俳優の平泉成が初主演を務める映画『明日を綴る写真館』(6月7日公開)の場面写真が11日、公開された。今回公開されたのは、同作で年の差タッグを組む平泉・佐野晶哉のほか佐藤浩市・黒木瞳・市毛良枝らの姿も捉えた場面写真。自分の遺影を撮りたいと鮫島写真館を訪れた客の牧(佐藤)の表情を撮り逃すまいとシャッターを切る鮫島(平泉)や、物語の鍵となる1枚の写真を見る太一(佐野)と彼を見つめる母・冴絵(黒木)、普段は無口な鮫島を長年明るく支え続けてきた妻・桜(市毛)の姿が切り取られている。さらに、牧の妻・悦子(吉瀬美智子)をはじめ、太一がカメラマンになるきっかけを作った父・彰(高橋克典)や、鮫島写真館の近くにあるケーキ屋の店主・杉田(田中健)、ホスピスで療養生活を送る雪代(美保純)、鮫島と太一らが立ち寄るラーメン屋の大将(赤井英和)など、師弟関係を結んだ鮫島と太⼀が“人生の思い残し”に触れる中で出会う人物たちの姿が捉えられている。コメントは以下の通り。○■佐藤浩市今作は平泉成主演と秋山監督に伺いぜひ参加をとお願いし叶いました。成さんとは半世紀近くのお付き合い、様々な作品で御一緒させて頂きました。成さんの背中は語ります。我々は登頂のない登山を続ける山人、ふと足を停めて見る景色の美しさはあれ、直ぐに背中を押され、また歩きだすんだと。それで良いんだよね成さん!○■黒木瞳平泉成さんの主演映画のお話を伺って、是非参加させていただきたいと監督に申しました。成さんとはこれまで何度も共演させていただいていて懐の深さやあたたかさ、優しさにいつも癒されていました。成さんとご一緒する時はいつもとても楽しい現場です。今回もご一緒させていただいて思い出に残る作品となりました。今回の物語は成さんにしか演じられないような職人気質の魂や家族愛にあふれた心温まる作品です。初主演と伺って驚きました。成さんとご一緒する作品がまた一つ増えて私も嬉しく思っています。佐野さんは私の息⼦役として共演させていただきました。とても魅⼒的で可能性を秘めた⽅だと感じました。ご一緒にお芝居をして私も刺激を受けました。秋山純監督の熱量のおかげで、私も今までと違った女性を演じることができて感謝しています。多くの皆様にこの映画をご覧いただけることを心から願っております。○■市毛良枝重ねた年輪が⾒えるような成さんの広い背中、見つめる若者たちの真剣なまなざし。年を重ねることも悪くないと思える美しい世界。そんな中にいられた毎日が幸せでした。子どもの頃、小さな町にも必ず写真館がありました。そこには人の思いと愛が詰まっていたんだと……。成さん主演おめでとうございます。(C)2024「明⽇を綴る写真館」製作委員会 (C)あるた梨沙/KADOKAWA【編集部MEMO】映画『明日を綴る写真館』は、あるた梨沙氏による同名漫画の実写化作。さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島(平泉成)の写真に心を奪われた気鋭のカメラマン・太一(佐野晶哉)は、華々しいキャリアを捨て、弟子入りを志願する。家族とのコミュニケーションすら避けてきた太一は、訪れる客と丁寧に対話を重ね、カメラマンと被写体という関係を超えてまで深く関わる鮫島の姿に驚きを隠せない。人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも、自分に足りないものに気付き始める太一。同時に、鮫島とその家族にも目を背けてきた“想い残し”があることを知る。変わりゆく太一が、悔いのない未来のために踏み出した一歩。その先に続く、思いもよらない奇跡に涙する。
2024年04月11日3月8日(金)に開催される第47回日本アカデミー賞授賞式で司会を務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一と女優の岸井ゆきの。羽鳥にとっては5度目、岸井にとっては初となる晴れの舞台への思いを語り合った。■岸井ゆきの、日本アカデミー賞司会に向け「なるべく日本映画は映画館で鑑賞」コロナ禍に突入した2020年からの3年間は大きな制約のなか行われた日本アカデミー賞。昨年2023年は、4年ぶりに観客をフルに動員し華やかさが戻ってきたなか、映画『ケイコ 目を澄ませて』で、自身初となる最優秀主演女優賞を受賞した岸井。「まず受賞した瞬間、1回心臓が飛び跳ねてしまったのに、その当日に関係者の方から『来年(司会を)お願いします』と言われて、もう一度心臓がグンってなってしまったんです」と振り返る。それでも岸井は「ちゃんと落ち着いてから考えるために、一旦司会のことは忘れよう」と思ったというが、岸井が所属する事務所のユマニテに赴くたびに「(過去に日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞し司会を行なった)安藤サクラさんの『怪物』のポスターや、シム・ウンギョンさんの作品が飾ってあるので、その都度『来年は私が司会をやるんだ』と思い出すんですよ」と常に頭の片隅にはあったという。取材やイベントなど、ことあるごとに「映画愛」を爆発させている岸井。ライフワークとして普段から洋邦問わず、さまざまな映画を観ているというが「今年は特に日本映画は映画館で観ようという意識がありました。受賞者が決まってから、DVDで作品を観るもなんだかな、と思ったので」と、ここでも映画への思いを吐露する。今年の優秀賞受賞作に出演している俳優、スタッフとも「多くの方は存じ上げている」という岸井だが、司会業は初めて。これまで安藤サクラや長澤まさみ、有村架純らとタッグを組んできた羽鳥は「毎年同じなのですが、俳優さんには俳優さんならではの質問をしていただければと思っています。一応時間の制約はあるのですが、タイムキープは僕の方でしっかり行いますので、自由にやっていただければ」と背中を押す。羽鳥の言葉に岸井は「私は話し始めると長くなってしまうので心配だったのですが、そう言っていただけると安心です。しっかりと聞きたいことをぶつけてみたい」と意気込む。■注目は役所広司、加瀬亮(岸井)、高橋文哉(羽鳥)優秀賞のラインナップを見た岸井は「(『PERFECT DAYS』で優秀主演男優賞を受賞した)役所広司さんはずっと昔から作品を観てきた俳優さん。これまでお会いしたことがなく、聞いてみたいことがたくさんあるので、すごく楽しみです」と笑うと「(『首』で優秀助演男優賞を受賞した)加瀬亮さんも素晴らしかったので、撮影時のお話を聞いてみたいです」と目を輝かせていた。一方の羽鳥は「皆さん本当に素敵な方ばかりですよね」とリストを見入ると「僕は新人俳優賞を受賞された高橋文哉さんに注目したいです。この間からバラエティ(『グルメチキンレースゴチになります!25』)でご一緒させていただいているのですがちょっと天然なにおいがするんですよね。だから俳優としての格好いい文哉さんをこの場で目に焼き付けたいです」と語っていた。「やっぱり映画は最高です」日本時間3月11日(月)にアメリカで行われる第96回アカデミー賞には、視覚効果賞に『ゴジラ-1.0』、国際長編映画賞に『PERFECT DAYS』、長編アニメーション賞に『君たちはどう生きるか』の3作品がノミネート。本作は、日本アカデミー賞でも優秀賞を受賞している。岸井は「私もオスカーのノミネート中継を見ていたのですが、『PERFECT DAYS』はドイツの監督と日本人の俳優がコラボした作品で、いろいろな国の映画人が一緒に作品を作るという現場を私も経験してみたいなと思いました」と感想を述べると、羽鳥も「『ドライブ・マイ・カー』のときも盛り上がりましたし、こういう相乗効果はいいですよね」と期待を口にしていた。これまでは作品チームの一員として日本アカデミー賞に参加していた岸井。今年は司会者として授賞式に臨む。「これまでで一番賞を楽しめるかもしれません。久々の再会をステージ上で果たせるというのも司会者の特権なので、存分に味わえたらいいなと思っています」。そんな岸井に羽鳥も「しっかりサポートしていけたら」と頼もしい言葉をかけていた。昨年、各映画賞で高い評価を受けた『ケイコ 目を澄ませて』。岸井は「日本アカデミー賞というのは、他の映画賞とはちょっと毛色が違う印象があったので、まさかインディペンデントだったあの映画が(最優秀主演女優賞を)受賞するとは思わなかったんです」と大きなサプライズだったという。だからこそ「受賞によって大きなプレッシャーを感じ、自分のなかでこれ以上のことはないと思ってしまったんです。本当に『ケイコ 目を澄ませて』は映画作りという面で、相当なエネルギーを使った作品だったので、もう自分の役者人生は右肩下がりになっていくんだろうなって」と胸の内を明かした岸井。しかし、そんな岸井の心配は杞憂に終わったという。「映画の世界には、『ケイコ 目を澄ませて』で経験した熱量を持っている人はまだまだいるんだと思える1年でした。たくさんの素敵な出会いがあり、やっぱり映画は最高だなと思えたんです」。そんな希望の満ち溢れた映画界、映画人たちが集う日本アカデミー賞。羽鳥は「授賞式を観て『映画って面白そうだな』と劇場に足を運んでいただけるきっかけになってくれたらいいですね」と述べると、岸井も「面白い映画はたくさんあります。そんな映画のお祭りなので、ぜひ楽しんでいただけたら」と語っていた。取材・文・撮影:磯部正和
2024年03月01日大会の格で苦情を言ってくる親たちに理解をお願いしたい。全員をだいたい同じ出場時間に調整していろんな試合を経験させているのに、県大会や全国につながるような試合を格上とみなし、練習試合は本気度が低くて成長にならないのではと言われる。保護者が練習試合でも成長を感じられるようになるには、選手または親にどんなアプローチが効果的?とのご相談をいただきました。 今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、悩めるお父さんコーチにアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見られるCOACH UNITED ACADEMY>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<相手とのボールの奪い合い小学生のうちは競り合いを学ばせるかコンタクトプレーをしない方法を教えた方が良いのか教えて<お父さんコーチからの質問>こんにちは。いつも連載を読んでいます。先日の記事で、「試合を経験して成長する、うまくなるといったプロセスは、練習試合でも公式戦でも同じ」「小学生の試合ではそんなに変わりはない」とおっしゃってくれて、助けられた気持ちになりました。【該当記事】スクールのみでチームに所属してない子、対外試合の経験が積めない弊害はあるのか教えて私が保護者コーチとして関わるチームは、子どもが多いチームなので1学年20人ほど所属しています。所属人数が少なくて苦労しているチームに比べると大変ありがたいのですが、レベル別にA、Bチームを作って練習試合を含め、試合経験をさせています。だいたい同じような出場時間になるように記録して調整しています。ですが、先日の記事にもあったように大会の格や規模について苦情を言ってくる親御さんが結構います。全日予選のような公式大会につながる試合や県リーグを格上とみなし、練習試合ではこちらも対戦相手も本気度が低いので成長につながらないのではないかと言うのです。そこでご相談です。練習試合でも成長を感じられるようになるには、選手自身の気づきや実感があると保護者も理解してくれるのではないかと思うのですが、このような場合は事前に課題を設けるのが良いでしょうか?(子どもがサッカーノートに書くし、コーチのフィードバックもあるので)小5~6年代だと、どのような方法がお薦めでしょうか。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。私が発信したことが何かの力になったのであれば、非常にうれしいことです。こちらから発信はするけれど、それについて読者の方から感想をいただくことは滅多にありません。伝えていただきありがとうございます。■わが子しか見ない傾向にあるので難しいが、チームとしての成長に目を向けてくれるよう説明が必要さて、本題です。保護者の方々が「練習試合ではこちらも対戦相手も本気度が低いので成長につながらない」とおっしゃっているとのこと。公式戦、練習試合にかかわらず、そもそも子どもの成長を読み取るのは簡単ではありません。特に、素人目でうまくなっているかどうかはわかりづらいでしょう。わかりやすいのはリフティングの数とか、挙げたゴールの数とか、どのくらい自主練をしたかなどがひとつの尺度になるのでしょうが、それは目に見える一部の事実にしかすぎません。特に、一人ひとりの保護者だから自分の子どもしか見ない傾向があるため、余計難しいかもしれません。本来ならば、チームとしての成長に目を向けてほしい。そのためには、指導者から保護者への説明や解説をするとよいでしょう。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■その年代でどうなってほしいのか説明をする例えば小学生であれば、数的優位を理解して実践できるようにしたいので2対1や3対2の練習をしていることを説明してください。「ドリブルよりも簡単に相手を抜き去ることができます。サッカーというスポーツがどのように成り立っているかを認知してもらうための練習です」そんな説明をすると、保護者はそこに注目し始めます。子どもに対して「最近パスが上手くなったね」とほめたり、認めてもらえるようなことにつながります。少しわかってくると「サッカーらしくなったね」といった感想も聞けるようになります。■その日の「狙い」を事前に説明する練習試合でも同じです。「今日の練習ゲームは、こんな狙いでやっています」と事前に説明します。直接保護者に言わなくても「明日の試合はこれを目標にやろう」と子どもたちに伝えます。事前に試合にはそういった成長するための狙いや目標を立てて臨んでいることを保護者に伝えておけば、子どもたちが自分の親に伝えます。■試合後、子どもたち全員と保護者とともに「良いところ探し」の機会を作るさらに試合後、子どもたちに「試合はどうでしたか?狙い通りにできましたか?」と尋ねて一人ひとり感想を言ってもらいましょう。それを、私のクラブでは保護者にも尋ねます。「今日の試合はどうでしたか?」すると、親御さんたちは「子どもが練習していることが出た」とか「全部成功はしないけれど、やろうとしていることが見えた」などと感想を言ってもらえます。なるべく良いところを探して言ってもらえる空気感があるとさらに良いでしょう。たとえ0対10で大敗したとしても「一回だけだけど、ワンツーできてたね」といいところ探しができます。■「弱気に見えるかもしれないけど、実際は......」と子どもたちの感情を保護者に解説する最後にコーチが保護者に向けて解説をしてあげてください。必ず伝えてほしいのは「子どもたちのの感覚」についてです。「見た目は負けて弱気になったように見えるかもしれないけれど、実際はその日の目標に向き合おうとしていましたよ」などです。実際にプレーする子どもの感情を知ってほしいからです。それを親御さん向けに毎回やります。そのうちに解説しなくても、あの場面でこういうことがありましたねと親のほうから話し始めます。■レベル別に分ける理由を説明しようまた、公式戦をAとBでレベル別にする理由も説明したほうがよいでしょう。同じくらいの力の子でチーム編成をするのは、誰もが活躍できる環境を用意すること。誰もが必要な人材だと保護者に知ってもらいましょう。混ぜてやってしまうと、相手が強い場合に「アイツがいなかったら」などと子どもは正直に言ってしまいがちです。力の差があり過ぎる不均衡な試合は、強い側、弱い側、その両者ともに上達につながりません。また、AとBを練習試合で時にバラバラにしてもいいと思います。ABを決めたら全部固定するのではなく、流動的に編成します。■保護者の意見、要望に全部賛同する必要はないが、気持ちを聞いてあげるのは大事まとめると、保護者との距離をもっと縮めることです。眺めていると、コーチの皆さんは保護者に意見されることを嫌がります。だからついつい遠のいてしまう。親御さんのほうもそれを察するので話しづらくなります。時に保護者から言われたことが「それはいいかも!」と思えるかもしれません。親が言ったことを全部賛同するわけではないけれど、気持ちを聞いてあげるのはとても大切です。■災害支援ボランティアはリスペクトされるのにスポーツのボランティアは......(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)そもそも日本にはボランティア格差があると感じています。災害支援のボランティアはとてもリスペクトされますが、スポーツのボランティアはどうでしょうか。欧州だとその2つは同等です。自分たちの中でやりがいを感じ、自分たちが「わが町のサッカーを支えている」という自覚があります。どうか「コーチはボランティアだからそこまでやる必要はない」と考えず、保護者にご自分から歩み寄れるコーチになってください。それは必ずリスペクトにつながるはずです。池上正さんの指導を動画で見られるCOACH UNITED ACADEMY>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2024年01月29日2月3日(土)スタートのNHK土曜ドラマ「お別れホスピタル」にて主演・辺見歩役の岸井ゆきの、医師・広野誠二役の松山ケンイチから作品に寄せたメッセージが到着。また、新たな出演者とともに、完成したメインビジュアルが解禁となった。「透明なゆりかご」の原作者・沖田×華氏が、療養病棟を舞台に描いた傑作コミックをドラマ化した本作。死の一番そばにある病院で繰り広げられる、壮絶だけれど、愛にあふれた人間ドラマ。この度、新たな出演者として、「みさき総合病院」療養病棟の医療チームに内田慈、仙道敦子、長村航希、円井わん、山本裕子、国広富之、辺見の家族に麻生祐未、小野花梨が出演。また患者とその家族に、古田新太、きたろう、丘みつ子、松金よね子、白川和子、小林勝也、根岸季衣、木村祐一、大後寿々花、鷲尾真知子、田村泰二郎、筒井真理子、樫山文枝、木野花、高橋惠子、泉ピン子と、多彩なキャストが集結。これらの人々が、看護師の辺見(岸井さん)を日々起こる出来事に巻き込んでいく。そして、そのなかで、辺見は医師の広野(松山さん)とともに、それぞれが「生きていく」ことを受け止めていくことになる。岸井さんは、「台本で読んでいるときと、実際に患者さんを目の前に演じるのと、感じ方が違うシーンが多くあると感じています」と語り、「相手を見ていて、予想以上に胸が痛くなることもありました」と明かす。「辺見は、看護師という職業上感情が平坦に見えるときもあると思いますが、色んな患者さんや看護師、先生がいる中で、みんなを分かろうとしているというか、何かを否定せず、他人を受け止めようとしていると思います」と演じたキャラクターに思いを寄せる。そして、「病棟では亡くなってからの最期のケアまで担当します。それが仕事だしそこを描くことがこのドラマの重要な部分だと思います。入院したら退院していく人がほとんどいないこの病棟で、最期まで生きること、今を生きていることを感じてもらえたら」と期待を込める。また、「色々な事情を抱える患者さんだけでなく、向き合う看護師側の悩みや抱えている問題なども描かれています」と語る医師・広野役の松山さん。「何も問題を抱えていない人はおそらくいないと思います」と歩み寄り、「少しでも生きづらさみたいなものが解消される可能性があるのではないかな」と語っている。土曜ドラマ「お別れホスピタル」は2月3日より毎週土曜22時~NHK総合にて放送(全4話)。(シネマカフェ編集部)
2024年01月15日人気コミックをドラマ化した「大奥」19話が11月28日オンエア。SNSでは“偽嫁”として江戸にやってきた和宮を演じる岸井ゆきのに「彼女の深い哀しみが伝わってきた」「目とか口許の演技で伝わってくる」など、その演技を評価する声が送られている。本作はよしながふみによる原作を豪華キャストと美麗な衣装で映像化。若い男子にのみ感染する病のせいで女性が社会の担い手となったパラレル江戸時代を舞台に、大政奉還までの長大な歴史絵巻を2シーズンを使って紡いでいくもの。現在は「幕末編」が展開中。キャストには公武合体政策で孝明天皇の弟・和宮を迎え入れる、甘いもの好きの14代将軍・徳川家茂に志田彩良。お万の方を彷彿とさせる美貌の持ち主で、薩摩・島津家から送り込まれた13代将軍・家定の正室、胤篤に福士蒼汰。芳町の陰間から阿部正弘に見いだされ、将軍・家定に仕えるため大奥入りした最後の大奥総取締・瀧山に古川雄大。降嫁を拒否した孝明天皇の弟になりすまし、身代わりとして母親の観行院と共に男装し家茂に嫁いでくる帝の妹宮、和宮に岸井ゆきのといった面々。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。14代将軍となった家茂は徳川に向けられた諸侯たちの反感を抑えるため、井伊が推し進めていた公武合体で和宮を迎え入れる。しかし朝廷から降嫁してきた和宮は偽物、しかも女性だった。本来降嫁するはずだった弟は江戸に下ることを拒否、自害までしようとしたため、和宮が代わりに男装してやってきたのだ。そんな和宮に対し家茂はあたたかく接する。心配を募らせる天璋院と瀧山だが、家茂は和宮にカステラを勧め、和宮はそれを気に入り、徐々に2人は心を通わすことに…というのが今回のおはなし。毎回キャストの“ハマり具合”が話題をよぶ本作だが、今回も土御門を演じる山村紅葉に多くの視聴者が注目。SNSでは「この山村紅葉さんの土御門はマジですごい」「山村紅葉の土御門サイコー。一目見ただけで、正解だと分かる」といった声はもちろん、なかには「土御門の配役の寄せ方がエグかった。もはや山村紅葉役の土御門といっても過言ではない」「むしろ原作の土御門のキャラデザのモデルが紅葉さんなんじゃ…って思えてくるレベル」というほど絶賛する投稿まで。そして家茂に心を開いた和宮は、幼い頃から存在しない者として育てられ、弟が生まれてからは母の愛情が弟に向けられ、寂しさのなかで育ったことを打ち明ける。「母をひとりじめしたくて」江戸に来たと、降嫁の真意を語る和宮を演じた岸井さんにも「和宮のふてぶてしさは異質に感じたが、物語が進むにつれ彼女の深い哀しみが伝わってきた」「目とか口許の演技で伝わってくる情報が多い」「和宮様が少しずつ優しい表情になっていく様を岸井ゆきのさんが繊細に演じていた」といった声が送られている。【第20話あらすじ】和宮は降嫁した成り行きを家茂に打ち明けるが、予想に反して好意的に受け止め感嘆する家茂に拍子抜けする。慶喜から上洛を頼まれた家茂は勝の助言を元に帝に直接、開国の意図を伝え説得しようと試みる。大奥では和宮が総触れに現れるようになり落ち着きを取り戻してくるが、そんななか京に残した息子を心配する観行院が取り乱し…。ドラマ10「大奥」は毎週火曜22時~NHK総合ほかで放送中。(笠緒)
2023年11月29日岸井ゆきのと松山ケンイチが共演する「お別れホスピタル」の制作が開始された。ある街の病院にある療養病棟。そこは、余命数か月と判断される人や、病状に加え認知症などで日常生活が困難な人がたどり着く場所。その最前線に立つ看護師、辺見歩は、意思表示の難しい患者さんのわずかな変化も見逃さず、そこでの日々が最善であるよう努める。非常勤で一般病棟からやってきた医師、広野誠二も戸惑いながら、辺見とともに患者さんや、その家族の事情に巻き込まれ、関わっていく。ただ苦痛を取り除くだけでなく、その人らしい「限りある生のかたち」を求めて日々奮闘する。そして、訪れた最期から、その人なりに「生き切った命」を見届ける証人となる…。患者さんや、その家族、そして彼らと関わる医師や看護師の、葛藤や、怒りや、悲しみや、小さな喜びや、笑顔や素顔の先にあるドラマを通して、「死を迎える」ことと、「生きる」ことの意味を問いかける。「透明なゆりかご」の原作者、沖田×華氏が、療養病棟を舞台に描く傑作コミックをドラマ化した本作。高齢化が進行し、癌が国民病と化した現在の日本。7割以上の人が病院で最期を迎える。そんな病院の中でも、末期がんなど重度の医療ケアが必要な人や、在宅の望めない人を受け入れるのが療養病棟。そこはまさに医療のセーフティーネット。本作は、死の一番そばにある病院で繰り広げられる、壮絶で、けれど愛にあふれた人間ドラマだ。辺見歩役の岸井ゆきのと広野誠二役の松山ケンイチ、原作者 沖田×華からコメントが到着している。岸井ゆきの コメント「お別れホスピタル」辺見歩役の岸井ゆきのです。ここ最近は、どう生きて、どう死んでいくのか、生物としての人間の変化を受け入れるのか、あるいは見て見ぬふりをするのか。いくつかの作品を通して考えていました。そして今回、最期まで最善を尽くし、その人生を見届ける役をいただいたことは自分にとってとても大きなことだと思っています。計り知れない"生き切る"ということを、物語を通して感じたいです。松山ケンイチ コメント今回演出の柴田さんと「平清盛」以来またご一緒できる事とても嬉しく思います。岸井さんも何度かやらせて頂いてますが、また一緒に演技させていただける事、とても楽しみにしています。生と死は誰もが必ず向き合わなくてはいけないテーマだと思いますが、僕は生も、死も、様々な作品を通してどちらも大事なモノだと考えています。死は避けるべきモノではなく、認めていくモノ。このような38歳の僕の考えが、この作品を通してどんな変化が、生まれてくるのか。とても楽しみにしています。原作者 沖田×華 コメント「お別れホスピタル」のドラマ化が決まった時、嬉しさと同時に終末期(ターミナル)という難しいテーマを映像化することに驚きを隠せませんでした。高齢者の7割以上が認知症を含む様々な病気を持つ現在、一人死を待つだけの患者達が最後に関わることの出来る身近な人間――それは療養病棟の看護師ではないかと思うのです。果たして孤独の死で終わるのか? 慌ただしくも静かな終末期の日常を、ドラマを通して何か感じて頂けたら幸いです。土曜ドラマ「お別れホスピタル」は2024年2月3日(土)22時~NHK総合にて放送(全4話)。(シネマカフェ編集部)
2023年10月24日萩本企画主催、『川本成のフォークとトーク』が2023年11月17日 (金)にLive Garage 秋田犬(東京都千代田区岩本町3-7-11神田KSビル B1F)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 Twitter 川本成が2014年から不定期で開催しているライブ「川本成のフォークトトーク」。ギター片手に弾いたり歌ったり喋ったり喋ったり、喋ったりするライブです。プロフィール萩本欽一主宰欽ちゃん劇団1期生として在籍。1994年“あさりど”としてコンビを組み、CX「笑っていいとも!」9代目いいとも青年隊で注目を集め、その後もテレビ・ラジオ・声優・舞台など幅広い分野で活躍の場を広げている。2007年より演劇ユニット「時速246億」を主宰し、様々な作品を精力的にプロデュースする他、近年では脚本家・演出家としても数々の舞台を手掛け、代表作には劇団EXILE「勇者のために鐘は鳴る」、舞台「よんでますよ、アザゼルさん。」などがある。公演概要『川本成のフォークとトーク』公演日:2023年11月17日 (金)会場:Live Garage 秋田犬(東京都千代田区岩本町3-7-11神田KSビル B1F)■出演者川本成■公演スケジュール2023年11月17日 (金)14:00公演2023年11月17日 (金)19:00公演※開場は、開演の30分前です。■チケット料金全席自由:3,500円(税込)※1ドリンク代別途500円必要 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月20日土田英生(MONO)が書いた戯曲を和田雅成主演で送る『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』。これまで繰り返し上演されてきた本作を、作者の土田が脚本をブラッシュアップし、演出も手がけて上演する。開幕初日の9月23日(土祝)には、囲み取材とプレスコールが行われ、出演者たちから稽古の手応えなどが語られた。1997年に京都で初演された本作は、普遍的なテーマ性が高く評価された名作。物語は、埋立地に位置する、テーマパークの最寄駅「日本村四番」が舞台。駅員と売店の女、その友達、電車に乗り遅れた会社員らが集まっていた。彼らは他愛もないやり取りを行いながら、穏やかな時間を過ごしていた。ただ、いつもと違うのは、一向に電車が来ないこと。他に人の気配がないことだった。そして空には奇妙な現象が起きていた…。この日のプレスコールでは、「日本村四番」に残された人々と駅員の高島啓治(和田)に、同じく駅員のローレンコ三郎(小沢道成)が「人がいた」と告げるシーンが公開された。公開されたシーンはわずか20分ほどだったが、何事にものんびりな高島、どこか的外れなローレンコ、弟を心配する下河辺友紀(高月彩良)、極度に人を怖がる挙動不審な佐々木芳美(久保田磨希)など、それぞれのキャラクターの個性がしっかりと感じられた。他愛もないやり取りの中に、クスッと笑える会話も盛り込まれ、テンポよく物語が進んでいく。どこにでもありそうな日常を描いていながらも、漂う不穏な空気。果たして、彼らには何が起こっているのか。その行方に惹きつけられた。囲み取材で和田は「無事にみんなで初日を迎えられます。千穐楽まで誰1人欠けることなく走り切ることを目標に頑張りたいと思います」と挨拶。今回は、高島というのんびり屋の駅員を演じる和田だが、「今でも覚えていますが、9月18日の通し稽古を終えた後に、土田さんが僕に『今日は紛れもなく高島だった』という言葉をくれたので、それで自信がつきました。こういう方向でブラッシュアップしていけば、舞台上でしっかりと高島として生きていけるんだなと思うので、毎日毎日、ブラッシュアップして高島を生きていければいいなと思います」と役作りについての思いも明かした。一方、高月は「今日、ようやく大好きな作品を皆さまにお届けできるという喜びがあります。土田さんが作ってくださった暖かい空気の舞台を大切に演じていけたらと思います。楽しみです」と思いを寄せた。そして、高月は会話劇に出演するのが初めてだと言い、「一から学ぶことばかりで、日常的な会話が繰り返されているけれども、それを舞台上でどう見せればいいのかなどをたくさん土田さんにご指導いただき、頑張ってきました」と力を込めた。佐々木芳美を演じる久保田は、「長く舞台をやらせていただいているのですが、罵声を浴びせない、心を折られない、追い込まれないという、穏やかな稽古場は初めてでした(笑)。それがなくても本番が迎えられるんだなと、衝撃が走る思いで初日を迎えています。稽古場の穏やかな空気がそのまま舞台に乗られることを奇跡のような思いでいます」と稽古場を振り返る。続けて、「芳美は、チラシにも人見知りな女性と書いてありますが、私自身は人見知らずでお馴染みなので、日々どう演じればいいのか考えておりました。そうしたら、ステージに立つのが怖くなってしまって、上がってしまっているんです。今日のゲネプロも本番も、毎回、すごく怖いと思います。本当に不安ですが、その気持ちを役に乗せて演じられたらいいなと思っています」と役作りについても話した。また、今回の上演にあたり、脚本を2023年版として大幅にブラッシュアップしたという土田。改めて、土田は「この作品は、25年くらい前の作品です。現代に向けて、今に合うようにと意識して書きました。それから、キャストの皆さんを想定して書き直したところもあるので、フィクションの世界の空気と俳優さんが舞台上で醸し出す空気がうまく調和しているのではないかと思います」と説明すると、「お客さんにもこの空気を一緒に体験していただきたいと心の底から思っています」と呼びかけた。最後に和田は「どんなお客さまにも寄り添って、その日を頑張ることができる力になる作品だと思うので、土田さんの世界観をしっかりお届けできたらと思っています」と意気込み、取材を締めくくった。アフタートークショー、カーテンコール撮影会開催決定!!下記日程で、開催いたします!お楽しみに!!【アフタートークショー】◆9月27日(水)14:00公演後登壇者:土田英生、佐藤永典、尾方宣久、久保田磨希◆9月27日(水)18:30公演後登壇者:和田雅成、高月彩良、小沢道成、奥村佳恵◆9月28日(木)18:30公演後登壇者:土田英生、和田雅成MC:前島花音アナウンサー(ニッポン放送)◆10月4日(水)18:30公演後登壇者:和田雅成、高月彩良、小沢道成、奥村佳恵、佐藤永典◆大阪公演10月14日(土)12:00公演後登壇者:土田英生、キャスト全員!!※終演後準備でき次第、15分程度の予定です【カーテンコール撮影会】★9月29日(金)14:00公演後★10月3日(火)14:00公演後★10月5日(木)18:30公演後★大阪公演10月14日(土)16:00公演後※カーテンコールの一部を撮影いただけます。詳細は当日ご案内いたします。【STORY】のどかな春の日の午後、燕が巣を作る季節。埋立地に位置する、テーマパークの最寄り駅「日本村四番」でのこと。駅員と売店の女、その友達、電車に乗り遅れた会社員らが集っていた。彼らのたわいもないやりとりは、ごく日常の一コマのようでおだやかな時間が流れている。ただ、いつもと違うのは電車が一向に来ないこと。他に人の気配がないこと。そして空には奇妙な現象がおきていた……。【公演概要】タイトル:『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』作・演出:土田英生(MONO)出演:和田雅成高月彩良小沢道成奥村佳恵佐藤永典尾方宣久(MONO)久保田磨希<東京公演>2023年9月23日(土)〜10月8日(日) 会場:紀伊國屋ホールチケット料金:全席指定¥9,000(税込)※未就学児入場不可学生チケット3,800円(税込)※枚数限定、一般発売のみ、当日引換券、要学生証提示チケット好評発売中!主催:ニッポン放送問い合わせ:Zen-A 03-3538-2300(平日11:00-19:00)<大阪公演>2023年10月14日(土) 会場:松下IMPホールチケット料金:全席指定¥9,500(税込)※未就学児入場不可チケット好評発売中!主催:サンライズプロモーション大阪問い合わせ:キョードーインフォメーション0570-200-888(月〜土11:00-18:00)公式サイト: 公式Twitter:@tsubamenoirueki #燕のいる駅公式Instagram:@tsubamenoirueki2023企画・製作:ニッポン放送文:嶋田真己/撮影:宮川舞子©ニッポン放送 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月25日舞台『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』上演を記念して、主演を務める和田雅成が自身初となる単独でのオールナイトニッポン冠番組でラジオパーソナリティに挑戦いたします!土田英生(MONO)が書いた戯曲『燕のいる駅』は、1997年に京都にて初演。普遍的なテーマ性が高く評価され、その後様々な劇団・プロデュースにより繰り返し上演され、2005年には宮田慶子演出、相葉雅紀主演で再演。2012年には土田英生自らが演出し、新たな改変を加えて決定版として上演された名作です。今回、作者の土田が大幅に脚本をブラッシュアップし、さらに演出も手がけ、主役の「日本村四番」駅の駅員・高島啓治役に、和田雅成、駅に集う人々に、高月彩良、小沢道成、奥村佳恵、佐藤永典、尾方宣久、久保田磨希と個性あふれる実力派を揃え、2023年の「今」ならではの『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』に挑みます。★和田雅成、単独でオールナイトニッポン初の冠番組!「和田雅成のオールナイトニッポン X(クロス)」では、『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』への意気込み、主演で座長として、どのような作品づくりに取り組むのか?また共演者のエピソードなどをたっぷりお話し致します!放送日時:2023年9月7日(木)24時00分~24時58分生放送でお届け!!バーティカルシアターアプリ「smash.」ではスタジオの様子を映像で同時配信!★和田雅成からコメント到着!「和田雅成のオールナイトニッポン X(クロス)」番組名に自分の名前が入っている。とても光栄な事です。それと同時にプレッシャーもありますが。ラジオを聴いている時間が好きなので、皆様にとっても自分のラジオがそういう時間になって頂けるように努めます。舞台の方はまだ稽古が始まっていませんが、キャスト、スタッフの皆様とここに何かを残そうと全力で作品作りに挑んでいくので、楽しみに待っていてください。【STORY】のどかな春の日の午後、燕が巣を作る季節。埋立地に位置する、テーマパークの最寄り駅「日本村四番」でのこと。駅員と売店の女、その友達、電車に乗り遅れた会社員らが集っていた。彼らのたわいもないやりとりは、ごく日常の一コマのようでおだやかな時間が流れている。ただ、いつもと違うのは電車が一向に来ないこと。他に人の気配がないこと。そして空には奇妙な現象がおきていた……。【公演概要】タイトル:『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』作・演出:土田英生(MONO)出演:和田雅成高月彩良小沢道成奥村佳恵佐藤永典尾方宣久(MONO)久保田磨希<東京公演>2023年9月23日(土)〜10月8日(日)会場:紀伊國屋ホールチケット料金:全席指定¥9,000(税込)※未就学児入場不可学生チケット3,800円(税込)※枚数限定、一般発売のみ、当日引換券、要学生証提示チケット好評発売中!主催:ニッポン放送問い合わせ:Zen-A 03-3538-2300(平日11:00-19:00)<大阪公演>2023年10月14日(土)会場:松下IMPホールチケット料金:全席指定¥9,500(税込)※未就学児入場不可一般発売:2023年9月10日(日)AM10:00主催:サンライズプロモーション大阪問い合わせ:キョードーインフォメーション0570-200-888(月〜土11:00-18:00)公式サイト: 公式Twitter:@tsubamenoirueki #燕のいる駅公式Instagram:@tsubamenoirueki2023企画・製作:ニッポン放送【ラジオ番組情報】番組名:「和田雅成のオールナイトニッポン X(クロス)」放送日時:2023年9月7日(木)24時00分~24時58分 生放送FM93.0AM1242ニッポン放送※バーティカルシアターアプリ「smash.」との同時生配信smash.ダウンロードはこちら⇒sharesmash.page.link/6xCT番組メールアドレス wada@allnightnippon.com 番組X@Ann_Xross#和田雅成ANNX 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月23日岸井ゆきのが、ろうのボクサーを熱演し、数々の映画賞で受賞・ノミネートされた話題作『ケイコ 目を澄ませて』のBlu-ray&DVDが10月4日(水)よりリリースされることが決定した。16mmフィルムから溢れ出す、街を漂う匂い、降り注ぐ光の粒、ケイコの心が軋む音。観る者の心をつかんで離さない、感覚を研ぎ澄ます映画体験をもたらす本作は、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督が『愛がなんだ』などの岸井さんを主演に迎え、ろうの女性ボクサーの実話を基に描いた人間ドラマ。主人公・ケイコを演じた岸井さんは、撮影前から厳しいトレーニングを重ねて撮影に挑み、新境地を開拓。ケイコの実直さを誰よりも認め見守るジムの会長に、日本映画界をけん引する三浦友和。そのほか、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、中島ひろ子、仙道敦子など実力派キャストが脇を固める。第77回毎日映画コンクールでは、日本映画大賞・女優主演賞・監督賞・撮影賞・録音賞と最多5部門、日本アカデミー賞では最優秀主演女優賞、第32回日本映画批評家大賞では三宅監督が監督賞を受賞するなど、2022年度の映画賞を席巻。2023年2月に開催されたベルリン国際映画祭でプレミア上映され、「すべての瞬間が心に響く」「間違いなく一見の価値あり」と熱い賛辞が次々に贈られ、その後も数多くの国際映画祭で上映が続いた。Blu-ray&DVDには、撮影現場に密着したメイキング映像が収録。腹筋や縄跳び、松浦慎一郎とのリズミカルなミット打ちなど、トレーニングから試合の撮影風景まで、主演・岸井さんがボクシングと向き合った日々がたっぷりと収録されている。キャストの思いが溢れる涙のクランクアップシーンは必見。ほかにも、完成披露試写会舞台挨拶や釜山国際映画祭でのトークショーなどのイベント映像集も収録予定となっている。『ケイコ 目を澄ませて』は10月4日(水)よりBlu-ray&DVDリリース。■Blu-ray 6,050円(税込)■DVD4,950円(税込)発売元・販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング(シネマカフェ編集部)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2023年08月06日舞台『刀剣乱舞』シリーズや『おそ松さん on STAGE』シリーズをはじめ、ドラマや映画でも躍進著しい俳優・和田雅成が、舞台『燕のいる駅-ツバメノイルエキ-』で主演を務めることになった。土田英生(MONO)の作・演出による同名舞台の再演。「心地良い会話のテンポとやり取り、ここにしか無い世界観に夢中になりました。現時点でまだ自分が理解出来ていない所が多々あると思うので、ゆっくりと確実に、この世界に浸かっていきたいと思います」と意気込みを語っている。1997年に初演され、2005年には宮田慶子演出、相葉雅紀主演にて、2012年には土田自らの演出で決定版が上演された『燕のいる駅』。劇中では、埋立地に位置するテーマパークの最寄り駅“日本村四番”を舞台にした会話劇が展開。2023年版では、土田が脚本を大幅にブラッシュアップし、自身の演出で上演する。駅を舞台に、たわいもない会話が繰り広げられる一方で、来るはずの電車が一向に来なかったり、空には奇妙な形の雲が浮かんだりと、次第にストーリーは不穏な空気に包まれていく。「確かに会話はリアルなんですけど、じゃあ、突然現れる“雲”って本当に存在するのかなって。そういうリアルと非リアルを掛け合わせた作品だなという印象で、それってすごく演劇として成立しているなって。会話の中にいろんなヒントが散りばめられているし、お客様に余白を残す部分がたくさんあるのも魅力的」(和田)。和田が演じるのは、駅員・高島啓治。「何を考えているか、分からない部分が多い人物なんですよ。もしかしたら、すべてを見抜いているんじゃないかとも思いますし、そのあたりは稽古に入って、土田さんとお話してみないと。(再演なので)どれくらい高島という人物を、自分の色に寄せていいのかも含めて、皆さんと作っていきたい。だから、今から稽古がすごく楽しみですね」と期待を寄せる。『風都探偵 The STAGE』を皮切りに、今年は『ダブル』や8月開幕のミュージカル『ヴィンチェンツォ』と主演舞台が相次いで上演されているが、本人は「本当にたまたまで。自分と役柄が合っていて、それが主演だっただけで、普段から『主演をやりたい!』という気持ちはまったくないですね」と冷静な姿勢。もちろん「求められているというのは、本当にありがたいこと」と充実した日々に、喜びをかみしめ「今は自分の思いを、役に乗せて、訴えかけることがすごく大切だと思っていて。演劇は小さな種かもしれませんが、お客様に何かいい影響を与えられればいいですね」とさらなる飛躍を誓った。
2023年08月03日Netflixの大ヒットドラマ「ヴィンチェンツォ」を舞台化、今年8月から開幕となるミュージカル「ヴィンチェンツォ」から、主演の和田雅成とスタジオドラゴンの対談インタビュー映像が一部公開。来場者特典となる「オリジナルフォトカード」全9種類のデザインも公開された。「愛の不時着」をはじめ数々の話題作を手掛けるスタジオドラゴンとタッグを組み、大ヒットドラマ「ヴィンチェンツォ」を世界初の舞台化。イタリアマフィアのコンシリエーレ(相談役)が、ばく大な富と利権を握る巨大組織に挑む復讐劇を日本のミュージカルで描く。イタリアマフィアのコンシリエーレを務める弁護士でクールなアンチヒーロー、ヴィンチェンツォ・カサノを演じるのは和田雅成。ヴィンチェンツォと共に大胆不敵な復讐に挑む弁護士、ホン・チャヨンは富田鈴花(日向坂46)、ヴィンチェンツォ、チャヨンらと相対する凄腕の悪徳弁護士チェ・ミョンヒを佐藤仁美。さらに本作に欠かせないチャヨンと同じ法律事務所の後輩弁護士、チャン・ジュヌを上田堪大が、バベルグループの会長チャン・ハンソ役を竹内將人が演じるほか、「クムガプラザ」に住む個性豊かで奇妙な隣人も実力派俳優陣が一同に集結、原作のキャラクターを忠実に演じる。来場者特典「オリジナルフォトカード」マフィアとしての「正義」を貫き、巨大な「悪」に対峙するアンチヒーローと、奇妙な仲間たちが繰り広げる壮大な復讐劇。世界中を魅了したシリアスとユーモアが交錯する独特の世界観と大迫力のアクションが融合した新たな作品となる。この度解禁となった映像では、舞台稽古に先立ち、原作ドラマの雰囲気や韓国の街並みを体感するべく韓国を訪れた和田さんが、原作ドラマの制作会社スタジオドラゴンにて、コンテンツ事業・運営統括兼 コンテンツ運営局局長のユ・ボンヨル氏と対談。和田さんは、韓国のキャスト陣がプライべートでも仲が良いことに触れ、「どれだけ稽古場で僕たちの関係性を作って舞台にのせられるかが魅力に関わってくる」とコメント。ユ氏は「キャラクターが強いのでそれを舞台で表現したときに観客がどう受け取りどう感じるか、役者と観客の共感で舞台がどのように作られるかが大事になってくる。(舞台で)要約された部分が総合エンターテイメント的に表現されるのかが気になる」など、ミュージカル「ヴィンチェンツォ」の魅力や、原作で20話にもなる長編ドラマを舞台で約3時間ほどという長さでどう魅せるかについてなど、語り合う2人の真剣トークを垣間見ることができる。また、兵庫、東京、大阪公演の会場にて配布される来場者特典は、ミュージカル「ヴィンチェンツォ」オリジナルフォトカード。ヴィンチェンツォ役の和田さんの初出しキャラクタービジュアルも含めた3ver.に加え、ホン・チャヨン役の富田鈴花(日向坂46)、チェ・ミョンヒ役の佐藤仁美など、それぞれのキャラクターカットが使用されたものとなっている(※なくなり次第終了)。ミュージカル「ヴィンチェンツォ」は8月、神戸・東京・大阪にて開幕。(シネマカフェ編集部)
2023年07月08日この秋放送予定のよしながふみ原作ドラマ「大奥」Season2に、福士蒼汰、岸井ゆきの、志田彩良が出演することが分かった。男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こした漫画「大奥」。3代将軍家光から8代将軍吉宗までの物語がドラマ化され、1月期に放送。そして秋、吉宗の遺志を継ぎ若き医師たちが、赤面疱瘡撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を放送する。今回発表された3名は、【幕末編】の登場人物。福士蒼汰が演じるのは、家定の正室・天璋院/胤篤。聡明さや物腰の柔らかさを持つ天璋院は、徳川の世を途切らせまいと奮闘する家定の心情を理解し、いつしか両想いとなり結ばれる。そして家定亡き後は、家茂の後見人として支える。天璋院/胤篤冬ドラマでは、万里小路有功役で出演していた福士さん。今回の出演に「再び参加できることを大変嬉しく思っております」と喜び、「今回の役どころは、非常に繊細で難しいものだと思っています。薩摩の人間でありながら、家定・徳川のために無垢に考え行動する。聡明さと人情を併せ持つ彼を、深く演じていきたいです。家定との心の機微を丁寧に演じ、瀧山と二人三脚で支えていけるよう努めてまいります。"お万の方の再来"とも言われた彼の人生をいかに歩めるか、今からとても楽しみです」とコメントしている。また、公武合体政策のため男装して家茂に嫁いでくる帝の妹宮・和宮を演じる岸井ゆきのは、「母親に愛されたい、独り占めするために江戸にやってきた和宮の気丈夫な言動は強さの反面、時に可愛くてさみしげです。健気でいたいけな家茂に出会い、心を締め付けていたものが解かれ、本来の純朴な心を家茂にあずけていく姿をとても愛らしく思いました」とキャラクターの印象を語る。和宮甘いものが好きな14代将軍・家茂役の志田彩良は「役柄を聞き、何かの間違いなのでは?と思うほど驚きました」と出演決定時をふり返り、「着させて頂くお着物と役を全うする責任、この2つの重さをしっかりと身に纏い、時代の空気を感じながら誠心誠意努めて参りたいと思っております」と意気込んでいる。徳川家茂「大奥」Season2は2023年秋、NHKにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2023年06月19日俳優の和田雅成が17日、都内で行われたミュージカル『ヴィンチェンツォ』の記者会見に、富田鈴花(日向坂46)、佐藤仁美とともに出席した。スタジオドラゴンが手掛ける大ヒットドラマ『ヴィンチェンツォ』が、世界初となるミュージカルとして日本に上陸することが決定。シリアスとユーモアが入り混じるストーリーと大迫力アクションが融合した復讐劇が日本の舞台で蘇る。イタリアマフィアのコンシリエーレ(相談役)である主人公の弁護士ヴィンチェンツォ・カサノ役を和田雅成、ヴィンチェンツォと共に大胆不敵な復讐に挑む弁護士ホン・チャヨン役を富田鈴花(日向坂46)、ヴィンチェンツォ、チャヨンと対立するウサン法律事務所の主力弁護士であるミョンヒ役を佐藤仁美が務める。主演の和田は「舞台で見れる、その世界が繰り広げられることがうれしいですし、まさか自分がヴィンチェンツォを演じられると思っていなかったので光栄です」と心境を告白。「本当に多くの方に愛されている作品ですので、この作品を僕たちも愛して、期待を裏切らないように作品作りに挑んでいきたいと思います」と意気込みを語った。同舞台は、8月11日~13日に兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobe、8月18日~21日に東京・日本青年館ホール、8月25日~27日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。会見には、韓国より来日したスタジオドラゴンのユ・ボンヨル統括部長も登壇した。
2023年05月17日スタジオドラゴンが手掛ける大ヒットドラマ『ヴィンチェンツォ』が、世界初となるミュージカルとして日本に上陸することが17日、発表された。和田雅成、富田鈴花(日向坂46)、佐藤仁美が出演する。この舞台化は、エイベックス・ピクチャーズと、本作や『愛の不時着』等を手掛けるスタジオドラゴンの連動企画第1弾。シリアスとユーモアが入り混じるストーリーと大迫力アクションが融合した復讐劇が日本の舞台で蘇る。イタリアマフィアのコンシリエーレ(相談役)である弁護士ヴィンチェンツォ・カサノ役を和田雅成、ヴィンチェンツォと共に大胆不敵な復讐に挑む弁護士ホン・チャヨン役を富田鈴花(日向坂46)、ヴィンチェンツォ、チャヨンと対立するウサン法律事務所の主力弁護士であるミョンヒ役を佐藤仁美が務める。同舞台は、8月11日~13日に兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeにて、8月18日~21日に東京・日本青年館ホールにて、8月25日~27日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。○■和田雅成発表出来るこの日を楽しみに待っていました。自分自身がこの作品にとても魅了されたので、この役を生きられる事を幸せに思いますし、とても光栄です。現時点では、知らない部分、足りない部分がたくさんあるので本番に向けてカンパニーの皆様と妥協する事なく挑んでいきます。そして、この作品を愛していた方にはさらに深く、初めてこの作品を知った方にも愛して頂けるよう尽くします○■富田鈴花この度ホン・チャヨン役を演じさせていただくことになりました、日向坂46の富田鈴花です。私自身、ミュージカルは初挑戦でずっと夢だと口にしていた目標だったので素敵な機会をいただけてとても嬉しく思います。ダークな緊張感のあるシーンや声にして笑ってしまうシーンだったり、ホン・チャヨンという陽気だけど繊細な女性を、舞台でどう演じることになるのかとてもワクワクしています。吸収できることはたっぷり飲み込んで、素敵な作品を皆さまにお届けしたいです!○■佐藤仁美このドラマを見終えた1週間後くらいにオファーを頂いて、ほんとにびっくりしました!!絶対あの役だ!あの役でしょ?!?!と思って(笑) 原作を演じるのは、役者としては、とても緊張します。。が!!!! 作品のイメージを壊さないように楽しく演じていけたらと思ってます!!
2023年05月17日岸井ゆきの主演映画『ケイコ 目を澄ませて』が、5月19日(金)よりPrime Videoにてプライム会員向けに見放題独占配信をスタートさせることが分かった。昨年12月に公開がスタートした本作は、聴覚障がいと向き合いながら、実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て新たに生み出した物語。ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと目を澄ませて闘うケイコの姿を、秀でた才能を持つ主人公としてではなく、不安や迷い、喜びや情熱など様々な感情の間で揺れ動きながらも一歩ずつ確実に歩みを進める等身大の一人の女性として描き、彼女の心のざわめきを16mmフィルムで捉えた。厳しいトレーニングを重ねて撮影に臨み、新境地を切り開いた主人公・ケイコ役の岸井さんは、本作で「第46回日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞。本作は、ほかにも様々な賞に輝いている。また海外では、「第72回ベルリン国際映画祭」ほか28の映画祭に出品。「Filmarks」では5点中4点以上の高評価が続き、映画レビューサイト「coco」でもTwitter上の映画ファンの注目作品ランキング第1位を獲得、同日公開の大作を抑える結果となった。『ケイコ 目を澄ませて』は公開中。5月19日(金)0時~Prime Videoにて配信。(cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2023年04月26日楽しい時間ほど、あっという間に過ぎてしまうものです。終わってしまうのがさびしくて、なんとかこの楽しい時間を1秒でも長く引き延ばそうと、何かいい方法はないかと考えてしまう人は多いことでしょう。それは、動物も同じなのかもしれません。散歩を続けたい秋田犬全身を使って帰宅を拒否!秋田犬の雷くんは、お散歩の時間が大好き。ずっとお散歩をしていたいのか、飼い主(@alcoholicsakura)さんの前で、帰宅を拒否する行動をとるというのです!帰りたくない秋田犬 pic.twitter.com/cQ96xm8wqg — ジャーキー屋Mummy(マミー) (@alcoholicsakura) April 10, 2023 大型犬に分類される、秋田犬。2023年で7歳の雷くんは成犬で、抱っこしたまま自宅まで移動するのは、容易なサイズではありません。そんな雷くんに、地べたに寝そべられては、移動させるのも一苦労!飼い主さんの苦労を知ってか知らずか、全身で帰宅を拒否する雷くんからは、「散歩を続けたいんです!」という強い意志を感じます…。しかし、飼い主さんにも予定があり、散歩が大好きな雷くんに付き合い続けていたら、日が変わってしまうかもしれません。散歩を続けたい犬と、帰りたい飼い主…その攻防戦は今後も続いていくのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年04月11日タッグを組むのは2度目だが、互いに近しさを感じているという。その成河と藤田俊太郎が挑むのは『ラビット・ホール』。2007年にピュリツァー賞を受賞し映画化もされた作品で、息子を亡くした夫婦が再生していく姿を、日常の会話を通して描いていく。その繊細さをどう届けるか。演劇を身近なものにするべく格闘する様子は、実に楽しそうである。初対面での会話は気づいたら7時間──成河さんと藤田さんは、ミュージカル『Violet』(20年)に続いて2度目のタッグになります。前回ご一緒されたときの感想からお話いただけますか。成河『Violet』は予定されていた上演がコロナで中止になり、その半年くらい後の少し落ち着いた頃に、3日間だけという形で上演したものでした。中断したその半年の間に、オンラインで読み合わせをしたり話し合ったり、手探りでずっとコミュニケーションを取り続けながら上演にこぎつけたんですけど。そんな特別な状況が藤田くんとの最初の出会いだったので、とても思い出深いですね。そういう中で、藤田くんはとにかく、そこにいる人たち全員の主体性を重んじるというか、どうすればみんなで作るということができるかということを真剣に考えている人で。僕にとってはとても貴重な同志で、次はいつ一緒にできるかなと思っていたんです。藤田僕にとっても成河さんとの仕事はやはり特別です。僕が演出家として活動を始めたのは30代からですが、同い歳である成河さんのことはずっと憧れの目で見ていて、いつか一緒にお仕事をしたいと思っていました。『Violet』では、成河さんがおっしゃったように、上演が一度止まり、どのように再開していくか、どのように未来に向かっていくかということを、問い続けながら一緒にものを創ることができました。現場での再会を熱望していましたが、今回、ストレートプレイの会話劇でご一緒できることになり、とてもうれしく思っています。成河藤田くんとは初対面のときに、ファミレスで明け方まで7時間くらいしゃべったんですよね。そのときにすでに、近しい考え方を持っているなと、同志のような気持ちになっていたんです。演劇に対する距離みたいなものが同じというか。藤田くんも、美大を出たとか、バンドをやっているとか、演劇の畑だけで純粋培養されたのではなく、いろんな角度から演劇にたどり着いていて、演劇だけが特別ではないんじゃないかと思っているところがある。だから藤田くんとの会話はストレスがなくて、気づいたら7時間経っていたんですね(笑)。藤田僕もあのときの楽しく熱い思いが今も続いていますし、もっといろいろなお話をしたいと思っています。ただ、近しい気持ちと同時に、やはり先ほど言った憧れの気持ちが僕には強くあるんです。僕は俳優をしていた時期もあって、成河さんが立つ舞台を観て、僕らと同世代の俳優が舞台に新風を吹かせ、新しい時代を創っていることに、深く感動しました。例えば、『エンジェルス・イン・アメリカ』(04・07年)や、『春琴』(08・09・10・13年)といった作品は、本当に衝撃を受けました。また、成河さんは、演劇は特別なものではなく生活の中にあるんだと、もっとシンプルに劇場に観に来てほしいと、お客様を大事にするもの作りをずっと続けている。その姿勢に対しても、僕は憧れ続けています。だから、一緒にもの作りをするのは、楽しくもあり、緊張感もあるんです。日常会話により近づけた翻訳劇に──今回の『ラビット・ホール』では、どんなもの作りが始まっているのでしょうか。成河これは観てくださる皆さんも楽しみにしていてほしいんですけど、おそらく今回は、「私たちが日常の中でしている会話だよね」という翻訳劇、会話劇に近づけるんじゃないかと思うんです。それこそ演劇は特別じゃないっていうものができるんじゃないかなと。というのは、まず、宮澤エマさん、土井ケイトさん、シルビア・グラブさんと、今回の座組の女性俳優3人が全員、英語のネイティブスピーカーなんです。だから、もとの英語のニュアンスをちゃんと理解した上で、今の日本語の日常会話に置き換えられる。そしてそれを、今回の翻訳を手掛ける小田島創志くんも、「勉強になります。そうしましょう」と言って受け入れる。そんな翻訳家さんいますかって驚くくらいですけど(笑)、おかげで、翻訳についての話し合いが熱くて楽しくて。『ラビット・ホール』チラシ藤田読み合わせしながら、翻訳のことをみんなで話しているんですが、とても充実しています。中でも、成河さんが僕に「基本的に自分のセリフは俳優が自分でテキレジ(※「テキストレジ」の略。上演に合わせて脚本の訂正や手直しをすること)をしても良いのではないか」とおっしゃったのが印象的でした。俳優自身が考え、それを受けた翻訳家が全体を見ながら修正する。そこに演出家も加わって、どういうビジュアルや関係性を作っていこうとしているかを翻訳に反映していく。プランナー・スタッフの方もフラットに意見が出し合える空気ができていて、時間がいくらあっても足りないくらいです。カンパニーみんなでディスカッションすることですごく豊かな作品になると思いました。この喜びは確実にお客様に伝わると思っています。成河セリフを自分の言葉でテキレジするのは、あくまで、近現代の会話劇として、リアリズム演劇として書かれたものに関しては、そうしたほうがいいと思う、ということなんです。そして、稽古前のテキレジで自分の言葉をいくつか準備しておいて、それと役としての言葉を溶け合わせていく作業を、稽古場でしていく。これは『タージマハルの衛兵』(19年)でも一緒だった創志くんと発明した方法なんですけど(笑)、今回もまたそうやって、本番まで悩みたいと思っています。言葉の向こう側にあるものをどう届けるのか──藤田さんは、この『ラビット・ホール』の演出を熱望されていたと伺っています。どこに魅力を感じられていますか。藤田映画版もあり、数多くの傑作上演を続けているだけあって、物語が繊細で素晴らしいです。家族を失った夫婦がどのように再生していくかというストーリーで、悲しい出来事があった後の日常が淡々と描かれます。夫婦を取り巻く人々が、日々の会話の中で、自分たちのこの先の人生を見つけていく。『ラビット・ホール』というタイトルが示している通り、今自分たちが落ちてしまった穴とは別の、あり得たかもしれない穴を探していくわけです。その意味では、日常こそ劇的であるとも言えるかもしれませんが、会話の一つひとつが重層的、多層的に解釈できて、悲劇的でもあり喜劇的でもあることが魅力だと思います。しかも、答えを出していないんですね。登場人物の思いだけを伝えている。そこに深みを感じ、その深みの向こう側に到達したいなと思い続けてきました。だから、言葉を突き詰めるほど、役を掘るほど、自分たちの個やこの座組の解釈を追求するほど、それが普遍化され社会化され、お客様自身の人生の物語になる。この登場人物たちは観る方の人生のどの瞬間にもいる人間であるというふうに思っています。俳優の皆さんには生々しく舞台上を生きていただきたいと思っています。──その中で成河さんは、息子を亡くした夫婦の夫・ハウイーを演じられます。成河稽古前(取材時)の今の段階で大切にしたいのは、本に書かれている情報をきちんと整理しておくことなので、役についての意見はまだありません。ハウイーは2000年代初頭の証券会社に勤務しているバイヤーであり、とてもちゃんとした人であり、ちゃんとしているがゆえにいろんなものを抱えてしまったり、人との関係で不器用なところがあったりする。その大前提の上に何が乗っかっていくのかは、共演者の方々とシーンを作っていく中で出来上がっていけばいいなと思っています。ただ、僕は比較的、様式性の高い演劇をやることが多く、特にここ1年くらいはミュージカルや、ダンスや歌舞伎などの形式を使ったものをやっていて、こんなに純粋な会話劇をやるのは久しぶりなので怯えていたんです(笑)。でも、せっかくやるんだったら、心がぐしゃぐしゃになるところに勇気を持って踏み出そうかなと思っています。自分の感情記憶を使うという、近現代のリアリズム演劇に有効だと言われているメソッドに則って、一度自分の中にグワッと入っていこうかなと。その作業は苦しいものですけど、今はとても楽しみです。藤田キャストお一人おひとりが、演劇人生の中でご自分のメソッドをきちんと作ってきた方々ばかりだと思っています。僕自身、キャストの皆さんとじっくり向き合い、この作品の繊細さを大事に、言葉の向こう側にあるものをどう抽出し、届けるのかということに挑戦していきたいと思います。PARCO劇場の舞台が“ラビット・ホール”に「びっくりすると思います」──答えを出していない戯曲だということですが、このカンパニーとして目指すのは、どういうものになりそうでしょう。藤田答えは出さないけれども、お客様に対して楽しく劇場を出られる「問いかけ」はきちんとできたらと思っています。上演の約2時間、作品の様々な魅力、「再生」というテーマを通して、演劇にしかできない演劇賛歌を届け、お客様に幸せな問いかけができたらなと。成河普遍化されることで、これは自分だけの悲しみじゃないんだと癒えていくんですよね。それって芸術全般が持っている力ですけど、舞台芸術は、決められた時間、場所で、かなりの人数と一緒に半強制的にそれを体験することになりますから、自分はハマらなくても(笑)、すごくハマっている隣の人を見るだけでも効果はあって。個人ではなくコミュニティとして経験するというのが、これだけ長く演劇がなくならない理由じゃないかと思います。言ってみれば、劇場は大切な避難場所。どうぞ劇場に逃げてきてください、というふうに思います。藤田ビジュアル的にも、オープニングとラストはPARCO劇場の舞台上を“ラビット・ホール”にすることを考えていますので、楽しみにしていただきたいです。成河すごい演出になってますからね。びっくりすると思いますよ。取材・文:大内弓子撮影:石阪大輔ヘアメイク:河村陽子<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ラビット・ホール』4月9日(日)〜25日(火) 東京・PARCO劇場※秋田・福岡・大阪公演ありチケット情報
2023年03月22日俳優の岸井ゆきのが、『ケイコ 目を澄ませて』で第46回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞。前哨戦の賞レースを席巻してきた岸井さんの受賞となったが、発表された瞬間、信じられないといった表情で岸井さんは顔を両手で抑え、涙のスピーチを行った。優秀主演女優賞には、のん(『さかなのこ』)、倍賞千恵子(『PLAN 75』)、広瀬すず(『流浪の月』)、吉岡里帆(『ハケンアニメ!』)と、米手欄からフレッシュな俳優まで、様々な受賞者が揃っていた。写真提供: 東京写真記者協会『ケイコ 目を澄ませて』では、聴覚障害のある実在のプロボクサーの生き方に着想を得た三宅監督の先品で、主人公のケイコを演じた岸井さん。ケイコが再びリングに上がるまでの心の動きや葛藤を声ではなく手話や瞳、肉体で表現し、観客の目をくぎ付けにした。今なお(プライベートで)取り組んでいるというボクシングシーンも圧巻で、真っすぐなヒロインを体当たりで演じ、受賞となった。最優秀主演女優賞で名前を呼ばれた瞬間、自身の顔を驚きのあまり両手で覆った岸井さん。ブロンズ像を受け取った後も、壇上マイクの前で信じられないといったような表情で立っていた。言葉にならず、涙と岸井さんの息遣いだけがしばらく響いた。岸井さんは「ありがとうございます。いや…身に余る賞をありがとうございます。本当にこの三宅組でなかったら、誰ひとりかけてもここに立っていなかったので、とても感謝しています。支えてくださった関係者の皆さまに感謝します」と感謝を語った。そして「…私は映画が大好きなんです。映画を観ることが大好きで、観ているときは、なんか…何語でもしゃべれるし、どこへでもいけるし何者でもないと思えるからすごく好きで。演じることも常に役があって他者があって、他者を演じることでこう、自分を見ることができるというか」と映画愛をとうとうと語り続け、「30年も40年も前の映画を初めて観たとき、ああ、これを観るために今まであったんだなって思えることがあって。映画はずっとそこでずっと見つけてもらうのを待ってくれていて。そういう風にまだ出会う前の誰かのために生きることはできるのかなって思ったりして」と締めた。最後に岸井さんは「本当にこの作品には私が見たことのない景色をたくさん見せてもらいました。劇場でまだやっているんです、上映中です!ぜひ劇場で観ていただきたいです。それだけが私の望みです。ありがとうございました」胸を打つ心の声でスピーチしていた。(cinamacafe.net)
2023年03月10日4月より日曜22時に放送を開始する清野菜名主演、岡田惠和オリジナル脚本ドラマ「日曜の夜ぐらいは...」に、岸井ゆきのが出演することが分かった。離れた場所に住み、お互いの存在も知らない3人は、あるラジオ番組をきっかけに、運命的な出会いを果たす。そして、お互いに戸惑いながらも心を通わせ始めた彼女たちに、ある奇跡が起き…。漫然とした暮らしの中で行き詰まっていた3人の人生が、静かに動き出す――。出演が明らかになった岸井さんは、『愛がなんだ』「浦安鉄筋家族」「アトムの童」などに出演、主演映画『ケイコ 目を澄ませて』では第77回毎日映画コンクール女優主演賞、第46回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、第96回キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞などを受賞。本作で岸井さんが演じるのは、家族から縁を切られながらも、退屈な毎日に楽しみを求めてタクシー運転手を続ける野田翔子。主人公・岸田サチ(清野さん)と共に物語を紡ぐ女友達3人組のうちの1人だ。また元ヤンであり、乗客にドリフト走行をちらつかせたり、勤務明けには缶チューハイを一人あおったりと、言動はどこまでも粗野。初対面での距離感の近さやノリの軽さとあいまって、一見、輪郭のはっきりした第一印象を与えるが、実は表には出さない人恋しさを心の奥底に抱え込んでいる。岸井さんは役どころについて「不良にあこがれて学生時代を過ごし、家庭環境などに複雑なものを抱えている女性」と説明し、「私には目立った反抗期がなかったのですが、それは、内面にぐつぐつとある耐え難い感情を思春期のせいだと思い、無理に押さえ込んでいたから、大人になった今も同じ悩みは続いている。それならそのときに反抗しておけば良かったと思うくらいです。翔子は私と違って、若い時の感情に素直に従った。そこにうらやましさを感じますし、今の翔子につながってくる部分でもあるので、気持ちの通りに動いてしまう瞬間のある翔子を、自由に心の赴くままに演じられたらいいなと思っています」とコメント。清野さんとの共演については「同じ作品に出たことはあるのですが、一緒に演じるのは今回が初めてとなるので、楽しみです! まだ、本読みでお会いしただけですが、読み合わせはとても明るい雰囲気でできましたし、面白くなると信じています」と話している。「日曜の夜ぐらいは...」は4月、毎週日曜日22時~ABCテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2023年02月17日「第77回毎日映画コンクール」にて『ケイコ 目を澄ませて』が日本映画大賞ほか最多5冠を達成。女優主演賞は同作の岸井ゆきの、男優主演賞には『土を喰らう十二ヵ月』沢田研二が選ばれ、日本映画優秀賞は『夜明けまでバス停で』が受賞した。そのほか、男優助演賞は『ある男』の窪田正孝、女優助演賞は『さがす』の伊東蒼が受賞。また、スポニチグランプリ新人賞は『サバカン SABAKAN』の番家一路、『マイスモールランド』の嵐莉菜に贈られる。『ある男』『ケイコ 目を澄ませて』は日本映画大賞、女優主演賞、監督賞、撮影賞、録音賞を受賞して最多5冠を獲得。岸井さんからは「日々の私を見守ることで懸命に支えてくださり、映画ができていく瞬間を共にした大切な仲間です。このような賞を一緒に受賞できたことを心から嬉しく思います」とのコメントが到着。また、三宅唱監督は「岸井さんの受賞、そして月永さんと川井さんの受賞がとても嬉しいです。作品賞については、個別の部門が設定されてはいない各部のプロフェッショナルな仕事のすべてが結実したものとして勝手に受け止めさせていただき(総スケ賞、弁当賞、雨降賞etc.)、素晴らしい役者たち、スタッフたちとともに働くことができたことを誇りに思います」と喜びのコメントを寄せた。映画ファンが選ぶTSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門は、『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(風間太樹監督)、外国映画部門は『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督)が受賞する。『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』なお、表彰式は、めぐろパーシモンホールで2月14日に開催が予定されている。第77回毎日映画コンクール受賞結果日本映画大賞:『ケイコ 目を澄ませて』(三宅唱監督)日本映画優秀賞:『夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督)外国映画ベストワン賞:『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督)男優主演賞:沢田研二『土を喰らう十二ヵ月』女優主演賞:岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』男優助演賞:窪田正孝『ある男』女優助演賞:伊東蒼『さがす』スポニチグランプリ新人賞(男性):番家一路『サバカン SABAKAN』スポニチグランプル新人賞(女性):嵐莉菜『マイスモールランド』監督賞:三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』脚本賞:早川千絵『PLAN75』撮影賞:月永雄太『ケイコ 目を澄ませて』美術賞:今村力、新田隆之『死刑にいたる病』音楽賞:青葉市子『こちらあみ子』録音賞:川井崇満『ケイコ 目を澄ませて』アニメーション映画賞:『高野交差点』(伊藤瑞希監督)大藤信郎賞:『犬王』(湯浅政明監督)ドキュメンタリー映画賞:『スープとイデオロギー』(ヤン・ヨンヒ監督)TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門:『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・外国映画部門:『トップガン マーヴェリック』田中絹代賞:寺島しのぶ特別賞:中島貞夫(映画監督)『ケイコ 目を澄ませて』はテアトル新宿ほかにて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partnersある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会さがす 2022年1月21日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022『さがす』製作委員会チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~ 2022年4月8日より全国にて公開©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMASPLAN75 2022年6月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fuseeスープとイデオロギー 2022年6月11日よりユーロスペース、ポレポレ東中野、シネマート心斎橋、第七藝術劇場ほか全国にて公開© PLACE TO BE, Yang Yonghi土を喰らう十二ヵ月 2022年11月11日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
2023年01月19日岸井ゆきのが、ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと“目を澄ませて”闘うケイコを演じる『ケイコ 目を澄ませて』。この度、三浦友和演じる“会長”とのシャドーボクシングシーンのメイキング映像が初解禁された。「紛れもない傑作!」「世界を心をありのまま映す、これぞ映画」「誰かの人生を変えるパワーに満ちた作品」とSNS上で続々と熱量溢れる声が寄せられている本作。「第77回毎日映画コンクール」では日本映画大賞・日本映画優秀賞、女優主演賞、男優助演賞、監督賞、撮影賞、録音賞の6部門にノミネートされており、今後の国内映画賞レースへの選出にも期待が高まっている。この度解禁されたのは、予告でも一部使用されている、ケイコ(岸井さん)と会長(三浦さん)が鏡越しに並んでシャドーボクシングをする、本作の中でも最も印象的だと多くの感想が寄せられている1シーン。本作はケイコがプロボクサーになって第2戦に勝利してから、第3戦までの間の心の移り変わりを描いており、ボクシングをこのまま続けるのか、あるいは辞めるのかという葛藤が映し出される。劇中では、会長宛てに「一度お休みしたいです」と書きとめた手紙をなかなか渡せず一度はジムを飛び出すも、踵を返しジムへ後戻りするケイコの姿が描かれる。そしてメイキングが捉えるのは、その後のジムの中での出来事だ。鏡越しにケイコと会長が並び、会長の動きをみて、真似をするケイコ。心の移り変わりやジムの閉鎖を巡って、距離ができてしまったケイコと会長が再び心を通わせていくシーン。相手と同じ動作をする中で、お互いを感じていく。ケイコと会長の間にある特別な信頼関係を、2人の全身の動きを捉えることで表現した。三宅唱監督は、撮影現場について「全員が岸井さんを真剣にみつめ、吸い寄せられ、また引っ張られるようにして1ショット1ショットを丁寧に積み重ねていくという現場でした。緊張感と、全員で一緒に物を作っているんだという興奮が混ざり、いい時間だったと思います。スタッフも全員マスクをしていますので、相手の目を互いにみてコミュニケーションを取る機会が増え、自然とグルーヴ感が生まれていったようにも思います」と語る。監督もスタッフもその場にいた全員が「ケイコの瞳」、そしてその表情を見つめ、真剣に向き合ったからこそ生まれたシーンとなっている。『ケイコ 目を澄ませて』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年12月28日岸井ゆきの主演、三浦友和を共演を迎えた三宅唱監督の最新作『ケイコ 目を澄ませて』。第72回ベルリン国際映画祭ほか21の映画祭に出品され、世界が熱視線を送る本作から、岸井さんと三浦さんがそれぞれに“ケイコ”の魅力を語る特別映像が解禁された。映像は耳の聞こえないボクサー・ケイコを演じた岸井さんと、彼女が通うジムの会長を演じた三浦さんのインタビューと本編映像を交えたもの。目元に大きな絆創膏を貼ったケイコの横顔から始まり、痛々しくもあるがどこか美しい彼女のその傷は、勝利を収めた試合で負った勲章でもある。そんなケイコに「いつまでボクシングを続けるの? もう十分じゃないの?」とたどたどしい手話で伝える母親の表情には、娘を心配する不安な気持ちが滲み出ている。この母親からの言葉を皮切りに、ケイコは自分が夢中になれることを周りに反対されながら続けていっていいのかと、今後の自分の人生について思いを巡らせるようになる。岸井さんはそんなケイコについて、好きなもの・ことに対する想いこそが似ていると分析し、「ケイコがボクシングに向ける情熱や想い、執着は、私が映画に賭ける想いだったり執着に似ていると思いました」と語る。また、性格の部分では口下手なところに共感するそうで、「ケイコは手話言語を使ったとしてもお喋りでは無いんです。でも思うことは沢山あるじゃないですか。けれど喋ることで消化するというような性格では無いので、想いだけが募っていく。それを書き留めることを私はよくします。ケイコも書き留めるという作業をするんです」と明かす。その話の通り、ケイコは自分の感情を文字や絵でノートに書き留めるが、会長に向けての手紙はたった1行で終わってしまう。それは彼女が1人で抱えこみ、悶々と悩みぬいた末の苦渋の決断だ。その手紙を受け取ることになる会長を演じた三浦さんは、ケイコという人物について、「ケイコは特別な人でもないし、これはサクセスストーリーでもないし。ボクサーは選手寿命も短い」と語りつつ、「でも、そこにものすごく賭けている人、そこから何かを得ようとしている人。何かを見つけ出して生きる糧にしたいと思っている人」と表現する。ケイコに寄り添う会長を演じた三浦さんならではのケイコ論であり、本編でも見られるシャドーボクシングをする2人の姿には、目に見えない確かな絆が感じられる。人生の岐路に立つ1人の女性の姿、誰しもが経験をするであろう挫折や葛藤、そして焦がれるほどの夢を抱くケイコの物語を見届けてみてほしい。『ケイコ 目を澄ませて』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年12月16日岸井ゆきの主演、第72回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門に出品された『ケイコ 目を澄ませて』で、岸井さん演じる主人公の弟役で手話やギターを披露し、ボクシングにも挑んだ注目俳優・佐藤緋美の新場面写真が到着した。本作は、聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得た『きみの鳥はうたえる』の三宅唱が新たに生み出した物語。主人公のケイコ(岸井ゆきの)の弟・聖司を演じた佐藤緋美は、18年に寺山修司原作の舞台「書を捨てよ町へ出よう」で主演デビュー、『ウィーアーリトルゾンビーズ』(19/長久允監督)、『#ハンド全力』(20/松居大悟監督)などに出演し、2021年に出演した『ムーンライト・シャドウ』(エドモンド・ヨウ監督)では、亡き恋人のセーラー服を着て哀しみと向き合う独特の空気感を持つ柊役を見事に演じ、第31回日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞。佐藤緋美その後、ディズニープラス配信の「シコふんじゃた!」(22/周防正行総監督)、『少女は卒業しない』(23/中川駿監督)にも出演。さらに俳優業にとどまらず、HIMIとして音楽活動も行い、2020年にはレーベルAsilisを立ち上げ、2022年9月には3nd EP「KAERIMICHI」をリリースしたことも記憶に新しい。その独自の存在感で注目を集める彼が、本作では、愛想笑いが嫌いで嘘のつけない不器用な姉・ケイコと手話で会話し、日々、真っ直ぐに向き合っている素直な弟・聖司を演じた。今回解禁となった新場面写真2枚は、いずれも聖司の日常のワンシーンを切り取ったもの。自宅で彼女とギターを弾きならすシーンでは、アーティストでもある佐藤さんの等身大の姿であるかのような自然な笑みが映し出されている。本作で聖司の彼女を演じた中原ナナは、『ムーンライト・シャドウ』でも彼女役を演じており、2人の再共演にも注目だ。もうひとつは、ケイコが通うボクシングジムでの1シーン。姉に影響を受け、ボクシングと初めて向き合う本シーンでは、真剣に練習する姿が印象的。前日、ケイコに「ボクシングの何が楽しいのか?」「人を殴ることが怖くないのか?」を聞いた聖司は、「殴ると気持ちいい」が「殴ることは怖いに決まってる」という姉の言葉を聞いて、どこか安心しながらも「殴ったり殴られたり、頭おかしいよ」と言い放つのだが、そんな姉の気持ちを理解しようとするかのように無心に練習に取り組む姿が描かれる。そんな本作について佐藤さんは「監督自身がしっかりと触れ合って作っていた。その愛がすべて映像に出ているんだと思います」と作品が世界中で評価されている理由についてコメント。「街の音とかジムの中の音とか。静かさの中にある音から温かさが出てると感じられる映画です。とても楽しい時間を過ごさせていただきました」と監督がこだわった音について、そして本作への出演について語っている。『ケイコ 目を澄ませて』は12月16日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年12月01日「第72回ベルリン国際映画祭」エンカウンターズ部門に出品され、世界から熱視線が送られている三宅唱監督最新作『ケイコ 目を澄ませて』より、岸井ゆきの演じる主人公のケイコの様々な表情を切り取ったアザービジュアルが公開された。厳しいトレーニングを重ねて撮影に臨み、新境地を切り開いた岸井さんが演じるケイコは、愛想笑いが嫌いで嘘もつけない、聴覚障がいと向き合いながら、プロボクサーとしてリングに立つ。母親は「いつまで続けるつもりなの?」と迫り、言葉に出来ない想いが募り、休みをもらいたいとしたためた手紙を会長に渡せずにいたある日、ジムの閉鎖を知る。痛いのは嫌い、でもボクシングは好き。逃げ出したい、でも諦めたくない――矛盾した気持ちを抱え、自分の中でたくさんの想いに折り合いをつけながら揺れ動くケイコの姿に目が離せない。今回公開されたビジュアルでは、そんなケイコの様々な表情が写し出されており、不安や迷い、喜びや情熱といった心の揺れを想起させる。特に、目の上から血を流しリングの上での激戦の熱量そのままにこちらに鋭い視線をむけるビジュアルと、リングを降りた日常の中で物思いにふける横顔のビジュアルは、まさに動と静を体現したような、別人級のギャップを感じさせる。『ケイコ 目を澄ませて』は12月16日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年11月27日第72回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門に出品され、世界が熱視線を送る三宅唱監督の最新作『ケイコ 目を澄ませて』より、岸井ゆきのと三浦友和を写した場面写真が解禁された。本作は、聴覚障がいと向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱が新たに生み出した物語。2月に開催されたベルリン国際映画祭でプレミア上映されると「すべての瞬間が心に響く」「間違いなく一見の価値あり」と熱い賛辞が次々に贈られ、その後も数多くの国際映画祭での上映が続いている。主人公・ケイコを演じた岸井さんは、厳しいトレーニングを重ねて撮影に臨み、新境地を切り開いた。ケイコの心の迷いやひたむきさ、そして美しさ。全てを内包した彼女の瞳を見つめているうちに、自然と涙が込み上げる作品となっている。この度、耳の聞こえないプロボクサーのケイコを演じた岸井さんと、その姿を見守るジムの会長を演じた三浦さんの2ショット写真が解禁となった。親子ほど年の離れている2人は、会話を多く交わさずとも、その姿勢、眼差しを通して確かな絆で結ばれている。2人でジムでミット打ちする瞬間も、河原でトレーニングに励む瞬間も、ケイコにとってはかけがえのない時間。並んで歩くふたりの写真には、キャップを被ったケイコの姿が写されているが、その赤いキャップは会長が彼女の頭に被せたもの。会長とボクサーという関係性の先にある、相棒のような空気感が漂ってくる1枚だ。撮影中、現場での三浦さんのことを岸井さんは「自分のシーンが無くても現場をそっと見守っていてくださいました。まさに会長の眼差しで」と回想する。また、「初めてお会いした時から、ケイコと会長の関係性を大事にしてくださっていると感じました」と語っている。一方、クランクインの日を思い返した三浦さんは「ジムで彼女の姿を見たときにはもうプロボクサーとしての身体に仕上がっていたんですよ」と明かした上で、「僕はそんな彼女をただ見守れば良かった。初共演でしたが、意思の疎通が暗黙の内にできたのは岸井さんの努力の賜物ですね」と岸井さんを称賛している。こうした役柄そのままの2人の関係性から、ケイコと会長の心がしっかりと通じ合っている様がスクリーンから自然と醸し出される。役を超えて共鳴し合う役者達の、繊細でありながら熱量が高い演技に注目したい。『ケイコ 目を澄ませて』は12月16日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年11月19日聴覚障害と向き合いながらプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに映画化、第72回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門に出品された岸井ゆきの主演映画『ケイコ 目を澄ませて』。この度、岸井さんが初のボクサー役に向け猛特訓を重ねたトレーニング&コメント映像が解禁となった。本作で岸井さんが演じたのは、実際にプロボクサーとして活躍していた小笠原恵子さんをモデルにした主人公“ケイコ”。ゴングの音も、セコンドの指示も、レフリーの声も聞こえない中でリングに立つボクサー役に挑んだ。キックボクシングの経験はあったものの、今回ボクシングにはじめて挑戦するにあたり、まずアトム級(女子の最軽量の階級)に体重が届かなかったため筋肉をつけながら増量することからスタート。当初はたとえボクシングであっても人を殴るということに対して、なかなか前向きになれなかったという岸井さん。しかし、日々練習を重ねていくうちに「これは自分自身との戦いなんだと気付き、意識が変わった」と語る。そこからは「とにかく強くなりたい」という一心で、ひたすら猛特訓を重ねたという。クランクインまでの3か月間、みっちりボクシング指導を行ってくれたのは劇中でもトレーナー役として登場する松浦慎一郎。さらに、三宅唱監督も岸井さんと一緒にトレーニングに挑み、撮影前からチーム一丸となり、文字通り体当たりで“ケイコ”を作り上げ信頼関係を築いていった。タッチマスという試合形式の練習時には、監督が体格差を気にしてガードに徹していると、岸井さんから「なんでパンチを打ってこないんですか? もっと本気でぶつかってきてください」とまっすぐに指摘を受けたそう。今回解禁となった映像は、監督と岸井さんのタッチマスの様子、また松浦さんとのスピード感あふれるミット打ちの様子をおさめたトレーニング映像。岸井の真剣なまなざしに注目。さらに、リングサイドで撮影にあたって初めて台本を読んだときの感想を語るコメント映像も解禁。はじめてのボクシング、はじめての手話の挑戦に不安もあったようだが、撮影前から監督がともに練習に取り組んでくれたことで言葉を交す以上に同じ思いを共有することができたと言い、2人の間で多くを語らなくとも理解できる関係性が築けたという。最終的には「とにかく信じてください!」という前向きな気持ちになれたと撮影をふり返っている。『ケイコ 目を澄ませて』は12月16日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年11月06日菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール、待望の関西公演の開催が決定した。公演は、11月18日(金)大阪・STUDIO PARTITA、11月19日(土)京都・KBSホールにて。菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールチケット情報ブルーノート、スタジオコースト、オーチャードホール、各地方の会館大ホール、リキッドルーム、サントリーホールと、神出鬼没的に公演を実施してきた同楽団。あらゆる音楽を前衛的に融合した比類なきセンセーショナルなサウンドで紡ぐ魅惑の一夜をお届けする。ドープな雰囲気漂う大阪・STUDIO PARTITAでのstanding、荘厳な雰囲気に包まれる京都・KBSホールでのsittingと、全く異なるロケーションで行われる贅沢なオルケスタのサウンドに、じっくりと酔いしれていただきたい。チケットは、9月29日(木)19:00から10月5日(水)23:59までオフィシャル最速先行(先着)受付を実施。■菊地成孔コメント「<菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール>を御愛顧いただいている、大阪、大阪近郊、京都、京都近郊、全国、全世界の皆様へ」楽団員とツアースタッフ全員を代表してご挨拶に参上仕っております。菊地成孔です。当楽団が結成されて、そろそろ25年が経過いたしますが、私が現在、指揮、運営する楽団として、とうとう最古参と相成りました。我々、元々腰が重く、楽器の搬送だけでも大変な労力ですし、楽団員は腕利きばかりでマネージも難しく、そこにウイルスの蔓延も加わり、帝都東京都下で演奏会を行うのもままならぬ状況ではありまするが、数少ない演奏の機会には、皆様からの、それはそれは、言葉さえ選ばなければ、ふしだらとも、淫らとも言える愛と官能のバイブスは日々、頂戴しておりますし、私共も常に、皆様を愛し、淫しております。この度、久しぶりに遠征の機会に恵まれ、私が最初に思いついたことと申せば、「我々を、酒や料理と共に、ゆったりとシーツに身を沈めて鑑賞したい方々もいらっしゃるだろう。しかし、我々の演奏で、現在、おおっぴらには禁じられておる所の、踊ったり歓声を上げての祝祭、そのトランスを味わいたい方々もいらっしゃるのではないか?」という事でした。そこで今回、大阪ではスタンディング、京都ではシッティング、という、我々の遠征史上初めての形式を採らせて頂きました。演奏式目、いわゆるセトリも、それに準じて些かながら変えて御座います。ただただ、生きる事だけでも大変な辛苦が必要な世の中になりました。我々がこの四半世紀、何を皆様にお届けするために演奏活動をしているかは、今更申すまでも御座いません。四半世紀前からのご贔屓から、動画でのみ見たことがある、というお若い方々まで、我々の音楽にはあらゆる区別は存在しません。ただあなたが、官能と浄化、生きる喜びと死の甘さを渇望されればこそ。逢瀬の愉しみと祝祭の全開放。それは初冬の生々しい寒さと共に。菊地成孔
2022年09月29日映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』公開記念舞台挨拶が24日、都内で行われ、香取慎吾、岸井ゆきの、市井昌秀監督、劇中に登場するフクロウのチャーリー(本名:マルちゃん)が登場した。本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。23日に公開を迎え、香取は「映画公開されました! うれしいです。ありがとうございます」と笑顔で感謝した。「言いたかったけど言えなかったこと」についてのトークでは、岸井が「香取さん写真撮ろう」って言えなかったと告白。この日行われた別の舞台挨拶で、香取が「ゆきのちゃんのSNSを見ていたらいろんな人と写真を撮っていて、なんで俺には言ってくれないんだろうと思っていた」という話をしたそうで、その舞台挨拶後に岸井が「写真を撮りましょう」と声をかけ、監督を含めて3人で写真撮影したという。香取が「なんでもっと撮ってくれないんだよ、気楽に言ってくれないんだよって思っていたんですけど、いつの間にか気楽にそういうのを言えないような人になっているっていうのがちょっと寂しくて、ああそうだったのかって」と吐露すると、岸井は「言ったら絶対快く撮ってくださるだろうなとは思っているんですよ。でも、圧倒的香取慎吾さん。やっぱ怖気づいちゃう部分がある」と話した。すると香取は「表舞台じゃないときも(テンション高く)『写真撮ってんの!?』みたいな(笑)。裏だとけっこう静かなほうなので。これからもっと自分からも言っていこうと思います」と宣言。司会者から「これが噂になっていろんな現場で『写真撮りましょう』って声をかけられるようになるかもしれませんね」と言われると、一瞬沈黙があったが「ぜひ言ってください皆さん! いつでも一緒に写真撮りましょう!」と呼びかけた。
2022年09月24日映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)で初共演を果たした香取慎吾と岸井ゆきのにインタビュー。本作でケンカを繰り広げる夫婦役を演じ、思っていることをちゃんと言葉にする大切さを感じたという2人に、人とのコミュニケーションで心がけていることを聞いた。市井昌秀監督が脚本も手掛けた本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。裕次郎は、平凡で情けないダメな夫。そんな夫にイライラする日和は、SNSの「旦那デスノート」に愚痴をぶちまけるように。そしてある日、裕次郎もその存在を知ってしまい、引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。――裕次郎と日和を演じ、夫婦にとって大切なことについてどう考えましたか?香取:声に出して言葉にすることが大切だなと思いました。言わなくてもわかることもあるかもしれないけど、言わなきゃわからないこともあるんだなって。岸井:私は結婚して、2人のようになったら嫌だなって。ちゃんと話し合わなきゃいけないなと思いました。それって頭ではみんなわかっているけどなかなかできない。ずっと言われてきたことが一番大事なんだなと思いました。――話し合う大切さを痛感する作品ですが、お二人が人とのコミュニケーションにおいて大切にしていることを教えてください。岸井:無理をしない。そうしていると、同じように無理をしなくて大丈夫な人しか周りにいなくなる。友達は少ないですが、その一人ひとりとちゃんと向き合え、“狭く深く”を体現しているような感じです。わかっていると思っていた友人のことも、まだまだ知らないことがいっぱいあるなって最近感じたことがありました。1人の人を深く知っていくことはすごく楽しいです。お互い無理をしないから、言いたくなかったら言わないし、聞かれたくないだろうなと思ったら聞かないし。思いやりを持ってその人を理解することを大事にしていると思います。香取:愛していますね、みんなのことを。愛を持って接するようにしています。けっこう本気なんですよ! ステージでもファンの皆さんに「アイシテマース」ってよく叫ぶんですけど、一人ひとりを愛しています。スタッフも友達も家族も。――いつ頃から愛を意識するようになったのでしょうか。香取:僕がステージで「アイシテマース」って言うようになったのは、海外のアーティストが「ジャパン、アイシテマース」って言う真似から始まっていて、だからハッシュタグで書くときもいつもカタカナで書いているんです。最初はドームとかでふざけて「アイシテマース」って言っていて、恥ずかしがりながらでしたが、それを堂々と言えるようになってから本当に愛せるようになってきたのだと思います。――岸井さんは、香取さんと接しているときに愛を感じましたか?岸井:愛、感じますよ! だからかって思いました。ずっと香取慎吾さんでいられるのは愛があるからだってわかりました。――今回の夫婦役はバトルを繰り広げる役でしたので、その“愛”にブレーキをかけられたりしたのでしょうか?香取:(今回の日和のことも)好きになるけど、普通のラブストーリーとは違うかもしれません。恋愛モノとかだとその期間、愛しますけど、今回の2人はちょっと違いますから。好きなのに言葉がないからこんな状態になってしまって、そこから進展がある2人なので、映画のまんまという感じです。■香取慎吾1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。1991年にCDデビューし、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。2017年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛と「新しい地図」を立ち上げた。近年の主な出演作は、ドラマ『家族ノカタチ』(16/TBS)、『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(21/テレビ東京)、『クソ野郎と美しき世界』(18)、『凪待ち』(19)など。また、スタイリスト・祐真朋樹氏と共にショップ「JANTJE_ONTEMBAAR」を展開。ルーヴル美術館で個展を開くなど、多岐にわたって活躍。NHK Eテレ『ワルイコあつまれ』、bayfm『ShinTsuyo POWER SPLASH』、ABEMA『7.2新しい別の窓』にレギュラー出演中。■岸井ゆきの1992年2月11日生まれ、神奈川県出身。2009年女優デビュー。2017年に『おじいちゃん、死んじゃったって。』で映画初主演を務める。2019年『愛がなんだ』で、第11回TAMA映画祭最優秀新進女優賞ならびに第43回日本アカデミー賞新人賞を獲得。そのほか近年の主な出演作は、映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』(21)、『やがて海へと届く』(22)、『神は見返りを求める』(22)、ドラマ『#家族募集します』(21/TBS)、『恋せぬふたり』(22/NHK)、『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル~』(22/日本テレビ)、『拾われた男』(ディズニープラス/NHK)など。
2022年09月22日