企画展「北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―」が、東京のすみだ北斎美術館にて2021年12月21日(火)から2022年2月27日(日)まで開催される。葛飾北斎や弟子たちが描く“日本の歴史”「北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―」展は、“日本の歴史”に着目し、葛飾北斎やその弟子が歴史上の人物・事件の様子を描いた作品を集めて展示する展覧会。高校日本史の授業で登場する人物や事件を主軸に、神話の時代から安土・桃山時代、そして北斎の生きた江戸時代に至るまでの歴史的事象を描いた北斎の作品や、弟子が手がけた明治時代の錦絵を紹介する。北斎やその弟子たちの視点を通して見た歴史的な場面を一挙に楽しめる展覧会だ。神話時代の神や“川中島の戦い”例えば、北斎の代表作の1つである版本『富嶽百景』最初のページに描かれた「コノハナノサクヤビメ」は、『日本書紀』や『古事記』に記された神話に登場する神。チリチリとした線で表現された衣服など、北斎の描く美人画の特徴が見てとれる。また、仏教伝来の場面を描いた『三国伝来記』をはじめとする、古墳・飛鳥時代に関する人物や出来事を描いた作品や、平家物語にも登場する「一の谷の戦い」を題材にした「浮絵一ノ谷合戦坂落之図」、川中島の戦いの名場面として伝わる上杉謙信と武田信玄の一騎打ちを描いた『画本武蔵鐙』など、象徴的な日本史のシーンを捉えた作品が揃う。本能寺の変&徳川家康を描く作品もさらに、北斎の弟子たちによる作品も目を引くラインナップ。織田信長が明智光秀に討ち入りされた「本能寺の変」をはじめ、様々な逸話を描いた二代柳川重信の『日本百将伝一夕話』や、同じく北斎の弟子であった二代葛飾北斎が徳川家康を描いた肉筆画「徳川家康束帯座像」も登場。尚、「徳川家康束帯座像」のように浮世絵師が江戸幕府の将軍を描いた作品は珍しい。作品を通して、同時代の幕府に対する人々の見方を窺い知ることができる。【詳細】北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―会期:2021年12月21日(火)~2022年2月27日(日) ※前後期で一部展示替えを予定前期 12月21日(火)~1月23日(日)/後期 1月25日(火)~2月27日(日)会場:すみだ北斎美術館住所:東京都墨田区亀沢2-7-2休館日:毎週月曜日、年末年始(12月29日~1月1日)※開館:1月3日(月)、1月10日(月・祝)/休館:1月4日(火)、1月11日(火)開館時間:9:30~17:30(入館は17:00まで)観覧料:一般 1,000円、高校生・大学生 700円、65歳以上 700円、中学生 300円、障がい者 300円、小学生以下無料※当面の間、団体受付不可。※中学生・高校生・大学生(高専、専門学校、専修学校生含む)は生徒手帳または学生証を提示。※65歳以上は年齢を証明できるものを提示。※身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳など持参者および、その付添1名まで障がい者料金で観覧可能。入館の際は、身体障がい者手帳などの提示が必要。※観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)をはじめ全ての展示を観覧可能。※会期・開館時間・観覧料・イベント・講演会の開催などは変更、中止の可能性あり。【問い合わせ先】TEL:03-6658-8936(9:30~17:30 ※休館日を除く)
2021年12月03日柳楽優弥が主演する「二月の勝者-絶対合格の教室-」の7話が11月27日オンエア。「STARFISH」の誕生会に麻衣も現れ…微妙に照れた黒木の表情に「鬼かわいい」などの声が送られる一方、誕生月を祝われる灰谷にも「可愛すぎか」などの感想が送られている。中堅中学受験塾「桜花ゼミナール」にテコ入れのため、業界最大手「ルトワック」から元カリスマ講師・黒木蔵人がやってくる。「中学受験は課金ゲーム」「子供を合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」など過激な言動をする黒木だが、影で無料の個人塾を運営していた…という本作。黒木役を柳楽さんが演じるほか、中学教師をドロップアウトして桜花ゼミナールの講師となった佐倉麻衣には井上真央。黒木の元部下で、塾を辞めた黒木のことが許せずストーカー化、黒木から“お誕生日会”の案内をもらう灰谷純には加藤シゲアキ。黒木が校長を務める「桜花ゼミナール吉祥寺校」講師の橘勇作には池田鉄洋。桂歌子には瀧内公美。木村大志には今井隆文。塾講師たちが通う「井の頭ボウル」のマスター・大森新平には加治将樹。新平の娘で黒木の個人塾「STARFISH」を手伝う大森紗良には住田萌乃。桜花ゼミナールの社長で黒木の個人塾のことも知る白柳徳道には岸部一徳といった俳優陣が共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。9月となり志望校選びをする保護者面談が始まる。そんななか石田王羅(横山歩)は自習室に来るものの遊んでばかりで、他の生徒に迷惑をかけ続けている。麻衣は王羅の母・三枝子(岩崎ひろみ)から、学童が3年で終わり祖母が面倒を見ていたが、一番面倒を見てくれる時間が長い塾に預けることにしたと、入塾の経緯を聞かされる。ある日王羅に対し、成績が伸び悩み焦りを感じているRクラスの大内礼央(粟野咲莉)が怒りの声を上げるが、橘は勘違いして礼央を叱ってしまい、礼央の母が「塾を辞めようと思っている」との連絡が入る。黒木は橘の対応を非難するが…というのが7話の展開。自分がクビになることを覚悟する橘だったが、王羅は桜花ゼミナールの上の階に作られる個人指導塾に移ることになり、橘は来年度から黒木の推薦でそこの校長になることが決定する…というラストだった。前回、黒木から子どもたちの手書きによる誕生会の招待状をもらった灰谷。気になって仕方ない灰谷は「STARFISH」に向かう。すると紗良に連れられて麻衣も「STARFISH」に。すると扉が開き、なかから髪をほどいて肩からレイをかけた黒木が現れる。灰谷の後ろに麻衣を見つけた黒木は、かすかに照れたような表情を浮かべる…。この黒木の姿に「佐倉先生が今までに見たことがないオフの黒木先生」「首からレイを掛けてるクロちゃんが可愛すぎて悶絶」「ちょっと気まずそうな黒木先生かわいいかよ」「気まずそうな黒木先生鬼かわいい」などの声が殺到。その後麻衣と灰谷は頭にハットカチューシャを被らされ、レイをかけられて誕生月を祝われることに…そんな灰谷にも「この灰谷先生のかわいさは罪。」「カチューシャ付けて誕生日のお祝いされる灰谷先生可愛すぎか」などの感想が上がっている。(笠緒)
2021年11月28日すみだ北斎美術館では2021年12月21日(火)から2022年2月27日(日)まで「北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―」展を開催いたします。北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―本展では日本の歴史に焦点をあて、葛飾北斎やその弟子などが歴史上の人物や事件を描いた作品を集めます。主に高等学校の日本史の授業で取り上げられる人物や事件を軸とし、当時の歴史観に基づき神話の時代から安土・桃山時代、そして北斎の生きた江戸時代の歴史的事象が描かれた作品、弟子の描いた明治時代の錦絵までを展示いたします。■本展の見どころ見どころ(1)北斎や弟子が描いた作品とともに、歴史小説や物語等でも有名な歴史的場面を楽しめます。見どころ(2)北斎や弟子が描いたイメージから、作品が描かれた江戸時代当時の歴史の見方をうかがい知ることができます。見どころ(3)高校日本史で習う歴史用語の解説や、北斎や弟子の作品に描かれているポイントも一部解説しています。■展覧会構成<神話の時代>、<古墳・飛鳥時代>、<奈良時代>、<平安時代>、<鎌倉時代>、<室町時代>、<安土・桃山時代>、<江戸時代>、<明治時代>■本展のハイライト【コノハナノサクヤビメ】『富嶽百景』の最初のページに描かれた神葛飾北斎『富嶽百景』初編 木花開耶姫命 すみだ北斎美術館『富嶽百景』は北斎の富士図を約100図収載した版本で、本図はその最初のページに描かれたコノハナノサクヤビメです。衣服をチリチリとした線で表現するなど、北斎の描く美人画の特徴がみられます。コノハナノサクヤビメは『日本書紀』や『古事記』に登場する神で、富士山麓にある浅間神社の御神体としてまつられています。『古事記』や『日本書紀』などに記される神話は、江戸時代には日本の歴史の起源として考えられていました。<神話の時代>では、アマテラス、スサノオノミコトなど、神話に登場する神々などを紹介します。【仏教伝来】北斎が描いた仏教伝来の歴史的場面葛飾北斎『三国伝来記』第一図 すみだ北斎美術館『三国伝来記』は善光寺(長野県)本尊の由来記の挿絵を北斎が描いたものです。本尊は百済(くだら)の聖明王(せいめいおう)から伝えられた仏像としています。本図は御簾の奥の欽明(きんめい)天皇へ、二人の百済の僧が鳳輦(ほうれん)を捧げている場面です。本尊の仏像は描かれていませんが、鳳輦の中にあると考えられます。日本史の教科書で習う「仏教伝来」は、公式には百済の聖明王が欽明天皇に仏像や経典を伝えたといわれていることから、本図はまさに日本に仏教が伝わった歴史的場面といえます。<古墳・飛鳥時代>仏教伝来や、聖徳太子、大化の改新など、古墳・飛鳥時代(3世紀中頃~645年頃)に関する人物や出来事が描かれた作品を展示します。【畠山重忠】一の谷の戦いで、馬を担いで断崖を降りたと伝わる大力・剛勇の鎌倉武士葛飾北斎「畠山重忠」すみだ北斎美術館本図は軍記物語『源平盛衰記』に記された話に基づいて描かれたものと考えられます。畠山重忠(1164~1205)は、平安・鎌倉時代初期の武士です。当初平氏軍でしたが、後に源頼朝に従い、源義仲追討などで活躍しました。北条義時と畠山重忠が登場する版本『星月夜顕晦録』も通期で展示します。<鎌倉時代>では、源平の合戦も含め、執権となる北条氏などの人物、武家の争いによる社会不安の中で生まれた鎌倉仏教の開祖など、鎌倉幕府の時代(12世紀末~1333年)を描いた作品を紹介します。【上杉謙信と武田信玄】北斎が描いた戦国大名の一騎打ち葛飾北斎『画本武蔵鐙』下 上杉輝虎入道兼信 武田晴信入道信玄 すみだ北斎美術館本図には、川中島の戦いの名場面として伝わる、上杉謙信と武田信玄の一騎打ちが描かれています。軍学書『甲陽軍鑑』には、“混戦のなか、白手ぬぐいで頭を包んだ武者が馬に乗って刀を抜き、突進して切りつけてきたので、信玄は立って軍配で受けた”と記されています。本図も、騎乗で切りつける上杉謙信と、刀を軍配で受ける構図など、この記述に近い描き方がされています。<安土・桃山時代>では、戦国大名を描いた作品を中心に集めて紹介します。【徳川家康】浮世絵師が江戸幕府将軍を描いた珍しい作品二代葛飾北斎「徳川家康束帯座像」すみだ北斎美術館北斎の弟子・二代葛飾北斎が徳川家康を描いた肉筆画です。浮世絵師が江戸幕府の将軍を描いた作品は珍しく、「恐惶頓首百拝 北斎拝写」の落款からは、敬意をもって描いたことがわかり、当時の人々の幕府への見方を示しています。<江戸時代>では、現在からみると歴史的事象である朝鮮通信使など、北斎が実際に見たと思われる事柄も登場します。担当学芸員のコメント:「このほか、紫式部や源頼朝、楠木正成など、どこかで名前を聞いたことがある、“あの人”も作品に登場します。今までイメージしていた人物像と比べて、北斎を身近に感じていただけると幸いです。」■開催概要・展覧会名 : 北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―・会期 : 2021年12月21日(火)~2022年2月27日(日)※前後期で一部展示替えあり前期 : 2021年12月21日(火)~2022年1月23日(日)後期 : 2022年1月25日(火)~2月27日(日)・休館日 : 毎週月曜日、年末年始(12月29日~1月1日)※開館:1月2日(日)、1月3日(月)、1月10日(月・祝)、休館:1月4日(火)、1月11日(火)・開館時間 : 9:30~17:30(入館は17:00まで)・主催 : 墨田区・すみだ北斎美術館・お問い合わせ: 03-6658-8936(9:30~17:30 ※休館日を除く)・公式サイト : ・観覧料 : 一般 1,000円高校生・大学生 700円65歳以上 700円中学生 300円障がい者 300円小学生以下 無料●AURORA(常設展示室)、常設展プラス観覧料含む●団体でのご来館は、当面の間、受付を行いません 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月26日原作:ビートたけし、監督・脚本:劇団ひとり、そして大泉洋と柳楽優弥が共演する、笑いと涙に溢れる青春映画『浅草キッド』。この度、本作の本編映像が到着した。日本中が活気と人情に溢れていた昭和という時代を舞台に、師匠と弟子の絆、そして天才誕生の秘話を描く本作。今回到着した映像は、タケシ(柳楽さん)の初舞台を前に、師匠・深見(大泉さん)が真剣な眼差しで芸ごとの真髄を伝える、楽屋での重要なシーンだ。ホステス役を与えられたタケシのメイク中、深見のカミナリが落ち、「芸人なら芸で笑いとれ。芸人なら女になりきれ。どこの世界に自分をブサイクにするホステスがいるよ。世界で一番きれいになってやる!そういう心意気で化粧しろ」と心得を伝える。そして「俺のとこでやりてぇならな、笑われるんじゃねえぞ。笑わせるんだよ」と真剣な眼差しで投げかけるのだ。師弟愛が垣間見えるこのシーン。師匠の愛情のこもった厳しさは、やがて、タケシのお笑いへの覚悟の強さへと変わっていく。『浅草キッド』本編映像Netflix映画『浅草キッド』は12月9日(木)より全世界独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年11月22日中学受験の実態をリアルに描く「二月の勝者-絶対合格の教室-」の6話が11月20日放送。柳楽優弥演じる黒木が加藤シゲアキ演じる灰谷に対し放ったセリフに視聴者から「返しがかっけぇ」「神のようなセリフ」といった反応が続出している。関校合格者を数名出してはいるものの合格実績はあまりふるわない中堅中学受験塾に校長としてやってきた、名門中学受験塾の元カリスマ講師と、中学教師をドロップアウトした新人講師。さらに元カリスマを“ストーカー”するかつての部下…そんな登場人物たちを描きながら、リアルな中学受験の実態にも切り込んでいく本作。中堅中学受験塾「桜花ゼミナール」に現れる元カリスマ講師・黒木蔵人を柳楽さんが演じるほか、中学教師をドロップアウトし桜花ゼミナールの新人講師となった佐倉麻衣に井上真央。黒木の元部下で彼に憎しみを募らせ“ストーカー”と化した灰谷純に加藤さん。「桜花ゼミナール吉祥寺校」講師の橘勇作に池田鉄洋、桂歌子に瀧内公美、木村大志に今井隆文。塾講師たちが通う「井の頭ボウル」のマスター・大森新平に加治将樹。その娘・大森紗良に住田萌乃。黒木の“私塾”にも手を貸している模様の桜花ゼミナール社長・白柳徳道に岸部一徳といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。桜花ゼミナール吉祥寺校に突然制服姿の紗良が現れ、Aクラスに在籍する柴田まるみ(玉野るな)に、自分が通っている二葉女子学院の話を聞かせる。不登校児のまるみは自由な校風の二葉女子学院に興味を持つが、そこは彼女にとってかなりの難関校。意欲的に勉強するようになったまるみは、選抜テストでAクラスからΩクラスに昇格を果たすが、Ωクラスの授業のレベルの高さについていくのがやっとの状況。そして夏合宿が始まると、まるみと同部屋になったΩクラスの直江樹里(野澤しおり)が話しかけてくる。自分とは正反対な性格の樹里に戸惑いながらも、2人は仲良くなっていく…というのが今回のおはなし。一方、灰谷は黒木の“私塾”「STARFISH」が、受験に特化しない無料の塾であることを知り、1人合宿に向かう黒木に「あの塾があなたにどれだけの価値があるっていうんですか。あの塾で何をやってるんですか」と強い口調で迫る灰谷に、黒木は「私は星を拾って、投げてるだけです」と答える。この黒木の回答に視聴者からは「私は星を拾って投げてるだけです返しがかっけぇ…」「空から落ちてきた星=ヒトデ(STARFISH)を空に戻してあげるってことね」「神のようなセリフ」といった反応が続々と上がる。さらに黒木は灰谷に1枚の紙を手渡す。そこには「しょうたいじょう9月おたんじょうびかい」と書かれており、日程と会場がSTARFISHであることも記されていた。招待状を見ながら困惑した表情を浮かべる灰谷に、SNS上では「なんやかんやで、ストーカー気質な灰谷先生をスターフィシュに招待してる」「黒木先生いつか来るであろうストーカーの為に内ポケットにお誕生日会のプリント忍ばせておくのね」「次回はお誕生日会にお呼ばれした灰谷先生が見れるの?楽しみにしてます」といった反応も送られている。(笠緒)
2021年11月21日Netflix映画『浅草キッド』(12月9日全世界独占配信)でW主演を務める俳優の大泉洋、柳楽優弥、監督・脚本を務める劇団ひとりが10日、都内で行われた「Netflix Festival Japan 2021」に出席した。お笑いタレント・ビートたけしの原点であり、師匠である深見千三郎さんと過ごした青春時代を描く本作。芸人としてだけではなく、俳優、絵画などその才能は多岐に渡り、特に映画監督・北野武としては“世界のキタノ”と呼ばれている唯一無二の天才。日本中が活気と人情にあふれていた時代を舞台に、天才誕生の知られざる秘話を描く。たけしを演じた柳楽は、「準備段階としてタップダンスを習わなければいけなかったり、たけしさんの癖を自然に演じなければいけなかったり」と役づくりについて説明。「プレッシャーというか怖さを感じました」と打ち明けた。深見さんを演じた大泉は、柳楽の演技を絶賛。「いかに柳楽優弥がすごいか。若い頃のたけしさんはこうだったんだろうなと思うし、ツービートとしての柳楽くんの漫才を見たときに、本当に見たことあるツービートの漫才をそのままやってらっしゃるのですごいと思いますよ。誰が見ても拍手を送りたくなる。柳楽優弥のすごさが映っている」と語った。
2021年11月10日すみだ北斎美術館は、2021年11月22日に開館5周年を迎えます。2016年11月22日に開館したすみだ北斎美術館(墨田区亀沢)は、浮世絵師・葛飾北斎(1760~1849)が生まれ、生涯のほとんどを過ごしたゆかりの地に位置しています。開館以来、展覧会事業や教育普及事業を通して北斎の生涯や作品を発信してきました。北斎の生涯と代表作を常設の展示において紹介するとともに、北斎及び門人の作品を中心に、その魅力を深掘りするテーマや、現代アーティストと北斎作品のコラボレーションをテーマにした展覧会を開催しました。総入館者数は10月31日時点で850,305人、85万人に到達しました。これからも美術館の活動を通して、すみだと北斎作品の魅力を多角的に発信していきます。開館記念展「北斎の帰還」展(2016年)、「THE北斎」展(2021年)■開館5周年を記念した企画を実施します。【開館5周年記念イベント情報】※詳細は開館5周年記念特設サイトにてお知らせします。<墨田区民感謝デー> 11月21日(日)11月21日(日)を開館5周年を記念した墨田区民感謝デーとし、墨田区在住、在勤、在学の方の観覧料を無料といたします。新型コロナウイルス感染予防・拡大防止のため、混雑の際は入館制限を行います。無料となる企画展:「学者の愛したコレクション ―ピーター・モースと楢崎宗重―」 ※AURORA(常設展示室)含む※免許証、保険証、学生証、社員証、身体障がい者手帳などのご提示をお願いいたします。※一般の方は通常どおりご入館いただけます。<開館5周年記念期間> 11月21日(日)から11月28日(日)まで ※11月22日(月)は休館・「チラシで振り返る すみだ北斎美術館の企画展2016-2021」これまでの企画展を、各展覧会のメインビジュアルで振り返る動画を作りました。オンラインでご覧いただけるほか、館内でも上映します。・すみだ北斎美術館の「冨嶽三十六景」解説動画を館内上映当館所蔵「冨嶽三十六景」について、高精細カメラによる約5分の映像とともに学芸員が解説。オンラインでも公開します。(4K対応、制作:NHKエンタープライズ)・すみだ北斎美術館1/100スケール立体模型が登場建築家・妹島和世氏の設計による、すみだ北斎美術館全景の1/100スケール模型を展示します。・ご来館の方へ、「冨嶽三十六景」のリーフレットを数量限定プレゼント対象:当日観覧券をご購入の方。年間パスポートまたは招待券をお持ちの方。1名につき1冊プレゼントいたします。(配布数に限りがあります。)※11/21の墨田区民感謝デーで無料でご観覧の方も対象すみだ北斎美術館開館5周年特設サイトすみだ北斎美術館 開館5周年記念特設サイト 新型コロナウイルス感染予防・拡大防止のため、会期・開館時間・観覧料・イベント・講演会の開催など変更、中止の可能性がございます。最新の状況は、すみだ北斎美術館公式ホームページにて最新情報をご確認ください。【「開館5周年記念 オリジナル手ぬぐい」を発売】当館所蔵の『北斎漫画』三編より雀踊りと、北斎がデザインした小紋を集めた『新形小紋帳』の、2種類のデザインで制作しています。1階ミュージアムショップにて11月21日(日)発売予定。※画像はイメージです。発売時には色味や絵柄が変更になる場合があります。開館5周年記念 オリジナル手ぬぐい■すみだ北斎美術館について【コレクション】すみだ北斎美術館は、ピーター・モースコレクション、楢崎宗重コレクション、墨田区が収集したコレクションの3つのコレクションを有し、北斎や門人の作品を中心に、約1900点(2021年4月時点)の作品を所蔵しています。【美術館建築】美術館の建物は、建築家・妹島和世氏により「街に開き、地域住民の方々に親しまれる美術館」をコンセプトに設計されました。空模様や周辺の風景が淡く映り込む外壁は、鏡面アルミパネルを使用しており、街に溶け込んでいます。また、どこからでもアクセスできる構造が人々に開かれた美術館を表現しており、隣接する公園と一体となったデザインです。すみだ北斎美術館 施設写真(建築)【AURORA(常設展示室)】AURORA(常設展示室)は、すみだと北斎のつながりにはじまり、北斎の画業を、代表作の実物大高精細レプリカやタッチパネルを活用した展示で紹介しています。常設の展示は、一部の展示を除き写真撮影が可能です。多言語(英語、繁体中国語、簡体中国語、韓国語、日本語)の解説に対応しているタッチパネルのほか、コマ送りの『北斎漫画』や一筆書きに挑戦できるゲーム、「北斎アトリエ」再現模型などがあり、楽しみながら北斎について知ることができます。<AURORA(常設展示室)「1章 すみだと北斎」より「須佐之男命厄神退治之図」(推定復元図)>かつて牛嶋神社(墨田区向島)に奉納され、関東大震災で焼失した北斎肉筆画の大絵馬「須佐之男命厄神退治之図」の推定復元図は、すみだと北斎のかかわりを表わす重要な展示です。すみだ北斎美術館 施設写真 AURORA(常設展示室)【企画展】コレクションは、3階、4階の企画展示室で開催する企画展にて、テーマに合わせて展示しています。これまでにすみだ北斎美術館の代表作品を特集したテーマのほか、「北斎の橋 すみだの橋」、「北斎師弟対決!」など北斎研究に特化した学芸員による、北斎や門人の魅力を深掘りするテーマの企画展も行いました。【次回の企画展】北斎で日本史 ―あの人をどう描いたか―会期2021年12月21日(火)~2022年2月27日(日) 本展では日本の歴史に焦点をあて、葛飾北斎やその弟子などが歴史上の人物や事件を描いた作品を集めます。紫式部や武田信玄など、どこかで名前をきいたことがある、あの人も登場しますので、今までイメージしていた人物像と比べながら、北斎を身近に感じていただけると幸いです。企画展「北斎で日本史」【2022年度企画展予定】「北斎花らんまん」 2022年3月15日~5月22日予定「鬼 北斎その表現に迫る(仮)」 2022年6月21日~8月28日予定「江戸の本に親しむ(仮)」 2022年9月21日~11月27日予定「百人一首の世界(仮)」 2022年12月13日~令和5年2月26日予定新型コロナウイルス感染予防・拡大防止のため、会期・開館時間・観覧料・イベント・講演会の開催など変更、中止の可能性がございます。最新の状況は、すみだ北斎美術館公式ホームページにて最新情報をご確認ください。※「楢崎宗重」の名前について、機種依存文字に該当するため通常の「崎」で代用しておりますが、「立崎」が正式です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月04日大泉洋と柳楽優弥が共演し、劇団ひとりが監督・脚本を手掛け、ビートたけしの原点を描くNetflix映画『浅草キッド』。この度、師弟愛感じる本予告映像とメインキーアートが公開された。大泉さん扮する深見が、ヤジを飛ばす客に一喝するところからスタートする今回の予告編。タケシ(柳楽さん)の持つ才能と努力を認め、深い愛情を持ちながらも、厳しく接する深見は、今回の映像で待ち伏せしたかのように現れると、「丁度良かった、メシでも行くか?」と誘う。これに「師匠、昨日も同じこと言ってましたよ」指摘されると、「うるせえなこの野郎!」と思わず照れ隠し。さらに、日々成長する愛弟子を自慢するシーンや、演芸場からテレビにメインストリームが移り変わっていく中で、浅草フランス座の閉業を勧められるも「あいつに全部教えるまでは、ここをたたむわけにはいかねえんだ」とタケシへの惜しみない愛情を吐露する場面も。また、フランス座は閑古鳥が鳴くようになり、自らの笑いの実力を確かめたいタケシに、元先輩のキヨシ(土屋伸之)が“漫才”をしようと持ちかける様子も。そして、コントに矜持を持っていた深見の猛反対を押し切り、タケシは漫才の道へと邁進していく。Netflix映画『浅草キッド』本予告映像また、フランス座の真っ赤な幕から、深見とタケシが顔を出し、スポットライトに照らされるメインキーアートも到着。貫禄溢れる師匠を見上げるタケシの表情が印象的だ。Netflix映画『浅草キッド』は12月9日(木)より全世界独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年11月02日柳楽優弥主演「二月の勝者-絶対合格の教室-」の3話が10月31日オンエア。朝ドラとはまた違った高岡早紀の演技に「凄い女優」と驚きの声が上がるとともに、ついに明かされた“裏黒木”の姿に「かっこよすぎる」「色気ダダ漏れ」等の反応も殺到している。難関校合格者を数名出してはいるものの、合格実績はあまりふるわない中堅中学受験塾「桜花ゼミナール」にテコ入れのため、業界最大手の名門中学受験塾の元カリスマ講師・黒木蔵人がやってくる。「中学受験は課金ゲーム」「子供を合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」など過激な言動で波紋を投げかけ、保護者を前に「絶対に全員志望校に合格させる」と断言する黒木を中心に、中学受験のリアルな実情から“家庭問題”“教育問題”など現代社会の様々な問題に切り込んでいく本作。黒木に柳楽さん。中学教師を辞め桜花ゼミナールの講師になった佐倉麻衣に井上真央。黒木の元部下で、塾を辞めた黒木のことが許せない灰谷純に加藤シゲアキ。「桜花ゼミナール吉祥寺校」の講師、橘勇作に池田鉄洋。桂歌子に瀧内公美。木村大志に今井隆文。塾講師たちが通う「井の頭ボウル」のマスター大森新平に加治将樹。新平の娘で大森紗良に住田萌乃。桜花ゼミナール社長・白柳徳道に岸部一徳といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。3話では前回、麻衣の指導の仕方に不満を持っていた前田花恋(田中絆菜)が、超名門塾「ルトワック」の体験授業に参加するも、その授業についていけず、夜中まで勉強するように。医師でもある花恋の母・麗子(高岡早紀)は「このままじゃ身体を壊す」と忠告するのだが、強いストレスから花恋は自傷行為を始める。そんな彼女の異変に麻衣が気づき…というストーリーが展開。娘の身体を心配して「勉強は11時まで」と言ってみたり、「このままじゃ身体壊しちゃう」と医師の視点から無理な勉強をたしなめ、さらには涙を流して娘を心配する想いを伝える麗子に「高岡早紀さんのお母さん役、素敵でした」「高岡早紀が理想的なオカンをしてる」などの声が上がるとともに、高岡さんにも「おかえりモネのときのバリキャリもカッコよかったけど、二月の勝者の強くて優しいお母さんを演じていて凄い女優だと思った」「モネの高村さんとはまた違った、冷静で落ち着いた女医さんママだったなあ」と、朝ドラ「おかえりモネ」で演じた高村沙都子とのギャップに触れたコメントも。また前回のラスト。髪をくしゃくしゃにしてネクタイをゆるめ、歓楽街の雑居ビルの地下に降りていった黒木。入れ替わるように紗良がビルから帰っていく…このシーンの謎が今回明かされた。雑居ビルの地下にあったのは“高校受験のための塾”。この“地下塾”での黒木は生徒たちを優しくフランクなスタイルで指導しており、紗良もそこで教えていた。昼間とは全く違う“裏黒木”の姿に「地下塾!ひぇーーー黒ちゃんかっこよすぎる」「勉強するとこやったんや・・・なんか怪しいお店かなんかかと思ってた・・・笑」「勉強を教える黒木!!全然態度違う!!ヤバ!」「高校受験だからいろんな年齢層がいる」といった反応が殺到。「何だこの優しい裏黒木様は」「裏黒木先生色気ダダ漏れ」「裏・黒木先生どタイプ」といったコメントも続々と投稿されており、“裏黒木”に視聴者たちのざわめきが止まらない模様だ。(笠緒)
2021年10月31日この漫画は書籍『筋トレざせつ女子が行き着いた 1分やせストレッチ』(たかツキなほり、鈴木孝佳)の内容から一部を掲載しています(全9話)。■前回のあらすじまずはストレッチに大切な呼吸法から。ねこのびをすることで呼吸が楽になります。外出先でもできるので、ぜひ試してください!上半身がラクになるいらっしゃーい1.頭を枕に乗せ横になる2.両手をまっすぐ前にして両足を直角に曲げる3.上の手だけを大きく円を描くように反対側へ倒し基本の呼吸を4回×左右1セット【NG】ひざが離れている、床から浮いている立ってもできるよ!1. 柱や壁につかまる2. 自分のカラダをまっすぐ前にして1・2歩前へ3. 気持ちいい場所で止まり基本の呼吸を4回×左右1セット下半身がラクになる ひざねじり1. 頭を枕に乗せ横になる2. 上のひざを曲げて下のひざを押さえる3. 上の手で下の足をつかみかかとをお尻に近付ける4. 上半身と頭を天井に向けて基本の呼吸を4回×左右1セット腰をひねるとイタイ!! という方は1.の姿勢のまま基本の呼吸を4回×左右1セット次回に続く(全9話)「筋トレざせつ女子が行き着いた 1分やせストレッチ」連載は8時更新! 『筋トレざせつ女子が行き着いた 1分やせストレッチ』 たかツキなほり、鈴木孝佳(KADOKAWA) ¥1,210(税込) \ この後どうなる!? /書籍「筋トレざせつ女子が行き着いた 1分やせストレッチ」はこちら ダイエットやスタイル維持のために意を決して筋トレを始めたものの、なかなか思うように効果が出ず、モチベーションが下がり長続きしない…。こういった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか? 姿勢がよくなれば、カラダの不調が消えて、やせやすいカラダになれる! 筋トレを始める前に必読の姿勢改善コミックエッセイです。
2021年10月30日買い物客や帰宅途中の人々が行き交う夕方の商店街。9月上旬、本誌が目撃したのは柳楽優弥(31)の姿だ。隣には、小学生くらいの女の子が1人ーー。10月16日にスタートした柳楽の主演ドラマ『二月の勝者ー絶対合格の教室ー』(日本テレビ系)の撮影だった。「柳楽さんの7年ぶりの連ドラ主演作。中学受験が題材で、柳楽さんはカリスマ塾講師を演じています。人気漫画が原作ですが、“再現度が高い”と原作ファンからの評判も上々です」(テレビ誌記者)塾が舞台で、生徒としてたくさんの子役が出演する作品。子役とのシーンでは撮影は和やかに……と思いきや、本誌が目撃した冒頭の撮影現場は意外にも緊張感のある雰囲気だった。柳楽と子役の女の子は休憩中も一切笑顔を見せない。集中して役に入っている印象だ。「いつもそんな感じですよ。今作では柳楽さんは、子役たちと仲よくならないようにしているんです」教えてくれたのはドラマ関係者。「役柄ゆえです。厳しさも持つキャラクターで、生徒たちとは一定の距離を保たねばならない。制作側とも話し合って、“子役と必要以上にコミュニケーションをとらない”と決めたといいます」■11歳長女にも厳しく接する父の顔柳楽が子役と距離を取るのには、別の理由もありそうだ。「柳楽さんも子役出身。自分の経験から子役とどう接するべきかについては思うところがあるのでは」そう話すのはある芸能関係者。14歳のとき、カンヌ国際映画祭史上最年少で最優秀男優賞を受賞した柳楽。当時の心境をのちに次のように明かしたことがある。《スタッフが気を遣って椅子や飲み物を持ってきれくれるんです。中学生の子どもにですよ。(中略)10代でそんなに特別扱いされては勘違いしてしまって、自分で成長しようという気持ちにならなくなってしまう》(『週刊現代』’14年11月15日号)「周囲から異様にちやほやされる状況に子供ながらに“このままでは自分はロクな大人にならない”と感じていたようです。そんな経験から、子役には、あえて甘い顔を見せないようにしているのかもしれません」(前出・芸能関係者)ちなみに同様の考えからなのか、私生活でも“厳しいパパ”だという。柳楽の長女は、ちょうど今回の子役たちと同世代の11歳だが、「『挨拶の声が小さい』とか『ちゃんと宿題をしなさい』とか、父親としてきちんと注意するそうです。ゲームなどで遊ぶときも、子供だからといって手加減せず真剣勝負なんだとか(笑)。お子さんも来年中学受験をするそうですよ」(柳楽の知人)本誌が目撃した撮影の終盤、柳楽は、一人寂しそうに歩く子役の女の子の後ろ姿を見つめていた。そして、カットがかかると、ホッとしたような表情にーー。俳優の先輩として、同世代の子を持つ父として、子役たちを見守る気持ちが垣間見えた瞬間だった。
2021年10月28日中学受験の実態をリアルに描く柳楽優弥主演「二月の勝者-絶対合格の教室-」の2話が10月23日に放送。自転車を漕ぐ黒木の姿に「姿勢良っ」「シュール」などの声が続出。加藤シゲアキ演じる灰谷のストーカーぶりにも視聴者の注目が集まっている。中学受験激戦区の東京、関校合格者を数名出してはいるものの、合格実績はあまりふるわない中堅中学受験塾に、業界最大手の名門中学受験塾の元カリスマ講師がやってくる。彼は着任早々「塾は“子どもの将来”を売る場所。生徒は“金脈”、その親たちは“スポンサー”だ」と言い放ち、生徒たちの前で「ここにいる全員を、絶対に第一志望校に合格させる」と宣言する…中学受験をリアルに描き、そこから“家庭問題”“教育問題”など現代社会の様々な問題に切り込んでいく本作。出演は超名門中学受験塾「ルトワック」から桜花ゼミナールにやってきた黒木蔵人に柳楽さん。中学教師をドロップアウトして桜花ゼミナールの新人講師となった佐倉麻衣に井上真央。黒木の元部下で塾を辞めた彼に執着する灰谷純に加藤シゲアキ。「桜花ゼミナール吉祥寺校」の講師・橘勇作には池田鉄洋、桂歌子には瀧内公美、木村大志には今井隆文。塾講師たちが通う「井の頭ボウル」のマスター・大森新平には加治将樹。桜花ゼミナールの社長・白柳徳道には岸部一徳といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。佐倉が担当するRクラスにいる加藤匠は、授業中いつもボーっと窓外を眺め新学期テストの答案も白紙の0点。匠の母、涼香(堀内敬子)から「匠が中学受験に向いてないのでは」と相談された佐倉は、匠にやる気を出してもらおうと授業後にマンツーマン指導を行うが、優秀なΩクラスの前田花恋(田中絆菜)はそのことに不満を持ち、塾に向かう途中の匠にひどい言葉を浴びせる。それがきっかけで塾をやめようとする匠だが、彼が鉄道が好きなことを知った黒木はいきなり立ち上がり、佐倉に自転車の鍵を貸すよう告げる…。佐倉から借りた自転車を漕ぐ黒木。ピンと背筋を伸ばして自転車で疾走するその姿に「姿勢良っw」「黒木先生がチャリに乗ってる姿がシュールwww」「シュールやな、自転車爆走の黒木先生(笑)」「自転車のこぎ方かわいい黒木先生」などの声が上がる。そして匠と両親との面談で黒木は鉄道研究部がある私立中の学校案内を見せた上で、匠が地理の成績が良く、数学でも鉄道に係る分野は成績がいいことを告げ、匠が受験に向いてないのは幻想、誤解にすぎないと言い放つ…という展開だった。その頃黒木が去ったルトワックでは、保護者の間で彼が桜花ゼミナールに転職した理由について様々な噂が広まっていた。灰谷は帰宅する黒木の後を尾け、桜花ゼミナールで噂が広まったら困るのでは?と迫る…。灰谷の“ストーカー”ぶりに「ストーカーのようにぬぅーっと現れる灰谷せんせー」「今回も灰谷先生のストーカーぶりがすごかった」「灰谷先生、声掛けられなかったら黒木先生の家までストーキングするつもりやったんかな?家がわかったら追いかけ回さなくてもいいもんね」などの反応が。一方「あんなにも黒木先生のことばっかり考えてるのに全然相手にされてないの可哀想」といった感想も投稿されている。(笠緒)
2021年10月24日柳楽優弥主演「二月の勝者-絶対合格の教室-」が10月16日からスタート。柳楽さん演じる黒木に「めっちゃ原作通り」「寄せ方がすさまじい」などの声が殺到、その“忠実度”が話題となる一方、自身の中学受験を思い出す視聴者からのコメントも多数寄せられている。舞台は難関校合格者を数名出してはいるものの、合格実績はあまりふるわない中堅中学受験塾「桜花ゼミナール」。そこにテコ入れのため、業界最大手の名門中学受験塾の元カリスマ講師が新たな塾長としてやってくる。その名は黒木蔵人…中学受験をリアルに描き、そこから“家庭問題”“教育問題”など現代社会の様々な問題に切り込む本作。「中学受験は課金ゲーム」「子供を合格に導くのは、父親の経済力と母親の狂気」など過激な言動で波紋を投げかけ、保護者を前に「絶対に全員志望校に合格させる」と断言するスーパー塾講師・黒木蔵人役で柳楽さんが主演を務める。元中学教師だがある事件をきっかけにドロップアウト、桜花ゼミナールにやってきた新人講師・佐倉麻衣に井上真央。超名門中学受験塾「ルトワック」のトップ講師で黒木の元部下だが、塾を辞めた黒木のことが許せず彼に執着する灰谷純に加藤シゲアキ。黒木と麻衣と同じ「桜花ゼミナール吉祥寺校」の塾講師役で橘勇作に池田鉄洋、桂歌子に瀧内公美、木村大志に今井隆文。塾講師たちが通う「井の頭ボウル」のマスター大森新平に加治将樹。桜花ゼミナール社長・白柳徳道に岸部一徳といったキャストが共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では桜花ゼミナール吉祥寺校に黒木が新校長としてやってくる。黒木は入塾説明会に集まった親たちに中学受験の厳しさを突きつける一方、全員の第一志望合格を約束すると断言。説明会の参加者全員を入塾希望者にする…というストーリーが展開。視聴者からは「柳楽優弥さんめっちゃ原作通りなんだけど(笑)」「柳楽優弥が原作の黒木のイメージピッタリ」「柳楽優弥の原作マンガキャラへのビジュアル面の寄せ方がすさまじい」などの反応が殺到。「原作の黒木先生の狂気さも凄いけど、柳楽優弥くんの黒木先生も「何考えてるか分からない」狂気感がすごい」「怪演!目の鋭さ、目力すごい!黒木先生役に完全にハマってる 柳楽優弥しかできない」といった声も多数投稿されており、柳楽さんの演技に高い評価が集まっている。1話では息子をサッカー選手にしたいと願う父と中学受験をさせたい母、サッカーと受験の両立に悩む息子という一家と黒木、麻衣らのストーリーが描かれたが「サッカーと中学受験…我が家のことをドラマ化してくれたとしか思えない」「自分も中学受験の半年前に剣道やめました。塾もスポーツもほぼ毎日入ってるのでスケジュールやばいですよね」と、自らの過去を重ねる視聴者からの投稿も。「学生時代にやってた塾講師のバイト思い出すなぁ…」「6年生から中学受験始めたマンだけど厳しい戦いだったなあ~」「息子の中学受験の頃を思い出しながら夫と見てる」等々、中学受験を経験した視聴者からの投稿も多数。なかには「もう一回中学受験したくなってきた」といった感想も寄せられている。(笠緒)
2021年10月17日柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演し、日本の原爆研究を軸に、戦時下に生きる若者たちの等身大の姿を描いた『映画 太陽の子』のBlu-ray&DVDが来年1月7日(金)にリリースが決定した。「ひよっこ」「青天を衝け」などを手掛けた黒崎博が監督・脚本を務めた本作は、太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆開発”の事実を基に、時代に翻弄されながら全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春群像物語。始まりは、黒崎監督が偶然目にした、若き科学者が残した日記の断片。そこには原子の力を利用した新型爆弾の開発という大きな任務に携わるかたわら、日々の食事や恋愛など、等身大の学生の日常が記されていた。長い年月と膨大なリサーチから書き上げたシナリオは、サンダンス・インスティチュート/NHK賞2015でスペシャル・メンション賞(特別賞)を受賞。このシナリオを基に、TVドラマが昨年に放送され、ギャラクシー賞を受賞。そして2021年、TVドラマとは異なる視点と結末で描き切る完全版として映画が公開された。キャストには、極秘任務に携わる科学者の兄・修を柳楽さん、戦地で心に傷を追った軍人の弟・裕之を三浦さん、そんな兄弟2人がほのかに想いを寄せる幼なじみの世津を有村さんが演じ、さらに、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也と豪華俳優が集結。また音楽には、アカデミー賞5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが参加、日米合作のビッグプロジェクトとなった。さらに、主題歌は福山雅治が担当している。今回のリリースでは、豪華版を含めた4形態で展開。豪華版には、本編ディスクのほか、三方背ケースやフォトブックレット、特典ディスク付きの仕様。特典ディスクには、撮影の舞台裏やキャスト・監督のインタビューを収めたメイキングや、各種イベント映像を収録。なお、豪華版を対象とした先着予約購入特典として、【オリジナル一筆箋】を用意。さらに、Amazonや楽天ブックスなどの店舗別予約購入特典で【L判ブロマイド3枚セット】もプレゼントされる。(cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年10月08日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が共演した『映画 太陽の子』のBlu-rayとDVDが2022年1月7日に発売されることが決定した。太平洋戦争末期に存在した「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。本作はその事実を基にした青春グラフィティだ。監督・脚本は『青天を衝け』の黒崎博。柳楽、有村、三浦、そして田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、ピーター・ストーメアがキャストとして参加している。黒崎監督の「もっとほかの国の人たちとも、たくさんこの映画を共有したい」という想いから、本作はキャストのみならず、日米スタッフのタッグが実現。音楽には『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー / スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが参加。さらに主題歌を福山雅治が担当し、バラード『彼方で』で物語を彩る。発表されたBlu-rayとDVDは豪華版を含めた4形態で発売。豪華版は本編ディスクの他、三方背ケースやフォトブックレット、特典ディスク付きの仕様でまさに永久保存版だ。特典ディスクには撮影の舞台裏やキャスト・監督のインタビューなどを収めたメイキングや貴重な各種イベント映像が収録された特典映像も多く収録されるという。また豪華版を対象とした先着予約購入特典として「オリジナル一筆箋」が用意されている。さらにAmazonや楽天ブックスなどの店舗別予約購入特典で「L判ブロマイド3枚セット」もプレゼントされるので、ぜひチェックしてほしい。■リリース情報『映画 太陽の子』豪華版Blu-ray:7,480円(税込)BIXJ-0374豪華版DVD:6,380円(税込)BIBJ-3504通常版Blu-ray:5,280円(税込)BIXJ-0373通常版DVD:4,290円(税込)BIBJ-3503<Blu-ray&DVD豪華版・共通特典>【仕様・封入特典】・三方背ケース ・ブックレット【映像特典】・メイキング・イベント映像集・予告集※特典ディスクはDVDとして付属。
2021年10月08日すみだ北斎美術館では2021年10月12日(火)から12月5日(日)まで「学者の愛したコレクション ―ピーター・モースと楢崎宗重―」展を開催いたします。※「楢崎宗重」の名前について、機種依存文字に該当するため通常の「崎」で代用しておりますが、「立崎」が正式です。「学者の愛したコレクション ―ピーター・モースと楢崎宗重―」当館では、北斎の研究者であり、世界有数の北斎作品コレクターであったピーター・モース氏と、葛飾派作品以外にも貴重で多種多様な資料を収集した浮世絵研究の第一人者・楢崎宗重氏の二大コレクションを有しています。本展ではピーター・モースコレクションより江戸時代の風俗・流行が窺える作品、楢崎宗重コレクションより江戸から昭和期にかけて特に人気や評価が高かったとされる絵師・画家の作品を厳選し、約140点を展観します。希少な北斎作品や、高名な絵師・画家たちによる貴重な作品の数々を展示し、両氏が生涯をかけて収集、研究した珠玉の名品に対するこだわりと研究業績を紹介します。第1章 ピーター・モースコレクションピーター・モース(1935-93)氏は、北斎の「諸国瀧廻り」シリーズに関する論文を執筆、「百人一首乳母かゑとき」(ひゃくにんいっしゅうばがえとき)シリーズに関する単著『Hokusai:One Hundred Poets』を刊行し、また、北斎のカタログレゾネ(全作品目録)の作成を試みるなど、北斎の研究者であり、北斎作品の収集家でした。北斎作品や研究資料など総数約600点に及ぶピーター・モースコレクションは、欧米における北斎の個人収集としては最高・最大の内容といわれており、研究者の眼で収集された希少価値の高い作品が多く含まれていることが特徴です。本章ではピーター・モースコレクションから95点の作品を展示します。◆ピーター・モース氏が最も愛したシリーズ作品から「新板浮絵三囲牛御前両社之図(しんぱんうきえみめぐりうしごぜりょうしゃのず)」葛飾北斎「新板浮絵三囲牛御前両社之図」すみだ北斎美術館蔵(後期)江戸の名所が描かれた本浮世絵版画シリーズは、赤いすやり霞が印象的な作品で、現在13図が確認されています。ピーター・モースコレクションでは12図が収集され、保存状態が極めて良く、ピーター・モース氏が最も大切にした作品群と伝わります。「新板浮絵三囲牛御前両社之図」は、画面の左側に牛御前(現:牛嶋神社・墨田区向島)、右側に三囲稲荷(現:三囲神社・同)が配され、それぞれ参詣に向かう人々の賑わいが細かな風俗描写とともに表されています。◆鮮明な空摺(からずり)が白眉 ピーター・モースコレクションの「冨嶽三十六景 武州玉川」葛飾北斎「冨嶽三十六景 武州玉川」すみだ北斎美術館蔵(前期)「冨嶽三十六景 武州玉川」は、川面の波に凹凸だけで表す空摺(からずり)が使われた作品です。空摺は後摺(あとずり)では省略されることの多い手の混んだ技法です。現存する同じ構図の作品は、版木の摩耗により空摺がはっきりとしないものや、波形を藍色の線で摺った後摺が多いことから、空摺が鮮明に見える本図は、初摺か初摺に極めて近い稀少性の高い逸品といえます。◆ピーター・モース氏が単著にまとめたシリーズ作品「百人一首乳母かゑとき」より「猿丸太夫」葛飾北斎「百人一首乳母かゑとき 猿丸太夫」すみだ北斎美術館蔵(前期)「百人一首乳母かゑとき」は、北斎の大判錦絵(*1)のシリーズの中で最後に制作されたものにあたり、現在27図が確認されています。それまでの北斎の大判錦絵シリーズと比較すると、色数が多いことや細部にわたって凝らされた表現が特徴です。本図は百人一首のうち猿丸太夫(さるまるだゆう)の「奥山に紅葉ふみわけ啼(な)く鹿の 声きく時ぞ秋はかなしき」の絵解きとして描かれています。画面全体では秋の夕暮れの風景が描かれ、手前を横切る女性が指さす先(左上の丘の上)に、鹿がシルエットで表現されています。ピーター・モース氏はこうした構図の工夫などから、著書『Hokusai:One Hundred Poets』で「この作品は多くの点から見てまったく完璧な絵である。」と評しています。(*1) 大判錦絵約39cm×26~27cmの錦絵(浮世絵の多色刷り木版画)のこと。大判は天明年間(1781-89)以降に標準サイズになった判型で、北斎の錦絵では「冨嶽三十六景」、「諸国瀧廻り」、「諸国名橋奇覧」や「百人一首乳母かゑとき」が大判錦絵で制作されました。第2章 楢崎宗重コレクション楢崎宗重(1904-2001)氏は、昭和から平成にかけて活動した美術史家です。戦前より浮世絵雑誌の発行に携わり、国際浮世絵学会の前身である日本浮世絵協会(第二次・第三次)を設立し、会長などをつとめました。また、戦後間もない時期に『北斎論』を刊行し北斎研究の分野でも活躍し続け、浮世絵を美術史の中で学問的に位置づけることに尽力しました。これらの研究活動の中で収集された楢崎コレクションは、美術史研究上、貴重な美術資料・歴史資料を含んでおり、すみだ北斎美術館では約480点を所蔵しています。本章では、楢崎コレクション作品の中から北斎をはじめ様々な絵師、時代、形態のものを、一部楢崎氏が著した作品解説とともに紹介します。◆北斎の画法を受け継いだ葛飾派の絵師の作品 蹄斎北馬「夕立図」蹄斎北馬「夕立図」すみだ北斎美術館蔵(前期)蹄斎北馬(ていさいほくば)は、北斎の門人の中でも優れた浮世絵師として知られ、北斎の画法を継承しながら独自の画風を確立、文政年間(1818-30)からは肉筆画に注力し、美人画を多くのこした浮世絵師です。楢崎宗重コレクションの本作は、縦54.3cm、横86.0cmの大きな画面に、夕立に見舞われる峠の茶屋の様子が描かれた肉筆画です。茶屋でくつろぐ人や、商いをする人々、雨宿りする人など様々な人物の様子が詳細に描き込まれており、風俗描写に秀でた北馬の特徴をよく表す作品です。◆蘆雪がこだわった犬の毛の質感 長沢蘆雪「洋風母子犬図」長沢蘆雪「洋風母子犬図」すみだ北斎美術館蔵(後期)長沢蘆雪(ながさわろせつ)は、円山応挙に学んだ江戸時代中期の画家です。母犬と乳を飲む子犬が描かれた本作は、毛並みの1本1本がわかるほど描きこまれていることから、熱心な写生や質感の追及がうかがえます。胡粉をはじめ日本の伝統的な画材が使われていますが、顔料を厚く塗るなど西洋の油彩画を強く意識して描かれた作品です。◆楢崎氏と直接交流があった版画家・川瀬巴水の作品川瀬巴水「雪の寺」すみだ北斎美術館蔵(前期)川瀬巴水(かわせはすい)は、大正から昭和時代に活動した版画家です。巴水の生前から交流があった楢崎氏は、巴水に取材を重ねて論考を発表するなど、早くから巴水の版画芸術の評価を試みました。楢崎コレクションの「雪の寺」は、小品(17.8cm×12.9cm)ながらも、「旅情詩人」とも称される巴水の作風をよく表しています。◆開催概要展覧会名 : 学者の愛したコレクション ―ピーター・モースと楢崎宗重―会期 : 2021年10月12日(火)~12月5日(日)※前後期で一部展示替えあり前期|2021年10月12日(火)~11月7日(日)後期|2021年11月9日(火)~12月5日(日)休館日 : 毎週月曜日開館時間 : 9:30~17:30(入館は17:00まで)主催 : 墨田区・すみだ北斎美術館お問い合わせ: 03-6658-8936(9:30~17:30 ※休館日を除く)公式サイト : ●新型コロナウイルス感染予防・拡大防止のため、会期・開館時間・観覧料・イベント・講演会の開催など変更、中止の可能性がございます。●最新の状況は、すみだ北斎美術館公式ホームページにて最新情報をご確認ください。◆企画展観覧料 ※AURORA(常設展示室)観覧料含む<個人>一般 :1,000円高校生、大学生:700円65歳以上 :700円中学生 :300円障がい者 :300円小学生以下 :無料●本展のチケットは、会期中観覧日当日に限り、AURORA(常設展示室)をはじめ全ての展示をご覧になれます。●団体でのご来館は、当面の間、受付を行いません。◆すみだ北斎美術館 美術館概要美術館名 : すみだ北斎美術館(英|The Sumida Hokusai Museum)開館時間 : 9:30~17:30(入館は17:00まで)休館日 : 毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌平日)、年末年始(12月29日~1月1日)所在地 : 〒130-0014 東京都墨田区亀沢2-7-2お問い合わせ: 03-6658-8936(9:30~17:30 ※休館日を除く)公式サイト : Twitter : Facebook : YouTube : アクセス : 都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分JR総武線「錦糸町駅」北口より墨田区内循環バスで5分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月16日芸人・ビートたけしの原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした日々を柳楽優弥と大泉洋を迎えて描くNetflix映画『浅草キッド』から、ティザー予告映像とティザーアートが解禁。桑田佳祐による「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」が予告映像を彩っている。本作は、ビートたけしを敬愛してやまない劇団ひとり監督が脚本も務め、初監督作品『青天の霹靂』に続き昭和の浅草を舞台に、2度目のタッグとなる大泉さん、そして柳楽さんを主演に迎えた笑いと涙に溢れる青春映画。解禁となったティザー予告映像では、タケシが深見に「(芸は)何が出来る?」と聞かれ、「ジャズが好きです!」「やれるのか?」「いや、聞くだけ」「聞いてどうすんだバカヤロー!」と突っ込まれるテンポの良いやりとりから始まる。浅草フランス座のエレベーターボーイをしていたタケシは、やがて深見のコントに惚れ込み、人生をかけて芸人をやっていこうと決意し、弟子入りを志願する。歌手を目指していた踊り子・千春(門脇麦)に「その青春真っ只中みたいな顔、恥ずかしくないの?」と茶化されるシーンや、頑固で口うるさい深見を支える妻・麻里(鈴木保奈美)から「あの男と四六時中一緒にいんのよ私、どう思う?」と愚痴のようなノロケ話を聞かされても嬉しそうに「師匠を尊敬します!」と答える場面など、夢に向かって走るタケシの姿が映し出される。さらに、コントでホステスを演じるために過剰な厚化粧を施したタケシに向かって深見は、「バカヤロー!芸人なら芸で笑いを取れ!笑われるんじゃねぇぞ、笑わせるんだよ」と一喝。深見の芸人としての矜持が伺える印象的なセリフで、タケシの芸人魂が芽生える瞬間が切り取られている。劇団ひとり監督が熱烈オファー!桑田佳祐の新曲が主題歌に劇団ひとり監督からの熱烈なオファーを受けた桑田さんは、本楽曲を制作中に完成前の本作を鑑賞。深見とタケシの2人に通ずる精神性や時代背景など、楽曲と本作の不思議な近似性に「楽曲の世界観がより深まったように感じた」と共鳴し、楽曲提供が実現した。エネルギッシュでアップテンポな曲調に、「命がけで今日も生きてるんだよ心は土砂降り雨の中」という歌詞が、挫折を繰り返しながらも人生を懸けて芸人を目指すタケシと重なる。大泉さんは「タケシと師匠深見千三郎の切ないストーリーを最後に笑い飛ばすかのように流れる、明るくて、どこか懐かしいメロディがこの作品をとても前向きな、また違う次元に連れて行ってくれる気がしました」とコメント。柳楽さんは「今日までに本編を3回観ましたが、3回ともエンディングまで観るくらい『とても好きな曲がまたひとつ増えた!』と感じています。『浅草キッド』の世界観にとても合っていて、高揚感が高まり元気をもらえる曲です。Netflixはエンドロールで次の作品をオススメしたがりますが、ぜひエンドロールも楽しんでください」と語っている。また、ひとり監督は「最後に凸と凹がピタリと合わさるような爽快感です。素晴らしい主題歌をありがとうございました。本作の色々な想いを一つにまとめて頂きました」と感謝の気持ちを寄せた。同時に解禁となったティーザーアートは、一度細かく折ったような跡がデザインされ、どこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気となっている。Netflix映画『浅草キッド』は12月9日(木)より全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年09月14日現在連載中の漫画を原作に、最強で最悪なスーパー塾講師・黒木蔵人を柳楽優弥、新任講師・佐倉麻衣を井上真央が演じる、中学受験を舞台にした人生攻略ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」。この度、柳楽さんと井上さん、2人のクランクイン時のコメントが到着した。2人がクランクインしたのは、8月某日。最初は、原作でも印象的な入学試験会場での黒木と佐倉の出会いのシーンが撮影された。ドラマタイトルにもある“二月”。雪が降る中傘もささず、表情も変えず、試験会場の学校の門前で名門中学受験塾「ルトワック」の腕章をつけて佇む黒木と、中堅中学受験塾「桜花ゼミナール」の新任講師として生徒の応援に来た佐倉の2ショットが公開。設定は2月だが、撮影日は8月。気温30度を超える真夏日に、ダウンコートや手袋を着用して撮影に挑んだ2人。柳楽さんは「真夏にこのシーンの撮影は自分との戦いでした。(笑)」と、井上さんも「真夏に真冬のシーンから始まるという過酷なスタートでした!一年を通し描いていく作品なので、冬を迎える頃に夏のシーンを撮影しているかもしれません(笑)」と初日をふり返る。また「今日が初めての井上真央さん演じる佐倉との撮影でしたが、とても安心感がありました。このチームで力強くワンクール駆け抜けたいなと思いましたし、とても前向きな気持ちになれる初日でした」(柳楽さん)、「体調管理に気をつけながら、スタッフ、キャストのみなさんと一緒に頑張りたいと思います。柳楽さん演じる黒木先生にとって最初は頼りない存在の佐倉ですが、徐々に成長しながら良い相棒になっていきたいです」(井上さん)と改めて意気込みを語っている。「二月の勝者-絶対合格の教室-」は10月16日毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年09月06日柳楽優弥が最強で最悪のスーパー塾講師を演じる中学受験を舞台にした人生攻略ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」のビジュアルがこのほど公開。併せて、追加キャストも発表された。今回到着したビジュアルでは、柳楽さんが演じる最強で最悪のスーパー塾講師・黒木蔵人をはじめ、黒木に反発する桜花ゼミナールの新任講師・佐倉麻衣(井上真央)、黒木に執着し続ける超名門中学受験塾のトップ講師・灰谷純(加藤シゲアキ)と、メインキャスト3名が集結。柳楽さんは「無事に撮影の日が迎えられて嬉しく思います。気持ちとしては、一年がかりで準備して、ようやく撮影に挑めるなという感覚です。今回、ようやく井上さん、加藤さんと3人で会えて、みなさんと一緒に良い作品を作り上げていきたいなと改めて思いました!」と心境を明かし、井上さんも「ようやく今日の日を迎えられてほっとしています。(放送決定後も)会えそうで会えない、始まりそうで始まらない中でもずっと頭の片隅で作品について考えていたので、やっと皆さんにお会いでき、スタート出来ることが嬉しいです」とコメント。加藤さんは「中学受験をテーマにしたドラマではありますが、そこに描かれる様々なキャラクターの人間ドラマがたくさんありますし、僕演じる灰谷は黒木先生の謎を暴こうとするミステリー要素もあります。色んな要素が複合的に絡まった作品になっています!ぜひご覧ください」とメッセージを寄せた。また今回、追加キャストも発表。黒木や佐倉と同じ「桜花ゼミナール吉祥寺校」の塾講師として、橘勇作役に池田鉄洋、桂歌子役に瀧内公美、木村大志役に今井隆文。塾講師たちが通う「井の頭ボウル」のマスター大森新平役を加治将樹。そして桜花ゼミナール社長・白柳徳道役は岸部一徳が演じる。「二月の勝者-絶対合格の教室-」は10月16日より毎週土曜日22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年09月01日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が豪華共演する太平洋戦争末期の青春グラフィティ『映画 太陽の子』。この度、本作が11月12日より全米公開決定。さらに、3人それぞれの想いを秘めた表情が胸に迫る新ビジュアルが解禁された。全米ではロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコなどでの公開を予定。併せてインターナショナル版予告とビジュアルも解禁、科学の行く末にあるものが希望なのか絶望なのか、緊迫感あふれる映像になっている。全米公開が決定したことを受け、プロデューサーの森コウは「製作当初から多くのアメリカの方に見ていただきたいという気持ちがあり、今は公開が本当に待ち遠しいです。手応えは既に感じていて、賞レースに絡む可能性を高く持っていると思います。アメリカ人の原子爆弾の捉え方は日本とは全然違うものですが、意識としては同じくとても高いもので、間違いなく興味を引くものだと思っています」とコメント。「しかし、最も重要なのはその興味の部分ではなく、実際に作品をご覧いただいて、ストーリーや俳優のみなさんの演技がアメリカでどう評価されるのか。そこに期待しています」と展望を語った。また、公開2週目を迎えた本作から、新たなビジュアルが登場。激動の時代の中で、“原爆研究”の密命を受けた科学者の石村修(柳楽さん)は、研究の葛藤を秘めながら決意を感じさせる表情を見せ、石村兄弟が密かに思いを寄せる思われ人・朝倉世津(有村さん)は優しいほほえみにわずかな切なさを感じさせ、戦地から帰郷し束の間の休息に心を休める弟の石村博之(三浦さん)は、空を仰ぎ遠くを見つめる。各キャラクターそれぞれの想いと迫りくる時代のうねりが交錯し、胸に迫る新ビジュアルとなっている。なお、この新ビジュアルが使用されたA5サイズのポストカードが8月21日(土)より全国の公開劇場にて、数量限定での配布が決定している。『映画 太陽の子』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年08月17日『映画 太陽の子』の全米公開が11月12日(金)に決定。インターナショナル版予告とポスター、合わせて新ビジュアルが公開された。主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』が現在全国で公開中。太平洋戦争末期に「F研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”が存在したという事実を基に、3人の若者たちの青春を描く。本作の監督・脚本は『青天を衝け』など多くの話題作を手がける名手・黒崎博。彼が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、主演の3人の加え、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加。音楽にはアカデミー賞(R)5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー/スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。さらに主題歌を、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治が担当し、心に沁みるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。この度、そんな本作の全米公開が11月12日(金)に決定。ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコなどでの公開を予定している。併せてインターナショナル版予告とビジュアルも公開となった。科学の行く末にあるものが希望なのか絶望なのか、緊迫感あふれる映像になっている。全米公開が決定したことを受けてプロデューサーの森コウは、「製作当初から多くのアメリカの方に見ていただきたいという気持ちがあり、今は公開が本当に待ち遠しいです。手応えは既に感じていて、賞レースに絡む可能性を高く持っていると思います。アメリカ人の原子爆弾の捉え方は日本とは全然違うものですが、意識としては同じくとても高いもので、間違いなく興味を引くものだと思っています。しかし、最も重要なのはその興味の部分ではなく、実際に作品をご覧いただいて、ストーリーや俳優のみなさんの演技がアメリカでどう評価されるのか。そこに期待しています。」とコメントを寄せた。また公開2週目を迎え、新たなビジュアルが登場。激動の時代の中で、“原爆研究”の密命を受けた科学者の石村修(柳楽優弥)は、研究の葛藤を秘めながら決意を感じさせる表情を見せ、石村兄弟が密かに思いを寄せる思われ人・朝倉世津(有村架純)は優しいほほえみにわずかな切なさを感じさせ、戦地から帰郷し束の間の休息に心を休める弟の石村博之(三浦春馬)は、空を仰ぎ遠くを見つめる。各キャラクターそれぞれの想いと迫りくる時代のうねりが交錯し、胸に迫ってくる新ビジュアルとなった。なお、このビジュアルが使用されたA5サイズのポストカードが8月21日(土)より全国の公開劇場にて、本作を鑑賞する観客へ、数量限定での配布が決定している。配布劇場についての詳細は、作品公式ホームページをチェックしてほしい。『映画 太陽の子』インターナショナル版予告『映画 太陽の子』公開中
2021年08月17日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの、等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』。この映画の公開を記念したスペシャルトークイベントが8月14日、8月15日の2DAYSで開催された。8月14日のイベントには『青天を衝け』など多くの話題作を手がける黒崎博監督とプロデューサーの森コウが登壇。全国公開が始まって丁度一週間目のイベントということで、登場した黒崎は「緊張感が続いている。明日は終戦記念日(14日時点の発言のため)。この時期に観てもらえるのは、色々な意味を持っていると感じている」、プロデューサーの森は「元々、8月6日を越えたら、改めてここがスタートという気持ち。緊張感を持っている」と、それぞれの思いを明かし、トークイベントがスタートした。企画のきっかけは、黒崎が広島の図書館で出会った若い科学者の日記からだったことは多くの場で語られているが、出来上がった脚本について、森は、「凄くセンシティブな内容。作った後どうなるんだろうか、ということを考えると日本国内では躊躇することが多いなと危惧した。だからこそ2019年だからこそ、海外との共同制作でできるのではと、進めた」と、内容の扱いの難しさと実現のための過程を振り返る。キャスティングについても公開前から評判になっているが、オファーに至ったきっかけや理由を改めて質問。黒崎は、「柳楽さんは、『ディストラクション・ベイビーズ』で黙って人に殴りかかってくる役、『変態仮面』(HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス)の柳楽さんも、素晴らしいですよね、撮影前後で何回も観ました(笑)。この振れ幅は素晴らしいなって」と、柳楽の演技力にかねてから注目していたことを明かす。また「有村さんは、(佇まいが)柔らかく、人間を決めつけない。田中裕子さんが作ってくれる現場の空気は、静かな、その時間を暮らしている空気を流してくれる。田中さんと演じることは、いい意味で緊張感があるけれど、それを受け止めてくれていたから、有村さんでよかった」とコメント。「三浦さんは、『真夜中の五分前』の佇まいが素敵だったことと、あとは舞台。オファー前後だったかと思うが、「キンキーブーツ」や「罪と罰」を観て、身体の動きに感情を乗せてしまうんだ、と感動した」と、卓越した表現力を改めて認識したという。本編シーンについては、修(柳楽優弥)が大きなおにぎりを黙々と食べるシーンが話題にあがった。撮影について黒崎は「リハーサルも段取り取だけで、“よーいどん”で演じてもらっただけ。とにかくおにぎりを食べましょうと、と進めた。(撮影は山の上で)生で撮った虫や鳥の音も入っていて、(生命が)生きているから音に満ちている、世界は同じように生きている、戦争に関係なく命に満ちているということを主人公にフォーカスしようとした」と話す。まさに物語の展開を握る鮮烈なシーンとなっており、ぜひ劇場で見届けてほしい。視聴者からは「科学と戦争の倫理についてはどう思うか」と質問が。森は「科学者が戦争を起こしているわけではない。科学者が進めていることの先にあることは、誰がその発明を利用するかで変わってきてしまう。科学者たちのモチベーション、それが必ずしも結びつくものではなく、戦争というのは科学とは別の理由で起こる。自分が劇中で、一番好きなセリフがあって、世津(有村架純)ら3人が縁側で話すシーンで、自分が働いている工場で手伝っている幼い女の子たちに将来のことを聞くと、“お嫁さんになってぎょうさん子ども作ってお国に捧げる”と言われたことを振り返って、『間違っている。大人たちが決めたこと、社会が彼女たちにそう言わせている』と反発する。ここが当時考えなければいけなかったことなんだな、と。まさに、社会を作っている大人たちに責任があると思う。」と答える。また黒崎は「答えがないものなので、だから難しく、だからこの映画を作りたいと思ったという面もある。原爆開発が、戦争を早く終わらせた側面も結果としてあるが、それを勝った側と負けた側に分けてジャッジしてしまうと、どうしても、どちらか偏った結論に落ち着いてしまう。何が正解かわからないのものだから、日米合作にしたかったのもその理由で、勝者と敗者のストーリーにはしたくなく、それを飛び越えた視点に持っていきたかった。だからこの映画は独特で、誰かが勝った、間違えていた、とかを突き詰めていくものはない。それを選んだのは、どちらかを描いてしまえば、必ず“描けなくなったもの”があったから。だから、そこがこの映画の出発点だった」と続け、それぞれ、答えを出すのではなく、映画が持つ問いかけに対して、想像力を持って受け止めてほしいと、今観るべき作品として、熱い思いを語った。さらに終戦記念日の8月15日に開催されたイベントには、プロデューサーの浜野高宏も急遽飛び入り参加。本作の製作秘話、“8月の今”観るべき意味にも迫り、熱いトークが繰り広げられた。初公開のメイキング映像として最初に紹介されたのは、有村演じる世津が工場での労働で炉に石炭を入れるシーンの様子。この日が有村にとっては撮影初日となったが、森は「ものすごく暑い日だったんですが、有村さんの初日ということで現場もすごく緊張感がありました。(炉の)火はガスで燃やしていて、そこに石炭を入れていくんですが、閉めきっての撮影ですごい温度で、そこにいるだけでクラクラしちゃうくらいでした。有村さんはすごくストイックで、そんなに言葉は多くないけど、ポイントですごく鋭いことを言う、頭の良い方で、女優としての深さを感じました。この暑さの中で、監督は必死の表情を引き出すために長回しをするんですけど、有村さんは何度やっても『暑い』とか『苦しい』といった言葉をひと言も言わないんですね。感服しました」と絶賛する。黒崎は「そもそも撮影のスケジュールは助監督が組むのですが、最初に何を撮るかってすごく大事なんです。(助監督の組んだスケジュールを見て)なるほど、ここからやるのかというスタッフの意思を感じました。実際に(本編で)使うのは30秒くらいなんですけど、10~15分くらいずっとやってて、『よーい、どん』でお芝居を始めて、だんだんお芝居をしているという感覚がなくなって、『手が痛い』とか『暑い』とか『息ができない』とかを通り越して出てくる表情があるんですね。有村さんはそれをわかってくれているから、2分を超えたあたりから『これ来たな…』と思っていたと思います(苦笑)。カットがかかったときは、鼻まで煤で真っ黒でしたが、当時は小学生からみんな、当たり前にそれをやっていたんですね。せめて最初にこういうテイクがあってもいいんじゃないかと思ってやっていました」と意図を明かし、それを理解した上で見事にやり切った有村への感謝と敬意を口にした。続くメイキング映像では、柳楽演じる修が数式を延々と書き続けるシーンを紹介。黒崎は柳楽が劇中で着用しているメガネについて言及。「キャラクターを決めていく中でいろいろ試して決めました。このメガネに白衣の扮装をすると柳楽さんにスーッと役が降りてくる瞬間があるのを僕も感じていました」と語る。さらに柳楽について「目がとてもよくて、鋭いけど優しいピュアな目をしていて、それを撮りたかった」とこの数式のシーンを入れた意図を明かしたが「申し訳ないことに、このシーンは撮影当日の朝、思いつきました」と告白。現場の物理監修の協力者に数式の作成をお願いし「ごめん、これ全部覚えて」と柳楽をはじめとする研究チームのメンバーに撮影直前に紙を渡したと明かし、客席は驚きに包まれていた。そして最後に紹介されたのが、三浦演じる裕之と修、そして世津が久々に家で顔を合わせ、兄弟で食卓を囲むシーン。映像からは和気あいあいとした現場の雰囲気が伝わってくる。森は「柳楽さんと三浦さんはこの映画の中では腹違いの兄弟ですが、元々、二人は小さい頃からオーディションで会ったりして、お互いに知ってるんですね。この映画の中では、いい感じの兄弟でありながらライバル心もあったりする絶妙な関係性なんですが、それは日々、二人だけで構築していったものです。もっと二人を一緒に見たかったなって思います…」と言葉を詰まらせる。このシーンについて話を振られた黒崎だが、涙で言葉が出てこず、その様子に客席からもすすり泣く声が。浜野は「この作品の舞台になった夏もきっと暑かったと思います。周りでは人がいっぱい死んで、さらに原爆で大変な思いをしている人たちがたくさんいて…ということを主役の3人は一生懸命考えたんじゃないかと思います。それを監督がまとめていってこういう映画ができました。我々としてはそれをちゃんと未来に繋いでいく――いろんなことを考え、懸命に演じてくれた3人がいて、残してくれた作品があって、それを僕らが伝えて、観てくださる方々がいて、それをまた次の人に繋いでいくということになったらいいなと思って作った映画です」と改めて本作に込めた想いを口にする。黒崎は言葉を詰まらせながら「このシーンは、和やかに見えて、実はすごい緊張感がありました。(裕之が)帰ってきて初めてご飯を食べているところで、どれくらいの温度感でやったらいいのかをみんなが探り合っているんですね。僕も、あの時の演出家としての緊張感はいまでも覚えているんですが、春馬くんが現場に振りまくエネルギーが毎回、こういう(明るい)感じで、それにすごく救われたし、役とピッタリなんですよね。映画の中で弟の裕之に兄貴が引っ張られていきますが、まさにその通りで、柳楽くんもそこに心地よく身を委ねて演じていたし、有村さんも2人の様子を静かに見ながらリアクションしていくという、いいコラボレーションが生まれた現場でした。『いい兄弟だなぁ…』と思いました」と撮影の日々に思いを馳せていた。森は最後に「8月15日の終戦記念日ということで、先日、柳楽くんがすごく良い言葉を言っていて、僕もその言葉がずっと胸に突き刺さって、改めて共有させていただきたいと思うのですが、8月6日の広島、9日の長崎…忘れちゃいけないことがあると思います。僕らはここに出てきたキャラクターたちをこうして作品に投影させたので、みなさんずっと覚えていって下さればと思います。そうすれば彼(三浦さん)の思いも報われると思うので…」と声を詰まらせながら呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。未来について考え続けることが大切になっている今、ぜひ映画本編を鑑賞して、それぞれが考えるきっかけを見つけてほしい、という願いもこめて2DAYSイベントは終了した。【『映画 太陽の子』スペシャルトークイベント 概要】(1) 配信トークイベント日時:8月14日(土) 20:00~21:00配信プラットフォーム:共感シアター( )登壇者:黒崎博(『映画 太陽の子』監督)、森コウ(『映画 太陽の子』プロデューサー)(2)トークイベント「太陽の子部屋」日時:8月15日(日) 12:30~13:00場所:渋谷HUMAXシネマ(渋谷区宇田川町20−15)登壇者:黒崎博(『映画 太陽の子』監督)、森コウ(『映画 太陽の子』プロデューサー)、浜野高宏(『映画 太陽の子』プロデューサー)『映画 太陽の子』公開中
2021年08月16日江戸時代より世界にその名を轟かせ、現在も人気の高い絵師・葛飾北斎。彼の生誕260年を記念し、東京ミッドタウン・ホールにて特別展『北斎づくし』が9月17日(金)まで開催されている。代表作である《北斎漫画》や《冨嶽三十六景》、《富嶽百景》は全ページ、全点、全図展示されるという画期的な展覧会だ。江戸後期に活躍した絵師、葛飾北斎(1760〜1849)。平均寿命約40歳の江戸時代で90歳まで生き、名前を約30回変え、約90回以上引っ越したという、すべてが過剰な人生を送ったことでも知られている。本展はそんな北斎の代表作である《北斎漫画》、《冨嶽三十六景》、『富嶽百景』を全ページ、全点、通期で展示するという、画期的なものだ。展示風景より。《北斎漫画》のすべてのページを読むことができる。最初の空間で展示されるのは《北斎漫画》。入って驚くのは、空間の広さと開放感、そしておびただしい展示の量。約500冊をならべ《北斎漫画》初編~15編、全883頁をひとつの空間にまとめて展示しているのだ。通常の展覧会で《北斎漫画》を展示する場合、1冊の《北斎漫画》を見開きで2ページ展示するのが基本なので、ここまで大量の展示は非常にまれなこと。この展示が実現したのは、1500冊以上の《北斎漫画》を所有する浦上蒼穹堂代表・浦上満の全面協力によるもの。また、濃密な北斎の世界に耽溺できるよう設計された、世界的に活躍する建築家・田根剛による斬新な展示空間も見どころのひとつだ。《北斎漫画》に描かれたユーモラスなふりつけ「踊独稽古」《北斎漫画》北斎による風神雷神《北斎漫画》北斎が描く可憐な植物ユーモラスな人物描写から、迫力ある神々、繊細な植物など《北斎漫画》にはありとあらゆるものが描かれ、日本はもちろん世界でも大人気となっていたのだ。濃密な《北斎漫画》の展示室を抜けると、《冨嶽三十六景》の全46点を一気に展示。《冨嶽三十六景》はその名の通り当初は三十六点のシリーズものだった。しかし、当時から非常に人気が高く、追加で10点が追加され46点となっている。明るい《北斎漫画》の世界から、色調、空間ともに落ち着いており空間のメリハリも興味深い。葛飾北斎《冨嶽三十六景》シリーズがずらり展示風景より《冨嶽三十六景》展示風景より《冨嶽三十六景》北斎は浮世絵だけでなく、江戸時代の市民たちに流行したエンターテイメント小説「読本」の挿絵も手掛けていた。読本のセクションでは曲亭馬琴とタッグを組んだ『椿説弓張月』や『新編水滸画伝』を展示。北斎の力強く躍動的な表現は、現代の漫画にも通じるものを感じさせる。展示風景より。読本のセクション《椿説弓張月》より突然の爆発シーン《新編水滸画伝》より水軍頭領の張順の活躍シーン《富嶽百景》は《冨嶽三十六景》の制作直後より刊行された、富士を主題とした版本。こちらも全ページを公開している。《富嶽百景》より《富嶽百景》より奥付奥付の名は「画狂老人卍」。頻繁に名前を変えていた北斎の画号の一つ。本展は全ページを公開しているため、巻末の奥付なども鑑賞することができる。頻繁に変わる北斎の画号や、版元の名前、版元のあった江戸の住所なども読み込むと、よりいっそう楽しめるはずだ。「超没入シアター」そして、北斎作品の高精細アーカイブデータをあますことなく活用した「超没入シアター」では、北斎の世界から飛び出してきた登場人物たちがダイナミックに、ときにはコミカルに動き回る。圧倒的な量で鑑賞者の心を掴む、その名に違わず「北斎づくし」の展覧会。北斎の描き込みをしっかりと見て行くと、あっという間に数時間経ってしまうので、時間に余裕をもって鑑賞しよう。この夏、忘れられない展覧会になるはずだ。取材・文:浦島茂世【開催概要】『生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」』7月22日(木・祝)~9月17日(金)、東京ミッドタウン・ホールにて開催
2021年08月12日柳楽優弥、有村架純、三浦春馬が豪華共演、“日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちを演じる青春グラフィティ『映画 太陽の子』。柳楽さん演じる主人公の科学者・修たち3人が、激動の時代の中でそれぞれの未来に向かって進もうとする姿を描いているが、中でも最も先進的で、誰よりも“未来”を見据えていたのは有村さんが演じた世津という女性だった。修(柳楽優弥)、幼なじみの世津(有村架純)、修の弟・裕之(三浦春馬)で戦争が終わったあとの話をしている時、世津は、自分が働いている紡績工場で手伝いをしてくれている子どもが「早く結婚して、たくさん子どもを産んで、お国のためにささげたい」と無邪気に将来の夢を話していたことに触れ、「そんなのおかしい、絶対おかしい。周りの大人たちがそう言わせている」と語気を強めに悔しそうにするシーンがある。そして、「戦争が終わったら、私は仕事する。教師になる。戦争が終わって子どもたちが学校行けるようになったら、今、疎開している先生たちが戻ってくるまで、誰が子ども達の面倒を見るの?戦争が終わった後、必要になるのは、人。そのために必要なのは、教育!」と、戦後を見据え、なすべきことを明らかにする。そんな世津の言葉は、戦時下に限らず、現代にもつながっていて私たちの胸に響いてくる。価値観を押し付けられ、それに従うだけになってしまわないように、“自分で選択する”ために知ること・学ぶことの機会がいかに大切かというメッセージとなっている。黒崎博監督は、有村さんにこの役を演じてほしいと当初から思っていたそうで、「未来を見据えているのが、世津という人物で、この物語のなかで大切な存在。当時、男性が強くて女性が虐げられているいう文化だったと思うが、原始的に“生きてないとだめでしょう”と、世津(に代表される)女性が言ってくれることが、人間にとって強いことなのではないかと思った。当たり前に大事なことをまっすぐに言ってくれる女優さんが僕にとっては必要で、それが有村架純さんだった」と話している。今回は、そんな有村さんの現場での様子をとらえたメイキング写真も到着。世津という役に真摯に向き合っている様子が伝わってくる。『映画 太陽の子』は全国にて公開中。“未来を見つめ、自分で選択する力”を女性たちの映画から…閉塞感を感じることも多いいま、世津のように未来を見つめ、“自分で選択する”ことの大切さを考えるきっかけになる、映画が続々公開されている。過去、ある事件によって約束された未来をふいに奪われたことから、ある企てをする『プロミシング・ヤング・ウーマン』(公開中)。妊娠した少女とそのいとこが、中絶に両親の同意が必要ないニューヨークへと向かう、勇敢な旅路を描いた『17歳の瞳に映る世界』(公開中)。地中海に面する北アフリカの国モロッコを舞台に、それぞれ孤独を抱える2人の女性がパン作りを通して心を通わせていく姿を、豊かな色彩と光で描いた『モロッコ、彼女たちの朝』(8月13日公開)。修道院に通う主人公のセリアが、友人たちとの新たな経験を通して思春期への扉を開け、家族を、そして自分自身を知っていく様を描いた『スクールガールズ』(9月17日公開)など、どれもいまの社会を振り返り、未来を見つめるための気づきや力を与えてくれる作品となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年08月12日映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の公開初日舞台挨拶が6日に都内で行われ、柳楽優弥、有村架純、黒崎博監督が登場した。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。柳楽は「僕と春馬くんが川沿いを走ってるシーンで、春馬くんがすごいタフで、僕がなかなか追いつけなかったのが、キャラクターとちょっとリンクして、すごい好きなシーンです」と、故・三浦春馬さんとのシーンを振り返る。黒崎監督も「春馬くんは体力が無限にあるのかなというくらいすごい。長いロケの間、柳楽くんもタフだったけど、唯一3テイク目まで走りきったときに『もう無理っす』と言うくらい、すごいエネルギーで抜きつ抜かれつしていた」と明かした。また有村は柳楽について「周りを巻き込む力がすごい強い方。そこに居るだけで周りがどんどんこう引っ張られていく」と表す一方、三浦さんについては「色んな個性のある空気をすべて調合してまた新しいものを作ってくれるという雰囲気を感じて、どういうところにいっても皆が気持ちよい場を作れる役者さん」と印象を語る。黒崎監督は「正直に申しますと、『足りないじゃないか』と思います。なんで春馬くんがここにいないんだろう、悔しすぎるという思いもあるんですね」と心境を吐露。コメントするのはとても難しくて、すごく悔しい気持ちもあるんですけど、見ていただいた皆さんに感じていただけたら嬉しいのは、スクリーンの中に一緒に走りきった姿が完全に残っていること。今でもリアルタイムにお互いを感じながら話をできるのがすごく幸せだなと思ってます」と続け、「とにかくどんな難しい状況でも最後は生きて生きて生き抜くしかないということ。ストレートなメッセージが少しでも皆さんに届いたら、こんなに嬉しいことはないなと思っています」と言葉を投げかけた。有村は「今は正直先行きが不透明でなかなか考えるのも疲労してしまう状況だとは思うんですけども、そこで考えることを諦めてしまうのは、私としては心苦しいなと思う。春馬さんもよくおっしゃっていたけど、『自分たちの役目は想像力を届けること』だということを改めて一緒に皆さんと一緒に考えていけたら1番嬉しい」とメッセージ。柳楽は、広島の原爆式典で印象に残ったという小学生のスピーチに触れ「『別れるというのは、出会えなくなることではなく、忘れられること』とおっしゃっていて、個人に対しても、歴史に対しても、忘れていくことが1番怖いなと、今日感じました。映画を通してみなさんに伝えることが、改めて本当に平和への第一歩なのかなと感じました」と平和への思いを語った。
2021年08月06日俳優の柳楽優弥が主演を務める『映画 太陽の子』(8月6日公開)の特別映像が5日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。今回公開されたのは、福山雅治が歌う主題歌「彼方で」に乗せた特別映像。動画では、柳楽演じる修、有村演じる世津、三浦演じる裕之3人の想い・絆にスポットをあて、彼らが未来へ向けて駆け抜けた300日の日々を紡いでいる。波間を漂うボートの上でどこか遠くを見つめる主人公・修の姿が映し出され、音楽がスタート。修と、幼馴染の世津、修の弟・裕之の3人で過ごすひと夏を切り取った映像とは対照的に、時折挟みこまれる戦時中の記録映像が、戦争の凄惨さや人類の愚かさを突きつける。最後は、「いっぱい未来の話しよう」と固く手をつなぎ合う3人の姿で締めくくられた。同作は日本とハリウッドのキャスト&スタッフが集結した日米合作映画としても話題になっているが、特別映像でも国を超えたコラボレーションが実現した。編集を手がけたのは、MTVビデオミュージックアワードにノミネートされた8億回を超える再生数を叩き出したマシュメロの『Happier』のミュージックビデオや、MGM製作『スターゲイト オリジンズ』シリーズなどを手掛ける、アンジュム・アグラマ。ロサンゼルス出身のアグラマはかねてより親交があったプロデューサーの森コウづてで見た本作に大きな感動を覚え、今回のミュージック動画の制作を買って出た。○アンジュム・アグラマ コメント『映画 太陽の子』を拝見し、すぐさまに、核軍拡競争の史実を伝えながらも、非常に感動的で人間的なアプローチをとっていると感じました。この映画は個人的な問題と世界規模での問題、両方のバランスが上手くとれており、シュウ、ヒロユキ、セツの挑戦と夢に向かう姿に共感することができ、とても楽しむことができました。このプロジェクトに参加できると伺いワクワクしましたし、福山雅治さんの美しい曲に合わせて、『映画 太陽の子』の映像をアレンジするというアイデアがすぐに気に入りました。「彼方で」は、本作の主人公が体験する愛、ノスタルジア、喪失という生身の感情を完璧に捉えているため、編集者としての私の仕事は非常に苦労の少ないものでした。歴史的にとても重要な時代を背景に、シュウ、ヒロユキ、セツの人生の個人的な側面を中心にこのビデオを形作ることができ、とても嬉しく思います。この作品をご覧になる全ての人が、何らかの形で自分自身の人生の点とこの作品の点を繋ぐことができることでしょう。○森コウ プロデューサー コメントこの映画は主題歌「彼方で」があってこそ完成されており、曲の大切さを考えた時に、曲単体で何か形として残したいと思いました。「彼方で」が持っている意味とメッセージを捉えた時に、本作で描かれる若者たち三人の物語を、この曲を通して伝えたいと思い、修、世津、裕之にフォーカスすることをテーマにアンジュムさんとディスカッションしながら、彼女が感じたことを映像に表現してもらいました。今回の日米合作はとても高いレベルで、そのクオリティを考えた時に、今回の動画には技術と情熱とを併せ持つクリエイターが必要で、独特のエッジを持つアンジュムさんがまっさきに浮かびました。彼女はハリウッドのセンスを生かしながらも日本人の感覚も見事に掴んで、楽曲と本作の魅力を最大限に引き出してくれました。何よりアンジュムの作品と歌への思いは非常に熱いものでした。ぜひこの動画で何かを感じていただけたら嬉しいです。(C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年08月05日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、”日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』ついに今週、 8月6日(金)に公開となる。太平洋戦争末期に存在した「F 研究」と呼ばれる“日本の原爆研究”。 その事実を基に、3人の若者たちの青春を描く本作の監督・脚本は『青天を衝け』など多くの話題作を手がける名手・黒崎博。彼が10年間大切に温め続けたこの企画に共鳴し、柳楽優弥、有村架純、三浦春馬、田中裕子、國村隼、イッセー尾形、山本晋也、そしてピーター・ストーメアが参加。音楽にはアカデミー賞(R)5部門ノミネートの『愛を読むひと』のニコ・ミューリー、サウンドデザインに『アリー / スター誕生』のマット・ヴォウレスと、ハリウッドスタッフが続々と参加。さらに主題歌を、製作陣の熱い想いを受け止めた福山雅治が担当し、心に沁みるバラード「彼方で」で物語を深く彩る。本作と同様、時代に翻弄されながらも懸命に生きる若者の姿を描いたという点で共通点があるのは、2016年に大ヒットした『この世界の片隅に』だ。18歳で嫁いだ主人公・すずが、戦時下の困難の中にあっても工夫を凝らして心豊かに生きる姿を描いた『この世界の片隅に』。実は『映画 太陽の子』も激動の時代の中、“若者たちの青春姿”が印象的だ。まず共通するのは戦争映画というと戦地での戦闘シーンや、空襲を受けるシーンなど、極限状態に追い込まれ暗く重たい描写が多いが、本作は幼馴染み3人が海に出かけるシーンや縁側で“未来”について語るシーンもあり、当時も今の私たちと何ら変わらない日常がそこにあったこと、そしてその日常がどれほど愛おしいものか、気づかせてくれる点である。また、『この世界の片隅に』で印象的なシーンの一つが料理のシーン。少ない配給の中、野草を使ったり、お米をかさ増しする炊き方を実践したりと、すずが様々な工夫を凝らしながら笑顔で食事を作る姿に、思わず胸がほっこりする和やかなシーンとなっている。同じように、日々の暮らしの営みを丁寧に描くことを大事にしていた『映画 太陽の子』。だからこそ、幼馴染みの世津と修の母・フミがばら寿司を作ったり、おにぎりを握ったりするシーンは、その一つ一つがどれくらいこの物語にとって大事か、スタッフもキャストも理解しており、特にフードコーディネーターの宮田清美は、当時の配給で何が手に入ったのか、白米と玄米との配合なども丹念にリサーチした。少ない食材で子どもたちのためにどこまで考えるか、当時の母親たちと同じように考え抜き工夫を凝らした料理のシーンは、心温まること間違いなしだ。さらに『この世界の片隅に』の主人公・すずの好きなものといえば、絵を描くこと。迷子になった時ですら道に絵を描いてしまうほどだが、戦時下でも好きなものに夢中になる姿や、すずの絵を通じて家族や姪っ子との関係を深める様子は、より一層、すずの存在を身近に感じることができる。一方、『映画 太陽の子』の主人公・修が夢中になってしまうものは“実験”。軍から新型兵器開発の極秘任務を受けた京都帝国大学の学生で、原子物理学を志す科学者である修は、周囲から「実験バカ」と呼ばれるほど情熱的に研究に没頭してしまう。その姿は狂気すら感じるが、修というキャラクターから目が離せずにはいられない。足早く『映画 太陽の子』を鑑賞した『この世界の片隅に』のプロデューサー・真木太郎も、本作で描かれている“日常”に注目。「戦時下という非日常のなかの日常。しかも大事な大事な青春期。だからこそ感じて欲しい日常の大切さ。そうでないと3人の主人公が報われない。ぜひ3人に寄り添ってください」とコメントを寄せている。『映画 太陽の子』8月6日(金)より公開
2021年08月03日主演・柳楽優弥、有村架純、三浦春馬の豪華共演で、“日本の原爆研究”を背景に、時代に翻弄されながらも全力で駆け抜けた若者たちの等身大の姿を描いた青春グラフィティ『映画 太陽の子』。本日7月22日(木・祝)の「海の日」に合わせ、本作のロケ地でもある京丹後の美しい海を捉えたメイキング画像が到着した。京都府は盆地にあるため、海のイメージはそう多くないかもしれないが、その北部は日本海に面している。京丹後、天橋立、伊根、舞鶴など、透明度の高い北部の海は関西屈指ともいわれ、多くの作品のロケ地として人気の地。今回解禁された画像には、原爆研究の密命を受けた科学者の修(柳楽さん)と幼馴染の世津(有村さん)、そして戦地から一時帰郷した修の弟・裕之(三浦さん)が、束の間の休息で訪れた海での様子が映し出されている。この海のシーンは、悩みや葛藤を抱える3人が子どものころに戻ったかのようにはしゃぎ、友情を再確認する、本作を語る上でとても重要なシーン。メイキング画像では、真剣に監督の言葉に耳を傾ける柳楽さん、有村さん、三浦さんの姿や、撮影の合間に楽しく過ごす3人の様子をとらえている。“この時期じゃないと見られないブルー”が収められている実はこのロケ地探しは一筋縄ではいかず、かなり苦労したことを黒崎博監督が明かす。「なかなか、これぞという浜辺が見つからなかったんです。別のエリアの海を探したこともあったんですけど、京都の海といえば京丹後の海。やっぱりその土地で探すのがいい」とこだわり抜き、なんとスタッフが兵庫の近辺から京都を超えるあたりまで海岸線をしらみつぶしでロケハン。ようやく、異国情緒思わせるエメラルドグリーンがかった独特なブルーをした京丹後の浜辺を見つけ出した。「日本の海の色じゃないブルーが出ていて不思議だなぁと思っていたら、地元の方が“この時期じゃないと見られないブルーだよ”と教えてくれて、ラッキーだったなと思いました」と監督が語るように、撮影が行われた9月半ばから下旬にかけてしか見られない、“奇跡のブルー”であったことが判明。類まれな美しさだからこそ、戦時下を懸命に生き抜く3人の青春が刹那に輝く印象的なシーンとなっている。『映画 太陽の子』は、8月6日(金)より全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 太陽の子 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021 ELEVEN ARTS STUDIOS / 「太陽の子」フィルムパートナーズ
2021年07月22日俳優の柳楽優弥が主演を務める映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の場面写真、及びメイキング写真が22日、公開された。同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。22日が海の日(※東京オリンピック開催に伴い日付が移動)ということで、本作のロケ地でもある京丹後のメイキング画像が公開された。南北に伸びる京都府の北部は日本海に面しており、京丹後、天橋立、伊根、舞鶴など、透明度の高い北部の海は、関西屈指ともいわれ、多くの作品のロケ地として人気となっている。今回解禁された場面写真には、原爆研究の密命を受けた科学者の修(柳楽)と幼馴染の世津(有村)、そして戦地から一時帰郷した修の弟・裕之(三浦)が、束の間の休息で訪れた海での様子が映し出されている。この海のシーンは、悩みや葛藤を抱える3人が子どもの頃に戻ったかのようにはしゃぎ、友情を再確認する、本作を語る上でとても重要なシーンとなっており、真剣に監督の言葉に耳を傾ける柳楽・有村・三浦や、撮影の合間に楽しく過ごす3人の様子をとらえた。実はこのロケ地探しは一筋縄ではいかず、かなり苦労したことを黒崎監督が明かす。「なかなか、これぞという浜辺が見つからなかったんです。別のエリアの海を探したこともあったんですけど、京都の海といえば京丹後の海。やっぱりその土地で探すのがいい」とこだわり抜き、なんとスタッフが兵庫の近辺から京都を超えるあたりまで海岸線をしらみつぶしでロケハン。やっとの思いで、異国情緒思わせる、エメラルドグリーンがかった独特なブルーをした京丹後の浜辺を見つけ出した。「日本の海の色じゃないブルーが出ていて不思議だなぁと思っていたら、地元の方が“この時期じゃないと見られないブルーだよ”と教えてくれて、ラッキーだったなと思いました」と監督が語るように、撮影が行われた9月半ばから下旬にかけてしか見られない、“奇跡のブルー”だったという。
2021年07月22日劇団EXILEの町田啓太が21日、東京ミッドタウン・ホールにて行われた生誕260年記念企画 特別展「北斎づくし」(7月22日〜9月17日)アンバサダー取材会に登場した。同展は葛飾北斎の生誕260年を記念して開催されるもので、北斎の代表作である『北斎漫画』、「冨嶽三十六景」『富嶽百景』の全ページ・全点・全図が一同に会する。町田はアンバサダーを務め、音声ガイドにも登場した。"北斎ブルー"のスーツで表れた町田は「着飾ってきました」と照れた様子。北斎については「富士山と波だったり、北斎ブルーのイメージがあったんですけど、展示を見ると、そこに一緒に描かれている人物達が魅力的。絵の中では富士山を見ている人々だったりが描かれているんですけど、同じような気持ちになりながら見れる美術展だなと思いながら見させていただきました」と感想を述べた。音声ガイドには初挑戦となったが、自身も美術展などで聞くことは「けっこう好き」と明かし、「いつか挑戦させてもらいたいなと思っていたら、こんな素敵な北斎展で初挑戦。お話聞いたときに心躍って、『ぜひやらせてください』と言いました」と快諾したという。「通常だと感情を入れたりはないんじゃないかなと思うんですけど、要所要所に少しだけ、北斎さんの絵にある遊び心と同じような感覚で、セリフ調のところもある」とポイントを説明した。好きな展示について聞かれると「『富嶽百景』だったかな、波が鳥に変わってる作品があるんです」と紹介したが、実は町田の背後にあったのが、まさにその絵。町田は「これ、狙ってなかったです、本当に!」と驚き、「ぱっと見全くわからなかったんですけど、すごいなあと思って。よく見たら『え、鳥!?』しかも本当に一羽一羽表情がある」と絶賛。北斎について「ずっと向上心を持ってやられていた。僕も生涯できるかと考えると、やりたいけどできるか……!? と考えてしまう。だからこそ多くの人の心に残る作品ばかりなんだなと思いました」と感心していた。
2021年07月21日