永野芽郁が主演を務め、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞した『マイ・ブロークン・マリコ』より、永野芽郁と奈緒が写る場面写真が解禁された。今回解禁となったのは、永野さん演じるシイノと奈緒さん演じるマリコが2人っきりで線香花火をする様子を切り取ったもの。劇中で、花火は中学生の頃のシイノとマリコにとって忘れられない、2人の関係をまた特別なものにするキーワード。大人になり、広い屋上で肩を寄せ合いながら静かに線香花火をする2人の姿は映画の中でも象徴的に描かれる。原作者、平庫ワカのイラストにインスパイアを受けた本シーンは、線香花火の着火時間が予想できないこともあり、本作の中でも撮影に最も時間を要したという。花火をしながらの2人の会話は、長回しで撮影され、撮影当日に急遽足された台詞も多くあったそう。秋を感じさせる気候が続く夏の終わりにぴったりな1枚で、柔らかい表情のシイノとマリコがどのような会話を交わしているのか、本作の公開にますます期待が膨らむ写真となっている。『マイ・ブロークン・マリコ』は9月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年09月01日小林李衣奈(こばやしりえな)さんが、気象情報番組『ウェザーニュースLiVE』の新キャスターに決定したことが31日、わかった。『ウェザーニュース LiVE』は、24時間365日、最新の気象・防災情報を伝える気象情報専門会社の生配信番組。番組内では気象・防災情報のほか、チャットやメールを通じて全国から寄せられたリアルタイムの空の様子や季節に沿った写真などを紹介しており、キャスターとのやり取りも人気を呼んでいる。同番組はお天気アプリ「ウェザーニュース」をはじめ、YouTube、ニコニコ生放送、LINE LIVEなどで視聴可能だ。小林キャスターは、今年5月に実施されたウェザーニュースキャスター採用を通過し、きょう31日の番組内でお披露目となった。9月1日(11:00~)の「ウェザーニュース LiVE コーヒータイム」から番組に出演する。コメントは以下の通り。■小林李衣奈はじめまして、小林李衣奈と申します。新しくウェザーニュースキャスターに加わることとなり、大変光栄に思っております。皆様の毎日に寄り添いながら、明るく分かりやすく、気象情報をお伝えできるよう精一杯努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
2022年08月31日永野芽郁の圧倒的新境地として話題の映画『マイ・ブロークン・マリコ』から、本予告映像と場面写真が解禁となった。解禁となった本予告映像では、シイノ(永野芽郁)の鋭い視線の先に、親友マリコ(奈緒)の遺骨が…。マリコを学生時代から虐待し続けた父親(尾美としのり)から遺骨を強奪し大絶叫、包丁を突きつける怒涛の展開からはじまる。「シイちゃんとずっと一緒にいる」と笑顔ながらも、顔の傷跡が痛々しいマリコとの思い出を胸に、「今度こそ私が助ける」とマリコの遺骨を抱え、シイノは走り出す。マリコの「私ぶっ壊れてるの」の言葉をはじめ、2人の過去が次々思い出され、ひとり取り残されたシイノが押し潰されそうになる中、思い出したのは「ねぇねぇ、シイちゃん、行ってみたいね」と“まりがおか岬”のポスターを笑顔で指差すマリコの姿だった。牛丼をたいらげ、「だから行こう、ふたりで」と優しく笑いかけるシイノ。シイノにとって“たったひとりの友”であるマリコのための道中は前途多難で、ひったくりに遭い、さらにマキオ(窪田正孝)に怒鳴る姿も。「アタシ、何度もあの子のことめんどくせぇって」と思いながらも、「私には正直あんたしかいなかった」と語りかけるシイノの思いとは――。「あんたがいない世界で、どうやって生きようか」。マリコという魂の片割れを突然失ったシイノが喪失感、怒り、悔しさ、様々な感情を抱え、マリコに投げかける「死んでちゃ分かんないだろ」という言葉。シイノの旅はどんな結末を迎えるのか。また、今回、永野さん演じるシイノほかキャラクターの表情を切り取った場面写真も解禁。本作は先日、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞しており、公開が期待されている。『マイ・ブロークン・マリコ』は9月30日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マイ・ブロークン・マリコ 2022年9月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年08月10日女優の永野芽郁が主演を務める映画『マイ・ブロークン・マリコ』(9月30日公開)の特報、ティザーポスターが25日に公開された。同作は平庫ワカの同名コミックの実写化作。鬱屈した日々を送るOL・シイノトモヨ(永野芽郁)は、テレビのニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。マリコの魂を救うために、マリコの実家から遺骨を強奪し逃走。マリコの遺骨を抱いて“ふたり”で旅に出ることに。公開されたポスタービジュアルは、シイノが親友マリコを抱きしめる写真がインパクトを残す。彼女が大事そうに抱いているのは、今は亡き魂の片割れで、シイノの目にしか映らない骨になったはずのマリコの姿だという。どこか遠くを見つめるマリコの表情とは対照的に、シイノの瞳からは、親友を亡くした悲しみと一人で逝かせてしまったことへの怒りと悔しさ、そして彼女のために何かをしようという確固たる意志が感じられる。ポスター右上にある「勝手に逝った、あんたのために。」というキャッチコピーが、2人の絆の強さを引き立てている。今回、タナダユキ監督たっての希望でエンディングテーマにThe ピーズの「生きのばし」が決定。監督は「昔、この曲を初めて聴いたとき、『死にたい朝まだ目ざましかけて明日まで生きている』という歌詞が脳天に来たというか、ダイレクトに心に響いてきて。クソみたいな日常で、クソみたいな思いを抱えながら、でも、死ぬ時まではしょうがないからなんとか生きていくしかないじゃん、という。この作品の世界観を表現できる曲として、これ以上の楽曲はないと思っています」と語っている。(C)2022映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
2022年07月11日~これにより一人ひとりの夢に伴走できる体制が更に充実~『国立選抜クラス』ができた背景学校法人郁文館夢学園が運営する郁文館中学校、郁文館高等学校、郁文館グローバル高等学校、(東京都文京区、理事長・校長:渡邉美樹)は、郁文館高等学校に今までの4クラス(東大・e特進・特進・進学)に加え、新クラス『国立選抜クラス』設置を発表しました。新クラスができた背景には、東大、京大などの難関国立大学を目指す、従来の『東大クラス』に加え、早稲田大学、慶応大学、上智大学などの難関私立大学も同時に目指したい生徒のニーズに応えたいとの思いがあり、5教科7科目(国語・数学・英語に社会2科目(日本史・世界史・地理などから2科目選択)、理科2科目(物理・化学・生物などから2科目選択)で、共通テストが受験できるカリキュラムが組み込まれている「国立選抜クラス」を設置することで、将来の夢の選択の幅を狭めずに、より多くの生徒達の夢を叶える環境が実現します。新クラスのカリキュラムの特徴私立大学の早稲田大学や慶應大学では、文系でも数学が入試で求められ、上智大学も共通テストを利用した入試がスタートしています。このような最上位の難関の私立大学の合格にも、5教科型のカリキュラムは有効となります。今後データサイエンスを始めとする期待される新たな分野においても、文系理系に偏らない素養が求められるため、文理両方を学ぶ事ができる国公立大学の勉強過程そのものにも将来的な意味があります。他コースとは異なるカリキュラムで国公立大学受験に軸足を置きつつも難関私大も視野に入れる高い志を持つ生徒たちをしっかり支援するクラスが、この国立選抜クラスです。今後の展開効果的に模試を実施し、エビデンスに基づく面談で、一人ひとりに寄り添い、充実した補習や講習で、塾・予備校に頼らず、大学合格を勝ち取る指導体制も併せて、充実させていきます。ご期待ください!郁文館高校の多彩なクラス編成の詳細はこちらをクリックして下さい!※正式な入試概要は10月に掲載予定です。コース・クラス | 郁文館高等学校 | 郁文館夢学園 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月04日女優の永野芽郁が出演する、コーセー・雪肌精の新WEB動画「#きき化粧水 やってみました! 永野さん」編が、30日に公開された。新WEB動画では、「雪肌精 クリアウェルネス」のミューズを務める永野が“きき化粧水”に挑戦する。永野は自らがミューズを務める商品を毎日使っていると語り、「間違えるわけにはいかない!」と気合十分。香りやテクスチャーを確かめながら、「自信しかない! これは当たるでしょ! 決まり!」と強気の発言で、堂々と解答を発表した。
2022年06月30日俳優の板垣李光人が、9日(19:00~)から16日(~18:59)までNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス・OpenSeaで、自身のデジタルアート作品を販売する。自身のファンクラブサイトのアートディレクションを手掛けるほか、SNSやメディアでも度々イラストを披露してきた板垣。今回、板垣は「Eleganza Buddha Collection(エレガンザブッダコレクション)」と題した5作品を販売。NFTマーケットプレイス・OpenSeaで、9日からオークション形式でリリースする。作品や購入方法など詳細は特設サイトで公開中。また、今回の収益の一部は日本赤十字社に寄付される。デジタル作品のリリースに併せて、アーティスト写真も公開。ホワイトのフェイスペイントを大胆に施し、板垣の作り出すアートの世界観を表現している。コメントは以下の通り。■板垣李光人かねてより細々とイラストを描いて参りましたが、この度正式にNFTアートとして販売することになりました。匿名かつ不明瞭なデジタルの海の中で、確かに所在するという安寧は創作者にとっても皆さまにとっても心地のよいものであろうと思います。そして愛を込めたただ1つの作品をぜひあなたの手元へお収めいただき、その愛がまた誰かの元へ廻ることを願います。作品と致しましては「Eleganza Buddha Collection(エレガンザブッダコレクション)」と題し、古来より我々日本人とも蜜月な関係にあった仏という存在の持つ静寂さや轟轟と滾る魂にインスピレーションを頂戴し、モダンかつファッショナブルに再構築した5点を出品いたします。ぜひ荘厳美麗な「現代仏画」の世界をお楽しみください。
2022年06月02日俳優の板垣李光人が、6月11日に福岡・PayPayドームで開催される「タカガールデー2022」初日で、自身初の始球式に挑戦する。「タカガールデー2022」として行われる、6月11日・12日の「福岡ソフトバンクホークス対東京ヤクルトスワローズ」戦。板垣が始球式に登場するほか、入場者全員へのオリジナルグッズ配布や、お宝アイテムが当たるプレゼント企画も実施予定だ。コメントは以下の通り。■板垣李光人こうしてこの様な場にお招きいただき大変光栄に思います。「野球」と申しますと小学生の頃ルールも分からずひた走り、盗塁しまくったのはいい思い出です。そんな自分ですが、それなりの球を投げられたらと思っております。どうぞ温かい目で見守ってくださいませ。
2022年05月16日『悪人』『怒り』の李相日監督の最新作『流浪の月』が13日(金)から公開になる。李監督はこれまで数々の作品で観客から高い評価を集めてきたが、本作は前作『怒り』から6年ぶりの長編作で、「ガラッと切り替えて新しいことをするつもりはないんですけど、次の映画で第二章と呼んでいいのか、また異なった次元に入っていきたいという感覚があった」と振り返る。長い期間を経て出会った原作小説、初めてタッグを組む撮影監督、そしてこれまでにない表現。李監督の“次なる章”が本作で幕を開ける。映画の原作は2020年の本屋大賞を受賞した凪良ゆうの同名小説。かつて世を騒がせた女児誘拐事件の犯人・文(松坂桃李)と、被害女児だった女性・更紗(広瀬すず)の再会から物語は始まる。かつて人々は文が幼い更紗を誘拐して監禁したと思っている。しかし、本当は何があったのか? そして再会したふたりはどこへ向かうのか? 映画は現在のふたりの物語と、過去のエピソードを行き来しながら進んでいく。本作は様々なエピソードが描かれるが、そのすべては文と更紗の関係を描くために存在しているといっていい。ふたりは友達とも恋人とも違う、そして言うまでもなく事件の犯人と被害者というだけでもない。映画を全編観たあとにやっと朧げな輪郭が見えてくる関係。本作はその不思議な感覚を見事に描ききっている。「ふたりの間に何があるのか? 他人には理解できないふたりだけの真実。答えはわからないけど、そこにあるであろう“手触り”を掴みたい、ということかもしれません」と脚本も手がけた李監督は振り返る。「この感覚は『怒り』の時にも通じています。あの映画で描こうとしたことも言葉にできない概念、言葉にはおさまりきらない思いをすくい取りたかった。そういう部分は共通しているとは思います。『流浪の月』の脚本に取りかかる際に留意したのは、ラストに“閉じて”終わる映画にはしたくない、と。文と更紗は世の中から排除されたのではなく、自分たちから抜け出した/飛び出したんだと思うんです。世の理不尽に追いつめられて逃げるのではなく、ふたりが隣でいられる世界を目指しているんだというところで映画を終わらせたい。その点は最初から明確に意図していました」物語は現在と過去を行き来するが、そのバランスは徹底的に考え抜かれている。本作は150分あるが、どこかひとつのパートを外しても観賞後の印象は大きく変わってしまうだろう。「脚本を書く段階で見えていた部分と、撮影を経て編集作業の中で見えてきた部分もありました。15年前に過ごしたふたりの時間は、単なる回想として見せるのではなく、現在の更紗が置かれている状況や心境にも影響を及ぼす形で、繋がりをもって描かないと意味がない。脚本の段階から意識しつつも、実際に撮影することで発見することも多々ありましたね。つまり、今の更紗の心境を紐解き、寄り添う形で過去を見せる。言うは易しですが、これには編集の今井(剛)さんの力が欠かせませんでした。今井さんは『69 sixty nine』からすべての作品で編集をお願いしている方で、『怒り』では通常の倍の編集期間をかけて色々とトライしたんです。そこで蓄積されたもの、今井さんとの呼吸というか、お互いの信頼や経験値があっての本作だと思います。初めての方とここまでやるのは難しかったかもしれません」一方で李監督は本作で“初めて”タッグを組む撮影監督を招いた。イ・チャンドン監督『バーニング 劇場版』、ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』を手がける名撮影監督ホン・ギョンピョだ。「ホンさんと初めてお会いしてご挨拶したのは『パラサイト…』の撮影現場に伺った時で、その時に“この方に撮影をお願いできればな”という願望が芽生えました。もちろん、簡単に叶うはずはないんですが、いざ『流浪の月』の世界観を思い描き始めると、ホンさんならどう撮ってくれるだろうか、と想像が膨らむばかりで衝動を抑えられなくなったんです」本作の画は単に美しいだけでなく、全カットが映画的な魅力にあふれている。俳優の感情や表情の変化を漏らすことなく描き出すのはもちろん、そこに差し込む光、吹く風、空気の澱みや動きまで感じとれるようなショットが次々に現れる。登場人物たちの生きる“世界の動き”を丸ごと描き出すような映像は圧巻だ。「ホンさん自身も、新しい映像を模索するんだ、とよく口にしていました。定石には縛られずに、意外性や”ちょっとした驚き”がある。それでいて、奇をてらう訳ではなく違和感なく俳優の演技に集中できるアングル。”そこでしかない”場所、つまりはカメラポジションをずっと探していくんです。大袈裟なことをいうと、映画の中に“説明カット”はひとつも入れたくないんです。状況や場所説明のために舞台の外観を映すカットはひとつも必要ない。それらは最初にホンさんと確認し合いました。ホンさんは現場でずっと「風!風!」って言ってましたね(笑)。撮影準備の段階でも、例えばカーテンを選ぶにはかなり時間をかけて、どんな揺れ方をするのか探っていく。空間と演技だけを撮るのではなく、俳優のセリフや芝居の奥には必ず何かしらの“揺らぎ”があるべきではないかと思っていて、他にも光の具合や流れる雲と飛び交う鳥など、常にフレームの外の状況も注視していました。セリフや演技だけでなく、映像そのものが雄弁であることがホンさんの卓越した美意識なのかもしれないですね。そしてそれは単に美しいだけではなくて、見方によっては残酷だったりもする。だからこれまでの撮影では考えられないほどスカイライン(フレームの中で空と建物や山などを隔てる輪郭)やマジックアワーを狙っています。脚本上夜設定のシーンでもあえてスカイラインの時間に撮影することで、シルエットがかもしだす儚さや限られた時間への愛しさが映像に焼き付けられていく。すべてのカットにおいて画にどうやって“艶(つや)”を出していくのかホンさんは腐心されていて、刺激を受ける毎日でした。撮影ではホンさんとそのシーンの“ファーストカット”を探すことにほとんどの時間が費やされました。現場で見つけたファーストカットを編集でどこに着地させるのか見つけていく。本作ではそういう連結もありましたね」撮影監督が変わるというのは、もうちょっと根源的な“感覚が変わる”に近い映画において撮影監督は作品の目であり、語り手でもある。李監督は「撮影監督が変わるというのは、単に映像が変わるってイメージが強いですけど、もうちょっと根源的な“感覚が変わる”に近いことで、俳優の演技も含め、すべての部分に波及している」と語る。本作で李監督はこれまで積み上げてきたものを発展的に継承しつつ、新たな語り、新たな視点で作品づくりにあたったようだ。「この物語は重くシビアな状況が常に背景にありながら、文と更紗の関係の美しさはともすると寓話的でもある。リアリティだけでは語れない、少し浮遊しているような感覚があるので、今回はあまり自分だけの生理で踏み固めない方が良いんじゃないかと意識していました。そこはかとない浮遊感を生かしてこそ、不寛容に覆われた現実との対比も際立つはずです。特に今回は美術が種田(陽平)さんでもあるので、ただ見た目に美しいものを描くのではなく、俳優たちの儚げな佇まいを、説得力のある美術で構築した空間で、ホンさんのカメラが捉える。まさに“この瞬間”が美しいんだ、という感覚でこの映画を満たしたい。そんな共通認識が皆にあったと思います。結果論にはなってしまうんですけど、前作から6年という期間が空いてしまった原因の中に、『怒り』で何かに届いた手応えがありました。ガラッと切り替えて新しいことをするつもりはないんですけど、次の映画で第二章と呼んでいいのかわか、また異なった次元に入っていきたいという感覚があったんです。もちろん、やっている間は何かを変えることが目的ではなくて、ただただ目の前のことに精一杯なんですけど、終わってみると変化というのは、偶然に起こるのではなくて、必然の積み重ねなんだなと思わされますね」ある過去を背負った男女の“言葉では簡単に説明できない関係”を描く『流浪の月』は、作り手が丁寧に描き出した“この瞬間”を積み上げることで成立する傑作になった。どの瞬間も、どのカットも見逃せない密度の高い本作は、多くの映画ファンを魅了するだろう。そして、前作から6年。本作が李監督の“第二章”を告げる作品なのかは、後年になって振り返ることになる。「次は早く撮りたいですよね(笑)。6年ぶりだと現場で疲れやすくなるんですよ! 映画ってこんなにも疲れるんだって(笑)。なので次の映画はもっと早く撮りたいと思っています」『流浪の月』5月13日(金)全国ロードショー(C)2022「流浪の月」製作委員会
2022年05月12日4月23日、浅利演出事務所主催の『ミュージカル李香蘭』が東京・浜松町の自由劇場で開幕した。日本人でありながら中国人女優としてスターになった李香蘭(山口淑子)が日本軍のプロパガンダに利用され、戦後祖国反逆の罪(漢奸罪)で裁かれるまでを描くミュージカルだ。日本初演は1991年。演出家の故・浅利慶太氏は「昭和の戦争を語り継ぐ責任が我々にはある」と語り、これまで繰り返し上演されてきた。今回は2019年同氏追悼公演以来3年ぶりの上演となる。タイトルロールを務めるのは、初演以来30余年にわたり李香蘭として舞台に立ち続ける、野村玲子。山口淑子氏本人が生前「李香蘭歴は私より玲子ちゃんのほうが長い」と語ったそうだが、舞台上に佇む姿は「李香蘭」そのものだ。隣り合う二つの国(日本と中国)が争うことに苦悩し、「心にも国境があるのですか」と問いかける姿に、現在の世界情勢が脳裏をかすめる。現在日本人が享受している平和は、先人たちの犠牲の上に成り立っていることを、我々は決して忘れてはならない。今回の出演者には17歳の高校生もキャスティングされているという。客席には戦争時代を知る年配層に混ざり、20代と思しき若者の姿も目立つ。こうして「戦争の悲劇を語り継ぐ」というバトンが次世代へ渡されていく。カーテンコールでは、涙を拭う観客の姿も多く見られた。2022年春、この作品が上演される意義を見つめ、世界の平和を願わずにはいられない。公演は5月8日まで。『ミュージカル李香蘭』チケット情報公演公式サイト
2022年04月25日アイドルグループ『AKB48』の元メンバーで、2015年に卒業した後は俳優として活躍中の川栄李奈さん。美しいロングヘアのイメージが強い川栄さんが、長年伸ばしていた髪をバッサリとカットしました!2022年4月3日に、クールなボブスタイルへとヘアチェンジした姿を、Instagramに投稿しています。 この投稿をInstagramで見る 川栄李奈(@rina_kawaei.official)がシェアした投稿 イメチェン&初めてのヘアドネーション31cm切ってもらいましたよ〜!rina_kawaei.officialーより引用川栄さんはヘアチェンジと合わせて、ヘアドネーションを行ったことを報告。さらに、投稿では「誰かの笑顔が増えますように」というコメントをつづっています。ヘアドネーションとは?ヘアドネーションとは、『髪の毛』と『寄付』という英語を組み合わせた言葉です。とはいえ、「よく知らない」「あまり馴染みがない」という人も多いのではないでしょうか。世界的には徐々に広まりつつあるヘアドネーション。病気や事故で髪を失った子供たちのために、寄付された髪の毛で作ったウィッグを、無償提供するボランティア活動です。ヘアドネーションをした川栄さんに、多くの称賛のコメントが寄せられました。・髪をもらった人は、りっちゃんからの愛を感じられますね。・ヘアドネーションのこと、あまり知られていないので広めてほしいなぁ。・私もヘアドネーションをやりたくて、髪を伸ばし中です!日本では、まだまだ認知度の低いヘアドネーション。川栄さんの行動をきっかけに、これからもっと広まり、身近な活動になっていくといいですね。興味のある人は、ヘアドネーションの活動を行っている法人・団体などを探してみてください![文・構成/grape編集部]
2022年04月07日女優の永野芽郁が出演する、ジェーシービー「JCBデビットカード」の新CM「私は、JCBデビット」編が27日より山形県にて先行公開後、全国で順次放送される。新CMでは、真っ赤なワンピースを身にまとった永野が登場。「JCBデビットなら」とのセリフに合わせ、カードからひょっこりと顔をのぞかせる。そして自分の部屋でネットショッピングをしたり、お店でお買い物をしたりするシーンののち、「こんなに使えて、しっかり安心!」と手を大きく広げて表現。最後は「いいでしょ! 私はJCBデビット」と笑顔で語りかけている。
2022年01月27日女優の川栄李奈が出演する、JRAシステムサービス・JRA-VANの新CM「アプリでアップデート」編、「NEXTでアップデート」編が、4日に放送を開始した。新CMでは、自己流で競馬を楽しみつつも「何かが足りない」と思っている競馬ファンたちに向け、川栄が「キミに足りないもの、わかる?」と鋭くツッコミを入れ、ドキッとさせる一言を投げかける。「アプリでアップデート」編では、週末の昼下がりに町中華で大好きな競馬を楽しむ一人の男性がなんとなく予想をしていると、川栄が突然現れる。そして「なんとなくじゃ、うまくならないよ、競馬」と話しかけ、呆気にとられる男性に「キミに足りないもの、わかる? 裏付けよ」と同サービスを説明していく。「NEXTでアップデート」編でも、カフェでいろんな予想家の動画を見比べている一人の男性の前に川栄が登場し、「ひとに左右されてたら、うまくならないよ、競馬」と詰め寄るといった内容だ。町中華での撮影では、あまりに上手にラーメンをすする川栄の演技に、思わずスタッフから「おいしそう……」と本音が漏れる場面も。共演者が驚いて立ち上がるシーンでは勢いのあまり椅子が倒れてしまうハプニングもあったが、川栄は終始笑顔で現場を和ませていた。
2022年01月05日俳優・板垣李光人は、まるで万華鏡のようだ。ドイツ語で「光」を意味する「Licht(リヒト)」という名を持ち、作品によって、色とりどりの光を放ちながら、私たちを魅了する。映画『約束のネバーランド』のノーマン役、主演ドラマ『カラフラブル 〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜』の相馬周役、大河ドラマ『青天を衝け』の徳川昭武役、土曜ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』の木崎誠役など、印象深い役柄が続く。どの作品も「芝居は流動的なもの。土台作りだけしたら、いつもこの身ひとつで現場に入っています」と語る、19歳。10代最後の出演作であるドラマ24『シジュウカラ』(テレビ東京系)では、どんな姿を披露してくれるのだろうか。計算高さやあざとさを意識しながら演じている澄んだ瞳を輝かせながら、今作のためにショートカットにして、「ずっと長かったから切りたかったんです」と微笑む、板垣李光人。今回、山口紗弥加演じる40歳の売れない漫画家・綿貫忍の、22歳のアシスタント・橘千秋役を演じるが、どこか影を感じさせる役柄だ。「役を作り上げていくなかで、大九明子監督からアドバイス頂いたのは『忍が見ていないところでも千秋の行動や所作には抱えている怒りや憎しみが表れるし、忍に見えているところではホストのように振る舞う』ということ。僕はそこまで千秋がわかりやすくはないと思っていたのですが、わかりやすいほうがいいということで、計算高さやあざとさを意識しながら演じています」夫のいる忍を誘惑する、千秋。ふたりは18歳の年の差があるものの、不倫という恋に落ちてしまう。だが千秋は、恋心から忍に近づくのではなく、どうやら真意は別のところにあるようだ。「何かしらの秘め事があるのは、もはや全人類共通かもしれません(笑)。ふたりは歳の差もありますが、千秋はある種、母親の面影をずっと探している側面もはらんでいるので、忍に対して複雑な思いを抱えています。だから千秋の心の中では、何色の糸が、何色絡んでいるのかなって思うんですよね」人間の性(さが)に共鳴してもらえたらうれしい『シジュウカラ』では、板垣李光人が演じる橘千秋ら、登場人物たちの感情や隠された過去が織り成す、人間ドラマも見どころのひとつだ。「テーマとして、『不倫』や『年の差』を扱うドラマだというイメージを強く持つこともあるかもしれません。でも、登場人物の忍や千秋ら、全員が抱えている深い闇、ある種の諦めのような心情が、まずしっかりと描かれているところにも注目してほしいんです。そんな暗闇の中に、だんだんと光を見出していくから」千秋は、とくに抱えているものが大きい印象がある。忍たちと接するなかで、それぞれがどのような反応を示すようになるのだろうか。「千秋にもすごく暗い影が落ちていて、忍と関わっていくなかで、忍がひとつの光のようになっていきます。でも、光が強くなってくるぶん、影も濃くなってきて。そのなかで、千秋がどんな選択をして、自分なりの正解や幸せを見出していくか、見守っていてほしいですね」忍の夫・洋平役に宮崎吐夢、忍の元カレの漫画編集者・岡野克巳役に池内博之も出演する。演技派が揃う、今作の登場人物たちが選ぶ道。その先には、幸せが待っているのだろうか、それとも――。「それぞれの選ぶ道が、世間的にいいとされていることか悪いとされていることかはまた別として、やっぱり自分自身で幸せを見出すことが大事といいますか。人間の性というものがあると思うんです。その部分に対して、共鳴してもらえたら、うれしいですね」忍と千秋は18歳という年の差がありながらも恋に落ちるが、現実的に、そのぐらい年の離れた相手との恋愛については、どう思っているのだろうか。「想像ができないです(笑)。どういう感じなのかは、自分自身で考えてみても正直わからないので、ドラマでは千秋役として没頭していますね。ただ、男女問わず、そのぐらい年上の方に対しての憧れみたいなものはあります。僕はどちらかというと、早く30代、40代になりたいと思っているから」アウトプットをしていないと生きていけない今作において板垣李光人は、山口紗弥加演じる漫画家・忍のアシスタント・千秋役ということで、同じ現場になることも多々。ストーリー自体はシリアスな印象だが、現場ではそうではないようだ。「山口さんは、本当に明るくて快活な方。現場でも、入ったらすぐ『李光人くん、おはよう!』と言ってくださいます。ビジュアル撮影があったのですが、山口さんが先に撮影されていて、僕がその次だったので待っていると、すごく大きな声で『李光人くん、待たせてごめんね』と、声をかけてくださいました。すごくパワーを感じますし、元気がもらえる方です」初共演のふたりは、徐々に親交を深めている様子。劇中では漫画に意味を見出す千秋だが、実際にイラストを描くことが趣味の板垣李光人が影響を受けたカルチャーも気になるところ。「僕の美的な感覚やセンスは、ティム・バートンの存在が大きいと思います。なかでも、ミュージカル・アニメーション映画『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』は、小さいときからずーっと観ていました。キャラクターのビジュアルや造形の仕方ももちろん好きですし、完全にいい人って、彼の作品には絶対出てこないから。ディズニー作品のアニメでも、主人公の嫌な面もちゃんと表していて、ただキレイなだけではないところが好きなんです」そうしてセンスを磨き、男性ながらたおやかさをまとう、凛々しくも麗しい板垣李光人から目が離せなくなるわけだ。今作の登場人物たちはそれぞれの幸せを見出していくが、彼自身の幸せを感じる瞬間は、どんなときなのだろう。「すごく真面目なことを言うと、僕は本当に、芝居やメイクやファッションというようなアウトプットをしていないと、生きていけない人間。だから、それらのことをしているときはすごく楽しくて、幸せです」20代も自分の気持ちに素直にやっていきたいアウトプットすることが、幸せな気持ちをもたらしてくれるのだ。そんな板垣李光人は、ドラマ放送中の1月28日に、20歳の誕生日を迎える。今作は、10代最後でもあり、20代最初の出演作となった。そこで、20代で成し遂げたいことをたずねたら、はにかみながらも、こう話してくれた。「20代は、この先自分がどんな経験をして、何をやりたがるのかは未知ですね。でもこれまで10代でも、ありがたいことに、やりたいと思ったことはやらせていただいていますし、自分でもやってきました。そう考えれば、20代も変わらずにまわりに迷惑をかけない程度にわがままを言って(笑)、そのときの自分の気持ちに素直にやっていきたいと思います」なんとも正直で頼もしい言葉。19歳ながら、ひとつひとつの質問について熟考し、しっかりと自分の言葉で話すことができる。20代になったらさらに、その聡明さも、増していくことだろう。色とりどりの光を放つ板垣李光人は、これからも変幻自在に進化していくに違いない。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント板垣李光人さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影/古川義高、取材・文/かわむら あみり
2022年01月05日女優の永野芽郁が8日、都内で行われた「LINE NEWS AWARDS 2021」の表彰式に出席。2021年を彩る“話題の人”をLINE NEWSが表彰する同アワードで俳優部門を受賞した。永野は、個性的なデザインの黒の衣装で登場。スラリとした美脚を披露した。トロフィーを受け取ると、「ありがとうございます。うれしいです」とにっこり。「今年も1年間、自分の中では頑張った1年になったので、プレゼントもらえてうれしいです」と喜んだ。戸田恵梨香とW主演を務めた今年7月期の日本テレビ系ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』の話題になり、“ハコヅメロス”という言葉が出てきていると言われると、「あら、そうですか。ありがとうございます」と感謝。「夏を『ハコヅメ』のチームの皆さんとずっと過ごしていたので寂しいなとは思ったんですけど、年末に放送があるみたいですから、年末に見てください!」と年末の一挙再放送をアピールした。そして、戸田との共演について「河合(永野)が藤(戸田)さんに対して抱く安心感をそのまま戸田さんに感じていたので、離れている時間って家に帰って寝るだけの時間なんですけど、次の日の朝会うとすごくほっとしましたし、今日も1日始まるんだなと思えるような方だった」と振り返り、「今全然会えていないので寂しいです」と“戸田恵梨香ロス”を吐露した。さらに、来年について「ちょっと皆さんがびっくりするかもしれないです。今までに見たことのない顔をお見せできるような作品をお届けできるんじゃないかなと思います」と予告した。
2021年12月08日女優の永野芽郁が8日、都内で行われた「LINE NEWS AWARDS 2021」の表彰式に出席。2021年を彩る“話題の人”をLINE NEWSが表彰する同アワードで俳優部門を受賞した。トロフィーを受け取った永野は「ありがとうございます。うれしいです」とにっこり。「今年も1年間、自分の中では頑張った1年になったので、プレゼントもらえてうれしいです」と喜んだ。今年の一大ニュースを聞かれると、「ピアノがおうちに来ました! すごく大きなお買い物、自分へのご褒美なんですけど、大きなニュースだと思っています」とうれしそうに報告。映画『そして、バトンは渡された』の役作りでピアノを始めたが、「終わってもピアノを続けていて、上達したいなと思って先生と一緒に買いに行きました」と説明した。そして、「寝る前か、友人が自宅に来たときに弾いて自慢しています。みんな映画を見に行ってくれているので、『「旅立ちの日に」弾かないで~』ってみんなうるうるしてくれます」とうれしそうに話し、曲のレパートリーは「本当に少しずつですが増えました」と明かした。さらに、1週間前からNintendo Switchを始めたことも明かし、「ずっとゲームというものに触れてこなかったのでなんかやりたいと思って、 Switchだ! と思って始めました。楽しい! 指が大変です」とすっかりハマっているようだった。
2021年12月08日女優の永野芽郁が主演を務める映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)の未公開シーンが17日に公開された。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたん(稲垣来泉)に精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。公開3日間(10月29日~10月31日)の興行成績は、動員:161,667人/興収:216,309,720円となり、週末興行収入ランキングでは、実写邦画1位の大ヒットスタートを記録。この度、森宮さん(田中圭)が優子(永野芽郁)に隠した知られてはいけない秘密が垣間見える貴重な本編未公開シーンが公開された。母親から届いた手紙をきっかけに親巡りの旅を閃いた優子に対し、「現役の親なのに俺は後回しかよ」と、歴代パパたちに嫉妬した様子の森宮さん。文句を言いながらも優子への愛が溢れる、微笑ましい親子のやりとりが切り取られたワンシーンだが、優子が母親に会いたいことを告げると、森宮さんは先ほどまでの拗ねた態度から一変、困惑と苛立ちの表情で「何言ってんだよ、俺が知ってるわけないだろ」と言い放ち、その場から立ち去ってしまう。普段は母親についても明るく話す森宮さんの変わった様子に優子はどこか違和感を覚える、というシーンになっている。森宮さんを演じた田中は、撮影現場を振り返りながら「森宮さんと優子ちゃんは中々ない親子関係だったので、この関係性を作るのが結構難しかったです。現場で実際に生まれるものもありますし、きっと森宮さんの感情はこうだったんだろうなって想像して相手の優子ちゃんと役を作っていく作業が一筋縄ではいかない難しさがありました。監督も本当にすごく丁寧に演出をつけてくださったので、一緒に作っていく感じは本当に刺激的で面白かったです。芽郁ちゃん演じる素敵な優子ちゃんと自然な距離感になれていたらいいなと思います」とコメントしている。(C)2021映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年11月17日10代にして、その幅広い演技で多くの人を魅了している板垣李光人さん。自己表現でも人気を集める注目の人だ。その根底にあるのは、目の前のことと誠実に向き合う姿勢だった。アンバランスの美に惹かれ、好きなものに嘘をつかない人。性別にとらわれないスタイルや生き方をするジェンダーレス男子、気品漂う徳川家の御曹司、他者とのコミュニケーションが困難になる高校生……。板垣李光人さんは、それぞれの時代や世の中の空気をまとったような役がよく似合う。どんなキャラクターにも染まれてしまうのに、役者を一歩離れるとファッションやメイクを自由に楽しんだり、得意のイラストをSNSで発表するなど、アーティスト肌なところを見せてくれる。その落差や多才さが魅力といえるが、板垣さん自身もアンバランスなものや人に美しさを感じるようだ。「ティム・バートン監督の映画が小さいときから好きだったんです。彼の映画に登場するキャラクターって、いわゆる“いい人”がいないんですよね。一見いい人だとしても、みんなちゃんとずるいところや、汚いところを持っている。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のような子ども向けといえる作品でさえ、その描き方は徹底しているんですよね」ファッションでも惹かれるのは、アンバランスさを持ち合わせた佇まい。伝説のデザイナー、マルタン・マルジェラが好きなことはかねて公言しているが、最近注目しているのがバレンシアガのデザイナー、デムナ・ヴァザリア。「メゾン・マルタン・マルジェラでデザイナーをしていた人なのですが、マルジェラの特徴といえる“破壊と構築”を彼の服にも感じるんです。たとえばすごくきれいなドレスにスポーティな要素が入っていたりして、アンバランスさを出すのが上手なんですよね」ファッションやメイクは、板垣さんにとって自己表現の手段として欠かせないものだが、こだわりの強さも重々自覚している。「好きなことだとアクセルを踏みすぎるところがあるので、これでも20%くらいに抑えているつもりなんです。100%出し切ったら、誰も理解の及ばないような領域に突入しちゃうと思うので(笑)。世の中とのつながりや共感が、ぎりぎり途切れないところを一応保っているつもりではあります」役へのアプローチでも、キャラクターのいびつな部分に自然と目が向く。最新作のNHKドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』は、新人女性騎手と廃業寸前の厩舎の人々の挑戦を描く物語。板垣さんは、人に心を閉ざした失声症の厩務員を演じている。「立て続けに心理的に重い場面から撮影が始まったので、テンションを持っていくのが大変で…。でもその分やりがいがありました。“役”の人間と自分が信頼できる関係になったうえで演じる時間は、日常では味わえない感覚なのでやっぱり一番楽しいですね」その楽しさを自己満足で終わらせず、欠点や偏ったところがあるからこそ、美しく輝く人物を演じる意味や影響についても考える。「SNSなどですぐに感想が届く時代なので特に思うのですが、僕が演じた役と同じような境遇だったり、感情を抱えている人から、ちょっと楽になったとか救われたと言っていただけると、つながれたなって思います。最近、いろいろ抱え込んでいる役を演じることが多いからかもしれないですけど、自分が人と作品をつなげる立場にいることを実感するんです」固定観念にとらわれず、自分らしさを貫く板垣さんの姿は、役を離れているときも、きっと多くの人を励ましているのだろう。「僕自身、ブレることもたくさんあるし、ブレないで生きていくなんてたぶん無理だと思うんです。だけど自分らしくいるためには、好きっていう気持ちに正直になることが大事だと思います。そこさえ守ることができていれば、人との出会いや経験によって考え方や価値観が変わることに引け目を感じる必要はないし、それをブレとは言わないと思うんです」現在19歳。「10代のうちにやれることはやり尽くしたので、早く20歳になりたい」と言う。「自分を偽らず、我慢せずに生きている人って、本当に少ないと思うんです。その状況を変えようなんて大それたことは思わないですけど、こうやって表に出る仕事をしているわけなので、僕を見てくれた人に少しでも変化があったら、それに越したことはないですね」いたがき・りひと2002年1月28日生まれ。土曜ドラマ『風の向こうへ駆け抜けろ』(NHK総合)は12月18日・25日21:00~22:13放送予定。コート¥341,000ポロニット¥118,800パンツ¥124,300シューズ¥143,000ベルト¥45,100ソックス¥16,500(以上Maison Margiela/Margiela Japan Client ServiceTEL:0800・000・0261)※『anan』2021年11月3日号より。写真・成田英敏スタイリスト・三田真一(KiKi inc.)ヘア&メイク・KATO(TRON)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2021年11月01日映画『そして、バトンは渡された』学生限定サプライズ登壇試写会イベントが20日に都内で行われ、永野芽郁が登場した。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。会場では学生限定の試写会が行われ、スペシャルメッセージとして映像で「俺からの、バトンを……」と泣きながら登場した田中が「残念ながら僕がそちらに行けなかったので、娘の優子ちゃんにいってもらおうと思います。優子ちゃ〜ん、よろしく〜」と振ると、永野が実際に登場し、学生達は思わず歓声を上げてしまう。永野は「見てたんです、一緒に。すごいすすり泣いている声とか聞いて、嬉しかったです」と明かし、客席の学生達は永野への質問や「応援してほしい」といったやりとりを楽しむ。中には永野と話せたことで泣いてしまう学生もいた。田中の裏話を聞かれると、永野は「とにかく寝癖がひどい」と暴露。「芸術です。ちょっと寝癖突いてますよ〜とかいう会話じゃない。どうやって寝られてたんですか? というのが毎朝でした。楽しみでした。今日どっちにどっちの毛がいってるんだろう? みたいな。寝癖写真展を開いてい欲しいです」と語る。さらに永野は田中について「意外とおっちょこちょい。おちゃめ。あれだけかっこよくてなんでもできて、女性なんて特に『田中圭大好き』みたいな感じじゃないですか。なのに『俺、俺』ってしてない」と絶賛。一方で「ふざけたよくわかんない嘘とかもいってくるし、つっこみづらいですよ。初対面の時からよくわかんない嘘を言ってくるから、人を和ませる力がすごくある人だなと思います」と褒めているのかどうかよくわからない一面も。「最近嘘が増した。沢山の方に取材していただいてるときも、1媒体1嘘みたいな勢いで嘘をついてるんですけど、取材してる方はわからないから『そうですかあ』と聞いてるので、どんなテンションでつっこめばいいんだろうと思っています」と苦笑した。
2021年10月20日女優の永野芽郁が主演を務める映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)のメイキング映像が13日に公開された。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。今回解禁されたのは、血の繋がらない父と娘である“森宮親子”にスポットをあてた本編&メイキング映像。年齢も大きく離れず、血の繋がらない親子という難しい役柄だったが、永野が「(田中との撮影)初日に現場に行ったら、すでに森宮さんだった!」と語るように、撮影初日からすでに“森宮親子”の関係性は出来上がっていたようだ。互いの印象について永野は「人との壁がなく気さくに接して下さったので、本当に(田中さんの)存在が大きかったと思います」、田中は「本当に頑張っていて、素敵だなと思いました」と明かす。メイキング映像には親子の絆が存分に詰め込まれ、中には卒業式で披露するためにピアノを練習している優子の隣に寄り添い、父・森宮さんが「旅立ちの日に」を歌唱するシーンも。永野の伴奏に合わせ、田中は心を込めて何度も歌い上げる。クランクインの3カ月前からピアノを練習していたという永野を、田中は親のように誇らしく近くで支え、優しい歌声を響かせた。映像には森宮さんが、娘・優子のために料理で愛情を表現する様子も収められている。田中は料理上手な父親という役柄を演じるため、慣れない料理シーンを丁寧に監督と相談しながら撮影に臨んだ。3日間かけて撮影された森宮家のシーンは、何気ない日常の中で2人の絆が感じられるまでになったそうで、撮影を終えた永野は「3日間、楽しく親子の時間を過ごせました!」と振り返り、田中は「今日もう終わるんでしょ? 寂しくてしょうがない」と話す。永野は「『俺は、そんな森宮さんほど優しくないよ』と(田中さんは)仰ってましたが、私が思う森宮さんのイメージにピッタリで、とても感謝しています!」と、田中への感謝を表した。
2021年10月13日9月24日に22歳の誕生日を迎えた永野芽郁(22)。自身のInstagramを更新し、オフショットとともに、《本日22歳になりました沢山のお祝いメッセージありがとうございます最高なスタートができました。22歳もどうぞ宜しくお願いします》と投稿した。22歳を迎えた彼女は映画にドラマに引っ張りだこだ。8月には映画『キネマの神様』に出演。9月15日に最終回を迎えた永野と戸田恵梨香(33)のW主演ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)は、平均視聴率12.6%(ビデオリサーチ調べ)と高視聴率を記録した。また10月29日には主演映画『そして、バトンは渡された』の公開を予定している。永野に多数のオファーが届く理由の1つには、「年上の多い仕事現場で上手く打ちとけられること」があると映像制作関係者は語る。「『ハコヅメ』の撮影現場で、永野さんは持ち前の明るさと癒し系キャラで撮影陣を引っ張っていました。共演者とは、仲の良い三浦翔平さん(33)はもちろん、初共演だった千原せいじさん(51)とも談笑していました。特にムロツヨシさん(45)とは、ムロさんが永野さんのことを『本当の娘のように可愛がらせていただいております』と冗談を言うほどの仲ですね。本当に親子ほど年が離れているなかで、上手にコミュニケーションをとっています」永野には、共演者の心を掴む術があると映像制作関係者は続ける。「永野さんは『自分より大人な方々とお酒を楽しみたい!』と公言しているんです。そんなことを言われたら、年上の人たちは喜んでしまいますよね。実際にムロさんとは共通の仕事仲間を交えてリモート飲みをしたことがあるとか……。永野さんは漬物や燻製などのお酒のあてになるものが好きで、ご自分のことを『私の中身なんて“おっさん”ですよ』と自虐することもあるそうです」永野の“おじさんキラー術”で、今後も“働きづめ”かも!?
2021年09月29日女優の永野芽郁が主演を務める映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)のメイキング映像が25日に公開された。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。全く違う2つの物語が繋がったとき、驚きとともに、感動が訪れる。今回解禁されたのは、作品の魅力の1つでもある“ピアノ”にスポットをあてたメイキング映像。永野芽郁演じる主人公・優子は、卒業式の合唱で伴奏を引き受けてしまい、ピアノを猛特訓している。優子が恋心を抱く同級生・早瀬くん(岡田健史)は、将来ピアニストの道に進むよう母から強く期待されている役どころ。この2人が、ピアノという共通点をきっかけに、少しずつ惹かれあっていく様子もあり、本作のストーリーでも大きな役割を担うのがこの「ピアノ」となっている。今回の撮影では、実際にピアノを演奏するシーンもあり、初挑戦となる2人はクランクインの前から練習を重ねてきた。ピアノ講師の西川幾子先生のもと、3カ月前からレッスンに参加した永野は「家にも電子ピアノを置いたので、ひたすら復習して、朝起きて予習を繰り返し、感覚で覚えられるようになりました。それをみていたお母さんも感動してました」と、クランクイン前からピアノ練習を欠かさなかったという。一方、岡田も撮影の合間にピアノを弾くと、まるで半年前にはピアノに触ったことのなかったようには到底見えない腕前を披露した。岡田は撮影を通してピアノの演奏がどんどん好きになっていたと話し、真摯にピアノの練習に向き合ってきた様が受け取れる。本作の中でも特に重要な場面となる、優子が合唱の伴奏を弾く卒業式のシーンでは、娘の晴れ姿を見て涙を流す父親・森宮さん(田中圭)の姿も。永野は体育館の壇上に置かれた大きなグランドピアノに腰掛け、合唱曲“旅立ちの日に”の伴奏シーンの撮影に挑む。伴奏しながら涙を流すという難しい差烏亭に最初は少し緊張した様子を見せるも見事に演じきり、これまで積み重ねてきた練習の成果が遺憾なく発揮した。卒業式シーンの撮影を終えた永野は「ピアノの演奏は、今回の作品の中で一番挑戦が必要なところだったので、記憶に残るシーンになったと思います」と半年以上に及ぶピアノ練習の日々を振り返った。(C)2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年09月25日女優の永野芽郁、俳優の北村匠海が出演する、サンスター・オーラツーミー アロマフレーバーコレクションの新CM「自分さがし?」編が、25日より放送される。新CMでは、2020年からオーラツーのCMキャラクターを務める永野に加えて、今回新たに起用された北村が出演。職場で慌ただしく仕事をがんばる永野の隣で、北村が同商品を手にスッキリした表情で「気分みがき、よし!」とつぶやく。その言葉が気になった永野が「気分みがき? ……きぶんみさし……きうんしさし……自分探し!?」と尋ねると、北村は「いや、気分みがき」と返す。撮影はそれぞれ別日程で行われたが、数々の共演を果たした二人だけあって、「老夫婦のようなしっくり感」との評判通り、今回もまるで一緒にいるかのような息のぴったりな演技を見せた。また、CMソングには、北村がボーカルを務める4人組ダンスロックバンド・DISH//の新曲「ありのまんまが愛しい君へ」を採用。同CMに書き下ろされた楽曲が、ポップな世界観をさらに盛り上げる。■永野芽郁&北村匠海インタビュー――CM撮影の感想と注目ポイントを教えてください。永野:匠海君とは久しぶりの共演だったのですが、フレッシュな気持ちで撮影できて楽しかったですね。CM内でアロマの香りを感じて「気分みがき」している表情に注目してほしいな。北村:よく「老夫婦みたい」って言われている芽郁ちゃんと久々に共演できて嬉しかったですね。実は監督とも10代の時にDISH//のMVを撮ってもらっていて、巡り合わせを感じました。内容もコミカルで、すごく楽しく撮影させてもらいました。――自己流の気分みがきを教えてください。北村:「コーヒーを飲む」のは、日常的に気持ちのリフレッシュになっていますね。撮影現場にあるものを飲んだり、自分で淹れたり、豆から挽くこともあります。
2021年09月22日新型コロナウイルス感染で療養していた女優・永野芽郁が5日、インスタグラムを通じ、仕事再開を報告した。永野は、「お久しぶりです!」の書き出しから「沢山の方のサポートのおかげで、お仕事再開させていただけることになりました」の明かし、「ご心配おかけしてごめんなさい」「お仕事でご一緒している全ての方、ご迷惑おかけしてごめんなさい」と謝罪。「沢山の優しいお言葉に励まされました」と周囲の支えに触れながら「これから元気にお仕事頑張ります!!」と決意を新たにし、「心配してメッセージをくれた皆様も、とても心強かったです。ありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくった。永野の所属事務所・スターダストプロモーションは先月23日、「7月20日の夜に微熱と倦怠感の症状が見られ、翌21日には平熱に戻っていたものの前日から続く倦怠感のため、同日医療機関を受診したところ脱水症状による熱中症であると診断されました」と報告。「翌22日には再び発熱の症状が見られたため、改めて医療機関にてPCR検査を実施した結果、同日陽性であることが確認されました。現在も発熱の症状は続くものの、保健所の指示により自宅にて療養しております」と経緯を伝えていた。戸田恵梨香とW主演を務める日本テレビ系ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(毎週水曜22:00~)は4日に第5話を放送予定だったが、撮影が休止した影響により、2週にわたって「特別編」を編成。第5話の放送日については、ドラマ公式サイトやSNSで発表される。
2021年08月05日ジェンダーを超えた存在で注目を集め、活躍の幅を広げる板垣李光人さんと、同学年の写真家・葵さんが共鳴する瞬間。2歳からモデル活動を始め、小学校高学年には俳優の道を歩み始めていた板垣李光人さん。「小中学生の頃は、自分の知らない役を演じるのが楽しいという感覚でした。意識が変わったのは、映画『約束のネバーランド』あたりからです。役作りで一番大事なことは、役と板垣李光人という人間が信頼し合えているかどうか。役としての感情がありながら、板垣李光人としては立ち位置や段取りを考えながら演じなければならないので、ちゃんと互いが寄りかかれる態勢を作るようにしています。今は、役が85%、板垣李光人が15%くらいの感覚でやっていますね。芝居は、体力、メンタルの強さ、瞬発力が必要で、スポーツみたいです」今年放送されたドラマ『ここは今から倫理です。』では、愛着障害を持つ難しい高校生を好演。感情表現の巧みさで鮮烈な印象を残した。「すごく大変な役でした。でも、芝居は難しくて大変だから楽しいと改めて感じました。今は、作品を見た方がSNSとかで気軽に感想を送れるじゃないですか。みなさんから届く声に触れると、作品と人とを仲介できる立場にいられることも面白いなって。僕を介して出合った作品によって、誰かの人生を豊かにできているのなら、こんなに嬉しいことはないですね」今年は、情報番組『ZIP!』の金曜パーソナリティを務め、大河ドラマ『青天を衝け』にも出演。急速に知名度が上がっている実感は?「まだまだ未熟ですが、知名度が縦軸として、そこがある程度までいったら、横軸の時間の長さを大事にしたい。できるだけ長く俳優を続けていきたいんです。いずれは、芝居での“圧”を上手くコントロールできる人になりたい」ファッションセンスも抜群で、美容への関心も高い。そんな板垣さんが思う“美”とは。「自己中心的であるべきもの。誰にでも当てはまる『これが“美”』というサンプルはひとつもないし、あってはいけないものだとも思います。個人による美醜の判断は、あくまで自分の中だけのもので、それを第三者に当てはめることはできないんじゃないかなって」ファッションだけでなく、イラストなど自己表現の幅が広いが、アイデアの源はどうインプットしているのだろう。「特にインプットしようと意識してやっていることはなくて、音楽、空の色、匂い…生きているうちに見て、感じるものすべてが、僕にとってはインプットに含まれているんだと思います。小説は江戸川乱歩や夢野久作の作品が好き。今じゃ使わない言葉が多いのが逆に新鮮で飽きないんです。何も考えず、ソファでゴロゴロしながらひたすら配信を見ることもありますよ。最近は『ル・ポールのドラァグ・レース』をよく見ています」高い美意識、自分を客観視できる冷静さ、深い思考力…。そのどれもが、とても19歳とは思えないレベルに達しているが、板垣さん自身は“若さ”についてどう捉えているのだろう。「10代は一番、危険。澄んだ、無垢の生々しさが危なっかしい年代で、まだ調理されていない美しい霜降り肉のようだなって」来年1月には、「危険な」10代から20代へ。20歳の記念に欲しいものを尋ねると、ファッションラバーらしい答えが返ってきた。「僕はGUCCIのクリエイティブディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが好きで、GUCCIとBALENCIAGAのコラボのコレクションが、誕生日の頃にショップに並ぶはず。そのアイテムにしようかな。20歳の誕生日とか関係なく、何かにかこつけて、すぐに買っちゃうかも(笑)」RIHITO ITAGAKI2002年1月28日生まれ。’13年、俳優デビュー。『仮面ライダージオウ』で注目される。24時間テレビドラマスペシャル『生徒が人生をやり直せる学校』が8月21日放送予定。パンツ¥17,600(ワーダー)その他はスタイリスト私物AOI2001年10月1日生まれ、埼玉県出身。写真家。高1の時にフィルムカメラに興味を持ち、数千円の中古で撮り始める。’19年、三ツ矢サイダーのキャンペーンに抜擢。9月7日より、京都で個展「drop」を開催。※『anan』2021年8月4日号より。写真・葵スタイリスト・稲垣友斗(TRON)ヘア&メイク・KATO(TRON)取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年08月03日女優の多部未華子、永野芽郁が出演するUQmobile新CM「映画撮影」編が、30日より放送される。新CMでは、映画撮影現場にて、オープンカーに乗るママとパパを撮影する次女(多部)と三女(永野)が登場。三女がクレーンの先端についたiPhoneを見て、「カメラ、iPhone12よね?」と監督である次女に確認すると、次女は「そうよ」とクールに返答する。iPhone12の画面に、紙吹雪とともにオープンカーに乗るママとパパがスローモーションで再生されるなか、三女はさらに「iPhone12は4Kで高画質だから大丈夫ってこと?」と尋ねると、再び「そうよ」と返答する次女。そして三女からの確認も気にせず、次女が「本番、ヨーイ!」と掛け声をかけると「UQ!」のフレーズとともに全員でカメラ目線を決める撮影現場。撮影した動画をすぐさま「その動画、プロデューサーに送って」と指示する次女に対して、三女が「サクサク進めるわね」と返してCMは幕を閉じる。今回のCM撮影は、多部が大きく手を振りながら先に現場入りしていた永野のもとへ駆け寄るなど、二人の仲の良さがうかがえ、打ち合わせの際や撮影の合間でも仲良く談笑する様子がたびたび垣間見えるものに。また、セリフ指導の際に、スタッフの切れのいい「カット!」の言い方に多部が思わず吹き出してしまうシーンもあった。今回、UQmobileのCMに久しぶりの登場となった次女こと多部は「前日は少し緊張しましたが、優しいいつものスタッフの皆さんと、とてもかわいい、いつもの芽郁ちゃんと、いつも通りの心地良い環境で、楽しく撮影に参加することができました」と、撮影を回顧。一方の永野は「撮影日が決まった日からうれしかったです! なんだかそわそわしていたのですが、久しぶりに一緒に『UQ、だぞっ』って言った時の安心感がすごくて、とてもホッとしました! 撮影の合間にたくさんお話しできて会えていなかった時間を取り戻せた気がします!」と、久しぶりのCM共演を喜んだ。
2021年07月30日女優の永野芽郁が主演を務める映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)の本予告&ポスタービジュアル&インスパイアソングが28日、明らかになった。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中圭)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。全く違う2つの物語が繋がったとき、驚きとともに、感動が訪れる。この度、本予告映像ならびにポスタービジュアル、さらにインスパイアソングを一挙解禁。本予告映像では森宮さんと優子が親子でキッチンに立ち味見をする姿や、楽しそうに買い物に出かける様子、梨花とみぃたん(稲垣来泉)が結婚式で笑顔で見つめ合う姿、遊園地で仲良く遊ぶ姿からはじまる。2つの家族の親子の愛情にあふれた幸せな日常が描かれるが、優子の同級生・早瀬くん(岡田健史)から発せられる「お互いを尊重出来て、実の親子より余程いいよ」という言葉と裏腹に、実の親子ではない2つの家族には、命を懸けた嘘と秘密があったことが明かされる。梨花は「ごめんね、みぃたん。私は最低の母親でした」という言葉を置いて、みぃたんの前から消えてしまう。そして森宮さんが「実はさ…」と神妙な面持ちで話し始める衝撃の告白に、優子は「え…」と驚きを隠せない表情をみせる。クライマックスには、「大体なんで気づいてあげられなかったの」と感情を押さえられず森宮さんに叫ぶ優子に、大粒の涙をこぼすみぃたんの姿が映し出され、号泣する優子の姿で締めくくられた。同作のインスパイアソングとして、ピアノロックバンド・SHE’Sが決定し、楽曲「Chained」が本予告映像の中盤で流れると、2つの家族の物語をさらにエモーショナルに引き立てる。今回は、映画の世界観に寄り添った楽曲にしたいというプロデューサーの思いで、インスパイアソングのアーティストを募集したところ、約200組のアーティストから名乗りがあがり、その中から抜擢された。選定理由についてプロデューサーの田口生己は「最初にSHE’Sの楽曲を聞いたときに、まるで一本の映画を見終わったようなスケールと余韻に圧倒されました。繊細な歌詞で表現された、人それぞれにある人生という物語をエモーショナルに歌い上げていただいた『Chained』はまさに、この映画の表現したいすべてが詰まっていました。SHE’Sとこの映画の中で重要な意味を持つピアノという共通点を持ったこの楽曲が、多くの方の心に届くことを願っています」とコメントを寄せた。また予告と共に解禁となったポスタービジュアルでは、森宮さんと優子は何かを考えている表情で、梨花は笑顔でこちらを向いて立つ。一見幸せそうな2つの家族に見えるが、後ろを向いて立つみぃたんの姿、そして「あなたに、伝えておかなければいけないことがー」の意味が気になるビジュアルとなっている。○前田哲監督 コメント映画を見終わったあと、自分の身近にいる大切な人を見つめて、受け入れて、甘えさせる余裕を持ってもらえたら嬉しいです。本来みんな持っていると思うんですけど、厳しい毎日を過ごしていると、つい忘れてしまう。忘れてしまっている大切な気持ちをこの映画で思い出して、幸せな気持ちで映画館を出てほしいです。この映画は大切な人へのラブレターでもあります。真摯にひとりに向けた言葉じゃないと、多くの人にも伝わらない。身近なひとりに向けて言った言葉というのは、みんなにも伝わっていくと思っています○井上竜馬(SHE’S・ボーカル) コメント人と人で、人が人を繋いできた。何千年も、何万年も。次から次へと繋がれる愛の物語はきっと、今の時代を生きる人々の心を潤してくれる。澄んだ水が渇いた紙にじわりと溶け込むように。二年前に読了して心に残っていた本作品とまた出逢えた。バトンは繋がれた。愛おしい登場人物達から貰った沢山の言葉を胸に、映画の世界に寄り添い景色を増幅させるように、そして共に音楽人生を歩んでくれている温かいファンに愛が届くように作曲しました。とても素敵な作品になっているので是非映画館でご覧になってください。そして観終われば、あなたがまた誰かにバトンを渡す時です。(C)2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年07月29日女優の川栄李奈が、2日より放送されるコロプラ「ユージェネ」の新CM「ユージェネって、なに!?」編に出演する。新CMは撮影スタジオが舞台。「ユージェネを感じて」と声をかけるカメラマンに、言葉の意味がわからない川栄は困惑した様子だ。しかし、そんな川栄をよそに撮影は続き、言葉の意味を尋ねるも、カメラマンはクセのある表情を見せるだけで全く答えてくれる気配がない。そして最後は、ついに耐えられなくなった川栄が「どうせ、ユージェネで検索って言うんだろ!」とカメラマンへと迫る内容になっている。今回のCMについて、川栄は「とにかくユージェネがどんなゲームなのか気になってしまう内容です。私のテンションが高い演技にも注目してください」とコメント。また、ユージェネの内容にちなみ、「いま行ってみたい場所」を聞かれると、「私は沖縄に行きたいです。結構前に行ったことがあるんですけど海も綺麗でご飯もおいしかったので行きたいなぁと思うんですけど、今は難しいので……。ユージェネだと日本中移動し放題なのでそこも魅力だと思います」と話した。さらに「今後挑戦したい役」を聞かれると、「今まで女子高生だったり、テンションの高い役がすごく多かったんですけど、ダークな役だったりちょっと暗い役をやってみたいです」と意気込んだ。
2021年07月01日俳優の板垣李光人が2日、自身のオフィシャルサイト、ファンクラブ(板垣李光人 OFFICIAL SITE別邸『すもも庵』)を開設した。自らアートディレクションしたオフィシャルサイトは、役者としてさまざまな作品で見せてきた多面的な表情をモノクロの世界観の中で表現。ビジュアルは、クールでアンニュイな雰囲気が漂うカットをセレクトし、新たな一面を見せている。なおオフィシャルサイトでは、最新ニュースをはじめとする無料コンテンツのほか、会員限定で配信される情報や画像、動画、ライブ配信、ブログ、グッズ販売などスペシャルな特典を提供していく。また、日本家屋を彷彿とさせるファンクラブサイトは、自らイラストを担当している。○■板垣李光人コメントこの時代に皆さまとより密になるべく、他のSNSとは一線を画すといった意味でも"別邸"という名のファンクラブを設けることにいたしました。推しと服と麺類で構成された男の瑣末な話にお付き合いいただけるのであれば、ぜひおあがり下さい。(C)森康志
2021年06月02日映画、ドラマ、漫画…。日本特有のジャンルとして確立しつつある“ヤンキーエンタメ”。OL×ヤンキーを描いた映画『地獄の花園』で主役を演じた永野芽郁さん、脚本を担当したバカリズムさんがその魅力を語ります。主演の永野芽郁さんと脚本を書き自らも出演しているバカリズムさんに、映画の裏話やヤンキー文化の魅力を直撃!バカリズム:ヤンキー文化が学校ではなくOLの世界にあっても面白いんじゃないかと思って。さらにただヤンキーOLがのし上がっていく物語だと普通だから“モブキャラ”(取り巻き的存在)の視点から見た、ヤンキーの成り上がりを描こうと考えました。20代、30代の女性たちがリアリティを一切無視して戦う方が重みがあるし、いい大人たちが何やってるんだって、よりくだらないかなって(笑)。永野:すごい発想です。バカリズム:オリジナルの物語なんですが『地獄の花園』という原作漫画があってそれを実写化したみたいな感じにしたかったんです。だから本を書きながら、僕の頭の中の配役はすべて絵で出てきていて。まさか主人公の直子を永野さんが受けてくれるとは!この話を聞いた時どう思ったんですか?永野:「ヤンキーOLの物語です」って聞いて「どういうこと?」って(笑)。すぐに台本を読んだら、斬新な世界観と今までに演じたことがない表情やセリフがあって、自分の新たな一面が見つけられるかもしれないとワクワクしました。バカリズム:わぁ嬉しいな。永野:でもクランクインの4~5か月前からアクション練習に入ったんですが、アクションの参考資料でいただいたのがマーベル作品で(笑)。あれ?想像していたよりも本格的だぞ、この世界観と壮大なアクションがどうマッチするんだろう…って疑問で。バカリズム:ただ2時間コントを書いているようなもんで、こんな好き放題でいいのかなって思ってました。でも完成作を観たらちゃんと直子に“モブ感”が出ていて。“こんなOLいねーよ”じゃなくて、“いてもおかしくないな”って思わせてくれた永野さん、さすがです。永野:嬉しい!私、直子みたいによく自己分析をする人が好きなんです。自分もそうだから。バカリズム:直子ちゃんと友達になったら、絶対に楽しいですよね。永野:あと、OLたちにネチネチした空気感がまったくなくて気持ちよかった。殴り合って勝ち負けを決めるって、潔いですよね。バカリズム:そうそう。OLの日常にヤンキー漫画みたいな世界観が広がっているという軸をぶらさずに、あえてひねらない王道の展開だから面白い。そして僕は、直子がOL仲間と3人で、自動販売機でジュースを買うシーンが微笑ましくて好き。お互いに買うものを予想し合うというやりとりは、アドリブも交ざっていてよかった。永野:どうせ毎日、自動販売機で買ってるんだろうなと思って(笑)。バカリズム:喧嘩のシーンの合間に、そんな平和的なシーンをちょこちょこ書くのが楽しかったです。永野:迫力の喧嘩シーンから直子たちOLの穏やかな日常シーンに切り替わるとホッとしつつハマってしまう、不思議な感覚でした。バカリズム:ところで、ヤンキー漫画とか読んだことあるの?永野:『ビー・バップ・ハイスクール』の実写版は中学の時に観ました。あり得ないシチュエーションなのに笑えて、本格的なアクションもあって面白いなぁって。バカリズム:ヤンキー作品は僕も大好きだったな。男の子の大半は強くなりたいと思っていて、一度はヤンキーに憧れるんですよね。それが“ヤンキー文化”が廃れない理由かもね。永野:実際にヤンキーに会ったことはないけど、ヤンキーって強いのに儚い感じがするのはなぜでしょうか。バカリズム:その先に何もないことをわかってるからじゃない?永野:なるほど!バカリズム:青春感あるよね。ながの・めい1999年9月24日生まれ、東京都出身。映画『キネマの神様』が8月6日、主演映画『そして、バトンは渡された』が10月29日公開予定。バカリズム1975年11月28日生まれ、福岡県出身。お笑い芸人、俳優、脚本家、MCなどマルチに才能を発揮しながら活躍。永野さん・トップス¥49,500ワンピース¥42,900シューズ¥44,000(以上エンフォルド TEL:03・6730・9191)イヤリング¥92,400(トーカティブ TEL:03・6416・0559)ヘアアクセはスタイリスト私物バカリズムさん・ネクタイ¥13,200(giraffe TEL:03・6455・5892)その他はスタイリスト私物『地獄の花園』普通のOL直子(永野さん)と派閥争いで日々喧嘩に明け暮れているOLたちとの友情と絆を描く新感覚ヤンキー映画。旬の若手女優たちが特攻服を着たヤンキーに扮したビジュアルが公開されると、その斬新なギャップに世間は大注目。全国公開中。※『anan』2021年6月2日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・岡本純子(永野さん)高橋めぐみ(バカリズムさん)ヘア&メイク・吉田美幸(永野さん)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2021年05月28日