■これまでのあらすじ人をいじり倒すお笑いが大好きな夫は、日常的にデリカシーのない言葉で文乃をからかってくる。文乃はそうした笑いが苦手で、押し切られて結婚したことを後悔していた。夫の友人たちに誘われBBQをした際も、同じノリの仲間たちは文乃のぽっちゃりしたお腹まわりをからかって大笑い。文乃は人知れず涙を流し、ダイエットを決意する。しかし、事情を知った職場の同僚から、夫の言動はモラハラだと指摘される。そして、娘のことも執拗にからかうようになったため、文乃は強くなることを心に誓い、夫が暴言を吐いたり乱暴したりする姿を録画することに…。【夫SideStory】最近、妻の様子がおかしい。今までは俺がいじるとおどおどするだけだったのに、妙な笑顔を返してくるんです。そうじゃなくても仕事でストレスが溜まっているのに、余計にイライラする…。俺をバカにするとどうなるか、もう一度教え直したほうがいいですよね?逃げないように妊娠でもさせれば、きっとおとなしくなるはず。なんて思っていたのに…これは一体どういうことだ?次回に続く(全10話)毎日更新!※この漫画は実話を元に編集しています
2024年04月17日俳優の的場浩司が9日に自身のアメブロを更新。訃報を受け追悼のコメントをつづった。この日、的場は「『鳥山明さん』が亡くなられた…」と3月1日に急性硬膜下血腫のため亡くなった漫画家の鳥山明さんの訃報に言及し「ショックだよ…」と心境を吐露。「『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』は誰もが知ってる名作中の名作だろ?」と述べ「初めて『Dr. スランプ』を読んだのは…たしか小学生だった…」「どのキャラクターもお茶目で魅力的だったよなぁ…」とコメントした。続けて、自身について「『ドラゴンボール』も…スキンヘッドにした時にピッコロに似てるって言われて嬉しかったもんね」と振り返り「タヒチに行ったときに」「タヒチの人が悟空の真似してカメハメ波ポーズを披露してくれた」と回想。「『ドラゴンボールってスゴいな』って心から思ったよ…素敵なマンガだよな…」と述べ「ガキの頃から今まで…『鳥山明さん』から、たくさんのワクワクとハラハラとドキドキを頂いた」とつづった。最後に「悲しいな…本当に1つの時代が終わっちまう気がするよ…」とコメント。「少しずつ昭和が遠くなっていく…」と述べつつ「心から御冥福を御祈りします」と追悼し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「鳥山明さんのニュースはびっくりしました」「もっと新作を読んでみたかったです」「ご冥福をお祈りします」などのコメントが寄せられている。
2024年03月10日舞台『嵐になるまで待って』が、2023年7月22日(土)から7月30日(日)まで東京・池袋のサンシャイン劇場で上演される。キャラメルボックス成井豊の代表作舞台『嵐になるまで待って』は、キャラメルボックスの成井豊が自身の小説『あたしの嫌いな私の声』を自ら戯曲化した作品。1993年に初演されてから幾度も再演を重ねてきた、成井豊の代表作だ。主人公に田野優花そんな舞台『嵐になるまで待って』を、1993年から30年というメモリアルイヤーの2023年に、6度目の公演を実施。主人公の声優「ユーリ」は、元AKB48のメンバーであり、成井とは舞台版『かがみの弧城』で主演を務めたとき以来のタッグとなる田野優花が演じる。〈登場人物〉ユーリ…田野優花声優。幸吉…土屋神葉新聞記者。波多野…多田直人(キャラメルボックス)作曲家。雪絵…関口秀美波多野の姉。ろうの女性。滝島…久保貫太郎(クロムモリブデン)ディレクター。勝本…舟木健(NORD)AD。チカコ…石森美咲(キャラメルボックス)中学3年生の声優。津田…関根翔太(キャラメルボックス)新聞記者で幸吉の同僚。高杉…牧田哲也(柿喰う客)俳優。広瀬教授…粟根まこと(劇団☆新感線)精神科医。舞台『嵐になるまで待って』あらすじ物語の主人公で声優志望のユーリは、TVアニメのオーディションで見事合格する。その顔合わせで、作曲家の波多野とその姉・雪絵と出会う。波多野は、雪絵に乱暴をしようとした俳優・高杉に対し、「やめろ!」と叫ぶが、ユーリの耳には「死んでしまえ!」というもう1つの声が聞こえた。翌日、高杉は行方不明に……。高杉は本当に死んでしまったのか?その夜、波多野はユーリに電話し、「イルカのペンダントを拾ったので、取りに来てくれ」と伝える。それは、ユーリが元家庭教師・幸吉にもらったものだった――。【詳細】NAPPOS PRODUCE『嵐になるまで待って』期間:2023年7月22日(土)~7月30日(日)会場:サンシャイン劇場住所:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ 文化会館4F脚本・演出:成井豊出演:田野優花、土屋神葉、多田直人、久保貫太郎、舟木健、牧田哲也、関根翔太、石森美咲、関口秀美、粟根まこと■チケット一般発売日:2023年6月17日(土)10:00チケット料金:・一般 8,000円・小中高生(当日引換券) 2,000円・ファミリーチケットA(当日引換券:大人1枚+小中高生1枚 計2枚)10,000円・ファミリーチケットB(当日引換券:大人1枚+小中高生2枚 計3枚)12,000円・ファミリーチケットC(当日引換券:大人2枚+小中高生1枚 計3枚)18,000円・ファミリーチケットD(当日引換券:大人2枚+小中高生2枚 計4枚)20,000円※小中高生は、公演当日、入場前に学生証または年齢のわかる身分証を要提示。※小中高生、ファミリーチケットは、チケットぴあのみ取り扱い。※ファミリーチケットは家族でなくても利用可。※未就学児は入場不可。【予約・問い合わせ先】チケットスペースTEL:03-3234-9999
2023年06月30日成井豊の代表作『嵐になるまで待って』が、7年ぶり、6度目の上演を決定。そこで共に初参加となる波多野役の多田直人と広瀬教授役の粟根まこと、さらに演出も担う成井に話を訊いた。初演から30年。公演を重ねる理由を成井に訊ねると、「もちろん自信がありますし、なにより普遍性がある。これは自分の生ある限り、繰り返し上演していきたいと思っているんです」と目を輝かせる。さらにふたりのキャスティングは成井の強いプッシュで実現したとのことで、「波多野というのはとても神経質な、そして狂気に繋がる男。これを多田がやってくれたら面白いんじゃないかと。広瀬教授は語り手であり、いわば説明役。それを粟根さんが物語ることによって、ともすると陰惨にも思えるこの事件を、温かく、さらに楽しく伝えてくれるんじゃないかと思ったんです」と、その意図を語る。波多野はろう者の姉・雪絵を守り続けてきた作曲家。自身の役どころについて多田は、「ずっと出たいと思っていた作品で、中でも興味を引かれていたのは波多野でした。彼は成井さんの作品の中では珍しく、自分の大事なものを守るためならば、人を傷つけることも厭わない人物」と分析し、「かなりハードルの高い役だと思うので、ちゃんと足腰を鍛えつつ、しっかり飛び越せるよう稽古に臨みたいと思います」と意気込む。そんな波多野のある能力を探ることになるのが、粟根演じる精神科医の広瀬教授。粟根は「出演者でありながら観客でもあり、説明もしながら傍観者でもある、というややこしい役柄。そこはうまく流れに乗れれば」と現段階の構想を明かす。続けて「ただずっと西川(浩幸)さんが演じてこられた役なので、台本に独特の西川小ボケがあって…」と笑いつつ、「それをどう取り入れるのか、あるいは取り入れないのか。今から楽しみです」と期待を膨らませる。また本作に欠かせないのが“手話”の存在で、多田、粟根は手話の台詞も多い。成井は「手話と接する、手話の現状を認識する、つまりは“手話を忘れない”ということです」と、本作の再演を続ける理由のひとつに手話も挙げる。さらに粟根は「ミュージカルにおける音楽はあくまで一要素ですが、切っても切り離せない一要素。『嵐になるまで待って』における手話はそういう存在だと思いますし、本作に関わる全員が手話への統一した見解を持っておく、というのは、非常にいい取り組みだと思います」と、作品への想いを新たにしていた。公演は7月22日(土)~30日(日)サンシャイン劇場にて。取材・文:野上瑠美子
2023年06月19日5月1日よりスポニチ月替わり連載「我が道」で野田浩司さんがこれまでの人生を振り返ります。5月野田浩司スポニチ芸能面の月替わり連載「我が道」。スポーツ界や芸能界の著名人の激動人生を懐かしの写真や蔵出しの逸話も交えて・・・5月は阪神、オリックスでエースとして活躍し、「1試合19奪三振」の大記録を樹立した野田浩司さん(元プロ野球選手・指導者・解説者)が登場します。◇野田 浩司(のだ・こうじ)1968年(昭和43年)2月9日生まれ、熊本県多良木町出身の54歳。多良木高から社会人・九州産交を経て、87年ドラフト1位で阪神に入団。93年にオリックスに移籍。00年に現役引退。通算は316試合登板、89勝87敗9セーブ、防御率3.50。93年に17勝5敗で最多勝、95年4月21日のロッテ戦で1試合19奪三振、ロッテ佐々木朗希とともにNPBタイ記録を持つ。現在は野球評論家。野田浩司さんの「我が道」は5月1日から毎日掲載!WBCで世界一となり、野球熱も高まっている最中、ぜひスポニチをご一読ください。スポニチのお求め方法は以下の通りです。新規購読について - スポーツニッポン新聞社 : <1部売り購入>1部160円(税込)お近くのコンビニエンスストア、駅売店、毎日新聞販売店にて販売中。<定期購読>1ヵ月3,353円(税込)※月極め購読の方が1,000円以上お得です!フリーダイヤル:0120-4612-10インターネット:下記のリンクよりお申し込みください。<バックナンバー>フリーダイヤル:0120-4612-10郵送:郵便振替、切手をスポーツニッポン新聞社東京本社販売局まで送付(下記のリンクの記事もご参照ください)。インターネット:下記のリンクよりお申し込みください。特集号・バックナンバー購入 - スポーツニッポン新聞社 : 【スポニチ・「我が道」に関するお問い合わせ】株式会社スポーツニッポン新聞社東京本社販売局〒100-8051東京都千代田区一ツ橋1-1-1TEL:03-3212-1181 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月30日俳優の的場浩司が29日、都内で行われた映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』(9月23日公開)の完成披露舞台挨拶に、主演の香取慎吾、岸井ゆきの、井之脇海、余貴美子、市井昌秀監督とともに登壇した。本作は、結婚4年目を迎える田村裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)の物語。表向きは仲良し夫婦の2人の間に生まれた綻びが、過激なSNS「旦那デスノート」の存在によって引くに引けない夫婦ゲンカに発展していく。裕次郎の職場の店長・浦島役の的場は「市井監督、すんげえ映画を作っちゃいましたね! 見ていただいたらわかると思います。僕はこの作品を見て、自分の妻をもっともっと大切にしなきゃなって改めて思いました」と語った。オリジナル脚本も手掛けた市井監督は、コロナ禍を理由とする2回の延期を経て作品を完成させた。「自分が経験したダサさやずるさなども表現として映画にすることで自分の存在を肯定できました。妻との喧嘩もこの映画によって昇華できるのがうれしい。2度コロナで延期したことも肯定して、自分が満足できる映画が完成しました」と手応え。主演の香取は「こんな風に映画に出演させてもらって、たくさんのお客さんが足を運んでくださって本当に幸せです。コロナ禍が長く続いていて、エンターテインメントとは何かと僕でさえ考えさせられました。でもこのままなくなるのは本当に寂しいし、そんなことはありえないと思っていて、そこからみんなで少しずつ前に進んでこんな大きな劇場で舞台挨拶ができました」と感激。「今はスマホで何でも観られる時代ですが、こんなに大きなスクリーンで映画を観られる場所は映画館しかありません。是非とも劇場に足を運んでいただき、この作品がみなさんにとっての好きな映画になってもらえたらうれしいです」と願いを込めた。
2022年08月29日辻村深月の小説を原作に、成井豊が脚本・演出を手がけた舞台2作品を回替わりで上演する「辻村深月シアター」。そのラインアップのひとつである『ぼくのメジャースプーン』は2006年に刊行され、小学生の目線から“罪” と“罰”について描いた辻村作品初期の傑作ミステリーだ。舞台化にあたって、飼育小屋のウサギ殺しで同級生ふみちゃんの心を壊した医大生と対峙する主人公・小学4年生の「ぼく」役に、成井の脚本・演出作『エンジェルボール』(2018年)に出演した田中亨がキャスティング。「ぼく」と同じように、声で他人の心を操る能力を有する大学教授・秋山一樹役には演劇集団キャラメルボックスの岡田達也が名を連ねた。「ぼく」と秋先生の個人授業がメインを占める本作では、必然的に二人の掛け合いが多くなる。稽古場の近辺で散歩がてらセリフを合わせる田中&岡田“師弟”の目撃談が寄せられるようになった4月末、原作者×脚本・演出家×主演を支える岡田が一堂に会し、チケットぴあのインタビューに応じた。成井さんのお芝居に影響を受けて生まれた『ぼくのメジャースプーン』(辻村)──辻村さんは「この先、成井さんに一生、自分の他の小説を舞台化してもらえなくても後悔しないから、この小説だけは絶対にお願いしたい」と手紙を渡したというほどの強い想いで『ぼくのメジャースプーン』の舞台化を依頼したとお聞きしました。なぜ他の作品でなく、『ぼくのメジャースプーン』だったのでしょうか?辻村成井さんにその頃に舞台化していただいた『かがみの孤城』があまりに素晴らしかったから、ですね。もともと成井さんが原作を好きでいてくださるのは知っていたのですが、小学生の役を大人が演じなければならないというのがネックなのかな、とずっと思っていて。だけど『かがみの孤城』は中学生の主人公たちを大人が演じても、舞台上でまるで違和感がなかった。辻村深月シアターチラシ。再演『かがみの孤城』との2本立てで上演上演時間120分という制約がある中で、原作の世界観を取りこぼさず完璧に再現してくださった成井さんですから、『ぼくのメジャースプーン』についても見事につくり上げてくださるに違いない、「成井さんの『ぼく』と秋山教授を見るまでは死ねない!」という気持ちが抑えられなくなったんです(笑)。そこで、初演の千秋楽にそのことを書いたお手紙をお渡ししました。いま考えても不躾なお願いだったと思うのに、まさか叶えてくださるなんて……。成井光栄でしたね。辻村私、大学進学で上京する高校3年の春休みに初めてキャラメルボックスのお芝居を拝見したんです。以降、学生時代と社会人になってからも成井さんの作品は可能な限り追いかけて観るようになって。その期間って、私が小説家になるまでとちょうど重なっているんです。だから「自分もこんな作品を書いてみたい」という創作意欲もかき立てられました。──成井さんやキャラメルボックスの演劇作品が、辻村さんの創作に影響を与えたのでしょうか?辻村そうなんです。中でも『ぼくのメジャースプーン』は私の初期作で、成井さんのお芝居から受けている影響が特に色濃く出ている小説だと思います。書いている時は無意識だったのですが、何年もしてから設定を見返した時に、「ぼく」と秋先生が持つ、声で他人の心を操る能力は……ひょっとして『嵐になるまで待って』(1993年初演:以降、1997年・2002年・2008年・2016年に上演)を観ていたことが遠からず刺激になっていたんじゃないかと気づいて。岡田僕、1997年と2002年の上演版で波多野を演じています! 波多野は、普段出している声の裏側に潜んでいる“ふたつめの声”で相手を思い通りに動かしてしまう……という人物だったんですけど。辻村だから今回、岡田さんが同じく声の力を操る秋先生を演じてくださると知った時は、すごく嬉しくて! キャラメルボックスの作品で、ずっと青年の主人公を演じているのを観てきた岡田さんが、今度は次世代の「ぼく」を支える秋先生……主人公の成長を見守る大人の立ち位置で出演してくださることもファンとしては感慨深いです。とても楽しみにしています。劇中でもリアルでも、秋先生として「ぼく」にとことん向き合う(岡田)──成井さん・岡田さん・「ぼく」の母を演じる原田樹里さん・仲村和生プロデューサーによる座談会動画で、「秋先生は、『嵐になるまで待って』の波多野と広瀬教授を一緒にやる感覚なのでは?」という話題になっていましたよね。岡田秋先生と波多野には、声で人を動かすという共通項がありますよね。不思議な能力を持つ役を、人生で何度も演じる機会ってそうそうないので縁を感じました。『嵐』の広瀬教授は、物語を転がしていくストーリーテラーの役割があって。『ぼくのメジャースプーン』の秋先生にも似たような側面があると思う一方で、いま実際に稽古を始めてみると……もう『嵐』との類似点を顧みる余裕がなくて(苦笑)成井体感だと、小説の80%が「ぼく」と秋先生の個人授業ですからね。自分たちの能力や、ふみちゃんの心を踏みにじった犯人とどのように向き合うべきか、秋先生が「ぼく」をリードしながら議論を深めていくので……セリフ量も膨大です。岡田まさに、そのセリフ量の多さに身構えています(苦笑)。「ぼく」も秋先生も言葉数が多い人物なので……「どちらかが忘れたら終わり」って恐怖がある。だから田中くんをしょっちゅう捕まえて、稽古場の周りを散歩しがてら二人でブツブツ、よくセリフを返していて。──「辻村深月シアター」の回替わり上演作『かがみの孤城』で主演を務める田野優花さんからも、その目撃談をお聞きしています! 田野さんは、『ぼくのメジャースプーン』にも『かがみの孤城』と異なる役柄で出演されますし、共演者の皆さんもお二人の様子はよくご覧になっていらっしゃるのでしょうね。岡田秋先生って「ぼく」とたくさん対話する役どころ。だから稽古を離れても、リラックスしながらフラットに何でも話せる関係性をつくりたかったんです。何か思いついたり、「これを試してみたい」って希望があれば互いに伝えるようにして、普段から信頼してもらえる方がいいのかなって。劇中でも日常でも、目の前にいる田中くんと「ぼく」にとことん向き合えたら……と思っています。──座談会の動画で、成井さんは「亨くんはハマり役」とおっしゃっていました。田中さんのどんなところが「ぼく」にぴったりだと思われたのでしょうか?成井亨くんって特別に「ぼく」に向けて準備しているのかな?岡田どうでしょうね。一緒に過ごしている限り、彼の“まんま”な気がしますけどね。成井僕にも“まんま”に見えるの! キャラクターが近いのかな。まさに「ぼく」なんですよね。以前『エンジェルボール』でも小学生を演じてもらったんだけど、ピュアで素朴なあどけなさをストレートに表に出せる。無理やり演じている感じじゃなくて、とっても好印象でした。今回も「ぼく」という子が持つナイーブな一面を、つくりものじゃなしにスッと形にしてくれるんじゃないかな。──犯人のどうしようもない悪意に対して、自分に胸を張れる制裁を徹底的に考え抜く「ぼく」は、普通の小学4年生であれば直面しなくてよかった難しい問題を考える立場で、その言動に知性の高さを感じます。形にするのが難しそうな彼の人物像を、成井さんはどうやって演出していらっしゃるんですか?成井犯人を罰するために「ぼく」が能力の使い道をあれだけ深く考え抜くのは、ひとえに傷ついたふみちゃんの存在があるから。知性の高さが小学生離れして見えたとしても、その気持ちは納得できるじゃないですか。クライマックスを過ぎたところで登場する「好きという気持ち」について秋先生と語るシーンのセリフに象徴されるんじゃないかな。──「ぼく」が、ふみちゃんを想ってしようとしていた制裁が本当は何のためだったのかについて葛藤するシーンですね。成井あの事件がなかったら、「ぼく」はそこまで深く物事を考えなかったんじゃないでしょうか。もうちょっと、のんびり暮らしている子どもだったかもしれない。けど、陰惨な事件と他者の心を操る能力を持っていることによって……思考せざるを得なかった。その結果、並の小4とは思えないような高い知性を獲得した。そんなバックボーンを持った人物像だと受け止めています。弟子が師匠を超える「奇跡」を目の当たりにして(成井)──成井さんは元高校教師だったご経験から、「教育というテーマが好き」と座談会動画でおっしゃっていましたよね。「少年少女が周囲の大人に促されて成長していくさまを大切に描きたい」とも。そういった要素を『ぼくのメジャースプーン』ではどのように結実させていらっしゃるのでしょうか?成井教育の現場では「教わる側」だけじゃなく、「教える側」にも変化や発見がある。それが醍醐味であり、おもしろいところなんです。教師に限らずいろんな立場の人が「教える側」を経験することで、奇跡を目の当たりにできる。自分の働きかけによって「こんなによくなっちゃうの?」「昨日まで全然ダメだったのに、できちゃったね!」と感じられるのは幸せなことです。──では『ぼくのメジャースプーン』の師弟といいますか、「ぼく」と秋山教授に起きた奇跡って?成井「ぼく」が犯人に提示した条件ですよね。辻村さん、僕も秋先生と一緒にすっかり「ぼく」に騙されましたよ。辻村ありがとうございます!成井よりによって、犯人にあんな条件を提示するなんてね。秋先生は「ぼく」を叱ったけれど……ご本人は認めないでしょうが、「許せない」のではなく彼に「負けた」と感じているんじゃないかな。きっと苦い敗北感で90%占められているだろうけど、残りの10%はどこかで嬉しかったはずですよ。──嬉しさ10%の内訳を教えてください。成井想定していない「別解」を教え子に見つけられると、すっごい悔しい一方でちょっとだけ嬉しいんです。弟子が師匠を超える瞬間も、またひとつの奇跡でしょう? 教え子に負けるのって、どこか気持ちいいんですよね。自分の働きかけが功を奏したって証明されたわけだから。劇中でも、こうした「奇跡」がクライマックスからラストにかけて、とても素敵な形で描かれています。辻村もう、いまから楽しみでなりません!『ぼくのメジャースプーン』も回替わりで上演される『かがみの孤城』も、主人公ははじめ大きな悪意にさらされます。でも彼らがいろんな経験や出会いを通じて辿り着いた場所を、皆さんにも一緒に観てほしいです。演劇って、本当にすごいことだと昔から感じているのですが、観客それそれがさまざまに抱える現実がある中で、劇場という同じ場所に集って、舞台上に共通の「リアル」を見る。皆でひとつの物語に心を寄せたあと、劇場から出て日常に戻った時、それは私たちの大きな活力になります。私が学生時代に成井さんのお芝居を観て受け取ってきたその力を、自分の原作で届けることができるなんて、とても幸せな未来にきたと感じています。両作品とも、どうか皆さんの胸に届きますように!取材・文=岡山朋代撮影=源賀津己<公演情報>NAPPOS PRODUCE 辻村深月シアター『ぼくのメジャースプーン』東京公演は2022年5月29日(日) までサンシャイン劇場にて上演※『かがみの孤城』との交互上演。6月4日(土) 新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場公演あり※当初予定していた5月20~24日の公演は中止になりました。チケットはこちら:
2022年05月23日辻村深月の小説を原作に、成井豊が脚本・演出を手がけた舞台2作品を回替わりで上演する「辻村深月シアター」。そのラインアップのひとつである『かがみの孤城』は2020年夏に上演され、好評のうちに幕を閉じた。早くも再演となる今回は、同級生の悪意に傷つき家に引きこもる中学1年生の主人公・こころに田野優花がキャスティング。初日を約3週間後に控えたタイミングで原作者×脚本・演出家×主演俳優が一堂に会しインタビューに応じた。小説の登場人物と同じ1年を共有したんじゃないか、と思える魔法(辻村)──『かがみの孤城』以前にも、辻村さんの小説を成井さんが舞台化する取り組みは『スロウハイツの神様』(2017年初演)で実現しており、成井さんのつくり出す劇世界を辻村さんが信頼されているご様子は過去のインタビューで拝読していました。改めて、辻村さんが考える初演版『かがみの孤城』の素晴らしかったポイントを教えてください。辻村もう「すべて」とお答えしたいくらい。私も劇場に通って何度も観劇しました。特に嬉しかったのは、演劇ファンの友人たちから「何度も観てるみたいだけど、毎回こんなに気持ちを揺さぶられるのは大変じゃない?」という感想をもらったことです。日ごろ演劇を観慣れている人たちの期待にも十分に応えられるほど、観る人の心を揺さぶるお芝居だったんだなって。成井ありがたいお言葉ですね。辻村キャラメルボックスの作品を最初に観たのが、大学進学前、高3の春休みで、その頃から、成井さんのお芝居には、「成井さんにしかかけられない“魔法”」があると感じていました。それが、自分の小説を原作に実現したことにものすごく感動したんです。客席で周りの人たちに「すごいでしょう?この舞台の原作書いたの私なんです!」と宣言したいほど、誇らしかった(笑)。辻村深月シアターチラシ。今回は新作『ぼくのメジャースプーン』との2本立て──成井さんは、辻村さんのおっしゃる“魔法”をどうやって形にしているのでしょうか? 成井さんの手がける原作ものの舞台について、「オリジナルを尊重した姿勢が伝わる」「小説と同じ読後感を得られた」といった感想をよく見かけますが、そういった価値を観客に届けるために心がけていることは?成井素材のよさをいかに伝えるか──に尽きるんですよね。「惚れ込んだ原作を舞台にしたい」という前提があるので、もう“まんま”やるのがいちばんだけど……それは不可能。だから120分の上演時間を念頭に、エッセンスを取捨選択していきます。もう、いつも涙を飲みながらカットしてね(苦笑)。『かがみの孤城』もご多分に漏れず苦心惨憺したけれど、結果的に僕としては「これ以上は切れない」というギリギリラインの“最良”がつくれたと思っていて。でも、いつもそのくらい綱渡りなんですよ。辻村さんや原作のファンがどう感じるかは、また別の話だと思いますが。──でも、辻村さんは成井さんの“取捨選択”に信頼を寄せていらっしゃる。原作を想う成井さんの気持ちが伝わって、おふたりは相思相愛のように映っています。辻村その言葉は光栄ですし、嬉しいです。 成井さん、いつも「カットするのに苦労した」とおっしゃるんですけど……不思議なことに、どこも削っていないように見えるんです。私が「演劇で観たかった」と思うポイントが、ひとつも取りこぼさずに盛り込まれているんですよね。本当に1年間、こころや彼女が出会う6人の仲間たちと『かがみの孤城』で過ごしたんじゃないかと思えるような作品になっていて。たぶんこの「登場人物と同じ時間を共有した」という感覚が、舞台をご覧になった方の「小説と同じ読後感」という感想に繋がっているのではないでしょうか。田野さんは主人公の切実さが2階席最後列まで届く「声」の持ち主(成井)──初演をご覧になっていたら、田野さんにご感想をお聞きできれば。田野無意識のうちに影響されてしまうのでは、と思って……実はじっくり拝見していないんです。ただ初演に携わった皆さんのつくり出したものが好評を得て、今回の再演があるとお聞きして。それで主人公を務め上げる覚悟が決まりました。キャストも初演から半数以上が変わっているので、また異なるエッセンスを足して『かがみの孤城』の素晴らしさを届けていきたいですね。成井田野さんはね、初対面で「ものすごく声がキレイな子だな」と思って驚かされました。マイク慣れしているアイドル(AKB48)出身でありながら、腹式呼吸と共鳴を完璧にマスターしていることが伝わってきて。それで稽古に臨んだら、本当に響くいい声をしているんです。舞台俳優というのは、何より“声”ですから。田野ありがとうございます、励みになります。──田野さんの声のよさって、こころを演じるうえでどんな効果が期待できるのでしょうか?成井存在感ですよね。やっぱり劇団☆新感線を観に行くと、古田新太さんに釘付けになるじゃないですか。圧倒的ですよね、声と滑舌のよさが。つい目が、古田さんを追ってしまう。そういう華のある存在感が、田野さんにもあります。サンシャイン劇場の2階席最後列まで、こころの切実さが届くんじゃないかな。辻村古田さんと同じ存在感!(笑)成井あとは表現力。豊かにもなるんだけど、繊細さも打ち出せるんです。声が通る人ってボリュームを落としても客席に届くからね。中劇場より大きい場所になると、オペラグラスを使わなければ客席後方から役者の顔は見えません。この条件で再び古田さんを例に出しますけど……彼って姿かたちが見えなくても、声がよくて演技がうまいから「表情まで見えている」と錯覚しちゃうんですよね。声がいいと、後方からの見え方までカバーできる。──田野さんにも、古田さんに迫る表現力が?成井そうそう(笑)田野光栄です(爆笑)成井あと、田野さんって度胸がいいよね。頭で考えるより、その場でパッと思い浮かんだことを「やっちゃえ」って形にするタイプじゃない?田野はい!成井それがね、すごいのびのびやっているように見えて清々しいんですよ。同級生のいじめに遭っているこころはツラい役どころの一方で、『かがみの孤城』で出会う仲間たちと親しくなっていくと、だんだん本来の明るさを取り戻していく。春に彼らと知り合って、クリスマスパーティーをやる頃にはもうかなり打ち解けていてね。そのさまを田野さんがのびのび演じてくれる姿も「いいな」と感じていますよ。いじめから救われた実体験を、私だけのオリジナリティに(田野)──稽古は4月上旬に始まったそうですね。主演として参加している手応えを教えてください。田野気負わず稽古に臨んでいます。先ほど辻村さんと成井さんの「相思相愛」ぶりが話題に挙がりましたが、信頼し合っているおふたりの姿を拝見していると、この台本通りに自分がその場で感じたことを形にすれば「正解なんだ」と感じられる環境でして。本当に自由にやらせてもらっています。──先ほど「初演と異なるエッセンスを足して、『かがみの孤城』の素晴らしさを届けていきたい」とおっしゃっていました。田野さんだけのオリジナリティをどうやって主人公のこころに乗せているのでしょうか?田野私もこころと同じように、中学生の頃いじめに遭っていたんです。だから彼女に対して、親近感が湧くんですよね。当時の感情を活かせる場面もありますし。でも『かがみの孤城』はあくまでも演劇作品ですし、原作小説もあるわけだから、私情を乗せすぎることはよくない。劇世界に没入しすぎず、客観視もしながら作品のメッセージをシンプルに、ストレートに伝える。そのバランスを取るのがすごく難しいんですけど……なぜか「私ならできる」と感じてもいて。──その静かな自信はどこから来たんでしょうね? 脚本を信じて、のびのびと主人公を演じられていることの源泉に何があるのかな、と。田野(しばらく考えて)私がのびのび稽古できているのは、『かがみの孤城』という作品と、周りにいるキャスト・スタッフの皆さんを信頼しているからなんですよね。それに、自分が経験した“いじめ”を無駄だと感じていないことも大きいかもしれません。いじめに遭ったからといって、私はいわゆる「かわいそうな子」ではなかったんですよ。──自分のことを「かわいそう」と思ってはいなかった?田野はい。いじめの原因がわからず本当にツラかったですけど……「こんな目に遭ってしまう私かわいそう」と、悲劇のヒロインのように自分を受け止めることはなかったですね。そう感じられたのは、救いの手を差し伸べてくれる家族や友人が周りにいたから。そういう人たちと一緒にいて楽しかったですし、周りの人間や自分の度胸を信頼する力に繋がったと思います。そういう経験が、『かがみの孤城』で出会った仲間と打ち解けていく時にも活かされるんじゃないかな、って。──いじめを受けながらも周りの人に救われた経験を、こころに乗せていらっしゃるんですね。田野そうですね。すごく役に立っていますし、私なりのオリジナリティを発揮できるポイントのような気がしています。取材・文=岡山朋代撮影=源賀津己<公演情報>NAPPOS PRODUCE 辻村深月シアター『かがみの孤城』2022年5月20日(金) ~5月29日(日) 東京・サンシャイン劇場※『ぼくのメジャースプーン』との交互上演。新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場公演ありチケットはこちら:
2022年05月16日演劇集団キャラメルボックスの成井豊が、東野圭吾原作の人気作『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を3度目、6年ぶりに上演。ナミヤ雑貨店の店主で、かつて悩み相談をしていた浪矢雄治と、敦也を中心とするコソ泥3人組を繋ぐ奇蹟とは……。そこで脚本・演出の成井と、浪矢役の近江谷太朗、敦也役の猪野広樹に話を聞いた。自らの作品のキーワードでもある“献身”――2012年、2016年に続く再々演となりますが、成井さんの演劇人生において『ナミヤ雑貨店の奇蹟』とは、どう位置づけされる作品ですか?成井東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』と『ナミヤ雑貨店の奇蹟』というのは、非常に大切な作品です。僕はこの2作が描く“献身”にとても心打たれて。僕のオリジナル作品にも献身する主人公は多いですし、自分にとってもとても大事なキーワードであると思います。――初参加となる猪野さん、近江谷さんは、本作へのオファーがあった時、どんな心境でしたか?近江谷僕も東野さんの作品は大好きなので、2012年の『容疑者X』に続き参加させていただけることは、本当に嬉しかったです。僕が演じる浪矢雄治というのは、成井さんのおっしゃる“献身”をまさに担う役どころ。無償の愛を感じる人物なので、そういった部分をしっかりお客様に伝えられたらなと思います。猪野僕は以前成井さんとご一緒した『おおきく振りかぶって』(2018年)の時から、「また『ナミヤ雑貨店』をやるなら絶対出してください!」とアピールしていたんです。というのも『容疑者X』が素晴らしくて!だからお話をいただいた時は、速攻で「出ます!」とお返事しました。成井『ナミヤ雑貨店』をやると決まった段階で、このふたりにはすぐ声をかけました。猪野くんからは「やりたい」と聞かされていましたし、敦也って役は彼にぴったりだろうと。近江谷には『容疑者X』にも出てもらいましたが、彼の東野圭吾フリークぶりはすごいですからね。中身は相変わらず若いですが、見た目がだいぶ年相応になってきたので、今なら浪矢雄治も出来るんじゃないかと思ったんです。キャストと作品に通じるバラバラ感――稽古開始から1週間とのことですが、ここまでの感触はいかがですか?成井今回大好きな役者さんばかりがそろってくれたので、今すごく楽しいです!演出家が一番楽しんでいるというか(笑)。今回(演劇集団)キャラメルボックスの役者は、元劇団員の近江谷を入れても3人だけ。それだけにみんな出身母体がバラバラなわけで、少し不安にもなりました。でもこの作品自体、さまざまな時代の、さまざまな場所にいる人たちの人生を描いているんですよね。しかも立ち稽古が始まってみると、この作品をどうすれば面白くなるかってことに関しては全員ズレがなくて。ちっとも不安になる必要なんてなかったなと思いました。猪野僕が演じる敦也っていうのは、成井さんの言う“献身”とはまったく逆のところにいる人物で(笑)。成井・近江谷(笑)。猪野自分の人生を諦めてしまっているようなところがあるんですが、でも最後に……っていう。あと敦也は翔太、幸平と3人でチームなので、今後3人の共通認識がしっかり取れてくれば、役の流れは自ずと出てくるのかなと思います。近江谷浪矢雄治はセリフ量としては多くないので、これからじっくり、深く、深く掘り下げていきたいですね。あとは猪野くんを始め、若い役者さんも今回は多いので、そういった子たちの成長を、稽古場と物語の中とで重なって見られるのは嬉しいですし、温かく見守っていけたらと思います。猪野めっちゃ心強いです!必ず元気に、そしてハッピーになれる作品――では最後に、読者にメッセージをお願いします。近江谷こういったご時世ではありますが、自分が楽しみにしているものを観たり、聴いたりすることで元気になる、免疫力が高まると聞きます。そんな観てくださる方のために、僕らは全力で頑張りたいと思います。猪野ちょっとクサいですけど、愛とか紡ぐって言葉がよく似合う作品だと思います。これを観たあと、もう一度誰かと向き合ってみようと思える、そんな一作になればいいなと思います。成井僕も含めて今多くのお客様が、前向きなもの、明るいものを求めているような気がします。その点僕の作品は、絶対暗い気持ちになりません!劇場を出る時、必ず元気になれる、ハッピーになれるお芝居だと思いますので、ぜひ観に来ていただきたいですね。取材・文:野上瑠美子撮影:石阪大輔NAPPOS PRODUCE 舞台『ナミヤ雑貨店の奇蹟』■会場東京・サンシャイン劇場■日程2022年 2月26日(土)~3月6日(日)■チケット情報
2022年02月23日インペリアル・エンタープライズ株式会社(所在地:東京都荒川区、代表取締役社長:原 良郎)は、世界的な万華鏡作家の山見浩司氏が制作を手がける 『劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」 ガラスの万華鏡ペンダント』 を、2022年2月18日(金)より、PREMICO オンラインショップにて販売開始いたします。覗き込むたび、煌めきの小宇宙にいざなわれて……劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」より、劇中に登場する「ガラスの万華鏡」をイメージして作られたペンダントが登場しました。万華鏡世界大会で多数の受賞歴を持つ世界的な万華鏡作家・山見浩司氏が制作を手がける、コンパクトながらも細部にまでこだわったデザインに、刻々と変化する煌めきの世界をぎゅっと閉じ込めた万華鏡ペンダントです。小さいながらも本格的な万華鏡を覗き込めば、輝く星をイメージしたスワロフスキー(R)・クリスタルやガラスパーツ、ビーズのオブジェクトが。光を受けて色鮮やかに変化する幻想的な幾何学模様がどこまでも広がります。胸元を飾るペンダントにふさわしく、万華鏡本体の金属部分とチェーンには24金仕上げスターリングシルバー(.925銀)を贅沢に使用。「ガラスの万華鏡」の細かいディテールまで表現されています。2022年2月18日(金)より、PREMICOオンラインショップにて販売開始いたしました。商品特設ページ: 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」 ガラスの万華鏡ペンダント 【山見浩司作】スワロフスキー(R)・クリスタルやビーズ等をオブジェクトに使用し幻想的な星の瞬きを表現。金属部分とチェーンは、24金仕上げスターリングシルバー製。コンパクトながらも細部にまでこだわったデザイン。小さくても本格派! 光を受けて色鮮やかに変化する幻想的な幾何学模様。覗き込むたびに、光とクリスタルの織りなす煌めきの小宇宙の美しさに引き込まれることでしょう。万華鏡はすべて山見浩司氏自らが、一点一点手作り。ムーンカレイドスコープの箔押しを施した特製ボックスに収めてお届けします。■商品情報商品名:劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」 ガラスの万華鏡ペンダント価格 :29,800円(税込32,780円)限定数:950点材質 :ペンダントトップ(万華鏡)=24金仕上げスターリングシルバー(.925銀)、ガラス、スワロフスキー(R)・クリスタル等 チェーン=24金仕上げスターリングシルバー(.925銀)サイズ(約):万華鏡=長さ44×最大径19mm チェーン=長さ67cm重さ(約):13g(万華鏡=11g、チェーン=2g)生産国:日本発売日:2022年2月18日(金)お届け:2022年3月下旬 発送予定発売元:インペリアル・エンタープライズ株式会社 PREMICO(プレミコ)商品URL: (c)武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」製作委員会■「美少女戦士セーラームーン」とは月刊誌「なかよし」(講談社刊)にて、1991年から連載を開始した武内直子原作の少女漫画。原作単行本は17ヵ国語に翻訳され、アニメーションシリーズは40ヵ国以上の国で展開し、国内外で社会現象を起こしました。2012年に作品20周年を記念し新たなプロジェクトが始動。原作コミックスのリニューアルや電子書籍化、オールカラー化、新作アニメ、ミュージカル、オフィシャルファンクラブなど、現在に至るまで様々な展開を行ってきました。そして2022年には、いよいよ30周年プロジェクトがスタート。さらなる展開が発表され大きな盛り上がりを見せています。美少女戦士セーラームーン30周年プロジェクト公式サイト: ■万華鏡作家・山見浩司万華鏡世界大会で多数の受賞歴を持つ日本の万華鏡作家第一人者。高度な技術を駆使したミラーシステムと豊かな感性で、芸術的な万華鏡の数々を世におくりつづけている。■PREMICO(プレミコ)についてPREMICO は、“プレミアムな価値を持つ限定版コレクターズアイテム”をコンセプトに誕生したブランドです。アニメキャラクターやスポーツ選手などの公式アイテムを通じ、夢や感動といった目に見えない大切な宝物をお届け。ここでしか手に入らない商品を販売しています。PREMICO オンラインショップ: ■会社概要会社名:インペリアル・エンタープライズ株式会社所在地:東京都荒川区東日暮里5-7-18 コスモパークビル代表者:代表取締役社長 原 良郎設 立:昭和57年(1982年)9月1日資本金:100,000千円URL: 事業内容:通信販売■お問い合わせ先<商品内容等> フリーダイヤル:0120-989-808(9:30~17:00/土日祝休)<ご注文専用番号> フリーコール:0120-247-417(6:00~21:00/無休)※Swarovski(R)はSwarovski AGの登録商標です。※本リリースに記載しております内容は、発表日現在の内容となります。予告なしに内容が変更される場合もございますので、予めご了承ください。※製品の仕様は、改良のため一部予告なく変更される場合がございます。※限定数に達した場合、販売を終了させていただきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月18日『成井豊と梅棒のマリアージュ』の【plat d’ 梅棒】バージョンが12月22日に開幕、それに先駆け公開ゲネプロが行われた。演劇集団「キャラメルボックス」の成井豊が手掛ける【plat de 成井豊】と、ダンスエンタテインメント集団「梅棒」による【plat d’ 梅棒】という2バージョンが上演される本作。12月17日に開幕した【plat de 成井豊】に続き開幕した【plat d’ 梅棒】は4本のオムニバスとなっており、台詞を使わずダンスとヒットソングで物語を表現する梅棒お馴染みのスタイルの作品『BBW~ビッグ・ビューティフル・ウーマン~』『Y』『End ofF Story』、成井が作・演出を手掛けたストレートプレイ『CROSSROADS』が上演される。『CROSSROADS』以外の作品を演出するのは梅棒の遠山晶司。これまで梅棒作品は伊藤今人が総合演出を務めてきたため、一味違う「梅棒」が味わえる。なお、『Y』『End ofF Story』『CROSSROADS』は新作。1作目に上演される『BBW』は、恋をした女の子がきれいになりたくてダイエットに奮闘する物語。主人公の女の子をキャラメルボックスの筒井俊作が演じており、冒頭から、梅棒×キャラメルボックスの“マリアージュ”が楽しい。事前の稽古場取材では、普段はストレートプレイを行うキャラメルボックスの面々が「梅棒のダンスと格闘中」と明かしていたが、“梅棒節”とも言えるオーバー目な芝居と、キャラメルボックスならではの表現力が相まって、より豊かな世界が広がっているのを感じる。【plat de 成井豊】で主人公を演じた原田樹里が謎の役柄でちょこちょこと登場したり、同じくまっすぐな青年を演じた梅棒の野田裕貴が焼きそばを持って踊っているなど、2バージョン間のギャップも楽しい。2作目『Y』はなんと任侠もの。池田遼(「[少年王者舘/おしゃれ紳士」)が演じる女性と、梅棒の桜井竜彦が演じる男性を軸に、普段の梅棒のイメージとは一線を画す大人の世界が描かれる。3作目『CROSSROADS』は成井ならではのSFもの。普段は台詞を使わない梅棒メンバー(+正安寺悠㐀(DACTparty))が台詞を喋り合う姿は新鮮で、「こんな声だったのか」と感じるメンバーもいるほど。成井のストーリーは温かく、たった20分とは思えない時間が広がる。ラストの『End ofF Story』は、遠山が「生まれ変わっても会いたい人」というテーマで描いたという作品。キャラメルボックス阿部丈二が演じる老人の物語で、これまでの作品とも繋がっているようだ。その予感は、言葉を使わないからこそ広がる、梅棒ならではの表現となった。ぜひ両方堪能してほしい『成井豊と梅棒のマリアージュ』は12月27日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて上演。文:中川實穂
2020年12月25日『成井豊と梅棒のマリアージュ』の【plat de 成井豊】バージョンが12月17日に開幕、それに先駆け公開ゲネプロと囲み取材が行われ、取材には、作・演出を手掛ける成井、出演者の原田樹里、阿部丈二、野田裕貴、遠⼭晶司、天野⼀輝が出席した。演劇集団「キャラメルボックス」の成井豊が手掛ける【plat de 成井豊】と、ダンスエンタテインメント集団「梅棒」による【plat d’ 梅棒】という2バージョンが上演される本作。【plat de 成井豊】で上演される『彼女の空に雪が降るまで』は、約15分×7作の短編連作集で、キャラメルボックスの原田樹里が演じる主人公・雪の人生を軸に物語を描く。7作中6作が二人芝居となっている。自身にとって約2年ぶりのオリジナル新作の上演に際して成井は「かなりドキドキしています。自信はあるんですよ。リハーサルを見ても非常に面白くて、『いけるな』って自分では思ってるんです。でもこればっかりは蓋を開けてみないとわからないから。何歳になっても安心して初日は迎えられないですね。とにかく今は、お客様がすごく喜んでくれるんじゃないかっていう期待感と、若干の不安があります」とコメント。その全7作について、キャスト陣に1作だけオススメを選んで紹介してもらうと、それぞれ悩みつつも、阿部と原田は3作目『最後の春休み』。高校卒業後の春休みの出来事を描く本作を「今の(大人になった)自分では絶対味わうことのできない時間が流れているのが好きです」(阿部)「役者としても人としても愛嬌のあるおふたりが出ている。懐かしくて、切ないけどかわいい。ずっとニコニコしてお稽古を見ていました」(原田)。野田は6作目『花束』。「全作そうですが、この作品が特にキャラメルボックス感を感じます。呼応していくリズムや掛け合いに、ぐいぐい引き込まれます」。天野は最後の『最後の最後の1秒まで』。「それまでの一作一作が繋いできた力だったりとか、みんなの想いみたいなものをひとつにしてくれている感じがして、グッときます」。遠山は5作目『やっと君に追いついた』。「なんせ梅棒のメンバーがわちゃわちゃ出てくるので!キャラメルの皆さんと一緒につくっている感覚になれます」とそれぞれ語った。キャスト以外にも、オープニングダンスや、劇中のとあるシーンは梅棒が演出を手掛けるなど、新鮮な“マリアージュ”が堪能できる本作をぜひ劇場で楽しんで。【plat de 成井豊】バージョンは現在上演中。【plat d’ 梅棒】バージョンも12月22日(火)に開幕し、共に12月27日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて上演。文:中川實穂
2020年12月21日『成井豊と梅棒のマリアージュ』が、12月17日(木)に東京・サンシャイン劇場で開幕する。演劇集団「キャラメルボックス」の成井豊が手掛ける【plat de 成井豊】バージョンと、台詞を使わずダンスでストーリーを表現するダンスエンターテインメント集団「梅棒」による【plat d’ 梅棒】という2バージョンが上演される本作で、一足先に開幕を迎える【plat de 成井豊】の通し稽古を取材した。【plat de 成井豊】で上演される『彼女の空に雪が降るまで』は、成井にとって約2年ぶりのオリジナル新作で初の連作短編集。約15分×7作のストーリーで、「キャラメルボックス」原田樹里が演じる主人公・雪の人生を軸にした7つの出来事を描く。6作が二人芝居となり、原田×野田裕貴、筒井俊作×林貴⼦や、野田×石森美咲、原田×鍛治本⼤樹、阿部丈二×森めぐみと、組み合わせはさまざま。複数人が登場する1作には、「梅棒」の伊藤今⼈、遠⼭晶司、天野⼀輝、櫻井⻯彦も出演し、コラボレーション企画ならではの座組となっている。全編、15分間の出来事を15分間で描くという作品。セット転換はなく、小道具すらあまり出てこないシンプルな舞台なのだが、雪の両親の姿、雪の高校時代、20代の出来事など、その一作一作が「これで15分!」と驚くほど奥深く、豊かに描かれる。雪の父と母の最後の15分間は一組の夫婦の馴れ初めや今ある愛情が笑いも交えながら描かれ、雪と雪に恋をする和彦(野田)が出会う15分間の会話は「これは運命だ」と観客に予感させる何かがしっかりと伝わってきて、一作、一作、と進むにつれそのすべてが花束のように重なっていく。成井ならではの温かな世界観、「キャラメルボックス」ならではの全身から物語が届く芝居、さらに今回は「梅棒」らしいノンバーバルな芝居シーンも組み込まれ、「観たかったキャラメルボックス」、「観たことのないキャラメルボックス」、さらに「思わぬキャラメルボックス×梅棒」まで加わって、最高の“マリアージュ”が生まれていた。全編で使用される「SPIRAL LIFE」の楽曲も印象的。オープニングダンスは『ANOTHER DAY, ANOTHER NIGHT』に「梅棒」が振付し、成井の世界観を彩るダンスが披露されたが、「SPIRAL LIFE」ファンにも観てもらいたい心震えるダンスだ。一作目の『ラスト・フィフティーン・ミニッツ』は、「キャラメルボックス」や「梅棒」が出演したMrs. fictions『15 Minutes Made Anniversary』(’17/6団体が15分の作品を上演した企画公演)で上演された作品。当時の公演を観た人もぜひ注目を。【plat de 成井豊】バージョンは12月17日(木)から、【plat d’ 梅棒】バージョンは12月22日(火)から、共に12月27日(日)までサンシャイン劇場にて上演。12月17日(木)19:00公演はPIA LIVE STREAMでのライブ配信もあり。文:中川實穂
2020年12月17日『成井豊と梅棒のマリアージュ』が12月17日(金)から27日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演される。稽古場にて、成井豊と、梅棒の遠山晶司、天野一輝、野田裕貴に話を聞いた。【plat de 成井豊】と【plat d’ 梅棒】の2バージョンで上演される本作。共にオムニバス形式で、ベースは成井と梅棒ならではの作品となるが、【plat d’ 梅棒】には一作、成井が書き下ろしの戯曲・演出で参加し、【plat de 成井豊】にも遠山演出・梅棒振付で梅棒スタイルのシーンが挿入されるほか、それぞれに、成井が代表を務める「演劇集団キャラメルボックス」(現在活動休止中)のメンバーと「梅棒」のメンバーが出演し合うなど、まさに“マリアージュ”な公演となる。【plat de 成井豊】について作・演出の成井は「7つのストーリーからなる連作短編集です。そのうちの6本はふたり芝居で、1本に梅棒のメンバーがどっと出てきます。全編通して、雪という女の子と和彦という男の子のラブストーリーになっていて、雪をキャラメルボックスの原田樹里、和彦を梅棒の野田くんが演じ、まさにキャラメルボックスと梅棒が恋をするお話です」と解説。成井のオリジナル新作としては約2 年ぶりとなるが、今作は「初めて短編集をやります。しかもリアリズムなんですよ。僕のお芝居はたいていファンタジックな要素が入ってくるのですが、今回は7話全て現実。さらに一幕ものも初めて書きました」と初めてづくし。出演する野田は「脚本をはじめて読んだ時からグッときています。自分がこんな大事な役に選んでいただけるのもびっくりですし、頑張らなければいけない。今すごく贅沢な時間を過ごさせてもらっています」と意気込む。【plat d’ 梅棒】で指揮を取るのは遠山。「こちらは4本のオムニバスになっていまして、1本は、成井さんと初めてご一緒したMrs. fictions『15 Minutes Made Anniversary』(’17)で上演した作品です。2本は僕が作・演出を手掛ける新作、そしてもう1本は成井さんに作・演出をしていただいて、梅棒がストレートプレイをします。僕らは基本的に台詞を使わずダンスでみせるスタイルですが、これは台詞を喋ります。他の作品にはキャラメルボックスの方々に入っていただいて、僕ら梅棒の、台詞のない作品を一緒にやります」と、こちらも楽しいものになる模様。普段、梅棒の公演は代表の伊藤今人が総合演出だが、今作で演出を手掛けるのは遠山。天野は「今人はみんなの意見を上手く吸い上げながらアウトプットを決めるのですが、遠山は『これがやりたいんだ!』と引っ張る感じ。そういうやり方の違いがあります。あと、エモーショナルさは遠山のほうが強い気がします」と新鮮なものになりそうだ。文:中川實穂
2020年11月24日女子プロレスラー・木村花さん(享年22)が23日に亡くなったことを受け、俳優の的場浩司が24日、オフィシャルブログに心境をつづった。木村さんの死因は今のところ不明だが、恋愛リアリティ番組『テラスハウス』に出演していた木村さんのもとには、SNS上で誹謗中傷のコメントが多数寄せられていた。的場は「追悼」と題した投稿で、「彼女はスターダムの花形選手…名前の通り…華のある選手で…笑顔がとてもチャーミングでした…」とその魅力を記し、「俺の中で一番記憶に残っているのは…ジュリア選手との場外乱闘…迫力ある姿が今でも目に焼き付いています…」と在りし日の勇姿を思い浮かべた。そして、「そんな彼女がなぜ亡くなってしまったのか…新聞を読んで泣いた…SNSのコメントで精神的に追い詰められ…自ら…これが真実ならば…辛すぎる…人を追い込むのってそんなに楽しいのかな…」とショックを隠しきれない様子。「以前から言ってるけど…『皆が書いてるからいいか』『ネットだからいいか』『有名人だからいいか』じゃすまない…誰だって自分に対しての罵詈雑言を見れば気分が悪くなる…有名人だろうが芸能人だろうが同じだよ…感情があるんだから…『人』なんだから…」と切実な思いを伝え、「彼女はどんどん追い込まれて…『表現の自由』じゃ、すまない…『そんなつもりじゃなかった』じゃ、すまない…もう彼女はこの世からいなくなってしまったんだ…」と肩を落とした。「どうか周りの人に話してください…『ネットでも人を傷つける様な事はよくない』って…どうか読んで下さった方が自分の言葉として発信して下さい…きっと表に出てないだけで…書き込みやコメントで死に追い込まれる人…今、ギリギリの場所に追い込まれてる人って実はたくさんいるんだよ…良くないじゃん…イジメなんて…」と呼び掛ける的場。「彼女はまだ22才だった…可哀想だよ…木村花選手が可哀想だ…」と悼み、「木村花選手…御冥福を心から御祈りします…」と結んでいる。
2020年05月24日強制性交の疑いで逮捕された俳優・新井浩文容疑者の友人で、俳優の山本浩司が1日、自身のツイッターに心境をつづった。山本は、「情け無い話ですが、どうしたらいいのか分かりません」と吐露し、「それでも人生は続く。明日も撮影です」と前を向く。新井の逮捕を受けてのメッセージと思われ、ファンからは「撮影頑張ってください」「新井さんの帰る場所になって下さい」「ただただ悲しい」といったコメントが寄せられている。2016年に山本が結婚報告をした際、新井は「独身ダメ俳優の一角が崩れた。。。班長さん、おめでとうございます」と反応するなど、親しい間柄の2人。逮捕を受け、新井がナビゲートするBSフジの番組『美しき酒呑みたち』が休止。山本をゲストに招いた「福井編」が10日に放送される予定だった。同じく新井の友人で俳優・ムロツヨシも、「目を見て、悪いことをした、と言ったら、思いっきり、叱ります」とツイート。「こっから、また、応援しよう」と正直な思いをつづっている。
2019年02月02日俳優の荒木宏文、的場浩司らが8日、東京・天王洲銀河劇場で舞台『駆けはやぶさ ひと大和』(東京:天王洲劇場2月8日~18日 大阪:森ノ宮ピロティホール2月23日~25日)の上演初日舞台あいさつに登場。その後の公開ゲネプロでは、迫力の殺陣と鬼気迫る演技で観客を引き込んだ。土方歳三役の荒木宏文本作は、白虎隊の青春を描いた『もののふ白き虎』(15年)、新撰組なき後の斎藤一を主軸にした『瞑るおおかみ黒き鴨』(16年)に続く「もののふシリーズ」の最終章。初の単独舞台主演となるDa-iCE・花村想太が新撰組隊士・中島登、荒木が"鬼の副長"土方歳三、的場が局長・近藤勇を演じる。過去2作でも土方を演じてきた荒木。舞台あいさつでは、「一生懸命がんばります。宣伝よろしくお願い致します!」と簡潔にまとめ、それに呼応するように的場も「劇場に足を運んでいただいた方に何かを残せる舞台になればいいなと思っております。若者に引っ張ってもらって頑張ります。押忍!」と気合いの一言で締める。物語は中島登を中心に進みつつも、重厚な展開へと誘う荒木と的場の憑依ぶり、そして絶妙な掛け合いと大迫力の殺陣も見どころ。テーマソングの作詞と歌唱も担当した花村は、「意識したのは『主役は中島登であって中島登ではない』」「過去作も観たくなる」と語っていたが、その言葉通りの作品に仕上がっている。
2018年02月09日<ドクターズインタビュー>東京都内に複数の診療拠点を有する医療法人順齡會では理事長の西澤寛人先生が早くから睡眠時無呼吸症候群の診療に力を入れ、2017年からは患者さんの利便性と満足度を高めるために遠隔診療を導入しています。ご自身もCPAPユーザーであり、港区と江東区のクリニックを行き来しながら、遠隔診療を活用してきめ細やかな診療に取り組んでいる西澤寛人先生にお話をうかがいました。【西澤寛人先生】医療法人順齡會赤坂おだやかクリニック理事長(医療法人順齡會おだやかライフ内科クリニック院長併任)CPAPを中断してしまう患者さんはどれくらいいるのかCPAPで治療を開始した患者さん全体の約5%は継続が難しく、スリープスプリントと呼ばれるマウスピースを使ったOA(Oral Appliance: 口腔内装置)治療に移行する患者さんもいらっしゃいます。CPAPもスリープスプリントも使えないという患者さんはあまりいませんが、睡眠時の無呼吸が重症の場合にはスリープスプリントだけでは改善が難しい部分があり、その点がひとつの課題であると思います。医療者のきめ細かな対応でCPAPからの離脱はもっと減らすことができる患者さんがCPAPをやめてしまう理由としては、ひとつには使うのが面倒だということもあるのでしょうが、実は他の病院から私たちのところへ移って来られた方たちを診ていて気がついたことがあります。これは、最近急激に伸びてきた睡眠時無呼吸症候群に対する医療の今の限界なのかもしれないと感じているところでもあります。医療機器メーカーの広報や営業活動の後押しもあり、睡眠時無呼吸症候群が広く知られるようになったことで、それまでまったく経験のなかった医師が睡眠時無呼吸症候群の治療を始めるというケースも増えてきました。しかしその結果、CPAPを導入はしたものの、使い方の指導が十分行き届いていないということもあるのではないかと思います。CPAPは使う人に合わせて細かく設定を変更することができます。患者さんによっては初期設定のままでは圧が強すぎたり弱すぎたりすることがありますし、状況によってはある設定項目のオン・オフを切り替えると、もっと呼吸が楽になるような細かな設定が用意されているのです。ところが、転院されてきた患者さんが使っているCPAPの機械の設定条件を見ると、メーカーが出荷したときの設定とまったく同じだということがしばしばあったのです。本来ならば、患者さんが苦しくて途中で外してしまうようなことがあれば必要以上に圧がかかっていたりすることが考えられるので、設定を見直してみるべきです。たとえば、息を吸うときには圧がちょうどよくても、息を吐くときには機械から送り込まれる空気と吐く息がぶつかって息をしづらくなります。そこで最近の製品では、息を吐く呼気時に圧を自動的に少し下げる機能がついています。その設定を適切に調整すると、息を吐くときにも苦しい感じがしなくなり、一晩中つけていられるようになったという方も実際にいらっしゃいます。マスクも多種多様で、口・鼻を覆うものから鼻だけのもの、サイズも大きいものから小さいものまであります。ですから、マスクを替えてみるということも含めてさまざまな提案をすることによって、患者さんが楽にCPAPを続けられるようになると思います。また、当院ではCPAPのメーカー3社と契約していますので、ある会社の機械が合わなかった場合は別の会社の機械に替えてみるということもできます。保険点数は決まっていますから、患者さんが負担するコストも変わりませんし、実際に別の機械に入れ替えてみたらよくなったという患者さんはいらっしゃいます。さらに、Travel CPAPといって通常よりコンパクトな製品もあります。小型軽量でかさばらないので出張にも持って行きやすく、使用率も上がるので海外出張が多い方などには喜ばれています。その患者さんのニーズに合わせた提案をどれだけできるかということによって、CPAP離脱率はある程度低くなると思います。当院では離脱率は2〜5%と非常に低く、むしろ睡眠時無呼吸症候群が改善してCPAPから離脱するというケースがあるくらいです。かなりの肥満だった方が減量に成功したり、CPAPを使っているうちに喉が少し広がるようになって無呼吸が少なくなることもあります。再検査をして実際に無呼吸低呼吸指数(AHI)が減っているのでCPAPをやめたという患者さんも当然いらっしゃいます。睡眠時無呼吸症候群のCPAP治療は安易に行われすぎているレンタルでCPAPを使っている患者さんが保険診療代を払いに来てくれないというような声を病院側から聞くことがありますが、私からみればきちんと診療をしていないから患者さんが来ないという面もあるのではないかと感じます。ただ使用料だけを払いに来させているようでは、やはり患者さんも病院に行く意義を感じないでしょう。普段から患者さんの話を聞いて、それならばこういう設定にちょっと変えてみましょう、というような提案ができていれば、患者さんもCPAPの調子が悪いから病院に行こう、先生に相談しようという話になるのではないでしょうか。患者さんからみた場合、どの医療機関がいいのかということは本当にわかりません。私が遠隔診療で診ている患者さんの中でもっとも遠方にいらっしゃるのは福岡の方です。その患者さんはいったん福岡のクリニックに紹介状を出して診ていただいていたのですが、2カ月後に患者さんが飛行機でわざわざ当院に来られたのです。私が驚いて事情をお尋ねすると、紹介先の医師は患者さんが持って行ったデータを見ようともせず、毎月保険診療代を払いに来てくれればいいと言わんばかりの態度だったというのです。その先生のところにはもう行きたくないと患者さんがおっしゃるので、それなら私が遠隔診察でやってみましょうとご提案して、今は2カ月に1回、福岡との間で遠隔診察をしています。ただし、CPAPの細かい設定などはできないため、患者さんが仕事で東京に出張される時に赤坂に立ち寄っていただき、そこで行うようにしています。私たちは睡眠時無呼吸症候群の患者さんを医療で幸せにして、さまざまな合併症から救っていかなければいけないと考えて診療にあたっています。睡眠時無呼吸症候群を診ている者の責任として、ビジネスのために睡眠時無呼吸症候群を利用することはやめてもらいたいと思っています。睡眠時無呼吸症候群の診療を行っているとされる医療機関の一部には、CPAPの設定などは業者さん任せにして、窓口で患者さんからお金をもらってメーカーに使用料を払っているだけというようなところもあることは事実です。CPAPは保険診療でも1カ月に4,700円ほどかかりますから、それだけのお金を患者さんが負担するからには、もう少ししっかりと適切な医療が受けられるようにしなければいけないと考えています。当院では虎の門病院睡眠呼吸科の成井浩司先生に顧問になっていただいていますが、私が大学院にいたときから成井先生のことはよく存じ上げていました。私はもともと心臓が専門で不整脈を診ていたのですが、不整脈の発生原因に睡眠時無呼吸症候群が大きく関わっているということを知り、関心を持つようになりました。まだ睡眠時無呼吸症候群が今のように知られていなかった頃から、血圧が高くてなかなかよくならない患者さんを見つけると、睡眠時無呼吸症候群があるのではないかと片っ端から検査をして、今日まで診療を続けています。経験や知識がない医師までもが睡眠時無呼吸症候群の診療を安易に始めている現状は止めようがありませんが、これでは患者さんがかわいそうだと思います。遠隔診療導入の背景患者さんにしてみれば、毎月病院に行くというのは誰しも負担に感じるはずです。毎月1回病院に来てくださいといっても、実際にはなかなか難しいところがあります。本来は毎月診るべきなのですが、実際に患者さんが来なかったときには保険診療の制度上、2カ月分さかのぼって算定できるということになっていますので、私たちのところでは実質的には診察を2カ月に1回という形にしています。そうすれば私が赤坂だけではなく、江東区南砂町のクリニックにいるときに患者さんを診ることもできます。実際、先日は江東区のクリニックから福岡にいらっしゃる患者さんを遠隔で診察しましたし、その前にはこの赤坂のクリニックからも診ています。遠隔診療では患者さんとつながることができれば、私がどこにいてもいいのです。私と患者さんとの間に画面があるだけで、対面の診察と変わりはありません。患者さんが遠隔診療のアプリから予約を取ると自動的に予約が入るので、私がパソコンからその日の診療呼び出しをすると、患者さんのスマートフォンでも呼び出し音が鳴ります。患者さんが電話に出るときと同じ要領で出ると、私のパソコン上でも患者さんが画面に出てくるという形です。診療報酬はクレジットカードで決済します。医療は対面でなければ、という考えの医師もいると思いますが、もうそういう時代ではなくなってくると思います。今や厚生労働省の課長クラスの方たちからも「医療はサービス業」という言葉が聞かれるようになっていますし、私自身もそう思っています。医療におけるサービスというものを考えると、患者さんに対して上から目線で病院に来なさいというような診療ではなく、いかにその患者さんにもっと病院を利用してもらいやすくするかということに重点を置いていかなければなりません。私は患者さんの利便性が良くなり、その利便性向上のおかげできちんと通院ができるようになり、健康管理ができるほうが有益だと考えています。逆に時間がなくて病院に行けないから薬をもらえなかったというほうが、よほど健康には不利益です。病院も患者さんの事情に合わせていける部分についてはサービスを強化していけばよいのではないでしょうか。
2017年09月28日俳優の山本浩司が主演を務め、足立正生監督がフランツ・カフカによる同名小説の実写化に挑む映画『断食芸人』(2月27日公開)の予告編が、このほど公開された。1960年代に"アングラの旗手"として知られ、後にパレスチナ革命に身を投じた足立監督。本作は、2007年に公開された『幽閉者 テロリスト』以来、約10年ぶりとなる監督作だ。残酷で不条理な国で見せ物にされる男・断食芸人(山本)の周囲で起こる、不可思議で不気味な世界を映し出す。山本のほか、桜井大造、伊藤弘子らも出演し、劇中ナレーションを田口トモロヲが務める。予告映像の冒頭では、本作のメインビジュアルを撮影した写真家・荒木経惟氏による「ここんとこ日本の映画は家族ものでぶったるんでるからここらいっぱつ血煙をあげてくれないとね。そうとうおもしろいね、この映画」との応援コメントを披露。不穏な音楽をバックに、断食芸人が登場するとマスメディアはこぞって男を、聖なる者、時代の救世主として祭り上げる。女子高生などの一般市民にももてはやされるが、男は路上にこしらえられたおりに閉じこもり、ボーッとした表情でうつろな目をするばかり。映像の終盤では、ついにオランウータンに並べられ、動物園らしき場所でさえ見せ物にされてしまう。断食芸人という人物を通して、人間の浅ましさと狂気を垣間見ることのできる、静かながらも衝撃的な映像に仕上がっている。これに合わせて、7枚の場面写真も公開。予告映像で見られるシーンだけでなく、新たな場面を捉えたものもあり、断食芸人が引き起こす混乱を捉えた異様な空気が映されている。さらに、本作はオランダで行われる第45回ロッテルダム国際映画祭(1月27日~2月7日開催)の"ディープフォーカス"部門への正式出品も決定。同映画祭では足立監督の特集上映(『椀』、『銀河系』、『性遊戯』、『女学生ゲリラ』、『略称・連続射殺魔』、『赤軍PFLP・世界戦争宣言』の6本)と共に、本作がインターナショナルプレミアとして上映される。(C)2015「断食芸人」製作委員会
2016年01月14日