●さまざまな問題で大きく揺れたエンタメ業界に危機感エンターテインメントや政治・社会問題などについて自身の考えを述べ、その発言がたびたび注目を集めている音楽プロデューサー・松尾潔氏。2023年、旧ジャニーズ事務所や宝塚歌劇団の問題などで大きく揺れたエンタメ業界に危機感を抱き、クリーンな世界に変えていくために今、膿を全部出しきるべきだと考えている。「大好きな音楽の仕事を続けていくためにも、クリーンな世界にしていきたい」。松尾氏に今の思いを聞いた。昨年、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の創業者・故ジャニー喜多川氏による性加害問題について、疑惑を放置するべきではないと、いち早く声を上げた松尾氏。今年1月には、日刊ゲンダイでの連載「メロウな木曜日」、RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』での発言に加え、今の自身の思いを書き下ろした著書『おれの歌を止めるなジャニーズ問題とエンターテインメントの未来』を出版。「1冊の本にして世の中に対して提言とか問題提起ができたら」と思いを明かす。昨年はエンタメ業界のさまざまな問題が明るみに。松尾氏は「エンターテインメントの未来を考えるにあたって、2023年はのちのち大きな節目と言われるんじゃないかという実感がありました」と語る。「ジャニーズ、宝塚、歌舞伎など、エンターテインメントの老舗が抱えていた非常に根の深い問題……セクシャルハラスメントやパワーハラスメントといったハラスメントが顕在化し、表に出たときにはかなり根腐れを起こしていた。似たようなことがいろんなところで起こっているのではないかと想像するのは自然なことですよね」そして、「ジャニーズも宝塚も歌舞伎も別の話なのでそれぞれ検証しなきゃいけない」とするも、「問題の構図はどこか似ているところがある」と感じているという。「エンターテインメントは文化ですがビジネスでもある。利潤追求を優先するあまり、モラルやマナーをないがしろにしたのではないかなというのが、すべての問題に共通しているように思います。さらにもっと言うと、その根本にあるこの国の在り方……政治や経済にも目を向けて正すべきところは正していかないといけないと思います」○誰もが自由に意見を言える社会に変わらなければいけないまた、何か疑問を感じたときに誰もが意見を言える社会に変わらなければいけないと、その必要性を強調する。「おかしいと思っても口に出せない空気があるからこそ、何か問題があっても表に出なかったり、なかなか問題が解決できないのではないかなと。我々は今、そういう反省をしなければいけないと思っています」自身も、ゆるくではあるが同調圧力のようなものを感じることがあったという。「『いいエンタメとは、いいショービジネスとはこういうものである』『こういうときはこうするべき。空気を読めよ』というような同調圧力が、ギュッと締め付けるのではなくふわっとした感じで、そういった空気が蔓延している気がします」日本を代表するアーティストの楽曲を手掛けてきた松尾氏だからこそ、関わってきたアーティストへの影響も考えざるを得ない。「2015年の安保法制のときに、デモに参加したミュージシャンの方もいました。僕は日本のエンタメのど真ん中にいる人たちと仕事をしているので、例えば僕がそういったデモに参加したり、業界や社会に関して何かアクションを起こすと、その人たちに迷惑がかかるのではないかと。そういう思いをずっと抱えていました」だが、ジャニー喜多川氏の性加害問題が明るみに出て、「これは声を上げなければいけない」という思いに。「この問題の本質は人権蹂躙であり、被害を受けているのが子供、もしくは、かつて子供だった大人たち。僕は特別正義感が強いわけでもないですが、これはあり得ないと思ったんです」そして、音楽を愛しているからこそ、クリーンな業界にしていきたいという思いがある。「おかしいと思うことを放置し、視界が曇ってしまうのが嫌なので、最初は手動のワイパーかもしれませんが、一生懸命、視界をクリアにしていきたいなと。ハラスメントのない労働環境であるべきだし、人権が尊重されるべき。せっかく楽しいと思える音楽の仕事ができているので、長く続けるためにも健全化させていきたいという思いです」だが一連の発言がきっかけとなって、スマイルカンパニーとの業務委託契約が終了となり、昨年7月に公式Xで「私がメディアでジャニーズ事務所と藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です」と報告した松尾氏。契約終了は全くの想定外だったと振り返る。「ジャニーズ事務所とスマイルカンパニーの関係が近いとはいえ、まさかこの件で契約終了になるとは思ってなかったので本当にびっくりしました。むしろ賛同してくれると思っていて、山下達郎さん(スマイルカンパニー所属)も『よく言った』と言ってくれるかなと。おめでたいんでしょうね、僕は……」●僕の声の上げ方が間違っていたのかなと自問自答することも2023年をきっかけに声を上げやすい社会に変わっていくことに期待を寄せる松尾氏だが、そう簡単には変わらないということも痛感。「ジャニーズ問題に関して僕は、ジャーナリストという立場ではなく、エンタメ業界の内部から最初に声を上げた人になると思っていました。でも続けて発言される方があまりいなくて」と語る。続けて、「僕の声の上げ方が間違っていたのかなと自問自答するときもあります」と吐露する松尾氏。「松尾みたいに声を上げるといろんな不利益を被ると感じてしまって、僕が声を上げたばかりに逆にみんなの警戒心を高めることになってしまったのだとしたら、それは全く僕の意図するところではないので。みんなで声を上げようよと言いたいですが、なかなか……。この本を『読みましたよ』と言ってくれる方は業界の内外問わず多いのですが、『僕もSNSで発言します』とおっしゃる方は少なくとも業界内からは出てこないですね。僕のペンの力が弱いのかな」さらに、「皆さん『生活もあるし』と言いますが、本質的な意味での豊かな生活を考えたら発言したほうがいいと思うんです。僕はこの数年、特にこの1年、すごく心豊かに過ごせているので」と力説。想定外の展開にはなったものの、言うべきことを言ったことで「心の豊かさを失わずに済んでいる」と語る。「僕はもともとメロウなR&Bが好きで、柔らかなラブソングをたくさん作ってきました。その柔らかさを守るためにも、言うべきところではハードエッジなことも言わなきゃいけないんだなと感じています」目指すは、純粋に音楽が好きな人たちが、権力などによって嫌な思いをすることなく、好きな音楽を届けられる世界。そして、音楽を生み出す人自身の人権意識も十分でなければ、その音楽も台無しになってしまうと松尾氏は言う。「もちろん、聖人君子であれとまで求めるつもりはありません。ただ、せっかく弱者への眼差しを音楽などで表現しても、その人自身がそういうことを大切にしていなかったら、表現は著しく説得力を欠いてしまう。どんなに生み出しているものが素晴らしくても、その人がそうでなければ響かないというシビアさはあると思います」○「ラブソングを作り続けたい」 音楽プロデューサーのやりがいも語る音楽業界、そしてエンタメの未来を思って行動を起こした松尾氏。「この半年ぐらい『松尾さん出馬するんですか?』とよく聞かれますが、全くそんなこと考えていませんよ」と笑う。「政治や社会について話すと、すぐそういう風に思う方がいますが、皆さん政治や社会というものを神棚に置きすぎだと思います。全部地続きの発言ですよ。エンタメのことも政治のことも同じ口で言っていいじゃないですか」ちなみに、子供の頃から好奇心旺盛だったそうで、「何でも分解したい子供で、父親の腕時計をバラバラにして大目玉を食らったことも(笑)。好奇心や探求心はあるほうだと思うので、いろんなことが気になるというのが根底にあるのかもしれません」と自己分析する。今後について尋ねると「ラブソングを作り続けたい」と願う。「ポップミュージックを大きく2つに分けるならば、ラブソングかライフミュージックだと思っていて、人生の素晴らしさや人の優しさを歌ったものがライフミュージックだとすると、さまざまな恋愛について歌ったものがラブソング。ですが、恋愛はポップミュージックの尺だと2人ないしは3人ぐらいの中での人間関係を濃密に描いたものであり、優れたラブソングはそれ自体がライフミュージックにもなると思っているので、僕はラブソングという多機能性を備えた形態を好んでいるのだと思います」そして、「自分で歌うことに強い興味はなく、優れた歌唱力を持っている歌手、魅力的な声の持ち主に、僕がデッサンした絵を色付けしてもらうという作業が大好きなんです。作ったものがいろんな人の手に渡って価値が高まっていくのもうれしいですし、物語の起点に立って展開を見守ることを楽しんできました」と音楽プロデューサーのやりがいを語る。さらに、「僕には子供がいますが、父親が変な仕事をしていると思われたくないという気持ちもあるんです」と思いを告白。「子供がエンターテインメントの世界を目指したいと言ったときに、『それだけはやめておけ』とは言いたくない。素晴らしいことを仕事に選んでいるのだと、胸を張っていられる世界にしたいと思っているので、そのためにできることをやっていきたいと思います」と力を込めた。■松尾潔1968年1月4日生まれ、福岡県福岡市出身の音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。早稲田大学卒業。SPEED、MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。その後、プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、東方神起、三代目J SOUL BROTHERS、JUJU等を成功に導く。これまで提供した楽曲の累計セールス枚数は3000万枚を超す。日本レコード大賞「大賞」(EXILE「Ti Amo」)など受賞歴多数。
2024年03月31日俳優で映画監督の齊藤工発案による劇場体験を届ける移動映画館cinéma birdを、能登半島地震で被災した石川県志賀町にて開催。『ワンダー 君は太陽』『映画の妖精 フィルとムー』の2本の上映イベントに避難者含む地元住民約300名を無料招待した。■齊藤工「心のストレッチを」5年ぶりに板谷由夏、8年ぶりに桜井ユキが登場cinéma birdは2014年に宮城県石巻市の初開催を皮切りに、福島や熊本、北海道などの被災地を中心に、お寺や体育館といった様々な場所を1日だけ映画館にし、体験型のエンターテインメントを届けてきた。第13弾となる今回のcinéma birdは、今年1月1日に発生した能登半島地震の被災地である石川県志賀町にて開催。志賀町は現在も、700名以上の方々が避難生活を余儀なくされている状況にあり、自治体においても、自身も被災者ながら1日でも早い復興に向けて日々尽力されている。今回の開催にあたり発起人である齊藤さんは「震災が起きてから僕たちにできることを模索してきた。このスピード感でcinéma birdを実施することは初めてですが、即席だからこそできるラインアップになっている。エンタメに触れて、心のストレッチをしていただきたいと思っています」とイベントへの想いを語った。そして今回は、3月29日に最終回を迎えるWOWOWで放送・配信中の映画情報番組「斎藤工×板谷由夏 映画工房」でタッグを組んで12年半となる板谷由夏が「cinéma bird in 北海道 2019」以来5年ぶりに、さらに「cinéma bird in大分2016」以来8年ぶりとなる桜井ユキが駆けつけた。さらに齊藤さんはファンクラブで販売したフォトセットの売上金を、全て義援金として石川県へ寄付した。■今回の“劇場体験”は、傑作『ワンダー 君は太陽』とクレイ・アニメーション『映画の妖精 フィルとムー』の2本今回上映した映画は、2018年に日本で公開された傑作『ワンダー 君は太陽』と齊藤さんが企画・脚本と声優を務め、世界の子どもたちのために作られたクレイアニメーション『映画の妖精 フィルとムー』の2本。『映画の妖精 フィルとムー』『ワンダー 君は太陽』はベストセラー小説を基にジェイコブ・トレンブレイとジュリア・ロバーツが親子の絆を熱演した作品で、他の人とは違う容姿で生まれた少年の成長を描くストーリー。上映時間は約2時間で、至る所から鼻をすする音が聞こえてくるなど、会場は笑いのあとに涙に包まれていた。『ワンダー 君は太陽』また、この日のお笑いライブには、cinéma bird初出演となる石川県出身のダンディ坂野や、ゆりやんレトリィバァが登場。アルバムジャケットを齊藤さんが撮影するなどで親交のある、昨年世界デビュー40周年を迎えたジャズピアニスト小曽根真による生演奏なども行われた。イベントの終盤には、再びキャストが登壇。板谷さんは「ご縁でここに来ることができて本当に嬉しい。音楽と笑いがこんなに力を与えるんだなということを、私自身が感じた。それをなんとか多くの人に運びたいと思っている齊藤工がいるからこそ成り立ったイベントだと思う。また会えますように」と今日をふり返ると、桜井さんは「楽しい時間を過ごせたことがとても嬉しい。この仕事をさせていただいていたからこそ来れた場所だと思うので、また来れるように私も頑張ります」と続けた。小曽根さんは「本日弾かせてもらったピアノが古いピアノらしいけどとてもいいピアノだった。昔のピアノって今にはない、いい材質を使っている。(このような活動も)続けていかないと意味がないので、またあの子(ピアノ)を弾きに来させてください」とコメント。そして最後に齊藤さんは「ボランティアの皆様にもたくさんご協力いただき、こちらが素敵な時間を“ゲッツ”させていただきました」と笑いを誘いながら、「今日があるのは、志賀町の皆様が受け入れてくださったからこそ。小曽根さんがいう通り、続けていかないと意味がない。点じゃなくて線になるよう、また未来で待ち合わせしましょう」と再来を約束し、イベントを締めくくっていた。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ワンダー 君は太陽 2018年6月15日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.
2024年03月25日JA志賀×宗玄酒造×OHARA×ハチバン通販限定、専用箱入いろは芋焼き芋はじめに、この度の令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。志賀農業協同組合(石川県羽咋郡志賀町)・宗玄酒造株式会社(石川県珠洲市宝立町)・株式会社オハラ(石川県金沢市)・株式会社ハチバン(石川県金沢市)は、2021年から4社協業で新しいブランド芋づくりに取り組んできました。このブランド芋を「いろは芋」と名付け、昨年初めて焼き芋にして販売。令和6年能登半島地震での被災により、今年の販売が危ぶまれましたが、各社協力のもと、2024年2月21日(水)より数量限定で販売開始しました。来年以降の販売につきましては、貯蔵に利用したトンネルに甚大な被害があり、継続の見通しは立っておりません。「いろは芋」焼き芋は、株式会社ハチバンが運営するキッチンカー「おいもとレモネード」 、臨時ポップアップ店舗、ハチバン通販サイト 「e-shop」にてご購入いただけます。ブランド芋開発スタート2021年から地域おこしの一環として、さつまいも作りに力を入れていたJA志賀と、キッチンカー『おいもとレモネード』を運営し、さつまいも商品の開発をしている(株)ハチバンが手を組むことで、能登志賀町から新たなさつまいものブランドを生み出そうという試みが始まりました。廃線となった「のと鉄道能登線トンネル」をさつまいも貯蔵庫として熟成に利用さつまいもの美味しさを引き出すには、貯蔵の工程が欠かせません。貯蔵庫として利用するのは、2005年3月に廃線となった「のと鉄道能登線トンネル」。宗玄酒造(株)が15年ほど前にのと鉄道から取得し、日本酒を熟成させる貯蔵庫として利用してきました。この貯蔵庫は、電力を全く使わない自然の保存力により、年間を通じて温度12℃、湿度90%に保たれています。この安定した環境がさつまいもの貯蔵、熟成にも適していました。宗玄酒造(株)の協力を得て、2021年にさつまいもを貯蔵する実験を行いました。その結果、約50日の貯蔵により熟成が進み、さつまいもの糖度が22度から36度に上がることがわかりました。ブランド芋「いろは芋」の誕生2005年に廃線となった「のと鉄道能登線トンネル」を貯蔵庫として熟成に利用。2021年にさつまいも貯蔵実験を行い、最適な貯蔵日数を検証した。志賀町産さつまいも「紅はるか」を、廃線となった「のと鉄道能登線トンネル」で貯蔵して甘みを引き出す、という貯蔵工程も含めて、私たちは新しいブランド芋とすることにしました。のと鉄道の能登線が走っていた当時、車掌らは一つ一つのトンネルを「イ」「ロ」「ハ」と、 “いろはにほへと”で呼んでいたそうです。これにちなんで、「いろは芋」と名付けました。「いろは芋」を活かした商品作り志賀町のさつまいも「紅はるか」を、廃線となった「のと鉄道能登線トンネル」に約50日貯蔵。ハチバンは、「いろは芋」そのものの美味しさを一番感じられる調理法として、焼き芋を選びました。焼き芋の加工は、(株)オハラで行いました。トンネルで約50日熟成させたさつまいもを、じっくり加熱して焼き芋にし、さらに一晩低温で熟成させることで、より甘く仕上げました。2024年2度目の販売へ廃線となった「のと鉄道能登線トンネル」にて、さつまいもの仕込みを行う。2023年2月、初めて「いろは芋」を販売2023年10月、2度目の販売に向け、宗玄酒造㈱所有のトンネルでサツマイモの貯蔵・熟成を開始2023年12月、貯蔵したサツマイモを運び出し、じっくり焼いて焼き芋に。2024年2月21日、2度目の販売へ株式会社ハチバンは、「いろは芋」焼き芋を販売し、収益の一部を被災地に寄付させていただきます。【商品名】「いろは芋」焼き芋【販売店・販売価格】●キッチンカー「おいもとレモネード」( )※ポップアップ店舗出店情報も掲載・冷凍焼き芋(個包装)g売り3円(税込)●ハチバン通販サイトeSHOP( )・専用箱入冷凍焼き芋(個包装)1㎏3,800円(税込)・専用箱入冷凍焼き芋(Sサイズ) 1kg3,500円(税込)【販売期間】2024年2月21日(水)~※無くなり次第、終了とさせていただきます。【販売数】・キッチンカー「おいもとレモネード」約1,000食・ハチバン通販サイトeSHOP300箱 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月07日ROCK’A’TRENCHの山森大輔、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの伊地知潔らによる新バンドName the Nightが始動することが発表された。Name the Nightは、8月の満月に突如ネット上で新曲を発表し、その後も毎月満月の日に新曲を発表し話題を集めていた謎のバンド。11月12日、『麦ノ秋音楽祭 #Seeds』に出演し、その正体が明らかに。メンバーは、SKA SKA CLUB/ROCK’A’TRENCHの山森大輔(Vo&Gt)、畠山拓也(Tb&Sampler)、ASIAN KUNG-FU GENERATION/PHONO TONESの伊地知潔(Ds)、ベーシストMIYA(Ba)の4人だ。本日11月13日には、ファーストシングル「COASTLINE ~bedroom ver.~」を配信リリースし、併せてMUSIC VIDEOも公開。MVは、活動拠点の鎌倉でメンバー自らが撮影した映像で構成されている。また、2024年1月26日(金) には横浜THUMBS UPにて、Keishi Tanakaとのツーマンライブ『THUMBS UP presents “FULL MOON SESSION”』が決定している。<メンバーコメント>■Vocal & Guitar 山森大輔素晴らしい音楽人である3人とバンドができて、この楽曲たちを一緒に奏でることができて、本当に幸運なことだと思ってます。今まで色んな景色を見させてもらって来たけど、この4人でしか見られない景色があることを強く感じています。湧き出始めたメロディや言葉は抑えられないほど。きっとあなたの眠れぬ夜に寄り添う事ができる一節もあると思います。Name the Nightをどうぞよろしくお願いします。■Trombone & Sampler 畠山拓也SKA SKA CLUB、ROCK’A’TRENCHと、ずっと一緒に音楽をやってきた山森と、また新しいバンドを立ち上げました。今までは、太陽が似合う音を鳴らしてきたけど、今度は、みんなの夜を彩る音を、いつも通りの大好きなバンドスタイルで。潔くん、MIYAくんという新しい最高の仲間と共に、どこまでも自由に楽しく音楽できたら本当に最高です。音楽で繋がる青春は、いつまでも続く。また一緒に遊ぼうね。■Drums 伊地知潔これが我が人生最後のバンドになるであろうName the Nightを結成しました。ここにきて、こんなに本気で新しいバンドをやることになるとは思ってもみませんでした。自分が最も影響受け、詰め込んだ90年代後半から2000年代の引き出しが久しぶりに全開です。結果がどうであれ、ずっと続けていきたいと思えるバンドです。是非音源聴いてみてください。■Bass MIYA20代中程でバンドを辞めてから今まで、ベーシストとして色んな方々と音楽を鳴らしてきました。それもとても刺激的な日々なのですが、バンドという運命共同体の中でもう一度喜怒哀楽を表現したい。そう思っていたタイミングで、夜を彩る音を奏でる最高の仲間と素敵な出会いが。この4人でならどこまでも行けそうです。僕達が奏でるグルーヴで、一人でも多くの人の身体と心を揺らし日常を彩る事が出来れば、それ以上幸せなことはありません。■山森大輔 COASTLINE ライナーノーツ導かれるように移り住んだ海沿いの街。僕はこの街で毎日、自宅ベッドルームを改装したスタジオで音楽を作っている。たまに都内のスタジオにレコーディングで出かけることもある。とっぷり日の暮れた帰り道、都内の環状線や高速道路を経て、134号線にたどり着くと必ず車の窓を全開にして、胸いっぱい吸い込む。たくさんの人が訪れる海岸線、たくさんの想いの混じったため息を受け止めた潮風が、都会でちょっぴり頑張って来た自分を労ってくれるように感じるのだ。いつか絶対にこの景色を歌にしようと思っていたのだけど、思ったより早くそのときが来たように思う。ニューウェーブ調の8ビート、Maj7の浮遊感をテーマにしたこの曲の歌い始めの一言目に、すとんと「134号線」という言葉がハマったときに、このName the Nightというバンドの描く軌跡の方向性のひとつが定まったと感じた。(この街に僕よりずっと前から住んでいる潔くんに聞かせたら、即座に「歌いだしから最高!」と言ってもらえたときの嬉しさも忘れないだろう。)“絡まる物語をくぐりぬけたらきっと会えるずっと続いてくこの海岸線”<配信情報>「COASTLINE ~bedroom ver.~」「COASTLINE ~bedroom ver.~」配信ジャケット配信リンク:「COASTLINE ~bedroom ver.~」 Official Music Video<ライブ情報>『THUMBS UP presents “FULL MOON SESSION”』2024年1月26日(金) 横浜THUMBS UPOpen 18:00 / Start 19:00出演:Name the Night、Keishi Tanakaチケット料金:3,800円チケット予約:11月14日(火) 18:00からスタート ※先着順Name the Night Official HP:
2023年11月13日10月31日、忍者の元メンバー・志賀泰伸氏(55)がX(旧Twitter)を更新。その内容を心配する声が集まっている。故・ジャニー喜多川氏による性加害問題を告発した志賀氏。当事者の会は脱退したものの、Xのプロフィール欄には《人権意識を高く持ち、児童虐待、性被害の撲滅》と書かれており、性加害問題についての発信を続けている。そんな志賀氏は、31日に《何だか色々複雑で、とても辛い。すみません》と投稿。さらに、《すみません。なぜか?涙がとまりません。何だろこれ。》と続けた。コメント欄には、志賀氏の心境を慮り、心配する声が続出。《ゆっくりと深呼吸してください思い詰めないでほしいです》《何か力になれることがあればいいのですが…どうか無理のないようにしてくださいね》《みんな応援していますよ!1人じゃないから大丈夫です》さらに、この前には、志賀氏は次のようにも投稿している。《東山社長。会見・声明も無しに極秘辞任!ありえません!今までの会見での発言は?「命削る覚悟!で取り組む!」おっしゃられてましたよね!やはり嘘でしたね。また裏切られました!世の中舐めきってるし悪意しかありませんね!どこまで、人の気持ちを踏みにじるおつもりですか?》東山紀之(57)が当初就任すると表明されていた新エージェント会社の社長就任を辞退したとの報道を受けてのことのようだが、志賀氏のこの投稿に対しては《???冷静になりましょう。落ち着いて。補償会社の社長に専念するため、芸能の方の会社の社長を辞任すると私は理解していますが、違いますか?》《新会社の代表取締役を辞退ですよね?それが志賀さんに何か問題あるんですか?》という声も。「東山さんの“社長辞任”はあくまで報道であり、まだ正式な発表はされていません。今後新会社が設立された際、どのような人事であるか発表されるでしょう。また、東山さんはエージェント会社の社長は辞任するものの、補償会社の社長は継続するといいます。東山さんは経営については素人ですから、2つの会社を束ねることは不可能だと判断したのではないでしょうか。被害者と向き合い、補償に専念していくのだと思います」(芸能関係者)
2023年11月02日志賀高原ヒルクライム実行委員会(東京都中央区<株式会社八重洲出版内>)は、2023年9月9日(土)~9月10日(日)に長野県・志賀高原にて『志賀高原ヒルクライム2023』を開催します。2023年6月1日(木)午前10時よりエントリー開始予定です。URL: photo1コロナ禍による開催延期から2年……2022年秋に無事第1回大会を迎えた志賀高原ヒルクライム。エントリー開始とともに1,000名の枠がすぐに埋まるほどの人気ヒルクライムイベントになり、特にゴール後に頂上の渋峠から見える景色は“絶景”そのもので、多くの参加者から感動のコメントが寄せられました。参加者からの熱い期待にお応えし、2023年9月9日(土)~9月10日(日)に第2回大会を開催するはこびとなりました。【コースの特徴と魅力】スタート会場の志賀高原サンバレーからゴール地点の渋峠までの国道292号線を完全封鎖。国道を封鎖して行われる一般向けサイクルレースイベントは、国内では志賀高原ヒルクライムだけです。志賀高原サンバレーをスタートし、リゾート地帯を抜けると、林間、白樺、野原、山頂風景と、登るごとに違った景色を見せてくれるのが志賀高原の大きな魅力です。気候的にも走りやすい季節となっており、タイムアタックをするもよし、変わりゆく風景に心躍らされるもよし、何度も走りたくなるコースとなっています。渋峠までを駆け抜けた後には、最高のご褒美である“国道最高地点からの絶景”が参加者を待っています。コースも走行距離13.1km、獲得標高743m、平均斜度5.6%と上り応えのあるコースです。また、志賀高原ヒルクライムではタイムアタック式を採用し、クラスごと(年齢別)の表彰を用意しています。さらにヒルクライムイベントでは珍しい「体重別(自己申告および表彰式での体重審査)」の表彰も行われるので、体格によって表彰台は諦めているというヒルクライマーにとっても表彰台に上がれるまたとないチャンスです。志賀高原はリゾート地帯となっており、ふもとの渋温泉や湯田中は豊富な湯量をほこる信州屈指の温泉郷です。レース後の温泉がサイクリストの疲れた体を癒やしてくれるヒルクライムレースイベントとして、全国的に注目を集めています。■大会概要■大会名称 : 志賀高原ヒルクライム2023開催日程 : 2023年9月9日(土)事前受付9月10日(日)大会本番スタート : 志賀高原サンバレー(長野県下高井郡山ノ内町平穏7148)ゴール : 渋峠参加費 : 一般 8,800円(税込)ジュニア 6,600円(税込)申込期間 : 2023年6月1日(木)~7月31日(月)定員 : 1000名(定員に次第締め切り)主催 : 志賀高原ヒルクライム実行委員会プロデュース: CycleSports後援 : 長野県・山ノ内町・志賀高原観光協会・山ノ内町観光連盟・北志賀高原観光協会・長野朝日放送・新輪社・自転車愛好者・八重洲出版Cycle SportsURL : <会場のご案内>開催地の志賀高原へはアクセス良好。関東圏、中部、関西の各方面からご参加頂きやすい場所になります。クルマの場合 信州中野ICより約40分電車の場合 長野駅より在来線、路線バスで1時間20分 <おクルマを利用される参加者さまへ>駐車に関しては、基本的に宿泊される宿・ホテルの駐車スペースをご利用ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月22日長野県志賀高原エリアで宿泊施設を運営する志賀グランドホテル(所在地:長野県下高井郡山ノ内)は、ホテルの環境で本格的なグランピングを安心して楽しめる新プラン『ホテキャン』の提供を2023年7月1日(土)に開始します。提供開始に先立って、2023年6月24日(土)にはプレオープンを予定しています。『ホテキャン』は、2023年3月15日(水)まで「CAMPFIRE」にてクラウドファンディングを実施しており、目標金額200万円を107人の支援で137%達成しております。CAMPFIRE『ホテキャン』 志賀グランドホテル 「HOTEL&CAMP」ホテルとキャンプのいいとこどりホテキャン■『ホテキャン』提供の背景かつて1980年代~90年代にはバブル景気の影響などもあり空前のスキーブームが到来。ここ志賀高原も数々のスキー映画やドラマの撮影地として使われ、最盛期には年間700万人以上の方々が全国各地から訪れていました。しかし、スキーブームの衰退とともに観光客も減少。2019年には志賀高原の利用者は220万人程度まで落ち込みました。そこに追い打ちをかけたのが、2020年春から感染拡大した新型コロナウイルスです。宿泊業に及ぼす影響はとても大きく、売上はコロナ前の30%まで落ち込んでしまいました。夏の竹の子狩りや避暑利用、学生の合宿利用は軒並み中止に。秋の紅葉も宿泊せずに帰る日帰り利用者のみ。一番の繁忙期であるスキーシーズンもお客様が半分以下に落ち込んでしまいました。お客様をお迎えしたくてもできない日々が続くなか、これを機にと長年務めたベテランスタッフも次々と退職。深刻な人材不足にも直面するなど、経営課題はどんどん広がっていきました。生活様式の変化とともに、旅行シーンは学校や法人・ツアーなどによる団体利用から、ファミリーをはじめとする小規模なメンバーによるものが主流に。当館のような団体客メインだった大型の宿泊施設は経営の転換が求められました。ここで打開策として打ち出したのが『ホテキャン』の設置です。私たち自身もアウトドアが好きで、屋外でバーベキューを楽しんだり、子どもを連れていくつかのキャンプ場やグランピング施設を利用してきました。開放的な環境でのアウトドアは楽しい!子どもにもとても良い経験を味合わせてあげられます。反面、バーベキューの準備や片付けが大変で、小さな子どもの面倒を見ながらの作業にはひと苦労です…。じゃあ、手ぶらで行けるグランピングに行こう!と出かけたものの、夜中に子どものトイレで起こされ、テントから離れたトイレまで暗い夜道を子どもを抱えながら歩いたり、テントの外に声がダダ漏れで周りに気を遣ったり…。子どもが夜泣きをした日には、朝まで落ち着くことができませんでした。加えて、予想していたよりも意外と寒くて、テントの中で寝付けなかったり。アウトドア初心者にとってハードルの低いグランピングでも、子どもがいるとなかなか苦労は尽きません。同じような経験をされた方も少なくないのではないでしょうか。自然のなかで過ごすからこそ見れる景色や、自分で手を動かすことによる体験価値を損なわず、家族みんながストレスなく快適に楽しめる環境を用意できないだろうか?そんな問いから生まれたのが今回の『ホテキャン』でした。客室はすべてコンドミニアムスイート客室■『ホテキャン』特徴志賀高原だからこそ味わえる景色を、お客様に贅沢に満喫していただきたい。大自然のなかにいながらも、不自由なく、ご家族やご友人との楽しいひとときを過ごしていただきたい。そんな長年の想いを形にすべく、当館が経済産業省の再構築補助金(第一期)の採択を受けて1年以上にわたり準備を進めているのが、ホテル&キャンプ『ホテキャン』です。コンセプトは、子ども連れのファミリーでも楽しめる、安心安全なアウトドアステイができるホテル。グランピングならではの手ぶらで気軽に、上質な環境でアウトドアを体験したい!でも、寝る時は温かくてトイレも近くにあるホテルステイが良い…!そんな、キャンプとホテルのいいとこ取り。それが当館が提案する『ホテキャン』です。【HOTEL&CAMP】快適な環境で眠ることができて不自由のないホテルステイグランピングのように気軽で上質なアウトドア体験客室部分は一足早く完成を迎えています。2~4名様部屋を2部屋、4~6名様部屋を3部屋、計5部屋をご用意。いずれもコンドミニアムタイプのお部屋となっており、リビング・寝室・トイレ・お風呂・キッチンからなるご自宅のように過ごせる広々とした空間となっています。たたみのある和洋室タイプで、ベッドから転倒の恐れのある小さなお子様でも安心してお泊りいただけるようにいたしました。客室部分からつながるテラスでキャンプを楽しめるベランピングタイプの空間となります。滞在中は他の利用者と接することなく、完全プライベート空間でくつろぐことができます。アウトドアスペースは6月1日完成に向け、只今工事の最終調整中です。アウトドアスペース(完成イメージ)■サービス概要サービス名: ホテキャン提供開始日: 2023年7月1日(土)場所 : 志賀グランドホテル(〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町大字平穏7149-16)アクセス : <お車でお越しのお客様>上信越自動車道「信州中野IC」より40分<電車でお越しのお客様>・JR「長野駅」より長電バス 志賀高原急行バスにて約70分「一の瀬」バス停より徒歩0分・長野線「湯田中駅」より長電バス 奥志賀高原線にて約30分「一の瀬」バス停より徒歩0分料金 : 素泊まり 10,000円(税込)~申込方法 : 公式ホームページ・電話予約・旅行予約サイト他URL : ホテキャン チラシ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月16日コースの新設、大会名称も新たに長野県下高井郡山ノ内町にて2023年7月7日(金)、8日(土)、9日(日)に「志賀高原100」を開催します。国立公園であり、ユネスコエコパークに認定されている志賀高原を走る100kmのトレイルランニングレースです。2022年までは、志賀高原マウンテントレイルとして開催されていましたが、今年から従来のコースに加え100kmの部門が新設され、大会名称も「志賀高原100」となりました。開催概要開催場所は長野県下高井郡山ノ内町です。種目は100kmと40km。参加費は100kmが24,000円、40kmが9,200円です。受付は100kmは前日受付のみ、40kmは前日と当日行います。スタート時刻は100kmが6時、40kmが 8時30分。制限時間は100kmが26時間、40kmが10時間です。夏でも非常に涼しい山岳エリアを走るスタートとゴールは、2種目とも一の瀬駐車場になります。志賀高原は標高が高くスタート地点で1650m、100kmの最高地点で標高が2,200m以上、40kmが2,000m以上になります。コースは、広大な志賀高原をたくさん登り、たっぷり走るので、ロードを走るランニングとは全く違う感覚を味わえるはずです。(画像は公式サイトより)【参考】※志賀高原100の公式サイト
2023年03月27日中堅アーティストを対象とした現代美術の賞(Tokyo Contemporary Art Award(TCAA))の第3回受賞者、志賀理江子と竹内公太の展覧会『さばかれえぬ私(わたくし)へTCAA 2021-2023 受賞記念展』が、3月18日(土)〜6月18日(日)、東京都現代美術館で開催される。TCAAは、東京都とトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)で2018年から実施され、中堅アーティストのさらなる飛躍を期待し、受賞の翌年には海外活動支援を行うなど、複数年にわたる継続的なサポートに特色がある。併せて、各受賞者の過去作と、同展のための新作を掲載したモノグラフ(作品集)もバイリンガルで発行される。同展は、それぞれの作品発表の場だけでなく、展覧会タイトルの考案や制作段階からの意見交換などが行われている。展覧会タイトルの『さばかれえぬ私へ』は、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城を拠点とする志賀、福島を拠点とする竹内が対話のなかで生み出した言葉だ。志賀は、2011年の被災後から始まったあらゆる分野での復興計画に圧倒された経験を、人間が「歩く」営みとして捉え直す。新作の映像作品を中心に、東京から三陸、青森の太平洋側先端までの沿岸部の地図を土台として写真や絵、メモなどが混在する大型のコラージュなども展示。震災後の12年間を、刻々と変化する自らの内面や思考も含めて可視化することを試みる。一方、竹内は、リサーチを続けてきた第二次世界大戦末期の日本軍の兵器「風船爆弾」について、アメリカでのさらなるリサーチを経て、風船が落ちた場所を特定した。その地面の写真を用いて実寸大の風船による新作インスタレーションを制作。また、2011年の震災の余波で建物の保存が叶わなかった、いわき市の劇場「三凾座(みはこざ)」が解体される様を作品とした《三凾座の解体》(2013年)と合わせて展示する。アーティストが過去の出来事へと憑依し、作品を通じて鑑賞者へと憑依するような体験の連鎖を生むことを試みる。見る私たち一人ひとりにとっても、東日本大震災と向き合い、さらに限定された地域の問題にとどめずに思考し、対話を促される機会となるだろう。<開催情報>『さばかれえぬ私(わたくし)へTokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展』会期:2023年3月18日(土)〜6月18日(日)会場:東京都現代美術館 企画展示室 3F時間:10:00〜18:00休館日:月曜日料金:無料公式サイト:
2023年03月09日バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」( )では、TVアニメ「ブルーロック」に登場する潔世一(いさぎよいち)、凪誠士郎(なぎせいしろう)、糸師凛(いとしりん)の3名をイメージした『ブルーロック PERFUME COLLECTION』(各3,300円 税込/送料・手数料別途)の予約受付を2022年10月28日(金)13時に開始いたします。(発売元:株式会社バンダイ)※商品購入ページ: ブルーロック PERFUME COLLECTION■商品特長本商品は、TVアニメ「ブルーロック」に登場する潔世一、凪誠士郎、糸師凛の3名をイメージしたスプレー型香水です。ひとつひとつ丁寧につくられたガラス製の香水瓶で、光にあたるとキャラクターカラーを採用した透明感のあるパフュームがきらめきます。香りは、潔世一、凪誠士郎、糸師凛の3名をそれぞれイメージして調香。潔世一は、ラベンダーなどのハーバルノートが爽やかに香るフレグランス。徐々に現れるウッディノートが芯の強さを感じさせます。潔の存在によって、チームが一つにまとまっていく様をイメージして調香しました。凪誠士郎は、ヴァーベナ、ユーカリのハーバルノートにローズマリー、りんごが軽やかさと複雑さを感じさせる香り。想定できないような行動を取る器用でトリッキーな凪をイメージして調香しました。糸師凛は、ベルガモット、ライムが香るクールな印象から、カルダモン、ジンジャーのスパイシーな香りが広がる、どこかミステリアスな雰囲気の香り。冷たい印象の中にも勝負への苛烈さを秘めた様子をイメージして調香しました。■商品概要・商品名 :ブルーロック PERFUME COLLECTION( )・価格 :各3,300円(税込)(送料・手数料別途)・対象年齢 :15才以上・セット内容:香水1点・商品サイズ:約W45×H80×D25(mm)・商品素材 :香水…化粧品・生産エリア:日本・販売ルート:バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」( )、他・予約期間 :2022年10月28日(金)13時~2022年11月30日(水)23時予定・商品お届け:2023年2月予定・発売元 :株式会社バンダイ(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会※最新の情報・詳細は商品販売ページをご確認ください。※準備数に達した場合、販売を終了させていただくことがあります。※ページにアクセスした時点で販売が終了している場合があります。※商品仕様等は予告なく変更になる場合があります。※掲載している写真は開発中のため、実際の商品とは多少異なる場合があります。※日本国外で販売する可能性があります。■「ブルーロック」について累計発行部数1,000万部を突破し、第45回講談社漫画賞少年部門も受賞した、講談社「週刊少年マガジン」連載中の原作・金城宗幸、漫画・ノ村優介による大人気サッカー作品。2022年10月8日(土)深夜1:30からテレビ朝日系全国ネット“NUMAnimation枠”にてアニメ放送が開始。■バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」とは「プレミアムバンダイ」は今ここでしか買えないメーカー公式の限定商品、アニメ・コミックなどに登場する人気キャラクターのグッズを多数取り扱っています。ガンプラなどのプラモデルやフィギュア、ガシャポン、食玩からファッションまで豊富な品揃えです。バンダイナムコグループ公式通販サイト「プレミアムバンダイ」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月28日町田市立国際版画美術館で、展覧会『長谷川潔 1891-1980展 ― 日常にひそむ神秘 ―』が開催中です。本展では、フランスで創作活動を続けて高い評価を得た銅版画家、長谷川潔(1891-1980)の作品を展示。今回、展覧会を担当された学芸員さんにお話を聞いてきましたので、展示の様子とあわせてご紹介します!フランスで高評価!長谷川潔のスゴすぎる経歴『長谷川潔 1891-1980展』展示風景【女子的アートナビ】vol. 255『長谷川潔 1891-1980展 ― 日常にひそむ神秘 ―』では、パリを拠点に活躍した銅版画家、長谷川潔の最初期の作品から1970年代の銅版画までを年代順に展示。さらに、彼が影響を受けたルドンをはじめ、関連画家の作品もあわせた約165点を見ることができます。長谷川潔画伯、日本ではあまり知られていないかもしれませんが、実はかなりスゴい方なのです。まずは、輝かしい受賞歴からご紹介します。1918年に日本を離れ、パリを拠点に活動を続けていた長谷川は、1935年、44歳でフランスのレジオン・ドヌール勲章を受章。さらに1966年にはフランスの文化勲章、1967年にはパリ市金賞牌を受賞し、日本からも勲章をもらっています。極めつきは、1972年にフランス国立貨幣賞牌鋳造局が長谷川潔の肖像メダルを発行したこと。日本人画家としては、葛飾北斎と藤田嗣治に続いて3人目という快挙です。そんな長谷川の創作活動や展覧会の見どころについて、本展を企画担当された町田市立国際版画美術館 学芸員の滝沢恭司さんにお話をうかがってきました。学芸員さんにインタビュー!『長谷川潔 1891-1980展』展示風景より『竹取物語』の挿絵本など――まずは、なぜこの展覧会を開催されることになったのか、教えていただけますか。滝沢さん版画美術館には、まとまった長谷川潔のコレクションがあり、120点以上所蔵しています。2019年に開催した長谷川の展覧会でも多くの方にご来場いただき、彼の作品に関心のある方が多くいらっしゃることがわかりました。前回は会期が短めでしたが、今回は9月まで開催しています。長い会期のなかで、長谷川作品にある深遠な世界観をじっくり自分の目で見ていただきたいと思っています。――本展の見どころについて、教えてください。滝沢さん長谷川が手がけた挿絵本『竹取物語』は見どころのひとつです。この美術館では挿絵本を2冊収蔵し、1冊は普通版、もう1冊は特別版になっています。その2冊を使ったボリューム感のある展示になっているので、刷りを比較しながら文字と挿絵の関係などご覧になっていただける機会になっています。『長谷川潔 1891-1980展』展示風景滝沢さんさらに、長谷川が影響を受けた画家や、パリで交友していた画家たちの作品も展示しています。関連作家の版画を並べることにより、長谷川の仕事の周辺から制作の背景を理解しながら鑑賞できます。また、代表的な版画制作の技法である「メゾチント」と「エングレーヴィング」について理解していただけるようコラムで解説し、道具もあわせて展示しました。なぜフランスで高評価?長谷川潔《コップに挿した枯れた野花》1950年、エングレーヴィング、282×228㎜ 町田市立国際版画美術館――長谷川はフランスで勲章をもらうなど、高く評価されています。どんな点が評価されたのですか?滝沢さんとにかく良い作品をつくっていましたし、技法的な観点からも評価されていました。パリで活動するなかで、長谷川は日本人として東洋と西洋を融合させた独自の作品をつくりました。まずは、その点が評価されたのだと思います。もうひとつは、メゾチントやエングレーヴィングという西洋の古典技法を現代の版画表現として復活させたことです。特に、メゾチントは古典的な作品を研究し、道具を手に入れて試行錯誤しながら長谷川独自の作風にすることができました。彼のメゾチントは、現代版画の新しい表現として評価されたのです。長谷川潔《アレキサンドル三世橋とフランスの飛行船》1930年、メゾチント、137×307㎜ 町田市立国際版画美術館――長谷川独自の画風というのは、例えばどんな特徴があるのですか。滝沢さんメゾチントの作品をつくるとき、長谷川は斜めの線できずを入れて下地をつくり、それらの線のマチエール(絵肌の質感)をあえて見せているのです。その点が、西洋の古典的な作品とは違います。そこから、だんだん漆黒の世界に近づき、1960年代の「マニエール・ノワール(黒の技法)」と呼べる表現にたどりつきます。マニエール・ノワールはメゾチントのフランス語の呼び名ですが、長谷川はその呼び名にこだわり、細かな点で下地をつくり、漆黒のなかからモチーフを浮かび上がらせることに成功しました。長谷川潔《時 静物画》1969年、メゾチント、269×360㎜ 町田市立国際版画美術館――マニエール・ノワール作品、すごく深い黒色に魅了されます。滝沢さん長谷川は、深い精神性をもった自分独自の表現を目指していました。自分の欲する表現ができるよう多様な技法を駆使し、彼独自のメゾチントを確立していったのです。黒を際立たせるには、白との関係も大事で、白い部分をどうやって浮き上がらせるかもポイントになります。描画はもちろん、表現も技術も含めてすべての能力が高い方でした。――シンプルな風景画もありますが、神秘的な雰囲気の静物画もあります。作品のテーマも深いのですか。滝沢さんかなり深いです。長谷川は、自然の成り立ちの法則を考え、物理や数学にも興味をもち、さまざまな文献を読み、哲学的な思想のなかで作品を制作していました。黒を使っていますが夜の絵ではなく、白昼のなかにモチーフを置き、その日常のなかに神秘を感じて独特な作風をつくり出していました。また、構図も数学的・物理的な視点で考え、安定感のあるものになっています。長谷川は、まじめで几帳面で、完全主義的なところもあります。すべての作品は、考え抜かれた構図で仕上げられているのです。戦争中は収容所に…長谷川潔《アカリョムの前の草花》1969年、メゾチント 269×360mm 町田市立国際版画美術館――長谷川は、戦前からフランスで評価されていましたが、戦争中は敵国となりました。なぜ、フランスに残り続けたのでしょうか。滝沢さん彼はもともと裕福な家に生まれ、パリ滞在中も仕送りがあったので、戦前までは自分で稼ぐ必要はありませんでした。でも、戦争で仕送りが途絶えたこともあり、帰国したかったようです。ただ、日本に家族を連れて帰るとフランス人の奥さまが敵国人になってしまいます。また、信頼できる専属の刷り師がパリにはいました。そういった事情があってフランスに残り、結局長谷川は在留邦人としてフランスの収容所に収監されました。精神的につらい毎日を送るなかで実感したのが、万物はみな同じだということです。そうした考え方が深まって、60年代のマニエール・ノワール作品にたどりついたのです。それらの作品は、彼自身の人生、生き方、モノの見方を描いている感じがします。――フランスで高く評価されていますが、日本ではまだあまり知られていないような気がします。滝沢さん特に戦後の日本には、ポップアートやコンセプチュアル・アートなど、アメリカを中心とした斬新な美術がどんどん入り、それらが注目されていました。そんな時代のなかで、残念ながら長谷川の版画作品は大きく取り上げられる機会が少なかったのです。また、美術ジャンルのヒエラルキーにおいて、版画は低く見られる傾向にあります。絵画や彫刻、建築が上で、版画は複製もできるし間接的なものなので、評価がされにくいところがあります。でも、ジャンルを超えて良い作品は讃えられ、記憶に残り、作家の没後でも今回のように展覧会が開かれていきます。今のような不安定な時代、深い精神性が感じられる長谷川の作品を見ると、自分や社会を見直す気づきのようなものが得られるのではないかと思います。ぜひ、じっくりご覧いただきたいです。――詳しく教えていただき、ありがとうございました。ゾクゾクします!滝沢さんのお話、いかがでしたか。これまで長谷川画伯について詳しく知らなかった方も、彼の作品について興味が持てるようになったのではないかと思います。筆者は、20年以上前に京都の美術館ではじめて長谷川のマニエール・ノワール作品を見て、深い宇宙のような黒の世界に吸い込まれそうになり、ゾクゾクしました。あのときの衝撃が、今でもずっと残り続けています。今回の展覧会では、かなり多くの長谷川作品を見ることができます。黒と白の版画世界は、地味に見えるかもしれませんが、一つひとつの作品は本当に美しく見ごたえがあります。ぜひ一度、リアルな作品をご覧になってみてください。Information会期:~9月25日(日)※休館日は月曜日*9月19日(月)の祝日は開館、9月20日(火)は休館会場:町田市立国際版画美術館開館時間:10:00~17:30※入館は閉館の30分前まで※最新情報などの詳細は展覧会HPをご覧ください入館料:一般 ¥800、大学・高校生 ¥400、中学生以下無料
2022年08月20日大正から昭和にかけてフランスで活躍した銅版画家・長谷川潔の足跡をたどる『長谷川潔 1891-1980展 ―日常にひそむ神秘―』が、7月16日(土)より町田市立国際版画美術館にて開催される。画家を志し、1910年代半ばに文芸同人誌『仮面』の版画家として創作活動を始めた長谷川は、1918年に渡仏。さまざまな版画表現を模索しながらサロン・ドートンヌなどに出品していくなかで、メゾチント(マニエール・ノワール)と呼ばれる版画の古典技法を研究し、現代の技法として確立。その作品は高く評価されるようになり、サロン・ドートンヌやフランス画家・版画家協会に所属するなど、パリの画壇でも確固たる地位を築いていく。第二次世界大戦中もフランスに残り、一時は収監されるなどの困難に見舞われるが、終戦後に創作を再開。フランスでは文化勲章、日本では勲三等瑞宝章を授与され、芸術家としてその功績がたたえられている。同展では、2019年に町田市立国際版画美術館で開催した『パリに生きた銅版画家長谷川潔展』をベースに、最初期の作品から1970年代の銅版画までを年代順に紹介。同人誌『仮面』の版画家として活動した時期の作品から、フランスに渡り独自の表現を確立するまでの作品、そして戦後、身の回りの深遠な世界のひろがりを描きだそうとした静物画や風景画などのほか、関連作家の作品も公開。さらに、本野盛一(パリの日本大使館勤務の外交官)がフランス語訳し、長谷川がエングレーヴィングとよばれる技法で挿絵を制作した『竹取物語』の挿絵ページについても可能な限り展示されるという。第二次世界大戦中に、見慣れた一本の樹が不意に人間と同等に見えるようになり、万物は同じだと気づいて以来、自分の絵は変わった、と書き残している長谷川。深い精神性が反映された長谷川潔の深遠な表現世界に向き合ってみたい。長谷川潔《アレクサンドル三世橋とフランスの飛行船》1930年、町田市立国際版画美術館蔵長谷川潔仏訳『竹取物語』1934(1933)より町田市立国際版画美術館蔵長谷川潔《開かれた窓》1951年町田市立国際版画美術館蔵長谷川潔《時 静物画》1969年町田市立国際版画美術館蔵【開催概要】『長谷川潔 1891-1980展 ―日常にひそむ神秘―』会期:2022年7月16日(土)〜9月25日(日)会場:町田市立国際版画美術館時間:10:00~17:00、土日祝は17:30まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日(7月18日、9月19日は開館)、7月19日(火)、9月20日(火)料金:一般800円、大高400円* 7月16日 (展覧会初日) は無料、 7月27日、8月24日はシルバーデーのため満65歳以上無料※ミニ企画『文明開化の子どもたち―浮世絵に描かれた遊びと学び』も同時開催美術館公式サイト:
2022年06月15日志賀高原ヒルクライム実行委員会(所在地:東京都中央区(株式会社八重洲出版 内))は、参加者からの熱い期待にお応えし、昨今の感染者状況も踏まえつつも、2021年と同様の長野県・山ノ内町にて2022年9月10日(土)、9月11日(日)に「志賀高原ヒルクライム2022」を開催いたします。惜しくもコロナウイルス蔓延のため2年連続で中止となりました志賀高原ヒルクライム。エントリー開始とともに1,000名の枠がすぐに埋まるほどの本大会。ゴールはサイクリストならば誰もが一度は耳にしたことのあるヒルクライムの聖地「渋峠」です。国道最高峰地点からの景色ふもとの志賀高原サンバレーから渋峠までの国道292号線を封鎖。国道封鎖の一般向けレースイベントは、国内では初となります。志賀高原サンバレーをスタートし、リゾート地帯を抜けると林間、白樺、野原、山頂風景と、登るごとに違った景色を見せてくれるのが志賀高原の特徴。気候的にも走りやすい季節となっており、タイムアタックをするもよし、変わりゆく風景に心躍らされるもよし、何度も走りたくなるコースとなっています。渋峠までを駆け抜けた後に参加者を待っているのは、最高のご褒美である国道最高地点からの「絶景」。コースも走行距離13.1km、獲得標高743m、平均斜度5.6%と上り応えのあるコースです。本イベントではタイムアタック式を採用し、クラスごと(年齢別)の表彰を用意いたしました。また、ヒルクライムイベントでは珍しい体重別(自己申告および表彰式での体重審査)の表彰も行います。体格により表彰台は諦めているヒルクライマーには表彰台に上がれるまたとないチャンスとなっています。志賀高原はリゾート地帯となっており、ふもとの渋温泉や湯田中は豊富な湯量をほこる長野県屈指の温泉郷です。レース後の温泉がサイクリストの疲れた体を癒やしてくれるのは間違いなく、ヒルクライムレースイベントとして、全国的に注目を集めています。2022年5月17日午前10時よりエントリー開始予定。■大会概要■大会名称 : 志賀高原ヒルクライム2022開催日程 : 2022年9月10日(土)事前受付、9月11日(日)大会本番スタート : 志賀高原サンバレー(長野県下高井郡山ノ内町平穏7148)ゴール : 渋峠参加費 : 一般 7,700円(税込) ジュニア 5,500円(税込)申込期間 : 2022年5月17日~7月31日、定員(1,000名)に達し次第締め切り主催 : 志賀高原ヒルクライム実行委員会プロデュース: CycleSports後援 : 長野県、山ノ内町、山ノ内町観光連盟、志賀高原観光協会、長野自転車競技連盟、長野朝日放送、八重洲出版URL : <会場のご案内>開催地の志賀高原へはアクセス良好。関東圏、中部、関西の各方面からご参加頂きやすい場所になります。アクセス・クルマの場合:信州中野ICより約40分・電車の場合 :長野駅より在来線、路線バスで1時間20分 ■ご来場にあたって・駐車スペースに関しては基本的に宿泊する宿の駐車スペースをご利用ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月25日株式会社シャレー志賀(所在地:長野県下高井郡山ノ内町、代表取締役:佐藤 秀信)は、2021年12月1日、志賀高原一の瀬 くつろぎの高原ホテル シャレー志賀内にカメラマンが集うスペース「志賀高原フォトグラファーズセンター」をオープンいたしました。志賀高原フォトグラファーズセンター■多くのカメラマンが訪れる、被写体の宝庫「志賀高原」志賀高原は上信越高原国立公園内の長野県最北東部に位置する一大スキーリゾートエリアです。ウィンターシーズンには多くのスキーヤー、スノーボーダーで賑わいますが、グリーンシーズンは四季折々にさまざまな表情を見せる志賀高原の風景の撮影に、多くのカメラマンが訪れています。標高800m~2,341m、面積24,986haの志賀高原はユネスコエコパークにも認定されており、いまだ手付かずの自然が残されています。風景、草木、花、星空、湖沼、渓流などたくさんの被写体に恵まれています。志賀高原の風景、コバルトブルーの大沼池にて■「志賀高原フォトグラファーズセンター」の目指すもの志賀高原フォトグラファーズセンターは、志賀高原に撮影に訪れるカメラマンのための施設です。日本初の「撮影好適地における写真撮影のアカデミー」を目指し、また同時に、撮影の合間にくつろげる居心地の良い空間をも目指しています。プロアマ問わず多くのカメラマンが集い、学び、実践し、写真について語り、研鑽しあうことで、新たな素晴らしい作品が生まれることを期待しています。写真家講師をお招きし、写真セミナーを開催します■「志賀高原フォトグラファーズセンター」とはフォトコワーキングスペース、フォトグラファーズスペース、ギャラリーの総称で、年間を通してさまざまなイベントを開催し、コワーキングスペース、レンタルスペース、レンタルギャラリーとして利用することもできます。写真撮影を行わない一般のお客様のご利用も歓迎いたします。ワーケーション、読書、休憩など、ご自由にご利用ください。フォトグラファーズセンター■フォトコワーキングスペースフォトコワーキングスペースは、撮影の方向けのコワーキングスペースです。40m2の広いスペースにはWi-Fi、電源が完備され、ライブラリ、プロジェクター等の設備をご利用いただけます。撮影データの確認や編集作業を行うことができ、写真家講師による写真セミナーなどのイベントを開催し、また、プロカメラマンでもあるセンター長 佐藤 秀信の撮影講座、編集講座を常時開催しています。フリードリンクコーナー併設のソファースペースは、撮影の合間の休憩やご歓談にご利用ください。また、撮影をしない一般の方もご利用いただけます。フォトコワーキングスペース■フォトグラファーズスペースフォトグラファーズスペースには、貸し切り可能な小さめのコワーキングスペースを設置しました。撮影画像作業用のパソコン、複合機を設置し、作業がしやすいスペースになっています。また長期滞在の方向けにフリードリンクコーナー、フリーキッチンもございます。フリーキッチンには、IHクッキングヒーター、冷蔵庫、電子レンジ、トースター、ポット、調理器具、食器類をご自由にご利用いただけます。フォトグラファーズスペース■ギャラリーSubalpin シュバルパンギャラリーSubalpin シュバルパンでは、常時、写真展を開催しています。プロアマあらゆる分野の写真家の皆さまの作品の発表の場となります。展示作品の規模や点数に応じてスペースをお選びいただけますので、無理なく個展を開催することが可能です。作品鑑賞の目的地として、また休憩の合間にお楽しみいただけます。ギャラリー Subalpin シュバルパン■受付・インフォメーションコーナーインフォメーションコーナーでは、その日の状況に応じた撮影スポット、見頃の花や紅葉の進み具合といった志賀高原の情報をご案内いたします。プリントサービスも提供いたします。■水谷 章人写真展「Franz Rauter フランツ・ラウター写真展 ~追憶の一枚~」開催期間:2021年12月1日(水)~2022年2月28日(月)営業時間:9:00~17:00休館日 :無休場所 :志賀高原フォトグラファーズセンター ギャラリーSubalpin シュバルパン(くつろぎの高原宿 シャレー志賀内)入場料 :1,000円(フォトグラファーズセンター利用料として頂戴するため、施設を1時間ご利用いただけます。)スポーツ写真界の巨匠、水谷 章人氏が撮影した、フランツ・ラウター氏を被写体とした写真展を開催いたします。フランツ・ラウター氏は1973年代、オーストリアのスキーデモンストレーターとして初来日し、スキーの先進地であるオーストリアの技術を日本のインストラクターたちに伝えました。カメラマンの水谷氏は彼の初来日以来、来日の度にスキーシーンを撮影し、多くの作品を残しました。2018年の冬、この志賀高原で再会したことをきっかけに写真集制作の計画が持ち上がり、写真集発売を記念して写真展も同時に開催する運びになりました。トップスキーヤーとトップカメラマンがしのぎを削って出来上がった写真は、今でも十分通用する迫力とエネルギーがあります。日本のスキー界が一番熱かった時代の、貴重な作品21点をどうぞご覧ください。フランツラウター展■施設概要店舗名 : 志賀高原フォトグラファーズセンター開業日 : 2021年12月1日(水)所在地 : 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏7149アクセス : 上信越自動車道「信州中野」IC 約40分営業時間 : 9:00~17:00(最終受付16:00)定休日 : 不定休URL : ■会社概要株式会社シャレー志賀は、日本屈指のスキーリゾート志賀高原において、スキー客向けのホテルを運営しています。代表取締役の佐藤 秀信は、ホテル支配人を務める傍らプロカメラマンとしても活動し、「オーナーがプロカメラマンの宿」として、写真撮影講座を開講しています。商号 : 株式会社シャレー志賀代表者 : 代表取締役 佐藤 秀信所在地 : 〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏7149設立 : 1969年6月事業内容: 宿泊業資本金 : 4,400万円URL : ■写真家 佐藤 秀信1967年:長野県の北、渋温泉に生まれ志賀高原に育つ1984年:家業のホテルに滞在していた水谷 章人氏の撮影した写真を見てスキー写真を始める2018年:JCIIスポーツ写真家プロ育成セミナー「水谷塾」卒業水谷 章人氏に師事公益社団法人 日本写真協会 会員一般財団法人日本スポーツ写真協会 会員一般財団法人日本写真講師協会 フォトインストラクター東京カメラ部ファンタスティックフォトグラフィーズアワード「動」の部グランプリ他、多複数受賞歴2020年:個展「白銀の鼓動」写真展開催リコーイメージングスクエア東京ギャラリーA&R株式会社シャレー志賀代表取締役【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社シャレー志賀 お客様相談窓口TEL : 0269-34-2235お問い合せフォーム: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月30日銀座三越 本館7階 ギャラリーでは、2021年2月17日より『~新しい風~ 中島 潔 絵画展 』を初めて開催します。本絵画展では、新作を含む直筆絵画と越前和紙を使用したレフグラフファイン版画を約30点の展示販売、直筆絵画・版画をお買い上げのお客さまに限り「直筆サイン色紙(落款入り)」のプレゼントを行います。どこか懐かしく、日本人の心の中にある「ふるさと」の心象風景であり、世代を超えてみる方をその世界観に引き込む魅力を持つ、中島潔氏の作品をぜひお楽しみください。■会期:2月17日(水)から2月23日(火)※最終日午後6時まで■会場:本館7階 ギャラリー郷愁を誘う童©中島 潔「春の風」レフグラフファイン版画(画寸30.2×43cm)16万5,000円(税込)©中島 潔「新しい風」レフグラフファイン版画(画寸40.5×59.2cm)30万8,000円(税込)©中島 潔「早春の陽だまり」ケント紙に水彩(49×71.5cm)352万円(税込)©中島 潔「ふるさとの小道」ケント紙に水彩(24.5×33.5cm)99万円(税込)©中島 潔「花の音色」レフグラフファイン版画(画寸46.3×32.8cm)19万8,000円(税込)儚げな女性©中島 潔「モンサンミッシェル」レフグラフファイン版画(画寸24.3×36.9cm)11万円(税込)カレンダー・画集©中島 潔<カレンダー 表紙>©中島 潔<カレンダー 中>2021年カレンダー「新しい風」 1,320円(税込)©中島 潔画集「“今”を生きるーそして伝えたいこと」 2,860円(税込)中島 潔氏 プロフィール1943年、佐賀県生まれ。高校卒業後上京し独学で絵の勉強を続ける。広告会社に就職し、アートディレクターとして数々の賞を受賞。その後、フランス・パリの美術学校で絵を学んだ後独立しフリーになる。1982年、NHK「みんなのうた」のイメージ画を手掛け、1987年、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を『木霊みょうと』で受賞。2010年には、京都 清水寺成就院に46枚の襖絵を奉納図る。現在も全国各地で個展を開催。作品を発表し続けている。会場概要中島 潔 絵画展会期:2021年2月17日(水)~2月23日(火) ※最終日午後6時まで会場:銀座三越 本館7階 ギャラリー住所:東京都中央区銀座4-6-16TEL:03-3562-1111(大代表)営業時間:午前10時~午後7時(会期中)■※コロナウイルス感染拡大予防の観点から、ご入場を制限させていただく場合がございます。※諸般の事情により、営業日・営業時間などが変更となる場合がございます。詳しくは、銀座三越ホームページをご確認ください。※本イベントの内容は、都合により変更または中止となる場合がございます。予めご了承ください。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年02月12日歌手で俳優の泉谷しげるが30日、オフィシャルブログを通じ、20日に誤嚥性肺炎のため亡くなった俳優・志賀廣太郎さん(享年71)を追悼した。泉谷は、「志賀廣太郎さんが逝くなンて…」と題してブログを更新。「オレは信じないからなノリさん、早く治して『三匹のおっさん』の戦列に復帰してくれよ」「ノリさんしか出来ないことイッパイあるンだからさ」と、共演していた人気ドラマシリーズ『三匹のおっさん』(テレビ東京系)の役名で志賀さんに語りかけた。そして、「志賀廣太郎さんとは『三匹のおっさん』で初めて共演したンだが、舞台の人だからなのか、声の良さは三匹の中でピカいち」「アノ声にヤラれた人は多いハズ」と魅力を伝え、「かなり悪条件の中での撮影が続いても、文句ひとつ云わず黙々とこなしてたなぁ」「オレは、文句ばかりで『老人虐待ドラマか!なンだこの冷えた弁当わ!』コトあるごとに制作側に噛みついてたが、志賀さんは何故かいつもニコニコ」「物知りで、スマホいじり得意で、気づくと居眠りしてるマイペースおじさんだった」と思い出を回顧。「役がら機械いじりの好きなノリさんは、いつも新兵器を発明し、ドラマのラストに『ノリオ○○スペシャルー!』とカッコよく悪者退治をしてくれた女性にモテモテの回ではオレはノリさんにヤキモチやいたっけ(笑)」と偲びながら、「あンたの代わりは誰にも出来ん~唯一無二の存在なンだからさ」「病になった時も『生命に影響なし』と云ってただろ?」「オレは信じない」「だから冥福も祈らない」「早く戻って来てよ」「また『三匹のおっさん』三人でやろう」と再び志賀さんにメッセージを送り、「会いたい」と結んでいる。
2020年04月30日俳優の志賀廣太郎さんが4月20日、誤嚥性肺炎のため71歳で逝去した。30日に所属事務所が公表し、「2019年春に脳梗塞で倒れて以降、復帰に向けてリハビリを続けてまいりましたが、かないませんでした」と明かした。NHK大河ドラマ『篤姫』や『三匹のおっさん』(テレビ東京系)、『陸王』(TBS系)など多数の話題作に出演した志賀さん。だが19年4月に出演していた『きのう何食べた?』(テレビ東京系)では、体調不良を理由に途中で降板。志賀さんにとって遺作となってしまった。志賀さんが出演した作品は、2000年代だけでドラマは100作、映画も40作を超える。名脇役として人々から親しまれた志賀さんだが、異色の経歴を持つ俳優でもあった。「志賀さんは高校卒業後、大学で演劇を学びました。演じるよりも教える方に興味を持ったそうです。卒業後は身体表現を学ぶため、ドイツへ留学。帰国後は演劇を教える非常勤講師をしていました。ですが指導する立場から一転、自身が演じる必要性を感じたそうです。40代になって劇作家・平田オリザさんの劇団に入団。46歳で出演したアップル・コンピューターのCMが話題となり、ドラマや映画に引っ張りだことなりました」(演劇関係者)多数の作品に出演していたため、共演者もベテランから旬の俳優まで多彩だった。だが志賀さんは気負うことなく、自然体で演じていたという。「名脇役として重宝された志賀さんは仕事を選ばず、本番直前でも緊張を見せなかったそうです。低音で耳馴染みの良い声も魅力でしょう。周囲への気配りも欠かさない方だったので、共演者やスタッフから親しまれていました。どんなキャストでも溶け込める志賀さんは、『演出家の視点を持つこと』を心がけていたそうです」(ドラマ制作関係者)名脇役として愛された志賀さんを悼む声が広がっている。《志賀さんの演技、声好きだった。残念です。お疲れさまでした。ご冥福をお祈りいたします》《TL見てたら皆さんが思い出す志賀さんの役があまりにもばらばらで、どんだけ多作でどんだけ幅広く柔軟な役者さんだったかよくわかる》《長きに渡りドラマや映画の中で当たり前にいてくれた人。安心できる佇まいと声。これからも出演作品の中で見続けることができることは救いです》
2020年04月30日2020年4月30日、俳優の志賀廣太郎さんが誤嚥性(ごえんせい)肺炎のため、71歳で死去したことを所属事務所が明らかにしました。所属事務所は以下のようにコメントを伝えています。弊社所属俳優の志賀廣太郎が、2020年4月20日午後8時20分、誤嚥性肺炎のため満71歳で永眠いたしました。2019年春に脳梗塞で倒れて以降、復帰に向けてリハビリを続けてまいりましたが、かないませんでした。ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます。レトルーより引用志賀さんは同月20日に亡くなり、遺族の意向によって葬儀は近親者のみで執り行われたとのこと。お別れ会の実施については、予定しているものの、新型コロナウイルス感染症による一連の状況を見ながら、遺族や所属していた劇団と相談の上決めたいとしています。映画やドラマなど、数多くの作品にバイプレーヤーとして出演した志賀さん。ネット上では「とても残念です」「素晴らしい俳優さんでした」といったお悔みの声が多数寄せられました。心よりご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2020年04月30日「花のち晴れ~花男 Next Season~」や「きのう何食べた?」など数多くのドラマ・映画・舞台・CMで活躍した名バイプレーヤー、志賀廣太郎さんが4月20日、誤嚥性肺炎のため亡くなっていたことが分かった。享年71歳。1948年生まれ、兵庫県出身。海外留学を経て、演劇講師のかたわら平田オリザ主宰の劇団「青年団」で俳優としても舞台に立ち、40代後半になってアップルコンピュータ(当時)のCMがきっかけでブレイク。以後、名脇役として「アンフェア」や「陸王」『銀魂』『幕が上がる』など幅広いヒット作品に出演、北大路欣也、泉谷しげるとトリオを組みシリーズ化された「三匹のおっさん」、平野紫耀演じる“神楽木”の執事役を演じた「花のち晴れ~花男 Next Season~」も記憶に新しい。「きのう何食べた?」では、西島秀俊演じる史朗の父・悟朗役で出演していたが、体調不良のため途中降板していた。所属事務所のレトルでは、「俳優の志賀廣太郎が、2020年4月20日午後8時20分、誤嚥性肺炎のため満71歳で永眠いたしました。2019年春に脳梗塞で倒れて以降、復帰に向けてリハビリを続けてまいりましたが、かないませんでした。ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます」と発表。葬儀は4月29日(水・祝)に近親者のみにて執り行われており、「お別れの会」等の実施については「新型コロナウイルスに関連する一連の状況を見極めながら、ご遺族や所属劇団の青年団と相談の上開催させていただく予定」としている。(text:cinemacafe.net)
2020年04月30日俳優の志賀廣太郎さんが20日、誤嚥性肺炎のため亡くなったことが30日、分かった。所属事務所・レトルが、公式サイトを通じて発表した。71歳だった。所属事務所は、「弊社所属俳優の志賀廣太郎が、2020年4月20日午後8時20分、誤嚥性肺炎のため満71歳で永眠いたしました」と報告。「2019年春に脳梗塞で倒れて以降、復帰に向けてリハビリを続けてまいりましたが、かないませんでした」と明かし、「ここに生前のご厚誼を深く感謝するとともに、謹んでお知らせ申し上げます」とつづった。「ご遺族の意向により、葬儀は4月29日に近親者のみにて執り行われました。誠に勝手ながらご香典ご供花の儀はご辞退申し上げます」とし、「なお、『お別れの会』等の実施につきましては、新型コロナウイルスに関連する一連の状況を見極めながら、ご遺族や所属劇団の青年団と相談の上開催させていただく予定でおります。決定しましたらご報告させていただきますので今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます」と結んでいる。志賀さんは『アンフェア』(06・フジテレビ系)、『三匹のおっさん』(14~・テレビ東京系)、NHK連続テレビ小説『純と愛』(12)、『マッサン』(14)、『とと姉ちゃん』(16)、大河ドラマ『篤姫』(08)、『龍馬伝』(10)など、数々の人気作の名脇役として活躍した。
2020年04月30日神奈川県内にある介護付き有料老人ホームの玄関で来客を待っていたのは、俳優・志賀廣太郎(70)。土気色の顔で、頬もこけたようになっている志賀は、車いすに乗っていた。体調はかなり悪そうだったが、それでも役所広司(63)や阿川佐和子(65)が現れると、瞳を潤ませながら唇をほころばせたという。41歳で俳優デビューした“遅咲きの名脇役”志賀廣太郎が緊急手術を受けたのは4月6日のこと。「知人が志賀に電話をかけても、本人が応答せず、6日朝に彼が1人暮らしをしている団地を尋ねたところ、部屋で倒れていたそうです。脳梗塞の症状が起きていたため、緊急手術を受けたのですが、ドラマ『きのう何食べた?』は降板せざるをえませんでした」(テレビ局関係者)4月下旬には所属する劇団が公式サイトで術後の状況について、次のように発表した。《幸い、命に別状はなく、これからリハビリに入ります。時間をかけて、創作の現場に戻ってきてくれればと願っています》その後、志賀の体調については報じられていないが、実は“俳優廃業の危機”にあるという。彼が入院していた病院の関係者は次のように語る。「脳梗塞で倒れてから発見されるまで時間がかかったこともあり、後遺症もかなり重いです。肝硬変も発症しており、いまはとても“リハビリに集中できる”ような状態ではありません。志賀さん本人はリハビリ専門の施設への通院を希望していたようですが、1人で生活するのも難しいですから、6月から介護付きの有料老人ホームに入所することになりました」志賀の老人ホームは、入居時の費用がかからず、月額20万円ほどの比較的リーズナブルな施設。「要介護度によって、フロアごとに分かれています。現在の志賀さんは“要介護3”あたりでしょうか。右半身がマヒしており、1人ではトイレにも行けず、入浴もヘルパーさんたちにサポートしてもらっています。食事はエプロンをつけて、頑張って左手で食べていますが、何か聞かれても、言葉がとっさに出てこないようで、会話は不自由な状態です」(前出・病院関係者)脳卒中(脳梗塞など)や事故などをきっかけとして脳の機能が著しく障害を受けることにより、言語・思考・記憶などの知的な機能に障害が起こった状態は“高次脳機能障害”と呼ばれている。その症状の1つに“言いたい言葉が出てこない”というものがあるが、志賀も苦しんでいるという。「お部屋では、出演したドラマや映画の資料を整理したり、読書したりして過ごしています。ただスタッフが『どんな本がお好きですか?』などと尋ねても、なかなか答えられずにいるのです」(前出・病院関係者)そんな志賀を、’17年秋にドラマ『陸王』で共演した役所や阿川が訪ねてきたのは7月末のことだったという。当日、志賀に来客があることは老人ホームのスタッフたちにも知らされていたが、2人の顔を見た瞬間、驚きの声が上がったという。「『陸王』は、役所広司にとって15年ぶりの連ドラ主演作でした。ランニングシューズ開発に情熱を注ぐ、老舗足袋製造会社『こはぜ屋』の社長を演じたのですが、その脇で“いぶし銀”の演技を見せていたのが志賀です。温厚な人柄ながら、ときには大声で社長を諫める専務役で、その掛け合いは作品に深みを与えました。また阿川も『こはぜ屋』の中心メンバーとして、実力派俳優たちに負けない好演を見せました。志賀も『もっと早く演技の勉強をしていたら、大竹しのぶさんぐらいの女優になっていたかも』と、絶賛したそうです」(前出・テレビ局関係者)志賀が自身の老人ホーム入所を知らせていたのは、ごく限られた知人だけ。陸王撮影の数カ月間で、3人は深い信頼関係を築いていたのだ。「役所さんと阿川さんが、志賀さんといっしょに面会室にいたのは1時間半ほどでした。久々の再会がよほど嬉しかったのでしょう。お2人が帰ったあとも、志賀さんは一日中上機嫌でした」(志賀の仕事関係者)
2019年08月20日東京都写真美術館で、独自のフィールドワークを元に制作する作品群で、日本国内のみならず、国際的な注目を集める現代アーティスト・志賀理江子の新作個展「ヒューマン・スプリング」が開催される。〈ヒューマン・スプリング〉2018年 作家蔵 発色現像方式印画 ©Lieko Shiga冬から目覚める季節の“春”、卒業や入学・入社など年度の変わり目としての“春”のほか、歴史的には「プラハの春」「アラブの春」、環境問題を提唱した『沈黙の春』、生命の尊さと残酷さを表現した「春の祭典」など、“春”はさまざまな問題をわたしたちに想起させる。そして本展覧会の会期中2019年4月30日、「平成」の元号が終わり、新たな節目を迎えることとなる。〈ヒューマン・スプリング〉2018年 作家蔵 発色現像方式印画 ©Lieko Shiga志賀理江子(1980年生まれ)は20年余にわたる制作活動を通じて、心や精神に影響する身体的な“春”の問題は、社会的制度や規範との関係が深く、さらには人類の歴史や環境を俯瞰するキーワードになり得ると気づいた。そして、多くの識者や同時代に生きる関係者、家族と対話を積み重ね、平成が終わる大きな節目の春に、新作を生み出す。また会期中には、作家本人によるアーティストトークが3月10日14:00から、参加者が拾ってきた石について作家と共に語り合うワークショップ「ひとつの石」が3月21日14:30から開催される。その他、展覧会のテーマについて考える「てつがくカフェ」や、担当学芸員によるギャラリートークといった関連イベントが予定されている。詳細は、東京都写真美術館ウェブサイト()より確認できる。本展は、社会と個人の関係、自然と人類の関わりなどを再考し、現代社会の課題について共有し、再考する場となる。【開催情報】「志賀理江子 ヒューマン・スプリング」会期:3月5日〜5月6日会場:東京都写真美術館 2階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 時間:10:00~18:00(木・金は20:00まで)料金:一般700円、学生600円、中高生・65歳以上500円休館日:月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館)
2019年01月15日NHK「みんなのうた」のイメージ画などで知られ、“風の画家”と呼ばれる中島潔の展覧会「“今”を生きる-そして伝えたいこと京都六道珍皇寺“心音図”奉納記念」が3月17日(土)より5月20日(日)まで、大阪文化館・天保山にて開催される。それに先立ち、3月16日(金)に開会式が行われ、中島潔が来場した。「中島潔展 “今”を生きる -そして伝えたいこと 京都六道珍皇寺“心音図”奉納記念」チケット情報開会式で挨拶に立った中島は、「大阪に来るのも久しぶりですし、大阪の皆さまに見てもらう機会をいただけて興奮しています。この展覧会のメインは「心音図」です。今まで、故郷や女性の絵を描いてまいりましたが、70歳になりまして、東日本大震災が起こって、色々なニュースを見聞きするうちにふと思ったんです。どうして悪いことをするんだろうか、と。そこで、私もそんなに残された人生が長くもないですから、最後に私が唯一描かなかった世界、地獄を描いてみようと思いました。地獄絵は決して怖いだけの絵ではなくて、実は、天国も地獄もどちらも大切なんです。両方の心を私たち人間は持っているんです。その証拠にどちらも作ったのは仏様なんです。だから地獄にも優しさや親しみを感じるんです。皆さん、地獄に行きたいとは思わないと思いますが、地獄の絵を見つめることで、今自分がどういう状況にあるのか理解できるんです。ですから、一緒にご覧になる方と絵を見た後で色々な話をして、楽しんでください」と語った。内覧会では3年の歳月をかけて完成させた、平成の地獄絵とも言うべき5点の「地獄心音図」の前でギャラリートークが行われた。中島は、「東日本大震災が起こった後、苦しんでいる人をさらに苦しめる人がいることに腹が立ったんです。そこで「悪いことをすればお天道様が見ていますよ」という母親の言葉がよみがえってきたんです。悪いことをすれば、ただじゃすまない、それが地獄絵を描くきっかけでした」と話していた。その後5点の絵に描かれている8つの地獄について「これは右の絵からどんどんひどくなって、最後は蟻地獄、無限地獄です。でもそこには菩薩が描かれているんです。悪いことをしても反省して心を入れ替えれば救われるんです。地獄の絵を見てぜひ自分自身を見つめ直していただきたいです」と語った。本展覧会では、「地獄心音図」を含む連作「心音図」以外にも、初期の作品や「新しい風」と題した四季折々の風景を描いた連作、そして大阪をテーマにした最新作「こいさん」なども展示されている。『中島潔展“今”を生きる-そして伝えたいこと京都六道珍皇寺“心音図”奉納記念』は5月20日(日)まで開催中。取材・文:華崎陽子
2018年03月22日“風の画家”と呼ばれる中島潔が、3月17日(土)より、大阪文化館・天保山にて展覧会『中島潔展 “今”を生きる -そして伝えたいこと 京都六道珍皇寺“心音図”奉納記念』を開催する。「中島潔展 “今”を生きる -そして伝えたいこと 京都六道珍皇寺“心音図”奉納記念」チケット情報ふるさとの佐賀や日本各地の豊かな自然を、優しいまなざしと温かなタッチで描き、幅広いファンに支持されている中島。2010年に大病を患ってからは、生きることを改めて見つめ直したという。そして、「生きているうちに地獄を見て、感じてほしい。そのことで生きること、命の大切さを伝えたい」という思いから、「平成の地獄絵図」という新境地にも挑み、74歳とは思えない精力的な活動を続けている。本展では、故郷の情景を描いた初期作品から、一躍売れっ子となったNHK「みんなのうた」のイメージ画、清水寺に奉納された襖絵の試作を作品にしたもの、話題の地獄絵、さらに大阪をテーマにした最新作までを展示している。<大阪展に向けて描いた新作「こいさん」へのコメントが到着>「こいさん」すごくきれいな言葉だと思っていた。意味を知って、損得の計算のない、浪速の人情のあるそういう女性を描きたかった。今回あまり使わない華やかな色も使った。それはこの「こいさん」への僕の思い入れ。見る人に、ふと感じてもらえたらと思う。『中島潔展 “今”を生きる -そして伝えたいこと 京都六道珍皇寺“心音図”奉納記念』は、3月17日(土)から5月20日(日)まで、大阪文化館・天保山にて開催。チケットは発売中。
2018年03月15日人気作家・有川浩の小説を原作に、北大路欣也、泉谷しげる、志賀廣太郎出演でテレビ東京にて3シリーズにわたって放送されたドラマ「三匹のおっさん」が、2018年1月2日(火)、新春ドラマ特別企画「三匹のおっさんスペシャル」として放送されることが決定。今回三匹のおっさんが立ち向かうのは、史上“最凶”の敵!シリーズ初の地方ロケ・日光の観光名所で“三匹”が大活躍、華麗なアクションも披露されるという。■あらすじ重雄(泉谷しげる)は、商店街の福引で「日光の旅」を当て、清一(北大路欣也)と則夫(志賀廣太郎)も家族を伴って同行する。日光江戸村を訪れた3人は、スター女優の花沢ゆかりが出演する映画ロケを見学中、ゆかりのバッグを盗もうとする男を発見。犯人を追いつめて、警備員に知らせる。お手柄の3人はゆかりに感謝され、旅館で酒肴の接待を受ける。何でもバッグの中には思い出の品が入っていたという。地元に帰った3人は、少年時代に通った町はずれの映画館を訪れる。そこに何とゆかりが現れて…。映画館の存続を巡る騒動に巻き込まれた「三匹のおっさん」が思い出の映画館を悪の手から守る――!「図書館戦争」「空飛ぶ広報室」などがドラマ化・映画化された有川氏の小説を原作に描く本シリーズ。タイトル通り、主人公はおっさん3人。定年退職後、近所のゲームセンターに再就職した腕に覚えありの剣道の達人“キヨ”こと清田清一。同じく武闘派の柔道家で居酒屋「酔いどれ鯨」の元亭主“シゲ”こと立花重雄。機械をいじらせたら無敵の頭脳派、愛娘にはめっぽう弱い機械工場経営“ノリ”こと有村則夫。かつての悪ガキ3人が私設自警団「三匹のおっさん」を結成し、詐欺や窃盗から社会問題までご町内の悪を成敗するというストーリーだ。ドラマでは、北大路さんが“キヨ”、泉谷さんが“シゲ”、志賀さんが“ノリ”を演じ、2014年1月、2015年4月、そして今年1月と、3シーズンにわたって放送された。■キャストのコメント到着今作について北大路さん、泉谷さん、志賀さんの3人は、「さわやかで、明るくて、リズムがあってね、平和で楽しくて、愛らしいドラマだと僕は思う」(北大路さん)、「お屠蘇飲みながら、あるいはおミカン食べながら、楽しんでもらえれば」(志賀さん)、「家族が一緒に見られるドラマってなかなかないからな~。子どもと一緒に見られる番組が少ないから何とかしてくれと言われるんだよ、俺に言われても困っちゃうんだよな。でもよくぞ、これができてよかったと思いますよ、ほんとに」(泉谷さん)とコメント。また、キヨの孫・祐希(大野拓朗)やノリの娘・早苗(三根梓)が就職し巣立とうとするなど、家族の絆もテーマの一つとなっているという今回。泉谷さんは「やっぱり、家族が見て思い当たるところを見つけてくれるとありがたいかな!そういえばお父さんお母さんに優しくしていないな、とか。大人も子どものことほったらかしだな、とか。そういう風に思ってくれればいいね」と話し、志賀さんも賛同。北大路さんは、ある小学生の女の子からラブレター(?)をもらったそうで、「『三匹のおっさん見ています。頑張って!格好いい!次はいつやるの?』ってね。で、『応援ありがとう。君も頑張ってね。おじさんも頑張るからね』って返事を書いてね。そういうお子さんたちも見てくれるんじゃないかな」と微笑ましいエピソードも披露した。“三匹のおっさん”のほかにも、大野拓朗、三根梓、西田尚美、甲本雅裕、藤田弓子、中田喜子ほかお馴染みのキャストたちが登場する。新春ドラマ特別企画「三匹のおっさんスペシャル」は2018年1月2日(火)21時~テレビ東京にて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月16日北大路欣也、泉谷しげる、志賀廣太郎が“おっさん”に扮して町内にはびこる悪を斬る痛快&勧善懲悪ドラマ「三匹のおっさん3~正義の味方、みたび!!~」のDVD-BOXが7月19日(水)に発売になることを受けて、特典映像の「三匹のおっさん 座談会トーク」に収録予定の、キヨ(北大路さん)、シゲ(泉谷さん)、ノリ(志賀さん)によるメッセージが到着した。同作は、かつての悪ガキ3人組=キヨ、シゲ、ノリの“三匹のおっさん”が私設自警団を結成。還暦オーバーの身でありながら、町内トラブルの数々を解決していく痛快人情ドラマだ。昨今世の中で話題の民泊詐欺、モンスターペアレント、オレオレ詐欺など誰にでも忍び寄る身近な悪を扱い、視聴者の高い支持を獲得。シリーズ化され、第3弾を迎えた。注目の特典映像「三匹のおっさん 座談会トーク」内でキヨ役の北大路さんは、「我々の周りには問題はたくさんあります。全部が全部自分で対応することはできないけれど、一番身近で何か気になることがあったら、キヨとしての正義感をもって、そのテーマにぶつかっていきたいと思う」と熱くコメント。キヨを演じながらキヨに教えられたことを明かした。シゲ役の泉谷さんは、「おそらく仕事的にも人生的にも人が欲しいものは、もしかしたら拠り所じゃないかと思うんだよね。そういう拠り所の一個になっていればいいかなって」と心情を吐露。ノリ役の志賀さんも、「拠り所という意味では、友情もあるでしょう。多くの人たちとのつきあいがいまの僕を作っています。人を大事にする、その気持ちだけは忘れないようにしようと思っています」と“三匹のおっさん”と出会って身に染みた想いを語っている。なお、映像特典には、「メイキング映像集」、「三匹ファミリー 2ショットインタビュー」、「視聴者参加!爆笑記者会見」、「本邦初!三匹の監督 スペシャルインタビュー」などを収録する予定。いまだから明かせる裏話など、作品の魅力を深堀する映像特典にも注目をして!「三匹のおっさん3 ~正義の味方、みたび!!~」DVDは7月19日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2017年07月18日俳優の北大路欣也、泉谷しげる、志賀廣太郎が15日、テレビ東京系ドラマ『三匹のおっさん3 ~正義の味方、3たび~』(1月20日スタート 毎週金曜20:00~)の記者会見に登場した。同作は作家・有川浩の人気小説シリーズを映像化。2014年1月クール、2015年4月クールに放送されたシリーズのパート3となる。かつて悪ガキだった清一(北大路)、重雄(泉谷)、則夫(志賀)の3人が、定年退職後にご近所内の悪を成敗していく。第1話ではピコ太郎の”PPAP”を披露する場面も。北大路は「あれ僕は現場でノリさん(志賀)に教わったの。ちょうどあれがバッと出た後の撮影だったんだよね」と裏側を明かした。監督のアイディアだというが、志賀は「前の日言われて『なんのこっちゃ』って」と、当時の戸惑いを振り返った。一方泉谷は「だいたいあんなクソ面白くねえもの、よくやったよな」と毒舌で笑わせた。しかし「楽屋でずっと練習してるんだよ。『やめろそんなもの、流行に乗るんじゃねえ』って言ったけど、面白かったね」と、最終的にはPPAPの面白さを認めていた。会見では実際に志賀が”PPAP”を披露した。志賀が腰をくねらせながら「I have a pen」と歌い始めると、優しく見守っていた北大路がマイクを補助し、抜群のコンビネーションを見せた。
2017年01月15日●BL同人誌が出ても別に怒るようなことはない1981年に処女作『占星術殺人事件』が発表されてから、35年にわたって50作を数える本格ミステリー『御手洗潔』シリーズ。IQ300以上と言われる探偵役、脳科学者・御手洗潔は、和製シャーロック・ホームズとも言われ、相棒の石岡和己とともに数々の難事件を解決、他の作品にも大きな影響を与えた。そんな御手洗潔シリーズが、2015年にスペシャルドラマとして初の映像化となり、更に2016年6月には映画『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』が公開される。主演・玉木宏、共演に広瀬アリスというキャスト陣で、映画化に踏み切ったのはなぜなのか。映画化の経緯や印象について、原作者の島田荘司氏に話を伺った。○高度経済成長期の空気があった――御手洗シリーズが世に出てから35年、これまで映像化されなかったことに理由はあるのでしょうか?私が「映像化をいやがっていた」という話が広まっていますが、それは初期の話なんです。もしもひどい出来の映像になった場合、編集者がしらけてしまって「他のヒーローを作りましょうよ」と言われたら困ると思いました。御手洗潔というエキセントリックな性格の探偵でないと成立しないアイディアがたくさんありましたし、石岡くんとの関わりによって大河ドラマ的な構想もありました。――映像化したときに、ひどい出来になりそうだという予感があったのでしょうか?時代というものがありましたから。高度経済成長期で社会が殺伐としていて、御手洗のようなキャラクターは「威張り屋」と誤解されるのではないかと思いました。皮肉的なありようや楽しいジョークの感覚を、あの頃の日本人は理解できないだろうと。例えば御手洗が石岡くんや警官に横柄な態度をとったり、内容が演歌的になったりするのではないかという恐怖がありました。当時は乱暴な空気で、原作を読まないで映像化するなんて朝飯前という調子だったんです(笑)。ここ10年くらいは映像化してもいいかなと思っていたのですが、今度は役者を探すのに時間がかかりました。――今は時代が変わりましたか?時代の空気が柔らかくなりました。今回はプロデューサーも旧知の人ですし、監督も信頼できました。玉木さんをはじめとしたいい役者とも出会えたし、仕上がった脚本も見せていただけたので、安心しています。――今回はもともと、映画化を視野に入れていたと伺いました。最初から映像化ありきで考えていました。私の出身地である広島県福山市の市政施行100周年に、映画をやりましょうと市長に持ちかけたんです。自分でサンプルの脚本を書き、小説も書きました。そして小説が出てからプロデューサーが脚本家を決め、新たなストーリーを作ってくれました。――サンプル脚本から、小説と映画にストーリーが分岐したのでしょうか。映像は監督やプロデューサーのものですし、そこは別物として楽しんでいます。ある程度変えてもらわないと、面白くないと思うくらいです。○なぜ世の中にバディものが多いのか?――探偵ものではワトソン役が欠かせないイメージがありますし、最近の映画・ドラマでもバディものが多いと思いますが、その良さはどのような点にありますか。男2人のコンビを超えるものがないんですよね。ホームズとワトソンも、その原型は『モルグ街の殺人』(エドガー・アラン・ポー)のデュパンという名探偵にありますが、これもやはり男2人です。男3人も面白いかもしれないけど、なかなか傑作はないでしょう。今回の映画は女性とのコンビになりますけど、もしも第2弾があった場合に、石岡くんも入れて3人にしたら面白いかもしれませんね。――今回、原作のワトソン役の石岡くんは出張中という設定で、電話での出演でした。男女バディになったのは新しい部分でしょうか。男女コンビも、最近は多いですよね。コアなファンから少々ブーイングされても、一般的映画ファンにはこの方がなじむという計算があるんじゃないかと思います。今回の映画では、広瀬アリスさんの役が「石岡先生は来なくていいです」なんて言うから、原作の石岡ファンは怒髪天をつくんじゃないかと心配はしましたけど、いいんじゃないでしょうか(笑)。――島田先生はファンの方の意見をよく見ているのかなという印象があります。ファンの方のことはもちろん好きですよ。原作を大事にするあまり、BL同人誌が出て怒り出すようなことはないです(笑)。別物ですから。それによって原作が影響を受けたり、だめになったりしたら、こちらの力が足りないのだと思います。●主演・玉木宏の良いところ○玉木さんは全てが良い――今回、主役である玉木さんの印象について改めて教えて下さい。大河ドラマ『篤姫』を見てぜひ御手洗に、というお話でしたが。実は玉木さんについては、『篤姫』で坂本龍馬が縁側に腰かけて革靴を脱ぐ場面を見るまでは、全然記憶にないんです(笑)。あそこでビビっときたのですが、それまで彼のことを何も知らなかったのが、かえって良かったですよね。頬に一本筋が入った感じが、白人のようにうまく影になっていて、外国人に混じってもうまくなじめるだろうなと思い、自分のイメージする御手洗さんの、いいところが形になったようでした。――撮影中にもお話などはされましたか?人柄が良くて、撮影を見に行ったときも帰るときにわざわざ挨拶に来てくれて、礼儀正しい。真面目で頭も良いし、声も良い。全部良いということになりますが(笑)。――広瀬アリスさんや、他の役者の方についてはいかがでしょうか。広瀬アリスさんは、すごく自然な演技でかわいかったし、上手ですよね。谷村美月さんも相変わらずシリアスな演技が上手ですし、要潤さんも、『タイムスクープハンター』をずっと見てたのですが、会えるとは思わなかったですね。――映画を見て、おすすめのシーンを教えて下さい。最後のシーンと、冒頭のシーンが好きですね。映像的にもすごくきれいだし、冒頭は、いったい何が起こるのかわくわくします。ドローンが上昇し島を次第に俯瞰に見せるシーンも好きです。今回は、本格ミステリーとしても素晴らしい出来になっています。玉木さんもアリスさんも綺麗で、海もいいし音楽もいいし、すべてのバランスが良いので安心してオススメできます。○アイディアのリストで書き続ける――35年間、これだけの大作をコンスタントに書き続けていられる作家さんはなかなかいらっしゃらないと思うのですが、何かコツはありますか?アイディアのリストを作っているんです。それがまだたくさん残っています。さすがに大きなものは使ってしまいましたが、小粒になったとしても、2つ3つ合わせると、良いものができたりします。驚きがある作品を30年も40年も作り続けるには、やはりリストがないと無理ですね。デビューしたときの仲間はだんだん書かなくなっているし、「リストを作らないとダメだ」と新人には言うんですけど、なかなか作ってくれないですね(笑)。最初の頃はそれがなくても書けるんですが、それは頭のなかにリストがあるんです。でも時間が経てば、どんなに良いアイディアでも忘れます。――リストがあれば、これからの作品も期待できますね。一生書ききれないくらいの量があります(笑)。でも映画がヒットしてくれたら、しばらく小説を書くのを休んで、海外へ日本の本格ミステリーを紹介するとか、他にやらなければならない無数の仕事に専念したいですね。だってぼくにしかできない仕事がたくさんあるんです。読者と編集者に怒られそうですが(笑)。『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』探偵・御手洗潔(玉木宏)は、編集者・小川みゆき(広瀬アリス)から、瀬戸内海・愛媛県の小さな島に、身元不明の死体が半年間で6体流れ着くという難事件について話を聞く。調査に赴き、福山で捨てられた死体が瀬戸内の複雑な海流で入江に流れ着いたことを突き止めた御手洗は、福山へ移動。すると、外国人女性の変死体や、口と目を縫い合わされた居比夫婦が赤子を殺され滝つぼで発見されるなど、奇妙な事件が立て続けに発生する。(C) 2016 映画「星籠の海」製作委員会
2016年05月06日東京都・駒込の東洋文庫は、古代から近代にいたる日本の「医」の確かな歩みを振り返る"解体新書展-ニッポンの「医」のあゆみ1500年"を開催している。会期は4月10日まで(火曜休館、ただし火曜が祝日の場合は次の平日休館)。開館時間は10:00~19:00。入館料は一般900円、65歳以上800円、大学生700円、中・高校生600円、小学生290円。同展は、古代から近代にいたる日本の「医」の確かな歩み、約1500年を振り返り、曲直瀬道三、貝原益軒、華岡青洲、北里柴三郎など日本の医学史上の巨人たちの足跡をたどるもの。1774年、杉田玄白らはオランダ語の解剖図「ターヘル・アナトミア」の翻訳を成し遂げ、「解体新書」を刊行した。同書が日本の医学・医療の発展に多大な貢献を果たしたことはよく知られているが、この一大翻訳事業は同時代の日本の医師と学者に相応の知識があったからこそ実現を見たという。同展では、日本で最初に西洋の解剖書を翻訳・刊行したことで日本の医学史上に多大な影響を与えた「解体新書」の初版本と、「解体新書」の原典にあたる「ターヘル・アナトミア」を並べて展示している。また、杉田玄白が開いた医塾「天真楼」の塾生が記録した貴重な玄白関係資料も初めて公開される。また、江戸のプラントハンターとよばれる小野蘭山によるメモ書きが残る本草書、華岡青洲が行った乳ガン手術の症例集など、日本の医療発展に従事した人々が手書きで残し、現代に伝えられた数々の医学史資料コレクションに光をあて、日本の「医」の歩み約1500年を振り返る。また、関連企画として「『解体新書』その魅力と注目すべきこと(順天堂大学名誉教授・酒井シヅ)」が1月31日14:00~、「日中医学交流秘話―1950年代の医学者の相互訪問をめぐって(青山学院大学教授・飯島渉)」が2月20日14:00~、「絶学の人―解体新書の画家・小田野直武と秋田蘭画(学習院女子大学教授・今橋理子)」が3月5日14:00~開催される。いずれも参加無料、ただし、ミュージアムの入館料が別途必要。参加に際しては申込が必要となる。詳細は同ミュージアムWebサイトにて。そのほか、医学者・北里柴三郎が医学・医療分野のさらなる発展を目指して、1914年設立した北里研究所の共催により、「北里柴三郎記念展示」が同時開催される。北里愛用の顕微鏡など、同研究所が所蔵する資料やパネルの展示をとおして、北里柴三郎から野口英世、志賀潔、そして2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智氏へと連綿とつながる、近代日本の「医」の系譜が紹介される。また、幕末の日本に訪れたイギリス人外交官アーネスト・サトウ旧蔵のシーボルト著作などが展示される「シーボルト没後150年記念展示」も同時開催される。
2016年01月19日イラストレーターの黒田潔による個展「Rain」が、1月16日から31日まで代官山 蔦屋書店2号館1階のギャラリーにて開催される。黒田潔は東京都出身のイラストレーター。アートディレクターとして広告や雑誌のアートワークなども手掛けている。15年7月には東京・恵比寿のPOSTで展覧会「Water」を開催。グラスに注がれた水、水をかけられたポット、水面から顔を出す北極グマなど、“水”にまつわる数々の作品を発表した。今回開催される展覧会では、人物や髪、印刷物などといった、これまであまり描いてこなかったモチーフを採用した新作を披露。湿気や湿度といった目に見えないものや、それぞれのモチーフが持っている空気感や感情から連想する“水っぽさ”や“水分”が線画で表現されている。黒田は個展開催に際し、「今回の展覧会では、水分が人の感情や心理状態にも与えるイメージを、線画という手法で描きました。雨の日に、部屋の中で雨音を聞きながら本を読んでいると、いつもより作品の世界に深く入り込んだり、遠い昔の記憶や匂いを思い出してハッとする経験が良くあります、本の世界と現実の世界が、混ざるような感覚をイメージしながら、作品を制作しました」とコメントしている。【イベント情報】「Rain」会場:代官山 蔦屋書店2号館1階のギャラリー住所:東京都渋谷区 猿楽町17-5会期:1月16日~31日時間:7:00~翌2:00
2016年01月12日