「ほぼ日ハラマキ」から、漫画家・手塚治虫の作品とコラボレーションした新作「W9(ウォーマーナイン)」が登場。2017年12月6日(水)に発売される。2001年の誕生以来、ユニークなデザインで人気を集めている「ほぼ日ハラマキ」と、『鉄腕アトム』をはじめとする手塚治虫作品との夢のコラボレーションが実現。まるでマンガのコマがそのまま飛び出したかのような、全9柄11アイテムが展開される。手塚治虫の代表的作品である『鉄腕アトム』からは、アトムの顔を大きくデザインしたもの、アトムが夜の街を飛ぶ漫画の一コマをそのまま採用したもの、そして主人公アトムの妹であるウランにフィーチャーしたものの3バリエーションがラインナップ。そのほか、『リボンの騎士』の一コマから、通常セリフが書き込まれる部分をあえて空洞にしたグラフィカルなハラマキも注目のアイテムだ。また、ハラマキと合わせて、毛糸のパンツとレッグウォーマーも同日に発売。気持ち良さそうに眠るユニコの刺繍をデザインしたものと、『ブラックジャック』に登場するピノコが“あっちょんぶりけ!”をしている様子を刺繍したものの、2種のデザインが用意されている。【商品情報】手塚治虫作品×ほぼ日ハラマキ「W9(ウォーマーナイン)」発売日:2017年12月6日(水)販売店舗:TOBICHI東京、TOBICHI京都、ほぼ日ストア(12/6 11:00〜)(C)Tezuka Productions
2017年12月07日ルーマニアの鬼才演出家シルヴィウ・プルカレーテが、佐々木蔵之介らほぼオールメール(渡辺美佐子以外全員男優)の日本人キャストを使い、日本で創作を行った「リチャード三世」が10月17日のプレビューを経て、18日に東京芸術劇場 プレイハウスで開幕した。舞台「リチャード三世」チケット情報重低音が腹に響く大音量のダンス音楽とともに緞帳が上がると、ドラッグパーティーのような雰囲気の中、男たちが踊り狂っている。この幕開きからして、従来の感覚でシェイクスピアの「リチャード三世」を観に来た観客を面食らわせるに十分だろう。リチャード三世役・佐々木は、不具であることを象徴するせむし、大きく足を引きずるといった見せ方は特にしていない(その後のシーンではしているところもある)。伝え聞いたところによると、演出家は稽古の中で佐々木に、「あなたは(リチャードと違い)背が高いし、綺麗だから」と言ったことがあったという。つまり、実際の佐々木は美しいということを知っている日本の観客に“リチャード三世=醜い”という前提や共通認識を無理に植えつけることはしない、という点で興味深い。そして、その佐々木がカツラや丸い鼻といったピエロの扮装道具を着けるという象徴的な場面から、物語は動き出す。佐々木の美しさに基づくリチャード三世像は、恋愛関係をも思わせる同志バッキンガム公(山中崇)や、忠実な飼い犬のようにリチャードにまとわりつくケイツビー(河内大和)らとのシーンでも打ち出され、いささかの困惑とともに倒錯的な魅力が観る者を酔わせる。男優が女性役を演じることも、その倒錯的魅力の一端を担っているように感じる。女性役の4人(手塚とおる、今井朋彦、植本純米、壤晴彦)はいずれもドレスは身につけているが、ことさらに女性であることを強調する演技はしていない。にも関わらず、たとえば、アン(手塚)がリチャードに口説き落とされる場面のなまめかしさといったら!佐々木のリチャード三世はシーンごとに、対する相手ごとに大きく印象を変えるのがユニークで、抗いがたい悪の魅力と人間味がある。だが圧倒的な孤独の影が常に貼り付き、最終的に彼が求めていたものについて思いを馳せた。なおリチャードの最期はオリジナルのものになっており、その衝撃度も高い。ほかにも、どのシーンを切り取っても圧倒的に強く美しいビジュアルに、不思議と耳について離れない音楽……。観客はあらゆる衝撃の残像を、ずっしりと持ち帰るに違いない。東京公演は10月30日(月)まで。その後、大阪、愛知を巡演。取材・文/武田吏都
2017年10月20日舞台『リチャード三世』の公開稽古が15日、東京芸術劇場プレイハウスで行われ、佐々木蔵之介、手塚とおる、今井朋彦、植本純米、長谷川朝晴、山中崇が取材に応じた。同作はウィリアム・シェイクスピアによる史劇で、主役が悪逆非道を尽くすというピカレスクロマン。敵、味方、肉親も殺し玉座を手に入れるリチャード三世(佐々木)の栄光と転落を描く。ルーマニアの鬼才シルヴィウ・プルカレーテが演出し、男優15名、女優1名というほぼオールメールでの上演となる。佐々木は「ハロウィンでもないのに、おっさん達が何を仮装してるんだと思われるかもしれないけど、大真面目で。やる気満々です」と苦笑。アン王女役の手塚も「この中で最年長で、55歳。この格好して意気込みをわかっていただければ」と語った。極悪の限りをつくすという佐々木だが、共演者を見渡し「僕はだいたい殺してます」とひょうひょうと答える。「今までのリチャード三世の凶悪何ですけど、僕は今回道化というかピエロというか。プロレスで言うたらヒール役みたいな」と役について説明。「最終的に王様になったらこの権力を守ろうと、病気になっちゃうという。まさに衆議院選挙が行われてる最中に」と苦笑しつつ、「今まで見たことのないリチャード三世です」と自信を見せた。手塚は佐々木から口説かれる役となるが、「コロッといきます。蔵ちゃんかっこいい、コロッと」と語る。キスシーンについて聞かれると、手塚は「そんな噂があるんですか。これは観にこないとわかんないですね」とかわしたが、佐々木が「結構濃厚ですね」と暴露していた。また、プルカレーテについて佐々木はは「稽古初日から毎日、僕らは『えっそんな角度から本を読むの? そんな演出?』って毎日が刺激的で、驚くべき日々ですね」としみじみ。「こんな幸せなことやらせてもらってる、って感じでした」と心境を吐露し、「本当に危険で、でも官能的で美しくて、でも凶暴で、それが全部アートでエンタテインメントなんですよ」と表現した。会見後、記者懇親会に現れたプルカレーテは、今回のキャストについて「オーディションをするために来日していろんな俳優さんにあったんですけど、そういった過程の中でほとんどオールメールキャストにしようということが決まりました」と明かす。日本人キャストについては「非常に敬愛すべき才能の豊かな人々でありました。パーフェクトにプロフェッショナルで、とても優しい人々です」と表現。さらに作品についても「大胆なアレンジを施したつもりはない」「今日に響くメッセージを残した」と語った。公演は東京芸術劇場 プレイハウスにて10月18日~30日。17日にプレビュー公演を行う。また、大阪公演、盛岡公演、名古屋公演を予定している。
2017年10月15日俳優・藤原竜也が、10月14日(土)放送の「世にも奇妙な物語’17秋の特別編」でシリーズ初出演&初主演を果たすことが決定。藤原さんが主演を務める作品は、手塚治虫原作の「夜の声」。また相手役を人気急上昇の若手女優・飯豊まりえが演じる。大手IT企業のCEOである我堀英一(藤原さん)は、容赦なく社員の首を切る冷徹な経営者。そんな我堀が人知れず実践しているストレス解消法があった。それは、週末はホームレスとしてダンボールハウスに住むこと。ある週末、いつものようにホームレス姿で過ごしていた我堀の元に、一人の若い女性(飯豊さん)が男たちに追われて逃げ込んでくる。思わず彼女をかくまう我堀。男たちが去り、早く家に帰るよう促す我堀だが、ユリと名乗るその女性は我堀のダンボールハウスまでくっついてきてしまう。見捨てるわけにもいかず、ダンボールハウスに入れる我堀。ユリはそのままダンボールハウスに住み始め、ホームレス姿の我堀の世話を焼くように。お互い多くを語らずホームレス生活を送り始めた2人は、次第にひかれ合っていく…。ユリとより多くの時間を一緒に過ごしたいと考えた我堀は、CEOの身分については黙ったまま、自分の会社の入社試験を受けるようユリに言う。当然のごとく入社試験に受かり、我堀の元で働き始めるユリだが、我堀がホームレスと同一人物であることにはまったく気づかない。そんなユリをますます好きになった我堀は、自分がユリの慕っているホームレスと同一人物であることを隠したままプロポーズするのだが…。今回、“大手IT企業のCEO”と“ホームレス”といった正反対の2つの人生を送る藤原さん。役どころについては「勝ち組の葛藤じゃないですが、違う世界に強いあこがれがあって、普段の生活を遮断して違う新たな自分を出したい、見つけたい、という無い物ねだりの主人公です」と説明し、「普通の人ならそのまま勝ち組の道を進めばいいんですけど、でもそれだけではなくて、心にぽっかり開いた穴に気付いていて、自分の中で納得できない何かがあり、違う生活を追いかけています。そんな人間の破滅する姿が手塚治虫さんならではのうまい心理描写で描かれていると思います」とコメント。また「リラックスして楽しめるものになっていると思いますので、世代を問わず気楽に見ていただければと思います」とメッセージを寄せた。そのほか短編作品に、元「乃木坂46」にして卒業後本格的に女優の道を歩み始めた深川麻衣が、本シリーズ初出演で初主演。出演作「ポニーテール」は、ポニーテールの似合うマイ(深川さん)は恋にあこがれる女子大生。しかし、マイはそんなポニーテールに恋心を翻弄されることになるとはつゆとも知らず…。撮影を終え、「普段の生活では、なかなかできない経験もさせていただいて、すごく楽しかったです」と感想を述べた深川さんは、「楽しんでいただけたらうれしいです!」と呼びかけている。そして、「Sexy Zone」松島聡が「交換」という作品で主演を務める。スマホの画像アプリで遊んでいた高校生の寛太(松島さん)と泉(田中真琴)。寛太は不意に「…ねえ、マジなやつやっていい?」と泉に問いかけるが…。ドラマ初出演となる松島さんは、これまでテレビでは見せたことのない意外な姿を披露するという。土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’17秋の特別編」は10月14日(土)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月07日手塚治虫原作による舞台「Amazing Performance W3(ワンダースリー)」の宇宙初公演が7月1日(土)に開幕。それに先がけ、teamA(西島数博、フィリップ・エマール、川原一馬、椎原夕加里、石井咲が出演)の公開ゲネプロが行われた。Amazing Performance W3 チケット情報本作は、手塚治虫初期の代表作であるSF漫画『W3(ワンダースリー)』を舞台化したもの。言葉を使わない“ノンバーバル(=非言語)パフォーマンス”で表現され、日本語がわからなくても楽しめる作品となっている。構成・演出はウォーリー木下。物語は、宇宙の銀河連盟に集まる優れた生物たちが、戦争ばかりしている野蛮な星「地球」を救うか、反陽子爆弾で消してしまうかの評決をするところから始まる。銀河連盟は評決の前に、うさぎ・鴨・馬の姿に変身させた3人の調査員・W3を地球に派遣して、地球の実態を見極めることに。地球に到着したW3は、乱暴だけど純真な漫画家・星真一と出会うが、そこで事件に巻き込まれてしまう――。本作はノンバーバル・パフォーマンスだが、大前提となる部分だけは前説として日本語・英語・宇宙語(!)で話され、原作を読んでいなくてもスムーズに物語に入っていけるのでご安心を。セットは小さな部屋のみで、たった5人の出演者、ノンバーバル、原作はSF漫画……これだけでも作品に詰まった挑戦が伝わってくる本作。しかし実際にゲネプロを観て感じたのは、その“挑戦のすごさ”を超えた“驚き”と“ワクワク”だ。SFならではのコロコロ変わる状況や、たくさんの登場人物、ありえない出来事も、マイムやアクロバット、ダンス、そして映像、影絵、パペットなど、さまざまな表現を組み合わせることで、鮮やかに描き出される。さらに、銀河系が果物で表現されたり、影絵に生活用品が使われたり、車のハンドルがお皿だったりと、“星真一の部屋とそこにある物”が、どこまでもどんなふうにでも広がっていく様は、宇宙のようだった。W3がパペットで登場したり、アニメーションになったり、人間が演じたりするのも印象的。ひとつのキャラクターの演じ手がコロコロ変わるというのは普段ないことだと思うが、3次元が2次元になりまた3次元になるような不思議な感覚が楽しめた。この独特の舞台を体現する出演者は今回のTeamAと、TeamB(藍実成、坂口修一、梅澤裕介、松本ユキ子、関口満紀枝が出演)の2チーム。それぞれバレエ・マイム・アクロバットの分野でトップレベルのパフォーマーや俳優が揃っている。その身体能力でなければ実現不可能な世界をぜひ体感してほしい。現在、東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて7月9日(日)まで宇宙初公演を上演中。本公演は11月から2018年3月まで上演される。取材・文:中川實穗
2017年07月05日長谷川博己が主演を務める、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描いていく警察エンターテインメントドラマ「小さな巨人」。6月18日(日)に大好評のうちに最終回を迎えた本作だが、この度、“総合視聴率”が発表され、本作の最終回総合視聴率が25.7%、総合視聴率平均が21.3%を記録し、今期の民放連続ドラマ1位を獲得したことが分かった(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)。これまでの刑事ドラマとは一線を画し、事件の推理や解決よりも、警察という巨大組織に翻弄されながらも、信念に基づいて行動することで自らの正義を貫く警察官たちの姿を描き、圧倒的な話題を呼んだ本作。主演の長谷川さんが演じるのは、実力で“未来の捜査一課長間違いなし”と呼ばれるまでの活躍をする捜査一課の刑事で、捜査一課長を目指してきた香坂真一郎役。しかしある日、取り調べの際に一つミスを犯してしまい、これまで評価してくれていたはずの捜査一課長の証言により、所轄へと左遷。そこで香坂は刑事としての使命・本当の正義に悩みつつも、自分の“正義”を信じ、“悪”と対峙していくという役どころだ。そして長谷川さんのほかにも、香坂のライバルで彼と同じく捜査一課長を目指す刑事・山田春彦役を岡田将生が演じたほか、香川照之、安田顕、春風亭昇太、駿河太郎、手塚とおる、木場勝己ら豪華キャストたちが出演したことでも話題に。第6話からの“新章”では梅沢富美男、和田アキ子、ユースケ・サンタマリアらが加わり、「学校法人早明学園」を巡る不正とその裏に潜む“警察の巨悪”に立ち向かう香坂らとそこに立ちふさがる小野田を軸にストーリーが展開。最終回ラストでは、17年前の事件の証拠を手元に抱えたまま、香坂を正面から捉えたカットでドラマが終了すると、ネット上では賛否両論が巻き起こり、また本作の見どころの一つ、長谷川さんと香川さんのオーバーともいえるほどの「顔芸」にも注目が注がれるなど、最終回も盛り上がりを見せていた。(cinemacafe.net)
2017年06月27日手塚治虫生誕90周年記念「Amazing Performance W3(ワンダースリー)」の製作発表イベントが開催され、構成・演出のウォーリー木下、出演者の西島数博、フィリップ・エマール、川原一馬、公演のアンバサダーを務めるベッキーが登壇した。手塚治虫 生誕90周年記念 Amazing Performance W3 チケット情報本作は、手塚治虫の漫画『W3(ワンダースリー)』を原作に、言葉ではなくダンスやマイムなどを用いるノンバーバル(=非言語)パフォーマンスで表現する舞台作品。年々増加する海外からの観光客も楽しめる舞台を、と立ち上げられた企画だ。その構成・演出を手掛けるウォーリーは本作について「5人のパフォーマーが『W3』の世界観と物語をパフォーマンスでみせていく。演劇でもないし、ダンスでもない、実験的な作品になると思います」と紹介。稽古は既に始まっており「タイトルから『3分間に1回ワンダーなことが起こる』と言っていたのですが、今は『1分間に1回』くらいになってます!」と笑顔をみせた。アンバサダーのベッキーはこの日が初登場。「十代の頃に手塚治虫先生の本の表紙をやらせていただいて。またご縁をいただけたことが嬉しいです」と挨拶し、原作について「何十年も前に描かれたものですが、今を生きる私たちへの色あせないメッセージがあります」と感想を語った。稽古の様子も動画で披露。さまざまな表現に日用品が使われていることについてウォーリーが「基本的に部屋にある物で全部やってみようっていうのが今回のコンセプト。手塚治虫さんの作品のモチーフのひとつに“ミクロとマクロ”というのがあって、小さい日本の片隅の話と巨大な宇宙の話が入れ子構造になっている。それを演出で表現するとき、部屋にある物で宇宙を表現してみたり……」と熱く解説すると、ベッキーは「楽しみ!」と目を輝かせた。トップバレエダンサーでもある西島は「バレエも言葉のない舞台ですが、この作品はダンス以外の表現もたくさん含まれている。“Amazing”な舞台に参加させてもらっています」とタイトルとかけてニコリ。シルク・ドゥ・ソレイユで活躍してきたエマールは「シルク・ドゥ・ソレイユのときはあくまで自分の役でしたが、『W3』は手塚治虫さんの世界観に合わせた役。手塚治虫さんと観客の“間”に立って演じます」と本作ならではの演じ方を語る。ウォーリー演出のハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」にも出演する川原は「さまざまなジャンルのパフォーマーや役者が集まっているのですが『みんなで創ろう』という想いが強い。僕自身も役者ではなくクリエイターという視点で挑戦しています」と新体験を話した。東京・DDD AOYAMA CROSS THEATERにて7月1日(土)から9日(日)まで宇宙初公演を、11月から2018年3月まで本公演を上演。取材・文:中川實穂
2017年06月02日毎週日曜日TBSにて放送中の長谷川博己主演ドラマ「小さな巨人」。この度、歌手で俳優、さらにバラエティ番組への出演などマルチに活躍する梅沢富美男が、元捜査一課長役で本作に出演することが明らかになった。梅沢さんのTBSドラマ出演は、2015年7月放送の「ナポレオンの村」以来となる。本ドラマは、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描いていく警察エンターテインメントドラマ。刑事・香坂役を長谷川さんが演じるほか、同じく刑事・山田春彦を岡田将生、さらに安田顕、春風亭昇太、駿河太郎、手塚とおる、木場勝己、香川照之ら豪華キャストたちが熱演を繰り広げている。本作は、5月21日(日)放送の第6話より「後編」がスタート。香坂は横沢亜美から「早明学園」の事務局で経理課長を務めている夫・裕一が失踪したから探して欲しいと相談される。その学園の専務・富永は、元警視庁捜査一課長であり刑事部参事官にまでなった男で、退任後に天下りでこの職に就いていた。また、小野田(香川照之)を一課長の座に引き上げた人間であると同時に、捜査一課で勤務していた香坂の父・敦史(木場勝己)を所轄へと異動させた過去を持つ。香坂は捜査のため山田らと早明学園に出向き、新人警察官時代に世話になった富永と久々の再会を果たすが、失踪事件の聴取をすると「横沢は横領していたが、長年学園の成長を支えてくれた。一大プロジェクトが始まった大事な時期に公にしたくないから示談にする」と言われるのだった。しかしこの横沢の失踪騒ぎは、のちに日本警察を大きく揺るがす大事件へと発展することになる…というストーリー。そんな中、今回出演が明らかになった梅沢さんが演じるのは、早明学園の専務・富永拓三役。彼は、元捜査一課長で大きな権力を持ち、小野田や香坂の父・敦史の過去を握っているという役どころだ。梅沢さんは、「いまのドラマは原作物が多い中、警察組織を舞台にした完全オリジナルの作品ということでとても楽しみにしています」と今回の出演を喜び、「途中から出てくる富永は何者なのか?どのように香坂にかかわってくるのか?後半に向けて物語はますます面白くなってくると思います。ぜひご覧ください」とコメントしている。後半の事件の舞台となるのは、グローバルの名の下に海外から留学生を多く招き入れ、国内の優秀な人材を根こそぎ引き入れている「早明学園」。しかし、実は元々埋立地であった土地を何らかの形で安く購入し建てられたとうわさされているという。昨今、世間を騒がせている学校法人問題に一石を投じるような今回の物語。後半のストーリーをさらに熱くすること間違いなしのようだ。「小さな巨人」は毎週日曜日21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月08日先日放送スタートした長谷川博己主演のドラマ「小さな巨人」。この度、“謎の女”という役で出演する佐々木希の役柄がこのほど明らかになり、またドラマ出演者より結婚を祝福するサプライズが行われた。本ドラマは、警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描いていく警察エンターテインメントドラマ。刑事・香坂役を長谷川さんが演じるほか、同じく刑事・山田春彦役を岡田将生、さらに安田顕、春風亭昇太、駿河太郎、手塚とおる、木場勝己、香川照之ら豪華キャストたちが集結している。そして今回、これまで謎の女役と公表されていた佐々木さんの正体が判明!彼女の正体は、会員制バーのオーナー・ 山本アリサ。実は、第1話で起きた誘拐事件の引き金となった、風見京子(富永沙織)の死の真相を握っており、事件を追う香坂たちはそんなアリサが真相を握っていることに気づき、バーを訪れるのだが…と物語は展開していく。果たして、アリサが隠していることとは…!?また、先日結婚を発表し幸せいっぱいの佐々木さん。その発表数日後にドラマの撮影が行われ、現場ではキャスト・スタッフから佐々木さんに向けて一斉に「おめでとうー!」と祝福の声が上がり、拍手の嵐に。目を丸くして驚く佐々木さんに、長谷川さんから花束を渡されると、恥ずかしそうに「ありがとうございます」と一言。さらに、安田さんは「私の役名 “渡部”っていうんです」と周囲の笑いを誘い、「これだけ言いたかったんです。他人事に思えなくって…」。それに対して佐々木さんも、「私も台本を見たとき『あっ』って思いました(笑)」と一番の笑顔で応えた。「小さな巨人」は毎週日曜日21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年04月22日4月16日(日)より放送スタートする、新日曜劇場「小さな巨人」に出演する長谷川博己と岡田将生が、TBSテレビの入社式にサプライズゲストとして登場。女性陣を中心に黄色い歓声が沸き起こり、新入社員を大興奮の渦に巻き込んだ。新ドラマ「小さな巨人」は、これまでの謎解きを重視した本来の警察ドラマとは一線を画した、“リアルな警察の姿”、そして“人”を描いた警視庁と所轄の確執、警察内部の戦いを克明に描く警察エンターテインメント。“未来の捜査一課長間違いなし”と呼ばれるまでの活躍をするが、あるミスを犯し左遷させられてしまう刑事・香坂真一郎役を主演の長谷川さんが演じるほか、香坂と同じく捜査一課長を目指す刑事・山田春彦役を岡田さん、さらに芳根京子、安田顕、春風亭昇太、駿河太郎、手塚とおる、木場勝己、香川照之ら豪華キャストたちが脇を固めている。本作において、長谷川さんは日曜劇場初主演、岡田さんはTBSの連続ドラマ初出演となり、今回の新入社員同様、日曜劇場のニューフェイス。この日、新入社員からは“新しい環境で対応する秘訣”を問われると、岡田さんは「僕も新しいドラマなどに入るときは、会ったことのないスタッフやキャストの方々とお仕事をさせてもらっていますが、毎回、コミュニケーションをとって信頼関係を作っています。恐れず、上司の方々とお話をしてください」とアドバイス。また長谷川さんは、「嫌なことや、つらいことがあるかもしれませんが、信念と志を強く持っていれば、何かの糧になって必ず自分のやりたいことが切り開かれます。若いときならやり直しはきくので、適度に挫折も経験した方が良いと思います。若さは何物にも変えられない宝物です。その若さでどんどん勝負をしてください」とエールを贈り、「皆さんが出世されたときに、僕のことを起用して頂けたら嬉しいです(笑)」と付け加え、会場を笑わせていた。「小さな巨人」は4月16日より毎週日曜日21時~TBSにて放送。※初回25分拡大(cinemacafe.net)
2017年04月03日連続テレビ小説「べっぴんさん」で主演を務め、いま注目を浴びる若手女優のひとり芳根京子が、4月スタートの長谷川博己主演新ドラマ「小さな巨人」に出演することが決定。芳根さんは、プロデューサーが取材する中で出会った、実在する人をモデルに作られた役柄、警務部の人事課に配属された新任職員役を演じる。本作は、“未来の捜査一課長間違いなし”と呼ばれるまでの活躍をする、警視庁捜査一課強行班1係長の香坂真一郎(長谷川博己)が、取り調べの際に一つミスを犯してしまい、所轄への異動を命じられてしまう。やってきた所轄では、小さな事件でも己の正義を信じ事件に挑む同僚たちが。その姿を目にしたとき、香坂は刑事としての使命・本当の正義に悩みつつも、自分の“正義”を信じ、“悪”と対峙していくことになる…というストーリー。刑事・香坂役の長谷川さんのほかにも、同じく捜査一課長を目指す刑事・山田春彦を岡田将生が演じ、安田顕、春風亭昇太、駿河太郎、手塚とおる、木場勝己、香川照之らが脇を固めている。今回、新たに出演が発表された芳根さんが演じるのは、警察犬のブリーダーに憧れて警視庁に入庁したが、志望とは異なる警務部の人事課に配属された新任職員・三島祐里役。祐里は、昇任試験の問題の準備や採点の補助、人事案の整理の仕事を行っており、人事の仕事をこなす中で、優秀な刑事と出世をする刑事とは別物であることや、普段は巨悪に立ち向かう勇猛果敢な警察官たちが人事にも大変興味を持っていることも知る。警察内部の人事情報に精通することである決意をするのだが、その決意がこの物語を左右していくことになる…という重要なキャラクターだ。芳根さんは、「朝ドラの撮影が終わって、TBSのスタッフさんに『おかえり!』と言っていただけて嬉しかったです。本当に豪華なキャストの皆様に囲まれて過ごせること、そして初めての社会人の役。自分にとってまた新たな大きな挑戦になりますが精一杯頑張ります!」と意気込み、「警察が舞台の男っぽいドラマで女性のキャストが少ないですが、その分、祐里がちゃんと輝けるようにしっかり向き合っていきたいと思います」とコメントしている。また、伊與田英徳プロデューサーは、「私たちが取材を重ねる中で、普段は果敢に事件と戦っている警察官が、実は人事にも大変興味を持っているということを知りました。今回の作品の中でも、それと同じ目線となる新人警察官役が必要だと思い、芳根さんにオファーをして承諾を頂けました」と今回のキャラクターを作った経緯を語り、芳根さんについては「純粋でまっすぐな彼女であれば、警察官の背中を見て社会人の厳しさを感じる三島祐里役を演じきってもらえると思っております」と期待を寄せている。日曜劇場「小さな巨人」は4月16日より毎週日曜日21時~TBSにて放送。※初回25分拡大(cinemacafe.net)
2017年03月31日手塚治虫の代表作「ジャングル大帝」をテーマにした、映像とオーケストラのコンサートが、すみだトリフォニーホールで催される。開催日は2017年4月19日(水)。白いライオン・パンジャとその子レオを中心に大自然の中で繰り広げられる弱肉強食の生存競争や、人間と動物とのかかわりなどを描いた大河ドラマ『ジャングル大帝』。日本ではじめてのテレビ用カラー・アニメーションで、まさにアニメ界の先駆者的存在として有名だ。原作は手塚治虫、そして重量感のある大シンフォニーを手がけたのが、冨田勲だ。冨田勲は2016年5月に逝去した日本を誇る作曲家であり、世界的シンセサイザー・アーティスト。今回、冨田勲の生誕85年を記念して、1991年に作られたアニメと生のオーケストラが融合して贈るフルオーケストラコンサート、アニメ交響詩「ジャングル大帝」の上演が決定した。公演では“TOMITAサウンド”と呼ばれる壮大なオーケストレーションによって『ジャングル大帝』の1時間におよぶストーリーが描かれていく。新日本フィルハーモニー交響楽団による生演奏と映像を用いたアニメ交響詩「ジャングル大帝」は、当時アニメを見ていた人にとっては懐かしく、どこか温かい気持ちになるに違いない。【概要】冨田勲作品集 生誕85周年記念アニメ交響詩「ジャングル大帝」日時:2017年4月19日(水) 開場 18:00 / 開演 19:00会場:すみだトリフォニーホール住所:東京都墨田区錦糸1-2-3 オフィシャルHP先行:※先着受付 2/20(月)12:00~2/27(月)23:59まで一般発売:3月4日(土)10:00から価格:大人 7,000円(税込) 高校生以下 3,500円(税込) ※未就学児童入場不可
2017年02月26日「手塚治虫の美男美女展~優艶~」を、大阪・阪急うめだ本店で開催。会期は、2017年3月29日(水)から4月10日(月)まで。マンガの神様、手塚治虫。『鉄腕アトム』や『ブラック・ジャック』など、彼が生み出してきた数々の名作は、単なる漫画という粋を超え、日本の文化として今でも人々に愛され続ける。そんな手塚作品の人気を支えるのは、やはり個性的な魅力を持ったキャラクター達だろう。魔力的な妖艶さを持った美女や、どこか謎を秘めた美男子、溌剌としてパワフルな少年など。彼の作品に登場する男女は、他にはない独特さな美しさを内にも外にも讃えている。本展では、そんな手塚作品の美男美女たちにスポットを当てた。手塚本人による多数の直筆マンガ原稿に加え、吉崎観音や、倉花千夏など、現在活躍中のクリエーター達が、手塚キャラクターへのオマージュを込めて、本展のために特別に創作した作品も展示する。また、会場限定アイテムをはじめ数々のグッズも販売される。【詳細】手塚治虫の美男美女展~優艶~会期:2017年3月29日(水)から4月10日(月)会場:阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー住所: 大阪府大阪市北区角田町8-7入場料:一般600円、大学・高校・中学生400円 ※小学生以下無料開催時間:阪急うめだ本店の営業時間に準ずる。※入場は閉場30分前まで。※催し最終日は18:00閉場。※阪急阪神お得意様カード・ペルソナカード・エメラルドSTACIAカードの呈示で、本人に限り入場料から100円割引。■参加クリエイターいとうのいぢ、いのまたむつみ、江端里沙、倉花千夏、天神英貴、土方クロネ、美樹本晴彦、吉崎観音、吉元ますめ、elements,H
2017年02月21日東京・銀座のメグミオギタギャラリー(MEGUMI OGITA GALLERY)では2月7日から18日まで、手塚治虫ら“漫画家の絵本の会”の7名の作家による作品を展示する「植田俊一郎コレクション展 懐かしの『漫画家の絵本の会』作家たち」が開催される。現代アートをはじめ、「漫画家の絵本の会」や雑誌『アルプ』の山関連の作家の作品など、多岐に渡るコレクションを形成してきた植田俊一郎。同展では、1979年に開催された「漫画家の絵本の会」の展覧会で原画を購入して以来、35年間収集し続けた「漫画家の絵本の会」の7名の漫画家の原画・版画・陶器など30数点を展示する。作家のラインアップは、おおば比呂司、手塚治虫、永島慎二、馬場のぼる、東君平、柳原良平、やなせたかし。【イベント情報】「植田俊一郎コレクション展 懐かしの『漫画家の絵本の会』作家たち」会場:メグミオギタギャラリー住所:東京都中央区銀座2-16-12銀座大塚ビル地下1階会期:2月7日~18日時間:11:00~19:00休館日:日曜日、月曜日
2017年01月29日ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)が、手塚治虫による漫画作品『ユニコ』とコラボレーション。全国のツモリチサトショップにて、メンズ・ウィメンズの計12アイテムを限定販売する。『ユニコ』は、幸せを運ぶユニコーンの⼦どもが主⼈公の愛の物語。連載開始から40年を迎える2016年11月、遂に夢のコラボレーションが実現した。ユニコの幻想的な世界とツモリチサトのドリーミーな世界が溶け合うことで生まれた新たなファンタジーを、2つのシリーズでそれぞれのアイテムに落とし込む。マンガのコマを大胆にコラージュし、ツモリチサトらしくペイントでアレンジしたのは「ユニコプリント」シリーズ。タフタ素材を使用したアウターや、シルクサテンのワンピースなどが登場する。また、カジュアルに着られるスカートやカットソーもラインナップ。日常を幻想的に彩ってくれる。「フラワーユニコ」シリーズのプリントでは、デザイナー津森千里による手描きの花畑からユニコが顔を出す。「ユニコプリント」とは異なるガーリーなデザインが魅力だ。オパール素材を用いたワンピース、ブラウス、スカートは、光沢感のある上品なニュアンス。暖かみのあるウールジャージ素材のものは、デイリーにも使いやすい緩いシルエットで登場する。なお、津森は今回のコラボレーションにあたって「子どものころから絵を描くことが好きで、マンガ家になりたいと思ったことも。そんな私にとって手塚治虫さんは特別な存在。今回のコラボレーションを嬉しく思う。」とコメントしている。【詳細】ツモリチサト×ユニコ発売日:2016年11月18日(金)取り扱い店舗:全国のツモリチサト ショップユニコプリント・キルティング・ブルゾン(タフタ素材) 68,000円+税・ブルゾン(タフタ素材) 59,000円+税・ワンピース(シルクサテン素材) 29,000円+税・ワンピース(カットソー素材) 39,000円+税・スカート(カットソー素材) 24,000円+税・メンズ カットソー 19,000円+税フラワーユニコ・ワンピース(オパール素材) 54,000円+税・ブラウス(オパール素材) 43,000円+税・スカート(オパール素材) 49,000円+税・ワンピース(カットソー素材) ワンピース 29,000円+税・ワンピース(ウールジャージ素材) 39,000円+税・カットソー(ウールジャージ素材) 22,000円+税(C) Tezuka Productions
2016年11月25日「手塚治虫とっておきの漫画」展が、さいたま市立漫画会館にて2016年9月10日(土)から11月13日(日)まで開催される。2016年は、手塚治虫デビュー70周年であると同時に、漫画会館の開館50周年の年でもある。これを記念して行われる本展では、「鉄腕アトム」や「火の鳥」といった代表作品以外の面にスポットを当て、一コマ風刺漫画や情感豊かな絵本画など、これまであまり知られてこなかった手塚治虫の多彩な画業を紹介する。展覧会に合わせて、手塚治虫の長女・手塚るみ子と、鉄腕アトムの声優・清水マリが思い出を語るトークショーも行われる。また、手塚プロダクション新座スタジオがあった埼玉県新座市限定のオリジナルグッズが特別販売されるイベントも開催され、会場では新座スタジオの写真や、「鉄腕アトム特別住民票」など、ここでしか見られない資料が展示される。【詳細】「手塚治虫とっておきの漫画」展会期:2016年9月10日(土)~11月13日(日)時間:9:00~16:30会場:さいたま市立漫画会館 1階 企画展示室 住所:埼玉県さいたま市北区盆栽町150番地入館料:無料(c)手塚プロダクション■トークショー「手塚治虫先生の思い出」日時:10月23日(日) 14:00~ 1時間程度会場:漫画会館2階人数:50名(先着順)応募方法:9月13日(火) 9:00より電話にて受付■「新座からアトムがやって来る!」オリジナルグッズの特別販売日時:9月10日(土)9:00~14:00、10月23日(日)9:00~16:30場所:漫画会館 1 階ロビー
2016年09月01日宮藤官九郎と水田伸生がタッグを組み、岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥を主演に迎えて贈る日曜ドラマ「ゆとりですがなにか」。安藤サクラや島崎遥香、吉田鋼太郎ら豪華共演陣でも話題の本作に、4人組ダンスロックバンド「DISH//」のメンバーで俳優としても活躍する“TAKUMI”こと北村匠海が第3話よりレギュラー出演することが分かった。2002年に行われた教育改正、完全週休2日制、授業内容、時間数削減、絶対評価導入…「ゆとり第一世代」と呼ばれる1987年生まれのアラサー男子3人が、仕事に家族に恋に友情に、迷い、あがきながらも懸命に立ち向かう、笑いあり涙ありのヒューマンドラマである本作。これまで第2話までが放送されており、5月1日(日)放送の第3話では、岡田さん演じる正和が、パワハラを受けたと主張する山岸(太賀)と対面。山岸は労災認定を要求し、正和は自分が謝罪して始末書を書けば事態は収まると分かりつつも、納得できずにいた。一方、松坂さん演じる山路は、教育実習生の佐倉(吉岡里帆)から、山路が受け持つ4年2組の児童・エレンが同じクラスの彩香にいじめられていると聞かされて…。居酒屋「鳥の民」には、上司の早川(手塚とおる)と宮下(安藤サクラ)に、無理やり書いた始末書を提出する正和と、山路が、佐倉や同僚教師とともに訪れ、その席に、すっかり常連となった柳楽さん演じるまりぶが乗りこんできて…。豪華共演陣とリアルな描写で人気を博す本作に、北村さんの出演が決定。北村さんは、2013年に「DISH//」のメインボーカルとしてメジャーデビューし、武道館単独公演も成功させるなどアーティスト活動でも華々しい経歴を持ちながら、2008年に『DIVE!!』で映画デビューして以来、俳優業でも活躍。“登竜門”として名高い「JR SKISKI」のCMではヒロイン2人から想いを寄せられる男子役として大抜擢。今年は『信長協奏曲』『セーラー服と機関銃-卒業-』『あやしい彼女』『ディストラクション・ベイビーズ』と出演作が目白押しの、大ブレイク寸前の若手俳優だ。北村さんは「またしても新たな役柄に挑戦ではあるのですが、とても楽しく演技に取り組む日々です。映画『あやしい彼女』の出演時にドンピシャのヒントを沢山いただいた水田監督をはじめ、素敵な先輩方、スタッフの皆さんのあたたかさに包まれながら、北村匠海『ゆとりですがなにか』の世界に生きております。そして、水田監督と宮藤官九郎さんがタッグを組んだ作品に参加できてとても嬉しいです!自分らしく精一杯参加させていただいてます、ぜひご覧ください!」と喜びのコメントを寄せた。この出演にSNS上では、「みてろよ絶対半年以内に北村匠海ブレイクくるからな~~~」「2016年に入ってまだ半年もたってないとゆーのに…俳優 北村匠海 としての成長に感動。いろんな匠海が拝めて幸せや」「ゆとりですがなにかに北村匠海くんがレギュラー出演するのか!まじでうれしすぎる水田監督繋がりじゃん」と、ファン歓喜の反響が起こっている。「ゆとりですがなにか」は毎週日曜日22時30分より日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月25日1月13日(水)よりスタートの長瀬智也主演ドラマ「フラジャイル」。この度、新たに第1話に長瀬さんと対立する内科医役として手塚とおるが出演することが明らかとなった。「強烈な変人だが、極めて優秀」と周囲が表する偏屈イケメン天才病理医・岸京一郎。常にスーツ姿で全く医者然とせず、口が非常に悪いため、度々ほかの医者たちと対峙する。一見人格破綻者のようにも見えるが、何より優先するべきは患者の命という信念があり、相手を完膚なきまでに論破し打ちのめすのも、自分の診断は絶対であるというデータと論理に裏打ちされた自信と、患者の命を救いたいという思いの表れである。白衣は着ずに手術もしない、組織や細胞を分析して患者の診断を下す病理医・岸の活躍を描く、これまでにない全く新しい医療エンターテインメント。原作は、現在「アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画。「アフタヌーン」の読者アンケートでは常に人気作品の上位にランクインし、4巻まで発刊しているコミックの累計売上数は45万部を記録、「マンガ大賞2015」の候補にもなるなど、今勢いのある漫画のひとつだ。このほど第1話への出演が明らかとなった手塚さんが演じるのは、呼吸器内科の藤原守役。手塚さんは、長瀬さんと共演をした「華麗なるスパイ」(日本テレビ)ではテロリスト役、社会現象となった「半沢直樹」(TBS)では銀行マン役を演じ、小悪党っぷりを発揮した演技で、悪役を演じれば右に出る者はいないとの声も上がっている。手塚さん演じる藤原は、岸ががんだと報告した患者を受け持ち、岸の言う通り、がんの化学療法をおこなっている。しかし全く効果が見られず、逆に抗がん剤が負担をかけているだけに見える。一方の岸は、そもそも、何のがんか特定するためには新たな検査が必要だと主張しているが、藤原は、自分は最初から肺炎だと思っていた、と聞く耳を持たず、挙げ句「患者を直接治療しない病理ごときが、無責任に口を出すな」と言い放ち、岸と激突するのだ。今回の出演に際して手塚さんは「長瀬智也さんと初めてお仕事したのが、長瀬さんの初主演舞台『青空のある限り』でした。それから数十年たって、またこうやってお仕事をご一緒させていただくと、とても立派で、たくましい役者さんになられた長瀬さんがいて、すごく感動いたしました。またお仕事、ご一緒できたら良いなぁ」とコメント。さらに、今回の役を最初は普通に演じていたという手塚さんだが、監督より“もっと嫌な感じで”とのオーダーがあったようで、「それに従ったのですが…モニターを見ながら監督が“ホント嫌な奴だなー”と言っているのを聞き、複雑な気分になりました(笑)」と語っていた。さっそく第1話から繰り広げられる毒舌で偏屈な天才医師・岸と、医師として決して無能なわけではないが、憎たらしく嫌な男にしか見えない内科医との大激突。初回から目が離せない展開になりそうだ。「フラジャイル」は1月13日(水)22時~フジテレビ系にて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年01月12日東京都・吉祥寺の吉祥寺リベストギャラリー創は、手塚治虫へのリスペクトのもと、さまざまな作家やクリエイターが"手塚治虫"で遊ぶトリビュートイベント「手塚治虫文化祭 ~キチムシ’15~」を開催する。会期は12月17日~12月23日。開場時間は12:00~18:00(12月23日は17:00まで)。入場無料。同イベントは、手塚治虫の作品やキャラクターをモチーフに、出展者それぞれが独自のアイデアでマイ・コラボレーションアイテムを創作し、展示披露するだけでなくそれを会場で展示即売するというもの。参加者はこのイベント限定の特別ライセンスを取得しており、決して他では販売されることのない、さまざまな漫画家やクリエイターと手塚治虫の貴重かつ作家性あふれるコラボレーションの作品が、同イベント会場限定で購入できる。販売されるアイテムは、イラストやその複製原画をはじめ、ポストカード、Tシャツ、フィギュア、コミック冊子、その他雑貨など(一部受注販売)。出展者は、青木俊直、いしかわじゅん、一本木蛮、江口寿史、上條淳士、キタイシンイチロウ(DEVILROBOTS)、きはらようすけ、桐木憲一、島本和彦、Storm Machine Graphics、寺田克也、TOUMA、西野直樹、古屋兎丸、百世、山田雨月、横田守が予定されているということだ。
2015年11月09日ハードコアチョコレートは、手塚プロダクションと、手塚治虫の漫画作品、アドルフという名前を持つ3人の男がたどった数奇な運命を描く不朽の名作『アドルフに告ぐ』(1983年~1985年)のコラボレーションTシャツを発売する。日本漫画界の巨匠・手塚治虫が描くアドルフの物語。第二次世界大戦前後のナチス・ドイツ、そして激動の日本を舞台に「ヒトラーがユダヤ人の血を引く」という機密文書を巡る壮絶な長編人間ドラマである本作では、アドルフ・ヒットラー、アドルフ・カウフマン、アドルフ・カミルという3人の「アドルフ」の運命が交錯し、哀しい未来へと進んでゆく。手塚治虫が描いた、ひときわシリアスでハードな社会派ドラマであり、手塚治虫晩年の最高傑作として高い人気を誇る『アドルフに告ぐ』がハードコアチョコレートよってTシャツ化。ストーリー終盤である、パレスチナ解放人民戦線で活躍するアドルフ・カウフマンの姿がデザイン化されている。Tシャツの価格は3,800円(税込)。「ハードコアチョコレート 東中野ヘッドショップ」や「ハードコアチョコレート オンラインストア」ほかにて販売されている。なお、ハードコアチョコレートでは、「手塚治虫×ハードコアチョコレート」シリーズとして、「ブラック・ジャック」「どろろ」「七色いんこ」「ドン・ドラキュラ」Tシャツも展開されているので、こちらもチェックしておきたい。
2015年10月07日ドラマ24で「マジすか学園」を生み出した秋元康が主演に「乃木坂46」を迎え、企画・原作を務めたスポ根ドラマ「初森ベマース」(テレビ東京)。この度、本日放送される第9話で、元読売ジャイアンツの宮本和知投手が登場することが明らかになった。禁断の変化球を習得したななまる(西野七瀬)。しかもなぜか試合が生配信されていて、ななまるの好投に動画閲覧数がどんどん上昇する。偶然目にした追試中のイマドキ(若月佑美)も、その様子を見守っていた。試合はこう着状態が続き、「磨黒水産女子高校」も魔球“魚群ボール”を投げ始めるなど、本気を出し始める。そして、0対0のまま迎えた最終回。“魚群ボール”の弱点に気づいた鎌田(手塚とおる)は、次のバッターのユウウツ(松村沙友理)にあるアドバイスをする。鎌田の秘策で、ベマーズは決勝へ進むことができるのか?一方、ポラリス学園のキレイ(白石麻衣)は、父・権田原(津田寛治)が亡き母のことを忘れた訳ではないと知り、父との距離が縮まりかけるが、突如、愛人(原史奈)が出現。再びキレイは心を閉ざしてしまう――。ソフトボールど素人の超弱小チームが強豪チームに戦いを挑む青春ドラマに、昭和のスポ根アニメのような魔球やアクロバティックなプレーなど劇画的な要素が加わった本作。厳しい特訓、仲間とのケンカ、恋愛、友情など、この時代だからこそ心に響く真っ直ぐな物語が展開される。今回登場する宮本選手は、第8話で女子ソフトボール日本代表の上野由岐子投手に伝授された、ななまる(西野さん)の幻の変化球“四蝋投(スーロートー)”に挑戦する。撮影は炎天下の中行われ、軽く投球されたと思いきやかなりのスピードの速さ。「下手投げはやったことがないから」と言いながらもスタッフのミット目がけてスピード感満載の下手投げを披露した。果たして“魔球”は投げられたのか?「初森ベマース」との絡みにも注目してみて。「ドラマ24 初森ベマース」は金曜深夜0時12分からテレビ東京系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月04日2012年に第一子となる女児を出産した黒木メイサが妊娠8か月の刑事役に挑戦するNHKドラマ「デザイナーベイビー」の制作が決定。この度、黒木さんと共演の渡部篤郎からコメントが到着した。ある日、新生児室から赤ちゃんが消えた。父親はノーベル賞候補の物理工学博士、母親は元陸上選手という著名な夫婦の子。赤ちゃんは、3時間おきに水分を与えられなければ、命の保障はないという。なぜ、連れ去られたのか?犯人の目的は何か?身代金目的とみえた誘拐事件は、捜査の進展とともに様相を変え、驚くべき真実に突き当たる…。産婦人科医・岡井崇が執筆し話題を呼んだ原作「デザイナーベイビー」をドラマ化した本作。原作にはないオリジナルの役・妊娠8か月の敏腕刑事に抜擢された黒木さんは受精卵に遺伝子操作を行う“デザイナーベイビー”について、「デザイナーベイビーという言葉を最初に聞いたときは、『えっ?!』という衝撃、胸騒ぎが私の中をはしりました」と語り、「デザイナーベイビーに限ったことではなくとも、色々な技術が進化していく中で、たくさんの人が救われるのかもしれない。と同時に人間本来の自然な流れを変えてしまう…。何が正しいなんて分からないけれど、過多な情報に溢れ、どんどん選択肢が増えていくこれからの時代、個々が鋭い感性、知識、そして、それぞれが責任を持ってチョイスしていかなければいけないんだなと。この作品が何かを考える、興味をもつキッカケになってくださると嬉しいなと思います」とコメントを寄せた。本作の物語の鍵を握るナゾの産婦人科医師・須佐見を好演するのは、「ラビリンス」(日本テレビ)、「ゴッドハンド輝」(TBS)などで医師役を演じたことのある渡部篤郎。今回の役柄について「いくつかの、医師の役をやらせて頂きましたが、今回は、先進医療の賛否や医師達の欲望など、沢山の見所があると思います。何より、一番の見所は黒木さん演じる、妊婦の警察官の活躍だと思います」と語った。本作には黒木さん、渡部さんのほかにも安達祐実や臼田あさ美を始め、渡辺大知、柿澤勇人、淵上泰史、安藤玉恵、手塚とおる、山崎樹範、神保悟志、柴俊夫、渡辺いっけい、松下由樹、斉藤由貴など演技派俳優が勢揃いしている。「デザイナーベイビー」9月22日より毎週火曜22:00~NHKにて放送(全8回)。(text:cinemacafe.net)
2015年08月18日V6・岡田准一主演の映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』(10月10日公開)に同作のアニメ版で手塚光役を演じた声優・鈴木達央が出演していることが10日、明らかになった。映画『図書館戦争』は、本を読む自由を守るために銃器を手にしてまで抵抗する、図書隊員の熱き姿を描いた有川浩氏による同名小説が原作。2013年4月に公開され、興行収入17億2,000万円を記録した。その続編となる本作につながるスペシャルドラマが今秋TBS系で放送されることも決定している。このたび2008年4~6月にかけてフジテレビ系で放送されていたアニメ版でも活躍した鈴木の出演が発表され、実写版で手塚役を務める福士蒼汰との"W手塚"が実現した。撮影当日、2人は初対面であったが、アニメ版の放送が実写映画版よりも先に行われていたことから、福士はアニメ版の手塚を参考にしていたと伝え、声だけで同役を演じた鈴木を絶賛。"2人の手塚"という貴重な組み合わせに喜びの声をあげた。W手塚の共演シーンは、恋愛未満な関係性の福士演じる手塚と栗山千明演じる柴崎の間に、アニメ版手塚の鈴木が入り込む場面も。思わぬライバルの登場に、「柴崎をめぐる"2人の手塚"の攻防も今作の注目ポイント」と福士自身も太鼓判を押している。加えて、佐藤信介監督も、鈴木のクランクアップ時には力強い握手でたたえ、「想像以上に面白いシーンになり、ファンにとっても"お楽しみシーン"になる」とアピール。撮影は、終始和やかな雰囲気で行われ、合間には福士、鈴木、栗山の3人で、PCで"壁ドン"を検索しながら談笑するほほ笑ましい姿も見られたという。鈴木は映画版について、アニメ版キャスト一同で続編を喜び、語り合うほどのファン。福士に対しては、「アニメはアニメーターと声優の共同作業でキャラクターが生まれる。だからこそ、それを1人で体現している福士くんは本当にすごいと思います。(手塚の)年齢設定と近いこともあって等身大の手塚光に会えました。彼が手塚なのだと実感しました。新しい手塚像です」と称賛した。『Free!』シリーズで橘真琴役を、『境界の彼方』シリーズで名瀬博臣役を演じるなど声優として人気アニメのキャラクターを演じてきた鈴木だが、実写映画に俳優として出演するのは今回が初。初めてオファーがきた時のことを「爆笑してしまいました(笑)」と明かし、「まさかこんなことがあるのかと心底驚きました」とも言うが「違うフィールドに興味はありましたし、挑戦のつもりで今回お邪魔させて頂きました」とコメント。「とても緊張しましたが、いち視聴者であった自分がこの現場に建てたことが純粋に嬉しいです」と感慨深げに振り返る。一方、「『手塚役』を演じた身としては、柴崎に対していつもの調子で声をかけられないことに少し心がざわつきました(笑)。完成が楽しみですが、皆様の反応に不安と期待の半々です」とも正直に明かしている。(C)2015"Library Wars -LM-"Movie Project
2015年08月11日遺伝子検査キットなどを提供するジェネシスヘルスケアは7月7日、同日より「手塚治虫遺伝子解析プロジェクト」を始動すると発表した。「手塚治虫遺伝子解析プロジェクト」は同社の創立11周年を記念して立ち上げられたプロジェクトで、漫画家・手塚治虫氏が実際に使用していたベレー帽に残されていた遺髪と、血縁者の遺伝情報からDNAを採取し、同社の研究所で遺伝子解析を行うことで、同氏の性格や特徴を解き明かしていくというもの。同発表会では手塚治虫の長男でクリエーターの手塚眞氏、モデルの前田典子氏、メンタリストのDaiGO氏がゲストとして登場し、それぞれの視点から遺伝子検査についてトークを披露した。まず最初は、特殊メイクで治虫氏に扮した眞氏が登壇。眞氏はまず、今回のプロジェクトについて「非常に興味深いプロジェクトだと思う。遺伝子検査と聞くと体や健康のことかと思うが、天才性や心の中まで解析できると聞いたのでびっくりした」と評し、父親と似ているところはどこかという質問に対しては「顔は似ていると言われるが、体の動きとか、言動、ちょっとしたクセなどが似ていると周りの人に言われる。自分ではよくわからないので、その辺も解析できると良いですね。」とプロジェクトへの期待を語った。また、発表会では先行して「記憶力・想起力が強い」「幸福感が高い」「協調性が高い」「情報処理が早い」という治虫氏の遺伝的傾向が公表された。実の息子である眞氏もこの結果には同意するようで、それぞれの結果から思い出されるエピソードを披露した。なお、治虫氏の遺伝子は現在も解析が進められており、8月に特設サイトでその結果の一部が紹介される予定となっている。2人目として登場した前田氏のテーマは「遺伝子検査を活用した美と健康」。自身もジェネシスヘルスケアのキットで330項目の検査を行ったという前田氏は「私は胃がんのリスクが高くてショックだった。でも、リスクが高いから発祥するというわけではなく、そうやって調べて知っておくという事は大事だなと思う」としたほか「どういう運動をした方が良いか、どういう食事を摂れば良いかなども知る事ができる。私は筋肉がつきにくいため、食事はおかずから食べなさいということを教えてもらった。ダイエットするにしても人によって違うので、ダイエットの近道が知れるのは良いですね。」とし、健康維持における遺伝子検査のメリットを語った。さらに、美の秘訣を聞かれた前田氏は「日に当たると肌が赤くなりやすいことから、髪の毛のカール具合までわかるので、そういった情報を美容に役立てる事ができる。『美は1日にしてならず』とはいつも思うが、その第一歩は自分のことを良く知ることだと思う。」と自分を知ることの重要性を強調した。最後に登場したメンタリストのDaiGO氏は自身で受けた遺伝子検査の結果を公表した。DaiGO氏が受けたのは40項目の性格分野と35項目の体質・特徴から、遺伝的にどういう心を持ちやすいのかということがわかる「GeneLife Myself」という検査。同検査についてDaiGO氏は「コミュニケーション能力などもわかるので、普段の生活に役立てやすい。」と述べたほか、遺伝的要素が環境因子によってどのように変わったかがわかる点も注目ポイントに挙げた。発表会ではさらに、360項目の遺伝子検査を実施できる新製品「Genelife GENESIS」の発売も発表された。通常価格は2万9800円で、1万個限定の「手塚治虫遺伝子解析プロジェクト」記念パッケージが1万9800円で発売される(価格は税抜)。
2015年07月07日漫画家・手塚治虫原作で、日本初の特撮カラーフィルム作品『マグマ大使』が、初のHDリマスター版Blu-ray BOXとなって9月30日に発売されることが明らかになった。漫画雑誌『少年画報』や『少年キング』で連載されていた同名漫画作品を原作として制作された本作。地球の創造主アースによって造られたロケット人間マグマ大使と、地球侵略をたくらむ宇宙人ゴアとの戦いを描いたSF活劇が繰り広げられる。テレビでは、フジテレビ系で1966年から放送された。今回のHDリマスター化は、放送開始から今年で50周年を迎えることから実現。全52話に加え、2009年発売のDVDBOXに収録されていた映像特典(各話OP&ED+オープニング・バリエーション、パイロットフィルム、英語版など)や52ページのフルカラーブックレットを復刻して同梱している。また特典CDとして「マグマ大使 BGMコレクション」のほか、初CD化となる「マグマ大使 主題歌・効果音・ドラマコレクション」も収録。さらに、28ページのフルカラーブックレットの追加封入も予定している。価格は5万円(税別)。(C)手塚プロダクション/東急エージェンシー/ピープロダクション
2015年07月06日俳優の長谷川博己が主演を務める園子温監督作『ラブ&ピース』(6月27日公開)が、16~23日に開催される第5回北京国際映画祭の「天壇奨(Tiantan)」コンペティション部門に選出されたことが、このほど明らかになった。同映画祭で日本映画がコンペティション部門に正式出品されるのは本作が初となる。コンペティション作品部門「天壇奨(Tiantan)」は、第3回から正式に設立されたもので、最優秀作品賞、最優秀監督賞など計10項目の賞が選出される。審査委員長にフランスのリュック・ベッソン監督、審査員に香港のピーター・チェン監督、韓国のキム・ギドク監督らが名を連ねる。今年は90か国以上から930本の映画がエントリー。その中から『ラブ&ピース』のほかに、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』のツイ・ハーク監督による『THE TAKING OF TIGER MOUNTAIN』、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』のジャン=ジャック・アノーが手がけた『WOLF TOTEM』など計15本が選出されている。本作の公式上映は19~21日の間に行われ、映画祭には園子温監督と大月俊倫プロデューサーが参加予定。上映前のレッドカーペットイベントや、舞台あいさつに出席を予定しているほか、記者会見も実施するという。なお、授賞式は23日に行われる。映画は、一人の冴えないサラリーマン・鈴木良一(長谷川)を主人公に、崩壊する東京の街に巨大化した"LOVE"=愛の怪獣が東京の街に現れるという驚愕の超展開ストーリー。「血が出ない」「誰も死なない」「エロくない」とこれまでの"園子温ワールド"のイメージと一線を画しながらも、愛と希望と夢でつづられた極上エンターテインメントに仕上がっている。共演には、麻生久美子、渋川清彦、奥野瑛太、マキタスポーツ、深水元基、手塚とおるら個性派が顔をそろえる。(C)「ラブ&ピース」製作委員会
2015年04月01日手塚治虫の『アドルフに告ぐ』が舞台化される。描かれるのは、「アドルフ」というファーストネームを持つ3人の男たちが、第二次世界大戦を背景に、イスラエル建国などの歴史的な事件にも関わりながら数奇な運命を辿る物語。日本に住むふたりのアドルフ少年には、成河、松下洸平、そして、アドルフ・ヒットラーに高橋洋が抜擢された。演出の栗山民也とともに、この手塚の代表作にどう向き合うのか。3人のアドルフに話を聞いた。舞台『アドルフに告ぐ』チケット情報ナチス党党員のドイツ人外交官の父と日本人の母を持つ少年、アドルフ・カウフマンを演じる成河。松下扮するユダヤ人のアドルフ・カミルと、親友の絆を結びながらやがて憎み合うことになる。「チラシにこんな手塚さんの言葉がありました。“この話は本当は、恋愛ものじゃないかと思うんです”と。愛が憎しみに変わるという意味では、カウフマンとカミルも恋愛のように感じますし、ナチス党員にとってはヒットラーはまさに恋愛対象。その根っこにある人間的な感情をしっかり表現すれば、カウフマンのことも理解していただけるのではないかと思っています」。一方、ナチスに迫害される側を演じる松下。「苦しみながらもまっすぐ誠実に生きるカミルには、教わることがたくさんあるなと感じています。家族や愛する人など、命をかけて守るものがある人間の強さには、単純に憧れますね」。また、ヒットラー役を務める高橋も、「負の部分を含め、自分をはるかに越える大きさを持つ人間を演じるのはハードルが高い」と言いながらも、「愛するとか怒るとか、直接的な人と人との関わりがきちんと描かれている作品。バックグラウンドがわからなくても、感じるものはあると思います」と意気込む。物語の背景には、戦争、民族、宗教といったものが入り組んでいる。が、「こういう作品に携わって、過去を学び伝えていけるのが、役者をやっててよかったと思える瞬間。お客様にとってもいろんなことを考えるきっかけになれば嬉しい」と松下が言えば、高橋も、「自分でどうすることもできない大きな何かによって時代が動いているのは今も同じ」と、今に通じるものがあると訴える。さらには、「決して人ごとにはできない作品だなと感じます。栗山さんの緻密な演出は、気づいたら物語に入り込ませてくれると思いますし。何か考えるきっかけになる作品になれば、と思っています」と成河。見せたいのは歴史ではなく人間。3人のその思いは、力強い舞台を誕生させるだろう。舞台は6月3日(水)から14日(日)までKAAT 神奈川芸術劇場 ホールで上演後、京都、愛知で公演。神奈川公演のチケット一般発売は3月28日(土)午前10時より。チケットぴあではインターネット先行も実施中。3月23日(月)午後11時59分まで受付。取材・文:大内弓子
2015年03月20日手塚治虫と赤塚不二夫の二大巨匠による漫画キャラクターが掛け合わされたビジュアルを用いて、ドメスティックブランドがデザインしたファッションアイテムが伊勢丹新宿店本館2階TOKYO解放区で3月25日から4月7日まで限定発売される。参加ブランドは「ドレスキャンプ(DRESSCAMP)」「ミントデザインズ(mintdesigns)」「タロウ ホリウチ(TARO HORIUCHI)」「ケイスケカンダ(keisuke kanda)」の四つ。三越伊勢丹が今年掲げたテーマ「this is japan」の一環で、同期間のテーマ「ジャパンセンスィズ(JAPAN SENSES)」をテーマに日本のカルチャーを紹介するという趣旨で企画化された。同企画に至った経緯について担当バイヤーは「近年マンガやアニメなどとのコラボレーションが百貨店の取組みとしてお客さまに支持されつつある中で、ジャパンセンスィズのタイミングで日本のマンガの原点でもある作者と何かできないかと考えた。両作者別々ではなく、お二人のクリエイションがドッキングされたビジュアルが誕生し、実力のある東京デザイナーとのコラボが実現した」とコメントする。ドレスキャンプは「リボンの騎士」と「ひみつのアッコちゃん」がミックスされた「リボンのアッコちゃん」のイラストが連続するテープ生地を裾にあしらったドット柄トップス(3万9,000円)、スカート(4万9,000円)などを用意。絶妙なバランスで融合したリボンの騎士とひみつのアッコちゃんが印象的なアイテムに仕上がっている。ミントデザインズは、ニャロメとレオと同ブランドのアイコンキャラクターであるドールちゃんが肩を組んだ後ろ姿のイラスト「ニャロメ×レオ+ミントデザインズ」をパターン化してプリントしたTシャツ(7,500円)、キャンバスバッグ(7,500円)、ブラウス(2万2,000円)、ドレス(3万5,000円)などをデザイン。モノトーンのシンプルな線で描かれた柄だが、よく見ると三つのキャラクターがデザインされているというミントデザインズらしい手法でのオマージュとなる。タロウ ホリウチは、ニャロメとブラックジャックがミックスされたキャラクターをモチーフにしたスタジャン(4万8,000円)、裏毛トップス(2万7,000円)、ボーダーワンピース(2万円)、メンズシルエットTシャツ(1万7,000円)などを用意。思わず笑みがこぼれるようなユーモア溢れるニャロメ×ブラックジャックが誕生した。ケイスケカンダからは、両作家の漫画タイトルを総柄にアレンジした柄トートバッグや、両作家のおなじみモチーフアイテムだけを抜粋してパターン柄にしたアイテムが登場する。いずれのファンにとってもたまらないコラボレーションとあり、このユニークな取組みに注目が集まりそうだ。TOKYO解放区では、今後も東京カルチャーにフォーカスした企画を継続していく。
2015年03月17日女優の仲間由紀恵が、堤幸彦監督の映画『天空の蜂』(2015年秋公開)に出演することが23日、明らかになった。本作は、作家・東野圭吾が1995年に発表した同名小説(講談社文庫)を原作に、『トリック』シリーズなどで知られる堤幸彦監督が手掛けるクライシスサスペンス作品。ハイジャックされた最新鋭のヘリコプター"ビッグB"を原子力発電所の真上に静止させるという史上最悪の原発テロと、その危機に立ち向かう人々の8時間のドラマが描かれる。ヘリ設計士・湯原役の江口洋介、原発設計士・三島役の本木雅弘に加え、新たなキャストが発表。三島の恋人で事件解決を握る女・赤嶺を、提監督が全幅の信頼を寄せる仲間が演じる。制作サイドは、「主要キャラクターのほとんどが男性となる物語の中で、限定された登場シーンで圧倒的な存在感を発揮する女優を考えたとき、堤監督と15年以上も仕事を続けている仲間さんの顔がすぐに浮かびました」と起用理由を明かす。今回の出演オファーに仲間は、「『トリック』シリーズが完結して少し寂しく思っていたところ、また堤監督とお仕事をご一緒することができて大変嬉しかったです」と感激。「スケールの大きな社会派の作品だったので、堤組とはいえまったく雰囲気も違い、初共演の方が多かったこともあり、改めて新鮮な気持ちで作品に取り組めました」と語り、「私の役は、過去に心に傷を背負った役だったので、原作を元に1シーン1シーン役作りはもちろんのこと、髪型や服装・メイクまで監督と話し合いながら撮影しました」と振り返った。また、巨大ヘリ"ビッグB"を奪う謎の男・雑賀役に提組初参加となる綾野剛。犯人を追う地元のベテラン刑事・室伏役を柄本明、原発「新陽」の所長・中塚役を國村隼、原子炉核燃料開発事業団「炉燃」理事長役を石橋蓮司、警視庁長官役を竹中直人、東日本大震災で救助活動に向かう自衛隊員役を向井理、福井県警・警備部長役を佐藤二朗、福井県消防本部の特殊災害課長役を光石研、室伏の部下役を落合モトキ、航空自衛隊のヘリ操縦士役をやべきょうすけが演じる。そのほか手塚とおる、永瀬匡、石橋けい、カゴシマジロー、松島花、前川泰之、松田悟志、森岡豊の出演も決定している。
2015年02月23日アイドルグループ・乃木坂46の桜井玲香、西野七瀬、松村沙友理がこのほど、茨城・土浦市で行われた、連続ドラマW『天使のナイフ』の撮影に参加した。薬丸岳の同名小説(講談社文庫刊)を実写化した同ドラマは、少年法の裏に隠された真実を解くミステリー作品。13歳の少年たちに妻を殺されたカフェ店長の桧山(小出恵介)は、少年法によって保護され、社会復帰した少年たちの現状を調べ始める。しかし、その直後から少年たちの命が次々と狙われ、桧山が第1容疑者として浮上する――というストーリーで、ドラマは2月22日からスタートする(毎週日曜 22:00~全5回 第1話無料放送)。桜井、西野、松村の3人は、桧山が店長を務める"ブロードカフェ"の店員を演じており、現役アイドルグループがWOWOWのドラマに出演するのは初の試み。注目はこの3人のうちの1人が物語における重要な鍵を握る点となっている。「乃木坂46に声を掛けて頂けたことがうれしい」と笑顔を見せた松村は、「バイトとかもしたことがないので、このドラマで色々体験できた」と新たな経験に刺激を受けた様子。3人はオーディションで選ばれたが、西野が、「大丈夫かな? って不安もあったけど、貴重な機会を頂きました」と出演を喜ぶと、桜井も、「シリアスな話なので難易度が高過ぎて(笑)。緊張してるけど頑張ります」と心境を吐露しつつ、意気込みを語った。映画やドラマ、舞台など女優としての活動も増え、「アイドルなので笑顔第一で!」(桜井)、「演技は恥ずかしさが大きかったけど、舞台で演じているうちに慣れてきました」(松村)と2人が元気いっぱいに話した一方、西野は、「『いらっしゃいませ』が恥ずかしくて……。声が小さいので元気な店員になれるように頑張ります」とまだ照れがある様子。撮影現場では、勉強を兼ねて共演者の演技を見学しているようで、松村が、「役者さんの演技をじっくりと見れて、勉強になります」と語ると、桜井も、「長回しが多いので、現場の緊張感や空気感が新鮮な感じ」と話していた。また、主演を務める小出との共演だが、シリアスな社会派ドラマということもあり、桜井が、「怖くて緊張して、一切目を見ないで演技をしてたら、NGになっちゃいました。でも、『大丈夫だよ』って声を掛けてくれて、優しい方だなと思った」と印象を語ると、松村も、「目力に圧倒されて演技中は怖いけど、休憩中はお茶目で明るい方」とにっこり。同ドラマには、乃木坂46の7thシングル「バレッタ」のミュージックビデオに出演している手塚とおるが警部役を務めており、西野が、「親近感があるよね」と笑顔を見せると、松村も、「顔を見ると安心します」とうれしそうな表情を浮かべていた。
2015年02月03日