これまで毎年開催されてきた「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショーが、今年は行われないという。同ブランドの親会社「L Brands」のCFOスチュアート・B・ブルクドルフが「WWD」に明らかにした。「ヴィクトリアズ・シークレットのマーケティングを進化させるべきだと思っています。ショーはブランドを確立するのに非常に大事な役目を担っていましたし、マーケティング面でも素晴らしい功績を上げました」とショーの役割について振り、「現在このブランドのポジションをさらに前進させるにはどうすればいいか、消費者とのベストなコミュニケーション方法はなにかと考えているところです。それが、(ヴィクトリアズ・シークレットのCEO)ジョン(・メハス)が一番に取り組んでいることです」と語った。いまのところ、こうした“消費者とのベストなコミュニケーション方法”として予定しているものは、「ファッションショーほど大きな規模のものではない」といい、ソーシャルメディアなどの別の手段で行っていくとのこと。今年7月、ショーの常連モデルのシャニーナ・シェイクが「残念ながら今年のヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーは開催されない」と発言したことにより、同ブランドの動向に注目が集まっていた。(Hiromi Kaku)
2019年11月22日リンツ(Lindt)は、新年のお菓子「リンツ ガレット・デ・ロワ ダブルショコラ」の予約受付を一部店舗を除くリンツ ショコラ カフェにて実施する。「ガレット・デ・ロワ」は、折り込みパイ生地の中にアーモンドクリームが入ったフランスの伝統菓子で、新年を迎えると出回り始める。お菓子の中にはフェーブと呼ばれる陶製の人形が入っており、それが当たった人は幸運に恵まれるといわれている。2020年の幕開けを祝す新作は、リンツのチョコレートがふんだんに使われた「リンツ ガレット・デ・ロワ ダブルショコラ」だ。パイ生地にはカカオパウダーを練りこんだチョコレートを使用。ダークチョコレートのカカオの風味が際立つ濃厚なガナッシュと、ミルクチョコレートのコク深いフランジパーヌクリームの2層を包み込んで焼き上げた生地はサクサクの食感が特徴だ。表面には美しい模様が刻まれており、デコレーションにはカカオニブ、ミルクチョコレート掛けしたアーモンドチップ、リンツのロゴチョコレートをあしらった。中には、陶製フェーヴの代わりに、ローストマカダミアナッツが一つ入っている。運試しもかねて、家族や友人と楽しいひとときを過ごすことができる。リンツのガレット・デ・ロワは毎年趣向を凝らしたオリジナルの陶製フェーヴにも注目。2020年のフェーヴは、「リンツ ガレット・デ・ロワ」を、小さいながら精巧に再現した。「リンツ ガレット・デ・ロワ ダブルショコラ」を予約すると、オリジナルフェーヴと王冠が一つずつ付属される。【詳細】リンツ ガレット・デ・ロワ ダブルショコラ予約期間:2019年11月1日(金)〜※数量限定につき、なくなり次第終了予約受付:リンツ ショコラ カフェ 全店※リンツ ショコラ カフェ沖縄パルコシティ店、リンツショコラブティック店、アウトレット店を除く引き渡し期間:2019年12月27日(金)〜2020年1月31日(金)引き渡し場所:リンツ ショコラ カフェ 予約店舗価格:3,780円(税込)※店頭にて予約時に先払い
2019年11月14日ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)より、フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」が登場。2019年12月1日(日)より予約を受け付け、12月30日(月)から2020年1月19日(日)まで販売される予定だ。フランスの新年のお祝いには欠かせないお菓子が「ガレット・デ・ロワ」だ。2020年はこのガレットを、代表的なフレーバー「モガドール」でアレンジ。パッションフルーツが芳醇に香るアーモンドクリームに、爽やかな酸味のローストパイナップルと果実味あふれるガナッシュを合わせた。さらに、風味豊かなアーモンドクリームを詰め込んだ定番ガレット「アマンド」もラインナップ。サクサクした食感のパイ生地と、柔らかなクリームのコントラストを楽しめる。また、ピエール・エルメ・パリのガレットには、ジュエリーブランド「メシカ(MESSIKA)」とのコラボレーションによるフィギア“フェーヴ”と王冠が付属。ガレットに1つだけ忍ばせたこのフェーヴを当てれば、幸運がもたらされるという。そんな特別なお菓子とともに、新年の団欒を過ごしてみては。【詳細】ガレット・デ・ロワ予約予定期間:2019年12月1日(日)〜販売予定期間:2019年12月30日(月)〜2020年1月19日(日)販売場所:ピエール・エルメ・パリ ⻘山、ほか直営ブティック展開メニュー:・ガレット モガドール 4,104円・ガレット オ ザマンド 3,672円※価格はすべて税込※フェーヴと王冠は別添
2019年11月10日ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)から、新年を祝う2種のガレット・デ・ロワが登場。2020年は、⾼級ジュエリーブランド・メシカ(MESSIKA)とのコラボレーションによるフェーヴと、王冠が添えられる。予約開始は12月1日より、販売期間は12月30日から2020年1月19日までの予定。「ガレット モガドール(Galette Mogador)」(税込4,104円)フランスでは新年のお祝いに欠かせない伝統的なお菓子「ガレット・デ・ロワ」。中に潜む“フェーヴ”と呼ばれるフィギュアを当てた人は、その日1日、王様または女王様になり、パートナーに王冠を被せて幸せを分かち合うことができる。その幸運は1年続くともいわれている。2020年は、ピエール・エルメの代表的なフレーバーの一つである「モガドール」を、特別なガレットにアレンジした「ガレット モガドール(Galette Mogador)」(税込4,104円)が登場。パッションフルーツの芳醇な⾹りが漂うアーモンドクリームに、ローストパイナップルと果実味あふれるガナッシュが爽やかな酸味を加えている。伝統的な「ガレット オ ザマンド(Galette aux Amandes)」(税込3,672円)もそろう。フェーヴパリで生まれた高級ジュエリーブランド・メシカとコラボレーションしたフェーヴは、メシカの「ラッキー ムーヴ コレクション」にインスパイアされた、優美でモダンなデザイン。ディテールまでこだわったこのフェーヴと王冠を、ガレット・デ・ロワに添えて届ける。予約は12⽉1⽇より開始予定。販売は、ピエール・エルメ・パリ ⻘⼭、他直営ブティックにて12⽉30⽇から2020年1⽉19⽇までを予定。新年の願いを唱えながら、ガレットを堪能してみては?
2019年11月08日「ヴィクトリアズ・シークレット」(以下、「VS」)に、変化が起きている。先日、毎年恒例のファッションショーを今年は中止ということが報じられたが、今度はブランド史上初となるトランスジェンダーモデルを起用したらしい。トランスジェンダーモデルのヴァレンティナ・サンパイオが、インスタグラムで「VSピンク」の撮影をほのめかす画像を投稿した。先輩「VS」モデルのリリー・オルドリッジから「とても素敵」、トランスジェンダー女優のラバーン・コックスから「ワオ ついに!」とのコメントが届き、ファンたちもヴァレンティナを祝福している。昨年、「VS」のCMOエド・ラゼックは、「VS」のショーにトランスジェンダーやプラスサイズのモデルを起用していくべきだという声に、「ノー。そうすべきではない。だって、ショーはファンタジーであり、42分間の特別なエンターテインメントだから」とブランドのスタンスを語り、バッシングを浴びた。のちに謝罪し、「オーディションにトランスジェンダーのモデルたちが来たこともあったが、ほかのモデルたちと同じように落選した。性別が問題になったわけじゃない」と弁解。このような経緯があったため、今回ヴァレンティナが起用されたことは、「VS」にとって大きな変化なのだ。(Hiromi Kaku)
2019年08月05日インド映画『シークレット・スーパースター』が、2019年8月9日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー。アーミル・カーン出演。音楽の夢に向かって奮闘!インドの少女のドリーム・サクセスストーリー映画『シークレット・スーパースター』は、とことん壮絶な困難を乗り越え、音楽の夢を諦めない少女を描いたドリーム・サクセスストーリー。脚本は、インドの人気俳優 アーミル・カーンの元マネージャー アドヴェイト・チャンダン。この脚本に惚れ込んだアーミルは、自らが出演・製作を買って出たという。2017年にインドで公開された本作は、世界興行収入約170億円を突破。『バジュランギおじさんと、小さな迷子』の記録を塗り替え、『ダンガル きっと、つよくなる』『バーフバリ 王の凱旋』に続くインド映画の歴代世界興収第3位を奪取した。ストーリー14歳の少女インシアのただ1つの夢はインド最大の音楽賞のステージで歌うこと。しかし厳しい父親は、叶わない夢に大反対。歌うことを禁じてしまう。そこで彼女は顔を隠して歌った動画をこっそりとYouTubeにアップ。彼女の歌声はたちまち大人気となり、その話題は若干落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマールとの出会いをもたらすが…?豪華キャスト集結!ザイラー・ワシーム×アーミル・カーンが再共演主人公・インシアを演じるのは、『ダンガル きっと、つよくなる』でレスリングに打ち込む少女を熱演したことが記憶に新しいザイラー・ワシーム。本作では、夢をあきらめない等身大のティーンエイジャーの少女をみずみずしく演じ、インドのアカデミー賞といわれるフィルムフェア賞で審査員選出最優秀女優賞を受賞した。出演を買って出たアーミル・カーンは、そんな彼女のために一肌脱ぐことになる落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマールを怪演。ザイラー・ワシームとは、『ダンガル きっと、つよくなる』に続く2度目の共演となる。『PK』『きっと、うまくいく』などインドの代表作の数々に出演し、“インドの国宝”と呼ばれるアーミルの高い演技力にも是非注目してほしい。また『バジュランギおじさんと、小さな迷子』のメヘル・ヴィジュが主人公・インシアの母親役に抜擢。娘の夢を応援する心優しくも芯の強い母を演じる。アドヴェイト・チャンダンが監督デビュー監督を務めるのは、アーミル・カーンにその脚本を見出されたアドヴェイト・チャンダン。これまでも製作スタッフの経験がある彼だが、今回が初の監督デビューとなる。マネージメント業務の傍ら脚本を書き進めていたという渾身の企画に対して、アーミルは「君は僕のマネージャーなんだから、いつでもスケジュールを調整してよ」と、アドヴェイトを全面でバックアップ。アーミルは、映画出演だけでなく、プロデューサーとしても彼を支えている。【詳細】『シークレット・スーパースター』公開日:2019年8月9日(金)監督・脚本:アドヴェイト・チャンダン出演:ザイラー・ワシーム、メヘル・ヴィジュ、アーミル・カーンほか原題:Secret Superstar
2019年05月19日「ヴィクトリアズ・シークレット」(以下、「VS」)が毎年行っているファッションショーのテレビ放送を止めるという。過去20年に渡って米ABC局やCBS局が同ショーを放送してきたが、「VS」の親会社「L Brands」のCEOレス・ウェクスナー氏が「変化」を求め、従業員に次のようなメールを送ったと「CNBC」が伝えている。「ファッションは変化のビジネス。成長していくためには進化し、変化していかなければならない。こういった思いで、ヴィクトリアズ・シークレットの伝統的なショーについて考え直すべきだと決断した。テレビ放送というのは、私たちの前進に適合しないと思う。2019年、そしてこの先は、ワクワクさせるようなダイナミックなコンテンツと何か新しいイベントにフォーカスしなくては。顧客が夢中になるものを届けよう。グローバルなデジタル時代の可能性に挑戦しよう」。ここ数年、ショーの放送の視聴率は下降気味で、昨年12月に放送された直近のショーの視聴率は過去最低を記録。ショーに対し、女性客たちから「スリムなスーパーモデルたちに眩惑的なブラとちっちゃすぎる下着をはかせて売ろうとしている」という批判も増えている。(Hiromi Kaku)
2019年05月13日クリスマスという大イベントを終えたフランスのお休みは1月1日の祝日のみで、2日から何事もなかったかのように通常通りの世の中に戻ります。 私の職場も例外ではなく、まあその年によって多少のズレはあるものの、早速2日から慌ただしい日々がスタートしました。 まずはシャンパンで乾杯!そして、年明けに必ず登場するのが、ガレット・デ・ロワです。 もともとは、1月6日の公現節(公現祭)に食べるキリスト教のお菓子です。あまり詳しい歴史は省かせていただきますが、東方の三博士が、生まれたばかりのキリストの誕生を祝うために訪ねてきたとかいう、カトリックの祭日に食べます。 クリスマスが終わる頃になると、街中のパティスリーには一斉にこのガレット・デ・ロワが並びます。 パイ生地にアーモンドクリームを挟んで焼いただけのいたってシンプルなお菓子。アーモンドクリームの中にはフェーヴと呼ばれる陶器の人形(オブジェ)が隠されていて、お菓子を切り分けてこのフェーヴが当たった人が一日王様または王女様になれるのです。 ちょっとしたゲーム感覚なので、家庭では子供達がフェーヴ目当てに必死です。このガレット、最近では味も形も、そして中のフェーヴも実に様々バラエティ豊かになってきました。フェーヴをコレクションしている人たちも結構いるんですよ。 あ、長々と説明してしまいましたが、フェーヴはもう日本でもおなじみになりつつあるのでしょうかねえ?ずっと昔、私が日本のケーキ屋さんで働いていた頃は、パイのお菓子の中に異物が混入していた!という苦情の電話が必ず毎年ありましたけどね(笑)。 ガレットというのは、もともとは太陽のシンボルということらしいので、丸いはずなんですが、昨日買ったものはなぜか四角。 子供の集めているフェーヴを周りに置いて撮影してみました。 このガレット、フランスではほとんど1月いっぱいは買うことができますが、1月6日の公現節が終わった頃から少しずつクリスマスの飾りを片付け始めるのです。というわけで、わたくし今年はもう既に、普通味、チョコマロン味、ラズベリー味、アンコ味のガレットをいただきましたが、仕事場、家庭、友達同士など、新年の挨拶がわりにまだまだ食べる機会がありそうです。 ちなみに、どこに行っても切り分けるのはなぜか私の役なので、たまにフェーヴがどこに入っているかわかっちゃうなんて事もあり、私がフェーヴを獲得することはすごくまれ。結局今年も当たっていないー。 そんなわけで、新年を祝うちょっとした楽しいイベント菓子なのです。 何はともあれ、Bonne Année !どうぞ良い1年になりますように。
2019年01月15日ティモシー・シャラメが『君の名前で僕を呼んで』の大ブレイク以前に出演した青春SFスリラー『シークレット・チルドレン禁じられた力』が、1月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷で行われる「未体験ゾーンの映画たち2019」にて公開。この度、本作の場面写真やメイキング写真がどこよりも早くシネマカフェに到着。さらに同劇場では、鑑賞者に先着・数量限定でティモシーの美しさがほとばしる日替わりポストカードが配布されることが分かった。ルーニー・マーラ×ケイシー・アフレックの『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』の撮影監督アンドリュー・ドロス・パレルモが初メガホンを取った本作。『君の名前で僕を呼んで』で世界的スターとなり、新作『ビューティフル・ボーイ』では再びオスカー候補の呼び声も高いティモシーが主演した2015年の作品が待望の日本上陸となる。この度、公開されたビジュアルはスタッフと戯れるあどけない姿を見せるティモシーのメイキング写真を含めた3カット。超能力を持ち、過酷な運命に翻弄される主人公を演じるティモシーの思い悩み泣き叫ぶ表情や、孤独にも闘い続ける静かな力に満ちた瞳など、若くして2年連続アカデミー賞候補の呼び声高い彼の確かな演技力が伺える魅力的なビジュアルだ。また、配布が決まったポストカードの数々は、1月18日(金)の初日から1週間、金・月・木曜は海外版ポスタービジュアルをフィーチャーした「しっとりシャラメ」。土・火は妹役のキーナン・シプカと並び、燃え盛る炎を鋭い目で見つめる「しっかりシャラメ」。日・水は、森の中のオフショットでリラックスした表情の「にっこりシャラメ」というラインアップ(各数量限定)。なお、公開決定の発表からSNSを中心に大きな反響を呼び、多くの上映リクエストを寄せられたことから、名古屋センチュリー・シネマでの6日間限定上映も急遽決定。こちらでも日替りシャラメのプレゼントを企画中という。いまをときめく最旬スターの魅力が満載の、奇跡の1作をお見逃しなく。『シークレット・チルドレン禁じられた力』は1月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シークレット・チルドレン禁じられた力 2019年1月18日よりヒューマントラストシネマ渋谷「未体験ゾーンの映画たち2019」にて公開© 2014 ONE & TWO LLC
2019年01月15日『劇場版シティーハンター 』の公開を記念して、「シティーハンタースペシャル ザ・シークレット・サービス」が1月28日(月)に「映画天国」にて復活放送することが決定した。1985年、北条司が「週刊少年ジャンプ」にて連載を開始した「シティーハンター」は、新宿を舞台に様々な依頼を受け、法で裁けぬ悪と闘う「シティーハンター」こと冴羽りょう、槇村香らの活躍を時にハードボイルドに、時にコミカルに描いた人気シリーズ。1987年にはTVアニメが放送スタートし一躍大ヒット、いまもなお多くの人たちに愛される作品だ。シリーズ20年ぶりの新作となる今年公開の映画は、冴羽りょう役の神谷明や、槇村香役の伊倉一恵をはじめ、オリジナルキャストが奇跡の再結集。大きな注目を集めている。そんな映画公開に先駆け放送が決定したのは、いまから23年前の1996年、「金曜ロードショー」で放送されたシリーズ初のTVスペシャル版「シティーハンタースペシャル ザ・シークレット・サービス」。ガイナム共和国の次期大統領候補マクガイアが来日し、その警護に就いたのはうら若きシークレットサービスの美女・新庄安奈。しかし立場が逆転したかのように、マクガイアから安奈の護衛を依頼されるりょう。実は、この2人はかつて生き別れた父と娘だったのだ。母を死なせた責任は父にあると、父に複雑な感情を抱く安奈だったが、敵に内通していたマクガイアの秘書・ローザの裏切りがすれ違う親子を窮地に陥れ…というストーリーだ。TVアニメの魅力や、新作映画の情報も放送されるという今回。一夜限りの復活放送をぜひお見逃しなく。映画天国『劇場版シティーハンター 』公開記念!名作TVスペシャル「ザ・シークレット・サービス」は1月28日(月)25時59分~日本テレビにて放送(関東ローカル)。『劇場版シティーハンター 』は2月8日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版シティーハンター 2019年2月8日より全国にて公開(C)北条司/NSP・「2019 劇場版シティーハンター」製作委員会
2019年01月10日1905年創業の老舗ベーカリー〔DONQ(ドンク)〕と、そのグループブランド〔ジョアン〕から、フランスで新年を祝う伝統菓子として欠かせない《ガレット・デ・ロワ》が期間限定で発売されます!販売期間は2018年12月27日(木)~2019年1月15日(火)。幸運を運ぶとされる《ガレット・デ・ロワ》を食べて、新しい年を迎えてみませんか?新年の運試しを♡アーモンドクリームを使ったパイ菓子《ガレット・デ・ロワ》には、「王様のお菓子」という意味があります。本国フランスでは「フェーヴ」と呼ばれる陶器の人形をパイの中に仕込み、切り分けたときに見事当たった人は王冠を被るのだそう!その日一日、王様や王女様になって楽しむという、にぎやかな年末年始にぴったりの風習ですよね♪《ガレット・デ・ロワ》は〔ドンク〕と〔ジョアン〕から発売!●〔ドンク〕《ガレット・デ・ロワ》2,160円(税込)●〔ジョアン〕《ガレット・デ・ロワ》2,160円(税込)〔ドンク〕と〔ジョアン〕それぞれから発売される《ガレット・デ・ロワ》は、フェーヴの代わりにアーモンド1粒を使用♪誰に当たるかのワクワク感も楽しいですね!サクサクとした食感のパイ生地に、しっとりとしたアーモンドクリームが入った風味豊かな味わいです。どちらもとってもおいしそう♡ちなみにパイの上に乗っている紙の王冠も、地域によって多少の違いはあるものの一般的な装飾なのだそうですよ♪見た目にも楽しめるお菓子ですね。【数量、販売店舗限定】《プレミアムガレット・デ・ロワ》も!●販売店舗:(ドンク大阪高島屋店〕〔ジョアン銀座店〕〔日本橋ジョアン店)《プレミアムガレット・デ・ロワ》3,780円(税込)さらにリッチな《プレミアムガレット・デ・ロワ》は、(ドンク大阪高島屋店〕〔ジョアン銀座店〕〔日本橋ジョアン店〕の店舗限定販売。アンベルセという特殊な製法を用い、お口の中で柔らかく崩れるような軽いくちどけの食感に仕上げられています♡カットしたときに現れる美しいマーブル模様が特徴で、ピスタチオとアーモンドクリームによるバランスのとれたハーモニーに、グリオットのアクセントが加わり、甘さと酸味の対比を楽しめる一品です。それぞれに異なるオリジナルフェーヴ付き!●オリジナルフェーヴ左:〔ドンク〕《ガレット・デ・ロワ》中央:〔ジョアン〕《ガレット・デ・ロワ》右:《プレミアムガレット・デ・ロワ》ご紹介した3つの商品には、それぞれオリジナルフェーヴが付いてきます♪どの《ガレット・デ・ロワ》にしようか迷ったら、フェーヴのデザインで選ぶなんていうのもありですよ♡年末年始を楽しく過ごそう!神戸発の老舗ベーカリー〔ドンク〕と、そのグループブランド〔ジョアン〕から期間限定で販売される《ガレット・デ・ロワ》《プレミアムガレット・デ・ロワ》をご紹介しました。フランスの伝統菓子ということで、フランスの風習にのっとって誰がフェーヴを引き当てるか楽しんでみては?家族やお友達とわいわい食べるのにもおすすめですよ♪年末年始のスイーツに、今年は〔ドンク〕〔ジョアン〕の《ガレット・デ・ロワ》を味わいましょう♡
2018年12月31日ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)は、シルバーウェアのトップブランド・クリストフル(Christofle)とコラボレーションし、2019年の幕開けにふさわしい2つのガレット・デ・ロワ、新作「ガレット メデリス」と、定番の「ガレット オ ザマンド」の予約を12月1日より開始。店頭では、12月30日から2019年1月20日まで販売する。ガレット メデリス(Galette Médélice)(約18cm 税込4,104円)14世紀から続くフランスの伝統菓子であり、“エピファニー”を祝う日に食される「ガレット・デ・ロワ」。1月6日のエピファニーは、和気あいあいとスイーツを堪能する一家団らんの伝統行事として楽しまれている。ガレット・デ・ロワの中に潜む“フェーヴ”と呼ばれるフィギアを当てた人は、その日1日、王様または王女になり、パートナーに王冠を被せ、幸せを分かち合うことができ、そしてその幸運は1年続くともいわれている。今回の「ガレット・デ・ロワ 2019」で、ピエール・エルメ・パリはクリストフルとコラボレーション。ガレット1点につき1点付く、2019年限定の特別フェーヴのデザインは、クリストフルで愛されているフランス人デザイナー、アンドレ・プットマンが考案した初のジュエリーコレクション「Idole」のスターリングシルバーリングを模倣した。シンプルな輪郭をあえて不均整にした「Idole」は、2005年にクリストフルが発売開始し、今も人気のコレクション。誓約と永遠性のシンボルであるリング型のフェーヴには表裏に「PIERRE HERMÉ Christofle」、「2019」と印されている。そして今回、特別記念企画として、限定で10名に「Christofle x PIERRE HERMÉ」の文字を刻印したメダル型フェーヴが当たる。メダル型フェーヴ当選者には、アンドレ・プットマンがデザインしたクリストフルの「Vertigo」コレクションのビジネスカードトレーをプレゼント。クリストフルの対象店舗へ同封された引換チケットを持っていくと、プレゼントが受け取れる。2019年限定フェーヴと王冠を添えて販売されるガレット・デ・ロワは、さくさくとした完璧な逆折込パイ生地と、柔らかなアーモンドクリームとのコントラストが効いた仕上がり。定番の「ガレット オ ザマンド(Galette aux Amandes)」(約18cm 税込3,672円)に加えて登場する、新作の「ガレット メデリス(Galette Médélice)」(約18cm 税込4,104円)は、こんがりきつね色に焼けたパートフィユテが、レモン入りアーモンドクリームとプラリネフィユテと融合。炒ったピエモンテ産ヘーゼルナッツの香ばしさをレモンの酸味が引き立てる一方、さくさくしたパートフィユテがかりかりしたプラリネと呼応し合って、わくわく感いっぱいの味覚を生む。また、クリストフルの銀製品を彷彿とさせるシルバーのマカロンコックが添えられている。2つのガレット・デ・ロワは、ピエール・エルメ・パリ 青山、他直営ブティックにて販売。オンラインブティックでは、青山店来店受け渡しの予約注文のみ受け付けている。
2018年12月17日フランス産発酵バター“エシレ”の専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」では、フランスの伝統菓子「エシレのガレット・デ・ロワ」を、2020年1月2日(木)から1月13日(月)までの期間限定で販売する。新年を祝うためのフランス伝統菓子として、近年日本国内でも注目を集めているアーモンドパイ「ガレット・デ・ロワ」。紙の王冠が乗ったパイの中にフェーヴと呼ばれる小さな陶器が隠されているのが特徴で、取り分けた際にこれを当てた人はその日一日「王様」「王女様」として皆から祝福され、その一年を幸せに過ごせるとされている。「エシレ・メゾン デュ ブール」から登場する「ガレット・デ・ロワ」は、発酵バター“エシレ”を100%使用した贅沢な一品。広げたバターに生地を折り込む「アンヴェルセ」という製法を用い、しっかり丁寧に生地を伸ばすことで、ハラハラサクサクとした繊細な食感に仕上げた。しっとりと味わい深いアーモンドクリームとも相性抜群の美味しさだ。また幸せを運ぶフェーヴも、ホルスタイン牛が“エシレ”のネームプレートを抱えたオリジナル仕様。「エシレ・メゾン デュ ブール」のこだわりが詰まった「エシレのガレット・デ・ロワ」で、大切な人と新年の訪れを祝ってみてはいかがだろう。【商品情報】「エシレのガレット・デ・ロワ」販売期間:2020年1月2日(木)~1月13日(月)価格:1台(直径約18cm) 5,400円(税込)※フェーヴと王冠は別添。【店舗情報】エシレ・メゾン デュ ブール住所:東京都千代田区丸の内2丁目6−1 丸の内ブリックスクエア 1F営業時間:10:00〜20:00
2018年12月11日フレデリック・カッセル(Frédéric Cassel)は、「ガレット・デ・ロワ」を2018年12月28日(金)から2019年1月14日(月)までの期間限定で発売する。“王様のガレット”を意味する「ガレット・デ・ロワ」は、フランスの新年に欠かせない伝統菓子。通常は丸く焼いたパイの中にはアーモンドクリームと、当たると幸運が1年間継続する、とされている運だめしの人形「フェーヴ」が入っている。尚、フレデリック・カッセルの「ガレット・デ・ロワ」には、「フェーヴ」の代わりにアーモンドが使用されており、購入時にフランスと同じ王冠と陶器の「フェーヴ」がプレゼントされる。味は、香ばしく焼き上げたパイ生地にアーモンドクリームを合わせたクラシカルな「トラディショネル」に加え、柚子の苦味と酸味で繊細な風味を織り成す「YUZU」も用意。黒と白の胡麻を飾り付け、斬新な発想で伝統菓子をアップデートしている。【詳細】フレデリック・カッセル「ガレット・デ・ロワ」販売期間:2018年12月28日(金)~2019年1月14日(月)取扱場所:フレデリック・カッセル 三越銀座店住所:東京都中央区銀座4-6-16 B2F・トラディショネル 2,160円(税込)・YUZU 2,592円(税込)※いずれも王冠、2019年のフェーヴ付き。【問い合わせ先】TEL:03-3562-1111(代表)
2018年11月15日7月に初のベスト盤『That Is Rock And Roll~Best Of THE BOHEMIANS』をリリースしたTHE BOHEMIANSが9月よりツアーを開催。11月10日に彼らの地元・山形のミュージック昭和Sessionでファイナルを迎えた。【チケット情報はこちら】彼らが所属する「DELICIOUS LABEL」の主宰 山中さわお率いるthe pillowsとの対バン・ライブを過去に2回行った同会場だが、ワンマンで臨むのはこれが初めて。この公演に賭ける並々ならぬ想いを公言していたが、その想いがファンにも届きソールドアウトを記録!その熱気に促されて登場したメンバーはのっけから会場を煽りまくる。平田ぱんだ(vo)は往年のロックスターの煌びやかさを髣髴とさせるアクションで、ベスト盤ツアーならではの代表曲を連発。前半はぐいぐいとロックンロールのダイナミズムを体現させるメニュー。中盤、ロマンチックなナンバーを披露するコーナーでは、バンドの奥行きをしたたかに演出。そして後半はさらにハイテンションの曲を惜しげもなく繰り出していく。平田が感情の赴くままに客席にダイブして観客の波の上を泳ぐ。妖艶なプレイと切れの良いリフでグルーヴを生み出すビートりょう(g)、丹精な風貌に全身を使ってボトムを支える星川レットミーダウン(b)も楽器を抱えたまま客席にダイブ。今回のツアーで特設されたメンバー紹介で、イケメン・キャラを発揮した千葉オライリー(と無法の世界)(ds)と、クールに小気味良いピアノの旋律を紡ぐ本間ドミノ(key)も、この妖艶でダイナミックなロックンロールショウが唯一無二であることに一役買っている。盛りだくさんなメニューにも関わらず、もっともっとロックンロールを感じたいファンの想いに促されてアンコール。メンバーもこの伝説のステージが幕を閉じてしまうことへの名残惜しさなのか、会場の使用時間の期限ギリギリまで、KINKS、THE WHO、BEATLESなどの曲のカバーを彼らの解釈が垣間見れる日本語詞とアレンジで届けてくれる。30超曲3時間に渡る壮大なパフォーマンスは、ロックンロールの魅力を存分に満喫させてくれた。THE BOHEMIANS、恐るべし。そしてこの伝説のステージの模様を収録した映像作品のリリースも決定したので続報を待ちたい。なおTHE BOHEMIANSも出演するDELICIOUS LABELのイベント「the pillows presents COUNTDOWN BUMP SHOW!!2018→2019」のチケットは、現在各出演バンドのオフィシャルサイトで先行予約を実施中。受付は11月14日(水)昼12時までなので要チェックだ。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2018年11月13日8日(現地時間)、人気ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」(以下、「VS」)のファッションショーがニューヨークで開催された。今年のショーは「VS」の幹部が「準備期間に丸1年かけ、例年より壮大なショーになる」と約束していた通りのものに。パフォーマンス・アーティストは増え、ビービー・レクサとホールジーは、エンジェル(モデル)顔負けの露出度の高い派手な衣装でパフォーマンス。さまざまな理由で昨年は出演できなかったモデルたちも復帰し、ショーはより一層華やかさを増した。出産のためしばらくショーを遠ざかっていたベハティ・プリンスルーの夫のアダム・レヴィーン、バーバラ・パルヴィンと交際中のディラン・スプラウスなど、エンジェルたちの交際相手が応援に駆け付けていたのも印象的だ。復帰したエンジェルもいれば、卒業を決めたエンジェルも。1999年からこれまでに18回のショーに出演してきたアドリアナ・リマは、SNSで卒業を発表し「翼をくれるだけじゃなくて、羽ばたくことを教えてくれた」として「VS」に感謝の意を表した。毎年ゴージャスさが話題となる“ファンタジー・ブラ”は、今年は「ドリーム・エンジェルズ」と名付けられた約1億円のブラをエルザ・ホスクが着用。「スワロフスキー」の2100個の合成ダイヤモンドで作られており、「ホンモノのダイヤじゃないのに、なぜそのような価格に?」という疑問の声も上がっていたが、美しい輝きを放っていた。(Hiromi Kaku)
2018年11月10日今年の「ヴィクトリアズ・シークレット」(以下、「VS」)のファッションショーの情報が明らかになった。1日(現地時間)、同ブランドのHPに詳細が掲載された。ショーは11月8日に開催され、12月2日にABC局で放送されるという。2016年はパリ、2017年は上海と海外での開催が続いたが、今年は本国アメリカ・ニューヨークで行われることが決定。リタ・オラ、ホールジー、ビービー・レクサ、ザ・チェインスモーカーズ、ショーン・メンデス、ケルシー・バレリーニ、ザ・ストラッツの7組がパフォーマンスをする中、世界のトップモデル60名がランウェイを歩く。出演モデルはアドリアナ・リマ、キャンディス・スワンポール、ジャスミン・トゥークス、マーサ・ハントらベテランをはじめ、出産のためショーから2年離れていたベハティ・プリンスルー、昨年はほかのランジェリーブランドの広告塔として活動していたため出演できなかったケンダル・ジェンナーや、中国の入国ビザが取得できず直前で出演をキャンセルしたジジ・ハディッドがカムバック。ジジは妹のベラと再共演を果たす。「VS」の幹部は、今年のショーは「丸々1年かけて準備してきた。いままでで最も壮大なショーになることを約束する」と語り、「パフォーマンスを行うゲストアーティストを増やした。より多くのファッションとストーリーを楽しんでもらえると思う」と自信を見せた。衣装については、今年は“プリントの女王”と呼ばれるロンドン在住のデザイナー、メアリー・カトランズとコラボすることも発表されている。(Hiromi Kaku)
2018年11月02日●経歴の似ている2人が、念願の共演1920年代に実際に起こった、凶悪な伝説的犯罪を土台とし全世界で上演、日本でも再演を重ねるミュージカル『スリル・ミー』。登場人物は「私」と「彼」の2人きり、ピアノ1台で繰り広げられるのは、明晰な頭脳を持った2人の青年が、完全犯罪が可能であることを証明するために幼い子供を誘拐して殺害したという陰惨な物語だ。2018年は、”私”成河&”彼”福士誠治、”私”松下洸平&”彼”柿澤勇人という2組がこの物語に挑む。ニーチェに心酔し、自分を「超人」だと思っている”彼”と、そんな"彼"を愛しく思い、犯罪に加担してしまう”私”。今回は、成河&福士ペアにインタビューし、作品の魅力に迫る。○骨太な印象を持っていた――今回お二人の組み合わせが発表された時は、すごく意外だったのですが、作品の話を受けた時にはどのような印象でしたか?福士:逆に、どんなコンビ、という印象でしたか? 「歌えるの?」「土くさいけど、大丈夫?」みたいな?(笑)――なんというか「すごそう」「演技力の殴り合い」といった印象が……。福士:いつも素でやってるんだけどなあ(笑)。成河:ちょっと、恥ずかしい印象で(笑)。まあでも、そう思っていただけるのは、光栄なことですね。福士:もう今回僕らは、歌わないですからね。トークライブって書いていなかったですか?成河:トークライブ(笑)。夫婦漫才スリル・ミーです。福士:冗談はさておき(笑)。挑戦的な作品だと思いました。ピアノ1台の2人芝居で、不安でもあったんですが、ここ最近は、自分の中で想像のつかない作品をやってみたい願望があったんです。30歳を超えて、また改めて恥をかきたいな、という気持ち。以前から、できないものに挑戦してきたので、今「できない」と思っていることをぶち壊さないと、と思って。だから、この未知な作品に「チャレンジします」とお返事しました。成河:役者にとって、やりがいのある作品だと思います。嘘がつけないというか、自分を試されるというのは、ありがたい機会です。――お互い、もともとはどのような印象を持たれていたんですか?成河:僕は舞台『俺節』の時の印象が、忘れられないんです。作品としてもすごく好きだったし、どんな人なのかな? と思いながら観ていました。福士:昭和の、土くさい話で。――福士さん、ギターを弾いてらっしゃいましたよね。成河:だから、今回もギターでオファーが来ているんですけど(笑)。福士:今までの『スリル・ミー』を全部覆します(笑)。成河:みんなね、チラシを信じすぎなの! どうなるかわからないから!福士:たまにはいいかも(笑)。でも、『俺節』はすごく苦労したから、褒めてもらえるのは嬉しいですね。僕は、『100万回生きたねこ』を観させてもらった時が最初だったのかな? 動けるし、セリフの届き方や表現力も別格で、骨太な人だなと思っていました。観劇した後に、そのままみんなで飲みにも行ったんですよね。『髑髏城の七人』でも、同じシーズンではなかったけど、ニアミスだったので、「いつか作品で一緒になれたら」と思っていました。良い意味で怖いと思った男ですし、僕もそうなんですが、演劇畑を渡り歩いてきた感がありますよね。成河:それ、すごく感じた。福士:だから「2人でやります」ということが、嬉しかったです。僕、あんまり嫉妬はない。「怖いな」とは思うけど、「マジかよ」「俺が目立たないじゃん」とか、全くない。成河:超わかる!福士:舞台上で同じ役をやっているわけじゃないし、互いに全うして、「いい役だね」と言い合えたら最高ですね。●2人の演技論、そして「関西弁バージョン」の誕生?○"器"は関係性の中にしかない成河:やっぱ、二人芝居って関係性だから。この後、役柄についてお聞きになる予定かもしれないですけど!(笑)福士:嘘だ、聞かないよ! 僕らのこと、好きな食べ物から聞くと思うよ!(笑) ……で、役柄についてですかね?(笑)成河:当然くるだろ!――じゃあ役柄について……(笑) 登場人物は“私”と”彼”の2人しかいませんが、今の役を取っ払って、どちらをやってみたい、といった希望などはありますか?福士:”私”も楽しそうですよね。歌も大変、表現も難しいけれど、どちらの役でも役者冥利につきる。「面白い役だから楽しかった」という感想は絶対出るはず。僕はエキストラからやっていますから、物語を担う役をいただけて嬉しいし、どちらも面白いなと思います。成河:公演中に勝手に役を替えるから! 俺ら、バレないから!(笑)。福士:千秋楽の次の日あたりに勝手に小屋を押さえておこう(笑)。怖いけど、面白いね。成河:僕は、とにかく関係性だと思うんですよね。だから、どの役でもどんな関係性を作るのかが、大切だと思っているんです。でも、今日1日いて、福士くんと僕の間にあるものが、ひとかけら、わかったような気もします。言葉にはならないけど、そういうパーツがたくさん集まると楽しいと思います。福士:こうやって1日中取材を受けると、引き出しができたような気がする。まだ空っぽだけど、私と彼の間なのか、僕と成河くんの間なのか、「何かができた」というのはすごく感じられました。――少し、イメージできたということですか?成河:あ、そういう言い方したらダメですよ。今、福士くんが良い言い方したから。この2人の間に、入れるべき箱ができた、ということなんです。イメージは、まだ一個もない。福士:器、くらいだね。成河:前提にも達してないけど、そういう過程が、やっぱり役者の醍醐味なんです。福士:器ができて、1ピース埋まったから、千秋楽までに全部できる! ということでもない。成河:これは良い話ですよ、演技論の! 役者ってどうしても、自分の頭の中に器を作ってしまいがちだし、台本と接するようになってしまう。でも、本当はその器は2人の間にしかなくて、相手がいなければ成り立たないんです。2人の間の器の輪郭を考えて、「こんな形とこんな色をしているなら、だったらこれを入れようかな?」という作業があるんです。2人の間に器が見つかるのが、面白い。……すごいね、僕もたとえが大好きなんだけど、福士くんもバンバンたとえてくれる。栗山(民也)さんの前でたとえ合戦ですよ(笑)。福士:2人で一つの器がないといけないし、栗山さんとの器もなきゃいけないし、3人での器も、スリル・ミーというでかい器もあったり。そのエッセンスは、稽古という重要な期間で探っていきます。――成河さんは、『エリザベート』でも小池修一郎先生を質問攻めに……というお話でしたが、今回もどんどん聞いていく、という感じでしょうか。成河:僕は劇団出身で、延々と話し合いながらやっていた方なので、稽古場で演出家に何もきかないという習慣は、馴染みがないんです。今回も翻訳劇ですし、いろいろ聞かないと。だいたい翻訳劇は、翻訳した時点である種の解釈が入ってくるわけですし。福士:「そのニュアンスってありですか?」ということですよね。成河:語尾一つとっても「ないんですよ」「ないんだよ」「ないんだよね〜」……これでも英語では全部一緒で、日本語にした時点でニュアンスが生まれるから、そこを一行一行、やっていきたいです。自分にとって、なじみの良い言葉がありますし、そうやって2チームの雰囲気も変わっていくと思います。福士:これは、決まりましたね。我々は『スリル・ミー』大阪バージョンで。――関西弁ですか!?福士:「誘拐だ!」と言ったら、「おま、あかんでそれはほんま!」。成河:他言語ミュージカルだ(笑)。僕は韓国語も入れようかな。福士:「ナイフって、おま、なんでやねん!」テンポ感が変わっちゃう(笑)。成河:「はいどうも〜」って(笑)。まあでも、稽古場でも恥をかきながらやっていきたいよね。40歳になっても50歳になっても「生意気なこと言いやがって」と思われるような立場でいたい。福士:疑問を残しておくとあまり良くないことになるし。まあ、疑問のままにしておきたいところもありますけどね。「わからないで演じられるの?」と言われても、けっきょく人間だってわからないで生きてるから。成河:最近、そういう時にどういう風に返したらいいのかわかったよ! 「わかりたいから、やっているんです」。福士:じゃあ、「早くわかれよ」ってなるかもしれないけどね(笑)●『スリル・ミー』が人を惹きつける理由は?○緊張と緩和の構成――『スリル・ミー』は世界中で上演され、日本でも何度も再演されていますが、何がそこまで人を惹きつけるのだと思いますか?成河:逆に、気になるよね。「わかりたいから、やっているんです」(笑)福士:僕は音源を聴いて、すごく張り詰めた糸があると思いました。緊張感が途切れた瞬間に、初めて拍手ができる100分間。脳内を押さえつけて押さえつけて、最後に「アドレナリン出していいですよ」という構成に、「もう1回味わいたい」と思うのではないでしょうか。下世話なたとえだけど、ギャンブルみたいな感じ。成河:性的興奮みたいな。福士:でも確かに、言い方はいやらしいかもしれないけど、興奮や快感に近いものがある(笑)。ただ楽しかった、じゃなく、我慢と緩和があるからこそ、中毒性のある作品だと思います。だから内容も然りですけど、構成も優れているのだと思う。成河:考えてみるとそうだね、それがスリルなんだもんね。でも同時に、本当になんで人間はこんな陰惨なものを見たいんだろう? 「残酷で美しい」と言えば、簡単に額縁に入れられるんだけど、本来舞台というのは額縁に入れるものではないですし。この、ぶん殴られるような残酷さ。でも、この衝動が自分の中に潜んでいるかもしれない、ということが問われるのか。福士:問われますね。成河:どうすればその残酷さと向き合えるのか、を解決する方法論の一つが、昂揚して感情に訴える、ミュージカルなのかも。最終的には、自分と向き合う鏡でありたい、と思いますよね。福士:いや、怖い。アンチ・コンプライアンスですね。でも、こういう作品はこういう作品でないと。「子供から大人まで」という作品ではないと思ってやらないと、逆に失礼にあたると思います。成河:いろいろ、考える材料にもなると思いますから。福士:1年間ロングランをやったら、自分が病むと思う。もしかしたら公演中、口調や性格が少し変わってしまうかもしれないですね。○ミュージカル『スリル・ミー』キャスト:成河 福士誠治 / 松下洸平 柿澤勇人東京公演:2018年12月14日〜2019年1月14日(東京芸術劇場 シアターウエスト)大阪公演:2019年1月19日〜20日(サンケイホールブリーゼ)名古屋公演:2019年1月25日(名古屋市芸術創造センター)※東京公演(12/24、1/4、7、11)、大阪公演(1/19、20)ともに追加公演決定。抽選先行受付中。■成河(そんは)1981年3月26日生まれ、東京都出身。大学時代より演劇を始める。北区つかこうへい劇団等を経て、舞台『エンジェルス・イン・アメリカ』(04)、『ショーシャンクの空に』(13)、『100万回生きたねこ』(15)、『エリザベート』(16)、劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season花(17)、『人間風車』(17) 、一人芝居『フリーコミティッド』(18)等に出演する。ドラマ『マッサン』『下町ロケット』『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜 』など映像作品参加も多数。2017年には『美女と野獣』吹き替え版ルミエール役も話題となった。■福士誠治1983年6月3日生まれ、神奈川県出身。近年の主な出演作品にドラマNHK木曜時代劇『まんまこと~麻之助裁定帳~』主演(15)、『社長室の冬‐巨大新聞社を獲る男‐』(17)、『平成細雪』『アンナチュラル』(18)、映画『シマウマ』(16)等。舞台には『スーパー歌舞伎II ワンピース』(15)、『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極~』(18)等幅広く活躍する。現在、声優として2018年はテレビ東京アニメ『フォーカード』(主演声)が放送中、主演ドラマ『極道めし』、NHK土曜時代ドラマ『ぬけまいる~女三人伊勢参り』(10月27日~)放送、映画『いとしのアイリーン』(公開中)などに出演。また映画監督デビューも果たした。
2018年10月27日イヴ・サンローランより9月7日新発売イヴ・サンローランは、9月7日(金)より、スキンケアライン「トップシークレット」の新たな2アイテムを新発売した。メイクの仕上がりを高めるスキンケアアイテムとなっている。泡の化粧水と極上クリーム新たに登場したアイテムは、泡の化粧水「トップシークレット ローション」と、極上クリーム「トップシークレット モイスチャーエクラ リッチ」だ。「トップシークレット ローション」は、イヴ・サンローラン独自のテクノロジーから生まれた“雲のような泡”で、ひんやり感を与えながら角質全体を潤す化粧水。メイクのりの良い、キメが整った肌へと導く。販売価格は、6,500円(税別)である。スキンケアの仕上げとして、メイク映えするサテンのようになめらかな肌へ導くのが「トップシークレット モイスチャーエクラ リッチ」。お直し用のスキンケアとして、メイクの上からでも使用出来る。販売価格は、8,000円(税別)となっている。イヴ・サンローラン・ボーテ公式通販サイトでは、スキンケア製品を合計12,000円(税別)以上購入すると、「スキンケア デビュー キット」としてトライアルセットとロゴ付きオリジナルポーチがプレゼントされる。在庫がなくなり次第終了となる。(画像はイヴ・サンローラン・ボーテ公式通販サイトより)【参考】※イヴ・サンローラン・ボーテ公式通販サイト
2018年09月10日家族の絆を描いたディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』のMovieNEXが、本日7月18日(水)よりリリース。この度、このリリースを記念して、MovieNEXに収録されているボーナス映像の中から、2つの未公開シーンが到着した。陽気でカラフルな“死者の国”を舞台に描いた本作は、第90回アカデミー賞の長編アニメーション賞と主題歌賞をW受賞するなど様々な賞に輝き、日本でも大ヒット。また、日本語版では、俳優の藤木直人や女優の松雪泰子、ほかにも渡辺直美、立木文彦、鈴木拡樹、シシド・カフカなどがボイスキャストとして参加していることでも話題になった。そんな本作のMovieNEXリリースを記念して、今回2つの貴重な未公開映像が公開!◆未公開シーン1、幻のオープニングまず1つ目の映像は、幻のオープニングともいえる貴重なシーン。神妙なトーンで始まるも、次の瞬間、テンポアップ&カラフルな映像になり、陽気なガイコツたちが「人生の幕は閉じても、お楽しみはこれから。それが死者の日!」「写真の前で乾杯、踊って騒ごう」と軽やかに歌い上げ、盛り上げている。共同監督/脚本を務めたエイドリアン・モリーナは、本映像について「長い間、採用されていたが、最後にカットした。作品の世界を歌で紹介するシーンだよ」と明かしており、出来ることなら完成したシーンを見てみたい、と思わせるようなクオリティだ。◆未公開シーン2、ミゲル一家の大合唱そして2つ目の映像は、本編の設定とは異なり、当初主人公・ミゲルの家族が決して“音楽は絶対禁止”ではなかったことが垣間見えるシーン。ミゲルの家族たちが「家族の伝統を受け継ごう」と、“一家の流儀”を歌いながら、訴えかける場面だ。ミゲル本人は音楽家への夢は隠してはいないが、家業である靴屋を継いでほしいという家族の思いも理解している点が、本編との大きな違いと言える。本作の見どころの一つである「音楽」の魅力を知ることができる本ボーナス映像。この映像を見れば、また本編を観たくなること間違いなしだ。『リメンバー・ミー』MovieNEXは7月18日(水)リリース。※デジタル先行配信中(cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年07月18日この春、劇場公開し大ヒットを記録した、カラフルで壮大な“死者の国”を舞台に“家族の絆”を描いたディズニー/ピクサー『リメンバー・ミー』のMovieNEXが発売が決定。併せて、劇場で『リメンバー・ミー』と同時上映した、ディズニーが贈る『アナと雪の女王/家族の思い出』もブルーレイ&DVDセットで発売されることになった。『リメンバー・ミー』は、陽気でカラフルな“死者の国”を舞台に贈る、感動と音楽に満ちたファンタジー・アドベンチャー。第90回アカデミー賞の長編アニメーション賞と主題歌賞をW受賞し、第75回ゴールデン・グローブ賞でアニメ映画を受賞、さらに第45回アニー賞では最多11部門を獲得。他にも数々の重要な映画賞を受賞し、その数はなんと70を突破。ディズニー/ピクサー作品史上最高傑作の呼び声も高く、日本では国内興収49億円超えの大ヒットを記録した。日本語版ボイスキャストには、主人公・ミゲル役に当時13歳の石橋陽彩が大抜擢され、へクター役に俳優の藤木直人、ママ・イメルダ役に女優の松雪泰子、フリーダ・カーロ役に渡辺直美など豪華キャストが一同に集結し、その熱演も大きな話題を呼んだ。また、作品を魅了する楽曲も大きな見所のひとつ。劇中で歌われる「リメンバー・ミー」は、『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー」を手掛けたロバート&クリスティン・アンダーソン・ロペス夫妻が書き下ろし、日本版エンドソングには、“シシド・カフカ feat. 東京スカパラダイスオーケストラ”が起用された。■思わず誰かに教えたくなる!? ピクサー作品おなじみの”隠れキャラクター”が分かる特別映像が解禁!そのMovieNEX発売決定を記念し、ピクサー作品ではおなじみの隠れキャラクター、ピザプラネットのトラックや、次回作『インクレディブル・ファミリー』など、本作に隠されたキャラクターを紹介する特別映像が解禁。まずは『トイ・ストーリー』に登場するピザ屋、ピザプラネットのトラック。主人公ミゲルが家の窓から外を眺めていると、ほんの一瞬で走り去っていく。続いて、ピクサーのクリエイターたちの多くが卒業したカリフォルニア芸術大学の教室の部屋番号“A113”は、死者の国の事務所のドアに書かれている。さらに、ジョン・ラセター初監督作品の短編アニメーション『ルクソーJr.』(86)に登場した、大きな赤い星がデザインされた黄色いボールは、死者の国にいる女優フリーダ・カーロの部屋に。これらは、ピクサーが手掛ける作品でほぼ毎回出てくるおなじみのものとなっている。最後に、8月1日(水)公開『インクレディブル・ファミリー』のポスターは、死者の国でミゲルたちがコンテストに向かう途中の壁に飾られている。ちなみに、よく見ると、死者の国らしくインクレディブル一家がガイコツ姿で描かれていている。思わず誰かに教えたくなる、ピクサーおなじみの隠れキャラクターを、本編でも改めて確かめてみてほしい。■『アナと雪の女王』最新作もブルーレイ&DVDセットで同時発売!劇場で本作と同時上映した『アナと雪の女王』の最新作、『アナと雪の女王/家族の思い出』も7月18日(水)にブルーレイ&DVDセットで発売が決定。7月4日(水)に先行デジタル配信を開始する。日本語版ボイスキャストは前作に引き続き、アナの声を神田沙也加、エルサの声を松たか子、オラフの声をピエール瀧が熱演。4曲の新曲もあり、アナとエルサが“家族の絆”をテーマに一緒に歌う感動のハーモニーも注目だ。さらに、雪の季節をテーマにした6つのディズニー短編アニメーションも収録されている。“おもちゃの世界”や“モンスターの世界”など、これまで誰も観たことがない“もしもの世界”を舞台に数々の感動的な物語を生み出してきたディズニー/ピクサーが贈る『リメンバー・ミー』。隠れキャラクターを探しながら、あの感動をもう一度味わってみては。『リメンバー・ミー』は7月18日(水)にMovieNEX(4,000円+税)で発売。7月4日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年05月29日今月21日、49歳の若さでこの世を去った『オースティン・パワーズ』の“ミニ・ミー”ことヴァーン・トロイヤー。ロサンゼルス郡の検視官オフィスのスポークスマンが、その死因は自殺であった可能性が高いと「People」誌に語った。「入院当時、彼の体内のアルコール濃度は非常に高いものでした。彼の死は、自殺の可能性が高い事件として報告されています」。現在、中毒症状のレベルを測るテストが行われているが、最終結果が出るまでには4週間から6週間を要するという。今月2日、ヴァーンは鬱と自殺願望を訴えてノースハリウッドの自宅に救急車を呼んだ。泥酔していたヴァーンはとても動揺しており、自暴自棄になっていたそうだ。病院に運び込まれた後はアルコール中毒よるものとみられる臓器不全が起こり、生命維持装置が装着されたが次第に身体は衰えていった。そして生命維持装置が外され、亡くなった。ヴァーンは2002年にもアルコール中毒で命を落としかけたことがあり、ファンからの心配や激励に「感謝してもしきれない。アルコール依存症との闘いは簡単ではないが、これからもがんばる」とコメントを発表していた。ヴァーンの家族は、ファンにお悔やみの花を贈る代わりに、耳の不自由な人や子どもたちのためのチャリティー団体「スターキーきこえの財団」、または知的障がい者と発達障がい者を支援する「Best Buddies」にヴァーンの名前で寄付してほしいと呼び掛けている。(Hiromi Kaku)
2018年04月25日4月21日(現地時間)、『オースティン・パワーズ』のミニ・ミー役で知られるヴァーン・トロイヤーが亡くなっていたことが明らかになった。享年49。本人のFacebookページで声明文が公表された。ヴァーンは今月初め、アルコール依存症で入院。「TMZ.com」によればその入院以来、生命維持装置が装着されていた状態だったという。直接的な死因は明かされていないが、声明文には「鬱病と自殺は非常に深刻な問題です」と綴られている。アルコール依存症に苦しんでいたヴァーンはたびたびリハビリ施設に入所し、「闘っては打ち勝つ」ことを繰り返してきたが、「残念なことに今回の闘いは大きすぎた」という。小人症でわずか身長81センチという小柄な体格を活かし、『オースティン・パワーズ』シリーズや『ハリー・ポッターと賢者の石』などに出演し、俳優人生を生きたヴァーン。『オースティン・パワーズ』で共演したマイク・マイヤーズは「いっぱしのプロ(の俳優)で、彼と一緒に働く人々にとって可能性を広げてくれる導き手だった」と愛情を込めた表現で偲んだ。シャノン・エリザベス、カルメン・エレクトラらセレブもSNSで追悼メッセージを送っている。(Hiromi Kaku)
2018年04月22日ワールドワイドラブ(WORLD WIDE LOVE!)から、ディズニー/ピクサー映画『リメンバー・ミー』の公開を記念した限定Tシャツが登場。2018年4月中旬より発売される。『リメンバー・ミー』は、2018年3月16日(金)より上映されている最新ディズニー/ピクサー映画。主人公ミゲルがカラフルな死者の国に迷い込み、冒険を繰り広げていくストーリーだ。発売となるTシャツには、そんな映画の世界観を彩り鮮やかなグラフィックデザインで表現。ミゲルはもちろん、死者の国の住人・ヘクターやエルネスト・デラクルスを、物語のキーワードとなるギターと共にプレイフルに描いた。またバックプリントには、ブランドを象徴するロゴを配している。なおTシャツは、ゆったりとしたビッグシルエット。一枚でも存在感を放つ一着に仕上げている。【詳細】REMEMBER ME Tシャツ価格:8,990円販売時期:2018年4月中旬色展開:ホワイト・ブラック販売店舗:WORLD WIDE LOVE!、Rydia各店舗、WEB SHOP
2018年04月06日現在大ヒット公開中のディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』。ストーリーはもちろん、メキシコの「死者の日」の文化を反映したガイコツモチーフのデザインや、カラフルだけどちょっとダークな世界観が、子どもだけでなく大人も楽しめるとの声も多く寄せられる本作。今回は、映画を観た後に『リメンバー・ミー』の世界にどっぷりと浸れるような、メキシコの雰囲気が味わえる東京・六本木のテキーラ&メスカル専門Bar「AGAVE」(アガヴェ)をご紹介!“古き良きメキシコ”の世界観を再現した店内六本木駅2番出口から徒歩1分、六本木通り沿いにあるアクセスも便利なこちらのお店。ドアを開けるとネオンで「AGAVE」の文字が。期待を膨らませて階段を下りると、そこはメキシコ独立革命前後の1920年代の“古き良きメキシコ”の世界観を再現した、雰囲気満点の空間が広がっている。ワンフロアの広々とした空間には、カウンター席・テーブル席・半個室があり、1人でふらっと来ても、またはグループで来てもそれぞれの楽しみ方ができそうだ。今年でオープン20周年を迎えるアガヴェは、国内のBarの中でもベストクラスのテキーラ/メスカルの銘柄を揃えており、その数は約570種類にもなるんだとか。またテキーラだけでなく、キンキンに冷えたメキシコのクラフトビール「デイ・オブ・ザ・デッド」やメキシコを代表するビール「テカテ」も揃えている。メキシコの文化や音楽をテキーラを通して知ってほしいというお店の想いがあり、お店の壁には当時のマリアッチのスターやメキシコ映画のポスターが貼られ、メキシコのツバの広い帽子「ソンブレロ」やフリーダ・カーロの肖像画なども。テキーラやお店の雰囲気を楽しみながら、映画『リメンバー・ミー』トークをすればより一層盛り上がりそう。そもそも「テキーラ」ってどんなお酒?そもそもテキーラは300種類以上もある「アガベ(リュウゼツラン)」という多肉植物のたった1種類から出来たお酒で、メキシコのハリスコ州を含む5州で厳格な規定に沿って作られたお酒のみが、テキーラと名乗ることができる。アガベを原料とするお酒はほかにもあり、その中の代表格にメスカルと呼ばれるものがあるが、主な産地であるオアハカ州などではテキーラ以上に親しまれ、色々な製法と味わいのものが作られているという。女性におすすめの銘柄・飲み方普段あまりテキーラに馴染みがない方や若い女性でも楽しめるような、おすすめのテキーラの銘柄とその飲み方を、アガヴェマネージャーの佐々木宗彦氏に伺った。初心者の方にはまず「スタンダード」な中心的な味わいを楽しんでもらいたいということで佐々木氏がおすすめしてくれた銘柄が、メキシコ国内1位のテキーラブランド「オレンダイン」(Tequila Orendain)。テキーラには、クリアでシャープな味わいのBLANCO(ブランコ) 、短期熟成されやや黄金がかったREPOSADO(レポサド)、1年以上熟成されスモーキーでどっしりとしたAÑEJO(アニェホ)の3種の異なった味わいがある。今回は佐々木氏のオススメでオレンダインのレポサドをテイスティング。テキーラを飲む前に「ぜひ香りを楽しんでください」との助言をいただき、さっそく嗅いでみると、驚くほど爽やかですがすがしい植物の香りが。同じハードリカーのウィスキーと比較しても、アルコールのツンとする香りではなく、アガベの丸みのある甘さやフレッシュさが優しく伝わってくる。テキーラを1~2滴手に馴染ませ嗅いでみるのもおすすめ。飲んでみると、やはりアガベ本来のしっかりとした味わいがあり、ウォッカのような“無味無臭”のお酒とは対照的な華やかさが楽しめる。注がれた1ショットをちびちびと味わいながら飲みたくなるお酒なのだという発見ができた。チェイサーとして「サングリータ」と呼ばれる特製のトマトジュース(トマトジュース、ハラペーニョ、ライム、オレンジなどをミックスしたもの)をテキーラと交互に飲むことで、ピリ辛さとトマトジュースの塩味でよりお酒が進み、最高のペアリングに。本格的なメキシカンも堪能アガヴェではドリンクのほかにも、Barでは珍しく本格的な料理を楽しむことができる。お店も18:30~オープンなので1次会から利用するお客さんも多いのだとか。テキーラと併せていただきたい、お店一押しのメキシカン料理をご紹介。お店の定番料理は、ボリューミーなのも嬉しい「ナチョス」。トルティーヤチップスとチリビーンズ、チーズ、ハラペーニョ、サルサが山盛りの層になっていて、手で豪快にいただきたい一品。テキーラとの相性も間違いなし!こちらは「ノパリートス」と呼ばれる、サボテンのサラダ。細切りで酢漬けにされた生のサボテンに、スモークサーモンを合わせた一品で、独特の食感がクセになる名物料理だ。オシャレでユニークなボトルデザインにも注目味わいはもちろん、ボトルのデザインもユニークな個性的なものが多いテキーラ。棚や壁にびっしりと並べられたテキーラやメスカルのボトルを眺めながら、テキーラを飲むのはまさに至福のひととき。ラテンアメリカ諸国のお祭りにインスパイアされたデザインが特徴的なブランド「KAH」のTEQUILAは、まさに『リメンバー・ミー』の死者の日のようなカラフルなドクロデザインが1つ1つ手描きで施されている。ほかにも女子の心をくすぐるオシャレなボトルが多数。テキーラを楽しみながら、お気に入りのボトルデザインを見つけてみてはいかが。■AGAVE営業時間:月~木 18:30~2:00 (1:30 L.O.)金~土 18:30~4:00(3:30 L.O.)定休日:日曜、祝日の月曜価格:テキーラ1ショット 1,000円~(text:cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年03月31日現在公開中のディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』。ギターの天才少年ミゲルが死者の国を舞台に繰り広げる冒険ファンタジーで、家族のつながりというテーマを温かく描いた感動作。そんな本作の見どころの一つは、登場するキュートなキャラクターたち。今回編集部では、カリフォルニア・エメリーヴィルにあるピクサー・アニメーション・スタジオに現地取材し、イメルダのアレブリヘ「ペピータ」のキャラクターを制作したアロンゾ・マルティネス(キャラクター/リギング・アーティスト)にキャラクターの製作過程を伺った。■イメルダのアレブリヘ「ペピータ」ペピータの体はあらゆる動物をミックスして作られており、雄ヒツジの角、トカゲの尻尾、鷲のかぎ爪、ジャガーなどを参考に作られた架空の動物。本作では、アレブリヘごとにオーナーがおり、ペピータはオーナーであるイメルダのパーソナリティにとても似ている。2人ともとても強く、自分自身に自信があり、たくさん敬意を表すことを要求する性格だ。人々の魂を死者の国に導くカラフルな動物元々アレブリヘは20世紀前半にペドロ・リナレスによって作られた伝統的な人形で、風変わりでカラフルな生き物たちをパピエマシェという張り子(現在は木製が多い)を使って作られるのが特徴。アレブリヘには神話や宗教のバックグラウンドは無く、自分なりのストーリーや独創性を吹き込むことができる。ペピータはアレブリヘの特徴を外見に用いつつ、役割の特徴としては、メキシコのナグアルという「各人にそれぞれ動物版の自分が存在する」という、メキシコのアニミズムのような伝統的信仰を取り入れている。よって、ペピータは人々の魂を死者の国に導くカラフルなガーディアンとして本作に登場している。アレブリヘはパーツを付け替えられるペピータのキャラクター製作だけでなく、個人の趣味でアレブリヘたちを収集してきたというアロンソ・マルチネス氏に、アレブリヘの魅力を語ってもらった。アロンソ・マルチネス(以下AM):私は小さいころからずっとコレに執着していて、親戚を訪れてメキシコに行くたびに、今回はどのアレブリヘを家に持ち帰ろうかと虎視眈々と狙っていました。これらの収集を初めてからは9年、いえ、おそらく12年ほど経つかと思います。とても楽しいですよ。AM:私が何よりも気に入っているところは、付属肢がどれも交換可能なところなのです。つまり、こちらのアレブリヘから翼を取って別のアレブリヘにつけることができるということですね。羽でも、角でも、色々と交換して自分なりのキャラクターをデザインすることができるのです。ペピータはいつも怒っている!?ペピータのキャラクターを制作する上で、どんなことがチャレンジングだったのかをマルチネス氏はこう語ってくれた。AM:ペピータはミックスされた存在です。彼女が数多くの動物の要素を備えているために作るのがとても難しかったです。また、腕から翼が生え、肩は別の肩がそこから出ているので、それがどのように機能するのか決める作業はとても興味深いものとなりました。AM:もう一つの側面は、グラフィック的でありながらも、説得力と肉質感と自然さも残しておきたかったことです。ペピータにとってとても重要になるポーズのひとつは、彼女はいつもとても怒っていることです。ある意味彼女はとにかく恐ろしいキャラクターなのです。そこで、私は怒っている虎の様相を参考資料としてたくさん集め、目をつぶっていてもこれらの画像が思い浮かべられるほど研究しました。ペピータは発光していた!『リメンバー・ミー』の「ウン・ポコ・ロコ」本編シーンにて、ペピータがミゲルを探しに来る場面では、ペピータが蛍光色に発光しているのが見て取れる。これについて、ディレクティング・アニメーターのニック・ロザリオがコメントをしてくれた。ニック・ロザリオ(以下NR):この映画に登場するアレブリヘのとてもクールなもうひとつの側面は、ペピータ自身が光源になっていることです。彼女が歩いてくると、地面や彼女の下を歩いているキャラクターに光があたります。これらにあたっている光はペピータが発している光なのです。NR:私もこのキャラクターが大好きです。色々な意味で私の子ども時代を思い出させてくれます…サンダーキャッツとかトランスフォーマーとかね。実にクールです。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ(text:cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年03月30日現在公開中のディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』。ギターの天才少年ミゲルが死者の国を舞台に繰り広げる冒険ファンタジーで、家族のつながりというテーマを温かく描いた感動作。そんな本作の見どころの一つは、登場するキュートなキャラクターたち。今回編集部では、カリフォルニア・エメリーヴィルにあるピクサー・アニメーション・スタジオに現地取材し、お茶目なミゲルの相棒犬「ダンテ」のキャラクターを制作したニック・ロザリオ(ディレクティング・アニメーター)にキャラクターの製作過程を伺った。■主人公・ミゲルの相棒犬「ダンテ」間抜けでお茶目な性格だが、いつもミゲルのそばにいて見守っている野良犬「ダンテ」。ミゲルとともに死者の国へ冒険に出る相棒犬で、『カールじいさんの空飛ぶ家』や『ボルト』『わんわん物語』など2Dアニメーション作品からもインスピレーションを受けてキャラクターが作られた。モデルはメキシコ/中央アメリカ原産の「ショロ犬」ダンテのモデルとなった犬種は、アステカの神のショロトルとアステカ語で犬を意味するイッゥツゥイントリを合わせたショロイッツクゥイントリ(通称「ショロ犬」)。メキシコと中央アメリカ原産でそのルーツは3,500万年前まで遡ると言われているそう。メキシコでは古くからショロ犬は死者をこの世からあの世に導くガイドの役目も果たすとも言われている。短編「ダンテのランチ」キャラクターデザインは数多くのデッサンを描きながら、アートワークによって少しずつ固めていくそう。そしてマペットといわれる粘土の造形を作り、キャラクターを立体的に捉えながら、大きさやバランスが仔細に決定される。そしてダンテの個性の描き方についてニック氏に動画を使って解説してもらった。ニック・ロザリオ(以下NR):製作の初期段階で私たちはオンラインで公開されたちょっとした短編を作っています。「Dante’s Lunch(ダンテのランチ)」というものです。これがダンテを固めるための素晴らしいテストになりました。NR:私たちは彼の個性をここからさらに発展させています。正直言うと、最初は上手く行っていませんでした。そこで私たちはタイミングやポーズをもっと強調することにしました。バナナの皮に気づいて振り落とすのではなく、皮が勝手に落ちて彼が「あれ?いまのは何?」となるというわけです。NR:この短編を作って私たちがさらに学んだことは、彼の目と眉部分の形状を単純化させるべきだということでした。彼は感情の幅や深みがあまり大きくないキャラクターなのだから、内面で考えていることの表現をもっと制限することを目指すことにしたのです。ダンテには毛が(ほとんど)無いNR:ダンテのボディには軽く毛の房があるだけです。散在しているというか、針金的というか、正直言ってちょっと気味の悪い感じです。しかし、これで彼がキュートに見える理由は、彼は野良犬だからです。NR:彼の皮膚にはコブがあり、色素沈着の斑点があり、引っかき傷があり、また光沢の輝きがあります。そこには実に多くのディテールが描かれています。キャラクターを毛皮で覆うのとはわけが違うのです。NR:ダンテのディテールについてもう少し詳しくお話ししましょう。ダンテは野良犬なので、これまでそれ相応の格闘にも巻き込まれてきました。また、彼についての仕様書によると、一方の耳には小さな裂傷があり、もう一方の耳は折れているとされていました。舌の動きは『ファインディング・ドリー』のハンクを意識?NR:そしてショロ犬は歯が抜けやすいのです。歯が抜け落ちている犬を描くとしたら、どう描くことになるのか?舌が常に口の外に垂れている犬を描くということですね(笑)。幸運にも、私たちの最近の映画のひとつで、これとよく似たものが必要とされたキャラクターが存在しました。そのキャラクターとは『ファインディング・ドリー』のハンクです。ダンテの舌もこれと似たような動きをすることになるだろうと私は思いました。NR:犬は普通に見ているだけで、ものすごく楽しい存在ですからね。ダンテは大人のサイズの体を持った子犬なので、リーは彼の動きをとてもだらしなくすることを求めていました。ダンテは計算して行動することはまったくないので、急に動いたり転んだりばかりしている。それは私たちが学んで行き着いたことでした。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ(text:cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年03月29日陽気でカラフルな“死者の国”を舞台に、家族のつながりをテーマに描く現在公開中のディズニー/ピクサー最新作『リメンバー・ミー』。子どもだけでなく「大人も号泣する」「大人にこそ観てほしい」との口コミ評価が多い本作。大人にこそ刺さると言わしめた『リメンバー・ミー』でストーリーと同等に重要なのが、作品に登場する音楽だ。これまで『アラジン』の新しい世界(A Whole New World)、『トイ・ストーリー』の君はともだち(You’ve Got a Friend in Me)、『アナと雪の女王』のレット・イット・ゴー(Let it Go)など、アニメーションとともに数々の名曲を生み出してきたディズニー&ピクサー。本作の劇中歌「リメンバー・ミー」もピクサーを象徴する新たな名曲として、すでに多くの人々に親しまれている。『アナ雪』楽曲も手掛けたロペス夫妻にインタビューつい口ずさみたくなるキャッチーなメロディーで多くの人々魅了する『リメンバー・ミー』の音楽たちはどのように作られたのか。またそれぞれの曲にどんなメッセージを込めたのか。舞台作曲家として活躍し『アナと雪の女王』では“レリゴーブーム”を起こしたクリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペスに「リメンバー・ミー」音楽製作秘話を語ってもらった。CL:「リメンバー・ミー」には2つの異なる感情が込められていなければいけません。ひとつはある男が派手に、または自慢げに、愛してきた全ての女性たちにサヨナラを言うというもので、それはエルネスト・デラクルスが歌うバージョンです。CL:そしてもう一つは本当のバージョン、真実のバージョンで、家族を残して去らなければならなかったソングライターが歌うララバイです。彼は、お互いに繋がり合い、忘れないでいるために、この歌を残すのです。英語版の中に「I sing a secret song to you each night we are apart(日本語詞:たとえ離れても心ひとつ)」という歌詞があります。それが意味するのは、これが贈物であるということ、そして、彼が再びこの家に帰ってくるまでは、音楽を通して繋がり続けることができるんだ、ということです。これが人々の涙を誘ってくれたらと思っているバージョンです。ディズニー/ピクサー作品がいままで一度もやったことのなかった試みを、本作では“音楽”で披露している。それは英語とスペイン語をミックスした詞が使用されているということだ。軽快かつエモーショナルなメキシコ音楽をバックグラウンドにしながら、音楽全体をエンターテインメントに落とし込んでいる部分もピクサーらしさと言えるだろう。そこで、メキシコ文化を取り入れた楽曲の製作過程について伺った。RL:出だしの段階で多くのリサーチを重ねました。それは私たちだけによるものではなく、メキシコ人の音楽コンサルタントのカミロ・ララと一緒に行なっています。私たちが特に注目をおいて学んだのは、ランチェロ・ボレロ・スタイルとマリアッチ音楽でした。なぜなら、この2つが、歌「リメンバー・ミー」に必要とされるものに最も近いように思われたからです。RL:壮大なマリアッチですが、実はあれは主にハリウッドの影響を受けています。というのもメキシコ映画には、彼ら版のフランク・シナトラ的なスターたちがいたからです。彼らは映画の中でソンブレロを被り、ミュージシャンを演じていました。歌う場面もたくさんあった彼らは実際にマリアッチでした。彼らはまた俳優でもあり、当時は驚異的なスターでした。私たちはそれに注目し、また、当時の優しいバラード曲にも注目しました。CL:それから、私たちはジャーメイン・フランコと一緒に仕事を進めました。彼女自身、素晴らしいメキシコの作曲家で、この映画でもたくさんほかの曲を書いています。彼女がメキシコ版のアレンジに手を貸してくれました。また、エンドクレジット版では、ミゲルとナタリア・ラフォルカデと一緒に私たちは仕事を進めています「これをスペイン語で歌いたい」と言い出したのはナタリア・ラフォルカデでした。そして彼女がこのエンドクレジット版にスペイン語要素を入れています。共同監督&脚本のほか作曲も務めたエイドリアン・モリーナにインタビュー本作で主人公のミゲルの家族は代々音楽を演奏することを禁止しているが、ミゲルは自分の家族を愛しながらも、同時に音楽も愛しており、そのジレンマにミゲルの立場はおかれていた。最終的にミゲルの音楽愛や音楽そのものは、家族の音楽に対する憎しみをどのように変化させたのか。共同監督&脚本のほかに作曲も務めたエイドリアン・モリーナに話を伺った。AM:家族の音楽に対する憎しみは、高祖母のイメルダがミュージシャンによって、とてもつらい思いをさせられたことから生まれてきたと思います。その苦痛は、時とともに大きくなり、将来の世代にまで影響を与えました。ストーリーが何についてであるかというと、音楽についてと言うよりも、その苦しみや、家族である僕たちをバラバラにさせるもののことを取り上げていて、その痛みをどのように癒すかということを考えようとしているんです。AM:なにが本当に素晴らしいかというと、音楽が実際それをするための方法になることです。ミゲルは、それを知っているか、音楽には彼を満足させる以上の何かがあることを感じているということで、ある意味ヒーローなんです。音楽は、あなたが愛している人々とつなげる力を持っているんです。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ(text:cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年03月26日第90回アカデミー賞で2部門を受賞し、ディズニー/ピクサー作品の最高峰と呼び声の高い『リメンバー・ミー』が3月16日(金)より公開されます。本作の主人公ミゲル役で声優に初挑戦し、すばらしい演技と歌声を披露した石橋陽彩さんと、愛嬌(あいきょう)たっぷりのヘクター役でおちゃめさと懐の深さの両方を表現した藤木直人さんにインタビュー。本作は、カラフルな死者の国を舞台に、何世代にもわたる家族のつながりを描く感動作。音楽が大好きなのに、音楽を禁じられた家庭で育ったミゲルと、陽気だけど孤独なヘクター。そのふたりが交流することで、ある奇跡が生まれます。藤木さんは親の立場から教育や音楽について、石橋くんは音楽に対する熱い思いや将来像について語ってくれました。■子どもが好きなことを禁じる親の役割とは?――藤木さんは、演じたヘクターのどんな点に共感しましたか?藤木:ヘクターの抱えている強い思いは、「自分が親である」からこそいちばん理解できる部分。そこが表現の核となりました。でも陽気だけどうさんくさいというキャラクター像が難しかったです。――大好きな音楽を禁じられているミゲル。石橋さんは、もしもご両親から音楽禁止令がくだったらどうしますか?石橋:僕は幼稚園の頃から音楽が好きだったので、歌を禁じられることは絶対に嫌です。もしも本当に「禁止だ」と言われたら、いろんな人に自分の歌声を聴いてもらい、がんばってふりむいてもらえるようにと努力します。――藤木さんは親の立場から見て、どんなふうに思われましたか?藤木:今回、ミゲルの家族が音楽を禁じたのには、いろんないきさつがあったわけで。むしろ「音楽は情操教育にいいからやりなさい」というのが普通の親の考えですよね。でも、今回の話で、“音楽”を“子どもにやらせたくないこと”に置き換えて考えてみると、うちも「ダメなものはダメ」と言います。だけどもしかして親がダメだと禁じていることが、のちのちに子どもにとってプラスアルファになったり、人生が豊かになったり、将来につながることもあるのかもしれない。自分にその価値観が理解できないからといって、禁止することはすごく難しい部分があると思います。でも、中毒性があるものについては、できるだけコントロールしてあげるのも親の役割なのかなと(笑)。■子どもの才能を伸ばすために親ができることはあるのか?――「チャンスをつかめ」というキーワードが印象的でした。石橋さんはその言葉をどう感じましたか?石橋:今回の僕は、本当にチャンスをつかみにいったという感じです。僕は歌が大好きですから。でも、最近は声変わりがあり、自分の歌いたい歌が歌えなくなったりして、悩んだりしていました。いままで歌ってきた高音の女性アーティストさんの曲が歌えなくなってきて、ちょっと十八番(おはこ)がなくなってきたかなと(笑)。藤木:十八番(おはこ)! すごいね(笑)石橋:得意だと思っていたことができないことは、苦しいことかなとも思いましたが、声変わりが始まり、声が低くなったからこそ新しいジャンルに取り組めることもできると思い直しました。いまは男性アーティストさんの曲も新しく歌えるようになりました。自分の得意なところが消えてしまうけど、新しいところにチャレンジできるのはいいことかなと思います。――藤木さんは、お子さんの才能を伸ばす親の役割についてどんなふうに思われていますか?藤木:子どもの成長時期には運動する機会を多く与えるとよいと聞いて、なるべく自分の子どもにはいろんなスポーツをやらせてあげたいとは思っています。でも、親の心子知らずで。自分も考えてみれば、“親から押し付けられたもの”はやりたくなかったかなと。僕はスイミングスクールに行かされていたけど、嫌で嫌でしょうがなかった。結局本人が興味をもたないと、それは意味がないことだとも考えています。ただ、機会だけは与えてあげたいと思って、実際にいろんなことをさせているつもりではいるんですけどね。とはいえ、僕はそういった子どもの発達や指導方法に詳しくないし、実際に子どもができる前は、そういう情報にまったく目が止まらずにスルーしてきたと思います。自分が親の立場になって初めて、いろんなことを考え始めた感じで。以前、フジテレビのバラエティ番組で久保田カヨ子さんの幼児教育やヨコミネ式メソッドについて放送しているのを観たことがありましたが、子どもがいなかったらそういう番組を観ることもなかったかなと。実際に観てみると「ああ、こんな方法もあるんだ」と思い、少しずつ吸収していった感じです。ただ専門的にやっている人たちの方がはるかに詳しいから、そういうところに委ねるのもいいかもしれない。また、国としてある程度は、そういった専門的な人の声をすくい上げて普及していくことも必要なんじゃないかなとは思います。実際、スーパー園児などをテレビで観ると、「こんなことができるんだ!」とにわかには信じがたい部分もあります。でも、こうやって陽彩くんを間近で見ていると「こんな歌声を出せる子がいるんだ! ここにスーパーキッズがいた!」と感心してしまう。もちろんもともとの才能はあったとは思うけど、興味があったからこそ自分からやりたいと思ったのかなと。そう考えると、やっぱり受動的ではダメで、いかに好きになって能動的になれるかが大事。結局は本人の資質や努力によるものかなとも思います。■藤木直人が泣いた! 父という存在が映画で教えること――親からの教えで、ずっと守っている事柄があれば教えてください。石橋:僕はとくにないですね。帰ったら手洗いとうがいをするとかでしょうか?藤木:陽彩くんはえらいね! 普通子どもなんて言っても聞かないものじゃない? 僕もなるべく機会を見つけ、何度も言うようにしているけどなかなか(笑)。――音楽をテーマにした本作。今後の音楽との関わりについても聞かせてください。石橋:これから音楽だけではなくて、音楽を通じて、今回初挑戦した声優や、以前からやらせてもらっているミュージカルや舞台、ドラマなどをいろいろとやっていきたいです。それらは全部、音楽からつながってきたお仕事なのでもっと挑戦したいです。藤木:僕は高2の夏休み前にギターと出会い、衝撃を受けて、ギタリストになりたいと思いました。当時は1日何時間もずっとギターを弾いていたし、逆にギターを取られたら自分には何もない感じだったとも思います。現在は音楽は趣味に近いかな。音楽は役者以上に才能がないとできないものだと痛感しているので。いまは他の活動を含めて僕を支持してくださる人たちのためにがんばっている感じですが、でも音楽を演奏しているととても楽しいです。昔ほど音楽に夢中になっていないのかもしれないけど、ギターを弾けるステージという場所があることや、生涯楽しめるものがあるということ自体がとても幸せでありがたいことだと思っています。――最後に『リメンバー・ミー』をこれから観る方へのメッセージをお願いします。石橋:声優初挑戦でこんな大役を演じさせていただき、光栄でしたが、初めは緊張と不安しかなかったです。でもどんどんミゲルの気持ちに近づくことができたと思います。何ごともまじめで一直線に駆け走るミゲルというキャラクターができたと思います! 藤木:初めて観たときに字幕も何もなくて台本と照らし合わせながらだったけど、僕は感動して泣きました。ぜひ大人の人に多く観てもらいたいと思いました。もちろん子どもが観ても楽しいし、いろいろな年代の人の心に染み入る話なんじゃないかなと。僕も子どもと一緒に観たいですね。僕の声とか関係なく、きっと楽しんでくれると思います。『リメンバー・ミー』公開中少年ミゲル(声:石橋陽彩)は音楽が大好きで、ミュージシャンを夢見るも、彼の家では代々音楽を禁じられてきた。ある日 “死者の国”に迷い込んだミゲルは、陽気だけど孤独なガイコツのへクター(声:藤木直人)と出会う。果たして2人がたどる運命とは?
2018年03月22日これまで「家族関係」を描いた作品や「家族とは何か」というテーマを描いた映画作品は数多く存在する。しかし『リメンバー・ミー』ほど、ファンタジーかつユニークな手法で「家族」についてを描いた映画は前代未聞だろう。本作は主人公の少年ミゲルが「死者の日」を境に、死者の国をさまよい、自分の先祖や夢にまで見た憧れの人物(もちろん亡きレジェンド)との奇跡的な出会いを果たしながら、祖先や記憶の世界を探究し、最終的に古典的な「家族」というテーマへとたどり着く。この「死者の日」の着想の基となっているのが、死者を迎え入れるメキシコの伝統行事“ディア・デ・ロス・ムエルトス”(死者の日)。2011年秋にリー・アンクリッチ監督とストーリー・スーパーアドバイザーのジェイソン・カッツがラフなストーリーを思いつき、それからは5年間に渡る「死者の日」にまつわるリサーチや、実際に「死者の日」の期間のメキシコにリサーチ旅行をするなど、徹底した文化理解と作品の下敷きを構築したという。では、そのリサーチ旅行はどういったものだったのか。それらはどう作品に反映されたのか。本作の共同監督&脚本を務めたエイドリアン・モリ―ナと、リード・ストーリー・アーティストのディーン・ケリーはこう話す。生者と死者を結びつける祭壇「オフレンダ」AM:死者の日の一部として、死者の魂が生者の国に歓迎されます。愛する者たちと再会するためです。しかしこれはまったく陰気なものではなく、一族の再会を祝うもので、音楽と祝いと歓喜のエネルギーにあふれています。私たちはこれらの習慣の意味するものをしっかりと学んで、ミゲルの冒険を語るストーリーに役立てようと考えました。AM:では、それがどのような形でストーリーテリングの一部となったかについて解説したいと思います。まずは、やはりオフレンダです。これは、死者の日に帰ってくる愛する者たちの魂を迎えるために作られて飾られた供物台です。飲食物や愛する者たちが生前好きだった事物などが置かれており、これで生者の国への旅を終えた彼らを迎えるというわけです。これは死者の日の主要部分でもあり、また、先祖たちが自分たちを見守ってくれている、彼らと心が繋がっているという彼らの考え方を体現しているものでもあるのです。AM:オフレンダに飾られる物のひとつが写真です。オフレンダに写真を置くことの良いところとして、その写真がその人物についての話をする契機となることが挙げられます。その人物の記憶を皆で分かち合うということですね。家族が一堂に会すると往々にしてそのような話が語られることになります。DK:良い話も、悪い話もね。AM:つまりオフレンダに飾られる事物の中でも、写真はとても重要な要素となっています。劇中では、オフレンダに写真が置かれていること=人々に忘れられていない証しとなる。つまり「人々に記憶されていること」が死者の国にいられる条件であり、生者の国へのチケットとなるのだ。では「オフレンダ」に写真が置かれなくなると、死者の国の人たちはどうなるのか…?ここはぜひ劇場で確かめてみてほしい。マリーゴールドは死者の国への「架け橋」日本版のポスターでも印象的に登場するオレンジの路。これは死者の日で伝統的に使われるマリーゴールドの路をモチーフにしている。AM:マリーゴールドの路は、死者と生者の世界を繋ぐもののシンボルです。マリーゴールドの色と独特な香りが死者の魂を家に導くとされており、何世代にもわたって、この繋がりのシンボルとなっています。DK:マリーゴールドで出来た橋というアイデアは、死者と生きている家族の2つの世界に架かる橋という発想です。それを突き詰めていき、まさに人々がピクサー映画に求めているような、実にビジュアル的で象徴的で記憶に残る場面が出来上がりました。これがこの映画をさらに押し上げていますね。「音楽禁止」との葛藤が映画の核にストーリーの軸として、ミゲルの「アーティストになりたい」という夢と「音楽禁止」の家族の掟の狭間で葛藤するミゲルの姿が描かれる。DK:ミゲルが町のタレント・ショーに出ようとします。「ミュージシャンになりたい」という自分の夢を追うためにね。そしてそのとき彼は、文字通り、オフレンダ(つまり彼の一族の歴史)や両親や祖母と、自分の将来への希望の間で身動きがとれなくなってしまう。それはミゲルにとってこの上ない「板挟み状態」です。それが核となる葛藤です。この葛藤がこのストーリーの推進力となると私たちには分かっていました。ケリー氏は、ミゲルがジレンマを抱えながらも、音楽への強い情熱によって行動することを理解していた。そのときケリー氏の頭を悩ませたのは、ミゲルの音楽に対する欲求をどう「描き切ればよいか」。つまり、観客に感情移入させるにはどうすればよいか、ということだった。DK:彼の欲求はもう分かっている。しかし、このメイン・キャラクターを心から応援してもらえるようにはどうすればいいのか?私たちは音楽というものをミゲルにとって生きるのに不可欠な空気のように描きたいと考えていたのです。そこで、ミゲルが置かれている状況で唯一自分がさらけ出せる場所で歌わせたらどうか?という「秘密の屋根裏部屋」のアイデアが生まれたのだ。それは『トイ・ストーリー』のアンディの部屋のように、部屋中を自分の好きなもので満たした12歳の少年の聖域ともいえる場所だ。そして部屋中にはミゲルが憧れるミュージシャン デラクルスのポスターや映画などのグッズが至る所に飾られている。そしてデラクルスの写真が飾られたオフレンダもまたミゲルの部屋にあるのだ。それは、ミゲルがデラクルスに対し「僕がやりたいと思っていることを、あなたはやってのけたのだ」という心の繋がりを感じていることを示唆している。AM:誰かと繋がりを感じたら何をするかということ。その人物と一緒に何かをやりたいと思うものでしょう。ずっと昔に亡くなったこの男とね。それをオフレンダで示すというアイデアです。すると突如として、色々な要素が組み合わさり始めました。ミゲルに彼の欲求を言葉で言わせる必要はない。ギターに彼の声の代わりをしてもらおう、と。デラクルスの曲に合わせて、ミゲルは自分で手作りしたであろうギターを手に取り、フレッドをなめるようにして見事な演奏を観客に見せつける。そこにはミゲルの音楽に対する愛情はもちろん、誰もが釘付けになるほどの才能を観客に証明してみせるのだ。AM:どんなストーリーでも、最悪な出来事そのものの意味が変質して、逆にその出来事が何かをするための機会に変化するという描き方には力強さがあるものです。このオフレンダの写真はまさにそういう力を発揮しています。というのも彼は、故人の思い出が分かち合われ、話しが語られるこの場所で、彼の家族や彼にとって最も重要なこと“彼のアイドルであるエルネスト・デラクルスが実は一族の一員なんじゃないだろうか”ということを思い始めるのです。夢への探求心とデラクルスへの心の繋がりがミゲルを死者の国へと引き込んでいった。ここから彼の冒険が始まるのだ。いままで彼を縛り付けていた家族の掟や伝統をチャンスに変えて、ミゲルは前へと進んでいく。DK:このストーリーには、家族、伝統、遺産という普遍的なテーマがあります。誰であれ、たとえ自分には他人と関りがあると感じていない人であってさえも、血のつながりのある人々とは、何らかの繋がりがあるものですからね。「死者の国」の世界でミゲルは自分の祖先と出会い、家族の掟の“本当の意味”を知ることに。そしてミゲルの冒険が、最終的に私たち観客に「家族の大切さ」や大切な人を「いつまでも忘れない」ことを、アニメーションを通してダイレクトに伝えてくれる。それはスタッフたちによる死者の日という伝統を忠実に再現した成果だろう。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ(text:cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年03月19日