福田悠太(ふぉ~ゆ~)が主演を務める『ボーイング・ボーイング』において、開幕3日目の公演を鑑賞した。フランスの劇作家マルク・カモレッティが戯曲を手がけた本作は、1960年にパリで初演されたコメディ。日本を含めた世界中で上演が繰り返され、2008年度のトニー賞ではリバイバル演劇作品賞と主演男優賞を獲得した。1965年には映画化もなされている。物語の舞台は1960年代のパリ。国際線のキャビンアテンダント(以下CA)3人との三重生活を謳歌している建築家の“モテ男”ベルナール(室龍太)のもとに、旧友の“非モテ男”ロベール(福田)が訪ねてくる。驚き戸惑うロベールに、ベルナールが「フライトスケジュールをうまく管理すればバレない」と自慢した矢先、婚約者の3人(大友花恋・飯窪春菜・愛加あゆ)が同じタイミングでベルナールの暮らす空港近くのアパルトマンに立ち寄ることになって──。ベルナールの婚約者3人が顔を合わせることのないよう、悪戦苦闘するロベールの姿が何ともおかしい。演じる福田の“非モテ”仕草は絶品で、タイプの異なる美女揃いのCAに翻弄され鼻の下を伸ばしたかと思えば、事態が収集せず虚無の表情で立ち尽くすなど枚挙にいとまがない。緩急自在の間やバリエーション豊富なボケで、客席に爆笑の一体感を生み出していた。喜劇人としての本領発揮といえるだろう。対する室ベルナールは余裕綽々。話し方・身のこなし・表情ともに“プレイボーイ”そのもので、事態を引き起こしている張本人にもかかわらず悠然としている姿が笑いを誘う。このベルナールに仕える家政婦ベルタには、松本明子。米仏独とそれぞれ出身国の異なるCAに対して料理に工夫を凝らすなど三重生活を成立させようと必死だが、雇い主に対する文句が絶えない基本スタンスがひたすら滑稽だ。ベルナールの婚約者たちも、三者三様のコメディエンヌぶりを見せつけた。アメリカ人CAのジャネットを演じる大友は、奔放で大らかな恋愛観を発揮するユニークな役どころを愛らしい魅力で立ち上げる。飯窪扮するフランス人CAのジャクリーンは、3人の中でいちばん嫉妬深いキャラクター。ベルナールが外に連れ出しても帰宅してしまい万事休す、の事態をまっすぐに演じるほどおもしろい。ドイツ人CAジュディス役の愛加は、言動がひたすら熱くトゥーマッチ。終盤の急展開も、このマッドな愛加ジュディスなら「あり得るかも」と感じてしまう説得力に注目して欲しい。「3人が鉢合わせませんように」といつの間にロベール視点で手に汗握っている約140分(休憩含め2幕)の“搭乗”時間、ぜひご体感あれ。公演は5月29日(日)まで、東京・自由劇場にて。その後、6月3日(金)~5日(日)に京都・京都劇場と巡演する。チケットぴあでは当日引換券を販売中。取材・文:岡山朋代
2022年05月17日福田悠太(ふぉ~ゆ~)が主演し、室龍太、松本明子共演する舞台『ボーイング・ボーイング』が14日、東京・自由劇場にて開幕。初日の昼公演後に囲み取材会が行われた。本作は、フランスの劇作家マルク・カモレッティによる戯曲で、1960年にパリで初演されて以降、世界中で幾度となく再演され、2008年度トニー賞では『リバイバル演劇作品賞』『主演男優賞』にも輝いた傑作コメディ。昼公演を終えての感想を聞かれ、福田は「ウケました!こんなにウケちゃって大丈夫なのかっていうくらい。手応えバッチリでございます」と手応え十分。客席は大いに沸いたといい、室は「関西人の性(さが)なんでしょうね。舞台で福ちゃんさん(福田)が笑いを取っていると妙に悔しい気持ちになりました」と明かす。さらに松本は「福田さん、室さんは舞台の天才です。そして3人のCA役の彼女たちも。皆さんに囲まれて本当に幸せな空間です。私が何をやらかしても助けてくれる福田さんがいらっしゃいますし、ムードメーカーの室さんがいますし。稽古場も和気藹々としていていました。素晴らしいチームワークです」と絶賛した。自身が演じるロベールについて福田は「僕のための役だなと感じています。汗だくでめちゃくちゃ頭を使いますが、自分と共通点もあって、やっていてとても楽しいです」。室は自身が演じるベルナールに「僕とは真逆です。こんなキザな口調では喋らないですしね。苦労したのは、ゲラなのですぐ笑っちゃうこと。福ちゃんさんの動きとか、明子さんの動きとか、ツボに入っちゃって(笑)」と明かす。すると福田も「稽古でも、作品を詰めていくとか、心情を探求していくというよりも、この戯曲が面白すぎるので笑わないようにするっていうのが大変でしたね」と明かした。最後に、「1960年代の名作コメディです。素晴らしい作品、素晴らしい出演者、温かいお客様に囲まれた幸せな時間、大いに笑って、明日からの活力にしていただければ」(松本)、「暗いニュースばかりですが、ぜひ劇場に来ていただいて、明るく笑っていただければ。お待ちしています!」(室)、「浜松町の自由劇場と、京都の京都劇場でも上演されます。そこでたくさん一緒に笑いましょう!」(福田)とそれぞれコメントし、会見を締めた。
2022年05月14日福田悠太(ふぉ~ゆ~)主演、室龍太、松本明子共演の舞台「ボーイング・ボーイング」が、本日5月14日(土)、東京・自由劇場にて開幕しました。本作は、フランスの劇作家マルク・カモレッティによる戯曲で、1960年にパリで初演されて以降、世界中で幾度となく再演され、2008年度トニー賞では「リバイバル演劇作品賞」「主演男優賞」にも輝いた傑作コメディです。本日、初日囲み取材会が行われ、その様子とゲネプロレポートをお送りいたします。開幕初日の昼公演後に行われた囲み取材会には、福田、室、松本が出席。公演を終えての感想を聞かれ、福田は「ウケました!こんなにウケちゃって大丈夫なのかっていうくらい。手応えバッチリでございます」と手応え十分。客席は大いに沸いたといい、室は「関西人の性(さが)なんでしょうね。舞台で福ちゃんさん(福田)が笑いを取っていると妙に悔しい気持ちになりました」と明かす。さらに松本は「福田さん、室さんは舞台の天才です。そして3人のCA役の彼女たちも。皆さんに囲まれて本当に幸せな空間です。私が何をやらかしても助けてくれる福田さんがいらっしゃいますし、ムードメーカーの室さんがいますし。稽古場も和気藹々としていていました。素晴らしいチームワークです」。自身が演じるロベールについて福田は「僕のための役だなと感じています。汗だくでめちゃくちゃ頭を使いますが、自分と共通点もあって、やっていてとても楽しいです」。室は自身が演じるベルナールに「僕とは真逆です。こんなキザな口調では喋らないですしね。苦労したのは、ゲラなのですぐ笑っちゃうこと。福ちゃんさんの動きとか、明子さんの動きとか、ツボに入っちゃって(笑)」と明かす。すると福田も「稽古でも、作品を詰めていくとか、心情を探求していくというよりも、この戯曲が面白すぎるので笑わないようにするっていうのが大変でしたね」と話す。最後に、「1960年代の名作コメディです。素晴らしい作品、素晴らしい出演者、温かいお客様に囲まれた幸せな時間、大いに笑って、明日からの活力にしていただければ」(松本)、「暗いニュースばかりですが、ぜひ劇場に来ていただいて、明るく笑っていただければ。お待ちしています!」(室)、「浜松町の自由劇場と、京都の京都劇場でも上演されます。そこでたくさん一緒に笑いましょう!」(福田)とそれぞれコメントし、会見を締めた。以下はゲネプロレポート。舞台上に広がるのはおしゃれなリビングルーム。ここはモテ男・ベルナール(室龍太)の自宅だ。よく見ると6つも扉があるが、この扉こそ本作のキーとなっている。そのリビングルームで朝食を楽しんでいるのは、ベルナールとアメリカ人CAのジャネット(大友花恋)。二人はどう見ても仲の良い恋人で、特にジャネットはフライトに行くまでのわずかな時間も離れたくないとばかりだ。そこで働く家政婦のベルタ(松本明子)はブツブツ言いながらも、なんだかんだベルナールのために動き回る。そこに突然訪れたのは、ベルナールの旧友で田舎からパリにやって来たばかりのロベール(福田悠太)。その暮らしぶりをうらやましがるロベールに、ベルナールはとんでもない告白を始める。彼はいま、密かに3人の婚約者がいるというのだ。それは、たった今出かけて行ったアメリカ人CAのジャネットと、これからやってくるフランス人CAのジャクリーン(飯窪春菜)、今晩やってくるドイツ人CAのジュディス(愛加あゆ)。彼女たちは飛行機の時刻表通りに動くので、絶対にかち合わないとロベールにも勧めるが――。言うまでもないが、この舞台では3人のCAの予定が急遽変わり、全員がベルナールに会いに来る。その大ピンチを、ロベール、ベルナール、ベルタがタッグを組み、機転を利かせ、なんとか切り抜けようとする1日を描くドタバタコメディだ。ロベールは、まったく洗練されておらず、女性に免疫もなさそうだし、だけど誠実ではありそうな男。それを演じる福田は、登場した瞬間からププッと笑わせる何かを纏っており、喜劇の才を感じさせる。いちいち驚いたり、羨ましがったりのリアクションも賑やかで、ベルナールの三股の告白を笑えるものにするのも、なぜだか三股がバレないように応援してしまうのも、ロベールがそうさせていると言える。ベルナールを演じる室は、喋り方も、身のこなしも、表情も、ひたすら二枚目。なにかに直面する度にあわあわするロベールとは違い、少なくとも恋人それぞれの前では取り乱さないし常にレディファースト。なんてヤツだと思わせつつも嫌わせない魅力がある。家政婦のベルタはとにかくずっとぶつくさ言っているのだが、松本が演じているからこそだろう、ずっと機嫌が悪いのにしっかりと愛らしさを感じさせるキャラクターになっており、この個性的な3人の会話は独特の面白さがある。そしてベルナールの恋人たちがまた全員強烈。ドイツ人・ジュディスを演じる愛加はシリアスからコメディまで幅広く演じられる俳優だが、今作ではジュディスのキャラクターも相まって、常に全力スイングとも言える思い切りのいい芝居に笑わされる。大友が演じるのはアメリカ人・ジャネット。フランス人であるマルクの偏見に満ちたアメリカ人像にも笑わされるものがあるのだが、それを大友の愛らしさも加わり好演。「いやいや…」ということも愛らしく押し通すのが楽しい。飯窪演じるジャクリーンはフランス人で、劇中でもロベールとベルナールが「かわいい」と話す素直な女性。それを飯窪が真っ直ぐに演じているため、恋人が舞台上に登場すると観客としても度々癒された。劇中で何度も出てくる、ロベールやベルナールと彼女たちとのキスシーンも、みせ方がポップで楽しい。さて、ベルナールはこのピンチを乗り越えられるのか。どんな展開が待っているかは、ぜひ劇場で楽しんでほしい。一回の観劇では観きれないところがたくさんある芝居なので、もっと観たくなった方はぜひ再び足を運んでほしい。上演時間は約2時間20分(2幕/休憩15分含む)。【公演概要】タイトル:ボーイング・ボーイング作:マルク・カモレッティ演出:三枝孝臣上演台本:可児理華出演:福田悠太(ふぉ〜ゆ〜)室龍太/大友花恋飯窪春菜・愛加あゆ/松本明子<東京公演>2022年5月14日(土)〜29日(日)会場:自由劇場〒105-0022 東京都港区海岸1-10-53東京公演主催:ミックスゾーン、サンライズプロモーション東京東京公演問合わせ先:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)<京都公演>2022年6月3日(金)〜5日(日)会場:京都劇場〒600-8216 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル京都駅ビル内京都公演主催:ミックスゾーン、リバティ・コンサーツ京都公演問合わせ先:キョードーインフォメーション0570-200-888(平日・土曜 11:00~16:00)チケット料金:<東京・京都共通>¥10,500(税込・全席指定)公式サイト: 公式Twitter:@bbstagejp【企画・製作】ミックスゾーン文:中川實穗/撮影:木村直軌 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月14日『平成』(2018年)、『心理』(2021年)といったアルバム作品で注目を集めるシンガーソングライター・折坂悠太による展覧会『薮IN』が、5月13日(金)より渋谷PARCO 4F 「PARCO MUSEUM TOKYOにて開催される。同展では、新たな表現としてタイトルにもある“薮”をテーマに、アーティストの生演奏に囲まれているかのような没入感を体感できる立体音響や映像を使った作品、折坂自身によるインスタレーションやパフォーマンスなどを展開。会期中もその形態が日々変化していく展覧会となる予定だ。また、今回の展覧会の着想ともなった短編小説「薮IN」を含む、エッセイ、論考、対話など様々なスタイルの文章で折坂が書き下ろした初の著書「薮IN」の先行発売も実施。進化を続ける折坂悠太の新たな表現に期待したい。書籍『薮IN』書影折坂悠太【開催概要】折坂悠太展『薮IN』会期 :2022年5月13日(金)〜5月30日(月)会場 :PARCO MUSEUM TOKYO時間:11:00-20:00 、最終日は18:00まで(入場は閉場30分前まで)料金:一般800円(税込)公式HP:
2022年05月04日人気グループ・ふぉ~ゆ~の福田悠太が、5月14日から29日まで東京・自由劇場で上演される舞台『ボーイング・ボーイング』合同インタビューに、共演の室龍太とともに参加した。1960年のフランス・パリでの初演以来、世界中で何度も再演を重ねてる今作はモテない男・ロベール(福田)がモテ男・ベルナール(室)を訪ねたことから巻き起こるドタバタコメディー。「人見知りなので爆モテというのは想像の世界でしかない」と謙そんする室だが、福田は「元々(室は)モテ男だと思ってる」と疑惑の視線を向け、笑わせた。以前、同じ舞台に出演しながらも別のチームでの公演だったとのことで今回が本格的に初共演となる2人。福田は「とてもイイやつなので、けいこに入ってみたらやっぱイイやつ。僕もイイやつなのでいい作品になる」とコンビネーションに手応えをみせ、室も「なんの心配もなかった。明るくてやさしい人。前作でも僕のギターの練習に乗っかって一緒に遊んでくれたりしたので、今回も楽しくできたらいいな」と信頼をのぞかせている。初日には親友役ということもあって、先輩の福田から“敬語をやめる”という提案もあったそう。室は「できるだけフランクにしゃべらせていただいてます。帰り道もほぼ毎日一緒に帰ってます」と仲良しぶりをアピール。福田は「面倒くさそうに俺が遅いときは待ってくれてるんです(笑)。でも役者として、そういうところで絆をつかんで役に反映するのも楽しみ」と関係値を築き、室は「福ちゃんさんと、ギリギリまで一緒にいたい」とすっかりなついている様子だった。3ヶ国の美女と3股をかけているというベルナールだが、“モテ男”の話題では室について福田が「『僕モテないんですよ』っていうモテる男の技だと思う。その技を使う人が多くて…それだと思います。女子からの目線に気付いていないフリをしているタイプだと思う。結構、自然に演じているなと思います」とイジりまくって、「モテませんよ!」とタジタジにさせる一幕も。自身については「僕は本当にモテなくて。ふぉ~ゆ~4人で誰が一番モテるか、モテないかの指差しゲームすると僕が一番モテないって(言われる)」と嘆く福田に、室は「遠目からみると寡黙なイメージだったからしゃべってみるとフランクで明るいしギャップがモテると思います。ほれました!」と断言し“モテ要素”を感じているようだった。今回、見どころとしてカーテンコールに、観客含めてみんなで踊れるようなコーナーも用意。福田は「同じ振り付けで、会場がひとつになって盛り上がれたら。一緒に笑って楽しめたらいいな」と展望。またキスシーンが多いことで知られる今作だが福田は「キスシーンは今回の僕らなりの演出をできたら。思っている以上にポップで笑えて、次のキスシーンが見たいくらいの演出になると思います。そこはドキドキしてもらいたいです」と期待をあおっている。6月3日から5日まで京都劇場でも上演予定。
2022年04月25日テレビ朝日を3月31日で退社した元アナウンサーの富川悠太氏(45)が、自身の公式サイトを立ち上げ、「トヨタ自動車の所属ジャーナリストとして新たな一歩を踏み出しました」と報告した。同サイトで、富川氏は4月11日付であいさつ文を掲載し、テレビ朝日退社をあらためて伝え、感謝を込めるとともに、「4月より新天地、トヨタ自動車株式会社の所属ジャーナリストとして新たな一歩を踏み出しました。これまでの現場経験を生かした『本当のこと』への追求と挑戦を続けていく覚悟です」と決意をつづった。また、「併せてのご報告ですが、私のマネジメント業務を主とする株式会社オフィス・プレンティージャパンを4月11日に設立致します」と個人事務所設立も報告し、「今後とも、ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。末筆ながら、皆様のご多幸とご発展を心よりお祈り申し上げます」と記した。■富川悠太氏あいさつ全文拝啓 陽春の候皆様におかれましては益々のご健勝のこととお慶び申し上げます。私儀 このたび、23年間勤務した株式会社テレビ朝日を退社致しました。在職中においては公私ともに格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。4月より新天地、トヨタ自動車株式会社の所属ジャーナリストとして新たな一歩を踏み出しました。これまでの現場経験を生かした「本当のこと」への追求と挑戦を続けていく覚悟です。併せてのご報告ですが、私のマネジメント業務を主とする株式会社オフィス・プレンティージャパンを4月11日に設立致します。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。末筆ながら、皆様のご多幸とご発展を心よりお祈り申し上げます。本来であれば皆様お一人おひとりに、御礼とご報告をお伝えするべきところ略儀ではございますが、書中にてご挨拶申し上げます。敬具
2022年04月21日「3月末をもってテレビ朝日を退社いたします。でも、まだ1ヵ月ありますので、全力で頑張って参りたいと思います」2月25日放送の『報道ステーション』で、メインキャスターの富川悠太アナウンサー(45)がテレビ朝日を退社すると発表した。富川アナは番組の放送前にも、ファックスで各メディアに退社を報告。そこには「私はニュースの現場が大好きです。報道ステーションをテレビ朝日をその現場の全てを愛して生きてきたこと。感謝と誇りを持って私はこれからもニュースの現場に立ちます」と綴られていたという。だが『スポニチアネックス』は富川アナがフリーに転身するのではなく、大手自動車メーカーに入ると報じている。「近年、アナウンサーの退社を耳にする機会は増えているかと思います。しかし、その退社後の進路に変化がみられるようになってきているのです」そう語るのは、あるテレビ局関係者だ。「従来ならばアナウンサーの再就職先といえば、フリーがお決まりでした。しかしその道一本でやっていこうとすると人は、年々少なくなってきています。実際、富川アナと同じく3月末に日本テレビを退社する桝太一アナウンサー(40)は、4月から京都府の同志社大学ハリス理化学研究所の専任研究所員へと転身することに。『バンキシャ!』のメインキャスターは継続するそうですが、そのいっぽうで“科学を社会に伝える方法”について研究するといいます」さらに昨年12月にテレビ朝日を退社した大木優紀氏(41)は、スタートアップの旅行会社『令和トラベル』へ。昨年3月にNHKを退社した近江友里恵氏(33)は三井不動産へと転職している。また田中みな実(35)や宇賀なつみ(35)、宇垣美里(30)のようにフリーアナウンサーを謳いながらも、タレント方面に舵を切ったケースもある。■フリーアナは飽和状態!“自分らしさ”を活かすためにも異業種になぜアナウンサーの退社後の進路が変わってきたのか。前出・テレビ局関係者がこう語る。「あまりにもフリーアナウンサーが増えすぎて、もう飽和状態なんです。局アナ時代に人気のあった人でも、フリーになった途端に苦戦することが少なくありません。そんな先輩たちの姿を見てきたため、近年のアナウンサーは“別の道”も視野に入れることが多いのです」桝アナは東京大学大学院の農学生命科学研究科修了という経歴をもつ。三井不動産へと転職した近江氏も「大学時代は公共政策を研究するゼミで、官民が連携して街を作る仕組みを学んだ。今は自治体や民間企業と共にまちづくりを進める仕事をしている」と’21年に発行された『早稲田大学 政治経済学部』のパンフレットで明かしている。このようにアナウンサーとしての経験を武器にしつつ、かねてより関心のあった分野へと進む傾向もあるという。「もともと美意識の高かった田中みな実さんは美肌やスタイルが注目を集め、TBS退社後に発売した写真集は60万部以上の売り上げを記録。化粧品のCMに出演したり女優業に進出したりと、個性をうまく発揮しています。アナウンサーという仕事はどちらかといえば自分が目立つことよりも、縁の下の力持ち的な存在であることが求められがちです。だからその分、退社後は“自分らしさ”を活かして関心のある分野に進みたいと考える人も多いのです」(前テレビ局関係者)群雄割拠のアナウンサー業界。いま、新たなフェーズにあるのかもしれない。
2022年03月01日福田悠太(ふぉ~ゆ~)が主演を務める舞台『ボーイング・ボーイング』にCA役として愛加あゆ、大友花恋、飯窪春菜が出演することが決定した。本作は、フランスの劇作家マルク・カモレッティによる戯曲で、モテない男・ロベールが、モテ男・ベルナールを訪ねたことから巻き起こる大人気コメディ。1960年にパリで初演されて以降、日本を含めた世界中で幾度となく再演され、2008年度トニー賞で、 “リバイバル演劇作品賞” と“主演男優賞” にも輝いた。舞台は1960年代のパリ。日曜日、空港に近いパリ市内のアパルトマンに住んでいる建築家の“モテ男”ベルナールの元に田舎から旧友の“非モテ男”ロベールが訪ねてくる。ベルナールはロベールに自慢する。自分は三か国の美女3人と付き合っている、と。しかも全員が国際線キャビン・アテンダントなので、スケジュールをうまくやり取りすれば、全くバレずにうまく行くのだと。しかし、ベルナールは自身の恋人3人と同じ時間に会うことになってしまい……。モテない男・ロベール役を福田悠太(ふぉ~ゆ~)、二枚目のモテ男・ベルナール役を室龍太、そして、重要な回し役とも言える家政婦・ベルタを松本明子が演じることが発表されていたが、この度、ベルナールが付き合う3人のキャビン・アテンダント役が決定。ドイツ人のジュディス役を元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛加あゆ、アメリカ人のジャネット役を映画やドラマ、バラエティなど多方面で活躍中の大友花恋、フランス人のジャクリーン役をモーニング娘。OGで数々の舞台で活躍する飯窪春菜が演じる。3人はそれぞれ、出演の喜びと意気込みのコメントを寄せている。ドイツ人 CA ジュディス 役: 愛加あゆこの度、 『ボーイング・ボーイング』にてドイツ人キャビン・アテンダントのジュディス役を演じます、 愛加あゆです。60年代のフランスで上演されたコメディという事で…とにかく戯曲が面白いです!!!演出の三枝さんや素敵なキャストの皆様と、 より愉快で楽しい作品となりますよう努めて参りますので、 是非劇場まで観にいらして頂けたら嬉しいです!心よりお待ちしております♪アメリカ人 CA ジャネット 役: 大友花恋アメリカ人キャビン・アテンダントのジャネット役で出演させていただきます、 大友花恋です。台本を読んでいる時点でクスクス笑ってしまうような、 本当に楽しい舞台です。 舞台経験の少ない私が、 そんな素敵な作品に参加させていただくことは、 楽しみであり、 身が引き締まる思いですが、 作品に彩りを添えられるよう、 精一杯向き合います。 ジャネットとして全力で生きようと思います!ぜひ、 楽しみにしていてください!フランス人 CA ジャクリーン 役: 飯窪春菜フランス人キャビン・アテンダントのジャクリーン役を演じます、 飯窪春菜です。3人のキャビン・アテンダントの中でどの役になるのかワクワクしていたのですが、 三枝さんとお会いしてみてどうやら私はコケティッシュな印象だったらしく、 ジャクリーンに決まりました。わ、 私がコケティッシュ!?普段の自分からはピンときません!(笑)コメディ自体初めての挑戦なので、 誰よりも楽しみつつ先輩方からたくさん教わりたいと思います!チケットは3月26日(土)10時より一般発売予定。【公演概要】『ボーイング・ボーイング』作:マルク・カモレッティ演出:三枝孝臣上演台本:可児理華出演:福田悠太(ふぉ~ゆ~)室龍太 / 大友花恋飯窪春菜愛加あゆ /松本明子<東京公演>2022年5月14日(土)~29日(日)会場:自由劇場<京都公演>2022年6月3日(金)~5日(日)会場:京都劇場
2022年02月16日アイドルグループ・ふぉ~ゆ~の福田悠太と辰巳雄大がW主演を務める、パルコ・プロデュース2022舞台『腹黒弁天町』が、2022年2月4日から東京・紀伊國屋ホールで上演される。同作は、喜劇の名手・鈴木聡氏が夏目漱石の『坊ちゃん』にインスパイアされて書き上げ、1994年に劇団ラッパ屋の公演として初演された作品のリバイバル上演作。“異色のジャニーズ”として舞台やバラエティなどで活躍するふぉ~ゆ~の福田と辰巳がW主演し、東京から赴任してきた2人の青年教師を演じる。物語は、明治時代後期を舞台に、東京から弁天町に2人の青年教師・財前涼太(福田)と山岡大介(辰巳)が、赴任してくるところから始まる。欲望渦巻く弁天町で、教頭の村井尻(土屋佑壱)、陰謀にまみれた校長・権田原(中村まこと)、町の有力者・大金田(木村靖司)、町の親分・鳴海(政岡泰志)、英語教師・美智子(伊藤純奈)、芸者・小雪(伊勢佳世)などと出会い、理想と希望を信じていた2人が、現実と欲望に翻弄されていく。『坊っちゃん』を踏襲した世界観に、温かな人情と抗いきれない現実が交錯した作品になっている。演出は、俳優としても活動している劇作家・松村武氏が担当。四半世紀の時を超え、名作を鮮やかに蘇らせる。東京公演は2022年2月4日~20日に紀伊國屋ホール、大阪公演は2月22日と23日に松下IMPホールにて上演。本人コメントは以下の通り。■福田悠太腹に据える、腹を括る、腹が立つ。腹がつく言葉が何個か思いつきます。その中でも、トップオブ「腹」がつく言葉は「腹黒」なのではないでしょうか。「あいつは腹黒だからな〜。」これを聞いただけでその人の、人となりをなんとなく想像できてしまう僕は変わっていますか? ふぉ〜ゆ〜の福田悠太です。この度、パルコ・プロデュース舞台「腹黒弁天町」にて財前涼太役で呼んでいただきました。喜劇の名手といえば鈴木聡さん。以前、舞台「阿呆浪士」に出演させて頂いた時にご一緒させてもらいまして、またご一緒出来る事を大変嬉しく思います。鈴木さんと、今回演出の松村さんのタッグで「腹黒弁天町」は面白くなる事はビッグ確定です。名だたる共演者の皆さんの中に入る事に不安もありますが、ふぉ〜ゆ〜のメンバーの辰巳君も一緒なので安心です。辰巳君には是非、稽古などで僕がお芝居で迷っていたり、自信がなくなっていたり、路頭に迷っていたりしてる姿を見た際には遠慮せずに励ましてもらいたいです。頼りにし過ぎるつもりでおりますのでよろしくおなしゃす。それでは、皆様、劇場でお会い出来る事を楽しみに、まずは苦手な台詞憶え頑張ります。■辰巳雄大山岡大介を演じます辰巳雄大です。明治時代を生きるのも教師役も初めてなのでお話を頂いた時は役者としてシンプルに胸が躍りました。今回、共演するメンバーの福田悠太は鈴木さんと松村さんとの作品に参加していて『2人が作る作品はヤバい。面白すぎるよ、絶対。どうしよう。』と決まった時から興奮しております。僕は鈴木さんの脚本、松村さんの演出は初めてなので、お2人とご一緒した福田の興奮を見て、自分はその福田の熱量すら超える作品にしなければいけないという謎の役者魂に燃えています。世の中、腹黒だらけです。山岡大介として生まれた感情を包み隠さず舞台上で生きられるように稽古期間を過ごしたいと思います。劇場でお待ちしております。
2021年11月11日歌手の折坂悠太が、23日にSpotifyでポッドキャスト番組『独白傍白』の配信を開始した。折坂は、平成元年生まれのシンガーソングライターで、2018年にリリースしたアルバム『平成』は、CDショップ大賞を受賞するなど、高い評価を受けている。2019年には上野樹里主演ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)の主題歌に「朝顔」が採用され、注目を集めた。同番組では、6日に3年ぶりとなるアルバム『心理』をリリースした折坂が、同作に関わった様々なゲストを招いて、トークを繰り広げる。第1回は、アルバム『心理』を共に作り上げ、ライブ活動でも共にする折坂悠太(重奏)のメンバーと“とある人物”を招き、重奏の成り立ちや出会いなどを語る。
2021年10月25日京都・α-STATION開局30周年アニバーサリースペシャルプログラムに、折坂悠太と、昨今ライブを行っている編成の京都在住のミュージシャンを中心とした重奏のメンバーが登場!10月30日(土)の24時から2時間にわたって、折坂悠太の魅力に迫るスペシャルプログラムがオンエアされる。折坂悠太 チケット情報10月6日(水)に、前作『平成』から3年ぶりとなるアルバム『心理』をリリースした折坂悠太。2019年冬より制作をはじめるも、コロナ禍の影響により収録楽曲を見直し、元々予定されていた楽曲も改編や再録を経て、今回ようやく完成へ。そんな待望のアルバム制作エピソードやアルバムに込めた思い、10月29日(金)からスタートする「心理ツアー」への意気込みなどを中心に、折坂悠太(重奏)のメンバーとトークが繰り広げられる。「心理ツアー」は全国8か所で開催。関西では、10月29日(金)大阪・サンケイホールブリーゼ、11月26日(金)京都・ロームシアター京都 サウスホールにて開催される。チケットは発売中。【番組情報】α-STATION 30th Anniversary Special Program『Starring 折坂悠太(Yuta Orisaka)』放送日時:10月30日(土) 24:00~26:00DJ:折坂悠太(重奏)
2021年10月21日いま、各界から多くのラブコールを受ける、シンガーソングライターの折坂悠太さん。どこか懐かしさを纏う刺激的な楽曲や趣ある佇まいに潜む愛らしさの原点を辿ります。今のムードを取り込んだ楽曲と、どこかノスタルジーを感じさせる深みとまろみを備えた声で、聴く者を魅了する折坂悠太さん。音楽界の注目を集める彼がananのインタビューに初登場です。音楽のことや意外な一面を、柔らかなトーンでお話しいただきました。――折坂さんが音楽を始めたきっかけを教えてください。折坂:子どもの頃、学校に行っていなかった時期がちょくちょくあって。そんな時に通っていたフリースクールで、バンドを始めたのが最初でした。集団に対して果敢に向かっていくタイプではないのに、発表会とかになると、しゃしゃり出るタイプの人間で。舞台に立ち、表現することへの渇望がもともとあった中で、音楽に出合った。舞台などスパンが長い作品と違い、音楽は1曲4分くらいで表せる。そういうところがいいなと思い、どんどんのめり込んでいきました。――バンドでは、何の楽器を?折坂:ドラムです。歌わないけれど、曲も作っていました。最初は恥ずかしいからふざけた曲ばかりだったのが、次第に真面目な曲を作りたくなり、我を出すように。後に自分がボーカルのバンドも始めました。ドラマーの時は裏方みたいな気持ちでいたけど、自分で歌う曲は、自分のやりたいことをより出せる場に。今の自分につながる表現が始まっていったんだと思います。――当時、自分の曲を人が聴くというのは、どんな感覚でしたか。折坂:嬉しかったですね。人と打ち解けられず、仲良くなるのに時間がかかるのは、自分というものを上手く伝えられないからなのかなと思っていて。それが、曲を聴いてもらうと、わりと一発で、“こういうテンションで生きてます”ということをわかってもらえる。人と関わる手段として、こういう形があるんだと気づいてからは、自分の表現に応えてもらうことが嬉しかったし、この道で行こう、と。でも、今も、「こういう音楽をやっていて、CDを出して」というお話はできるけど、そういう前提がないと何もしゃべれないんですよね(笑)。世間話や雑談は、本当に難しいです。歌に関しては自分の中から出たものを歌いたい。――曲はどのようにして生まれるのでしょうか。折坂:10代、20代の時は、ときめくことがあると、その反動でできるのかスルスルと作れていました。それが、年を追うごとに、ときめくことをなかなか見つけられなくなって、自分で取りに行く必要があると思ったんです。そこで、自分にとってときめくことは何だろうと考えてみると、自分の作品や曲ができること自体なんですよね。一緒に作業をするエンジニアの人と、「何か楽しいことはありますか?」と話す時も、「どう考えても今じゃないか」という結論になる。作っている時間や、幸いにもそれを仕事にできていること自体が楽しいんです。だから今は、そうしたときめきを手にするため、机に向かって、重い腰を上げて、曲作りをしているという感じです。メロディは、歌っていて気持ちいいとか、わりと感覚的です。ただ、歌詞に関しては、つけるのが本当に難しくって。自分がどういうスタンスで生きたいか、事件や社会的な状況を見て、どういう言葉や一節で表現するのが合うかを見ていくので、そういう意味では日頃のインプットからできているものだと思います。本はあまり読まないのですが、詩集はパラパラと。使っているツールは同じ文字であっても、インターネットに流れてくるものと、言葉を洗練させた人たちのものは別物だと思っているので、そこからインスピレーションを受けたりはします。――影響を受けた音楽はあるのでしょうか。折坂:正直ね、音楽のこと、よくわかっていないんですよ(笑)。自分のメロディがどこからきているかって、本当に難しくて。音の質感や受ける印象みたいなものは、いろいろなジャンルから引っ張ってこれるんですけど、歌でやろうとすると、“何かのジャンルのあの歌に似てる”となり、自分としては面白くない。歌というものに関しては、自分の中からきたものをやろう、という思いはあります。――最近は、ドラマの主題歌やCMソングなどの楽曲も手がけられていますが、作る際、いつもと違う部分の脳を使っているなと感じるなど、違いはありますか。折坂:あるかもしれませんね。自分の物差しだけではない部分で、やらなければいけない場合もあるので。でも、自分じゃない人が歌うバンドに音楽を作ることから始めたので、お題に合わせて曲を作るというのは好きは好きです。自分が培ってきたもの、根底にあるものをいかに入れ込むかが、難しくもあり楽しくもあります。――オファーをした側は、折坂さんのエッセンスが欲しいから、声をかけているんですもんね。折坂:でも、その“折坂さんのエッセンス”を30%くらい入れたら3%でもよかったとか、割合みたいなものは難しいなと思うことも(笑)。――『みんなのうた』で流れる曲も、番組とアーティストの色のバランスのとり方が難しいという話を聞いたことがあります。折坂:でも、最初から“みんなの”を意識するより、作り手の個性や深層心理をめちゃめちゃ奥深くまで掘り進めてたどり着いたものが、意外とみんなの根底に流れているものだったということがあると思っていて。たとえば宮崎駿監督のアニメは、広く浸透していて、私も観て育っていますが、作り手の自我が、出ちゃいけないようなところまで出ているというか。それでも、ここまでみんなに響くのは、根底に流れているものを掘り当てたからなのかなと。――掘り下げていく作業もそうですし、自分の中にある軽くないものを、音楽という人が心地いいと感じるものにして届ける作業は、とても大変だと思うのですが。折坂:大変ですね、すごく。でも、コロナ禍になり、そういうフェーズにきているのかなと。それに、到底説明できなそうな感覚や、長くなる話みたいなものを、ポップスとして昇華できたら面白いものになると思って取り組んでいます。――そんな中、3枚目のアルバムとなる『心理』が発売されました。折坂:タイトルからして、明るくはないなという感じなんですけど(笑)。一見してわかりやすくないものに取り組みたいなと。その作業を経由しないと、自分の音楽を聴いてくれている人、これから伝えていく人に真摯に向き合えない気がしたんです。本当は昨年に出す予定でしたが、録音まであと数日というところで1回目の緊急事態宣言が出て、なんだかんだで今年に。当時と今では思い描いていたものも状況も違うので、その時に考えた曲もありつつ、アップデートしていった経緯があります。――ライブツアーも開催されます。折坂:みんな、どの地域に住んでいても共通した生きづらさ、今の時代を生きる難しさみたいなものを抱えていると思うんです。この作品は私の物語だけど、いろんな場所に行き、聴いてくれた人の声を聞いて、みなさんがどういうふうに過ごしているかを知りたいと思っているので。その答え合わせをライブでできればいいなと。ニューアルバム『心理』が発売中。アルバム収録にあたり再録した「トーチ」「春」、アーティストのイ・ランが客演参加した「ユンスル」など、全13曲を収録している。【初回限定盤(CD+DVD)】¥5,280【通常盤(CD)】¥3,300(ORISAKAYUTA/Less+ Project.)。10月29日からは、8都市のホールを巡る「心理ツアー」が開催予定。おりさか・ゆうた1989年9月16日、鳥取県生まれ。千葉県出身。2013年より弾き語りライブを始め、‘14年にミニアルバム『あけぼの』でデビュー。‘18年リリースの2ndアルバム『平成』はCDショップ大賞を受賞、また‘19年には、『監察医 朝顔』の主題歌として『朝顔』をリリース。映画『泣く子はいねぇが』では、主題歌と劇伴音楽を担当する。※『anan』2021年10月13日号より。写真・玉村敬太インタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2021年10月08日折坂悠太は、鳥取生まれ、千葉県出身のシンガーソングライター。平成元年生まれの折坂ならではの極私的な感性で時代を切り取りリリースされた前作『平成』は、2018年を代表する作品として、CD ショップ大賞を受賞するなど、高い評価を受ける。2019年には上野樹里主演、フジテレビ系月曜9時枠ドラマ『監察医 朝顔』主題歌に「朝顔」が抜擢され、2020年同ドラマのシーズン2の主題歌続投も⾏い、今年3月にはミニアルバム『朝顔』をリリースした。また、佐藤快磨監督、仲野太賀主演の映画『泣く子はいねぇが』では自身初の映画主題歌・劇伴⾳楽も担当するほか、今年4月には、サントリー天然水、サントリー角ウイスキーの TV CMソングを担当するなど活躍の幅を広げている。前作『平成』以来3年ぶりとなるアルバム『心理』は、2019年冬より制作をはじめるも、2020年4月に予定されていたアルバムレコーディングは緊急事態宣言を受けて⼀時断念。コロナ禍の影響により収録楽曲を見直し、元々予定されていた楽曲も改編や再録を経て、今回ようやく完成に至った。今作はレコーディングからミックス、マスタリングまでをエンジニアの中村公輔が手がけ、写真は塩田正幸、ジャケットデザインは鈴木聖が担当した。収録内容は全曲完全新録となり、詳細は後日発表となる。2021年の重要作になるであろうアルバム『心理』に注目だ。また、アルバムリリースに際して、全8都市を回るホールツアー、「⼼理ツアー」を開催。チケットの第1次オフィシャル先行予約は7月28日(水)より8月9日(月・祝)の間まで行われる。
2021年07月29日折坂悠太が3rdアルバム『心理』を10月6日にリリースすることが決定した。2018年10月にリリースされた前作『平成』以来3年ぶりのアルバムとなる『心理』は、2019年冬より制作をはじめるも昨年4月に予定されていたアルバムレコーディングは緊急事態宣言を受けて一時断念。コロナ禍の影響により収録楽曲を見直し、元々予定されていた楽曲も改編や再録を経て今回ようやく完成に至ったとのこと。今作はレコーディングからミックス、マスタリングまでをエンジニアの中村公輔が手がけ、写真は塩田正幸、ジャケットデザインは鈴木聖が担当した。収録曲は全曲完全新録となり、詳細は後日発表される。またアルバムリリースに際して、10月29日の大阪・サンケイホールブリーゼを皮切りに全8都市を回るホールツアー『心理ツアー』の開催が決定。チケットは第1次オフィシャル先行予約が8月9日まで行われている。■折坂悠太 コメント何かに例えることができない。このアルバムは、簡単な物語に消化される事を拒んでいます。それでも私は表現者なので、表現できなければ終わりです。悩んだ末、「心理」と名をつけました。どうすることもできない「心」を認めながら、もう一方では、それを道筋立て、自分の選択に「道理」を見出さなくてはなりませんでした。最近の私は、常にこの二つのプロセスの狭間に居て、そこにいつも音楽がありました。表現には、同じものを見て、感動を共有することの他にも、役割があると思います。いま私がするべきことは、ここに(そこに)ある心を見つめ、問いかけつづけることだと考えます。新しい画を見せたい。新しい画を見せてください。あなたと私が違う場所で、共有されない物語を作る時、このアルバムが伴走者となる事を望みます。<リリース情報>折坂悠太 3rd Album『心理』2021年10月6日(水) リリース折坂悠太 3rd Album『心理』ジャケット●初回限定盤(CD+DVD):5,280円(税込)●通常盤(CDのみ):3,300円(税込)【CD収録内容】※全形態共通後日発表【DVD収録内容】※初回限定盤のみ2021年6月4日(金) 東京・USEN STUDIO COASTでのワンマンライブ『折坂悠太単独公演2021<<<うつつ>>>』を収録予定【先着購入特典】特典音源CD(内容後日発表)※特典は外付けとなります予約リンク:<ツアー情報>折坂悠太『心理ツアー』折坂悠太『心理ツアー』告知画像10月29日(金) 大阪・サンケイホールブリーゼOPEN 18:00 / START 19:00問)SMASH WEST:06-6535-556910月30日(土) 広島・広島JMSアステールプラザ 中ホールOPEN 17:00 / START 18:00問)YUMEBANCHI 広島:082-249-357111月2日(火) 愛知・芸術創造センターOPEN 18:00 / START 19:00問)JAILHOUSE:052-936-604111月6日(土) 宮城・日立システムズホール シアターホールOPEN 17:00 / START 18:00問)GIP:0570-01-999911月20日(土) 福岡・福岡国際会議場 メインホールOPEN 17:00 / START 18:00問)BEA:092-712-422111月22日(月) 北海道・共済ホールOPEN 18:00 / START 19:00問)WESS:info@wess.co.jp11月26日(金) 京都・ロームシアター京都 サウスホールOPEN 18:00 / START 19:00問)キョードーインフォメーション:0570-200-88812月2日(木) 東京・LINE CUBE SHIBUYAOPEN 18:00 / START 19:00問)HOT STUFF:03-3444-6751 / SMASH:03-5720-9999■チケット料金全席指定:6,500円(税込)■第1次オフィシャル先行予約受付期間:7月28日(水) 17:00〜8月9日(月・祝) 23:59※お一人様1回の購入のみで購入枚数制限4枚まで■第2次オフィシャル先行予約受付期間:8月14日(土) 12:00〜8月24日(火) 23:59※お一人様1回の購入のみで購入枚数制限4枚まで■一般発売:9月4日(土)※全公演チケット購入時に同行者含め個人情報の入力が必要になります※小学生以上はチケット必要関連リンク折坂悠太 Official HP:折坂悠太 Twitter:折坂悠太 スタッフTwitter:折坂悠太 Facebook:折坂悠太 Instagram:折坂悠太 YouTube:
2021年07月28日ふぉ~ゆ~の福田悠太・辰巳雄大出演のミュージカル「ダブル・トラブル」が、2021年5月に埼玉・大阪・東京にて上演されることが発表された。ミュージカル「ダブル・トラブル」は、ボブ&ジムのウォルトン兄弟によって書かれた抱腹絶倒のコメディ。作詞家・ボビーと作曲家・ジミーの兄弟ふたりが、ハリウッドのメジャームービーの曲を書くという大チャンスをつかむ!が、与えられた時間は数時間しかない!果たして兄弟は……?出演者は2名のみ、演奏はピアノ1名だけで、およそ10人もの登場人物を表現する。今回はダブルチームを編成して上演を予定しており、今回の発表ではハリウッドチームのみ。ブロードウェイチームは後日発表される。●福田悠太(ふぉ~ゆ~)この2人の組み合わせで舞台に出演するのは初めてで、兄弟役を演じるのが楽しみです。つ~ゆ~として漫才を作った時もそうでしたが、グループ4人でいる時とは違って、ここでしか話せないことも見つかってくるのではと思います。それも楽しみです。ときにはけんかもあったり、涙したり…、友情物語の稽古場になると思います(笑)。やることが多くて、とても大変そうな作品ですが、お客さまには僕らの大変さもエンターテイメントとして楽しんでいただけるような、そんな作品になればいいなと思っています。ちょうどメンバー4人、それぞれの作品で同じ時期にそれぞれ別の舞台に出演することになったので、ライバル意識は出てしまいますね。まぁ、、一番面白いのは「ダブル・トラブル」ですし、すでに勝っていると思ってます(笑)!ほかの2作品も是非見たいですね。楽しみです。●辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)「ダブル・トラブル」はきっと、お客様には見えないところで、出演者・スタッフとも大変なことがたくさんある作品なんだろうと思います。すべての方のMAXの力が合わさった時にどんな風にみせられるのか、そして僕の大好きなウォーリーさんが演出家としてまとめてくださる、本当に楽しみです。福ちゃんは本当にやさしさにあふれていて、“happy”や“peace”を一番大事にしているんだなと感じます。対して僕は、ぶつからなければ生まれるものもない、と考えるタイプです。すでに関係性ができているので、意見が伝えやすいというのは、強みだと思いますし、きっと福ちゃんにぶつかっていくと思います。傷口をなめ合うのではなく、傷口に塩を塗り合う稽古場にしたいです(笑)。この状況がもう少し収まったら、演劇がもっと皆さんに観ていただき易い存在になるように頑張りたいです。『休みだから舞台でも観に行く?』と気軽に行けるように、僕らがちょっとだけでも変えられたらと思います。今年も、変わらず演劇を愛していきたいと思います。■ミュージカル「ダブル・トラブル」2021年5月埼玉・大阪・東京にて上演出演:【ハリウッドチーム】福田悠太(ふぉ~ゆ~)辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)※他、ブロードウェイチームあり脚本・作詞・作曲:ボブ・ウォルトン&ジム・ウォルトン翻訳・訳詞:高橋亜子演出:ウォーリー木下音楽監督:落合崇史振付:TETSUHARU公式サイト: 主催 / 企画・製作:シーエイティプロデュース
2021年02月01日アイドルグループ・ふぉ~ゆ~の福田悠太が主演を務める舞台、山田ジャパン1月公演『優秀病棟 素通り科』が20日、東京・本多劇場で開幕し、舞台写真とコメントが到着した。本作は、誰もが閉塞感を抱く今の時代に向けたコメディ作。自らこの世を去ろうとしていた貿易会社勤務・飯塚哲人(福田)と、悲惨な人生を歩んできた初老の女・喜久枝の出会いから物語が展開する。2008年に旗揚げした山田ジャパンは、全世界190カ国に配信され絶賛されたNetflix作品『全裸監督』の脚本を手掛けた、脚本家で演出家の山田能龍氏が全作品を手掛ける。本公演には福田のほか、森一弥、与座よしあきといったゲストメンバーや、旗揚げから劇団に所属してきたいとうあさこが出演。初日公演はライブ配信も実施され、大いに盛り上がりを見せた。上演は27日までで、ライブ配信はこの後23日18時公演、千穐楽の27日16時公演でも予定している。福田は山田氏について「物凄く超時間集中力が持つ方で本当に凄いなと毎日稽古場で感心していました。僕はそんなに集中力がもつタイプではないのでリスペクトです」と尊敬している点を挙げつつも、「ただ、山田さんの集中力が持ちすぎて稽古時間が長くて困った日もありました。このまま永遠に集中して稽古終わらないんじゃないかな? そう思ったのも稽古場のいい思い出です」と告白。「今回の稽古ではずっとマスク着用で口元が隠れていたのであくびをしてもバレないところがよかったです。この事は山田さんには伝えないで下さいます様よろしくお願いします」とユーモアを交えたコメントを寄せた。一方の山田氏は、「大きな気持ちが2つあります。1つはここに辿り着けたことへの大きな喜びです。様々な考えがあると思いますが、やはり舞台公演を打てることへの喜びは抑えきれない。万感の思いです」と喜びを語りつつも、「もう1つはやはり、コロナウイルスへの圧倒的な緊張感です。キャスト・スタッフ・何よりお客様に対する万全の体制を敷くこと。かつストレスを与えるようなヒステリックさがお客様に伝わらない運営を心がけたいです」とコロナ禍での上演について率直な思いを話す。福田については、「とにかく信頼に足る取り組みをする男、という印象です。舞台人としての地肩、戯曲への向き合い、台詞を身体に落とす速度など文句なしです」と絶賛。また役者同士で仲を深めるだけでなく「劇団の面々とも馴染んでいって、まるで劇団の看板役者のようになっていった」と振り返り、「それを座組における主役の役割としてやってるのではなく、ナチュラルにそうなっていたことに驚きました」と明かした。
2021年01月21日首都圏の1都3県を対象とする緊急事態宣言が発効した1月8日、菅義偉首相(72)が『報道ステーション』(テレビ朝日系)に出演。各メディアによると生出演ではなく、同日夕方に行われたインタビューのVTRが放送されたという。そんななか、富川悠太アナウンサー(44)に《媚びてる》《報道人としての自覚ゼロ》といった批判が相次いでいるのだ。富川アナは菅首相に「おせちなど食べる時間はあったんでしょうか?」「本当にお忙しいなかお越しいただいて」などと気遣いながらインタビューを開始。その後も菅首相の発言や考えを確認しながら、丁重にインタビューを進めた。例えば東京都の感染者数が2日連続2000人を超えたことについて、富川アナは「率直にこの数字をどう見ていますか?」と質問。すると菅首相は「去年の暮れに1300人という数字を見て、かなり先行き大変だなぁと思いました」と発言。「2日間で2000人超え」に触れなかった菅首相に対して、富川アナは「総理が『静かな年末年始を』と呼びかけた時でしたが、この時に今これだけ増えているというのを想像していましたか?」と追及。すると菅首相は「いやぁ、もう想像していませんでした」と、ようやく答えたのだった。このような危機感の薄い菅首相にも《曖昧》《他人事》と批判は上がっている。だが、なぜ富川アナが視聴者から反感をかってしまったのだろうか。「NHKの有馬嘉男キャスター(55)が昨年10月、菅首相に学術会議問題について追及したことがありました。そのことが首相サイドを怒らせたとして、降板の危機が報じられたばかり。菅内閣は新型コロナウィルス対策を巡って、支持率が低下。各所から批判が噴出しています。そんな今だからこそ、有馬キャスターのように顔色をうかがうことなく“国民の代弁”を期待した視聴者も多かったようです」(スポーツ紙記者)■1代目キャスター古舘伊知郎が託した“報ステ魂”同番組の2代目キャスターとなり、今年で5年目をむかえる富川アナ。番組開始以来、12年間も現場取材をこなしてきたベテランだ。いっぽうで前任者の古舘伊知郎(66)が築いた“報ステ魂”は、衰退しつつあるようだ。「古舘さんが『愚痴を聞いたことがない』と言うほど、富川アナは真面目で人当たり抜群。被災地の住民などに寄り添った、優しいリポートが印象的でした。ただ報道には自信がなかったのか、緊張感が走る現場ではオロオロすることも。菅首相との『おせち』の会話も、緊張をときほぐす“アイスブレイク”だったのでしょう。ですが古舘さんなら、単刀直入に斬り込んでいったでしょうね」(制作関係者)奇しくも『報ステ』と同じ時間帯には、『古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)が放送された。冒頭から「結果論と言われることを承知」としたうえで、「なんで去年の段階で緊急事態宣言出さないのか」と政府を批判した古舘。さらに「(感染者が増加する)既成事実作るまで待っていたんですか、と嫌味言いたくなりますね」とも述べた。そんな古舘が『報ステ』を去ったのは、16年3月31日。「無難な言葉で固めた番組は面白くない」「言うべきことは言う」などと“報ステ魂”を受け継いでもらうことを願っていた。そして後任の富川アナには「“乱世の雄”になっていただきたい」と期待を口にしていた。まさに“乱世”とも呼べるコロナ禍――。富川アナは、先輩の訓示を守り抜くことができるのだろうか。
2021年01月10日ふぉ~ゆ~福田悠太主演、山田ジャパン1月公演「優秀病棟 素通り科」が、ライブ配信されることが発表された。2008年に旗揚げされた山田ジャパンは、脚本家・演出家として活躍する山田能龍が、これまで発表した全作品を手掛けている。山田は、近年では全世界190カ国に配信され世界中から絶賛された Netflix配信『全裸監督』(『全裸監督』シーズン2は2021年配信)の脚本を、まだ日本ではなじみの薄いチームライティングの手法で作り上げて高評価を得た。「優秀病棟 素通り科」は、切り花を輸入する貿易会社に勤める飯塚哲人を主人公としたコメディ。飯塚をTVドラマやバラエティなどで幅広く活躍し、2018年のオリジナルミュージカル『DAY ZERO』で単独初主演を務めたふぉ〜ゆ〜の福田が演じる。また森一弥、与座よしあきといった、劇団おなじみのゲストが出演。さらに、旗揚げから劇団に所属し、山田作品には欠かせない、いとうあさこも出演する。ライブ配信は、1月20日(水) 19時、1月23日(土) 18時、1月27日(水) 16時の3公演。チケットは1月8日(金) 19時より発売される。【公演概要】山田ジャパン1月公演『優秀病棟 素通り科』上演日程:2021年1月20日(水)〜27日(水)会場:本多劇場料金:8500円(全席指定・税込)公式サイト: パンフレットは通信販売でも取り扱い決定。詳細は後日公式サイトで発表【ライブ配信詳細】対象公演:1月20日(水) 19:00、1月23日(土) 18:00、1月27日(水) 16:00ライブ鑑賞チケット発売日:1月8日(金) 19:00~配信チケット料金:4,000 円(税込)購入サイトURL: ・ご購入頂いたお客様は該当日時の配信開始後 48 時間ご視聴頂けます。・ご購入は先着順で、各回定員になり次第締め切りとさせて頂きます。・ライブ配信チケットに限り、クレジットカード決済のみの対応とさせて頂きます。
2021年01月06日11月20日(金)に公開される仲野太賀主演の映画『泣く子はいねぇが』。折坂悠太が書き下ろした主題歌『春』のミュージックビデオが公開された。さらに映画の主演を務めた仲野太賀と折坂の対談動画も発表となった。『泣く子はいねぇが』は、秋田・男鹿半島の壮大な風景を舞台にそこで生きる人々のリアリティを切り取った青春グラフィティ。仲野演じる親になっても大人になりきれない青年たすくが、地域に伝承する“ナマハゲ”を通して少しずつ成長していく姿を描き出す。たすくの妻・ことねを吉岡里帆が演じるほか、寛一郎、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった実力派が集結。日本映画界を牽引する是枝裕和監督がその才能に惚れ込んだという新進気鋭の監督・佐藤快磨の長編デビュー作で、スペインのサン・セバスティアン国際映画祭のオフィシャルコンペティション部門で最優秀撮影賞受賞という日本映画初の快挙を成し遂げ、国内外から注目されている一作だ。ミュージックビデオは、映画のロケ地である秋田県・男鹿半島で主人公たすくの実家として実際に撮影を行った場所を借り、映画と同じく監督・佐藤快磨、撮影・月永雄太が新たに撮影した映像を使用。また、ミュージックビデオ内のテレビ画面、そして中盤で大きく映し出される映像は、地元の方が撮影した約40年前の男鹿のホームビデオとなっている。まさに「男鹿に吹く風のように歌が始まり、巡ってきた季節と繋いできた小さな幸せを描きたい」という佐藤監督の想いの詰まったミュージックビデオに仕上がった。対談動画では、以前から折坂のファンで撮影中に「折坂の楽曲が本作の世界観にぴったり」と提案した張本人である仲野が主題歌を絶賛。完成した作品を観て「めちゃめちゃ興奮した!エンドロールで『春』が流れた瞬間に抱きしめられたような気持ちになった。この映画全体を包んでくれたような感じがした」と語る。初めて映画主題歌と劇伴に挑戦した折坂は「音楽で感情を増幅させるのではなく、波の音や風の音と同じようにただただ寄り添うことによってより奥行きを出すことが役割なのかなと思いました」と語り、「この仕事をお受けする前に太賀さんから『ラストシーンのその先を観客のみなさんに委ねる部分が多いので、何か一歩踏み出せるものを導いてもらいたい』というメッセージをもらい、そういうポジティブでもネガティブでもない感情を持っているのは母親なのかなと感じた。唯一物語の中で状況を俯瞰して観ている余貴美子さん演じるたすくの母親の気持ちで作ろうと思いました」と楽曲に込めた思いをコメントを寄せた。■公開情報『泣く子はいねぇが』11月20日(金)公開
2020年11月18日折坂悠太が11月18日(水)、配信シングル『春』をリリースする。折坂は、2018年を象徴するアルバム『平成』をリリースし、2019年には「CDショップ大賞」を受賞。その高い音楽性に宇多田ヒカル、岸田繁(くるり)、三浦大知、後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、KIRINJI、GONTITI、七尾旅人、小山田壮平をはじめとするアーティストが賛辞を送った。今年4月にはコロナ禍を予見した様な『トーチ』、これまでの活動を総括したライブ盤『暁のわたし REC2013-2019』を発売、自主制作時代の作品をアナログレコード化するなど、精力的な活動を展開してきた。『春』は新進気鋭の監督・佐藤快磨の劇場デビュー作『泣く子はいねぇが』(11月20日公開)の主題歌。主演・仲野太賀の強い推薦のもと、折坂と同じ平成元年生まれの佐藤監督が話し合いを経て完成した曲だ。「確かじゃないけど 春かもしれない」と繰り返される民謡調の歌と移り変わる景色の様に展開する伴奏。自粛期間の最中で制作された本楽曲には、どこか変化への想いが込められている。なお、折坂は『泣く子はいねぇが』の音楽も担当している。秋田県・男鹿半島の伝統文化「男鹿のナマハゲ」から“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出す本作に折坂がどう向き合ったのかに注目したい。<監督・佐藤快磨コメント>確かじゃないけど春かもしれない。エンドロールに『春』が流れたとき、登場人物たちのそれからを思わず想像していました。不甲斐ないですが、『春』で映画『泣く子はいねぇが』は完成したのだと、そのとき初めて分かりました。折坂さんには心から感謝しています。折坂さんにお願いできて本当によかった。これからも迷うばかりの人生が続いていくと思いますが、立ち止まるたびにそっと春を思い出します。<主演・仲野太賀コメント>折坂悠太さんの歌声がエンドロールで流れた時、鳥肌が立ちました。僕自身が折坂さんの歌に勇気づけられたように、僕が演じた頼りない男の人生もまた、この歌によって前に進む事ができるんだと思いました。浮き沈みのある人生の四季に、不確かではあるけど愛と矛盾に満ち溢れたラストシーンの先に、いつか春は訪れる。素晴らしい楽曲を提供してくださって、本当に感謝しかありません。折坂悠太さんの『春』、是非聴いてみてください。■リリース情報折坂悠太『春』11月18日(水)配信スタート
2020年11月12日木村拓哉5月25日、政府が緊急事態宣言を全面解除したのを受け、休止していたドラマなどの撮影が6月に入って順次再開されている。「多くのスタッフ、出演者が関わるドラマはクラスターになってはいけないと、各局がかなり細かい制作ガイドラインを作成していますね」(芸能プロ関係者)特に『報道ステーション』の富川悠太アナウンサーや『魔進戦隊キラメイジャー』主演の小宮璃央など、番組関係者から複数の感染者が出てしまったテレビ朝日は他局以上に厳しいルールが設けられているようだ。同局の制作マニュアルによると、《少しでも安全性が損なわれた撮影を行った場合、すぐにSNSなどで広まってしまい社会的な責任を問われる事態になります。一般視聴者からの視線を常に意識し、決して無理のない撮影を行うということを心がけてください》《キャスト・エキストラを含めて1度に20名を超えるシーンの撮影は当面禁止する》《メイク1名につき1日あたり担当するキャストは3名程度にする。極力キャスト毎に別々のものを使用すること》など、具体的な人数を明記し、感染防止を優先することが記されていた。■『M』ロケ現場の奇妙な光景そんなガイドラインを裏づけるように、6月3日に品川駅前の広場で行われていた同局で放送中のドラマ『M愛すべき人がいて』の野外ロケでは、厳戒態勢の中で撮影が進められていた。「リハーサル中は出演者全員がフェイスシールド着用で行っていたのが印象的でした。また交通整理の担当者を含めて、スタッフは全員マスク姿。ヘアメイクさんも出演者に触れたあとは毎回アルコール消毒する徹底ぶりでした」(目撃した飲食店スタッフ)感染防止のためとはいえ、キャストも戸惑いは隠しきれないようだ。『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)で主演を務める木村拓哉もインスタグラムで、フェイスシールド姿の写真とともに、《これが当たり前!!そう自分に言い聞かせて、作業しています……》と投稿。新しい撮影様式に苦戦している様子がうかがえる。■SNSにも気を張る時代慣れないのは、出演者だけでなくスタッフも同じ。彼らはキャスト以上に頭を抱えているようで、「ガイドラインにも記されているように、今はSNSで情報が拡散する時代。撮影で使用したロケ先でクラスターが発生したとなると、大問題に発展します。そのため極力、局内や局が持っているスタジオで撮影をするように言われているのですが……。セットで撮影するのも限界があるのに、ロケ場所が確保できないため、みんな頭を抱えています」(ドラマ制作スタッフ)例えば、これまでなら実在するカフェなどで行っていた食事のシーンは、セットを作ったり局の食堂などで対応しているという。「換気の観点から密室になるセットは基本禁止になるなど、撮影できるアングルも限られてきます。年内はこのガイドラインに沿っての撮影になる見込みのため、“この場所、ほかの作品でも見たな……”ということが増えるかもしれません(苦笑)」(キー局ディレクター)■エキストラの応募者も減少無償で参加するボランティアエキストラにも厳しい条件が加えられたため、エキストラ集めにも苦戦している。「参加者は毎日、朝・昼・夜に検温し1週間の検温結果を提出するのが条件の作品もあります。感染者が出た場合の感染ルートを把握するという理由で、同じ現場にいた人とは連絡先を交換するように言われるし、現場では私語厳禁。ノーギャラでここまでやらなきゃいけないのかと、応募者が減っているとか。後ろにいるエキストラも同じ顔ぶれになりそうですね」(エキストラに参加した女性)そんな厳しい条件でも、多くのドラマは短縮することなく、予定どおり進められる方向だと、前出の芸能プロ関係者は教えてくれた。「本物の病院でロケが難しいためお蔵入りになるかと思われた、石原さとみさん主演の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』も話数を減らすことなく進めると聞いています。薬剤師が主人公ということもあり、撮影場所が限られていることが功を奏したとか。『M愛すべき人がいて』は、もともと全7話と少なく設定されているうえ、もし地上波で放送できなくなっても、共同制作であるネットテレビの『ABEMA』で放送できますからね」厳しい条件の中でもあっと驚くアイデアや演技で、視聴者を楽しませてくれることに期待したい。
2020年06月11日6月2日の14時ごろ、閑静な住宅街に黒塗りのハイヤーが到着した。一軒家からスタッフらしき男性を伴ってと現れたのは、富川悠太アナウンサー(43)だ。富川アナといえば、4月にPCR検査で新型コロナウイルスへの感染が判明。発熱がありながらも番組出演を続けていたとして、批判にさらされていた。だが6月4日に『報道ステーション』(テレビ朝日系)へ復帰。番組では「視聴者の皆さまからは多くのお叱りの言葉をいただきました。真摯に受け止めています」と謝罪していた。その復帰直前、富川アナはハイヤーに乗り込んで局での打ち合わせへと向かっていた。復帰できる解放感からか、足取りは軽く笑みも浮かべている。だが番組で述べた反省の言葉とは裏腹に、この日の彼はマスクをつけていなかった――。「富川ショックは局全体に影響を及ぼしました。徳永有美さん(44)をはじめ、50人以上のスタッフは全員が自宅待機。『報ステ』はほかの番組スタッフが制作を受け持ち、ギリギリの人数でやっています。局内の衛生対策も徹底することになりました。スタジオの消毒に加え、全員がマスクを着用するように厳しくいわれています。なのに、当の彼が“マスクなし”で出勤しているなんて……。違和感ありありです」(テレビ朝日関係者)実は、富川アナ復帰への疑問の声は少なくないという。別のテレビ朝日関係者も言う。「報道番組のMCには自覚ある行動が求められるのに、彼はあまりにも危機意識が欠けていました。そのため、局内では同情的な意見はほとんど聞こえてきません。彼が復帰したことで、『現場で取材拒否されるのではないか……』と心配している人もいます。一部では『10月改編期で降板』なんて噂も出ていますね」そこでテレビ朝日へ降板について問い合わせたところ、「そのような事実はありません」との回答が。だが看板報道番組のMCを継続していくのであれば、これまで以上に強い危機意識を持つことが必要といえそうだ。「女性自身」2020年6月23・30日号 掲載
2020年06月10日情報番組『報道ステーション』(テレビ朝日系)でメインキャスターを務める富川悠太アナウンサーが、2020年6月4日、約2か月ぶりに番組に復帰しました。富川アナウンサーは、同年4月11日に新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)に感染していたことが判明。同月21日には退院したものの、番組への出演は休止していました。大橋未歩、富川アナを擁護6月7日放送の情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、富川アナウンサーの復帰について報じ、この日の出演者の1人、フリーアナウンサーの大橋未歩さんが「危機感がすごく高まった」と語る場面も。富川アナウンサーの一件で、テレビ局とかラジオ局の意識が変わりましたよね。危機感がすごく高まった。ワイドナショーーより引用また、大橋さんは、富川アナウンサーが番組復帰時に謝罪したことに触れた上で「不当にバッシングされすぎていなかったかと思う」とも語ります。なんであんなに(番組の中で)謝らなきゃいけなかったんだろうって考えた時に、コロナにかかったって報道が出た時に、不当にバッシングされすぎていなかったかと思うんですよ。世の中って、一度『叩いていい人認定』をすると、その後も叩き続けたりするじゃないですか。富川アナウンサーが入院されてる時も、全然関係ない家族のニュースが出たりとかして、叩かれたりとかして。いろいろ悔しい思いもあったと思うんですけど、会社員として一度バッシングを収めなきゃいけないっていう全体のコンセンサスで謝ったんだと思うんですよね。ワイドナショーーより引用最後に「あの叩きすぎる風潮は、納得いかなかったですね」と、複雑な胸の内を明かした大橋さん。番組MCを務める東野幸治さんも「僕もそう思いました」と共感する姿勢を見せていました。「富川アナウンサーを責めるのはもうやめよう」の声も大橋さんのように「叩きすぎる風潮には納得がいかない」と感じる人は多いのか、ネット上には富川アナウンサーを擁護するコメントも多く目立ちます。・もう富川アナウンサーを責めるのはやめようよ。・感染までの富川アナウンサーの行動も報じられていたけど、あの中で感染しているとは本人も思わなかっただろうよ。・大橋さんのいう通り。あの過度な批判や中傷は、どうかと思ってた。富川アナウンサーが番組出演を休止している間、視聴者からの批判の声も寄せられていたといいます。富川アナウンサー自身、謝罪時には「視聴者のみなさんからは、多くのお叱りの言葉をいただきました。一つひとつ真摯に受け止めていきます」と告白。発症の可能性を意識できていなかった点は、会社側の管理や働き方そのものも含め、改善すべき点ではあるでしょう。しかし、コロナウイルスの感染とは関係ない話題を探してきて、わざわざ相手を批判するやり方には疑問を抱かずにはいられません。問題をすり替え、過度なバッシングをしているだけでは、状況は改善されません。富川アナウンサーの件から、私たち自身も改めてコロナウイルスへの危機感を持ち、感染予防に努めたいものです。[文・構成/grape編集部]
2020年06月07日6月4日、『報道ステーション』に復帰した、富川悠太アナウンサー《ここまでする必要あるのかな。まるで公開処刑》《なんか罪人みたい><なんで謝るの?》《本人だってかかりたくて感染したわけじゃないのにかわいそう》《弁解のVTRとかいいから他のニュースやってよ!》新型コロナウイルスに感染し、療養していたテレビ朝日の富川悠太アナウンサーが、4日、自身がメインキャスターを務めるテレビ朝日の報道番組『報道ステーション』に復帰。冒頭は放送後、ネットにに上げられた視聴者の声の数々だ。富川アナは4月11日に感染が発覚。数日前から発熱やたんが絡む症状があったものの、平熱に戻ったため4月9日まで番組に出演していた。連日、感染注意を呼びかけていた立場だっただけに、視聴者からは多くの批判を浴びる結果となった。■15分以上にも及ぶ“特集”にうんざりそんな中、56日ぶりに番組復帰を果たした富川アナだが、その表情は硬く、スタジオの雰囲気も重苦しく終始“お通夜”ムード。番組中盤では「私自身の感染について、感染拡大を防ぐことができなかったことについて、お伝えしてまいります」と時間が設けられ、そこでは陽性が判明するまでの間、いつ、どこで何をしていたのか、社内での様子やプライベートの行動も含めて細かく説明された。さらに感染発覚後に入院先の病院で“自撮りレポート”をする映像も。最後、映像はスタジオに戻り、3つの反省点を大きく掲げたパネルを横に、再び深く頭を下げた富川アナ。こうして15分以上にもわたる“特集”はようやく終わったのだ。「確かに、発熱など異変を感じながらも番組に出演していた富川アナにも非はあるかもしれません。でも彼は、少なからずその異変をプロデューサーにはLINEで伝えていたといいます。報告した時には平熱に戻っていたりと判断が難しかったかもしれませんが、最終的に出演をさせたのは番組サイド。それなのに、彼にすべて“釈明”をさせるというのはいかがなものか。それに彼一個人のことをこんなに延々と流されても、というのが正直な感想でした。番組サイドと視聴者が求めているものの間に、温度差を感じましたね。まぁ、追い討ちをかけるように、富川アナは自宅療養中に家庭内トラブルで警察沙汰になったことが週刊誌で報道されてしまい、復帰も絶望的という噂もあったくらいですから、こういった弱々しい姿を見せるしかなかったのかもしれませんが……」(テレビ誌ライター)■「感染した人=悪人」という誤解を助長させてしまう多くの視聴者に“そうじゃない感”を与えてしまった昨日の放送。なかには、「反省は必要だが、謝罪は違うのでは?」と言う声も。「彼の“反省点”はこれから私たちがコロナと共存していく上で必要な情報かもしれません。でも、反省と謝罪は別。番組としてそんな意図はなかったとしても、これでは見ている側に“感染した富川アナが悪かった”という印象を強く与えてしまう。テレビに出ている彼がそんな公開処刑のような扱いをされてしまうと、コロナ禍で問題視された感染者=犯罪者扱いといった誤った認識を助長させてしまうのではないかと心配です」(スポーツ紙記者)最後に、「今後は初心に戻り、ニュースに地道に向き合っていきたい」と言い、現場取材にも出たいとコメントした富川アナ。今回の謝罪、そしてその誓いはいったい、誰に対するものなのか。今後、富川アナ、そしてテレビ局に求められるものはーー。
2020年06月05日テレビ朝日が正念場に立たされている。新型コロナウイルス感染で自宅待機を続けている富川悠太アナウンサー(43)が「報道ステーション」6月4日放送から復帰するという。5月29日、同局から発表された。各スポーツ紙によると富川アナは当面、木・金曜のキャスターを担当。月~水曜は、フィールドリポーターとして取材活動を行うことに。6月1日以降のスタジオ出演者は月~水曜が小木逸平アナ(46)と徳永有美アナ(44)、木~金曜が富川アナと森川夕貴アナ(26)の体制になるという。「富川アナといえばアナウンサーとして感染予防を伝える一方、自身は発熱があった後も番組出演を続けていたと発覚。世間から厳しい声が上がっていました。また5月には自宅に警察と児童相談所職員が駆けつけるという家庭内トラブルも報じられていました。彼が新型コロナへの感染防止を視聴者に呼び掛けても説得力はないですし、一連の報道によるイメージ悪化は避けられないでしょう。そのため、復帰後の視聴率ダウンが危惧されています」(テレビ朝日関係者)またテレビ朝日が抱えている問題は、これだけではない。本誌は5月26日、米倉涼子(44)の「ドクターX~外科医・大門未知子~」降板をスクープしたのだ。今年10月期に新シリーズの制作を予定していたものの、米倉側から4月に降板の申し出があったという。看板報道番組と看板ドラマシリーズが相次いで揺らいでいるとあって、不安視する声は少なくない。「テレ朝の今年の目標は、6年連続で日本テレビが獲得している視聴率『三冠王』の奪還。しかし『報ステ』の数字が落ちて『ドクターX』が放送できないとなれば、奪還はかなり難しくなるでしょう」(放送担当記者)
2020年05月30日2007年、愛犬の散歩をさせる工藤静香とCocomi、と後ろで遊ぶKoki,5月22日発売の『フライデー』で、動物病院を訪れる木村拓哉と工藤静香がキャッチされた。当然ながら、木村のインスタグラムでもおなじみの愛犬・エトワールとアムールも一緒だ。4月にも夫婦の姿は『FLASH』に、そして、長女・Cocomiとの父娘の姿を『フライデー』が写真とともに報じている。いずれも愛犬の散歩シーンの一コマだったのだが、ここ最近で犬の散歩を撮られているのは木村家だけではない。「同じく4月下旬に発売された『女性セブン』が、B’zの稲葉浩志夫婦が犬を散歩する姿を掲載しています。彼がつれていた2頭は、モフモフとした毛が特徴のオールド・イングリッシュ・シープドックという大型犬。実は、キムタクが飼うエトワールと同じ犬種なんですよ。稲葉家と木村家は家族ぐるみで付き合う仲だけに、飼う犬も合わせたということでしょうか」(ワイドショースタッフ)ほかにも新型コロナウイルスに感染し、『報道ステーション』(テレビ朝日系)への出演をいまだ見合わせている富川悠太アナ。東出昌大との離婚に踏みきれていない杏、さらに岡江久美子さんをコロナで亡くした大和田漠らも、この1、2か月で愛犬との散歩姿を撮られているのだ。「海外のセレブやハリウッドスターも同様に、マスク姿で愛犬を連れている写真が相次いでキャッチされています。ヘンリー王子とともにイギリス王族から離脱したメーガン妃もまた、移住したロサンゼルスで、ロックダウンされた街中で愛犬と一緒にいるところをパパラッチに撮影されたのです」(情報番組ディレクター)■散歩に時間を費やす芸能人が増加はたしてナゼ、有名人の愛犬散歩ショットが相次いでいるのか。フライデー記者として活躍し、また自身も愛犬家の芸能ジャーナリスト・佐々木博之氏は「そもそも熱愛などのスクープを撮ること自体が難しくなりつつある」とした上で、「特にコロナ禍になってからは皆が外出しなくなったため、張り込みを含めた芸能人の取材が難しくなっています。自宅周辺を張り込むしかなくなるのですが、芸能人もまたソーシャルディスタンスをとった散歩を日課とする人が増えている傾向にあります」ドラマの撮影が延期や中止となり、バラエティー番組もまたリモート出演が日常になりつつある今、芸能人は自由になった時間を散歩などに費やしているようだ。また、外出時のマスク着用がエチケットになっているだけに、こんな利点もある。「芸能人にとってマスクは変装アイテムの“王道”ですが、それが自然となっているわけで外を歩きやすくなっています。逆に、小澤征悦との熱愛を報じられたNHKの桑子真帆アナのように、“ノーマスク”のほうが叩かれてしまう時代なのです。そして富川アナや杏さんの写真ですが、これは石田純一さんも同じく、外出する姿を撮られていましたが、“騒動禍にある人が今どうしているか”を取材するのは週刊誌の“王道”です。自宅周辺で張り込んでいたら“たまたま撮れた”ということでしょう」(佐々木氏、以下同)■家族との散歩姿はイメージがいい木村も何かと話題に事欠かない“王道”の取材対象だ。ドラマ『BG』(テレビ朝日系)撮影がストップし、夫婦外出の機会が増えたところを狙われた、というわけか。「彼で言えば、“STAY HOME”ということで、家族での散歩姿を撮られるのはイメージ的にも“良し”としているのかも。当然、奥さんの存在は皆が知っていますが、SMAP解散前までは、あからさまなアピールができない状況でした。しかし、今は自ら夫婦の写真をアップしたり、娘たちも芸能界デビューしていることから、“家族総出”で売り出そうとしているのではないでしょうか。“木村ファミリー”というユニットを作るのか、とさえ思ってしまうほど(笑)」さらに佐々木氏は、愛犬家ならではの視点から犬の散歩の張り込み事情を明かす。「例えばジャック・ラッセル・テリアやボーダー・コリーは、走らせたり運動させないとストレスが溜まって家の中のものをかじったりすることがあります。木村さんが飼っているオールド・イングリッシュ・シープドックもまた散歩が好きな犬種でしょう。犬の散歩は、大抵は朝晩の決まった時間に行うので、張り込む側も闇雲に粘るのではなく時間を絞りやすく、撮りやすい面もあるのではないでしょうか」そのうち、芸能人の愛犬散歩特集が読めるかもしなれない。
2020年05月25日謝罪をした番組の“顔”、(左上から)羽鳥慎一、富川悠太、坂上忍、恵俊彰民放各局の初歩的な放送ミスが、このところ相次いでいる。「きちんとしたチェック体制ができていたら、まず起きない間違いです。それが起きてしまった原因は、現場のスタッフ数が新型コロナウイルス感染予防のために少なくなっている点、それをチェックするプロデューサーが疲弊している点にあります」とスポーツ紙放送担当記者は指摘する。さらに、「これらの事態で、テレビ局広報が結構ピリピリしているんです」と明かす。その理由は後述するにして、ここ数日に限ってもテレビ番組内での誤報が相次いだ。■相次ぐ誤報の内容とはフジテレビ系バラエティー『バイキング』では、5月17日に原宿・竹下通りで撮影したにぎわっている様子として、今年3月に撮影した映像を使用するというミスをし、司会の坂上忍(52)が追い込まれた。テレビ朝日系情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』でも鉄道車両に集まる鉄道ファンの様子を伝えるために、3月に撮影した写真を流し、間違いを認め謝罪した。さらにさかのぼれば、テレビ朝日の『グッド!モーニング』でも取材した医師の言葉を都合のいい部分だけを編集で切り取り、医師の主張を伝えなかったことがあった。同じくテレビ朝日『報道ステーション』では、富川悠太アナウンサー(43)が発熱を会社に正しく報告せず番組に出演し、結果的に番組スタッフに新型コロナウイルスをうつすという失態を犯した。クイズ番組をめぐっては、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理憲章委員会は、18日フジテレビ系『超逆境クイズバトル!!99人の壁』に放送倫理違反の疑いがあるとし、審議入りを決めた。「18日放送のTBSの『ひるおび!』は、朝日新聞の“内閣支持率”の世論調査を円グラフで表現したんですが、その際、『支持しない』が47%だったんですが、円グラフの半分以上のスペースを割いてグラフ化していたんです。円グラフは半分が50%を示すわけですから、47%は半分より小さくなる。それが円の3分の2ぐらいが『支持しない』で締められていたんです。小学校で習う円グラフですよ!どれだけスタッフのレベルが低いのか、チェックするプロデューサーが手抜きをしているのか呆れましたね」(前出・スポーツ紙放送担当記者)■コロナを理由に逃げるテレビ局このようなさまざまな放送事故、放送事故寸前の事態に対して、通常は広報部が窓口になり対応するが、月に1度、社長ら局幹部が対応しなければならないケースがあるという。「いわゆる“社長会見”というもので、一般紙や通信社、スポーツ紙の放送担当記者が加盟する“放送記者会”という記者クラブが、毎月定期的に、社長や専務などと相対してクローズドの会見を開くものがあります。それがちょうど、来週に集中するんです。当然、ここしばらくの不祥事について、記者は局側に見解を問います。ところが局側は、あまりにも問題が多いので、局によっては避けたいところもある。その理由として新型コロナウイルスのために会見を延期したいと言ってきているんです。テレビ局はいま、リモート取材をやっているわけですから、リモートでもやれるだろうって記者会側は申し入れているところですが、どうも乗り気じゃなさそうですね」(前出・スポーツ紙放送担当記者)新型コロナウイルスの影響で広告費収入がどこまで下がるのか、密が禁止される中、基礎疾患を抱えて免疫が弱いとされる障害者に出演してもらう『24時間テレビ』(日本テレビ系)が本当に実施できるのか、連続ドラマの撮影再開はいつになるのか、放送局がはっきりさせなければならないことは、個別の局にも、放送局全体としても多い。通常の会見を迫る放送記者会、それに対してピリピリムードのテレビ局の広報担当。両者のせめぎ合いは続く。〈取材・文/薮入うらら〉
2020年05月21日フリーアナウンサーの徳永有美が28日、自身のインスタグラムを更新し、メッセージを寄せたファンへの感謝をつづった。徳永は、メインキャスター(月~木曜担当)を務めるテレビ朝日系ニュース番組『報道ステーション』(毎週月~金曜21:54~)でともにメインキャスターを務める富川悠太アナウンサーの新型コロナウイルス感染を受け、13日から同番組への出演を見合わせていたが、27日にスタジオ外からの出演で復帰。インスタで「この2週間、皆さまには大変なご心配をおかけしました。そしてみなさんからの温かいメッセージにいつも励まされていました。心から感謝しています。お会いしたことのないみなさんの姿を想像し、癒され、励まされ、頑張ろうと思える言葉の持つ力を改めて感じる時間でもありました。ありがとうございます…家族も私も元気でおります」と報告した。また、「私たちは今、日々の暮らしの中でいくつもの決断を繰り返しています。大なり小なり、それらの判断には制限、辛抱、責任がともない、迷いながらも不安のなかを精一杯生きています。それでも現実は、私たちの心が追いつかないようなスピードで容赦なく襲いかかってきます」と注意喚起。その上で、「私たちができることは毎日の放送を丁寧に、誠実に積み重ねることだと思っています。みなさんの安心や、生活の中の判断材料に少しでも繋がるように。スタッフと共に頑張っていこうと思います。これからも宜しくお願いいたします。今夜もがんばります」と放送への意気込みをつづった。
2020年04月28日「復帰のタイミングが難しくなった『報ステ』キャスター・富川アナ」新型コロナウイルスに感染するも、退院したことが21日に発表された『報道ステーション』(テレビ朝日系)メインキャスターの富川悠太アナウンサー(43)。代役を務める小木逸平アナ(45)は、富川アナについて「2度のPCR検査で陰性となりまして、病状も安定しているため、今日退院しました」と報告。今後については「一定期間、自宅で療養を続けます」と伝えていた。富川アナは退院したものの、同番組は依然、コロナの危険に晒されている。16日にはフリーアナウンサー・赤江珠緒(45)の夫で、同番組の総合演出を務める男性が感染していることが判明。さらに24日にも男性スタッフの感染が確認され、同番組は富川アナも含めて5人もの感染者を出すこととなってしまった。「富川アナの感染が判明するまで、報ステでは狭いスペースで会議が行われていました。そもそもの感染リスクが高かったんです。今のところ、民放キー局のニュース・情報番組でここまでの感染者を出したのは報ステだけ。社内でも『早急に安全対策の見直すべき』という声が高まっています」(テレビ朝日関係者)一部スポーツ紙によると、自宅待機中だった同番組の徳永有美アナ(44)や同局の森川夕貴アナ(26)らは経過観察期間の2週間が経過したため27日から出演する方向だという。しかし、富川アナの復帰については同局も頭を悩ませているようだ。「もともと富川アナは体調不良を訴えていましたが、番組サイドが自宅静養を指示しませんでした。そのことが判明すると、テレ朝に対する批判が殺到。さらに海外では回復後、しばらくしてまた陽性になったケースもあるので、富川アナも決して油断はできません。緊急事態宣言明けの5月7日以降に復帰すると見られてますが、延長した場合は復帰も先送りになるでしょう」(放送担当記者)富川アナの姿を再び見ることができるのはもう少し先になりそうだ。
2020年04月26日日本テレビの藤井貴彦アナと、テレビ朝日の富川悠太アナ(各会社のホームページより)新型コロナウイルスに感染した際の公表の仕方の不手際から、テレビ朝日『報道ステーション』のメインキャスターを務める富川悠太アナウンサー(43)は世論の非難を浴びてしまった。「週刊誌の報道で明らかになったのですが、その後『報ステ』では通り一辺倒の発表しかしなかった。それが視聴者の怒りを買ったようで、抗議メールや抗議電話が殺到しました」と、同社の番組制作スタッフ。「翌日の放送で、慌てて富川アナのコメントを発表しましたが、時すでに遅しでしたね」と、テレビ朝日の危機対応能力の欠如を指摘する。富川アナの隣に座る、徳永有美アナも番組出演を自粛し、夫である内村光良への心配の声も多数上がっている。■視聴者目線で言葉を選ぶ藤井アナなぜにテレ朝は、危機対応をしくじったのか。それは紛れもなく、説明不足、言葉不足に尽きる。最初から富川アナが時系列をつまびらかにし、率直に謝罪していたらこうはならないかった。前出・番組制作スタッフも、「そうでしょうね」と付け加える。届く言葉を持っているかどうかは、アナウンサー、キャスターには重要な資質のひとつだ。富川アナは目先を利かせることができなかったが、新型コロナ禍で存在感を増しているのが日本テレビの藤井貴彦アナウンサー(48)だ。「番組のおしまいに、自分の言葉で視聴者に呼びかけるのですが、これがネットでも非常に好評で、アナウンサーとしての評価を高めています」とはテレビ誌ライター。これまで藤井アナは、《2週間後の未来を変えられるようご協力をお願いします。命より大切な食事会やパーティーはありません》と広く呼びかけたり、医療従事者が白い目で見られているニュースが報じた日には、《医療関係者もひとりの人間です。初めて出会う患者の命を必死に救っています。冷たい視線は今すぐ温かい支援に変えなければなりません》と、世間の差別的視線に釘を刺し、危機意識が薄く出歩いてしまう人々には、《不用意に生活エリアを超えた移動をしないこと、これが誰かのふるさとを守ることにつながります》と諭すように語りかけてきた。日本テレビの視聴者センターにも藤井アナの言葉への共感のメールや電話も多く、「毎週、30~40件ほど届いているようです」と、前出・テレビ誌ライター。■赤江珠緒も自らの言葉で常に視聴者目線で言葉を選び、医療従事者や宅配業者といったコロナ禍に汗をしている人への感謝を忘れない点が、視聴者に好感を持って受け入れられている。言葉を尽くさなかった富川アナに対し、言葉を尽くしている藤井アナ。夫が『報ステ』に携わっていたために感染し、妻である自分も感染した赤江珠緒フリーアナウンサー(45)も、夫の陽性が判明した直後に、パーソナリティーを務めるTBSラジオ『赤江珠緒たまむすび』で、家族が感染した際の危機意識や不安などをメッセージとして発信していた。ここでも、赤江を輝かせたのは自らの言葉である。誰もが先の見えない不安の中だからこそ、正しく美しい言葉が響く。普段から言葉で発信しているアナウンサーやキャスターだからこそ、有事の際も言葉による真価が問われる。<取材・文/薮入うらら>
2020年04月23日