女性アイドルグループ・GANG PARADE(以下ギャンパレ)と磯村勇斗がW主演し、根本宗子が作・演出するPARCOプロデュース2019『プレイハウス』が、8月25日に開幕した。【チケット情報はこちら】本作は、ギャンパレの楽曲を全編に散りばめたミュージカル。劇中では『GANG PARADE』『sugar』『Jealousy Marionnette』『LAST』といった既存曲に加え、新曲の『Wake up Beat!』を含めた14曲が歌唱され、口数の少ない風俗嬢・ヤママチミキと歌舞伎町No.1のカリスマホスト・一ノ瀬聖夜(磯村)を中心とする群像劇が展開される。なお今回、ギャンパレは全員が活動名と同じ源氏名の風俗嬢に扮する。開幕を前にした会見には、ギャンパレ全メンバー、磯村、根本の12人が出席。初めてのミュージカル演出に、根本は「ギャンパレの音楽と芝居がうまくリンクする、今までのパルコ作品にない“お祭り感”満載のジュークボックスミュージカルがつくれたと思います」と胸を張る。ギャンパレを「10人全員が仲良くてバカみたいに体力がある」と紹介すると、メンバーから口々に「部活みたいだったよね!」「マラソンの成果かも」と声があがった。ヤママチは、東京ゲゲゲイのMARIEが手がけた振付に言及。いつもは自分たちでダンスを考案している点と比較して「普段のライブとは異なる姿に注目してください」と“遊び人(ギャンパレファンの総称)”にメッセージを送った。歌い踊るシーンが用意されている磯村は「初ミュージカルで芸劇プレイハウスの大きさに触れ、表現方法に悩みました」と正直な思いを打ち明けつつ、「夏フェスに行くような感覚で楽しんでください」と笑顔を見せる。歌舞伎町のニュー風俗“プレイハウス”で聖夜から指名されたミキは、定期的に自宅へ招かれる関係になりながらも、男女の一線を越えようとしない彼に不安を募らせる。そしてある出来事がきっかけで、抱えた思いが一気に膨れ上がって──。根本の戯曲によく見られる、キャラクターが感情を爆発させ嘆き崩れるシーンは本作にも登場。ギャンパレは力強い歌声とパフォーマンスで観客を圧倒するだけでなく、芝居においても根本の要求に応えていた。またミキが本音をぶつける、脳内の“リトル”を演じる猫背椿のコミカルな存在感にも注目したい。公演は9月1日(日)まで、東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後、9月28日(土)に大阪・森ノ宮ピロティホールでも上演される。チケットぴあでは平日公演の当日引換券を発売中。取材・文:岡山朋代
2019年08月26日脚本家、演出家、女優などいくつもの顔を持つ“ねもしゅー”こと根本宗子が、PARCOプロデュースのもと、以前からファンだったという異色のアイドルグループ、“ギャンパレ”ことGANG PARADEの楽曲でミュージカルを創作する。ギャンパレの10人自身と今をときめく磯村勇斗が主演を務め、栗原類、鳥越裕貴、富川一人、ブルー&スカイ、猫背椿が共演。さらには振付を東京ゲゲゲイのMARIEが手がけるという、なんとも濃いメンツによる公演だ。小さな頃から引っ込み思案で、隠し事が癖になっているミキがついた職業、それは歌舞伎町の風俗嬢。一方、幼少期からチヤホヤされたことしかない聖也は、時を経て歌舞伎町一のカリスマホストとなっていた。みんなの遊び場、歌舞伎町=プレイハウスで真逆のふたりの人生が交錯する時、ミキは人生最大のウソをつく……。「夏フェスを超えるエンタテインメント」、「この夏、最高に気持ちイイ“快感ミュージカル”」を標榜する『プレイハウス』は、本日8月25日より東京芸術劇場・プレイハウスで上演される。文:町田麻子
2019年08月25日パルコと初タッグを組み、根本宗子が作・演出を手がけるPARCOプロデュース2019『プレイハウス』。本作でアイドルグループ・GANG PARADE(以下ギャンパレ)とW主演を務める磯村勇斗に、稽古前の心境を聞いてみた。【チケット情報はこちら】新宿・歌舞伎町を舞台に、ギャンパレ演じる10人の風俗嬢を中心とする群像劇が繰り広げられる本作。磯村は物語の主軸となり、全体をつなぐ役割のカリスマホスト・一ノ瀬聖也を演じる。初主演、初めてのミュージカル出演を「楽しみであり挑戦の場」と捉えつつ、台本の到着を前に作品について思いをめぐらせている段階だという。出演が決まって根本と会った折に、自らの生い立ちをヒアリングされた磯村。公演フライヤーに記されている「人からちやほやされることしか経験せずに育った」聖也のキャラクターには、1列に並ぶ女子へひとりずつキスした幼稚園時代の“モテ期”エピソードが反映されているのでは、と類推する。当時からカリスマホストの片鱗が?……と筆者が尋ねると「昔とは違いますよ」と笑顔で謙遜。同時に「人を惹きつける力を演技でどう見せるか、実在するホストの方と友人になって密着してみたい」と役づくりに対して積極的な姿勢を見せた。一方で、聖夜(也)はクスリが手放せない“影”のあるキャラクターとして描かれる。磯村は「影があるからこそ輝ける聖夜(也)の二面性を、バックボーンを設定して使い分けるように演じていきたいですね」と現段階での構想を明らかにした。ギャンパレが自身の楽曲に乗せて風俗嬢の切実な思いを歌い上げるなら、芝居パートでメインを張る磯村はどのようなパフォーマンスを展開するのか。最後まで見届けよう。また磯村は本作を「これまでのミュージカルとは異なる、ライブに近い新感覚の作品になりそう」と予想。その要素となるギャンパレの野音ライブに足を運んだ時の感想を「カワイイというよりクールでエネルギッシュ。本当にパワフルでしびれました!」と熱く語り、MVを観て楽曲に親しむなど“遊び人(ギャンパレファンの総称)”として彼女たちを応援している日常を覗かせた。『プレイハウス』は、8月25日(日)から9月1日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、9月28日(土)に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演される。取材・文:岡山朋代
2019年07月08日アイドルグループ「GANG PARADE」(以下ギャンパレ)を主演に、彼女たちの楽曲でミュージカルを!劇団旗揚げ10周年を迎えた根本宗子が、そんな熱い企画でパルコ・プロデュースの舞台に初登場する。もともとギャンパレのファンで彼女たちを知り尽くした根本はどんな世界を生み出そうとしているのか。次世代の演劇界を担う作・演出家に聞いた。【チケット情報はこちら】「みんなの遊び場 」をキャッチフレーズにし、ファンを「遊び人」と呼んでいるギャンパレ。その精神を魅力に感じた根本は、そこから発想を膨らませて、今回の『プレイハウス』を作ろうとしている。始まりは、「ギャンパレで遊び場を表現しようと思ったときに、こんなにたくさんの人数がいるグループとお芝居が作れる機会もないので、バーレスクっぽいものがやってみたいなと思った」ことだったと語る根本。そこから、近未来の新宿歌舞伎町を舞台にした、“歌舞伎町プレイハウス”にいる10人の謎めいた風俗嬢の物語が立ち上がっていった。そこで描くのは、「普通の作家はここまで書かないだろうというところまで書くのが、自分の芝居の色だと思っている」という根本だから見せられる「それぞれの女の子の切実な思い」だ。しかもそれが、ギャンパレの楽曲のカッコよさを活かしながら歌って踊って描かれる。「私の芝居は基本的に、何を思っているかっていうことを全員がものすごくしゃべるんですけど、歌ったほうが伝わることも大いにあって、音楽は自分の演劇を広げてくれるなと思っているんです」。また、もともとある楽曲を使いながらも、「無理やりストーリーにした感がまったくないように(笑)、かなり考えていますし、そうならないような楽曲をギャンパレは歌っているので。ストーリーと自然につながっていくのをぜひ楽しみにしていただければ」と強調する。ギャンパレが作り出す世界でうごめく人物には、男性主演として、朝ドラ『ひよっこ』で一躍注目を集めた磯村勇斗が登場。磯村を取り囲むギャンパレの姿はまたカッコよさを増すだろう。「彼女たちはパフォーマーとしての意識が高いので一緒に作っていくことが楽しみですし。今回は彼女たちにエモーショナルなものを求めていて、そこは役者が本業じゃない彼女たちだからこそ、技術ではなく熱量で出せるものがあると期待しています」。根本とギャンパレの魅力がふんだんに盛り込まれるミュージカル。面白いことになりそうだ。公演は8月25日(日)から9月1日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演。チケットは現在、チケットぴあにて抽選先行プレリザーブを受付中。取材・文:大内弓子
2019年06月05日ふいに聞こえてきたセリフから妄想を展開する、劇作家の根本宗子さん。今回の妄想主役は「妄想させてくれないふたり」です。ファミレスで隣の席に座っていた、23歳のギャルと25歳のギャル男のカップル。12月20日に開幕した『愛犬ポリーの死、そして家族の話』。台本を手直しするため、久しぶりにファミレスで半日くらい過ごした。昼食と夕食を同じファミレスでとるくらい長時間滞在したので、気づいたら隣の席が5回転くらいしてた。最後に隣になったカップルの会話が本当に凄まじ過ぎた。ギャル「妹がデキ婚するかもしれないけど、しないかもしれない」から始まり、ギャル「あんたといても先が見えない」とデキ婚話から自分達のこの先まで話が広がっていった。彼氏のギャル男のほうは呑気に食べている。彼女の怒りは増すばかり。ギャル「あんたどんだけ食べるの?話聞いてんの?」「結婚」というかなり深刻な話題中もオムライスをばくばく食べ、その後パンケーキを食べ、唐揚げを食べ、スープを飲み、さらにアイスを食べると言い出すギャル男。妄想スイッチオン!一向に黙らないこの二人。妄想スイッチを入れたいセリフがたくさん出てくるのに全然スイッチを押させてくれない。しかもずっと聞いているのに、何故その話からその話に展開したのかが全く理解できない。さっきまで結婚について怒っていたギャルは、「サーティワンに行きたい」と言い出すし、それなのに、ギャル男はファミレスでアイスを頼んでいる。この二人の会話はどんな終わりを迎えるのだろう。最後まで聞いていると、ギャル「サーティワンでソルベ食べて、TSUTAYAで映画借りて、それ観て1時までに寝るよ。わかった?行くよ」という一言で二人はファミレスを出て行った。なんだろうこの掴めなさ…。そして、私はずっとこのカップル、彼氏をひもだと思っていた。しかし違ったのだ、ファミレスで4000円近く食べた会計は全て彼氏が彼女がトイレに行ってる間に支払い、それに対して彼女はしっかりと「ありがとね」とにっこり微笑みお礼を言っていた。ちゃんとしている二人だ。ねもと・しゅうこ1989年、東京都生まれの劇作家。月刊「根本宗子」公演『愛犬ポリーの死、そして家族の話』が、下北沢・本多劇場で上演中。※『anan』2019年1月2・9日号より。(by anan編集部)
2019年01月08日劇作家・演出家として活動を始めて来年10周年の根本宗子さん。演劇界のみならず、ミュージシャンやアイドルなどからも支持される、その創作の泉とは。――演劇を始められたきっかけは、松尾スズキさんの舞台をご覧になったことだそうですね。いまもファンだと公言されています。一般的に、松尾さんのような作品を作りたい、と考えそうな気がしますが、作風は全然違いますね。根本:演劇を始めた最初の理由は、完全に、松尾さんに会ってみたい、話してみたい、松尾さんの芝居に出てみたい、でした。でも、いまさら大人計画に入るのは難しいだろうし、入れたとして、下積みからやるのは性格的に合わない。それなら、別の近道を行こう、と。でも、中学生の時に大怪我をして以来、動きに制限もあるので、役者として使ってもらうのは難しい。消去法で“自分で書く”ってことになったんです。だから最初は、何か訴えたいものがあって書き始めたわけじゃないんです。演劇を始める時、自分の立ち位置みたいなものをすごく考えたんです。当時、しっかりとしたストーリーラインがわかりやすくある芝居を作っている人があまりいなくて、自分が出ていくには、そっちをやった方がいいんだろうなって思ったんです。「若いんだから、好きなものを書け」って言われることが多かったんですが、そういう若手はたくさんいる。敢えてその逆を行った方が、早く上手くいくって信じていました。演劇自体が好きだったので、どんな形でも、自分が演劇をやれていることが楽しかった、というのもあります。いまは、そこはクリアできているんで、自分の芝居に飽きないように、劇団公演ではできるだけ新しいチャレンジをしていこうとしています。――そうなんですね。根本:ただ、演劇を始めた時から、別の選択肢を考えたことはなかったです。怪我をした時点で、モーグルという一番やりたいことは絶たれましたから、さらに新しい道なんて余裕もなかったです。じつは、怪我をして二度と競技には戻れないとわかって、一発目に観たのが松尾さんの『ニンゲン御破産』だったんです。その時、物語は全然理解できなかったけれど、松尾さんが私の気持ちをわかってくれているって、勘違いしちゃったんですよね(笑)。舞台を観に行っているのに、まるでカウンセリングを受けに行くような感覚。それまでも演劇はたくさん観ていたけれど、そんな気持ちになったのは初めてで、演劇は観て楽しむだけじゃなく、人の人生に訴えかけることができるものなんだとも思いました。作品を作る時、つねに考えるのは、あの時の私が客席にいたらどう思うかということ。その感覚は、ずっとなくしたくないなと思っています。――いま演劇をやっているモチベーションは何ですか?根本:自分じゃない話を書くのが楽しくなっている、というのがひとつ。そしてもうひとつは、自分が作ったものに対して、お客さんのリアクションが返ってくるということでしょうか。うちの芝居の最大の面白さは、男女でリアクションが全然違うこと。あるシーンで男性のお客さんが笑っていると、女性のお客さんが「ここは笑うところじゃない」って怒ったり。いまだに私が予想もしない反応がお客さんから返ってくることがあって。――戯曲を書かれる時は、役者さんにアテ書きされるんですか?根本:私のなかで、見た目の説得力ってすごく大事なんですね。昔から、小劇場の舞台で、さほどキレイじゃない人が、すっごいキレイでモテる役を演じていたりするのが嫌で仕方なかったんです(笑)。それは、キレイじゃないといけないということではなく、例えば、周りから可愛いともてはやされているけれど、自分ではそこまで可愛いとは思えなくて、周りの言葉をストレートに受け止められない女性…という役だったら納得できるのに、ということです。――ご自身にもアテ書きですか?根本:小劇場で活躍する女優さんって、ちょっと個性が強いというか、普通の会社員はやってないよな、って思わせる人が多いんです。そのなかで私は、普通に会社員をやっていそうにも見える。一時期は、自分も奇抜な服を着て、個性的なキャラクターに見せていたんですけれどやめました。いまは、この普通の感覚を大事にしていこうと思っています。――来年には30歳を迎えます。この先、人生のステージが変わっていくかもしれませんが、演劇を一生続けると思いますか?根本:続けていくと思います。それは、自分が演劇に救われた経験があるから。あの時の自分が客席にいる限りは、やめないと思います。ねもと・しゅうこ1989年生まれ、東京都出身。‘09年に劇団・月刊「根本宗子」を旗揚げし、すべての公演の作・演出を手がける。女優としても、自作のほか岩松了さんや赤堀雅秋さんの舞台などにも出演。現在、毎週月曜日の深夜にOAされているラジオ『根本宗子と長井短のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)に出演中。月刊「根本宗子」第16号『愛犬ポリーの死、そして家族の話』は、12月20日(木)~31日(月)下北沢・本多劇場にて上演。物語のキーとなる“愛犬ポリー”を演じるのは、大人計画の村杉蝉之介さん。「村杉蝉之介が、犬になるまでの過程」を、気鋭の映像ディレクター・山岸聖太監督が完全密着した映像が公式サイトにて公開中。※『anan』2018年12月26日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年12月23日弊誌で「妄想スイッチ」を連載中の根本宗子さん。劇作家・演出家として活動を始めて来年10周年。演劇界のみならず、ミュージシャンやアイドルなどからも支持される、その創作の泉とは。演劇は、人の人生に訴えかけることができるものなんだ。友達だと言いながら、格付けしたり、マウンティングしたり。恋愛に対する執着から、とんでもない行動に出たり。女子の嫌な部分や痛々しい“あるある”を、ポップな演劇に仕立てる根本宗子さん。いまその作風が幅広い年齢層に支持され、自らの名前を冠した劇団、月刊「根本宗子」は、年々観客動員を増やしている。―― 19歳で劇団を立ち上げ、2年前には本多劇場に進出。近年はドラマや映画の脚本を手がけたり、活動の幅を広げていますね。根本:よく“いま話題の”とか、“ノリに乗っている”と紹介していただくんですが、私自身は極めて自己評価が低い人。ただ、以前は出演をオファーしてもなかなか叶わなかったのが、いまはやりたいと思った俳優さんとお仕事ができる状況にはなっています。あと、一昨年に事務所に入り、それまで完全にひとりでやっていたのが、いまは私が企画したことをどう実現させ、規模を大きくしていくかを一緒に考えてくれる人ができました。ただ、クリエイティブの部分を担うのはあくまで私で、そこは変わっていません。逆に、外部のプロデュース公演で作・演出をさせていただく機会が増えたので、自分のなかでは月刊「根本宗子」では劇団公演でしかやれないことを意識するようになっています。――実際に、創作する上でどんな違いがあるんでしょう?根本:自分のなかでは作品の組み立て方から違うんです。戯曲を書く時って、いつでもお客さん視点を入れて書くんです。それは私の強みでもあり、弱点でもあるんですけど…。例えば、昨年、KAT-TUNの上田竜也さんが主演の『新世界ロマンスオーケストラ』という舞台をやらせていただきましたが、その時に考えたのは、上田さんのファンの方々が何を観たいかでした。私がファンなら、舞台から1秒たりともハケてほしくない。それなら…というところから物語を作っていったんです。でも劇団公演に関しては、劇団についてくださっているお客さんに向けて書いています。主役の人ありきで書くのがプロデュース公演で、自分の視点で書くのが劇団公演、というのが大きな違いだと思います。――以前は、主人公を取り巻く恋愛を主軸にした物語が多かったですが、ここ最近は、家族や外の世界も描くなど、作品のテーマも広がっているように感じます。根本:単純に、以前は自分や自分の周りで起きたことを書いてきたんです。まったくそのままではなく、何かに置き換えることはしていますが。でも、昨年手がけた『皆、シンデレラがやりたい。』で書いたのは、若いアイドルにハマる40代の女性たち。自分もアイドル好きなので、反映されている部分はありますけれど、自分のことじゃない話を書いたのは大きな変化でした。いま、自分の視点から見た40代、50代の人を描くことに面白さを感じています。――次回作『愛犬ポリーの死、そして家族の話』も、そんな近年の根本さんの変化を感じられる作品になっているんでしょうか。根本:今回は、昔自分が思っていたことと、いまの自分が思っていることの両方を交ぜて書いています。若い青山美郷さんが演じるキャラクターには、昔の自分が考えていたようなことを、50代の村杉蝉之介さんには、いまの自分から見たその世代を描かなければいけない。お客さんからどんなリアクションが返ってくるか想像がつかない部分が多い公演なので、私自身、どうなるか楽しみなんです。――根本さんにとっては挑戦的な公演でもあるんですね。根本:今回、3組の夫婦が登場しますが、それぞれ夫婦の関係性も、空気感も違うんです。私は結婚したことがないので、自分ではわからないけれど、実際にあるさまざまな夫婦のケースを投影させました。いままでは、この人のこの時の感情はこうだろうというのが自分のなかに明確にある形で書いてきて、演じる役者に対しても、こう演じてください、とはっきり言えたんです。でも今回は、書いている私にもわからない…私の物差しでは測れない感情とか思考回路というものも描いている。役者さんに委ねる部分もあるだろうし、お互いに稽古場でコミュニケーションをとりながら作っていく部分が多くなるのかなと思っています。――役者に委ねられるようになったのは、なぜなんでしょう?根本:役者さんを信じてなかったわけじゃないけれど、全部を自分で決めていないと不安だったんです。それが年々変わって、少しずつ自由度が増してきています。とはいえ、アドリブをどんどん入れてください、ということではなく、役者さんが、私が考えていたものと違う芝居を提示してきた時、それもありと思えるようになったというか。私のキャパシティが広がったということなんでしょうね。今回、村杉さんに出演をお願いした理由もそれなんです。これまで村杉さんがやられてきた芝居とは全然違うタイプの作品ですし、この時に村杉さんならどう演じるかを、作品のなかに反映させていけたらなと思っているんです。ねもと・しゅうこ1989年生まれ、東京都出身。‘09年に劇団・月刊「根本宗子」を旗揚げし、すべての公演の作・演出を手がける。女優としても、自作のほか岩松了さんや赤堀雅秋さんの舞台などにも出演。現在、毎週月曜日の深夜にOAされているラジオ『根本宗子と長井短のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)に出演中。月刊「根本宗子」第16号『愛犬ポリーの死、そして家族の話』は、12月20日(木)~31日(月)下北沢・本多劇場にて上演。物語のキーとなる“愛犬ポリー”を演じるのは、大人計画の村杉蝉之介さん。「村杉蝉之介が、犬になるまでの過程」を、気鋭の映像ディレクター・山岸聖太監督が完全密着した映像が公式サイトにて公開中。※『anan』2018年12月26日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年12月20日舞台だけにとどまらずニッポン放送「オールナイトニッポンゼロ」のパーソナリティを務めるなど、若手劇作家として活躍する根本宗子。今年12月の本公演「愛犬ポリーの死、そして家族の話」で出演をオファーしたのが大人計画の村杉蝉之介だ。根本は本作を「ずっとやりたかった作品。新しく家族になる人と、元から家族だった人たちとの家族の話」と話す。ふたりに話を聞いた。【チケット情報はこちら】物語は4姉妹の4女(青山美郷)が溺愛している愛犬ポリー(村杉)が死ぬところから始まる。その後、その4女が親交を深めていくのが村杉だ(犬と2役)。「今回は役の設定ありきでお声がけしたんです。仮に自分が24歳の青山さんの家族だったとして、村杉さんを突然連れてきたら、歳の差もありますし、何だろうな?って思うじゃないですか (笑)。でも、村杉さんって優しそうだし、女性の気持ちもわかってくれそう。物語上もふたりの関係は歳の差以外は理想的で、何も非の打ちどころがないように見せたいなと。でも、姉妹たちから理解されるわけがない。姉妹たちもまたみんな難ありの夫婦ばかりなのに」(根本)。若いながら根本は”対立”を描く名手だ。すでに火種を感じるが「女3人っていう構図が大好きなんです。今回の姉妹も4女を除くと3人。4女に票を入れなきゃいけないときに2:1とかになりますから、絶対にうまくいかないじゃないですか」とさらなる対立のやりとりを期待させる。そんな根本の作風について村杉は「笑いの入り方がすごく好き。いくらでも嫌な展開にもっていけるのに、どろどろしないですし、笑いがちゃんといい具合に入っていてすごいですよね」と評価する。今回のオファーについても「若いひとの作る新しいものに出てみたい気持ちがあったので普通にうれしかったです」と率直に話す。「今回は村杉さんは理想的な優しい男性の役。ある意味私の理想像を描いてる部分があります。ずっと大人計画やグループ魂での村杉さんを拝見してきましたけど、がっつり恋愛ものをやってる村杉さんを観たことがなくて」という根本の言葉に「そうかもしれないですね、いつも変な役が多いので(笑)。こういう普通の役も珍しいですし、今まで観たことがない大人計画とはちがう村杉蝉之介を引き出してもらえるのでは。楽しみだし怖いしいろいろありますが、新しい僕を観てほしい(笑)」と最年長ながら、あくまで謙虚に意気込む。また、ラストにある大きなカタルシスを生む仕掛けも根本作品の醍醐味。「やっぱりエンタメが好きなんです。お客さんには最終的にスカッとして帰ってもらいたい。しかも今回は年末ですし(笑)あー…スカッとするかな…まあそれは観ていただいて(笑)」(根本)とサービス精神旺盛な最後の大仕掛けも楽しみだ。公演は12月20日(木)より東京・本多劇場にて。千秋楽の12月31日(月)は終演後にカウントダウンイベントあり。チケットは発売中。
2018年11月27日「2018ミス・アース・ジャパン日本大会」が23日、東京・文京区のホテル椿山荘東京で行われ、石川県代表の田中美緒さん(たなか みお・24歳)がグランプリに選ばれた。11月3日にフィリピンで開催される世界大会への出場権が得られる、日本代表を選出するこの日の選考会に、ファイナリスト26人が登壇。1stセッションのカジュアルウェアで16人が選ばれ、2ndセッションの水着審査で10人が、3rdセッションのドレス審査で5人が通過。選ばれた5人がファイナル審査の質疑応答に臨み、グランプリには「2018ミス・アース・ジャパン」に石川県出身で石川県代表の田中美緒さんが選ばれた。名前を呼ばれて思わず涙ぐんだ田中さん。「ファイナリストの皆さんとはお互いを高めてここまで来ました。そして今日まで支えてくださった関係者の皆さま、私をこのような舞台に立たせてくださったモデル事務所の方々には感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の言葉を口にし、「世界大会では大きな身長(178cm)をいかし、強い意思を持って世界大会で爪痕を残したいと思います。それと日本の良さを発信していきたいですね」と世界大会の抱負を語った。田中さんは、現在、石川のモデル事務所に所属している。「石川のショーでデザイナーさんのお洋服を着たりしています」と地元での活動がメインで、今後については「芸能界に興味はありますが、その前に環境保全を訴えていくことが大事だと思っています」と語った。続けて「石川は水と緑の街がいっぱいで、今の自分がいるのは豊かな自然があったからこそ。石川の良さをもっと発信して活性化していきたいと思っています」と話すなど、地元愛をアピールした。ミス・アースは、2001年から開催されている世界4大ミスコンテストの1つ。それぞれの国の代表が地球環境問題を訴える活動を行い、保護活動に対する意識の向上を促すことを目的とする。11月3日にフィリピンで開催される今年の世界大会には、80カ国以上の国の代表が集結。日本からはこの日選ばれた田中さんが出場する。なお、2位のミス・エアー・ジャパンには三栖明日香さん、3位のミス・ウォーター・ジャパンには嘉手川奈菜さん、4位のミス・ファイアー・ジャパンには阿部明日香さんがそれぞれ選ばれた。ほか、この日はミスター・ジャパンも開催され、東京都代表の滝村剛さん(22歳)がグランプリに輝いた。
2018年07月24日春から初夏にかけてのこの季節は髪の毛の乾燥が気になる時期。とくに、妊娠・出産をきっかけに抜け毛・薄毛・パサつき・うねりなどの髪悩み続発で「正直おしゃれから気持ちが遠のいている(涙)」……なんてママたちも少なくないのでは?そこで、体質・体調・季節の変わり目に陥りがちな髪悩みをあらゆるアプローチでケアしてくれる、選りすぐりのヘアケア情報をお届けします。ダメージ補修&時短で“ふわ艶スタイリング”「dear mayuko」 ヘアオイル繭から生まれた保湿成分「ピュアセリシン™」配合頭からつま先までを“素肌”と考えて、“繭”(まゆ)から生まれた保湿成分「ピュアセリシン™」をキー成分に、スキンケア、ヘアケア/ボディケアライン等を展開するビューティーブランド「dear mayuko(ディアマユコ)」。子どもと一緒に使えるバスミルクやベースメイク、メンズスキンケアアイテムのほか、ハンドタオルなどの雑貨など、ギフトにも最適なアイテムが揃う。パサつき、ごわつきなど、春から夏にかけて真っ先に悩まされる髪トラブルの原因は、空気の乾燥や紫外線、ヘアカラー、アイロンなどのダメージ、ホルモンバランスの変化など、外的要因と内的要因が重なり合っておきるケースが多いそう。そんなとき、いつものケアにプラスしたいワンアイテムが“ヘアオイル”。ヘアオイルとひとことで言っても、さまざまな商品があふれるなかでどれを選べばよいの? という方におすすめしたいのが、“繭”(まゆ)から生まれた保湿成分「ピュアセリシン™」をキー成分に、スキンケア/ヘアケア/ボディケアライン等を展開するビューティーブランド「dear mayuko(ディアマユコ)」から、この春誕生したヘアオイルです。「dear mayuko ヘアオイル」 50mL 3,200円(税抜)“一生モノのキレイを作る” ため、常に心地よく美容効果を発揮してくれる繭由来の保湿成分「セリシン」を、高純度で精製した希少な「ピュアセリシン™」を配合したヘアオイル。 外からと内からのダメージ要因に対し、高い浸透力をもつ「ピュアセリシン™」がすばやくアプローチ。キューティクル接着や内部補修に加えて、うるおいやツヤを与え、気になるパサつきも抑えてくれます。繊維メーカー「セーレン株式会社」が世界初の技術により、繭から抽出精製した高純度なセリシン「ピュアセリシン™」を配合した「dear mayuko(ディアマユコ)」ヘアオイル 50mL 3,200円。写真奥は、頭皮をケアしながらハリのある髪に洗いあげる「スカルプ&ヘア シャンプー スムース/モイスト」300mL 3,800円 と「スカルプ&ヘアトリートメント」200g 4,800円。ついついラインでバスルームに飾っておきたくなる美パッケージ。 ※すべて税抜価格入浴後、タオルドライした髪全体にオイルをなじませ、ドライヤーで乾かすシンプルステップ。翌朝の髪のコンディションは整いやすくなり、ふわ艶スタイリングをスムーズにしてくれます。また、このワンステップケアで、キューティクル補修、枝毛予防、静電気予防、褪色予防など、髪外部のダメージ補修も兼ねてくれるので、使い続けるごとに傷みにくい髪に導いてくれる点も嬉しい。何ごとも時短マストなママたちにとって、手放せないアイテムとなりそうです。【お問い合わせ】Dear Mayuko 株式会社 Tel. 0120-115-177 お手頃価格の本格オーガニックヘアケア「THE PUBLIC ORGANIC」シャンプー&トリートメントバスタイムで髪も心もケアする “ホリスティック精油美容”“ホリスティック精油美容”がコンセプトの「THE PUBLIC ORGANIC(ザ パブリック オーガニック)」のシリーズ。シャンプー&ヘアトリートメントは本格オーガニック基準に沿った100%精油調香でありながら、500mL 1,544円(税抜)というリーズナブルな価格帯も魅力。昨夏発売のヘアパック(右上)と、続いて発売されたボディシャンプー(右下)もおすすめ。季節の変わり目、とくに春は環境の変化も多いことからホルモンバランスが崩れがちです。ストレス社会で奮闘する現代女性はもとより、妊娠・出産などでホルモン値のアップダウンを繰り返したママたちの多くは、産後の抜け毛や薄毛、うねりやパサつきなど、とくに内側からのダメージ要因で悩んでいる人が多いと言います。そんなママたちにおすすめしたいのが、「THE PUBLIC ORGANIC(ザ パブリック オーガニック)」のヘアケアプロダクト。精油の生理活性作用に着目した “ホリスティック精油美容” をコンセプトに開発されており、根本アイデアは “バスタイムを有効活用しながら、ホリスティック精油美容を毎日の暮らしに取り入れる”というもの。右:スーパーリフレッシュ シャンプー 500mL 1,544円、詰替価格 400mL 1,090円 左:スーパーリラックス ヘア トリートメント 1,544円、詰替価格 400mL 1,090円オーガニックオリーブオイルと植物由来アミノ酸系濃密泡で地肌をやさしく洗浄。たっぷりうるおいを与えながら、しっとりまとまりのある洗い上がりに。ヘアトリートメントは、オーガニックホホバオイルとシアバターの濃厚オイルでダメージ毛をしっとり保湿。※すべて税抜価格ほどよい湿度を保ったバスルームで、100%精油調香されたシャンプーやコンディショナーでヘアケアすることで、効率的に「嗅覚器」「皮膚」の2つの経路から精油の力を取り入れて心と体を包括的にケアするという画期的なアイテムです。左:スーパー リラックス シャンプー 500mL 1,544円、詰替価格 400mL 1,090円右:スーパーリラックス ヘア トリートメント 1,544円、詰替価格 400mL 1,090円シャンプーは、オーガニックヒマワリオイルと植物由来アミノ酸系濃密泡で地肌をやさしく洗浄。うるおいを与えながら、さらさらふんわりとした洗い上がりに。ヘアトリートメントは、アプリコットオイルの軽やかな保湿オイルがパサつく髪にうるおい補給。髪一本一本をなめらかな指通りにしながら、さらさらふんわりとした髪に。※すべて税抜価格ラインは「スーパーリフレッシュ」(うるおいを保ちながら保湿洗浄。オレンジ精油&ユーカリ精油で“自律神経のバランスをリフレッシュ状態に導く”)と、「スーパーリラックス」(パサつく髪に浸透保湿。ラベンダー精油&ゼラニウム精油で“自律神経”バランスをリラックス状態に導く)の2種で、計6アイテム。毎日の疲れを癒したいバスタイム中は、本格的な精油の香りでとことんリラックス&リフレッシュを。お手頃価格なので継続しやすいのも嬉しいポイントです。【お問い合わせ】カラーズ株式会社 Tel. 050-2018-2557 医学発想の新技術で髪質改善を提案「FLOWDIA」アウトバス トリートメントダメージ集中ケアでもベタつかず髪本来のサラサラ自然な質感「医学発想の新技術で髪質改善を提案」するのが、デミ コスメティクスが展開するヘアケアブランド「FLOWDIA(フローディア)」。本来の髪質と求める質感を4つのタイプに分類し、タイプ別に提案されるフローディア シャンプー / トリートメント(トリートメント(各50mL 800円 / 400mL 5,600円 / 350mL(詰替)3,100円)※すべて税抜価格 ※サロン専売品。取り扱いサロン店はHPを参照「何を試してもいまひとつ」。出産を機になかなか抜け出せない毛髪トラブルのスパイラル。その原因のひとつに、カラーリングや紫外線などの影響で毛髪内にできる大きな空洞「メラニンクラック」があることに着目し、「医学発想の新技術で髪質改善を提案」するのが、デミ コスメティクスが展開するヘアケアブランド「FLOWDIA(フローディア)」です。デミ コスメティクスでは、この新たなダメージ「メラニンクラック」をケアするため、7年の歳月をかけ、これまでにない毛髪ケアシステムを開発。 “ダメージ部分だけに反応” して補修成分を定着させる「バルネイドシステム」が、不自然なギラつきやベタつきのない “髪本来のサラサラとした自然な質感” を実現してくれます。「FLOWDIA(フローディア)」の全ライン(各4種のシャンプーとトリートメント、3種のアウトバストリートメント)のなかでも、とくにおすすめしたいのが、乾燥から髪を守り、求める質感を叶えた艶髪に導いてくれるアウトバス トリートメント「コート ミルク スムース」と「コート ミルク モイスト」です。左:サラサラ感、なめらかさを求める髪におすすめな「FLOWDIA(フローディア)」アウトバス トリートメント/コート ミルク スムース右:まとまり感、しっとりうるおい感を求める髪におすすめな「FLOWDIA(フローディア)」アウトバス トリートメント/コート ミルク モイスト(各95g 2,800円)※すべて税抜価格入浴後、タオルドライで水分をよく拭きとった髪に1~2プッシュ分を(髪の先端から全体にかけて)まんべんなく塗布。その後ドライヤーで乾かすだけの簡単ステップで「やわらかくなめらかな/しっとりとうるおいのある」仕上りを叶えてくれます。シャンプー、トリートメントを含むライン共通のフローラルブーケの香りも、心地よく五感を刺激。風になびく艶髪とともに香りが楽しめる点も魅力です。【お問い合わせ】デミ コスメティクス お客様相談室 Tel. 0120-68-7968 いかがでしたか? ハリ、コシ、うるおい、艶、を諦めちゃうなんてもったいない! と思えるほど、秀逸なヘアケアアイテムやサロンケアが続々登場するこの季節、ポジティブマインドで春のおしゃれ&お出かけを楽しんでくださいね。
2018年04月23日表面ケアではなく根本ケア鈴木ハーブ研究所が発売中の「アンデコール高機能美容オイル」で、肌の土台を作る「根本ケア」を提案している。ハーブの力により肌をうるおいで満たし、肌の悩みを解消してくれる。化粧品を変えてみても解消されない肌の悩み。冬の乾燥によるトラブルや、加齢にともなう肌の衰え、化粧ノリが悪くなったなど、女性なら誰でも感じることのある肌トラブル。実はそれらは表面ケアだけに頼ってしまったことによる肌の土台が崩れてしまったことによるもの。そのため、肌自身で美しい肌を作るためには「根本ケア」で肌の土台を作ることが重要だ。「根本ケア」とは肌が自らうるおい、化粧品などによる外からの栄養がなくてもハリや弾力を作り出すことができるように導いていくものだ。年齢肌だからとあきらめていた人でもこの「アンデコール高機能美容オイル」で土台を作り美しい肌を育てていくことができる。簡単なのに肌改善「アンデコール高機能美容オイル」は洗顔後にすぐ化粧水の前に使用する。ハリや透明感などの肌が持つ本来の力を呼び覚ましてくれる効果的な成分が分子サイズで配合されているので角層にすみずみまで染みわたる。使い心地はさらっとしているが、なじませた後はしっとりとした肌に仕上がる。内容量は15mlで、価格は税込8,424円となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※鈴木ハーブ研究所プレスリリース(ValuePress!)
2017年01月26日アイドルグループ・KAT-TUNの上田竜也が、舞台『新世界ロマンスオーケストラ』に主演することが24日、わかった。作・演出を根本宗子が務める。同作は、劇団『月刊「根本宗子」』主宰の根本が手がけたオリジナル作。間もなく30歳を迎えるインディーズバンドのボーカルを・拓翔(上田)に、メジャーデビューの話が舞い込んできたが、実は拓翔は複数の女性に何股も掛け、誰が自分にメリットがあるのか天秤にかけている……というコメディーとなる。シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』、故・蜷川幸雄さんの『冬眠する熊に添い寝してごらん』、岩松了の『青い瞳』など実力派話題作に出演してきた上田は、今回が3年ぶりの舞台となる。上田は現在、日本テレビ系ドラマ『視覚探偵 日暮旅人』(毎週日曜夜22:30~)に出演しているが、同作に続いて「こうして芝居が出来ることに凄く幸せを感じています」と喜びのコメントを寄せ、「KAT-TUNにまた良い形で還元できるように、そして追い風を吹かせられるように、しっかりと努力し勉強し、真っ正面からぶつかりたいと思います」と意気込んだ。また、根本は「男性が中心にいて、周りに女子が群がっているハーレムな感じで、でもラブシーンなし、な作品をいつか作ってみたい、そんなことが成立する男性はめったにいない! 今回がチャンス」と意欲は十分。共演には清水くるみ、早織、青山美郷、長井短といった女性陣の他、宮崎吐夢、西田尚美の豪華キャスト、作・演出の根本が名を連ねる。「グローブ座の温度をガンガン上げたいと思います」という根本は、「毎日劇場に足が向かってしまうような中毒性溢れる作品になるようなワクワクが止まりません」と心境を吐露し、「この舞台、本当にはわたしが一番客席で観たいです!」と期待を語った。東京公演は東京グローブ座で4月30日~5月21日。大阪公演はシアター・ドラマシティで5月26日~28日。■上田竜也コメントまずは2017年の初めにファンの皆様へ、こうして素晴らしい報告を出来ることを嬉しく思います。3年ぶりに主演をさせていただくのですが、その間に中村獅童さんをはじめ色々な方の背中を見て、座長の姿を勉強させていただきました。その経験をいかして、良い意味でステージで派手に暴れ、このカンパニーを引っ張っていきたいと思います。またドラマ『視覚探偵 日暮旅人』に続き、こうして芝居が出来ることに凄く幸せを感じています。しっかりと1つ1つ全力で向き合い、拓翔というヤンチャなキャラクターを追求しようと思っています。何股も?! かけるという恐ろしくヤンチャな拓翔ですが、現実では決して出来ないことを芝居だからこそ体験できるという事にどういう感情になるのか? など、今からとてもワクワクしています。演出家の根本さんは、見た目は小柄で可愛らしい方なのですが、内にとてつもないパワーと熱意を持っていらっしゃるので、とにかく台本が待ち遠しいです。おそらく女性だらけの舞台という事で、こちらも新しい世界観の舞台になるのではと思います。ドラマに引き続き舞台ができるという事で、自分の演技という部分が1つ1つしっかりレベルアップする事により、KAT-TUNにまた良い形で還元できるように、そして追い風を吹かせられるように、しっかりと努力し勉強し、真っ正面からぶつかりたいと思います!
2017年01月24日~人間力をつける・・・全ての根本は“俯瞰”にあり〜“人間力”をつける上で一番必要なことは、世の様々な出来事を“俯瞰して見る”ことです。例えば、父親を見る時、お父さんとしての部分だけで見るのではなく、一人の人間として観るのです。乳幼児のころから、青少年時代、その家庭環境、家族関係、才能、容姿容貌、成績、トラウマ、知識教養、仕事の内容、能力、経済力、生まれてこれまでの時代背景、喜怒哀楽の出来事、そして先祖代々の経験等々、それら全体を見知った上で、一人の必死で生き続けてきた人間として観れば、単純な愛憎のみで接することなく、大きな敬愛や同情心や慈悲の心や感謝の心で接することが出来るようになるのです。それが人間力の一つです。※美輪明宏公式サイト「美輪明宏 麗人だより」より
2016年12月02日自身の劇団「月刊、根本宗子」が注目を集めている劇作家・演出家の根本宗子が、本格的なプロデュース公演に進出する。『皆、シンデレラがやりたい。』と題して描くのは、アイドルの追っかけで結びついた3人の40代の女たちの生態と、そこに若い女が出現することによって起きる修羅。根本作品には初参加で、40代の女性のひとりを演じる劇団☆新感線の高田聖子は、この根本ならではの悲喜劇をどう演じるのか。高田と根本が語り合った。舞台『皆、シンデレラがやりたい。』チケット情報ずっと噂に聞いていながらなかなか足を運べず、去年初めて『超、今、出来る、精一杯』で根本作品に触れたという高田。「噂通り面白かったです。福原充則さんがプロレスを観てる感覚に近いとおっしゃってたんですけど、妙に納得するものがあって。終わって暗転した途端、みんなわーって高く手を挙げて拍手してるとか、演劇ではあまり見ない光景が広がってました」とその面白さを表現する。確かに、日常の切実さを笑いとエンターテインメントに昇華する作風が根本の真骨頂。今回のプロデュース公演でも、高田のほか猫背椿、新谷真弓が揃い、キャリアも実力もある女優陣によって、その昇華の見事さをたっぷり楽しめそうである。根本も言う。「今回の企画は、劇団ではあまり書くことのない年上の女性の話を書いてみないかという提案をいただいたのが始まりでした。何を振っても大丈夫という方々と一緒に、もっと緻密に、大人の芝居が作れるんじゃないかと、私自身も楽しみにしているんです」。大人の女性を描くにあたりアイドルの追っかけを題材にしたのは、「等身大の年上の女性は私以上に書ける人がいるので、私から見て危ないなって思うくらい(笑)、面白い人を書きたかったから」という根本。「自分たちがアイドルを支えているんだと結束している3人の女性の思いも、その結束が崩れたときの関係もすごく面白そうだなと。あと、この豪華な、それも普段は口数が少なそうな女優さん3人が、ずっとしゃべってるのが見てみたくて(笑)。女性特有の、人の話には一切興味なく自分の話しかしないっていう状況を作りたいなと思っているんです」。それに応えて高田も、「決して人の話を聞かないタイプではない3人が、人の話にかぶせるように話すっていうのが楽しそうですし。かわいかったり怖かったり、女の面白さを演じられれば」と期待を高める。もしかしたら、自分の痛いところをも突かれるかもしれない。が、だからこそ、この演劇は、現実のキツさを笑い飛ばす力になるはずだ。公演は2月16日(木)から26日(日)まで東京・本多劇場にて。チケットの一般発売は12月10日(土)午前10時より。チケットぴあでは現在、11月17日(木)午前11時までぴあ特別席(5列目まで)も対象の有料会員向けインターネット抽選先行「いち早プレリザーブ」を、11月21日(月)午前11時まで無料会員向けインターネット抽選先行「プレリザーブ」をそれぞれ受付中。取材・文:大内弓子
2016年11月16日月刊「根本宗子」を主宰する根本宗子がミュージシャンとコラボレーションする企画の第2弾として、4人組のロックバンド「おとぎ話」との『ねもしゅーのおとぎ話ファンファーレサーカス』が上演される。「おとぎ話」の楽曲が生演奏されるなか、趣里、蒼波純というふたりの若き女優をダブル主演に迎えて綴られるのは、まさにファンタジックな世界。小劇場でエンターテインメントを見せてくれる根本宗子が、今作で目論むものは?ねもしゅーのおとぎ話ファンファーレサーカス チケット情報第2弾のコラボ演劇を創作にするにあたって、根本がまず考えたのは、「せっかく『おとぎ話』というバンド名のミュージシャンと一緒にやるのだから、ちょっと飛んだ話をやろう」ということだった。そこでオファーしたのがふたりの女優。「おとぎ話」のPVにも出演している趣里と、根本が脚本と一部監督も務めた配信ドラマ『女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。』で主演した蒼波純である。そして、趣里におとぎ話のなかのサーカス団一の踊り子役を、蒼波にそのおとぎ話の本の世界に入っていく役を与えた。「作品も役柄もここ2、3年で振り幅が広がっている趣里ちゃんにおとぎ話の世界を引っ張っていってもらい、14歳にして鋭い観察眼を持っている純ちゃんに、その世界と闘ってもらいたいなと思ったんです。基本的にいつも私が書きたいと思っているのは人が対立する話。正義と正義が闘っている様を、これまでは、家やバイト先を舞台に書いてきたんですけど、今回はそれがおとぎ話の世界でおこるだけで、台詞のやりとりに込めるものは同じなんです(笑)」。趣里は、根本の作品の魅力を「描かれていることは緻密でリアリティがあるのに、舞台としての見せ方の完成度が高い」ところにあると語り、「踊り子として振り切った芝居をしながらも、相手とちゃんと会話したい」と意気込む。これが初舞台となる蒼波も、「ファンタジーなのに、現実にでもあるような会話があるところが好きです。台詞も歌も大変だけど楽しい」と意欲的だ。これまでも、舞台にはエンターテインメント性が必要と、リアルの中にもファンタジーを描いてきた根本。「私の作品はよく“リアル女子を切り取る”っていうふうに書かれるんですけど、これを観ればその評はちょっと違うことがわかってもらえるかなと。小劇場を観たことのない人、苦手な人にこそ、観てもらいたいです」。リアル女子の現場から飛び出し、ファンタジー世界を舞台に描く今作。根本演劇の面白さがあふれるはずだ。公演は2月11日(木・祝)から14日(日)まで東京・新宿FACEにて上演。チケット発売中。取材・文:大内弓子
2016年02月03日三省製薬株式会社福岡県の三省製薬株式会社は、トータルエイジングケアブランド『DERMED(デルメッド)』よりプレミアムシリーズを新発売。「シワ」「シミ」の根本原因に直接作用する「STミロバラン」「ピュールブランW」を配合している。2016年1月5日(火)より、同製品を気軽に楽しめるトライアルセットを1,200円(税込み)で販売中だ。50代からの肌のトラブル50代からの肌トラブルの代表格は、「コラーゲンの減少」や「ヒアルロン酸の減少」など。他にも、肌のターンオーバーは28日から大幅に伸び最大75日にもなってしまい、古い角質が排出されず、シミが肌に定着しやすくなってしまう。いずれも加齢が原因だ。これらの50代特有のトラブルを解決するため、デルメッド プレミアムシリーズは、トラブルの根本原因に直接作用する。「STミロバラン」と「ピュールブランW」「STミロバラン」は、コラーゲンを分解する「コラゲナーゼ」の活動を弱め、ヒアルロン酸を分解する「ヒアルロニダーゼ」の活動も弱める。また、「ピュールブランW」は、メラニン生産量を抑制、メラニン生成のスタートとなる合成そのものを阻止することもわかっている。3ステップで本格エイジングケア!デルメッド プレミアムシリーズのスキンケアは3ステップ。成分の浸透を高める化粧水とさらにその成分を奥まで浸透させる乳液状美容液、外部からの刺激や紫外線をブロックする化粧下地で完成だ。ターゲットを絞った本格エイジングケア、トライアルセットで試してみてはいかが。(画像はプレスリリースより)【参考】・“エイジングの分岐点”50代からの二大お悩み「シワ」「シミ」を同時に本格ケア 『DERMED(デルメッド)』プレミアムシリーズを気軽に試せるトライアルセット2016年1月5日(火)発売
2016年01月08日7月14日(火)放送の「踊る!さんま御殿!!ママだらけ SP」(日本テレビ)に、15年ぶりの出演となった岡江久美子や出産間近の藤本美貴らママタレントたちとともに、「Miss TGC 2014 特別審査員賞」を受賞した人気モデルでシングルマザーの結子が初登場。司会の明石家さんまにイジラれ倒されていることが分かった。幸せいっぱいのママも、バツありママも、溜まりに溜まった夫への不満や育児への本音をぶっちゃける今回。唯一のパパである、さんまさんが1人で応戦するも、さすが母は強し!果たして、ママたちの本音トークは収拾がつくのか、否か…。15年ぶりに「さんま御殿」に登場したベテラン女優・岡江さんは、娘・大和田美帆の結婚式でウソ泣き!?プレゼントに対してボロクソの感想を述べたことをぶっちゃけ、さんまさんも唖然。次々と明らかになる岡江さんの知られざる裏の顔に、「この女はアカンわ…」とお手上げに!?また、バツイチ女優の菊池麻衣子は、かつて「さんま御殿」で共演した俳優Sに突然のマジ告白。その意外すぎるお相手にスタジオは騒然となるも、「優しいパパになるぞ!」と、さんまさんからは後押しも。菊池さんがラブコールを送る相手とは、いったい誰!?そして、第2子を出産間近の藤本美貴もふっくらしたお腹を抱えて登場。バッグだけで合計1千万超え、朝からメイクは完璧という驚くべき世田谷ママ事情を、田中律子とともに明かしていく。さらに、地上波ゴールデンのバラエティに初出演となった結子さんは、周りに“パーリーピーポー”が多いせいで、娘によからぬ影響が出ていると悩みを打ち明ける。21歳で帰国子女、人気モデルにしてバツイチギャルママという、いろいろ規格外の彼女をさんまさんがイジリ倒すことに!?このほか、青木さやか、黒田知永子、スザンヌ、田丸麻紀、根本美緒、MALIA、村上知子が登場。ママたちの本音だらけトークに、ぜひ注目してみて。「踊る!さんま御殿!! ママだらけSP」は7月14日(火)19:56より日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月14日2014年のMISS TOKYO GIRLS COLLECTIONでグランプリを受賞した池沢美緒ちゃんがGODMake.に登場!色白で透明感のある美緒ちゃんは、初めて会った人も魅了してしまうような透き通るようなお肌がポイント!メイクをナチュラルに仕上げているので、ファッションは目に付くような可愛さを狙うよ♪メイクのコツ・ポイントジェル化粧水を混ぜた物を使用。SPF50なのに、うるおうウォーターベース処方のジェル状UVなので、ベタつかずみずみずしいテクスチャーで肌にやさしい感触に。アイラインは短く引き、あまり強調しないようにナチュラルに。アイシャドウは薄めの色でくすみを無くす程度にさっと塗る程度でOK!色が少ない分、ラメを少し入れる事で伏し目も綺麗に見え、光の反射で目元も明るく見えるよ。青みピンクのチークで透明感を出す。高めに位置に入れる事で、明るく好印象なイメージに!オレンジリップで艶を出す。このメイク動画のノーカット版と使用コスメ詳細を見る
2015年06月30日シンガーソングライターの安本美緒が、初のホールでのワンマンライブ「明日が聴こえる」を5月16日、東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催。ギター、キーボード、パーカッション、チェロによるバンド編成で行い、新たなアレンジで生まれ変わった楽曲の数々に観客は大興奮だった。【チケット情報はこちら】昨年リリースした初のミニアルバム『明日が聴こえる』に収録のポップナンバー『朝陽の方へ』でライブはスタート。長い髪をポニーテールにまとめあげて登場した彼女は、満面の笑顔で元気いっぱいに歌い上げた。この日のために書き下ろしたという新曲も次々と登場。爽やかなポップチューン『Free Bird』では前向きなメッセージを力強く歌い、アコースティック・ギターとキーボードの演奏でしっとりと聴かせた『遠く離れていても』では感謝の気持ちを真摯に歌い上げた。また、“ホールライブ発表から開催までの宝物のような8か月で生まれた曲”という『さよなら ありがとう』では会場に感動が広がった。シンガーソングライターとして初めて作曲した思い出のナンバー『Atom』や、『明日、新しいわたしに。』、『夢はまだ生きている』などお馴染みのナンバーも披露。さらに、“自分が尊敬してやまない曲を歌う”という恒例のカヴァーコーナーもあり、さだまさしの『片恋』では、歌詞をかみしめるように目をつむりながら歌い、薬師丸ひろ子の『うたかた』は心を込めて熱唱した。もともとはプロのダンサーとして活動していた彼女が音楽の素晴らしさを目の当たりにし、自分が表現したいことは自分にしか書けない歌詞とメロディー、自分にしかない声で想いを伝える歌にあると気づきシンガーソングライターとなった。最後の曲『おやすみなさい』ではバンドメンバーを見送り、譜面も読めない、楽器も弾けなかったがこの日、これまでとこれからの自身の想いと覚悟を届けるためにたった一人でキーボードによる弾き語りを初披露した。安本美緒は、7月17日(金)に地元・神奈川のYokohama O-SITEで行われるイベント「ジャムスタンマジックpresents『MAGIC OF MUSIC~友の宴~』」に出演する。チケット発売中。取材・文:門 宏
2015年06月11日昨年エイベックスからメジャー・デビューを果たしたシンガー・ソングライターの大森靖子と、演劇界の外部からも注目を浴びる劇作家/演出家の根本宗子。以前から互いの作品のファンだったという両者によるタッグが舞台『夏果て幸せの果て』で実現する。大森は音楽を担当するのみならず、俳優としても舞台にあがり、弾き語りも披露する予定だという。大森靖子×根本宗子『夏果て幸せの果て』チケット情報根本「タイトルの通り、大森さんの<夏果て>という曲に触発されて脚本を書きました。<夏果て>は監禁殺人事件が歌詞の題材なので、怖いとか暗いというイメージを持つ人が多いと思うんですけど、そこでどれだけ幸せなものを観せられるかを考えています。被害者が監禁されているという意識がないような物語にしたいですね」劇中では鳥肌実演じる怪しげな中年男性が、城川もね演じる女子高校生を監禁している、という設定だ。ふたりの奇妙でいびつな関係性が作品のひとつの肝となる。大森「<夏果て>は、実際にあった残酷な事件を歪ませて少し幸せにするっていう感覚で書いたんです。そもそも、辛い現実をちょっと浮かせてマシにするのが音楽の役割だと思っているので。<夏果て>も暗い曲だけど、現実にあった事件よりは明るいんですよ。その辺はもう、鳥肌(実)さんの幸せそうな感じを見て完璧だって思いましたね(笑)」舞台には現実の大森靖子と妄想の中の大森靖子が登場。それぞれを根本、大森が演じる。舞台は大森の部屋とコンビニエンスストア。東京芸術劇場に、虚実入り混じった空想世界が現出することとなりそうだ。これは、普段演劇を観ない層にとっても新鮮な体験をもたらす作品だろう。大森「私のファンって、“どうしよう?拍手、していいのかなあ?”みたいな状況には慣れっこなはずなので、その“どうしよう?”を楽しんで欲しいですね。で、素直に色んなことにびっくりしたり引いたり笑ったりしてくれたらいいと思います」根本「私は自分の劇団公演が終わった約2週間後に本番があるんです。そんな短期間で長編を2本続けてやるって聞いたことがないし、2本目を2週間の稽古でやるっていうのも珍しい。で、どちらもその時々で自分の中で浄化したいと思っていることを書いていて、ある意味、ドキュメンタリーみたいになっている。だから、2本続けて観た人には何か特別に感じてもらえるものがあると思います」公演は6月3日(水)から9日(火)まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演。チケット発売中。取材・文:土佐有明
2015年05月26日シンガーソングライターの安本美緒が、ぴあのインタビューに答えた。【チケット情報はこちら】昨年の9月にリリースした初のミニアルバム『明日が聴こえる』について聞いてみた。「制作していく中で、私の中の曖昧な部分がなくなって、自分の意思の強さに気づけた作品ですね。先にリリースしていた『おやすみなさい』以外は昨年1月のライブが終わった後に制作を開始したのですが、タイトルが閃いたのは全ての楽曲が出揃った後で、こういう出来上がりは良い意味で想像していませんでした。自分で言うのもおこがましいですが、成長を感じていただけると思います」と振り返った。聴いた人が明日も頑張ろうと思えるような曲を作りたい、というのはこれまで彼女のインタビューで繰り返し語られた言葉だが、その想いを受け止める、という事は非常にパワーのいる作業だ。それでもこの作品では彼女がその想いを受け止めるという事を決めたような、力強さ、意思の強さが詰まっている。彼女は「ファンの皆さんにはライブでも音源でも、どんな気持ちでも投げてくれて構わないよ、と思っています。それを全て包み込んで、良い形で返すという事が、私の表現だと思っているので、これからも是非期待してほしいですね」とファンへの想いを口にした。「収録された曲全てが同じレベルに達するのが、ミニアルバムのテーマのひとつだった」と回想するほど、粒ぞろいの楽曲が揃うが、中でも思い入れの深い1曲を選ぶとすると、という質問に彼女は「『おやすみなさい』と『レイ~受け継ぐ命~』は比較的短い期間でできた曲なのですが、逆に1曲目の『Atom』は時間がかかった曲ですね。私が1番最初に作曲した楽曲で一番歴史があって愛着があったので」と説明。どういった点が時間がかかったのか聞くと、「『Atom』というタイトルは、誰もが立ち止まってしまう時に、もう一度歩き出すのは誰かの後押しだったりするけど、本当は元々自分の中にある本当に小さな勇気や涙が後押ししてくれてるんじゃいないかと気づいて、この曲を書いたんです。なので、これ以上小さなものはない、すべてのはじまりという意味のタイトルをつけたくて、原子記号からつけたんですね。だからそのタイトルに負けないように、もう一度歌詞ときちんと向き合ってみようと何度も推敲しました。昨年のワンマンでは1曲目に古いバージョンで、最後に歌詞を書き改めたバージョンで披露したのですが、そういう意味で、この曲は私の覚悟が一番良く分かる楽曲になっていると思います」と語った。5月16日(土)に開催される次回のワンマンについて話を聞くと「初めての指定席での公演なので、プレッシャーも感じつつ、念願だったので感無量です。今の私には大きな目標なので、5月までにしっかりと音楽を磨いて準備をしていきたいです。そのひとつのゴールを、ぜひ見届けてほしい。今回の作品でもそうですが、昔を知っている方が“安本美緒でもこんな挑戦をしたのだから、自分も頑張ろう”と思える、そんなライブになれば良いなと思います。もちろん、私のライブを見た事ない方も、満足できるようなライブにしたいですね。」と力強く語った。
2015年02月09日女性シンガーソングライターの安本美緒が9月5日、南青山MANDALA(東京都)で“ワンマンライブ 2014『I will』”を開催。メッセージを込めた前向きなナンバーから、やさしく包み込むようなバラードまでたっぷりと歌い上げ、観客を魅了した。今年1月に同会場でワンマンライブ“Maybe Tomorrow”を行い、大成功を収めた彼女。今回は、「自分で道を切り開こう」という強い想いを込めて“I will”と名付け、ギター、パーカッション、ピアノというバンド編成で行った。彼女が初めて作曲したというポップナンバー『Atom』でライブはスタート。全身でリズムを取りながら満面の笑顔で歌い、観客は手拍子で応える。そのまま4thシングル『Life』へと続き、和やかな雰囲気が会場に広がった。この日は、彼女にとって初めてのミニアルバム『明日が聴こえる』を会場で先行販売するという特別な日。本作に収録の『明日、新しいわたしに。』や『朝陽の方へ』、『夢はまだ生きている』などを披露。さらに、このライブのために書き下ろしたという新曲『星になる前に』も披露。「誰かのためだけではなく、あなたのための世界が必ずあるんだよ」というメッセージを力強く熱唱し、会場に感動が広がった。他にも、彼女の親友が書いたエッセイに曲を付けたという『Late Summer』や、ピアノ伴奏による『ありがとうを君に』、『きっとそれだけ』などラブバラードをしっとりと歌い上げた。さだまさしの『予約席』や、薬師丸ひろ子の『僕の宝物』などカバーも披露し、彼女の美しい歌声に観客はじっと聴き入っていた。ライブ終盤「私にとって一生忘れられないライブになりました」と挨拶すると、ミニアルバムでもラストを飾っている曲『レイ~受け継ぐ命~』で本編を締めくくった。そしてアンコールを受けて登場した彼女は、来年5月にワンマンコンサートを行うことを発表。「会場が広くなりますので、私もひと回りもふた回りも大きくなって臨みたいと思います。みなさんとまた一緒に、素敵な時間を過ごせたらうれしいです」と意気込みを語った。ラストの曲は、「わたしの中にもみなさんの中にもある、ほんの小さな希望や、勇気、やさしさ、すべての始まりのきっかけとなるものを持っていることを忘れないでいられる道標になれば」という想いを込めて書き改めたという、新しく生まれ変わった『Atom』を披露。ここからまた新しい一歩を踏み出すという決意を示した。いまの想いを詰め込んだ新曲からこれまで歌い続けてきたお馴染みのナンバーまで、着飾らない気持ちを届けた彼女。着実に成長してきた姿を披露するとともに、ファンとの絆を一層深めたステージになった。安本美緒、次回のコンサートは、2015年5月16日(土)に東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催される。取材・文:門 宏■安本美緒ミニアルバム『明日が聴こえる』ライブ会場・amazonで発売中/2,000円+税
2014年10月08日