ジバンシィ(Givenchy)の2019年プレフォールコレクションから、新作レディースバッグ「ミスティック(Mystic)」が登場。ジバンシィの「ミスティック」は、アーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラーによるオートクチュールのシルエットからインスピレーションを得た新作バッグ。シャープな印象のかっちりとしたシルエットと、優美なV字型フラップを特徴に持つ。ボディには上質なカーフスキン、裏地にはスエードを採用。使い込むほどに趣を増す艶やかなレザーをはじめ、手縫いのトップステッチや三層のスエード仕立てのハンドルなど、様々なディテールにクラフトマンシップを宿している。シルキーゴールド仕上げのダブルG留め具で、エレガントな魅力もプラスした。デザイン性だけでなく機能性にも優れており、バッグの口は閉じても開いたままでも使用可能。フラップで中が見えない仕様になっている。バッグの背側には便利なフラットポケットを付属。ハンドバッグとしてもクロスボディバッグとしても活用できるよう、取り外しと長さ調節が可能なショルダーストラップもついてくる。カラーは、ブラック、ナチュラル、デザート、ストームグレー、オーベルジーヌ、ペールピンク、ペールイエローなどバリエーション豊富に取り揃える。【詳細】ジバンシィ 2019年プレフォールコレクション 新作バッグ「ミスティック」発売日:2019年4月16日(火)価格:・ミディアム 410,000円+税(W31.5×D18.5×H30)・スモール 320,000円+税(W25.5×D15×H22.5)【詳細】ジバンシィ表参道店TEL:03-3404-0360
2019年04月20日サンリオのクロミとマイメロディのコラボカフェ「エッグアンドスプーマ×クロミ♡マイメロディ カフェ(EGG&SPUMA×KUROMI♡MY MELODY CAFE)」が、新宿ルミネエストの「エッグアンドスプーマ(EGG&SPUMA)」に限定オープン。期間は、2019年4月15日(月)から6月30日(日)まで。「エッグアンドスプーマ×クロミ♡マイメロディ カフェ」では、クロミとマイメロディをモチーフにした“可愛い&小悪魔”なフードやスイーツを、ちょい悪クロミとキュートなマイメロディをイメージした空間のなか楽しめる。最も注目したいのは、これまでのコラボカフェでも人気を博しているアフタヌーンティーセット。クロミとマイメロディのゼリーやピアノを乗せたスフレパンケーキのほか、ミルクレープ、ガトーショコラなどのスイーツをたっぷり用意した。また、エッグアンドスプーマ定番のふわふわのスフレオムレツを使った「マイメロディのキュートなオム♡シチュー」や、コーヒーゼリーの中にいちごをたっぷり忍ばせた「クロミのお気に入りパフェ」などもラインナップ。なお、メニューラインナップは前期と後期で変わるので、2度来ても楽しむことができそうだ。【詳細】EGG&SPUMA×KUROMI♡MY MELODY CAFÉ場所:エッグアンドスプーマ住所:東京都新宿区新宿3-38-1 新宿ルミネエスト8F期間:2019年4月15日(月)~6月30日(日)営業時間:平日 11:00~23:00(LO 22:00)、土日祝 11:00~22:30(LO 21:30)電話:03-6273-0255■メニュー価格例・クロミ♡マイメロディ♡ピアノのアフタヌーンティセット(ソフトドリンク2杯付) 4,200円+税・クロミのお気に入りパフェ 1,280円+税
2019年04月14日・ミストタイプのミネラルミストファンデーションMINERALair(ミネラルエアー)が登場!ファンデーションを「塗る」のではなく、「浴びる」という新感覚のファンデーションが誕生しました♫・・・◆How to…①専用ファンデーションを10滴程度、ミネラルエアー本体に注入②ボタンを押して顔全体にスプレー③シミやそばかすなど、隠したい部分には至近距離からスプレー④スプレー後、1分ほど触れずに待てば微粒子エアーがお肌にピタッと密着してくれます。・・・◆Item#ミネラルエアー スターターセット¥12,000(税抜)・View this post on InstagramGODMake.さん(@godmake_official)がシェアした投稿 - 2019年 1月月7日午前1時28分PSTこのメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2019年01月08日こんにちは。格闘家の青木真也です。AbemaTVの人気番組『格闘代理戦争』。推薦人である有名ファイターの推薦選手同士が、賞金300万円と格闘技団体「ONE」との総額1000万円契約を賭けて争うリアリティー番組です。現在放送のシーズンは女子選手で行われており、女子選手ならでは感情の出やすさで視聴者はもちろんのこと、関係者の感情までをも揺さぶっています。第5回目の今回は、『格闘代理戦争』決勝戦に進出している平田樹選手を取り上げます。1.柔道で培った身体能力の高さ彼女を見ていて、身体の軸(体幹)が強いなと最初に感じました。「身体が強い」と大まかな言葉で語られることが多い平田選手。体力的な強さはもちろんですが、自分が力を発揮する力、相手に力を伝える動作が上手な選手だと、僕は思います。力を持っていて、それをスムーズに出すことができて、相手に伝えることができます。力はあっても格闘技の中で出力できなかったり、伝えることができなかったりして、苦労する選手は少なくありません。キャリア初期で、それらができているのは武器だと思います。12年間闘ってきた柔道での経験で、彼女は身体の強さを獲得したといえるでしょう。柔道の名門クラブ「春日柔道クラブ」で柔道を始めて、高校は強豪校「創志学園」で活躍。高校総体に出場するなど柔道での実績も十分にあります。子どもの頃から組み合ってついた力はわかりやすく、誤解を恐れずに言うのであれば「使える筋肉」です。2.勝負の世界で生き抜いてきた勝負勘がある日本柔道の競技人口の多さは、他の格闘技系スポーツの中では群を抜いています。子どもの頃から試合を繰り返してきているので、勝負の世界を肌感覚で理解しているのだと思います。MMAに初挑戦したときも、極度に緊張することなく、落ち着いて試合に臨んでいた印象を受けました。さすがだなと感じました。自分ごとにして考えてみてください。観衆の前で手袋を少し厚くしたような素手同然のグローブで金網の中で殴り合う。そのときを冷静に迎えることができる“勝負度胸”のすごさは、格闘技経験のない方にも理解してもらえると思います。3.若さと可能性に満ちている彼女は19歳です。格闘技業界に限った話ではありませんが、若い世代は貴重です。これからのキャリアや業界の未来を考えると、35歳の僕よりも19歳の将来ある選手に投資した方が健全です。今から10年選手を続けても30歳に達しない。この若さに期待しないのはちょっと変。選手としての可能性も短いスパンではなく5年、10年単位で見ることで、彼女への期待感も増すのではないでしょうか。女子格闘技、格闘技の未来の一端を担っていると言っても言い過ぎではないと思います。4.SNSで見せる素顔と試合時とのギャップ格闘技選手と聞くと、男勝りな女性を思い浮かべる方も少なくはないでしょう。実際に格闘技界にいると、彼女たちは驚くほどに女性的です。格闘技をしていない一般女性よりも女性的なのではないかと思うくらいです。彼女のSNSを見ると、試合後にカレーを食べたり、同世代の女性となんら変わらない年頃の女の子、という感じ。練習が終わればメイクをして外に出るし、髪が傷まないようにケアを欠かさない。格闘技をすることで、女性らしく過ごす時間が限定されるからこそ、女性であることの意識を強く持っているように感じます。そんな姿と試合で見せる強さと荒々しさとのギャップが魅力的です。■勝負だから必ず、勝者と敗者に分かれる平田選手は、12月29日放送の『格闘代理戦争』内で、青木真也推薦の古瀬美月選手と決勝戦を闘います。17歳と19歳のふたりが争う決勝戦は、日本格闘技の未来を思い描かせるもの。ここでの結果の答え合わせはこの先にあるでしょう。どちらかが勝者、どちらかが敗者になります。どちらも勝者にしてあげたいのが本音なのだけども、勝負の世界は緩くなく、必ず明暗を分けます。僕の推薦選手である古瀬美月には、もちろんがんばってほしい。対戦相手の平田選手にもがんばってほしい。世の中を驚かせるような新時代のMMA。そして最先端、新時代に反するようなエモーショナルな伝統的な格闘技を魅せてほしい。主役は僕たちではない。主役はあなたたちなのだから。
2018年12月27日すみだ水族館では、2018年7月20日(金)より全国で公開される映画『未来のミライ』とコラボレーションした企画展「未来のミライ×すみだ水族館小さな世界の、大いなる命の物語。」を開催。会期は、2018年7月13日(金)から9月17日(月・祝)まで。企画展の目玉は、無数のカージナルテトラの群れが泳ぐ美しい劇中のシーンを再現した「自然水槽」だ。映画を監督した細田守は、すみだ水族館の「自然水槽」にインスピレーションを受けてこのシーンを制作したという。企画展では、幅7メートルの大型の水槽に、2000匹のカージナルテトラを新たに加えた。赤と青に光輝く鮮やかな魚が水槽を泳ぎまわり、まるで映画の世界に迷い込んだような幻想的な空間を生み出す。また、「自然水槽」も手掛けるアクアデザインアマノが、今回の企画展のために、作品のモチーフをちりばめた特設水槽を限定で設置。さらに、水槽のそばには、美しい水景を思わせる背景美術が描かれた映画の貴重な原画や絵コンテを展示する。その他にも、作品の世界が楽しめる企画が目白押しだ。館内の高さ約7メートルの吹き抜け空間の壁面には、細田守監督のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」が本企画展のために特別編集した『未来のミライ』特別映像を投影。また、限定のコラボドリンクやコラボグッズも販売している。【詳細】「未来のミライ×すみだ水族館 小さな世界の、大いなる命の物語。」会期:2018年7月13日(金)〜9月17日(月・祝)会場:すみだ水族館住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F営業時間:9:00〜21:00※入場受付は閉館の1時間前まで。※季節による変更あり。休館日:なし料金:大人 2,050円(1,850円) / 高校生 1,500円(1,350円) / 中・小学生 1,000円(900円) / 幼児(3歳以上) 600円(540円)※( )内は一般団体料金。※中学生、高校生は、チケット売り場で生徒手帳の提示が必要。※障がい者手帳の提示で、同伴者1名を含め、一般料金の半額。
2018年07月12日英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団の日本公演がまもなく開幕、英国発のふたつの傑作バレエが上演される。主演ダンサーのひとり、プリンシパルの平田桃子に、上演作品の魅力、見どころについて聞いた。英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団チケット情報英国第二の都市といわれるバーミンガムを拠点とする彼ら。「年間130公演のうち、半分以上は英国内外をめぐるツアーなんです」と話す平田だが、3年ぶりとなる日本公演には、やはり格別の思いを抱いているよう。「前回とはメンバーもがらりと変わり、私はいまや年長のほう。皆を引っ張っていかねばというプレッシャーもあります」と、その重圧をはねのけるかのように、華やかな笑顔を見せる。前芸術監督、ピーター・ライトが手がけた『眠れる森の美女』で幕を開ける日本公演。平田はつづく後半の演目『リーズの結婚』に主演する。英国バレエの巨匠、フレデリック・アシュトン(1904~1988)の代表作のひとつで、「英国ならではの、ストーリー性の強い、楽しさにあふれたバレエ」とその魅力を説く。舞台は、のどかで美しい田園風景のなか。平田演じるリーズが、金持ちの息子との結婚をすすめる母シモーヌに反発、恋人コーラスと結ばれるまでの騒動を描くコメディ色たっぷりのバレエだ。「リーズは、ちょっと私と似ているかもしれません。天真爛漫で、恋におちたらもう──(笑)!地のままでいけるんじゃないかなって思います」と笑うが、「いろんな要素、いろんな魅力が詰まった作品。きっと楽しんでいただけます」とも。たとえば、入団した年(2003年)に初めてこの作品で踊った第1幕の雌鶏!「着ぐるみで踊る役なので、動きにくいし、前は見えないし(笑)。でもこれがまさに英国バレエならでは、大きな見どころ。アランの役者ぶりも、シモーヌの木靴の踊りも、コメディならではのタイミングで笑いを誘います。主役ふたりのリボンを使った踊りや最後のパ・ド・ドゥはしっとりと感動的だし、ダイナミックなリフトなどテクニックの見せ場もある」と、話は尽きない。コーラス役を踊るゲスト、マチアス・エイマンの登場も目が離せない。「パリ・オペラ座バレエ団のエトワールとして長年活躍されてきた方ですから、共演すると聞いた時はもう大喜びでした。先週初めて一緒にリハーサルをしましたが、その技術の精確さ、美しさに目が釘付けに。お互いに自然に出てきたものを返し合う──。いい手応えを感じています!」英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団日本公演は5月18日(金)から20日(日)が『眠れる森の美女』、5月25日(金)から27 日(日)が『リーズの結婚』、いずれも東京文化会館にて。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2018年05月10日女優のミムラ(33)が27日、公式サイトを通じ、芸名を「ミムラ」から「美村里江(みむら・りえ)に変更することを発表した。改名を発表したミムラミムラは「美村里江になりました」と題した記事を投稿。冒頭では、「“突然”に見えるかと思われますが、ここ数年自分でしっかり考えて腑に落ちて決めたことで、事務所には昨年中に相談、新しい名前の画数なども調べてもらい、GOサインが出ました」と経緯を説明した。また、改名に至った3つの理由を挙げ、「(一)本家ムーミン“ミムラ姉さん”の知名度がぐんと上がったため」「(二)大河ドラマ台本の役名・出演者一覧を見て本来の日本名の大切さ」「(三)公私の自分がニアリーイコールになった」と記載。「長らく使わせていただいた『みむら』を手放すのも忍びなく、日本に古くからある苗字のひとつなのでそのまま使用(=呼ばれ方はそのまま)、名前は本名です。本名と半々、よくある芸名のスタイルになりました」と丁寧に補足し、「『所属事務所と揉めて』や『プライベートで何かあって』という理由からではないのでどうぞご安心ください」と呼びかけている。現在放送中のNHK大河ドラマ『西郷どん』で、大久保正助(瑛太)の妻・大久保満寿を演じるミムラ。正助は満寿の内助の功に支えられて藩の中枢にまで上り詰め、国家を動かす男となっていく。ミムラが大河に出演するのは2度目で、前回『江~姫たちの戦国~』の細川ガラシャ役はカタカナの共通点があったが、今回は「大久保満寿ミムラ」の字面を見て「なんともいえない気持ち」になったという。2012年に本名(小暮里江)を公表し、「ミムラの名に自分の人生を全部持って行かれることが怖かった気がするのですが、今は明らかにそちらの方が比重が多く、むしろそのことに支えられ、幸せを感じている私です。10年目にもなると色々変わりますね」とつづっていたミムラ。今回の発表を「2012年6月の本名公表時には、予想もつかなかった現在です」「新たな名前と共に歩んでいこうと思います」と締めくくっている。
2018年03月27日女優のミムラ(33)が3月27日から芸名を「美村里江」に改名することを発表。Yahoo!トレンドランキングに「ミムラ」がランクインするなど話題になっている。 美村は公式サイトで改名を発表。「この度、芸名を変えることにしました。ミムラ→【美村里江】(読み:みむらりえ)になります」と報告した。 改名について「“突然”に見えるかと思われますが、ここ数年自分でしっかり考えて腑に落ちて決めたこと」と改名への思いを告白。 また改名の主な理由を3つ挙げ、(1)「本家ムーミン“ミムラ姉さん”の知名度がぐんと上がったため」(2)「大河ドラマ台本の役名・出演者一覧を見て本来の日本名の大切さ」(3)「公私の自分がニアリーイコールになった」とした。 新しい芸名の由来については「長らく使わせて頂いた呼び名=『みむら』を手放すのも忍びなく、日本に古くからある苗字のひとつなのでそのまま使用」と「みむら」への愛着を伝え、名前は自身の小暮里江という本名の併せにしたことを明かした。 これに対しネットでは「ミムラさん改名したんだ!でも素敵な名前ー」「でも美村ってミムラさんに合っててカタカナよりしっくりくる」など改名後の名前を称賛するコメントが寄せられている。 一方、「カタカナ表記がピッタリだと思うんだけどなぁ。ご本人の考えだからしょうがないか」「えーなんで変えちゃったの~ミムラのままでいいと思うんだけど」など元の名を惜しむ声も上がっている。
2018年03月27日ディオール(Dior)の2018年クルーズコレクションより、新作のミサンガブレスレットが登場する。今年5月にカリフォルニアのアッパー・ラスヴァージネス・キャニオン自然保護区域で発表された同コレクションでは、アメリカ先住民族の手仕事を思わせるカラフルな刺繍やフリンジを取り入れたアクセサリーが多く発表され、注目を集めた。今回発売となる新作ブレスレットは、ネイティブアメリカンのクラフツマンシップから着想を得て、旅から持ち帰ったラッキーアイテムのように、いつも身につけておきたくなる‟お守り”のようなデザイン。ピンクやブルー、オレンジなどを基調としたカラーミックスによる4色のバリエーションで展開され、編地の上にブラックのエンブロイダリーで施された「CHRISTIAN DIOR J’ADIOR」のロゴが際立つ。丁寧に編み込まれたブレードの先端には大きなフリンジが揺れ、手元に華やかな存在感を与えてくれる。ブレスレットはカラーが異なる2本がセットになり、各2万8,000円で展開。ディオール ブティックにて10月下旬より順次発売予定となっている。
2017年10月31日奄美大島出身のシンガーソングライター、平田輝が7月21日(金)に東京・草月ホールでワンマンライブを開催。同公演について意気込みを語った。【チケット情報はこちら】平田は1993年12月8日東芝EMI(現EMIミュージックジャパン)より『今夜、ビートルズが街をうめつくして』でメジャーデビュー。高く評価されたにもかかわらず、4枚のシングルと1枚のアルバムを出してメジャーから去った。いまだに歌い続けている理由を「何度もやめようと思った。そのたびに背中を押されるようにステージに引き戻されてしまう」と笑う。メジャーを去って以降、生まれた奄美大島の島唄をギターでアレンジし、自分のルーツを模索。そこから導かれるように出来た歌が『絹の道標』だった。「大島紬を作っていた父の後を継がなかった。その懺悔を込めて父のために作った」つもりが、ライブでお客さんが「自分の父のことを思い出しました」と目を真っ赤にして握手を求めてきてビックリしたという。以来、歌詞の作り方が一変した平田は2011年、東日本大震災を都内で経験する。「津波に呑まれていく映像を観て、自分が歌えることが奇跡に思えた。誰かに生きる勇気を与えられるなら、死に物狂いで歌おうと思った」その想いはライヴでクライマックスに歌われる『プロペラ』の歌詞にも表れている。平田は震災以降を“第二章”と位置付け、大山登山マラソン公式ソング『走るために生まれてきた』や『風が生まれた場所へ』、そして今年になって発表した新曲『ガレージソング』など、自身が影響を受けたブルーススプリングスティーンを彷彿させる疾走感ある楽曲を次々と発表。コンサートの客層は、ほぼ平田と同世代で80年代の音楽ファンが多いが、若い層も見受けられる。「明日からまた頑張れそう」「パワフルな歌に勇気をもらった」などの声が観客から寄せられているという。「流れのまま、僕の歌が必要な人に届けばいい」と平田は言うが、今の閉塞感のある日本に平田の歌が必要な人間はごまんといる。まだまだ知名度は知る人ぞ知るだが、今はインターネットの時代。彼の音楽に火がついたら、一気に広がる予感もする。2015年の赤坂BLITZに続き、今年は草月ホールでライブを開催。2019年にはデビュー25周年で55歳。さらに大きなホールに挑戦したいと語る平田。「みんな夢を失っている。だから僕が身をもってもう一度、夢に挑戦していくのを、ドキドキワクワクしながら一緒に体感して欲しい。そしてアキラが頑張るなら、俺もあたしも頑張ろうと思ってもらえれば本望」と今後の活動に向けて意気込んだ。チケットは発売中。
2017年05月16日●ジャニーズという、演劇界の成功例劇作家・演出家であり、劇団青年団の主宰、こまばアゴラ劇場芸術監督、東京藝術大学などの様々大学の特任教授を務め、現代口語演劇の提唱者である平田オリザ。近年は、小説『幕が上がる』がももいろクローバーZ主演で映画化&舞台化され注目を浴びるなど、日本のアート・エンタテインメントを語るときに欠かせない人物のひとりだ。このたび、『下り坂をそろそろと下る』(講談社現代新書/760円)を上梓し、成長社会ではなくなった日本はどうしたらいいのか、舞台人としての視線を交えて話を展開している。日本に必要な"演劇"教育とは一体どのような内容か、話を伺った。○演劇によって、問題を直視する力がつく――平田さんは、演劇により"寂しさ"に耐えられるといわれていますが、それはどういうことなんでしょうか。演劇をやると、問題を直視する力がつくんですね。問題の本質がどこにあるのかを考えることで、寂しさに耐えられるようになる。いま学校では、問題解決能力が求められていますが、本当に大事なのは問題発見能力です。――問題を直視するというと、例えばどのようになりますか。糖尿病が専門の先生たちがお芝居を作るワークショップをしたことがあります。最初は患者さんがお菓子をばくばく食べて困るといった単純な芝居を創るのですが、ワークショップを進めるうちに、「おじいちゃんが糖尿病で、その娘がシングルマザーで、孫と3人で住んでいる。ある日、孫がおじいちゃんの誕生日にケーキを焼いてくれて、さあどうするか……」という芝居ができあがったんです。どちらにも善意があるから、問題解決が難しい。すごく、リアルな設定ですよね。私たちを悩ませるのは、いつも、このような複雑な問題です。こんな風に、演劇を通すことによって、直面している問題の構造を考えることができるのではないかと思うんです。○演劇による教育がなさすぎた日本――とはいえ、様々な演劇を見ると、そういう問題設定ではないものもあるように思うのですが。もちろんいろいろな演劇があって、単に楽しいものもあれば、考えさせるものもあっていいと思います。ただ日本は、諸外国に比べると演劇による教育がなさすぎたので、今後はこういった考え方もありだと、思えるようになればいいのではないでしょうか。――確かに問題設定が一見ない、楽しいお芝居でも、役者の方は稽古の中で解釈を繰り返すので、考えることにつながっている気はします。そのことで最初に成功したのは、ジャニーズ事務所ではないでしょうか。SMAPも若い時から生の舞台を経験していますし、小劇場出身の横内謙介さんなどが演出についたりして俳優として鍛えていった。草なぎ(剛)くんも、あんなに演技に向いているなんて、やってみないとわからなかっただろうし、演劇界とジャニーズ、双方にとってもよかったですね。こういうことがもっと増えればいいなと思います。●『幕が上がる』『ちはやふる』で行ったワークショップ――演劇界と、若手スターが手を組むような試みがあると良いですよね。去年は『幕が上がる』がももいろクローバーZ主演で映画化されましたけど、そのとき、映画の撮影前にワークショップもやって、好評でした。今度は同じプロダクションが『ちはやふる』を作るというので、また若手俳優のワークショップをやったんです。そしたら、その辺の小劇場の役者よりもみんな吸収も早いし、勘もいい(笑)。そもそも、イギリスなんかでは、映画やテレビに出ているプロの俳優が通うような、演劇の学校があるんです。日本にはそういうものがありません。僕の仕事がきっかけになって、増えてくればいいなと思うんですよね。――そういうワークショップは、一般の人でも受けてみたい人はいそうです。一般の人がワークショップに行くと、演技の楽しさを知ることになるし、コアなファン、良い観客を育てることにもなりますからね。○わかりやすいものが氾濫する世の中――ワークショップにいかなくても、演劇や映画って、観れば観るほど解釈ができるようにもなりますよね。わかりやすいもの、答えが一つのものが氾濫している中で、芸術にふれるということは、自分の頭を使って想像力を養うことになりますからね。特に映画や演劇は2時間座って見るものですから、お客さんを拘束するだけの価値のあるものを、我々も全力で作らないといけない。――ただ、今でもやはり芸術に触れることに価値がある、それが何かにつながっているという実感のない人もたくさんいるかと思います。それはちょっとずつ変えていくしかないですね。わかりやすいものだけでなく、コンテンポラリーアートのような変なものも見られるような環境に。フランスのピカソ美術館にはいつも幼稚園児が来ていて、ゲラゲラ笑ってるんです。対して日本は、評価の定まったものについて「これはこういう絵ですよ」と教える教育しかまだやっていないんです。でも、わけのわからないもの、変なものに出会って、世の中にはこんなことを考える人がいるのか、世界はこういう風に見ることもできるのかと発見することが面白いので、そういう機会を子供にたくさんさせてあげることが大切だと思いますね。文化資本は、基本的に親から受け継がれるものですから。――そう考えると、若いアイドルファンが、自分が好きな人が出ているからと自発的に演劇を観に行くのは良いことですね。例えば、ジャニーズの舞台であれ、ももクロの『幕が上がる』であれ、いろんな人の目に触れて興味を持ってもらうことは大切だと思います。もちろんこちらも質の高いものを作らないと。それをきっかけに他の舞台も見たいと思えるようにしないといけないとは思います。『下り坂をそろそろと下る』(講談社現代新書/760円)人口減少、待機児童、地方創生、大学入試改革…。日本が直面する重大問題の「本質」に迫り、あらためて日本人のあり方について論考した快著。他者の権利に嫉妬するのではなく、「生活がたいへんなのに映画を観に来てくれてありがとう」と言える社会へ―。若者たちが「戻りたい」と思える「まちづくり」とは? 日本が少子化問題を解決するための方策とは? あたらしい「この国のかたち」を模索する。
2016年07月22日●ヨーロッパでは、映画の「失業者割引」がある劇作家・演出家であり、劇団青年団の主宰、こまばアゴラ劇場芸術監督、また東京藝術大学などの様々な大学の特任教授を務め、現代口語演劇の提唱者である平田オリザ。近年は、小説『幕が上がる』がももいろクローバーZ主演で映画化&舞台化され注目を浴びるなど、日本のアート・エンタテインメントを語るときに欠かせない人物のひとりだ。このたび、『下り坂をそろそろと下る』(講談社現代新書/760円)を上梓し、成長社会ではなくなった日本はどうしたらいいのか、舞台人としての視線を交えて話を展開している。成熟した日本の中で、エンタメをとりまく状況はどうなるべきか、話を伺った。○失業者でも子育て中の女性でも、文化にアクセスする権利がある――この本を書かれるきっかけというのは何ですか?前々から、日本はもう成長しないとか、工業立国ではないと言ってはいました。そのまま言ったのでは聞いてもらえないので、「成長社会ではないことはつらいですよね、だけど、過去にすがるのではなく、もう一度、今後のことを冷静に見つめて頑張ってみましょう」という内容で改めて本にしたんです。――失業者や子育て中の女性などが、文化にアクセスできるようになることが必要だ、とも書かれていますね。文化的なものを享受する権利は、日本の憲法で保障されているわけです。ヨーロッパでは、失業者の文化へのアクセス権は社会保障の中に組み込まれています。失業者は、映画が割引や無料になったりするし、フランスでは子供が3人いることで親の美術館入場料が無料になったりする。「大変だからこそ、人生を楽しんで」というコンセンサスがあるんですね。そういう制度を変えることにはさほど予算がかからないし、企業が協賛して入場料を無料にするところもあるから、日本ももっと進めたらいいのにと。○誰でも転落する可能性のある時代で、文化に触れるには――そういった問題を、周知されたりもしているんですか?今、私は大阪大学の大学院と、東京芸大の教員をしています。授業でも、文化による社会包摂、つまり「失業者でも文化にアクセスするにはどうしたらいいか」ということを教えています。今の時代、誰でも転落する可能性がある。例えば介護であったり自分の鬱であったり、何かの問題が、ひとつならまだ踏みとどまれるけれど、ふたつ重なるとあっという間に職をなくして貧困になる可能性があります。そうなったときも、文化に接するにはどうしたらいいのか。ただ、学生は主に富裕層なんですよ。地方から来る子も少ないし、大学院に行くのは中高一貫校の出身者だったりします。みんな、頭が良いから理解はできるけれど、実感は持ちにくいようです。――自分が失業するとはなかなか想像できないですよね。学生たちにどうしたら共感してもらえるか考えた時に、「子育てしているお母さんが、子供を保育所に預けてコンサートに行っても、後ろ指を指されない社会」を考えてもらった方が身近になるのではないかと思いました。そう言うと、女子学生はぐっと身を乗り出して聞き出しますね。女性の場合は、独身時代には謳歌できていた権利が、結婚・出産を経るとなくなってしまう。そうなると少子化問題も解決しないですよね。でもいまは、女性っていうのはそんなもんだと思っている人も多い。それも「自分もそうなる可能性がある」という実感がないということではないでしょうか。●「不条理に向き合う」ためにアートが必要○「誰かがズルしている」という疑心暗鬼――母親の話に興味を持ってもらうことから、失業者などの全体のことも考えられるようになると。生活保護受給対象者が昼間に映画にいって後ろ指を指されることと、お母さんが子供を預けてコンサートに行って非難されることはつながっているし、もっといえばヘイトスピーチ問題にもつながっているんですね。「誰かがズルをしているんじゃないか」と疑心暗鬼になっている社会から、もっと寛容な社会にならないと日本はもたないのでは、と考えたんです。――確かに、楽しむことに罪悪感を持ってしまうということはあると思います。教育の講演会に呼ばれると、参加者に「子供にどんな教育をしたらいいですか?」と質問されることも多くあります。そういうときに必ず答えるのが、「まず、お父さんお母さんが人生を楽しんでください」ということです。親がコンサートやミュージカルにいって楽しむ習慣をつけないと、子供も楽しむことはありませんから。○下りる時にこそユーモアを――平田さんは、社会が成長できないと"寂しさ"が到来すると言われていますが、そういうとき、何をしていけばいいと思われますか?おおらかさを持つことじゃないでしょうか。下り坂だからダメってことではない、下りるときにはユーモアが大切ですね。でも、それは難しいことで、成長社会は努力したら報われる真面目な社会だったんです。そうじゃなくなるということは、不条理に向き合わないといけないということで、そのためには芸術に触れてないといけないんです。――芸術に触れて、いろんな考え方があると知るということですね。ただ、現在ではいろんな考え方があるのを認める前に、解釈の違いで争うこともありますよね。それは教育のせいですね。教員は一つの解釈をみんなに教えるような授業をする方が楽だったんです。多様なことを認めるためには準備しないといけないから。でも、一回慣れればそういう授業の方が楽ですよ、勝手に生徒が考えてくれるんですから(笑)。――とはいえ、平田さんも舞台を作るときには、ひとつの解釈があるはず。それが違う解釈をされてしまうことについてはどう思われますか?そこは覚悟を決めないと。若手の演出家に「自分の戯曲がこんな解釈をされてしまったけどどうしたらいいでしょう?」と相談されることもあるんです。そういうとき僕は、「シェイクスピアやチェーホフが、今の世の中でどんなに前衛的な演出をされても文句言えないだろ、その代わり100年後も演出される可能性だってあるんだから。違う解釈を許さないと、100年後の可能性を絶ってしまうことになるんだから」って言ってるんです(笑)。『下り坂をそろそろと下る』(講談社現代新書/760円)人口減少、待機児童、地方創生、大学入試改革…。日本が直面する重大問題の「本質」に迫り、あらためて日本人のあり方について論考した快著。他者の権利に嫉妬するのではなく、「生活がたいへんなのに映画を観に来てくれてありがとう」と言える社会へ―。若者たちが「戻りたい」と思える「まちづくり」とは? 日本が少子化問題を解決するための方策とは? あたらしい「この国のかたち」を模索する。
2016年07月14日ランコム(Lancôme)の人気フレグランス「ミ・ラ・ク」に、新たな香り「ミ・ラ・クブラッサム オー ドゥ パルファン」が仲間入り。2016年9月16日(金)より発売する。2000年に誕生した「ミ・ラ・ク」は、ライチをそのまま閉じ込めたようなみずみずしさで多くの女性を魅了。今もなおアイコンフレグランスとして人気を博している。そして16年秋、大人の女性へ向けて「ミ・ラ・ク」がさらに進化。バラのつぼみをキーワードによりエレガントなスタイルで登場。トップノートはフレッシュなライチから。このフルーティーなノートに、マンダリンエッセンスとグラニースミスアップルが新鮮さをプラスしていく。中心となるミドルノートではバラのつぼみが繊細な顔をみせ、ラストに向けて、温もりのあるサンダルウッドとムスクとともにロマンティックなハーモニーを奏でていく。キラキラと光るパープルのフレグランスを閉じ込めたボトルには、「Blossom」も文字を印字。この手書きの文字には、人生に挑む女性たちを祝福する気持ちが込められている。【アイテム詳細】ミ・ラ・クブラッサム オー ドゥ パルファン発売日:2016年9月16日(金)価格:50ml 7,000円+税、100ml 10,000円+税【問い合わせ先】ランコムTEL:03-6911-8151
2016年07月07日サム・ライミが、カロライナ州でのトルネイドについての映画を企画している。災害の真っ最中に犯罪を起こそうとする、アクション映画になるようだ。ライミは、プロデュースに加えて監督もするつもりでいるらしい。その他の情報製作配給はワーナー・ブラザース。スタジオは現在、脚本家選びを行っているところだ。映画の仮題は『Stormfall』。ライミとワーナー・ブラザースは、このほかにも、ノンフィクション本を原作にした『World War 3』の製作準備を進めている。ライミの最近の監督作は、2013年の『オズ はじまりの戦い』。2014年の『死霊のはらわた』、昨年の『Poltergeist(日本未公開)』のプロデュースも手がけた。昨年始まったテレビシリーズ『死霊のはらわたリターンズ』の脚本も執筆している。文:猿渡由紀
2016年06月06日女優の川島海荷が、6月4日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『朝が来る』(毎週土曜23:40~24:35、全8回)に出演することが26日、明らかになった。このドラマは、直木賞作家・辻村深月の今年の本屋大賞にノミネートされた同名小説が原作。16年ぶりに連ドラの主演を務める、安田成美演じる栗原佐都子は不妊治療を経験した後、特別養子縁組という光を得て、長男・朝斗と夫・清和とともに幸せな生活を送っていたが、ある日、謎の女性から「私が産んだ子供を返してください」という電話がかかってきたことで、光を失ったもう一人の母の存在が明らかになっていく。川島が演じるのは、生みの親である"片倉ひかり"を名乗り、「子供を返して」と主張する謎の女性。5人組ユニット・9nineを7月で脱退する川島は、今年を「自分の中で分岐点」と捉え、この役のために、人生で初めて金髪に染めるという気合の入りようで、「見た目から役作りさせていただけるのは、役に入り込みやすいのでありがたいです」と語る。東海テレビの松本圭右プロデューサーは「感情の表と裏の表現が非常に難しい役」と説明し、「女優として脱皮してもらって新しい川島海荷像を見せてもらいたいと思っています」と期待を寄せている。また、佐都子の夫である清和役で、ココリコの田中直樹が出演。子供ができないの原因が自分にあることを知ってショックを受けていたが、養子を迎え、家族を守ることを使命と感じている役柄だ。田中は「自分自身も清和を演じていくにつれて、どういう気持ちになっていくのか、どういう風に自分の役が変わってくるのか楽しみです」と語り、松本プロデューサーは「自分の苦しさではなく、苦しんだからこそ出せるやさしさと温かさで、女性たちを見守っていただきたい」と起用の狙いを話す。このほかにも、養子縁組仲介団体・ベビーバトン代表の浅見洋子役を石田えり、出版社に務める清和の部下で、家族に批判的な感情を抱く後藤香澄役に佐津川愛美、佐都子のママ友で頼りになる星野理沙役に滝沢沙織、片倉ひかりとつながりのある男・山本健太役に小野塚勇人、ベビーバトンの寮で14歳だったひかりと同室だった風俗嬢・平田コノミ役に黒川智花が決定。松本プロデューサーは「"人生の夜に迷い込んだ人間に、朝はやって来るのか"というテーマを最後まで楽しんでいただければ」と、見どころを語っている。
2016年04月26日損保ジャパンは2日、「ワタミの介護」の完全子会社化について、同社親会社であるワタミとの合意に至ったことを発表した。○介護サービス市場の拡大を見据えワタミの介護は、外食チェーン大手であるワタミの子会社。2015年3月末時点では、首都圏を中心に111カ所の介護付有料老人ホームを運営している。損保ジャパン日本興亜は、高齢化に伴う介護サービス市場の拡大を見据え、2012年より介護関連企業のグループ会社化や資本・業務提携を実施。今回のワタミの介護買収により、介護サービス事業への本格参入を目指す。同社は「グループが有する広範なネットワークやグループ事業を通じて培った経営資源やノウハウを生かして、介護事業における、より高い『安心・安全・健康』に資する新たなビジネスモデルの構築を目指し、様々な介護ニーズに対応するサービスを総合的に提供する」としている。株式の譲渡日は12月1日、取得株式数は6万4,429株で価額は210億円(見込み)。
2015年10月05日劇作家・平田オリザの戯曲『転校生』が、映画監督・本広克行の演出で上演される。とある学校の教室を舞台に、女子高生たちの1日を描く作品で、1994年にオール高校生キャストで初演されて話題に。本広は今回、オーディションを行い、1474人の中から平均22歳のキャスト21名を選んだ。舞台『転校生』チケット情報稽古も中盤に入った8月某日、通し稽古が行われた。キャストたちが髪をいじったりメイクを直したりしながら、平田作品に特徴的な “同時多発会話”で台詞を言うさまは、等身大の女子高生の日常を見るように自然だ。舞台の両サイドには通路が設えられ、さらに奥には、観客にも見える場所に出演者たちのドレッサーが置かれている。「舞台上では役を演じ、通路では役を離れてニュートラルに行き来し、ドレッサーでは自分自身に戻るという、三つの人格を設定しています」と本広は説明。劇のラスト、ふたりを残して他の出演者がドレッサーの前で舞台を見守るのだが、彼女達の多くは、見ながら涙を流していた。本広は終始、笑顔で、様々な角度から舞台を確認してメモを取っていく。通し稽古終了後には、リアクションのしかた、感情を出すタイミング、他の場面に出てきたことをどう匂わせるかなど、細かくダメ出し。スカートの広げ方や下敷きの見え方といった細部にまで視覚的にこだわった演出は、映画監督の真骨頂と言えるかもしれない。本広は、平田作品に10年ほど前から「ハマって」いたという。最近では、ももいろクローバーZが主演した今年の映画&舞台『幕が上がる』も手がけた。「映画では台詞って基本的に重ならないんです。でもオリザさんの舞台では、芝居が多重に進行していても聞き取れる。人間の耳って面白いなあと感じましたね。いつかオリザさんの芝居を演出したいと考えていて、『転校生』をAKBのようなアイドルたちでやったらどうかと提案したら、オリザさんが『実は小説を書いていて……』と。それで結果的に『幕が上がる』を先にやることになったんです」。そんな本広の、映画と演劇への思いは、随所に見ることができる。たとえば、舞台に掲げられた3枚のスクリーン。演じているキャストたちを、客席からは見えないアングルからとらえてスクリーンに投影したり、平田のテキストがキャストの台詞に合わせて投射されたりするのだ。リアルタイムで操作するのは、若い映像監督たち。色々な意味で、映画と演劇が交差・交流する場となりそう。多感な若い女性21名を束ねる労力は大変なものだろうが、本広は「キャリアが少ない分、色に染まってくれるところは子供達と一緒。本人たちには言いませんけれども、やはり選ばれし子達なので成長がすごいです」と手応え十分の様子。「舞台は言ってしまえば嘘の世界。でも、彼女達の姿はリアルなので、そこをぜひ目撃していただきたいと思います」。公演は8月22日(土)から9月6日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて。取材・文:高橋彩子
2015年08月21日市村正親、平田満、益岡徹の初顔合わせで大評判をとった舞台『ART』が、今月末、東京・サンシャイン劇場で16年ぶりに初演と同じキャストで上演される。鋭い筆致で人間の本性をあぶり出すヤスミナ・レザが執筆した本作は1994年にパリで初演、その後35か国で翻訳上演され、世界の名だたる賞を獲得した傑作コメディ。音響効果を一切使わない90分ノンストップの会話劇だけに、俳優同士息のあった芝居がみどころとなりそうだ。4月某日、稽古場を訪ね、あらためて本作に向き合う3人と演出のパトリス・ケルブラに話を訊いた。舞台『ART』チケット情報市村は開口一番、「初演のあと、何年かしてからまたこのメンバーでやりたいと密かに思ってたんです」と話す。そんな市村の思いを聞いたパトリスは、初演でも演出を務めた経験からこう語る。「前回の時よりも3人が役者として円熟しましたね。今のほうが登場人物の年齢により近づいていると思いますし、以前にも増して役者が役そのものになっている気がします」。マーク、セルジュ、イワンの3人は15年来の親友だが、セルジュが買った一枚の高価な現代絵画の価値を巡って大げんかがはじまる。マークにとっては価値のない絵に“友達”のセルジュが大金をはたいた。だからこそ本当のことを教えてあげよう。最初は友情の証だったのかもしれないマークの言動に「傷ついていないように見えていながら(マークの)笑われ方に深く傷ついているんです」と話すのはセルジュ役の益岡。友達だからこそ踏み込んでも許されるのか、それとも一線を引くべきなのか。言い合える関係性がベースになければ成立しない。「だから、16年前よりも今回のほうがそういうニュアンスは強いですよね」とマーク役の市村は言う。ふたりの間で事態を丸く収めようとするのはイワン。だが彼には別の大きな悩みがあり、そのことから状況はさらに混迷を深めていく。イワン役の平田は「最初から波乱含みではじまり、関係がどんどん変わっていく様がつくづく面白いなとあらためて思いましたね。友達のいる人なら誰でも笑えるお芝居」と作品の魅力を語る。“友情”という絆で固く結ばれていたはずの関係が次第に怪しくなり、やがて大きな亀裂を生んでしまうスリリングな展開。舞台の向こう、演じている側にとっては“悲劇だが、舞台のこちら、観客側から観ると笑えてしまう構図が面白い。友人関係に微妙な距離を取りたがる現代の私たちにとって、この作品が描く“友情”のあり方をみてどう感じるか、ぜひ劇場で確かめて欲しい。公演は4月28日(火)から5月10日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。その後、愛知、京都、福岡を巡演する。チケットは発売中。
2015年04月24日山形県・鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)にアザラシの赤ちゃんが誕生した。誕生日は3月9日。母親の名前はコノミで父親はコロ。赤ちゃんの名前は未定で、決まるまでの間は「ちびこのみ」の愛称が使われる。○新館で初めてのアザラシの出産鶴岡市立加茂水族館は2014年にクラゲドリーム館としてリニューアルオープンした水族館。新館でのアザラシ出産は初めてのこととなる。アザラシの赤ちゃん「ちびこのみ」の正式な名前は性別が確認でき次第、名前の募集が行われる。アザラシの赤ちゃんは同館内アザラシプールで見学可能。アザラシプール観覧スペースには軽食販売店もあり、カフェスペースで軽食をとりながらアザラシたちの姿が観覧できる。同館住所は山形県鶴岡市今泉字大久保657-1。開館時間は通常9:00~17:00まで。年中無休。入館料は一般(高校生以上)1,000円、小・中学生500円、幼児(未就学児)は無料。詳細は公式サイトを参照のこと。
2015年03月16日俳優の平田広明が、ジョニー・デップが主演を務めるアドベンチャー大作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』の日本語版で主人公チャーリーの声を演じている。約20年に渡ってデップの声を演じ続けてきた平田が語る本作の注目ポイントとは?その他の写真本作は、美術商のチャーリーが、英国諜報機関MI5の依頼を受け、盗まれたゴヤの幻の名画を捜索するも、その絵画に世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていたことから、富豪、マフィア、国際テロリストなどが絡む争奪戦に巻き込まれていく様を描く。平田はアニメーションはもちろん、外国の映画の吹き替えも多く務め、マット・デイモンやジュード・ロウの声も演じているが、『エド・ウッド』以来、約20年間、デップの声を演じてきた。しかし、平田は「ハリウッド作品を吹き替えるのは難しいですけど、ジョニー・デップを演じるのは特に難しい」と言う。「収録の時に思ったのは、シーンが変わるたびにそのシーンの持っているテンポが変わるんです。テンポが変われば雰囲気も変わりますし、声を入れながら『こんなにも難しかったんだ』と改めて思いました。最初に声を演じた『エド・ウッド』で少し風変わりなお芝居をしていたんですけど、基本的には『ドンファン』のように影のあるセクシーな役が多かったんです。ただ『パイレーツ・オブ・カリビアン』あたりから、この人はどれだけ引き出しを持っているんだろう?と毎回驚かされます」。平田が語る通り、デップは大スターになったあとも様々な役どころに挑んでいる。「最近は特に変わった役が多いですが、新たなキャラクターに次々と挑めるのは素敵なことですよね。モルデカイは彼の努力とは関係ないところでいろんなトラブルが解決していくというジョニー・デップが演じてきたこれまでのパターンと共通する部分があり面白くてハラハラドキドキできます。更に『まだ開けていない引き出しがあったの!?』と思わせる新しい側面もあります。あくまでも僕の憶測ですが、モルデカイの役はチャップリンを意識した部分があるんじゃないのかな。ジョニー・デップは演技をしっかりと作り込む人ですから、映画を観ながら彼の色々な魅力を見つけ出せると思います」。「長く続けられる役に出会えることは、俳優として糧になりますし、価値のあること」という平田にとって、デップは特別な存在なようだ。「演じている時は大変ですが、日本語版としてちゃんと成立するものができた時にはすごく達成感があります。ジョニー・デップの吹き替えを20年もやらせて頂いているので、これからも見届けていきたいです」。『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』公開中
2015年02月12日すかいらーくが展開するステーキ専門店「ステーキガスト」は1月22日、希少部位のミスジを提供する「ミスジステーキフェア」を開始した。同フェアで提供する「ミスジ」は1頭からわずかしか取れない希少部位。肩甲骨の内側にある赤身肉で、しっかりとした肉本来の味わいと、サシの入った柔らかさの両方を兼ね備えている。同店では、2014年4月にもミスジを使用したメニューを提供したが、3週間で完売するなど好評だったという。今回も昨年に引き続き、ミスジを提供するフェアを開催。良質な米国産牛肉を使ったメニューを、数量限定で販売する。展開メニューは「ミスジステーキ」(1,499円)、「ごろごろにんにくのミスジステーキ」(1,599円)、「ミスジステーキ&ハンバーグ」(1,299円)。いずれもサラダ・カレー・スープ・デザート・パン等30種以上が食べ放題のサラダバイキングが付く。販売店舗は、ステーキガスト全店。フェアは1月22日~3月18日までを予定しているが、数量限定のため、完売次第終了となる。※価格はすべて税別
2015年01月22日平田広明が、ジョニー・デップが主演を務めるアドベンチャー大作『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』の日本語版で主人公チャーリーの声を演じることが決定した。平田は約20年に渡ってデップの声を演じ続けており、チャーリーのような大きなヒゲをつけたコラボポスターも公開された。その他の画像本作は、美術商のチャーリーが、英国諜報機関MI5の依頼を受け、盗まれたゴヤの幻の名画を捜索するも、その絵画に世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていたことから、富豪、マフィア、国際テロリストなどが絡む争奪戦に巻き込まれていく様を描く。平田はアニメーションはもちろん、外国の映画の吹き替えも多く務め、マット・デイモンやジュード・ロウの声も演じているが、『エド・ウッド』以来、約20年間、デップの声を演じてきた。そこで本作の日本語版でも主人公チャーリー・モルデカイの声を演じることが決定。平田は「これまで多くのジョニー・デップの吹き替えを演じてきましたが、今回は、一癖も二癖もあるキャラクターです。ちょびヒゲのインチキディーラー、果たしてどんなジョニー・デップになりますやら…、乞うご期待っ!」とコメントを寄せている。『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』2015年2月6日(金) TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2014年12月19日セブン-イレブン・ジャパンは9日、山形県内のセブン-イレブン全店で「平牧三元豚の豚まん」を発売した。○銘柄豚"平田牧場三元豚"を中具に使用した豚まん同商品は、山形県の銘柄豚である"平田牧場三元豚"を使用した中華まん。同社の専用工場で初めて"平牧三元豚"を豚まんに使用し、具材や生地にこだわって作ったオリジナル商品。"平牧三元豚"は、3種の純粋種(ランドレース、デュロック、バークシャーなど)を交配して作り出した豚。独自の指定配合飼料を与えてじっくり飼育することで、肉のきめが細かく、程よい歯応えでうまみが特徴となるブランド豚。特に、真っ白でべたつかず甘く上質な脂肪は風味の違いを決定付け、プロの料理人からも高い評価を得ているという。同商品は、"平田牧場三元豚"を中具に使用。生地は、数種類の小麦をブレンドし、弾力がありながらも口どけの良さが特徴だという。中具は、食べ応えのあるサイズに仕上げた豚肉と玉ねぎ、たけのこ、しいたけなどを混ぜ合わせ、素材本来の味が楽しめる味付けとした。価格は160円(税込)。
2014年12月11日200年以上歴史を持つ出雲市平田町の伝統芸術である一式飾(いっしきかざり)を町内、団体で制作し、それぞれの「飾り宿」へ展示し、出来栄えを競う「平田一式飾競技大会」が7月20日から22日までの3日間にわたり開催される。平田一式飾は、呼称が示す通り、あらゆる生活用品のうち、自転車器具、陶器、茶器、仏具等々その一式を自由に使い分けて歌舞伎や映画、テレビに登場する人物や場面のほか、船、動物など奇抜な構想、技巧を凝らして飾り競う、出雲市平田町独特の民俗芸術であり、毎年、平田天満宮の夏祭りで行われる「平田一式飾競技大会」で披露され、出雲の夏に欠かせない景物となっている。平田一式飾は、元々、神に奉り、神をお慰めしようという素朴な信仰心から発生したもので、原因不明の悪病が市街地に大流行した寛政5年(1793年)、平田寺町の住民で表具師であり、彫刻、俳諧もよくしたといわれる風流人桔梗屋十兵衛(ききょうやじゅうべえ)が茶器一式で大黒天像(米俵に乗った大黒さま)を作り、悪病退散を祈って天満宮の神幸式(おたび)に奉納したのに始まりという。200年の時を経て、飾りの題材は変わり、その時代を映し出すのが平田一式飾と言えそうだ。さて、今年の「平田一式飾競技大会」には平田町の10町内3団体が参加。古事記編さん1300年を記念して、「神話」を題材にした飾りに絞って、競い合うことになったという。ちなみに町内名とタイトルは以下の通り。宮西町「國引き」 宮ノ町「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま) 市場「大国主の国造りスクナビコナ命降臨」 元町「よみがえる、古代出雲大社」 北本町「えびす様受難」 栄町「イナバの白兎」 寺町「大黒天立像」 西町「国譲り」 南本町「天の岩戸」 上田町「古代王の沓(くつ)」 ひらた蓬の会「アメノウズメ」 平田まつり実行委員会「おろち」 平田本町商店街振興組合「国み神話~イザナギとイザナミの出会い~」 なお、展示場所は、平田町、平田本町通り商店街・平田中心街となっており、詳しくはパンフレットを参照のこと。観覧時間は10時~17時。また、「平田一式飾」ほんまち展示館では、通常天満宮祭でしかみることができない一式飾を、年間を通じて観ることができるというが、ぜひ、平田天満宮の夏祭りの雰囲気とともに、歴史を感じてみて欲しいものだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月18日