1月22日に文春オンラインが報じた、杏(33)と東出昌大(31)の別居。同サイトによると1月上旬に2人は別居し、離婚危機に直面。原因となったのは、東出の「未成年不倫問題」だという。同日、東出の所属事務所はコメントを発表した。「書かれている事柄はほぼ事実と判明しました」「これらのことは東出の愚かさ、未熟さ、責任感の欠如が引き起こした事柄」と明かし、「今回の別居は離婚へ向かうものではなく、なんとか修復へのステップを踏むための冷却期間と聞いております」としている。東出と杏は13年9月の朝ドラ「ごちそうさん」(NHK総合)での共演をキッカケに交際をスタート。15年の元日に結婚し16年5月には双子の女児、そして17年11月には男児が誕生している。2人は結婚当時、“格差婚”と言われることもあった。「ごちそうさん」で大ブレイクした杏は、14年4月に放送された主演ドラマ「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系)で国民的女優としての地位を築いたためだ。「ドラマの平均視聴率は16%と好成績を記録。杏さんのギャラも倍に跳ね上がりました。その出演料は、当時の東出さんの4倍だったともいわれています。東出さんが焦りを見せることもあったようですが、それでも杏さんは信じて見守ってきたのです。東出さんは15年5月に公演された舞台『夜想曲集』で舞台初出演にして初主演。大役のあまり当初は出演するかどうか悩んでいたそうですが、そのときも彼女は『今こそチャンスじゃない。頑張って!』と送り出してあげたそうです」(芸能関係者)杏の存在は、東出の俳優人生に欠かせないものだった。18年10月16日に放送された『チマタの噺』(テレビ東京系)で、彼はこう語っていた。「10代後半から20代前半は『お金が足りない』『頭が足りない』『お酒が足りない』っていう連中と日々、ドンチャンやって……。クズみたいな掃き溜めみたいなところで生活していた」そんな彼を変えたのが、他ならぬ妻の杏だった。番組のなかで、東出は彼女と出会って「だいぶ更生された」とも語っている。杏のサポートもあり、東出は一躍スターダムへと駆け上がった。18年9月に公開された映画「寝ても覚めても」は第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。また今月16日からスタートした桐谷健太(39)とのW主演ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」(テレビ朝日系)も、初回放送の視聴率が12%を記録。好発進を切ったばかりだった。東出は昨年7月、本誌で「心血を注いで作ったものしか、後の世に残らない」「ですから、全力で誠実に仕事をしていきたい」と語っていた。一家の幸せに、その誠実さを向けることはできなかったのだろうか――。
2020年01月23日俳優の東出昌大(31)が妻で女優の杏(33)と別居中であると、1月22日に「週刊文春デジタル」が報じた。原因として、東出と女優の唐田えりか(22)が3年前から不倫関係にあったことも明るみに。非難の声は東出だけでなく、唐田にも及んでいる。18年9月に公開された映画『寝ても覚めても』で共演した東出と唐田。当時、唐田は未成年でもあった。「東出さんと唐田さんはこの作品で急接近しました。東出さんは唐田さんの緊張をほぐすために、『タメ口で話そう』と提案。さらに現場では『でっくん』と呼ぶように声掛けしていました。またオフの日でも東出さんが唐田さんに『本読みしよう』と誘い、いっしょに過ごしていたようです」(映画関係者)しかし、熱を上げていたのは東出だけではなかったようだ。「唐田さんは共演映画のインタビューで『10代最後の夏、大恋愛をしました』と自信満々にコメント。インスタグラムでも東出さんの写真を投稿するなどしており、ファンからは“匂わせ”という声もあがっていました」(前出・映画関係者)いっぽう、杏は17年11月に第3子となる長男を出産。同じ業界であれば、唐田にも杏が育児に奮闘していると容易に想像がつくはずだ。「杏さんは16年5月に誕生したのが双子ということで、苦労も多かったようです。3人目が生まれてから、育児はさらにハードに。それでも昨年、ドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)で4年ぶりに現場復帰しました。“時短”を取り入れるなどしましたが、育児と撮影の両立に『倒れるかと思った』とも語っていました」(テレビ局関係者)世間ではそんな杏を擁護する声が溢れるとともに、東出や唐田に対して非難の声が殺到している。《とりあえず #唐田えりか は本当に空気クラッシャーだってこと。 東出は子供の世話しないで、杏ちゃん放っておいて夫として何してんの…。是非とも、杏ちゃんに頑張ってもらいたい》《1番辛いのは杏ちゃんです。 誰も味方にはついてくれませんよ。 ほとんどが杏ちゃんの味方です。 世間だけじゃなくて、杏ちゃんにちゃんと謝罪するべきだと思います》《東出昌大くんと唐田えりかさんがどんなに謝っても、杏ちゃんと杏ちゃんの家族に一生消えない傷をつけた事を許せないと思う》
2020年01月23日桐谷健太が刑事に、東出昌大が検事に扮しW主演する「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」が1月16日からスタート。視聴者からは桐谷さんの関西弁と東出さんのコミカルな演技、また磯村勇斗演じる刑事の“モノマネ”にも多くの注目が集まっている。数々の人気作を手がけてきた福田靖が連続ドラマ小説「まんぷく」執筆後に初めて手掛ける連続ドラマである本作。桐谷さんが“元体育教師の異色な刑事”仲井戸豪太を、東出さんが“東大卒の頭でっかちな超エリート検事”真島修平をそれぞれ演じ、比嘉愛未が豪太の妹で修平のサポートをする立会事務官の仲井戸みなみ役で出演。この3人を中心に物語が進む。3人のほか豪太とバディを組む刑事の目黒元気に磯村さん。“枯れ専”刑事の毛利ひかるに今田美桜。修平に対抗心を持っている検事の日下直樹に渋谷謙人。日下直樹検事の立会事務官・森岡奈緒子に奥山かずさ。豪太の上司となる課長の多胡永吉に矢柴俊博。元裁判官で修平やみなみがよく通う「OKAZU-YA」の女将・宮沢かほりに奥貫薫。修平の上司で横浜地方検察庁みなと支部の部長検事・樫村武男に柳葉敏郎。豪太らの勤務する神奈川県警横浜桜木警察署の署長・大貫誠一郎に風間杜夫といった俳優陣が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では、刑事となった豪太が世間を騒がせている連続空き巣犯を捕まえてみると、それが教師時代の教え子・滑川秀幸(馬場徹)で、送検されてきた秀幸を担当することになった修平が余罪を追及すると、秀幸が1年前に空き巣目的で入った家で老人を突き飛ばして逃げていたことが判明。しかもその老人は直後に亡くなった状態で発見されており、強盗致死、あるいは強盗殺人として立件できる可能性もあると考えた修平は功名心をみせるが…というストーリーが展開。1話を見た視聴者からは桐谷さん演じる豪太の“熱血刑事”ぶりに「予想以上に桐谷健太のキャラが強烈だった(笑) 」という声とともに「桐谷さんの関西弁完璧やから、めちゃくちゃ気持ちええねん」「桐谷さんの関西弁は聞いてて気持ちいい。(自分も関西人)」などその関西弁に賞賛の声が寄せられるほか、また修平を演じた東出さんにも「女性にアタックしまくる東出くんも何か新鮮」「東出さんはイケメン過ぎて眩しい」といった声が集まる。また磯村さん演じる元気が豪太のモノマネをするシーンにも「目黒くんのモノマネ微妙に似てるからじわる」「モノマネまあまあ似てるの笑う」など多くの反応が寄せられており、「脇役めっちゃ豪華」とキャスティングの豪華さに注目する反応も投稿されている。(笠緒)
2020年01月17日サブカルチャーの中心地、東京・下北沢。なかでも本多劇場は、サブカルの代表格で、演劇を志す者たちの憧れの的だ。この夏、東出昌大(31)はその舞台で『二度目の夏』(7月20日~8月12日)の主役を務める。「役者って人前で涼しげに演じてるようですけど、その実、悩んでとどまったり、前進しては戻ったり……下北沢ではそれが繰り返されてる。居酒屋にも演劇のチラシが貼られていて、独特な街ですね。役者の聖地である憧れの劇場で、僕も尊敬する岩松了さん作・演出の舞台に立てるなんて!」(東出・以下同)モデルから俳優へ活動の幅を広げていった東出。演劇のメソッドを勉強したことがなかったため、当初は苦労したという。「濁流のなかで8年を過ごしてきました。去年、三島由紀夫原作の舞台『豊饒の海』に出演してついに、あぁ、役者になったんだ、と思えたんです」感慨に浸りながら、品のいいのびのびとした笑顔をつくる。東出が演じる夫とその妻、夫の親友らを取り巻く男女の人間模様を描き出す本作。裕福な家庭に育ち誰もが羨む人生を送る主人公は、物語が進むにつれ親友への“嫉妬”に押しつぶされていく。「僕の役ってねじ曲がった癖(へき)がある男。出張中に、親友に妻の面倒をみてもらうんです。坊ちゃん育ちで悩みがない分、人として欠如している部分もありそうですね」東出自身が抱く嫉妬という感情について聞いてみた。「7年前、映画『桐島、部活やめるってよ』での太賀くんの素晴らしいお芝居が羨ましかった。僕にはできないな、って。憧れや羨望で歩みを止めてもしょうがない。自分には何ができるかを考えて、前進することで乗り越えました」嫉妬をプラスの刺激に変換したのだ。困難に直面しても、乗り越える強さがある。「答えがない問題にぶつかると、悩みのタネから離れてアウトドアでリフレッシュしています」ほかにも落語や将棋、料理など興味の対象はさまざまだ。「子どものころから競馬も好きで。ドラマを背負っていたり血統があったりする競走馬が好きなんです」23歳で俳優になる前には、ジュエリーの専門学校に通った時期もあった。「役者の仕事と宝飾品に共通して言えるのは、心血を注いで作ったものしか、後の世に残らないということです。ですから、全力で誠実に仕事をしていきたい」
2019年07月08日映画『コンフィデンスマンJP』のイベント“子猫ちゃんの集い”が、5月13日(月)大阪市中央公会堂でファイナルを迎え、長澤まさみ、東出昌大、小手伸也、田中亮監督が登壇した。「子猫ちゃんたちの集いファイナル~ナニワ・プレミア!?編」と題されたイベントには、650人の熱狂的なファン=“子猫ちゃんたち”が参加。子猫ちゃんたちは、ドラマ第3話「美術商編」でダー子(長澤さん)が描いたフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」の贋作があしらわれたTシャツを着用しており、その景色を見て、長澤さんは大感激。「みなさんの熱気が伝わってきて、とても嬉しいです。みなさん色々な地方からいらっしゃったんですもんね。全国からありがとうございます」と感謝を述べた。このファンミーティングイベント「子猫ちゃんたちの集い」は、昨年の12月の第1回から全国各地で開催され、ついにこの日がファイナル。全てに参加した小手さんは「感慨深いものがありますよ。北は北海道から、南は福岡まで、各地でおいしいものを頂きまして、大阪でもおいしいお店に連れていってもらえるのかと思いきや、今日は朝昼晩全部弁当で…」とぽつり。すると、長澤さんがすかさず「おいしいお弁当沢山いただいたでしょ!たこ焼きも食べて、イカ焼きも食べて、551の肉まんも食べて、こんなに食べて何か文句あるんですか!」とツッコみ、会場からは笑いが起こった。そして、今後挑戦してみたい衣装について聞かれると、長澤さんは「男装とかしてみたいです!」と回答。これにほかのキャストや会場からは、「似合いそう~!」との声が。今回の映画について、MCが「ダー子への熱い思いを打ち明けるボクちゃんのシーンが印象的で、せっかくなので生で聞きたいです!」と東出さんへシーン再現のお願いが飛び出す場面も。すると、「ボクちゃんの告白シーンでは、ある人の演出が反映された動きになっているんです」と照れながらも披露し、「ぜひ劇場でボクちゃんの告白シーンの動きにご注目ください」とアピールした。イベント終盤は、子猫ちゃんたちとのジャンケン大会も行われ、キャストそれぞれから勝ち抜いた人へプレゼントする場面もあり、会場は大盛り上がり!最後に、長澤さんが「本当にこの作品を愛してくれているんだなというのが伝わってきまして、とても温かい気持ちになりました。映画では、コンフィデンスマンチームの皆が力を合わせて、史上最大の騙しに挑んでいます。ドラマを観た人も、観ていない人にも楽しんでもらえる作品が出来上がったと思います」と挨拶し、イベントは終了した。『コンフィデンスマンJP』は5月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年05月14日東出昌大が主演を務め、『桐島、部活やめるってよ』以来7年ぶりに共演する太賀らを迎えたM&Oplaysプロデュースの舞台「二度目の夏」から、ビジュアル写真が到着した。にじんでいた景色が涙がひとつぶ落ちた時みたいにはっきり見えてきたのでした。そして知ったのです。嫉妬ではない、私は強く愛していただけなのだと。あれは、二度目の夏でした…。本作は、愛と嫉妬がうずまく、大人のための恋愛劇。裕福な家庭で何不自由なく育ち、美しい妻を迎えて誰もが羨むような人生を贈る半面、物語が進むにつれて嫉妬という自らの感情に押しつぶされ、追い詰められ壊れゆく主人公の“夫”を演じるのが東出さん。自身3度目の舞台で、初めてタッグを組む岩松了(作・演出)とどのような化学反応が生まれるのか、見逃せない。東出さん演じる“夫”の親友を演じるのは、岩松了作品は本作で4回目となる太賀。“妻”役には、「私のおじさん~WATAOJI~」朝ドラ「わろてんか」などにも出演していた注目の若手女優・水上京香。岩松了作品には本作が初出演となる。そして主人公たちを取り巻く個性豊かなキャラクターたちを、独特の存在感で舞台のみならず活躍の幅を広げている清水葉月、舞台経験豊富なベテラン俳優・菅原永二、さらに作・演出の岩松さんも出演。数々の作品で観る人の印象に残る名バイプレーヤー・片桐はいりという魅力的なキャストが集結。公開されたビジュアルには、真っ白な衣装に身を包み、夏らしさを感じさせつつも、それぞれが意味深な目線を向ける全キャストのビジュアル。湖畔の別荘を舞台に、ある夫婦と夫の親友、そして彼らの周りの男女が“嫉妬”をめぐり、どんなドラマを繰り広げられるのか、期待していて。M&Oplaysプロデュース「二度目の夏」は7月20日(土)~8月12日(月・祝)、東京・本多劇場にて公演(福岡、広島、静岡、大阪、名古屋、神奈川で公演あり)。(text:cinemacafe.net)
2019年03月29日10月23日の夕方、都内の自宅から出てきた東出昌大(30)・杏(32)夫妻。東出の両手は双子の子どもたち(2)としっかり繋がれ、杏の胸元には赤ちゃん(11カ月)の姿が。向かった先は、近くの青果店。店内で買い物をしていると、双子たちがぐずって寝転ぶ場面も。だが東出は優しく注意。怒鳴ったりせず娘を諭す姿を、店員も微笑ましく眺めていた――。今でこそ真面目なイメージの東出だが、結婚前は随分とやんちゃだったという。10月16日に放送された『チマタの噺』(テレビ東京系)で、こう語っている。「10代後半から20代前半は『お金が足りない』『頭が足りない』『お酒が足りない』っていう連中と日々、ドンチャンやって。クズみたいな掃き溜めみたいなところで生活していた」そんな彼を変えたのが、他ならぬ妻の杏だった。番組で東出は、彼女と出会って「だいぶ更生された」と語っている。2人が結婚したのは15年の元日。16年5月に双子が生まれ、17年11月には第3子が誕生した。ただでさえ子育てには苦労させられるのに、3人ともなればなおさらたいへんだろう。NPO法人「ぎふ多胎ネット」が16年に発表した「ぎふ多胎家庭白書」では、双子や3つ子らの家庭から150人にアンケートを実施。妊娠期のトラブル発生やそれに伴う夫の負担増などをもとに、「単胎妊娠と比べて予想できないほど生活を変えてしまう」との考察がなされている。また13年に厚生労働省が発表した人口動態調査によると、双子以上の多胎児の出生数は年間約2万人。比率は全体の1.94%。70年の1.05%からほぼ倍増しており、苦労の多い多胎の母は徐々に増えてきている。「杏さんは最初に生まれたのが双子ということで、苦労も多かったようです。新生児のころはおむつを1日10回ほど変えますが、それが2人。授乳もなんでもすべて2回繰り返さなくてはなりません。しかも今は3人ですから、もっとハードに。なかでも3人同時に寝かしつけることが難しいみたいで、1人が寝ても1人が起きてしまう。そのため杏さんは慢性的に睡眠不足状態で、少しでもタイミングがあれば眠れるようにアイマスクを使っていました」(前出・芸能関係者)実質、“オフなし”の毎日を送っている杏。だからこそ、東出の協力は必須だった。「杏さんは、育児に関して持論を持っています。それは『夫婦で協力しながらやっていくのがこれからのスタンダード』という考え。もともと東出さんは育児について理解がありましたが、杏さんは結婚当初からそうした考え方を“調教”してきたようです。その効果はてきめん。結婚3年になりますが、彼は率先して子育てをしています。たとえばお風呂は東出さんの担当。まず1人をお風呂に入れ、きれいにしてから杏さんに渡す。杏さんがその子の体をふいている間に、もう1人をいれるといった感じで連携はバッチリです。東出さんは料理も得意ですし、他にも積極的に妻をサポート。最近は『1カ月間、育児だけしたい』と漏らすほどになっているそうです」(前出・芸能関係者)冒頭の青果店からの帰り道でも、東出はイクメンぶりを発揮。片手で子どもを抱っこし、もう片方の手もしっかりと子どもとつないでいる。決して義務感ではなく、進んで育児を楽しんでいるのが伝わってきた――。
2018年10月31日坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FM『ディア・フレンズ』(毎週月曜~木曜 11:00~11:30)。17日の放送に俳優・東出昌大がゲスト出演する。『OVER DRIVE』や『パンク侍、 斬られて候』など、さまざまな映画に出演する東出は、 クランクアップとクランクインが連続するスケジュールだったという。そして、9月1日に公開された映画『寝ても覚めても』が出品されている釜山映画祭(10月4日~13日開催)について、現地を訪れた感想や台風による取材アクシデントなどのエピソードを紹介した。さらに11月3日より東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される舞台『豊饒の海』について、「まず美しくあらねばならいと思っています。 共演者の姿形、 立ち振る舞いも美しい。 舞台に立った時に栄えるよう、 指先まで神経をとがらせています」と明かし、「脚本家さんの力あってでしょうが、 三島ファンの僕が原作の良さを全く損なわずにいる」とも語った。『ディア・フレンズ』では、15日に千原ジュニア、16日にOfficial髭男dism、18日に中川大志がゲストとして登場する。
2018年10月13日今年30歳になった東出昌大。“変わりませんね”と声をかけたら、「いやあ、年は取りましたよ、本当に」と答える。最新映画『寝ても覚めても』(9月1日公開)は、同じ顔をした2人の男と1人の女の物語。朝子(唐田えりか)の前から突然姿を消した恋人の麦(東出)。2年後、朝子は麦に行き写しの亮平(東出)と出会い、戸惑いながらも引かれていくが……。自分のことを「生まれ変わらないと直らないくらいの不器用の権化」と語る東出。話を聞くと、本人が言うとおり、不器用さがにじみ出たほほ笑ましい回答が。30歳になって心境の変化はありましたか?「20歳を迎えたときに近い驚きがありましたね。『もう30歳!?』と。理想としていた30歳に至ってないからだと思いますが、僕が20代のころ、先輩がみなさん口をそろえて『30を過ぎると楽になる』と言っていたんです。でもいざ自分が30歳になってみると、まったく楽になる気配がなくて。改めて『本当に楽になるんですか?』と聞いたら、『いや、なかなか楽にならないよ』って返ってきて。『こんにゃろ〜!』と思いました(笑)」(東出・以下同)20代はつらかった?「はい。とても恵まれていましたが、決して楽ではなかった。濁流のなかでアップアップもがいていたような感じで。デビューしてしばらくは、濁流を前に臆していたけれども、自分自身をごまかしながら飛び込んでいるうちに、そこそこ泳げる自信がついたのかなあ。もっともっと自由に泳ぎたいですね」映画『寝ても覚めても』では、ミステリアスな自由人の麦と、実直なサラリーマンの亮平という全く違う性格の2人を演じていますね。「最初に監督から『演じ分けをしないでください』という指示がありました。僕がそれぞれの役になれば自然と違う人に見える、と。『あなたのことはそれほど』(’17年)の涼太と、『コンフィデンスマンJP』(’18年)のボクちゃんが全く違う人物だったように、麦と亮平を偶然、同じ日に、同じ現場で演じているだけで、違う作品に出ているという感覚に近かったですね」ボクちゃんも大人気でしたね。「街を歩いていると、小学生が寄ってきて、『ボクちゃん!』って。ありがたいと思う半面、『齢30にして、なぜ俺は、小学生に“ボクちゃん”って言われなきゃならないんだ!』と(笑)。でも、最近うれしいんですよ。『ピッタリの役だったね』って言われることが増えて。これ以上ない褒め言葉です」私生活で凝っていることは?以前は料理がお好きでしたよね?「結婚してからはボチボチですね。しないといけない雰囲気かな?って思ったら、『何か作ろうか?』と提案はします。料理を作るのは好きだからイヤイヤではなく(笑)。凝っているといえば、家にストーブがあるので、冬支度のために薪をいっぱい集めています」この季節に薪割りですか?「薪って、乾燥させないといけないんです。この間、平日の午前中に木を切っていたら、通りがかりのおじいちゃんに『仕事は何やってるの?』と聞かれたんです。『役者です』と答えたら、『ああ、役所ね』って言われたので、僕も思わず、『はい、役所です』(笑)。まだ顔を知られてないんだという恥ずかしさもあるし、ふだんから職業を聞かれても、『一応、役者です』とあやふやに言ってしまうんです」40代になったら“一応”が取れますかね?「取れるときがくるのかなあ」
2018年09月01日第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された、東出昌大主演の『寝ても覚めても』。本作で初めての一人二役に挑戦した東出さんが演じたのは、つかみどころのない“元カレ”と優しく包み込んでくれる“今カレ”。まったくタイプのちがう2人の男性。あなたが心惹かれるのは、果たしてどちら?『PASSION』『ハッピーアワー』など、世界から注目を集める濱口竜介監督が芥川賞作家・柴崎友香による同名小説の映画化を熱望し完成した本作。5月に行われたカンヌ国際映画祭では、是枝裕和監督『万引き家族』と共にコンペティション部門に選出され、海外メディアからも絶賛された。■東出昌大演じる2人の男の魅力を徹底比較!東出さんが演じるのは、ミステリアスな自由人・麦(ばく)と誠実なサラーリマン・亮平。ヒロインの朝子は大阪で麦にひと目ぼれし、運命的な恋に落ちるが、麦は突然朝子の目の前から姿を消す。その数年後、東京で朝子は麦とそっくりな亮平に出会う。恋したら絶対危険!ヤケド必至のワイルド系イケメン・鳥居麦2009年、大阪で牛腸茂雄の写真展を見た後に朝子(唐田えりか)と麦は出会い、ひと目ぼれの恋に落ちる。ボサボサのロングヘアでサンダル履き、よれたTシャツ姿のワイルド系だが、語り口調は柔らかい。朝子と同じ大学に通う岡崎(渡辺大和)の遠縁で、彼の家に下宿している。朝子の親友・春代(伊藤沙莉)は「絶対アカンやつや、朝ちゃん、泣かされるで!」と忠告するも、朝子の耳には届かない。DJをこなし、バイクで朝子を海に連れていく麦。父親は北海道で穀物の研究をしており、妹の名前は米(まい)という、穀物しばりの名前の兄妹。ある日、「靴を買いに行く」と言って出掛けたまま、行方不明に。運命的に出会うも、一緒にいるといつも不安で…。だからこそ、好きにならずにいられなかった麦との刹那な時間。こんな人には2度と出会えないと思わせる、一生一度の恋だった。包容力、ユーモア、家事力、コミュ力…現代のハイスペック男・丸子亮平2011年、東京の喫茶店で働いている朝子はコーヒーのデリバリーをした清酒メイカー・紅錦の会議室で亮平と出会う。麦とそっくりな亮平に、朝子は取り乱し、“姫路出身”、“大学は大阪で関西弁を操る”、“一人っ子”…麦とは別人であることを認識してからはより避けるように。しかし、亮平に対して朝子がぎこちない態度をとればとるほど、亮平は朝子が気にかかり、好意を持つ。やがて、まっすぐな亮平の想いに朝子も応えるようになり、2人は結ばれる。仕事熱心で、人当たり良く、空気を読み、常に朝子を思いやる温かさと包容力を持つ。猫のジンタンと、亮平と朝子の生活は穏やかで安心感に満ちていた。朝子に対してだけでなく、周りにも気づかいのできる包容力のある大人の男だ。時期を異にして、そっくりな顔の2人と付き合ったなら、「いまの恋人が自分にとって最良の相手なのか?」「かつて大好きだった元恋人と再会したら?」といった妄想はふくらむばかり。東出さんが演じたタイプの異なる2人の男、どちらと過ごすのが刺激的か?幸せか?ぜひ劇場で、自分の恋愛観を確かめてみて。『寝ても覚めても』は9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMAS
2018年08月14日映画『寝ても覚めても』で共演した1人と1匹。東出昌大さんと猫・八の字は、特別な絆で結ばれているようです。猫は人と対等。その距離感が心地いい。同じ顔をした2人の男と、その間で揺れ動く女性の8年間を描いた映画『寝ても覚めても』。物語の中で、初の一人二役に挑戦している主演の東出昌大さん。「猫はお芝居をしないし、見え方も気にしない。予定調和を感じさせないからこそ、ただそこにいるだけで物語にリアリティを与えてくれていると思うんです」と東出さんが語るように、物語の名脇役として登場するのが、東出さん扮する亮平と、その恋人・朝子(唐田えりか)の飼い猫であるジンタン。演じているのは、その名のとおり額の「八」の模様が特徴的な八の字。この撮影当日も、たくさんのスタッフを前に尻込みすることなく、大きなおなかをべったりと床につけてお昼寝。再び起き上がったかと思えば、ソファにどっしりと腰かけて(!?)東出さんのスタジオ入りを待つ、堂々たる貫禄を見せつけてくれた。「現場でも僕と八の字は、付かず離れず、お互い空気のような関係性でした。僕も猫を飼っていたので、扱いには慣れているんです」聞けば東出さん、4歳の時に初めて捨て猫を拾って以来、過去に代々5匹も飼っていたそう!「1匹いなくなる度にまた1匹と、みんな僕が拾ってきたんです。子猫って弱々しくて放っておけないんですよね。連れて帰ってくる度に父と大喧嘩でしたけど(笑)」とくに東出さんの記憶に残っているというのが、3代目のハナ。「ハナはお風呂が大好きで寝る時もいつも一緒。それはそれは可愛くて仕方がなかった。でも僕が高校生の時に死んでしまって…。猫の死を目の当たりにしたのは初めてだったので、すごく落ち込みました。他の子はふらっといなくなってしまうことが多かったんですよね。数日間は捜すんですけど、猫って不思議なもので亡くなる前に姿を見せなくなるみたい。だからそういうものなのかなぁ…と」これだけ東出さんの心を惹きつけて離さない、猫の魅力とは?「猫は人の言葉をわかっていないフリして、実はわかっているんだろうなと思います。“今日も疲れたよ~”って話しかけると、“愚痴っぽい男だな”って思われていそうだし(笑)、人と対等でもある。でも、その絶妙な距離感が心地いいというか。今は家族に猫アレルギーがいるので飼えないですけど、もし、どこかで捨てられている猫を見たら危ない。また拾って帰っちゃうかもしれません(笑)」ひがしで・まさひろ1988年2月1日生まれ、埼玉県出身。俳優、モデル。11月1日公開予定の映画『ビブリア古書堂の事件手帖』に出演。ドラマ『コンフィデンスマンJP』の映画化も決定。衣装はすべてスタイリスト私物はのじ推定5歳(オス)。WOWOW連続ドラマW『グーグーだって猫である』でデビュー。温厚な性格でどこでも寝られることが特技。運動は大の苦手。本作のラストシーンで重要な役割を果たす。『寝ても覚めても』朝子(唐田えりか)は、ある日出会った亮平(東出昌大)に惹かれ、仲を深めていくが、朝子には言えない秘密があった。亮平はかつての恋人に顔がそっくりだったのだ…。9月1日よりテアトル新宿ほか全国ロードショー。©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/COMME DES CINEMAS※『anan』2018年7月4日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・檜垣健太郎(little friends)ヘア&メイク・山下サユリ(3rd)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年06月29日TVドラマも映画もイケメンなしには楽しめない!今回、ご紹介するのは、映画『パンク侍、斬られて候』で超カタブツなお殿様を好演した東出昌大さん。対照的な役柄を演じきり、役の振り幅にも注目が集まる東出さんにお話をうかがいました。写真・黒川ひろみ 文・田嶋真理【イケメンで観る海外ドラマ&映画】vol. 5作品ごとに多彩な表情を見せ、ファンを魅了芥川賞作家・町田康の『パンク侍、斬られて候』を宮藤官九郎が映画版に脚色。クエンティン・タランティーノが敬愛する鬼才・石井岳龍がメガホンを取った、映画『パンク侍、斬られて候』。舞台は江戸時代ですが、セリフは今っぽい口語で、超エスパーや人の言葉を喋る大猿など、珍妙なキャラがてんこ盛り。規格外の能力を持つ浪人・掛十之進(かけ・じゅうのしん)が自らまいた種で起こる騒動に翻弄されるさまを描く、異色の時代劇です。東出さんは、騒動の中心となる黒和藩の藩主・黒和直仁(くろあえ・なおひと)を演じています。ーー黒和直仁をどのように演じましたか?黒和直仁は、とにかく融通が利かない超カタブツ。演出の際は、全部まじめに信じてド直球で返して欲しいと言われました。声のボリュームが間違っている、おかしな人だなと自分でも思いながら演じました。ーー『コンフィデンスマンJP』で演じたボクちゃんのように、本作でもまじめなイケメンがハマり役だと絶賛されています。『あなたのことはそれほど』で渡辺を演じていた頃、街で出会った方から “怖い人だと思った” と言われたことがありました。作品をご覧になった方が、演じた役ならではの感想を抱いて、そういう人間だと思っていただけるのは、すごく嬉しいことだと思っています。ーーふり幅の大きな役をあえて選んでいるのですか?それは全くないです。良い脚本、監督、スタッフやキャストさんたちとご一緒したいという気持ちだけです。公開された後の自分のイメージは考えていません。ーー役者として、『パンク侍、斬られて候』で初めて経験したことは?映画業界の巨匠、天才である石井監督とご一緒させていただいたことです。撮影現場では、先に絵が見えていて、映画を撮っていらっしゃるように見えました。さらにすごさを感じたのは、石井監督は宮藤さんと初タッグだったのにも関わらず、世代を超えた笑いやぶっ飛んだ世界観を共有されていたこと。おふたりの親和性の高さに驚かされました。メイクでの初体験は、頭の正面を剃ったように見せる羽二重(かつらの下につけ、頭皮の色にメイクするための布)を付けたことです。ーー今年は本作のほか、6本の映画に関わっていらっしゃいます。忙しい日々を過ごしていらっしゃると思いますが、息抜きはされていますか?息抜きするほど、ストレスを感じないんです。もし、ガツンと言われたら、自分が至らなかったのかと捉えたり、誰かに素直に相談したりします。もちろん、休みの日に家族と過ごすことは大好きですが、普段から頑張り過ぎず、いろいろな顔を持っていると、ストレスは溜まらないのかなと思っています。ーーオフがあったら、何をしてみたい?家族や友人たちと釣りやキャンプに行きたいです。以前と変わったのは、食べられる魚を釣るようになったこと。そうじゃない魚を釣って帰ると、“食べられない魚を釣っている場合じゃないよ” というプレッシャーを暗に感じるんです(笑)。インタビューのこぼれ話ダーク系スーツでクールに決め、取材部屋にさっそうと姿を現した東出さんの身長はなんと189センチ! もしかして、性格もクール?と思いきや、とっても陽気で気さくな方。今後も東出さんが魅せる多彩な表情から目が離せません!Information映画『パンク侍、斬られて候』6 月30日(土) 、爆夏ロードショー出演/綾野剛、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信ほか監督/石井岳龍配給/東映©エイベックス通信放送
2018年06月27日俳優・東出昌大が、11月より上演される三島由紀夫原作舞台「豊饒の海」で主演を務めることが決定。若手からベテランまで、東出さんとMISHIMAの世界を共に創りあげる共演者も発表された。本舞台は2018PARCO PRODUCE “三島×MISHIMA”シリーズの第1弾で、この秋、三島氏の絶筆の書である「豊饒の海」と、エンターテインメント性にあふれた「命売ります」の2作品の舞台化に挑む。第1弾を飾る「豊饒の海」は、第一部「春の雪」、第二部「奔馬」、第三部「暁の寺」、第四部「天人五衰」の全四作からなる長編小説だが、今回舞台では、全四作を一つの舞台作品として創作するという、前代未聞の意欲作。てがみ座主宰の長田育恵が脚本を手掛け、ロンドンのオールドヴィック・シアターのアソシエイト・ディレクターで、ロンドンのネクストジェネレーションのトップを走るマックス・ウェブスターが「メアリー・ステュアート」以来、3年ぶりに日本で演出。三島由紀夫文学作品を大胆翻案する。主演を務めるのは、現在主演映画『OVER DRIVE』が公開中、今後も『パンク侍、斬られて候』『菊とギロチン』『寝ても覚めても』など出演作の公開が続々と控えている人気俳優の東出昌大。三島由紀夫の「美」の象徴とも言うべき松枝清顕役という大役に挑む。今回、初舞台となった2015年上演の「夜想曲集」以来、3年ぶり2度目の舞台出演となる東出さんは、「思春期より三島由紀夫の虜になり、その作品の多くを読んできた私は、『豊饒の海』の舞台化を聞き震えました。役者になって最大の試練になると思います」と心境を明かし、「持てる全てを注ぎ込みます。三島世界の再現を、楽しみに待っていて下さい」と力強いメッセージを寄せている。また、清顕の影を追い続ける男・本多繁邦を、本作では青年時代、中年時代、老齢時代と3人の俳優が演じる。まず老齢の本多は、ベテラン俳優の笈田ヨシ。中年時代の本多は、バレエダンサーの首藤康之。そして若年時代の本多は、芥川賞受賞作家・唐十郎を父に持つ若手俳優の大鶴佐助がキャスティング。3つの黒子を持つ清顕の生まれ変わりとして登場するのは、ドラマ「コウノドリ」へに出演が話題となり、今年7月マームとジプシーの新作「BOAT」で初主演&初舞台を踏む宮沢氷魚、『一週間フレンズ。』『リバーズ・エッジ』などに出演する上杉柊平ら若手俳優が抜擢。さらに、神野三鈴、初音映莉子と実力派女優も参加する。第一部から第四部、それぞれが小説として完結しているが、この四作を通して通奏低音のごとく響くのは、「輪廻」という言葉。第一部「春の雪」で、「又、会ふぜ。きつと会ふ。滝の下で」ということばを残し、20歳で生命を落とした男・松枝清顕。彼の影に取り憑かれた男・本多繁邦。本多の人生に松枝清顕の生まれ変わりとして登場する3つの黒子の人々。四作を通して、夢と転生を描く壮大な物語だが、「清顕」を追い求めた本多にとって、彼の存在はなにを象徴していたのか、そしてなぜそこまで清顕に執着したのか――。60年後、晩年の本多は清顕との恋が成就せず、仏門に身をおいた聡子を訪るが、聡子は「清顕など知らない」と言う。全てが夢だったのか?自分のこれまでの清顕への執着は何だったのか?というのが「豊饒の海」の結末。本舞台では、清顕という美に憧れ続け、取り残されてしまった人間、本多繁邦を軸に、三島氏が最後に描いたこの「豊饒の海」という世界を、いまを生きている我々の人生という「普遍」の世界に投じていくという。2018 PARCO PRODUCE “三島 × MISHIMA”「豊饒の海」プレビュー公演は11月3日(土)~5日(月)、本公演は7日(水)~12月2日(日)紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演。12月8日(土)~9日(日)森ノ宮ピロティホールにて上演。(cinemacafe.net)
2018年06月27日東出昌大が一人二役に挑戦し、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を濱口竜介監督が実写化した『寝ても覚めても』。この度、本作の本ビジュアルと、tofubeats(トーフビーツ)による主題歌に乗せた90秒予告が公開された。第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、海外メディアに絶賛された本作から公開された本ビジュアルには、東出さん演じる男の寝顔を、唐田えりか演じる朝子が幸せそうな顔で見つめている一方、ビジュアル内の場面写真には緊迫した面持ちでお互い見つめ合う様子も映し出されている。果たして、朝子の目の前にいるのは、麦(ばく)なのか、彼と瓜二つの亮平なのか。「愛に逆らえない。」のコピーも合わさり、男女の未来が揺れるデザインとなっている。併せて公開された90秒予告では、朝子への想いを率直に伝える亮平に、戸惑いつつも惹かれていく朝子、恋に落ちていく2人の姿が映し出される。幸せそうな2人だが、「朝子には秘密があった」の言葉と同時に、朝子の過去の恋が明かされていく。8年前、大阪で麦と一生に一度の恋をした朝子。亮平は、その麦に顔がそっくりだったのだ。「似てなかったら、好きにはならなかったってこと?」と友人に問いただされる朝子。「どうして好きになったの?」「あなたの何を愛しているの?」ーー幸せだった2人の関係は思わぬ方向へ。波乱を予感させる予告となっている。さらに、本作の主題歌と劇伴を手がけたtofubeatsの主題歌タイトルが「River」に決定。予告でも使用された主題歌は、彼にしか表現できないセンチメンタルな音に仕上がり、映像と合わさることによって、より一層感情を揺さぶる切なくも深い愛に満ちた珠玉のラブソングとなっている。tofubeatsは本作で初めての映画音楽に挑戦しており、映画の情感を盛り上げる劇伴にも注目したい。なお、「River」のリリース情報については後日発表される予定。『寝ても覚めても』は9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMAS
2018年06月26日東出昌大を主演に迎え、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を新進気鋭・濱口竜介監督が映画化し、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された『寝ても覚めても』。東出さんは、初めての一人二役に挑んだ本作をはじめ、映画化されるという先の月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」、現在公開中の『OVER DRIVE-オーバードライブ-』など、2018年は出演作が目白押し!そのラインナップを一挙にご紹介しよう。2012年、『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビューし、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞ほか多くの映画賞を受賞した東出さん。連続テレビ小説「あまちゃん」や「ごちそうさん」、映画『クローズEXPLODE』『アオハライド』『GONIN サーガ』などで注目を集めてきたが、昨年放送のドラマ「あなたのことはそれほど」での怪演、そして『関ヶ原』での熱演でさらに評価を高めた。今年は、4月から放送されたフジテレビ“月9”ドラマ「コンフィデンスマンJP」が好評を博し、映画化も決定。それに加え、『寝ても覚めても』を含め6本もの映画に出演するなど大活躍。過密なスケジュールの中でも人一倍芝居について考え、セリフや動作まで完璧な演技を目指す東出さんは、さまざまな作品で挑戦を続けている。■全てを掛けた兄弟の熱き思いが走り出す!『OVER DRIVE-オーバードライブ-』真面目で確かな腕を持つメカニックの兄・檜山篤洋(東出さん)と、世界ラリー選手権へのステップアップを目指す天才ドライバーの弟・檜山真純(新田真剣佑)。篤洋の助言を無視して、無謀で勝手なレースを展開する真純はラウンドごとに篤洋と衝突を繰り返し、いつしかチームにも険悪なムードが漂い始めていく…。本作では「“役者バカ”になれ」という羽田英一郎監督の言葉通り、キャスト陣には役づくりへの“課題”がそれぞれ用意されていたそうで、東出さんは約1か月にわたり車をいじり倒すメカニック訓練を行った。その成果もあってか、技術だけでなく専門用語、工具の名前まで完璧に覚えるほどの“メカニックバカ”に。プロのメカニックが認めるほどの腕を身に着けた東出さんの“泥臭い”演技に、誰もが胸を熱くするに違いない。現在公開中。■世紀のハッタリ合戦。最後に斬られるのは誰だ!?『パンク侍、斬られて候』ある日、とある街道に1人の浪人があらわれ、巡礼の物乞いを突如切りつける。自らを“超人的剣客”と言うその浪人の名は、掛十之助(綾野剛)。掛は「この者たちは、いずれこの土地に恐るべき災いをもたらす」と語るが…。次々とあらわれるクセもの12人。ある隠密ミッションの発令によって始まる前代未聞のハッタリ合戦。そして1人の猿が語り出す驚きの秘密。想像をはるかに超える、驚天動地の戦いがはじまる!東出さんが演じるのは、超堅物で機転が利かない“ザ・お殿様”黒和直仁。真面目過ぎるがゆえの空気の読めなさが絶妙な笑いを生み出す。ふだんはあまり観られない、コメディ感満載のキャラクターが誕生する。6月30日(土)公開。■同じ夢みて戦った! 世界に揺さぶりをかけるアナーキー青春群像劇『菊とギロチン』物語の舞台は関東大震災直後、戦争の足音が聞こえる時代。かつて、実際に日本全国で興行されていた「女相撲」は、当時困難な人生を生きざるを得なかった女性たちにとって、「強くなりたい」という、願いを叶えられる唯一の場所だった。様々な過去を背負った彼女たちが、少し頼りないが「社会を変えたい、弱い者も生きられる世の中にしたい」という大きな夢だけは持っている実在したアナキスト・グループ、ギロチン社の若者たちと運命的に出会う。次第に心を通わせていく彼らは、「自由な世界に生きる」という同じ夢を見て、それぞれの闘いに挑んでいくが――。『友罪』『64 -ロクヨン-』の瀬々敬久監督が30年ほど前から構想してきた本作。詩人の正津勉が「ギロチン社」の中浜哲について書いた記事を読んだことがきっかけであり、監督の一番の思い入れのある中濱鐡(中浜晢)役に東出さんが抜擢された。中浜が乗り移ったかような全身全霊の演技に期待が集まる!7月7日(土)公開。■製作期間8年! まだ見ぬ日本に出会う111分、極上の映画体験『ピース・ニッポン』数年間に一度だけ、“一期一会”でしか出会えない風景を8年もの歳月を費やし追い求め、全国47都道府県・200か所以上で撮影した映像を厳選し、4K解像度で映画化。空からとらえた見たこのない絶景の数々、そして知っているようで知らなかった日本人特有の精神やルーツも紐解いていく、111分の日本をめぐる旅に観客を誘う。2020年東京オリンピックを控える中、「日本人にもっと日本のことを知ってほしい、もっと日本に恋してほしい」という思いがこめられた、日本の精神と絶景が凝縮された“ベスト盤”といえるドラマティックな映画。東出さんは、新たな日本に出逢う壮大な旅のナビゲーターを小泉今日子と共に務めるが、実は本作が映画ナレーション初挑戦。落ち着いたトーンで、映像に優しく寄り添う東出さんのナレーションは、美しい映像をさらに際立て、より一層の彩りを添えている。7月14日(土)公開。■すべては1冊の本をめぐる祖母の遺言から始まった 『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ累計640万部を突破した三上延原作のベストセラーミステリー小説を完全実写映画化。五浦大輔(野村周平)は祖母の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、鑑定してもらうため北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。店主である若い女性・篠川栞子(黒木華)は極度の人見知りでありながら本に対して並外れた情熱と知識を持っており、大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、大輔の祖母が死ぬまで隠し通してきた秘密を解き明かしてしまう。ある日、足を怪我してしまった栞子のために古書堂で働き始めた大輔だったが――。東出さんは、大輔の亡くなった祖母・五浦絹子に惹かれる小説家志望の田中嘉雄を演じる。知的な雰囲気で東出さんにぴったり。現代から30年以上前の人物を演じるが、物語のカギを握る重要なキーパーソンとなるに違いない。11月1日(木)公開。■初の一人二役で180度考えが変わった!?『寝ても覚めても』『OVER DRIVE』のような内に秘めた熱血タイプや、『菊とギロチン』のような実在の人物から、『ピース・ニッポン』では初の映画作品ナレーションを務めるなど、各作品においてまったく色の違う役を演じ分ける東出さん。その中でも本作は、「考え方が180度変わった」と言わしめる作品だ。初の一人二役となるだけに、クランクイン前は自分がいままで培ってきた演技力で勝負しようと思っていたという。しかし、演技について濱口監督に意見を求めると、「ニュアンスはなし。東出昌大という“楽器”から出る声を聴きたい」と言われたことから、シンプルにそのままの自分で、まるで別人格の2人を表現した。濱口監督が引き出したかったのは、“作られた”ものではなく、素直に人が反応して出る声や感情だ。独特な演出方法から生み出された東出さんの演技は、先日のカンヌ国際映画祭でも「東出は『寝ても覚めても』にとって大変素晴らしい仕事をした!」(ガーディアン)と絶賛されるほど。これまでとはひと味違った“俳優・東出昌大”を目にすることができそうだ。『寝ても覚めても』は9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寝ても覚めても 2018年9月1日よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネパレスほか全国にて公開©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会 / COMME DES CINÉMASOVER DRIVE-オーバードライブ- 2018年6月1日より全国東宝系にて公開© 映画「OVER DRIVE」製作委員会パンク侍、斬られて候 2018年6月30日より全国にて公開ⓒ エイベックス通信放送ビブリア古書堂の事件手帖 2018年11月1日より全国にて公開© 2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会
2018年06月24日小説家の朝井リョウが、10日に放送されたニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』(毎週日曜 22:30~23:00)で、俳優・東出昌大の自宅に招かれたエピソードを披露した。東出昌大番組内で東出について「いい人って芸能界にいるんだなって思うよね」と絶賛する朝井。東出は12年に公開された朝井原作の映画『桐島、部活やめるってよ』にメインキャストの一人として出演しており、その撮影現場で2人は初対面を果たした。原作者の朝井は撮影現場に招かれたものの、キャストの輪に入れず、恐る恐るスタジオセットの隅にいた。そこへ「原作者の方ですよね」と東出が話しかけてくれ、他の共演者に紹介までしてくれたと明かす。その後、打ち上げに参加した朝井は、年齢の近かった東出とかなり深い時間まで飲んでいたという。すると、東出から「ちょっと抜けようか」と一言。その時の心境を朝井は「ドキドキするでしょ?『パーティ抜け出さない?』ですよ(笑)」と振り返り、2人で映画を観に行ったことを明かした。それからも2人の交流は続き、東出・杏夫妻の子供が生まれた際、東出から「来てよ!」と自宅へ招待されたとも話す。そして自宅では、杏の手料理を振る舞ってもらったといい、「あの家にいた時間は夢だったんじゃないか」と感慨深く振り返っていた。
2018年06月12日俳優の東出昌大が主演を務める映画『OVER DRIVE』(6月1日公開)のスペシャルロングトレーラーが30日、公開された。同作は、公道を全開走行で駆け抜ける自動車競技「ラリー」を題材に、若者たちの熱い愛と絆を描いたオリジナル作品。誇りと絆との間で揺れ動くメカニック・檜山篤洋(東出昌大)と、その弟である天才ドライバー・檜山直純(新田真剣佑)の物語となる。『海猿』『MOZU』『暗殺教室』などで知られる羽住英一郎監督がメガホンを取った。今回公開されたのは、羽住監督が監修したスペシャルロングトレーラーで、3分にも及び名場面がちりばめられている。WANIMAによる主題歌に乗せられ、篤洋と直純の兄弟の絆や、迫力のレースの様子が垣間見える内容に。メカニックとして思いをぶつける篤洋のアツすぎる姿、レーサーとして体を鍛える直純の圧倒的肉体美も必見だ。○羽住英一郎監督コメント映画『OVER DRIVE』の編集上がりを観て、「今からすぐスタジオに入って曲を作ります!」と言って試写室を後にしたWANIMAの三人から届いた主題歌「Drive」。まさに映画の持つアツいテーマを観客たちの心のど真ん中に投げ込む素晴らしい楽曲に心震えました! そしてこの曲に映画の世界を凝縮した映像作品を作りたい衝動に駆られました。このロングトレーラーを観て映画本編を観る、映画本編を観てからまたこのロングトレーラーを観て更にアツくなる。そんな楽しみ方をしてもらえたら最高です!(C)2018「OVER DRIVE」製作委員会
2018年04月30日先日、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された、東出昌大主演、濱口竜介監督の『寝ても覚めても』。このたび、本作の30秒予告が解禁された。俳優として幅広い役柄に挑み続ける東出さんが初の一人二役で主演を務め、芥川賞作家・柴崎友香による同名恋愛小説を映画化する本作。このたび解禁となった30秒予告では、亮平(東出さん)と朝子(唐田えりか)の幸せそうな日常の様子から始まるが、朝子は友人に「それって似てなかったら、好きにはならなかったこと?」と問いかけられる。亮平は、朝子が忘れられないかつての恋人・麦(東出さん一人二役)にそっくりだったのだーー。違う名前、違うぬくもり、でも同じ顔。同じ顔をした「運命の人」を好きになった朝子は、果たして誰を愛しているのか。「俺のこと、ちゃんと見てくれ」と朝子に想いを伝える亮平、「大切な人を傷つけてしまった」と苦悩する朝子。亮平と朝子の愛の行方は――?今回初めて映画音楽に挑戦した「tofubeats」の劇伴が、複雑な感情が絡み合う映像の情感を盛り上げ、心を揺さぶられる波乱の展開が予想される30秒予告。ドラマ「トドメの接吻」でも注目を集めた新星・唐田えりかが、同じ顔の2人の男の間で揺れるヒロイン・朝子を熱演。また、映像では瀬戸康史や山下リオ、伊藤沙莉の姿も確認できる。メガホンをとるのは、前作『ハッピーアワー』でロカルノ、ナント、シンガポールなど国際映画祭で主要賞を受賞した気鋭・濱口監督。自ら映画化を熱望した本作で商業映画デビューを果たし、世界中の巨匠たちが名を連ねる世界最高峰のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出される快挙を成し遂げている。『寝ても覚めても』は9月1日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:寝ても覚めても 2018年、全国にて公開2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会
2018年04月20日東出昌大、新田真剣佑らが出演する映画『OVER DRIVE』の完成披露試写会が4月17日(火)に開催され、東出さん、新田さんをはじめ、森川葵、北村匠海、町田啓太、要潤、羽住英一郎監督がそろって舞台挨拶に登壇した。『海猿』シリーズの羽住監督のオリジナル脚本で、公道をアクセル全開で駆け抜ける過酷な自動車競技・ラリーを題材にした本作。メカニックという立場でチームを支える兄とドライバーとして命を懸ける弟の絆を中心に、ラリーに人生を燃やす若者たちの姿を描く。■新田真剣佑が森川葵をエスコートし歓声!キャスト陣が姿を見せると会場は拍手に包まれたが、新田さんが“兄”東出さんに促され、階段を上る森川さんの手を取り優しくエスコートすると歓声がわき起こる。晴れ晴れとした表情でマイクを握った東出さんは「これまで出させていただいた作品で、200%、本当にこんなに自信を持って、映画館を出るときに絶対にみんないい気持ちになって帰れるという映画はない!」と本作への自信を口にする。■真剣佑&羽住監督、みんなで行った食事の場で感極まって号泣!?愛する“弟”新田さんとの現場での関係づくりについて尋ねられると「大人になると…特に僕は、壁を作ってしまいがちなんですけど、太陽のようなマッケンが、いきなりハグして『兄貴、よろしくな』と言ってくれた」と笑顔で明かす。新田さんはこの初対面でのハグについて「台本読んだ瞬間、これは兄貴に抱きつくしかないと思った」と告白。さらに現場の熱気についても「北九州での撮影でみんなとご飯に行ったとき、監督と2人で号泣したんです。『俺はこういう思いで演じたい!』という話をしたら、監督も『俺はこういう思いで撮りたい!』と言って、2人で号泣して、それを兄貴は冷たい目で見てて…(笑)」と熱すぎるエピソードを明かし、会場は笑いに包まれた。■真剣佑VS北村匠海ライバル役ができるのは「仲が良いからこそ!」北村さんは新田さんのライバルのレーサーを演じたが、クールなイケメンドライバーという役どころに「カッコいい役をもらって、すいません(笑)」とニヤリ。さらに、新田さんに対して「ひとつ言わせて!俺の方が東出くんに顔が似てるから(笑)!」と自身の方が東出さんの弟役にふさわしいとアピール!これまで何度も共演しており、仲の良い2人だが、新田さんは「ライバル役、敵対する役ができるのは仲が良いからこそ」と語り、北村さんを真正面から凝視。これには北村さんも「真っすぐな目だなぁ…」と感嘆していた。舞台挨拶終了後の降壇の際は、今度は東出さんが森川さんの手を取りエスコートし、会場は最後まで黄色い歓声に包まれていた。『OVER DRIVE』は6月1日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:OVER DRIVE-オーバードライブ- 2018年6月1日より全国東宝系にて公開© 映画「OVER DRIVE」製作委員会
2018年04月17日東出昌大がメカニック、新田真剣佑が天才ドライバーの兄弟となり、アクセル全開で公道を駆け抜ける最も過酷な自動車競技“ラリー”の世界を描く『OVER DRIVE-オーバードライブ-』。6月の公開に向け、早くも話題を呼ぶ本作から2種類のビジュアルが解禁となった。世界中のあらゆる道が舞台となる“ラリー”。特に欧州や南米では、F1に勝るとも劣らない人気を博すという。各メーカーの先端技術の結晶である車輛、モンスターカーを操るドライバー、その舞台を支えるメカニック、まさに人車一体の“公道の格闘技”。そんな世界を舞台に、若者たちの熱い絆と愛を描くオリジナル作品で主人公・檜山篤洋を演じるのは、『関ヶ原』『予兆 散歩する侵略者』など俳優として着実に実績を積み、同世代の中でもその活躍が目覚ましい東出昌大。チーフメカニックという、作り手側に立ち、誇りと愛との間で揺れ動く繊細な芝居に挑む。また、その弟であり、天才ドライバー・檜山直純役には、『不能犯』『ちはやふる-結び-』から『パシフィック・リム:アップライジング』まで国内外の多数の映画に出演し、いま最も旬な若手俳優・新田真剣佑。さらに、同じく話題作出演が続く森川葵、北村匠海、町田啓太、要潤、吉田鋼太郎などが脇を固める。“スピカレーシングファクトリー”に所属し、勝利のために衝突を繰り返すメカニックの兄・篤洋(東出昌大)と、ドライバーの弟・直純(新田真剣佑)の檜山兄弟は、“ラリー”に己の全てを懸ける男たち。このたび解禁となったティザービジュアルでは、立場の違う2人がそれぞれの“戦闘服”に身を包んだ姿がとらえられている。青空のもと、勝利を目指す2人の熱い眼差しからは、極限状態の中で闘い続ける男たちの人間ドラマが大いに期待できそう。メカニック=職人として、油と汗を滲ませる東出さんの表情。そして、レーシングスーツの上からでも分かる新田さんの鍛え抜かれた肉体。全身全霊で本作品に打ち込んだことがうかがえる2人の姿から、すでに目が離せない。さらに、同時に解禁された“スピカビジュアル”は、2人が所属する“スピカレーシングファクトリー”が誇るモンスターマシン、直純が操るヤリス(TOYOTA「ヴィッツ」の海外での名称)のボディ全貌も明らかに。青く輝くヤリスに寄り添う檜山兄弟、それぞれが見つめる先にあるものとは…?“ラリー”に全てを懸けた兄弟の熱き想いが込められた、注目必至のビジュアルとなっている。『OVER DRIVE-オーバードライブ-』は6月1日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月05日映画『関ヶ原』大ヒットを記念して9月5日(火)、主演の岡田准一、東出昌大、原田眞人監督が舞台挨拶に登壇した。司馬遼太郎の大ベストセラーを原作に、天下分け目の決戦がいかに始まり、いかに終わったのか?それぞれの武将たちの思惑が絡み合っていくさまを描き出す。公開週に続き、2週連続で週末興行ランキングでも1位を獲得し、観客動員数は100万人突破目前。9月4日(月)現在で興行収入は11億8千万円に達した。岡田さんは「“鬼ヒット”をテーマにやってきましたが、この場に立てていることが嬉しい」とご満悦。「鬼ヒットの上に、さらに“修羅ヒット”があるので、なんとか修羅まで行きたい!」と語る。東出さんも「歴史好きの友達が『関ヶ原』が映画化されてよかったし、この『関ヶ原』でよかったと言ってくれる」とニッコリ。この東出さんの微笑みについて、岡田さんは「東出スマイルしてる?」とツッコミ。岡田さん曰く、東出スマイルとは「業界内でも知られている、(東出さんの)目が笑っていないけど、顔は笑っているという怖い顔」のことだそう。岡田さんのリクエストに応えて、東出さんは特大の東出スマイルを披露し、会場は歓声と悲鳴(?)に包まれた。原田監督も大ヒットに安堵の表情で、本作を「アメリカのアカデミー賞(※外国語映画賞)に持っていきたい!」と意気軒高。「今月に(日本からの候補作の)選考があるけど、僕は嫌われてるから選ばれないけど、『関ヶ原』は…」と語った。この日は、三成から数えて15代目の子孫にあたる石田秀雄氏が祝福に駆け付けたが、石田さんは映画について「大画面から飛び出してくるようだった」と絶賛。岡田さんの三成、そして東出さんが演じた小早川秀秋についても「これまで三成は冷徹な小役人、秀秋は凡庸な裏切り者というとらえ方でしたが、それを見事に払拭していた。これをスタートに再評価が始まると思う」と称賛していた。東出さんから、石田家の子々孫々に伝わっていることについて質問が飛ぶと、石田さんは「三成のDNAが濃くて、正義感がもろに出てしまう。真理を言っても必ずしも人はついてこないと三成を反面教師にしています」と明かす。また、原作で三成は戦場で腹痛に苦しんだという描写があるが、石田さんは「過敏性胃腸炎は、父も私も息子にもあり、石田家では“三成腹”と呼んでいます」とこちらも子々孫々に受け継がれていると明かす。岡田さんは「本当なんですね!」と驚きつつ「今回、台本にはなかったけど、演じながら『実はお腹が痛い…』と思いながら演じてました」と告白。石田さんは映画を観て「それは感じていました」と語り、岡田さんは「裏テーマで、誰も気づかないだろうと思いながらやっていたので、伝わって嬉しいです」と笑顔を見せていた。『関ヶ原』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月05日俳優の東出昌大が5日、都内で行われた映画『関ヶ原』(8月26日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶に、岡田准一、原田眞人監督とともに登場した。同作は司馬遼太郎の同名小説を実写化。戦国時代に終止符を打った"関ヶ原の戦い"で石田三成(岡田)はなぜ徳川家康(役所広司)に負けたのか、封印された真実をひもとく。三成と淡い恋を育む伊賀忍び・初芽を有村架純が演じ、原田眞人監督がメガホンをとった。2週連続で興行収入1位、動員96万7,000人、11億8,000円を記録している。原田監督の”鬼”っぷりから、鬼ヒットと呼ばれた同作のヒットだが、岡田は東出に「せっかく記者の方が来てくれたのに、鬼ヒットくらいじゃ。なんか欲しいじゃないですか」と記事になるようなネタをおねだり。東出が「え~~! ないよ~~!! ないよ~~!!!」と叫ぶと、岡田は笑いを堪えきれない様子でニヤニヤと見守っていた。また、自身も歴史好きな東出が「歴史好きの友達が何回も見てくれて、良かったと言ってくれるのは嬉しいし、自分も出演できて、この関ヶ原で良かったなと思います」と周囲の反響を真面目に語っていると、岡田は「”東出スマイル”してる?」と東出の顔を覗き込む。岡田は「業界内で有名な”東出スマイル”。目は笑ってないけど口だけ笑うっていう、サイコパスな……」と紹介すると、東出はニヤリと笑って見せ、”東出スマイル”を再現。岡田が「すごい」と喜び、「さっきの車で(自分も)練習するという約束をしたので、いつかどっかでやりたいと思います」とひょうひょうと語ると、東出は「絶対やらないでしょ!」とつっこんでいた。フォトセッション時も、カメラマンから「”東出スマイル”ください!」とリクエストを受けていた東出。「やばいよ~!」と絶叫しながらも、誠実に無茶ぶりに応えていた。
2017年09月05日芥川賞作家・柴崎友香の恋愛小説を、東出昌大主演で映画化する『寝ても覚めても』。8月25日(金)に無事クランクアップを迎えた本作から、濱口竜介監督のコメントが到着。さらに、追加キャストとして瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知、仲本工事、田中美佐子ら豪華俳優陣の出演が発表された。ミステリアスな自由人・麦(バク)と、優しくて誠実なサラリーマン・亮平という、全く違う2人の役柄を東出さんが演じ、新進女優として注目を集める唐田えりかがヒロイン・朝子役を務める本作。熱い注目を集める本作の脇を固める俳優陣が、このほど一挙に発表された。亮平の会社の後輩でクールな串橋には、ドラマ「先に生まれただけの僕」、映画『ナラタージュ』『ミックス。』と出演作が続々と待機し、秋に舞台出演も控える瀬戸さん。朝子のルームメイトで女優の卵・マヤに、ドラマ「定年女子」、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』など幅広く活躍中の山下さん。朝子の親友・春代を、連続テレビ小説「ひよっこ」や映画『獣道』の若手実力派・伊藤さん。麦に家を貸している友人・岡崎を、ロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカルであり、俳優や映画監督としてもマルチな才能を発揮している渡辺さんが演じるなど、旬のキャストが顔を揃える。さらに、朝子を優しく見守る岡崎の母親・栄子として、時代劇ドラマ「伝七捕物帳 2」、映画『ミックス。』の公開が控える田中さん、主人公たちを繋ぐ重要人物・平川役に仲本さんの出演も明らかとなり、個性豊かな名優による強力な布陣となっている。本作はつい先日、8月25日にクランクアップを迎えたばかり。濱口監督は「まず、本当に面白い原作があって、「この人たちしかいない」と思える、とても素晴らしいキャストが集まった現場でした。役者さんたちの間に生まれた信頼関係が、お互いの魅力を引き出してくれたと思います。何より、主演の東出さんが献身的に、撮影のすべてを支えてくれました。東出さんの存在があったからこそ、ヒロインの唐田さんの輝きが増しました。自分の眼の前で、カメラの前で、とても素晴らしいことがたくさん起きた撮影でした」とコメントし、充実した撮影の日々をふり返っている。日本映画界で注目を集める気鋭・濱口監督をして「原作の大切な部分も、映画の中にしっかりと残せたと思っています。きっと、この上なく面白い映画になるでしょう。それをちゃんとお届けできるよう、これから頑張ります。期待してお待ちください」と自信をのぞかせる本作。個性豊かな俳優たちが織りなす人間模様を、楽しみにしていて。『寝ても覚めても』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月31日「“不器用さ”というところでは、たぶん負けません」と笑って話す東出昌大。見上げるほどの長身と端正な顔。抜群のルックスを誇る東出さんなのに、愚直なまでにひたむきでちょっと垢抜けない男を演じると、恐ろしくはまる。「不器用」という自覚ゆえ、役に懸命に寄り添おうとする本人の想いが、お芝居を通して透けて見えるのかもしれない。新作映画『関ヶ原』では、小早川秀秋役に挑んだ。「関ヶ原の戦いを決した裏切り者」として語られることの多い秀秋だが、本作ではそんな通説を覆し、「義」を重んじて苦悩する、一人の不遇な青年武将として描かれる。もともと司馬遼太郎作品のファンで、同氏による原作小説も読んでいたという東出さん。「原田(眞人)監督から、『今回の小早川像は、(通説から)変えようと思ってる』というメッセージをいただいたんです。読んでみたら、本当にいままでにない小早川像だったので、すごい挑戦だなと思いました」と台本を受け取ったときの感想をふり返る。秀秋は、一時豊臣秀吉の養子になるも、秀吉に実子が生まれたため、小早川家に養子に出される。さらに朝鮮出兵の際に秀吉の不興を買って冷遇を受け、後に徳川家康に懐柔されて石田三成を憎むように。関ヶ原の合戦には、三成率いる西軍として参戦するのだが…。「今回の台本では、秀秋は自身の境遇を呪ってたんじゃないかなと思いました」と話す東出さん。「兄と慕った豊臣秀次も、いわれのない謀反の罪で斬首されている。『明日は我が身』と自分のことでいっぱいいっぱいだった当時10代の秀秋が、『秀吉だって、家康だって、どうせ自分のことばかり。大人なんてみんなそんなもんだ!』って思い込んでいたとき、自分を初めて武将として見てくれたのが三成だった。『あなたを武将として見込むから、打って出てくれ』と言ってくれた三成の“義”に答えられなかったことに、関ヶ原後の秀秋は気づくんです」。原田監督の現場はとにかく緊張感があって厳しいことで有名だ。本読みの段階から東出さんが監督に言われ続けたのは、「セリフっぽいしゃべり方をするな」ということ。時代劇という形式以上に、感情の動きが優先された。俳優になる前の東出さんは、感情をあまり表に出さないタイプだったという。「以前は感動する映画なんかを見ても泣くまいとしていたんですけど、役者になってから、感動したときは涙が自然と出てきたり、逆に意識して泣くことを試してみるようになりました。この仕事に就かなかったら絶対やってこなかったことだと思います」。俳優デビューから5年。まだ5年?と思うほど、さまざまな作品で求められてきたのは、仕事に向き合う東出さんの、そんな真摯な態度と決して無関係ではないはずだ。5年間駆け抜けてきて、いま、俳優の仕事は楽しいですか?と質問をぶつけてみた。「おおお!ド直球ですね」と笑ったあと、「うーん…半々です」と繕わない心境を教えてくれるのが「不器用」を自称する東出さんらしい。ここで「楽しい」と言わせないのは、新しい役に挑む度に直面するプレッシャーだ。「でも、“喉元過ぎれば熱さ忘れる”というか(笑)。怖いもので、その苦しさって、過ぎると忘れてしまうんです。“やるしかない!なるようになるっしょ!“という柔軟さが、以前よりは出てきたかなと思います」。『関ヶ原』に対する考察からも、役に対して事前にかなり研究していることが伝わってくる。プレッシャーを感じるがゆえに、準備をおろそかにしないのだろう。「以前は“頭でっかちになりすぎたな”とか、“そんなに思い詰めなくてもいいのに”って自分でも感じていたんですけど、近頃はちょっと肩の力が抜けてきた部分はあります。それでもまだ、敬愛する監督たちに『今後、役者としてどうしていったらいいと思いますか?』と聞くと、『もっと楽にやっていいよ』って言っていただくことが。まだ頭でっかちな部分もあるし、それだけで満足して、もっと本質を探りにいかなければいけないのに、できていない自分もいる。まだまだ逃げの姿勢があるのかなって、ふと思ったりします」。(text:Rie Nitta/photo:You Ishii)
2017年08月14日「収録中、東出さんは本番が終わるとすぐに家へ飛んで帰っていました。共演者たちとの飲み会もほとんど断っていたほどです。現場では“イクメンパパ”として評判でしたよ」(ドラマ関係者) 6月20日に最終回を迎えた連続ドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系)で“第2の冬彦さん”とその怪演ぶりが大きな話題になった、東出昌大(29)。妻の杏(31)は、昨年1月に女児の双子を出産。現在は第3子を妊娠中で、この夏に出産予定だ。 そんな杏&東出一家は、双子が生まれてからも、ずっと都内の賃貸マンションで暮らしていたのだが――。 「結婚当初から東出さんたちは、戸数の少ないこぢんまりしたマンションに住んでいました。壁も薄かったのか、声が部屋の外まで漏れ聞こえるほどだったそうです」(芸能関係者) 第3子妊娠を機に、東出夫妻はついに“マイホーム”購入を決断。東出がドラマの収録を終えた1カ月ほど前に引っ越したのだという。 さっそく彼らの新居を訪れてみると、都内の閑静な住宅地に、豪華な一軒家が。若い夫婦にはぴったりのモダンなデザインで、鉄筋コンクリートの建物は“声漏れ”の心配もなさそうだ。 「ここは芸能人にも人気の高級住宅地で、坪単価は200万円超。60坪なので、土地だけでも1億2千~4千万円はしますね。いっぽう、建物は意外にもお値打ち価格。リフォーム済みなので新築に見えますが、実は中古物件なんです。約10年前に建てられた、地下1階付きの地上2階建てで、6~7千万円ほど。土地と建物あわせて2億円くらいでしょう」(地元の不動産業者) 6月下旬の午後8時ごろ、都内のスタジオから仕事を終えた東出が出てきた。事務所の車に乗った彼は帰宅途中、車を待たせたまま1人で降り立ち、ファーストフード店に入店。フライドチキンなどを注文して受け取ると、歩いて車に戻って行った。身重の妻に、遅い時間に夕飯を作らせない気遣いなのだろう。ふたたび車は走り出し、東出は引っ越したばかりの新居へと帰って行った。 そんなマイホームには、“親子5人で描く夢”がたくさん詰まっている。 「売れっ子の芸能人には珍しく中古物件を買われたそうですが、いずれは、お子さんたちの成長に合わせて建て替えを考えているのかもしれません」(前出・芸能関係者) この日もチキンをほおばりながら、“未来予想図”を語り明かしたことだろう――。
2017年07月05日TVドラマ「あなたのことはそれほど」での、不倫妻を精神的に追いつめる狂気を秘めた夫の熱演も記憶に新しい東出昌大が、芥川賞作家・柴崎友香による恋愛小説「寝ても覚めても」の映画化に主演。キャリア初の一人二役という難しい役どころに挑戦することになった。大阪に住む21歳の朝子は、青年・麦(バク)と運命的な恋に落ちる。しかし、彼はある日、忽然と彼女の前から姿を消してしまった。それから2年後、東京に引っ越した朝子は、麦にそっくりな顔をした男・亮平と出会う。麦のことを忘れられない朝子は亮平を避けようとするが、そんな朝子に亮平は好意を抱く。戸惑いながら、朝子も亮平に惹かれていくが…。同じ顔をした、過去の“恋”と現在の“愛”が、朝子の心を揺らしていく――。原作は、柴崎友香が2010年に発表し、第32回野間文芸新人賞を受賞した恋愛小説「寝ても覚めても」。忘れられないかつての恋人と、その恋人と同じ顔をした現在の恋人との間で揺れ動く女性の年月を描き、多くの女性の共感を集めた名作が満を持しての映画化。主演は、松山ケンイチが実在の天才棋士・村山聖を演じた『聖の青春』で羽生善治をそっくりに好演し、今後も『関ヶ原』『散歩する侵略者』『菊とギロチンー女相撲とアナキストたちー』と話題作に立て続けに出演する東出さん。演技の幅をますます広げている東出さんは、ミステリアスな自由人・麦と、優しくて誠実なサラリーマン・亮平という初の一人二役に挑戦。新境地となった「あなたのことはそれほど」の2つの顔を持つ夫とはまるで異なる、同じ顔を持ち、同じ女性を愛する、タイプの違う2人の男をどう演じ分けるのか期待大。また、そんな2人と恋に落ちるヒロイン・朝子には、今後ブレイク必至の唐田えりか。2015年より放映中の「ソニー損保」のCMで注目を集め、フジテレビドラマ「恋仲」で女優デビュー。あふれんばかりの透明感がツイッターでも話題になり、2016年タレントパワーランキング「清潔感のある女優10・20代女優部門」で見事第1位に選出された19歳。今回、初のヒロイン役として、2人の男の間で揺れ動く女性の9年間を体当たりで演じきる。メガホンをとるのは、日本映画界・若手実力派No.1の呼び声高い濱口竜介。30代後半にさしかかった4人の女性の日常と友情、心の機微を丁寧に描き上げた5時間越えの意欲作『ハッピーアワー』が、ロカルノ、ナント、シンガポールをはじめ数々の国際映画祭で主要賞を受賞し、その名を世界に轟かせ、芸術選奨新人賞も受賞。いま最も新作が渇望される気鋭・濱口監督が、自らが映画化を熱望した原作で、満を持して商業映画デビューを果たす。東出さんは、「このお話を伺ったのは2年前でした。それから、ずっとずっと首を長くして、今夏ようやっとクランクインを迎えられます。いまは嬉しくて堪りません」と語る。「不安と好奇の入り混じった複雑な想いで、台本とにらめっこしている日々を過ごしておりますが、奇跡のような映画を作れればと思っております。頑張りますので、楽しみに待っていて下さい。宜しくお願いします」と、初めての難役を真摯に受けとめている様子だ。本作のヒロインに大抜擢された唐田さんは、「オーディションが終わってからずっと受かってますようにと願っていたので、『受かったよ』と聞いたときは本当に嬉しかった」とふり返ってコメント。「こんな大役をやらせていただくのは初めてなので不安や恐怖もあり、プレッシャーを感じていたのですが、東出さんに、『朝子があなたで本当に良かった』と言っていただけた瞬間に、思わず嬉し泣きしてしまいました。それからは私で良かったんだと自信が持てるようになりました」と、微笑ましいエピソードを明かし、「十代最後の夏、大恋愛します!」と宣言する。また、原作者の柴崎さんは、「誰かに恋をしたとき、なぜどうしてもその人でなければならないのか。誰かを想うとき、最後に残る強い気持ちはなにか。それを知りたくて手探りでこの小説を書きました。今回の映画ではどんな風景が見えるのだろう。きっとわたし自身も驚くようなことが起こる、そんな予感を持って、完成を心待ちにしています」と、東出さん、唐田さんの“化学反応”に期待を寄せた。濱口監督は、「私自身が心から面白いと思っている小説の映画化、その監督を任されたことに興奮と緊張を同時に感じています。長い企画開発中、“同じ顔を持つ2人の男を愛してしまう女”という荒唐無稽さと、緻密な生活描写を併せ持つこの小説の“面白さ”はそもそも映像化可能なのかと不安にもなりました」と胸の内を明かす。「そんな中、主人公の“麦/亮平”として東出昌大さん、“朝子”として唐田えりかさんを迎えられたことで、この小説はむしろ映像化されることをずっと待っていたのではないか、そんな心持ちになりました。この小説とキャストの出会いを、この上ない幸運と感じています」と語り、「『寝ても覚めても』(タイトルがまたとても好きです)という原作の、途方もない面白さや、懐の広さを改めて感じているところです。そしてキャストの2人の存在が、私の緊張を和らげてくれています。きっと、この上なく面白い映画になるでしょう」とコメント。最高の原作、キャスト、監督が集結した大人の恋愛映画の完成を、期待して待っていて。『寝ても覚めても』は2018年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月05日いくえみ綾の同名コミックを波瑠主演で実写化したTBS系の連続ドラマ「あなたのことはそれほど」(毎週火曜22時~)の第3話が5月2日(火)に放送されました。前回お互いに既婚者であることが判明し、晴れて(!?)割り切ったW不倫を続行させることにした主人公・渡辺美都(波瑠)と、不倫相手の有島光軌(劇団EXILEの鈴木伸之)。どうやら今回、美都の夫・涼太(東出昌大)が、遂に妻の不倫の決定的な証拠をつかんだようです!? そこで今回は、涼太役の東出昌大の魅力をクローズアップ! “運命”“奇跡”“必然”“宿命”というキーワードが大好物の美都ですが、結婚相手に選んだのは二番目に好きな人・涼太でした。「ぼくがみっちゃんを捕まえたんです。運命だった」と無邪気に言い切ってしまう涼太。胸中ではざわざわと嵐が吹き荒れているはずなのに、敢えて自分に言い聞かせるように言葉にする涼太が痛い……。今回は美都のケイタイをチェック後、ガン見しておののく涼太の姿が!怪演のギアチェンジが見どころです。このドラマの陰の主役はなんといっても涼太。原作コミックよりもすさまじい“鈍感力”を発揮している美都よりも、表では笑い、心の中で嫉妬の炎をメラメラさせている涼太がサスペンスを牽引していきます。公私共々順風満帆感がある東出昌大が、ドロドロにぬかるんだW不倫のドラマをやるというギャップがミソですよね。東出といえば、映画賞を総なめした青春群像劇『桐島、部活やめるってよ』で桐島の親友・菊池宏樹役で映画デビューし、キラリと光る存在感を見せました。その後、NHKの朝ドラ「ごちそうさん」で大ブレイク。現在の奥様・杏と夫婦役を演じ、実生活でもゴールインしたのだからメモリアルなドラマです。不良系映画『クローズEXPLODE』ではノッポのモデル体型を最大限に活かしたダイナミックなアクションにトライした一方で、『ヒーローマニア-生活-』ではそのでかい体を逆手にとったトホホなへっぴり腰を披露。青春映画『アオハライド』やドラマ「問題のあるレストラン」などでは、ぶっきらぼうさが魅力のイケメン・ポジションで人気を博しました。演技力が高く評価されたのは、29歳の若さで早逝した棋士・村山聖(さとし)の生涯を描いた『聖の青春』。聖役の松山ケンイチが20kg増量して役作りをしましたが、羽生善治役の東出もタッパは全然違うのに、仕草や表情を見事に完コピし、観客を驚嘆させました。そんな東出が「あなそれ」の涼太役で、素の爽やかさとこれまで演じた役柄を総動員して臨んでいます。料理も得意でニコニコした良い夫という外面では、持ち前のおおらかな笑顔を見せ、こっそり妻の同行を探る際には『デスノート Light up the NEW world』や『クリーピー 偽りの隣人』で演じた鋭い捜査官のようなねちっこい執念深さを発揮。美都が寝てからむっくり起き上がり、ケイタイをチェックする凍りつくような目つきからは、『寄生獣』のパラサイト役で見せた生気のないヤバさが感じられます。前回、有島の子どもが生まれたことが発覚しましたが、美都はどうやら涼太との子づくりに乗り気ではないらしい。というか、涼太との夜に全く萌えないということが、過去の美都の独白からもうかがえます。その一方で涼太は「みっちゃん、子ども欲しくない?」と美都にプレッシャーをかけてしまう。これって逆効果に他ならないのに……。今後美都がどう出ていくのか?東出昌大の怪演にも拍車がかかりそうで、そこにも期待しましょう! あなたのことはそれほど /いくえみ綾 (著)/祥伝社文/山崎伸子 「あなたのことはそれほど」ついにW不倫が発覚!浮かれる妻に、夫がとったヤバい行動とは? 「あなたのことはそれほど」2番目に好きな男と結婚した女の衝撃トーク!
2017年05月03日スペシャルドラマ「LEADERSII」制作発表が15日(水)にTBS局内で行われ、佐藤浩市、内野聖陽、東出昌大、菅野美穂、郷ひろみが出席した。本作は、第2次世界大戦前後、国産自動車開発に人生を賭けた愛知佐一郎(佐藤さん)ら男たちの生き様を、史実に基づいて描いたオリジナルドラマ「LEADERS」(’14)の続編。ストーリーの主軸を開発の世界から販売の世界へと展開し、佐一郎と、彼を販売面で支え続けた人々の苦闘と情熱の物語を紡ぎ出す。東出さん演じる日下部誠の上司・山崎亘を演じる内野さんは、東出さんについて「彼はまっすぐでひたむきで、いまの若者にあまりいないタイプ。本当に気持ちのいい男」と賛辞を送ると、「思う存分ふんぞり返って威張らせていただきました」と撮影時を述懐。一方の東出さんは「尊敬する諸先輩方とご一緒できた」と充実した表情を見せるが、突然「若手俳優の一番いけないところがフレッシュさで何とかしようとするところ」と自ら自分たち若手俳優の欠点を指摘。そして、「ただ、そうすると同じ画面に(先輩と)映ったときに(自分たちが)ペラッペラになってしまうので、生半可の付け焼刃のフレッシュさではなく、信念を持って挑ませていただいたつもりです」と役者としての熱い思いを吐露。そんな後輩の姿に、内野さんは「ちゃんと若さを分析しているんだね。すごいな」と舌を巻いた。山崎さんのライバル・酒田健太郎役で初のヒール役に挑み、普段とは違うメガネとスーツ姿で登場した郷さんは、「見た感じ(僕と)わからないかなと思って…」と「郷ひろみです」と何度もいつもの独特の口調で自己紹介。そして、内野さんから「わかりますから(笑)」とツッコまれ、会場を沸かせると、役作りについて真面目に言及。より陰湿な人間を目指し、「1~2か月前に台本をいただいてから撮影が終わるまで読まなかった日はなかった」と話すほど台本を読みこみ、キャラクター設定にはない、どこで生まれ育ったかというバックボーンまで想像したそうで、「こんなに真剣に役をやったことはこの世界に入って初めて」としみじみと語った。主演の佐藤さんは「撮影は2月の頭に終わったんですけど、作品はまだできていません。それくらい大変です」とぶっちゃけると、「熱いことは恥ずかしいことではありません。それを体感してほしい」と渾身を込めて作り上げた本作をアピールした。スペシャルドラマ「LEADERSII」は3月26日(日)21時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年03月15日今年3月、TBSにて放送予定の佐藤浩市主演大型スペシャルドラマ「LEADERSII」。この度、数々の映画やドラマで活躍中の東出昌大が本作に出演することが明らかになった。1934年(昭和9年)、10年前の関東大震災によって物資輸送網が断絶された苦い経験から、日本の自動車需要は急速に加熱していた。欧州勢に加えて、アメリカのフォード、ゼネラルモーターズ(GM)の本格参入によって日本の市場はまさに外国車販売の戦国時代へ突入していた。愛知にあるGM車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘(内野聖陽)は、アメリカ流の販売方針を押し付けられることに抵抗し、事あるごとに改善を訴えてきた。だが、大阪に拠点を置く「日本ゼネラルモータース」は、一販売店の意見に耳を傾けることはなかった。大阪からの帰りに山崎は、鈴鹿峠の山道で立ち往生しているシボレーを、背広のまま修理する男・愛知佐一郎(佐藤浩市)に出会う。これがアイチ自動車売店第1号となり、佐一郎を支え続けることになる山崎亘と佐一郎の運命の出会いであった…。本ドラマは、2014年3月に2夜連続で放送したドラマ「LEADERS」の続編。「LEADERS」では第2次世界大戦前後、日本の未来のために仲間を信じ、モノづくりに人生を賭けた人間たちの生き様を、史実に基づきドラマ化したが、今回の「LEADERSII」では、ストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開。国産自動車の開発に邁進する主人公・愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語となる予定だ。キャストには、主演の佐藤さんが愛知佐一郎を演じるほか、吉田栄作、萩原聖人、高橋和也、緋田康人、えなりかずき、前田敦子。今作からの新キャストとして、日の出モータース支配人・山崎亘役に内野聖陽、後に協愛会の会長となる大島プレス工業の大島磯吉役で山崎努が登場する。そんな中、新たに『デスノート Light up the NEW world』『聖の青春』などに出演する東出さんの参加が決定。東出さんが演じるのは、GM車販売店「日の出モータース」の支配人である山崎亘の人柄や考え方に惹かれ、山崎とともに苦楽を共にする「日の出モータース」の若き営業マン・日下部誠役。GMから鞍替えして、愛知佐一郎が開発した国産車の販売を取り扱うこととなった「日の出モータース」に、ただ一人残ることになる、という役どころだ。日本の自動車産業黎明期における「製造」と「販売」の物語となる本作におけるキーマンのひとりとなっている。東出さんは「内野さん演じる山崎亘が文系とすれば、私が演じる日下部誠は理系、言わば“デコボココンビ”です」と役どころについて話し、「そんな上司と部下の関係や、このドラマが持つ熱量が伝わるように演じていければ、と思っています」と意気込みを語っている。また東出さんは、先日行われた中国・上海の「上海影視楽園」において、ドラマとしては異例の規模で敢行された海外ロケにも参加し、佐藤さん内野さんと共に撮影に挑んだ。ロケ日数は、実景撮影も含め計5日間に及び、昭和初期の名古屋市内の街並を完全再現。現地エキストラは最大300人にも及び、街全体が舞台という壮大なスケール感も本作の見どころのひとつとなりそうだ。大型スペシャルドラマ「LEADERSII」は3月、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月05日映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回とりあげるのは、東出昌大(28)だ。2012年に『桐島、部活やめるってよ』で、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、鮮烈な俳優デビューを飾る。その後もTV・映画問わず話題作に出演し続け、『クローズEXPLODE』(14)では初主演に。2016年は『ヒーローマニア-生活』『クリーピー 偽りの隣人』『デスノート Light up the NEW world』が公開された。最新作『聖の青春』(11月19日公開)では、実在の棋士・羽生善治役に挑戦する。○東出昌大の印象東出くんは、大物ですね。思考プロセスが大胆なところが、すごく魅力的だと思います。羽生さんと東出くんと僕の3人で食事をしたんですが、東出くんは「僕は羽生さんを観察したいので、基本的には監督がしゃべってください」と言うんです。だから、東出くんは本当にしゃべらなくて、羽生さんの箸の置き方とか、所作とかをすごく勉強していたらしくて。その後もう1度、羽生さんに取材に行ったら、その時もずっとメモを取っていました。時々感じ入って「は~!」ってすごいため息をついていたりとか。羽生さんは紳士でしたが、びっくりしていたんじゃないかな(笑)。天才 VS 天才の図でしたね。本当に役に入り込んでるので「羽生さんと会える」じゃなくて、「今から自分が羽生になる」「俺が羽生だ」くらいの気迫とピュアさを感じました。その思考プロセスがすごいから、彼しかできないような役がすごく合う。普通の役柄でキャスティングされると、もしかしたらはみ出ちゃうこともあるかもしれません。彼はスケールが大きい人なので、スケールの大きい役を与えていかないと。普通の人は普通の役で修行を積むけど、彼は逆だと思いますね。すごいことですよ。○撮影現場での様子いろんなところで、東出くんが「監督から現場で松山くんと話すなと言われた」と言ってるんですが、「話すな」とは言ってないんですよ!(笑) 「羽生さんは、輪の外にいるんだけど、なぜか中心にいるような人」とイメージを伝えたんです。それを解釈してくれたのかもしれません。東出くんは、そういう風に額面通りに物が伝わらない面白さがあります(笑)。でも、大きなところでちゃんととらえてくれているんです。確かに、トップの棋士達はみんな勝負師で、自立している存在、孤高の存在だと思います。みんなが自分の勝敗を背負っていて、白と黒だけで決まっていく空気感って、僕らはなかなか知らない世界。俳優もそれぞれが自立して勝負する現場にしたかったので、言わずとも、全員そういう風な関係になっていったのだと思います。特に松山くんと東出くんの2人は、誰にも届かないような孤高のものを心に持っている2人という位置付けだったので、むやみに接する必要はありませんでした。○映画『聖の青春』でのおすすめシーン東北の雪の中の対局の佇まいは素晴らしかったですね。クランクインした時は大阪近辺で撮影していたんですけど、まだまだ「頑張って羽生になっている」状態で、ハードルが高かったんですね。もちろん演技としては出来ているんだけど、頑張りが少し出ちゃっていたから、東出君も「僕、ダメでしたよね」と反省していたんです。でも東出君の中にある、いい意味で自分本位なところを出せば、役に没入できるんじゃないかと感じたので、それを伝えたらぐっと良くなりました。東北で将棋盤を挟んだ時に、急に村山と羽生になったんですよ。頑張らずに、羽生になっていた。そこからは東出くんを撮っていて、すごく気持ちよかったです。(C)2016「聖の青春」製作委員会
2016年11月20日