松田翔太主演のバイオレンス・アクション『ハードロマンチッカー』が第24回東京国際映画祭の特別招待作品として10月26日(水)に上映され、松田さんを始め、共演の永山絢斗、遠藤要、渡部篤郎、主題歌「13 new ache」を歌う「黒夢」の清春と人時、メガホンを握ったグ・スーヨン監督が舞台挨拶に登壇した。物語の舞台は潮の香りと退廃のムードが漂う山口県・下関市。在日韓国人2世の主人公・グー(松田さん)が、後輩の起こした殺人事件をきっかけに暴力団の抗争や暴走族、不良たちの暴力の連鎖に巻き込まれていくさまを激しい暴力と痛みと共に描き出す。歓声を浴びて登場した松田さんは「こういった刺激的な作品を発表できて嬉しい。下関に住んでいる在日韓国人という役柄ですが、社会への反抗といった社会的メッセージというよりは、こういう純粋に暴力を全面に出した作品を世に出す、という点が気に入りました」と本作への強い思いをうかがわせる。主演であるにもかかわらず「(観客に)女性の方が多いですけど、あんまり良くないと思ったら(劇場を)出て行っちゃっていいと思います。バイオレンスを感じてください」と語り、会場の笑いを誘った。永山さんも「最近、なかなか観ないような男臭いかっこいい作品。10代の頃の煮え切らない感じ、悶々とした言葉では言えない空気感が台本にあって、こういったストーリーにはこれまで参加したことなかったので、自分にとっても挑戦で楽しかった」と撮影をふり返った。下関の刑事役の渡部さんは「唯一、私がまともな役でした(笑)」とアピール(?)。「いまもワケの分からないタイトルですが、意味を感じ取ってほしい」と語り、さらに出演のきっかけを問われると「若い人たちと会いたくて…。翔太とは家が近所でよく会うんだけど(笑)」とユーモアたっぷりに明かした。清春さんは「主題歌を手がけた初めての映画がかっこよくて良かった。バイオレンスな作品と聞いていたので、曲もバイオレンスに」と楽曲に込めた思いを語ってくれた。東京国際映画祭は10月30日(日)まで六本木ヒルズほか都内各所で開催中。『ハードロマンチッカー』は11月26日(土)より全国にて公開。特集「東京国際映画祭のススメ2011」■関連作品:ハードロマンチッカー 2011年11月26日より全国にて公開© 2011「ハードロマンチッカー」製作委員会■関連記事:金髪&傷だらけの松田翔太!『ハードロマンチッカー』衝撃的ポスターが到着
2011年10月26日ロックバンド・LOSTAGEのフロントマン、五味岳久による似顔絵アイコンを集めた、ユニークなイラスト集『五味アイコンBOOK#oshare in DICTIONARY』が9月23日に発売された。これは五味がTwitter上で発表した、バンド仲間や音楽業界関係者の似顔絵を網羅したもの。ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文や、Ken Yokoyama、チャットモンチーの福岡晃子ら約300点のイラストを収録するほか、後藤正文、村田シゲ(□□□/CUBISMO GRAFICO FIVE)、DAWA(FLAKE RECORDS)、TORA(8otto)とのスペシャル対談企画も掲載する。五味アイコンBOOK出版記念イベント「#oshare in LIQUIDROOM」の公演情報出版を記念して、LOSTAGEはパーティ・イベント「#oshare in LIQUIDROOM」を12月10日(土)に東京・LIQUIDROOMにて開催。チケットの一般発売は10月29日(土)10:00より。
2011年09月27日凸凹カップル?!映画やドラマなど、脇役の若手個性派俳優として、その存在が注目されている濱田岳が。9日、7月下旬に結婚していたことが分かった。お相手はなんとパリコレにも出演し、国内外で活躍するスーパーモデル。意外なカップルの誕生が話題だ。濱田のパートナーとなるのは、小泉深雪。179cmの長身、抜群のプロポーションを生かし、トップモデルとして活躍している。現在、「花王ソフィーナ・ボーテ」のCMにも出演しており、あの美女!と思い当たる人も多いだろう。エキゾチックな顔立ちも美しく、見た者に与える印象力も強い美人だ。ますますの活躍が両者に期待される濱田は23歳、小泉は32歳と歳の差も9歳。身長では、小柄な濱田が160cmなので、その差19センチで、なにかと幅のあるところからも意外なカップルと見る向きが多いようだ。出会いは約1年前。すぐに交際に発展したが、その後はゆっくり体をはぐくんできたようだ。親しい友人や関係者にはすでに報告済みということである。これからますます注目度が高まりそうな予感の若手俳優と、グローバルに活躍するスーパーモデルのカップル。両者ともに最愛のパートナー、最大の理解者を得て、よりそれぞれの場で活躍し、輝いてくれるだろう。元の記事を読む
2011年09月11日聖子ちゃん、大河ドラマ『平清!!40歳を超えて、ますます美しく輝いている松田聖子が13日、第51回NHK大河ドラマ「平清盛」に初出演することがわかった。松田は、伊東四朗演じる白河法皇の愛妾(あいしょう)として、ちょう愛を受け、清盛の成長を見守った祇園女御(ぎおんにょうご)を演じる。2011年1月より50回放送予定だ。松田演じる祇園女御は平安時代の歌姫で、平清盛に影響を与える重要な人物だ。今回の役どころについて、松田は台本を読ませていただき、今回、お話しをいただいた祇園女御という役に、そして物語にすっかり魅せられてしまいました。初めて大河ドラマに出演させていただきますが、全力で祇園女御という素晴らしい役を演じさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。と、決意を語った。松田聖子の清らかな歌声が重要ポイントにNHKチーフ・プロデューサーの磯智明氏は乙前と名を変えた祇園女御が松田翔太 が演じる後白河天皇の歌の師匠として登場するため「印象的な歌声の持ち主であるというのは、キャスティングするうえでの絶対条件でした」「聖子さんの清らかで日本人のハートに響く歌声は時空を超えて、平安時代末期の夢中で生きた人々の生きざまを時に優しく、時に華やかに包み込んでくれると思います」「いつも凛(りん)としていて、いつまでも輝きを失わない女性であり、その意味でも聖子さんはぴったりだと思います。」と、松田への期待を語った。また、松田は9月1日から放映のCM、FUJIFILM スキンケア化粧品「アスタリフト ベースメイクシリーズ」に出演する。元の記事を読む
2011年08月30日11月公開の松田翔太主演映画『ハードロマンチッカー』のポスター画像がこのほど解禁され、キズ・アザを負った金髪姿の松田の姿が公開された。その他の写真『ハードロマンチッカー』は、山口県下関市を舞台に、高校中退のフリーター・グー(松田)が、後輩の起こした事件を機に暴力の連鎖のなかに巻き込まれていく姿を描いた作品。『偶然にも最悪な少年』のグ スーヨン監督が自作小説を基に監督し、松田のほかに永山絢斗、柄本時生、金子ノブアキ、石垣佑磨らが出演する。このほど公開されたポスターは、金髪オールバックで顔中にキズを負った松田が、口元のキズを確かめながら鋭い視線を己に投げかけている瞬間を捉えたもの。その周囲には血によってつけられた手形のような模様がデザインされており、荒々しい暴力描写が登場する本作の“痛み”を表現した内容になっている。松田は、これまでも『ワルボロ』や『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』などの作品で、閉塞感の中で自らの進むべき道を求めて疾走する若者を演じ、高い評価を受けており、無軌道に生きる若者たちを描いた本作での演技も注目を集めそうだ。『ハードロマンチッカー』11月26日(土) 全国ロードショー(C)2011「ハードロマンチッカー」製作委員会
2011年08月25日松田翔太主演の『ハードロマンチッカー』の“傷だらけ”のポスター画像が解禁。金髪で血まみれの松田さんの衝撃的な姿が明らかになった。グ・スーヨン監督が自ら書き上げた青春小説を映画化。暴力とセックスとクスリがあふれる下関のディープタウンを舞台に、ケンカに明け暮れる若者たちの無軌道な青春を鮮やかに描き出す。松田さんが演じるのは、ディープタウン育ちで高校中退のフリーター・グー。誰ともつるまずにこの街で生きてきたが、後輩が起こした事件をきっかけに暴力の連鎖に巻き込まれていくことに…。昨年公開された主演作『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』でも息が詰まるような現実から抜け出そうともがく若者を好演した松田さん。今年は本作のほかに『スマグラーおまえの未来を運べ』にも出演し、さらに来年公開の『アフロ田中』では巨大なアフロのかつらを装着して話題を呼んだが、本作では渋みのきいた金髪をオールバックにして、強がりと暴力を寄る辺に青春を駆け抜ける主人公を熱演している。今回、解禁となったポスターでは、その自慢のオールバックが乱れ、顔は傷だらけ、片目は腫れてほとんどふさがった状態で鏡を見つめる痛々しい姿が…。まさにこの映画の本質をそのまま伝えるようなポスターに仕上がっており、これが映画館に貼り出されれば大きな話題を呼びそうだ。共演陣には永山絢斗、柄本時生、遠藤要、渡部豪太、川野直輝、金子ノブアキ、落合モトキ、遠藤雄弥、石垣佑磨など才能ある若手俳優から、淡路恵子、白竜、真木蔵人、渡辺大、芦名星、真木よう子、中村獅童、渡部篤郎といった実力派の大人たちまで豪華かつ渋い面々が顔を揃えている。暴力の連鎖の中で傷だらけの松田さんが行き着く先は――?『ハードロマンチッカー』は11月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:ハードロマンチッカー 2011年11月26日より全国にて公開© 2011「ハードロマンチッカー」製作委員会
2011年08月25日来年のNHKの大河ドラマ「平清盛」で松田聖子が、白河法皇の寵姫にして、清盛の成長を見守る祇園女御(ぎおんにょうご)役で大河ドラマ初出演を果たすことが明らかになった。主演に松山ケンイチをはじめ、節目となる大河ドラマ50年目を煌びやかに壮大に描き出すべく日本を代表する俳優陣の出演が明らかになっている本作。つい先日、岡田将生が最年少で源頼朝を演じることが発表されたばかりだが、さらにもうひとり、重要な役どころで大物スターの参加が明らかに!松田さんが演じるのは、清盛の実の父である白河法皇(伊東四朗)の寵愛を受ける祇園女御。長く法王の傍らで過ごす中で、そう遠くない未来にこの国の仕組みが大きく変わることを予見。平忠盛(中井貴一)の武勇に目をつけ、同じく白河法皇の愛人である舞子(吹石一恵)が身籠った子・清盛を忠盛が育てることを後押しする。その後、清盛の成長を見届けて都を去るが、乙前(おとまえ)と名を変え、歌舞音曲の名手に。そのうわさを聞きつけた後白河天皇(松田翔太)の強い誘いで、今様(※当時の流行歌)の師として京に戻り、清盛とも再会。清盛や後白河天皇の良き相談相手となる。祇園女御と乙前を同一人物とするのは、本作の脚本を務める藤本有紀によるオリジナル。清盛や白河法皇、後白河天皇という男たちにとって、母親のようであり、時に師であり最も愛される存在でもある彼女。歌舞音曲の名手という設定のため印象的な歌声に持ち主であることがキャスティングの絶対条件だったが、磯智明チーフ・プロデューサーは「聖子さんの清らかで日本人のハートに響く歌声は、時空を超えて、平安時代末期の夢中で生きた人々の生き様を時に優しく、時に華やかに包み込んでくれると思います」と語り、「ドラマのテーマ曲とも言うべき今様の一節『遊びをせんとや生まれけむ(子供が遊ぶように夢中で生きたいという意)』を聖子さんの声で聞けることは本当に楽しみです。いつも凛としていて、いつまでも輝きを失わない女性であり、その意味でも聖子さんはぴったり」とその歌声と存在感に期待を寄せる。今回の出演決定に対し松田さんは「台本を読ませていただき、今回、お話しをいただいた祇園女御という役に、そして物語にすっかり魅せられてしまいました。初めて大河ドラマに出演させていただきますが、全力で祇園女御という素晴らしい役を演じさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします」と意気込みを語る。華麗な平安装束を身にまとい、大河初出演となる松田さんがどんな輝きを見せてくれるのか?松山さんや松田翔太さんら若手キャストとの掛け合いも楽しみなところだ。松田さんは1月の第1回放送から登場の予定。NHK大河ドラマ「平清盛」は2012年放送開始。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト■関連記事:浴衣の芦田愛菜からの手紙に松山ケンイチ感激!「そこらへんの女優よりセクシー!」松山&芦田、話題の2人が共演『うさぎドロップ』試写会に25組50名様ご招待芦田愛菜の関西弁&キュートなダンスに“保護者”松山ケンイチもメロメロPUFFY動画メッセージ到着「うさぎドロップ」を熱烈オススメも「独占したい!」松山ケンイチ、中国初上陸!サプライズ舞台挨拶に上海のファン熱狂
2011年08月13日人気ギャグ漫画の実写版として注目を集める『アフロ田中』に主演する、松田翔太の衝撃の巨大アフロヘアーの画像が解禁!また、「インパルス」堤下敦、田中圭、遠藤要、駒木根隆介らが、田中の仲間たちを演じることも明らかになった。原作は、のりつけ雅春のシリーズ累計で360万部を誇る人気漫画。2002年の「高校アフロ田中」の連載開始を皮切りに、「中退アフロ田中」、「上京アフロ田中」、さらに「さすらいアフロ田中」と変遷しつつも現在も連載が続くが、今回の映画では、ノリで高校を中退し、上京した田中(松田さん)の姿が描かれる。ガチガチの天然パーマのアフロ野郎・田中広、24歳。東京で自由を満喫するはずが肉体労働で汗を流す日々を送っているが、学生時代の仲間の結婚の知らせである“約束”を思い出し…。今回、公開されたのは漫画そのまま、いや原作以上とも言える巨大アフロ姿の松田さん。口元に笑みを浮かべているのは演技か?それとも思わず自分でも笑ってしまったのか?クールなイメージの強い松田さんが、あのとことん濃厚なダメ男・田中をいったいどのように演じているのか?映画化決定および、松田さんの出演が発表されたときから何よりまずビジュアルがどうなるのか注目を集めてきたが、原作以上のアフロっぷりに原作ファンも納得!?加えて、田中を語る上で欠かせない地元の仲間に、堤下さんをはじめ、個性豊かな面々が決定。オリジナルキャラクターで、なぜか田中に好意を寄せるヒロインを演じる佐々木希と共に、彼らのビジュアルや独特の掛け合いも楽しみなところだ。次々と人気漫画の実写映画化が発表されているが、ビジュアルの衝撃度は1、2を争うこと間違いなし!『アフロ田中』は2012年2月、全国にて公開。■関連作品:アフロ田中 2012年、全国にて公開© 「アフロ田中」製作委員会■関連記事:松田翔太がアフロに?人気漫画「アフロ田中」実写化!佐々木希がヒロイン役に
2011年06月24日松田翔太主演の映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』のオリジナルフォトストーリーブックが25日(土)に発売され、その中で松田が俳優になる前に交わした“ある約束”について語っている。その他の写真『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』は、施設で育ったケンタ(松田)とジュン(高良健吾)、そしてジュンがナンパしたカヨちゃん(安藤サクラ)の3 人が、ケンタの兄が収監されている北海道・網走に向けて旅する姿を描いた作品。本作のプロデューサー、孫家邦氏が松田と出会ったのは、2002年に兄・龍平が出演していた映画の打ち上げの席だという。その後、19歳の松田は俳優になることを決心し、孫氏と「テレビできちんと頑張ります。人気者になることを目指し、帰ってきて、自分がいることで映画が盛り上がるような俳優になります」との約束を交わした。それから5年後、松田は約束を守り、映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』に主演。本作にかける意気込みは多大なもので、本作がベルリン映画祭に出品された際には自ら渡独するなど、「この映画だからこそ」との想いが強いという。これまで、『花より男子』の茶道の家元の跡取り息子・総二郎役や『ライアーゲーム』の天才詐欺師役・秋山役など、クールなイメージの役柄が続いた松田だが、本作では息苦しい日常にイラ立ち、すべてを捨てて旅に出る男ケンタを熱演。松田は自身の役を「愛情が足りなくて心がスカスカしているんだけど、細かいところから幸せを見つけて生きていて、自分の世界がある男」と分析している。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』6月12日(土) 新宿ピカデリー、渋谷ユーロスペース、池袋テアトルダイヤ他全国ロードショー
2010年05月26日先日開幕した第60回ベルリン国際映画祭で2月13日(現地時間)の夜、松田翔太主演の『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が上映され、松田さんは大森立嗣監督と共に舞台挨拶、および上映後のQ&Aに参加。上映終了後にコメントを求められ、亡き父・松田優作への思いも口にした。本作が出品されたのはフォーラム部門。映画祭の規約により招待枠で現地に赴くのは監督のみということで、松田さんは自費で現地入りしており、この一件からだけでも本作への並々ならぬ思いがうかがえる。この日のベルリンはマイナス6℃で雪もちらついたが、会場は約800席がほぼ満席状態。黒のスーツで決めた松田さんを観客は温かい拍手で迎えた。監督の演出について尋ねられた松田さんは「いまはこんな(話しやすい感じ)ですが、現場では近付けない感じで、自分の心の中を見られているようだった。だから、なるべく自分が台本に近づけるように頑張った」とふり返った。イベント終了後には、本作にまつわる様々な思いを吐露。「この映画の撮影をしていた去年頃から、不思議なタイミングで、僕の周りや僕の中でいろんなことが始まったり、なくなったりしています。僕の気持ちの中で、ある種“父親像”がなくなって、“形”を追いかけていたことが経験と知識を含めた別のものへと始まりかけた年なんです。ベルリンの壁の崩壊と父親の死(共に1989年)から、たまたま20年という年が、自分にとってのそういう“始まりのタイミング”の年であったことの偶然に驚いています」と自身の中での父親・松田優作の存在の変化に言及。さらに今回の映画祭への参加について「芸術的なことと商業的なこととか、自分が俳優としてやっていくこと、演技とは?俳優とは?ということなどと向かい合い始める良いスタートだと思っています。でも、この始まりの感じをあまり意識し過ぎないようにしたいとも思います。これまでの自然な流れがあって、あるべくしてある“現在”だと思っています」と俳優として自身の進むべき道と重ねつつ、思いを語った。現地の観客からは「とても好きになった。俳優も良かった」という声も聞かれた『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』。日本での公開は6月12日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて。■関連作品:ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会■関連記事:若手実力派女優、安藤サクラがアジアのアカデミー賞に助演女優賞にノミネート!松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品松田翔太&高良健吾の真剣ムードに、安藤サクラ「お通夜みたい(笑)」松田翔太×高良健吾タッグ作の特報解禁!東京フィルメックスにも出品決定松田翔太&高良健吾が競演!孤児院育ちの荒削りな若者演じる青春ムービーが来春公開
2010年02月15日この若さで“個性派俳優”と称される役者も珍しい。濱田岳、21歳。先頃DVDがリリースされた『鴨川ホルモー』では、主人公の親友でエキセントリックな帰国子女の京大生・高村を好演。劇中、現代劇にもかかわらずチョンマゲ姿を披露し、なんと織田信長(のモノマネ)まで演じている。「『人間五十年』の舞いまで満喫しちゃいました」と屈託なく笑う一方で、「人前で演技するのがいまだに恥ずかしい」とも。個性派俳優であればあるほど、その素顔が気になるところ。この『鴨川ホルモー』を始め、映画、ドラマへの出演が続く濱田さんに話を聞いた。「一般に“役作り”と言われるものがよく分かんないんです」。そう語りつつ、役柄へのアプローチについて濱田さんはこう語る。「演じる役柄がどんな人間であれ、多かれ少なかれ僕の中にあるものなんですよ。高村のようなぶっ飛んだ部分も、根暗な部分も。自分の心の中のそういう部分を見つけて拡大していく、それが僕の第一の仕事ですかね。だから、語弊があるかもしれないけど、殺人者の役をやるとしたら、自分の中にほんの少しだとしてもあるであろう、そういう要素を探すことから始めると思います。きっとそれは誰にでもあるものだと思うし。今回の高村役ですか?そうだなぁ…僕もマイペースなヤツですね(笑)。それを過剰に表現するとああいう、空気を読めなくて押し付けがましい男が完成するんです!」それにしても、本作で見せるチョンマゲ、絶叫、ハイテンションは凄まじい…。だが、本人は至って真面目に「今回はチョンマゲがライバルでした」と言う。「チョンマゲなんて誰がつけたって面白いに決まってるんですよ。そこを、これは濱田岳じゃなきゃって言わせたいので何かしなくちゃいけなかった。ヅラにおごらず!いいライバル関係でした(笑)」。翻って、素の濱田岳はどんな人間?「あぁ、気の小さい男ですよ。とにかく何やるのも恥ずかしい(苦笑)。じゃあ、俳優やめちまえって話ですが、現場が楽しいんです。その楽しさゆえに続けているような感じですね。10歳でこの世界に入って、大人の世界に放り込まれて、相手にされて…この楽しさに味をしめたんですね。1か月くらいの撮影の中でいろんな人と一緒になって、役職は違えどプロの集団で、同じものを作ってるけどライバル関係とはまた違って。現場の空気がとにかく好きなんです」。では、「演じる」「違う人間になりきる」という部分に対しての楽しさは?と尋ねると、照れくさそうにかぶりを振る。「いや、そこを意識すると、恥ずかしくて出来ない!自分でモニターチェックもしないんですよ。それを意識しないでやって来たのがいまにつながってるのかな…」。本作を始め、少しエキセントリックな役、正統派の主人公とはひと味違う役柄を演じることが多いが、それについて本人はどう感じているのだろうか?「特に最近感じるのが、脇役の醍醐味。それに気づいたからこそ怖さも感じます。いまはこのポジションが面白くて仕方がないですね。今回も、ただの学生群像劇というだけではないコメディが求められていた。そこで僕が自爆覚悟で突っ込めば、みんなのテンションも思い切り上がるんですよ。だってみんな負けたくないでしょ?こんなチョンマゲなんかに(笑)」。さらに、今後、やってみたい役を聞いてみると、こんな過激な言葉も。「みんながやりたがらない役がいいですね。変態とか殺人者とか。僕がやると、みんなが観て『何だこいつは?逮捕しろ!』って言うような。『こいつにだけは殺されたくない』っていう殺人犯を演じたいです」。目標としている俳優を尋ねると、こんな答えが返ってきた。「小心者だから、目標は作らないようにしています。素敵な俳優さんはごまんといますが、気が弱いので、目標にすると二番煎じにしかならなくなる。それじゃ寂しいし、“自分”でいたいなと思います」。恥ずかしがり屋で小心者と称しつつ、飄々とそう語る姿からは常人離れした精神力の強さが垣間見えるが…。「のんきだから、何とかなるって思ってるんですよ。焦りもないですね…いまだにこの仕事で食べていけると思ってなくて、大検を取ろうとしたりしてますし。まあ自分ののんきさも結構好きですよ」。最後の写真撮影の際に、原作小説は読んだか?と尋ねると「薦められると読みたくなくなるんですよ」とポツリ。「でも、『ホルモー六景』(※『鴨川ホルモー』のスピンオフ的な続編小説)は読みました。面白かったですよ。(主人公の)安倍は山田くんを想像しながら読みましたね」とのこと。では、小説内の高村に関しては自分の姿を想像する?「しないです!無理!そんなの恥ずかしいよ!」『今度は愛妻家』、『ゴールデンスランバー』と出演作が続くが、ますますの名演、怪演を期待したい!『鴨川ホルモー』[DVD]発売元:ポニーキャニオン価格:4,935円(税抜)発売中■関連作品:鴨川ホルモー 2009年4月18日より全国にて公開© 2009 「鴨川ホルモー」フィルムパートナーズ■関連記事:大作を脅かす本命ヒットとなるか?『スラムドッグ$ミリオネア』満席続出スタート!いじめか!斉藤祥太の印象聞かれ山田孝之「実は双子」、栗山千明「見分けつかない」山田孝之「異なる役を楽しんでます。『ムチャクチャな顔にしてやる!』って(笑)」オニを操る小悪魔(?)芦名星「真っ直ぐゆえに嫌われる女の子ってある意味素敵」『鴨川ホルモー』ダンスコンテスト開催!パパイヤ&本木監督、セクシー衣裳にニヤリ
2009年12月04日“諦めないこと”。日本地図を完成させるため前人未踏の山・劔岳に挑んだ男たちの物語『劔岳点の記』、劣悪な環境で働く出稼ぎ労働者たちの闘争を描いた『蟹工船』。毛色の違うこの2本の映画に共通するのは、そんなメッセージだ。『劔岳点の記』は、『八甲田山』、『駅 STATION』、『鉄道員(ぽっぽや)』など日本映画史に残る名作・話題作の映像を生み出してきた名カメラマン・木村大作が、50年のキャリア、50本目の映画にして初めてメガホンを取った記念すべき作品。見どころは何と言っても映像の素晴らしさ。大自然の厳しくも美しい姿をフィルムに焼き付けるため、実際に劔岳・立山連峰各所で撮影を敢行。主演の浅野忠信をはじめ香川照之、松田龍平、仲村トオル…という実力派俳優たちも3,000m級の劔岳に登り、本物の映像と共にその場に行くことでしか生み出せない台詞と表情をカメラに向けた。いまから100年前に険しい山中に三角点を設置した明治人の真実の物語を本物の映像で描く──CGが当たり前になったこの時代に敢えて危険な撮影に挑んだ本作には“本当に撮影したのか?”と疑いたくなるほどの驚きの映像が詰まっている。そして、『劔岳点の記』で陸地測量部測夫を演じた松田龍平が『蟹工船』では労働者のリーダーとして登場する。カムチャッカ沖で蟹を獲り、船上で缶詰に加工する蟹工船を舞台に、安い賃金で過酷な労働を強いられていた労働者たちが奮起するこの物語の原作は、いまから80年前に小林多喜二が発表しプロレタリア文学の最高峰と賞賛された同名小説。それを『弾丸ランナー』、『ポストマン・ブルース』など疾走感ある作風で知られるSABU監督が大胆なアレンジを施し映像化。「パンクに!」という監督の要望のもとに作られたSFムード漂う蟹工船のセット、労働者たちのコスチュームも見どころだ。逃げ場のない蟹工船という地獄のなかでただ生きるのか、それとも立ち上がるのか──世界的不況が続くこの時代だからこそ、絶望的な環境から再生していく人間たちの生きざまに共感する。測量という仕事に誇りを持ち、命を賭けて険しい山に挑んだ男たちと、希望を持って生きるために立ち上がろうとした労働者たち。どんな状況でも諦めないこと、挑戦することを熱く伝える『劔岳点の記』と『蟹工船』。いまの自分に必要なのはどっち?(text:Rie Shintani)■関連作品:劔岳点の記 2009年6月20日より全国東映系にて公開© 2009『劔岳点の記』製作委員会蟹工船 2009年7月4日よりシネマライズ、テアトル新宿ほか全国にて公開© 2009「蟹工船」製作委員会■関連記事:SABU、大学生たちに『蟹工船』パワーを指南「借金踏み倒してでも生きろ!」TKO、松田龍平にあやかり俳優の座狙い?『蟹工船』全国キャンペーン中いざ、反撃!男たちの熱き闘いを見よ『蟹工船』試写会に10組20名様をご招待浅野忠信&香川照之を9時間歩かせた鬼監督を宮崎あおいがつぶらな瞳で骨抜きに!男たちの熱き大和魂がここにシネマライブ!『劔岳点の記』試写会に30組60名様ご招待
2009年06月19日