ベストセラー作家・重松清の短編を堤真一、柳楽優弥の共演で映画化した『泣くな赤鬼』。この度、余命わずかな元教え子・柳楽さんのために、“赤鬼先生”・堤さんがある行動を起こす感涙必至の本予告が公開された。陽に焼けた赤い顔と、鬼のように厳しい熱血指導から“赤鬼先生”と呼ばれていた高校教師・小渕隆を堤さん、野球の素質を持ちながらも挫折して高校を中退した、かつての教え子・“ゴルゴ”こと斎藤智之を柳楽さんが演じる本作。この度解禁となった本予告映像は、「先生さ、生徒の葬式とか出たことあるの?」という衝撃的なひと言から始まる。実は本作の原作は、重松氏が十数年前、高校の教壇に立つ友人に「学校の先生になって一番つらかった思い出」を訪ねた際の返答がきっかけとなり生まれている。甲子園出場一歩手前までいきながら10年の月日が経ち、厳しさでしか生徒と向き合うことができなかった“赤鬼先生”の後悔。余命1年となった元教え子に、「今更俺に何が出来るって言うんだ…」と葛藤する様がドラマチックに描かれていく。「あの子がやりたい事をやらせてあげたいんです」そんなゴルゴの母(キムラ緑子)のひと言を受け、赤鬼先生がとった涙なしでは見られない思いがけない行動とは…?バスの車中、外の景色を眺めながら涙を必死にこらえる赤鬼先生の姿に、竹原ピストルの熱く、優しい歌声による主題歌「おーい!おーい!!」が重なり、心を打たれずにはいられない映像に仕上がっている。『泣くな赤鬼」は6月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:泣くな赤鬼 2019年6月14日より全国にて公開© 2019「泣くな赤鬼」製作委員会
2019年04月25日俳優の原田龍二と女優の柳ゆり菜が出演する大麦若葉の新CMが、9日から全国放送をスタートした。CMはそれぞれ出演するバージョンがあり、2人はジョッキ片手に山本漢方製薬の「ヤマカン」が“大胆”にプリントされた水着姿で登場。原田は、「青汁なんて無理~」と拒む若い女の子を前に「飲めばわかる!」と迫り、柳は、「どうせ青汁ってマズいんじゃないの?」と疑う男性陣に「黙って飲まんかいっ!」と一喝する。キャンペーンサイトではインタビュー動画が公開中。原田は撮影がタイで行われたことに触れ、「国境を越えて1つになった」「ここで仕事してるのがすごく気持ちいい」と感想を述べ、柳も「原田さんのおっしゃる通り、気持ちの良い撮影でしたね。チームワークがすごく良くて」と同意。また、水着の感想を求められた柳は、「私は着てみて想像よりもかわいくて、『あっ、結構イケる!』って思いました。最初はスタッフさんが着てる写真だけ見せてもらったので。実際着てみると、全然かわいいな~って思って。抵抗なく着させていただきました!」とお気に入りの様子だった。自身のツイッターでも、「このCMに関わって下さった方々皆さん本当に素敵な人ばかり。。沢山の人にこのCMとヤマカンの青汁が広がりますように」と告知していた柳。「ダサ面白くてイイ」「素敵な水着(笑)」「素晴らし過ぎるサービスショット」などの声が寄せられている。
2018年07月10日幅広い世代から長年愛されているブロードウェイ・ミュージカル『ピーターパン』。38年目を迎えた今回は、昨年に引き続き藤田俊太郎が演出を手がけ、弱冠14歳の吉柳咲良もピーターパン役を続投する。また新キャストとしてフック船長&ダーリング氏役にISSA、ウェンディ役に河西智美を抜擢。マスコミ向けに行われた製作発表には、タイガー・リリー役の莉奈、ダーリング夫人役の入江加奈子、ライザ役の久保田磨希を加えた全7人が登壇した。会見の冒頭を飾ったのは、ピーターパンがウェンディたちとネバーランドへと飛び立つ、作品を代表するナンバー『アイムフライング』。役の衣裳に身を包んだ吉柳が颯爽と登場すると、会場は一気に『ピーターパン』の世界に。伸びやかで透明感のある、そして元気いっぱいな歌声を披露してくれた。その後は演出の藤田、さらにそれぞれの衣裳をまとったキャストが登場。作品への抱負を語った。2度目の演出となる藤田だが、「新鮮な気持ちで、新作のつもりで挑戦しています」と述べ、さらに「世界中で上演されている『ピーターパン』の歴史の中でも、きちんとした1ページを刻める、そんな作品をお客さまに届けたいです」と続け、世界レベルという大きな目標を掲げた。ピーターパン役の吉柳は、「去年とはまた違うプレッシャー、座長の重みを感じています…」と神妙な面持ち。だが「たくさんレッスンを重ねてきて、去年に比べ、技術面や台詞の読み解き方も大きく変わってきたと思います。藤田さんの言う“永遠に子供のままだけど成長しているピーターパン”というのを、この1年で成長した私の姿を通してお見せしたいです!」と、頼もしい言葉も聞かせてくれた。近年俳優としても高い評価を受けているISSAは、「皆さんの思っている以上を返すのが自分の役目」と初のフック船長役に気合い十分。さらに吉柳について「とにかく頑張り屋さん」と切り出し、「責任感がすごく強いので、みんなをちゃんと頼れるよう、僕らがフォローしていければ」と頼れる兄貴の一面を覗かせた。すると吉柳の目にはいっぱいの涙が。「本当にありがたいです」と声を震わせ、カンパニーの結束の強さをうかがわせた。ライザ目線での物語展開、セットを簡潔にしてアクティングスペースを広く、飛び出す絵本ならぬ飛び出す舞台になど、新たな趣向も盛りだくさん。大人も子供も楽しめる、世界レベルのミュージカルで、夏の思い出の1ページを彩ってみては?公演は、7月21日(土)から8月1日(水)まで東京・東京国際フォーラム ホールCにて。その後、大阪、金沢、名古屋でも上演する。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年07月09日柳楽優弥(27)が1月16日、「チマタの噺」(テレビ東京系)に出演。中居正広(45)に「憧れている」と発言し、話題を呼んでいる。 MCを務める笑福亭鶴瓶(66)が「番宣も何もないのに出てくれたん?」と尋ねると、柳楽は「バラエティのスキルをあげていくことが課題で」と明かした。「難しいですよね。バラエティ番組って。だけど僕はMCとか目指してますから」と話し、鶴瓶を驚かせた。 さらに「僕は歌番組をやりたいです。中居さんのポジションみたいな」と告白。鶴瓶は「夢が中居正広や。全然タイプちゃうやん!」とツッコミを入れ、笑いを誘っていた。 柳楽は10日、KinKi Kidsの新曲「Topaz Love」のMVに出演していることが明らかとなったばかり。実は妻である豊田エリー(29)の影響でKinKi Kidsの大ファンであり、特に堂本剛(38)が「大好き」と公言している。堂本とは、昨年7月に公開された映画「銀魂」で“念願”の共演を果たした。その際にもインタビューで「色っぽいですよね。個性的で、天才っていうイメージもあって。だから好きです」と熱弁していた。 こういった柳楽のエピソードに、Twitterではジャニーズファンから共感の声が上がっている。 《柳楽くんジャニづいてる!》《ジャニーズに偏見なく好きなタイプの御人なのかな》《柳楽くん好感度が上がるくらいにはジャニ好きだよね》 これからの共演も楽しみだ!
2018年01月17日東京・駒場にある日本民藝館では、「棟方志功と柳宗悦」を2018年1月11日から3月25日まで開催する。 観音経曼荼羅「阿修羅の柵」 1938年 41.5×50.5㎝青森県青森市生まれの版画家・棟方志功は画家を目指して上京、やがて版画を生涯の仕事と定める。日本民藝館創設者の柳宗悦と棟方志功の出会いは、1936年4月の国画会会場。柳は棟方の「大和し美し」の買い上げを即決、以来作品の指導監修にあたる。半年後、同館の開館時には新作「華厳譜」が大広間の壁一面を飾った。棟方志功は柳宗悦を生涯の師として仰ぎ、作品が仕上がるたびに持参して意見を求め、彫り直しを命じられても粛々と応えた。一方の柳宗悦は棟方志功の作品を活かすべく、表具の考案に熱心に取り組んだ。 こうしたやり取りは二人の間に交わされた書簡にも残されており、深い信頼で結ばれた師弟関係を垣間見ることができる。倭画「曇雨御鯉魚」 1939年 32.0×58.0㎝本展では、出会いから柳宗悦が没するまでの25年間、彼の眼に叶った棟方志功の代表的作品を展観、数十年ぶりの出品となる「海山の柵」「般若心経経文 板画柵」、ほぼ初公開となる両人の書簡から、その関係性や思索の相違などを探りつつ、棟方作品の魅力を紹介する。また、1月19日と2月16日には、棟方志功研究・学芸員の石井頼子によるギャラリートークを17時半から18時半まで開催。3月3日は、東京大学名誉教授の松井健と石井頼子が記念対談を18時から19時半まで行う。記念対談は入館料別で参加費300円、要予約制。ギャラリートークは参加費無料。【展覧会情報】棟方志功と柳宗悦会期:2018年1月11日〜3月25日時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)会場:日本民藝館住所:東京都 目黒区駒場4-3-33入館料:一般1100円、大高生600円、中小生200円休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日休館)西館公開日(旧柳宗悦邸):会期中の第2水曜、第2土曜、第3水曜、第3土曜(開館時間は16:30まで、入館は16:00まで)
2017年12月31日落語の伝統を守る一方で、独演会ではさまざまな挑戦を続けている柳家三三。昨年は文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなど、その活躍がいっそう注目されるなか、六ヶ月連続独演会〈たびちどり〉で挑む演目が、大作『嶋鵆沖白浪(しまちどりおきつしらなみ)』だ。幕末から明治期に活躍した柳派の談洲楼燕枝(だんしゅうろう・えんし)が創作した長編人情噺を、毎回2話ずつ高座に上げ、全12話を通すという試み。長らく演じ手が途絶えていたという本作への想いを、三三に聞いた。たびちどり 柳家三三 六ヶ月連続独演会チケット情報大商人の跡取りでありながら侠客となった“佐原の喜三郎”。物語は彼と、やはり裕福な家の娘ながら芸者から遊女へ身をやつすお虎の運命を軸に、巾着切りの庄吉や、なまぐさ坊主の玄若、三宅島に流された罪人の長・勝五郎、旗本の優男・梅津長門ら多彩な人物を巻き込んで展開する。「人情噺というと泣ける話をイメージするかもしれませんが、元々は広い意味で人情の機微を描いた話のことなんですよ」と三三は言う。「燕枝は九代目市川団十郎と親交が深かったこともあり、この作品も“白浪物”(盗賊を主人公とする物語)や“三尺物”(博徒や侠客が主人公)、“世話物”(町人の人情を活写した芝居)と、色々な要素がたっぷり詰まっているんです」と、その口調にも自然と熱がこもる。今回はこの大作を12話に分け、三三自ら再構成。「怪僧玄若坊」「闇の島脱け」「お虎の美人局」など、内容に合わせて付けられたタイトルは、どれもワクワクするものばかりだ。「本当にね、なぜこの演目が長い間忘れ去られていたのか不思議なくらい」と三三は話しつつ、「ただ、長編だけにダイナミックな場面と地味な場面とがありますから、そこは1話ずつ観ても楽しめるように調整しました。あとは、初見でも、途中の回を観ていなくても内容が分かるように、前回までのあらすじは読み物で配る予定です」と“続き物”ならではの工夫を明かす。そんな苦労もいとわないのは、落語のもつ豊かな世界をもっと知ってもらいたいから。「燕枝が活躍した当時は町内に1軒ずつくらい寄席があって、人々は晩ご飯を終えた後、ちょうどテレビを観てくつろぐ感覚で寄席に足を運んだそうですよ」と三三は語る。「だから『あの寄席で面白い“続き物”をやってるぞ』と評判になると、その寄席によその町からわーっとお客さんが集まったりしてね。艶のある場面にドキドキしたり、切った張ったの立ち回りにハラハラしたり。そういった楽しさを、現代のお客さんにどうやったら届けられるか。それだけを考えて演りたいですね」という三三。その言葉からは、名作を伝える演じ手としての覚悟が伝わってきた。公演は愛知・大須演芸場と大阪・グランフロント大阪にて、5月から10月まで毎月1回ずつ開催。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2017年05月08日俳優・窪塚洋介と「Dragon Ash」の降谷建志がバディを組み、『捨てがたき人々』『木屋町 DARUMA』など野心作を手掛ける榊英雄が監督を務める映画『アリーキャット』。この度、本作の世界観を伝えるポスタービジュアルと場面写真が解禁された。主人公の朝秀晃(通称:マル)は、元ボクシングの東洋チャピンオン。試合中の頭の怪我で引退に追い込まれ、いまは頭の後遺症に悩みながらも、ひっそり警備会社のアルバイトをしている。唯一、心を通わせていた野良猫の失踪をきっかけに、自動車の整備工場で働く梅津郁巳(通称:リリィ)に出会う。あるとき、秀晃は個人的な理由によりシングルマザーの女・土屋冴子(市川由衣)にボディーガードのアルバイトを頼まれる。たまたまその場に居合わせた郁己は、女をストーカーしていた男・玉木敏郎(品川祐)を殴ってしまい、一緒に行動するはめに。秀晃と郁巳は、共に女を守るため東京へ向かうことになるが…。本作は、野良猫(=alley cat)の様に街の片隅でひっそり生きる男が、ひょんなことからバディとなった男と一緒に、一人の女を守るために奮闘し、アツイ想いを取り戻していく物語。闇社会に絡んだクライムサスペンスの要素を持ちつつも、人生に躓いた人間の再生が描かれている。キャストには、主演の窪塚さんがマルこと朝秀晃役を演じ、そのバディでリリィこと梅津郁巳役を降谷さんが演じる。そのほか、シングルマザーとしてひたむきに生きるヒロイン・土屋冴子役に市川由衣、ヒロインの元恋人で凶悪なストーカーを品川祐、主人公のボクサー時代のパトロンだったヤクザの幹部を火野正平。また三浦誠己、高川裕也、柳英里紗、川瀬陽太、森岡豊、馬場良馬らが脇を固めている。このほど解禁されたのは、前を真っ直ぐ見据える 主人公のマルと、様子を伺うリリィの2人が写し出されたモノクロなポスタービジュアル。また、劇中で使用された車(グロリア)をモチーフにロードムービーを連想させつつ、これから2人に待ち受けるエキサイティングな物語を予感させる一枚となっている。『アリーキャット』は7月15日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年04月07日女優の柳美稀(19)が25日、札幌ドームで開催されたオープン戦「北海道日本ハムファイターズ対東京ヤクルトスワローズ」の始球式を務めた。投球は右にそれたものの、ソフトボールの経験を生かして見事なノーバウンドピッチングを果たした。マウンドに上がった柳は、日本ハム・レアード選手でおなじみの"寿司パフォーマンス"を披露。観客を沸かせながら、緊張した面持ちでバッターのヤクルト・西浦直亨選手に向かって渾身の一球を投げ込んだ。自身初の始球式を終えた柳は、「今日のピッチングは自分的には60点」と控えめに自己採点。「ほんとにほんとに悔しいので、次回は100点の投球をするためにお仕事で活躍してまた呼んでいただけるように頑張ります。肩作っておきます」と意気込み、自身のツイッターでは「ノーバンで届いた」と報告している。1997年8月24日生まれの大阪府出身。昨年、『動物戦隊ジュウオウジャー』(テレビ朝日系)のセラ・ジュウオウシャーク役で全国放送のドラマ初出演を果たした。本日は始球式に女優の柳 美稀(@yanagi_miki_)さんが登場!#lovefighters #宇宙一のその先へ pic.twitter.com/IFc9AnKaHD— 北海道日本ハムファイターズ公式 (@FightersPR) 2017年3月25日
2017年03月26日先日、日米同時配信が報じられた小栗旬主演Huluオリジナルドラマ「代償」。この度、本作で新たに女優・高梨臨がヒロイン役で登場することが分かった。「白石法律事務所」で敏腕弁護士として活躍する奥山圭輔(小栗旬)のもとへ、強盗殺人事件の容疑者・安藤達也(高橋努)の義母・道子(片岡礼子)から、一通の手紙が届いた。「あなたの親友である安藤達也の弁護をお引き受けください」――そう懇願する文面を読んだ瞬間、圭輔は猛烈な吐き気をもよおす。わなわなと震える圭輔。その脳裏には、葬り去っていた“凄惨な過去”がよみがえっていた…。全ては17年前、近所に引っ越してきた遠縁の達也に、圭輔が「友達になろうよ」と声を掛けたことから始まった。達也は道子と共謀し、金をしぼり取るために奥山家へ近づいたのだが、そんな計画などつゆ知らない圭輔らは達也との親交を深めていった。だが、圭輔はやがて達也の行動に違和感を覚え始める。そんな中、奥山家が火事になり圭輔は両親を亡くすという不遇に見舞われる。しかも、その火事は達也によって巧妙に仕組まれたものだったのだ。だがその犯罪が露呈することはなく、圭輔は“サイコパス・達也”の意のままに操られ、さらに追い詰められていった。火事を境に達也の家に引き取られた圭輔は、人格など存在しない“悪夢のような少年時代”を強いられ、心を病んでしまったのである。堰を切ったように、頭の中をめぐり始める過去。恐怖心と嫌悪感にさいなまれる中、達也の呪縛から解き放たれたいまの暮らしを壊したくないと考えた圭輔は、独断で弁護を断ることに。だが、達也の魔の手はとうとう、圭輔の婚約者である弁護士・白石真琴(高梨臨)にまで伸び――!?原作は、デビュー作「いつか、虹の向こうへ」で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞した作家・伊岡瞬の同名著書。本作は壮絶な過去によって強迫性障害を患ってしまった圭輔が、その元凶となった達也の弁護士を引き受けることになり、また新たな悪夢と苦闘する姿を描くクライムサスペンス。人間の正義感と悪意、策略が交錯する中、驚愕のラストへと疾走していく。キャストには、弁護士・奥山圭輔役の小栗さん、サイコパス・安藤達也役の高橋努を始め、淵上泰史、柳英里紗、柳俊太郎といったいま注目の若手俳優らも出演。さらに片岡礼子、平田満、石橋凌らがキャスティングされている。そして今回、新たに海外監督作品や朝ドラなど幅広い作品をこなし、近年では「5→9~私に恋したお坊さん~」「不機嫌な果実」の出演が記憶に新しい若手女優・高梨さんの出演が決定。高梨さんが演じるのは、圭輔の婚約者で芯の強さと確固たる正義感をもつ弁護士・白石真琴役。真琴は達也に対する圭輔のおかしな挙動に不信感を覚え圭輔の過去を探り始めるが、その矢先に自身に向かって達也の触手が伸び始める…。様々な恐怖と不安の中で、大いに揺れる難しい役どころだ。高梨さんは「普通のテレビドラマではなかなかできないような内容だと思いました。Huluのドラマ『フジコ』を拝見した時に衝撃的な内容と表現方法だったので、この『代償』の世界観をHuluでやったらすごく面白くなるのではないかと思いました」と本作への出演の決め手を話し、かつてない世界観に刺激を受け、今回の役柄に対する意欲もどんどん膨らんでいったという。また、今回の役について「真琴は恋人の圭輔とサイコパスの達也の間に巻き込まれて、崩れかけたり、不安になったりします。ですが、彼女は芯が強く、しっかりした女性。そんな状況にも向き合う強さを演じたい」と意気込み、撮影では「小栗さんが、周りがやりやすいように事前に相談してくださったので、不安もなく作品に入れました。小栗さん自身が役に入り込まれていたので、私も迷わず作品に飛び込んでいけました」とふり返った。Huluオリジナル連続ドラマ「代償」は2016年秋、Huluにて配信予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2016年09月09日デビュー作「いつか、虹の向こうへ」で第25回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をW受賞した作家・伊岡瞬の「代償」が、「Hulu」にてドラマ化されることが決定。主演には小栗旬を迎え、今秋より日米同時配信されることが分かった。「白石法律事務所」で敏腕弁護士として活躍する奥山圭輔(小栗旬)のもとへ、強盗殺人事件の容疑者・安藤達也(高橋努)の義母・道子(片岡礼子)から、一通の手紙が届いた。「あなたの親友である安藤達也の弁護をお引き受けください」――そう懇願する文面を読んだ瞬間、圭輔は猛烈な吐き気をもよおす。わなわなと震える圭輔。その脳裏には、葬り去っていた“凄惨な過去”がよみがえっていた…。すべては17年前、近所に引っ越してきた遠縁の達也に圭輔が「友だちになろうよ」と声を掛けたことから始まった。達也は道子と共謀し、金をしぼり取るために奥山家へ近づいたのだが、そんな計画などつゆ知らず圭輔らは達也との親交を深めていった。だが圭輔はやがて、達也の行動に違和感を覚え始める。そんな中奥山家が火事になり、圭輔は両親を亡くすという不遇に見舞われる。しかも、その火事は達也によって巧妙に仕組まれたものだったのだ。だがその犯罪が露呈することはなく、圭輔は“サイコパス・達也”の意のままに操られさらに追い詰められていった。火事を境に達也の家に引き取られた圭輔は、人格など存在しない“悪夢のような少年時代”を強いられ、心を病んでしまったのである。堰を切ったように、頭の中をめぐり始める過去。恐怖心と嫌悪感にさいなまれる中、達也の呪縛から解き放たれたいまの暮らしを壊したくないと考えた圭輔は、独断で弁護を断ることに。だが、達也の魔の手はとうとう、圭輔の周りにまで伸び――!?今回、主演の小栗さんが演じるのは、弁護士・奥山圭輔役。彼は少年時代に達也の底知れぬ悪意によって、家族や大切な人たちの命を次々と奪われ、自身もまた人格崩壊寸前に至るような“凄惨な環境”を強いられてきた。そんな壮絶な過去によって強迫性障害を患った上に、今度は達也の弁護を担当するはめに。弁護士として彼を救うのか、それとも…。これまで「花より男子」「東京DOGS」「信長協奏曲」、『クローズZERO』シリーズや『ルパン三世』などに出演し、さまざまな役柄を演じてきた小栗さん。本ドラマでは、“精神の限界まで追い詰められた弱々しい男”という新境地に挑戦する。小栗さんは「圭輔は心の病気を患いながらも、表向きは普通の顔をして生活していかなければならないキャラクター。“他者に対してある種、嘘をついている”ということを常に考え、感じながら演じなければならないんです。原作を読んだ時点で『これはしんどい役になるだろうな』と予想はしていましたけど、実際に撮影をしてみて『やっぱり、なかなか大変だな』と(笑)」とふり返り、「撮影では1日中、苦しんで薬を飲むシーンを何話分も撮ったりするんです。『どうやって差をつけたらいいんだろう!?』と、表現のバランスの取り方で試行錯誤する日々ですね」と苦労した点も明かした。また、作品について「最初は弁護士モノのスタイルで始まり、途中からはだいぶ路線が変わるんですけど、そういう点では“弁護士の仕事をしている1人の人間の生きざま”みたいなものが出ている」と語り、「何と言っても、後からまとめて一気見できるのがいい!実は僕自身、ネット配信サービスでドラマを見るときは、一気見できる作品を選びがちなんですよ(笑)。特に、この『代償』に関しては、最後にまとめて一気見することで、世界観がより深く伝わってくる作品なんじゃないかなって思います」とメッセージを寄せた。そして、得体の知れぬサイコパス・安藤達也を演じるのは、『クローズZERO』シリーズなど数多くの映画やドラマで独特の存在感を放ち続ける高橋努。あたかもゲームを楽しむかのように、自らの手を汚さずに周囲を操り、犯罪を繰り返す脅威の存在をどこまでも薄気味悪く演じる。実は小栗さんと高橋さんは、本作の役柄とは違って昔から大切な親友同士だそう。小栗さんは高橋さんについて「今回の現場でも、努くんの存在にすごく助けられています。普段から親しい間柄なので、先々撮るシーンのお芝居について話したり、読み合わせをしたりしながら、1人だけでは埋まりきらない部分を2人で共有できているんですよ」と撮影でのエピソードも話していた。そのほか、淵上泰史、柳英里紗、柳俊太郎といったいま注目の若手俳優らも出演。また、達也の義母でこれまた悪の権化である道子役には片岡礼子、圭輔を見守り続ける医師・吉田肇役に平田満、圭輔の実力を認めながらも、彼の心の闇を危険視する法律事務所の所長・白石慎次郎役にはベテラン俳優・石橋凌がキャスティングされている。Huluオリジナル連続ドラマ「代償」は2016年秋、Huluにて配信予定(全6話)。(cinemacafe.net)
2016年09月05日7月30日(土)より公開される、史上初のガングロギャル映画『黒い暴動』。この度、村上虹郎率いる劇中バンド「LONDON KO-RINBOW」のメンバーが発表! 併せて本作の新ポスタービジュアルと予告編が解禁された。本作は、石川県の片田舎でガングロギャルに目覚めて青春を疾走した女子高生時代と、その12年後、アラサー女子になった現在を交錯する青春ガングロギャル映画。キャストには、本作初主演となる「non-no」モデル馬場ふみかを始め、『シン・ゴジラ』の柳英里紗、元「SKE48」の平松可奈子、モデルで近年ではドラマや映画にも出演する今井華、『ライチ☆光クラブ』『高台家の人々』の間宮祥太朗らが出演。監督には、構想7年、企画から立ち上げ初長編作品となる新鋭・宇賀那健一が務めている。そして今回、劇中に登場する伝説的バンド「LONDON KO-RINBOW」のメンバーが明らかに!主人公・美羽(馬場さん)に影響を与える「LONDON KO-RINBOW」。人気ヴォーカリスト役には、村上さん。劇中では、熱いライブシーンで神がかったパフォーマンスと歌声を披露。また、その劇中オリジナルソング「Blood orange」では初作詞も担当している。そして、ギターには児玉太智(THE TOKYO)、ベースにTaicene、ドラムは柳田遊寿(五月女五月)が決定した。また7月27日(水)、トークライブスペース「LOFT 9」にて、開催の公開直前イベント「ギャルを野に放て!」にて、映画では見れない「LONDON KO-RINBOW」ライブ特別映像を上映することも決定。公開に向けて完全小説化、今井さんがイメージガールを務めるフェイスマスクPure Smileアートマスクの新シリーズガングロ「マンバ3姉妹」3種が販売、全回にて初日来場者プレゼント、初日舞台挨拶を配信予定の「AbemaTV FRESH! 『黒い暴動』チャンネル」を開設、ネスレアミューズ「ネスレシアター」では本作のスピンオフドラマ全5話を配信など、続々と始動している。さらに到着した予告編では、パラパラを踊るガングロギャルたちや、絶叫する間宮さん、そして予告編後半では主題歌は人気バンド「忘れらんねえよ」が書き下ろした「世界であんたはいちばん綺麗だ」も流れ、物語を一層盛り上げている。『黒い暴動』は7月30日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月26日モデルでタレントの今井華らが、ガングロギャルをテーマにした映画『黒い暴動□』(□は、ハートマーク/7月30日公開)に出演することが11日、発表された。本作は、石川県の片田舎でガングロギャルに目覚めて青春を駆け抜けた女子高生時代と、その12年後、アラサー女子になった主人公たちの現在が交錯する青春映画。特撮『仮面ライダードライブ』(14~15年)のメディック役などの馬場ふみかが主演を務め、初長編作品となる宇賀那健一監督がメガホンを取る。今井のほか、新たに発表されたキャストは、元SKE48・平松可奈子、柳英里紗、黒ギャルユニット・BLACK DIAMONDの面々。男性キャストとして、俳優・間宮祥太朗も登場する。公開に先駆け、ロケ地である石川・イオンシネマ金沢フォーラスで7月24日、ワールドプレミア上映と舞台あいさつも決定した。さらに、特報映像も公開。「世界初!? ガングロギャルムービー!」との言葉が踊り、農場や学校などでトランスを踊ったり、大きな橋の真ん中を自転車で走ったりしている黒ギャルたちの様子が捉えられている。(C)2016『黒い暴動□』(□はハートマーク)フィルムパートナーズ
2016年05月11日人気俳優への登竜門といわれるスーパー戦隊シリーズ。柳美稀さんは、2月に始まった『動物戦隊ジュウオウジャー』でヒロインを務める。「モデルとして活動してきたので演技経験が少なく、オーディションの結果を聞いた時はまさかと思いました。クールな役柄だから、この甘さ控えめの顔がよかったのかも(笑)」。公開間近の映画『セーラー服と機関銃―卒業―』では訳ありの少女を熱演。「自分とかけ離れた役を演じるのは面白いです。でも、普通の女の子役もやってみたいな。王道の恋愛モノとか!」◇やなぎ・みき1997年生まれ。2014年にモデルとしてデビュー。映画『セーラー服と機関銃―卒業―』は3月5日公開。◇海に行くのが一番のリフレッシュ法!◇コーディネートが寂しい時の救世主。◇実家で飼っている猫の小太郎♪※『anan』2016年3月9日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・豊田有紗文・間宮寧子
2016年03月05日俳優の加瀬亮が、WOWOWで4月2日に放送されるスペシャルドラマ『この待の命に』に主演することが18日、明らかになった。舞台はある街の行政組織「動物愛護センター」。センターに配属され、殺処分される犬や猫たちの運命に直面し苦悩する行政獣医・牧田(加瀬)とその同僚・亜紀(戸田恵梨香)の姿を通じ、人間と動物とのあり方をリアルに描いていく。加瀬は「丁寧に書かれていて、淡々とした静かな話だと思いました。 結論を急がずに、声高に何かを叫んでいないところも好きでした。人と動物などの問題は、業を含む難しい題材ですが、今回、このような機会をいただいて、自分にとってさまざまな角度からそれらについて考える良い時間となりました」とコメント。『SPEC』シリーズ以来となる戸田との共演については「『SPEC』のときとはまったく違う関係の役でしたが、自分自身は戸惑いはまったくありませんでした。 戸田さんはとても信頼している役者さんで、いつでも刺激と安心を撮影に与えてくれる人だと思います。 今回は現場で戸田さん一人がズバ抜けて犬との接し方に長けていることにびっくりしました」と、現場での彼女の素顔を披露した。戸田は「私自身、子供の頃から犬と生活をしてきて、たくさんの思いをそれらに抱いていました。この台本を読んだ時には戸惑いましたが、一人でも多くの人に事実を知ってもらうべき題材だと思いましたし、やらせていただけて良かったと思っています。ドラマでは描ききれない事実があります。この作品をきっかけに犬猫に興味がない方たちにも今、日本では何が起こっているのか、そんなことに興味を持ってもらえたら幸いです」と視聴者にメッセージを送っている。監督は緒方明、脚本は青木研次。出演はほかに田中裕子、渋川清彦、黒田大輔、岡山天音、諏訪太朗、篠原篤、柳英里紗、高橋長英、島かおり、きたろう、熊谷真実。ドラマ『この街の命に』はWOWOWプライムにて4月2日(土曜 21:00~)放送。
2016年02月19日独特の色彩感覚が魅力のケーキを作り続けるパティシエール岩柳麻子が新店・パティスリィ アサコ イワヤナギ(PATISSERIE ASAKO IWAYANAGI)を東京・世田谷(東京都世田谷区等々力4-4-5)にオープンした。岩柳は服飾の学校で染色デザインを学んだ後、フランスに赴き独学でケーキの勉強を積んだシェフパティシエ。2005年には、武蔵小山に自身がシェフパティシエとして構える「パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ(patisserie de bon coeur)」をオープンした。その独特の色彩感覚が注目されており、年に2回の新作コレクションを発表するなど新しいアウトプットにも取り組んでいる。「ケーキづくりで最も大切にしているものはリズム」と言う岩柳。パティスリィ アサコ イワヤナギでは、素材、味覚、食感、配色、構成のリズムによってひとつの物語となるようなケーキづくりを行っていく。旬の果物を用い、季節の移ろいが感じられる四季に根ざしたケーキや、バター香る焼きたての焼き菓子などが展開される。自身の名を冠したショップをオープンするにあたり岩柳は「新たな出会いに心を躍らせ、まだ見ぬケーキに思いを馳せる。その人が求める、その物の魅力を引き出す、ケーキをカタチにしていきたい。それが目の前に現れたときには、思わず食べずにはいられなくなる。そんな誰かが幸せそうに頬張る姿を思い浮かべながら、思い出に残るケーキをお届けできるよう、私にしかつくれないケーキを追求していきます」とコメントしている。
2016年01月26日柴咲コウさん、柳楽優弥さんと言えば、シリアスなお芝居の似合う美男美女俳優のおふたりですが、そんなイメージを覆すようなTVCMがいま放送中です。柴咲さんが演じているのが「略奪する女」。柳楽さんが演じているのが「略奪される男」。これは、新感覚リアルタイムストラテジーゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」のお話です。このゲームでは、自分の村に防衛施設を建設し、ほかのプレイヤーの攻撃から村を守ったり、ほかのプレイヤーの村に攻め込んで資源を奪い、村を強化・拡大していきます。「略奪する女」篇では、イギリスの邸宅で、フランスの街中で、アメリカのオフィスビルで、資源を略奪されて落胆する人々がいる一方、日本にいる柴咲さんは、略奪を成功させ、「いただきました!」「ゲット、ゲット」と大喜び。無邪気に喜ぶ笑顔がとてもかわいい柴咲さんが見られます。「略奪される男」篇では、イタリアのカフェで、タイの屋台で、インドのタージマハール前で、資源の略奪を成功させて喜ぶ人々の姿に反し、略奪されたことに気づきショックで思わず声をあげる柳楽さん。この柳楽さんのショックと驚愕の表情には、見ているこちらがビックリするほど。いつものクールでイケメンの柳楽さんはどこへやら。そんなにショックを受けるほど、のめり込んでしまうゲームのようです。「世界各国篇」では、ドレッシーな衣装をまとった柴咲さんと柳楽さんが登場。ニューヨークの街角やモスクワの赤の広場、ロンドンブリッジ、エジプトのピラミッド前から、スマホを手に日本のみなさんへ語りかけます。「クラッシュ・オブ・クラン」が、世界中のさまざまな人から愛される、名実ともにNo.1ゲームであることが伝わってきますが、実はそれらの各国の背景は、渋谷のスクランブル交差点に設置された描き割りのセットであったというオチが。描き割りであることをまるで感じさせない、おふたりの演技にも注目ですね。これらのCMで共演した感想として、柴咲さんは「(柳楽さんが)久しぶりのCM撮影だったらしく、緊張してるって言ってて。いつもこんな感じだからドラマの撮影の時とそんなに変わらない感じでした」と笑ってコメント。また柳楽さんも、「ガチガチですね。僕もそんな相談するくらいキテたので、(柴咲さんから)勇気を与えられた、という感じです」と笑顔。ゲームの主要キャラクターの好みについての質問になると、柴咲さんは「やっぱり女の子。アーチャー」と回答。柳楽さんからは、「バーバリアン。ムキムキ。強そう。タフ!」という答えが。CMを見て気になった人は、ぜひお気に入りのキャラクターを見つけて、略奪に参加してみては?【アプリ概要】アプリ名:クラッシュ・オブ・クラン価格:無料ダウンロードはこちらから( iOS 、 Android )
2015年02月24日柳楽優弥主演の舞台『金閣寺』が4月5日(土)、東京・赤坂ACTシアターで開幕する。本番を翌日に控えた4日、柳楽はじめ水橋研二、水田航生、市川由衣らメインキャストと演出の宮本亜門が同劇場で会見を行った。「金閣寺-TheTempleofTheGoldenPavilion-」チケット情報同作は宮本が三島由紀夫の名作を舞台化したもので、2011年にKAAT神奈川芸術劇場で初演。同年にNY公演も行い好評を博している。今回はメインキャストを一新しての上演。生来の吃音から疎外感に苛まれる主人公・溝口役を柳楽優弥、彼をめぐるふたりの友人を水橋研二と水田航生、溝口の初恋の女性と女師匠のふた役を市川由衣が演じる。「当初は吃音症を強く意識した。稽古に入ってからは、溝口の内面や感情を大事にしなければと考え、亜門さんの指導を受けながら役に近づけていきました」と柳楽。宮本を優しい演出家と聞いていたが「(実際は)とても厳しい人でした」と笑った。宮本は「誰に聞いたんだよ」と苦笑いしながらも「柳楽さんの溝口は内面を露骨に出す」と話す。「柳楽さんが生で出す役者さんということもあって、キャスト全員が舞台に生で存在してほしいと考えた。それがエネルギーとして凝縮され大きな竜巻になるように、細かいところを変えたりしてシーンを作っていった。生の役者の汗とにおいが、それぞれの役から香り立つように怒涛の稽古をしてきました」と自信をのぞかせた。一方ふた役の市川は役作りに悩んだという。「特に女師匠はキリッとした女性。演じたことのない役で難しかったが、まさか亜門さんが実際にやってくれるとは思わなかった。それがすごく格好よくて、参考にさせていただきました」と笑顔。宮本も「僕は(稽古場で)全役やってますよね」と笑う。最後に柳楽が「周りのキャストに支えられながら、この舞台を代表作にするという強い気持ちで本番に挑みたい」と気合を入れると「代表作になりますよ」と宮本が太鼓判を押した。公演は4月5日(土)から19日(土)まで東京・赤坂ACTシアターにて。チケットは発売中。
2014年04月04日「死にゆく父の顔を写真に撮る」という“おつかい”と、行き着いた先に待っていた人生の修羅場で奮闘する姉妹を通して、母の思いや家族の絆を描き出す『チチを撮りに』。このたび、本作が第63回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に正式出品されることが決定した。ジェネレーション部門は児童向けの「Kプラス」と若者向けの「14プラス」の2つから構成され、本作は14プラスに出品される。最優秀賞にはクリスタルベアー賞が贈られる本部門では、2010年に細田守監督作『サマーウォーズ』が出品されている。メガホンを握るのは、本作で長編映画監督デビューを果たし、その独自の感性と視点に熱い視線が集まる中野量太。次代を担うクリエイターを発掘する「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 2012」にて日本人監督として初めて「監督賞」を、さらに今後の可能性を感じる監督に授与される「SKIPシティアワード」をW受賞する快挙を成し遂げた新進気鋭の若手監督だ。オランダ・香港に拠点を置く世界的な映画セールス会社「フォルティッシモ・フィルムズ」が国際販売権を取得し、海外の映画関係者からも熱い期待と確かな評価を集めている注目作となる。おかしくもリアルな掛け合いが見どころの姉妹には、柳英里紗と松原菜野花。また今月15日(土)に行われた、第55回アジア太平洋映画祭(12月14日~16日開催)授賞式にて、本作で心意気ある母親役を演じた渡辺真起子(『ヒミズ』)が、最優秀助演女優賞を受賞!渡辺さんからは「とにかく驚いています。同世代の監督の劇場デビュー作品での今回の受賞は、とても大きな喜びです。関係者のみなさまにお礼を申し上げたいです。監督と100回位ハグしたいです!」と興奮冷めやらぬ喜びの声が届いている。人生が愛おしくなる、ユーモアとペーソスにあふれた日本映画がいま世界中の熱い視線を集めている。『チチを撮りに』は2013年2月16日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。■関連作品:チチを撮りに 2013年2月16日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2012ピクチャーズネットワーク/日吉ヶ丘ピクチャーズ
2012年12月18日佐藤江梨子と柳楽優弥主演の『すべては海になる』が1月23日(土)に公開初日を迎えた。佐藤さん、柳楽さん、そして山田あかね監督による舞台挨拶が都内劇場で行われ、先日結婚式を挙げたばかりの柳楽さんへの祝福ムードで大きな盛り上がりを見せた。どこかで寂しさを感じている書店員の夏樹(佐藤さん)と崩壊した家庭を一人、立て直そうとする高校生の光治(柳楽さん)の「本」を介してのつながりを描いた本作。佐藤さんは、公開初日を迎えての気持ちを尋ねられ「昨日、生まれて初めて流れ星を見たんですよ!まあ…ただのコバエだったんですけど(苦笑)。そのときに『願いごとしなきゃ!』と思って、『たくさんの人が来てくれますように』とお願いしました」と語り、満席の客席を見て喜びの表情を浮かべた。そして「うちの姉と弟は2人とも書店で働いた経験があって、私も働いてみたかったので、夢がかないました!」とニッコリ。実際の本屋での撮影について「貸し切り状態で、本が読み放題だったので、雑誌から芸能人本まで読みました」と語ったが、司会者からの「じゃあ、撮影中にそこのあった本は全部読んだんですか?」という珍妙な質問に思わず「そりゃ無理だろ!」と怒気を含んだツッコミを入れ、次の瞬間ハッと正気に返って「それはムリでしょう?」と優しい笑顔を浮かべて言い直し、会場は笑いに包まれた。柳楽さんが挨拶しようとすると、すかさず客席から「結婚おめでとう!」という祝福の声が。柳楽さんは「ありがとうございます」と笑顔で返した。今回の役について「僕は本を読まないし、2年ぶりの演技ということで、監督に『本読みをやりたい』とメールしました。でも、監督と2人で本読みをやると、監督が相手役を演じるので僕の芝居を見れないんです(苦笑)。監督はそれに気づいて『助監督呼んでいいですか?』って。それから佐藤さんや白井晃さんとかいろんな人が入ってきて、結果オーライでした」とふり返った。監督は柳楽さんについて、というか柳楽さんの結婚について「ウブな少年の役になりきっていて、ガールフレンドの気配を全く見せなかった」と証言。佐藤さんもこれにすかさず「(事前に何も言わなかったことを)責めてない。責めてないよ。でもびっくり!触ったら壊れそうな少年を演じてたので、少し距離を置いて接してたら…『あれー?』って感じ」とやっぱり責めてる?さらに、この映画をどんな人に観てほしいか?という質問に柳楽さんが「ヨメに…」と答えると、佐藤さんは「オー!!」と歓声を上げ、「私も(柳楽さんの奥さんと同じ)エリーだよ!」と興奮した様子でよく分からないアピール。会場には拍手と笑いがわき起こった。『すべては海になる』は新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開中。■関連作品:すべては海になる 2010年1月23日より新宿バルト9、梅田ブルク7ほか全国にて公開©「すべては海になる」パートナーズ■関連記事:サトエリ&柳楽優弥、カンヌで「運命の出会いをした」『すべては海になる』完成披露世界最大のお化け屋敷“戦慄迷宮”が、清水崇監督&柳楽優弥主演で映画化
2010年01月23日