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夫への不満…なかなか人には聞けない悩みをいくたはなさんが漫画にしてくれて、たくさんの反響があった「いいから黙ってだいてくれ!」。夫と仲良くしたいけどすれ違ってしまう…リアルなやりとりに読者からもさまざまなご意見・経験談が寄せられました。■夫に不満はない。でも、夜の生活がイマイチで…結婚して数年経ち…。夫婦仲は悪くないし、大きな不満はない。でもなんとなくもやもやすること。それが夫との夜の生活でした。では、花さんから誘った場合はどうなるのでしょうか?自分の中で何かが割れた音が聞こえた花さん…。夜の生活は非常にデリケートな問題だからこそ、一度こじらせてしまうと、修復するのは大変です。この後、花さんの行動、夫との関係は、どのように変化していってしまうのでしょうか!?こちらは2020年3月12日よりウーマンエキサイトで公開されたいくたはなさんの漫画です。漫画に集まった読者からのコメントをご紹介します。■うちの夜の話も聞いて! 読者の不満が爆発夜のお誘いを夫から断られてしまったことで、夫婦の関係がこじれてしまった花さん。同じように、夜の関係から夫婦関係をこじらせたというご意見が多数寄せられました。・したくないのに毎週金曜日(規則のように決まっている)夜中の4時頃起こされるから、夫が心底嫌いになった。・夫は毎晩でもしたくて、断ると離婚だと言い出し怒り出す。でも私はしたくない。我慢してしているが苦痛でたまらない。・とにかくレス。 仕事が大変だからという理由で拒否される。嘘のように触れてもこない。女として終わるのも悲しいし惨め。 2人目を希望しても、経済的に無理したくないと拒絶。 今後このままじゃ、夫以外に満たしてくれる相手を探すしかないかもしれない。・子どもが生まれてからしてません。大きく不満はないのですが、このままでいいのか…?とたまに思います。・結婚して9年。片手で数えるほどしかしてません。子どもは3人。子どもを作るためだけにしました。1人目ができるまでは私から誘って断られての連続で、精神的にもくたくた。もうこの周期断られたら離婚しようと思ってたら妊娠。もう現在は私の方がする気になりません。旦那もそうだと思います。・3人目欲しかった私が夫に相談すると、お金がかかるんだから、予定してたリフォームを諦めるんだったらいいよ。ということになり、リフォームは諦めると約束して3人目産みました。でも、5年後ちゃっかりリフォーム決行しちゃいました(笑)・2年レスでしたが、わたしからレス解消を提案。両親に子供を預けて2人でデート。ご飯食べに行って自宅戻ってから色々話して将来の話などして、レス解消! 独身時代のラブラブ感に戻れました。 子が小さいとレスになりがちなのかな…? 子が大きくなってきて…のが大変なのかな?・結婚25年の夫婦です。夫婦生活以外は、悩みはありません。旦那様はしてくれないので、外にそういうお友達がいます。旦那様にもそういう相手がいるのかもしれませんが…それで問題ないと思ってます!夫が拒否、妻が拒否…どちらのパターンも半々ぐらいありそうです。お互い納得できる形は夫婦の数だけあるのかもしれません。「こうでなくてはいけない」という固定概念に囚われず、夫婦が、自分が、心地よく暮らせるスタイルを見つけたい…ものです。▼漫画「いいから黙ってだいてくれ!」
2022年04月27日人気インスタグラマーの育田花さんが、夫と揉めたときのお話。■ 「VOL.5」 のあらすじ夫との水面下での争いは、結局私が白旗をあげて終了しました。「夫がしたいときに私は絶対断らないのに、どうして私がしたいときは平気で断ったりできるの?」とぶちまけてしまい…。≫ 「夫とのスキンシップゼロで危機感がハンパない!」 この頃は夫と小競り合いがたびたび発生し、ついに大喧嘩しましたがお互いの主張をちゃんと伝えるのは大切だとあらめて感じたなぁ。正直喧嘩になる前に主張を誤解されないように伝える力を鍛えたい。伝え方ひとつで受け取り方も全然違うんだよなぁ。次回に続きます。→次回は3月17日(火)更新予定!\「3人目が欲しい妻のエピソード」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪ 【いいから黙って抱いてくれ!】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 結婚して不満はない。でも、夫との夜の生活がイマイチ…
2020年03月16日人気インスタグラマーの育田花さんが、夫と揉めたときのお話。■ 「VOL.4」 のあらすじ私からの誘いを夫に拒否された翌朝。いつものように夫がスキンシップをしてきたのですが、その手を思わず払いのけてしまい…。目には見えない夫婦間合戦が始まってしまったのです…≫ 「しまった!思わず夫からのスキンシップを拒否してしまった~」 白旗というよりも痺れを切らした、という方があってる。次回に続きます。\「3人目が欲しい妻のエピソード」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪ 【いいから黙って抱いてくれ!】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 結婚して不満はない。でも、夫との夜の生活がイマイチ…
2020年03月15日人気インスタグラマーの育田花さんが、夫と揉めたときのお話。■ 「VOL.3」 のあらすじ月に一度だけ訪れる「今日はこそは!」の日。しかし夫からは「疲れてるの!」の返事が…。夫の誘いには夜中でも応じてきたのに…。何かが音を立てて崩れていきます…。≫ 「夫に気持ちを満たしてほしいのに…私の誘いは拒むの?」 ここ最近夫婦間で揉め事が多くストレスがたまったので、ついに部屋のボロボロのカーペットをほぼ無断、かつ自分好みのものに自腹で変えてしまったのだけど…。なぜか思いの外、夫も気に入っていたようで、もうどうでもよくなった休日でした。カーペットがふかふかで幸せ…次回に続きます。\「3人目が欲しい妻のエピソード」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪ 【いいから黙って抱いてくれ!】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 結婚して不満はない。でも、夫との夜の生活がイマイチ…
2020年03月14日人気インスタグラマーの育田花さんが、夫と揉めたときのお話。■ 「VOL.2」 のあらすじ20代は性欲がほとんどなかったけど、30代になって少し変化が…。そんな数年前、夫から「今日どうしてもつきあってほしい」と言われたら、断ったことがなかった。でも実は…。≫ 「結婚して一度も夫の「したい」を断ったことがなかったけど…」 今思い出してもちょっと悲しかった時期。最後は何描こうか迷った末、波打ち際を描いてみました次回に続きます。\「3人目が欲しい妻のエピソード」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪ 【いいから黙って抱いてくれ!】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 結婚して不満はない。でも、夫との夜の生活がイマイチ…
2020年03月13日人気インスタグラマーの育田花さんが、夫と揉めたときのお話。■ 「VOL.1」 のあらすじ結婚して6年。夫婦関係に大きな不満はないけれど、1つだけモヤモヤしていること。それは夜の生活でした。そんな約3年前、夫との夜の生活で悩んでいた過去と現在の心境を振り返ってみると…≫ 「夫に不満はない。でも、夜の生活がイマイチで…」 まずは約3年前のことから。3年前って割と最近のように感じてしまう。ここ数年は時間の流れがものすごくはやい気がする。次回に続きます。\「3人目が欲しい妻のエピソード」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪ 【いいから黙って抱いてくれ!】 連載 「Vol.1」から読む ≫ 夫に不満はない。でも、夜の生活がイマイチで…
2020年03月12日人気インスタグラマーの育田花さんが、夫と揉めたときのお話。約3年前、夫との夜の生活で悩んでいました…3年前を29歳とするか、30歳とするか微妙なんですが…😀😀 数年前のこの手の話題で夫と揉めたこと、現在状況に変化が起こってやや揉めたことを描きたいです。お付き合いいただけると嬉しい……な!!3年前を29歳とするか、30歳とするか微妙なんですが…次回に続きます。\「3人目が欲しい妻のエピソード」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月12日子どもが成長する中で、自分の性別を認識し、異性との違いを把握するなど、「性」への目覚めを実感する人もいるでしょう。そうなってくると、悩ましいのが「性教育」の方法。そもそも必要なのか、先生か親どちらがするべきなのか、どこまで教えるべきなのか、難しいところですよね。今回は、パパやママ自身が子どものころに教えてほしかった性教育について聞いたアンケート結果をもとに、考えてみたいと思います。■「教えてほしかった性教育」がある人は半数以上アンケートでは、性教育について子どものときに教えてほしかったことがあるかどうか答えてもらいました。Q.性教育について、子どものときに教えて欲しかったことはありますか?ある 56.8%ない 38.9%その他 4.3%その結果、「ある」と答えた人が56.8%となり、半数以上の人は子どものころに受けた性教育に、何らかの物足りなさを感じているようです。一方で、「ない」と答えた人は38.9%と4割を切る結果になりました。■「妊娠、出産、不妊」正しい知識を教えてほしいそれでは、アンケートに「ある」と答えた親たちのコメントについて、具体的に知りたかった性教育の内容別に見ていきましょう。▼詳しい避妊方法や性感染症の予防方法について「生理中は妊娠しないと思っていたので、避妊しなかったら妊娠してしまいました。排卵と妊娠しやすい時期について教えてほしかった」(神奈川県 40代女性)「初めてできた彼氏が避妊してくれなくて病気をもらったりして、1人で悩んだことがある。もっと知識があればよかったと後悔した」(千葉県 30代女性)知識がなかったせいで、心や体が傷つく経験をしてしまったママも実際にいるようです。ほかにも「無計画で授かり婚をして、その後離婚してしまった」という声も寄せられていました。こうした経験から、「避妊の方法についてしっかりと教えてほしかった」と考えるのも無理はないのかもしれません。▼不妊について不妊治療を経験したママたちからは、女性の体の機能についてきちんと教えてもらいたかったという意見が集まりました。「学生の頃からもっと自分の体のことを知っていれば、不妊治療で苦労しなかったかもと、少し後悔しています」(神奈川県 30代女性)「年齢とともに卵子も衰えて妊娠しづらくなることや、高齢出産のリスクについては無知すぎたので、今かなり後悔している」(東京都 40代女性)「男性の不妊についても知りたかった」という声もあり、不妊にまつわるさまざま知識について教えておいてほしかったという思いが大人になってから生まれているようです。■子どもが性犯罪に巻き込まれないようにするために子どもが性暴力の被害者となるニュースが流れるたびに、怖い思いをしている親も多いことでしょう。被害者、加害者になるために、性教育でできることはあるのではないかと考えるパパママもいるようです。▼性交渉による精神的・身体的な苦痛について性交渉による身体的・精神的な負担について教えてもらいたいという意見も多く見られました。とくに男の子に、性交渉によって女性は心と体が傷つきやすいものであること、女性を大切に扱うことを伝えてほしいという声は多いようです。「女の子は自分の身体を大切にすることを、男の子は相手を大切に扱うことを、もっと伝えてほしい」(奈良県 40代女性)「安易な性交渉が女性に与える精神や身体への影響や、男性の責任など、リアルなところを教えてもいいんじゃないかな」(北海道 30代男性)また最近は、一番最初にインターネットで過激な動画や画像に触れてしまう場合もあり、その結果それが正しいと思いこんでしまうことへの心配の声もありました。筆者も2人の男の子のママですが、女性を大切にする心は小さいうちから少しずつ養っていきたいなと感じているところです。▼性犯罪について性犯罪は女の子に限らず、男の子も被害にあう可能性があります。また、時には加害者にもなりうるため、子どものときからの教育が必要だと感じるパパやママから意見が寄せられていました。「性犯罪の危険性や対処方法など、必要なことは教えてほしい。私の頃はさらっと流す感じでしか教わらなかったので」(茨城県 40代女性)「小学校低学年の時に、近所の中学生にレイプまがいなことをされてトラウマになりました。性教育をするのであれば、間違った方法を取ると相手はどれだけ傷つくのか教えてほしい。性犯罪をするとどうなるのか、された方の恐怖心を教えていただきたいです」(鳥取県 30代女性)子どもは知識がなく、それが犯罪だとわからないうちに巻き込まれてしまうこともあるため、問題意識を持つ親は少なくないようですね。■性教育、その裏に隠された思いとは 一方、教えてもらいたかったことは「ない」と答えた人も約4割いましたが、その人たちはどのような思いを抱えているのでしょうか。「性に関することはプライバシーの最たるもの。そんなことを他人から、ましてや親から教えてほしいなんて思わなかった。今は性教育を親がするものと言われるけど、なんか釈然としません」(茨城県 30代女性)「女性ですから、たくさん嫌な思いを経験してきました。でも、小中学生の時にそんな教育をされることもストレスです」(東京都 40代女性)「性に関しては学校じゃなく各家庭で 教えるべきでしょう。なんでも教育現場に押し付ける考えや風潮はおかしい」(徳島県 40代男性)性教育への思いは本当にさまざまで、教育をされること自体が本人の苦痛につながることもあるようですね。ほかには、「時が経てば自然とわかった」という意見も寄せられていました。筆者は、子どものときに親から性教育を受けた記憶はなく、ドラマのラブシーンになると気まずくなるような家庭で育ちました。しかし、「教えておいてほしかった」と思うことは不思議とありません。私自身はあのとき、性教育については話したくなかったと思うとともに、それが自分の家族の形だったのだと納得しています。おそらく、ここで「ない」と答えたパパやママの多くも同じような思いでいるのかもしれませんね。■学校での性教育の現状とその課題そもそも、現在学校ではどのように性教育が行われているのでしょうか。中学生の保健体育の学習指導要領によると、中学1年生は「心身の機能の発達と心の健康」について学びます。この学習では、次のように明記されています。受精・妊娠までを取り扱うものとし、妊娠の経過は取り扱わないものとする出典: 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説「保険体育編」 つまり、妊娠に至る過程については取りあつかわないことが明記されているのです。また、3年生では「健康な生活と疾病の予防」について学ぶのですが、エイズなど性感染症の予防については次のように記載されています。その主な感染経路は性的接触であることから、感染を予防するには性的接触をしないこと、コンドームを使うことなどが有効であることにも触れるようにする出典: 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説「保険体育編」 ただし、「性的接触」の具体的な内容や、コンドームの使い方については言及されておらず、細かい指導内容は現場に任されている現状です。2016年度の未成年者の人工妊娠中絶件数は14,666件で、1,000人あたりに5人の女子が、望まない妊娠による中絶を経験していることがわかっています。さまざまな要因があるのでしょうが、適切な性教育を行うことの大切さを実感します。どの親にとっても性教育については、他人事とは言えない現状があるようです。■子どもにはどんな性教育を受けてほしい?親たちは自分の経験をもとに、子どもたちにどのような性教育をしてほしいと考えているのでしょうか。いくつか、パパやママたちの意見をご紹介したいと思います。「男女別に教えるのをやめたらいいと思います。その時々の体や心の変化を双方が理解し合わないと」(千葉県 30代女性)「当時の担任の先生が“この人とならと思える人とだけしてください”と、とても真剣な顔で言ったので、興味本位でしてはいけないんだと小学生ながらに感じました。大人は大事な子どもを守るために、ちゃんと教えなきゃいけないんですよね」(千葉県 30代女性)「子どもへの性教育は難しいですが、相手の気持ちを考えることが大前提だと言う事は伝えたいです」(千葉県 40代女性)「今の時代は、情報に溢れた時代。我が子には、自分で学び、自分で正しい判断をしてほしいです」(青森県 40代女性)理想の性教育については、多種多様な考えがあるようです。どの意見が正しいという正解はわかりませんが、性教育について、親として子どもにどう向き合うか考えるうえで、ヒントになるかもしれませんね。ここまで、性教育について、パパやママたちの思いを探ってきました。「教えてほしかったことがある」と「ない」とで意見が分かれ、どのような性教育が理想かという答えもさまざまでした。このような「多様性」こそが、性教育のあるべき姿なのかもしれません。また今回のアンケートではあまり触れられませんでしたが、「性」としての教育は、LGBTといったセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)も今後議論が進んでくることでしょう。そもそも、「性」についての認識は人それぞれ細かに異なっています。そうした多様性を認めたうえで、子どもへの性教育の方法についても考えてみるとスムーズに進められるかもしれませんね。また家庭で性教育をする場合での最大のメリットは、子どもの特性を見定めて最適な時期を選ぶことができることかもしれません。なかには性教育に対して拒否反応を持つ子どももいるかと思うので、そういった子どもの場合にはより慎重さが求められるでしょう。家族でどのように性教育と向き合うか。まずは、日ごろから家族間のコミュニケーションを適度にとるなどして、相手の気持ちを考えることを教えることからなのかもしれません。性別や年齢にかかわらず、相手を思いやって行動することの大切さを子どもたちにも伝えていきたいところですね。【参考】・文部科学省: 中学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 保健体育編 (PDF:3130KB)・厚生労働省: 平成28年度衛生行政報告例の概況 (PDF:360KB)Q.性教育について、子どものときに教えて欲しかったことはありますか?アンケート回答数:4268件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年02月10日「僕は男の子」「私は女の子」男女の違いを子どもが意識し始めるのにはいくつくらいからなのでしょう。違いが分かりやすいのは身体の変化ですが、その違いは性に結びつくもの。正しく、きちんと教えてあげたいところですが、どう説明したら良いのか悩んでしまうこともありますよね。今回は、子どもから性にまつわる質問があったときの受け止め方や親としての心構えについて、幼稚園「りんごの木 子どもクラブ」代表の柴田愛子先生にうかがいました。お話をうかがったのは…「りんごの木 子どもクラブ」代表 柴田愛子先生「子どもの心により添う保育」をモットーにした「 りんごの木 子どもクラブ 」代表。絵本作家。 保育者。育児書の執筆、雑誌への寄稿だけでなく全国で保育者向けセミナーや母親向け講演会をおこない支持を得る。NHK『すくすく子育て』出演。園で行っている「子ども達のミーティング」はテレビ・映画で取り上げられ「子どもの力を最大限に引き出している」と話題に。■「赤ちゃんはどこから生まれるの?」にどう答える?――以前、息子と一緒にお風呂に入っていたとき、私の体をまじまじと見ながら「赤ちゃん、どこから生まれるの?」と聞かれたんです。私は年齢的に教えていいか迷いつつ「う~ん、このへんかな~」と下腹部をさして教えましたが「おしっこが出るところ?」と返され「そのへんだね~」と曖昧なまま会話終了…。今でも「あの伝え方って良かったのかな~」と思うことがあるんです。柴田愛子先生(以下、柴田先生):最近は弟や妹が生まれる際に立ち会い出産を経験している子も多くなりましたよね。実際にお母さんのお産に立ち会った子は感動を持って見守った経験から出産自体を恥ずかしいこと、いやらしいこととは思っていないんですね。だからストレートに説明していいと思います。でも、お産に立ち会ったことのない場合は未知の世界ですし、お母さんのほうが気恥ずかしくなってしまうことも多いかもしれません。そういう場合は絵本や紙芝居の力を借りてみるのはどうでしょう。お産がテーマの本は意外とたくさんあります。子どもに見せる前にできたらお母さんが見て、すんなりと入ってくるもの、わが子のレベルに合ったものを選んで見せてあげましょう。■男女の体の違いが気になり始めるのは「5歳くらいから」――絵本や紙芝居なら教える側にとっても抵抗が少ないし、間違いのない知識を子どもに伝えられるので実践してみたいです! 赤ちゃんがどうやって生まれるかが分かってくると男女の体の違いが気になってくると思うのですが「どう違うのか」「どうして違うのか」といった疑問にはどう応じるのが良いでしょう?柴田先生:実は、3歳くらいまでの子はほとんど男女差を感じていないんですね。でも、4歳を過ぎたころから遊び方に性差が現れます。5歳くらいには体の違いに興味を持ち始めて、お互いの性器を見せ合ったり触ったりすることで確かめあったりし始めます。ただ、多少の罪悪感があるので大人の目の届かないところでやります。いわゆるエッチな本に興味を持ち、公園などに落ちているとコソコソ見ていたりするんです。――5歳くらいから興味を持ち始める…。息子もそのくらいからだったような気がします。「〇〇のお兄ちゃんがエロ本持ってるって!」とわざわざ報告されたこともあったような(笑)。罪悪感はこのくらいの年齢からすでに感じているのも驚きました。子どもが男女の体の違いについて興味を持ち始めていると感じたら、性について伝える準備を始めたほうが良いのでしょうか?柴田先生:そうですね。スカートめくりする5歳児に「どんな感じ?」と聞いたことがあります。すると「ゾクゾクする」と返ってきました。健康な育ちではあるのですが、いやがる女の子を追いかけて…という事態も起こるかもしれません。だから、きちんと説明する必要がありますね。この時も視覚的なことがあったほうが分かりやすいので、絵本などを使うと良いですね。大きくなった時に赤ちゃんを産むための大事なところだから傷をつけてはいけないし、簡単に見せてはいけないよと脅かしにならない程度にハッキリ伝えることが大事です。■「子どもは何を知りたがっているか」をまず考える――子どもからの性に関する質問はその成長とともに変化していきますよね。親はどのように向き合っていけば良いのでしょうか。柴田先生:しつこく聞いてきたかと思ったら、しばらく忘れたようになる。子どもの性に関する疑問はときどきやってくるという感じですね。なのであまり深く考えなくて大丈夫です。子どもから問いかけがある度に一緒に話しながら、何を知りたがっているのかを探ってあげてください。ゆったり構えておくだけで、お母さんやお父さんもだんだん慣れてきますし、自然に事実を話せるようになると思うのです。お子さんが大きくなり思春期になった時には性欲を否定せず、赤ちゃんは簡単につくってはいけないこと、避妊するための具体的な方法などがあることを自然に話せるようになってゆけると良いですね。性にまつわる質問は人間の根源的なテーマだけに「正しく教えたい。でもどう伝えれば良いのか分からない。今、伝えて良いかどうかも分からない」と戸惑ってしまう人も多いのではないでしょうか。今回、柴田先生にお話を聞いてみて安心したのは「考えるのは子ども発信の問いかけがあったタイミングで良い」「あまり深く考えなくても大丈夫」ということです。「子どもが知りたがっていることは何だろう?」と想像してゆったり構える。そうすることで「こんなふうに違うんだよ」「こういう理由でとても大事なんだよ」と子どもに伝わる言葉で自然に伝えられるようになると良いなと思いました。
2018年06月25日「あれは?」「これは何?」と、子どもの興味は本当につきることがないですよね。でも、なかには、どう答えればいいのか悩んでしまう…という質問も少なくありません。そのひとつが「赤ちゃんはどうやってできるの?」と、そこから派生する質問ではないでしょうか。答えてあげたいけれど、どう説明したら良いのだろう…。今回は、具体的な子どもからの質問を例にあげて、最良と思われる答えを、幼稚園「りんごの木 子どもクラブ」代表の柴田愛子先生にうかがいました。お話をうかがったのは…「りんごの木 子どもクラブ」代表 柴田愛子先生「子どもの心により添う保育」をモットーにした「 りんごの木 子どもクラブ 」代表。絵本作家。 保育者。育児書の執筆、雑誌への寄稿だけでなく全国で保育者向けセミナーや母親向け講演会をおこない支持を得る。NHK『すくすく子育て』出演。園で行っている「子ども達のミーティング」はテレビ・映画で取り上げられ「子どもの力を最大限に引き出している」と話題に。■赤ちゃんは「できる・つくる」ではなく「授かる」もの「どういう子に育てたいか」ではなく「子どもはどう育とうとしているのか」を見ることが大事、と考えている保育のプロ、柴田先生に、子どもの答えにくい質問への応じ方、親としての気持ちの在り方などを教えてもらいました。――よろしくお願いします。早速ですが息子が幼稚園くらいのときに「赤ちゃんはどうやってできるの?」と聞かれたことがあったんですが、いきなりだったので返事につまってしまったんです。本人は素朴な疑問だったと思うのですが「どう答えるのが正解なんだろう」と悩んでしまって…。柴田愛子先生(以下、柴田先生):私は赤ちゃんができる、つくるという言葉が使われることをちょっと残念に思っているんですね。人間には、そこまで厚かましくなって欲しくないと思うんです。人間業ではどうにもならない大きな力といいますか、神秘といいますか。理屈や科学で解明できないものを感じていたい。特に子どもは授かるものだと伝えたいと思っているんです。だからこういう時は「お父さんとお母さんが仲良しで赤ちゃんが欲しいなって思っていたら、神様が大事に育ててくださいねって授けてくれたんだよ」と伝えたいですね。子どもは『神様が見てるよ』とか『バチが当たる』といった未知の世界やお化けの世界も信じていますよね。理屈じゃない答え方もありだと思うのです。――赤ちゃんはどこから来るの? という質問にはコウノトリが運んできてくれるんだよなんて答え方を耳にしたことがありますが、柴田先生のおっしゃるように神様という存在の力を借りても良いんですね。お父さんとお母さんが仲良しで…というのも、子どもはうれしく思ってくれそうですね。■「弟や妹が欲しい!」の言葉にはどう答える?――なかには、兄弟姉妹のいるお友だちを見て「自分も弟や妹が欲しい!」と思った子が「どうしたら弟や妹ができるの?」と質問することもあるかと思います。こんな質問にはどう応じるのが良いのでしょうか。柴田先生:そうですね。こうした質問があった時は、まず子どもの気持ちに共感してあげてほしいですね。「どうして欲しいと思うの?」って。そして、質問への答えを探すというより「どんな弟がいいかなぁ。あなたのおもちゃをとったらどうする?」なんて例え話を持ち出して、一緒に想像して会話を楽しんでみると良いですよ。お子さんの赤ちゃんの時の写真を引っ張り出してきて当時を一緒に振り返ってみるのも良いですね。そのうえで「ママが勝手にはつくれないの。神様が考えているからね」と話してみる。事実にとらわれず、お話の世界に入りながら答えても、子どもの心は満たされますから。――子どもの質問に答える時間は、その気持ちを知って共感する機会でもあるんですね。柴田先生:そうですね。それに、子どもの願いに応えられない場合もあると思います。そんな時は「神様、ちっとも赤ちゃんくれないね。あなたを大事にしてくださいねって言っているのかもしれないね」でも良いと思います。必要以上に説得しようとしなくて良いし、また罪悪感を感じることもありません。子どもと共に自由な空想の世界を楽しんでみましょう。今回、お話をうかがって感じたのは、一緒に考えたり「こうだったら良いね」と気持ちを伝えあったりすることも「応える」ことになるんだということでした。「質問にしっかり答えなければ」という義務感に縛られる必要はなく、会話を楽しもうと肩の力を抜いてみる。そうすることで「なんだか面白い話ができたかも」と貴重な親子の会話として楽しめるようになるのかもしれませんね。
2018年06月23日夫婦の大事な問題のひとつに、「性」についてのことがあります。セックス、避妊、性欲など、なかなか人には話しづらいことも多いですよね。少しでも、一人で悩みを抱えるあなたの力になれればと思い、「性」にまつわる記事をピックアップしました。その1●これ以上子どもは…そんなママにおすすめの避妊法は?人生設計、経済的・年齢的事情などを踏まえたうえで、「子どもは今いるだけでもう十分!」と夫婦で決めているのならば、これから先の確実な避妊方法についてもしっかり話し合っておくべき。とはいえ、避妊法には様々あります。また、コンドームしか避妊法を知らないという人もいるでしょう。「もう産むつもりはない」と決めているなら、ぜひ読んでほしい記事です。▼続きはこちら▼その2●産後セックスはいつから?妊娠・出産はとってもうれしく幸せなことだけど、悩みどころなのが、産後のセックスをいつ再開して良いかということ。お互いに気づかい、大切に思うからこそ、相手になかなか聞けない、言い出せない、ほかの人にも相談できないことも…。気になる人は多いであろうこの問題。要チェックです!▼続きはこちら▼その3●産後に性欲がなくなる理由産後に女性がセックスしたくないと思うようになる原因は、「不安」と「疲れ」。セックスしたくないと感じるのは、まだ出産の疲れが癒えていない、あるいは育児や家事の疲れがたまっている証拠ともいえるそう。詳しく知りたい方は、下記よりどうぞ!▼続きはこちら▼その4●性欲のコントロールはどうすればいい?「最近、性欲が強くて困っている」。そう感じているママもいるのでは?性欲を感じることはむしろ女性として健康の証ではあるものの、どうやってかいしょうすればいいのでしょう?なかなか人には聞けない内容だから、悩まずに一度読んでみて。▼続きはこちら▼その5●「○○を食べると性欲が強まる」はホント?精力増強や性欲アップにつながる食についてのうわさ話は昔から数多いものですが、本当に関係性はあるものなのでしょうか?完全に「ある」とも「ない」とも言い切れないようですが、多少の相関性はありそう。その答えは、下記よりチェック。▼続きはこちら▼その6●「妊娠しない」の油断は禁物!30代の中絶が増えているらしい「そろそろアラフォーだから」「授乳中だから妊娠しないはず」と勝手に思い込んで、避妊に無頓着になっているママ・パパはいませんか?子どもがまだまだ手がかかる時期にうっかり想定外の妊娠をしてしまい、慌てふためくケースは意外とあるもの。その結果、中絶という選択肢をとる夫婦も…。30代に多いとされる中絶。これを読んで、気を引き締めて。▼続きはこちら▼
2018年04月12日性に関してあなたは、自分で決めるという意識を持っていますか? 例えば、それは避妊の有無。性交渉を行う際に、男性側がコンドームを持ってくるもの・着けるものだと思い、相手任せにしてしまっていませんか? 自分はあまり乗り気ではないのに、夫から求められ断るとなんとなく可哀想だからセックスしてしまう。そんな経験はありませんか?思い当たるという人は、ひょっとすると、性の自己決定権が希薄なのかもしれません。性の自己決定権=セックスに関する選択の自由だけではない「性の自己決定権とは、性に関して自身の意思をもって行動できる権利のこと。WHOも定めており、健康の定義に照らし合わせて、性別、思想、信条、宗教、年齢、婚姻状態に関わらず、個人やカップルのものだと定義されています。男性にあって女性にないはずはなく、LGBTも同様です」そう話すのは、産婦人科医で一般社団法人性と健康を考える女性専門家の会・会長の早乙女智子さん。性の自己決定権の中身は性交にかかわることだけではなく、誰を好きになるか(異性、同性など)、どういう自分でいるか(性自認との一致、不一致)、いつどのように子どもを持つかもたないかなど、性差と生き方に関する選択の自由について、改めて広く明文化されています。日本の女性は性の自己決定権が希薄であり、また、社会全体も軽視しているとも早乙女さん。それは、出産や分娩、避妊にも大きく影響を及ぼしていると指摘します。「女性の性の自由さという観点でみれば、日本という国はまだ堕胎罪が残っており、母体保護法で免責さえされているものの、扱いとしては女性と堕胎をした医師のみが罰せられ、関わった男性は不問です。中絶方法も制限されており、手動の真空吸引法が認可はされましたが、古いやり方の手術が残っておりリスクがあります。世界では60カ国以上で中絶ピルが使用されており、その使用は年々増加しています」よりリスクの少ない中絶方法や手術法が世界では行われているにもかかわらず、日本ではこうした方法が容認されないこと。また、導入に関しての議論や行動が遅いこと。もし、女性の性の自己決定感や生き方に対して考え、十分に議論されてきたならば、母胎への健康被害も減らすことができるのです。「避妊法も、世界ではLARC(long acting reversible contraception:長期間作用型可逆的避妊法)としてIUS(intra uterine systems:子宮内避妊システム)やインプラントが第一選択ですが、日本ではインプラントはなく、第二選択とされる注射法、膣内リング、パッチ法などもなく、第三選択のピルかコンドームが主流となっています。コンドームよりも第一選択、第二選択の避妊法の方が避妊の失敗率は低いのですが、これらについて議論することも、産婦人科内部でさえ少数派。医療界でもマイナーという実状です。世間一般に知られていないのは、女性の性の人権がないことに他なりません」性の自己決定権が薄い理由は古い価値観に原因も女性の性の自己決定権の薄さが、社会全体にあり、その影響が命が生まれる産婦人科にも大きく影響を及ぼしていることはよくわかりました。しかし、どうして女性の性の自己決定権が薄くなってしまったのでしょうか。「避妊・中絶の領域の観点では、戦後諸外国より早く人工妊娠中絶が合法化されたために、その時代の方法が長く根付いたという点もひとつの要因として挙げられますが、風土もあるのでしょう。日本が先進国だと思っている人もまだ多いようですが、かなりの情報交換が日本語だけで行われており閉鎖的。例えば、ピルの認可は世界で最後の11カ国に残った1999年でしたが、その時でさえ日本の女性団体はピルは要らないと言っていました。今でも総論賛成・各論反対で自分はピルは嫌という医療職、教育関係者もたくさんいます。そういう人は、コンドームでは避妊が不十分であることや、世界はもっと先を行っていること、それは技術だけではなく、概念と共に進んでいることを理解していないと思われます」前述の避妊法IUSは、コンドームよりも避妊失敗率が低く、女性が使用できる点も見逃せません。女性ができる避妊法の選択肢が増えれば、性の自己決定権の強化につながるはずです。「生き方という観点では、平成も終わろとしているなか、働かなくても『専業主婦』で優雅に暮らせた“昭和ノスタルジア”な価値観を抱き続けている女性も多いように見えます。これからの時代、男性だって明日どうなるかわからないのです。結婚・出産は、女性のキャリアの終着地ではありません。自分の人生をどうしたいのか。きちんとキャリアを考えること。そうすると、避妊に関しても自分の意見を持てるはずです」よりよい技術や手法を模索すること。枠にあてはめず、自分の人生と向き合うこと。いずれも共通するのは、古い価値観からの脱却。性の自己決定権を身につけるには、今のままでよいのかと、疑問を抱く姿勢がまず大切なのかもしれません。(文・団子坂ゆみ/考務店)
2018年03月26日友人や親、そして夫・妻…。性に関する悩みを誰にも相談できず、モヤモヤとしていませんか? ひょっとすると、それら悩みの解決につながるかもしれない記事を御紹介します。その1●他人には聞けない産後セックス問題出産後、夫(妻)との関係が変わってしまったと感じている夫婦は少なくないようです。いったいそれはどうしてなのでしょうか? また、2人の関係を取り戻すためにはどうすればよいでしょうか?▼続きはこちら▼その2●人には聞けない「デリケートゾーン」問題かゆみや異臭を感じたら、ひょっとしたら、何か問題が起きているかも。まずは知識を身につけて、デリケートゾーンと真剣に向き合いましょう。▼続きはこちら▼その3●人には聞けない、性欲の悩み男性と女性の性欲のピーク差や、性欲と食欲の関係性、性欲の強弱と外見的特徴の因果関係など…性欲にまつわるトリビアや豆知識を集めました。▼続きはこちら▼その4●女性器コンプレックスって何?性器に対するコンプレックスを持つのは、男性も女性も同様。女性はどんな点にコンプレックスを抱くことが多いのでしょうか? また、治療法はあるものでしょうか。▼続きはこちら▼その5●ママになったからこそ知っておきたい避妊の話避妊について、大人になってからきちんと話す機会が減っているという人も少なくないのでは? 30代でも中絶率は高いそうです。そこで、産婦人科医院長に、あらためて避妊にまつわるお話をお聞きしました。▼続きはこちら▼
2018年02月19日子どもたちは知りだがり。だからどんな疑問だってすぐに口にします。「どうやって赤ちゃんはできるの?」「どうしてママにはおちんちんがついてないの?」そんな性にまつわる問いかけに困ってしまったことはないでしょうか。正しく、わかりやすく伝えたい。でもまだ早いかな? さまざまな気持ちが交錯しますが、そんなときはぜひ絵本の力を借りてみてください。今回は子どもたちに「やさしく性を伝えてくれる」をテーマに絵本を選んでみました。あかちゃんはこうしてできる作:ペル・ホルム・クヌーセン/訳:北沢 杏子/出版社:アーニ出版 「あかちゃんはこうしてできる」 デンマークの性教育絵本であるこちらは、なんと世界35ヵ国で翻訳出版されています。内容は受精、妊娠、胎児の成長、出産といったどれも説明が難しいものばかり。知らなければ当然のように疑問を抱く子どもたちに、この絵本はありのままの真実を素直に届けてくれます。「小さなころに母が読んでくれたおかげで、保健の授業で性教育について教わるときにもとまどいを感じることがなかった」というママもいるように、わかりやすく正しい性の知識を楽しみながら身につけられると評価も高いようです。おちんちんの話作:やまもとなおひで/絵:ありた のぶや/出版社:子どもの未来社 「おちんちんの話」 先生やママたちからの「男の子の性教育の絵本がほしい」という声をもとにつくられたのがこちらの絵本。思春期直前までの男子に「自分の体に目を向け、責任をもってほしい」という願いが込められ制作されました。性別の差となるペニスの存在、その機能。さらには自慰といった大人への成長過程にまつわる性情報も網羅されています。小さなうちは理解するのが難しい内容ですが、思春期前の息子をもつ親にとっては大きなサポートブックとなってくれそうです。性とからだの本(5) 女の子のからだ、男の子のからだ監修:大島 清/構成:本田睨/文:本田睨/構成:久道 健三/文:久道 健三/出版社:偕成社 「性とからだの本(5) 女の子のからだ、男の子のからだ」 小学校高学年からおすすめしたい性の絵本。生物の体は女であるメスが基本となっています。では、基本となるメスからどうやってオスができたのか。性はそもそもどうやって決まっているのか。基本がメスである理由は…? など、次から次にわいてくる疑問のひとつひとつをしっかりと解消してくれる一冊。思春期におこる心と体の変化や避妊、病気のことまで多岐にわたって性教育を学ぶことができる、貴重な性教育本です。女の子のからだの絵本文:北沢 杏子/絵:今井 弓子/出版社:アーニ出版 「女の子のからだの絵本」 それほど男女の見た目に違いのなかった幼少期。それが思春期になると女の子の乳房はふくらみ、わき毛や性毛が生えてきます。外だけじゃなく、体の内側でも変化が起こるこの時期の子どもに、この絵本は「大丈夫」「なにも恥ずかしいことなんかないんだよ」とやさしくささやいてくれます。Q&A形式で聞いてみたいと思う疑問にしっかり答えていくので、友だち同士で見るのもおすすめ。成長にともなう体の変化やしくみをすんなり受け入れ、理解するのに役立つ本です。男の子のからだの絵本文:北沢 杏子/絵:今井 弓子/出版社:アーニ出版 「女の子のからだの絵本」 「女の子のからだの絵本」の男の子バージョンがこちら。男の子は思春期になると声変わりがスタートします。それからわき毛や、性毛が生えてきて女の子とは違った変化を感じることができます。外性器とぼっきのしくみや射精のこと。体のなかで起こる変化を女の子バージョンと同じくQ&A形式で紹介。なぜ体は成長にするにつれ変わっていくのかといった大きな疑問も含め、性を意識し始める子ども自身の不安をやわらげてくれる…。そんな絵本です。性が違うことは、とても不思議なことですね。「なぜだろう?」という子どもの疑問によりそいながら絵本を読み、一緒にお話ししてみましょう。そうした親子の時間は性に対するとまどいや恐れをなくし「大丈夫なんだ」という安心感を子どもに与えてくれるはずです。
2017年06月08日