この春夏は、様々なカラーを使用したトロピカルなメイクがトレンド。ランウェイでは、ブルーやグリーンなどの涼しげなカラーで目元を彩ったメイクが特に大きな注目を集め、今季はこの「寒色アイメイク」が大流行の予感。ペールトーンを使って春夏らしいフレッシュな印象に、はたまたビビッドな色味でモードなクールビューティーに、と様々な表情を作り出せるブルーやグリーンは大人だからこそ極めたいカラーリング。今回はそんな寒色アイメイクを、おすすめアイテムも交えてご紹介したいと思います。寒色アイメイクの今っぽい取り入れ方って?使う色味やメイクの仕方によって、がらりと印象が変わる寒色アイメイク。なかでも今季らしい、おすすめの取り入れ方をいくつかご紹介します。Photo by Pinterestゴージャスな目元は、パール感の強いミントグリーンとマリンブルーのグラデーションが決め手。くっきりと目元をかたどるブラックのアイラインとたっぷりのマスカラでセクシーな春夏フェイスの完成!暖かい季節の休日にぴったりな華やかメイクです。Photo by Sna@pp一方、こちらはシンプルな寒色アイメイク。アイホールの際に薄くブルーを乗せるだけで、ナチュラルなツヤ肌と相まって透明感のある爽やかな印象に。きちんと感があり、オフィスメイクにも使えますね。Photo by Pinterest今季はアイライナーも寒色がメインカラー。クールなブルーのアイラインで目元を囲めば、瞬時にトレンド感たっぷりの今年顔に。カラーアイライナーは目尻や目頭など、ポイント使いするだけでも華やかさがグンとアップします。Photo by Pinterest作り込み過ぎないヌーディーな目元にさりげなくグリーンのアイラインをプラス。シンプルでありながら、モードでトレンド感のある粋なメイクです。 Photo by Pinterest今話題の「縦割りグラデ」メイクにも寒色アイシャドウが大活躍!従来の横割で色を重ねるグラデーションではなく、縦割で色を重ねてグラデーションを作る「縦割りグラデ」メイクですが、立体感のある印象的な目元にできるとあってジワジワと注目を集めています。Photo by Pinterest目頭、目尻は目の形に添って「くの字型」に色を入れるとより自然な立体感が得られますよ。2016年春夏シーズン新作!おすすめ寒色アイメイクアイテムトレンドカラーだけあって、様々なコスメブランドから寒色を使ったアイテムが数多く登場している今季。寒色アイメイクに使えるアイシャドウやアイライナーなど、新作アイテムをご紹介します!Photo by NARS(海外公式サイト)NARS デュアルインテンシティーアイシャドー(1940)細かい粒子が絶妙なツヤ感を実現する、人気のアイシャドウシリーズに新色が登場。ハッと目を引くミッドナイトブルーはアクセントカラーに最適な一色。ドライとウェット、2wayで使用できるため、ウェットでアイライナーとして使っても◎。他にミントグリーンも新色として追加されています。Photo by AmazonKATE フォルミングエッジアイズ(BU-1)目頭にハイライト、目尻にダークカラーを置くことで立体感のあるアーモンドアイが簡単に手に入るKATEの新作アイシャドウパレット。捨て色のない3色セットというのも嬉しいポイント!写真のブルー系の他、グリーン系カラーも展開しています。Photo by Diorディオールショウ カラー & コントゥール デュオ(457 ウォーター リリー)ディオールからは、シルキーな質感のアイシャドウとスムーズな描き心地のペンシルアイライナーが一つになった、便利なアイテムが限定登場。ウォーターリリーをイメージしたネオングリーンや、アイリスをイメージしたネイビーブルーなど、花々にインスパイアされた鮮やかな発色が特徴。Photo by shu uemuraシュウ ウエムラドローイング クレヨン(S ブルー)トレンドのパステルカラーが目白押しなシュウ ウエムラの春夏コレクションからは、アイシャドウとしてもアイライナーとしても使えるハイブリッドなペンシルカラーが登場。なめらかな使い心地でありながら、ウォータープルーフ&ロングラスティングタイプと頼もしさも抜群。シマーなブルーとグリーンがラインナップ。寒色グリッターで目元にきらめきをPhoto by Pinterest最後に、上級者向けの寒色アイメイクをご紹介!夜のお出かけや特に華やかにしたいときなど、特別なシチュエーションには今季のもう一つのトレンド、「グリッターメイク」とのコラボレーションがおすすめです。寒色グリッターを使うことで目元に水面のようなきらめきが生まれ、さらにシーズナルなメイクに!アイホール全体に広げて思い切りゴージャスに、あるいはアイラインの上だけに重ねてさり気なく、と様々な使い方ができるグリッターは意外な便利アイテム。ただし、あまり乗せすぎるとギラギラしすぎてハロウィーンのようになってしまうのでご注意を!ほんの少し乗せるだけで、充分華やかな目元になりますよ。Photo by Chacottチャコットラメグリッター(ブルー)大小様々な大きさのラメがぎっしり詰まったリキッドタイプのラメグリッター。グリーンがかったブルーの輝きが涼やかな目元を演出してくれます。キャップにブラシが付いているため、そのままアイホールに薄く伸ばしたり、まぶたの際に乗せたりと、扱いやすさも魅力の一つ。いかがでしたか?カラフルで涼しげな寒色アイメイクはこれからの季節にぴったりですよね。ポイントとして色を置いたり、寒色のグラデーションを楽しんだりと、寒色アイメイクの楽しみ方は様々。今まで使ったことのないアイテムに挑戦してみるのも楽しそう!今季のメイントレンドである寒色アイメイク、ぜひ試してみてくださいね。
2016年04月18日パリ8区にあるグラン・パレにて発表されたシャネルの2016年春夏 オートクチュール コレクション。この日のためだけに木製のシンプルな設えの建築が特設され、新緑の芝が生い茂る広い庭をモデルたちが歩く。“ベージュの女王”ガブリエル・シャネルの意志を継いで、エクリュ、アイボリー、生糸色、モカなどベージュを基調にしたカラーパレットがベースになった今季。ナチュラルな色彩にリンクする軽やかな素材、特注の木製ビーズや蜂モチーフの刺繍などを取り入れ、最もラグジュアリーでありながらエコロジックな要素を散りばめた。「シルエットからスタートした」とカール・ラガーフェルドが語るように、オーバル型の大きな袖のショートジャケットにロング丈のペンシルスカートを、また細身のジャケットに足首まで隠れるフルスカートを合わせるなど、ボリューム感のあるコントラストが目立つ。 足元にはコルク製のバイカラーシューズ、 腰にはスマートフォンケースをアクセサリーとして付けたモデルも登場。 会場には女優の中条あやみ、ダイアン・クルーガー、グウィネス・パルトロー、 モニカ・ベルッチ、カーラ・デルヴィーニュ、キャロリーヌ・ドゥ・メグレなど著名人の姿も。動画引用元: (シャネルオフィシャルYouTube:
2016年04月17日ナチュラルムードがトレンドの2016年春夏は、オリーブグリーン、エクリュ、キャメルなど自然界を連想されるオーガニックカラーが大注目されています。春らしいパステルもいいけど、今春はトレンドに乗っかって“デキる女”に変身してみるのもよさそうです。飾らないし気取らない、それでいて女っぷりの上がる、旬のオーガニックコーデとポイントをご紹介します!■トレンド素材を使って差をつけるシフォンやレースなどトレンド素材を使い、フリュイドラインを意識。ボディに沿う、しなやかな素材が女っぷりを上げてくれます。オーガニックカラーをワントーンでまとめたところもコーデのポイント。ヌーディのワントーンで、ぼやっとさせないコツはアウターの素材。ブルゾンやレザーなど、やわらか素材とは逆のハード素材で全体を引きしめて。■カーキはワンピ×レザーでオトナかっこよくポイントは、シンプルだけどデザインや素材は少し凝ったものを選ぶこと。レザーがかっちりしているのに反して、ワンピは女性らしいものをチョイスするといいでしょう。画像のワンピは丸みを持たせてカットした裾ですが、旬のビッグフレアでもOK。レザーのジャケットでメリハリのある美人スタイルに仕上がります。■素材もオーガニックが上級テクリネンやコットンなど、素材もオーガニックでナチュラルなものを取りいれるのが今年流。清潔感あふれる、洗練されたワンランク上のオトナなコーデがかないます。シャツは少しを大きめをチョイスするのがポイント。襟を後ろに引きさげた「襟抜き」で、こなれた印象を演出することも忘れずに。パンツは足首をのぞかせるくらいの「クロップド丈」がおすすめ。裾に向かって細くなるテーパードタイプなら、ヒップ周りが気になる方もスタイルアップに。サンダルを白スニーカーにチェンジしても◎です。■チャレンジカラーでこなれ感少しレンガっぽく、コニャックっぽい赤みがかったブラウン。オーガニックカラーでも少し使いづらい? 目立つ? と懸念しそうなカラーですが、そんなことはありません。このカラーを1点投入するだけで一気にデキる大人コーデが完成します。相性抜群なのはネイビーやデニム。参考コーデのアイテムは、カーディガンとしても、前に長い部分をインしてカシュクールにしても使える個性あふれる2WAYタイプ。インパクトカラーのアイテムでも、バリエーションがあれば、着こなしの幅も広がります。合わせる素材やカラーによって印象が変わるオーガニックカラー。今日はかっこよく、今日は女性らしくなど、さまざまな自分を演出できそうです。<掲載商品> ・JZプリーツ/SK/INGNI ・レザージャケット/Mila Owen ・BARBA 八分袖比翼シャツワンピース ・レザージャケット/Mila Owen ・リネンシャツ/Mila Owen ・リネンデニムパンツ/anatelier ・2WAY カシュクールリブニット/ADAM ET ROPE FEMME ・(GU)イージーハイウエストボリュームパンツ/ GU ※取材協力: PONTE編集部
2016年04月11日イラストレーター長谷川洋子の個展「金色のノクターン」が、2016年4月15日(金)から27日(水)まで、東京・代官山のGALLERY SPEAK FORで開催される。雑誌『SPUR』『VOCE』『日経WOMAN』などを手がける長谷川は、コラージュ技法を用いて、たくさんのロマンティックな作品を世に送り出している。素材となるのは、フランスのアンティークレースやスパンコール、大正着物の生地など、多種多様。そこに、アクリルガッシュやマニキュアなどをミックスして、独創的に仕上げていく。作品の題材となるのは、バレリーナや遊園地、星座など、女性なら誰もが憧れる夢物語のワンシーン。それを、個々の素材が持ちうる希少な色と光彩を活かして、リッチで華やかな作品へと昇華させている。約3年ぶりとなる今回の個展は、「幻想的でプライベート感のある世界」をテーマに創作を行った。近年のアーカイブと新作を合わせ、大小約60点の原画を展示・販売する。さらに、ヴィンテージ素材を使ったグラスペイント作品や、トートバッグやマグネットなどのオリジナル雑貨も発売する予定だ。【イベント詳細】長谷川洋子 金色のノクターン開催期間:2016年4月15日(金)~27日(水)開館時間:11:00~19:00 ※最終日のみ18:00まで。休館日:木曜会場:GALLERY SPEAK FOR住所:東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAKFOR2FTEL:03-5459-6385■ギャラリートーク開催日時:2016年4月15日(金) 18:30~19:00作品解説:長谷川洋子、聞き手:加藤千恵
2016年04月09日アディダス(adidas)とカラー(kolor)のコラボレーションライン「アディダス バイ カラー(adidas by kolor)」が4月1日、2016春夏コレクションを発売した。定評あるアディダスのクラフトマンシップと、カラーが創出するモダンなデザインを融合させたメンズ向けのスポーツアパレルとフットウエアを展開する「adidas by kolor」。2シーズン目となる2016春夏コレクションでは、ファーストシーズンで確立したデザインコードとスタイルを進化させた新たなルックと新たなカラーウェイで展開される。キーアイテムは、厚手メッシュを使用しネオンメッシュでアクセントを付けた「スペーサー メッシュ フーディ」をはじめ、「テックフィット ショーツ」や、「ピュア ブースト」など。その他、アディダスの保温テクノロジーであるサーマルフリースにネオンカラーのシアリングとシルバーフォイル素材を合わせたミラー・リップトップ・フードを組み合わせた「クライマヒート フーディ」や、2層構造のジャージーメッシュ素材を用いた「クライマチル ショーツ」、紙のような感触のナイロンメッシュ素材を使用した「ウーブン フーディ」、カラーミックスが大胆なパッチワークが目を惹く「メッシュ ウーブン ショーツ」、動きやすい機能的な設計になった「ロングスリーブ ハイブリッド トップ」などのアイテムがラインアップする。
2016年04月08日デルヴォー(DELVAUX)が4月6日から12日まで、2016春夏コレクションを取り扱うポップアップショップ「ミラージュ・ オブ・カラー(Mirage of Colours)」を伊勢丹新宿店本館1階のハンドバッグ/プロモーションにオープンする。デルヴォーの2016春夏コレクションは、コンテンポラリーアーティストのジョルジュ・ルース(Georges Rousse)とフェリス・ヴァリニ(Felice Varini)から着想を得てカラフルかつ活気あるコレクションに仕上げられた。今回オープンするポップアップショップでは、この2016春夏コレクションに加え、フランスの熟練職人によって手作りされたデルヴォーのシグネチャーバッグ「マダム(Madam)」のミニサイズ「マダム・ミニ・ヴェル二・ヌード(Madame Mini Verni Nude)」(H15×W18×D6cm 30万3,300円)が20個限定で発売される。
2016年04月04日HaaT(ハート)の2016年春夏コレクションより、2016年4月の新作が登場。2016年4月1日(金)より、松屋銀座や阪急うめだ本店など、HaaT取扱い店舗にて発売される。「AIR」をテーマに、その変幻自在な性質と軽さに着目した2016年春夏シーズン。4月には、リネンを使用した涼しげなアイテムを中心に、染色やしばり加工など、表情豊かなテキスタイルが楽しいウェアが店頭に並ぶ。「トラディショナル ブラック リネン」を使用したドレスと羽おりは、満月のような円形のデザインが特徴。紋付の家紋を染めつける技法を用い、凛とした空気感を演出した。ストライプの中にボーダーのサークルが浮き上がるインド製のシリーズは「ミックス カディ オーバル プリント」。マスキングとブロックプリントを二回ずつ施すことで生まれたこのデザインは、ハンドプリントのため、一点ずつ柄の出方が異なる。しばり加工のリネンドレスは、プリーツとも違う柔らかな起伏が特徴。「リネン ガーゼ」のトップとスカートを合わせて着るもよし、カーディガンを涼しげに羽おるもよしの優秀なアイテム。「フローウィー レイム ボーダー」は、ランダムなボーダーの平織りと、ラメボーダーの綾織りを組み合わせて作った大きなパネルの生地を生かしたシリーズ。さりげないラメ糸が動きとともに存在感を発揮する。【詳細】HaaT 2016年春夏コレクション 4月新作発売日:2016年4月1日(金)販売店舗:HaaT取扱い店舗アイテム情報:・トラディショナル ブラック リネンドレス 90,000円+税羽おり 90,000円+税トップ 58,000円+税・ミックス カディ オーバル プリントドレス 68,000円+税シャツ 65,000円+税チュニック 65,000円+税・リネン ガーゼトップ 58,000円+税スカート 88,000円+税ドレス 120,000円+税羽おり 120,000円+税・フローウィー レイム ボーダーシャツ 55,000円+税スカート 55,000円+税トップ 38,000円+税ドレス 58,000円+税【問い合わせ先】ISSEY MIYAKE INC.TEL:03‐5454-1705
2016年04月03日湊かなえがベストセラー小説を、本田翼と山本美月の出演で映画化する『少女』のポスター画像が公開になった。本田と山本が扮する高校生が美しい花に囲まれた写真に“みたい。人が死ぬとこ”という衝撃的なコピーがデザインされている。その他の写真本作は、高校2年生の桜井由紀と草野敦子が、“人が死ぬ瞬間を見たい”という想いにとらわれ、自らの願望をかなえるために行動する姿を描いたミステリー。『繕い裁つ人』の三島有紀子が監督を務める。このほど公開になったビジュアルを使用したポスターとチラシは、4月2日(土)から順次、全国の映画館に設置される予定。『少女』10月8日(土) 全国ロードショー
2016年03月31日ラグジュアリーブランドを任されたデザイナーには、伝統を守りつつ時代を切り開く先進性が求められる。2016春夏コレクションでブランドのデザイナー達が出した答えとは。Science & Technologyインターネットは、19世紀の産業革命以上の変化を世界にもたらし、いたるところで新しい価値観を誕生させているが、ファッション界も当然のようにパラダシムシフトの波は押し寄せている。芸術性を極めようとした20世紀から、科学の時代と呼ばれる21世紀が到来し、科学やテクノロジーの中にクリエイティビティーを見出そうとしているのだ。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のニコラ・ジェスキエールは、架空空間をコレクション会場に設え、テクノロジーを駆使して開発された素材を用い、クチュールの手法で未来型ファッションを描き出した。デジタルネイティブのジョナサン・アンダーソンは、皮革製品の老舗ロエベ(LOEWE)を、レザーを用いることなく彼のリテラシーでいとも簡単に進化させている。また、芸術とテクノロジーの融合を追求するイッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)は、デザイナーが変わったとしてもプリーズ プリーツの進化版を発表し続けている。デザイナーの宮前義之は、研究室にこもり日夜研究に明け暮れる科学者を感じさせる。3Dスチームストレッチ、ベイクドストレッチと足を止めることはない。21世紀の形が少しづつ見え始めたといわれる今、ファッションは目に見えない、奥深いところで大きな進化を始めているようだ。Arts & Craftsルネッサンス初期には、芸術家という職業は存在せず、後世に名を残す芸術家も職人として仕事をしていたという。ヨーロッパでは芸術と職人技は同じ線上にある。クチュールメゾンにとって職人技を継承することは、最重要課題の一つだ。伝統は人の手と感覚の伝承により生き続けるものだけに、職人のパトロンとなり、仕事を発注することで資金的な援助を行う、パトロネージュの精神は生き続けているのだ。ヴァレンティノ(VALENTINO)は、アフリカの捺染、ウッドビーズ刺繍などのアフリカの部族に伝わる工芸をオートークチュールの域に昇華させ独自の正統派の美学を披露した。片やメゾン マルジェラ(Maison Margiela)のデザイナーに就任したジョン・ガリアーノは、綿密なクチュール技を使いながら、アバンギャルドな表現法でコレクションを構成し、これからの職人によるクチュールへのアプローチをより豊かなものにした。クチュールメゾンだったランバン(LANVIN)には、職人たちの技が今なお伝えられている。アルベール・エルバスは職人たちを讃えて「マニュフェスト」名付けられたコレクションを発表した。テクノロジーの進化は人間の手が担っている。美の追求にも、やはり人間の手と感性は欠かせない、純粋に美しいと感じるものを女性たちは求めて止まないのだ。「ファッションの息遣い」へ進む。「もう一つの視点」へ戻る。
2016年03月30日2016春夏の新作コレクションが店頭を飾り始めた。この春、何を買って着ようかと情報チェックはすでに終了したタイミングに、手に入れる商品の背景や店頭に並ぶ必然性を考察してみた。5ヶ月前の2015年10月に開催された、2016春夏パリコレクション。各メゾンの新作は発表の翌日には「Style.com」(現Vogue.com)で、速報として世界中に配信され、翌月になるとコレクション分析はすっかり終わり、注目の素材はレースで、流行色は白になると頭のどこかにインプットされている。SNSで拡散されたリアルなブロガーの言葉が響いたとなれば、その意見に従い買い物計画を練っているのかもしれない。ブティックには新作の商品が揃い始めたこのタイミングで、改めてコレクションについて語ることにしたのは、同じ服でも視点が変わると違う見え方をすることを提案するためだ。3シーズンほど前からトレンドのキーワードに登場している「ジェンダレス」に注目してみた。この言葉の意味は「性差を超えて」だ。20世紀の女性は、ロングスカートからミニスカートに履き替え活発に、ズボンを履きテーラードジャケットを着て男性と肩を並べた。女性ファッションは「ユニセックス」「アンドロジーナス」などという言葉に置き換えられ、進化していった。21世紀に入ると、今度は男性ファッションに変化が起こり、フリルのついたシャツも、スカートを模したパンツも受け入れる男性が増えている。ジョナサン・アンダーソンのように性差の壁を取り払い、同じ素材、同じデザインを提案するデザイナーも登場している。(その現象は、デザインのアイディアやテクニックで表現可能な事柄で、世相の変化として捉えることができる。)ところが女性と男性デザイナー別にコレクションを並べてみると、ジェンダーの差が見えてくるのだ。女性デザイナーはまず自分が着たい服を提案し、男性デザイナーは妄想をデザインに落とし込んでいるのだ。それは今始まったことではなく、一般市民がファッションを楽しむようになったころから何ら変わっていないことに気がつく。女性デザイナーの出発点は、自分が今着たい服だ。男性デザイナーは、新しい考えを持つ女性にはこんな服を着て欲しいし、求めているに違いないという妄想だ。そこで女性たちは、どのプレゼンテーションに賛同するかによって自分が着る服を選ぶのだ。男性デザイナーの服がセクシーに見えるのは、彼らが造形的な「美」を追求するからだろう。それにひきかえ女性デザイナーは案外現実的で、こんな服があったら「着易い」や「楽」をキーワードにし、さらに古い考えから解放された自分をデザインし、男性の視線は二の次の場合が往々にしてある。今まで、何気なく選んでいた服が、男性または女性デザイナーによるものなのか意識することで、ファッションの視点が変わっていく。伝統と革新、感情と知性、点(モード)と面(スタイル)を対比しながら、もう一つの視点を模索してみた。男性デザイナーという視点からディオール(Dior)19世紀ヴィクトリア朝のランジェリーを現代風にアレンジしたシリーズは、コットンボイルが醸し出す清廉なイメージ。プリーツを施したバージャケットのしなやかなラインは上質のエレガンスが香りたつ。ランバン(LANVIN)人の手が作り出す真実を意味する「マニュフェスト」をテーマに、ランバンを支える職人たちを讃えたコレクション。服が完成する工程をデザインしたり、クチュール的な手法にアルベール・エルバスの繊細さを垣間見た。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)デジタル化社会が本格化する時代を捉えたニコラ・ジェスキエールは、「ファイナルファンタジー」の世界を、メタリックフィルム素材やピクセルをパターン化しモードに変換。確かなクオリティが未来の創造を生み出す力に。サンローラン(Saint Laurent)ムッシュサンローランの形をなぞることよりマインドを読み込むエディ・スリマン。ロックフェス用のウエリントンブーツとクチュール手法のドレスを組み合わせて究極の贅沢を表現。ムッシュを彷彿させる反骨精神は健在。メゾン マルジェラ(Maison Margiela)ロマンチックで創造的なジョン・ガリアーノならではの文脈で綴った新生マルジェラ。時代も国籍も超越したコレクションは、50’sのクチュールと着物ドレスで構成。メゾンのコードを独自のセンスで読み替えた。シャネル(CHANEL)永遠のパリコレクションはシャネルが開催するグランパレにある。会場を空港のカウンターに仕立て、シャネルエアラインを利用するマダムたちが必要なワードローブを展開。トレンドはシューズで表現する。(c) CHANELロエベ(LOEWE)レザーの老舗ロエベのイメージを刷新するかのような、ビニールやミラーをアップサイクルしたコレクションを披露したジョナサン・アンダーソン。コレクション後一部はすぐにオンラインで購入できるシステムを早くも導入。ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)独特の色彩感覚と異質なパターンの組み合わせ、ドリスしか奏でることができない不協和音を思わせる組み合わせの服たち。ブロケードやチュールを使いフェミニン度が高いコレクションに仕上がっていた。女性デザイナーという視点からクロエ(Chloe)スポーツジャージーとシフォンを組み合わせてみたら新鮮なコーディネートが誕生。上質の素材で70’sの香りがするカジュアルを表現するクロエは、時代を超えたパリシックの基準となり女性を魅了する。ステラ マッカートニー(Stella McCartney)カジュアルを新解釈したポロシャツディテールのチューブドレス、動きによってオプティカルな効果をもたらす2色使いのプリーツドレス、刺繍やレーシーな手法のドレスはこの春夏のマストハブアイテムに。エルメス(HERMES)最高級の素材と職人技が常備されたメゾンで働くことの幸せを感じるナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーは、自分のやるべき仕事の一つに頭脳プレーを見出した。色や素材選び、スカーフの扱いどれも知的な作業が施されている。アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)17世紀にカトリック教徒に追われ、フランスからイギリスに逃れたユグノー(プロテスタント)がもたらした繊細なシルク素材やロマンチックな花柄をモチーフにして、たおやかな女性像を描き出した。ミュウミュウ(MIU MIU)ミュウミュウのコレクションは、これから昔話やおとぎ話が始まる予感。オーバーサイズのコートやオーガンジーのエプロンドレスやお姫様のティアラには、どれもストーリーが隠されているかのよう。サカイ(sacai)セカンドハンドショップで見つけた宝物とは、スーベニールスカーフ、ゴールドのレース、シフォン製のバンダナ等など。アシメトリーのヘムラインが揺れるたびに見え隠れする乙女心が、女性を虜にする。コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)ベルベット、マラボーなどを多用してたボリューミーな服をまとった「ブルー・ウイッチ(青い魔女)」は、強さを備えたグラマラスな女性を感じさせる。シーズンのメッセージは常に言葉を必要としない。「過去、現在、未来へ」へ進む。「ファッションの息遣い」へ進む。
2016年03月29日春夏になるとトレンドに浮上する民族衣装の要素を取り入れたファッションスタイル“トライバル”。今季は、ネイティブ柄やサファリカラがモダンに進化。今を感じるデザインやシルエットを取り入れてみて!■幾何学柄のような斬新デザインが技あり。エキゾティックなムード漂う柄クラッチは、カールした糸とビーズを駆使した手の込んだ逸品。マグネット開閉で使いやすさも文句なし!W31×H17×マチ9 cm¥13,000(ヌキテパ/ショールーム セッションTEL:03・5464・9975)■オリジナリティ溢れるドット柄が最大の魅力。アートのような曲線とポップな配色が印象的。ラバー&エスパドリーユを合わせたソールやバックストラップで、抜群の安定感。ヒール高2cmサンダル¥20,000(ピメントス/アメリカンラグ シー 渋谷店TEL:03・5459・7300)■リーフの総柄が目を引く柔らかなシルクパンツ。パンツ¥27,500(アンナ スタジオ/ジャーナル スタンダード レリューム 表参道店03・6438・0401)トップス¥40,000(レイチェル コーミー/アメリカンラグ シー 渋谷店)サンダル¥35,000(フラミンゴ/エディットフォー ルル ルミネ新宿店TEL:03・6911・2811)※『anan』2016年3月23日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・高松由佳(スチーム)モデル・る鹿
2016年03月21日国内最大級のファッションショー『第22回 東京ガールズコレクション 2016 SPRING/SUMMER』(東京・代々木第一体育館)が19日に開催され、2016年春夏のファッショントレンドを身につけたモデルたちが華やかなショーを繰り広げた。その中で多くのブランドが展開していたのが“オフショルダー”。肩のラインを出すことで、カジュアルなアイテムと合わせても女の子らしさが出せるとあって、今年の春夏トレンドとして注目されそう。【写真一覧】セクシー衣装や水着も!人気モデル豪華共演『TGC』ステージオフショルダーに合わせるコーディネートとしては、タイトスカートとの“甘辛MIX”コーデや、フレアなミニスカートと組み合わせてガーリーなテイストにしたりと、いろんなバリエーションがステージを飾った。ワンピースも登場し、よりフェミニンなスタイルが楽しめそう。ふんわりとした素材のものが多く、女の子らしさが際立つキュートなスタイルが春夏トレンドに。そのほかには、爽やかなオールホワイトや花柄アイテムを使ったコーデ、チュールスカートなども昨年に引き続き多数登場。『TGC 2016SS』ステージを飾った春夏ファッショントレンドをチェックして、これからの季節のオシャレを楽しんで。
2016年03月20日アディダスジャパンは、「adidas SPEZIAL」よりフレンチリヴィエラをテーマにした16年春夏コレクションを「アディダス オリジナルスショップ」「アディダス オンラインショップ」「UNITED ARROWS オンラインショップ」「UNITED ARROWS & SONS」にて発売する。第一弾の発売日は3月19日、第二弾は5月27日。フレンチリヴィエラとは、南フランスにある保養地として知られる地中海沿岸の名称。同コレクションは、そんなフレンチリヴィエラの美しく穏やかな海の風景と、ゆったりとしたスタイルをテーマとしている。アパレルは、フレンチリヴィエラの穏やかさを表現した「SPZL SMOCK」や、防水性の高い生地を使用し、機能性をアップしたフィッシャーマンジャケット「Harwood Anorak」を展開。また5月には、フランスの船乗りをイメージした「Lytham Tracksuit」など、10モデルをラインナップする。フットウエアは、ブラウンのスウェードとガムソールを施した「Cote」を発売開始し、5月にはレザーを使用した「Lacombe SPZL」など、6モデルをラインナップするという。
2016年03月19日ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(GIVENCHY BY RICCARDO TISCI)の2016春夏ウィメンズコレクションから、ブランド初となる「モノグラム コレクション」が登場。同コレクションは2016春夏メンズコレクションで初登場したモノグラム「Givenchy Logo」を使用したもの。ポーチやウォレットといった革小物に、モノトーンのシックなカラーパレットで「Givenchy Logo」柄がデザインされた。ラインアップは、ポーチ(L 5万5,000円、M 4万9,000円)と、ウォレット(ミニ 4万円、ロング 6万9,000円、オーガナイザー 7万5,000円)。なお、この「モノグラムコレクション」は、今後も新しいアイコニックモチーフとして展開されていく予定だ。
2016年03月13日フェンディ(FENIDI)が、2016春夏コレクションのアイテムをそろえたポップアップイベント「フラワーランド(FLOWERLAND)」を、3月9日から15日まで新宿伊勢丹本館1階ザ・ステージで開催している。同イベントでは、フラワーモチーフの最新コレクションと、フラワーアーティストの東信の世界を融合させた色とりどりの花が咲き誇る夢の国、フラワーランド(FLOWERLAND)を会場に表現する。ファーやレザー、プレキシガラスの立体的フラワーモチーフがあしらわれた新作バッグ「マイクロ ダブル バゲット(MICRO DOUBLE BAGUETTE)」の限定カラーや、レディ・トゥ・ウエア、バッグ、シューズ、アクセサリーまでを展開する。なお、会期中はフェンディの職人とフラワーアーティストとのコラボレーションによる「ボトルフラワー」のデモンストレーション販売も行われる。同イベント終了後には、3月23日から29日までフェンディ岩田屋本店、3月23日から29日まで阪急うめだ本店1階コトコトステージ11でも開催を予定している。
2016年03月09日汗対策、そろそろ考えよう4月9日、花王の「キュレル」から、春夏の汗による肌荒れ・あせもといった肌トラブルに対応する『キュレルジェルローション』が発売される。乾燥も汗トラブルも解決!花王の調査によると3割の女性が「夏場でも体の肌が敏感」と感じており、乾燥やあせもといった肌トラブルに悩んでいるのだという。乾燥性敏感肌を考えた「キュレル」では、こうした悩みに応えるべく汗による肌悩みに対応した『キュレルジェルローション』を発売。セラミドのはたらきを効果的に補い、潤いを与えるケアで外部刺激から肌を守り、荒れにくい肌をつくる。肌荒れ・あせもを防ぐ消炎剤を配合し、汗からも肌を保護。乾燥と汗によるトラブルを同時に防いでくれる優れものだ。使い心地も快適すっと肌になじむジェルタイプなので、汗をかく夏でもさっぱり爽やかな使い心地。お風呂上がりや汗をかいてシャワーを浴びたあとはもちろん、外出先などでもサッと手軽に使用できる。弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリーという安心処方なので、赤ちゃんを含めた家族みんなで使えるのも嬉しい。すこやかサラサラな肌で、汗をかく季節を爽やかに乗り越えよう。(画像はプレスリリースより)【参考】・花王、あせも・肌荒れを防ぐ「キュレルジェルローション」を発売
2016年03月05日ユニクロ(UNIQLO)とルメール(LEMAIRE)がコラボレーションした「ユニクロアンドルメール(UNIQLO AND LEMAIRE)」のラストコレクションとなる2016春夏コレクションが3月4日に発売される。それに合わせ、同日からユニクロ銀座店12階には、フルアイテムがそろうスペシャルフロアが期間限定でオープンする。前シーズンの発売初日には、売り場へ入場制限がかかる程大きな反響を呼んだ同コレクション。今回はウィメンズ35型、メンズ37型が、ブルーグリーン、アッシュグレイ、ジンジャー、ブラック、ホワイト、レッドなどのカラーパレットで展開される。価格帯は、アウター(7,900円から1万4,900円)、ニット(2,990円から5,900円)、カットソー(1,900円から2,990円)、シャツ、ボトムス(2,990円から3,990円)、ドレス(4,990円から5,990円)、シューズ(2,900円)。中でも、ルックビジュアルに使用されている、スーピマコットンをメッシュ状に編み込んだサマーニットや、ビビットな赤が目を引くドルマンスリーブのゆったりとしたAラインワンピース、「セカンドスキン」をコンセプトにつくられたカシミヤ混のボディーセーター、オーセンティックなトレンチコートなどがキーアイテムとなりそうだ。アイテムはユニクロ銀座店の他、ビックロ ユニクロ 新宿東口店、ユニクロ札幌エスタ店、ユニクロ仙台泉店、ユニクロ名古屋栄店、UNIQLO OSAKA、ユニクロキャナルシティ博多店など全73店舗とユニクロ オンラインストアで取り扱う。
2016年03月04日レペット(Repetto)が2016春夏広告キャンペーンのビジュアル、及びショートフィルムを公開した。“モダニティ”が表現された同広告キャンペーン。ビジュアルの撮影は、ロンドンを拠点に活動する写真家デュオのショーン アンド セング(Sean and Seng)が手掛けた。コレクションの象徴的なアイテムであるプリーツドレス「エルザ(ELSA)」やシューズ「ローズ(ROSE)」をまとった女性の姿が映し出されている。ショートフィルムでは、トライバルダンサーが眩いばかりに美しい女神と出会うというバレエのストーリーで、ダンスとファッションの間にある相互の影響力を表現。対照的なふたりのダンサーによるコンテンポラリーダンスの世界を楽しむことができる。動画引用元: (レペットオフィシャルYouTube:
2016年02月25日着こなしに軽快なムードを呼び込むデニムは、春夏スタイルの鍵となるマテリアル。今年はひとひねりある個性派を狙いたい!■ミニマルなデザインに個性を潜ませて。スカーフを巻いたような衿のデザインが特徴的な、ボックスシルエットのトップス。スタンダードな雰囲気でありながらさりげなく個性を発揮でき、着回し力も抜群。¥22,000(ハイク/ボウルズ TEL:03・3780・1239)■レトロなムードがまさに今の気分!フロントのポケットのあしらいや、ほどよいワイドシルエットが◎。フレンチガール気分で、甘めのトップスを合わせるのがおすすめ。パンツ ¥19,000(ポール&ジョー シスター/ルック TEL:03・3794・9146)■定番人気モデルが新鮮な表情に。サングラスの名品「ウェイファーラー」にデニムをオン!斬新なアイデアだけど、ベーシックなデザインだから気負いなく取り入れられるはず。¥28,000(レイバン/ミラリ ジャパン TEL:03・5428・1030)■今年らしさと快適な履き心地を兼備。重くなりがちなプラットフォームサンダルも、デニムなら軽快なルックス。安定感があり、歩きやすさも文句なし。ヒール高10cm ¥27,000(ファビオ ルスコーニ/ハイブリッジインターナショナル TEL:03・3486・8847)※『anan』2016年2月24日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)文・間宮寧子
2016年02月21日アレクシ・マビーユ(ALEXIS MABILLE)は1月25日、ヴァンドーム広場に位置する17世紀建立のエヴルー館の広間で2016春夏オートクチュールコレクションのショーを開催した。モノクロームカラーで貫き、シックでクラシカルなスタイルで統一。コレクションタイトルは「Timeless Beauties」で、オードレー・マルネー、デブラ・ショウ、エステル・アリデイ、カルマン・キャス、イリーナ・ラザルヌ等、一時代前に活躍したモデルたちが登場し、色褪せない美しさで華を添えた。オーストリッチのフェザーを刺繍したフロックコートやレースをパッチワークしたシャツドレス、着物のようなスモーキングドレスなど、アイテムによってはマスキュリンの要素が見られるが、多くにシャンティレースやギピュールレースなどフェミニンな素材をあしらい、適度にクラシカル、適度にモダンなアイテムで構成。ビーズやスパンコールのみならず、磁器までも刺繍の素材として登場していたが、同系色にまとめているためすっきりとした印象。総レースのシースルーのロングドレスといった挑発的なアイテムはさておき、エレガンスをにじませたシンプルでアクセスしやすいアイテムが豊富なため、今後幅広い世代から支持を得られそうだ。
2016年02月18日ジミー チュウ(JIMMY CHOO)が、ニューヨークを拠点とするクリエイティブ・エージェンシー、Laird+Partnersとコラボレートした2016春夏コレクションの広告キャンペーンを公開した。モダン・自信・グラマラスというコレクションのスピリッツを反映したアップビートかつ陽気な2016春夏コレクションの広告キャンペーン。クリエイティブディレクターのサンドラ・チョイ監修のもと、フォトグラファーのキャス・バードによってロサンゼルスを舞台に撮影された。モデルには、ナジャ・ベンダーとディビッド・アレクサンダー・フリンが起用されている。また、キャンペーンムービーも本ページおよび、オフィシャルサイト(WWW.JIMMYCHOO.COM)で公開中。動画引用元: (ジミー チュウオフィシャルYouTube:
2016年02月16日セイコーウオッチの女性用ウオッチ「セイコー ルキア」から、2016年春夏の新作が登場する。ソーラー電波モデルの新シリーズ「レディ・トノー」(3機種)、ワールドタイム機能つきソーラー電波モデル「ラッキーパスポート」(3機種)の計6機種を、2月19日から発売する。税別価格は55,000円~72,000円だ。新シリーズとなる「レディ・トノー」は、クラシックなフォルムに女性らしい柔らかな曲線を織り込み、しなやかで高級感ある形状とした。ケースとバンドの素材には、金属アレルギーを起こしにくいチタンを採用。また、世界4エリア5局(日本2局・中国・アメリカ・ドイツの標準電波)に対応した自動時刻合わせ機能と、電池交換が不要なソーラー充電ムーブメントを搭載している。ラインナップと税別価格は、ダイヤル色がローズピンクの「SSQW025」と水色の「SSQW027」が69,000円、ホワイトの「SSQW028」(ケースとバンドの一部にピンクゴールド色めっき)が72,000円だ。共通の仕様として、ケースサイズが縦37.2×横25.6×厚さ8.9mm、風防がカーブサファイアガラス(スーパークリアコーティング)、防水性能が10気圧、耐磁性能がJIS耐磁時計1種。一方の「ラッキーパスポート」シリーズにも、3機種の新作をラインナップ。こちらは丸型ケースで、ケースとバンドの素材にチタンを採用し、上記「レディ・トノー」と同じく世界4エリア5局の標準電波とソーラー充電に対応している。さらに、25タイムゾーンのワールドタイム機能を備える。ラインナップと税別価格は、ダイヤル色がピンクの「SSVV017」とブラックの「SSVV019」が55,000円、ヌーディーピンクの「SSVV020」(ケースとバンドの一部にピンクゴールド色めっき)が58,000円。共通の仕様として、ケースサイズが外径28×厚さ9.3mm、風防がカーブサファイアガラス(スーパークリアコーティング)、防水性能が10気圧、耐磁性能がJIS耐磁時計1種。
2016年02月13日1月27日、旧ロスチャイルド邸を会場に2016春夏オートクチュールコレクションをショーにて発表したヴァレンティノ(VALENTINO)。アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリは、20世紀初頭に活躍し、様々な技法を編み出して錬金術師ともいわれたデザイナー、マリアノ・フォルチュニィにイメージを求めた。また、同時代を共にしたロイ・フラーやルース・セント・デニス、イサドラ・ダンカンなどのバレリーナにも言及し、バレエ衣装のようにエアリーなピースで構成しているのも特徴。今季は特にダンサーをイメージしたため、モデル達は全員裸足だった。シルクベルベットやシルクオーガンザのドレスはハンドペイントモチーフで彩られたが、これはフォルチュニィのアーカイブとのコラボレーションで実現したもの。フォルチュニィの傑作ともされる『デルフォス』へのオマージュとして、プリーツ作品が多く見られ、レザーやベルベットにもプリーツをかけるという、高いハードルに敢えて挑戦する姿勢も見せている。他にも、ビザンチン風パッチワークドレスや、龍や蝶などをアップリケしたドレスなど、66点全てにストーリーのある充実したコレクションとなった。渦巻きモチーフのハーネスやレッグ・アクセサリー、ヘビを象ったヘッドレスは、ハルミ・クロソウスカ・ドゥ・ローラによるもので、コレクションに強い象徴性と格調の高さを加えていた。
2016年02月11日ディーゼル(DIESEL)がデジタルカルチャーをテーマにした、2016春夏コレクションの広告キャンペーンを発表した。同広告キャンペーンの撮影を務めたのはクリエイティブユニットのサンティアゴ&マウリシオ。モデルにはシンガーで俳優のジョー・ジョナス(Joe Jonas)、モデルで女優の水原希子、サラ・カミングス(Sara Cummings)、サンウー・キム(Sang Woo Kim)のほか、トレバー・シグノリノ(Trevor Signorino)、スタヴ・ストラスコ(Stav Strashko)が起用された。キャンペーンではオンライン/オフラインが完全に融合した現代の姿をユニークに表現。デジタルのコミュニケーションには欠かせないものとなった動画、ソーシャルメディアから生まれた「今何してる」という概念、さらにはディーゼル独自の絵文字も登場する。アーティスティックディレクターのニコラ・フォルミケッティは「デジタル世界はもはや、現実世界よりリアル。絵文字が異文化をつなぐ新しいエスペラント語となって、何百万人という人に利用されているんだ」とコメントしている。動画引用元: (ディーゼルオフィシャルYouTube:
2016年02月10日ジバンシィ(GIVENCHY)が2016春夏コレクションの広告キャンペーンビジュアルを公開した。キャンペーンビジュアルが撮影されたのは、メゾンが敬愛する街、ニューヨーク。リカルド・ティッシは同ビジュアルのコンセプトをニューヨークへの「LOVE CARD(愛のメッセージ)」とし、写真家のマート・アラス&マーカス・ピゴットによりカードのような美しいビジュアルに仕上がった。モデルにはマリアカルラ・ボスコーノ、ミランダ・カー、ジェマ・ワードら錚々たるトップモデルたちを起用。ニューヨークの街を背景に、黒と白のコントラストでジバンシィの世界観を表現しながら「LOVE」「ギャング」「ファミリー」といった力強いメッセージを表している。動画引用元: (ジバンシィオフィシャルYouTube:
2016年02月09日ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)が1月27日、パレ・ドゥ・トーキョーで2016春夏オートクチュールコレクションのショーを開催した。アートとファッションの融合を目指す2人は、今季「Performance of Sculptures」と題して彫刻と服をミックス。テクニカルピケ素材のポロシャツを基本形に、キュビズムやシュールレアリズムを思わせる仮面のような装飾を施したドレスを発表した。全てのルックにはドクターマーチンを合わせ、スポーティな印象でまとめつつ、大きなラフルや大きく開いたデコルテなど、クチュール的な要素を加えて女性らしさも強調。ショーが進むにつれ、装飾は大きくなり、構造は複雑になっていく。太陽のような丸い仮面や、顔をいくつも重ねたドレスなど、後半に登場したアイテムはアートピースそのものだった。前が見辛いのか、着用するモデルたちはおっかなびっくりでウォーキング。シュールでありながらユーモラスで楽しい雰囲気もにじませ、会場は和やかな空気に包まれた。そしてこのコレクションが伏線となって、ポロドレス、チュニック、ポロシャツ、そして目の形のブローチの4種のカプセルコレクションが、ラグジュアリーオンラインショップ、モーダ・オペランディ(www.modaoperandi.com)上で販売されることが発表された。昨年はプレタポルテから撤退した彼らだったが、このような形で服を手に入れられるようになったのは嬉しい限りだ。
2016年02月08日バリー(BALLY)が、2016春夏コレクションの広告キャンペーンを公開した。キャンペーンビジュアルのテーマは「No Limits」。従来のファッションのルールを遊び心と冒険心で破る、新しい文化と旧文化のエレガントでエキセントリックな衝突を表現した。旅からインスピレーションを得た同コレクションを反映したものとなっている。シルクのタキシードやクロコダイルのシューズといったクラシカルなアイテムにカジュアルなひねりを効かせた意外性に富んだコーディネート。キールックは、ウェス・アンダーソンの映画『ムーンライズ・キングダム』を連想させる。レトロなバッグの数々が印象的だ。アーティスティックディレクターは、バリーとは2度目のコラボとなるフランク・デュラン。撮影場所には、アメリカ社交界の花リー・ラジウィルの欧州旅行からの着想でロンドンの街角を選んだ。主人公であるロンドンを旅する若いアメリカ人女性を演じるのは、今回もトップモデルのエディタ・ヴィルケヴィシュテ。相手役はフランス出身のモデル、クレマン・シャベルノーが務めた。撮影は写真家のアラスデア・マクレランが担当している。
2016年02月08日エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)が2016春夏コレクションの広告キャンペーンを公開した。フィレンツェの郊外にある丘に佇むルネサンス期の華麗な宮殿、ヴィラ ガンベライア(Vila Gamberaia)の壮大な庭園にて撮影された同広告キャンペーン。モデルには、オデット・パヴロヴァ(Odette Pavlova)とカドリ・ヴァエルサル(Kadri Vahersalu)を起用。ふたりはビジュアルの中で、都会的な背景からインスパイアされた斬新かつユニークなレイヤードスタイルを身に纏った。撮影は、インディペンデントマガジン『セルフ サービス(Self Service)』の創立者であるエズラ・ペトロニオ(Ezra Petronio)が担当。スタイリングはマッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)が、ヘアメイクはアッキ(Akki)が、メイクアップはカリム・ラマン(Karim Rahman)が手掛けた。動画引用元:(エミリオ・プッチオフィシャルYouTube:
2016年02月07日マジョマジョから、春夏のニューアイテム3月21日、資生堂のメーキャップブランド「マジョリカ マジョルカ」から、人気の【ヌードメークジェル(フォーアクティブガール)】が紫外線防御効果をプラス。メーク崩れを防ぐなど、春・夏メークに向けてパワーアップし、新登場する。昨年5月に発売した【ヌードメークジェル】は、化粧下地・UVカット・ファンデーションといった多機能のベースメーキャップ。すっぴん風メークのマストアイテムとして、特に若い女性から支持を得ている。弾力のあるジェルが肌に触れると、しっかり馴染むローションへと変化。この不思議なテクスチャーも人気の秘密。3月に発売される第2弾は、そのカバー力と多機能ぶりはそのままに、「SPF50・PA++++」という高い紫外線防除効果が加わった。汗・皮脂にも崩れにくいのに、サラッとした軽い着け心地が嬉しい。お得な限定セットも要チェック!同時発売として、テカリ・べたつきをおさえてすべすべ肌をつくるフェースパウダーの【マジョリカ マジョルカ プレストポアカバー 特製セット】と、雑誌「Seventeen」「non・no」とコラボレーションした【マジョリカ マジョルカ ナイストゥーミートユー】(アイシャドー・チークカラー・フェースパウダーのマルチパレット/ミニサイズのマスカラ/ミニサイズのヌードメークジェルが入った限定セット)がラインナップされる。(画像はプレスリリースより)【参考】・資生堂プレスリリース
2016年02月06日この春、英国を代表するブランド「バーバリー」から、2016年春夏メイクアップコレクションが登場する。「バーバリー・メイクアップ」は、昨年9月に「バーバリー ビューティ ボックス」として日本での本格展開を果たした。「ブリティッシュ」「エフォートレス」「ランウェイ・インスパイヤード」をキーワードに、ブランドの拠点である英国の伝統やカントリーライフ、ランウェイで発表される「バーバリー プローサム」からインスピレーションを得て、ナチュラルで健康的なルックが特長。肌に馴染むカラーパレットと抜け感のある肌作りでエフォートレスなメイクアップをかなえるコレクションだ。今回、バーバリーの2016年春夏のランウェイにインスパイアされた新製品としてフェイスパウダーやアイカラー、リップカラーが新たにラインアップする。ベースメイクには、内側から輝く透明感のあるパールのような明るいスキントーンに整えてくれる「バーバリー ブライトグロウ ファンデーション」が登場。ホワイトピオニーエキスやホワイトウォーターリリーエキスをブレンドしたリキッドフォーミュラで、化粧崩れしにくいウェザープルーフ処方のうえ、SPF30・PA+++で紫外線をブロック。春夏の陽射しに映える肌を演出する。4月1日(金)発売予定、全6色、各6,480円。フェイス&アイメイクには、ウィメンズコレクションに使用されたレースをモチーフにデザインされた「バーバリー SS2016ランウェイ ハイライティングパレット」(3月23日発売予定、全2色(限定色) 各7,992円)と、軽くクリーミーなテクスチャーの「バーバリー アイカラー クリーム」(3月23日発売予定、3,996円)の「121 ヌードゴールド」が登場。アイカラーの「121 ヌードゴールド」は、ウィメンズショーに登場したミリタリースタイルのゴールド刺繍にインスパイアされた今シーズン限りの限定版カラーとなっている。またランウェイにインスパイアされたリップカラー「バーバリー キス シア―」(3月2日発売予定、全28色、各3,888円)も優しい色合いからビビットカラーまで、あらゆる肌色にマッチするカラーを取り揃える。バーバリー・メイクアップ 春夏の新製品は、バーバリー公式サイトおよび銀座三越、阪急うめだ本店にて順次発売となる。(text:Miwa Ogata)
2016年02月04日