企画展「生誕120年猪熊弦一郎展」が、横須賀美術館にて、2022年9月17日(土)から11月6日(日)まで開催される。猪熊弦一郎の仕事を展観猪熊弦一郎は、1902年に香川で生まれた、20世紀日本を代表する画家だ。戦前にはパリ、戦後は東京、ニューヨーク、ハワイと拠点を変えつつ活動するなかで、猪熊の画風は具象画から抽象画へと変化し、晩年には具象と抽象の枠を超えた作品を制作。また、戦後には三越の包装紙デザイン、慶応義塾大学学生ホールや上野駅中央コンコースの壁画を手がけるなど、社会との関わりも強めていった。香川に生まれた猪熊は、上京後、東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科で藤島武二に師事。1926年に《婦人像》で帝展に初入選を果たし、1934年まで主に帝展で活躍した。1936 年には、小磯良平、佐藤敬、中西利雄、脇田和らと新制作派協会(現・新制作協会)を結成し、同展を中心に作品を発表するようになる。1938年には渡仏し、最先端の芸術都市であったパリでアンリ・マティスやパブロ・ピカソと交流。しかし、第二次世界大戦が勃発すると帰国し、フィリピンやビルマに派遣されて作戦記録画を手がけている。戦後、1953年に父を看取ると、自身の画業の見直しと画家としての再出発を志してパリに向かうことを決意。しかし、その経由地点として滞在したニューヨークでソール・スタインバーグやマーク・ ロスコらとの交流が生まれ、同地に居を定めることになる。晩年は、冬に温暖なハワイで、それ以外の季節に日本で制作。ハワイの環境は作風にも変化をもたらし、コントラストの鮮やかな色彩が生まれたと猪熊自ら語っている。1988年には、長年連れ添った妻を亡くすも、その後始まる「顔シリーズ」によって新たな展開を示すことに。1993年にこの世を去るまで、精力的に活動を続けた。一方、猪熊はデザインの仕事にも携わり、その代表例が、三越の包装紙「華ひらく」だ。そのほか、テキスタイルデザインや本の装幀、雑誌の連載小説の挿絵なども数多く手がけた。当時、タブロー絵画よりも低く見られていた商業美術にも積極的に関わり、社会のなかで芸術家が果たすべき役割を自ら担おうとしたのだった。企画展「生誕120年猪熊弦一郎展」は、猪熊の仕事の全貌に迫る展覧会。猪熊本人から寄贈を受けた約2万点の作品を所蔵する香川・丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の協力のもと、滞仏最後の作品となる《マドモアゼルM》や晩年の《顔80》など、絵画の代表作を筆頭に、パブリックアートやデザインの仕事、身近な素材で作られたオブジェなどを展示する。展覧会概要企画展「生誕120年猪熊弦一郎展」会期:2022年9月17日(土)〜11月6日(日)会場:横須賀美術館住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1開館時間:10:00〜18:00休館日:10月3日(月)観覧料:一般 1,300円(1,040円)、高校生・大学生・65歳以上 1,100円(880円)、中学生以下 無料※無料観覧日:11月3日(木・祝)※( )内は20名以上の団体料金※高校生(市内在住または在学に限る)は無料※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者および付添者1名は無料【問い合わせ先】横須賀美術館TEL:046-845-1211 (代表)
2022年07月31日折坂悠太が、約1年ぶりとなる全国ツアー『折坂悠太ツアー2022「オープン・バーン」』を開催することを発表した。折坂は平成元年生まれのシンガーソングライターで、2018年にリリースされたアルバム『平成』がCDショップ大賞を受賞し、2019年にはドラマ『監察医 朝顔』の主題歌を2シーズン続けて担当。また、今年初の展覧会『薮 IN』をPARCO MUSEUM TOKYOにて開催し、展示にあわせて初の単著『薮 IN』も刊行した。今回のツアーは、10月17日(月) の宮城県仙台Rensaを皮切りに全国8都市のライブハウスで開催。ツアータイトルの「オープン・バーン」は、直訳すると「野焼き」を意味しており、これまでの歩みを糧に新たな表現へと向かう折坂の野心が感じられる。チケットは本日よりオフィシャルHP先行の受付がスタートしている。折坂は今後、『FUJI ROCK FESTIVAL‘22』のメインステージであるGREEN STAGEへの出演が決定しているほか、8月6日に公開予定の映画『ONE PIECE FILM RED』において、Adoが演じる主要キャラクター・ウタに楽曲を書き下ろすなど、ジャンルを超えて活躍の舞台を広げている。<ツアー情報>『折坂悠太ツアー2022「オープン・バーン」』■オフィシャルHP先行7月19日(火) 17:00~8月1日(月) 23:59受付はこちら:『折坂悠太ツアー2022「オープン・バーン」』ビジュアル10月17日(月) 宮城・仙台 RensaOPEN 18:00 / START 19:00スタンディング:5,800円(税込 / ドリンク代別)問:GIP 0570-01-9999月18日(火) 愛知・DIAMOND HALLOPEN 18:00 / START 19:00指定席 / スタンディング:5,800円(税込 / ドリンク代別)問:JAIL HOUSE 052-936-6041月20日(木) 大阪・なんば HatchOPEN 18:00 / START 19:001F 指定席・スタンディング / 2F 指定席:5,800円(税込 / ドリンク代別)問:SMASH WEST 06-6535-5569月21日(金) 岡山・YEBISU YA PROOPEN 18:00 / START 19:00スタンディング:5,800円(税込 / ドリンク代別)問:YUMEBANCHI(岡山)086-231-3531月23日(日) 広島・HIROSHIMA CLUB QUATTROOPEN 17:00 / START 18:00スタンディング:5,800円(税込 / ドリンク代別)問:YUMEBANCHI(広島)082-249-3571月24日(月) 福岡・DRUM LOGOSOPEN 18:00 / START 19:00スタンディング:5,800円(税込 / ドリンク代別)問:BEA 092-712-4221月26日(水) 北海道・PENNY LANE24OPEN 18:00 / START 19:00スタンディング:5,800円(税込 / ドリンク代別)問:WESS月1日(火) 東京・Zepp DiverCity TokyoOPEN 18:00 / START 19:001F 指定席・スタンディング / 2F 指定席・立ち見:5,800円(税込 / ドリンク代別)問:SMASH 03-3444-6751■チケット一般発売2022年8月13日(土) 10:00電子 / 紙チケット併用枚数制限:お一人様4枚まで全公演チケット購入時に同行者含め個人情報の入力が必要になります。小学生以上は有料。東京・名古屋・大阪公演:未就学児童は指定席が必要な場合は要チケット■プレイガイド最速先行8月2日(火) 10:00~8月7日(日) 23:59関連リンクOfficial HPスタッフ Twitter折坂悠太まとめ心理ツアーまとめ折坂悠太『心理』まとめ
2022年07月19日グラニフから、漫画家・藤田和日郎とのコラボレーションアイテムが登場。2022年7月26日(火)より、全国の店舗にて発売される。グラニフ×漫画家・藤田和日郎のコラボレーションアイテム1988年のデビュー以来、『うしおととら』や『からくりサーカス』をはじめとする多くの人気作品を世に送り出してきた、漫画家・藤田和日郎。今回のコラボレーションでは、同二作に加えて、『月光条例』や『双亡亭壊すべし』といった藤田の代表作を落とし込んだアイテムが展開される。『うしおととら』描き下ろしアートワークTシャツ中でも特に注目したいのは、1996年の『うしおととら』連載終了から時を経て、今回のコラボレーションのために描き下ろされたアートワークをプリントしたTシャツ。風合いが良く伸縮性のある天竺を使用したベーシック型のTシャツのフロントとバックに、「とら」と「うしお」のアートワークが大胆にプリントされている。『からくりサーカス』ギイ&オリンピアの名シーンTシャツ漫画『からくりサーカス』からは、最終決戦を前に描かれた「ギイ」とマリオネット「オリンピア」の名シーンをバックにプリントしたTシャツがラインナップ。ルーズシルエットに仕上げたTシャツの胸ポケットの中には、物語のキーアイテムである「生命の水(アクア・ウイタエ)」を作り出す「柔らかい石」の刺繍があしらわれている。「衾」の開襟シャツや「あるるかん」パーカーもこのほか、『うしおととら』の作中で主人公たちを襲った妖怪「衾(ふすま)」を総柄でプリントした開襟シャツ、『からくりサーカス』のマリオネット「あるるかん」をバックにプリントしたパーカー、『双亡亭壊すべし』第1巻の表紙をプリントしたTシャツなど、様々なアイテムが用意されている。商品情報グラニフ×藤田和日郎 コラボレーションアイテム発売日:2022年7月26日(火)取り扱い店舗: グラニフ国内店舗、グラニフ公式オンラインストア(C)藤田和日郎/小学館
2022年07月15日「NCT127」YUTAこと中本悠太と「BE:FIRST」RYOKIこと三山凌輝が、鬼邪高に襲いかかる最強最悪の敵“瀬ノ門”の須嵜と天下井を演じる『HiGH&LOW THE WORST』の続編『HiGH&LOW THE WORST X』。この度、その2人の劇中場面写真が初解禁となった。中本さん演じる瀬ノ門最強の男・須嵜亮は、瀬ノ門の頭である天下井の右腕かつ幼なじみ。群れることを好まず、生まれ持った動体視力と身体能力が覚醒し、次第にケンカでは負け知らずになっていた。瀬ノ門転校前は誰とも群れない“孤高の天才”と呼ばれていたが、瀬ノ門に転校後、数年ぶりに天下井と再会、その変貌に戸惑いを感じつつも共にSWORD制覇を目指す圧倒的強者キャラクターだ。そして三山さん演じる天下井公平は、瀬ノ門の頭でありながら、プライドと凶暴性が高く、他人を駒のようにしか思っていない冷酷非情なキャラクター。鬼邪高を潰すため、須嵜の力を利用しようとしているだけでなく、金をちらつかせ鎌坂高校と江罵羅商業高校を含めた三校連合の統率を図ろうと画策する。今回解禁となった場面写真は、三校連合を引き連れ先陣を切る須嵜の姿と、天下井と須嵜が凄みを利かせ並んで歩く姿、三校連合の前に敗れた高校を脅す天下井の姿が収められている。いずれも最強最悪の敵に相応しい存在感のある写真となっている。『HiGH&LOW THE WORST X』は9月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HiGH&LOW THE WORST X 2022年9月9日より公開©2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 ©髙橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
2022年07月14日福田悠太(ふぉ~ゆ~)が主演を務める『ボーイング・ボーイング』において、開幕3日目の公演を鑑賞した。フランスの劇作家マルク・カモレッティが戯曲を手がけた本作は、1960年にパリで初演されたコメディ。日本を含めた世界中で上演が繰り返され、2008年度のトニー賞ではリバイバル演劇作品賞と主演男優賞を獲得した。1965年には映画化もなされている。物語の舞台は1960年代のパリ。国際線のキャビンアテンダント(以下CA)3人との三重生活を謳歌している建築家の“モテ男”ベルナール(室龍太)のもとに、旧友の“非モテ男”ロベール(福田)が訪ねてくる。驚き戸惑うロベールに、ベルナールが「フライトスケジュールをうまく管理すればバレない」と自慢した矢先、婚約者の3人(大友花恋・飯窪春菜・愛加あゆ)が同じタイミングでベルナールの暮らす空港近くのアパルトマンに立ち寄ることになって──。ベルナールの婚約者3人が顔を合わせることのないよう、悪戦苦闘するロベールの姿が何ともおかしい。演じる福田の“非モテ”仕草は絶品で、タイプの異なる美女揃いのCAに翻弄され鼻の下を伸ばしたかと思えば、事態が収集せず虚無の表情で立ち尽くすなど枚挙にいとまがない。緩急自在の間やバリエーション豊富なボケで、客席に爆笑の一体感を生み出していた。喜劇人としての本領発揮といえるだろう。対する室ベルナールは余裕綽々。話し方・身のこなし・表情ともに“プレイボーイ”そのもので、事態を引き起こしている張本人にもかかわらず悠然としている姿が笑いを誘う。このベルナールに仕える家政婦ベルタには、松本明子。米仏独とそれぞれ出身国の異なるCAに対して料理に工夫を凝らすなど三重生活を成立させようと必死だが、雇い主に対する文句が絶えない基本スタンスがひたすら滑稽だ。ベルナールの婚約者たちも、三者三様のコメディエンヌぶりを見せつけた。アメリカ人CAのジャネットを演じる大友は、奔放で大らかな恋愛観を発揮するユニークな役どころを愛らしい魅力で立ち上げる。飯窪扮するフランス人CAのジャクリーンは、3人の中でいちばん嫉妬深いキャラクター。ベルナールが外に連れ出しても帰宅してしまい万事休す、の事態をまっすぐに演じるほどおもしろい。ドイツ人CAジュディス役の愛加は、言動がひたすら熱くトゥーマッチ。終盤の急展開も、このマッドな愛加ジュディスなら「あり得るかも」と感じてしまう説得力に注目して欲しい。「3人が鉢合わせませんように」といつの間にロベール視点で手に汗握っている約140分(休憩含め2幕)の“搭乗”時間、ぜひご体感あれ。公演は5月29日(日)まで、東京・自由劇場にて。その後、6月3日(金)~5日(日)に京都・京都劇場と巡演する。チケットぴあでは当日引換券を販売中。取材・文:岡山朋代
2022年05月17日福田悠太(ふぉ~ゆ~)主演、室龍太、松本明子共演の舞台「ボーイング・ボーイング」が、本日5月14日(土)、東京・自由劇場にて開幕しました。本作は、フランスの劇作家マルク・カモレッティによる戯曲で、1960年にパリで初演されて以降、世界中で幾度となく再演され、2008年度トニー賞では「リバイバル演劇作品賞」「主演男優賞」にも輝いた傑作コメディです。本日、初日囲み取材会が行われ、その様子とゲネプロレポートをお送りいたします。開幕初日の昼公演後に行われた囲み取材会には、福田、室、松本が出席。公演を終えての感想を聞かれ、福田は「ウケました!こんなにウケちゃって大丈夫なのかっていうくらい。手応えバッチリでございます」と手応え十分。客席は大いに沸いたといい、室は「関西人の性(さが)なんでしょうね。舞台で福ちゃんさん(福田)が笑いを取っていると妙に悔しい気持ちになりました」と明かす。さらに松本は「福田さん、室さんは舞台の天才です。そして3人のCA役の彼女たちも。皆さんに囲まれて本当に幸せな空間です。私が何をやらかしても助けてくれる福田さんがいらっしゃいますし、ムードメーカーの室さんがいますし。稽古場も和気藹々としていていました。素晴らしいチームワークです」。自身が演じるロベールについて福田は「僕のための役だなと感じています。汗だくでめちゃくちゃ頭を使いますが、自分と共通点もあって、やっていてとても楽しいです」。室は自身が演じるベルナールに「僕とは真逆です。こんなキザな口調では喋らないですしね。苦労したのは、ゲラなのですぐ笑っちゃうこと。福ちゃんさんの動きとか、明子さんの動きとか、ツボに入っちゃって(笑)」と明かす。すると福田も「稽古でも、作品を詰めていくとか、心情を探求していくというよりも、この戯曲が面白すぎるので笑わないようにするっていうのが大変でしたね」と話す。最後に、「1960年代の名作コメディです。素晴らしい作品、素晴らしい出演者、温かいお客様に囲まれた幸せな時間、大いに笑って、明日からの活力にしていただければ」(松本)、「暗いニュースばかりですが、ぜひ劇場に来ていただいて、明るく笑っていただければ。お待ちしています!」(室)、「浜松町の自由劇場と、京都の京都劇場でも上演されます。そこでたくさん一緒に笑いましょう!」(福田)とそれぞれコメントし、会見を締めた。以下はゲネプロレポート。舞台上に広がるのはおしゃれなリビングルーム。ここはモテ男・ベルナール(室龍太)の自宅だ。よく見ると6つも扉があるが、この扉こそ本作のキーとなっている。そのリビングルームで朝食を楽しんでいるのは、ベルナールとアメリカ人CAのジャネット(大友花恋)。二人はどう見ても仲の良い恋人で、特にジャネットはフライトに行くまでのわずかな時間も離れたくないとばかりだ。そこで働く家政婦のベルタ(松本明子)はブツブツ言いながらも、なんだかんだベルナールのために動き回る。そこに突然訪れたのは、ベルナールの旧友で田舎からパリにやって来たばかりのロベール(福田悠太)。その暮らしぶりをうらやましがるロベールに、ベルナールはとんでもない告白を始める。彼はいま、密かに3人の婚約者がいるというのだ。それは、たった今出かけて行ったアメリカ人CAのジャネットと、これからやってくるフランス人CAのジャクリーン(飯窪春菜)、今晩やってくるドイツ人CAのジュディス(愛加あゆ)。彼女たちは飛行機の時刻表通りに動くので、絶対にかち合わないとロベールにも勧めるが――。言うまでもないが、この舞台では3人のCAの予定が急遽変わり、全員がベルナールに会いに来る。その大ピンチを、ロベール、ベルナール、ベルタがタッグを組み、機転を利かせ、なんとか切り抜けようとする1日を描くドタバタコメディだ。ロベールは、まったく洗練されておらず、女性に免疫もなさそうだし、だけど誠実ではありそうな男。それを演じる福田は、登場した瞬間からププッと笑わせる何かを纏っており、喜劇の才を感じさせる。いちいち驚いたり、羨ましがったりのリアクションも賑やかで、ベルナールの三股の告白を笑えるものにするのも、なぜだか三股がバレないように応援してしまうのも、ロベールがそうさせていると言える。ベルナールを演じる室は、喋り方も、身のこなしも、表情も、ひたすら二枚目。なにかに直面する度にあわあわするロベールとは違い、少なくとも恋人それぞれの前では取り乱さないし常にレディファースト。なんてヤツだと思わせつつも嫌わせない魅力がある。家政婦のベルタはとにかくずっとぶつくさ言っているのだが、松本が演じているからこそだろう、ずっと機嫌が悪いのにしっかりと愛らしさを感じさせるキャラクターになっており、この個性的な3人の会話は独特の面白さがある。そしてベルナールの恋人たちがまた全員強烈。ドイツ人・ジュディスを演じる愛加はシリアスからコメディまで幅広く演じられる俳優だが、今作ではジュディスのキャラクターも相まって、常に全力スイングとも言える思い切りのいい芝居に笑わされる。大友が演じるのはアメリカ人・ジャネット。フランス人であるマルクの偏見に満ちたアメリカ人像にも笑わされるものがあるのだが、それを大友の愛らしさも加わり好演。「いやいや…」ということも愛らしく押し通すのが楽しい。飯窪演じるジャクリーンはフランス人で、劇中でもロベールとベルナールが「かわいい」と話す素直な女性。それを飯窪が真っ直ぐに演じているため、恋人が舞台上に登場すると観客としても度々癒された。劇中で何度も出てくる、ロベールやベルナールと彼女たちとのキスシーンも、みせ方がポップで楽しい。さて、ベルナールはこのピンチを乗り越えられるのか。どんな展開が待っているかは、ぜひ劇場で楽しんでほしい。一回の観劇では観きれないところがたくさんある芝居なので、もっと観たくなった方はぜひ再び足を運んでほしい。上演時間は約2時間20分(2幕/休憩15分含む)。【公演概要】タイトル:ボーイング・ボーイング作:マルク・カモレッティ演出:三枝孝臣上演台本:可児理華出演:福田悠太(ふぉ〜ゆ〜)室龍太/大友花恋飯窪春菜・愛加あゆ/松本明子<東京公演>2022年5月14日(土)〜29日(日)会場:自由劇場〒105-0022 東京都港区海岸1-10-53東京公演主催:ミックスゾーン、サンライズプロモーション東京東京公演問合わせ先:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)<京都公演>2022年6月3日(金)〜5日(日)会場:京都劇場〒600-8216 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル京都駅ビル内京都公演主催:ミックスゾーン、リバティ・コンサーツ京都公演問合わせ先:キョードーインフォメーション0570-200-888(平日・土曜 11:00~16:00)チケット料金:<東京・京都共通>¥10,500(税込・全席指定)公式サイト: 公式Twitter:@bbstagejp【企画・製作】ミックスゾーン文:中川實穗/撮影:木村直軌 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月14日『平成』(2018年)、『心理』(2021年)といったアルバム作品で注目を集めるシンガーソングライター・折坂悠太による展覧会『薮IN』が、5月13日(金)より渋谷PARCO 4F 「PARCO MUSEUM TOKYOにて開催される。同展では、新たな表現としてタイトルにもある“薮”をテーマに、アーティストの生演奏に囲まれているかのような没入感を体感できる立体音響や映像を使った作品、折坂自身によるインスタレーションやパフォーマンスなどを展開。会期中もその形態が日々変化していく展覧会となる予定だ。また、今回の展覧会の着想ともなった短編小説「薮IN」を含む、エッセイ、論考、対話など様々なスタイルの文章で折坂が書き下ろした初の著書「薮IN」の先行発売も実施。進化を続ける折坂悠太の新たな表現に期待したい。書籍『薮IN』書影折坂悠太【開催概要】折坂悠太展『薮IN』会期 :2022年5月13日(金)〜5月30日(月)会場 :PARCO MUSEUM TOKYO時間:11:00-20:00 、最終日は18:00まで(入場は閉場30分前まで)料金:一般800円(税込)公式HP:
2022年05月04日2015年に誕生した娘さんを育てている、お笑いコンビ『アンガールズ』の山根良顕さん。山根さんは、娘さんのことを溺愛しており、自身のInstagramやブログで子煩悩っぷりを発揮しています。娘さんが幼稚園に入園した2018年4月には、初めて我が子のためにお弁当を作りました。 この投稿をInstagramで見る ungirls yamane アンガールズ山根(@ungirls_yamane)がシェアした投稿 初めて娘さんのお弁当を作った時には「色味がなあ…」「みんな、子供のお弁当に何を入れていますか?」と、手探り状態だった、山根さん。ファンから「枝豆を入れるといいですよ!」「ほうれん草とハムを炒めた物も、彩りがきれいになります!」と、さまざまなアドバイスを受けていました。その後、応援の声を受けながら、お弁当を作り続けた、山根さん。2021年11月には、彩り鮮やかなお弁当の写真を投稿しています。 この投稿をInstagramで見る ungirls yamane アンガールズ山根(@ungirls_yamane)がシェアした投稿 初めて作ったお弁当と比べると、色とりどりで見るのも楽しく、おいしそうです!娘さんのために、日々、愛情を込めてお弁当を作ってきたことが伝わってきますね。そんな山根さんは、2022年3月29日に、自身のブログを更新。娘さんが登園する最後の日まで、お弁当を作り続けてあげたことを報告しました。幼稚園のラスト弁当。作って出勤!頑張ったなぁ。アンガールズ山根良顕オフィシャルブログーより引用「頑張ったなぁ」という言葉に見合う、お弁当作りの上達ぶりに拍手を送りたいですね。山根さんの投稿に、さまざまな声が寄せられました。・お弁当を頑張って作っているのをいつも見ていました!幼稚園ラストのお弁当とのことで、お疲れ様でした!・お弁当、カラフルでかわいい!娘ちゃんにとって、自慢のパパだろうなー!・これまでの愛情たっぷりのお弁当の投稿、毎度「すごいな」と感心しながら見ていましたよ。娘さんも、一生忘れないでしょう。子煩悩な山根さんは、これからも娘さんのために、お弁当や料理を作ってあげるのでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年03月30日福田悠太(ふぉ~ゆ~)が主演を務める舞台『ボーイング・ボーイング』にCA役として愛加あゆ、大友花恋、飯窪春菜が出演することが決定した。本作は、フランスの劇作家マルク・カモレッティによる戯曲で、モテない男・ロベールが、モテ男・ベルナールを訪ねたことから巻き起こる大人気コメディ。1960年にパリで初演されて以降、日本を含めた世界中で幾度となく再演され、2008年度トニー賞で、 “リバイバル演劇作品賞” と“主演男優賞” にも輝いた。舞台は1960年代のパリ。日曜日、空港に近いパリ市内のアパルトマンに住んでいる建築家の“モテ男”ベルナールの元に田舎から旧友の“非モテ男”ロベールが訪ねてくる。ベルナールはロベールに自慢する。自分は三か国の美女3人と付き合っている、と。しかも全員が国際線キャビン・アテンダントなので、スケジュールをうまくやり取りすれば、全くバレずにうまく行くのだと。しかし、ベルナールは自身の恋人3人と同じ時間に会うことになってしまい……。モテない男・ロベール役を福田悠太(ふぉ~ゆ~)、二枚目のモテ男・ベルナール役を室龍太、そして、重要な回し役とも言える家政婦・ベルタを松本明子が演じることが発表されていたが、この度、ベルナールが付き合う3人のキャビン・アテンダント役が決定。ドイツ人のジュディス役を元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛加あゆ、アメリカ人のジャネット役を映画やドラマ、バラエティなど多方面で活躍中の大友花恋、フランス人のジャクリーン役をモーニング娘。OGで数々の舞台で活躍する飯窪春菜が演じる。3人はそれぞれ、出演の喜びと意気込みのコメントを寄せている。ドイツ人 CA ジュディス 役: 愛加あゆこの度、 『ボーイング・ボーイング』にてドイツ人キャビン・アテンダントのジュディス役を演じます、 愛加あゆです。60年代のフランスで上演されたコメディという事で…とにかく戯曲が面白いです!!!演出の三枝さんや素敵なキャストの皆様と、 より愉快で楽しい作品となりますよう努めて参りますので、 是非劇場まで観にいらして頂けたら嬉しいです!心よりお待ちしております♪アメリカ人 CA ジャネット 役: 大友花恋アメリカ人キャビン・アテンダントのジャネット役で出演させていただきます、 大友花恋です。台本を読んでいる時点でクスクス笑ってしまうような、 本当に楽しい舞台です。 舞台経験の少ない私が、 そんな素敵な作品に参加させていただくことは、 楽しみであり、 身が引き締まる思いですが、 作品に彩りを添えられるよう、 精一杯向き合います。 ジャネットとして全力で生きようと思います!ぜひ、 楽しみにしていてください!フランス人 CA ジャクリーン 役: 飯窪春菜フランス人キャビン・アテンダントのジャクリーン役を演じます、 飯窪春菜です。3人のキャビン・アテンダントの中でどの役になるのかワクワクしていたのですが、 三枝さんとお会いしてみてどうやら私はコケティッシュな印象だったらしく、 ジャクリーンに決まりました。わ、 私がコケティッシュ!?普段の自分からはピンときません!(笑)コメディ自体初めての挑戦なので、 誰よりも楽しみつつ先輩方からたくさん教わりたいと思います!チケットは3月26日(土)10時より一般発売予定。【公演概要】『ボーイング・ボーイング』作:マルク・カモレッティ演出:三枝孝臣上演台本:可児理華出演:福田悠太(ふぉ~ゆ~)室龍太 / 大友花恋飯窪春菜愛加あゆ /松本明子<東京公演>2022年5月14日(土)~29日(日)会場:自由劇場<京都公演>2022年6月3日(金)~5日(日)会場:京都劇場
2022年02月16日AKB48の山根涼羽がMCを務め、ライブ配信アプリ「17LIVE(ワンセブンライブ)」にて実施されていたライブ配信番組『AKB48広報 山根涼羽と○○な2人』が25日の配信をもって最終回を迎えた。11月から全13回にわたり配信されてきた同番組が今回で最終回を迎えるにあたり、山根は「『今日最終回か……』っていうよりは、13回全部やり切れたなっていう気持ち」としみじみ。続けて「これ(この番組)こそターニングポイントになった。17LIVEのスタッフさんが私を見つけてくださって、『ぜひ、ずんちゃんに番組をやってほしい!』という気持ちがすごく嬉しかったし、続けることは難しいけど、続ければ何かがあるっていうのを皆さんに証明できたのかなって思います」と晴れやかな表情を浮かべた。そして、サプライズでファンから届いた花束と手紙が贈呈されたあと、改めて「この番組をしたことによって、何かに繋げられるように」と決意を新たにした山根。「この後の私の活動で、スタッフさんに『ずんちゃんを選んで良かったな』って思ってもらえるように、これからも頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」と意気込みを語った。
2022年01月30日IDÉE とのコラボなど現在も注目を集める99歳の染色家・アーティスト、柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)さん(1922~)。彼の展覧会『柚木沙弥郎life・LIFE』が、立川のPLAY! MUSEUMで開かれています。染色作品や絵本原画が並ぶ展示空間は、ワクワク感であふれています!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 234『柚木沙弥郎life・LIFE』では、創作活動70年超のアーティスト、柚木沙弥郎さんの作品約150点を展示。温かみのある布作品や、ほっこりする絵本原画、ユーモラスな人形など、彩り豊かな世界が広がっています。柚木さんは、作品制作だけでなく商業意匠も手がけています。最近ではインテリアショップ、IDÉEとのコラボが注目されましたが、ほかにも数多くのデザインを担当。日本各地でロゴやパッケージなどを制作しています。調べてみたところ、筆者の自宅近くにある民藝品店の看板や、よくお取り寄せする和菓子店の包装紙も柚木さん作と判明。きっと、みなさんの身近なところにも柚木さんデザインがあるはずです。本展では、誰もが親しみを感じられる柚木さんの作品群が一堂に集結。優しくて温かい「柚木ワールド」にたっぷりと浸れます。学徒動員、染色家転身、パリで成功…柚木さんは1922年、大正時代に東京・田端で誕生。父親は洋画家で、幼いころから絵を描くのが大好きだった少年は、東京帝国大学(現・東京大学)文学部美学美術史科に入学します。1943年、学徒動員で兵隊となり、終戦後は岡山の大原美術館に就職。そこで柳宗悦の民藝運動に出会い、美術館をやめて工芸・染色の道に進みます。1950年、女子美術大学の専任講師に就任。学生を指導するかたわら、染色家としてさまざまな作品を制作し個展も開きます。1987年には、同大学の学長に就任。1991年に退職した後は絵本原画も手がけ、染色、デザイン、造形など幅広いジャンルで活躍しています。また、柚木さんは国内だけでなく海外でも精力的に個展を開き、2014年にはフランス・パリのギメ東洋美術館で大規模な展覧会を開催し、大きな成功を収めます。99歳になる現在も、毎日絵を描くなど創作活動を続けています。ワクワクする作品がいっぱい!では、本展の見どころからいくつかピックアップしてご紹介。まずは、絵本の原画やスケッチなどを展示した「絵のみち」。柚木さんは72歳のとき、はじめての絵本を刊行。その後、ジャズピアニストの山下洋輔さんや、詩人の谷川俊太郎さんと一緒に本を出したり、宮沢賢治の絵本原画を担当したり、絵だけでなくお話も自ら手がけたりと数多くの本を出版しています。会場には、約80点の原画を展示。シカやネコなどの動物たちが楽しそうに飛び跳ねていたり、生き生きとした人物が描かれていたりして、見ているだけでワクワクします。学生時代に戦争を経験された柚木さんには「戦火に散った友人たちの分も、自分は何かしなくてはいけない」という想いが常にあるそうです。どの作品からも、柚木さんの“丁寧に生きる”というメッセージが伝わってくるようです。作家本人が感動…!「布の森」もうひとつの見どころは、約50点の染色作品が天井からつるされた「布の森」。柚木さんの作品は、初期のころは人物や動物などの模様が多く、近年では抽象画風のデザインに変化。会場には、幅広い年代の作品が集まっています。この空間に入ると、色とりどりの布に囲まれ、まさに森の中にいるような感じ。ダイナミックな展示に圧倒されます。床に敷かれている白い砂利も、作品をより美しく幻想的に引き立たせていて、展示室を歩いていると美術館にいることを忘れてしまいそうです。「布の森」の展示空間については、美術館が実施したインタビューで、作家本人が「涙が出るほど感動する」と述べています(※)。まさに圧巻の展示で、どの世代の人が見ても感激すること間違いなしです!キュートなオリジナルグッズも!最後に、ミュージアムショップにもお立ち寄りください。PLAY! MUSEUMのオリジナルグッズや、IDÉEのグッズも購入できます。特にタイルのデザインは、とってもキュート。全種類揃えたくなります。『柚木沙弥郎life・LIFE』は1月30日まで開催。Information会期:~1月30日(日)会場:PLAY! MUSEUM開館時間:平日:10:00-17:00(入場は16:30まで)休日:10:00-18:00(入場は17:30まで)観覧料:一般¥1,500、大学生¥1,000、高校生¥800、中・小学生¥500※最新情報などの詳細は公式サイトをご覧ください。
2022年01月10日俳優のオダギリジョーと村上虹郎が出演する、日本マクドナルド・スパイシーチキンマックナゲット 黒胡椒ガーリックの新CM「真夜中のふたり」編が、11日より放送される。新CMでは、「デコトラ」を愛する一匹狼のドライバー・ジョウ(オダギリ)と弟子の若者・ニジヒコ(村上)が街道沿いに停車し、ジョウが「この時間のシェイクやばいわ~」と話しかける。すると、ニジヒコは「甘くないっすね。好きなことで飯食うって」とつぶやき、それを遮るようにジョウがナゲットを「一個食う?」と差し出す。ジョウは「甘かったらつまんなくない?」と語り、2人はナゲットを頬張る。そしてジョウが「目、覚めた?」と聞くとニジヒコは「ガツンと!」と答え、デコトラは再び走り出す。撮影では、デコトラのドライバーを演じたオダギリがリーゼントヘアで登場すると、現場からは「似合いすぎる!」との声が漏れた。そしてオダギリはデコトラに興味津々の様子で、運転席に乗り込んで車内を隅々まで見渡し、飾られた革ジャンや厚めのカバーをかけたハンドル、超大型シフトノブの触り心地を楽しんでいた。村上は、撮影の合間にはオダギリと談笑したり、スタッフとも気さくに話すなど終始和やかムード。ナゲットを食べるシーンでは、ナゲットを受け取るタイミングや、セリフのニュアンスなど納得のいく演技ができるまで多くのテイクを重ねたが、監督からカットがかかった後も「おいしい~」と食べ続け、“ナゲット好き”ぶりを披露していた。
2022年01月05日AKB48の山根涼羽がMCを務めるライブ配信番組『AKB48広報 山根涼羽と○○な2人』(毎週火曜20:00〜)が11月30日、ライブ配信アプリ「17LIVE(ワンセブンライブ)」にて配信され、27日に卒業コンサートを開催した横山由依がゲスト出演した。3代目AKB48グループ総監督を務める向井地美音と「総監督な2人」として登場した横山。神奈川・パシフィコ横浜で開催した卒業コンサートは17LIVEにて無料独占ライブ配信され、9日23時59分まで無料アーカイブ配信も行われている。横山自身、「アーカイブは2回フルで観て、ちょこちょこ(部分的に)も観てる」と話していた。山根は、母親と一緒にカフェで当日のライブ配信を視聴していたと言い、「カフェで大号泣してました」と告白。このエピソードを聞き、横山が「カフェで観るものではないかも(笑)」とツッコミを入れると、山根は「泣かずに(公演を楽しんで)観られるのかなと思ってたら、序盤からエモすぎて。もう大号泣でした」と説明した。また、向井地が「ずっとカフェで観てたの?」と確認すると、「(大号泣した後も)ずっと観てました」と山根。「店員さんも『えっ……』って感じで見てて」と周囲の視線を感じながらも、横山の卒業コンサートを楽しんだことを明かした。
2021年12月01日アイドルグループ・ふぉ~ゆ~の福田悠太と辰巳雄大がW主演を務める、パルコ・プロデュース2022舞台『腹黒弁天町』が、2022年2月4日から東京・紀伊國屋ホールで上演される。同作は、喜劇の名手・鈴木聡氏が夏目漱石の『坊ちゃん』にインスパイアされて書き上げ、1994年に劇団ラッパ屋の公演として初演された作品のリバイバル上演作。“異色のジャニーズ”として舞台やバラエティなどで活躍するふぉ~ゆ~の福田と辰巳がW主演し、東京から赴任してきた2人の青年教師を演じる。物語は、明治時代後期を舞台に、東京から弁天町に2人の青年教師・財前涼太(福田)と山岡大介(辰巳)が、赴任してくるところから始まる。欲望渦巻く弁天町で、教頭の村井尻(土屋佑壱)、陰謀にまみれた校長・権田原(中村まこと)、町の有力者・大金田(木村靖司)、町の親分・鳴海(政岡泰志)、英語教師・美智子(伊藤純奈)、芸者・小雪(伊勢佳世)などと出会い、理想と希望を信じていた2人が、現実と欲望に翻弄されていく。『坊っちゃん』を踏襲した世界観に、温かな人情と抗いきれない現実が交錯した作品になっている。演出は、俳優としても活動している劇作家・松村武氏が担当。四半世紀の時を超え、名作を鮮やかに蘇らせる。東京公演は2022年2月4日~20日に紀伊國屋ホール、大阪公演は2月22日と23日に松下IMPホールにて上演。本人コメントは以下の通り。■福田悠太腹に据える、腹を括る、腹が立つ。腹がつく言葉が何個か思いつきます。その中でも、トップオブ「腹」がつく言葉は「腹黒」なのではないでしょうか。「あいつは腹黒だからな〜。」これを聞いただけでその人の、人となりをなんとなく想像できてしまう僕は変わっていますか? ふぉ〜ゆ〜の福田悠太です。この度、パルコ・プロデュース舞台「腹黒弁天町」にて財前涼太役で呼んでいただきました。喜劇の名手といえば鈴木聡さん。以前、舞台「阿呆浪士」に出演させて頂いた時にご一緒させてもらいまして、またご一緒出来る事を大変嬉しく思います。鈴木さんと、今回演出の松村さんのタッグで「腹黒弁天町」は面白くなる事はビッグ確定です。名だたる共演者の皆さんの中に入る事に不安もありますが、ふぉ〜ゆ〜のメンバーの辰巳君も一緒なので安心です。辰巳君には是非、稽古などで僕がお芝居で迷っていたり、自信がなくなっていたり、路頭に迷っていたりしてる姿を見た際には遠慮せずに励ましてもらいたいです。頼りにし過ぎるつもりでおりますのでよろしくおなしゃす。それでは、皆様、劇場でお会い出来る事を楽しみに、まずは苦手な台詞憶え頑張ります。■辰巳雄大山岡大介を演じます辰巳雄大です。明治時代を生きるのも教師役も初めてなのでお話を頂いた時は役者としてシンプルに胸が躍りました。今回、共演するメンバーの福田悠太は鈴木さんと松村さんとの作品に参加していて『2人が作る作品はヤバい。面白すぎるよ、絶対。どうしよう。』と決まった時から興奮しております。僕は鈴木さんの脚本、松村さんの演出は初めてなので、お2人とご一緒した福田の興奮を見て、自分はその福田の熱量すら超える作品にしなければいけないという謎の役者魂に燃えています。世の中、腹黒だらけです。山岡大介として生まれた感情を包み隠さず舞台上で生きられるように稽古期間を過ごしたいと思います。劇場でお待ちしております。
2021年11月11日歌手の折坂悠太が、23日にSpotifyでポッドキャスト番組『独白傍白』の配信を開始した。折坂は、平成元年生まれのシンガーソングライターで、2018年にリリースしたアルバム『平成』は、CDショップ大賞を受賞するなど、高い評価を受けている。2019年には上野樹里主演ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)の主題歌に「朝顔」が採用され、注目を集めた。同番組では、6日に3年ぶりとなるアルバム『心理』をリリースした折坂が、同作に関わった様々なゲストを招いて、トークを繰り広げる。第1回は、アルバム『心理』を共に作り上げ、ライブ活動でも共にする折坂悠太(重奏)のメンバーと“とある人物”を招き、重奏の成り立ちや出会いなどを語る。
2021年10月25日京都・α-STATION開局30周年アニバーサリースペシャルプログラムに、折坂悠太と、昨今ライブを行っている編成の京都在住のミュージシャンを中心とした重奏のメンバーが登場!10月30日(土)の24時から2時間にわたって、折坂悠太の魅力に迫るスペシャルプログラムがオンエアされる。折坂悠太 チケット情報10月6日(水)に、前作『平成』から3年ぶりとなるアルバム『心理』をリリースした折坂悠太。2019年冬より制作をはじめるも、コロナ禍の影響により収録楽曲を見直し、元々予定されていた楽曲も改編や再録を経て、今回ようやく完成へ。そんな待望のアルバム制作エピソードやアルバムに込めた思い、10月29日(金)からスタートする「心理ツアー」への意気込みなどを中心に、折坂悠太(重奏)のメンバーとトークが繰り広げられる。「心理ツアー」は全国8か所で開催。関西では、10月29日(金)大阪・サンケイホールブリーゼ、11月26日(金)京都・ロームシアター京都 サウスホールにて開催される。チケットは発売中。【番組情報】α-STATION 30th Anniversary Special Program『Starring 折坂悠太(Yuta Orisaka)』放送日時:10月30日(土) 24:00~26:00DJ:折坂悠太(重奏)
2021年10月21日いま、各界から多くのラブコールを受ける、シンガーソングライターの折坂悠太さん。どこか懐かしさを纏う刺激的な楽曲や趣ある佇まいに潜む愛らしさの原点を辿ります。今のムードを取り込んだ楽曲と、どこかノスタルジーを感じさせる深みとまろみを備えた声で、聴く者を魅了する折坂悠太さん。音楽界の注目を集める彼がananのインタビューに初登場です。音楽のことや意外な一面を、柔らかなトーンでお話しいただきました。――折坂さんが音楽を始めたきっかけを教えてください。折坂:子どもの頃、学校に行っていなかった時期がちょくちょくあって。そんな時に通っていたフリースクールで、バンドを始めたのが最初でした。集団に対して果敢に向かっていくタイプではないのに、発表会とかになると、しゃしゃり出るタイプの人間で。舞台に立ち、表現することへの渇望がもともとあった中で、音楽に出合った。舞台などスパンが長い作品と違い、音楽は1曲4分くらいで表せる。そういうところがいいなと思い、どんどんのめり込んでいきました。――バンドでは、何の楽器を?折坂:ドラムです。歌わないけれど、曲も作っていました。最初は恥ずかしいからふざけた曲ばかりだったのが、次第に真面目な曲を作りたくなり、我を出すように。後に自分がボーカルのバンドも始めました。ドラマーの時は裏方みたいな気持ちでいたけど、自分で歌う曲は、自分のやりたいことをより出せる場に。今の自分につながる表現が始まっていったんだと思います。――当時、自分の曲を人が聴くというのは、どんな感覚でしたか。折坂:嬉しかったですね。人と打ち解けられず、仲良くなるのに時間がかかるのは、自分というものを上手く伝えられないからなのかなと思っていて。それが、曲を聴いてもらうと、わりと一発で、“こういうテンションで生きてます”ということをわかってもらえる。人と関わる手段として、こういう形があるんだと気づいてからは、自分の表現に応えてもらうことが嬉しかったし、この道で行こう、と。でも、今も、「こういう音楽をやっていて、CDを出して」というお話はできるけど、そういう前提がないと何もしゃべれないんですよね(笑)。世間話や雑談は、本当に難しいです。歌に関しては自分の中から出たものを歌いたい。――曲はどのようにして生まれるのでしょうか。折坂:10代、20代の時は、ときめくことがあると、その反動でできるのかスルスルと作れていました。それが、年を追うごとに、ときめくことをなかなか見つけられなくなって、自分で取りに行く必要があると思ったんです。そこで、自分にとってときめくことは何だろうと考えてみると、自分の作品や曲ができること自体なんですよね。一緒に作業をするエンジニアの人と、「何か楽しいことはありますか?」と話す時も、「どう考えても今じゃないか」という結論になる。作っている時間や、幸いにもそれを仕事にできていること自体が楽しいんです。だから今は、そうしたときめきを手にするため、机に向かって、重い腰を上げて、曲作りをしているという感じです。メロディは、歌っていて気持ちいいとか、わりと感覚的です。ただ、歌詞に関しては、つけるのが本当に難しくって。自分がどういうスタンスで生きたいか、事件や社会的な状況を見て、どういう言葉や一節で表現するのが合うかを見ていくので、そういう意味では日頃のインプットからできているものだと思います。本はあまり読まないのですが、詩集はパラパラと。使っているツールは同じ文字であっても、インターネットに流れてくるものと、言葉を洗練させた人たちのものは別物だと思っているので、そこからインスピレーションを受けたりはします。――影響を受けた音楽はあるのでしょうか。折坂:正直ね、音楽のこと、よくわかっていないんですよ(笑)。自分のメロディがどこからきているかって、本当に難しくて。音の質感や受ける印象みたいなものは、いろいろなジャンルから引っ張ってこれるんですけど、歌でやろうとすると、“何かのジャンルのあの歌に似てる”となり、自分としては面白くない。歌というものに関しては、自分の中からきたものをやろう、という思いはあります。――最近は、ドラマの主題歌やCMソングなどの楽曲も手がけられていますが、作る際、いつもと違う部分の脳を使っているなと感じるなど、違いはありますか。折坂:あるかもしれませんね。自分の物差しだけではない部分で、やらなければいけない場合もあるので。でも、自分じゃない人が歌うバンドに音楽を作ることから始めたので、お題に合わせて曲を作るというのは好きは好きです。自分が培ってきたもの、根底にあるものをいかに入れ込むかが、難しくもあり楽しくもあります。――オファーをした側は、折坂さんのエッセンスが欲しいから、声をかけているんですもんね。折坂:でも、その“折坂さんのエッセンス”を30%くらい入れたら3%でもよかったとか、割合みたいなものは難しいなと思うことも(笑)。――『みんなのうた』で流れる曲も、番組とアーティストの色のバランスのとり方が難しいという話を聞いたことがあります。折坂:でも、最初から“みんなの”を意識するより、作り手の個性や深層心理をめちゃめちゃ奥深くまで掘り進めてたどり着いたものが、意外とみんなの根底に流れているものだったということがあると思っていて。たとえば宮崎駿監督のアニメは、広く浸透していて、私も観て育っていますが、作り手の自我が、出ちゃいけないようなところまで出ているというか。それでも、ここまでみんなに響くのは、根底に流れているものを掘り当てたからなのかなと。――掘り下げていく作業もそうですし、自分の中にある軽くないものを、音楽という人が心地いいと感じるものにして届ける作業は、とても大変だと思うのですが。折坂:大変ですね、すごく。でも、コロナ禍になり、そういうフェーズにきているのかなと。それに、到底説明できなそうな感覚や、長くなる話みたいなものを、ポップスとして昇華できたら面白いものになると思って取り組んでいます。――そんな中、3枚目のアルバムとなる『心理』が発売されました。折坂:タイトルからして、明るくはないなという感じなんですけど(笑)。一見してわかりやすくないものに取り組みたいなと。その作業を経由しないと、自分の音楽を聴いてくれている人、これから伝えていく人に真摯に向き合えない気がしたんです。本当は昨年に出す予定でしたが、録音まであと数日というところで1回目の緊急事態宣言が出て、なんだかんだで今年に。当時と今では思い描いていたものも状況も違うので、その時に考えた曲もありつつ、アップデートしていった経緯があります。――ライブツアーも開催されます。折坂:みんな、どの地域に住んでいても共通した生きづらさ、今の時代を生きる難しさみたいなものを抱えていると思うんです。この作品は私の物語だけど、いろんな場所に行き、聴いてくれた人の声を聞いて、みなさんがどういうふうに過ごしているかを知りたいと思っているので。その答え合わせをライブでできればいいなと。ニューアルバム『心理』が発売中。アルバム収録にあたり再録した「トーチ」「春」、アーティストのイ・ランが客演参加した「ユンスル」など、全13曲を収録している。【初回限定盤(CD+DVD)】¥5,280【通常盤(CD)】¥3,300(ORISAKAYUTA/Less+ Project.)。10月29日からは、8都市のホールを巡る「心理ツアー」が開催予定。おりさか・ゆうた1989年9月16日、鳥取県生まれ。千葉県出身。2013年より弾き語りライブを始め、‘14年にミニアルバム『あけぼの』でデビュー。‘18年リリースの2ndアルバム『平成』はCDショップ大賞を受賞、また‘19年には、『監察医 朝顔』の主題歌として『朝顔』をリリース。映画『泣く子はいねぇが』では、主題歌と劇伴音楽を担当する。※『anan』2021年10月13日号より。写真・玉村敬太インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年10月08日東京五輪の開催が目前に迫った7月下旬の夜。都内の繁華街にある焼肉店で熱心に肉を焼いているのは村上虹郎(24)。そして、向かいの席にはそんな村上の様子を楽しげに見つめる寛一郎(24)の姿が。店に居合わせた客は言う。「村上さんと寛一郎さんは2人だけで食事をしていました。2人ともお酒は飲んでいなかったようですが、かなり盛り上がった様子で、とても仲が良さそうでした」2人だけの世界を楽しむ村上と寛一郎。それもそのはず、2人には“共通点”が。父に村上淳(48)、母に歌手のUA(49)を持つ村上。いっぽうの寛一郎も父に佐藤浩市(60)、祖父は故・三國連太郎さん(享年90)を持つ俳優一族と、2人とも芸能界を代表する二世俳優なのだ。19年は木村拓哉(48)主演の『グランメゾン東京』(TBS系)に出演し、昨年も4本の映画に出演した寛一郎。村上も8月から開幕する宮藤官九郎(51)作・演出の舞台『愛が世界を救います(ただし屁が出ます)』に出演、秋放送の朝ドラ『カムカムエブリバディ』(NHK)にも出演予定など、“七光り”とは無縁の活躍を見せる2人。そんな彼らは“二世の苦しみ”も分かち合っているようだ。2人をよく知る映画関係者は言う。「2人とも家族愛は強いですが、いっぽうでデビュー当初は“二世”と呼ばれることにかなり抵抗があったといいます。寛一郎さんはかつてインタビューで『祖父や父の話を聞かれると“嫌”と感じる』と語っていました。それ故、2人とも“二世だから……”と言われないように、仕事には真摯に取り組み、俳優としての評価を着実に高めてきました。寛一郎さんと虹郎さんは17年の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の現場で親交を深めて以来、よくご飯に行っているそうですよ。似た境遇を持つ者同士ということもあって、一緒にいて気が楽なのでしょうね」強固な絆で結ばれた村上と寛一郎。しかし、今回の焼肉店での“二世の集い”にはある問題が……。実は2人が焼肉店で食事を始めたのは深夜0時過ぎ。東京に4度目となる緊急事態宣言が発令されている最中で、都内全域の飲食店には午後8時までの時短要請が出されており、ほとんどの店が泣く泣く自粛している。そんな状況下であるにも関わらず、“自粛無視”の飲み会を楽しむ2人が店を出たのは深夜3時前。さすがに帰宅するかと思いきや、2人で談笑しながら近くのコンビニへと向かう。そして飲み物などを買い込むと、同じマンションへと入っていった。自宅で二次会を行うのだろうか。この日の2人の行動について、それぞれの所属事務所に問い合わせたがコメントはなかった。“二世の集い”もマナーを守ってほどほどに!
2021年08月12日折坂悠太は、鳥取生まれ、千葉県出身のシンガーソングライター。平成元年生まれの折坂ならではの極私的な感性で時代を切り取りリリースされた前作『平成』は、2018年を代表する作品として、CD ショップ大賞を受賞するなど、高い評価を受ける。2019年には上野樹里主演、フジテレビ系月曜9時枠ドラマ『監察医 朝顔』主題歌に「朝顔」が抜擢され、2020年同ドラマのシーズン2の主題歌続投も⾏い、今年3月にはミニアルバム『朝顔』をリリースした。また、佐藤快磨監督、仲野太賀主演の映画『泣く子はいねぇが』では自身初の映画主題歌・劇伴⾳楽も担当するほか、今年4月には、サントリー天然水、サントリー角ウイスキーの TV CMソングを担当するなど活躍の幅を広げている。前作『平成』以来3年ぶりとなるアルバム『心理』は、2019年冬より制作をはじめるも、2020年4月に予定されていたアルバムレコーディングは緊急事態宣言を受けて⼀時断念。コロナ禍の影響により収録楽曲を見直し、元々予定されていた楽曲も改編や再録を経て、今回ようやく完成に至った。今作はレコーディングからミックス、マスタリングまでをエンジニアの中村公輔が手がけ、写真は塩田正幸、ジャケットデザインは鈴木聖が担当した。収録内容は全曲完全新録となり、詳細は後日発表となる。2021年の重要作になるであろうアルバム『心理』に注目だ。また、アルバムリリースに際して、全8都市を回るホールツアー、「⼼理ツアー」を開催。チケットの第1次オフィシャル先行予約は7月28日(水)より8月9日(月・祝)の間まで行われる。
2021年07月29日折坂悠太が3rdアルバム『心理』を10月6日にリリースすることが決定した。2018年10月にリリースされた前作『平成』以来3年ぶりのアルバムとなる『心理』は、2019年冬より制作をはじめるも昨年4月に予定されていたアルバムレコーディングは緊急事態宣言を受けて一時断念。コロナ禍の影響により収録楽曲を見直し、元々予定されていた楽曲も改編や再録を経て今回ようやく完成に至ったとのこと。今作はレコーディングからミックス、マスタリングまでをエンジニアの中村公輔が手がけ、写真は塩田正幸、ジャケットデザインは鈴木聖が担当した。収録曲は全曲完全新録となり、詳細は後日発表される。またアルバムリリースに際して、10月29日の大阪・サンケイホールブリーゼを皮切りに全8都市を回るホールツアー『心理ツアー』の開催が決定。チケットは第1次オフィシャル先行予約が8月9日まで行われている。■折坂悠太 コメント何かに例えることができない。このアルバムは、簡単な物語に消化される事を拒んでいます。それでも私は表現者なので、表現できなければ終わりです。悩んだ末、「心理」と名をつけました。どうすることもできない「心」を認めながら、もう一方では、それを道筋立て、自分の選択に「道理」を見出さなくてはなりませんでした。最近の私は、常にこの二つのプロセスの狭間に居て、そこにいつも音楽がありました。表現には、同じものを見て、感動を共有することの他にも、役割があると思います。いま私がするべきことは、ここに(そこに)ある心を見つめ、問いかけつづけることだと考えます。新しい画を見せたい。新しい画を見せてください。あなたと私が違う場所で、共有されない物語を作る時、このアルバムが伴走者となる事を望みます。<リリース情報>折坂悠太 3rd Album『心理』2021年10月6日(水) リリース折坂悠太 3rd Album『心理』ジャケット●初回限定盤(CD+DVD):5,280円(税込)●通常盤(CDのみ):3,300円(税込)【CD収録内容】※全形態共通後日発表【DVD収録内容】※初回限定盤のみ2021年6月4日(金) 東京・USEN STUDIO COASTでのワンマンライブ『折坂悠太単独公演2021<<<うつつ>>>』を収録予定【先着購入特典】特典音源CD(内容後日発表)※特典は外付けとなります予約リンク:<ツアー情報>折坂悠太『心理ツアー』折坂悠太『心理ツアー』告知画像10月29日(金) 大阪・サンケイホールブリーゼOPEN 18:00 / START 19:00問)SMASH WEST:06-6535-556910月30日(土) 広島・広島JMSアステールプラザ 中ホールOPEN 17:00 / START 18:00問)YUMEBANCHI 広島:082-249-357111月2日(火) 愛知・芸術創造センターOPEN 18:00 / START 19:00問)JAILHOUSE:052-936-604111月6日(土) 宮城・日立システムズホール シアターホールOPEN 17:00 / START 18:00問)GIP:0570-01-999911月20日(土) 福岡・福岡国際会議場 メインホールOPEN 17:00 / START 18:00問)BEA:092-712-422111月22日(月) 北海道・共済ホールOPEN 18:00 / START 19:00問)WESS:info@wess.co.jp11月26日(金) 京都・ロームシアター京都 サウスホールOPEN 18:00 / START 19:00問)キョードーインフォメーション:0570-200-88812月2日(木) 東京・LINE CUBE SHIBUYAOPEN 18:00 / START 19:00問)HOT STUFF:03-3444-6751 / SMASH:03-5720-9999■チケット料金全席指定:6,500円(税込)■第1次オフィシャル先行予約受付期間:7月28日(水) 17:00〜8月9日(月・祝) 23:59※お一人様1回の購入のみで購入枚数制限4枚まで■第2次オフィシャル先行予約受付期間:8月14日(土) 12:00〜8月24日(火) 23:59※お一人様1回の購入のみで購入枚数制限4枚まで■一般発売:9月4日(土)※全公演チケット購入時に同行者含め個人情報の入力が必要になります※小学生以上はチケット必要関連リンク折坂悠太 Official HP:折坂悠太 Twitter:折坂悠太 スタッフTwitter:折坂悠太 Facebook:折坂悠太 Instagram:折坂悠太 YouTube:
2021年07月28日宮藤官九郎が作演出を務めるロックオペラシリーズ「大パルコ人」。のん、村上虹郎らフレッシュな面々を迎え、ついにその第4弾が今夏上演される。そこで宮藤に、本作にかける想い、現段階の構想などを訊いた。シリーズ全作の作演出はもちろん、作詞と演奏、出演も兼ねてきた宮藤。本作が自身にとってどういった存在なのかを問うと、意外な答えが返ってきた。「演劇という形態を借りて、公然とバンド活動が出来る場ですね。ただ台本を書くのは、実はどの作品よりも辛くて。4作目にしてその理由がやっとわかったんですけど、それぞれの出番を考えつつ、物語に必然性があるように、流れに沿って、まぁまぁ面白い歌詞を書かなきゃいけない。だからいつもの倍以上時間がかかっちゃって。でも最終的に、舞台上でバンド演奏が出来る。そのご褒美に向かって、ひたすら辛い作業を重ねていく感じです(笑)」舞台は、戦争によって人口が100分の1にまで減った2055年の渋谷。そして“超能力もの”、普遍的な“ボーイ・ミーツ・ガールもの”になると言う。「予知能力があるんだけど、その時にどうしても屁が出ちゃう男の子と、テレパシーが送れるんだけど、その時にすごく顔がブサイクになっておじさんの声になっちゃう女の子の話です。なんか今、世の中が不穏ですからね。明るい話にしたいなと思って。あと今回は、お話がうまく収束しなくてもいいかなと。なんか気持ちいいところ、みんなでワーっと盛り上がって、最後の曲が良ければ、それでいいんじゃないかなと思っているんです」のんとは、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』以来となる念願の顔合わせ。「いつか一緒にやりたいとずっと思っていたんです。すごく特別な女優さん、その理由を言葉にするのは難しいですけど、強いて言うなら、テクニックでなんとなく成立させようとしないところが僕は好きです。みんなが出来るようなことを彼女には要求しないし、やらなくいいと思いますし、彼女の面白い部分だけで見せることが出来たらいいなと思います」最後に宮藤は、少し照れたように笑いつつこんなことを語った。「セリフにもあるので恥ずかしいんですけど、“生きてることはもう特別”っていうのが今回のテーマです。生きてるって、もうそれだけで素晴らしいじゃないかと。とにかくお客さんをいっぱい笑かしたいですし、最終的に生きててよかったってことを実感してくれたら嬉しいなと思います」公演は8月9日(月・祝)から8月31日(火)まで東京・PARCO劇場にて上演。その後、9月4日(土)~12日(日)に大阪・COOLJAPANPARKOSAKAWWホール、9月15日(水)~17日(金)に宮城・電力ホールと各地を巡る。大阪公演は7/22まで抽選先行のエントリー受付中。取材・文:野上瑠美子
2021年07月21日2009年、トヨタ自動車のCMで『こども店長』として出演し、子役として人気を博した俳優の加藤清史郎さん。当時の加藤さんの人気はすさまじく、『こども店長』はその年の『新語・流行語大賞』のトップ10にノミネートされたほどです。あれから約12年…加藤さんも、2021年で19歳になり、月日の流れの早さに驚かされるばかり。しかし、もっと驚かされるのは、19歳になった加藤さんのイケメンぶりでしょう!加藤清史郎、テレビドラマ『ドラゴン桜』に出演決定2005年に放送され、大ヒットを記録したテレビドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)の15年後を描いた続編が、2021年4月からスタートします。続々と出演者が発表される中、3月15日には、加藤さんの出演がSNS上で動画と写真とともに告知されました。 この投稿をInstagramで見る 【公式】日曜劇場『ドラゴン桜』@TBS(@dragonzakuratbs)がシェアした投稿 日曜劇場『 #ドラゴン桜 』"東大専科"生徒 SP動画公開‼️5人目 ✨天野晃一郎 ( #加藤清史郎 ) ✨ #ドラゴン桜予想 #最速映像 ✨ pic.twitter.com/ln9yhdCrte — 【公式】日曜劇場『ドラゴン桜』@TBS (@dragonzakuraTBS) March 15, 2021 『こども店長』時代の、あどけないしゃべり方はどこへやら…意志の強いまなざしをカメラに向ける加藤さんの成長ぶりに、多くの人が驚きの声をあげました。・本当に、あの『こども店長』なの!?・塩顔イケメンに成長した加藤清史郎、最高にかっこいい。・あの『こども店長』が19歳か…時の流れははやいな。加藤さんは『ドラゴン桜2』で、優秀な弟と比較され続けたがために劣等感を抱く、天野晃一郎役として出演します。人気テレビドラマの続編というだけでなく、成長した加藤さんの演技にも注目です![文・構成/grape編集部]
2021年03月15日ふぉ~ゆ~の福田悠太・辰巳雄大出演のミュージカル「ダブル・トラブル」が、2021年5月に埼玉・大阪・東京にて上演されることが発表された。ミュージカル「ダブル・トラブル」は、ボブ&ジムのウォルトン兄弟によって書かれた抱腹絶倒のコメディ。作詞家・ボビーと作曲家・ジミーの兄弟ふたりが、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむ!が、与えられた時間は数時間しかない!果たして兄弟は……?出演者は2名のみ、演奏はピアノ1名だけで、およそ10人もの登場人物を表現する。今回はダブルチームを編成して上演を予定しており、今回の発表ではハリウッドチームのみ。ブロードウェイチームは後日発表される。●福田悠太(ふぉ~ゆ~)この2人の組み合わせで舞台に出演するのは初めてで、兄弟役を演じるのが楽しみです。つ~ゆ~として漫才を作った時もそうでしたが、グループ4人でいる時とは違って、ここでしか話せないことも見つかってくるのではと思います。それも楽しみです。ときにはけんかもあったり、涙したり…、友情物語の稽古場になると思います(笑)。やることが多くて、とても大変そうな作品ですが、お客さまには僕らの大変さもエンターテイメントとして楽しんでいただけるような、そんな作品になればいいなと思っています。ちょうどメンバー4人、それぞれの作品で同じ時期にそれぞれ別の舞台に出演することになったので、ライバル意識は出てしまいますね。まぁ、、一番面白いのは「ダブル・トラブル」ですし、すでに勝っていると思ってます(笑)!ほかの2作品も是非見たいですね。楽しみです。●辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)「ダブル・トラブル」はきっと、お客様には見えないところで、出演者・スタッフとも大変なことがたくさんある作品なんだろうと思います。すべての方のMAXの力が合わさった時にどんな風にみせられるのか、そして僕の大好きなウォーリーさんが演出家としてまとめてくださる、本当に楽しみです。福ちゃんは本当にやさしさにあふれていて、“happy”や“peace”を一番大事にしているんだなと感じます。対して僕は、ぶつからなければ生まれるものもない、と考えるタイプです。すでに関係性ができているので、意見が伝えやすいというのは、強みだと思いますし、きっと福ちゃんにぶつかっていくと思います。傷口をなめ合うのではなく、傷口に塩を塗り合う稽古場にしたいです(笑)。この状況がもう少し収まったら、演劇がもっと皆さんに観ていただき易い存在になるように頑張りたいです。『休みだから舞台でも観に行く?』と気軽に行けるように、僕らがちょっとだけでも変えられたらと思います。今年も、変わらず演劇を愛していきたいと思います。■ミュージカル「ダブル・トラブル」2021年5月埼玉・大阪・東京にて上演出演:【ハリウッドチーム】福田悠太(ふぉ~ゆ~)辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)※他、ブロードウェイチームあり脚本・作詞・作曲:ボブ・ウォルトン&ジム・ウォルトン翻訳・訳詞:高橋亜子演出:ウォーリー木下音楽監督:落合崇史振付:TETSUHARU公式サイト: 主催 / 企画・製作:シーエイティプロデュース
2021年02月01日アイドルグループ・ふぉ~ゆ~の福田悠太が主演を務める舞台、山田ジャパン1月公演『優秀病棟 素通り科』が20日、東京・本多劇場で開幕し、舞台写真とコメントが到着した。本作は、誰もが閉塞感を抱く今の時代に向けたコメディ作。自らこの世を去ろうとしていた貿易会社勤務・飯塚哲人(福田)と、悲惨な人生を歩んできた初老の女・喜久枝の出会いから物語が展開する。2008年に旗揚げした山田ジャパンは、全世界190カ国に配信され絶賛されたNetflix作品『全裸監督』の脚本を手掛けた、脚本家で演出家の山田能龍氏が全作品を手掛ける。本公演には福田のほか、森一弥、与座よしあきといったゲストメンバーや、旗揚げから劇団に所属してきたいとうあさこが出演。初日公演はライブ配信も実施され、大いに盛り上がりを見せた。上演は27日までで、ライブ配信はこの後23日18時公演、千穐楽の27日16時公演でも予定している。福田は山田氏について「物凄く超時間集中力が持つ方で本当に凄いなと毎日稽古場で感心していました。僕はそんなに集中力がもつタイプではないのでリスペクトです」と尊敬している点を挙げつつも、「ただ、山田さんの集中力が持ちすぎて稽古時間が長くて困った日もありました。このまま永遠に集中して稽古終わらないんじゃないかな? そう思ったのも稽古場のいい思い出です」と告白。「今回の稽古ではずっとマスク着用で口元が隠れていたのであくびをしてもバレないところがよかったです。この事は山田さんには伝えないで下さいます様よろしくお願いします」とユーモアを交えたコメントを寄せた。一方の山田氏は、「大きな気持ちが2つあります。1つはここに辿り着けたことへの大きな喜びです。様々な考えがあると思いますが、やはり舞台公演を打てることへの喜びは抑えきれない。万感の思いです」と喜びを語りつつも、「もう1つはやはり、コロナウイルスへの圧倒的な緊張感です。キャスト・スタッフ・何よりお客様に対する万全の体制を敷くこと。かつストレスを与えるようなヒステリックさがお客様に伝わらない運営を心がけたいです」とコロナ禍での上演について率直な思いを話す。福田については、「とにかく信頼に足る取り組みをする男、という印象です。舞台人としての地肩、戯曲への向き合い、台詞を身体に落とす速度など文句なしです」と絶賛。また役者同士で仲を深めるだけでなく「劇団の面々とも馴染んでいって、まるで劇団の看板役者のようになっていった」と振り返り、「それを座組における主役の役割としてやってるのではなく、ナチュラルにそうなっていたことに驚きました」と明かした。
2021年01月21日ふぉ~ゆ~福田悠太主演、山田ジャパン1月公演「優秀病棟 素通り科」が、ライブ配信されることが発表された。2008年に旗揚げされた山田ジャパンは、脚本家・演出家として活躍する山田能龍が、これまで発表した全作品を手掛けている。山田は、近年では全世界190カ国に配信され世界中から絶賛された Netflix配信『全裸監督』(『全裸監督』シーズン2は2021年配信)の脚本を、まだ日本ではなじみの薄いチームライティングの手法で作り上げて高評価を得た。「優秀病棟 素通り科」は、切り花を輸入する貿易会社に勤める飯塚哲人を主人公としたコメディ。飯塚をTVドラマやバラエティなどで幅広く活躍し、2018年のオリジナルミュージカル『DAY ZERO』で単独初主演を務めたふぉ〜ゆ〜の福田が演じる。また森一弥、与座よしあきといった、劇団おなじみのゲストが出演。さらに、旗揚げから劇団に所属し、山田作品には欠かせない、いとうあさこも出演する。ライブ配信は、1月20日(水) 19時、1月23日(土) 18時、1月27日(水) 16時の3公演。チケットは1月8日(金) 19時より発売される。【公演概要】山田ジャパン1月公演『優秀病棟 素通り科』上演日程:2021年1月20日(水)〜27日(水)会場:本多劇場料金:8500円(全席指定・税込)公式サイト: パンフレットは通信販売でも取り扱い決定。詳細は後日公式サイトで発表【ライブ配信詳細】対象公演:1月20日(水) 19:00、1月23日(土) 18:00、1月27日(水) 16:00ライブ鑑賞チケット発売日:1月8日(金) 19:00~配信チケット料金:4,000 円(税込)購入サイトURL: ・ご購入頂いたお客様は該当日時の配信開始後 48 時間ご視聴頂けます。・ご購入は先着順で、各回定員になり次第締め切りとさせて頂きます。・ライブ配信チケットに限り、クレジットカード決済のみの対応とさせて頂きます。
2021年01月06日11月20日(金)に公開される仲野太賀主演の映画『泣く子はいねぇが』。折坂悠太が書き下ろした主題歌『春』のミュージックビデオが公開された。さらに映画の主演を務めた仲野太賀と折坂の対談動画も発表となった。『泣く子はいねぇが』は、秋田・男鹿半島の壮大な風景を舞台にそこで生きる人々のリアリティを切り取った青春グラフィティ。仲野演じる親になっても大人になりきれない青年たすくが、地域に伝承する“ナマハゲ”を通して少しずつ成長していく姿を描き出す。たすくの妻・ことねを吉岡里帆が演じるほか、寛一郎、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった実力派が集結。日本映画界を牽引する是枝裕和監督がその才能に惚れ込んだという新進気鋭の監督・佐藤快磨の長編デビュー作で、スペインのサン・セバスティアン国際映画祭のオフィシャルコンペティション部門で最優秀撮影賞受賞という日本映画初の快挙を成し遂げ、国内外から注目されている一作だ。ミュージックビデオは、映画のロケ地である秋田県・男鹿半島で主人公たすくの実家として実際に撮影を行った場所を借り、映画と同じく監督・佐藤快磨、撮影・月永雄太が新たに撮影した映像を使用。また、ミュージックビデオ内のテレビ画面、そして中盤で大きく映し出される映像は、地元の方が撮影した約40年前の男鹿のホームビデオとなっている。まさに「男鹿に吹く風のように歌が始まり、巡ってきた季節と繋いできた小さな幸せを描きたい」という佐藤監督の想いの詰まったミュージックビデオに仕上がった。対談動画では、以前から折坂のファンで撮影中に「折坂の楽曲が本作の世界観にぴったり」と提案した張本人である仲野が主題歌を絶賛。完成した作品を観て「めちゃめちゃ興奮した!エンドロールで『春』が流れた瞬間に抱きしめられたような気持ちになった。この映画全体を包んでくれたような感じがした」と語る。初めて映画主題歌と劇伴に挑戦した折坂は「音楽で感情を増幅させるのではなく、波の音や風の音と同じようにただただ寄り添うことによってより奥行きを出すことが役割なのかなと思いました」と語り、「この仕事をお受けする前に太賀さんから『ラストシーンのその先を観客のみなさんに委ねる部分が多いので、何か一歩踏み出せるものを導いてもらいたい』というメッセージをもらい、そういうポジティブでもネガティブでもない感情を持っているのは母親なのかなと感じた。唯一物語の中で状況を俯瞰して観ている余貴美子さん演じるたすくの母親の気持ちで作ろうと思いました」と楽曲に込めた思いをコメントを寄せた。■公開情報『泣く子はいねぇが』11月20日(金)公開
2020年11月18日折坂悠太が11月18日(水)、配信シングル『春』をリリースする。折坂は、2018年を象徴するアルバム『平成』をリリースし、2019年には「CDショップ大賞」を受賞。その高い音楽性に宇多田ヒカル、岸田繁(くるり)、三浦大知、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、KIRINJI、GONTITI、七尾旅人、小山田壮平をはじめとするアーティストが賛辞を送った。今年4月にはコロナ禍を予見した様な『トーチ』、これまでの活動を総括したライブ盤『暁のわたし REC2013-2019』を発売、自主制作時代の作品をアナログレコード化するなど、精力的な活動を展開してきた。『春』は新進気鋭の監督・佐藤快磨の劇場デビュー作『泣く子はいねぇが』(11月20日公開)の主題歌。主演・仲野太賀の強い推薦のもと、折坂と同じ平成元年生まれの佐藤監督が話し合いを経て完成した曲だ。「確かじゃないけど 春かもしれない」と繰り返される民謡調の歌と移り変わる景色の様に展開する伴奏。自粛期間の最中で制作された本楽曲には、どこか変化への想いが込められている。なお、折坂は『泣く子はいねぇが』の音楽も担当している。秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出す本作に折坂がどう向き合ったのかに注目したい。<監督・佐藤快磨コメント>確かじゃないけど春かもしれない。エンドロールに『春』が流れたとき、登場人物たちのそれからを思わず想像していました。不甲斐ないですが、『春』で映画『泣く子はいねぇが』は完成したのだと、そのとき初めて分かりました。折坂さんには心から感謝しています。折坂さんにお願いできて本当によかった。これからも迷うばかりの人生が続いていくと思いますが、立ち止まるたびにそっと春を思い出します。<主演・仲野太賀コメント>折坂悠太さんの歌声がエンドロールで流れた時、鳥肌が立ちました。僕自身が折坂さんの歌に勇気づけられたように、僕が演じた頼りない男の人生もまた、この歌によって前に進む事ができるんだと思いました。浮き沈みのある人生の四季に、不確かではあるけど愛と矛盾に満ち溢れたラストシーンの先に、いつか春は訪れる。素晴らしい楽曲を提供してくださって、本当に感謝しかありません。折坂悠太さんの『春』、是非聴いてみてください。■リリース情報折坂悠太『春』11月18日(水)配信スタート
2020年11月12日ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)のデザイナー坂部三樹郎監修のフットウェアブランド・グラウンズ(grounds)とティー エイチ(th)のコラボレーションによるスニーカーが登場。2020年9月21日(月)から27日(日)までの期間、原宿・ギャラリー202(GALLERY202)で開催する期間限定ストアにて予約を受け付ける。7月には最上もがとコラボレーションを実施し話題になったグラウンズ。今回は、タロウ ホリウチ(TARO HORIUCHI)のデザイナー・堀内太郎が手掛けるブランド、ティー エイチとタッグを組む。なお、グラウンズのシューズにおいて、素材にレザーを採用するのは今回が初。カラーはオールブラックにすることでシックなムードに仕上げた。また、本コラボレーションシューズの予約を受け付ける期間限定ストアでは、グラウンズの新作シューズの予約も可能。サンプルセールも同時に開催予定なので、気になる人は是非会場に足を運んでみて。【詳細】グラウンズ×ティー エイチ コラボレーションスニーカー価格:39,000円+税<期間限定ストア>期間:2020年9月21日(月)~27日(日)時間:11:00~20:00(初日のみ16:00オープン)会場:ギャラリー202住所:東京都渋谷区神宮前5-17-24 キャットストリートビルディング2階■グラウンズ新作シューズ価格例:35,000円+税~37,000円+税
2020年09月20日豊原功補と小泉今日子が映画初プロデュースを務めていることでも話題の映画『ソワレ』が8月28日に公開された。偶然出会い、ある事件をきっかけに始まった、青年と若い女性の逃避行を綴る本作の主演は村上虹郎(芋生悠とのW主演)。2014年の映画『2つ目の窓』での主演デビュー以降、他にない存在感で走り続ける村上が、本作でも観客の目をくぎ付けにする。役者になる夢を持ちながらも鳴かず飛ばずの毎日を送っていた翔太を演じた村上が、かつては身を任せていた感情的なシーンも、“新しいステージ”に入った今は、「自覚的でなければならない」とコントロールのもとで演技していること、最初はそれほど興味を持っていなかった役者業への思いの変化などを語った。○■無自覚な人物を自覚的に演じる『ソワレ』はとても重厚感のある映画です。決して明るい作品ではないけれど、ただ暗いわけではなく、光はある。こういう世界があるんだと気づかせてくれます。僕が演じた翔太はとても愚直で、いろいろなことに対して無自覚。そこを、演じる側としては自覚的にやらないといけないと思いました。今回、そこを特に意識しましたが、この“自覚的に”というスタンスは、どの役を演じているときもそうでないといけないと思っています。芝居をしていて「あの時の記憶がない」みたいな、いわゆるゾーンに入るといったこともないことはないし、それはそれでかっこいいけれど、でも僕は、それってダメでもあると思うんです。計算してその上にいかないといけないのに、飛んじゃっているのだと。○■“やってやったぜ感”から新しいステージへ翔太の感情が爆発するシーンも、コントロールしています。当然難しいです。役に生きることに集中して飛び込むことのほうが楽だし、タガを外せば“やった気”にはなるんです。「おれ、イケたっしょ」みたいな(笑)。でもそれが結果的にいい芝居になっているかは別なんです。もしかしたら自分の中でも、“やってやったぜ感”ではなく、自覚的であることの、新しいステージに入っているのかもしれない。それは舞台の経験も大きいのかなと思います。僕らの仕事は数値化できない。タガが外れていようがいまいが、限界突破していようが冷静だろうが、数字として分析できるわけではない。自分がOKだと思っていなくても監督がOKを出すこともあるし、でもそれをお客さんが違うと思うこともある。だからこそ、自覚的に、コントロールする必要があると思います。○■現場に飛び込んで、映画という文化に惹かれた翔太は売れない俳優で、世に出たいと思っています。一方、僕は河瀨直美監督の映画『2つ目の窓』で主演デビューしましたが、俳優という仕事を目指していたわけでも、すごく好きだったわけでもありませんでした。通っていた学校(シュタイナー学園)の教育スタンス上、メディアが禁止だったので、そもそも映画もさほど観ていませんでしたし。父(村上淳)の繋がりから、今回、アソシエイト・プロデューサーを務めている小泉今日子さんだったり、竹中直人さんや廣木(隆一)組の方々などには、子どもの頃から面識はありました。それこそ河瀨監督も。でも顔は知っていても、その人たちがどんな思いで、何をどう作っているのかは、何も知らなかったんです。そこから飛び込んで、映画を、現場を知った。僕は、俳優業に惹かれたというより、映画という文化に惹かれたんです。○■俳優業にハマったのは、悔しかったからそれが、役者そのものにハマっていった。理由は悔しかったからです。出来上がった映画で自分を見て、「なんだこいつ、下手くそだな、サイテーだな」と思ったんですよ。それで「次やったら、もうちょっとよくなるはずだ」と。一番ダメなやつです。ギャンブルと一緒。「次はイケるでしょ」みたいな(笑)。今もまだまだですが、10代から20代に入って、俳優として少しは作品を重ねてきました。でも、その気持ちは変わらないです。毎回自分を見て「サイテーだな」と思いますね。勉強のためと取材のために、自分の作品を観るようにしていますが、本当は見たくないです。悔しくなるだけなので(笑)。○■「誰々と共演だ!」と単純にミーハー心がうずく「次こそは」という気持ちもそうですが、俳優という仕事にハマっていったのは、魅力的な人たちとの出会いも大きいです。僕は本当に現場に恵まれているので。そうした方々との出会いから、「この世界って面白いな」と自然に思うようになっていきました。あとはミーハー魂も大きい。僕は芸能一家出身のように言われますが、僕の半分くらいは生まれ育った“田舎”で構成されているので、ミーハー心もしっかり植え付けられているんです。だから今でも「うわ、誰々と共演だ! 会える!」と単純に思ったりしています。まあ、そういう感じは隠しますけど(笑)。○■高校時代の留学は、自分にとって逃避行だった今は海外にも興味があります。翔太とタカラ(芋生)は逃避行することになりますが、僕も逃避行と言えるような経験があるんです。高校時代に留学して。あれは、いわば逃避行ですね。親のすねをかじった超贅沢な逃避行。日本という国から、自分の社会から逃げたんです。大義も夢も目標もなかった。英語もギリギリそこで暮らせればいいレベル。だいたい話せるわけないんです。日本語でも話せないのに。国語力がないのに自分の意見を言えるわけがない。今になって国語や文学を学んでいます。次に海外に行ったら、価値観も宗教も含めて、違いについて語り合いたい。だから今度は、もっと自分のレベルを上げてから行きたいと思っています。言ってしまえば役者業だって、すべて国語、文学、人間学に繋がっていると思いますね。(C) 2020ソワレフィルムパートナーズ■プロフィール村上虹郎1997年3月17日、東京都生まれ。2014年、河瀨直美監督の『2つ目の窓』でデビューし、映画初主演を果たす。これまで、『ディストラクション・ベイビーズ』『武曲 MUKOKU』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『ハナレイ・ベイ』『銃』ほか多数の作品に出演。公開待機作に『燃えよ剣』『佐々木、イン、マイマイン』などがある。望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビュー取材が中心で月に20本ほど担当。もちろんコラム系も書きます。愛猫との時間が癒しで、家全体の猫部屋化が加速中。 この著者の記事一覧はこちら
2020年08月29日豊原功補さんと小泉今日子さんの初プロデュース映画『ソワレ』に出演する村上虹郎さんと芋生悠さんに、制作の裏側を聞きました。映画の力に、魂が震える。出逢ったばかりの男女の逃避行。役者を夢見ながらもオレオレ詐欺の片棒を担いでいる岩松翔太と、父親から虐待を受けてきた山下タカラ。苦しみを抱えてもがいていた二人が出逢い、ある事件をきっかけに衝動的な逃避行をはじめたことから、それぞれに「生きる理由」があることを見出していく。豊原功補さんと小泉今日子さんの初プロデュース映画は、ふたりがその才能に惚れ込んだ外山文治監督の繊細な映像表現が、“映画”を観る幸福も味わわせてくれる感動作。芋生悠さんが演じるタカラ役のオーディションは、翔太役の村上虹郎さんも立ち会った。村上:選ぶ側で参加するのは初めてだったので、正直、楽しかったです。タカラは自発的なものがないように見えて、パワーを内包していなきゃいけない難しい役。一緒に演じていて、芋生さんからはそのパワーが強く伝わってきた。芋生:そのときが初対面だったんですけど、純粋に楽しくて。その日、私が最後だった?帰りに村上さんがひと言、「また」って。また会えるかもしれないって嬉しかった。村上:俺が?覚えてない…。全員に言ってたかも(笑)。話、作ってないですか?芋生:作ってないです(笑)。タカラという役は結構大変なシーンもある。そこに引っ張られて壊れてしまうのが怖かったので、撮影では役に入り込むというよりは、タカラに寄り添って一緒に歩けたらいいなと思ってました。村上:翔太は翔太で厳しい状況にあるけど、見ていても辛いシーンはタカラのほうが多いから。芋生:もし自分のせいで撮影が止まったらと、最初は怖かった。でも、監督さんはじめ、みんなが見守ってくれているという信頼関係があったので、私たちは本能のまま、和歌山の土地を走り続ければよかった。村上:俺はクランクインの日に体調壊して、迷惑をかけてしまったけど。どの地方に行っても1~2日はちょっと調子悪いから、今回は2日前に入ってたのに、クランクインがいちばん調子悪いっていう。主演のくせに何してるんだ、俺は。芋生:村上さんがうなだれてる写真が監督さんから送られてきた(笑)。村上:舞台で小泉さんと豊原さんとご一緒したときも、千秋楽に倒れたんですよ。外山監督とは以前短編でご一緒させていただいたことがあって。これは主人公が逃げる作品ですけど、外山監督は何からも逃げずに、丁寧に向き合ってる。ストーリー自体は仕掛けはあるけれども、どんでん返しがあるサスペンスではない。じゃあ、何を観るかっていうと、作家性やキャラクターや、そこに映ってるもの全部。そこに観てくれる人たちの想像力をちょっとお借りしないといけない。僕もそういう映画が大好きですけど、集中力は必要ですよね。芋生:撮影はドキュメンタリータッチと言われていたんですけど、わりと映画的だなって途中で感じてた。村上:二人の感情を影で見せたりとか、ギミックを使うシーンも印象的で、外山さんの新たな一面を知った感じ。“ザ・ソワレ”という幻想的なシーンでは、美術さんをはじめみんなの気合がひときわすごかった。芋生:ソワレはフランス語で「夜会」とか「夜明け前まで」の意味ですよね。でも、このタイトルには、景色も変わらないような暗い道をずっと歩いてきた子たちが、誰かがそばにいることや自分の足でちゃんと歩けるようになることで、景色が変わるというか、違う明日を迎えることができるという意味があるのかなって。今、大変な時代だからこそ、光を見つけられた子たちに勇気づけられる映画になった気がする。村上:確かに俺自身も面白い映画に出合うと、観ながら、俺だったらどうだろうって考える。結果、大事な台詞を聞き逃したりするんだけど。芋生:めちゃわかる。ほんと自分を見つめ直す感じになるよね。村上:ただ、俺はあまり「ソワレ」の意味は意識せずに演じてた。最初はまったく違う仮題が付いていたので、タイトルに託された意味も豊原さんのインタビューで知ったくらい。芋生さんはちゃんと説明されたんだね、プロデューサーのおふた方とよく飲んでるから。芋生:お酒が好きなので(笑)。村上さんはあまり飲まないですよね。村上:だから、俺のほうが付き合い長いのに誘われない。作品には呼んでいただいてるけど(笑)。『ソワレ』故郷の高齢者施設で演劇を教えることになった翔太と、そこで働くタカラ。出逢ったばかりの二人は、ある事件を機に衝動的に逃避行に出る。監督・脚本/外山文治出演/村上虹郎、芋生悠ほか8月28日よりテアトル新宿ほか全国公開。©2020ソワレフィルムパートナーズむらかみ・にじろう1997年3月17日生まれ。主演を務めた河瀬直美監督の『2つ目の窓』(‘14年)で映画デビュー。外山文治監督とは短編『春なれや』(‘17年)で顔を合わせている。映画『佐々木、イン、マイマイン』は11月27日公開。『燃えよ剣』が公開待機中。シャツ 参考価格¥49,000パンツ 参考価格¥67,000(共にMAGLIANO/Diptrics TEL:03・5464・8736)いもう・はるか1997年12月18日生まれ。『バレンタインナイトメア』(‘16年)で映画デビュー。ヒロイン役を務めた映画『#ハンド全力』が公開中。映画『HOKUSAI』が公開待機中。豊原功補演出の『後家安とその妹』(‘19年)では舞台女優としての力量も発揮。イヤリング¥1,880バングル¥2,280リング¥2,680(以上ROOM)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年9月2日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・望月 唯(村上さん)末吉久美子(芋生さん)ヘア&メイク・Yoshikazu Miyamoto(村上さん)YOUCA(芋生さん)取材、文・杉谷伸子(by anan編集部)
2020年08月28日