キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、写真家・本城直季氏による写真展「東京」を開催する。会期は2016年2月12日~3月28日(日曜・祝日休館)。開場時間は10:00~17:30。会場は東京都・品川のキヤノンギャラリーS(キヤノンSタワー1F)。入場無料。同展では、写真家・本城直季氏が建造物の乱立する東京の街を上空から俯瞰して空撮し、新しい高層ビルや工事中の建物などがまるでミニチュアのように見える作品約50点が展示される。また、2月13日 13時からは、本城氏が展示作品を紹介しながら撮影時のエピソードなどを語るトークセッションが開催される。ゲストは、写真評論家・飯沢耕太郎氏。参加費は無料で、事前申し込み制となる。申し込みはイベントのWebページにて1月5日 10:00より受け付ける。定員は先着300名。本城氏は、「久しぶりに展望台に登って東京の街を俯瞰するとまた知らない高層ビルが建っていた。 工事中の建物もいくつか見えた。 もう経済は10年以上も停滞していると言われ続け、 人口もこれからさらに減少すると言うのに東京の景色はそんなことは意に介さず変わっていく。 展望台から東京の街を俯瞰して見ていると、 どこまでも果てしなく続く密集した建造物の景色に圧倒され、 まるで模型の世界のような仮想空間にいる錯覚に落ち入る。 自分たちが日常として住んでいる場所は、 紛れもない実世界だが、 半分は人工的に作られた仮想空間のようなところに住んでいるのだと改めて実感する。」とコメントしている。なお、本城氏は1978年、東京都出身。東京工芸大学芸術学部写真学科卒業、同大学院芸術研究科メディアアート修了。実在の風景を独特のジオラマ写真のように撮影した写真集「small planet」で2006年度「木村伊兵衛賞」を受賞。メトロポリタン美術館やヒューストン美術館に作品が所蔵されているだけでなく、雑誌や広告など幅広い分野で活躍している。
2015年12月24日東京都・渋谷のパルコミュージアム(渋谷パルコPART1・3階)では、写真家・奥山由之氏の個展「BACON ICE CREAM」を開催する。開催期間は1月22日~2月7日。開場時間は10:00~21:00(入場は閉場の30分前まで/最終日は18:00閉場)。入場料は一般500円、学生400円、小学生以下無料。同展は、大学在学中の2011年に第34回写真新世紀優秀賞を受賞し、近年の写真界を牽引する存在として注目を集める若手写真家・奥山由之氏の初めての大型写真展。同氏は、常識にとらわれず、 冗談のような発想を出発点にする作風など、常に新たな表現を求め試行錯誤するその実験的なスタイルを表現した写真集「BACON ICE CREAM(ベーコン・アイスクリーム)」 を発表。同展では、写真集の掲載写真を中心に、デビューから現在に至るまでの作品から厳選したおよそ100点が展示されるという。会場では、同写真集の先行販売が行われるほか、オリジナルプリントやファッションブランド「ANREALAGE」によるカメラストラップ、アーティストユニット「magma」によるキーホルダーなどのオリジナルグッズが販売されるということだ。また、会期中はトークイベントが開催予定となっている。参加方法などの詳細は、パルコアート.comに掲載されるとのこと。なお、奥山由之氏は1991年生まれ。著書に「Girl」、「march」、「THE NEW STORY」など。第34回写真新世紀優秀賞受賞。(c)Yoshiyuki Okuyama
2015年12月15日キヤノンマーケティングジャパンは11月26日、2016年キヤノンカレンダー展として、写真家・石川直樹氏の写真展「Encounter Nature日本の風土」を開催すると発表した。会場は東京都港区のキヤノンSタワー「キヤノンオープンギャラリー1」で、期間は2015年12月24日から2016年2月4日まで。入場料は無料。人類学や民俗学に関心を持ち、辺境から都市まで旅をしながら作品を発表している写真家・石川直樹氏の写真展。写真展では、キヤノンマーケティングジャパンの2016年カレンダーに収録された作品など、27点を展示する。展示される作品はすべて、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントしたもの。会場の休館日は日曜日と祝日。このほか、2015年12月29日から2016年1月4日までは年末年始休館期間となる。
2015年11月27日ところどころ大きくヘコんで見えるような建物や、宇宙船風のフシギな形をした美術館など、今まで見たことがないユニークな建造物をつくり続けてきた建築家、フランク・ゲーリー(1929~)。その独創的なアイデアの秘密に迫る展覧会『建築家 フランク・ゲーリー展 “I Have an Idea”』が東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開かれています。カナダ出身のゲーリーは、アメリカの大学で建築と都市計画を学んだあと、建築家としてのキャリアをスタート。プリツカー賞をはじめ建築界の代表的な賞を数多く獲得し、アメリカ、ヨーロッパやアジアなど世界中で活躍しています。本展では、ゲーリーの建築物を模型や映像、資料などで紹介。ビルバオ・グッゲンハイム美術館やウォルト・ディズニー・コンサートホールなど、代表作の空間を映像で体感できる展示室や、安価な素材で工夫してつくられたゲーリーの自邸紹介など、見どころがたっぷりあります。なかでも注目したいのは、「アイデアの進展」と題するセクション。アイデアを実現するために試行錯誤を重ね、形にしていく過程をスケッチや模型で紹介しています。浮かんだアイデアを疑い、壊し、考えてから、またつくり直す……展示されているたくさんの模型は、建築家の強い信念を物語っています。建築、デザインに興味がある人はもちろん、新しいアイデアや発想を求めている人も楽しめる展覧会です。会期は2016年2月7日まで。どうぞお見逃しなく。イベントデータ:21_21 DESIGN SIGHT企画展『建築家 フランク・ゲーリー展 “I Have an Idea”』会期:2015年10月16日(金)~2016年2月7日(日)※休館日は火曜日(11月3日は開館)、年末年始(12月27日~1月3日)時間:10:00 ~ 19:00※入館は閉館の30分前まで会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)料金:一般 1,100円/大学生 800円/高校生 500円/中学生以下無料画像クレジット:ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン・ビルバオ1997年)FMGB Guggenheim Bilbao Museoa, 2015 (Photo:Erika Barahona Ede)※画像無断転載禁止
2015年11月12日建築家として海外で活躍していた女性が、新たなステップを踏み出そうと故郷のローマに帰り、自分らしく生きていく姿をユーモラスに描いて、2015年イタリア映画祭でも高評価を受けた『これが私の人生設計』(映画祭ので上映タイトルは『生きていてすみません!』)が、2016年3月より新宿ピカデリーほかにて待望の日本公開となることが決まった。建築家として世界各国で活躍しキャリアを積んでいたセレーナは、ふと自分を見つめ直し「新たなステップ」を踏み出そうと故郷のローマに帰ってきた。しかし、イタリアの建築業界は男性社会で、ろくな仕事にも就けないまま貯金も底をついてしまう。そんなとき、公営住宅のリフォーム案が公募されていることを知ったセレーナは、男性のフリをして応募、自分はアシスタントだと偽ってコンペに臨むことに――。故郷に戻って来たものの、望みどおりの職業につけず、これまで築いてきた手腕を発揮する機会もない女性セレーナが、社会の壁や予想外の出来事に翻弄されながらも、自分らしくいられる場所を見つけていく本作。恋愛は思い通りにいかず、果ては親友のカミングアウト騒動。誰もが思いあたる悩みを抱えながら、次々に起こる出来事に振り回される彼女が、ふと仕事のチャンスをつかんだときにとった行動とは…!?どんなときでも肩肘を張らず、いい具合に力の抜けた主人公セレーナを演じるのは、本作の演技で数々の映画賞にノミネートされ、イタリアの由緒ある2015年ナストロ・ダルジェント(シルバーリボン)賞でニーノ・マンフレディ賞を受賞した、パオラ・コルテレージ。いまイタリアで最も注目される女優の一人で、圧倒的な歌唱力を持つ歌手としても人気を得ている。また、女性にモテモテのイケメンで、セレーナのために身代わりで建築家に扮する“ゲイ友”フランチェスコ役には、『トスカーナの休日』で一躍人気を博し、ハリウッドにも進出した“イタリアで最もセクシーな男”ラウル・ボヴァ。そのほか、『K2~初登頂の真実~』の主演も記憶に新しいイタリアきっての若手人気俳優マルコ・ボッチが、フランチェスコの恋人役で弾けた演技を見せるなど、まさにイタリアを代表する豪華キャストが鮮やかなハーモニーを紡ぎ出している。なお、本作は10月からスタートした新宿ピカデリーが展開する、女性に向けた良質でバラエティに富んだラインナップ「Piccadilly Prime Label(ピカデリープライムレーベル)」の第3弾に選出。今後の展開も見逃せない。『これが私の人生設計』は2016年3月5日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月06日東京都・浅草のGallery HATCHは、陶芸家・小山暁子氏の個展「小山暁子展-pollen-」を開催する。会期は11月3日~11月8日。開場時間は16:00~20:00(土・日・祝日は14:00~)。入場無料。同展は、身近な題材からストーリーを紡ぎだし、抽象化した陶立体作品やポエティックな陶器のテーブルウェアを制作する陶芸家・小山暁子氏の個展。「pollen(花粉)」をテーマとしたアート作品がを2階ギャラリーに、テーブルウェアの新作が1階バースペースに展示・販売されるということだ。また、開催初日の11月3日 16:00からは、同ギャラリーにおいて誰でも入場可能なレセプションの開催が予定されている。なお、小山暁子氏は1980年東京生まれ。2006年女子美術大学大学院 修士課程陶造形領域 修了。卒業後、都内の陶芸教室講師、陶芸作家のアシスタントを勤め、現在は女子美術大学助手。東京郊外に窯を構える。都内ギャラリーを中心に、近年は国内外の美術館企画展などへも出展している。
2015年10月29日東京都・赤坂の21_21 DESIGN SIGHTは、建築の慣習を覆し、世間の常識に挑戦する作品をつくり続けてきたフランク・ゲーリーの展覧会「建築家 フランク・ゲーリー展 "I Have an Idea"」を開催している。会期は2016年2月7日(12月27日~1月3日・火曜休館、ただし11月3日は開館)。開館時間は10:00~19:00。入場料は一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料。同展は、ビルバオ・グッゲンハイム美術館をはじめ、昨年開館したルイ・ヴィトン財団など、半世紀以上にわたり建築の慣習を覆し、世間の常識に挑戦する作品をつくり続けてきた建築家フランク・ゲーリーの「アイデア」を紹介するもの。展覧会ディレクターには、エストニア国立博物館の設計や東京の新国立競技場基本構想国際デザイン競技のファイナリストとして国内外から評価の高い建築家田根剛を迎え、同氏の仕事に大きな影響を与えたゲーリーの「アイデアの力」に注目する。ゲーリー建築の生命力に満ちた外観と居心地の良い内部空間を映像で体感できるプロジェクションをはじめ、ひとりの人間としてのゲーリーの姿に触れられる「ゲーリー・ルーム」が登場する。そして、つくっては壊し、またつくり、疑い、時に否定しながら生み出されるゲーリーのアイデアと、その実現に不可欠なテクノロジーや素材、建築プロセスを紹介するということだ。同展の開催に際し、田根氏は次のように語っている。「本展は建物の紹介を中心とした建築展ではなく、建築家の展覧会です。フランク・ゲーリーがどのような人物で、何に興味を持ち、どこで着想を得て、何に執着を示すのか……つくっては壊し、壊してはつくり上げる大量の模型、シンプルな組み合わせで生み出される見たことのない複雑な形態、建築業を熟知して考案されたゲーリー・テクノロジーによる最新の設計手法、そして世界各国で同時に進行し続けるプロジェクトの数々……これら膨大な創造力と作業量はどのようにして可能だったのか。ゲーリーは誰もみたことのないアイデアを生み出すために、どんなに困難な状況でも、努力と信念、葛藤と重責のなかで、「アイデア」を実現するために勇気もって闘い続けてきた建築家なのです。アイデアはポジティブな力がなくては生み出せません。本展を見ることでゲーリーの成し遂げた「アイデアは世界を変える」と信じてもらえれば最高です。」
2015年10月19日写真提供:ダラデヴィ・チェンマイ敷地内から一歩も出なくても、滞在しているだけで、地元のカルチャーや建築のエッセンスを感じることができるホテル。それが、チェンマイ東部の広大な敷地に広がる「ダラデヴィ・チェンマイ」。エキゾチックでスゴイ!となんとなく感じるだけではなく、少し意識して建物を見ると、チェンマイの歴史が見えて来ます。美しい壁画に見る、隣国ラオスとの歴史著者撮影ホテルのエントランスから入ると、ゲストがまずカメラを向けるのが、右手にある大きなファンクションルーム。赤く塗られた壁一面に、きらめくガラス素材で、背丈の倍ほどある植物が描かれています。これは、ラオスの古都ルアンパバーンにある寺、ワットシェントーンの本堂の裏側にあるモザイク画「生命の樹」から着想を得たもの。他の国のまねをしていると思うことなかれ。14世紀にラオスを統一したランサーン王国は、15世紀には北タイのランナー王朝と友好関係を発展させました。16世紀には、ランサーン王国の王子がランナー王朝の王ともなり、文化や建築、言葉も似ているそう。ちなみに、ランサーンとは千の象という意味、ランナーとは千の田という意味。馬車で巡る敷地内著者撮影60エーカー(約24万2千㎡)という広大な敷地に立つ『ダラデヴィ・チェンマイ』では、敷地内をゆっくり馬車で巡るのも、人気のアクティビティ。この馬車は、チェンマイから南へ車で1時半ほどのランパーン名物“花馬車”を思わせます。ランパーンは、かつて、チェンマイ付近から産出する木材を、バンコク方面へと川を使って運ぶために栄えた町。様々な文化に彩られた宿泊棟著者撮影宿泊棟は、大きくコロニアルスイートのコンパウンドと、ヴィラのコンパウンドに分かれていて、まるで、敷地内にいくつかの町や村があるような気分。コロニアル建築は、19世紀、英国人が材木輸出のためにチェンマイに滞在し、欧風の建物を建てたことに由来しているそう。中国のショップハウスの影響も見られます。ヴィラは、昔の民家をモデルにしたチーク作りのランナー様式。著者撮影ちなみに、ホテルの入口に川と橋があり、わざとデコボコの石畳が敷き詰められているのも、かつてのチェンマイの旧市街をイメージしているのだとか。まさに『ダラデヴィ・チェンマイ』は、ここだけで小さな王国のよう!ランナー建築の美しいギャラリー著者撮影セレクトされたお土産や雑貨を扱うギャラリーも、緑の中に佇むランナー建築。ゆるやかに曲線を描く屋根が、地面近くまで降りて来ている美しい建築デザインです。ランナー様式のお寺などにも、こうした建築がよく見受けられます。自転車や徒歩で、敷地内を散歩するゲストたちが、ついカメラを向けていた場所のひとつ。ダラデヴィ・チェンマイで必ず体験したいのが、スパ著者撮影極めつけは、スパ!「ザ・デヴァ・スパ&ホリスティックセンター」のメイン棟は、ミャンマーのマンダレー王宮がモデル。精緻な装飾的彫刻が施された建物は、なんとも見事で、つい見とれてしまいます。スパロビーは、天に向かって徐々に小さくなる7段の屋根を備えた華やかなミャンマー様式。ミャンマーの寺院でにらみを効かせているチンテ(獅子)も左右におわします。チェンマイは、16世紀ミャンマーの支配下にありました。25室ものトリートメントルームがあるスパでは、本格的なカウンセリングからのアーユルヴェーダトリートメントが超オススメ!ランナーの象徴「緑の田んぼ」千の田の王国、ランナーを象徴するように、敷地内のあちらこちらには、緑の田んぼが広がります。農家と契約して、実際に、米を採っているとか。田に建つ建物は、もちろん、田舎の農家スタイル。ローカルの建築をテーマにしているホテルは数多くあるけれど、ここ『ダラデヴィ・チェンマイ』では、北タイのさまざまな様式の建築が、エリアごとに展開されているのが興味深し。泊まって、敷地内をぐるりと巡って、建築散歩を楽しんでみませんか?(text : 坪田 三千代)大人の東南アジアご褒美旅~テーマとスタイルのある旅~その他の記事を読む>
2015年09月29日竹尾は、3人の建築家が紙の可能性を探る「紙のかたち展 まるめる、かさねる、ひっぱる」を開催する。会期は10月2日~11月20日(土日祝も開催)、開場時間は10:00~19:00(10月2日は17:00まで、10月15日は13:00まで)。会場は東京都・神保町の竹尾 見本帖本店 2階。入場無料。同展は、2013年に開催された「ハンドメイド・ストラクチュア」展に続く、建築家による紙の展示会の第2弾。川添善行、原田真宏、吉村靖孝といった3人の建築家が紙の新しい可能性を探り、建築やプロダクトへの活用を提案する。四角いシート状の紙を「まるめる」「かさねる」「ひっぱる」ことによってつくりだされた新たな「紙のかたち」を見ることができるという。また、同展に際して、スペシャルトーク「紙のかたち」が開催される。開催日時は10月15日 18:30~20:00、会場は見本帖本店2F。展示を手がけた川添善行氏、原田真宏氏、吉村靖孝氏が出演し、中崎隆司氏が司会を務める。参加は事前申込制のため、希望者は9月30日までに展示会Webページより手続きを行う必要がある。なお、定員を超えた場合は抽選となり、結果は10月7日までに返送されるとのことだ。
2015年09月10日女優の米倉涼子が3日(木)、都内でブロードウェイミュージカル「ピピン」の公開リハーサル会見にスペシャルサポーターとして出席した。「CHICAGO」「キャバレー」で知られる振り付け師で演出家のボブ・フォッシーによる名作を、ブロードウェイで約40年ぶりに新演出で復活させたミュージカル。2013年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した。サーカス小屋を舞台に、一座を支配する妖しいリーディングプレイヤーが悶々とした想いを抱えるピピン王子をそそのかし、観客を煽りながら、華やかなアクロバット・ショーを展開する。現地で観劇したという米倉さんは「舞台いっぱいに広がったエンターテインメント。一人が踊っているのではなく、あちこちで素晴らしい踊りをしている人がいるので、冒頭だけでも見ているだけで500キロカロリーは消費する」と大興奮。今回の来日公演キャストにはトニー賞受賞俳優もいるだけに「どうやったらトニー賞ってとれるんでしょうか?」と身を乗り出して質問した。受賞歴のあるジョン・ルービンスタインが「それに秘訣はありません。ノミネートされる役に配役されるか、その公演が人々を魅了するかどうか。クジを引いたり、サイコロを転がすのと一緒」、同じくプリシラ・ロペスが「才能も大事ですが、全身全霊を捧げてやっているかどうかが大切です」と答えると、米倉さんは「まだまだ遠い、というか全然見えないところにありますねぇ」と深く頷いていた。米倉さんといえば、2012年7月に「CHICAGO」でブロードウェイミュージカル主演を飾った事もある。ボブ・フォッシーから直に手ほどきを受けた事のあるルービンスタインから「彼は知的で、客を喜ばせる事に長けた人物だった。どうすれば観客に作品のメッセージを伝えられるか常に考えていた人で、チャレンジャーでもあった。でもプライベートではとても謙虚だったよ」と、その人となりを教えられた米倉さんは「これテレビに流れますか?録画します」と貴重な証言に鳥肌を立てていた。ブロードウェイミュージカル「ピピン」は、東急シアターオーブで9月4日(金)よりスタート。(text:cinemacafe.net)
2015年09月03日ブラジルのモダニズム建築の父、建築家のオスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)の日本初の大回顧展「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」が、10月12日まで東京都現代美術館で開催されている。同展では、オスカー・ニーマイヤーのほぼ1世紀に渡る建築デザインの活動を、図面、模型、写真、映像などによって紹介。代表作のひとつであるブラジル・イビラプエラ公園の30分の1の模型も、約500平方メートルのアトリウムの大型空間で展開している。オスカー・ニーマイヤーの日常や創造の秘密が見れる映像資料や、首都・ブラジリア建設の詳細なドキュメントも展示される。なお、会場は「SANAA」によって、ダイナミックでモダンかつ有機的な曲線でデザインされた。ブラジル国内の主要な建築の設計を手掛け、そのユニークな創造性で高い評価を受けたオスカー・ニーマイヤーは、過去にアメリカ建築家協会ゴールドメダル、プリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞など数多くの賞を受賞。国民会議議事堂や大聖堂などの首都・ブラジリアの主要な建物設計を行った1950年代の国家の大プロジェクトにも参加している。【イベント情報】「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」会場:東京都現代美術館 企画展示室地下2階住所:東京都江東区三好4-1-1会期:7月18日~10月12日時間:10:00~18:00(7月~9月の金曜は21:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般 1,100円、:大学生・専門学生・65歳以上800円:中高生 600円:小学生以下 無料休館日:月曜日(9月21日、10月12日は開館)、9月24日
2015年08月07日日本に留学経験があり、日本語や日本事情に精通したユンさん。36歳の若さで、韓国の国立大学建築学部の教授に就任したエリートで、現在は、韓国の建築学会のために日々奮闘しています。ユーモアたっぷりに、ご自身のキャリアについて語っていただきました。■これまでのキャリアの経緯を教えてください建築分野に進んだ理由は、私が学生だった当時、韓国では国家プロジェクトとして建築学が重要視されていたことがあります。また、幼いころから美術を習っていて、漠然と建築物に興味を持つようになりました。大学卒業後、ソウルの漢陽大学建築学部にて修士課程修了後、1995年より日本の国立T工業大学に留学し、工学博士号を取得しました。当時の研究テーマは、環境共生型の都市を実現するため、「息をする壁体」という建築素材の研究と開発に取り組んでいました。博士号取得後、そのまま同大学の研究室にてリサーチアソシエーターとして勤務。勤務中に、図らずも研究室の日本人の後輩に一目ぼれをし、縁あって国際結婚をしました。結婚後、日本建築研究所で研究員として3年間勤務の後、2005年に韓国の国立大学の建築学部の助教授に就任することになり、10年ぶりに韓国に帰国しました。以来、韓国の建築学会のために日々全力を尽くしています。■現在のお給料について教えてください国家機密…というのは冗談ですが、満足しています(笑)。韓国に来る前も日本でそれなりに貰っていたのですが、当時は円安だったので、退職して韓国に帰国する際には相当損をしてしまいました。■今の仕事で気に入っているところ、満足を感じる瞬間は?やはり、自分の研究が必要とされ、その成果が認められた時が一番うれしいですね。また、自分の教え子達が卒業後に活躍している姿を目にしたり、たまに研究室に訪ねてきてくれるのも楽しみです。■逆に今の仕事で大変なこと、嫌な点は?仕事自体に不満はありませんが、韓国では仕事絡みで飲み会をすることが多く、お酒があまり飲めない私は、飲み会はいつも大変です。■日本人のイメージは? あるいは理解しがたいところなどありますか?私が日本に留学する直前の1995年3月、オウム真理教による地下鉄サリン事件が起きました。当時の私は「日本とは一体どういう国なんだろう?」と衝撃と不安を抱えたまま日本に渡りました。しかし、いざ大学の研究室に入ってみたら、今まで出会ったこともないような実に個性豊かな面白い仲間たちに出会え、すぐに打ち解けることが出来ました。例えば、私が暮らししていたアパートは1階の部屋だったのですが、夏に窓を開け放して寝ていたら、夜中に仲間たちがこっそりやってきて、部屋にロケット花火を打ち込まれたり(良い子の皆さんは危ないので、絶対に真似しないでくださいね・笑)、今は立場上、公言出来ない事も多いですが、とにかく楽しい思い出がたくさんあります。また、日本はオタクの地位が高いのも自由で良いな、という印象です。オタクっぽい趣味や行動も評価され、一定の地位を得ている。研究室には個性の強い人も多数いましたが、皆それぞれが自分の研究分野に精を出し、認められていたと思います。■最近TVやラジオ、新聞などで見た・聞いた日本のニュースは何ですか?日韓関係のニュースは、あまり見ないようにしています。日本のスポーツ中継や報道番組、お笑い番組は面白いので、今でもYouTubeなどでチェックして楽しんで見ています。すこし古いですが、私が日本に留学していた頃は、久米宏さんのニュースステーションに衝撃を受けました。韓国にはあのような報道番組はありませんでしたから、「ニュースって、こんなに面白く放送できるものなんだ!」と非常に斬新でした。また、今は日本で活躍している韓国の野球選手の試合はいつも必ずチェックしていますね。特にソフトバンクの李大浩の活躍が気になりますね…って、すみません、全然最近のニュースではないですね。■ちなみに、今日のお昼ごはんは?今日は、出張先の大学でハンバーグ定食を食べました。普段は自分の大学の近くで同僚ととることが多いです。学生街ということもあって、食べるところには困りません。ランチの後は、必ずカフェでカプチーノを一杯飲むのが私の楽しみです。■休日の過ごし方を教えてください比較的、時間の自由の効く職業ではありますが、忙しい時は、土日や時間帯関係なく、韓国各地で会議などの重要な仕事が入ります。しかし、どんなに忙しくても1カ月に一回は、週末に時間をとって家族と過ごすようにしています。どうしても時間が取れない時は、出張先に家族を連れていくこともあります。体を動かすのが好きなので、ジムに通ったり、自然の中でキャンプをして過ごしたり、映画を見に行ったりもしますね。アウトドアは学生時代から好きで、日本でもテント一式を買ってキャンプに行っていました。日本には施設の整った良いキャンプ場がいっぱいあっていいですね。最近では韓国もアトドアブームで、いろんなキャンプ場が整備されてきたので、楽しみです。■将来の仕事や生活の展望は?日本の大学との共同研究を増やして、妻のためにも韓国と日本を行き来できる生活をしたいです。
2015年08月05日BSスカパー!は、新国立競技場の建設問題で、デザイン選考の審査委員長を務めた建築家・安藤忠雄氏がきょう16日に開催する記者会見を、17時から無料放送することを決定した。番組は『NEWS ザップ!緊急編成「安藤忠雄氏記者会見 完全版」』と題して放送。17時から17時55分の枠で放送する。
2015年07月16日日本初上陸となる世界No.1クラブイベント「SENSATION」が10月10日(土)幕張メッセにて開催されることが決定し、アンバサダーに就任した米倉涼子が8日(水)、都内で行われたイベントに登場。白いワンピースに身を包み、可愛らしい姿を見せた。本フェスティバルは、2000年のスタート以来、本拠地オランダのアムステルダムを皮切りに、スペイン、アメリカ、ロシアなど世界33か国で開催され、昨年ドバイでは、初の野外ライブが行われるなど、「世界一美しきフェスティバル」と評されるほど、ワールドワイドなフェスとして注目を浴びている。会場内の装飾は全て白を基調に構成され、来場者のドレスコードも白で統一。白を着ていない人は会場に入ることすらできない。というのも、初回「SENSATION」の後、創始者の弟さんが亡くなり、弟さんへ命をセレブレイトするという意味から、白で統一することとなったそうだ。この日のドレスコードももちろん「白」。米倉さんは、白のドレスコードに対し、「白の中でどれだけファッショナブルになるか、ファッションの面から見ても楽しみなイベント」と話した。最新のダンスミュージックや、フェスの枠組みを越え、舞台さながらのセットと演出を味わえるステージは、「SENSATION」ならではのエンターテインメントだ。SFX Europe最高マーケティング責任者のヨースト氏は、顔まで全身真っ白のDJ、Mr.Whiteについて「彼は『SENSATION』そのもの。一切言葉は発さないけれど、音楽で楽しませる」と紹介し、「10月10日はおとぎ話のような驚きのある場所になるだろう」と期待をみなぎらせた。また発祥の地であるオランダの大使である、ラーディンク特命全権大使は、「盛り上がりたいという方にオススメのエンターテインメントです。白一色に染まった夜をお楽しみください!」と話した。米倉さんも「頭も真っ白にして踊り狂って欲しい!『SENSATION』が日本でどのような旋風を巻き起こすのか楽しみ!」と、期待に胸を膨らませた。「SENSATION -Wicked Wonderland-」は2015年10月10日(土)幕張メッセにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年07月08日7月4日公開の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の日本語版完成披露試写会が1日、東京・目黒のめぐろパーシモンで行われ、女優の米倉涼子、お笑いタレントの宮迫博之、俳優の溝端淳平、歌手のレトブが出席した。試写会後に行われた舞台あいさつに、宮迫博之、溝端淳平とともに米倉涼子がセクシーなワンピース姿で登場。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に続いて、本作でもスカーレット・ヨハンソン扮するブラック・ウィドウの日本語吹き替えを担当した米倉だったが「自分のシーンをソワソワしながら見ましたが、失敗しましたね」としつつ、「たくさんのシーンがめくるめくって変わっていくので、日本語吹き替えの方が満喫できると思います。吹き替えってとても大事だと思いました」と振り返った。最強の弓矢の射手ホークアイ役の宮迫も「僕も字幕を見ながらでは1回で把握できませんでした。僕のシーンはめちゃくちゃ戦うところがあり、敵が多すぎて1回笑ってしまいました(笑)」と米倉とともに苦労があった様子。また、この日は舞台あいさつの前に劇中でスウェーデンの歌手、レトブがイメージソング『IN MEMORIES』を披露したが、彼の歌声に聴き入った米倉は「前向さがひしひしと伝わってくる歌で感動しました」と絶賛した。米倉といえば、昨年12月に結婚した2歳年下の一般男性との離婚問題で揺れているが、この日は主催者側がステージ上から報道陣までの距離が遠目の会場を選ぶなど措置も万全。さらに退場の際は音楽を大音量にして報道陣の声がけをかき消す措置も行う徹底ぶりで離婚問題に関するコメントは聞かれなかったが、結婚指輪は外していた。映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は、7月4日より全国公開。
2015年07月02日5人の建築家で結成されたグループ「家をつくろう会議」は、現代の建築家が共同設計した「サザエさんの家」の模型や、建築家との家づくりの実際を一般の人向けにわかりやすく展示した「家をつくろう展4」を開催する。会期は7月3日~5日 10:00~18:00(初日のみ13:00~)。会場は東京都・文京区の文京シビックセンター内、ギャラリーシビック展示室1B。入場無料。同展の目玉となるのは、「もしもサザエさん一家から家の建て替えを依頼されたら、現代の建築家はどんな家を建てるのか?」をテーマに、5人の建築家が共同設計した「サザエさんの家」の1/20の模型。設計にあたっては、"サザエさんの町"として知られる東京都世田谷区桜新町の街並みを5人のメンバーが視察し、議論を重ねながらひとつの家のプランをつくっていったという。サザエさんの家の象徴である「縁側とちゃぶ台」を現代建築に蘇らせ、ユニークで夢のある家に仕上がっているという。また、会場には土地探しから完成までの家づくりの流れとともに、実際に使われる模型や図面が展示され、建築家と家を作るプロセスが疑似体験できる構成となっている。なお、当日はアンケートに答えると、家をつくろう会議の本「新しい住宅デザイン図鑑」が抽選で30人に進呈されるということだ。なお、「家をつくろう会議」は、石井秀樹、杉浦充、都留理子、長谷部勉、村田淳の5人の建築家が集まって結成されたグループ。イベントなどを通じて、建築家との家づくりの実際とその魅力を伝える広報活動を行っている。
2015年06月30日俳優の松山ケンイチが主演を務めるWOWOW初の連続時代劇『ふたがしら』(毎週土曜22:00~)の放送を記念した、入江悠監督と時代劇研究家・春日太一氏との対談がこのほど、実施された。同作は、オノ・ナツメの漫画が原作で、盗賊たちの策略とだまし合いを描く時代劇。盗賊一味"赤目"として盗みを働く、豪放な性格の弁蔵(松山)とクールな色男の宗次(早乙女)。ある日、敬愛する頭が急逝し、2人は旅立つ決意をする――というストーリーだ。入江監督は、今回が時代劇初挑戦で、事前に春日氏の著書を読んで研究して撮影に臨んだという。一方の春日氏も、入江監督がどのように撮るかに興味を持っていた中での対談。同じ日大芸術学部出身で世代も近いことから、初対面ながら大いに盛り上がり、1時間20分にわたってしゃべり続けた。春日氏は「時代劇や京都をナメた作り方をしていたら容赦なく批判するつもりでした」という思いで『ふたがしら』を視聴。実際に見終わって「過去の時代劇に対するリスペクトを持ちながら、なおかつ京都への闘いも挑んでいて、非常にうれしい作品でした」と絶賛した。一方、入江監督は、春日氏の著書『あかんやつら』と『なぜ時代劇は滅びるのか』を読んだことで、「自分のなかでひとつ武器ができた感じがします」と感謝。また、京都職人特有の仕事の仕方と、東京から来たスタッフや俳優の戸惑いの様子を話すと、春日氏はそれに深く理解しながら、自身の知識や意見を伝えた。話題は同作にとどまらず、これからの時代劇のあり方にも。収録後も「あと30分は話せた」と話は尽きなかったようで、入江監督は「『ふたがしら』に関して辛口批評も聞きたいし、春日さんから昔の時代劇の話をもっと聞きたい!」と熱望し、『ふたがしらナイト』と題したトークイベントを開催しようというアイデアまで飛び出した。『ふたがしら』は、6月27日に第3話を放送。入江監督は「舞台は大阪に移り、登場人物が一気に増えて、ぼくの大好きなマキノ雅弘監督の集団劇のようになっていきますので、そこを楽しんでいただきたいです」と見どころを語っている。なお、対談の模様はWOWOWの特設サイト「W流」にて公開されている。
2015年06月26日モダニズムの巨匠として知られる建築家ル・コルビュジエの『没後50年「写真家としてのル・コルビュジエ」展』が、7月6日から8月2日まで早稲田大学會津八一記念博物館で開催される。パリを拠点に画家として活動した後、35歳で建築事務所を設立したル・コルビュジエ。建築の知識はほとんど独学で、1927年にジュネーヴの国際連盟本部の設計コンペティションに当選したことをきっかけに名前が知られるようになる。「現代建築国際会議(CIAM)」の中心メンバーとして、いくつもの都市計画案を提示。独自の尺度「モデュロール」を用いて、集合住宅「ユニテ・ダビタシオン」や「ロンシャンの礼拝堂」などを手掛けた。13年には自身が設計を手掛けた東京・国立西洋美術館で「ル・コルビュジエと20世紀美術」展が開催されている。『没後50年「写真家としてのル・コルビュジエ」展』では、ル・コルビュジエが生前に空間的思考の道具として撮影していた写真を展示。パリのル・コルビュジエ財団の協力を得て、数ある写真の中から約350枚を一挙に公開する。写真作品の他、16mmで撮影された動画の上映も行われる。また、同展に合わせて2つのシンポジウムを開催。7月11日に行われる「ル・コルビュジエの眼差し」には、多摩美術大学学長の建畠晢や、早稲田大学會津八一記念博物館館長で法学学術院教授の塚原史、早稲田大学理工学術院教授で建築家の古谷誠章が登壇。インタビュー映像には建築家の鈴木恂も登場する。7月16日に行われる「ル・コルビュジエとフォトグラム」では、ル・コルビュジエ財団、研究資料室室長のアルノー・デルセルを始め、白石哲雄、塚原史、古谷誠章などが登壇する。【イベント情報】没後50年「写真家としてのル・コルビュジエ」展会場:早稲田大学會津八一記念博物館住所:東京都新宿区 西早稲田1-6-1会期:7月6日~8月2日時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:日曜、祝日(7月20日、8月2日は開館)入場無料
2015年06月23日女優の米倉涼子が23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(7月4日公開)のジャパン・プレミアに登場し、ジョス・ウェドン監督に次作への出演を直訴。監督は「約束する」と誓い、2人で指切りを交わした。ジャパン・プレミアには、本作で新たにアベンジャーズに仲間入りするスカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセン、ジョス・ウェドン監督、そして、日本語吹き替え版キャストの米倉涼子、竹中直人、宮迫博之が参加。日本のファンに本作をアピールした。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に続き、本作でもブラック・ウィドウの声を務めた米倉は「素敵なみなさんと一緒のステージに立てていることに感謝します」と感激。「今回の『アベンジャーズ』は、1段階、2段階、3段階もスケールアップしている」と本作を絶賛し、「期待以上の映画になっている」と興奮気味に語った。そして、ジョス監督に前回会った時に出演交渉したが「残念ながら叶わなかった」といい、「しつこくまた(笑)。次回、日本のストーリーがある時には、ちょっとだけでも出させていただきたい」と再び直訴。監督は「今度こそ約束します!」と誓い、2人で指切りを交わすと、米倉はうれしそうな表情を見せた。イベントの最後には、"ウルトロン"に見立てた樽が登場。「最強集結!アベンジャーズ!」の掛け声に合わせて鏡開きを行い、ヒットを祈願した。
2015年06月23日ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)が、日本モダニズム建築の継承と関心を高めるプロジェクトの第2弾を開始する。同プロジェクトは、ホテルオークラ東京の本館建て替えが発表され、ブランドのクリエイティブ・ディレクターを務めるトーマス・マイヤーがモダニズム建築を象徴する建造物の存続の危機を知ったことをきっかけに、昨年11月に始動したもの。第1弾では、ライフスタイルマガジン『カーサ ブルータス(CASA BRUTUS)』の日本のモダニズム建築特集号でコラボレーションを行った他、金沢21世紀美術館で解体の危機にさらされている様々な建物について語り合うシンポジウムを開催した。第2弾となる今回は、公式サイトにてモダニズム建築の流れを汲む現存する建造物の中で最高傑作のひとつとされているホテルオークラ東京の特設ページを開設。建築や美術、デザイン業界を始めとする様々な分野から集まった同ホテルのファンからのビデオメッセージを公開しており、建築家の森俊子やデザイナーのマーク・ニューソン、現代美術家の杉本博司などが、ホテルオークラ東京というモダニズム建築の至宝を賞賛している。また、第1弾から続くソーシャルメディア活動「#MyMomentAtOkura」プロジェクトを拡大。同プロジェクトは、ホテルオークラ東京の本館を思い思いに撮影し、写真にハッシュタグ「#MyMomentAtOkura」を付けて自身のインスタグラムのアカウントでシェアするというもの。今後は、投稿写真の中から選ばれた作品をユニークなイラストに描きかえるという新たな試みも実施される予定だ。
2015年06月22日東京都・清澄白河の東京都現代美術館は、ブラジルのモダニズム建築の父、オスカー・ニーマイヤーの回顧展「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」を開催する。会期は7月18日~10月12日(7月21日・9月24日・月曜休館、7月20日・9月21日・10月12日は開館)。観覧料は一般1,100円、大学生・専門学校生・65歳以上800円、中高生600円、小学生以下無料。同展は、2012年に104歳で亡くなる直前まで精力的に設計を続けていた伝説的なカリスマ、ニーマイヤーのほぼ1世紀にわたる建築デザイン活動の全貌を、図面、模型、写真、映像などによって紹介するもの。会場では代表的な建築物を様々なサイズの模型で展示し、代表作のひとつであるイビラプエラ公園の30分の1の模型は、約500平方メートルのアトリウムの大型空間でダイナミックに展開される。また、会場デザインはニーマイヤーに大きく影響され、彼を敬愛してきたSANAAによるもので、ブラジルの光をおもわせる白を基調として、ダイナミックでモダンな有機的曲線で会場を構成しているという。そのほか、ニーマイヤーの日常や創造の秘密をみせる映像資料、壮絶ともいえる首都ブラジリア建設の詳細なドキュメントも展示されるということだ。オスカー・ニーマイヤーは、ブラジル国内の主要な建築の設計を手がけ、そのユニークな創造性によって、内外で高い評価をうけ、アメリカ建築家協会ゴールドメダル、プリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞など数々の建築賞やレーニン国際平和賞を受賞。代表的な仕事としては、首都ブラジリアの設計が挙げられる。1950年代国家の大プロジェクトである、首都ブラジリアの主要な建物設計(国民会議議事堂、大聖堂など)にたずさわり、ニーマイヤーは創造性豊かな都市をつくりあげた。この成功は建築という概念を超えた歴史的イベントとして、ブラジルの名を世界に知らしめ、ブラジリアは1987年世界遺産に登録された。「建築にとってアートはとても大切です」と語っていたニーマイヤーは、幼いころからドローイングを得意とし、描いた絵をじっとながめてそれが存在するようにたちあらわれると感じていたという。ニーマイヤーのデザインは、フリーハンドの大胆さと自由さ、女性の身体に例えられるように有機的でダイナミックな曲線、生命感とモダニズムの幾何学の調和を特徴としており、その未来的な形は日本の建築家にも多くの影響を与えてきたということだ。
2015年06月15日スウォッチ グループ ジャパンのスウォッチ事業本部は6月12日、登山家・フリースキーヤーのサミュエル アンターマッテン氏とのコラボレーション腕時計「SWATCH THE ROUTE」(スウォッチ・ザ・ルート、品番:SUOZ199S)を発表した。6月20日に発売し、銀座、渋谷、大阪のスウォッチストア、およびスウォッチ公式オンラインストアのみで販売する。税別価格は13,000円。サミュエル アンターマッテン氏は、マッターホルンの新しいアルペンルートを確立した登山家。ネパールのJesemba South face初の登頂成功者としても知られている。今回のコラボレーションウォッチは、同氏の偉業を称えて発表されたものだ。また、発売数はマッターホルンの標高4,478mに合わせて全世界で4,478本。日本国内では限定60本となる。ベースモデルは「New Gent」(ニュー・ジェント)で、ダイアルにはマッターホルンのマップをあしらっている。1865年に初めて登頂が成功したルートを赤いラインでデザインし、時針と分針はアイスピックとフックで表現している。ケースはマットダークグレープラスティック、ストラップはグレーナチュラルレザーおよびダークグレープラスティックバックル、防水性能は3気圧、サイズは幅41×厚さ9.85×高さ47.4mm。
2015年06月12日女優の米倉涼子、俳優の竹中直人、お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が27日、東京・港区の増上寺で行われた、米映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のヒット祈願イベントに出席した。背中が開いた黒のミニドレスで登場した米倉は、先月、米・ロスアンゼルスで開催されたワールドプレミアに参加。「みなさん扮装していたり、盛り上がりが尋常じゃなかった」と会場の様子を振り返りつつ、「迷うくらいスケールが大きい作品。仲間たちの絆で人々を守るストーリーに感動するし、応援したくなる」と笑顔でアピールした。イベントでの祈祷を終えた米倉らは、屋外で行われた弓射式にも出席。“弓の名手”ホーク・アイ役の宮迫は、的の中心に矢を射る腕前を見せ、「真ん中に当てろと言われたので、緊張しました」と安堵の表情。3人とも的中した結果にも、「決して折れない矢が3本とも刺さったので、大ヒット間違いなし!」と自信を覗かせていた。また、昨年12月に結婚した夫と離婚&別居報道の渦中にある米倉は、この日、左手薬指に指輪をつけておらず、"決して折れることがない愛の矢を射る"と題したイベントにちなみ、報道陣が「愛の矢は折れていませんか?」、「進展は?」などと声を掛けるも、表情を変えることなく足早に会場を去った。7月4日に全国公開する本作は、アメリカン・コミックに登場するヒーローたちを描く「アベンジャーズ」シリーズ第2弾。人工知能・ウルトロンが選択した“人類滅亡”の危機を前に、アベンジャーズは闘いを挑む――というストーリーで、日本語吹き替え版の声優を米倉、竹中、宮迫が務めている。
2015年05月28日世界的ヒットシリーズの最新作『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で前作に続いて、日本語吹き替え版ボイスキャストを務める竹中直人、米倉涼子、宮迫博之が5月27日(水)、増上寺にて行われたヒット祈願イベントに出席した。先月より世界各国で公開が始まり全ての国と地域で初登場No.1に輝くなど大ヒットを記録している本作。世界の平和を守るために“アイアンマン”トニー・スタークが人工知能「ウルトロン」を発明するが、ウルトロンはやがて、“究極の平和”として地球を脅かす唯一の存在=人類を抹殺することを選択。アベンジャーズたちがそれに立ち向かう。竹中さん、米倉さん、宮迫さんは増上寺の安国殿にてヒット祈願を行ない、それぞれが矢を奉納した。その後、安国殿前にて、宮迫さん演じるホークアイの得意技でもある弓により、先ほど奉納した矢を射ぬいて願掛けをする弓射式を執り行い、3人とも見事に「アベンジャーズ」の“A”のマークが描かれたパネルを射抜いた。3人とも無事に弓を射抜いてホッとした表情だが、特に宮迫さんはホークアイ役とあって「外すわけにはいかないので緊張しました。『真ん中に当ててくれ』と言われてたし」と語り、煽り気味の司会に対しても「あなたがプレッシャー掛けてくるので正直、イラッとしました」と本音を口にし笑いを誘っていた。既に3人ともアフレコを終えているが、この日も眼帯に黒のロングコートというニック・フューリーになりきって登場した竹中さんは「オファーをいただく前の3年と12か月前から準備をしてきました。サミュエル・L・ジャクソンの声は僕しかいない!」とノリノリで完成した映画についても「すごい映画になってます!」とニッコリ。米倉さんは、アメリカで行われたワールド・プレミアに日本を代表して出席したが「朝、レッドカーペットを用意している段階から人が集まっていて、みんな(キャラクターの)扮装をしてるんです」と現地の熱気を明かし、現地のファンと共に鑑賞した作品についても「5分に1度くらい沸くんです!」と興奮を口にしていた。米倉さんに対してはイベント終了間際の退出時に、先日の離婚報道のその後に関する質問も飛んだが、大音量のBGMに報道陣の質問はかき消され、スタッフの制止もあって米倉さんは無言で会場を後にした。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は7月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月27日オートデスクは5月25日、建築業界向けパッケージ「Autodesk Revit Collaboration Suite 2016」を6月1日に発売すると発表した。「Autodesk Revit Collaboration Suite 2016」は建設業界におけるBIMワークフローに対応した設計業務をプロジェクトチームで効率的に運用するためのパッケージとなっており、BIMアプリケーション「Autodesk Revit 2016」、汎用2D/3Dアプリケーション「Autodesk AutoCAD 2016」、クラウドベースのコラボレーションサービス「Autodesk A360 Team」が同梱されている。また、ライセンス体系は使用期間を選択できる「Desktop Subscriptin」で提供される。価格(税別)は1カ月で4万8000円(同社オンラインストアのみの販売)、3カ月で14万3000円、1年で38万2000円、2年で76万4000円、3年で114万6000円となっている。
2015年05月25日ヤフーは5月21日、ニケシュ・アローラ氏を取締役会長とする役員人事を発表した。現在、同職を務める孫正義氏は取締役として引き続きヤフーに携わる。ニケシュ・アローラ氏は、米Googleで最高事業責任者を務め、昨年7月にソフトバンクのバイスチェアマンと米SoftBank Internet and Media(SIMI)のCEOに就任することを発表。その後、ゴジラなど制作の米レジェンダリー・エンターテインメントへの出資や東南アジア諸国のスタートアップ企業への出資・買収を手がけるなど、ソフトバンクでの実績を積み重ねてきた。そして5月11日に行われた2014年度の決算会見で、ソフトバンク創業者 孫正義氏がニケシュ・アローラ氏を後継者に指名した。決算会見では、ネット事業の海外投資を進める"第2のソフトバンク"の牽引役としても、元Googleの人脈や知見から大きな期待を孫氏が語っていた。なお、一時ヤフー株の売却が報道されていたYahoo! Inc.からは新たにロナルド・ベル氏を社外取締役として招へい。「Yahoo! Inc.とはネット上のサービスや技術など、今後さらに連携を高めていきたい」としている。なお、この人事は6月の株主総会で正式決定となる。
2015年05月22日ヤフーは21日、ソフトバンクのバイスチェアマンを務めるニケシュ・アローラ氏を新取締役会長とする役員人事を発表した。現取締役会長の孫正義氏は取締役に退く。ニケシュ・アローラ氏はソフトバンクの孫正義代表の後継者として、孫代表に指名された人物。もともとは米Googleの経営陣の一人として活躍し、2014年にソフトバンクに参画、ソフトバンクのバイスチェアマン、米国で設立されたSoftBank Internet and Media,Inc(以下、SIMI)のCEOとして活動してきた。ソフトバンクでは7月11日に、グローバル企業への変革を進めるために「ソフトバンクグループ株式会社」に称号変更し、新会社のなかで同氏は孫氏につぐナンバー2の位置につく。そして、ヤフーのなかでも要職を務めることになる。今回の新人事の狙いについて、同社では、「ニケシュ・アローラはグローバルな広い知見とともに、インターネット事業への深い知識を有しております。インターネット企業としての企業価値最大化のために招聘いたします」としている。なお、今回発表の人事は、6月18日開催予定の定時株主総会で承認されることを前提としたものとなる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月21日斬新すぎる建築の数々を設計してきた建築家・藤本壮介さんの展示「未来の未来」がTOTOギャラリー・間で開催されている。 *** 藤本さんは、393もの応募案が出た青森県立美術館の設計コンペに無名の個人ながら応募。2位を獲得し異例のデビューを飾った。以後、住宅からタワーまでジャンルを問わず制作。今や日本を代表する建築家の一人に。 本展では、数々のプロジェクトから100以上の模型を展示。パッと見て面白いのはもちろん、藤本さんが「未来の種」と呼ぶ、革新的な建築の姿が見えてくるはず。 ◇information TOTOギャラリー・間東京都港区南青山1-24-3TOTO乃木坂ビル3F公開中~6月13日(土)11:00~18:00月曜休TEL:03・3402・1010入場無料 (C)SFA+NLA+OXO+RSI (C)Iwan Baan ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月19日オートデスクは5月7日、建築・土木インフラ業界向けBIM/CIMアプリケーションパッケージの新バージョン「Autodesk Building Design Suite 2016」と「Autodesk Infrastructure Design Suite 2016」を5月15日より発売すると発表した。これら2種類のパッケージは、建築・土木業界の幅広い業務ワークフローにBIM/CIMを適用しながら、企画、設計、施工、維持管理を効率的に行えるよう支援するパッケージとなっているという。また、同社のクラウドサービス「Autodesk A360」を必要に応じて組み合わることで、チームコラボレーションやシミュレーションなどの機能を利用でき、時間や場所、端末の種類を気にせずにプロジェクトに参加することができるようになる。
2015年05月08日BookLiveが運営する総合電子書籍ストア「BookLive!」で17日、漫画家・田中圭一氏が人気漫画家の"渾身の一コマ"を聞くインタビューコーナー「わが生涯に一片のコマあり」にて、『パタリロ!』作者・魔夜峰央氏のインタビューが掲載された。手塚治虫タッチのパロディー漫画『神罰』で知られ、著名作家の絵柄をとのまねたシモネタギャグを得意とする漫画家・田中圭一氏。彼がインタビュアーを務める「わが生涯に一片のコマあり」は、これまでも『宇宙兄弟』の小山宙哉氏や『快感フレーズ』の新條まゆ氏など話題の人を取り上げてきたが、第9回では『パタリロ!』の魔夜峰央氏の"渾身の一コマ"に迫った。そして、スランプを乗り越えてギャグ漫画を描き始めた経緯や、自然に動き出す『パタリロ!』のキャラクター、ギャグ漫画では珍しい"読者を泣かせるストーリー"についてなど、知られざるエピソードを田中圭一の独自の視点で聞き出している。また、「BookLive!」では、『パタリロ!』を10巻以上まとめて購入すると最大でTポイント2,800ポイントがもらえるキャンペーンを開催するほか、「BookLive!」会員を対象に、抽選で魔夜氏の直筆の名前入りサイン色紙が当たるプレゼント企画も実施している(応募締切は4月30日)。
2015年04月17日