本町支店(2011年4月)、第4号店は追分支店(2012年9月)となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月15日9月26日(水)に初のオールタイム・ベスト・アルバム『OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~』をリリースする山下達郎。それに合わせ、山下達郎を特集した雑誌「ぴあ Special Issue~山下達郎“超”大特集号~」がアルバムと同日に発行されることが決定した。雑誌「ぴあ Special Issue~山下達郎“超”大特集号~」の詳細ベストアルバムは、1976年のソロ・デビューから35周年を記念してリリースされる作品で、シュガー・ベイブ時代から現在まで発表した多数の名曲の中から、山下自身が49曲をセレクトし、リマスタリングを施したCD3枚組だ。レーベルをまたいだ初のベスト盤で、初回限定盤には、未発表音源をまとめたボーナス・ディスクを付属。作曲者である山下が歌ったKinKi Kidsのデビュー曲『硝子の少年』のデモ、『希望という名の光』アコースティックバージョンなど、貴重な6曲が収録されている。ミュージシャンとしての歩みをたどるベスト盤に合わせて、今回発売する雑誌「ぴあ Special Issue ~山下達郎“超”大特集号~」では、山下の独占ロング・インタビューや、100問突撃!「100Q Part2」、山下にまつわるさまざまなデータベース、妻である竹内まりやのインタビューなどを収録。「ぴあ」でおなじみのイラストレーターの及川正通氏が表紙の描き下ろしイラストを担当する。なお、ぴあでは現在「あなたと山下達郎さんのエピソード」を募集中。Web、Twitter、Facebook、ハガキで寄せられたエピソードの中から選考で、「YOUと“達郎”PIA」 として雑誌およびチケットぴあ特設サイトにて紹介する。ぴあBOOKSHOPでは、送料無料で「ぴあ Special Issue ~山下達郎“超”大特集号~」を予約受付中。9月25日(火)まで。「ぴあ Special Issue~山下達郎“超”大特集号~」●9月26日(水)発売●価格 : 980円(税込)●販売 : 全国書店、ネットショップ、一部のコンビニエンスストアやCDショップにて販売。
2012年08月28日「医療モノということで、“カッコよく”見えてしまうイメージを抱いていたんですが、ここで描かれているのは、ひとりひとりが背負っている人生なんです」――。吉沢悠は、出演作『孤高のメス』をこう表現する。この言葉にこの映画の魅力、そして演技者としての彼の揺るぎないスタンスが表われている。ベストセラー医療小説を実写化した本作。吉沢さんは「自らの素の感情を役柄に重ね合わせながら演じた」と言葉に力を込めた。この“人間ドラマ”に彼はどのような思いで向き合ったのか――?映画の公開を前に話を聞いた。物語の始まりは1989年、とある地方の市民病院に当麻鉄彦(堤真一)という名の外科医が赴任するところから始まる。大学病院に依存し、満足な手術ひとつ行えない腐敗した環境を当麻はその腕で、変えていく。当麻が変えたのは何より、そこで働く人々の意識。吉沢さん演じる青木はまさに、彼との出会いによって自らの生き方を省み、そして変わっていく若き医師である。「大学病院の古い体質があって、その下で働く青木はいろんな思いを抱えつつ、“権威”という壁にぶつかる。当麻との出会いで大きく変わっていくこの人物をしっかりと演じ切れないことにはこの作品のテイストが観る人に伝わらない。そのプレッシャーはありました。と、同時に青木が感じる葛藤は、ひとりの俳優として僕にとっては感じたことのある思いでした。それを生かして演じ切ることができれば楽しいだろうな、という相反する複雑な気持ちでした」。90年代末から2000年代の前半に掛けて、次々と話題のドラマ、映画に出演し、主演も数多くこなしてきた吉沢さんが芸能活動を休止したのは2005年。奇しくも本作で演じた青木と同様にアメリカに渡り、帰国後、俳優としての活動を再開した。役柄に自らを重ねた、という部分についてさらに深く尋ねた。「自分なりの信念を持って俳優という仕事をやっていましたが、やればやるほどに『いまのままでいいのか?』というクエスチョンがついて回るようになった。それはまさに、約束された道を見失った青木そのもの。前半部分の彼に、その当時、自分が抱いていた感情を乗せました。それからアメリカに渡って何より感じたのは、俳優として現場に立てるということは、決して当たり前のことではないのだということ。そう感じたときに無性に俳優をやりたい、演じたいって思えてきたんです。帰国して初めての仕事が映画だったんですが、あのときは本当に嬉しかった。それはまさに、青木が当麻先生を手伝いたくて帰国するときと同じ気持ちでした」。復帰後、彼が出演した映画は『夕凪の街 桜の国』、『逃亡くそたわけ−21才の夏』、『てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜』に本作と物語性と共に、社会への強いメッセージを感じさせるところがあるが…。「決して、それを意識して作品を選んでいるわけではないです。ただ、例えばニューヨークにいる頃、『自分は日本のことを何も知らない』と強く感じて、帰ったら広島に行きたいと思うようになった。そうしたら(広島を舞台に被爆を扱った)映画『夕凪の街 桜の国』のお話をいただいた。不思議なめぐり合わせは感じますね(笑)。常に、観る人に何か良い影響を少しでも与えられたら、という思いはあります。そうした思いがこういう良い循環を生んでいるのかも」。そうした流れに身を投じる中で、映画というメディアへの熱い思いが自身の内側からも沸々とわいて来ていると明かす。「映画人の熱…独特の温度の高さへの憧れは以前以上に強く感じます。周りが見えなくなるような強い思いで、わが子を育てるようにみんなが映画に夢中になっているあの環境は、本当に気持ち良いんです。30歳を過ぎて、ここにいられることが幸せだな、と感じるようになりましたね」。最後に「今後演じてみたい役は?」という質問に「もちろん、当麻先生のような役もやってみたいですね」と語り、「それから…」と、生瀬勝久が演じた、自らの保身しか考えない大学病院の医師・野本の名を挙げ、少し興奮気味にこう続ける。「生瀬さんが仰ってたんです。『俺は、野本という役を“悪”として演じたわけじゃない。一人の人間として演じた結果がこうだったんだ』って。それを聞いて、ああいう役をいつか演じられるようになりたいな、と思いました。僕自身今回、野本という存在に生かしてもらってるんです。そんな深みを演じられるようになりたいです」。(photo:Ryusuke Suzuki)■関連作品:孤高のメス 2010年6月5日より全国にて公開© 2010「孤高のメス」製作委員会■関連記事:堤真一天才外科医役に都はるみのこぶしを聴いて特訓目の前の命を救うため、禁断のオペに挑む『孤高のメス』試写会に15組30名様をご招待小栗旬初監督作引っさげ北海道に!ゆうばり国際映画祭ラインナップに注目来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!堤真一、大組織の悪しき体制と闘う熱血医師に「ヒーローではない、医師を演じたい」
2010年06月23日