タレントの北斗晶が15日に自身のアメブロを更新。元バドミントン選手でスポーツジャーナリストの陣内貴美子からのプレゼントに申し訳なくなった日の出来事をつづった。この日、北斗は陣内が楽屋に遊びに来てくれた際にプレゼントをくれたことを報告し「誕生日でもないのに…なんだか申し訳ない」とコメント。「素敵なBOXの中は…フレンチブルドックのジュエリー」(原文ママ)と写真とともに中身を説明し「凄いーー」と興奮気味につづった。続けて、ブルドッグがデザインされたアクセサリーを身につけた自身の写真も公開し「可愛くてステキ」と嬉しそうにコメント。「ブルドックグッズに目がない」(原文ママ)といい「ドンピシャのプレゼントに驚きと嬉しさと…」と感激した様子でつづった。最後に「早速、つけさせてもらいこのまま今日のロケに出発させてもらいます!!」と報告。「大好きだよ いつも有難うね~」と感謝を述べ、陣内との2ショットとともにブログを締めくくった。この投稿に読者からは「凄いですね」「嬉しいプレゼントですね」「可愛い」「大事にしないとね」などのコメントが寄せられている。
2024年04月16日淡路島「青海波-SEIKAIHA-」内にある劇場「波乗亭」と洋食レストラン「海の舎」では、国際的に活躍するヴァイオリニスト 川久保賜紀氏によるヴァイオリンコンサート『川久保賜紀 Violin Concert~ストラディヴァリウスの音色とともに~』を12月1日(金)、2日(土)に開催いたします。本コンサートは、劇場&レストラン「青海波-SEIKAIHA-」の洋食レストラン「海の舎」と劇場「波乗亭」の2か所で開催いたします。バッハ=グノー「アヴェ・マリア」をはじめ、ショスタコーヴィッチ「2台のヴァイオリンとピアノのための5つの小品」などの曲目を、ヴァイオリンの最高傑作「ストラディヴァリウス」で約1時間にわたり演奏いたします。演奏するのは「2002年チャイコフスキー国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門」最高位受賞以来、主要な北米オーケストラと共演し、豊富なステージ経験を積む川久保 賜紀氏。「海の舎」で開催するコンサートは、いちごのロールケーキとコーヒーまたは紅茶を召し上がりながら、音楽の世界観に浸ることができる『アフタヌーンヴァイオリンコンサート』として開催いたします。淡路島の自然豊かな景色を眺めながら、世界で活躍するプロヴァイオリニストがストラディバリウスで奏でる優美な空間をお楽しみ下さい。『川久保賜紀 Violin Concert~ストラディヴァリウスの音色とともに~』 概要開催日時:12月1日(金)、2日(土)詳細:・アフタヌーンヴァイオリンコンサート<日程>12月1日(金)14:30開演(14:00開場)<料金>4,000円(ケーキセット付き・税込)<会場>青海波 洋食レストラン「海の舎」(兵庫県淡路市野島大川70)<予約>TableCheck ( ・ヴァイオリンコンサート<日程>12月2日(土)14:00開演(13:30開場)<料金>3,000円(税込)<会場>青海波 劇場「波乗亭」(兵庫県淡路市野島大川70)<予約>・teket( )・チケットぴあ( )icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。・チケットとりおきシステム ( )問合わせ:青海波TEL 0799-70-9020川久保 賜紀氏2001年サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクール優勝、2002年チャイコフスキー国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門最高位受賞以来、 主要な北米オーケストラと共演し、豊富なステージ経験を積む。日本では1997年、チョン・ミョンフン指揮アジア・フィルのソリストとしてデビュー。近年は小菅優とのデュオでドイツ・ツアーを行うなど、コンサート・プロデューサーとしての才能も発揮。青海波 -SEIKAIHA- |劇場&レストラン|淡路島西海岸 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月30日法政大学デザイン工学部 川久保俊研究室(所在地:東京都新宿区、代表研究者:川久保 俊教授、以下 法政大学)と日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新屋 浩明、以下 日本工営)は、茨城県つくば市の協力のもと開発した自治体におけるSDGs達成に向けた取り組み状況・取り組み体制を診断・可視化するオンラインSDGsツール「TSUMUGI@(つむぎあっと)」の本格版を2023年7月3日(月)にリリースします。オンラインSDGsツール「TSUMUGI@(つむぎあっと)」のイメージ図◆TSUMUGI@の概要TSUMUGI@は、地方自治体におけるSDGsの取り組み状況を簡単に診断・可視化するセルフアセスメントツールです。各部署の職員がWeb上で設問に回答することで、取り組み体制や進捗状況を診断し、チャートやスコアで結果が可視化されます。2022年4月にβ版をリリースし、徳島県徳島市、佐賀県鹿島市等全国14自治体をパートナーとして実証実験を行い、ツールの有効性と実用性の向上に取り組みました。実証で得たフィードバック、知見や成果をもとにツールの機能改良、設問の精緻化を行い、2023年7月に本格版のリリースに至りました。現在は、オンラインSDGsプラットフォーム「Platform Clover」(※1)と連携し、TSUMUGI@を活用した地方創生、サステナブルな社会づくりを目指して全国での普及展開に取り組んでいます。※1 法政大学川久保研究室と一般社団法人サステナブルトランジションが共同開発。持続可能な社会を共創するためのオンラインSDGsプラットフォーム。◆TSUMUGI@の特徴・現状把握のための作業負担を軽減し、総合的に診断SDGsは17ゴール/169のターゲット/232の指標から構成されることから、自治体全体のSDGsへの取り組み状況を総合診断するには、時間と労力を要します。「TSUMUGI@」は、自治体内の複数の担当課が、それぞれ担当する分野の設問に回答できる仕様としました。各担当課からの回答結果の積み上げから自治体の取り組み状況やプロセスを総合的にスコアリングし、全体把握のための作業負担を省力化します。・有識者と自治体との共同研究により中立性と透明性、有効性の高い診断基準を確立診断項目は、“地方創生SDGs”を推進する内閣府の推進委員会で有識者が検討・公開した基準や指針に基づいて作成されています。また、設問はローカルSDGs研究に従事している法政大学川久保教授が監修し、つくば市との共同研究を通じて有効性を検証し、中立性、信頼性の高い診断基準を確立しました。・オンライン上での各担当部署の一元管理、経年的な変化の把握総合診断に加えて、ゴール別や担当部署別に、SDGs達成に向けた取り組み状況を一元管理、また経年的な変化を把握することができます。それにより、様々な切り口から強みや課題を見える化し、事業の方向性の見直し・立案に活用が可能です。・取り組み状況をわかりやすく見える化ツールの診断結果画面では、SDGsへの取り組み状況が分かりやすいチャートやスコアで可視化されるので、庁内、市民・事業者などへの情報発信、意識啓発等に活用が可能です。取り組み診断回答画面および診断結果画面のイメージ図◆法政大学川久保研究室について環境工学の視点を踏まえた建築・都市環境に係る研究、SDGsを建設・都市づくりに活かす研究等を行っています。また、SDGsに積極的に取り組む方々を支援するオンラインアプリケーション、プラットフォームを開発・公開し、SDGsへの取り組みの加速化に向けた活動を行っています。ホームページ: ◆日本工営について国内最大の建設コンサルタント会社として、安全・安心な生活、豊かな日常を支える社会資本づくりに関わるコンサルタント事業や電力エンジニアリング事業を通じて、世界各地で国づくりの一躍を担っています。ホームページ: TSUMUGI@に関する関連記事: (開発担当者インタビュー) (開発経緯紹介)◆関連リンク・TSUMUGI@について(Platform Cloverホームページ内) ◆本システムに関するお問い合わせ先日本工営株式会社担当 : 菊池、櫻井、幾瀬、村上Tel : 03-5276-3930E-mail: nk-sdgslocal-info@n-koei.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月26日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の路面店にポーター(PORTER)の期間限定ショップが登場。2022年12月1日(木)より川久保玲デザインのクリスマス限定バッグなどを取り揃える。コム デ ギャルソンのクリスマス毎年、様々なテーマに沿ってクリスマスに向けたアイテムを展開してきたコム デ ギャルソン。「HOLIDAYS WITH POTER」をテーマに掲げた2022年は、コム デ ギャルソンの路面店にポーターの期間限定ショップが登場する。川久保玲デザインの「ポーター」バッグ4型期間限定ショップで展開されるのは、川久保玲デザインの限定バッグ4型。巾着バッグ、ボストンバッグ、ニュースペーパーバッグ、ショルダーストラップ付きトートバッグがラインナップする。いずれもカラーバリエーションは、ブラックとレッドの2色。「タンカー」や「センシズ」シリーズのバッグもさらに、ポーターを代表する「タンカー(TANKER)」や「センシズ(SENSES)」シリーズのバッグも揃う。なお、コム デ ギャルソンの路面店に自社以外の期間限定ショップが登場するのは初となる。【詳細】コム デ ギャルソンのクリスマス「ポーター」の期間限定ショップ期間:2022年12月1日(木)~12月28日(水)終了予定展開店舗:コム デ ギャルソン 青山店、大阪店、丸の内店、京都店、福岡店※限定4型はトレーディングミュージアム ジャイル、トレーディングミュージアム 東京ミッドタウン、名古屋ラシック コム デ ギャルソンでも取り扱う限定商品:・巾着バッグ スモール 33,000円サイズ:W200mm H220mm D130mm・ボストンバッグ スモール 29,700円サイズ:W250mm H150mm D110mm・ニュースペーパーバッグ スモール 28,600円サイズ:W230mm H290mm D120mm・平トートバッグ スモール 26,400円サイズ:W240mm H290mm D10mm【問い合わせ先】コム デ ギャルソンTEL:03-3486-7611
2022年12月01日●香取、井之脇の好青年ぶりに感嘆! 余の支えに感謝映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)で主演を務めた香取慎吾と、同僚役を演じた井之脇海、余貴美子にインタビュー。共演の感想や現場でのエピソードを語ってもらう中で、それぞれの魅力や、ユーモアを交えて現場を牽引する香取の座長としての姿が見えてきた。市井昌秀監督が脚本も手掛けた本作は、表向きは仲良し夫婦という田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)のゆずらないバトルをコミカルに描いたブラックコメディ。裕次郎は、平凡で情けないダメな夫。そんな夫にイライラする日和は、SNSの「旦那デスノート」に愚痴をぶちまけるように。そしてある日、裕次郎もその存在を知ってしまい、引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。井之脇と余が演じたのは、ホームセンターで働く裕次郎の同僚。井之脇は、やがて結婚の恐ろしさを知ることになる後輩・若槻広人、余は、裕次郎と日和のケンカのキーパーソンとなっていく蓑山を演じた。――まず、ご自身の役を演じる際に意識したことを教えてください。香取:裕次郎は、空回りしているとか、先が見えていないとか、マイナスな言葉が似合う男で、僕と全然違って(笑)、あまり好きになれない男ですが、初めてこういう役を演じたので新鮮で面白かったです。基本、力を抜いて、袖とかめくれていたら直しそうになるけど、コイツはこんなんでいいんだという感じで演じていました。井之脇:若槻は、先輩の裕次郎にタメ口をきいたり、ちょっと生意気だけど先輩からかわいがられるところがあって、僕はタメ口をうまい距離感で使えないので、どうやったらみんなからかわいがられるようなキャラクターになるのか考えながら演じました。「〇〇っすよ」みたいなところから始めてちょっとずつ関係性ができていったのかなと思います。余:蓑山さんは「何があっても田村くんの味方よ」というセリフがあるのですが、仲間を大切にするとか、責任を持つことをすごく大切にしている女性で、同僚を大切にする人間だと思いながら演じました。――香取さんと井之脇さん、井之脇さんと余さんは初共演。香取さんと余さんは、TBS系ドラマ『いちばん大切なひと』(1997)以来の共演のようですが、合っていますでしょうか?香取:そうだと思います。余:25年も前ですか? 記憶がおぼろげですが、もう当時からスターでしたから、顔も見られませんでした(笑)香取:僕もあまり覚えていませんが、今と変わらず優しかったことは覚えています!――香取さんは今回、余さんと共演していかがでしたか?香取:僕はこれまでヒーローや熱い心を持った役が多かったのですが、今回はそういう役ではなく、周りの人に支えてもらわないといけない役で、余さんがいなかったら本当にダメな感じで終わっていたと思います。蓑山さんは「味方よ」と言いながらも、「は?」と思っているところもあるのですが、いろいろ助言をくれたり、役としても香取慎吾としても支えてもらいました。共演できることもうれしかったです。――井之脇さんとの共演の感想もお願いします。香取:初共演でしたが、結婚式のスピーチのシーンが終わったときに、「すごく響きました」って言いに来てくれて、「なんていい青年だ!」と思いました。褒められたら伸びるほうなので、「よかった! 今日いいぞ!」と思ってうれしかったです(笑)井之脇:ありがとうございます(笑)。本当に響きました。香取:あと、セリフの発し方を組み立てる頭の中の感じがちょっと僕と似ているのかなと思って、ご一緒できて気持ちよかったです。――セリフの発し方を組み立てる頭の中の感じが似ているというのを、もう少し具体的に教えていただけますか?香取:考えていないようで考えている、すらーっとセリフを話しているけれど自分の中ではああでもないこうでもないと考えているみたいな。僕はうまくいかなかったことも、うまくいったこともあまり言いたくないタイプで、井之脇くんもそうなのかなと感じました。しれっとしているけど、今の気になっているんだろうなと感じるときがあって。井之脇:そうなんです。僕は事前にめちゃめちゃ考えて、現場では忘れてというか、削ぎ落として行くのですが、事前に考えている分、自分がアウトプットしたときに誤差があると気になることがあります。それが面白いときもありますが。でも、決定権は監督にあって、監督がいいといったらそれがいいですし、あまり言わないようにしています。●香取の演技は「信じられるリアリティがある」――井之脇さんと余さんは、香取さんと共演していかがでしたか?井之脇:僕は1995年生まれで、香取さんがお仕事を始められたのが1988年。僕が生まれたときにすでにテレビに出演されていたので、「自分が見ていた人だ!」と身構えてしまうところがありました。でも、フランクに接していただけたので、僕も気負うことなくお話しすることができて、いろいろ話せる関係になれたらいいなと思いました。余:香取さんってすごく不思議な、言葉ではなんとも言えない、こんな人会ったことがないという感じがします。すごく優しくて、裏表もなくて飾らないし、いけそうなんだけどいけない何かが……隠しきれてないオーラがあるのかなと。「慎吾ちゃ~ん!」って言いたいのに、そんなの恐れ多くてできないってなるんです(笑)香取:言ってくださいよ!――演技面に関しても共演の感想をお聞かせください。井之脇:若槻が涙を流すシーンで、何回も撮影したのですが、毎回香取さんが真摯にお芝居に付き合ってくださいました。香取さんの声が本当に素敵だなと思って。台本に書かれているものが香取さんの体を通して声になって出てきたときに台本以上の深みを感じたんです。なので、泣こうとしたわけではなく、泣かせてもらいました。余:この作品は、作らないというか、本当にその人になるという、リアルな感覚が求められて、ちょっとでも余計なことをすると監督が見抜くんです。香取さんは監督が求めていた、信じられるリアリティのある演技をされていて、いつ芝居をしているのかわからない感じでした。――ホームセンターでの3人のシーンの感想や意識していたことを教えてください。余:3人でデスノートを見るシーンは、初日だったのでドキドキしました。香取:最初にデスノートを見せてくれるところは、監督が余さんの椅子の動きを細かく指示していましたよね。余:もっと速く動けませんかって(笑)。お弁当をたくさん食べないといけなかったから申し訳ないなって。そういう細かいところをジタバタやっていました。井之脇:喫煙所のシーンのときは、横に控え室があって、そこでお話しましたよね。少しでしたが。余:これだけ違う世代の3人が一緒で、もっといろいろお話したいなと思いました。香取:最近はコロナで離れていないといけないし、マスクで顔もあまり見えないし。作品としても、みんなで一つになって何か一緒にやるものだと、本番以外もそのテンションで話せますが、今回は3人バラバラな気持ちの役だったので。余:喫煙所のシーンは、ZIPPO(ジッポー)をかっこよくつけてくれって監督に言われて、それを頑張ったことも印象に残っています。――余さんは動きに関していろいろリクエストされていたんですね。香取さんと井之脇さんは、苦労したことなどありますか?香取:何だろう……。余:商品の名前を覚えるのが大変そうでしたよね。よくこんなの覚えられるなって思いました。香取:覚えてはないですよ。雰囲気で。井之脇:でもNG出してないですよね。――香取さんは記憶力がすごいのでしょうか。香取:でもすぐ忘れますから(笑)●『犬チャリ』で言葉を声に出す大切さを改めて実感――ほかに印象に残っている現場でのエピソードがありましたら教えてください。井之脇:ホームセンターのシーンは3日間くらい昼夜逆転で撮影して、夕方に入って支度して朝日が昇る頃に終わるという、けっこうしんどい撮影だったのですが、香取さんが気を使って「あ~疲れた!」「あ~眠たい!」ってあえて明るく言ってくださっていて、そのおかげでみんな「疲れた」って口にできました。言いづらいことを笑いに変えながらおっしゃって、それで現場が和やかになっていて、すごく素敵だなと思いました。――座長がそう言ってくれると、皆さんも本音を言えるし、明るい雰囲気になりそうですね。余:そうですね。権力をかざすのではなく、静かなうちに親分になってくれている感じで、とても安心感がありました。香取:静かなる親分です!(笑)――香取さんは座長としてどんなことを意識されていたのでしょうか。香取:嫌な空気は嫌いだから、「何時までやるんだよ」とか言うのは嫌いなんですけど、「疲れた」をさわやかに言うのは面白いなと。本音の「疲れた」「眠い」というのを、「あ~疲れた!」「いや~眠いね!」って。それで雰囲気がよくなると言ってくれますが、僕は単純にそれが好きなんです(笑)――自分が好きとおっしゃいましたが、現場の空気が悪いのは嫌いということで、やはり全体のことを考えていらっしゃるんだなと。年齢や経験を重ねられて、そういう意識が増してきたのでしょうか。香取:それは子供の頃からですね。小学生のときからこの世界で働いていて、そうではない空気でいたいのかなと。――最後に、この作品に参加したことで気づけたことや学べたことをお聞かせください。余:いろんな形の愛があって、SNSのデスノートに発散したとしても、直接話し合ったり向き合って乗り越えていて、結局は根本に愛があるから解決していくことなんだなと。いろんな年代の人たちの悩みといっても、そこが一番大切なのだなと感じました。井之脇:若槻でいえばマリッジブルーになって悩んでいるというのは、自分の将来の不安でありつつ、相手ありきで悩んでいるという事でもあると思うんです。相手のことをそこまで深く考えられるって素敵なことだなと感じました。香取:言葉を声に出すことは大切だとずっと思ってきましたが、この作品を通じて改めて必要だなと思いました。裕次郎と日和ももうちょっと早くから声に出して思いを伝えられていたらここまでの状況にはなっていないのかなと。そういうときに愛を持ってさわやかに「疲れた~!」って言えたらいんじゃないでしょうか(笑)■香取慎吾1977年1月31日生まれ、神奈川県出身。1991年にCDデビューし、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。2017年9月に稲垣吾郎、草なぎ剛と「新しい地図」を立ち上げた。近年の主な出演作は、ドラマ『家族ノカタチ』(16/TBS)、『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(21/テレビ東京)、映画『ギャラクシー街道』(15)、『クソ野郎と美しき世界』(18)、『凪待ち』(19)など。また、スタイリスト・祐真朋樹氏と共にショップ「JANTJE_ONTEMBAAR」を展開。ルーヴル美術館で個展を開くなど、多岐にわたって活躍している。bayfm『ShinTsuyo POWER SPLASH』、ABEMA『7.2新しい別の窓』にレギュラー出演中。■井之脇海1995年11月24日、神奈川県出身。子役としてドラマ『柳生十兵衛七番勝負 最後の闘い』(06)でデビューし、映画やドラマ、CMなどで幅広く活躍。近年の出演作はドラマ『義母と娘のブルース』シリーズ、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(20)、『俺の家の話』(21)、『失恋めし』(22)、『ちむどんどん』(22)、映画『サイレント・トーキョー』(20)、『ONODA 一万夜を超えて』(21)、『ミュジコフィリア』(21)、『猫は逃げた』(22)など。10月21日よりTBS系列のドラマ『クロサギ』に神志名役で出演予定。■余貴美子1956年5月12日生まれ、神奈川県出身。劇団「東京壱組」の活動を経て、映画・ドラマへと活動の場を広げる。2008年度、毎日映画コンクール田中絹代賞受賞のほか、『おくりびと』(08)、『ディア・ドクター』(09)、『あなたへ』(12)で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得するなど受賞歴多数。また19年には紫綬褒章を受章している。近年の主な映画出演作に、『後妻業の女』(16)、『シン・ゴジラ』(16)、『おもてなし』(18)、『ステップ』(20)、『総理の夫』(21)、『ノイズ』(22)、『冬薔薇』(22)などがある。(C)2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
2022年09月24日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2022年春夏コレクションが、東京・南青山にて2021年10月4日(月)に発表された。川久保玲の今の心境を表現すると?2022年春夏コレクションでは明確なテーマを掲げるではなく、川久保玲自身の昨今の心境を表現したという。とりわけ“今不要と感じること”を明確にし、それら不純物を取り除いた先にあるものを追求した。まるで荒々しい上流の石が流れに現れて、カドのない丸い石ころへと変化するように、コム デ ギャルソン流の“究極の洗練”が貫かれていく。“一番強いもの”を追い求めて――川久保が今不要に感じているもの、まずひとつは凝った生地作り。コレクションを俯瞰してみると、リボンやフラワーモチーフ、チェック、ドット、千鳥格子、すべてが顕微鏡越しに見るかのごとく拡大されている。そして“複雑な色”を取り除くことで、一層それらグラフィックの本質へと迫っている。モノトーンをメインに、光を反射するようなネオンカラーが少しだけ入り混じったカラーパレットは、不純物のない世界を具現化していく。もうひとつは身体のラインを美しく見せるシルエットやパターンの定義。今季は、身体に沿うことは一切排除され、まるで上流から流れカドが取れた石ころのように、あるいは美しく整えられたオブジェのように、滑らかな球体上のドレスルックがほとんどを占める。時に現れる、大胆にカットされたライン、あるいはカドのたったラインは、まだどこか未熟な部分を匂わせた。そしてもうひとつ、今季は“ディテール”が不要であるということ。細やかさは一切いらない。チュールは大きなリボンにしてしまえばいいし、フラワーモチーフはそのままドレスにしてしまえばいい。シューズにあしらうリボンやバックルも、さりげなくではなく“主役”として鎮座する。これらに通じて、では服の本質的な部分ともいえる“服作りの意図”さえも取っ払ってしまえばどうかと。これまでの常識が、ある一方で非常識にもなりうる現在において、これまでのファッションの固定概念へのアンチテーゼを改めて掲げる。機能的であること、美しく見せること、それらも不要とみなすのだ。すべての不純物を取り除いた先に残るものが一番大切で、一番強いもの。それはきっと服を見て、服を着て、人間の心の中に湧き上がる、言葉では言い表せないような“何か”――。時代の変革期ともいえる2021年、川久保玲の心を通したコレクションで、ファッションとは何か?という問いに改めて直面させられた。
2021年10月07日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、銀座並木通り店のオープンを記念して、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の川久保玲デザインによるトートバッグ「バッグ ウィズ ホールズ」を2021年3月20日(土・祝)に発売する。販売にあたり、3月1日(月)から7日(日)までの期間に事前抽選を行う。川久保玲デザイン「バッグ ウィズ ホールズ」「バッグ ウィズ ホールズ」は、2014年に発表されたコラボレーションプロジェクト「アイコンとアイコノクラスト:Celebrating Monogram」にて初披露された川久保玲デザインのバッグ。端が切りっぱなしになっている穴が開いているのが特徴だ。「アイコンとアイコノクラスト:Celebrating Monogram」には川久保玲や、カール・ラガーフェルド、クリスチャン・ルブタンといったファッションデザイナーのほか、写真家兼映画監督であるシンディ・シャーマン、プロダクトデザイナーのマーク・ニューソン、建築家のフランク・ゲーリーら6名が参加し、メゾンの象徴である「モノグラム」に独自の解釈を加えてクリエーションを行った。モノグラム・パターンを配した“穴あき”ブラックレザー今回はルイ・ヴィトン 銀座並木通り店のオープンにあたり、2014年当時のフォルムを生かしつつ、新たな限定モデルとして「バッグ ウィズ ホールズ」が登場。エンボス加工でモノグラム・パターンを施したブラックのグレインカウハイドレザーに大胆な穴を開け、内装には取外し可能なテキスタイル製ポーチを配した。サイズは2種類を用意。しっかり収納できるオリジナルのMMサイズに加え、ひと回り小ぶりなPMサイズも展開される。PMサイズには取り外し可能なショルダーストラップを付属し、クロスボディバッグとしても使える仕様に仕上げている。原宿のエキシビションにもバッグを展示なお、3月19日(金)から原宿にて開催されるルイ・ヴィトンのエキシビション「LOUIS VUITTON &」では、川久保玲に特化した展示室を設置。今回の「バッグ ウィズ ホールズ」新作バッグや2014年のモデル、ルイ・ヴィトンとこれまでにコラボレーションしたアイテムを展示予定だ。【詳細】ルイ・ヴィトン 川久保玲デザイントートバッグ「バッグ ウィズ ホールズ」発売日:2021年3月20日(土・祝) ※抽選販売場所:ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店抽選応募期間:2021年3月1日(月)~7日(日)抽選対象者:ルイ・ヴィトンのLINE公式アカウントを友だち追加し、その後アンケートに回答した人のみ・バッグ ウィズ ホールズ MM510,000円+税サイズ:W33 x W42 x D14cm・バッグ ウィズ ホールズ PM 468,000円+税サイズ:W27 x W31 x D12.5cm※価格はいずれも予定価格。■エキシビション「LOUIS VUITTON &」会期:2021年3月19日(金)~5月16日(日)予定時間:10:00~20:00(最終入場 19:30)会場:東京都渋谷区神宮前6-35-6 jing入場料:無料要事前予約(オンライン予約サイト3月初旬オープン予定)【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2021年03月01日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)とコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の川久保玲による、コラボレーショントートバッグ「バッグ ウィズ ホールズ」の新たな限定モデルが発売される。ルイ・ヴィトン×川久保玲「バッグ ウィズ ホールズ」に新たな限定モデルが登場この、端が切りっぱなしになっていて、穴が開けられたトートバッグ「バッグ ウィズ ホールズ」が誕生したのは、2014年のこと。ルイ・ヴィトンの象徴である“モノグラム”に、6名の革新的なアーティストたちが独自の解釈を加えて創り上げる「アイコンとアイコノクラスト:Celebrating Monogram」と呼ばれるコラボレーション企画において、川久保玲が打ち出したアイテムだ。同企画には、川久保玲をはじめ、カール・ラガーフェルド、クリスチャン・ルブタンといった誰もが知る著名なファッションデザイナーのほか、写真家兼映画監督であるシンディ・シャーマン、プロダクトデザイナーのマーク・ニューソン、建築家のフランク・ゲーリーが参加している。新作は、ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店のオープンを記念して登場。「バッグ ウィズ ホールズ」の新たな限定モデルとして、7年前に登場したバッグのフォルムを生かしながら、しなやかなブラックのグレインカウハイドレザーに、エンボス加工でモノグラム・パターンが施されたスタイルに。また、内装には、取外し可能なテキスタイル製のポーチが付属する。サイズは、たっぷりとアイテムを収納できるオリジナルの「MMサイズ」に加え、ストラップ付きでクロスボディバッグとしても楽しめる、一回り小ぶりな「PMサイズ」の2モデルで展開。こちらの「MMサイズ」の他、一回り小ぶりな「PMサイズ」もなお、今回の「バッグ ウィズ ホールズ」は、抽選での販売となっている。抽選への参加方法は、ルイ・ヴィトンのLINE公式アカウント()を友だち追加し、3月1日から3月7日までの期間に、LINEアンケートに回答することが必須。そして、その回答者を対象に抽選が行われる。応募の詳細については、3月1日に、ルイ・ヴィトンのLINE公式アカウントにて発表予定。>>その他のルイ・ヴィトンの記事はこちらから
2021年02月26日川久保玲率いるコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)が新プロジェクトを始動。その第1弾として、雑誌『SWITCH』とのタッグによるアイテムが、コム デ ギャルソンの一部店舗、ドーバー ストリート マーケット ギンザにて2020年11月28日(土)より発売される。コム デ ギャルソンが新プロジェクト始動、第1弾で雑誌『SWITCH』とタッグコム デ ギャルソンの新プロジェクトは、昨今活躍している様々なジャンルの表現者にフォーカスを当て、その人たちのオリジナリティ溢れる表現を、川久保玲が敬意も持ってデザインし、コム デ ギャルソンの新アイテムとして販売するもの。「人が気持ちを込めて懸命に作ったものに価値を置く」を重視し、多岐にわたる表現者たちの作品が川久保玲の表現とセッションを組む。そして、幕開けを飾る第1弾では、黎明期よりブランドのファッション、川久保玲の美意識と哲学を伝え続けてきた雑誌『SWITCH』とともに今回のプロジェクトを遂行する。川久保玲と『SWITCH』が表現者を選出コム デ ギャルソンと『SWITCH』による「People of the Year by COMME des GARÇONS and SWITCH」では、アイテムデザインの源となる表現者を、川久保玲とともに『SWITCH』が選出。8名の表現者それぞれのメッセージや作品を、川久保玲のデザインによるコム デ ギャルソンの新アイテムとして展開する。荒木経惟や大坂なおみ、山口一郎ら8名の表現者選出された8名は、写真界の巨匠・荒木経惟、2020年女子プロテニス全米オープン優勝者のアスリート・大坂なおみ、ギャグから社会風刺まで幅広く漫画作品を手がける鬼才・しりあがり寿、現代UKを代表するラッパー・ストームジー、建築界のノーベル賞とも称されるプリツカー賞を受賞した建築家・妹島和世、日本詩の世界を牽引し続ける詩人・谷川俊太郎、世界的シンガーであり詩人のパティ・スミス、日本のあらゆるカルチャーを繋ぐ音楽家・山口一郎。豪華顔ぶれが揃った。荒木経惟:コーチジャケット、トートバッグ傘寿を迎えた荒木経惟が撮影した人形と花が織りなす写真作品に、荒木自身が手掛けた“楽園”の書をそれぞれプリントした。大坂なおみ:スニーカー、T シャツナイキ(NIKE)のスニーカー「BLAZER High」とTシャツに、大坂なおみのサイトと“Home is where the heart is”というメッセージをデザインした。しりあがり寿:フーディ、T シャツ国立新美術館にて開催された展覧会「古典×現代2020ー時空を超える日本のアート」でしりあがり寿が発表した、葛飾北斎のオマージュ作品をプリントしたフーディとTシャツ。バックには、しりあがりのサインがあしらわれている。ストームジー:ブルゾン、Tシャツ現在のUKシーンにおける最重要アーティストと目されるストームジーのサインと、自身のレーベル「#merky」のロゴをプリントした。ブラックのブルゾンとホワイトのTシャツを展開する。妹島和世:T シャツ、トートバッグTシャツは、「犬島」プロジェクトの図面のもととなったメモをプリント。一方トートバッグには、ボッコーニ大学のキャンパス計画を妹島が要約したダイアグラムをプリントしている。谷川俊太郎:シャツ、T シャツ、トートバッグ来年90歳を迎える孤高の詩人、谷川俊太郎。シャツ、Tシャツ、トートバッグの各アイテムそれぞれに、彼の子ども時代を捉えた貴重な写真を配し、書き下ろしの新作詩を添えた。パティ・スミス:シャツ、トートバッグシャツとトートバッグにパティ・スミスのポートレイトを大胆に配置。楽曲「People Have The Power」の手書きの歌詞をプリントした。山口一郎:スタッフコート、トートバッグサカナクション山口一郎による、新時代の音楽の楽しみ方を提唱するNHK番組『“シュガー&シュガー”サカナクションの音楽実験番組』にちなみ、山口直筆の“Sugar & Sugar”という文字をプリント。さらに今回のプロジェクトのために山口が新曲「Sugar & Sugar」を書き下ろした。スタッフコートとトートバッグにプリントされたQRコードを読み込むと、その音楽を聴くことができる。なお、同楽曲11月28日(土)以降にYoutubeにて公開予定だ。同プロジェクトは2020年末で終了予定。アイテムが発売される各店舗では、川久保玲のデザインによるディスプレイが行われる。【詳細】「People of the Year by COMME des GARÇONS and SWITCH」発売日:2020年11月28日(土)取扱店舗:コム デ ギャルソン 青山店・大阪店・丸の内店・京都店・福岡店・名古屋ラシック店・トレーディング ミュージアム ミッドタウン店・トレーディング ミュージアム ジャイル店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ、『SWITCH』の公式オンライン販売【問い合わせ先】コム デ ギャルソンTEL:03-3407-2684
2020年11月02日ヴァイオリンの川久保賜紀、チェロの遠藤真理、ピアノの三浦友理枝という、素敵な3人のソリストによるトリオが結成10周年を迎える。プログラムには坂本龍一とショスタコーヴィチが並ぶ理由として、「坂本龍一こそが、ショスタコーヴィチ以来、最も重要なピアノ・トリオの作曲家だから」という彼女たちの言葉が新鮮だ。時代もスタイルも異なる日本とロシアの作曲家2人の作品を続けて聴くことによって見えてくるものとはいったいなんだろう。その答えがクリスマスに紀尾井ホールで開催される「10周年記念コンサート」の中にある。結成から10年を経て、深化に進化を重ねた3人組は、見ても聴いても楽しいこと請け合い。さらにはコンサートに合わせて制作されたアルバムも要チェック!●公演概要12月25日(水)紀尾井ホール<曲目>坂本龍一:ラストエンペラー、レイン、美貌の青空、シェルタリング・スカイ、M.A.Y. in The Backyard、メリークリスマス・ミスター・ローレンスショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調 Op.8、ピアノ三重奏曲第2番 ホ短調 Op.67●CD情報『ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番、第2番』2019年12月18日発売AVCL-84101定価:¥3,000(本体価格)+税『ピアノ三重奏 坂本龍一曲集』2019年12月18日発売AVCL-84102定価:¥2,000(本体価格)+税●川久保賜紀(ヴァイオリン)2001年サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクール優勝、2002年チャイコフスキー国際音楽コンクール・ヴァイオリン部門最高位受賞以来、主要な北米オーケストラと共演し、豊富なステージ経験を積む。日本では1997年、チョン・ミョンフン指揮アジア・フィルのソリストとしてデビュー。以後、国内外の様々なオーケストラと共演を重ね、高度な技術と作品の品位を尊ぶ深い音楽性に高い評価を得ている。近年は自ら企画するコンサートを行うなど、コンサート・プロデューサーとしての才能も発揮。2018年より桐朋学園大学院大学(富山校)教授に就任。●遠藤真理(チェロ)第72回日本音楽コンクール第1位、2006年「プラハの春」国際コンクール第3位(1位なし)、2008年エンリコ・マイナルディ国際コンクール第2位。ジャン=ピエール・ヴァレーズ、山田和樹など国際的に活躍する指揮者やウィーン室内管、プラハ響と共演するなど国内外で高い評価を得ている。ソリストとしてだけでなく読売日響のソロ・チェロ奏者も務める。NHK大河ドラマ「龍馬伝」の龍馬伝紀行Ⅲの演奏、NHK-FM「きらクラ!」(毎週日曜日/全国放送)ではパーソナリティを務めるなど幅広く活躍している。●三浦友理枝(ピアノ)東京生まれ。2005年、英国王立音楽院大学課程を首席で卒業。2007年、同音楽院・修士課程を首席で修了。2001年「第47回マリア・カナルス国際音楽コンクール」ピアノ部門第1位、および金メダル、最年少ファイナリスト賞、カルロス・セブロ特別メダル賞受賞。2006年「第15回リーズ国際ピアノ・コンクール」特別賞受賞。2005年、エイベックス・クラシックスよりCDデビュー。2018年、6枚目のソロアルバム「ショパン:バラード&スケルツォ」をリリース、「レコード芸術」特選盤に選ばれる。2016年、第26回新日鉄住金音楽賞〈フレッシュアーティスト賞〉を受賞。
2019年12月20日2月9日(土)、サントリーホールで行われる東京都交響楽団プロムナードコンサートでは、小泉和裕と川久保賜紀による、季節を彩る演奏が楽しめそうだ。【チケット情報はこちら】川久保賜紀がチャイコフスキー国際コンクールで最高位、サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクールで優勝してから、15年以上が経つ。その後、同世代の音楽家とピアノ・トリオを結成したり、タンゴの演奏に取り組んだりと演奏家としての幅を広げつつ、現在もソリストとして第一線で活躍しているのは多くの方がご存知の通りだ。ヴァイオリン協奏曲のなかでチャイコフスキーと並んで人気の高いシベリウスは、川久保が昔からレパートリーにしている作品のひとつ。続いて演奏される《冬の日の幻想》と曲の冒頭がそっくり、という共通点をもった凝ったプログラミングと合わせてお楽しみいただきたい。チャイコフスキーの交響曲第1番を小泉和裕が都響で取り上げるのは、今回を含めてなんと3回目。同じチャイコフスキーの交響曲でも第2番や第3番より演奏している点を鑑みれば、小泉の思い入れが伝わってくる。初期の作品ではあるが、チャイコフスキーらしい哀愁と情熱が詰まった名曲であることを、小泉による重厚な音楽づくりで気づけるはずだ。公演のチケットは発売中。文:小室敬幸(音楽ライター)
2019年02月01日ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会(3月11日(月)・紀尾井ホール)に挑む川久保賜紀(ヴァイオリン)と小菅優(ピアノ)。ふたりのデュオは、海外ではたびたび演奏を重ねているものの、国内では、今年7月に開いた、やはりブラームスのソナタ全曲演奏会に続き、これがまだ2度目となるフレッシュな顔合わせだ。【チケット情報はこちら】「優ちゃんのピアノのヴォイシング(発音、音色作り)がすごく好き。とても情熱的でレンジが広くて、一緒に遊べます」(川久保)「賜紀ちゃんは型にはまらずに楽器を自由自在に歌わせる。こちらが何か投げかけると、すごく自発的な答えが返ってくるので、そのやりとりが楽しい」(小菅)ブラームスの3曲のヴァイオリン・ソナタは、作曲家としての成功を確固たるものにし、円熟期に向かう46歳から55歳の間に書かれた後期作品。明るさと哀愁が行き交う第1番。充実したたくましい作風の第2番。重厚だが内省的で暗鬱な第3番。いずれもヴァイオリンの魅力を堪能できる傑作だ。3曲を続けて演奏するのは精神的にかなりヘビーだという。「第1番の切なさから第3番のエネルギッシュな若々しさまで、そのペーシングというか弾き分けが難しい。頭と手がマッチしなければいけないし、それがコントロールされている作品だと感じます。やり過ぎてもダメですし、全体を見て音色を作っていかなければならない。そこが難しいし、面白いところですね」(川久保)「ピアノもそうです。途中であまり楽しみ過ぎないで、全体の受け渡しをうまく考えていかないとブラームスの本意を伝えられません。あとは、北ドイツの作曲家らしい、感情を爆発しきれない内面性をどう表現するか。外に出すのではなく、内側に向かって。たとえばピアニシモを、私たちが聴かせるのではなく、お客さんを私たちのピアニシモに引き込まなければならないと思います。そこがブラームスの音楽の微妙なところですね」(小菅)10年ほど前にヴァイオリニスト樫本大進の紹介で知り合って以来の仲の良い友人同士。「優ちゃんはいろんなことに興味を持っていて知識もある。ちょっとシャイなんですけど、話すととても面白い。頭がいいんだなって思います。特別な存在です」(川久保)「賜紀ちゃんはいつも自然体です。おごらないで、誰にでもフレンドリーで。ふたりとも食べるの好きだよね」(小菅)「優ちゃんのロール・キャベツや、サーモンとセロリとトマトのオーブン焼きは絶品」(川久保)「賜紀ちゃんはやっぱり、マーマレードを使った手羽先の照り焼きが美味しい!」(小菅)そんな気心知れた相手とのブラームス。「優ちゃんの音楽の幅広さをヴァイオリンで表現できるようにしたい。まだ弾いたことがないようなヴァイオリンを弾きたいんです。それがブラームスならできるかなと思います」(川久保)「お互いに新しいことを生み出せたらいいなと思います。今まで以上に時間をかけて作り上げていきたい。今までふたりで弾いてきたなかで1番大きな課題だと思います」(小菅)取材・文:宮本明
2018年12月17日雑誌『SWITCH』が、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS) 川久保玲のロングインタビューを2018年5月20日(日)号にて独占掲載。コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)の2018年秋冬コレクション「白の衝撃(ホワイトショック)」にフォーカスを当てた特集となっている。1969年にコム デ ギャルソンを設立した川久保玲。レディースウェアからスタートしたブランドは、これまでにない独創的でアバンギャルドなスタイルを世に送りだし、瞬く間に多くの脚光を浴びた。中でも、ブランド史で今なお語り継がれているのは、1982年にパリで発表したコレクション。当時モード界で禁欲的なカラーとして敬遠されていた黒を用いたファッションは、「黒の衝撃」と呼ばれファッション界を震撼させたのだ。今回『SWITCH』が特集を組んだのは、2018年1月にパリで発表されたコム デ ギャルソン・オム プリュス 2018年秋冬コレクション。ランウェイには、『恐竜がいた』で谷川俊太郎と共作した下田昌克の手がける斬新な恐竜マスクが登場。そして白を主役としたピースを発表したコレクションテーマは、「白の衝撃」だった。「黒の衝撃」から約36年の時を経て川久保玲が打ち出したファッションは、従来の価値観の否定と反骨精神を表現した川久保玲の哲学を体現したものとして、ブランド唯一無二の世界を創造したのだ。本誌では、そんな「白の衝撃」の裏に隠された「PUNK」と「CAMP」という二律する言葉を唱える川久保玲とコム デ ギャルソンの精神を紐解くロングインタビューを掲載。また同コレクションのスペシャルストーリーを谷川俊太郎による書き下ろしの詩を加えた「恐竜がいた」として発表するほか、ショーが完成するまでのドキュメントストーリーや、スタジオシューティングを記録した「白の衝撃」などを掲載する。【詳細】SWITCH Vol.36 No.6(2018年6月号)特集:川久保玲 白の衝撃発売日:2018年5月20日(日)価格:1,000円+税
2018年05月20日川久保玲によるコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)は、パリのパヴィヨン・カンボンを会場に2018-19年秋冬コレクションショーを開催した。川久保玲は、1964年の作家スーザン・ソンタグ(Susan Sontag)著『キャンプについてのノート』で論じた「Camp」という審美的様式に共鳴。例えば、反体制や反骨精神の象徴だったパンクは、現在スタイルとして確立されて新しいものを生み出さなくなったが、並外れたもの、不真面目なものを意味する「Camp」という概念が新基軸となるのではないか、と考えたという。そうして生まれたルックは、村々を旅して回る旅芸人・サーカス集団のイメージを持たせながら、層を重ねるレイヤーのテクニックを用いて、コム デ ギャルソンらしい並外れたボリューム感を出したものばかり。繭を縫い付けたドレスには、レースなど何層にも布を重ねたジャケットをコーディネートし、ゴールドの紙とニット地を合わせたドレスには、ラメ地を何層にも重ねたジャケットを合わせている。層を重ねるテクニックは多用され、その全ての断面がローエッジ。ポルカドット、フローラルプリント、アメリカン・カートゥーン、レース、紙、スパンコール刺繍地など、あらゆる素材とモチーフが渾然一体となり、今まで以上に宇宙やカオスを想起させる。しかし、多色使いがオプティミスティックな空気感を与え、新しい何かを生み出そうとする内側からの強いエネルギーを感じさせる全16体のコレクションであった。
2018年05月08日ファッションモデルで、5歳の娘さんの母親でもある森貴美子さん。森さん家族が毎日を快適に過ごすために欠かせない日用品のひとつが、ヤシノミ洗剤シリーズです。愛用品の原材料に使われているパーム油にまつわるストーリーを追い、常夏の島、ボルネオへ旅してきました。森貴美子(もりきみこ)「森きみ」の愛称で親しまれるファッションモデル。雑誌『non-no』の専属モデルとして17歳でデビュー。チャーミングな笑顔と親しみやすいキャラクターで一躍人気となる。現在は一児の母として、また1日70万アクセスを超える「モリキミニッキ」のブロガーとしての顔ももつ。最新刊に『森きみのパンダイアリー 毎日がパン日和』。Blog: ■私たちとボルネオ島との深い関係「こんなにいい体験ができるなんて、思っていた以上です!」。今回、森さんがボルネオ島を初めて訪れたのは、環境保全活動の視察ツアーに参加するため。日本から最も近く、そして地球で最も古いといわれる熱帯雨林の現状を見るのが目的です。地上から見上げるのではわからない、樹上の動植物の様子が観察できるキャノピーウォーク。ボルネオはマレーシア、インドネシア、ブルネイが領土をもつ世界で3番目に大きい島。日本から飛行機で6時間ほどの距離の赤道直下にあります。この島が私たち日本人の生活に欠かせない存在だと言われても、ピンとくる人はまだそれほど多くないかもしれません。ボルネオ島北部のサバ州は、全長560キロのキナバタンガン河や 標高4095メートルのキナバル山などがある、雄大な自然の楽園です。1億年以上前の熱帯雨林が現存する生命の宝庫、ボルネオの一大産業は、パーム油。パーム油とは、アブラヤシの実から採取される植物油(油脂)のこと。世界で最も使われている植物油で、そのほとんどがマレーシアとインドネシアで生産されています。マヨネーズやマーガリンなどの調味料、ポテトチップスやチョコレートなどのお菓子、カップラーメンといった加工食品などの成分表示によく記載されている植物油脂、それはボルネオ産のパーム油かもしれません。というのも、日本は年間65万トンものパーム油をマレーシアから輸入しているから。人口で割ると、日本人ひとりにつき1年間で4キロものパーム油を消費している換算になります。ちなみにパーム油は、そのほとんどが食用に、その他、化粧品やペンキ、洗剤などに使われています。現代生活に欠かせないパーム油の需要が年々拡大するのに伴い、マレーシアでは国策としてパーム油の生産が推奨されたのを背景に、アブラヤシのプランテーションが拡大の一途をたどっています。政府にとっても、地元の人々の生活にとっても、もはや不可欠な輸出産業なのです。熱帯雨林は伐り開かれ、次々とプランテーションへ姿を変えていく。それは、数多くの動物たちが棲む場所を失うことも意味します。地球にとって、あまりに大きな代償です。熱帯雨林は河岸に追いやられ、アブラヤシのプランテーションが一帯に広がっています。ひと房20~30キロのアブラヤシには3000個ほどの実がついています。スーパーやコンビニなどで売られている半数近くの商品に入っているといわれるパーム油のほとんどを、日本はマレーシアから輸入。私たちの日々の消費が、ボルネオの環境破壊に直接、影響するのです。 ■いつも使っているものの背景を知る東日本大震災が、それまでの自分の暮らし方や考え方を根本から見直すきっかけになった人はきっと少なくないでしょう。森さんもそのひとりでした。「ちょうど妊娠も重なり、環境や自然についてあらためて考えさせられて……それで出会ったのがヤシノミ洗剤でした。といってもジャケ買いだったんですけど(笑)、体と環境とお財布にやさしいのに、汚れもきちんと落とせて、いいことづくめ。もう一生これでいいよねって夫と言い合ってるくらい惚れ込んでいます」左:森さん家族の日常のひとコマ。 右上:森さん宅に常備されている、人と地球にやさしいヤシノミ洗剤シリーズ。 右下:アブラヤシの実。ここから原材料となるパーム油がとれる。洗たく洗剤もじきに愛用するようになり、ヤシノミ洗剤、ヤシノミ洗たく用洗剤、ヤシノミ柔軟剤の3つのアイテムは、森さん家族にとってもはや必需品。でも、じつはこのヤシノミ洗剤にもパーム油が使われています。製造元のサラヤは2004年から「ボルネオ環境保全運動」をスタート。そのほとんどが食用に使われているなかにあって、洗剤に使われるパーム油はごくわずか。それでもパーム油に関わる環境問題に取り組んでいる日本企業はサラヤだけです。アブラヤシのプランテーションで。実をかじってみると、生の段階ですでにかなりオイリーでした!行き場を失ったゾウやオランウータンの保護、熱帯雨林だった土地の買い戻しなど、地元のNGOと協力して社会運動を展開。熱帯雨林の野生動物たち、パーム油で生計を立てる現地の人たち、パーム油の恩恵に与って生活する私たち……さまざまな事情のバランスをとりながら、環境保全と原料調達の両面からこの問題に取り組んでいます。セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターでは、森林開発で住処を追われたオランウータンを保護し、森へ還すための訓練を行っています。今回、森さんが参加した視察ツアーもそうした活動の一環です。毎日使っているアイテムの原材料が、どんな場所で、どんなふうに育てられているのかを実際に見られるのは興味深く「いわゆる顔が見えるっていうのは、いまやすごく価値のあることですよね」と森さん。プランテーションではアブラヤシの収穫を体験した森さん。長い鎌と格闘すること数分、やっとのことでひと房を落とすことに成功。「パーム油をとるのはこんな重労働なんですね…」。アブラヤシの木を見上げながら、森さんの心は複雑な思いが交錯していました。 ■川からの視点、空からの視点。対照的なグリーンの正体まだ暗いうちから熱帯雨林へ出かけると、木々の間からご来光が。熱帯雨林のウォーキングに、リバークルーズ。アブラヤシのプランテーションに、野生動物の保護センターの見学。ボルネオに暮らす人々や動物に触れ合う、じつに濃いツアー内容でした。「朝日が昇る前に熱帯雨林にウォーキングに行き、時間が経つにつれて虫の声が鳥の声に変わり……たくさんの生き物が息づいているのがわかりました。その後、野生動物の保護センターで、森で生活できなくなったゾウやオランウータンに会いました。彼らは元気そうに見えたけれど、人に慣れてしまったために簡単には森に戻れないそう。いまの暮らしは安心だろうけど、本能のまま森で生きるのと、どっちが幸せなのかなって」ボルネオ・エレファント・サンクチュアリーではボルネオゾウをレスキュー。このプロジェクトには、北海道の旭山動物園も参加しています。ゾウは、手から直接餌を受け取るほど人に慣れていました。キナバタンガン川のクルーズでは、テングザル、オランウータン、カワセミ、サイチョウなどなど、ボルネオ固有種を含むいろんな動物と遭遇できました。動物はなんでも好きだけれど、なかでもゾウが大好きという森さんにとって、野生のボルネオゾウたちが草を食むのを間近で見られたのは特に大感動だったよう。キナバタンガンのリバークルーズでは、野生のボルネオゾウの群れに遭遇! 子ゾウが母親に寄り添っていました。「船から川沿いの森を見ていると、それがすべてに思えました。動物たちはこんなに豊かな森で暮らしているんだなあって。でもその後、クルーズしたところをヘリコプターに乗って上空から見てみると……森の小さいこと、奥行きがないこと! 見渡すかぎりアブラヤシのプランテーションが続いていて、森はところどころに残っている程度だったんです。動物たちは、小さな森に閉じ込められているんですね」百聞は一見にしかず。なかなかショッキングな体験でした。手前が熱帯雨林、向こう側がプランテーション。グリーンの境界が上空からだと一目瞭然です。 ■自分には何ができるかを知ること普段なにげなく口にしたり使用したりすることで、期せずして環境破壊に加担しているとしたら? でも、日用品の意識的な購入で環境保全活動に参加できる方法があります。ヤシノミ洗剤の売上の1%は、ボルネオ保全トラスト(BCT)に還元されます。商品購入によってボルネオの環境保全に参加できる仕組みです。「ちゃんと足を運んで、自分の目で見て感じないとわからないことが、たくさんありました。遠く離れた国で、パーム油で揚げたポテトチップスを食べて生きてきた私が、何を言える立場でもないけれども、この現状をいろんな人に知ってもらいたいと思ったし、私はこうしたいって強く思うところがありました」「考え方はひとりひとり違う。だから他人に自分の考えを強要することはできないけれど、自分自身はこうしたいっていう思いがあるのなら、それについては諦めずに取り組みたい。自分ひとりがどうしようが世の中は変わらないよね、と諦めるのではなく、自分ひとりでも行動する意味はあると思うんです」視線を感じるとそこには…。熱帯雨林には世界中の類人猿種の95%以上が生息しているそう。右:ボルネオ固有種のテングザルが、枝から枝へ飛び移る瞬間!左:ボルネオ固有種のサイチョウの名前の由来は、サイの角のようなトサカから。 右:夜のリバークルーズでは、河はまた違った顔を見せる。枝に留まってカワセミが睡眠中。そもそも家族の間でも意見の相違は当たり前なのだから、と森さんは言います。「私と夫は真逆の性格で喧嘩が絶えないんですが(笑)、子育てに関しては意見を合わせようとしていました。両親の言うことがバラバラだと、子どもが混乱すると思ったから。でも夫は、いろんな意見があるってことを小さいうちから知っていたほうがいいと言うんです。そんなものかなあって、私は全面的に共感できたわけではないんですけど、パパはこう思う、ママはこう思うって話し方に変えました。価値観は人それぞれに違うものという前提に立つことにしたんです」セピロック・オランウータン・リハビリテーションセンターでは、娘さんと娘さんの親友のためにおみやげをゲット。売上はセンターの運営金として使われるそう。おみやげの購入が支援につながるのは嬉しいこと。“価値観が違っていい”という価値観を、共有する。それが正しいことかどうかはわからないけれど、少なくとも家族全員が正直でいられるし、ストレスがないんです、と森さん。「またガラリとやり方を変えることがあるかもしれませんが、自分たちなりのかたちでいいかなと思っています」ボルネオで見てきた現状を、なるべく多くの人に知ってもらうこと。これからも日々の暮らしでヤシノミ洗剤を使うことで、ボルネオの環境保全に還元すること。自分ひとりができることは限られているけれど、世の中が動き、変わるのは、そういうひとりひとりの思いと行動が積み重なっていくことでこそ、実現していくものなのだから。取材/構成:野村美丘(photopicnic)ボルネオ撮影:藤田二朗(photopicnic)商品写真:林ひろし親子写真提供:森貴美子[PR]サラヤ株式会社 ボルネオ環境保全プロジェクト 【やさしいママのひみつ 一覧】
2017年06月30日関西の観光旅客来訪促進と地域活性化を図る目的で、日本と台湾の合作で製作する映画『おもてなし』(仮題)。この度、本作の出演者として田中麗奈、余貴美子、木村多江、藤井美菜らが発表。日本以外からはワン・ポーチエ、ヤオ・チュエンヤオ、ヤン・リエ、ルー・シュエフォンら参加する。琵琶湖畔。夫が遺した旅館を守る母(余貴美子)とその娘(田中麗奈)の前に現れたのは、経営の傾く旅館を買収した台湾人の父(ヤン・リエ)と息子(ワン・ポーチエ)だった。彼らはそれぞれ断ち切れない過去へのわだかまりを抱きながら、旅館の再生をかけて、短期間の“おもてなし教室”でにわか勉強をすることに…。文化、性別、歴史背景の違いが作用した結果、彼らの人生が、まわりの人たちも巻き込んで大転換する――。監督を務めるのは、映画監督だけでなく、PV「ひこうき雲」(監督:砂田麻美、歌:松任谷由美)の撮影も担当した台湾のジェイ・チャン。この企画について監督は「世界各地の観客に、撮影した場所に行きたい、登場人物と同じ楽しい体験をしたい、と思っていただける映画にしたいです。住む場所が違っても、人と人は感情を共有できるからです」とコメント。また配役については「俳優の方々が、自ら進んで演じる役に挑み、没頭してくれるのは、大変光栄です。田中さん、余さん、ワンさん、ヤンさん、ルーさんのことです。さらに、藤井さん、木村さんが加わり、目を見張る理想的な配役となりました」と自信を見せ、「演じていただく登場人物たちは、ユニークで面白いけれど複雑で、しかもいろんな言語や方言を駆使して私たちが生きるボーダレス社会を表現します。私の脚本に命が与えられることに心が躍ります。素晴らしい俳優と私が、皆さんとこの映画を共有できる日が待ち遠しいです」と公開を心待ちにした。今回が出演決定した田中さんは「監督だけではなく、今回の脚本家、さらにカメラマン、プロデューサーまでもやられていて本当にバイタリティー溢れる方」と監督について語り、「台湾と日本それぞれの俳優、スタッフチームが互いに、刺激をしあいながら協力し現場を作り上げていくことに、私も毎日ワクワクしています。日本最大の湖、琵琶湖。そして美しい紅葉を背景に、明月館でどたばたさせて頂きます!」と出演を喜んだ。なお、撮影は関西と花蓮(台湾)で12月中旬まで行われ、日本、台湾、中国(インターネット配信)で公開予定とのことだ。『おもてなし』は2017年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年12月02日2017年5月、ニューヨーク・メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティチュート(Costume Institute)特別展として「川久保玲 / コム デ ギャルソン展(Rei Kawakubo / Comme des Garcons)」が行われることが決定、発表された。特別展に存命のデザイナーとして選ばれるのは、1983年のイヴ・サン=ローラン(Yves Saint Laurent)に続き2人目だという。特別展では、1981年に川久保が初参加したパリコレクションから現在までの作品を約120点展示するそうだ。年代順ではなく、テーマごとに並べることを予定しており、川久保のこれまで行ってきた境界と境界の間にあるものへの強い興味を探求していくという。展示されるマネキンたちは人の目と同じ高さに配置され、柵なども設置しない予定だ。コスチューム・インスティチュートのキュレーターであるアンドリュー・ボルトン(Andrew Bolton)曰く「川久保玲はこの40年で最も重要で影響力のあるデザイナーの1人だ。彼女は私たちにファッションは絶えず続く創造、再創造、異種混交性のある場所であることを再考させ、この時代の美学というものを定義してくれた。」とのことだ。また川久保は「私はこれまで確立された価値や慣習、一般的に普通とされるものを拒みながら新しいデザインの考え方を常に追い求めてきました。表現の方法として融合、不安定、未完成、除去、そして意図の欠如を最も重要なものとしてきました。」とコメントしている。開催を祝う恒例のメット・ガラ(MET GALA)は2017年5月1日に行われる予定。川久保をはじめ、ケイティ・ペリー(Katy Perry)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、アナ・ウィンター(Anna Wintour)らが参加するとされている。※本記事は (引用元:に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
2016年11月16日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)のデザイナー川久保玲にフィーチャーした展覧会が、アメリカ・ニューヨークにあるメトロポリタン美術館で開催される。会期は、2017年5月4日(木)から9月4日(月)まで。日本を代表するビッグメゾン、コム デ ギャルソン。その挑戦的でアヴァンギャルドなデザインが注目を集めるブランドだ。展覧会には、彼女の1981年のパリデビューコレクションから、最新の2017年春夏コレクションまで、約120体のルックが登場。東洋と西洋、男性性と女性性、過去と現在といった二項対立を乗り越えるような先進的な挑戦の姿勢を展示する。展示されるマネキンは、観覧者の目の高さに設置。従来の美術館のような、展示と見る人の距離が取り払われ、物理的障壁がない状態で洋服を楽しむことができる。【概要】Rei Kawakubo / Comme des Garçons会期:2017年5月4日(木)〜9月4日(月)場所:メトロポリタン美術館住所:1000 5th Ave, New York, NY 10028 アメリカ合衆国Rei Kawakubo (Japanese, born 1942) for Comme des Garçons (Japanese, founded 1969). "Body Meets Dress - Dress Meets Body," spring/summer 1997. © Paolo Roversi
2016年10月25日キデイランドが運営する「neko mart(ネコマート)」は11月21日~23日、「neko mart 2(にゃん)周年祭」を開催する。同店は、「ねこキャラグッズ」と「ねこ雑貨」を融合させた"ねこ好きのための専門店"。関西エリアのキデイランドの旗艦店である大阪梅田店によるプロデュースのもと、2013年11月22日(いいニャーニャの日)に大阪梅田店の1階に誕生した。今回開催する同イベントは同店の2周年を記念したもの。期間中、店内では徳島県生まれの脱力系キャラ「ししゃもねこ」期間限定ショップも登場。「neko mart」オリジナルのショッパーなど、一定金額以上の購入でもらえる非売品も数量限定で用意する。「ししゃもねこ」期間限定ショップでは、「ストラップ普通サイズ」(各1,300円)や「ポーチL」(2,200円)、「タンブラー」(1,500円)、「ペンケース」(各2,500円)、「缶バッジ」(220円)といったキャラクターグッズを販売。税込2,000円以上の購入で、「特製大阪ししゃもねこカンバッジ」がもらえる(なくなり次第終了)。さらに、"大阪ししゃもねこ"のイラスト原画展も開催。22日には作者・川久保貴美子先生のサイン会も計2回実施する。また、切るたびに同じ絵柄が出てくる「オンネアクッキー」(数量限定・1枚139円)や、ねこの写真をプリントしたKOINYANのネクタイ「フォトネコタイ」(各4,800円)、「neko mart」ブランドオリジナル商品のトートバッグ10種(各1,900円)、パーカー5種(各4,900円)なども販売する。ほかにも、ペットを繊細なオブジェで再現するオリジナルクッションのサービス「HUG PET(ハグペット)」(2万5,000円)も受け付ける。ほかにも、福袋(1万円)や絵本作家・池田あきこ先生の直筆サインが入った「プレートSET」(3,900円)が数量限定で登場。新商品「スマホスタンド びりにゃん音符」(1,800円)、「びりにゃんショッピングトートバッグ」(2,800円)の先行販売も予定している。21日には「猫のダヤン」が来場し、サイン会&握手会、撮影会を行う。そのほか、同イベントを記念して、子ねことフクロウの写真集「フクとマリモ」の発売記念イベントを実施。11月21日~12月25日まで「フクとマリモミニ写真展」を開催するほか、グッズ販売や撮影会(11月23日)も行う。※価格は税込表記があるものを除き全て税別(C)shishamonekosha All Rights Reserved.
2015年11月17日徳島県・北島町のスポーツ施設「サンビレッジ北島」の向かいの畑に2015年春、キャラクター「ししゃもねこ」を縁取った「チューリップ畑」が登場する。「ししゃもねこ」は、頭部が「猫」で胴体が「ししゃも」のキャラクター。同町生まれで旧吉野川流域に生息し、憧れのさかなは「およげたいやきくん」「スイミー」、ライバルは「ウナギイヌ」だという。LINEスタンプなども発売され、「脱力系キャラ」として人気を集めており、昨年発売されたガチャガチャ玩具はすでに完売状態で、3月には新しいデザインが全国で発売される予定。同町ではこれまで、チューリップ畑をPRする試みとして、ハートやひょうたん型など抽象的な図柄で来園者を楽しませてきた。今回、初めてキャラクターを用いたデザインを取り入れ、そのモチーフとして「ししゃもねこ」を採用する。「ししゃもねこチューリップ畑」は、全長約10m。15cmほどの高さに土を盛り、同キャラクターを縁取る。チューリップの品種はプレルジューム、ビッグスマイル、キースネリス、ブラックヒーローの4品種。ピンク、黄、紫、赤・黄混合の4色のチューリップが開花すると、キャラクターの体全体がチューリップで埋め尽くされる。キャラクターの作者・川久保貴美子さんは「同イベントにししゃもねこを使ってもらえたことに感謝している。これにより、今までししゃもねこを知らなかった人に知ってもらえるのがうれしい」「ししゃもねこチューリップを見て、和んでもらえたら」とコメントした。チューリップの開花予定は4月。見ごろは4月10日~20日で、6~7割が散る月末まで楽しめる。開園は来年4月4日からを予定している。
2015年01月14日「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」の15SSコレクションは真っ赤だった。デザイナー・川久保玲が掲げたテーマは「Roses and Blood(血とバラ)」だ。ボーンとテープのみで構築したルック、ギャザーや縫い重ねたフェイクレザーにより布を積層したドレス(バラの花弁だろうか?)、詰め物で抽象的な紋様を描き出したドレス、血しぶきのようなプリント、臓物を抉り出したかのようなディテール、テープから滴り落ちるコサージュ、フリルを幾重にも巻き付け上下半身に作り出されたバラ、全体的に不規則なボリュームとバランス……美しい花の裏に潜む狂気を描いたかのようだ。2シーズン前から続く非ウエアラブルなコレクションで川久保は何を訴えたいのだろう。ただただ怒りのみを感じる。
2014年10月15日※画像は、森貴美子オフィシャルブログ「モリキミニッキ」よりママさんモデルのモリキミさんオススメファッションモデルの森貴美子さんが、オフィシャルブログでたんぽぽ茶の紹介をしている。たんぽぽコーヒーやたんぽぽ茶は、ノンカフェインで栄養価も高い為、日本では妊娠中、授乳中の女性に人気の飲み物だ。森貴美子さんは、雑誌『non-no』の専属モデルとして人気を得、専属モデルから離れてからも、数々のファッション誌で活躍をしていた。2010年に結婚をし、出産をした現在は、育児をしながら、自身のファッションブランドでデザイナーとしても活躍している。身体の冷えは、健康にも美容にも大敵!たんぽぽコーヒーやたんぽぽ茶は、たんぽぽの根を焙煎して作られている。森貴美子さんが紹介をしているティーライフ株式会社のたんぽぽ茶はブレンドで、たんぽぽの根以外にも黒豆や醗酵ギンネムが配合されている。たんぽぽだけの物よりも、カルシウムやイソフラボンなどの栄養がさらに追加されていると言う事だ。授乳中は特にだがこの冬の乾燥は、肌だけでなく身体の水分を奪っていく。水分の補給が必要だが、カフェインが入っていないたんぽぽ茶は、たくさんの量を飲んでも身体への負担も少ない。また、土の中にある根を使っている為、身体を温める作用も期待出来る。妊娠、授乳育児中だけではなく、身体の冷えが気になる女性にはうれしい飲み物だ。【参考】▼ティーライフ株式会社たんぽぽ茶▼森貴美子オフィシャルブログ「モリキミニッキ」※放っておくと「かた~く」なっちゃう!魅惑的なクビレを作る方法とは??※“やりすぎ”は禁物! 肌トラブルの一番の原因は、●●のやりすぎ!?※泣くほどの辛さが去った・・・! コレで辛い貧血とはもうおさらば!!
2013年12月24日アパレル・ブランド「コム・デ・ギャルソン」のクリエイティブ・ディレクターを務める川久保玲が、「エルメス」と提携して同ブランドの定番シルクスカーフ「カレ」の限定バージョンとなる新作スカーフ・コレクション「コム・デ・カレ」を手がけることになった。同コレクションのデザインにあたって、川久保さんは「私は常にエルメスの伝統と職人技を尊敬してきました。今回のコラボレーションでは、身に着けるものとしてのスカーフという概念ではなく、むしろエルメスのカレが持つ美しいアートワークに導かれていったと言えます。そして、その美しさに抽象的なイメージと共に新たなエレメントを加えることで、私たちはユニークで全く新しいスカーフに仕上げることができたと思っています」と自信を覗かせる。抽象的なパターンが描かれたモノクロのファースト・コレクション「ノワール・エ・ブラン」は5種類での展開で、東京、ニューヨーク、パリのコム・デ・ギャルソンの店舗にて発売される予定だ。続いて、鮮やかな色に染められた6種類展開のセカンド・コレクション「クルール」は、川久保がロンドンにオープンさせたセレクトショップ「ドーバー・ストリート・マーケット」にて販売されるという。エルメスが「カレの伝統を覆した」と評する同コレクションは両方とも、来年2月より販売が開始される予定だ。
2012年11月27日映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』の完成報告会見が“いい夫婦の日”である11月22日(火)、都内で開催され主演の三浦友和、余貴美子、蔵方政俊監督、阿部秀司プロデューサーが出席した。先ごろ、妻で元歌手の山口百恵との夫婦生活を綴った著書「相性」(小学館刊)を上梓し、明治安田生命保険が毎年発表する「理想の有名人夫婦」ランキングで6連覇を達成した三浦さんは、良い夫婦の秘訣について「相性です(笑)」と即答。余さんは家庭で夫から「カンチョーされる(笑)」と告白するなど、笑いの絶えない会見となった。鉄道マンの中年男性を主人公にした『RAILWAYS』シリーズの第2弾。立山連峰と日本海に挟まれた富山地方鉄道を舞台に、定年間近の鉄道運転士とその妻が第二の人生への一歩を踏み出していく姿が描かれる。脚本段階から本作に携わった三浦さんは「40代、50代の夫婦にぜひ観てほしい」と訴える。自身が演じた役柄と同じく現在59歳で年明けには還暦を迎えるが「(還暦を)目の前にすると、若い頃に『隠居していいかな』と思ってたような年寄りになってない。現実にこれからの人生が長いなと思ってます。子供が成人して、夫婦のあり方を考えるようになってきた」と自らの人生を重ね合わせて映画が描き出すテーマについて語った。余さんは自身の家庭をふり返り「男と女の違いというか、『何で男ってこんな大事な話してるときにカンチョーとかして来るんだろう?』とか(笑)、向こうも『女って何で出かける時間になってもちゃんと出て来れないんだ?』とか思ってたり。みんな違う夫婦だけど、同じなんだなと感じてます。元々、血の繋がりのない他人が繋がりを作っていくわけで、『カンチョー』とか言ってても(苦笑)、互いを認め合っていくのが大事なのかなと思います」と夫婦のあり方について語った。意外な(?)夫婦像に三浦さんも「カンチョーされるんですか?初耳です」と爆笑していた。幾度も共演している2人だが、三浦さんは「最初にお話をいただいたときから『(妻役は)余さんですよね』と言ってました。要望を出して1か月以上返事が来なかったので『嫌われてるのかな』と思った(笑)。50代でいま、一番魅力的な女優さんです」と余さんを大絶賛。一方の余さんは「殺したり、憧れの先輩だったり、いろんな役でご一緒して来ましたが今回、これからもうまく行くであろう夫婦役で嬉しかったです。相手の気持ちを察してくれる優しい方です。早く自伝買わなきゃ(笑)。読んで夫婦について考えてみたいです」とニッコリ。さらに「実際に結婚していて幸せと感じるときは?」という質問に三浦さんは「11月は結婚記念日もありましたが、31年経って、プラスマイナスで言うとプラスが多いなと感じてます。秘訣は本当にないんですよ(苦笑)。絵でもTVでも映画でも、同じものを見て笑うことができれば」と笑顔を見せた。『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』は12月3日(土)より全国にて公開。■関連作品:RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ 2011年11月19日より富山にて先行公開、12月3日より全国にて公開© 2011「RAILWAYS2」製作委員会■関連記事:大人たちの“第2の人生”を優しく綴る『RAILWAYS』試写会に15組30名様ご招待
2011年11月22日『ゆれる』が絶賛を呼んだ西川美和監督の元に、笑福亭鶴瓶、瑛太に香川照之、余貴美子、八千草薫ら芸達者、演技派の面々が集結!ある過疎の村を舞台に、一人の医者の存在、そして不在にまつわるドラマを通じて、現代社会が抱える様々な医療問題を浮かび上がらせる『Dear Doctorディア・ドクター』が、6月27日(土)より公開される。これに先駆け、本作の医療監修を務める太田祥一教授が在籍し、撮影も行われた東京医科大学病院にて、大学と大学病院の職員、ドクター、研修医、学生を招いての試写会が開催された。上映前には舞台挨拶が行われ、西川監督、鶴瓶さん、瑛太さん、余さんが登壇した。鶴瓶さんは満面の笑みを浮かべ、開口一番「ドクターの伊野でございます」と劇中と同じ自己紹介。今回、初主演となったが「(撮影の)2か月の間、医者になれて、手術のシーンも楽しかったです」とふり返った。報道陣から次はハリウッド進出?と問われると「それそれ!デ・ニーロやモーガン・フリーマンと共演したい」とニンマリと笑って答えた。今回の試写会について「僕はここから歩いて2分ぐらいのところに住んでるんです。ここで、こうして試写会が行われること、特にお医者さんや看護師さんに観てもらえるのが嬉しいです。(映画の中には)看護師のすごさが出てますから!」と猛アピール。鶴瓶さんが「すごいですよ、あの人の看護師役」と絶賛するのが、余さんが演じた、伊野に付き従う看護師・大竹。余さんは「先生方に医療のお話を伺い、いろいろ教えていただいたおかげで役作りが出来ました。それから、私は5月に急性腸炎になって救急車でこちらに運ばれまして。いろいろとお世話になっております(笑)」と語り、会場は驚きに包まれたが、余さんはけろりとした表情で「救急車の中で『東京医科歯科大学病院!』と指定しました」と明かした。西川監督も「こちらの病院の先生方に映画のために全面的なご協力をいただきました」とお礼を述べ、「みなさん、この企画に対して非常に熱心に取り組んでくださりました。様々な医療の問題や患者さんとのコミュニケーションについて、医師と患者双方の視点で見て、理解し合うための橋渡しが出来ればという思いでこの映画を作りました」と映画に込めた思いを吐露した。瑛太さんは東京の大学出身の研修医・相馬を演じた。大ヒット公開中の『余命1ヶ月の花嫁』に続いて、生と死に関わる作品に出演して、命の尊さなどについて考えることは?と突然尋ねられ「そうですね…(事前の)段取りと違うんですが」と困惑した様子。これにすかさず鶴瓶さんが「考えとけ!」とツッコミを入れ、会場は笑いに包まれた。鶴瓶さんがそのままの勢いで「統計的に見て、お医者さんはすごく酒好きな人が多いんですよ。(瑛太さんを指し)そういう意味でもぴったりの役やな。めちゃめちゃ酒飲むんですよ。4〜5日目には2人とも飲みすぎて倒れたもんな」と瑛太さんの方ををふり返ったが、瑛太さんは「ダメです、明日の新聞(の見出し)が…」と慌てて制止する場面も。先ほど余さんが急性腸炎で倒れたという話が出たが、鶴瓶さんも、瑛太さんも別の時期に倒れたことがあるということで鶴瓶さんは「倒れトリオや」とおかしそうにふり返っていた。「それぞれの職業で、自分はホンマもんか?ということを問いかける作品。ラストシーンの八千草さんが素晴らしいんです!」と鶴瓶さんが胸を張って送り出す『Dear Doctorディア・ドクター』。6月27日(土)よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開。■関連作品:Dear Doctorディア・ドクター 2009年6月27日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009『Dear Doctor』製作委員会余命1ヶ月の花嫁 2009年5月9日より全国東宝系にて公開©“April Bride”Projectガマの油 2009年6月6日より全国にて公開© 2008「ガマの油」製作委員会■関連記事:誰しもが抱える“嘘”から見る人間の“揺れ”西川美和最新作『ディア・ドクター』“父子”対談!監督・役所広司×俳優・瑛太『ガマの油』の効用やいかに?役所「クセがあるけど、かわいがってほしい」“願掛けカエル”で初監督作のヒット祈願初主演・笑福亭鶴瓶×瑛太!『ディア・ドクター』試写会に10組20名様ご招待西川美和監督最新作『ディア・ドクター』で鶴瓶が世界デビュー!いざモントリオールへ
2009年06月16日